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一方「殺さなきゃ駄目とか聞いてねェ」その2 -
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1 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/06/12(土) 21:57:53.75 ID:7KfpTeo0
前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1272145607/
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
Twitter
]: ID:???
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】
ごめんなさい、この製作速報VIP(クリエイター)板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/01(金) 07:12:57.98 ID:79GU5E0qo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1730412777/
■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/01(金) 07:11:28.17 ID:ukPYTMXho
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1730412687/
■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/01(金) 07:10:44.50 ID:6UhEyf8Ho
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1730412643/
■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/01(金) 07:10:10.81 ID:eZJdX6vdo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1730412610/
■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/01(金) 07:09:36.29 ID:aXV2lDPho
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1730412575/
■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/01(金) 07:07:38.38 ID:s3y00Yzdo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1730412457/
海未「あーそうですか」 @ 2024/11/01(金) 04:42:51.93 ID:MxFwicwHO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1730403771/
おみくじスレッド @ 2024/11/01(金) 03:09:19.72 ID:a+g2Gi6no
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1730398159/
2 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/12(土) 21:58:58.43 ID:k//3hcAO
ん?麦茶本人?
3 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/12(土) 22:00:54.82 ID:JUR1tN2o
1乙
4 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/12(土) 22:01:23.52 ID:Rgy.gpUo
前スレ
>>995
だろ
乙
5 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/12(土) 22:04:45.07 ID:k//3hcAO
把握した
乙乙ガンダム
6 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/12(土) 22:05:52.00 ID:7KfpTeo0
>>2
ごめんね、違う人なんだよ
色々あって前スレが埋まっちゃったからとりあえず立てておいたんだよ
立てておいて何だけど確かに出過ぎた真似だったかも
むぎちゃ、ちゃんと来てくれるかな・・・
7 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/12(土) 22:15:15.07 ID:pH.w.zQo
>>1
8 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/12(土) 22:15:48.26 ID:pH.w.zQo
ミスった
>>1
乙
9 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/06/12(土) 22:25:30.50 ID:7veTaEEo
なんで本人でもないのに立てちゃうの?馬鹿なの?
もう立てちゃった今言ってもしょうがないけどさあ、こういうのって作者がまた立てたり総合で報告したりするもんだし麦茶本人もそう言ってだろ
10 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/12(土) 22:34:54.02 ID:B7wuSpoo
543 名前:麦茶 ◆XgHHuzI/3o[sage] 投稿日:2010/06/10(木) 11:36:03.08 ID:yh0k5wAO
夜に開始するんだよ!
あと今後なんだけど、もしヤンデレにぬっころされた場合は新しく立て直すんだよ!
11 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/13(日) 03:33:36.70 ID:5eBYuoUo
いや、そうは言っても結局立てるのは本人であるべきだろ
スレタイに関しても「一方」は抜いて別のスレタイにするって可能性もあるわけだし
12 :
ほうじ茶♯hohohonoho
[sage]:2010/06/13(日) 05:39:27.20 ID:opdhock0
test
13 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:40:39.10 ID:opdhock0
こうか?
14 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:45:47.37 ID:opdhock0
はいどうも、麦茶より投下を任された者です
ほうじ茶と名乗ろうとおもいます
麦茶「立てて頂いた方からの御厚意は快く受け取るんだよ!」
との事ですので、このスレを利用させて頂きます
では、今までのSSを投下します
15 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:49:25.17 ID:opdhock0
一方「実験、だァ?」
研究員「ええ。様々な検証の結果、現在この学園都市内に存在するレベル5の中で、絶対能力者(レベル6)になれる可能性を持つのは貴方だけだって判明したの」
一方「ほォ、なんとまァ嬉しい話じゃねェか」
研究員「嬉しいのは私達も同じよ。正直貴方も駄目だったら暫く研究が滞るからね」
一方「人の頭ンを薬物でいじくり回すお前らなら、都合の良いレベル5なンざ簡単に創れそうだがなァ」
研究員「出来るなら最初からそうするわ。それが不可能だから貴方をここに呼んだのよ」
研究員「それで、その方法なんだけど……」
一方「おッと、それは言うな」
研究員「え?」
一方「とりあえず開始日時だけ教えろ、直前に聞いた方がおもしれェからなァ」
研究員「分かったわ。最終調整が必要だから……そうね、一週間後にまた此処に来て頂戴」
一方「あァ、りョーかいだァ」
研究員「まだ断る事も出来るわよ?」
一方「断る理由がどこにあるンだァ?」
研究員「そう言うと思ったわ。それじゃまた来週にね」
16 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:50:57.04 ID:opdhock0
一週間後
一方「つーわけで、来てやッたぜェ」
研究員「待ってたわよ、一方通行。それじゃ早速実験を始めるわ」
一方「でェ、俺様がレベル6になる方法ッつーのを教えて貰おうかァ? 」
研究員「あら、そう言えば教えてなかったわね。……貴方には、ある人間と二万回ほど闘って貰うわ」
一方「あァ? 闘うゥ?それも二万回だとォ? 」
研究員「ええ、二万回よ。正確な数値は若干変化するかも知れないけど、おおよその数ね」
一方「何ともめんどくせェ話だなァオイ。それが最短手段なのかァ? 」
研究員「私達だって出来る限り最善の策を探したわ。でもコレが一番都合が良いのよ。あらゆる意味でね」
一方「……まァ良い。それに闘うのにも特に文句はねェからなァ。シンプルだしよォ」
研究員「貴方はいつも喧嘩してるみたいだしね」
一方「俺からふッかけた事はねェンだけどなァ……馬鹿共が勝手に群がッて来やがるンだよ」
17 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:52:05.34 ID:opdhock0
ミサカ「……一体どうかしましたか? とミサカはミサカと目が合ったまま固まってしまった一方通行を若干奇妙に思いつつ質問します」
一方「えェ……ッと、ああァー、俺の目が腐ッちまッたのかもしれねェが、一応質問させろ。お前、常盤台の超電磁砲だろォ? 」
ミサカ「それは正確にはミサカのオリジナルでありミサカではありません、とミサカは今の貴方では若干理解に苦しむであろう回答をします」
一方「あェァ? オリジナルだァ……? え、つまりィ、あれか? お前は超電磁砲の……」
研究員『彼女はクローンよ。超電磁砲、御坂美琴のね』
一方「あァ? なンだ、何処からかモニターしてンのかァ?」
研究員「実験の一部始終を見守るのが私の仕事だからね」
一方「……んでェ、こいつが喧嘩の相手で間違いねェのか?」
研究員「ええ、そうよ。彼女と闘って勝利する。ありとあらゆるパターンを二万回、ね。それが貴方がレベル6に辿り着く最短の手段よ。二人共、準備は良いかしら」
ミサカ「その点に関しては問題有りません、とミサカは一方通行に対して明確な戦闘の意志がある事を体現します」
一方「……!」
18 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:52:49.35 ID:opdhock0
一方「オイお前、自分が人に対して何向けてンのか分かってンのか?」
ミサカ「ミサカが貴方に向けているのは9mmパラベラム弾を使用するハンドガン、ベレッタです。とミサカは自分が行っている行為を理解している旨を伝えます」
一方「ソイツが俺に効くと思ってンのかァ?」
ミサカ「ミサカは貴方の能力を把握していませんが、少なくともレベル5である事は知っています」
ミサカ「ミサカの持つ攻撃手段の中で、この武器が最も戦闘に向いているのです。とミサカは懇切丁寧に説明します」
一方「わからねェなァ。お前だってレベル5、超電磁砲のクローンなンだろ。だったら電撃なり雷なり使えば良いじャねェか」
ミサカ「そうしたいのは山々ですが、残念ながらミサカのレベルは低能力、つまり1です。とミサカは己の能力の低さを悔やみます」
一方「……はァ?レベル1ィ? 」
ミサカ「クローンとて、全てを鏡写しにする事は難しいのです。……そろそろ時間です。とミサカは実験開始時刻が迫っている事を伝えます」
19 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:53:46.68 ID:opdhock0
一方(意味がわからねェな)
一方(何でわざわざクローンなンか持ち出したンだ?)
一方(……あれか? 俺と二万回闘う人間を用意出来無くて、コイツが作られた。怪我でもしたら別のクローンをもう一人用意すれば良いし……)
一方(もし違う人間と戦ったら結果にムラが出る……それならまァ理解出来る話だなァ)
ミサカ「先程から黙っていますが、宜しいですか? とミサカは確認を取ります」
一方「良いぜェ、掛かッて来なァ」
研究員『それじゃ、【第0001次実験】、開始』
一方「安心しなァ。苦しませずに、一瞬で終わらせてやるぜェ!」
ミサカ「そう願います。とミサカは――――――」
ガンッ
20 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:54:50.15 ID:opdhock0
一方「ふいィ……実験しゅーりォーっと」
ミサカ「……」
一方「ったくよォ、必死に乱射しやがって、反射した跳弾が当たったらどォすんだよ」
研究員「お疲れ様。と一応言っておこうかしら、一方通行」
一方「さっさとコイツを医務室にでも放ォり込んどけ。完全に気絶してやがるからな」
研究員「あら、何か勘違いしてないかしら」
一方「あァ?」
研究員「まだ実験は終わっていないわよ。さっさと止めを刺して頂戴」
一方「……ちょっと待て、止めってなンだよ。もォコイツは動けねェ。コレ以上やったら」
研究員「早く殺しなさい」
21 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:55:27.48 ID:opdhock0
……………………
………………
…………
……
ミサカ「……ん……ここは……? 」
ミサカ「……研究所とは違う場所のようですが……とミサカはベッドから起き上がり、自分が今いる部屋を見渡します」
ミサカ「と言うか、此処は人間が住んでいる場所なのでしょうか、とミサカは殺風景かつ温かみの欠片も無い部屋に少々唖然とします」
ミサカ「いえ、それ以前に……」
ミサカ「何故ミサカはまだ……」
ガチャ
一方「生きているんだろうか。ってかァ?」
ミサカ「……!」
一方「ケッ、そンなに警戒すンなよ。」
ミサカ「此処は貴方の家ですか? とミサカは質問します」
一方「あァ正解だ。殺風景な部屋で悪かったなァ」
ミサカ「……何故ですか? 」
一方「はァ? 主語と述語はハッキリ使わねェとわかんねェぞ」
ミサカ「……何故、ミサカを殺さないのですか? 」
22 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:55:53.32 ID:opdhock0
一方「……お前を倒した後、研究員のババァに全部聞いた」
一方「お前、いやお前等は元々は違う計画、【超電磁砲量産計画】の為に創られたってェ事」
一方「だが計画は頓挫、一時凍結されていたってェ事……そンで、」
ミサカ「一方通行、つまり貴方のレベル6への進化実験へ流用される事になった……」
一方「まあそンな感じだったなァ。ややこしい話もしてたが……」
ミサカ「ですから、何故ですか? とミサカは再度一方通行に質問します。」
ミサカ「実験の詳細を知れば尚更、貴方はミサカを殺害する必要があります。ミサカと闘い、そして勝ち、最終的には殺さなければ実験は完全な終了とは言えないのです。とミサカはまくし立てます」
ミサカ「なのにどうして貴方は」
一方「おめェはよォ……それで良いのかァ? 」
23 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:56:19.96 ID:opdhock0
ミサカ「え……? とミサカは貴方の心中を察しかねます」
一方「……あァー、ある所にすげェ電撃をビリビリ出せる女の子がいましたァ」
ミサカ「……」
一方「偉いジジィやババァ共は考えましたァ。『このガキ量産出来たらスゴクね?』とォ」
一方「どーにかガキを騙くらかしたジジババ共はガキのDNAマップを入手ゥ、善は頑張れと早速クローンを創り出しましたァ」
一方「それが、お前」
ミサカ「……」
一方「しかァし、ここでトラブル発生。何と生まれたクローン共は全員オリジナルの足元にも及ばないカスな力しか出せませんでしたァ」
一方「どう頑張っても結果変わらず。ジジババ共が出した結論はァ……」
一方「『コイツ等、イラネ』」
24 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:57:26.52 ID:opdhock0
一方「ンでェ、不必要と判断された軍用クローン計画は中止、クローン共は全員破棄される事に…………なりませンでしたァ」
ミサカ「……」
一方「因みにその頃ォ、別の施設でとある研究が進ンでいましたァ」
一方「【アクセラレータレベル6進化実験】。コイツは学園都市に存在するレベル5の中でェ、唯一レベル6に進化する可能性を持つ一方通行のための計画ですゥ」
一方「だが、【樹形図の設計者】の予測演算ではマトモな【時間割り】を施した場合ィ、レベル6到達までに250年掛かる事が分かりましたァ」
一方「因みに最短コースは、『レベル5の超電磁砲を128人ぶっ[ピーーー]』」
一方「んなふざけた話はねェ、超電磁砲を128人も確保できる訳が無い」
一方「現に以前クローン化に失敗して…………おやァ? クローン? 人数の確保ォ? 」
一方「128人の超電磁砲は作れねェが、その劣化版なら山のように作れね? 人数水増しすればカバー出来んじャね? 」
一方「【樹形図の設計者】の演算結果はァ……」
一方「【二万人のクローン共を殺せばァ、イケる】」
25 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:58:18.31 ID:opdhock0
一方「……こォして、要らなくなった不要品共に新たな【使い道】がうまれましたとさァ……」
ミサカ「……」
一方「……こんな感じだろォ? 」
ミサカ「……概ね正解です。とミサカは貴方の語りがほぼ事実であると報告します」
ミサカ「では、次はミサカが質問しても宜しいでしょうか? とミサカは対面するソファに腰掛けた貴方に尋ねます」
一方「何でミサカを殺さないのですか? かァ? 」
ミサカ「……はい」
一方「めンどくせェな、さっきも言っただろォが」
一方「お前は、それで良いのかァ? 勝手に創られて、その人間に『実験の為だけにアナタを創りましたァ、だから実験の為に[
ピーーー
]☆』ッて言われてよォ」
ミサカ「それがミサカの、全妹達の役目ですから、とミサカは淡々と自分の運命を……」
一方「ちげェよ」
26 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:58:53.66 ID:opdhock0
一方「その運命ってやつァ、テメェが目覚めた時、目の前にいた研究員に教えられた事だろォが」
一方「俺が聞きてェのはそこじゃねェ、この世界に一人っきりの「ミサカ0001号」の言葉が聞きてェんだよォ」
ミサカ「この世界に、一人……? 」
一方「学園都市にオリジナルがいよォが、施設に同じ顔が何万人いよォが、今ここで俺と話してるのはテメェだけだ」
一方「テメェが生まれてからたったの数ヶ月だかは知らねェが、人間として生きていくだけの知識は叩き込まれてンだろォ? 」
一方「ならテメェは考えられるハズだァ。自分が何をしてェのか、何処に行きてェのか」
一方「他人に勝手に敷かれた運命のレールに従って、従順に死にてェのか」
一方「ミサカ0001号として、この世に存在し続けてェのか、なァ」
27 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:59:19.61 ID:opdhock0
______
, ァ===´=========ミト┐`丶
/ /───────〈|:::》\ : \
|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〕::]N|: : : : ヽ
《≫=============≪\「|」ト、: : : : :'.
∧ト=====::::::::::======≪ ∨::::| : :i: : :i / ̄ ̄ ̄ ̄
〈/∧三三三r┬ュ三三三=彳\|: : i : : | | \
./i: : :|: :_:|: i.:/|: i: :| | | マミ゙|: : i : : | .| \
/: |: i :|: :/|: |メ│:! :厂|:厂 ̄ マミ|: : i : :│ │ \
: /|: i :l:r'〒示 |/|/ ィ〒示ミ ∨ヽ: i : : | | ヤ
|/ :|: i :小弋じ′ 弋じ'〃 /^)}: i : : | | │
Vi: :i| `´ r' `´ 厶'゙/ : i : : | < |
八:从 ,:-イ:i: : i : :│ | |
/: : \i:、 f⌒ヽ /|: : i :i: : i : : | \
. :/|: i : i: \ 、 ) ´ ト、i:! :i: : i : : |  ̄ ̄ ̄ ̄
// :|: i : i: : i {>ーr< _V}}i: :i: : | : : |
/ |八.:.i: : |_レ{∧ _, ´ ≫、:∧: 八
| ゝ{7´ ∨ >ト< / >{ \
〃 {」 i│ ノ j \__// / ,\
{{ | j しヘ.|:=彡/ / / /⌒ハ
ハ. | / | | リ // / / / /ハ
/ ノ,' | |/ ,// / { / ' }
28 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 05:59:46.36 ID:opdhock0
ミサカ「この世に、存在し続ける……ミサカは突き付けられた初めての選択肢に戸惑いを隠せません……」
一方「めンどくせェ話だが、それは全部テメェ次第だなァ」
一方「好きなだけ悩ンで考えて、そンで決めなァ」
一方「テメェが、テメェの言う運命に従うってんなら……」
一方「そンときゃァ、永遠に楽にしてやるよォ」ガタッ
ミサカ「……どちらに行かれるのですか? とミサカは部屋を出て行こうとする貴方を呼び止めます」
一方「実験だァ実験。テメェは丸一日気絶してたンだよォ」
ミサカ「次の実験のミサカは……どうなさるのですか? とミサカは一抹の不安を抱きます」
一方「まァ、それもソイツ次第だな」
バタン
ミサカ「ミサカ……は……」
29 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:00:57.37 ID:opdhock0
戦闘実験室
一方「ほォ、成る程ねェ」
一方「今回から一対多って訳だな? 」
0002「はい、今回より実験は複数のミサカを使用して行います、とミサカは貴方の質問に答えます」
0003「前回のミサカ0001号は所謂小手調べです。とミサカは0002号の台詞に補足を加えます」
一方「まァ、「同じ人間」と一対一を地道に続けンのは余りに非効率だからなァ……ケッ、ちっと考えりャあ直ぐ気付く様なモンなのによォ……」
一方(あンまり他人任せってのも、考えモンかァ……)
0002「実験開始の前に一つ良いでしょうか、とミサカとミサカ0003号は貴方に発言の許可を求めます」
一方「あァ、何だ?」
0003「貴方は、ミサカで遊んでいられるのでしょうか」
30 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:01:25.82 ID:opdhock0
一方「……遊ぶ、ですかあァ?」
0003「はい、とミサカはミサカ達の質問が貴方に伝わった事を確認し返答します」
0002「ミサカ達「妹達」は、貴方の実験の為に凍結を解かれ、産み出されました。……貴方に、殺される為だけに」
0003「それ以外の存在意義は、妹達には存在しません」
0002「ですが貴方は0001号を殺害せずに自宅に送り、0001号に選択肢を与えました」
0002「生命体……一人の人間として生きるか、実験台としてこのまま死ぬか、と」
31 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:01:57.62 ID:opdhock0
一方「ン……ちっと待て。なンでアイツに話した内容をテメェらが知ってンだ? 」
0003「妹達は、全員が「ミサカネットワーク」で繋がっています」
一方「ネットワークゥ?」
0002「電気を操る能力を応用し互いの脳波、つまり記憶を共用しているのです。とミサカは懇切丁寧に解説します」
一方「ほォ、なかなかどォして便利な能力だなあァ」
一方「つまり、テメェ等以外の妹達も全員、あの話を聞いてたンだな」
0003「はい。そして貴方があの部屋を退出した後、現段階で個人レベルの思考が可能なまでに成長した全妹達1754人でネットワークを介した話し合いの様なものを始め……」
0002「全員が真っ先に、一つの仮説を上げました」
0002 0003「「一方通行は、ただ単にミサカを弄んでいるだけなのではないか、と」」
32 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:02:58.72 ID:opdhock0
0002「現段階で妹達の生死を決める最終権限を持っているのは貴方です」
0003「妹達は殺される為だけに産み出された、言ってしまえば人形の様な物」
0003「そんな妹達に、貴方は生き残る可能性をチラつかせ、遊んでいるだけではないのか?」
0002「自分は妹達を殺さない。生かしてやると言っておきながら、飽きたらあっさりと[
ピーーー
]のではないか?」
0003「殺されないと信じ、ある種の信頼を抱き背中を見せた妹達を、いつか背後から襲うつもりなのでは?」
0002「妹達を殺さなければ、一方通行はレベル6には到達出来ないのだから」
0003「これがミサカの質問の内容と、貴方の選択肢に対する妹達の見解です。とミサカは洗いざらいぶちまけます」
92 :麦茶 ◆XgHHuzI/3o [saga]:2010/04/28(水) 00:34:38.17 ID:iHkpBEAO
一方「まァ確かにそォだ。テメェ等を[
ピーーー
]も殺さねェも、今は俺の匙加減一つだ」
0002「……」
0003「……」
一方「俺の考えが少し違ッたら、テメェ等を「単価18万円の人形」ッて割り切ってポンポン殺して実験を進めただろォな」
0002「……では何故」
一方「気に入らねェんだよ、テメェ等のその目がなァ。……まァ今ンとこそンなもンだ」
0003「……理由になっていません。とミサカは貴方の余りにも曖昧な回答に呆れます」
一方「ハッ、そォかい。頭ン中グルグル回ってる不快な考えはあるが、それを言うのはまだ保留だなァ」
一方「つゥか第一に、ここで俺に殺されるのを受け入れるンなら理由なンざ意味ねェだろ」
0002「……」
0003「……」
一方「さァて……今度は俺が質問するかなァ」
33 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:03:46.67 ID:opdhock0
「最初のアイツと違って、少しは考える時間はあったンだろォ?」
「答えなァ、ミサカ0002号。それと0003号ォ」
「クローンだとか、妹達だとか、創られたからだとか、役割だとか、全部無しにして」
「一人の人間として、テメェの頭ン中にある脳みそ一つで考えて、選べ」
「……生きてェのかァ!?」
「それとも死にてェのかァ!?」
……………………
………………
…………
……
…
【実験終了】
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/04/28(水) 22:00:58.51 ID:1egn12AO
_,-、,、
/《  ̄ヽ
. | r!/从i.リl))
__|ハ|l ゚ -゚ ノ|/ ……
/\ノ/(iO□O)\
\/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
. | .| ねーちん |
\|. |
34 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:05:57.47 ID:opdhock0
………………………
…………………
……………
………
0001「……既に実験は終了している時間ですね……とミサカは壁に掛けられた時計を眺めながら呟きます」
0001「一方通行は、今回の妹達にも同じ選択肢を与えているのでしょうか……」
0001「先程ネットワークにアクセスした際、0002号と0003号を確認出来ませんでした……」
0001「やはりミサカを生かしたのは単なる気紛れ、なのでしょうか……」
0001「……などと独り言を続けても何も始まりません。とミサカは静かに一方通行の帰りを待ちます……」
一方「戻ったぜェ、まだいるかァ? 0001号」
0001「……!」
一方「なンだいるじゃねェか。どっか逃げたのかと思ったじゃねェかよ」
0001「ここを飛び出したとしても、ミサカには行く宛などありません。とミサカは自分には頼る存在がいない事を改めて自覚させられます……」
一方「あァ、そうだったなァ。テメェが知る世界は研究所の中だけだった訳だ」
0001「あの、一方通行……」
一方「あァ?」
0001「今回の妹達、0002号と0003号にも、ミサカと同じ選択肢を? とミサカは質問します」
一方「当然だろォが。テメェだけ生かして何か意味があンのか? 」
一方「つゥか、御自慢のネットワークで確認出来ンだろォ? 」
0001「先刻よりミサカはネットワークから離脱しています。……自分の頭脳だけで考えるためです。とミサカは貴方に言われた事を実行しているのだと告げます」
一方「おォ、そうかい。まァ心配すんな。アイツ等ならなァ」
「何時まで外で待たせるんですかコノヤロー。とミサカは暴言を吐きます」
「仮にも命の恩人に対して言う言葉ではありませんね。でもいい加減中に入りたいのですがコンチクショウ。とミサカは0002号の文句に賛同します」
0001「!」
35 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:06:36.19 ID:opdhock0
一方「まァご覧の通りだ。コイツ等は生きてンよ」
0002「お邪魔しま……ってうわ、何ですかこの無機的な部屋は。とミサカは挨拶もそこそこにマジで生気の欠片も感じない部屋に唖然とします」
0003「失礼します。そして失礼しました。とミサカは0002号の失言を詫びます。しかしコレは酷い」
一方「……テメェ等、他人の家に上がっての第一声がそれとは良い度胸だなァ」
0002「申し訳有りません一方通行。心の底の感情がうっかり滲み出てしまいました。とミサカは真顔で深々と頭を下げます」
0003「右に同じ。とミサカは0002号と同様のポーズを取ります」
一方「あァ、兎に角テメェ等が反省してねェ事は分かった」
36 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:07:49.49 ID:opdhock0
0001「……」
0002「おお0001号、感動の再会ですね。とミサカは0001号に詰め寄ります」
0003「貴方と生きて会えるとは正直思っていませんでした。とミサカは正直今の今まで不安だったことを告げます」
0001「0002号と0003号は、生きる事を選択したのですね。とミサカは二人に確認を取ります」
0002「ええ、はい。とミサカは0001号の質問に簡潔に答えます」
0003「実験開始前に一方通行に生きるか死ぬかの二択を迫られ、その場で即答しました。とミサカは補足します」
0003「あくまで戦闘実験がメインなので、ひとしきりの戦闘行為は行いました。一瞬で気絶させられましたが。何あのチート。とミサカは更に補足し、一方通行の理不尽な強さに憤慨します」
0002「正直何されたかも分からんかった。とミサカは率直な感想を述べます。何あのチート」
37 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:09:09.13 ID:opdhock0
/ ..-‐
/{ ∠ -‐≦-―…¬ヤ
_〈::レ:´:::::::::::::::::::::::::::::::<
早く投下ビーム ,. ::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧._
∠. -ァ::::::,イ:!:::lヽ::::::::::::::::::::::::<.  ̄
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{ \ Y . : :´ }、 ',. h_, .< 〈 /.l ./ D ! ハ
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.. ’ ’、 ′ ’ . { \. : :´ \ ,ノ } ~廴ぅ'´ i l.-‐Tフ
、′・ ’、.・”; ” ’、 . : :´ ヘ√. ;. ' 7.l l
,;′ ’、 (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”; . : :´ ,’ .' ,' ! l
’、 ・ .(; (´;^`⌒)∴⌒`.・ ” ; . : :´ 厶イ / ム ! l
.、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;;ノ、"'人 ,.r: ´ ___弖丕二ニ=/1-- ‐ \¨  ̄ 〈 ハ,_! l__
、(⌒ ;;;:;´'从 ;' ;:;;) ;⌒ ;; :) )、 ̄ ̄ ̄ ヘ / 〉 | √ }ー-.. __,.∠.イ ! l_,∠
( ´;`ヾ,;⌒)>>ほうじ茶⌒ ;) `⌒ )⌒:`.・ Y く_,ノ ∨⌒′ / ! l ! ヘ ! l,.イ
‘:;゜+° ′、:::::. ::: ´⌒(,ゞ、⌒) ;;:::)::ノ /. l l ', ∨l !
