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美琴「私のことビリビリいってりゃいいのよ!」 - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:14:03.01 ID:gsgrHNU0
vipでスレストされてきました……

ちゃっちゃと完結させますんで、置いといてください


美琴「チェイサアァァーー!!!!!」


ドガア!……ガタンゴトン!


美琴「よっし!ジュースゲットォ〜!」ゴクゴクゴク……


上条「いや、だからさあ御坂さん……常盤台中学のお嬢様が、自販
機を蹴って無銭でジュースを飲むなんて行為、普通はやらないんじ
ゃないかって、上条さんは常日頃、思っているわけなんですが……」


美琴「…だから、前にも言ったでしょ?女子校なんてみんなそんな
もんだって。アンタは常盤台中学に勝手なイメージをもちすぎなのよ」
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
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にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:22:39.08 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459358/

にゃんにゃん❤ @ 2024/03/26(火) 22:21:04.83 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459264/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:15:23.23 ID:gsgrHNU0
上条「いいや、違うね!!よく街で見かける常盤台の女の子は、すんげえおし
とやかそうで、お前と違って、ぜっったいに自販機を蹴ったりしないもんね!!」


美琴「ああもう、うるっさいわねえアンタは…小さいことをグチグチグチグチ
……ほんっとにしょうもない男ね!」


上条「んなっ……!!な、なんでお前にそんなこと言われなきゃなんねーんだ
よ!!せっかく上条さんが、お前の素行の悪さを注意してやってんのに!……


それに、自販機の件だけじゃねえ!普段、お前と来たら、ことあるごとにビリ
ビリビリビリと……!!」


ビリビリビリビリィィィ!!!!
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 00:15:59.61 ID:iwJByvQ0
総合スレもあるよ、まあ立てちゃったもんはしょうがないか…
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 00:16:18.70 ID:oj9GPso0
メール欄にsagaって入力したら暴言とかもちゃんと表示されるよ!
ああ、sageじゃなくsagaな!
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:17:01.34 ID:y1f.b420
まぁいいじゃない、面白ければ
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 00:17:09.12 ID:BMunFQDO
支援
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:18:20.59 ID:gsgrHNU0
上条「どわああ!!!……って、言ってるそばから何すんだよ、御坂!!」


美琴「アンタがさっきからごちゃごちゃうるさいからでしょ!!誰に説教たれ
てると思ってんのよ!!」


美琴「前々から思ってたけど、アンタ、私に対する態度が無礼すぎなのよ!!
もっと、この御坂美琴様に敬意を払えっての!!」


上条「はん、なに言ってやがんだ!だーれがお前なんか!レベル5かなんだか知
らねーがお高くとまりやがって!お前なんかただのビリビリ中学生じゃねーか!
ことあるごとにビリビリビリビリしやがって!!

お前こそ、もっと年上の上条さんに敬意を………

って、おい、御坂…」


パリッ…パリッ…
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:19:24.22 ID:gsgrHNU0
美琴「ほんっとアンタってなにふりかまわず説教するのが好きよね……けどね…
…いいかげん、その説教癖も相手見てからやったほうがいいんじゃないかしら……!!」


バリバリバリ……


上条「わ、わかった…御坂さん!!分かりましたから……!!頼むからこれ以上は……!!
……ってだあああ!!!」


美琴「死っねえええええぇぇぇぇぇーーーーー!!!!!!!!!!!」


バリバリバリバリバリリイイイイ!!!!!!


上条「どあああああああーーーーーーーーー!!!」

9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 00:20:26.25 ID:kpb6uUDO
総合スレあるんだからわざわざスレ立てるなよ
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:24:02.20 ID:gsgrHNU0
その夜…
学園都市郊外


上条「はあ……」


上条「全く、御坂のやつ……アイツに追い回されたおかげで、もうすっかり夜
になっちまったじゃねーか……あの御坂のビリビリぐせ、なんとかなんないものかねえ…」

上条「それにしても御坂のあの態度……いくらアイツがレベル5の超能力者で、俺が
レベル0の無能力者だからといって、あの高圧的な態度はいただけないよなあ…
…アイツって、普段、他の奴にもああなのかな…?

…だったら、直した方がいいとおもうんだが……」


?「そこの君、ちょっといいかしら?」


上条「え?俺ですか?…っていうかあなたは……?」


女記者「わたしはこの学園都市で毎週販売されている、雑誌の記者をやっている
者なんだけど……実は、あなたとさっき一緒にいた御坂さんのことで相談があるの」


上条「へ?み、御坂のことで、俺に??」
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:28:40.74 ID:gsgrHNU0
とある喫茶店


上条「……で?御坂のことで俺に相談って、一体なんです?それも週刊誌の記者をや
っている人が一体……」


女記者「ええ……実は、今度ウチの雑誌で、御坂さんを記事にとりあげたいとお
もっているんだけど……そのことを御坂さんに了承してもらえるよう、あなたから
も彼女を説得して欲しいのよ」


上条「み、御坂を週刊誌の記事に!????それに、俺に説得して欲しいって
どういうことですか!?」
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 00:29:28.79 ID:bbe5w.AO
支援
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:30:48.89 ID:Po5Raz.0
ちゃっちゃとなどと言わず長編書いてくれ。
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:32:48.58 ID:gsgrHNU0
女記者「どういうこと、ってそのまんまの意味よ?実は私、前々からずっと御
坂さんを題材に記事を書きたいと思っていたの。けど、この間そのことを御坂
さんに話したら、こっぴどく断られちゃってね……結構、粘ったんだけど」


上条「は、はあ……」


女記者「けど、プロのジャーナリストとして、そう簡単に諦めるわけにはいか
なくてさ。彼女に了承してもらう何か良い案はないかなって考えた末…

…私じゃなくて、彼女に近しい人物から説得してもらうのはどうだろう、と思
ったわけよ!!

……どうも、貴方は御坂さんとかなり親しい関係にあるみたいだしね。上条当麻君?」


上条「え?なんで俺の名前を知ってるんですか?」
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 00:33:07.57 ID:BMunFQDO
何レス未満で終わると叩かれるのここは?
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:36:23.80 ID:gsgrHNU0
女記者「そりゃあ、私は雑誌の記者、ジャーナリストよ?記事にしたいと思っ
ている人と親しい人間くらい調査済みよ!……さっきの御坂さんと貴方のやり
とりもばっちり見てたんだから!」


上条「……おねーさん、なんか、ストーカーくさいんですけど……」


女記者「な……し、失礼ね!!これも仕事よ!!取材の一部なの!!」

17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:36:57.01 ID:.d.GJRc0
災難だったな
支援
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:40:38.03 ID:gsgrHNU0
上条「で……それはそうとおねーさん、御坂なんかをネタに一体どんな記事書くつ
もりなんですか?」


女記者「え……?なにをって、あの御坂美琴よ?記事にしたい内容なんて腐る
ほどあるわよ?」


上条「いや、あの御坂美琴、っていわれても……一体どーいうことですか?……
アイツ、只のビリビリ中学生ですよ??

だって、御坂のやつ、今日だって自販機蹴ったり、俺に電撃かましたりして悪さ
ばっかりして……

あ!!もしかして、アイツの素行の悪さを記事にしたいとか、
そーゆーことですか!?」
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:44:05.34 ID:gsgrHNU0
女記者「はあ……上条君……。さっきのやりとりを見たときも感じたのだけれ
ど……あなた、御坂さんと親しいわりに、彼女のこと、全然分かっていないみ
たいね……」


上条「え……?」


女記者「だって、御坂さんのことを本当に良く知っているのであれば、彼女に
対してビリビリだのなんだの…

…あんなガサツな態度とれるわけないですものね…」


上条「え?え?……ど、どういうことですか??」
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:48:08.30 ID:gsgrHNU0
女記者「いーい、彼女は学園都市に7人しかいないレベル5の第3位……!!。
常盤台中学のエース、『超電磁砲』御坂美琴よ!?そのネームバリューだけで
記事にする対象としては十分だとは思わない?」


上条「ま、まあ確かに……そういえば、御坂って結構、有名人でしたね……」


女記者「けどね、聞いて上条君……私個人としては、御坂さんの魅力っていう
のは、レベル5である、というところだけじゃないと思うの」


上条「え?ま、まだあるんですか?」
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:51:57.10 ID:gsgrHNU0
女記者「ええ。だって、ただレベル5ってだけじゃあ、この学園都市には他にも
6人いるわけでしょ?

……御坂さんの真の魅力というのは、他のレベル5にはな
い、御坂さん自身の人間性にあると思うの」


上条「人間性ねえ……いや、個人的にはそこが問題点だと思うんですけど……」
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 00:59:52.97 ID:gsgrHNU0
女記者「まず、御坂さんが他のレベル5と違うのは、彼女が大変な努力家であるという点ね。
……元々、彼女がレベル1だったっていうのは、上条君も知ってるでしょ?」


上条「ああ、そういえば、聞いたことあります…。
確か、元々、レベル1だったのにレベル5まで上り詰めたんですよね」


女記者「そう……目の前に立ちふさがれたハードルを飛び越えずにはいられない、
そんな彼女の性格を表す、象徴的な事例よね」


上条「(……そういえば御坂って、俺と知り合った時にはすでにレベル5だったけど、
それって、努力の末上り詰めた地位なんだよな…

……けど、御坂が努力家なんて、はっきりいってあんまりイメージないんだけどなあ…)」
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:06:05.33 ID:gsgrHNU0
女記者「また、彼女のもうひとつの魅力は、それほどの地位にいながら、
それを鼻にかけることなく、だれとでも分け隔てなく接するところね。

だって彼女、自分がレベル5だからって、周りに高圧的な態度をとったりしないでしょ?」


上条「はあ……まあ……そうなの…かな??
(…けどアイツ、俺には高圧的な態度よくとるような気がするけどなあ…)」


女記者「ね!?御坂美琴の人間性!!上条君も分ってくれたかしら!?」


上条「う、うーーん……おねーさんのイメージが結構、偏ってる気がしなくもないけど…」
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 01:08:01.94 ID:lGAc.Q60
まあ確かに他のレベル5の多くに比べればマシな性格ではある
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:11:08.47 ID:gsgrHNU0
上条「……ま、まあ、大体分かりました。つまりおねーさんは、今言ったような、
御坂の魅力を記事にしたいって、そういうことですよね?」


女記者「うーーん、それもあるんだけど……私が今回、本当に記事にしたいと
思っていることは、彼女のそんなところじゃないの」


上条「へ?」


女記者「だって、私が今話した御坂さんの魅力なんて、彼女をよく知っている人間であれば、当然知っているようなことですもの。
それだけをネタに記事を書こうなんて、そんなことをするつもりはないわ」


上条「…けど、それだったら一体、何をメインに記事を書くつもりですか?」

26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 01:15:52.15 ID:Ch/k2EAO
最初から読んでたよ

一通さん以外は割と表舞台も大丈夫に感じんな、レベル5は
ていとくんも初春に会った時は猫かぶってたし
七位は努力根性が一般受けしそう
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:17:51.00 ID:gsgrHNU0
女記者「ずばり!記事にしたいのは、実は彼女が、裏でこの学園都市を守っている
正義のヒーローなんじゃないかって話よ!」


上条「は、はあ?なんですかそれ??……御坂がヒーローですって??」


女記者「ええ……これはまだ、誰にも言っていない、丸秘ネタなんだけど……私が知る限り、
御坂さんは学園都市を、とある危機から二度も救っているわ……!」


上条「はあ?み、御坂のやつが……??
ま、まさかあ……そりゃあ、不良にからまれてる
女の子を助けるくらいのことはする奴ですけど……」
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 01:18:45.31 ID:4OsIhDc0
自分をレベル5フィルターかけて見ない上条さんが美琴は好きなのに
上条さんまでそういう目で見てきたら辛いだろうな
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:19:39.49 ID:gsgrHNU0
女記者「聞いたことないかしら?……夏くらいに話題になった幻想御手事件や
ポルターガイスト事件のことを……」


上条「ああ、そんな話、聞いたことあるようなないような……って、そんな
事件に御坂がからんでるっていうんですか!??」


女記者「ええ……世間一般的には、2つの事件はアンチスキルが解決させたことに
なっているけど…

…私の調べによると、実は、本当にこれらの事件を解決したのは御坂さんなのよ!
……ふふ、そんなこと、仲の良いあなたも知らなかったでしょ……?」


上条「けど、ほ、ほんとうに御坂が裏でそんなことを……?」

30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:25:20.26 ID:gsgrHNU0
女記者「ええ、それはほぼ間違いない事実だと思うわ。
…けど、その詳細については私も知らないから、記事を書く為に是非一度、
事件の真相を御坂さんにインタビューしたいと思っているの。



女記者「ふふふ……それにしても、人知れず、学園都市を悪から守っているだなんて……
ほんとにアニメや映画にでてくるヒーローみたいでしょ、上条君?」



上条「(御坂のやつ……俺にはそんなこと、一度も話したことなかったのに……。)」
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:30:24.10 ID:gsgrHNU0
上条「(……もしかしてアイツ、裏でしょっちゅう危険なことに
首つっこんでたりするのか?あの一方通行の一件とかは、ほんの一部なのか…?)」


上条「(……俺、御坂と知り合って結構立つけど、アイツのことなんて
何にも知らないままだった……普段意識したことなかったけど…

…けどアイツ、やっぱすごいやつだ……俺より年下なのに、世間からも認められてて…
…その上、裏では有名な事件を解決したりしてるくせに、それを表に出すこと
なく暮らしてるんだもんな…)」


上条「(まだ、中学2年生なのに……大したやつだよ、アイツ。
それなのに俺って奴は、御坂のこと何にも知らないのに、普段ビリビリだとか
馬鹿にしたことばっかり言ってしまって…

…今度会ったらあやまらないとな…)」


女記者「上条君……」


上条「は、はい!?」
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:35:39.11 ID:gsgrHNU0
女記者「突然声をかけてきて、こんな話をするような人間の言うことなんて…
胡散臭くてあんまり信用できないなんて思うかもしれないけど…

…実をいうとね、上条君。私はただ、純粋に御坂さんのファンなのよ。御坂美琴
という、魅力的な人間を、記事を通してもっと世間に知ってもらいたいだけなの」


女記者「……だから、決して御坂さんにとって都合が悪くなるような記事を書いたり
しないわ。インタビューの時だって、答えたくない質問を無理に問いただそうとする
つもりはないし、記事の内容も、雑誌に載せる前に御坂さんにチェックしてもらうつもりだわ。

……だからお願い、記事の話、御坂さんに頼んでもらえないかしら?」


上条「……わかりました。おねーさん、悪い人じゃなさそうだし…御坂が記事
になるくらい、立派な人間ってのも理解できたんで……明日にでも、アイツに
直接会って頼んでみます」
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:41:46.20 ID:gsgrHNU0
女記者「ほんと!?あ、ありがとう、それじゃあお願いするわね!!」


上条「(……とは言ったものの……御坂が俺の言うことなんて聞くかなあ……
けど、アイツにとって良いことを記事に取り上げるわけだし……

ちゃんと説明すれば別に、御坂も了承してくれるよな)」



次の日
とある公園



美琴「いやだっつってんでしょ!」


上条「……え……」
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:47:21.14 ID:gsgrHNU0
美琴「ったく……話があるっていうから来てみたら……そんな話だったわけ!!
………なによ…私はもっと……デートに誘うとか……そういう話かと……ぶつぶつ……」


上条「……御坂?なにぶつぶついってんだ?」


美琴「う、うるさいわね!!とにかく!!そんなくっだらない話でいちいち呼び
つけてるんじゃないわよ!!」


上条「く、くだらない話ってなんだよ!!いっとくけどな、おねーさんの意気込みは
本気だったぞ!!純粋に御坂のファンで、お前の魅力も分かっている人で……」
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:52:39.73 ID:gsgrHNU0
美琴「そーゆー問題じゃないのよ!!その女なら、私のところにも何度も来たわよ!!
何度も記事を書きたい書きたいって私のところに来たけど、

そのたびに嫌だって、断ってんのに……!!あの女、まだ、こりてなかったのね!!」


上条「おいおい…!!そんな言い方ねーだろ!!
……あ、もしかしてお前、記事に悪口書かれるんじゃないかって心配してんのか!?
……だから、そんな心配いらねーって!!おねーさんは……」


美琴「だから、言ってるでしょ!!そーゆー問題じゃないって!!
記事の内容がどーとか、そんなこと言ってるんじゃないわよ!!
記事に取り上げられること自体、嫌だっつてんのよ!!」


上条「な、なんだよ、それ!!別にいいこと書かれるんだから、
記事に載るくらい問題ねーじゃねーか!!」


36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 01:55:05.89 ID:4OsIhDc0
しえn
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 01:56:23.41 ID:EutWGhso
スレストされた時のレス張るだけなのに時間かかってるな
まさか打ち直してるのか?
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:57:12.38 ID:DYKoH8M0
同じくしえ
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 01:59:04.19 ID:gsgrHNU0
上条「な!?そんな謙遜することないだろ!?だって、お前って色々すごいやつじゃねーか!!
お前ほど、世間から尊敬されてる中学2年生なんか他にいねーぞ、御坂!」


美琴「な、なに言ってんのよ、アンタは!!??
普段、私のことビリビリとか言って馬鹿にしてるくせに!!気持ち悪いわね!!!」


上条「あ、いや、そーだけどよ……おねーさんからお前の話を聞いてやっとわかったんだよ!!
お前は学園都市に7人しかいないレベル5で……それでいて努力家で……しかもそれを鼻にかけない、
すげえ奴だってことが!!」


美琴「ちょ、ちょっと、ほんとにどーしちゃったのよアンタ……?
あ、頭にウジでもわいてんじゃないの??」



>>37遅くてすいませんwwww他の作業しながら、やっていたので…
けど、やっとスレストされたところまで追いつきました
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 02:00:45.27 ID:gsgrHNU0
美琴「記事、記事ってうるさいわね!!だいたいねえ、私の何を記事にするこ
とがあるわけ!?ったく、ほんと分けわかんないわ、あの記者!!」


上条「な!?そんな謙遜することないだろ!?だって、お前って色々すごいやつじゃねーか!!
お前ほど、世間から尊敬されてる中学2年生なんか他にいねーぞ、御坂!」


美琴「な、なに言ってんのよ、アンタは!!??
普段、私のことビリビリとか言って馬鹿にしてるくせに!!気持ち悪いわね!!!」


上条「あ、いや、そーだけどよ……おねーさんからお前の話を聞いてやっとわかったんだよ!!
お前は学園都市に7人しかいないレベル5で……それでいて努力家で……しかもそれを鼻にかけない、
すげえ奴だってことが!!」


美琴「ちょ、ちょっと、ほんとにどーしちゃったのよアンタ……?
あ、頭にウジでもわいてんじゃないの??」



>>39 失礼 正しくはこっち
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:01:30.33 ID:WkHunMk0
支援

ってことは、これから書いてくのか?それとも書き溜め?
どっちにしろガンガレ
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:01:34.97 ID:4OsIhDc0
早く新作新作ー
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:03:40.04 ID:Ch/k2EAO
保守とか支援やらなくても大丈夫だから
やっぱり製作は読むの楽だな
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 02:05:14.86 ID:gsgrHNU0
上条「俺は正気だよ、御坂……あ!それにお前、聞いたぞ……皆が知らないところで危険
な事件に首つっこんだりしてるみてーじゃねーか……幻想御手事件だとかポルターガイスト事件とか
……全部お前が事件解決に関わってたんだろ?」


美琴「なっ!!!な、なんでアンタがそんな話まで知ってんのよ!!!……っていうか、
そんなモン、私一人で解決したわけじゃないわよ!!アレは皆の助けがあって……!!」


上条「いいんだ、御坂。そんな謙遜しなくて。……というか、いままでごめんな…お前
のこと、何も知らないで無礼な態度ばっかとって。なんか俺、おねーさんから話を聞いて、
御坂のこと何にも知らなかったなって、ホント思い知らされたよ」


美琴「…………」


上条「御坂って、俺よりも年下なのに、俺なんかよりもよっぽど……」


美琴「もうやめてっ!!!」


上条「……へ?」
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:06:04.70 ID:EutWGhso
打ち直してるんなら読み直そうと思ってただけだから気にしなくていいよ
あと製作ならsage進行でやったほうがいいんじゃないかと
別にアゲなくてもなかなか落ちないんだから
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:07:19.98 ID:ngtdNI6o
sageってスレ落ちに影響しなくね
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:10:42.56 ID:gsgrHNU0
美琴「……なんか嫌…」


上条「え、あ、あのーー、御坂さん……今、なんて…」


美琴「嫌だっつってんのよ!!!何よ、アンタ、急に手のひらを返したように私のこと褒めちぎって!!なにあっさり、あの女記者に洗脳されてんのよ、ホント、しょうもない男ね!!」


上条「せ、洗脳…!!??な、なにいってんだ、御坂!?俺はただ純粋にお前のことを見直して……!!」




>>45 そういえば、ここでは落ちる心配はないんでしたねwwww
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:14:27.74 ID:gsgrHNU0
美琴「あーーーもーーー!!うるさい!!アンタにだけはそんなこと言われたくなかったわ!!」


上条「な、なにいってんだ、お前…??って、なんでそんな怒ってんだよ!?……俺、別に怒るようなことなんて何も……」


美琴「あーーー、だから!!もううるさいしゃべるな!!

……とにかく!!アンタはそんな変なこと言わなくていいの!!アンタはいつもみたく、私のことビリビリいってりゃいいのよ!」


上条「え、お前なにいって……っておい、どこいくんだよ、御坂!!」


美琴「どこって、決まってんじゃない、帰るのよ!!ったく、こんなくだらない話でよびつけて……!!時間の無駄だったわよ、この馬鹿!!!」
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:22:26.49 ID:gsgrHNU0
上条「ちょ…ちょっと待てよ!!それじゃ、記事は……記事の話はどーなんるんだよ!?」


美琴「だから!!んなもん、了承するはずないでしょ!!」


上条「なんでだよ、御坂!!別にお前にデメリットないだろ!?……ていうか、メリットしかねーだろ!?……事件を解決した記事なんか書いてもらえれば、お前、ヒーローになれるじゃねーか!!」


美琴「なっ……!!な、な、なんでアンタの口からそんなセリフが出るのよ!!!!信じられない!!!」


上条「……え…??」
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 02:25:57.97 ID:thUtefI0
しえ
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:28:00.72 ID:gu03OYUo
上条さんどうしたんだ
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:28:31.97 ID:4OsIhDc0
上条さんが言うかそれ
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:28:35.03 ID:gsgrHNU0
美琴「誰が事件を解決したかなんて、どーでもいいことでしょうが!!皆が無事だったんだから、それで、なんの問題もないんだから!!

……なんで、それを私がアンタに言わなきゃならないわけ!!?」


上条「ちょ、み、御坂…それ、一体どーいうことだよ……??」


美琴「もし、アンタが私だったら、絶対にそんな記事なんて書いてもらわないくせに……!!心にもないこといってんじゃないわよ!!この馬鹿!!」
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:32:32.70 ID:gsgrHNU0
美琴「……それに、それに…!!ヒーローっていうんなら、私より、アンタのほうがよっぽど……!!」


上条「おい…、御坂、さっきからお前一体……?」


美琴「ああーーー!!もういいっ!!とにかく、今日のアンタ、ぜんっぜん話にならないわ!!
いーい!?次、会った時、そんな話したらただじゃおかないんだからね!!?
あーー!!イライラするわ!!」


上条「え…お、おい…御坂!?ほんとに帰っちまうのか!?おい、御坂…おい!!」


美琴「うるさい!!ついてくんな!!!」


バリバリバリィィ!!


上条「どあああっ!!!」


上条「……た、頼みを断られるだけならまだしも……なんか本格的に御坂を怒らせてしまった
みたいだけど……

な、なんでアイツあんなに怒ってんだ……??」
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:35:29.29 ID:gsgrHNU0
その夜…
とある喫茶店

黒子「……なるほど……上条さんが、ワタクシを呼び出すなんて、どういう風の吹き回しかと思いましたけど……そんなことがありましたの」


上条「ああ……けど、別に何も怒らすようなこと、一つもいってないんだぜ俺は…。むしろ俺は御坂のこと、見直したって話をしただけなのに……」


黒子「はあ……この腐れ類人…いえ、上条さん…。上条さんはお姉さんのことをなーーんにも理解してらっしゃらないんですわね…」


上条「…おい……お前今、ものすごい悪口言いかけなかったか…?」
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage;sage]:2010/05/05(水) 02:38:04.68 ID:Ch/k2EAO
美琴の言葉はごもっともだが
第三次世界大戦が起きたのもひとえに上条さんの存在のせいなんだよね
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:39:38.61 ID:WkHunMk0
いやそんな存在してるだけでそこまで言われても…
別に幻想殺し欲しくて持ってる訳じゃないし、むしろ不幸になって迷惑だし
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:49:16.57 ID:gsgrHNU0
黒子「いいですこと、上条さん…
まず、お姉さまは基本的に、周りから特別扱いされることが好きじゃありませんの。

したがって、記事の良し悪しに関係なく、雑誌に取り上げられて、みんなから注目を浴びるなんてこと、絶対に嫌なはずなんですの」


上条「あ……そういやそうだったけか…?」


黒子「お姉さまにとって、レベル5になったというのは、目の前のハードルを飛び越えた、ただの結果なのであって……周囲に特別な目で見てもらおうだとか、そういう気持ちは一切ないんですの」


黒子「それに、事件の真相だって、お姉さまは決して周りの人間に語ったりはしないんですわ。

最も世間じゃ、アンチスキルが事件を収めたことになっていますから……ワタクシと
しては、そんなお姉さまをみてて少々歯がゆい気持ちもございますけどね」


上条「…そうか、だからアイツ、記事になる話をあんなに必死で断ったのか……
自分が必要以上に注目を浴びたりするのはもう、うんざりしてるってことなのか…」
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:51:56.84 ID:Z3mHzwSO
まあ上条さんに言われたからってのもあるよな…
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 02:58:10.51 ID:4OsIhDc0
しえん
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:01:56.06 ID:Nwvfv42o
これはおもしろい
是非完結させてくれ
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:05:01.80 ID:gsgrHNU0
上条「け、けどな、白井!!多分、御坂が怒ってんのはそれだけじゃあないんだよ!!なんかアイツ、俺が、アイツのことを見直したって話しをした途端、ものすごい勢いで怒りはじめて…!!」


黒子「はあ……上条さん……これだけ話してまーだわかりませんの…?」


黒子「さっきも言いましたけど……お姉さまは特別扱いが嫌いなんですの……だから、自分を褒めちぎるような話されたって、嬉しくもなんともないんですの……むしろ、うざったいだけなんですわ」


上条「いや、それは分かったけど……けど、それだけのことで、あんなに怒らなくても…
ほんと、何時にもまして殺気だってんだぜ!!他に何か理由があるんじゃあないのか!?
……それともアイツ、普段そんなことでいちいち周りに怒りをぶちまけたりしてんのか!??」


黒子「……確かに、いくらお姉さまが特別扱いされることが嫌いといっても、流石にそんなことくらいで、周りの人間を怒ったりはしないですわ。
……だって上条さん、学園都市にいる人間の9割以上は、お姉さまを特別扱いするのですから。……それことついては、お姉さまも半ばあきらめている状態ですしね」


上条「そ、それだったらなんで俺にはあんなに怒ったりしたんだよ……!!」
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:14:07.21 ID:gsgrHNU0
黒子「何故だなんて……そんなことワタクシの口からはあんまり言いたくないのですけれど……おそらくお姉さまは、どうにも許しがたかったんでしょうね、
上条さんの口から、普段、自分の周囲にいる人間が言うようなセリフが発せられたことが」


上条「……え?そ、それどーいうことだよ!?原因は俺なのか!??
(お、俺、そんなに御坂に嫌われてるのかよ…!?)」


黒子「上条さん……分からないのでしたら何度でも言いますけれども、お姉さまは特別扱いされることが嫌い…それはつまり、もっと対等にあつかって欲しい、ということですわ」



黒子「…普段、決して自分の力を誇示したりせず、他人と分け隔てなく接するのは、きっと、周りにも自分がしているのと同じように、対等に扱って欲しい、というメッセージだと、黒子は思いますの」



上条「あ、ああ……いや、それは今までの話でなんとなく分かるけど……それとこれとなんの関係が……」
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:17:50.96 ID:gsgrHNU0
黒子「けど、実際のところ、この学園都市にお姉さまを対等に扱ってくれる人間はほとんどいない。輪の中心に立つ事はできても輪の中に混ざる事はできない……お姉さまもそれは分かっているからこそ、半ばあきらめているんだと思いますわ。

………だからこそ、上条さん……きっと、あなたのような存在はお姉さまにとって、とてもかけがえのない存在なんですわ」



上条「え?お、俺が…?なんで??」
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:18:01.98 ID:4OsIhDc0
これはいい黒子
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:19:25.66 ID:Z3mHzwSO
上条さん鈍感にも程があるだろJK…
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:21:13.51 ID:gsgrHNU0
黒子「以前にも同じような話をしたはずですわ。あなたは普段、お姉さまを対等に扱ってくれる数少ない人物……。
普段、あなたには必要以上に攻撃的だったり、高圧的な態度をとったりするかもしれませんけど…
…それは上条さんが、絶対に自分に対する態度を変えたりしないって、確信していたからですわ」


上条「……あ…もしかして御坂のやつ、俺が自分を特別扱いしだすんじゃないかって、勘違いしちゃったのか…?」


黒子「ええ……きっと、お姉さまはショックだったんでしょうね。普段、自分に悪態ばかりつく上条さんが、急に、周りの人間と同じように、自分を褒めるようなセリフを言い出すんですもの。

もしかしたら今後、少しずつ、周りと同じように自分を特別扱いしだすんじゃないかって。対等に扱ってくれなくなるんじゃあないかって、不安になったんだと思いますわ」

68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:22:55.41 ID:Ch/k2EAO
何時もながら上条さんは歯がゆいね
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:24:41.69 ID:gsgrHNU0
上条「いや……けどな白井……俺はただ、アイツに素直に感心したってだけで…そんなつもりは一切なかったんだけど……」


黒子「まあ、そんなささいな話しはどーーでもいいですわ、上条さん。
それよりいいですこと?…その記事に関する話は、その記者の方にきっぱり断ってくださいな、理由はもうわかりましたでしょ!?」


上条「あ、ああ……わ、分かったよ…!!」
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:30:39.39 ID:gsgrHNU0
黒子「それともう一つ!!」


上条「ま、まだあるのかよ…!!」


黒子「当然ですわ、こっちの方が重要なんですのよ上条さん!!
といかく!!いっっっこくも早く、お姉さまと仲直りするんですわ!!!明日までになんとかするんですのよ!?もし、できなければ……わかっていますわよね……!!」ビキビキ…


上条「ちょ……し、白井!!な、なんでそんなに怒って……わ、わかった、分かりましたよ!!ちゃ、ちゃんと仲直りするから……!!……っていってもなあ…どうやって仲直りしたらいいものか…」


黒子「ごちゃごちゃいってんじゃねええええーーーー!!!とにかく急ぐんですのォォォ!!!!!」


上条「は、はいいい!!!」


…………


黒子「(まったく……寮に帰ってきたお姉さまが元気がないと思っていたら……こういうことでしたのね…
…それにしてもお姉さま……あの類人猿にそこまで心を奪われているとは……きいいいいーー!!お姉さま!!黒子は……黒子は悔しくてたまりませんですのよぉぉーー!!!!)」
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:34:07.79 ID:gsgrHNU0
次の日…
とある喫茶店


上条「……と、いうわけなんです!ごめんなさい、おねーーさん!!!」


女記者「そう……まあ、仕方ないわね。けど、よく考えたらわかることだったわ。『超電磁砲』御坂美琴が、自分が雑誌にヒーローとして扱われるなんて、望んでいるはずないってね」


上条「ええ…力になれなくて、ほんとすいません」


女記者「いえ、その話はもうホントにいいの、きっぱりあきらめたから……実は昨日、私、御坂さんに呼び出されて怒られちゃったの。彼女に怒られるなんて……ホントへこんじゃったわよ」


上条「え!?おねーさんが御坂のやつに!?あ、アイツになんて言って怒られたんですか!??」
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:38:12.02 ID:gsgrHNU0
女記者「ええ。それはもう、ものすごい剣幕で怒られたわ。『アイツに余計なことを言うな』って。
ふふ……意外だったわ、てっきり記事にする話について怒られるのかと思ってたのに…」


上条「み、御坂が本当にそんなセリフを……??」


女記者「御坂さんが嫌がることをしちゃったんですもの……私ったらファン失格ね。……けど、御坂美琴にあんな可愛い一面があるだなんて……私、ますます彼女のこと、好きになっちゃったわ……
上条君、御坂さんのこと、これからもよろしくね」


上条「え……?あ、は、はい……??」


上条「(よくわからんけど……なんか、おねーさんも諦めてくれたみたいだし、
とりあえず、こっちは一件落着か。

さて、残すは御坂との仲直りだけなんだが……どうしたもんかなぁ……)」
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 03:39:01.05 ID:JV4YaTI0
しえ
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:41:07.18 ID:gsgrHNU0
後日…
とある公園


美琴「んで…?こんなところに呼び出して、何の用よ?」


上条「ええっと、その…」


上条「(ほら、謝れ、謝るんだ上条!!…け、けど、なんて言って謝ればいいんだ、こういう場合……?『お前のこと褒めちぎってごめん』とか『見直してごめんな』とかそういうこと言えばいいのか…?そんな謝り方聞いたことねーぞ!??
あーー駄目だ!分けわかんなくなってきた!!けど、なんか言わねーと!!)」


上条「あ、あのな御坂…こないだは」


バリバリバリィィィ!!!


上条「どわあああ!!!」

75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:42:26.46 ID:gsgrHNU0
上条「……って、いきなり電撃かますなんて、何すんだよお前!!」


美琴「……ったく、いっつも思うけど、その右手、一体どうなってんのかしらね?この御坂美琴様の電撃がぜんっぜん通用しないなんてさ」


バリバリバリィィィ!!!


上条「だああ!!だ、だから、何すんだよ!!やめろって、おい!!」


美琴「ふん、どーせ全然効いてないくせによく言うわよ。まあ、そりゃそうよね。アンタは、この御坂美琴を打ち負かしたんだからさ!」


上条「な、なんだよ、急に!今そんな話してるんじゃ……」
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:50:00.07 ID:gsgrHNU0
美琴「はん!アンタがこの間、この御坂美琴様のことをすごいだのなんだの、上から目線でえらそーに褒めたようなことを言うから、ちょっと分からせてあげようと思っただけよ!!

本当は、自分の方が強いくせに……!……そういうのって強者の余裕に聞こえちゃうのよね、知ってたかしら!?」


上条「いや、その話なんだけど、御坂、俺は別にお前のこと…!!」


美琴「あ、あーーーもーーー!!!ごちゃごちゃうるっさいわね!とにかく!アンタは、そのままでいーーの!!そのままでいなさい!!」


上条「え?…そ、そのままでって、御坂さん…??」
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:52:38.93 ID:4OsIhDc0
2828
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:54:58.47 ID:gsgrHNU0
美琴「あ、アンタは、と、とりあえずはいつもどおり接してくれればそれでいいの!!!こないだみたいなこと言うくらいなら、いつもみたいにビリビリ言ったり、悪態ついてくれるほうが、よっぽどいいんだから!!」


上条「御坂……その、俺は」


美琴「アンタが周りの人間みたいにならなくていーーの!!アンタはそういうんじゃあないんだから!!!
だ、だから、だから……!!!

へ、変に私のこと褒めたりしてんじゃないわよ、気持ち悪いったらありゃしないのよ、
この馬鹿!!」
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 03:56:56.73 ID:gsgrHNU0
上条「け、けど、あのな御坂、俺は別にそういうつもりで言ったんじゃあ……!!……って、どわああああ!!!」


バリバリバリィィィ!!!!


上条「ちょ……わ、わかった、わかったから!!いいかげん、俺に電撃翌浴びせんのをやめろって!!御坂!!」


美琴「ああもう!!なんで全然、効かないのよアンタ!!ストレスたまるわねえ!!……
ああ、もういいわ……!!こうなったら、どこまで効かないのか、試してみようかしら!!!」


上条「試してみようって……ちょ、何言ってんだ、やめ……だああああーー!!!!」


バリバリバリィ!!!

バリバリバリバリバリィィィ!!!!
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 04:01:47.13 ID:gsgrHNU0
……………

佐天「……あれ?あそこの公園にいるの、御坂さんじゃないですか??」


初春「あ、ホントですね。今日は放課後、用事があるとかいって、先に帰ったって話でしたけど……なんでこんなところに…

……って白井さん!!御坂さんが男の人に、これでもかっていうくらい電撃あびせてますよ!?は、早く止めないと……!!」


黒子「…はあ………いいんですの初春……ほら、ごらんなさいな。あの殿方、全然平気そうですの…」

81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 04:02:55.00 ID:yKSZzcA0
しえ

落ちが近そうだな
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 04:06:05.33 ID:gsgrHNU0
佐天「た、確かに、あの人……さっきから御坂さんの能力を何回もくらってんのに……キズ一つない……」


初春「ほ、ほんとだ……な、なんで……??白井さん、あの男の人一体……ってひいい!!白井さん!???」


ビキッ!!ビキッ!!!


黒子「くうううう……!!!!それにしても、お、お姉さま……!!!!ご自分の能力が完璧に攻略されているというのに、あんなに嬉しそうにして……!!!そんなにあの腐れ類人猿とじゃれるのが楽しいんですの!???ほんと、悔しいったらありゃしませんわぁぁーー!!!」

ギリギリギリ……!!


初春「白井さん……怖いですう…」


佐天「え、じゃ……じゃれる…??……初春……御坂さん、あれってじゃれてんの??」


初春「さ、さあ……け、けど御坂さん、たしかに心なしか楽しそうな顔してる気がしなくもないし……もしかしたらそうなんですかね……」

佐天「へ、へえー…そうなんだ……じゃ、じゃああれって、御坂さんなりの愛情表現かなんかなのかな……強烈だなあ……」

……………
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 04:07:31.00 ID:gsgrHNU0
バリバリバリィィ!!!


バリバリバリィィ!!


美琴「ああーー!!ほんっとうっとおしい能力ね!!いつになったら倒れるわけ!?アンタって!!」


上条「ちょ…!!ほんとにもうやめろ御坂!!死……死ぬ!!死ぬって!!!……って、どわあああ!!!」


バリバリバリィィ!!!
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 04:09:35.20 ID:DQvxkOU0
しえん
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 04:10:18.51 ID:gsgrHNU0
美琴「そんなこと言って!!全然、効いてないでしょうがぁぁ!!つまんない嘘ついてん
じゃないわよ!!」


上条「て、てめえ、御坂!!お前なんかちょっとでも見直した上条さんが馬鹿でしたよ!!
やっぱ、お前なんかただのビリビリ中学生じゃねーか!!、このビリビリビリビリビリーーー!!!!
ビリビリ中学生――――!!!!!!」


美琴「な、なんですってぇぇーーーー!!!だから、アンタはぁぁ、もっとこの御坂美琴様
を敬いなさいって!!!いっつもいってるでしょうがああああーーーーーーーー!!!!!」


上条「え、ちょ……!!御坂さん!!?ついさっき、言ってたことと全然ちが」


美琴「死っねえええエーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」


バリバリバリバリバリィィィィィ―――――――――――――――――!!!!!!


上条「だあああああーーーーー!!!!!!!不幸だアアアアーーーーーーー!!!!」




おしまい
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 04:12:00.01 ID:gsgrHNU0
短くてすいません。俺が書くSSは大抵短いんだけど……製作は短いのは駄目なのかな??
とにかくスレストにおびえることなく、完結できたのでよかったです
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 04:16:43.87 ID:JHbSMcDO
まだだ!まだ終わらんよさあ続きを
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 04:19:25.97 ID:DShbmxMo
短編SSなら新規でスレ立てしなくとも総合スレ使えばいい
まぁ乙
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 04:20:48.28 ID:X1KtqHU0
<<1おつー

<とにかくスレストにおびえることなく、完結できたのでよかったです
さぁ次の作品を挙げる作業に戻るんだ
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 04:26:18.64 ID:4OsIhDc0
続きまだー?
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 04:28:49.05 ID:gsgrHNU0
なるほど、短編は総合SSなんだね、今後のために覚えときます。

製作速報は初なので、とりあえず、紹介がてら過去に書いたSSの
題名を(正直に)晒します。全部vipで投下したやつで、たいがい
短いです。

ドラクエ
ゾーマ「マ…マヒャデドス…ですか…??」
キラーマシンA「キラーマシンといいます。特技は2回攻撃です」
バラモス(高1)「おい、トロル。パン買ってこいよwww」

とある
美琴「漫画家になろっかな…」黒子「は?」
佐天「…超能力ショー…??」
黒子「お姉さまなんてもう知らないですわ!」美琴「こっちこそ!」
一方通行「おい……おい!!」打ち止め「………」
美琴「ら…らぶらぶレールガン…?」
美琴「ツンツンしすぎなのかな…」
垣根帝督「御坂美琴っていったか……覚えといてやる……!!!」


知ってるのがあったら、感想でも聞かせてください。それじゃあ、
おやすみなさい。
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 04:28:49.49 ID:Ch/k2EAO
>>1
せっかく立てたスレなんだから
1ヶ月に一作ぐらい書いてけば
ほっといても1ヶ月は落ちないらしいし
ぶっちゃけ他の話も読みたいんで、出来る限りお願げえしますや
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 04:35:58.58 ID:Ch/k2EAO
自分は>>1の作品なら
漫画家目指すのが一番印象に残ってるな
あの総ての漫画関係者に喧嘩売ってる美琴の漫画マジで糞ワロタwwww
先に書いたが短編で良いんで書いてくれや
スレの再利用の為にも
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 04:41:34.82 ID:S3djvb.0
らぶらぶレールガン好きだったな
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 04:43:02.71 ID:Z3mHzwSO
乙ー
てかマヒャドデスの人だったかww
>>1の作品どれも面白かったからこちらでどんどん投げてくれると嬉しいかも
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 05:04:25.67 ID:BMunFQDO


続きを書きゃあいいんだよ
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 05:04:33.43 ID:xVgKVASO
>>1乙ー
暇ならまた再利用して新作あげてくれ
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 05:22:07.50 ID:j9pEu.DO

新作期待してるよ
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 08:19:27.76 ID:dOO/xYAO
どっかで見たことある気がしたんだよな
安定してると思ったら、好きなSSばっか書いてる人だったとは…
超乙
100 :1 [sage]:2010/05/05(水) 09:51:19.97 ID:gsgrHNU0
今起きました。
言い忘れてましたが、読んでくれた人ありがとう!!

