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やる夫・シッダールタが目覚めた人になるようです -
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1 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:19:22.44 ID:mdvhxUco
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.; ;ヾ ; ;ゞ ;
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; ;ゞ ;" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" ゛;"; ゞ:. ゛
" ;ヾヾ ; ; ヾ ;ゞゞ; ;ゞ ;" "ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ.;;.ッ ィ゛
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "
:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ ` `
:;;; ;;;;.....:::/ `
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:::: ;;;..;.ii:i| \ `ー'´ / `
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
―― 短編連作 『 やる夫・シッダールタが 目覚めた人になるようです 』 ――
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
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]: ID:???
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どけ、馬鹿ども @ 2025/04/08(火) 17:50:19.05 ID:ZpOcDfR4O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1744102218/
=^・ω・^= ぬこ神社 Part127《ぬこみくじ・猫育成ゲーム》 @ 2025/04/08(火) 15:05:35.64 ID:ORnLfiWxO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1744092335/
”巨大”とは感動である @ 2025/04/08(火) 01:19:24.07 ID:lXIr96Fs0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1744042763/
イキスギ龍戦隊 トコロテンリュウチャーン @ 2025/04/07(月) 23:14:15.12 ID:Wirs8NLuo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1744035254/
ブラックホールを利用したスイングバイですか @ 2025/04/07(月) 22:24:09.84 ID:cNeF3kS2o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1744032249/
>>2
-
>>1000
←こいつらバカ @ 2025/04/07(月) 17:56:14.63 ID:EPGMr7I0O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1744016174/
存在しないA雑の1コマbot @ 2025/04/07(月) 15:38:34.09 ID:ftcC9QE7o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1744007913/
【安価】タイトルからあらすじを想像して架空の1クールアニメを作る 2025春 @ 2025/04/06(日) 18:59:59.85 ID:j7qPgZ470
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1743933599/
2 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:20:54.51 ID:mdvhxUco
以前までのお話はこちらに。
http://snudge.blog38.fc2.com/blog-entry-486.html
本日00:30ごろから4話(解説除く)を投下させて頂きます。
3 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:32:10.86 ID:mdvhxUco
それでは、これより4話を投下させて頂きます。
4 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/01(土) 00:32:23.28 ID:xi7AamU0
wktk
5 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:32:46.97 ID:mdvhxUco
━━[ 物語を始める前に ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
紀元前のインドで、やる夫が「目覚めた人」と呼ばれるまでの過程をざっくりと描く短編です。
この作品の内容はおもに、真宗大谷派宗務所出版部「大乗の仏道――仏教概要――」に準拠しています。
底本そのものは教師(=専門の僧侶)養成のための教科書ですので、定説は十分に記述されておりますが、
物語としての面白さや分かりやすさを優先し、趣旨を歪めない程度に省略した部分が多く存在します。
また筆者も僧籍こそあれ、釈迦について詳細な研究をしたと言えるほどの知識はありません。
指摘や補足などがあれば歓迎です。
議論も構いませんが、行われる際は「宗論は どちらが負けても 釈迦の恥」といった諺にあります通り、
論点を明確に、釈迦の顔に泥を塗らない程度の節度と慎みを持ってお願いします。
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ /:::、::::::、::::::、::::/::::jL、
| ( ●)(● ちなみに俺たちは補足解説を担当する。 /:::/::/\:::\:::辻-く仁、
| (__人__) i::::i::/__ ` ー ミ _∧ ニ/{
. | ノ やらない夫と…… l::::レ.ァニ、ヽ ィニ、ヘ_ノレ'
| ∩ ノ ⊃ ゙:」 ´込ソ . 込ソ i::/
/ ./ _ノ カナなのかしらー! /∧  ̄ r==┐ ̄ ∧ヽ
(. \ / ./_ノ │ , --、 {!`ーヽ. 、___ノ メー' i}、
\ “ /___| | / ̄>-、」::_:_:_-:i>┬<!:-:_:_:_:」i
. \/ ___ / / / / ト、7∠イ::i⌒i:::iヽ:ニ:ニ:ノ\
_ヽ ´/、 __ニ」:::! ゚ i:::l〉=:、. .ヽ \
\___\ ノ/r=_ _「i::! ゚ i:/{!三:`ー' i ,, l
/z{::::\ /::Y <<. 、ニr=_ノ .::i.:/ /
・まとめサイト
「それにつけても金のほしさよ」 (
http://snudge.blog38.fc2.com/blog-entry-486.html
)
神速で名高い、それ金さまにまとめて頂けました。心よりの感謝を。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
6 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:33:17.75 ID:mdvhxUco
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.; ;ヾ ; ;ゞ ;
ゞ:ヾヾ.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ` `
,,ヾ ;";ヾ; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ "ゞ;ゞ `
; ;ゞ ;" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" ゛;"; ゞ:. ゛
" ;ヾヾ ; ; ヾ ;ゞゞ; ;ゞ ;" "ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ.;;.ッ ィ゛
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "
:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ ` `
:;;; ;;;;.....:::/ `
;....;;;: :;i;..ii| ` ` `
:::: ;;;..;.ii:i| ` ` ____ `
::..;;;.::.. :ii| ` /⌒ ⌒\ `
:::.::;.; .:i;:iii| ` /( ー) (ー) \
:;;.:. ..;;.ii;i| /::::::⌒(__人__)⌒::::: \` `
;....;;;: :;i;..ii| ` ` | |r┬-| |
:::: ;;;..;.ii:i| \ `ー'´ / `
::..;;;.::.. :ii| r´、___∩∩__, / ` `
:::.::;.; .:i;:iii| ` \__ ´人 ` _ノ
:;;.:. ..;;.ii;i| ` ` |  ̄  ̄ | `
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
―― 短編連作 『 やる夫・シッダールタが 目覚めた人になるようです 』 ――
「 第四話 三昧 」
.
7 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:34:41.35 ID:mdvhxUco
北インドのネパール国境周辺(現在)、カピラヴァストゥにて――
【ネパール(現在)】
ー-、
\__,-、
) ○
(_ カピラヴァストゥ
ヽ__
,-、-、ヽ
,、`--' / 【インド(現在)】 ,、 /ヽ
ヽ ̄ ̄ / `'`ー' \
\ i~ゝ ( j
`ー‐' | /
| 「`'
| /
〉 /
| _,-'
. | /`'
| /
| 、-'`'
| /
ヽ ( ,-、
\ /⌒` / ヽ
`ー―' { |
ヽ_ノ
.
8 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:35:14.26 ID:mdvhxUco
農耕を営む小さな部族、シャーキャ族(釈迦族)
ψ
,.}{.、
,.:'ナホヤ:、
/´ ̄  ̄`:ヽ.
j| / :.\ j|
. f .`i / :::::.`i f .`i
_}Ii.I{ | _________..:::::::::::| ,}I!I:{
下了 ,人 ノ:い,.:ォ''緜;;絲;;絲;;綿`ぇy'.八. 人. 下了
| :| }I i{ |i / _;:Yf,,.-−―――−- ,iY_.::ヽ. ,l|. }i I{ | :|
! ::!. |:| .iHh lれ|∩l|:┌三三三三三┐:|l∩|iう:l frti. ! :| | . ::|
{-‐-} |::! l ̄├三三||: | |';';';';';_;;_';';';';';| | :||三三┤ ̄:i |.:l .{-‐-}
. | ::l {‐ } lr‐i | |f⌒i l|: | l';':'父乂父、';l | :|lf⌒i | | r‐i:| {‐::} .! :::l
| :::|. | :l || |.| l| .l:||: | |i'乂:ri‐i:i:乂'i| | :||| .l:l | l l:l i :| | :::|
. ├−┤ j,.. :! .l ニ. ! !;:三:;l|: | ll;王;lエエl;王;ll | :|l;:三 :! !. ニ.:l j :!. ├:‐::┤
| ::| | ::! .|r‐i | lf⌒i ||: | |l:干:ri‐i:i:干:l| | :||f⌒i l | r‐i:| | :| | .:::|
_| :::|_.l ..;:| __,l|__l | ||_.l:l|, ニ;l;王;lエエl;王;l;ニ ;|l|_.l:| | |__|:!__,l .;;r!';ミ;ヾ;'ゝヾ|_
. i 「  ̄,r;';';,、― ―i―i―i―i―i―l.-l--l--l--l--l--l.-l―i―i―i―i―i―i fバヾ';;:゛ヾ;,ヾ
l.「 f;';'';ゞ';ヾ;:ヾ.,i ̄i ̄i ̄i ̄i ̄i ̄l.~| ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l~.i ̄i ̄i ̄i ̄i ̄i ̄i,ノヾ';ゝ;'::;;ゞ ';:;ゞ
r'ゞ;;ヾ;';;ソ;ィ;';ゞ'::┴:┴;┴;┴;┴:┴‐;;:┴;┴:┴;┴;┴:': :┴;┴;┴:┴:┴‐':.ヾ''ゞ:;ヾ;:/';ツ゛
_.: ;__.:.`_,刈',::_;::.;_::: ;_:::,,;';;';'''゛ ..::,;';;:''.:: !. ! ::.゛';;,::.. ヾ';`';,,.::._:;:_.::;.:_;,_;:_j;l!i_;:_::.:_
.,::;:::. ,::::::::::::;;:::....., ,:;';;: '''゛ .:::;;'';:'゛.::: |: | :::::..゛';',;::.. ヾ':;';;:,.、:::...... ::,..:::::,:;::::::;..::
.
9 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:35:41.48 ID:mdvhxUco
その王子、やる夫は――
____
―― [] ] / 三\
| l ̄ | | . 三 \ 三/
|_| 匚. | 三 . ( ○) (○)'
| | 三 u (__人__) |
|_| 三 . ` ⌒´ /
[] [] ,- r⌒ヽ rヽ, }
// 三 i/ | ノヽ
匚/ 三 三 / )≡
三 三 / /≡
ニ三 ./ /
二≡、__./ /、⌒)
三 \  ̄
三 /\ \
三 /ニ ヽ 三 三
三 / ニ_二__/
三 ./
≡ /
≡ /
三_ノ
10 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:36:15.01 ID:mdvhxUco
妻子を捨て――
<-、ヽ、 `i `ヽ
`l. ヽ、:`丶、 i ヘ`ヽ
|ヽ `ヽ : : : `ヽ、 i i ヘ lヽヽ、
| <´ ヽ __,,,,,>ー¬´ } ヘ : : :'ヽ、
{h _,,-イ : : : : : : : :{ < ヘ : : : :`\、
i>イ : : : : : : : : : : : : :l,ソ ヘ : : : : : :\ヽ、
./ : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ、 ヘ : : : : : : :ヽ: \
イ : : : : : : :ハ : : : : : : : : : : : : : : : \ ヘ : : : : : : : i: : :\
/ : / : : : : : / ! : : : : : : : : : : : i : : : : : \i : : : : : : : : : : : ヽ
/ : :i ; ; ; ; /!i { : : : : : : : : : : : : :i : : : : : : ヽi : : : : : : : : : : : :ヽ
i/| : i : : : :/.|| !: : i : : : : : i : : : : :i : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : ヘ
.ll | : :i : : : i || ヽi ハ : : : : ハ : : : λ: : : : : : : :ヽ : : : : : : : : : : : ヘ
i! i: : i、i、:ル i! `Vi.i> : : i i__| : : : || : : : : : : : : : i : : : : : : : : : : : :|
ヽ、 i `ヽ、 ` V`` Vi: : } | : : : : : : : : : :|: : : : : : : : : : : :|
丶、ヽ i , ヽル |: : : : : : : : : : :| : : : : : : : : : : :|
|:>ー-i ト-- | : : : : : : l : : : | : : : : : : : : : |
|: }`フ ´"'ー-c-'っ .| : : : : : : l : : : | : : : : : : /: : :ノ
│::| < || | i : : : : : l : : : | : : : : /:/: : :/
| : ! ` || j i : : : : : :l : : : | : : : :/:/: : :/
.| : : ヽ ー- 、___ || .j/ : : : : : :l : : :/ : : : i / : : /
| : : : | \ `ー、___,/ || / : : : : : / : : /:/ : : / : : :/
│: : : |:::::::\ ,,,,jj'´ / : : : : : /: : :/: | : : / : : /
| : : : |:::::::::::`ー ‐ '": : : :/ : : : : : /: :/ : |: : : ! : :/|
ヽ: : : |::::::::::::::::::::::ヽ: :ノ : : : : :ノ /:{: : : | : : | : /:|
/~`ヽ、_!::::::::::::::::::::::::y: : : : : ://__L:_:_: ! :_:_|_|_:_:|
(_ \:::::::::::::::/ : : :_-‐'" ̄ ``‐-,,_ ¬ー、
>'ヽ、 ヽ::::::::/: :/ _,,,,,,,,---,,,,,,__ `ヽ、 ヽ
11 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:36:44.15 ID:mdvhxUco
泣き悲しむ父母を捨て――
__
,. "´ ヽ|-一‐、
/ |
/ ,..___. |
/ //|ヽ! |
/ _____|__| _|_ | |
|_ .r‐‐Y / ` ´ '`` 7/´
`'l´|. l o_・ ・_o / |
、__.!゚ ^ ゚/-‐'
、 ⌒ ,. '
 ̄ ̄
ミミ、 ヾ==- 〃 ゞヾ,〃 ))`ー-==ニ二三 i l
`ミミ、 !,-/´゛ ー'_,.-==-_`ー-==ニ l.
ミミ彡ミ三=-、 { ,' 、-=' 〃 ̄`)〉- `ー/ニ ノ
` y__ '' '- ||||! {-/ /
ミミ、 〈,/ヽ ' ー''`` ||| / /
ミミ彡ミ三==- ハ | ||| l /
〃 "'ーノ i || l/
彡三='' !〉,\ !.j | /
ミミ彡ミ三ン'' ノ ヽ r‐-、 u / l /
/ /\ `ニ` / l /
彡三='' _,.-'" / / \ / l/
12 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:37:13.26 ID:mdvhxUco
シャモン
ついに出家者(沙門)となり、托鉢乞食をしながら自らの師を探す旅に出た。
____
/ \
/ ノ ヽ、_
/ o゚( ●) ( ●o
| (__人__) | 皆。 すまんお……
\ `⌒´ ,/
┌厂ヽ ̄ヽ ,-<、
厂ヽ ヽ / /l`l
| \ \ _ノ /|
|ヽ、;;;: / |
| \ "〃/)
八 ー' |
( '"\ ;:;:7
入 ヽ、_ .ノ ,)
/ 〈
/ 、_:::: ;;;;(、
∠;;,,___________,〉
13 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:37:44.58 ID:mdvhxUco
この当時、インド各地では多くの宗教家たちが、自らの探究する解脱の道を説いていたのだ。
とくにマガダ国の首都であるラージャグリハ(王舎城)は、新興の気運が漲り、
多くの碩学高徳とされる人々が集まる人々が集まる一つの中心地であった。
ー-、
\__,-、 カピラヴァストゥ
) ○─┐
(_ ↓
ヽ__ ○
,-、-、ヽ ラージャグリハ
,、`--' / 【インド(現在)】 (王舎城),、 /ヽ
ヽ ̄ ̄ / `'`ー' \
\ i~ゝ ( j
`ー‐' | /
| 「`'
| /
〉 /
| _,-'
. | /`'
| /
| 、-'`'
| /
ヽ ( ,-、
\ /⌒` / ヽ
`ー―' { |
14 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:39:15.37 ID:mdvhxUco
_____
/ ノ ' ヽ_\
/ .( ●) ( ●)\
/ ::::::⌒(__人__)⌒ \
| |r┬-| | さぁて、やる夫の師匠にふさわしい人はいるかお……? と。
\ `ー'´ __/
/ (
| \/⌒) /⌒)
| \ /|,,.__ノ
| ( \/
/ /⌒\
| \
\___ノ\ l
ノ ノ ) ノ .
レ´ ^ レ´
>>13
ぎゃあ文章のミスです!
多くの碩学高徳とされる人々が集まる人々が集まる→多くの碩学高徳とされる人々が集まる
15 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:39:45.14 ID:mdvhxUco
お、あの人とか、なんか押し出しが強くて立派そうだお……?
弟子もいっぱいいるお……
___________
/´ , -‐- 、. /
. i /:::::::::: `''‐ 、..__,. ‐'´ヽ. /
. ! ,':::::::::: 、 ∨
| i:::::::::: 、 、`''ー---‐''´ ヽ 修行を始める・・・!
|. l:::::::: /へ.\` ー---‐ ´/,.ヘ
│ \:::::::: _\\, /∠_ |
|. /"ヽヽ:::==。=`,, /=。==│ 一切の・・・
| { i⌒| |:::::` ー-‐' .::.\-‐ ´│
/|. l ト、|.|:::::: ー-‐ ' ::::::::::: l::-‐'.| いいか? 一切のだ・・・
/ | ヽ.._||::r':; -‐‐' r __::::::::::::: l ー、|
_/ | /l!:::/:: ー----------ー'--.|
.! .| ./ ::|:::::::::: | 一切の甘えを捨てろ。
| │./ ::|::::::::::: ===== |\
| |/ ::|:::::::::::::... ,.イ .!`
| |\ :`'' ‐- 、::_:....... ,. ‐'´/| │
| │ \ ::::::::::::::::::`~`''"::::::::/ .| |
______
\_ | _____
く/ | \_ | ______
∠| ̄~~@_| ____ く/ .| \_ |
ー / | \_ | ∠| ̄~@_| く/ |
く/ ̄ ̄| く/論 .| ― / | ∠| ̄~@_.|
| ∠| ̄~@_| く/ ̄ ̄| ァ / |
フ / | | く/ ̄ ̄|
く/ ̄ ̄| |
16 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:40:27.67 ID:mdvhxUco
ブス… ∫ ;′ ∫ ,;′
ブス…',. -――-゙、 ;' ジジジ…
; / へ `>、'; ∫ 現世での行いが・・・来世での、生まれを・・・決定する・・・!
_;'___{. ,>-/、/=;´イヽ;'_
/三三j='rー、\_>、)_, >;;〉三'`、ジジ…
/三三└'゙ー:;‐;;‐;;'`ー;;ヾ'`"´三'三;`、 現世で・・・苦行すれば、天上へと・・・生まれ変われるのだ・・・!!
囮ヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱ囮
囮災炎災炎炙災炒炎災灸災炭囮
◎┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴◎
\_丶丶 |
 ̄\  ̄|/⌒|
⊂二 ./| J ......
\_丶丶 |
 ̄\  ̄|/⌒|
⊂二 ./| J ......
って、苦行者かお!! しかも熱くて辛そうだお、ありゃ勘弁だお……ッ!!
.
17 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:41:04.67 ID:mdvhxUco
____
/ \
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \ そもそも輪廻転生説に基盤を置いて考える限り――
| / .イ '(ー) (ー) u|
. /,'才.ミ). (__人__) / 功徳を積んで天上に生まれ変わっても、その功徳が尽きればまた苦界落ちだお?
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
18 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:41:33.99 ID:mdvhxUco
____
/ \
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \
| / .イ '=・= =・= u| そしたらアイツら、また同じように焼き土下座して天上の世界を目指すのかお……?
/,'才.ミ) (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
19 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:42:34.77 ID:mdvhxUco
____
/_ノ ヽ\
/ ( ●) (●)、
/::::::::⌒(__人__)⌒\ 何が解決してるって、これじゃ何も解決してねーお! 苦行乙wwwwwwww
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ
\ ヽ / ヽ /
\_,,ノ |、_ノ
20 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:43:42.20 ID:mdvhxUco
. /: : : :/ ノ ヽ \: : : : ヽ
/: : : :/ / ,-―‐-、 \ \: : : :',
/: : : /( / ,イ : : : : : : ヽ、`ヽ、_ハ: : : ::',
/: : : :/ 二二_ィ´/: ;ィ : : : : : : /`ー┬---、ゝ: : :',
∠: : : :/レ: : : ::/ ̄l//: : /j::/ ̄ ̄|: : : : ::ヽ: : ::',
/::/: :/: : : : :/ ,--- /::/ ,リ ,--- j∧: : : : :l: : : ',
" |: : /: : : : :/ ,/ /イ / ヽ ',:: :: ::|: : トヽ
. |: : l: :/ヽ| { O j l 0 } }: /ヽl: ::j ゛ お。 君、鋭いね!
l: : l: l ´てl ヽ、__ノ ヽ __ ノ ,!/く }:/
|: ∧{ ヽ l { /ノ ノ/
レ' V\. ', 、____, / //
Vハ\ ノ<__/7
/ ヽ \ //V / /
ヘ V `iヽ、__ イヽ | / /
ヘ | | / /
\ ノ | / /
21 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:44:13.63 ID:mdvhxUco
__
/ \
/ .\
/ \ ったりめーだお、やる夫は割と頭はいいんだお。
|::::::::: :::::|
\::::::: :::::::::/ ∩
,. -‐'´::::::: ::::`⌒ ̄ ̄, ̄ ̄〆´ )
ノ ::::::::::::::: :::::::.,__゛___、r ソ
22 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:45:06.05 ID:mdvhxUco
__
/ \
/ ― ― __
/ ( ●) (●)、 ヽ って、どちら様だお?
|::::::::: (__人__) | __ノ
\::::::: ` ⌒´ / ∩
,. -‐'´::::::: ::::`⌒ ̄ ̄, ̄ ̄〆´ )
ノ ::::::::::::::: :::::::.,__゛___、r ソ
23 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:46:31.74 ID:mdvhxUco
. /: : : :/ ノ ヽ \: : : : ヽ
/: : : :/ / ,-―‐-、 \ \: : : :',
/: : : /( / ,イ : : : : : : ヽ、`ヽ、_ハ: : : ::',
/: : : :/ 二二_ィ´/: ;ィ : : : : : : /`ー┬---、ゝ: : :',
∠: : : :/レ: : : ::/ ̄l//: : /j::/ ̄ ̄|: : : : ::ヽ: : ::',
/::/: :/: : : : :/ ,--- /::/ ,リ ,--- j∧: : : : :l: : : ',
" |: : /: : : : :/ ,/ /イ / ヽ ',:: :: ::|: : トヽ
. |: : l: :/ヽ| { O j l 0 } }: /ヽl: ::j ゛ 俺かい? 俺はアーラーラ・カーラーマ!
l: : l: l ´てl ヽ、__ノ ヽ __ ノ ,!/く }:/
|: ∧{ ヽ l { /ノ ノ/
レ' V\. ', 、____, / // 修定主義を追求してるんだ!
Vハ\ ノ<__/7
/ ヽ \ //V / /
ヘ V `iヽ、__ イヽ | / /
ヘ | | / /
\ ノ | / /
24 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:46:58.66 ID:mdvhxUco
____ ━┓
/ \ ┏┛
/ \ ,_\. ・
/ (●)゛ (●) \
| ∪ (__人__) | 修定主義? kwwsk
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
25 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:47:28.12 ID:mdvhxUco
,....::´::::::::::::_.. -―- .._:::::::::::::\
//::::::,. : '⌒i f'⌒丶.::::::::::ヽ
,∠.ァ':::::::/: : : : :/ ':,: : : : \:::::::::.
´ /:::::::/: : : : :/,..::::'⌒丶. \: : : : ヽ:::::::ヽ
':::::::/ヽ-- ' /::::i::::::::::::::::`ヽ.ニ - ' ヽ:::::::':
l::::::::l, -‐:::i´::::::イ::|:::::::::::::ト:::::i::::::::\ !:::::::、',
!:::::::l::::::::::ハ::::/__l::ト、::::::::::!_ヽ|\::::::::ヾ:::::::l ヾ 簡単に説明をすると、精神の陶冶に重点を置いているんだ。
,:::::::::l:::::::/ レ―- 、 \:::::|,ニ -‐ 、:::::::l::::::::l
/ハ::::::::、::::{ { り } \{ り }ヽ:::ト、::i::l
\:::{ヾヘ ` ー- ' ` ー- ' ハ!/:ハl 精神を統一して邪念を排除して、
ヽ丶.ハ " ;′ "/ ,/:/
Vヽ:::ヽ /`/ 精神的な至福の境地を目指すんだ!
ン、\ ´  ̄ ` /イ/ヽ.
/ ヾト丶 、 , イ、/ \
,. ´ ; } ` ´ { 、 `ヽ、
`ー‐--、 {_ノ ヽ、l , -― ´
26 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:48:17.13 ID:mdvhxUco
\ー- ..__
ト ト、_>:.:.:.:.:. ̄:¨丶. /| そうして高められた精神なら、
|:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:__:.:.:.:.:.ヽ!:.{
ヽ:.:.:.:.:.:.:,: ‐く: : : :{⌒ \:.:.:ーァ‐ 苦悩の世界だってブチ破れるはずだ!
,.-ヽ:.:.:,イ ノ>`ーミ、_ }ヽ:.:´ ̄:> _
/`ヽ / 7:.:.:./-=ニ/ィ:.:.:.:ィ:/ヽ-へ}:.:.:.::.//:..:.ヽ /´ ̄:ヽ
/::..:..:..:..ヽ /:.:.::/:.:.:.|>、{イ l' ,斗ハ:.:.ト\/ァ:..:..:..:./:..:..:..:..:..:..:.i
く:..:..::l:..:..:..:..:.ヽ ノ-イ::.; ヘ|{i 0ト' `イ0 l}|/`ト!く:..:..:../:..:..:..:..:..:..:..:..:..l
\:.:l:..:..:..:..:..:.ヽー‐:|:∧じ!` ー=' l〉 ` ー ''イフノ-、}::.:/:..:..:..:..:..:..:..:..:..::.::.:ヽ、
ヽ l:..:..:..:..:..:..:.\:..|:/`jヘ'' r==ヘ ,,爪{ ̄//:..:..:..:..:..:..:..:..:..::.:..:..:..:..:\
l:..:i,,:..:..:..:..:..:.`く_:..:,,:ヘ:ト.. 廴___jノ.イィ^:./::.::..:..:..:..;,.:i.;..':..:..:..:..:..:..:..__ヽ
V..''.:..;..:..:..:..:./r ミ-ヽ::{_:}` ー ´ {__!:.,イー‐_、:..:..:.i:..:..:..:._: - ¨ ̄
V:..:..:..:..:..:.//,,:..:|`´:ハlー、} , - |/:..: ̄,:.ハV:..:..:../
ヽ::.::.::.:..〈 {:..r、_l_::.:}..:.〉 ,, j:..:..|:/:..:..:..}}:.ァ',ィ
\::.::.::>{t`_ニ、V:./ _.. <\ーi:.__:/ノ-:':/
\::.!.|`┬‐_vくィ: ̄:..:..:..:..:.ヽ:∨-‐{ィ_ー'
`l V:ブ/:..:.i'':..:..:..:., -z_j: :ト、下:_:>
ヽ∨:..:..'..:._:.-‐ /::. ̄ ̄:.`:く{
ヽヽ.-. :_.z≦: : \::._:..:..:./
廴 イ__ >ー┬-`ン′
ヽ ̄ ̄ ヽ.__/ ̄ ー‐ァ
ト--,zrーマユ__ ..イ
} / | | j
く/ / ー┬― '¨¨ ̄ヽ
27 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:48:50.77 ID:mdvhxUco
_____
,..-‐-、__ / ヽ / \
/ ヽ // ,.-、ヽ ' /,..-、 ヽ
/ '´`ー―−イ / ヽゞ-' ノ ヽゞ-' ノ ヽ なるほど!
. / ./ ̄ \ } ./:::::::⌒ i´ 人 `i ⌒::::::::::ヽ
/ ', -、 \.ノ―、| `‐‐' `--' | 確かに苦しいと思うから苦しいんだお!
. / / \ ヽ l| |-‐┬‐-| |
/ ヽ \ / l \ ヽ___/ /
./ 入 .}‐〈 } __\ / 意識が苦を苦としなけりゃ、そりゃ平安だお!!
/ < _,イ__,-`ー ':.:.:.:.:.:.:.ヽ`ー―‐.、 .,..-‐‐ト、
\  ̄ /|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ /:.:.:.:.:.:l:.:.\
`ー――‐ ' |:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ':.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.ヽ
こうして納得したやる夫は、アーラーラに弟子入りした。
.
28 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:49:47.00 ID:mdvhxUco
サマーディ
修定主義の修行は主に三昧(=すなわち瞑想。同義語として禅定とも)であった。
____
/⌒ ⌒\
/( ー) (ー) \
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
,-'" ,--、 "ー-、
/ ー――ヽ ` 〉
\____,` -――一'
やる夫はアーラーラの指導のもと、三昧をはじめ――
.
29 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:50:47.49 ID:mdvhxUco
/:.:.:.:.:/ /:.:.:.:.:.:.:,ィ:.:.:.:./ /:.;ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ ヽ:.:.:、:\
':.:.:.:.:.:.:/ ./:.:.:.:.:.:.: /斗-≠=ム< !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ }:.:.ハ ` ヽ
':.:.:.:.:.:.:./ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./ l∠-- 、、 ` !:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.| .}:.:.:ハ
/イ:.:.:.:.:../ /:.:.:.:.:.:.:.:.:./ / ヾ l:.:.:./l∠. l:ハ/:.:.:.:.ハ
i:.:.::.:.:.:.l ム:.:.:.:.:.:ハ:.:l. { 0 l l:/ ,-、 `、1:.ヽ:.:.:.:.:.:',
.l:.:.:.:.:./r、 ヽ:.:.:/ V ! / / ヾ. ,':.:.:.ヽ:.:.:.:.:.i ん、笑ってる……?
l:.:.:.:.:ノ ,ヒ ヽ V ―-- ' ,' 0 l ,':.:.:,ヘ:i:.:ハ:.:.l
.l:.:.:.:〈 ( `( _ ! ,',':.:.:/:.:.:l/ ヽ:|
l∧:.:.:.ヽ、`ー ,, - '' ¨: : | 〉` '.ハ:.∧:.:/ やる夫。 何か、つかめたかい?
∨_:. -`ー '': : : : : : : : :l ! V |/
, ィ´: : : : : :_.. -‐ ''' ¨ ̄l ノ
. f: : :_ ィ: : : :l ./ ―-、 /
. l/ l: : : :l i , '
! l: : : l l 、...__..、-
ゝ ';.:.:.:', l / `ー―――‐‐―ァ
ノ, --‐二:.:.:__ヽ l / /
30 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:51:42.55 ID:mdvhxUco
____
/ \
/ ― ― \
/ (ー) (ー) \
| (__人__) | あ、師匠。 こうしていると――
\ `⌒´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
,-'" ,--、 "ー-、
/ ー――ヽ ` 〉
\____,` -――一'
31 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:52:31.90 ID:mdvhxUco
この肉体の小ささと、そして世界の広さが分かりますお。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| . | | |_______________|
| . | | |
| . | | |
| |________| □ |_______
| | ̄|
|  ̄
______| ┌─┐ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
. │ │ | | | ̄ ̄ ̄ ̄|
. └─┘ | | | |
□ | ̄ ̄ ̄ ̄| | | | |
| | |______| /|.. |____|
| | ! .|
| ̄ ̄| . |____| |/
|__| | ̄ ̄|_ □ . | ̄ ̄|
┌┐ |__| | _|__|
└┘ ロ | | ┌┐ |_|
|\ | ̄ ̄|  ̄ ̄ └┘□
| | |__| □ | ̄|
\| .  ̄ ロ
□ /|
□ |/ □ /|
ロ □ ロ ロ . |/
ロ ロ □
・ ロ ロ □
. ・ ロ . ・ 。 . ロ
やる夫の周りには、一切の作為のない無限の空間が広がっている……
それが分かって、自分の小ささに思わず笑ってしまったんですお。
32 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:53:12.73 ID:mdvhxUco
三三三二ニ / _ イ Y::〈__, - '' , ィ':::::::::::::::::::::::\ ヽ、 ,イ:ハ
三三三ニニ /<´ ,ゝ、 l、___ , ィ' l:::::::::::::::::::::ハ:::::::i`ヽ、_`二二ノ:::::ハ
三三ニニ=、__ヽ /:::::::ヽ!:::::::::::::::::::/_ u !:::ハ::::::::::::,' ヽ::::! ',::::::::::::::::::::::::::i
三三三ニ `V::::::::::::::::::::::::::/!::/´ ` V-'ヽ:::::::,v‐_-ゝl'´`ヽ、,:::::::::::::::::::::::::l
三三三ニ ∠´_`>::::::::::::::::,'/V , --- 、 u \i `´ ゞ--- 、 ヽ:::::::::::::::::::::l
三三三ニ ヽ、:::::::::::::::,' / ヾ 7´ ヽ ヽ:::::::::::::::::ヘ
三三三三 ハ `ー=ー ゝ:::::::::::::l.u/ i i ヽ ,::::ィ::::::ト、:ヘ
三三三三.ノ`ヽ、 ト、:::::i、:::::,ヘ::l il ◎ l ! ◎ .! !/ レ'` ,-ヽ.i 「空無辺処」の境地……!
三三三三三三 ` `V ヽ:i ,-ll ヾ、 / ', // u / .}
三三三三三三三三ニニ`!l l ``ー--= " u `、、__ __ ノイ' ゝ ./ いきなりそこまで達するなんて!
三三三三三三三三ニ,、.,-ヽ、l u 〈 `u` ̄ u '´ , イ
三三三三三三三三 / ヽ ト、_ __ , 、_/ハ!
三三三三三ニ_, --、{ l l/ ̄ / /::, ニ=‐-- ‐‐ '''''ヽ、ー、 U , イ ヽ もう、教えることが無い!
三三三三三ニヽ、 ヽ、!./ ___, < 、 V i:::l } / , ゝ
三三三三三ニ. , ` ̄7フヽ \ !__>`ニ ―-- 、_, _ ノノ イ _,, - ' ` ー
三三三三三三/ ,イ/ ト- 、 l--‐<´ `丶-----‐'' ´ ! ,, - ''
33 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:54:31.37 ID:mdvhxUco
____
/ \ 教えることが無い?
/ ― ― \
/ (ー) (ー) \ それは困りますお、もう一つ教えて欲しいことがあるんですお。
| (__人__) |
\ `⌒´ /
r´、___∩∩__, / こうして瞑想していれば、邪念は滅せますお。
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
,-'" ,--、 "ー-、 でもそれは、ただ瞑想中だけのこと――
/ ー――ヽ ` 〉
\____,` -――一' 修定主義には問題があるんじゃないですかお?
34 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:54:59.27 ID:mdvhxUco
三三三二ニ / _ イ Y::〈__, - '' , ィ':::::::::::::::::::::::\ ヽ、 ,イ:ハ
三三三ニニ /<´ ,ゝ、 l、___ , ィ' l:::::::::::::::::::::ハ:::::::i`ヽ、_`二二ノ:::::ハ
三三ニニ=、__ヽ /:::::::ヽ!:::::::::::::::::::/_ u !:::ハ::::::::::::,' ヽ::::! ',::::::::::::::::::::::::::i
三三三ニ `V::::::::::::::::::::::::::/!::/´ ` V-'ヽ:::::::,v‐_-ゝl'´`ヽ、,:::::::::::::::::::::::::l
三三三ニ ∠´_`>::::::::::::::::,'/V , --- 、 u \i `´ ゞ--- 、 ヽ:::::::::::::::::::::l
三三三ニ ヽ、:::::::::::::::,' / ヾ 7´ ヽ ヽ:::::::::::::::::ヘ
三三三三 ハ `ー=ー ゝ:::::::::::::l.u/ i i ヽ ,::::ィ::::::ト、:ヘ
三三三三.ノ`ヽ、 ト、:::::i、:::::,ヘ::l il ◎ l ! ◎ .! !/ レ'` ,-ヽ.i そこにまで気づくのか……!
三三三三三三 ` `V ヽ:i ,-ll ヾ、 / ', // u / .}
三三三三三三三三ニニ`!l l ``ー--= " u `、、__ __ ノイ' ゝ ./
三三三三三三三三ニ,、.,-ヽ、l u 〈 `u` ̄ u '´ , イ
三三三三三三三三 / ヽ ト、_ __ , 、_/ハ!
三三三三三ニ_, --、{ l l/ ̄ / /::, ニ=‐-- ‐‐ '''''ヽ、ー、 U , イ ヽ
三三三三三ニヽ、 ヽ、!./ ___, < 、 V i:::l } / , ゝ
三三三三三ニ. , ` ̄7フヽ \ !__>`ニ ―-- 、_, _ ノノ イ _,, - ' ` ー
三三三三三三/ ,イ/ ト- 、 l--‐<´ `丶-----‐'' ´ ! ,, - ''
35 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:56:11.90 ID:mdvhxUco
,ィ , - ―――― - 、
/:.l/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.ヽ 、
!:.:':.:..,:.--――-:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:ヽ
l:.:.:..ム― - ..:.:.:.`ヽ:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
,-/´`,>− ¨ ̄ ̄ニニミ 、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、
//:.:/-、 / `ヾヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
/,イ / ´ i ! ヽ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
,イ:/:/ ! ___ ヽ、 } ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
.ハ:.l,イ ノ/:.:.:.:.:.`ー ミ..ー--- イ ';.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
!::ヘl ヘ...ィ彡':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ̄ ̄ ̄`ヽ、.i`ヽ、____:.:>
l:.:.:ヽ、, '´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ、ヽ、:.:.:.:ヽ、
l:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.ト、:.:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.:ヽ.`>、:.:.:.:ハ:.; -、:.:ヽ、:.:.:.ゝ
.!:.:.:.:.:.:.:lヽ:.:l ヽ:.:.:.:.:.:ヽ`ー- z'ゝ-、 ヽ、:Y/ヽl:.:.:| `ヾ、
.l:.:.:.:.:.:.:.! ,ゝト 、ヽ:.:.ヘー-`, / ! `l イ /:.:.:',
l:.∧:.:.:.l l `ヾ 、ヘ`=イ O ノ ノ-'/:.:.:ト-`-
レ ′ヾ:.ヽヽ、0 ノ `` ー-- ' ,-彡、ト:ヽ
__..>i`  ̄ , ノ'' / l ` ・・・・・・
ヽ. ハ く_ ヽー--'´,ィ ! ム
/ \ ゝ、 _ __ ヽー- ' ! l ,イ ヽ
i `、イ l `丶、 ‐ , ィハ l/ヽ \ ハ
l l ', .l: : ,、: ヽ`ー ' / : : \ ノ \\\
ヽ l V_:ノ `ーヽ _j - z - ' \\\
36 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:57:42.80 ID:mdvhxUco
____
/ \ /
/ ― ― \ ―‐
/ (ー) (●) \ おっ? どうしたんですかお、師匠。
| (__人__) |
\ `⌒´ / そんなに真面目な顔で。
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
,-'" ,--、 "ー-、
/ ー――ヽ ` 〉
\____,` -――一'
37 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:58:42.15 ID:mdvhxUco
,ィ , - ―――― - 、
/:.l/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.ヽ 、
!:.:':.:..,:.--――-:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:ヽ
l:.:.:..ム― - ..:.:.:.`ヽ:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
,-/´`,>− ¨ ̄ ̄ニニミ 、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、
//:.:/-、 / `ヾヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
/,イ / ´ i ! ヽ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
,イ:/:/ ! ___ ヽ、 } ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
.ハ:.l,イ ノ/:.:.:.:.:.`ー ミ..ー--- イ ';.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
!::ヘl ヘ...ィ彡':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ̄ ̄ ̄`ヽ、.i`ヽ、____:.:>
l:.:.:ヽ、, '´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ、ヽ、:.:.:.:ヽ、
l:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.ト、:.:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.:ヽ.`>、:.:.:.:ハ:.; -、:.:ヽ、:.:.:.ゝ
.!:.:.:.:.:.:.:lヽ:.:l ヽ:.:.:.:.:.:ヽ`ー- z'ゝ-、 ヽ、:Y/ヽl:.:.:| `ヾ、
.l:.:.:.:.:.:.:.! ,ゝト 、ヽ:.:.ヘー-`, / ! `l イ /:.:.:',
l:.∧:.:.:.l l `ヾ 、ヘ`=イ O ノ ノ-'/:.:.:ト-`-
レ ′ヾ:.ヽヽ、0 ノ `` ー-- ' ,-彡、ト:ヽ
__..>i`  ̄ , ノ'' / l ` やる夫、君……指導者にならないか?
ヽ. ハ く_ ヽー--'´,ィ ! ム
/ \ ゝ、 _ __ ヽー- ' ! l ,イ ヽ
i `、イ l `丶、 ‐ , ィハ l/ヽ \ ハ
l l ', .l: : ,、: ヽ`ー ' / : : \ ノ \\\
ヽ l V_:ノ `ーヽ _j - z - ' \\\
38 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 00:59:49.06 ID:mdvhxUco
____
/ \
/ ― ― \
/ (―) (―) \ 名利も地位も既に捨てた身、興味はありませんお。
| (__人__) |
\ `⌒´ /
r´、___∩∩__, / やる夫は心の平安を得る道を究めたいんですお……
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
,-'" ,--、 "ー-、
/ ー――ヽ ` 〉
\____,` -――一'
39 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:00:18.68 ID:mdvhxUco
,ィ , - ―――― - 、
/:.l/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.ヽ 、
!:.:':.:..,:.--――-:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:ヽ
l:.:.:..ム― - ..:.:.:.`ヽ:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
,-/´`,>− ¨ ̄ ̄ニニミ 、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、
//:.:/-、 / `ヾヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
/,イ / ´ i ! ヽ ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
,イ:/:/ ! ___ ヽ、 } ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
.ハ:.l,イ ノ/:.:.:.:.:.`ー ミ..ー--- イ ';.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
!::ヘl ヘ...ィ彡':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ̄ ̄ ̄`ヽ、.i`ヽ、____:.:>
l:.:.:ヽ、, '´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ、ヽ、:.:.:.:ヽ、
l:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.ト、:.:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.:ヽ.`>、:.:.:.:ハ:.; -、:.:ヽ、:.:.:.ゝ
.!:.:.:.:.:.:.:lヽ:.:l ヽ:.:.:.:.:.:ヽ`ー- z'ゝ-、 ヽ、:Y/ヽl:.:.:| `ヾ、
.l:.:.:.:.:.:.:.! ,ゝト 、ヽ:.:.ヘー-`, / ! `l イ /:.:.:',
l:.∧:.:.:.l l `ヾ 、ヘ`=イ O ノ ノ-'/:.:.:ト-`-
レ ′ヾ:.ヽヽ、0 ノ `` ー-- ' ,-彡、ト:ヽ なら――アニキ、ウッダガ・ラーマ・プッタのところに行くといい。
__..>i`  ̄ , ノ'' / l `
ヽ. ハ く_ ヽー--'´,ィ ! ム アニキなら、やる夫の疑問に答えられるかもしれないから。
/ \ ゝ、 _ __ ヽー- ' ! l ,イ ヽ
i `、イ l `丶、 ‐ , ィハ l/ヽ \ ハ
l l ', .l: : ,、: ヽ`ー ' / : : \ ノ \\\
ヽ l V_:ノ `ーヽ _j - z - ' \\\
40 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:01:55.10 ID:mdvhxUco
____
/ \
/ ― ― \
/ (―) (●) \ 分かりましたお。
| (__人__) |
\ `⌒´ / でも、今言った問題点は修定主義につきまといますお。
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ | だから、禅定での解脱は難しいかもしれませんお……
,-'" ,--、 "ー-、
/ ー――ヽ ` 〉
\____,` -――一'
41 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:02:33.35 ID:mdvhxUco
,....::´::::::::::::_.. -―- .._:::::::::::::\
//::::::,. : '⌒i f'⌒丶.::::::::::ヽ
,∠.ァ':::::::/: : : : :/ ':,: : : : \:::::::::.
´ /:::::::/: : : : :/,..::::'⌒丶. \: : : : ヽ:::::::ヽ
':::::::/ヽ-- ' /::::i::::::::::::::::`ヽ.ニ - ' ヽ:::::::':
l::::::::l, -‐:::i´::::::イ::|:::::::::::::ト:::::i::::::::\ !:::::::、',
!:::::::l::::::::::ハ::::/__l::ト、::::::::::!_ヽ|\::::::::ヾ:::::::l ヾ 分かってる。 でも――
,:::::::::l:::::::/ レ―- 、 \:::::|,ニ -‐ 、:::::::l::::::::l
/ハ::::::::、::::{ { り } \{ り }ヽ:::ト、::i::l
\:::{ヾヘ ` ー- ' ` ー- ' ハ!/:ハl 墓穴掘っても掘り続け、突き抜けたなら俺の勝ち、さ。
ヽ丶.ハ " ;′ "/ ,/:/
Vヽ:::ヽ /`/
ン、\ ´  ̄ ` /イ/ヽ.
/ ヾト丶 、 , イ、/ \ ……俺はもう少し、禅定を続けてみるよ。
,. ´ ; } ` ´ { 、 `ヽ、
`ー‐--、 {_ノ ヽ、l , -― ´
_ ソ:、 l ', ,' l /、丶、
42 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:03:31.44 ID:mdvhxUco
____
/ \
/ ― ―\
/ (―) (―)\ 分かりましたお。
| (__人__) |
\ `⌒´ / 師匠、お世話になりましたお……
r´、____∩∩_, /
\___ ´人 ` ノ
|  ̄  ̄ | これでお別れになりますが、このご恩は忘れませんお。
ヽ、___  ̄ ヽ ヽ
と_____ノ_ノ
43 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:04:16.16 ID:mdvhxUco
,....::´::::::::::::_.. -―- .._:::::::::::::\
//::::::,. : '⌒i f'⌒丶.::::::::::ヽ
,∠.ァ':::::::/: : : : :/ ':,: : : : \:::::::::.
´ /:::::::/: : : : :/,..::::'⌒丶. \: : : : ヽ:::::::ヽ
':::::::/ヽ-- ' /::::i::::::::::::::::`ヽ.ニ - ' ヽ:::::::':
l::::::::l, -‐:::i´::::::イ::|:::::::::::::ト:::::i::::::::\ !:::::::、',
!:::::::l::::::::::ハ::::/__l::ト、::::::::::!_ヽ|\::::::::ヾ:::::::l ヾ
,:::::::::l:::::::/ レ―- 、 \:::::|,ニ -‐ 、:::::::l::::::::l
/ハ::::::::、::::{ { り } \{ り }ヽ:::ト、::i::l
\:::{ヾヘ ` ー- ' ` ー- ' ハ!/:ハl ああ、やる夫も元気でな!
ヽ丶.ハ " ;′ "/ ,/:/
Vヽ:::ヽ /`/
ン、\ ´  ̄ ` /イ/ヽ.
/ ヾト丶 、 , イ、/ \
,. ´ ; } ` ´ { 、 `ヽ、
`ー‐--、 {_ノ ヽ、l , -― ´
_ ソ:、 l ', ,' l /、丶、
こうしてやる夫は、アーラーラ・カーラーマのもとを離れることとなった。
44 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:05:00.61 ID:mdvhxUco
次に弟子入りしたのは、同じ修定主義者、ウッダカ・ラーマ・プッタである。
气三三三三三.::| \ …- __ r - _,ィ=ャ、
. ` ーァ'三三.::::| /  ̄ヽ  ̄¨ ー 、 /.三三恥. おうおうおうおう――!
/三三:ヽ.:::| ル'´迅!\ ヽ ,.--.、イ ニ三三三ト、 __
.f三::/l:::.:.l:`∧ / ;´ ̄ヽ \ ,zニ三三三三/ ! Y二二_ミニY 三ヽ
|三7 V::.|、迅!\ ノ¨ヽ ヽ 三三三:/ i l\ ノ 三ニノ お前がアーラーラんとこから来た
|/´ V小. z 、 // _,ム. ∨ __,三三∠ ノ ヽ. ` ーr .壬三三/{_
ヽト∧ んイノ i レ´ \ {/ .::ニ三ム三`Y やる夫って奴だな!?
___,. -‐ 壬 \ ` 、// / ゝ .._ , --<_ ,z=ニ三,イ 、 .ニ三|三ニハ
三三三三三三三三 .\ ` ´ /{ ,ィ } /三//7ーォ  ̄ ̄/ ヽ.\ニ/三:/三ヽ
ヽ三三三三三三三 .三\..ィ `! /-ォ'三/l! {{ ヽ、 , ′ _ノ.ニ三|三:/
` <三三三三 三ニ| ィァ' / ニ/ l! {{ ` ー/ / ニ/三ノ、
` ー‐‐ 、 三/´ナ//{-彡 / ヽ.l! {{ ゝ'ニ …く 、_,. ¨´ヽニ/ \
,. z=!. /´ // / /- 、 i \\ ーァ ´  ̄ ` ̄  ̄
/三,ィ=V/. // ∧_/ ヽ.:.:ヽ! - ヽ.≧z--イ ヽ:、
. /三ニ/ ノヘ!> './ / V.:.:|:\ _ _ ___,.り ヽ\
. /三ニ/ヌ ヽ._ , イ / , -┐ ハ、.:.:.:.:.:.:.:.:.:// ヽ \
45 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:06:03.80 ID:mdvhxUco
___
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒)\
/ ///(__人__)///\
| u. `Y⌒y'´ |
\ ゙ー ′ ,/ はい、師匠! よろしくご指導お願いしますお!
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ rー'ゝ 〆ヽ
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
46 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:07:04.03 ID:mdvhxUco
l | / / ヽ- |(/ヽ
! !;;, /' / __ ! ! ヽ !
|、 l;;;;;;.. ,'/./ ,、_) ヽ 「 |/ /
| ヽ !;;;l;;;;;;,. // ゝ二ノ /ヽ | / /
!、 ,;, | '!;;;;;;;;, // /ヽ !/ / まずは細かい理屈は抜きだ!
├ ` =、 | ヽゝ;;;;∠ 'ノ` ー┬┐_ニ´/ ! ノ
! ト-ヘ ハ |, ヘ;;;;;;;;,,,`ニ三二 ニ¨ ├'´|
iヽ、  ̄ ∨/ノ「、 「 ̄ ゙';;;;;;;;,,, ̄ ̄ -┬n ! | オレ流の三昧のやり方を教えてやるッ!
| ';;;;三ニ;;;// ヽ ゙゙';;;;,゙゙''゙゙ / !| !
! ゙;; ̄';;;/ ! ,. ゙゙'' / 」´ } ! l
| ;; ;;, ト. ' r‐ / / r' / ! 魂で覚えろよォ!!
ハ ';;, ';;;, ` _ -‐ ~_/ ̄ // /
/ \;;,, ゙';;,、\、_ -‐ ¨ __ -‐'´ ノ / /
ハ / \ ';;, \Y´ ̄ _ - ´ /
47 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:07:51.85 ID:mdvhxUco
____
, ヘー‐- 、 /ヽ / \
-‐ノ .ヘー‐-ィ /(●.) (● )ヽ
''"//ヽー、 ノ ./:::⌒(__人__)⌒::::::ヽ
//^\ ヾ-、.| |r┬-| | ドンと来いですお!
,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)\ `ー'´ /
/ <^_,.イ `r‐'゙ ::::ヽー‐-..、 ,..-‐|、
\___,/| ! ::::::l、:.:.:.:.:.ヽ /:.:.:.:.| \
こうしてやる夫は、ウッダガ・ラーマ・プッタに弟子入りした。
.
48 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:08:40.03 ID:mdvhxUco
/: : : : : : : : : : : : : : : : : lヽ: : : : : : ::二二: :ヽ/ /
ト、: : : : : : : :i: : ヽ: : : : :: ::| ヽ/ ̄"―┐: / /
/\ ` 、: : |: : : ::ヽ: : : : :l // /
/: : : \ ヽ|: : : : :/ヽ: : ::| /`/ / 煩悩を滅却しろォォォッ!!
/: /ニ|: :\ |: : : : ト、ヽ: : l // /
//::/三ニ|: :/ニ\ l: : : :| `ヽ::ヽ― '´ /ヽ 考えないということすら考えんなッ!!
/ヾ// |/三三}\l: : ::l ヽヽ /V ノ \
/ヾ三三三三三ニ/ |ニ'、<l: : :ト、 个ー、 / レ'/ l\___
三ヾ、__ |/ l川 \l:: :l \/ 、!, `ー' 厂 |三三三l`ヽ、 無我の境地に達してみろ――ッ!!
三` ̄ ̄ \,, ィニ=::::::V、 r、_____, イ} ノ::: |三三三三三>、
三ニ /ヾヽ三'/ :::::::::::::\ヽlヘ ヘ ノ イ::: | 三三三/ ,==\
三三ヾー/ V/ :::::::::::::::\`ー―一'/::::: ,'三三三/ /三三ニ
三三ニ/ ', ::::::::::::::::`ー―‐'´:::::................ /三三三ll i三三三三
三ニ/ ', :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /三/ l三ニl |三三三三
ヽ /三/ |ニ三l |三三三三
\ /三/ .l三ニl |三三三三
49 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:09:17.76 ID:mdvhxUco
____
/ \
/ ― ― \
/ (ー) (ー) \
| U (__人__) u | む、流石にちょっと難しいお……
\ u `⌒´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
,-'" ,--、 "ー-、
/ ー――ヽ ` 〉
\____,` -――一'
50 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:09:53.54 ID:mdvhxUco
でも、 精神を集中していれば――
.
51 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:11:12.56 ID:mdvhxUco
そのうち、聞こえてくる音、肌を撫でる風が鮮明になり――
.
52 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:11:47.44 ID:mdvhxUco
遠く な り
.
53 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:12:47.99 ID:mdvhxUco
な に も
.
54 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:13:39.99 ID:mdvhxUco
.
55 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:14:27.57 ID:mdvhxUco
.
56 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:15:37.35 ID:mdvhxUco
|
| /
ハッッ! ____ /
/ \
/ ― ― \ ____
/ (○) (○) \
| U (__人__) u |
\ u `⌒´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
,-'" ,--、 "ー-、
/ ー――ヽ ` 〉
\____,` -――一'
.
57 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:16:06.92 ID:mdvhxUco
/: : : : : : : : : : : : : :\: : :/::/ /
/ : : : : : : : : : : : : : |`ヾ__/ /: \
ト、/: : : : : / : : : : : : i : : | ̄ / /: : : : ヽ
,\ ` 、: : /: : : : : : :∧:: ::| / /: : : : : : : ',
/___\ /: :イ: :: :: :/ l: : | / ,イ : : : : : : : : ', おっ、どーよ、やる夫。
/ ̄ j\ l/|: : :/  ̄!: ::| / ヽ: : : : : : : : :',
/ : : \ |: :/ ノヽ!: ::| / ヽ: : : : : : : ::ヽ
. /: :: :: :: :ヽ| ./く l: :/\ / V⌒ヽ:: : : : >
/: : : :/l: : V Y' ヽ ‐V //ヽ く ヽ:: : : > 何か掴めたか?
/: : / |: : : : :| _ -‐''´,-v | )ヽ ノ: :/
// |: : : :∧ ヽ vー‐'´/⌒⌒j / ノ /: :/
/ l: : ::/ ', | _/-――ノ _,/: :/
ヽ/ ', ヽー―― '´ ノ::::::::\l
l /:::: ヽ
| /:::::::: ',
ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ',
 ̄`j:::::::::::::::::::::::::: l
58 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:17:25.01 ID:mdvhxUco
____
/⌒ ⌒\ こりゃ凄いですおっ!!
/( ●) (●) \
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-| |
\ `ー'´ / 今、やる夫は凄い体験しましたお――!!
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ | 集中も極限まで極まった、真っ白な世界が見えましたお!!
,-'" ,--、 "ー-、
/ ー――ヽ ` 〉
\____,` -――一'
.
59 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:18:09.19 ID:mdvhxUco
/: : : : : : : : : : : : : : : : : lヽ: : : : : : ::二二: :ヽ/ /
ト、: : : : : : : :i: : ヽ: : : : :: ::| ヽ/ ̄"―┐: / /
/\ ` 、: : |: : : ::ヽ: : : : :l // /
/: : : \ ヽ|: : : : :/ヽ: : ::| /`/ / おっ、そりゃすげぇ!
/: /ニ|: :\ |: : : : ト、ヽ: : l // /
//::/三ニ|: :/ニ\ l: : : :| `ヽ::ヽ― '´ /ヽ
/ヾ// |/ 三三}\l: : ::l ヽヽ /V ノ \ つまりそれは、「非想非非想処」の境地ってやつだ!
/ヾ三三三三三ニ/ |ニ'、<l: : :ト、 个ー、 / レ'/ l\___
三ヾ、__ |/ l川 \l:: :l \/ 、!, `ー' 厂 |三三三l`ヽ、
三` ̄ ̄ \,, ィニ=::::::V、 r、_____, イ} ノ::: |三三三三三>、
三ニ /ヾヽ三'/ :::::::::::::\ヽlヘ ヘ ノ イ::: | 三三三/ ,==\
三三ヾー/ V/ :::::::::::::::\`ー―一'/::::: ,'三三三/ /三三ニ
三三ニ/ ', ::::::::::::::::`ー―‐'´:::::................ /三三三ll i三三三三
三ニ/ ', :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /三/ l三ニl |三三三三
ヽ /三/ |ニ三l |三三三三
\ /三/ .l三ニl |三三三三
60 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:18:47.23 ID:mdvhxUco
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ でも、残念ながらこの境地も、
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/ やる夫の問題を解決はしてくれませんでしたお……
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 | むしろ、修定主義の問題点が浮き彫りになってしまった形、ですお。
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
.
61 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/01(土) 01:19:54.42 ID:v.t2LiQo
もの凄い勢いで境地に至ってるなww
62 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:20:41.72 ID:mdvhxUco
气三三三三三.::| \ …- __ r - _,ィ=ャ、
. ` ーァ'三三.::::| /  ̄ヽ  ̄¨ ー 、 /.三三恥.
/三三:ヽ.:::| ル'´迅!\ ヽ ,.--.、イ ニ三三三ト、 __
.f三::/l:::.:.l:`∧ / ;´ ̄ヽ \ ,zニ三三三三/ ! Y二二_ミニY 三ヽ
|三7 V::.|、迅!\ ノ¨ヽ ヽ 三三三:/ i l\ ノ 三ニノ
|/´ V小. z 、 // _,ム. ∨ __,三三∠ ノ ヽ. ` ーr .壬三三/{_ よーし、いいだろう。
ヽト∧ んイノ i レ´ \ {/ .::ニ三ム三`Y
___,. -‐ 壬 \ ` 、// / ゝ .._ , --<_ ,z=ニ三,イ 、 .ニ三|三ニハ
三三三三三三三三 .\ ` ´ /{ ,ィ } /三//7ーォ  ̄ ̄/ ヽ.\ニ/三:/三ヽ
ヽ三三三三三三三 .三\..ィ `! /-ォ'三/l! {{ ヽ、 , ′ _ノ.ニ三|三:/ やる夫、その問題点を言ってみな!
` <三三三三 三ニ| ィァ' / ニ/ l! {{ ` ー/ / ニ/三ノ、
` ー‐‐ 、 三/´ナ//{-彡 / ヽ.l! {{ ゝ'ニ …く 、_,. ¨´ヽニ/ \
,. z=!. /´ // / /- 、 i \\ ーァ ´  ̄ ` ̄  ̄
/三,ィ=V/. // ∧_/ ヽ.:.:ヽ! - ヽ.≧z--イ ヽ:、 俺に分かることなら俺が答えてやる!
. /三ニ/ ノヘ!> './ / V.:.:|:\ _ _ ___,.り ヽ\
. /三ニ/ヌ ヽ._ , イ / , -┐ ハ、.:.:.:.:.:.:.:.:.:// ヽ \
.
63 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:21:52.36 ID:mdvhxUco
「1.意識は邪な考えの原因でもあるが、正しい考えの原因でもある。なのに滅していいの?」
「2.意識によって意識を滅ぼすとか単なる観念の遊戯じゃね? それって不可能じゃね?」
「3.意識を滅したら解脱したって意識もなくなっちゃうから、つまり永遠に解脱できなくなっちゃうじゃん!」
∩_
〈〈〈 ヽ
____ 〈⊃ }
/⌒ ⌒\ | |
/( ●) (●)\ ! !
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l と、まぁざっとこんなところですお!
| |r┬-| | /
\ ` ー'´ //
/ __ /
(___) /
>>61
信じられるかい? いちおう経典を信じるなら、師匠探し含めて一年で到達したんだぜ、この境地……
64 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:22:33.16 ID:mdvhxUco
(ヽ三/) ))
__ ( i)))
/⌒ ⌒\ \
/( ●) (●)\ )
./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\ 師匠、信じてますお! 鮮やかにやる夫の迷いを晴らしてくださいお!
| (⌒)|r┬-| |
,┌、-、!.~〈 `ー´ _/
| | | | __ヽ、 /
レレ'、ノ‐´  ̄〉 |
`ー---‐一' ̄
65 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/01(土) 01:23:04.71 ID:xvhZSlco
>1年
マジかww
66 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:23:50.30 ID:mdvhxUco
/ニ|三二三二三二三二三二|:.:.:.:{ | l| ヽ! {z彡}.リ
/二l二三二三二三二三二三ニ!:.:.:.:.:ヽ ! }z /
/./,|.三二三二三二三二三二 |:.:.:.:.:.:.:.\ 三zx_ じ/
///_|ニ三二三二三二三二三二|`ヽ:.:.:.:.:.:.:ヽ.__ z=―‐ ト-′
/' /イ:.|三ニ三二三二三二三二三|三}:.:.:.:z-¨z≦´ z._ |z ……駄目だ、すまん。
/:.:.:.斗ニ三二三二三二三A三二.|三:./彡‐__:.:.,;:/:.:三:`ヽ. l三
. // |三二 l二三二三ニ!∧ニ三l三{:.:.:}:.:-ァ=デ'´-‐ 、:三:.:.:∧三
,′ |三二 /!ニ三二三二|zz:.l三.ド=三三zzヽ:.:.:{ ヽ:.:.:ハ三 一つたりとも答えられんわ……
l ,. z= |ニ三l/ハ三二三二.ト、三.! ト:.:`i `ヾ - ァ .z.V:.:.:{三
//'´ |三/.| ,三!ニ三二|ニ/三トミ| |∧:.j '´ / / /-ミ:.:ヽz
/´ |./ 三三.lニ三二!z|.:.三:.:{ヘ「`ハ:{ /_ 彡' /三 ヽ:.{ /
/ _ !/ 三三.A三ニハ |:.:.三:{二二∧_. く 、二´z彡 /三三 j:.:ン'
. / {:.:.:.:}._| 三三z∧三|\三三.l二二. ` ミ __ イ `ヽ /:.:.:.:.ヽ
.'イ:/ `j:.:.:.:.`:ーz三../ lニ.| \三:ヽ二二 ` ‐<三 '/:.:.:.:.:.::.:.
:.:./ー - .._  ̄ 7三三/ lz.| \三:.}二二z_ r:i ヽ r..‐.}:.:.:.:.:.:.ヾ、:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.ヽ、 {:.三z/ V ` <二二二z_ `ヽ!:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.
67 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/01(土) 01:24:05.77 ID:v.t2LiQo
物語のテンポを良くするための演出じゃなかったんだww
68 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:25:13.54 ID:mdvhxUco
____
/― ― \
ミ ミ ミ / (●) (●) \ ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒) (__人__) \ /⌒)⌒)⌒) そりゃねーお……
| / / / ` ⌒´ | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒) / ゝ :::::::::::/
| ノ \ / ) /
ヽ / ヽ/ /
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
>>65
29歳のころ出家して、1年でこの境地に達して、もう次のステップに移ってます
今、やる夫は30歳ですね
69 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:26:34.88 ID:mdvhxUco
/ ̄ ̄ ̄\
γ⌒) (⌒ヽ
/ _ノ ノ \ \ `、 割と本気で困ったお……
( < (○) (○) | )
\ ヽ (__人__) / /
.
70 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:27:11.32 ID:mdvhxUco
____
/ ∪ \
γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ ウッダガ・ラーマ・プッタほどの人の教えにも欠陥があるとなると――
/ _ノ (>)三(<) \ `、
( <:::∪:::::(__人__):::::∪| ) やる夫は、やる夫は誰に教えを乞えばいいんだお……?
\ ヽ ::∪::::` ⌒´∪:://
71 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:27:56.71 ID:mdvhxUco
____
/ \
/ \
/ \
| \ ,_ | って、ん? なんかおかしい気がするお……
/ u ∩ノ ⊃―) /
( \ / _ノ | |
.\ " /__| |
\ /____ /
.
72 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:29:05.17 ID:mdvhxUco
そもそも解脱ってのは――
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(●)(● ) |
いいえ、多くの高名な行者がこの課題に挑んでいますが、 (__人__) |
(`⌒ ´ |
{ /
未だに、「これ!」という方はいらっしゃいませんな。 { /
ヽ ノ
┌厂ヽ ト-、
厂ヽ ヽノ l`l
| \ /|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
“「これ!」という正解が得られてない問題”だからこそ、諸派乱立で色んな考えがあるんだお。
だとすると誰に教えを請うても――結局のところ、どこかに欠点があって当然なんだお。
73 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:29:38.70 ID:mdvhxUco
つまり――
.
74 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:30:05.87 ID:mdvhxUco
,.へ
___ ム i
「 ヒ_i〉 ゝ 〈
ト ノ iニ(()
i { ____ | ヽ
i i /__, , ‐-\ i }
| i /(●) ( ● )\ {、 λ
ト−┤. / (__人__) \ ,ノ  ̄ ,!
i ゝ、_ | ´ ̄` | ,. '´ハ ,!
. ヽ、 `` 、,__\ /" \ ヽ/
\ノ ノ ハ ̄r/:::r―--―/::7 ノ /
ヽ. ヽ::〈; . '::. :' |::/ / ,. "
`ー 、 \ヽ::. ;:::|/ r'"
/ ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
| 答 | 自 分 で 考 え ろ │|
\_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ
.
75 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:30:45.94 ID:mdvhxUco
____
/ \
/ ─ ─\ 師匠、やる夫は少し分かってきましたお。
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ / やる夫の問題を解決するには、やる夫は自分で考えなきゃならないようですお……
ノ \
. /´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
76 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:31:35.00 ID:mdvhxUco
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::三三三`ヽ、
-―¬/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::_:::::::ニ三三三∧
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: イ::::_,::-―::、三三ニ',
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、::::,zム‐z三三三三ミ'
/::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::|―' 三>三三ニト、
/::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| 三\三三三≧z
/::::::_,.r::::::/::::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::| ニ三}三三三>
/,.ィ´ }:::::/::::::l:::::::::::::/ ∨::::::::::::l ,r=―ニニi三Y⌒
/ i::::/,.ィ´}:::::::::::/ `≧、∨::::::::i ∠_ 三三|`≧
i::/:::::,r-l:::::::::/r云:::フソ\:::::i≦'弋z::フ_、三}三ニi
l:::::::/ |:::::::/ ^ゝ辷ノ^ \{ ト≧≠イニニ∧三,' ……自分で、か。
|::::∧ |:::::/ } 丶 三ニ∧ニ/
|:::/ ヽイ::∧ | 三三ト- ' すまねぇな、あまり力になれねぇで。
|/. レ' ヘ 、 , ,三ニ/
ハ 、ニ三/
l\ -―――- ,三ニ,イ
i .\ ≦三/少、
,ヘ \ ヾ 三/三 |三\
_,..-―¬" ', ヽ ,ィ三三ニl三三≧、
/:::/  ̄ 〉 |ニ三三三\
,..―7¬:::::::/ \ / 三三三ニ`'‐.、
 ̄/::::/ {:::::/ 三三三三三三
77 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:32:09.88 ID:mdvhxUco
____
/ ノ \\
/ (●) (●)\ いや、修定主義、大いに参考になりましたお。
/ ∪ (__人__) \
| ` ⌒´ |
\ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒) 出て行くのはやる夫のわがままですお、こっちこそ申し訳ないですお!
ノ | / / / (⌒) ./ / /
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
78 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:33:12.18 ID:mdvhxUco
ただ、それでもやる夫は――
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∨> : : \\/::::/::::::::::::::::::::::::::::.. :.:.:.:.:.:.:. \/: : : <∨
∨> : : :.У::::::∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. :.:.:.:. ハ \: : <∨
∨>: ./::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ::l:.:.: l:.:.:.... `<∨
∨!;/::7::::/二ニニ=|==: ハ====ニllニl::. ∨ヘ
∨ /:.:7:::::::7:::::::::: l:::::::|::| |:::::::.|::::::|::.:.:リ:::::!:::.. .|:::|
/ ∧ :{:.:.:.7 ::::::: /|:::::::|::|:. |::::::::|: |:从レ'!:::::|.:.:.:.:.. |:::|
|:::/ ::::::::|.:.:ハ::::::: / .|:::::::j::|:. |l::::::il:::|:|ハ:::i|::V.:.:.:.:.:.: !:::|
|::: {:::::::::::|.:.:ト::Nメ、 l::::::リ | |i川斗七~V:|/.:.:.:.:.:.:.:.l::::|
|:::|:::::::::::::YリV ̄>-ト_. -リvィチう寸.!:.:.:.:.:.:.:.:l::::| ただし! わっちを捨てるからには覚悟することじゃ!
∨!:::::::::::::::|ト/才たうァ、 ´V辷rリ ノ !:. |:.:.:. : l ::|
∨:::::::::::::::|∧_弋_ク' , ー─'′|:: |::.:.:.:. |:::|
∨ ::::::::::::|  ̄´ l |:: |::.:.:.:. |:::| 目的を果たすまで、逃げ帰れるなどと思うでないぞ!!
∨:!::::::::::ハ , -‐v、 .l::::}::.:.:.:.:.l:::|
|:::l::::::::::::∧ / ハ ./::V::::.::.:.:.:!::|
|:::|::::::::::::|::!:\ / .j/ :|::::リ:::::l.:.:.:..l::|
|:::|::::::::::::|::l::::::`:>ト、 / Ll__j:イ.!:::::|.:.:.:.:|∧
|:::|::::::::::::|::l:::::::::|:::_| ` ー '′ .| ̄7 .|:::: |::.:.:.:|::∧
|:::|::::::::::::|::l:..;-フ/} \∧:.|::::::l:.:.:.:.|::::∧
|:::|::::::::::::|<´./ ,イ ノ ∧ .!:::: | :.:.:.|::::::∧
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
やる夫は、必ずやり遂げると誓ったんですお……
79 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:33:39.13 ID:mdvhxUco
. /: : : ://: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : :/l/__: : : : : : :l
/: : / / : : : : : : : /: : : : : : : : : : : ;ィ: : : : : : : : /´ `ーァ : : : l
: / ./ : : : : : : : ,': : : : : : : : : :/ /: : : : : : /:/ ,イ : : : : L _
´ /: : : : : : : : ,' : : : : : : : / /: : : : : 〃:/ 〈ミ: : : : : <_
/: : : : : : : : :,': : : : : : : /\ i: : : :/// /`ヽ !ヽ. \---‐´
. /: : : : : /! : i: : : : : : :/ァ云≧!: : / ´ z=≦.._ l_ : ヽr-`
/: :〃 / .l: : !: : : : :.:/、弋タ_ l : / ´ ´{rネハヽ, ハ/
.//// l: /l : : : : / " ̄ l:./l / ``ニ"- ゛ ,'イ !
" ´ ,, l/-l: : : :,イ. l/ .l ,' ,'〉 !ノ そうか。 なら、何も言わねぇよ。
,, '' l: : ∧_! l ,'/,ィ`丶、
,, '' l: / .l ` - ,'_/ `丶 、
'' l/ i、 、______,、 ,' \
!ヽ、 、 , ,イ \
`丶、 l ヽ  ̄ ̄ / l \
`ヽ, / l ', ヽ / l .l , - ... _ \
_ .. -' ,' /!. ', ヽ、____/ / ト、! / ¨ ‐ -
80 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:34:12.59 ID:mdvhxUco
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ /⌒) ⌒゚o \ 師匠……
| / /(__人__) |
\/ / ` ⌒´ /
81 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:34:43.42 ID:mdvhxUco
/:.:.:., -‐ / .:. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::: /{/z'::_:/::::/::::|
. /:.:/ / .: .:.:.:.:.:.:.:.:/ .:.:.:::::::::::::::::::::::::::::,イ::::::::::::::::::::::/´ ̄<:__ ィ':::::::::::!
// /: ..:.:.:.:.:.:.:.:./ .:.:.:::::::::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::::/ ノ-‐:::::::::|
./ /: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .:.:.:::::::::::::::::::::::/ /::::::::::::::/:/ 7二:::::::::::`ー‐z‐
/:....:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i .:.::::::::::::::::::::/ /:::::::/;:イ:/ ,. へ、 lヽ:::\:::::::`<_
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.::l .:.:.:::::::::::::::∠≧x、./::::::/ / _,..ィ/ ` }::::ハ:::::\― ´
/:.:.:.:.:.:.:.:.;:イ:.::::l .:.:.:::::::::::/朽心`V:::::/ /_z=z≦zz、_ /::ム:::ヽト--ー
. /:.:.:, /:.:/ |:.:::::|:.:.::::::::::/>、弋zダ,イ:::/ ,.z ´ {x勿i「`ヽ j:/_ V´
/::/// |:::::/!:.:.:::::::/ ′ ̄´ |::/ |!′ ヾニ´、く lイぐi′ お前が信じた一つのものが、
/´ / ,.|::/´|:.:.:::::/| l/ | /}l リ
/..|/..:..|:.::::∧ l /ノ, く. お前の宇宙の真実だ。
,..イ : : : : : : |:.::/: : `! 、 _ //:.:.:.:.`>ー-..、
,...イ: : : : : : : : : :| /: : : :∧ 、 /´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
- ´ : : : : : : : : : : : : |′: : : : :ハ. ` ー――― -- ‐ ^ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....:.:.:.:.:.:.:.:\ ――行けよ、兄弟!
- 、: : : : : : : : : : : : : : : : : : :|丶 .___ /|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : :.:.:.:.:.:.:.:.:\
` ー- :__: : : : : : : : : : : :/: | ヽ / .ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.
`V: : : : : : : : /: :.:| l ヽ / ∧:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : ,:<:.:_.:.
_,...<∨ :.:.:.:.:.: :{/イj i. \ ___ .イ / { Y:.:.:.:.:.:.: : : : : /
82 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:35:40.02 ID:mdvhxUco
_____
/ ノ' ^ヽ_\
. ゚ / 。;'⌒) (⌒ヽ\°
. / o'゚~(___人___)~o°\゜ ありがとう……ございましたおっ!!
. | ゚ |/⌒ヽ| ゚ |
\ ` ⌒ ´ /
83 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:36:25.04 ID:mdvhxUco
____
―― [] ] / 三\
| l ̄ | | . 三 \ 三/
|_| 匚. | 三 (。○) (○)。
| | 三 u。゚ (__人__) |゚
|_| 三 . ` ⌒´ /
[] [] ,- r⌒ヽ rヽ, }
// 三 i/ | ノヽ
匚/ 三 三 / )≡
三 三 / /≡
ニ三 ./ /
二≡、__./ /、⌒)
三 \  ̄
三 /\ \
三 /ニ ヽ 三 三
三 / ニ_二__/
三 ./
≡ /
≡ /
三_ノ
こうしてやる夫は、修定主義に一定の共感を覚えつつも、
その疑問点を解消できずに二人の師の元を去った。
84 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:37:13.21 ID:mdvhxUco
そして、瞑想による精神の陶冶に限界を感じた、やる夫の選択した次の修行。
____
/ \
/ ― ― \
/ (ー) (ー) \
| U (__人__) u |
\ u `⌒´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
,-'" ,--、 "ー-、
/ ー――ヽ ` 〉
\____,` -――一'
それは――
【 解説へ続く 】
85 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/01(土) 01:37:55.82 ID:v.t2LiQo
>>83
何故、つねに全力疾走ww
86 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:39:14.67 ID:mdvhxUco
本日の投下は、以上で終了です。
後日、最近ネタ切れ気味の解説を投下します。
仏教でここが分からない! といった部分がおありの場合、ぜひとも聞いて頂けるとありがたいです。
解説のネタにさせて頂きたく。
87 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/01(土) 01:43:04.84 ID:v.t2LiQo
乙でした!
古代インドの社会構造に疎いので推測でしかないけど
やる夫がここまでホイホイ境地に至れたのは
上流階級でも頂点に近い地位に相応しく
それなりに教養があり思索の下地が出来ていたからでしょうか?
88 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/01(土) 01:43:34.67 ID:a4.5VQIo
乙でした。やる夫すげーーーーーー!!
・・・でもこれって禅宗とか否定しちゃってない?今はこの頃とは比較にならない理論武装してるのかしら?
89 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/01(土) 01:46:08.32 ID:UyMzVvco
乙
>88
あ、同じこと思いました。これ禅否定してね?って
90 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 01:55:29.71 ID:mdvhxUco
>>87
この頃のインドの社会構造は、世界史の授業などでならった
バラモン(司祭)>クシャトリヤ(王族&武士)>バイシャ(平民)>スードラ(奴隷)>アンタッチャブル(不可触民)(※)
のカーストにもとづく社会構造が成立した頃です。
無論、やる夫も十分な教育を受けていたはずですので、思索の下地ができていた、というのは一因として十分に考えられるかと思います。
あとは、一年で境地に達したと記述する経典の内容をどこまで信じるかの問題ですが、
あまりに古い年代のできごとのために発生するさまざまな問題から検証が難しいため――
とりあえず、通説に従わせて頂きました。
※……最近では、ダリット(壊された民)と呼称する方が正しいのですが、通じの良さを考えてアンタッチャブルで表記させて頂きました。
91 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/01(土) 02:02:08.88 ID:mdvhxUco
>>88-89
禅定(三昧)という修行形態そのものは、のちのやる夫は修行の中に取り入れています。
そして禅宗という宗派は、インドではなくのちに伝わった中国発祥でして――
教えが伝わるうちに、色々と原始的な仏教からの飛躍があったのは事実であるようです。
そこで当然の流れとして、お二人と同様の疑問を呈する方もいらっしゃいまして、かなり議論が行われていたはずです。
ただ不勉強なことに、そのあたりの問答や理論武装に関しましては詳しくありません。
半端な知識で語っては禅宗の信者、修行者の皆様に失礼ですので、私からは以上とさせていただきます。
どなたか禅宗に詳しい方がいらっしゃいましたら、補足説明をお願いできれば幸いです。
92 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/01(土) 02:07:58.53 ID:v.t2LiQo
誰か、一休さんを呼んでこい
93 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/01(土) 02:41:05.44 ID:UyMzVvco
禅が生まれた土地は確かに中国だけれども、達磨はインドの生まれでインドで仏教を修め中国に伝道で渡った人。
中国の思想が全く影響していないとは言わないけど、中国発祥の中国の仏教、というにもかなり抵抗がありますね個人的には。
94 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/01(土) 16:45:06.55 ID:poUZOoko
>>86
仏教でここが分からない! といった部分がおありの場合、ぜひとも聞いて頂けるとありがたいです。
まとめにあるスッタニパータの「犀の角のようにただ独り歩め」とはどういう意味なんでしょう?
ここで聞くのは筋違いなんですけど、せっかくだから本職の人に答えてもらいたく
95 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/01(土) 17:08:05.31 ID:I2O3iRso
いやあ、しがない一仏教徒だけどこれ面白いや。
個人的にはやる夫キリスト位面白い。
…まあ当然この後の展開も知ってるけどww今からワクワクものです。
禅宗についてはは門外漢なので
大学でインド哲学を専門にやってた姉にでも聞いて見ます。
96 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/01(土) 17:31:27.73 ID:XhGUCV.o
うろ覚えだけど瞑想には大まかに2種類あって
物事を延々突き詰めて脳みそフル回転して考える瞑想と
考えるのを止めて神秘体験する瞑想があったかと
97 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/02(日) 00:06:30.65 ID:I6I.fjAo
おお、俺と同じお東(だよな?)の坊主がやる夫でブッダを始めるとは…
禅には「魔境」と言う境地があって瞑想中に中途半端に悟ってしまうと万能感に支配されその状態から
抜け出せなくなる、自我を離れるはずがかえって自我が肥大化してしまう事があるらしい。
瞑想だけだとそこに陥る可能性が高くなるからダメなのかもね。
禅宗ではそれを防ぐ為の方法もあるのだろうけど、勉強不足で知らない…
98 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/02(日) 11:41:48.94 ID:Pc5JaVco
面白いな
やっぱ仏教はキリスト教とかよりはなじみがあるから
理解しやすいかも
99 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/02(日) 11:46:03.85 ID:QHcXOGEo
そういや、中世に伝来したキリスト教宣教師は高度に理論武装した日本の仏教に度肝を抜かれたとか。神道なんかは「多神教の迷信」なんて切て捨ててるけど。
キリスト教的な考え方では「空」の概念がどうしても理解できずに悩んだらしい。
100 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/02(日) 15:28:15.74 ID:xu993k.o
>>94
そもそも、スッタニパータとは何なのかというレベルの初心者ですが何か?
101 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/02(日) 19:16:05.67 ID:/8qaNbMo
>>94
>>100
色々調べた上で、個人的にも思案を巡らせまして、解説の用意は整ったのですが…・…
肝心な問題として、それを解説しようと思うとこの物語で取り上げる「やる夫の悟りとは?」といった部分にまで言及せざるをえなくなりました。
壮絶なネタバレとなりますので、最終話の補足解説としたいと思います。
どうかご寛恕を。そして、最終話までお付き合い頂ければ幸いです。
>>97
門外漢の私でも知っているレベルの対策ですと、臨済宗の「公案」、つまりいわゆる禅問答による師家(=師匠)とのやりとりなどがあります。
あの難解な対話には、師家との問答、対話を重視することで、ひとりよがりの誤った悟りを避ける意味があるそうな。
>>99
キリスト宣教師「魂は不滅なのです。」
禅僧「あなたたちの魂という概念は思考に基盤を置いているようだが、人間は年をとれば思考も衰える。思考は肉体の従属物なのでは?」
キリスト宣教師「……この問題だけは私は解りません」
といったやりとりが、確か記録されているそうですね。
ただし伝聞を記憶しているだけですので、ソースは提示できません。
102 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/02(日) 22:37:29.11 ID:Uakm.kI0
お!こちらに移られたのですね…
乙でヤンス
やる夫修練修めるの早いっすね〜手塚治虫のブッタ位しか読んだ事ないんで色々と楽しみですww
103 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/03(月) 19:11:50.87 ID:2engr.Qo
「訳本が手に入るのに孫引きでしたり顔に語るのは、僧侶以前に創作者としてどうか」と、ふと考えまして。
ということで、えー、中村元の邦訳スッタニパータを図書館で借りてきました。
とりあえず一読して、まず「スッパニタータとは」を今回の解説にしようかと思います。
ただ、ジャレド・ダイヤモンドの「文明の崩壊」やら佐原真の「斧の文化史」なんかを一緒に借りてきたので、
少し解説の完成が遅れるやもしれません。
ご了承ください。
104 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/04(火) 00:23:35.73 ID:JVLCtK.o
>>1
さん僧侶だったんすか
ニコ動の蝉丸Pを彷彿とさせますな
無理せず頑張ってください
105 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/05/04(火) 01:12:44.24 ID:qHoYgYYo
突然ですが本日これより、解説部分を投下させて頂きたいと思います。
こんな時間に恐縮ですが、どなたかいらっしゃれば合いの手など頂ければ幸いです。
106 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/05/04(火) 01:13:12.10 ID:qHoYgYYo
○以降、解説など
_ _
r─--‐'"´: : : : : : ``ヽ、
入: : : : : : : : : : : :r'´ ̄`ヽ`ヽ
/: : :\.:.:.:.:.:. : : : :/ /´ ̄`ヽ V ニニヽ
/. : : : : : : \.:.:.:.:.:.:.〈 〈 rニュ ハ
/. : : :〃:::::/ `ヾ;:;:;:;:;) ヽ 〈{薔}〉V/ 〉
i: : : :.//::::/ `ヾ;入 V / // /
i: : :.//::/ U `ヾ入`ヽ_ / /: :!
!:.//'´ `ヽ V /: : :!
V〈 '"´ ̄`ヽ '"´ ̄`ヽ `「`ヽ: :!
い u i.:.:.:.V つ、ついに次は“アレ”の回かしらー。
i弋j ,r=ニミヽ ,rニ=ミヽ i.:.:./
l い .:; ) ノノ
/ ヽ ', u u __ ノハ
〈 ,r ‐┴-、 | ̄ノ / ̄`ヽノ
V 二二> .. .___ _ ,.. ィ´ ==、.:/
V´二二ヽ _ノ>介< L : .:.:.〉
/^ヽ _ _// / /八ト、`ヽ ニニヽ.:/ ``ヽ
/ > =く L /l 。 Vl l/ ヽ __
/ ./}\
/ ,r'"/ .\
ハ / / ヽ、 /"i
ああ、ついに来ちまっただろ…… .ソ ノ / / (ー/ ..,ィ´
| レ' '- '~ /..|_
下手に描写すると「グロ貼るなボケ!」とか言われかねない“アレ”が…… l t".,.-┘.)
. ', 、-ーr'、
.\ ゛''´.ノ
) /`´
/ /ヽ
. / / │
107 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/05/04(火) 01:14:15.53 ID:qHoYgYYo
/}
_ !l ,.- 、
//|| ̄ `ヽ⌒',
/ / ヘ入ヽ ∨
!| //ー, \, } ま、まあそれはともかく!
l .// ○ ○{
\(⌒リ" △"ノ この手の「やる夫」の逸話って、ぶっちゃけどのくらい信頼できるのかしら?
{こ.フ>、ー,.イ
〈二}/ ∞Y_〉
└ 〉 ハ〈┘
/ ヘ
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人__) |
ふむ、というと……? ( |
{ |
⊂ ヽ∩ く
| '、_ \ / )
| |_\ “ ./
ヽ、 __\_/
108 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/05/04(火) 01:17:24.90 ID:qHoYgYYo
__
「ヽ ̄\ ゞ_、__
/入 \ _jl´frォ j}
/ / ` ーヽハ-メ_jヽ.
' ,' ,. - ´`ヾヽ !
カナは賢いから、こないだお経を読んでみたのかしら。 i イ , =、 ォ= 、 川!
ゞハ, ハォ.j 辷j |メ.
`ハ :::: ' :::: イ_ ヾ
,.,ゝゝ、 ` ´ イミミjノ
l!V:三} ゙>< ゝ-'⌒丶
/ ゝリ! jハ! レ′ l
く :.:! o 〈 - |
ゝ l:.:.|'\ o _ .人 l 〆ノ
| :.:.| /介!V イ´
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| (⌒ )(⌒)
| (__人__) おっ、若いのに感心じゃないか。
| ` ⌒´ノ
| }
ヽ ヘミ|
/,` 、` -`,--` ,
__,---/;;;;;` `-,-/ニニ |
/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,>、 /::l,_l・ ,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::<:::::::ヽ``l::::| |`l,::::ヽ
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::\|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
109 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/05/04(火) 01:18:58.32 ID:qHoYgYYo
ノ ヽー- 、
, '´ ヾ ヽ , '-
/ 入... | ` ´ ヽ
'::. / \:::::. ヒィ秘)、./
/::: l/ - ─ ' `'ヽ\ __ン
i:::: / ○ \ヽヾ|
Y⌒V ○ | /
{ ノ ' j/
r ーノ ,. - 、 _ ノ とりあえず、やらない夫の宗派(浄土真宗大谷派)の、
/ _ノゝ 、 ⌒_, ヘ
!∠´ ト`_二_ 二.イ:::::::: | 「真宗聖典」から、「仏説観無量寿経」を読んでみたかしらー。
iヽ::::\ ノ{::::,ィ:::j::ヽ `>-<
ゝ_ ` ´ | |` |:::! !::|`| {:::::::.ノ
∧ | |. `´ `´│ フ´
/ |" | \ イ │
/ |: | ` '´ │ "|
' |: | | | / ̄ ̄\
/ \ \
.(●)(● ) u. |
おお? 割と難しいのを―― (__人__) u |
.(`⌒ ´ |
漢文書き下しだから、面倒だったろう。 { |
{ u. /
. __\ /リ 厂`'‐- .._
しかし、あれは……あー、どうだった? / : : :介ーz<__」// |: : : : : : :ヽ
| : : : : ::〈 「`乂/ / 丿: : : : : : : |
| : : : : : /: | {::::} / `7: : : : : : : :│
. | : : : 〈: :│ {::::l /. :/. : : : : : : : : |
110 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/05/04(火) 01:20:15.18 ID:qHoYgYYo
筋書きは、手塚治虫の「ブッダ」で予習したから大丈夫だったかしらー!
, -、 , -――- 、
! ', く ̄`'ー 、 ,rz:yェュヽ
ヽ. ヽ __ /.:ト 、 ー-{{ rャz_}}ハ
ヽ \ /´ } / '} 丶、 ヽ,:クー'ヽ.〉 li
r‐ヽ. ヽノ / l.: / >‐ゝ〃ヽl l|
r | {:. , 九、 l: /- 、 ' ,ィfメ、 \ l :!
. 「', \_}l ノ }' \ ヽ!:y=、 ヘ:りj 、Y´Vl
l ヽ_〕 _ イ _〕\´l\ _ハ:り 、 ´xXx fヽjノ
` ー 't--イ __j´ / _} \ //⌒ヾ _, -'´) ,rー」
フ⌒K´ ' ヽ、| ヽ、__./ ̄ `ヽー 、ニ´ r '´ ̄ ̄¨ヽ
厶ィ l \ / | 、 ヽ `丶 - V 」ト-イ_V´ . 二 _ 」、
/ ハ. 丶、{_ 」 ` ヽ / _}。 Y゙-―‥チ:〉
└ 'イ. ヘ / イ /‐t― ヽ、, イノ l:ト、 , -_」{
/ , l 'ーォ / / \__ , f´ ̄`フ|」 匕.-'‐i|
´} '´\ / { / / ≦三} 。 K≧イ!
