このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

佐天「すくい投げでなんとかできる能力かあ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:22:19.95 ID:Jpt0HgIp0
さるくらってスレも立てられなくなったのでこっちでやります

ネタ募集中、こういう感じでっていうのがあったら教えてください

エロは無しでいこうと思ってますのでよろしくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1347794539
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

【クリスマス・年末・年始】連休暇ならアニソン聴こうぜ・・・【避難所】 @ 2024/04/30(火) 10:03:32.45 ID:GvIXvHlao
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1714439011/

VIPでガンダムVSシリーズ避難所【マキオン】 @ 2024/04/30(火) 07:03:33.32 ID:jpWgxnqGo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1714428212/

今日も人々に祝福 @ 2024/04/29(月) 23:42:06.06 ID:cZ/b8n+v0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1714401725/

ポケモンSS 安価とコンマで目指せポケモンマスター part12 @ 2024/04/29(月) 20:01:59.10 ID:OQox+0Ag0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714388519/

私が書いた文だ 一度読んでみて @ 2024/04/29(月) 13:03:50.96 ID:zomKow9K0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714363430/

私が書いた文はどう? @ 2024/04/29(月) 12:48:33.59 ID:6mJNXBCE0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714362513/

感情から生まれたものたちとの物語【安価】 @ 2024/04/29(月) 10:45:54.36 ID:0XsgiyN10
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714355153/

【安価】タイトルからあらすじを想像して架空の1クールアニメを作る 2024春 @ 2024/04/28(日) 16:37:54.07 ID:PHuiugtM0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714289873/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:23:00.96 ID:Jpt0HgIpo
佐天「と、いうわけなんだよ初春」

初春「とりあえずすくい投げって何ですか?」

佐天「えっとね、あたしが右手で投げるとしたら初春の左脇の下に右腕を入れて」

佐天「こう、下からすくいあげるように投げることみたいだよ」

初春「痛そうですね」

佐天「相撲の技だからね、そりゃ痛いよ」

初春「相撲じゃなくても投げられたら痛いですよ」

佐天「ま、何がどうなんとかできるかわからないけどさ」

佐天「とりあえず御坂さんや白井さんにも教えてあげたいな」

初春「ですね」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:24:04.28 ID:Jpt0HgIpo
佐天「おや?あそこにいるのは・・・」


上条「おいビリビリ、お前のせいであの変の電化製品全滅じゃねーか!」

御坂「う、うるさい!!あんたがムカつくのがいけないのよ!!」


初春「御坂さんと男の人ですね、喧嘩でしょうか」

佐天「しょうがないなあ」

初春「佐天さん?」


御坂「大体あんたがちゃんとあたしと勝負しないのがいけないんでしょうが!!」

上条「そんなこと言われても」佐天「失礼しまーす」

上条「ん?」

御坂「佐天さん?」

佐天「そおい!!」ブン

上条「うごっ!!」

上条「いっててて・・・・」

佐天「そこのあなた、よくわかりませんけど御坂さんを困らせたらいけません!ちゃんと話し合うなりして解決してください!」

上条「は、はい!わかりました!!」

御坂「え?」

上条「ビリビリ・・・いや、御坂」ダキッ

御坂「ふぇ?」

上条「俺が悪かった、とりあえず二人で落ち着いて話し合おう」ギュッ

御坂「え?え?え?」

上条「とりあえず暴力はだめだ、いいな?」

御坂「う、うん・・・・ /////////」

佐天「これにて一件落着」

初春「おーすごい、大岡裁きみたいですね」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:24:56.15 ID:Jpt0HgIpo
佐天「これがお嬢様のお部屋ですかー」

初春「わー、すごいですねー」

御坂「そんなこと言われても普通よ?」

黒子「今日はお姉さまとの記念日だというのに・・・」ブツブツ

佐天「まず友達の部屋にきたらこれっしょー」

初春「佐天さん、そんな人のものを勝手にあさっちゃだめですよ」

佐天「おお!!エロス!!」

初春「な、なんて大胆な下着・・・」

御坂「いや、これは・・・」

黒子「私のですの」

佐天「え?」

初春「え?」

途中で寝ちゃったのでリメイク&完結ってことで

佐天「このバタフライやほぼ紐の下着が白井さんのだなんて・・・」

初春「私の知ってる白井さんが遠くの世界へ行ってしまったみたいです・・・」

御坂「うわぁ・・・・」

黒子「ふふん、レディーのたしなみですのよ?」

佐天「次は・・・あ、キャラ物・・・」

黒子「げっ!!」

初春「白井さんもこういうの穿くんですね、なんか安心しました・・・」

シュバッ

佐天「え?」

御坂「これ・・・あたしの・・・・」

黒子「あはは」佐天「このド変態!!」ブン

黒子「がはっ!!」

黒子「な、なにをなさいますの佐天さん!!」

佐天「うるせえ!他人のパンツぱくるとか何かんがえてるんですか!!」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:25:36.32 ID:Jpt0HgIpo
黒子「し、失礼なことを、これはたまたま紛れ込んでしまっただけですの!」

初春「御坂さん、この中にほかに入ってませんか?」

御坂「えっと・・・あ、これ・・・・これも・・・・」

黒子「いえそr」佐天「言い訳無用!!」ブン

黒子「げふっ!!」

佐天「今すぐ御坂さんに何をするつもりか企んでいることを正直に話して誤りなさい!!」

黒子「はいいい!!!今日はお姉さまと出会って一ヶ月の記念日なのでお気に入りの勝負下着を着用のうえ」

黒子「お姉さまに通販で購入し、今日届く予定の媚薬を飲ませてそれはもう表現することすらためらわれるくらいのエロエロな展開を堪能したあと」

黒子「お姉さまの生脱ぎの下着を今日の記念に永久保存するつもりでしたのごめんなさいいいい!!!」

佐天(さすがのあたしも・・・・)

初春(これは引くわ・・・・)

御坂「・・・・・・」

ピンポーン

宅配便でーす

佐天「白井さん、これですか?」

黒子「・・・そうですの」

初春「私ちょっと受け取りに行ってきますね」

御坂「うん、お願い初春さん」

佐天「ふう」

黒子「あ、あの」佐天「口を開くんじゃねえ!!」ブン

黒子「うげっ!!」

佐天「白井さんは心より深く反省して御坂さんに許してもらえるまで御坂さんに話しかけることすら禁止です!!」

黒子「わ、わかりましたのおおお!!!海よりも深く反省いたしますわああああ!!!」

佐天「で・・・どうします?」

御坂「ごめん、ちょっと本気で部屋替えしてもらおうか悩んでるところよ」

佐天「そうですか、あとは御坂さんにお任せします」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:27:53.73 ID:Jpt0HgIpo
インデックス「おなかへった」

上条「は?」

インデックス「おなかへったって言ってるんだよ?」

上条「はあ」

インデックス「何か食べさせてくれるとうれしいな?」

ガチャッ

佐天「失礼しまーす」

初春「向かいの建物から人がベランダにぶら下がっているぶら下がっていると通報を受けてきましたー」

上条「え?」

初春「あ、風紀委員です」

上条「あ、そうでしたか、これはこれは・・・」

インデックス「ねえ」佐天「そおい!!」ブン

インデックス「ごぶっ!!」

インデックス「い、痛いんだよ!!」

佐天「他人の部屋に無断で上がりこみご飯を要求するとは何事ですか!!」

初春「佐天さーん、冷蔵庫の中には痛んだ食材しかなさそうですよ?」

佐天「しょうがないね、とりあえずご飯炊いといて、あたし味噌汁つくるから」

初春「あの、お鍋はどこですか?」

上条「え?あ、ああそこの下のほうに・・・」

初春「あ、ありました、佐天さん、わかめと麩の味噌汁ができそうですよ」

佐天「まあそれで充分か、じゃあ初春お願いねー」

上条「なにがなんだかわからない・・・・」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:28:23.81 ID:Jpt0HgIpo
インデックス「うぅ、痛いったら痛いんだよ!!」佐天「黙れ」ブン

インデックス「ごはっ!!」

佐天「働かざるもの食うべからずです!あなたもご飯を作るのを手伝いなさい!!」

インデックス「わ、わかりましたなんだよ!!」

上条「え?ええ?」

佐天「さあ、一緒に味噌汁を作りましょうね」

インデックス「いえっさーなんだよ!!」

一時間後

上条「すげえ・・・炊き立てご飯とうまそうな味噌汁が・・・・」

初春「私たちが途中で買ってきた材料で卵焼きと焼き魚もありますよ?」

インデックス「おいしそうなんだよ」ダラダラ

佐天「こらこら、よだれを垂れ流さない」

インデックス「わーい、ごはんなんだよー」佐天「待てい!!」ブン

インデックス「ぶへっ!!」

佐天「いただきますが先でしょうが!!礼を守らぬものはこの佐天涙子が許さん!!」

インデックス「ご、ごめんなさいなんだよ・・・」

初春「せっかちはだめですよ?」

上条「スパルタってレベルじゃねーぞおい」

佐天「それでは皆様手を合わせてください」

「「「はい」」」

佐天「いただきます」

「「「いただきます」」」

上条「ああ、うまい・・・・」モグモグ

初春「佐天さんは料理が上手ですからねー」モグモグ

佐天「初春もやるじゃない、卵焼きふっくらしてる」モグモグ

インデックス「このスープがおいしいんだよ!!」モグモグ

上条「ああ、味噌汁最高だよな」

佐天「いやー、褒められるとうれしいねー」

インデックス「おかわりなんだよ!」

上条「あ、俺も!」

初春「いやー、大好評ですねー」

佐天「うん、みんなで食べるご飯がにぎやかだと幸せを感じちゃうよね」

上条「ああ、年下の女の子が俺のためにご飯を作ってくれて一緒に食べてくれる・・・なんて幸せなんだ・・」

佐天「涙流してる」

上条「それだけうれしいんですよ」

インデックス「おいしいんだよ!幸せなんだよ!」

初春「たくさん食べてくださいね」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:29:13.16 ID:Jpt0HgIpo
インデックス「う・・・・・」

上条「てめえ!インデックスに何をしやがった!!」

ステイル「うん?それは僕がやったんじゃないよ?まあカンザキのやつもここまでするつもりはなかったと思うよ?」

初春「なんて人ですか・・・・」

佐天「許せねえぜ!」

ステイル「まあ何も見なかったことにするなら見逃してあげ」佐天「ドタマに来たぜ!」

ステイル「がはっ!!」

佐天「貴様は血だらけの女の子を目の前にしてそんなことしか言わねえのか!!」

佐天「そのふざけた根性をたたきなおしてやる!!」

ステイル「この・・・・イノケンティウス!!」

イノケンティウス「グオオオオオオオオオオオオオ!!!」

上条「これは・・・」

初春「炎の巨人・・・」

ステイル「さあ命乞いをしてみろ、このイノケンティウスを前にお前たちにできることがあるならやってみろ!!」

イノケンティウス「グオオオオオ」佐天「近所迷惑だ!!」ブン

イノケンティウス「グオァ!!!」

ステイル「馬鹿な!イノケンティウスを投げ飛ばしただと!!」

佐天「ペットはペットらしく主人の横で正座してなさい!!」

イノケンティウス「グオ!」チョコン

上条「すげえ・・・・正座してる・・・・」

初春「シュールですね」

ステイル「そんな・・・そ」佐天「そおい!」ブン

ステイル「げふっ!!」

佐天「とりあえず何がどうなってるか説明してもらおうか!!話はそれからだ!!」

ステイル「はいいい!!!わかりましたあああ!!!」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/16(日) 20:29:55.66 ID:PpFV+IOL0
カップリングはありますか
あるなら上条佐天が良いです
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:29:56.97 ID:Jpt0HgIpo
ステイル「ってことでございますうううう!!」

佐天「なるほど、そういうことか・・・」

上条「インデックスにそんな秘密が・・・」

初春「いろいろとおかしいような気もしますけど・・・」

インデックス「はぁ・・・はぁ・・・・」

ステイル「だからぼ」佐天「それどころじゃねえだろうがあ!!」ブン

ステイル「うがっ!!」

佐天「血だらけの女の子を前に悠長におしゃべりをするやつがどこにいる!!」

佐天「まずはインデックスちゃんの傷をなんとかすることを考えろ!!」

ステイル「はいいいい!!!なんとかしますうううう!!!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:30:56.62 ID:Jpt0HgIpo
神裂「あなたが上条当麻ですね?」

上条「だ、誰だ!!」

初春「なんかすごい格好してますね」

佐天「あれだよ、露出狂だよ」

インデックス「変態さんかも」

神裂「なんであなたがたもいるn」佐天「おっぱい!!」ブン

神裂「がっ!!」

佐天「このおっぱい!そんな格好してたら揉んでくださいと言ってるようなもんでしょうが!!」モミモミ

神裂「やっ!!んんっ!!」ビクン

佐天「初春!!そっち揉んで!!」

初春「合点!!」

神裂「やぁっ!!やめっだ、だめっ!!」ビクン

上条「あ、あの・・・・・俺も・・・・」ゴクリ

佐天「だめだ!それをやったら18禁になってしまう!だから見えないところでこっそりやってくれ!」

上条「こっそりだな!わかったぜ!!」

初春「ふふふ、ここはもう固くなってきましたよ?」コリコリ

神裂「つ、つまんじゃだめえええ!!!」ビクン

インデックス「これも自業自得なんだよ」

佐天「うむ、すばらしいおっぱい」モミモミ

初春「母乳とか出ないんですかね?」モミモミ

神裂「で、出るわけが・・・」佐天「ざけんな!」ブン

神裂「きゃっ!!」

佐天「このおっぱいから母乳が出ないとかどれだけ期待を裏切ると思ってるんですか!!」

佐天「出してみろ!!おっぱいから母乳を出してみろおおおお!!!」

神裂「はいいいい出しますうううう!!!!」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:31:31.01 ID:Jpt0HgIpo
インデックス「はぁ・・・はぁ・・・・」

上条「くそっ、インデックスの記憶を消さずに済む方法はないのか・・・」ナデナデ

神裂「ちょ、ちょっと・・おしりをなでないでください・・・」上条「あとでまたたっぷりかわいがってやるからな」ボソ

神裂「うぅ ///////」

ステイル「僕たちだってがんばったんだ、ずっと・・・でもこれしか方法がなかったんだよ・・・」

初春「それを、これからなんとかするんです」

インデックス「み・・んな・・・・・」

上条「インデックス・・・」ナデナデ

神裂「うぅ、おしりぃ ///////」

ステイル「頼む、インデックスを救ってくれ!」

佐天「いいぜ!」

初春「お前にかけられている魔術がみんなを不幸にするものだっていうのなら!!」

佐天「まずはそのふざけたヒロインごとぶん投げる!!」

インデックス「うぅ・・・」佐天「オラァ!!」ブン

インデックス「ごぼっ!!」

佐天「さあ、みんなに心配かけないで起き上がって元気な姿を見せてください」

インデックス「うん・・・うっ!!」ズキン

ペンデックス「警告」佐天「うるせえ!」ブン

ペンデックス「がはっ・・・」

佐天「わけのわからないことを言わない!!」

インデックス「い、いたいんだよ、よくわからないけど正直ごめんなさいなんだよ」

上条「あれ?」ナデナデ

神裂「濡れ・・ちゃう・・ ////////」

ステイル「インデックスが・・・元気になった」

インデックス「苦しくもつらくもないんだよ!!やったんだよ!!」

初春「よかったですね!!」

佐天「がんばった甲斐があったよ!」

上条「じゃ、ホテル行こうぜ?」ボソ

神裂「は、はい ///////」

上条「今日もたっぷり吸い出してやる」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:32:54.92 ID:Jpt0HgIpo
姫神「私の血。吸血鬼を呼ぶから。」

上条「なんだって!?吸血鬼!?」

初春「物騒な話ですね」

佐天「うむ、これは見過ごせないね」

上条「またお前らか!」

佐天「左様」

初春「事件あるところにすくい投げありです」

姫神「誰?」

佐天「そおい!!」ブン

姫神「ぐっ。 いたい・・。」

佐天「そんな物騒な血は最初から無かったんですよ!!」

姫神「え?」

姫神「だめ。血が・・・・このままだと吸血鬼が・・・」アセアセ

初春「吸血鬼が?」

シーン

姫神「あれ?」

佐天「言ったはずです、そんなものは無かったんです」

上条「すげえ・・・・」

アウレオルス「愕然、なんてことをしてくれた」佐天「このロリコン!!」ブン

アウレオルス「ぐはっ!!」

佐天「余計な事を考えてないでサラリーマンでもやってなさい!!」

アウレオルス「は、はい!!錬金術やめます!」

佐天「そおい!」ブン

アウレオルス「ごはっ!!」

佐天「錬金術なんてエリーだけで十分じゃ!!そんなものは最初から無かったんや!!」

アウレオルス「はい!!錬金術なんてありませんでした!!」

佐天「よろしい」

上条「すげえ・・・今まで不思議で仕方なかったんだがでこれって何が起こってるんだ?」

初春「佐天さんの能力ですよ、すくい投げでなんとかできるっていう能力です」

上条「え?」

初春「ですから、すくい投げでなんとかできるんですよ」

上条「なんとかって・・・・むちゃくちゃすぎないか?」

初春「ですがなんとかなってるのは事実です、だからこの現実から目をそらしちゃだめです」

上条「あれ?そういえば俺の右手は超能力とかそういうのを無効化する力があるんだけど・・・」

初春「なるほど、なら佐天さんに投げられる時に右手で触ればなんとかなるかもしれませんね」

上条「投げられる時に?」

初春「はい」

上条「早すぎて無理です」

初春「ですよねー」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:33:39.56 ID:Jpt0HgIpo
御坂「そんなモノのためにあの子を殺したのかああああああ!!!!」

轟!!

御坂「そ・・・そんな・・・・・」

一方通行「なンだこりゃ?」

一方通行「あァ、これがオマエのとっておきってヤツだったンだな」

御坂「・・・・」

一方通行「まさかこンなシケたもンだと思わなくてよォ」

初春「うわー、すごいことになってますねー」

佐天「うん、もうめちゃくちゃ」

一方通行「ン?」

御坂「佐天さん、初春さん、ここは危険よ!!はy」佐天「そおい!」ブン

御坂「ぎゃっ!!」

佐天「御坂さん!一回反射されたくらいで何をボーっとしてるんですか!」

佐天「ここは渾身の力で限界を超えて相手を倒すところじゃないですか!あきらめずにもう一回やってください!」

御坂「いたた・・・あ、はい、やってみます」

御坂「一方通行!!」

一方通行「え?やンのか?」

妹達「お待ちください、計画外の戦闘は」佐天「邪魔すんじゃねえ!」ブン

妹達「ぐぅっ!!」

佐天「男と男が命をかけて戦おうって時に余計なことすんじゃねえ!黙ってみてろ!!」

妹達「あ、はい、すんませんっした」

初春「佐天さん、御坂さんは女の子ですよ?」

佐天「うん、素で間違えた」

御坂「受けなさい一方通行!!これがあたしの・・・・全力よおおおおおお!!!!!」

轟!!

一方通行「ごっがあああああああああ!!!!!!」

佐天「っしゃあああああ!!!」

初春「さすが御坂さんです!!」

御坂「やった・・・・やったわ・・・・」

妹達「おねえさままじぱねぇっす!!」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/16(日) 20:34:14.72 ID:PpFV+IOL0
上条さんが鈍感じゃなくなった!
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:34:15.33 ID:Jpt0HgIpo
初春「さて、ここまでやってわかったことは」

佐天「とりあえず投げてから説教すればいいってことだね」

初春「いいんですか?こんなので」

佐天「いいんじゃないの?説教して殴るのと変わらないと思うけど」

初春「それもそうですね」

佐天「それじゃあじゃんじゃん行ってみよう!」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:35:37.40 ID:Jpt0HgIpo
海原「御坂さ」佐天「そおい!」

海原「うぐぇっ!!」

御坂「佐天さん!?」

初春「ストーキングは許せません!」

佐天「貴様の目的は何だ!!あらいざらい話してもらおうか!!」

海原「はいいい!!アステカから学園都市に上条当麻とその周りの人物を調査しにきましたあああ!!!」

佐天「それで何で御坂さんをつけ回すんじゃあああ!!!」ブン

海原「ごはっ!!」

佐天「御坂さんをつけまわした理由をいわんかいいいいい!!!」

海原「一目ぼれですううううう!!!」

御坂「え?」

初春「っていうかアステカから来たって言ってましたね?」

海原「そ、それ」佐天「オラァ!!」ブン

海原「ぐほっ!!」

佐天「てめえの血は何色だああああ!!!!」

海原「ほ、本物の海原から皮膚をはがしましたあああああ!!!」

御坂「なんですって!?」

初春「じゃあ本物の海原さんは・・・」

海原「ぶ、無事です!!ちゃんと生きてますううう!!!」

初春「とりあえず風紀委員として拘束させてもらいますね」

御坂「ちょっと色々ありすぎて頭痛くなってきたわ・・・」

佐天「たたけばまだまだホコリが出てきそうですね」

海原「み、みさか・・・さん・・・」パタッ

佐天「目がさめたら本当の顔を見せるんだな」

初春「ですね、出会いの形が違ったら御坂さんとおしゃべりするくらいはできたかもしれないのに・・・」

御坂「うーん、どうだろ・・・今は何も考えられないわ・・・」

佐天「とにかく、本当の海原さんを助けよう」

初春「はい!」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:36:03.68 ID:Jpt0HgIpo
御坂「よかったわね、本物の海原さんが無事で」

初春「本物も御坂さんのこと好きみたいでしたよ?」

御坂「ちょ、ちょっとやめてよ〜 ///////」

佐天「もてる女はつらいですな〜」ニヤニヤ

佐天「ん?」

上条「不幸だ・・・宿題がおわらねえ・・・」佐天「そおい!!」ブン

上条「がはっ!!」

佐天「母乳に執着してるからだろうが!!」

上条「げえ!!なぜそれを!!」

佐天「たまに吸わせてもらってるからに決まってるだろうが!!」

初春「母乳って神秘ですよね、ところで佐天さんは終わってるんですか?」

佐天「・・・・・ねえ初春ぅ」初春「だめです」

佐天「そんなぁ〜」

御坂「佐天さん、色々お世話になったからあたしに手伝わせてもらえる?」

佐天「やったー!!さすが御坂さん!!」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:36:37.40 ID:Jpt0HgIpo
シェリー「この学園都市に戦争を起こしてやる・・・」

シェリー「まっていr」佐天「そおい!」ブン

シェリー「ぐえっ!」

佐天「何を物騒なことを言ってやがる!!」

初春「テロリストでしょうか?」

シェリー「な、なん」佐天「もういっちょ!!」ブン

シェリー「ぐはっ!!」

佐天「お前には言いたいことがだくさんある、だがまずは、そのウザい髪を切れええええええええええ!!!」

シェリー「は、はいいいいい!!!」

初春「ちょうどあそこに美容院が」

シェリー「すぐに整えますうううう!!!」

美容師「今日はどんな感じにしますか?」

シェリー「さっぱりショートでお願いします」

美容師「かしこまりましたー」

一時間後

美容師「できました、すごくさっぱりしましたよー」

佐天「すごい・・・」

初春「きれいになりましたねー」

シェリー「そ、そうかしら?」

佐天「うん、モデルさんみたい、すっごくサラサラ」

初春「これはきれいなビフォーアフターですね」

シェリー「そんなこと言われると照れ」佐天「そおい!!」ブン

シェリー「ぎゃっ!!」

佐天「せっかくきれいになったんだからその服装もなんとかしろやああああ!!!!」

シェリー「安心のしまむらあああああああ!!!!」

初春「さすが世界のしまむらですね」

佐天「どこの国の人かしらないけどわかってるよね」

シェリー「これでどう?」

佐天「似合うねー」

初春「ですね」

シェリー「よか」佐天「がっ!だめっ!」ブン

シェリー「ぐふぇっ!!」

佐天「似合いすぎてなんか悔しいんじゃああああ!!!」

シェリー「いったたた・・・・・」

初春「悔しいくらい似合ってますね」

佐天「うん、日本人って何か損だよね」

シェリー「ってこれ投げられ損じゃないのおおおお!!!???」

初春「まあ世の中っていうのは理不尽なものばかりですからねえ」

佐天「うむ、正直すまんかった」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:37:10.88 ID:Jpt0HgIpo
オルソラ「あの、学園都市へ行くにはこのバスに乗ればよろしいのでしょうか?」

上条「え?いや、学園都市へはバスに乗らずに・・・」

説明中

オルソラ「まあ、そうなのでございましたか、わざわざありがとうございます」

上条「いえいえどうも、って早速バスに乗ろうとしてるんじゃねえ!」

オルソラ「はい?」佐天「そおい!!」ブン

オルソラ「きゃっ!」

佐天「話がかみ合ってねえだろうがあああ!!!!!」

オルソラ「はいいいいい!!!!」

初春「待ってください佐天さん、この人をよく見てください」

オルソラ「い、いたいのでございます・・・」ボイン

佐天「上条さん」

上条「ああ」

初春「見えないところで、ですよ?」

上条「もちろんでございます」

佐天「だがそのまえにいいいいい!!!!」モミ

オルソラ「きゃっ!!」ビクン

初春「楽しませてもらいますよ?」モミモミ

オルソラ「い、いけませんこのようなこと・・・」ハァハァ

佐天「そうですか?ここはそんなこと言ってませんよ?」コリコリ

オルソラ「ひゃあっ!!」ビクン

初春「うらやましいですよねー」モミモミ

上条「はぁはぁ・・・しんぼうたまらんです・・・・」

佐天「まあまあ、我慢するだけおいしくいただけるっていうものですよ?」モミモミ

初春「母乳のおっぱいとノーマルのおっぱいを楽しめるなんて上条さんは幸せものですね」モミモミ

オルソラ「だ、だめで・・ございますぅ・・・」ビクン

上条「くぅ・・・我慢だ・・・我慢・・・」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:37:53.86 ID:Jpt0HgIpo
佐天「と、いうわけで出家してもらいました」

初春「ってことは丸坊主にしたんですか?」

佐天「まさか、形だけだよ」

初春「と、いいますと?」

佐天「上条さんが大河ドラマの影響で出家した未亡人を手篭めにするプレイをやりたいんだって」

初春「マニアックですね」

佐天「頭が下がるよね」


オルソラ「いけないのでございます、今の私は御仏に仕える身なのでございます」ハァハァ

上条「なら、どうしてここはこんなに湿ってるんですか?」ナデナデ

オルソラ「それは・・それは私の・・・罪なのでございますよ・・・」ハァハァ

上条「夫の、いや、男の体が忘れられないんですよね?」ナデナデ

オルソラ「ああああ!! あなたさま、だめでございますぅ」ハァハァ
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:38:54.70 ID:Jpt0HgIpo
アニェーゼ「シスター・オルソラが出家しやがったですって!?」

ルチア「ええ、既に十字教を捨てて仏の道へ・・」

アンジェレネ「どうしましょう、この国の宗教を敵に回すわけには・・・」

アニェーゼ「くっ、つ、つべこべ言わないで何か手を」佐天「そおい!」

アニェーゼ「ぐえっ!」

ルチア「シスター・アニェーz」佐天「そおい!」

ルチア「ぎゃっ!」

アンジェレネ「ひいいいいい」佐天「そおい!」

アンジェレネ「がはっ!!」

佐天「あんたらはよくわからんから漫才でもしてろやあああ!!!!!」

三人「「「はいいいいいい!!!」」」

アニェーゼ「と、言ってみたものの・・・」

ルチア「MANZAIって何ですか?」

アンジェレネ「はっ!聞いたことがあります!この国にはMANZAI怖いというお話があると」

アニェーゼ「なんですって!?」

アンジェレネ「そう、そもそもMANZAIとはこの国のお菓子のひとつ、とてもあまくてふっくらとしているんです」

ルチア「それを作ればいいんでしょうか?」

アニェーゼ「それじゃあまずは材料を」佐天「そおい!」ブン

アニェーゼ「うぐぇっ!」

ルチア「え」佐天「そおい!」ブン

ルチア「ごあっ!」

アンジェレネ「なんd」佐天「そおい!」ブン

アンジェレネ「ぐふっ!!」

佐天「もうええわああああ!!!あんたらはガチで出家しろおおおお!!!!」

三人「「「頭丸めますうううう!!!!!」」」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:39:33.30 ID:Jpt0HgIpo
オルソラ「お茶がはいったのでございますよ」

アニェーゼ「いただきます」ツルツル

ルチア「このセンベイというのはなかなか・・・」ツルツル

アンジェレネ「仏の道もわるくないですね」ツルツル

オルソラ「ええ、わるくないのでございます」

上条「オルソラ」

オルソラ「ま、まああなたさま・・・ ///////」

オルソラ「では少し失礼するのでございますよ ////////」

アニェーゼ「あの男の人ちょくちょく来ますね」

ルチア「恋人でしょうか?」

アンジェレネ「でも昨日女の人と一緒に来ましたから違うんじゃないでしょうか?」

アニェーゼ「ま、人様のことですからほうっておきましょう」

ルチア「そうですね、私たちは御仏の道を進みましょう」

アンジェレネ「まんじゅうおいしいです」モグモグ
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:40:06.22 ID:Jpt0HgIpo
食蜂「ふ」佐天「そおい!!」ブン

食蜂「ぐえっ!!」

佐天「あんたにゃ何も言うことはねえ、さ、立ち上がるんだ」

食蜂「いったぁ〜 なんでいきなり投げるのよぉ?」

佐天「よく言うじゃないですか、男子三日会わざれば刮目して見よって」

食蜂「わたし女よぉ?」佐天「つべこべ言うんじゃねえ!!!」ブン

食蜂「がはっ!!」

佐天「派閥なんてものは作らずに今後能力を使わずにスポーツに汗を流しなさい!!そう!レスリングとか!!」

食蜂「わかったわあ!!気合よ!!気合よ!!気合よおおお!!」

佐天「うむ」

食蜂「がんばるわぁ!」佐天「だがうるせえ!」ブン

食蜂「ごふっ!!」

佐天「しっかりと励むんだぞ?」

食蜂「な・・・なん・・・でぇ・・・」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:40:46.87 ID:Jpt0HgIpo
ヴェント「ここが学園都市・・・」