あと、確かにスレがだいぶ余って申し訳ないんで、また何か思いついた時は
ここに短いのを書いていこうと思います。
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 11:12:13.18 ID:Nwvfv42o

面白かった
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 11:33:33.35 ID:iXN4y.g0
乙、いきなり総合がどうとか言ってごめりんこ

ここはVIPと違って規制なし、改行制限も50行までだからゆっくりやってくれ
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 11:46:50.83 ID:5oxRIKE0
マヒャデドスの人か
結構 やり手の人じゃねーか
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 11:48:15.92 ID:fC/lgkY0
総合SSのURL教えてください
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 11:56:45.81 ID:EutWGhso
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1272803763/
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 13:05:24.47 ID:WkHunMk0
ぬうんの時は笑わせてもらったwwwwww
これからも書いてくれると嬉しい。このSSみたいなシリアスノリでも漫画美琴みたいなお馬鹿なノリでも
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 13:18:16.49 ID:PL4iiLQ0
マヒャドデスと漫画すげー好きだったが同じ人だったとはww
もっとかいてくれ乙
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 14:04:47.16 ID:gu03OYUo
ていとくんの続きを
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 14:21:43.88 ID:UQ4LjcAO
>>1

漫画のとていとう庫の奴はなかなか面白かった
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 14:29:24.38 ID:fUmBasDO
結構印象に残ってるSSばっかだな。
新作期待
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 15:02:27.82 ID:sMp3zxU0
下条トーマスまだー?
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/05(水) 17:20:23.34 ID:svAlhIDO
面白かったよ
次からはこの板の禁書総合スレで書くといい
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/05(水) 20:48:58.23 ID:AzcdGGc0
なかなかおもしろかったよ乙
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/06(木) 21:31:48.14 ID:YM3KDQM0
早く書くんだ新作を
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/06(木) 22:13:03.22 ID:j.u.1ig0
可愛い美琴書いてくれてて良いね
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/06(木) 22:19:00.25 ID:Z5ZdWdIo
>>1が書くSSの美琴は可愛いな
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 01:52:07.83 ID:lffgt/g0
いいな
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 01:53:00.27 ID:lffgt/g0
すまん、間違ってあげてしまった…
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 16:25:01.31 ID:.h.KxQU0
ページが余っているので
短編をもう一つ


麦野「エセ魔術師退治?」



電話の声『そ!…最近、学園都市で魔術がどうとか、妙な教えを広め回ってる「自称」魔術師がいるんだって。
で、信じられない話だけど、意外にそれを真に受けて信じちゃうアホが結構いるらしくてさー。
今じゃ、その自称魔術師をトップにちょっとした組織みたいなのかできてるんだと。
なんでも、自分たちの組織のことを「魔術師会」とかいっちゃてるらしいわよー』



麦野「組織……というより、それって単なるカルト宗教団体みたいなモンでしょう?
魔術だとか、そんなもの信じるアホがそんなにいることには驚きだけどさ。
そんなかわいそうな連中、ほっときゃいいじゃない。なーんで、その連中が今回のターゲットなわけ?」

120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 16:26:47.27 ID:.h.KxQU0
電話の声『そりゃあさー。ただ単に魔術がどーとかいう話を信じあってる糞みたいな連中なら、全然問題ないんだけどさ……
どーも、裏では銃やらなにやら武器を買い集めて、
国家転覆ならぬ学園都市転覆をねらってる連中みたいなんだわ。こいつときたら」



麦野「ふー…ますますしょうもない連中ね……馬鹿は馬鹿らしくアホみたいな教えを信じてりゃ問題ないのに。
……で?よーするに今回の依頼は、そのエセ魔術師集団がちょっと力をつけてきて学園都市に立てつくと面倒くさいから、つぶせっていうこと?」



電話の声『やーい、そのとおり!物分かりが良くて助かるわ、こいつときたら!…ってことで、この依頼、引き受けてくれるよね!?』



麦野「嫌よ」
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 16:30:18.42 ID:.h.KxQU0
電話の声『こ、こいつときたらぁーーー!!!ちゃ、ちゃんと回した仕事を消化しろー!!
な、なんで断るのよ!!!』



麦野「……いや、そんなつまんない連中、相手にしたくない、っていってるのよ。
そもそも、そいつらが本当に学園都市に武力で立ち向かおうっていうのなら当然、ジャッジメントやらアンチスキルが黙ってないでしょうが。
なんでわざわざ、私たちが動かないといけないかなぁ?」



電話の声『いやーー、それがさあ…さっきは学園都市転覆をねらってる連中とか言っちゃたけど……それって確かな情報じゃないんだよねー。
……いや、下部組織が調べたデータによると、ほぼ間違いない話なんだけどさ。

……けど、アンチスキルとか表でがんばってる治安部隊って、100%クロの連中でない限り、なかなか手が出せないでしょー?』



麦野「……つまり、限りなく怪しい連中なんだけど、確実にそうといえる情報がひきだせないから、アンチスキルは取り締まりたくても、なかなか手が出せない状態にある。

…だから、私たち裏稼業の人間が、そいつらを四の五の言わずとっととつぶせってこと?」



電話の主『そーそー!そーいうこと!疑わしきは罰せよってやつよ、こいつときたら!!』
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 16:39:08.87 ID:.h.KxQU0
麦野「ふー、ほんとくだらないわね……ターゲットのエセ魔術師連中もそうだけど……
その程度連中を危険視する総括理事会の奴らもどーかしてるわ…
そんな奴らが学園都市転覆なんて、ほんとにそんなことできると思ってんのかしら」



電話の主『うーん、どーなんだろーねー。ま、ただ単に目障りなだけなのかもねー
上の連中は。この科学の集大成である学園都市で、つまんないオカルト話を布教する
エセ魔術師のことがさ』




麦野「なによ、それ。そんなに大人げない連中なの、上の連中は」



電話の主「さー?…けど、上の連中は連中でいろいろ事情があんのよ。
あんまり、わたしらが余計な詮索をして消されちゃったりしたら嫌だしね☆」



麦野「そう……ま、いいわ、細かいことは。それじゃあ、敵に関するデータの送信、お願いね」



電話の主「はーーい、了解しましたー!……あ、そうそう、それと、その魔術師団体の
トップの「自称」魔術師さんは、確実に「始末」しろ、ってお達しだから。
それじゃ、たのんだよー、こいつときたら☆』

……………

それからしばらくして…

暗部組織『アイテム』のアジト



麦野「っていうことで、エセ魔術師退治ね、今回の任務は」



一同「………」
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 16:41:07.37 ID:.h.KxQU0
麦野「っていうことで、エセ魔術師退治ね、今回の任務は」



一同「………」




絹旗「麦野……それはまた超つまんなさそうなお仕事ですね、麦野。もっとやりがいがあ
りそうな仕事はとれなかったんですか?」



フレンダ「うーん、結局さ、そんなかわいそうな電波野郎どもを相手にするなんて、
やってらんないわけよ。ね、滝壺もそー思うよね?」



滝壺「北北西から信号が来てる…」



麦野「あーもう、そんなわがままいわないの、仕事は仕事なんだから。
それに、ターゲットのエセ魔術師集団のデータ見てみたら結構な人数がいるみたいなのよ。
少しはやりがいがあるかもしれないわよ?」
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 16:42:48.92 ID:.h.KxQU0
麦野「ああ、そーだっけ?……ほら、浜面。とっとと三人に資料を携帯に送信して」



浜面「へいへい……ったく、人使いの荒い…」



フレンダ「あれ?ってか、いたんだ浜面。きもすぎて気付かなかったわ」



絹旗「影が薄いうえにキモいとは……浜面のキモさというのは超類を見ないキモさですね」



滝壺「大丈夫だよはまずら。例えキモくても、私はそんなはまずらを応援してる」



浜面「(く、く…くそ、こいつらぁ〜〜〜〜!!!!)」






とりあえずここまで
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 16:52:18.62 ID:vGZVpVM0
期待せざるおえない
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 17:46:04.38 ID:IUBgwoSO
期待するんだよ!
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 17:46:50.45 ID:6KWYFMw0
絹旗「……なになに…?そのエセ魔術師をトップに100人前後の信者
がいるわけですか。確かに麦野の言うとおり、超結構な人数で構成
されてやがりますね」



フレンダ「結局さ、学園都市ってそういう馬鹿が多いわけよ。どうせ、
能力開発かなんかで挫折して、そんなオカルト方面に助けを求めちゃう
浜面みたいな馬鹿がさ」



浜面「んな…!?お、俺はそんな怪しげな宗教なんかにだまされねーよ!!」



フレンダ「どーーだかねー。どーせ、信者ってのも浜面みたいなスキルアウト
だとか、そういう無能力者が大半なんでしょ?…あいつら馬鹿だから騙されや
すそうだもんねー。浜面みたいに」
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 17:51:04.76 ID:6KWYFMw0
浜面「ふ、フレンダ、てめえ!!人を馬鹿にするのも
いい加減にしろよっ!」



麦野「うーんと、確かにフレンダのいうとおり、大半は
レベル0の無能力者どもからなるみたいだけど、一部は
それなりの能力者も信者にいるみたいだから、その辺は気をつけてね」



絹旗「敵に能力者がいようがいなかろうが超関係ありません麦野。
こんなつまらない仕事は超とっとと終わらせてしまいましょう。

……私は今日、これが終わったら映画を見に行きたいんです、C級映画を」


フレンダ「私もー。今日は早く帰りたいから、手短に終わらせたいんだよね、仕事」
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 17:57:17.16 ID:6KWYFMw0
麦野「二人の言うとおりね。私もこんな仕事、早く終わらしたいわ

…それでね、えっと、資料によると、敵のアジトは第○地区のはずれに
ある廃ビルらしいわ。で、奴らをせん滅する作戦だけど……どうしよっか…

…はい浜面君!!」



浜面「へ!?」



麦野「へ!?…じゃないのよ、浜面。これから、100人もいる組織を
壊滅しよーってんのよ?そのためになにか作戦考えないといけない
でしょう、作戦を。なにかいい案をあげなさいよ、とっとと」


浜面「え…ちょ……そんな突然言われても…!!」


フレンダ「浜面、はやく」


絹旗「そーですよ、超急いでください浜面。はやく作戦を」
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 17:59:00.81 ID:KaDnSPA0
はまずら 遊ばれてるな
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 18:00:53.55 ID:6KWYFMw0
浜面「……ちょ、ちょっと待てよー。え、えーーとだなあ…
あ!!そ、そうだ!!ま、まず、俺たち5人がその魔術師団体に
入信するふりをして潜入してだな……それで」



フレンダ「……普通に正面突破でいいんじゃない、麦野」



絹旗「そうですね、超とっととすませたいですし」



どんがららっしゃーーーん!!!
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 18:03:39.40 ID:6KWYFMw0
絹旗「……どうしたんですかバカ浜面。そんな超盛大にずっこけて」



浜面「…いや……どうしたもこうも、おかしいだろお前ら!?相手は
武装してるかもしれない100人の集団だぞ!?
そんな正面から突撃して勝てるわけ……」



麦野「よし、私もフレンダの意見に賛成。めんどくさくなくていいし、
それでいきましょう」



浜面「えええええええーーーーー!!!!!ほ、ほんと何考えてんだお前ら!?
……ちょ、た、滝壺!!こいつらちょっとおかしいぞ!?」



滝壺「…大丈夫だよはまずら。100人くらいなら大丈夫」



浜面「た、滝壺まで……お、おかしいだろお前ら!?ってか、
そんなの作戦でもなんでもねーじゃねーかっっ!!」
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 18:07:09.32 ID:6KWYFMw0
すいません、いまさらですが、>>123の最後にこのセリフを加えてください

絹旗「……麦野、そのエセ魔術師集団の資料、私たちはまだ超もらってないですけど」
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 18:26:14.35 ID:vcA3VYc0
早く続きを
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 18:31:52.74 ID:6KWYFMw0
フレンダ「結局さ、魔術だとか信じちゃってるアホでくずな
雑魚集団相手に作戦なんか必要ないわけよ。
素直に玄関からお邪魔してぶちのめしちゃえば、なんの問題もないわけ」



絹旗「そうですよ浜面。つまんない作戦立てて、映画の上映に
超間に合わなかったら、どう責任とるつもりなんですか。
馬鹿も休み休みいってください」



浜面「んな……!そ、そこまで言わなくても…!!」



麦野「よし、これで、作戦も決まったことだし。それじゃあ、とっとと魔術師退治に出発しますか。それじゃあ、浜面。車の手配お願いね」



浜面「あ、ああ……わかったよ……け、けど…

(…ほ、ほんとに正面から行くのかよ…信じらんねー……)」
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 19:59:47.88 ID:uSYfBF.0
それから1時間後
学園都市 第○学区のはずれ……



浜面「……おい、着いたぞお前ら。どーやらこの廃ビルが敵のアジトみてえだな…」



麦野「はい、ごくろーさん。それじゃさっそく行くわよみんな」



浜面「お、おいおい……マジで普通に正面からいくんだな……まあ、いいけど……
ゆ、油断すんじゃねーぞお前ら…な、なんかビルの入り口にも見張り番みたい
なのが何人かいるみたいだし………!!気をつけろよ!!応援してるからな」



麦野「……いや、なにやってんのよ浜面…はやくあんたも車から降りてきなさいよ」



浜面「……へ?な、なんで…??」



麦野「なんで、って決まってるじゃない。浜面も一緒にアジトに乗り込むのよ?」
137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 20:01:40.92 ID:uSYfBF.0
浜面「え、えええええーーーー!!!な、なんでだよ!?俺はいいよ!こ、ここで車の見
張り番してるからお前らだけで行ってこいよ!!!」



麦野「ふーーー。浜面……ヘタレだとは思っていたけど……ここまでヘタレだったとは……」



フレンダ「ほんとね。……結局さ、浜面ってキモいってだけじゃなくてヘタレなのよね。
ま、わかってたけど」



絹旗「キモいうえにヘタレなんですね浜面は。超失望しましたよ浜面」



滝壺「大丈夫だよはまずら。例えヘタレでも私はそんなはまずらを応援している……」



浜面「お、お、お前らなあ……!!」



138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 20:03:51.98 ID:a.j.aZ.0
一応言っておくけど「はまづら」な
139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 20:03:58.40 ID:9wzG37c0
支援
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 20:04:19.91 ID:uSYfBF.0
麦野「ま、いいわ。ヘタレの浜面君はおいといて。とっとと突撃しましょう。
……ったく、ほんとにヘタレでなさけない浜」



浜面「わ、わかったよ!!!行くよ!!一緒に行くから!!
これ以上人をヘタレヘタレ言ってんじゃねーよ!!!」

…………


廃ビル前

麦野「はーいこんにちはー」ぞろぞろ……



見張り番1「な、なんだお前らは!!わ、われわれ魔術師会の人間ではないな…!!
一体なんの用………ぐはあ!!!」バギイ!!
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 20:06:24.50 ID:uSYfBF.0
絹旗「……ごちゃごちゃ超うるさいですね。あなたたちの敵に
超決まってるじゃないですか」



見張り番2「な……な、なにしやがるだお前ら!!一体どこの差し金
……ぐああ!!!」
ぼごお!!



フレンダ「はいはい……結局さ、アンタらが私たちが何者かなんて知る必要ないわけよ」



見張り番3「く、くそ……!!み、みんなーー来てくれ!!侵入者が…!!!
ぎゃああああああーーーーー!!!!!!!!」どごおお!!



麦野「ごちゃごちゃうるさいのよ三下が……!!!さ、皆、はいるわよ」



浜面「(ひええ……!!)」



>>138 以後、気をつけます
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 20:12:38.85 ID:uSYfBF.0
廃ビル内部


麦野「だれもいないわね…」



絹旗「そうですね……私はてっきり中に入った瞬間、
C級映画に出てくるような黒い布かぶった魔術師が
怪しげな呪文を唱えているのを超期待してたんですが…」



浜面「……おまえ、そんなもん期待してたのかよっ!!
……って、あ!!なんか奥から人が出てくるぞ……!!!」

ぞろぞろぞろ……



信者達「…………」


浜面「(ひえええ……!!な、なんかあやしげな連中がいっぱい出てきやがったぞ
オイ……!!あれが、ここの宗教団体の信者か……!!)
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 20:13:40.45 ID:B9js5960
しえ
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 20:16:28.62 ID:uSYfBF.0
信者A「何の用だ、貴様らは…?どうやら、我らが『教祖様』の教えを
請いにきた用ではないみたいが…」



麦野「その『教祖様』ってのは、あんたらが崇めてるエセ魔術師でいいのよね?
……私たち、その『教祖様』を「始末」しにきたんだけど…
…どこにいるか教えてもらえないかしら?」



信者B「はん!我らが『教祖様』を始末するだと?馬鹿も休み休みいうんだな!!
『教祖様』は、絶大な魔翌力を持つ魔術師……!!お前らごときがかなう相手じゃなわ!!」



信者C「ああ……『教祖様』の魔翌力は絶大……!!!いずれ学園都市も
教祖様の魔術によって、ひれふすことになるだろう!!それほどのお方なのだ!!」



フレンダ「あちゃー……こいつら完全に頭わいちゃってるよ……かわいそーな奴ら」



絹旗「ええ……それに、その口ぶりからすると、どうやら学園都市にたてつこうと
している、っていう情報も超間違いないみたいですね」

145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 20:19:24.29 ID:Gaz4sHI0
ああ、メール欄にsagaを入れて無いからか?
魔翌翌翌力っての
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 20:22:08.30 ID:uSYfBF.0
麦野「はあ……。なんか馬鹿らしくなってきたわね」


絹旗「って、あれ麦野?どこいくんですか?」


麦野「教祖を探しに行くのよ」


麦野「……どーせその教祖様ってのは、ビルの最上階かなんかで瞑想中
とかそんなとこでしょ?

……と、いうわけで、私はそこの階段から最上階にあがって、
さっさと教祖様を始末してくるから、あんたたちはそこにいる信者共をお願い」



信者E「はん!!馬鹿が!我らがその階段を上がらせると……へぶう!!!!」バギイ!!



絹旗「……わかりました麦野。それじゃ、とっととそのふざけたエセ魔術師野郎を
ぶっ殺してきてください」



フレンダ「私たちはこのかわいそうな連中をプチプチつぶしてから追いつくから」



麦野「ええ。おねがいね」カツカツ…

(ゆっくり非常階段をのぼっていく麦野)

147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 20:28:47.18 ID:uSYfBF.0
信者A「く、くそうこいつらあ!!皆、やっちまえ!!!」カチイ!!


(信者が一斉に銃をとりだす)


浜面「く、くそ!!こいつら全員、拳銃を携帯してやがるのか!!!やばいな…
…こっちは4人なのに対し、あっちは今ここにいるだけでも30人以上……!!
それに奥の通路からどんどん増援が来てるぞ!!

…おい、どーすんだよ!?絹旗!!」



絹旗「ごちゃごちゃ言わないで浜面はとっとと超下がっていてください。
そんなとこいると、超あぶないですよ?」



浜面「んな!!な、なにいってんだよお前!!さっきは、一緒にアジトに着いてこい
っていったくせに!!

お、俺だって戦うぞ!!俺だってこう見えても、かつてはスキルアウトを
束ねたリーダーだったんだぞ……!!」
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 20:31:18.02 ID:uSYfBF.0
フレンダ「いやあ、結局さー。着いてきたら着いてきたらで、邪魔なんだよね浜面って。
だから、死にたくなきゃ私たちの後ろに下がってたほうがいいよ?」



浜面「じゃ……邪魔!?俺、邪魔なの!?せ、せっかく勇気を
ふりしぼってついてきたのに!?」



絹旗「ああ、それと滝壺さんも超下がってていいですよ?
滝壺さんの出番はまだないみたいですし」



滝壺「わかった……行こうはまずら」



浜面「け、けど滝壺……あいつら2人だけで大丈夫なのか??
……そ、それにたった一人で階段をあがっていった麦野も
追わなくていいのか……!?」



滝壺「……大丈夫だよはまずら。三人はこれくらいじゃ絶対に死なないから」

…………
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 21:09:30.81 ID:wn8e/e20
続きはまだか
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 21:27:46.45 ID:co1z3WQ0
そのころ…
ビルの最上階

教祖「侵入者だと……?」



信者「ええ……何者かはわかりませんが……どうやら我らが野望、学園都市転覆を
かぎつけてやってきた連中のようです…
現在、この最上階に向かってきているのが1名、一階で交戦中のが4名いる模様…
…教祖様、いかがいたしましょう?」



教祖「ふん!たった5人で攻撃をしかけてくるとは…!!ちょこざいな連中じゃわい!!
よし!!各階のすべての者に伝えよ!!我が魔術師会にたてつく馬鹿な侵入者どもを跡形もなく消し去ってしまえ、とな!!」


信者「はっ!!」


…………
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 21:31:43.25 ID:co1z3WQ0
再びビル一階…

信者G「……がはあ……きょ、教祖様……!!お逃げくださ…ぐあああ!!!」どさっ


絹旗「まったく、超口ほどにもない連中ですね……準備運動にもならないとは」


フレンダ「仕方ないよ。結局さ、銃なんて携帯してても、まともに使い方も知らない
素人連中なんだからさ。全然怖くないんだよね、そんな連中に銃なんか向けられても」


浜面「す、すげえこいつら……。あれだけいた信者達をあっという間に…!」


信者H「はあはあ……な、なんなんだ……なんなんだよこいつらは……!!」


絹旗「……とりあえず、ここいる信者はこいつで最後ですか」



フレンダ「そーみたいだね。そんじゃ、とっととコイツもぶっつぶして
麦野に追いつかないとね」



信者H「ひ、ひいい……!!ま、まってくれ!!お、俺は知り合いに
誘われて入信しただけなんだ……!!だ、だから見逃し……ぐあああああ!!!」

ごおおおお!!!!

(突然、信者Hの全身が炎につつまれる)



絹旗・フレンダ「!?」
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 21:33:17.15 ID:QxbVllA0
しえ
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 21:35:51.52 ID:co1z3WQ0
?「まったく……敵に命乞いをするなんて……魔術師会の風上にも置けない奴ですね」


浜面「な、なんだあいつは…??また、変なやつが奥からやってきたぞ…?」


絹旗「……なんですかあなたは?」


ルピカンテ「ふふふ……私はこの魔術師会の長、教祖様に従える『魔術四天王』
の一人、炎のルピカンテ……!!
我が魔術の炎で、お前たちも今の男のように、地獄の火炎につつんでくれるわ!!」
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 21:38:22.69 ID:co1z3WQ0
フレンダ「うわっ…!な、なにが炎のルピカンテよ…!?言ってて恥ずかしくないの!??
うすうす感づいてたけど、結局さ、こいつら、全員中二病まるだしなわけよ」



絹旗「ええ……それに、魔術の炎ってのも超馬鹿馬鹿しい話ですね。さっきの炎は、
明らかにただの能力による炎。さしずめ、レベル3のパイロキネシストってところですか?」


ルピカンテ「ふん、せいぜい今のうちにほえているんだな侵入者共……!!
どーせこれからお前たちは、何もしゃべることもできない消し炭となって
死ぬんだからな!!」


絹旗「はあ……」



絹旗「……せっかくそこそこの発火能力を身につけているのにもかかわらず、
こんなあやしげな宗教にはまって、あげく自分の能力を魔術だのなんだのと……
超見下げ果てた能力者ですね。

ま、いいでしょう、同じ能力者として、私があなたに引導をわたしてやりましょう」
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 21:39:37.80 ID:9wzG37c0
wwktk
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 21:41:22.84 ID:3FrOvFU0
ステイルとかねーちんとか本物の魔術師も出てくるのかな?
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 21:43:23.22 ID:co1z3WQ0
……………

そのころ麦野は…

ビルの4階

信者「ひ、ひいいい!!や、やめて許してく……ぎゃああああああーーーーー!!!!!!!!!!!」ドゴオオオン!!!!!



麦野「ふう……4階はこいつで最後かしら。はあ……
信者達の大半は、一階の絹旗達の方へ行ってると思ってたから、
上の階にはほとんど敵は残っていないと踏んでたけど……案外、いやがるのね…

……全く、めんどくさい…!!」

バリバリバリバリィィ!!!!


麦野「!!なに!?電撃だと……!?」



?「やってくれたな侵入者よ……わが教団の信者をここまで
いたぶってくれるとは…

そのお礼はたっぷりしなくてはならないな……!!」
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 21:46:12.19 ID:co1z3WQ0
麦野「(こいつ……エレクトロマスターか…)
…で?誰なのよアンタは?ま、当然ここの信者なんだろーけど」


カミナリョーネ「くくく……我は魔術師会四天王の一人……!!

雷のカミナリョーネ様だ!!侵入者よ……!!!たった一人で教祖様に勝負を
挑もうという心意気は見事……!!

だが、ここまでだな!!!わが魔術の雷でほうむってくれるわ!!!」



麦野「はーー…なにが、カミナリョーネ、よ……いい年して恥ずかしい……
まあ、いいわ。どうもアンタはここの信者の中でも上の位の人間みたいだし…

…アンタにはここの教祖様についての情報を洗いざらい吐いてもらうとしましょうかね」
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 21:51:27.75 ID:co1z3WQ0
再び一階

ルピカンテ「はあ…はあ……」



絹旗「……どーしたんですか、さっきまでの威勢は。
これくらいで、超へたってたら、炎のルピなんちゃらの名が泣きますよ?」



ルピカンテ「こ、この野郎!!馬鹿にしやがって!!くらえ、ファイアーボール!!!」

(火の玉が絹旗に襲いかかる)

ゴオオオオオオオ!!!!ドゴーーン!!



ルピカンテ「はあ…はあ……やったか…!?」


絹旗「……だから、まだ分かんないんですか、そんな攻撃無駄だって。
超ものわかりが悪い人ですね……!!」


ルピカンテ「そ、そんな馬鹿な……!!わ、わたしの……わたしの
魔術が通用しないなんて……!!」


絹旗「まあ、威力としては60点……ぎりぎり及第点っていったところですか。
けど、その程度の攻撃、私の『窒素装甲』には超通用しませんので」
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 21:54:22.36 ID:co1z3WQ0
ルピカンテ「く、くそお!!」ダッ!!!


フレンダ「あ!?アイツ、奥の通路に逃げるよ絹旗!!」


ルピカンテ「わ、わはははははーーーー!!わ、わたしを倒したくば、
この奥の通路まで追ってくることだな侵入者!!!
ま、まあお前たちにその勇気があればの話だがなあ!わはははははは!!!」

(奥の通路へと消えるルピカンテ)


浜面「……なんてあからさまな挑発……どうすんだ絹旗?…
…もうほっといてもいいんじゃないか?」


フレンダ「いや、追おうよ絹旗!!結局さ、あそこまで挑発してた
人間を無視するなんて、かわいそすぎてやってらんないわけよ」


絹旗「そうですね、あの糞野郎に引導も渡したいですね。

…それじゃ、超お待たせしました滝壺さん……出番ですよ」



滝壺「……うん、待ちくたびれた」
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 21:55:47.18 ID:3Hqjr.go
FF4
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 21:57:14.49 ID:co1z3WQ0
一階の奥の通路

タッタッタッタッ……

ルピカンテ「はあ、はあ……!な、なんなんだあの連中は……!!
……くく…だ、だが、この通路まで私を追ってきた時が、
お前らの最後だ侵入者!!」



ルピカンテ「ふふふ……この通路はなあ……まるで迷路のように、
複雑に入り組んだ道になっているんだ……!!
お前たちに私がどこにいるかわかるまい……!!」

ルピカンテ「だが、信者の中でも唯一、この私は
この通路の道をすべて把握しているんだ!!…

…くくく……さあ、早く私を追ってこい侵入者!!!
お前たちが道に迷っている隙に奇襲をしかけて血祭りに……

……ぐはあ!!!!」ドガア!!



フレンダ「はん!……結局さ、雑魚は何してもしくじるわけよ」ぞろぞろ……

163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 21:58:15.00 ID:co1z3WQ0
絹旗「どーやら、こんなのが本当に奥の手だったみたいですね。超失望しましたよ」


ルピカンテ「な……お前ら…!!どうして俺のいる場所が……!!!」


絹旗「超まるわかりでしたよ。……残念でしたね」


滝壺「…………」
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 22:05:24.40 ID:co1z3WQ0
ルピカンテ「そ、その女まさか、透視能力か読心能力を……!!
く、くそお!!ちっくしょーーーー!!!」


フレンダ「ほんと、ご愁傷様よね。結局さ、身の程を知れっていうことよ。
たかだかレベル3程度の能力者が学園都市に立てつこうだなんて…
…浜面並みに愚かよね…!!」


浜面「んな!!な、なんでお前はいちいち俺を引き合いに出すんだよフレンダ!!」


ルピカンテ「な……!!き、貴様にはいわれたくないぞ金髪の女!!
お前は、さっきの戦いぶりから見て、ただの無能力者だろうが!!

俺はこれでも、レベル3のパイロキネシスト!!
てめえのような無能力者の欠陥品に、馬鹿にされる覚えは……!!!」
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 22:07:36.39 ID:co1z3WQ0
フレンダ「へえ……さっきまでは魔術だのなんだのいってたくせに…
…追いつめられると、ついつい本音がでちゃうんだね…

…たかだかレベル3なんて、なんの自慢にもならないとおもうけど、
それでもレベル0よりは自分の方が上……とか思っちゃうわけだ……けどさ」

ガチャン!!


ルピカンテ「ひいいい……な、な………!!……お、お前、それはいくらなんでも……」


フレンダ「能力者だろうがなんだろうが、結局さ……!このロケットランチャーをくらっちゃえばさ……人類皆平等でさ……死んじゃうわけよ、跡形もなくなくなってさぁ!!!」


ルピカンテ「わ、わかった!!わ、私が悪かったから……!!だ、だからやめ……!!!」


ドゴオオオオオオオン!!!!!!


ルピカンテ「うぎゃあああああーーーーー!!!!!!」
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 22:12:39.13 ID:co1z3WQ0
浜面「……ごほっ!ごほっ!……な、なに考えてるんだフレンダ!!
こんな狭い通路でそんなもんぶっぱなすなんて!!」


絹旗「……確かに、馬鹿浜面の言うとおり、超やりすぎですフレンダ。
このボロビルが崩れたらどーするつもりだったんですか?

……それに、あの男には私が引導をわたすつもりだったのに」


フレンダ「えへへへ……ま、まあいいじゃない?一件落着ってやつよ!」


絹旗「ま、いいです……それより早く麦野を追いましょうか…
……滝壺さん、麦野が今どの辺にいるか、超分かりますか?」


滝壺「麦野はいま……4階にいるみたい」


絹旗「よし……それじゃあ超いそぎましょうか。
おそらく、信者の大半は、この一階でやっつけたと思いますし…

…すぐに追いつけると思いますよ」

167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 22:13:23.59 ID:hj7mdqQ0
しえ
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 22:15:30.30 ID:co1z3WQ0
四階

カミナリョーネ「ひ、ひいい……腕が……!!!お、俺の腕がああ……!!!」


麦野「あらあら……痛かったかにゃーん?ごめんねぇ、
手加減したつもりなんだけど」


カミナリョーネ「た、頼む……い、命……命だけは……!!」


麦野「助かりたかったら、私の質問に答えなさい…
…そうねえ……まずアンタ、名前は?」


カミナリョーネ「さ、最初に言ったはずだ…
…俺は四天王の一人…カミナリョー……へぶうう!!!!」ドガア!!
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 22:20:04.08 ID:co1z3WQ0
麦野「なーにが、カミナリョーネだよ、ふっざけてんじゃねーーぞぉ糞ガキがああ!!!
今後に及んでなめた口聞いてんじゃねーーぞぉぉぉ!!!!!」ドガドガドガ!!!


カミナリョーネ「ちょ……や……やめ……!!!さ、斎藤です!!!
本名は……!!さ、斎藤ですう……!!!」


麦野「……そ、斎藤君っていうのね、わかったわ。……
それで、斎藤君。あなたたちのボスの教祖様って、
いまどこにいるのか分かるかしら?」


カミナリョーネ「きょ、教祖様はおそらく最上階……5階の瞑想室にいるはずだ…」


麦野「そ、やっぱり最上階にいるのね」
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 22:21:41.89 ID:9wzG37c0
むぎのんwwwwwwwwww
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 22:23:45.84 ID:co1z3WQ0
カミナリョーネ「ふふふ……だ、だがなあ、最上階には教祖様の他に、他の四天王、風の魔術師パリパルシアと水の魔術師ミズナッツオが……!!!ゴバア!!!」バギイ!!!


麦野「…他に、誰と誰がいるって?」


カミナリョーネ「教祖様の他に、同じレベル3の能力者、東山君と猿渡君がいます!!!」


麦野「そう、それだけわかればもう十分。……この上の階にエセ魔術師さんがいるのね」


カミナリョーネ「ふ……ふふふ…」


麦野「あん?なに笑っているのよ?」
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 22:29:51.22 ID:co1z3WQ0
カミナリョーネ「いや……お前が大きな勘違いをしていると思ってな。
…た、確かに、俺達四天王は、魔術師とは名ばかりの、単なる学園都市の
能力者すぎない…

…そう、お前の言うところのエセ魔術師だ、それは認めよう」

カミナリョーネ「……だが、教祖様は違う…!!我らが教祖様はな、ほんものの
魔術師なんだよ!!!

俺たちはな、あの方の学園都市の能力とは違う…
…そう、本物の魔術を目の当たりにしたんだ!!
いずれ、あの方の魔翌力の前に、学園都市すらひれふすことになるだろう……!!」


カミナリョーネ「そ、そうなりゃお前たちはもう終わりだ……!!ひゃはははは!!!」


麦野「………」


173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 22:31:19.45 ID:co1z3WQ0
麦野「…………ふー……いいたいことはそれで終わりかしら斎藤君?
終わりなら、とっとと[ピーーー]けど、いいかな?」


カミナリョーネ「……え?っちょ……!!し、質問に答えたら、助けてやるって、
さっき……!!」


麦野「冥土の土産におしえてあげるわ斎藤君。悪役のそういうセリフって、
ほぼ99%、嘘なのよねー」


カミナリョーネ「ひ、そ、そんなやめ……!!
うぎゃああああーーーーーー!!!!!!」

チュドーーーン!!!!



麦野「……さーてと、それじゃ、とっとと仕事の締めにはいりますか」
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 22:32:25.81 ID:Ptk0o7M0
早く続きを書くんだ
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 22:36:14.95 ID:co1z3WQ0
最上階……

教祖「どうだ……下の階の様子は?侵入者共は始末したのか?」


パルパルシア「……まだ、下の階の者どもから、そのような
連絡は来ておりませんが……ご安心ください。あれだけの数の
信者を相手に生きていられるわけがありません」



ミズナッツオ「それに、侵入者の始末には、カミナリョーネとルピカンテも
向かわせておりますから、おそらく時間の問題かと……」


教祖「そうか……ふふ……どこの何者かは知らぬが、この魔術師会
にたった5人で攻めてこようとは……全く、おろかなやつら…」

バギイ!!(ドアを蹴破る音)


麦野「ふー……邪魔するわよ」


教祖「……な!!!なんだお前は!!!」
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 22:37:40.14 ID:co1z3WQ0
麦野「えーーと、教祖様っていうのは………ああ、もしかして
そこの糞じじいのことかしらね」


ミズナッツオ「な!!き、貴様、侵入者の一人か!!!
……教祖様のところまでたどりつくとは……!!」


パルパルシア「カミナリョーネとルピカンテは……!!や、やられたというのか!!!
…く、くそ!!…だ、だが、まだ、四天王の我々二人がいることを忘れるなよ侵入者!!」


ミズナッツオ・パルパルシア「どりゃああああーーーー!!!!!!!!」


麦野「うるさいわねえ……」ピーッ!!


ミズナッツオ・パルパルシア「うぎゃああああああーーーーーー!!!!!!!!!!」
どさぁ!!


教祖「な……な……!!」
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 22:39:40.38 ID:co1z3WQ0
麦野「さってっと。東山君と猿渡君もさっくり始末したことだし…
…いよいよ次はアンタの番かしらね、エセ魔術師さん?」


教祖「……ふ……ふふ…エセ魔術師……か」


麦野「あら、どーしたの教祖様?もしかして、恐怖で、気がふれちゃったのかしら?」


教祖「ふふ……いや、ワシは正常じゃよ、侵入者…しかし、よくやってくれたもんじゃよ……まさかここまで、我が魔術師会が壊滅状態においこまれるとは…

じゃが、どこの差し金かは知らぬが、ワシが何者かは知らされておらぬかったようじゃな……」


ゴゴゴゴゴゴ………!!!!
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 22:41:19.02 ID:y0HNbVE0
私怨
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 23:20:23.65 ID:mTpHPR.0
しえ
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 23:26:51.04 ID:co1z3WQ0

麦野「はあ?知ってるわよ、魔術がどーとかホラふいて、
人を騙すエセ魔術師さんでしょ?」



教祖「ふふ……侵入者よ……貴様は、前提を大きく間違っているようじゃな……
…この科学に満ち溢れたいまいましい世界に住む貴様には分からぬかもしれないがな……

魔術はな……実在するんじゃよ…」



麦野「はあ……今後におよんで、私にまで教えを説こうっての?
…まったく、そのへんはいい根性してるわね、ほんと」


教祖「……ワシが何者か教えてやろう…
…わしはな、かつて、ローマ正教に所属していた魔術師の一人!!
その名もコルペーザ様だああ!!!

……さあ、侵入者よ!!ワシの絶大な魔術の前にひれふすが……ぶはあ!!!」バギイ!!


麦野「おいおい、なーに、さっきから電波振りまいてんだよおっさんよお、ああん!?……あんたこそ、私が何者かぜんっぜん分かってないみたいだから教えてあげる…
…この学園都市第4位、麦野沈利のことをさ…

…これから、たっぷりとねぇ」



教祖「ひ、ひいいいいーーーー!!!」
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 23:28:12.56 ID:co1z3WQ0
そのころ……
廃ビル4階

絹旗「上の階にも、多少は信者がいると思っていましたが……どーやら全部、
麦野が超始末しちゃたみたいですね」


フレンダ「よし、それじゃあさ、さっさと麦野に追いついちゃお!…
…滝壺、麦野は今どこにいる?」


滝壺「このすぐ上の階にいるみたい」


浜面「よし、それじゃあ、さっさと上の階行こうぜ!!もしかしたら、
援護を必要としてるかもしれねえしな」
182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 23:33:04.19 ID:co1z3WQ0
廃ビル5階

フレンダ「むーぎの!!皆で手伝いにきたよーー!!って、あれ、麦野??」

ドガドガドガドガ……!!!!

麦野「オラオラオラーーー!!!さっさと出せよコラぁぁぁ!!!
その自慢の魔術とやらをよおおおおーー!!!!!」

ドガドガドガドガァァァーー!

教祖「ちょ……や、やめ……!!け、蹴るのやめ………わ、ワシの魔術は……ゲフッ!!
ま、魔方陣とか書いたりしないと…ぐはあ!!……発動しなくて………!!!!」


麦野「ぎゃははははははーーーー!!!!なんだよ、そりゃ!!!
だから、ちょっと、準備の時間をくださいってかあ!!??
……なめてんじゃねーぞ、エセ魔術師がよおおおーーーーー!!!!!!!」

ドガドガドガドガァァァーー!


教祖「ちょ……や…やめ……ぐああああああああ!!!!」


麦野「ぎゃはははははははーーー!!!反吐ブチマケロ反吐をよおおおーーーー!!!
あははははははははははーーーーー!!!!!!」ドガドガドガドガ……!!!!


一同「」
183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 23:41:19.46 ID:co1z3WQ0
浜面「む……むごい……」


絹旗「あちゃー、麦野。超完全にトランスしちゃってますね」


フレンダ「あーなっちゃうと、麦野ってなかなか元に戻んないからねー。
教祖様、お気の毒様だね」


…………

…………
184 :以下、VIPにかわりまして…ミs(ry [sage]:2010/05/09(日) 23:43:54.02 ID:OKUhcLc0
支援
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 23:44:11.01 ID:8GzXCTo0
むぎのん…
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 23:45:39.42 ID:co1z3WQ0
数分後

麦野「……まったく、つまんない仕事だったわ」


フレンダ「おつかれー麦野。でも、教祖様かわいそーー。麦野があんなに蹴るから、
顔が3倍くらいに膨れ上がってるよ」


絹旗「顔も元々、どんなツラしてたのか、超検討がつかなくなってますね」


麦野「ふーー。まあ、ゲームセンターのパンチングマシーンじゃないけどさ。
ちょっとはストレス解消になったわ。よし、それじゃあ、皆、行きましょ」


教祖「……ま……魔術は……じ、実在する………」


浜面「…!!お、おい…こいつまだ、息があるぞ!!」
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 23:47:47.99 ID:co1z3WQ0
麦野「あら教祖様、まだ生きてたんだ。なかなかしぶといじゃない、
見直したわ。それにしても、これだけしばいても、
まだ、そんな電波を吐ける余裕があるなんて、ほんと感心するわ」



教祖「く、くふふふふ………た…確かに私は……魔術師の中でも下っ端中に下っ端……
いい年して実力もなく……か、かつて所属していたローマ正教からも見捨てられた……
はぐれものの魔術師にすぎない……」



教祖「こ……この学園都市で……この都市の上層部をおびやかすことができるような…
…巨大な組織を築くことができれば……その功績から再び…
…ローマ正教に戻ることができると考えていたが…

…それも儚い夢に終わったようだな」


浜面「……な、なに……言ってんだこいつ…さっきから」


絹旗「どうやら、魔術師のふりをしていたわけじゃあなくて…
…自分のことを本物の魔術師と思い込んでいた、超真性の
電波野郎だったみたいですね」


麦野「………」

188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 23:50:43.07 ID:co1z3WQ0
教祖「……わ、ワシの計画は失敗に終わった…
…だが!!近い将来……必ず!!が、学園都市は……魔術の前にひれふすことにる……!!

ろ、ローマ正教から…!!わ、わしなどどは、く、比べ物にならないような魔術師が…
…学園都市を攻め込んでくることになれば……!!お前たちなど…
…相手にもならないじゃろうな……ふ、ふははは……残念だったな……ふ、ふふふ」


フレンダ「あちゃー。こりゃ、完全にイっちゃってるわ。ねえ……麦……って、ひい!!」


ビキッ…ビキッ…

麦野「あらあら……まさか、今後に及んで、まだそんな減らず口をたたくことができるなんて……ほんと、感心するわ…

…あのまま素直に死んだふりしていれば、命は助かったかもしれないのに…
……けど、残念。これであんたはもう……

ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 23:53:03.98 ID:co1z3WQ0
絹旗「……みんな、もう超急いでここから離れましょう、ほら、早く」


フレンダ「う、うん。そーだね、もう、車に戻ってようよ。
……ここにいて、飛び散ったのが服に付いちゃったりしたら嫌だしね」



浜面「え……!!と、飛び散るって……?い、一体なにが…
…な、なんの話をしてるんだよ??」


滝壺「それはあんまり聞かないほうがいいかも、はまづら」


絹旗「ほら浜面。ぼさっとしてないで早く!」


…………
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 23:56:03.07 ID:co1z3WQ0
麦野「…ああ…そうだわ……偉大なる魔術師様に敬意を表して、
私もアンタに魔術をみせてやるわ…」


教祖「…ひ、ひいいいい!!!き、貴様な、なにを……!!」


麦野「……私の魔術はいたってシンプル……上半身と下半身を
真っ二つにしちゃう魔術よ……ほら、よくマジックショー
とかでもあるじゃない…

…けど、マジックショーのやつは、所詮マジックだから……
本当に真っ二つになってるわけじゃないじゃない……?

…私の魔術はそういう心配ないから……実際に2つにわかれちゃうの…
…当然、元にはもどらない……」


教祖「ひいいいいいいーーーー!!!ちょ……や、やめ……
わ、私が悪かった……だ、だから……た、たすけてーーー!!!!」

191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/09(日) 23:57:08.86 ID:R75onl.0
しえんなんだよ!

むぎのんこええ
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/09(日) 23:59:05.05 ID:co1z3WQ0
麦野「ぎゃはははははははーーーー!!!!!!おせーーーーーーよ!!!
命ごいすんのがよおおおおおおーーーーー!!!!!

けど、わるいけどよぉぉ!!!!てめーーーは!!!
はじめっから[ピーーー]つもりだったんだよおおおおーーーー!!!!!!
残念だったなあははhっははははははははははははあはっははははああh―――=!!!!!」


ぶちぶちぶちぶちぶちいぃぃぃぃぃぃーーーー!!!!!!!!


教祖「うっぎゃああああああああああああああああ
ああああああああああーーーーー!!!」


…………
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/10(月) 00:01:34.44 ID:LOxeqnk0
廃ビル前
車内

絹旗「まったく……麦野はキれだすと見境がないのが玉にきずですね」


フレンダ「そーよねー。結局さ、麦野って汚いんだよね。私たちに比べると」


絹旗「そーですね確かに。麦野は超汚いですね。少なくとも、隠密向きじゃないですね」


浜面「お、おいお前ら……麦野がき、汚いって……一体なにがだよ?」


絹旗「なにって……決まっているでしょう浜面……殺し方が、ですよ」


フレンダ「そーそー、いろいろ飛び散るし……近くにいると服が汚れちゃうんだよね」


浜面「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」ぞくぞくぞくぞく……!!
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/10(月) 00:03:12.82 ID:LOxeqnk0
フレンダ「こないだの仕事だってさあ、麦野のやつ、相手の組織の人間全員の×××を
引っこ抜いたりして殺してさぁ、ひどかったよねー」


絹旗「いえ、それをいうならその前の仕事の時は、敵のボスの××の××を
×××にして…」


滝壺「あれ、はまづら。どーして、さっきから耳をふさいでるの?」


浜面「す、すまん、滝壺……!!い、今俺に話かけないでくれ……!!!
…何も聞こえない何も聞こえない何も聞こえない……!!!」

195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/10(月) 00:05:40.80 ID:w3fmVPE0
いい話だなー
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/10(月) 00:07:06.80 ID:LOxeqnk0
滝壺「あ、麦野帰ってきた」


麦野「おつかれー」


フレンダ「お疲れ……って麦野!?服が血だらけじゃない!!
それで、車内に乗るのー?んもう、汚いなあ」


絹旗「そうですね、超汚いです、超汚いです麦野」


麦野「あーうるさいわね、おまえらは。私だって嫌なのよ、
せっかくこの服、こないだ買ったばかりのおニューなのに」


フレンダ「せめて、その袖のところについてる肉片くらいは落として車にのってよね」


麦野「あーもう、うるさい、わかったわよ…
…ほら、これでいいんでしょ?」ぼちゃ、びちゃ


浜面「(ひいいいいいーーーー!!!何も聞こえない何も見えない!!!!)」


麦野「ほら、浜面!!はやく、車を出す!!ぼさっとしてんじゃないわよ」


浜面「は、はいい!!」

197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/10(月) 00:09:22.95 ID:LOxeqnk0
帰りの道中、車内にて


フレンダ「…そーいえばさ、浜面って今日、何か役にたったっけ?」


絹旗「あれ、そういえば、浜面って今日、なにしてました?
仕事中、私の視界に超入ってきませんでしたが」

浜面「な、なんだよお前ら突然!!ちゃんと役にたっただろ!?
車を運転したりとか!!ってゆーか、今もこーやって、お前らを
アジトに送り届けよーと、頑張ってんじゃねーかよ!!」


フレンダ「いやいや、敵のアジトでの話をしてるんだよ浜面。
浜面って今日、ずっと私たちの後ろに隠れてただけだったよねー
ほんと、ヘタレすぎるんだよ浜面」
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/10(月) 00:13:43.95 ID:LOxeqnk0
浜面「な…!!あ、あれはお前らが邪魔だから下がれっていうから、
下がったんじゃねーか!!お、俺はちゃんと戦う意思はあったの!!
ヘタレとか言ってんじゃねーよ!!」


絹旗「いやいや……下がれと言われつつも、「いや、俺も一緒に戦うぜ!!」っとかいう、
熱血漢超ばりばりの浜面を期待していたのに…

…素直に私たちに守られる役に徹するとは…
…所詮は超ヘタレ野郎ですね浜面。ヘタレヘタレヘタレヘタレヘタ」


浜面「連呼するなあああああああーーーー!!!あ、あのなあお前ら!!
俺だってやる時はやる奴なの!!い、いざという時には!!
どんな危険な奴だって、立ち向かう勇気くらいは…」


麦野「どーでもいいけど、ちゃんと前見て運転してよね、ヘタレ浜面」


浜面「んな……!!む、麦野まで……!!」


絹旗「っていうか超急いでくださいヘタレ浜面。映画に間に合いませんから」


フレンダ「わたしもー。今日は早く帰りたいんだから急いでー
ヘタレ浜面……いや、キモヘタレ浜面」


麦野「運転くらいしっかりやりなさいよキモヘタレ浜面」


滝壺「…大丈夫だよはまづら。例えキモくてヘタレでもはまずらをおうえんし」


浜面「だからぁぁ!!!ヘタレだのキモいだの、いい加減にしろって、
いってんだろうがよおおおーーーーーーー
てめえらはああああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!!」



とあるアイテムの日常
おしまい
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/10(月) 00:15:05.98 ID:VHndMYc0

これで2作目か
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/10(月) 00:24:49.21 ID:mCG3yio0
ふむ
201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/10(月) 00:26:24.55 ID:LOxeqnk0
読んでくれた方、ありがとう!
また、思いついたらちょくちょく載せてみます
202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/10(月) 00:29:13.75 ID:frh1azIo
可愛い美琴がみたいです…
203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/10(月) 00:36:27.77 ID:eX2q7.c0
結構いろんな話書くんだな
204 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/10(月) 00:45:33.45 ID:9rQajSk0
いい忘れた乙

てか一作目と同じ作者
でいいんだよな?
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/10(月) 00:49:01.73 ID:0jhC6IDO


やっぱ投下がはやいのは良いね
206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/10(月) 09:24:08.58 ID:zq/hbl.0
乙乙
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/10(月) 14:00:27.82 ID:pWfVTASO
乙、3作目も楽しみに待ってる
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/11(火) 00:33:53.75 ID:XuF.9cU0
どの話も安定してるのは流石
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/13(木) 20:40:44.79 ID:njtFSEE0
これは良い掘り出し物
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/15(土) 00:20:05.53 ID:ubkpOuU0
暇ができたので3つ目のSSを投下



ある日… 
黄泉川の家

一方通行「……語尾が長すぎンだよ」


打ち止め「……え、なになに、何が長いって?
…ってミサカはミサカはあなたの一人言を再度確認してみたり」


一方通行「…だから、お前のそれのことだクソガキ、その語尾のことだ」


打ち止め「…語尾?語尾ってなんのこと言ってるの??
よく分からないんだけどってミサカはミサカは」


一方通行「だから!!そのいっつも語尾につけるヤツのことだ
っていってンだろうがァ、このクソガキィ!!

そのミサカはミサカは〜、っていうくそ長ったらしい語尾のこと言ってンだ!!
うっとおしくてたまったモンじゃねえンだよ!!!」

211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/15(土) 00:22:28.76 ID:ubkpOuU0
打ち止め「ええー、なにそれ?ってミサカはミサカは
あなたのセリフがちょっと意外だったり。

だって、ミサカは自分で言っててうっとおしいとか
感じたこと一度もないよ、ってミサカはミサカは……」



一方通行「あのなクソガキ、その語尾なァ。今後一切禁止だ」


打ち止め「え、え、ええええええーーーーーー!!!!!!
って、ミサカはミサカはあなたのセリフに絶句してみたり!!!」
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/15(土) 00:24:41.42 ID:ubkpOuU0
打ち止め「な、な、なんでよ、なんで禁止なの!?
って、ミサカはミサカはあなたの発言に疑問を投げかけてみたり!!」


一方通行「言ったろ?うっとおしいからだ」


打ち止め「え、ええー?そ、そんなこと言ったって、
ミサカはミサカが誕生した時からこのしゃべり方だったから、
今さらやめろって言われても、それはいささか無茶というか…」


一方通行「なーにいってやがンだよ、クソガキ。用はだたの口癖だろうがよォ
……やめようと思えば、簡単だろうがそンなもン」


打ち止め「な……簡単とか!そんなことないもん、
ってミサカはミサカはあなたの発言に徹底抗戦!!

生まれついての癖ってやめるの大変なんだよっ、って
ミサカはミサカは熱弁してみるっ!!」
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 00:35:32.45 ID:ubkpOuU0
一方通行「はっ!!なーにが大変だ、だよ、くっだらねえ。
ンなもン簡単に決まってんだろうがよォ」



打ち止め「な、なによ!あなただってさっきから、
小さいア行とンがカタカナ表記のくせして!!

あなただって、その癖を突然やめろって言われたら困るに決まってるんだから、
ってミサカはミサカは反論してみる!!」



一方通行「なんだそのカタカナ表記ってのはァァ!!
なんで会話でンなことが分かるンだクソガキィィ!!!
文面でしか伝わらねえこと言ってンじゃねえっ!!!」

214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/15(土) 00:43:52.13 ID:QWnQiFc0
期待あげ
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 00:46:46.07 ID:ubkpOuU0
一方通行「あのなァクソガキ!!そのお前の口癖をやめさせるのは、俺がうっとおしいって
だけじゃねェ。……お前の為でもあンだよ!!」


打ち止め「ミ、ミサカのため!?な、なによそれ!!なんでそれがミサカの為になるのさ、
ってミサカはミサカは疑問を投げかけてみる!!」


一方通行「はっ!!わっかンねえかなァ!?……例えばよォ、学校なンかでそンな変なしゃべり方
してたりしたらよォ、絶対クラスで浮くだろうがァァ!!
友達できるどころか、いじめられるンじゃねーのかァ、クソガキィ!!」


打ち止め「が、学校!?って、ミサカは予想以上に突拍子もない例えに驚愕してみたりっ!!」
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 00:49:47.49 ID:qNUCAIAO
流石は一通さん
ちゃんと思っての発言か
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 00:51:02.63 ID:ubkpOuU0

一方通行「まあ…あれだろうなァ。仮にいじめられなかったとしても、てめえの友達に
なってくれンのはせいぜいクラスの中でもレベルの低いグループの連中だろうなァ。

なンかいっつもアニメだとか漫画とかの話してよォ、
お互いを○○殿とか、○○氏、とか呼び合ってるような個性的な連中だと思うぜェェ?
俺はよォォォ!!」


打ち止め「な、なにそれ!?ってかミサカは学校なんて通ってないし!!
……それに、友達なんて全然いそうにないあなたに言われたくないかも、
ってミサカはミサカは猛反論してみたり!!!」


一方通行「……あーあわかってねーなクソガキ。だーめだこりゃ、話になンねー」
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 00:55:50.93 ID:PxCBuMko
ドゥフフwwwwwwwwwwwwww
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 00:56:54.06 ID:ubkpOuU0
一方通行「……それじゃあよォ、クソガキ。例えを変えてやンよ。
てめえ……そンなしゃべり方で『就職活動』とかはどーするつもりなンだァ……?」


打ち止め「しゅ、しゅ、就職活動!????」


一方通行「そりゃあ確かに、一次選考なんかは筆記試験だったりするからなァ……
それは努力次第でなんとかなっても…

二次選考以降の面接試験に入ったらよォ…
てめえなんかひとたまりもねえンだろうなァ」

220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 00:57:47.44 ID:qNUCAIAO
>>217
グループが本当の意味で変態グループとして
機能し始めたらそんな語尾使いそうだなwwww
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/15(土) 00:57:54.34 ID:zV.MwjQ0
期待するんだよっ
222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 01:01:50.01 ID:ubkpOuU0
一方通行「もしも面接でよォ…普段の調子で『…って、ミサカはミサカは』とか言ってたら……クソガキてめえ……「この子はまともに会話もできないんだな」とか
面接官に思われて……一発で落ちちまうんじゃねーのかァ……!?」


打ち止め「な、な、なにその例え!!??さっきの例えよりカオス
なんですけど、ってミサカはミサカはますます混乱してみたり!!」


一方通行「ただでさえ就職氷河期だってのに、残念だったなあクソガキ
……お祈りメール送られて終わりだ、てめえなンて」


打ち止め「お、お祈りメール!?な、なにそれ!!??…
…っていうか、就職活動なんてあなただってしたことないくせに偉そうに、
ってミサカはミサカはあなたの知ったか発言を痛烈に批判してみたり!!!」
223 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 01:07:24.40 ID:ubkpOuU0
一方通行「はっ!!なンとでも言うンだなァ。だが、
てめえのその語尾を禁止することはもう決定事項だからな」


打ち止め「そ、そんなのひどい!!横暴だ!
ってミサカはミサカはあなたに大反発してみたり!!」


一方通行「…それじゃ今からスタートだクソガキ。
今から先、一切くそ長ったらしい語尾つけんじゃねーぞ」

224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 01:16:40.24 ID:ubkpOuU0
打ち止め「って、ミサカの抗議は完全無視!?…ってミサーカはミサーカは」


一方通行「クソガキィ!!なにちょっと言い方変えて言ってやがンだァァ!!
つまンねえ小細工してンじゃねえェ!!
とにかく、語尾に長ったらしいこと言うのが禁止だってつってンだからなァ!!」


打ち止め「そ、そんな小細工も禁止だなんてひどい、
ってミサーカーンはミサーカーンは…」


一方通行「おいクソガキてめえ……わざとやってンだろうが…
…全然おもしろくねーンだよ…
…言い忘れてたけどなァ……てめえもし、約束破ったら……埋めるからな」


打ち止め「う、埋め……!!……お、鬼!悪魔!!
ミサカは生まれたときからこの口調なんだから、
そう簡単には治らないんだから、ってミサk…」


一方通行「ギロッ」


打ち止め「………!!!う、ううううう〜〜〜〜〜!!!!
鬼で悪魔のアクセラレータ!!
い、一生恨んでやるんだからっ!!!」


一方通行「けっ、なンとでもいいやがれ」
225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 01:22:27.90 ID:qNUCAIAO
感じ違うが
うみねこのお母さんを思い出しちゃった
愛してるからこそ厳しく当たる切ないね
226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 01:36:27.73 ID:ubkpOuU0
次の日の朝…

黄泉川「……おーいお前ら、今何時だと思ってんだ、もう10時だぞ、
さっさと起きるじゃん!」


一方通行「……ったく、うるせえのが来やがったぜ…
…せっかく人が気持ちよく寝てるってのによォ」


黄泉川「なーに言ってんだ居候のくせに。生意気なこと言ってんじゃねーじゃん?
それに、せっかく私が珍しく朝飯を作ってやったってのに…
…ほら、打ち止めも早く起きるじゃん!」


打ち止め「……う、うーーん……あ、ヨミカワおはよー、ってミサ………はっ!!!」


一方通行「ギロリッ」


打ち止め「……………」
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 01:46:24.38 ID:ubkpOuU0
黄泉川「ん…?なんだ、どーしたんだお前、起きた早々??」


打ち止め「な、な、なんでもないってミサ……い、いやち、違う、
そ、そんなことよりヨミカワ!!朝ごはん!!早く朝ごはん食べよーよヨミカワ!!!」


黄泉川「あ、ああ……そうだな。……それじゃお前ら、
とっとと隣のリビングに来るじゃん!」


…………
228 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 01:50:20.97 ID:ubkpOuU0
リビングルーム

打ち止め「……ごちそーさまでしたっ!!」


黄泉川「おう!……で、どーだったお前ら、私の手料理は!?
当然、おいしかっただろ!?