`:::、 ノ ...;:;_) ...::ノ ソ ...::ノ 廴_!__!__,..-ィ! ヘ
l ! ヘ マ-‐'′
l ! ヽ 丶
l l ヽ ’.
38 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:09:42.96 ID:opdhock0
ありゃ失敗
39 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:10:37.91 ID:opdhock0
0002「さて、実は0001号に質問があるのですが。とミサカは0001号に問い掛けます」
0001「……何でしょうか? とミサカは0002号の質問を聞き入れます」
0003「0001号。貴女はまだ決断できていませんね? 」
0001「……!」
0003「その反応は図星のようですね。とミサカは僅かにたじろいぎ目線を反らした0001号の反応を見て確信します」
0002「人として生きるか、実験動物として死ぬか。ミサカと0003号からすれば答は出ている様な物ですが」
0001「……ミサカから言わせて頂ければ、0002号と0003号の方が不思議です」
0001「なぜそんなにも簡単に彼を、一方通行を信じられるのですか? 」
一方「……」
0001「貴女達も含めた妹達の見解では、真っ先に『一方通行の気紛れ』を示唆したハズです」
0001「彼がその気になれば、今ミサカ達を瞬時に[ピーーー]事も可能……」
0001「妹達は殺される為に創られ、一方通行には妹達を[ピーーー]動機があります」
0001「第一に、彼にとって妹達を生かす事はなんのメリットにもなりません」
0001「そんな彼が言う言葉を、何故すんなりと鵜呑みに出来るのですか? 」
40 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:11:18.95 ID:opdhock0
0002「……」
0003「……」
0001「お、同じ母体から創られた存在なのに、何故貴女達は……」
0002「0001号。貴女は……怖いのですね?」
0001「……」
0003「現在ミサカと0002号はネットワークから離脱していますので、貴女の心理状態を正確には把握出来ませんが……」
0002「貴女は怖がっている。単に殺される事よりも、信じた後に裏切られる事を。とミサカは推理します」
0001「……そう、なのかもしれません。とミサカはつぶやきます」
0001「彼が出掛けた後、ミサカはたった一人、自分の頭脳だけで考えていました……」
0001「実験の為に創られ、その為に死ぬ。それがミサカの全て」
0001「ですがミサカを[ピーーー]筈の存在が、ミサカに生きるかどうかの選択肢を与えて来る」
0001「普通なら、ミサカの考える普通なら、疑うのが当然です」
一方「……」
41 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:12:54.24 ID:opdhock0
0001「それに、考える程、生きる事を選んだ先を考える程……怖いのです」
0001「学園都市の何処かにいるオリジナルの様に、自由に生きられる……」
0001「何をしたいのかを自分で選べて、他人の意見が不服なら否定出来る……」
0001「考えれば考える程に、それは魅力的な物で……」
0001「でも、その道をバッサリと閉じられてしまったら? 」
0001「一方通行がまた気紛れを起こしてミサカに、妹達に牙を剥いたら? 」
0001「ミサカの力では到底適わない力に、全て捻り潰されてしまったら……」
0001「……一時の気紛れの為に希望を持たされる位なら、ミサカは……」
0003「何も言われずに殺された方がマシ、ですか? とミサカは0001号の台詞を先読みします」
0001「……」
0003「ならば、0001号は殺されたいのですね。とミサカは冷酷に切り捨てます」
0001「ち、違っ……」
0002「あーあーもう、じれったい。とミサカはいきなり0001号に抱きつきます」
ギュッ
42 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:13:28.58 ID:opdhock0
0001「えっ、ちょっ……何を……」
0002「良いから黙って抱かれていなさい。とミサカは若干抵抗する0001号を離しません」
0001「うう……」
0003「……」
0002「……怖いのは、ミサカも0003号も同じです」
0001「……さっきまでの貴女方からは想像出来ません。とミサカは0002号の言葉を信じる事が……」
0002「……0001号は自分の思いを、考えを、不安を。全て話してくれました」
0002「今度はミサカ達の番ですね。とミサカはミサカと0003号の考えを語ろうと思います」
43 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:13:54.33 ID:opdhock0
0002「妹達との話し合いの後、ミサカと0003号はネットワークから離脱し、2人だけで今後について語り合おうとしました」
0002「すると、ネットワークに接続していた時とはまるで違う事態に陥ったのです」
0002「相手、つまり0003号が何を考えているのかが分からない。0003号が口を開かない限り」
0002「当然と言えば当然です。ネットワークに繋がっていないのですから」
0002「今まではネットワークで感覚や記憶を共有し、妹達の状況は手に取る様に分かりましたが……」
0002「さっきまで当たり前の様に仕入れていた情報が、何一つ手に入らない」
0002「自分だけの頭脳で思考し、自分だけの意見を述べる他無い」
0002「他の妹達の記憶や情報の助けを、一切受ける事無く」
0002「研究所の方との事務的な会話では気付きませんでしたが……」
0002「想像以上に、戸惑いました」
44 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:15:06.24 ID:opdhock0
0002「その戸惑いと不安を、貴女は今絶賛体験中なのですね? とミサカは0001号に投げかけます」
0001「……はい。とミサカは0002号に抱かれたまま返答します」
0002「ミサカも一人きりでこの環境に置かれたら、乗り越えられる自信はありません」
0002「ですがミサカには、自分と全く同じ境遇に置かれている存在が目の前にいました」
0001「0003号……ですね」
0002「ええ。とミサカは返答します。あの時は0003号も、ミサカと同じく落ち着かない様子でした」
0003「……当然の様に繋がっていたネットワークから孤立すると言うのは、やはり不安でした。とミサカは実験室での感想を述べます」
45 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/13(日) 06:15:15.71 ID:YKP7jnUo
前スレそのまま投下か
46 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:15:37.98 ID:opdhock0
0003「今考えると、ネットワークを利用しないで他者と会話するのは、あの時が初めてでした」
0003「兎に角会話が始まらなければ何も進展しませんので、ミサカと0002号はゆっくり、ポツポツと言葉を紡ぎました」
0003「一方通行の事をどう思うか」
0003「ミサカは、0002号はどちらを選ぶのか」
0003「……会話が進んで行く内に、ある事に気付いたのです」
0001「……? 」
0003「ネットワークに繋がっている状態がデフォルトだった「妹達」としては、違和感だらけだったその環境」
0003「……それが、普通」
0003「一方通行が何度も唱えた「一人の人間」としては、その環境こそが当たり前であり普通なのだと」
47 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:16:24.66 ID:opdhock0
0001「普通……」
0003「そう。普通です」
0003「口を開かなければ他者とコミュニケーションがとれないのは、普通」
0003「他者の思考に左右影響されず、自分一人の考えをもつのは、普通」
0003「一人の思考だけでは必ずしも正しい答えに辿り着く訳では無い」
0003「互いに【自分なり】の答えを持ちそれを発言し、そこで初めて他者の思考を知り、【自分なり】に理解する」
0003「ミサカと0002号が違う答を示すのは、普通なのです」
48 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:17:20.74 ID:opdhock0
0002「では、ミサカと0003号が何を考え、望んだのか」
0003「違う答えを出せるミサカ達でしたが、その段階においてミサカ達の答えは合致していました」
0002「一人の人間。いえ、言うなれば生命体としての初期本能」
0003「命が、その可能性を生かす為に絶対に必要な最低条件」
0002「妹達、クローン、役割、与えられた運命」
0003「それら全てを無視し、置き去りにして……」
0002「ミサカ0002号は」
0003「ミサカ0003号は」
0002「生きたい」
0003「そして」
「「死にたくない」」
49 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:18:08.45 ID:opdhock0
0001「……」
0002「ミサカ達は、その答えを一方通行にぶつけ……」
0003「今ここに、こうして立っているのです。と、ミサカと0002号は語り終えます」
0001「……貴女方は、やはりミサカとは違う様ですね……」
0002「……」
0001「貴女方の答えを聞いても……ミサカはまだ、怖い……です」
0002「……確かに、ミサカと0001号は違うみたいですね」
0001「……」
0002「だからこそ、それで良いのです」
0001「……え? 」
50 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:19:40.34 ID:opdhock0
215 :土麦茶 ◆XgHHuzI/3o :2010/05/11(火) 00:38:28.23 ID:iMBU62AO
0002「先程も述べた様に、人は考え方や趣味嗜好が千差万別。バラバラなのです」
0002「何を好むのか、何を望むのか」
0002「好きな色、食べ物、動植物、天気、場所、衣服、時間、……」
0002「それら様々な物が折り重なり混ぜ合わされる事により、一つの人格が形成されます」
0003「それが【個性】です」
0001「個性……」
0002「ミサカや0003号は、これから起こるであろう全ての現象を前向きに、ポジティブに考えて行こうと思います」
0003「それがミサカ達の個性」
0002「0001号。貴女は今、直面している問題に怯え、どの選択肢にも潜んでいる恐怖によって動けないでいる……」
0003「ミサカや0002号とは違う、後ろ向きの考え方。ですが、それも貴女の大切な個性なのですよ」
51 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:20:46.20 ID:opdhock0
0001「ミサカの弱さが、情けないと言う所がミサカの個性だと言いたいのですか? 」
0002「いえ、肝心なのはミサカと0001号の考え方が違うと言う点です。とミサカは否定します」
0002「ミサカがこの答えに辿り着けたのは、同じ境遇の0003号が身近にいたからこそです」
0002「0001号はこの部屋でたった一人で苦悩し、ミサカとは違う感情を持ち、ミサカとは違う答えを……「怖い」と言う思考を導き出しました」
0002「ミサカと違う状況を経験し、ミサカと違う見方で、ミサカと違う感情を持つ。その結果がどれほどマイナス的で、後ろ向きな物だとしても……」
0002「ミサカと0001号は違う。ここが重要なのです」
52 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:21:40.93 ID:opdhock0
0002「今のミサカ達にとって、マイナスの感情に価値があるのか? と言うのは別問題です」
0002「大切なのは他者との違い。自分だけの価値観を持つ事なのです」
0001「……貴女の話は、よく分かりました……とミサカは0002号の話を理解した事を告げます」
0001「確かに、この気持ち……「怖い」と言う感情が、ミサカにとって初めて芽生えた……個性なのでしょう」
0001「……この気持ちは、どうしても抑制出来ないようで……」
0001「……怖い……です……この感情を引きずり続けるミサカに、生きる意味があるのでしょうか……」
0002「……あーもう、かなりの重傷さんですね。とミサカは抱きしめる力をほんの少し強めます」ギュッ
0001「ふえっ……」
0002「今の0001号の心の中は、不安と恐怖ではちきれそうなのですね。とミサカは確認します」
0001「……」コクッ
0002「では……明日は? 」
0001「え……? 」
0002「三日後、一週間後、一年後……果たして0001号はどの様な感情を持っているでしょうか? 」
53 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:22:18.34 ID:opdhock0
268 :麦茶 ◆XgHHuzI/3o :2010/05/24(月) 00:30:57.63 ID:2vYztcAO
0001「そ、そんな先の話なんて、ミサカには特定出来ません。とミサカは0002号の無理難題を……」
0002「ええ、未来の話など誰にも分かりません。その時が来ない限り」
0002「文字通り未来。特定しようの無い先の話」
0002「では……未来の0001号が恐怖に震えたままだと、誰が断定出来るのでしょうか」
0001「……! 」
0002「何かが……0001号の不安、恐怖を打ち消す何かが、未来で待っているかも知れません」
0001「……確証はありません」
0002「ですが、可能性はあります。あくまでも未来、未定の話ですが」
0002「可能性がある以上……ここで生きるのを諦めるのは、余りにも勿体無いのでは? とミサカは問い掛けます」
54 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:22:52.26 ID:opdhock0
0001「…………」
0003「0001号。ミサカは、ミサカと0002号は生きます」
0003「未来に何が待っていようと、自らの命を諦めません。可能性がある限り」
0002「ミサカ達もまだ、あらゆる面に置いて手探りの状態ですが……」
0003「だからこそ進みたい。外の世界が見たい。完全なる個性、人間らしさを手に入れたい」
0002「例えミサカ達の命が、一方通行の掌の上にあろうとも……」
0002「絶対に、諦めません」ギュッ
0001「…………」
0002「0001号、ミサカは貴女に命令する権限も無ければ、無理に拝み倒すつもりもありません」
0002「決定するのは貴女。ミサカ達は、願うだけです」
0002「生きましょう、0001号」
0003「ミサカ達が側にいます」
0001「…………」
0001「……ミサカは……」
…………………
………………
……………
…………
………
……
…
55 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:23:50.17 ID:opdhock0
284 :麦茶 ◆XgHHuzI/3o :2010/05/26(水) 00:49:48.46 ID:VbJC6.AO
……………………
…………………
………………
……………
…………
………
……
一方「さァて、話は済ンだみてェだな」
0002「はい、そしてスマンかった。とミサカは部屋主を長時間放置していた事を思い出し謝罪します」
一方「別に構いやしねェ。テメェ等同士じゃねェと出来ねェ話もあンだろォ」
0003「流石一方通行。寛大な心をお持ちですね。とミサカは一方通行を讃えます。やんややんや」
0002「やんややんや。とミサカは0003号に続きます。やんややんや」
一方「あァ。だが今のにはすこォしばかりイラッとしたわ」
0002「申し訳有りません。とミサカは片膝を着いて手を一方通行に向けヒラヒラさせている状態から瞬時に直立し頭を下げます」ビタッ
0003「右に続きます。とミサカは直立」ビタッ
一方「……フン」
0002「……」ビシッ
0003「……」ビシッ
一方「……、……休めェ」
0002「許可を頂いたので休みます。とミサカは力を抜いてだらけます」テレッ
0003「後に続きます」テレッ
一方「……多少は自重しろよなァ……」
56 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:25:09.73 ID:opdhock0
285 :麦茶 ◆XgHHuzI/3o :2010/05/26(水) 00:52:44.94 ID:VbJC6.AO
一方「ったくよォ、コイツ等の相手は疲れるわ……」スタスタ
0001「……」
一方「0001号」
0001「は、はい……とミサカは返答します」
一方「お前の答えだが、それで良いンだなァ? 」
0001「……はい。……貴方への恐怖は拭えません。ですが……」
0001「……自ら死ぬ道を選ぶのは、もっと……嫌です」
一方「生きたいから死にたくない。じゃァなく、死ぬのが怖いから生きる。ッてかァ? 」
0001「……それに、ミサカにも……その、未来の……か、可能性が……」
一方「……あァァァめンどくせェ! 他人に物言うンならもっとハッキリしやがれ! 」
0001「……ッ」ジワッ
一方「……」
一方「……生きるンだろ? 」
0001「……」コクリ
一方「……決まり、だな」
57 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:25:56.46 ID:opdhock0
290 :麦茶 ◆XgHHuzI/3o :2010/05/26(水) 01:34:42.18 ID:VbJC6.AO
0002「いやしかし、0001号の怯えっぷりには若干ながらも呆れますね。とミサカは首をかしげつつ0003号に問い掛けます」
0003「先の話通り、たった一人でこの部屋に置き去りにされていたのです。無理もないでしょう。とミサカは返答します」
0002「……まあ、ミサカも0001号と同じ状況に置かれていたら分かりませんが……」
0002「0001号と違い、ミサカは既に一方通行と意気投合。こうして彼の肩に気軽に手を置」ガシッ
一方「……自重ォ? 」ギリギリ
0002「……いやすいません本当にごめんなさい謝りますから手を放して下さいとミサカはあいたたたたたたた! 」
一方「……」パッ
0002「……あの、命の恩人様相手に調子に乗りましたごめんなさい。とミサあべしっ!」
0003「何という華麗なデコピン。初めて見ましたがこれ相当痛いんだろうなあ。とミサカは他人ごとの様に呟きます」
一方「おふざけが過ぎたらデコピン一発。次からは能力を更に付加するから覚えとけよなァ」
0002「き、肝に銘じます……とミサカは痛む右手でその比にならない程痛む額をさすりながら答えます……いたい」ヒリヒリ
58 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:27:04.70 ID:opdhock0
293 :麦茶 ◆XgHHuzI/3o :2010/05/26(水) 02:20:07.20 ID:VbJC6.AO
一方「…………」チラッ
0001「…………」オドオド
一方「…………」チラッ
0002「ねえ、凹んでる? ミサカの額凹んでる? とミサカは涙目になりつつ0003号にミサカの額の状況説明を求めます」ヒリヒリ
0003「んー、そう言われれば凹んでると言えなくも……」
一方(……自分の考え方を見つけろ、とは言ッたが……)
一方(ここまで両極端になるもンなのかァ? )
一方(……まァ、これが個性なンだろうなァ)
一方「……よォし。聞け、テメェ等」
三人「……? 」
一方「それぞれ思惑はちげェが、テメェ等は全員生きる道を選ンだ訳だ。それならそれで良い。生きる場所なら用意してやる」
一方「ンで、明日からも実験は続く。他の妹達も生きる道を選ぶかも知れねェ。問題は山積みも良いトコだが……」
一方「……まずは、目の前の問題を片付けなきゃなンねえなァ」
0002「目の前の問題? 何ですかそれは? とミサカは一方通行の意図が掴めません」ヒリヒリ
0003「あ、何となく分かったかも。とミサカはピーンと来ます」
0001「…………? 」
0003「0001号。貴女、最後に食物を摂取したのは何時ですか? とミサカは質問します」
59 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:27:44.57 ID:opdhock0
322 :麦茶 ◆XgHHuzI/3o :2010/05/31(月) 01:35:43.85 ID:o9TuiEAO
0001「し、食事ですか? えっと…………」
ク〜キュルルル〜……
0001「あ……」
一方「…………」
0002「…………」
0003「…………」
0001「……実験の前にゼリー飲料を一つ、です……」
0003「つまり丸一日何も食べていない。とミサカは結論を述べます」
0002「もともと殺される予定でしたしね。とミサカは若干残酷な現実を目の当たりにしました」
一方「何はともあれ飯だなァ」スタスタ
0003「……一方通行? なぜ部屋から出ようとするのですか? とミサカは質問します」
一方「ハア? 決まってンだろ、飯喰いに行くンだよ」
0003「いやいや、わざわざ外食せずとも何かある物を適当に食べれば……」
0002「0001号は相当に空腹のハズですしね。とミサカは家主に断りもせず冷蔵庫の中を拝見」ガチャ
0002「……ウワア……」パタン
0003「0002号、どうかしましたか? とミサカはどこか引きつった表情を浮かべている0002号に質問します」
0002「いやあの……扉を開けたら、金属で出来た円筒形の物体が一面に……」
0003「缶詰ですか? ならば好都合ですね。とミサカは冷蔵庫をガチャリと」ガチャ
0003「……オオウ……」パタン
60 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:28:27.51 ID:opdhock0
328 :つ/ち/む/ぎ/ち/ゃ ◆XgHHuzI/3o :2010/05/31(月) 02:31:32.80 ID:o9TuiEAO
一方「……外食しかねェだろ? 」
0002「ええ。そうなのですが……一つ良いですか? とミサカは発言の許可を求めます」
一方「……あァ? 」
0002「貴方は普段どの様な食生活を? 」
一方「コンビニで適当に済ます。以上ォ」
0003「……不健康ここに極まれりですね。とミサカは第一位の健康状態が少し心配になりました」
一方「うっせェ、男の一人暮らしは大抵こンなモンなんですゥ」
0003「……で、選択肢は外で食べる以外に無くなった訳ですが……」
0002「ミサカ達がこの姿のまま一緒に外出するのは問題があるのでは? とミサカは懸念事項を述べます」
一方「……超電磁砲と瓜二つで同じ格好の奴が三人……流石にちッとマズいなァ……」
0001「あ……あの、ミサカはそこまで空腹な訳でも無いので、急がなくても……」
キュルルルルルル〜
0001「あ、う……」
一方「…………」
一方「しょうがねェ、応急措置で着替えだけすンぞ。テメェ等はこれ着ろ」
0002「ちょ……これを着ろと? とミサカは差し出された服に拒否感がMAXです」
0003「ミサカも同じくです。何これ? どこかの超男ですか? 」
一方「さッさとしやがれ、俺だッて腹減ッてンだよ……なァ、0001号? 」
0001「ミ、ミサカは……」キュルルル〜
0001「…………」
0002「……仕方が……」
0003「ない……ですね……」
61 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:29:07.62 ID:opdhock0
337 :麦茶 ◆XgHHuzI/3o :2010/05/31(月) 22:11:28.53 ID:o9TuiEAO
一方「さァて、外に出たは良いが何を喰うかだなァ」
0001「ミ……ミサカは奢られる身なので、どんな食べ物でも構いませんが……とミサカはやはり空腹なのか足元がおぼつきません」フラフラ
一方「何でも良いッつうのが一番めんどくせェンだがなァ」
0002「…………」
0003「…………」
一方「オイ、自称ポジティブシンキングなお二人さン。何黙ってるンですかァ? 」
0003「……ミサカは初めての外食、と言う大変喜ばしい状況に歓喜するつもりでしたが……」
0002「ねーよ……この格好はねーよ……とミサカは心中を包み隠さず暴露します」
0003「想像するだけで周囲の視線が痛い。とミサカは今すぐにでもこのウルトラマンシャツを脱ぎ捨てたいですいや脱いで良いですか? 」
一方「応急措置だっつってンだろォが。明日になったら服買ってやるから我慢しろ」
0002「……変に思われないように変装をしたら変人になった。とミサカは笑えないジョークを呟きます……」
62 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:29:52.58 ID:opdhock0
一方「お前等は何やるにしても初体験なンだし適当にファミレスで良いだろ。って事で到着だァ」
0003「うう……恥ずかしかった……すれ違う人達みんなミサカを見てた……」
0002「まあ、仕方ありませんよ0003号。今日限りですし諦めましょう。とミサカは0003号をなだめます」
0003「つか0002号。そっちは開いたYシャツの下にシャツ着てるだけだから恥ずかしくないだろ。とミサカは今更気付いた事に愕然とします」
0002「てへ、ばれた? とミサカは全身隈無く一方通行とお揃いの0003号を眺めます。やっぱないわー」
0003「もう言うなそれ以上言うなあ! お前はそんなにミサカの心を折りたいのか! とミサカは無表情でケラケラ笑う0002号をおおおお!」
0002「おお、怖い怖い。とミサカは半泣きで襲ってくる0003号から逃亡をはかります。プッ」
ギャーギャー
一方「……」
0001「あの……」
一方「あァ……? 」
0001「あ……貴方の服装、別にそこまでおかしくはありませんよ……とミサカは黙って自分の服を見つめて落ち込んでいる一方通行を気遣います」
一方「別に落ち込ンじゃいねェがな……」
63 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:30:32.54 ID:opdhock0
350 :麦茶 ◆XgHHuzI/3o :2010/06/05(土) 01:55:51.27 ID:.lFDw6AO
一方「おい0002号と0003号」
0003「何ですか一方通行! とミサカは0002号を捕まえるのに必死ですが一応返答します。待てえええ!」
0002「身体能力同じなんだから捕まる訳無いだろやーいやーい。で、どうしました一方通行? 」
一方「お前等、特に0003号が今の服装に納得いかねェのは分かってやるが、騒ぐと余計に衆目を浴びンぞ? 」
0003「!」
0002「そりゃそうだ。とミサカは固まってプルプルし始めた0003号を横目で観察します。プッ」
一方「目立ちたく無かったら大人しくしてろよォ? 」
0003「……ミサカ自らが傷口を広げていた……ミサカが衆目に……今の姿ででででで……」プルプル
0002「何だか予想以上に0003号の落ち込みっぷりがパネェので一旦からかうのを止めます。とミサカは反省し0003号の頭を撫でつつプッ」
0003「お前絶対反省して無い! 今プッって言った絶対言った! とミサカは大声を……あ」
一方「……入ンぞ。さっさと来やがれ」
0001「は、はい……とミサカは入店する一方通行に続きます」
0002「ミサカも同じくーとミサカはこの場を離脱します」
0003「……」プルプル
64 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:31:23.58 ID:opdhock0
……………………
…………………
………………
……………
…………
………
……
0002「いやあ美味しかった。【百聞は一見に如かず】。この言葉は実に的を得ていますね。とミサカは先程食したハンバーグの味を思い出し舌鼓を打ちます」
0001「ミ、ミサカも満足です。とミサカは初めて食べたエビフライが心から気に入った事を告げます」
一方「まァ冷凍物とレトルト品のオンパレードだろォがな。喰う分には問題ねェ」
0003「…………」
一方「……でェ、そこの俺とのペアルックさンはまァだご機嫌ナナメなンですかァ? 」
0003「!」
0001「?」
0003「ペアルック……そうだ、これはペアルック一応命の恩人でもある一方通行とのペアルック男性つまり異性とのペアルック」
0001「……0003号? 」
0003「別にミサカが好き好んで着た訳では無く一方通行がコレを望んだ訳でありそこにミサカの意志は存在しない訳で……」
0002「どうやら自己暗示を始めた様ですね。とミサカは視線を虚空に向け一人で言葉を並べる0003号が若干キモい」
一方「呟くンならもっとボリューム下げろってンだ……まァた人目が……」
65 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:32:02.01 ID:opdhock0
379 :麦茶 ◆XgHHuzI/3o :2010/06/06(日) 01:45:17.50 ID:ag3ykYAO
0003「そうつまり言うなれば交際関係を持つ女性にありがちな『彼氏の趣味に合わせたらこうなった』的なものでありふべしっ!? 」ズビシッ
一方「キリがねェから強制終了だァ。帰ッて来い0003号」
0003「あ……あれ? ミサカは一体何を? とミサカは先程までの自分の言動が思い出せません。そして何故か頭頂部が痛いです」サスリサスリ
0002「……何かさっきミサカが受けたデコピンより優しくね? え、何コレ差別ですか? とミサカは待遇の差に納得出来ません」
0001「貴女と0003号のそれに至る経緯が全く異なるからでは……とミサカは冷静に分析します」
0002「ですよねー。とミサカはそう言えばまだ額に痛みが残っているのを感じます」ヒリヒリ
0003「……失礼しました一方通行。とミサカは自分が何をしていたのか記憶していませんが一応謝罪します」
一方「ケッ。構わねェが……お前がその服を相当嫌ってるッつうのは重々把握したわァ……」
0003「いえあの、今までのアレは慣れないこの服に戸惑っていたと言うのが最たる原因でして……」
0003「今では『命の恩人とのペアルックとして楽しもう』と言う結論をミサカは出しました」
0002(自己暗示ってすげえ。とミサカは発言を控えます)
0003「とミサカは弁明しますが自分が何故その様な結論を出せたのか理解不能です」
一方(コイツ等って基本的に隠し事とかできねェんだなァ……)
66 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:32:34.04 ID:opdhock0
382 :単発麦茶 ◆XgHHuzI/3o :2010/06/08(火) 11:00:15.24 ID:eoNsOwAO
0003「では気を取り直して……一方通行。今後について二、三宜しいでしょうか。とミサカは質問します」
一方「次の妹達の事かァ? 」
0003「その通りです。とミサカは貴方の察しが良くて助かります」
0002「既にご存知かと思いますが、現段階で準備が完了している妹達は残り1751体存在します」ヒリヒリ
一方「ン? 全部で20000体じゃ無かッたのかァ? 」
0001「ほ、本来なら20000体をほぼ同時期にロールアウトする予定だったのですが……」
0002「予定外の事態が発生し、研究所側の判断で急遽生産が止められたのです。まあぶっちゃけ【0001号の生存】ですね」ヒリヒリ
一方「だが不足の事態が起こってるに割に、テメェ等は実験に使われたよなァ? 」
0002「『創っちゃったのは仕方ない。勿体無いから試しに使うか』的な物ではないかと。とミサカは推理します」ヒリヒリ
0003「ミサカが殺される事が大前提の実験ですので、これ以上の妹達が生産される事は無いと思われます」
0002「それで、その妹達の事なのですが……」
一方「変わらねェよ、テメェ等と。……生きるのか死ぬのか、選ばせるだけだァ」
67 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 06:40:23.95 ID:opdhock0
私のストックは以上になります
麦茶の指示により目に付いた脱字誤字を編集してあります
今後もしスレ立てを行う事態になった場合は我々にお任せください
麦茶が次いつ来れるかは分かりませんが、彼のタフネスは保証します
現にヤンデレちゃんのAAでハァハァしてt(ry
では、
>>1
乙
68 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/13(日) 07:20:25.33 ID:YKP7jnUo
乙
前スレに↑レスの続き3レスあるけどどうするかね
69 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/13(日) 09:24:29.94 ID:lvLfJP.o
>>67
乙
70 :
ほうじ茶
◆ZXNll1mh4Y
[sage]:2010/06/13(日) 09:33:47.66 ID:opdhock0
>>68
麦茶のメモ帳にまだあるそうなので
おそらく彼が書きこむと思われます
71 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/13(日) 09:50:17.45 ID:FHT5UIYo
/:/ / i i.x≪ ,x≪:::::::::::::::,≫'
/: / .l |_ _ _ _ _ _ | ,..x≪::::::::::::::,.≫'"
. /: / l /:../:..:/:.l:..:..:./l:.l:..:..l:..l`≧‐- 、_.!´:::::::::::::::,.≫'"
i !: :| .l _/:..:/:..:/_/L:..:/ |:.l:..:.,':/l:.l:..:..:.l:..l:.:|:::::::::≫"|:::::|
|. !: :| / | ´ ̄/:./l/:´l/ !/`゙j/|:./l/ l‐‐:、:/:..l:..|≫'" l |:::::|
l. |: :l / ! j:/: !:/ ___` j/ j/ l:./l:./:.リトヾ .! !:::::!