佐天「いらっしゃいませ」

初春「今週はハッピーセットにおもちゃがついていないアンラッキーウィークです」

ヴェント「はい?」

佐天「ご注文は何にしますか?」

ヴェント「いや、別に客じゃないし」

初春「マスター!冷やかし一丁です!!」

ヴェント「いや、そ」佐天「客商売なめんじゃねえ!!」ブン

ヴェント「ぐえっ!!」

佐天「まずはスマイルの練習からだ!!」

ヴェント「はい!!」ニコッ 佐天「あほか!!」ブン

ヴェント「ぐはっ!!」

佐天「スマイルの前にメイクをなんとかするのが先だろうがあああああ!!!!」

ヴェント「わかりましたあああああ!!!」

ヴェント「マスター!!これでいいですか!?」

初春「うわぁ・・・美人さんですね・・・」

佐天「うん、すごくきれい・・・・」

ヴェント「え、えへへ ///////」佐天「でもただの美人に用はないんじゃあああ!!!」ブン

ヴェント「うげえっ!!」

ヴェント「な、なん・・・で・・・・」

佐天「個性が無さ過ぎる!!だから今日から筋トレキャラになりなさい!!」

ヴェント「はいいい!!!筋肥大がんばりますううう!!!」

佐天「うむ、青春とは汗である」

初春「さわやかですねえ」

ヴェント「まずはスクワット!!はっ!!はっ!!」佐天「暑苦しい!!」ブン

ヴェント「ごはっ!!」

佐天「ジムでやれ!」

ヴェント「はいいいいいい!!!」

初春「ジョギングやウォーキングも、周りの人の迷惑にならないようにしないといけませんよ?」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:41:15.68 ID:Jpt0HgIpo
アックア「ヴェントがいなくなったのである ん?」

ヴェント「いらっしゃいませー、イタリアン弁当はいかがですかー?」

初春「ナイス筋肉ですね」

佐天「そしていい笑顔だね」

アックア「ヴェント・・・何をしているのであるか・・・」

ヴェント「アックア・・・・」

初春「あれ?この展開はひょっとして・・・」

佐天「うん、きっと恋人だよ」

アックア「いや、違うのである」佐天「あほかああああ!!!」ブン

アックア「ごほぁっ!!」

佐天「あたしと初春のWKTKをかえせええええ!!!!お前みたいなのは蕎麦職人にでもなれやあああ!!」

アックア「はいいいい!!!蕎麦湯一気飲みいいいいい!!!」

初春「蕎麦湯は体にいいからみなさんも是非飲んでくださいね」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:41:43.49 ID:Jpt0HgIpo
垣根「アレイスターのやつにわからせてやる、俺が第一位にふさわしいってな」

佐天「と、いいますと?」

垣根「こんなふざけた学園都市ってやつをぶっ壊してやるんだよ」

初春「革命を起こすわけですね」

垣根「ああ、この俺」佐天「知らんわ!」ブン

垣根「ごはっ!!」

佐天「革命を起こすつもりならまずは選挙にでも出なさい!!」

垣根「で、でも俺まだそういう年齢じゃ・・・」佐天「なら!!」ブン

垣根「うげっ!!」

佐天「学業に励みなさい!!」

垣根「わ、わかりましたああああ!!!!」

佐天「うむ、これぞ若人のあるべき姿」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:42:13.75 ID:Jpt0HgIpo
麦野「あれ?今日のシャケ弁と昨日のシャケ弁はなんか違う気がするけど。あれー?」

初春「あ、昨日のやつには卵焼きが入ってましたけど今日のは味付け卵になってるじゃないですか」

麦野「あ、ほんとだ、初春はよく気がつくわね」

初春「えへへ」

滝壺「・・・・南南西から信号がきてる・・・・」

初春「南南西・・・ああ、基地局が新設されたところですね」

フレンダ「結局さ、サバの缶詰がキてる訳よ。カレーね、カレーが最高」

佐天「あたしご飯がほしいんだけど、それに暖めたほうがよくない?」

フレンダ「それは一理あるわけよ」

佐天「浜面が戻ってきたらやらせよっか」

フレンダ「当然よ」

絹旗「香港赤龍電影カンパニーが造るC級ウルトラ問題作・・・様々な意味で手に汗握りそうで、逆に超気になります」

佐天「ほうほう、今日の最愛ちゃんのパンツは無地ですかー」ニヤニヤ

絹旗「ちょっと!人のパンツチェックするの超やめてください!!」

浜面「くそう、俺はスキルアウトを束ねていた組織のリーダーなんだぞ・・・・」

麦野「そうなんだ、それで?」

浜面「くっ・・・」

フレンダ「浜面、このサバ缶あっためてきて、ついでに白いご飯を私と佐天の分用意ね」

浜面「わかったよ・・・そこのコンビニであたためてもらってくる」

佐天「うりうり浜面、最愛ちゃんのパンツは無地だよー?」ピラッ

浜面「何?」チラッ

絹旗「ぎゃああああ何見てるんですか超浜面のくせにいいい!!!」ドスッ

浜面「ぐえっ!!」

初春「最愛ちゃんはすっかりパンツキャラになっちゃいましたね」

滝壺「ぐーすかぴー」

フレンダ「浜面、さっさと行ってこい」

浜面「て、てめえら・・・・・」

浜面「人をほいほいパシリに使いやがっててめえらは何様なんだ!!それにちょっとは常識を」佐天「うるせえ!!」ブン

浜面「がはっ!!」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:42:52.25 ID:Jpt0HgIpo
佐天「どんなものにも下積みってものはあるんだ!だからつべこべいわずにサバをあたためてご飯と味噌汁を用意しなさい!」

浜面「はいいいい!!!」

フレンダ「味噌汁も?」

佐天「魚とご飯と味噌汁、あとは冷奴のひとつでもあれば完璧じゃない」

絹旗「なんかそれ超食べたくなりました」

初春「日本人らしいですよねー」

フレンダ「わかるわけよ」

麦野「あんたは日本人じゃないでしょ」

滝壺「こまけえこたあいいんだよ」

浜面「サバあっためてきましたあああ!!」佐天「暖めるだけで満足するかあああ!!」ブン

浜面「ぐへっ!!」

佐天「あたしらはごはんと味噌汁と漬物と冷奴とサバの定番の料理が食べたいんじゃああああ!!!」

浜面「すぐに作りますうううう!!!」

佐天「新鮮なサバを求めて市場まで行ってこいやあああ!!!」

浜面「はいいいい!!」

麦野「え?浜面のやつ市場まで行ったの?」

フレンダ「そうみたいね」

初春「えーっと、この時間だと市場はとっくに閉まってますね」

絹旗「超朝早いですからねー」

滝壺「めにゅーにあるよ、サバ定食」

佐天「え?マジで?」

滝壺「ほら」

絹旗「サバの塩焼きはもちろん」

フレンダ「ご飯と味噌汁に漬物と小鉢に煮物がついてる」

初春「単品で冷奴頼めばまさに理想どおりですね」

麦野「ねー、それシャケは無いの?」

滝壺「あるよ」

佐天「じゃあ頼んじゃおうか」

絹旗「当然ですね」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:43:22.92 ID:Jpt0HgIpo
ウェイトレス「お待たせいたしましたー」

初春「おいしそうですね」

滝壺「いいにおい」

フレンダ「待ちわびたわけよ」

佐天「では皆様、手をあわせてください」

麦野「え?やるの?」

佐天「やらないとでも?」

麦野「いや、恥ずかしくない?」

絹旗「まあいいじゃないですか」

初春「そうですよ、やりましょう」

滝壺「むぎの、ごはんに感謝するのは大事だよ?」

フレンダ「結局、食べ物を食べることで私たちは生きることができるってわけよ」

麦野「わ、わかったわよ、やればいいんでしょ?」

佐天「ではここはリーダーのむぎのんにお願いしましょう」

麦野「むぎのん言うな!」

滝壺「むぎのん、ご飯の時は静かにだよ」

絹旗「そうですよむぎのん」

麦野「あんたらまで言うんかい」

フレンダ「むぎのんはむぎのんなわけよ」

初春「みんなのむぎのんですからね」

麦野「まあ食事の前にあれこれ言うのもなんだから今はおいといてあげるわ、こほん」

麦野「それじゃあ手をあわせてください」

五人「「「はい」」」

麦野「いただきます」

五人「「「いただきます」」」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:44:20.20 ID:Jpt0HgIpo
滝壺「おいしかったね」

フレンダ「ごはんに味噌汁で満たされるなんて、やっぱり私は日本人なわけよ」

麦野「だからあんたは絶対違うでしょ」

カランカラン

浜面「サバもってきたぞおおおお!!!!」

初春「はい?」

浜面「弁当屋のヴェントさんにお願いして譲ってもらったんだ!サバフライだ!!」

絹旗「超空気読めない男、それが浜面ですね」

浜面「ごはんと味噌汁と漬物と冷奴ももちろん用意したぜ!!」

佐天「って言われても・・・」

麦野「あたしらここの定食食べ終わったばかりよ?」

浜面「なん・・・・だと・・・」

浜面「俺がせっかくあちこち駆けずり回って用意したものが・・・・」

浜面「お前らああ!!!俺が用意したサバやご飯が無駄になるじゃねえかあああ!!」

浜面「どれだけ人を馬鹿に」佐天「馬鹿野郎!!」ブン

浜面「がはっ!!」

佐天「無駄になるだと!?誰がいつ無駄にした!お前が食べるか誰かが持って帰って晩御飯にすればいいだけだろうが!」

浜面「た、たしかに・・・」佐天「それにだ!!」ブン

浜面「ぐふぇっ!」

佐天「ファミレスに他で用意した食べ物を持ち込むなど言語道断!!ファミレスのみなさんに謝りなさい!!」

浜面「ご、ごめんなさい・・・」佐天「そして!!」ブン

浜面「ごふっ!!」

佐天「最愛ちゃんがプリンを食べたがっている!!」

絹旗「え?それは超食べたいですけど」

滝壺「わたしもたべたい」

フレンダ「私も」

初春「もちろん私もです、むぎのんは?」

麦野「そうね、たまには食べようかしら」

佐天「と、言うわけだ!!人数分買ってこい!!」

浜面「わかりましたああああああ!!!!」

佐天「なんだかんだで今日もアイテムは平和だね」

初春「ですねー」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:44:46.50 ID:Jpt0HgIpo
佐天「いやー、私イギリスは始めてなんだよねー」

初春「私もです」

インデックス「おなかへったおなかへった」

上条「すまんインデックス、この機内食は有料なんだ・・・」

佐天「ふと思ったんですけど、イギリス清教に請求書回せばいいんじゃないですか?」

初春「あ、それいいですね」

上条「そんなことできるのか?」

佐天「できるかな?じゃねえ、やるんだよ」ニヤッ

上条「佐天さんまじぱねぇっす」

初春「すみませーん」

スチュワーデス「はい」

初春「っていうわけなんですけどお願いできますか?」

スチュワーデス「えっと、ちょっと待っててくださいね」

佐天「ふう、腕がなるぜ」ブンブン

上条「こらこら、素振りをしない」

スチュワーデス「お待たせいたしました、お客様の航空券を確認しましたところイギリス清教からのものと確認できましたので」

スチュワーデス「当機での費用はすべてイギリス清教に請求させていただきます」

インデックス「ってことは!」

初春「はい、好きなだけ食べてください」

インデックス「ビーフとチキンを5個ずつ持ってきてほしいんだよ!」

初春「私はビーフで!」

佐天「私も」

上条「俺も」

スチュワーデス「かしこまりました、少々お待ちください」

佐天「ちぇー、せっかく投げられると思ったのにー」

上条「おっかないこと言うんじゃありません」

インデックス「おにく!おにく!」

初春「よかったですね」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:45:20.00 ID:Jpt0HgIpo
テロリスト「くそっ、なんてタイミングが悪いんだ、せっかくキャンセルしたのにあの席に座るやつがいるなんて・・・」

初春「と、いいますと?」

テロリスト「この機を墜落させるためにあれこれと仕掛けを用意してたってのに・・・このままじゃせっかくの計画がパーだ」

佐天「それはそれは・・・じゃあどうすればいいですか?」

テロリスト「ここはあのツンツン頭がトイレかどこかに行くのをひたすら待つしかない・・・」

初春「地味ですねえ」

テロリスト「他にどうにかできるっていうのか?」

佐天「できますよ?」

テロリスト「何、どうすればいいんだ?」

佐天「まずは立ってください」

テロリスト「こうか?」佐天「ありがとう!!」ブン

テロリスト「があっ!!」

佐天「テロなんぞ起こすくらいなら演説かデモでもやってろってんじゃあああ!!!」

テロリスト「ぐっ・・・この・・・」佐天「遅い!!」ブン

テロリスト「うごっ!!」

佐天「さあ!今です上条さん!」

上条「おう!!」

バシャッ

テロリスト「あっちいいいいいいい!!!」ビタンビタン

初春「はい、そこで決め台詞です!」

上条「熱膨張って知ってるか?」キリッ

インデックス「決まったんだよ!!」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:46:04.92 ID:Jpt0HgIpo
テロリスト「がああああ!!!水!!水うううう!!」佐天「聞けよ!!」ブン

テロリスト「うがあああああ!!!」

佐天「せっかく出番の少ない上条さんが勇気を振り絞ってグツグツのコーヒーだか紅茶だかをぶっかけたんだから」

佐天「ちゃんと聞かないと上条さんが泣いちゃうでしょうが!!」

テロリスト「き、聞く!!聞くから!!早く冷やしてくれ!!!」

初春「しょうがないですね」チョロチョロ

インデックス「とうまの見せ場だからちゃんと聞くんだよ?」

テロリスト「はぁ・・・はぁ・・・・くっ、完全に火傷になっちまったか・・・」

佐天「それじゃあ上条さん、お願いします!」

上条「おう、こほん」

上条「熱膨張って知ってるか?」キリッ

テロリスト「え?」

上条「・・・・・」

テロリスト「・・・・」

上条「ぐすっ」

テロリスト「え」佐天「こらっ!」ブン

テロリスト「がはっ!!」

佐天「上条さん泣いちゃったでしょ!?せっかくがんばったのにこんなことしたらだめじゃない!!」

テロリスト「はい、すみませんでした」

佐天「あんたみたいないい加減なことをするやつは性根を鍛えるためにきこりになりなさい!!」

テロリスト「わかりました!山の男になります!」

佐天「でもその前にちゃんと病院で治療するのよ?」

テロリスト「敵にここまで気遣いができるなんて・・・なんてやさしい人なんだ・・・」

インデックス「さすがるいこなんだよ」

初春「慈悲深さは世界でも三本の指に入りますからね」

佐天「ほら、上条さん、もう泣かないで」

上条「ありがとう佐天さん・・・」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:46:32.76 ID:Jpt0HgIpo
イギリス

初春「わあ、ここがイギリスですか」

佐天「なんかさむいね」

インデックス「上着持ってくればよかったかも」

上条「そうだな、それに予定より遅れて到着してるわけだから急いだほうがいいかもな」

神裂「お待ちしてました、さあ、すぐに宮殿に向かいましょう」

初春「宮殿・・・」

佐天「女王がお待ちです、っていうんじゃないよね?」

神裂「いえ、そのとおりですよ?」

インデックス「なんてこった・・」

上条「俺たちどうなるんだろうな」

エリザード「待っていたぞ」佐天「そおい!」

リメエア「えっ」佐天「そおい!!」

キャーリサ「ちょ」 佐天「そおい!!」

ヴィリアン「あ」佐天「そおい!!」

「「「ひでぶっ!!」」」

佐天「なんじゃイギリスの飯のまずさはああああ!!!あんたらはもっと食べ物をおいしく食べる努力をしなさい!!」

佐天「おいしく食べる努力をしなかったら食べ物に失礼でしょうがあああ!!!」

「「「はい!!」」」

佐天「それじゃあ一人ずつ今後の改善点を言いなさい!!そこのあなたから!」

キャーリサ「はい!まずは今起こしている混乱をさらに広げ、さっさとクーデターを成功させてこの国の実権を握り・・・はっ!!」

神裂「おまえが犯人かああああああ!!!!」

キャーリサ「なんでバレたし!!」

初春「この佐天さんはとっくの昔にお見通しってことですよ!!」

佐天「そ、そのとおりだぜ!!」

佐天(まったくの偶然だけどな!!)
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:47:02.40 ID:Jpt0HgIpo
キャーリサ「だがバレたくらいでこの私を止めること」佐天「まだわからねえのかあ!!!」ブン

キャーリサ「あべしっ!!」

佐天「クーデターなんぞ起こさなくてもイギリス国民はやる時はやるんだよ!アラン・シアラーのようになあ!!」

キャーリサ「アラン・シアラー・・・」

佐天「だから古き良きイングランドのセンターフォワードを見習えって言ってるんだ!とっくに引退してるがな!!」

キャーリサ「そうだな、私も泥臭く体を張ってがんばってやるし・・・」

エリザード「いい話だなー」

ヴィリアン「感動しました」

リメエア「これでイギリスも安泰ね」

インデックス「さすがるいこなんだよ!」

上条「まじぱねぇっす!!」

初春「さ、学園都市の技術で保存して持ってきたおいしい蕎麦をみんなで食べましょう」

エリザード「うまいな、この蕎麦」ズルズル

キャーリサ「ほんと、うちのシェフにしたいくらいだし」ズルズル

リメエア「かなりの腕前ね」ズルズル

初春「すごい光景ですね」

佐天「ドレスを着て蕎麦をすする英国王室・・・江戸っ子だねえ」

インデックス「江戸っ子って言いたいだけかも」

佐天「まあそうなんだけどさ」

上条「これってアックアの蕎麦屋のやつか?」

初春「そうですよ、本名はウィリアム=オルウェルって言うみたいですね」

ヴィリアン「えっ!?」

佐天「初春なんでそんなこと知ってるのさ」

初春「お店のHPに書いてありますよ?」

上条「本当だ、なんかフランクなブログもやってるんだな」

インデックス「和むんだよ」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:47:28.22 ID:Jpt0HgIpo
ヴィリアン「ウィリアム・・・こんなところにいたなんて・・・」

初春「知り合いですか?」

ヴィリアン「私の・・・恩人です・・・」

上条「ってこたあ佐天さん」

佐天「うむ、恋のにおいがするねえ」

インデックス「行ってあげるといいんだよ」

エリザード「身分が」佐天「せいっ!」ブン

エリザード「ごふぉっ!!」

佐天「黙って蕎麦を手繰ってろ!!」

初春「蕎麦を手繰る、江戸っ子な表現ですね」

インデックス「るいこは江戸っ子なの?」

初春「わかりません、とりあえず私の出身は西葛西なので私はギリギリ江戸っ子だと思います」

ヴィリアン「私はずっとウィリアムを探し続けていたんです」

初春「彼は学園都市で一人で蕎麦屋を切り盛りしています」

ヴィリアン「ですが私なんかが」佐天「めそめそするんじゃねえ!!」ブン

ヴィリアン「がはっ!!」

佐天「行ってあげな娘さん、なあにうまくいかなくたっていいじゃねえか、若い男女にゃ勢いが大事ってもんだ」

ヴィリアン「佐天さん・・・私、行きます!!」

上条「それでこそだぜ!」

インデックス「応援してるんだよ!!」

キャーリサ「妹に先を越されることになるとは・・・」

リメエア「まあこの年齢で独身でいる我々が悪いのだ、あきらめろ」

初春「ふーむ」

佐天「どうしたのさ初春」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:47:54.62 ID:Jpt0HgIpo
初春「上条さん」

上条「はい」

初春「逆玉とかどうですか?」

上条「と、いいますと?」

初春「ぶっちゃけそこの二人のうちどちらかを手篭めにしてしまえば?」

上条「なんですと!!」

神裂「ちょっと待ちなさい、この私がいながらこんな年増どもにげふんげふん」

キャーリサ「おいこら」

リメエア「ここがどこかわかってて言って」佐天「TOSHIMA!!」ブン

リメエア「ぐはっ!!」

キャーリサ「そう何度も」佐天「無駄!」ブン

キャーリサ「ぐえっ!!」

佐天「つべこべ言わずに上条さんとデートしなさい!!」

キャーリサ「はい!!やらせていただきます!!」

リメエア「マジ楽しみっす!!」

初春「デートですか?」

佐天「うむ、こやつらは男を求めることを忘れておる、だから若い男と触れ合うことで消えかけた火が滾るというもの」

上条「いやまあたしかに美人だけどさあ、いいのか?」

インデックス「デートくらいなら問題ないかも」

神裂「ただでさえオルソラとしていることも不満だというのにこれ以上」上条「ごめんな」ナデナデ

神裂「ひゃっ!」ビクン

上条「また後でたっぷりとかわいがってやるって」ナデナデ

神裂「きょ、今日は寝かせませんからね ////////」

上条「ああ、まかせてくれ」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:48:29.23 ID:Jpt0HgIpo
テッラ「ふぅ・・・ここがイギリスですか、薄暗くって陰気なところですねー」

フィアンマ「ヴェントとアックアは行方不明、残った俺たちだけでもやるしかないだろう」

テッラ「では、まずは」

フィアンマ「禁書目録を操る鍵をただかねえとな」

佐天「ほう、面白いことをいう連中だな」

初春「そんなあやしげなことはこの佐天さんが許しません!」

テッラ「誰ですか」佐天「せいっ!!」ブン

テッラ「ごぶぁっ!!」

フィアンマ「テッラ」佐天「とうっ!!」ブン

フィアンマ「ぐはっ!!」

佐天「あなたたちの目的なんて知ったことじゃありません!!あなたたちはこのイギリスでうなぎの蒲焼を極めなさい!!」

テッラ「はいいいい!!!」

フィアンマ「ばっさばっささばきますううううう!!!」

初春「ウナギゼリー・・・よくもうなぎをあんな風に・・・・おのれ魔術師」

テッラ「まずはうなぎに釘を刺すところから修行ですねー」

テッラ「くっ、ぬるぬるしてつかみづらいですねー」

初春「コツをつかむまで何度も練習あるのみです」

テッラ「負けないのですねー」

フィアンマ「ごほっごほっ、炭火ってのは手間がかかるな」

佐天「だけど炭で焼いてこそのうなぎです、これを怠るとおいしいうなぎは焼けません」

フィアンマ「これ煙出すぎじゃないのか?」

佐天「いいんですよ、うなぎは煙を食べさせるって言うくらいですからね」

フィアンマ「そういうもんか?」

佐天「それじゃあ初春、あたしたちはタレを作ろうか」

初春「はい!」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:48:57.38 ID:Jpt0HgIpo
ジュウ

フィアンマ「なんか香ばしいというか・・・いいにおいだな」

佐天「これぞ日本の心です」

テッラ「すごい油ですねー」

初春「それがうなぎの特徴ですからね」

インデックス「試作品の味見に来たんだよ!」

上条「ただで食えるからって元気だなインデックスは」

神裂「お、お邪魔します」モジモジ

佐天「待ってましたー」

初春「たくさん食べてスタミナをつけてくださいね」ボソ

神裂「は、はい ///////」

上条「今日は母乳がたくさん出るかもなー」

神裂「そ、そのようなことをここで言わないでください!!」

建宮「じゃまするのよな」

テッラ「邪魔するのなら帰ってほしいですねー」

建宮「そうか、じゃあ帰るのよな」

フィアンマ「塩まいとこうぜ」パッ

初春「日本人らしくなってきましたねー」

佐天「これもうなぎのおかげだよね」

インデックス「おいしいんだよ!!」ガツガツ

上条「本当だ、いい焼き加減だな」モグモグ

神裂「うなぎは血に毒がありますから生で食べられません、ゆえに焼きすぎないようにするのがコツですね」モグモグ

テッラ「ためになりますねー」

フィアンマ「と、いうことは生で出したらとんでもないことになるってことだな、気をつけよう」

建宮「ちょっと待つのよなああああ」佐天「部外者はひっこんでろ!!」ブン

建宮「ごあっ!!」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:49:24.04 ID:Jpt0HgIpo
佐天「何ですかその頭は!かいわれ大根やもやしをそだてられそうじゃないですか!!」

建宮「な、なにをわけのわからないことを」佐天「口答えするんじゃねえ!!」ブン

建宮「ぐえっ!!」

佐天「まだ開店してない店に上がりこむなんてどこの非常識だ!!てめえは阪神優勝で盛り上がってる宴会にひっそりと紛れ込んで」

佐天「ただ飯にありつこうとするやつと同じ神経をしているのか!?」

建宮「ち、ちがうのよな、うなぎのにおいに誘われただけ」佐天「なら」ブン

建宮「ごふっ!!」

佐天「ちゃんといただきますを言うんですよ!!」

建宮「も、もちろんなのよな・・・」ヨロヨロ

佐天「うむ、入ってよし」

神裂「あれ?建宮?」

建宮「女教皇様!」

上条「知り合いか?」ナデナデ

神裂「そ、そうですけど・・その・・・」 上条「ん?」ナデナデ

神裂「おしりをなでるのをやめてください ////////」ボソ

神裂「こほん、久しぶりですね建宮」

建宮「このような形でお会いするとは思ってもみませんでした」

上条「まあよくわかんねーから二人にしておくか」

佐天「どう見ても上司と部下って感じですし」

初春「母乳目当てじゃなさそうですね」

インデックス「うなぎおいしいんだよ」ガツガツ

テッラ「蒲焼でいいのですかねー」

フィアンマ「いいんじゃないか?どうせ試作なんだからな」

テッラ「そうですねー」

建宮「われら天草式もシスターオルソラを迎え入れようとしたらいつの間にか出家されて肩透かし」

建宮「ビアージオが動き出すという情報をつかんで現地に赴いてみればビアージオなんていなかった始末」

建宮「気がついたらイギリス清教の傘下におさまっている次第です」

神裂「・・・いいではありませんか、それで誰も傷つくことなく、また傷つけていないのですから」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:49:59.30 ID:Jpt0HgIpo
佐天「どうやら私たちが天草式の活躍の場を奪ってしまったみたいだね」

初春「そうなんですか?」

佐天「まあでもいいか、それで誰かが困るわけじゃないし」

上条「そうだな、俺も神裂とオルソラを愛してるし誰も困ってないよな」

初春「っていうか手篭めにしましたよね?」

上条「う゛っ!」

佐天「女の敵ですね」

初春「と、いうことは皇女二人も・・・」

上条「ないないない、それは無いって誓う!」

初春「本当ですか?」

佐天「信用できないよねー」

上条「一応来週別々にデートすることは決まったんだけどさ、神裂がそれに大して怒っててさ」

初春「ほう、軽く修羅場になっていると」

佐天「あの刀でぶっすりと・・・」

上条「やめてくれ、マジでシャレにならねえ」

初春「神裂さん的にはオルソラさんも納得してないと?」

上条「ギリギリ許してもらってる感じだな、ほら、二人とも十字教だろ?」

佐天「なるほど、大変ですねえ」

上条「いや、そもそも佐天さんがすくい投げの後にふたりのおっぱいを揉むからこんなことに」

佐天「まあ確かに神裂さんのおっぱいから母乳が出るようになったのはあたしのせいですけど・・・」

初春「実際に手篭めにしたのは上条さんじゃないですか」

上条「くっ、あの状態で我慢なんてできるわけ」佐天「そおい!!」ブン

上条「ぐえっ!!」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:50:28.83 ID:Jpt0HgIpo
佐天「言い訳してるんじゃねえ!自分でやったことだろうが!!」

上条「は!はいいいい!!」

佐天「ちゃんと避妊はしてるんだろうなあ!?」

上条「・・・・・」佐天「してねえのか!!」ブン

上条「ごはっ!!」

佐天「手篭めにしてヤりたい放題してきた挙句に責任を果たさないつもりかこの最低男おおお!!!」

上条「いえ!そういう」佐天「まだ話は終わってねえ!!」ブン

上条「がっ!!」

佐天「ところかまわず発情しやがって!TPOをわきまえろってんだ!!」

上条「は、はい」佐天「声がちいせえ!!」ブン

上条「あっ!! がぁ・・」

佐天「ハーレムなんぞ目指そうとする考えなんぞ持つんじゃねえ!!ヤっちまったもんはしょうがねえから」

佐天「二人を幸せにするんだぞ!!」

上条「わかりましたあああ!!!全身全霊をもって幸せにしますううう!!!」

初春「これ以上増えたら死人が出ますもんねー」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:50:56.59 ID:Jpt0HgIpo
数日後

テッラ「出汁の味を見てほしいのですねー」

佐天「ん」ズッ

佐天「合格だ、よくがんばったな」

テッラ「うれしいのですねー、がんばったかいがありましたねー」

初春「こっちのうなぎも焼き加減といいタレの具合といいばっちりですよ」

フィアンマ「当然だ、天才の俺様が努力したんだからな」

佐天「ふふ、お前が寝る間を惜しんで秋刀魚で焼き加減の練習をしていたのをあたしは知っているぞ?」

フィアンマ「本当です」佐天「夜中においしそうなにおいを漂わせるんじゃねえ!!」ブン

フィアンマ「うごぁ!!」

佐天「夜中に食べると太るから食べられないのにどんな拷問だと思ってる!!」

フィアンマ「はいいいい!!気をつけますうううう!!!」

佐天「だが努力は認める!がんばったなフィアンマ!!テッラ!!」

フィアンマ「はい!!」

テッラ「はい!!」

上条「と、いうわけでデートが終わったわけですが」

神裂「・・・・」ジー

オルソラ「・・・・」ジー

上条「手をつなぐ異常のことはしておりません」

神裂「本当ですか?」

オルソラ「信じてよろしいのでございますね?」

上条「もちろんです!うそはつきません!」

初春「では、VTRで見てみましょう」

上条「何ですと!?」

佐天「初春は風紀委員だからな!!」

上条「くそっ、風紀委員ならしょうがねえな・・・」

神裂「風紀委員ですもの」

オルソラ「風紀委員でございますもの」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/16(日) 20:55:20.12 ID:Jpt0HgIpo
こんな感じで無茶苦茶な佐天さんと初春が無双する展開です

上条さんの嫁はねーちん(母乳)とオルソラに決定しました、どうしてこうなったかはわからないけど異論は認めません

ぶん投げてほしい人がいるそこのあなた!佐天さんがあなたもろともすくい投げでぶん投げてくれます

また明日、今度はあなたが佐天さんにぶん投げられるかもしれません
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/16(日) 20:56:41.77 ID:PpFV+IOL0
ねーちんとオルソラならゆるす

時に>>1
SAZの同人誌好き?
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/16(日) 21:01:05.89 ID:qC6rIb340

エイワスをぶん投げてみてほすぃ
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/16(日) 21:20:11.23 ID:3nRJOOx7o
アレイスターを今までみたいに無理ない展開でぶん投げたらすごい
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/16(日) 23:22:01.88 ID:PakVoud30
国会議員全員投げてくれ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/17(月) 05:16:24.72 ID:ItINCXMDO
愛は地球をすくい投げ
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/17(月) 09:35:01.46 ID:QRJoQ7T/o
シンプルで面白かった
仕事の合間にさっくり読みたいSS
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/17(月) 09:41:37.89 ID:v2LT3CiIo
なんだまたやるのか
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/17(月) 13:02:19.85 ID:OziyTvE6o
佐天「と、いうわけでデートの様子をVTRで振り返ってみたわけですが」