……ちなみに今日作った目玉焼きはな、なんと、炊飯器で作ったんじゃん!?
どーだ、すごいだろう!!」

一方通行「けっ!!大したもンだよ、料理の味はともかく、
てめえのそのなんでも炊飯器で済ましちまうズボラの性格はよ」


黄泉川「な、なんだよ一方通行!人がせっかく作ってやったのに
その言い方はねーじゃん!!…
…ていうか、ズボラでもなんでも味が良けりゃいいじゃん?

おいしかっただろ、料理?……なあ、打ち止め!!」


打ち止め「うん、とってもおいしかったよ!!…
…特にあの絶妙な焼き加減の目玉焼きがおいしかった、ってミサ……はっ!!」


一方通行「…………」ギロリ
229 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 01:52:51.14 ID:ubkpOuU0
打ち止め「…………」


黄泉川「……おい、どーした?」


打ち止め「み、ミサ……ミサ…………ミ、ミサってカトリック教会がやる
典礼儀式のことだよね、ヨミカワッ!!」


黄泉川「え、あ、ああ……?……まあ、よく知らないけど、
確かそんなんだった気がするじゃん?」


打ち止め「う、うん、そうだよね……うん、そう」


打ち止め「(ふう……あぶないあぶない、けど、何気ない会話でうまくごまかせたみたい、
ってミサカはミサカは自分のとっさの機転を自画自賛してみたり!!)


黄泉川「(どーしたんだ、コイツ……?なんか明らかに今日様子が変だな…)」


一方通行「…………」

230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 01:58:05.12 ID:KYJt1UQ0
しえんだにゃーん
231 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 02:03:01.10 ID:lArO49k0
黄泉川「あ!そーだ、お前はどーなんだよ一方通行!
お前も今日の朝飯で何がおいしかったか、正直に言うじゃん!!」


一方通行「納豆、のり」


黄泉川「なっ……!!そ、それは私が作ったモンじゃなくて買ってきたやつじゃん!!
……ったく、お前は素直じゃないんだから……なあ打ち止め?」


打ち止め「そーだよ、あなたってば、ちっとも素直に人のこと褒めないんだから!!
せっかくヨミカワが朝ごはん作ってくれたんだから
少しは褒めてやったっていいんじゃないの、ってミサ………ああっ!!!」


黄泉川「なっ!!なんだよ、どーしたんだ今度は!!」


打ち止め「み、ミサ……!!ミサ……!!
み、ミサ曲って通常式文を組曲風にまとめて作曲した音楽作品のことを
言うんだよねヨミカワ!!」


黄泉川「いや、知らねーじゃんそんなことっ!!!
っていうか、なんでっさっきからそんな話を…」

232 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/15(土) 02:04:32.41 ID:LrBE9lw0
もう必死だな…
233 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 02:09:28.19 ID:lArO49k0
打ち止め「それで…えっと…それで……!!
…カトリック教会においては、聖体拝領を伴うミサは、教会の典礼儀式のなかでもっとも重要なもので、典礼文の歌唱は、東西分裂前に発する伝統を有するんだよ(ただし、こんにちの東方教会の奉神礼で用いられる形式・祈祷文は、西方教会各教派のものとは大きく異なるんだよ)。
ミサの典礼文には固有文と通常文があって、固有文はミサの行われる日によって」


黄泉川「ウィキペディアかお前はあぁ!!!!
……どーしたんだ、お前!!さっきからよく分かんないこと
ばっかり言って!!?やっぱり今日なんかおかしーじゃん!?」


打ち止め「え、い、いやぁ、そ、そんなことは……えへへへ…」


一方通行「………」
234 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 02:10:43.38 ID:PxCBuMko
便利なミサペディア
235 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 02:13:42.82 ID:lArO49k0
黄泉川「ま、まあ、いいけどさ。……あ、そうだお前ら、
言っとくけど、自分が使った食器は自分で洗うじゃん?

…こういうことは子供のころからしつけておかないとな」


一方通行「はあ?何なンですかァそりゃあ?
なーンでそンなことしなきゃなンねえんだよ」


黄泉川「だから言ったろ?躾だよ躾。お前らが立派な大人になるために
必要なことじゃん?
……そら、分かったらとっとと自分の食器持って台所に行った行った!!」


一方通行「けっ、くっだらねえ。つきあってらんねー」
236 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 02:17:11.22 ID:qNUCAIAO
おいおい大将自分は別の口かよ
屑条さんならぬ屑通さんかよ
237 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 02:24:13.12 ID:lArO49k0
黄泉川「あ、なにお前サボろうとしてんだよ、一方通行!!…
…ったくしょうがないやつだな……打ち止めはちゃんと
文句言わずにやるじゃん?」


打ち止め「もちろん!!
だって、ごちそーさまの後の、後片付けっていうのもやってみたかった、
ってミサ……あああああああああああ!!!!!!!!」


黄泉川「ああーーもう!!またかお前は!?今度はなんだ!!??」


打ち止め「…………ミサ…ミサ…ミサっていうのはね、ヨミカワ。
聖飢魔IIのライヴのことを指す場合も……あいたたたたた!!!」


一方通行「クソガキてめえェェェーーー!!!!ぜったいわざとやってるだろうがよォォォーーーーー!!!!!
ってか、何でてめえがそンなつまンねえこと知ってやがンだああァァァーーー!!!!!!!!
いいからきっちり約束まもりやがれえええーーー!!!」


打ち止め「ひ、ひいいい!!!そ、そんなに怒らなくても……!!!わ、わざとじゃないもんっ!!!
だ、だからほっぺたをつねらないでってミサ……ってあいたたたたた!!!!!!」


黄泉川「…………(なんなんだいったい……??)」

238 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 02:25:25.06 ID:lArO49k0
とりあえずここまで

また明日書きます。
239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 02:26:59.35 ID:nSmclDIo
別に一通さんは、笑い声がおかしいぐらいで、口調はまぁ許容範囲だ。
文字にするとおかしいけど、聞く分には安いチンピラなだけだし。
240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 02:27:25.13 ID:nSmclDIo
おおっと、お疲れーー。
241 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 06:04:11.14 ID:t2ogCjgo

打ち止めの逆襲タイムも期待
242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/15(土) 10:58:45.78 ID:h2evPMA0
気付いたら三作目が…
243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 11:14:48.92 ID:iQFhwMko
これは一方さんが悪い
下克上に期待
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 12:08:26.81 ID:3IUPcwco
必死な打ち止め可愛いな
期待
245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/15(土) 23:46:10.97 ID:dpfkETQ0
…………

黄泉川「……なーんか変だと思ったら、やっぱお前の仕業か一方通行。
なんであの子にそんなつまんないこと強要するじゃん?」


一方通行「つまンないことじゃねえ……躾だ躾。お前がさっき、
俺達にやらせた皿洗いと一緒だ」


黄泉川「躾ねえ……けどお前、口癖って直すのなかなか難しいじゃん?
……私だって口癖あるけど、それを急に直せって言われてもそりゃ
そう簡単にいかねーじゃん?」


一方通行「そりゃ、てめえはもうとっくに成人したババアだからな。
…けど、アイツはまだクソガキなンだ、
今からしつけりゃ簡単になおんだろ、そンくらいよォ」
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 23:53:56.80 ID:dpfkETQ0
黄泉川「けどなあ一方通行……そもそも人の口癖にケチつけたりしなくて
いーんじゃないのか?」


一方通行「けっ!なーにいってやがる。今後、アイツが表の社会で
生きていくためには、人並みの言葉づかいくらいできといたほうが
いいだろうがよォ」


黄泉川「人並みの言葉使いねえ……けど、人それぞれ話し方に
特徴くらいあるもんじゃねーのか?…

…ほら例えば、お前だってしゃべるとき小さいア行とンをカタカナ表記するじゃん?」


一方通行「だからァァ!!!なンでてめえらは俺と会話してて、
そンなことが分かンだあァァァーー!!!
わけわっかンねえこといってンじゃねええェェェーーーー!!!!!」
247 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/15(土) 23:56:40.83 ID:dpfkETQ0
一方通行「……ったく、まあいい……だがヨミカワ。これ以上、
余計な口出しすンじゃねーぞ、こりゃ、アイツの為なンだからよォ」


黄泉川「やれやれ……しょーがねーやつだなお前も。
私はそんなことしないほうがいいと思うけどなぁ……」

…………

その日から、打ち止めの「ミサカはミサカは〜」の
くだりをやめるための壮絶な我慢がはじまった……
248 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 00:03:34.61 ID:Eq/tgj60
打ち止めの涙ぐましい努力の甲斐もあってか
少しずつではあるが口癖も改善されつつあった……

しかし、そんなある日のこと……

打ち止め「イライライラ……」


黄泉川「お、おい大丈夫かお前!?
な、なんかイライラしてるのが顔に出てるけど……」


249 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 00:04:16.03 ID:Nfx82p20
しえ
250 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 00:06:45.92 ID:AMcbhywo
いいね
251 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 00:08:46.71 ID:Eq/tgj60
打ち止め「ヨミカワ、ガム!!ガムちょーだいっ!!」


黄泉川「……またかよ、しょうがいない奴じゃん?………ほら」


打ち止め「くちゃくちゃくちゃ………」


黄泉川「おいおい、今日で何枚目だよガム。…
…あんまり一日に噛みすぎると良くないんだぞガムって」


打ち止め「ううう〜〜〜だ、だって、語尾をがまんしてると…
…口元がさびしいんだもんっ!!なんか、噛んでないと落ち着かなくて……!!!」
くちゃくちゃ…


黄泉川「な、なんか禁煙しはじめたヘビースモーカーみたいだな……」


一方通行「…………」
252 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 00:13:53.43 ID:Eq/tgj60
黄泉川「(おい、もーそろそろやめさせてもいいじゃん?
結構、無理してるみたいだしさ)


一方通行「(………け、けっ!!分かってねーなヨミカワ。
ここからなンだよ、ここで甘やかすのがよくねーンだよ)


黄泉川「(そんなこと言って。ほんとはちょっと後悔してんだろ、お前も。
後に引けなくなっただけじゃん?)」


一方通行「(はん!!なーにいってやがンだヨミカワ。
だーれが後悔なんて。つっまんねえこと言ってンじゃねーよ)」

253 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 00:16:43.83 ID:KuF2Kqoo
これは……分りやすいwwwwww
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 00:20:33.35 ID:HTWj5N2o
最近は色んなSSで過保護一方さんが多くて
通行止め好きとしてはたまらんww
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 00:24:41.67 ID:Eq/tgj60
打ち止め「ヨミカワ、ガム!!ガムちょーだい!!」


黄泉川「な…!ガムならさっきやったばっかりだろ!?
お前、いい加減にするじゃん!!」


打ち止め「ち、違うの、だ、だってなんか、今までよりも効き目が薄くなってきて…
…あ、ああ!やばいヨミカワ、早くガムをもう一枚!!

で、でないと禁断症状が……!!!」


黄泉川「き、禁断症状!!???」


打ち止め「早く!!早くってば!……ってミサカはミサカは急かしてみ………
って、あーーーーーもーーーー!!!」

256 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 00:31:41.45 ID:Eq/tgj60
黄泉川「ああもう、分かった、分かったからほら、ガムもう一枚……」


打ち止め「ううう……」くちゃくちゃ……


黄泉川「あのなぁお前……しんどいんだったらやめてもいいじゃん?
そんな我慢大会みたいなこと。……なんなら、私が一方通行に言ってやろうか?」


打ち止め「ううう……でも、でも……あの人と約束したことだから…
…できる限り努力しようかな、ってミ…………ううう……」くちゃくちゃ……


黄泉川「約束、ねえ……」
257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 00:34:20.07 ID:luLoDnM0
10年後…
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 00:41:51.88 ID:Eq/tgj60
打ち止め「そ、それに嫌なことばっかりじゃないんだよ!!
口癖やめてから、良かったことだってあるんだからっ」


黄泉川「よかったこと、って例えば一体なんだよ?」


打ち止め「え、えっとね、例えばなんとなくだけど、
目覚めが良くなったり、血行がよくなった気がするんだよねっ!
あ、そ、それと、なんとなくだけど、ご飯がおいしく感じるようになった気が……」


黄泉川「完全に気のせいだそれはあぁっ!!!そりゃ、
禁煙してるやつとかがよくいう話じゃん!!?」
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 00:50:23.69 ID:Eq/tgj60
打ち止め「そ、それに肺がんとかの予防になる気も……」


黄泉川「ああ、もうその話はいい……わかったわかった…

ま、まあそこまでいうなら止めないけどよ……けど、無理はするなよ?
やめたくなったら、いつでも言うじゃん?」


打ち止め「う、うん…わかった……」





一方通行「……………」


…………
260 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 00:55:02.39 ID:Eq/tgj60
それからさらに数日が立った
ある日の朝…

打ち止め「おっはよーー!!」


一方通行「……おお」


打ち止め「あのね、アクセラレータ!!今日も黄泉川が朝ご飯作ってくれたんだって!!
もうリビングに用意してるみたいだから、早くいこーよ、ねえねえ」


一方通行「お、おお……」
261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 01:00:01.12 ID:sK/XmIAO
あぁ壊れちゃったよ
悪いんだ悪いんだ黄泉川に言ってやろ
262 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 01:01:52.25 ID:Eq/tgj60
打ち止め「今日の朝ご飯はなにかなあ?こないだみたいに和食?
それとも洋食かなぁ?……楽しみだよね、アクセラレータ!」


一方通行「…なんだ、お前。もうすっかり治ったみてえじゃねーか?」


打ち止め「え?治った、ってなんのことー??
それより、はやく朝ごはん食べにいこーよー、ねーねー」


一方通行「あ、ああ…そうだな」


一方通行「(けっ!やりゃできンじゃねーかクソガキ!!
やっぱ俺の躾は間違ってなかったンだなァ!!
…ったくヨミカワの野郎、なーにが、やめた方がいいだ!!別に何の問題も…)」


一方通行「………ん?

………………待て、クソガキ…」


打ち止め「え?なーにアクセラレータ?」
263 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 01:04:59.90 ID:Eq/tgj60
一方通行「よくみたらてめえ……顔真っ青じゃねーーか!!
お前一体……どーしたってンだおい……!!?」


打ち止め「え、なーに、なんの話?……私、別に………」


どさっ(突然倒れこむ打ち止め)


一方通行「な!!!!!

…お、おい!!クソガキ!!!大丈夫か!?おい!!!

ラストオーダァー!!!!」


…………
264 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 01:06:05.92 ID:HTWj5N2o
無理させるから…
265 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 01:06:12.95 ID:v1bCQLg0
あああ いわんこっちゃない
266 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 01:11:06.30 ID:Eq/tgj60
一時間後…

打ち止め「…………」

(ベットで寝ている打ち止め)

黄泉川「で?……どうなんだ、芳川」


芳川「……まあ、命に別状はないみたいね。
この分なら今日一日休んでれば、すぐに元気になると思うわ」


黄泉川「そ、そうか……おい聞いたか一方通行。良かったじゃん?」


一方通行「………」
267 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 01:13:37.85 ID:Eq/tgj60
黄泉川「……で、原因は結局、なんだったんだ?」


芳川「まあ、いわゆる心因性ストレスってやつね。
人によってはストレスを感じることで微熱が出るケースがあるのよ。

……それで、ストレスの原因は……まあ、言わなくてもわかってるわよね」


一方通行「……………」
268 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 01:20:01.22 ID:Eq/tgj60
黄泉川「ほら!!だから、言ったじゃん!!やっぱ無理は良くないんだよ!!」


一方通行「ちっ…!」


芳川「そう、無理は良くないわ……まして、普段自分があたりまえのように
使っている口癖を急にやめさせようとするだなんて……」


一方通行「ちっ……う、うるせえな……お、俺はただ…」


芳川「だいたい口癖なら、キミだって普段、
小さいア行とンをカタカナ表記にして話しているくせに。
…それをある日突然、人からやめるよう言われたとしたらキミだって」


一方通行「だからなンで、てめえらそろいもそろって同じこと言ってンだあァ!!
裏で口裏あわせてンのかァァ!!」
269 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 01:24:47.45 ID:Eq/tgj60
打ち止め「……う、うーーん…うーーん………」


一方通行「……!おい、気がついたのかクソガキッ、おい!!!」


芳川「いや……まだ、意識はもどっていないわ…
…どうやら、ただの寝言みたいね」



打ち止め「うーーんうーーーん………がまん……がまん……しなきゃ……

でないと、あの人に嫌われちゃう…ってミサカはミサカは……」



一方通行「……………」

270 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 01:25:42.84 ID:SGkuFmQ0
かわいいな
271 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 01:29:31.28 ID:v1bCQLg0
しえ
272 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 01:32:26.55 ID:sK/XmIAO
女の子にここまで強いるとは
男として情けない
273 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 01:32:51.94 ID:Eq/tgj60
黄泉川「ほら、やっぱり無理してたんじゃん、それも、お前に嫌われたくない為にさ」


一方通行「……けっ、うるせーよ」


芳川「とにかく、これ以上この子に無理させないことね、まあ…
その様子なら、もうそんなことはしないと思うけど」


黄泉川「あ!そーだ、お前、この子が起きたら謝ってやるじゃん!?
無理させてごめんな、って。そんでもう我慢しなくていいぞ、ってさ」


一方通行「けっ……誰がそンなこと………くっだらねーなオイ…」


一方通行「…………」
274 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 01:39:05.09 ID:Eq/tgj60
次の日

打ち止め「おはよー…」


一方通行「……おう……」


打ち止め「………あれ、ヨミカワは……?」


一方通行「あ、ああ……今日は仕事だってよ…

…それよりお前、もう体はいいのか?」


打ち止め「うん…一日休んだら、もう完全に治っちゃた。もう大丈夫だよ」


一方通行「そ、そうか……」


打ち止め「……………」
275 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 01:48:44.12 ID:Eq/tgj60
打ち止め「…………」


一方通行「…………」


打ち止め「…………」


一方通行「………あのよォクソガキ……」


打ち止め「え?」


一方通行「……ああ……そのよォ……もう、いいンだ」


打ち止め「え?もういい??……もういいって何のこと?」
276 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 01:53:39.78 ID:Eq/tgj60

一方通行「だからよォ……クソガキ…てめえの、その、しゃべり方だ……」ぼそぼそ…


打ち止め「ええ?なーによく聞こえないんだけど??」


一方通行「…いや、だから、よくわっかンねえンだけど、俺が悪かっ……いや…
…別に俺はテメエの為を思ってやったわけなンだが…
…いや……けど、テメエがそこまで……」ぼそぼそ…


打ち止め「ええ?なーに聞こえないんだけど???ぼそぼそ言わないでもっと
大きな声で言ってくれないと聞こえ」


一方通行「だからあああ!!!!!テメエはいつも通り『ミサカはミサカは〜』
、とか、糞うっとおしい語尾をつけてしゃべろ、っつてンだクソガキイィィィー
―――――!!!!!!!!!」


打ち止め「え、えええええええーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
277 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 02:02:08.01 ID:Eq/tgj60
打ち止め「な、なによそれ!!こないだと言ってることが全然違うんですけどっ!!」


一方通行「はああ、なーに言ってやがンだァクソガキィ?知らねーなァ??
頭でも打ったんじゃあねーのかァ?」


打ち止め「な……!!そ、そんなことないもん!!
だ、だって、前みたいなしゃべり方してたら、学校でいじめられるだの、
就職活動がうまくいかないだの言ってたもんっ!!」


一方通行「はっ!!分かってねーなァクソガキィ!!今のご時世なァ…
…個性の時代なンだよ!!

最近、没個性的な若者が増えている中で……テメエのそのしゃべり方は…
…なンか、かなり個性的でかなりいいンじゃねーのかァァァ!!???」
278 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 02:16:34.83 ID:Eq/tgj60
一方通行「きっとよォ…学校じゃあ、その個性的な口調で友達も増えるだろうなァ…
それに、就活の面接じゃあ、面接官あたりに『なかなか個性的な子だな』とか思われて
かなり上の企業でも狙えるんじゃあねーのかァ?ああ!!??」


打ち止め「ちょ……!!ま、前言ってたことと
信じられないくらい真逆なんですけど!!!

ってか、せ、せっかく今まで、我慢して我慢して我慢してがんばったのにぃぃーーー!!!
アクセラレータのお、鬼、悪魔ぁぁぁ!!」


一方通行「けっ!!なんとでも言うんだな!!……それともクソガキ、てめえ
その糞不自然な今の口調、やめたくねえってのかァ?」


打ち止め「うう……そ、それはぁ……」


一方通行「…ええ?…どーなンだクソガキ、
やめるのかやめねえのか、どっちなンだァァ!!!」


打ち止め「ううう………やめる!!やめるもんっっ!!!やめてやるっっ!!!


……って、ミサカはミサカは従来の口癖を完全復活させてみたりっっっ!!!」
279 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 02:25:22.82 ID:Eq/tgj60

……………


次の日……

打ち止め「おっはよぉぉぉーーーーー!!!

って、ミサカはミサカは張り切って朝のごあいさつをしてみたりっっ!!!」


黄泉川「ああ、おはよう打ち止め」


一方通行「…………」


280 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 02:27:44.69 ID:Eq/tgj60
打ち止め「あ、そーだヨミカワ!!ご飯!!今日は朝ごはんないの、ってミサカは
ミサカは厚かましいと思いつつもご飯をせびってみたりっっ!!!!」


黄泉川「ああ、もう用意できてるから、はやくこっちの部屋に来るじゃん」


打ち止め「やったああわーーーーい!!って、ミサカはミサカは
朝ごはんの存在におおはしゃぎ!!

………ほら、早くリビングに行こうよねーねーねーねー!!!…
ってミサカはミサカはあなたを急かしてみたりっっっ!!!」


一方通行「………ああ…わかった……わかったから…押すな、おい!!」
281 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 02:35:50.00 ID:Eq/tgj60
リビングルーム

打ち止め「……ごちそーさまでしたっ!!って、ミサカはミサカは
礼儀正しく手を合わせて締めのあいさつっ!!!」


黄泉川「おう、どーだった打ち止め、今日のご飯のお味は??」


打ち止め「うんっ!!すっごくおいしかったよっっ!!
…ってミサカはミサカはいつも通り黄泉川の手料理を
大絶賛っっ!!!」


一方通行「…………」もぐもぐ……


打ち止め「ねえ、あなたもそう思うよね、おいしかったよね、
ヨミカワの手料理!!って、ミサカはミサカはあなたに
同意を求めてみたりっっ!!!」


一方通行「………」







282 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 02:40:36.82 ID:Eq/tgj60
打ち止め「って、なんで無視するの、ってミサカはミサカは
絶句してみたり!!
…ねえねえ、ヨミカワの手料理おいしいよね、
ってミサカはミサカは再度質問してみるッッ!!」


一方通行「……はしゃぎすぎなンだよ、クソガキ…」ぼそっ


打ち止め「ええ、なに??よく聞こえないんですけど、ってミサカはみさk」


一方通行「うるせえっていってンだクソガキィィィィ!!!!
どんだけ元気になってやがンだァァてめえはあァ!!!!」
283 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 02:41:29.80 ID:KN7jLds0
ホントに良かった
284 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 02:49:20.23 ID:Eq/tgj60
打ち止め「え、えええ??な、なにそれ、なんで急にキレちゃうの、
ミサカは別にいつも通りなんですけど

…ってミサカはミサカはミサカはあなたの態度に疑問をいだいて…」


一方通行「なにさりげなくミサカの数をひとつ増やしてンだクソガキィ!!
てンめェ、これ以上ギャーギャー騒ぎやがったら、ホントに埋めちまうぞォォ!!」


打ち止め「あーもー、なんですぐ埋めるとか言うのよぉ、
ってミサカはミサカはミサカはミサカは」


一方通行「増やすなっていってんだろうがあァァァァーー!!!」
285 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 02:57:26.59 ID:Eq/tgj60
黄泉川「ほらほら、お前らケンカはやめるじゃん……それよりほら、
いつもどおり早く、自分の使った食器を洗うじゃん」


打ち止め「はーーいっ!!ってミサカはミサカは素直に返事してみたりっ」


一方通行「ちっ……うるせーな、わっかてるよ」


黄泉川「よしよし、だいぶ私の躾がいき届いてきたじゃん」


打ち止め「あ!!……けど、ちょっと待ってヨミカワ!!」


黄泉川「ん?なんだよ??」
286 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 03:06:13.40 ID:Eq/tgj60
打ち止め「その前に食後の一枚を噛む時間がほしいんだよね、
ってミサカはミサカはおもむろにガムをとりだしてみたり」


黄泉川・一方通行「………」


打ち止め「ふうう〜〜〜生き返る〜〜、やっぱガムっていったら
キシリトールガムだよね
…ってミサカはミサカは……」くっちゃくっちゃ……


黄泉川・一方通行「………」


打ち止め「」くっちゃくっちゃくっちゃ………


黄泉川・一方通行「………」
287 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 03:16:13.44 ID:Eq/tgj60
一方通行「おい……クソガキてめえ……なに、おもむろに
ガム取り出してくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃ……

……行儀悪く噛んでやがンだァ……?」


打ち止め「え?……い、いや〜なんというか、最近口元がさびしくって、
ってミサカはみさk」


一方通行「それは語尾を我慢してた時だけじゃねえのかクソガキィィィ!!!
なンでまだ、口元がさびしい、とかイキなセリフ吐いてやがンだてめえはよォォ!!!」


打ち止め「ええ?いや、自分でもよくわかんないんだけど、あの一件以来、
ガムがないとやっていけなくなって…って、ミサカはミサカは」くっちゃくっちゃ……


一方通行「くちゃくちゃくちゃくちゃ鳴らしてンじゃねえェェーー!!!
行儀が悪いだろうがよォォォォーー!!!
何新たに変な癖こしらえてんだてめえはあァァァーーー!!!!!!!!!!!」
288 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 03:19:30.74 ID:KuF2Kqoo
一方さんんが悪いと思います
289 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 03:19:57.58 ID:sK/XmIAO
ガム中毒に成っちまったか
290 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 03:30:32.52 ID:Eq/tgj60
一方通行「………もういいわかった………クソガキてめえ……
てめえのそのガム噛む癖な……今後禁止だ……」


打ち止め「え、ええええええええええええーーーーー!!!!

な、なんでよ、こ、これくらい別にいいでしょ、ってミサカはミサカは
徹底抗戦!!」


一方通行「駄目だ、行儀が悪すぎンだよてめえの食い方はよォ……
うっとおしいンだ」


打ち止め「そ、そんなまた自分勝手なこといって!
今度こそあなたの言うことなんて聞かないんだからっ!!

ってミサカはミサカは徹底抗戦の構えをしてみたりっっ!!」
291 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 03:36:54.87 ID:Eq/tgj60
一方通行「はああ!!なーにいってやがンだあクソガキィ?てめえ……
そンなンで学校や就職活動はどうするつもりなンですかァァァ??」


打ち止め「ま、また同じ例えを……!!
ってミサカはミサカはあなたの例え話の数の少なさにうんざりしてみたりっ!!

……っていうか、そんなの学校や面接中にガムを噛んでなきゃ問題ないじゃない、
……ってミサカはミサカは猛反論してみるんだからっ!!」


一方通行「はっ!!わかってねーなクソガキ、そういうのは
普段から行いを正さないとなァ……!!!」


打ち止め「そ、そんなことないもんっ!!あなたの知ったかぶりには
もううんざりなんだから、ってミサカはミサカは……パクッ」……くちゃくちゃ…


一方通行「って、なにさりげなく二枚目をガムを口に入れてンだクソガキィィ!!!
吐け、吐きやがれてめえええェェェーー!!!」

ぎゃーーぎゃーーー……


黄泉川「あっちを立てたら、こっちが立たず……


……躾って難しいじゃん……」



おしまい
292 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 03:43:32.53 ID:el4Jxcc0
293 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 03:44:06.57 ID:el4Jxcc0

打ち止めかわいいな
294 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 04:01:16.23 ID:Eq/tgj60
3つ目終了!

また、感想聞かせてください。それじゃ、おやすみなさい!!
295 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 04:22:06.80 ID:LbsvgMDO

ガム中毒打ち止めかわいかった
296 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 05:13:35.11 ID:eEB2ZMYo
口癖はともかく、ガム中毒はwwwwww
それもああいう感じの悪い噛み方が習慣になっちゃってたら、そりゃ一方さん矯正したくもなるわ。仕方ないww
297 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 11:25:06.56 ID:r0bwjcc0
よくまとまった良い話
298 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 13:07:23.54 ID:oIQkWmE0
このペースだと、1000までいく頃にはちょっとした短編集ができてるな!
299 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 14:55:05.17 ID:nK7BoSI0
次回作まだー?
300 :1 [sage]:2010/05/16(日) 15:43:14.67 ID:QM2ToAU0
>>299 4つめのSSは、もし、暇だったら今日の夜あげるかもしれません。

ただ、次のは今までのと違って、慎重によく考えて投下したいので

かなりゆっくり目なペースになると思います。
301 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 16:57:39.19 ID:sK/XmIAO
野郎主体なら男気有るの期待
302 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 17:54:32.83 ID:WIJ6aqo0
マヒャドデスの頃から知ってるぞ!新作期待してる
303 :美琴「……レベル5になった時の話ねえ………どうだったかしら」 :2010/05/16(日) 20:04:52.98 ID:FBGAMwA0
4つ目投下します。ただし、ペースは今までよりゆっくりです。




ある日のこと…


佐天「……そういえば、御坂さんっていつからレベル5なんですか?」


美琴「な、なによ一体、やぶからぼうに」


佐天「いやあ、だって御坂さん、私たちと知り合った時にはもう
レベル5だったじゃないですか!

……けど、もともと御坂さんってレベル1だったって話だから、
レベル2や3だった時期だってあるわけですよね。

だったら、一体いつレベル5になったのか少し気になって…」


初春「ああ、確かに御坂さんって今でこそ常盤台のレベル5
っていうのが定着してますけど、初めからレベル5だったって
わけじゃないですもんね」
304 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 20:15:11.04 ID:FBGAMwA0
美琴「そんなのあたりまえじゃない!
……それに、私がレベル5になったのって
ほんの2年前くらいの話よ?」


佐天「え!そうなんですか!?ってことは御坂さんが今、中学2年生だから…」


初春「小学6年生の時ですね〜。へー、知らなかったです!」


美琴「ええ…正確には小学6年生の夏くらいだったかしら……?」


佐天「けど、なんか変な感じですね。
私たちはレベル5の御坂さんのイメージしかないからかもしれないけど…

…御坂さんにレベル5じゃなかった時期があったなんて」

305 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 20:30:59.84 ID:FBGAMwA0
初春「確かにそうですね。まさか、御坂さんがレベル5になってから
まだ2年くらいしかたってないだなんて。意外です」


美琴「そ、そんなに意外かしら…?私、どちらかって言うと
レベル5より、レベル3や4だった時期の方が長かったんだけどなあ…」


佐天「ええ〜、そーなんですかぁ?やっぱりなんか意外だなあ…
白井さんもそう思いますよね?」


黒子「…あら佐天さん、ワタクシは元々、そのくらい知っておりましたわよ」
306 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 20:35:49.51 ID:FBGAMwA0
佐天「ええ、そーなんですか?」


初春「さすが、白井さん!!御坂さんのルームメイトだけのことは
ありますね!!」


黒子「はん!なーにを馬鹿なことを言っておりますの初春。お姉さまが
レベル5になった時の話なんて
ワタクシでなくても、学園都市に住んでいる者なら皆知ってて当然の
話ではないですの」


佐天「え、なんでですか??」
307 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 20:40:18.52 ID:FBGAMwA0
黒子「あら佐天さん、覚えてないんですの?

…だってお姉さまがレベル5になった時、学園都市であんなに
話題になったではありませんか」


佐天「え?そ、そうでしたっけ?」


黒子「ええ。ちょうど今から、2年前というと…
ワタクシがジャッジメントに入りたての頃ですわね。

その頃の学園都市は、新たなレベル5が誕生したって
話で持ち切りだったんですの」


初春「あ!そういえば、そんなことありましたね、すっかり忘れてました!
そっかぁ…今思い返すと、あの時、話題になったレベル5が御坂さんだったんだあ」


美琴「え、そ、そんなに話題になったかしら?
確かに私の周りではそんな感じはあったけど、
学園都市中で話題になったってのはいいすぎじゃない?」
308 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 20:46:31.96 ID:FBGAMwA0
黒子「いえ、そんなことはありませんの!!

…お姉さま、黒子は…その話を聞いた時から
是非とも、お姉さまにお仕えしたいと思っていたんですわ!!

その願いが2年越しにかなって、黒子は……黒子は感激ですの!!」


美琴「あーーもーー!!いちいちうっとおしいわね、アンタは!!」


佐天「へー、けど、そうだったんだぁ
私、そういう話疎いから、覚えてないのかなあ……」

309 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 20:52:46.53 ID:FBGAMwA0
黒子「…ちなみに、レベル5になるより前……レベル4だった頃からお姉さまは、
すべてのレベル4の中で、今最もレベル5に近い『電撃使い』として、
知る人ぞ知るちょっとした有名人だったんですの」


初春「あ!そういえばなんか、その話も聞いたことありますね」


美琴「ああ、そんなこともあったかしらねぇ……」


佐天「そっかあ、そうなんだあ…

…ねえ、御坂さん!
レベル4からレベル5になった時って、
自分自身はどんな気持ちだったんですか!?」


美琴「え、ええ!?何よそれ、き、気持ち???」
310 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 20:57:33.51 ID:t/0P4ow0
佐天さんって学園都市に来てからあまり年数経ってないんじゃなかったっけ?
311 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 20:57:45.77 ID:FBGAMwA0
佐天「え、いや、だって御坂さん、2年前のその時、学園都市の頂点まで
登り詰めたわけじゃないですか!その時の心境ってすごく興味あるんですけど!!」


黒子「確かに。レベル4からレベル5になった時の気持ちなんて、
ワタクシたちには想像もつかないですから……興味ありますわね」


初春「当時、話題の中心だった張本人ですもんね。聞いてみたいです!
それと、レベル4時代の御坂さんの話なんかもすっごく興味があるんですけどっ!!」


美琴「……レベル5になった時の話ねえ………どうだったかしら」

312 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 21:05:06.17 ID:FBGAMwA0
……………

今から2年前……


とある研究室

研究員A「美琴ちゃん!この間の能力検査の結果、また数値が上がっていたわよ!」


美琴「え、ほんとに!?」


研究員A「ええ、ほんとよ、よく頑張ったわね」


美琴「そうなんだ、やったぁ!!」


研究員A「美琴ちゃん……前々から美琴ちゃんの成長スピードには
驚かされていたけど、ここ最近の成長ぶりは特に目覚ましいものがあるわ!

ホント、すごいわ美琴ちゃん!!!」


美琴「え、そ、そうかな?へへへ……」

313 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 21:10:34.22 ID:FBGAMwA0
研究員B「確かに、ホントにすごいわ美琴ちゃん……
この分なら近いかもしれないわね…

…美琴ちゃんがレベル5になる日が来るのは…」


美琴「レベル5……?わ、私が……??」


研究員A「ええ!!美琴ちゃんなら絶対になれるわ!!
なんせ今、学園都市にいるレベル4の中で
最もレベル5に近い『電撃使い』っていわれているんだから!!」


美琴「……………」


美琴「(レベル5……今まで、ただがむしゃらに
目の前のハードルを頑張って飛び越えてきたけど……

私、とうとう、こんなところまで来たんだ……!!!)

……………

――…御坂美琴、今は昔の小学校時代のお話……
314 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 21:14:42.40 ID:FBGAMwA0
とりあえず今日はここまでです。

これからちょくちょく投下していきますが、
先にも書いたように、今までのSSよりもスローペース
でいきます。

315 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 21:24:47.97 ID:KY0/H/20

続き楽しみにしてる
316 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 21:36:17.15 ID:Xm4uW2AO
>>1のはどれも安定してて面白いな
317 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 22:23:09.28 ID:sK/XmIAO
美琴の開発受け持った科学者は
マジでこんな感じの良い人だったんだろうな、暗部との関係も薄そうだし
318 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 22:40:19.65 ID:YnGbTNMo
この作者の美琴はなんか可愛いから好きだ
319 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/16(日) 23:27:37.09 ID:m6l3e1E0
この作者の話なら
美琴「ツンツンしすぎなのかな…」が好きだな
320 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 23:39:02.55 ID:HTWj5N2o
この人、ツン何回したからデレ何回ってやつ書いた人なのか
面白いわけだ
321 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/16(日) 23:40:59.02 ID:YnGbTNMo
佐天「…超能力ショー…??」
黒子「お姉さまなんてもう知らないですわ!」美琴「こっちこそ!」
の美琴が可愛かった
322 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 00:04:22.69 ID:/6SaxADO
今んとこ原作でまっとうにレベル5になったのは御坂だけだよな。
他は本人の才能が異常か暗部の関係者だけだからな。
323 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/17(月) 00:42:16.33 ID:fjEZLYAO
努力(笑)とか言ってるけどもともとある程度頭の出来がよかったんだろ
324 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/17(月) 00:47:17.73 ID:l9lSRwDO
話がしっかりしててオチも面白い

上手だな早く続きが見たい
325 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 12:38:21.11 ID:.kCjbuc0
頭の出来がいいってレベルじゃねえww
まあ勉強なんて努力なんだけどな。一方さんマジ努力家

>>310
まだ六年くらいだろうな
326 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/17(月) 17:35:21.47 ID:fjEZLYAO
保守
327 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 18:26:53.02 ID:0G8OtIIo
ここは保守いらんぞ
328 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/17(月) 18:51:59.20 ID:fjEZLYAO
保守
329 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/17(月) 18:56:15.07 ID:7SzIif60
>>327
そいつ荒らしだからほっとけ
330 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 19:59:03.36 ID:/e1EqcY0
>>285
反省してまーす
331 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 20:47:08.82 ID:hk/p4ko0
ある日

とある研究室

研究員A「……よーし!!今日のトレーニングはこれで終わりよ!
お疲れ様、美琴ちゃん!!……もう帰っていいわよ!」


美琴「う、うん……」


研究員A「…?どうしたの、美琴ちゃん??」


美琴「……う、うん……え、えっと、あのさぁ……」


研究員A「ん?どうしたの??」
332 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 20:50:58.50 ID:hk/p4ko0
美琴「あ、あの……きょ、今日もお邪魔しちゃだめかな、
その、おねえちゃんのお家に…」


研究員A「あら、また私の家に泊まりたいの?
……そんなに自分の家に帰るのが嫌?」


美琴「う、うん。だって寮は一人ぼっちで寂しいしさ……だめかなあ?」


研究員A「いいえ、そんなことないわよ?
けど、私はまだ研究室で仕事が残ってるから、
先に私の家に行っといてちょうだい!

……ほら、家の鍵の渡しておくからさ」


美琴「うん、ありがとう!!じゃあ、先に家に行っとくわね!!

…それじゃ、お先に!!」


 …………
333 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 20:57:14.36 ID:hk/p4ko0
……………

研究員A「……それにしても、ホント、大したものですよね、美琴ちゃんは」


研究員B「そうね。私たちが、美琴ちゃんの能力開発に携わってもう3年になるけど
……正直、ここまで伸びるとは思わなかったわ」


研究員A「ええ……!!こんな短期間でここまで成長する子なんて、
そういないですよね!!」


研究員B「そうね……3年前、美琴ちゃんを受け持った時、
初めはたった一人のレベル3の為に研究所を設けるなんて、
上層部の連中は何を考えているのかと思ったけど…

…最近、ようやくその理由が分かったわ。
ホント、大した才能だわ、あの子」
334 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 21:12:17.18 ID:hk/p4ko0
研究員A 「才能だなんて…た、確かにそれもあるのかもしれないですけど……
美琴ちゃんがここまでこれたのは、彼女自身の努力のおかげですよ?
美琴ちゃんのがんばりを才能で片づけちゃうのは、私はあんまり……」


研究員B「あら、そうかしら?私は、結局、能力なんてのは結局は才能だと思うけどね
だって、いくら努力したってずっとレベル0やレベル1の子供だっているのよ?」


研究員A「け、けど、私、やっぱり美琴ちゃんの頑張りは
もっと評価されてもいいと思いますよ!?

……だ、だって、この3年間、私たちが出す厳しい能力開発カリキュラムにも
文句ひとつ言わないで……耐え抜いてきたじゃないですか!!」

335 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/17(月) 21:18:08.20 ID:7w3/mNM0
はじまたか
336 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 21:19:47.64 ID:U6ncV2AO
Aさん良い人だな
337 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 21:26:23.94 ID:hk/p4ko0
研究員B「ま、まあ確かにそれは否定しないわ……あれだけのメニューをこなせば、
ほとんどの生徒は音を上げてしまうのが普通ですもんね」


研究員A「そうそう、そうでしょ!?」


研究員B「……まあ、いずれにしてもあの子、このまま順調に伸びていけば、
お世辞でもなんでもなく、ホントにレベル5に到達するかもしれないわね」


研究員A「ええ!!!最近は特に調子がいいし
美琴ちゃんなら、絶対になれますよ、レベル5に!!」


研究員B「そうね……いま現在、学園都市に君臨するレベル5達…
…『未元物質』や『原子崩し』…

…そして『一方通行』……

……あーいった化け物連中に、美琴ちゃんがどこまで割って入れるか楽しみね」


研究員A「ええ!!あんな古参の連中に負けませんよ、美琴ちゃんは!!」
338 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 21:46:20.83 ID:hk/p4ko0
研究員B「……それはそうとあなた、最近美琴ちゃんとなれあいすぎじゃないかしら?」


研究員A「え、どういうことですか??」


研究員B「知ってるのよ?あなたがちょくちょく、
自分の家に美琴ちゃんを泊めたりしてるのを…
…それに、自分のことを『おねえちゃん』、なんて呼ばせたりして」


研究員A「ええ、し、知っていたんですか!?
あ、け、けど、後半の方は、別に私が呼ばせてるわけじゃないですよ!!
あれは美琴ちゃんがそう呼びたい、っていうから」


研究員B「……あのねえ、悪い言い方かもしれないけど、美琴ちゃんは所詮、
私たちにとって研究対象でしかないんだから…

…あんまり仲良くするのはどうかと思うわよ?」

339 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 21:51:08.22 ID:hk/p4ko0
研究員A「な!そ、そんな言い方止めてください!!研究対象だなんて……!!

……わ、私たちもう知りあって3年目ですよ!?

そ、それに美琴ちゃんは、まだあんなに小さいのに親元を離れて
頑張っているというのに……そんな冷たい言い方しなくても……」


研究員B「何いってんのよ、あなたが親代わりにでもなろうっての?
それに、親元を離れて頑張ってるのは、学園都市の生徒皆に当てはまることじゃない」


研究員A「そ、それはそうですが…」

340 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 21:53:46.90 ID:hk/p4ko0
研究員B「……それに、忘れてはいけないわよ。
能力開発といえば聞こえはいいかもしれないけど……

結局、私たちはこの学園都市に住んでいる
子供の頭の中をいじくって生きている人種ってことを」


研究員A「……………」


研究員B「実験の為に、時に子供に無理を強いることだって
あるかもしれないんだから、
あんまり情が移るのはよくないわよ」


研究員A「……………わ、私はそれでも、美琴ちゃんを……」


研究員B「……、まあ、いいわ。それはあなたの自由だから。
別に私は、無理に止めるつもりはないわ」

…………………
341 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 22:09:07.20 ID:hk/p4ko0

……………



その夜

研究員A「ただいまー」


美琴「おかえりー、おねえちゃん」


研究員A「あら、どーしたの美琴ちゃん、エプロン姿で台所に立って!!
って、なにかしら、このいい匂いは!!??」


美琴「うん、おねえちゃんお腹すかしてると思って。晩御飯を準備してたの!!」


研究員A「あ、ありがとう、美琴ちゃん!!
わ、私、普段、カップラーメン生活だから嬉しいわ!!」

美琴「か、カップラーメンって……おねえちゃん…」
342 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 22:12:57.88 ID:rZCht5wo
お、きてた

4円
343 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 22:26:52.63 ID:hk/p4ko0
………

研究員A「ごちそーさまぁ!!」


美琴「どう、おいしかった、おねえちゃん??」


研究員A「ええ、とってもおいしかったわよ!!
………あ、そうだわ、美琴ちゃん!!
晩御飯を作ってくれたお礼にプレゼントあげるわ!!」


美琴「プレゼント??」


研究員A「じゃじゃーん!!これよ!!良く分からないカエルのストラップゥゥ!!

…いやあ、こないだ携帯を新規で変えたらもれなくついてきたんだけどー
なんかあんまり可愛くないからさぁ、美琴ちゃんにあげるっ!!

……って美琴ちゃんもいらないか、あははは」


どんがらがらどっしゃーん!!!!


研究員A「み、美琴ちゃん!!??」
344 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 22:30:36.17 ID:hk/p4ko0
研究員A「ど、どうしたの!?そ、そんな盛大にずッ転げて!!」


美琴「か、か、か、かわいすぎるわ……」


研究員A「へ?」


美琴「こ、このストラップ、ほほほほほんとにくれるのよね、おねえちゃん!??

なんなの、このキャラ!?なんなの、このカエル!!
はじめてみたんだけど!??な、なんて名前のキャラなの、おねえちゃん!!??」


研究員A「え……い、いや……た、たしか、新商品らしいんだけど…
…なんていってたかしら……確か……ゲコ太、だったかしら………?」


美琴「……ゲコ太……!!!し、信じられない……!!!!
なんて、チャーミングなネーミングなの………!!!!」

345 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 22:33:24.75 ID:hk/p4ko0
研究員A「って、み、美琴ちゃん!??き、気にいったの!??
そのキャラのこと!??

だ、だってカエルよ!??両生類よ!??
どこの世界にこんなものもらってよろこぶ女の子が……!!!!」


美琴「ななななにいってんのよ、おねえちゃん!!!
言っとくけど、このゲコ太は、来るわよ!!!絶対に!!
近い将来、必ず大人気になるわ!!!