V | j: :.! / l i |:..:.|' '´ ̄ `゙ ,.===、 /:..,イ:.l.l | |:::::|
. V ! |: :| ! |:..:.| /ィ" !/ | ! !:::::!
、 ヽ! |: :| |:..:.| ' /:...| \j ! !:::::!
>>1
乙なんだよ!
x\! |: :| /i:..:.ト、 l` ー ァ' /.|:...| l | |:::::|
.ハ !: :! / |!:..:l、 \ ヽ__ノ イ |:...| l | |:::::|
≪:: | ! :| / jl:..:.! \_ン>-- < |:...|. ,' ! !:::::!
:::::::::| Vハ. / .!|:..:|\_`二 イ |:...| / | |:::::|
≫'"| V:.ヽ |.i:..:l.:l:::::::::::| ! |:...| / | |:::::|
|. V: \ |.l:..:|.:l:::::::::::| ! |:...| / | |:::::|
| \: :.\. |.l:..:|.:l:::::::::::| ! |:...|V .| |:::::|
| \: :.\. |.l:..:|.:l:::::::::::| ! |:...| l | |:::::
72 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/13(日) 10:13:45.65 ID:WrZe.b20
>>1
も
ほうじ茶も乙でした!
73 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/06/13(日) 13:09:05.99 ID:4EIoxKwo
麦茶が麦茶EXとかになって帰ってきそうだな
74 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/13(日) 13:39:18.70 ID:xUwAUW6P
これは前スレ貼るだけで良かった気もするが乙
誤字とかそんなに気にする必要ないぜ?
75 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/06/13(日) 14:10:39.56 ID:3q6QjGE0
ネオ麦茶「殺さなきゃダメとか聞いてねえ」
76 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/13(日) 16:39:11.55 ID:ISnegwSO
>>75
おいやめろ
77 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/13(日) 18:51:06.67 ID:MK0/JQAO
>>75
糞笑った
缶コーヒー返せ
78 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/13(日) 18:56:51.17 ID:OLtZkHQo
麦茶ブルーハワイ
麦茶キューカンバー
麦茶しそ
麦茶あずき
麦茶バオバブ
麦茶ストロング←New!!
79 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/13(日) 20:07:45.59 ID:WrZe.b20
ストロングってなんぞ?
80 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/13(日) 20:09:40.93 ID:YKP7jnUo
強い
81 :
麦茶XX
◆XgHHuzI/3o
[sage]:2010/06/14(月) 01:22:05.73 ID:6sPvNcAO
スレ立てしてくれた人、ありがとうなんだよ!
でもコレからは余計な混乱とかを避けたいから、ほうじ茶にお任せでおkなんだよ!
それじゃ少しだけで申し訳無いけど投下開始なんだよ!
82 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/14(月) 01:23:03.77 ID:CbmD4joo
麦茶キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
XXと聞いてもツインサテライトキャノンしか思いだせん
83 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/14(月) 01:23:20.91 ID:6sPvNcAO
一方「研究所側や、この研究を牛耳る更に上の連中も、今は様子見の段階なンだろォよ」
一方「トップの最終判断が下るまで、生産されちまッたクローン共は一応スケジュール通りに使われるみてェだしな」
一方「使われて死ぬか、テメェ等の様に生きるのかは……ソイツ等の判断次第だなァ」
0003「そうですか、良かった……とミサカは一方通行が心変わりしていない事を確認出来て安心しました」
0002「一方通行、もう一つミサカから提案があります。とミサカは元気に手を上げます」
一方「まァそれも大体察しはつくなァ……飯の事だろォ? 」
0002「む……当たりです。とミサカは先手を読まれて少ししょげます」ムー
一方「俺を誰だと思ッてンだァ? これでも学園都市第一位様なンだぜェ」
一方「それに何百人も引き連れて一々外食なンざ、めんどくせェにも程があンだろ」
0003(あ、もうこの人は残りの妹達も生きる事を選ぶと信じている上、その先も考えているんだな。とミサカは少し嬉しくなりましたが口には出しません)
一方「コレからは自炊だ。なるべく目立たねェ事に越した事はねェからなァ」
84 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/14(月) 01:24:28.22 ID:6sPvNcAO
一方「まァ……外に出るなッて言う訳じゃねェ、だが俺と一緒にいるのはオススメできねェからなァ。特に夜」
0002「何故ですか? とミサカは何か含みを持たせた貴方の言葉に疑問を持ちます」
一方「【学園都市第一位】のクソッタレな宿命……って奴だなァ」
0003「益々意味が分かりません。とミサカは回りくどい言い方に少しイラッとしました」
一位「ハッ、そォかい。だが知らねェままの方が……! 」
0002「どうしました? とミサカは向こうに見える静まり返った公園を凝視する貴方に問い掛けます」
0003「いや、よく見ると何かいる様な……とミサカは一方通行と同じく公園を凝視します」
一方「……知らねェままの方が、良い事もあるンだがなァ……仕方ねェかァ」
一方「テメェ等は此処にいろ。動くなよォ? 」スタスタ
0002「何が何だか分かりませんが了解しました。とミサカは動かずに一方通行を見送ります」
一方「……あァ、ソレと一応……」クルリ
一方「0001号の目と耳を塞いでおけ。全力でなァ」
0001「……え? 」
85 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/14(月) 01:26:17.05 ID:6sPvNcAO
0002「一方通行の言い付けですので、失礼します。とミサカは両手で0001号の目を覆います」ガバッ
0003「ではミサカは耳ですね。とミサカは同じく0001号の耳を覆います」ガバッ
0001「ちょ……ちょっと待って……とミサカは視界と聴力を奪われ身動きが取れません」アワアワ
0002「元々動くなと言われていますし丁度良いでしょう」
0003「しかし、何故一方通行は公園に……とミサカは一方通行が消えた公園に目を向」
ワアアアアアアアアア!
0002「……!」
0003「……!」
0001「……?」
0002「……今の聞こえましたか? とミサカは確認を取ります」
0003「ええ。ハッキリと。あれは……」
0001「な……何が聞こえたのですか? とミサカは至近距離にいる二人の声しか……」
ギャアアアアアアア
ピューーーーン……ドシャアアア……
0002「……今の見ましたか? 」
0003「ええ、くっきりと。……すごい、あんなに飛ぶんだ……」
0001「な、何が飛んだのですか!? とミサカはやっぱり二人の声しか聞こえません! 」
0002「0001号は見ない事をお勧めします。とミサカは一方通行の真意を理解しました」
0003「聞かないのも同じくです。……うわ、うわあ……」
ピュピュピューーーン………ドシャドシャドシャアアアアアア
0001「ひう……」プルプル
86 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/14(月) 01:27:41.97 ID:6sPvNcAO
>>82
勝手に人の頭の中を見るのは良くないんだよ!
87 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/14(月) 01:30:07.37 ID:6sPvNcAO
五分後
一方「ふゥ……待たせたなァ」
0002「お疲れ様でした。とミサカは一方通行を労います」
0001「……結局何があったのか分かりませんでした……とミサカは自分だけ蚊帳の外にされて落ち込みます」ショボーン
0003「0001号は知らなくて良いことですよ。とミサカはフォローをいれます」
0002「貴方の普段は何時もこうなのですか? 」
一方「あァ、生活の一部みてェなもンだなァ……はた迷惑なこった」
0003「どうやら貴方はあの状況を望んではいない様ですね。とミサカは自分目線での感想を述べます」
一方「望もォが拒否しよォが、降りかかる火の粉は叩き潰す。それに限るンですよォ」
0002「学園都市とは恐ろしい所なのですね。とミサカは外出初日から今後が不安です」
一方「だからこそ自炊する必要があるンだよォ。俺の部屋から出入りする限り、外出は最低限に抑えなきゃならねェ」
0002「では早速食料を調達しましょう。とミサカは買い物を促します」
0003「いやいやいやその前に服! 服を買いに行きましょう行くべきです行って下さいお願いしますとミサカは懇願しますが店が何処だか分からない! 」
一方「ヤッパ嫌なンだなァ……この服」
0001「蚊帳外ミサカ……」ショボーン
88 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/14(月) 01:33:09.68 ID:CbmD4joo
マジでDXだったのかwwwwwwwwwwww
89 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/14(月) 01:35:08.36 ID:6sPvNcAO
………………
……………
…………
………
……
主婦A「あら奥さん、今晩は」
主婦B「あらあら、今晩は。買い物の帰り? 」
主婦A「そうなのよー。今日は豚ロースが特売で……」
ガッチャーン
主婦B「あら……? 」
「だァァァァあっちィィィィ! 何しやがる0003号! 」
「油物使ってる所を通るからですよ。とミサカは反論します」
「コレはレンジでチンするだけで実に簡単ですね。とミサカは文明の英知に感心します」ピッ
「せめて袋から出せェ! そのまま入れるとか馬鹿かァァァ! 」
「……0001号、ジャガイモの実がドンドン小さくなってますよ。皮が厚すぎです」
「あう……難しいですこれ……」
「固形味噌が有りませんね……あ、これでしょうか。とミサカは鍋に投下を」
「テメェの目は色彩判別してンのかァ!? 排水口のヌメリ取りだァそれはァァァ!」
ギャーギャー
主婦A「……最近上が随分騒がしくなったわねー」
主婦B「ここ一週間でいきなりよ。確か入ってたのは学生さん? かしら……」
主婦A「でも女の子の声も聞こえるわよ? 」
主婦B「彼女さんかしら? 青春ね……」
主婦A「羨ましいわねえ……」
主婦B(同じ声の子が何人もいる様に聞こえるのはどうしてかしら……? )
90 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/14(月) 01:42:18.95 ID:6sPvNcAO
>>88
ティファ可愛いんだよ!ティファ可愛いんだよ!
離脱するんだよ……
あとステイルが爆発したから葬式を挙げなきゃならないんだよ
91 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/14(月) 01:47:26.70 ID:CbmD4joo
乙ー
ティファは初めて見たときは電波すぎんだろ……って思った
でも今ではガンダムヒロインの中でもトップに君臨するんだよ!ティファ可愛いんだよ!
ステイル爆発とかなにかと思ったけどはやぶさのことかしら
92 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/14(月) 01:49:35.82 ID:UdNLlHQo
おつかれさん
とミサカは既に出番のあるミサカたちに嫉妬しつつ
ミサカは穏やかな頼れるお姉さんを演じるために、そんな本心を抑えて
ミサカたちを応援して、ミサカはミサカの夢を見るために
眠りに付きます。 とミサカはGJを惜しみない賞賛を送ります
93 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/14(月) 09:48:59.28 ID:HjTUWvo0
>>91
前スレ
>>1000
の事じゃね?
麦茶乙。
94 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/14(月) 21:57:35.84 ID:xHub2r.o
1000 VIPにかわりましてGEPPERがお送りします Mail : sage 2010/06/12(土) 22:00:49.88 ID:TtvNktIo
1000ならステイル爆発
お悔やみ申し上げます
95 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/06/15(火) 20:31:56.85 ID:LUymNQ60
そういや前スレってHTML化依頼出した? まだ残ってるけど……
麦茶はよくわからないって言ってたけど、ほうじ茶に任せればいいのかな?
それとも誰かがやっといた方がいいのかな?
もし自動的にされる仕組みだったらごめん。違ったら麦茶の意見が聞きたいです。
いつまでも残して置く訳にもいかないので……
96 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/15(火) 21:26:08.75 ID:j817z5Eo
麦茶は書けるけどそれをすぐにうpできる環境じゃないから
書きためが上がり次第ほうじ茶にうpしてもらってるってことじゃないかねぇ
97 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/15(火) 22:00:52.43 ID:iU9YtwAO
最近医者の笑顔が怖い
今晩は麦茶だよ
前スレは消えても構わないかな。スクリプトで目がチカチカするんだよ
あと書き込みのほうじ茶経由は使わない方針だよ。ほうじ茶にも仕事があるし
書き込みはこっちのタイミングが良いときにチョビチョビやるつもりだよ
98 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/15(火) 22:02:55.11 ID:iU9YtwAO
一方「…………」
0002「0003号、醤油を取って下さい。とミサカは要求します」
0003「今ミサカが絶賛使用中ですので待ってて下さい。とミサカはやんわりと拒否します」
0004「そして次はミサカの番です。とミサカは既に予約済みであると告げます」
0005「更に次にはミサカが控えていますので。とミサカは驚愕の事実を述べます」
0001「えっと……その次が、ミサカの番です……すみません。とミサカは謝罪します」
0002「いや、別に0001号が誤る必要はありませんが……」
0005「ねえちょっと、醤油使いすぎです自重して下さい0004号」
0004「あらゆる食品に醤油を掛けるのがミサカ流なのです。とミサカは醤油を見るのも初めてな癖に通ぶります」
0003「流石に味噌汁に醤油はどうかと思います」
0004「味噌、豆腐、醤油……大豆三人組の見事なコラボレーション……うふふ……」ドポポポポポポポ
0005「いや少しも面白く無いから。その傾けっ放しの醤油差しをさっさと水平にして下さい! そしてミサカにパスを! 」
0004「ではメインディッシュの冷や奴に……あ、切れた」ピッピッ
0005「ええええええええ……」
0002「もう塩で良いや。とミサカは豆腐に塩を振り掛けます」パラパラ
0001「素豆腐……」ショボーン
99 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/15(火) 22:04:26.61 ID:yt.4uKMo
ktkr
増えてるwwwwww
100 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/15(火) 22:05:10.63 ID:iU9YtwAO
一方「…………」
0001「……一方通行? 」
一方「……ン? なンだァ? 」
0001「いえ、別に……ただ浮かない顔をしていた様ですので……」
一方「あァ……さっきまでの事を思い出しててなァ……」
………………
……………
…………
………
……
…
0004「本日よりお世話になります、ミサカ0004号です。とミサカは丁寧にお辞儀します」
0005「同じくミサカ0005号です。よろしくお願いします」
0003「おお、よくいらっしゃいました同胞よ。とミサカは大袈裟ながら心より歓迎します」
0002「さささ、どうぞ奥へ。面白くも何とも無い部屋ですがべはっ!! 」スパーン
一方「文句ねェよな?」
0002「は、はいぃ……」ピクピク
0003(何故0002号は自分から火の海に飛び込む様な真似を……)
一方「……」
0001「あの……玄関で立ち話もなんですから、中に……とミサカは促します」
一方「あァ……入れや」
0002「……」ピクピク
0004「……そうですね。それでは失礼します」
0005「失礼します」
スタスタ
0004 0005「おお……(ホントに何もねえ……)……」
101 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/15(火) 22:40:05.55 ID:ba11xoSO
ハーレムかよ……ハーレムなのかよ……
102 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/15(火) 22:41:02.13 ID:uaNlRhwo
おいおいどこまで増えるんだ
103 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/15(火) 22:42:47.45 ID:ZUtbWxE0
ちくしょお・・・うらやましいぜ・・・・妹達
104 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/06/15(火) 22:48:11.93 ID:ba11xoSO
これはもうアレだな、暫定的な妹達アパート買ったな
105 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/15(火) 23:25:53.89 ID:FwtKdAg0
ものすごい勢いで個性が芽生えているな
環境が違うとここまで変わるのか
みんな幸せになれるといいな
106 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/15(火) 23:35:47.91 ID:lBmrSEDO
アレイスター的にはミサカネットワークができりゃあいいからハッピーエンドへの道はあるだろ。
107 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/16(水) 00:42:10.50 ID:gP6TY1.0
>>95
一応、
>>1002
にいけば報告不要のはずだが。
108 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/16(水) 00:45:33.02 ID:F1wCkBgo
そういやこの実験のことを美琴が知ったら原作とは別の意味で大変だな
いつのまにか自分のクローンでハーレムを作られてるとか…
109 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/16(水) 00:55:59.12 ID:HYgZHH20
なんか中学生はババアのコラの別バージョン思い出したww
110 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/16(水) 01:17:09.09 ID:AXB06X6o
これちょっと前にあった 一方通行「『妹達』だって生きてンだぞ…?」 と関係ある?
111 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/16(水) 01:21:48.55 ID:HYgZHH20
前スレでそのスレの原型っぽい妄想が出てたな
麦茶じゃないみたいだが
112 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/16(水) 01:21:54.60 ID:dzQ0WPIo
時期考えろゆとり
113 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/16(水) 01:27:39.42 ID:F1wCkBgo
それは確かこのスレで書き込んだ妄想を形にしたものだったはず
114 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/16(水) 01:29:20.11 ID:AXB06X6o
はあこした
115 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/16(水) 19:45:54.43 ID:LCKPUgAO
あのSSはバッドエンドだったけどこれはどうなるんだろね^^
116 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/16(水) 20:12:34.73 ID:SD0Dblco
-‐< ̄ミ .
______ /'⌒ヽ、 \\ 丶\
´: : : : :/ ̄ミ: 、 / , i 、\ 、\\ ヽ
/: /}:' : , ' : :/:い: : :\ /i | 、\\\ 丶丶 .
': xく// : /: : :/ : !|: :i: : :〈| | i,〉、iヽ.\\ \\ {
/:∨ : : :/ : /: : :/ : : i: |:i: :|: : i弋 ,__i| }芥爪} \丶く.Vi|トミ
'. : :| : :i i: /'i: : /|: : i| l: |:i: :|: : l: :i〉、 ]| 「 ̄「从| i丶 、i }i|i !{
/:i: :/| : :i i/ `iミ'__|: : i| l: |:i: :|: : |: :|.ン\ト| ノ' | | {〉、刈l い
: :i: |{」 : :i |i7´|'{_|`: i| |i:|:i: :|: : |: :|\` ノ'i .iイ i | i ‘,
: :i:弋| : :i:爪 (|ノ }|: /'| |i:|:i: :|: : |: :l 也三二ニ=-‐ i i| l| i | 代|
: :i: ./| : :i: ト ミ |/ }爪{:i:|リ : i|: :l、 -‐ /| l| l| i l`| `
: :l: i/|: : i: U ( (ノ '川 : : リ: :l \ / | l| l|.八ト、___
:i l: |'イ ;ハ| __ / ミー .彡i: : /八l、 i`T爪\ |ハ川 ) |/} 厂 ̄ミ 、_
:i i八 i∧ `ヽ uイ: :ノイ:〈 | ヽ| |ハ{〉小、 /:|/:/ / : : : : : ヽ. {\
:リ \_{`:┬‐:‐:ァ: :´: :i: : : : |: i'\| ノ{.{\}__./: : : :/ /: : : : : : : : |/
ハ,___,ノ厂`7く:ノ /: : /|: : : :ハ| _,/ 厂\:_: : : : : : : / /: : : : : : : : i/ /:
{\.厶__ノ| i∨: / ̄ ̄ ̄\ 八 { : : : : : : : : : : / /: : : : : : : :j| { /: :
‘, i`7 | i/〉' ヽ. /: : :\\: : : : : : : :{/ /: : : : : : : : :|| i| i: : :
‘, |/ _|__j/ 、 、 中 {: : : : : :ヽ丶 : : : : : :} . : : : : : : : : : || i| l: : :i
《 {iry' / \ 学 |{: : : : : : :} }: :、: : : :| i: : / ̄\_:_{{厶. !: :|
∨ 、、 生 |ミ 、_: : :{ {: : :}\: | l: / /\___ _j〈: : :|
i / \ っ lヽ{:\ \i 、: 〈 {: | | { イ: : : : : : : : : | \{
| ア て. l \{__ い \\l: | /: i |: : : : : : : : : :l `
| な の │ ヽ{ {: \{: : :ノ': : :, ,: : :}\___,、j
| ン は | ‘. ‘、: : : : : : : :/ / : :| ,、__,、{
|、 だ な | {\\: : : : / /: : : / /: : : : : :!
__ い よ ' |i : \{:}、 : }/: : : / /: : : : : : :|
三三≧ 、_ }∧ / _}}: : :_:_:}_》' : : : : :/ /: : : : : : : :|
(\{ 、 / 八\_ ̄}/: : : : : / /: : : : : : :∧|
三三三≧ 、__} ヽ\_____/ } (:\{ : : : : : _:ノ'.ノ : : : : : : / ,|
______`⌒ ミ } 、 ヽ 人{:\:\ : : : }厂 : : : : : : / /:|
三三三三三≧ く \ \ / ̄ミ : 丶 : : ノ': : : : : :_:/ / : : |
117 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/16(水) 21:37:05.19 ID:6klXirUo
/ ..-‐
/{ ∠ -‐≦-―…¬ヤ
_〈::レ:´:::::::::::::::::::::::::::::::<
,. ::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::≧._
∠. -ァ::::::,イ:!:::lヽ::::::::::::::::::::::::<.  ̄
, - 、 ,.ヘ、 /イ :::ハ|ヽ! !ヽ::::!:::::::::::::::\ `
r´ 「三三三l ! ト、 / l::,イ !7::ヽ!::::::::::: '. ̄
(( .l.三三三l . ノ! / \ |/ ヽ - ィ\!::::::::.ト、::::!
ヾ≧彡' ,/ /} _..-‐¬‐- . ,rー≦マ,. イ Y⌒',、! \!
, - 、 / ,.r:´ ヘ イ イ ヘ厶イ.! ヘ
{ \ Y . : :´ }、 ',. h_, .< 〈 /.l ./ D ! ハ
、 、 ’、 ′ ’ ; ∧ | . : :´ 1 ;r‐' _, -‐ `ヽ.' l/ l ハ,
.. ’ ’、 ′ ’ . { \. : :´ \ ,ノ } ~廴ぅ'´ i l.-‐Tフ
、′・ ’、.・”; ” ’、 . : :´ ヘ√. ;. ' 7.l l
,;′ ’、 (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”; . : :´ ,’ .' ,' ! l
’、 ・ .(; (´;^`⌒)∴⌒`.・ ” ; . : :´ 厶イ / ム ! l
.、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;;ノ、"'人 ,.r: ´ ___弖丕二ニ=/1-- ‐ \¨  ̄ 〈 ハ,_! l__
、(⌒ ;;;:;´'从 ;' ;:;;) ;⌒ ;; :) )、 ̄ ̄ ̄ ヘ / 〉 | √ }ー-.. __,.∠.イ ! l_,∠
( ´;`ヾ,;⌒)´ 从⌒ ;) `⌒ )⌒:`.・ Y く_,ノ ∨⌒′ / ! l ! ヘ ! l,.イ
‘:;゜+° ′、:::::. ::: ´⌒(,ゞ、⌒) ;;:::)::ノ /. l l ', ∨l !
`:::、 ノ ...;:;_) ...::ノ ソ ...::ノ 廴_!__!__,..-ィ! ヘ
l ! ヘ マ-‐'′
l ! ヽ 丶
118 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/17(木) 01:17:16.56 ID:nklAprko
1000体のミサカをつれて学園都市脱出を図る一方さん
適切な指示を与えて様々な障害を乗り越えろ!
