【ミリマスR-18】満月の夜、狼と化した横山奈緒に襲われる話
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4:満月に目覚めた狼 3 ◆yHhcvqAd4.[sage]
2020/10/08(木) 17:44:41.82 ID:CXB6n4GJ0
「なんぼ腹ペコでも、ホンマに食うわけ無いやないですか……下のお口でちょっと頂くだけですよ。最近、ご無沙汰やったし……あっ……! あかん、擦れただけで気持ちええ……頭おかしなってまう……」
  
 奈緒が下腹部を擦りつけてきた。首筋にかかった溜息には熱と湿気がこもっている。布地越しに互いの腰が擦れる度、首のチョーカーとブラウスにあしらわれた薔薇から垂れ下がった三日月のアクセサリーが揺れ、月明かりを反射して薄闇にきらめいた。

 獲物の輪郭を確かめるかのように、オオカミの舌があちこちを這い回る。温かくぬめぬめした器官が素肌に触れると意識がそこへ集中してしまい、ゾクゾクとした寒気にも似た何かが背中を駆ける。耳にかじりつかれ、顎の下をなぞられ、口の中まで蹂躙されているのに、抑えつけられたままの両腕は相変わらず動かせない。屈辱、恥辱と、目の前の体を抱きしめられない切なさが胸中に流れ込んでくる。ただでさえはねのけられないのに、体のあちこちに加えられる、舌と歯による攻撃が精神をかき乱して、筋肉に力をこめることもままならなかった。

「ふっ……ふぅ……なんや、ボーっとしてきよる……」

 オオカミは器用にも口だけでシャツのボタンを外していく。布地を食い破ろうとしないのは、まだ残る理性なのだろうか。鎖骨の辺りまで剥きだしになった肌に、さらさらしたマシュマロのような頬が押し付けられる。頬ずりから直接伝わってくる体温ははっきりとした熱を持っていた。奈緒を顔を上げると、淫らに潤むその瞳で、熱を視線に乗せて注ぎ込んでくる。触られてもいないのに、腰に疼きを感じ始めていた。

「ん……はふっ……はふ……」

 いつしか奈緒は言葉少なになり、微かに囁かれた「好きです」という一言を最後に、ヒトの言語を発しなくなってしまった。あの底抜けに明るい声が紡ぎ出す言葉がこの小屋の中の空気をにぎやかに高めることはなく、情欲と興奮にまみれた吐息ばかりが色香と共に空間を満たし始めていた。所有権の主張のつもりなのか、部分的に引きずりだされた俺の素肌はあちこちがオオカミの唾液まみれだ。そんなケモノの思惑通りになってしまったのか、抵抗しようという意思が徐々に制圧されていく。
 体表面への刺激は、皮肉なぐらいに俺のオスを呼び覚ましていた。ズボンの中が窮屈で仕方がない。肌を重ねる関係の相手が二人きりで目の前にいるのでは遅かれ早かれこうなっていただろうが、興奮の昂りよりも、恥ずかしさが強かった。捕食者はその感情を読み取っていたのか、恥じ入る俺を見ては満足げに目を細めてニヤついていた。

 拘束が解かれた。だが、自由に動かせるようになったはずの両腕には重い痺れが残っていて、思うようには動かせない。その間にもオオカミの手が、獲物の性器を拘束から解放しようとファスナーを下ろし、隙間へ突っ込まれてくる。空気の中へさらけ出されたそれにはもうめいっぱい血液が流れ込んでおり、まぐわいの準備ができていると自ら分泌した粘液で主張している。硬くなっていることを手で数往復擦って確かめてから、オオカミは口の中へ獲物を招き入れた。

 れろ、じゅる、ちゅる……ずずずっ……

 ねっとりとぬめった穴の中で、分泌していたカウパー氏腺液は一滴残らず吸い出された。後から湧き出てくる分も、湧いた先から唾液ごとすすられ、若い娘の姿をした獣に飲み下されていく。柄をしっかりと握りしめられながら、先端の粘膜を、唇の内側の粘膜で隙間無く責められる。傘の裏側を舌先でなぞられて腰が浮いた。裏筋いn吸い付かれて思わず喉から声が漏れると、薄暗い部屋の中で鈍く光る瞳が、俺を睨みつけた。「獲物は黙っていろ」ということか……?
 濃い射精を促すかのように、サラサラした生地の手袋を纏った掌が睾丸を捏ねる。サイドテールの髪を揺らしながら、情熱的というよりも野性的な、勢いに任せたフェラチオが続いた。発情した動物の呼吸になって、奈緒は亀頭の表面で舌を暴れさせている。いつもする時のような丁寧な愛撫ではない貪るようなそれが叩きつけてくるものは、肉体的な刺激よりからくる気持ちよさよりも、精神を著しく昂らせる興奮だった。
 匂い立つ色香にあてられ疼いていた白いマグマが、地表を目指して上ってくる。絶頂の兆候を悟ったオオカミが口角を上げた。早くよこせ、とでも言わんばかりに、性器を咥えこんで吸い付いてくる。流れを止める堰が崩されるのはあっという間だった。

「あ、奈緒……ん、っ……!!」
「!! お、おぉ……んぐ……」

 腰を抱え込まれて逃げることもできず、噴きあがった絶頂は捕食者に残らず差し出すことになった。直接流れ込むザーメンが、喉を鳴らしてごくごくと飲み下されていく。尿道を駆けあがる吐精の悦楽を隠しきることはできず、息に混じって声が出てしまったが、オオカミがそれを咎めることは無かった。


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