だって……かわいすぎるものっっっ!!!」


研究員A「(い、意外にこういう趣味なのね、美琴ちゃん…
…け、けどまあ、女の子って中学校に上がれば、大人っぽい趣味になることが多いし…

…今のうちだけかしらね…)」

346 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 22:51:35.54 ID:hk/p4ko0
…………

研究員A「……それはそうと美琴ちゃん、最近、頑張ってるわね」


美琴「え……そ、そうかな」


研究員A「ええ……今年の美琴ちゃんの能力開発カリキュラムは、
今まで以上に厳しいものになってるけど…
…ひとつも文句を言うことなく、頑張っているものね……ホント、すごいわ」


美琴「えへへ……な、なんか最近、褒めすぎじゃない?て、照れちゃうなあ…」


研究員A「けど、それにしたって、今年に入ってからの美琴ちゃんの
成長スピードは異常だわ…

…こんなに急成長するなんて、誰も予想できな
かったことなのよ?………何か秘訣でもあるのかしら??」


美琴「そ、そうなんだ……やっぱりアレが効いてるのかしら?」


研究員A「アレ……?アレって……?」
347 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 23:03:57.75 ID:hk/p4ko0
美琴「実はね……今年に入ってから、研究室から帰ってからもこっそり訓練してるの」


研究員A「ええ!?じゃ、じゃあ研究室でやってるカリキュラムだけじゃなく、
自分でもトレーニングしてたの!??」


美琴「うん……あ、けど、訓練っていっても、
家で一人でイメージトレーニングみたいなことをしてるだけなんだけどね」


研究員A「(家に帰ってもそんなことをしてたなんて……)」
348 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 23:06:16.29 ID:hk/p4ko0
美琴「それでね、おねえちゃん!!
これは、皆には内緒なんだけど………

わたし、そのトレーニングで必殺技を考えてるのよ、必殺技を!!」


研究員A「はあ?ひ、必殺技って、なによそれ??」


美琴「なにって……そのまんまよ、必殺技よ必殺技!!
よく少年漫画の主人公は、皆、必殺技もってるんだからっ!!

だから、私もつくろうと思ってさ……!!自分のオリジナルの必殺技を!!」


研究員A「ふ、ふーーん……イメージトレーニングで、必殺技を、ねえ……はは」
349 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 23:07:36.44 ID:hk/p4ko0
美琴「それでねっ、最近ようやくイメージが固まってきたのよ、必殺技の!!
……お姉ちゃんだけに教えてあげるわ、私の必殺技の全貌を!!!」


研究員A「(必殺技だなんて……なんか、なんだかんだいっても、まだまだ子供ねえ………)

う、うんうん……それでそれで…?その必殺技の全貌ってのは……??」


美琴「あのね、『超電磁砲』、って知ってる……?」

………………
350 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 23:10:17.52 ID:hk/p4ko0
とりあえず今日はここまで。

ゆっくりですいませんww
351 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 23:10:49.12 ID:5Ue3.Bgo
乙!
次も期待してるよ
352 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/17(月) 23:11:58.35 ID:uZ74VVY0
乙乙乙
353 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 23:14:45.65 ID:U6ncV2AO

やっぱり人間能力を持ったら作りたくなるよね、必殺技wwww
354 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 23:17:39.92 ID:JP.sH.g0
一方さんやむぎのんやていとくんはレベル5の古参なのか
355 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 23:17:53.65 ID:hSTQGoDO
ロリ美琴かわぇぇーー
たべちゃいたい
356 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 23:18:32.63 ID:2y5rYSgo
ゲコ太好きはAさんのせいだったのか…
357 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage;sage]:2010/05/17(月) 23:24:25.95 ID:U6ncV2AO
>>354
古参だろうね、レベル5では年齢は高めだし
一通さんが世界を破壊しえると自覚したのも小学校低学年みたいだし
358 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 23:30:50.83 ID:hk/p4ko0
>>354
自分の完全に妄想ですが、SSの中では、その3人は古参グループ
ってことにしてます。

御坂とか削板とかは結構、レベル5認定は後の方
だったのでは……

という妄想の中書いてます
359 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/17(月) 23:50:43.26 ID:7yWWjjo0
あの三人は貫禄あるからなぁ…
360 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/19(水) 22:56:21.78 ID:CudStVg0
次の日

美琴が通う小学校
昼休み……


美咲「ええー、それじゃあ、今日も放課後、
みんなと一緒に遊べないのぉ、美琴ちゃん!?」


美琴「う、うん……ごめんね美咲ちゃん…今日も、
学校が終わったら研究所行ってカリキュラムをこなさないと……」


美咲「そんなこと言って……最近毎日そればっかり……!
私、6年生になってからほとんど
美琴ちゃんと遊んだ記憶ないんだけど!」


美琴「ほんとごめん、美咲ちゃん!!この借りは必ず返すからっっ!!」


美咲「んもう、その言い訳も何回聞いたことか…」
361 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/19(水) 22:58:59.21 ID:CudStVg0
女生徒A「けど、御坂ちゃんすごいよねぇ……能力開発の為に
自分御用達の研究所があるなんて!」


女生徒B「ほんとほんと……!っていうか、この学校でレベル4なんて御坂ちゃんだけだよ!?」


女生徒C「私たちの小学校……ほとんどレベル0が1ばっかりだもんね…
…よくてレベル2くらいなのに…」


美咲「あーあ、美琴ちゃんも昔は私と同じレベル1だったのにさ、
……なんで、こんなに差がついちゃったんだろう…うらやましいなあ美琴ちゃん」
362 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/19(水) 23:02:00.68 ID:CudStVg0
美琴「そ、そう……?うらやましいかなぁ…
…あんまり自分ではなんとも思ってないんだけど……」


美咲「なんだかなぁ……最近、美琴ちゃんが遠いところにいったみたいで
……なんか、私はやだなあ……」


美琴「え、な、なに言ってんのよ美咲ちゃん!なんでそんなこと言うの!!
私は私じゃない!レベルがいくつになったって、全然変わらないわ!!」


美咲「………そ、そうよね、そうだよね、変なこと言ってごめん、美琴ちゃん」

ガラッ(教室のドアがひらく音)


先生「ええと……ああ、いたいた……

……御坂、ちょっと話があるんだけど、いいか?」


美琴「え、私ですか??……はい、いいですけど…??」


……………
363 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/19(水) 23:04:22.99 ID:CudStVg0
……………

美琴「進路相談?」


先生「ああ、先生もこの学校に赴任してきて、
生徒に進路相談なんてするのは初めてなんだがなぁ…

…だって、たいていここの学校の生徒は、ここの近くにある中学校に、
試験もなくそのまま進学するのが普通だしな」


美琴「え、だったら、なんで私だけ、進路相談なんて……」

364 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/19(水) 23:04:41.57 ID:jkT5SCAo
おっときてたのか支援
365 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/19(水) 23:08:03.74 ID:CudStVg0
先生「まあ、お前はここの小学校始まって以来のレベル4の能力者だしな…
お前がこの先、自分の能力を伸ばして行こうと考えたら、
皆と同じ中学校じゃあちょっとなあ……

……要するにもっと能力開発のカリキュラムなんかが充実した、
ランクの高い中学校に言った方がいいと思うんだ」


美琴「………け、けど…わたしは……美咲ちゃんと…
…みんなと同じ中学校に進学したいです」


先生「御坂……しかしな…お前の実力なら、どこの中学校でも……」


美琴「だ、だって、能力は必ずしも
そういう学校に行かなきゃ向上しないわけじゃないし……!!
そ、それに……!!私には、能力開発の為の、専属の研究所もあるから……!!」


先生「まあ、そうだな……いや、確かにそうなんだろうが……」


美琴「……?」


先生「いや……いいんだ、最終的にはお前が決めることだからな。
けどな、先生が言ったこともよく覚えといてくれ、

お前には、そういう選択肢もあるってことを」

366 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/19(水) 23:10:27.75 ID:uAcUO.AO
これは当たり前だが一悶着起きる振りか
367 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/19(水) 23:19:27.97 ID:CudStVg0
その数ヶ月後……御坂美琴、小学6年生の夏



研究所でのシステムスキャンの日





『………記録……砲弾初速1018m/sec、連発能力7発/min、着弾分布17.8mm………




………総合評価、レベル5』






美琴「……………え?…」
368 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/19(水) 23:35:24.25 ID:CudStVg0
……………

研究員B「……………な、や、やったわ、とうとう………」


研究員A「み、美琴ちゃん!!!やった!!やったわ!!
レベル5よ、レベル5になったのよ!??」


美琴「レベル5……わ、わ、私が、レベル5に……!??う、うそ、夢…じゃないの……?」


研究員A「そうよ、美琴ちゃん!!夢じゃないわ!!!
美琴ちゃん、とうとう学園都市のトップに仲間入りしたのよ!!!」


美琴「ほ、ほんとに……!??わ、私、とうとう……!!!」


研究員B「ええ……!そうよ美琴ちゃん!!……け、けど、信じられないわ……!!
ま、まさかこんなに早くこの日が来るなんて……!!!」


研究員A「や、やっぱり美琴ちゃんはすごいわ!!!私たちの想像をはるかに超える
スピードで成長していくんだもの!!!」


美琴「……わ、わたしがレベル5……」


……………

美琴「(………やった!やった!!やった!!!

わ、わたし、とうとう、最後のハードルを
飛び越えたんだわ!!!!…

…レベル1から頑張ってきて………ついに、レベル5に
到達したのね!!!!!!!)」
369 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 00:33:38.11 ID:DtiPptI0
新たに誕生したレベル5の噂は瞬く間に広がり……

学園都市は、御坂美琴の話題で持ち切りになった…


とあるジャッジメント支部

固法「…全く…大したものねえ、まだ小学6年生だってのに…
…こういう子がジャッジメントに入ってきたりしないものかしらねぇ」


黒子「はん!固法先輩ともあろうものが……なにを血迷ったことを言っているんですの!!ジャッジメントの仕事は、能力レベルが高いからって、できるものではありませんわ!!」
370 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 00:41:42.04 ID:DtiPptI0
固法「それは、もちろんそうだけど……」


黒子「そもそも、この御坂美琴って女がどんな人間かも知らずにそんなこと言うなんて……、どーせこんな女、いけすかない性悪女に決まってますのに!!」


固法「き、決まってますって……あなたこそ、
御坂さんに会ったことないのにそんなこと言うなんて、
知らない人のこと、悪く言うのは良くないわよ?」


黒子「はん!全っ然、分かっておりませんのね固法先輩!!
どーせ、レベル5ということを鼻にかけたろくでもない女に決まってますわ!」


固法「そ、そこまで決めつけなくても……
…わたしはいいと思うんだけど…えっと、御坂…美琴さん……

(もしかして、ライバル視してるのかしらね…?)」


黒子「(きいい……!!固法先輩…!!ワタクシにはまだ、ジャッジメントの
仕事を一度もさせてくれない癖に…

…御坂だのわけのわからない女のことを
ジャッジメントにほしいなどど……!!!
くうう…くやしいったら、ありゃしませんわぁ!!)」


371 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 00:44:33.09 ID:DtiPptI0


………とある小学校1

授業中…


先生「………えーー、つまり、パーソナルリアリティとは…」


初春「…………」


初春「(レベル5……すごいなあ、私と一歳しか変わらないのに…
…一体どんな人なんだろう……)」


初春「(一歳しか変わらないってことは……今、小学6年生だよね…
…どこの中学校に行くのかなあ…

…はっ!!!も、もしかして、かの有名な常盤台中学とか……!!!!!)」


初春「(ああ〜〜いいなあ、うらやましいなあ!!!…
…けど、あれ、常盤台中学に進学するってことは…
…当然、お嬢様……!!はっ!!ってことは、レベル5でありつつお嬢様…!!!)」


初春「(えええええ!!!そ、そんなパーフェクトな人がこの世に存在するなんて……!!

ああーー、是非会ってみたいなぁ、その人…!!名前、なんて言ったっけ……確か……
確か!!!御坂美)」


生徒A「せんせー、初春ちゃんが授業中にぶつぶつうるさいんですけど」


先生「こらああああああ!!またか初春!!!ちゃんと授業を聞かんかああ!!
そんなんだから、ジャッジメントの試験に落ちるんだお前はあ!!しっかりせんかあ!!」


初春「は、はいいいい!!!!!!!!!!」


……………
372 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 00:46:06.52 ID:DtiPptI0
とある小学校2


あけみ「…その話、涙子には言わないほうがいいんじゃない?」


むーちゃん「ええ?なんで??」


あけみ「だって、涙子の奴、こないだのシステムスキャンの結果で、
めちゃめちゃへこんでたじゃん」


むーちゃん「ああ、そう、そーだね…
…せっかく最近、ようやく立ち直ってきたところだし、そんな時に言うことないよね…

…私たちと一歳しか違わない女の子がレベル5になったなんて話は……」
373 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 00:47:43.69 ID:DtiPptI0
あけみ「そーそー……あーあ、けど、うらやましいなー、レベル5なんて!!
なーんか人生余裕、ってかんじだよねー」


まこちん「ほんとだよねー、けど、まあ、ああいうのは才能っしょ?こればっかりは
しょうがないよね」


むーちゃん「そうそう、結局さ、そうなんだよね。涙子もさ、
早く私たちみたいに割り切らないとだめだよね、そうじゃないと辛くてやってられ」


ガラッ!!(教室のドアの開く音)


佐天「おはよーみんな!!」


あけみ「あ、ああ、おはよー涙子!!」


むーちゃん・まこちん「お、おはよー!!」


佐天「あれ?今、なんか話してたでしょ?……何の話してたの??」


あけみ「ええ?べっつになんでもないよ!ねえ、みんな」


むーちゃん・まこちん「え、ええ」


佐天「……??」


あけみ「そ、それより聞いてよ涙子、こないださあ……」


………………
374 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 00:51:53.50 ID:DtiPptI0
とある高校の職員室


小萌「…まさか、小学6年生でレベル5に到達するなんて!!
まったく、大したものなのです!!」


黄泉川「まあ、確かにすごいよな……あれ、けど良く考えたら、レベル5とか、
高位の能力者って、大抵かなり幼い頃から、すでに能力を開花させてるやつが多いじゃん?

…それを考えたらさ、小学6年生でレベル5になったってこと自体は、
そんなにすごいことじゃないじゃん?

むしろ、才能が開花するにしては遅咲きなんじゃないのか?」


小萌「ちっちっ、黄泉川先生は全然わかってないのです!!
今回レベル5になった御坂美琴ちゃんは、元々、小学1年生の時はレベル1だったんですよー?

……それがまさか、6年間の能力開発でレベル5になるなんて……これは、他に類のない、
信じられないケースなんです!!」


黄泉川「レベル1から……?おいおい、ほ、ほんとかよ!??そ、そりゃ、確かにすごいじゃん!?」


小萌「先生としては、一体どんな訓練をしたら、たった6年間でそこまで
能力を向上できたのか、とっても興味があるのです!!

……是非一回、御坂ちゃんに会ってお話を聞いてみたいところなのです!!」


黄泉川「た、たしかにな……私も会ってみたいじゃん、御坂美琴……!」
375 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 00:52:57.07 ID:DtiPptI0
今日はここまでです。また、時間があるときに投下します!
376 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 00:53:29.62 ID:p.siQoAO
麦野は歯がゆかっただろうな
377 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 00:53:42.23 ID:T6gZbVMo
>>375
378 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 00:54:39.40 ID:p.siQoAO
379 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/20(木) 00:55:50.17 ID:b1Twrkc0
乙乙乙
380 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/05/20(木) 00:58:47.76 ID:thDIQxI0
乙ー

佐天さんが美琴のことを知らなかったって話も伏線になってたんだ。うまいなあ
あと>>308での黒子の発言は原作設定と矛盾してね?って思ってたら単に見栄張って嘘ついてただけだったのねwww
黒子かわいい
381 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 00:58:51.75 ID:V.hS67so
382 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 02:48:12.96 ID:bR03ukSO
乙したー
こんな話が考えられるんだからやっぱ>>1はすげーよ
383 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 12:16:34.72 ID:00Go9320
>>376
まあ、美琴がレベルアップするまでTOP3だったしな
一位から三位までで御三家とか言われてたんじゃないだろうか
384 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/20(木) 22:18:23.05 ID:zp46vB.0
とある研究所

一方通行「興味ねえな」


木原「……なんだよ、つれねえな一方通行…

…ああ、もしかしてテメエ、びびってんてんのか、
その新しいレベル5の野郎に、学園都市1位の座が奪われるんじゃねーかってよお」


一方通行「はああ?なーにいってやがンだ木原、そんな『電撃使い』に毛が
生えたよーなヤツが俺の相手になると思ってンのかァ??頭にウジでもわいて
ンのか、てめえはよォ」
385 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 22:27:07.69 ID:zp46vB.0
木原「はん!ま、そりゃ冗談だが…けどまあ、テメエほどじゃねえが、なかなか利用価値がありそうなヤツみたいなんだわ、これがよぉ…

…その御坂ってのがレベル5になったことで、ある計画が
本格的に始動することになるらしいぜ?

『量産型能力者計画』って言ってなぁ…
…へへ、これが上層部の連中のイカれ具合がよくわかる内容で……」


一方通行「おいおい…頭だけじゃなく耳まで腐っちまったのか木原君よォ、
俺はそんなガキの話、興味ねえ、っつてンだろうが…

…いいからテメエは馬鹿みてえに
俺の能力開発のことだけ考えてりゃいいンだよ、糞野郎が」


木原「……はあ、人がせっかく楽しい話を提供してやろうと思ったのによ…
あーあ、やっぱ駄目だな、テメエみてえなクズ野郎は

まともに話相手すらならねーわ」
386 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 22:30:35.98 ID:JKixDl.o
そういや電撃で麦のんが言ってたけど
レベル5の序列って「能力研究の応用が生み出す利益」なんだよね
387 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 22:41:25.07 ID:zp46vB.0

………………

とある暗部のアジト

垣根「…新たなレベル5ねえ……
……要は、アレイスターのおもちゃがまた1つできたってだけの話だろう?」


ドレスの女「あら、意外につまんない反応ね。せっかくあなたと同じ、
レベル5のお仲間ができたっていうのに」


垣根「はん、新しいレベル5の誕生を、先輩として喜んだりしたら満足だったか?
……悪いが、そんなお仲間意識は持ち合わせてないんでね」


ドレスの女「……ちなみに能力は『電撃使い』らしいんだけど……どうやら、そこらの
『電撃使い』とはランクが違うらしいわよ……
最大出力で10億ボルトは出るんですって、その子」


垣根「はー、そりゃまあ、確かに大したもんだ…
…まさに『電撃使い』の頂点、ってとこか…確かにレベル5だな、それは。


……だが、あいにく俺からしたら、その程度の能力、この世の常識の範疇でしかないな…

遠くおよばねえ……俺の『未元物質』、にはな……!!」
388 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 22:43:41.69 ID:zp46vB.0
とある喫茶店

麦野「……『電撃使い』のレベル5ねえ…
…それで?順位とか能力名はまだ決まってないの?」


フレンダ「うん、結局さ、まだレベル5に到達したことが分かっただけらしくて、
順位が正式にわかるのは少し先らしいよ?…

……まあ、おそらくはレベル5の中でも最下位……
『心理掌握』ってヤツの下になるんじゃないか、って噂だけどね」


絹旗「……順位はともかく、能力名、ってのは普通に
『電撃使い(エレクトロマスター)』になるんじゃないんですか?」
389 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 22:46:34.82 ID:zp46vB.0
麦野「…学校側が決めるような単純な能力名なら、そうなんでしょうけどねぇ…
…けど、能力の名前ってのは、能力開発に携わった
研究者やソイツ自身が決めるケースもあるのよ。

まあ……きっと、学園都市としても、他の『電撃使い(エレクトロマスター)』
との差別化を図るためになにか他の名前を命名したいところでしょうねえ」


フレンダ「ふーん……けどまあ、いくら能力レベルが高くても、
まだまだガキだよねー、小学6年生なんてさ…

あ、けど、小学生っていったらアンタもそうだっけ?…
…一体何歳なのよ、アンタ」


絹旗「アンタではありません、絹旗と呼んでくださいフレンダ…
私はあなたの名前を覚えたのに、超失礼な人ですね」

390 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 22:51:16.10 ID:zp46vB.0
フレンダ「なによ、そんなことで怒ることないでしょうが、
ガキの癖に生意気なやつね」

麦野「はーーい、二人ともケンカしないの!!…
…私たちはこれからチームを組んでお仕事をする仲間になるんだから!」


絹旗「そうは言いいますが…
…一体いつになったら、そのお仕事というのが超舞い込んでくるんですか?
……私たちが集められてもう一週間以上たつというのに」


麦野「さあ、知らないわよそんなこと。…
…とりあえず、待つのも仕事なんだから!ごちゃごちゃ
我がまま言うんじゃないわよ」


フレンダ「ねーー、それより組織名は?組織名はどうなったのさ」


麦野「それもまだ未定よ未定。っていうか、そんなもんなんだっていいでしょうがっ」


麦野「(……ったく……、こいつら、過去にどこで何をしていた連中か知らないけど……
どうも一筋縄じゃいかない連中みたいね…

本当にこんな奴らと組んで、組織としてやっといけんのかしら……?)」


滝壺「……北北西から信号が来てる……」


麦野「(……こいつに至ってはもう全然わけがわからないし……!!)」



 ……………
391 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 23:17:56.09 ID:zp46vB.0
とある中学校の教室

男子生徒A「…でさあ、そのレベル5になった子、
かなりかわいい子らしいぜ?実際に町で見た奴が言ってたんだけどよ」


男子生徒B「げーーまじかよ!!あーー、
それだったら、来年、俺達の中学校に
こねーかなあ?」


男子生徒C「ばっか、レベル5が俺達の中学なんかに進学するわけねーだろ!?

ああいう女の子は、大覇星祭でも、毎年トップに食い込むような
学校に進学するんだよ、どーせ」


男子生徒A「あ、けどなその子、今かよってる小学校は
別に名門でもなんでもないみたいだぜ?

なんか、学園都市のはずれに立ってるような、
しょぼい小学校の生徒だって噂だけど…」


男子生徒B「へーー、そうなんだ!だ、だったら
中学校も普通のとこに進学する可能性もあるかもしれないじゃんか!!
……もしかしたら、俺達の中学校に進学する可能性も……!!」


男子生徒C「はあ、あるわけねーだろ……そんなこと……なあ、上条?」

392 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 23:22:08.77 ID:zp46vB.0
上条「ぐー、ぐー……」


男子生徒A「おいおい、なーに寝てんだよ上条!!
せっかく俺達が今、旬の話題で盛り上がってるてのによ!!

ほら、起きろよ、学園都市に新しいレベル5が誕生したんだってよ!」


男子生徒B「そーそー、それもすっごいかわいい女の子らしくさあ!!」


上条「……んん…ああ……興味ねーよ俺は……レベル5だか何だか知らないけど……
レベル0の上条さんには、なーーんにも関係ありませんねー……ぐーぐー…」

393 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 23:24:40.28 ID:zp46vB.0
男子生徒C「………だーめだなこりゃあ」


男子生徒A「上条ってなんか、この手の話題にあんまり興味ねーよなあ…」


男子生徒B「まあ……こいつが興味あるのは、○○スーパーの卵が安いだの、
野菜が安いだの……そんな話ばっかりだからなあ……」


男子生徒A「ああ……なんというかまあ……幸せなヤツだよな……」


男子生徒C「確かに……レベル0でも特に気にしてる様子もねーし…
悩みなんかねーんだろーなあ…こいつ」


男子生徒B「ま、たぶん、上条は一生、こんな感じで生きていくんだろうな、きっと
ある意味うらやましいヤツだぜ、全く……」


上条「ぐーーぐーー……むにゃむにゃ…」

…………………
394 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 23:27:28.34 ID:zp46vB.0
とりあえず今日はここまでです
明日は多分書けないので、また書けるときに……
395 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 23:28:33.48 ID:V.hS67so
乙でした
396 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 23:31:20.37 ID:N68LBcAo
でつ
397 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 23:31:40.75 ID:epOzoK20
乙です。みんな可愛くてこれから仲良く殺し合うとはドキドキだ。
398 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 23:35:04.13 ID:KIyOibQo
おつ
399 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/20(木) 23:45:54.60 ID:p.siQoAO
400 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/21(金) 01:59:57.43 ID:X6ynyUAO
どの話も面白いすなぁ
401 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/22(土) 12:06:32.61 ID:A8lrCzc0
続きはまだか
402 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/22(土) 14:16:33.64 ID:6uOS2dU0
レベル5になった御坂に対する各キャラの反応がいいな
403 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/22(土) 18:24:09.05 ID:42M.3xc0
御坂美琴がレベル5になってから一週間後…

とある研究所

研究員A「……いやあ、それにしても美琴ちゃん、一気に有名人になっちゃいましたね!!
今、学園都市じゃ、美琴ちゃんの話で話題がもちきりですもん!!」


研究員B「そうね、あの子はルックスも性格もいい子だし、
このまま学園都市の広告塔のような存在になるかもしれないわねぇ」


研究員A「確かにそれはありえますね!!美琴ちゃんなら絶対に人気者になりますよ!!」


研究員B「ええ…
……それにしても、ほんと私たちもがんばったわよね、
こんなロクに設備も整っていない研究所で、美琴ちゃんをレベル5まで育てあげたんだから…

けどまあ……今月いっぱいでここの研究所も見おさめかしらね」


研究員A「え?今月まで、ってどういうことですか??」
404 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 18:29:37.48 ID:42M.3xc0
研究員B「どういうことって、それ本気でいってるの??私たちは、
たった2人だけで、レベル5の能力開発に成功したのよ?昇進よ昇進!!!
……当然、その功績が認められて昇進することになるに決まってるじゃない!」


研究員A「ええっ……!しょ、昇進……!!??」


研究員B「ええ……おそらくは、学園都市でも有数の研究所に配属されることになるんじゃないかしら……!!
きっと、こんなチンケな研究所ではできないような複雑な研究ができるわよ!

あ!!もしかしたら、あの『一方通行』や『未元物質』の能力開発にも携われるかも……!!!
ああー、今から楽しみよね、ほんと美琴ちゃんさまさまだわ!!」


研究員A「……け、けど、いいのかな……ホントに頑張ったのは美琴ちゃんなのに……
なんか、私は、美琴ちゃんをダシに出世する話をするのはあんまり……」
405 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 18:35:41.82 ID:42M.3xc0
研究員B「あら、なーにいい子ぶってんのよ、アンタは?
それじゃ何?アンタは上からお声がかかっても、それを断るっていうの?
このまま、こんな弱小の研究所でチンケな研究員やれたら、それで満足なんだ?」


研究員A「そ、それは……」


研究員B「前、アンタ言ってたじゃない…
…いつかは研究者として出世したら、『原石』と呼ばれる能力者の研究をしたい、ってさ。
けど、こんなとこで研究者やってたら一生、そんな研究携われないわよ?」


研究員A「確かにそれはそうですけど…」

406 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 18:50:16.63 ID:42M.3xc0
研究員B「もし、あなたが望めばできるかもしれないわよ、
世界最大の『原石』と名高い削板軍覇の能力開発チームに入ることがさ……!!」


研究員A「そ、削板軍覇……!!??わ、私がそんな能力者の能力開発チームに……??


研究員B「ええ……まあ、希望が通ればの話だと思うけど。
けど、やっぱりあなたも研究者ねえ…
…さっきまでは美琴ちゃんが何だのいい子ぶってた癖にさ…
…そんなに目をキラキラ輝かせちゃって」


研究員A「え、そ、そうですか?別にそんなことは……」


研究員B「別にいいのよ、否定しなくて。だってそれが研究者ですものね…
…それに、私たちみたいな分野の研究者は能力開発で結果をだして出世していくものなんだから。
美琴ちゃんをダシにしてだのなんだの、気にする必要は全然ないのよ」


研究者A「そうか……確かに……そうですよね……!」
407 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 19:10:05.58 ID:6xc4ZQAO
普通の精神でド根性なんかに関わったら
三日後には偏頭痛持ちになんのに、知らぬが仏だな本当
408 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 19:49:43.13 ID:42M.3xc0
研究員B「引き続き、この研究所で御坂美琴の能力開発を継続ですって!??」


電話の声『ああ、新しくレベル5用に作りなおした
カリキュラムの概要を送るからそのデータをもとに……』


研究員B「な、なんでですか……!?
わ、私たちは3年間もこんな研究所でがんばってきて…
…レベル5の能力開発に成功したっていうのに……!!

なぜ、その功績が認められないですか!!?
なぜ、引き続きこの研究所に同じことをやらなければならないんですか!!」


電話の声『……ははあ、お前まさか、自分が出世するとかなんとか考えてたのか?

……ふざけんてんじゃねえよ、てめえらはこの3年間、こっちが指示したカリキュラムを
ただ言われた通りやってきただけじゃねえかよ!!」
409 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 19:51:21.05 ID:42M.3xc0
研究員B「そ、それは確かにそうですけど…
…け、けど、実際に被験者の能力開発に携わったのは私たちですよ!!

それに、そちらが指示するカリキュラムの内容はあくまで概要であって……!!
彼女がレベル5まで到達したのは、こちらでの細かい判断力があったからこそ……!!」


電話の声『あのなあ、知らされてないようだから、教えてやる!!
御坂美琴が将来的にレベル5に成長することは、何年も前から分かっていたことなんよ!!』


研究員B「な……なんで…すって………?」
410 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 19:58:34.03 ID:42M.3xc0
電話の声『そうだ、ツリーダイヤグラムの演算によると、
お前たちに指示してきたカリキュラムを御坂美琴が順当にこなしていった場合、

今年の夏にレベル5になる可能性は99.9999%……
…ま、要するに確定事項だったわけだ』


研究員B「そ、そんな……」


電話の声『はん!めでてえ野郎だな!なにがこちらでの細かい判断力、だよ!!…
…ちなみに、ツリーダイヤグラムによると、御坂美琴のレベル5内での順位は第6位…
要するに最下位になるそうだぜ…
それと、御坂美琴にこれ以上の能力の向上はもう完全に期待できねえんだそうだが…

…能力値を維持する為の訓練は必要だからな。
……ってことで、今後は、そっちの研究所で御坂美琴の能力維持の為の訓練、たのんだぜ、

くくく……それじゃあな』
411 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 20:00:33.88 ID:42M.3xc0
………

研究員B「くそっ!!!」


研究員A「い、一体、上層部の方は電話でなんて言ってたんですか!?」


研究員B「どーもこーもないわよ!!出世はなし!!これからも引き続き
この糞研究所で能力開発がんばって、てさ!!」


研究員A「そ、そんな……」


研究員B「ちくしょう、3年間もこんなヘンピなところで
あんなクソガキの能力開発を頑張ってきたっていうのに……!!
ほんと、時間の無駄だったわよ!!!」


研究員A「な……!!!み、美琴ちゃんは悪くないじゃないですか!!!
彼女はこの3年間誰よりも頑張って、レベル5に到達したっていうのに
そんな言い方ひどいです!!!」

412 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 20:06:37.61 ID:42M.3xc0
研究員B「あら……けど、そんな頑張り屋さんの彼女が、
レベル5になることなんて、上層部にとっては確定事項だったそうよ?」


研究員A「な、なんですって……?そ、それどういうことですか!??」


研究員B「……笑っちゃうわよね、美琴ちゃん、あんなに3年間頑張っていたのに…
…彼女がどこまで成長してどこで頭打ちになっちゃうのか…
…ツリーダイヤグラムにぜーんぶ把握されていたんだから!!

なんか、そう考えると、今まで頑張ってきたことが全部馬鹿らしくなるわよね」


研究員A「そ、そんな……」


研究員B「……それで、これから私たちは、美琴ちゃんの能力維持の為に
頑張んなきゃいけないんですってよ…

…はん!!もうホント笑っちゃうわよ!!!!」

413 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 20:16:12.03 ID:6xc4ZQAO
これすらも仕込みのうちなんですか、アレイ☆
414 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 20:27:54.21 ID:42M.3xc0
……………


その夜

研究員A「はあ……」


美琴「どうしたの、おねえちゃん…なんか、家に帰ってきてからため息ばっかり…」


研究員A「あ、ああ、美琴ちゃん…な、なんでもないわ……」


研究員A「(はあ……研究者になって今年で10年目…
…ようやくつかみかけた出世の道が閉ざされちゃうなんて……)」


研究員A「(それも、今後はずっと美琴ちゃんの能力維持のためのカリキュラムをこなす
毎日……はあ……どうしたらいいのかしら……)」


研究員A「(もしかして本当に、このまま一生あの研究所で生きていくことになるのかな…)

415 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 20:30:39.05 ID:42M.3xc0
美琴「おねえちゃん!!」


研究員A「え!?あ、な、なに??」


美琴「んもう、やっぱり今日おかしいよおねえちゃん……今もぼーっとしてたし…」


研究員A「あ、ああ、ごめん、ごめんね美琴ちゃん……」


研究員A「あ、そ、そういえば美琴ちゃん?
レベル5になって一週間くらいたったけど……最近どう、調子は??」


美琴「え……調子??……」


研究員A「……この一週間、学園都市じゃ美琴ちゃんの話で持ち切りだったものねぇ…
学校なんか美琴ちゃん、英雄扱いで大変でしょ??」


美琴「う、うん……そう…ね……うん、そう」


研究員A「………??(あれ……なんか美琴ちゃんも気持ち元気がないような……

何かあったのかしら……??)」
416 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/22(土) 20:34:17.83 ID:9SWTBn.0
段々話が進展してきたな
しえん
417 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 21:33:58.76 ID:42M.3xc0

美琴が通う学校の教室

ひそひそ……

生徒1「(とうとうレベル5になったんだってよ、アイツ…)」


生徒2「(なんでそんなヤツが私たちの学校にいるわけ?
…とっとと他の優秀な学校に転校すればいいのにね……)」


生徒3「(きっとレベル0や1の俺達を内心では馬鹿にしてるんだぜ……
だいたい俺は、あいつがレベル4の頃から気にいらなかったんだ)」


生徒4「(所詮、この学校は私たちみたいな凡人がかようとこなんだから…
ああいう子がいると…正直やりにくいよね…)」


生徒6「(しっ!!御坂に聞こえたらどうするんだよ……!!
あいつ10億ボルトの電撃を繰り出せるんだぞ!!聞こえたら殺されるぞ!!)」


生徒7「(おいおいマジかよ……ほとんど化け物じゃねえか…)」

…………



美琴「………………」
418 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 21:53:14.54 ID:42M.3xc0
美咲「き、気にすることないよ美琴ちゃん…
あいつら、レベル5になった美琴ちゃんのこと、ひがんでるだけなんだから……」


女生徒A「そ、そうそう……気にすることないよ……」


女生徒B「そ、そうだよ御坂ちゃん……元気出して…!」


美琴「う、うん……わかってる……わかってるけど……」


美咲「美琴ちゃん………」
419 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 21:56:28.22 ID:42M.3xc0
ガラッ!!(教室のドアが開く音)

先生「よーし、お前ら授業はじめるぞ、はやく席につけよお前ら!」


生徒達「はーーーい」


美琴「……………」


先生「(御坂……)」


美琴「(レベル5になってから、私に対する周りの人間の反応が一気に変わった気がする…

……レベル5だろうがなんだろうが私は私……それは昔も今も変わらないのに……」


美琴「(私は何も変わっていないのに……!!)」



………元々、その大半が無能力者かレベル1の学校の生徒にとって、

高位の能力者である美琴に対する反応は、憧れよりもむしろ、

劣等感からくる嫉妬やうとましさの方が強かった…

そしてその感情は、美琴がレベル5となったことで、より強固なものとなるのだった……
420 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 22:16:31.90 ID:MH70P1co
やっぱ美琴にとってレベルとか関係なしに接してくれる上条さんの存在はかなり大きいんだろうなあ
421 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/22(土) 22:37:02.01 ID:lClfAAAO
美咲って誰?
422 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 22:45:16.62 ID:RD9Z6Xk0
………………



とある研究所

研究員B「………ああ……なんか……なーーんにもやる気になれないわね…」


研究員B「……はあ…全く、やってられないわ……これから先ずっとこの
研究所で働くのかと思うと………もう、どーにでもなれって感じ……」


研究員A「……………」


研究員B「ねえ……もしかして私たち一生、あの美琴ちゃんの能力維持のために
働かされるのかしら……もしそうだとしたら、私もう研究者やめるかもしれないわ…」


研究員A「……………」


研究員B「ってアンタ、聞いてんの!?…
…何さっきからパソコン画面見ながら固まってんのよ!!」


研究員A「……………そ、そんなまさか………」


研究員B「……なによ、一体どうしたっていうのよ!?」
423 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 22:48:35.10 ID:RD9Z6Xk0
研究員A「い、いま、バンクのデータを見てるんですけど…
…美琴ちゃんの……レベル5内での順位が正式に公開されたみたいなんです………」


研究員B「ああ、なんだそんなこと。
けど、そんなもの見なくても、美琴ちゃんの順位ならもう分かっているじゃない。
学園都市第6位……今いるレベル5の中では最下位でしょ?

……ま、それが美琴ちゃんの限界ってことね」


研究員A「…………第3位なんです……」


研究員B「は?」


研究員A「………だ、だから、美琴ちゃんのレベル5内での順位は『一方通行』『未元物質』
に次ぐ第3位……『原子崩し』を抜いて……第3位にランクされているんです……!!!」


研究員B「な、な、なんですって!!!!」
424 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 22:51:34.28 ID:VIBdE.SO
wktk
425 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 23:04:36.51 ID:RD9Z6Xk0
研究員B「な、そ、そんな馬鹿な……あ、ありえないわ……!!
だ、だって、ツリーダイヤグラムの演算では美琴ちゃんの順位は第6位が限界はず……!!
第3位だなんて信じられないわ……!!」


研究員A「さ、三強の一角を崩すなんて……!!!
ま、まさか……美琴ちゃん……!!!ツリーダイヤグラムの演算結果の上をいった、
っていうの……!!!??」


研究員B「ツリーダイヤグラムの演算を超えた……??そ、そんなことって……!!!」


研究員A「す、すごい!!すごいわ美琴ちゃん!!!
美琴ちゃんの努力が、ツリーダイヤグラムの、上層部の人たちの予想の上をいったんだわ!

………美琴ちゃん……なんて子なのかしら!!!!!!」

426 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 23:05:08.56 ID:6xc4ZQAO
度肝を抜かれた
いったいどんな裏が
427 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 23:12:37.79 ID:KbZlelso
まぁレベル5の序列って能力開発が生み出す利益云々って
先週のレールガンで麦のんが言っちゃったからな
美琴の場合シスターズなんだろ
428 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 23:12:52.58 ID:RD9Z6Xk0
研究員B「ふ………ふふふ……」


研究員A「………ど、どうしたんですか……??」


研究員B「ほんと……上層部の奴ら………!!!ざまあみやがれ、だわ!!!
何が学園都市第6位よ!?なにがこれ以上の能力の向上は期待できない、よ!!


……美琴ちゃんならきっと、まだまだ伸びるはず…
…絶対にまだまだ上を目指せるわ……!!!」


研究員A「え、ええ!!そ、それじゃさ、さっそく上層部に連絡して、
能力維持のカリキュラムではなく、さらに能力の向上を目指す
カリキュラムを考えてもらわないと……!!!」
429 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 23:27:30.28 ID:WsxEvKYo
上層部に連絡・・・するはずがねぇwwwwwwww
430 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 23:30:42.54 ID:RD9Z6Xk0
研究員B「はああ?なーに寝ぼけたこといってんのよ、アンタは?
そんなことしたら、また私たちの手柄が奪われて終わりじゃないの!!!

……これから先、あの子の能力開発のカリキュラムは、全部私たちが考えるのよ!!!!」


研究員A「ええ!!??……わ、私たちが………!?」


研究員B「そう!!今後は上層部を通さずに、私たち2人であの子の能力開発を
するのよ!!!
それで結果をだせば、今度こそ上層部の連中は
私たちを認めざるをえなくなるはず……!!」


研究員A「た、確かに……!!!い、いや、けど、
そんな独断で美琴ちゃんを能力開発したりして本当に大丈夫なんですか!??」
431 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 23:38:00.86 ID:RD9Z6Xk0
研究員B「はん!なに言ってんのよアンタは!!
こっちは美琴ちゃんを3年も見続けてきたのよ!!?
バンクにのっていないような、上層部の知らないあの子の能力データだって
私たちが持っているし…

…上層部よりもよっぽど、私たちのほうが美琴ちゃんを
能力開発するのに適しているに決まっているじゃない!!!」


研究員A「確かにそうですね……!!そうですよねっ!!!!」


研究員B「ええ!!…………ふふふ……上層部の連中……見ておきなさいよ……!!!!

近い将来うちの美琴ちゃんが、あいつらの作品………『未元物質』、『一方通行』
を追い抜いてやるんだから……!!!

……いや、違う……美琴ちゃんなら………!!!!そのさらに上も目指せるかも……!!」


研究員A「そ、その上って……ま、まさか……!!!!」
432 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 23:39:39.11 ID:RD9Z6Xk0
研究員B「ええ……!!学園都市が能力者に臨む最終形態……!!!
『神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの』……レベル6にさあ!!!

美琴ちゃんなら、到達できるかもしれないわ………!!!」


研究員A「れ、レベル6………ゆ、夢みたいな話だけど……!!!
も、もしホントにそんなことになれば………」


研究員B「ふふふ……もう、出世するだとか、そういうレベルじゃなくなるでしょうね、
私たち……!!…
…さあ、そうときまれば、さっそく能力開発のカリキュラムを計画するわよ!!」


研究員A「は、はい!!!」


………………
433 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 23:40:23.39 ID:RD9Z6Xk0
今日はここまでです。また暇なときに書いていきます。
434 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/22(土) 23:48:49.64 ID:VIdPCyA0
今日の内容はとりわけ良かった乙
435 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 23:50:17.15 ID:lClfAAAO
類い希な良SS
当時の様子が容易に思い浮かぶ
超乙
436 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 23:52:42.30 ID:6xc4ZQAO

暗部やら序列の変動やら色々気になる所で終わりかよ
続きに期待だわ
437 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/22(土) 23:59:54.38 ID:RD9Z6Xk0
すいません……今さらの上に大したことじゃないんですが…
>>408の頭に下記の文章を入ってると思って読んでください…


ところが……次の日…

とある研究所
438 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/05/23(日) 00:03:43.19 ID:pY.U6SA0
乙!この>>1はギャグだろうとシリアスだろうと面白いから困る

なんかもう『電話の向こう』が第6位って言ったのもAとBをこうやって舞い上がらせる為だったような気さえしてきちまうな……
439 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 00:06:06.15 ID:zmvHHO.o
これは続きが気になりすぎて困る
440 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/23(日) 01:08:07.48 ID:fMcXR960
第6位で最下位ってことは、御坂より後にレベル5になったやつがいるって設定なのか
441 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 01:11:26.93 ID:HCcO7o2o
削板さんじゃないの?
442 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/23(日) 01:12:10.97 ID:gm22SsAO
削板のことじゃね?意味不明だから取り敢えず7位に置いとこうって感じで
443 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 01:45:40.20 ID:WdOFmYAO
根性はどこぞの片田舎でいきなり見付かったイメージがあんな
444 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 02:17:38.36 ID:ECEQ1iI0
きっと田舎ヤンキー相手に拳?で語り合ってたんだろうな
445 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 08:21:56.53 ID:PqJ0d5Yo
夕日に向かって走ってたら学園都市に着いたんだろ
446 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/23(日) 10:43:26.45 ID:s80ABPg0
これは早く続きがみたい
447 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 11:33:21.91 ID:4KTow/w0


…………


それから数日後……

とある研究所


美琴「こ、これが新しいカリキュラム表……??」


研究員B「ええ、美琴ちゃんがレベル5になったことで、以前よりもさらに厳しいものに
なっているけど……美琴ちゃんならやれるわよねぇ?」
448 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 11:37:23.20 ID:4KTow/w0
美琴「(いや……それにしたって……これは明らかにオーバーワークすぎる……
一日のトレーニングで、こんなに薬物や電極を使って脳を刺激して、
大丈夫なものかしら……??

今までのカリキュラムと比べて……なにか……おかしい気が……)」


美琴「お、おねえちゃん、これって……」


研究員A「う、うん……ちょっと厳しいかも……しれないけど…
…美琴ちゃんなら……大丈夫、だよね……?」


美琴「え……あ、う、うん……まあ、おえねちゃんがそういうのなら……」


研究員B「……よしっ!!じゃあ、そうと決まればさっそく
今日のカリキュラムを開始しましょう!!

それじゃあまずは………」

………………
449 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 11:40:48.69 ID:4KTow/w0
…………

研究員B「ほら、大丈夫だったでしょう?美琴ちゃん、今日ちゃんと文句ひとついわず
あのカリキュラムをこなしたじゃない!!
しかしまあ、あれをこなせるなんて……さっすが美琴ちゃんだわ!!!」


研究員A「け、けど、なんか……美琴ちゃん、ちょっとあやしんでいた
ような気がするんですけど……」


研究員B「それなら問題ないわ。あの子は私のことはともかく、アンタのことは
信頼してるみたいだし。

アンタがあの子に言って聞かせれば、逆らったりしないんだから、絶対に」


研究員A「ええ………そ、それはそうかもしれないですけど……けど……」


研究員B「とにかく!!当面はあのカリキュラムで頑張るわよ!!私たちの将来が
かかっているんだから!!!もたもたしてられないわよ!!!」

……………
450 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 11:45:13.36 ID:4KTow/w0
……………

それからさらに数日後


放課後の下校中……


美琴「………はあ、今日も研究所に行かないと……」


美琴「(けど、なんだかなあ…最近……あの2人おかしい気がするのよね…
…能力開発もカリキュラムもなんか変だし……どうしちゃったのかしら……)」


美琴「(けど、大丈夫だよね……おねえちゃんが言うんだもん…
…いままでだっておねえちゃんの言うことを聞いてきてレベル5になれたわけだし…

…これからだって…)……ん?」


美琴「あれは……!!??」
451 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 11:53:46.58 ID:4KTow/w0


…………



スキルアウト1「……だからよぉ、てめえらの学校にいるレベル5がいるだろうがぁ…
…ソイツが今どこにいるのか…とっとと吐けっていってるんだよぉ!!!

てめえらがそのレベル5と同じクラスってのは、こっちは分かってるんだからなあ!!」


女生徒A「し、知らない…知らないんです……!!
み、御坂ちゃんはいつも、放課後、先に帰るから……!!」


女生徒B「あ!!けど、そ、そういえば……!!
御坂ちゃんはいっつも、能力開発の為に研究所に通っていたような気が……!!」


スキルアウト1「ははあ……研究所にねえ…
…自分の為に研究所があるなんて、流石はレベル5ってとこか…
けっ!!ますます頭にくるガキだぜ!!」
452 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 11:58:14.67 ID:4KTow/w0
女生徒C「……け、けど、なんで美琴ちゃんのことを探してるんですか……!?」


スキルアウト2「はあ?何言ってんだでめえ…
…その御坂ってのをぶっ[ピーーー]ために探してるにきまってるだろうがよぉ!!……

レベル5だからって、俺達の縄張りででかい面されちゃたまんねえからな……!!」


スキルアウト3「それで?そのレベル5が通ってる研究所ってのはどこにあるんだ?」


女生徒A「さ、さあ……そこまでは……」


スキルアウト2「そうか……これ以上知らねえなら仕方ねえな…
…それじゃ、テメエらには見せしめに、ここでおねんねしてもらうとするかねぇ…」

スキルアウト3「そーだな…
…この界隈ででかい面すると、お友達にまで迷惑かけちまうことになるってことをよぉ……その御坂ってのに教えてやらねえといけねえしな……!!!」


女生徒A「ひいい!!!そ、そんな……!!」


453 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 12:02:00.33 ID:4KTow/w0
美琴「ちょっとアンタ達!!なにやってんのよ!!!!」


スキルアウト1「はあ?なんだテメエは??こいつらの友達かぁ?」


スキルアウト2「けっ!!正義のヒーロー気取りかよお譲ちゃん!…
…けど残念だったな……これでテメエもぶち殺し確定だぜ」


スキルアウト3「お、おいちょっと待て……この女……確か……!!!」


美琴「私のことが気に入らないんだったら、私に直接挑んできなさいよ!!!
私の友達に、手を出してんじゃない!!!!!」

スキルアウト1「な、なんだと!?ま、まさかお前が……!!!」

バリバリバリバリバリィィィィ!!!!!!!!!!!


スキルアウト「ぐああああああああーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

…………


美琴「はあ……はあ…」
454 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 12:07:07.53 ID:4KTow/w0
女生徒「……………」


美琴「……み、皆大丈夫だった?怪我とかしてな」


女生徒A「ち、近づかないでっ!!!」


美琴「…………え?」


女生徒B「私たちが危険な目にあったのって、全部御坂ちゃんのせいじゃない!!!
御坂ちゃんといると……命がいくつあっても足らないわ!!!」


女生徒C「そ、そうだよ!!わ、私たち何も悪いことしてないのに…
…み、御坂ちゃんと同じクラスってだけでこんな目にあって!!!」


美琴「み、みんな………」
455 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sagesaga]:2010/05/23(日) 12:07:58.68 ID:5NPA2Ro0
sagaで殺すでも書けるよ
456 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 12:10:25.63 ID:4KTow/w0
女生徒A「や、やっぱり御坂ちゃんは、変わったわ!!
だ、だって今や、私たちとは住む世界が全然違うもの!!!