クライマー (Climber) フローター (Floater)
ブロッカー (Blocker) ブリッジビルダー (Bridge Builder)
バッシャー (Basher) マイナー (Miner)
ディガー (Digger) ボンバー/ボム(Bomb)
ヌーク/ヌック(Nuke)
5 5
ミ゚つ ミ゚つ 4
ム ム ミ゚つ あぼ〜ん♪
⊃⊃ ⊃⊃ ム 2 2 0 0 ・ °・。 ・ 。・ ゚・。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\⊃⊃ミ゚つミ゚つ ))) ))) ・:・ 。 ゚
\ ム ム ヾ(゚0゚)ノ ヾ(゚0゚)ノ。・°°・:・°°・。
\⊃⊃⊃⊃ ム ム ム ・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\⊂⊂ ⊂⊂ ⊂⊂ ∴ ゚
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ °・ ∵ _
( ・°°: )
\___ノ
119 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/06/17(木) 06:11:14.65 ID:cTX8VjM0
ピクミサカ?新しいひかれるな
120 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/06/17(木) 08:08:19.77 ID:mJIWQD2o
懐いwwww
レミンサカか?
121 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/17(木) 23:38:58.73 ID:mPazwEAO
0003「服を用意してありますので、先ずは着替えを。とミサカは二人に衣服を差し出します」
0001「無地のシャツと短パン。それとズボンしかありませんが……」
0003「一方通行はともかく、ミサカ達も服を選ぶセンスが皆無だったので無難な物をチョイスしました」
0002「…………」ピクピク
0004「頂けるだけ有り難いです。とミサカは衣服の中からピンクのシャツとGパンを選択します」
0005「服は着れれば良いのです。とミサカはヴァイオレットのシャツと短パンを選択します」
0002「い……今ならオプションで一方通行様のウルトラマンシャツを漏れなくプレゼ……」ピクピク
0004「いえ、お構いなく。とミサカはぴしゃりと拒否します」
0005「……流石にその服はインパクトが強すぎるので。とミサカも不要だと宣言します」
0003「ですよねえ。ちょっと個性的過ぎますよねえ。とミサカは盛大に頷きます」
一方「……」
0001「一方通行……」
一方「いや、別に凹ンでねェから」
0001(今さり気なく箪笥からシャツを出そうとしてた……)
0002「まあ、生物として普通のはんのへむすっ」ミシッ
一方「凹んでねェ」
122 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/17(木) 23:44:03.34 ID:mPazwEAO
0004「着替え完了です。とミサカは洗面所から出ます」
0005「この服はどうしたら? とミサカは脱ぎ捨てた常盤台の制服を手にとります」
0003「ミサカにとっては不要だったので破棄しました。とミサカは過去の自分とは決別した事を告げます」
0001「……ミサカも制服は捨てました」
0003「あ、0002号もですよ」
0002「…………」ピクピク
0004「そうですか。とミサカは物言わぬ0002号を眺めつつ返答します」
0005(0003号の様子を見るに、この状況が普段なのですね。とミサカは判断します)
0004「では、ミサカも制服は破棄する事にします」
0005「ミサカもそうします。とミサカはゴミ箱を探し……」
一方「待て、制服は燃やすかバラバラにしなァ」
0004「? 何故ですか? 」
0003「一人暮らしであるハズの男性の部屋から女性物の制服が何着も破棄されたのをもし発見されたら……」
0002「祝、変態さんの仲間入り! な訳です。おめでとうございます一方通こなみっ」ブミッ
一方「……燃やせ」
0004「了解しました。とミサカは制服を跡形も無く処分する事を誓います」
0005「同じくです。とミサカも誓います」
0002「そろそろ足どけ下さいて体歪んじゃう」ギリギリ
一方「一回試しに捻切れてみろ。案外楽しいかもしれねェなァ。俺が」
123 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/17(木) 23:46:46.59 ID:BUhsWS60
きてた!
体は大丈夫かい?
124 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/17(木) 23:55:20.55 ID:mPazwEAO
>>123
調子は良いんだよ!
聞く限りは良い感じだよ!
でもいい加減退院するか、隠し事とかあるなら言って欲しいんだよ
仕事の感覚が体から綺麗サッパリ消滅してるんだよ……
125 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/17(木) 23:58:28.70 ID:nklAprko
体の感覚が消滅したのかと思って驚いたがそんなことはなかった
126 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/18(金) 00:01:48.89 ID:BVcJ3ZMo
俺もそう見えて焦ったwwww
仕事はまあ頑張れww
127 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/18(金) 00:07:32.90 ID:p49hm8Q0
医者の隠し事ってこわいよな
不安にさせないために隠してんだろうけど逆に不安になるよなwwww
まぁお身体にお気をつけて
128 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/18(金) 00:25:40.69 ID:QPQ143ko
多分違うぞ。
風邪は治りかけが危ないってのと同じで
入院した奴をしっかり体が外で今までの暮らしが出来るくらいにまで
完全に治ってからじゃないと退院させらんねーのよ。
医者からすれば、半端に治ったからって退院させて
その所為でまた直ぐに医者にこられちゃどうにもならんでしょう。
129 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/18(金) 14:59:41.39 ID:h3z0mNk0
「麦茶君は余程この病室が気に入ったみたいだね?」
とか言われないように精々養生しとけよ
もしかしたら死ぬまで二度と長期休暇ないかもしれねぇじゃん?
130 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/20(日) 22:37:27.93 ID:AxFFt.SO
麦茶は……?
131 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/20(日) 23:03:27.92 ID:plmJpoAO
このスレも、か……
132 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/20(日) 23:16:48.95 ID:usKCmc2o
まだ一週間も経ってないのに何いってんのww
133 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/21(月) 01:03:36.10 ID:Kz0wN5k0
>>132
お前はいいこと言った
134 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/21(月) 12:19:07.97 ID:Fua8q1E0
しかし明確な不安要素があるだけに少し間が空くだけでとても心配になってしまうのもまた事実
135 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/21(月) 19:53:14.58 ID:dQkKSYDO
盆栽と菊と椿、置いときますね
136 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/21(月) 22:31:15.38 ID:lB/ULXUo
>>135
「菊と椿」に俺の何かが反応した
137 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/22(火) 01:06:54.80 ID:vrkDLsAO
0003「さて、挨拶も済み着替えも終了しました」
0002「それでは食事にしましょう。とミサカは提案します」
0004「やけに復活が早いですね。0002号」
0002「どんな拷問に合おうと即立ち直るのがミサカクオリティですので。とミサカ自身の耐久力の高さを自負します」
一方「ほゥ」
0002「え、いやですがね、流石に限度がありますし痛いのが好きって訳では無いのでそんな『次はなにしてやろうか』的な目でジーッと見ないで下さい。とミサカは嘆願します」
0004(の割には自重してないよなあ。とミサカは一人思慮します)
0001「あの……話が逸れてますが……とミサカは進路補正を図ります」
0003「おっと、そうでしたね。とミサカは話を本筋に戻します」
0002「前回なんやかんやで色々ありまして、基本的に食事は自炊になります。とミサカは懇切丁寧に説明します」
0004「なんやかんやとか言ってる段階で懇切丁寧じゃないだろ。とミサカは的確なツッコミを入れます」
0005「ミサカとしてはなんやかんや、が非常に気になるのですが。とミサカは説明を求めます」
0003「……まず一つが、背格好が似ているミサカ達が集団で行動すると目立ってしまう事……」
138 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/22(火) 01:08:57.05 ID:dKj1iWko
麦茶来た体は大丈夫なのか?
139 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/22(火) 01:09:08.81 ID:vrkDLsAO
0003「それと、一方通行が自身との夜間外出を勧めていない事」
0003「最たる理由はこの2つです。とミサカは説明を終えます」
0002「2つ目の理由を深くは説明しません。ミサカと0003号が保障します、知らない方が良いです」
0001「……因みにミサカは何があったのかサッパリ……」ショボーン
0004「……釈然としない部分もありますが了解しました。とミサカはこれ以上追及しない事にします」
0005「ミサカも一つ目の理由で納得しました」
0003「……そろそろ本題に入りましょうか」
0003「自炊するに当たって欠かせない食材ですが、既に用意してあります。とミサカは冷蔵庫の扉を開けます」ガチャ
一方「一応手当たり次第に種類は揃えた。まァ通り一遍のもンは作れンだろ」
0004 「おお……和洋折衷何でもありますね。とミサカは予想より豪華な庫内に驚きます」
0005「それでは献立を考えましょう。とミサカは何でも作れそうなこの環境に胸踊ります」
140 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/22(火) 01:13:53.92 ID:vrkDLsAO
鼻から真っ赤なツインサテライトキャノンぶっ放したり色々あって自重してたんだよ
兎に角書けるときチビチビやるだけだよ!
141 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/22(火) 01:18:43.92 ID:dKj1iWko
鼻からツインサテライトとな?
どこのギャグ漫画だと笑いたいのに笑えねぇ
142 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/22(火) 01:25:45.14 ID:wdZ2pz2o
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
とりあえずビタミンCは幾らとっても害はないから
差し入れとかで多めに摂取しておけ。
血液造るのに必要だ。(&鉄分サプリもほしい
143 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/22(火) 01:50:02.09 ID:GdwXkYko
ドーピングコンソメ麦茶だ……
144 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/22(火) 02:04:26.62 ID:a3.1IoAO
コンソメ麦茶て、またエラく不味そーナ…
145 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/22(火) 05:44:25.29 ID:zivqd0Y0
味は関係ない。血管から食べるもんだからな。
146 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/22(火) 06:43:06.77 ID:sbGqcwY0
きてた
死なないように頑張れよ!
147 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/22(火) 06:51:46.83 ID:x5pDKroo
麦茶愛してる
148 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/06/22(火) 10:55:19.61 ID:W1vHEz60
麦茶長生きしてね。
149 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/22(火) 16:17:30.91 ID:0tLx2MAO
鼻血12時間出っぱなしで病院行ったら白血病でしたなんて例を知ってるから心配だ
150 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/22(火) 21:01:18.69 ID:LTEOpASO
なぜお前らはネガティブな例しか出さない
151 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/22(火) 21:12:06.13 ID:t3bqSE.o
鼻から噴出したものが麦茶の中の毒素で、いまや完治してシャバではしゃいでる最中かもしれんぞ
152 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/22(火) 22:56:47.31 ID:wdZ2pz2o
血液が麦茶に変わってる途中なんだよ
153 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/23(水) 00:02:07.44 ID:Bfkl1HI0
というか12時間鼻血でっぱなしで我慢してたってすごく根性あると思うんだけど鼻血って普通になん時間も出るものなの?
おれ鼻血だしたことないからわからんのだけど
154 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/23(水) 00:05:28.58 ID:WlInnlEo
血が固まらないからオカシイっちゅーことでっしゃろ
155 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/23(水) 03:54:35.08 ID:4H7bLR60
マジ話、鼻血がで続けるのはありえないってか多夫血液系の異常が有る。
156 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/23(水) 23:40:01.24 ID:Pk.mJ.Qo
高校生のころ、2時間出続けたことならある
部屋のティッシュがなくなったので、トイレにこもって
トイペで鼻をおさえ続けてたら、便器の仲が血の池地獄みたいになってた
「鼻血による出血多量で死んだりしたら、葬式でクラスのやつら爆笑するんだろうな。
大人になってから『そういえば鼻血で死んだ奴いてさー』とか話のネタにされるんだろうな」
とかぼんやり考えてた
最終的には、ヤケクソになって洗面器に氷水はって顔面突っ込んだら止まった
死ななくて良かった
157 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/24(木) 01:17:21.70 ID:aZvTJVA0
>>156
六時間で続けた俺に資格は無い
158 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/24(木) 13:03:29.54 ID:YgcYvHc0
>>157
面接官「資格はありますか?」
俺「死角はありません」
ってやつ思い出した
鼻血って痛いの?
159 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/24(木) 19:58:56.43 ID:FqPObDw0
>>158
痛くはないが、出し続けると次第に気分が悪くなってくる。
160 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/25(金) 01:12:29.08 ID:HgvDo4oo
鉄の味とにおいで気持ち悪くなる
161 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/25(金) 23:49:12.13 ID:8YIyWMAO
…………………
………………
……………
…………
………
一方「……良い。ここまでは何の問題もねェんだが……」
一方「まさかなァ……」
………………
……………
…………
………
……
…
0001「……」
0002「……」
0003「……」
0004「……」
0005「……」
一方「……オイ、何やってンだ前等? 」
一方「オムライスだの、ハンバーグだの、グラタンだの……」
一方「中には無理なモンもあったが、殆どここにある材料で作れるだろ? 」
一方「なのになンで材料の前で仲良く固まってやがんだァ? 」
0004「えーっと……はい。そうですね……」
0005「ここはあれです。リーダーの0003号が先陣を切るべきです。とミサカは提案します」
0003「ちょっと待て何時ミサカがリーダーになったんだよ。とミサカはミサカより若い番号の二人をリーダーに……」
0002「ミサカは今腰が大変な事になっていますので辞退します。とミサカはあいだだだだだだ」ギギギギ
0001「ミ、ミサカは、その……」フルフル
0003「…………」ハア……
0003「では、ミサカが臨時ではありますがリーダーを拝命します。とミサカは渋々宣言します」
162 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/25(金) 23:52:08.12 ID:oHtS5p.o
麦茶あああああああああああああああ
163 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/26(土) 00:20:17.55 ID:RAZ/9Tko
料理経験なきゃそりゃ怖気づくよなwwwwwwww
164 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/26(土) 00:22:59.72 ID:92eHY0k0
きてた!
がんばって!
超応援するぜ
165 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/26(土) 00:23:20.13 ID:ooWd/gAO
0003「まずは何よりも先にご飯ですね……」
0004「これではありませんか? とミサカは茨城県産ササニシキと書かれた袋を指差します」
0003「あ、そう。これですこれ。とミサカは当然の様に袋を持ち上げてって重! これ重! 」
0005「ご飯って最初からふっくらしている訳では無いのですね。とミサカは白い粒々を見つめます」
一方「……ン? 」
0003「いやいや当たり前ですよ0005号。この粒々を調理する事で、ふっくらとしたご飯に変わるのです」
0001「どう調理するのですか? 」
0003「多分火です。調理と言ったら火は欠かせません」
0004「火ならコンロの出番ですね。とミサカは着火可能か確認します」ボンッ
0003「直火はちょっとまずい気が……」
0001「こんな物がありました。とミサカは下の棚から何かを入れる事に適した器具を置いてみます」ゴトッ
0003「GJです0001号。ではこの器具に粒々を全て投下します」ザバババババババ
0005「それでは点火を。とミサカはツマミに手を……」
一方「オイお前等ちょっと」
0002「待って下さい0003号」ガシッ
0002「ミサカは……大変な事に気付きました」
166 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/26(土) 00:27:02.41 ID:/rM3mIEo
ゴクリ…
167 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/26(土) 00:48:47.34 ID:ooWd/gAO
0003「何ですか0002号? とミサカは質問します」
0005「そう言えば0002号は会話に参加していませんでしたね」
0002「ちょっと骨盤がおかしな事になっているので休んでいたのですが……」
0004「大変な事とは何の事ですか? 」
0002「貴女達は……何をしようとしているのですか? 」
0003「何って勿論、粒々を焼いてご飯にしようとしているのですが」
0002「そう……今0003号は粒々を『焼こう』としていますが……」
0002「ミサカが先日スーパーで見た広告に、こう書かれていました……」
0002「ふっくら『炊きたて』美味しいご飯。と! 」
0001「!」
0003「!」
0004「!」
0005「!」
0003「そ、それはつまり……」
0002「そうです。ご飯は『焼く』のでは無く『炊く』物なのです! 」
0004「確かに袋にも炊く、と言う単語はありますが……焼くとはどこにも……」
0003「危なかった……危うくご飯では無い別次元の物を作ってしまう所でした。とミサカは冷や汗を流します」
0001「それで……炊く、とは一体……? 」
0002「それはミサカにも分かりません」
一方(コレはアレか? 俺をからかってンのか?)
168 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/26(土) 00:57:32.98 ID:YNtPJZwo
王道お料理コント
169 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/06/26(土) 00:59:46.55 ID:ooWd/gAO
こんばんは
友人が漫画の禁書六巻を差し入れしてくれてテンションだだ上がりの麦茶だよ
半端になっちゃったけど一端失礼するんだよ
今日体重計ったら45kgになってたんだよ……
170 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/26(土) 01:00:30.61 ID:RAZ/9Tko
同じ顔が5人でお料理初体験でカオス
なのを想像したら不覚にも萌えた
171 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/26(土) 01:01:44.72 ID:RAZ/9Tko
>>169
乙
俺は50kgが1月絶食とか水分のみとかしまくって
38kgにまでなったよ。
酷いときは1分歩くのも無理だった
172 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/26(土) 01:32:28.60 ID:EdoxlcSO
このスレからは病院の匂いがあふれ出ている
173 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/26(土) 03:17:04.39 ID:5brDfwAO
乙!
面白かったぜ!
174 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/26(土) 11:34:28.16 ID:92eHY0k0
おつ!
死なない程度にがんばれ!!
175 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/06/26(土) 12:47:45.12 ID:LO4eLUU0
乙!
とても面白いよ続きを期待してるぜ!!
176 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/06/26(土) 18:13:48.07 ID:BaWd4PI0
にゃがががががががががが゛がが!!!!
ってミサカは麦茶さんと181の才能に顔を破顔させてみます!!!
177 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/26(土) 19:36:02.86 ID:b0xLhhk0
おいおい無理すんなよ。
178 :
【misaka00001】ノtasukeruyo ……
p5073-ipad31niho.hiroshima.ocn.ne.jp
[sage saga ]:2010/06/27(日) 17:05:21.12 ID:BJfXXfso
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お助けご苦労です。。。UserAgent:Monazilla/1.00 ID:BJfXXfso
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お助けご苦労です。。。UserAgent:Monazilla/1.00 ID:BJfXXfso
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【misaka00005】ノtasukeruyo ……
p5073-ipad31niho.hiroshima.ocn.ne.jp
[sage saga ]:2010/06/27(日) 17:06:36.32 ID:BJfXXfso
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【misaka00007】ノtasukeruyo ……
p5073-ipad31niho.hiroshima.ocn.ne.jp
[sage saga ]:2010/06/27(日) 17:07:10.33 ID:BJfXXfso
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182 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/27(日) 17:07:26.75 ID:4JxSfIIo
何事だ
183 :
【misaka00009】ノtasukeruyo ……
p5073-ipad31niho.hiroshima.ocn.ne.jp
[sage saga ]:2010/06/27(日) 17:07:46.57 ID:BJfXXfso
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お助けご苦労です。。。UserAgent:Monazilla/1.00 ID:BJfXXfso
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【misaka00013】ノtasukeruyo ……
p5073-ipad31niho.hiroshima.ocn.ne.jp
[sage saga ]:2010/06/27(日) 17:09:08.51 ID:BJfXXfso
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お助けご苦労です。。。UserAgent:Monazilla/1.00 ID:BJfXXfso
185 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/27(日) 17:11:40.46 ID:hh9.8wQo
>>182
最近よくある一方さんスレ狙いの荒らしだ。
別スレがこいつに400くらい潰されて落とされた事もあったが幸いこのスレは残りも結構あるから大丈夫だろう
186 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/27(日) 22:14:07.60 ID:O86EHdIo
IP晒されててワロタ
187 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/27(日) 22:36:45.66 ID:U2qfX02o
ふいた
188 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/27(日) 23:14:40.37 ID:Q4/9O6DO
電子彗星とかってのが嵐のきっかけと聞いたんだが、誰か知ってる人いたらkwsk
189 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/06/30(水) 17:10:41.33 ID:gAup4RQ0
麦茶大丈夫かー?
190 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/30(水) 18:43:51.08 ID:MtFpw0E0
>>189
麦茶の場合はこまめに生存報告ないと本気で不安になるよなwww
でもまぁまだ4日くらいしかたってないしのんびりいきまひょ
191 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/30(水) 23:37:48.44 ID:GipV.YSO
また爆撃か……
もしもしだと重くなってやになっちゃうぜ
192 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/06/30(水) 23:38:16.02 ID:GipV.YSO
また爆撃か……
もしもしだと重くなってやになっちゃうぜ
193 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/01(木) 00:38:52.97 ID:W6t1ZLU0
だいじな(ry
194 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/01(木) 00:41:01.37 ID:oPjGNX6o
一言でも書いてくれると嬉しいな
195 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/01(木) 07:29:16.09 ID:ors/rDM0
麦茶は生存報告すら困難な理由があるしな
せめてほうじ茶の人に近況を伝えて欲しい、というのはわがままなんだろうな
196 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/01(木) 18:21:59.61 ID:0wg2oM60
まぁまだ五日だし
あんませかしちゃ可哀想だよというか死んじゃうよ
197 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/07/02(金) 00:34:41.46 ID:3DEiPQAO
………………
……………
…………
………
……
一方「最初はお前等全員で壮大なコントでもやってンのかと思ったが……」
一方「米洗うとか言い出してイソレ手に取った時にハッキリとしたわ」
一方「お前等……料理出来ねェンだろ? 」
0003「う……核心を突かれてぐうの音も出ません。とミサカは箸を置きます」
一方「なンで最初から言わなかったンだよ。出来ねェなら出来ねェと正直に言えば何の苦労も……」
0005「聞くところによれば、あの食材一式を買うための費用は全て貴方持ちだとの事ですし……」
0004「宿を借りる身分としては、せめて食事だけでも提供したかったのです。とミサカは赤裸々に語ります」
一方「で、イソレで洗ってフライパンで焼いた米を俺に喰わせようとしたってのかァ? 」
0002「ミサカの機転で焼くのは阻止しましたがとミサなすびっ! 」グリッ
一方「結局炊くの意味が分からなくて『やっぱ焼いてみね? 』とか言った挙げ句イソレ取り出したのは何処のどいつだったかなァ!? 」
0002「そうでしたねぇぇぇぇとミサカは認めますが待って待ってやっと骨盤の痛みが引いたのに今度は背骨ががががが」ビクンビクン
0001(0002号がどんどんおかしなキャラに……)
198 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/02(金) 00:36:22.17 ID:NutZQTIo
イキテター!
まさかのイエローレモンソープ
199 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/07/02(金) 00:36:38.37 ID:3DEiPQAO
生きてるんだよ
200 :
麦茶
◆XgHHuzI/3o
:2010/07/02(金) 00:39:56.51 ID:3DEiPQAO
イソレじゃないよイレソだよね……
1レスだけでも書こうとしてそれにも誤字るって……
ごめんなさいだよ
201 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/02(金) 00:40:05.06 ID:S14wwqU0
岡江凛子
202 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/02(金) 00:48:04.41 ID:PXNjEUAO
おかえりー!
お馬鹿なミサカって何でこうも魅力的なんだろーか…
203 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/02(金) 01:07:03.61 ID:b6EQQNIo
お帰り
そろそろ0002号がMに目覚めても……手遅れか?
204 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/02(金) 01:09:40.69 ID:UZI5AGs0
0001(0002号がどんどんおかしなキャラに……)
が、
0001(0002号がどんどんおかしなカタチに……)
になってしまうんじゃないかと思った。
205 :
【misaka00001】ノtasukeruyo ……
hprm-53197.enjoy.ne.jp
[sage saga ノtasukeruyo!red_res]:2010/07/04(日) 00:07:46.31 ID:38k4N0k0
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212 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/04(日) 01:53:41.89 ID:2RvixFco
ここもやられてたか
213 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 02:11:22.68 ID:qqkqLvQo
荒らし死んでくれよ・・・・・・麦茶がショック死したらどうするんだよ・・・・・・
214 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/04(日) 02:17:37.22 ID:ZOB2QIIo
麦茶をどんだけ虚弱だと思ってんだよwwwwwwwwwwww
215 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/04(日) 03:46:10.65 ID:K.ny26.0
>>214
一方通行ァよりはァ虚弱じゃァないンですかァ
216 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/04(日) 08:45:27.23 ID:231DUyko
だって液体だし・・・
217 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/07/04(日) 10:56:20.58 ID:9rkIj9.0
麦茶を固体にしたら丈夫になるんでないか?