¨´ケ ハ フ | / / └=' 、 /ハ l
{.ノ} し'イj' / /`ヽ }'´ :|
111 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/05/04(火) 01:20:48.02 ID:qHoYgYYo
ビンバシャラ
やる夫の支援者のビンビサーラ(頻婆娑羅)王が、
アジャセ
息子のアジャータシャトル(阿闍世)王子に幽閉されて食べ物も与えられず、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ || || || ,/ .|| |; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ;:゙: ;";゙;:|; ; :: : :;: ;": :"#
| |l || ||,/|| || || |; ::゙ .:; : ;:゙: :; ; ; : ;:゙: ;": :; ゙; ;:;:|: : ;; |\ :: ゙::
| |l ||,/|| || || || | ; : ;:゙:# ;": :; ; : ;:゙: ;"::::::; | :: | ||.\ ; ;"
| |l/.|| || || || || |; : " ; : ;:゙: ;": :; ; : ::;:゙: ;":゙;;| ;; " .| || || \ ;
/..|| || || || || || | ;;: ; : ;:゙ : ; ; ;;": :; ; : ;:゙: ;": :; ゙|;; ; ゙ \ || || |
| || || || || || || || |; ::゙ .:; : ;:゙: :; ; ; : ;:゙: ;": :; :゙゙; |: : ; ; ": \.|| |;
| || || || || || || || |; : ;:゙: ;/ ̄ ̄ ̄\ ;:: .: " :゙;; ゙:::| :: ; ::; .; ゙\! :
| || || |レ|レ|| || || | ;;: ; :/ ─ ─ \: :゙ ": : ;: ゙ :゙ ;.| :: ;: :;: ;": :; ; ;
| || |レ|レ||_|| || || |;; : / <○> <○> \: :゙ ": : :゙ ; :|:: :;: :: ;:;: :
| |レ|レ||_|| || || || | ;;: | ヽ __´___ ノ | ; ;; ; :.,| : :;: ;": ::;: :: ;
レ|レ||_|| || || || ||  ̄ ̄ \_ `  ̄´ _/ ̄ ̄ ̄ ̄\ : ;": :;:;: :
レ||_|| || || || || .../ | . \: :;: ; ;; ":
|_|| || || || || (_)| ・ ・ || \: :;:: :; ;
l⌒ヽΞ Ξ/| |
.....| |\_(;;U;;;)_ ̄))
.(_) //
....( _)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
112 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:21:25.86 ID:qHoYgYYo
イダイケ ソ ミツ
そこでヴァイデーヒー(韋提希)夫人が清めた体に酥蜜(牛の乳を精製したもの+蜂蜜)を塗り、
胸飾りの粒の一つ一つに葡萄の汁を詰めて夫の元を訪れる! 感動的な夫婦愛かしらー!
lヽ ノ l l l l ヽ ヽ
)'ーーノ( | | | 、 / l| l ハヽ |ー‐''"l
/ そ | | |/| ハ / / ,/ /|ノ /l / l l l| l そ ヽ
l ・ i´ | ヽ、| |r|| | //--‐'" `'メ、_lノ| / ・ /
| み l トー-トヽ| |ノ ''"´` rー-/// | み |
| ・ |/ | l ||、 ''""" j ""''/ | |ヽl ・ |
| つ | | l | ヽ, ― / | | l つ .|
| !! | / | | | ` ー-‐ ' ´|| ,ノ| | | !! |
ノー‐---、,| / │l、l |レ' ,ノノ ノハ、_ノヽ
/ / ノ⌒ヾ、 ヽ ノハ, |
,/ ,イーf'´ /´ \ | ,/´ |ヽl |
/-ト、| ┼―- 、_ヽメr' , -=l''"ハ | l
,/ | ヽ \ _,ノーf' ´ ノノ ヽ | |
、_ _ ‐''l `ー‐―''" ⌒'ー--‐'´`ヽ、_ _,ノ ノ 注:なんのプレイかと思われるかもしれませんが、
 ̄ ̄ | /  ̄ お経の中のストーリーです。いや、ホントに。マジで。
113 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:22:06.86 ID:qHoYgYYo
しかし非道のアジャータシャトル王子はそれを知り、ヴァイデーヒー夫人すら幽閉する!
,. ‐';ニ"´ニイ:i!:、ヽ:.:`ヽ、_
/.:///:.イ:.|:|:|i:.:ヽ:.、ヽ:、ヽ、
:.:/:/./://:|:.:|:!:|:|i:.:.:゙,:.:.:.リ:.ヽ\
./:.:/:/:.:.//ハ:.:i:.:l:.:.i:.:.:i:.ヽ`:|:!:.:ヽヽ
:.:/.:/:.:./:.l!::.:.ハ:.V:.;、:i:.:.|:.:.ヽ|:.i:.i:.:.',:.゙:,
/l!:/.:.:/|!.|:.:./ハ:',:|:ヽ:、|!:.:.:.ハ:.||:.',:.i:、:',
!|l,:!:.:.:.:|.| |レ/∧:l:メ!:.ヽ:.:|:.|/:.i:.リ:、',:|:.i:.i
:|l.|:.:.:.:|!.:|:.//¬i:.{‐、.:|.ト、:l:|、:.!:.:.i:ヽ|:.|:|
i:.:| |:.:.|l:.:.l/ィ示ヽミ !.メ| 〉ヽ!:|_!:.|:i.:N:.|
:.:.l!:l、.:.:l、:l`ヽ::ノ_, ' リ |i |.,.ィl、.|::!||:.メ:リ
、:.l!.N、:い!. !く:::ソ } |:.:|/:/
!:i、.i!リ ヽ! , `~ /|:ノ:/
:.i|:iN ` .: ノ /:!レ/′
:、l:|ハ 、____ /::i/'′
小| ヽ `''ー‐`'' /|/l
:.:トヽ \ / r‐-、r‐-、r‐-、r‐-、
N|`ヽ ヽ、 , '´ ┌───────┤ || || ||_..._|‐───────┐
``'''‐- ..,_ iT"´ | ー──────‐ |_...._|| ||_...._|ヽ_,ノ. ─────── |
、_ ``''‐N、 | DEATH NOTE .ヽ_,.ノ|.-‐.|ヽ_,ノ |
`ヽ、 i | ─────────. `ー' ー‐─────────‐ |
、 `ヽ、 | | 韋提希 : |
、`ヽ、 \ | | ──────────‐ :. ──────────‐ |
114 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:23:23.23 ID:qHoYgYYo
/}
_ !l ,.- 、
//|| ̄ `ヽ⌒',
/ / ヘ入ヽ ∨
!| //ー, \, }
l .// ○ ○{ 分からない漢字があったりするけど、この筋書きは分かったかしら!
\(⌒リ" △"ノ
{こ.フ>、ー,.イ それで、カナが凄く気になったのは――
〈二}/ ∞Y_〉
└ 〉 ハ〈┘
/ ヘ
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(ー)(ー ) |
(__人__) U |
あー、なんとなく分かった。分かったが、言ってくれ。 ( u |
{ |
⊂ ヽ∩ く
| '、_ \ / )
| |_\ “ ./
ヽ、 __\_/
115 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:26:38.16 ID:qHoYgYYo
それじゃ、ちょっと長くなって申し訳ないけど、まるごと引用するかしらー。
ギシャクッセン
「時に韋提希、幽閉せられ已りて、愁憂憔悴す。はるかに耆闍崛山に向かいて、仏の為に礼を作して、この言を作さく、
『如来世尊、在昔の時、恒に阿難を遣わして来らしめて、我を慰問したまいき。我いま愁憂す。
モクレン アナン
世尊は威重にして、見たてまつること得るに由なし。願わくは目連と尊者阿難を遣わして、我がために相見せしめたまうべし。』
この語を作し已りて、悲泣雨涙して、はるかに仏に向かいて礼したてまつる。
未だ頭を挙げざる頃に、その時に世尊、耆闍崛山にましまして、韋提希の心の所念を知ろしめして、
ダイモッ ケン レン
すなわち大目【牛+建】連および阿難に勅して、空よりして来らしめたまう。
仏、耆闍崛山より、王宮に没して出でたまう。時に韋提希、礼し已りて頭を挙げて、世尊釈迦牟尼仏を見たてまつる。」
(以上、真宗聖典、仏説観無量寿経より引用。【】内の字は常用外のため、著者記入)
, -、 , -――- 、
! ', く ̄`'ー 、 ,rz:yェュヽ
ヽ. ヽ __ /.:ト 、 ー-{{ rャz_}}ハ
ヽ \ /´ } / '} 丶、 ヽ,:クー'ヽ.〉 li
r‐ヽ. ヽノ / l.: / U >‐ゝ〃ヽl l|
r | {:. , 九、 l: /- 、 u ' ,ィfメ、 \ l :!
. 「', \_}l ノ }' \ ヽ!:y=、 ヘ:りj 、Y´Vl
l ヽ_〕 _ イ _〕\´l\ _ハ:り 、 ´ u fヽjノ
` ー 't--イ __j´ / _} \ //⌒ヾ _, -'´) ,rー」
フ⌒K´ ' ヽ、| ヽ、__./ ̄ `ヽー 、ニ´ r '´ ̄ ̄¨ヽ
厶ィ l \ / | 、 ヽ `丶 - V 」ト-イ_V´ . 二 _ 」、
/ ハ. 丶、{_ 」 ` ヽ / _}。 Y゙-―‥チ:〉
└ 'イ. ヘ / イ /‐t― ヽ、, イノ l:ト、 , -_」{
/ , l 'ーォ / / \__ , f´ ̄`フ|」 匕.-'‐i|
´} '´\ / { / / ≦三} 。 K≧イ!
¨´ケ ハ フ | / / └=' 、 /ハ l
{.ノ} し'イj' / /`ヽ }'´ :|
116 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:27:32.16 ID:qHoYgYYo
/´ ̄ ̄  ̄ ̄`\.
/: : : : \
/: : : : : '.,
|: : : : :|
| : :u : : : : : ., :| あー……聞きたいことは分かったが、まずざっくりと現代語訳しよう。
|:: : : :_ ノ゛,, ;、、、 '"ヽ_ :|
|::::;;;( ●) ノヽ ( ● ) ;;:::| 漢文書き下し状態だと、全部は読めん読者さんも多いだろうからな。
|: : : ´"''", "''"´ :l
',: : . . ( j ) ./
_/二L___: :.`ー-‐´`ー-‐′ /ハー、__
/: : r':| r' ̄二ユ ./ : ',: :: :: :\__
: : : : | .| | / ) `) ./| : :.ヘ: :: :: :: :: :: :\__
: : : : |.ノ. ノ / ⌒ヽ_ /. |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: :: :\ ヽ- ´ .|: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ
: :: :: : l: `ー┬-、 ト、. /: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
: : ┐|: :: :: :: :\) 7 ./iii入/|: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
: : イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiii〈 /! : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
イノ : : / /: :: :\_  ̄\ii} |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|
117 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:28:17.63 ID:qHoYgYYo
_ _____
, ´ `ヽ
/ ヽ 「ヴァイデーヒーは幽閉されて鬱になったので、遠くの山にいるやる夫に言った!」
. | , l
| __ノ , ヽ、_ u |
l ( ● ) ( ●) | 「『やる夫さま、むかしアナンダくんを連れて来てくれたみたいに、
| l
.l ( __ 人___) } アナンダくんとモッガラーナくんを連れてきて! ホント鬱なの助けて!』」
| i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i |
| U l.r '⌒ ^⌒`j .|
. 丶 ヾ-======'. / 「って、泣き叫びながら山に向かって頭下げた!」
ヽ ` ⌒ ´ ハ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ l \、
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._ 「頭を上げる前には既に、やる夫はテレパシーでそれを察知!」
/ !./l;';';';';';';\ ./ │ _
_,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r:,=i
. | |:.l. /';';';';';|= ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 )) 「『アナンダ、モッガラーナ、お前ら空飛んで行くお!』」
l. |:.:.l./';';';';';';'! /:.:.| i´|.ー‐' | / | |. ! l
. l. |:.:.:.!';';';';';';';'| /:.:.:.:!.|"'|. l' │-==:|. ! ==l ,. -‐;
l |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l | l. | | / // 「そしてやる夫もテレポートしてヴァイデーヒーの前に!」
l |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l l、 :| | } _|,.{:: 7 ))
l |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ' ::::::|; 7
. l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ ::::::!′ :::| .:/ 「その間、実に頭を下げて上げるまでッッッ!!」
. l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! /ヽ::: `::: :::: ....::..../
118 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:29:47.51 ID:qHoYgYYo
_ _____
, ´ `ヽ
/ ヽ
. | , l
| __ノ , ヽ、_ u |
l ( ● ) ( ●) |
| l ・・・・・・・・
.l ( __ 人___) }
| i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i |
| U l.r '⌒ ^⌒`j .|
. 丶 ヾ-======'. /
ヽ ` ⌒ ´ ハ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ l \
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l;';';';';';';\ ./ │ _
_,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r:,=i
. | |:.l. /';';';';';|= ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」
l. |:.:.l./';';';';';';'! /:.:.| i´|.ー‐' | / | |. ! l
. l. |:.:.:.!';';';';';';';'| /:.:.:.:!.|"'|. l' │-==:|. ! ==l ,. -‐;
l |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l | l. | | / //
l |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l l、 :| | } _|,.{:: 7
l |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ' ::::::|; 7
. l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ ::::::!′ :::| .:/
. l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! /ヽ::: `::: :::: ....::..../
※……見てわかると思いますが、相当にざっくり意訳してます。誤訳上等!
119 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:30:37.98 ID:qHoYgYYo
___ ┏━┓
, -‐ ` 、 ┃
/ ヽ ┏┛
ハ
,′ ,l ●
| _,,.ィ"゙ l
. | =ニー=彡ニ''`ー--, |
l, _ノ⌒,,,_ ,ィ´● )'"゙ | ……うちの聖典は何を言っているんだ?
l =( ●フ=、; '"^'=''′ ,|
,,. -‐ゝハ, `゙゙゙゙´ 、 . : :! テレパシー? 空中浮翌遊? オ[ピー!!]ムの教祖じゃあるまいし。
~´ : : : : : `ヽ:. i i } : : ト、.、
: : : : : : : : : ヽ、 '、_ノー-;ァ′. : :/ ヽ\、
:f: r : : : : : : : !丶 ` ''ニ'´ ,/ !:: : :`丶、_
: /: : : : : : : : :! ヽ、 ⌒ / : ,i: : : l!: : : : :`ヽ、
〃: :j: : : : : : : ゙i `ヽ、..,,__,, :ィ":: ,ノ:: : : : : : : : : : : :\
ノ: : : : : : : : : : :丶 : : ::::::::: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : :\
_r 、_ /ヽf ,_ _ ヾ,,
, - ',,ノ! \`ー 、 >_.∨;;r=;;、 |!
/_,メ、 \ _ \ i_ j (ヾ;(;;ソfー!!
//´、 ヽ X´ ゙、 メY. ヾ-;メソ
自分の宗派の聖典をコキ下ろした――ッッ!? _j/ ○ \ l `iヽ.イノ
ィ-! u ○' `ーi ! '` '
>ー、 r ─ 、 iii ー、,∠, __,__ . __
/f ,._j! ヽ. | / メ`ゝ、r ノ j_/)' `i )
メ r ー' 、!_ / ( メ,> =゙‐`'´  ̄//)-、`ノ
,_;;=/ ´ ̄ ̄ ̄´ //) )
,, -''´ 、 r ,r── 、._. //)ヽ_ ノ
_ _,.. -─ ''´ ` ''_イ_/ー、ヽ. \.. //)-、//
, -‐ ''´ ''メij ヽ \. ソ'ノ) )
(  ̄ ̄./`''ー 、_, / ! ! \,,>'、/)ー
120 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:31:43.58 ID:qHoYgYYo
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ あー……いや、まぁ、な。
| ( ー)(ー)
. | U (___人_)
| ` ⌒´ノ この手の科学的に非常識な描写は、一般人に真っ先に拒否感を起こされるところだ。
. | u }
. ヽ } (
_ヽ ノ`ヽ、_ ) 画面の向こうで俺と同じ反応になった奴も、さぞ多いだろうと思う。
_/|\ ` 、,__ 、小 L  ̄ ヽ (
_, ハ \ ` ァ、 /ヘ,レ―‐‐、__i__,)
, -‐ ´ ,ゝ \/ _ 又/ ,ヽ\丁 ……さて、この手の描写がなぜこうなるのか、について解説していこう。
/ ヾ. \ , イ{`< _ ,ィ 〉〉〉|
/ `゙ヾ\ ヽ/ ヽ\`く´ / `ー(/ |
! ´⌒` ヽ / `ーヲ`〈 i !
121 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:32:15.47 ID:qHoYgYYo
「仏説観無量寿経」は、やる夫の死から、かなり後に作られた経典だと推定されている。(※)
つまり、「やる夫」という存在が、既にこの時点でかなり神格化されてしまってるんだ。
ゆえに、誰にも真似できない神通力を備え、前人未到の精神的境地に達した超人――みたいな扱いになってる。
※……サンスクリット版、チベット語訳版が未発見のため、製作年代は内容から推定された。
/ ̄ ̄\
/ _ノ .\ _,,
| ( ●) (●) |. l;l
. | (__人__) | _,_,|,|_,
| ` ⌒´ |, ト-=y 丶
. | } ヽ `i, ̄‐^l
. ヽ } ヾ~ ` i,
ヽ ノ _ ヽ、 ;i,
,,_,i y,ソト,,__ ヽ、 ;i,
,/r-'"j / / ii, `ヽ、-x,,゜r ;i
,,/'/__.L、 /ヾ、"i `ヽ `;i i,
,/ /_iーヘ,ヽ、 , /i" ヽ、 i `、'i iヽ、
_,) ヽ " ネメ、_ii"~ _Yri l, ヽ、
_,,,>t 、ヾ、 ゞ;;/ / ,¬ V⌒l
,y`;,,__ ,i /ii' / r-/| l l
_/^,,, ヘ l /iil / l"v' y } l
v=4⌒ヽ、 j --,,,if /iii| ,, 〈-ヘ_,、 <、 / i|
122 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:32:58.31 ID:qHoYgYYo
/ ̄ ̄\
/ _ノ .\ _,,
| ( ー) (●) |. l;l
. | (__人__) | _,_,|,|_, ……あー、だから仏教としてどうだ、といった議論をする気はない。
| ` ⌒´ |, ト-=y 丶
. | } ヽ `i, ̄‐^l
. ヽ } ヾ~ ` i, 俺は宗教も文化である以上、変質はつきものだと思ってる。
ヽ ノ _ ヽ、 ;i,
,,_,i y,ソト,,__ ヽ、 ;i,
,/r-'"j / / ii, `ヽ、-x,,゜r ;i
,,/'/__.L、 /ヾ、"i `ヽ `;i i, で、本題に戻ると――
,/ /_iーヘ,ヽ、 , /i" ヽ、 i `、'i iヽ、
_,) ヽ " ネメ、_ii"~ _Yri l, ヽ、
_,,,>t 、ヾ、 ゞ;;/ / ,¬ V⌒l
,y`;,,__ ,i /ii' / r-/| l l
_/^,,, ヘ l /iil / l"v' y } l
v=4⌒ヽ、 j --,,,if /iii| ,, 〈-ヘ_,、 <、 / i|
123 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:35:07.47 ID:qHoYgYYo
/´ ̄ ̄  ̄ ̄`\.
/: : : : \
/: : : : : '.,
|: : : : :|
| : :u : : : : : ., :| 日本で主となってる大乗仏教は、成立が遅い分、
|:: : : :_ ノ゛,, ;、、、 '"ヽ_ :|
|::::;;;( ●) ノヽ ( ● ) ;;:::| 経典もこの手の超人描写が多くてな……まあ、そういうもんだと思ってくれ。
|: : : ´"''", "''"´ :l
',: : . . ( j ) :|
_/二L___: :.`ー-‐´`ー-‐′ ハー、__
/: : r':| r' ̄二ユ ./ : ',: :: :: :\__ どこでも教祖は神格化されるもんだ。
: : : : | .| | / ) `) ./| : :.ヘ: :: :: :: :: :: :\__
: : : : |.ノ. ノ / ⌒ヽ_ /. |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: :: :\ ヽ- ´ .|: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ
: :: :: : l: `ー┬-、 ト、. /: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
: : ┐|: :: :: :: :\) 7 ./iii入/|: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
: : イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiii〈 /! : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
イノ : : / /: :: :\_  ̄\ii} |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :| _, -- _
rー- 、 , '´__ r 、 _`丶
l「 ̄`ヽ/_ 「 r-、_└t.-'´ ̄L..
l| /\ _ ̄ く 」_ , ィz< ̄ヽ 」
il ,' //\ 丶 { |に」Yラソ三ュ〕.」
\ 〔.// ` −- l ̄込ニく\T゙_「
\V_ ,,. 二L.| l┘l \
八 _ _ |__〉 7V´
わ、割と抵抗感あるかしらー…… ┌i Yf⌒t 'f⌒tY Y∨
〃', tっ' . ゝ=ぅ , |lム
{{ーヘli cっ r く! _〕
「 ̄/ /1.::'´ ,_`':.「ト | __ 」
匸. | ,' / 〉: {j7 .:| l | _」
124 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:35:39.24 ID:qHoYgYYo
( ヽ、
__\ \
<__ \ \
/<__ \ \ ヘ /⌒/
./ └--ミ ヽ、\ - \ |
. , '′ ⌒ヽ,__ノ丶 - 〉 このへんズバっと、
/ ( ● >、 、( \ !
/ , `'''" _, \_ヽ {
./ { , ( \)、ヘ > 、 「歴史的経緯による描写の変化で、信仰の本質には関係ないです!」
| ゝ-イ `''" ./ \ ∠/ヽヘ
,.-/| ゞニ>一′ ./ \(⌒) ノ \
/ | \ヽ ./ .ヾ、 / \ とか言い切った方がいいのかなぁ、とは思う部分ではあるなぁ。
 ̄< ! `\ /___ \/ \(
_ \ ! > ー-- イ \_  ̄ ̄\_\
!  ̄ ̄ ヽ /{ )\ | ∠ ノ)ヽ、
\ /⌒\ 〉  ̄ / / >\ ……まぁ、今後の学術調査で、そのへんの変化の経緯も分かるかもしれん。
\ い / / //ノ
\ / / / / ̄
125 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:36:47.78 ID:qHoYgYYo
/}
_ !l ,.- 、
//|| ̄ `ヽ⌒',
/ / ヘ入ヽ ∨
!| //ー, \, }
l .// ○ ○{ え? でも確か、インドの経典の失われた部分と突き合わせれば色々解明できる、
\(⌒リ" △"ノ
{こ.フ>、ー,.イ チベット仏教の経典って、中国共産党にあっさり蹂躙されてもう学術調査どころj――
〈二}/ ∞Y_〉
└ 〉 ハ〈┘
/ ヘ
126 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:37:43.88 ID:qHoYgYYo
 ̄ 、
´ \
/ ヽ
/ 、_ ヽ おっと、それ以上は黙ってくれ。
、_ ' :::::::::`ゝ"ヽ
/l(O)ヽ l ::::::::::::::::,、__
ス・・・ ./ ヽ_ 。' . l ::::::::::::::::| ', ',`,
/:::::::/::::ヾノ . l 冫.:::::| ', ', ', その話題もマジで色々と怖いから。
./:::::::/::::// l l ::::l ', ', ',
./:::::::::::l´::// l {`ヽ u ::::} ヽヽヽ
/:::::::::::/ヾ:ノ′ l ',´ ヽ J / }
/|::::::::::/::::/l ! ', ヽ、_/ ./
/|/:::::/::::// ,' ヽ ./
.l:::::::::::::/::::/:(  ̄ `ー - `, ,'
',:::::::/:::,..'.___|::::| ` 、 ゝ ,'
.`',/:::/:::(_| ::l ) :.:.:.:.:.:... 、 /ヽ 〈
- ' /::::...、:'、/::// :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. .:.:ヽ _ ´ | .i
⌒`l,,.-'''")x', :::.', ー- :.:.:.:.:.:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:ヽ | |
/ /ox、''''"~´) ` 、:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ | |
{ ノ',xxx,,`- ''''"´〕 、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ | |
,/ 〕l::::',xxx "(''''"´〉
127 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:39:31.16 ID:qHoYgYYo
_r 、_ /ヽf ,_ _ ヾ,,
, - ',,ノ! \`ー 、 >_.∨;;r=;;、 |!
/_,メ、 \ _ \ i_ j (ヾ;(;;ソfー!!
//´、 ヽ X´ ゙、 メY. ヾ-;メソ
そ、そうね色々と怖いかしら――ッッ!! _j/ ○ \ l `iヽ.イノ
ィ-! u ○' `ーi ! '` '
>ー、 r ─ 、 iii ー、,∠, __,__ . __
/f ,._j! ヽ. | / メ`ゝ、r ノ j_/)' `i )
メ r ー' 、!_ / ( メ,> =゙‐`'´  ̄//)-、`ノ
,_;;=/ ´ ̄ ̄ ̄´ //) )
,, -''´ 、 r ,r── 、._. //)ヽ_ ノ
_ _,.. -─ ''´ ` ''_イ_/ー、ヽ. \.. //)-、//
, -‐ ''´ ''メij ヽ \. ソ'ノ) )
(  ̄ ̄./`''ー 、_, / ! ! \,,>'、/)ー
128 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:40:41.47 ID:qHoYgYYo
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) 最後に以下に、経典の成立の流れを図示しよう。
. | (__人 __)
| ` ⌒´ノ
. | . } 作中、出てきた経典の位置づけなんかも入れておく。
. ヽ } (
_ヽ ノ`ヽ、_ )
_/|\ ` 、,__ 、小 L  ̄ ヽ (
_, ハ \ ` ァ、 /ヘ,レ―‐‐、__i__,)
, -‐ ´ ,ゝ \/ _ 又/ ,ヽ\丁 これは「ブッダの言葉 スッタニパータ」(岩波文庫/中村元訳)
/ ヾ. \ , イ{`< _ ,ィ 〉〉〉|
/ `゙ヾ\ ヽ/ ヽ\`く´ / `ー(/ | の巻末解説の図を参考に、あれこれ加えさせてもらった。
! ´⌒` ヽ / `ーヲ`〈 i !
129 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:41:18.84 ID:qHoYgYYo
┌──────――──┐
| やる夫が行った説法 | (北伝によれば約438-383年ごろ?)
└─────┬────┘
|
↓
┌─―――──―――――――┐ (暗唱による口伝。やる夫本人の作も含まれているやも)
| 韻文、簡単にまとめた文句 . | (ここでマガダ語→パーリ語に変化していった痕跡あり)
└───―─┬────―――┘
|
↓
┌─―――──――――――┐ (アショーカ王時代 紀元前268-232年ごろ)
| 散文での解説が加わる。 .| (これらも「仏説」として伝えられた)
└───―─┬────――┘ 【「スッタニパータ」「阿含経(翻訳前)」は、ここまでがのちに記録されたもの】
|
――━━口伝、ここまで━━──
|
↓
┌─―――──――――――┐
| 経典としてまとめられた .| (「経蔵(釈迦の業績のまとめ)と「律蔵(戒律の説明のまとめ)」が成立)
└───―─┬────――┘ 【「経蔵」としての「スッタニパータ」成立。「阿含経(翻訳前)」成立。】
|
|
130 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:42:47.20 ID:qHoYgYYo
|
↓
┌─―――──――――――┐ (仏教教団の部派分裂により統一見解が求められ、「論蔵(教義の注釈や解説)」が成立)
| 三蔵(経・律・論)の成立 | (この時代のものは、スリランカ、ビルマ、タイ、カンボジア、ラオスなど南アジアに多く伝わる)
└───―─┬────――┘ 【「スッタニパータ」も南方へ】
|
┌―──―┴┬─―──┐
↓ | ↓
┌─―――─――┐|┌─―――─―――――┐ ┌―――┐
| 現パーリ語三蔵||| サンスクリットに翻訳 ..├―→| 漢訳 |(紀元後のこと)
└───―─――┘|└─―――──―─――┘ └―――┘【ここで「阿含経」が漢訳。日本にものちに伝わる】
|
↓
┌─―――──―――┐
| 大乗経典の成立 |【「仏説観無量寿経(翻訳前)」、ここで成立? 未発見。】
└──┬─―――┬―┘
| |
↓ ↓
┌───┐ ┌─────――┐
| 漢訳 | | チベット語訳 ..|【「仏説観無量寿経」、未発見。ただし (ry のせいで発見できるかすら危うい】
└───┘ └―――――――┘
【「仏説観無量寿経」、漢訳。のちに日本へ】
131 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:43:15.31 ID:qHoYgYYo
とまぁ、こんな具合だ。
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、.\ 「阿含経」は北方へ伝わった経典の中でおそらく最も古く、
| (●)(●) |
| (__人/,〉.| 「スッタニパータ」は南方へ伝わった経典の中で恐らく最も古いものだ。
{ ´フ´ ./._ }
ヽ ./,二ニソ}
_ヽ/ ,-― 、}ノ
/:;:{' ノーヘJ:;:;ヽ 加えて、「仏説観無量寿経」の成立年代の遅さもよく分かるな。
/:;:;:;:;:;| _,イ{:;::;:;:;:;l:;:;}
/:;:;:;:;:;:;:;:;:\_/:;:;:;::;:;i:;/\
{:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;:;:;:;:;:;:;〈:;:;:;:;:\
ヘ:;:;:;:;:;:;:;:;/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:\:;/ヘ、
 ̄ ̄7:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l;:;::;ゝ、`ーj
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l:;:;:;:;:;:\~
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|ヾ:;:;:;/ _, -- _
rー- 、 , '´__ r 、 _`丶
l「 ̄`ヽ/_ 「 r-、_└t.-'´ ̄L..
l| /\ _ ̄ く 」_ , ィz< ̄ヽ 」
il ,' //\ 丶 { |に」Yラソ三ュ〕.」
\ 〔.// ` −- l ̄込ニく\T゙_「
\V_ ,,. 二L.| l┘l \
八 _ _ |__〉 7V´
┌i Yf⌒t 'f⌒tY Y∨
な、長くてすごく分かりにくいかしらー…… 〃', tっ' . ゝ=ぅ , |lム
{{ーヘli cっ r く! _〕
「 ̄/ /1.::'´ ,_`':.「ト | __ 」
匸. | ,' / 〉: {j7 .:| l | _」
132 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:44:35.71 ID:qHoYgYYo
_, -‐
_, -‐  ̄ ‐=ニ=-
/ ̄ ̄ ̄\ _, -‐  ̄‐=ニ二ニ=- _, -‐  ̄
/ ヽ ,〜'_, -‐  ̄`ー-----― '
/ 丶 _,〜'_ッ'-
| _ノ ( ●) .厂
i ( /) ! .⊃ ま、娯楽作品だからな。 全部見て覚える必要はないさ。
| (__人_) /〉
/∧ ,.<))/´二//⊃
/ : | ヽ / / '‐、二ニ⊃` ただ、やる夫の生涯を研究する人たちは、
, -‐'´: : : : :l 丶l ´ヽ〉: : : : \
/: : : : : : : : :| /_/ __人〉|: : : : :| これらの膨大な経典の中から、やる夫の昔への言及部分を抽出(※)し、
「ヾ: : : : : : : : : :l_/:_/ヽ. /´ | : : : : :|
〈\ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ー'〉 |_| |: : : : :| それをまとめて、さらに考古、歴史的な資料と突き合わせ――
!: : :ミヽ: : :/ `y′.: ',ゝ、_/ l: : : : : :|
! ⌒ヽ: : : :.ヾ/: ://: : : :| l: : : : : :| と、非常に大変なことをしているわけだ。 思わず頭が下がるな。
※……やる夫は、「私はこれこれこういう生まれで、こういう育ちをし、こういう理由で出家を――」と、
己の一連の生涯を語ったことはない。現在伝わっているのは、断片的な言及の集積のたまもの。
133 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:45:23.29 ID:qHoYgYYo
/ ̄ ̄\
/ _ノ .\ _,, ……ところで、俺が北伝の「阿含経」から引用していると見るや、
| ( ●) (●) |. l;l
. | (__人__) | _,_,|,|_,
| ` ⌒´ |, ト-=y 丶 南伝の「スッタニパータ」から、
. | } ヽ `i, ̄‐^l
. ヽ } ヾ~ ` i, 「犀の角のようにただ独り歩め」なんて素敵な文句を引用する、
ヽ ノ _ ヽ、 ;i,
,,_,i y,ソト,,__ ヽ、 ;i, 「それにつけても金の欲しさよ」管理人さんは何者なんだ?
,/r-'"j / / ii, `ヽ、-x,,゜r ;i
,,/'/__.L、 /ヾ、"i `ヽ `;i i,
,/ /_iーヘ,ヽ、 , /i" ヽ、 i `、'i iヽ、 ……謎が深まった所で、また気が向いたら次の話を用意しよう。
_,) ヽ " ネメ、_ii"~ _Yri l, ヽ、
_,,,>t 、ヾ、 ゞ;;/ / ,¬ V⌒l 読んでくれれば嬉しく思う。
,y`;,,__ ,i /ii' / r-/| l l
_/^,,, ヘ l /iil / l"v' y } l
v=4⌒ヽ、 j --,,,if /iii| ,, 〈-ヘ_,、 <、 / i| 気の利いたオチもないが、ではまた。
【 第五話へ続く 】
.
134 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/04(火) 01:47:54.22 ID:xI3LKRYo
乙でした
135 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/04(火) 01:48:48.80 ID:Q3FjmLko
乙でした。
やっぱり神格化はどんな宗教でもあるもんなのね。
136 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/05/04(火) 01:52:06.03 ID:qHoYgYYo
・誤字訂正
>>119
空中浮翌翌翌遊→空中浮翌遊
さらに、前回三話、末尾。
【 第四話へ続く 】とすべき場所が、【 第三話へ続く 】となっておりました。
お詫びして訂正させて頂きます。
137 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/05/04(火) 01:55:01.70 ID:qHoYgYYo
あれ? これ、ひょっとして製作速報のデフォ……? sagaを使ってみましょう。
空中浮遊
>>135
開祖が「特別なことは何も言っていない。何も隠していない。私は普通の人間で、誰にでも同じことができる」って、
口を酸っぱくして言っていても、やっぱりある程度は神格化されてしまいます。
それを言っていた、浄土真宗の親鸞さんが、蓮如さんの時代には「親鸞上人」と呼ばれ、現代では「親鸞聖人」と呼ばれ……
138 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/04(火) 02:01:27.03 ID:istIudYo
乙でした
>>112
のAAで噴き出しましたww
チベット関連とかいろいろ難しい問題があるんですね
139 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/04(火) 09:04:03.46 ID:mYqbe7Ao
今気づいた、乙ww
まあその辺は、キリストがパン増やしたとか水の上渡ったとかと同じようなモンと捕らえておけば…
140 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/04(火) 17:12:59.39 ID:dpiYwDc0
ホロは、いただきます
141 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/05/04(火) 18:04:13.11 ID:qHoYgYYo
>>139
その手の神聖化や超人描写も宗教の一側面ですので、悪いこととは思ってはいないのですが……
まぁ、今の時代だとギョっと面喰って「これだから宗教は」的な態度を取る方もいらっしゃいますしね。
まずそれらを置いて、宗教というものはそこまで変じゃない、と思って貰うということも大事かな、と。
>>140
ホロなら今、私の隣で(ry
142 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/04(火) 18:14:35.20 ID:mYqbe7Ao
>>141
さあ、早く抱き枕を梱包する作業に戻るんだww
143 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/05(水) 01:40:31.97 ID:iHHXHm60
乙でヤンス
無茶苦茶変遷してる可能性があるんですね〜
実際は王族ですら無い可能性もあるんだな…
そして、それ金の管理人の仕事の速度と編集力は異常ww
それにしても全く研究をブチ壊しにするア◯連中といい、他宗教の遺物だからって爆砕する原理主義者共といい 精神がアチラ側にイッた連中はタチが悪いっすね〜
ん?誰だコンな時間に…
144 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/05(水) 01:56:35.13 ID:yTEknE6o
それ金の管理人もお坊様かもよw
145 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/05(水) 15:57:02.16 ID:5x4DaDEo
観経はサンスクリットやパーリの原典が見つかってないから、中国で作られた偽経説もあるよな…
>>143
今の大谷派の中にはその◯カ連中のシンパが大手を振って歩いてるからタチが悪い…
彼らにかかれば親鸞ですら「権力に立ち向かった革命家」にされちゃうからな(これも神格化かww)。
彼らこそ先の紛争で出て行ってほしかった。
まあ大勢の僧侶は彼らにはかかわらないようにしてるが、中央にいる分声がデカいんだよなぁ、ヤツら。
146 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/09(日) 16:19:50.47 ID:W1hLZs20
>>1
聖☆おにいさん、って漫画はご存知ですか?
147 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/09(日) 16:49:28.84 ID:ULwkPFco
今日新婚さんいらっしゃい見てたら
横山やすしの娘と結婚した真宗の僧侶が出てた
148 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/09(日) 17:21:24.23 ID:9s7A21.o
釈迦の超人描写は神格化と捉える他に
一種の寓意として解釈できないのかな?
149 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/05/09(日) 19:39:35.11 ID:cm5iAyIo
・現状報告
進行0コマ。
今の所hsitoryスレの方を優先しています、気が向いたらまた。
>>146
既刊は全部読んでいます。
面白いですよねw
>>148
もちろん捉えることもできます。
ただ、私自身が重箱の隅をつつくような正解のない解釈論議はすごく苦手でして。
独断と偏見により、そのへんはばっさり切らせて頂いております、ご了承ください。
150 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/14(金) 08:23:15.48 ID:ztMyfyQo
テーラワーダ(南伝、上座)仏教を学んでいるものです。
いつも興味深く拝見しています。
数ヶ月前の会報に「独居修行とは精神の自由」との題で「犀の角の経」について触れられ
ているので、抜粋してみます。
ースッタニパータ蛇の章第三「犀の角の経」は、徹底的に独居を讃えているのです。
ー独居修行とは心理的なものになるのです。独居修行とは、精神的な独立、のこと
なのです。心が自由になって、何にも依存しない状態なのです。身体的に、社会と関
わりを持たないという意味にはなりません。
ー我々の心(自分)は環境に操られているのです。心の変化は環境次第なのです。
(中略)要するに環境の奴隷なのです
ー仏教の修行とは、環境によって心が揺るがないようにすることです。環境によって
様々な感情の荒波が立って、心が悩んだり苦しんだりしないようにすることです。
以上、参考になれば幸いです。
151 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/05/23(日) 22:29:36.07 ID:84DRO0co
ありがとうございます。
ちょっとhistoryスレの方が佳境に入ってしまい、あまり手を裂けない状況ですが、
あと3話ほどですので、必ず完結させたいと思います。
お待ちいただければ幸い。
152 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/23(日) 22:39:35.33 ID:bgMNKsAo
まってます
153 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/23(日) 22:53:12.65 ID:2zz5/Sco
このスレの最終回はhistoryネタに習合する・・・だと?
154 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/05/24(月) 18:57:09.01 ID:3tfpqJco
着手しました。
が、五比丘のAAに悩んでいます。
ちなみに今のところの候補は、これです、
アニャータ アッサジ
(阿若) (阿説示)
,. - ‐ - 、 ,. - ‐ - 、
/ _ 1 _. ヽ / 2. ヽ
i ( `ニ´ ) i i /⌒\ i
ヽ ` ´|` ´ / ヽ ̄| | ̄ /
`jー--‐.く `j-二-..く
/ ̄ヽ - `ー、. / ̄ヽ - `ー、
,. - ‐ - 、 ,. - ‐ - 、 , - ‐ - 、
/ .3 ヽ / _ 4 _. ヽ / 5 . ヽ
i ( ̄ ̄ ̄) i i ( `Y´ ) i i ( \/ ) i
ヽ  ̄ ̄ ̄ /. ヽ \ ./ / ヽ.\ / /
`jー--‐.く `jー二-.く `j-二-く
/ ̄ヽ - `ー、. / ̄ヽ - `ー、. / ̄ヽ - `ー、
マハーナーマン バッディヤ ヴァシュフ
(摩訶摩男) (婆提梨迦) (婆敷)
が、「悟り」以後には言及しない予定なので、あまり個々の個性付けをしてしまうと話の焦点がブレてしまいます。
ただ、ゴレンジャーではAAのレパートリーが少ない部分もあり、どうしたものかと。
五人組、あるいは四人組程度である程度のAAがあるキャラクター、何かありませんでしょうか。
155 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/24(月) 19:18:23.54 ID:Cyxmyooo
4人組だったら、幽遊白書の幽助、桑原、鞍馬、飛影あと玄海
156 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/24(月) 22:52:44.84 ID:VqQxaqIo
軽音部はどうよ
157 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/24(月) 22:54:39.47 ID:yulvSQEo
五人組っツーたらギニュー特戦隊じゃだめなのか…
出落ちレベルでも個性ありすぎな嫌いはあるけど
158 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/24(月) 23:54:05.48 ID:gf90LBco
「いいわね、いくわよ!」
よくねーよ、やめろよ
159 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/25(火) 03:53:14.40 ID:ewae6dko
そこでローゼンファイブとのクロsいやなんでもないです
160 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/05/29(土) 16:46:14.94 ID:yarWGeQo
喉が痛くて咳が出ても、きちんと抑揚と緩急をつけて経を読まないといけない。
まぁ、教師しかり営業しかり、声を使う職業全般がそうですが、辛いところですね。
そんなわけで風邪で寝込んで中断しましたが、進行中です。
次の金曜日に投下しようと思います。
161 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/29(土) 16:55:35.68 ID:LUQL1iwo
お体をお大事にしてください。次の投下も楽しみにしています。
162 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/30(日) 07:12:18.31 ID:hmPVmCso
楽しみに待ってます
163 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/05/30(日) 15:13:10.31 ID:iJL7OiA0
どうかお大事に。
164 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/06/04(金) 18:09:53.63 ID:xgWckvEo
すみません、風邪がぶり返したりして、終わりません。
改めて、日曜の22:00〜に投下予告です。
トラストミー。
165 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/04(金) 20:01:51.52 ID:GEf7Xvko
歴史系作者の間でトラストミーがはやってるwwww
166 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/04(金) 21:37:19.11 ID:tYBFKOEo
オダイジニー
167 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 21:57:24.82 ID:uIoCFUoo
現在、ラストのあたりを片づけています。
少しだけ遅れるかも。
日曜の22:00〜とのみ申し上げた、必ずしも次の日曜というわけではないのだが、住人の皆さまにご理解いただけなかった。
という言い訳でユルシテクダサイ
168 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:16:41.44 ID:uIoCFUoo
目途がつきました。22:30より投下します。
169 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:30:56.67 ID:uIoCFUoo
では、これより投下を開始させて頂きます。
170 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:31:24.98 ID:uIoCFUoo
━━[ 物語を始める前に ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
紀元前のインドで、やる夫が「目覚めた人」と呼ばれるまでの過程をざっくりと描く短編です。
この作品の内容はおもに、真宗大谷派宗務所出版部「大乗の仏道――仏教概要――」に準拠しています。
底本そのものは教師(=専門の僧侶)養成のための教科書ですので、定説は十分に記述されておりますが、
物語としての面白さや分かりやすさを優先し、趣旨を歪めない程度に省略した部分が多く存在します。
また筆者も僧籍こそあれ、釈迦について詳細な研究をしたと言えるほどの知識はありません。
指摘や補足などがあれば歓迎です。
議論も構いませんが、行われる際は「宗論は どちらが負けても 釈迦の恥」といった諺にあります通り、
論点を明確に、釈迦の顔に泥を塗らない程度の節度と慎みを持ってお願いします。
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ /:::、::::::、::::::、::::/::::jL、
| ( ●)(● ちなみに俺たちは補足解説を担当する。 /:::/::/\:::\:::辻-く仁、
| (__人__) i::::i::/__ ` ー ミ _∧ ニ/{
. | ノ やらない夫と…… l::::レ.ァニ、ヽ ィニ、ヘ_ノレ'
| ∩ ノ ⊃ ゙:」 ´込ソ . 込ソ i::/
/ ./ _ノ カナなのかしらー! /∧  ̄ r==┐ ̄ ∧ヽ
(. \ / ./_ノ │ , --、 {!`ーヽ. 、___ノ メー' i}、
\ “ /___| | / ̄>-、」::_:_:_-:i>┬<!:-:_:_:_:」i
. \/ ___ / / / / ト、7∠イ::i⌒i:::iヽ:ニ:ニ:ノ\
_ヽ ´/、 __ニ」:::! ゚ i:::l〉=:、. .ヽ \
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・まとめサイト
「それにつけても金のほしさよ」 (
http://snudge.blog38.fc2.com/blog-entry-486.html
)
神速で名高い、それ金さまにまとめて頂けました。心よりの感謝を。
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171 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:32:12.24 ID:uIoCFUoo
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―― 短編連作 『 やる夫・シッダールタが 目覚めた人になるようです 』 ――
「 第五話 苦行 」
.
172 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:32:44.99 ID:uIoCFUoo
紀元前の北インド地方にて――
ー-、
\__,-、 カピラヴァストゥ
) ○─┐
(_ ↓
ヽ__ ○
,-、-、ヽ ラージャグリハ
,、`--' / 【インド(現在)】 (王舎城),、 /ヽ
ヽ ̄ ̄ / `'`ー' \
\ i~ゝ ( j
`ー‐' | /
| 「`'
| /
〉 /
| _,-'
. | /`'
| /
| 、-'`'
| /
ヽ ( ,-、
\ /⌒` / ヽ
`ー―' { |
173 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:33:19.20 ID:uIoCFUoo
シャモン
ついに出家者(沙門)となり、托鉢乞食の旅に出たやる夫。
____
/ \
/ ノ ヽ、_
/ o゚( ●) ( ●o
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
┌厂ヽ ̄ヽ ,-<、
厂ヽ ヽ / /l`l
| \ \ _ノ /|
|ヽ、;;;: / |
| \ "〃/)
八 ー' |
( '"\ ;:;:7
入 ヽ、_ .ノ ,)
/ 〈
/ 、_:::: ;;;;(、
∠;;,,___________,〉
174 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:33:51.90 ID:uIoCFUoo
彼が出会ったのは、修定主義者アーラーラ・カーラーマと、ウッダガ・ラーマ・プッタ。
,....::´::::::::::::_.. -―- .._:::::::::::::\ /: : : : : : : : : : : : : :\: : :/::/ /
//::::::,. : '⌒i f'⌒丶.::::::::::ヽ / : : : : : : : : : : : : : |`ヾ__/ /: \
,∠.ァ':::::::/: : : : :/ ':,: : : : \:::::::::. ト、/: : : : : / : : : : : : i : : | ̄ / /: : : : ヽ
´ /:::::::/: : : : :/,..::::'⌒丶. \: : : : ヽ:::::::ヽ ,\ ` 、: : /: : : : : : :∧:: ::| / /: : : : : : : ',
':::::::/ヽ-- ' /::::i::::::::::::::::`ヽ.ニ - ' ヽ:::::::': /___\ /: :イ: :: :: :/ l: : | / ,イ : : : : : : : : ',
l::::::::l, -‐:::i´::::::イ::|:::::::::::::ト:::::i::::::::\ !:::::::、', / ̄ j\ l/|: : :/  ̄!: ::| / ヽ: : : : : : : : :',
!:::::::l::::::::::ハ::::/__l::ト、::::::::::!_ヽ|\::::::::ヾ:::::::l ヾ / : : \ |: :/ ノヽ!: ::| / ヽ: : : : : : : ::ヽ
,:::::::::l:::::::/ レ―- 、 \:::::|,ニ -‐ 、:::::::l::::::::l /: :: :: :: :ヽ| ./く l: :/\ / V⌒ヽ:: : : : >
/ハ::::::::、::::{ { り } \{ り }ヽ:::ト、::i::l /: : : :/l: : V Y' ヽ ‐V //ヽ く ヽ:: : : >
\:::{ヾヘ ` ー- ' ` ー- ' ハ!/:ハl /: : / |: : : : :| _ -‐''´,-v | )ヽ ノ: :/
ヽ丶.ハ " ;′ "/ ,/:/ // |: : : :∧ ヽ vー‐'´/⌒⌒j / ノ /: :/
Vヽ:::ヽ /`/ / l: : ::/ ', | _/-――ノ _,/: :/
ン、\ ´  ̄ ` /イ/ヽ. ヽ/ ', ヽー―― '´ ノ::::::::\l
/ ヾト丶 、 , イ、/ \ l /::::
,. ´ ; } ` ´ { 、 `ヽ、 | /::::::::
`ー‐--、 {_ノ ヽ、l , -― ´ ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 ̄`j::::::::::::::::::::::::::
175 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:34:18.88 ID:uIoCFUoo
サマーディ
しかし彼らの指導の元で修めた、三昧(=禅定)の修行も――
____
/⌒ ⌒\
/( ー) (ー) \
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
,-'" ,--、 "ー-、
/ ー――ヽ ` 〉
\____,` -――一'
.
176 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:34:44.03 ID:uIoCFUoo
やる夫の深い悩みに、根本的な解決をもたらすことはなかった。
____
/ ∪ \
γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ
/ _ノ (>)三(<) \ `、
( <:::∪:::::(__人__):::::∪| )
\ ヽ ::∪::::` ⌒´∪:://
.
177 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:35:47.95 ID:uIoCFUoo
瞑想による精神の陶冶に限界を感じた、やる夫の選んだ次なる修行は――
____
/ \
/ ― ― \
/ (ー) (ー) \
| U (__人__) u |
\ u `⌒´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
,-'" ,--、 "ー-、
/ ー――ヽ ` 〉
\____,` -――一'
.
178 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:37:07.69 ID:uIoCFUoo
_,.、-‐―――- 、__
,ィ´:.,.ィ'´ ̄``:.:ー-、\`丶、
/: ://: '"´ ̄: : :\ヽ:}>、:.\
. ,r‐fーマ,イ : /:/ ̄ ̄ ̄``丶 :.:\:.:\
く―‐-、__〉/:/-――――- 、 \:、\: ヽ
,.ィ''7ミ_,斗<,イ:.:./: : :./: :,.ィ'"´: : } :\ ヘヽ:ヽ:.ヘ
/ /:.く. //:.:.:./: \': :/: : : : :./: :,'!: \ハ:ヘ:. :ハ
. /| /:.:.ハムイ: : :/:./!: X: : : :._,イ:.:/ / | : |: ヽ!:.:!-‐┴-、
ムj _,厶://{ ,':.:. :i,ィfテッ、-ヘr''"/:./,イ 」_;ム:.:.リ:.:ト、ー-、 {
「 ̄、-‐<:.:./∨:.:.:.:.|`|ハ::::},ハ -‐''"´/ィ'"´!:/!: :/:.:.:!:|、\ーリ
レ'´ ,':.ハ:.:.:/:.:.:|:.:. : :|ヽ'=ソ /刋ミハ/:./: : :,':.| | K、 これはもう苦行しかないわね!
i/ |: :|:.:.:.:| : : : i {krjノ '",イ : : /!:.| レ'ト \
|! !: :ハ:.:.ハ : : :ハ /ヽ、 _'_ `"´ / : :./|: :.|.〈:.:.i ヽ
/∨::,ヘ: :|、: : : iヘ. {::::::::::ノ ,イ_,.イ:/| : |ヘ∨ !ヘ
. / i::./ ∧:| ヘ : ハ \`ニ´-‐ '"´-―‐-、:./|: ,'/\ | ∧
,イ |::i ,'::.ヽ! ∧:.|、_ / ̄`Y´ \ ∧_/i/ ヽ ム-‐'
/ |::|.! : :: :: 厶ハ|.::`Y´ / ̄`ヽ ヽ } / i\
〃 ヽ |::||:: :: ::.::レ、__``/ / ヘ`ヽ.ノ:| |/~
〈 \ |:‖: :: :: | :: ::`7 {__ ハ_/::.::|_
. { `'ー-、ハ ハ :: :: ::! :: ::/ /``ヽ\ | }-┤:: \
∨ \. V.∧:: :: ,>'"ヽ_/ |:: ハ !,イ └‐ー-ヽ
∨ ヽ ハ.∧::/__ / ∠ `ュ::| 〃
∨ >―\ {__ ``く / 〈/ | `>
. ∨ { :: ::r==t\` ー''tイ _,.、r'フ }__//ム
`''ーヘ::く〉ー―v\∠`ヽ、__,.、-‐'" /:: ::ヽ
└‐ヽ--‐''7∧ヽ ̄``'ー‐―‐' :: :: :: ::\
179 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:38:02.69 ID:uIoCFUoo
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) | ――お前は何を言っているんだ。
\ ` ⌒´ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
180 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:38:41.47 ID:uIoCFUoo
_._.,,.、.-.ー.-..、_
ゝ<´:::::::::::::::::::::::::::::`ー:.、
/::::::::/::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
//::::::/::::/\!\_\::::i:::::::::::::::::\
/´/:.:l::::レヘ! ヽ/__\::::l::::::::::::i:::::::::}
!l:l::l::へ ヾ `´ニfソゝ ∨::::::::l:::!::::::::l
|:::レヘ f_)) レヘソヘ::!::::::!
とはいえなぁ…… レヘハ く |/ )ソ!:::::::!
! ` 、//:::/リ
、 - - 、 ′|/:::/
瞑想で駄目なら、やっぱ苦行だろう。 ヽ _ ´ ノ:::/
`ー、 ´ ∨_
_,∧ __,,、、<´ 〉、_
//∨) /∧ /::::::i:::ヽ._
_ ,,、-ー/ !/ヘヘ/ソ∧ /:::::::::l:::::::::::`:ー:.、
,´:::::::::::::く::::::::/ヽ(⌒ソ´´ヽ/::::::::::::::!:::::::::::::::::::ゝヽ.
/::{::::::::::::::::>:i l7i /:::::\:::/::/:::/::::::::::::::::i
,'::::::i::::::::::/::::::l /;;;;l /::::::::::::::〉::::://::::::::::::::::::::::!
181 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:39:36.05 ID:uIoCFUoo
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (○) (○) \
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
182 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:40:13.80 ID:uIoCFUoo
/:::/:::: /::::::::::::l::::::::|:::::::l:::::::::l:::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::i::::::
/::;イ::::i::::::::::::::| ::::::l|;::::::li;::::::::|、;::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::l:::::
.l::/ l:::::|::::::::::::/!::::::| li::::::lヽ::::::l. ヽ;:::::::::::::::::l::::::::::::::::::::l::::::
|::l | ::::|::::::::-i-L;;_l .|!i:::::l ヽ::::l ヽ、__;;;;::::| :::::::::::::::::l::::
|:! .|::::::l::__;;;|_ l:::l`ヽヽ;:::l ヾ;レ‐'''゙゙´\ :::::| ::::::::::::::::l:::::
l! .|:::/ ___ノ,ィ'ト|''=ミ、 ヾ! ,r-=fニミ;;弍;;| :::::::::::::::l~゙'i
l/ ,/ト、::l゙__゙ヾ::ii::|ヽ ,/ .|:::illi:::゙ii/ |:::::::::::::::j¨゙ l
――伝統に照らしてみても、それが定番。 /⌒ヾ、|/`fト l ゙K);j .l'⌒''h. K);;;;ッリ l:::::::::::::/ .ノ
/‐-、 `iノ /'ヽ|、 ノ ヾ、 ,/ |:::::::::::/=7゙
./ 、. ヽ |゙V,_ l:::i、 ̄ 丶 ゙''ー-‐'' ,l::::::::::/|:;/
i '゙ヽ_j-' .|::::|.\ ‐- ,,イ::::::::/ ,l/
ヽ ヽ jl:::::l. ヽ、 , ''゙ /:::::::/゙`ヽ、
ヽ、. /ヽ::::| ,,`=ー '''i´ /:;/レ'〉;:;:;:;:,.,\
/ /. ヽ:| ,,r''゙,.;:;:;r''゙~ノ /イ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
183 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:41:03.63 ID:uIoCFUoo
____
/ \
/ ─ ─ \
/ ( ) ( ) \ ○ ○
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
184 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:41:30.84 ID:uIoCFUoo
\
ヽ
____ }
_, -‐ 二 -―‐- 、`ヽ、_
ィ=ー-、/ ヽ `ヽ、
, '´ \ \
/ / `ヽ 丶 ヽ
, '⌒ / /: / /! l 丶 ヽ ',
/ /// / / / / l ヽ \ ハ l
〃 / l l | l ∨' ヽ ヽー-、 lヽ l l
. !l l | | j_{ _,ノ \ l\`ー弋ニ T l j | |
. !{ | l l l 乏≠ミ \l >fテ示ヾjl | ./ l i l、
ヽ ヽ .N ヽ l{i |ヘiii::l lヘiii:::} i}| j∧リ. i lヘ わ、私も苦行がいいんじゃないかと……
\ヽ j小 と)_;ソ r'_;;(つ/ イノ ヽjハ
`ト ハ ゚:::::::. ' .:::::゚ __/‐<ヘ ヽ ヽ
l: 八 (⌒¨¨⌒ヽ 〃´ ̄`ヽ、ム \ヽ
ノ l> 、 ´ ̄ `´ / `ヘ ヾ',
/ l {>ー <{ ∧ i \
l /l l / l / ∧ l \
| l∧ ` ヽ _ / l // ヽ |ヽ、
185 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:42:09.00 ID:uIoCFUoo
____
:/ \:
:/ _ノ iiiii \. \
/ (○) (○) \
: | (__人__) |:
\ ` ⌒´ /
/ ⌒ /⌒Y⌒ヽ ヽ
:| \| .i イ |
|\ / 人 .\!
| \___/ \__/:
| /
| /
186 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:43:14.03 ID:uIoCFUoo
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
/ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ト.、_
./ .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::|:::::::::゙ ''ー、
|........ :;:::::::::::/.:::::::::/:::::::::::::/::::::::: /::::::::::::|::::i:::::::.. ::|
.l::/:::::::::l::::/........./.... /............../........./........ ハ:::::|:::::: :|
l::i::::::::::::|:::|:::::::/.:::::/:::::::::::::::/.:::::::/:::::::: /::::/ .|i ...| 、: .|
./::l::::::::::::::l::|:::::/.::::/::::::::::::::;/..::::;/ /::::::::/,::::/ i.l:::::|:::::|::::|
/,:'|:::i:::::::/i|:::::l:::::/:::::::::::;≠‐-:Z._ /.:::://:::/ ,!::|:::::|:::::|:: l
ノ |::l::::/.斤l::::|::;イ:::::::/_.|/ -、`メ::/ /::/-''7::::|::::|:::::|ヘ:l
|::ト::ヽ,弋l:::|/:|::::;イ 攵;:cリ ̄`// /,ィ-ァ/:::::|::::|:::::| |:!
.i:| l:::l.:\,l::::::|::/:|  ̄ /'゙ー゙イ;':::::::l|:::l|::::| ヾ
l|.ノ::|::::l:::|i::::|/:::| /、 /:::::::/.|::l.|:: l
,ィ''〈 |::::j:::l !:::::::::| ヽ./:::::::/ jノ.l::/ ということは、多数決で苦行……ですかねぇ。
/,.;:;:;:;//jメ ヽ:::::| -‐.T:::::/ j/
/{,.;.;.;.;.;.;゙ヽ, \.ヽ;::ト、 `ー-- -‐ ,:イ l::::/
/,.;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ, \N. ` 、 ー /|/ .|::/
;:;:;:;:;:;:;:l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.ヽ. ヾ、 /、゙ ー ' |/
:;:;:;:;:;:;:;:;l,.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:ヽ、 \__. ヽ、::,\
;.;.;.;.;.;.;.;.;.l:;.;.;.;.;.;.;.;.;.;:;:;:;\ /-、{;:;:;:,.ヽ、
187 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:44:04.16 ID:uIoCFUoo
____
/ノ ヽ、_\ r ⌒j
/( ○)}liil{(○)\ / / _
/ (__人__) \/ / / )
| |i|||||||i| / / / / ちょ、ちょちょちょっと待つお――!!
\ |ェェェェ| / '` ´ /
r´ (⌒'ー―- イ′ ´廴
/ > 、 ヽ _  ̄ ̄ ̄)
/ -、 } (  ̄¨´
/ ヽ._ __ \
` --‐'´ `゙' 、_.)
188 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:45:04.08 ID:uIoCFUoo
お前ら父上の部下じゃないかお! (※) なんでここまで来てんだお――!?
※……修行中に知り合った仲間、など諸説あり、彼らの出自は今一つはっきりしていない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
|.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:`ヽ}:.:.:.:.:| i : : : : : : ',: : : : : :.ヽ|: : : : : : : : \: : : : :.:|',. : . : . : . : ..:ハ : . :.:.|:.:.|.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.|
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',.:.:.:.:|八 : : : : : ハ: : : : : : |: : : : : : : : : :.:ヽ、.: .:| :',. : . : . : . : . : .',. : .:.|:.:.ト、.:.:.:.:|' ,.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.|
|.:.:.:.:':,:.:.:.:':,:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.| : :ヽ: : : : : : :', : : : : :|: : : :i:',: : : : : : : :ヽ: :| : `ヽ、. : . : . : . :',. : .|:.:.| ' .:.:.| ヽ.:.:.:.}:.:.:.:.|
|.:.:.:.:.:.':,.:.:.:.':,.:.:.:.:.:.:',:.:.| : : : i: : :_:_:_: :}: : :', : |: : : :i : :、: : : : : : ハ.:| :ヽ \: . : . : . i. : :|ヽ| ヽ| ',:.:.}:.:.:.:.|
|.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.x<´:.:.i.:| : : : ト :´ : : : `丶、:.:|: : : :i、: :;、. -‐一: : :| : . ヽ x‐=、― -i-: .| j j Vハ:.:.:|
|.:\:.:.:.:.:xく:.:.:.}:ハ.:.:.i.:| : : : | \: : : : :', :iヽ|: : : : xく: :|ヽ : : : : : | : . : 〈ヘi \ . i: . :| 、 __, . . -‐=¬‐.|
|.:.:ヽ\/ ハハ厶ハ:li.:|ヽ : :{ r‐、: : : }: i :.|: : : : { ヽi \: : : :| : . : . V,xテ==ミi: : .| x‐,,____ }:,'|
|\.:{ヽ xイ斧えミ刈.:| \' ィ笊ミメ、从 : |: : : : :Yx笊三ミメ、:|ヽ . : . 〈ヘ.:::::::::リメ}.:}.::| ーそ'.::::::フ^'イ:.|
| ヽ Y.::::::::::i} }リ|::| `'ヘ::::::::::::::iハY: |{\: : :!ヘ::::::::::::::}iリハ|ヽ{\ : .i ゝ--'ハ :ハ.:| ´ ̄^ ,:.:|
| }r'.:::::::リ |.i.:| r'.::::::::ノ jリ: :| \| r'.::::::::/ ,':| ヽ \! }' }.l ,:.:.|
| `゚ー-′ |:.:.| ゝ-=゚' /イ | ゝ--'′ /: | i ,j.:| ,:.:.:|
| ′ .:..:.| , ;: :| , ,'. : | } ,: .:|i ,:.:.:.:|
| ,:.:.:.:| _ /: :.| ,'. : :.|〈 / : .|} ,:.:.:.:.:|
|ー 一' /.:.:.:.:| ー’ .イ : : | ‐ .' : : :.| /i : . | /}:.:./':|
| ヽ .イ.:/.:.:.:| . :' : l: : : | .イ : : : :|___ , .イ:ノ:. /:| _ /:ハ:/ i|
| . イ.:.:./:.:.:.:.:| .イ :| : : |: : : | ..イ.:/j: : :∧|ー / ハ :/ | ` .イ:N |
ト.. ..< |:.ノ:.:/.:.:.:.:./| ー ´ i_: | : : |: : : | ー ´ |ハ/ }: :/ }l / {ヘ、 .| ` .イ {;'_′ |
| {`:'く.:.:.:.:./:.:| |:::`ヽ:.:|: : : | jヘ、ノイ |__ ..イ 人: ..:ヽ、|__ . < jフハ__ |
| 乂:::/.:.イ:.:/| ∨.:::::V: : : :| ヽ::::`:..、 | / i. : . : .'| ,. -‐'" {:.:.ヽ|
| j/'′::|:/`| i:::::::::i: : : :| i:::::::::::`:::‐| / | : . : ..:| i、 〉:.:.:.|
|ヽ _, - ― /.:::::::::::::::::|、 __ -‐一,'::::::::::i: : : :ト ,-― |:::::::::::::::::::|ー‐:く j : . : . :| /lハ ,'.:.:.:.:.|
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
アニャータ アッサジ マハーナーマン バッディヤ ヴァシュフ
(阿若) (阿説示) (摩訶摩男) (婆提梨迦) (婆敷)
.
189 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:46:04.18 ID:uIoCFUoo
_,..-−――‐-、
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l:.i^i:.:.:.:ハ/_ ヽ! l:./ !( ヽ \l:.:.:.'
l:l l:.:.:.i ' _  ̄ ´ !:^ー‐'´\ \` 、 それがまぁ、なぁ……
!ハ ヽ:.l `ー‐' `‐-‐' \ \ \
ゝ j:.:l i: r‐― - 、ヽ. ヽ
_/ヽ: l !.: ` ー,-、 `` 、
....:.:´:/:.:.:.i`!、 '.: '.、‐:\ ヽ
.....:.:´:.:.:.:.:/:.:.:.: l ヾ 、 r‐--っ /!:.:.:ヽ:.:`ヽ ',
....:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:. l \ヽ、. ̄ / l::.:.:.:.:ヽ:.:.:.ヽ i
....:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.l 〉‐、ー_.´〈 l:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:! !-、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:/l. ∧:::::::::::::ハ. l\:.:.:.:.:/:.:.:/`ー―‐´:.:.:',
190 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:46:34.59 ID:uIoCFUoo
今のインドは、都市国家が領域国家にどんどん併呑されてく流れだろ?
うちのカピラヴァストゥも、コーサラ国の圧力が日に日に強くなって困ってるわけだ。
ー-、
\__,-、 ...:::::::::::::::::::::::::::...... カピラヴァストゥ
) ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::○
(_ ::::::::::::コーサラ国:::::::::: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ヽ__ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,-、-、ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;マガダ国;;;;;;;;;;;;;
,、`--' / 【インド(現在)】 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,、 /ヽ
ヽ ̄ ̄ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ `'`ー' \
\ i~ゝ ( j
`ー‐' | /
| 「`'
| /
〉 /
| _,-'
. | /`'
| /
| 、-'`'
| / ※……両国の領域の詳細は不明のため、おおむねの位置を記載
ヽ ( ,-、
\ /⌒` / ヽ
`ー―' { |
191 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:47:09.37 ID:uIoCFUoo
出家したとはいえ王子は王子。
この状況で、あんたがコーサラ国の手の者に拘束でもされると大事なんだよ。
__
,. "´ ヽ|-一‐、
/ |
/ ,..___. |
/ //|ヽ! |
/ _____|__| _|_ | | やる夫に何かあっては大変なので、
|_ .r‐‐Y / ` ´ '`` 7/´
`'l´|. l o_・ ・_o / | 申し訳ありませんが5人とも修行者となってあの子を追って下さい!
、__.!゚ ^ ゚/-‐'
、 ⌒ ,. '
 ̄ ̄
192 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:49:18.36 ID:uIoCFUoo
/``‐-─、
__,, r''´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、
/:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
/: : : : : : |:i: .:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、:.:.:.:...ヘ
/:.:./:./:.::./^'ト:.:.:.:.:!.:.:.:.:..`、.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.|
/〆!.:/.:/リ !:l:.:.:.::ト;.:.:.:.:.`、.:.:.:!.:.:.:.:.:|
,z≠´ /.:.l:..:l ..,__ l:.|、:.:.:.! 、.:.:.:.:.`、.:.:.!.:l.:.:.:| 三十路にもなって親のお守付きの出家(笑)
!.:.:|.:.:i ,,,__` !| `、:.|´\.:.:.:.`,.:.:.i'.:.:、ヽ
i.:.:.f.:r;.! イ升! ! `、!-f升、.:.:.!.:.:.|i.:.lヾ、 というのもお気の毒ですが……
|:./ i!l.:.l  ̄ /  ̄´ 7:.、!.:.:lノ.:l
レ !:.:.l / !.:.:ソ.:./|:l
!:::.ト .`____ i..:.i!.::/. リ
!..:! \ ヽ_/ /!.f/|/
r- 、 ,-‐ ‐- 、_,,!i-'"i`i、 ‐ /_,,リ|ヘ、 _ . -‐ 、
ヽ、 \__ /:::::::::::::::::::::::::/::;;;;| ヘ、 ー',, / i;;;;;ヽ`' ̄::::::::::::::::::::: ヘ __
{ヽ、!゙`、.ゝr、 l`Y\:::::::::::::::::::::/:::::::::;i rゝ"、 !;;::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::i ,.、r-ィ'ヽ }ィヽ
.| | ll Y´ l ! ヽ-、 ::::::\:::_/! , '!::::::::入 /::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::,., ィ´f i l i´ i l
.ヽ、゙、 ゙i ヘ | i ヽ::::r-‐'´:::::|/ l };:::::/ k. /i:、:::::::::_r':::::::::::::::, -‐ f | } }´ l ! ,! i
`゙、. ヘ `"ヘ `l_ !、_r 、::::::::l Y:::::::l V/ 、/::::::::::::::::r´ ! ! ! | ソ .|' /
`ー'‐―、_ ! //´:` 、i /:::::::::| /:::::::`` 、::::::::::rr|::::.....r'゙ |'´ /´ //
193 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:50:49.69 ID:uIoCFUoo
/ ヽ \ \
,' / / l \ ヽ
! / / / ,' | l ハ ヘ、ヽ、_,
. | ! l l / / ,イ ! i ! l ヽ ',` ̄
. l | l l ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l
ノ | ! │ | /_// // / ,' ∧ / | / j l│
ノ l ァ| |尢/‐=乞t/ / /∠ニ「厂! / ,/ / リ
イ 八{´l !レ<f{矛:下 'ヽ _〃イ孑代勹 イ } /
. Vハ |{ r';;_zj f} ⌒{! r';;zリ /}, '//
ヽ ', | ` ー―‐‐ ' 、 `ー-- チ' /
`ヘ lヽ _ 厶 ./ 情勢が情勢。 無理にでも納得して欲しい。
', {.代ト、 , イ | /
\_'i| > 、 _ , イ/ V l./
/ ヽj {`ヽ ′
. _ / 「´ ヽ} \
_, -‐ ´ l‐--‐、 _ -‐ | ` ー- 、
. r<\\ ヽ '´ ̄ ___ `ヽl| / /ヽ
y⌒ヽ \\ V  ̄ _ `ヽl| / / ∧
./ ヽ. \\ ∨ ̄ `ヽ | / / / l
{ ヽ \\ ヽ / / / / │
194 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:51:48.31 ID:uIoCFUoo
____
/ \
/ \
/ \
| \ ,_ |
/ u ∩ノ ⊃―)/ あー……そういうことかお……
( \ / _ノ | |
.\ " /__| |
\ /___ /
.
195 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:52:47.11 ID:uIoCFUoo
____
__,,/ _, ----`ヽ
/ _ ___ 、\
/ / i \ \\
,'./ i ヽ:. ヽ:.:.. ヽ.ヽ
,'/ / .ハ ヽ ヽ:.:.:.:. ヽ::.. ヽヽ
|i .i i .i / ヽ ト 、 \、:.:.:. ',:.',:.:.lヽ}
|i .i l :N_, -弋 \弌弋ナ:}:.:}
|i∧ ', :{ ,ィjモト \ イjミトイイV
.| :メヽ.', `ozZ} izN。ハ::{ あ、あの、私たちも一緒に修行、頑張りますから……
| :ヾ_! ゝ "゙゙ ' `゙ ハ.:',
| :.:_イ .:.ヽ. (二フ , イ :.:.:!:.ヽ
/ rィイ | :.:.ヽ: >r/`<ノ .:.::.}ヽ、\
/ ∧l;l ! :.:.:.://{二 ̄ .} ..:..::リ//ハ.:\
/ .{. ',ヾ、ヽi .:.:.{ /(^` |.:.:.:.//: : :.}: . ヽ.
/ / ) ヽ ヾ、ヽ:.ハ ヤ{ ∧/.-‐'": : |:.:. i ',
./ .,イ .:..} : :\ヾレ'ハ ∧__ノノハヾ、 : : : l:.:.: .ハ ',
{ /| .:.:ハ : : :i Y {ヾ`Yヽニン'ノ}: : } : : : :/:.:.:/ }:.}
V | .:.:/:.:|_,ィ' ̄ ヽ三{ `ー-ノ : イ : : :/:.:i.:{ リ
ヽ:.:{、.:.V : : ヘ : : {: : :/:.::∧|
ヽ! )人 : : :人 : : : / \!
196 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:54:36.47 ID:uIoCFUoo
/:::/:/: / ___ \ \ ヽ \
/::::::/:/::. /;ァ‐ 7 ¨丁 \ \ `<\ \ l ヽ
/―=テ^/::. /::/:::::{ {: \ \. 丶.ヘ Vー― ┐
/≦≠ア/::. / ..{.......|::. |:::. ヽ ヽ ハ ', V≧、___>
/:/ / ,'. :: l::::::l::::::::|::. |::::::... l:. l:.: l: l: ∨\:ハ
〆 /\ l::::: |::::厶:::::ハ: i\:::::..::. l::.. |::j;ィ|' |:. l > \
/ /:::::::/7|::::: l::/ ト{、小:. ! \::.::. iイl:::: /.l |::. |メ´ l \\
∨:::::::::: //|:l :::: l:{ ,.ィ≠ミk\\ヽ X´;ィ=≠く リ : |\\ .:\!
l::l:::::|: //_j:ハ::::::l代〃 :ハヾ ` \、 "f〃下:ハ>|::::: |、 \\:l
|::l:::::| { {/│:ヽ:: ', Vヘ:::j.| |rヘ::j.リ '゙ |::::: l、} lヽ/!
|::l:::::|::V !^|::::: \ヽゝ-‐' , ゝ‐-' |:::: l_ノ::.|: |: l: |
|::l:::::l::::::: `l:::::: .::::f` _____ ,':::: ハ:::. l:: |: l: | まぁ、修行仲間が増えたと思ってちょうだい!
l::ハ::: !:::::::::::l:::::::: ::ヘ ∨ リ /:::: /:: /::: l: l: |
ヽ! ヽ::ヽ:::::::::ヽ::::: l.\ / ,. ィ/:::: /:: /:::: /:/l:リ
\ \ゝ :::::: ヽ ::ハ fヽ、 ー ' イ |: /::: イ:: /\/ノ リ
X ヾ:::::::::lヘ::.ヽ l >ー< 〃:/ l:: / /\
< \\::::j リ \V l_`ヽ x‐/イ |〃 / /\
{ \ \V /゙\フ⌒!==、,ィ=≠/( `>ーヽ{/ / ス′
l \ / / `〈. ー-v-一/ /⌒ヽ ∨ / }
!: >/ _,/ /¨ヽー-v-‐/〃 \ \_ ヽ <_ /
|  ̄ { _ イ / ヽ /⌒ヽ `ー } /
197 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:55:09.81 ID:uIoCFUoo
____
/ \
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \
| / .イ '(ー) (ー) u| まぁ、しょうがねぇかお――
. /,'才.ミ). (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
.
198 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:56:23.74 ID:uIoCFUoo
____
/ \
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \
| / .イ '=・= =・= u| それで、苦行だったかお……?
/,'才.ミ) (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
.
199 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:57:09.06 ID:uIoCFUoo
__ ... -‐ 、
, -.::''.:::::::::::::::::::::..`ー-.、
/::::::/:::::::;::::::,:::::::::::::::::::::..ヽ.
イ/::/:::::::;ィ::::/::::::::::::::::::::::::::::.ヽ,
/::::i::::/.l::/l::ハ:::::,i::::ヽ:::::::i:::::::l
/;ィ::{:/ー、l/_.!' |:::ハ:;∧:::::l:::::::l
/ |::| テ''ッ、` 丶ー- 、 i;:::|::::::/
.|::l , 'テ''z、 l:::リ::::::i
.|/| / r.Kヽf''i/'lノリ やっぱ、苦行は定番だしな。
ハ ` | .| l .| |ノ
,小. - 、 .| .l/././、
_,,ィ'´.H. ゙.. ,, -'" ,/  ゙̄'ー、 苦行者が集ってる場所(苦行林)の情報も手に入れといたが、邪魔だったか?
''´ / { ' `''r'´ / / ヽ
/ ヽ、 ,ィl イ / / ヽ
./ .,ィ^i }_/_/l |/ , i
'.‐'" ヾ{;:::;}::;;/|. l. / |
200 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:57:41.14 ID:uIoCFUoo
______
/ \
/ \
/ , 、,,.-='、'、 \
/ `┬;;;:::┬′ ゙.゙、;;;;::',ノ \
/ ⌒゙''''''´" `''''''" u \ んー……
| U |
| |
\ /
\ /
そもそもやる夫の目的は、「苦を滅する方法」の探究だお。
.
201 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:58:13.80 ID:uIoCFUoo
苦行を“徳”と見て、次の生まれに期待するようなやり方には賛同できないけれど――
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ブス… ∫ ;′ ∫ ,;′
ブス…',. -――-゙、 ;' ジジジ…
; / へ `>、'; ∫
_;'___{. ,>-/、/=;´イヽ;'_
/三三j='rー、\_>、)_, >;;〉三'`、ジジ…
/三三 └'゙ー:;‐;;‐;;'`ー;;ヾ'`"´三'三;`、
囮ヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱ囮
囮災炎災炎炙災炒炎災灸災炭囮
◎┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴◎
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.
202 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 22:59:00.91 ID:uIoCFUoo
三昧(禅譲)っていう精神を鍛える方法に限度がある以上――
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
____
/⌒ ⌒\
/( ー) (ー) \
/::::::⌒(__人 __)⌒::::: \
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
,-'" ,--、 "ー-、
/ ー――ヽ ` 〉
\____,` -――一'
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
今度は肉体の方を苛め抜いて、肉体の抑制により精神の自由をはかる、って手もアリかもしれねーお。
.
203 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:00:05.24 ID:uIoCFUoo
______
/ \
/ ::::::::::::::::::::::::::::: \
/ ::::::::::::::,::::::::::、,,.-='、'、::::\ 正直、悪い予感もするけど――
/ :::`┬;;;:::┬′:::::::::゙.゙、;;;;::',ノ:::: \
/ ::::::::"⌒゙''''''´":::::::::::::::`''''''"⌒:::::: \
| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | やらなきゃ何も始まらねーお。 やってみるお。
| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
\ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /
\ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /
.
204 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/06/06(日) 23:01:07.42 ID:uIoCFUoo
_____
,..-‐-、__ / ヽ / \
/ ヽ // ,.-、ヽ ' /,..-、 ヽ
/ '´`ー―−イ / ヽゞ-' ノ ヽゞ-' ノ ヽ
. / ./ ̄ \ } ./:::::::⌒ i´ 人 `i ⌒::::::::::ヽ
/ ', -、 \.ノ―、| `‐‐' `--' | よっし、苦行どんとこいだお!!
. / / \ ヽ l| |-‐┬‐-| |
/ ヽ \ / l \ ヽ___/ /
./ 入 .}‐〈 } __\ /
/ < _,イ__,-`ー ':.:.:.:.:.:.:.ヽ`ー―‐.、 .,..-‐‐ト、
\  ̄ /|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ /:.:.:.:.:.:l:.:.\
`ー――‐ ' |:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ':.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.ヽ
.
205 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/06(日) 23:01:14.37 ID:DanfOjEo
一応王族だからSPが付いたみたいな解釈でいいんですかね?
んで、名目上、護衛だけではまずいので修行に付き合うと・・・
206 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:01:28.56 ID:uIoCFUoo
_,.、-‐―――- 、__
,ィ´:.,.ィ'´ ̄``:.:ー-、\`丶、
/: ://: '"´ ̄: : :\ヽ:}>、:.\
. ,r‐fーマ,イ : /:/ ̄ ̄ ̄``丶 :.:\:.:\
く―‐-、__〉/:/-――――- 、 \:、\: ヽ
,.ィ''7ミ_,斗<,イ:.:./: : :./: :,.ィ'"´: : } :\ ヘヽ:ヽ:.ヘ
/ /:.く. //:.:.:./: \': :/: : : : :./: :,'!: \ハ:ヘ:. :ハ
. /| /:.:.ハムイ: : :/:./!: X: : : :._,イ:.:/ / | : |: ヽ!:.:!-‐┴-、
ムj _,厶://{ ,':.:. :i,ィfテッ、-ヘr''"/:./,イ 」_;ム:.:.リ:.:ト、ー-、 {
「 ̄、-‐<:.:./∨:.:.:.:.|`|ハ::::},ハ -‐''"´/ィ'"´!:/!: :/:.:.:!:|、\ーリ
レ'´ ,':.ハ:.:.:/:.:.:|:.:. : :|ヽ'=ソ /刋ミハ/:./: : :,':.| | K、 よっし、それじゃまずは 牛 糞 のみを食べる苦行ね!
i/ |: :|:.:.:.:| : : : i {krjノ '",イ : : /!:.| レ'ト \
|! !: :ハ:.:.ハ : : :ハ /ヽ、 _'_ `"´ / : :./|: :.|.〈:.:.i ヽ
/∨::,ヘ: :|、: : : iヘ. {::::::::::ノ ,イ_,.イ:/| : |ヘ∨ !ヘ
. / i::./ ∧:| ヘ : ハ \`ニ´-‐ '"´-―‐-、:./|: ,'/\ | ∧
,イ |::i ,'::.ヽ! ∧:.|、_ / ̄`Y´ \ ∧_/i/ ヽ ム-‐'
/ |::|.! : :: :: 厶ハ|.::`Y´ / ̄`ヽ ヽ } / i\
〃 ヽ |::||:: :: ::.::レ、__``/ / ヘ`ヽ.ノ:| |/~
〈 \ |:‖: :: :: | :: ::`7 {__ ハ_/::.::|_
. { `'ー-、ハ ハ :: :: ::! :: ::/ /``ヽ\ | }-┤:: \
∨ \. V.∧:: :: ,>'"ヽ_/ |:: ハ !,イ └‐ー-ヽ
∨ ヽ ハ.∧::/__ / ∠ `ュ::| 〃
∨ >―\ {__ ``く / 〈/ | `>
. ∨ { :: ::r==t\` ー''tイ _,.、r'フ }__//ム
`''ーヘ::く〉ー―v\∠`ヽ、__,.、-‐'" /:: ::ヽ
└‐ヽ--‐''7∧ヽ ̄``'ー‐―‐' :: :: :: ::\
207 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/06(日) 23:02:30.69 ID:DanfOjEo
>>206
ビーフカレーか・・・
208 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:05:02.06 ID:uIoCFUoo
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| u (__人__) U | W h a t ?
\ ` ⌒´ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
>>205
そんな感じです。
出家者の世界は出家者の世界なので、俗人は立ち入れませんしね。
209 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:05:35.15 ID:uIoCFUoo
, ‐'´ `ヽ、
_/ / / \
ー=ァ'´/ /.., ´ 〃 / ヽ:.. ::::::ヽ
/イ/ .:/ .::/: .::/ / .,′ ..:ハ::.. :::::::::
〃 / .:/ .::/:: .:::/.:::l::: ::| {:. .::::|:::::::::::: l
/',′.::l .:::l::.__:/ !:/{:::. .::! ::ヽ:. ::::::|::::::::::::::.....|
| ::/:::j ::::l:::::/゙`i:ト ',:::..::::l、.:::!ヽ::...:::|:::::::::::::::::::|
l ::{:::!ハ::::|代尓ミkハ::::::::iム七弋 :::l:::::::::::::::::::l
∨N':::ヽ:{' rf;;;i./` \:::{ ィテ与、:j::::,::::::j :::八
l :::::lヽゝー' rf;;j /リ::,' :::/:/l:! 限界まで息を止め続ける苦行、草だけを食べる苦行、
ハ::::::l /// ' ''‐ ' /:::/:::/}/. リ
_,∧ .::ト、 _ ///:::/:::/ノ
,∧:ヽ \ ィ':/;イ(: 、 イバラに身を横たえる苦行も、ある……
\l/}iヽ、 _,, <〃::/ "
210 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:06:28.85 ID:uIoCFUoo
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (○) (○) \
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
.
211 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:07:05.03 ID:uIoCFUoo
..---. ...
, -‐.': :_: :---` ー-.、
ーァ´:, ‐ -ァ: :7 ̄l:.ヽヽ‐..\
//イ: : /: ./.:イ: }::. :}:.}:ヽ:、:ヽ、
ノ.: .: ./: : lハ:AL_}:/ }::.ハハ::.:}:.ト_--
´ 7:::::_|::. : | '┬ォミー'jム_ム}::ハ:「`
|:.:{ r|{:.. :l  ̄´ {エオハ.ハ{
ハ:ヽvヘ:リ u 〉 |:/ おいおいいきなりハードすぎるだろ。
Vl:.:T , ---, ハ!
}::ハ、 ( __/ , ′
/フ´{ \ − / 墓地で死体とともに暮らす苦行とか、ソフトなのから始めようぜ?
_ .. イ:::::::{ \ ` ┬‐′
:::::::| l \,_ / \
} ヽ ∧ 〉ヽ 〈| \
ーァ-‐ ヘ_/ヽ.>‐くトj、 ヽ\
212 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:07:30.28 ID:uIoCFUoo
____
/ \
/ ─ ─ \
/ ( ) ( ) \ ○ ○
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
.
213 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:08:11.13 ID:uIoCFUoo
\
ヽ
____ }
_, -‐ 二 -―‐- 、`ヽ、_
ィ=ー-、/ ヽ `ヽ、
, '´ \ \
/ / `ヽ 丶 ヽ
, '⌒ / /: / /! l 丶 ヽ ',
/ /// / / / / l ヽ \ ハ l
〃 / l l | l ∨' ヽ ヽー-、 lヽ l l
. !l l | | j_{ _,ノ \ l\`ー弋ニ T l j | |
. !{ | l l l 乏≠ミ \l >fテ示ヾjl | ./ l i l、 そ、それもハードですぅ〜……
ヽ ヽ .N ヽ l{i |ヘiii::l lヘiii:::} i}| j∧リ. i lヘ
\ヽ j小 と)_;ソ r'_;;(つ/ イノ ヽjハ
`ト ハ ゚:::::::. ' .:::::゚ __/‐<ヘ ヽ ヽ せめてずっと片足で立っている苦行とか……
l: 八 (⌒¨¨⌒ヽ 〃´ ̄`ヽ、ム \ヽ
ノ l> 、 ´ ̄ `´ / `ヘ ヾ',
/ l {>ー <{ ∧ i \
l /l l / l / ∧ l \
| l∧ ` ヽ _ / l // ヽ |ヽ、
214 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:09:42.99 ID:uIoCFUoo
____
:/ \:
:/ _ノ iiiii \. \
/ (○) (○) \
: | (__人__) |:
\ ` ⌒´ /
/ ⌒ /⌒Y⌒ヽ ヽ
:| \| .i イ |
|\ / 人 .\!
| \___/ \__/:
| /
| /
.
215 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:10:10.41 ID:uIoCFUoo
: :. . : .: . : : i: : : :イミ:.: :.:∨: :\
: : i /. : : . : . : : :イ:.: :. :.| ハ: : :.i:.:ヽ` \
: : : :|: / : : : // .:. :.:/ |: : :. :.l i: : :|: : ハ
:.i :. :. :.:.:i:l : /:. :. :./ ' .: :/ |: : :. :.| / ハ: .;.:.i/: :.
:ハ : . : . : :.|ハ: /:. :. :.イ: i .: ≠― 十: :ハ|尓: :l/ : ト、: i
: :i : : : : : :.! ヘ: : :./: :l: :l: : / x≧、 |: / }ヒソ: 小: :| ハ:!
:/| : : : :i: Yて:. :./: : :!:.:|: /<八:rソ ノイ ハ :.:.ハ: | }
| : :i: ハ: |ゝi: :/: : : : :ノイ ` {' ! / 丶:.:| | ′ いやいや、王子は禅譲をやってらしたんです。
| : ハ: :人..|:∧: : : : : :.| イ:| }'
| / i : : : {'、 ヽ: : : : :.| ∧: :| 何が起きても座禅を組み続ける苦行や、断食行が入りやすいでしょう。
.丿' |: i: : i: i Τヘ: :. :.l 、 ―‐ァ/ ヽ:!
. ノイ : イ:.ハl ∧: : ! ` 一 / }
. }:/ノイ` }' ヽ:乂> . ' ___
/ : ∧ > / ̄:.、 :. :. :. :. :. :. 、
イ:.: :.: :.:∧ > ハ∧:. :.\:. :. :. :. :. :\
/:∧:. :. :. :. : . 、 fヾ/ヽ:. : : : \:. :. :. :. :. :ヽ
. : : : :.∧:. :. :. :. :. :\ |.:´::::::トヽ:. :.: :.:ヽ:. :. :. :. :.:ヘ
216 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:10:49.86 ID:uIoCFUoo
____
/ノ ヽ、_\ r ⌒j
/( ○)}liil{(○)\ / / _
/ (__人__) \/ / / )
| |i|||||||i| / / / / 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
\ |ェェェェ| / '` ´ /
r´ (⌒'ー―- イ′ ´廴
/ > 、 ヽ _  ̄ ̄ ̄)
/ -、 } (  ̄¨´
/ ヽ._ __ \
` --‐'´ `゙' 、_.)
.
217 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:11:32.95 ID:uIoCFUoo
,,..、._,ii、 -,,..-'';,i' |;;;;;;;;;;;;;.;v―ーi;;,,v-ー'" ,,-- 、
ヽ./ `゙ヽ,;;;;__ゝ,, ..,,l゙;;;;;;;;;;./ _,,iiiニソ一'" : ii、
、 _,,ミ/゛ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;゙‐'―― .... r;;;;ッr‐'''''"゛ .y、_
;ヽ、 .,ノ7 ヽ‐゛ ,r''゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,i‐'" ヽ;.|
'''-、゙゙ア'" {,゙二、,,-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r‐┘ : :lニ;;. ゛
...l′ :l";二゙''''┐ ,l´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ-'''''-、 ['l、
._... _. ´ ,〉;;;;;;゙'ー、, . _,._..ミ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;7 `゙"
;;;l゙ .ヽ;; ̄ ̄;;;;;;;;;;;;;;;;;.! .l、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.! _,,
.、!、 .,i┘;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ^'''" ,|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,..;>ー'゙゙゙゙゙ヽ ゙‐' |.l
..l;;;;゙ゝy レ;;;;广'L;;_..コ l;;;;ン'ッ;;;;;;;;;;.,,.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;./ `''、_;;;;;;;;| .,,, . l、;゙¬.