初春「見事に何もありませんでしたね」

神裂「ラッキースケベすら無いなんてこれほど見ごたえの無いものはありませんね」

オルソラ「拍子抜けでございます」

上条「どうですか?俺の潔白が証明されたでしょう?」佐天「よくやった!」ブン

上条「ごぶぁ!!」

佐天「この気持ちを忘れずにこれからもこの二人を愛するんだぞ!!」

上条「はい!!」

初春(高校生からしたら30前後はババアですもんね、そりゃ何もありませんよ)

神裂「これがけじめのすくい投げ・・・」

オルソラ「お見事でございます」

上条「神裂、オルソラ、これからもよろしくな」

神裂「はい!」

オルソラ「もちろんでございます!」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/17(月) 13:20:42.17 ID:OziyTvE6o
キャーリサ「はー、若い男といると逆にみじめになってなんだか悲しかったし・・・」

リメエア「言うな妹、姉は今でも涙をこらえているのよ」

初春「がっ、だれでもいいというわけではない」

佐天「それがつらいところですね」

キャーリサ「RUIKO!」

リメエア「UIHARU!」

初春「そうさ、UIHARUさ」

佐天「そしてあたしはRUIKO」

キャーリサ「・・・・若いってうらやましい」

リメエア「・・・ほんと」佐天「BBA!!」ブン

リメエア「ぐはっ!!」

キャーリサ「まて」佐天「待たん!」ブン

キャーリサ「ごふっ!!」

佐天「あきらめるんじゃねえ!惨めな思いをしたというのならどうすればこの現状から脱却できるかを考えろ!!」

リメエア「はい!!」

キャーリサ「わかりましたし!!」

佐天「今に絶望しているのなら未来を幸せにすることを考えろ!そして行動しろ!!」

リメエア「やってやります!」

キャーリサ「YEA!!」

佐天「いい面構えになったな」

初春「さすが佐天さんです」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/17(月) 13:47:15.09 ID:OziyTvE6o
エリザード「娘たちが活発になったか・・・まあ悪くはないのだが・・・」

初春「と、いいますと?」

エリザード「この国なくてはならん娘達だからな、親馬鹿かもしれんが三人共この国にとどまって国内を治めてほしいと思うのだ」

佐天「なるほど、政治って難しいですね」

エリザード「まずは馬鹿次女が起こした事件のおかげでフランスとの関係に亀裂が入った・・・それをなんとかせなばな」

初春「え?そこですか?」

エリザード「ん?」佐天「あほかああ!!」ブン

エリザード「ばばっ!!」

佐天「飯のまずさをなんとかしろと言っただろうがあああああ!!!」

エリザード「はいいいい!!!EUの力を借りてなんとかしますううう!!」佐天「生ぬるい!」ブン

エリザード「ぶごっ!!」

佐天「世界の美食を極める美食倶楽部を設立しろやあああ!!」

エリザード「ただちにいいいい1!!」

初春「究極と至高が馴れ合いになってはいけませんよ?」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/17(月) 13:58:59.94 ID:OziyTvE6o
短いけどこんなもんで、また夜にやります
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/09/17(月) 14:49:47.75 ID:j4EhliLAO
乙なんだよ
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/17(月) 22:57:01.59 ID:OziyTvE6o
五和「はあ、いつの間にかイギリス暮らしですか・・・」

佐天「ご飯がおいしくないですよねー」

五和「そうなんですよ・・って、誰ですか?」

佐天「通りすがりの中学生、佐天です」

初春「そして私は初春です」

五和「私は五和って言います、よろしくおねがいしますね」

初春「お姉さん、お悩みですか?」

五和「うん、ちょっと色々あってこの先どうなるんだろうって不安がでてきましてね?」

初春「なるほど、イギリスとう慣れない土地でやっていくことは日本で暮らすよりも先が見えませんからね」

五和「一応お仕事はしてるんだけど、なんていうか・・・うまくいかないんですよ」

五和(っていうか私たちの活躍の場が何者かに奪われてるような気がしてならないんですけど・・・)

佐天「そうですか、不安ですよね」

五和「ええ、昨晩も仲間と軽くヤケ酒」佐天「どうみても未成年だろうが!!」ブン

五和「ぐふっ!!」

佐天「お前はいけない子じゃあああああ!!!」

五和「はいいいい!!!いけない子ですうううう!!!」

佐天「そんな子は無免許でバイクを乗り回せばいいんじゃあああ!!!」

五和「免許もってますううう!!!」佐天「ZA・KE・N・NA!!」ブン

五和「がはっ!!」

佐天「そんなところだけルール守ってるんじゃねえええ!!!」

五和「すみませえええんん!!悪い子になりきれませええええん!!!」

佐天「ならしょうがねえ!恋をしちゃおうZE!!」

五和「はいいいい!!!恋をしちゃいますうううう!!!」

初春「ご飯がまずいイギリスでのラブロマンス、さあどうなる!!」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/17(月) 23:22:31.09 ID:OziyTvE6o
佐天「フィアンマ!!テッラ!!」

フィアンマ「はいっ!!」

テッラ「およびとあらば即参上!」佐天「ブライガー!!」ブン

テッラ「ごはっ!!」

佐天「かっこいいだろうがあああ!!!」

テッラ「そうですよねええええ!!!」

初春「こほん、佐天さん、とりあえずこの娘さんを」

佐天「おお、そうであった、五和、こちらはイギリスで日本風うなぎ料理を始めることになったフィアンマとテッラだ」

五和「え?もしかしてローマ正教の ”神の右席” 左方のテッラと右方のフィアンマでは・・・」

フィアンマ「そうだ」

テッラ「私たちの名前を知っているということはあなたもこちら側の人間なのですねー」

五和「ええ、私は天草式の」佐天「あたしにわからない話をするんじゃねえ!!」ブン

五和「ぐっ!!」

佐天「お前らもじゃあ!!」ブン

フィアンマ「ごぶっ!!」

佐天「はあっ!!」ブン

テッラ「うげっ!!」

佐天「わかりやすく説明しろおおお!!」

五和「はいいいい!!」

フィアンマ「産業でえええええ!!!」

テッラ「やってみせますねええええ!!!」

初春「相手がわからない話題で会話してもしらけるだけですから気をつけてくださいね」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/17(月) 23:32:18.62 ID:OziyTvE6o
フィアンマ「と、いうわけです」

テッラ「あっしらは元秘密組織の一員・・・」

五和「裏では血みどろの抗争を繰り広げてきました・・・」

佐天「そうかい、そうだったのかい・・・」

フィアンマ「御頭!!ですがあっしらは!!」佐天「わかっている!!」ブン

フィアンマ「ぐあっ!!」

佐天「おめえらが以前どんなことをやっていたかはあたしにとっちゃどうでもいいことさ」

フィアンマ「御頭・・・」

テッラ「御頭・・・」

五和「御頭様・・・」

佐天「これからはお天道様の下を堂々と歩けるように励むんだぞ?」

フィアンマ「へい!」

テッラ「合点ですねー!」

五和「承知!」

初春「軽く時代劇みたいになっちゃいましたね」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/17(月) 23:53:18.47 ID:OziyTvE6o
初春「で、佐天の御頭」

佐天「うむ、フィアンマ、テッラ、この娘さんもいい年頃だ、だれぞいい相手はおらんものかな?」

五和「えと、えと、槍さばきと料理にはいささか覚えがあります」

フィアンマ「なかなか気立てのよいお嬢さんですな」

テッラ「このお嬢さんなら引く手あまたでしょうな」

佐天「ほう」

フィアンマ「ですが日本人というのが少々・・・」

佐天「ってえと?」

テッラ「へい、欧米にはレイシストっていうふざけた価値観を持つ輩も少なくありませんねー」

佐天「なるほど、難しい問題よのう・・・」

初春「かといって日本人を探すのも・・・」

佐天「うむ、それなら日本へ戻すのが一番よいであろうな」

フィアンマ「そうだ、マンチェスターのうどん屋、KAGAWAはどうでしょう?」

佐天「何?KAGAWAとな?」

テッラ「へい、新しくできた店ではありますが主人も中々できた男でして・・・」

佐天「ふうむ、なら、一度足を運んでみるか」

初春「お供します」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 00:00:42.80 ID:XUZ0K57Do
佐天「こらこら、そちは共よりうどんが目当てであろうが」

初春「おや、見破られておりましたか、さすがは御頭」

フィアンマ「ははは」

テッラ「ははは」

五和「ははは」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 00:20:29.82 ID:XUZ0K57Do
初春「翌日、私と御頭はマンチェスターのうどん屋KAGAWAへと足を運んだ」

初春「ここのうどんは腰が強く、そのまま飲み込むにはつらいものがあったが英国人を相手にするだけあって麺は短く少し細めで」

初春「大き目のフォークでくるりと巻けるようにきちんと工夫を施しており」

初春「うどんを運ぶ際にはよく噛んで食べるようにという一言も忘れないため英国人からも支持を得て繁盛している店であった」

初春「英国人向けにしょうゆをある程度抑え出汁のうまみを存分に利かせた汁はまた格別で」

初春「夏は冷たく、冬はうどんも汁も暖かくして提供する気配りをする粋な店であった」



佐天「うまいな」

初春「ええ、我々が日本人と知って箸を用意して麺も長めにしてくれるところが憎いじゃないですか」

佐天「ああ、おかげでこのように」ズッズッ

初春「すすれるというものですよね」ズッズッ

佐天「ここが英国であることを忘れてしまうな」

初春「欧米ではマナー違反のようですがね」

佐天「ああ、だが今日くらいはこのうどんを堪能させてもらうか」

初春「ですね」

佐天「さて、ここの主人はどのような人物だ?」

初春「は、フィアンマの調べでは店を出したのは二ヶ月ほど前、その前はドイツのドルトムントで同じくうどん屋をやっていたそうです」

佐天「ほう、ドルトムントでか」

初春「商いは大成功、この辺の有力者に是非と乞われてここに店を出すことにしたそうです」

佐天「ふむ、人物に間違いはなさそうだが・・・もう少し調べたほうがいいだろうな」

初春「は、早速フィアンマとテッラにこの店を見晴らせ、それとなく探るように言いつけます」

佐天「うむ」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 00:24:29.72 ID:XUZ0K57Do
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

突然ですがここでうどん屋の主人を誰にするか募集したいと思います

今までの流れを切りたくないのでまだ登場してないキャラでお願いしますね

この人がうどん屋の主人だったらいいなって人を一人一票で投票してください

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂することでしょう
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/18(火) 00:46:45.14 ID:C0FPhzEpo
駒場
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/18(火) 01:22:20.74 ID:eu3QbT6co
鬼平じゃねえかwww
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/18(火) 07:35:09.15 ID:i3nGuLwB0
土御門元春
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/09/18(火) 09:19:46.31 ID:bQs49+qAO
ジーンズ屋の店主
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/18(火) 11:01:11.06 ID:lz2ZPJaDO
これレベルが高い関係なしにサテンさんの肉体が凄い
化け物能力を発動する前に投げてるもんな


たまには木山先生のことも思い出してあげて
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/18(火) 13:31:26.84 ID:InqHtbZIO
レベルをあげて物理で投げる
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/18(火) 17:42:24.34 ID:9LbIkD9SO
びょーりんを是非
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/18(火) 18:02:01.06 ID:cInuBEfh0
上条父
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/18(火) 18:15:49.88 ID:c9JSWJvoo
この雰囲気ええわ
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 19:51:08.82 ID:XUZ0K57Do
病理「お茶のおかわりいかがですか?」

佐天「いただこう」

初春「私もです」

病理「うどんのお味はいかがでしたか?」

佐天「いや、これだけのものは日本にもそう見当たらぬな」

初春「ほどよい腰の強さと何より汁がすばらしい」

病理「そうでしたか、旦那も喜びますよ」

佐天「ここの旦那とはずっと一緒に?」

病理「いいえ、旦那がイギリスに来た時にたまたま知り合って働かせてもらってます」

初春「ほう、それはよかったですね」

病理「ええ、儲かってるお店で働いていれば食べるのには困りませんからね」

佐天「それは言えてるな」ハハハ

駒場「木原さん、次が茹で上がるぞ」

病理「おっといけない、それではごゆっくり」

佐天「と、行きたいが混雑してきたな」

初春「我々もそろそろ出ましょうか」

病理「ごめんなさいよ、日本の方だったからちょっと話しちゃってね」

駒場「なに、少しくらいならかまわんが、うどんは待ってくれないのでな」

病理「そうね、茹で上がるの二分待ってなんて言えたら少しは楽になるのにね」

駒場「それなら一瞬で茹で上がってくれるほうがありがたいな」

病理「ははは、それが一番ね」

駒場「さ、おろしがあがった。運んでくれ」

病理「あいよ」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 19:57:41.01 ID:XUZ0K57Do
刀夜「いや、これはうまいぞ」ズッズッ

佐天「我々以外にも日本人がいるようだな」

初春「これだけうまくてしかもうどんとくれば日本人なら飛びつかずにはいられないでしょうな」

刀夜「すみませーん!おかわりをください!」

病理「はいはい、いまお持ちしますけど、量はいかがなさいますか?」

刀夜「大盛でお願いします」

病理「食べ切れますか?」

刀夜「もちろんですよ」

佐天「たいした食べっぷりだな」

初春「ええ、清清しいほどですな」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 20:07:55.31 ID:XUZ0K57Do
KAGAWA向かいジーンズショップ

店主「佐天の旦那」

佐天「うむ、奥を借りるぞ?」

店主「へい」

初春「アックアとテッラは?」

店主「すでにお待ちで」

佐天「いつもすまんな」

店主「いえ、佐天の旦那には世話になってますから」

初春「では、失礼して」

店主「そうだ、何かお飲みになりますか?」

佐天「ではせっかくだから冷やをな」

店主「へい、枝豆も茹で上がっております」

佐天「と、言うて自分が飲むために用意したのであろう?」

店主「恥ずかしながら・・・旦那にはすっかりお見通しで・・・」

初春「昼間からこれでは商売にもなるまい、居酒屋でも開いたらどうだ?」

店主「酔っ払いの相手はごめんでさあ」

佐天「ははは」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 20:29:47.94 ID:XUZ0K57Do
佐天「待たせたな」

アックア「御頭」

テッラ「初春様も」

初春「主人をちらりと見てはきましたが」

佐天「うむ、なかなか良さそうな男であったな」

アックア「そうでしたか」

テッラ「それだとうまくいきそうですねー」

佐天「だが素性も知れぬ男にいきなり引き合わせて不幸になられては困るでな」

アックア「は、私たちで調べてみたいと思います」

初春「頼みましたよ」

店主「お待たせいたしました、冷やと枝豆でございます」

アックア「お、待ってました」

店主「もちろんテッラの旦那にはワインを」

テッラ「助かりますねー」

佐天「うどんは小麦でできておるからな、食べ過ぎることのないようにな」

テッラ「おっと、それは約束できませんねー」

初春「言うと思いましたよ」

店主「さ、佐天の旦那、冷やを」佐天「ってこれは日本酒じゃねえか!!」ブン

店主「ごぶぁ!!」

佐天「あたしと初春は未成年だ!!そんなこともわからねえのかあああ!!」

店主「さーせんっしたああああ!!!勢いでついいいい!!!」佐天「KORA!!」ブン

店主「ぐふぇっ!!」

佐天「勢いで女子中学生に酒を飲ませるやつがどこにいる!!冷やと言えば冷えた麦茶だろうが!!」

店主「そうでしたああああ!!!佐天の旦那にとっては麦茶のことでしたあああ!!」

佐天「わかったらとっとと持ってこんかいいいい!!!」

店主「はいいいい!!!」

アックア「かぁー、日本酒ってのはうまいもんだな」

テッラ「ワインもおいしいのですねー」

初春「お酒は楽しくおいしく適量を、です。飲めない人に無理に薦めてはいけませんよ」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 20:46:16.58 ID:XUZ0K57Do
フィアンマ「では、ひとまずあっしらもKAGAWAの中で食事をしてみます」

佐天「うむ」

テッラ「楽しみですねー」グイッ

初春「飲みすぎると酔っ払いお断りになっちゃいますよ?」

テッラ「おっと、それはいけませんねー」

フィアンマ「その時は俺様が一人で楽しんできてやる」

テッラ「そうはいきませんねー」

佐天「こらこら、たしかにうどんは旨いがうどんだけが目当てでは困るぞ?」

フィアンマ「おっと」

テッラ「これはいけませんねー」

初春「二人は食事は?」

フィアンマ「もちろんまだですぜ」

佐天「ならちょうどよい、今食べてきてはどうだ」

テッラ「ではお言葉に甘えて」

フィアンマ「行ってまいります」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 20:54:21.98 ID:XUZ0K57Do
病理「いらっしゃいませー」

テッラ(こいつは・・・・)

病理「二名様ですね、こちらへどうぞー」

フィアンマ「さて、何にしようか・・・」

テッラ「・・・・」パチパチ

フィアンマ(テッラのやつが俺に目配せを・・・、こいつに何か心当たりがあるのか?)

フィアンマ「そうだな、ざるを二つくれ」

病理「かしこまりましたー」

テッラ「いい雰囲気なのですねー」パチパチ

フィアンマ(なるほど、一癖ある女ということか・・・こいつはちょっと面倒なことになりそうか?)

駒場「木原さん、そろそろ昼の分の麺が無くなりそうだ、暖簾をしまう準備をしてくれないか」

病理「あいよー」

フィアンマ「まだ一時を過ぎたばかりだぞ、もう麺が無いのか?」

病理「まだ何名かご案内できるんですけど、ギリギリまでやっちゃうと食べられなくなる方が出てくるんで早めに閉めちゃうんですよね」

テッラ「うれしい悲鳴というやつですねー」

駒場「ええ、ありがたいことです」

テッラ(もしかしたらこの男も・・・いや、この女の目的次第なのだから決め付けるのは早いですねー)

駒場「木原さん、ざる二つあがったよ」

病理「はいはい」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 21:08:43.97 ID:XUZ0K57Do
病理「お待ちどうさま」

フィアンマ(ほう、御頭と初春さんは箸で出されたと聞いていたが俺たちには他の客と同じようにフォークで出すか)

テッラ「では、早速いただきましょうか」

フィアンマ「ああ」

テッラ「・・・・」チュル

フィアンマ「・・・・」チュル

テッラ「これは・・・最高ですねー」

フィアンマ「ああ、これほどのUDONは食べたことがない」

駒場「喜んでいただけて何よりですよ」

土御門「いよーう!まだいいかい?」

病理「おや、土御門さん、ギリギリだよ」

フィアンマ「知り合いみてえだな」ヒソ

テッラ「ええ」ヒソ

土御門「そりゃよかったぜい、持ち帰りで三人分頼めるかい?」

病理「旦那、どうだい?」

駒場「あるよ」

病理「だってよ、よかったね土御門さん」

土御門「ここのはすぐなくなっちまうからにゃー、まだそこまで知れ渡ってないのが幸いだにゃー」

フィアンマ(持ち帰り!)

テッラ(そういうのもあるのか!)
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 21:14:25.72 ID:XUZ0K57Do
土御門「じゃあな、また来るぜい」

駒場「毎度ありがとうございます」

病理「どうもごひいきに」

フィアンマ「じゃあ俺は先に行ってるぞ?」ガタ

テッラ「ええ、私はもうひとつ、いえ、もう二ついただいてから合流しますねー」

フィアンマ「俺の勘定は一緒でいいかい?」

病理「ええ、かまいませんよ」

テッラ「ありがとうございます、ところでもうひとついただけますか?」

病理「旦那、あとどれだけあるんだい?」

駒場「五玉といったところだ」

病理「あいよ、じゃあざるもうひとつ」

駒場「わかった」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 21:19:18.94 ID:XUZ0K57Do
店外 路上

土御門「危ないところだったにゃー、売り切れるところだったぜい」

フィアンマ「・・・・・」

フィアンマ(テッラが怪しいとにらんだ女の知り合い・・・こいつもひょっとするかもしれないからな・・)

木山「フィアンマ」ヒソ

フィアンマ「姐さん・・・」

木山「・・・」クイ

木山(あいつを尾行してるのかい?)

土御門「き・つ・ね た・ぬ・き てんぷーら つ・き・み」

フィアンマ「・・・」コク

フィアンマ(ああ)

木山「・・・・」

フィアンマ「・・・・」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 21:41:32.60 ID:XUZ0K57Do
二時間後、ジーンズショップ

佐天「何!あの女は盗賊だと!?」

テッラ「はい、あの悪名高い木原の一族ですねー」

初春「御頭、木原といえば」

佐天「うむ、世界各地で畜生働きを繰り返す極悪非道の一味ではないか」

※畜生働き=押し込み先の人間を皆殺しにしたり火を放ち焼き払う等の行為を平気で行い盗みを繰り返すこと

佐天「それにしてもテッラ、よくあの女が木原の者だと気づいたな」

テッラ「はい、私は二年前に当時の木原一族の長、木原幻生から情報を買う際にあの女と接触しています」

テッラ「当時の私はモヒカンヘッドでレザーを着用し、メイクもしていなかったのものですから」

テッラ「あの女は今の私の姿を見ても全く気づくことはありませんでしたねー」

佐天「なるほど、モヒカンか」

テッラ「はい」佐天「見てえ!!」ブン

テッラ「ぐはっ!!」

佐天「ものすごく興味がでてきたぞおおお!!!この件が片付いたら見せてもらうからなあああ!!!」

テッラ「はいいいい!!!いくらでもおおおお!!!」

初春「イメチェンした人の過去をあさろうとするのはよくないことですよ、気をつけましょうね」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/18(火) 21:45:12.23 ID:XUZ0K57Do
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

ストーリーの雰囲気が変わってるような気がしますが元々雰囲気なんてあってないようなものです

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂することでしょう
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/18(火) 21:48:52.52 ID:YZeaTE8j0
孤独のグルメ笑た
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/18(火) 21:50:04.92 ID:2zf8ybKXo
正直この感じ大好き
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/18(火) 22:11:53.45 ID:RocflOCBo
これはひどい
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 16:37:48.01 ID:zqjDv0jTo
フィアンマ「御頭」

佐天「おお、フィアンマ」

フィアンマ「お、テッラも戻ってたか」

テッラ「ええ、あの女のことを御頭に話していたところですねー」

フィアンマ「そういやあの女は何者なんだ?」

テッラ「、フィアンマには言ってませんでしたがKAGAWAにいたあの女は畜生働き専門の木原一族の一人ですねー」

フィアンマ「なんだって?あいつが!?」

初春「それで、その女と知り合いとみられる男を尾行したとテッラから聞いてましたが?」

フィアンマ「はい、途中で木山の姐さんが協力してくれたおかげでうまく尾行することができました」

佐天「で、その男はどこへ?」

フィアンマ「ここから3kmほど離れたところにある空き家に入っていきました」

佐天「なるほど・・・」

初春「イギリスでは他人の家に勝手に住み着いてもそうそう簡単に追い出されることはありませんからね」

テッラ「追い出すには裁判をしなくてはなりませんからねー」

佐天「と、なるとその空き家が木原一族の盗人宿になっている可能性があるわけだな?」

フィアンマ「そこまではまだはっきりとしませんが、そのあたりで聞き込んだ様子ではあっしが尾行した男意外に」

フィアンマ「少なくとも二人目撃されています」

佐天「ふうむ・・・・しかし妙だな」

初春「と、いいますと?」

佐天「木原一族が狙うにしてはKAGAWAは小さすぎるのではないかと思うのだ」

テッラ「言われてみれば・・・そうですねー」

フィアンマ「確かに、あの店は繁盛はしていますがそこまで金を溜め込んでいるようには見えませんねー」

初春「では、木原一族の狙いは別にあると?」

佐天「その可能性が高いだろうな」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 17:02:29.92 ID:zqjDv0jTo
初春「そういえば店主はこのあたりの有力者に乞われてここに店を出したと聞きましたけど」

フィァンマ「と、なると木原一族の狙いはその有力者では?」

佐天「ありえん話ではない、が、それよりテッラ」

テッラ「はい」

佐天「店主はどのような男であったか?」

テッラ「へい、私もフィアンマもこの店のことはとても器量のよい独身の男がやっていると噂しか聞いたことがなかったのですが」

テッラ「これが噂以上の男でして・・・」

佐天「ほう」

初春「それは良いことではありますが、店主と木原一族につながりは無いのですか?」

テッラ「今のところは見当たりませんんねー」

佐天「ふうむ、ひょんなことから大物がかかったな」

フィアンマ「とりあえず木山の姐さんとの見張りは交代でやるとして」

テッラ「主人と木原一族につながりがあるかどうか調べなくてはなりませんねー」

佐天「頼んだぞ」

フィアンマ「はっ」

テッラ「はっ」

店主「佐天の旦那、麦茶が入りました」

佐天「うむ」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 17:15:05.10 ID:zqjDv0jTo
佐天「それで、まずは店主を誘った有力者が誰であるかということだ」

初春「それは私の方で調べましょう」

佐天「頼めるか?」

初春「任せてください」

フィアンマ「では、あっしらはこれで」

佐天「急がせてしまってすまんな」

テッラ「いえ、これもお役目なのですねー」

佐天「忙しくなりそうだな・・・」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 17:25:22.57 ID:zqjDv0jTo
木山「・・・・」

フィアンマ「よう、姐さん」

木山「フィアンマか」

フィアンマ「様子はどうでい?」

木山「聞き込み通りあそこにいるのは私たちが尾行した金髪でサングラスの男の他に身なりのいい青年、そしてサラシを巻き付けた女だけのようだ」

フィアンマ「そうか、ここは俺が代わるから少し休んでくれ」

木山「そうだな、お願いしよう」

フィアンマ「テッラが言うにはここにいるのはあの木原一族とつながりがあるんじゃないかってことだ」

木山「何、あの木原一族だと?」

フィアンマ「ああ、KAGAWAで働いてる女はあの木原一族の一人、その女と知り合いなのがここにいるサングラスの男だ」

木山「まさかそんなでかい獲物を相手にすることになるとはな・・・」

フィアンマ「ああ、腕がなるぜ」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/20(木) 17:36:04.33 ID:dBniwHbWo
鬼平犯科帳的ではある
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 18:01:14.82 ID:zqjDv0jTo
初春「御頭、KAGAWAの主人を招いた人物がわかりました」

佐天「何、誰だ?」

初春「イギリス清教の最大主教、 ローラ=スチュアートです」

佐天「なんと!!」

テッラ「御頭様」

佐天「おおテッラ」

テッラ「いつもの店主から連絡(つなぎ)が入りました、KAGAWAの店主は週に一度あの女と一緒に」

テッラ「イギリス清教にうどんを届けているようです」

佐天「ほう、だがあの店の繁盛ぶりをみるとそれも容易ではあるまい?」

テッラ「は、なので店を閉めた後に届けているようですねー」

佐天「と、いうことは・・・」

初春「週に一度とはいえ人目につきにくい夜にイギリス清教に出入りしているということになります」

佐天「ってこたあ木原の狙いはイギリス清教と見て間違いないな!!」

テッラ「はっ!!」

佐天「と、すればあの木原はうどんを届けた際に引き込み役として仲間を手引きするに違いあるまい」

佐天「それで、次にうどんをとどけるのはいつだ?」

テッラ「明日の夜のようですねー」佐天「よし!!」ブン

テッラ「ぶえっ!!」

佐天「出張るぞ!!」

テッラ「はいいいい!!!いつでもおおおお!!!」

初春「さあ!血湧き肉踊る展開ですよ!」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/09/20(木) 18:13:37.38 ID:DDeiVLzAO
なぜ投げたwwww
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 18:50:27.14 ID:zqjDv0jTo
翌日

木山「御頭、私とフィアンマが見張っていた空き家ですが」

佐天「動きはあったか?」

木山「いえ、特に人が出入りすることはありません」

佐天「と、なれば今夜に備えて休んでいるということも考えられるな」

木山「ただ、連中が確実に木原の仲間だと確定したわけではありませんので・・・」

佐天「なに、仲間でなくとも今宵動くことがなければそれでよい」

木山「それもそうですね」

佐天「木原の一味であれば一網打尽にすればよい、そうでなければまたじっくりと洗うまでよ」

木山「はっ!!」

佐天「それにしても、今日はちと暑いな」

木山「ええ、なので私もつい脱ぎだして」佐天「脱ぐな!!」ブン

木山「ぐはっ!!」

佐天「いまどきパンツ見せるくらいは余裕でやるからって過激なことやればいいってもんじゃねえだろうがあああ!!」

木山「はいいいい!!!ついううかりいいい!!!」佐天「はちべえ!!」ブン

木山「ぶごぁ!!」

佐天「お色気もやりすぎたら規制の対象になるだろうがあああ!!」

木山「そうでしたああああ!!!気をつけますううう!!」

初春「アニメのパンツで喜ぶのはかまいませんが、やりすぎにはやりすぎといえる意思を持ちましょうね」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 19:09:23.46 ID:zqjDv0jTo


駒場「では木原さん、行こうか」

病理「はい」


テッラ「予定通り動き出しましたねー」

店主「ああ、それじゃあ俺はイギリス清教に先回りしてくる」

テッラ「ええ、お願いします」

店主「相手が何人いるかわからないのが不安だなあ・・」

テッラ「何を弱気な事を、臆病風に吹かれたのなら帰ってもいいのですよ?」

店主「な、何言ってやがる!俺はただ面倒だと思っただけだ!」

テッラ「ま、そういうことにしておいてあげるのですねー」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 20:02:14.49 ID:zqjDv0jTo
土御門「さて、そろそろだぜい」

海原「やれやれ、やっとですか」

結標「もう、どれだけ待たせるつもりよ、体がなまっちゃうじゃない」


木山「やはりこちらも動き出したか」

フィアンマ「これでイギリス清教に向かえば文句無しだな」

木山「・・・最低イギリス清教に被害が出なければいい」

フィアンマ「そうなったら見せ場がなくなるじゃねえか」

木山「目立ちたがりは言うことが違うな」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 20:21:48.28 ID:zqjDv0jTo
佐天「そろそろか・・・」

初春「ええ、何度も経験してきたこととはいえ身震いがしますね」

佐天「今宵の粟田口国綱は血に濡れるやもしれぬな」

初春「相手は畜生働きで知れ渡る木原一族ですからな」

佐天「お、噂をすれば・・・」


駒場「ありがたいことだ、この地でうどんを打つことができるなんてな・・・」

病理「しかもイギリスきってのお偉いさんじゃないか、うまくいけばチェーン展開できるんじゃないのかい?」

駒場「いや、いくら収入が増えてもこのうどんの味を守れる人間を育てることができなければ意味がない」

病理「そうだねえ、看板を広げても泥を塗られちゃたまらないもんねえ」

駒場「ああ、それに今の俺は自分がうどんを打つだけで精一杯だ、弟子を育てられるような余裕は無い」

病理「ま、私は働いてご飯が食べられればそれでいいさ、イギリスのはどこもまずいけどね」

駒場「そう言うな、意外と新しい発見があるものだぞ?」

病理「そういうもんかねえ」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 20:38:21.19 ID:zqjDv0jTo
初春「来ましたね・・・」