学園都市に6人しかいないレベル5のくせして……!!
今も変わらずこんなヘンピなとこにある学校にかよってるなんておかしいんだよ!!!」


美琴「そ、そんな………み、んな……私は……」


女生徒B「とにかく!!これ以上私たちにかかわらないで!!…
…行きましょう、みんな!!」


女生徒C「ええ!!」


美琴「…………………」


美琴「(……違う、変わったのは私じゃない……

…本当に変わったのは…私じゃなくて……)」

457 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/23(日) 12:12:33.48 ID:mE/MplY0
もう来てたのか しえ
458 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 12:43:01.49 ID:4KTow/w0
………

数日後

美琴が通う学校の教室

女生徒A「されでさあー…」


女生徒B「ええ、ほんと!?そうなんだあ」


女生徒C「あははは、それでそれで?どーなったの??」

…………

美琴「………………」


美琴「(なんで……なんでこんなことになったのかしら……

私はただ……自分の目の前にあったハードルを飛び越えてきただけ……
それだけだった………)」


美琴「(それだけのはずだったのに…)」


美咲「美琴ちゃん」


美琴「み、美咲ちゃん……」
459 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 12:45:42.21 ID:4KTow/w0
美咲「美琴ちゃん……元気出してよ…
…きっと、みんな美琴ちゃんがレベル5になったことで

一時的にとまどってるだけなんだよ…
…しばらくしたら、きっと元にもどるから…きっと」

美琴「み、美咲ちゃん……けど、わたし……」


美咲「私は味方だから、美琴ちゃん」


美琴「……え?」


美咲「……私はずっとかわらず、美琴ちゃんの味方だから…
ね、だから美琴ちゃん、そんな悲しい顔しないでよ」


美琴「う、うん……美咲ちゃん……ありがとう」


……………
460 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 13:08:10.90 ID:4KTow/w0
しかし……それから一週間後

朝……美琴が通う学校の教室


美琴「……………」


美琴「(……美咲ちゃん……今日は学校来るのおそいなあ…
…いつもはもっと早くに登校してきてるはずなのに……)


ガラッ(教室のドアが開く音)


女生徒A「み、み御坂ちゃん!!ど、どうしよう!!み…
…美咲が!!!美咲が大変なことに……!!!」


美琴「………え?ど、どういうこと……!!??」
461 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 13:18:26.78 ID:4KTow/w0
女生徒B「美咲が……!!今朝、一緒に登校してたら…
…こないだの怖い男の人たちに無理やり連れて行かれちゃったのよ!!!」


美琴「な、なんですって!!!」


女生徒C「か、返してほしくば、
第○学区のはずれにある廃ビルに御坂ちゃん一人で来い……って!!

ど、どうするのよ御坂ちゃん!!!全部、御坂ちゃんのせいなんだからねっ!!!!
美咲になにかあったら、絶対に許さないんだからあ!!!」


美琴「美咲ちゃん………!!!く、くそ、あいつら………!!!!」

462 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 15:19:03.12 ID:IR8KJ4w0
>>427
利益もあるが、学園都市の順位は単純に学力だからな
一方さん、帝督に続く人間スパコンが美琴
まあ、博士曰く、その人間スパコンも自由に作れるらしいんだけど
今月のガンガン版禁書の辺りでも伏線あったし
463 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 15:58:57.79 ID:WdOFmYAO
どいつもこいつも死亡フラグ立てまくり過ぎるよ
美琴可哀想
464 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 18:16:50.12 ID:CMnkiuA0

……………


第○学区のはずれにある廃ビル


スキルアウト1「…どうだ、あのクソガキはこっちに向かってるか…?」


スキルアウト2「さあな……だが、必ず来るはずだぜ…
さらってきたガキは御坂ってのと一番仲がいいらしいからな」


スキルアウト3「ああ、だが、アイツがきたら最後……!!
ここには100人近いスキルアウトが終結してるんだ……!!
レベル5だろうがなんだろうが、これだけの
人数を相手にして無事でいられるわけねえからな」


スキルアウト1「ああ……早くきやがれレベル5……!!こないだの雪辱をはらしてやる!!

……おい新入りぃ!!てめえらは、ちゃんとさらってきたガキが
逃げねえように見張ってろよ!!逃がしたら承知しねえからな!!!」


浜面「は、はい!!!」


半蔵「わ、わかりましたぁ!!」
465 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 18:18:08.16 ID:CMnkiuA0
…………

美咲「ひっく……ひっく……怖い……怖いよお……」


浜面「お、おいおい泣くなよ……ほ、本当に危害加えたりはしねーからよぉ、な?」


半蔵「そ、そうそう!!少なくとも俺たちはそんなことしねーから!なっ??」


美咲「ひっく…ひっく…」


浜面「……………」


浜面「………おい、半蔵……」


半蔵「あん?どうした浜面……」
466 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 18:21:58.02 ID:CMnkiuA0
浜面「……なんか、かっこ悪くねえか、俺達……
たかだか小学生の女の子を倒すために、100人近くも集結したりしてよ……」


半蔵「ああ……確かにな……おまけにその子を呼び寄せるために、
こんな小さな子をさらっちまったりして……なさけねえったらありゃしねえ…」


浜面「…まあ、俺達下っ端が何言っても聞き入れてくれないんだろうがな……」


半蔵「……もう、やめちまうかこんなトコ……
実は、別の学区でも100人近いスキルアウトを束ねてる駒場利徳っていう男
がいるらしいんだが……いっそ、そっちの方に」

ドゴオオオオオオオオオン……!!!


浜面「な、なんだ、なんの音だよ!!???」


半蔵「……ま、まさか……!!」


スキルアウト「き、きた!!あのガキだ!!レベル5が来やがったぞォォ!!!」

467 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 18:33:11.74 ID:CMnkiuA0
スキルアウト1「……ははあ、やっとお出ましか、待ちくたびれたぜ化け物……」


美咲「み、美琴ちゃん………」


パリッ…パリッ…


美琴「はあ、はあ……許さない……あんた達だけは……!!」


スキルアウト2「おうおう、大した威勢だな、お譲ちゃん。
だが、入口にいた見張り番を倒したくらいでいい気になってもらっちゃ困るぜ?

……なんせ、ここには、100人近い人数がいるってのによぉ……」


スキルアウト達「へへへ……」

ぞろぞろ……


浜面「(お、おいおい……!!れ、レベル5ってのは、あのガキのことかよ…
…あ、あんなのを100人がかりで倒そうっていうのかよ!!)」


半蔵「(ああ……く、くるってやがる……!!!
そ、その辺にいそうな女の子じゃねーかよ!!)」
468 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 18:41:44.86 ID:CMnkiuA0
スキルアウト1「へへ……いくぜ能力者!!
俺達スキルアウトをなめると……どうなるか教えてやるぜ!!
……やっちまえお前達!!」


スキルアウト達「おお!!」


浜面「(おい、半蔵!!もう、この人質の子つれて逃げちまおうぜ!!
こいつら、いくらなんでも腐ってやがる!!)」


半蔵「(ああ!!だ、だが、あのレベル5の子はどーすんだ!?
いくらレベル5っても、俺達が助けてやんないと、あの子だって……!!)」


浜面「(け、けど、俺達にそこまでの余裕は……)」


美琴「どぉりゃあああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」


半蔵・浜面「へ?」

バリバリバリバリバリバリバリバリィぃィィィィィィ!!!!!!!!!


スキルアウト達「ぎゃあああああああああーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
どさどさどさぁっ!!!
469 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 18:44:56.01 ID:CMnkiuA0
半蔵「……な、なに……!?……おいおいウソだろ……!!」


浜面「……お、おい……どーなってんだよ…
…今、一気に10人以上が吹っ飛ばされなかったか……?」


スキルアウト1「……な……れ、レベル5……こ、これほどとは………!!!」


ぱりっ……ぱりっ……


美琴「はあ……はあ……許さない……絶対に…
…一人残らずぶっ潰してやるんだから……!!!」

ぱりっ……ぱりっ……


スキルアウト1「て、てめえら、ひるんでんじゃねえ!!!
行け!!とっととあのガキをぶっ殺せ!!!」


スキルアウト達「どおりゃあああーーーーー!!!!!!」

バリバリバリバリバリバリバリバリィぃィィィィィィ!!!!!!!!!


スキルアウト達「ぎゃあああああああああーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

ドサドサドサァ!!!


半蔵・浜面「……………!!!」
470 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 18:48:15.16 ID:CMnkiuA0
半蔵「…お、おい浜面、前言撤回!!あんなガキほっぽって逃げるぞ!!
このままじゃ、どっちかつーと俺達の命が危ない!!!」


浜面「どっちかっつーと、っていうか、間違いなく俺達の方があぶねーよ!!!
に、逃げようぜ、とっとと……!!!はやく!!!」


美琴「あああああああああああああああああーーーーーー!!!!!!!!!!!」


浜面・半蔵「へ?」


バリバリバリバリバリぃィィィ!!!!!!!


浜面・半蔵「ふぎゃあああああーーーーーーーーー!!!!」
ドサドサァ!



………………


471 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 19:02:08.19 ID:CMnkiuA0
そして……

スキルアウト1「………そ、そんな……ば…かな…」
どさぁ!

………


美琴「はあ…はあ…はあ…こいつで……最後か……」


美咲「ひっく……ひっく……」


美琴「………美咲ちゃん……」
472 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 19:04:04.55 ID:CMnkiuA0
美琴「……美咲ちゃん、だ、大丈夫?……どこか、怪我とかしてな」


美咲「どうして……!!」


美琴「………え?」


美咲「どうしてこんな目に…ひっく…ひっく…私は……私は……

…私は…何も悪くないのに……!!」


美琴「………………美咲ちゃん…」
473 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 19:07:22.29 ID:CMnkiuA0
美琴「美咲ちゃん…………ごめんね、私のせいでこんな怖い目にあわせて」


美咲「……ううん、違うの……美琴ちゃんが悪いわけじゃない
…ひっく…ひっく…それは分かってる……分かっているんだけど……!!!」


美琴「……………」


美咲「美琴ちゃん、ごめん…美琴ちゃんが悪いわけじゃないって…
頭の中では分かっているんだけど…

…それでも……わたし、もう、美琴ちゃんのこと……!!!」


美琴「ううん、いいの美咲ちゃん……今まで無理させて、ごめん……


それから………いままで友達でいてくれて、ありがとう、美咲ちゃん」



……………
474 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 19:15:49.10 ID:WdOFmYAO
美琴…
475 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 19:27:42.88 ID:zmvHHO.o
レベル5って皆こんな感じに孤独になっていくんだな
ていとくんとかは「テメーの弱さを人のせいにしてんじゃねえよ」って昔っから言ってそうだけど
476 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/23(日) 19:59:29.06 ID:fPtjRl60
ここの作者は基本ハッピーエンドだから、期待してる
477 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/23(日) 21:47:51.30 ID:gm22SsAO
期待
478 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 22:47:31.83 ID:yBjZX8g0
……………

とある研究所


研究員B「能力値が落ちてきてる!??」


研究員A「え、ええ……ここ数日のデータを見る限りでは……
能力値が上昇するどころか……ずっと下降気味で……」


研究員B「くそっ!!なんで、なんでよ!!!毎日、
あれだけのカリキュラムをやらせているのにっ!!!どうなってんのよっ、
あのクソガキッ!!!」


研究員A「さ、さあ、理由はよく分かりませんけど……!!
このままじゃあ、上を目指すどころか、順位の降格もありうるかも………」

479 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 22:48:48.39 ID:yBjZX8g0
研究員B「くそっ!!こ、こうなったら、カリキュラムをもっと
ハードなものに変更して……!」


研究員A「け、けど……今のカリキュラムでさえオーバーワーク気味なのに……
これ以上のことをやらせたら、今度は美琴ちゃんの体がもたないかも……!!!」


研究員B「はああ!!んなもんレベル5なんだから、それぐらい大丈夫でしょうがぁ!!
そんなこと言って、私たちの昇進の道が閉ざされたらどうすんのよ!!!」


研究員A「た、確かにそれはそうですけど………!!」

480 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 22:54:06.03 ID:yBjZX8g0
研究員B「とにかく、あの子は能力を吐きだせる程度に生かしとけば問題ないんだからっ!!あの子自体がレベル6にさえ到達すれば、
あの子の精神がどーなろうが知ったこっちゃないんだから、大丈夫よ!!」


研究員A「そ、それはいくらなんでも言いすぎなんじゃ………!!」


研究員B「ああ!アンタまだよくわかってないみたいね!!
前にも言ったでしょう、あの子は私たちにとって研究対象でしかないって、

余計な情は邪魔になるだけってさあ!!
あの子は私たちが出世するためのモルモットにすぎないんだからっ!!!!

………それとも、何?
アンタこのまま一生、こんな研究所にいるつもりなの!!??」


研究員A「そ、それは…」

ガタッ


研究員A「だ、誰!?」


美琴「………………」


研究員A「み…………美琴ちゃん……い、いつからそこに……!!!」


研究員B「あ、あら美琴ちゃん……きょ、今日は早いのね…
…あ、あのね…い、今の話は……」


美琴「」プツンッ

481 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 22:59:03.50 ID:WdOFmYAO
もう完璧にもう一つの
美琴の未来に分岐しとる
482 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 22:59:40.66 ID:yBjZX8g0
なんか嫌なところですが、今日はここまでにしときます。
また暇なときに書きます。
483 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 23:04:41.03 ID:YZbrCsDO

最初のssと結構関係ある話しだな
484 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 23:06:40.54 ID:zmvHHO.o
>>483
そういわれればそうだな
続きwktk
485 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/23(日) 23:08:33.59 ID:tdYUi560
御坂にこんな過去があったかと思うと胸があつくなるな
486 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 23:29:30.76 ID:vYiAUiEo
乙!

能力値が落ちた原因を探らず分からない奴らが昇進できるはずもなく・・・
487 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/23(日) 23:31:37.73 ID:eGk4GUc0
最初の話の御坂にこういう過去があったかと思うと、あんなに雑誌にのるのを嫌がってた気持ちがわかる気がする
488 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/24(月) 18:37:53.71 ID:.4r6IMAO
エヴァ思い出した
489 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/24(月) 23:13:50.68 ID:9PA4oPs0
古参の5位が今の6位ってことか
490 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/25(火) 23:26:49.52 ID:pU536.Q0
………………

ガッシャアアアアアーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!

美琴「う、ああああああああああーーーーーーーーー!!!!!!!!」

ドシャアアアアーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!

ガッシャアアアアアーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!


研究員B「も、もももう、や、やめて美琴ちゃんっっ!!!
こ、これいじょう研究所を破壊するのは…………!!!!!
で、データが!!上層部も知らない美琴ちゃんのデータがああ!!!」


美琴「はあ……はあ……はあ……」


研究員A「み、美琴ちゃん………」
491 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 23:29:58.91 ID:pU536.Q0
美琴「………し、信じてたのに……二人のこと………!!そ、それなのに……
それなのに………!!
二人は……わ、私をただの研究対象として、利用してただけだったのね

……ずっと、ずっと、ずっと………!!」


研究員A「み、美琴ちゃん……そ、それは違……!!」


研究員B「……そうよ、そのとおりよ美琴ちゃん。
私たちはあなたを利用しようとしてた…
特に、レベル5にまで到達したあなたを…
自分たちの功績のため、地位のため、名声のために!!

……けど、それがなんだっての?そんなのあなたも一緒じゃない!!!」


美琴「なんですって……!?」


研究員B「あなただって、今まで、私たちを利用し続けていたじゃない!?自分が
レベル5の地位を、称号を、名声を得るために、
私たちを、この研究所をさあ、利用し続けてきたんじゃないの!!」


美琴「な、私は違う!!私は利用だなんて、そんなつもりじゃ……!!!」
492 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 23:32:36.99 ID:D7RuBwAO
小学生に何てこと言うんだこのゲスは
493 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 23:33:01.24 ID:pU536.Q0
研究員B「けど、それはいいのよ美琴ちゃん…
…所詮、研究者と能力者の関係ってのはそんなモンよ…

……美琴ちゃんはこの研究所で能力開発をしてもらう、
私たちは美琴ちゃんをネタに昇進に糸口を得る…

…それでいいじゃない?これからもギブアンドテイクで行きましょうよ?」


美琴「………私は、違う………この研究所を…
…2人をそんなふうに見たことなんてない………!!!

…私は……この3年間……2人のこと、本当の家族のように……!!!!」


研究員A「美琴ちゃん………」


研究員B「はん……!!なにを言ってんのよ美琴ちゃん!!!
アンタはレベル5………今や学園都市の3番目の化け物なのよ!!?
それを家族だのなんだの甘ったれたことを……!!

おなじレベル5の連中を見てみなさいよ!!
『一方通行』が、『未元物質』が、『原子崩し』が!!!
能力開発をする研究者にそんな馬鹿みたいな感情抱くと思うっ!!?

そんなんじゃ、この学園都市の頂点、
レベル5の地位に立ち続けることはできないわよ、美琴ちゃんっ!!!」
494 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 23:37:59.69 ID:knSVjpMo
Bは想像通りのクズだったかww
495 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 23:39:43.58 ID:pU536.Q0
美琴「私は……そこまでして…このレベル5の地位に立っていたいとは思わない!!!
こんな地位いらないわよっ!!!」


研究員B「な……なんてことを言うのよアンタは!!!
それほどの力を手に入れておきながら……はんっ!!やっぱり所詮はガキね!
他のレベル5と比べてまだまだ未熟だわ!!

……あのねえ、美琴ちゃん!?アンタ、本気で言ってるの!?
自分自身、本気でいらないって思ってるって、言いきれるかしら!??」


美琴「なんですって……!!!」


研究員B「だって、この3年間…
…いや、アンタがレベル1のころから考えたらもっとかしら!?

……人生の大半をかけて頑張って頑張って頑張って手に入れたレベル5の地位を……!!
いらないだなんて、本気で思ってるのかしらっ!??

……あはは!!思ってるわけないわよねっっ!!!」
496 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 23:43:29.79 ID:pU536.Q0
研究員B「……いい、美琴ちゃん!!もしアンタがレベル5の称号を持ち続けたいのなら、
ここの研究所は必須よ!?ここで受けるカリキュラムが、なくなったら、美琴ちゃん
……アンタは絶対にレベル5を維持できないわ!!!

……だから、分かるわよね?これ以上、研究所を破壊するのは………」

パリッ……パリッ……


美琴「……だから、何度も言わせないでよ……」


研究員A「み、美琴ちゃん……!?」


研究員B「ちょ……な、ま、まさか……!!!」


美琴「友達をなくして……信じてた人にも裏切られて……
こんなにも周りの人間が変わってしまうっていうのなら、レベル5なんて!!!!

そんなつまんない称号!!!

こっちから捨ててやるって、いってんのよおおおおお!!!!!!!!!!!」


バリバリバリバリバリバリバリィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!

497 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 23:45:28.98 ID:pU536.Q0
パリッ……パリッ……

研究員A「そ……そんな…………め、メインコンピュータが……完全に…沈黙した……」


研究員B「………で、データが…………3年間………とってきた………
美琴ちゃん……のデータが……全部………消えてなくなった………

あ………ははは……」


研究員B「……は、ははは……終わりよ……もう、終わりだわ…
…私の、研究者としての夢は………人生は……は、ははは…………」


美琴「………………」


(無言で研究所をさる美琴)


研究員A「……!!み、美琴ちゃん、ま、待って!!!」


…………
498 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 23:49:33.80 ID:pU536.Q0
…………

研究員A「ま、待って美琴ちゃん!!わ、私たち、あなたにひどいことを……
け、けど、私……私は……美琴ちゃんを………!!」


美琴「………おねえちゃん………」


研究員A「あ、あなたを利用するつもりなんて……私は……私は……そんなつもりじゃ……」


美琴「………ごめん……おねえちゃん、ごめん………

もう………全然、信じられない、おねえちゃんのことも………」


研究員A「な、美琴ちゃん、何を……!?」


美琴「おねえちゃんも、変った……私がレベル5になった……この短い期間で…

…他の皆と同じように」


研究員A「そ、そんな…み、美琴ちゃ……」


美琴「………さよなら、おねえちゃん」


……………

研究員A「美琴ちゃん…………



…………私は…」
499 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 23:52:31.18 ID:pU536.Q0
学園都市郊外

ポツポツ……

ザアアァーー……

通行人A「……あ、降り出してきたぞ」


通行人B「ああ、そういや予報で言ってたな、この時間帯から雨が降りだすって」


通行人C「まあ、この都市の天気予報は正確だからなー……」


…………………


ザァーーーー………

郊外をずぶ濡れのまま歩く美琴


美琴「……………」
500 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 23:53:02.96 ID:D7RuBwAO
切ねぇ、ただただ切ねぇ
501 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 23:56:09.63 ID:pU536.Q0
…………

美琴「(レベル5に到達したとたん……友達も……信じてた人も失ってしまった……)」


美琴「(レベル5なんかになったばっかりに…
…最後のハードルを飛び越えたばっかりに……特別な人間になったばっかりに)」


美琴「(今までずっとずっと必死で頑張ってきた……その結果がこれだなんて…

…今まで、何であんなに必死に頑張ったんだろう…何のために…

…こんなことになるなら……私……)」


?「おーい、そこの小学生」


美琴「……?」
502 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/25(火) 23:57:56.60 ID:pU536.Q0
美琴「……なによ、誰よアンタ、なにか用?」


上条「いや……、用っていうかその、傘もささねえで歩いてるから
声かけただけなんだけど……

…ほら、そんなずぶ濡れじゃ風邪引くだろ?傘がないんだったら俺のを……」


美琴「はあ……うるさいわね、ほっといてよ……」


上条「いや、別にそんな遠慮しなくていいからさ……ほら」


美琴「ほっといて、っていってるでしょうが!!??」
503 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:01:39.12 ID:jsyqtfAo
おお。上条さんだ
504 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:02:17.08 ID:8q.aPnc0
上条「んな……!!なんだよ!!人がせっかく心配してやってんのに…
…生意気なガキだな!!」


美琴「が、ガキですってぇ!!!じ、自分だってたかだか中学生のくせにっ!!
だいたいアンタ、私が誰だか分かっていってんの!!?」


上条「誰って……!!誰だよお前はよ!!
どこからどーみても普通の小学生じゃねえかよ!!」


美琴「……………!!ふ、普通の小学生なんかじゃじゃないわよ!!
っていうか、普通に戻れるもんなら戻りたいわよ!!!
なんか変に頑張りすぎて、そうじゃなくなったから困ってんでしょうが!??」


上条「………は、はああ??な、なんだよそれ、もう全っ然わけわかんねえ!!!」

505 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:06:04.53 ID:8q.aPnc0
美琴「う、うるっさいわねえ!!!アンタなんかに
私の気持ちなんかわかりゃしないんだからっ!!!

私がこの短い期間のうちに、どんなつらい目にあったのか!!」


上条「し、知らねーよ、んなこと言われても…ってあれ……?
お、おいお前……もしかして泣いて…」


美琴「……な、泣いてなんかないわよ!!!この馬鹿!!!馬鹿あ!!!!」


上条「(な、何なんだ一体……な、なんかめんどくさいヤツに
話しかけちゃったなあ……)」

506 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:09:20.31 ID:8q.aPnc0
美琴「…わ、私はねえ……今まで目の前に立ちふさがるハードルを頑張って頑張って……
それはもう必死の思いで飛び越えてきたの!!

それで、最近…とうとう最後のハードルまで飛び越えて、頂点にたったと思った瞬間!!
一気にいろんなものを失っちゃったんだから!!」


上条「…………え、ちょ、一体なんの話を……」


美琴「私、知らなかった!!何年も何年も努力して頑張って、ハードルを飛び越えて!!
せっかくゴールまで到達したのに……!!!その結果、こんなことになるなんて!!」


上条「(………だめだ、わけがわからん……ハードルがどうとか……



……あ、もしかしてコイツ…陸上かなんかやってんのかな……)」
507 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:12:51.15 ID:8q.aPnc0
美琴「こんなことになるんだったからあんなに頑張らなきゃよかった!!
こんな辛い思いをするんだったら、最後のハードルを飛び越えなきゃよかった!!!
頂点になんか立たなきゃよかった!!!
だったら、普通の人間のままでいられたのにっっ!!!!

私が今までの人生、必死で頑張ってきたことなんて、苦しい思いをするだけで、
なんの意味もなかった!!意味なかったんだからあっ!!!」


上条「……お、おい……お、落ち着けって…
…お前の言ってることさあ……良く分かんないんだけど…

…そ、そんなに今までの自分の生き方を否定するような
言い方しなくてもいいんじゃないか……?」


美琴「な、な、なによ!!あんたなんかになにが分かんのよっ!?」
508 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:24:24.66 ID:8q.aPnc0
上条「い、いやだからさあ……お前がいままで陸上選手として必死で必死で努力して……
その結果、頂点に立つまでに……つまり、第一位を獲るまでに成長したことってさ…

…なんか俺はすごく誇れることだと思うんだけど…
…だって、それって、到底普通の人間にはできないことだろ、絶対」


美琴「…………………は?…

…り、陸上……??あ、あんた何わけわかんないこと言って……」


上条「……そりゃ、な、なんかお前の話聞いてると、一等賞をとったとたん、
なんか辛いことがあったみたいだけど…

…けど……それでも、お前が今までの人生で、必死で頑張って走りこんだり、とか?
…なんというか、…一等賞を獲るまでに努力してきてた過程っていうか、その…
…そういうのはさ、すっごいお前が生きてきた人生の中で価値が
あるような、気がするんだけど……いや、もらえる金メダルもすごいんだろうけどさ…」


美琴「………………いやいやいやいやいや、だ、だからああぁぁぁーー!!!!
アンタは何わけなかんないことぐちぐち言ってんのよ!!!!
ぜんっぜんアンタの言ってること的を得てないんだけどっ!!!

なに!?走りこんだり、とか!一等賞とか!??金メダルとかあ!!???
アンタは!!一体、何のこと言ってるわけ!???」


美琴「(……あれ?……けど、コイツの言ってること…



…全然的を得てないわけじゃないような………)」
509 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:27:23.95 ID:8q.aPnc0
上条「……え?ち、違うのか……?俺はてっきりお前が
陸上の試合かなんかで一等賞をとって……」


美琴「全然違うわよ、ばかあ!!!っていうか、私、陸上部でもなんでもないわよっっ!!!」


美琴「(……私……今、なんか……心が軽くなった?)」


上条「え……だ、だってお前、さっきハードルがどうとか……」


美琴「ンな……!!!!ば、ば、ばっかじゃないのアンタはあ!!!それは比喩よ比喩!!
そんなことも分かんないの!??ホントにハードル飛び越えてるわけじゃないわよ!!!」

ギャーーーギャーーーー……


美琴「(私、なんか今……

 

…少しだけ………報われたような気が…………)


510 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:38:07.02 ID:8q.aPnc0
美琴「…………」


上条「はあ……はあ……よーやく静かになったか…」


美琴「寒い…」


上条「へ?」


美琴「だ、だから寒いって言ったのよ!!さっきから雨にあたってんだからっ!!
さ、さっさとその傘借しなさいよ!!」


上条「って、ちょ……おい!!俺の傘をとんなよ!!
俺だって、それ1本しか持ってねえんだぞ!!!」


美琴「なによ!!傘、一本しか持ってないくせに、私に声かけてきたの!??
それじゃ、私に傘借したら、どうするつもりだったのよ!?」


上条「し、仕方ねーだろ!?最初、お前を見たときはなんかかわいそうだなって
思って……!!けど、話かけてこんな生意気な女だったとは」


美琴「あーーもう!!分かったわよ!!だったらもう、
アンタも一緒に入ればいいでしょ!!!」

511 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:39:21.79 ID:HYRl1Fco
数年前でもやりとりが変わってなくて安心した
512 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:44:43.20 ID:djQYIX6o
原作だと二人の初遭遇は一巻の一ヶ月前だけどね
513 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:48:24.69 ID:Xf.hFRAo
>>512
アニメでは常盤台の寮で記憶喪失後の上条さんに会ってたりするし
いいんじゃね。そういう設定ということで

それより的を得るが気になってしまう
上条さんなら使いそうだけど
514 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:50:35.36 ID:djQYIX6o
>>513
SS設定とかこまけぇことはいいんだよって感じで気にしてないです

的は射るもんだよな
515 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:54:30.74 ID:8q.aPnc0
…………

ザアァァーー……

(相合傘をしながら歩く上条と美琴)


美琴「…それでさあ、私も悪かったと思うのよね……だって、
私のせいでクラスの友達を危険な目にあわせちゃったんだしさあ」


上条「……そーですね」


上条「(なんか……ホント、めんどくさいヤツにであっちまったな……
ああ……不幸だ……)」


美琴「けど、私だって、こんなに急に誰かにつけ狙われたりするなんて
思ってもみなかったんだもん……聞いてる?」


上条「……そーですね」


美琴「……紀元前221年、中国を統一した王朝といえば?」


上条「そーですね」


美琴「やっぱ聞いてないでしょうがああああ!!!!
テキトウに答えてんじゃないわよっ!!!!」


上条「どああ!!って、傘から追い出すなよ!!お、おれのなんだぞ!!
濡れちまうだろ……って………あ……」


美琴「え?」


上条「やんだみたいだぞ、雨」

…………
516 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:59:54.73 ID:8q.aPnc0
上条「よし、これでもう傘がなくても帰れるだろ……それじゃあな」


美琴「あ……ちょ、ちょっと」


上条「?なんだよ、まだなにかあんのかよ?」


美琴「………あ、ありがとう」


上条「あ、ああ、気にすんなよ、傘くらい」


美琴「い、いや……傘もだけど………」


上条「……?まあ、いいや、それじゃーな!これからも陸上がんばれよー

……(なんだ、素直な時は素直なんだな……)」


美琴「……だから、違うっていってるのに……」


美琴「……………」
517 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 01:32:48.29 ID:8q.aPnc0
……………


美琴「(レベル5なんて地位を得たばっかりに……いろんなものを失った……)」


美琴「(…だから、分かる
きっと、レベル5なんていう肩書き自体に、大した価値はない……
…いや、むしろそんなものあったって、この先、生きていく上で
邪魔なだけなのかもしれない)」


美琴「(けど、レベル5になって、失ったものばかりじゃあない…

…そう、私がここまで到達するためにたどってきた道のりは
…ハードルを飛び越えるために…必死になって頑張ってきた今までの時間、
それだけは、私の今までの人生の中で、価値があるものと言いきれるはずだから……)


美琴「(私はもっと、そこに誇りを持っていいのかもしれない…

そして、これからも……この先も……誰になんと思われようが…

…今までと同じようにハードルを飛び越え続けてやる…!!

だって、それが私の性分なんだから!!!)」
518 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 01:35:42.71 ID:8q.aPnc0
今日はここまでで。的は射るもんですよね。めちゃくちゃ恥ずかしいです……
できればそこは書き直したい…
519 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 01:41:05.09 ID:61nMAsAO
乙、まぁSSじゃ誤字脱字はご愛嬌だよ
520 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/26(水) 01:44:54.61 ID:ub38OmY0
ちなみに中国を統一したのは秦だけど
いや、それはわざとか
521 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 01:44:56.17 ID:HYRl1Fco
乙です
すごく・・・良かったです。
522 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 01:47:20.93 ID:ub38OmY0
用は、正解が宋じゃないから
聞いてないって判断したのか
523 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 01:47:20.95 ID:Xf.hFRAo
>>518


的を得るになんか意味があるのかと思って5分ほど考えてしまったんだよ
興奮してたとか、小学生なので間違えたとか
でも上条さんならともかく、美琴は小学生でも間違えないなあと思った

誤字脱字用語の使い間違いは脳内で変換できるから
それほど気にすることではないと思う
524 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 02:31:45.00 ID:eeGpc7go
「的を得る」でもおkとする説もあるよ。「正鵠(的の中央を指す言葉)を得る」って言葉もあるしね。

なんにせよ乙です。続き楽しみにしてる。
525 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 05:09:39.88 ID:/bEII.SO
乙ー

美琴が立ち直れたきっかけの中学生が誰だったのかを知った時の美琴の反応が楽しみすなぁニヤニヤ
526 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/26(水) 23:44:47.07 ID:9WyOSlko
乙ー


>>525
よう俺
527 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 00:44:08.31 ID:G9AHcKc0
むしろこのまま時が経ち、できは悪いけど優しい兄と素直じゃないけど構ってもらいたがりな妹的な関係になってもいいと思う
528 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/27(木) 01:09:52.87 ID:24AAMig0
個人的にこのスレの作者の話は好きだ
529 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/27(木) 22:09:15.02 ID:YhwOu/g0

……………
その日の夜……


とある研究所


研究員B「………メインコンピュータは破壊されて………すべてが終わった……
…私の………夢も……希望も………なにもかもが………」


研究員A「……………」


研究員B「…………くそっ!!くそっ!!!なんでこんなことにっ……!
あんなカスみてえな上層部と、モルモットのクソガキのおかげで……!!!
人生が台無しだわ!!!

あいつら……………絶対にゆるさない………ぶっ殺してやるわ、どいつもこいつも…………

復讐……してやるわ………!!!!!」


研究員A「ふ、復讐……??な………なにを言ってるんですか……!!?」

530 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 22:12:28.60 ID:YhwOu/g0
研究員B「ぶっ[ピーーー]、って言ったのよ!!!上層部の連中も!!
あのクソガキも全員さああ!!!

……そうだ、アンタも一緒に来なさいよ!!!
たしか研究所の倉庫に駆動鎧があったでしょ!!!
それを使って2人で不意をつけば………!!」


研究員A「も、もうやめてください!!復讐だなんて、何を馬鹿なことを………!!!」


?「……そのとおりだわ、復讐だなんて。馬鹿なことを言うのはやめなさいよ………
……っていうか、そんなこと絶対にできっこないわよ?」カツ…カツ…


研究員B「だ、誰よ、アンタ!!!!一体何者……」


?「だってアンタ、もうここで死ぬんだから」


研究員B「へ?」


ピッ
531 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 22:16:26.52 ID:YhwOu/g0
研究員B「う、ぎゃああああーーーーーーーーーーー!!!!!」

ぐしゃああああああああああああああああ!!!!!

研究員B「………………」ドサッ


研究員A「ひ、ひいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!」


麦野「全く……待ちに待った初任務がこんなのなんて……しけてるわねえ……!!」

カツカツ………


絹旗「……まあ、超仕方ありません。まだ私たちの実力が超信用されていない、
ってことでしょう……けど、これから超のしあがっていけば問題ないです、麦野」


麦野「それにしても、こんな下っ端の連中でもできるような
仕事を持ってきやがって……!!…
…ったく、上層部の糞どもが……『アイテム』をなんだとおもってんのよ…」


研究員A「……はあ……はあ……!!」
532 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 22:23:22.90 ID:hvufXcDO
超支援です
533 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 22:23:53.39 ID:YhwOu/g0
フレンダ「麦野――、こっちはダメみたい。なんか、その御坂ってののデータ、
持ち帰ろうにも、ぜんぜんこの研究所に残ってないみたいだよ」

滝壺「メインコンピュータが……電撃で完全に壊されてた……」


麦野「はあ?そりゃ情報と違うけど……、まあ、それならデータのほうはもういいわ、
上層部も、あれば欲しい、って程度の言い方だったし、

……DNAマップさえあれば、計画は十分に実行できるはずだ、
とかなんとか話してたし、もういいでしょ」


フレンダ「……計画??計画ってなんのことさ、麦野」


麦野「はあ?知らないわよそんなこと!
どーせ、その御坂ってのをダシになんかたくらんでんでしょ、上層部は!!」


フレンダ「(な、なんか、麦野、機嫌悪くない、絹旗……?)」


絹旗「(そりゃあ、そうでしょフレンダ。
初任務が自分を第3位から引きづりおろしたヤツの研究所の
『後始末』なんて、超屈辱的に決まってます)」


フレンダ「(……命令を無視し、新しい第3位に過剰な能力開発を強いた研究者の
『始末』と、そいつの研究所にあるデータの回収……なるほど、確かに屈辱的だわ…)」
534 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 22:25:06.06 ID:u2doQ2Uo
お、きたきた。麦のんお怒りか。
535 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 22:41:05.82 ID:YhwOu/g0
研究員A「はあ……はあ……な、何者なの……あ、あなたたちは……!!!!」


麦野「あらあら、そんなに怖がらなくてもいいじゃない…
…心配しなくても、あなたは
ターゲットとして、名前にのってなかったわよ?…

…良かったわねぇ、人についていくだけの下っ端中の下っ端研究員で」


研究員A「ま、ま、まさか……上層部からの命令で………!!!」


麦野「けど、なんていうか、研究者の中でもアンタみたいなタイプが、
一番したたかよねえ…
…自分は無理やり従わされただけ、みたいな感じでいられるからさあ?」


絹旗「確かに……能力開発の分野で、自分の手をよごさずに出世しようとする、
超典型的な研究者ですね」


研究員A「な、なにを言っているの……???」

536 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 22:49:32.85 ID:YhwOu/g0
麦野「なにって……?そのままの意味じゃない??
独断専行で第3位の能力開発を実行するという、汚れ役は自分の上司にまかせて、

自分は、ただ後ろをついていくふりをして、甘い汁を吸おうとしてた
あなたのことを言ったんだけど?」


絹旗「……仮に失敗しても、リスクはかからない……まさに今の状況ですね」



研究員A「な……なにを言ってるの、あなたたち!!わ、私はこの人とは違う!!!
私は何度も反対して……!!!」


麦野「ぎゃははははは!こいつは傑作だわ!!!
なに言ってやがんだよ、テメエはああ!!!
そうやって、いい子ちゃんのふりして
火の粉がふりかからねえようにしてただけだろうがよおお!!!!!」


絹旗「まったく……今後におよんで超あきれた女ですね…
…それじゃ、あなたは上司の独断専行を本気で止めようとしたと、
自分も便乗しようと思う気持ちが全くなかったと、超本気でいえるんですかね」


研究員A「そ………!!!それは……!!!!」
537 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 23:03:34.37 ID:YhwOu/g0
麦野「あーあ、ほんと、屑みたいな女ねえ?自分の気持ちをしたたかに隠しちゃって……
自分に正直だったという意味では、今殺した女の方が、まだマシよねえ」


絹旗「超そのとおりですね。基本的にそれがこの街の研究者のスタンダードな姿ですし……逆に、私たちもそういう研究者を利用してる感じですから、なんとも思いませんしね?

……むしろ、あなたみたいな研究者が一番、むかつきますかね」


研究員「そんな…そんな……違………私は……私は……!!!


美琴ちゃんのことを……」



538 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 23:20:19.41 ID:YhwOu/g0
麦野「はん!!上っ面だけの偽善者野郎が!……ほら、みんなもう行くわよ」


フレンダ「あれー、ほんとにそいつ殺さなくていいの、麦野」


麦野「ターゲットに入っていない余計なヤツを殺して、
上からギャーギャーいわれちゃたまんないしねえ………ま、いいでしょ。

どっちみちソイツはもう、研究者として終わってる」


絹旗「そうですね、もう一生、チャンスが回ってくることは超ないでしょうね」

539 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 23:27:56.26 ID:YhwOu/g0
フレンダ「ふーん………それにしても、
研究所もなくなっちゃって、その御坂って奴のブームもそろそろ終わりかしらねえ」


絹旗「最近、世間じゃもう、『原石』ってやつの話題に超移りそうな勢いらしいですよ」


フレンダ「あー、知ってる、そいつもレベル5入りするかもってうわさがあるよねえ、
またそのうち、順位の変動とかあるのかなあ?」


麦野「」ぴくっ
540 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 23:29:44.14 ID:XBKtIsAO
麦野の言葉、胸に突き刺さるな
541 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 23:31:34.85 ID:YhwOu/g0
絹旗「(し、フレンダ!また、とかいっちゃだめです!!またとか!!
麦野に聞こえたら超どうするんですか)」ひそひそ……


フレンダ「(ああ、そ、そーだったわ、結局さ、この手の話を麦野の前でしちゃだめだって、思えば思うほどついつい……やっぱ、気にしてるんだね)」ひそひそ……


滝壺「(最近ずっと……イライラしてる……)」ひそひそ…


絹旗「(やっぱり同じ組織の人間として、超傷ついてる麦野に超気を使ってやらないと…)」


麦野「全部聞こえてんのよっっ!アンタ達ぃぃ!!!!!」



……………………




研究員A「私は…………私は、一体………」



542 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 23:45:23.67 ID:YhwOu/g0
こうして………美琴の研究所は完全に閉鎖された。


この一件以来、美琴が、自分専用の研究所をもつことはなく、


学園都市上層部も美琴に深く干渉することはなかった…
543 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 23:48:24.13 ID:YhwOu/g0
…………


それから……


美琴がレベル5になって5か月後の冬……

美琴が通う学校

美琴「…………常盤台中学校?」




544 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 23:49:34.88 ID:YhwOu/g0
少ないですが今日はここまでです。また今度書きます。
545 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/27(木) 23:53:04.91 ID:u2doQ2Uo
乙でした。
麦のん仕方ないけど、荒れすぎww
546 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/27(木) 23:58:21.08 ID:Iet9Ddw0
最初らへんにでたアイテムの会話は複線だったか
547 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/28(金) 00:26:50.55 ID:AiNK4vc0
ここに来てアイテム登場は意外だった 乙
548 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/28(金) 00:59:38.15 ID:3pZdKj60


この話はだいぶ難産だね
毎回楽しみにしてますよ
549 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/28(金) 05:27:05.85 ID:0hCliS2o
地雷を踏むことに定評のあるフレンダ
550 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/28(金) 08:22:50.57 ID:gQAWR9Io
原作じゃ麦のんに殺されるしなー
アイテムSS見てるとそんなこと微塵も感じさせないから困る
551 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/28(金) 18:46:01.91 ID:ccIumkDO
むしろ地雷を仕掛けてるな
552 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/28(金) 19:03:29.72 ID:dAgP37Mo
こういうのがたまりにたまって15巻で切れちゃったんだろ
553 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 22:12:21.33 ID:UBK//iY0
どっちも切れちゃったからな
554 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 22:14:03.64 ID:HkzSF360
先生「……ああ、先生も教師のくせして、こういう話はうといんだがな。
お前の進学先に良い中学校はないかどうか、知り合いの先生に
相談してみたら、常盤台中学がいいんじゃないかって。

………お前も名前くらい聞いたことあるだろ?」


美琴「はい……学園都市でも5本の指に入る屈指の名門校で……

…あれ、けどあそこってお嬢様中学じゃなかったでしたっけ?
……私なんか入れるんですか??」


先生「ん……い、いやまあ、お前がお嬢様に見えるかどうかは置いといてだな……
常盤台中学は能力開発の分野でも非常に優秀な中学校らしいんだよ。
確か、レベル3以下の生徒は入学試験すら受けられないとかなんとか………」


美琴「………」
555 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/30(日) 22:21:25.81 ID:HkzSF360
先生「もし、お前がこれからも自分の能力を伸ばしていきたいと考えるんだったら、
常盤台中学に入るのがベストだと思うんだが…

……ほら、なんかお前、かよってた研究所も閉鎖しちゃったみたいなこと言ってたし」


美琴「………」


先生「あ、けど、別にそこを受けろって強要してるわけじゃないぞ?
…まあ…確かにそこの中学に進学すれば、
今のクラスのヤツらとも離れ離れになってしまうことになるだろうからな…

……最終的に決めるのはおまえだから…」


美琴「………」
556 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 22:27:44.84 ID:HkzSF360
美琴「………………私、受けてみます、その常盤台中学の入学試験」


先生「え?ほ、本当か御坂!!」


美琴「はい、私ぜんぜんお嬢様じゃないから、
受かるかどうか分かんないけど…できる限り頑張ってみます!」


先生「………そうか……!!………えっと、それだったら、試験をうける為の
願書を提出しなきゃな……それから、試験は2月末にあってだな…
…まあ、お前なら落ちる心配はないわけだが……」


美琴「………………」


……………


美琴「(……正直、中学なんてもうどこでもいいと思っていたけど……
…私がこれからも実力を伸ばしていくのには、常盤台中学に入学するのは、
いいのかもしれないわ……!)」


先生「(……御坂のヤツ、……なんか夏ごろよりは少し元気になったみたいだな…
前向きになった、っていうか…

…まあ、いまだにクラスの奴らとは和解できてないみたいだが)」

557 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 22:30:09.92 ID:HkzSF360
……………
その後

職員室

電話で誰かと話している美琴の先生


先生「……ええ、常盤台中学の入学試験を受けるみたいです。
アイツは名門だとかお嬢様だとか、そういうのに興味がないっていうか…
…そういうヤツだから、駄目かなって思ってたんですけど……
なんか、思ったよりやる気そうで…」


先生「けど、ありがとうございます、アイツの進路先について相談に乗ってくれて。
…いやあ、お恥ずかしながら、私は今までレベル2以上の子供を受け持った経験がなかったものですから
……どこの学校を進めたらいいか、ホントに悩んでいたんですよ……

小萌先生に相談してホントに良かったです」
558 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 22:35:09.03 ID:HkzSF360
小萌『いえいえ、礼には及ばないんですよー!常盤台中学は、とってもとっても
素晴らしい中学校だから、きっと御坂ちゃんも気にいってくれると思うのです!

それに、常盤台中学なら、先生が気にかけてる御坂ちゃんの悩みも
きっと解消されると思いますよー?』


先生「ええ、そうですね、ありがとうございます…
…はい、それじゃあ、失礼いたします……」ガチャン


先生「………………」


先生「(……学園都市で暮らす生徒にとって、能力レベルは本人にとって
常について回る重要なスターテスだ…。
そういった環境の中で、今や御坂は学園都市の頂点、レベル5…

周りに羨まれたり、恨まれたり、妬まれたり……
常に特別な目で見られる存在にまで成長してしまった)」


先生「アイツがいずれ学校で浮く存在になることは、予想できていた…
…大半が自分の能力レベルに劣等感を持っているこの学校の生徒とは、
あまりにも住む世界が違いすぎる…

…この学校の生徒と同じ中学校に進学したんじゃ、アイツが孤独になってしまう!!)


先生「(だが、多くの高能力者が集う名門の常盤台中学なら、
きっと、アイツにも対等な友達ができるはず…

…アイツは孤独にならないで済むはずなんだ……!!)」
559 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 22:36:36.54 ID:h02FMRko
先生…(´;ω;`)
560 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 22:56:24.99 ID:HkzSF360

……………

一方、とある高校の職員室

黄泉川「一体、誰と電話で話してたんじゃん、小萌先生?」


小萌「御坂ちゃんを受け持ってる小学校の先生と話してたんですよー。
実は最近、ずっと御坂ちゃんの進路で相談を受けていたのです。
ホント、生徒想いな優しい先生なのです」


黄泉川「御坂……?御坂って、あの御坂美琴か?
今年の夏くらいに話題になったあのレベル5の……」


小萌「その通りですよー、ちなみに御坂ちゃんは
常盤台中学に進学することを決めたみたいなのです」


黄泉川「へー、常盤台か……まあ、レベル5なら常盤台の試験でも余裕なんだろうけどな」

561 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 23:04:46.11 ID:HkzSF360
黄泉川「あ、そういえば常盤台中学っていえば」


小萌「…?どーしたんです、黄泉川先生?」


黄泉川「私、今年の試験の警備も兼ねて受け付け係に選ばれてるんだった。
もしかしたらそこで、噂の御坂美琴、見れるかもしれねーじゃん!?」


小萌「へー、そうなんですかー?
ちなみにクラスの先生によると、御坂ちゃんはレベル5なんてことを
鼻にかけていばったりしない、とっても正義感があるいい子らしいのですよー!!」


黄泉川「ふーん、まあ、前々から一目見たいと思ってたからな、

楽しみにしてるじゃん、御坂美琴」


……………
562 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 23:13:13.10 ID:HkzSF360
そして……二か月後

2月

美琴の教室(授業中)

先生「(えー、……で、あるからしてー)」


美咲「(………今日、美琴ちゃん、学校に来てないね)」ひそひそ


女生徒A「(うん……なんか、噂によると今日、常盤台中学の試験を
受けに行ってるらしいよ?)」


女生徒B「(え!?常盤台中学!?御坂ちゃんって常盤台中学を受験するの!??)」


女生徒C「(わ、私たちと同じ中学に進学しないんだ……やっぱりすごい…)」


美咲「(…………)」
563 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 23:23:30.29 ID:HkzSF360
美咲「(……ねえ、みんな……あ、あのさ……私たち)」


女生徒A「(う、うん……)」


女生徒B「(そうだね、分かってる……)」


女生徒C「(以前、御坂ちゃんに……ひどいことを言ってしまって……)」


美咲「(私たち、美琴ちゃんを傷つけてしまった…
レベル4だろうが5だろうが……美琴ちゃんは美琴ちゃんのままなのに……

…どうしよう、せめて、美琴ちゃんが常盤台中学に進学するまえまでに)」


ガラッ!!!(教室のドアが開く音)


覆面をした男「…………全員、手を挙げろ」


一同「……………え??」

564 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/30(日) 23:47:25.86 ID:HkzSF360
その頃…

常盤台中学校
試験の受付場

黄泉川「ほらほら、試験を受けるヤツはまず、こっちで受け付けを済ませるじゃん!?
受付を済ませたヤツから、指定された教室へ……」


美琴「あのー」


黄泉川「お、受験者か。それじゃ試験票をみせるじゃん」


美琴「あ、はい」


黄泉川「えっと、どれどれ…、……!」


黄泉川「(……ははーん、こいつがうわさのレベル5か……
確かに小萌先生が言ってた通り、なんかいい子そうだな…
…私がいつも検挙してる悪ガキどもと違って、真面目そうじゃん?)