. ゙'''''″ .ミ、;;;;゙''''l:゙'" ` .、 `''" : l.;;;;;;;;;;l゙ ゙'<;,v、;;;;;;;;;;/' .`''''" !;;゙''┐ .゙'ー'"
,-シ、;;_ノ . _, ` .tナ‐' ̄″ ‖ .`'―ー!llt;;. .' !、;;;丿
;/ ,r./ l;/ '!┘ リ'i ´ ,,、 ,、
,! ./ ,i";;{_ そ し て 、 五 年 が 過 ぎ た ―― ,i'''; .|;;;;゙゙''''''";;.l、
! ゙L;;;;;゙> マ , 、,,, `''".ィ;;-一'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..,i¬―''>.l..、/゙ i'゙゙~゙゙゙'-|!!ゝ i'''j .!、,,;l,゙,,r‐ー、 `''-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ィ
: };;;;;;;;;;;'\_ ゛ .〈;;i ゝ、;;;;;;;;;.ア ,......、 ,iミ;;/ ,r'''";;;;;;;;;;;;;} ._.. ;;i .};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
.l゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;! .,ン-. : '!''L,l゙ l.;;;;;;゙ゝ、,i''";;;;; ! !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l!´二..,,,_,..--'''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゛
.;;‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| l゙;l ,!;;;;/ .|'ヘ, `''''''i_;;;;;;;;;i;;,゙ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,! ゙'―'''''''^゙゙゙゙゙゙'l,,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
..!、_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙!-゙;|,`''″ .,/;;;;;ゝ..r‐┐ i";;;;;;;;i┘ ゝ、;____,,/´ : ,ii;;,゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.ィ";;;;;;;;;;;;;;;;;,,、;;;;;.! ---'''゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ! .〔;;;;;;;;;;;;ヽ :lニ二'゙'';;. .,.. -ニ=''"゛ ./;/''''i;;;;;;;;;;;;;;;;
.ー'゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∨;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ l;;;;;;;;;;;;;;;ヽ, ヽ! "'" .. . l-x,;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;v ..,,,,、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙'―- -ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;゙'---、 " .'|゙゙''、
.l´|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.ン- / ゝ-..、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;¬';;ナ' l7 l
;;;;;;.,,_.;;;;;;;;;;;;;/ |;;;;;;;;;;i¬ー-,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{´ !
218 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:11:58.30 ID:uIoCFUoo
度重なる苦行、ことに断食によって、やる夫の体は骨と皮ばかりとなっていた。
___
/ ノ 三 ヽ\
/( ○)三(○)\
| ヽ (__人__) / | ァ、ァ……
| 〉 イェェェト 〈 |
\_ `ー'´ _/
/ |
(_)| ・ ・ ||
l⌒ヽΞ Ξ/| |
| |\_(;;U;;;)_ ̄))
(_) //
( _)
参考:
http://www.moto-jr.no-ip.com/angyo/wp-content/uploads/2009/04/nd3_3467.jpg
.
219 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:13:01.65 ID:uIoCFUoo
___
/ ノ 三 ヽ\
/( ○)三(ー)\
| ヽ (__人__) u/ | ヤ、ベ……ェ、オ……
| J 〉 イェェェト 〈 u|
\_ `ー'´ _/
/ |
(_)| ・ ・ ||
l⌒ヽΞ Ξ/| |
| |\_(;;U;;;)_ ̄))
(_) //
( _)
こ、こいつはとびきりだお……
自分の身体から、腐った死人みたいな臭いまでしてきやがるお……
.
220 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:14:21.59 ID:uIoCFUoo
そろそろ何か食わないと死んじまうお……でも、仲間たちは今、留守にしてるお……
な、なんとか自分で――えーっと、あ。 た、托鉢っ! 托鉢、いく……しか、ねぇ……お……!
,);; ) ,;;;;ソ ,::; )::::::::) ´ ゞヾゞ;ゞ {; lゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::
);:;;;|ヾ, ,;;;::::;;;;;;;:)-''" ` ゞヾ;ゞ;\ゞ;ゞ |iiiii;;;;;:
ヽ_ | |l | レ'" ' ゞヾゞ;ゞ |iiiii;;;;::
\_)) ! :|| ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;:
| l| l :| ´ |iiiiii;;;;;
| ! i l| ' ´ |iiiiiii;;;;
| |l l ト、 |iii;;iiiii;;
iwノ,,、l,いiへ,wi,、,,、,.、、,、,.,,、,、、iiw.、、,,、,.,,,、,.、、 iiw,,、,.、、.、、,,、,.,,,、,.、、iiw,,、,.、、,,,wノiiwiiiii;
:;;';';...;..;:..:;,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;: :;.,;:.;.:,;.:.:.. .;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,;:..;.;..;...;..;:.,.,:;.;.;..;..;:..,:;.:,; .:.::;.:.;.;.;
;.;;.;..;..;:. ...:,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..: .:.:;:. .:;.,;:.;.:,;;.:,;.:..;.;..;..;:.,.,:;.:.::;.:.;.;.;..; ..;:.,.,:;. :,;.:.::;.:. ;,:.
;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.: ,..::;.:.;.;.;..;..;:.,.,;..;.::;.:.;.;.;..:;.;.;;..;..;:..: ,;:.;.:,;.;.;..;:.,.,:. ..:;.
::..:;.,;;.;.;..;..;:.,.,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;. ...:.;..:. ..;..;:;.;..;..;:.,.,::.,.,:;.; .;..;:.:.;.:,;.:.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;.;.:.;.;.;.
..;:.,.,:.;.;.;..;:,;.:.::;.:;.,;:.;.:,;.;..;..;:.,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;.,:;.;.:,;.:.::;.:,;.:.::.;.;.;..;..;:..;.:.;.,:;.;.,;,:;.:;.:,;.:.::;. :.;.;.;..;..;:..
;..;..;:.,.,:;.:.::;.:.;.;.;..; ..;:.,.,:;. :,;.:.:.:,;.:..;.:;.:. ;,:.;.;;.;..;..;:. .:,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..: .:.:;:. .:;.,;:.;.:,;;
.;..;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,:;.;.;..;..;:.,.:. ..;..;:..:;.,;;.;.;..;..;:.:..;;..;.. .,.,:;.:,;.:.::.;.;.;. .;..;:.:;.:.;.,:;.:,;.:.::;;:..:;. ...:
;.;..;;:,;.:.::;.:.;.;.;..; ..;:.,.,:;. :,;.:.::;.:. ;,:;.:..;:. .:,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..: .:.:;:. .:;.,;:.;.;..;..;:.,.,:;.;.,;.:..;.
:;;';';..;..;:.,.,:;.;.;..;..;:..,:;.:,; .:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;,.,:;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:..:;.,;:.;.:,;.:.:.. .;.:,;.:.::;.:.;.;.;..;..;:.,.,;:..;.;..;..
'""゙'"''"゙'""゙'"゙'""゙'"''"゙'""゙'""゙'""""゙'""゙'""゙""゙'"''"゙'""゙'""""゙ '""""゙'""゙゙'""゙''"''"
─‐= ― _  ̄ ̄ ̄ __ - ニ ―― _  ̄ ̄ __
―― __  ̄ ̄ __ ―  ̄ ̄ __ - ニ ─
 ̄ ̄ 二 ─ = ─二 ─ニ─‐  ̄_ __ ̄ ─  ̄ _ _
このままじゃ、浮浪者、だお……川で、身体、洗って……
.
221 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:14:57.18 ID:uIoCFUoo
洗……っ……
.
222 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:15:43.57 ID:uIoCFUoo
.
223 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:16:57.34 ID:uIoCFUoo
.
224 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:18:04.73 ID:uIoCFUoo
は……ッ!? やる夫は身体、洗ったのかお?
|
| /
___ /
/ ノ 三 ヽ\
/(ー)三( ○)\
| ヽ (__人__) u/ | ―――
| J 〉 イェェェト 〈 u|
\_ `ー'´ _/
/ |
(_)| ・ ・ ||
l⌒ヽΞ Ξ/| |
| |\_(;;U;;;)_ ̄))
(_) //
( _)
な、なら、托鉢……
と、とにかく、誰かに食べ物を恵んでもらわねぇと――って、あれ?
.
225 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:18:39.76 ID:uIoCFUoo
, ___ ,
;/ ノ 三 ヽ\;
;/(ー)三( ○)\;
;| ヽ (__人__) u/ |; ……ッ!
;| J 〉 イェェェト 〈 u|;
;\_ `ー'´ _/;
;/ |;
;(_)| ・ ・ | |;
;l⌒ヽΞ Ξ/| |;
;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
;(_); ;//;
;( _);
ち、力込めても、体が動かねーお……
へ、変だお。 も、もう一回……ふんっ! ……あ、あれ?
.
226 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/06(日) 23:18:51.31 ID:4d698d6o
キングクリムゾンってレベルじゃねーぞw
227 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:18:54.56 ID:uIoCFUoo
, ___ ,
;/ ノ 三 ヽ\;
;/( )三( )\;
;| ヽ (__人__) u/ |;
;| J 〉 イェェェト 〈 u|;
;\_ `ー'´ _/;
;/ |;
;(_)| ・ ・ | |;
;l⌒ヽΞ Ξ/| |;
;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
;(_); ;//;
;( _);
あ れ ?
.
228 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:19:30.82 ID:uIoCFUoo
め ノ ま エ、 ガ
.
229 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:20:08.32 ID:uIoCFUoo
し、 ろ ――
.
230 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:20:36.37 ID:uIoCFUoo
ヤ シ ョ ダ ラ ・ ・ ・ ・
_ニ=―――===ニニニ二二二二二二二_
く ̄\/\/ /ヽ \ \/ / / \ / ` >
丶 丶 / / > ヽ ヽ / / \ \ / ヽ
丶 Y / \/ \ \ \ / \ \ \ / ヽ
/ヽ_ニ==――――――――――――--==ニ二 /ヽ ヽ
,.-‐'´ | || |レ レ、 |リ | | | | | | || リ| |ソ | | | ト 、 |
' |W レ-‐――レ 、 _ リ レ ソリ ,. -―レ‐-、レリ | | ヽl
', | く fつ ;;;c lヽ /f○ Y ヽ、 | |
' | l :::::: cノ ; :::::'''''。ノ ' | |
' , | ー=== ー――-=シ | |
', | / |
- 、 ', | | / | ,.く
` ‐ | | | / | / |
,. -‐ '´ 、 イ | ´ | |
丶 ヽ 、 ヽ ̄ ̄ ̄ フ // 〉 | |
丶 ヽ 、 ` 、__,. ' , ' / / \ |
丶 ヽ | ト 、 , ' / /
丶 ヽ| || 、 , ' | | / /
丶 ヽ || '' | | / /
.
231 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:21:24.09 ID:uIoCFUoo
【 解説へ続く 】
.
232 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:22:11.49 ID:uIoCFUoo
ということで、今日は以上です。
>>226
作者にスカトロとか痛い系とか放置系とか満載の、苦行☆三昧を描き切る勇気がなかったんです……!
233 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/06(日) 23:23:29.80 ID:D34Osz2o
乙
苦行こわい苦行コワイコワイコワイ
234 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/06(日) 23:23:40.23 ID:DanfOjEo
乙。
これ、やる夫死んだんじゃねえのか・・・
235 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/06(日) 23:27:04.05 ID:4d698d6o
ついに入滅か、良い最終回だった
236 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/06(日) 23:32:33.19 ID:84L6jPU0
苦行で苦しみから解放されるってのはつまり
辛いものが苦手なら辛いものを食べ続けて好きになればいいって解釈でいいのかな?(違
237 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/06(日) 23:35:45.48 ID:uIoCFUoo
>>235
文先生の次回作にご期待下さい ><
>>236
そのへんは解説のほうで。
一週間後までを目途に形にしようと思っております。
238 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/06(日) 23:41:26.16 ID:mUJ3fPYo
あ 今回本編だけですかw
お疲れ様でした!
239 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/07(月) 00:40:17.11 ID:WqejUI6o
乙です。けっきょくどうなった!?
240 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/07(月) 04:20:16.80 ID:mDv3FnUo
鳩山ノリだと突然辞めかねないから怖いww
241 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/07(月) 17:02:25.53 ID:fWU4TiIo
苦行を丹念に描写しなくてよかったww
なにしろ髪の毛掴めば根っこが腐ってハラハラ抜ける、
腹掴めばそのまま背中を掴める…
なんて描写を丹念に、なんて余りに酷いからなあ。
242 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/06/07(月) 20:30:24.97 ID:Y7v4gUco
完成しました。
45分から、解説部分を投下させて頂きます。
243 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/06/07(月) 20:44:48.21 ID:Y7v4gUco
では、これより。
244 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/06/07(月) 20:45:18.64 ID:Y7v4gUco
○以降、解説など
祝 ! や る 夫 ・ シ ッ ダ ー ル タ 完 結 ! !
*
/ ̄| + / ̄ ̄\ +
| ::| / ⌒ \
いやぁ、ついに完結! 長かっただろ! | ::|x ( へ)( へ) | .人
,― \ .(__人__) | .`Y´
| ___) ::| l` ⌒´ |
| ___) ::|+{ | 十
| ___) ::| { _ |
ヽ__)_/ ヽ、ヽ / )|
``ー―‐'| ..ヽ|
ヽ ノ
.
245 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/06/07(月) 20:46:31.14 ID:Y7v4gUco
( ヽ、
__\ \
<__ \ \
/<__ \ \ ヘ /⌒/
./ └--ミ ヽ、\ - \ |
. , '′ ⌒ヽ,__ノ丶 - 〉
/ ( ● >、 、( \ ! こうしてみるとやる夫の生涯ってのもあっけないもんだな!
/ , `'''" _, \_ヽ {
./ { , ( \)、ヘ > 、
| ゝ-イ `''" ./ \ ∠/ヽヘ じゃ、俺、文明スレの続き描くのに戻るから!
,.-/| ゞニ>一′ ./ \(⌒) ノ \
/ | \ヽ ./ .ヾ、 / \
 ̄< ! `\ /___ \/ \( お疲れさんっしたー!
_ \ ! > ー-- イ \_  ̄ ̄\_\
!  ̄ ̄ ヽ /{ )\ | ∠ ノ)ヽ、
\ /⌒\ 〉  ̄ / / >\
\ い / / //ノ
\ / / / / ̄
.
246 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 20:47:00.25 ID:Y7v4gUco
` '
、 ノヾ '
)ヽ/ ヽ、ノ|ノ´
`r r'
) (
, '´⌒`Y´⌒` 、 ,、 /
, キ人_,/
` ) て
\ ,,_人、ノヽ /´⌒Y,.
)ヽ ( 、ハ, \
- < >─ ^ < て
) て ./'Y''~ヾ
/^⌒`Y´^\ `
.
247 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 20:48:34.04 ID:Y7v4gUco
○以降、本当の解説など
, - ―- 、
_ r'ー┐L. V Y´、 (⌒fY´', ♪
/.」/ r‐┐{. |_ l l|\ー \句/ r'
{ (ノ>'7' ̄∨ l l/ -、 ̄, - Vl _ .ノ
ゝr'´ ̄_ - 」 片 t:ッ tッ lリ、 次やったら、
ゝ ´ _, -'´| r' _ム、 _' , .ノ'ヘ
└く ,|r' y' Y二千二〕 やる夫と同じ苦行させるかしらー?
\ / Y´ヽ r'´ .ィヽ〉',
l } ノー'l |__l ! |
\_ イ_/、 レ' ,リl 〉
{_ ノ \ 小ソ|
レ’ 〕=- / /ヘ.|l
/ / / l\ヽ
/ ̄ ̄ ̄ヽ r‐く __r'´ / l| l|
/:::: ||||| ヽ / - _./ l| {卜、
/::: __ノ::::::ゞ;;:) / ___ / lj |/__〕、
/ ( ;:;:;:;ノ:::::<−> 廴_/´ _ _jヽ、-'ヽ
/;:;:;:;;;:; (_ _人 __)
.///ヾ .`┃ノ スイマセェン…
/ /| ヽ/ / ∧ |
/ /_| \/ / | |
ヽ、//////)/ | |
/  ̄ ̄ ノ | |
____,/ )--- ヽ ヽ つ
248 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 20:49:36.27 ID:Y7v4gUco
/}
_ !l ,.- 、
//|| ̄ `ヽ⌒',
/ / ヘ入ヽ ∨
!| //ー, \, }
l .// ○ ○{ まぁ、なにかしら。
\(⌒リ" △"ノ
{こ.フ>、ー,.イ 死の寸前まで追いこまれるレベルの苦行だったのは理解したかしらー。
〈二}/ ∞Y_〉
└ 〉 ハ〈┘
/ ヘ
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人__) |
>>241
の人の言うようなことも、マジで伝承に残ってるしな。 ( |
{ |
⊂ ヽ∩ く
| '、_ \ / )
| |_\ “ ./
ヽ、 __\_/
249 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 20:50:39.14 ID:Y7v4gUco
ノ ヽー- 、
, '´ ヾ ヽ , '-
/ 入... | ` ´ ヽ
'::. / \:::::. ヒィ秘)、./
/::: l/ - ─ ' `'ヽ\ __ン
i:::: / ○ \ヽヾ|
Y⌒V ○ | /
{ ノ ' j/ でも、なんでこんなになるまで苦行するかしらー……
r ーノ ,. - 、 _ ノ
/ _ノゝ 、 ⌒_, ヘ
!∠´ ト`_二_ 二.イ:::::::: | 流石にいくらなんでもキ○ガイめいてるとしか言えないかしらー……
iヽ::::\ ノ{::::,ィ:::j::ヽ `>-<
ゝ_ ` ´ | |` |:::! !::|`| {:::::::.ノ
∧ | |. `´ `´│ フ´
/ |" | \ イ │
/ |: | ` '´ │ "|
' |: | | |
250 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 20:53:05.94 ID:Y7v4gUco
/ ̄ ̄\
/ \ \
(●)(● ) u. |
まぁ、偉大な宗教家なんてのは、総じてどこかネジ抜けてる感はあるが…… (__人__) u |
(`⌒ ´ |
{ |
ここはちょっと、やる夫の弁護をさせてほしいだろ。 { u. /
__\ /リ 厂`'‐- .._
/ : : :介ーz<__」// |: : : : : : :ヽ
| : : : : ::〈 「`乂/ / 丿: : : : : : : |
| : : : : : /: | {::::} / `7: : : : : : : :│
. | : : : 〈: :│ {::::l /. :/. : : : : : : : : |
251 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 20:56:36.20 ID:Y7v4gUco
/}
_ !l ,.- 、
//|| ̄ `ヽ⌒',
/ / ヘ入ヽ ∨
!| //ー, \, }
l .// ○ ○{
\(⌒リ" △"ノ ……弁護?
{こ.フ>、ー,.イ
〈二}/ ∞Y_〉
└ 〉 ハ〈┘
/ ヘ
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(ー)(ー ) |
(__人__) U |
おう。 そもそもな―― ( u |
{ |
⊂ ヽ∩ く
| '、_ \ / )
| |_\ “ ./
ヽ、 __\_/
252 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 20:57:30.78 ID:Y7v4gUco
_ _____
, ´ `ヽ
/ ヽ
. | , l
| __ノ , ヽ、_ u |
l ( ● ) ( ●) |
| l
.l ( __ 人___) } インド人自体、元々どっかおかしい苦行大好きドM民族なんだよ――ッッ!!
| i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i |
| U l.r '⌒ ^⌒`j .|
. 丶 ヾ-======'. /
ヽ ` ⌒ ´ ハ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ l \、
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l;';';';';';';\ ./ │ _
_,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r:,=i
. | |:.l. /';';';';';|= ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
l. |:.:.l./';';';';';';'! /:.:.| i´|.ー‐' | / | |. ! l
. l. |:.:.:.!';';';';';';';'| /:.:.:.:!.|"'|. l' │-==:|. ! ==l ,. -‐;
l |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l | l. | | / //
l |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l l、 :| | } _|,.{:: 7 ))
l |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ' ::::::|; 7
. l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ ::::::!′ :::| .:/
. l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! /ヽ::: `::: :::: ....::..../
_r 、_ /ヽf ,_ _ ヾ,,
, - ',,ノ! \`ー 、 >_.∨;;r=;;、 |!
/_,メ、 \ _ \ i_ j (ヾ;(;;ソfー!!
//´、 ヽ X´ ゙、 メY. ヾ-;メソ
_j/ ○ \ l `iヽ.イノ
ィ-! u ○' `ーi ! '` '
>ー、 r ─ 、 iii ー、,∠, __,__ . __
/f ,._j! ヽ. | / メ`ゝ、r ノ j_/)' `i )
メ r ー' 、!_ / ( メ,> =゙‐`'´  ̄//)-、`ノ
,_;;=/ ´ ̄ ̄ ̄´ //) )
,, -''´ 、 r ,r── 、._. //)ヽ_ ノ
_ _,.. -─ ''´ ` ''_イ_/ー、ヽ. \.. //)-、//
, -‐ ''´ ''メij ヽ \. ソ'ノ) )
(  ̄ ̄./`''ー 、_, / ! ! \,,>'、/)ー
253 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 21:00:24.32 ID:Y7v4gUco
, - ―- 、
_ r'ー┐L. V Y´、 (⌒fY´',
/.」/ r‐┐{. |_ l l|\ー \句/
{ (ノ>'7' ̄∨ l l/ -、 ̄, - Vl
ゝr'´ ̄_ - 」 片 ー ー#lリ、 南西向いてインドの人に土下座!
ゝ ´ _, -'´| r' _ム、 _' , ノ'ヘ
└く ,|r' y' Y二千二〕
\ / Y´ヽ r'´ .ィヽ〉',
l } ノー'l |__l ! |
\_ イ_/、 レ' ,リl 〉
{_ ノ \ 小ソ|
レ’ 〕=- / /ヘ.|l
/ / / l\ヽ
/ ̄ ̄ ̄ヽ r‐く __r'´ / l| l|
/:::: ||||| ヽ / - _./ l| {卜、
/::: __ノ::::::ゞ;;:) / ___ / lj |/__〕、
/ ( ;:;:;:;ノ:::::<−> 廴_/´ _ _jヽ、-'ヽ
/;:;:;:;;;:; (_ _人 __)
.///ヾ .`┃ノ タビタビスイマセェン…
/ /| ヽ/ / ∧ |
/ /_| \/ / | |
ヽ、//////)/ | |
/  ̄ ̄ ノ | |
____,/ )--- ヽ ヽ つ
254 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/07(月) 21:00:39.94 ID:sno0tPso
な、なんだってー(`・ω・´)
255 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 21:02:28.63 ID:Y7v4gUco
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー)
. | U (___人_) あー……いや、まぁ、うん。 じゃあ真面目に行こうか。
| ` ⌒´ノ
. | u }
. ヽ } (
_ヽ ノ`ヽ、_ )
_/|\ ` 、,__ 、小 L  ̄ ヽ (
_, ハ \ ` ァ、 /ヘ,レ―‐‐、__i__,)
, -‐ ´ ,ゝ \/ _ 又/ ,ヽ\丁
/ ヾ. \ , イ{`< _ ,ィ 〉〉〉|
/ `゙ヾ\ ヽ/ ヽ\`く´ / `ー(/ |
! ´⌒` ヽ / `ーヲ`〈 i !
256 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 21:02:59.20 ID:Y7v4gUco
以前も言及したが、この当時のインドの主な宗教文書は「ヴェーダ」(この語は「知識」を意味する)だ。
これは当時のインドのメジャーな神話、哲学、信仰なんかを編纂したものだな。
_______________
| ! |lヽ
| | ______________________ || `,l
| | i i || |
| | | リグ ・ ヴェーダ | || |
| | !________________! || |
| | || |
| | || |
| | :# || |
| | :: || |
| | :: || |
| | || |
| | #: || |
| | || |
| | :# || |
| | || |
| | :: || |
| | #;;::: :: :::;;::ゞ || |
|__!_____________________|! |
ヽ三三三三三三三三三三三三三三ニヽ l
ヽ三三三三三三三三三三三三三三ニヽ!
こいつは成立が紀元前1000年頃から紀元前500年頃っていう、聖書はだしの古さを誇る代物だ。
.
257 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 21:04:12.56 ID:Y7v4gUco
んで、この中でもとくに古いリグ・ヴェーダなんかには、
タパス
「 宇宙創造者は苦行を行い、この世界を創造した 」 などと記されてる。
i
/ ⌒ 丶 i
/ 丶 l、
/ 丶 l;
| ヽ ノl l
;;;;:::-:::-----| ヽv-‐ i .l‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐--------:-::-:::-:::;;;;
||| | | '! | |||
||| | i . ノ .| |||
||| | / | |||
||| | / l |||
||| | i / .l |||
||| | / l |||
||| | / l |||
||| | !/ l ノ||
||| | ヽ l ノ i||
||| | ! l / /!!!
||| | i i .l / / |||
||| | ! l / / |||
||| | l / /.....|||
||| | / ⌒ 丶 .! / ./.. ..|||
||| | / 丶 i ノ. .ヽ /. |||
||| |/ 丶 / ヽ /.. .|||
||| ヽ / ) /. .|||
||l _________,,ヽ |ノ _____ ノ l||
|l========三三三=================ミミ;;|彡==========三三三===============l|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー-‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
神話の英雄たちも困難に直面すると、苦行して神通力を得て解決する場面が多い。
想像がつかない場合は、ドラゴンボールの修行に代表される、インフレバトルの「努力」場面を想像してくれ。
.
258 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 21:04:46.79 ID:Y7v4gUco
まあ、そういう民族性を持っているのか、神話で頻繁に取り上げられるせいなのか――
卵が先か鶏が先かを議論するつもりはないが、インドの宗教的修行に苦行は付き物なんだ。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
_______
:/ ̄| : : ./ / # ;,; ヽ
:. | ::| /⌒ ;;# ,;.;::⌒ : ::::\ :
| ::|: / -==、 ' ( ●) ..:::::|
,― \ | ::::::⌒(__人__)⌒ :::::.::::| :
| ___) ::|: ! #;;:.. l/ニニ| .::::::/
| ___) ::| ヽ.;;;//;;.;`ー‐'ォ ..;;#:::/
| ___) ::| .>;;;;::.. ..;,.;-\
ヽ__)_/ : / \ ハァハァ....
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ちなみに現代インドでも、苦行にいそしむ行者というのは普通に見られる光景だ。
おひねり目当てのパフォーマンス的な苦行者もいるが、かなりマジなのもいる。
つまり、結論として――
.
259 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 21:05:13.13 ID:Y7v4gUco
_ _____
, ´ `ヽ
/ ヽ
. | , l
| __ノ , ヽ、_ u |
l ( ● ) ( ●) |
| l
.l ( __ 人___) } インド人自体、元々どっかおかしい苦行大好きドM民族なんだよ――ッッ!!
| i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i |
| U l.r '⌒ ^⌒`j .|
. 丶 ヾ-======'. /
ヽ ` ⌒ ´ ハ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ l \、
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l;';';';';';';\ ./ │ _
_,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r:,=i
. | |:.l. /';';';';';|= ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
l. |:.:.l./';';';';';';'! /:.:.| i´|.ー‐' | / | |. ! l
. l. |:.:.:.!';';';';';';';'| /:.:.:.:!.|"'|. l' │-==:|. ! ==l ,. -‐;
l |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l | l. | | / //
l |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l l、 :| | } _|,.{:: 7 ))
l |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ' ::::::|; 7
. l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ ::::::!′ :::| .:/
. l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! /ヽ::: `::: :::: ....::..../
260 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 21:05:41.21 ID:Y7v4gUco
, - ―- 、
_ r'ー┐L. V Y´、 (⌒fY´',
/.」/ r‐┐{. |_ l l|\ー \句/
{ (ノ>'7' ̄∨ l l/ -、 ̄, - Vl
ゝr'´ ̄_ - 」 片 ー ー#lリ、 ・ ・ ・ ・
ゝ ´ _, -'´| r' _ム、 _' , ノ'ヘ
└く ,|r' y' Y二千二〕
\ / Y´ヽ r'´ .ィヽ〉',
l } ノー'l |__l ! |
\_ イ_/、 レ' ,リl 〉
{_ ノ \ 小ソ|
レ’ 〕=- / /ヘ.|l
/ / / l\ヽ
r‐く __r'´ / l| l|
/ - _./ l| {卜、
/ ___ / lj |/__〕、
廴_/´ _ _jヽ、-'ヽ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ○)(○) 当解説はあくまで多少のエスニックジョークを含んでいるだけであり、
| o゚ (__人__) \
| 0 `ー'´ノ \ \ 民族差別的な誤解のなきようお願い申し上げる所存であります熱い熱い熱い……
| }
ブス… ヽ } ∫ ;__∫ ,;′,;′
ブス…' ヽ ノ´ ̄ ̄´  ̄\ ;' ジジジ…
/ ⌒゚ '"'"´(; \ '; ∫
/三三/ ,_ \ \\ \ }て・,‥¨ ジュッ!
/三三 と___)_ヽ_つ_ヾ_つ___ _ノ そ¨・:‘ .、
囮ヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱ囮 ジュッ!
囮災炙災炒炎炎災炙災炒炎炎炙災炒炎災灸災炭囮
.
261 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 21:07:48.06 ID:Y7v4gUco
_, -‐
_, -‐  ̄ ‐=ニ=-
/ ̄ ̄ ̄\ イテェ… _, -‐  ̄‐=ニ二ニ=- _, -‐  ̄
/ ヽ ,〜'_, -‐  ̄`ー-----― '
/ ;:#;:;: 丶 _,〜'_ッ'-
| _ノ ( ●) .厂
i ,.,.. ( /) ! .⊃ ……まぁ、真面目な話、やる夫も偉人とはいえ人間だ。
| ;:・;: (__人_) /〉
/∧ ,.<))/´二//⊃ 人間である以上、環境と時代からは逃げられない。
/ : | ヽ / / '‐、二ニ⊃`
, -‐'´: : : : :l 丶l ´ヽ〉: : : : \
/: : : : : : : : :| /_/ __人〉|: : : : :|
「ヾ: : : : : : : : : :l_/:_/ヽ. /´ | : : : : :| 彼が苦行に五年を要したことに疑問を覚えた時は、
〈\ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ー'〉 |_| |: : : : :|
!: : :ミヽ: : :/ `y′.: ',ゝ、_/ l: : : : : :| まず当時のインドの宗教的習慣を当たってみると良いだろう。
! ⌒ヽ: : : :.ヾ/: ://: : : :| l: : : : : :|
……本当にインドは凄まじい苦行の伝統があるからな。
262 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 21:08:53.02 ID:Y7v4gUco
/ ̄ ̄\
/ _ノ .\ _,, そんなわけで、やる夫の半生はいよいよここまで。
| ( ●) (●) |. l;l
. | (__人__) | _,_,|,|_,
| ` ⌒´ |, ト-=y 丶 次回からは、やる夫のこれらの経験を踏まえた上で、
. | } ヽ `i, ̄‐^l
. ヽ } ヾ~ ` i, 彼の「目覚め」と、その思想について当たって行こうと思う。
ヽ ノ _ ヽ、 ;i,
,,_,i y,ソト,,__ ヽ、 ;i,
,/r-'"j / / ii, `ヽ、-x,,゜r ;i
,,/'/__.L、 /ヾ、"i `ヽ `;i i,
,/ /_iーヘ,ヽ、 , /i" ヽ、 i `、'i iヽ、 ……また気が向いたら次の話を用意しよう。
_,) ヽ " ネメ、_ii"~ _Yri l, ヽ、
_,,,>t 、ヾ、 ゞ;;/ / ,¬ V⌒l 読んでくれれば嬉しく思う。
,y`;,,__ ,i /ii' / r-/| l l
_/^,,, ヘ l /iil / l"v' y } l
v=4⌒ヽ、 j --,,,if /iii| ,, 〈-ヘ_,、 <、 / i| 気の利いたオチもないが、ではまた。
【 第六話へ続く 】
.
263 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/07(月) 21:10:46.00 ID:sno0tPso
乙でした。
俺も酒断ちという苦行に挑戦してみようかしらん。
264 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/07(月) 21:22:45.45 ID:CWZ.KeUo
お疲れ様でした
質問ですが「ニルヴァーナ」の訳語として「涅槃」と「入滅」のどちらがより原語に近いのですか?
265 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/07(月) 21:35:31.94 ID:uDgI8Y6o
>>263
自分は昼の間だけ酒断ちする代わりに、期間を倍にすることにしたよ。
266 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/07(月) 21:38:14.64 ID:g3HGtpAo
乙
まあ民族性ってのは無視できませんからねえww
267 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 21:47:07.71 ID:Y7v4gUco
>>264
涅槃はニルヴァーナという音を漢字にあてた音写、入滅は意味を訳した漢訳です
根本的に訳しているものが違いますので、比較はできません。
268 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/07(月) 21:51:46.24 ID:CWZ.KeUo
>>267
お答えありがとうございます
269 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/07(月) 22:17:01.65 ID:QzchhTwo
禅と苦行とは違うんですか?
270 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/07(月) 22:28:08.07 ID:Y7v4gUco
>>269
禅は座禅を組んで瞑想し、精神を集中する行です。
対して苦行は、痛苦を与えて肉体を痛めつける行、全般を指します。
禅が精神を高めるものだとすれば、苦行はそうですね……
苦行は肉体の働きを痛みで抑制することによって、精神の自由を相対的に確保しよう、といった具合でしょうか。
この「精神を自由にする」とか、「真理と合一する」といった手法が、
やる夫の時代のインドでは解脱への道しるべではないかということで、割と盛んに探求されていたようですね。
271 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/07(月) 22:36:56.58 ID:jCXgO3M0
ずいぶん強引な駆け足で終わらせるのかとびっくりしたじゃないか今回ww
272 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/07(月) 22:57:03.71 ID:cHU668Uo
これで終わりだと「Mに目覚めて死にました。めでたし。」になるがなw
273 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/07(月) 23:10:45.86 ID:QzchhTwo
>>270
ありがとうございます。
なんか混同していました。
274 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/08(火) 15:16:04.41 ID:1ARg5soo
「苦行によって力を得る」つーのはインドの神話の基盤だからな。苦行によって神々以上の力を身につけた
「聖仙(リシ)」という元人間や、同じく苦行し力を得た魔族も多数出てくる。
魔族が苦行を続けて力を得て神々を圧倒する→主神クラスが智慧を働かせてやっつける
という話がいくつもあるし、「魔族が苦行してるのを神々がお願いして止めさせた」というのすらある。
ちなみにインド神話において苦行の代償として力を授ける役は創造神ブラフマー。
一説によるとヒンドゥー教においてヴィシュヌやシヴァに比べ圧倒的にブラフマーが不人気(信奉者が少ない)
のは、この「苦行をするヤツには魔族でも力を無節操に授け、結果神々や人間が苦しむ」からだとかww
275 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/11(金) 22:44:59.60 ID:/56137Ao
>>274
不人気か…、宣教を勧める役のAAは決まったなww
このスレではそんな超自然的存在は出ないか。
276 :
文
◆Civ.a/bGUo
[sage]:2010/06/13(日) 00:33:28.09 ID:Ci8Tab.o
>>275
梵天勧請ですね。
いやぁ、アレはどう表現したものかと……
まぁ、追い追い考えます。
放置が長くなっちゃったので、ちょっとまた文明スレに戻りますねー。
折を見て戻ってきます。
277 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/13(日) 18:36:07.49 ID:Q9Xd2/2o
ヒンドゥー教のブラフマーは一柱の神だけど、仏教じゃ無数にいる。
仏陀に勧請したのはリーダー格の梵天(パーリ語でサハンパティ)。
>>274
-
>>275
の流れじゃイコールに取れちゃうんで老婆心ながら・・・
278 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/14(月) 08:39:29.85 ID:b0/9CWYo
>>277
ふつうにブラフマーが仏教に取り入れられたものが梵天(大梵天王)だと思うが…
>仏教じゃ無数にいる。
眷属である「梵輔天」や「梵衆天」に住まうもの達を入れてるんだと思うが、だったら
「帝釈天」や「四天王天」にだって眷属は住んでいるとされるわけで、だからといって
「帝釈天は大勢いる」「四天王は四尊どころじゃない無数」と言えるのだろうか?
279 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/19(土) 05:31:39.43 ID:vlbMCuEo
竜造寺四天王「・・・」
280 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/19(土) 15:10:09.16 ID:niadROso
もう市松は許してやれよ・・・
281 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/19(土) 17:36:22.75 ID:QPAmeGMo
>>277
は取り消します。宗派(とういうかお経)によって違うみたいだから。
ちなみにパーリ三蔵の論蔵(アビダンマ)では禅定をえた修行者はすべて
色界あるいは無色界に生まれ変わる。この2つの世界を天界の中でも特
に梵天界と呼びその住人はすべて梵天とよぶ。
282 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/01(木) 22:51:52.79 ID:NnL.nwU0
「バカ梵天」というのがいてだな…
283 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/14(水) 15:21:37.25 ID:bVoy47co
仏教つながりの面白い動画を発見
http://www.ustream.tv/recorded/7716988
284 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/08/02(月) 21:59:00.79 ID:E6SiA/M0
インドの山奥で修行して[
ピーーー
][
ピーーー
]団と戦った人は、やっぱり、苦行を行っていたのかねぇ。
285 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/02(月) 22:16:27.31 ID:EO3PP4c0
なんだか腹をくだしてそうな団体だな
286 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/08/02(月) 23:24:01.71 ID:8p2OTwko
師匠がユダというだけで碌でもない修行やってそうな・・・
287 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/04(土) 12:58:09.56 ID:WvwJvlEo
書き手のレスがないまま”2ヶ月”以上が経過したのでHTML化のご案内です
続ける意思がなくなった場合は以下のスレでHTML化依頼をお願いします
■ HTML化依頼スレ Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/
続ける意思がある場合は2週間に1度ぐらいでいいので生存報告をよろしくお願いします
住み良い製作速報を作るため放置スレの削減にご協力お願いします
288 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/12(日) 00:37:07.62 ID:3uCBuAEo
1週間の間に書き込みが全くなかったので、放置スレと判断してHTML依頼してきます
おつかれさまでした
289 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/12(日) 00:52:54.60 ID:4/gulTIo
アンタ、運営の人?
違うなら余計なお節介やめて欲しいんだけど
290 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/12(日) 13:01:37.50 ID:1P3lHbgo
自治スレの人だよね?
権限云々については百歩譲るとしても、基準を明確にして
(自治スレを見る限りHTML化依頼の基準が曖昧すぎる)
その旨を周知させてから協力をお願いするのが最低限の筋でしょ
これじゃあVIP警察とかと変わんねーよ
291 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/12(日) 14:23:51.47 ID:fol7feEo
確かに長期放置されてるから生存報告がほしいのは分からないでもないんだけどさあ
>>287
に反応なしに1週間経過したらhtml化依頼するとか全く書かれてないよね?
勝手にルール定めて、それを告知もせずに自分たちに都合の良い方に話を持っていくって何様?
それとも新手の荒らしなのかねえ?
292 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/12(日) 16:10:04.02 ID:G3BNMWwo
ちゃんと期限を明記せずに勝手に削除依頼は確かに酷いな、騙まし討ちに近い
そういう事に配慮しなかったら無用な反発や自治に対する嫌悪感を煽るだけだと思うんだが・・・?
293 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/12(日) 19:45:48.21 ID:3tfPpRwo
>>287
一週間の間反論がない場合、
>>287
を荒らしと判断しますのでよろしくご了承ください。
294 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/12(日) 19:48:24.29 ID:pUg3uxwo
>>287
は運営ごっこして遊んでるお子様なんだろうな 迷惑極まりない
295 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/12(日) 22:26:41.29 ID:4s7Yf5Io
確かに腹は立つけど、文句は自治スレッドで言ったほうが効果あると思う
というか是非とも文句言おう、ちと今回のやり方は拙すぎる
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/
296 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 21:29:39.89 ID:n48eGvEo
おっと、なんか長期間離れてるあいだにこんなことに。
ここのところリアルの方で立てこんでまして、最近は本日まで一週間ほど本山泊まり込みで研修やってました。
短期間で終わらせるはずだったシッダールタも、だいぶ放置気味になっていますね。
よし! 今からちょっと幕間的な作品を書いてきましょうか。
11時過ぎに投下します!
297 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/19(日) 21:43:10.65 ID:TbR59Gso
ひゃっほー!! 正座して待ってます。
そしてここの
>>646
でHTML化の依頼を出されちゃってるので、
一言「やめてー!」っていっといたほうがいいかも。
■ HTML化依頼スレ Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1190564438/
298 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 21:47:21.27 ID:n48eGvEo
ありがとうございます。
今いってきました!
299 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/19(日) 21:49:27.33 ID:utg4mu2o
wwktk
300 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/19(日) 21:58:05.55 ID:TbR59Gso
乙です。投下の後に時間がありましたら、
僧侶修行のお話をよろしければお聞かせください
301 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/19(日) 22:19:55.49 ID:p7TLNpYo
>>296
ところで、ここで言うのは筋違いなんですが
AA長編板でシステムトラブルがあったようですね
Historyスレェ・・・・・・
302 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 22:40:00.52 ID:n48eGvEo
>>301
そのうち復活させますねー。
あと数話ですし、先にシッダールタ終わらせようかと考えております。
303 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 22:43:37.16 ID:n48eGvEo
>>300
浄土真宗は荒行などをしませんもので、ひたすら施設に閉じ込められて講義と座談と読経の一週間です。
あまり面白くありませんが、そういった話でもよろしければ……
さて、では50分から投下させて頂きます。
304 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 22:49:49.35 ID:n48eGvEo
━━[ 物語を始める前に ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
紀元前のインドで、やる夫が「目覚めた人」と呼ばれるまでの過程をざっくりと描く短編です。
この作品の内容はおもに、真宗大谷派宗務所出版部「大乗の仏道――仏教概要――」に準拠しています。
底本そのものは教師(=専門の僧侶)養成のための教科書ですので、定説は十分に記述されておりますが、
物語としての面白さや分かりやすさを優先し、趣旨を歪めない程度に省略した部分が多く存在します。
また筆者も僧籍こそあれ、釈迦について詳細な研究をしたと言えるほどの知識はありません。
指摘や補足などがあれば歓迎です。
議論も構いませんが、行われる際は「宗論は どちらが負けても 釈迦の恥」といった諺にあります通り、
論点を明確に、釈迦の顔に泥を塗らない程度の節度と慎みを持ってお願いします。
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ /:::、::::::、::::::、::::/::::jL、
| ( ●)(● ちなみに俺たちは補足解説を担当する。 /:::/::/\:::\:::辻-く仁、
| (__人__) i::::i::/__ ` ー ミ _∧ ニ/{
. | ノ やらない夫と…… l::::レ.ァニ、ヽ ィニ、ヘ_ノレ'
| ∩ ノ ⊃ ゙:」 ´込ソ . 込ソ i::/
/ ./ _ノ カナなのかしらー! /∧  ̄ r==┐ ̄ ∧ヽ
(. \ / ./_ノ │ , --、 {!`ーヽ. 、___ノ メー' i}、
\ “ /___| | / ̄>-、」::_:_:_-:i>┬<!:-:_:_:_:」i
. \/ ___ / / / / ト、7∠イ::i⌒i:::iヽ:ニ:ニ:ノ\
_ヽ ´/、 __ニ」:::! ゚ i:::l〉=:、. .ヽ \
\___\ ノ/r=_ _「i::! ゚ i:/{!三:`ー' i ,, l
/z{::::\ /::Y <<. 、ニr=_ノ .::i.:/ /
・まとめサイト
「それにつけても金のほしさよ」 (
http://snudge.blog38.fc2.com/blog-entry-486.html
)
神速で名高い、それ金さまにまとめて頂けました。心よりの感謝を。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
305 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 22:51:09.20 ID:n48eGvEo
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.; ;ヾ ; ;ゞ ;
ゞ:ヾヾ.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ` `
,,ヾ ;";ヾ; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ "ゞ;ゞ `
; ;ゞ ;" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" ゛;"; ゞ:. ゛
" ;ヾヾ ; ; ヾ ;ゞゞ; ;ゞ ;" "ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ.;;.ッ ィ゛
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "
:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ ` `
:;;; ;;;;.....:::/ `
;....;;;: :;i;..ii| ` ` `
:::: ;;;..;.ii:i| ` ` ____ `
::..;;;.::.. :ii| ` /⌒ ⌒\ `
:::.::;.; .:i;:iii| ` /( ー) (ー) \
:;;.:. ..;;.ii;i| /::::::⌒(__人__)⌒::::: \` `
;....;;;: :;i;..ii| ` ` | |r┬-| |
:::: ;;;..;.ii:i| \ `ー'´ / `
::..;;;.::.. :ii| r´、___∩∩__, / ` `
:::.::;.; .:i;:iii| ` \__ ´人 ` _ノ
:;;.:. ..;;.ii;i| ` ` |  ̄  ̄ | `
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
―― 短編連作 『 やる夫・シッダールタが 目覚めた人になるようです 』 ――
「 幕間 徒然なるままに 」
306 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 22:52:55.77 ID:n48eGvEo
/ ̄ ̄\
/ \
|:::::: |
. |::::::::::: | ……なんというか、本当に申し訳ない。
|:::::::::::::: | ....,:::´, .
. |:::::::::::::: } ....:::,, ..
. ヽ:::::::::::::: } ,):::::::ノ .
ヽ:::::::::: ノ (:::::ソ: .
/:::::::::::: く ,ふ´..
-―――――|:::::::::::::::: \ -―,――ノ::ノ――
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´
307 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 22:54:09.03 ID:n48eGvEo
/ ̄ ̄\
/ ⌒ ⌒\ ちょっと資格の勉強をするだとか、上手くネタが思い浮かばないだとか、
_ |::::::(○)(○)|
. ( |:::::::::::(__人__)| 僧侶の修行で本山に籠るだのしてたらまぁ、見事なまでの長期放置。
 ̄ |::::::::::::::` ⌒´ | ....,:::´, .
. |:::::::::::::: } ....:::,, ..
. ヽ:::::::::::::: } ,):::::::ノ .
ヽ:::::::::: ノ (:::::ソ: .
/:::::::::::: く ,ふ´..
-―――――|:::::::::::::::: \ -―,――ノ::ノ――
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´
308 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 22:55:29.26 ID:n48eGvEo
, n / ̄ ̄\ .n
. / / j.´_ノ ヽ、u'l lヽ、
/,イ / (○)(○) .l i i i
〈 .r {u (__人__) .i. } } 〉 ああああ、心が追いつめられて更にスランプに……!
', i. ', ` ⌒´ / /
.i l. ,' ./
. ヽ、_.イ、. 人 ノ
ヽ 〈_ノ ノ
| ./
| . |
309 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 22:56:06.65 ID:n48eGvEo
_________
/ 'r r.r.r.i
/ | | | | |
/ u .ノ.ノ.ノノノ
ハ_ノ ヽ、__ / /ノ い、いっそ逃げるか……!?
/ (●)(● ) .( l ヽー―ー-、
/ .(__人___) ム イ r ヽ
./ / ヽ`⌒´ | .l / 、 l どうせこんなスレ見てるのは物好きばっかだろうし、
/ / 八_ 、__ /l | ,' l l
. / ,' ヽ| | ノ ハ l
/ .l ∧ | レ' ノ l
/ l ノ ヽ | | ノ }
∧ / ,〆 ヘ l , ' l
ヽ、_,ノ'´ ヘ .l / ノ
', | / ,'
ト、 ノ ノ
310 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 22:57:35.93 ID:n48eGvEo
` '
、 ノヾ '
)ヽ/ ヽ、ノ|ノ´
`r r'
) (
, '´⌒`Y´⌒` 、 ,、 /
, キ人_,/
` ) て
\ ,,_人、ノヽ /´⌒Y,.
)ヽ ( \
- < >
) て
/^⌒`Y´^\
311 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 22:58:33.92 ID:n48eGvEo
, - ―- 、
_ r'ー┐L. V Y´、 (⌒fY´',
/.」/ r‐┐{. |_ l l|\ー \句/
{ (ノ>'7' ̄∨ l l/ -、 ̄, - Vl
ゝr'´ ̄_ - 」 片 ー ー#lリ、 はい、画面の前の皆さんに五体投地!
ゝ ´ _, -'´| r' _ム、 _' , ノ'ヘ
└く ,|r' y' Y二千二〕
\ / Y´ヽ r'´ .ィヽ〉',
l } ノー'l |__l ! |
\_ イ_/、 レ' ,リl 〉
{_ ノ \ 小ソ|
レ’ 〕=- / /ヘ.|l
/ / / l\ヽ
/ ̄ ̄ ̄ヽ r‐く __r'´ / l| l|
/:::: ||||| ヽ / - _./ l| {卜、
/::: __ノ::::::ゞ;;:) / ___ / lj |/__〕、
/ ( ;:;:;:;ノ:::::<−> 廴_/´ _ _jヽ、-'ヽ
/;:;:;:;;;:; (_ _人 __)
.///ヾ .`┃ノ サーセン…
/ /| ヽ/ / ∧ |
/ /_| \/ / | |
ヽ、//////)/ | |
/  ̄ ̄ ノ | |
____,/ )--- ヽ ヽ つ
312 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/19(日) 23:03:52.10 ID:p7TLNpYo
暴力はいかんよ、カナw
313 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:05:03.58 ID:n48eGvEo
/ ̄ ̄\
/ ;:; _ノ \
| ;:メ:; ( ー)(ー)
.| #:;: (__人__) まぁ、そんなわけで人間の弱さを見つめ直したり、
/ ` ⌒´ノ
/ ヽ ⊂二二 ̄\
/ \ ⊂、' ヽ 放置逃亡する作者の気分を味わったりと、
/ \_, `7 /
/ へ \ !/ /
| \ Υ / 僧として、またやる夫系作者としていい勉強をさせてもらった。ウン。
| \ /\
| / \__/.,,_r ヽ、
/ _,,__|'"´ レi }
| `'"´ `¨ー、 /ノノ
| }ィ ´/
/\___,,.._7 /::/ , '
/::::::::::::::/::::::::::::::::{ /::/ /:
|:::::::::::::::|::::::::::::::::::! /:::/ f::::::
|:::::::::::::::|::::::::::::::::/ /:::( ヽ、
|:::::::::::::/::::::::::::::/ {,_:::::::`ヽ、__,,ゝ
/:::::::::::::|:::::::::::::(_ `¨つ:::::::::::::::
|::::::::::::::::\:::::::::::::::::`¨ー-'"::::::::
::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::
314 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:06:35.69 ID:n48eGvEo
__
「ヽ ̄\ ゞ_、__
/入 \ _jl´frォ j}
/ / ` ーヽハ-メ_jヽ.
' ,' ,. - ´`ヾヽ ! そんなわけで、なんとか持ち直したらしいのかしらー。
i イ , =、 ォ= 、 川!
ゞハ, ハォ.j 辷j |メ.
`ハ :::: ' :::: イ_ ヾ
,.,ゝゝ、 ` ´ イミミjノ
l!V:三} ゙>< ゝ-'⌒丶
/ ゝリ! jハ! レ′ l 読者の皆さんにはご迷惑をおかけしたけれど、
く :.:! o 〈 - |
ゝ l:.:.|'\ o _ .人 l 〆ノ
| :.:.| /介!V イ´ また再び付き合って下されば幸いなのかしら!
| .:.:| ` 7 /
/ヽ..:.:.| ,. 、 / , イ
/ / .: .|/ / |ヽ.
, イ , :. :|/ \\
/,___ハ 1 ,' ,. -── - 、\\
レ'′ レvゝ_ イイ .. : : : : :\ト_. ヽ
/ ゝ-ハ/ : : : : : : : : : : : : ノーァム_ ∫
' : : : : : : / : : : : : : : : : : : ::/ヽ┐::::` 、 r----ォ
ゝ ハ: : : : : : : :l! : : : : : : : : : : : :l: : >::::::::::) |::::茶:::|
`ー-、: : : : : :ノゝ.. : : : :: : : : : :ヽ : :イ_:_>─‐ ' ゝ---,.'
 ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
315 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:07:55.47 ID:n48eGvEo
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ /\'ー、 ,, ..,、
| ( ●)( / .\` 、 . // /
. | (__人/ \ヽ、,.// ../ まぁ、そんなわけで今日の話題だが……
| ` / ``77 /
. ヽ / / / /
ヽ.. / fヽ、/ / , -,./
/./ r-、 ヽ ∨,ノ /
|. \ 〈\.\,〉 `, f
| . \ (ヽ ヽ `.. |
| .\ \ ノ
_, -―‐- 、
// , -- 、_ >、
r'_ { , -、 }'、
/´ ̄ ̄三二ニヘ ゝソ ,'ハ
7ァ …―‐ -----\ /丶.ハ
l /_ _ - '´¨ \ ヽ l
l |!  ̄ _ , − 、 V┐l!
∧ ヘヘ. /f¨ヽ ' |, -‐七Y゙ り l!
どんと来いかしら! < > r'ヘ、, -― 、 _ / ー‐' ノ 〃/
∨ | {丶  ̄ノ´、:::.` ¨´ r'/ ̄ヽ
/ / 大 ¨´ - −' ∠/  ̄ソ
〈 Vミ>_ 、__ イ| 「l ̄ソ-、
V |!ーr‐__j___」「f T ',
/ヘ、 ハ. ! 〈/¨\〉 リ l ',
入ルxイ´」 | ハ | ',
,' ヘ /ヽj l ヽ
>>312
二人とも私の代理人みたいなものなので、ノリは自罰というか自戒というか……
/ ヽ } |\ ハ / }
l \ ! \ / /
316 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:09:01.85 ID:n48eGvEo
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ、.\
| (●)(●) |
/ ̄ ̄ ̄ 丶人__). | 実のところ、特にネタがあるわけでもない。
/ \ ._|_____
, --'、 / `〉
/ ⌒ ) ま っ / さ ら /
,′ ノ / /
l T´ .._ ./ r'´ ̄ヽ
ヽ ノ ./丶、 / (  ̄ l
`'ー'´ | .`'ー'――┬― --、/ _.ノ
_r 、_ /ヽf ,_ _ ヾ,,
, - ',,ノ! \`ー 、 >_.∨;;r=;;、 |!
/_,メ、 \ _ \ i_ j (ヾ;(;;ソfー!!
//´、 ヽ X´ ゙、 メY. ヾ-;メソ
ちょ――ッッ!! _j/ ○ \ l `iヽ.イノ
ィ-! u ○' `ーi ! '` '
>ー、 r ─ 、 iii ー、,∠, __,__ . __
/f ,._j! ヽ. | / メ`ゝ、r ノ j_/)' `i )
メ r ー' 、!_ / ( メ,> =゙‐`'´  ̄//)-、`ノ
,_;;=/ ´ ̄ ̄ ̄´ //) )
,, -''´ 、 r ,r── 、._. //)ヽ_ ノ
_ _,.. -─ ''´ ` ''_イ_/ー、ヽ. \.. //)-、//
, -‐ ''´ ''メij ヽ \. ソ'ノ) )
(  ̄ ̄./`''ー 、_, / ! ! \,,>'、/)ー
317 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:10:31.83 ID:n48eGvEo
/ ̄ ̄\
/ ノ \ \
| (●)(●) | まぁ、俺も僧侶のはしくれだ。
. | u.(__人__) .|
r、 | ` ⌒´ .|
,.く\\r、 ヽ ノ 自分の知ってる面白い僧の逸話なんかを、幾つか紹介していこうかと思っている。
\\\ヽ} ヽ /
rヽ ` ヽ / ァ'´ヽ
└'`{ . \.| / i 作りながら投下しようかと思ってるんで、合いの手しだいで話題を変える可能性もあるが。
ヽ、._ ヽ、_,r' .|
`ヽ、 /' |
`'ー'´
_ 厶: :─ \_>──-、 く r─v─v─v─x__  ̄〉
/ ./. : >、: : \\ ̄`ー、: : / r──v'´ ̄Z>、::::.\イ
/ /' // \ : : \\ : :_乙 |:::r─〈 ト { ム Y⌒i:::!ヽ
. // / /. :/ `ー-、\\: : : .マ__i:::ゝ-'::\ゝ>- 〈_/:::}/
// } /. :/ `ー-、 ̄\: : |\/) /::「 ̄|::ト、::::::::ム
Y i/. :/ `ー-、: :|_ X |::::i .{::∨`マ__}
{i ! /{ \: : }__|::::| r‐ヘ:::\__|
\ レ / \_, 、_/ \: : ∧::乂__X::::::ヽ
∨ハ ─‐ / ─‐ ∨: :>、:::〈 ∨ ̄
f⌒i 干三三「 干三三「 Y⌒ く ̄
い、いい加減なのかしらー…… | '. つ少ツ| つ少ツ| r }
八. l ゞ゚==' ゞ゚==' i ノ
\ ' / /
>, /// r‐┤ ///// u /イ
仁三ヘ 乙( >イ二∧
. ノ二二≧x _)二二>イ三>
. <二二二ト、>‥───‐升テ三二二>‐┘
318 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:10:59.36 ID:n48eGvEo
_,. -┬ fニト、
r'´ 、r | | ,.L |
| (_ノ j {. '、\
| }‐イ-上 〉. \
| ノ´ /)゚o |
i r‐‐人__) .| 次は絶対にちゃんとした続きを持ってくるだろ、常識的に考えて……
ヽ .ノ ` ⌒´ . |
i !, ノ
.', ヽ、 . /
\ . ヽ、
\ |.i
| . | |
_,. -―- 、,.-‐、__
__ ,/.:.:.:.: ,-― ' ,.- ヮi {
〃、ヽ.:.:.:.:.:.: } ┌‐ヒ薔ハ y !
亅/.:.:. 〉、.:.:. ヽ\へ〒ヽ_ノ、
i.: l.:.,' `  ̄ =−-、l」ニ´i_〉!
∨:.{ _, /x‐=、i!ヘY.:.l
. ヽ:ヘ ,=、 弋_ソ l!ノ//
読者の皆さんをあまり待たせないようにするかしら! ゙ラ、i::リ /.:/.:i__
{::ハ、_ ` っ /シ.: ,イ ヽ
レ-{゙ー.i/jト、-‐ノ:/.ィ ',
/ 〈ニ/ノ}{ヽヾj .;.:. ノ ハ
. ,ハ >j 、 ' ,ヘ、`ヲ' _ _ ∠
ト-、_.ノし、_ムッ ,f‐| ハ, r、 ニ} !
,> //`1__ ,イ`´ノ_,. ‐^、l! ! 「´
|,/ /‐v‐iヘ ヽ_」
`| /| i^i 「 .} i |
ヽ-/ ´ ` \ /
,/  ̄ \
319 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:12:16.03 ID:n48eGvEo
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(● というわけで、仏教への疑問なんかがあれば、気軽に聞いてくれ。
| (__人__)
. | ノ
| ∩ ノ ⊃ 俺も大して学があるわけでもないので、専門的な質問は無理かもしれんが、努力はする。
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| | では、幕間に入ろう。 さて、最初の登場人物は――
. \/ ___ /
320 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/19(日) 23:15:25.84 ID:T35WHCQo
仏教における大衆救済思想の誕生について
321 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:16:16.28 ID:n48eGvEo
やはり俺も浄土門の人間であるし、日本史の教科書でもおなじみの浄土真宗の開祖、法然上人だ。
,-―-、
/ ,,,, -‐ '''' " ̄""''‐-,,_ \ / 念 |
/ /´,,-‐'' """""'''' ‐- 、. \ \ | 仏 l
,l 〆Θ='''' """ ン フ''ミ=oァ `\ヽ l | し |
〈 (;;''" _,, -‐'",,=,,゙"'‐、 ヽ::::\ ヽヽ |. | て |
〉' _ェ、'ゝ;"´l `i ' l:::::::::::\`i|ン' . | 下 .|
/´-イ,"-,l ` ,ゝ・‐´,, ,, i:::::::::, 'ニ、ヽ, | さ |
__ `´ l l ・' "゙'' ゙''..:::':::`::}..l...:::..... ヽ い /
/ .\ i´ ヽ、テ ,; '; ::,:: -――‐- 、.. .:: `y-'
/ 往 な `i :::... l ` _.. -‐- 、 /;;;;;;;''''',, '':::::::::::`:ヾヽ、
l 生 に `ィ ::: `、 , ',´‐ '"´´ /;;;;;;''''' ,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,\\
| で .し | .::. `、. '´ .l;;;''''',,,,;;;;;;;;''';;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,'''';;;;;;ヾ.、
| す ろ | .: :. ゝ .::::|,/: : : : /`'';;;;> 、"''''''';;;;;;,,,;;;;;/
|. の |..: ..::,r'´;;;;;;;ヽ-‐ '':::" |: : : : :l;;;;;;'''''''',,,,,,,,,,,,;;;;;;> \;;ヽ
..:::| で こ l ':::::. ;;;;;;;;;;;l i;;;; :::::l|: : : :ノ'',,,,;;;;;;;;;;;;'''''''" ,,,,,,,,,,
::...| れ | ..::: . .:: ;;;;;;;;;;lリ;;;;;;;;;;/: : : i;;;;;;;;;;'''''' ,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ;
..:::| か /:: ::. .:::: ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: : :/;;;;''' c ,,;;;;;;;;'';;;;;;;; ; ; ; ; ; ;
:::ヽ ら /::::....::l‐- 、_ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l: :ノ;;'' , ',' ';;;''',, ,;;;; ; ; ; ; ; ; ; ;
`ー――',,,,,,,,,,,,,,l |;;;;;;;;;,-、;;''´‐'´;'' c , '',,'';;'',,;;'' ,;;;;; ; ; ; ; ; ; ; ; ;
/;;;;;;;;;;;;;;;;;| l;;;;;;;;;ヽ';;;;;;;;r'´, -‐''//;',;;;'' /;;;;;; ; ; ; ; ; ; ; ; ;
法然房源空 ( 1133 ― 1212 )
……おやニュアンスが。
322 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/19(日) 23:19:09.91 ID:p7TLNpYo
どう見ても魔王です、本当に仏敵でした
323 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:24:26.05 ID:n48eGvEo
この法然という人物、じつは幼少時に武者の夜討で父を失い、
遺言に「敵を恨むな、仇を討つな、そのような憎しみの連鎖から離れる道を見つけろ」
と告げられたことで仏門に入ったという、漫画のような経歴を持った人物だ。
|:::,,--─────‐,=、─────-、j::ト、
/::{__,-────廴メ───--、___}::|::::\
/:::::rく ┌──イZ二二二二二'ー- __乂 ::::::::\
. /::::::::: | ト,弌T卞千‐t 气圭圭圭≧ミ=ァrtZ/://! }:::::::::::::\
r'´:::::::::::::: { ヾ} |::! :ト、 \豸 爿圭圭圭圭/イ::`i::イfチj:::::::::::::::ノ::
|:::::::::::\::::ト、弌|::i }´\,乂く圭圭圭ヲイ/ぐ !::ヒ´,イ::::::::::/:::::
r‐ぐ::::::::::::::::\:::ゝ_j::| '、 。`j:≧三圭≦匕。_ノ ト-':::::><:::::::: :
_r<´::::::::〈⌒ ⌒ー \::::: } u  ̄ ̄::::::'´ ト `:::::.. U j::r‐'´::::::::::::::::::::::
/::::::::/⌒ 人 ; )\人 U r‐j u /イ::::::::::::::::::::::: /
/::::::::: イ ,' ' . ⌒メ\\ ゝ′ u /:::::::::::::::::::::::::/::: :
ノ:::::::::::::::: } , \ ):.:. ̄\_-≠ーェ┬一ュr‐'´::::::::::::::::::厶イく::::::::::
::::::::::::::f⌒て / \ ̄ )ー─--:. ̄\ ̄孑'´ .: .:.:::::ノ ̄:::::::::::::::::::::::
:::::::::ノ⌒ Y \ ⌒ :.:.:.:.:.:>、::\ .: .: .:./:::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::{ ! \_ )‐匕::::::::〇::: \:Y⌒X : : :::::::::::::::::::::::::::::/
:::::::( | Y ..:::::r‐'⌒X⌒Y´ ̄ ∨ :::::::::::::::::::::::/::: :
\⌒ U ×⌒ ⌒ヽ::::::::::::/:::::: : :
:::::ヽ i \ ⌒ヽ,/:::::::::::::::::
物語などではよくある体験だが、それをリアルに体験してしまった彼の心情は、俺には到底想像もできない。
324 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/19(日) 23:27:12.93 ID:p7TLNpYo
>>319
東京ボーズコレクションについて何か感想は?
325 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:31:05.27 ID:n48eGvEo
ともあれその後、法然は非常に熱心に仏道に邁進する。
_
_,イ ̄f‐:, ̄`ー-、_
,-─-<ニ二二ヘ,:{ヾf::i:|::::|\ ,-─ミ、
_______//⌒ヽ、::::::::::::::::::::>、 {_::i;':::,イイ ̄ヾ::X __|__
/::::::::::::::::::::://::::>イ ̄:::::::::::::::::::::::::::\}::::f/7 ヽ (::::}} | _ノ L |
/::::::::::::::::::::::イ <::::::::::| }:::::,-──-、:::::::::::/ヽ/ i ハノ ─┼─
|:::::::::::::::::::::::::人 Y:::::::|z彡彳-─〇─-ミ,::::{ r'ノ⌒| :| !リ _/\_
|::::::::::::::::::ク〈 ヽ V::::::}'´rz彡≦三ミ≧ッ、!::::}─‐t t,カノ
|::::::::>イ{ f〉ヘ \ V:f〒!「`夊≧三≦z彡{::::}. _|コ ‐┼‐ ┌┐
. ,孑彳i >|x}ア ヾ:\::ヽ Vヽ| { ・ rヘ:::《_・ )}:|ノ::リ `「コ! |三|三|ノ_L
人>イ:::::::::::::{ { :.:}::::::}≧. \ト、__ ̄'' 」`゙ ̄ r':::/ iニメッ:ト、 ‐┼‐ 乂
/:::::::::::::::::r‐┬:八:.:.ト、::::ト、下、≧::`ヽー─‐ァ //ヘ_/ j::::\ ニニl二二
/:::::::::::::::::::::∧_斤:.:.个x_}::::!: \ \::::::::::\二´彡父 \二f´::::::::::ヽ  ̄ ̄ノ ̄ ̄
r'´::::::::::::::::::::::::::::::ト、:.:.:.z_:://'' ̄ヽ≧_X⌒ヽ,::(-< \\/j::::::::::::::::::::::::V
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::|: \ /............. f´:::' _r‐、Yヘ \ノヽj/:::::::::::::::::::::::::::}
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::\/\_:.:.:ヾ::ト、:{ :.:.:.. {ミY⌒ミ、X...イ\\:::::::::::::::::::::::|
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ト、::::::::::::::::::::::::::::/ j : ::::::::::::::::::::|'´>'⌒ヽヽ ::::::\\::\ \\ー'´
人::::::::::::::::::::/ ノ::::::::::::::::::::::::ィ'´ ヘ V::::/\\::\ \))
\ :::::::/ ∧:::::::::::::::::::::::ノ :: :\V::.. \\::\
〉、:::::::::::イヽ::.. ヾミヽ::::::Xヽ,::.. \\::\
(\二二彳 :ト、::::. ー---彡´ \x _ \\::\
ヽ `ーイ/ j\Xーァ'´ `ー-、二x_\\::\
├─// /三ヘV/  ̄¨\}:X_\__
├‐//| / ̄ ̄ヽ{ \{/ (ヽ「ヽ
ト< /ノY::::::::::::::::::| \イ{{ヘ \
}::::::::::/:::::::::::::::::::ヽ \ \
人:::::::ゞミ=、_::::::ノ \ \
 ̄  ̄ ̄ ̄ \ \
\ \
`ー\
>>320
それを語り出すと、長い話が一本できるほどのテーマですので迂闊なことは言えませんが、
まぁ、宗教である以上は他者を救いたい、というのは当然の心境とも言えます。
原始仏教が変遷していく過程で、そのような思想が生まれたのは一つの必然ではないかと思っております。
>>322
ぜ、善鬼神ということで!
326 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:33:21.44 ID:n48eGvEo
>>324
世情に疎いためか、始めて聞く言葉でしたので、検索してみました。
思わず、
( ゚д゚ )
となってしまったことは否定できませんが、面白い試みだと思います。
なんだかんだで宗派の壁は高いですし、仏教に暗いイメージがあるのは確かですし。
327 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:36:48.33 ID:n48eGvEo
その後、多くの苦悩と挫折を経て、彼は念仏による救済に辿りつくわけだが……
l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::___________--- l゜
゙l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_____---´:: :::::::::::::::::::,--:l
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l゙−−−---◯-----------------------------−−´ / /l::::::i\
ト ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, ,,,:,,,:、、 / /〈 l::::::;i.:.:.:\
|゙゙゙゙゙゙゙l ____,----、_________ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙0゙゙゙l、.,,,,,,,,l,,,,/ | 〈 l::::::i;.:.:.:.:.:.:
(. . . ヽ、 |ィ--−""::::::::::::::::::::::::::::::::::::``````−−−-;,,jr,r-‐:_:;:l:;:;:;:;:;:;:;l 〈ヘ |:::::::i.:.:.:.:.:.:.
(. . . ⌒ ヽ、 |:::,l::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ノ::::::::ノ;.:.:.:゙l:;:;:;:;:;l゙′ 〉/ /::::::::i.:.:.:.:.:.:.:
/;⌒ ヽ、 :i::: `−-、....:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ノ"::::::::/.:.:.:.: ゙l:;:;:;:;l゙′ / /::::::::::i.:.:.:.:.:.:
ヽ ヽ,,,,/\:::::::::::::::::゙゙゙゙゙゙゙゙−----、_______,---−"::::::::,i´.:.:.:.: ゙'彡″ l//::::::::::i.:.:.:.:.:.:丿
(. . . ⌒ /:ヽ::::::::::::~~゙~ ヘ,,,,,,,,,,,::::::::::::::::::::::::::::::::::::,,,,,,,,,、.,‐".:.:.:.:.:.: .,,//::::::::::::i.:.:.:.:.:/:::
,,,i´::::::::`ヽ::::::::::::::::::゙i.:.:.:.:.:`´`,i´゙゙^`“゙゙~`´゙゙^;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /::::::::::::::/.:.:.:.:/:::::::
(. . . ⌒ ,,/゙l":⌒::::::::);:;:⌒ヽ:::::゙i / ./::::::::::::::/.:.:.:.:/:::::::::
,,l::(::::::(::::::(:::: ::::::::ヽ::::゙i、 〈 /::::::::::::/.:.:.:/::::::::::::::::
,r|/`.:.:.:.:.:.:.:(:.:.: ⌒.:.:.:.:(.:.: ゙i、 ゝ −----、 ノ:⌒;⌒;;)ヽ:.:.:.:.:/::::::::::::::::::::::
::/.:.:.:.:(.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:(.:.:.:.:.:.:⌒.:.:.:.:.:.:.:;\ \. _..` / 丿.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ;/:::::::::::::::::::::::
:.:(;.:.:.:.:⌒.:.:.:.:(.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:(.:.:.:⌒.:.:.:\ ---、 _____________________、 ノ´ ィ/.:.:.:⌒.:.:.:.:).:.:.:.:⌒.:.:⌒.:⌒
.:.:.:.:.:.:.:⌒.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: (.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\へ┴┴┴┴┴┴┴^ ,イ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:⌒、`.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
.:(.:.:.:.:.:.:⌒.:.:.:.:(.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:⌒.:.:.:.: (:.:.:.:.:.:.:.:.:\ / /.:.:丶.: 丶.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:⌒.:.:⌒.:.:.:
:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: (.:.:.:.:.:.:ゝ,,,,,,,,__________,,,,,ィイ´!;/.:`.:.:..:.:.:.:.: 丶.:.:.:.:.:.:⌒.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
彼にまつわる真偽の不確かな逸話として、幾つかの、どこかとぼけたような問答が伝わっている。
328 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:41:16.85 ID:n48eGvEo
たとえば、兼好法師がかの有名な『徒然草』で述べているものでは、
「 或る人、法然上人に、
『念仏の時、睡におかされて行を怠り侍る事、いかがして この障りを止め侍らん』と申しければ、 」
, " , " 〃 /; / ; ; ; ; , , , ',.:.:.:ヽ、 ヘ ',
" ",, 、 " " / /; ; ;/; , , , | ̄三ヨ.:.:.:.:`ー、 "',
" " , " // ; ; , /' ' ' , , | <~,7|.:.:.:.:.:.:.:.:} ' ',
, , " ", {´ ; ; ; ; /, , ; , , , , , ; , , ,ヽ、_/,;,;,;,;,;,;,;,;ト " ',
, " 〃 "' ノ' ' ' , " , " " ' ; ' ' ", 、 ', 〃 ',
', 〃 " , ;" , " " " 、 ; ;
,'〃〃 , ", }〃, " , , , ,' ,'
", r 、 " " ", , , , , , , , , , , , ,", , , ≧==イ, , , , '
三{ ヽ , , , ≦ ; ; ; ";/ ==≧示ハ=ヽ=" " " /≧ヒ卞 彡; ;ト
三i r、 ' 川; ; ; ; ;; ル '´ 、込汐, ' / く ≧イ 〃リ 念仏を唱えていると眠たくなって仕方がないであります。
三! { ヽ トル 从 ノリ  ̄ 、ー 'ニ、 ト,
三ヽ ヽく リ ´ ̄ ヽ ハ '' ,、
三三, } _ , イ , ミ{ ",ヽ どのようにこの問題を解決すべきでありましょうか!
三三ヽ ノ//ヽ ヽ / / } ',三
三三三三/ / > 、 __ /ヽ / ;三三ヽ
三三三三>≦ / { ヽ、 ー=ニ _ / イ >' ,'三三三ヽ
三三三三三三三>、ヽ iー、 ー‐ /ニ/ , '三三三三三
三三三三三三三三≧>∧ ヽ`ヽ /ー‐/ , , ,'三三三三三三三
三三三三三三三三三ヽ " , ヽ 、ー、 __, r ヽ/ , ' "三三三三三三三三
三三三三三三三三三三ヽ ー,,ヽヽ ヽ /ノ ,'三三三三三三三三三三
という問いに対して――
329 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/19(日) 23:41:41.13 ID:p7TLNpYo
今回、なんか鬼気迫るものを感じるw
330 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:43:09.22 ID:n48eGvEo
「 『目の醒めたらんほど、念仏し給へ』 と答へられたりける 」、つまり、
_ , r ‐ ' ´ ̄ ̄` ' ‐ - 、
r'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`'i
{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
};;;;;;;r'''´ _,m--- ,, _`'''‐'-'}
|。‐,,,'''´-‐´` ̄‐;;;--`,,。‐|
iヽ;'´>、,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;;;;;r'´ヽ ;r´`}
,,r;;{ヽ; ' ( ・`i'/i‐''''´! ・ } | r };;ヽ 目が覚めている時に唱えたらいいじゃないか。
/;;;;;;;;;ヘ ヨ `ー' r' `ー‐´ | ' ノ;;; ヽ
r';;;;;;;;;;;;;;;;;`| =、= |'´;;;,r'´,;;;}
{ ヽ、;;;;;;;;;;;;| _ |;;'//;;;;;ヽ,
´ヘ;;;、 ヽ'、;ヘ、 '´ ̄ ̄  ̄` ノ /;;;;;;;)ヽ /ヽ
!、'' 、 ;;;;;,, ヽ;;;ヽ、 , r;'//;;;;;;;;;'''´// ヽ
ヽ;;;;;,,, ヽ、 ヽ;;;;`ー‐‐´;;'/;;;;'''''' ´/
などと言ってみたり――
331 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:49:27.50 ID:n48eGvEo
「また、『往生は、一定と思へば、一定、不定と思へば不定なり』と言はれけり。」 つまり、
/´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : }}: : : : :`:ヽ、
ヘ||: : : : : : : , :r ,=_'_‐_´_ ` '‐= JL: : : : : : : : ヽ
|: ||:||, - , = r´': / ,-, フ ` '_r‐>-、= -、: : : : : : }
ヘ: >/竺ヽ}: : : r //:|´ r‐'´/ ヽ: : ヽ: : : /
ヽ{ !焦ンノ 二 } ノニノ .ノ 人 /_ノ \: :ヘ:/
{`'‐'-´ ‐::´:`´ノ人、 ヽ ヘ ´ノ 、 ヽ-‐,ヘ、 浄土へ征けるかどうか。それは征けると思い定めれば征けるし、
{/::´::::::::::::/{ ・ヽ, ノ、‐`/ `i / `\
/:::::::::::, r ' ´ ヘ ノ ヽ_,,、 !、 / ` 、
/,::: r'i´゚ノ ` | \_ ノ ヘ: :\ 征けないかもしれないと思えば征けないものなのだ。
'´ | `r _ - 、 | / /: : : :
.| 'ヽ ワ ' | / /ク: : : :
| ` _ , -― ' ‐ 、 ヽ、 _ , - ‐ ': : : : : : : :
ヘ r '´ r`ヽ、<: : : : : : : : : : : : : : :
ヽ ノ ヽ \: : : : : : : : : : : : : :
ヘ , ‐ ´´  ̄ ̄ >==≧: : : : : : : : : : : :
' - -, 、r = ´ _, - ‐_, '''''/: : : : : : : \: : : : : : : : :
/‐=`| r'´r―ツ ´ ~: : : : : : : :
{-‐i .|, -'―': : : : : ○: : : : : : :
rノ´=´ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
, r'r,´==´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
と、言った舌の根も乾かぬうちに、
332 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/19(日) 23:50:39.14 ID:n48eGvEo
また別の場所では、「疑いながらも念仏すれば、往生す」などとも述べている。
__
_,,,, -‐''''.´ ̄  ̄'''ー=x
/''::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'=、
/::::::::::::::::::::._;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_::::::::::::::::::::|
::::::,, -''゙ ̄_ ,,. __ _x_ __ `'''::、::::::::i
゙Y゙ ィ '´_,,,;;::==--竺:-=::ミ、-.`ュノ
=:}''ッ〔c_゙::::::::::: ..:::::::::::::::::::..`‐ミ{
:Tヽ;:;;/`' ‐ ;;;,___,,,;;;;ィTi、__ 疑いながらでも念仏すれば、極楽往生は間違いないよ!
.{.iヽY-‐r‐::テ' テ‐::ュ-`l:/ }::::、゙ヽ、
::ヾ,`|. ヒr::ノ ヒr::ノ ,lイ /;;:;:ヾ、::.\
,w'゙Yl 、、、、 、、、 .,!ソ'' "ミ::jノ:::::::::::`ー
, .}ミi、 /ミリ ミ ミ::::::::::::/i::::..
ミ,, ヾiミヽ, rュ ,,ムジ ,,ミ'゙::;ィ゙:://:::::::.
:::ミi, l:;:;ゞiミx、_ _,,,イミジ 彡゙://::/./::::::::::::
:::::::ミ、ヾ、:;゙ヾi}エケZ゙エヅ:/ ミ:;ィ゙ ,,イ::j'./:::::::;;;;_::
見事に矛盾です、本当にありがとうございました。
.
333 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/19(日) 23:52:58.29 ID:jJTNOtco
>>330
正論過ぎるけど、なんか違うwwwww
334 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/19(日) 23:54:25.02 ID:p7TLNpYo
その場の思いつきで説法してないか、この人ww
335 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/09/19(日) 23:56:35.86 ID:.aUlIY6o
まあとにかく仏に帰依すればいいよとww
336 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:00:50.21 ID:XMson8Ao
ちなみにこのような問答の多くは『一百四十五箇条問答』に、Q&A形式で収めとられている。
質問者 :生まれて100日以内の赤ん坊は、けがれているのでお寺などにお参りしてはいけないと言いますが、どうなのでしょう。
法然上人:さしさわりはありません。なにも汚いものがついているわけではありません。
それに汚いといえば、赤ん坊に限ったことではないでしょう。
質問者 :念仏を行じている者が神社などに参拝するのは、いかがなものでしょうか。
法然上人:さしつかえありません。
質問者 :酒を飲むのは罪になるでしょうか。
法然上人:本当は罪なのですが、世の中の習いです。
./三/三三三ヨ/ / /三三三三三≧'" ヽ
./ヨ/三三三三/ / /三三三三≧'./ ・', ::. ヘ、
/ヨ/三三三三/ / /三三>-'" / ', :::: ..::---ヘ
, /ヨ/三三三三:/ / ./()/::::::', `゙'' ヽ、,____i ,,,, :;'" ハ 、l l 川 〃
.ヘ:/三三三ヨ:/ ./ /:::::::::::::〃 ,,- , -7:', =, -、 彡
.i三三三ヨ:/ / /:--、:::::::::〃; "# , --‐‐ ¨ヽ. , .<>'"´ 斗
ヘ三三ヨ:/ / /:/,---、\-;;y/ , -'"  ̄ / / >'"´>'" 〃 川 ヾ
`‐‐‐‐、./ /:::::i i 〃=、ヤ i ヤ',__, ,,.....--' ̄ ̄`',''ー'"ヘ
\’:::::::::::', ヽi ヽ、 -/ i ヽ ヘ
融通無碍かつ、分かりやすい問答が多いので、暇があれば一度読んでみるときっと楽しめるだろう。
337 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:04:55.81 ID:XMson8Ao
>>334
確かに、割とおおらかな人柄はあちこちから読みとれますww
しかし厳しい戒を生涯破らなかったことなどから見て、「自分に厳しく、他人に優しい」タイプだったのではないかと私は理解しております。
>>335
はい。
対機説法(=人を見て、その人に合わせて説法すること)は仏教の伝統ですので、軸さえブレなければ仰る通り問題ありません。
338 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:07:11.70 ID:XMson8Ao
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ⌒)(⌒)
. | (___人_) また、この法然上人に関しては真偽こそ怪しいが、
| ` ⌒´ノ
. | } なかなか面白い逸話があるぞ?
. ヽ } (
_ヽ ノ`ヽ、_ )
_/|\ ` 、,__ 、小 L  ̄ ヽ (
_, ハ \ ` ァ、 /ヘ,レ―‐‐、__i__,)
, -‐ ´ ,ゝ \/ _ 又/ ,ヽ\丁
/ ヾ. \ , イ{`< _ ,ィ 〉〉〉|
/ `゙ヾ\ ヽ/ ヽ\`く´ / `ー(/ |
! ´⌒` ヽ / `ーヲ`〈 i !
339 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:13:24.64 ID:XMson8Ao
,. -── -
, '´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::`ヽ、
/.:.:.:.:.:.、.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.\
, '.:..:.:./:.:.:..:|.:.:.:.:.:.:..:..:..:..:.:.、:..:.:.:.:.:.:ヽ
/:..:..:..:/:.:.:..:..:|:.:.:.:、.:.:.:...:..:...:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:i 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば
〃!.:..:.:/:.:.:.:.:.|:.:l!:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.|
|| |:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.|:.ハ、:.、:、\.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
|| |.:.:.:.|:.:.:.:.:/l7─‐ヾゝヽ\.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.}| 忍ぶることの 弱りもぞする――
ヽヘ:.{、:!.:|,イ ノ ァd尓7!:.:``.:.:.| }.:.:.:.:.:.:.:l
ヽゞNハ〉. ゞ-’ |/:.:.:.:.:.:l:'.:.:.:.ノ/`′
ハ'、 /'|:.:.:.:.:.:/:.:.:!/'′ (僕の命を繋ぎとめる緒よ、切れるならば切れて欲しい。
ノl:.:\っ ||:.:.:.l/ `W
|.:.:/リヽ_ ... -||:.:/|! ,..ゝ-、 このままでは、この想いを忍ぶ心が弱ってしまうかもしれないから)
∨/ __ _ _,.ノ V ''´ ,_\__
n}イ''"/〔!\ r‐┘_テvぅフ‐ァ
/ ){. / /|ヽ ヽrヘ/J´ ハ〉
式子内親王
( 1149 - 1201 )
百人一首の一首に選ばれたこの有名な和歌の詠み手、式子内親王の想い人が法然だ、という説がある。
340 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:20:06.56 ID:XMson8Ao
この式子内親王、和歌は上手いが賀茂神社の巫女にさせられたり、病がちであったり、
誰それを呪詛したなどという疑いをかけられたり、領地を横領されたり都を追放されたりと不幸が多く、
/ .:/:.:.::::::,r'´.:.:.:.:::::::.:.:.:.::::::::::.:.:. :.、\
/ .:/:.:.:::::::/.:.:.::::::::::.::.:.:.:::::::::.:.:..、..:.:.:.、:.ヽ\
,/ .:i:.:::::::::::|i.:.::::, ,ィイハト、:::::::::::::.:.`ヽ.:.:\:.\\
l .:.::|::::::::::::||::::/::/ハ!;;::::::ヾ::::::::::::.:.:: ト、.:.:.:!:::::.:.i |
| .:.::::|::::::::::::|!:/:://^i!;:::::::::: ト、::::::::::.:.:|l:ヽ:.:|::::.:.| |
|.::::::::|::::::::::::|/,イ/ |/\:.::i! \:::::::.:.l!::::!.i|l:.|:::!:|
!.:::::::l:.::::::::,iイ/ ̄`メ、_, ヾ! 、_,ム=ニト、:|ノ川:イリ
!.:.::::!::::::::::| ' ,.z_ミ __ .zミリ::ノ::!:/
ト.::::::!:::::::::| r づ ̄ ` ´  ̄`cぅ'::::/ うう、なんでこうなんだろう……
l/ヽ.::!:::::::::! ゚.j ;. ソ:;イ
\:::::::ト、 _′ 。/:::/|
__, ィ´\:::! \ 〈´ `! .,イ/l/7L_
,イ ^ヾ ヾ! `弋ニ=ー-='7'´l/::/ 「j「ト、
//.:^ヾト厶 _\_ / |:/ 「j ト7:.ヽ
.!/.:.:.:::.:.1}: 入 /;;r介;;ト、 ′ 「j ト7::::.:.',
/.:.:.:.::::::::::Ti 入 /;;/´//^!ヾ;;| 「j ト7::::::.:.:l
./.:.::::::::::::::::::::T1入 /;/ // | l:;| 「j ト7::::::::::::|
まさに絵にかいたような、病弱で薄幸なお姫様だ。
341 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:22:55.91 ID:XMson8Ao
実はこの二人、手紙の往来があったことが近年判明した。
___
__.. 孑77///////
_,,ィ≦////////////////
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///////////////>‐‐'''´  ̄
//////////> ´ -‐───
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.V/// , -‐'' _ -‐i777//>──
ゞ、}-、/ ,ィ≦/////>‐<;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
トソ,ィ´////////’ 〃 ヾ;:;:;:;:;:;:;
V/////////メキ==ュュ_ .ゞ;:;:;:;:
//////ii/--──ェミ // ゙<;:
, 、.//////. ‐'ヤ ̄ゞ'`} ヾ
./} .}//ii/ハ. ヽ ノ ・ .