218 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/04(日) 10:59:37.23 ID:9oHcqYDO
>>217
体を冷やせば丈夫になり、温めると体をこわすとはこれいかに
219 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/04(日) 11:37:49.05 ID:B1MiSCso
みんな麦茶に気体してる
220 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/04(日) 15:55:43.63 ID:.rQTccAO
蒸発することなく頑張ってくれ
221 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/04(日) 16:03:20.57 ID:XLdc.aIo
この雨の中にも麦茶がいるんだね……
222 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/04(日) 16:10:36.72 ID:a7x5Troo
今飲んでいるこれももしかしたら……
223 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:31.34 ID:ujLQYIAO
「上条君……私、本気だったのに……」
224 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:33.48 ID:dSrhoEAO
「ゴミでも散乱してるのかしら?」
225 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:33.31 ID:OI3ZJAAO
面白いものを見たように、上条は笑った。
226 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:38.27 ID:AilurEAO
目の前の素っ裸の少女は、羞恥に頬を赤く染め、涙目になりながらも歯をかち鳴らしている。
227 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:39.99 ID:bCIlEMAO
「ここはむしろ見せつけ、二人の仲を公然のものとするべきでしょう、とミサカは黒い思惑をうっかりもらします」
228 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:39.98 ID:AQITTYAO
「お願いします。こんなことをいえる立場ではないとは重々承知しています。ですが、彼女の容態は一刻の猶予もありません。信用しろとはいいません。ただ彼女の傷を癒す時間を、少しの間だけ頂けませんでしょうか」
229 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:43.16 ID:fG/r0UAO
どんどん顔を赤くしながら、美琴は言葉を続けようとするが、上条の大声に遮られる。
230 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:42.87 ID:f7afj2AO
「どわぁ! 突然押すなって」
231 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:48.20 ID:utMMUsAO
頬を若干ぴくぴくさせながらも、右手でインデックスの修道服をつかむ。
232 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:49.69 ID:5LI.xcAO
様々な人間の、目、目、目。
233 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:50.12 ID:SOtsG6AO
その先にいるのは、主が殺せと命じた男と女だ。
234 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:52.58 ID:HwmkF6AO
「アレ?」
235 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:52.93 ID:ctJ37QAO
あきれた声色で訊ねる美琴。
236 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:54.92 ID:U.YJFoAO
「アンタねえ、こんな夏日に不幸スキル発揮してるんじゃないわよ。エアコンも冷蔵庫も壊れてるって、私を蒸し殺すつもり?」
237 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:56.11 ID:jDA7icAO
「そんな言葉、信じられない。どう見てもアンタが悪用したいようにしか見えない」
238 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:59.98 ID:WVf.9wAO
「ふにゅう…………」
239 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:25:59.94 ID:yELRYgAO
インデックスはそういいながら、だだをこねる子どものように手足をばたつかせた。
240 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:00.29 ID:HyWl5MAO
そういって青髪ピアスを右拳で殴り飛ばした。
241 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:01.44 ID:vixUbAAO
(そうね。ごめん、アンタのこと疑って悪かった)
242 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:01.58 ID:pNhQ1AAO
「そもそもなんで、あの子を探す理由があるわけ。さっきのを謝りたいの?」
243 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:02.64 ID:uLjS0AAO
「全財産落としたといって、年下の中学生からお金を借りたのは、どこのどなたでしたっけー?」
244 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:03.92 ID:6v6bk6AO
「異能の力はなんだろうと、幻想殺しで消せるんじゃないの?」
245 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:04.33 ID:1UPCAAAO
頬を若干ぴくぴくさせながらも、右手でインデックスの修道服をつかむ。
246 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:05.73 ID:00.BTEAO
赤い髪に、まだ10代半ばであろう、若い顔立ち。背は高く、神父の格好をしているのに、不遜な態度でタバコをくわえている。右目の下にあるバーコードが特徴的だった。
247 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:06.27 ID:nuL7U6AO
それも、あのステイルといった男よりも、強い。
248 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:06.98 ID:k1MyA2AO
「当麻っ!」
249 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:07.24 ID:tO/9VgAO
美琴も新たなフラグを立てようとする上条をほうっておくことはできず、先ほどから文句をいいながらもついてきている。
250 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:09.28 ID:wjqH0QAO
美琴妹と呼ばれた少女を見るやいなや、陶然としていた美琴は慌てて上条の手を離し、顔の前で左右させた。
251 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:08.87 ID:16ks2QAO
ねじ曲げた腰のバネを解放するように、右拳を突き出す。
252 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:12.29 ID:8pIjToAO
うつむいた顔からわずかにのぞいた顔は明らかに日本人ではなく、美琴と比べても遜色のない整った顔立ちをしている。頭にかぶった白いフードからは、綺麗な銀髪がたれていた。
253 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:12.17 ID:8uQ02.AO
そういうと炎剣を美琴に向け直す。それに動揺したように、美琴は辺りをきょろきょろ見渡した。
254 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:12.26 ID:DzSDGEAO
「――巨人に苦痛の贈り物を」
255 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:13.51 ID:HKohWsAO
このように、自分以外の男でも同じ反応をするのだろうなと、てんで見当違いな結論に至ってしまう。
256 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:15.04 ID:vjP2I2AO
しかし先ほどまで散々に電撃を浴びせた炎の巨人を見て、怪訝そうな顔をする。
257 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:17.14 ID:t1glh.AO
すると美琴の電撃に身を散らされながらも、すぐに復活していたイノケンティウスの炎が、微かだが弱っていることに気づいた。再生スピードも若干落ちている。
258 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:19.29 ID:sRylWsAO
一歩、女が足を踏み出す。
259 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:22.27 ID:4/iwbwAO
美琴妹が登場した時点でも、かなりの人間が見物していた。
260 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:27.96 ID:6rZDD2AO
すると大勢の人間が上条と美琴を見ていた。
261 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:34.33 ID:ePbFNsAO
美琴妹の言葉に我に返った二人は、きょろきょろと辺りを見渡す。
262 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:35.61 ID:23ASkQAO
御坂妹がそういった途端、上条は美琴の手を繋いで全速力で逃げ出した。先ほどの追いかけっこを軽く凌駕する勢いで、あれよあれよという間に人ゴミに消える。
263 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:38.28 ID:1Jw0A2AO
それを見た美琴の怒りは、ますますヒートアップした。
264 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:38.25 ID:OHVN9IAO
脳震盪を起こしかねない勢いで、上条は頭を狂ったように振った。
265 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:39.24 ID:GLxKSsAO
そう内心いつものぼやきをする。
266 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:37.97 ID:jGm/v2AO
「わーい、お姉様が生きていたー! ってミサカはミサカは喜んでみる」
267 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:38.18 ID:HDzwiEAO
どこか悲しそうな、いや寂しそうな美琴に、上条は胸が締め付けられる。
268 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:40.63 ID:PpIUXgAO
私だって、アンタの力になれるのだと。
269 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:41.45 ID:fNEMEkAO
御坂妹がそういった途端、上条は美琴の手を繋いで全速力で逃げ出した。先ほどの追いかけっこを軽く凌駕する勢いで、あれよあれよという間に人ゴミに消える。
270 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:41.49 ID:24bd1cAO
「てんめえぇぇぇぇぇぇぇ!」
271 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:42.05 ID:QOOyqwAO
「上条貴様、また問題を起こしたのか!」
272 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:44.59 ID:UxnVMIAO
「…………悪い、冗談だ」
273 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:47.16 ID:ADjudAAO
かなりきわどいタイミングであったが、どうにか凌ぎきった。
274 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:51.90 ID:ja.6x.AO
「原石? ダイヤモンドやルビーとかの?」
275 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:58.59 ID:keitfwAO
美琴がフォローをいれるが、インデックスはまだ不審を隠さずにいる。
276 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:26:59.03 ID:38BM8kAO
ステイルの炎剣が、美琴の叫び声でとまるはずもない。
277 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:03.86 ID:x4FKmIAO
目の前の素っ裸の少女は、羞恥に頬を赤く染め、涙目になりながらも歯をかち鳴らしている。
278 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:06.32 ID:48GKgAAO
美琴妹の言葉に我に返った二人は、きょろきょろと辺りを見渡す。
279 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:13.86 ID:qjCQU2AO
お互い平行線のまま会話が進み、ピリピリとした空気が三人の間に漂っている(正確には美琴とインデックスが睨みあっていて、上条は恐れ混じりに縮こまっている)。
280 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:14.90 ID:Ies802AO
だんだんと雲行きが悪くなってきた応答に、上条は嫌な予感をひしひしと感じながらも訊ねる。
281 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:15.57 ID:jQP2KsAO
(そうだよな。簡単に割り切れる訳ないもんな。額を打ち抜かれても、打ち止めを救おうとしたあいつを見なかったら、御坂はもっと黒い感情に捕らわれてただろうし……)
282 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:18.33 ID:NxlZMUAO
(qあwせdrftgyふじこlp!)
283 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:19.73 ID:d0GooYAO
別の誰かが襲撃者を抱き上げると、美琴は烈火のごとく怒り、唸る電撃をまとって立ち上がった。
284 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:19.16 ID:a6HA3.AO
美琴の電撃を受けたはずのステイルが、無傷のまま呆然と呟いていた。
285 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:23.11 ID:akn3kgAO
そこらの不良よりもはるかに早い拳を、上条は必死で右手で打ち払う。
286 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:24.54 ID:LsiC2sAO
「ぶぶぅっ! し、ししししません! 紳士上条さんは決してそんなやましいことは、し、しませんぞ!」
287 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:28.68 ID:lQYFs.AO
そのすぐ隣にいつの間にか立ち上がっていたステイルは、痛む頬を気にしながらも、炎の巨人の名を呼んだ。
288 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:32.98 ID:16R2JsAO
御坂妹がそういった途端、上条は美琴の手を繋いで全速力で逃げ出した。先ほどの追いかけっこを軽く凌駕する勢いで、あれよあれよという間に人ゴミに消える。
289 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:33.36 ID:KiUpL.AO
人一人をあっさり殺してみせたステイルだが、その声に揺らぎはない。あるのは人殺しと害虫駆除を混同しているような、背筋を凍らせる冷淡なもの。
290 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:35.76 ID:lmZKFkAO
上条は美琴の手をとり、決死の表情で逃げ去った。
291 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:35.74 ID:RPnAQwAO
害はなさそうだが、一応不審者ではあるので美琴は身元を確認してみる。
292 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:35.97 ID:9ZbZO.AO
イノケンティウスは、炎の塵一つ残さず、跡形もなく消滅していた。
293 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:38.47 ID:Jb6QUUAO
「アレ?」
294 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:38.99 ID:pmRtdcAO
いつまでもこの応酬が続くかと思われたが、先に均衡を破ったのはインデックスだった。
295 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:40.64 ID:MBgydkAO
いつまでもこの応酬が続くかと思われたが、先に均衡を破ったのはインデックスだった。
296 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:41.41 ID:QiJW5oAO
上条は頭を鈍器で殴られたような衝撃を受けていた。
297 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:42.73 ID:JrTPW2AO
「じょ、冗談……? べ、弁償は冗談ですかそうですか……」
298 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:45.51 ID:l7wB4YAO
そのおかげで怒りが霧散してしまった美琴は、シスターさんにコンタクトをとってみる。
299 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:27:54.00 ID:RsZH6YAO
訳のわからないことをいってたので、上条は空き缶を握り潰し、拳を握った。
300 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:00.44 ID:egpw6cAO
「なんのことだ? とにかく俺たちは人捜しで忙しいんだ。御坂もなんで落ち込んでんのか、よくわかんねえけど、ほら行くぞ」
301 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:09.61 ID:2Kbh0AAO
「えっとな、この右手、幻想殺しっていって、御坂と違って開発されたんじゃなくて、生まれつきなんだけど」
302 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:11.22 ID:GLbOfwAO
思考がとまっていた美琴は、インデックスに危機が迫っていると理解すると、反射的に電撃を放った。
303 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:11.77 ID:i52zSoAO
しかしよく見ると美琴の腕は微かに震えていた。まだ知り合いが大けがをしていることに、平静を取り戻せていないのだろう。
304 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:11.07 ID:x3p2csAO
(って、なんで俺は言い訳みたいなことをいってるんだ?)
305 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:12.82 ID:h0qVcAAO
上条と美琴は、小さなインデックスのお礼を聞き、互いに顔を見合わせて笑った。
306 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:15.66 ID:5QbxzQAO
しかしよく見ると美琴の腕は微かに震えていた。まだ知り合いが大けがをしていることに、平静を取り戻せていないのだろう。
307 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:17.80 ID:NlVr4.AO
「うん? 僕達『魔術師』だけど?」
308 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:19.02 ID:dkE1xIAO
「魔術って本当にあるかもしれないな。どう見たってあれは、能力とかじゃねえぞ」
309 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:20.61 ID:vDccfUAO
疲労が溜まった足をほぐしながら、むさぼるように酸素を吸い、吐き出す。
310 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:22.44 ID:VjPQlwAO
女は、刀から手を離し、二人に向かって深々と頭を下げていた。
311 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:23.00 ID:ujLQYIAO
フラグを立ててはスルーする。それが上条当麻という男である。
312 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:29.60 ID:bCIlEMAO
端から見れば喧嘩は(一方的に)するが、仲のいい友達同士に見える。
313 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:30.25 ID:5LI.xcAO
「あ、あれ?」
314 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:33.13 ID:YLLBXMAO
「……やったか!? ――って、御坂さん。お嬢様がそんなことしちゃいけません!」
315 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:33.10 ID:CzIr7sAO
「……? 何故私は謝られているのでしょうか、とミサカは首を傾げます」
316 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:32.99 ID:SOtsG6AO
ざわつく胸をどうにか押さえ、上条は美琴の電撃を防ごうと右手をかざす。
317 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:36.06 ID:1UPCAAAO
「よう、美琴妹。久しぶりだな」
318 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:37.26 ID:fG/r0UAO
他の階にはやはりあの紙が貼られていて、訝しげに紙を右手でとってみるが、紙が破れることはなかった。
319 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:37.30 ID:uLjS0AAO
「アンタなにすんのよ!」
320 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:38.26 ID:AQITTYAO
「それでインデックス、アンタなんで当麻のベランダで干されてたわけ?」
321 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:38.56 ID:HwmkF6AO
「み、御坂さん? な、なぜにそんな高圧電流を、体中から流してるんでせうか?」
322 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:39.57 ID:dHVgh6AO
「えーっと、インデックス。んじゃあ、その『歩く教会』だったか? にさわるけど、いいよな?」
323 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:42.55 ID:AilurEAO
そういって苦笑いしながらも抱き起こそうと近づき、
324 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:43.84 ID:WVf.9wAO
二人は表情を引き締めると、インデックスの方へ駆け寄ろうとする。
325 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:46.33 ID:utMMUsAO
「何度見ても理不尽よねえ、その右手。一発ぐらい私の電撃にあたってみなさいよ」
326 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:45.90 ID:U.YJFoAO
「アンタはなんでいつも変なとこで遠慮すんのよ。私は常盤台中学の超電磁砲(レールガン)よ。レベル0のアンタとは、奨学金の桁が違うんだから」
327 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:47.87 ID:HyWl5MAO
「コレの頭の中に入っている魔導書は、たった一冊でも危険なものなんだ。科学側の人間にわかり易くいえば、核弾頭みたいなものだね。まあ、厳密には全く異質なものだけど。――僕はコレの魔導書の知識が、他の危険な魔術師に渡らないように保護しに来たんだよ」
328 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:48.55 ID:jDA7icAO
「御坂! 紙だ! どういう理屈かわかんねえけど、炎の化けもんが復活するのは、寮内に張られた紙が原因らしい! 他の階にもあるだろうから、お前の電撃で全部焼き切ってくれ!」
329 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:49.12 ID:dSrhoEAO
最後の愚痴は小さすぎて聞き取れなかった上条は、腕を大げさに振るう。
330 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:49.35 ID:vixUbAAO
なのに、彼女は今、目の前で血を流し、ぴくりとも動かない。
331 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:48.62 ID:tO/9VgAO
「ちったあ自覚しろこのボケナスがー!」
332 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:49.39 ID:f7afj2AO
計画通り。
333 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:52.30 ID:DzSDGEAO
美琴はインデックスの額についている汗をハンカチで拭ってやる。
334 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:53.57 ID:pNhQ1AAO
「…………私は、その必要悪の教会で、一〇万三〇〇〇冊の魔導書を完全記憶し、管理する、禁書目録(インデックス)なの」
335 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:55.08 ID:PpIUXgAO
同時にスプリンクラーが作動するも、微かに水をまき散らしただけで、この階のものだけ、やはり同じ理由で次々と壊れる。
336 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:56.50 ID:nuL7U6AO
「何度見ても理不尽よねえ、その右手。一発ぐらい私の電撃にあたってみなさいよ」
337 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:28:56.98 ID:yELRYgAO
イノケンティウスは、先ほどまでとは比べものにもならないくらいに、弱々しい炎となっていた。強風が吹けば、消え去ってしまうと思えるほどに。
338 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:02.05 ID:ctJ37QAO
美琴が駆け寄ろうとするが、
339 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:08.46 ID:HKohWsAO
「完全記憶能力を利用したんだよ。ありとあらゆる世界中の図書館に封印されている魔導書を盗み見、完全に記憶しているんだ。コレの頭の中は、ようは魔導書の保管庫になっているのさ」
340 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:09.03 ID:00.BTEAO
「確かに見てたけど、神様の奇跡でも打ち消せますだなんて、ねー」
341 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:09.80 ID:vJr3WwAO
服の隙間からぼろぼろになった紙がこぼれ落ちていることを見るに、なんらかの防御用の魔術でも使ったらしい。
342 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:08.69 ID:6v6bk6AO
二人は無言で、夜の街を走った。
343 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:11.34 ID:6rZDD2AO
「……アンタらぁ。ケンカ売ってんのかコラぁぁ!」
344 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:12.00 ID:4/iwbwAO
「二人とも、失礼なこといってるの聞こえてるんだけど」
345 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:14.97 ID:8uQ02.AO
ステイルが力ある言葉をいうと、二本の炎剣が大ハサミのように襲いかかってきた。
346 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:14.87 ID:OHVN9IAO
同時にスプリンクラーが作動するも、微かに水をまき散らしただけで、この階のものだけ、やはり同じ理由で次々と壊れる。
347 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:14.94 ID:t1glh.AO
美琴はお嬢様らしからぬ闘志に満ちた声で、己の誇りである二つ名とともに、名乗る。
348 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:15.73 ID:24bd1cAO
先ほどの野獣のような黒子の姿を思い出し、上条は背筋に冷たいものが走るのを感じた。
349 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:17.09 ID:8pIjToAO
「…………悪い、冗談だ」
350 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:17.88 ID:vjP2I2AO
音速の三倍を超えて放たれたコインは、避ける思考すら許さず、イノケンティウスに直撃する。
351 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:20.91 ID:QOOyqwAO
「何度見ても理不尽よねえ、その右手。一発ぐらい私の電撃にあたってみなさいよ」
352 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:21.25 ID:sRylWsAO
確かに上条が消したはずなのに、イノケンティウスは何事もなかったかのように、すぐさま復活した。
353 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:24.86 ID:1Jw0A2AO
しかし、そんな和やかな雰囲気も、打ち止めの言葉で崩壊する。
354 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:25.54 ID:GLxKSsAO
「そ、それよりもほら! せっかく天気がいいんだからさ、外にでも遊びに行かない? こんな暑い部屋でうなだれてるよりかは、ずっとまし――」
355 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:29.51 ID:HDzwiEAO
「ほんと、バカだわ」
356 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:30.65 ID:l8FDhsAO
「まずは一人。次は君だよ」
357 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:30.62 ID:jGm/v2AO
美琴はその言葉を口にするのを誇るように、ステイルにいい放つ。
358 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:31.33 ID:fNEMEkAO
「ちょ、御坂! ビリビリストップ! ビリビリストップ! なに漏電してんだ!」
359 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:41.54 ID:ePbFNsAO
素直に答えた神裂に毒気を抜かれ、上条は右手を広げ、続けて問う。
360 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:51.29 ID:38BM8kAO
上条は美琴を気に掛けながらも、打ち止めの言葉の続きを待つ。
361 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:54.77 ID:x4FKmIAO
「ばいばーい、ってミサカはミサカは手を振ってみる」
362 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:56.20 ID:ADjudAAO
「んじゃ、インデックス。もう少しの辛抱だ。つらいだろうけど、我慢しろよ」
363 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:59.69 ID:48GKgAAO
狙いをきちんと定めていなかったせいか、男は簡単に避けてみせる。
364 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:29:59.74 ID:ja.6x.AO
「本当よ。このバカに私の電撃防がれてたの見てたでしょ?」
365 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:01.70 ID:qjCQU2AO
「ああ、そんなことか。ステイルっていったか。そいつならぶん殴っといたから来ないぞ」
366 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:07.47 ID:d0GooYAO
「はっ、必要悪の教会? 一〇万三〇〇〇冊の魔導書? 確かにすげえな。実際に魔術を見ても、信じられねえような荒唐無稽の話だ」
367 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:09.12 ID:/FP0PQAO
ステイルは床に何度も打ち付けられながら、廊下の端まで転がっていった。
368 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:12.08 ID:t9LDl.AO
「ははっ、今更怖じ気づいたのかい? でも無駄だよ。人払いの術を使ったから誰も来ないよ。さっきからこんな騒ぎが起こっているのに、誰もこないなんておかしいと思わなかったのかい?」
369 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:11.98 ID:lQYFs.AO
上条がそう思い、謝罪を述べようとすると――
370 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:12.22 ID:R4PmsgAO
そういって、美琴は不器用ながらも笑みを浮かべた。
371 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:14.13 ID:Jb6QUUAO
「ほんと、バカだわ」
372 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:14.23 ID:akn3kgAO
「そもそも御坂、この悲惨な現状は元々お前のせいだろうが。昨日手加減せずに極大の雷を落としやがって。見ろ、おかげで上条さんの家電さんたちの八割はお亡くなりになってしまったじゃねえか!」
373 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:14.95 ID:NxlZMUAO
美琴はもちろん、上条も怒っていた。
374 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:15.43 ID:MBgydkAO
だがインデックスは学園都市の人間ではない、不法侵入者だ。
375 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:18.05 ID:keitfwAO
「だったら俺ん家なんて来るんじゃねえよ、ビリビリ」
376 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:19.57 ID:23ASkQAO
「んじゃ、インデックス。もう少しの辛抱だ。つらいだろうけど、我慢しろよ」
377 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:22.10 ID:LsiC2sAO
「ちょっと待って、ってミサカはミサカは懇願してみる」
378 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:25.47 ID:egpw6cAO
「ほら、無理して喋らない。もうすぐ病院に着くから、大人しくしてなさい」
379 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:26.39 ID:16R2JsAO
だが上条の言葉はそこで途切れた。
380 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:25.56 ID:jQP2KsAO
「原石? ダイヤモンドやルビーとかの?」
381 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:29.86 ID:Ies802AO
それは当然のことだ。
382 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:31.55 ID:a6HA3.AO
美琴というより、雰囲気は美琴妹に似ている少女は、はしゃぐ打ち止めを猫掴みし、美琴から引きはがした。
383 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:32.19 ID:lmZKFkAO
イノケンティウスは豪と炎を滾らせながら、獲物に迫る。
384 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:32.08 ID:9ZbZO.AO
「へ……? うわ、なんで!?」
385 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:33.17 ID:g7JeU2AO
自分だけが上条をバカにしていいとでも思っているか。上条は持ち前のスルー能力を遺憾なく発揮し、美琴の本意を勘違いしてため息をつく。
386 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:34.08 ID:QiJW5oAO
「いいえ、私は一〇〇三二号ではなく九九八二号です、とミサカは間違えられたことに落胆しつつ、答えます」
387 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:37.21 ID:RPnAQwAO
美琴は一瞬呆然としたが、そんな暇はないと頬を張って立て直した。上条に続いて走る。
388 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:37.18 ID:RsZH6YAO
夏休み初日。
389 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:37.24 ID:l7wB4YAO
かなりきわどいタイミングであったが、どうにか凌ぎきった。
390 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:38.88 ID:PD/MWkAO
「なにをって、あの人と一緒に住むのに必要なものを買いにきたの、ってミサカはミサカははしゃいでみたり」
391 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:40.12 ID:dHVgh6AO
理性的な判断をとれなくなってきた上条が、思わずインデックスの身体を揺さぶろうとする。
392 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:41.99 ID:x3p2csAO
「んなわけないじゃない。ここ一帯だけよ。あとスーパービリビリパワーってなによ。アンタも食らいたいわけ? ふーん」
393 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:47.60 ID:2Kbh0AAO
「そ、それはまあ、なんというか習慣というか、突然下の名前で呼ぶのは失礼かと」
394 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:49.82 ID:NlVr4.AO
「でもでも、あの人はミサカがのったらつぶれるよ、ってミサカはミサカはあまりの虚弱体質を嘆いてみる」
395 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:51.69 ID:YLLBXMAO
「そんなことぐらいで、気持ち悪がったりしないわよ。ほんと、バカね」
396 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:54.15 ID:Kl7KjgAO
「う、うん。か、感謝しなさいよね。」
397 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:54.06 ID:LShs4YAO
真剣な顔つきの上条を時折複雑な心で見ながらも、頬を軽く張り、今のことだけを考える。
398 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:55.83 ID:pmRtdcAO
しっかりと足を踏みしめ、歯を食いしばる。
399 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:56.45 ID:ujLQYIAO
上条が険悪な雰囲気になり始めた、そっくりな二人の少女によこやりをいれる。
400 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:57.10 ID:dSrhoEAO
「め、面目ないです……」
401 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:58.37 ID:AQITTYAO
「ふん。超能力者か。厄介とまではいかなくても、うざったいな。まあいい。どうせ目撃者は殺すことになってるんだ。邪魔するなら排除すればいいさ」
402 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:59.31 ID:i52zSoAO
「でも、アンタには関係ないでしょう?」
403 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:30:59.74 ID:dkE1xIAO
「まったく、あんな厄介な子、ほっとけばいいのに」
404 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:00.31 ID:bCIlEMAO
美琴がフォローをいれるが、インデックスはまだ不審を隠さずにいる。
405 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:01.04 ID:vDccfUAO
後ろから、誰かが走る気配がすることに。
406 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:03.29 ID:JrTPW2AO
隣でなにもかもわかった風に、「よかったな」って笑うバカを愛おしく想いながら、美琴は笑った。
407 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:04.79 ID:fG/r0UAO
上条は美琴を気に掛けながらも、打ち止めの言葉の続きを待つ。
408 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:07.78 ID:SOtsG6AO
美琴は上条の胸の中でそれはもう、上条が人生で見てきた中で一番可愛らしい笑顔をみ
409 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:09.83 ID:utMMUsAO
「なによう。私と一晩中追いかけっこしていたこともあるくせに。あの熱い夜を忘れたって言うの?」
410 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:11.22 ID:1UPCAAAO
しかしインデックスからはなんの反応もない。必死に呼びかける上条の声が、むなしく寮内に響く。
411 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:11.23 ID:CzIr7sAO
しかしよく見ると美琴の腕は微かに震えていた。まだ知り合いが大けがをしていることに、平静を取り戻せていないのだろう。
412 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:13.21 ID:uLjS0AAO
「違う違う、そうじゃなくて。ここでいう『原石』って天然の超能力者のことをいうのよ」
413 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:12.97 ID:OI3ZJAAO
「ちったあ自覚しろこのボケナスがー!」
414 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:14.90 ID:HwmkF6AO
上条の右手は異能の力しか打ち消せない。決して脱衣能力があるという訳ではない。
415 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:15.34 ID:HyWl5MAO
美琴の抗議を無視し、上条は神裂に語りかける。
416 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:18.68 ID:8uQ02.AO
「素人にはわからないだろうけど、まあいい。教えてあげようか。コレはね、一〇万三〇〇〇冊の魔導書を持っているんだ」
417 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:18.65 ID:WVf.9wAO
「魔法名だよ。といっても、君たちにはどうせわからないだろうから、わかりやすく説明してあげよう」
418 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:30.40 ID:jDA7icAO
「「はあ? 魔術結社?」」
419 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:30.39 ID:pNhQ1AAO
最後の愚痴は小さすぎて聞き取れなかった上条は、腕を大げさに振るう。
420 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:31.16 ID:6v6bk6AO
他人の目がある前で、自分の願望全力全開で行動してしまった。
421 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:33.21 ID:00.BTEAO
「なら、俺がその地獄から、お前を引っ張り上げればいいだけじゃねえか」
422 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:36.89 ID:k1MyA2AO
結局はインデックスを探すどこか、いつもの持ち前の不幸を発揮していた上条は、美琴とともにいったん寮に戻ろうとしていた。
423 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:36.83 ID:wjqH0QAO
この二人には特殊な事情があった。
424 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:38.37 ID:nuL7U6AO
計画通り。
425 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:39.22 ID:f7afj2AO
右手で握っているおかげで感電せずに済んでいるが、パチパチ弾けてはすぐ消える電気でも、落ち着けるものではない。
426 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:40.67 ID:vjP2I2AO
「……あのステイルってやつがいってたわ。一冊で核弾頭並の危険性がある本だって」
427 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:41.23 ID:yELRYgAO
「お前がよけいなことを話したんだろうが! って、怒鳴りたいとこだけど、そうだな。早くインデックスを助けないと」
428 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:41.60 ID:16ks2QAO
「くそっ、くそっ……ふざけやがって。一体誰にやられたんだよ!」
429 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:42.51 ID:HKohWsAO
「あー悪い御坂。さすがにちょっと疲れたわ」
430 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:44.16 ID:DzSDGEAO
美琴妹と別れた後、上条と美琴はインデックスの捜索を続けた。
431 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:46.72 ID:6rZDD2AO
すると周りの学生がいっせいに立ち止まり、ざわめき始めた。
432 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:47.49 ID:t1glh.AO
「み、御坂さん? もしやスーパービリビリパワーで寮内全てをビリビリしたとか」
433 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:48.33 ID:4/iwbwAO
「アンタねえ、人のこと勝手に値踏みしないでよ。アンタがいくら汚れてるっていっても、アンタがいくら危ないっていってもねえ」
434 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:48.79 ID:vixUbAAO
「なにをしているのですか、とミサカはあの人と手をつなぐお姉様に、あんちくしょうと軽い嫉妬を覚えながらも問いかけます」
435 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:49.78 ID:QOOyqwAO
ステイルの敗因は、美琴を侮り、軽んじ、無力な少女と断じたせいだ。いくら知らなかったといっても、超電磁砲相手に油断など許されるはずもないのに。
436 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:50.67 ID:OHVN9IAO
「俺の右手みたいなのを持ってるやつのことか?」
437 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:51.79 ID:vJr3WwAO
しかしまあ、身体検査では反応せず、上条のレベルは0とされてしまっているが。
438 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:56.58 ID:8pIjToAO
上条は怒声を上げ、バーコードの男に殴りかかった。だが怒り任せの拳は届くことはなく、上半身を軽く逸らされるだけで躱される。
439 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:56.54 ID:jGm/v2AO
「えっーと、アンタ、魔術師よね。あのステイルとかいう不良神父の仲間の」
440 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:31:58.12 ID:ePbFNsAO
しかし美琴は顔を真っ赤にしたままだ。電気をとめるどころか動こうともしない。
441 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:01.40 ID:GLxKSsAO
「き、きききす…………ふにゃ――」
442 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:02.58 ID:38BM8kAO
「……まったく、そんな顔されちゃあ、なにもいえないじゃない」
443 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:08.42 ID:ADjudAAO
インデックスの目から、一筋の涙が落ちた。
444 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:10.54 ID:1Jw0A2AO
御坂妹がそういった途端、上条は美琴の手を繋いで全速力で逃げ出した。先ほどの追いかけっこを軽く凌駕する勢いで、あれよあれよという間に人ゴミに消える。
445 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:11.33 ID:keitfwAO
しかし次の言葉は疑念の挟む余地もない、絶大な信頼をよせたものだ。
446 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:13.29 ID:HDzwiEAO
様々な人間の、目、目、目。
447 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:13.36 ID:R4PmsgAO
「そろそろ決着つけようか、魔術師」
448 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:14.77 ID:qjCQU2AO
「ふんっ。そんなへんてこな右手じゃ、法王級の強度を誇る結界に、針の穴すら開けられないと思うけど」
449 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:15.16 ID:sRylWsAO
「とぉーうーまぁー?」
450 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:15.14 ID:ja.6x.AO
無意識に下の名前で美琴を呼び、上条は駆ける。
451 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:16.48 ID:jQP2KsAO
(それは、なんか嫌だ)
452 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:17.74 ID:23ASkQAO
そのとき、美琴の中で何かが切れた。
453 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:17.79 ID:a6HA3.AO
じじむさいことをいう上条に、美琴はにやりと笑う。
454 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:17.82 ID:UxnVMIAO
上条は美琴妹と協力して、美琴を喫茶店まで運んだ。
455 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:19.31 ID:48GKgAAO
「……まったく、そんな顔されちゃあ、なにもいえないじゃない」
456 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:19.34 ID:24bd1cAO
だが、顔がそっくりの、しかも常盤台中の制服を着た少女が取り合っているとなると、今まで通り過ぎようとしていた人も、何事かと気になったのだろう。
457 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:27.33 ID:x4FKmIAO
「名前の方をききたいのなら、ステイル=マグヌスだ。でも、ここはFortis931といっておこうか」
458 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:28.58 ID:NxlZMUAO
「ふにゅう…………」
459 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:30.82 ID:/FP0PQAO
「………………」
460 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:31.37 ID:d0GooYAO
「当麻っ! このままじゃ危ない!」
461 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:33.60 ID:lQYFs.AO
アイツを信じている美琴は、恐れはしない。
462 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:34.12 ID:akn3kgAO
「てんめえぇぇぇぇぇぇぇ!」
463 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:35.35 ID:egpw6cAO
といい残し、美琴妹は去っていった。
464 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:36.15 ID:Jb6QUUAO
上条が必死で電撃を防ぐ、散らす。
465 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:36.96 ID:t9LDl.AO
「俺はなんにも悪くないから。さわれっていったのはお前だからね。しかも全然ラッキーじゃねえし……」
466 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:39.40 ID:JrTPW2AO
「うん? 僕達『魔術師』だけど?」
467 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:40.89 ID:16R2JsAO
もはや呪いではないかと、科学にどっぷりと浸かっている身でありながら、オカルトなことを考えてしまう。
468 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:43.65 ID:pmRtdcAO
「イ、インデックス!」
469 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:43.67 ID:lmZKFkAO
一歩、女が足を踏み出す。
470 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:46.16 ID:9ZbZO.AO
(は、反則だー! なんですかこのかわいい御坂さんは! ちょっと目がうるうるしているとこも保護欲を誘われて、でも逆になんかたまらない気持ちになって……って、中学生相手になにを考えてるんだ!)