テッラ「お待たせいたしました、御頭」

佐天「うむ、後はフィアンマ達が合流するか否かだ」

初春「それ次第で大きく変わりますね」

テッラ「他にも戦力がいるかもしれませんからねー」

佐天「さて、我々は裏口の方へまわるとするか」

初春「そうですね、もし正面突破をするつもりならフィアンマが知らせに来るでしょう」

五和「御頭様!!」

佐天「五和!なぜここに!」

五和「私もお役に立ちたいんです!!」

佐天「と、申してもなあ・・・」

初春「嫁入り前の女子がやることではありませんし・・・」

テッラ「まあいいではありませんか、この槍もなかなかのものですよ?」

五和「は、はい!!自慢の一品です!」

佐天「ふむ、室内で振り回すことも考えて短めにしているところもにくいな」

五和「足手まといにはなりません!ぜひ私も!!」

初春「・・・・仕方ありませんよね御頭?」

佐天「ああ、だが無理をしてはいかんぞ?」

五和「もちろんです!」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 20:58:11.68 ID:zqjDv0jTo
イギリス清教 裏口

結標「で、ここで待てばいいのよね?」

海原「そうは言ってもそんなに長くは待てませんがね」

土御門「なーに、時間まであと少しってところだにゃー、黙って待ってようぜ」


フィアンマ「御頭」

佐天「うむ」

木山「やはりつながっていると見て間違いないようです」

初春「これで少し安心しました」

テッラ「何がですか?」

初春「相手の人数がそれほど多くないってことですよ、この様子だと我々のほうが人数が多いじゃないですか」

テッラ「なるほど、それなら張り切っていけそうですねー」チラ

店主「おい、何で俺を見るんだ?」

テッラ「いえいえ、別に何でもありませんねー」

店主「ふん、あの人数なら本来は俺一人で片付けてやるんだぜ?」

フィアンマ「ほう?」

木山「それは頼もしいな」

初春「では先駆けをお願いしましょうかね」

店主「いえ、嘘です本当はあの人数相手でも怖いですマジで」

佐天「こら、遊んでいる暇は無さそうだぞ?」

五和「裏口のドアが開くみたいです」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 21:17:31.95 ID:zqjDv0jTo
ガチャ

病理「さ、今よ」

結標「待たせてくれるじゃない」佐天「待てい!!」ブン

結標「ぶごぁっ!!」

佐天「木山一族の者と見受ける!!おとなしくお縄につくがいい!!」

結標「ショタとの縄遊び大好物ですうううう!!!」佐天「SI・RU・KA」ブン

結標「ぐべっ!!」

佐天「そこでおねんねしてろおおお!!!」

結標「ねんねんころりいいいいいん!!」パタッ

佐天「まずは一人!!」

海原「げっ!!」

土御門「囲まれてるにゃー!!」

初春「もう逃げることはできませんよ!!」

海原「くっ、こうなったらアステカの秘術で」佐天「THE・けんな!!」ブン

海原「ごぼぉっ!!」

佐天「せっかく刀を用意してるんだからお前らも合わせろやあああ!!」

海原「はいいいいいい!!」

土御門「って言われても」佐天「NYAA!!」ブン

土御門「ごあっ!!」

佐天「どう見ても目立ってしょうがない槍を用意しているあの女の子のやる気をどうしてくれるうう!!」

五和「ぐすっ」

土御門「さーせんっしたああああ!!!今すぐコンビニに行ってきますううう!!」

初春「野球をやるっていうのにグローブを持ってこないとはどういうことか・・・つまりそういうことです」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/20(木) 21:19:34.16 ID:gbxI9BFSO
…『木山』一族だと…
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 21:23:59.59 ID:zqjDv0jTo
病理「くっ、このままでは・・・」テッラ「おっと、逃がしはしないのですねー」

病理(ちっ)

病理「あ、あの、人の気配を感じてあけただけなんです」フィアンマ「わかりやすい嘘をつくんじゃねえ!」

病理「え?私本当に」テッラ「木原幻生」

病理「・・・・ちっ!」

木山「やはりか!!」

病理「ば・れ・て」佐天「DAMARE!!」ブン

病理「ごふぇっ!!」

五和「えいっ!!」ザシュ

病理「があああああ!!!刺さってるううううう!!」

初春「こらこら、フライングはだめですよ?」

五和「あ、すみません、ついいてもたってもいられなくって」

佐天「はっはっは、元気なことは良いことじゃ」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 21:31:05.59 ID:zqjDv0jTo
病理「い、痛い!!痛いいいいい!!」

五和「おだまりなさい木山一族!!」ザシュ

病理「ささないでえええええ!!!」

初春「往生際が悪いですよ木山一族!!」ザシュ

佐天「ねえちょっとー、初春も一緒に刺したら誰が止めるのさー」

初春「はっ!つい」

五和「うっかりですね」テヘ

木山「どうでもいいが木山じゃなくて木原だぞ?」

佐天「・・・」

五和「・・・」

初春「・・・」

病理「血が・・・血があ・・・・」佐天「舐めてろ!!」ブン

病理「ぎあっ!!」

佐天「そうすりゃ治るに決まってるだろうがあああ!!!」

病理「はいいいいい!!!ペロペロしますううう!!」

五和「えっと、次は誰を刺せば・・・」キョロキョロ

初春「さあ!どこからでもかかってきなさい!!」

テッラ「あの三人は得物を取りに行ったのですねー」

フィアンマ(間違えたっていうのは気のせいなんや!!)

木山「じゃあ私たちも用意するか」

店主「おう!腕がなるぜ!!」

木山「そんな後ろのほうから言わなくても・・・」

店主「し、真打は最後に登場するものなんだよ!!」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 21:45:42.20 ID:zqjDv0jTo
10分後

結標「ちいっ!!見つかったわね!」チャキ

土御門「ついてないぜい!!」チャキ

病理「ここは何とか切り抜けるしかないわ!!」チャキ

海原「幕府の犬共!!かかってきやがれってんですよ!!」チャキ

佐天「皆!こやつらを捕らえねば木原一族を一網打尽にすることはできぬぞ!」

初春「はい!」

テッラ「と、いうことなので」

フィアンマ「殺さないようにするんだぞ?」

五和「えー、それじゃあ・・・」

木山「うむ、槍で突くのは禁止だ」

五和「がっかりです」

店主「いや、[ピーーー]つもりかよ」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 21:58:23.60 ID:zqjDv0jTo
結標「幕府の狗めがっ!!」ヒュン

ガキィッ

初春「おっと、その程度では私は斬れませんよ?」

結標「このっ!!このおっ!!」ビュン

キィン!!

病理「われら一族がお前らなどに捕まってたまるか」シュッ

シャキーン!!

テッラ「おっと、危ないですねー」

海原「くっ、このぉ・・・」ギリギリ

フィアンマ「そんな腕で俺様に立ち向かうなんてそんなに死にたいのか?」

海原「黙れっ!!」ビュオッ

フィアンマ「おっと!!」

木山「はっ!!」ヒュン

土御門「あぶねっ!!」

木山「どうした?逃げるばかりじゃ戦いにならないぞ!?」ヒュン

土御門「ただ振り回すだけが脳じゃないってことだぜい!!」

土御門(こんなもん使ったこともないのにどうしろっていうんだ!!)

五和「いいなあ、みなさん楽しそうで」

店主「おいおい、斬られたら死ぬからな?」

五和「ああ、私もこの槍でぶっすぶっすと・・・」

店主(だめだ、こいつには俺の言葉はとどかねえ・・・)

佐天「ならばこれを使うがよい」カラン

五和「御頭様!それは!?」

佐天「うむ、金属バットだ」

店主「いろいろぶち壊しにするつもりだろ!!」佐天「そうさ!!」ブン

店主「があっ!!」

佐天「もはやルールなんてなくなっちまったのさ!!」

五和「ちなみにあの人たちはどこで刀を?」

佐天「ポプラっていうコンビニらしいよ?」

五和「あー、そういえば西葛西にもありましたよね」

佐天「うん、さすが初春の地元にあるコンビニだけあって品揃えが豊富だよね」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/20(木) 22:01:03.56 ID:zqjDv0jTo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

次回で鬼平佐天さんは最終回を迎えます、この次は学園物をやる予定ですが、こういう感じで(冒険物、場取るトーナメント物)

っていうのがあれば教えてください、気が向いたらやるかもしれません

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂することでしょう
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/20(木) 22:03:32.25 ID:gbxI9BFSO
乙。だが>>1、お約束とはいえテメーがびょーりんを傷つけた事だけは許さねぇぇぇえ
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/21(金) 02:02:06.40 ID:enwXCEIV0
名探偵ルイコ
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/21(金) 07:39:23.24 ID:7gUPYkJv0
メール欄にsagaをおすすめします
涙子様
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/09/21(金) 08:27:58.12 ID:hl3/GNtAO
救い投げになってきた?乙なんだよ
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/21(金) 14:06:31.34 ID:H3c8/ZMSO
警らちゅうに見つけたかつあげしてるスキルアウトにアイアンマンみてーなパワードスーツ着た初春の無双が見てみたい
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/09/21(金) 16:04:32.10 ID:z+Lzm4wAO
それ佐天さん関係ないんじゃ・・・
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/22(土) 16:44:15.16 ID:szHrkOiso
もういっそのこと大相撲ですくい投げ→相手に説教  っていう佐天さんが見たい
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 19:18:26.35 ID:tyPmnSBmo
駒場「木原さんはどこに行ってしまったんだ・・・ん?裏口のほうから何か音が・・・」

駒場「ここか?」

ガチャッ

五和「とうっ!!」ブン

ゴキッ

結標「ぐっ!!」パタリ

海原「ちくしょうっ!!」ビュン

五和「おっと」サッ

フィアンマ「隙だらけだっ!!」ヒュン

ドカッ

海原「があっ・・・・」パタッ

木山「あと二人!!」

ガキィン!!

土御門「こ、このままじゃやばいにゃー・・・」ギリギリ

五和「いただきっ!!」ブン

ゴツッ

土御門「やら・・・れた・・・・」パタッ

木原「くそっ!!こんなところで!!こんなところでええええ!!」ブンブン

テッラ「おとなしくお縄につくのですねー」サッ

駒場「木原さん・・・これは・・・」

佐天「いかん!出てきては」

木原「ちくしょう!!」ヒュッ

ザシュッ

駒場「ごあ・・・・・」パタッ

初春「ああっ!!」

店主「ちくしょうなんてこった!!」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 19:22:36.76 ID:tyPmnSBmo
木原「こうなったら一人でも多く道連れにしてやるよっ!!」

佐天「おのれ兇賊め!!」チャキッ

木原「うらあああああ!!!」ヒュン

ギャリーン!!

佐天「無駄だっ!!」シュッ

ドウッ!!

木原「がっ・・・はぁっ・・・」パタッ

五和「八つ当たりで人を斬るなんて許せません!!」

ザシュッ

木原「うぐっ!!」ビクン

初春「せっかく御頭がみねうちにしたのに追い討ちで刀を刺したらだめじゃないですか」

五和「えへへ、ちょうど落ちてたものですから」

佐天「こやつめ」ハハハ
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 19:28:14.74 ID:tyPmnSBmo
駒場「ぅ・・・・ぐ・・・・」

木山「・・・」

店主「おいしっかりしろ!!」

テッラ「動かしてはいけませんねー」

フィアンマ「とりあえず止血だ!」

フィアンマ(と、いって助かるとは思えんが・・・)

初春「しっかりしてください、あなたのうどんを待ってる人はたくさんいるんですよ!?」

駒場「ぁ・・・・・・ぅ・・・」ニコ

初春「そんなに無理して笑わなくていいです!すぐに病院へ運びますから!!」

駒場「・・・・」ガクッ

五和「うそ・・・・」

佐天「・・・・・」

木山「・・・・守れなかったか・・・・」

五和「嘘です!!こんなの絶対だめですよ!どうしてこの人が死ななきゃならないんですか!!」

初春「・・・・」

テッラ「・・・・我々は四人を拘束しましょう」

フィアンマ「・・・・・ああ」

五和「起きてください!!目をあけてください!!」

駒場「 」

五和「うわあああああああ!!!」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 19:37:38.30 ID:tyPmnSBmo
佐天「ふう、五和にはひどいことをしてしまったな」

初春「ええ、せっかく良い男がいたと思えば目の前で死なせてしまうなんて・・・」

佐天「木原一族の一人を捕らえることができたとはいえ素直に喜べぬな」

初春「ですね」

佐天「許さぬぞ木原一族、必ずこの手で全員捕まえてやる」

初春「ええ!このような悲劇を繰り返さないためにも!」

佐天「われらの戦いはこれからだ!!」


鬼平佐天さん おわり
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 19:43:06.79 ID:tyPmnSBmo
駒場「待て」

佐天「ん?」

駒場「なぜわざわざ死ぬ展開をつくる必要があった?」

初春「それが鬼平の特徴ですから、死ぬ必要もないけどとばっちりで死ぬとか平気でありますので」

初春「駒場さんにはとりあえず死んでもらいました」

駒場「納得」佐天「うるせえ!」ブン

駒場「ぐあっ!!」

佐天「出番があるだけありがたいと思えやあああ!!」

駒場「はいいいいい!!」

初春「ロリコンのくせに生意気ですよねー」

佐天「ロリコンは死滅すればいいのに」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 19:52:49.87 ID:tyPmnSBmo
病理「ところで」五和「えいっ」ドス

病理「いたっ!!」

五和「えいっえいっ」ドスドス

病理「や、やめっ!槍!!いたっ!!」

五和「えいっ」ドス 佐天「O・I」ブン

五和「き゛ゃっ!!」

佐天「やめろっていってんだろうがあああ!!」

五和「すみませええええん!!刺してもすぐに回復するんじゃないかと思ったので調子に乗って刺しちゃいましたあああ!!」

初春「まああながち間違ってませんけどね」

病理「この扱いひどすぎ・・・」

佐天「ならやさしくしてほしいですか?」

病理「え?それはもちろん」佐天「カモンゲスJOH!!」

上条「へい!!」シュタッ

病理「何この男の子」佐天「とうっ」ブン

病理「ぐへぁっ!!」

佐天「今日からお前にやさしくしてくれるゲスJOHだ!!言うことをちゃんと聞くんだぞ!!」

病理「何されるか予想がつくけとさからいませええええええん!!!」

佐天「ってことだ、あとは煮るなり焼くなり嫁にバレないように好きにするんだな」

病理「ふつつかものですがよろしくおねがいします」ペコリ

上条「じゅるり」
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 19:57:02.32 ID:tyPmnSBmo
結標「・・・・」

海原「・・・・」

土御門「・・・・」

結標「ねえ、私たち何のために出てきたの?」

海原「配役でいうところだと盗賊A・B・Cのポジションですからただの数合わせですね」

土御門「こいつぁひでえにゃー」

結標「はあ、今度はもっといいところで登場したいわね」

海原(登場人物は投げられるためにいるようなものですからね、救いがあるとは思えませんが・・・)

土御門「早く帰って舞夏の料理が食べたいにゃー」
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 20:07:27.09 ID:tyPmnSBmo
佐天「そこの三人!!」

結標「え」佐天「ショタ!」ブン

海原「は」佐天「ストーカー!」ブン

土御門「ん」佐天「シスコン!」ブン

「「「ぐえぁっ!!」」」

佐天「今回はよくがんばってくれた!!」

「「「はいいいいがんばりましたああああ!!!」」」

初春「こほん、あなたたちにはこれからもがんばってもらいますからね?」

結標「えっ?」

海原「まだ何かあるんですか?」

佐天「うむ、この後は学園都市に戻って学生ライフを満喫するのだよ」

土御門「って言っても俺たちは高校生とか裏家業の人間だからなあ、出番なんて」佐天「いいぜ」ブン

土御門「ぐごっ!!」

佐天「てめえらが学生ライフを満喫できないっていうのなら、まずはそのふざけた幻想をぶん投げる!!」

初春「ってことでさっそく諸悪の根源のところにいきましょう!!」

佐天「そういきたいところだがまずはこの混乱を起こしたやつに責任を取らせる!!」

初春「そういえば・・・いつの間にか鬼平になっていましたね・・・」

佐天「これは魔術師の仕業だよ初春」

初春「おのれ魔術師!!」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 20:20:59.04 ID:tyPmnSBmo
ローラ「ふふふ、このうどんはやっぱり他とはちがいけるよ」チュルチュル

ローラ「ふう、満足したり」

ガチャッ

初春「失礼しまーす」

ローラ「え?」

佐天「みつけたぞ魔術師!!」

ローラ「誰?」

初春「こまけえこたあいいんですよ!」

佐天「やいやい魔術師!てめえがこの混乱をひきおこした張本人だってのはわかってるんだぜ?」

ローラ「え?え?」

初春「とぼけようとしたってそうはいきません!!」

佐天「うどんの汁にしょうがを入れる人間を許してはおけません!!」

ローラ「しょうがいれるとおいし」佐天「DA・GA!」ブン

ローラ「うぶぉっ!!」

佐天「そのままのおいしさってもんがあるだろうがああああ!!!」

ローラ「はいいいいい!!!!」

初春「まずは素材そのままで味わいましょうね」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 20:27:23.56 ID:tyPmnSBmo
ローラ「いたた・・・なんで投げられたのかさっぱりなり・・・」

初春「すべては魔術師が悪いんです」

佐天「うむ、科学と魔術の間で戦争が起こる・・・それはなぜだと思う?」

ローラ「うーん、私が学園都市の統括理事長の家からネオトライダガーZMCをこっそり持ち出し」佐天「エーミール!!」ブン

ローラ「ぶがあっ!!」

佐天「お父さんから買ってもらったおもちゃをぱくってくるとは何事だああああ!!」

ローラ「すみませえええええんん!!かっこよかったりけるよおおおおおお!!!」佐天「天誅!」ブン

ローラ「ぐほおっ!!」

佐天「すぐに返してきなさい!!」

ローラ「はいいいいい!!!今すぐにいいいい!!!」

初春「人のものをぱくるとかそれはもう友人でもなんでもありませんからね、人間関係を壊すようなことはやめましょう」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 20:41:12.72 ID:tyPmnSBmo
学園都市 アレイスターの部屋

ローラ「あれいすたーん!!」

アレイスター「やあローラ」

ローラ「ネオトライダガーZMCぱくっちゃった!ごめんNE!! ☆(ゝω・)vキャピッ」

アレイスター「お前の仕業かあああああ!!!」佐天「うるせえ!」ブン

アレイスター「がはっ!!」

佐天「エーミールも騒ぐようなことはしなかったぜ!!」

アレイスター「そうですよねえええ!!静かにしますううう!!」佐天「とうっ!」ブン

アレイスター「ぐふぇっ!!」

佐天「黙れといっているうううう!!!」

アレイスター「はい!」

佐天「うむ、それでよし」

初春「じゃあローラさん」

ローラ「はい!この私の手作りチョコを受け取ってほしいなり」佐天「B・B・A!!」ブン

ローラ「ぶはっ!!」

佐天「話を逸らすんじゃねえ!!」

ローラ「ほんのおちゃっぴいでしたあああああ!!!」

初春「真面目な話をするときにふざけてはいけませんよ」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 20:47:42.38 ID:tyPmnSBmo
佐天「こほん」

初春「それではお二人で話し合ってください、でも暴力はいけませんからね?」

アレイスター「あ、はい」

ローラ「わかりました」

アレイスター(あれ?ビーカーの中にいたはずなのにいつの間にか外に・・・あれー?)

ローラ(さんざんすくい投げをうっておいて暴力はだめといわれても・・・)

アレイスター「・・・・」

ローラ「・・・・」

佐天「話がはずみませんなー」

初春「では、ここは二人きりにさせてあげましょうか」

佐天「そうだね、あたしたちはちょっと外に出てようか」

初春「それではお二人ともごゆっくりー」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/22(土) 20:56:41.90 ID:/wPMo3+J0
ビーカーの中に居りしアレイスターをいかにして投げたるか
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 21:02:47.66 ID:tyPmnSBmo
ローラ「さて、まさかこのような形で会うことになるとは思いもよらなし・・・」

アレイスター「そうだね」

ローラ「思い出すなり・・・私がかくれんぼに飽きて途中で帰ったことを・・・」

アレイスター「ああ、俺なんか最初から探すつもりなくてゲーセンに行ってたからな」

ローラ「とても仲の良いお友達であったことよ・・・」

アレイスター「ああ」

ローラ「とりあえずこのネオトライダガーZMC、久しぶりに走らせてみるなりよ」

アレイスター「そうだな、じゃあエイワスも呼ぶか」

ローラ「まあ、なんと懐かしい名前であることよ」

アレイスター「では早速」ポチポチ
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/22(土) 21:02:50.15 ID:8FW2XoGZo
エーミールのあれは実際怒鳴られるのと同じくらいキツい
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 21:14:48.07 ID:tyPmnSBmo
エイワス「ミニ四駆か、久しぶりだな」カチャカチャ

アレイスター「ああ、俺もアニメみたいにミニ四駆にノコギリとかカッターとかつけてみたかったぜ」カチャカチャ

ローラ「あぶなし、怪我するだけで面白くもなし」カチャカチャ

エイワス「だがかっこいいよな」カチャカチャ

アレイスター「ああ、ドリルとかあこがれたな」カチャカチャ

ローラ「仮にできたとして、友人どうしでやれば険悪になること間違いないなり」カチャカチャ

エイワス「まあ実際にやったとして・・・」カチャカチャ

アレイスター「おもちゃ壊されて頭にこない子供はいないよな」カチャカチャ

エイワス「これ道路を思いっきり走らせてみようぜ」佐天「迷惑!」ブン

エイワス「ぐはぁっ!!」

佐天「まっすぐ進むことしかできないミニ四駆を外で走らせたらどこまでもつっぱしっちゃうでしょうが!!」

エイワス「はいいいい!!」

佐天「どう考えても人に迷惑かけるか壊れるしかないんだからそんなことするならもう買いませんからね!!」

エイワス「専用のコースで走らせますうううう!!!」

初春「何事もルールを守らないと痛い目をみることになりますよ、気をつけましょうね」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 21:22:59.56 ID:tyPmnSBmo
佐天「三人とも夢中になって遊んじゃって」

初春「私にはよくわかりませんけどすごく楽しそうですね」

木山「おや、こんなところにいたのか」

佐天「木山先生」

初春「どうしてここに?」

木山「君たちを迎えに来たんだ」

佐天「あたしたちを?」

木山「そうだ、今度私が君たちの担任になることになってね」

初春「ってことは」

木山「ああ、学園ストーリーの幕開けだ」

佐天「学園ストーリー・・・・楽しみだなあ」

初春「さあ、どんな展開になるのか!すべてはすくい投げ次第です!乞うご期待!!」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/22(土) 21:25:44.55 ID:tyPmnSBmo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

次回からは学園シリーズです、そこで佐天さんと初春のクラスメイトを募集します

ここまで出てきたキャラクターでもかまいません、禁書キャラなら誰でもOKです

中学生でなくてはならないと決まったわけではありませんので好きなキャラを推薦してください

そもそも佐天さんと初春は中学校に通うのか?そこへんも掬い投げ次第かもしれませんね

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂することでしょう
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/22(土) 21:37:08.01 ID:szHrkOiso
絹旗と滝壺を希望
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/23(日) 04:13:15.11 ID:6Cx/btwIo
黒子
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/23(日) 09:45:02.42 ID:eFTRmwySO
木山てんてーを担任教諭に
バードウェイ、サローニャ、サンドリヨン、レッサー、フレンダを所望
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/23(日) 17:57:56.22 ID:5UK8s8xUo
姫神きぼー
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/23(日) 20:21:54.12 ID:c73e9PhT0
ミサカシスターズから11028号(黒子派)、14444号(佐天派)
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/25(火) 19:50:39.91 ID:hf0L9vpNo
木山「と、いうわけで今日から君たちの担任になった木山だ、よろしく」

佐天「って言われましても・・・」

初春「見事に女性しかいないのですが」

麦野「なんだかんだでアイテムせいぞろいだしね」

絹旗「いつもファミレスでだべってるのとかわらないですね」

フレンダ「知らない人だらけのところにいるよりはいいかもしれないわけよ」

滝壺「そもそもここは何のための学校なんだろうね」

黒子「とりあえずどのような事態になろうとも対処できそうな特殊部隊をつくる と聞いてますけれど・・・」

初春「何ですかそれ」

黒子「私にもよくわかりませんの、おかげで常盤台の寮を出ることに、つまりお姉さまと離れ離れ」佐天「自業自得!!」ブン

黒子「がはっ!!」

佐天「バケツ持って廊下に立ってろおおおおお!!!」

黒子「ただちにいいいいい!!!」

初春「そりゃあんだけやれば追い出されるのは当然ですよ」

佐天「バケツには4リットルのニトログリセリンを用意しておいた!!その両手にあたしら全員の命がかかっている!!」

黒子「責任重大ですの!!」

佐天「見事やり通してみせろ!!」

黒子「お任せを!!」

初春「青春ですねえ、ですが今現在実際にバケツもって廊下に立たせるとモンスターペアレンツが騒ぎますので注意ですよ」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/25(火) 19:55:22.54 ID:hf0L9vpNo
麦野「ってかニトログリセリンって・・・」

フレンダ「ダイナマイトの原料なわけよ・・・」

滝壺「るいこ、あぶなくないの?」

絹旗「いや、そりゃもちろん危ないものにきまってるじゃないですか滝壺さん」

佐天「ふふふ、この私が何も考えずにそんなことをするわけないじゃないですか」ピラッ

絹旗「きゃあああああ!!!何するんですかあああああ!!」バッ

佐天「ほうほう、今日は薄い青ですか、柄ものじゃないのが残念ですな」ニヤニヤ

絹旗「いい加減にしないと超本気で怒りますからね!!」プンプン

佐天「いやー、怒ってる最愛ちゃんもかわいいですなー」ナデナデ

滝壺「うん、きぬはたはかわいい」ナデナデ

絹旗「ふたりでなでないでください!!」麦野「じゃあ私も」ナデナデ

初春「そして私も」ナデナデ

フレンダ「もちろん私も」ナデナデ

絹旗「な、なんでこんなことに・・・ ///////」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/25(火) 20:05:22.13 ID:hf0L9vpNo
絹旗「ちょっとちょっと!!今は私をなでることよりニトログリセリンのことですよ!!」

麦野「あ、そうだったわね」

フレンダ「爆発したら私らもただじゃすまないってわけよ」

佐天「バケツにニトログリセリンを入れたと言ったな、あれは嘘だ」

滝壺「なんだうそか」

初春「もー、佐天さんったら冗談きついですよー」

佐天「すべては緊張感のため」

フレンダ「緊張感?」

佐天「デッドオアアライブの緊張感、それこそが今あたしたちに求められていることだと思うのだよ」

麦野「私らってここでそういうことするの?」

滝壺「特殊部隊ってことはひょっとしたらそういうことかもしれない」

絹旗「学園都市のために命かけるつもりはさらさらないんですけどね」

初春「どうなるんでしょうか」

佐天「とりあえず私たち以外の人にも話を聞いてみるしかないね」
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/25(火) 20:11:44.40 ID:hf0L9vpNo
佐天「むっ!!」

初春「どうしたんですか佐天さん」

佐天「この中に一人、魔術師がいる」

バードウェイ「!!」ピクッ

サローニャ「!!!」ピクッ

サンドリヨン「!!」ピクッ

レッサー「!!」ピクッ

佐天「そ・れ・は・・・・・」

バードウェイ「・・・」ドキドキ

サローニャ「・・・」ドキドキ

サンドリヨン「・・・」ドキドキ

レッサー「・・・」ドキドキ

佐天「お前ら全員魔術師じゃあああああああ!!!!」

佐天「そおおおおおおおおおおおおおい!!!!!!!」

ブン

バードウェイ「ぎゃっ!!」

ブン

サローニャ「ぐはっ!!」

ブン

サンドリヨン「うぐっ!!」

ブン

レッサー「ごふっ!!」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/25(火) 20:37:50.62 ID:hf0L9vpNo
佐天「正直に話せええええ!!!お前ら全員魔術師だろおおおお!!!!」

バードウェイ「そうですうううう!!!」

サローニャ「魔術師ですうううう!!」

サンドリヨン「隠すつもりはなかったんですうううう!!」

レッサー「学園都市を破壊するつもりもありませえええええん!!!」

佐天「ここでは魔術禁止です!!つかったらおやつあげませんからね!!」

「「「はい!!!」」」

初春「ちなみに今日のおやつはドーナツです」

滝壺「紅茶もあるよ」

絹旗「やったー!!クリームのやつは私のです!!」

麦野「こらこら、独り占めしようとしない」

佐天「はーい、魔術を使わないいい子にはおやつがありますよー」

バードウェイ「では遠慮なくチョコを」

サローニャ「いただきちゃん!!」ヒョイ

バードウェイ「あ、こら!」

サローニャ「へへ」佐天「つまらないことをしない!!」ブン

サローニャ「ぐへぁっ!!」

佐天「そういう小さいことが信頼関係にヒビを入れるんだろうがああ!!仲良くできないなら廊下に立ってろおおおお!!」

サローニャ「さーせんっしたあああ!!ちょっとしたおふざけでしたあああ!!」

佐天「二度とやらないように」

サローニャ「はいいいいい!!!もうしませええええん!!」

佐天「うむ、みんな仲良くこそあるべき姿」

レッサー「なんだかすごいところに来ちゃったみたい・・・」

サンドリヨン「これからどうなるんだろう・・・」

フレンダ「まあまあ、せっかく同じ釜の飯を食うわけだからもっと交流を深めるわけよ」

麦野「日本人じゃないあんたが言うな」




黒子「うぅ・・・・皆楽しそうなのに・・・一人で廊下はつらいですわ・・・」

 なぜかわたしも立たされている。 何もしてないのに。
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/25(火) 21:52:27.92 ID:hf0L9vpNo
木山「こほん、コミュニケーションタイムに入っているようだが少し私の話を聞いてもらえるか?」

麦野「あ、ごめんごめん、すっかり忘れてたわ」

絹旗「おっと、先生のぶんとしてこれとこれを・・・」

滝壺「せんせいだけ仲間はずれはよくない」

木山「ありがとう、あとでいただくよ」

木山「先ほど一部のものが少し話をしていた通り、君たちは学園都市を防衛するための特殊部隊の任についてもらう」

木山「と、言っても命のやり取りをメインにするわけではないので安心してほしい」

フレンダ「ちょっと質問いい?」

木山「何か?」

フレンダ「私にはよくわからないけど魔術師?っていうの?学園都市には全く縁の無い人たちもいるのはどういうこと?」

木山「上が決めたことなのでよくはわからないがどうやらスカウトしてきたらしい」

バードウェイ「妹が魔術師にちょっかい出されないと言われたので」

サンドリヨン「時代劇にあこがれて」

サローニャ「ロシアのためになると言われたので」

レッサー「イギリスのためになると言われたので」

絹旗「一人理由がおかしい人がいますね」

滝壺「おかしくなどない、日本の文化を愛する人はいいひと」

絹旗「そうですか?」

木山「早速訓練だ!と言いたいところだがまだ部隊の方向性とかも決まっていないのが現状でね」

フレンダ「ってことは?」

木山「普通の学生と変わらんよ、とりあえず超能力や魔術についての知識を共に学ぶことになるだろうな」

麦野「これって何のためにつくられたのかしら」

佐天「あれいすたんいわくあたしのためらしいですよ?」

麦野「マジで?」

初春「マジでございます、ほら、メールも来てます」

麦野「どれどれ? ”どきっ!女の子(?)たちだらけの学校生活”たのしんでね(はあと」

麦野「・・・ま、今のところはこの生活を楽しませてもらうだけね」



黒子「くっ、手・・・・手が・・・・・」

 疲れてきた。かなりつらい。

黒子「一人廊下に立たされてすごくつらいですの。いつまでこれを続ければ・・・」

 大丈夫。一人じゃない。

黒子「私一人の肩に皆様の命が・・・・ ま、負けませんの・・・」

 ひどい。
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/25(火) 21:56:31.42 ID:hf0L9vpNo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

初日はクラスメイトとのコミュニケーションですよね!!