. V /i/`} . i ` ´ ;
,ィ.y’ i ,’ i ´ 彡 あー……念仏の教え、というものがあるのですがね。
イ__/_ .{< _ 〃
ハ/ ヽ-、 } >'
…'' ´ ̄い `i .ィ</
___. } `T´ `ー''´
iY ヽ #ミ //
/ ∧ 三ニ ///
t─ / i、 #" _..////
/ー'ヽ >/7i∧’///
ー'' } ///////////
,ィハ`ヽ、 ./////////////
-‐''////////\ </////////////
////////////iiハ /////////////
//////////////} ///`「|7>ー-----
342 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:25:51.23 ID:XMson8Ao
_,, -‐‐'''''''‐‐- 、,,
,, ‐''": : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `、
/: : : : : : : : : : : : : : i: : : : : : : : : : ヽ: : : : : :`、
/: : : : : : : : : : : : : : : l: : : : : : : : : : : : ヽ: : : : : ゙、
./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l
.l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.| っつ
|: : : : : : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : ヽ: : : : : 、: : :.| っ
|: : : : : : : :.|.: ./: : : /: : 八: : : l、: ト、: : : ヽ: : : : : i: : : |
.|: : : :.|: : : .| /: : : /: : :/ ヽ: ヘ ヽ`、_ゝ、 ヘ: : : ヽ: : :|
. l: : : :|: : : |/: : : /: __/-‐‐'ゞ. ヽ ヽ,=_x盆、゙、: : :ハ: .|
ヽ: : |: : : |: : : /,,r‐/三ミヾ \ ヽ ィ勹〒ソヽl: :| l./
〉: :|: : : | / ヽ/|l::::U:テ ゙ ゝ`{lU;;ノ' i: |: : | |/
ヽl: : : l: : : : ヽゞ、:::ノノ `゙ゝ='、 |: |:: / ……はい。 聞かせて欲しい、です。
ト、: .l: : : : .i、\``゙wxw ' .ww.ノ: |/
ヽハ: : : .ハ、` ‐-‐' ./ i: .|
/`゙゙\: :\゙‐ ._ , <|: /|: /
./ミ `‐-`‐、/. ´ ミ:|/ .|/`゙' 、
/;.ヽノ_ヽ [ニニ人ニニ] 巛}、.:.:.:.:.:.:ヽ
/.:.:.:.:.:.:.:ヽソ ヽイ| |ヾノ ソミ彡.:.:.:.:.:.:.:.:}
l/.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ》, |::| |::| 》》ミノ.:.:.:.:.:.:.:l /;:;
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ巛. |::| |::| 巛彡.:.:.:.:.:.:.:.ノ /;:;:;:;:
ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ》》 |::| |::| 》》ミ.:.:.:.:.:.:.:イ /;:;:;:;:;:;:;:
''"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ}ハ::| |::| 彡ミ.:.:.:.:.:,r‐、| ,/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
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ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ,l,r、 ヽ ヽ i‐";:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
ゝ‐---、.:.:.:.:.:.:| /~ ,ゝ='`-"'‐';:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
ノ ̄ヘ〈`‐=,,_ / /;:;:|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
その事実から想像力をたくましくした、石丸晶子なる人物が
『式子内親王伝−面影人は法然』といった書籍を著している。
343 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:30:45.41 ID:XMson8Ao
無論、決定的な証拠のあることではないが、
戒を守り苦悩の衆生を救う高僧と、病弱で薄幸な皇女の、身分違いの苦悩の恋。
,.. -‐‐ 7777777‐-.、
/////////////////ヽ
<//-‐‐ .._//////////ヽ
ィ{ ̄イヒ._─ -- `¨二ユト、/へ、
_..ィ//{三二ニ二三>ニコ ,.-、////>、
,ィ////i∠///////////>{:;:;/ ////////
.////////ゝ∧・_i`¨ヘ.`<´ .ヾ_ ィ////////ヽ
/////////iゞ.∧{´._ `  ̄´ ,、’///イィ/////iiハ
,ィ///////// ヾ、 ヽー==.ュ ,イ //,イ/////// //ハ
,ィ//─-、/////ハ /i{ ヾ`ーヘ´,ー /,イ////////// ./ハ
//////> //////ヾ/:>、 ゞ二イ ィ ///>'////──//iiハ
i///// ヽ///}///>、ヾ//> _.,.,,イ///< ィ//{/////´ ヾハ
////< ヾヽ V/{//////> / ⊂⊃`¨¨{// ,イ//// ヾi{
//////> 、ヾ{//////{´ 〈 ヽ i//.イ//// i}
./////>'''''´ ̄` <///} ヽ ヽ }////__////ヽ ii}
////}//////////////`>、 } ヾ///>'///////ヾ }::}i/
ゞ////> ´ ̄ ̄ 77///>´ .>i ///イ////////´ ヾ i::} i
`<////////////////,イ ヽ ''´ .,イ///////´ >─ヽ
////>─、////>''´ / .V ./.イ////// / ̄ ,<ヾ
i//////ヽ. `<// _ { {、 { } Vイ//> ´ _ …<// ヽハ
.i////////} V// ̄ ̄// } i .i /{// , -‐ 77/// ハ
i////////{ }////:∧` _/} .}イ/イ////// ,イ/// i
i////////i //////ヽ ̄ー- '’/{、////// .//// i
.i////////i ///////ヾ / ` <//_/ /// i
i/////////i ///i V// 7 }// / i
i/////////////i V// .i }' / i
////////////// V// .i i 、 {ニ/ }/ |
〈///////// ヾ/// ヾ .ヽiヽ ー- _..ィ/ _ // ..i
└─-- //// / `¨ー''´ / ィ77//////////ーァイ
V///三三三三三ア`ー─- _.. -‐‐{///////////} ./
ヾ////> ´ { Y´  ̄ ̄ヽ///イ
344 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:31:34.28 ID:XMson8Ao
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::i
/: : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: ::: : l
. i:: : : : : : ::: \: : : ヽ、: : : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l
l: : : : : :ハ: : : : \: : : \: : : : :: ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l
l: : : : : : ハ\: ::: ::\: : : \: : : : : :ヽ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : :: :l
l: : : : : ::: ハ: :\: : : :\: : :::\: : : : : :\: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ
l: : : : : : : : : : : i> ,: : :丶 、: ::ヽ : : :: :::\: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ
l: : : : ヘ: : : : : ハミ ≧: : : : : : : : : : ヾ: : ::\: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::i∨:ハ
. i: : : : : :\: : : ∧゛ fr丁i¨”≧==- _: : : ` 、: :\: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::i \|
. ハ:::iハ: : : :ハ: : : ∧ lりi メ テ=z _: : : : \: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l
\iハ: : : :ヘ l\__ゝ ヽ孑´ i: : : : :” ̄ ̄ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l
. \rxヽ、 |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :r.l
ソ xXXXXXXXXx. |: : : : : : : : : :x: : : : : : : : : : : : : : : : / リ
< /.i.!: : : : : : : ::l l: : : : : : : : : : : : : : /
\ し //l: ,': : : : : : ::l. ハ: : : :: : : : : : : : ::/
i _ // l::,': : : : : : ::l ハ: : : : : : : : : : :i
`r j/ l,': : : : : : ∨ jハri: : : : : : i
\ /: :,: : : : ::∨ _゛_\: : :i
∧ /: ::il: : : : :∨_ zヤ  ̄ {∧:i
/:::::¨テ≦ ´/: :://: : : :∨ ∧¨i
/:::::/ // /:::://: : :x:∨ \
/::::/ j/rZ /:://:::/i::/ \
j/ f ムイ .// i:/ __. fz⌒Vrヘノ`'ー-、_r‐、_
z- k-z .ツ ~ { ゙√
f__/{⌒ f⌒i
作者などは正直、このシチュエーションだけで悶え転がれたりする。
――こういった空想を楽しむだけの余地がある人物、というのも法然の魅力なのかもしれない。
345 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:34:22.83 ID:XMson8Ao
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ⌒)(⌒)
. | (___人_) と、まあ、こんな具合で俺の好きな僧である法然についてのあれこれを、
| ` ⌒´ノ
. | } つれづれに並べさせてもらったわけだが、
. ヽ } (
_ヽ ノ`ヽ、_ )
_/|\ ` 、,__ 、小 L  ̄ ヽ (
_, ハ \ ` ァ、 /ヘ,レ―‐‐、__i__,)
, -‐ ´ ,ゝ \/ _ 又/ ,ヽ\丁
/ ヾ. \ , イ{`< _ ,ィ 〉〉〉|
/ `゙ヾ\ ヽ/ ヽ\`く´ / `ー(/ |
! ´⌒` ヽ / `ーヲ`〈 i !
346 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:36:52.08 ID:XMson8Ao
( ヽ、
__\ \
<__ \ \
/<__ \ \ ヘ /⌒/
./ └--ミ ヽ、\ - \ |
. , '′ ⌒ヽ,__ノ丶 - 〉
/ ( ● >、 、( \ ! こういったことをきっかけに仏教に興味を持ってもらえれば、と思う。
/ , `'''" _, \_ヽ {
./ { , ( \)、ヘ > 、
| ゝ-イ `''" ./ \ ∠/ヽヘ 最近はニコニコ動画でも般若心経のアレンジが流行りの用だし、
,.-/| ゞニ>一′ ./ \(⌒) ノ \
/ | \ヽ ./ .ヾ、 / \
 ̄< ! `\ /___ \/ \( 蝉丸Pのような方もますます様々に活動されて、お元気の様子だ。
_ \ ! > ー-- イ \_  ̄ ̄\_\
!  ̄ ̄ ヽ /{ )\ | ∠ ノ)ヽ、
\ /⌒\ 〉  ̄ / / >\ 実に嬉しいことだな。
\ い / / //ノ
\ / / / / ̄
347 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 00:39:05.58 ID:TvG2yIwo
法然の方がどう思ってたかはともかく
内親王が淡い恋心を抱いていたとしても
それはそれでありだとww
348 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 00:39:57.37 ID:/L5ESp.o
配役の補正、おそろしいですww
349 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:41:15.97 ID:XMson8Ao
_, -‐
_, -‐  ̄ ‐=ニ=-
/ ̄ ̄ ̄\ _, -‐  ̄‐=ニ二ニ=- _, -‐  ̄
/ ヽ ,〜'_, -‐  ̄`ー-----― '
/ 丶 _,〜'_ッ'-
| _ノ ( ●) .厂
i ( /) ! .⊃
| (__人_) /〉 正直そろそろ眠気がきたので、
/∧ ,.<))/´二//⊃
/ : | ヽ / / '‐、二ニ⊃` 描きながら投下はどんなミスをやらかさないとも限らない。
, -‐'´: : : : :l 丶l ´ヽ〉: : : : \
/: : : : : : : : :| /_/ __人〉|: : : : :|
「ヾ: : : : : : : : : :l_/:_/ヽ. /´ | : : : : :| ここらで描くのは一区切り、としようかと思う。
〈\ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ー'〉 |_| |: : : : :|
!: : :ミヽ: : :/ `y′.: ',ゝ、_/ l: : : : : :|
! ⌒ヽ: : : :.ヾ/: ://: : : :| l: : : : : :|
350 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:43:19.11 ID:XMson8Ao
/ ̄ ̄\
/ _ノ .\ _,,
| ( ●) (●) |. l;l
. | (__人__) | _,_,|,|_,
| ` ⌒´ |, ト-=y 丶
. | } ヽ `i, ̄‐^l どうも、なかなかまとまりのない話だったが、
. ヽ } ヾ~ ` i,
ヽ ノ _ ヽ、 ;i, もしも楽しんでくれたのならばこれに過ぎたる幸いは無い。
,,_,i y,ソト,,__ ヽ、 ;i,
,/r-'"j / / ii, `ヽ、-x,,゜r ;i
,,/'/__.L、 /ヾ、"i `ヽ `;i i,
,/ /_iーヘ,ヽ、 , /i" ヽ、 i `、'i iヽ、 また近いうちに次の話を用意しよう。
_,) ヽ " ネメ、_ii"~ _Yri l, ヽ、
_,,,>t 、ヾ、 ゞ;;/ / ,¬ V⌒l 読んでくれれば嬉しく思う。
,y`;,,__ ,i /ii' / r-/| l l
_/^,,, ヘ l /iil / l"v' y } l
v=4⌒ヽ、 j --,,,if /iii| ,, 〈-ヘ_,、 <、 / i| 気の利いたオチもないが、ではまた。
【 第六話へ続く 】
351 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 00:45:54.17 ID:EXVnZ/go
乙ー
352 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 00:46:02.75 ID:uaATPYoo
乙でした
353 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 00:47:14.89 ID:Nj4g8Lco
乙!
仏教の暗いイメージって、お寺に墓場があったり、坊さんが来るのが葬式と法事の時ばっかりだったりで
どうしても死のイメージが強く結びついちゃうせいなんだろうな。
キリスト教の教会も似たようなものだけど、こちらは普段から礼拝で通ったり
結婚式や洗礼があったりで、死だけじゃないし。
354 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:51:07.53 ID:XMson8Ao
ちなみに一休さんの頓知なんかは有名ですが、この手の機転の効いた問答をする僧侶というのは歴史上、結構いらっしゃいまして。
/ / `丶、
/ /, / ,. -‐ \ 、 \
/ // / // i 、 ヽ\ 、ヽ \
,'/,-<./ // | ! !ヽ 、 ', ', 、ヽヽ ヽ
,' l |:ト,、:| / , ' ′/ ,. /| | | ',.! li | l ', ', ', ',
/! | ヾ<」j|| | / 'i| / ,| ハ l、 l|、|l ト、|、 ', i ト、 !
ノ | | /゙7l || | | |l /| /_|ィ´!ハ |l下リ廾l‐ | l|', |
|.k ,' / | || | _l_/H‐l7´l/ || | /;ィ==ミ!、! | | ',!
',!| l | ト、!! ト、! l/、jノ_,.z==ミ リ | / '´ トl|l /l/
', ! !{ヾ、|,_'、 |`'7´ '′ ノ//リノj/ '′ 道場で聞く仏法の教えはありがたいけど、
ヽト、|ゝ、_ヽ_〉| '/////, 、 /レ'′
` ヽト下「´lヾ、 _,、 , ′ どうも私の心は籠みたいなものっていうか、
丶VУ'、 `丶、 ヾ.二ノ /
/ \ ` 、 "/ 水を注いでも抜けていっちゃうみたいで……
,. -――<>、 \ /下、―-- 、、
/ ヽ_>、 丶、_./ 、 ヽ、 `丶、
/ ,、 ヽ_>、 `ゝ、j l>┴、 ヽ
/ \ ヽ_>、「 ̄`丶Ll/:.:.:.:.:.:| ヽ
| ヽ、 \」!:.:.:.:.:.:.-}:.:}‐:.:.:.:| ',
| ヽヽ /ゝ、:.:.:.ノ‐ヘ:.:.:.:.:ノ | i, |
355 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:51:35.01 ID:XMson8Ao
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;fリ/イシ/;;;;;;;;;;;;;r'′ 'l;;リ ゙ヾ;;;;;;;;;;;゙i, l lい;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ̄\i;;;;;;;;;;;;;/ l;;! ヾ;;;;;;;;;;; ト l lぃl!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/7;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ `ニゞ;;/`ヽト、、リ ,,..=≧i;;;;;;_」r―=-、ト,ィ;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ l;;ィ;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; | 仕 ヾ;;;f=ミ,/ i! l! ,r''彡f''"ハ;;;;;;;;i~'"≧、 ヾトリ、;;;;;;;;;ト' Vl;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/ ̄ ̄ ̄`ヾj 方 |;/r。ミ,/) l l! ,i;;;; ィr'',二,゙ト州! li l<t, ::::リ::);;;;;;;`ユ レi;;;;;;;;;;;;;;;
な .リ ゙ーソ::::) l ' ,!;;; '、(;;・リ ン川 ;ト l;;;;コ! ;;;;;l;/;;;;;;;;;;`Z、 ヽ;;;;;;;;;;;;;
突 籠 で い !,>^"f ,! ,l!;; `''≡≦い;;ト, lヾト、ゝ ;;;;;lト、;;;;;;;;;;;ミ ヽ;;;。,、;;
/:::::::r''" ,ノ l!; ヾ:l;;;;;Xl'△ i,し′;;;l););;;;;;;;;;;コ、 f l! :) j;;
っ を は /-、,ハ / l! ::l;;;;l::ヾx!、ヽ ,;' レノ;;;;;;/{;;、} (:::l!;;;( f;;;;
ト、_ノ/ ト,j,/、_ '″ _,ィ:::イ;;;;l、::::ヽ:::`ヽ!; f;;;;;;;;/ l;;;ト' >、l!;;rv,)。;
込 水 | ヽ▽ ,rミt, リヾWvー--一vWノ::/^i;;/ l!::::::::VV>=-、ト、;;;l V.rx(Z/;;〈 'ァ;;;;ピ
|;;;;;;,) ヾ:::`' ト,、ヾ、、_ ,fフ",イ7'イ;;l jl!:::.イJy )ノ":::`ナ'"(_ノ,/ Yゝr^i;;;ュ
む に .!;;;;Y i>っ ヽ!\ ー--‐ /,リ ▽/! M>=)ーf=、::::::::::::/ rヾ/:(ti,レ゙ ゚ノ;;;ッ
|;;ト' Kテ ヽ `ー一'",、ノ ,イ_/;;uf~´゙ゝ-'"::ヽf^{_く_、 :/:::::iヾ' ::/;;;;
\ ぞ /ノ jl lKX ヽ、 >'^''"''ブ´ヽ,ノ .r=ミ;;;ヾfヲ"::::::ィrr'" ノ」ノ:::::::::::ヽ :lヽ、
;;;;;\__//´ ,; ,ィ ヾフZイィ,....,ィ、ノ-ミニ"ィ三;;ノ-―'"::ィ:rく- ,>,=、::::::::::::::::::、l ;i:::::
;;;;;;;;;;;,ィ"/^y′ (ヾ、、 ヾニ=''"-‐ァ" )/:::::::::::,ィ^('"^'フ::::'コ i:::::::::::::::::ィノ ,::j:::::
;;;,ィ":::::i';;;ノ ヽ`'' `~ ヾミ= ,rァ_,,fr=┬┬≦">>ノハテ::::::::3 Yl::::,ィ::ト:'^" .::ノ::::::
:::::::::::::::lf´ ,ノ"_,,.. -‐- 、、''"^ヾ;fΣタ> ))r-―=-':::::::/レ o/::/ し" .:::/::::::::::
:::::::::::::::l -一''"~´ r、≧、-ヽ-‐ゝ''"'", そ∠マく:::::::::::::::::::::ノ^ヽ,0ノ::::::》 .::/::::::::ノ::::
::::::::::::::::i, ^"~´ ̄ ,,.へ、ヽ7ィ>ヾヽー-ァ'^ヽノ~ニ,ィ-ト ::::/:::::/:/::::::
::::::::::::::::ヽ ___、,,,,x,,r,、ゝヾ__)ミ、,,,);;;;;;;ノチ"´,、ノヘヾヽァf ("´ ヽ-、j-、__ノ::::/:/イ:::::::::
::::::::::::::::::::\ ミ二,,,_ 、,,..,,_ 、、-一'''",,ィ彡r―-ミ、_,,,;;;)^´:::::::::::::::::::::イ//::::::::::::
356 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:52:19.06 ID:XMson8Ao
=ニ、`丶、 ___
-―` `´ ==ニ三≧=‐ 、
,.ィ"´ ̄`` __三二==`ヽ、
/ィ彡'´ -――-ミミヽ
// `
/u / ,'´ / u , 、、
/ ,' / ,' 、 | i ', 、
. /u l | | | ι | l | ',
/ ! l | | l i i ,| ト、 l ',
| /l ! /! jl ハl l /l. N| l
| l |トi、! ハ /リ゙| / /|u! ! ! |', l
l ハ,! l | l`! /メ、u! / / リィ! Fl 「l |
イl/l/zl !竺/ッ、:.: | /l/ /:::::l /z!/、リ
//ィ´イ_)リ`Y`ヾ>', l/ ':::,ィ_):::ヾ`ト',`
ハ{! l: :.Ο.::! '^´ u !:,' l :Ο.::! jリ! l
ゞ' ヾ:_:_:.ソ,.ィル l::ミ'、、:_:_ソィ::ハ !
「lfiツ三彡'u l::::丶ミiiチu':.lノ
ι ゙''″ !:::::::: llリ ハ:.|
l::::::: ι,小:|
u r彡'::::u /l ハノ
ν ,.ィz=========;,u /! lノ
,{^トi十十十十ァツ /:|/
:.、 u `「} ̄ ̄ ̄ ̄´ イ!:
::::丶、u 'J `'ミ三彡'", ':lj
: :::``::... ,_.......::::::../┼┐ll /7
::::::::::::`Tニ'J: / ノ ´フ
::::::::::::l: ┼┐ll /7
U u ::::::::|: / ノ ´フ
:::::!: ┼┐ll /7
::l_|ヽ / ノ ´フ
/ `丶、
ヽ、 ι / ヽ
ヽ ,' : : |
ヽ |. : : |
U \j : : |
|. : : |
ヽ | え |
', | ? .|
| _,. -ヽ ∧:
| \_____/ ヾ:
/ 、
,/ 丶、
これが当流の中興の祖、蓮如上人のお言葉で御座います。――いえ本当に!
357 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 00:54:49.21 ID:XMson8Ao
>>353
そうですねぇ、祝い事は神道、忌みごとは仏教と、なんだかんだで住み分けができてしまっていますしね。
若い人に仏教を! などと言えるほどの身でもありませんが、仏教が暗いばかりではないことは知って頂きたいなぁ、とは思っております。
358 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 01:04:07.60 ID:uaATPYoo
お葬式のときに「人は死ぬために生まれてくるのだから、この日が来るのは当然のことなのだ」って
内容の事を言われたことあるんだけど。そんな教えがあるんでしょうか。確かにそのとおりかもしれないけど
359 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 01:07:19.63 ID:l4prnEIo
最近親族の葬儀に出たけどやっぱり坊さんが一番良い車に乗ってくるのよね
なんかイオンの葬儀料金表に仏教界が抗議とかいうニュースもあったけど
戒名言い値で何十万なんて話聞くたびに葬式仏教への違和感がふつふつと
360 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 01:12:14.07 ID:Nj4g8Lco
>>359
ある種の権威を必要とされる職業でもあるしなぁ。
今はそうでもないかもしれないけど。
361 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 01:15:33.82 ID:XMson8Ao
>>358
そういった教えはおよそ仏教を名乗る宗派にいくつもありますが、「諸行無常」という考えが起点になっていると断言して問題ないでしょう。
仏教では無常、すなわち永続を否定しますから、確かに「生まれる」、ということは同時に「いつか死ぬ」ということを意味することになります。
しかしまぁ、物には言い方、言い時というものがありまして。
「死ぬために生まれてくるから当然だ」といった言葉を、お葬式でというのはかなり際どいというか、セーフでは……アウ……いやセフト?
少なくとも、相手をよくよく見て言わないと危険な言辞であるとは思われます。
というわけで結論として、確かにそういう教えはありますが、「人を見て教えを説く」ということもありますから、
もし
>>358
さんが不快に感じていらっしゃるなら、それはその僧侶の方が機を見るに配慮に欠けていた――ということであるかと思われます。
362 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 01:21:08.65 ID:uaATPYoo
>>361
お返事ありがとうございます。
その葬式坊主の配慮不足というわけなのですね
その場では皆黙ってましたけど、その人運が良かったということでしたか
363 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/09/20(月) 01:23:33.84 ID:nc6gVOoo
人の心を救うのが宗教だもんなー
相手の神経逆なでしたらアウトだわな
364 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 01:23:53.00 ID:XMson8Ao
>>359
そういう趣味の悪い坊主の存在を否定できないのが、現代の悲しいところです。
寺院はある種の自営業とも近い感じで、割と不安定であるため、将来への不安から物やお金をとにかく貯め込む方も見受けられますし。
ただ、檀家数が500件を超えるような大寺さんとか、40件の家を受け持って、副業やりながらカツカツで維持しているお寺さんもありまして。
趣味の悪い方もいらっしゃいますが、非常なご苦労をされている方もいらっしゃいますので、一概に「やっぱり坊主は〜」と捉えないで頂けると幸いです。
イオンの葬儀は面白いシステムだと思います。
これは葬式仏教も、本格的に衰退しはじめるかもしれませんね。
戒名の価格については色々な議論と、大きな地域差がありますが、坊主も霞を食っては生きていけませんし、寺の設備はどんどん痛んでいきます。
適正な布施の料金を考える上で、そのことだけは確認しておいて頂ければ幸いです。
365 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 01:31:40.46 ID:Nj4g8Lco
そういや、宗教法人の免税って本来は寺の建物や仏像といった
文化財を保護するためのものなんだったっけ?
直接特定の寺に予算渡すわけにはいかないから、免税という形で・・・と。
366 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 01:32:18.62 ID:XMson8Ao
>>362
その場の状況が詳しく分からないためなんとも言えませんが、聞く限りでは相当に多くの人の御気分を害してしまったようで。
仏教では因果応報を説きますが、「悪因悪果」、つまり悪いことをすれば悪い報いが返ってきます。
この場合で言えば、その方の人望がいくらか損なわれてしまったようですし、それが巡り巡って悪い報いとなることもありますので、
ですからまだ、その場で怒る人がいなくて運が良かったとは言いきれないかもしれませんね。
>>363
アウトです。
教えというものは、まず相手に理解する姿勢がなければ、伝わりませんからね。
どのような言葉なら今の相手にすっと染みるのか、考えるのはとても大切なことです。
367 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 01:37:42.77 ID:XMson8Ao
>>365
人々の心の安定や、地域の集会所といった公共性の高い役割を担っていることが大きな要因だったと記憶しております。
つまり、本来政府が担当するべき「公共の福祉」をいくらかになっている分の対価ですね。
ですから、文化財も何も無い新築の宗教団体の施設でも免税は受けられます。
文化財には、文化財の保護として直接、補助金などが下りていたと記憶していますが……
368 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 01:40:33.06 ID:Nj4g8Lco
>>367
そうだったんだ。
ずっと勘違いをしてたorz
確かに先の理屈だと、新興宗教は免税を受けられないことになるもんなぁ。
369 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 01:53:18.06 ID:XMson8Ao
では、流石にそろそろ眠らせて頂きます
夜更かしをしすぎました、おやすみなさい。
370 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 02:14:27.32 ID:/L5ESp.o
おやすみなさいー
371 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 07:50:00.32 ID:OnlvaxQo
乙です
蒼の内親王が可愛すぎて死にそうです
372 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 08:41:18.83 ID:rJRSbyIo
>>330
「目の醒めたらんほど、念仏し給へ」
は、
「目が醒めるくらい念仏しなさい」
という意味じゃないかな。
373 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 11:30:01.72 ID:OnlvaxQo
>>372
目が醒めた時、で間違いないよ
醒む+たらん+ほど?
古語は難しいな
374 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 12:20:55.41 ID:/L5ESp.o
蓮如上人、パネぇな
375 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 12:34:19.33 ID:FUgKFZc0
>>372
古文の授業で誤答例として晒されそうなぐらいわかりやすい「現代語からの類推による間違い」だな。
376 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 12:55:42.58 ID:rJRSbyIo
>>373
古語辞典で「ほど」を調べたところ、
自分が考えたような「 くらい」という用法は中世以降かららしい。
気になって「さむ」を調べたら、この文があったw
>>1
と
>>373
のように、「目が覚めている間」という訳になっていた。
というわけで、自分の解釈は誤りであるようです。
「徒然草」が出典らしいね。
377 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 14:25:48.70 ID:ZzX172go
こないだどこかで、ブッダがなくなるときに弟子がこれからどうしようかと質問したら、
葬式は世俗に任せ関わるなという意味のことを言ったという話を読んだんだが、これはそのままの意味ですか?
坊さんが葬式に関わるのはすべてブッダの考えに反しているってこと?
378 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 16:19:29.66 ID:XMson8Ao
>>377
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) | “やる夫の”葬式?
\ ` ⌒´ ,/
r、 r、/ ヘ いやいや、お前らそんなことに執着してんじゃねーお。
ヽヾ 三 |:l1 ヽ
\>ヽ/ |` } | |
ヘ lノ `'ソ | | 在家信者がやってくれるだろうから、お前らはそのまま修行に専念してさっさと悟れお。
/´ / |. |
\. ィ | |
| | |
という、やりとりは存在しますが、確か“あらゆる”葬式はやるな、と明確に禁じた言葉はなかったと記憶しています。
ですがまあ、葬儀というのはどちらかというと、釈迦の言葉を厳密に守ろうとする上座部仏教的な儀式というよりは、
あらゆる人を救おうとする大乗仏教的な儀式であるのは確かですね。
379 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 20:36:43.38 ID:X4xMqGUo
あー昨日来てたのか。乗り遅れたぞ。
>>364
仏教と神道の違いはあるが、「神社のススメ」っていう漫画が
現代日本の宗教とお金の問題を赤裸々に描いてて面白かった。
380 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/20(月) 21:48:48.25 ID:TGuqNiMo
>浄土真宗の開祖、法然上人だ
浄土宗 でおk?
重箱の隅はさておきお疲れ様です
自分の家は日蓮宗なのですが 宗教人としては断然法然さんに共感を覚えます
「往生するぞと思ひとりて申すほかには別の子細候はず」の一説の清々しさというか何というかww
381 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/20(月) 23:34:18.22 ID:XMson8Ao
>>380
うわ、恥ずかしいほどの単純ミス!
はい、浄土宗です。
どうも自分の宗派は指癖というか、じょうど、まで打つとついしんしゅう、と続けてしまいますね。
お詫びして訂正させて頂きます。
加えて
>>315
で間違ってカナの下二行を分断してしまっていますね。ミスが多くてすみません。
>「往生するぞと思ひとりて申すほかには別の子細候はず」
すがすがしい説ですよね。
ある意味、既存の仏教概念の大破壊ではあるのですが、乱世相応の仏教というものを築いた思想上の旗手としても、
鎌倉新仏教のトップランナーとしても、実に興味の尽きない人物です。
親鸞聖人は私的な部分に関して甚だ逸話が少なく、しかし教理について恐ろしい量を書き残しているという、
どちらかというと人間味の感じづらいお方なので、私も断然法然上人に共感を覚えますねー。
382 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/21(火) 00:45:39.32 ID:llSAU4Eo
あ、そこ間違いだったのか
遠祖が法然でそこから発展させたのが親鸞
みたいな意味があるのかと思って読んでたww
383 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/09/21(火) 11:11:19.60 ID:uaeV5gk0
非実在説まであるくらいだからねぇ
親鸞上人には
384 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/21(火) 11:49:03.19 ID:JnMJgVco
ちなみに非実在説は筆跡鑑定の発達と共に、親鸞聖人の真筆が確認されたため、一応現在は否定されています。
このへんは史学や文献学の領域なので詳しくないのですが、豆知識。
385 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/21(火) 23:23:22.14 ID:JnMJgVco
・現状報告
現在、書きためが30コマほど。
週末あたりには投下したいと考えております。
386 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/22(水) 00:25:38.90 ID:B8vAfX6o
りょーかい
387 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/09/23(木) 21:49:40.90 ID:t0vqYvA0
まあ、もともと異端の大乗仏教の中でもさらに異端だしな
浄土系
さすがに、近代になって東南アジアの上座部仏教や西洋の仏教学が入ってくると、大乗仏教はただの異端だって知るようになったんだが、
大衆は今でも知らないしね
釈迦が直接説いた教えは東南アジアの上座部仏教だけ
大乗仏教なんか一言も説いてない
般若心経も法華経も説いてない
全部後世の創作
もちろん南無阿弥陀仏も南無妙法蓮華経も印も真言も釈迦は説いてない
本来、呪文を唱えるなって説いた釈迦の教えに、問答無用で逆行する異端中の異端
バラモン教や中東の一神教や、中国思想が仏教のふりをしてるだけなのが日本の仏教
おまけに、戒律を全部捨てちゃったから、海外でも日本仏教は仏教と認定されてない
酒を飲むわ肉食はするわ結婚して女は抱くわ子供は生ませて世襲制にするわで、
異端どころか邪教になってるのが日本仏教
388 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/23(木) 22:08:31.75 ID:Dngp9kAo
>387
東南アジアの上座部は、肉食は信者からの布施に限り、僧侶にも容認しているんだが、何か?
あと上座部も、現地の大衆に布教する際に、信者を増やす過程で釈迦の教えから
かなり逸脱していくようになるんだが。
389 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/23(木) 22:09:43.16 ID:NfPtOXIo
>>387
それもどうだろうなあ?
つか創始者の言葉や意図から離れているから異端だ邪教だいったら、
現在残っているキリスト教だってカトリックでもプロテスタントでもオーソドクスでも、全部異端の邪教だわ。
中世日本に上座部仏教が入ってきたとして、それで人を救えるかといったらまず無理だろう。
人を救えない宗教ってのは正しいのか?
390 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/23(木) 22:15:53.92 ID:Dngp9kAo
そもそも今の学会では「スッタニパータ」や「サンユッタ・ニカーヤ」といったパーリー語教典が
釈迦の直説に最も近いとされているわけだが、その尺度で見たら南伝も北伝もすべて異端になってしまう。
391 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/09/23(木) 23:19:47.10 ID:iYY8hlk0
天台宗のお寺さんに墓があるが、ちょっと浄土宗に改宗してくる。
どこに行けば良い?
392 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/09/23(木) 23:19:57.88 ID:t0vqYvA0
>東南アジアの上座部は、肉食は信者からの布施に限り、僧侶にも容認しているんだが、何か?
酒は?
>現在残っているキリスト教だってカトリックでもプロテスタントでもオーソドクスでも、全部異端の邪教だわ。
キリスト教諸派は、一応、解釈の違いこそあれ、バイブルというイエスの言行録(実際はこれもかなり怪しいけど)からは離れてない
例えば、モルモン教というカルトは勝手に新しい聖書を偽造して使ってるけど、大乗仏教はこれと同レベル
キリスト教はイエスの教えの宗教と同じく、仏教というのは釈迦の教えの宗教
ところが大乗仏教は釈迦どころか後世の、名前も知らない同人作家のインド人や中国人、果ては中東の一神教までパクッて別宗教になってるのが実情
釈迦がいつ真言唱えろなんて言ったのか?
阿弥陀如来が浄土を約束してるから念仏唱えろなんて釈迦が一言でも言ったのか?
そもそも、恒常普遍の存在を諸行無常、諸法無我で否定したのが釈迦の教え
バラモン教や中国思想や一神教に汚染されて、久遠の存在を妄想してるから日本仏教ははっきり釈迦の教えからは異端・邪教と断言できる
393 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/23(木) 23:25:53.59 ID:ZAL5oyco
原理主義ばんじゃーい! ですねわかります。
394 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/23(木) 23:28:35.27 ID:pxdSGNQo
>>342
式子内親王は自身の和歌の師匠藤原俊成の息子定家とも恋愛説がありますね。
薄幸の内親王として悲劇的に見られるので、こういう話が生まれるのでしょうか…
>>382
親鸞聖人は著作で「浄土の真宗」という言葉を「法然上人によって開かれた他力念仏の教え」と
いう意味で使用してるので、実は間違いではないww
…まあ一般常識の用語としては誤りなわけですが。
395 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/23(木) 23:39:19.08 ID:EN/0vqMo
「宗論は どちらが負けても 釈迦の恥」
くどいやもしれませんが、お忘れなくお願い致します。
>>391
ええと、宗旨替えは慎重にお願いします。
どの宗派にも面白い面、魅力的な面があるとともに、生臭い面、目を逸らしたい面も存在します。
また、日本では宗教というのは家代々のもの、という認識もつよくあります。
きちんと可能な限りの方法で疑った上に、疑って疑って疑う余地が残らなかった時、
それでも信仰する気持ちが残っていれば宗旨替えも良いかもしれませんが、
安易な気持ちで宗旨を変えると、恐らく「こんなはずじゃなかった」という羽目になってしまうのではないかと……
ですから、まずはどこに行くより先に、情報を集めて疑ってかかってみましょう。
これは、宗教というものを相手にする上で、とても大切なことです。
396 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/23(木) 23:50:03.74 ID:EN/0vqMo
>>387
,392
まず、深呼吸して書き込みを見直ししてみましょう。
釈尊の教えを語りつつ、瞋恚の毒にとらわれてはいませんか?
自分は正しいことを知っている、という考えに惑わされてはいませんか?
そうではない、と言い切れるならどうぞお続け下さい。
397 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/23(木) 23:52:59.35 ID:8Ee5z0s0
>>392
一つ言っておこう。
キリスト教はイエスの布教からテオドシウスの国教化までの間に、大きく姿を変えている。
一番大きなポイントは「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に」をすっかり忘れているというか、誤解していること。
イエスはこの言葉を「政教分離」として、同胞であるユダヤの民に説いた。
そもそも、一神教の「他の神を認めない」を薄れさせようとしたのがイエスだ。
ところが、テオドシウスに国教化させたアンブロシウスは積極的に政治にかかわっている。
この時点で、提唱者の意図を完全に裏切っているし、異端審問をしろなどとも説いていない。
つまり、現時点で伝わっているキリスト教は、イエスの意図するものではないということ。
そもそも、宗教なんて他人の手に渡った時点で大きく姿を変えるのは当然で。
浄土系も時代にあわせた「仏教」の一形態でしかないと思うぞ。
398 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/09/23(木) 23:57:22.95 ID:t0vqYvA0
>そうではない、と言い切れるならどうぞお続け下さい。
@なんで仏教から百億光年離れた教義の宗教が仏教と名乗ってるのか?
Aちゃんと、修派内の僧侶や信者に、「これは中国人が勝手に作った教義で釈迦はそんなこと一言も言ってませんよ。阿弥陀如来とかはむしろ釈迦が否定した存在ですよ」って教えてるのか?
B戒律を守って瞑想して悟りを開くのが仏教の本来の姿なのに、戒律も無視して、瞑想もせず、キャバクラに行く仏教で恥ずかしくないのか?
少なくとも、この3点だな
まあ、世の中にはさまざまな宗教があるから別にいいけど、少なくとも仏教を名乗る資格はないよね?
「仏教以外の何か」としての宗教なら別にいいけど
要するに仏教の看板を外そうぜ
釈迦に失礼極まりない
399 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 00:01:46.23 ID:ca9U/BY0
仏教の最終目標って、「何らかの形で苦しみから解脱すること」だったはず。
結局、過程はどうあれそこにたどり着ければそれでいいんじゃない?
たとえどんな手段であっても、それさえ忘れていなければいいと思うけど。
400 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 00:25:55.02 ID:YtJugooo
>>398
あなたの発言によれば、上座部仏教ですら仏教を名乗れなくなるはずなのですが、自身のダブスタは無視ですか
原典がどう、といったら、キリスト教の新約聖書も、後世の人間が書いた書物であり、
かつ自分に都合のいい書だけを選んで悪いものは切り捨てたシロモノなんだがなー。
「聖書にのっとっている」からといって、イエスの教えに忠実、とは限らない。
むしろ逸脱した部分があるのはすでに指摘されているとおり。
というわけであなた、まずヴァチカンに行って教皇に「おまえらキリスト教名乗るなよ、
イエスに失礼極まりないだろ」と言ってきてください。
401 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/09/24(金) 00:31:42.96 ID:B14HDcA0
>あなたの発言によれば、上座部仏教ですら仏教を名乗れなくなるはずなのですが、自身のダブスタは無視ですか
ヴァチカンが編集した聖書の分量と大乗仏教が捏造したレベルと一緒にしないで下さい
ヴァチカンはせいぜい教義を削ったりはしましたが、大乗仏教は一から全部捏造して釈迦曰くと創作しています
釈迦→上座部仏教の変遷と釈迦→大乗仏教の変遷はとても同一視出来るものではありません
402 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 00:47:50.87 ID:i8shvE.o
まあ本人達が信じていられればいいんじゃないかな
日本での宗教は形式的な物になっていることも多いし
多くの人に認められたから残っているわけだしね
403 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 00:48:17.16 ID:NrN62m.o
落ち着こうぜ
議論したいなら相応の板もスレもあるだろうし
疑問があるならその派閥に直接聞きにいけばいいじゃん
ここはそういう場所じゃないだろ?
404 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/24(金) 00:53:05.11 ID:cwCPD1Eo
えー、皆さん。
かなり迷いましたが、この議論には問答拒否をもって回答とさせていただきます。
仏教には薫習と呼ばれる概念がありますが、衣に匂いが移るように、行為は知らずのうちに習慣になってしまいます。
今、その姿勢の皆さんと問答を行った場合、皆さんにその姿勢が、多少なりと染みついてしまうのではと危惧しています。
まず、肩の力を抜いて楽になりましょう。
そこに貴方に打ち倒すべき敵はいますか?
今、貴方が他者に語ろうとしているのは、本当に正しいことですか?
立ち止まって考えなおしてみる、というのも仏教の面白さかと思われます。
405 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 00:54:42.87 ID:3KqgLrIo
煽るつもりは毛頭ありませんが、
「そう思うのならそうなのでしょう、ID:t0vqYvA0さんとID:B14HDcA0さんの中では」
としか言いようが無いですなあ。
私はクリスチャンでして仏教に関しては門外漢なのですが、
上のやりとりを見て「何が本質なのか」は見失いたくないなぁ、とふと思いました。
406 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 00:56:30.27 ID:Mw5.WQoo
論じ合うばかりでなく、頭空っぽにして流しちゃうのもええと思うんですよ
407 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 01:00:33.58 ID:NrN62m.o
>>405
きを つけるんだ!
それは おもいっきり あおっているぞ!
408 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/09/24(金) 01:15:03.05 ID:B14HDcA0
>上のやりとりを見て「何が本質なのか」は見失いたくないなぁ、とふと思いました。
クリスチャンなら次の例がわかりやすいですかね?
モルモン教や統一教会が、独自の教典もってますよね?
その教典にはイエスの言葉として変てこな教義が載っています
(アメリカや朝鮮にイエスが来たとかそのレベルの)
カトリックでもプロテスタントでも、彼らを正統なキリスト教って認知してますか?
カルト認定していますよね
そういうことなんですよ
409 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 01:20:01.12 ID:ca9U/BY0
>>408
そのカトリックもプロテスタントも、政治に関わった時点でとうに本質を失っているから。
「これが本当のものです」と比較するもの自体が歪んでしまっている例だよ、キリスト教は。
同じことだよ、今論じている「正しいこと」も、実は既に誰かの手によって歪められているのかもしれない。
大事なのは、最終目標が何であったかを思い出すこと。
キリスト教なら、「救い」。仏教なら、「解脱」。
それで充分じゃないか。
410 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/09/24(金) 01:25:10.02 ID:B14HDcA0
>大事なのは、最終目標が何であったかを思い出すこと。
>キリスト教なら、「救い」。仏教なら、「解脱」。
まことに仰るとおりです
それで、浄土系や日蓮系って解脱を目的にしている宗派でしたっけ?
違いますよね
密教や禅は戒律や瞑想をやるからまだましにしても、釈迦が説いた
諸行無常や諸法無我、一切皆苦から遠く離れた瞑想法なんですよ
まあ密教は元々バラモン教に日和った教義ですし、禅は道教と混じった宗派ですから仕方がないのですが
411 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 01:27:41.84 ID:YtJugooo
>>408
カトリックやプロテスタントが崇める新約聖書の時点で、すでにイエスがいったことのない言葉が載って、
原始キリスト教からしたらかけはなれた変てこな教義が正統なものとみなされています。
でも、だからってカトリックやプロテスタントが異端だとかカルトだとはなりません。
412 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 01:27:51.20 ID:ca9U/BY0
>>410
浄土真宗のスタイルでは、生きていること自体が修行らしいから。
真宗信じて念仏を唱えれば浄土に行ける=解脱という解釈で十分だと思うけどね。
413 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 01:30:21.44 ID:3KqgLrIo
>>407
くっ おれとしたことが!
薫習という言葉は初めて聞きましたが、なるほど、覚えておこうっと。
これ以上ここを煙たくして換気に時間がかかるようになっちゃアレなので、私は黙ります。
414 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 01:32:05.41 ID:pc78VGQo
>>395
宗教が代々の家の物って所で思った疑問なんだけど
素朴な疑問なんであくまで私見を聞きたいんだけどね
もしα宗の@@寺の檀家A家の跡取りXが
β宗の僧侶の家系のB家のYと
結婚してそこの寺を継いだりしちゃった場合
Xはβ宗になるけどA家は引き続きα宗
XとYに子供が生まれたら片方はA家を継がせるから
そこは引き続き@@寺の檀家で
なんてケースが出たら@@寺の僧侶的にはどう対応するんですかね?
また既にそんなケースはあったとしたらどうなるんでしょ?
少子化の時代、ありそうな気がしたんで可能なら聞いてみたいww
415 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/24(金) 01:58:36.24 ID:cwCPD1Eo
>>414
つまり一人だけ他宗へ婿入り、あるいは嫁入りしたということですよね。
そして婿入り先の孫が家を継ぎに戻ってくる、と。
割と昔も現在もよくある話で、今時、そう揉めることもないのではないかと。
私の出会った方の中にも、違う宗派へ婿入り、嫁入りされた方は結構いらっしゃいますが、元のお寺と揉める類の苦労話は聞きません。
宗派間の対立、などという話も、カルトを除けば今時ほとんど聞きませんし、
「ああ、○○宗のお寺へ婿入り(嫁入り)をされるんですね。おめでとうございます、頑張って下さい」
といった風の応答が、普通のお寺の対応かと思います。
宗教が家代々のものというのは、こう、もっと違った形の問題となって表出します。
「うちは代々○○宗だから、××教なんてやめなさい」だとか、
「お前は一緒のお墓に入りたくないのか!」とか、そんな具合ですね。
宗教というものは“とりあえず”代々のものをそのまま続ければいいや、というのが今の日本人の平均的な対応ですので……
「特定の宗教に鞍替えしたい!」という主張は、「危険な思想にかぶれたのでは?」「騙されているのでは?」という家族の危惧や、
世間体への過剰な配慮を引き起こしやすいのです。
その結果、その心配が上記のような反対の文言となって表出し、宗教を鞍替えしよう、という方の障害となって立ちはだかります。
それについてはもう、ご家庭それぞれの問題ですので、誠意を込めてよく話し合いましょう、と申し上げるよりありませんが……
416 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/24(金) 02:04:33.82 ID:cwCPD1Eo
つまり、違う宗派の寺の方との婚姻などは、外部から見ても「代々の宗教を変えざるをえない事情」として分かりやすいのですが、
「何かの宗教の人物、思想に感動した! 感化された!」というケースは外部から見ると事情が良く分からないので、
「うちは○○宗だから! (=騙されてるのか? とりあえず止めるぞ流石に!)」という反応を招きやすいのですね。
少し分かりにくかったので完結にまとめてみました。
今日も夜更かしが過ぎました。 おやすみなさい。
417 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 06:45:49.27 ID:Ype2HKMo
>B14HDcA0
輪廻からの「解脱」を説いているのはバラモン=ヒンズー教の教えであって、釈迦じゃないよ。
(釈迦が説いたのは「解脱」でなく「菩提」)
418 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 13:32:12.60 ID:lCQJKGU0
>>417
ネットでの話のわからない人への最善な対応はスルーに尽きます。
まじめに相手しても思いこみで食い下がってくるだけですよ。
419 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 18:04:18.02 ID:bB5ltGE0
やっていることを含めて正しいかどうか? を考えてやっているわけではなくて
自分の持っている偏った知識で如何に論戦(?)に勝つかが大切な人ってのも居るんですお。
その手の手合いは「勝ち」「負け」が第一で話している内容や知識が正しいかどうかは二の次。
間違いを指摘されても大概無視するのはその為だったり。
420 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 19:32:17.76 ID:pc78VGQo
>>416
ありがとうございます
なるほど、お寺的にはそれほどもめないんですね
ところで宗派が違うと一緒の墓に入れないって言うのは
菩提寺にお墓がある状態って事でしょうか
421 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 20:49:46.38 ID:eW9e/EUo
長い間、ズールーのシャカをお釈迦様の事だと勘違いしてた私は天帝レベルですか?
422 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/24(金) 22:01:41.48 ID:5pZPk/.o
Civ5がそなたをお待ちしておりますぞ
423 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/24(金) 22:15:14.13 ID:cwCPD1Eo
>>420
そうです、お寺にお墓を置いている場合ですね。
お墓が「宗派不問」かどうかは、その宗派ごと、地域ごと、またお寺ごとにケースが分かれるので……
事と次第によると、お墓そのものを移すなど、かなり大がかりな事態に発展することがあります。
>>421
:;' /:/ `メ、 i: ハ: i: : ii:i ヽ: i: :ii; : : : :iヽ: :
i: :i: i: i/,ィ=ミヽi: iヽNi:i_`iL:H---i:i: ヽ
i: :i :i / {.iトgj:i ヽ! lルィ丁゙)‐ミ「!: :ii/: : i
;':/ヾム⊂つ'´ i:.;{iil1:ソ i:i:::i !: : i:
: i: /: iト 、,,ミニっ /i/゚: o i .
: i:/: : i 、`_  ̄/.:/: : : i: :
: /: .::ハ ゙llllllル `ヽ //. : :/! i: . <あやまれ! 南アフリカの英雄にあやまれ!
/: .::/:::/`、 lll/: : : : :} /〃:./: /i iハ!
i. ::/i::/::::::i::ヽ`三ー 'ノ , イ/: /: /.::i i::::::
::::///::::::::i:::i:..ヽ---<::::/:::/: :/: : i iヽ::
424 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/25(土) 08:02:00.45 ID:DA2P47oo
>>423
三遊亭圓歌の「中沢家の人々」をおもいだした
朝のお勤めのとき、両親が後ろで「なむあみだー」
うちは南無妙法蓮華経だっておこるやつ
425 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/25(土) 09:58:38.66 ID:SvBqfHQ0
>>424
故丹波鉄郎氏のエピソードを彷彿とさせますね。
某学会の映画「人間○命」に出演した際の縁で、宗教上無関係ながらも
講演で話す機会があり、その時に壇上で「南無阿弥陀仏」と唱えてしまい
ざわつく会場を尻目に顔色一つ変えずに「南無妙法蓮華経」と言い直したとかww
426 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/25(土) 11:27:12.63 ID:uXddcrM0
>>421
特に謝ってほしいとは思ってないが文さんの共闘ボーナスが欲しいので宣戦します(パパパパパウァー
427 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/25(土) 23:28:52.27 ID:8lSRmvQo
水滸伝見てたら心が痛いよぅ……
ちょ、ちょっと待って下さい。
428 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/25(土) 23:40:22.46 ID:8lSRmvQo
よーし、これより投下を開始します!
ちょっと解説後半が未完成なんですが、そのへんは作りながら片付けることに。
では、第六話、まいります!
429 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/25(土) 23:41:18.80 ID:8lSRmvQo
━━[ 物語を始める前に ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
紀元前のインドで、やる夫が「目覚めた人」と呼ばれるまでの過程をざっくりと描く短編です。
この作品の内容はおもに、真宗大谷派宗務所出版部「大乗の仏道――仏教概要――」に準拠しています。
底本そのものは教師(=専門の僧侶)養成のための教科書ですので、定説は十分に記述されておりますが、
物語としての面白さや分かりやすさを優先し、趣旨を歪めない程度に省略した部分が多く存在します。
また筆者も僧籍こそあれ、釈迦について詳細な研究をしたと言えるほどの知識はありません。
指摘や補足などがあれば歓迎です。
議論も構いませんが、行われる際は「宗論は どちらが負けても 釈迦の恥」といった諺にあります通り、
論点を明確に、釈迦の顔に泥を塗らない程度の節度と慎みを持ってお願いします。
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ /:::、::::::、::::::、::::/::::jL、
| ( ●)(● ちなみに俺たちは補足解説を担当する。 /:::/::/\:::\:::辻-く仁、
| (__人__) i::::i::/__ ` ー ミ _∧ ニ/{
. | ノ やらない夫と…… l::::レ.ァニ、ヽ ィニ、ヘ_ノレ'
| ∩ ノ ⊃ ゙:」 ´込ソ . 込ソ i::/
/ ./ _ノ カナなのかしらー! /∧  ̄ r==┐ ̄ ∧ヽ
(. \ / ./_ノ │ , --、 {!`ーヽ. 、___ノ メー' i}、
\ “ /___| | / ̄>-、」::_:_:_-:i>┬<!:-:_:_:_:」i
. \/ ___ / / / / ト、7∠イ::i⌒i:::iヽ:ニ:ニ:ノ\
_ヽ ´/、 __ニ」:::! ゚ i:::l〉=:、. .ヽ \
\___\ ノ/r=_ _「i::! ゚ i:/{!三:`ー' i ,, l
/z{::::\ /::Y <<. 、ニr=_ノ .::i.:/ /
・まとめサイト
「それにつけても金のほしさよ」 (
http://snudge.blog38.fc2.com/blog-entry-486.html
)
神速で名高い、それ金さまにまとめて頂けました。心よりの感謝を。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
430 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/25(土) 23:44:06.12 ID:8lSRmvQo
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.; ;ヾ ; ;ゞ ;
ゞ:ヾヾ.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ` `
,,ヾ ;";ヾ; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ "ゞ;ゞ `
; ;ゞ ;" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" ゛;"; ゞ:. ゛
" ;ヾヾ ; ; ヾ ;ゞゞ; ;ゞ ;" "ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ.;;.ッ ィ゛
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "
:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ ` `
:;;; ;;;;.....:::/ `
;....;;;: :;i;..ii| ` ` `
:::: ;;;..;.ii:i| ` ` ____ `
::..;;;.::.. :ii| ` /⌒ ⌒\ `
:::.::;.; .:i;:iii| ` /( ー) (ー) \
:;;.:. ..;;.ii;i| /::::::⌒(__人__)⌒::::: \` `
;....;;;: :;i;..ii| ` ` | |r┬-| |
:::: ;;;..;.ii:i| \ `ー'´ / `
::..;;;.::.. :ii| r´、___∩∩__, / ` `
:::.::;.; .:i;:iii| ` \__ ´人 ` _ノ
:;;.:. ..;;.ii;i| ` ` |  ̄  ̄ | `
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
―― 短編連作 『 やる夫・シッダールタが 目覚めた人になるようです 』 ――
「 第五話 破戒 」
431 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/25(土) 23:44:37.50 ID:8lSRmvQo
精神を高める三昧(=禅)の修行に見切りをつけ、
____
/⌒ ⌒\
/( ー) (ー) \
/::::::⌒(__人 __)⌒::::: \
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
,-'" ,--、 "ー-、
/ ー――ヽ ` 〉
\____,` -――一'
.
432 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/25(土) 23:47:56.54 ID:8lSRmvQo
肉体に苦痛を与えることで精神の自由を得ると言われる苦行の生活に入ったやる夫。
_____
,..-‐-、__ / ヽ / \
/ ヽ // ,.-、ヽ ' /,..-、 ヽ
/ '´`ー―−イ / ヽゞ-' ノ ヽゞ-' ノ ヽ
. / ./ ̄ \ } ./:::::::⌒ i´ 人 `i ⌒::::::::::ヽ
/ ', -、 \.ノ―、| `‐‐' `--' | よっし、苦行どんとこいだお!!
. / / \ ヽ l| |-‐┬‐-| |
/ ヽ \ / l \ ヽ___/ /
./ 入 .}‐〈 } __\ /
/ < _,イ__,-`ー ':.:.:.:.:.:.:.ヽ`ー―‐.、 .,..-‐‐ト、
\  ̄ /|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ /:.:.:.:.:.:l:.:.\
`ー――‐ ' |:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ':.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.ヽ
433 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/25(土) 23:48:52.62 ID:8lSRmvQo
しかし――
.
434 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/25(土) 23:49:22.20 ID:8lSRmvQo
6年にわたる(※)苦行は、やる夫の命を蝕み、今まさに喰らい尽くそうとしていた――
___
/ ノ 三 ヽ\
/( ○)三(○)\
| ヽ (__人__) / | ァ、ァ……
| 〉 イェェェト 〈 |
\_ `ー'´ _/
/ |
(_)| ・ ・ ||
l⌒ヽΞ Ξ/| |
| |\_(;;U;;;)_ ̄))
(_) //
( _)
※……前回、苦行年数5年と致しましたがミスでした。お詫びして訂正いたします。
.
435 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/25(土) 23:49:56.86 ID:8lSRmvQo
い し き 、 が
.
436 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/25(土) 23:51:03.14 ID:8lSRmvQo
.
437 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/25(土) 23:52:16.11 ID:8lSRmvQo
, ___ ,
;/ ノ 三 ヽ\;
;/(ー)三( ○)\;
;| ヽ (__人__) u/ |; ……ハッ!
;| J 〉 イェェェト 〈 u|;
;\_ `ー'´ _/;
;/ |;
;(_)| ・ ・ | |;
;l⌒ヽΞ Ξ/| |;
;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
;(_); ;//;
;( _);
だ、断続的に意識が途切れてるお。 目の前も歪んで、思考も……
ヤベぇお、このままじゃ間違いなく衰弱死するお……食べ物、食べ物を……っ
.
438 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/25(土) 23:55:48.44 ID:8lSRmvQo
……っ、体、が……言うこと、聞いてくれねぇお……
, ___ ,
;/ ノ 三 ヽ\;
;/( )三( )\;
;| ヽ (__人__) u/ |;
;| J 〉 イェェェト 〈 u|;
;\_ `ー'´ _/;
;/ |;
;(_)| ・ ・ | |;
;l⌒ヽΞ Ξ/| |;
;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
;(_); ;//;
;( _);
.
439 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/25(土) 23:57:46.04 ID:8lSRmvQo
もしかして、やる夫はここで、何も為せないまま朽ち果てるのかお……?
.
440 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/25(土) 23:58:38.68 ID:8lSRmvQo
.
441 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/25(土) 23:59:52.47 ID:8lSRmvQo
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
_ニ=―――===ニニニ二二二二二二二_
く ̄\/\/ /ヽ \ \/ / / \ / ` >
丶 丶 / / > ヽ ヽ / / \ \ / ヽ
丶 Y / \/ \ \ \ / \ \ \ / ヽ
/ヽ_ニ==――――――――――――--==ニ二 /ヽ ヽ
,.-‐'´ | || |レ レ、 |リ | | | | | | || リ| |ソ | | | ト 、 |
' |W レ-‐――レ 、 _ リ レ ソリ ,. -―レ‐-、レリ | | ヽl
', | く fつ ;;;c lヽ /f○ Y ヽ、 | |
' | l :::::: cノ ; :::::'''''。ノ ' | |
' , | ー=== ー――-=シ | |
', | / |
- 、 ', | | / | ,.く
` ‐ | | | / | / |
,. -‐ '´ 、 イ | ´ | |
丶 ヽ 、 ヽ ̄ ̄ ̄ フ // 〉 | |
丶 ヽ 、 ` 、__,. ' , ' / / \ |
丶 ヽ | ト 、 , ' / /
丶 ヽ| || 、 , ' | | / /
丶 ヽ || '' | | / /
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.
442 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:04:12.24 ID:eHywfGAo
っっ!! だ、ダメだお……それだけはダメだお――ッッ!!!
, ___ ,
;/ ノ 三 ヽ\;
;/(ー)三( ○)\;
;| ヽ (__人__) #/ |;
;| J 〉 イェェェト 〈 u|;
;\_ `ー'´ _/;
;/ |;
;(_)| ・ ・ | |;
;l⌒ヽΞ Ξ/| |;
;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
;(_); ;//;
;( _);
ヤショダラに誓ったんだおッ!! ラーフラだって捨てて、父上も母上も嘆かせて――
.
443 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:05:07.91 ID:eHywfGAo
このまま諦めたら、何のための出家だおッッ!!
, ___ ,
;/ ノ 三 ヽ\;
;/(ー)三( ○)\;
;| ヽ (__人__) #/ |; グ、ギギギ……!!
;| J 〉 |HH| 〈,u/;
;\_ ´ ̄` _/;
;/ |;
;(_)| ・ ・ | |;
;l⌒ヽΞ Ξ/| |;
;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
;(_); ;//;
;( _);
やる夫の体――!! この苦行にも耐え抜いてくれたやる夫の体!!
頼む、動け、動け――
.
444 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:06:26.71 ID:eHywfGAo
, ___ ,
;/ ノ 三 ヽ\;
;/(○)三( ○)\;
;| ヽ (__人__) #/ |;
;| J 〉 |HH| 〈,u/;
;\_ ´ ̄` _/;
;/ |;
;/ /| ・ ・ | |; グググ…
;(_;|、Ξ ,Ξ/| |;
;/ (;;U;;;)_ ̄));
;/ / ;//;
;(_); ;( _);
動いてくれお――ッッ!!
.
445 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:08:03.91 ID:eHywfGAo
|! il
il__il_ il フ…ッ
/ ノ 三 ヽ\il
il/( >)三(<)\il
| ヽ (__人__) u/ |
| J 〉 イェェェト 〈 u|
\_ `ー'´ _/
il/ |il
(_)| ・ ・ ||
l⌒ヽΞ Ξ/| |、il
| |\_(;;U;;;)_ ̄)) ドサッ!!
(_) //
( _)
っ! ぅぐ……!
.
446 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:08:43.33 ID:eHywfGAo
な、んでだお…… 力、入れてるんだお。
歯を食いしばって、全霊を込めて、死に物狂いになってるんだお……!
, ___ ,
;/ ノ 三 ヽ\;
;/(ー)三( ○)\;
;| ヽ (__人__) #/ |;
;| J 〉 |HH| 〈,u/;
;\_ ´ ̄` _/;
;/ |;
;(_)| ・ ・ | |;
;l⌒ヽΞ Ξ/| |;
;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
;(_); ;//;
;( _);
頼むお……頼むお……まだ、まだ死ぬわけにはいかないんだお……
.
447 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:09:11.17 ID:eHywfGAo
頼む、頼む……頼むお……
, ___ ,
;/ ノ 三 ヽ\;
;/(○)三( ○。\; ポロポロ…
;| ヽU(__人__) | u |;
;| J 〉 |HH|, J〈u/;
;\_ ´ ̄` _/;
;/ |; ガタガタ…
;(_)| ・ ・ | |;
;l⌒ヽΞ Ξ/| |;
;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
;(_); ;//;
;( _);
頼む……嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だお……!
死にたくないお……まだ死にたくないんだおっ! やだ、やだお……っ!
た、助けて、誰か、誰か助けてくれお――
.
448 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:10:38.63 ID:eHywfGAo
.
449 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:12:20.88 ID:eHywfGAo
ヤ シ ョ ダ ラ 、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : ://,、-‐┴┴: : : : : : : : ヽ: ,、 '": : :/
. /: : : : : : : : : : : : : : : : : :,、 '": : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : /
/: : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : 'く
,': : : : : : : : : : : : : : :./: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : ',
i: : : : : : : : : : : : : : ,.': : : : : : : :/:.: : :,':.: : :.i: : : : : : : : : :i : : : : : ',
l: : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : :.:./:.:.:.:. :i:.:. :.:.:l:.:.:.: : : ,':.: : :.l: : :.!: : :.i
. l: : : : : : : : : : : : : ,': : : : : : :.:./:.:.l:.:i:.:.l:.:.i :./l:.:.:.: : /: : : : l:. : :l :.i: :l
l: : : : : : : : : : : : : i: : : : : : :.:/ハ:lヽl、:l:.:.:l/ l:.i:./:.ハ:.: :./:.:.i:.:l:. :l: l
. !: : : : : : : : : : : : :.l:: : : : : :.:.,':l '" ̄リ ̄ハヽlル'l/ l: :/ l:.:,':.:l:.:/l:.l
l: : : : : : : : : : : : : l: : : : : : ::l: l. r r─==、ヽ '⌒>:.l/l:.:.l:/ l:,'
. ,': : : : : : : : : : : : ::i::: : : : : :::i: l ヽヽ::::::ノ_ /=、/:/l lル' ,','
/: : : : : : : : : : : : :/l:::: : : : :.:::l: l l::://イ:.l 〃
. /: : : : : : : : : : : : :/::l::::: : : : :i:::l: l . :ヽ,': :l: l /
/: : : : : : : : : : : : :/:::::l::::::: : : :.l:::l: l . : : :〉: l l
. /: : : : : : : : : : : :::/::::::/::ハ::::: : : ',::',:l _.._ /: : :l i
/: : : : : : : : : : : :::/::::::/::/ '::::: : : ヽ-──- .._ ゛/i: : : : l:l
. /: : : : : : : : : : : :::/:::::::/::/_ >'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.く:::::::l: : : : li
./: : : : : : : : : : ::::::/::://::/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:l: : : : l'
: : : : : : : : : : : ::::// /:: //:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ: : : :l
ご め ん お ・ ・ ・
.
450 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 00:12:32.69 ID:a1/vTLEo
今回は鬼気迫るものがあるな・・・
451 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:15:11.34 ID:eHywfGAo
.
452 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 00:15:26.44 ID:xKQ02cE0
悟る前に死にそうだなww
453 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:15:54.03 ID:eHywfGAo
.
454 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:18:14.62 ID:eHywfGAo
――――ぅ――
.
455 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:21:08.56 ID:eHywfGAo
_ニ=―――===ニニニ二二二二二二二_
く ̄\/\/ /ヽ \ \/ / / \ / ` >
丶 丶 / / > ヽ ヽ / / \ \ / ヽ
丶 Y / \/ \ \ \ / \ \ \ / ヽ
/ヽ_ニ==――――――――――――--==ニ二 /ヽ ヽ
,.-‐'´ | || |レ レ、 |リ | | | | | | || リ| |ソ | | | ト 、 |
' |W レ-‐――レ 、 _ リ レ ソリ ,. -―レ‐-、レリ | | ヽl
', | く fつ ;;;c lヽ /f○ Y ヽ、 | |
' | l :::::: cノ ; :::::'''''。ノ ' | |
' , | ー=== ー――-=シ | | ――のぅ……
', | / |
- 、 ', | | / | ,.く
` ‐ | | | / | / |
,. -‐ '´ 、 イ | ´ | |
丶 ヽ 、 ヽ ̄ ̄ ̄ フ // 〉 | |
丶 ヽ 、 ` 、__,. ' , ' / / \ |
丶 ヽ | ト 、 , ' / /
丶 ヽ| || 、 , ' | | / /
丶 ヽ || '' | | / /
.
456 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:22:41.67 ID:eHywfGAo
| ハッ
| /
___ /
/ ノ 三 ヽ\ __
/( ○)三(ー)\
| ヽ (__人__) / |
| 〉 イェェェト 〈 ,|
\_ `ー'´ _/
/ |
(_)| ・ ・ ||
l⌒ヽΞ Ξ/| |
| |\_(;;U;;;)_ ̄))
(_) //
( _)
ヤショダラ――? 迎え、に……?
.
457 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:24:47.31 ID:eHywfGAo
/ / , ' / jヽヽノ,ハ::.:.. ヽ ヽ 丶 `、
/ , ' / ,' .,' ノ V::. ! ',. ! i
,' / / ,' .; /|│ i:ハ、 |、 i i:.. ! あのぅ……?
, / ,' .! i. / i_レ′ `ー||、_j_Lj. -:| ヽ:. :|
! ,.イ i .; l ハ__,レ'´|! リ ! j ヽ :! : :: |
|./ !j :! i l 「´ _j_ ,.ィニjノ、 ヽ:|:: .:.! !::.│
リ jハ :i .! i. i | ,ィ´ハヘ {1 Jヽ\V:.:. .::i. |ヽハ あのぅ……起きてらっしゃいますか!?
{ i ヽ:i jハ. i. l /´{. しノ j ゝ`´ソ ´j::.:. .::i | i:ヘ
ゝ ゞ. | ヾ ハ `二ニ′ ー`一' l::.:.:..:,'. ! i: ヘ
ヽ! Vハ ′ l.:,'::.:/ │::.ヽ ヽ
/ . ' /´l. 丶 γ⌒ヽ / ..:.:/:..丶: \!
/ .' , ' ,ゝjL i !\ ヽ⌒ノ , イ.: .:::/:.:、::、 ::.、. \
_/,.ィ´_;.イ \!`「|¨ ‐ ニー-  ̄ _, イ'´.::.::.,:-f´ ̄ ̄`丶、_,ゝ-ヽ
 ̄ | ̄ i ヽ、\ ` ー一' ¨ /´`ヽ/ i \
| ゝ! ゝ.\ `丶、 ,. -ー/´`ヽ// ,ノ ヽ
│ ノ i\` - ._ヽ/ / // / ハ
【 スジャータ 】
あ、れ……?
.
458 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:25:25.75 ID:eHywfGAo
,);; ) ,;;;;ソ ,::; )::::::::) ´ ゞヾゞ;ゞ {; lゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::
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ヽ_ | |l | レ'" ' ゞヾゞ;ゞ |iiiii;;;;::
\_)) ! :|| ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;:
| l| l :| ´ |iiiiii;;;;;
| ! i l| ' ´ |iiiiiii;;;;
| |l l ト、 |iii;;iiiii;;
iwノ,,、l,いiへ,wi,、,,、,.、、,、,.,,、,、、iiw.、、,,、,.,,,、,.、、 iiw,,、,.、、.、、,,、,.,,,、,.、、iiw,,、,.、、,,,wノiiwiiiii;
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'""゙'"''"゙'""゙'"゙'""゙'"''"゙'""゙'""゙'""""゙'""゙'""゙""゙'"''"゙'""゙'""""゙ '""""゙'""゙゙'""゙''"''"
─‐= ― _  ̄ ̄ ̄ __ - ニ ―― _  ̄ ̄ __
―― __  ̄ ̄ __ ―  ̄ ̄ __ - ニ ─
 ̄ ̄ 二 ─ = ─二 ─ニ─‐  ̄_ __ ̄ ─  ̄ _ _
ああ、そうだお。 ここはネーランジャー川(尼連禅河)のほとりで――
.
459 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:26:58.93 ID:eHywfGAo
やる夫は、今、死にかけてたんだお……
_ _ _,.... __
,.-‐' "´ヽ::::::y'´ ミヽ、
/.:.:.:.:::::::::::::::'´::::::::::::::::::::::.::ヽ\
/.:./.:.:/.:.:/.:.:::::ト、:.ヽ:.ヽ:.ヽ.:.:ヽ:ヽ
//:.:./.:.:/./:N:|ヽ!|il:.:ヽヽ:ヽ::l:.::.::i::::',
///:.:/:.:.:.:./:イ.::|l|:f´ ̄|::Y:i::|!:.:!.|.:.:.:.|:.:.:.! シャモン
///.:./:/;イ:/:::lj;:ムH! ィ:ll什ト、j:|.:.:.:.|::.:.:l あ、あの、沙門さま、あまりに酷いお姿です……
//!:!:././/::!:l:イ| 」⊥ヽu |lj抂ェ」|`!..:.!:ト、:.l
〃 |:|:i:.:.l:i:.:.|:.l:.:レぅ⌒f !´ヒ' lヽ!.:.l.:| ヽ:.l
! ‖!|:.:i:l.i.:ト:l.:iハ..::::j_ L::::ノ |:.:|:.| \
l lヽ从ト:! い、 ¨´ , ,i |.:.l.:.|、,__ \
! >ヘヽヽノ:ト、 、つ u/|.::|i:.|;;i;;i`ー‐ヘ 私、樹の精霊さまに乳粥を供養(※)に来たんですが、
/ヽ-‐7´/;;イ:::>..,._ ,.イ::::::|.::|l:リ^介r、;;_j;;;;\
/;;;/ノ;rくハ二__ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__コニミ{ノ:/ノ,リ`´`'ーヘ
/;;;;ィ"~^ヽ`ミミ片__W ̄`' ̄`' ̄″|:..:`Y彡'″ 思わず樹の精霊さまと見間違えてしまうほどで……
´"´ >'-ニ_ `'´ ̄`' ̄`' ̄`゚ヒ'ー-ト、
/ 弋ー--t--ァ-ー¬´「lY ヽ、
/ ヽ::.::.:У::.::.;:-┤j !| \
/ ヽ / ヽ::/::.::./´ r'⌒ヽヘ ヽ ※……供え物をすること
んなこたぁ分かってるお、見なくてもガリガリの枯れ木みたいな姿だって分かるお。
.
460 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:27:33.62 ID:eHywfGAo
-ー<、::::::::::´::::::::::::::::::::::::\::::\
/ヽ-、::::::::___::::::::::::::::}`ヽ:::::::|ヽ::::ヽ
, イ , ィ7 /:::/__ _ `ヽ::::::::| l \| \ハ
/:/::::::/ ///::::::::::::::::\ \:| !\ ト、 }
/:::::/::::::/ /:::::∧;イ::::::::::::::\ |::::::\ }:::\ト、
/::::/:::::::/!/!::!:::/|| |::::::::|:::::::::::ヽ_ノ!:::::::!:::ト、::::、:::\ それで、その、今は手元にこの乳粥しか無いのですが、
´|:::ハ:l:::::|::|:::::|::|:::| || {ヾ:ート、!:__::ヽ|::::: l::::| ヽ:::}::::::ヽ
. |/ lハ:::!:ハ::::|ハ:丁「 \:::ヽ \:::::::ハ :::: l::::| ∨::::::::::',
. |:::|::リ |::::|! 〉lィぅテk、 \{ア乏テテ|:::::::l::::| \::::::::::} 貴方さまさえよろしければ、供養させて頂けないかと……
从ル' \!/小 ゞ ┘ ゞー'″ !::::: l::::ト、,、_ ヽ::::/
/ |ハ ノ u U |:::::::l::::ト、 `゙´\
/`゙´|:::::l\ ,―-、 j ,イ::::::/::::l >- 、 _, >
 ̄´"ハ:::|ィヘ`ー‐' , イ´_,/:::/:::::∧/ ̄/:/
〈ヽ辷__,>彳/´ /::::::::::://  ̄ ̄ ヽ
‐─┴==ー ̄-、 /{ゝ、_ノ{ \
〈 .....:.:.:.〉__ノ、_ノ} / ヽ
〉 .:.:.:.::〈´ / / / / ',
r‐/ 〃 .:.∨ / / }
/ ̄ヽ /,,, .:..::} / / l
おおぅ……乳粥、かお……こりゃ困ったお……
.
461 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:30:45.61 ID:eHywfGAo
━━[やらない夫よりの補足解説]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このやる夫のためらいには理由がある。
当時のインドの出家者、修行者には、厳格な食の戒律が存在した。
当然ながら肉や魚はアウト。どころか、植物を“[
ピーーー
]”ために植物の根さえアウトという場合もあった。
食べられるのは穀類や葉など、ごくごく少数の食品のみという究極のベジタリアンぶりだ。
無論、卵や乳などの動物由来の食品も認められていないわけで。
――乳粥を食べる、ということは戒を破ることを意味したんだな、当時の常識的に考えて。
/7
//
//
__ //
. /ノ ヽ\ .//
. / (●)(●〉/
l (__人_,//l
まぁ、豆知識だ。 | `⌒// ノ
l // ./
. ヽ r-‐''7/)/
/ と'_{'´ヽ
/ _.、__〉 ト,
{ 、__} |.i
ヽ _,.フ .|.|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
462 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:33:27.77 ID:eHywfGAo
どうするお――
___
/ ノ 三 ヽ\
/( ○)三(○)\
| ヽ (__人__) / |
| 〉 イェェェト 〈 |
\_ `ー'´ _/
/ |
(_)| ・ ・ ||
l⌒ヽΞ Ξ/| |
| |\_(;;U;;;)_ ̄))
(_) //
( _)
食べなければ死、食べれば破戒――
.
463 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 00:33:33.90 ID:Kr8rQhko
乳粥は、単に限界のときに食ったら粗末な食べ物でも美味しかった!って意味だとばかり思ってた。
464 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 00:33:43.08 ID:a1/vTLEo
卵はともかく、乳まで認められないというのも
考えてみれば何か納得できないものがあるww
465 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 00:33:53.74 ID:xKQ02cE0
悟る前に栄養失調で倒れそうな戒律だなww
466 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:34:21.67 ID:eHywfGAo
いや、待つお――?
.
467 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 00:35:53.26 ID:QA3qolwo
めんどくせぇ修行だなぁ。
468 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:36:12.29 ID:eHywfGAo
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
____
―― [] ] / 三\
| l ̄ | | . 三 \ 三/
|_| 匚. | 三 . ( ○) (○)'
| | 三 u (__人__) |
|_| 三 . ` ⌒´ /
[] [] ,- r⌒ヽ rヽ, }
// 三 i/ | ノヽ
匚/ 三 三 / )≡
三 三 / /≡
ニ三 ./ /
二≡、__./ /、⌒)
三 \  ̄
三 /\ \
三 /ニ ヽ 三 三
三 / ニ_二__/
三 ./
≡ /
≡ /
三_ノ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
そもそも、やる夫が出家したのは“苦からの脱却”の方法を知るためであって、
“ただひたすらに苦行をするため”じゃねーんだお。
>>465
現代でも苦行・禁欲のきついジャイナ教の出家者はこれに近いですし、
欧米の極端なベジタリアンもそんな具合なので……
割と人間、簡単には死んだり倒れたりしないようです。
469 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:37:06.62 ID:eHywfGAo
肉体を痛めつけ、精神を自由にして苦からの脱却を測ってみたけれど、
さっきまでやる夫がとんでもなく弱気になってたみたいに、むしろ肉体が弱ると精神も弱るお。
___
/ ノ 三 ヽ\
/( ○)三(○)\
| ヽ (__人__) / |
| 〉 イェェェト 〈 |
\_ `ー'´ _/
/ |
(_)| ・ ・ ||
l⌒ヽΞ Ξ/| |
| |\_(;;U;;;)_ ̄))
(_) //
( _)
つまりそれは、肉体を痛めつけても精神は自由になったりしねー、って結論そのものじゃねーかお。
となれば――もう苦行に執着する必要なんて、どこにあるのか分かんねーお。
.
470 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 00:38:03.05 ID:P.PfBZko
スジャータ スジャータ♪
471 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 00:38:32.77 ID:q3IioK.0
人間って、飢餓には恐ろしく強い構造らしいしねえ。
最終手段のタンパク質の分解でも、生命維持に重要でないところから分解するらしいし。
472 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:38:50.12 ID:eHywfGAo
,.へ
___ ム i
「 ヒ_i〉 ゝ 〈
ト ノ iニ(()
i { ____ | ヽ
i i /__, , ‐-\ i }
| i /(●) ( ● )\ {、 λ
ト−┤. / (__人__) \ ,ノ  ̄ ,!
i ゝ、_ | ´ ̄` | ,. '´ハ ,!
. ヽ、 `` 、,__\ /" \ ヽ/
\ノ ノ ハ ̄r/:::r―--―/::7 ノ /
ヽ. ヽ::〈; . '::. :' |::/ / ,. "
`ー 、 \ヽ::. ;:::|/ r'"
/ ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
| 答 | 健康はとっても大事 │|
\_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ
これに気付くのに6年、6年かお……
.
473 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:39:23.10 ID:eHywfGAo
――苦行、やめるかお。
___
/ ノ 三 ヽ\ ニコ
/( ⌒)三(⌒)\
| ヽ (__人__) / | ありがてーお。
| 〉 イェェェト 〈 |
\_ `ー'´ _/ 乳粥、頂くお。
/ |
(_)| ・ ・ ||
l⌒ヽΞ Ξ/| |
| |\_(;;U;;;)_ ̄))
(_) //
( _)
やる夫の口から、その言葉が自然に出た。
……ふっと全身から余計な憑き物が抜け、辺りの景色が鮮やかになった気がした。
.
474 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:40:21.43 ID:eHywfGAo
-ー<、::::::::::´::::::::::::::::::::::::\::::\
/ヽ-、::::::::___::::::::::::::::}`ヽ:::::::|ヽ::::ヽ
, イ , ィ7 /:::/__ _ `ヽ::::::::| l \| \ハ
/:/::::::/ ///::::::::::::::::\ \:| !\ ト、 }
/:::::/::::::/ /:::::∧;イ::::::::::::::\ |::::::\ }:::\ト、
/::::/:::::::/!/!::!:::/|| |::::::::|:::::::::::ヽ_ノ!:::::::!:::ト、::::、:::\
´|:::ハ:l:::::|::|:::::|::|:::| || {ヾ:ート、!:__::ヽ|::::: l::::| ヽ:::}::::::ヽ
. |/ lハ:::!:ハ::::|ハ:丁「 \:::ヽ \:::::::ハ :::: l::::| ∨::::::::::',
. |:::|::リ |::::|! 〉lィぅテk、 \{ア乏テテ|:::::::l::::| \::::::::::} 良かった…… はい、どうぞ。
从ル' \!/小 ゞ ┘ ゞー'″ !::::: l::::ト、,、_ ヽ::::/
/ |ハ ノ |:::::::l::::ト、 `゙´\
/`゙´|:::::l\ 、_, ,イ::::::/::::l >- 、 _, >
 ̄´"ハ:::|ィヘ , イ´_,/:::/:::::∧/ ̄/:/
〈ヽ辷__,>彳/´ /::::::::::://  ̄ ̄ ヽ
‐─┴==ー ̄-、 /{ゝ、_ノ{ \
〈 .....:.:.:.〉__ノ、_ノ} / ヽ
〉 .:.:.:.::〈´ / / / / ',
r‐/ 〃 .:.∨ / / }
/ ̄ヽ /,,, .:..::} / / l
この、一人の村娘の乳粥供養。
.
475 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 00:40:57.55 ID:xKQ02cE0
この状態に到ってまで尚も苦行を行おうとするのは超ドMだけだなww
476 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:41:15.21 ID:eHywfGAo
これにより、やる夫は苦行との決別を果たすことになるが――
.
477 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:41:47.71 ID:eHywfGAo
_,. - ―― - . .、
/´..... : : :___ : :\
/::.::.::.::./ ´ ___ `ヽ: :ヽ
/::.::.:/::./ イ´: :: : : : : : `ヽ|:ヽ: !
/::.::ィ/、:_!: :/:./: |::_::_-‐_ヘノ:l:l
!::./ ,ト..十:T:ハ: |: : : l::..:.. l: : :|: :ト〉
|::`メ|::.::.|:..,|:| l lヽ: : ト、:: |: :|:レ|
|::.:/| |::.:..|:廾ト、 ヽ \:| ,.斗l-:l:.,1:!
l.::.L|{1::.:.l:.ト十::テ ー ' イォ:卞l/イ |:| なんなのよ……
|:.|:l:Lト!:.:.ト{  ̄ ,  ̄`|:.|:Lj:l
!:|:l::.::.:l::..ト、 , -、 イ::l:..:イ:!
lム|:.|::.:ト:..l |\ ´ ̄` /7:/、/ノ′
/|: 「lト::.:|.ヽ:! ` ーァ ´}: : j/ : |「ト.
ハl: l:::l ヽ!: : :ト_- ― <|: :/: : : !!| l
i ヽ:.l:::l : : : : l _, ----l: : : : : :l:|| |
| ト:ヾヽ : : : l_ノ  ̄ `| : : : : :l:l:l !
! { ヽヾヽ : : l l : : : : /'/ {
| ヽ トヾヽ : :l !: : : :/':イ |
} V ヽヾヽ: :l fYiソ : : /'/ ハ |
| _, --、 }_ヽヾヽ |ljl/: : :/'/ / r‐- |
アニャータ
(阿若)
.
478 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:44:16.15 ID:eHywfGAo
__ __
/:::::::::::::::ヽ
_/ ヘ-、
〈/:::::::::::::::::::::::::::::V/
/l::::/:::::,'::::::::i:::::l::!:ハ 私たちだって真面目に苦行に付き合ってきたってのに。
~|::::l:::::/:::::::::l:::::l::i:!」
ヽ:{::::{:::::::::/:::/:::リ
, ィ ト{八::::/リj/V-、 言い出しっぺの王子が真っ先に戒律破り?
{{ | | `'' | l }}
{:',|└─‐‐─┘|//
{ヘ  ̄ ̄ ̄ ̄ / :} ふざけんじゃない、って感じよ。
, -―-ゝヘ _ノ {_/ ___
{ >=入_、____人=< ヽ
ヽ 〃 `┴‐┴'´ ヽ /
\| / ', | /
ヾ_ { } レ′
`ーゝ ____」L=‐'
やる夫と共に、真面目に苦行に励んできた5人は、彼の“変節”を受け入れることができなかった。
.
479 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:47:59.19 ID:eHywfGAo
//7ヽ イ : //:_/_.:/ |: :.:|: : ヽ:.:.. : : : : :.. |. l :.:.:\<二ニ.┬ ´
/イ /イ`:/: :/:l: :/:./`ヽ l: : :ト: : :.:ヽ:.:.:.. : : :.:.l:.:.:|:.:.. :.:ヽーj ノー 二
` /´: : : /: : l:. l /l:/ \ヽ:.| ヽ: : :.ト 、:.:. : :|ヽ_L:.:.:.:.|:...| ドイ ̄:.:|
L〉: : : l : : |:. |:| |′ ヽヽ \:.{ \: :イ´l:|:.:. :.:.|:.:.:!:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.l もういいわ!
|: : : : :! : : |:. :l{ z三ミ 、、 \ \ /ヽj }l!:.:. :.:l:.:.:l!.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:l
{/: : :.:!: : .ハ:. :ト ´ `ヽ ´ {ー'r_z三ミ、 |:. :.:/:.:.:ハ:.:l:.:.:.:.:. :.:|:.:.!
/: /: :.:|: |: :..ヽ:ヽ i ´ ` j: : /: : /: }/ハ:.:.:. :.:!:.:.l 護衛の仕事ももう知らない!
./ /: :.:小 :!: :.:.:.:ヽ:\ /⌒ ー--、‐ 、 /://:.イ:.:.:/:.:.:.:.!:.:.: : ト:.:.l
':/!: ::. :.|:ハト: :.:.:.:.:.:ト.ー / \i /イ:.:/´:.:|:.:/:.:.:.:.:.:|:.:.: : | l:.:l
/ | : :.:.:.l:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.l:.:\ { j /:/:./:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:l|:.:. : l !:.! 城にも戻れないし、このまま苦行者として生きていきましょ!
! !: : :.:.:|!:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:l´ノ \ー- ___ノ .イ:/:./}:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:./|:.:.: :l j:リ
| ,.ゝ---― 7´: \:.ヽ ` 、 ‐ _ .. .<_:.:.:./:/:.j:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/ !:.:.:/ //
イ { : : { \ヽ  ̄/ ヽ:..:..ヽソ/:.:/:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/ j:.:/ /´
ヽ: :\ `\ { 〉:../´ `7:/- :._:.:./ /´
.
480 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:48:40.78 ID:eHywfGAo
/:::/:::: /::::::::::::l::::::::|:::::::l:::::::::l:::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::i::::::
/::;イ::::i::::::::::::::| ::::::l|;::::::li;::::::::|、;::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::l:::::
.l::/ l:::::|::::::::::::/!::::::| li::::::lヽ::::::l. ヽ;:::::::::::::::::l::::::::::::::::::::l::::::
|::l | ::::|::::::::-i-L;;_l .|!i:::::l ヽ::::l ヽ、__;;;;::::| :::::::::::::::::l::::
|:! .|::::::l::__;;;|_ l:::l`ヽヽ;:::l ヾ;レ‐'''゙゙´\ :::::| ::::::::::::::::l:::::
l! .|:::/ ___ノ,ィ'ト|''=ミ、 ヾ! ,r-=fニミ;;弍;;| :::::::::::::::l~゙'i
l/ ,/ト、::l゙__゙ヾ::ii::|ヽ ,/ .|:::illi:::゙ii/ |:::::::::::::::j¨゙ l
――残念。 /⌒ヾ、|/`fト l ゙K);j .l'⌒''h. K);;;;ッリ l:::::::::::::/ .ノ
/‐-、 `iノ /'ヽ|、 ノ ヾ、 ,/ |:::::::::::/=7゙
./ 、. ヽ |゙V,_ l:::i、 ̄ 丶 ゙''ー-‐'' ,l::::::::::/|:;/
i '゙ヽ_j-' .|::::|.\ ‐- ,,イ::::::::/ ,l/
ヽ ヽ jl:::::l. ヽ、 , ''゙ /:::::::/゙`ヽ、
ヽ、. /ヽ::::| ,,`=ー '''i´ /:;/レ'〉;:;:;:;:,.,\
_,..-−――‐-、
..:.:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`.:.. マハーナーマン
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.、 (摩訶摩男)
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
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l:.:.:.:.:.:.:. l:. / l:.:l i:.:.:/ |:.:.r 、 :.:i:.:.:: !
l:.i^i:.:.:.:ハ/_ ヽ! l:./ !( ヽ \l:.:.:.'
l:l l:.:.:.i ' _  ̄ ´ !:^ー‐'´\ \` 、 ……本当にな。 こんな結果になっちまうとは。
!ハ ヽ:.l `ー‐' `‐-‐' \ \ \
ゝ j:.:l i: r‐― - 、ヽ. ヽ
_/ヽ: l !.: ` ー,-、 `` 、
....:.:´:/:.:.:.i`!、 '.: '.、‐:\ ヽ
.....:.:´:.:.:.:.:/:.:.:.: l ヾ 、 r‐--っ /!:.:.:ヽ:.:`ヽ ',
....:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:. l \ヽ、. ̄ / l::.:.:.:.:ヽ:.:.:.ヽ i
....:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.l 〉‐、ー_.´〈 l:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:! !-、
ヴァシュフ
(婆敷)
.
481 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:49:39.47 ID:eHywfGAo
/``‐-─、
__,, r''´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、
/:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
/: : : : : : |:i: .:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、:.:.:.:...ヘ
/:.:./:./:.::./^'ト:.:.:.:.:!.:.:.:.:..`、.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.|
/〆!.:/.:/リ !:l:.:.:.::ト;.:.:.:.:.`、.:.:.:!.:.:.:.:.:|
,z≠´ /.:.l:..:l ..,__ l:.|、:.:.:.! 、.:.:.:.:.`、.:.:.!.:l.:.:.:|
!.:.:|.:.:i ,,,__` !| `、:.|´\.:.:.:.`,.:.:.i'.:.:、ヽ
i.:.:.f.:r;.! イ升! ! `、!-f升、.:.:.!.:.:.|i.:.lヾ、 ……致し方ありません、ね。
|:./ i!l.:.l  ̄ /  ̄´ 7:.、!.:.:lノ.:l
レ !:.:.l / !.:.:ソ.:./|:l
!:::.ト .`____ i..:.i!.::/. リ
!..:! \ ヽ_/ /!.f/|/
r- 、 ,-‐ ‐- 、_,,!i-'"i`i、 ‐ /_,,リ|ヘ、 _ . -‐ 、
ヽ、 \__ /:::::::::::::::::::::::::/::;;;;| ヘ、 ー',, / i;;;;;ヽ`' ̄::::::::::::::::::::: ヘ __
{ヽ、!゙`、.ゝr、 l`Y\:::::::::::::::::::::/:::::::::;i rゝ"、 !;;::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::i ,.、r-ィ'ヽ }ィヽ
.| | ll Y´ l ! ヽ-、 ::::::\:::_/! , '!::::::::入 /::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::,., ィ´f i l i´ i l
.ヽ、゙、 ゙i ヘ | i ヽ::::r-‐'´:::::|/ l };:::::/ k. /i:、:::::::::_r':::::::::::::::, -‐ f | } }´ l ! ,! i
`゙、. ヘ `"ヘ `l_ !、_r 、::::::::l Y:::::::l V/ 、/::::::::::::::::r´ ! ! ! | ソ .|' /
`ー'‐―、_ ! //´:` 、i /:::::::::| /:::::::`` 、::::::::::rr|::::.....r'゙ |'´ /´ //
482 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:52:08.15 ID:eHywfGAo
\
ヽ
____ }
_, -‐ 二 -―‐- 、`ヽ、_
ィ=ー-、/ ヽ `ヽ、
, '´ \ \
/ / `ヽ 丶 ヽ
, '⌒ / /: / /! l 丶 ヽ ',
/ /// / / / / l ヽ \ ハ l
〃 / l l | l ∨' ヽ ヽー-、 lヽ l l
. !l l | | j_{ _,ノ \ l\`ー弋ニ T l j | |
. !{ | l l l 乏≠ミ \l >fテ示ヾjl | ./ l i l、
ヽ ヽ .N ヽ l{i |ヘiii::l lヘiii:::} i}| j∧リ. i lヘ うう、悲しいですぅ……
\ヽ j小 と)_;ソ r'_;;(つ/ イノ ヽjハ
`ト ハ ゚:::::::. ' .:::::゚ __/‐<ヘ ヽ ヽ
l: 八 (⌒¨¨⌒ヽ 〃´ ̄`ヽ、ム \ヽ
ノ l> 、 ´ ̄ `´ / `ヘ ヾ',
/ l {>ー <{ ∧ i \
l /l l / l / ∧ l \
| l∧ ` ヽ _ / l // ヽ |ヽ、
483 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:55:40.47 ID:eHywfGAo
____ _____
.,、.:<::::::::::::::::::::::::::::::::`>.、
,.::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ;`ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨:ト、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨:}}、
イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::',
. く ;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::lヽヾ、
. l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l 〉 〉
イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::l::i: イく
く_l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::l::l .l; ヽ
l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::l::::::::::::l::::::::::::::: l::l .l;、 ヽ ・ ・ ・ ・
. l:::i::::::::::::::::l:::::::::::::::::l:::::::::::::::l::::::::::::l::::::::::::::::l::L ハ__j
l:::l:::::::::::::::::l::::::::::::::::l:::::::::::::::::l::::::::::::l::::::::::l::::l::: リ
l:::|:::::::::::::::::l:::::::::::::::l::::::::::::::::: l::::::::::::l:::::::::l::::l::ノ
l;:i!::::: |:::::::::l::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::j::j:::::::ノ:::ノリ
iハ::::::l::::::::::i;::::::::::::|::|:::::::::::::::j::::::/:/::/ノノ
! ゞ:ヽ:::::::l:∨:::::::l::l:::::::::::::イ:::::イ/::/ノ:く
,イ:::|:.\ヾ;:::!: ∨::::从:::::/:/:/∧/:::::/ :`ゝ
,イ: :l:::::l: : : : : ヾ: : )ノ: : ∨: :/: :/: :./:::/.: :/ `ヽ
. / i: : |:::::!: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,'::::,': : :l ヽ
/ U: :!::: !: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;:::::;: : : l }
5人は、ただやる夫に背を向け、ムリガダーヴァ(鹿野苑)の苦行林へと去って行った。
.