471 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:51.68 ID:PD/MWkAO
インデックスは美琴と共にさんざん上条に制裁を加えると、安全ピンで修道服を無理矢理とめ合わせた。
472 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:51.61 ID:KiUpL.AO
「保護って、こんなことをしておいて!」
473 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:53.25 ID:RPnAQwAO
「あはははは! どうやカミやん! こない援軍連れてきたら、さすがの幻想殺しでも殺しきれんやろ?」
474 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:53.20 ID:LShs4YAO
ステイルとの戦闘の後、二人はインデックスの手当をした。
475 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:55.46 ID:2Kbh0AAO
「なにを――」
476 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:55.73 ID:GLbOfwAO
「悪いな打ち止め。今人捜しの真っ最中なんだ。……あんまりちゃんとできてない気もするけど、とにかく、遊ぶのは今度な」
477 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:56.21 ID:x3p2csAO
『むぅあてぇぇぇぇ!』
478 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:56.96 ID:RsZH6YAO
幻想殺し(イマジンブレイカー)。
479 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:58.49 ID:h0qVcAAO
「ふう、老婆心を働かせて敵に塩を送るべきではありませんでした、とミサカはお二人が離れたことに安堵しながら、先ほどできた差を埋める為に抱きつきます」
480 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:32:59.57 ID:dkE1xIAO
そこには顔を真っ赤にして、小声で反論し続ける常盤台のお嬢様がいたとかいなかったとか。
481 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:01.84 ID:l7wB4YAO
「だって散々舐められて、むかついたし」
482 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:01.87 ID:NlVr4.AO
「うそ、だ……イノケンティウス…………イノケンティウスぅぅぅっ!」
483 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:02.78 ID:g7JeU2AO
助けてほしいはずなのに、誰かにすがりたいはずなのに、なのに出る言葉は拒絶するような謝罪。そのことに美琴は強い苛立ちを感じた。
484 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:06.73 ID:YLLBXMAO
さらりと述べた上条の言葉に、インデックスは驚きながらも、なお下ろすよう訴える。
485 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:06.81 ID:vDccfUAO
美琴はステイルに視線を戻すと、口元をゆがめた。
486 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:07.94 ID:ujLQYIAO
(そうね。ごめん、アンタのこと疑って悪かった)
487 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:08.36 ID:OI3ZJAAO
「たった、それだけなんだろ?」
488 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:09.23 ID:dSrhoEAO
インデックスが目を覚ましたことに気づいた美琴は、上条をいったんとまらせる。
489 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:11.41 ID:5QbxzQAO
「……この銀髪シスターむかつくわあ。魔法を使えないのに魔法使いって言い張るような、イタイ子なのに」
490 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:12.21 ID:AilurEAO
インデックスは、顔をくしゃりとゆがませた。上条の背中に顔をうずめ、嗚咽をもらす。
491 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:14.01 ID:bCIlEMAO
追撃しようとするが、男はバックステップで距離をとり、それを許さない。
492 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:13.98 ID:AQITTYAO
(だあーーー!! こうなりゃやけだ!)
493 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:15.92 ID:f7afj2AO
美琴はがっちりと上条の腕にしがみついていた。しかもさりげなく胸に顔をうずめ、そろりと頬ずりしている。
494 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:16.87 ID:fG/r0UAO
「ひゃいじゃないだろ、ひゃいじゃ。どうしたんだよ」
495 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:17.57 ID:Kl7KjgAO
「本当に、気が強い子だね。でももう強がりはおしまいさ」
496 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:23.50 ID:SOtsG6AO
「お前がよけいなことを話したんだろうが! って、怒鳴りたいとこだけど、そうだな。早くインデックスを助けないと」
497 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:25.51 ID:HwmkF6AO
もし仮にステイルのいう言葉が本当で、悪意あるものがそれを手にしたらどうなるか。
498 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:26.62 ID:ctJ37QAO
「おおっ。これはあれだね! ミサカの馬になってくれるんだわーい、ってミサカはミサカは飛び乗ってみる」
499 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:28.00 ID:CzIr7sAO
なにかに祈るように、インデックスに話しかける。
500 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:28.64 ID:U.YJFoAO
「おいおい、姉妹喧嘩はやめろよ」
501 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:30.88 ID:HyWl5MAO
美琴の制止で上条の手は、インデックスの真上で固まった。
502 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:30.81 ID:utMMUsAO
「……なんだよ、お前。インデックスを回収するとか、目撃者は殺すとか。なんなんだよ」
503 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:31.66 ID:uLjS0AAO
ちなみにそのご飯は、美琴が上条に手料理を食べさせようと持ってきた材料で作られている。しかも上条が作ったということが、ますます怒りの炎に油を注ぐ原因となっていた。
504 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:32.41 ID:WVf.9wAO
「それではさっそく、上条さんは冷たい麦茶を買って参ります!」
505 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:33.87 ID:jDA7icAO
そんなインデックスを見て、美琴は疲れたような顔で、上条の手にタッチした。
506 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:33.81 ID:dHVgh6AO
不穏な、電気の爆ぜる音が聞こえる。
507 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:33.78 ID:yELRYgAO
「くそっ、くそっ……ふざけやがって。一体誰にやられたんだよ!」
508 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:34.98 ID:vixUbAAO
「……なっ!」
509 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:35.19 ID:pNhQ1AAO
その間にも男は距離を詰め、まるでものを拾いに来たかのように、インデックスを無造作に掴み上げようとする。
510 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:39.73 ID:1UPCAAAO
「あはははは! どうやカミやん! こない援軍連れてきたら、さすがの幻想殺しでも殺しきれんやろ?」
511 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:40.66 ID:k1MyA2AO
だが、この炎剣を人の身で防ぐことは到底不可能だ。
512 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:41.21 ID:VjPQlwAO
「だあああぁぁ! そのはずなんだけどなあ!」
513 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:42.06 ID:16ks2QAO
「だって、目の前のクソ野郎をぶん殴ることができるからな!」
514 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:42.14 ID:tO/9VgAO
「い、いいいいや、これは違うの。違うのよ! いや、違わないこともないけど、なんていうかこう、ねえ!」
515 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:42.78 ID:wjqH0QAO
「……いや、うん。うらやましいとはいえないな」
516 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:44.18 ID:nuL7U6AO
「いや、それもあるけど、あいつ追われてたっていってたじゃん。それが本当なら、ほっとけないし。そもそも見ただろ、あの修道服がほどけるの」
517 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:45.61 ID:8pIjToAO
その風紀委員は突然目の前で消えると、鬼神も裸足で逃げ出しそうな世にも恐ろしい表情で、上条の眼前に現れ飛びかかった。
518 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:46.98 ID:HKohWsAO
「……アンタらぁ。ケンカ売ってんのかコラぁぁ!」
519 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:48.57 ID:vjP2I2AO
炎剣は上条を焼き切るついでに寮の壁を溶かしながら、光と爆発を生み出した。黒煙が辺りに充満する。なにかが焼ける臭いがする。
520 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:50.30 ID:t1glh.AO
上条の足がとまった。美琴も不安げな表情で二人を交互に見る。
521 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:51.02 ID:sRylWsAO
あまりの恐怖に頭でもおかしくなったのかと思ったが、美琴の瞳には強い意志が宿っている。
522 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:52.00 ID:6v6bk6AO
「干されてたんじゃないよ。魔術結社に追われてて、逃げるときに飛び降りたら引っかかっちゃったんだよ」
523 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:55.25 ID:DzSDGEAO
お嬢様学校で有名な名門常盤台中学の制服を着ていて、間違ってもいたって普通の学生寮、それも男子寮にいてもいい少女ではない。
524 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:33:57.67 ID:6rZDD2AO
「っていうと、インデックスを保護しにきたのか?」
525 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:00.88 ID:ePbFNsAO
「アンタねえ、人のこと勝手に値踏みしないでよ。アンタがいくら汚れてるっていっても、アンタがいくら危ないっていってもねえ」
526 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:03.20 ID:23ASkQAO
己の参上に気づいた美琴は、慌ててスカートを直すと上条を睨んだ。
527 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:04.83 ID:4/iwbwAO
「はあ! いやいや、なんで? ほ、本物のシスターさん?」
528 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:05.27 ID:QOOyqwAO
魔術師という単語が、脳裏をちらつく。
529 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:05.31 ID:1Jw0A2AO
「ひゃ、ひゃい? と、当麻?」
530 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:06.27 ID:jGm/v2AO
ただの学生寮であったはずなのに、もはやここは戦場と化していた。
531 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:05.94 ID:GLxKSsAO
「邪魔だ!」
532 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:05.91 ID:HDzwiEAO
(って、なんで俺は言い訳みたいなことをいってるんだ?)
533 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:08.60 ID:fNEMEkAO
生唾を飲み込み、もう一度名前を呼ぶ。
534 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:09.60 ID:UxnVMIAO
「ああ。どっちだろうと、俺には関係ない。超能力だろうが魔術だろうが、それが異能の力なら、幻想殺しで消せる」
535 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:10.79 ID:OHVN9IAO
「ようするに、こうだろ。神裂は確かにインデックスを切った。それは確かだ。でも絶対怪我はしないという確信があったんだろ? 『歩く教会」っていったか。あれを着ているインデックスは、切っても傷つかないと信じてたから、切った。――でもそうじゃなかった」
536 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:12.10 ID:24bd1cAO
上条はさりげなくバカといわれたことにへこみながらも、何を思い出したか微かに震えた。
537 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:11.74 ID:ADjudAAO
「……なんだよ、お前。インデックスを回収するとか、目撃者は殺すとか。なんなんだよ」
538 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:12.22 ID:PpIUXgAO
「……アンタそれ、本気でいってる?」
539 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:14.28 ID:38BM8kAO
「なあに、当麻?」
540 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:16.53 ID:ja.6x.AO
「だめ……私は、助けてもらえる……ような、人間じゃ、ないんだよ……」
541 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:18.91 ID:R4PmsgAO
「たった、それだけなんだろ?」
542 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:18.88 ID:l8FDhsAO
「あいでー? なにそれ。もしかして、食べ物!?」
543 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:20.62 ID:qjCQU2AO
隣にいる美琴は、先ほどの恐怖の追いかけっこで上条と手を繋ぎ、愛の逃避行を妄想していたので、すでに機嫌が元に戻っていた。
544 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:21.46 ID:Ies802AO
そこには、二メートルを超す刀を銃のように腰に差した、こちらの息をとめるような気配を放つ、ポニーテイルの女が立っていた。
545 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:22.72 ID:jQP2KsAO
すでに辺りは暗くなり、夏休みということもあるからだろう、人はほとんど見かけない。
546 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:23.97 ID:a6HA3.AO
グッと右手を握る。
547 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:24.59 ID:x4FKmIAO
美琴の顔はこれでもかというほど赤く染まっていた。目の焦点なんて合っていない。
548 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:25.00 ID:NxlZMUAO
「お前がよけいなことを話したんだろうが! って、怒鳴りたいとこだけど、そうだな。早くインデックスを助けないと」
549 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:26.46 ID:d0GooYAO
「当麻っ!」
550 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:29.67 ID:akn3kgAO
学生が外に出て超能力を使った可能性もあるかもしれないが、ほとんどありえないだろう。外に出た学生は超能力の使用を禁じられるし、出るときにそれを見張るための処置も施される。
551 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:30.51 ID:LsiC2sAO
迫るイノケンティウスを見ても、微塵も動じない。助けに行こうとした上条も、不機嫌そうな顔で制した。
552 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:37.81 ID:/FP0PQAO
「え、えらい目にあった……」
553 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:37.57 ID:16R2JsAO
結局はインデックスを探すどこか、いつもの持ち前の不幸を発揮していた上条は、美琴とともにいったん寮に戻ろうとしていた。
554 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:39.74 ID:KiUpL.AO
「あのなあ、なに中学生が熱い夜とかぬかしてるんだよ」
555 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:42.22 ID:lmZKFkAO
「これ以上仲を進展させてなるものか、とミサカは妨害工作を企てたいところですが、用事があるので、しぶしぶここで別れさせていただきます」
556 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:43.52 ID:egpw6cAO
それだけなら漏電程度ですんでいただろう。実際さっきの電撃は怒りではなく羞恥で出ていたものだ。
557 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:45.22 ID:QiJW5oAO
上条は素早くバックステップし、美琴から離れた。
558 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:45.85 ID:l7wB4YAO
その結果――
559 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:48.04 ID:MBgydkAO
美琴の外部にいるかもしれない『原石』という言葉を思い出す。
560 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:49.55 ID:Jb6QUUAO
可愛く首を傾げる美琴に、上条の理性が萌え死にそうになる。
561 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:50.09 ID:RPnAQwAO
どんどん顔を赤くしながら、美琴は言葉を続けようとするが、上条の大声に遮られる。
562 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:51.10 ID:PD/MWkAO
よく見れば、神裂は何かをこらえるよな、罰を進んで一身に受けているような、そんな顔をしていた。
563 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:51.23 ID:JrTPW2AO
「ひゃ、ひゃい? と、当麻?」
564 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:51.91 ID:2Kbh0AAO
「アンタが悪いんでしょうが。このラッキースケベ」
565 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:53.63 ID:GLbOfwAO
ステイルは当たれば怪我だけではすまない電撃を見ても、自身が絶対の強者であるかのように、笑みを崩さない。
566 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:53.59 ID:lQYFs.AO
「魔術師相手に戦ったんだぜ。そんなこと聞いたくらいで退くようじゃ、始めからお前を守ろうとしてねえよ」
567 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:55.20 ID:48GKgAAO
「んー、別にぃ?」
568 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:55.46 ID:h0qVcAAO
「アナタ、それはちょっとひどいかも、ってミサカはミサカは落ち込むお姉様をなぐさめてみたり」
569 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:55.18 ID:i52zSoAO
「とうま……おろし、て」
570 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:55.11 ID:pmRtdcAO
中にはあからさまに、怨恨のこもった目で上条を睨む男たちがいた。
571 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:56.61 ID:RsZH6YAO
でもまあ、積極的に喧嘩をしなくなっただけである。美琴は上条にむかつけば(大多数はフラグ乱立関連)容赦なく電撃は放つ。上条は必死になって打ち消す。
572 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:59.93 ID:x3p2csAO
その途中、先ほど上条達が起こしたいざこざを聞きつけやってきた、風紀委員(ジャッジメント)に見つかってしまった。
573 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:34:59.91 ID:g7JeU2AO
美琴ではない、犯人だと名乗る男の声。
574 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:00.85 ID:5QbxzQAO
ようやく上条に気づいた美琴だが、上条に肩を触れられていることもあわせて、動揺を隠しきれずにいた。
575 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:01.77 ID:dkE1xIAO
美琴の顔はこれでもかというほど赤く染まっていた。目の焦点なんて合っていない。
576 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:02.09 ID:VjPQlwAO
上条の台詞は気に入らないが、恋人みたいな仕草に、美琴はまたふにゃーとなりかけた。 あわや漏電、というところで誰かが声をかけてきた。
577 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:03.18 ID:9ZbZO.AO
無意識に下の名前で美琴を呼び、上条は駆ける。
578 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:03.32 ID:NlVr4.AO
かなりきわどいタイミングであったが、どうにか凌ぎきった。
579 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:03.17 ID:vDccfUAO
「えー?」
580 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:12.76 ID:5LI.xcAO
後ろから、誰かが走る気配がすることに。
581 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:12.80 ID:bCIlEMAO
頬に汗が伝った。
582 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:16.07 ID:fG/r0UAO
といいながら美琴妹は美琴の顔をおしぼりで拭く。実際は拭くというよりも、乱暴に擦るといったもので、美琴は顔をしかめながら目を覚ました。
583 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:16.06 ID:YLLBXMAO
なにかに祈るように、インデックスに話しかける。
584 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:17.03 ID:ujLQYIAO
「むー」
585 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:18.03 ID:AQITTYAO
「なにいって……きゃあ!」
586 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:18.06 ID:1UPCAAAO
上条はインデックスに噛まれた右手をぷらぷらと振り、電撃は効かないからと美琴に「ちぇいさー!」と蹴られた脇腹を左手でさすっていた。
587 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:18.84 ID:AilurEAO
誰に問うた訳でもない上条の疑問に、しかし返答する者がいた。
588 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:22.19 ID:uLjS0AAO
世界は青白い光に包まれ、耳をつんざくような電気のほとばしりが縦横無尽に走る。
589 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:23.96 ID:dSrhoEAO
「ちょ、アンタ! 私もしたことないのに、なにしてるのよ!」
590 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:24.02 ID:dHVgh6AO
「ふんっ。そんなへんてこな右手じゃ、法王級の強度を誇る結界に、針の穴すら開けられないと思うけど」
591 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:23.61 ID:f7afj2AO
……こんな時でも、アンタは一人で背負おうとするのか。
592 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:23.92 ID:HwmkF6AO
文句をいいながらも、人を見捨てては置けない美琴の優しさを知っている上条は、茶化す意味合いも込めて笑った。
593 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:29.36 ID:U.YJFoAO
よく見るとそれは、笑いたいのを我慢しているようにも見えるが、美琴を見下しているステイルには気づけない。
594 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:29.32 ID:WVf.9wAO
「前方400メートルから、不機嫌そうに上位個体を探す一方通行を視認しました、とミサカは暗に逃げろと告げてみます」
595 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:29.70 ID:utMMUsAO
上条の言葉を聞き取り、美琴は雷の暴風をいったんやませた。
596 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:32.76 ID:jDA7icAO
もし仮にステイルのいう言葉が本当で、悪意あるものがそれを手にしたらどうなるか。
597 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:33.70 ID:HyWl5MAO
そのすぐ隣にいつの間にか立ち上がっていたステイルは、痛む頬を気にしながらも、炎の巨人の名を呼んだ。
598 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:34.35 ID:tO/9VgAO
美琴の異様な笑みに一瞬飲まれ、ステイルは炎剣を震わす。しかし弱い電撃を操ることしかできない小娘だと思い返し、持ち直した。
599 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:34.96 ID:vixUbAAO
「こんなちゃちな炎で、アイツを殺せるとでも思ったの?」
600 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:36.82 ID:ctJ37QAO
「い、いや、そうじゃなくてですね――」
601 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:39.15 ID:DzSDGEAO
「んー、まあいいわ。それで、インデックスっていうのよね。学校はどこなの?」
602 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:40.01 ID:pNhQ1AAO
その声に上条は右手を繋いだまま振り返ると、そこには美琴とそっくりの顔立ちをした少女が立っていた。
603 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:43.16 ID:nuL7U6AO
「完全記憶能力を利用したんだよ。ありとあらゆる世界中の図書館に封印されている魔導書を盗み見、完全に記憶しているんだ。コレの頭の中は、ようは魔導書の保管庫になっているのさ」
604 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:43.27 ID:PpIUXgAO
ねじ曲げた腰のバネを解放するように、右拳を突き出す。
605 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:43.96 ID:yELRYgAO
インデックスは痛む身体をおして、上条に訴えた。しかし上条も美琴もとりあわず、先へ先へと急ぐ。
606 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:48.42 ID:k1MyA2AO
そのとき、美琴の中で何かが切れた。
607 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:51.16 ID:6v6bk6AO
「上条君……私、本気だったのに……」
608 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:51.18 ID:00.BTEAO
「はあ! いやいや、なんで? ほ、本物のシスターさん?」
609 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:51.32 ID:HKohWsAO
全国からありとあらゆる学生を集め、超能力開発をしている学園都市では、学生がその実験の対象となる代償として、レベルに応じた奨学金を払っている。学園都市に七人しかいないレベル5と、最低ランクであるレベル0では、それはもう天と地との額の差がある。
610 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:52.47 ID:vJr3WwAO
理性的な判断をとれなくなってきた上条が、思わずインデックスの身体を揺さぶろうとする。
611 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:55.06 ID:4/iwbwAO
「ほら、どうせお前もなんだかんだいいながら、ついてくるんだろ。さっさと次探そうぜ?」
612 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:58.37 ID:t1glh.AO
「アレ?」
613 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:58.37 ID:6rZDD2AO
「わあ! アナタとお姉様はラブラブだね、ってミサカはミサカはチューするのかなって、わくわくしながら待ってみたり」
614 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:35:58.42 ID:OHVN9IAO
アスファルトに倒れた美琴のスカートは、これでもか、これでもかぁ! とめくれていた。
615 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:00.52 ID:sRylWsAO
追撃しようとするが、男はバックステップで距離をとり、それを許さない。
616 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:00.31 ID:vjP2I2AO
ツンツン頭の少年が、傷一つもなしに一本の矢のように駆け、迫っていた。
617 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:06.33 ID:wjqH0QAO
「私は、数ある十字教の中で……イギリス清教に属している……の。イギリスは、魔術の国だから……魔女狩りや異端狩り、宗教裁判……そういう『対魔術師』の文化が発達したの」
618 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:06.40 ID:8pIjToAO
神裂の持つ刀を親の仇のように見て、いつもより低い声を発する。
619 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:07.89 ID:8uQ02.AO
肩に手をかけて隣に並ぶ。すると美琴は電気を浴びたかのように、大きく肩を上げた。
620 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:11.75 ID:QOOyqwAO
(だあーーー!! こうなりゃやけだ!)
