【悪魔のリドル】兎角「一線を越える、ということ」
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49:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 00:04:27.34 ID:xiHy4lmiO
「あっ、があああああっ……!」
「っ、く、あ、あああああああっ……!」
次の瞬間兎角と千足の体に感じたこともないほどの刺激が流れた。
二人は今までに出したこともないような嬌声を上げ、体を大きくしならせる。腰を浮かせ、足を伸ばし、背を反り、頭を振る。
晴と柩はそんな二人の様子を狂気にも似た笑みを浮かべながら見つめていた。
バイブの振動自体は単調であったが、散々じらされた二人の体には充分であった。
膣奥近くでの振動は全身の神経を目覚めさせる。手の足の指先にまで快楽がいきわたり、目の奥で白い光がちかちかとする。神経網はすべて快楽の電気信号を最優先に通している。体はあますことなくこの快楽を楽しんでいた。
兎角が快楽に思わず背を反らし腰を浮かせるとそれに連動して千足側のバイブの角度が変わり刺激に変化が生まれた。それに千足が反応すれば今度は兎角の側に刺激が送られる。
溜まりに溜まった二人の性感は崩壊したダムのように溢れ出て二人を打つ。
そんな二人を見て晴と柩もまた最上級の興奮の中にいた。
「ああっ、千足さん、いいですよ!もっと気持ちよくなってください!」
柩がローションを手に取り千足の胸を強く揉む。豊満な乳房がいびつにゆがむがそれも快楽にしかならない。
「んあああああっ!!!」
獣のような咆哮を上げる千足。しかしそれを気にする者はいない。全員が皆同じくらい興奮していたからだ。
柩が千足の全身をもてあそぶさなか、晴もまた兎角の胸を責め、舌を絡めていた。
「ん……んぁ、兎角さん……」
「ん、は、はる……」
全身が性感帯となっていた兎角であったが、それでもキスの快感は別物であった。
ざらざらとした舌が絡み合うたびに脳の奥がじんじんと痺れる。意識は今にも飛びそうであったが、兎角はそれをどうにか耐え晴の舌を追っていた。
兎角は再度『来る』と思った。映画館の時も感じた『自分が今まで感じたことのないほど大きな絶頂』が来る感覚である。
しかも映画館の時よりもはるかに大きい。
しかしここでふと晴が唇を離した。
兎角の頭に悪い予感がよぎる。またもじらされるのかと恐怖した兎角であったが、どうやら今回は少し様子が違うようであった。
気付けば晴は今にも泣きだしそうな顔をしている。
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