484 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 00:56:45.74 ID:xKQ02cE0
そういや彼らがどんな苦行を行っていたのか、描写が一つも無いな
485 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:57:37.50 ID:eHywfGAo
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (ー) (ー) \
| (__人__) |
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
やる夫は、彼らに対して言い訳をしなかった。
ただただ、黙って彼らを見送り――
.
486 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:58:31.50 ID:eHywfGAo
; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.; ;ヾ ; ;ゞ ;
ゞ:ヾヾ.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ `
,,ヾ ;";ヾ; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ "ゞ;ゞ `
; ;ゞ ;" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" ゛;"; ゞ:. ゛ ` `
" ;ヾヾ ; ; ヾ ;ゞゞ; ;ゞ ;" "ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ.;;.ッ ィ゛ ;;
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ; `
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ;
:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""ゞ;.
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; `
;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ ` `
:;;; ;;;;.....:::/ `
;....;;;::::;i;..ii| ` ` `
:::: ;;;..;.ii:i| `
::..;;;.::.. :ii| ` `
;....;;;::::;i;..ii| ` ____ `
:::: ;;;..;.ii:i| / \
::..;;;.::.. :ii| / ― ― \ `
:::.::;.;;;.:i;:iii| / (ー) (ー) \
:;;.:. ..;;.ii;i| ` ` ` | U (__人__) u |
;;;....;;::;...;;ii| \ u `⌒´ / `
::;...;;:..;i...iii| r´、___∩∩__, /
;....;;;::::;i;..ii| \__ ´人 ` _ノ
:::: ;;;..;.ii:i| |  ̄  ̄ |
::..;;;.::.. :ii| ` _,-'" ,--、 "ー-、_ `
:::.::;.;;;.:i;:iii| / / ー―'⌒ヽ ` 〉 ヽ
:;;.:. ..;;.ii;i| /´\ \____,/` -――一' -`/\
;;;....;;::;...;;ii| ∧ >-――-v――-――-へ〈 .:::',
::;...;;:..;i...iii| /::.; :.;"`7 /::` \:.::/:
;;;....;;::;...;;ii| / \| 、 , ____Y ::|
::;...;;:..;i...ヾ\ 〈 ::>、 -<: : : : : : : ___」_./>: : : : : : : : : :|/
::;...;;:..;i...::ヽ::::\_
そして彼はアサッタハ樹の下、岩上に禅を組み、深い思索に耽りはじめた。
苦行からの脱却を決意し、乳粥によって力を得た今、彼の思考は生涯でもっとも冴えていた。
.
487 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 00:59:42.28 ID:eHywfGAo
目には舞い散る木の葉。
耳には静かな川のせせらぎ。
足元からは、ひんやりと硬い岩の感触。
不思議なほどに鮮明なそれらの景色の中――
.
488 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:01:34.84 ID:eHywfGAo
のちの歴史に二千年を越えて刻まれる、“たった一人の思索”が始まった――
【 解説へ続く 】
.
>>484
描写の都合で省略しておりますが、彼らも釈迦同様の苦行を行ったと伝えられています。
ですから、彼らから見れば自分たちが苦行してる原因が、まっさきに「いち抜け!」をやらかした状態でして…・…
489 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:03:57.25 ID:eHywfGAo
○以降、解説など
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ 解説と言いつつ、まず個人的な感想を述べることを許して欲しい。
| ( ー)(ー)
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ
. | }
. ヽ } “――これは、凄いことだ。”
ヽ ノ
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l 始めて釈迦の人生、仏教の歴史について触れた時の俺の感想だ。
.
490 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:05:01.64 ID:eHywfGAo
 ̄ 、
´ \
/ ヽ “ たった一人の思索 ”
/ 、_ ヽ
' ` 、ヽ
l ,‐-,.._ ゞ
. l l 弋心 l と、俺なりに表現させて貰ったが、
. l 冫.ー く
l l ノ! つまり、言ってしまえばそれだけのものだ。
l `ー‐ f r'
l ノ'
! /
,' / 事によればあっという間に消えてしまう、とても儚い――
 ̄ `ー - /
` 、 /
:.:.:.:.:.:... 、 /
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. .:.:ヽ _ ´ その、“それだけのもの”が二千年を越えてなお多くの人に影響を与えて、
ー- :.:.:.:.:.:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:ヽ
` 、:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ 今もなお、こうしてそれを描く俺や、興味をもって読んで下さる人がいる。
..:.`:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
..:.:.:.:.:.:.:.`:.:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
.
491 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 01:05:09.97 ID:iRk9KlQo
「解脱に続く」に見えたw
492 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:05:40.95 ID:eHywfGAo
‐――――‐‐ 、
/ \
/ \
. / ヽ 皆さん、人生や生死については一度ならず、
/ i
| 二二二二 三 二二二二 i
| ― ― ― == ― ― ― ‐ | 多かれ少なかれの思索を巡らせたことはあるだろう。
l ___ ノ ^ー―− |
l / ヾ≧=≦Y ヽ l
! | {:::::::} | }llllllll{ | {::::::} | l
l. ヽ , 彡!!!!!!ゞミ、 / '
', / | ヽ / ……自分のその考えが、二千年後の誰かに受け止められる。
ヽ ゝ _ /\ _ ノ /
ヽ ` ー―― ´ ∧__
\ / / 〉::`丶、 そんなことが、想像できるだろうか?
/\ / / /::::::::::::::丶、
/:::::l ー――‐ ´ / /:::::::::::::::::::::::`丶 _
-‐::::::::::::::l / /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.
493 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:06:27.01 ID:eHywfGAo
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー)
. | (__人__) “――これは、凄いことだ。”
| ` ⌒´ノ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ やる夫の悟りの内容に入る前に、そんな感動を、なんとなく知ってもらいたくなってな。
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\ つい語ってしまった、御目汚し失礼。
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
>>491
き、きさま!
人が「やろうかな……で、でも安直すぎるかな……」と悩んだ末に回避したネタをぉぉぉ!!
494 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:07:41.75 ID:eHywfGAo
/}
_ !l ,.- 、
//|| ̄ `ヽ⌒',
/ / ヘ入ヽ ∨
!| //ー, \, } ……ここからあと1、2回でもう、やる夫も悟りを得て、
l .// ○ ○{
\(⌒リ" △"ノ
{こ.フ>、ー,.イ そしたら「目覚めた人になるようです」も終了かしらー……
〈二}/ ∞Y_〉
└ 〉 ハ〈┘
/ ヘ
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(●)(● ) |
ま、それまでは精一杯解説を務めるとするだろ。 (__人__) |
( |
. { |
⊂ ヽ∩ く
| '、_ \ / )
| |_\ “ ./
ヽ、 __\_/
.
495 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:08:23.53 ID:eHywfGAo
━━━━━━━━━━━━━━━
「無記」ということについて
━━━━━━━━━━━━━━━
/7
//
//
__ //
. /ノ ヽ\ .//
. / (●)(●〉/ さて今回だが――これは悟りに入るにあたり、少し聞いておいてほしい注意事項だ。
. l (__人_,//l
| `⌒// ノ
l // ./ この後、やる夫は悟りを得るが、彼は形而上学的な問題について答えを出したわけじゃない。
. ヽ r-‐''7/)/
/ と'_{'´ヽ
/ _.、__〉 ト,
{ 、__} |.i
ヽ _,.フ .|.|
.
496 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:09:00.64 ID:eHywfGAo
ノ ヽー- 、
, '´ ヾ ヽ , '-
/ 入... | ` ´ ヽ
'::. / \:::::. ヒィ秘)、./
/::: l/ - ─ ' `'ヽ\ __ン
i:::: / ○ \ヽヾ| 形而上学的?
Y⌒V ○ | /
{ ノ ' j/
r ーノ ,. - 、 _ ノ 具体的に言って欲しいかしら。
/ _ノゝ 、 ⌒_, ヘ
!∠´ ト`_二_ 二.イ:::::::: |
iヽ::::\ ノ{::::,ィ:::j::ヽ `>-<
ゝ_ ` ´ | |` |:::! !::|`| {:::::::.ノ
∧ | |. `´ `´│ フ´
/ |" | \ イ │
/ |: | ` '´ │ "|
' |: | | |
語弊を恐れず、簡潔に言おう。
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
“死後の世界はあるのか、それともないのか” (●)(● ) |
(__人__) |
( |
“存在とは果たして何か?” { |
“価値とは?” ⊂ ヽ∩ く
| '、_ \ / )
| |_\ “ ./
この手の、延々やっても答えの出ない問題だと思ってくれ。 ヽ、 __\_/
.
497 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:09:57.33 ID:eHywfGAo
この手の問答に関しては、のちのやる夫は“ある”とも“ない”とも断言しない。
基本的に関与しない――つまり、「無記」の立場を取っている。
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (ー) (ー) \
| (__人__) | ・ ・ ・ ・
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \
ウィトゲンシュタインの生まれる二千年以上前に、もう、
「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」を地でいっているわけだな。
.
498 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:10:42.48 ID:eHywfGAo
/ ̄ ̄\ ( ;;;;(
/ ._ノ ヽ、\) ;;;;) ゆえに、もしそういった疑問への答えをやる夫に求めているならば、
| (●)(●)/;;/
| (__人__)l;;,´|
| ./´ニト━・' .l すまんが読むのをやめるか、考えを変えた方がいい。
| .l _ニソ }
/ヽ、_ノ /
__/ / ノ__ その問題に対する確かな答えはここにはないし、恐らくどこにもない。
/ / / `ヽ.
/´ ./ ,. ヽ.
ト、_,/. |、 ヽ
| |/ /
,〔 < / ,.-r‐、. `゙<}
/ \ `ー {|v‐fi、{薔}i ,l}
i 7ー--、 ヾヘ二ニ!\∠}
! ,/ `゙ー\,,..-‐'" !
分かったかしらー…… ', ,/ ,..-‐ ー‐`゙ー-、 |
! ,/ ,.- 、 ィ´;;;`ヽ,!,-、 !
レi /ト;;;;i.j. 弋z_ ノ i リ′
あれ? でも、だとするとやる夫の悟ることって何かしら? ⊂ ヾ! 弋zノ 、 ` ´ .!ノ
⊂ i ト、 /! ̄`) __
ヾ > 、⌒ヽ ィ'i-r==ニニ´
/ _〕ー rァ、イ‐-〔_,,.-―|
.
499 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:14:33.89 ID:eHywfGAo
奴が何度も言っている通り、 “ 苦から脱却する方法 ” だ。 / ̄ ̄\
);; ;; ) / ヽ \
(;; ;; ( (─)(─ ) |
\;;゙i (__人__) |
時を経て美化された点もあるんだろうが、やる夫は目的に対してブレがない。 `,;;l } |
'・━(!、 ∩ /_
`!、_ \ \
│ \. \ / )
形而上学的な論争を好む奴を、あっさり片付けた逸話なんかも残っている。 | |___\ ″ /
ヽ ___\_/
/}
_ !l ,.- 、
//|| ̄ `ヽ⌒',
/ / ヘ入ヽ ∨
!| //ー, \, }
l .// ○ ○{ か、片付けた?
\(⌒リ"u д"ノ
{こ.フ>、ー,.イ
〈二}/ ∞Y_〉
└ 〉 ハ〈┘
/ ヘ
500 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:16:10.48 ID:eHywfGAo
( ヽ、
__\ \
<__ \ \
/<__ \ \ ヘ /⌒/
./ └--ミ ヽ、\ - \ |
. , '′ ⌒ヽ,__ノ丶 - |
/ ( ● >、 、( \ !
/ , `'''" _, \_ヽ {
./ { , ( \)、ヘ > 、 おう。 「毒矢の例え」って短い逸話があってな。
| ゝ-イ `''" ./ \ ∠/ヽヘ
,.-/| ゞニ>一′ ./ \(⌒) ノ \
/ | \ヽ ./ .ヾ、 / \ やる夫の「無記」の姿勢を示す話だ。
 ̄< ! `\ /___ \/ \(
_ \ ! > ー-- イ \_  ̄ ̄\_\
!  ̄ ̄ ヽ /{ )\ | ∠ ノ)ヽ、
\ /⌒\ 〉  ̄ / / >\
\ い / / //ノ
\ / / / / ̄
501 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:17:07.32 ID:eHywfGAo
やる夫が悟った後のこと。 マールンクヤという、理屈っぽい若い弟子がいた。
____
/ \ 世の中には分からないことがたくさんあります。
/ ⌒ ⌒ \
/ (●) (●) \
| __´___ | ――なんとかして、はっきりさせたいですねぇ。
\ `ー'´ /
ということで彼は、疑問を師匠のやる夫にぶつけることにした。
.
502 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:20:02.67 ID:eHywfGAo
1.世の中は常住なるものか、それとも無常なるものか
2.世界に果てがあるのかないのか
3.霊魂と身体は同一か同一でないのか
4.死後の世界は存在するのかしないのか
____
/ \
/ \ /\ 疑問にとらわれ修行がままなりません!
/ (●) (●) \
| ´ | どうかこれらについてお教えください!
\ ⌒ /
/ ̄ ̄ヽ \
(「 `rノ \ やる夫さまのお考えさえ知れれば、そのように修行いたします!
ヽ ノ \
| | 「\ \
.
503 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:20:31.45 ID:eHywfGAo
これに対しやる夫は――
____
/ \ /\
/ (ー) (ー)\
/ ⌒(__人__)⌒ \ 世の中は常住なるものか、それとも無常なるものか。(キリッ
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
ノ \
/´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
504 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:20:57.52 ID:eHywfGAo
____
/_ノ ヽ、_\
ミ ミ ミ o゚((●)) ((●))゚o ミ ミ ミ だっておwwwwwwwwwwwwwwww
/⌒)⌒)⌒) :::::⌒(__人__)⌒:::\ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / // 中二wwwwwwwwww乙wwwwwwwwwwwwwwwwww
| :::::::::::(⌒). | | | / ゝ ::::::::::/
| .ノ | | | \ / ) /
ヽ / `ー'´ ヽ / /
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l バ
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、 ン
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒)) バ
ン
と、返したかは定かではないが――
.
505 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:21:39.25 ID:eHywfGAo
彼は、このような例え話を語ったといわれる。
∧∧ グ…!
(д゚il )
と[::::::ヽ――< 三二―
ノ;;;;;;;;;;ゝ
し ヽ)
「ある人が毒矢に射られたとするお。もちろん、すぐに治療しなければならないお。」
.
506 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:22:05.70 ID:eHywfGAo
「けど医者にかかる前に、一体この毒矢を射た人は誰か? どんな名前の人か?
身長は? どんな顔の人? どこに住んでた? どんな弓で射た? どんな矢じりがついていた?
なんつって延々考えてたら――」
( ??? )
O
o
∧∧ 。
(゚д゙il)
i∞[:::ヽ――<
(0;;;と[;;;ゝ;::;)
ヽ;:;:;:;:;ノ ドクドク…
.
507 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:22:43.87 ID:eHywfGAo
「そいつは間違いなく死んじまうお。 どう考えてもバカだお。」
∧ ?
(゚々。>
( ∞ )
)/
(
∧∧)
(д il)
i∞[:::ヽ――<
(0;;;と[;;;ゝ;::;)
ヽ;:;:;:;:;ノ
.
508 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:23:27.79 ID:eHywfGAo
「 そいつがするべき行動はもちろん、 」
∧∧ グ…!
(il 。。)
/::]GG――<
/;;;;;;;;;;ゝ
(_/`J
.
509 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:23:54.78 ID:eHywfGAo
「 さっさと矢を抜き捨てることだお。 」
∧∧ ッ…!
(il 。。)つ ,.;<l―――<
/::::]つ彡;;'`
/;;;;;;;;;;ゝ
(_/`J
.
510 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:24:42.49 ID:eHywfGAo
____
/ _ノ ヽ_\ それと同じだお。
. / (ー) (ー)\
l^l^ln ⌒(__人__)⌒ \ そんな問いに答えた所で、苦しみがなくなるわけじゃねーお。
ヽ L |r┬-| |
ゝ ノ `ー‐' / そして、その問題になんらかの見解を持ったって、苦しみは今、現にあるお。
/ / \
/ / \
. / / -一'''''''ー-、 ――やる夫は今、それらの苦しみを越えることを説いてるんだお?
人__ノ (⌒_(⌒)⌒)⌒))
.
511 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:26:29.60 ID:eHywfGAo
/ ̄ ̄ ̄ \
/ ─ ─\ 悟りに達すれば、そのへん自然と気にならなくなるもんだお。
/ (ー) (ー) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ / 「やる夫が触れなかったこと」は、「触れなかったこと」として、
/ ヽノ ⌒\__
/ | \___)⌒\ そのまんま言い伝えておいてもらえるとありがてーお。
` ̄\ \ -''' ⌒(___)
\ /\ \__
` ―─―─´ ヽ___)
.
512 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:28:28.21 ID:eHywfGAo
と、まぁこんな具合だ。
仏教が「神を持たない宗教」と言われる由縁でもあるな。
, ――-、
/ .:\
/ __ .::| ,.-、
∨ ヽ ....:::/ _,.、/:∠_
___, - 、 __,. -――<二二二>≦――-,、 ,. ‐'´::::ヽ:.:.:.:.:二ニヽ
゙ーァ:.:.:|::::::::`` ―- 、、 _r:'Ti::、:::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::/:ハ、 ,. ‐'´:::::::::::::::::|‐--―一'
/:_,:.:.,|::::::::::::::::::::::::::::``ー-‐'´:::::::ヾ', '、::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::://:ィ::`>―‐-- ‐'´::::::::::::::::::,. - '
'-´一'´`ー- 、、:::::::::::::::::::::::::::::::`丶:ヾ}}:::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::/:'シ ':/::::::::::::::::::::::::::::::::,. ‐ '´
`` ‐- 、_::::::::::_,. -‐``^ヾ::::::::::::::::::::〈:::::::::::::::::::::::::fr‐ '<-_::::::::::::::::::::_,. ‐'´
` ̄ /:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::〈 `'-一''"´
513 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 01:31:24.34 ID:xKQ02cE0
やる夫は神を持たなかったが弟子がやる夫を神にしちゃってるような
514 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:34:13.92 ID:eHywfGAo
,.'´ ,rー≧~~~`ヽ
<´: : : : : : :{ (⌒~'⌒ヽ.ム
. ,へ : : : : : :{ レ‐{薔}ニ].}
l: : :i`゙ー- 、_ゝ、,く_l::!、∨ノ
'; : :! __ `゙=‐l::lハ:;〉
. '; :ハ,.-r.、` ´ゞ' 7/)ヽ なるほど。
〃八. ゞ' , /'⌒ヽ
゙ '⌒ヽ、rvy.、_ィ_ |=シ そういうのを、否定も肯定もしないのがやる夫の仏教なのかしらー。
ヾ,-‐{y′ ´r‐'ヽ. ラ-、
∧ラ ヽ、 ヽ.、-.!、 ヽ
.ハ └' r'7 { ヾ;j .! ハ
i {. ヽ バYヾ!| }
:、 ノ ヽ∨. ', }、. | 〈-┐
>介1 ヽヽ l.}v',.> ハニ.、
`1/< ゙iゝ}´ ,}、}}
//- {`て ̄ ̄´ ,. へlj`
` >、 ヽ / \
/ヽj_!、,、\_ _ ,人 \
515 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:37:14.53 ID:eHywfGAo
―― 、
/ 〉 ´ \
/ /' __ ノ ゝ.__ ヽ
/ //〉 ( ー) (ー ) l やる夫の仏教、か。
l ´ イl (___人___) l
. l iYl ` ⌒ ´ l ――良い表現だろ、常識的に考えて。
. / ハ !.! !
. / / ' ヽ /
l // 、ゝ / ヽ_ 仏教というのは受容性の高い宗教だ。
´` ー‐ '`./ `ー、 ,−´ / \
. i ii / `:.i i´ヽ. / ` 、 さまざまな宗教、思想の影響を受け、地域ごとの変質も多い。
. , 'l l.! / l ! ハ / \
/ ,:| | ヽ/ !_' V , , ヽ
. / / l | /:.:.:.:ヽ / / / i
. !/ ! l\. i:.:.:.:.:.:.i / / / l
/ ! ヽ. !:.:.:.:.:. ! ´ ! / !
516 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:38:08.33 ID:eHywfGAo
/ ̄ ̄\
/ _ノ .\ _,, やる夫の言葉を信じるのはいい。
| ( ●) (●) |. l;l
. | (__人__) | _,_,|,|_,
| ` ⌒´ |, ト-=y 丶 だが、「やる夫の言葉」に惑わされて、
. | } ヽ `i, ̄‐^l
. ヽ } ヾ~ ` i, 目の前に居る相手の信仰を否定するようなことは、
ヽ ノ _ ヽ、 ;i,
,,_,i y,ソト,,__ ヽ、 ;i, まかり間違ってもしないで欲しいと俺は思う。
,/r-'"j / / ii, `ヽ、-x,,゜r ;i
,,/'/__.L、 /ヾ、"i `ヽ `;i i,
,/ /_iーヘ,ヽ、 , /i" ヽ、 i `、'i iヽ、 ……また近いうちに次の話を用意しよう。
_,) ヽ " ネメ、_ii"~ _Yri l, ヽ、
_,,,>t 、ヾ、 ゞ;;/ / ,¬ V⌒l 読んでくれれば嬉しく思う。
,y`;,,__ ,i /ii' / r-/| l l
_/^,,, ヘ l /iil / l"v' y } l
v=4⌒ヽ、 j --,,,if /iii| ,, 〈-ヘ_,、 <、 / i| 気の利いたオチもないが、ではまた。
【 第七話へ続く 】
.
517 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 01:39:44.83 ID:eHywfGAo
遅くまでのお付き合い、まことにありがとうございました。
お風呂に入りそびれたので、すみませんが少し入ってきます。
質問や疑問、異議や指摘などありましたら、後ほどまとめて対応させて頂きます。
すぐ戻ります、失礼しますね。
518 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 01:40:15.97 ID:iRk9KlQo
お疲れ様でしたw
519 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 01:42:16.74 ID:0ii/yX.o
乙でした
お風呂、ごゆっくりーww湯冷めなさいませんように
520 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 01:46:14.53 ID:xKQ02cE0
乙
乳粥をくれた娘さんもまさか自分が後の世で”褐色の恋人”の二つ名で呼ばれる事になるとは
思わなかったろうなあ・・・
521 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 01:53:55.76 ID:OKFOio2o
乙
522 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 02:03:30.10 ID:a1/vTLEo
ウィトゲンシュタインについての言及がありましたが
やっぱり宗派内で哲学や宗教史などの勉強会が行われてるんでしょうか?
523 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 02:04:38.72 ID:eHywfGAo
お風呂上がりのココアプロテインは、やっぱり美味しいですねー。
>>520
お釈迦様でもご存じあるめぇ!
524 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 02:07:59.43 ID:iRk9KlQo
ガチムチ僧侶…だと…?
525 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 02:20:30.86 ID:eHywfGAo
>>522
私の場合は個人的に、人文学方面の学士を、なんというか一応取らせていただいてまして。
仏教関係ない大学に通っていたのですが、そちらで方で文化人類学、考古学、生命倫理、哲学あたりを勉強いたしました。
仏教の各宗派内、あるいは宗派をまたいでの勉強会も、探せば各所には存在するのですが、
アクセスの問題で、田舎住まいの人間が参加しようと思うと、やはり金銭的にも時間的にも覚悟が必要です。
レアケースとして、新幹線で毎週通うレベルの熱心な方もいらっしゃいますが……
そちら方面に関心のある僧侶は、勉強会等に参加するよりも本などから学んでいるケースが多いかと。私も含めて。
>>524
BMIは痩せ〜普通程度で、ガチムチではありません。
軽くウェイトトレーニングもしていますが、ウェイト板でいう所のクソガリというやつです。
それはそれとして、おう早く四つん這いになれよ。
526 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 02:49:42.47 ID:iRk9KlQo
ア゛ッーーーーー!!
そう言えば日本の仏教ではそれ系の話がざくざく出てきますが
あちらの方ではどうなんでしょう?
527 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 03:22:41.57 ID:QA3qolwo
乙でした
528 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 10:04:03.95 ID:7znv12wo
こ、この僧侶
妻帯のくせに衆道にまで・・・
529 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 10:11:46.21 ID:s8c6hjIo
これをテラ理不尽という
530 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 13:36:38.73 ID:eHywfGAo
>>526
日本だと男色は、西洋的な倫理規範が入ってくるまでは性愛の一形態でしたし、
割とおおっぴらにそれを許容するような文化や習慣も生まれていますが――
インド方面だと、もうちょっと控えめというか世間体を憚るというか、そんな具合なのでしょうか。
私の知る限りではあまりホモセクシャルそのものを容認する文化の話は聞きません。
ただ、別にホモがいないわけではないです。
バックパッカーがガチムチ兄貴に尻なでられたとか、アッー!! な喘ぎ声を隣から聞いたとか、そういう話よくありますし。
近年の行動遺伝学の知見だと、ホモセクシャルは文化的要因のほか、遺伝的要因も絡んでいるそうですから、つまり、
\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
../::::::::::::::::::::::::、::::::::::::::::::::::::::::::
あ ホ ヽ:::::::::::::::::::::::::ヽ、,:::::::::::::::::::::::::
り 国 モ 〉∧i i゙i .|l, 、ヽ斗l' ヽ::::::::::::::
ま な が /`トl、{.ヽ.l!、 イ℃)ヽ,i::::::::::::
せ ん い >! (℃}`ヽ ヽ!"´´ ヽ l,:::::::::::
ん か な l 、 "/// ////// u |:::::::::
!!!! い i /// ヽ ._....-- 、. !::::::::
v-"!、u . .r‐''''"゛ l .il:::::::::
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″ !:::::::::::::::::::::::::::::::::`"''ァ'"゛'., ー''│:::::
,!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/]、,/ l::::::::
/:::::::::::::::::::::::::::::::::,,イ ,l'" ,!::::::::
ギリシャや日本みたいにおおっぴらにやるか、あくまでアンダーグラウンドの性癖として続くかの違いですね。
古代のインド仏教教団でも、僧伽(サンガ。僧侶の集団)の中で僧侶が尼さんを強姦する事件があり、
やったほうは当然ながら僧伽追放喰らってる、といった事件もあります。
ですから男色も、表に出ていないだけでまったくゼロではなかったんではないかなー、とは思います。
531 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 13:49:38.08 ID:eHywfGAo
>>528-529
二次元もいけます。
三次元も勿論いけます。。
ニコ動でガチムチレスリングも見ます。
戒律があったら危険だった……
532 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 15:32:00.36 ID:7znv12wo
>>530
同性愛は潜在的なのも含めれば
おおよそ人口の3〜10%居るらしいですな
ただ社会的な寛容度の関係で目立つか否かだとか
一番厳しいのがアフリカ東部でカミングアウトした瞬間
その家、その村、その地域の恥とされ
そもそも居なかった事になるんだとか
533 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 16:58:50.39 ID:MtooP8Ao
>>529
【審議拒否】
534 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 17:09:36.13 ID:eHywfGAo
段ボール4箱分に相当する書籍をサイズ別に紐でくくって車庫の隅に積み上げる苦行おわりー。
掃除はやっぱりマメにするべきですね。
535 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 17:36:34.03 ID:Kr8rQhko
自分もそろそろ汚い部屋で生活する苦行を終わりにして、
埃の積もった部屋を片付ける苦行を始めるか・・・
536 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 17:48:23.16 ID:eHywfGAo
>>535
オススメです。
やる夫は生活改善に挑戦するようです
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1284896159/
537 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/26(日) 18:26:41.82 ID:q3IioK.0
>>532
それと同レベルなのはナチスですな。
同性愛者は処刑、な世界だったそうです。
538 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/09/26(日) 18:32:17.17 ID:/YEngJk0
あ、丁寧なレスありがとうございます。天台宗から宗派替えしようとしたものです。
やっぱり、坊さんの話はためになりますなあ。
539 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/26(日) 19:13:00.62 ID:eHywfGAo
>>537
当時の優生主義は割と世界的な傾向でしたので、ナチズムばかりの問題とも言いきれないかもしれません。
割と世界中で、「進化論は正しい→人間は劣等な者も淘汰されない社会を作っている→このままでは人間は遺伝的に劣化していく」
という三段論法が、真面目に有識者の危惧となっていた時代があったのです。
それが正しいかはさておき、そのような根拠から障害者や同性愛者の断種などが行われたのも事実ではあります。
まぁ、私は仏教畑がメインの人間ですし、やる夫系にはフューラーさんレベルの方がいらっしゃるので、
ナチズムについては私が何かを言うまでもありませんが……そんな蛇足めいたなお話でした。
>>538
あ、いえ。
軽いノリのレスに見えたのでギャグで返そうかとも思ったんですが、
万が一を考えてつい長々と……どうも失礼しました。
拙い話ですが、楽しんでいただけたならば幸いです。
540 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[
[sage]:2010/09/26(日) 20:27:53.96 ID:VyfHHNQo
150のテーラワーダを学んでいるものですが
大パリニッバーナ経でお釈迦様は
いかなる教えであろうとも、八正道が存在すると認められないところには悟りは存在
せず、いかなる教えであろうとも八正道が存在すると認められるところには悟りが存
在する。と説かれています。
(中村元先生の訳から、わかりやすくするため、かなり表現を変えてます)
宗論や1さんの言葉を借りれば「目の前に居る相手の信仰を否定するようなこと」は
八正道の正語のうち「相手を傷つけることを言わない」という教えに反しています。
恥ではなく明白な罪である、と思います。
そもそも、日本の上座仏教は日本の僧侶(もちろん大乗仏教)と共同で伝えられ(
例えば1954年のミャンマーの第六結集に日本から300人が参加して伝道を要請、
6人のミャンマー人僧侶が来日)、今も研究・学習・実践されています。
教義上の違いはあれ、「同じ仏弟子」という敬意をもって接してきた歴史は大事に
したいものです。
541 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/09/27(月) 01:21:59.56 ID:6SUyrrc0
お、しばらくぶりに覗いたら復活ktkr!
悟りとかガキの頃にブッタ読んで、悩んで悩んで熱出してぶっ倒れて以来、なんか苦手だ…
今も時折うなされるし、俺は一生悟れないんだな〜と思わされる
豊かな人生を放り投げて、悩みに向かったブッタは尊敬するけどね
542 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/27(月) 01:35:20.97 ID:JhBItFQo
>>541
そうでもないと、私は思いますよー。
熱を出すほど悩んだ経験は、貴方の中できっと利益になっている面もあると思います。
少なくとも私はそんなに考え込んだ経験はありませんし、その集中力をまず尊敬します。
それに、悟りというものは後代になるほど、どんどんと“凄い何か”にされていってしまいますが、
本来のブッダの説いた悟りは、在家の人でも為せるもっとゆるやかなものだと私は認識しています。
難しく考えて分からなかったなら、その経験を踏まえて、あまり難しく考えずに気楽に、
“日常生活の中でちょっと気を付けること”程度にブッダの教えに付きあって行けたら、
それはそれで一つの理想形なんじゃないかなー、と思います。
しかし、手塚ブッダは少々大人向けですよね……
私は大学生になってから読みましたが、子供の時だったらいろいろ理解できなかったろうなぁ。
543 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/27(月) 10:46:46.26 ID:QK8Y/g60
仏教でもキリスト教でも、同性愛は大罪なんだよな。
それこそ、地獄へ落ちるとされてるほどの。
(もっとも仏教では「地獄」って概念、当初は存在しなかったそうだけど!)
それにしても今より宗教が強く人の心を捉えていた時代に、その道に走った人
には勇気を感じる。
544 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/27(月) 10:49:16.70 ID:VxwzLlYo
「戒律で男色への言及がないから禁止されていない」といった人もいるらしいけど、
戒律は問題が起こったとき「じゃあ○○しないようにしよう」と随時追加されていったもの。
常識的なことは最初から除外されてるはず。
たとえば性交が禁止なのは戒律に明記されているが「じゃあ家族(母、妹、娘)とならいいだろう」
とやっちゃった人、「動物とならいいだろう」と猿とやっちゃった人、死体の性器以外ならいいだろうと
「切断された首の口」や「斬り殺された人の傷口」に入れちゃった人、これらの非常識な振る舞いは
もちろん教団追放となっている。
逆に言えば当時は男色が強い禁忌でほとんど表沙汰にならなかったからこそ明記されなかったのだろうね。
545 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/09/27(月) 12:39:24.00 ID:LpZHups0
そういや延喜式に記されている国津罪の中には近親相姦や獣姦はあったが同性愛は無かったなぁ
546 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/27(月) 18:25:23.62 ID:R50XdnYo
なんとなく、「肩の力抜けばもっと楽に生きられるよ?」って感じに理解してるw
ただ、肩の力を抜くってのがとても難しいことなわけで、
そのための心構えが「釈迦の説法」として残ったものなんじゃないかと思ってみたり。
禁欲云々も「性欲?忘れたほうがいろいろ楽だよ」ってことなんじゃないかと。
547 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/27(月) 18:34:40.97 ID:JhBItFQo
>>543
原典のスッタニパータにも地獄の描写は存在します。
インドに伝わる輪廻転生の世界観の継承かと思われますが――
「20のアップダ地獄はひとつのアババ地獄(の時期)に等しい。」
∩___∩
| ノ ヽ/⌒) あばばばばばば
/⌒) (゚) (゚) | .|
/ / ( _●_) ミ/ ∩―−、
.( ヽ |∪| / / (゚) 、_ `ヽ
\ ヽノ / / ( ● (゚) |つ
/ / | /(入__ノ ミ あばばっあびゃばびゃばば
| / 、 (_/ ノ
| /\ \ \___ ノ゙ ─ー
| / ) ) \ _
∪ ( \ \ \
\_)
「20のアババ地獄は、ひとつのアハハ地獄(の時期)に等しい。」
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
「20のアハハ地獄は、ひとつのアタタ地獄(の時期)に等しい。」
,,,;;;;;;;;彡彡;;之 ヽ
,,,,,,,,,,,,,;;;;;ll;;;;;;;;;;;;;;| l;;;;;;;リ)リ;;;;;;|l;;;;(ミ彡/、 Z
l|ヽ= 从;;l |l|;;ll;;;;;l|;;;;;l;;;イl;;;;;;;;;;;;;| l|;;;;;;-〈、|;;;;;;;;;;;;;;,,三∠ノ フ お
ヽミ三从;;从|;(;;;;|l;;;;l|;;;((;;;;;(ヽ乂;;;;;;/ノ人、从;;;;;;;;ヽ ∠ | か
ミ二ミミ从 ; ;;;;;;゙;;;;゙;;;;;L{{ミ|Y;;";;;;;rテ'';''i゙''ミ゙ イ;;;;{ミヽ∠ノ ア え
゙ヽ乏゙゙从゙ ;;ヽ、、_;;;;;;;;;;;;;{≧Y;ノノ=-゙'''"´彡 ';;;;;;ヾ,,', ヽ タ り
<彡l|;;;;;;;l、;}:/;r't;;;)>| 彡 ̄""´ |;;;;;;〈 |.| } タ な
ノノイ;;;;;;之"゙"''"´ |、 _,,、::::: |;;;;;ノノリ;∠ // さ
イ彡l|;;;;ヽ ゙:::::::: j _,、 -)゙ヽ::... |;;/- /;;/ミヽ ・・ い
l|//l|;;;l~、'、 :::: ゙''::ヽ,/ |(,,ノ;;;ヽ〉ミ/
リノイ;ヽヽ'、 `゙'、l__,,、、、,,_,, / l||;;;;;;;;|∠_
"´ノ|;;;;`'-;', (t -'''ヘヘ)}} リ リ;;;;;;;/从ミ | / ̄\/\/ ̄\
|/l|;;;;;;;;ヽ レ- '''""´ /:::" {;;;从;;;;;;;;)"
l|l||;;l|;;;;;;;;'、 ,,、;;''";; ̄:: ,/:::::" ヽl|リ;;;r''、リ
ヽl |;;;;;;;;;\ " `゙ /::::::" レ',、-ー゙''""゙''ー、 ,,、- ''
//|;;;;;;;', \ 〈 / ::::::: ,、 '´ ゙'> ''"
(从l|;;', ヽ, ヽ:::ノ/ :::::: ,、 '´ ,、 '´
`゙゙゙''', ゙'' ー '''" ::::/ /
……じつに いたそうな じごくの なまえですね。(棒
548 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/27(月) 18:49:22.68 ID:JhBItFQo
>>544
でしょうねぇ。
>戒律は問題が起こったとき「じゃあ○○しないようにしよう」と随時追加されていったもの。
仰る通り、教団の長老が罪と思われる事柄を捌いた判例集的な側面があるので、判例集の例にもれず膨大化していきます。
日本に伝わった段階での戒律の多さは凄いですし、細かい戒律を見てるとなかなか面白いです。
小さい罪の中だと、
「故出精戒」 オナ禁ェ……
「遺落食戒」 3秒ルール禁止!
「咀嚼作声戒」 食べるか喋るかどっちかにしなさい!
「販売戒」 商売した奴までいたのかよ!?
「立大小便戒」「水中大小便涕涎戒」 ……おい判例作った坊主ちょっと前に出ろ
などなど。
それぞれの罪に、やらかした坊主の歴史があると思うともう……
549 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/27(月) 18:53:03.02 ID:JhBItFQo
>>546
ニコニコ動画の般若心経黄色訳は、リアル坊主から見ても名訳だと思います。
「超スゲェ楽になれる方法を知りたいか?
誰でも幸せに生きる方法のヒントだ
もっと力を抜いて楽になるんだ。
苦しみも辛さも全てはいい加減な幻さ、安心しろよ
この世は空しいモンだ、痛みも悲しみも最初から空っぽなのさ
この世は変わり行くモンだ。苦を楽に変えることだって出来る、全てはお前次第だ
汚れることもありゃ背負い込むことだってある
だから抱え込んだモンを捨てちまう事も出来るはずだ
この世がどれだけいい加減か分かったか?苦しみとか病とか、そんなモンにこだわるなよ
見えてるものにこだわるな
聞こえるものにしがみつくな
味や香りなんて何のアテでもなりゃしない、揺らぐ心にこだわっちゃダメさ、それが「無」ってやつさ先の事は誰にも見えねえ
無理して照らそうとしなくていいのさ
見えない事を愉しめばいいだろ。それが生きてる実感ってヤツなんだよ
正しく生きるのは確かに難しいかもな
でも、明るく生きるのは誰にだって出来るんだよ
菩薩として生きるコツがあるんだ、愉しく生きる菩薩になれよ
全く恐れを知らなくなったらロクな事にならねえけどな
適度な恐怖だって生きていくのに役立つモンさ
勘違いするなよ。非情になれって言ってるんじゃねえ
夢や空想や慈悲の心を忘れるな。それができりゃ涅槃は何処にだってあるのさ。
生き方は何も変わらない。ただ受け止め方が変わるだけだ。
心の余裕を持てば誰でも仏陀になれるのさ。
今までの前置きは全部忘れても良いぜ
でもこれだけは覚えとけ
俺達が苦労して見つけたモンをまとめて教えてやるからよ
耳かっぽじってよく聞けよ?
「唱えよ、心は消え、魂は静まり、全ては此処にあり、全てを超えたものなり。」
「悟りはその時叶うだろう。全てはこの真言に成就する。」
心配すんな、大丈夫だ。
550 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/27(月) 19:19:09.12 ID:9.LcWewo
>>548
インドや中国で生まれ追加された戒律が、日本の現状に合っているか?という問題もありますしね。
というか、そういった問題意識から宗教改革が始まるのは、ヨーロッパの宗教改革も同じだ。
大本を辿れば、砂漠世界で共同体を維持するために生まれたルールなんだから。
551 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/27(月) 19:20:51.27 ID:rRCdwbIo
般若心経ってこんな意味だったのか
なんかグッときた
552 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/27(月) 19:37:44.52 ID:R50XdnYo
>>549
なぜかしらないけど、阿部さんのAAつきで再生された・・・
イイ男過ぎる。
553 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/27(月) 19:41:32.31 ID:JhBItFQo
>>551
ニコニコ動画が聞ける環境ならば、このへんはおすすめです。
私のベスト3
般若心経バラード
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm12000276
般若心経ピコピコ
ttp://www.nicovideo.jp/watch/nm12006783
これが一番おすすめ! 無知を知る般若心経
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12064361
554 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/27(月) 19:57:22.33 ID:R50XdnYo
>>553
ヤバイ、三つ目を見て自分ガ理解していたと思っていた釈迦の教えがガラガラと崩れていった・・・
これが無常というやつか。
555 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/28(火) 00:19:41.89 ID:HsU8fRIo
>>427
寝取られと間男
http://nagamochi.info/src/up36609.jpg
556 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/28(火) 01:44:45.54 ID:LJ05wFIo
スマナサーラ長老の「悩まない力」では、同性愛はまったく罪ではない、とあります。
むしろ、同性愛者を差別する事こそ罪だと。
ただし、在家の場合。出家者はあらゆる性行為が禁止ですから。
557 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/28(火) 08:03:05.91 ID:V.cqA6Yo
そういえば、釈迦以降で悟りを開いたって人はいるのかな?
558 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 18:33:52.12 ID:xjDr24go
>>557
語弊を恐れず言えば、悟りとは個人の心身の問題です。
悟ったと皆に言われる人がやる夫と同じ境地に達しているとは限りませんし、
仏法など知らない人がその境地に既に達していることもあるかもしれません。
また、それらの逆も然りです。
このようなことを客観的に観測する手段はありませんので、いるとも、いないとも申し上げられません。
でももし、誰もやる夫と同等以上の境地に達せていないとしたら、やる夫が教えを説いたことは、究極的には無意味だった、
という悲しい結論になってしまいますね。
ちょっと私にはそれは受け入れがたいので、「恐らくはいたでしょうし、現代にもきっといるでしょう」という、
主観交じりの答えをもって回答とさせていただきます。
559 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 18:42:14.10 ID:xjDr24go
>>555
, -───- 、
,..‐'´ `ヽ、
/:: ヽ
/::::::::: ,,:‐'''"゙´ `゙''‐、 i
. l ::::::::::. l
|..::::::::::::... ,. -─- 、 , -─- 、|
,r'⌒ヽ====i r' @ } l⌒i (@ ヽ }^i r'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
! ::`ヽ :::::::::::ヽ,〜 '~_ノ __ヽ ~し、ソ、ノ | なんちゅうもんを
ヽ::::(:::::::::::::::;ィ  ̄,J `ヽ ̄j )ヽ ,ノ 見せてくれたんや…
{. :::::::::::::::r'´ ,u'~ 、__,丿・! (、 l '⌒i
_,.. ‐'`iー'!:::::j ( 。 ノ ,ゝj~`U ヽ ~:J | | なんちゅうもんを…
‐''´:!::::::::l::|:::::l:::::) ん' ゚ / (,'´ __ ,)( 、l ヽ、_________
:::::::::|:::::: l: l:::::ノ´j 、( ´ (~ ,><〈 ソ~。‐.、
:::::: | ! l ~ 。 、´ , ` ノ' |。 `‐
| l ヽ __  ̄_,. イ/ !
:l ヽ.ヽ ,.、 , ̄ -‐'// |
l ヽ ヽ. // / 〉 :// |
! ヽ ヽ// ./ / :// !
560 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 19:23:14.19 ID:xjDr24go
現在、7話を進行中です。
ついでに法然語録。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;仆''从,,、::::ヘ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;''/'''从"''从 |;;;;;;/
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;/;;''''/''''''仆 |;;;;|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彳"从'''' i ヘ ,,,,,, |;;|、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡 ,, ノ \,,;;;;''''''''''' } } 加持祈祷だって?
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〃 ,,,,,,;;;;'''''/ / _,,!、´| }
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡 ,,,,,,,;;;;;;,;;''''' ヘ=・― ,' |ノ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彳 ,;;'' r ― '' _了 ゝ ヽ、` ‐ } 祈って病が治り、寿命が延びるなら、
、ヽ、;;;;;;;;;彡 ' ´-==・-‐' `ヽ, }
iヽ '''';;; | |
、 ` !!、 / ̄/´ | この世に病み死ぬ者がいるわけがないだろう?
ヽ 、ヽ、i ` へ !´ 、 |,,
ヽ \ て _,,,,, -'''' /`/: '',,
\ \从 !ヽ'''――ー - ー ―ー-‐τ /: : : : ' ,,
" 〃 ヽ \ 从 ヽ,''‐、-‐- -‐ー-‐''フ´/ノ ./: : : {
" "〃 ヽ 、 从 ヽ 、` ''' ー ‐ ´_ノ r'、: : , 〃 = ´ .
"', 〃 \ \. !、= - 、 ` ""  ̄ /= {} } " { \ .
ヽ 仆ヽヽヽ、 r 'ヘ ノ=ノノ }
ヽ i 从ヽヽヽヽ _/ rヽ=´ノi i ノ
「いのるによりても病もやみ、いのちも延ることあれば、たれかは一人として病み死ぬる人あらん」
法然房源空 『浄土宗略抄』
561 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/28(火) 19:29:44.34 ID:aEQ.ceEo
それを言ったら坊主も仏教もこの世に不要やん
むしろなんであんた坊主やってんねん
562 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 19:52:55.52 ID:xjDr24go
>>561
宗教の構成要素を大雑把に二分類しますと、現世利益(この世でのメリットを説くもの)と、
救済(死に対する心構えや、死後の世界でのメリットを説くもの)の二つの要素がありまして。
法然上人の浄土宗は、日本仏教のうちでも後者の要素が非常に強いのが特徴です。
現世での利益がないなら、宗教者は不要というのは前者のみを強調した考え方ですね。
確かにこの平和なご時世、現世の利益はとても大切なものですが……
あなたが死ぬ時、得た利益を含めたあなたの全ては全て手元から喪われます。――心構えは十分でしょうか?
.
563 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/28(火) 20:02:32.80 ID:6ZxEMJUo
現世利益を説いた日蓮系がアップを始めました
564 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 20:08:35.14 ID:xjDr24go
あ、ちなみに私は今際の際に、嫌だ嫌だと拒否しまくる自信があります。
一回、若さに任せて春の川で泳いで溺れかけたことありますが、死ぬのマジ怖い。
死の恐怖って、すぅっと頭の中が冷えてくんですよねぇ。
正直、何度も味わいたくないですが、まぁ延びる限り延びても百年以内のいつかにまた味わうのが真理という。
>>563
はい。
仏教で現世利益を求めるなら、日蓮系はまず考えられる選択肢の一つですよねぇ。
浄土門はあまりこっちの要素は強くないですしね。
一応、弱い自分を肯定してくれる安心感はありますが、そんな強い利益でもありませんし。
歴史的にも、「現世のことは神さま(神道)、後世のことは阿弥陀さま(仏道)」みたいな感じで、
一つの集落に神社と寺が共存してたケースも結構あります。
565 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/28(火) 20:20:29.80 ID:3WZILfMo
>>510
でやる夫の言うことはわかるし
最もだとも想うんだけど
だからといってそうスパッと切り替えられないよね
悟ればいいって言ったって
そう簡単に悟れるかよ
っていいたい
566 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/28(火) 20:22:17.49 ID:3WZILfMo
なんか始まってた
すまん
567 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 20:29:49.21 ID:xjDr24go
>>565-566
あ、いや特に始めてないのでどんどん続けてください。
仰る通り、やる夫の意見を後代の我々から見ると、確かにそのような印象も受けてしまいますねー。
でも、もしかするとそれは私たちが、彼は二千年以上前の凄い人、という認識してるって部分があるからかもしれません。
「悟り」というのは、やる夫のいた頃はつまり、「目の前に居る、食いもすれば眠りもする人が辿りつけた境地」なわけで。
その人が直接教えてくれるわけですから、ちょっと頑張れば届くかも……? みたいな場所だったわけです。
あんまり悟りを難しく考えないで、
「答え出ないものは出ないと、スパっと割り切ることも大事だよ」
と言われてるくらいに受け止める方が、当時の感覚に近いかもしれません。
568 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/28(火) 20:32:09.09 ID:WikCdHs0
>>547
のAAの使い方を見て、地獄の話だというのに不謹慎にも爆笑してしまいました。
その後「アババ」だの「アタタ」だのが、人の叫び声をストレートに写したものだと
知って、さらに爆笑。この罪悪感をどうしてくれるのですww
569 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 20:35:33.44 ID:xjDr24go
>>568
仰る通り、舌が「アタタ」と震え続けるしかできない恐ろしい場所、といった意味ですねww
大丈夫、仏教の世界において、仏さまは罰を当てる存在ではありません。
因果応報という考えはありますから、悪いことをすれば悪い報いがありますが、
楽しく仏教の教えを学ぶことは悪いことではありません。
ハ_ハ
('(゚∀゚∩ 罪悪感を感じることなんて、ないよ!
ヽ 〈
ヽヽ_)
570 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/28(火) 20:58:45.35 ID:5I/m2PQ0
一気呵成に読ませてもらいました。
やる夫はほんとにわかりやすく教えてくれるなあ。
上で苦行の種類について説明してもらったが、
苦行の先に行き着く境地、三昧の先に行き着く境地というのも
知りたいものです。
いわゆる「外道」の教えの中に、そうしたものも残っているのだろうか?
三昧はまだしも苦行の果てに行き着いた人は、悟った直後に死にそうな気もするが。
もともと苦行というのは「よりよい来世に行き着く」ための手段だから
苦行そのものには行き着く先などないのだろうか。
571 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 21:27:23.19 ID:xjDr24go
>>570
そのあたりは感覚的なものですから、実体験のない私にはなんとも言いかねます。
苦行の達者、禅定の達者の方々が残した文言を読めば、それらしき想像はできるとは思いますが――
大雑把にくくってしまいますと、そのような行の果てには、神秘体験をする方が多いようです。
その体験からどのようなものを悟るか、となると千差万別ですが……
さっきまで話題にしておりましたこの人も、
_ , r ‐ ' ´ ̄ ̄` ' ‐ - 、
r'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`'i
{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
};;;;;;;r'''´ _,m--- ,, _`'''‐'-'}
|。‐,,,'''´-‐´` ̄‐;;;--`,,。‐|
iヽ;'´>、,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;;;;;r'´ヽ ;r´`}
,,r;;{ヽ; ' ( ・`i'/i‐''''´! ・ } | r };;ヽ 阿弥陀如来? ああ、金色のでっかいのが戸外にいるね。(意訳)
/;;;;;;;;;ヘ ヨ `ー' r' `ー‐´ | ' ノ;;; ヽ
r';;;;;;;;;;;;;;;;;`| =、= |'´;;;,r'´,;;;}
{ ヽ、;;;;;;;;;;;;| _ |;;'//;;;;;ヽ,
´ヘ;;;、 ヽ'、;ヘ、 '´ ̄ ̄  ̄` ノ /;;;;;;;)ヽ /ヽ
!、'' 、 ;;;;;,, ヽ;;;ヽ、 , r;'//;;;;;;;;;'''´// ヽ
ヽ;;;;;,,, ヽ、 ヽ;;;;`ー‐‐´;;'/;;;;'''''' ´/
とか仰ってます。
このお人は観想念仏(仏の姿を心に念じ、観る修行。現代風に言うとイメージトレーニング)の到達者でもありました。
ちなみに、こういう下地(観想念仏の達成、何万回もの称名念仏、戒律の厳守)をきちんと積み上げた上で、
「称名念仏(口で唱えるだけの念仏)だけでいい」
と、積み上げた者の大半をブン投げるような発言を言えるあたりがこの人の凄さかと思います。
572 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 21:33:35.08 ID:xjDr24go
>>570
それと、読んで下さりまことにありがとうございました。
これからも分かりやすい話づくりを心掛け、精進させて頂きます。
現在、第七話に取り組んでおります。
引き続き読んで頂ければこれ幸い。
573 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 22:44:31.44 ID:xjDr24go
ちょっと筆が乗ったので、36コマで7話完成。
解説はまだ描けていませんが、23:00より本編のみ投下してみようと思います。
8話が最終回になりそうです。
574 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/28(火) 22:54:43.39 ID:WikCdHs0
全裸で正座して待ってます!
ってこの物語も、8話で往生ですか……寂しい気持ちになります。
575 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:01:34.37 ID:xjDr24go
━━[ 物語を始める前に ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
紀元前のインドで、やる夫が「目覚めた人」と呼ばれるまでの過程をざっくりと描く短編です。
この作品の内容はおもに、真宗大谷派宗務所出版部「大乗の仏道――仏教概要――」に準拠しています。
底本そのものは教師(=専門の僧侶)養成のための教科書ですので、定説は十分に記述されておりますが、
物語としての面白さや分かりやすさを優先し、趣旨を歪めない程度に省略した部分が多く存在します。
また筆者も僧籍こそあれ、釈迦について詳細な研究をしたと言えるほどの知識はありません。
指摘や補足などがあれば歓迎です。
議論も構いませんが、行われる際は「宗論は どちらが負けても 釈迦の恥」といった諺にあります通り、
論点を明確に、釈迦の顔に泥を塗らない程度の節度と慎みを持ってお願いします。
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ /:::、::::::、::::::、::::/::::jL、
| ( ●)(● ちなみに俺たちは補足解説を担当する。 /:::/::/\:::\:::辻-く仁、
| (__人__) i::::i::/__ ` ー ミ _∧ ニ/{
. | ノ やらない夫と…… l::::レ.ァニ、ヽ ィニ、ヘ_ノレ'
| ∩ ノ ⊃ ゙:」 ´込ソ . 込ソ i::/
/ ./ _ノ カナなのかしらー! /∧  ̄ r==┐ ̄ ∧ヽ
(. \ / ./_ノ │ , --、 {!`ーヽ. 、___ノ メー' i}、
\ “ /___| | / ̄>-、」::_:_:_-:i>┬<!:-:_:_:_:」i
. \/ ___ / / / / ト、7∠イ::i⌒i:::iヽ:ニ:ニ:ノ\
_ヽ ´/、 __ニ」:::! ゚ i:::l〉=:、. .ヽ \
\___\ ノ/r=_ _「i::! ゚ i:/{!三:`ー' i ,, l
/z{::::\ /::Y <<. 、ニr=_ノ .::i.:/ /
・まとめサイト
「それにつけても金のほしさよ」 (
http://snudge.blog38.fc2.com/blog-entry-486.html
)
神速で名高い、それ金さまにまとめて頂けました。心よりの感謝を。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
576 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:02:41.61 ID:xjDr24go
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.; ;ヾ ; ;ゞ ;
ゞ:ヾヾ.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ` `
,,ヾ ;";ヾ; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ "ゞ;ゞ `
; ;ゞ ;" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" ゛;"; ゞ:. ゛
" ;ヾヾ ; ; ヾ ;ゞゞ; ;ゞ ;" "ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ.;;.ッ ィ゛
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "
:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ ` `
:;;; ;;;;.....:::/ `
;....;;;: :;i;..ii| ` ` `
:::: ;;;..;.ii:i| ` ` ____ `
::..;;;.::.. :ii| ` /⌒ ⌒\ `
:::.::;.; .:i;:iii| ` /( ー) (ー) \
:;;.:. ..;;.ii;i| /::::::⌒(__人__)⌒::::: \` `
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:::: ;;;..;.ii:i| \ `ー'´ / `
::..;;;.::.. :ii| r´、___∩∩__, / ` `
:::.::;.; .:i;:iii| ` \__ ´人 ` _ノ
:;;.:. ..;;.ii;i| ` ` |  ̄  ̄ | `
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
―― 短編連作 『 やる夫・シッダールタが 目覚めた人になるようです 』 ――
「 第七話 正覚 」
.
577 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:03:10.45 ID:xjDr24go
限界を越えた苦行により、命の危機に瀕したやる夫――
, ___ ,
;/ ノ 三 ヽ\;
;/( )三( )\;
;| ヽ (__人__) u/ |;
;| J 〉 イェェェト 〈 u|;
;\_ `ー'´ _/;
;/ |;
;(_)| ・ ・ | |;
;l⌒ヽΞ Ξ/| |;
;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
;(_); ;//;
;( _);
.
578 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/28(火) 23:03:28.17 ID:5I/m2PQ0
お、リアルタイム更新にお付き合いできるとは幸い。
楽しみにしてました。待っています。
579 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:03:51.54 ID:xjDr24go
それを救ったのは、一人の村娘の捧げた乳粥だった――
-ー<、::::::::::´::::::::::::::::::::::::\::::\
/ヽ-、::::::::___::::::::::::::::}`ヽ:::::::|ヽ::::ヽ
, イ , ィ7 /:::/__ _ `ヽ::::::::| l \| \ハ
/:/::::::/ ///::::::::::::::::\ \:| !\ ト、 }
/:::::/::::::/ /:::::∧;イ::::::::::::::\ |::::::\ }:::\ト、
/::::/:::::::/!/!::!:::/|| |::::::::|:::::::::::ヽ_ノ!:::::::!:::ト、::::、:::\
´|:::ハ:l:::::|::|:::::|::|:::| || {ヾ:ート、!:__::ヽ|::::: l::::| ヽ:::}::::::ヽ
. |/ lハ:::!:ハ::::|ハ:丁「 \:::ヽ \:::::::ハ :::: l::::| ∨::::::::::',
. |:::|::リ |::::|! 〉lィぅテk、 \{ア乏テテ|:::::::l::::| \::::::::::}
从ル' \!/小 ゞ ┘ ゞー'″ !::::: l::::ト、,、_ ヽ::::/
/ |ハ ノ |:::::::l::::ト、 `゙´\
/`゙´|:::::l\ 、_, ,イ::::::/::::l >- 、 _, >
 ̄´"ハ:::|ィヘ , イ´_,/:::/:::::∧/ ̄/:/
〈ヽ辷__,>彳/´ /::::::::::://  ̄ ̄ ヽ
‐─┴==ー ̄-、 /{ゝ、_ノ{ \
〈 .....:.:.:.〉__ノ、_ノ} / ヽ
〉 .:.:.:.::〈´ / / / / ',
r‐/ 〃 .:.∨ / / }
/ ̄ヽ /,,, .:..::} / / l
.
580 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:04:32.78 ID:xjDr24go
修行仲間たちとの決別を経て――
____ _____
.,、.:<::::::::::::::::::::::::::::::::`>.、
,.::':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ;`ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨:ト、
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨:}}、
イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨::::',
. く ;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::lヽヾ、
. l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l 〉 〉
イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::l::i: イく
く_l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::l::l .l; ヽ
l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::l::::::::::::l::::::::::::::: l::l .l;、 ヽ ・ ・ ・ ・
. l:::i::::::::::::::::l:::::::::::::::::l:::::::::::::::l::::::::::::l::::::::::::::::l::L ハ__j
l:::l:::::::::::::::::l::::::::::::::::l:::::::::::::::::l::::::::::::l::::::::::l::::l::: リ
l:::|:::::::::::::::::l:::::::::::::::l::::::::::::::::: l::::::::::::l:::::::::l::::l::ノ
l;:i!::::: |:::::::::l::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::j::j:::::::ノ:::ノリ
iハ::::::l::::::::::i;::::::::::::|::|:::::::::::::::j::::::/:/::/ノノ
! ゞ:ヽ:::::::l:∨:::::::l::l:::::::::::::イ:::::イ/::/ノ:く
,イ:::|:.\ヾ;:::!: ∨::::从:::::/:/:/∧/:::::/ :`ゝ
,イ: :l:::::l: : : : : ヾ: : )ノ: : ∨: :/: :/: :./:::/.: :/ `ヽ
. / i: : |:::::!: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,'::::,': : :l ヽ
/ U: :!::: !: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;:::::;: : : l }
.
581 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:05:00.49 ID:xjDr24go
やる夫はアサッタハ樹の下、ひとり瞑想を開始した。
; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.; ;ヾ ; ;ゞ ;
ゞ:ヾヾ.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ `
,,ヾ ;";ヾ; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ "ゞ;ゞ `
; ;ゞ ;" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" ゛;"; ゞ:. ゛ ` `
" ;ヾヾ ; ; ヾ ;ゞゞ; ;ゞ ;" "ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ.;;.ッ ィ゛ ;;
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ; `
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ;
:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""ゞ;.
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; `
;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ ` `
:;;; ;;;;.....:::/ `
;....;;;::::;i;..ii| ` ` `
:::: ;;;..;.ii:i| `
::..;;;.::.. :ii| ` `
;....;;;::::;i;..ii| ` ____ `
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::..;;;.::.. :ii| / ― ― \ `
:::.::;.;;;.:i;:iii| / (ー) (ー) \
:;;.:. ..;;.ii;i| ` ` ` | U (__人__) u |
;;;....;;::;...;;ii| \ u `⌒´ / `
::;...;;:..;i...iii| r´、___∩∩__, /
;....;;;::::;i;..ii| \__ ´人 ` _ノ
:::: ;;;..;.ii:i| |  ̄  ̄ |
::..;;;.::.. :ii| ` _,-'" ,--、 "ー-、_ `
:::.::;.;;;.:i;:iii| / / ー―'⌒ヽ ` 〉 ヽ
:;;.:. ..;;.ii;i| /´\ \____,/` -――一' -`/\
;;;....;;::;...;;ii| ∧ >-――-v――-――-へ〈 .:::',
::;...;;:..;i...iii| /::.; :.;"`7 /::` \:.::/:
;;;....;;::;...;;ii| / \| 、 , ____Y ::|
::;...;;:..;i...ヾ\ 〈 ::>、 -<: : : : : : : ___」_./>: : : : : : : : : :|/
::;...;;:..;i...::ヽ::::\_
582 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:05:40.56 ID:xjDr24go
――この世の苦しみから脱するすべを求めて。
.
583 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:06:35.71 ID:xjDr24go
――苦行から脱して、ふと思ったお。
` ____ `
/ \
/ ― ― \ `
/ (ー) (ー) \
` ` ` | U (__人__) u |
\ u `⌒´ / `
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
` _,-'" ,--、 "ー-、_ `
/ / ー―'⌒ヽ ` 〉 ヽ
/´\ \____,/` -――一' -`/\
やる夫が苦行で肉体を痛めつけたら、
.
584 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:07:03.34 ID:xjDr24go
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : :
頼む、頼む……頼むお……
, ___ ,
;/ ノ 三 ヽ\;
;/(○)三( ○。\; ポロポロ…
;| ヽU(__人__) | u |;
;| J 〉 |HH|, J〈u/;
;\_ ´ ̄` _/;
;/ |; ガタガタ…
;(_)| ・ ・ | |;
;l⌒ヽΞ Ξ/| |;
;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
;(_); ;//;
;( _);
頼む……嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だお……!
死にたくないお……まだ死にたくないんだおっ! やだ、やだお……っ!
た、助けて、誰か、誰か助けてくれお――
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : :
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精神の方まで、見苦しく弱っちまったんだお。
.
585 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:07:33.44 ID:xjDr24go
逆に、王子の頃みたいに体を甘やかしても――
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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/´ ̄ ̄ ̄  ̄ ヽ
/ \
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_______ + /::::::::: ヽ 〜゚
|i:¨ ̄ ,、  ̄¨.: i |::::::::::: |
|i: /ヘ:\ :i| _ |::.:. : : ,,ノ:..:ヾ、 |
.|i:〈`_、/´_`>.、 :i| ,.r:;'三ヽ:: :: . ー'"´ ,,、 ー‐‐,, /`、
|ii~~'、;'´`,'~,;~~~~:i|;イ:;:":::::::::::\;;。(ー一) (ー一)。;:;:. /::::: ヽ
|i`::;:':::::;::;:'::::::::::;.:i|`。⌒/7, -──〜 、(___人___,)"⌒;;::/::|:::::〆::\
|i::::::;:':::::::::::::::::::::::i| ::::://,::::.. " ニニヽ、⌒ij~";_ ィ /:::::::|:::::〃::: : ヽ
─|`ー=====一 | ::::::|_|;;、:::.__y-ニニ'ー-ァ ゚‐─'───┴────── ‐
::::::`ー―――‐一´ ̄~  ̄  ̄
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精神の方は、なんだかんだで悩んでたもんだお。
.
586 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:08:33.27 ID:xjDr24go
,.へ
___ ム i
「 ヒ_i〉 ゝ 〈
ト ノ iニ(()
i { ____ | ヽ
i i /__, , ‐-\ i }
| i /(●) ( ● )\ {、 λ
ト−┤. / (__人__) \ ,ノ  ̄ ,!
i ゝ、_ | ´ ̄` | ,. '´ハ ,!
. ヽ、 `` 、,__\ /" \ ヽ/
\ノ ノ ハ ̄r/:::r―--―/::7 ノ /
ヽ. ヽ::〈; . '::. :' |::/ / ,. "
`ー 、 \ヽ::. ;:::|/ r'"
/ ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
| 答 | 極端はいけません。 │|
\_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ
チュウドウ
苦楽。 どっちの極端にも偏らず、自由な立場を取る――いわば『中道』ってとこかお。
これは心掛けないといけねーお。
.
587 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:09:49.23 ID:xjDr24go
そして、肉体に極端なことがあれば精神が弱るってことは――
┏━━━━━┓ ┏━━━━━┓
┃ ┃ ┃ ┃
┃ 【肉体】 ┃――『影響』―→┃ 【精神】 ┃
┃ ┃ ┃ ┃
┗━━━━━┛ ┗━━━━━┛
つまり、こういう図式が成り立つのかお?
肉体を原因として、精神に結果が出る、と。 ――ん?
.
588 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:10:15.89 ID:xjDr24go
|
|
| /
____ /
/ \
/ ― ― \ ___
/ (ー) (ー) \
| U (__人__) u |
\ u `⌒´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
_,-'" ,--、 "ー-、_
/ / ー―'⌒ヽ ` 〉 ヽ
/´\ \____,/` -――一' -`/\
原因と、結果――!? これなんか大事な気がするお!?
シャモン
やる夫の沙門としての勘が、これを掴んで放すなって言ってるお!
.
589 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:10:43.95 ID:xjDr24go
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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____
/ \
/ ─ ─\
/ (―) (―) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
ノ \
. /´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : :
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そもそもやる夫は、苦から脱却する方法を探しているんだお。
.
590 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:11:48.65 ID:xjDr24go
じゃあ、その苦しみは何で起こるお――?
.
591 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:13:35.06 ID:xjDr24go
――っ!! そうだお、故郷の門を思いだすお!
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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_,,. -‐ ''"´  ̄ ゙`''ヽ、
,r''"´ ,... ..,,.... ,;;..,;.,.,;;,.. ,. 、`ヽ
ノソ;ノ彡';ノノリ彡 '"_;i}|lリ''"゙ヾi}!;.゙i
ノ;彡'ソ彡';彡リ:.__,.ノ|i|!l!___,.ノl}l}i゙!
ソ彡';彡';ノi|i!リ':.ヽ.●フ}l!リ 、●フ;;li|!|!1
,ノソ彡'ノノl{l{i'!ノ;;::. ;iリ' ヽ 、 ;;!l}|i;|!
ノ;彡ソリ彡'i|!リ;;;.. (;.(;.'、_;:ノ‐'`ーl!|l!}i!
ノソ;彡';ノli|!|!ノリ;;::.... __,. --―‐',ノli|!リ
,彡彡';i!|i!{!i|{!リ;;;;::((.ー'´ ー−''″,.ノi}リ
,ノ;彡'リ!i!{i!;彡',;ヽ、::.__,. --―-、-‐'´ ̄`ヽ
゙;リ|{!i|{!l{l{i゙l! 〃::.:... , ヽ:.:.. . , i
;リ|i!|{li|l!|!リ'':::.:.: / ヽ/ :|
ノ!|{l!|{i!リ' ´ `; i .:.::|
;{l!|l{!i!|!'、 i ! :.:.:!
;リ|iレ::{!' \ | _,. -‐;''`ー--‐'
;l{i;::::i;:.__,.ヽ、 i /-‐ ''" ::::::::/
il;li::::':.:.:.: /レ'.爻爻爻':::::::/
l!;iヽ:::.:.:.:.. / 爻爻爻爻/ヽノ
';l|ilリ\::.:.:... /`ー======'
'iリ;' ヽ:;;;,;,...ィ' \`ー- ,ノ
;' |:.:.:. ! ヽ、_,〈
|:: | 〉
〉ー- | ,!
〈 _,ノ,! 、 i
゙i '´i ヽ |
| | \ l
!__,,j、___,.ノ_,,.ゝ
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『老いる』こと!
.
592 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:14:04.29 ID:xjDr24go
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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ヽ::..ノ/:/ヽ:.:、:! .. ,イ::::::: : ::::::::. ::::::. .: :. .:::..
ゲ iエ;;_ニニヾヾヽ :: ,:':/゙i:,i.:::::::lヽ::. ::::::.ヽ. :. :::
!''''ーr,=.、`ヾ、` ,.:',:'-ッ'/:,:'':,ヾ、゙ー、::::::::!:.. :::
ゲ ホ lゝ、 `='ヽ ヽ`,.:'/`゙フ'/,:'`ニ':,ニ丶 `':,:::!: :::::
,! .. `゙''''''" ,!/ /, '´,ニ、==:,_`ヽ、i リ|:,::::
ホ ・ ; .: '´,! _,/ 、 ヾ-‐'´''ー-' !!.:i:::
・ ,! . .. . / -'"´ `゙ー― ''" ,:'/!l、
・ ・ ,:' ヽ、 ::: , '´ ゙''ー ,:ノ;'/ ,
・ / ', ヽ '、_ ...,. /,.ノ ,イ
・ / ,. -'', ! ,.、 `._, ::.. ;r'"´ , '''ー
,. へヽ '´ ', ', ヽ- 、...、 ・ ! , '
‐--‐ァ‐'''´ー-ァ'`ヾ、_ ノヽ ',`ー--`=‐‐''゙゙` , ' /
, '´ -'、 / !', `゙''ー‐'"´ ,. イ
.. ヽ -'" ノ ! .. :: ,. '´ /
', '´ ':, ,. ' ´ , '
゙ヽ、 ::. !丶、.... '" ,:'
iヽ、 '´ i ,
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
『病む』こと!
.
593 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:14:57.41 ID:xjDr24go
そして――
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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_____
_,-‐' `ヽ、
/ \
∨ __ヽ 、y ハ ヽ、
/ / ´ ∨ l l i!フ_,- `,
{ { _,-┴-弋'´、 ヽ、
∨ ヽ--ァ、 T´_,-' \ } ∧
\__ァヽ_} ´ |ノ l ヽ、
 ̄{ ヽ、 / / \
\ 二フ ノ / l i! `、
\ / / / } l
フ /┤ / l i! }
{_/ | { / } l
/ ヽ | l l / /
/ | \ \ l ハ |´|
{ / | ヽ-ヽ_ ∴_l |
| / |  ̄´ i! |
{ | l ! |
Y | l / |
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : :
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『死ぬ』ことッッ!! つまり大雑把にはこの三つが苦しいんだお!
.
594 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:15:51.89 ID:xjDr24go
┏━━┓
┃ ┃
┗ ┃
____ ┏━┛
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/ ― ― \ ●
/ (ー) (ー) \
| U (__人__) u |
\ u `⌒´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
_,-'" ,--、 "ー-、_
/ / ー―'⌒ヽ ` 〉 ヽ
/´\ \____,/` -――一' -`/\
でも、これら三つというか、それ含めて多くの苦にまとめて原因を規定できる、かお……?
老いるのと、病になるのと、死ぬのの、共通のげん、いん――?
.
595 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:16:36.28 ID:xjDr24go
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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人は生きている間の行いにより、
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人__) |
(`⌒ ´ |
. { /
. { /
ヽ ノ
┌厂ヽ ト-、
厂ヽ ヽノ l`l
| \ /|
|ヽ、;;;: / |
| \ "〃/)
八 ー' |
( '"\ ;:;:7
入 ヽ、_.ノ ,)
/ 〈
/ 、_:::: ;;;;(、
∠;;,,__________,つ
迷いと苦の世界の中で生まれ変わり、また死に変わり――
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
――――ッッ!!!
.
596 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:17:06.21 ID:xjDr24go
究極の原因は、『生きていること』かお――――ッッッ!!!
.
597 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:17:56.61 ID:xjDr24go
――って、待て待て待て待てそれじゃ自殺万歳の危険思想だお。
それに自殺した所で、輪廻転生しちまうんだから……
____
/ \
/ ― ― \
/ (ー) (ー) \
| U (__人__) u |
\ u `⌒´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
_,-'" ,--、 "ー-、_
/ / ー―'⌒ヽ ` 〉 ヽ
/´\ \____,/` -――一' -`/\
ク ロウビョウシ セイ
『苦』の原因は『老病死』、『老病死』の原因は『生』ときて、『生』の原因は――
ウ
『有』ってとこかお? 迷いの輪廻の中に『有る』ことそのものが原因だお。
.
598 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:19:21.12 ID:xjDr24go
でも、原因が『存在』ってのは――正しいけれどどうしようもならねー、観念の遊びだお。
「そりゃ存在してるから苦しいのはしょうがねーよ」なんて諦めの論理はまっぴらだお!
____
/ \
/ ― ― \
/ (ー) (ー) \
| U (__人__) u |
\ u `⌒´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
_,-'" ,--、 "ー-、_
/ / ー―'⌒ヽ ` 〉 ヽ
/´\ \____,/` -――一' -`/\
『有』の原因は――そう、迷いの世界にやる夫たちを繋ぎとめる『何か』によるはずだお。
シュ
仮に『取』とでも名づけるかお。 六道輪廻の世界でやる夫たちを迷わせるはたらき――
.
599 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:20:01.14 ID:xjDr24go
それを無視できないのは――
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : :
__
,. "´ ヽ|-一‐、
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/ ,..___. |
/ //|ヽ! |
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`'l´|. l o_・ ・_o / |
、__.!゚ ^ ゚/-‐'
、 ⌒ ,. '
 ̄ ̄ ミミ、 ヾ==- 〃 ゞヾ,〃 ))`ー-==ニ二三 i l
`ミミ、 !,-/´゛ ー'_,.-==-_`ー-==ニ l.
ミミ彡ミ三=-、 { ,' 、-=' 〃 ̄`)〉- `ー/ニ ノ
` y__ '' '- ||||! {-/ /
ミミ、 〈,/ヽ ' ー''`` ||| / /
ミミ彡ミ三==- ハ | ||| l /
〃 "'ーノ i || l/
彡三='' !〉,\ !.j | /
ミミ彡ミ三ン'' ノ ヽ r‐-、 u / l /
/ /\ `ニ` / l /
彡三='' _,.-'" / / \ / l/
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.
600 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:21:20.11 ID:xjDr24go
無視できないのは――
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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乙
Z
- - 、 z
/ (≡ ≡)ヽ
ゝ(_人_) ノ
|, /^)(ヽ |
. |`ー' `ー'|
.し J
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : :
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.
601 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:22:47.02 ID:xjDr24go
きっと、
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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,....::´::::::::::::_.. -―- .._:::::::::::::\ /: : : : : : : : : : : : : :\: : :/::/ /
//::::::,. : '⌒i f'⌒丶.::::::::::ヽ / : : : : : : : : : : : : : |`ヾ__/ /: \
,∠.ァ':::::::/: : : : :/ ':,: : : : \:::::::::. ト、/: : : : : / : : : : : : i : : | ̄ / /: : : : ヽ
´ /:::::::/: : : : :/,..::::'⌒丶. \: : : : ヽ:::::::ヽ ,\ ` 、: : /: : : : : : :∧:: ::| / /: : : : : : : ',
':::::::/ヽ-- ' /::::i::::::::::::::::`ヽ.ニ - ' ヽ:::::::': /___\ /: :イ: :: :: :/ l: : | / ,イ : : : : : : : : ',
l::::::::l, -‐:::i´::::::イ::|:::::::::::::ト:::::i::::::::\ !:::::::、', / ̄ j\ l/|: : :/  ̄!: ::| / ヽ: : : : : : : : :',
!:::::::l::::::::::ハ::::/__l::ト、::::::::::!_ヽ|\::::::::ヾ:::::::l ヾ / : : \ |: :/ ノヽ!: ::| / ヽ: : : : : : : ::ヽ
,:::::::::l:::::::/ レ―- 、 \:::::|,ニ -‐ 、:::::::l::::::::l /: :: :: :: :ヽ| ./く l: :/\ / V⌒ヽ:: : : : >
/ハ::::::::、::::{ { り } \{ り }ヽ:::ト、::i::l /: : : :/l: : V Y' ヽ ‐V //ヽ く ヽ:: : : >
\:::{ヾヘ ` ー- ' ` ー- ' ハ!/:ハl /: : / |: : : : :| _ -‐''´,-v | )ヽ ノ: :/
ヽ丶.ハ " ;′ "/ ,/:/ // |: : : :∧ ヽ vー‐'´/⌒⌒j / ノ /: :/
Vヽ:::ヽ /`/ / l: : ::/ ', | _/-――ノ _,/: :/
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.
602 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:23:52.43 ID:xjDr24go
きっと――
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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|.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.x<´:.:.i.:| : : : ト :´ : : : `丶、:.:|: : : :i、: :;、. -‐一: : :| : . ヽ x‐=、― -i-: .| j j Vハ:.:.:|
|.:\:.:.:.:.:xく:.:.:.}:ハ.:.:.i.:| : : : | \: : : : :', :iヽ|: : : : xく: :|ヽ : : : : : | : . : 〈ヘi \ . i: . :| 、 __, . . -‐=¬‐.|
|.:.:ヽ\/ ハハ厶ハ:li.:|ヽ : :{ r‐、: : : }: i :.|: : : : { ヽi \: : : :| : . : . V,xテ==ミi: : .| x‐,,____ }:,'|
|\.:{ヽ xイ斧えミ刈.:| \' ィ笊ミメ、从 : |: : : : :Yx笊三ミメ、:|ヽ . : . 〈ヘ.:::::::::リメ}.:}.::| ーそ'.::::::フ^'イ:.|
| ヽ Y.::::::::::i} }リ|::| `'ヘ::::::::::::::iハY: |{\: : :!ヘ::::::::::::::}iリハ|ヽ{\ : .i ゝ--'ハ :ハ.:| ´ ̄^ ,:.:|
| }r'.:::::::リ |.i.:| r'.::::::::ノ jリ: :| \| r'.::::::::/ ,':| ヽ \! }' }.l ,:.:.|
| `゚ー-′ |:.:.| ゝ-=゚' /イ | ゝ--'′ /: | i ,j.:| ,:.:.:|
| ′ .:..:.| , ;: :| , ,'. : | } ,: .:|i ,:.:.:.:|
| ,:.:.:.:| _ /: :.| ,'. : :.|〈 / : .|} ,:.:.:.:.:|
|ー 一' /.:.:.:.:| ー’ .イ : : | ‐ .' : : :.| /i : . | /}:.:./':|
| ヽ .イ.:/.:.:.:| . :' : l: : : | .イ : : : :|___ , .イ:ノ:. /:| _ /:ハ:/ i|
| . イ.:.:./:.:.:.:.:| .イ :| : : |: : : | ..イ.:/j: : :∧|ー / ハ :/ | ` .イ:N |
ト.. ..< |:.ノ:.:/.:.:.:.:./| ー ´ i_: | : : |: : : | ー ´ |ハ/ }: :/ }l / {ヘ、 .| ` .イ {;'_′ |
| {`:'く.:.:.:.:./:.:| |:::`ヽ:.:|: : : | jヘ、ノイ |__ ..イ 人: ..:ヽ、|__ . < jフハ__ |
| 乂:::/.:.イ:.:/| ∨.:::::V: : : :| ヽ::::`:..、 | / i. : . : .'| ,. -‐'" {:.:.ヽ|
| j/'′::|:/`| i:::::::::i: : : :| i:::::::::::`:::‐| / | : . : ..:| i、 〉:.:.:.|
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.
603 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:24:21.04 ID:xjDr24go
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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/ ./:::::::::::::/三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三≧:.、ハ:::::', ハ
/ ./::::::::::::::::/三三三三三二ニ=一''''"´ ̄.:.:.:.:.:.:.:. ̄`:.:.‐=ニ三三三三三三三 ≧ヾ::::::', .ハ
./ /:::::::::::::::::::/三三>'''"´:.:.:.:.:.:.:;:.:.:.:.:.:.:.:;ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄:`‐= ニ三三三三';:::::::', ,'
{ /:::::::::::::::::::/才´:.:.:.:.:.:.:.:.|;:.;:.:.:.:./!:.|;:.:.:.:. /::!:;.:.:.:.:/l:.;..ハ|:.:.:l;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`‐=ニ三ハ::::::::', ./
. V::::::::::::::::::/:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:l: ト;:.:. /::|:.|:.:.:.: /:;ィリ|:.:.:.;'::|//::: リ:.:.:l:|:.:.:.:.:.:.;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:::::}:::::::::', /
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.
604 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:25:35.42 ID:xjDr24go
――――この世界が、苦しいばかりじゃない。
こんなにも愛おしいものだから、なんだお……
.
605 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:26:31.82 ID:xjDr24go
愛しいからこそ、別れるときに悲しみ苦しむんだお。
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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.
606 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:27:18.11 ID:xjDr24go
愛しいから、得られないときに怒り苦しむんだお。
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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ノ L____
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/ (○) (○)\
/ (__人__) \
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\ l;;;;;;l /l!| !
/ `ー' \ |i
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |そ
`ー、_ノ 煤@l、E ノ <
レY^V^ヽl
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.
607 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:27:53.59 ID:xjDr24go
愛しいからこそ、すがりつこうと苦しむんだお……
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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, ___ ,
;/ ノ 三 ヽ\;
;/(○)三( ○。\;
;| ヽU(__人__) | u |;
;| J 〉 |HH|, J〈u/;
;\_ ´ ̄` _/;
;/ |;
;(_)| ・ ・ | |;
;l⌒ヽΞ Ξ/| |;
;| |\_(;;U;;;)_ ̄));
;(_); ;//;
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.
608 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:28:41.28 ID:xjDr24go
あい カツアイ
『愛』――いや、『渇愛』と称するかお。
____
/ \
/ ― ― \
/ (ー) (ー) \
| U (__人__) u |
\ u `⌒´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
_,-'" ,--、 "ー-、_
/ / ー―'⌒ヽ ` 〉 ヽ
/´\ \____,/` -――一' -`/\
ク ロウビョウシ セイ ウ
『苦』ありて『老病死』あり、『老病死』ありて『生』あり、『生』ありて『有』あり、
シュ カツアイ
『有』ありて『取』あり、『取』ありて――『渇愛』あり。 これで、因果が繋がったお。
.
609 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:30:01.53 ID:xjDr24go
コイツ
そして『原因』に対する対処は、既に見え始めてるお。
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : :
-ー<、::::::::::´::::::::::::::::::::::::\::::\
/ヽ-、::::::::___::::::::::::::::}`ヽ:::::::|ヽ::::ヽ
, イ , ィ7 /:::/__ _ `ヽ::::::::| l \| \ハ
/:/::::::/ ///::::::::::::::::\ \:| !\ ト、 }
/:::::/::::::/ /:::::∧;イ::::::::::::::\ |::::::\ }:::\ト、
/::::/:::::::/!/!::!:::/|| |::::::::|:::::::::::ヽ_ノ!:::::::!:::ト、::::、:::\
´|:::ハ:l:::::|::|:::::|::|:::| || {ヾ:ート、!:__::ヽ|::::: l::::| ヽ:::}::::::ヽ
. |/ lハ:::!:ハ::::|ハ:丁「 \:::ヽ \:::::::ハ :::: l::::| ∨::::::::::',
. |:::|::リ |::::|! 〉lィぅテk、 \{ア乏テテ|:::::::l::::| \::::::::::}
从ル' \!/小 ゞ ┘ ゞー'″ !::::: l::::ト、,、_ ヽ::::/
/ |ハ ノ |:::::::l::::ト、 `゙´\
/`゙´|:::::l\ 、_, ,イ::::::/::::l >- 、 _, >
 ̄´"ハ:::|ィヘ , イ´_,/:::/:::::∧/ ̄/:/
〈ヽ辷__,>彳/´ /::::::::::://  ̄ ̄ ヽ
‐─┴==ー ̄-、 /{ゝ、_ノ{ \
〈 .....:.:.:.〉__ノ、_ノ} / ヽ
〉 .:.:.:.::〈´ / / / / ',
r‐/ 〃 .:.∨ / / }
/ ̄ヽ /,,, .:..::} / / l
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スジャータの乳粥供養のおかげで、
弱っていたやる夫の体は元気を取り戻して、精神のはたらきも戻ったお。
.
610 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:30:58.20 ID:xjDr24go
つまり、悪い結果には悪い原因があるんだから――
┏━━━━━┓ ┏━━━━━┓
┃ ┃ ┃ ┃
┃ 【悪因】 ┃――『影響』―→┃ 【悪果】 ┃
┃ ┃ ┃ ┃
┗━━━━━┛ ┗━━━━━┛
それさえ取り除いてやれば、
パッ!!━━━━┓ ┏━━━━━┓
┃\、 | ,//┃ ┃ ┃
┃ > < ┃――『影響』―→┃ 【悪果】 ┃
┃/' /| \┃ ┃ ┃
┗━━━━━┛ ┗━━━━━┛
悪い結果も存在できないんだお。
┏━━━━━┓ ┏━━━━━┓
┃ ┃ ┃ ┃
┃ 【 】 ┃――『 』―→┃ 【 】 ┃
┃ ┃ ┃ ┃
┗━━━━━┛ ┗━━━━━┛
『此有るがゆえに彼有り』、『此生ずるより彼生ずる』なら、
『此れ無きときに彼無し』、『此滅するより彼滅する』で対抗するんだお!
.
611 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:32:00.73 ID:xjDr24go
この川は流れていく、この葉は落ちていく。
やる夫の足元にある大きな岩だって、いつかは砕けて土に還るんだお。
,);; ) ,;;;;ソ ,::; )::::::::) ´ ゞヾゞ;ゞ {; lゞヾゞ;ゞiiiiii;;;;::
);:;;;|ヾ, ,;;;::::;;;;;;;:)-''" ` ゞヾ;ゞ;\ゞ;ゞ |iiiii;;;;;:
ヽ_ | |l | レ'" ' ゞヾゞ;ゞ |iiiii;;;;::
\_)) ! :|| ヾ;ゞゞヾ;ゞゞ |iiiiii;;;;:
| l| l :| ´ |iiiiii;;;;;
| ! i l| ' ´ |iiiiiii;;;;
| |l l ト、 |iii;;iiiii;;
iwノ,,、l,いiへ,wi,、,,、,.、、,、,.,,、,、、iiw.、、,,、,.,,,、,.、、 iiw,,、,.、、.、、,,、,.,,,、,.、、iiw,,、,.、、,,,wノiiwiiiii;
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'""゙'"''"゙'""゙'"゙'""゙'"''"゙'""゙'""゙'""""゙'""゙'""゙""゙'"''"゙'""゙'""""゙ '""""゙'""゙゙'""゙''"''"
─‐= ― _  ̄ ̄ ̄ __ - ニ ―― _  ̄ ̄ __
―― __  ̄ ̄ __ ―  ̄ ̄ __ - ニ ─
 ̄ ̄ 二 ─ = ─二 ─ニ─‐  ̄_ __ ̄ ─  ̄ _ _
なのに。 人を、世界を、すべてに愛着し“すぎる”が故に――
人は、いつか来る別れを忘れてしまう。
.
612 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:32:45.14 ID:xjDr24go
そんな、道理に合わない心の働きこそが――
やる夫の、相対すべきものだったんだお。
【 解説へ続く 】
.
613 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:34:50.22 ID:xjDr24go
推奨BGM
【初音ミク】般若心経バラード 【アレンジ】
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm12000276
ttp://www.youtube.com/watch?v=6ucEFlhf-9M
>>611
>人を、世界を、すべてに愛着し“すぎる”が故に――
訂正失礼します。↓
人に、世界に、すべてに愛着し“すぎる”が故に――
614 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/28(火) 23:37:10.12 ID:frmORswo
乙
「こんなに苦しいのなら、愛などいらぬッ!」(AA ry)
じゃやばいですねww
615 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/28(火) 23:41:58.50 ID:7UyaZoYo
乙
仏教の思想も面白そうだなぁ
616 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/28(火) 23:44:07.41 ID:lka.o0Uo
お疲れ様でしたw
617 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:47:38.48 ID:xjDr24go
描きながら解説いきます。
質問などは可能な限り応対いたします!
○以降、解説など
ノ ヽー- 、
, '´ ヾ ヽ , '-
/ 入... | ` ´ ヽ
'::. / \:::::. ヒィ秘)、./
/::: l/ - ─ ' `'ヽ\ __ン
i:::: / ○ \ヽヾ|
Y⌒V ○ | /
{ ノ ' j/
r ーノ ,. - 、 _ ノ ……ん? んんん?
/ _ノゝ 、 ⌒_, ヘ
!∠´ ト`_二_ 二.イ:::::::: |
iヽ::::\ ノ{::::,ィ:::j::ヽ `>-< 私の勉強した内容と、ちょっと違うかしら?
ゝ_ ` ´ | |` |:::! !::|`| {:::::::.ノ
∧ | |. `´ `´│ フ´
/ |" | \ イ │ この原因と結果、もっと長かったような……
/ |: | ` '´ │ "|
' |: | | |
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(●)(● ) |
ん? ああ。 ――『十二因縁』(※)だな。 (__人__) |
( |
{ |
⊂ ヽ∩ く
| '、_ \ / )
| |_\ “ ./
ヽ、 __\_/
※……十二縁起、十二支縁起、十二支因縁などとも言う。
.
618 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:51:03.52 ID:xjDr24go
/}
_ !l ,.- 、
//|| ̄ `ヽ⌒',
/ / ヘ入ヽ ∨
!| //ー, \, } ! そう、それかしらっ!!
l .// ○ ○{
\(⌒リ" △"ノ 確か十二個あって、『無明』とかいうのが最後の原因だったはずかしら!