そして学園物といえば様々なイベントですこんなイベントがあったらいいなっていうのがあれば教えてください

一部キャラの扱いがひどかったり性格がおかしかったりするのはすくい投げによるものです

まったりと和気藹々楽しくやれたらいいなと思います

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂することでしょう
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/25(火) 22:13:34.17 ID:DxtFZiTko
おつ
浜面がのぞきしてむぎのんに吹っ飛ばされると予想
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/25(火) 23:08:53.68 ID:fAiTkx2SO
乙!オリエンテーリングとか他クラスどんなとか、係、日直、掃除当番決めとか買い食い、ゲーセン、カラオケよってくとか、学校にお泊まりとか
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/26(水) 14:34:44.96 ID:qsjqXg7a0
遠足で逗子とかどうよ
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 11:52:49.25 ID:WykNzUn2o
バードウェイ「くやしい・・・」

絹旗「どうかしました?」

バードウェイ「日本とはなぜこうも食べ物がおいしいのだ」モグモグ

絹旗「日本人がなんだかんだで欲張りだってことですよ」

バードウェイ「欲張りか、なるほど、欲があるからあれこれと求めるのだな」

サローニャ「難しいことを考えながら食べてもおいしくないぞー?お子様ちゃんはもっと笑顔が大切だよん」

バードウェイ「ほう?貴様にお子様扱いされる筋合いはどこにも無いと思うが?」

初春「まあまあ」ナデナデ

バードウェイ「なでるな!!」

滝壺「ばーどうぇい」ナデナデ

バードウェイ「くっ、貴様まで・・」

滝壺「”先生だぞー” って言ってほしい」

バードウェイ「は?」

サンドリヨン「それは違うと思う」ナデナデ

滝壺「そうかな、似合うと思う」

バードウェイ「だからなでるなと・・・ ///////」

絹旗「ふふん、私の気持ちがわかりましたか」

佐天「だが最愛ちゃんの気持ちを完璧に理解するにはパンツチェックがかかせませんなあ」ピラッ

絹旗「きゃああああああああああ!!!」

フレンダ「結局、絹旗もまだまだお子様っぽいパンツなわけよ」

麦野「で、あんたはどうなの?」

フレンダ「麦野は私のパンツが見たいの?」

麦野「いらんわ」

レッサー「ふむふむ、この中ではあなたが一番せくしぃみたいですね」

麦野「あん?」

レッサー「どうでしょう、是非私と一緒にボンテージなどいかがかと」

麦野「やらないわ」
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 12:02:20.87 ID:WykNzUn2o
レッサー「それだけ立派な乳を持っているのにボンテージを着ないとはこれいかに!!」

麦野「そんなこと言われてもそういう趣味ないもの」

レッサー「そんな・・・むぎのんにしばかれたい男が世の中にどれだけいると思ってるんだ・・・」

麦野「むぎのん言うな」

フレンダ「むぎのんのけしからんおっぱい・・・そして透けてる下着を堪能したいと思わずにはいられないわけよ」

麦野「おいこらいろいろ待て」

サローニャ「今日のところは負けを認めるけどむぎのんちゃんには絶対にまけないよん」

麦野「あんたと張り合うつもりなんてないっての」

バードウェイ「ふっ、男共を欲情させることしか考えてないなんて即物的なやつだな」

麦野「ちょっとお前らいい加減にしろよ?」

サンドリヨン「私にはこのきれいな髪がある」

滝壺「大変、このままだとむぎのんの怒りが有頂天」

初春「そいつあまずいですね」

絹旗「我々はとばっちりを受けないように避難しましょうか」

佐天「うむ、相手の性格を把握するためには衝突のひとつやふたつは避けられない」

木山「怪我するようなことはしてほしくないのだがね・・・」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 12:16:47.28 ID:WykNzUn2o
レッサー「見よ!このボンテージのすばらしさ!!」バサッ

フレンダ「これは・・・・」

サンドリヨン「なんて・・・」

バードウェイ「貧相な体だな」

レッサー「なっ!!」

サローニャ「はっきり言っちゃう?」

バードウェイ「事実だろう」

レッサー「くっ!!一人でだめなら二人でやるまで!!さあむぎのんをこれを着るのだ!!」

麦野「や・る・か」イライラ

レッサー「ふふん、嫌よ嫌よも好きのうち、ここは強引に!!」

麦野「チッ」ブチ

滝壺「にげよう」

絹旗「もちろん」

初春「さくっと」

佐天「先生も一緒に」グイッ

木山「やれやれ・・・・」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/09/29(土) 12:27:25.23 ID:q8yElZRP0
すくい投げが少ない
もっと投げろ
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 12:36:17.28 ID:WykNzUn2o
黒子「手・・・・手が・・・・震えて・・・」プルプル

 無理しないで。床に置いたほうが安全。

ガラッ

佐天「さあ!すたこらさっさだぜ!」

木山「こらこらそんなに引っ張るな」

滝壺「なるべく遠くまで離れよう」

絹旗「超賛成です」

黒子「って何が起こってますの?」

初春「あ、白井さん、むぎのんがお怒りになるので早く逃げたほうがいいですよ?」

黒子「に、逃げる?」

初春「ちなみにそのバケツに入っているのは水ですからテレポートを駆使するなりして早く逃げてください」

黒子「え?え?え?」

 なんという卑劣な罠。これはたちがわるい
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 12:46:35.41 ID:WykNzUn2o
レッサー「鞭を!!鞭をこのように!!」ヒュンヒュン

サローニャ「それにしても露出が高い衣装ね」

バードウェイ「私には真似できん」

サンドリヨン「想像したら少しかわいい」

バードウェイ「やらんぞ?」

サンドリヨン「だめ?」

バードウェイ「だめだ」

レッサー「さあむぎのん!!一緒に鞭を!!」

麦野「あ?」ヒュッ

ゴキャッ

レッサー「がっ!!!」

ドオオオオン!!!!!

レッサー「う・・・え・・・・?」

バードウェイ「おい、何が起こった?」

サンドリヨン「簡単なこと、パンチ一発ノーバウンドで壁に激突」

サローニャ「ってかむぎのんちゃんお怒り?」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 12:58:38.16 ID:WykNzUn2o
フレンダ「ここからは逃げ遅れてロッカーの中に隠れた私フレンダが状況を説明するわけよ」

フレンダ「怒りが有頂天に達した麦野は壁まで吹っ飛ばしたレッサーに追い討ちの左フック」

フレンダ「一発殴られてあっけにとられたレッサーが反応できるわけもなく・・・・」

フレンダ「まあそのあとはね・・うん・・・・」

フレンダ「みんな平等に殴られてたよ、八つ当たりってわけよね」

フレンダ「まあそんなこんなで麦野の怒りもおさま・・・え・・・?」

ギイイイイイ

麦野「こんなところでなーにしてるのかにゃあああん?」ユラッ

フレンダ「ひいいいいいいいい!!!」

麦野「ふううううれんだあああああ、なああにしてるって聞いてんだ」

フレンダ「お、おちつくわけよむぎの・・・・」プルプル

麦野「こ・た・え・ろ」

フレンダ「か、かくれんぼおおおおおお!!!!」
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 13:37:56.32 ID:WykNzUn2o
佐天「ここまで来れば安心かな」

初春「初日からどきどきはらはらですねえ」

木山「初日からこれか、いきなり明日から不登校の生徒が出るのは簡便してほしいのだがね」

滝壺「そこは大丈夫、むぎのも手加減くらいは知っているはず」

絹旗「いくらなんでも再起不能にするまではしないと思います」

黒子「ど、どういうお方ですのあの方は」

佐天「なあに、ちょっとだけ反則な身体能力してるだけさ」

 恐ろしい。これからがすごく不安。

初春「それじゃあ今日はもう帰りましょうか」

滝壺「賛成」

木山「おいおい、明日行ってみたら教室がなくなってたなんてことはないだろうね?」

絹旗「祈りましょう。神に」

木山「・・・・はあ・・・・」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 13:50:27.82 ID:WykNzUn2o
滝壺「それではみんなで下校ということになったわけだけど」

絹旗「下校といえば超寄り道です!!」

黒子「あの、私と初春は風紀委員がありますので」

初春「あれ?聞いてないんですか?私たちはこの特殊部隊に配属された段階で風紀委員を休職扱いされてますよ?」

黒子「え?」

佐天「それだけ学園都市にとって重要なことをやるってことですよ」

黒子「はあ、それでは私はしばらくこの腕章を腕にはめることができないのですわね・・・」

滝壺「くろこ」

黒子「はい、なんでしょうか?」

滝壺「じゃっじめんとですのってやってほしい」

黒子「はい?」

絹旗「あ、私もそれ超見たいです」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 13:56:09.00 ID:WykNzUn2o
黒子「あの、残念ながら見世物ではありませんので・・・」

滝壺「えー」

絹旗「えー」

 私も見たい。

木山「きめポーズのようなものかい?」

初春「そうです、学園都市の中には白井さんのファンもいるくらいですからね」カタカタ

佐天「おー、専用のスレッドまであるんだねー」

黒子「なっ!い、いつの間に!!」

滝壺「じゃっじめんとですのー」

絹旗「じゃっじめんとですのー」

黒子「やりませんってば!!」

 期待に応える。これも宿命だというのに
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 14:19:42.71 ID:WykNzUn2o
滝壺「じゃあしょうがない、私がやる」

絹旗「滝壺さんがですか?」

滝壺「うむ」

初春「じゃあ私の腕章貸してあげますね」

黒子「そんなに簡単に人に貸すものではないというのに」

佐天「まあまあ固いこと言わないで」

 次は私がやろうかな。

木山「まあやるのはかまないがここでやるのかね?」

滝壺「さすがにここでやるのは・・・」チラッ

絹旗「路上でやるのは超恥ずかしいですよね」チラッ

黒子「く、くぅ・・・・」

黒子(そんなに恥ずかしいものだったなんて・・・)

初春「ならあそこの公園に行きましょう」

佐天「ついでに何かして遊ぼうか」

 賛成
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 14:42:48.54 ID:WykNzUn2o
滝壺「では早速・・・」ドキドキ

絹旗「おお、滝壺さんのピンクのジャージに緑の腕章が・・・」

初春「無気力系少女の手に腕章、なかなかいいものですね」

佐天「いやー、いつかあのジャージをラッキースケベでずらしてみたいものですなあ」

黒子「佐天さん、愛の無いスキンシップはいけませんわよ?」

佐天「わかってますよ。でも興味あるじゃないですか」

黒子「と、いいますと?」

佐天「あのジャージの下がどうなっているのか、そしてどんな下着をつけているのか」

滝壺「るいこがやらしい」

絹旗「私のパンツチェックするくらいですから・・・」

初春「私もやられます」

木山「ふむ、友達を続けるつもりなら少し自重したほうがいいようだな」

佐天「わかってますよう、りこりんさんにそんなことしたら最悪泣いちゃいますもん」

絹旗「ってことは・・・」

初春「私たちならいいんですか!?」

佐天「いやいや、そういうことではなくてねえほら」

 度を越せばそれはスキンシップではなくなる。みんなも気をつけよう。
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 15:04:53.73 ID:WykNzUn2o
佐天「いやまじですんませんでした。今後気をつけますんで」

絹旗「今度やったらプリンおごってもらいますからね!!」

初春「コンビニとかのじゃなくて専門店のフルーツが乗ったやつですからね!?」

佐天「へえ、マジで反省しますんで許してください」

滝壺「逆に考えるんだ、プリンをあげればぱんつをちぇっくしてもいいと」

佐天「その発想はなかったわ」

絹旗「ちょっと待ってください滝壺さん、何でそんなことを言っちゃうんですか」

初春「せっかく平穏な日々が戻ってきたと思ったのに」

滝壺「だいじょうぶ、私はぱんつをちぇっくされまいとがんばるきぬはたとういはるを応援している」

佐天「つまり、戦いは終わらない・・・」

絹旗「はあ、仕方ありませんね、明日からホットパンツで登校します」

初春「おお!その手がありましたか!!」

佐天「えー、つまんなーい」

滝壺「なんと、きぬはたは自分からぷりんをゲットする機会を手放すとは」

絹旗「はい?」

初春「つまりどういうことなんです?」
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 15:18:54.13 ID:WykNzUn2o
滝壺「それはつまり・・・ぶるま」

絹旗「なるほど・・・」

初春「あえて見せることでプリンをゲットすればいいんですね?」

滝壺「それだけではない、きっとこの先体育の授業とかあるはず」

絹旗「と、いうことは・・・」

初春「着替える際に佐天さんにチェックしてもらえば・・・」

滝壺「左様。プリン食べ放題」

絹旗「滝壺さん超ぱねぇっす」

初春「これでいつでもプリンが食べられますね」

佐天「あれ?なんか怖い話してるよ?」

木山「自業自得だろう」

黒子「こればかりは擁護できませんわ」

 かといってゆすりもよくない。
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 15:19:28.64 ID:WykNzUn2o
と、いったところで続きはまた夜に

■■さんの扱いこれでいいのかなあ・・・・
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/29(土) 15:29:14.03 ID:S0RcGf6ao
おつかれ
やっぱり■■さんだったかww
何かを話すけど、誰もその会話を拾ってくれないっていう感じを希望
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 20:42:27.16 ID:WykNzUn2o
滝壺「さて、るいこからぷりんを巻き上げる計画はおいおいきちんと立てるとして」

絹旗「いやー、超楽しみですねー」

初春「なんだかスカートめくられるのが怖くなくなりました」

佐天「あれー?ひょっとしてあたし色々ピンチ?」

黒子「はて、いつもの佐天さんならすくい投げで三人を黙らせるくらいはしそうなものですが」

佐天「え?だって二人のパンツを人にみせびらかしてるのはあたしが悪いじゃないですか」

佐天「そりゃ二人のパンツ見るのは楽しいけどここまで二人が言うならさすがに自重しようと思いますよ」

黒子「ま、まあそれはそうですが・・・」

黒子(あれ?こういうところだけ善悪の区別をつけてらっしゃる?)

 意外。てっきりすくい投げしてからパンツ見せろまであるかと思った

絹旗「でも毎日プリン食べると超カロリーが・・」

初春「ですね、二日に一度にしましょうか」

滝壺「糖分のとりすぎは体によくない」

木山「こらこら、担任としてそういうゆすりのようなことはさすがに見過ごすことはできないぞ?」

絹旗「これは我々に与えられた権利なのです!」

初春「そうです!」

木山「言ってなかったが統括理事長からこの部隊には毎日おやつが支給されるんだぞ?それでもまだ食べるつもりりか?」

滝壺「なんと、これは予想外」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 20:45:53.46 ID:WykNzUn2o
絹旗「た、たしかにさっきもドーナツを・・・」

初春「結構食べましたね・・・」

滝壺「きぬはたは6個、ういはるは8個食べてた」

絹旗「って数えてたんですか?」

滝壺「あれだけ食べてれば嫌でも目につく」

初春「くっ・・・なんたること・・・」

滝壺「そのふたりの食べ過ぎに・・・・じゃっじめんとですの!」ビシ

黒子「!!」

 何の脈絡もなくここでやる。あなどれない。

佐天「おー、でも何かが違うような・・・」

木山「正しいものがどういうものかわからないから反応のしようがないな」
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 21:11:40.38 ID:WykNzUn2o
絹旗「くっ、まさかここで・・・」チラッ

初春「うーん、でも何かが違うような、何ですかねー」チラッ

滝壺「わたしなりにがんばったんだけど・・・」チラッ

佐天「やっぱり本家にやってもらうのが一番かなー」チラッ

 お手本がないと。チラッ

黒子「くっ、そ、その手には・・・のりませんの・・・」グヌヌ

絹旗「そうかー、じゃあ次は私がやりますねー」チラッ

初春「最愛ちゃんならきっとできますよー」チラッ

滝壺「きぬはたがんばれ」チラッ

佐天「最愛ちゃんならだれよりもうまくできそうだよねー」チラッ

 本家を上回るかもしれない。チラッ

黒子「ぬぬぬ・・・」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 21:23:59.18 ID:WykNzUn2o
絹旗「ジャッジメントですの!」ビシッ

黒子「くっ・・・」

黒子(滝壺さんといい絹旗さんといいどちらもなっちゃいませんの!!)

黒子(ですがここで私が指摘すれば私がみんなの前で披露するはめに・・・)

黒子(いくらなんでも見せびらかすものではありませんの、ここは我慢ですわ)

絹旗「どうですか?」チラッ

初春「うーん、やっぱり何かがちがいますねー」チラッ

滝壺「いい線を行っているような気はするけど」チラッ

佐天「こう、何かが・・・何かがなー」チラッ

 このままでは気になって眠れなくなる。チラッ

黒子「そ、そんなに見ないでくださいまし・・・・」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 21:37:59.19 ID:WykNzUn2o
絹旗「えっ?」

初春「いきなり何を言い出すんですか白井さん」

滝壺「くろこ、私たちは私たちなりに試行錯誤してるだけだよ?」

佐天「そうです、何も白井さんをどうこうしようというわけじゃありませんから」

 みんな一生懸命考えている。それだけ。

黒子「うぅ・・・」

木山「そこまでだ君たち。これ以上はいじめにもなりかねないぞ?」

絹旗「ふう、そうかもしれません」

初春「ちょっぴりやりすぎちゃいましたね」

滝壺「これもすべてくろこが魅力だから」

佐天「それは言えてるね」

 ジャッジメントですの!ふふ。

黒子「みなさんひどいですわ」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 22:02:38.82 ID:WykNzUn2o
絹旗「がっ!!これも全て!」

初春「白井さんのりりしい姿を目の前で見たいがため!」

滝壺「あえてもう一度言おう!!」

佐天「ジャッジメントですの! ってやってください!」

 一回だけでいい。

黒子「くぅ・・・そ、そこまでおっしゃるのなら・・・」

絹旗「やったー!」

初春「お願いしてみるものですね」

滝壺「るいこ、撮影の用意はいい?」

佐天「もちろん」

 一眼レフもばっちり。

黒子「って何を撮影しようとしてますの!!」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 22:19:54.34 ID:WykNzUn2o
絹旗「ふう、黒子はわかってませんね」

初春「白井さんは応援しているアーティストが目の前にいたら撮影しようと思わないんですか?」

黒子「わ、私なんて毎日顔を合わせているではありませんの!!」

滝壺「でも生でじゃっじめんとですのが見られるというのにそれを記録に残さないのはもったいない」

佐天「つまりあたしたちは白井さんのファンってことですよ」

黒子「ちょ、ちょっとそれはさすがに恥ずかしすぎますの・・・」

 つまりアイドル。何の問題もない。

木山「やれやれ、ほどほどにしておいてやりたまえ」
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 22:22:58.96 ID:WykNzUn2o
黒子「ええええいもうやぶれかぶれですわ!」

黒子「ジャッジメントですの!!」ビシッ

絹旗「きました!!」パシャ

初春「これぞ白井さん!」パシャ

黒子「ジャッジメントですの!!」ビシッ

滝壺「これがくろこの本気・・・」パシャ

佐天「これは白井さんにしかできないよねー」パシャ

 有名人とはいえいきなり写真を撮ったりしてはいけない。嫌がる人もいるので相手を思いやる気持ちを忘れないように。

黒子「ジャッジメントですのおおおおおおおお!!!」

木山「ほどほどにするんだぞ?」

絹旗「もちろんです!」
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 22:33:33.68 ID:WykNzUn2o
バードウェイ「いたた・・・」

レッサー「ちょっとひどすぎませんか?」

サンドリヨン「なんで私たちまで・・・」

サローニャ「むぎのんちゃんはんぱないんだけど」

フレンダ「結局、レッサーのせいってわけよ」

麦野「うるさい、全員連帯責任だ」

バードウェイ「乳がでかいことがコンプレックスでもあるのか?」

麦野「もう一回殴られたいの?」

バードウェイ「のーさんきゅー」

サンドリヨン「また虎の尾を踏むようなことを言う」

レッサー「いきなりボンテージは難易度が高すぎましたか・・・くそっ、ここにいたぶられるのが好きな男が一人でもいれば・・」

サローニャ「全然懲りてないじゃん、やめてくれよ」
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 22:46:17.46 ID:WykNzUn2o
レッサー「それにしても・・・」キョロキョロ

レッサー「他のみんなは帰ってしまったみたいだね」

フレンダ「麦野がキレる寸前に逃げ出してたわけよ。私は逃げ遅れたわけだけどね」

バードウェイ「喧嘩するほど仲が良いというのは当てはまらないが」

サローニャ「何しろ一方的すぎちゃん」

サンドリヨン「これはもう虐待」

麦野「殴るだけにしておいてあげたんだからありがたく思いなさい」

レッサー「ふむ、素質は十分、やはりここに男は一人必要か・・」

バードウェイ「ふざけるなら私たちがいないところでやってくれ」

フレンダ「さ、私たちもさっさと帰るわけよ」

サローニャ「せっかくだからこれからもよろしくねを兼ねてスキンシップをはかりたいけど」

サンドリヨン「このメンバーで?」
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 22:55:06.14 ID:WykNzUn2o
レッサー「是非私はむぎのんとプールにでも」バードウェイ「だからやめろといっている」ポカ

レッサー「いったー・・・、嫁入り前なのに傷がついたらどうしてくれるんだ」

バードウェイ「どうせ水着の変わりに着せるつもりだろうが」

レッサー「もちろん、これほどの素材はなかなかいないのですよ」

バードウェイ「私には理解できん」

麦野「まあ馬鹿二人はおいとくとして」

バードウェイ「おい、一緒にするな」

フレンダ「何かやりたいことでもあるわけ?」

サローニャ「日本の女学生は学校帰りに級友とカラオケやゲーセンに行くっていうじゃない?」

サンドリヨン「そこだけ聞くと楽しそうだけど・・・」

麦野「正直このメンバーで行っても楽しめるとは思えないわ」

レッサー「何、私はむぎのんと一緒にいられればそれでかまわないですよー?」ワキワキ

フレンダ(揉むつもりなわけね・・・これが命知らずか・・・)

麦野「あんたと二人っきりは絶対嫌ね」

レッサー「ほう、複数がいいと、それはそれで」ニヤニヤ

麦野「こりゃ部屋までついてきそうね」

バードウェイ「モテモテじゃないか」

麦野「あんたにあげたいくらいよ」
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 23:04:27.00 ID:WykNzUn2o
サローニャ「こほん、このメンバーで話し合っていても埒が明かないので先に帰ったメンバーと合流したいと思います」

サンドリヨン「それは名案」

バードウェイ「まあまだ会話してない人間もいるわけだしな」

レッサー「ふーむ、あの最愛ちゃんにはスクール水着・・・そして滝壺ちゃんにはバニーガール・・・」

レッサー「るいこちゃんにはメイド服・・・初春ちゃんにはスパッツと体操服を」ブツブツ

麦野「私一秒でも早く帰りたいんだけど」

フレンダ「まあまあ、アイテムはもうなくなってここで活動することになったわけだから」

フレンダ「お互いに理解を深めないと。ね?」

麦野「はあ、わかったわよ。でもあいつらもう各々帰宅してるかもしれないわよ?」

サローニャ「その時は明日の放課後にでも何かやるってことを伝えるだけで十分じゃない?」

バードウェイ「そうだな。どうせ一緒に行動するならいがみあうことは極力避けたいしな」

フレンダ「では早速絹旗に電話を」ピッピッ

レッサー「はぁはぁ・・・やっぱりこの乳の魔翌力には逆らえない・・・・そう、私は街灯に引き寄せられる虫のように・・」ジリジリ

麦野「こいつだけは埋めておこうかしら」
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/29(土) 23:08:48.23 ID:WykNzUn2o
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

え?すくい投げがまったく無かった?

まったりと和気藹々を目指せば掬い投げなんていらないのさ

むぎのんまじむぎのん、とりあえずむぎのんは番長キャラになるのかなあというところです

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/29(土) 23:10:42.53 ID:S0RcGf6ao
おつ

奇妙な右腕の少年を投げたら、ただ投げられただけで少年が不幸になるのか
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/09/29(土) 23:52:11.28 ID:XuSD229p0


絹旗可愛すぎ
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/02(火) 20:25:43.86 ID:cVfkYQmYo
絹旗「さすが本物は違いますね」ニヤニヤ

初春「ばっちり決まってましたよ白井さん」ニヤニヤ

黒子「くぅ、この屈辱は忘れませんわ」

佐天「ノリノリだったくせに」

滝壺「いい笑顔だったよ」

 いきいきとしてた。

黒子「そうは言われても恥ずかしいのですわ」

サバガキテルワケヨ♪

滝壺「おや、この着信音はフレンダ・・・」ピッ

絹旗「あー、そういえば麦野が超お怒りでしたね、あれからどうなったんでしょうか」

初春「あえてみんなで仲良くむぎのんむぎむぎにわさびのり太郎一つ賭けます」

佐天「じゃああたしはスーパーむぎのん無双にうまい棒一本」

黒子「わさびのり太郎はツーンとするので苦手ですわ」

 酢だこのやつはベタベタするから好きじゃない。

木山「駄菓子か・・・・懐かしいな」

滝壺「なんだと、むぎにゃんがにゃんこしょのどっこいしょ?」
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/02(火) 20:32:27.21 ID:cVfkYQmYo
絹旗「えっ?」

初春「今滝壺さんがすごいことを言いませんでしたか?」

黒子「むぎにゃん・・ですの?」

佐天「ついにきたか・・・むぎにゃんモード」

 しっているのか雷電。

黒子「えっと、むぎにゃんモードというのは?」

佐天「むぎのんはシャケが割りと好き、だがむぎにゃんになると新鮮なアジの刺身を食べるまでひたすらおねだりを繰り返す」

 おね・・・だり?

絹旗「麦野のおねだり・・・・」

初春「想像してみたまえ、あのセクシーお姉さんのおねだりを・・・」

黒子「・・・・・ アリですわね」ボソッ

 なんと!

黒子「はっ!わ、わたくしにはお姉さまだけですの!!これは違いますのよ!!」

佐天「さすがむぎにゃん恐るべし」

絹旗「なんせむぎにゃんですからね」

初春「ええ、むぎにゃんですから」

滝壺「にゃんにゃんにゃんのむぎむぎにゃん・・・・わんわんおの出番はない・・・・」
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/02(火) 20:38:25.63 ID:cVfkYQmYo
滝壺「なるほど、まとめるとにゃんこらしょのどっこいしょでそーらんそーらんなんだね」

絹旗「超ソーランまできましたか」

初春「むぎにゃん祭りですね」

黒子「ソーラン節ですの?」

 ニシンが来たかとかもめになんたら。

佐天「むぎにゃん祭りにまで発展するとこれはもう日本経済が活性化するまである」

黒子「・・・さすがに大げさすぎますの」佐天「むぎNYAN!!」ブン

黒子「ぐはっ!!」

佐天「むぎにゃんのかわいさに悶え狂うがいいいいいいい!!!!!」

黒子「はいですのおおおおお!!!!むぎにゃんかわいいいいい!!!」

佐天「それでよい」

 ごくり・・・。

絹旗「むぎにゃんなんて超嘘なんですけどね」

初春「ここはじっと見守りましょう」

滝壺「むぎわんって何か言いにくい・・・・」ピッ
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/02(火) 20:49:52.04 ID:cVfkYQmYo
絹旗「あ、どうでした?」

滝壺「フレンダがクラスのみんな連れてこの公園に来るんだって」

初春「ほう、全員集合ですか」

 え?さっきの会話で?

佐天「ってことはクラスメイト全員で集まって何かやるってこと?」

滝壺「そういうことらしい」

木山「初日から積極的にコミュニケーションを深めてくれるとは、こちらとしてはありがたい限りだな」

黒子「全員で何か・・・と言われましても何をなさるおつもりで?」

絹旗「みんな来てから考えます?」

初春「それだと誰も意見出さずに終わりそうな気がするんですよねー」

 むー。何がいいのか・・・。
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/02(火) 21:05:46.26 ID:cVfkYQmYo
佐天「ではここはバッティングセンターとかどうだね?」

初春「おもしろそうですけど私運動できる服もってきてないですよ?」

佐天「あ、あたしも持ってきてないや」

絹旗「バッティングセンターって面白いんですか?」

滝壺「私はやったことないからわからない」

 ちょっと抵抗がある。

黒子「普段使ってない筋肉を使いそうで筋肉痛になりそうですわね」

佐天「そりゃ確かに硬いボールを硬いバットで打つわけですから衝撃で手は痛くなりますけど」

佐天「打ったボールが飛んでいくのを見るとスカッとしますよ?」

黒子「一度やってみるのも面白そうですわね」

初春「私は飛んでくるボールにバットを当てる自信がありません」

滝壺「私も当たりそうにない」

絹旗「女子ソフトボールもあるくらいですからそこは練習次第じゃないですか?」

 ボールのスピードにもよるけどやっぱり怖い。

木山「元気がありあまっているね、うらやましいよ」
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/02(火) 21:21:01.79 ID:cVfkYQmYo
佐天「まあバッティングセンターは今度機会を作って行ってみるとして」

絹旗「何をしましょうか」

初春「滝壺さんは何かありますか?」

滝壺「遠足に行きたい」

黒子「いや、遠足ではなくてですね・・・」

滝壺「みんなで仲良く青空の下でお弁当食べたい・・・一度でいいから・・・」

絹旗「滝壺さん・・・」

 なにやら聞いてはいけない事情がありそう。

木山「ふむ、いちおう扱いは特殊部隊ということになっているから申請を出せばなんとかなりそうだな」

滝壺「本当?」

木山「ああ、学園都市の外に出るのが難しいことは知っていると思うが統括理事会が主となって設立されたんだ」

木山「外で活動する可能性も考慮されてのメンバー選考と伺っているから訓練という名目で外にでることは不可能ではないだろう」

滝壺「なら・・・」

木山「と言っても泊まりの許可まではさすがに保証はできないがね」

佐天「遠足に行けるよ!」

初春「やったねりこちゃん!」

黒子「おやめなさい」

 かるく鬱。

絹旗「超楽しみですね滝壺さん!」

滝壺「うん!」
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/02(火) 21:44:07.55 ID:cVfkYQmYo
初春「さて、そろそろみなさんが合流したら何をするか決めておきましょうか」

黒子「そうですね、今日何するかじゃなくて今度何しようかって話だけですからね」

絹旗「では仕方ありません。ここはみんなで映画に行きましょう」

佐天「えー」

初春「えー」

滝壺「えー」

黒子「おや、なにやら不評のようですが」

 映画嫌い?