美琴「…?あのー、何か??」


黄泉川「あ、ああ、ごめんごめん、それじゃ、指定された教室へ……」


?「…失礼、もしかして、あなたが御坂美琴さんかしら?」
565 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/31(月) 00:00:32.68 ID:MvwawAM0
美琴「そうですけど……あなたは?」


副理事長「私は今、この常盤台中学で副理事長をやっている者よ、
御坂美琴さん、ようこそ我が常盤台中学校へ!
あなたのような優秀な子に入学してもらえるなんて、とても光栄だわ!」


美琴「え、い、いやとんでもない……それに、まだ試験に受かったわけじゃないのに…」


副理事長「いえいえ、あなたの実力なら試験なんて確実に…」


黄泉川「(おーおー、某国のお嬢様さえ不合格にした、って噂がある、
あの常盤台中学校様が小学生相手におべっかかよ…

…まったく、ホント、見ていて情けなくなるじゃん?)……ん??」ぷるるる……


黄泉川「電話……?鉄装からじゃん……もしもし?」

566 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/31(月) 00:12:40.90 ID:MvwawAM0
黄泉川「…………な、なんだって!!?わ、分かった、すぐにそっちに向かうじゃん!!」


副理事長「……どうかしたんですか、黄泉川先生?」


黄泉川「ご、ごめん、悪いけど、受付は誰が他のヤツにやってもらうじゃん!!
な、なんか今連絡があって、第○学区の○○小学校が何者かによって、占拠されたって!!
私は急いで現場に応援に向かわないと……!!」


美琴「!!!!」
567 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/31(月) 00:15:49.39 ID:hCRUGkAO
投下されとる、と思ったらまさかの急展開
568 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/31(月) 00:17:38.08 ID:MvwawAM0
(急にダッシュで走り出す美琴)


副理事長「み、御坂さん!??」


黄泉川「お、おいお前!!どこに行くじゃん!??」


美琴「その占拠されたって小学校、私のかよってるとこなのよ!!助けに行かないと!!!」


黄泉川「た、助けにって……レベル5かなんだか知らないけど、
小学生が何言ってんじゃん!!
いいから、ここはアンチスキルにまかせて……!!」


美琴「そんなこと言ったって!!そんなこと聞いて、黙ってみてるわけにいかないでしょうがぁぁ!!!!
友達が!!友達が危険な目にあってんのよ!!!」


黄泉川「い、いやけど……お、おいお前!!それじゃ、試験!!!試験はどーすんじゃん!!!
今からある常盤台の試験は!!!お前、それを受けに来たんじゃ……!!」


美琴「あーーーーーもーーーーーーー!!!!うるっさいわね!!!!!!

ど ー だ っ て い い の よ そ ん な も ん!!!!!!!!!!!」


黄泉川「んな……………!!!!!!!!!」


副理事長「」





美琴「こんなときに私の力が役に立たないで、いつ役に立つっていうのよっっっ!!!」

(ダッシュで走りぬけ、常盤台中学を後にする美琴)
569 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/31(月) 00:27:14.10 ID:MvwawAM0
黄泉川「…………」


副理事長「…………」


黄泉川「…ど、どーだって、いい……どうだっていいだって………?…
名門の常盤台中学の試験が……
な、なんてめちゃくちゃなヤツなんだ……御坂美琴………」


副理事長「ど、ど、どうだっていい………どうだっていい……」ぶくぶくぶく……


試験管「ぎゃーーー!!だ、誰か、ふ、副理事長がぁ!!!
泡吹いて気を失ってます!!だれか、医務室に早くぅぅーーーー!!!」


黄泉川「(やれやれ……まあ確かに、どうだっていい、はまずいよなあ……)


黄泉川「……と、感心してる場合じゃない!!!
と、とにかく私も早く現場に向かわないと……!!!

御坂美琴……もっと、真面目なお嬢様かと思ってたけど…
…全然違うじゃねーかぁぁ!!!!

今のアイツ、何をしでかすか分からないじゃんっっ!!!早く行かないと!!!」

570 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/31(月) 00:28:13.98 ID:MvwawAM0
短いですが、今日はここまででお願いします…
571 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 00:32:49.68 ID:Orc5PqU0
乙 ようやくいまの御坂らしくなってきたな
572 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/05/31(月) 00:37:42.28 ID:eDyKEDo0
乙!面白かった

でも試験管で吹いたwww
573 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/05/31(月) 01:47:34.73 ID:oQa/rFU0
>試験管「ぎゃーーー!!だ、誰か、ふ、副理事長がぁ!!!
>泡吹いて気を失ってます!!だれか、医務室に早くぅぅーーーー!!!」

反則だろww
試験管に泡ふかせる立場の人より
574 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/05/31(月) 18:58:11.31 ID:4AdYcVA0
続き期待
575 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/01(火) 01:03:00.27 ID:YD/TbUA0
いつも良い感じのところで中断するよな
576 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/02(水) 00:57:02.34 ID:docENAA0
試験管クソワロタwwwww
577 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/02(水) 02:51:58.99 ID:DFeAOESO
続き激しく期待
578 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/02(水) 10:42:04.53 ID:4T0HCYSO
授業中、これ読んでたら『試験管』でヤバイほで吹いたwwwwww
579 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/03(木) 22:54:35.20 ID:3Js3G5k0
いま一番続きが楽しみだ
580 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 01:07:10.82 ID:o67mtYA0
………………

美琴の教室では…

テロリスト1「おらおら!全員、一か所に集まっておとなしくしてろっ!!!
痛え目にあいてえのか!!!」

生徒1「ひいい…!!」

先生「く……み、みんな……ここはおとなしくするんだ…」

生徒2「せんせえ…こわいよお」

テロリスト2「…へへ……それにしても、びっくりするぐらい順調ですね…」

581 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 01:16:44.32 ID:o67mtYA0
リーダー「そうだな……占拠する現場をこの学校にして正解だったよ……
…なんせ、この学校の教師はアンチスキルにも所属していない雑魚ばかり…
…生徒にいたっては大半がレベル0の無能力者の集まりだからな」


テロリスト2「ええ……そして、この学校に唯一かよっている噂のレベル5は今日、
常盤台中学の試験で学校にいない、という情報はすでに調べ済み……」


リーダー「ああ…唯一問題の種だったレベル5はいねえ…
…つまり今、この学校には、何の力もない屑しかいない…
…作戦がスムーズにいって、当然だな」


テロリスト2「おい、てめえら、俺達を恨まねえでくれよ…?
恨むんなら、自分達の非力さを恨むんだな…
…この街で弱者、ってのはこの上ねえ罪なんだよ…」


テロリスト1「そうそう…てめえらが、これほどまでのカスでなけりゃあ、
俺達のターゲットにされることもなかったんだからなあ!!」



先生「(くっ……くそ、くそお!!!!こいつら……!!!)」


美咲「(…………美琴ちゃん……)」

582 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 01:26:52.26 ID:LNQ3oaM0
………………


一方、学校の外では

ざわざわ… ざわざわ…

(学校の周りに集まり人だかり)


鉄装「こ、これ以上、近づかないでください!危険です、危険ですからっ!!
………って、あ!!よ、黄泉川先生!こっちです、こっち!!は、はやく!!!」


黄泉川「悪い!!遅くなってすまないじゃん!!
……って、なんなんだよ、この人だかりは!!!」


鉄装「す、すいません!!学校が襲撃されたことを聞きつけた野次馬達が
どんどん集まってきて…

……いまじゃ、テレビ局の人たちも集まってきて、
この状況を生放送で中継してるみたいなんです!!」


黄泉川「て、テレビ局まで集まって来てんのか!?
……ま、まあいい!!そんなことより、状況は!??
犯人の目的は一体なんなんじゃん!??」
583 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 01:49:51.75 ID:LNQ3oaM0
鉄装「げ、現在、15人のテロリストが学校を占拠中です…
…犯行グループは、学園都市に対して、人質と引き換えに
現金500億円と逃走用のヘリを要求しています!

要求が満たされない場合は、一人残らず、人質を[ピーーー]って…」


黄泉川「要するに、目的は金か……」


鉄装「あ、け、けどさっき、犯行グループとの交渉の結果、
ヘリを学校の屋上に配置することで引き渡したんですけど…
…それと引き換えに、約束通り、人質の大半は解放してもらったんですよ!」


黄泉川「な……!あ、相手の要求の1つに、そんなあっさり答えちゃったのか!??」


鉄装「え……、け、けど、人質の命が最優先ですから……
た、確かに、まだ、6年生の1クラスは拘束されたままですけど…

…もしかしたら、交渉次第では、素直に人質を全員
解放してくれる、意外にいい連中なのかもしれないですよ!?」


黄泉川「馬鹿!おそらく、人質の大半を解放してくれたのは、ただ単に
少人数で動く犯行グループに対して、大人数の人質を扱うことが
不利になると感じただけじゃん…!

そりゃ、確かに人質の命が一番大事だけど…

…敵の事情の考えずに、あっさりそんな条件で逃走用のヘリを渡すなんて…
…もっと時間をかけながら交渉しないとダメじゃんか!!」


鉄装「ひ、ひいいん…そ、そうだったんですか……??ご、ごめんなさい………」
584 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 01:55:23.58 ID:LNQ3oaM0
黄泉川「まったく、だいたいお前はいつも……
…って、あ!!!そ、そういえば、アイツは!?」


鉄装「あ、アイツ……??」


黄泉川「あ、い、いや……こ、ここに女の子が来なかったか、茶髪で短髪の!!」


鉄装「え、い、いや、さあ…?見てませんけど………??」


黄泉川「くっ……アイツ、どこに行ったんだ…
…この事件の間は無理やりにでも拘束しとかないと何をしでかすか…」


鉄装「……あ、あれ、なんか、あっちの方で別の隊員が誰かともめてるみたいだけど……」


黄泉川「なんだって……?」
585 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 01:58:36.12 ID:LNQ3oaM0


………

アンチスキル1「ちょ……き、君、待ちなさいっっ!!……どこに行くつもりだ!!!!!!」


美琴「はな、はなしてったら……中に友達がいるのよ!!!!
離してって、いってるでしょ!!!!!」


アンチスキル2「あ、ちょ、ちょっと、君!!!!ま、待ちなさい!!」


(アンチスキルを振り切って、学校の敷地内へと走る美琴)


アンチスキル1「な、なんてこった……!!
お、おい、誰か!!!誰かあの子を止めてくれ!!!

女の子が……女の子が学校の敷地内に入っていったんだ!!!」


鉄装・黄泉川「!!!!」
586 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 01:59:54.54 ID:uyAldUDO
おおリアルタイム‥
しえん
587 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 02:04:08.60 ID:LNQ3oaM0
鉄装「え、そ、そんな!!き、聞きましたか、た、隊長、大変です!!
ど、どーしましょう!??は、早く止めないと!!!!」


黄泉川「あ、あ、あの馬鹿ぁぁ!!!!中には人質もいるんだぞ!!!
分かってるのかっっ!???」

………………


そのころ……

とある暗部のアジト

(テレビから流れる音)
アナウンサー『……現在、犯行グループは6年生の1クラス…
…生徒と教師含む37名を人質に学校に立て籠ってる模様です!!』


アナウンサー『犯行グループは500億円の現金さえ用意すれば、
残りの人質もすべて解放すると言っていますが………』





垣根「…………レベル0やら1やらのガキどもを人質に学園都市と取引しようなんざ、
ずいぶんと的外れな連中だな、そんな連中、本当に人質の価値があると思ってんのかね」

588 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 02:08:28.15 ID:LNQ3oaM0
ドレスの女「まあ、どうかしらね。学園都市も一応、体裁ってモンがあるし……
…とりあえず要求を呑むふりして、500億くらい、用意するくらいのことはするんじゃない?」


垣根「はん、わかってねーな、この都市の上層部なんか人でなしの連中ばっかりだぞ?
なんの能力もねえガキが何人死のうと何とも思ってねえ連中だ…

…ヘリはアンチスキルが手配してみてえだが、
はたして残りの要求に素直に学園都市が応じるかどうか…」


アナウンサー『あ!!い、今新たな情報が入りました!!!
が、学校の敷地内に誰かが侵入した模様です!!!…

…い、今、その映像が入りました……こ、これは……女…の子……???』


垣根「あん?なんだ、あのガキは……?」


ドレスの女「………あの子供………どこかで…………」
589 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 02:14:22.42 ID:LNQ3oaM0
…………

ほぼ同時刻

とある喫茶店では

(喫茶店のテレビ中継を見るアイテムの面々)


絹旗「………第3位ですね、今、一瞬テレビに映ったヤツは」


麦野「………!」


フレンダ「え!?な、なんでわかるのさ、絹旗!?」


絹旗「初任務の時に渡された資料の中に、顔写真がありました。超間違いありません」


フレンダ「そ、そうなんだ……あんなのが、第3位かあ…
…さっきテレビに写った顔みる限りさ、ほんとガキだよね、

……アレが麦野を抜いて第3位だなんて、いまだに信じられ…」


絹旗「フ、フレンダ!!!」 
590 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 02:17:21.07 ID:LNQ3oaM0
麦野「……………」


フレンダ「え……あああ!!!!
………ご、ごめ、麦野……!!!わ、私そんなつもりじゃ……!!!」


麦野「……………」


フレンダ「あ、あれ、む、麦野……??」


麦野「……………」
591 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 02:22:24.58 ID:LNQ3oaM0
アナウンサー『た、確かにお、女の子……女の子です!!ちゃ、茶髪で短髪の……!!!
小学生くらいの女の子が学校の敷地内に入って行っています!!!
い、一体、どういうことなんでしょうか!!??』

(テレビにぼんやり写る美琴の姿)


麦野「…………」


麦野「………(アレが……第3位の…『電撃使い』か…)」



麦野「(どーいうつもりなんだ、あのクソガキ……もしかして人質を助けるつもりか……?
にしたって、単身で正面がつっこむなんて……何か作戦があるのか、
それともただ、何も考えていないだけの馬鹿なのか……)」


麦野「(まあ、正直、人質の命なんざどーだっていいが……
…やれるもんならせいぜい、やってみせるんだな『第3位』…

…まかりなりにも順位で私を追い抜いてたんだ……!!!
あの程度のテロリストごとき、一人で一掃できねえようじゃあ……


『第3位』の名が泣くぞ……!!!!)」



592 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 02:28:16.58 ID:LNQ3oaM0

…………


とある研究所では


アナウンサー『い、いい今!!先ほど校内の敷地に入った女の子が!とうとう!
校舎の中へ入って行きました!!!

な、な、中は犯行グループが占拠してるはずなのに!!?い、一体……!!!』


木原「ははあ!!なんか、おもしれーやつじゃねーか、新参者の第3位はよお?
だが、この後どーするつもりなんだろうなあ?一方通行?」


一方通行「……………けっ………正義のヒーローでもきどってンのかァ?…
…くっだらねえヤツだなあオイ…!!」


……………
593 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/04(金) 02:31:49.05 ID:uK4trpU0
頑張れ御坂!他のレベル5も見てるぞ!
594 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 02:34:24.22 ID:I/4Cz..o
俺も見てたぞ
595 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 02:39:00.18 ID:LNQ3oaM0
……………


黄泉川「あ、あの馬鹿!!!とうとう、校舎の中にまで入っていきやがった!!!」


鉄装「どどどどどうしましょう、黄泉川先生!!!こ、このままじゃあの子…
…も、もももう隊員全員で、強行制圧にのりきりますかっっ!!」


黄泉川「な、ばか言うんじゃねーじゃんっっ!!!こんなタイミングで全員で乗り込んだら、人質がどーなるかわかんねーじゃんかよっ!!!」


黄泉川「……しかたない……奴らに気づかれないように、私一人で校舎に侵入して、
アイツを連れ戻して来るじゃん!!!」


鉄装「え、えーーー!!よ、黄泉川先生一人で、ですか!?そ、そんな!!
き、、危険ですよ!!」


黄泉川「いいから!!他のアンチスキルはこのまま、学校外で待機するじゃん!!
私が戻ってくる間、犯行グループとの交渉は、なるべく慎重に、
時間を稼ぐようにやってくれよ!!!」

596 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 02:40:30.52 ID:XEE2xvoo
「いい根性だ!」
597 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 02:41:13.85 ID:LNQ3oaM0
………………


美琴の教室


リーダー「……要求した現金はまだか…?アンチスキルはなんて言ってやがる…??」


テロリスト1「…金は今現在、総括理事会が準備中だそうです……もう少し時間がかかると…」


リーダー「はん!アンチスキルの連中……時間稼ぎがみえみえなんだよ!!
そうやって、この教室に強行制圧に乗り込むタイミングでもうかがってんのかあ!?」


テロリスト2「やっぱ、人質を一人くらい殺さないと分かんないんじゃないですかねえ…?
俺達が本気で人質を[ピーーー]わけないと、タカをくくられているのかも……」


リーダー「ああ、そうだな……これ以上、つまんねえ時間稼ぎされてもたまんねえしな…
見せしめに今、一人殺しとくか……」


生徒「ひ、ひいいい、そ、そんな……!!」
598 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/06/04(金) 02:43:22.93 ID:LNQ3oaM0
テロリスト1「ああ、そんで、それ以降は30分おきに、また一人ずつ殺していく、
っていう風にして………んん?」ピーピー…


テロリスト2「なんだ……一階で見張ってるやつらから通信がはいってやがる……
………おい!どーした、なんか用事か??」


『……こ、こちら、ザー…ザー……なんか……へんなガ……が……ザー…ザー』


テロリスト2「おい、なんだ!!聞こえねーぞ!!
電波の調子が悪いぞ!!なんだって!??」
599 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage ]:2010/06/04(金) 02:45:15.15 ID:LNQ3oaM0
『変……が、ガキが……な…ザー……ザー……こ、こ 能…者……電……
う、うわあ……!!!』ブツッ! ツーツー…

…………………

テロリスト2「……な、なんだ……?切れちまいやがった……」


リーダー「おいおい、なんだあ?どーなってんだよ?」


テロリスト2「い、いや良く分かりません……なんか、電波が悪くて聞き取れなくて…
…ガキがどうとか………おかしいな……さっきまで、こんなことなかったはずなのに…」

…………
600 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage ]:2010/06/04(金) 02:46:52.16 ID:LNQ3oaM0
女生徒A「(な、なに??なんか、犯人の奴ら、何かあったの??)」


女生徒B「(さ、さあ?よくわかんないけど……なんか一階であったのかな?)」


先生「(なんだ……通信トラブルか………?……い、いや、まてよ…
…ガキ……?……電波の調子が悪い…………?)」


美咲「(……ま、まさか………)」


601 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage ]:2010/06/04(金) 02:51:04.37 ID:LNQ3oaM0
テロリスト1「……ジャミングか……??アンチスキルの仕業じゃねえのか、
もしかして奴ら、強行制圧に踏み出したのかも…」


リーダー「まさかあ、ありえねえ……こんなタイミングで侵入してくるなんて……
おい、お前、ちょっと一階の様子見て来いよ」


テロリスト1「は、はあ、わかりました……」ガラッ


バリバリバリバリバリバリぃィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!


テロリスト1「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああ!!!!!!!」


リーダー「な、なんだあ!!!!?お、おい!!な、なにがおこったんだああ!!?」




美琴「……はあ……はあ…………み、みんな……!!大丈夫!???怪我はない!??」


先生「な………み……御坂……!!!!!!!!!???」


美咲「み、美琴ちゃんっっっ!!!!!!!!!!」
602 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage ]:2010/06/04(金) 02:52:27.52 ID:LNQ3oaM0
眠いので、今日はここまでで。ちなみに終わりが近いです
603 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 02:54:07.22 ID:aeuJHR60
乙!!
美琴カッコイイーーー!
604 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 02:59:39.96 ID:XEE2xvoo
いい所で切ったな
605 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 03:04:18.64 ID:KJjdpt20
読み返して気付いたけど スキルアウトに襲われたのはレベル5の美琴のせいだったんだけど、テロに襲われたのは、他の生徒が無能力者だったせいなんだよな
いろいろ深いな 乙


606 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 03:19:57.70 ID:GP.KpZ2o

>>605に気づかされたなるほど
607 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 09:21:28.09 ID:fPMWZjUo
608 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 13:24:56.96 ID:TVa9GkAO
くぅぅ〜・・・!
泣ける話だぜい・・・
609 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage ]:2010/06/04(金) 23:27:23.78 ID:JFTbnM.0
テロリスト3「な、なんだてめえは!!一体どこから入ってきやがった!!」


テロリスト4「い、一階の奴らはどーしたってんだ!!!」


美琴「おりゃあああああああああああ!!!!」


バリバリバリバリィィィ!!!!!


テロリスト3・4「ぐあああああああああ!!!!!!」ドサッ


テロリスト2「な………な……」

610 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 23:29:21.27 ID:JFTbnM.0
美琴「アンタ達……よくも私のクラスの皆にこんなひどい目に……
許さない……絶対に、許さないんだから………!!!!!!!!!」


リーダー「お、お、おい!!誰か!応答しろ!!教室にへ、変なガキが侵入してきやがった!!
至急、応援を……!!!」シーン


リーダー「(お、応答なし……!!!ま、まさか、全員やられた、っていうのか…!!!)」

611 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 23:35:10.21 ID:JFTbnM.0
テロリスト2「り、リーダー!!!い、一体どうしたら……!!!」


リーダー「お、お、落ち着け!!!こ、こっちには人質がいるんだぞ!!!
人質を盾にすれば、このガキも手だしは……!!!」


美琴「」ギロリ……!!!!


リーダー「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」


リーダー「(だ、駄目だ……!!コイツ、完全にキれてやがる……!!!
人質がどうこうじゃない………このままじゃ……確実に……

こ、殺される………!!!!!)」


美琴「」ジリッ


リーダー「………!!て、撤退だ!!!!!!さ、作戦は失敗だ!!!
は、早く屋上へ!!!!屋上のヘリで脱出するぞ!!!」

テロリスト2「は、はい!!!!」

(教室から急いで出ていく2人のテロリスト)


美琴「待ちなさいよ!!!!!!この私から、逃げれるとでも思ってんの!!!!!」


リーダー「ひ、ひいい!!い、急ぐぞ!!!は、早く!!!!」
612 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 23:38:14.69 ID:JFTbnM.0
………………

そのころ……

美琴を追って校内に侵入した黄泉川は…


校内の廊下


黄泉川「なんてこった……!!」


黄泉川「……校内にいたテロリスト達……全員倒されてやがる…
…もしかしなくてもアイツがやったんだろうけど…」


黄泉川「何も考えもなしにこんなことして…人質は…人質は無事なんだろうな……?

……ん??」
613 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 23:43:26.43 ID:JFTbnM.0
先生「……あ!!」ぞろぞろ…


黄泉川「って、あ、あれ!?な、なんで人質になってたアンタ達がこんなとこに!?」


女生徒A「あ、アンチスキルの人だ!!た、助けに来てくれたの!!??」


女生徒B「よ、よかったあ!!これで助かったのね!!
……う、うええん、こわかったよお」


黄泉川「あ、ああ、もう、心配ないぞお前ら……!!
け、けど、なんでこんなとこに……まさか……」


女生徒C「美琴ちゃんが助けにきてくれたの……!!
いきなり教室に現れて、犯人を次々に倒しちゃったんだから!!」


黄泉川「や、やっぱりか……って、ていうか、正面から突入したのか、アイツ…!!
そ、それで、!!アイツはどこいったんじゃん!??」
614 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 23:45:38.10 ID:JFTbnM.0
美咲「美琴ちゃんは……逃げた残りの犯人達を追っていっちゃって…
…犯人達は、屋上に逃げるとかなんとか言ってたから…
…もしかしたら、美琴ちゃんも一緒に、屋上に向かったのかも……!!」


黄泉川「なんだって……!?」


先生「あ、あの……!!お願いです、御坂がこれ以上無茶しないように、後を追ってくれませんか!?
アイツに助けてもらってなんですが、アイツは……レベル5かなんだか知らないけど…

…とにかくまだまだ子供で、いろいろと危なっかしいヤツなんです……!!!

……ここにいる生徒達は、私が外まで先導しますから……!!!
だから、あなたは御坂のことを、お願いします!!」


黄泉川「分かってる!!言われなくてもそうするじゃん!!」

………………
615 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 23:53:11.36 ID:JFTbnM.0


…………

学校の屋上


リーダー「はあ……はあ……が、ガキは……!?ま、まだ、追ってきてるのか……!?」


テロリスト2「わ、分かりません……け、けど、おそらくは……」


美琴「こらあああーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
待て、っていってんでしょうがああああああーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」


テロリスト2「ひいいいい!!!!」


リーダー「は、はやく!!!はやくヘリに乗り込むぞ!!!!」


テロリスト2「は、はいいい!!!」


(屋上のヘリコプターに乗り込むテロリスト達)
616 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/04(金) 23:59:36.11 ID:JFTbnM.0
ババババババババ……


美琴「……!!!ヘリコプター!??な、なんで学校の屋上にこんなものが……!!!」


リーダー「ったく、てめえみてえなクソガキに計画が
めちゃくちゃにされるとはな……!!!!

だが、この落とし前は、そのうち必ずつけさせてもらうからな……!!!!
あばよ、クソガキ!!!」


バババババババ……(少しずつ、上空へと上がっていくヘリコプター)


美琴「……………!!」
617 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 00:03:23.94 ID:Ed7SBEIo
きてたのか
618 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 00:08:57.90 ID:GWgksrw0
黄泉川「はあ……はあ……やっと、追いついたじゃん……おい、お前!!
怪我はないか!??……ったく無茶しやがって……」


美琴「わ、私は大丈夫!!け、けど、犯人達が!!!」


黄泉川「ああ、あいつらは、もういいじゃん!!とりあえず、人質は全員解放されたし
……あの犯人達もあのヘリじゃそう遠くへは行けないはず…

……時期に他のアンチスキルが…」


美琴「んな…!!ここまで来て犯人を見逃せっての!?
アンタ、アンチスキルの癖に何いってんのよ!!!」


黄泉川「い、いやけど、あの距離じゃあもう、私らじゃ攻撃の仕様が…」


美琴「…………ったく、仕方ないわね……」





(ゆっくりと、一枚のコインを取り出す美琴)
619 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 00:16:46.70 ID:GWgksrw0
美琴「……正直、まだイメージトレーニングだけで、
実際に撃ったことないから、ちょっと不安だけど…
…あの距離のヘリを攻撃するにはこれしか方法はない…!!!」


黄泉川「う、撃つ……撃つって、お前、一体、何を…
何をする気じゃん……!!!!???」


美琴「なに、って……『必殺技』を撃つのよ……この御坂美琴が、
長年かけて編み出した必殺技をね……!!!!」


黄泉川「ひ、必殺技、って……!??お、お前……それどういう」


美琴「おおりゃあああああーーーーー!!!!!!!!!!!!!

いっけええぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーー!!!!!!!」


ドゴオオオオオオオオーーーー!!!!!!!!


……………
620 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 00:18:39.69 ID:GWgksrw0
……………

ヘリコプター機内では


リーダー「ちくしょう……せっかく上手くいきかけてたのに…
…なんなんだあのガキは……」


テロリスト2「能力を見た限りでは『電撃使い』だったようですが…
…あれは並みの能力者ではなかったですね……レベル3か4か……いや…

……ん?」


リーダー「……待てよ……『電撃使い』、だと……?……ま、まさかアイツ」


テロリスト2「り、リーダァァー!!!!!!!!!!!」


リーダー「あん、一体どうし」


どぎゃああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!


(一瞬にしてヘリコプターのメインローターを貫く白い閃光)
621 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 00:22:15.03 ID:GWgksrw0
リーダー「どあああああああああーーーーーーー!!!!!!!!!
な、なんだ!??い、一体どうなって……!??い、今、一瞬、白い光が……」


テロリスト2「ヘリの……!!!ヘリのコントロールが効かない……!!
や、やばい、お、落ちる……!!!ヘリが……墜落する……!!!!」


リーダー「ひ、ひいいいい!!!!!!そ、そんな……そんな……!!
せっかく……せっかく、逃げ切れたと……」


テロリスト達「うわああああああああああああああああああーーーー」


どがああああああーーん………


………………
622 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 00:25:07.16 ID:GWgksrw0
………………

学校の屋上


黄泉川「……………」


美琴「………初めて撃ったにしてはまあまあかしら…
…もうちょっと威力があるかと思ったけど……まだまだ改良の余地ありかしらね…」


黄泉川「………な……な………!!!」

623 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 00:28:53.18 ID:GWgksrw0

……………

学校の外

鉄装「…………な、なに……今の……光みたいなの…
…一瞬にして、敵のヘリコプターを墜落させちゃった……」



ざわざわ………ざわざわ……

野次馬A「なんだ、あれ……一体、何が起きたんだ……??」


野次馬B「わ、わかんねえけど……い、一瞬……白い光のラインが見えたと思ったら…
ヘリを貫いて………」


野次馬C「なんなんだあの光は……??アンチスキルがやったのか……??」


野次馬D「なんか、光が通ったラインに沿って、空が放電してるような……」


野次馬E「た、確かに……そ、それじゃ、今の光って……電撃…??」


…………


先生「ま、まさか、今の光………み、御坂、か………??」


美咲「美琴ちゃん……すごい……すごすぎる…」


……………
624 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 00:33:06.87 ID:GWgksrw0
とある喫茶店

アナウンサー『……み、みなさん、ご、ご、ご覧になられましたでしょうか……!??
い、今、犯行グループのヘリコプターめがけて

し、白い、白い光の閃光が見えたと思ったら…
…一瞬にしてヘリコプターを墜落させてしまいました……!!これは一体…??』


アイテムの面々「……………」


フレンダ「な……なによ、アレ……アンチスキルの新兵器……なわけないわよね……

もしかして………」


絹旗「……もしかしなくても、さっきの第3位の仕業に超間違いありません…」


フレンダ「え、け、けど、第3位って『電撃使い』なんでしょ?
……い、いくらレベル5だからって、今の戦艦の主砲みたいなヤツ、
『電撃使い』に撃てるもんなの!??」

625 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 00:40:18.58 ID:GWgksrw0
麦野「……おそらく、電流と磁力をコントロールして、何らかの物体を
弾丸として射出させたんでしょ……俗にいう、超電磁砲、ってやつかしらね」


フレンダ「え……な、何それ…
…ぜんっぜん分かんないんだけど、麦野………!??」


麦野「ああもう、分かんなくていいわよ、めんどくさいから」


麦野「…………」


麦野「(にしても、あのクソガキ………一体、どうやって、テロリスト共を
一掃するのかと思ってみてみれば…
…人前であんなに堂々とあんな能力ぶっ放すとは………)」


麦野「(なんて………なんて無茶苦茶なやつ………!!!!)」


……………
626 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 00:47:56.79 ID:GWgksrw0
とあるアジト

ドレスの女「な、なによ今の攻撃は………あんなの、『電撃使い』の常識を超えてるわ
………なんて子供なの………!!」


垣根「あはははは!!!こいつはいい!!超電磁砲でヘリを撃墜させるなんて、
おもしれー奴じゃねーか、第3位は!!!」


ドレスの女「…………楽しそうね……そんなに後輩の活躍がうれしいのかしら?」


垣根「いやあ、こんなにぶっ飛んだ奴だとはおもわなくてさ。
なるほど、こりゃ麦野より上だわ…ははは」


ドレスの女「…………」


ドレスの女「(…第3位といい、この彼といい……やっぱりレベル5は
とんでもないやつばっかりね……ホント、格が……違いすぎるわ)
627 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 00:48:58.79 ID:GWgksrw0
とある研究所では


木原「ははあ、超電磁砲とは考えやがったなあ第3位様はよお!!なかなかイキが
いいやつじゃねーか!!」


一方通行「………けっ……くっだらねェ」


一方通行「(……………)」


一方通行「(あれが…………あれが、第3位か…)」



………………
628 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 00:56:47.87 ID:HgjT29.0
ようやく超電磁砲がでてきたか
629 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 01:27:43.91 ID:GWgksrw0

………………

その後

鉄装「……墜落したヘリに乗っていた奴らも含めて、
犯人は全員検挙しました。人質も全員無事みたいです」


黄泉川「そっか、これで一件落着……

……といいたいところだけど……おい!!お前!!!」


美琴「………え?」


黄泉川「………悪く思うなよ」


美琴「……??」


バシッ!!!

(美琴の頬をたたく黄泉川)
630 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 01:30:31.98 ID:GWgksrw0
美琴「な、なにするのよ!!!」


黄泉川「何するのよ、じゃないじゃん!!!!
何の考えもなしに敵に突っ込んで行きやがって!!!
人質に何かあったらどーするつもりだったんだ!!!」


美琴「……け、けど結果的にみんな無事だったわけだし……」


黄泉川「それは、たまたま上手くいっただけの話じゃん!!?
もし、お前が教室に踏み込んだ時、人質を盾に取られたら!?

お前の短絡的な行動で、逆にクラスの皆を危険な目にあわすかも、って
思わなかったのか!??」


美琴「それは……………」




美琴「…………………ご、ごめんなさい…………」
631 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 01:37:23.61 ID:GWgksrw0
黄泉川「ったく……レベル5って言っても…まだまだ子供じゃん…

…けど」


美琴「…え?」


黄泉川「まあ、確かに……お前の言うとおり、結果的に事件を解決することができたのは
お前のおかげだし……それは、お礼を言っとかなきゃいけないじゃん?」


美琴「あ……えっと」


黄泉川「……ありがとう、御坂美琴……危なっかしかったけど…
…私はお前の行動、高く評価するじゃん?」


美琴「あ……い、いやその……////」
632 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 01:38:57.14 ID:GWgksrw0
黄泉川「ああ……それはそうと、早く、行ったほうがいいんじゃないか??」


美琴「ええ?……行くってどこに…??」


黄泉川「試験だよ、試験!!常盤台中学の試験、お前受けに行かなくていいのか!?」


美琴「え……け、けど、もう行っても、試験は終わってるんじゃあ…」

633 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 01:43:01.07 ID:GWgksrw0
黄泉川「午前の筆記試験はな………けど、試験は午後からもあるじゃん?
ちなみに午後の試験は、能力の実技試験とほんのちょっとも面接だ。

……お前なら、まだ巻き返すチャンスはあるじゃん!?」


美琴「そ、そうなんだ、まだ、試験は終わってないんだ…!」


黄泉川「ほら、分かったら、とっとと行くじゃん!!後のことは私達にまかせて!!」


美琴「え、ええ!!」



…………

黄泉川「……まったく……」


黄泉川「学園都市第3位、御坂美琴、か………今はまだまだ荒削りだけど………
将来が楽しみなヤツだ…

……アイツとは、いずれまたどこかで会うかもしれないじゃん…」

……………
634 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 02:42:59.97 ID:ZWBAYSYo
ぬぬここで終わりか?
635 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 02:50:20.60 ID:NSq0KYA0
………


美琴「(…………)」


美琴「(……今まで必死で努力してきて、ハードルを飛び越えた末に手に入れた力は、
今日みたいに、困っている他の誰かの為に使っていけばそれでいい……

誰かを助けるために……誰かを守るために…」

…そうすれば、私が持つレベル5としての力にも…
…価値があるって、思えるから……)」

……………





それから一カ月後…

3月 卒業式


636 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 02:51:41.30 ID:NSq0KYA0
眠いので今回はこれで終わり

で、多分だけど、次で最後です
637 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/05(土) 03:02:44.63 ID:ebyo/Eo0

おおお とうとう最終回か
638 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 03:09:03.18 ID:4FZYiqQ0
読めば読むほどとても漫画家の話を書いた作者と同じとは思えないな
639 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 03:13:10.72 ID:d8bntgco
この作者の美琴は可愛いな
640 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga sage]:2010/06/05(土) 03:17:12.96 ID:6bPylZE0


>>638
そういやこの人だった
641 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 12:45:24.66 ID:QZ7tgkYo
あの話はあの話で美琴の本質を捉えてると思うよww
642 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 12:47:21.61 ID:7xdzYBgo
完全に漫画家美琴の作者だということを忘れていたww
643 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 16:51:11.76 ID:7fxHFUDO
登場人物みんな懸賞金がかかってたあれか。
644 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 23:22:25.94 ID:CJOCj.AO
え、なにそれ?超教えてほしいんですが・・・
645 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/05(土) 23:58:31.64 ID:XMaLtP6o
ググりたまえ
646 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 00:00:38.40 ID:2n2UYhs0
漫画家になろっかな 美琴 でググレばいいさ
647 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 00:55:23.07 ID:Rb6broAO
>>645,646
ありがとうなんだよ!

!あーあれの作者だったのか!・・・確かにそうは思えないwwwww

続き期待してる!
648 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 00:55:58.18 ID:ebpJI3co
下条トーマスさんが悪トラレータさん倒して美咲ちゃんとチュッチュする漫画の話
649 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 01:13:21.19 ID:hwBWHBQo
うっかり本名になってるとこで吹きだした覚えがあるな
650 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga sage]:2010/06/06(日) 02:32:44.66 ID:eO90mX.0
アレやばいよねwww

なんかアレの続きかアレ路線の奴が読みたいなあ、制作で書いたのはシリアス多いから
もちろんシリアスも大好きです
651 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/06(日) 02:36:36.33 ID:SSFd6wY0
このスレの3作目はギャグ話で、漫画家に通づるもんがあるけどな
なんか、ツッコミのテンポとかが似てる気がする
652 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga sage]:2010/06/06(日) 02:56:06.87 ID:eO90mX.0
うん、これも大好き
今読み返して改めて笑ってきた
653 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 02:56:35.24 ID:ebpJI3co
佐天「…超能力ショー…??」の美琴とかなんか可愛かったな
つかこの>>1の書く美琴がみんな可愛い
654 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/06(日) 06:09:54.01 ID:9viMWkSO
>>653
そのスレ懐かしいな
655 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 19:23:25.50 ID:BiksN7Y0

……………


先生「……卒業おめでとう御坂、これで4月から晴れて、常盤台中学の生徒だな!!」


美琴「あ、ありがとうございます!」


先生「……それにしても、やっぱ流石だな……!
午後の試験の点数だけで巻き返して、見事試験に合格するなんて!」


美琴「い、いやあ……そんなことは…」


先生「けど御坂、常盤台中学は学園都市でも5本の指に入る名門校だ!
……これから、今以上に頑張っていかないとなっ!」


美琴「はい……!………

……あ、あの、先生」


先生「ん、なんだ??」
656 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 19:28:05.13 ID:BiksN7Y0
美琴「………今まで、ありがとうございます…
…いろいろと気にかけてくれて…その………進路のこととか」


先生「なーに言ってんだ御坂、俺は教師だぞ。
教師が生徒を気にかけるなんて当然のことだぞ?礼なんて無用だ」


美琴「先生……」


先生「それじゃ御坂、元気でな………たまにはこの小学校にも遊びに来いよ!」


美琴「はい……!それじゃ、私そろそろ……」


?「美琴ちゃん!!」


美琴「……え?」
657 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 19:31:51.06 ID:BiksN7Y0
美琴「……美咲ちゃん……?そ、それにみんなもっ!!……一体……どうして……」


女生徒A「美琴ちゃん……私たち……」


女生徒B「きょ、去年の夏……美琴ちゃんにひどいこと言ってしまって……」


女生徒C「ずっと、ずっと、謝りたかった……」


美咲「レベル5になったって、美琴ちゃんは美琴ちゃんのままなのに…
…美琴ちゃんは何も悪くなかったのに………!!……それに…

…あんなにひどいことを言った私たちでも、美琴ちゃんは学校が占拠された時、
必死で助けてくれた………それなのに…

…私たち……まともにお礼の一言も言えないままで……!!!」


美琴「み、みんな………」
658 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 19:34:13.00 ID:dqaeuhwo
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
659 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 19:35:38.64 ID:BiksN7Y0
美咲「美琴ちゃん……今まで、ホントにごめんなさい……!!
美琴ちゃんをあんなに深く傷つけて、
いまさら謝って許されることじゃないかもしれないけど……!!」


女生徒A「うん……御坂ちゃん、今までのけものにしてホントにごめん…
…けど、私たち…ずっと仲直りする機会をうかがってたんだよ……!!」


女生徒B「御坂ちゃんが常盤台中学を受験する、って聞いた時…
…私たち、すごくショックで……」


女生徒C「私たちのせいで御坂ちゃんが、他の中学に行くことにしたんじゃないか、
って思ったら、いてもたってもいられなくなって……!!」


美咲「美琴ちゃん……あんなひどいことを言った奴らがいまさら何を言うんだ、
って思うかもしれないけど………!!

それでも、私たち……美琴ちゃんと前みたいな関係に戻りたい……!!!
ずっと、美琴ちゃんと、友達のままでいたい……!!!」


美琴「美咲ちゃん……みんな……!!」ポロ……ポロ……
660 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 19:39:11.77 ID:BiksN7Y0
美琴「…みんな……わ、私のほうこそ…
…あの時、私のせいで、皆を危険な目にあわしてしまって……ほんとにごめん…

…学校が占拠されたときだって……
なんも考えもなしに突っ走って…
…一歩間違えたら、皆をもっと危険な目にあわせていたのかもしれないのに……!!!」


美咲「そんなことない……美琴ちゃんは…
…いつだって私たちを守ってくれた……ほんとに……ありがとう……」


女生徒A「そ、そうだよ……何にも御坂ちゃんは悪くないんだから……!!!!」


女生徒B「常盤台に行っても、私たちのこと忘れないでね、御坂ちゃん……!!」


女生徒C「また今度、一緒に遊ぼうね…!絶対だよ、御坂ちゃん……!!」


美琴「みんな………ほんとにありがとう…
……私、常盤台中学に行ってもがんばるから……!!

皆のこと、忘れないから…!!」



先生「……………」
661 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 19:44:33.19 ID:BiksN7Y0
先生「(……俺は、間違っていたのかもしれない……)」


先生「(……俺は、ずっと、御坂がこのまま学校の皆と一緒にいたんじゃ、
孤独になっていくとばかり思っていた…

…なぜなら、御坂は今や学園都市の頂点、レベル5…
この学校の生徒とは、あまりにも住む世界が違うと思っていたからだ……


……けど、ほんとはそうじゃなかったのかもしれない……)」



先生(アイツは…御坂美琴は…

とにかく目の前のハードルを飛び越えずにはいられない……そんなまっすぐな性格で……

それでいて、決して自分の力を誇示せず、過信せず…
…その力を他の誰かの為に使うことができる人間……


そんなアイツの周りには、自然と人が集まってくる…
…例えそれが、常盤台中学だろうが他の学校だろうが…

…どこだろうと……きっと、御坂美琴っていう人間はそういうヤツなんだ…

…俺が心配することなんて……何もなかったのかもしれない……)」


先生「(もう、大丈夫だ…きっと、アイツは、どこに行ったとしても……


上手くやっていけるはず……)」



……………
662 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 19:55:34.39 ID:BiksN7Y0



……………

こうして、御坂美琴の小学校生活は幕を閉じた……


そして、それから、約一カ月後…


…学園都市のバンクのデータに美琴の『能力名』が、正式に登録された。


だが、果たしてその能力の名を登録したのは、一体誰なのか………


彼女の能力開発に携わった研究者なのか…


…テロリスト事件の時、ヘリコプターを撃ち落とした白い閃光を見た誰かなのか…


…それとも御坂美琴本人なのか……それは定かではない……


だが、その能力名は、登録後ほどなくして、


彼女の二つ名となるまで、世間に知れ渡ることになり……


美琴が常盤台中学に入学して数カ月が立ったころには、


彼女は、学園都市に住む人々にこう呼ばれるようになる……



常盤台中学のエース、『超電磁砲』 御坂美琴、と。
663 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/06(日) 19:57:56.65 ID:318Ewzs0
今日で最終回か
664 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 20:00:27.58 ID:/rOx5IY0
支援
665 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 20:01:16.18 ID:BiksN7Y0




……………



そして……再び2年後の現在

………………



佐天「……坂さん、御坂さん!!」


美琴「……え、あ、ああ」


佐天「どーしたんですか、急に黙りこんじゃって…」


美琴「ご、ごめんごめん、ちょっと、昔のことを思い出しちゃってて……」


佐天「え、そうだったんですか、けど、それならちょうどいいです!
さっそく、教えてくださいよ!レベル5になった時の心境を!!」
666 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 20:04:47.02 ID:BiksN7Y0
美琴「う、うーん、そうねえ……



…けど…………もう忘れちゃった」


佐天「え、ええ〜〜!!なんですかそれ!

忘れたって……今さっき、昔のことを思い出してた、っていった
ばかりじゃないですか…!」


初春「えー、私も、御坂さんの昔の話、聞きたかったのに……なんで隠すんですかあ??」


美琴「あはは……ごめんごめん……けど、レベル5になった時の気持ちとか、
いろいろありすぎて……なんか、一言じゃ言い表せないし……

………良く分かんないや、あはは……」


黒子「…………」
667 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 20:08:14.13 ID:BiksN7Y0
黒子「……まあまあ、お二人とも。もう良いではありませんか…
…お姉さまだって一人の女性…
…人には言えない秘密の一つや二つ、あってもいいと、ワタクシは思いますの」


佐天「えー、白井さん、けど…」


黒子「それに、お姉さまがレベル5になった時のことなんて今や昔の話……
過去の話ですの……過去を振り返ることよりも今……!

重要なのは今!!!この瞬間が大事ですのよ!!」


初春「ま、まあそれはそうかもしれませんけど……」


美琴「黒子……」
668 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 20:11:45.14 ID:BiksN7Y0
黒子「…………」


黒子「(……よく考えてみたら、レベル5になる、っていうことは、
決していいことばかりではないはずですの…

…きっと、お姉さまもレベル5になったことで
過去に、いろいろな苦労や、辛い経験をされたに違いないですわ……)」


黒子「(けど、お姉さまはそんなことをわざわざ、ワタクシたちに言ったりはしない…
…ワタクシたちもそれを聞かない。


それで良いんですの……)」

669 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 20:19:23.30 ID:BiksN7Y0
黒子「(………それにしても……)」


黒子「(ああ……!こんな判断ができるのは、お姉さまをよく分かってる、
この黒子だからこそ……!!