{こ.フ>、ー,.イ
〈二}/ ∞Y_〉
└ 〉 ハ〈┘
/ ヘ
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
確かにのちの仏教だとそれがメジャーになるんだが、 (●)(● ) |
(__人__) |
原初的な経典だと渇愛に関する記述が多くてな。 ( |
. { |
そのため、最初は渇愛からの解脱を求めたものが、 ⊂ ヽ∩ く
| '、_ \ / )
後にその因を求めて発展したものだろうと推測されている。 | |_\ “ ./
ヽ、 __\_/
619 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:55:13.11 ID:xjDr24go
>>615
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| (⌒ )(⌒) おう、仏教思想はなかなか面白いぞ!
| (__人__)
| ` ⌒´ノ
| } 論理の飛躍がないとは言わないが、
ヽ ヘミ|
/,` 、` -`,--` , 発想に独自の面白さがあるからな。
__,---/;;;;;` `-,-/ニニ |
/;;;;;::::、:::::::::|、_ ,>、 /::l,_l・ ,<、__
ノ;;;;;;;;;;;;:::|::::::::::<:::::::ヽ``l::::| |`l,::::ヽ 神なしでここまでの宗教体系を作ってるのは、
|;;;;;;;;;;;;;;:::::|:::::::::::::ヽ:::::::\|:::|`-‐'/::ヽ::::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;:::::::::::::::::::-、:::`;:ヽ;-';;;;;:::ヽ::l もうなんというか、凄いとしか言いようがない。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;:::::::::::::::::::::`、;`l;;;;;8;;;;;::::`ヽ
;;;;;;;;;;;;/、;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;`l;;;|;;;;;;;;;;;::::: `l|、
;;;;;/' `,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::|;;;::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
;;;く ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
620 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/28(火) 23:58:40.04 ID:xjDr24go
例えば普通、この『因果』って考え方に辿りついた人間は、多くが別の方向に流れる。
「因果が連なっているなら、究極の要因(=真理)があるのではないか?」
といったような、観念的、形而上学的な問題だな。
やる夫はこれを求めず、あくまで『苦から脱却するためのツール』として、
この因果応報の理を用いたんだ。
このあたり、やる夫のオリジナリティを主張できる部分だな。
, ――-、
/ .:\
/ __ .::| ,.-、
∨ ヽ ....:::/ _,.、/:∠_
___, - 、 __,. -――<二二二>≦――-,、 ,. ‐'´::::ヽ:.:.:.:.:二ニヽ
゙ーァ:.:.:|::::::::`` ―- 、、 _r:'Ti::、:::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::/:ハ、 ,. ‐'´:::::::::::::::::|‐--―一'
/:_,:.:.,|::::::::::::::::::::::::::::``ー-‐'´:::::::ヾ', '、::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::://:ィ::`>―‐-- ‐'´::::::::::::::::::,. - '
'-´一'´`ー- 、、:::::::::::::::::::::::::::::::`丶:ヾ}}:::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::/:'シ ':/::::::::::::::::::::::::::::::::,. ‐ '´
`` ‐- 、_::::::::::_,. -‐``^ヾ::::::::::::::::::::〈:::::::::::::::::::::::::fr‐ '<-_::::::::::::::::::::_,. ‐'´
` ̄ /:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::〈 `'-一''"´
621 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 00:04:38.52 ID:v7knFsgo
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 無明(むみょう、avidyaa) - 過去世の無始の煩悩。煩悩の根本が無明なので代表名とした。
2. 行(ぎょう、saMskaara) - 志向作用。
3. 識(しき、vijJaana) - 識別作用
4. 名色(みょうしき、nama-ruupa) - 物質現象(肉体)と精神現象(心)。
5. 六処(ろくしょ、SaD-aayatana) - 六つの感覚器官。
6. 触(そく、sparSa) - 六つの感覚器官に、それぞれの感受対象が触れること。
7. 受(じゅ、vedanaa) - 感受。
8. 愛(あい、TRSnaa) - 渇愛。
9. 取(しゅ、upaadaana) - 自分の求めるもののために馳求する位。
10. 有(う、bhava) - 存在。
11. 生(しょう、jaati) - 生まれること。
12. 老死(ろうし、jaraa-maraNa) - 老いと死。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/7
//
//
__ //
. /ノ ヽ\ .//
. / (ー)(ー〉/
l U (__人_,//l そしてやる夫が発見したこの『ツール』の最終形態がこれ、
. | `⌒// ノ
l u // ./
. ヽ r-‐''7/)/ さっき金糸雀が口にした十二因縁……なんだが。
/ と'_{'´ヽ
/ _.、__〉 ト,
{ 、__} |.i 流石に手打ちするには長いんでwikipediaからまる写しした。 スマン。
ヽ _,.フ .|.|
622 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 00:07:15.27 ID:v7knFsgo
___
,. -'"´ `¨ー 、
/ ヾ ヽ、
/ }; ヽゝ.
/ r´ __, ..イ ト┬-、i
,' L._∠,´.!___,.ノ ヾ, ̄ ヽ,
i } } で。 実は俺、このしち面倒くさい発展系が嫌いだろ、
| ヽ ,___,,ノ`ー-'ヽ,
i  ̄ "'''"´ } 常識的に考えて――
: ./
i ,!
i !
', {
i !
.} ! }
i ヽ、 i ,'
l ヽ、 |. /
/ ヽ..,,____,,..ノノ
ノ { _r 、_ /ヽf ,_ _ ヾ,,
, - ',,ノ! \`ー 、 >_.∨;;r=;;、 |!
/_,メ、 \ _ \ i_ j (ヾ;(;;ソfー!!
//´、 ヽ X´ ゙、 メY. ヾ-;メソ
_j/ ○ \ l `iヽ.イノ
ィ-! u ○' `ーi ! '` '
>ー、 r ─ 、 iii ー、,∠, __,__ . __
/f ,._j! ヽ. | / メ`ゝ、r ノ j_/)' `i )
メ r ー' 、!_ / ( メ,> =゙‐`'´  ̄//)-、`ノ
,_;;=/ ´ ̄ ̄ ̄´ //) )
,, -''´ 、 r ,r── 、._. //)ヽ_ ノ
_ _,.. -─ ''´ ` ''_イ_/ー、ヽ. \.. //)-、//
, -‐ ''´ ''メij ヽ \. ソ'ノ) )
(  ̄ ̄./`''ー 、_, / ! ! \,,>'、/)ー
623 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 00:08:55.45 ID:v7knFsgo
/}
_ !l ,.- 、
//|| ̄ `ヽ⌒',
/ / ヘ入ヽ ∨
!| //ー, \, }
l .// ○ ○{
\(⌒リ u △ ノ だ、だから仏教徒が何を言ってるかしら――ッッ!?
{こ.フ>、ー,.イ
〈二}/ ∞Y_〉
└ 〉 ハ〈┘
/ ヘ
/ ̄ ̄\
/ \ \
.(●)(● ) u. |
と、言われてもなぁ…… (__人__) u |
.(`⌒ ´ |
{ |
{ u. /
. __\ /リ 厂`'‐- .._
/ : : :介ーz<__」// |: : : : : : :ヽ
| : : : : ::〈 「`乂/ / 丿: : : : : : : |
| : : : : : /: | {::::} / `7: : : : : : : :│
. | : : : 〈: :│ {::::l /. :/. : : : : : : : : |
624 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/29(水) 00:10:00.01 ID:/iHsMbk0
もはや、何が常識だか分かりませんっ。
625 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 00:13:32.34 ID:v7knFsgo
/´ ̄ ̄  ̄ ̄`\.
/: : : : \ 最初、やる夫の見つけた
/: : : : : '.,
|: : : : :| 『渇愛』なら修行でなんとかできそうだろ?
| : :u : : : : : ., :|
|:: : : :_ ノ゛,, ;、、、 '"ヽ_ :|
|::::;;;( ●) ノヽ ( ● ) ;;:::| だけど、見ろよこの十二因縁。
|: : : ´"''", "''"´ :l
',: : . . ( j ) ./
_/二L___: :.`ー-‐´`ー-‐′ /ハー、__ 『六処(=五感+意志)』とか、
/: : r':| r' ̄二ユ ./ : ',: :: :: :\__ 『名色(=心と体)』とか、
: : : : | .| | / ) `) ./| : :.ヘ: :: :: :: :: :: :\__ 『識(=識別作用)』とか、
: : : : |.ノ. ノ / ⌒ヽ_ /. |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: :: :\ ヽ- ´ .|: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ 人間そのものの機能に帰してどうすんだって話だよ。
: :: :: : l: `ー┬-、 ト、. /: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
: : ┐|: :: :: :: :\) 7 ./iii入/|: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
: : イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiii〈 /! : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
イノ : : / /: :: :\_  ̄\ii} |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|
626 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 00:17:22.53 ID:v7knFsgo
四話の「三昧」の回でさ。 やる夫が三昧の師匠にこう指摘したろ?
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : :
「2.意識によって意識を滅ぼすとか単なる観念の遊戯じゃね?
それって不可能じゃね?」
∩_
〈〈〈 ヽ
____ 〈⊃ }
/⌒ ⌒\ | |
/( ●) (●)\ ! !
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l
| |r┬-| | /
\ ` ー'´ //
/ __ /
(___) /
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
俺の疑問はそれと同じだよ。
五感や意志や心や識別作用で動いてる俺らが、それを滅するのは単なる観念の遊戯じゃね?
――と、まぁ、こう思うわけだ。 無論、異論があるのは承知している。 あくまでこりゃ、俺の考えだ。
.
627 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 00:22:41.08 ID:v7knFsgo
( ヽ、 こういう風に原因を追求していきったせいで、
__\ \
<__ \ \ 『悟り』がどんどん高邁な『何か』に化けたんじゃないか?
/<__ \ \ ヘ /⌒/
./ └--ミ ヽ、\ - \ | と、思わんでもない。
. , '′ ⌒ヽ,__ノ丶 - 〉
/ ( ● >、 、( \ !
/ , `'''" _, \_ヽ {
./ { , ( \)、ヘ > 、 まぁ、俺の頭が緩いせいかもしれないが――
| ゝ-イ `''" ./ \ ∠/ヽヘ
,.-/| ゞニ>一′ ./ \(⌒) ノ \
/ | \ヽ ./ .ヾ、 / \
 ̄< ! `\ /___ \/ \(
_ \ ! > ー-- イ \_  ̄ ̄\_\ この段階から無理に複雑化する必要は、
!  ̄ ̄ ヽ /{ )\ | ∠ ノ)ヽ、
\ /⌒\ 〉  ̄ / / >\ 特に感じないんだよなぁ……
\ い / / //ノ
\ / / / / ̄
628 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 00:27:11.84 ID:v7knFsgo
,. '"´「`ヽ ー‐‐- 、
/ ', \ \
/l ', \\ r'^^`ヽ
/ .l .:.:∧ 〈 〈``ヽ
/ .:.:.l .:.:./ `ヽ:.:.:.:.:.:.:.:〉L 「iリ
l .:.:.:.! .:.:.:./ `ヽ、:.「_フ彡只
| .:.:.:.:.:.', .:.:.:.:/ U `ヽ.:L{ }
|.:.:.:.:.:.:.:.V::/ u ヽ.:V
ヽ.:.:.:.:.「 `7 ´  ̄ `ー !.:/
ヽ.:.:.:l い -‐━ ━‐!/ やらない夫ー。
`ヾミヽ、_u ' ' ' ' , ' ' ' l⌒ヽ
l.:/´  ̄] r‐‐--っ ノ あんまり難しく考えない方がいいかしらー?
,r ‐〈 __L  ̄ ̄ , イヽ
/ V ´ ̄] >=< "´ 〉
/ `ヽ孑7´1:l l:lノ) ___/、
/ 孑7 l.::l l.:l 「孑`ヽ\
〈 .::} 孑. l.::l l.::| 孑ソ ',
`ヽ.:. ', ./ lL. l/ l:::| 孑 l 〉
`1 .:/ \L 。 /l ノ /
i .:.l.: \L // , イ
| .:l \L// !
,.| .l __.. _ /.:/^ヽ\l .!
// .:.L.-一 /.:.:.:/ \:l \l
/.:./ l .:.l  ̄ /\ \
/ .:.:/ l .:.l /: : : .\ l
/ .:.:/ .l .:.| /. : : : : : .\ l
629 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 00:28:36.88 ID:v7knFsgo
_, -‐
_, -‐  ̄ ‐=ニ=-
/ ̄ ̄ ̄\ _, -‐  ̄‐=ニ二ニ=- _, -‐  ̄
/ ヽ ,〜'_, -‐  ̄`ー-----― '
/ 丶 _,〜'_ッ'-
| _ノ ( ●) .厂
i ( /) ! .⊃
| (__人_) /〉 ごもっとも。
/∧ ,.<))/´二//⊃
/ : | ヽ / / '‐、二ニ⊃`
, -‐'´: : : : :l 丶l ´ヽ〉: : : : \ マニアックな話に突っ込みすぎて、
/: : : : : : : : :| /_/ __人〉|: : : : :|
「ヾ: : : : : : : : : :l_/:_/ヽ. /´ | : : : : :| 肝心の読者の皆さんを置いてきぼりにしちゃしょうがない。
〈\ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ー'〉 |_| |: : : : :|
!: : :ミヽ: : :/ `y′.: ',ゝ、_/ l: : : : : :|
! ⌒ヽ: : : :.ヾ/: ://: : : :| l: : : : : :|
630 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 00:32:03.43 ID:v7knFsgo
/ ̄ ̄\
/ _ノ .\ _,, まぁ、こんな風に原始仏教一つをとっても、
| ( ●) (●) |. l;l
. | (__人__) | _,_,|,|_, 批判や疑問、異議のたぐいはけっこうあってな。
| ` ⌒´ |, ト-=y 丶
. | } ヽ `i, ̄‐^l
. ヽ } ヾ~ ` i, 仏教というものは、本当に懐が深い。
ヽ ノ _ ヽ、 ;i,
,,_,i y,ソト,,__ ヽ、 ;i, これもまた、仏教の魅力だと俺は思う。
,/r-'"j / / ii, `ヽ、-x,,゜r ;i
,,/'/__.L、 /ヾ、"i `ヽ `;i i,
,/ /_iーヘ,ヽ、 , /i" ヽ、 i `、'i iヽ、 では、また近いうちに次の話を用意しよう。
_,) ヽ " ネメ、_ii"~ _Yri l, ヽ、
_,,,>t 、ヾ、 ゞ;;/ / ,¬ V⌒l 読んでくれれば嬉しく思う。
,y`;,,__ ,i /ii' / r-/| l l
_/^,,, ヘ l /iil / l"v' y } l
v=4⌒ヽ、 j --,,,if /iii| ,, 〈-ヘ_,、 <、 / i| 気の利いたオチもないが、ではまた。
【 第八話へ続く 】
.
631 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/29(水) 00:32:36.58 ID:/iHsMbk0
「最近はね、あんまり『悟り』とか言わないんですよ。」と
遠路はるばる、葬式に来てくれたお坊さんが言ってたな。
>>549
を読んで、ようやくその意味がほんの少しだけ、分かったような気がする。
632 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/29(水) 00:33:02.59 ID:SpvtX7Io
乙
大学で哲学とか学んだ人だと
仏教とかすんなり入りやすいのかな
633 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/29(水) 00:38:10.66 ID:PEvuINYo
乙。
634 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/29(水) 00:40:31.56 ID:JsZCKSco
乙
まあ時間がたてばたつほど後からゴテゴテとくっついていくのは仕方ない。
ところで、八話で最後となると、目覚めた後はやらないんですか?
635 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 00:44:12.69 ID:v7knFsgo
>>632
確かに仏教と哲学は割と親和性が高いので、その可能性はありますね。
哲学から仏教に転ぶ人や、その逆の方もけっこういらっしゃいますし。
ちなみにインドに迫ったアレキサンダー大王の東方遠征が、彼の死によって幕切れしていなければ――
ギリシャ哲学と仏教は、実は正面から出会っていた可能性があります。
実際に紀元前2世紀後半、アフガニスタン・インド北部を支配したインド・グリーク朝。
その王、ミリンダと高僧ナーガセーナの問答なんかは、『ミリンダ王の問い』という仏典になっています。
割と昔から交流あったんですね、哲学と仏教。
……クソッ、中二病大王! あなたが早死にしなければ仏教はもっと面白かったかもしれないのにっ!! (地団駄
636 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 00:46:21.29 ID:v7knFsgo
>>634
目覚めるところまでで、基本的には幕切れとしようと思っています。
もしもし目覚めた後に触れるとしても、ごくさらりとした感じになると思います。
637 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/29(水) 00:55:00.86 ID:GQ5.UzwP
昔読んだヘッセの「シッダールタ」が好きだった
内容なんてよく理解できなかったけど高橋健二の訳がまたいいのよね
印象に残ったのが主人公が仏陀に言ったセリフで
「あなたの悟りは自分の経験と思索によって得たもので人から教えられたものではない、
だから教えによっては決して悟りは得られない」
638 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/29(水) 00:57:30.75 ID:PEvuINYo
乙。
639 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 01:11:11.33 ID:v7knFsgo
>>637
ヘルマン・ヘッセがそんなものを書いていたのですか!
始めて知りました、是非、近いうちに読んでみたいとおもいます。
……その台詞は、とても深いですね。
しかしながら、私も僧に非ず俗に非ずとはいえ、仮にも仏弟子です。
無粋を承知で、敢えて大作家に反論しておくべきでしょうか。
どのような教えも、最初は経験と思索によって得られるものです。
ゆえに経験と思索で得られた真理に、教えによって近づく事も不可能ではないはずです。
人間が人間を完全に理解することは不可能ですが、歩み寄ることはできるのですから、と。
.
640 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/29(水) 01:19:54.50 ID:Wm1ffwMo
>>639
天才が考えた理論だとしても、その思考を何世代もかけて順番に追っていけば解明できるかもしれないし。
フェルマーの最終定理みたいに。
641 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/29(水) 01:22:10.00 ID:QmxhWUo0
乙。楽しく読ませていただいた。
出来ればこのまま、
「やる夫の骨をみんなで山分けするようです」
「やる夫の本が出版されたようです」まで
やっていただきたいところ。
>>635
逆に過剰にギリシャ哲学の影響を受けなかったからこそ
宗教としての仏教が、様々な要素を取り込み、亜細亜に
土着できたのかも。
どだい、古代の人ひとりの考えだったからこそ、
それから二千五百年の未来まで、様々な人が解釈する余地が
生まれたのかなとも思います。
642 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/29(水) 01:23:23.38 ID:JsZCKSco
ある意味、「ゴールが見えている」わけだからな。
643 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/29(水) 01:24:39.23 ID:SpvtX7Io
これだな
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BF
644 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 01:44:20.95 ID:v7knFsgo
今、お風呂上がりにシッダールタのあらすじを調べたら、
「教えだけでは経験と思索によって得られたものは悟れない」→「のちに経験と思索によって主人公、悟る」なので、
これ教えの無意味さを主張してるんじゃなく、自らの経験と思索の大事さを主張する文言だと分かって自分赤面wwwwwwww
____
/ \ /\ キリッ
. / (ー) (ー)\
/ ⌒(__人__)⌒ \
| |r┬-| | 人間が人間を完全に理解することは不可能ですが、歩み寄ることはできるのですから、と。
\ `ー'´ /
ノ \
/´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
____
/_ノ ヽ、_\
ミ ミ ミ o゚((●)) ((●))゚o ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / // だっておwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
| :::::::::::(⌒) | | | / ゝ :::::::::::/ 誤解乙wwwwwwwwwwwwヘッセのほうがよっぽど分かってたおwwwwwwwwwwwwww
| ノ | | | \ / ) /
ヽ / `ー'´ ヽ / / バ
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l バ ン
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、 ン
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
645 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 01:56:50.35 ID:v7knFsgo
>>641
>「やる夫の骨をみんなで山分けするようです」
>「やる夫の本が出版されたようです」
私の知識レベルだとなかなか難しいですね……
そこまでいくとインド史にも関わってくるんですが、私、インド史はさっぱりで。
ちなみに、更に説一切有部や経量部、中観派、唯識なんかに突っ込むとかなると、
ヽ j .す
厳. ゙, l. ご
し ! ', く
い ', ', :
で ト-、,,_ l
す ! `ヽ、 ヽ、 _
; / ヽ、`゙γ'´
/ \
! ト, ヽ
ヽ__ ___ノ ,! | | ト, ゙、
レ'゙ ,イ ./|! .リ | リ ! .|! | ト|ト}
,イ ,/ ./〃/ / | / .リ/ //イ|.リ
// //ノノ //゙ ノ'////|.リ/
´彡'゙,∠-‐一彡〃 ト.、,,,,,,,,,,,レ゙
二ニ-‐'''"´ /`二、゙゙7
,,ァ''7;伝 ` {.7ぎ゙`7゙
ゞ‐゙'' ,. ,. ,. l`'''゙" ,'
〃〃" ! |
! l
! (....、 ,ノ !
j `'゙´ ,'
ー--===ァ /
_ _ ./
\ ` ̄ ,/
` .、 /
:ミ:ー.、._ /``'''ー-、
`゙三厂´
という状態になります。
あまりにキツくて(身が)入らねぇぜ!
本格的に興味があって分かりやすいものを求めていらっしゃる方は、ニコニコ動画で有名な蝉丸Pさんの、このサイト
ttp://www7.ocn.ne.jp/~priest.1/kangakuin.htm
あたりを見てみると、割としあわせになれるかも。
このお方は、半端坊主の自分から見ても本当に凄いです。
646 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/29(水) 03:10:02.21 ID:c6aPtDY0
渇愛か… 今日、友人の親が亡くなられたからなんか余計に心に響くわ
647 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/29(水) 03:11:08.77 ID:c6aPtDY0
渇愛か… 今日、友人の親が亡くなられたからなんか余計に心に響くわ
648 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/29(水) 03:32:21.36 ID:Lrr5oCEo
乙です、毎回興味深いっす、次回も楽しみにしてます!
ヘルマン・ヘッセといえば、
エーミール「そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな。」が
強烈に印象に残ってるっすね。
649 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/29(水) 12:03:31.81 ID:hdsk2/2o
テーラワーダの世界にも難解な思想への反発がありまして
「アビダンマ(論蔵)を学ぶと悟れなくなる 」
という言葉があるとミャンマーで修行された長老から教えていただいた事があります。
(しかもアビダンマの講義中に、笑)
もっとも、答えはでていまして
>お釈迦さまはチューラ・パンタカのところに行き、布を一枚手渡して「この清浄な布に心
>を集中して、汚れを揉みふき取るという言葉を繰り返しながら、磨きなさい」と言いました
>。チューラ・パンタカはお釈迦さまに教えられたとおりに実践していると、やがて「清浄な
>布が汚れていく」ということに気がつきました。そして「すべてのものは変化する」という無
>常の真理に目覚めたのです。
http://www.j-theravada.net/kogi/kogi140.html
別に悟りに学問が必要というわけではない。ただ、当時のインドの知識人層には、こういう
難解な思想から入っていったほうが、悟るための助けになったというだけのことで、勉強
したい人は勉強すればいいし、したくない人は他の修行をがんばれば良い、と長老はおっ
しゃっていました。
650 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 13:45:40.26 ID:v7knFsgo
>>646
故人のご冥福をお祈りいたします。
ご友人に、できる限りのお気遣いをお願いします。
葬儀の期間は、精神的にも肉体的にも、かなり疲れが溜まりますから。
>>649
>論蔵(釈迦の教えの解釈論)の講義中に、「悟れなくなる」
あるある。
きちんと到達してる方のほうが、融通無碍ですよね。
チューラ・パンタカ(周利槃特)の話ですか。
日本人の感覚にも合っているため、よく法話や説法などに用いられます。
私も大好きです。
検索すればでてきますが、他の方の為にも、あらすじをご紹介。
ひじょうに愚鈍で短い仏陀の言葉も覚えられなかったチューラ・パンタカという仏弟子が、
やる夫に、「塵を除くお、垢を除くお」という短い言葉と共に布を渡され、
ついに掃除のみに徹して悟りを開くというお話です。
難しい理論の解釈ではなく、一つの修行に徹することでも悟りは開けるんですね。
651 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/09/29(水) 13:54:01.63 ID:v7knFsgo
>>608
見直していたらミスがありました。
おわびして訂正いたします。
ク ロウビョウシ セイ ウ
『苦』ありて『老病死』あり、『老病死』ありて『生』あり、『生』ありて『有』あり、
シュ カツアイ
『有』ありて『取』あり、『取』ありて――『渇愛』あり。 これで、因果が繋がったお。
↓訂正
カツアイ シュ ウ セイ
『渇愛』ありて『取』あり、『取』ありて『有』あり、『有』ありて『生』あり
ロウビョウシ ク
『生』ありて『老病死』あり『老病死』ありて『苦』あり。 これで、因果が繋がったお。
652 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/30(木) 22:20:23.41 ID:DGbdocko
>>635
ちょうど同じまとめでアレクサンダー物の記事もあったから読んだけど・・・
あんな翠星夫アレクと出会った仏教なんて嫌だww
653 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/30(木) 22:29:23.17 ID:YzAuU9Yo
>>652
あのアレクが仏教に感化されて悟ったら・・・
654 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/09/30(木) 23:29:01.15 ID:9LloxNYo
そりゃあ「人はいずれ氏ぬんだから氏ね」といって遠征すんじゃね?
655 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/01(金) 00:37:12.07 ID:bhpG5yEo
ギリシャ仏教! なんと聞こえのいい言葉か───!!
656 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/01(金) 08:25:21.43 ID:OimXNNoo
>>557
>>558
上座の定義でよければ
>ある時、Sangaravaバラモンが、「釈尊の達した能力にまで達している比丘は、他に一
>人でもいるのでしょうか?」と尋ねられた時、釈尊は「一人、二人では済みません。一
>〇〇人、二〇〇人、三〇〇人単位で数えるべきです。五〇〇人よりもさらにたくさん
>いますよ。」と答えました。(増支部三集バラモン品)
阿羅漢に達した人だけの話で、やがては必ず阿羅漢にまで到達する預流果以上の人
までいれれば、数千・数万人いるはずです。
ただ、大乗仏教では阿羅漢と独覚(誰の教えによるのでもなく悟りに達するが法を説
かないか説いても仏教というところまではいかない)を劣った悟りとして否定してしま
ったようですので、そちらの定義ではどうなるのか、はわかりかねます。
657 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/01(金) 21:25:09.01 ID:Q47s16wo
>>650
あれ?真宗のお坊さん(ですよね?)は「冥福を祈る」という言葉は使わないと
聞いていたのですが(故人は光あふれる浄土へ往くのであって冥(くら)い世界へ
行くわけではないから)、思い違いだったでしょうか…
これを聞いてから真宗の葬式では使わないようにしてたのですが、別にかまわないなら
お悔やみが言いやすいww
658 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/02(土) 00:05:40.89 ID:lMjbtZA0
「言葉の本来の意味」とか「正しい語法」とか、そういううるさく気にする人ってどこにでもいるけどねー。
たぶんここの
>>1
さんではないだろうがww真宗の僧侶で「他力本願」という言葉の使い方に厳しくて、
小説を読んでいてもも誤用を見かけると抗議を送ってます、辞書にも「人任せ」「成り行き任せ」という意味で使うのは誤用だと明記しろと要求を送ってまわってます、という人なら
実際にネットで見かけたことがある。
真宗じゃない自分には???だったんだけど、真宗の門徒的にはそういう用語ってそこまで厳しく使い方に気をつけなければならない、みたいな空気があるのかな?
659 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/02(土) 00:58:46.85 ID:SSUlmnIo
>>657
そこまで細かい人は少ないですね。
少なくとも私は、侮蔑的な意図さえなければ人の言葉遣いにどうこう言う気はありません。
>>658
>真宗の門徒的にはそういう用語ってそこまで厳しく使い方に気をつけなければならない、みたいな空気があるのかな?
無いです無いですww
ぶっちゃけ一部にアレな人がいるだけなので、放っておくが吉かと。
そういう人たちにとっては深刻な問題なんでしょうが、周りから見れば「暇だねぇ……」ってとこですか。
660 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/02(土) 01:02:38.66 ID:SSUlmnIo
ただ、確かに浄土真宗の定義的には「冥福」が使わない方がいい言葉なのは確かです。
お葬式など、無難にしといた方が良い場では、「哀悼」「慶弔」「お悔やみ」あたりに言い変えた方が無難ではあります。
私は自分で使う分にも他人が使う分にも一向に気にしませんが、瑣末なことを気にする人はたまにいらっしゃいますしね。
661 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/02(土) 02:02:04.38 ID:tu4NUDUo
これは初耳
友達に真宗が居るから気をつけよう
662 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/02(土) 02:17:03.13 ID:SSUlmnIo
浄土真宗は、「門徒もの知らず」と称されることもあります。
他の諸宗派で通常行う儀礼を行わなかったり、行わない儀礼を行ったりして、
周りとの齟齬が出やすいのが原因ですが……
そんな言葉もあるほどですので、他宗の葬儀や法事に浄土真宗の人が出席する際、
またその逆の場合は、ネットなどで作法を軽くチェックしておくことをお勧めします。
まぁ、どの宗派であれ色々なタブーはありますから、
どの宗派、習慣でもだいたい無難な振る舞いを覚え、実行すること。
他人のマナーに関して(よほど常識を逸していない限り)とやかく言わないこと。
この二つを覚えておけば、冠婚葬祭の場においてそう顰蹙は買わないかと思われます。
663 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/02(土) 02:36:44.62 ID:tu4NUDUo
そう言えば宗派によって数珠ってそんなに違う物なの?
それと某政治色の強い日蓮系は数珠使わないとかあるの?
前にその宗派に疑われた時にかなりしつこく聞かれたんだけど
664 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/02(土) 19:05:02.74 ID:cnnTJ6SO
学会は仏教の括りに入るんだろうか。
665 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/02(土) 19:49:56.59 ID:qqBbFPAo
入るんじゃね
666 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/02(土) 22:06:21.11 ID:SSUlmnIo
>>663
S学会は、ほんの少しだけ関わりのある知人に二世がいますが…・・
確かあっちでも普通に使っていたと記憶しております。
数珠の違いはwikiがよくまとまってますね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B0%E7%8F%A0
えーと、基本的に「唱えた数を記録する器具」です。(唱えるごとに、指で珠を一つ一つ繰っていくわけですね)
なので、宗派で唱えるものや、その数の規定に合わせて珠の数が決まっています。
ですからまず、宗派ごとに珠の数が違います。(といっても基本は煩悩数の108個、その1/2、1/3、1/4、1/6などですが)
特に回数の規定がない宗派だと、珠の規定が存在しないこともあります。
また、通す紐の結び方、デザインなども宗派それぞれに特徴がありますので、きちんとしたものを詳しい人が見れば、
「ああ、あの数珠は日連系だな」「浄土系だな」くらいは分かりますね。流石に私はちょっと無理ですが。
>>664-665
仏教から派生した宗教であることは間違いありません。
仏教であるかどうかは、専門の方々の議論にお任せします。
667 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/02(土) 22:27:18.45 ID:tu4NUDUo
>>666
なるほどなるほど
葬儀などで違う宗派の方が来る時は当然違う数珠を持ってくるのは普通でしょうが
自分の所の信者が違う宗派の数珠持ってるのは口に出して言わないまでも
違和感みたいなのは感じるんでしょうか?
今wiki見たら私が持ってるのと私の宗派の数珠のデザインがまるで違ってたんですがwwwwww
668 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/02(土) 22:32:08.91 ID:oSv4/B6o
>>666
あれってただのアクセサリーじゃなかったのか!
他の小道具も意味とか用途調べたら面白そうだな・・・
669 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/02(土) 22:46:58.07 ID:SSUlmnIo
>>667
「××宗の僧侶なのに○○宗の数珠を持ってきてる」といった場合は流石に「?」となりますが、
一般の方が違う数珠なのは特に気にしませんね。
嫁入り、婿入り先の違う宗派の所で、小さい頃から使ってたものなどをそのまま継続して使われてる方もいますし。
思い入れがある品である場合もあるので、そういったことを細々と申し立てる僧侶はまずいないのではないかと。
なお、wikiに載ってる写真以外にも、宗派によっては複数系統の数珠があります。
いちおう宗派のサイトなどで確認してみることをお勧めします。
>>668
今で言うカウンターの役割ですね。
昔の僧侶が何千回の読経とか、何万回の念仏、題目とかを行ずる逸話は多いですが、
数珠でカウントしてるために、そのへんの正確な数が残っているのですね。
仏具のなかで面白いものというと、木魚の用途なんか、ただの眠気覚ましですww
魚は目をつむらないので眠らない(と信じられていた)ので、眠気覚ましの楽器に魚がデザインされて、木魚。
670 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/02(土) 22:48:31.36 ID:Wqc9tLUo
うん、仏教が現代社会の生活からどれだけ離れているかって一つの証明ですよね>668みたいな反応は
671 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/02(土) 22:56:05.85 ID:SSUlmnIo
>>670
どうでしょう。身近なものでも由来を知らないってのは、仏教に限らずよくあることかと思います。
私、よくお世話になってる襦袢(じゅばん)の語源を知らなかったんですが、
つい最近、アラビア語のジュッバ(幅の広い着物)がポルトガル経由で伝わったものだと知りました。
まさか中東起源で世界半周してる言葉だとは。
672 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/02(土) 23:05:31.68 ID:SSUlmnIo
お、大神伝に夢中になりすぎて作成が進まない……!
チビテラスかわいいよチビテラス
新しい筆神たちのデザインもいいし、ちゃんと大神の雰囲気を引き継いでくれたのが嬉しいです。
これやってるとつい、日本神道万歳! って気分になりますね。
673 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/02(土) 23:26:25.37 ID:Wqc9tLUo
>>671
名前の由来はともかく、「何に使う道具なのか?」というのが知られていないというのは、
やはり普段の生活からかけ離れているものではないでしょうか?
674 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/02(土) 23:28:33.64 ID:TxoIZBYo
冠婚葬祭くらいしか接点がない人の話は興味深いな・・・
私人としてのお坊様の娯楽や趣味ってどんな事されてるんでしょう?
一般とは変わらないようでいて、やはり食べ歩きとかバー通いとか
職業柄あまり享楽的な物は避けられてるんでしょうか?
・・・うん、いや、Civが大好きなのは言わなくても分かります
675 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/02(土) 23:58:26.69 ID:SSUlmnIo
>>673
宗派にもよりますが、多くの宗派は昔ほど、唱える数に拘りませんからねぇ……
数珠は「何に使う道具なのか」というより、「昔はとある用途で使われていた道具」といった方が適切かと思われます。
浄土真宗では念仏の回数は問題とならないため、完全に合掌の際のアクセサリーですし。
>>647
私の所属する浄土真宗は、「生活上、戒律を守れない人をどう救済するか」という問題に対して、
「では戒律をぶん投げよう」という斜め上の解決方法を打ち出した宗派でして――
だからまぁ、普通の人と変わりませんねー。
基本的に僧俗ともに戒律がないので、食べ歩きやバー通いもやろうと思えばできます。
もちろん外聞というものがありますので、あまり賭けごととか酒食におおっぴらに拘る人は少ないですが。
私個人で言えば、こうしてAA描いたり本を読んだり、たまにゲームしたりとかが主です。
インドア系じゃない部分ですと、軽いランニング、筋力トレーニング、昔は武術(柔術、剣道、剣術)も少々。
civは実の所トリップにはしてますが、中毒を恐れてDS版とciv4の体験版しか手を付けておりません。
676 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 00:04:12.03 ID:EFvfI12o
そう言えば真宗って何でお線香3本に折って立てるの?
677 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 00:12:29.33 ID:96abAHYo
漫画で解説されてるサイトがあったのでアドレスを。
ttp://omijo.com/tokusyuu/okou/jokoban.html
もともと常香盤という、長時間使える線香を使用する習慣がありまして、そこから発生した伝統です。
線香の数にはとくに規定はありません。
真宗は縁起を担ぐ行為を否定しているので、折る(一部では縁起が悪いとされる)のもOKですし、2本を折って4(死)本にしても構いません。
他宗派ですと1本か3本の線香を立てて燃やしますので、作法に関してよく行き違いが出る部分ですね。
678 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 00:39:37.25 ID:EFvfI12o
こ、こんな理由があったのか・・・
679 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 15:17:33.06 ID:V.gr3sSO
スレのテーマからは脱線になりそうだが、こういう日本仏教の習慣の話も面白い。
680 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:10:11.47 ID:96abAHYo
本日21:30より投下を開始させて頂きます。
本編のみの投下となります。
解説などは色々考えて、また後日。
681 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 21:20:19.06 ID:cJoQ5Vko
あいさー
682 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:29:53.49 ID:96abAHYo
では、はじめます。
683 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:30:41.40 ID:96abAHYo
━━[ 物語を始める前に ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
紀元前のインドで、やる夫が「目覚めた人」と呼ばれるまでの過程をざっくりと描く短編です。
この作品の内容はおもに、真宗大谷派宗務所出版部「大乗の仏道――仏教概要――」に準拠しています。
底本そのものは教師(=専門の僧侶)養成のための教科書ですので、定説は十分に記述されておりますが、
物語としての面白さや分かりやすさを優先し、趣旨を歪めない程度に省略した部分が多く存在します。
また筆者も僧籍こそあれ、釈迦について詳細な研究をしたと言えるほどの知識はありません。
指摘や補足などがあれば歓迎です。
議論も構いませんが、行われる際は「宗論は どちらが負けても 釈迦の恥」といった諺にあります通り、
論点を明確に、釈迦の顔に泥を塗らない程度の節度と慎みを持ってお願いします。
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ /:::、::::::、::::::、::::/::::jL、
| ( ●)(● ちなみに俺たちは補足解説を担当する。 /:::/::/\:::\:::辻-く仁、
| (__人__) i::::i::/__ ` ー ミ _∧ ニ/{
. | ノ やらない夫と…… l::::レ.ァニ、ヽ ィニ、ヘ_ノレ'
| ∩ ノ ⊃ ゙:」 ´込ソ . 込ソ i::/
/ ./ _ノ カナなのかしらー! /∧  ̄ r==┐ ̄ ∧ヽ
(. \ / ./_ノ │ , --、 {!`ーヽ. 、___ノ メー' i}、
\ “ /___| | / ̄>-、」::_:_:_-:i>┬<!:-:_:_:_:」i
. \/ ___ / / / / ト、7∠イ::i⌒i:::iヽ:ニ:ニ:ノ\
_ヽ ´/、 __ニ」:::! ゚ i:::l〉=:、. .ヽ \
\___\ ノ/r=_ _「i::! ゚ i:/{!三:`ー' i ,, l
/z{::::\ /::Y <<. 、ニr=_ノ .::i.:/ /
・まとめサイト
「それにつけても金のほしさよ」 (
http://snudge.blog38.fc2.com/blog-entry-486.html
)
神速で名高い、それ金さまにまとめて頂けました。心よりの感謝を。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
684 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:31:22.86 ID:96abAHYo
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.; ;ヾ ; ;ゞ ;
ゞ:ヾヾ.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ` `
,,ヾ ;";ヾ; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ "ゞ;ゞ `
; ;ゞ ;" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" ゛;"; ゞ:. ゛
" ;ヾヾ ; ; ヾ ;ゞゞ; ;ゞ ;" "ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ.;;.ッ ィ゛
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "
:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ ` `
:;;; ;;;;.....:::/ `
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:::: ;;;..;.ii:i| ` ` ____ `
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:::.::;.; .:i;:iii| ` /( ー) (ー) \
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:::: ;;;..;.ii:i| \ `ー'´ / `
::..;;;.::.. :ii| r´、___∩∩__, / ` `
:::.::;.; .:i;:iii| ` \__ ´人 ` _ノ
:;;.:. ..;;.ii;i| ` ` |  ̄  ̄ | `
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
―― 短編連作 『 やる夫・シッダールタが 目覚めた人になるようです 』 ――
「 第八話 仏陀 」
.
685 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:32:29.10 ID:96abAHYo
アサッタハ樹の下、ひとり瞑想を開始したやる夫――
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ.;;.ッ ィ゛ ;;
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ; `
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ;
:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""ゞ;.
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; `
;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ ` `
:;;; ;;;;.....:::/ `
;....;;;::::;i;..ii| ` ` `
:::: ;;;..;.ii:i| `
::..;;;.::.. :ii| ` `
;....;;;::::;i;..ii| ` ____ `
:::: ;;;..;.ii:i| / \
::..;;;.::.. :ii| / ― ― \ `
:::.::;.;;;.:i;:iii| / (ー) (ー) \
:;;.:. ..;;.ii;i| ` ` ` | U (__人__) u |
;;;....;;::;...;;ii| \ u `⌒´ / `
::;...;;:..;i...iii| r´、___∩∩__, /
;....;;;::::;i;..ii| \__ ´人 ` _ノ
:::: ;;;..;.ii:i| |  ̄  ̄ |
::..;;;.::.. :ii| ` _,-'" ,--、 "ー-、_ `
:::.::;.;;;.:i;:iii| / / ー―'⌒ヽ ` 〉 ヽ
:;;.:. ..;;.ii;i| /´\ \____,/` -――一' -`/\
;;;....;;::;...;;ii| ∧ >-――-v――-――-へ〈 .:::',
::;...;;:..;i...iii| /::.; :.;"`7 /::` \:.::/:
;;;....;;::;...;;ii| / \| 、 , ____Y ::|
::;...;;:..;i...ヾ\ 〈 ::>、 -<: : : : : : : ___」_./>: : : : : : : : : :|/
::;...;;:..;i...::ヽ::::\_
.
686 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:33:12.51 ID:96abAHYo
瞑想の中で人生の苦楽を思い返し、中道の重要性を認識し、
,.へ
___ ム i
「 ヒ_i〉 ゝ 〈
ト ノ iニ(()
i { ____ | ヽ
i i /__, , ‐-\ i }
| i /(●) ( ● )\ {、 λ
ト−┤. / (__人__) \ ,ノ  ̄ ,!
i ゝ、_ | ´ ̄` | ,. '´ハ ,!
. ヽ、 `` 、,__\ /" \ ヽ/
\ノ ノ ハ ̄r/:::r―--―/::7 ノ /
ヽ. ヽ::〈; . '::. :' |::/ / ,. "
`ー 、 \ヽ::. ;:::|/ r'"
/ ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
| 答 | 極端はいけません。 │|
\_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ
.
687 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:34:03.07 ID:96abAHYo
因果の重要性を察したやる夫は、ついに苦の原因に辿りつく。
┏━━━━━┓ ┏━━━━━┓
┃ ┃ ┃ ┃
┃ 【肉体】 ┃――『影響』―→┃ 【精神】 ┃
┃ ┃ ┃ ┃
┗━━━━━┛ ┗━━━━━┛
.
688 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:34:39.00 ID:96abAHYo
カツアイ
その名は、『渇愛』。
――人に、世界に執着し、求めすぎる心の働きであった。
____
/ \
/ ― ― \
/ (ー) (ー) \
| U (__人__) u |
\ u `⌒´ /
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
_,-'" ,--、 "ー-、_
/ / ー―'⌒ヽ ` 〉 ヽ
/´\ \____,/` -――一' -`/\
その『餓愛』を滅する方法を求め、やる夫は更に深く瞑想に入っていく。
.
689 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:35:46.24 ID:96abAHYo
…………『渇愛』が原因ってことは、苦しみの原因は外にあるわけじゃないんだお。
やる夫たちの心の中にある、ものへの強い執着が苦しみを生んでいるんだお。
∧∧ Α_Α
(# д) ( Д # )
/::]つ0i二二/ <二二二]G=G ヽ
(⌒ヽ /⌒) ノ;;;;;;0;ゝ (⌒)__,ゝ
ヽ < < / (_/ ヽ_)
∧_∧ ヽ> >' ∧_∧
( ゚´Д`) ⊂ ( #’д’) オンゾウエク
/ つ つ ( ∞ ) 【憎いものと会う(怨憎会苦)】
/ / | / (⌒)
(_/(__) (_/
アイベツリク
【愛するものと別れる(愛別離苦)】
とすれば、どうすればいいかって――
.
690 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:36:15.71 ID:96abAHYo
1.まず、苦しんでいる現実を自覚する。
|
|
| ('A`) <ウツダ…
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄
/
.
691 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:36:51.84 ID:96abAHYo
2.苦しんでいる原因を把握する。
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ `´ \
('A`) < ココロノ セイカ! ナラ…
ノヽノヽ
くく
.
692 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:38:16.29 ID:96abAHYo
3.苦の原因を滅するべきだと考える。
( ) ジブンヲ
( )
| |
.
693 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:40:37.91 ID:96abAHYo
4.その原因を滅する行動を行う
+。
* ヽ('A`)ノ *゚
+゚ ( ) トキハナツ!!!
ノω|
_[警]
( ) ('A`)
( )Vノ ) ショデハナシヲキコウカ・・・
| | | |
.
694 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:42:13.64 ID:96abAHYo
この手順で完璧なはずだお。(※)
` ____ `
/ \
/ ― ― \ `
/ (ー) (ー) \
` ` ` | U (__人__) u |
\ u `⌒´ / `
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
` _,-'" ,--、 "ー-、_ `
/ / ー―'⌒ヽ ` 〉 ヽ
/´\ \____,/` -――一' -`/\
――あとは具体的に、どんな行動をもって『渇愛』を滅するか、だお。
※……この4つの考えは、四聖諦(四つの聖なる真理)と称される。
.
695 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 21:42:19.00 ID:UUQIf2k0
解き放っちゃらめえぇぇっ
696 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:42:43.90 ID:96abAHYo
ここまでくればそんなに難しいもんでもないお。
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : :
,.へ
___ ム i
「 ヒ_i〉 ゝ 〈
ト ノ iニ(()
i { ____ | ヽ
i i /__, , ‐-\ i }
| i /(●) ( ● )\ {、 λ
ト−┤. / (__人__) \ ,ノ  ̄ ,!
i ゝ、_ | ´ ̄` | ,. '´ハ ,!
. ヽ、 `` 、,__\ /" \ ヽ/
\ノ ノ ハ ̄r/:::r―--―/::7 ノ /
ヽ. ヽ::〈; . '::. :' |::/ / ,. "
`ー 、 \ヽ::. ;:::|/ r'"
/ ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
| 答 | 極端はいけません。 │|
\_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
最初に考えた通り、苦でも楽でも極端はいけねーんだから……
.
697 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:43:21.53 ID:96abAHYo
その中間。 節度をもって生活して、過剰な執着を削る――つまり、こうだお!
ショウケン
1.正見 :正しい見解。(=苦の原因、滅し方に関する正しい知識)
ショウシユイ
2.正思惟:正しい思考。(=論理的に考えること)
ショウゴ
3.正語 :正しい言葉。(=悪口や嘘などを言わない)
ショウシゴウ
4.正業 :正しい行為。(=傷つける、[
ピーーー
]など悪事をしない)
ショウミョウ
5.正命 :正しい生活。(=規則正しい日々の生活)
ショウショウジン
6.正精進:正しい努力。(=善いことをし、悪いことを避ける)
ショウネン
7.正念 :正しい思い。(=心に抱いた信念を忘れない)
ショウジョウ
8:正定 :正しい禅定。(=心を静めて瞑想、リラックス)
※……これら八つで八聖道と称される。
( )内は著者による現代向けの意訳。
.
698 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:43:58.09 ID:96abAHYo
――これで、終わりだお。
` ____ `
/ \ パチ…
/ ― ― \ `
/ (ー) (●) \
` ` ` | U (__人__) u |
\ u `⌒´ / `
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
` _,-'" ,--、 "ー-、_ `
/ / ー―'⌒ヽ ` 〉 ヽ
/´\ \____,/` -――一' -`/\
苦の原因をきちんと理解して、『渇愛』を起こさないように気を付ければ――
――この苦しみに満ちた世界を、脱することができるはずだお。
.
699 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:44:53.39 ID:96abAHYo
別に、人形のようになれってことじゃねーお。
これを知ったからって悲しいこともあるだろうし、辛いことも、痛いこともあるお。
逆に嬉しいことも楽しいことも、幸せなこともいっぱいあると思うお。
` ____ `
/ \
/ ― ― \ `
/ (●) (●) \
` ` ` | (__人__) |
\ `⌒´ / `
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
` _,-'" ,--、 "ー-、_ `
/ / ー―'⌒ヽ ` 〉 ヽ
/´\ \____,/` -――一' -`/\
でも――それらに振りまわされすぎれば、それはいつか『苦しいこと』に化けるんだお。
.
700 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:45:20.10 ID:96abAHYo
嫌なことはいずれ過ぎ去るお。
楽しい一時はいずれ終わるお。
のたうち回るような痛みも、時とともに消えるお。
好きな人はいつか死んで腐るお。
憂鬱も、悲しさも、いずれ時が過ぎれば消えるお。
.
701 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 21:45:49.68 ID:KBOgzDwo
始まってた支援
702 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:47:22.44 ID:96abAHYo
永遠に続く事なんて、ひとつも無いんだお。
どんな喜びも、悲しみも、いずれ時が来れば消えるのに――
それなのに、それが永遠に続くように思って苦しむのは、誤解であり、錯覚なんだお。
そんな思い惑いから、自由になるんだお。
自分の心に自分が苦しめられるなんて、不合理だと思わないかお?
.
703 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:48:24.04 ID:96abAHYo
` ____ `
/ \
/ ― ― \ `
/ (ー) (ー) \
` ` ` | (__人__) |
\ `⌒´ / `
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
` _,-'" ,--、 "ー-、_ `
/ / ー―'⌒ヽ ` 〉 ヽ
/´\ \____,/` -――一' -`/\
これが、やる夫の“苦から脱却する方法”の完成、なんだお――
.
704 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:49:36.05 ID:96abAHYo
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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/ ./:::::::::::::/三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三≧:.、ハ:::::', ハ
/ ./::::::::::::::::/三三三三三二ニ=一''''"´ ̄.:.:.:.:.:.:.:. ̄`:.:.‐=ニ三三三三三三三 ≧ヾ::::::', .ハ
./ /:::::::::::::::::::/三三>'''"´:.:.:.:.:.:.:;:.:.:.:.:.:.:.:;ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄:`‐= ニ三三三三';:::::::', ,'
{ /:::::::::::::::::::/才´:.:.:.:.:.:.:.:.|;:.;:.:.:.:./!:.|;:.:.:.:. /::!:;.:.:.:.:/l:.;..ハ|:.:.:l;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`‐=ニ三ハ::::::::', ./
. V::::::::::::::::::/:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:l: ト;:.:. /::|:.|:.:.:.: /:;ィリ|:.:.:.;'::|//::: リ:.:.:l:|:.:.:.:.:.:.;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:::::}:::::::::', /
∨::::::::::::::;':.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:|;|:∨::|';.:|、:.:/::!.|::::';.:. /:::|/:: |':.:.;':|:.:.:l;.:./|:.:.:.:;/ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|::: リ::::::::::', /
. ∨::::::::::;':.:.:/|:.:.:.:.:.:.;.:.:.:!::|:ト、::i::| ';「l::、:::ト!:|::∨;:::/: .|:.:/::l:.:.:ル/!:.:.://|:.:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|::::!::::::::::::}/
∨::::::;':.:./:.!:.:.:.:.:.:.|:::::|:::リ_>レ;==ミヾ::';|';::::::|l:|::: .!/::::|:.:ィ:::/T:.:/メ!/〃.;:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:::|::::::::/
. ヽ::/:.:/:.:.|:.:.:.:.:.:.|:.:.:l::::///´`):::::ヾミ、::::ヽ::|:リ j//:::l//'/:ム:.//'j:/ !:./:.:.:.:.:.:.:.:.:|::::!::/
/:.:/:.:.:|:.:.:.:.:.:.|:.:.:|::::メ .{l`:::○-、l}ヾ' ヾ /' j/、斗;:::::l/ミ、' lィ:.:/:.:.:.;:.:.:.:.l::::|´
/:./:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:|:.:.:|::;| 、弋::::__`o/ /'ム_ノ;-、_:`ト、≧:./:.:.:./:.:.:.:.l::::|
/:/:.:.:.:/|:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.!::|  ̄` ー'- {lr:ヾー'=〃Yミ:/:.:.:./:.:.:.:.:l:::::!
//:.:.:.:/:::!:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.l::| ゞ -=:::_;厶, './/:.:.:.:/:.:.:.:.:.l::::|
//:.:.:./::::::!:.:.:.:.:.:.:|;.:.:.ヾ! 〃〃  ̄´ //:.:.:.:/:.:.:.:.:.:;':::::|
.〃:.:/イ:::/::|:.:.:.:.:.:.:.|:!:.:.:.:代 i:. //:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.:l:::::::|
/':.:./'::::::/::::|:.:.:.:.:.:.:.:!:!:.:.:.|::∧ ' 〃〃 |/:.:.:.:.;':.:.:.:.:.:.:!:::::::|
./:.://:.:.:.: /:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:!::l:.:.:.|、;、ヽ 、_ ,イ;':.:.:.:.|:/:.:.:.:.:ハ:::|:::∨
/:.:/::::::::::/::::__」:.:.:.:.:.:.:.:|:::!:.:.:!: : : : \  ̄ ´ ,イ:|/:.:.:.:.:!:|:.:.:.:.:.l::::l::|:::ハ
.//::::::::::/< .|:.:.:.:.:.:.:.:.!:::!:.:.| : : : : : `ト、 _, <_::::レ:.:.:.:.:.:l::!:.:.:.:.:.!::::l:::!::::ハ
./イ:::::::::::::≦ !:.:.:.:.:.:.:.:.|::::!:.:!: : : : : : :|: >、 _,. イ: : : : : :`/:.:.:.:.:.:l::!:.:.:.:.:.!::::|:::l::::::ハ
/:::::::::::::∠ ::::!:.:.:.:.:.:.:.:.|::::l:.:|: : : ー-ミ、: :: :: `:...__,.....<:: :: :;': : : : : : /:.:.:.:.:.:.:l::|:.:.:.:.:.|≧;_:ハ:::::ハ
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.
705 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:50:02.24 ID:96abAHYo
やり遂げたお、ヤショダラ――
.
706 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 21:50:22.55 ID:KBOgzDwo
頭では理解出来るんだけど、そこまで達観出来ないなぁ
悟りの道は遠いぜ
707 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:51:11.70 ID:96abAHYo
それは一人の悩める男が、
` ____ `
/ \
/ ― ― \ `
/ (ー) (ー) \
` ` ` | (__人__) |
\ `⌒´ / `
r´、___∩∩__, /
\__ ´人 ` _ノ
|  ̄  ̄ |
` _,-'" ,--、 "ー-、_ `
/ / ー―'⌒ヽ ` 〉 ヽ
/´\ \____,/` -――一' -`/\
ブッダ
ついに仏陀(=真理に目覚めた人)となった瞬間であった。
.
708 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:52:07.42 ID:96abAHYo
のちに彼は、到達の喜びを味わったのち――
゚ | ・ | .+o ____* o。 |。| *。 |
゚ |i | + /_ノ ' ヽ_\ | |! |
o。! |! ゚o /(≡) (≡)\ | * ゚ |
。*゚ l ・/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ |o ゚。・
*o゚ |! | |r┬-| | + *|
。 | ・ o \ `ー∪ / *゚・ +||
|o |・゚ > | *。* |
_|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_
> <
/\ ──┐| | \ ヽ| |ヽ ム ヒ | |
/ \ / / | ̄| ̄ 月 ヒ | |
\ _ノ _/ / | ノ \ ノ L_い o o
> <
.
709 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:52:55.93 ID:96abAHYo
____
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ ( ー) ( ー)ヽ
l (__人__) | ・ ・ ・ ・
\ `⌒´ /
/ ー‐ \
己の見出した法が、他人に理解され得るかについて悩み――
.
710 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:53:50.35 ID:96abAHYo
____
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ ( ー) ( ●)ヽ
l (__人__) | ――行くかお。
\ `⌒´ /
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ rー'ゝ 〆ヽ グッ
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
――そして、布教へと踏み切った。
.
711 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:55:13.01 ID:96abAHYo
ロクヤオン
――サルナート(鹿野苑)
:::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ ろ:::: ::::::: WwwW'":::::::::::::::::wwiii::::::::....... ;;ゝ
iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y ろ ≦::: :::iiiiwwiiiiiiiw;;;;;;:::::::...... ゝ iiiiiWWWiiii;;;;;;;;::::::::;;;;;;;き´:::y
:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z ゝ::::::::`Ww、iiii\`WiiiiiWWW;;;;;;;::::き:::\\ :iレWWW;;;;k'^:::::k Z
^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw ミ:;;;;: iiWwiiiiiiWwili: lノノリリリiiiiiWk'^'`'|川 :i|/リリ-'`~;;;;: ::Z ミw
|川 :i| wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww w`'^`-|i: :iiレ' .|i: l川|wW-'^"` |川 :i| wwiiiiw::::::,,r''::::y'ww
|川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW WW .|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i|^'w|川k'w^ii/'"´WWW
|川 :i| |川 |l:i| |i:| |:| .|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| |i:|
|川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`^`''`'|i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i|`''^`|i:|^`^''^`^`
|川 :i| |川 |l:i| ~^~^ |i: :ii| |i: l川| |:ii| |川 :i| |川 |l:i| ~^~^
|川 :i| |川 ''"''''' !|i: :ii| |i: l川|`~^~^ !|川 :i| |川 ''"'''''
|川 :i| `~~~^. . wi゙|i: :ii| |i: l川| |レ ' . |川 :i| `~~~^.
|川 :i|ww ll ._ . `~~~^ !i: l川| .|| |川 :i|ww ll ._
WWWiii||wW ヽ!l/ |i: ll川|ii||/WWWiii|W ヽ!l/
|レ' wiiWWWiii||wW |レ' wiiWWWiii||wW
wwwiiiiw .||
,,,,,,,
,,,... Wiii||wW """,,,,,
wWll||Www
|Www
712 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:56:03.11 ID:96abAHYo
/ : : ; : : /_..-───- ._: :\
. / : ; : :/: : /´ ______\: ヽ
/: : _/: :/: : 厶 '´: : : : : : : : : : : : : :`ヽ: ヘ
/:/ ,.'7: : :/: : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : ヘ: ',
/' , '/ i: : : :|: : : ∧ : : : : : : : : |: : : |: : : : i: |
. ハ厶i. |: : : :|: :.|:.l ',: : | : : : : : |: : : レ': : :|: |
|:.7 /トr|: : : :」_| \|\ : : : | x'´ハ: : : ;' ハ
|:.' /: | r{ : : : |: ∧「`ヽ、.___,.\: イ__V_,|: :rf:/| |
|:| |: :.| | |: : : :N 'Tに叮 ヾ hィ}r〈 { 'j.ト'| やる夫がこっち来てるらしいけど、無視ね無視。
|:ヽ: :.| |、|: : : :| ゞ-‐’  ̄´l | | l': :!
l: : : └ : ヘ: : :|、 ' ノ } リ : |
∨: : : : : :|ヘ: :.l \ r─ャ _. '´ l: ,l: |
,.、ヘ\ : : | ト: l ` ._ ,r´ イ、 j/
,〈 ', ', ヽ: } | ヽ / 「| ィ ´|||',
/ ',. ', ', V | ム -‐ ´ } ||| | __ ... -‐ 、
, -.::''.:::::::::::::::::::::..`ー-.、
/::::::/:::::::;::::::,:::::::::::::::::::::..ヽ.
イ/::/:::::::;ィ::::/::::::::::::::::::::::::::::.ヽ,
/::::i::::/.l::/l::ハ:::::,i::::ヽ:::::::i:::::::l
/;ィ::{:/ー、l/_.!' |:::ハ:;∧:::::l:::::::l
/ |::| テ''ッ、` 丶ー- 、 i;:::|::::::/
……そろそろ機嫌なおしたらどうだ。 .|::l , 'テ''z、 l:::リ::::::i
.|/| / r.Kヽf''i/'lノリ
ハ ` | .| l .| |ノ
,小. - 、 .| .l/././、
_,,ィ'´.H. ゙.. ,, -'" ,/  ゙̄'ー、
''´ / { ' `''r'´ / / ヽ
/ ヽ、 ,ィl イ / / ヽ
./ .,ィ^i }_/_/l |/ , i
'.‐'" ヾ{;:::;}::;;/|. l. / |
713 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:56:55.06 ID:96abAHYo
f : : : :ヽ ,' : : : : : : : : : : : : : :、
_| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/:::::::| : :、 : : :l : : : : :、 : : : : :l : : :、 : : ヽ
/:::::::::::::::| : :! : : : ト : : : : | : : : : :`、 : : ! : : :`、
}:::::::::::// | : ヘ : : i ヾ : : ヽ : : : : : | : : | : : : :ヽ
/:::::::::l::/ | :{ ヽ : :l \ : ヽ、: : : :| : : | : : : : :ヽ
/::/:::/:/ |:| _ヽ : !___\ :ヾ : : : :! : | : | : : : :|
そうですよ。 乳粥の供養を受けたことにしろ、 /::ル:/|::i_,.イ:| ` ヽ氏刀フ \|:\: ! : | : :| : : : : |
// |:::||/:l弋勹! | ヽl ̄ i : : :ヽ:!:|二ヽ : : : : |
/ }::/|:::::|  ̄ノ | : : : ヽ:| ソ/ : : |ヽ:|
王子は体力的にも限界のようでしたし、それに、 |:| |:::::l ヽ、 /| : : : |ヽ// : : :|:| ヾ
| |:::ヽ ___ ノ ,l : : : r´/| : : :/}:l
!::::ヽ  ̄ ̄´ .ォ : :,/ |`:´| : :/ |
|:::i:::ヽ ´` ./ | :/ | :/|:/
|ヘ::} ヽ. ./ |:/ |/,、{
i } `ー イ _./´ 入
,ヘ _./ / ヽ
. , '/: : : /: :.i: i: : : : : : : : ヽ: : :.ヽヽ
. /:/: : : : /: : :.i: i: : : : : : : : : : ',: : : ヽ'、
,':/: : :.:.:/: :/:ハ: i: : : :'、: : : : : :i : : : : i i
|:i: : : : : i: :ハ:i _i :'、: : ヘ、: : : : : i: : : : :.i:|
|ハ: :i: : : i 斗:'゙´ ヽ\: '、 `''トx i i: : : リ:|
i. V:.'、: : i:.i.,ィ==、 ` ヾ,ィ==、 /i: :/イ:.:|
ト、:\:.i. fr';;;::| fr';;;::| ///i:.:.| 王子なりの考えがあったのかもしれません……
/: : ト ヘ. 弋汐 弋汐 /: iノ:.:.:',
. /: : : l:.:.::ハ ′ ./: : i: :.i: :ヘ
. //: : :l: :.:.:へ. ´ ` , イi: : : i: :.i: : :ヽ
//: : : : :.l: : : :'、/> 、 <:.:.:.V: : :ハ:.i: : : : ハ
. /: : : : : : :.:∧: : : :.\ `´ .' Y:.:.:.:V: : :.ハ: : : : : リ
i: : : : : : :.,.':.:.:\: : : : \ /i:.:.:.:.i: : : : i: : : : :/
/: : : : : /.、.:.:.:.:.:\: : : : \-,= ノ.i:.:fYヽ: : /i: : :.:/
|: : : : : |:.`ゝ、`' .、:..:.\: : : :.ヽ-‐'´rr'-`'‐ Y. i :/
714 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:58:31.62 ID:96abAHYo
//7ヽ イ : //:_/_.:/ |: :.:|: : ヽ:.:.. : : : : :.. |. l :.:.:\<二ニ.┬ ´
/イ /イ`:/: :/:l: :/:./`ヽ l: : :ト: : :.:ヽ:.:.:.. : : :.:.l:.:.:|:.:.. :.:ヽーj ノー 二
` /´: : : /: : l:. l /l:/ \ヽ:.| ヽ: : :.ト 、:.:. : :|ヽ_L:.:.:.:.|:...| ドイ ̄:.:|
L〉: : : l : : |:. |:| |′ ヽヽ \:.{ \: :イ´l:|:.:. :.:.|:.:.:!:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.l
|: : : : :! : : |:. :l{ z三ミ 、、 \ \ /ヽj }l!:.:. :.:l:.:.:l!.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:l
{/: : :.:!: : .ハ:. :ト ´ `ヽ ´ {ー'r_z三ミ、 |:. :.:/:.:.:ハ:.:l:.:.:.:.:. :.:|:.:.! うるさいわね!
/: /: :.:|: |: :..ヽ:ヽ i ´ ` j: : /: : /: }/ハ:.:.:. :.:!:.:.l
./ /: :.:小 :!: :.:.:.:ヽ:\ /⌒ ー--、‐ 、 /://:.イ:.:.:/:.:.:.:.!:.:.: : ト:.:.l
':/!: ::. :.|:ハト: :.:.:.:.:.:ト.ー / \i /イ:.:/´:.:|:.:/:.:.:.:.:.:|:.:.: : | l:.:l 無視ったら無視よ!!
/ | : :.:.:.l:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.l:.:\ { j /:/:./:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:l|:.:. : l !:.!
! !: : :.:.:|!:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:l´ノ \ー- ___ノ .イ:/:./}:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:./|:.:.: :l j:リ
| ,.ゝ---― 7´: \:.ヽ ` 、 ‐ _ .. .<_:.:.:./:/:.j:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/ !:.:.:/ //
イ { : : { \ヽ  ̄/ ヽ:..:..ヽソ/:.:/:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/ j:.:/ /´
ヽ: :\ `\ { 〉:../´ `7:/- :._:.:./ /´
/:::/:::: /::::::::::::l::::::::|:::::::l:::::::::l:::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::i::::::
/::;イ::::i::::::::::::::| ::::::l|;::::::li;::::::::|、;::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::l:::::
.l::/ l:::::|::::::::::::/!::::::| li::::::lヽ::::::l. ヽ;:::::::::::::::::l::::::::::::::::::::l::::::
|::l | ::::|::::::::-i-L;;_l .|!i:::::l ヽ::::l ヽ、__;;;;::::| :::::::::::::::::l::::
|:! .|::::::l::__;;;|_ l:::l`ヽヽ;:::l ヾ;レ‐'''゙゙´\ :::::| ::::::::::::::::l:::::
l! .|:::/ ___ノ,ィ'ト|''=ミ、 ヾ! ,r-=fニミ;;弍;;| :::::::::::::::l~゙'i
l/ ,/ト、::l゙__゙ヾ::ii::|ヽ ,/ .|:::illi:::゙ii/ |:::::::::::::::j¨゙ l
/⌒ヾ、|/`fト l ゙K);j .l'⌒''h. K);;;;ッリ l:::::::::::::/ .ノ
・ ・ ・ ・ ・ /‐-、 `iノ /'ヽ|、 ノ ヾ、 ,/ |:::::::::::/=7゙
./ 、. ヽ |゙V,_ l:::i、 ̄ 丶 ゙''ー-‐'' ,l::::::::::/|:;/
i '゙ヽ_j-' .|::::|.\ ‐- ,,イ::::::::/ ,l/
ヽ ヽ jl:::::l. ヽ、 , ''゙ /:::::::/゙`ヽ、
ヽ、. /ヽ::::| ,,`=ー '''i´ /:;/レ'〉;:;:;:;:,.,\
/ /. ヽ:| ,,r''゙,.;:;:;r''゙~ノ /イ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
715 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 21:59:53.64 ID:96abAHYo
|___
| \
| ― \
| ( ● \
|人__) | ・ ・ ・ ・
|⌒´ /
(⌒ー─' )
|___
_,. 一…ー- ._
,.r ´ __ \
/ / '´___`丶、. ヽ
. / ,. / '´ `丶ヘ ヘ
/ ,./ f / ,ィ' | ! | |
. ' <,/| | l| / | l| | | | N
| /7 | | 」 / | l|\ |、 |_ | |'|
| | | l| | ハト、_ヽ! \l. x1| | / |
| L|(| | |'亡'ナ` 千t十! ル | | ・ ・ ・ ・
| l.| Ll| N 、  ̄ |'|1 !
| l.l ヽ !\ ,.-、 .イ / イ/
ヽハ、| \ゝ|` 、  ̄_. ´/ へ'._′
/{ | N、 ! l! `¨´| レ′|.|.ト、
|.| | ヽ| l|>──<l |.|.||
716 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:01:12.89 ID:96abAHYo
|___
| \
| ,ノ \
| ( ●) u\
|人__) |
|⌒´ /
(⌒ー─' )
|___
ィ ‐―- 、__
,-‐ァ´/ ∠-―‐-、‐ 、
〃 _,': /-―――-\ ヽ
〃  ̄ ̄\ 入{≧ 7: /::../:/: ,イ}ハ:\l
| ヾヽーく<゙{:ナ./.::..,'::/厶!:. /l:: i:::}:!:バ―――― -- 、
……何よ、やる夫。 | !l ¨ヽYl:::::::l:ハ{八X_ , l:;!ィリ:: } }´ ヽ
. l l }=l:::::::l:{ ャtr-ュミ jノtrァルリ! ∠彡 /
l l ノ人fl:::::::l `ー' 、`' {´イ::| / ./
私たち、今日も苦行があるんだけど。 l k≠^ヽ|:::::::l _ , 八i ::|'/ /
l ヘ\::ハ :::ハ. '´‐,‐' イ::::l|::l /
ヽ {ハ、::ヽ::::i> , 、.. _/:/:: / リ ./
ヽ |ヘ:::jヽ::! fヘ ヽ::::/{::./ /
丶 !| |lV j/|>‐<ヘ ヽ{ハ:{ /
\ i | |l |ニ二ニ! || ! /
| ヽ ./ | |l | l. || ! >'´
| ヘメ | |l | l. || !/
l l ll | / /イ
717 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:04:08.35 ID:96abAHYo
――やる夫は、もう、やる夫じゃないお。
.
718 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:05:12.20 ID:96abAHYo
_____
/ \
/ \
/ ‐-、 ,.-‐ \
/ ., ーヽ ,'. ー-、 \ やる夫は――
/ ( ● l l ● ) \
| `ー ノ ヽ.ー ' | ブッダ
| "⌒(____人____)⌒゙ | 仏陀なんだお!!
. \ |,/⌒'⌒ヽ| /
\ l j /
/ `ー--‐''´ 〈
/ ̄ ̄ヽ; \
(「 `rノ ヽ
ヽ ノ i |
i´ ̄ ̄`i l |
.
719 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:05:45.26 ID:96abAHYo
その名乗りと共に――やる夫の、長い長い歩みが始まった。
゙`,:`:,`,:`'
'' ;~'',;''゚ ;~'',;' ',;;~,;''゚ ;~`゙
`:、 ゙''、,, ヽレ'``'.、レ',ィ!ゞヾゞYゞ ,,,,.ィ;;wリ゙W゛jリwj
":;;;wリ゙W゛jリwj从リj 从 MwM 从 ゙''、,,_.,.__,..,._,.,_.,...,_..,._,.__,..,._,.,_.,,,,-‐'゛wj从 W:;,':,:;.,:;.:从wW从リj
从 wwリ゙W゛jリwj,、,、,、从リj"W゙リw;yノw''" ゙''、,,゛jリwj从リj :;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`
wMwM 从;: `:、 ゙''、,, ``'.、 ,:`:,,,,‐'゛' ~ ~ '' ゚ ;~ ,; wwリ゙W゛jリwj,、,、,、从リj",:.:.、;:...:;;wリ゙W゛jリwj.:,:.:.
`:、,, `wリ゙W゛jリwj从リj`'.、 ,: `゙''、:::.. リwj,、,、,、从リj"::::::
''wリ゙.,.,.,.,..wj从リj`'.、 ,:,-‐'゛ ' ,.; ~' ',; ''"' `:、 ゙''、,,'.、゛jリwj从リj `:、 ;;wリ゙W゛jリwj ,:`:、
'' ;~'',;''',;' jリw j ;: ー''' "゙゙ ''"' ,,; ~ ``'‐.、 :;.:".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`
W゛jリ wj 从,,,,;~'',;''゚ " ~' ' ,;'' ~'ー:;.:;;wリ゙W゛jリwj".:;.:'"゙:.:゙,:;、,"'.
,;'',;' v'゚ ;~,;''゚ ; '゚ ; ~' ',; '' , ~' ' ``リ゙W゛jリwjr'
,;'',;''゚ ;~ ~ '゚ ; ~' ',;'' `゙''、:::.. リwj'゚ ;
'゚ , ~' ',;'' `゙'':::..wj
''" '" ~' ,, ,;'' ~ '゚ ; ~' ',;'' `゙''、
'' " ' " ~'
やる夫はその後の45年を、己の悟りを伝える行脚と説法に費やし切ることとなる。
.
720 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:06:19.61 ID:96abAHYo
――我が子の弟子入りを。
/ \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
. / \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
/ \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/ \.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
/ -――  ̄:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
. / / _ ____..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/ /, " .::::::::::::::::::::::::::::::\::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
. / // ::::::::::::::::::::\.:.:.:.:.:.:.:.:.
! ///  ̄ ̄`` ::::::::::::::::::::\:.:.::.:..::
U/, くl::::| ( ◯ ) ( ◯:::):::::|:::\:.:;
{ く::::::::ー─-、_ ...:::::::::::::::::i:::::::ノノ
> \:::::::::::::::::::::::\::.. ´ ...::::::::::::/::/´. :.
/ 7ニ三ミヽ::::::!::...- ─‐..:::::::::::::_;< :. :. :. :
. / /.:.:.:.:.:.:.:.:.:`\::\`_フ:::::::,ィ彡⌒´:.:.\ :. :. :.
/ /.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:..:. ヽ、::r‐冖´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ :. :.
. / /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.: >不、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.丶:.
/ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : 厶 Yヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..i
721 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:06:56.16 ID:96abAHYo
――故郷の滅亡を。
_
/| r`l
|::|└:|
|::| ..:::|
,t |::| ..:::ト、
-}ト 、 ト、 /T|::|:::::::|:::
Y:ヒ、 ,、 || r┘.:|-┐|.;|:|::|:::::::|:::
工|工|工l工エエエl\ `=|;:{二 |:| /\.||...::/〉:::::::,⊥;:|::rェェェェ
__|___|_,工工]エエ}ニTニ7〉ェェェュ |;:厂 .r┴:/.::.:.└┐/.::: __|_rェェエlエ工
_|_|_;工工]エlエ|-[]─[[:ロ::ロ:{ |:;| |..::::':::: .r:、:...|:::::r┘..;;'エエ工[工[
__|_|_l工工;エエ|____]〕ニlニl 、.v,,!;:.v、ミ.:ゞ;yv;ゞ;ゞv;ゞ ,工/\>工工工
_|工|_;工工]エlエ|┴┬/>─‐> 、.v,,;..v、ミ.:ゞ;yv;ゞ;ゞv;ゞ.v;ゞゞ,上/ ./|エエ;工工
__|_|二l工工;エエ}┬//.::::/ 、.v,,;..v、ミ.:ゞ;yv;ゞ;ゞv;ゞ,v,,v,vゞゞ;;ゞv;ゞゞ,.上ェΥエlエ[工:[工[
_|_|_,工工]エlエ}//.::::/v、::.;.;... ;.w;ヾ.:゙;;ミ゙':ヾvv'w:,ゞ;;;ヾ.:;ゞ彡ゞ/.\\:|エエ{工[工工
__|二l_l工工;エエl/,,;;,/ ....-::.;.;::.::::-..... .. .... . ... ... .`"''、v,;.wVゞ;v;ゞ;';\::..:\{エlエ[工工工
_|_|_l;;工工;エエl-_L-|,,;..v、 ....::. ::: .:.;:へ.;.'.. ._... .'.. __ `.';;::.._/\二:トニH.{エエ[工l工工
、.v,,;..v、, 工工エエ|-l_ L|vゞ;ヾ.:゙;;ミ゙',,,ゞ、.v,,;..v、 ~~. .::/vへ\-/:/\へ . 、.v,,;.v<|ニHニ|エエ}工]工[ニ
ゞ;爻彡ヾ;ゞ;yゞ、.vk,,..vl,|ゞ゙;ミ゙、.v,,;..v<>'ニニTニニTニTニ>/./,:、:.:.\;ゞミ.:ゞ;y;、HニH.kv,l.v[工;工工
”v:";v;oゞゞ;yゞ ゞ;爻彡ヾ;,,;..v、,...:/ ./:/.ー〜「l─「l─「l-|:|./ <;~~`.::: llニコ;;::/>.爻v;oゞ;ゞ彡ゞ゙;
.:゙;ゞ;ヾ.:゙;;ミ゙':,oヾv”v':,ゞ;;ミ゙'爻。....:~~'〜<二二二>~ ~~ ~/ <\\ ゞ;ヾ.</:ゞ;yゞ゙;;ミ゙':,;oゞ;ヾ;
.:゙;;ミ゙':,”:";oヾv;;ミ゙'爻vゞ;ヾ.:゙;;ミ゙':,;.;:: .:. .... ..' . ....::.;.~~`´:~:.::~~.~`.... .. . __ ゞ;ヾ゙ヾ;ゞ;yゞ;ミ゙':,ゞ.彡
722 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:08:12.31 ID:96abAHYo
従兄弟の裏切りを――
,. -─────────‐- .、
/ \
/ \
/ :::::::::::::::::::::::::::::::: \
/ / / ̄\\::::;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::// ̄\\ \
/ | |. ┃ .| | ::::;;;;;;;;;;;;;::::| |. ┃ .| | \
/ \ \_// :::::::::::::::::: \\_// .\
/ .| | .\
/ |\ /| .ヽ
| | 工工工工工工工工工工工工工工| .|
| \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |
| \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |
| \エエ工工工工工工エエ/ |
ヽ /
\ /
\ /
723 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:09:00.45 ID:96abAHYo
――弟子の死を。
_,...-‐::::::: ̄:::::::ー-..、
/::::::::::::_;:. -一ー- 、::::`ヽ、
,..-::':::::::::::;/ _,.......-‐-..ヽ::ヽ:ヽ、
,.:':::::::::;:::/::::' ,..-:'::´::::::::::::::::::::ヽ:ヽ::ヽ:ヽ
/::::::::::::l:;'::::::|/:|:::l:::::';:::::::::::::::::::::::ヽ:ヽ::ヘ::ヘ
: /::::::::;:.-d:::::::|:::::::|::::';::::::':;:::::::::::::ヽ::::;;ゝヘ:::ヘ::ハ
::::::r'´ /'|:::::::|::::::ハ:::::ト、:::::ヽ、:::::::::rく::::::l:::|:::::l::ハ
::::::ヽ,ノ, |:::::::|::‐ト-、:」_ ヽ、::\ー/:::_ヽ:::N';::::|::::l
:::::::/ ./7r|::::::::ト:::| ヽ、`ヽ`¨ー ,.-‐`|::|::::|l:::|
::::/ /,'||:::::::::lヾ ,..-‐-、 、 |::l:::;'||::|
::ヽ_/::l rヘ::::::::::l ′ |::lイ::||::|
:::::|::::::`‐! l:::、:::::', 、... -‐  ̄! ,!::||::| l:|
l::::|::::::::l:::ヽ」;:::';:::::'., ヽニ ノ ,i':::;',:/ ′
. l::::|、::::::l:::::::::ト:::lヽ:::ヽ  ̄ ,.:'/!:〃
ゝH::::::::';::::::::l:ヽ',_ヽ::ヽ_ー- 、...__ /:::l l/
. ':;lヽ::::::ヽ::::::l:::l.\` -\ ̄二ニ二ニ=ュ_
`,.ゝ::::::',ヽ::',ヾ_,...r'^` ^¨ヽ、
r‐' /ヽ:::', `ヽ、r' (
ヽ、ノ `7ー'´ __.........__ {
`ー-‐'¨ _,.r-‐'´ `ヽ._r
/,r' ヽ
724 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:09:30.96 ID:96abAHYo
ありとあらゆる、喜びと悲しみを乗り越えて――
.
725 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:10:11.10 ID:96abAHYo
45年後。 やる夫、八十歳にして入滅。 没年月日、全て明らかならず――
;;;;;;;;_;;;;;_;;;;;;_;;;;;;;;;;;
.::::/ \;;;;;;;;;;;;;;
::;;;;;./ ゙ヾ;;;;;;;;;;;;;;
::::/ ─ ─ \;;;;;;;;;;;;;;;;
::;;;.i (─) (─) };;;;,,,,,;;;;;;;;;;
::;;;;::... (__人__) /;;;;;::;;;;;
;;;:,チ''゛''::'' `⌒ ´'::''''' ゙゙Y;;;;:;;;;;
::;;;;y'´ , `::::::::' `{;;;;;::;;;;;
::;;;.(, ″ '(;;;::;;;;;
;;;;;:`,ll'-、 \ ll |:::;;;;;;;;;;;;;;;
::::| ゙;,_ ,: ゙、 i;;;;,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;
:::::i :::: .'-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;ハ i::::: ....::::'' `'<;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
::;;;;;.ハ '(i|||||lllllllliiii=''′ .,};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
_,,,,,lllllllシ ,,illllllllllll″ ,__,,,,,,,,,iiillllllllllllllllllll
.(lllllllllllll、,,,ィ'illlllllllllllllli, ゙ lllllllllllllllll!゙゙llllllllllllllll
`”゙゙゙゙゙゙llllllllllllllllllllllllュ,,j'llll !.llllllllllll
死期を悟り、滅びた故郷を目指すさなかの死であったと伝えられる。
.
726 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 22:11:33.23 ID:UUQIf2k0
(-人ー) 合掌
727 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:12:06.27 ID:96abAHYo
後にやる夫が口頭で語り続けた言葉は、弟子たちの手により文章となり、経典が成立。
, ─── 、
ゝ/_________\
/ | / / ⌒ ヽ ⌒ヽl
l |─| ー | ー | 傍に仕えて多くを聞いた僕が、やる夫さまの説法を残そう。
Y⌒ ` ー oー ヽ
ヽ_ ___ ノ
\ \ __ / / 『我聞如是(かくのごとく我、聞けり)――』
,-` ー── <
/ __l/l ,-、-く ヽ
/ // ̄ ヽノノノ |
, ┴‐ 、ヽ __ / |
/ /  ̄ `\ |
|──|/ \‐──|
| /  ̄ ヽ/ | ノ
| / / \_ノ /
【アナンダ(阿難陀)】
.
728 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:13:28.49 ID:96abAHYo
その百数十年後、アショーカ王によるインド亜大陸の統一。
ノヽ)) ヽ,,rーrヽ,, ,,ノi
,ノ~'tiii"(t i}}|j " "ツヽ|t
iヽ/ツii|}}从、}iii)''ijリリ} 、 ノツリ、
ii}}y"}!、iii、'';/r"t}}}(iij,yiiヽ-リヽii}j、,, "リ
t,`、i、}ヽ''ii);;|iMtヽ''" `" ノ ""ノノノjjり ''フ
、)" ミ;;,,t、ti;i、 t;;、、))リiノツノ/""''彡"彡 ョ 我、仏法をもって、
i、`''i ;;;;:::ijj}、`';;;;;;'"":::;;;'" ,,,, 廴r''ツ r'
't、 ;;;、 t;; ::;;;`;;;;;;;;;;|}:::'"::;;'"ii" 、迄 彡ノツ
ヽ, ;) (|;;ヽ;;、;;;;;;;;;ノ':::i:::;'":::';;" ::'≡ " ノ 民心を統一せん――!
'i ,;i,,、;;、、,;; ;;;;、;;;i'i},,ir')ノ,,,,,,,,___ :::ミ≡:r'i
t ;t;;iitーミゥテ;;、刈シ='r'-ミュォヲヲ ')'''/'|:|
'',、,i'"` ̄"::::了 j''"` ̄:::::" ;;リ/)リ/i ,,
. t、i':::: :::::::| ,' j"" :::リ'、/イ'(,, 、、 -ー '",、 ~ヽ
ヽt::::::: :::::t,,ハ ,、) ;;;;:::i-ー'"t))::::: ..;、-'",, " ヽ
i;t :::::::::::~'- '":" 了 ,i;;;;::: t:::;、-'" '" /
,,, 、 - ーt;ヽ ::::::::;;、、、:::,,, ;;'" /;;;;::: ,、'":::::彡
,,、- ''":::::::::::::::::::t:;ヽ :::::":::::::::::::`' / , ';;;;;;;r''":::::::...
,,、-'"::::::::::::::::::::::::::::::::::t::;;ヽ ;;;::::::::: "/;;;;/::::::::::
,,、- '"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::t:::;;;ヽ :::::::::::: 、';;;;;r'"::::::::
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::t:::;;;;;;'、;;;;;;;;;,、 -';、-'":::::
/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ソ:::;;;、 - ーー'''"::::::::::: ....::''"
./ ;;;;;;;;;;、 -ーー ''''' """ '''' ー,-ー''''::":::::::::::::::::::::::::::::::::::::
""" ー ニ"、,,,,,,,,_:::,,,,,,,,,:::__,,,、 -ー'"
【アショーカ王(在位:紀元前268年頃 - 紀元前232年頃)】
仏教を統治に利用した彼の手により――
.
729 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:14:14.73 ID:96abAHYo
仏教は、やる夫がかつて教えを説いた域を越え、
インド全域、そして周辺各国へと広まっていくことになる――
ー-、
\__,-、 .......::::::::::::::......
) ..........:::::::::::::::::::::::::::::::::.........
(_ ....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....
ヽ__ :::::::::::::[やる夫の伝道した領域]:::::::::
,-、-、ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
,、`--' / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,、 /ヽ
ヽ ̄ ̄ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: / `'`ー' \
\ i~ゝ ( j
`ー‐' | /
| 「`'
| /
〉 /
| _,-'
. | /`'
| /
| 、-'`'
| /
ヽ ( ,-、
\ /⌒` / ヽ
`ー―' { |
ヽ_ノ
.
730 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:14:45.95 ID:96abAHYo
だが、同時に社会情勢の変化や教団の大規模化に伴い、
衆生救済を目指す改革派(大衆部)と、やる夫の言葉を厳守する保守派(上座部)で対立が深刻化。
::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:|::.\::.::.::/:::::::::::\::|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.
::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:l::.::.::.\/::::::::::::::::::,ィ::|人::.::.::.::.!::.::.::.::.::.::.
::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:{::.::.::.::.::〉:.,イ:/´:::/::}::| .::∨::.::.:|::.::.::.::.::.::.
人々をッ!! ::.::.::.::.::.::.::.∧::.::.::|::.::.::.::/ ノ} ...:::::/::/≦-‐ ∨::.:|::.::.::.::.::.::.
::.::.::.::.::.::.:/、ヘ::.::.:ト、::.::.:{〃.::::ィ≦ィg}´ ノヘ::イ::.::.::.::ィ::/
救済するのがッ! ::.::.::.::.::.::〈:ヾ≧、::{__ヘ::::|{{ィ厶彡/___ -=彡}/|::.::./ |/
::.:∧::.::.::.ハ::::'、_\,rキ{ ー彳'  ̄ ̄ |/ /
::.:l ∨::.::.::l::::`' ̄´ .::': `
ヾ{ ∨::.:.ハ::::::::::. .:::::j ,;:"
仏法の目的じゃねぇか――ッッ!! ∨/从::::::::::::::.ノ ,.
V \::::::(
/\::::-一-.. ...:::::::::.
/ \::::...___ ,. -へ:::ヾ::::
/ \{ー─-- 十 く}}}:::}}
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
. / l!/! ,イ ...... ..::::::::::
! レイ! l /! l∨.l :::::::::..... ト、l! :.. ...::::::::::::::
l イ / ! レ ! ヽ、!` :::::::::::::::::.. ヽ∧:::.....:::::::::::::::::
. l l ∨! ム ::::∧ ::::::::::::::::::::.. ::::::::::::::::::::::::::
l 从/ :.. l-マ::::ト、 ヽ!ヽ :::::::::::∧:::::..ム卩:::::::::::::::::::::::
l仏 ::::::....卜、ト、l::! ヽ :::::::::::l ヽ::::rァr'}::::::::::::::::::::::::
! ヽ :::::::::::.', ヽ弋!ヌヽ、-〉.ヘ::::::::::::lr弋升 ̄/l:::::::/ヽ::::::::::
. l ::::ヽ、_:::::::ヽ、`ー―‐ ' ヽ、:::lー┬―' l::::://:::::∧:
l :::::::::::::ムゝ、_ `=- ∨ 丁ノ:::::::::::/ ヽ
l:::::::::::::::::ヽ } /イ::ト、::::/
l::::::::∧::::::,ヽ ,___´___. /:::::/ V 教祖の言葉から外れて、何が仏法だッ!
ヽ、! ヽ「ムィヽ ムー――‐.{ /)〉:::::/
`. l! ヽ !:l: : : : : : : l! /'´l::::::/ 片腹痛い――ッ!!
l `ヽゞ===ァ/ l∧/
, -―― '´ヽ `ヽ、 / `ー- 、
仏教における主要な二系統。 大乗仏教と上座部仏教の『根本分裂』である――
.