絹旗「なんですか、三人そろって ”えー” は無いじゃないですか」

佐天「だって最愛ちゃんの見たい映画つまんないんだもん」

絹旗「つまらないとは超失礼な」

初春「一緒に行って何回横で ”つまんねー” ってつぶやかれたことか」

絹旗「それは偶然つまらないのをつかんでしまっただけですよ」

滝壺「きぬはたと一緒に行っておもしろいのを見たことがない」

絹旗「ぐっ・・・」

黒子「それだけつまらない映画を引き当ててしまうだけなのではありませんの?」

 不幸ということかもしれない。
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/02(火) 21:53:34.27 ID:cVfkYQmYo
佐天「最愛ちゃんはいわゆるB級C級映画を好んで観るのが好きなんですよ」

初春「だから当たり外れが大きいというか、私たちが一緒に行くと見事にはずればかり引いてくれます」

絹旗「ですから、それは超偶然なんですってば!」

黒子「ふーむ、ならば絹旗さんが最近見た中で私たちにお勧めできるものをみんなで観に行くというのはいかがでしょうか?」

滝壺「てんさいがおる」

 その発想はなかった。

佐天「それいいですね、そうしましょう!」

絹旗「むう、それならば・・・・まあ思い当たるのが何本かありますね」

初春「エグいのはやめてくださいね?」

黒子「確かに、観終わって気分が悪くなるようなのはちょっと・・・」

絹旗「安心してください、コメディですからそういうのはありませんよ」

初春「なら安心ですね」

木山「映画か、久しぶりだな」

 私も。
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/02(火) 22:08:56.44 ID:cVfkYQmYo
初春「担任の先生含めて全員で遊びに行くなんてドラマでもありませんよね」

絹旗「と、いうか先生って暇なんですか?」

木山「暇、というほどでもないんだが私が受け持っているカリキュラムは飽きるほど研究したものばかりなのでね」

木山「君たちに授業で説明するにあたってそれほど準備に時間をとられるほどでもないのだよ」

佐天「いやー、できる大人って何かかっこいいね」

滝壺「うん、あこがれる」

フレンダ「あ、いたいたー」

黒子「おや、皆様おそろいで」

 合流。

麦野「待たせたわね」

滝壺「そうでもないよ」

バードウェイ「なんせこちらは怪我人だらけだからな」

レッサー「せくしぃを追求した上でのことだ、気にしない気にしない」

サローニャ「とばっちり受けただけなんだけどー?」

レッサー「気にしない気にしない」

サンドリヨン「やはり反省のかけらもない」
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/02(火) 22:12:34.89 ID:cVfkYQmYo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

なんとも中途半端な気がするけど細かいことは気にしない

むぎのんはむぎにゃんとむぎわんどっちが似合うのか、個人的にはレッサーが一番猫に近いようなそうでもないような

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/04(木) 19:56:39.33 ID:CFdaaEpOo
絹旗「いやー、見事に皆さん麦野におしおきされたみたいですね」

バードウェイ「とばっちりというやつだ」

サローニャ「すべてはレッサーちゃんのせいなのよん」

レッサー「理想のせくしぃを目の当たりにしたらいてもたってもいられなくなってね」

滝壺「これはひどい」

木山「やれやれ、困ったものだね」

初春「むぎのんむぎむぎはありませんでしたか・・・」

麦野「むぎのんむぎむぎって何よ」

 こまけえこたあいいんだよ。

佐天「じゃあ初春、わさびのり太郎もらうね」

初春「こうなったら大盤振る舞い10枚です!」

麦野「だからむぎのんむぎむぎって何なのよ」

フレンダ「怒ると手がつけられなくなるけど頼りになるのが麦野なわけよ」

麦野「で?」

フレンダ「まああれよ、麦野の優しさで和むってことよ」

フレンダ(多分ね)

麦野「何だそれ」
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/04(木) 20:00:53.49 ID:CFdaaEpOo
レッサー「ほう、ならば私もやってみようではないか」

サンドリヨン「嫌な予感しかしない」

レッサー「むぎのんむぎむぎ!!」ピョーン 佐天「やめい!!」ブン

レッサー「ぐへあっ!!」

佐天「服を脱がずに飛び掛ってどうする!!」

レッサー「え?服?」佐天「ルパンを見ろ!!」ブン

レッサー「ふじこっ!!」

佐天「意中の相手を強引に手篭めにする際有効なものだ!」

レッサー「やってやりますうううう!!!」ヌギヌギ 佐天「馬鹿野郎!!」ブン

レッサー「ごぶぁっ!!」

佐天「誰がここで脱げと言った!!てめえは何もわかっちゃいねえ!!」

レッサー「どうすればいいんですかああああ!!!」

佐天「百聞は一見にしかずだ!!今日帰る途中にDVDをレンタルしてこい!!」

レッサー「わかりましたあああああ!!!!!」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/04(木) 20:10:01.99 ID:CFdaaEpOo
麦野「こら佐天」

佐天「なんだいむぎのん」

麦野「むぎのんはもうこの際どうでもいいわ・・・ つまりレッサーは私の寝込みを襲うってことでいいのよね?」

佐天「そのとおりだよむぎのん」

麦野「はっきりと言ってくれるわね。私はあんなのに寝込み襲われたら手加減できないわよ?」

佐天「わかってないなあ、わかってねえよお」

麦野「もったいぶらないでほしいんだけど?」

佐天「ルパンダイブの成功率を知っているのかね?」

麦野「ごめん、知らないわ」

初春「驚きの成功率0%です」

黒子「私もお姉さまによくやりましたが悉く返り討ちにされましたの・・・それはもう数え切れないくらいに・・・」

サンドリヨン「お姉さま・・・同性愛?」

サローニャ「私はノンケよん?」

黒子「し、失礼な!!私のこのお姉さまへの愛は同性愛というものではなく純粋にですね」佐天「言い訳するんじゃねえ!!」ブン

黒子「ぶごぁっ!!」
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/04(木) 20:17:09.32 ID:CFdaaEpOo
佐天「今まで何しようとしてきたか洗いざらい話してみろおおおおお!!!!」

黒子「はいいいいい!!!パンツぱくるのは朝飯前でいけない薬を用いてラブホテルで一晩過ごしたいくらいは」佐天「もうええわ!!」ブン

黒子「がはっ!!」

麦野「うわぁ・・・・・」

絹旗「うわぁ・・・・・」

滝壺「うわぁ・・・・・」

フレンダ「うわぁ・・・・・」

 うわぁ・・・・・。

バードウェイ「うわぁ・・・・・」

サンドリヨン「うわぁ・・・・・」

サローニャ「うわぁ・・・・・」

レッサー「なるほど、せくしぃな体を目指すためには一度あの体を堪能する必要が・・・」

レッサー「こういう方法もあり・・・だな」メモメモ

初春「こらこら」

佐天「みなさんがドン引きしてらっしゃるだろうがあああああ!!!」

黒子「はんせいしてまああああああすうううう!!!!」佐天「反省だけならサルでもできる!!」ブン

黒子「ウ゛キ゛ィッ!!!」

佐天「ここのメンバーに手出したら追放ですからねえええええ!!!」

黒子「はいいいいいわかりましたあああああ!!!!」
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/04(木) 20:31:28.86 ID:CFdaaEpOo
佐天「と、いうわけでルパンダイブとは返り討ちにあうためにあるのだよむぎのん」

麦野「いや、安心できないわよ」

フレンダ「そう言うなら私が麦野の部屋にトラップしかけてあげようか?」

麦野「それも面倒じゃない、私にトラップだらけの部屋で過ごせって言うの?」

フレンダ「なら私が一緒に寝てあげようか?」

麦野「あんたもう一回殴られたい?」

フレンダ「いえいえ、冗談なわけよ」

木山「もう少し穏やかにしてほしいのだけどね?」

 無理。

初春「と、いうか住所教えなきゃいいじゃないですか」

麦野「自分で調べそうじゃない?」

レッサー「よくわかってらっしゃ」佐天「させるか!!」ブン

レッサー「ぶごっ!!」

佐天「ルパンダイブにもルパンダイブのルールがある!!このあたしの許可なくむぎのんを襲うことは許さん!!」

レッサー「わかりましたああああ!!!」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/04(木) 20:37:27.33 ID:CFdaaEpOo
佐天「と、いうわけだむぎのん、このあたしの許可無くレッサーがむぎのんの寝込みを襲うことはなくなったぜ!」

麦野「そう、なら安心して眠れるわね」

バードウェイ「ずいぶんと信頼しているな。佐天が許可を出したらどうする?」

麦野「こいつはそんなことしないわよ。これでもお互い背中預けて結構ドンパチやってるんだから」

バードウェイ「・・・そうか」

サンドリヨン「何かうらやましい」

サローニャ「信頼できる仲間ってうらやましいねえ」

初春「私たちもみなさんとそういう関係になれたらいいですね」

絹旗「ルパンダイブは超簡便ですけどね」

滝壺「でもみんなでお泊りはいつかやりたい」

フレンダ「それ楽しそう」

 ぜひやりたい。

木山「そうなってほしいものだね」
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/04(木) 20:46:31.76 ID:CFdaaEpOo
佐天「それでは今日は皆の親睦を深めるために最愛ちゃんお勧めの映画を観に行きたいと思いまーす!!」

麦野「えー」

フレンダ「えー」

絹旗「だから何で二人とも ”えー” 言うんですか!!」

滝壺「安心のきぬはたくおりてぃ」

バードウェイ「どういうことだ?」

サンドリヨン「不評?」

麦野「言っとくけどつまらないわよ?」

サローニャ「つまらない映画が好きなの?」

黒子「いえ、そういうことではないようですわ」

レッサー「じゃあすっごくアダルティなやつ?」

初春「そういうわけじゃなくてなんと言うかつまらなそうなものの中からおもしろいのを探すのが好きみたいですよ?」

絹旗「そう!!そうです!!初春が超いいこと言いました!」
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/04(木) 21:06:29.00 ID:CFdaaEpOo
麦野「って言われても・・・」

フレンダ「ねえ?」

絹旗「ぐぬぬ」

滝壺「むぎの、ふれんだ、今日のきぬはたのおすすめは一味違う」

麦野「余計に心配なんだけど」

フレンダ「私も」

初春「まあまあ」

佐天「今日は最愛ちゃんが満足した作品の中からあたしたちにもお勧めできるものを観に行くんですから」

絹旗「つまり今までは誰かと行った時に運悪くはずれを引いていただけなのです」

麦野「ってことは私たちは絹旗のくじ引きにつき合わされてたってこと?」

滝壺「そういうことだね」

フレンダ「じゃあ今日はいくらか期待していいの?」

絹旗「もちろんです!」フンス
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/04(木) 21:27:50.38 ID:CFdaaEpOo
バードウェイ「映画か・・・このところ観てないな」

サローニャ「行ってみるだけでもおもしろそうじゃん」

サンドリヨン「楽しみ」

レッサー「これでむぎのんともっと仲良く・・・そう、私としたことが焦ってしまったようだな」フフフ

佐天「それじゃあ皆で映画館へ行こう!」

滝壺「おー」

初春「ではせっかくですので皆さんにお近づきの印を」

 それはわさびのり太郎。

バードウェイ「なんだこれ?」

サンドリヨン「せんべいとも違う」

レッサー「どれどれ」ピー

サローニャ「ちょとべたべたしてる・・」
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/04(木) 21:38:32.38 ID:CFdaaEpOo
もぐもぐ

バードウェイ「ん!!!」

サンドリヨン「くぅぅぅぅ!!!」

レッサー「あばばばばば!!!」

サローニャ「うええええええ!!!」

初春「あれ?」

フレンダ「外国の人にわさびのり太郎は刺激が強すぎるわけよ」モグモグ

麦野「だから日本人じゃないあんたが言うな」

黒子「初春・・・せっかくみなさんと仲良くなろうとしているのに意地悪はいけませんわ」

初春「いや、そういうつもりじゃなかったんですよ?」

絹旗「つらそうですね」

滝壺「わたしもこれは苦手。つーんとする」

木山「涙目になってるじゃないか、大丈夫か?」
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/04(木) 21:48:44.42 ID:CFdaaEpOo
バードウェイ「にゃにごれ・・・」グスッ

滝壺「あれ?すごくかわいい・・・」

黒子「逆に和みますわね」

サンドリヨン「WASABI・・・江戸っ子の味・・・・」ゴホッ

絹旗「超無理してますね」

レッサー「ごれだべものじゃない・・・」ウェ

フレンダ「おいしいのに」モグモグ

サローニャ「これ・・・絶対罰ゲームちゃん・・・」

麦野「いや、苦手な人は苦手だからあながち間違いじゃないんだけど・・・ここまで?」

木山「わさびの刺激を知らなければこういうものだろう」

佐天「なんか悪いことしちゃったね」

初春「猛省です・・・」

 相手の好みに合わないものを食べさせてしまったとき・・・すごくつらい。
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/04(木) 22:04:47.84 ID:CFdaaEpOo
滝壺「ここはお茶ですっきりさせよう はい」

バードウェイ「ん」ズズ

バードェイ「うえぇ・・・」グスッ

滝壺「あれ?」

絹旗「滝壺さん、それすっごく濃い緑茶です」

バードウェイ「にぎゃい・・・」プルプル

滝壺「なんてこった」

バードウェイ「みじゅ・・・」ウルウル

黒子「しばしお待ちを」ヒュン

 消えた。

サンドリヨン「RYOKUTYAこそ至高・・・ ごくん・・・・・ うえっ」

麦野「あんたは一体何と戦ってるんだ・・・」

サンドリヨン「日本と・・・」

佐天「なんという心意気、涙が出ちまうぜ」

レッサー「ごくっ うぅ・・・あんたら本当にこれ飲んでるの?」

初春「慣れない人には刺激が強すぎますか・・・」

サローニャ「舌が変な感じ・・・あと鼻にくる・・」

フレンダ「なあに、その刺激を楽しめるようになるまでそう遠くはないわけよ」

木山「君が言うとやはり違和感があるな」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/04(木) 22:12:03.78 ID:a5ylsJ+o0
RYOKUCHA
じゃないのか?
違ったらスマソ
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/04(木) 22:18:33.68 ID:CFdaaEpOo
ヒュン

黒子「お待たせいたしましたわ。お水ですの」

佐天「さすがテレポート、一瞬ですね」

バードウェイ「ん」ゴクゴク

サンドリヨン「ん」ゴクゴク

レッサー「ん」ゴクゴク

サローニャ「ん」ゴクゴク

 すごく便利。

バードウェイ「わさびきらい・・・」グスッ

サンドリヨン「おいしゅうござりました・・・」

麦野「無理してるわね」

サンドリヨン「そんなことはございやせん・・・・」

木山「目に涙浮かべられてもな」

レッサー「日本の食文化恐るべし・・・」

滝壺「なんということ、日本の文化に悪い印象を与えてしまった・・・」ズーン

黒子「滝壺さんがそこまで沈む必要はありませんわ、少しずつ。ですの」

滝壺「黒子はやさしい」

黒子「淑女として当然ですわ」

サローニャ「日本の料理は薄味だって聞いてたんだけどね?」

絹旗「えっと、そもそも最初に食べたわさび味のお菓子ですけど、わさびというのは薬味」

絹旗「まあペッパーのひとつとして考えてもらえるとわかりやすいかもしれません」

サローニャ「なるほどね、マスタード味みたいなもんか」

絹旗「そういう解釈でいいと思います」

サローニャ「どうりでつらいわけじゃん」

絹旗「そして緑茶なんですが、味の濃い薄いがありまして、味の濃い緑茶はあまーいお菓子を食べてから飲むもので」

絹旗「お茶だけ飲むのは日本人でも辛いです」

サローニャ「なるほどねー」チラッ

初春「す、すみません。まさかここまで辛い思いをさせてしまうなんて・・・」

滝壺「緑茶を飲ませた私も同じ、みんな本当にごめんね」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/04(木) 22:28:45.76 ID:CFdaaEpOo
バードウェイ「わさびをつかっていたずらしたらゆるさない・・・・」ウルウル

滝壺「それはもちろん」

初春「食べ物では遊びませんよ?」

バードウェイ「なら・・・いい・・・」グスッ

サローニャ「あらあら、ちびっこらしくかわいこちゃんになってるじゃん」ナデナデ

バードウェイ「な、なでるなぁ!」

黒子「ふふふ、とてもかわいらしいですわね」ナデナデ

 同感。ナデナデ

バードウェイ「やーめーろー ///////」

麦野「何か和むわ」

サンドリヨン「初春。もう一枚もらえる?」

初春「え?」

レッサー「猛者がおる」

フレンダ「おーっと、レッサーはここで負けてしまうのかー?」

レッサー「いや、煽られてもやらないよ?」

フレンダ「えー」

レッサー「えー 言われてもやらないってば」

フレンダ「と、言いつつ心の中ではもう一枚食べたいと思ってたりするわけよ」

レッサー「ごめんマジで簡便して」

フレンダ「あ、うん なんかごめん」

木山「ふう、徐々に仲良くなってきているようだな、この調子で行ってほしいものだ」

佐天「ですねー、もう少ししたらみんな落ち着くと思うんでそしたら映画に行きましょう」

木山「そうだな」
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/04(木) 22:29:14.46 ID:CFdaaEpOo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

キャラが増えると話がなかなか進まないよ!!でも気長に待ってね!!

次回はいよいよ映画を観に行きます。映画館でどんな展開が待ち受けているのか・・・

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/04(木) 23:47:29.27 ID:ewkMKUhz0


WASABIって映画あるな
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/05(金) 12:08:26.30 ID:4NkNIKNSO
乙ー。
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/11(木) 20:41:25.01 ID:WTtX5ZWro
佐天「と、いうわけで」

初春「映画館にやってきました!」

絹旗「ここからはこの私が皆さんをエスコートしてあげましょう!」

滝壺「おー」パチパチ

サンドリヨン「おー」パチパチ

黒子「楽しみですの」

バードウェイ「サンドリヨンのやつあれから4枚食べてたぞ」

レッサー「猛者ね」

サローニャ「真似できないよん」

フレンダ「涙目になりながらも食べきったサンドリヨンから大和魂を感じるわけよ」

麦野「大和魂の基準がわからんわ」

木山「立場上言っておくがあまり騒ぐんじゃないぞ?」
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/11(木) 21:03:39.25 ID:WTtX5ZWro
絹旗「さて、映画を観る前にはもちろんポップコーンは欠かせません!」

絹旗「そしてこの学園都市ならではという味のポップコーンがあります。まずはみなさんこれを試してください」

バードウェイ「なんだこれは?」

サンドリヨン「青汁味のポップコーン?」

レッサー「青汁って何?」

サローニャ「色からするとさっきのお茶と同じじゃないの?」

佐天「青汁とはこの国独自の健康飲料です」

黒子「味はとんでもないものだとお聞きしておりましたがなにやら最近のはそうでもないみたいですわね」

フレンダ「味はかなり改良されてるみたいなわけよ」

滝壺「きぬはた、なんでこれを買って来たの?」

絹旗「学園都市には超変なジュースがたくさんあるじゃないですか。このポップコーンでそれを少しでも経験してもらえたらと思ったんですよ」

木山「さっきの二の舞にならないか?」

麦野「ま、なんとかなるでしょ」
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/11(木) 21:10:22.05 ID:WTtX5ZWro
もぐもぐ

バードウェイ「くさい・・・」

レッサー「おえぇ・・・」

サローニャ「私らきらわれものちゃん? うぇ」

初春「あらら・・・」

絹旗「そ、そう!これはひとつの試練なのです!これを乗り越えれば健康への道も開けるわけでして・・・」

サンドリヨン「ふふ・・・お・・おいしい・・・もう一口・・」モグモグ

佐天「そんなにひどいの?」

黒子「怖いもの見たさですわね」

フレンダ「っていうか私たちも食べないといじめてるみたいなわけよ」

佐天「そいつぁいけねえな、みんな!がつがついこうぜ!」

滝壺「がってんしょうち!」

麦野「なんでそんなに気合入ってるのよ」

木山「私も興味あるな、一口もらおうかな」
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/11(木) 21:17:43.25 ID:WTtX5ZWro
もぐもぐ

佐天「ごめん、これは無理・・・」

初春「青汁の悪いところだけを濃縮したような味ですね・・・」

麦野「そもそも青汁ってそういうものじゃないの?」

木山「いや、これはつらいな・・・ だというのに」チラッ

サンドリヨン「く・・くせになる・・ もう一口・・・」モグモグ

バードウェイ「どのような味覚をしているのだこいつは」

レッサー「たしかにさっきのわさびのお菓子といいこのポップコーンといいもう一回食べてみたくなるけど・・」

サローニャ「あれは真似できないよん」

黒子「それにしてもなぜこれを販売しようとしたのか謎ですわね」

フレンダ「罰ゲーム用じゃないの?」

滝壺「きぬはた、おいしいやつを食べさせてあげないとみんなが私たちを信頼してくれなくなるかもしれない」

絹旗「そうですね、次はわりといけるやつを皆さんに紹介します」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/11(木) 21:30:29.52 ID:WTtX5ZWro
もぐもぐ

バードウェイ「まったく、何で最初からこれを食べさせないのだ・・・」

サンドリヨン「おいしい」

佐天「ほうほう、喜んでらっしゃいますな」

レッサー「本当、こういうのだけでいいのにね」

初春「ですがああいうのもアクセントになるんですよ?」

サローニャ「そういうのはもう少し日本に慣れてからにしてほしいんだけどね?」

木山「一理あるな」

麦野「キャラメルハニーにバナカフェオレ、のりせんべい風味、カレーペッパーにかりんとう風味?すごいのがあるのね」

絹旗「青汁よりもひどいのもあるんですけどおいしく食べてもらえそうなのはここらへんですね」

滝壺「あまいのとしょっぱいのを交互に食べるのがやめられない」モグモグ

バードウェイ「ああ、ここから逃れる方法が知りたい」モグモグ

レッサー「恐るべし・・・」モグモグ

黒子「すごい勢いで食べてますわね」モグモグ

フレンダ「人のこといえる?」モグモグ

黒子「むう・・・」モグモグ
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/11(木) 21:34:46.47 ID:WTtX5ZWro
絹旗「ポップコーンを食べていたらいつの間にか上映時間が迫っていましたね」

滝壺「ポップコーンだけだと喉かわくね」

佐天「じゃああたしたちで飲み物買ってこよっか?」

初春「ですね」

黒子「私も手伝いますわ」

サンドリヨン「私も手伝う」

バードウェイ「あ、私はコーラにしてくれ!変なのはもうこりごりだ!」

レッサー「私はジンジャエール!」

サローニャ「コーヒーで!」

フレンダ「よほど懲りたみたいね」

麦野「そりゃあんなもの食べればね

木山「さて、残ったメンバーは移動しよう。座れなくなるかもしれないぞ」

 ちなみにみんなのチケットは私が用意しておいた。何気に重要な役割。
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/11(木) 21:50:04.41 ID:WTtX5ZWro
上映中

バードウェイ「ほぉ・・・」

レッサー「これおもしろいね」

サローニャ「日本文化恐るべし」

サンドリヨン「これが日本のごく普通の家庭環境」

佐天「ってこれ・・・」

初春「ドリフですか?」

絹旗「似ているようですが違います」

フレンダ「ぱくりっぽいわけよ」

絹旗「超違います!」

麦野「面白いは面白いけど何か想像してたのとちがうわね」

黒子「こういうタイプの映画もありましたのね、知りませんでしたわ」

木山「中々シュールだな」

バードウェイ「これが日本のごく普通の家庭環境?そうは思えないが・・・」

 どうみても昭和の風景。
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/11(木) 22:04:03.74 ID:WTtX5ZWro
はははははははは

レッサー「ねえ、落ちてきたの何?」

初春「金たらいです」

サローニャ「何につかうの?」

黒子「洗濯する時等ですわね、なのでこれは本来の使い方ではありませんわ」

サンドリヨン「シュール」

バードウェイ「これはかなり笑えるな」

佐天「いやー、最愛ちゃんのおかげで良いコミュニケーションタイムになりましたなー」ナデナデ

麦野「まったくよね」ナデナデ

絹旗「だから何でなでるんですかー!」ウガー

滝壺「きぬはたがかわいいからしょうがない」ナデナデ

木山「こらこら、ほかの人もいるのだから騒がない」

フレンダ「携帯ももちろんサイレントに」

 上映中はお静かに。
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/11(木) 22:23:34.20 ID:WTtX5ZWro
サローニャ「いやー、おもしろかったー」

絹旗「喜んでいただけたみたいでほっとしてます」

バードウェイ「こんなに笑ったのは久しぶりだな」

麦野「海外の人にも笑ってもらえるって何かすごいわね」

フレンダ「それだけわかりやすいってわけよ」

サンドリヨン「日本の文化はやはりすばらしい」

レッサー「この映画観たせいで焼き魚食べたくなっちゃった」

滝壺「魚の塩焼きも立派な日本の文化」

フレンダ「ならここはやっぱり鯖よね」

麦野「何言ってんの、鮭でしょ?」

木山「両方食べればいいだろう?どちらもおいしいのだから」

初春「でも鯖は塩焼きより味噌煮じゃないですか?」

佐天「しめ鯖がいいんじゃないの?」

黒子「いきなりしめ鯖はハードルが高くありませんこと?」

 酢に加えて刺身。受け入れてもらえるのか。
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/11(木) 22:33:19.03 ID:WTtX5ZWro
フレンダ「鯖ったら鯖ー!!」

麦野「鮭ったら鮭!!」

バードウェイ「何をやっているんだ?」

絹旗「鯖がおいしいか鮭がおいしいかで争っているみたいですね」

サンドリヨン「けんかよくない」

レッサー「私の一言からどうしてこんなことに」

サローニャ「殴り合いになったら止めちゃうよん」

佐天「そんなことはこの佐天涙子が許さん!!」ヒュッヒュッ

初春「素振りしないでくださいよ」

滝壺「掬い投げの素振り・・・ シュール」

フレンダ「いくら麦野でもこればっかりは引けないわ!!」

麦野「いいじゃない、なら納得させてやるまでよ!!」

木山「何をしようというんだい?」

麦野「勝負よフレンダ!明日みんなの分の昼食を作ってどっちがおいしいか決めてもらいましょう!!」

フレンダ「臨むところよ!」

黒子「なんと、料理勝負ですの」

佐天「許す!」

滝壺「うむ、とことんやるといい」

絹旗「超楽しみです!」

初春「佐天さんが掬い投げを納めましたか、なんだかんだ言ってむぎのんさんは料理が上手いですから私も楽しみです」

バードウェイ「料理対決か」

レッサー「何か平和的な解決方法じゃない」

レッサー「はっ!ここでむぎのんのポイントを稼いでおけばあのダイナマイトボディを楽しむことができるチャンスも・・・」ブツブツ

サンドリヨン「下心よくない」

サローニャ「おいしいものが食べられたらいいけどねー。わさびみたいなのはこりごりよん」

 さあどうなる料理対決。乞うご期待。
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/11(木) 22:37:19.82 ID:WTtX5ZWro
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

三連休?全ての国民が休めるといつから勘違いしていた?

