986: ◆MQKemQ7EZz9R[saga]
2019/08/04(日) 20:24:27.58 ID:uyjQs26k0
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「暑い日のそうめんって良いよねぇ〜、ちゅるんとした食感とひんやりが合わさって最強?みたいな」
「言わんとしてることは何となくわかりますね」
「喜んでもらえるならウチも持って来た甲斐があったってもんや、親戚から沢山贈られてきたから食べきれんなぁ思っとたんや」
「流しそうめんに必要な竹は海未が家から持って来てくれたのよね」
「ええ、ことりにも手伝ってもらって物置から久しぶりに取り出しました」
「わざわざ悪いわね、組み立てる前のコレを背負ってウチの別荘まで来るのも大変だったでしょ?」
「いえ、良い体力作りになりますし」キリッ
「そ、そう…ならいいんだけど」
「さっ!そろそろお片付けしましょうか!まずは麺がなくなったこの水桶ね、重いから慎重に運ぶわよ?」
「あいよ〜!にこっち達はそっち側持ってな〜、あっ真姫ちゃんは海未ちゃんの側を持って」
「ふんっ―――ぬぐぐ、お水がたぷたぷに入ってると重いねこれ!」
「あっ、ちょっと!待ちなさいって穂乃果、力抜いて!それでは力の偏りが―――お、桶がひっくり返」
バッシャァァァァン!!
<キャー!?
<ウワァァァァ
<つ、つめたい!?
<フニャー、身体中びしょ濡れにゃぁぁ
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「へっくちん!…うぅ…みんな練習着から着替えてなかったのが幸いだったね」
「穂乃果〜…アンタねぇ一人だけ力んで桶がひっくり返るって思わなかったのかしらぁ〜〜?」ズイッ
「うっ、ご、ごめんなさい…」シュン
「ま、まぁまぁ、にこちゃんも一旦落ち着こうよ?花陽ちゃんの言う通り、濡れたのは練習着だけだから、ね?」
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