731 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:16:09.18 ID:96abAHYo
そして更に時は流れ。それら二系統の教えを記した経典が、
時系列も整理されないままに流れ込んだのが――中国である。
,/´
、--、 _ (´
ノ / /  ̄| `ヽ
、´ `~ ̄`) ,,_ノ `′ (_,、 `ヽ
ノ / (_ ,‐-っ, く `|
ノ く /`‐´ /´ ) /
く´~ ( / / レ´
,ッ-、__ノ~´ ) _,,ノ´ く,,_
―-、__-‐‐、 ̄`ヽ、 `ヽ, ´‐〜´~ \
`ヽ, ´‐‐―` `>
`ヽ, ノ~~~ ̄>
| _,,-―、, ,ノ´ し、_
| _ノ `ヽ、ノ~~`‐´ |
|, _/~ ノ´
|, ,,ノ~ ノ
´| _ | |
~ `~ ノ
ノ
ノ´
,、_ - ‐´
_,, -´
/ ̄( /´
_/ `´
/
732 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:16:47.10 ID:96abAHYo
, -‐―‐- 、
//////,x‐-、 ヽ
/ { { { リ./,__ `l ∧_
}`ー―'´ /,/___ `ヽ.|_ヽ_ 素晴らしい教えだとは分かるが――
|∠\{. !/,イo.ノ リト) }、
゙、<¨o>! " .¨、__.u ィ' { \r‐―――――
l  ̄,.| ‐、 } )'´ /.:::| ::::::::::::::::::::::::::: 経典の量も多く、複雑に過ぎる。
`ヽ!ゝ'´_ u /`y′ /.:::::j ::::::::::::::::::::::::::::
/∧_'三ン _, / !,/.::::::/.:::::::::::::::::::::::::::::
/.:::::::::::.`ヽ_>' 、/ :::::::::::::::::::::::::
/! .:::::::::::::::::::::::::::: __xー-/¨`'⌒>‐、:::::::::::::::::::
/.| .::::::::::::::::::::::::: /ュ _| j / ,/ヽ、:::::::::::::: 要点や重要度を、整理していかねば。
| :| :::::::::::::::::::::::: `ー‐´r.┤ / / イl ト、 ::::::::::
| :| ::::::::::::::::::::: 〈 ::::::::. Yノ)x`ー`ー'__,ノ| \─
. | ::l ::::::::::::::::::o==< :. `´  ̄´>、 ,ノ `l }
. | ::.\ ::::::::::::::::::::::::::::| ::::::::::::::::::: { / |:
. l :::::::..\ ::::::::::::::::::::: | ::::::::::::::::::: |、 j. |:
ヽ、::\_\__ ::::::::o=====`ー-、 l:
ノ .::::::::: ̄ |\__ :::::\ ::::::::::::::::::::::::::.\
| :::::::::: /ノ! :::::::.` ::::::| :::::::::::::::::::::::::::::
この過程で仏教は中国独特の文化とも交わり、
また、多くの漢訳された経典と、その注釈書が成立する。
.
733 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:19:36.46 ID:96abAHYo
そして、西暦538年――ついに朝鮮半島を通じ、日本に仏教が伝来する。
/三三三三三` ‐-三三三
/三三三三三 三三三
`ー====- _ 三三三
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‐-三
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/::::::/ ̄ ̄`"`'゜`'`'‐、__:_:::::::::::::::::::::::::::::
ノ::::::/ 'ーz::::::::::::::::::::
/:::::::l-- __ ノ:::::::::::::::::::
'゜ ̄ノ::l '‐+-、 ‐- _ l::::::::::::::::::::::::
/、ノ ‐`'゜ノ ‐+- _ l::::::::::::::::::::::::
/ 、`-' ` /::::::::::::::::::::::::: やあ、これはいい教えだ。
l / ゜ /::::::::::::::::::::::::::
^i r‐、 l ` 〃l:::ハ::::::∧::::/
. l. l l l _ /゜) 、::/ 、::/ 日ノ本にも広めなければ!
l.l l / ヽ-‐ ̄ > // ∨ レ
ll l 、 `-‐' ゜ -‐ '゜l
´ l ヽ  ̄ / l
r―-、 ヽ , ´ l
`‐、 ヽ `-‐ T ̄ l⌒ヽ
ノ l l l: : : l
/ 〃l /: : / ヘ
/ _ '´〃: l / /: : : : /ヘ ` ‐
/ _ -‐ 二-'´〃: : l / /: : : : : :l /: : ` -、
 ̄7 /_ -‐'´: : : : ://: : : : l /: : : : : : : ://: : : : : :
: : l /: : : : : : : : : ://: : : : : ヽ /: : : : : : : : : //: : : : : :
【 聖徳太子(574 - 662年) 】
聖徳太子をはじめとする人々の努力により、仏教は日本へと受容され――
.
734 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 22:22:10.64 ID:SXgudhEo
>>733
この聖徳太子じゃダメだwwww
735 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:23:42.51 ID:96abAHYo
多くの僧により、多くの教えと、多くの救いが説かれ続ける。
_ _
r、ヽヽ ,..
l.i^iヽヽ! l
`、ヽ `!
`、 ` {
ヽ , ヘヘ 諸君 私は仏教が好きだ
ヽ' / \ 諸君 私は仏教が好きだ
く 。. \ ,.-、、ヘ 諸君 私は仏教が大好きだ
\゚ 。 \ ,.._彡ミ',ハ、
\ `ゝ、._ ,イヽ (_ノ彡, ヽ
\ __ヽ.l. ヽi、 `i彡ノ// `;- 初期仏教が好きだ
_ ヽ-─  ̄__,..-l、 L./// ,F` 説一切有部が好きだ
ヽ´ _. -‐'ニィ○l `` ‐_,ーイ//,ト 経量部が好きだ
/ヽ`=i ,.-'´, - '´,. ヘ. _,!‐.ニ∠._,.-` !、 唯識形象真実派が好きだ
/ //_..i' /'"l∠ _,.-─‐,.、 `_ヽ、 ヽ 唯識形象虚偽派が好きだ
/ /‐-´-〈 イ ...._i'_ i' r(ヽ! l'´ .i 経量行中観派が好きだ
,' / i ヽ l、`ヽ-、/{ヽヽヽ!ミミ、`、 中観自立論証派が好きだ
,' i' i. ヽ l、  ̄li. i ` lトl `゙ ヽ 中観帰謬論証派が好きだ
i /l ヽ,.-'′ l、 lヽ ノ ,! `、 初・中・後期 大乗仏教が好きだ
,l. /.{ _ l、 ! `l,.'- ´ / 密教が好きだ
./l/ ! l _.- '´ ヽ. i、 l.\-- ..._ /
/ l l l ヽ ,.- ´ i、 l \ 平原で 精舎で 僧院で 仏塔で 寺院で
,' l l l.i ´ i、l. \ 霊鷲山で 欲界で 色界で 無色界で
,' l l. l. l、 _. - ´ i、l. ヽ 三界六道 全ての世界で説かれる
,' l. ヽ、_j l、 __.. - ´ l l、 ヽ
i l. `、 `、 ´ l. l、 /ヽ, ありとあらゆる仏教が大好きだ
`ヽ、l `、 ヽ l l、 ヽ. / ヽ
` / l `、 ヽ l l、 `
736 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:24:40.34 ID:96abAHYo
・
・
・
この、現代に至るまで――
i
__ _l___
__ ___ __ |iiii|llllllllllllllllllllll|‐┐
_, |iil lii|llllllllllll|llllllllllll| il |iiii|llllllllllllllllllllll|iiii|
::::| |iil lii|llllllllllll|llllllllllll| il _ ____|iiii|llllllllllllllllllllll|iiii| _ _ _ _ _
 ̄|;:;:_ ____::::|iil lii|llllllllllll|llllllllllll|;;::''il;;:;;|iiiiiii|llllllllllllllllll|ii|llllllllllllllllllllll|iiii|-:;;;:;:;:;:;:;:;:;::;:;::;:;::;:;:;::;:;:;::;|:::::|,,il;;:;:;_
==|-|iiiiii|lllllllllllllllll|;::|iil lii|llllllllllll|llllllllllll|;┌"::::|iiiiiii|llllllllllllllllll|ii|llllllllllllllllllllll|iiii|;;;| il.,.ュ kilァ;l;:i=ュiik=;; |:::::|::il;;::|;;;;;;|
==|: |iiiiii|lllllllllllllllll|;;;|iil lii|llllllllllll|l ,--,:.─┐ュ:|iiiiiii|llllllllllllllllll|ii|llllllllllllllllllllll|iiii|;ュ -k=liュliiik:==ュ-i--,.----l;;;;;kュ==
|三|三三|lllllllllllllll|::;|iil lii|llllllllllll|l|===l===|──lii|llllllllllllllllll|ii|llllllllllllllllllllll|iiii|; lililili;;:==ュニニ_;;l: |iiiii|iiiiiiiiiiiii| ==ュii
|三|三三|lllllllllllllll|;;:|iil lii|llllllllllll|l|===l===|iiiiiiiiii|ii|llllllllllllllllll|ii|llllllllllllllllllllll|─┐-- lliik=ュ─┐ |iiiii|iiiiiiiiiiiii||iiiiiii|;:::
|三|三三|lllllllllllllll|,..|iil lii|llllllllllll|l|===l===|iiiii|三li|llllllllll| l| ̄||llllllllllllllllllllll|iiiiiii|lklii=ュ|i_l ̄ ̄l ̄l__iii|kliili;=ュ|i
|三|三三|三|三三li|iil|三|三;|ll|l|===l===|iiiii|三 li|llllllllll|=|==||llllllllllllllllllllll|iiiii|----lii| ;== ̄ ̄| ̄ ̄ ̄:|i|___ilk=
|三|三三|三|三三l:|iil|三| 三:|ll|l|===l===|-l==l===lllllll|=|==||llllllllllΠllllll|iiiii|iiiiiiiiii| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄|::lii==
|::::::l二二二l二二二二l: |三:|lll" ̄l:l===||三三|三|=ュ|=|= l ̄ ̄ ̄l ̄ ̄l___ii|lココココココll|;:ロロロロロロl|:::|:==t
|::::::|iiiiiiiiiiiiiii|llllll|:::::|lllllll|:i|三:|ll|+++|:l三:|_|三三| 三|==|=|= |三三| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|lコココココll|;:ロロロロロロl|三三|
|::::::|iiiiiiiiiiiiiii|llllll|:::::|lllllll|:i|三:|ll|+++|:l三:|_|三三| 三|==|=|= |三三|lコlコlコlコ|lロロロロロ|lコココココll|;:ロロロロロロl|─┐|
|::::::|iiiiiiiiiiiiiii|llllll|:::::|lllllll|:|lllllllllllll|iiiii||:l 三:|l---l---llTTTTlTTTTl: |lコlコlコlコ|lロロロロロ|lコココココll|;:ロロロロロロl|:==:|:;|
737 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 22:25:07.46 ID:UUQIf2k0
>>735
これ、本当に坊さんが改変した結果だから困るwwww
738 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:25:19.50 ID:96abAHYo
悲しむ時。 悼む時。 餓える時。 どうしようもなく、苦しい時――
そんな時は、耳を澄ませてみよう。
.
739 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:28:00.68 ID:96abAHYo
.
740 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:29:01.66 ID:96abAHYo
――……――――い……、かお――?
.
741 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:30:46.29 ID:96abAHYo
やる夫の言葉は、君に、届いてるかお――?
.
742 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:31:46.30 ID:96abAHYo
彼の言葉は――今も、あなたの傍に。
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ.;;.ッ ィ゛
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "
:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ ` `
:;;; ;;;;.....:::/ `
;....;;;: :;i;..ii| ` ` `
:::: ;;;..;.ii:i| ` ` ____ `
::..;;;.::.. :ii| ` /⌒ ⌒\ `
:::.::;.; .:i;:iii| ` /( ー) (ー) \
:;;.:. ..;;.ii;i| /::::::⌒(__人__)⌒::::: \` `
;....;;;: :;i;..ii| ` ` | |r┬-| |
:::: ;;;..;.ii:i| \ `ー'´ / `
::..;;;.::.. :ii| r´、___∩∩__, / ` `
:::.::;.; .:i;:iii| ` \__ ´人 ` _ノ
:;;.:. ..;;.ii;i| ` ` |  ̄  ̄ | `
【 やる夫・シッダールタが目覚めた人になるようです 終 】
.
743 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/10/03(日) 22:33:04.90 ID:zokOTFE0
乙
744 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 22:33:34.08 ID:Kd0Vum6o
乙でした!
745 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 22:34:35.66 ID:UUQIf2k0
お疲れ様でした!
746 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 22:37:31.34 ID:3qDKNMIo
乙
お疲れ様でした
シッダールタ編は、これで完結ですねww
747 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 22:41:13.14 ID:EFvfI12o
乙乙乙乙乙乙
乙
乙
乙
乙
乙乙 乙
乙乙乙乙乙乙
748 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/03(日) 22:41:53.98 ID:96abAHYo
長らくのお付き合い、まことにありがとうございました。
悟りの内容については、できるだけ分かりやすさを優先したため、細部にはツッコミどころがあるかもしれません。
ご了承ください。
やる夫シッダールタ本編は、これにて完結となります。
解説などはまたいずれ。
749 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 22:53:06.89 ID:94x8hzco
長らく乙でしたー
750 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/03(日) 23:05:24.41 ID:40lpjB2o
乙でした!
751 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 00:05:33.19 ID:vrE2aI6o
乙でした。極端はいけない。普通に考えれば当たり前のことなんだけど、それに気づくのはなかなか難しいんでしょうね。
752 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 00:11:24.65 ID:3WGRXhoo
>>751
なにかに全力で打ち込めばいずれ救われる、っていう考え方のほうが楽で受け入れやすいんだよな。
バランスよくって言うと、常に考えていなきゃいけない。
むしろ、思考停止せずに考え続けるからこそ悟りにいたれるのかしら?
753 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 00:34:55.36 ID:fVieLJM0
本当に全力で打ち込められればな。全力を尽くすって、言うのは簡単だけど案外難しい。
754 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 03:12:53.29 ID:0/3qVnco
乙乙
自分の仏教知識なんて手塚ブッダくらいだったのですっごくわかりやすく教えてもらって興味わいたわ
ありがとうございました
こんな時間に起きてるのが悪だということはわかるんだが
>>697
善いことと悪いことってどうやって判断すりゃいいんだ?
自分の思うところを尊重すればいいのか社会の言うところを聞けばいいのか
中道が大事って言われても迷ってしまう
あと
>>702
ってニヒリズムになっちゃわないか?
自分が悩んでることを誤解とか錯覚って片付けるのは目の前のことを投げ出しちゃうことにはならんかな?
極端がいけないとはいえなんかよくわからないんじゃよー!
わがままばっか言って申し訳ないけど仏教でどう言ってるのかどうすれば勉強できるか教えてほすぃんじゃよー!
755 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 03:43:27.86 ID:/oqbnmMo
>>754
横レスですが、
>>702
、
>>689
辺りからの流れもあわせて書かれているのは、
永遠に続くものは存在しない(=諸行無常)のに、
それを永遠につづくと誤解するから苦しみが生まれる
ということだと思います。仏教の根本的な考え方っすね。
ただし、それは人形のように生きろということではない(
>>699
)、
というのも同時に重要な点かと。
756 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 04:47:17.64 ID:glo6R9Uo
長らく乙でした。
一人の仏弟子として、読むたび、仏教の学習と実戦に励む気持ちを再確認させて
いただきました。感謝の言葉もありません。
>>754
>どうすれば勉強できるか教えてほすぃんじゃよー!
匿名掲示板にやってくる人ならとりあえず、ニコニコの蝉丸pさんの動画や旧HPの勧
学院のリンク先を片っ端から読むとこから初めてみては。
http://www7.ocn.ne.jp/~priest.1/kangakuinmain.htm
>自分の思うところを尊重すればいいのか社会の言うところを聞けばいいのか
どっちも間違い。ブッダの教えが正しい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E6%AD%A3%E9%81%93
http://www.j-theravada.net/kogi/kogi3.html
http://www.unkar.org/read/life9.2ch.net/psy/1202399688
http://www4.tokai.or.jp/kyuguan/mutoku/19_09shaka%202.html
ググってみたがこれぐらいしかみつからない。誰か他良いサイトにご存知の方いらっしゃ
ったら教えてください。
757 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 06:12:26.87 ID:hykrSoko
乙です。
でも、梵天勧請の件を読むと、ご本人、
自分の教えが大衆向けでないと思ってたんじゃないかなあ。
わたしのさとったこの真理は深遠で、見がたく、難解であり、しずまり、
絶妙であり、思考の域を超え、微妙であり、賢者のみよく知るところである。
ところがこの世の人々は、執著のこだわりを楽しみ、執著のこだわりに耽り、
執著のこだわりを嬉しがっている。
さて執著のこだわりを楽しみ、執著のこだわりに耽り、
執著のこだわりを嬉しがっている人びとには、
(これを条件としてかれがあるということ)すなわち縁起という道理は見がたい。
またすべての形成作用のしずまること、すべての執著を捨て去ること、妄執の消滅、
貪欲を離れること、止滅、やすらぎ(ニルバーナ)というこの道理もまた見がたい。
だから、わたくしが理法を説いたとしても、もしも他の人々がわたくしのいうことを
理解してくれなければ、わたくしには疲労が残るだけだ。わたくしには憂慮があるだけだ。
(『律蔵』)
これ実際割りとこの通りだし。
お釈迦さんほど論理的能力と分析能力に恵まれた人が
自分の教えの非大衆性を理解してなかったとは思えないから。
758 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 06:20:49.37 ID:hykrSoko
>>754
実際、社会的な問題を全て個人の中で解決しようとすると、社会や文明は進歩しない。
差別や不合理を肯定することにもなるからね。
もちろん、執着なくして技術や知識、文化の発展はないし。
だからといって、宗教がそれらを解決しようとするとそれはそれで問題がある。
先人の偉大な思索の一つとしてそれなりにお付き合いするのが吉かと。
勉強するなら、
「ブッダのことば―スッタニパータ 」(岩波文庫): 中村 元
「ブッダの真理のことば・感興のことば」 (岩波文庫): 中村 元
辺りを読んでみると面白いかも。
この二冊、かなり初期のパーリ語の仏典の翻訳だから、お釈迦さんの肉声に近い。
教説史を知りたいなら、
春秋社の『講座・大乗仏教』シリーズを図書館で読むとか。
無我や空の思想について知りたいなら、下記のサイトがおすすめ。
このサイトの解説は本当にわかりやすい。
ttp://www.j-world.com/usr/sakura/index.html
759 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 07:18:08.70 ID:77aSGSco
乙でしたー
非常に興味深く読ませていただきました
760 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 08:33:44.93 ID:yCrg2IEo
>>754
他の方が実にもっともな回答をしてくださっていますので、私からは二点だけ。
>善いことと悪いことってどうやって判断すりゃいいんだ?
仏教、仏法ですので仏陀の語った『善悪』……なのですが、じつのところ社会情勢の変化で
現代にそぐわなくなってるものがあることも否定しきれません。
ただ、在家信者向けに説かれた五戒なんかは、現代でも割と通用するのではないかと。
* 不殺生戒(ふせっしょうかい) - 生き物を殺してはいけない。
* 不偸盗戒(ふちゅうとうかい) - 他人のものを盗んではいけない。
* 不邪淫戒(ふじゃいんかい) - 自分の妻(または夫)以外と交わってはいけない。
* 不妄語戒(ふもうごかい) - うそをついてはいけない。
* 不飲酒戒(ふおんじゅかい) - 酒を飲んではいけない。
なお、ここで飲酒が殺害や窃盗、姦淫、虚偽に並んでいる理由は、「きちんとした思考を妨げるから」です。
ですから麻薬なども同様にこの戒でアウトです。論理的に自らの教えを組みたてた仏陀らしい考えですね。
まぁ、現代は昔よりもお酒が手軽になっておりますので――
問:酒飲むは、罪にて候か。
法然上人の答:まことには飲むべくもなけれども、この世の習い。
ってところでしょうか。
>自分が悩んでることを誤解とか錯覚って片付けるのは目の前のことを投げ出しちゃうことにはならんかな?
目の前の実務的な問題には、真面目に取り組むべきですね。
解決するならばそれでよし。
解決しないならば、解決するための能力を身につけるなり、無理だと割り切るなりの何らかの対応を講じて、
解決しない問題について延々と苦しまない、というのが仏教者的に正しい態度かと。
どのみち解決すべき時(問題の方の期限が切れるなり、自分に解決する能力が身につくなり、死ぬなりした時)がくれば
問題は解決するのですから、問題が解決しないのが永遠に続くかのようにと思うのは誤解であり錯覚ではないでしょうか?
私なりに受け止めた仏陀の言葉で言うと、そういうことです。
この作品で、仏教に興味を抱いて下さったのはとても嬉しいです。
勉強、頑張って下さい!
761 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 08:49:37.33 ID:yCrg2IEo
原始仏教はホントこのへん、冷笑主義、虚無主義スレスレな部分あるので誤解を生むこともありますが――
よく見てみると、きちんと違いがあります。
恐らく仏陀もニヒリストではなかった、と私は思っております。
仏陀が冷笑主義者、虚無主義者なら、四十五年も布教生活はできないでしょうから。
>>757
悟りを得た仏陀のもとに、梵天が布教を勧めに来る――という場面ですね。
仰る通り、恐らくご本人も、この教えの誤解されやすさや、複雑さは理解されていたのでしょうね。
それでかつての仲間のもとに向かったのは、人数は少なくともきっと理解してくれる人がいるという
分析もあったのでしょうね。
実際に、仏法はもう二千年以上残っているのですし、
布教に踏み切った仏陀の分析は正しかった、ということなのでしょう。
あるいは人間の善性や知性のほうが、仏陀の分析を越えていた、と少しばかり勝ち誇っても良いのかもしれません。
762 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 09:01:12.77 ID:yCrg2IEo
>>358
確かに半分がた正しいと思うのですが、半分は頷けません。
執着が技術や知識、文化の発展につながるのは確かです。
が、仏陀が否定したのは苦しみに繋がる、過剰な執着のみです。
「機械が好きだからいじる」「人を幸せにしたいから政治家を志す」「恋人と幸せになりたいから結婚する」程度の、
健全な執着までは否定していない――と、私はとらえています。
まぁ、悶え苦しむほどの過剰な執着や強い情念から生まれる技術や知識もあるので、完全に否定はしきれませんが……
少なくとも仏教的な考えでは社会が進歩しない、ということは無いと思いますよ。
763 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 09:05:59.19 ID:yCrg2IEo
ちなみに、ではなぜ僧侶は出家までするのかといえば、悟りに辿りつくには欲望の種が少ない方がいいから、
また仏陀と同じ経験をしたほうが辿りつきやすいから、というだけのことです。
美味しいものの匂いが周囲に溢れる屋台通りと、静かでうらぶれた田舎にポツンと立つ一軒家の、
どっちで暮らすのがダイエットに向いているか、みたいな問題でして。
やる気と学ぶ意欲があれば、在家だって過剰な執着を削ることはできます。
出家の方が間違いなく早くて確実、というだけで。
764 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 09:09:35.96 ID:yCrg2IEo
>>762
の
>>358
はアンカーミスでした。
>>758
です。
他にもレスを下さった皆さん一人一人にお礼を申し上げたいのですが、
時間と手間の都合もありましてままなりません。
明確な疑問のほかに対して、まとめてお礼を申し上げる失礼をおゆるしください。
皆さん、全八話にわたるお付き合い、ありがとうございました!
765 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 10:25:24.25 ID:hykrSoko
>>761
仏教と言ってもお釈迦さんの説とは大分変わってるものも多いので、
割りとご本人の危惧は当たってるんじゃないかと思います。
自灯明と言っておられるんで、ご本人は苦笑くらいで済まされるような気もしますが、
まあ、悟りを開くというのが賢者のための手法であろうというのは確かかと。
>>762
や、仏教といっても広いのであれなんですが、
例えば、正法眼蔵とか見ると出家の社会性はゼロです。
つか、本気でみながあれやると社会が崩壊します。
特に作家とかは不妄語戒に引っかかりますしねw
で、事実としても日本での伝教大師以降の流れとして戒律否定とか、
インドの未だに残るカーストの問題とかもありますので、
仏教で社会を云々というのは違うと思いますよ。というのが私論です。
餅は餅屋、仏教はあくまでの個人の自己問題解決のための思想と
割り切った方がいいんじゃないでしょうか。
766 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 14:13:26.46 ID:oJSWqkko
>>765
>仏教で社会を云々というのは違うと思いますよ。
でもそう勘違い(むしろワザと?)してる人っているよね。「信心の社会性」とかの
言葉を振りかざして。…お東の人ならわかると思うけど。
767 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/10/04(月) 14:28:19.37 ID:vLk.XMQ0
乙でした
釈迦の教えって宗教じゃなくて哲学なんじゃね?
ふとそう思った
768 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 14:43:58.39 ID:KGpCMI6o
そう言う議論はずっとあるね
769 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 15:05:16.68 ID:w6pjklYo
>>767
それを言うならまず哲学と宗教の定義を…とか泥沼になるからやめれww
俺が仏教やってて一番びっくりしたのは、日本でやってたこと、学んだことが
スリランカのもっとも原初に近いところでも共通語として使えたことだな。
ああ、過去の仏教者たちは、こんなに努力して残し、伝えてくれたんだなあ、
と静かな感動を覚えたよ。
770 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 18:56:26.26 ID:yCrg2IEo
>>765
気候風土によって、求められる宗教は変化しますしね。
原典の教えが色濃く残る地域もありますし、一面では危惧が当たり、一面では危惧が外れている、
といった具合でしょうか。
あとはどこに着眼するかですね。
あー、それと後半ですがすみません。ちょっとこちらに読み違えがありました。
仏教が信じられている社会の問題ではなく、社会の問題に大して仏教をもって取り組む場合、ですね。
はい、おっしゃる通りだと思います。
仏教で社会を云々が違うというお話には、まったく同意です。
餅は餅屋。私もそうあるべきだと思います。
ちょっと誤読で話をややこしくしてしまってすみません。
771 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 19:43:45.18 ID:yCrg2IEo
>>766
>でもそう勘違い(むしろワザと?)してる人っているよね。
>「信心の社会性」とかの言葉を振りかざして。
>…お東の人ならわかると思うけど。
痛いほどよく分かります。
ここで読者の皆様がうちの宗派、教団に変な憧れを抱かない程度に生々しく、嫌な部分を暴露しましょう。
えー、今の東本願寺の活動の主要な三本柱は、
「同朋会運動(50年ほど前から継続してるため、停止状態と運動状態の違いが私にはよく分からないですが、改革運動だとか)」
「同和問題(ノーコメント)」
「靖国問題(ノーコメント)」
だそうです。あと死刑反対運動とかもしてましたね。
……計測器用意したら、針が左方向に振り切れると思います。
ただ、別に東本願寺(真宗大谷派)の信者はオールそっち系の人、というわけではありません。
中枢付近に、こういう方向で声のでっかいのが巣食ってる状態、だと思って下さい。
772 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 19:54:45.67 ID:Xb7P3lIo
うろおぼえだけど、あさま山荘に関連して、彼らを擁護していた坊さんがいたよーな
773 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 20:03:26.85 ID:yCrg2IEo
>>772
うん。
基本的に、いい人が多いんです。
建前としても、いい人であることを求められる職ですし。
ですから、その、なんですか。
そっち方面との親和性が高く――
ええい、ぶっちゃけよう!
完結直後にあるまじきことですが、少々、愚痴を吐かせてください。
774 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 20:07:21.53 ID:yCrg2IEo
【以下、精神衛生上よろしくない、あまり楽しくない話です】
. __
./::::::. \
/::::::ヽ;;: \ 宗教と左は親和性が高いつったが――
. (:::::(::::冫 |
. (:人;;;) . 例えば、な? 東本願寺で僧を目指すとマジきっついぞー。|
r‐-;::::::. . |
(三)):::::.. . | 資格取る過程で「同和問題」とか「靖国問題」の講義聴講が普通に義務だ。
>::::ノ:::::::::. /
/::: / ヽ;::::::::: /
/::::/ ⌒ヾ:::::::::::.〈 まる一日使ってやられた日にゃ、もう、なんつーか……
(;;;;__ゝ:;;:::::\/:::::)
. |\::::::::::::;;:1
. |:::::\;;/:::|
775 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 20:09:11.64 ID:yCrg2IEo
/ ̄三\
/;;;; _ノ 三 \
|;;;;;;; ( ○)(○)
. |;;;;; (__人__) リアルにこんな顔して受け流すしかねぇよ、もう――
|;;; ` ⌒´ノ
. |;;;; }
. ヽ;;; }
ヽ;;;l ノ
/ く
| \
| |ヽ、二⌒)
776 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 20:11:48.61 ID:P.CV1io0
変な憧れを抱かない程度ってレベルじゃないような・・・
777 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 20:13:36.30 ID:yCrg2IEo
, n / ̄ ̄\ .n
. / / j.´_ノ ヽ、u'l lヽ、 当然、上がそんな状況だもんだから、
/,イ / (○)(○) .l i i i
〈 .r {u (__人__) .i. } } 〉
', i. ', ` ⌒´ / / 1.真面目に僧侶として活動する
.i l. ,' ./ 2.教団に利益が出る
. ヽ、_.イ、. 人 ノ 3.そっち系の活動に金と人が注ぎ込まれる
ヽ 〈_ノ ノ
| ./
| . | ――という、惨憺たる有様。
778 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 20:13:55.31 ID:Xb7P3lIo
被差別部落の形成に本願寺が関わっている、とゆー学説があったな(全てについてではないが)
これについてどう思いますか?
779 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 20:14:43.28 ID:yCrg2IEo
/ ̄ ̄\
/ _ノ;jijii;丶_ !
,ク(゜_))ij(_゜))!`i
| ヒlli(__人__).ソ /
l \ .,キ呪カ'/ / 自分の信仰が、こんな政治活動の踏み台に使われるんだぜ?
.\ ヾ狂リ | {
/ヽ |ー-イ!_ノ`、
/::::/i_ノ|_/:;l:::::::|
|::/:::;:/;;:::::::::;|:::::::i 一時期は信仰と政治信条の乖離が酷くて、
|/:::;:/;;:::::::::::;i;;::::ノ
|:::::;;:|;;:::::::::::::::r
\;;/;;::::::::::::::::! マジでこころがちぎれそうになった。
|:::::::::::::::::::/
|:::::::::.::::::/
|:::::::::::::イ
780 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 20:18:03.96 ID:yCrg2IEo
>>776
なんかもう……すみません。
でも、これが現実なんだ、すまない。
>>778
学術研究の範囲内で、どうぞ真偽の追及を頑張って下さい。
ですかね……
781 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 20:19:34.21 ID:UgXmoQco
結局今の宗教って、人を道具にするための道具になってるように思うけど
上にある活動とかもそうだし、わかりやすい例だと宗教違うけど自爆テロとか
782 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 20:19:53.33 ID:yCrg2IEo
_________
/ 'r r.r.r.i
/ | | | | | 追い込まれすぎてな――
/ u .ノ.ノ.ノノノ
ハ_ノ ヽ、__ / /ノ キリスト教の日曜集会訪ねたんだぜ、坊主が。
/ (●)(● ) .( l ヽー―ー-、
/ .(__人___) ム イ r ヽ
./ / ヽ`⌒´ | .l / 、 l 讃美歌も歌った。
/ / 八_ 、__ /l | ,' l l
. / ,' ヽ| | ノ ハ l 主への祈りなんかもう暗唱できるぜ。
/ .l ∧ | レ' ノ l
/ l ノ ヽ | | ノ } マザーテレサの言葉は素晴らしい。
∧ / ,〆 ヘ l , ' l
ヽ、_,ノ'´ ヘ .l / ノ 人間愛に満ちてる。
', | / ,'
ト、 ノ ノ
783 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 20:22:58.07 ID:yCrg2IEo
>>781
人を扇動、利用することにも使えますが、「今の宗教」に限った話ではないかと思いますよ。
宗教が生まれた遥か古代から、ずっと続いていることです。
包丁振るって美味しい料理で人を救う人もいれば、
包丁振るって痛々しい事件で人を[
ピーーー
]人もいます。
つまり、そういうことかと。
784 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 20:25:20.50 ID:yCrg2IEo
まぁ多分、これなんかやる夫に言わせりゃ『無常を常と思う』典型なんだろうな。
,, -──- 、._
.-"´ \.
:/ _ノ ヽ、_ ヽ.: 上の連中の思想が偏ってる?
:/ o゚((●)) ((●))゚oヽ:
:| (__人__) |: 30年もすりゃ、皆くたばって解決するおwwwwww
:l ) ( l:
:` 、 `ー' /:
:, -‐ (_). /
:l_j_j_j と)丶─‐┬.''´ 迷妄wwwwwwww乙wwwwwwwwww
:ヽ :i |:
:/ :⊂ノ|:
実際、30年もほっときゃ解決する問題なんだから、
「30年ほっとく」か、「宗旨替えする」かを選ぶだけの問題なんだ。
gdgd執着して、ずるずる考えてるから苦しむ羽目になる。
785 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 20:25:59.75 ID:mmmXbLIo
>>782
追い詰められすぎだろwwwwwww
786 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 20:29:15.00 ID:yCrg2IEo
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー)
.| (__人__) まぁ、結論から言えばなんのことはない。
/ ` ⌒´ノ
/ ヽ ⊂二二 ̄\ 作者も悟れていないと、それだけのことだ。
/ \ ⊂、' ヽ
/ \_, `7 /
/ へ \ !/ /
| \ Υ / 人間と言うのは業が深い。
| \ /\
| / \__/.,,_r ヽ、 仏教をやるならそういう面も、ちょっとは覗いておくもんだ。
/ _,,__|'"´ レi }
| `'"´ `¨ー、 /ノノ
| }ィ ´/ 苦しみを知らずに苦しみを滅することはできないからな。
/\___,,.._7 /::/ , '
/::::::::::::::/::::::::::::::::{ /::/ /:
|:::::::::::::::|::::::::::::::::::! /:::/ f::::::
|:::::::::::::::|::::::::::::::::/ /:::( ヽ、 え? ちょっとどころじゃなかった?
|:::::::::::::/::::::::::::::/ {,_:::::::`ヽ、__,,ゝ
/:::::::::::::|:::::::::::::(_ `¨つ::::::::::::::: ……マジで申し訳ない。
|::::::::::::::::\:::::::::::::::::`¨ー-'"::::::::
::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::
787 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 20:31:30.84 ID:yCrg2IEo
まぁ、なにはともあれ解説も最後だ。 最後のテーマは――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「犀の角のようにただ独り歩め」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、 \ ,.:┐
.( ●)( ●) ..| / | やっぱりこれだろ、常識的に考えて。
(__人__) .|./ /
i⌒ ´ .r−、 |/ /
{ ヽ, ',. .,/ :/',
.ヽ .| l_/_, -‐、', 今週中にはお目見えできるはずだ、
.ヽ . | / , -−'i|
/ { V , -−ヘ ――その折はどうぞよしなに。
| ヽ L| r= |
.
788 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 20:35:04.12 ID:Xb7P3lIo
慰安婦問題とか、そうやって放置し続けても結局解決できていませんでした
思想は、個人が[
ピーーー
]ばそこで終わるってものじゃない、だから厄介なんだと思いますが
789 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 20:36:33.62 ID:cjVeLI2o
なんだか最遊記の「むしろ俺が何よりも捕らわれていたのは「無一物」という言葉そのものだったんだ」ってのを思い出す
790 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 20:36:58.80 ID:yCrg2IEo
>>785
「天にまします我らが父よ
願わくば
御名をあがめさせたまえ
御国をきたらせたまえ
御心の天に成るごとく、地にも成させたまえ
我らに日用の糧を今日も与えたまえ
我らが我らに罪をおかす人を我らが許すがごとく、
我らの罪をも許したまえ
我らを試みに遭わせず、悪より救いだしたまえ
国と力と栄えとは、限りなく汝のものなればなり。
アーメン。」
証明はできませんが、これを打ち込む際、私は何も資料を見ていません。
……追い込まれすぎですね、ええwwwwww
791 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 20:37:16.93 ID:UeyIE12o
真宗というと門首の大谷家に摂関家や宮家との通婚が多いことにビックリした記憶が…
当代の東本願寺の門首も今上天皇のいとこだとか。
792 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 20:39:25.14 ID:fVieLJM0
まとめサイトで読んだのだ話。
VIPかどこかで、いまだに部落を差別してそうな人がスレを立てた。
80年代の初めに生まれた俺には、今いちピンと来ない話だったんだけどね。
出身地で差別するなんて、とんでもない話としか思えないし。
実際、その問題の存在すら知らない人が多いみたいだった。いや、俺もよく知らんけど。
で、今の話を聞いて思いだしたレスがある。
「で?放っておけば消えてなくなる問題を、どうしてネットに上げるんだ?」
そうなんだよな。この問題だって、いつか時間が根絶してしまうと思うよ。
誰も、それに囚われなくなれば。
793 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 20:40:21.41 ID:yCrg2IEo
>>789
そういう観がに興味を抱いた場合、禅の臨済宗の方のあれこれを読んでみると幸せになれるかも。
794 :
文
◆Civ.a/bGUo
:2010/10/04(月) 20:42:25.58 ID:yCrg2IEo
>>791
有力者の親戚を宗派の主に据えることは、平安の昔から、大きな宗派はどこもやっていることでして――
うちの宗派も大きくなるにつれ、そういう伝統を踏襲したわけですね。
良い悪いの判断は、各人の御心にお任せします。
795 :
792
[sage]:2010/10/04(月) 20:43:28.59 ID:fVieLJM0
「読んだのだ話」って何なのだ。
もちろん、正しくは「読んだ話」なのだ orz
796 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 20:47:56.56 ID:P.CV1io0
何というか・・・お疲れ様です。
この先も何かとあってもくじけず精進なさってください、ぐらいしか門外漢の自分には×ことばが思いつきませんが。
797 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/04(月) 20:48:47.04 ID:yCrg2IEo
まぁ、ネタを振っておいてなんですが、あくまで話の枠外の愚痴ですので……
あんまり政治議論方面に突き進むのはご勘弁を。
残り200レス。
解説入れて、可能なら小話1つくらい書いて、1000まで埋めてそこで終わりにしたいなー、と思っております。
>>788
仏教的に言うならば、思想は個人の死では終わりませんが、それでも常住ではありません。
時代が変わればいずれ廃れるものかと。
まぁ、それを観測する私という存在の方が、先に滅びるかもしれませんけどね。
>>792
まったくですね。
798 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 20:50:42.12 ID:P.CV1io0
うわ、自分も入力間違ったorz
☓ ×ことば
○ かける言葉
799 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/04(月) 20:57:52.12 ID:yCrg2IEo
すみません、ありがとうございます。
どうもちょっと熱っぽいので今日は早めに寝ます。
風邪のせいか、だいぶ言わないでいいことを喋ってしまった気がします。
どうも、なんというか、まことに申し訳なく……
おやすみなさい。
800 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 21:16:01.94 ID:KtaFQo2o
お疲れ様です、おやすみなさい。
>>794
天台座主や門跡寺院などが凄いというのは知っていたんですが
真宗には結構ロック?なイメージがあったもので…
世襲が出来るところもあって、お公家さんに近いイメージが付きました。
801 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 21:44:47.33 ID:On5.ltUo
あー、うちのお寺の若い和尚さんも講話中に左派系の話混ぜてくるわw
正直、お布施がそっちに流れるのは辛いね。
まぁ、そんなお寺でもALS◎Kは入れてるけどw
ホームレスが物乞いに来ると、警備員呼んで追い出させるというwww
802 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/04(月) 22:25:50.85 ID:KGpCMI6o
宗教と左の親和性って事は他の宗派はどうなの?
同和に関しては西じゃ確かに真宗だけど
東じゃ曹洞もかなりのもんかと
803 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/05(火) 00:27:09.72 ID:4yLDwQSO
寺や教団の中で、教典や書物を読んで議論してばかりで外の世間に触れずに純粋培養されていると、
「我々が仏の教えで社会問題を解決するんだ!」みたいな勘違いに陥りやすくなるんだろうか。
804 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/05(火) 01:37:09.77 ID:nn3UyKU0
宗教と権力者や右の民族主義との親和性も世界史上いくらでも例があるけどね。
ハマって現実が見えなくなったり他人の迷惑に気付かないようになってしまえばロクでもないのは左右を問わない。
805 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/05(火) 03:03:13.96 ID:yKSLxSwo
日本だと神道が右派側だから仏教が左派になりやすいんだろか、
明治の神仏分離・廃仏毀釈が影響していそうな。
806 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/05(火) 03:15:23.94 ID:6k8gLAw0
>>790
スパ帝ヴォイスと例の廃人賛歌で脳内再生余裕でしたww
まぁ、日本の場合は神道が右巻き巻きなので、
仏教は対抗上左に巻かざるを得なかった面も大きいかと。
807 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/05(火) 04:26:28.18 ID:Qqr/XjQo
いやはや、追い詰められての行動を茶化すようで申し訳ないですが、
教会に坊さんが訪ねて来た時の聖職者の反応がどうだったのかが気になって仕方がない
808 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/05(火) 05:14:04.43 ID:TFQQ3AU0
>>782
実家が代々曹洞宗の俺も(坊主じゃないけど)教会に足しげく通ったことあるお。
・・・勧誘に来た女子高生が可愛ゲフゲフ
>>792
その辺りは懐かしの旧ゴーマニでも取り上げられてたな。
同和問題の中の人間でも「寝た子を起こすな」派と「知らしめて廃絶させよう」派が居るとか。
差別の問題はなくなったように表面上は見えても根深い問題でもあったりして扱いが難しい希ガス。
古い差別が消えても新たな差別が世を覆ったりも。
派遣・正社問題なんかまさに。じゃ垣根を無くせばスッキリ解決かっつーとそこまで単純じゃなかったり。
>>801
ホームレスに金をやっても酒代になるだけだからなあ。
809 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/05(火) 06:09:07.44 ID:rxU2T8go
ホームレスは下手に食事をあげると際限なくなる場合があるのも困ったところ。
そこをどう上手く切り抜けていくか、カトリックだが神父が大変そうだった…
それなりに手馴れてもいるようだったけど。
>>808
「いつか知った時に偏見を持たないように教育する」派と
「教育しなければやがて無くなる」派に分かれるようですね。
私の今住んでいる関西だと、まだまだ現在進行形なので教育は必要かと…
810 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/10/05(火) 10:15:15.98 ID:rfdrZto0
>>774-782
たしか日本のカトリック教会ってバチカンから「あんま政治に首突っ込むんじゃねー、コラ」
と注意されるほど左巻きなんじゃなかったっけ?
811 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/10/05(火) 15:15:21.32 ID:AiA4fKU0
すげーほしかった同人誌がなかなか手に入らず、
半年たったらどうでもよくなった、
おれ悟れたんじゃね?
812 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/05(火) 15:49:35.36 ID:X/.2LYc0
なのはさんがどうでもよくなっても、今度は唯にゃんとかわっちに
魂を惹かれたりしなければなっ。
813 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/05(火) 19:40:17.10 ID:itsHSBwo
>>812
全くだ
814 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/05(火) 20:35:03.25 ID:rGdqmoIo
ほんに、人間とは、業が深いものよ…
815 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/05(火) 20:47:05.97 ID:AxQ8cXIo
一晩寝て起きて治って、改めて自分が暴走して書いたことを見るこの心の痛さ……!
まことに申し訳ありませんでした。
こ、ここの部分は保管とか差し控えて貰えると嬉しいです……流石に宗教の嫌な面すぎる。
>>801
お気遣いありがとうございます。
ただ後半は、迂闊に施しをすると、どういうネットワークなのか後から後から――
という事態になるのはもう、寺院間の常識でして。
申し訳ないんですが、深刻に危険な状態(明らかに倒れる寸前とか)に見受けられる方以外は、
帰っていただくしかないんですよね……
酒に酔って押し掛けて宗教議論ふっかてきた方もいらっしゃいました。
本堂内に誰かが侵入して、いつの間にか燭台に蝋燭がつけられていたことも。
(下手すれば火事&火事になっても放火か火の不始末か判断つきかねる悪質さ)
賽銭、野菜泥棒くらいなら割と茶飯事。
「寺はもっと入りやすい、自由な場所にするべき!」という意見も耳にしますが、うん。
自由な場所にしすぎると、脅かされるものもあります。
>>807
浄土真宗は頭髪にも規定とかないので、髪、スポーツ刈り程度に残してまして……
普通の服着ると、普通に見えるんです。
流石に「仏教僧です、入れて下さーい」とキリスト教会に行くのは憚られます……!
>>802
私の知る限りですと、「あんまり政治活動に関わらない、信仰一途」か「左巻き」ですね。
816 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/05(火) 21:01:30.91 ID:AxQ8cXIo
>>809
はい。
そのへんは宗教施設の管理者になれば、一年くらいで慣れてしまいますね。
私は住職とかではないですが、そっち系の人から話を聞く限りでは。
>>810
プロテスタント、福音派系の小さいとこに寄らせて頂きました。
讃美歌多めの明るく賑やかな場所でして。
教会というのもいい場所だなぁ、と思いました。
>>811
( ゚д゚) 悟り
(\/\/
小五 ( ゚д゚) ロリ
\/| y |\/
小五 ( ゚д゚ ) ロリ
\/| y |\/
817 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/05(火) 23:41:49.74 ID:uwmIldAo
こっち見んなwwwwww
818 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/06(水) 00:01:20.71 ID:POxVVe6o
>>816
住職じゃないお坊さんって普段何してるの?
昔、お坊さんにしてベンチャー企業の社長という人からソフトウェアの授業を受けたけど、色々謎の存在だった。
819 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/06(水) 00:04:09.54 ID:lw5arM2o
やはり、人に仇なす魑魅魍魎を封じる退魔行を・・・
820 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/06(水) 00:25:05.62 ID:Qsrnm1so
>>818
住職=寺の最高責任者なので、そうではない僧侶も多くいます。
例えば親が住職で子も僧侶、というケースもありますし、
本山や地方の支部レベルの寺ですと、職員として働いている僧侶もいらっしゃいますね。
最近では、葬儀会社などに雇われるお寺のない僧侶さん、といったケースも。
まったくの推測になりますが、一番多いケースで考えますに、
その社長さんは家の事情で資格を取ったあと、起業されたのではないでしょうか。
家が寺なので、親兄弟に何かあった時のためにと手伝い程度に寺務に携わりつつ、
自分の仕事を持つ方もいらっしゃいますし。
>>819
そう、夜な夜なお経を片手に僧衣で徘徊――
……職務質問ものですね。
僧衣でググれって言われるくらい無理です。
821 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/06(水) 01:26:46.12 ID:55aghNMo
お寺にも新聞や宗教の勧誘って来たりするのかな?
前者はともかく、後者はもし実際にあったら、勧誘する人の度胸が凄いww
822 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/06(水) 01:35:27.92 ID:FwxKiEUo
前に寺なのに勧誘が来たってスレを読んだような気が・・・
キリスト教系は気にせず来るとか聞いたような・・・
823 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/06(水) 01:42:36.29 ID:Qsrnm1so
幸福の科学の勧誘ビラがきて、ちょっと寺に出す度胸に感心したことがあります。
道端でどっかの新興に勧誘された時に、「寺の坊主です」と言ったら
「では是非仏教についてお聞かせ(ry」とか返されたこともありますね。
私はその程度です。
824 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/06(水) 01:58:46.22 ID:FwxKiEUo
ぶっちゃけ今の日本の僧侶のほとんどは
家業でやってたりする訳だから
布教されたからって棄教してまで
他宗派他宗教に流れる人は
ほぼ居ないんじゃないかと思うんだが・・・
825 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/06(水) 08:29:36.67 ID:eVCPqkSO
家業だからこそ、本当は信仰してなくても坊さんやってる、みたいな場合もありそうだけど。
826 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/06(水) 13:01:30.23 ID:rLPywtco
>>782
みたいに迷っている可能性もあるしな…
827 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/06(水) 13:09:26.81 ID:iMm55Q60
キリスト教ねぇ。俺は信者でもなんでもないけど、ヒッポのアウグスティヌスが残した
「私の心はあなた(神)に向けられており、あなたに休らうまでは休らい得ません。」
って言葉が忘れられない。人間ってのは、好き勝手に行動していても良心の呵責に
耐えられなくなるものなんだよな。不幸な時は言うに及ばず、幸せで満ち足りている時でも
「俺はこれでいいのか?」と不安になるものだし。
828 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/06(水) 19:41:54.02 ID:8d0KilUo
そこらへんの良心なり不安なりを振り切れることができると、英雄や大悪人になれるんだろうな
829 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/06(水) 19:43:50.15 ID:0MCFqHgo
>>826
真面目な人なら、迷うがゆえに出家してるんだろうしなww
830 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/06(水) 19:44:53.82 ID:7nJg6kso
>>820
なるほど!
実家の近所のお寺は住み込みの住職一家がいるだけだったから、なんとなく寺=お坊さん一人だと思い込んでました。
831 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/10/06(水) 20:27:37.81 ID:dTpTzOQ0
>やはり、人に仇なす魑魅魍魎を封じる退魔行を・・・
これか?
http://www.youtube.com/watch?v=PumFnlu9EIY
832 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/06(水) 21:31:57.03 ID:eVCPqkSO
住職が改宗しちゃった!という話も探せばありそうな気がする。
833 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 00:45:54.07 ID:KNL1avYo
>>832
住職ではないだろうけど
坊主専門の出会い系?サイトで改宗できます!みたいな事書いてる人なら昔テレビで見た
834 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 00:56:11.74 ID:X62IP1wo
>>825
流石に公然とではありませんが、そういう方もいらっしゃいます。
>>832
住職レベルだと社会的な責任もありますので、私の知る限りは聞きませんね――
改宗どころか入院するだけで、地域の各種宗教儀礼が滞りますから責任重いです。
寺の息子レベルだと普通に他宗に走る人は、稀にいます。
坊主めくり 2009.06.12 Friday 僧職系男子だけど
http://bouzumekuri.jugem.cc/?day=20090612
より引用させて頂きますが、
「殊に寺生まれであるプレッシャーは相当なモノで
檀家さんからは、俺らの金で通わせてるとか素行に至るまで細かくチェックされ
親からは、有形無形の期待や失望などを受け
大概は、寺を継いでくれたら車買ってやるからとか言われて目先の餌に食いつくような、
自宗の教義の説明も法話も出来ないような、頭のぬくいバカボンか
プレッシャーに耐えかねて電波・アウトロー・鬱方面など新たな地平に旅立ってしまわれるか
バランスの良い子が極めて少ない事態を招く」
と、このような指摘がなされるような現実が御座いまして……
プレッシャーに耐えかねて、他宗の教義に救いを見出す方も、ええ。稀にいらっしゃいます。
かくいう私とて寺の子かつ、バランスが良いかは極めて疑問。
多分、鬱方向にやや針が傾いているかと。
835 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 01:14:15.38 ID:X62IP1wo
さて。本日、10/7(木)の21:00〜、最後の解説を投下させて頂きます。
>>833
すごい人もいたもんですねwww
>>830
お寺も色々ですからねー。
地域全体の習慣(布施の額とか法要の頻度とか)や、檀家さんの経済状況にもよりますが、
檀家数300くらいが、寺の仕事のみで子供ふくめて家族を養えるラインとされています。
500を越えるラインになると、もう僧侶を雇うレベルの大きな寺院。
逆に檀家数100を割ってる、副業持ちのお寺もありますね。
一見のどかな風情ですが、兼業は非常に大変です。
836 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 01:48:34.34 ID:z53VpnMo
>>834
そーいや知り合いの寺は
1つの方は兄貴ゲイの引きこもり妹リスカの放浪癖
もう1つは神経過敏の周囲が全て敵に見えてしょうがない奴だったな
837 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:02:04.45 ID:X62IP1wo
それでは予告通り、投下を開始します。
838 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:04:11.44 ID:X62IP1wo
○以降、解説など
 ̄ ̄ 、
´ \
. / \
/ ヽ
i 丶
l /  ̄ 丶
| __ ヽ 丶 やる夫シッダールタ、
ヽ/ i イ`丶 l 丶
ヽ ヽ ゝ _ ', ついに完結だろ。
丶i イ`丶 l `ヽ ヽ
ゝ , ヽ _ 丿 \‐、-..、
ヽ ゝ ノ , ‐ ´ ソ:.:.:.:\
ヽ ´ ' /:.:.:.:.:.:/\
\ / /:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.ヽ、
\ / /:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
ヽ / /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
ヽ __ ィ /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
839 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:04:52.59 ID:X62IP1wo
_, -──‐- 、、
入 `ヽ ̄`ヽノ二ニy‐-、
,r' /.::::>、.:.:.:::::::{,/⌒Y⌒ヽト、
/ /.::::/ \.::::( ,〈薔〉、 / j〉
,′,イ/ \:ゝ彡ニミノ;::イ
!レイ/ ``ヾ、 イ:::i:/
〈川j '" ̄` ´ ̄`` ゙,;;;;;;;リ
`ゞj! ,r=ュ ,r=ュ i;;;;/
}ト、 / / / 丶 / / / _ソ 長い間お付き合い下さり、
_>‐ 、 l⌒7 /⌒〕
に 二ニ j>ュ、二 _, イ.:V⌒〕_ 本当に感謝に堪えないかしら!
,ィ ´ ̄〔二_〕::,ィ仝>、::::リ〔二〕 \
〈/ に7::://::::l i::::::::に7 l
>、 __ ,.ィ孑://:::::::| |:::::::.孑 , ノ{
/ , 二ニ/\.::::::::::::::/ ノ) `メ^ 'ー-\
/ `y' i >rュ< i厂 \ \
,イ \ | |/!\_| | y'′ 〉
/ ,′ \ | /jハj\ | / /
840 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:05:56.74 ID:X62IP1wo
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「犀の角のようにただ独り歩め」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、 \ ,.:┐ というわけで、最後はこれ。
.( ●)( ●) ..| / |
(__人__) .|./ /
i⌒ ´ .r−、 |/ /
{ ヽ, ',. .,/ :/', 保管サイトの「それにつけても金の欲しさよ」さまが、
.ヽ .| l_/_, -‐、',
.ヽ . | / , -−'i| まとめページに掲載してくださった言葉だ。
/ { V , -−ヘ
| ヽ L| r= |
841 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:09:56.28 ID:X62IP1wo
/:::、::::::、::::::、::::/::::jL、
/:::/::/\:::\:::辻-く仁、
i::::i::/__ ` ー ミ _∧ ニ/{
l::::レ.ァニ、ヽ ィニ、ヘ_ノレ'
>>150
で読者の方から教えて貰ったかしら!
゙:」 ´込ソ . 込ソ i::/
/∧  ̄ r==┐ ̄ ∧ヽ
, --、 {!`ーヽ. 、___ノ メー' i}、 揺れ動き心を乱す環境から、
/ ̄>‐、」::_:_:_-:i>┬<!:-:_:_:_:」i
/ / / ト、7∠イ::i⌒i:::iヽ:ニ:ニ:ノ\ 精神を自由にすること(=独居)の
_ヽ ´/、 __ニ」:::! ゚ i:::l〉=:、. .ヽ \
\___\ ノ/r=_ _「i::! ゚ i:/{!三:`ー' i ,, l 素晴らしさを語る言葉なのかしら!
/z{::::\ /::Y <<. 、ニr=_ノ .::i.:/ /
842 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 21:11:18.32 ID:fKI.QVUo
きた!
843 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:14:39.46 ID:X62IP1wo
(⊃ ̄ ̄\
(⊃ _ノ \
(⊃ ( ⌒)(⌒)
| (__人__) そうだな。
| ` ⌒´ノ
| } \ あ、出典は岩波文庫の中村元訳、
/ヽ } \
/ ヽ、____ノ ) 「仏陀のことば スッタニパータ」の「蛇の章」だ。
/ . | _/
| / ̄ ̄(_)
\ \ /| JJJ (
\ / /⊂_) _, -―‐- 、
// , -- 、_ >、
r'_ { , -、 }'、
/´ ̄ ̄三二ニヘ ゝソ ,'ハ
7ァ …―‐ -----\ /丶.ハ
l /_ _ - '´¨ \ ヽ l
「サイの角のように〜」の力強いリフレインが、 l |!  ̄ _ , − 、 V┐l!
∧ ヘヘ. /f¨ヽ ' |, -‐七Y゙ り l!
とても印象的なのかしら! < > r'ヘ、, -― 、 _ / ー‐' ノ 〃/
∨ | {丶  ̄ノ´、:::.` ¨´ r'/ ̄ヽ
/ / 大 ¨´ - −' ∠/  ̄ソ
〈 Vミ>_ 、__ イ| 「l ̄ソ-、
V |!ーr‐__j___」「f T ',
/ヘ、 ハ. ! 〈/¨\〉 リ l ',
入ルxイ´」 | ハ | ',
,' ヘ /ヽj l ヽ
/ ヽ } |\ ハ / }
l \ ! \ / /
844 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:19:13.45 ID:X62IP1wo
/ ̄ ̄\
/ _ノ .ヽ、\
| (●)(●) | 元々、やる夫の教えは弟子への口伝。
. | (__人__) .|
| ` ⌒´ ノ 暗唱が容易なように、弟子により詩の形式にされたためだな。
. r─一'´ ̄`<ヽ }
. `ー‐ァ , ) , -'~⌒ヽ、
ノ {. ,ヘ ,l. ゝ、_ .'ヽ) 単なる詩としても楽しめる。
. /, 、 _ /. | . ', . .. .ヽ、
(/ / // / / ...| ...|\..\\ \_) ……一部を抜粋しよう。
/ // / / . . \_\_)、_)
ー' {_/ノ ."´
845 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:20:00.98 ID:X62IP1wo
三六 交わりをしたならば愛情が生ずる。愛情にしたがってこの苦しみが起る。
愛情から禍いの生ずることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。
三九 林の中で、縛られていない鹿が食物を求めて欲するところに赴くように、
聡明な人は独立自由をめざして、犀の角のようにただ独り歩め。
四八 金の細工人がみごとに仕上げた二つの輝く黄金の腕輪を、
一つの腕にはめれば、ぶつかり合う。それを見て、犀の角のようにただ独り歩め。
五〇 実に欲望は色とりどりで甘美であり、心に楽しく、種々のかたちで、心を攪乱する。
欲望の対象にはこの患いのあることを見て、犀の角のようにただ独り歩め。
五六 貪ることなく、詐ることなく、渇望することなく、(見せかけで)覆うことなく、濁りと迷妄とを除き去り、
全世界において妄執のないものとなって、犀の角のようにただ独り歩め。
六一 「これは執着である。ここには楽しみは少く、快い味わいも少くて、苦しみが多い。
これは魚を釣る針である」と知って、賢者は、犀の角のようにただ独り歩め。
六二 水の中の魚が網を破るように、また火がすでに焼いたところに戻ってこないように、
諸々の(煩悩の)結び目を破り去って、犀の角のようにただ独り歩め。
七○ 妄執の消滅を求めて、怠らず、明敏であって、学ぶこと深く、こころをとどめ、
理法を明らかに知り、自制し、努力して、犀の角のようにただ独り歩め。
七一 音声に驚かない獅子のように、網にとらえられない風のように、
水に汚されない蓮のように、犀の角のようにただ独り歩め。
七二 歯牙強く獣どもの王である獅子が他の獣にうち勝ち制圧してふるまうように、辺地の坐臥に親しめ。
犀の角のようにただ独り歩め。
.
846 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:22:28.45 ID:X62IP1wo
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ ( ;;;;(
| ( ─)(─ ) ;;;;)
| (__人__) /;;/
. | ノ l;;,´ ……ただ読むだけでも、なかなか味があるだろう。
| ∩ ノ)━・'
/ / _ノ´
(. \ / ./ │
\ " /___| |
. \/ ___ / /⌒
{! _ ____
,ヘ -‐< r-く ̄Yヽ√V⌒ヽ,
{ ヽ \\」、 ,r-‐仆一ヘ, く_
/入 \ { -厂 ,ィァ:示ミく冫」__
/// \ 、 辷厂_{i{Yδ}lリ} !:::::く
/// \ し'{._}::::::込ゞ≠くノ:::<|
i/,' \  ̄):::;イ:ト≠彡'\:::( !
|| >∨ l!::;ゝー≠イ V|
ヽ! ‐-、 '´ \|/ `¨´__ 、,'
でも、それだけじゃ解説にならないかしら! l! ≠示ミ__`¨ヾミ/ ̄ヾ/
| ≠示ミ __ 〃 {:::し} ヽ rヲ }
やらない夫、何か解釈するかしら! メ ̄{:::し}Y⌒{{ Vツ / , ー=く
+ 〈| Vツ } ゞ===≠7 ≠ ミ}
,ゞ==="` / /イ{ ==≦、
/ ミ>_.. _ ー ___{ {_,.Lゝ== ミ}
>={ /:∧:≧ーァ{__,...` }_}){ ミ<
/ ミ} !::l__>仆={__,.. /_ )、 ̄`>彳
>ニ二、 ∨::://ヾ;{.___/} く \_{ ≦、
{ ニミ} `´// 〉〉ヘ厂_ソ `¨´)〕_
 ̄ヾ_く // //くノ- } {_ミ}
{_ミ} ん |! ` ̄\ \__)ソ
\__}ソ レゝ } ¨´
847 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:23:18.14 ID:X62IP1wo
/´ ̄ ̄  ̄ ̄`\.
/: : : : \
/: : : : : '.,
|: : : : :|
| : :u : : : : : ., :|
|:: : : :_ ノ゛,, ;、、、 '"ヽ_ :|
|::::;;;( ●) ノヽ ( ● ) ;;:::| うん、無理。
|: : : ´"''", "''"´ :l
',: : . . ( j ) ./
_/二L___: :.`ー-‐´`ー-‐′ /ハー、__
/: : r':| r' ̄二ユ ./ : ',: :: :: :\__
: : : : | .| | / ) `) ./| : :.ヘ: :: :: :: :: :: :\__
: : : : |.ノ. ノ / ⌒ヽ_ /. |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: :: :\ ヽ- ´ .|: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ
: :: :: : l: `ー┬-、 ト、. /: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
: : ┐|: :: :: :: :\) 7 ./iii入/|: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
: : イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiii〈 /! : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
イノ : : / /: :: :\_  ̄\ii} |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|
848 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:24:59.73 ID:X62IP1wo
/ '´ ̄ × | l , - 、 \
/ __/ |l \ \ l \ ハ
/ / /// ! \ __j__, - 、ー 、
l ̄ ┐ /⌒} |/ ,.;==x、|、 \ |_ -‐{ く7| |
| / l |/ / 〃 }| ┘ l \/ l  ̄ゝ-イV' /
/! | ̄¨'| / // {|._〃 ,.;==x、 \__| ∨
/´)/) \l ///  ̄´ 〃 }|\ , l_〉
/ /´) l /└-、 {|._〃 ヽ| / か、解説を放棄したァァァ――!?
' / / ト、 / └−、_  ̄´// }'/
/l | \/ └ァ /// / ̄}
./ , -‐――,イ / ̄`ヽ / // / /
'‐‐'´ ̄) ___./  ̄ `ヽ. / /--イ
, - '´ ,| ___'\ V__/ l
イ //| 〈_/ > 、 /| , -/´)┐ ̄|
ス //└−ァ '/ / ¨T〒′/l // / / |
849 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:25:44.12 ID:X62IP1wo
___
, -‐ ` 、
/ ヽ
ハ
,′ ,l
| _,,.ィ"゙ l
. | =ニー=彡ニ''`ー--, |
l, _ノ⌒,,,_ ,ィ´● )'"゙ | 正直、無茶振りだぞ?
>>150
の完成度が高すぎる。
l =( ●フ=、; '"^'=''′ ,|
,,. -‐ゝハ, `゙゙゙゙´ 、 . : :! 南伝上座部の行者の言葉に、何を付け加えろと?
~´ : : : : : `ヽ:. i i } : : ト、.、
: : : : : : : : : ヽ、 '、_ノー-;ァ′. : :/ ヽ\、
:f: r : : : : : : : !丶 ` ''ニ'´ ,/ !:: : :`丶、_ 正直、蛇足だろJK。
: /: : : : : : : : :! ヽ、 ⌒ / : ,i: : : l!: : : : :`ヽ、
〃: :j: : : : : : : ゙i `ヽ、..,,__,, :ィ":: ,ノ:: : : : : : : : : : : :\
ノ: : : : : : : : : : :丶 : : ::::::::: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : :\
850 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:26:31.05 ID:X62IP1wo
. , イ / / ヽ、 \┌ヘ _,.. -ヘ. Y r句ミ} l}
/ ! / , ,. '´ \ `Y´::.::.::.::.:;:〉 ヽニく ) | }
,′ | / / ,.. '´ ヽ \_:,.ィ´ `ー-<`ヾ、
l ', / / / __,ノ `丶、 [__ヽ、 〉::.:::〉
| ll /´ 、 , - `ーく l ,.イノ‐'´
! ! l _ゝ== - 、 _ 〈 レ' 彳7
| ノ¬、! メ' /_三三メ /,..==と_ヽヘ l/
. l / ,ハ > i つゝニ!ク イ:ミ三::ヽ`/ ノ
. `、l ! 〃 ヽ ゝ--‐ ' .⊃ゝノク ,ヘ´
\ヽ |l / l ! ヽ. 、 `ー' /ヽ で、でも、もう解説も最後で――
/>|l U ' /く/
/ ヾ、 ノ ___ .// ヽ、
〃 ` ̄ 丁´ ( ア 人 l
,′ , -=≠=Vヽ、 ___ ,.. '′ `ヽ }
-ヘ 〃 /` , ィ^l>'´ __ノr<´ }/
`ヽ、_/厶ヘ / l / ` く_∧ ヽ_r<ニヽ、 ノ
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、 \
(●)(ー ) |
・・・・・ . (__人__) u .|
. ヽ`⌒ ´ |
{ /
lヽ、 ,ィ'.) ./
j .}ン// ヽ
ノ '"´  ̄〉 |
. { 勹.. |
ヽ 、__,,ノ . |
851 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:27:32.85 ID:X62IP1wo
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ ( ;;;;(
| ( ─)(─ ) ;;;;) なら、蛇足を覚悟でやるか。
| (__人__) /;;/
. | ノ l;;,´ こっからは門外漢の私的な解釈だ。
| ∩ ノ)━・'
/ / _ノ´
(. \ / ./ │ ――なんらかの学問的前提に基づいたものではないことは了解してくれ。
\ " /___| |
. \/ ___ /
| | , :´: : : : : : : : : : :__r‐ゞ、r、: ヽr¨≠ミ
l l /: : : : : : : : : : : : : :(_ fr=≡ミγ彡¨ヾ 7
ヽヽ , ': : : : : : : ____斗 チ r=テ、x f }
`十_ -‐ ¨: : : : : : : : : : 辷 fz __<{ 薔 } )二 ヽ
f:´: : : : : : : : : : : : : : : : :: :て <´<.〆ゝrヾ、\//
\ ゞ、___: : : : : : : : : : : : : :_ -´ ヽ_/ァハ:lェュヽ./
\ |: : : : ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ '´ l"゛l:l ヽ二二/
|: :|: : : :i ___ xrテ示z ヽ_:l::ヽ
i : i: : :.l '¨ l:p:::::::::l ト、ゝ-`ミ..、
___ l : l:.:.:.:! fテ示x ゞ __ン lr∧ヽ≦:.:|
l: : ヽ: :ゝ キ:p::::::::l , xwx j´彡ゝ>:<
` ‐-、‐ \.弋__ン r ´ ヽ γ⌒Y/: : : :/
/: //_\xwx ヽ __ ノ zf ヽ ノ彡: : :j
/ ヽ彡l:l: : ¨r-‐v‐z_==、ェュ_,fxェo  ̄/彡: : :>\
/ f彡:l:l==-、¨ヽヾ_.`.-‐ f:::」::::::_/⌒ヽ=ミ≦
ヽ≠: ヽ: :.≧ <´:::::::::, 'i:::l γ´ ノ 了
` ハ:(: 彡¨l _ヽ:/ l〇 l _ ゝ(`ー_ r、
〃ミ:,_-,::´/ \ _...-‐..¨:::::::::z _≧ f)
ゞ´| /__rL (:::::::::::_ -≦´ こ 二f)
852 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:29:03.72 ID:X62IP1wo
_, -‐
_, -‐  ̄ ‐=ニ=-
/ ̄ ̄ ̄\ _, -‐  ̄‐=ニ二ニ=- _, -‐  ̄
/ ヽ ,〜'_, -‐  ̄`ー-----― '
/ 丶 _,〜'_ッ'-
| _ノ ( ●) .厂
i ( ●) ! .⊃
| (__人_) /〉 俺はこれを読んだ時――
/∧ ,.<))/´二//⊃
/ : | ヽ / / '‐、二ニ⊃` 「サイの角のように」「歩め」って部分に含みを感じた。
, -‐'´: : : : :l 丶l ´ヽ〉: : : : \
/: : : : : : : : :| /_/ __人〉|: : : : :|
「ヾ: : : : : : : : : :l_/:_/ヽ. /´ | : : : : :|
〈\ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ー'〉 |_| |: : : : :|
!: : :ミヽ: : :/ `y′.: ',ゝ、_/ l: : : : : :|
! ⌒ヽ: : : :.ヾ/: ://: : : :| l: : : : : :|
_ __
,. ´ `´ `\
ノ7´ ', ヽ
{´/ ! ハ ?
r'1,' ハ
それは、 どういうことかしら? ∨゙! / i | |
{ / | | |
ヽv ヽ / ハ , .λ
,.,.=i^ヽ. ', ' .人 ヽ. / /} ト、
{/ ゝ.ハ / ` 、 ./ /ィノ !!
゙ ,. コ┴‐-、 ´,、_`__ / ̄`i "
レへ、 ./ニl=´ ‐┴〈__ ,. -'^ヽ
/ `゙<´ ̄ ̄ ̄フ \
853 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:30:36.73 ID:X62IP1wo
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) 単純だ。 “サイの角”を歩ませるのはサイだ。
| ` ⌒´ノ
. | . }
. ヽ } ( サイの角が単独で歩いているわけじゃない。
_ヽ ノ`ヽ、_ )
_/|\ ` 、,__ 、小 L  ̄ ヽ (
_, ハ \ ` ァ、 /ヘ,レ―‐‐、__i__,)
, -‐ ´ ,ゝ \/ _ 又/ ,ヽ\丁 ……まぁ、普通なら「サイの角のように」は、
/ ヾ. \ , イ{`< _ ,ィ 〉〉〉|
/ `゙ヾ\ ヽ/ ヽ\`く´ / `ー(/ | 「ただ一人」にかかると解釈するんだろうが。
! ´⌒` ヽ / `ーヲ`〈 i !
854 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:32:10.70 ID:X62IP1wo
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
 ̄¨ ̄ミー-―r--、
`i ツ ⌒ヽir== y´ヽ
:| : | : :lー┴-―┬--―〜ー- ..
:l| l: ll ::l ミ、 __,へ. , ィ
ニ_i i: il ミL -‐'''  ̄ ̄¨ ー--- ッ ' ´ ̄ lrヘヽ.―――vツ
ヾ、 レ‐''´ " イ l L_ィ`′ /{
ト、 ノ i: ソ l | / __|
イ フ l|: i ノ l| i| 、ィテ、 ソ __イ
/"'ー } i:: |ト、 i: i: i i il| i| ^ー´ ミゝ、.∠}
∠__. -‐┤ {ii:: ||ト、 l: l: l: : il i il| il ヽrヘ====(ソ
{ ヾii: ||||i ヘ、li: l: l: i il li:. ヽ、ゝ、_ ¨ヽ:::i::ノ
} ソi: ||/⌒てヽ、li l: l l人 、 _. -=三ミ、 /¨ T¨ ̄
`::..''、::;ソ lii: / '::、)// ーッ、_|l l: ト、l´ ヾ} .∠-‐' ソ
゙'::、 ::、..,,,} l|||||ll/ ::、 : //////  ̄¨''ーf/ ミミ}^L}三彡 /
::.、 ‐=三} l||||||{三ミ、 .〈〈〈/// ゝ/ ( ソ'⌒ ソ
::、 ::、 ミ{ l||||||||}三三三ミヽヽ〈.. ヽlir⌒ソ {=- /
:::::、:、 ミノ l/ il||{三三三ミミ、ヽ ヽ:、::、 :、 }ir⌒}. {、__ {
、 :、 :.、ソ/ l||{三三三三ミハーr‐ヽミ、 ::、 、: 、}レ⌒{. }三 }
:、::、ム、ニ三__}三三三三三三三三三三三ミムレへ V l l ヽ
:::: 、:: 、:: ::; ::; ̄ ̄''=三三三三三三三三ミ'ー--ヲト ┴┴┘
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
だが調べてみればサイってやつは、草食動物でありながら群れず、単独行動をするんだ。
別に「サイのようにただ一人歩め」でも、韻文や響きの都合はともかく、文としては成立する。
855 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:33:03.56 ID:X62IP1wo
/ ̄ ̄\
/ ノ ヽ
| (●)(ー) |
| (__人__) | とすると、
| u' ` ⌒´ |
ヽ } 修行者を「サイの角」に例える理由は――?
__,, -ヽ ノ -、
/⌒ヽ | \><ヘl ヽ \ .
{::: l \ ヽ };;{ | | i }
{:::::.. 〈;;,, ヽ V;;;}ノ l彡 ヽ とまぁ、少々強引に解釈してだな。
_,,.-‐''" |:::::::: ヽ--、 \ >--'⌒ヽ::. }
|| |_,,.ィ'|::::..... }_,,.-‐''"~ヽ_,,.-し':: )_,
|| | || !:: / .::ノ::::::::::. ノ
|| | || _ヽ,, .;::: _,,.-‐''"ー''--'' ̄
_,,. -‐''" `ー---''"
856 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:33:50.32 ID:X62IP1wo
/ ̄ ̄\
/ ヽ_ \ 精神的な独立は可能だ。
| ( ー)(●)
. | (__人__) だが人はけして、完全に“ただ一人歩む”ことは無い。
| ` ⌒´ノ
. | }
. ヽ } あくまで俺たちは、サイとの関係性――
ヽ ノ
_,,,,ノ|、 ̄//// \、 すなわち我が身をここに在らしめる因果あってこそ、
_,,..r''''"/ | \`'/ / |  ̄`''ー-、
/ / | /\ / / / ヽ いずこかを目指して歩むことが可能なのだ……
ノ | > |/)::::/\/ \ ノ /}
{ | { | ,r":::ヽ / / / // ハ
857 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:34:23.77 ID:X62IP1wo
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(ー)
. | (__人__) と、仏教定番の因果論的な解釈をしてみようか。
| ` ⌒´ノ
. | . }
. ヽ } ( 似たような主張は探したが見当たらない。
_ヽ ノ`ヽ、_ )
_/|\ ` 、,__ 、小 L  ̄ ヽ (
_, ハ \ ` ァ、 /ヘ,レ―‐‐、__i__,)
, -‐ ´ ,ゝ \/ _ 又/ ,ヽ\丁 ――ま、完全な手前味噌って奴だ。
/ ヾ. \ , イ{`< _ ,ィ 〉〉〉|
/ `゙ヾ\ ヽ/ ヽ\`く´ / `ー(/ |
! ´⌒` ヽ / `ーヲ`〈 i !
858 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:35:53.73 ID:X62IP1wo
___
〃 `
{{ , ----- _
ヾ 、Y⌒ヽー< _ > 、
斗i ` \
, ハ r 、_ ,ィ=,,ム
/ 入 、 ノ ,r-z´`´,,,,ィ=x廴
, /ノ \ ヽ く <::::::::::Y≦__:::::::/ ハ
! 〃 `ヽ、 \ ヾヽ:::::人辷ソ`''' y, ‘,
|/ ./ \- ヽ Y /`ー'''>/, i
| { \ -''´ \ \>x`ー=彡 |
ヽ_! __ r- _, -zム、 \ `ー''¨ i,'
|,ィ=x x彳::::::::飛>、 \ /
チ {::::ヽ {::::::::と以 ヽ\ x=-、 /
でも、仏教らしい解釈にはなってるかしら! 代c:リ ゞz;;;;lン } / (-、γ⌒Y'´
| ¨´ /ハ/ <人z-=,' │-−7
〃∧/ハ/ ' _ 〃 ̄ / `ソ ノ /
{./ ゝ ー''' ´ ノ {{ \!|\ ., 'γ ̄ `ヽ、> _
{{ > 、 `ー'´ _.. /廴_} / { ___ Y /
ヾ } >--≦У,八 (⌒! 〃 ` / /
}ト--=7´ ̄ふ> | 几 V } `ヽ /⌒)
| / / 人く\__Y 人/ `ヽ ,'__,人
|__,/ Y/ 川< /`ー、ヾ、 ノ( \
廴}、 /{ o ,}Y{イ |_ノ >-< Y⌒ヽノ
</ {:::::::::::::V::::::> |廴__,,ィ廴_ノ⌒Y,ノヽ
/ .|::::o::::::::::/ |ト、_ \ / }
859 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:36:19.57 ID:X62IP1wo
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(●) ――ありがとな。
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ
. | . } そして、精神を自由にする修行法として、
. ヽ } (
_ヽ ノ`ヽ、_ ) 具体的なものを一つ紹介しておこう。
_/|\ ` 、,__ 、小 L  ̄ ヽ (
_, ハ \ ` ァ、 /ヘ,レ―‐‐、__i__,)
, -‐ ´ ,ゝ \/ _ 又/ ,ヽ\丁 割と有名なものだが――
/ ヾ. \ , イ{`< _ ,ィ 〉〉〉|
/ `゙ヾ\ ヽ/ ヽ\`く´ / `ー(/ |
! ´⌒` ヽ / `ーヲ`〈 i !
860 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:37:20.25 ID:X62IP1wo
色々な考えに心が惑わされそうになった時は、今の自分を客観視してみることだ。
, -―- 、
/ \ ( 私は今、歩いている。 右、左、右、左―― )
/ \_ | ○
(●) (●) | O
(_人__) / o
l`⌒´ /
| ヽ
__!、____/ \
/、 ヽ r 、 ヽ
ハ ヽ Y`l | > Y
{ ヽ_ゾノ | レi i i}
`¨´ ヽ ハ `'''
> / ヘ
/ /ヽ ヘ
_,/ / ご_ノ
( ヽ /
\__ノ
861 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:38:06.22 ID:X62IP1wo
怒りも、悲しみも、痛みも、性衝動も、突発的に湧いてくる空想も、なにもかもだ。
/ ̄ ̄\ ( コイツを殴りたい! ……と、俺は思っている! )
ノし. u:_ノ` ,,\. ○
/⌒` ( ◯)(O): O
.:| j( (__人__) o
:| ^ 、` ⌒´ノ:
| u; ゙⌒}:
ヽ ゚ " }:
ヽ :j ノ: i |i |
/⌒ ヽ | || | |
:: / ̄ ̄ヽ :: \ || |i
:: (「 `rノ :: \ ||i \
:: ヽ ノ :: \ \
ガタッ! | | r 「\ \ \
| | | ノ \ \__ \
ヽ_ノ /||| l \_, `ヽ \
|| i / | ||| | (_つ ̄と_ノ) \
|| || | | ||| | \
862 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:38:43.93 ID:X62IP1wo
こういう風に自分の感情や感覚を、部外者のように眺める癖をつけると、
環境の影響でこころを振りまわされにくくなる。 こんな感じだな。
┏━━━━━┓ ┏━━━━━┓
┃ ┃ ┃ ┃
┃ 【環境】 ┃――『影響』―→┃ 【精神】 ┃
┃ ┃ ┃ ┃
┗━━━━━┛ ┗━━━━━┛
↑
|
┏━━━━━━━━━┓
┃ ┃
┃ 【客観視する心】 .┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━┛
割と簡単に実行することができるので、興味があれば実践してみると良い。
仏教関係の本を書店で適当に漁れば、より詳しいことも分かるだろう。
.
863 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:40:10.51 ID:X62IP1wo
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー) ……さて、いよいよお別れだ。
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ
.l^l^ln } 最後に『八宗綱要』という仏教入門書を書いた、
. ヽ L }
ゝ ノ ノ 凝念大徳なる高僧にあやかって、その言葉を引用しよう。
/ / \
/ / \
. / / |ヽ、二⌒)、
ヽ__ノ
864 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:41:51.87 ID:X62IP1wo
ア
「 人身聖教、受け難く値い難し 」 人の身を受けることは難しく、
仏法を聞く事もまた難しい。
タマタ ジュチ
「 適ま受値することを得たり 」 自分は偶然、そのどちらも得ることができた。
アニ モクシ
「 豈黙止することを得んや 」 どうして黙っていられるだろう、
いや、黙っていることなどできない。
ヨリ カンケン ライエン
「 仍て管見を揚げて以て来縁を結ぶ 」 そのために狭い知識を作品とし、
これをもって将来における仏縁を結ぶ。
ミク ク ボダイ ショウ
「 微功朽ちずんば、必ず菩提を証せん 」 この僅かな功徳が朽ちぬならば、
必ずや仏道を完成させられるだろう。
, ――-、
/ .:\
/ __ .::| ,.-、
∨ ヽ ....:::/ _,.、/:∠_
___, - 、 __,. -――<二二二>≦――-,、 ,. ‐'´::::ヽ:.:.:.:.:二ニヽ
゙ーァ:.:.:|::::::::`` ―- 、、 _r:'Ti::、:::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::/:ハ、 ,. ‐'´:::::::::::::::::|‐--―一'
/:_,:.:.,|::::::::::::::::::::::::::::``ー-‐'´:::::::ヾ', '、::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::://:ィ::`>―‐-- ‐'´::::::::::::::::::,. - '
'-´一'´`ー- 、、:::::::::::::::::::::::::::::::`丶:ヾ}}:::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::/:'シ ':/::::::::::::::::::::::::::::::::,. ‐ '´
`` ‐- 、_::::::::::_,. -‐``^ヾ::::::::::::::::::::〈:::::::::::::::::::::::::fr‐ '<-_::::::::::::::::::::_,. ‐'´
` ̄ /:::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::〈 `'-一''"´
865 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:42:58.93 ID:X62IP1wo
最後まで読んでいただき、感謝に堪えません。
皆様に、よき出会いがありますよう……
――では、“ご縁”があれば、また!
_.-―-t ヶ
/ _ <-..)― -- 、
,.-- /,i 丶ヽノ ,r‐,.-- 、ヽ`ヽ--、 /´ ̄ ̄  ̄ ̄`\.
\ { {`\ノ {. i ,`´、⌒ヾス /: : : : \
./ \¨ ゝ、 ,.-{{薔}}-、i } /: : : : : '.,
/ ./ .} 、 ヽ、У /ー''ヘ \} |: : : : :|
.′/ ./ `ー- 、ーヘ、._, -'yv' i / | : : : : : : : : ., :|
{ / ` ̄`ヽ'´ 、 /! |:: : : :_ ノ゛,, ;、、、 '"ヽ_ :|
マ /,. -- 、 ´  ̄ `マ i / } |::::;;;( ⌒) ノヽ ( ⌒ ) ;;:::|
マハ , マ ,-v′ |: : : ´"''", "''"´ ::|
゙Y、 ` ー―' Y` } . ',: : . . ( j ) /
/!ハ.` ̄´ xxxx _ ノ ノ _/二L___: `ー-‐ ー-‐′ ./ハー、_
〃. `圦xxx ` {、「´  ̄`ヽ. /: : r':| r' ̄二ユ `ー一' ./ : ',: :: :: ::\__
{l ,.´ ̄ゝ、 ー ‐' 〉!_ . /i /: : : : | .| | / ) `) /| : :.ヘ: :: :: :: :: :: ::\__
く´ _ > - -./ `ヽ. /‐ヘ /: : : : : : |.ノ. ノ / ⌒ヽ_ /. |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ
_>,l _ `ンフ l__ト、r三ー、,/ \: :: :: :: :: :\ ヽ- ´ |: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ
/ r―'-,.ハ // .| ヒー、/ \ :: : :: :: : |`ー┬-、 ト、. /: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
r'′ 二ア/ / / ゚ .| Yミ}' / ノ: : ::┐|: :: :: :: :\) 7 ./iii入/|: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
', `フ}/ / /。 .! .!"´/ /: : : イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiii〈 /! : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
', ラ{ ` "´ノ人 ム / / : :イノ : : / /: :: :\_  ̄\ii} |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|
866 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 21:43:42.43 ID:X62IP1wo
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛; ;ゞゞ.;;.ッ ィ゛
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;;ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ;;; "ゞ
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ;; ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "
:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;""
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ゞ ; ; ;
;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ ` `
:;;; ;;;;.....:::/ `
;....;;;: :;i;..ii| ` ` `
:::: ;;;..;.ii:i| ` ` ____ `
::..;;;.::.. :ii| ` /⌒ ⌒\ `
:::.::;.; .:i;:iii| ` /( ー) (ー) \
:;;.:. ..;;.ii;i| /::::::⌒(__人__)⌒::::: \` `
;....;;;: :;i;..ii| ` ` | |r┬-| |
:::: ;;;..;.ii:i| \ `ー'´ / `
::..;;;.::.. :ii| r´、___∩∩__, / ` `
:::.::;.; .:i;:iii| ` \__ ´人 ` _ノ
:;;.:. ..;;.ii;i| ` ` |  ̄  ̄ | `
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
慈しみと平静とあわれみと解脱と喜びとを
時に応じて修め、
一切世間に背くことなく、
犀の角のようにただ独り歩め。
――仏陀
【 やる夫・シッダールタが 目覚めた人になるようです ――おしまい 】
867 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 21:45:03.90 ID:WFe3rMgo
>>820
>葬儀会社などに雇われるお寺のない僧侶さん
いわゆる「マンション坊主」ってヤツですね。僧侶資格があるかどうかも怪しいという
人物もいるらしいし。
私の友人が僧侶で、結婚するときに嫁が「数年は二人で住みたい」という希望だった
のでアパート借りて実家の寺に通ってます。「マンション坊主」と思われるのが嫌なので
スーツ着てアパートを出るそうですww
868 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 21:46:11.85 ID:i8fxtkso
乙でした
869 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 21:47:56.93 ID:jU1aKH.o
乙でした。
自分を客観視…難しいなあ。
他にも色々考えさせられました。
870 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 21:51:43.36 ID:oPqTGLgo
乙でした
葬式以外では中々関わりのない仏教の思想に触れられて
とても有意義なスレでした
ナーガールジュナまだー?
871 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 21:59:20.06 ID:oZn47lMo
含蓄深い話でした、また会える日をお待ちしています
872 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 21:59:20.79 ID:2xapYfUo
乙
お疲れ様でした!
873 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 22:00:33.45 ID:z53VpnMo
面白かった〜〜
874 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 22:04:50.13 ID:X62IP1wo
>>869
一見難しいですが、習慣づけると過去の恥ずかしい記憶がふと蘇って「あ゛あああ……!?」とかなったり、
作業中につい色々と考えたりして時間使いすぎる、とかが減らせるので……
割とおすすめです。
>>870
>ナーガールジュナまだー?
無茶振りやめてwwwww
875 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 22:08:25.80 ID:z53VpnMo
>>874
え?これから色んな聖人をどんどんやる夫化するんでしょ?wwwwww
876 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 22:13:46.27 ID:bsJKoyIo
お疲れ様でしたw
>>865
“ご縁”とはまた仏法でも大事なお言葉をww
>>875
やめてHistoryスレの再開も楽しみにしているんだからやめてww
877 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 22:18:11.31 ID:QP1qUoYo
お疲れ様でしたー!カナマジプリティ
Historyスレももちろんですが、やる夫スレもまた読みたいです(チラッww
878 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:10:33.87 ID:X62IP1wo
>>875
┌─────────────┐
"  ̄ '''' '- ァ- ― ''''  ̄ "''、‐"~ "トィ '' "゙ │ │, 、"、-'"
" '' 、 / '' """ '' "" '、"" ''r '"ヾ ' ""│ 平安時代、末期―― │ "゙ " ;
" ''' "" " ゙ "゙ "゙ " " '' "" ' '' "│ │" ,, 、
'' " _r、 "_ ゙'' " "゙ ;_; ' 、 " _ '' "'' " └─────────────┘,, ; ;"゙"
/"''ー、―;;'"、"、 _ァ―、;;";;、 "'''、,,、―~;;"'';;,ァ―、;'''"'"'';; --、_,―;;"'''-、'";;;、ィ ニ ; ̄`ァ―、;;"'';;、-ニ
,―、" ̄ヾ";;"、、-< ̄`,―_ ̄;;"''、、`-ニ_;;";;、― l;;";"";;,、 ;;"、 l―‐i l ̄ ̄l ̄F―_,,,, 、、、、 -
,/ ̄/ヽ ;;;"ミ ;;"/  ̄lヽ ―' 、_,/ ;;、ヾ''";;、/ ̄丶;;"''"、_ ,,,,、、、、 ---―‐'''''"" ̄, " ;; 、
l ̄ 、,,ィ''i"i''=;;_ /____l_ヽ;;" ;/ ヽ \ ; ,, 、 ;; ,、ィ'"''‐- 、 ;; " " # ;;、 :
,,、ィ'"l l l,,ィ''" "'- ,, ;;""、;; '' "゙;,、_;_; ;; " ;;";; ;;"、 __\ ;; ,、ィ'"//// "''‐-、 " 、 ;;
l l l,,、ィ''"  ̄ ̄ ̄ ̄ "'-、;;_,,,, 、、、、 .;_"、 ゙ ";、 l,、ィ'" //////// ."''‐-、 :: .
-ニ゙| i――‐イ. ̄ ̄ll i"ニ- l l l l ヽ _ 、',; ;, . ; ,;;ノ、ィ'" ///////////// "''‐-、
l l _|_lェェェェェi|[[[[[[[[|_! l l l l l l l l,ヽ"゙ ̄  ̄ゝ;; ; ; シ "''‐‐、 ///////////////
l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l ヽ ;; "l;i!;;ll |ll|."''‐-、 ////////////,
―――――――――――――――‐ ` li!;;;l ; ; |ll|:::;;;;| l l "''‐-、 //////////
三| |三三l三三| |三三l三三| |三三l三三|! "'' ノl!;i!l ;" |ll|::;;;;;| l l l l l l l "''‐-、 ///////,
三| |三三l三三| |三三l「ュ三| |三三l三三|!; ;; " w ;; "|ll|「「「| l l l l l l l l l l l l "''‐-、 /// . _、ィ'
三| |三三l三三| |三 「ュロ品iii |三三l三三|!. ii ;; " w "'‐、l」l l l l l l l l l l l l l l l l l l"''‐-、_,ィ l l l
三| |三三l三三| |「Eニ|口器ロロ三三l三三|!;: w ; ii , v "''‐-、l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l|l l l l
879 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:11:55.91 ID:X62IP1wo
ボ
,' オ :;:, .:. γ ⌒ ⌒ `ヘ
(:' ォ . . .:', .:. イ "" ⌒ ヾ ヾ
', )) ォ .::... . . .':::;:, .:. / ( ⌒ ヽ )ヽ
‐:-: . } /( ォ ..:.:λ:: ::'; ::,)、::.:;.:,:;.: ( 、 , ヾ )
:.:....:..:.:...`丶、 ,' ノし': :ヽ ォノ从:.ソ)ノ ):.: .;,.' ゞ (. . ノ. .ノ .ノ
.:.:.::.:.:.:..:...::.:.:.` ((,イ: : :: :V) ォ (ソヘ (::.:.:'.,; :. .v=ゝ、、ゝ ノ ノソ
::_:.:._:.:...:.:_.:.:.::__、ゝ: : : :(ノ} ォ て:;;':.∠交v交ヘ ゝ、、ゝノ ,, ノ
ニ:.=爻=ミ.::=ニ二ヽ: :: : : :: :/ ォ (::..メ≠寸メメX ..:一.ニ::`ヽ、
三爻.::.:..: ミ三=/ゝ;:; :;从;ノ. .::::) ヘ ソハ ,ゞ.:.≠エ工`寸メメX ==一=へ、
t爻:.:.....:.:.:.:ミ//:元元.;: . .:::: .:ソ ノ:.::.:.. :( (: :.匚]エエ`寸メメX ニ二ニ=ハ
爻:...:.:.:.::..:.:ミく艾 . . .::.: :::..::..:( (::..::..:::.::ノ ):::...王エ王エ`寸メメX =ニ二=
.:.:.:..::..:..:.:..::..:.ミ爻爻爻爻爻爻爻\ヽ∠メメ≠工匚]エ匚]工匚]エエ`寸メメX 二ニ=
.::.:.:.:..::..:.:.:.:.:.:ミ爻爻爻爻爻爻爻メ.∠メメ≠エ王エ王エ王エ王エ王エ`寸メメX 三ニ
::.:.::..:.:.:.:...:.::ミ竺竺竺竺竺竺竺∠メメ≠エ工匚]エ工匚]工エ匚]エエ工`寸メメ∠
.::.:.::..::.:.:.:.:≦王王[[[[[[[[[[[[[[[[[[,仏くr==========================zf〉∠∠
:..:..:.::.:..:::.:.彡王,く⌒ヽ[[[[[[[[[[[[[[|≡≡LLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLL」∠∠∠.