次回から学校生活がスタートします。ほのぼのとできたらいいなあ

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/13(土) 21:42:27.93 ID:eZpRas5Jo
麦野「と、言うわけで早速買い物に行くわよ」

佐天「合点承知!」

初春「むぎのんさんの実力を見せてあげましょう!」

黒子「何で私も付き合わなくてはなりませんの?」佐天「何言ってんだ!」ブン

黒子「ごはっ!!」

佐天「これもひとつのコミュニケーションだろうがああああ!!!」

黒子「そうですわあああああ!!!お買い物タイムですのおおおお!!!」

佐天「決してテレポーターと一緒なら荷物の運搬が楽だとか考えたわけじゃありませんからね」

初春「えっ?」

佐天「えっ?」

麦野「荷物を運ぶのを手伝ってほしいのもあるけど調理を手伝ってほしいってのもあるのよね」

黒子「調理をですの?」

麦野「そ、全員分を少なめに作るとはいえ6人分くらいにはなるから私一人じゃ運ぶのも調理するのもつらいもの」

佐天「ところで献立はどうします?」

麦野「ヨーロッパの人間相手に生ものは絶対だめだろうから・・・」

初春「そもそも鮭って生で食べたらだめなんじゃないですか?」

黒子「スモークしたり凍らせたりすれば問題ないみたいですわよ?」

初春「あ、そうだったんですか、海原雄山がそんなこと言ってたような気がしたのでずっとそう思ってました」

麦野「うーん・・どうしようか・・・」

219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/13(土) 21:58:37.74 ID:eZpRas5Jo
佐天「散らし寿司はどう?」

麦野「散らし寿司か・・・悪くないわね」

黒子「サンドリヨンさんは日本の文化が大好きのようですので喜ばれるかもしれませんわね」

初春「炙ったサーモンの握り寿司じゃだめなんですか?」

麦野「発想は悪くないけど私握るの苦手なのよね」

佐天「飯炊き三年握り八年ですからね」

黒子「鮭といえば・・・焼くくらいしか思いつかないのがつらいところですわね」

麦野「うーん・・・煮ると鮭の味が逃げちゃうのよね・・・」

初春「生ものがだめですからイクラは使えませんし・・・」

麦野「日本人でも嫌いな人いるからやめておいた方が無難ね」

黒子「バターやホイル等はありきたりでしょうし・・」

佐天「散らし寿司があるからわざわざ塩焼きにするのも芸がありませんね」

麦野「塩焼きをほぐして酢飯にまぜるのだものね」

初春「組み合わせとしては統一感がありませんがグラタンとかどうでしょうか?」

麦野「グラタン・・・悪くないわね」

黒子「散らし寿司とグラタン・・・なんという組み合わせでしょうか・・・」

佐天「別々に食べたいね」
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/13(土) 22:22:28.11 ID:eZpRas5Jo
初春「そうだ!別々ですよ!」

麦野「どうしたの?」

初春「コース料理のように少ない量で順番に出していけばいいんですよ」

佐天「それいいね」

黒子「それなら色々出せそうですわね」

麦野「煮物焼き物椀物ご飯和え物刺身・・・なるほどね」

黒子「と、なると全てに鮭を絡める必要はなくなりますわね」

初春「そうですね、むしろ鮭料理をおいしく味わうための献立を考えなくてはいけませんね」

麦野「ってなると学校で調理する必要があるわけだけど・・・」

黒子「あの学校にその設備があるのでしょうか」

初春「それなら任せてください」

麦野「何とかできるの?」

佐天「もちろんですよ」
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/13(土) 22:29:39.26 ID:eZpRas5Jo
佐天「いでよあれいすたん!」

アレイスター「はっ!」シュタッ

黒子「ひいっ!!」

麦野「何よこいつ!!」

初春「学園都市の統括理事長。あれいすたんです」

麦野「こいつが・・・・」

黒子「何でずぶぬれですの・・・」

初春「趣味です」

麦野「趣味?」

初春「つねに液体の中にさかさまに沈んでいないと気がすまないという趣味を持っています」

黒子「それは趣味とは言わないような気がしますの」

佐天「あれいすたん、話は聞いての通りだ。あの学校に調理室を用意しろ」

アレイスター「YEA!仰せのままに!」

佐天「任せたぜ」
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/13(土) 22:55:27.26 ID:eZpRas5Jo
麦野「えーっと、何かずぶぬれのまま全力で走っていったけどあれでいいのかしら?」

黒子「私にもよくわかりませんわ」

初春「大丈夫です。あれいすたんはいざというときはやってくれる男ですから」

佐天「明日の朝には学校に最新の調理設備が整えられるでしょう」

麦野「学校で調理できるのはありがたいけどこんなに大げさにしていいのかしら?」

初春「いいんですよ」

黒子「お弁当のお話がどんどん大きくなっていきますわね」

麦野「それだけ調理時間とれるもんなの?」

初春「取ろうと思えば取れます」

麦野「いいのかよそれで・・・」

佐天「なんせ教員が木山先生しかいませんからね、もうある意味やりたい放題ですよ」

初春「と、言って授業に出なくていいわけじゃありませんからね?」

麦野「わかってるわよ」

黒子「どのくらい調理時間がとれるかわかりませんからできる限りの下ごしらえは今日のうちにやっておいたほうがよさそうですわね」

麦野「いえてるわね」

佐天「さ、それじゃあ早速買い物に行きましょう」

黒子「ってまだ献立は決まってませんわよ?」

初春「決めてから買い物に行くよりも買い物をしながら献立を考えたほうが効率がいいじゃありませんか」

麦野「手に入らないものもあるかもしれないからそれがよさそうね」

黒子「それもそうですわね」

佐天「ってことで」

初春「いざ買い物へ!」
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/13(土) 23:35:16.69 ID:eZpRas5Jo
フレンダ「そんなわけで、お願いするわけよ」

絹旗「何で私たちがフレンダを手伝わなくちゃいけないんですか?」

フレンダ「えー、だってだって買い物ひとつにしたって私一人じゃきついわけよ」

滝壺「手伝うのはかまわないけどふれんだはどういうお弁当を作るの?」

フレンダ「うーんと、塩焼きが食べたいって言ってたから当然鯖の塩焼きは外せないわけよ」

絹旗「鯖の塩焼きがメインのお弁当って聞いたことがありませんね」

滝壺「うん、メインにするには何か寂しい感じがする」

フレンダ「で、でもレッサーは塩焼きが食べたくなったって言ってたから塩焼きは外せないわけよ」

絹旗「いや、悪くは無いんですよ?」

滝壺「塩焼きだけだと物足りなくなると思う」

フレンダ「むー・・」

絹旗「それに魚の塩焼きって焼きたてが一番じゃないですか?」

滝壺「それは言えてる」

フレンダ「でも学校で焼くなんてできないわけよ」

絹旗「甘いですねフレンダ。そんなことでは麦野に勝つことはできません」

滝壺「うん。むぎのなら私たちに予想もつかないようなことを平然とやってのける」

フレンダ「確かに・・・・でもどうすればいいわけ?」
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/13(土) 23:46:44.93 ID:eZpRas5Jo
絹旗「ここは日本の超伝統、七輪ですよ」

フレンダ「え?」

滝壺「炭火の力だね、きぬはた」

絹旗「そうです。炭火こそ日本の焼き物に欠かせません」

フレンダ「ちょ、ちょ、ちょっと待って。七輪なんて持ち込んでいいわけ?」

絹旗「いけないんですか?」

フレンダ「いや、火気なんて持ち込んだら・・・」

滝壺「ふれんだ、私たちは特殊部隊なんだからそのくらいはお咎めなしだよ」

フレンダ「そういうもの?」

絹旗「そうに決まってるじゃないですか」

滝壺「だからふれんだの力の限りおいしい鯖を食べさせてあげよう」
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/13(土) 23:57:06.82 ID:eZpRas5Jo
フレンダ「よ、よーし、それなら麦野とみんなに賞賛させるものを作ってやるわけよ!」

絹旗「それでこそです」

滝壺「私も応援している」

フレンダ「っていうか何で二人がそんなに力入れてるわけ?」

絹旗「おもしろそうですから」

フレンダ「おもしろそうねえ、滝壺は?」

滝壺「みんなで料理するの楽しいから」

フレンダ「あー・・・そうね。確かに楽しいわけよ」

絹旗「ところでフレンダは鯖の塩焼きひとつで勝負するつもりですか?」

フレンダ「いや、さすがに塩焼きだけだと寂しいから・・ってこれお弁当対決じゃないの?」

滝壺「そんなことを言っているとむぎのに出し抜かれる」

フレンダ「え?マジで?」

滝壺「西南西から信号が来ている。普通のお弁当など出したら鼻で笑われてしまう」

絹旗「なんせ相手は麦野ですからね、何をしてくるか・・・」

フレンダ「そういわれると確かにそんな気がしないでもないわけよ」
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 00:06:24.95 ID:TST1suz0o
滝壺「ここはひとつ鯖づくしはどうだろう」

フレンダ「鯖づくし?」

絹旗「何から何まで鯖にするんですか?」

滝壺「そうではない。炭火と土鍋で炊いたご飯にお味噌汁。これを基本に鯖のお惣菜を何品か作る」

フレンダ「ふむふむ、悪くないわけよ」

絹旗「日本ならではのお惣菜ですか、いいですね」

滝壺「さんどりよんが喜びそう」

フレンダ「うーん、それなら鯖寿司もあったほうがよくない?」

絹旗「いいかもしれませんね」

滝壺「ただ問題なのは調理時間がどれだけ確保できるか」

フレンダ「そうね、通常一時間だと考えると・・・」

絹旗「どれだけ時間を短縮できるかですね」

滝壺「煮物なんかは今日のうちに作っておいて、揚げ物や焼き物は三枚におろしたものを使うとか工夫が必要」

フレンダ「うーむ、となるとどれだけ下ごしらえをすませておけるかにかかってくるわけよ・・・」

絹旗「おっと、まずはその鯖を手にいれなければ話になりません」

滝壺「早速買いにいこう」

フレンダ「よーし、負けないぞー」
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 00:06:50.42 ID:TST1suz0o
今夜はここまで。続きは明日
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 09:14:53.96 ID:TST1suz0o
レッサー「料理対決なんてことになっちゃったなー」

バードウェイ「あいつらもくだらないことで張り合ってくれるな」

サンドリヨン「殴り合いなら圧倒的にむぎのん」

サローニャ「雰囲気的に料理もむぎのんちゃんじゃないの?」

 加えてセクシー。おっぱいもげろ

木山「明日から普通に授業をするつもりなのだがこの分ではろくに授業などできそうにないな」

レッサー「と、いいますと?」

木山「そもそも教室は授業ができる状態なのかい?」

サンドリヨン「それは心配いらない」

バードウェイ「むぎのんに殴られただけだから教室の備品は何一つ壊れちゃいない」

木山「殴られた・・・まあ特殊部隊なのだから怪我はつきものなのだろうが殴られた割には君たちは平気そうだな?」

サローニャ「魔術師ちゃんなんだからこのくらいの怪我は魔術で治療できちゃうのよん」

木山「便利なものなのだな」

 チート。うらやましい
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 09:45:30.66 ID:TST1suz0o
木山「魔術は使わないと約束してなかったか?」

バードウェイ「怪我を治療するくらいならお咎めなしだろう。さすがにそれまで制限されるとこちらも辛い」

木山「それもそうだな」

サローニャ「先生ちゃんにしつもーん」

木山「何だい?」

サローニャ「先生ちゃんはどう見ても戦闘に向いてなさそうだけどそこんとこどうなの?」

木山「君が思っている通りだ。私は超能力に関する授業を行うが戦闘とは無縁なのでね」

サンドリヨン「別に担当がいるの?」

木山「そもそも戦闘訓練を行うかどうかすら決まっていないからね」

レッサー「それでいいのか学園都市」

木山「なに、今日明日戦闘をしなくてはならないわけではないんだ、それは追々だろうな」

バードウェイ「なるほどな」
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 10:33:40.85 ID:TST1suz0o
木山「日本での生活はどうだい?」

バードウェイ「悪くないな」

サンドリヨン「便利すぎて抜け出せなくなりそう」

レッサー「ご飯がおいしいから太っちゃいそうですね」

サローニャ「ご自慢のボンテージちゃんが目も当てられなくなりそうね」

レッサー「失礼な、それだけはプライドにかけて維持するに決まっている」

バードウェイ「ドーナツとポップコーンとジンジャエール、この後夕食も食べるのだろう?」

レッサー「ぐ、ぐぬう・・・ それはみんな同じことじゃない」

木山「おやつが毎日支給されるわけだから基礎体力を高める授業も毎日あったほうがよさそうだな」

バードウェイ「そうしてくれると助かる。程よい運動は体に良いからな」

木山「と、言っても私も運動は苦手なのだがね」

サンドリヨン「教師と一緒に汗を流す。優勝を目指して」

レッサー「優勝?」

サローニャ「大会でもあるの?」

サンドリヨン「練習試合が迫ってきている」

バードウェイ「私たちは何かしなくてはならないのか?」

木山「いや、今のところ君たちが何か競技をする予定は無いのだがね」

サンドリヨン「そんな・・・練習試合で強豪校に惜敗するところから地区予選を勝ちあがり全国対価へ行くのでは・・・」

木山「そもそも何の大会で全国を目指すつもりだ」

 先生を抜いてメンバーは12人、サッカーはギリギリ野球は少し余裕があってバレーとバスケはターンオーバーが使えそう。
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 10:45:56.72 ID:TST1suz0o
サンドリヨン「目指せ甲子園」

木山「見事に女子しかいないうえに中学生も混じっているのだがね?」

サンドリヨン「・・・だめ?」

木山「男子高校生のための野球大会のことだ。無理に決まっているだろう」

サンドリヨン「私の夏は終わった」

バードウェイ「始まってもいないだろう」

レッサー「やるならサッカーがいいです」

サローニャ「いいねえ、でも人数ギリギリじゃない?」

木山「サッカーは11人、一人でも怪我したらアウトというのはつらいな」

サンドリヨン「ならバスケット、目指せ全国制覇」

サローニャ「バレーのほうがよくない?」

木山「バスケットにせよバレーにせよは競技人口が多いんだ。そう簡単に勝ち抜けるほど甘くは無い」

木山「それに年齢がバラバラなのだから全員が同じ大会に出られるとは限らないぞ?」

サンドリヨン「誰かの陰謀を感じる・・・」

木山「スポーツか、全国大会は無理でも学園都市内ならなんとかできそうだな」

 学園都市だけで230万人。半端ない数字。
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 11:21:38.50 ID:TST1suz0o
木山「だが学園都市内では超能力を使用してスポーツを行うことが許されているからどの競技でもそう簡単には勝てないぞ?」

サンドリヨン「なん・・だと・・・そんな邪道な競技このサンドリヨンが許さん」

木山「そうは言われても学園都市は超能力の町なのだからこればかりはどうしようもないのだよ」

レッサー「すっごくつまんなそう」

バードウェイ「なら我々は魔術師らしく魔術を使えばいいではないか」

サンドリヨン「私の魔術は礼装とセットになっている。着替えたら意味がない」

サローニャ「ってことはサンドリヨンちゃんはガチでやるつもりだったのね」

サンドリヨン「当然。そうでなくては意味がない」

木山「大会は無理でも練習試合ならなんとかなりそうだな」

レッサー「でもみんな超能力を使うんなら私たちに勝ち目無いんじゃないの?」

木山「ところがそう便利でもなくてね、この学園都市の中でも超能力を使えない人間の方が多いくらいなんだ」

サンドリヨン「と、いうことは」

木山「少しくらいなら真剣に能力抜きでスポーツを楽しめるということだ」

サンドリヨン「全国を目指せないのは不本意だけどしょうがない・・・」

木山「と、言ってもみんながやる気にならなければ意味ないがね」

サンドリヨン「大丈夫、きっとみんなわかってくれる」

レッサー「全国ねえ・・・」

サローニャ「ってかむぎのんちゃんならボクシングで全国制覇できちゃうんじゃないの?」

バードウェイ「まったくだ。我々全員をノックアウトできるくらいだからな」

サンドリヨン「あれ能力じゃないの?」

木山「私も聞いただけだから詳しくは知らないが彼女の能力は肉体強化ではないぞ?」

レッサー「と、いうことは身体能力だけで私をノーバウンドで壁にたたきつけたということですか」

サローニャ「むぎのんちゃん最強じゃない」

バードウェイ「そうだな、ではせっかくだから彼女にはBANCHOになってもらうしかないな」

サンドリヨン「パンを買いに行かされる」

木山「なぜそういうところだけ詳しいんだ君たちは」
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 11:33:09.18 ID:TST1suz0o
バードウェイ「むぎのん一人ボクシングで全国制覇か」

レッサー「盛り上がるだろうけど」

サローニャ「むぎのんちゃんだけ目立って私たちに見せ場が無いってやっぱりつまんない」

サンドリヨン「そもそもむぎのんがボクシングをやってくれるとは思えない」

 また殴られそう。

木山「番長扱いもやめておきたまえ。君たちはわざわざ虎の尾を踏もうとしていることをもう少し自覚したほうがいい」

バードウェイ「善処しよう」

レッサー「すべてはあのダイナマイトボディがいけないんですよねー」

サローニャ「ってか全部レッサーちゃんのせいじゃないの?」

サンドリヨン「その通り」

レッサー「人のせいにするのはよくないと思うんだけど?」

バードウェイ「自覚無しか、たちが悪いな」

木山「やれやれ、先が思いやられるよ」
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 11:58:26.03 ID:TST1suz0o
サンドリヨン「それじゃあ何のスポーツをやるかはまた明日話し合う」

バードウェイ「と、いうかやらなくてはいけないことなのか?」

レッサー「運動することはいいことだけどね」

サローニャ「スポーツで絆を深めるのも悪い気はしないわね」

木山「では、何をやるか決めたら私に教えてくれよ?」

サンドリヨン「もちろん」

木山「練習道具や対戦相手の手配等があるからな」

バードウェイ「スポーツか・・・」

サローニャ「お子様のバードウェイちゃんにもできるやつにしないとねー」ナデナデ

バードウェイ「なでるな!」

レッサー「と、なるとアメフトは無理かあ」

サンドリヨン「そもそも人数の時点でアメフトは無理」

 痛いのは嫌だからなるべくおだやかなやつがいい。
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 12:34:05.67 ID:TST1suz0o
木山「さて、それじゃあまた明日教室で会おう。休むことのないようにな」

サンドリヨン「はーい」

サローニャ「バードウェイちゃんお返事は?」

バードウェイ「やめろと言っているだろうが」

レッサー「お返事できないと立派な大人になれないよ?」

バードウェイ「そんなにかわないくせによくそういうことが言えるものだな」

レッサー「キャラってやつでしょ」

バードウェイ「どうしてこうなった」

サローニャ「バードウェイちゃんがかわいいのが悪いのよん」

サンドリヨン「かわいいは正義」

バードウェイ「ならそれは絹旗に言ってやれ、名前も最も愛される最愛なのだからな」

サンドリヨン「わかっていない、ワントップよりもツートップ」

バードウェイ「は?」

サローニャ「プリティでキュアもふたりいたのだからちょうどいいじゃない」

バードウェイ「何の話をしている」

レッサー「プリティでキュアなお洋服を買ってあげましょうかね?」

サローニャ「それいいね、フリフリのリボン頭に乗せるとかかわいいじゃん」

バードウェイ「やめろ、私を不登校にするつもりか」

サローニャ「毎日迎えに行ってあげる」

バードウェイ「窓からロープ使って脱出してやろう」

レッサー「残念。降りた先には私が待ち構えている」

バードウェイ「何でそんなに仲がいいんだ」

サンドリヨン「こまけぇこたあいいんだよ」

 これはおもちゃにされそう。
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 14:21:47.82 ID:TST1suz0o
麦野「結構な荷物になっちゃったわね」

佐天「何で学園都市で鮭が丸ごと手に入るんだろうね?」

初春「飲食店の業者用じゃないですか?」

佐天「そっかあ、それなら納得がいくね」

黒子「しかもさばいてくれるなんてありがたいですわね」

麦野「プロってすごいわね。皮はいで切り分けるのに五分かからないなんてね」

初春「熟練の業でしたね」

佐天「それじゃあ早速むぎのんのお部屋で下ごしらえといきますか」

麦野「そうしましょう。鮮度が命よ」

初春「一応レッサーさんはいませんよね?」キョロキョロ

黒子「用心深いのですわね」

佐天「あれは一種の獣ですからね」

黒子「まあ、迷惑な話ですわね」

麦野「あんたが言うか」

黒子「うっ」

初春「まあまあむぎのんさん、白井さんは御坂さんと別れたわけですし」

黒子「別れてなどいませんわ。私とお姉さまは心と心でつながっていますの!」

麦野「別れるだのなんだの言ってる時点でこちとら敬遠したいわ」

黒子「ぐぬぬ・・・」

佐天「白井さん、ここではほどほどにしてくださいね」

黒子「失礼な、私誰でもかれでもというわけではありませんもの」
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 14:41:34.21 ID:TST1suz0o
佐天「おじゃましまーす」

麦野「ようこそってところかしら」

初春「うわぁ・・・・いいお部屋ですね」

麦野「そう?」

黒子「完璧に整えられてますわね」

麦野「性分なのよ、汚い部屋で過ごすなんて嫌だもの」

佐天「むぎのんさんカリスマぱねぇっす」

初春「下着もセクシーですしね」

麦野「私ってそういう担当でしょ?」

佐天「さすがわかってらっしゃる」

初春「ですが白井さんも負けてませんよ?」

麦野「そうなの?」

黒子「いや、そう言われてもわざわざここで見せるようなことはことをするつもりはありませんわよ?」

佐天「えー」

初春「えー」

黒子「いや、えー といわれましても」
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 14:54:32.20 ID:TST1suz0o
佐天「しょうがないですねー」チラッ

初春「ここは是非がつんと」チラッ

麦野「なんで私を見るのよ。言っとくけど見せないわよ?」

佐天「ええ、わかってましたよ」

初春「ですが1%でも可能性があるなら言ってみるべきじゃないですか」

麦野「何が悲しくて年下の中学生に見せてあげなきゃいけないのよ」

黒子(むぎのんさんのような方がセクシーな下着を・・・)ゴクリ

佐天「レッサーさんのような趣味はありませんけど」

初春「むぎのんさんのボディはあこがれますからねー」

麦野「見世物じゃないっての、あんたらはあんたらで努力しなさい」

佐天「はーい」

初春「はーい」

黒子(どうなっているのか・・・確かめなくてはなりませんわね・・・)

ピラッ

麦野「きゃっ!!」

黒子「なるほど、このように美しいラインを描いてくれるのですわね」フムフム 佐天「てめぇ!!」ブン

黒子「ぐへぁっ!!」

佐天「何堂々とむぎのんのスカートをめくっているううううう!!!」

黒子「すみませええええええん!!!つい好奇心で」佐天「死にたいのか!」ブン

黒子「ごはぁっ!!」

黒子「し、死ぬだなんて大げさな・・」

佐天「あれを見な」クイ

黒子「はぁ・・・ えっ!?」
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 15:11:21.64 ID:TST1suz0o
初春「むぎのんさん落ち着いてください!!」

麦野「はぁ〜なせよぉ〜 う〜いはるぅ〜」ゴゴゴ

初春「死にますから!!離さないと白井さんが死にますから!!」

麦野「ちょっと頭に来たくらいで殺さねぇよ。軽くおしおきするだけだっての」ゴゴゴ


黒子「こ、この殺気は・・・」

佐天「むぎのんマジむぎのん。今日魔術師とフレンダがふるぼっこにされたのを忘れたんですか?」

黒子「な、なんと恐ろしいのですか・・・・」

佐天「むぎのんの怒りが頂点に達してしまった・・・白井さん。あたしたちにできることは何もありません」

黒子「と、いいますと?」

佐天「おとなしくおしおきされてください」

黒子「いや、死ぬのではないのですか?」

佐天「・・・・・・」

黒子「・・・・・・」

佐天「運が良ければまた明日会おうぜ!」

黒子「た、助けてくださいましいいいいい!!!」

麦野「くぅ〜ろこちゃぁ〜ん?おしおきの時間よぉ〜?」

初春「いやー、無理でしたよしらいさーん」

佐天「南無」
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 15:44:35.03 ID:TST1suz0o
フレンダ「まさか鯖が無いなんて・・・」

絹旗「しょうがないですよ。その代わり朝一で獲れたてを譲ってもらえることになったんですから」

滝壺「鯖は鮮度命」

フレンダ「てことは明日早起きしなきゃだめってわけよね?」

絹旗「もちろんです」

フレンダ「二人とも一緒に来てくれる?」

滝壺「私はいいよ?」

フレンダ「ありがとたきつぼぉー!!」ダキッ

滝壺「えへへ」

絹旗「ま、滝壺さんがそういうなら私も付き合ってあげますよ」

フレンダ「と、いいながら絹旗は何かたくらんでそうな気がするわけよ」

絹旗「プリン3個と言いたいところですが特別に無償でお手伝いしましょう」

フレンダ「え?マジで?」

絹旗「超マジです」

フレンダ「何か意外」

絹旗「穏やかに日々をすごせそうなんで気分がいいんですよ。今の私は菩薩の心を持っていますから何をされても怒りません」

滝壺「じゃあるいこみたいにスカートを」絹旗「やめてくださいそれだけは簡便してください」

滝壺「うん、さすがに私にはできない」

絹旗「もう、おどかさないでくださいよ」

フレンダ「さ、明日は朝早いわけだし今日はさっさと帰って明日に備えるわけよ」

滝壺「うん」

絹旗「そういって寝坊しないでくださいよ?」

フレンダ「しないわよ!」
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 16:08:19.54 ID:TST1suz0o
翌日

木山「おはよう。みんな揃っているな?」

滝壺「ぐーすかぴー」

木山「ん?」

バードウェイ「おい、ひょっとして目を開けて寝てるんじゃないか?」

佐天「りこりんさんたまにやるんですよねー」

サンドリヨン「ちょっと怖い」

木山「やれやれ、授業の初日から寝られては困るのだがね」

レッサー「しょうがない、ここは私がこの鞭で」佐天「こらっ!」ブン

レッサー「ごはぁ!!」

佐天「そんなもの持ち込むんじゃねえ!悪い子はバケツ持って廊下に立ってろ!!」

レッサー「はいいいいい!!!立ちますううう!!」

ガラッ ピシャッ

黒子「いくらなんでも鞭はありませんわね」

サローニャ「暴力よくない」

絹旗「くぁ・・・・」

フレンダ「朝早かったからしょうがないわけよ・・・」

麦野「三人で遊んでたの?」

絹旗「ちがいますよ。今日のお昼の準備をしてたんですよ」

麦野「準備って・・・ 今日のお弁当の?」

フレンダ「そのとおり、みんなをあっと驚かせてあげるわけよ」

初春「滝壺さん、滝壺さん、起きてください」ユサユサ

滝壺「ん・・・ ふぁぁ・・・」

初春「今から授業が始まりますよ」

滝壺「ありがとうういはる」
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 17:02:44.62 ID:TST1suz0o
木山「さて、そろそろ授業を始めたいのだが廊下に出たレッサーを呼び戻してくれないか?」

佐天「はーい」

バードウェイ「なぜ廊下に立たせたんだ?」

初春「そのほうが学校っぽいからです」

麦野「いつの時代だよ。おしおきならおしおきで他にやりようがあるだろ。なあ、くろこちゃーん?」

黒子「ソ、ソウデスワネ・・・・」プルプル

絹旗「おや、黒子の様子が」

滝壺「何かあったの?」

初春「実はかくかくしかじかで」

フレンダ「そりゃ黒子が悪いわけよ」

絹旗「なんという命知らず」

初春まさか鉄拳制裁ではなくあんな方法で・・・・」

黒子「オシオキコワイオシオキオコワイオシオキコワイ」

麦野「これ元に戻らないのかしら?」

フレンダ「しばらくは無理だと思う」
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 17:14:53.41 ID:TST1suz0o
ガラッ

佐天「お待たせしましたー」

レッサー「ご迷惑をおかけしちゃいました」

木山「さ、座ってくれ」

レッサー「はい」

木山「では早速だが授業を始めようと思う」

バードウェイ「教材は無いのか?」

木山「安心したまえ、プリントを用意してある」

サンドリヨン「配るの手伝う」

木山「ありがとう。助かるよ」

サンドリヨン「はい」

サローニャ「どれどれ・・・うわ、結構細かい」

サンドリヨン「はい」

絹旗「ありがとうございます」



木山「全員にいきわたったようだね。それじゃあ早速一つ一つ読みながら説明していこう」

麦野「って知ってることだらけじゃない」

佐天「さすがレベル5」

初春「私たちとはちがいますね」

サンドリヨン「ちんぷんかんぷん・・・」

バードウェイ「これは後でマンツーマンで教えてもらう必要があるだろうな」

レッサー「なら私はむぎのんに教えてもらおうかなー」

サローニャ「頼む、レッサーだけはむぎのんちゃんにかかわらないでくれ」
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 17:42:15.40 ID:TST1suz0o
木山「というわけで、自分だけの現実が超能力においてどれだけ重要な役割を果たすかということを説明してきたわけだが・・・」

バードウェイ「・・・・」カリカリ

レッサー「?????」

サンドリヨン「んー?」

サローニャ「うーん・・・えーと・・・」

木山「やはり一度ではそううまくいかないか」

滝壺「ばーどうぇいは理解してるような気がする」

バードウェイ「当然だ。私を誰だと思っている」

滝壺「天才ちびっこ」

バードウェイ「ちびっこ言うな!」

サンドリヨン「かわいいし」

麦野「生意気だし」

フレンダ「ちっちゃいし」

サローニャ「すぐムキになるし」

バードウェイ「ぐぬぬ・・・・いい加減いじけるぞ・・・」

フレンダ「そこも含めてかわいいわけよ」

滝壺「でもきぬはたの方がかわいい」

絹旗「こっちに振らないでくださいよ」

初春「最愛ちゃんまじ最愛」

佐天「最愛ちゃんの人気に嫉妬」

絹旗「や、やめてくださいよ。授業中ですよ?」

黒子「そうですわ。脱線してはいけませんの」

 ちゃんと聞かなきゃだめ。

木山「こほん、それでどうだバードウェイ。ここまでで何かわからないことがあるか?」

バードウェイ「わからないところは無い、むしろ超能力に興味が沸いたくらいだ」

木山「なら能力開発を・・・と言いたいところだがそういうわけにもいかなくてね」

バードウェイ「能力開発をすれば魔術が使えなくなるのだろう?」

木山「知っていたか」

バードウェイ「聞いたことがあるだけだがな。まったく、人間とは不便な生き物だな」
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/14(日) 18:09:07.29 ID:SbmgqN440
>>234カバディ(7人)とか
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 18:35:05.10 ID:TST1suz0o
木山「バードウェイはいいとして、そこの三人は・・・」

サンドリヨン「頭の中で整理できない・・・」

サローニャ「うん、イメージがわかないのよねん」

木山「そうか、では後で時間を設けよう。それでレッサーはどうだ?」

レッサー「ふっ、さっぱりだな。もう一回説明してもらおうか」佐天「態度がでかい!」ブン

レッサー「ぐえぁっ!!」

佐天「そんな態度で習うやつがあるかあああ!!!」

レッサー「はいいいい!!さーせんっしたああああ!!!」

佐天「投げられるために言ってるんじゃねえだろうなああああ!!!」

レッサー「投げられるのは嫌ですうううう!!!」

佐天「なら、ちゃんと先生の話を聞いてちゃんと理解できるようにするんだぞ?」

レッサー「はい!」

初春「それで、佐天さんはちゃんと理解してるんですか?」

佐天「・・・・・」

佐天「しょうがねえな、私も三人につきあってもう一回先生の説明を受けるとするか」

フレンダ「まったく、これだから佐天は・・・」

絹旗「フレンダはどうなんですか?」

フレンダ「そういう絹旗こそどうなのよ」

絹旗「私がレベル4だということ忘れてませんか?」

滝壺「きぬはたはかわいいだけじゃない」

フレンダ「ちくしょう・・」

麦野「つまりフレンダは今の授業を理解してなかったってことね」

フレンダ「ちょ、ちょっとあれ?って思っただけよ!」

木山「どうせ時間はたっぷりあるんだ、全員がわかるまでゆっくりと授業をすすめることにしよう」

バードウェイ「のんびりでいいのか?」

木山「言っただろう?何も決まってないからとりあえず授業をしているのが現状だ」

黒子「と、言って適当にやればいいわけではないのですわよね?」

木山「その通りだ。何もせずに遊んでますなどということが上の耳に入ってみろ、さすがに色々と危うくなるだろうな」

 何かしら結果を残さなくてはならないということ。がんばらないと。

木山「さて、今の説明で理解できたものは静かにのんびりしておきたまえ」

木山「わからなかった者は私がもう一度説明しよう。椅子を教壇へ近づけなさい」
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 18:48:34.19 ID:TST1suz0o
麦野「先生、ちょっといい?」

