54:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:34:40.93 ID:AQjaemd70
――12月16日
育「おはようございます、Pさん! ねぇ、今日は何の日か覚えてるよね?」
P「もちろん。お誕生日おめでとう、育。――はい、これ。プレゼントだよ。開けてみて」
育「――わぁっ、お仕事バッグだ! すごい、猫さんの刺繍が入ってる! かわいい〜!」
P「前に書類が入るような大人のバッグが欲しいって言ってたよね。ちゃんとリクエストにお答えしましたよ」
育「ありがとうPさん! ……でもこのバッグ、いつもPさんが使ってるのと結構違うよね。刺繍はかわいいけど、ちょっと子供っぽいような」
P「そうかなぁ。だってそのバッグ、私も同じの持ってるよ? ほら」
育「ええっ!? いつものバッグはどうしちゃったの?」
P「大分くたびれてきてたから、育のプレゼントを探すついでに新しいのに買い換えようと思って。気に入ったからお揃いにしちゃった」
育「でもPさん、はずかしくないの? だっていつもの真っ黒のバッグの方が大人っぽいのに…」
P「こうやって自分の好きなものをワンポイントであしらうのも大人の嗜みなの。一つ大人になった育ならこのこだわりをわかってくれると思ったんだけどなぁ」
育「おとなのたしなみ……そうなんだ。そっか、風花さんも猫大好きだもんね」
P「そうそう。まあ私とお揃いがお気に召さないなら、プロデューサーの仕事では使わないようにするけど…」
育「ううん、おそろいでだいじょうぶ! わたし、いつかこのバッグが似合うような素敵な女の人になるからね!」
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