安部菜々「ちょっとえっちなウサミンボイス」
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7: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/07/14(金) 02:31:20.50 ID:Vq3CUo2i0
「今思うとすごく下手な演技だったんじゃないかと思いますけど…とっても恥ずかしいことをたくさん言ったはずのに…それでもプロデューサーさんの気分を盛り上げられなかったなんて…。あ、やっ、こ、興奮したって言われても…それはそれで困っちゃうんですけどねっ!」

「あー、その………」


菜々さんの声に似ているというだけで、気分だけじゃなく他にもイロイロ盛り上がりましたけど…なんて流石に言えるわけも無く。
それでも、気落ちしているように見える彼女をどうにか鼓舞したいという謎の義務感が湧いてしまう。


「音質がね、悪かったんですよ」


そうやって論点をずらしたのは悪手か妙手か。


「あれはたぶんモノラル録音をただ左右に振っただけですよね。だ、だから音声に立体感がなくて…せっかくの菜々さんの可愛い声が全然活かせてなかったと思います」

「ぁ……そ、そーなんですか……」

「最近の録音機器はすごいんですよ? ヘッドフォンで聞くとまるで本当に耳元で囁かれてるみたいで………な、菜々さん……?」


菜々さんが少しずつ距離を縮めてきているのに気が付いた。
潤んだ瞳のあまりの綺麗さに胸を打たれて…思わず一歩後退ると、そこにはデスクチェア。
とにかく彼女の瞳から距離を取ろうと座り込んでも接近は止まらなくて。


「じゃあ…こうすれば…」


頬が触れ合うくらいに菜々さんが近づくと、湿度のある呼気に耳たぶが撫でられる。
呼吸が止まって全神経が聴覚に集中していた。


「コーフン…してもらえますかぁ…? ふ〜〜っ」


艶のある囁きとその後の吐息で脳みそがグズグズに溶かされたようで、おそらくは聞くに堪えない悲鳴みたいな喘ぎ声を情けなく漏らしていた。

彼女のその行為は、解放感からテンションが上がっていた末の、ちょっとした茶目っ気だったのだと思う。
なればこそ、僕があっけなくそこまで蕩けたのは彼女にとっても予想外で、だから一瞬だけ驚いた表情をしたのだろう。
でもその後…


「あはぁ……♪」


これまで一度だって見たことのない、慈愛と嗜虐に満ちた菜々さんの笑み。
僕を値踏みするように目を細め、チロリとのぞく赤い舌で唇を潤している様は率直に言って性的で、これが本当に僕の知っているあのウサミンなのか分からなくなってしまう。


「ナナの…イケナイスイッチが入っちゃいそうです…」



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