621 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:13.75 ID:jGm/v2AO
その声に上条は右手を繋いだまま振り返ると、そこには美琴とそっくりの顔立ちをした少女が立っていた。
622 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:15.80 ID:ePbFNsAO
だが「食べ物のことを話したら、またお腹がすいてきたよー」とのんきにいう少女を放っておくこともできず、美琴はそもそもの原因を訊ねた。
623 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:17.83 ID:GLxKSsAO
美琴が電撃を繰り返し浴びせ気絶させるまで、風紀委員こと白井黒子は何度も上条に襲いかかった(ゾンビのように甦ってくる黒子は、死の恐怖を覚えるほど怖かったと上条は震えながらのべている)。
624 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:18.22 ID:23ASkQAO
(この男は……毎回毎回毎回、女絡みの厄介事に巻き込まれるんだから)
625 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:20.77 ID:24bd1cAO
「はっ、必要悪の教会? 一〇万三〇〇〇冊の魔導書? 確かにすげえな。実際に魔術を見ても、信じられねえような荒唐無稽の話だ」
626 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:20.61 ID:1Jw0A2AO
「裏切っただと、ロリコンピアス。俺はなにも裏切っちゃいねえ。補習を逃れたのは、確かに御坂に助けてもらったからだ。けど、俺だって努力した。何度も御坂に教えてもらったところを復習して、それで赤点を逃れたんだ。それに御坂とはそんな関係じゃねえよ。それでもまだ裏切り者っていうんなら、まずはその幻想をぶち殺すっ!」
627 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:21.60 ID:HDzwiEAO
「当麻っ!」
628 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:22.78 ID:l8FDhsAO
(qあwせdrftgyふじこlp!)
629 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:24.28 ID:fNEMEkAO
「私はさんざん恥ずかしいのを苦労して、当麻を名前で呼ぶようになったのに?」
630 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:28.39 ID:UxnVMIAO
遅れて轟音が鳴り響き、衝撃波が学生寮の内部に炸裂した。
631 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:29.77 ID:x4FKmIAO
「んー、でもなあ」
632 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:31.17 ID:ADjudAAO
私だって、アンタの力になれるのだと。
633 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:34.68 ID:ja.6x.AO
謎の純白シスターさんが「おなかへったー」と場違いに呟く中、美琴の雷撃が上条に向かって集中砲火された。
634 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:37.19 ID:48GKgAAO
「なによう。私と一晩中追いかけっこしていたこともあるくせに。あの熱い夜を忘れたって言うの?」
635 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:38.63 ID:qjCQU2AO
「結局はインデックスを見つけなかったら、なにもわからないってことか」
636 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:40.23 ID:38BM8kAO
しかし、上条の拳はそれよりも早い。
637 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:40.89 ID:R4PmsgAO
思考がとまっていた美琴は、インデックスに危機が迫っていると理解すると、反射的に電撃を放った。
638 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:43.80 ID:d0GooYAO
女は、刀から手を離し、二人に向かって深々と頭を下げていた。
639 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:44.59 ID:/FP0PQAO
「動かしたらだめっ!」
640 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:46.24 ID:lQYFs.AO
上条は美琴妹と協力して、美琴を喫茶店まで運んだ。
641 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:46.84 ID:t9LDl.AO
「あー、もうっ! なんで超能力は信じて魔術は信じないんだよ! 魔術はちゃんとあるっていってるのに。そんなに超能力は素晴らしいっていうの? ……じゃあみことは電撃を出せるとして、とうまはなんの力を持ってるのかな?」
642 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:47.61 ID:akn3kgAO
「とぉーうーまぁー?」
643 :
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[sage]:2010/07/04(日) 16:36:48.13 ID:7k8QSx60
新手すぎてじっくり読んでしまった俺を誰か叱ってくれ
644 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:50.70 ID:MBgydkAO
どんどん顔を赤くしながら、美琴は言葉を続けようとするが、上条の大声に遮られる。
645 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:51.66 ID:jQP2KsAO
「いいえ、私は一〇〇三二号ではなく九九八二号です、とミサカは間違えられたことに落胆しつつ、答えます」
646 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:52.72 ID:Jb6QUUAO
「魔術師相手に戦ったんだぜ。そんなこと聞いたくらいで退くようじゃ、始めからお前を守ろうとしてねえよ」
647 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:52.68 ID:16R2JsAO
ワクワクと食べ物を出してくれると疑わないインデックスを、どうにか宥めながらも、美琴は内心ため息をついた。
648 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:53.71 ID:a6HA3.AO
上条の耳にどこからともなく幻聴が聞こえた。
649 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:57.43 ID:NxlZMUAO
(な、なにかまずったか?)
650 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:57.68 ID:RPnAQwAO
いつの間にか側にいた彼は、そっと美琴の肩に手を置いた。
651 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:58.33 ID:lmZKFkAO
「美琴」
652 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:36:59.05 ID:egpw6cAO
「……わかった。ありがとな、御坂」
653 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:05.22 ID:JrTPW2AO
釈然としない表情でむくれる美琴に向かって、上条は指さした。
654 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:06.50 ID:9ZbZO.AO
助けてほしいはずなのに、誰かにすがりたいはずなのに、なのに出る言葉は拒絶するような謝罪。そのことに美琴は強い苛立ちを感じた。
655 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:08.05 ID:g7JeU2AO
上条は己のスルースキルを、初めて貫通して生まれた感情に揺さぶられていた。
656 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:08.79 ID:QiJW5oAO
上条の台詞は気に入らないが、恋人みたいな仕草に、美琴はまたふにゃーとなりかけた。 あわや漏電、というところで誰かが声をかけてきた。
657 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:14.56 ID:RsZH6YAO
しかし次の言葉は疑念の挟む余地もない、絶大な信頼をよせたものだ。
658 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:16.07 ID:PD/MWkAO
インデックスは、顔をくしゃりとゆがませた。上条の背中に顔をうずめ、嗚咽をもらす。
659 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:19.05 ID:dHVgh6AO
青白い稲光をまとった常盤台中の超電磁砲だった。
660 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:19.08 ID:l7wB4YAO
お嬢様学校で有名な名門常盤台中学の制服を着ていて、間違ってもいたって普通の学生寮、それも男子寮にいてもいい少女ではない。
661 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:19.59 ID:x3p2csAO
「いやいや、さすがにわざとじゃなくても、あんな仕打ちをしてしまったからには、人間としてほっとけないのが筋でしょうよ」
662 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:22.70 ID:GLbOfwAO
「そもそもなんで、あの子を探す理由があるわけ。さっきのを謝りたいの?」
663 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:25.99 ID:2Kbh0AAO
「アナタ、それはちょっとひどいかも、ってミサカはミサカは落ち込むお姉様をなぐさめてみたり」
664 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:26.50 ID:pmRtdcAO
その事件で上条は美琴と、その妹達の命を救い出した。
665 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:28.20 ID:NlVr4.AO
「ア、アンタはぁ……私には欲情せずに、妹には欲情するのかぁ!」
666 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:32.68 ID:Kl7KjgAO
あれから美琴はいったんは雷撃の矛先を納めてくれた。しかし怒りは収まらないのか、声に険がある。
667 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:33.57 ID:vDccfUAO
バカにしたように鼻で笑う。
668 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:33.94 ID:ujLQYIAO
上条の拳が、もう一度ステイルの頬を打ち抜いた。
669 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:35.84 ID:OI3ZJAAO
上条の足がとまった。美琴も不安げな表情で二人を交互に見る。
670 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:36.15 ID:dSrhoEAO
「ああ、心配しなくても大丈夫だよ。殺しはしない。僕はコレを保護しに来ただけだからね」
671 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:39.52 ID:dkE1xIAO
自分のせいで殺される為だけの妹たちを生み出してしまった。そんな気持ちもほんの微かだが残っているからだ。
672 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:39.84 ID:YLLBXMAO
散々走りに走り、クラスメートから命からがら逃げ出した上条は、繁華街の一角にいた。
673 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:41.09 ID:bCIlEMAO
インデックスを背負い直し、上条はインデックスに呼びかける。
674 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:41.86 ID:5QbxzQAO
「――吸血殺しの紅十字!」
675 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:41.89 ID:h0qVcAAO
「ふふーん。どう見た? やっぱり幻想殺しなんて嘘なんだよ。何にも起きないよー?」
676 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:37:48.98 ID:LShs4YAO
「まったく、あんな厄介な子、ほっとけばいいのに」
677 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:01.08 ID:HwmkF6AO
と泣きそうな表情で追いかける、小学生にしか見えない小萌先生がいたことに、誰も気づいていなかった。
678 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:02.23 ID:ctJ37QAO
上条はインデックスに噛まれた右手をぷらぷらと振り、電撃は効かないからと美琴に「ちぇいさー!」と蹴られた脇腹を左手でさすっていた。
679 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:02.42 ID:SOtsG6AO
美琴の言葉が不意に途切れた。
680 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:04.62 ID:U.YJFoAO
「アンタねえ、人のこと勝手に値踏みしないでよ。アンタがいくら汚れてるっていっても、アンタがいくら危ないっていってもねえ」
681 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:05.99 ID:jDA7icAO
核弾頭という不穏当な言葉に、美琴は内心驚く。
682 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:07.13 ID:WVf.9wAO
上条はため息をつきながら暗に指摘した。
683 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:09.42 ID:yELRYgAO
そこらの不良よりもはるかに早い拳を、上条は必死で右手で打ち払う。
684 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:09.45 ID:vixUbAAO
「私は、数ある十字教の中で……イギリス清教に属している……の。イギリスは、魔術の国だから……魔女狩りや異端狩り、宗教裁判……そういう『対魔術師』の文化が発達したの」
685 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:09.52 ID:1UPCAAAO
学生寮の入り口で倒れそうになった上条だが、美琴にどうにか支えてもらう。
686 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:10.64 ID:HyWl5MAO
後ろから、誰かが走る気配がすることに。
687 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:10.20 ID:8uQ02.AO
「ボクはロリも好きなだけなんや……」
688 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:15.64 ID:nuL7U6AO
「…………私は、その必要悪の教会で、一〇万三〇〇〇冊の魔導書を完全記憶し、管理する、禁書目録(インデックス)なの」
689 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:16.27 ID:k1MyA2AO
誰に問うた訳でもない上条の疑問に、しかし返答する者がいた。
690 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:17.02 ID:00.BTEAO
魔術師だと、美琴は確信した。
691 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:17.97 ID:16ks2QAO
二人がどうして外を出歩いて、しかも側にインデックスがいないのはどうしてか。理由はこうだ。
692 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:18.71 ID:wjqH0QAO
「あいでー? なにそれ。もしかして、食べ物!?」
693 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:18.02 ID:pNhQ1AAO
「魔術師相手に戦ったんだぜ。そんなこと聞いたくらいで退くようじゃ、始めからお前を守ろうとしてねえよ」
694 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:19.40 ID:DzSDGEAO
空いた手を、美琴のもう片方の肩に置く。
695 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:22.28 ID:6v6bk6AO
「どわぁ! 突然押すなって」
696 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:24.64 ID:8pIjToAO
アスファルトに倒れた美琴のスカートは、これでもか、これでもかぁ! とめくれていた。
697 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:25.81 ID:HKohWsAO
「ちょ、御坂! ビリビリストップ! ビリビリストップ! なに漏電してんだ!」
698 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:29.42 ID:t1glh.AO
「だめ、だよ……悪い魔術師に、狙われて……るん、だよ」
699 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:29.36 ID:sRylWsAO
幸せそうに、無邪気な笑顔で打ち止めはいいきった。
700 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:31.48 ID:4/iwbwAO
「み、美琴妹さん? こ、これ以上したら、上条さんはちょっと危ないことになるのですが!?」
701 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:33.04 ID:vjP2I2AO
上目遣いで問い返す美琴に、もう上条はいろいろ大変だった。
702 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:37.51 ID:vJr3WwAO
美琴の言葉が不意に途切れた。
703 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:38.11 ID:ePbFNsAO
美琴も青白い稲光を全身にまといながら、戦闘態勢をとる。
704 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:38.45 ID:PpIUXgAO
といい残し、美琴妹は去っていった。
705 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:39.08 ID:23ASkQAO
「違うよ、ここに住んでる訳じゃないから」
706 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:41.04 ID:1Jw0A2AO
「だって、目の前のクソ野郎をぶん殴ることができるからな!」
707 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:41.69 ID:HDzwiEAO
ぴしゃん、という音がしそうな勢いで、上条は背筋を伸ばした。
708 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:43.30 ID:GLxKSsAO
「なに? 短髪」
709 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:48.98 ID:OHVN9IAO
美琴の制止で上条の手は、インデックスの真上で固まった。
710 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:48.05 ID:UxnVMIAO
二人がどうして外を出歩いて、しかも側にインデックスがいないのはどうしてか。理由はこうだ。
711 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:51.12 ID:jGm/v2AO
「当麻、なんで――」
712 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:52.57 ID:24bd1cAO
「あっ、いや何でもない。ていうことは、インデックスがその原石だっていいたいのか?」
713 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:53.52 ID:ADjudAAO
上条は左手でしっかり美琴妹を抱いて庇いながら、右手で迎撃する。
714 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:53.55 ID:fNEMEkAO
「あんたのはどう見たって例外中の例外よ。でもまあ、似たようなもんでしょうね。学園都市七位も『原石』だっていう噂を聞いたこともあるし」
715 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:55.63 ID:ja.6x.AO
案の定、インデックスは不審そうな目で上条を見る。
716 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:55.70 ID:R4PmsgAO
「みこ……と?」
717 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:56.12 ID:qjCQU2AO
ぴしゃん、という音がしそうな勢いで、上条は背筋を伸ばした。
718 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:57.52 ID:Ies802AO
「右手ってとても便利だよな」
719 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:38:58.44 ID:jQP2KsAO
地獄のそこから響いてくるような怒声をあげる学生達の後ろを、
720 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:00.37 ID:x4FKmIAO
上条の拳が、もう一度ステイルの頬を打ち抜いた。
721 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:01.03 ID:NxlZMUAO
「いや、これは超能力だから。科学で証明できるもので、魔術とは全然違うわよ」
722 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:04.20 ID:d0GooYAO
ビシッ、と敬礼すると、上条は美琴を部屋に置いたまま外に出ようとした。それをとめようと、慌てて美琴が立ち上がる。
723 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:06.04 ID:akn3kgAO
「いやいや、御坂。冷蔵庫は壊れてるって、さっき自分でいっただろ。そもそも仮にも年上の高校生を呼び捨てしたあげく、顎で使おうなんて――」
724 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:07.07 ID:LsiC2sAO
「わあ! アナタとお姉様はラブラブだね、ってミサカはミサカはチューするのかなって、わくわくしながら待ってみたり」
725 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:08.05 ID:t9LDl.AO
「イ、インデックス!」
726 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:08.84 ID:a6HA3.AO
それだけなら漏電程度ですんでいただろう。実際さっきの電撃は怒りではなく羞恥で出ていたものだ。
727 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:13.84 ID:16R2JsAO
「あら、炎の巨人もろともアンタもやろうと思ったけど、まだ立ってんの」
728 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:16.09 ID:KiUpL.AO
「……わかった。ありがとな、御坂」
729 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:17.79 ID:RPnAQwAO
美琴の言葉に、インデックスは小さく頷く。
730 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:19.99 ID:JrTPW2AO
それも、あのステイルといった男よりも、強い。
731 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:19.96 ID:lmZKFkAO
赤い髪に、まだ10代半ばであろう、若い顔立ち。背は高く、神父の格好をしているのに、不遜な態度でタバコをくわえている。右目の下にあるバーコードが特徴的だった。
732 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:19.95 ID:9ZbZO.AO
ステイルは鼻で笑いながらも、質問に答える。
733 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:20.04 ID:/FP0PQAO
「あのなあ、なに中学生が熱い夜とかぬかしてるんだよ」
734 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:22.84 ID:48GKgAAO
ステイルは当たれば怪我だけではすまない電撃を見ても、自身が絶対の強者であるかのように、笑みを崩さない。
735 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:23.93 ID:QiJW5oAO
その先にいるのは、主が殺せと命じた男と女だ。
736 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:25.28 ID:l7wB4YAO
なのに、彼女は今、目の前で血を流し、ぴくりとも動かない。
737 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:28.33 ID:MBgydkAO
我に返った美琴が、形容しがたい気持ちで打ち止めの言葉を受け止める。
738 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:29.72 ID:PD/MWkAO
可愛く首を傾げる美琴に、上条の理性が萌え死にそうになる。
739 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:30.19 ID:lQYFs.AO
どれだけ食べ物が入るんだと、二人は戦々恐々とした。
740 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:34.53 ID:2Kbh0AAO
そう思った瞬間――
741 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:35.70 ID:x3p2csAO
彼は美琴と仲良さげに会話する上条を、怒りに震える手で指さす。
742 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:35.63 ID:GLbOfwAO
(どうする御坂、なんか残念な子みたいだぞ)
743 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:36.49 ID:i52zSoAO
「だったら俺ん家なんて来るんじゃねえよ、ビリビリ」
744 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:37.41 ID:h0qVcAAO
「って、ちょっと待て! お嬢様にあるまじきことをいいながら、電撃飛ばすな!」
745 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:40.72 ID:5QbxzQAO
インデックスは、そこで言葉を続けるのを一瞬ためらう。
746 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:41.77 ID:dkE1xIAO
「え、ちょっと待って」
747 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:42.18 ID:NlVr4.AO
(だあーーー!! こうなりゃやけだ!)
748 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:44.02 ID:VjPQlwAO
かつてあの事件で、誰も助けてくれず、何もできず、ただ泣くだけしかなかった自分の姿と重なった。
749 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:44.49 ID:g7JeU2AO
上条が険悪な雰囲気になり始めた、そっくりな二人の少女によこやりをいれる。
750 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:45.03 ID:vDccfUAO
「いや、それはこいつが、御坂妹と区別するためにそう呼べって」
751 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:47.47 ID:ujLQYIAO
二人は無言で、夜の街を走った。
752 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:48.20 ID:RsZH6YAO
「むむっ、魔術はちゃんとあるんだもん! イタイ子じゃないもん!」
753 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:50.75 ID:pmRtdcAO
だが、この炎剣を人の身で防ぐことは到底不可能だ。
754 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:52.44 ID:YLLBXMAO
「なあインデックス。お前ID持ってるか? 外部から来た場合でも、仮発行されているはずだけど」
755 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:53.33 ID:LShs4YAO
「大丈夫だって。上条さんにそんな趣味ありませんから。現にお前にだって一切手を出してないだろ?」
756 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:55.46 ID:bCIlEMAO
訳のわからないことをいってたので、上条は空き缶を握り潰し、拳を握った。
757 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:39:57.69 ID:5LI.xcAO
いつの間にか側にいた彼は、そっと美琴の肩に手を置いた。
758 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:00.41 ID:fG/r0UAO
インデックスはそういいながら、だだをこねる子どものように手足をばたつかせた。
759 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:00.34 ID:CzIr7sAO
青白い稲光をまとった常盤台中の超電磁砲だった。
760 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:00.36 ID:SOtsG6AO
「み、御坂さん? もしやスーパービリビリパワーで寮内全てをビリビリしたとか」
761 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:00.79 ID:AilurEAO
「この右手で触ると……それが異能の力なら、戦略級の超電磁砲だろうが、学園都市第一位のベクトル操作だろうが、神様の奇跡だって打ち消せます」
762 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:03.09 ID:1UPCAAAO
上条は己のスルースキルを、初めて貫通して生まれた感情に揺さぶられていた。
763 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:03.53 ID:AQITTYAO
「御坂? なにかいったか」
764 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:04.49 ID:dSrhoEAO
上条の疑問はもっともで、超能力を開発しているのはここ学園都市だけである。
765 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:05.14 ID:uLjS0AAO
「結局はインデックスを見つけなかったら、なにもわからないってことか」
766 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:09.19 ID:HwmkF6AO
だが心配した上条がインデックスを探しに行こうといい出し、制止する美琴を適当にあしらって外に出たのだった。
767 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:09.59 ID:utMMUsAO
「ね、ねえ。当麻ってなんでこの子は名前で呼んで、私は名字で呼ぶのよう」
768 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:13.61 ID:U.YJFoAO
「んー、あの子は使えないっていってたけど、嘘かもしれないしね。もしかしたらあの子は外で実験を受けてた『原石』で、それが嫌になって学園都市に逃げ込んだのかもしれないわ。それで外の人間が追っ手を放ってる」
769 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:14.70 ID:jDA7icAO
代わりに隣で、私はさんざん苦労して手にいれたのに、と美琴がぶつぶつなにかいっていたことに、上条は気づいていない。
770 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:15.48 ID:HyWl5MAO
「なに……これ」
771 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:16.19 ID:tO/9VgAO
「そんなにいうんなら、これ。これ破ってみてよ! これは『歩く教会』といって、極上の防御結界なんだから!」
772 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:17.05 ID:vixUbAAO
「はいはい、いいからいいから。こんなことしている暇ないでしょ。インデックスの手当をするわよ」
773 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:17.11 ID:WVf.9wAO
雰囲気にあてられ顔を赤らめながらも指をさす者。これは面白いものだとケータイで写真を撮る者。怨嗟の声を上げ、血管がちぎれそうなくらいに睨むもの。
774 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:18.49 ID:OI3ZJAAO
首を傾げるインデックスに、上条と美琴はいかに超能力は現実的なもので、魔術みたいなオカルトとは一線を画しているのか説明しようとしたが、インデックスはなおも首を傾げるばかりで理解できなかった。
775 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:20.52 ID:ctJ37QAO
隣で美琴が震えている。
776 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:21.26 ID:pNhQ1AAO
「俺はなんにも悪くないから。さわれっていったのはお前だからね。しかも全然ラッキーじゃねえし……」
777 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:20.46 ID:yELRYgAO
「美琴は帰らなくていのか? もうそろそろ門限迫ってるんだろ」
778 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:20.56 ID:DzSDGEAO
「あきらかに偽名だよな。……どこかの学園都市一位を思い出すなあ」
779 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:22.45 ID:PpIUXgAO
かつてあの事件で、誰も助けてくれず、何もできず、ただ泣くだけしかなかった自分の姿と重なった。
780 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:24.08 ID:nuL7U6AO
「あたしの純情を弄んだ罪、その身であがなってもらうわ!」
781 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:26.18 ID:k1MyA2AO
しかし上条は怯まない。
782 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:31.68 ID:HKohWsAO
様々な人間の、目、目、目。
783 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:34.08 ID:vJr3WwAO
その中には先ほどの青髪ピアスや、対上条属性の吹寄制理もいた。とりわけ一段と怒り狂い、先陣をつとめるつるぴかおでこの吹寄さんに、上条は戦慄を覚える。
784 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:34.08 ID:6v6bk6AO
「でもでも、あの人はミサカがのったらつぶれるよ、ってミサカはミサカはあまりの虚弱体質を嘆いてみる」
785 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:34.86 ID:00.BTEAO
常識外れにも程がある。魔術というものは、こんな紙切れであんな恐ろしい炎の巨人を生み出せるのか。
786 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:37.89 ID:6rZDD2AO
決して、一人で背負わせるものかと。
787 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:40.41 ID:t1glh.AO
「……やったか!? ――って、御坂さん。お嬢様がそんなことしちゃいけません!」
788 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:40.85 ID:4/iwbwAO
瞬間、美琴の指からオレンジ色の光線が、イノケンティウスに向けて放たれた。
789 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:40.90 ID:8pIjToAO
インデックスは、そこで言葉を続けるのを一瞬ためらう。
790 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:41.04 ID:24bd1cAO
ステイルは当たれば怪我だけではすまない電撃を見ても、自身が絶対の強者であるかのように、笑みを崩さない。
791 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:42.74 ID:ePbFNsAO
中にはあからさまに、怨恨のこもった目で上条を睨む男たちがいた。
792 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:43.49 ID:8uQ02.AO
「だめ!」
793 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:44.30 ID:vjP2I2AO
「アンタっていつもこんな感じなの?」
794 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:45.19 ID:OHVN9IAO
たったそれだけで、イノケンティウスが、なにもできずにあっけなく消滅する。
795 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:47.44 ID:1Jw0A2AO
しばしの間があったが、結局は折れた上条は、美琴に笑いかけた。
796 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:47.88 ID:HDzwiEAO
素直に答えた神裂に毒気を抜かれ、上条は右手を広げ、続けて問う。
797 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:49.24 ID:QOOyqwAO
「そこで、生まれたのが……『必要悪の教会(ネセサリウス)』。魔術師を討つために……相手の、魔術を調べ……対抗策、を練る。汚れた敵を討つために……自ら進んで、汚れる役割を持つ」
798 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:49.17 ID:GLxKSsAO
上条はしかし微細な表情には気づかず、のんきに左手をあげて挨拶した。
799 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:49.31 ID:l8FDhsAO
「いいから、人の厚意は素直に受けときなさい」
800 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:50.47 ID:fNEMEkAO
計画通り。
801 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:51.68 ID:jGm/v2AO
上条は背中にいるインデックスを後ろ見、美琴はその手を握る。
802 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:51.72 ID:UxnVMIAO
上条は下手な口笛を吹いてごまかした。ピィーピョォーと情けない音が響く。
803 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:52.90 ID:x4FKmIAO
こうして、なんだかんだでグダグダな捜索を続けて。
804 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:54.35 ID:ADjudAAO
イノケンティウスは、先ほどまでとは比べものにもならないくらいに、弱々しい炎となっていた。強風が吹けば、消え去ってしまうと思えるほどに。
805 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:57.57 ID:48GKgAAO
上条は恐る恐る声をかけ――すぐさま明後日の方を向いた。
806 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:40:57.95 ID:ja.6x.AO
しかし次の瞬間、パキュンという甲高い音がした。
807 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:00.00 ID:qjCQU2AO
「……んん? 当麻、なんかその必要ないみたい」
808 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:05.82 ID:R4PmsgAO
「いいからアンタは、黙って助けられてなさい」
809 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:06.11 ID:d0GooYAO
いつどちらがキレるかという情況であった。
810 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:07.70 ID:/FP0PQAO
すると、そこにいたのは――
811 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:10.09 ID:lQYFs.AO
地獄の業火が顕現したといっても過言ではない炎。