;,;;,;,;,;;,;,;,;,;ミ=≦:..:.:.:.:.r:ト:┬┬┬z|≡≡||冊冊冊冂冊冊冂l:l:l:l:l:||:l:l:l:l:l:l:l:トv|川
从乂从从メソ从メ从刈w|||x|≡≡||丗丗丗凵丗丗凵l:l:l:l:l:||:l:l:l:l:l:l:l:トv|川
メ爻爻ソ爻爻爻爻爻込,_|爻ミ杉彡乞r|L三ス⊆⊇辷彡化j:j:j:j:j:jj:j:j:j:j:j:j:f:トv|川
===============================
ヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ
880 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:13:28.37 ID:X62IP1wo
相次ぐ飢饉、戦乱。 人の心は乱れ、群賊悪獣が跳梁する――
、_人_从_人__/
_)
,..r;;: ( 人) ) ,;`ー、 | ヽ丶 _) 消 汚
ヾゞ、 ゞ'´ '`´ `ヾ、 ─|─ _) 毒 物
-‐':、ゞ'`` ,l / | ヽ _) だ は
ヾ、 ゞ;;. ,r-、 `ヾ、 ヽ、 _) l
, rヾ ,r!/r'ヽ '` \ _|_ _) っ
_,,,.,ノ、_ ヽ, `ゞ;; ;:、 /| `) !
,r‐'''" ,.r ,イ彡ミミヾ、 `` ´;;i V^V⌒W^Y⌒
__,.;;,ィ'´ ,:;;;;彳彡ミ;j`、 `i;:、 オ
;; ヾ、彡;;;ノリ;jjjjj;;;jr' i . ノ;;:'' `゙`、 ``ー、 ,ィ
彡冫;;il;;;ミ;;;;;y;レ ,t'´ ,.、ー、 ゝ ォ i|l;
;'イ;;;'ヾ``ヽ、ィ;;i ,ri'´ ヽ ヾノ ,ry' il'Y゙r ヽ、 ,j|l;;
j'´ '´ '´/ゞ';;::`´ヽ ``´ー ゙i ;;: ,r' ) ,r、 ,rヾlir'ミ,
/ ,;:' '´/ ー≡;i{、 /ヾr'´ ,. '`;;:、 〉ゝ r-ー-、_ ,{i=i= }i、
ーr-、j ,! ,;',;'ィ;;:イ''``ゞ、_,、-‐'´ヽ:;/ 、 ``ヽ ;:、 `' (´ `ゞ、;;;;'',,fi、,≡:;イ==、
,,:' ``ゞ、,;;ゞ、 "´イ ,... `'彡 ,/´ `ヾ、ヾ ' ー、 ii;j `i;;!'´ニil';;;;ゞr、_,r'ミ
' ー‐─ ,rー'゙ー─-、_j;:r'´ ヾ,ゞ 、 ゞ,ミ;:l;;l ,! ,!,i;;'´¨/
;. r-‐;;'"} ``ヾ、 ノ ,;;;: (i,;)))、,,:;!、__,:};!_,.、l
.... _,,,ィ、 i 'ヾ人 、}( / ノ ,r'i r'"ヾ-‐i‐-:;イ, / ヾ
,.r'´,ィ'l、 _ィ;;、 、,.ミミ'´ ,;:'´ハ '´ ,j ,r' }ミ,r;}ゞ‐'─l:::.i ,jl
,l:. ヾ;'´イ'´ト、_ j (_,r'´(`'´`ー'´,ノ i; l (`'´ Y´ ,イ≡=‐-ゞ、,r'
キ:. ,.彡;:、 }ヽ、'´ ` 、,;{ ゙レ ,ゝ' i;;;:: ,;:li三ミ;}jlK
'i ,r'"´,;ゞ、_,.イレ'゙、 ,.{ i' ) ,イ ;;;;;;jk三ミ}゙kiヾ、
881 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:14:50.68 ID:X62IP1wo
時を経て、仏法の衰退する時。 『末法』の世――
,゛ 从 ', '' 从" 从 "' ,
从": : : : : : : : : : : : : : : : : ' ,
从: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :从
ミ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ミ
ミ: : : : :从: :仆从从; ; 从从仆: : : : 彡
ミ: : :从 へ , , /ヽ 仆: :ミ
r'''ヽV ,r ´ `ヽ ,r ´ `ヽ V--、
{ ヽ | .{ ・ } { ・ } | / }
\ | c __ ノ ヽ __っ .| /
ヽ | ///// リ/
ヘ U /
/ \ '´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` / ヽ
/ ` ー――――― ´ ヽ
そんな時代に、彼は生まれた。
.
882 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:15:23.05 ID:X62IP1wo
|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三>'"7
',三三三三三三三三三三三三三三三≧'" ̄ ̄ ̄ ̄ .7
|_____ .☆___________, --'" / ヽ/\
|____________________ >'/ y'i i///:\
l三三三三三三三三三三三三三三三三三≧'";;;/ ノ i..|//////
|三三三三三三三三三三三三三三ヨ//l;;;;;;;;;;7 ヽ , .7//////
j三三三三三三三三三三三三三ヨ//:::: ヽ;;;;;j / ////////
__/\三三三三三三三三三三三ヨ//::::: ,彡 iy'/////////
///////>---------------------'":::::: /ノ/////////
ノ//////////ヘ::::::::::::::j::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ///////////// 父、上……
//////////////ヘ :/ //////////////
/////////////////ヘ ヽ,----- 、 ///////////////
/////////////////////\ ヽ__iヽ ', 〃//////////////
.////////////////////////\ __,ィェェェェェェェェ、 イ////////////////
//////////////////////////::\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄, イ//////////////////
/////////////////////////////ヽ、___ , <////////////////////
悲哀と、
.
883 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 23:16:04.28 ID:f82dvUYo
あの……様の時代ですね。
884 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:16:30.33 ID:X62IP1wo
_, -‐‐';;´;;;;;; _ ...'''' -‐===‐- 、ヽ
,, ( ) ̄;; .. -‐ ' ´ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,, ''';;;ヽ.
,,, -''' _,,, '"ヾヽ、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;''' '';;;;ヽ
'''' _,, -''':::::::::::::::,ヽ、 ヽ、 _ ;;;;;; _ ..... ---―‐--―‐‐ヽ
, ´ _ `:::::::::::::,,::'''' ''゙`ヽ、 ___ , .,,,、ァー,--,-‐―_-_ゝ
/ / `;;:::::,,'' '´ ----―・ナ´,゙〃シ l
i i. < ;;::::; ` ̄ ̄-‐´-___ュz. `、
! ト 〈 ''::; ´ / はッ、仏法の最高学府、
、ヽ`ー 、.l ! __/
:ヽ、ー゙'´ ,、 ィ, ´, ´ ,, 比叡山ですらこの堕落ぶりか……
"'',,  ̄ 、、ヽ ,У、 ",,
、 ,,""ッ, ヾ.、 // ̄, ̄二ニニニニチ./ ,:.:.:.,i '',,
"'' ,, '',,:.:`〒==ミ、 ヾー´ ̄ ._ l' /:.:.:.l| ,,''
"'' ,, '',,:.:.:.:`:.、 `〒===〒 ̄ヾ / /:.:.::.:.i| ,,''
苦悩と、
.
885 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:17:59.10 ID:X62IP1wo
r >::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. /イ:::::::::::::::__>‐─' ̄ ̄ ̄`ァヘ_:;::::::::::::ヘ
/':::::::::::::>‐'¨ -─ ニ ──-廴ノ-\:::::::: '.
. ,' ::::::::::/ -' ,ィチ´イ三三三三冫爻x ヾ:::::::〉
{ ::::::::/ / {彡/⌒>匕三三ミ三≧、 气>}:/
`ーヘr'´,ィチ::::/ ' ,xく_。_{` u >=弌ヾム,
. /⌒ヾ,:::::/ u ./ xx ⌒ー-ン ト、。 ) }‐→
__人(⌒j_ Y u _,=イ ̄ノ) )ー` '{ス もしかしたならば
. ,ィ劣 ⌒メ>t / ルィ/ /フj u j) } もしかしたならば
_彡───- 、,`ト、'x'´_x─┴==ニ ̄ヽ-、 ノく
/ イ─ュ f才卞、\ イ// ──--乂_ク 气_ なにもかもが うまく
辷彡/ )_}ー-、_>チ´ ー .;' __T ̄) リ/ヽ,
/>匕rへ,__ / Y / ,,.,,... 〉  ̄_ノ _/ Y
/ ̄ /ス ;':;{ ;' ,ィ r─ナナ'´_/r─匕 ノ人,
_//:::::} ゞ、 ____厂,/ィ´_彡 fへ、\
/:::::::::人 >‐-==イ \_,// ̄ __ノ ヾ, ヽ
/:::::::::::::::::\ '' ,,, 厂ヽ, Zx<ェ┴─<__ヽ } \
迷いの時を経て――
.
886 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:19:54.14 ID:X62IP1wo
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;仆''从,,、::::ヘ r' ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;''/'''从"''从 |;;;;;;/ /わ 単 つ }
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;/;;''''/''''''仆 |;;;;| / け 独 .ま }
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彳"从'''' i ヘ ,,,,,, |;;|、 | だ で り }
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡 ,, ノ \,,;;;;''''''''''' } レ 抗 僕 .}
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〃 ,,,,,,;;;;'''''/ / _,,!、´| } .う は }
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡 , ,,,,,,;;;;;;,;;''''' ヘ=・― ,' |ノ| .英 }
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彳r'''´ ヽ ,;;'' r ― '' _了 ゝ ヽ、` ‐ } | .雄 .こ }
、ヽ、;;;;;;;;;彡/ 楽 ヽ ´-==・-‐' `ヽ, } | .と の }
iヽ '''';;; / .し } | | | な 五 }
、 ` !!、 | い } / ̄/´ | | る .濁 }
ヽ 、ヽ、i { ぞ / ` へ !´ 、 |,, ヽ .悪 }
ヽ \ _」 / _,,,, -'''' /`/: '',, ヽ, 世 }
\/ こ 僧 }=- !ヽ'''――ー - ー ―ー-‐τ /: : : : ' ,,ヽ .に/
" 〃/ れ 侶 { ヽ,''‐、-‐- -‐ー-‐''フ´/ノ ./: : : { ノ
" { 以 と }、|从 ヽ 、` ''' ー ‐ ´_ノ r'、: : , 〃 = ´
"', { 上 し | !、= - 、 ` ""  ̄ /= {} } " { \
{ .の .て | 仆ヽヽヽ、 r 'ヘ ノ=ノノ }
{ .名 } ヽ i 从ヽヽヽヽ _/ rヽ=´ノi i ノ
{ .誉 }
{ は }
{ な /
ヽ い /
` ‐ ´
――彼は、決意する。
.
887 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:20:41.72 ID:X62IP1wo
/::::::::/ / / ‐ ‐ ‐----゛,,‐-、ヽl::::::::`丶、:::::::::::::::::l
|:::::::/ / /;:;:;:;:;:/゛゛ ノ ,---‐-、 \\_:::::::::`丶、/
\:::|. / /;:;:;:;:;:;:;:/ ヽ 〈 0 ハ  ̄\ \::::::::::::::\
/ー <;:;:;:;:;:;:;:;/ ` \___ノ ノ |>‐‐、ヽ:::::::::::\
/ ヘ ヽ'''三彡 _ ´  ̄ < 0 i |───'
l l 丶ノヽ_ノ彡 、 - \¨´、.|
| l乂 / | ヽ、 リ;:;:;:;:!、
| ヽ ヽ | |`、 \ イ_/、 | 〉 称名念仏、ただそれだけで救われる。
,,,,,,,,,,i!i!i!i!i!i!i!i!i》_lMMヽ |:::::{_ `iヽ、 ` ー'' //
゙゙!i!i!i!i!i!i!_;;;、;;゙゙!ヽ゛゙WWヘ. |、´`!;;;__,、___` ー _ /´ ――さぁ、南無阿弥陀仏と唱えるんだ。
;`ヽ`;;;;;;;;;;;;;\ノ;;;;;;\ ;;; `ヘ | `Y、 :::`ー'、i_`ア /、
''''''゛゛゛ヽ;;;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;\;;;;;;;;;ヘ \ ノ\  ̄ |::::::/. /!i!i!ヽ
_ ;;ヽll ;;;;;;;;ヽヽ;;;;;;;;ヽ::::::::ヘ \ `ー‐': / /i!i!i!i!i!i!\
\  ̄\:::::::゙lllll、 :::ヽ:::ヽ:::::ヽ::::::::ノ、 ` ー―‐' ヽフTTTTi!i!i!i!i!''''''\
:::::ヽ::::::::::`::::::゙゙lllll、:::::ヽ:::ヽ:::::ヽ:::::::::ヽ____ ソl l l l i!i!i!/ヽ:::::::::::\
:::::::::ヽ:::::::::::::::::::゙llllll、:::::ヽ:::ヽ:::::ヽ::::::::ヽl l l l l l l, |/.! ! ! ! i!i!´|、__|::::::::::::::ヽ
::::::::::::ヽ::::::::::::::::::lllllll、::::::l:::::::ヽ:::::::::::::::::ヽ..l l l l l/|./_//// |゙゙ヽ-'、:::::::::::::::::|
:::::::::::::::ヽ::::::::::::::::゙lllllll、:::::!:::::::::ヽ:::::::::::::::::゙《《}ヽトアメ / /|、:::::ヽ.`ヽ:::::::::::|
既存の『仏法』の大破壊を――
.
888 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:21:30.48 ID:X62IP1wo
//__/_/ / | ヽ \\ ',
r┴' / / `∧ ! /^\< ̄ヾヘ
// / / ,、∨,、 \ヽ \\
∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ\ ヽ ヽ
r' / ,' / /l /´`"゙`´ ', ! 、 ', ヽ\}
| { l リ ,' 从 リ | 〉 } } リ
/レヘ |\トヘ匕L.._,. 、__/厶∠L/ l lイL ……念仏のみで救われるというならば、
,ィ ´ / ∧ト、ゝ弋‐辷テミ、 ,ィ辷テァ//|,.イ ヽ\ー- 、
/ /-ー彡'´|l lヘミi` ̄彡 | ヽ ` ̄´/ // ! ` ‐- \`ヽ \
_,.〉<´ // |l トゝミ彡'7 | //,' |ヽ `¨ ー- ヽ お前はなぜ戒を守るんだ?
.´ // |l |ヘ三彡゙ ┘' ,.フ / l \ `¨>ー 、
. ,'/ | ', ヽ.l`マ{ ゞ二.Tミ、/l l | ヽ 〉 ',
/ /| l l| \ |ヽ|´ | l l| ',. / l
. ,' ,' | l l| ` ー'|ヽl | l l ト、 | / !
/__ / | l | \ ゞ'゙ | l l | ヽ___⊥__ / ,'
ヽ, | l |彡 ` ´ ィ三ミ:! l l | / / /
\ ノ l |三i ゞミ三| l l | / / /
889 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:22:05.32 ID:X62IP1wo
i三三三三三三三三三三三三三三三三三三ヨ7
∨三三三三三三三三三三三三三三三三三三|
|>、三三三三三三三三三三三三三三三>'" .i
i 、`>ミ三三三三三三三三三三三彡' ̄ 7
',ョュ、 ------------ ☆ ----------' " ´ュョ7 『こんな時代に戒を守る高僧』が言うから、
_',、三≧ョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョョ≦三ヨ,',--、
7 -',::::ヘ三三三三三三三三三三三三三三:/,', -、ハ こんな異端な論にも説得力が出る。
i, ヾ',::::::\三三三三三三三三三三三三/: 7 ,'./
,==', -、',:::::::::/__ノ',三三三三三三三三>':::: 7 //ヽ
,/////ヽ、 ',::/ /・‐-、三三三>,-‐・'"フ .7ノ //〃i ――そういうことです。
..i///////,'/ ノ ヘ-'":::::::::| : :.:.:.:.:.:.:`¨´:'"U 7--'/////ヽ
〈///////,' / 7:::::::::::::::| : : : : : : . ι〃.////////
∨////7 _/___ ./: : : ::::::::7 --、 //////////>.、_
___,∨//7 / ', ,- :::ヽ_= ' ___/ i y'//////////////>--、
/////// ./ r'‐‐、` -.、___,_ィ≦´/ イ////////////////////:\
////// ./ / ヽ ` ̄ /////////////////////////,'\
///// ./ / / ,|__ ιイ/////////////////////////////
//// ' 〃 , イ \--- ' "///////////////////////////////
//∧ ', i / i ヘ///////////////////////////////////
////i i ', i, _ ,j i//////////////////////////////////
////i i ヽ ///////////////////////////////////
890 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:23:05.79 ID:X62IP1wo
――異端の教説。
.
891 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:26:30.76 ID:X62IP1wo
ヽ 三三.,.. -─────── -- 、 三三三三三三三三
> ':::::::::::::::::: ` 、::::::::::::::::::::::::::::::::::` 、三三三三三三三:
, ':::::::::::::, ::::::::::::::::::: \::::::::::::::::ヽ:::::::::::::: ヽ 三三三三三三
/:::::::::,::::::l::::ト、:::::::::::::::::::\ ::::::::::: !::::::::::::::::: \ 三三三三三
/::::::::::::l::::::ヽ::\\::::::::::ヾヽ:`、:::::::::|::::::::::::::::::::::::ヽ 三三三三三
':::/::::::::ノ:::人:::\:\ ヾー--ト ,._ヾ:: l:::::::::::::::::::::::::::::∨三三三三
|::l!:::::::/::::|,.-‐'、:l ヽ-ゝ ゝォ=ミ≡ァ::ノ::::::::::::::::::::::::::::::::∨..三三
|::ハ::::/:イ::|,ィ= 、\ r::::ハリ イ:::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙ 三 /
ゞ! V/::::ハ! ハリ! ゝ-r'っj/!イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::|,,/
/へ:::::l:|rぅ-' `.j /|:::::::::::::::::::::::::::::::::::: l 僕は、もう、ダメなようです。
/ l:::ヽ:::ヾ ヽ / ':::::::::::::::,:::::::::::::::::: ノ
ヽ:::::トー` r 、 , /:::::::::::::::/:::::::::::::::::, 法然様、最後に、一目――
):::ヘ ー' u´ /:/::::::/:::/:::::::::::::::/
/::!:::::ハ. /:/::::::ハ:::::::::::::::::, ´
/::ィ::::::::::ヽ.. /:/:::::/ ノ:/!::l::ハ::/
,ノ/|::::::::::::!::!へ _ _ レ''!::/ ,/|リハリ '
|:::::ハ:::::::ハ `;´ | |/ __│
. l::::::ヽヾ`' u | _.. ィ ´ ヽ _ _
ヽ::_ゝ r'レ ´ _`>'_ハr_ァ
rァ======ォ /ァ_ノ:.:.:.:.:.ヽ
/ィ!| // /ノー' :.:.:.:.:.:.:.::.:.::\
892 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:27:28.66 ID:X62IP1wo
,.. -‐‐ 7777777‐-.、
/////////////////ヽ
<//-‐‐ .._//////////ヽ
ィ{ ̄イヒ._─ -- `¨二ユト、/へ、
_..ィ//{三二ニ二三>ニコ ,.-、////>、
,ィ////i∠///////////>{:;:;/ //////// このような手紙を送られたとて、
.////////ゝ∧・_i`¨ヘ.`<´ .ヾ_ ィ////////ヽ
/////////iゞ.∧{´._ `  ̄´ ,、’///イィ/////iiハ
,ィ///////// ヾ、 ヽー==.ュ ,イ //,イ/////// //ハ 僕は、貴女の思いに報いることは――
,ィ//─-、/////ハ /i{ ヾ`ーヘ´,ー /,イ////////// ./ハ
//////> //////ヾ/:>、 ゞ二イ ィ ///>'////──//iiハ
i///// ヽ///}///>、ヾ//> _.,.,,イ///< ィ//{/////´ ヾハ
////< ヾヽ V/{//////> / ⊂⊃`¨¨{// ,イ//// ヾi{
//////> 、ヾ{//////{´ 〈 ヽ i//.イ//// i}
./////>'''''´ ̄` <///} ヽ ヽ }////__////ヽ ii}
////}//////////////`>、 } ヾ///>'///////ヾ }::}i/
ゞ////> ´ ̄ ̄ 77///>´ .>i ///イ////////´ ヾ i::} i
`<////////////////,イ ヽ ''´ .,イ///////´ >─ヽ
////>─、////>''´ / .V ./.イ////// / ̄ ,<ヾ
i//////ヽ. `<// _ { {、 { } Vイ//> ´ _ …<// ヽハ
.i////////} V// ̄ ̄// } i .i /{// , -‐ 77/// ハ
i////////{ }////:∧` _/} .}イ/イ////// ,イ/// i
i////////i //////ヽ ̄ー- '’/{、////// .//// i
.i////////i ///////ヾ / ` <//_/ /// i
i/////////i ///i V// 7 }// / i
i/////////////i V// .i }' / i
////////////// V// .i i 、 {ニ/ }/ |
〈///////// ヾ/// ヾ .ヽiヽ ー- _..ィ/ _ // ..i
└─-- //// / `¨ー''´ / ィ77//////////ーァイ
V///三三三三三ア`ー─- _.. -‐‐{///////////} ./
ヾ////> ´ { Y´  ̄ ̄ヽ///イ
893 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:28:10.60 ID:X62IP1wo
――厳しい持戒。
.
894 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:29:40.44 ID:X62IP1wo
. // / : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : .: .:.:.:|: : : : : : : : \
./ /: : : : : .:/: : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : :\.:.: : : : :ト、: : : : : .: .:.:∧
/: : :./: : /: : : : /: :/: : :/.:.:.:|: : : : : : : : : : : .: .:.:|: : : : : :| \: : : : : : .:∧
. /: :/: : : :/: : : : /: :/|: : /.: .:/|: .:|: : : : : : : : .: .:.:.:|: : : .:.:∧ \: : : : : : :|
//|: : : : :/:j: : : /: :/ .|: /|.: :/ .l: .:|\:.:.|:|: |: : : :|: :|: : : .:/ | |: : : : : : |
/ .|: : : :/:.:.| : :/l: :.l‐十ト|、/ .|: .:| |: |:|: |\: :|: :|: : .:/ .| |: : : : : : |
.|: : :/|: : |.: :| |: .:レf云テkヽ \|‐‐|‐ト|、j |: |: :|: .:/ | |: : : : : : | 『菩提心(悟りを求める心)』の否定?
.|: :/ .|: /|.: :| |: .:| 弋zソ ィf云テkヽ |: |⌒V | |: : : : : : |
V. V .|.: :| |: .:| `¨¨ 弋zソ 》 |: | / \ |: : : : : : | それはもう、仏法じゃないよ。
|: : : : : \j ヽ∧ , `¨¨¨´ .|: |/ |\/: : : : .: .:|
|: : / ̄ ̄\__|\ __ .レ'lー┬rv-‐'´ ̄ ̄\: : : : : :|
レ' ./|: : l\ ` . ィ´|: :l | | | \: : : :| 少し……頭、冷やそうか……
./ / .|: :/ .|\_ -‐ ´/j |.:/ | | | |: : : |
/ / ./レ' .ト、 `ー┬r一' /l レ' | | | |: : : |
/ ./\\. | `ー「二コ‐'´ j /./ .| \: :|
. / ./ .// .| | | / 〈.〈 | \
{ {. \\. | | | ./ 〉.〉 .| }
895 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:30:32.89 ID:X62IP1wo
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
i::::l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'''''‐‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ヽト--‐‐'''''''''''''''''''☆''''''''''''''''''''''''‐‐‐-,,,,,,,,
|_,,..-‐'''''''""""""""""""""''二==,,__
「::,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;,..、-,''"ヽ- ',,,,__
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ_,,..-‐''"二>' ヽ
分かっているさ、そんなことは。  ̄l .i:::::7--,,,,_ ,---------、-''") ヽ
∨i::::::i_°"i:::/::ヽ_,..、-,-`゙''---‐‐''""
∨ ''::::::::::::::::'' ):::::::< ____°ヽ_...,,,
――誰よりもね。 ∨ ,,ノ 、 ---:::::::ヽ--
| i -- /::::::::::::
, -i lヽ''''ヽ u
, -'"::::∧ <‐‐
, -'":::::::::::::::∧ >'--....____ __,
____>:::::::::::::::::::::::∧ ̄----...___'''''''''''''''\ > /::::::
/::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ ‐‐‐ '''''-‐‐‐"" /:::::::::::::
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧_ ' _,,.-‐''"""":::::::::::::::::::
く:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::''''-__________/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
896 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 23:30:47.48 ID:oZn47lMo
魔王が魔王に説教とな!?
897 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 23:31:46.63 ID:bsJKoyIo
なんかキタ―――――――(゚∀゚)――――――――!!
898 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:33:16.30 ID:X62IP1wo
――数多の批判。
.
899 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:37:10.63 ID:X62IP1wo
三三三≧、
ー-、三三ヨ:ヘ
\三ヨ|
三ョョ-、 ヘ三i 気に入らないことだらけだ。
:::::::::::;;;;;>-7ヨ´
::::::::/./7/三ヘ
::::::' .iヽ',i ! ̄ ――僕は何をやっている?
''''-、,i /
ヾ,,
ー---、__ヾ,,
-----、___ヽ7__
---ュ, ,--'" / .ハ 乱れ切ったこの国に、僕の何があると言う。
_, , / ./ \
, -'"/, -'/^==--\
/::/,-'", -‐'"二 二 ヽ、
. i::y', -'" ,/ / `ヽ、 この国に、僕の、
. i ∠ i / ヽ
/ i | // ハ
i | 〃 ≠ i.',
| | 〃 ,-/ i i i
.i | 〃 // ', i .|
〃 i〃,./ / ', i |
| 7 / __, ', i .|
| 7i ´/,-'"¨` ヘ |
、 ヘ 7 i / , ---、 ', .i
、_ \ ヘ 7 ∠ /='"_ ヘ, ',i,
__,\,_ \ \ ∨ // r':::,-、::::\ ', ',i
>' >≧_,-,___/¨¨´ ̄`‐-、:::i 7i
'" >'" i :| i--'∠ョ=、毛-、___i_
-':::::::::i`≧‐‐‐!:.|--7-'.i7-'| |Zi',r'ヽ, i! .i!  ̄i7
:::::::::::::',、 ヘ .ヘ j /::--'--´-、ノ___77-----'
:::::::::::::::',ヘ ヽ i /::::::::::::::::::::::::::::| j
:::::::::::::::::',ヽ、_ ヽ〈:::::::::::::::::::::::::::::i /
900 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:37:55.75 ID:X62IP1wo
何が
だれが
『 新城直衛は、末法の世に抗うようです 』 Coming soon...
.
901 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/07(木) 23:39:52.01 ID:X62IP1wo
・
・
・
* *
* + うそです
n 冂冂 n
+ (ヨ[ o-o]E)
ヽ / *
902 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 23:40:22.68 ID:z53VpnMo
>>901
が見えません
期待していますwwwwww
903 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 23:41:21.79 ID:oZn47lMo
さあ、早く書き溜め作業に戻るんだ
904 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 23:41:41.78 ID:bsJKoyIo
さあ諸君 包囲網だ
905 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 23:45:32.18 ID:2xapYfUo
えーっとレス>900の次は>902か
続きすっごく楽しみにしてます!ww
906 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 23:46:55.17 ID:9aU3zuko
僧がうそついちゃいけません
907 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/07(木) 23:51:56.98 ID:f82dvUYo
今日まで乙でした。
ここまで次回作を求める声があるということは評価されている証拠・・・実に羨ましいです。
大変さは分かるので敢えて触れませんが、一つだけ質問です。
白い魔王様は誰なんですか? これが気になってww気になってwwww
908 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 00:01:35.26 ID:i2aX4pEo
>>907
明恵房高弁という、華厳宗の高僧です。
割とメンヘラ入った言動から、好き嫌いが分かれる人でもありますが……
現代でも彼を尊敬する人が時折いるほど、高徳の僧侶ですね。
この方は、『摧邪輪(ざいじゃりん=邪まな法論を砕く)』という本で法然批判を展開した方でして。
この本は法然死後の出版なので、二人の間に接触はありませんが……
嘘予告ということで、このへんは嘘交じりですねw
909 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 00:03:28.82 ID:i2aX4pEo
>>902-905
包囲網やめて、やめて包囲網
>>906
その通りです、嘘をつくなんてなんて坊主でしょう!
どこにいるんだそんなやつはー。(棒
910 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 00:04:19.59 ID:e3NXgkgo
鎌倉スレでやったからねぇ
911 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 00:07:14.51 ID:jKKYnQUo
なんかNGに引っかかって
>>901
が見えなかったからワクワクしてたのに…
912 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 00:10:19.13 ID:mHU5SNko
>1
レスありがとうございます。
メンヘラ入っていて高徳のお坊さんですか・・・いやはや現世情勢は複雑怪奇ですね。
>>906
坊主のつく嘘は方便と言い、武将のつく嘘は武略と言うと昔から言いますからねww
913 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 00:12:49.03 ID:u6bfCEAo
式子内親王が可愛くて死にそうw
914 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 00:15:46.97 ID:xLYpu5co
乙でした。楽しかったです。またご縁がありますように。
915 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 00:17:26.46 ID:a4MWUPs0
まあ、この辺りの事は鎌倉スレで結構詳しくやってたしね。
あっちでは明恵さんはメンヘラ扱いだったけど。
916 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 00:22:05.35 ID:i2aX4pEo
>>912
まず幼い頃に、
父親:「この子は顔がいい、僧にせずに宮仕えにしてしまおうか」
明恵:「顔がよくて僧になれないなら!」 縁側から転げ落ちる&顔を焼こうとする(未遂)
他にも13の頃に墓場で死体と一緒に寝て獣に食われようとする(釈迦の前世譚にあやかる)とか、
自らの未熟を恥じて自分の耳を切り落とす(これは実行)とか、凄まじい行動が山盛り。
鎌倉スレのほうを参照すると、非常に分かりやすいですね。
ただ、高僧であることも確かなんです。
ちょっと、彼の言説をいくらか引用しましょう。
本を探してきます。
917 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 00:26:44.54 ID:DGb9qs.o
【文 ◆Civ.a/bGUo包囲網】
ノノノノ ノノノノ ノノノノ ノノノノ ノノノノ ノノノノ ノノノノ
( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∋゚) ( ゚∈゚ ) (゚∈゚ ) (゚∈゚ ) (゚∈゚ )
ノノノノ /⌒|/⌒ヽ./⌒|/⌒ヽ./⌒|/⌒ヽ./⌒|/⌒ヽ./⌒|/⌒ヽ./⌒|/⌒ヽ ⌒ノノノノ
(_゚∋ヽミ/彡丿\ミ/彡丿\ミ/彡丿\ミ/彡丿\ミ/彡丿\ミ/彡丿∈゚_)
(ノノノノ\ / ヽ / ヽ / . ヽ / ヽ / . ヽ / /⌒ノノノノ
ヽ(_゚∋彡/ ヽ /∨ ヽ /∨ ヽ /∨ ヽ /∨ ヽ /∨ ヽミイ ∈゚_)
(ノノノノ\| 丿 | | 丿 | | 丿 | | 丿 | | 丿 | | 丿. | /⌒ノノノノ
ヽ(_゚∋| / . | | / | | / . | | / . | | / | | / ミイ ∈゚_)
.( ノノノノ\ . | | .ノ . | | .ノ | | .ノ . | | .ノ | | .ノ. | /⌒ノノノノ
ヽ(_゚∋彡 . 彡彡 彡彡 彡∧∧ 彡彡 彡彡.. ミイ ∈゚_)
.( ノノノノ\ (;゚Д゚) | /⌒ノノノノ
ヽ(_゚∋ . / | ←
>>1
ミイ ∈゚_)
( ノノノノ\ ノノノノ ノノノノ〜(,, UU)ノノノノ ノノノノ ノノノノ/⌒ノノノノ
ヽ(_゚∋彡 (_゚∋ (_゚∋ ∈゚_) ∈゚_) ∈゚_)イ∈゚_)
( ⌒\ ( ⌒\ ( ⌒\ /⌒ ) /⌒ ) /⌒ )|/⌒ )
ヽヽ个彡 .ヽヽ个彡 ヽヽ个彡 ミイ // ミイ // ミイ // ミイ //
)). | )). | .)). | | ( ( | ( ( | ( ( .| ( (
(( | (( | (( | | ) ) | ) ) | ) ) | ) )
ヽヽ. | ヽヽ. | ヽヽ. | | // | // | // | //
( ( | ( ( | ( ( | . | ノノ | ノノ | ノノ | ノノ
.ゝゝ| ゝゝ| . ゝゝ| .|ノノ |ノノ |ノノ |ノノ
′′ ミ ′′ ミ ′′ ミ 彡ヽ` 彡ヽ` 彡ヽ` 彡ヽ`
918 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 00:37:40.70 ID:i2aX4pEo
『凡そ仏道修行には何の具足もいらぬなり。松風に睡をさまし、朗月を友として究め来り究め去るより外のことなし』(遺訓)
『悪人なほ隠れたる徳あり、況や一善の人に於いてをや』(明恵上人伝記)
『我は師をば儲たし、弟子はほしからず。
尋常は聊かのことあれば、師には成りたがれども、人に随って一生とは成りたがらぬにや。
弟子持て仕立たがらんよりは、仏果に至るまでは我心をぞ仕立つべき。』(遺訓)
また、
「みることは みなつねならぬ うきよかな
ゆめかとみゆる ことのはかなさ」
という叔父の上覚の和歌に対して、
「ながきよの 夢をゆめとぞ しる君や
さめて迷える 人をたすけむ」
などという返歌もありますね。
文言の数々を見ていると、宗教的に一種の境地に達していたのは確か、なのではないかと。多分。
919 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 00:59:26.56 ID:mHU5SNko
>>918
人は2メートル以下の小さな体に清らかな理念と生臭い欲望を溜め込んだ生き物であると私は思うのですが……
なかなかに意味深な人ですね。 勤しめば勤しむ程にこうした人と対話ができる・・・これだから歴史趣味は止められませんww
私は宗教は殆ど知らないし、家は禅宗だけど典型的な葬式仏教で恐縮なんですがキリストのレアリストで皮肉屋な部分が好きですね〜
姦通の罪を犯して石投げの刑にされる女性を囲む人々に対して「犯罪暦(宗教的な意味で)無い奴だけ石投げれば」 とか
民衆に対してユダヤ教のお偉いさんについては・・・「おいこら、お前様方。連中の言う事は全部正しいからその通りにしやがれ!だけど、連中
の行動はマネすんなよ!あいつらは他人の為には指一本動かしゃしねからよ〜」 等と当時としてはパンクな言動が良いですねwwww
920 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 01:59:28.81 ID:swUZQKQo
お疲れ様でした。
なんども読み返したい一作がまた一つ完結したことに喜びと悲しみを。
Historyスレの続きも楽しみにしています。
921 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 02:51:00.57 ID:i2aX4pEo
それ金さんが神速すぎる……!?
「それにつけても金の欲しさよ」に拙作を保管して頂けたことは、無常の喜びでした。
かさねがさね、ありがとうございました。
本当に感謝しています。
さて、historyスレの続きに戻ります。
法然房新城は書かないからな! ほんとに書かないからな!
922 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 02:58:19.59 ID:mRMGfkMo
完結おめでとうございます。
>>150
お役にたったみたいですね。紹介してよかったです。
>>859
-
>>862
で紹介されてます観冥想(ヴィパッサナー)で自分の行動・感情にサティ(気
づき)を入れて言葉でラベリングする癖をつけておくと本当に楽になるのでお勧めです。
階段がつらい時に足の運びにあわせて「右・左」と入れるだけで全然違います。
楽になるだけでなく、自分を観察することで、自分という実体はない(無我)・自分を構成
している物質も心も変化していく(無常)を自分で確認して「悟り」まで得られる(はず)の
修行法です。
923 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 03:08:05.03 ID:DGb9qs.o
>>921
押すなよ?絶対押すなよ?
って前振りにしか見えんな
あぁそうか
法然房やる夫を書くのか
924 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 04:54:09.52 ID:Ep2lujs0
感情を言葉でラベリングするってのは、近代の正義論なんかでも定番の導入になってますねい。
そういやハーバード白熱教室の放送ってもうそろそろだな。
>>875
やる夫キリスト、やらない孔子、やる夫仏陀まで出揃ったからには、次はもうあの人しか……
925 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 05:20:06.25 ID:ryt8tj6o
ムハンマドさんも影描写ならおkなので
アイマスの765プロ社長のAAあたりを使えば…
926 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 07:37:42.43 ID:DyRj9Oco
>916
もし宮仕えしていたら、後白河法皇に喰われていたんでないかと思ってみた。
927 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 08:58:48.07 ID:i2aX4pEo
>>922
ありがとうございます、参考になりました。
やっぱり南伝は面白いですねー。
私も機会があれば、本格的に学んでみたいです。
>>923
いつか資料が揃って、文明に一段落ついたら何かするかもしれませんね。
ちょっと一定期間、本格的に寺を手伝う予定もあるので未定ですが……
>>924-925
私はまだ死にたく……
って、その手がありましたか!
成程。でもそのためにはイスラムを、ほぼ1から勉強する必要がありますね。
誰かやる夫ムハンマドを作ってくれれば楽に勉強(ry
>>926
身分的にそんなに偉くない武士の子なので、宮仕えといっても侍所とかですね。
法然といい明恵といい、二人して父を戦で亡くして僧になってる武士の子、
というあたりは何か、奇縁を感じて興味深いです。
928 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 14:57:30.98 ID:lF8zqp2o
次回作は一休&蓮如の乱世豪放磊落コンビを所望いたす哉。
929 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 19:14:55.54 ID:i2aX4pEo
>>928
叶えたる哉。
――西暦1461年。
∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ なむなむ
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ | U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ∧,,∧ ∧,,∧ u-u (l ) (∧,,∧ /⌒ヽ
`u-∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧`u-∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ なんまんだぶ
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ| U ( ´・) (・` )と ノ
∧,,∧u-∧,,∧ ) ( ノu ∧,,∧-u∧,,∧ ) ( ノu ∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧-u'∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` ) ( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ | U ( ´・) (・` ) と ノ | U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ∧,,∧ ∧,,∧ u-u (l ) (∩,,∩ /⌒ヽu-u (l ) ( ノu-u
`u-∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧`u-∧ (´・ x ・) (・ω・`) ∧∧u-u' `u-u'
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ| U ( ´・) (・` ) と ノ
∧,,∧u-∧,,∧ ) ( ノu ∧,,∧-u∧,,∧ ) ( ノu-u なまだぶ
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧-u'
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ | U ( ´・) (・` ) と ノ なむああみだぶつ
u-u (l ) ( ノu-u u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u' `u-u'. `u-u'
930 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 19:15:38.43 ID:i2aX4pEo
この年、本願寺では親鸞上人二百回忌が行われていた。
__, -‐r-―- 、__
/ ,ィ'´,/〃 li∨ィ / ,イ´ li`ミヽ、
/ / ,イィ^丶lリ// / /,{lL_lトi l lドi、
| ,イ,イ/:::::::::::::ヽ,ヘjレ'´::::::::`ヾ、lノ
', ,{ //:::::::::::::::::::ミl:::::V彡::::::::::::::::ヽ,
Xlj/::::::::::::::,r―'^!:::f'゙ーヘ::::::::::::::::.:
/∨:.:::.:.::::::/ l:.::l ヾ:::::.:.:.:.:.
lミl:.:.:.:.:,-v′ l:.:.! ':,:.:.:.:
l,/l,、/;:;ノ‐- 、 ',::l ',:.
,ィ":/:;:;:ィ':::,.-、::丶、',:l _,. -‐ '"´',:.
/:;:;:/:;:;/ l/:;:ノil/.、:l l! 'ッ'-,ニ== 、!:..
/:;:;/:;:;/l,./;:;:;/ l:;:;l:l | '゙´(:::::),ィ:.:. うむ、なかなか盛大になったものだ。
/:;:;/:;:;:{リl/:;:;/ノハリ:;:;l:l ,ノ ``"''"´l::::
l:;:;:;l:;:;:;:l /:;:;/:::::::/:;:;/:! ,'::::,
j:;:;:;:|:;:;:;:l':;:;:;l,::::::/:;:;/:::'、 ,!:/l
ry':;:;r':;:;:;:;r':;:;:;:ト、/:;:;/、__`'__,. ィァ ,ィ:/l,リ
lイ:;:;:'、:;:;:;:;'、:;:;:;:;'、:;:;:;ト、WMWシ'イ l::l川
,. へ/ ',:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l丶、三. ィ´/ / l:lヾ~
,. -―'"´ / _',:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ / ▽/
'´ .:./ r-'、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ / /
..:.:.:./ ヾ、ゞ:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ,へ、 _,ィi / .: ノ
.:.:.:.:.:./ \、:;:;:;:;:;:;:_,.ッ'7 `゙´ / .:.:./
.:.:.:.:.:/ 丶二>'´ / / ,.ィ',゙--、
.:.:.:.:.:./ / '‐'゙´/ ヾ:/:.ヽ、
【 本願寺 蓮如 】
.
931 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 19:16:28.63 ID:i2aX4pEo
と、そこにやって来た、みすぼらしい男が一人。
ピンポ──ン♪ ピンポー───ン♪
ピンポー──ン♪
/ ̄ ̄\
/ ノ_ ヽ\ |:::
| ≦゚≧ミ:≦゚≧ .|:::
| (__人__) |::: おーじゃーまーしーまーすっ!
. | |r┬| } .|:::
| | | | } |:::
ヽ `ニニ} |:::
. ヽ ノ .|:::
/⌒\ ,__(‐- 、 .┌|:::
l \.  ̄ ̄〆⌒,ニつ【|..|:::
. | `ヽ-‐rヾイソ⊃ └|:::
. | | |::
932 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 19:17:20.79 ID:i2aX4pEo
彼はやにわに親鸞の木像(
http://www.kaiyodo.co.jp/shinran/index.html
)の前に立つと、こう叫んだ。
____
/ ノ_ ヽ,,\
/ ≦゚≧ミ:≦゚≧
| (__人__)| 襟巻の あったかそうな 黒坊主!!
| |r┬| }
| | | | }
. |. `ニニ }
. ヽ }
ヽ ノ
.
933 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 19:18:05.99 ID:i2aX4pEo
ざわめく、参拝の門徒たち――
∧,,∧ .∧,,∧ ザワザワ
∧∧(`・ω・;)(`・ω・;)∧∧
( ・ω・;).∧∧) ( ∧∧(`・ω・;) おいおいいきなり何言いだしてんだ……!?
| U (`・ω・;)(`・ω・;) と ノ
u-u (l ) ( ノ u-u
`u-u' `u-u'
.
934 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 19:19:06.84 ID:i2aX4pEo
だが、男は更に声を張り上げ、続ける。
, -―- 、
/ \
/ /
/ /
. -―- 、 / /
キリッ / \.|i /
/ \_ |l:、 ./
(●) (ー) | /
, -‐r…ー| (_人__) /| / ――此奴が法は 天下一なり!
/7ーく厶 l ハ`⌒´ /_j /  ̄ ̄`ヽ
_, -‐/ /-―1 |_/ ̄`! _」、____/广} , // |
/ ̄ ̄l_ヘ. 〈 〈}_ノ」_,ノ| 〈厂`Y / \_ l/′ \
, l ̄ _」_」_ノ_, -r┘ `7介ー/_ _ / // ヽ
\  ̄`テ¨´ | /_」/ l\ , / /´ |
 ̄ ̄ \ / \ l _」/ / / l
∧/ ー―く | / / 〉
\\ / l、\、 / / |
/厂入l ―- / \__/ / /
// ∧ 〈 / `! 卜、\ / /
//、 l  ̄i\__ 丿/ `匸¨´ 、 /
/ \ / / |  ̄  ̄ ̄
935 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 19:20:45.31 ID:i2aX4pEo
――そして、なんとも言えぬやわらかな合掌と共に、すっと頭を下げる。
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ ス…
/ ( ー)(ー)
| (__人__)rm、
| ` ⌒´ノr川 ||
| },.! ノ'
ヽ r / ノ
ヽ ノノ /
/ / ./
| /
| i´
936 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 19:21:42.31 ID:i2aX4pEo
直後。 感嘆の声が、潮騒のように響いた――
パッ パッ パッ パッ パッ パッ
[合格] [合格] [合格] [合格] [合格] [合格]
‖∧∧ ‖∧∧ ‖∧,,∧ ‖∧,,∧ ‖∧∧ ‖,∧∧
∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`) おお、お美事!
( ). ( ). ( ) ( ) ( ) ( )
`u-u´ `u-u´ `u-u´ `u-u´ `u-u´ `u-u
.
937 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 19:22:44.90 ID:i2aX4pEo
一休宗純、実に68歳の折のエピソードである。
.r-、 _00 /::::'┴'r' .r-、 _00 /::::'┴'r'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 / .|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 /
.|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./ .|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./
. ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / / . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / /
、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / / 、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / /
. \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/ . \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/
____ , 、
/ ノ_ ヽ,,\ ,へ , ;:::::ヽ`ヽ、
/ ≦゚≧ミ:≦゚≧ //:::/ミ彡ヽ::::ヽ \
| (__人__)| / /::::/ ノ ヽ:::ヽ ヽ
| |r┬| } / /:::/ ⌒ ⌒ ヽ:::ヽ l 実に貴様らしい!
| | | | } レ!::::ノ ≦゚≧ミ:≦゚≧ }:::::| |
. |. `ニニ } ヾ:l ⊃ 、_,、_, ⊂⊃:::/ /
. ヽ } ▽、 |r┬| j /レ'
ヽ ノ >。`‐´ 。イ ァ.ァ
/ \ _,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
/ ヽ /i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
↑ ↑
68歳 47歳
.
938 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 19:28:39.15 ID:e3NXgkgo
この二人、勝手に相手の家に入って寝るほどの仲の良さだっけwwwwww
939 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 19:45:15.46 ID:i2aX4pEo
1.蓮如の留守中、一休が本願寺に上がり込み、
蓮如の持仏(=礼拝のために身近に置く仏像)、阿弥陀仏像を枕に昼寝を始める。
Z / ̄ ̄\
Z / ヽ、_ \
z (ー)(ー ) |――-、
(__人__) | 仏 |
(`⌒ ´ / 像 |
_〉 /―――'
/ `ー――一'ヽ
/ 〉
940 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 19:45:43.35 ID:i2aX4pEo
2.蓮如帰宅。一休み中の一休発見。
___、__ ,:‐、 ,.、
_,.ィ'´ /;:;:;:}';:;ヽ
'フ _,. /_ /;:;:;:;ド-;:.:'、
_∠-―ァ'´ /:.:.:./‐、 !;:i;ト、
`Z-ァ‐'"´/,ィ';:;:;:;;;ハ_I7 !ノ;!
'イ´ィ彡´,ソ;:;:;:;:ミ ノ,.ゞ 〜〜♪
,.シくZイ7;:;:;:;/` ー-y';リ
_,. '´::、::ヽ,イ;:ィ'"`> 、_/'イ ……!?
,. '´--、:::::::ヽ:::メ'´`iT〈 ,ィシ´
/::::::::::::::ヽ:::::::ヽ::ヽノ、 ヾ
ハ、:::_::::::゙';::::::::ヽ::::ヾ! i ',
,/:::::_::::,-::::::',::::::::::l__;vヘl ',
/::::::::::::::::::::::::::::}::::::::::`ヽ、:ヽ ',
/、:::::ニニ二二フ::::::::::::::::::::ヽ::', l
. /::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::ヽlj
/:::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ll
941 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 19:46:47.76 ID:i2aX4pEo
3.蓮如、一休を起こす。
:::::::::::::::::::::ヽ //::::::::::::::::ヾミミ /::::::::::::::ヽ、/
::::::::::::::::::::::::'、 //:::::::::::::::::::::/ヾ、/:::::::::::::::::::::::/ お
::::::::::::::::::::::::::`T7イ:::::::::/::::::、、:li::::::: ハ::,ィ;、::::::::::::::| 一 い
::::::::::::::::::::::::::::::l //ィ:::::::::/ー-┤:::ムミi彡=ヘ :::::::: | 休 こ
:::::::::::::::::::::::::::::::l /://::::/: ljl!::! ヾ ::::: | 宗 ら
:::::::::::::::::::::::::::::::ト /:/: : ',i::l ',::::li| 純 `
::::::::::::::::::::::::::::::::! , , //___ ',::l ,. --―;:l'i!| !
::::::::::::::::::::::::::::::::l lil.::l:l: : : :__ `ヽ',::i '´ __ ',:,/.へ、____/
:::::::::::::::::::::::::::::::{ li:l::::l: x==ミ': l l::! 彡==ミ',::j:Mi:::!、i |l li lト、、_
::::::::::::::::::::::::::::::Kー::::::!: : : : : : : : リ l::|l:::l:::l N、lトハ_L:.:.ヾ丶、
:::::::::::::::::::::::::::::ハトi:::::::i、: : : : : : : ノ |::l::::l::lliト、 | ▽:.:.:.:.\:.``
:::::::::::::::::::::::::/) ヾ:::::::lゝ: : : : :/! |:::::::::lУヾフ / |:.:.:.:.:.:.:\:.
::::::::::::::::::::/|! /ヾ:::::l/ヽ: : : ヽ |:::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\:.:.:.:.:.:
::::::::::::::::::::{:'´:.:.:.:.:.>:::l:.:.:.:ヽヾァ――――ッ' /l/ 人 ヽ:.:.:.:.
::::::::::::::::::{ヾ、:.:.:./:.:゙}::!:.:.:.:.|\`ー ---−'´,.ィ'′,l 枕 の |:.:.:.:
:::::::::::::::ヘ!:.:.:.:./:.:.:/:ノ:.:.:.:.| 丶、‐-‐,.ィ::! __| に 米・ |:.:.:.:
::::::::::::::l:.リ:.:/:.:.:.:.:|v>:.:.:.:.:ト、 了~´ :.:. `ヽ、. す び・ |:.:.:.:
::::::::::::::ト:/:.:.:.:.:.:.:.:'リ:.:.:.:.:.:、 ヽ ヽ'、 ト、:: |. る つ・ |:.:.:.:
::::::::::,、::ヽー-、:_:_ノ_:.:.:.:.:\ ヾ', l::ヾ |. な を .|:.:.:.
::::::::/ ヽ:ノ \:.:.:.ヽv/―--、ミヽ ヾ:, l:.' | ! |:.:.:
【 注:原文ママ 】
942 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 19:47:34.18 ID:i2aX4pEo
4.二人して爆笑。めでたしめでたし。
.r-、 _00 /::::'┴'r' .r-、 _00 /::::'┴'r'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 / .|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 /
.|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./ .|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./
. ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / / . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / /
、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / / 、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / /
. \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/ . \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/
____ , 、
/ ノ_ ヽ,,\ ,へ , ;:::::ヽ`ヽ、
/ ≦゚≧ミ:≦゚≧ //:::/ミ彡ヽ::::ヽ \
| (__人__)| / /::::/ ノ ヽ:::ヽ ヽ
| |r┬| } / /:::/ ⌒ ⌒ ヽ:::ヽ l
| | | | } レ!::::ノ ≦゚≧ミ:≦゚≧ }:::::| |
. |. `ニニ } ヾ:l ⊃ 、_,、_, ⊂⊃:::/ /
. ヽ } ▽、 |r┬| j /レ'
ヽ ノ >。`‐´ 。イ ァ.ァ
/ \ _,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
/ ヽ /i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
943 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 19:48:06.63 ID:i2aX4pEo
>>938
このように なかは よかった ようです。
944 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 19:50:32.31 ID:7afSXQMo
お疲れ様です
この辺の逸話といい嫁5人といいどんな宗教人だよホントww
945 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 19:55:13.80 ID:qBu4FBwo
乙
AA酷いwwwwwwっうぇwwwwwwwwwwwwwwwwww
946 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 19:59:36.22 ID:e3NXgkgo
しかし、木像って枕に向いてる素材でもない、というか逆に寝にくそうだと、この話聞いた時思ったな
947 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:00:55.25 ID:i2aX4pEo
ちょっと無粋ですが、補足解釈。
一休:そもさん! 信仰の対象に無礼を働かれればなんとする!
蓮如:せっぱ! 我が信仰の対象は仏なり、仏像にあらず!
と、いった具合で。
一休宗純が仏像に無礼を働き問うたところ、仏像はあくまで形、信仰を集め僧として生きるすべ。
本来の信仰は仏像を枕にされたところで、穢れもしない、揺るぎもしない、と返した――という問答であったと解釈できます。
……もちろん、ホントに「やあ枕にしよう」「人の商売道具に何しとんじゃ!」といった可能性も否定しきれませんが。
948 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:04:36.16 ID:i2aX4pEo
【 62字で分かる浄土真宗 】
.r-、 / ̄ ̄\
/て ) / _ノ_ヽ,,\
( _ノ フ. | ≦゚≧ミ:≦゚≧ 極楽は 十万億土と 説くならば
ゝ、 〈 | (__人__)
/ ハ ヽ. | ` ⌒´ノ 足腰立たぬ 婆は行けまじ
/〃 ヘ \ . | }
i ! \ ` ーヽ }
丶丶 _ > ヽ ノ、
ゝ'´- 、_ y-、 \
〈  ̄ う /、 ヽ
`ー― ¬、__ノ | > /
| r'^ヽ'´ _/
| `く__ノ´
949 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:05:21.76 ID:i2aX4pEo
.r-、 _00 /::::'┴'r'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 /
.|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./
. ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / /
、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / /
. \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/
____
/ ノ_ ヽ,,\
/ ≦゚≧ミ:≦゚≧
| (__人__)| ってことはピッチピチの若い娘ばっかwwww
| |r┬| }
| | | | } まさに極楽wwww
. |. `ニニ }
. ヽ }
ヽ ノ
950 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:06:28.82 ID:i2aX4pEo
,. '"´ ̄``ヽr´ ̄ `"ー−、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.`.
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ
:::::::::::::::r-‐ーヘ:::::::::ト、:::::::::::::::.:.::ヽ.
::::::::::::/ ヾ:::::l ヾ::::::::::.:::. :.゙',
::::.:.:::/ ',::.:l ヾ:::::::. :.:. ',
:.:.:.::,' l:.:.l ':,:.:.:. .:.',
::! l:..l ,.ィ^ト,:. .:.l
:l-―==ミヽ l:.:l ィ':::.:.:.:liト、 .:.:.:.:i
. :! __、_ ゙'′l:::! l:::, =、v!l l},.:.:.:.:.:.:|
:..::lィッ'´,'iJヾ`'ミ lリ l' lJ::l,}!l lハ:.:.:.:.:.i
::.:.l '、 '::::::::l l' ゞ='イ:!l リ l:::::.:i
::::::l 丶`ニ"‐' l ヾ:::.:.lリツ l:.:.:.| 極楽は 十万億土と 説くなれど
::::::l l \ !j ,l:::::|
:::::::l '、 ,.ノ,! ノ::::/ 近道すれば 南無のひと声
::::::::l '" ,' /:::::/
、:::::::l __,,.. -‐wァ,!/::::/
、::::l ヾl7Tブ´  ̄`ソ/ l::::,'
丶〉::l 丶、、___ /,/,-|:::l
`l:::ト 、、 --‐' ,!/:.、‐ァ
r'‐'┐:.:.:`` ーァ---一'7ニ'yリ
ヽv/ :.:.:.:.:/
三ミリ-、、 :.:.:l
951 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:07:15.08 ID:i2aX4pEo
.r-、 _00 /::::'┴'r' .r-、 _00 /::::'┴'r'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 / .|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 /
.|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./ .|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./
. ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / / . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / /
、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / / 、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / /
. \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/ . \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/
____ , 、
/ ノ_ ヽ,,\ ,へ , ;:::::ヽ`ヽ、
/ ≦゚≧ミ:≦゚≧ //:::/ミ彡ヽ::::ヽ \
| (__人__)| / /::::/ ノ ヽ:::ヽ ヽ
| |r┬| } / /:::/ ⌒ ⌒ ヽ:::ヽ l
| | | | } ちぃwwww レ!::::ノ ≦゚≧ミ:≦゚≧ }:::::| |
. |. `ニニ } ヾ:l ⊃ 、_,、_, ⊂⊃:::/ / 残念だったなwwww
. ヽ } ▽、 |r┬| j /レ'
ヽ ノ >。`‐´ 。イ ァ.ァ
/ \ _,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
/ ヽ /i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
952 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 20:09:51.32 ID:T4855Cw0
どこかでキッチンを開いてそうだな、この一休wwww
953 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 20:16:44.79 ID:ywstKpMo
清々しすぎるwwww
954 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:17:30.20 ID:i2aX4pEo
【 一休さんから蓮如さんへのおてがみ 】
/  ̄ ̄\ あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、
/ _ノ_ ヽ,,\ あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、
| ≦゚≧ミ:≦゚≧ あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、
. | (__人__)| あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、
| |r┬| } あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、
. | | | | } あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、
. ヽ `ニニ }. あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、
ヽ ノ あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、
/ く \ あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、
| \ \ あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、
| |ヽ、二⌒)、 あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、とかくこの世は忙しい。
955 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:21:02.40 ID:i2aX4pEo
rー△ r−l_ゝ
ヽミ\,:-、rrr ,―、=_))
-=ニ(:::::巛/:::::(///三ニ- , ク
↑ サミ/ ̄ ̄ ̄ ̄^彡壬リン △
ヽリ/´ ̄ヽ t::⌒ ヽ 彡ソネヽ ノ
ハ|r =ヽ| .r =ヽ ミヾミ三ゝ´
/≡゚≡/ ≡゚ ≡ ミ三ニ−→
| く ミ彡ルリ
.| _ ||⌒iミノ ゙ ・ ・ ・ ・ ・
丶 ´ニ`ヽ ゙pノ||/↓
\ _ /´ Lルリ
 ̄\::: j-t__
/ ̄/|\ /_ノ´フ|:::::::\
/:::::::/:::/ | ̄ | /:::|::::::::::::\
/:::::::::::/::::::::| |/ |/ /:::::::|:::::::::::::::::フ
>:::::::::く-∀-|/ ( li /-∀->:::::::::::::(
\:::|::::\::::::\/| .)||/::::::/:::::r::::::::::>
<:::\::::::\:::\|/::/::::::::::/::::/::::/
|::::::|::::::::::\::::/::::::::::::::://::::::::>
|::::::::|::::::_:ニ▽ニ:―┬<_:::::|
>:::::::: ̄::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::|
ヽ::::::::::::::::_゙ミ∠: ̄::::::::::::::::/l
956 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:21:48.63 ID:i2aX4pEo
【 蓮如さんから一休さんへのおへんじ 】
, 、
ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、 ,へ , ;:::::ヽ`ヽ、
ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、 //:::/ミ彡ヽ::::ヽ \
ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、 / /::::/ ノ ヽ:::ヽ ヽ
ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、 / /:::/ ⌒ ⌒ ヽ:::ヽ l
ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、 レ!::::ノ ≦゚≧ミ:≦゚≧ }:::::| |
ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、 ヾ:l ⊃ 、_,、_, ⊂⊃:::/ /
ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、 ▽、 |r┬| j /レ'
ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、 >。`‐´ 。イ ァ.ァ
ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、 _,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
ねてくて、ねてくて、ねてくて、ねてくて、そして棺桶。 /i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
957 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:22:34.56 ID:i2aX4pEo
.r-、 _00 /::::'┴'r' .r-、 _00 /::::'┴'r'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 / .|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 /
.|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./ .|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./
. ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / / . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / /
、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / / 、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / /
. \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/ . \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/
____ , 、
/ ノ_ ヽ,,\ ,へ , ;:::::ヽ`ヽ、
/ ≦゚≧ミ:≦゚≧ //:::/ミ彡ヽ::::ヽ \
| (__人__)| / /::::/ ノ ヽ:::ヽ ヽ
| |r┬| } / /:::/ ⌒ ⌒ ヽ:::ヽ l
| | | | } レ!::::ノ ≦゚≧ミ:≦゚≧ }:::::| |
. |. `ニニ } ヾ:l ⊃ 、_,、_, ⊂⊃:::/ /
. ヽ } ▽、 |r┬| j /レ'
ヽ ノ >。`‐´ 。イ ァ.ァ
/ \ _,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
/ ヽ /i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
※……注意! この話は事実に基づいておりません!
本当は 【 こ れ 以 上 に 繰 り 返 し が 多 い 】 のです。
.
958 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 20:25:22.24 ID:qBu4FBwo
この二人最高だwwwwwwwwwwwwwwww
959 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 20:29:01.41 ID:Jzxpdzco
ひwどwすwぎwるwww
960 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/10/08(金) 20:31:42.04 ID:yvXietQ0
なんてフリーダムな坊主共wwww
しかもかたっぽは我が家の信仰の中興の祖じゃねーかwwwwww
961 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:35:17.59 ID:i2aX4pEo
ヽ,.ゞ:, ,ヾゞヾ;ゞゞ\ヾゞ: ヾヾ゛ ゞ.ヾゞヾヽ,.ゞ:,,ヾゞヾ;ゞゞノヾゞ: ヾゞ;ゞゞヾゞ;ゞ
,.ゞ :,,ヾゞヾ;x/x/ノヾx/:ヾヾ ゛x/.ヾ x/ヾx/;x/x/ヾ x/;x/
x/:ヾx/゛;ヾ;x/ ,',;:x/ヾx/;x/ヾ.: ヾ:ヾx/ヾ., .x/ヾx/;x/ ヾ;x/x/;x/
,,x/.ヾ\\ x/ヾ:x/ヾ ノノ x/ヾ . x/ヾ x/ヾ .x/;x/ヾ;x/x/;x/ ヾ;x/x/;x/
x/ヾ ,,.x/ヾ::x/ヾx/:ヾ x/:.y.ノヾx/..ヾ .x/,'ヾ x/ヾx/ ;x/ヽ,.x/:,,ヾx/ヾ;x/x/;x/x/ヾx
x/ヾx/;x/x/ヾx/;x/iiiiii;;;;::::: イ.ヾx/, .,; x/ヾx/___// ;x/ x/ヾx/;x/ヾ;x/x/;x/
x/ヾ x/;x/ iiiiii;;;;;::::: :)_/ヽ,.x/:,,ヾx/ヾx/__;::/x/ヾx/;x/ヾ;x/x/;x/
x/ヾx/;x/ iiiiii;;;;::::: :|;:/ ヾ;x/x/;x/ヾx/
ヾ;x/x/ヾ;x/x/ヽ|iiiiii;;;;:::i;;;;;::x/
ヾ ヽiiii;;;;;:::::i;;;;;:::::| `
` ヽiiiiiiii;;;;;;::::ll:ゝ
` , x/|i;iiiiiii;;;;;;::ゝ `
` ノii,iiiiiii;;;;;;:::ゝ
/,iiii;iiii;;;;:;@:/ヾ `
,.,.. ,.... ,,,.. ,,,,.,.. /iiiiiiiiii;;((///丿,,.
,.,.. ,.... ,,,.. ,,,,.,.//////////ノ,,. ,,.
. ,,,,.,.. ,. /|iiiiii;iii;;:;:::;:/,,. ,,.,.. ,,.. ,,,,.,.. ,...,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,. ,,,,.,.. ,, . ,,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,
. ,,,,.,.. ,. /|iii;;iiiiiiii;i x/x/x/| ,,. ,,.,.. ,,.. ,,,,.,.. ,...,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,. ,,,,.,.. ,, . ,,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,
,,.,.. ,..M|M|iMiiii;;ii:i;;:;i:i;;:;ヘヘ,,. ,,.,.. ,,.. ,,,,.,.. ,...,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,. ,,,,.,.. ,, . ,,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,
..,.. ,.... ,,,≠≠≠≠≠≠... ,,...,.≠ ̄,,. ,,.,.. ,,.. ,,,,.,.. ,...,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,,.. ,,,,.,.. ,.... ,,. ,,,,.,.. ,, . ,,,.. ,,,,.,..
/ ̄ ̄\
rヽ / ノ \ \
i ! | ≦゚≧ミ:≦゚≧} あのグネグネの松、
r;r‐r/ |. | (__人__) |
〈_L (`ヽ .} | |r┬| | まっすぐに見られるゥ?
l` ( ``/ | | | | }
ヽ l . ヽ `ニニ ノ、
|,. l /⌒ ー‐ ィ ヽ
962 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:35:51.08 ID:i2aX4pEo
/ _ // \ \
/ /::`:'‐y′ / 、 ヽ ヽ
,' |::::!>l | | | ', ',
' l::::l∠{ | ,イ i ,' / |i | ',
| ヾ:::::::::| | , / ! l | l ,! |l | l
| 「il丁li, /l // | ハl l/l ,ハl ! 、 l
! レ‐l N lト!/、j_ l/リu| / l/_j」イ | !
Wi / r-| l| ,jチリニ=ミ'z-' |l /ィ彡ニミz', l ! ト|
',ノ i l lf´V'! ハ{ ト-O l` l|/ '´ト'O | 〉 ! トi ハ!
lハ ! 、 `/{ l / ` ゝ--' ゝ- ' l| ハリ ええっ?
丿 ',l ハ``' l / ι ιハ! /
∨トi ゝ- '′ ノ〉 u イ/l/
∨ト、{ i| u ´ /リ え、だって、どの方角から見ても曲がって――
Wト、j \ 、―――ッ /
_ゞ┤ ::丶、 ` ̄ ̄´ /
,. -/ くソ ::::::>:...._""/
/ / \ ::::::::::::::l `丶、
963 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:36:55.01 ID:i2aX4pEo
__,,,,,、 ,、
,,:r''"⌒´ ,>';;ヽ_.rt_
,r'´ ,r ,ィ /;;;;;;;;;;;Y;;;l'"^ヽ
/ /,r",r'";;;;;;;;.rmィ;;/;;;;;;;;;゙i,
ノィ' / //イ/^'フ;;/ /ノ^'i;Nト;;i!
'// ノ,/zァ' /ィ' ‐-ァ'゙、、 ,リ′ l! i ''!
rレイ //〃/;;;;;,Z,,,.、、`ソ ,,..,、lハml
△7jィ'ァrイシ7;;;/ 、{;・;;ソヾ/ ,f二、l;;;;;;;l ああ、実に『グネグネと曲がった松』だ。
ツイ7l Y /;;/ `゙`"ン ,!'7;・゚;ト!;;;;;リ
l>'ソ/,ヘ,_ ,/;/ (^ヽ、、 l!´``''ソ;;;;/
7N/ y;/ ``''ヾ:ヽ._j ,/l;;;/
,..、/^tフ /ヘ ヾ二ニ''‐-、ヾ::ヽ, / '^,f^´゙)
ヽ `△'′tヽヾ三ミヾ::`':ゝ`i ''二ニ`'"
ヽ ^ヽ ヾ:::ヽ`''ヾ::ヽ::::::::::::i, `''″ プッ
964 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:39:31.01 ID:i2aX4pEo
.r-、 _00 /::::'┴'r' .r-、 _00 /::::'┴'r'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 / .|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 /
.|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./ .|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./
. ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / / . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / /
、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / / 、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / /
. \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/ . \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/
____ , 、
/ ノ_ ヽ,,\ ,へ , ;:::::ヽ`ヽ、
/ ≦゚≧ミ:≦゚≧ //:::/ミ彡ヽ::::ヽ \
| (__人__)| / /::::/ ノ ヽ:::ヽ ヽ
| |r┬| } / /:::/ ⌒ ⌒ ヽ:::ヽ l
| | | | } レ!::::ノ ≦゚≧ミ:≦゚≧ }:::::| |
. |. `ニニ } ヾ:l ⊃ 、_,、_, ⊂⊃:::/ /
. ヽ } ▽、 |r┬| j /レ'
ヽ ノ >。`‐´ 。イ ァ.ァ
/ \ _,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
/ ヽ /i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
965 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:46:33.17 ID:i2aX4pEo
【 ただいま、本願寺建造中。 】
/
/ / |
| .| / /| | /| ┃┏━┓
| /| | | / .| /| / |‖ .┃ ┏┛
| / | | | /| | / | ./ | || / ・ ・
さぁて、今日も工事の手伝いを頑張 ヽ/ /レ レレ .レ .レ .| / レ|レ ‖‖‖ /|
l/:::::::::::::::::::::.ヽ、 |/ U,,-:::::::::::::ー-、/ .|
/::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /::::::::::::::::::::::::::ヽ
| ::::::::::::::|/ ::::::::::::::|
| :::::::| ::::|
| ,.--、. :::::::| ::::|
ヽ ℃;;;;l :::::/| ,.---、 ::::/
\;;;;ノ / ヽ、 |℃;;;;;) ::::/
_ `ー┬ー'' ヽヽ;;;;;ノ ::::/
\ ヽ U `ー──'''
/ \
 ̄ `ー──────
966 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:47:04.90 ID:i2aX4pEo
wWWWw
/ ノ_ ヽ,, \
| ≦゚≧ミ:≦゚≧ |
|// (__人__)//| 頭に草のっけた変な人が、
ぐ | ` ⌒´ ノ
ぐ る | } __ ∩2z、 材木の上で工事妨害ィィィ――!?
る ん _ -  ̄ ヽ } ― ニ二./ /
十 ん . ヽ ノ /`/
, ' _ l´ '⌒ヽ-‐ / / } } +
/ / / リ | | / ノ
C、/ / ╋ / | |/ / //
& \____/ / ノ/ _/―''
⌒ヽ-、__/  ̄ ̄ ̄`ヽ∩ '´ / 十
/  ̄ ̄`ー- ...,,_災__,/| / +
/ ノ {= | |
+ ∠ム-' ノ,ィi、ヽ、
,--――――――――――――――――――――――,r、
|!三三三三三三三三.:三三三三三三三三三三三三三三〈@}
`―――――――――――――――――――――――`^'
|!三三三三三三三三.:三三三三三三三三三三三三三三〈@}〈@}
`―――――――――――――――――――――――`^' `^'
967 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:47:48.34 ID:i2aX4pEo
,.-'", ィ"´:::::::::::::::::Y^ヽ , ‐:''"::::::::::`丶、
/ /:::::::::::::::::::::::::::/:::::::V:::::::::::::::::::::::::::::::
, '′,ィ'::::::::::::::::::::::::::::::::: {::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::
,:' ,:':::::::::::::/::/::::::/:,:=、 l::::::::::l,:=:、:::::::::::::::::::::::
/ /:::/:::::::/::/:::::::::::,イ'ミミl:::::::::l彡ミヽ、::::::::::::ヽ:
/ /:://:::::/:::/::::/::,r'""~゙゙'i::::::::l'""゙゙`丶、;::::::丶',
,'/ /:i/ //::::/::::// l:: ::l .:.:.:.:.`ヽ:::::',',
i′,':::l l ,'' .:/イ/::/ l: :l .:.:.:.:.:.:.:.:.:',::::::
| i:::l.:l l / /.::/ l:. .:l .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:::::
| |:::l:l / /.::/ ',::::l .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:::
| l:::::ll / /:'-―‐‐- 、、 ',:::l ,, -‐.:''"´ ̄',::
l ,!:::|l l l // _ `` ',:l .'´: __,, .:.:.:.:.:.',:
l /l::::|ll .::ll::::,' _,, ===ミミヽ ',:! ,':.:.:,彡==≡ミ、 ああ一休。
/ /| l::::|||::::ll::,' '´ `` ,リ l;, .:´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/イノ! ',:::l|l:::::l:,' / |;, :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
/´,ノ/! ',::|::::::,' |;;, :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 茶が欲しいのか、出してやろう。
/ l ,l::::::::::l、 |;;;;, :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
_,ノ_/}',::::::::lヽ |;;;;;; :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
|_/l八::::::ト'ゝ、 ノ '" :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
リ ノ ',::::lWハヽ、 、_ .:.:.:.:.:.:.:.:_, .:.:.:/
l::::l▽/`>、 丶'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ン´.:イ^'
|::::|イ 〈::l \ `丶 ___ ,. '´//!:〉:.:
|::::| ヾ 丶、 、,,_,, /.:./:l/:.:.:
/{`> 丶、 丶、__/.:.:.:/:.:/.:.:.:
968 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 20:49:04.86 ID:i2aX4pEo
.r-、 _00 /::::'┴'r' .r-、 _00 /::::'┴'r'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 / .|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 /
.|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./ .|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./
. ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / / . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / /
、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / / 、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / /
. \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/ . \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/
____ , 、
/ ノ_ ヽ,,\ ,へ , ;:::::ヽ`ヽ、
/ ≦゚≧ミ:≦゚≧ //:::/ミ彡ヽ::::ヽ \
| (__人__)| / /::::/ ノ ヽ:::ヽ ヽ
| |r┬| } / /:::/ ⌒ ⌒ ヽ:::ヽ l
| | | | } レ!::::ノ ≦゚≧ミ:≦゚≧ }:::::| |
. |. `ニニ } ヾ:l ⊃ 、_,、_, ⊂⊃:::/ /
. ヽ } ▽、 |r┬| j /レ'
ヽ ノ >。`‐´ 。イ ァ.ァ
/ \ _,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
/ ヽ /i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
くさかんむり
+
ひと
+
き
l l
茶
969 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 20:57:16.10 ID:U00i1rwo
なるほど、これは
>>1
さんがこれら先人の「行い」に見習わんとする決意表明ですねわかります
970 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/10/08(金) 20:58:21.59 ID:yvXietQ0
オレ達真宗門徒はこんな坊主が書き殴ってくださった手紙をありがたく唱和してるんだぜ
か っ こ い い だ ろ う !
971 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 21:01:02.33 ID:i2aX4pEo
【 馬の絵 】
,l、::::::::::::::::::::::::::::::::::|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
,ハ::`丶、:::::::::::::::::::::::|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_,, -‐:〈
{;;;;ヽ、:::::`丶、:::::::::::::l:;:;:;:;:;:; ィ";:;:;:;:;:;:;:}
,l;;;;;;;;;シ丶、:::::::`:`:ー'‐::'':"::::::::_, ィ"´;;l
fうl;;;ミミ、 ``丶 、::::::::,: - ''"´ リ;;;;;;f-、
{ l l;;;;;ッ=` (三> `^´ (三シ ム;;;;;;ソl}
t !;;;リ _,,...,,_ _,,..,,_ l;;;//
゙l ヾ;l :'ィテヘ9ンミ ,: ',シヒ9ン、 l;//
`ーll! `''==ヲ' l:.:^''==彡'" ,!リノ 一休どの。 この素晴らしい馬の絵に、
ll ` '' " l:.:.:` '' " ,i;;l´
li, ,r .: :.ヽ、 ,:,り 画賛をつけてほしいでおじゃる!
t、 / ゙ー、 ,r '゙ヽ /,K′
ゝ、 ,:' :~: } // /ヽ、
/{lヽ ,ィ==ニニ==,ノ,ノ7 /:.:.:.:ヾニヽ
, ィ/:.:い ヽ `` ー一 ''"/,/,/:.:.:.:.:.:.:.:ソ }- 、、
/ /:.:.:.:ヽヽ `' ー‐ -- '"//:.:.:.:.:.:.:/ / ` 丶、
,, - { ヾ:.:.:.:.ヽ丶 //:.:.:.:.:, -'" ,/ ` 丶 、
,, - ''" 丶、 `` ーゝ、ヽ.,_,,ィ"ェくユ- ''" , ィ"
972 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 21:01:58.93 ID:i2aX4pEo
|;;:lli|tll―――――――――――――――――――――――――――――────―‐┐
||'゙l||〕l|─――――――――――――――――――――――─――――――――┐ |
|lIル゙゙ l| ト、 | |
|!'''l川| |トlヽ、 /l | |
||モコl| ヽソ/ハヾ〈! j | |
|lll仝 || ///:;ハヾミヽ 馬だなぁ | |
|| ユ || /:::::/':::::::〈ハヽヾj 一休 | |
|!l{什|〕 /:::::::::::(ぅ、::} {ソ | |
|圭)=|| /:::::;'::::::::l:::::j ll | |
||)l]ll1l| /::::::;:::::::::::::l::::L. l. | |
||yi71l| i::::::::i:::::::ヾ、;:l、:::{ l. | |
|!エlr'|| l::::::::l::::::::::::::ヽ〉::! l. | |
||ェと卅 ヽ:::::::',::::::::;':::::ト.j { j | |
|!エlr'|| ヽ:::::j:::::::{::::;ハk、___ソ | |
||ェと卅 | |
|l!]i广l| | |
||'〒::|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
゙'ゞlF:^''――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
973 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 21:02:55.36 ID:i2aX4pEo
l;:;:;:;:;:;:;:;:l;:;:;:;:;:;:;:;:`丶、;:;:;:;l
,l;ィ'----┴――--、、;:丶、!
,ノ7 '"^ ^`' ,ィ'三ミ、_〉
{:/, ニ丶 ,r,=-、 ヾ:::::::ミヾ
〃ィ'。`>ソ { ィ'。`'ァ::..u !::::::ミ:l
l:! `~´/ ,l、  ̄´ ,. }:::::三<
ll (、 っ) : ,l::::シ久'l
l ,.,__、 U ,:' f::/ン ノ/ ・ ・ ・ ・ ・ ・
l 、 f{二ミァ ,) {,ツ>-‐'′
ヽヽ`ー ' : ヽ ,_ソ/
丶、__, -―''"/,/
,} ヽニニ =彡シ,ンヽ,
,/(`=- r‐ ''" / ,/丶、
ノヽヽ、_;__,∠..ィ"-――ュ、
,∠三二二,,___,,. -― ''"~⌒`丶、、_
,, - '"´ ̄/ / /``
,イ´ / / /
/ / / / /
974 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 21:03:48.48 ID:i2aX4pEo
.r-、 _00 /::::'┴'r'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 /
.|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./
. ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / /
、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / /
. \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/
____
/ ノ_ ヽ,,\
/ ≦゚≧ミ:≦゚≧
| (__人__)|
| |r┬| }
| | | | }
. |. `ニニ }
. ヽ }
ヽ ノ
/ \
/ ヽ
975 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 21:04:57.63 ID:i2aX4pEo
【 馬の絵 ふたたび 】
,l、::::::::::::::::::::::::::::::::::|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
,ハ::`丶、:::::::::::::::::::::::|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_,, -‐:〈
{;;;;ヽ、:::::`丶、:::::::::::::l:;:;:;:;:;:; ィ";:;:;:;:;:;:;:}
,l;;;;;;;;;シ丶、:::::::`:`:ー'‐::'':"::::::::_, ィ"´;;l
fうl;;;ミミ、 ``丶 、::::::::,: - ''"´ リ;;;;;;f-、
{ l l;;;;;ッ=` u (三> `^´ (三シ ム;;;;;;ソl}
t !;;;リ _,,...,,_ _,,..,,_ l;;;//
゙l ヾ;l :'ィテヘ9ンミ ,: ',シヒ9ン、 l;//
`ーll! `''==ヲ' l:.:^''==彡'" ,!リノ れ、蓮如どのっ! この素晴らしい馬の絵に、
ll ` '' " l:.:.:` '' " ,i;;l´
li, ,r .: :.ヽ、 u ,:,り 画賛をつけてほしいでおじゃるッッ!
t、U / ゙ー、 ,r '゙ヽ /,K′
ゝ、 ,:' :~: } // /ヽ、
/{lヽ ,ィ==ニニ==,ノ,ノ7 /:.:.:.:ヾニヽ
, ィ/:.:い ヽ `` ー一 ''"/,/,/:.:.:.:.:.:.:.:ソ }- 、、
/ /:.:.:.:ヽヽ `' ー‐ -- '"//:.:.:.:.:.:.:/ / ` 丶、
,, - { ヾ:.:.:.:.ヽ丶 //:.:.:.:.:, -'" ,/ ` 丶 、
,, - ''" 丶、 `` ーゝ、ヽ.,_,,ィ"ェくユ- ''" , ィ"
976 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 21:05:52.64 ID:i2aX4pEo
|;;:lli|tll―――――――――――――――――――――――――――――────―‐┐
||'゙l||〕l|─――――――――――――――――――――――─――――――――┐ |
|lIル゙゙ l| ト、 | |
|!'''l川| |トlヽ、 /l | |
||モコl| ヽソ/ハヾ〈! j | |
|lll仝 || ///:;ハヾミヽ 馬だなぁ | |
|| ユ || /:::::/':::::::〈ハヽヾj 一休 | |
|!l{什|〕 /:::::::::::(ぅ、::} {ソ | |
|圭)=|| /:::::;'::::::::l:::::j ll | |
||)l]ll1l| /::::::;:::::::::::::l::::L. l. | |
||yi71l| i::::::::i:::::::ヾ、;:l、:::{ l. そうだなぁ | |
|!エlr'|| l::::::::l::::::::::::::ヽ〉::! l. 蓮如 | |
||ェと卅 ヽ:::::::',::::::::;':::::ト.j { j | |
|!エlr'|| ヽ:::::j:::::::{::::;ハk、___ソ | |
||ェと卅 | |
|l!]i广l| | |
||'〒::|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
゙'ゞlF:^''――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
977 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 21:06:29.27 ID:i2aX4pEo
|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:||;:;ヽ,ヽ,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
l;:;:;:___jl|_ヽ,ヽ,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l そんなっ・・・!
,イ::7´ ,r=ぅ r- 、ヽ,ヽ,`i丶、;:;:l バカなっ・・・! バカなっ・・・!
/::::シ "´ u ` ~´ ヽ,ヽ,ミ:::`'i! なんて画賛っ・・・・・・!
)::/ ,. -− 、 , -− 、 ヽ,\:::::},
l:::l.:.,ィ'。`> y'.: ィ'。`'ァ、:.:.. \.\l なんでこんな・・・・・・
、_ }::l:.:.` ̄,.:'´ .: :u`ミ ̄ .:.:.:.:.:. l:::\ \ あってはならないことがっ・・・・・!
、_`'-、_ l::l , ' ,r' ヽ、u :.:.:. }:::/^\ \
`' -、,`' -、 N! u /゙'^'- '^'゙ヽ l::fク //.\ .\ どうして・・・ 高僧・・・・・・
`'ァ、\ l l! / ,..,_,..、 丶 |j~ .l:lぅ,ノノ \ .\ なんで・・・ こんな画賛で・・・
\ \.しi i ,イエエエ>、 ヽ ,l:ゝ- ' \ \ こんな・・・・・・・・・
\.\ヽ. l l l{、:.:.:.:ノ:.:.:l) l イ::ノ \ \
\.\ ! l ヽゝェェェァツ } ,/:::ヽ \ \こんな理不尽なことが
\.\. `ー-‐ '" ノ ,ィ'{^~゙゙´ \. \麻呂の身ばかりにっ・・・・・・!
人. \ u ,ィ" Y lト、 \ \
_/:.:.:ヽ\ \--‐ '"´ / ハ \ \
_,,‐〈:.:.:.:.:.\ \ \ |j〜/ /:.:.\、,,__ \. \
,r‐-‐ ''"^ヽ 丶、:.:.:.:.:\ \ \u //:.:.:.:.:ヽ } lー-- 、、 ', ',
,, - '" 丶、 `` ー- ゝ ヽ\ \∠∠.:-ュ:.:.:_,:ノ / ` 丶、 ヽ ヽ
978 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 21:07:11.79 ID:i2aX4pEo
.r-、 _00 /::::'┴'r' .r-、 _00 /::::'┴'r'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 / .|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 /
.|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./ .|::::「|:::| l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./
. ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / / . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ / /
、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / / 、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / /
. \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/ . \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/
____ , 、
/ ノ_ ヽ,,\ ,へ , ;:::::ヽ`ヽ、
/ ≦゚≧ミ:≦゚≧ //:::/ミ彡ヽ::::ヽ \
| (__人__)| / /::::/ ノ ヽ:::ヽ ヽ
| |r┬| } / /:::/ ⌒ ⌒ ヽ:::ヽ l
| | | | } レ!::::ノ ≦゚≧ミ:≦゚≧ }:::::| |
. |. `ニニ } ヾ:l ⊃ 、_,、_, ⊂⊃:::/ /
. ヽ } ▽、 |r┬| j /レ'
ヽ ノ >。`‐´ 。イ ァ.ァ
/ \ _,.ィ7!_/ヽ//ヽ、
/ ヽ /i::::!ム!ヽ!/:::/:::::::ヽ
979 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/10/08(金) 21:07:45.95 ID:yvXietQ0
頼む方が悪いだろ、JK
980 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 21:07:53.26 ID:9X0B/Pwo
馬の絵よかはるかに価値があるなww それこそ無価値と二人は笑うだろうがwwww
981 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 21:11:55.93 ID:tWBrjfUo
うん、馬の絵よりも二人の筆で価値上がったよなww
982 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 21:14:25.68 ID:i2aX4pEo
埋めネタは以上です。
>>928
さん、満足したかな!
983 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 21:14:43.99 ID:qBu4FBwo
馬カワイソスwwwwwwww
984 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 21:17:42.75 ID:ywstKpMo
乙でした
凡人にはたどり着けない境地にいらっしゃるww
おちゃめさんwwww
985 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 21:19:33.50 ID:tWBrjfUo
しかしなんだこの混ぜるな危険!な二人はww
986 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/10/08(金) 21:22:54.43 ID:yvXietQ0
混ぜなくても危険な二人だけどなww
おかげさまでウチのご先祖は守護大名家の家臣の座から滑り落とされました
当の子孫はその御方を信心しておりますが
987 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 21:29:09.70 ID:DGb9qs.o
>>986
しかもそれ書いてるのはおまいが信仰してる宗派で
皆に説法する側の人間って言うwwwwww
988 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/10/08(金) 21:52:28.38 ID:yvXietQ0
>>987
その通りなんだよなwwwwww
ただ、ウチのご先祖が一向一揆で没落したのは確かだけど
その過程において色々な大嘘や粉飾があるんじゃないか?
と古文書やらお寺の過去帳を調べてたじっちゃが言ってた
989 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 21:55:21.49 ID:DGb9qs.o
>>988
もしや富樫氏の?
990 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/10/08(金) 22:01:24.04 ID:yvXietQ0
うn
もうちょっとでスレが終わるからこれくらいにしておきます
>>1
さんお疲れさまでした、楽しかったよ
991 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 22:14:03.99 ID:DGb9qs.o
ほんと
>>1
お疲れ〜
次回作も期待してるよ
これが
>>1
の生涯をかけた
やる夫スレを使った布教の第一歩となるとは
誰も予想すらしない事だった
992 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 22:15:22.62 ID:qBu4FBwo
>>991
なっなんだってぇー
993 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 22:19:43.95 ID:i2aX4pEo
だから無茶振りやめてwwww
あ、次スレは立てません。
このまま埋めますので、適当にレスして1000いったとこで終わりで。
もし埋まってしまった状態で、どうしても言いたいこと、聞きたいことなのがありましたら、
AA長編の文明スレの雑談か、歴史系やる夫避難所にお願いします。
994 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 22:23:33.91 ID:qBu4FBwo
碧厳録とかやってくだしあ無理ですかごめんなさい
995 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 22:24:51.78 ID:DGb9qs.o
>>993
了解しました
性欲過剰僧侶様wwwwww
つか知り合いの真宗信徒は同じ県だと判明しますたwwwwww
996 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 22:38:04.27 ID:7afSXQMo
お疲れ様でした〜w
997 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 22:42:31.36 ID:VJfnF9.o
完結乙でした!
998 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 22:54:50.44 ID:e3NXgkgo
それにしても、この馬の絵頼んだ人って誰?
999 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/10/08(金) 23:01:59.69 ID:dBe2CEso
1000ならアニメ化
1000 :
文
◆Civ.a/bGUo
[saga]:2010/10/08(金) 23:06:10.43 ID:i2aX4pEo
>>998
あくまで逸話ですので、調べた範囲では商人とのみ。
では、これにて失礼。 ――皆さま、ありがとうございました。
.
1001 :
1001
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(()@(ヽノ(@)ノ(ノヽ)
(o)ゝノ`ー'ゝーヽ-' /8)
ゝー '_ W (9)ノ(@)
「 ̄ ・| 「 ̄ ̄|─-r ヽ
`、_ノol・__ノ ノ 【呪いのトンファーパーマン】
ノ / このスレッドは1000を超えました。
ヽ⌒ー⌒ー⌒ー ノ このレスを見たら期限内に完成させないと死にます。
`ー─┬─ l´-、 完成させても死にます。
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キミが殺れオレが葬る @ 2010/10/08(金) 23:06:00.54 ID:tscG9d.0
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