お姉さま、黒子は、黒子は聞かなくたって、お姉さまのこと、
こんなにもよく分かっておりますのよぉぉぉぉーーー!!!!
お姉さまぁぁ、そんな黒子を、黒子のことを、どうか褒めてくださいましぃぃぃーー!!)」


初春「御坂さーーん、なんか、白井さんが急にもだえはじめたんですけど……」


美琴「ああ、もうほっといていいわよ初春さん、そんなやつ……」


佐天「あ、そういえば、初春!!今日、午後から皆で映画
見に行く予定だったじゃない!!なんの映画見るか、決めとかないと……」


初春「あ、ああそういえばそうでしたね……ちょっと待ってください、
今、何の映画をやってるのか調べますから……」


美琴「(……………)」


美琴「(…………そういえば、みんな、今、どうしてるのかしらね………)」
670 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 20:24:00.60 ID:6s6BXoYo
この作者が書く美琴はかわいいなww
671 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 20:47:14.69 ID:BiksN7Y0




……………



とあるスキルアウトの支部


鉄装「………え、ええ!!そ、それじゃ、
あの時のテロリスト事件の時の女の子が御坂さんだったんですか!?」


黄泉川「……そーだよ、ってか、お前もあの時いたくせに…
…全然気づいてなかったのかよ……」


鉄装「え……ってことは、黄泉川先生、昔から御坂さんのこと、
知ってたってことですよね?」


黄泉川「ああ、最も、あっちはもう私のことなんか全然、覚えてないみたいだけどな」


鉄装「へ、へーー、そうだったんだあ…」


黄泉川「それにしても、アイツ……相変わらず危なっかしいところはあるけど…
…昔に比べたらずいぶん成長したみたいじゃん…

…レベルアッパー事件といい、ポルターガイスト事件といい、
アイツがいなけりゃ解決できなかったかもしれないしな…」


黄泉川「御坂美琴……これから先、一体どこまでいくのか…
…どこまで成長するのか、ホント楽しみな奴じゃん……」


……………
672 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/06(日) 20:48:25.79 ID:VfPNVPo0
>>671

ちょwwwwwwwwww

スキルアウトの支部こぇーよwwwwww
673 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 20:53:52.91 ID:BiksN7Y0

……………

とある中学校

生徒1「………ねえ、知ってる?こないだ3組の女の子、不良に絡まれたときさあ
あの常盤台中学のエース、御坂美琴に助けられたらしいよ!」


生徒2「えええ!!御坂……ってあの『超電磁砲』!?いいなあ〜〜!!」


生徒3「うんうん、ホントかっこいいよね、御坂美琴!!
……あ、けど、私も一回見たことあるよ!」


生徒1「ええ!い、一体どこで見たの!?」


生徒3「確か、ゲームセンターで……」


……………


美咲「……………」


生徒4「………あれ、美咲?どうしたの、ボーッとして」


美咲「え、あ、ああ……ごめんごめん、なんでもない」


美咲「(………美琴ちゃん、相変わらずだなあ……)」


美咲「(………元気にしてるんだ、美琴ちゃん…


……また、会いたいなあ………)」

……………

674 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 20:55:17.46 ID:BiksN7Y0
>>672 アンチスキルだったあ、また変なミスしてもーた!
675 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 20:56:04.06 ID:jXZrOiQo
スキルアウト支部に乗り込んで壊滅させた後の会話と思えば
676 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 20:57:04.21 ID:BiksN7Y0
……………

とある小学校


生徒A「………それで先生、そのあとどーなったの!??」


先生「ああ、教室にアイツが入って来てからは、あっという間に
犯人達を倒してしまってだな…

…あげくの果てにヘリコプターを撃ち落とすという、
今思い出すとめちゃくちゃなことをやってのけたんだよ…」


生徒B「えーーー能力でヘリを……??やっぱ御坂美琴すげーーーー!!!」


生徒C「けど、先生、やっぱりそんな人がこの学校の卒業生なんて、
全然信じられないんだけど……!!」


先生「な……ほんとだ……本当だぞ!!じ、実際に先生が受け持ってたんだから……!」


生徒D「えー、絶対嘘だよ、嘘」


生徒E「うん、嘘だよな、先生がそんなすごい生徒、扱えるわけねーじゃんか!!」


先生「んな……、お、お前らなあ……だから、本当に……!!!!」


…………………

677 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 20:59:16.85 ID:BiksN7Y0
…………………



そして………

学園都市のはずれにある、小さな小さな研究所




……………



若手研究員1「……やっぱ『一方通行』だろ、『一方通行』……!
第1位なんだから間違いないだろ?」


若手研究員2「いや……順位が一位だからってそうとは限らないだろ……!!
『未元物質』だって、バンクのデータ見る限りじゃ、とんでもない化け物だぞ!!!」


所長「おいおい、お前ら、何をもめてるんだ、仕事をさぼって……一体、何の話だ?」
678 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:02:14.29 ID:BiksN7Y0
若手研究員1「あ、しょ、所長……い、いやあ実は……」


若手研究員2「学園都市のレベル5の能力者の中で、最強の能力者は誰だ、
っていうのを議論してたんですよ!!」


所長「最強、ねえ……」




女研究員A「…………………」
679 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/06(日) 21:04:40.07 ID:pY5clIAO
アンチスキルじゃんwwwwwwwwww
680 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga sage]:2010/06/06(日) 21:06:23.22 ID:eO90mX.0
アンチスキルとスキルアウトは間違う人多いね
不安なら『警備員』でよくね
681 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:08:23.31 ID:BiksN7Y0
若手研究員1「やっぱ『一方通行』ですよね、所長!!
なんせ学園都市一位なんだから!!!
そんなのあたりまえのことなのに、コイツが……」


若手研究員2「ばっかだなあお前……能力の順位は別に戦闘力で
決まるわけじゃねえんだぞ!!実際に戦えば、やっぱ『未元物質』だよ、最強は」


所長「おいおい、最強ってのはそういうことか………??
あのなあ……お前らは一応、まかりなりにも研究者なんだから…
…戦ったらどっちが勝つだとか……そんな中学生が遊びで話し合うような観点で

最強の能力者を決めるなんてこと、やめたらどうなんだ…?」


若手研究員1「えーー、けど……それだったら、所長はどう思うんです…?」

682 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:11:49.03 ID:BiksN7Y0
所長「私か……?う、うーーん……そりゃ、一概に、
誰が最強とはっきり決めることはできんなあ……」


所長「……例えば……確かにお前らがさっき、議論してたように…
…単純な戦闘力だけで最強を決めるとしたら、それは『一方通行』だろうな、間違いなく」


若手研究員1「ほら、見たことか!」


若手研究員2「うう……」


所長「だが……この世に存在しない物質を生み出すという…
…未知なる可能性がある能力者という意味では、
『未元物質』が最強という研究者もいるし……

…心理学に精通している研究者の間では『心理掌握』、

今後、無限の可能性を秘めた能力者、という意味では、
『ナンバーセブン』をあげる研究者も多い」
683 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:15:18.26 ID:BiksN7Y0
若手研究員1「えええ〜〜、け、けど所長、そんなに最強がいたんじゃあ、
一体だれが、学園都市で最強の能力者か決められないじゃないですか」


所長「いや、だから、そんな単純なモンじゃないんだってば…

……あ、いや、けどな……

学園都市のレベル5の中で最も、自分の中に確固たる『パーソナルリアリティ』を秘めた、

真に強い超能力者は誰であるか、という質問を研究者の間ですると、
意外に回答で挙がるのが

『超電磁砲』であると……そういう話を聞いたことがある」

684 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:20:25.86 ID:BiksN7Y0
女研究員A「……………、」


若手研究員2「へー、『超電磁砲』ですかあ、確かに彼女は評価高いですよね」


若手研究員1「なんせ数多くいる『電撃使い』の中の頂点ですからねえ…
…けど、なんで彼女が真に強い超能力者、って言われているんですか??」


所長「彼女は今でこそレベル5の第3位として有名だが…
…彼女が小学校一年生の頃、彼女の能力はレベル1だったんだ…

…それが、たかだか数年の間にここまで、成長するなんて…
…これは誰にも予想できなかったことだそうだ」


若手研究員1「ええ、『超電磁砲』ってそうだったんですか!!??
ぜ、全然知らなかった…
…てっきり『一方通行』みたいにもともと高い能力レベルだったのかと…」
685 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:23:41.49 ID:BiksN7Y0
所長「そう……彼女は途方もない努力をし続けて、
第3位のレベル5にまで到達したそうだ…

……そんな彼女の成長っぷりを、
ツリーダイヤグラムでさえ予測しきれなかった、という話があるくらいだ」


若手研究員2「へ、へえ………そうなんですか…」


所長「そんな彼女のエピソードを聞いた研究者が言いだしたんだろうな………

『超電磁砲』御坂美琴は、どんなことがあっても決してあきらめない、
鋼のような強い心を持った能力者…

…そう、自分の中に確固たる『自分だけの現実』をもった

真に強い超能力者、ってね」


若手研究員1「へええ、そんな話があったなんて……初耳だなあ…」
686 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:31:34.09 ID:BiksN7Y0
所長「まあ…こんな偉そうなこと言っても、俺は実際にレベル5の能力者なんか、
開発に携わるどころか、会ったことすら一回もないんだけどな!!!

……でなけりゃ、こんな街はずれにある小さな研究所で所長やっとらんよ、
わっはっは!!!」


若手研究員1「しょ、所長〜〜〜!!」


若手研究員2「そ、それを言われると俺達も悲しくなるんでやめてください…」


研究員A「……………」


所長「……ん?あれ、そういえば、君は昔、『超電磁砲』の能力開発に
携わっていたんじゃなかったっけ……?」


研究員A「……え、……ええ……まあ」


若手研究員1「ええええ!!!!せ、先輩!そうだったんですかあ!!?」


若手研究員2「う、うそ!!俺達の研究所にそんな経歴の人がいるなんて!!!」


女研究員A「…………」
687 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:43:08.19 ID:BiksN7Y0
所長「……君の眼から見てどうだった、『超電磁砲』は……?
他の研究者が言うように…強い心を持った能力者だったかね??」


研究員A「…………」


研究員A「……ええ……確かに………ホントに強い子でした……
…どんなに辛いカリキュラムにも、必死で耐え抜いて…

…私も学園都市最強の能力者は……彼女だと思います」


所長「やっぱりそうか……!」


若手研究員1「(け、けど、先輩って……それほどの経歴がありながら、
なんでこんな小さな研究所で働いてんだ……??)」


若手研究員2「(さ、さあ……けどまあ……いろいろわけありなんだろ?)」
688 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:44:38.43 ID:BiksN7Y0
研究員A「……………」


研究員A「(……けど……その強い心をもったはずの彼女を…

…私たちは……

深く、深く傷つけた……あんなにも、簡単に……)」


研究員A「(美琴ちゃん……………できることなら……


……もう一度だけ会いたい…


もう一度会って……あの時のことを…


……謝りたい……)」
689 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:46:42.24 ID:BiksN7Y0




……………



美琴「…………」


美琴「………(元気にしてるかなあ…みんな……元気にしてるかな…

……お姉ちゃん………)」



佐天「………御坂さーーん、おーい」


美琴「……え、ああ、ごめんごめん、何?」


佐天「んもう、またボーっとして!!何って、映画ですよ映画!!
いいかげん、今から皆で見にいく映画、何にするか決めるましょうよ」


初春「それじゃあ、今やってる映画のタイトルを読み上げますね……えっとお…

『昼ドラ☆パラダイス』『世界の中心で恋を叫ぶ』『子供向けアニメ☆誕生2周年記念!それいけゲコ太の冒険』
『アリリス・イン・ザ・ワールド』………どれにしましょう??」


美琴「………、」ピクッ
690 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:49:52.97 ID:ZzaRur60
俺「昼ドラ☆パラダイス!」
691 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:50:00.40 ID:BiksN7Y0
黒子「やっぱりワタクシは、ドロドロとした大人の恋物語が好味ですから……
ここは『昼ドラ☆パラダイス』ですかねえ…」


佐天「ええーーー、そ、そんなの中学生から観てちゃだめですよ、白井さん!!
ここは、やっぱり純愛の『世界の中心で恋を叫ぶ』、でしょう!!」


初春「いやあ、私はやっぱり、今話題の『アリリス・イン・ザ・ワールド』ですかねえ…
主役の俳優さんが、とってもかっこいいんですよ!!」


佐天「なによ、全然皆意見がばらばらじゃない…
…仕方ない、それじゃ、ここは御坂さんに決めてもらうしかないですね……」


美琴「え!?わ、わたし!???」
692 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:51:06.02 ID:dqaeuhwo
フラグがwwwwww
693 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:54:40.69 ID:BiksN7Y0
佐天「…御坂さん!!やっぱ『世界の中心で恋を叫ぶ』ですよね!!」


黒子「『昼ドラ☆パラダイス』ですわよね、お姉さま」


初春「話題の『アリリス・イン・ザ・ワールド』ですよね、御坂さん!!」


美琴「う、う、うーーんと、なんていうかあ…その……なーーんか、違うのよねえ…
…なんか、最近、普通の映画に飽きてきたっていうか………えっとその…

…まあ、普通っていうか……実写?に飽きたってことなのかしら…

……だ、だから、私は、まあ、たまには、二次元的な映画でもいいかなっていうか…

…まあ、二次元的っていうかアニメ的っていうか…」


どんがらがっしゃああああああーーーーーーーーーん!!!!!!


美琴「って、く、黒子!!?な、なにアンタ、盛大にずっこけてるのよっt!!!」


黒子「わ、わかりやすっ!!!わ、分かりやす過ぎですのお姉さまぁぁぁぁ!!!!!!
初春が映画タイトルを読み上げた瞬間から嫌な予感がしておりましたけど……、

そ、そんなにも『子供向けアニメ☆誕生2周年記念!それいけゲコ太の冒険』
が観たいんですのぉぉーーーーー!!!!!!!!!???」
694 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 22:07:22.20 ID:BiksN7Y0
美琴「な、な、な、ち、ちちち違うわよ馬鹿!!私はただ、
たまにはアニメ的な映画でもいいかなって……///////////////」


黒子「な、なんですの、そのアニメ的な映画っていうのはあ!!!
該当する映画が『子供向けアニメ☆誕生2周年記念!それいけゲコ太の冒険』
しかないではありませんのお!!

そ、そんなにもゲコ太が織りなすはちゃめちゃな冒険にご興味がぁぁ!???」


初春「ま、まあまあ白井さん……べ、別にいいじゃありませんか、ゲコ太の冒険でも」


佐天「そ、そうですよ、白井さん!こういう一面も御坂さんの良いところなんですから……
なんていうか、レベル5なのに、気取ってないっていうか……」

695 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 22:11:30.03 ID:BiksN7Y0
黒子「な、な、なに言ってますの二人とも!!

ちゅ、中学生にもなって対象年齢3歳以上のアニメ映画を好むなどと……お姉さま…!!
いつもいつも言っておりますけど、お姉さまは常盤台中学のエース、『超電磁砲』御坂美琴ですのよっ!!

そんなお方が、映画館でゲコ太の冒険を観ているところを街ゆく人に観られでもしたら……!!!!」


美琴「い、い、いや、わ、私は別にそ、そんなゲコ太の冒険が観たいとか言ってないじゃない…
…た、ただ私は、たまにはアニメ的な緑色の両生類が活躍する、冒険のような映画が観たいな、って」


黒子「だからそれ完全にゲコ太の冒険のことですのよお姉さまぁぁぁぁあーーーーーーー!!!!!
なんで、その手の感性については完っ全にレベル0なんですのよぉぉぉ−^――――――――――!!!!」

696 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga sage]:2010/06/06(日) 22:13:44.26 ID:eO90mX.0
美琴必至すぎ可愛い
697 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 22:20:53.32 ID:BiksN7Y0


ギャーーー…ギャーーーー…

…………

佐天「……あれ、そういえば初春、誕生2周年記念、ってことは、ゲコ太って2年前にできたの??
ちょうど、御坂さんがレベル5になった時と同時期なんだ」


初春「ええ、実はそうらしいんですよ、元々、ゲコ太の始まりは
ケータイのストラップ商品だったんですって、新規でケータイを
変えた人にサービスで渡してたヤツらしくて……」


佐天「へーー、そうなんだ……って、初春、なんでそんなに詳しいのよ……」


初春「以前、御坂さんが話してくれたんです、
なんか、古いゲコ太のストラップ見せられながら……」


佐天「へ、へえーー、御坂さんってその時からゲコ太が好きなんだあ…

…それにしても、ゲコ太にしても御坂さんにしても…
…誰にでも過去ってあるんだねえ、初春」


初春「そうですねぇ、まさに『人に歴史あり』って感じですよね…」


………



『超電磁砲』御坂美琴……今は昔の小学校時代のお話

おしまい
698 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga sage]:2010/06/06(日) 22:23:29.02 ID:eO90mX.0
乙!時間がかかっただけに大作だった

この後映画館にゲコ太THEムービーを見に行った美琴一行と美琴を懐かしんで見にきたAが遭遇するかと思ったがそんな事はなかったぜ!
699 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 22:28:07.22 ID:9nB.5N60

結局なんだかんだで御坂はお姉ちゃんからもらったゲコ太を大事に持ってたってことか

なんか感動した
700 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 22:32:14.38 ID:BiksN7Y0
今まで読んでくれた人、ありがとう!!
なんか好き勝手、美琴の過去を書けて楽しかったwwwwww

けど、いろいろとしょうもないミスばっかりしてすいませんでした…

…試験管……
701 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 22:36:51.52 ID:Urkewac0
美琴がホントに強い「自分だけの現実」を持った レベル5っていう見解は正しいと思う
702 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 22:39:28.73 ID:82OxZUAO

youいっそ試験管ってコテにしちゃいなよ

>>701
そんな強固な自分だけの現実を揺るがす上条さん半端ねぇ
703 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 23:38:13.23 ID:m2zKKUco
超大作乙!
704 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 23:55:54.22 ID:jUmArVwo
GJ! 良い余韻が残る作品だった。
705 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/06(日) 23:57:02.34 ID:/rOx5IY0

美琴かわいいよ美琴
706 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 00:32:43.96 ID:97vlMMo0
長編だけど、行き辺りばったりで書いてないのがよく分かる良い作品
707 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 00:39:04.20 ID:W7ersAAO
ラスト5レスだけで惚れたぜww
708 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 01:10:23.70 ID:XTlGUOAo
>>1はまだSS書くの?
短編で良いから読みたいです…
709 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 01:43:47.40 ID:IcYFkIAO
>>708に同じなんだよ!
710 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 01:50:59.91 ID:wP.VQAAO
乙なんだよ!
個人的には旧友と研究員Aとの再会を見たいけど、書きたいのを書いてほしいです
711 :1 [sage]:2010/06/07(月) 05:37:50.08 ID:RzlcXRA0
いま起きました


>>706 いや、確かに書き始めから、だいたいの話の流れは考えていたつもりだったけど、
なんか書いてるうちにどんどん気が変わり始めて、結構、行きあたりばったりになって
ました………

当初はもっと、美琴にとって、苦い思い出話にする予定だったのに…
…なんか書いてるうちに胸糞悪くなってきて…
…急きょ、級友と仲直りさせたりしてました。 



>>708 とりあえず今、頭の中にあったSSはこれで終わりですが、
まだ少し書けるスペースがあるようなので、何か思いついたら
投下しようと思います。
712 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 06:30:22.18 ID:Oz/F84Io
若手研究員がマスオさんとノリスケさんで脳内再生される・・・
乙でした
713 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 09:57:13.06 ID:Qmtwlgc0
一つだけ違和感
美琴の超電磁砲って実は全然すごくないんだよな
現代科学では作り出せないギガジュールクラスのエネルギー扱えるのに現実の兵器の超電磁砲の二割くらいの性能だから
確か、その現実の兵器の超電磁砲ですら10メガジュール程度だったはず
714 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 10:26:20.28 ID:amjb9.DO
なにが言いたいのかわからん。
この話の美琴は小学生でレベル5に到達して、レールガンだって他のエレクトロマスターにはできない
美琴の応用力があみだした技であってそこが評価されてんだろ
715 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 10:28:09.96 ID:Shj4ACYo
それはここで言っても仕方ないことだと思うんだが
716 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 10:29:31.96 ID:Shj4ACYo
あ、ごめん。>>713 な。
717 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 10:45:08.35 ID:49cZHLwo
そもそも空気抵抗とか伝導率の効率無視した只のゲーセンコイン使ってるしなあ。
充電したりデカイ機材使わなくても体一つで撃てるってのが強みだな。
718 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 11:23:08.99 ID:mwwaCwI0
原作の考察とSSの評価は区別しような
719 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 12:18:50.87 ID:PwWsQLIo
うお。終わってた。リアルタイムで見たかったぜー
面白かった
720 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 14:02:55.40 ID:Qmtwlgc0
>>714
いや、他の電撃使いでもできることだよって言いたい
レベル4の電撃使いですらワンピのエネルと同じ出力だからな
第一、超電磁砲は手加減のためのものだから・・・それを驚くのが違和感だったってこと
721 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 14:27:06.06 ID:OomMW2AO
総出力がダンチなのに瞬間出力の比較は意味ない
だいたいそれ専用に設計・調整・最適化された軍用レールガンと
応用の一部に過ぎない超電磁砲比べてどうすんの
722 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 14:40:58.17 ID:Qmtwlgc0
>>721
総出力の詳細なデータkwwsk
あと、いくら最適化したって、改造した玩具のエアーガンと原子的な大砲を比べるようなものじゃ・・・
まあ、出力云々はどうでもいいんだけどさ
723 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 14:47:21.82 ID:YjBuWSUo
そもそもそんな兵器と1人の人間で出来ることの差を考えろよ
724 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 15:12:01.34 ID:Qmtwlgc0
レベル4以上は能力が兵器でしょ
少なくとも一人の人間として扱われてるなら投下なんて言わないと思うがww
725 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 15:16:52.27 ID:74co7wDO
投下作戦はワロタww
戦略兵器とか言われてるけど原作で投下は酷いよなww
726 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 15:51:47.54 ID:t0awhsUo
つーか撃ちだす弾に問題があるんじゃね
レールガンの弾ってそれ専用に設計された巨大な奴だろ
コインで同じ威力出そうとしたら多分加速した瞬間に蒸発すると思う
727 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 16:33:33.32 ID:YjBuWSUo
つーかさ
コインはじくだけであの数値なら
思いっきり手に電気集めて砲丸より小さな鉄球投げたらそれだけで完全な兵器だろうが

軍用レールガンなんぞ兵器として実用できるレベルじゃねえし
728 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 16:39:20.04 ID:6aozYPco
>>720
どうでもいいけど他の電撃使いにできるってのはどこにあったの? 気になる
妹達にはそんなのなかったし番外固体さえレールガンなんかやってない
スペック上で出来るって話ならわざわざ超電磁砲なんて名づけられないと思うんだけど
729 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 17:01:27.45 ID:Qmtwlgc0
>>728
最新刊よく読め
コインじゃないけど番外個体も撃ってるから
730 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/06/07(月) 17:03:34.31 ID:qWlv9gI0
>>728
多分推測で言ってるんだろ
まあ確かに他の電撃使いにも出力的には出来る可能性も無くは無いが、
演算にとんでもなく時間かかると思う
そうでもないと8巻で美琴の能力見ただけで電撃使いが全員気絶するのはおかしい

つまり美琴はかわいいってことだ

731 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/06/07(月) 17:11:28.72 ID:qWlv9gI0
>>729
一応言っとくが番外=音速をわずかに超える弾丸程度の威力
美琴=音速の三倍
らしい
ってこれ以上は>>1に迷惑だよな
ごめん>>1
732 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 17:13:34.91 ID:74co7wDO
2億Vなのに番外個体は音速くらいでしか飛ばしてないんだよな
明らかに色々おかしいけど禁書でそこら辺を考えるのは止めとこうぜ
733 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 17:14:38.04 ID:t0awhsUo
番外個体が放ったのは超電磁砲じゃなくてただの磁力反発で飛ばしてるだけだから
734 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 17:15:50.83 ID:amjb9.DO
美琴のクローンである番外個体が打てるのはわかるけどだからって他の電撃使いが打てるって根拠もソースもない
禁書世界の超能力者は能力を使うのに演算が必要であって、単純に力が強けれりゃなんでもできるってわけじゃない

あとこのSSは>>1による二次創作であって公式じゃない
せっかくいい感じで終わったのに無粋なことしないでほしい
何が言いたいかというと美琴は可愛い
735 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 17:16:16.93 ID:Qmtwlgc0
まあ、そもそも原作からして超電磁砲には突っ込みどころがありまくりなんだよな
よく読んだらここの超電磁砲は速度指定してないし、適当に撃ったら音速の数十倍くらい出ちゃったものだと脳内変換しておく
736 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 17:20:55.90 ID:Qmtwlgc0
>>733
それをレールガンと呼んでいるのです

>>734
クローンだからってのも根拠もソースもない
学園都市には絹旗みたいな教育法もあるし

まあ、これ以上は黙るわ
737 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 17:54:52.81 ID:p9bPfe.o
終わったとたんに気持ち悪いのが湧いたな
738 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 18:01:26.28 ID:0JlO6FE0
簡単にまとめると、
「"とある科学"態系」≠「俺らの知っている科学態系」
739 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 18:03:17.92 ID:6aozYPco
ID:Qmtwlgc0は多分コイルガンと勘違いしてる
最新刊の一方さんの分析ってまんまそれだし
740 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 18:13:33.24 ID:74co7wDO
>>739
美琴の超電磁砲も原理はコイルガンなんだけどな
741 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 18:14:33.78 ID:TE2Clcs0
美琴のレールガン自体がコイルg(ry
742 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 18:50:43.75 ID:amjb9.DO
>>1がまだ短編書いてくれるかもしれないんだからおとなしく正座してまってろ
743 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 22:49:27.59 ID:9IaE5vM0
なんかすごい議論されててワロタ

作者は議論されるほど
良作ってことだから気にすんなよ
744 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/07(月) 23:42:16.39 ID:v4s4IrQ0
個人的には、アイテムの活躍のさせ方がうまいと思う

御坂の研究所の後始末がアイテムの初任務っていう設定は正直面白いと思った
745 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/07(月) 23:50:34.42 ID:dzsR7X6o
伸びてるから新SSきてるのかと思ったのに! うそつき!! 馬鹿!!
746 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 00:38:30.53 ID:HuP7cdQ0
>>1の作品はどれも出るキャラの性格が良い感じで安心して読める
747 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 00:50:02.87 ID:WnQQNGwo
このスレ一作目みたいな上条と美琴の絡む話をまた書いてくれ
748 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 00:57:16.85 ID:WIuvpKA0
個人的に1と4作目が好きだ
749 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga sage]:2010/06/08(火) 01:19:28.10 ID:jXz/8OU0
でも3つ目みたいなギャグも嬉しいなってミサカはミサカは期待してみる
750 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 19:41:03.13 ID:JKXNP4Q0
俺も一作目が好きだー

なんでこのスレの美琴は かわいいんだろうな
751 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 19:44:35.85 ID:gCag4Yko
つかこの作者が書く美琴が基本可愛い
あとキャラ乏したりしないし嫌味な感じがしない
752 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/08(火) 19:46:11.76 ID:UTweQYQ0
>>751

というか面白いSSでキャラ乏してるのってある?
753 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 19:54:24.10 ID:gCag4Yko
まぁ特定のスレあげたりはしないが
754 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/08(火) 22:05:56.58 ID:6rBz97Mo
ギャグ系は見方によってはかなり。
セロリとか冷蔵庫とか花瓶とか。
755 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 01:02:50.14 ID:ZI95ouk0
暇だから作者の他のSSも読んでみたけどやっぱりおもろい

美琴とていとくんの奴とか好きだわ
756 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 01:12:10.60 ID:Oagumzso
美琴とていとくんって何個かあったけどどれのこと?
美琴がキャラ崩壊されてまで噛ませにされてるやつ?
757 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 01:43:30.63 ID:DdIChOw0
>>756
>>91のやつ
758 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 01:45:36.11 ID:w86Oo420
垣根帝督「御坂美琴っていったか…覚えといてやる」 ってやつ
759 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 01:47:32.18 ID:Oagumzso
ああこの作者のやつね
製作にある他のやつと勘違いしてたわ
ちなみにこの作者のSSならマヒャデドスが好きです
760 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 20:44:35.34 ID:rp5JxU.0
今さらハム速で
佐天「…超能力ショー…??」
が話題になっててワロタwwwwwwww


http://hamusoku.com/archives/3242642.html
761 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 20:46:31.39 ID:NIbhQO6o
絵付きだとww
762 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 21:15:24.49 ID:73JMK5oo
頭突き出てるマギーの初出のコマでワロタ
763 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/06/09(水) 21:25:17.46 ID:uDvbu..0
この>>1のSSって漫画化率高くね
764 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 21:43:32.40 ID:j.FOdMQ0
誰か他の作品も漫画化せえよ
765 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 23:25:57.37 ID:j.NZxWQo
言いだしっぺの法則
766 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 23:27:16.34 ID:NIbhQO6o
>>764
超期待してる
767 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/09(水) 23:35:29.02 ID:rp5JxU.0
美琴「ツンツンしすぎなのかな…」

の漫画化だな
期待してるよ>>764

768 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/10(木) 04:01:25.20 ID:UvdSz2Qo
あのスレはリアルタイムで見てたなww
769 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/10(木) 23:43:42.33 ID:OY2habg0
新作まだー?
770 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/11(金) 00:34:39.60 ID:zEMIx3U0
4作目の最後の若手研究員のくだりがなんかいい

実際、努力でレベル1からレベル5にたどり着いたのは美琴だけなんだろうし、そこを一方さんやていとくん以上に評価する研究者はいてもおかしくないはずだよな
771 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/06/11(金) 00:36:15.82 ID:j8NmXFo0
>>769
ようやく一つ完結したばっかなのに気早すぎワロタ
772 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/12(土) 23:57:11.11 ID:.255VXI0
次回作まだかなまだかな
773 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/13(日) 00:02:45.08 ID:kB0NZLs0
可愛い美琴期待
774 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/13(日) 11:43:48.64 ID:pp9Q3Mo0
早く続きをみたいんだよ!
775 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/14(月) 23:18:37.45 ID:Vs9YTmE0
この作者はホントに美琴が好きなんだと思う

なんか美琴が生き生きしてるもん
776 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 22:22:51.20 ID:lg1mGQDO
新作まだかな
777 :美琴「あ……アイドルグループ???」 :2010/06/16(水) 23:34:52.98 ID:wigKmdY0
穴うめに短編のどーでもいい話をwwwwww


ある日

とある喫茶店


佐天「…………やっぱ土御間君だよね、かっこいいもん」


初春「えー、そうですかあ、私はやっぱり海山君が……」


佐天「ええ〜、海山君なんて……まったく、趣味悪いなあ初春は」


初春「んな……そ、そんなことありませんよ!!
春上さんも、私と一緒でかっこいい、っていってましたもんっ!!」


黒子「はあ……全く……そんなくだらない話、どーーでもよろしいですわ………

………って、あら、ようやくお姉さまもいらっしゃったみたいですの」


美琴「………ごめんごめん3人ともー、ちょっと補習で遅れちゃって……」


佐天「御坂さん!!御坂さんもいいと思いますよね、土御間君のこと!?」


初春「いや、海山君の方がいいですよね、御坂さんっ!!??」


美琴「え?え?…何…??なんの話???」
778 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 23:36:54.33 ID:wigKmdY0
佐天「なにって……学園神起48のことですよっ!?
……ほら、あの48人組の男性アイドルグループの……」


美琴「あ……アイドルグループ???」


初春「い、今めちゃくちゃ話題になってるのに…

…御坂さん、ひょっとして知らないんですか!!??」
779 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 23:40:23.97 ID:wigKmdY0
美琴「あ、……ああ、そういえばなんか、最近、テレビで見たことあるような気がするけど…
…はっきりいって、よくは知らないわね……メンバーが誰とかなんとかはもう全然……」


佐天「ええ〜、今あんなに話題になってるのにですかあ!!??

……そ、そりゃ、48人全員の名前は私だって知らないけど、
その中でもいっつも真ん中で歌ってる土御間君くらいは……」


初春「う、海山君だって、有名ですよ、御坂さん!!?
いっつも前列で踊ってますしっ!!」


美琴「う、うーーん、ごめん……私、本当に、そういうのあんまり興味なくてさあ…」


佐天「えええ、ほ、ほんとですか!?そんな…今、すっごいブームなのに……」

780 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 23:44:21.88 ID:l/FFMb2o
支援だ見てるぞがんばれ>>1愛してる!!
781 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 23:45:41.34 ID:Yq3vfU2o
すごいグループ名だww
頑張って!
782 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 23:47:01.66 ID:OQqWH4co
俺は木薔薇くンを推す
783 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 23:48:53.26 ID:ihTLfoco
俺はてェェェいとくゥゥゥゥゥんを推す
784 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/06/16(水) 23:50:08.07 ID:nCRDVWk0
じゃあ俺はテッラさん!
785 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 23:56:22.64 ID:wigKmdY0
初春「白井さんも興味ないっていうし…
…常盤台中学の人って、全然そういうの知らないんですかね?」


黒子「いやまあ、そんなことはないとは思いますけど…
…ワタクシも、今、そのアイドルグループが大人気なことくらい知ってますし…
そのメンバーの中でも、最近よくテレビにでてる殿方の名前くらいは知ってますわ」


美琴「え、うそ、黒子も知ってるの!??な、なんでアンタがそんなこと知ってるのよ!」


黒子「なんでって……お姉さまが知らなすぎなんですの…
…お姉さま、興味がないにしても、少しは世の情勢くらい知っておくべきですのよ?」


美琴「んな……、ひ、人を世間知らずみたいに言わないでよ!!!
私だって普段、ニュースくらい観てるわよ!!」


黒子「……あら、ですけど、昨日だってテレビに食い入るように観ていると思ったら、
ニュースなんかじゃなく、

『子供向けアニメ☆誕生2周年記念!それいけゲコ太の冒険』の特集を
あんなに真剣なまなざしで…」


美琴「わ、わーーーわーーー!!う、う、うるっさいわね、アンタはぁ!!
わ、私がなんのテレビ観ようが関係ないでしょうがあ!!」


初春・佐天「…………」
786 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/16(水) 23:59:13.84 ID:wigKmdY0
初春「…ってことは、やっぱり御坂さんが特別なんですかねぇ…
けどまあ、確かに御坂さん、男のアイドルのファンになって、
キャーキャーいう感じじゃないですもんね…
…普段、どんな男の人がタイプとか、そんな話もしないですし」


佐天「うーーん、けど、気になるなあ……御坂さんの好きな男性のタイプとかさあ…」


佐天「……あ!そうだ、御坂さん!?
この雑誌に、学園神起48全員の顔写真付きのプロフィールが載ってるんですけど…
…御坂さん、この中で誰がタイプとかありますか!?」


美琴「え、えええ!??そ、そんなこと突然いわれても…」

787 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 00:09:26.63 ID:NoVs5so0
佐天「ほら、この一番最初に乗ってる土御間君なんか、かっこよくないですか!?
なんかすごいワイルドな感じで…
…大切なものが妹ってあたり、少しシスコンっぽくて嫌ですけど!」


美琴「う、うーーん、なんかちょっと、チャラチャラして、
調子のってる感じが嫌かも……髪も金髪だし…」


佐天「え、えええ?そ、そうですかあ??わ、私は良いと思うんですけど…
え、ていうか、アイドルなんだから、髪くらい染めててもいいじゃないですか!??」


初春「う、海山君は!?海山君はどうですか、御坂さんっ!!土御間君とくらべて、
すっごくさわやかで優しそうな顔してますよね!?髪も染めてないし!!

趣味がアステカ文明を学ぶこと、っていうのがちょっとおかしい感じですけど!」


美琴「うーーん、なんだかなあ……確かにさわやかな感じで
悪い人じゃなさそうだけど…

…魅力を感じるかっていわれると……あんまり…」


初春「えええ……、そ、そんなぁ…」
788 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 00:12:36.94 ID:NoVs5so0
黒子「無駄ですのよお二人とも。お姉さまが、
そんなどこの馬とも知れない男のことなんか、
おいそれと好きになったりするわけないんですの」


佐天「そういう白井さんはどうですか?この中でタイプの人っていますか?」


黒子「はん!!ワタクシはそんな顔だけが取り柄のガキどもなんかに興味はありませんの…

ワタクシが興味があるのは、なにを隠そうこの世でただ一人!!お姉さま一人なんですのよぉぉーー、おねえさぐはあ!!!」バキィ!!!


美琴「あーーーもう!!うっとおしいわねアンタはいっつもいっつも!!!」


初春・佐天「……………」


佐天「ま、まあ確かに、白井さんには聞くだけ無駄だったかもしれないけど……」


初春「そ、そうですね……」
789 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 00:12:54.13 ID:ZRZqmWEo
美琴「ん・・・?こ、この下条って人・・・///」



って展開ですかね分かりません
790 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 00:20:58.01 ID:NoVs5so0
初春「そ、それじゃ、御坂さん、こ、この
青髪飛明日君なんかどうですか!?関西弁の…」


美琴「ええ〜、な、なんか胡散臭そうで嫌かなあ……」


佐天「この捨入君なんかは…!?赤髪でワイルドな感じで良くなくないですか!?」


美琴「うーん、けど、趣味が火遊び、って書いてあるわよ…?
危ないんじゃないかしら…?」


初春「それじゃこの垣根山帝都君なんかは………あ、いや……この人は私も嫌いかも……
一見さわやかそうで、裏じゃ怖い人そう…」


佐天「え、そうかなあ…垣根山君、かっこいいと私は思うんだけど……」


美琴「いや、良く見てよ佐天さん、ほら、
なんか口癖が『常識は通用しねーぜ』ですって!!
何よ、かっこつけて、馬鹿よ馬鹿!!」


わいわい………



黒子「(やれやれ……)」
791 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 00:24:30.10 ID:Vq3hoxAo
もう名前からして胡散臭いww
792 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 00:33:43.79 ID:NoVs5so0
初春「この砂浜面って人は…」


美琴「なんかその辺のどこにでもいる不良みたい…」


佐天「削板倉って人は…」


美琴「格好が馬鹿みたい」


初春「この亜鈴巣他亜って人は……あ、いや…これは私もないですかね…」


美琴「うん……だって、趣味が逆立ちって、なんか変よ…格好も病人だし……」


佐天「じゃあこの一方向通行人って人は…」


美琴「こいつは無理!!!絶対に無理無理無理!!!
なんかよくわかんないけど生理的に無理だわ!!!」


佐天「え、そ、そんなにですか……?」


初春「け、けどまあ……確かにグループ一の強面ですけど……
けど、他のメンバーの話だと、案外優しい一面もあるらしくて……」


美琴「無理!!!!!こいつだけはなんか無理!!」


初春「そ、そうですか……」
793 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 00:35:40.28 ID:VQrCkCM0
なんだろうアレイスターがツテ集めて偽名でアイドルグループ組んでる気がしてきたwwwwww
794 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 00:45:29.30 ID:NoVs5so0
………
数十分後……

佐天「はあ……やっぱ、御坂さんの好みって難しいなあ……」


初春「これだけ時間かけて、一人も首を縦にふりませんでしたしね……」


美琴「う、うーん、ごめん…
…けど、なんか、別に全然、誰もかっこいいって思わないっていうか……」


黒子「ほらほら、だから言ったじゃありませんのお二人とも。
ワタクシのお姉さまが、こんなアイドルの男どもなんかの中に
好みの殿方なんかいるはずないんですの」


佐天「うーん……けど、それじゃ御坂さんのタイプの男性って、
一体どんな人なんですかあ??」


初春「確かに、学園神起48の中にも一人もいないとなると、
ますます興味がありますねえ」


美琴「わ、私の好み……??え、ええーと、そうねえ、どうなのかしら…

…………ん??」


初春「……?どうかしたんですか、御坂さん??」


美琴「いや、メンバーの中のこいつは……??紹介してもらったっけ……?」

795 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/17(木) 00:53:34.21 ID:JvZR.uc0
ゲコ多か
796 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 00:55:47.90 ID:NoVs5so0
初春「……え?誰のことですか??」


美琴「ほら、このツンツン頭の」


佐天「え、あ、ツンツンって、よ、横条君のことですか!??
た、確かに紹介するの忘れてたけど……」


初春「御坂さん横条君がタイプなんですか…?」


美琴「え?…いや、別にタイプとかそんなんじゃないと思うけど…
なんとなく、目に入ってきたから…」


美琴「(あれ……なんかこの顔…誰かに似てるような…)」


佐天「そ、そっかあ、横条君を選ぶなんて、御坂さんもなかなか、
渋いところをつくというか、マニアックというか…」


美琴「え?え?なにそれ、どーいうこと??」


初春「え、えっとその……言いにくいんですけど御坂さん…
…横条君って全く人気ないんですよ…学園神起48の中で」


佐天「ちょ、ちょっと初春!?」


美琴「え、そ、そーなの!?」
797 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 01:07:47.97 ID:NoVs5so0
佐天「あ、い、いや、実はそうなんですよ…
…い、いや別にとりわけ顔がかっこ悪いとかじゃないんですけど…
…なんか、地味、っていうか…

ほら、趣味もスーパーの特売に行くこと、ってなんか主婦っぽくて地味だし…」


初春「口癖も『不幸せだあ』、っていうのもなんか…
…夢を売る仕事なのに、ネガティブな感じでアイドルらしくないですしね……」


美琴「ふ、ふーーん、そ、そうなんだ……」


佐天「あ、けど、いるんですよ!!すごく少数派なんだけど、横条君のファンって!!
決して、ファンがいないわけじゃあ……」


初春「そ、そうそう!!そうなんですよ!なんか横条ファンって
固定層が多いらしくて…」


美琴「い、いや、私は別にコイツのファンになったわけじゃないし…」


美琴「(…………)」


美琴「(ああ、そっか……なーんかどっかで見たことあると思ったら…

…名前から何まであの馬鹿に似てるんだわ…この横条ってのは)」


美琴「……………」
798 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 01:14:30.48 ID:FqftFYDO
横条に欲情するんですね
799 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 01:18:35.82 ID:NoVs5so0
…………

佐天「……あ、そーだ二人とも!!実は私たち、今週の日曜日に
学園神起48のライブに行くつもりなんですけど…
…良かったらお二人も一緒にいきませんか!?」


初春「ええ、ちょうどチケットが2枚余ってますし…
…一緒に行きましょうよ白井さん、御坂さん!」


黒子「…ワタクシは結構ですわ……さっきも申しあげたとおり、
そんなガキどものライブなんかに興味はありませんから」


佐天「えーー白井さん、そんなこと言わずに一緒に行きましょうよぉ」


初春「……御坂さんはどうですか??一緒に行きませんか??
ほら、横条君も来ますし……」


黒子「お姉さまも黒子と一緒で行きませんわよね、そんなライブなんか
横条なんて男、どーでもいいですわよねえ??」


美琴「……うーーん、そうねえ、私は………」
800 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 01:20:19.09 ID:NoVs5so0
とりあえず今日はここまで 短い話に(なると思う)ので、あと1、2回の投下で終わるかと
801 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 01:21:03.36 ID:Vq3hoxAo
乙!
やっぱこの美琴は可愛いなww
802 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 01:26:21.62 ID:VQrCkCM0
乙!
でも黒子ガキどもってお前も中学生だろうにwwwwww
803 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 04:44:54.60 ID:zcM1ckSO
乙!
メンバーの名前で吹いたwwww
804 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 11:14:53.39 ID:ZRZqmWEo

下じゃなくて横だったか・・・
805 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 11:59:09.72 ID:cxLa/Dg0
横粂と見間違えたぜ
806 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 15:49:19.68 ID:F3XKt6DO
下条とか中条とかゲス条とか色々あったけど横条は初めてだな
807 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 16:22:05.15 ID:OhO/OcAO
一方向通行人への反応がフイタwwwwwwww
808 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 21:50:02.13 ID:V3K3bDw0
横条君のファンクラブって大半が顔一緒らしいな
809 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 22:15:13.98 ID:ZRZqmWEo
あと大半が常盤台生徒らしいな
810 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/17(木) 23:03:17.83 ID:SYfz072o
世界中にいるらしな
811 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 00:04:49.24 ID:8oVwaf60
>>806
むしろゲス条は今制速に降臨してるな
812 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 00:27:34.76 ID:QPQ143ko
どこだ
813 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 00:31:15.06 ID:Am2v6Z.o
ゲス条で検索するんだ
814 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 00:31:16.13 ID:4qd/K4s0
>>812
そのまま検索せい
815 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 00:32:58.91 ID:CVLh2eUo
携帯でがんばってる奴か
なんつーかアレ書いてる>>1も読んで反応してるスレの奴らも
ちょっとついていけない
816 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/18(金) 23:50:38.47 ID:swPZsmA0
そして日曜日…

学園神起48のライブ会場前


ざわざわ……


美琴「……うわあ、すごい人の数……これ皆、ライブを見るために来てるの??」


佐天「そりゃ当然そうですよ御坂さん!学園神起48のライブっていったら、
毎回、観客動員数が4万人はくだらないんですからっ!!」


初春「若い子だけじゃなく、子供やお年寄りにも人気がありますからね、学園神起48は」


美琴「へ、へえー、そうなんだ……そこまで人気だっただなんて……」

817 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 23:54:03.73 ID:swPZsmA0
黒子「……全く、お姉さまったら……せっかく貴重な日曜日ですのに…
…こんな人ごみが多いとこで来てなにが楽しいんですの……?」ぶつぶつ…


佐天「もう、まだぶーたれてたんですか、白井さん?
だったら、白井さんは着いて来なきゃよかったのに……」


黒子「はん!何言ってますの佐天さん!ワタクシは、お姉さまが向かうところであれば、
例え火の中水の中……どんなところでも着いて行きますわよ!」


佐天「そ、そうですか…」


黒子「(……それに……ありえないとは思いますけど…

…お姉さまがこんなくだらないアイドルなんかにうつつ抜かすようにならないように、
しっかり見張っておかなければ…!)」
818 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 23:56:17.94 ID:swPZsmA0
初春「それはそうと、ちょっと早く会場に着きすぎてしまいましたねえ」


美琴「そうね、ライブの開始時間まで、あと1時間くらいあるみたいだし」


佐天「ええ〜、まだそんなにあるんですか、弱ったなあ……
…あ、そうだ、それなら!!ライブが始まる前に、
好きなメンバーのグッズを買いに行きましょうよ!!」


初春「あ!そうですね、行きましょうみなさん!!」


美琴「え……グッズって??ライブにそんなの売ってるの??」


佐天「なに言ってるんですか御坂さん!!そんなの当たり前じゃないですか!!
ほら、あそこにメンバーの顔がプリントされたTシャツやら、
タオルやら売ってるところがありますよね!!あれのことですよ!!」


初春「やっぱりライブを盛り上げるために、たいてい皆、自分のファンのウチワなんかを
買ってから、会場に入るモンなんですよ、御坂さん!!」


美琴「ふ、ふーん、ウチワねえ……良く分かんないけど、そういうモンなのね…」
819 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 23:57:05.21 ID:swPZsmA0
佐天「ああ!!こ、こーしちゃいられないわ!!
早く行かないと土御間君のウチワ、売り切れちゃうかも!!」


初春「わ、私も海山君のウチワ買わないと……!!
早く行きましょう、ほら、御坂さん、白井さんも!!」


美琴「え、ええ……」


黒子「はあ……まったく、どーでもよろしいのに……」

820 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 23:57:38.14 ID:TSorxcAo
お、始まってる。期待!
しかし美琴がどうなるか予想できすぎてしまうww
821 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/18(金) 23:58:31.70 ID:swPZsmA0
アイドルグッズ販売店

ざわざわ……

店員「ほらほら、押さないでください!!ま、まだそんな売り切れたりしませんから!!」


ファン1「土御間君のウチワとTシャツくださいっ!!」


ファン2「私は海山君のタオルとキーホルダーを…!!」


ファン3「私は、一方向通行人君の……」


わいわい……がやがや……


佐天「う、うわ、すごい人だかりになってる……そ、それにや、やばい……
土御間君のグッズを買って行ってる人、めちゃくちゃいるじゃん!!?」


初春「あ、海山君のグッズも飛ぶように売れてますよ!」


佐天「初春!!わ、私急いで、土御間君のグッズコーナーがあるとこの列に
並んでくるね!!」


初春「ええ!わ、私も海山君のグッズコーナーに行ってきます!」


美琴「ちょ、ちょっと二人とも…」


初春「すいません、御坂さん、白井さん!ちょっと行ってきますね!!」


佐天「また後でここで落ちあいましょう!!」


タッタッタッタッ……(人ごみへと消えていく初春と佐天)


……………
822 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:01:51.53 ID:LvRP6Is0
……………

美琴「………行っちゃった………どーしとこうか黒子?私たちも買いに行く、ウチワ?」


黒子「……はあ…もう、ここで素直に待っとけばいいんじゃないですのお姉さま…?

……黒子はもう、この場内の暑さのせいで完全に疲れ果ててしまいましたの…
…あんまりその辺をうろつくということはしたくないですわ…」


美琴「……なんか黒子、アンタすごいしんどそうね…

…まあ、確かにそういえば、ここって、異常に蒸し暑いわよねえ…
…やっぱこれだけ人がいるから………んん?」


黒子「………どうしたんですの、お姉さま??」


美琴「……なんか、あそこの一帯だけ、全然人が集まっていないけど…
…一体、どうして……って、ええええ!!!???」


黒子「な、なんですの……一体どうしたんですのお姉さま…?」

823 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:05:16.91 ID:LvRP6Is0
美琴「……な、な、ななんで横条コーナーだけ全然、列ができてないのよ!!??
なんで誰もいないの!!?なんで全然売れてないのよ!!??」


黒子「ええ……?…あら、そういえばそうですわね…
…けど、お姉さま、初春と佐天さんが言ってたじゃありませんの…
…横条はメンバーの中でも人気がないって…」


美琴「人気がないって言っても、土御間君とかと差がありまくりじゃないのよっ!!!
な、な、何考えてんのよあの馬鹿!!!信じられない!!

あーーーもう!……行くわよ黒子!!!」


黒子「え…………行くってどこに………?」

824 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:06:25.34 ID:LvRP6Is0
横条グッズコーナー

販売員「いらっしゃいませー」


美琴「横条のウチワくださいウチワ!!10枚!!!」


販売員「じゅ、じゅ、10枚!???」


黒子「じゅ、10枚ってお姉さま!!
会場に持ち込むウチワは1枚で十分なんじゃないんですの!!??
な、なんでそんなに……??」


美琴「あ、あーーーもう、そりゃ、そうだけどっ!!けど、別にいいでしょ?

こんだけ暑いんだから、10枚くらい買ったって!!!
私とアンタで5枚づつ使えばいいじゃない!!」


黒子「い、いや、お姉さま…ウチワってそういうモンじゃない気がするのですけど……」

825 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:14:19.97 ID:Avzxs02o
あーもう美琴可愛すぎるwwww
826 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:15:24.63 ID:PMqLggw0
そういうの、パターンなんだよ!

良い意味でなb
827 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:18:57.31 ID:LvRP6Is0
美琴「あ!!そ、それに、他の商品も…タオルなんかも売ってるのに、
全然売れてないじゃない!!く……ほんとに人気ないのね、あの馬鹿は……!!!

……………黒子ォォォォォ――――――――――――!!!」


黒子「は、はい!??な、なんですのお姉さま!!???」


美琴「アンタ今、暑くて汗かいてるからタオルあったほうがいいわよね!!!
私も買うから、アンタも買いなさいよタオル!!5枚!!!」


黒子「い、いやいやいやだからああああーーーーー!!!
なんでそんなにタオルがいるんですのお姉さま!!!!

っていうか、そんな横条の顔がプリントされたタオルなんて
5枚もいらないですわっ!!!」


美琴「だ、大丈夫よ、この暑さなんだから!!
タオル5枚くらいすぐ消費するでしょっ!!?」


黒子「お、お姉さまあ!!!!しょ、消費ってなんですの!!!
い、いつからお姉さまの中でタオルは消耗品になったんですのーーーっ!!!」


……………
828 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:26:49.98 ID:LvRP6Is0
……………

そして……ライブ会場

ざわざわ……

佐天「……さて、無事、土御間君のウチワも買えたし…!!
後はライブ開始を待つだけね!!」

初春「はい!私なんかウチワだけじゃなく、タオルも買っちゃいましたよ!!

……って、ああ!あと本番開始5分前……!!私、なんか胸がドキドキしてきました…!」


佐天「……それはそうと、御坂さん……ずいぶん沢山、ウチワ買いましたね……」


美琴「え、ええ?そ、そうかしら…
…け、けどほら、こうやってまとめて仰ぐと一枚より涼しいかなって…
……ね?」ゴアアアッ!!ゴアアアッ!!


佐天「そ、そうですか……??た、確かにただならぬ音はしてますけど、
すっごく腕が疲れそう……」


初春「白井さんも、横条君のタオル、そんな何枚も首かけてどうしたんですか……??
なんか隣にいるだけで、すっごく暑苦しいですけど……」


黒子「う、ううううるさいですの初春!!!
好きでこんなことになったんじゃないんですのよぉぉぉ!!!」


………
829 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:27:54.56 ID:D94ESg2o
クソワロタwwwwwwww
830 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:28:59.57 ID:TWy/G5ko
両手に1枚ずつ、頭に鉢巻きかタオル巻いて3枚差すんじゃないのかww
831 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:32:50.66 ID:LvRP6Is0
…………
ビーーーーー!!(ブザーが鳴る音)


初春「あ!!とうとう本番が始まりますよ!!」


佐天「あ、見て初春!!次々と舞台に学園神起48のメンバーが…
…ってあああ!!!初春みてみて!!