812 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:12.83 ID:akn3kgAO
ステイルは目の前に起きた現象を信じられず、もはや存在しない炎の巨人を呼んだ。
813 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:12.87 ID:a6HA3.AO
「しゃあねえなあ、ったく……よし御坂、やっちまえ!」
814 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:13.64 ID:jQP2KsAO
「そこで、生まれたのが……『必要悪の教会(ネセサリウス)』。魔術師を討つために……相手の、魔術を調べ……対抗策、を練る。汚れた敵を討つために……自ら進んで、汚れる役割を持つ」
815 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:13.60 ID:t9LDl.AO
そこには顔を真っ赤にして、小声で反論し続ける常盤台のお嬢様がいたとかいなかったとか。
816 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:14.80 ID:NxlZMUAO
しかし、追いつこうと前を向いた時には、上条の足はとまっていた。
817 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:14.68 ID:Jb6QUUAO
「っ、このアマ……」
818 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:14.71 ID:MBgydkAO
ぷるんと潤った紅い唇が動くのを見つめながら、とうとう上条に限界がきそうになる。
819 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:16.09 ID:16R2JsAO
荒れ狂ういかずちの中心に立つのは、学園都市で電気を操る者の頂点に君臨する電撃使い(エレクトロマスター)。
820 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:17.88 ID:LsiC2sAO
そういいながらつかつか歩み寄ると、美琴は美琴妹が抱きついている腕とは逆の腕に、恐る恐る手を伸ばした。
821 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:21.22 ID:Ies802AO
謎の純白シスターさんが「おなかへったー」と場違いに呟く中、美琴の雷撃が上条に向かって集中砲火された。
822 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:22.53 ID:lmZKFkAO
「死ねえぇぇぇぇ! お姉様を汚す、腐れ類人猿んんんーーー!」
823 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:26.57 ID:JrTPW2AO
肺を焼くような熱気が、上条という存在を拒絶しているかのようだ。
824 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:27.52 ID:KiUpL.AO
それを見てやる気が削がれた美琴は、両手を床について、更に足を伸ばした。少し口を尖らせて、上条の右手を見る。
825 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:29.31 ID:RPnAQwAO
「……ふ」
826 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:32.35 ID:g7JeU2AO
「まだインデックスがピンチだって、決まったわけじゃないけどな。そうじゃなかったら、よかったって笑えばいいだけだし」
827 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:33.29 ID:QiJW5oAO
イノケンティウスは、先ほどまでとは比べものにもならないくらいに、弱々しい炎となっていた。強風が吹けば、消え去ってしまうと思えるほどに。
828 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:33.38 ID:9ZbZO.AO
「てんめえ、上条! よくも補習逃れて常盤台中の女の子と遊ぶといううらやま、いやけしからん行為を働いたなあ!」
829 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:34.33 ID:l7wB4YAO
ステイルが飛ばされた先で、巨大な炎が生まれた。
830 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:35.54 ID:RsZH6YAO
「右手ってとても便利だよな」
831 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:37.23 ID:PD/MWkAO
「くそっ、急ぐぞ美琴!」
832 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:40.87 ID:x3p2csAO
「い、いったわね……。ふ、ふんっ、わ、私だってやればできるんだから」
833 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:41.83 ID:dHVgh6AO
理性的な判断をとれなくなってきた上条が、思わずインデックスの身体を揺さぶろうとする。
834 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:42.71 ID:GLbOfwAO
「って、ちょっと待て! お嬢様にあるまじきことをいいながら、電撃飛ばすな!」
835 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:47.34 ID:LShs4YAO
「ええっ、俺?」
836 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:48.00 ID:NlVr4.AO
「…………私は、その必要悪の教会で、一〇万三〇〇〇冊の魔導書を完全記憶し、管理する、禁書目録(インデックス)なの」
837 :
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[saga]:2010/07/04(日) 16:41:48.03 ID:vCdluwAO
おい
死ね
838 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:50.86 ID:YLLBXMAO
「この右手で触ると……それが異能の力なら、戦略級の超電磁砲だろうが、学園都市第一位のベクトル操作だろうが、神様の奇跡だって打ち消せます」
839 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:52.03 ID:5QbxzQAO
いつまでもこの応酬が続くかと思われたが、先に均衡を破ったのはインデックスだった。
840 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:52.62 ID:2Kbh0AAO
「コレの頭の中に入っている魔導書は、たった一冊でも危険なものなんだ。科学側の人間にわかり易くいえば、核弾頭みたいなものだね。まあ、厳密には全く異質なものだけど。――僕はコレの魔導書の知識が、他の危険な魔術師に渡らないように保護しに来たんだよ」
841 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:53.97 ID:Kl7KjgAO
「とう……ま? どうし……て、とうま、が?」
842 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:52.89 ID:ujLQYIAO
「ようするに、こうだろ。神裂は確かにインデックスを切った。それは確かだ。でも絶対怪我はしないという確信があったんだろ? 『歩く教会」っていったか。あれを着ているインデックスは、切っても傷つかないと信じてたから、切った。――でもそうじゃなかった」
843 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:59.12 ID:dSrhoEAO
晴れやかな表情から一転、心の奥底の暗さを隠せない顔で上条が呟く。しかし首を横に振ると真剣なものに変えた。
844 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:59.11 ID:AQITTYAO
二人は表情を引き締めると、インデックスの方へ駆け寄ろうとする。
845 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:59.17 ID:bCIlEMAO
インデックスの魔術結社という言葉を思い出す。
846 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:59.85 ID:pmRtdcAO
我を失っているステイルに、拳を強く握る。
847 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:41:59.83 ID:VjPQlwAO
「ほんと、バカよね」
848 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:00.30 ID:dkE1xIAO
私だって、アンタの力になれるのだと。
849 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:01.89 ID:OI3ZJAAO
しかし上条は周囲に気を配っている余裕などなかった。
850 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:01.87 ID:5LI.xcAO
「なにエロいこと思い出しているのよ。この変態野郎……!」
851 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:03.74 ID:SOtsG6AO
後ろから、誰かが走る気配がすることに。
852 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:04.19 ID:CzIr7sAO
「はい、交代。もうなんか私疲れたから、あの子のいう通り、右手で修道服をさわるなりなんなりして、あやしてあげて」
853 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:04.47 ID:fG/r0UAO
「――灰は灰に、塵は塵に。吸血殺しの紅十字!」
854 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:05.67 ID:utMMUsAO
美琴はインデックスの顔色をうかがうように併走している。
855 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:05.88 ID:vDccfUAO
ちなみにそのご飯は、美琴が上条に手料理を食べさせようと持ってきた材料で作られている。しかも上条が作ったということが、ますます怒りの炎に油を注ぐ原因となっていた。
856 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:07.36 ID:1UPCAAAO
イノケンティウスは、炎の塵一つ残さず、跡形もなく消滅していた。
857 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:09.14 ID:HyWl5MAO
「ね、ねえ。当麻ってなんでこの子は名前で呼んで、私は名字で呼ぶのよう」
858 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:11.22 ID:HwmkF6AO
上条はさりげなくバカといわれたことにへこみながらも、何を思い出したか微かに震えた。
859 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:13.36 ID:uLjS0AAO
「えっとな、この右手、幻想殺しっていって、御坂と違って開発されたんじゃなくて、生まれつきなんだけど」
860 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:13.87 ID:AilurEAO
上条の背中から、微かに声が聞こえた。
861 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:17.00 ID:WVf.9wAO
「じゃあ、アレなに?」
862 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:19.98 ID:jDA7icAO
上条の力ない苦笑いを無視し、美琴は考え込む。
863 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:20.13 ID:8uQ02.AO
死してなお甦った炎の巨人は、主の命を果たそうと炎の拳を振り上げる。
864 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:26.87 ID:6v6bk6AO
上条は恐る恐る声をかけ――すぐさま明後日の方を向いた。
865 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:27.80 ID:U.YJFoAO
「大丈夫だって。上条さんにそんな趣味ありませんから。現にお前にだって一切手を出してないだろ?」
866 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:30.07 ID:nuL7U6AO
確かに上条が消したはずなのに、イノケンティウスは何事もなかったかのように、すぐさま復活した。
867 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:30.02 ID:00.BTEAO
「俺はなんにも悪くないから。さわれっていったのはお前だからね。しかも全然ラッキーじゃねえし……」
868 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:30.17 ID:DzSDGEAO
街頭でも必要あらば土下座する。それが上条当麻である。
869 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:32.42 ID:k1MyA2AO
不遜な笑みを、男は浮かべる。
870 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:33.33 ID:yELRYgAO
「ア、アンタ、布団干してたっけ?」
871 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:34.15 ID:tO/9VgAO
「たった、それだけなんだろ?」
872 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:33.34 ID:vjP2I2AO
そういって上条はなにげなく美琴の腕に二,三度ふれた。
873 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:32.35 ID:wjqH0QAO
「へ? そうなのか。いやでも、やっぱさすがに悪いからさ、気にしなくていいよ」
874 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:35.25 ID:HKohWsAO
上条はまだじたばた暴れているインデックスを、どうにかなだめた。そして右手を差し出す。
875 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:40.09 ID:t1glh.AO
端から見れば喧嘩は(一方的に)するが、仲のいい友達同士に見える。
876 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:43.97 ID:4/iwbwAO
だが、顔がそっくりの、しかも常盤台中の制服を着た少女が取り合っているとなると、今まで通り過ぎようとしていた人も、何事かと気になったのだろう。
877 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:44.55 ID:f7afj2AO
魔術師だと、美琴は確信した。
878 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:42.52 ID:PpIUXgAO
そういって慌てて上条の手を引き離そうとするが、インデックスの修道服に変化はなかった。
879 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:44.39 ID:8pIjToAO
「ありが……とう。とうま、みこと……」
880 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:45.12 ID:QOOyqwAO
ねじ曲げた腰のバネを解放するように、右拳を突き出す。
881 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:43.22 ID:16ks2QAO
美琴は挑むように、上条の目を見つめ返した。
882 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:45.81 ID:OHVN9IAO
「そんなにいうんなら、これ。これ破ってみてよ! これは『歩く教会』といって、極上の防御結界なんだから!」
883 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:47.61 ID:24bd1cAO
「はい、交代。もうなんか私疲れたから、あの子のいう通り、右手で修道服をさわるなりなんなりして、あやしてあげて」
884 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:48.65 ID:jGm/v2AO
スパークする美琴に、やれやれとうんざりしながらも、上条は信頼の笑みと共にいった。
885 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:50.01 ID:ePbFNsAO
「どわぁ! 突然押すなって」
886 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:53.65 ID:GLxKSsAO
瞬間、美琴の指からオレンジ色の光線が、イノケンティウスに向けて放たれた。
887 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:56.30 ID:38BM8kAO
「な、なぜだ? ルーンはまだ残っているはずなのに。なぜイノケンティウスが……」
888 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:42:56.25 ID:HDzwiEAO
上条は下手な口笛を吹いてごまかした。ピィーピョォーと情けない音が響く。
889 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:03.13 ID:1Jw0A2AO
「まったく、お姉様は手がかかります。これではどちらが姉かわかったものじゃありません、とミサカは愚痴をいいながらも、健気な妹を演じて駄目姉のお世話をします」
890 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:06.50 ID:keitfwAO
信じられない事態に驚愕を隠せないでいたが、ステイルはとっさに横に跳び、上条の拳から逃れようとする。
891 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:08.64 ID:R4PmsgAO
もしかすると、紙ではなくこの文字に異能の力が宿っていたのかもしれない。スプリンクラーの水が、プリントされていた文字を滲ませたのか。ならば美琴が放った電撃が、偶然にもスプリンクラーを作動させたことは、運が良かった。
892 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:08.60 ID:ADjudAAO
「なに急にしんみりした顔で見てるのさっ! じゃあ先にみことが電撃流してみなよ」
893 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:09.79 ID:qjCQU2AO
「まったく、あんな厄介な子、ほっとけばいいのに」
894 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:09.73 ID:l8FDhsAO
「てんめえぇぇぇぇぇぇぇ!」
895 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:11.44 ID:ja.6x.AO
「……そうです」
896 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:11.81 ID:jQP2KsAO
「ちょ、ちょっと御坂さぁーん、なにをそんなにお怒りに!? って、ビリビリ漏れてる。ビリビリ漏れてますから!」
897 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:12.93 ID:a6HA3.AO
上条当麻と御坂美琴の関係はいったいなにか?
898 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:14.74 ID:d0GooYAO
どうしたものかと上条が困っていると、不意に誰かが声を掛けてきた。
899 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:15.54 ID:UxnVMIAO
そんな中、上条は右手で美琴の電撃を防ぎながらも、確かに見た。
900 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/07/04(日) 16:43:16.11 ID:kYBP2/Mo
麦茶
次スレを立ててくれる事を願う
俺はお前を応援してるからな!!!
901 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:17.08 ID:48GKgAAO
「確か俺たち二人分あったよな。それで足りないって」
902 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/07/04(日) 16:43:16.64 ID:QbU2X8g0
なんだこれ
新手の荒らしか
903 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:20.48 ID:akn3kgAO
「それではさっそく、上条さんは冷たい麦茶を買って参ります!」
904 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:20.49 ID:t9LDl.AO
二人の目の前、そこには――
905 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:21.40 ID:egpw6cAO
なにかに祈るように、インデックスに話しかける。
906 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:22.84 ID:Jb6QUUAO
だが心配した上条がインデックスを探しに行こうといい出し、制止する美琴を適当にあしらって外に出たのだった。
907 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:23.90 ID:Ies802AO
「み、み、みみ、美琴?」
908 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:24.53 ID:NxlZMUAO
だが、御坂美琴はそんな甘い女ではない。
909 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:26.36 ID:/FP0PQAO
襲いかかるイノケンティウスを、上条はハエでも追い払うかのように右手で払った。
910 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:28.46 ID:x4FKmIAO
美琴はインデックスの顔色をうかがうように併走している。
911 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:28.41 ID:JrTPW2AO
しかし雷の槍は、上条がとっさに突き出した右手に打ち消される。
912 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:30.48 ID:16R2JsAO
だが、まだ戦いは終わっていなかった。
913 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:30.43 ID:MBgydkAO
そういって上条は歩を心なし早めて、あたりをきょろきょろと見回す。
914 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:33.02 ID:pmRtdcAO
外人なのに器用に使っていた箸を置いて、そう述べたシスターさんに思わず二人はとまった。
915 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:33.51 ID:lmZKFkAO
しかし美琴の反応は、怒鳴ることでもつーんとおすましすることでもなく、予想外のものであった。
916 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:35.75 ID:9ZbZO.AO
真剣な顔つきの上条を時折複雑な心で見ながらも、頬を軽く張り、今のことだけを考える。
917 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:40.77 ID:PD/MWkAO
そこらの不良よりもはるかに早い拳を、上条は必死で右手で打ち払う。
918 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:41.94 ID:g7JeU2AO
あれから美琴はいったんは雷撃の矛先を納めてくれた。しかし怒りは収まらないのか、声に険がある。
919 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:43.39 ID:LShs4YAO
「お二人とも、周囲の不特定多数の人間に見られていますよ、とミサカはお姉様の真の実力に驚愕しながらも、どうにかピンク色空間を破壊するために進言します」
920 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:43.95 ID:KiUpL.AO
地獄の業火が顕現したといっても過言ではない炎。
921 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:45.05 ID:x3p2csAO
そう内心いつものぼやきをする。
922 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:45.90 ID:GLbOfwAO
それは次第に人の形をとり、炎の巨体をゆっくりと立ち上げる。
923 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:45.65 ID:2Kbh0AAO
「おい、どうしたんだよ?」
924 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:48.68 ID:h0qVcAAO
「アンタ、前にもいったけどお嬢様に幻想を持ち過ぎよ。うちの中学には、これよりもっと行儀の悪いことをやっている子もいるわよ」
925 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:50.90 ID:RPnAQwAO
それは次第に人の形をとり、炎の巨体をゆっくりと立ち上げる。
926 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:51.92 ID:dkE1xIAO
だが少女はここにいて当然と言い張るように、両足を伸ばしきった、お嬢様らしからぬだらしない格好でくつろいでいる。
927 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:54.19 ID:l7wB4YAO
ぷるんと潤った紅い唇が動くのを見つめながら、とうとう上条に限界がきそうになる。
928 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:43:59.52 ID:i52zSoAO
追撃しようとするが、男はバックステップで距離をとり、それを許さない。
929 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:01.56 ID:QiJW5oAO
男が発する異様な空気に、殴りかかろうとした上条は気圧される。
930 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:08.80 ID:RsZH6YAO
ビシッ、と敬礼すると、上条は美琴を部屋に置いたまま外に出ようとした。それをとめようと、慌てて美琴が立ち上がる。
931 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:11.18 ID:5QbxzQAO
「……いつか、わからせてやるんだから」
932 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:18.28 ID:vDccfUAO
その後、少しばかりぎくしゃくしながらも、遅めの昼食をとった。
933 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:28.63 ID:ujLQYIAO
美琴の電撃を受けたはずのステイルが、無傷のまま呆然と呟いていた。
934 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:28.60 ID:OI3ZJAAO
「だめ、だよ……悪い魔術師に、狙われて……るん、だよ」
935 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:29.27 ID:dSrhoEAO
美琴はその言葉を口にするのを誇るように、ステイルにいい放つ。
936 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:33.70 ID:AilurEAO
上条は「あっ、俺用事があって」と逃げだそうとしたが、美琴に襟をがっちりつかまれ逃げられない。
937 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:33.78 ID:bCIlEMAO
(それは、なんか嫌だ)
938 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:34.79 ID:AQITTYAO
真剣な顔つきの上条を時折複雑な心で見ながらも、頬を軽く張り、今のことだけを考える。
939 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:36.91 ID:f7afj2AO
差し出された手にすがる子どものように、美琴は自分の手を重ねた。
940 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:37.62 ID:fG/r0UAO
「え、えらい目にあった……」
941 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:37.70 ID:dHVgh6AO
上条の力ない苦笑いを無視し、美琴は考え込む。
942 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:39.25 ID:CzIr7sAO
「それとね、同じくらいにミサカはあの人に感謝しているの。確かにあの人はミサカ達を一万人近く殺してきた。でも、あの人は自責の念に駆られながら、それでもミサカ達を守ろうとしているの。だからね、お姉様。ミサカはミサカは、あの人と一緒にいて、ちゃんと幸せに暮らしてるんだよ、ってミサカはミサカは本心からいってみる」
943 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:43.44 ID:5LI.xcAO
学園都市でも一人きり、二三〇万分の一の天災の、生まれ持っての能力。
944 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:43.41 ID:SOtsG6AO
「んー、別にぃ?」
945 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:45.77 ID:HwmkF6AO
割り勘で会計を終え(上条の懐事情を配慮して)、店前で美琴妹はこういった。
946 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:47.21 ID:ctJ37QAO
死の執行者は、残酷な宣告をする。
947 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:49.35 ID:WVf.9wAO
「ふ?」
948 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:50.24 ID:uLjS0AAO
「世間体的な意味で、お姉様は今まさに死にました、とミサカは上位個体をお姉様からどかしながら哀れんでみます」
949 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:51.21 ID:U.YJFoAO
いつの間にか、人の気配がなくなっている。それどころか物音一つしない。
950 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:52.40 ID:vixUbAAO
しかし、追いつこうと前を向いた時には、上条の足はとまっていた。
951 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:53.34 ID:yELRYgAO
いつの間にか側にいた彼は、そっと美琴の肩に手を置いた。
952 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:55.48 ID:HyWl5MAO
まだわだかまりがなくなった訳ではない。今も一方通行を憎く思う心はある。
953 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:55.86 ID:jDA7icAO
上条の拳が、もう一度ステイルの頬を打ち抜いた。
954 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:44:58.20 ID:pNhQ1AAO
「ぐ……ぐぐぐ。み、御坂さまです」
955 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:05.06 ID:nuL7U6AO
狙いをきちんと定めていなかったせいか、男は簡単に避けてみせる。
956 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:05.74 ID:k1MyA2AO
だんだんと雲行きが悪くなってきた応答に、上条は嫌な予感をひしひしと感じながらも訊ねる。
957 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:06.96 ID:16ks2QAO
でもまあ、積極的に喧嘩をしなくなっただけである。美琴は上条にむかつけば(大多数はフラグ乱立関連)容赦なく電撃は放つ。上条は必死になって打ち消す。
958 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:07.71 ID:wjqH0QAO
青白い稲光をまとった常盤台中の超電磁砲だった。
959 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:09.37 ID:vjP2I2AO
「ぐ……ぐぐぐ。み、御坂さまです」
960 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:11.33 ID:8pIjToAO
疲労が溜まった足をほぐしながら、むさぼるように酸素を吸い、吐き出す。
961 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:12.05 ID:HKohWsAO
「は、はいいぃ!」
962 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:15.29 ID:t1glh.AO
「み、御坂センセーやりすぎです。明らかなオーバーキルです」
963 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:15.33 ID:sRylWsAO
それによって生じるリスクの方が高いと上条は指摘するが、美琴が連れて行くといった病院が冥途帰し(ヘヴンキャンセラー)のいる病院だとわかると、すぐさま賛成した。
964 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:17.23 ID:DzSDGEAO
「い、いや、いや、御坂さん?」
965 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:17.39 ID:4/iwbwAO
「はい。神裂火織と申します」
966 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:22.24 ID:vJr3WwAO
「ちょ、ちょっと黒子! 落ち着きなさい!」
967 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:31.28 ID:24bd1cAO
燻る煙で周りは見えないが、この情況で上条が生きているというには、あまりに絶望的だった。
968 :
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[sage]:2010/07/04(日) 16:45:31.39 ID:UvUWnSA0
次スレを俺は待つ
969 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:41.92 ID:PpIUXgAO
「とう……ま? どうし……て、とうま、が?」
970 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:45.55 ID:23ASkQAO
よく見れば、神裂は何かをこらえるよな、罰を進んで一身に受けているような、そんな顔をしていた。
971 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:48.20 ID:HDzwiEAO
美琴の顔はこれでもかというほど赤く染まっていた。目の焦点なんて合っていない。
972 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:48.83 ID:1Jw0A2AO
「だって、目の前のクソ野郎をぶん殴ることができるからな!」
973 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:51.02 ID:fNEMEkAO
その中には先ほどの青髪ピアスや、対上条属性の吹寄制理もいた。とりわけ一段と怒り狂い、先陣をつとめるつるぴかおでこの吹寄さんに、上条は戦慄を覚える。
974 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:52.90 ID:GLxKSsAO
「イノケンティウス」
975 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:45:53.97 ID:38BM8kAO
狙いをきちんと定めていなかったせいか、男は簡単に避けてみせる。
976 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:02.38 ID:ADjudAAO
上条はしかし微細な表情には気づかず、のんきに左手をあげて挨拶した。
977 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:02.33 ID:l8FDhsAO
睨むわけでも、怒るわけでもなく、ただそこにいるだけだというように、悠然と刀に手をかけ、静かにこちらを見据えている。
978 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:04.16 ID:UxnVMIAO
「なに……これ」
979 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:05.10 ID:ja.6x.AO
そういって、美琴は不器用ながらも笑みを浮かべた。
980 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:06.29 ID:x4FKmIAO
「み、御坂ー! だ、大丈夫……かあ!」
981 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:07.14 ID:Ies802AO
「魔術師だよ」
982 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:06.36 ID:qjCQU2AO
美琴というより、雰囲気は美琴妹に似ている少女は、はしゃぐ打ち止めを猫掴みし、美琴から引きはがした。
983 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:08.09 ID:jQP2KsAO
白い修道服のシスターを見かけたら、俺のケータイに連絡をくれないか、とアドレス交換を行ったため、その言葉とは裏腹に浮き足だっていたが。
984 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:10.85 ID:NxlZMUAO
「ああ。どっちだろうと、俺には関係ない。超能力だろうが魔術だろうが、それが異能の力なら、幻想殺しで消せる」
985 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:13.01 ID:d0GooYAO
おとなしく黙る上条。その腕にしがみつきながら、美琴妹は言い返す。
986 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:13.73 ID:LsiC2sAO
美琴は気丈にもステイルを睨んだ。声に震えはなく、目からは憎悪が伝わってくる。
987 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:14.57 ID:a6HA3.AO
「こんにちは、と挨拶を返しながらも、ミサカはまだ紅潮したまま手を離そうとしないお姉様を冷たく見つめます」
988 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:15.79 ID:jGm/v2AO
「そもそもなんで、あの子を探す理由があるわけ。さっきのを謝りたいの?」
989 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:15.75 ID:akn3kgAO
下手したら(一方的に)死ぬかもしれない喧嘩をしながらも、二人は仲違いすることもなく一緒にいる。
990 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:17.37 ID:t9LDl.AO
上条の台詞は気に入らないが、恋人みたいな仕草に、美琴はまたふにゃーとなりかけた。 あわや漏電、というところで誰かが声をかけてきた。
991 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:22.57 ID:lQYFs.AO
「っていうと、インデックスを保護しにきたのか?」
992 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:26.65 ID:MBgydkAO
「なんでこんな? 小さな女の子に大怪我させてまで!」
993 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:28.09 ID:KiUpL.AO
まるで仇のように、清掃ロボットを乱暴にどかした。
994 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:29.02 ID:16R2JsAO
「あー、もうっ! なんで超能力は信じて魔術は信じないんだよ! 魔術はちゃんとあるっていってるのに。そんなに超能力は素晴らしいっていうの? ……じゃあみことは電撃を出せるとして、とうまはなんの力を持ってるのかな?」
995 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:30.11 ID:RPnAQwAO
幸いいつもの短パン装備でパンツご開帳は免れていたが、見てもいいものではない。
996 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:30.66 ID:9ZbZO.AO
背中に張りついた打ち止めを下ろし、上条は埃を払って立ち上がる。
997 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:31.39 ID:lmZKFkAO
ちっちゃい美琴、打ち止め(ラストオーダー)はそういって美琴に抱きついた。今度はどうにか受け止める。
998 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:31.92 ID:48GKgAAO
「当麻! 右手!」
999 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:32.59 ID:keitfwAO
「一〇万三〇〇〇冊の……魔導書? でも、この子本なんて一冊も持ってないじゃない」
1000 :
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[sage saga]:2010/07/04(日) 16:46:33.80 ID:QiJW5oAO
だが、御坂美琴はそんな甘い女ではない。
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