土御間君!!!土御間君が出てきたよ!!!キャーー!!!土御間くーーん!!」


初春「う、海山君も出てきましたよ!!!
……う、海山くーーん!!!!がんばってくださーーい!!」


きゃーーーー!きゃーーーー!(次々と会場に巻き起こる歓声)

………

歓声1「捨入君、愛してるーーーーー!!!!!」


歓声2「海山君、かっこいいーーーーー!!!」


歓声3「きゃーーー一方向くーーーん!!!」


……………

832 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:34:23.92 ID:yw6C/PUo
アイドルにどっぷりとはまる美琴の姿が目に浮かぶようだ
833 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:35:25.22 ID:PMqLggw0
むしろアイドルにはまる黒子の姿を見た気がしたが幻想だったのだろうか
834 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:40:58.12 ID:LvRP6Is0
……………

美琴「わ……す、すごい歓声ね、黒子…
…ど、どうしよう、私たち、なんかちょっと浮いてないかしら……?」


黒子「……い、いやそんなことよりお姉さま……黒子は…、…か、横条の…
…横条のタオルのせいで……暑くてたまらないんですけどお姉さま……」ぜいぜい……


美琴「あ、そういえば、アイツは……??横条はもう舞台に出てきてるかしら……??」


美琴「(ええっと横条横条……あ、出てきた出てきた!!!)」

…………

美琴「(………って何アイツ、自信なさそうに舞台にでてきてんのよ!!
…そんでなんで、舞台の後ろ端の目立たないところにいっちゃうわけ!??
もっと前の方行きなさいよ!!土御間の隣とか行きなさいって!!)」


美琴「(…あ!そ、そういえばあの馬鹿、他の連中みたいに
全然歓声も上がってないじゃない……!!
固定層はどーなったのよ固定層は!!!)」


佐天「うわあ、私、土御間君を生で見るなんて初めてだよ、初春!!
やっぱかっこいいなーー!!」


初春「私も海山君を生で見れて感激ですっ!!ホント、来てよかったです!!!」

……………


美琴「(な、なんかイライラするわねアイツ……!!)」


黒子「ぜいぜい……(は、早く帰りたいですの……)」
835 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:44:21.39 ID:LvRP6Is0
土御間『今日は俺達もライブに来てくれてありがとうだにゃー!!
それじゃあ、さっそく行くぜ一曲目!!!『とあるIKEMEN☆の禁止事項』!!』

きゃーーーーー!!!!!!


初春「さ、さっそく定番の曲ですね、佐天さん!!!」


佐天「う、うん!!!なんたって、学園神起48のデビュー曲だもんね!!!
これは盛り上がるわよぉぉ!!」


美琴「(なんでさっきから、あの土御間って奴ばっかり目立ってんのよ……!!)」
イライラ……
836 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:46:15.19 ID:PMqLggw0
口調一緒なのかよwwwwww
837 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 00:53:30.69 ID:RqMABB2o
曲名うぜwwwwwwww
838 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 01:04:07.31 ID:LvRP6Is0
…とあるIKEMEN☆はparallel world 幾千もの時間に
同じものなどないIKEMEN☆で織り成す 時空へ…♪


きゃーーーーーーーー!!きゃーーーーーーーーーー!!


佐天「う、うわああ、すごい、やっぱ生ライブは違うわあ…!!歌って踊ってる
学園神起のメンバーがこんなにかっこいいだなんて……!!!」

初春「ええ!!!みなさんとってもかっこいいです!!!」

佐天「……けど、やっぱ一番は土御間君だな!!ほら、メンバーの中で一番
、踊りも歌も上手だと思わない!??絶対、あの中で一番上手いよ!」


初春「な……!!そ、そんなことないです!!海山君だって、
歌も踊りもとっても上手ですよ!!なんたって、どの曲でも前列にいますし……!!」


美琴「…………」


美琴「(なによあの馬鹿……自信なさげにしてるから、歌も踊りも下手なのかと思ったら…

普通に上手いじゃないのよ……!!!
っていうか、土御間とかよりもよっぽど上手いじゃない!!!
……それなのに、なんであんな隅っこで縮こまって踊ってんのよっ!!!!


ああああーーーー!!!見ててイライラするーーーーー!!!!!!)」


…………

なんか蚊帳の外の黒子

黒子「……ぜいぜい…あ、あつ…すぎ…です…の……

ひっ…ひっ…ふーー……ひっ…ひっ…ふーー………」

…………
839 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 01:09:36.32 ID:D94ESg2o
ラマーズ法wwwwwwww
840 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 01:17:48.04 ID:LvRP6Is0
【イケメン】駆け抜けて【トオクマデ】
【ミクダス】ブサメンを蹴って【ブサメンケッテ】♪


佐天「ああ!!つ、ついに曲のサビに入るよ、初春!!」


初春「そ、そうですね!!ここは盛り上がりますよね、佐天さん!!!」


美琴「」イライライライライライラ………!!!!!!!!!!!


佐天「や、やっぱここは声援を送らなきゃ……!!!!!


土御門くんがんばって…」



美琴「こらあぁぁぁーーーーー横条おおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーー!!!!!!!!
なーーーにやってんのよぉぉぉーーーー!!!!!!

ちゃんと堂々と歌って踊りなさいよ
この馬鹿あああぁぁーーーーーー!!!!!!!!!!!」


佐天・初春「え…………」
841 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 01:25:45.82 ID:D94ESg2o
ヤッチャッタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
842 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 01:33:34.55 ID:PMqLggw0
おい歌詞コラwwwwww
843 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 01:37:54.39 ID:LvRP6Is0
初春「み、御坂さん……?」


美琴「歌も踊りも他のヤツより上手いんだからぁぁーーー!!
もっとしゃきってしなさいよっっ!!!!もっと頑張んなさいよぉぉーーーー!!!!!」


佐天「あ、あの御坂さん……」


美琴「あ!!!もしかして、自分は歌も踊りも下手だと思って
馬鹿を見てる感じになってんじゃないでしょうねえええーーー!!!
アンタもっと自信もって…」


初春・佐天「御坂さん!!!!!」


美琴「……え?」
844 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 01:42:46.48 ID:LvRP6Is0
初春「あ、あの御坂さん…
…じ、自分のファンに声援を送るのはいいと思うんですけど、その……?」


佐天「え、ええ……そのもっとライブらしく『キャーーー』とか『かっこいいー』とかなら自然なんですけど……その御坂さんのは……」


初春「その……むしろ叱咤?とか、激励に近いっていうかその……」


美琴「え?…あ、ああ、そ、そうね…そうよね……そう、ライブだもんね!!

ご、ごめんごめん分かった分かった…
…そう、『キャーーー』とか『かっこいいー』とかよね……うんうん……


…………


美琴「キャーーーー横条かっこいいーー!!!

……って、いい加減にしなさいよアンタはあ!!!もっと真剣にやんなさいよっっ!!!!
だいたいアンタはいつもいつも……!!!!」


佐天「御坂さーーーーん!!!!!」


初春「佐天さんが言ったことを付け足しただけで何にも変わってないですう!!!!」

845 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 01:43:50.04 ID:D94ESg2o
これはひどい
美琴の非常識を良くあらわしているなwwwwwwwwwwww
846 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 01:54:12.08 ID:MwdAHKg0
美琴wwwwwwおとなしくしとけwwwwww
847 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 01:56:02.19 ID:pNzASqso
こいつはひでええwwwwwwwwww
でも可愛く見えちゃうのはなんでww
848 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sagesaga]:2010/06/19(土) 01:56:40.27 ID:PMqLggw0
この美琴の妙なかわいさはなんなんだwww
849 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 01:57:39.14 ID:RqMABB2o
いろんな意味で純粋なんだろww
850 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 02:13:28.02 ID:LvRP6Is0
その後も美琴の横条に対する声援は会場に鳴り響いた…

3曲目


美琴「だっからああーーーー!!!!
もう、なんでアンタはそんな目立たないように踊るのよ!!!
もうアンタはバク転とかしなさいバク転!!!他のヤツと違うことしなさいよ!!!」


佐天「い、いや御坂さん…それぞれの曲によって踊り方が決まってて……」


5曲目

美琴「もっと大きな声で歌いなさいよアンタはああ!!!!!何?全然聞えないわよっ!!もしかしてマイク切られてるのアンタだけ!!??」


初春「ちょ、み、御坂さん、そ、そんなことないですから……」


7曲目


美琴「あーーーーもう!!イライラするわねええ!!!!!
もう、アンタは前列に出なさい前列に!!!そんで土御間のポジションぶんどって…!!」


佐天・初春「御坂さーーん!!!!」

ぎゃーーー、ぎゃーーー……

…………

横条「(……なんだあの子……さっきからなんで俺に対して
あんなに怒ってんだ……??

はあ……なんかよくわかんないけど……
俺っていっつも貧乏くじばっか引いてる気がする……

…………………不幸せだ………)」


851 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 02:19:00.94 ID:LvRP6Is0
こんなミス言いだしたらきりがないけど、なんとなく訂正

>>844 ×初春「あ、あの御坂さん…
…じ、自分のファンに声援を送るのはいいと思うんですけど、その……?」

○初春「あ、あの御坂さん…
…じ、自分のファンのメンバーに声援を送るのはいいと思うんですけど、その……?」

852 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 02:38:11.45 ID:LvRP6Is0
その後…

ライブ会場前

初春「……いやあ、盛り上がりましたねえライブ!」


佐天「うん、生の土御間やっぱかっこよかったなあ!!……また絶対来ようね、初春!!」


初春「そうですね、また御坂さんと白井さんも誘って……って、あれ…??2人は??」


佐天「あ、あそこだ……また横条君のグッズコーナーにいる…」


初春「ら、ライブがはじまる前、あんなにたくさんウチワとか買ってたのに…
…まだなにか買うつもりなんですかね……?」
853 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 02:41:47.18 ID:yw6C/PUo
はまっちゃったのか…
854 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 02:41:50.82 ID:LvRP6Is0
横条グッズコーナー

美琴「……な、な、な、なんでまだこんなにグッズが余ってんのよ!!!!
ライブももう終わったっていうのにっ!!!

……あの馬鹿!!どんだけ人気ないのよっっ!!!!」


黒子「…も、もも、もうよろしいではありませんのお姉さま…
…グッズなら、ライブが始まる前、あんなに……」


美琴「すいませーん!!!この横条のカレンダーを7枚ください!!!!」


黒子「はあ………また……」
855 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 02:43:51.75 ID:LvRP6Is0
美琴「……それにしても、人気ないくせに種類だけは多いのねえ、
あの馬鹿のグッズは……!!!ああもう……!!!!!

……黒子ォォォォォ――――――――――――!!!」


黒子「…………………………なんですのお姉さま……?」


美琴「アンタ!!汗で服がビショビショじゃない!!!
そのままじゃ風邪ひいちゃうわよ!!!!仕方ないから、この横条Tシャツを12枚……」


黒子「着るわけないですのよオオオオオーーーーー!!!!!!!!!!!!!
だ、だだだだれが、そ、そんな横条の顔がプリントされたTシャツなんて!!!

っていうかなんで12枚!!??なんでいちいち大人買いするんですのっっ!!!!?」
856 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 02:44:35.50 ID:D94ESg2o
金遣いやら常識やらマナーやら
色々あわせて酷すぎるwwwwwwwwwwwwww
857 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 02:57:12.57 ID:LvRP6Is0
……………

美琴「…ごめんごめん、2人とも遅れちゃって」


佐天「うわ……み、御坂さん、これはまた沢山買ってきましたね……
そ、そのカレンダー、そんなに買ってどうするんですか……?
ぜ、全部同じ年のやつなのに……」


美琴「え、ええ?……け、けどほら、7枚買っとけば、
同じ日に7つ分の予定が書ける
じゃない?だ、だ、だから、お得なのよ……うん、うん」


佐天「ぜ、前回より言いわけが苦しくなりましたね御坂さん……」


初春「うわっ……し、白井さん、そんな横条Tシャツ何枚も重ね着してどうしたんですか…?そんな格好で寮まで帰るつもりですか……??
それに、なんかさっき以上に暑苦しいんですけど……」


黒子「て、てめ……初春うぅぅぅぅーーーーー!!!!
絶対、あなたわざと言ってるでしょうがああああーーーーーーー!!!!!
好きでこんな格好してるわけじゃないですのよおおおーーーーーーー!!!!!!!!!!」

858 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 02:58:13.57 ID:LvRP6Is0
眠いのでここまでで
次で終わらせます
859 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 03:00:31.64 ID:pNzASqso
乙でした
黒子が不憫すぎるwwwwww
860 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 03:08:57.42 ID:D94ESg2o
色々と面白かったwwwwww
861 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sagesaga]:2010/06/19(土) 03:21:26.39 ID:PMqLggw0
乙!なんであんたのSSはいっつも黒子が貧乏くじ引いてんだwww
横条より不幸せだろこれ……
862 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 03:23:38.83 ID:tcwgScSO
ちょぷっちょの黒子思い出したww
863 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 03:26:41.08 ID:RqMABB2o
色々情けない横条さんを見ると上条さんと重ね合わせて世話スキル発動しちゃうんだろな美琴は
やっぱ上条さん絡まないと美琴の魅力は出ないんだな。まぁ横条さんだけどww
やっぱこの作者は美琴の書きかた上手いわww

乙です
864 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 03:41:35.65 ID:b5Jh3QDO
乙!
ライブ前と後のテンションの差が…
上条さん絡むとここまで変わるのかw正確には上条さんによく似た人だがw
865 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 03:44:56.63 ID:yw6C/PUo
でもどうせなら「やっぱり本物の方がいい」ってなって欲しいな

しかし熱が冷めた後のグッズの片づけは大変だぞ
一つ一つが黒歴史物質(ダークマター)と化してるからな
866 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 04:38:41.42 ID:2x16TUAO
こんなにうざかわいい美琴が書けるのはこの人だけだな…
もうマジ惚れるわ…
嫌みの無い可愛らしさだ
二次創作美琴の中では>>1が書く美琴が一番好きだな。
乙でした。
867 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 18:37:28.62 ID:eIZb7MDO
御琴の

黒子ォォォォォ――――――――――――!!!

に吹く。
868 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/19(土) 19:07:44.84 ID:TUUKq2.0
やっぱ>>1の書く美琴かわいいわ
869 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 00:41:56.83 ID:cb1EqMc0
……………

美琴「あれ……?そういえば、ライブが終わったっていうのに、
なんで会場の入り口の方、めちゃくちゃ人が集まってるのかしら……」


佐天「ああ!そ、そーだった忘れてました御坂さん!!どうも今から、入口から
メンバー全員が出てくるみたいなんですよ!!帰りのバスに乗り込むためにっ!!」


初春「えええ〜〜!!!って、ことは、ライブ会場より間近で海山君が見れるかも!!
そ、それじゃは、はやく行きましょうみなさんっ!!!」


佐天「うん!!ほら、御坂さんと白井さんも早く!!!!」


美琴「え、ええ……!」


黒子「ええ〜〜〜、ま、またあんな人ごみの多いところに行くんですのお姉さま…

…はあ……」
870 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 00:45:03.01 ID:IMVzTXAo
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
871 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 00:46:47.58 ID:cb1EqMc0
…………

ライブ会場入り口前

わいわい……がやがや………

鉄装「お、押さないでください!!こ、これ以上入らないで!!」


黄泉川「ほらほら、このラインより前に入ってくるなよお前ら!!
いまからメンバーが出てくるんだから!!入り口をふさぐんじゃねーじゃん!!」

…………

黒子「こ、こんなライブのためにアンチスキルまで警備にかりだされているだなんて…
信じられないですの……」


美琴「う、うわあ、や、やっぱすごい人だかりね……」


初春「けど、なんとかこの位置ならメンバーの顔も見れそうですよ御坂さん……!!」


佐天「……って、ああ!!!見てみて初春、御坂さん!!!
入り口からメンバーが出てきたみたいですよ!!」
872 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 00:49:20.93 ID:cb1EqMc0
(入口から次々の出てくるメンバー)

きゃーーーーーーーーーーーー!!!!!


歓声1「きゃーー!!土御間君、こっち向いてーーーー!!!!!!」


歓声2「海山くーーーん、愛してるーーーー!!!!」


歓声3「きゃーー!!捨入くーーーん!!!」

……………

佐天「あ、ああ!う、初春!!土御間君、こっちに近づいてくるよ…!!

……って、あ、きたきた……!!!…きゃーー!!土御間くーーん!!!」


初春「あ…海山君もこっちに来た……!!
う、海山くーーん!!!こっち向いてくださーーい!!!」

……

美琴「(ええっと……あの馬鹿は………あ!!出てきた出てきた)」


(他のメンバーと一緒に、入り口から出てくる横条)
873 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 00:50:14.57 ID:PrwcQico
上条さんと似てるだけで馬鹿とか呼ばれる横条君かわいそうだなww
874 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 00:54:37.58 ID:cb1EqMc0
美琴「………ってあの馬鹿あああ!!!!
何ほかのメンバーの影に隠れるようにして出てきてんのよ!!!
なんでアイドルのくせして、いちいち目立とうとしないわけえええ!!!???」


美琴「……ほらああ、アンタ!!もっと、しゃきっとしなさいよしゃきっとお!!
これだけ言って、まだ分かんないのアンタはああーーーー!!!」


佐天「み、御坂さんまた……」


初春「も、もう何を言っても無駄みたいですね……御坂さんには……」

………
875 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 00:57:16.53 ID:cb1EqMc0
……………

ぎゃーーーー……ぎゃーーーー……




横条「(ん……?な、なんかまた俺に対する罵声が聞えるような…

…って、またあの子か……はあ…

…あの子一体、俺になんの恨みがあるんだろ…

…はあ……不幸せだ………)…

……って、んん??」


横条「(なんだぁ……お客の中にいるあのマスク姿の男は……?
あんな周りをきょろきょろ見渡して…

ライブに来た人にしては、ちょっとスタイルが怪しいような……)」

…………
876 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 01:02:29.95 ID:cb1EqMc0
……………

美琴「………そんなんだから、アンタはいつまでたっても
人気があがんないのよぉぉーーっ!!!

わかったら、ちったあしゃきっとしなさいよおおー!!!」


初春「……これはもう、御坂さん独特の応援として、
あきらめるしかないですね佐天さん……」


佐天「そーだね……けどまあ、この方が御坂さんらしいっちゃあ、らしいかも…

……っていたあ!!!」ドンッ


(突然佐天の肩にぶつかって走り去るマスク姿の男)

877 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 01:08:54.91 ID:cb1EqMc0
佐天「あいたたたた……」


初春「だ、大丈夫ですか、佐天さんっ!!?」


佐天「い、痛ったあ……な、なんなのよアイツ………ってああああ!!!!


初春「ど、どーしたんですか佐天さん!!??」


佐天「ない!!ないよ初春!??ポケットに入れてた私の財布が

……なくなってる!??」


初春「え、ええ!!!!??」


美琴「なんですって!!!」
878 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 01:15:01.50 ID:IMVzTXAo
フラグwwww
879 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 01:25:21.16 ID:5ihNwJ20
佐天「き、きっとさっきぶつかってヤツが盗っていったんだ!!……

だ、誰かーーー!!あの男を止めてください!!泥棒です!!その人!!」


美琴「黒子!!!」


黒子「ええ!!分かっていますわお姉さま!!すぐにテレポートで追いかけますの!!
初春はすぐに、警備のアンチスキルに連絡を………!!!」


初春「は、はい!!分かりまし」


横条「おおおおおおおーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」


黒子「………え?」


美琴「よ、横条……??」

(突然、全速力で犯人を追いかける横条)


……………
880 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 01:28:51.79 ID:po1LSvEo
マジフラグだwwwwwwww
881 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 01:34:59.00 ID:5ihNwJ20

………



そのころ、犯人は……

男「はあ、はあ…、こ、ここまで来ればもう大丈夫だろ…」


男「それにしても、ライブ終了後の会場前ってのは絶好のスリ場所だぜ…!!

人ごみに紛れやすいし、ライブに来る馬鹿女どもってのは大概、
グッズなんかを買うために、たんまり金を持ってきてやがるしな……!!!」


男「それにしても…くくく…警備してたアンチスキルは何やってんだろうなあ……!
まったく、張り合いがねえ、っていうか………んん?」


横条「どおおりゃあああーーーー!!!!!待ちやがれテメエ!!!」


男「な、なんだアイツは……!!???アイツ確か、学園神起48のメンバー
の奴じゃ……!??…………ってどあああああ!!!!」

(犯人に飛びかかる横条)


横条「はあはあ…やっと、捕まえたぜ犯人!!!さあ、はやく、
女の子から盗った財布を返しやがれ!!!!」
882 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 01:38:11.08 ID:po1LSvEo
横条さんまじパネェ
883 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 01:43:32.70 ID:5ihNwJ20
男「な、な、なんでアイドルが俺のことを邪魔しやがるんだっ!!!
テメエには関係ねーじゃねーか!!!とっとと離しやがれ!!!!」


横条「関係…………ねえだと……!!??」



…………
一方そのころ…


美琴「はあ、はあ……ど、どこまで追っていったのよアイツ!!」


黒子「あ…!!いましたわお姉さま!!あそこですのよっ!!!」


佐天「ほ、ほんとだ!!横条君、犯人捕まえてる!!」


初春「け、けど、一体なんで横条君が……!??」


美琴「と、とにかく行ってみましょう!!!」


………
884 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 01:44:59.89 ID:PrwcQico
横条さん、説教アイドルだったか…
885 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 02:01:26.13 ID:5ihNwJ20
…………

男「そーだろ、関係ねーだろうがテメエにはあ!!テメエみたいな
糞アイドルごときがこの俺の仕事の邪魔してんじゃ」


横条「ばっかやろおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」


男「!!!!!!??」


横条「何が関係ねー、だ!!大アリなんだよっ!!あの女の子はなあ……!!
ライブを見に来てくれた、俺達の大切なファンの一人なんだよっ!!

俺達の仕事は、そんなファンの子たちに夢と希望を与えるのが仕事なんだ!!!

大切なファンの子が、テメエみたいなヤツに財布を盗まれて、
黙って見てるわけにはいかねえんだよぉぉ!!!!!」

886 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 02:16:39.00 ID:5ihNwJ20
男「は、はん!!な、なにが大切なファン、だよ、ばかばかしい!!!
し、知ってんだぞ俺は!!テメエ、
メンバーの中でも全然、人気ない横条ってやつだろ!??

ファンなんかほとんどいねーらしいじゃねーか!!!
て、てめえみてえなヤツが、なに人気アイドルぶってえらそーに!!!!」


横条「ああそうさ!!確かに俺は人気ねーよ!!メンバー1の無人気者さ!!だがな……
そんな俺でも学園神起48の一員なんだ!!!
例えあの子が誰のファンだろうとそんなの関係ねえ!!

メンバーのことを応援してくれてるファンの子を悲しませるヤツはこの俺が許さねえ!!
そんな幻想、俺がぶっ壊してやる!!!」


佐天「横条さん………」


初春「け、結構熱い人だったんですね横条さん……」


美琴「(アイツ……)

887 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 02:24:07.38 ID:zCpfV360
美琴さん・・・上条さんから横条さんにお乗り換え?ww
888 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 02:27:07.21 ID:5ihNwJ20
男「く、くそこの野郎!!!いい加減に……!!」


(横条に殴りかかろうとする犯人)


横条「って、う、うわっ、やばい!!!!!」


黒子「そこまでですわ!!!ジャッジメントですの!!!
窃盗罪で貴方を拘束いたしますわ!!!」


男「………く、…………ち、畜生、ここまでか………!!

こ、こんなアイドルごときに俺が…………!!!」


横条「……はあ、助かったぁ〜………」

…………

美琴「(……………ふーん……)」


美琴「(なかなかやるじゃない、アイツ……)」

……………
889 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 02:36:17.78 ID:5ihNwJ20
その後………

………

黄泉川「ほらっ!!とっとと車に乗るじゃん!!!」


男「く、くそ……」


…………


横条「…………」


横条「(窃盗犯を追うなんて……我ながらトンデモナイことしてしまったけど……
まあ、犯人も無事捕まったことだし……一件落着か……)」


黒子「………お手柄でしたわね、横条方麻さん?」


横条「…ん……?君たちはさっきの…」
890 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 02:41:08.59 ID:5ihNwJ20
佐天「財布を取り返してくれてありがとうございました!!!
なんか私、横条さんのこと見なおしました!!」


初春「ええ!!とってもかっこよかったですよ、横条さん!!!」


横条「え、そ、そうかな……はは……いや別に俺は」


美琴「何よ、褒めてるんだから素直に喜びなさいよ、
犯人を捕まえたのはアンタなんだから、もっと胸を張ればいいでしょうが」


横条「う………君は確か……罵声女……」


美琴「はあ?なんだって??」


横条「い、いや別に………」
891 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 02:47:25.71 ID:IMVzTXAo
やっぱこうなるのかww
892 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 02:51:58.56 ID:5ihNwJ20
黒子「けどまあ、ホントにお手柄だったですのよ横条さん…
…お友達の財布を取り返してくれたお礼といってはなんですけど…
…あなたの勇気をたたえて、ジャッジメントであなたを表彰したいと思うのですの」


横条「ええ……表彰……!??お、俺が!!!??」


佐天「ああ、確かに、よく事件解決に貢献した一般の人に感謝状
送ったりしますもんね!!」


初春「うわあ、それはいいアイデアですね白井さん!!!」


横条「い、い、いやいい、いいよ俺はそんなの!!」
893 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 03:03:39.76 ID:5ihNwJ20
初春「え、ええ?なんでですか?別に断らなくても……」


佐天「そーですよ!もしかしたら、表彰されることでファンが増えるかも
しれないですよ?」


美琴「そーよ、何言ってんのよ、表彰するっていってんだから、
素直に応じたらいいじゃないのよ、なんで断ってんのよアンタは、まったく」


横条「……(ま、また罵声女が間からごちゃごちゃと……)
い、いや別に俺はそんなつもりで犯人を捕まえたわけじゃないし……

………それに、無事、財布も戻ってきたんでしょ?」


佐天「え、ええ、そりゃまあ…」


横条「だったら、何の問題もないからいいよ、
…君がこれからも学園神起48のファンで
いてくれれば、それでいいっていうか……」


美琴「……………」


美琴「……へえー」

894 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 03:04:34.64 ID:H6aRVwso
美琴印象悪いwwwwwwwwwwwwwwww
895 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 03:13:48.14 ID:5ihNwJ20
黒子「……お姉さま?」


初春「どうしたんですか、御坂さん?」


横条「な、なんだよ……何かまだ文句でもあんのかよ…」


美琴「こりゃ驚いたわ……そんなセリフしれっと言っちゃう人間なんて、
あの馬鹿ぐらいのモンだと思ってたけど……

やっぱアンタ、なかなか見込みあるじゃない」


横条「え……あ、あの一体……??」


美琴「それじゃあ、アンタ……犯人を捕まえてくれたお礼に、
この御坂美琴様が気が向いたときに、ファンの一人として、
アンタのこと応援してやってもいいわよ……!?」


横条「……………え?」


佐天「……………」


初春「……………」


黒子「……………」


一同「(な、なぜにこんなに高圧的……?)」


…………
896 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 03:16:43.10 ID:IMVzTXAo
やっぱり美琴でしたwwwwwwwwww
897 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 03:27:55.94 ID:5ihNwJ20
初春「あ、あのー御坂さん……??」


佐天「あ、アイドルのファンの人って、普通、
アイドルにそんな上から目線な態度、とらないと思うんですけど……」


初春「ファンになってあげてもいい、っていうセリフはちょっとおかしいような……」


美琴「さあ!どーなのよっ!!ファンになって欲しいの欲しくないのっ!!!」


横条「え、え、えっとその………欲しくないです!!!」


美琴「な、な、なんですってええええええーーーーーーーー!!!!!!
ふ、ふざけてんじゃないわよおおおおおおーーー!!!!!!!」


佐天「み、御坂さーーん!!!!ちょ、ちょっとぉ!!!」


初春「お、おさえてくださいーーー!!!!」
898 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 03:31:02.38 ID:KYB/.nQo
ですよねー
899 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 03:31:35.23 ID:PrwcQico
クッソワロタwwww
900 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 03:32:35.63 ID:5ihNwJ20
黒子「お、おおお姉さま!!そんな!特定の殿方のファンになるだなんて……!!
馬鹿なことを言うのはおやめになってくださいまし……」


横条「……あれ、そういえばツインテールの君、俺のグッズTシャツ来てるけど…
…もしかして俺の数少ないファンなの?

……けど、そんなにTシャツを重ね着するのはおかしいような…」


黒子「だから好きでやってんじゃないんですのよぉぉぉーーーー!!!!!!!!!
だれが、あなたのファンなんかにぃぃぃ!!!!!
ふざけてんじゃないですのぉぉぉぉーーー!!!!!!!!」


横条「ひいいいいいい!!!」


美琴「待ちなさいアンタはああ!!!!何処行くのよぉぉぉ!!!!」


黒子「ふざけんなですのおおおお!!!!!!!!!!!!」


横条「どわあああああ、だ、誰か、誰か助けてえええええーーーー!!!」


…………

初春「御坂さん……白井さん……」


佐天「仮にも一人の国民的アイドルに対してこの仕打ち……ひどすぎる」



横条「ふ、不幸せだあああーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

…………
901 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 03:45:34.62 ID:5ihNwJ20
その後……


とあるアイドル事務所

横条「はあ……やっと帰ってこられた……ほんと今日はさんざんな一日だった…」


土御間「おつかれだにゃー横ヤン、犯人を捕まえるなんて、ホントお手柄だったにゃー」


青髪飛明日「ああ、やっぱ横ヤンはすごいわあ、感心するでホンマ!」


横条「おまえら……」


海山「一人のファンの為にあそこまで体を張れるなんて、
自分たちには到底できないことですからね」


一方向通行人「けっ!!正義のヒーロー気取りやがって……!!!
だがなァ、確かにあンなこと、てめえにしかできねえ…!!尊敬するぜ、横条」


横条「な、なんだよお前ら……そんなに褒めたって何にも出ねーぞ?
……だいたい俺はメンバー1の無人気者なんだから…
…俺よりお前らの方がよっぽどすげーじゃねーか」
902 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 03:48:32.21 ID:IMVzTXAo
ここで知るのかww
903 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 03:55:16.44 ID:5ihNwJ20
土御間「確かに横ヤンの人気は俺達の中でも最下位……ファンの数も一番少ないにゃー。

……けど、それはきっと、横ヤンの魅力が俺達と違って、表面的なモンじゃなくて、
ちょっと分かりにくいってだけなんだにゃー」


青髪飛明日「うんうん、横ヤンの魅力は顔とか、そういう外見じゃなくて
内面にあるからな!きっと、テレビや雑誌を見ただけじゃなかなか伝わらないんやで」


海山「けど、そのかわり、横条さんの魅力に気づいたファンの人は
熱狂的な人が多いですよね…固定層が多いし……」


一方向通行人「けっ!!くっだらねえ……だが、やっぱテメエには
俺達にはない魅力があるとしか思えねえな」


横条「お、おまえら……」
904 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 04:01:18.43 ID:r.9471I0
一方通行人一つのセリフ毎に一回ツンデレてるwww
905 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 04:04:30.37 ID:5ihNwJ20
青髪飛明日「ファンといえば、今日のライブでも来とったなあ…
…横ヤンの熱狂的ファンが」


土御間「ああ、そういえばそうだにぁー!!
ライブの間、ずっと声を張り上げて応援してた女の子がいたにゃー」


海山「自分はあの子、すごく好みだったんで、正直、嫉妬しましたけど……」


横条「ね、熱狂的ファンって……も、もしかして、あの罵声女のことか!?
ち、違うだろアイツは!!!ファンっていうか、むしろ俺の敵っていうか…」

906 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 04:05:57.68 ID:5ihNwJ20
土御間「いやあ、やっぱ横ヤンはわかってないにゃー、
あれほどのファン、俺達にはなかなかいないんだにゃー」


青髪飛明日「うんうん、間違いなくあの子は横ヤンの魅力を分かってたと思うで!」


横条「い、いやだから……」


土御間「いやあ、やっぱ横ヤンファンは違うにゃー…
…なんというか……その…

……男を見る目があるんだにゃー」


…………
907 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 04:13:16.11 ID:H6aRVwso
C
908 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 04:16:49.30 ID:5ihNwJ20
それから数日後……

常盤台中学 寮

(とあるトークバラエティ番組を見ている美琴)

美琴「……あ、あーーーもう、あの馬鹿!!ぜんっぜんトークに混じれてないじゃない!!
何やってんのよホントに!!!」


美琴「あ、もうほら……!!あの馬鹿が全然、しゃべらないから、司会者のサンマーさんも土御間ばっかに話をふってるじゃないのよっ!!!やる気あるのかしら、あの馬鹿!!!」


美琴「あ!!アイツ、今、ぼそっ、って『不幸せだ』って言ったわねえ!!!
なに本番中にそんなこと口走ってんのよ!!気づかれてないとでも思ってんのかしらっ!!そんなにテレビに自分が出演するのが嫌なの!!?

だったら、そんな職業もうやめちまいなさいよあの馬鹿!!!」

…………


初春「す、すっかり横条のファンになってしまいましたね御坂さん……」


佐天「い、いや、あれは、ファンなのかなあ…?ファンっていうのとは
ちょっと違うような……」

909 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 04:30:58.11 ID:5ihNwJ20
黒子「はあ……全くお姉さま……ワタクシには全く理解できませんわ……なぜそこまで
横条さんに肩入れするのかが……

…ん、………まてよ、横条……??……

……はうわあああ!!!」


初春「きゅ、急にどうしたんですか、白井さん!!??」


佐天「ま、まあ突然奇声を発するのはいつものことですけど、一体どうしたんですか!?」


黒子「」ぶるぶる…

黒子「(そ、そ、そういえば……横条という名前といい……あの容姿……!!!あのアイドル……よくよく考えたら………あの腐れ類人猿にそっくりですの………!!!!!)」


黒子「(お姉さま……!!!ま、まままままさか……横条とあの類人猿を重ねて応援を……?
そ、そんなまさか……!!!!)」がくがくがくがく……


佐天「ちょ……!!し、ししし白井さん!!なんかめちゃくちゃ体が痙攣しはじめてますけど、大丈夫ですか!!!???」


初春「(ままままままさか、ワタクシのお姉さまに限ってそんな……!!)
ビクンビクンッ!!


初春「け、痙攣がますますひどくなっていってます!!!!
し、白井さん!!!!」

910 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 04:31:30.26 ID:IMVzTXAo
今更すぐるwwwwwwwwwwww
911 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 04:45:40.08 ID:OgKKAOs0
美琴「だーーーーー!!もう、また、せっかくサンマ―さんが話をふってくれたのに
そんなつまんない返しをする!!全然、番組に集中できてないわねあの馬鹿は!!!

どーせあの馬鹿、あの馬鹿と一緒で今夜の夕食何作ろっかな、
とかくだらないこと考えてたんだわ!!!」


美琴「…ちょ……あ、あ、あーーーもう!!!!!!
ほんっとイライラするわねあの馬鹿あああああーーーーー!!!!!!!!!!!!

ほんっとあの馬鹿はあの馬鹿に似てむかつくんだからああーーーーーーーーーー!!!!!」


黒子「おおおおねえさまあ!!!!!
さっきから、会話の中に2人の馬鹿が出てきてますけど!!!
一体それは、誰と誰のことを言ってるんですのオオオ!!!!!」
びくびくびくびくびくびくびく……!!!!


初春「きゃあああーーーーー!!!!!し、し、白井さんの体の痙攣が信じられないくらいひどくなっていってますよおお!!!」


佐天「白井さあああああーーーん!!!お、おおおお気を確かにいぃぃぃぃぃ!!!!!!
は、はやく!!きゅ、きゅ、救急車、救急車をおおおおおおーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」




いつもの絶叫オチでなんとなく

おしまい
912 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 04:47:37.84 ID:lrOP4hM0
>>909
なぜ初春までふるえる
913 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 04:57:05.71 ID:OgKKAOs0

>>912 俺は……もうダメだあ……やっぱ書きためて見なおししないとダメだ…
>>909 は以下に差し替えを……



黒子「はあ……全くお姉さま……ワタクシには全く理解できませんわ……なぜそこまで
横条さんに肩入れするのかが……

…ん、………まてよ、横条……??……

……はうわあああ!!!」


初春「きゅ、急にどうしたんですか、白井さん!!??」


佐天「ま、まあ突然奇声を発するのはいつものことですけど、一体どうしたんですか!?」


黒子「」ぶるぶる…

黒子「(そ、そ、そういえば……横条という名前といい……あの容姿……!!!あのアイドル……よくよく考えたら………あの腐れ類人猿にそっくりですの………!!!!!)」


黒子「(お姉さま……!!!ま、まままままさか……横条とあの類人猿を重ねて応援を……?
そ、そんなまさか……!!!!)」がくがくがくがく……


佐天「ちょ……!!し、ししし白井さん!!なんかめちゃくちゃ体が痙攣しはじめてますけど、大丈夫ですか!!!???」


黒子「(ままままままさか、ワタクシのお姉さまに限ってそんな……!!)
ビクンビクンッ!!


初春「け、痙攣がますますひどくなっていってます!!!!
し、白井さん!!!!」


914 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 05:02:47.38 ID:OgKKAOs0
これでこのスレでのSSはもう終わりにします。のこりは
今までの5つのSSの感想とかを書いてもらえるとうれしいです。

それじゃ、もう朝なので寝ます、おやすみなさい…
915 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 05:21:48.83 ID:IMVzTXAo
乙っしたぁ!
終わりは新しい始まりだよね!                       チラッ
916 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 06:55:38.02 ID:H6aRVwso
otu
917 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 08:56:43.46 ID:IPnt2QAO
おつ!
まじ>>1が書くキャラみんなかわいいだいすき!
918 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 09:23:03.02 ID:PrwcQico
乙!完結まで起きてられなかったのが悔しいビクンビクン!
>>1の書く美琴とか打ち止めがすごい可愛くて好きだ
こんな美琴を自分も書きたいなー
919 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 13:23:10.05 ID:uKamFf60
横条さんと御板美箏さんのラブラブはまだですか?
920 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sagesaga]:2010/06/20(日) 15:07:35.86 ID:LdhlD.M0
乙!
どれも面白かった。シリアスはうまいしコメディは笑えるしで好きだわ
このスレが埋まっちゃっても総合とかにぽつぽつ落としてほしい
921 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 20:08:36.41 ID:TeJACvAo
GJ!いいなー横条
922 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 21:25:20.03 ID:yqxXPXAo
>>919
何それ面白そうだ
923 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 23:03:22.90 ID:5L86vfg0
個人的には、5作目が一番お気に入りかもしれん
924 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/20(日) 23:08:13.42 ID:ECtX2Qwo

よかったわぁ
925 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/20(日) 23:27:16.46 ID:MBqq2ISO
横条さんふこうせだーが口癖だと思ってよんでたwww
926 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 00:04:22.38 ID:yczonSMo
かなり良かった。
また短編でも書いてくれたらうれション
927 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 03:09:11.22 ID:6YxuKkAO
>>925
俺もwww
あれ「ふしあわせ」だったんだな・・・気付くのに時間がかかったぜ
928 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/21(月) 05:33:11.43 ID:a9f.w.DO
乙!
929 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 18:24:22.83 ID:jlKhzDk0
お気に入りの作品、4か5で迷うところだ
930 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 22:22:10.53 ID:/CHcJkSO
いやーやっぱ>>1の書く作品みんな面白いな!
個人的には総合で投下するよりまたスレ立ててやってほしいわ
931 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/21(月) 22:44:43.53 ID:lJcUGk20
このスレの5作品のうち、個人的お気に入りSS順

4>5>1>3>2かな。やっぱ
932 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/22(火) 21:16:52.22 ID:X2AP6AI0
美琴「私のことビリビリいってりゃいいのよ!」○
麦野「エセ魔術師退治?」○
一方通行「……語尾が長すぎンだよ」◎
美琴「……レベル5になった時の話ねえ………どうだったかしら」◎◎
美琴「あ……アイドルグループ???」◎

かなあ
933 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/22(火) 22:09:28.94 ID:x8CJzhAo
なんつーか、この作者の書くSSは過去のも含めて安定して面白いな
934 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/22(火) 22:40:03.65 ID:X2AP6AI0
>>933 マヒャドデスとか漫画家美琴とか、名作が多いしな
935 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/22(火) 22:53:23.66 ID:x8CJzhAo
>>934
実はマヒャドデスが一番好きだったりする
つかこの人の美琴は上条さんと絡んでなくても可愛いな
上条さん抜きで美琴を可愛く書けるのは凄いと思う
936 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/23(水) 22:02:39.27 ID:Wf/kG5Y0
次回作求む
937 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/25(金) 23:13:52.47 ID:9FAFlkQ0
SSにでるキャラの雰囲気がいいのは、この作者の特徴だと思う。
それは、シリアスでもギャグでも変わらない気がするな

次回作期待します
938 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/26(土) 23:08:26.99 ID:DrwDu4s0
ここの>>1が過去に書いた作品って、どっかにまとめあんの?
読みたいんだが
939 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/26(土) 23:28:44.96 ID:0D/otN.o
作品名でぐぐれば全部読める
940 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/26(土) 23:50:58.68 ID:DrwDu4s0
>>939 ありがとう。
まとめてひとつのサイトにあったりはしないんだな。
プン太には結構あるみたいだけど
941 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/27(日) 02:01:48.71 ID:Am1Qz2U0
過去のもいくつか読んできたけど、やっぱり美琴の話が多いな
個人的には、一方通行「おい……おい!!」打ち止め「………」
とか好きだったけど、>>1の作品の中では人気ないほうなのかな
942 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 02:10:21.38 ID:040sCMko
いやそんなことないだろ。全体的に安定して面白い
つかこの作者の書く美琴が妙に可愛く思えるのが不思議だ
943 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 17:06:53.07 ID:8M2aals0
ゾーマ様と漫画家美琴が有名なのは間違いないみたいだけどな
944 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/27(日) 22:41:00.61 ID:U2qfX02o
軽く3桁とあるSSみてるけど
そんなもんしらんがな (´・ω・`)
945 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/06/28(月) 01:52:27.08 ID:pMQwWGYo
漫画家美琴と超能力ショーは漫画化されたから有名かも…?
946 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/06/28(月) 22:05:53.66 ID:SP1wJgY0
ここの>>1は間違いなく美琴が好きだよな
947 : ◆qOeedHp6KI [sage]:2010/07/03(土) 23:50:02.34 ID:LC74F760
今夜もうp予定ですが、例によって何時かわかりません
ワールドカップでも見ながら岡ちゃんへの心地より謝罪を繰り返してによによしてください
948 : ◆qOeedHp6KI [sage]:2010/07/03(土) 23:50:55.12 ID:LC74F760
ごめんなさい、盛大に誤爆しました、申し訳ない
949 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/04(日) 17:42:09.17 ID:h5TkXP60
あげ
950 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/04(日) 21:12:05.25 ID:wXDZNwDO
この>>1に是非ともローラかオルソラのを書いてほしい
951 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 20:57:33.67 ID:jWGbjts0
次スレ立てとく?
952 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 22:46:26.84 ID:n4dIJJEo
>>1が必要だと思ったら立てるでしょ
別にいらないと思う
953 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 23:04:40.98 ID:SyiexPw0
ID:jWGbjts0

他スレにも湧いてるage嵐だから、スルーしてsage推奨
954 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/05(月) 23:47:34.08 ID:jWGbjts0
あげ
955 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/05(月) 23:50:47.78 ID:SyiexPw0
ぞーまは良かった
956 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/06(火) 00:06:52.39 ID:Yino9IDO
で、次スレはまだかね?
957 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/06(火) 00:21:18.60 ID:YHvIFuM0
次スレ早く立てろ
958 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 00:23:01.29 ID:8Za69NUo
なにをそんなに焦ってんだよ早漏共が
959 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 01:08:27.11 ID:XKvYYIAO
>>951>>957
960 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 07:35:38.25 ID:G1wW2voo
荒らしが立てたところですぐ運営が消してくれるからスルーでいいな
961 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 12:27:01.87 ID:oCMpfEAO
次スレ消されたなww
962 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 12:28:01.13 ID:aBxM886o
そもそも次スレじゃないからな
963 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/07(水) 16:05:12.59 ID:tsIhRno0
次スレというかどこぞのアホの立て逃げだろ
964 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sagesaga]:2010/07/08(木) 03:07:03.85 ID:3Is.adU0
404 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/06(火) 22:35:23.62 ID:YHvIFuM0
>>403
誰がHTML化依頼していいと言った?許可した覚えがないんだが

うわあ……
965 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/08(木) 06:47:29.56 ID:FhKHVnco
>>964
言わせて貰おう。ざまぁであると
966 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/13(火) 00:18:48.20 ID:DBz/YAAO
このスレのss、ひまっぴーに掲載されてるな
967 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/13(火) 00:20:00.03 ID:DBz/YAAO
あ、ごめん、あげる気はなかったんだ…
968 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sagesaga]:2010/07/13(火) 01:16:06.53 ID:XBUjn2E0
もう埋まるだけだしいいんじゃない?別に
969 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/16(金) 13:45:22.74 ID:i/b8t220
さげ
970 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/07/17(土) 01:17:35.67 ID:nqlxV.AO
また立ってやがんぞ
アイツマジで凝りねぇんだな
971 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 01:35:06.14 ID:GdZeWM20
1がさっさと次スレ立てないからこうなる
972 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 01:35:39.72 ID:GdZeWM20
1がさっさと次スレ立てないからこうなる
973 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/17(土) 04:40:35.69 ID:TgRBYmM0
なんか>>971-972が見えないんだか
974 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/17(土) 04:48:48.73 ID:dAVvaLso
世界の歪みだ
975 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/17(土) 08:18:56.38 ID:iZwFenko
勝手に次スレ立てて運営に即削除されたから顔真っ赤になってる奴だな
一生懸命作った次スレが消されて可愛そうですねぇ
それを>>1のせいにしてるとかワロスwwwwww
976 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/07/17(土) 21:08:21.97 ID:GdZeWM20
>>975

しね
977 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 21:09:41.57 ID:GdZeWM20
>>975

978 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 21:10:45.93 ID:GdZeWM20
>>975

しね
979 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 21:55:36.31 ID:GdZeWM20
あげ
980 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/07/17(土) 22:02:19.18 ID:nqlxV.AO
暇なんですねそんなに皆から咎められたいんやな すっげぇ伝わって来るわ 俺で良かったら殺してやろうか?あぁ?
981 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:08:38.65 ID:GdZeWM20
誰か次スレ立てろ
982 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:09:18.59 ID:GdZeWM20
誰か次スレ立てろ
983 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:10:07.21 ID:D7M2RwAO
ID:GdZeWM20
984 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:11:02.21 ID:GdZeWM20
次スレ頼んだ
985 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:12:16.27 ID:GdZeWM20
誰か次スレ立てろ
986 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:13:10.81 ID:GdZeWM20
誰か次スレ立てろ
987 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:13:56.07 ID:GdZeWM20
誰か次スレ立てろ
988 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/07/17(土) 22:14:04.90 ID:r4gjcek0
誰も立てないからまたID:GdZeWM20が勝手に立てて運営に消されて顔真っ赤ですねわかります
989 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:14:37.31 ID:GdZeWM20
誰か次スレ立てろ
990 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:15:18.27 ID:GdZeWM20
誰か次スレ立てろ
991 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:15:45.30 ID:GdZeWM20
誰か次スレ立てろ
992 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:16:13.00 ID:GdZeWM20
誰か次スレ立てろ
993 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:16:52.83 ID:GdZeWM20
誰か次スレ立てろ
994 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:17:22.51 ID:GdZeWM20
誰か次スレ立てろ
995 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:17:51.49 ID:GdZeWM20
誰か次スレ立てろ
996 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/07/17(土) 22:18:04.23 ID:nqlxV.AO
1000まで行っちまうな
>>1以外絶対誰も立てるなよ
997 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:18:15.65 ID:GdZeWM20
誰か次スレ立てろ
998 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:19:17.56 ID:GdZeWM20
誰か次スレ立てろ
999 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/07/17(土) 22:19:33.78 ID:r4gjcek0
>>996
もうアホが立ててるみたいだぞ
1000 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/07/17(土) 22:19:55.19 ID:GdZeWM20
>>1000次スレ頼んだ
1001 :1001 :Over 1000 Thread
    ´⌒(⌒(⌒`⌒,⌒ヽ
   (()@(ヽノ(@)ノ(ノヽ)
   (o)ゝノ`ー'ゝーヽ-' /8)
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ルパン「不二子犯す。今すぐ犯す。必ず犯す」 @ 2010/07/17(土) 21:50:33.49 ID:Qbcsx6AO
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中学の時の同級生と付き合えたらいいな @ 2010/07/17(土) 21:33:06.47 ID:4IGqaa.0
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美琴「いちゃいちゃレールガン?」 @ 2010/07/17(土) 20:46:10.38 ID:GdZeWM20
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279367170/

ハウルの動く腰 @ 2010/07/17(土) 20:20:24.76
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【太古の】能力者スレ【秘法】 @ 2010/07/17(土) 18:41:12.02 ID:FYF2nHg0
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