木山「なんだい?」

麦野「昼にみんなに食べてもらう料理の準備してきたいんだけど行ってもいい?」

木山「ああ、構わんよ。午前中の授業はこのプリントの内容を理解してもらうことが目的だったからな」

麦野「それじゃ、黒子、初春、行くわよ」

黒子「はい」

佐天「あたしも行きた〜い」

初春「だめですよ。ちゃんと理解しないといけないんですからね?」

佐天「はーい」

フレンダ「むむ、そういうことなら私も行かなくてはならないわけよ」

絹旗「何がそういうことですか、フレンダが一発で理解できればこんなことにはならなかったんですよ?」

フレンダ「そんなぁ・・・ 主役抜きですすめるなんてありえないわけよ」

滝壺「大丈夫、最後の仕上げはふれんだにやってもらう」

フレンダ「なにそれずるいー」

絹旗「だったら超すばやくこの授業の内容を理解してください」

フレンダ「こうなりゃやってやるわけよ」
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 19:09:25.43 ID:TST1suz0o
バードウェイ「授業を抜け出して昼食の用意をするとはなんというか・・・」

木山「なに、授業の内容は理解しているんだ。私としてはとがめるつもりはないよ」

サローニャ「最後までここに残りたくはないのよね」

サンドリヨン「同感、かわいそうな子だと思われてしまう」

フレンダ「やべえ、学園都市の人間として負けられないわけよ」

佐天「これで最後まで残ったら恥ってレベルじゃねぇぞおい」

レッサー「では先生、お願いします」

木山「こほん、それじゃあまた最初から説明していこう。わからないところがあればその都度質問してくれたまえ」

バードウェイ「全員理解できるのか不安になってきたな」

 大丈夫。みんなきっとできるはず。


30分後

木山「では、この図をメモしておきなさい」

サンドリヨン「はーい」

レッサー「えとえと、これがこうで・・・・こっちが・・・」

フレンダ「早く理解して私も合流するわけよ」

佐天「私もです。せっかく私が考案したメニューを出すわけですから私が調理したいですもん」

サローニャ「お昼が楽しみね」

フレンダ「とびきりおいしいのを食べさせてあげるわけよ」

バードウェイ「だがこのままだと絹旗と滝壺が作った料理を食べることになりそうだぞ?」

フレンダ「ぐぬぬ・・・」

佐天「ってことは不戦敗?」

フレンダ「そうはさせないわけよ!」

レッサー「ああ、きっと今頃むぎのんちゃんは裸エプロンで調理をしているにちがいない・・・」

サローニャ「不吉なことを言うな。頼むからあんたはむぎのんちゃんから離れてくれ」

 セクシーが憎い。
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 19:21:31.25 ID:TST1suz0o
調理室

アレイスター「お待ちしておりました」

黒子「統括理事長ではありませんの」

麦野「今日はずぶぬれじゃないのね」

初春「さすがにここでずぶぬれだったら目も当てられませんからね」

絹旗「うわぁ・・・すごい設備じゃないですか」

滝壺「いつの間に」

初春「昨日あれからお願いして作ってもらったんです」

アレイスター「朝飯前でございます」

滝壺「私たちは七輪と備長炭で調理しようとしてたというのに・・・」

絹旗「むー、なんかずるいです!」

黒子「そうはおっしゃられましてもフレンダさんはお一人でお弁当を人数分作るものだと思っておりましたから・・」

初春「お弁当よりもできたてを食べてほしいと思ったんですよ」

絹旗「もてなしの心ですか」

麦野「ううん、単純に負けたくないだけよ」

絹旗「台無しじゃないですかー!」ウガー
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 19:59:28.18 ID:TST1suz0o
絹旗「こうなったら意地でも負けられません」

滝壺「そうだね」

黒子「フレンダさんではなくて絹旗さんと滝壺さんが本気になってますわよ?」

初春「さいあいちゃんはそうでもありませんけど滝壺さんが本気になったのはまずいですね」

黒子「あら、どうしてですの?」

麦野「滝壺って料理うまいのよね」

初春「その滝壺さんが炭火で調理をする・・・」

黒子「なるほど、炭火で調理するとおいしくなりますものね」

麦野「あれ?フレンダが相手だったはずなのに・・・あれー?」

初春「仕方ありません、こうなったら全力を尽くすだけです」


三十分後

麦野「初春、煮物に味染みてる?」

初春「ん」モグ

初春「はい、ばっちりです」

麦野「黒子、吸い物の出汁は?」

黒子「えと、これでいかがでしょうか」

麦野「どれどれ・・・」ス

麦野「もう少しだけ醤油を足して」

黒子「わかりましたわ」
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 20:15:08.99 ID:TST1suz0o
絹旗「む、なんか高級料理っぽいの作ってますね」

滝壺「そうみたいだね」

絹旗「ご飯と味噌汁とお惣菜、これで太刀打ちできますかね?」

滝壺「大丈夫、鯖は今朝獲れた新鮮なものを使っているし家庭料理のほうが受け入れられやすいもの」

絹旗「それじゃあ私は鯖寿司の用意をしますね」

滝壺「うん、私は揚げ物の準備をするね」

絹旗「それにしてもフレンダまだ来ないんでしょうか」

滝壺「ふれんだは置いてきた」

絹旗「え?」

滝壺「下ごしらえはしたがはっきりいってこの闘いにはついていけない」

絹旗「って言うと?」

滝壺「ふれんだが授業を終えてここに来るころには全てできあがっている」

絹旗「なんかそれがフレンダらしいといえばフレンダらしいですね」

滝壺「それにどっちが勝つとかははっきりいってどうでもいい」

絹旗「そういうものですか?」

滝壺「うん、きぬはたと一緒にご飯を作るのは楽しいし、みんなにご飯食べてもらえるのはもっと楽しい」

絹旗「・・・そうですね!」

滝壺「どうせならおいしいって言ってもらいたい」ニコ

絹旗「はい!がんばりましょう!」

滝壺「おー」
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 20:25:49.81 ID:TST1suz0o
バードウェイ「残っているのがあと三人・・・」

レッサー「むう・・・・むぎのんが裸エプロンで私を待っているのに・・・・」

フレンダ「そんな・・・まさか魔術師二人に先を越されるなんて・・」

サンドリヨン「先生がわかりやすく教えてくれているのに」

サローニャ「特に涙子ちゃんはつい先週まで学校に通ってたんじゃないの?」

佐天「うむむ・・・ただの中学生にはつらいものがあるんですよぅ・・・」

バードウェイ「初春は理解していただろうが、さてはこれまで授業を聞いてなかったな?」

佐天「ぎくっ!」

フレンダ「あーもう、早く行かなきゃいけないのにー!」

木山「落ち着きたまえ、急がば回れというだろう」

フレンダ「むぅ・・・」

 でも三人とも結構理解している。あと少し。

サンドリヨン「ん?いいにおい」

サローニャ「本当だ・・・ もうお昼近いの?」

バードウェイ「そうだな、あと三十分といったところだな」

フレンダ「そんなぁ・・・」

佐天「ちくしょうめぇ!!」

レッサー「そう、裸エプロンのむぎのんに後ろから抱き着いてこう・・・ぐへへ・・・」

木山「サローニャ、全力で止めてくれるね?」

サローニャ「合点、むぎのんちゃんを怒らせることは阻止するよん」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 20:36:39.33 ID:TST1suz0o
滝壺「これでひと段落だね」

絹旗「ふう、滝壺さん、お茶飲みます?」

滝壺「ありがとうきぬはた。いただくね」

絹旗「どうぞー」

初春「こちらもひと段落ですね」

黒子「あとは焼き物揚げ物に火を通すだけですね」

麦野「そうね、それに伴って大事な事を忘れていたわ」

初春「大事なことですか?」

絹旗「麦野、そっちもお茶どうですか?」

滝壺「水分補給は大事」

麦野「ちょうどいいところに来たわね」

絹旗「と、いいますと?」

麦野「どっちが先に料理を出すか決めてないじゃない?」

滝壺「うん、それは私も思った」

絹旗「あ、だから焼き物揚げ物に火を通してなかったんですね」

滝壺「そう、食べる直前に出来上がったものを食べてほしい」

麦野「やっぱり考えることは同じか。それでどうする?」

滝壺「私たちが先に料理を出してもいい?」

麦野「いいわよ」

絹旗「何か後攻のほうが有利のような気がするんですけどいいんですか?」

滝壺「うん、実は炭がそんなに余裕が無い」

絹旗「なんてこった・・・・」

滝壺「一度火を消すというのも難しいからこのまま調理したほうがいい」

麦野「それじゃあもう少ししたら授業が終わる時間だからそれに合わせてやってくれる?」

滝壺「うん」
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 20:50:42.95 ID:TST1suz0o
木山「そこでさっきの図を見ると・・・」

レッサー「なるほど、ようやく理解できました!」

フレンダ「くっそーなんでこんなに簡単なことがわからなかったわけよー」

佐天「予想GUYだぜ!」

バードウェイ「やっと理解できたか。手のかかる連中だ」

サンドリヨン「それにしても・・」

サローニャ「さっきからいいにおいがして腹ペコちゃんなんだよねー」

木山「そうだな、そろそろ昼食の時間だからなおさらだな」

 楽しみ。

フレンダ「ふふん、みんなにはこの私の手料理をたくさん食べさせてあげるわけよ!」

レッサー「作ってるの滝壺ちゃんと最愛ちゃんじゃない」

フレンダ「ま、まだ私がやることが残ってるわけよ!」

佐天「おっと、あたしの料理もまだ作られていないに違いない!!急げ!!」

フレンダ「あ、こら!!おいてくな!!」

木山「走ると危ないぞ」

バードウェイ「聞こえていないだろうに」
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 20:59:05.82 ID:TST1suz0o
ジュウ

滝壺「おぉ・・・すごい煙・・・」

絹旗「油が結構あるものなんですね」

滝壺「それでも秋刀魚よりはマシ」

フレンダ「お待たせ!!遅くなったわけよ!!」

絹旗「はあ、やっぱりフレンダは超フレンダですね」

滝壺「ふれんだが遅いからもうほとんど終わってしまった」

フレンダ「そ、そんなぁ・・・・・」

滝壺「大丈夫、ふれんだのために揚げ物は残しておいた」

絹旗「と、いうわけでちゃっちゃと揚げちゃってください」

フレンダ「って・・・揚げるだけ?」

滝壺「揚げるだけとは失礼な」

絹旗「衣の付け具合で味が左右されるんですからちゃんと気をつかってくださいね?」

フレンダ「そうだけど・・そうだけど何か納得いかないわけよ・・・」

絹旗「それともひたすら大根おろすほうがいいですか?」

フレンダ「喜んで揚げさせていただくわけよ!」
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/14(日) 21:01:44.73 ID:nhzez3+SO
味噌煮込みだって美味しいんだけどなー?チラッ
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 21:51:57.42 ID:TST1suz0o
佐天「遅くなっちゃいましたー」

麦野「遅すぎ」

佐天「あれれー、ってことは・・・」

黒子「佐天さんが作るはずだった澄まし汁は私が作りましたの」

佐天「ひどいっ!!」

初春「と、言われても仮に今から作ったんじゃ間に合わないじゃないですか」

佐天「うぅ・・・楽しみにしてたのにぃ・・・」

麦野「焼き物と揚げ物が残ってるけどどうする?」

佐天「そうですねー」チラッ


フレンダ「あちゃっあちゃちゃっ!!」

絹旗「油っ!!どうやったら超そんなに跳ねるんですか!!」

滝壺「ふれんだ、きぬはた落ち着いて」


佐天「焼き物にします」

麦野「無難ね」

佐天「今の私は気分が昂ぶっています。焼き物なら初春と白井さんがフォローしてくれますからね」

黒子「堂々と言われましても・・・」

初春「まあまあ、いいじゃないですか」

麦野「さきに向こうのチームが料理出してからうちらだから焼くタイミング気をつけるのよ?」

佐天「あいよっ」
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 22:02:19.27 ID:TST1suz0o
アレイスター「それでは皆様がおそろいになりましたのでこれより究極のメニュー対至高の」佐天「ちゃうわっ!」ブン

アレイスター「ぶごぁっ!!」

佐天「気持ちはわかる!!気持ちはわかるが」麦野「こら」ビシ

佐天「いたい」

麦野「これからご飯食べるっていうのにすくい投げなんかするんじゃないの。ほこりが舞うじゃない」

佐天「はーい、ごめんなしあ」

サンドリヨン「あれ?むぎのん最強キャラ?」

レッサー「あれだけ乳がでかいんだ。当然だろう」

サローニャ「物騒なこと言わないでよね、お願いちゃんだから」

アレイスター「いやはや、料理勝負となるとつい言ってみたくなるものでして」

佐天「うむ、時と場合を考えるんだぞ?」

アレイスター「はい!」

フレンダ「隣の部屋に用意ができてるからこっちに来てほしいってわけよ」

麦野「あれ?この教室でやらないの?」

フレンダ「勉強するところで食べるってのは何かちがうわけよ」

アレイスター「こんなこともあろうかと隣の部屋は食事をするのにふさわしいしつらえにしてあります」

バードウェイ「まるで執事だな」

 一家に一人ほしい。
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 22:14:51.89 ID:TST1suz0o
食堂

麦野「うわぁ・・・すご・・・」

木山「レストランのようだな」

バードウェイ「昨日はこんなのなかったよな?」

サンドリヨン「空き部屋だったはず」

レッサー「それが一日でここまで・・・」

サローニャ「シャンデリアにカーペット・・・」

アレイスター「エイワスが一日でやってくれました」

エイワス「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃーん、エイワスでおじゃるよ」

サンドリヨン「はくしょん大魔王?」

エイワス「お分かりいただけますか」

サンドリヨン「有名だもの」

フレンダ「ちょっとちょっと、料理が出来上がってるんだから早く始めたいわけよ」

アレイスター「おっと、そうでしたな」

 おなかぺこぺこ。

滝壺「きぬはた、ご飯をお願い」

絹旗「はい」
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 22:22:40.11 ID:TST1suz0o
エイワス「それでは皆様にご飯と味噌汁が行き渡ったみたいですね」

木山「鮭料理も控えているわけだからどちらも少なめか」

バードウェイ「これが味噌汁か・・・にごってるな」

サンドリヨン「そういうものなの」

レッサー「独特のにおいですね」

サローニャ「でも悪いにおいじゃないね」

滝壺「鯖料理はこちらにたくさん用意してある」

絹旗「なのでお皿に好きなものを取って食べてくださいね」

レッサー「バイキング方式か」

バードウェイ「選ぶ楽しみというものもあるわけか」

木山「目移りしてしまうな」

サローニャ「この、どろっとしたソースがかかってるやつは何?」

フレンダ「それは鯖の味噌煮。私の一番のお勧めなわけよ」

サローニャ「うーん・・・これはちょっと・・・」

フレンダ「な、なんでよー」

滝壺「やっぱりヨーロッパの人に味噌煮は抵抗感があるんだね・・・」

絹旗「しょうがないですね」

木山「なら、私がいただこう」

 私も。
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 22:32:20.07 ID:TST1suz0o
レッサー「やはり私はこの塩焼きとソテーを・・・」

サンドリヨン「私は鯖寿司と照り焼きを」

バードウェイ「SUSHIがあるのか?」

サローニャ「どれどれ?」

サンドリヨン「これ」

バードウェイ「これ・・・」

サローニャ「何かすっぱいにおいがする・・・」

サンドリヨン「これが良いのに」

絹旗「鯖寿司もだめですか・・・」

滝壺「大丈夫、味噌煮も鯖寿司も食べてもらえばおいしいって言ってくれるはずだよ」

バードウェイ「やはり私はフライとバター焼きだな」

サローニャ「うーん・・・SUSHIいってみようかな」

サンドリヨン「せっかく絹旗と滝壺が作ってくれたんだから食わず嫌いはよくない」

バードウェイ「そうは言われても私はわさびで懲りているからな」

絹旗「ここで響きますか」

滝壺「ぐうのねもでない」
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 22:41:49.06 ID:TST1suz0o
フレンダ「本来なら私が主導権を握っているはずだったのに・・・」

バードウェイ「授業を理解できないお前が悪い。あきらめるんだな」

フレンダ「ぐすん」

アレイスター「しかし見ているだけとうのはどうもつまらないな」

エイワス「そうだな」

絹旗「お二人も食べてみてくださいよ」

アレイスター「私たちもご相伴に預かってよろしいのですか?」

滝壺「たくさん作りすぎちゃったから食べてもらえるとありがたい」

アレイスター「聞いたかいエイワス」

エイワス「もちろんさ」

アレイスター「では早速全部ひとつずつ」

エイワス「私も」

絹旗「たくさん食べてくださいね」ニコ

滝壺「ご飯もお味噌汁もおかわりあるからね」ニコ

アレイスター(天使や・・・・)

エイワス(天使がおるで・・・・)

レッサー「それじゃあいただきまーす」

木山「いただきます」

 いただきます。

サンドリヨン「いただきます」

サローニャ「いただきちゃん」

バードウェイ「いただこう」
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 22:51:35.86 ID:TST1suz0o
レッサー「この塩焼きいい塩加減ですね」モグモグ

バードウェイ「フライは何か衣が厚いな」

フレンダ「げっ」

絹旗「フレンダ、どんまいです」

フレンダ「ふんだりけったりなわけよ」

バードウェイ「だがバター焼きはバターのバランスが絶妙だな」モグモグ

滝壺「よかった。よろこんでもらえて」

サンドリヨン「鯖寿司すばらしいですね」

サローニャ「本当だ!鯖がやわらかくて・・・すごくおいしい」

絹旗「やりました!」

滝壺「よかったねきぬはた」

バードウェイ「そんなにおいしいのか?」

サローニャ「もちろん。演技でこの顔はできないよん」

バードウェイ「なら私もひとついただこう」

レッサー「その前にご飯と味噌汁食べてみなよ」

サンドリヨン「忘れていた。ご飯と味噌汁こそ日本人の心」

サローニャ「どれどれ・・・」

バードウェイ「これTOUFU?」

レッサー「そ、冷めないうちに食べてみなって」

木山「食事はもう少し静かにするべきなのだがね」モグモグ

 でも彼女たちが騒ぐ気持ちもわかる。これはおいしい。
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 22:58:08.98 ID:TST1suz0o
 おいしー!!!

フレンダ「ご飯と味噌汁をみんなおいしいって言ってる」

絹旗「土鍋と炭の力ですからね」

滝壺「おいしくないわけがない」

アレイスター「魚だらけのおかずのなかで野菜たっぷりの味噌汁というのがうれしいな」モグモグ

エイワス「まったくだ。ふっくらご飯に味噌汁。そこに焼き魚がひとつあれば立派な日本の食卓だな」モグモグ

アレイスター「すみません。おかわりをいただけますか?」

絹旗「はい!もちろんです」

エイワス「私もお願いします」

滝壺「うれしいけどむぎのの料理もあるからほどほどにね?」

アレイスター「おっと、ついうっかり」

エイワス「あまりのおいしさについ忘れてしまいましたよ」ハハハ

フレンダ「私目立ってない・・・ぐすん」
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 23:04:27.40 ID:TST1suz0o
レッサー「ご飯と味噌汁と鯖、これいいね」

サローニャ「イギリスではライスは野菜扱いだと聞いたけど?」

レッサー「今はそんな野暮なこと言わないの」

サンドリヨン「この味噌煮とご飯もおいしい」

バードウェイ「なるほど、SUSHIも味噌煮もにおいはあれだが食べてみるといけるな」モグモグ

サローニャ「どれどれ・・・・」パク

サローニャ「本当、ご飯が進むね」モグモグ

サンドリヨン「だけど食べ過ぎはだめ、次がひかえている」

アレイスター「サンドリヨンさんのおっしゃるとおりですな」

エイワス「皆様少しずつお召し上がりになられたようなので次は鮭料理に移りたいと思います」

滝壺「そう言いながら二人は3杯ずつおかわりをしてくれた」

絹旗「まだお腹に余裕ありますか?」

アレイスター「もちろんです」

エイワス「むしろ鮭料理を食べ終えたあとでもう一度お二人の鯖料理を食べるまであります」

フレンダ「私を仲間はずれにしないでほしいわけよ・・・」

木山「そう落ち込むな、君が言い出さなければ実現しなかったんだ。しゃんとしたまえ」

 このご飯なら毎日でも食べたい。だけど女子としてのプライドが・・・ グヌヌ
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 23:20:34.61 ID:TST1suz0o
アレイスター「それでは続いて鮭料理に入りたいと思います」

エイワス「準備のほうはよろしいでしょうか?」

麦野「もちろんよ」

初春「それではまず皆様にこの吸い物を召し上がっていただきます」

レッサー「吸い物?」

バードウェイ「何のことだ?」

サンドリヨン「スープのようなもの」

サローニャ「スープだけ?」

初春「いえいえ、こちらはコースになってますから一品ずつ召し上がっていただきます」

木山「コースか、これは楽しみだな」

 つい期待してしまう。

初春「あ、もちろんあなたたちお二人の分もありますからね?」

アレイスター「ご飯が食べられるよ!」

エイワス「やったね!」
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 23:28:39.24 ID:TST1suz0o
レッサー「ふたをあけると・・」

バードウェイ「なあ、これは本当にスープなのか?お湯の中に何か浮いてるようにしか見えないが・・」

佐天「おほん、これは私が考案したお吸い物です。本当は私が作るはずだったんですけどねー」

サンドリヨン「中に入っているのは海苔でいい?」

佐天「その通りです。口の中をさっぱりさせてくれるのでまあ食べてみてください」

サローニャ「ん・・・・」ズ

サローニャ「海苔の食感がいいね」

佐天「つるんとしてるでしょ?」

レッサー「それにこのスープ薄いけどちゃんと味がついてる」

バードウェイ「どうすればこの色でこんな味をつけられるんだ」

サンドリヨン「これが日本料理の技法」

サローニャ「いやー、これは次を期待しちゃうね」

木山「鮭の味はもちろん昆布と・・・煮干しか?」

佐天「それに加えて隠し味に山椒をほんの少し入れてあります」

 なるほど、だからこの風味が出る

アレイスター「すばらしいな。これは店で出せる味じゃないか?」

エイワス「ああ、まさかこれほどとはな」
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 23:34:49.29 ID:TST1suz0o
黒子「お次は薄く切って炙った鮭の身を形を崩さないように野菜と和えた物ですわ」

レッサー「この緑のやつは・・・葉っぱ?」

黒子「野菜の一種ですわ、まずは一口お召し上がりくださいませ」

バードウェイ「これは・・・鮭の油がなんともたまらないな」

サンドリヨン「それでさっぱりとしているのは摩り下ろしたゴマのおかげ」

サローニャ「確かにゴマの風味が生きてるね」

黒子「ほっ、喜んでいただけで光栄ですわ」

木山「火の通し方がギリギリだな」

 完全に火を通さずにほんの少し生のような味わい。

アレイスター「くっ、少しだけというのが惜しいな」

エイワス「ああ、もっと食べたいな」
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 23:44:13.04 ID:TST1suz0o
初春「そして次は私がこしらえた旬の野菜の煮物です」

バードウェイ「ん?これには鮭が入っていないぞ?」

初春「そうです。この次に出てくる鮭料理のことを考えてここで野菜だけを味わってもらいます」

サンドリヨン「なるほど、次の料理を引き立てるためのもの」

サローニャ「だからこんなに少ないのね」

レッサー「煮ているはずなのに野菜が崩れていないところがすごいですね」

初春「そこに目をつけるとはさすがですね」

木山「さて、味加減は・・・」モグモグ

 すごい。さっきまでとは一転して魚の雰囲気がまったくない。

レッサー「野菜だけなのにこんなにおいしいなんて」

サンドリヨン「やさしく胃の中に入ってくる」

バードウェイ「このねっとりとしたのは何だ?」

初春「それは里芋というものです」

サローニャ「はじめてたべるけど・・・おいしい・・・」

アレイスター「ここでこれをだしたということは次は・・」

エイワス「ああ、すごいのが出てくるんだろうな」
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 23:51:32.00 ID:TST1suz0o
 すごーい!!

フレンダ「はぁ・・・この反応、やっぱり麦野にはかなわなかったのかなぁ・・・」

絹旗「そうかもしれませんね、でも私たちもやれるだけのことはやったじゃないですか」

フレンダ「私揚げ物しかしてない」

滝壺「ううん、ふれんだが鯖にこだわったおかげでいろんな鯖料理をつくることができた。だからこれはふれんだのおかげ」

フレンダ「そうなのかなぁ・・・」

絹旗「そうですよ。どの道フレンダ一人だけだったらここまでできなかったわけじゃないですか」

フレンダ「それは言えてるのよね、二人が手伝ってくれたからこれだけのものができたわけだし」

絹旗「だから胸を張りましょう。負けたっていいじゃないですか」

フレンダ「・・・・うん、そうだね。以前だったら三人で献立考えて料理するなんて考えられなかったわけよ」

滝壺「だからさっきもきぬはたと話てたんだけど。みんなが喜んで食べてくれたから私はこの勝負負けてもいいと思う」

フレンダ「そっか、そうよね。三人で協力してそれでみんなが喜んでくれて・・・すごく楽しいわけよ」

 おいしー!!

絹旗「さて、そろそろ最後の料理が出るころです。私たちも行ってみましょうか」

滝壺「うん、行こう。ふれんだ」

フレンダ「りょうかーい」
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/14(日) 23:58:47.53 ID:TST1suz0o
麦野「最後は私の懇親の作。鮭の散らし寿司よ」

バードウェイ「これもSUSHIなのか?」

麦野「そうよ。魚をご飯に乗せるだけが寿司じゃないわ」

レッサー「色が鮮やかですね」

麦野「目で楽しむというのも料理には必要なことでしょ?」

サンドリヨン「器といい盛り付けといい美しくて食べるのがもったいない」

サローニャ「ほんと、どこから端をつければいいのかしら」

麦野「そんなこと言ってもはじまらないでしょ?とにかく食べてみなよ」

木山「そうだな、では早速・・・」

 もぐもぐ。これは・・・・すごい・・・

アレイスター「なんということだ・・・」

エイワス「散らし寿司がこんなにおいしいなんて・・・」

バードウェイ「調味料がライスと鮭の味を邪魔することなく・・・」

サローニャ「むしろいいバランス・・・」

サンドリヨン「海苔の香りがまたアクセントになっている・・・」

麦野「当然よ。この私が作ったんだもの」

木山「参ったよ。脱帽だ」

 賞賛することしかできない。
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/15(月) 00:04:26.54 ID:hQTu/Fd9o
アレイスター「さて、これで皆様には一通り召し上がっていただけたわけですが」

エイワス「お手元に鮭、鯖、それぞれの札を用意させていただきました」

アレイスター「鮭と鯖、どちらがおいしいか皆様に決めていただきたいと思います」

エイワス「それでは皆様、少しの間じっくりとお考えください」

レッサー「うーん・・・」

バードウェイ「どっちにするか・・」

サンドリヨン「これは・・・」

サローニャ「おいいしいほうおいしいほう・・・」

木山「あれこれ考えずに思った通りにしたまえ」

 素直が一番

麦野「ま、私の勝ちは当然よ」

フレンダ「たいした自信ね」

麦野「当たり前よ」

初春「でも皆さん悩んでますよ?」

佐天「本当だ」

黒子「そう一筋縄ではいかないものですわね」

絹旗「ですがやれることはやりましたので後はもう皆さん次第ですね」
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/15(月) 00:06:23.69 ID:hQTu/Fd9o
アレイスター「では、時間がやってまいりました。ここで結果を出したいと思います」

エイワス「それでは皆様、おいしかったほうの札をあげてください」

レッサー「・・・・・」

バードウェイ「・・・・・」

サンドリヨン「・・・・・」

サローニャ「・・・・・」

木山「・・・・・」

 ・・・・・

エイワス「それではお願いします。どうぞ!!」
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/15(月) 00:11:25.23 ID:hQTu/Fd9o
シーン

麦野「あれ?」

フレンダ「全員ピクリとも動かないわけよ」

初春「どうしたんでしょうか?」

エイワス「あれ?あれ?」

アレイスター「えと、あの、ではお一人ずつお伺いします。レッサーさん、どちらがおいしかったですか?」

レッサー「うん、どっちもおいしかった」

黒子「・・・・はい?」

バードウェイ「私もレッサーと同じだ、どっちもおいしくてどちらがとは言えん」

サンドリヨン「強いて言うなら鯖は家庭的な、鮭は料亭的なおいしさがあった」

エイワス「それは確かにそうですが・・・」

木山「どちらと決めることはできない、これではいけないのかね?」

 どちらかに決めなくてはならないルールなんてものはないはず。

サローニャ「ごめんね、せっかく競ってもらったんだけど私たちには決められないわ」

佐天「ふざけるなと言いたいところですが、ここは私たちもお互いの料理を食べてみませんか?」

滝壺「それはいい」

絹旗「それでこそみなさんがそう思った理由がわかるってもんですよね」
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/15(月) 00:21:10.59 ID:hQTu/Fd9o
もぐもぐ

麦野「・・・・フレンダ」

フレンダ「え?何?」

麦野「これただの鯖じゃないわね?」

フレンダ「よくわからないけどブランド物らしいわけよ」

絹旗「それに加えて今朝獲れたてのものです」

麦野「・・・・やられたわね、まさかそんなものを持ち出すなんて思ってもみなかったわ」

滝壺「本当はお刺身が一番らしいんだけどお刺身は食べてもらえないかもしれないから・・・」

黒子「ありませんの?」

滝壺「うん」

黒子「これほどの鯖・・・お刺身はさぞおいしかったことでしょう・・・」

バードウェイ「黒子がそこまで悔やむということはさぞかし美味なのだろうが・・」

サローニャ「さすがに私たちSASHIMIはちょっとねー」

佐天「ちくしょう。このあたしがSASHIMIのおいしさを教えていなかったばっかりに・・・」

初春「って昨日の今日じゃないですかそんな暇ありませんよ」

木山「それだけ悔やまれるということだろう」

 お刺身食べたかった。

サンドリヨン「改めて食べてみてもどっちもおいしい」

アレイスター「いくらでも食べられそうだな」

エイワス「おっとアレイスター、その散らし寿司は盛りすぎだ。遠慮したまえ」
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/15(月) 00:27:51.16 ID:hQTu/Fd9o
フレンダ「まさか鮭でフルコースを考えるとはねー」

絹旗「料理場といいこの食堂といい何もかもが予想外でしたね」

滝壺「うん、少しフェアじゃない感はする」

麦野「勝つために最善をつくしただけよ。主に涙子がだけどね」

佐天「そう、それはのびたが秘密道具をねだるかのように・・・」

佐天「あれいすた〜ん、何とかしてよ〜 って言ったら何とかなりました」

黒子「そんなこと言ってましたっけ?」

初春「言うわけないじゃないですか」

木山「ま、なんにせよ私たちはおいしい昼食を摂れて満足している。だから君たちもそれで良しとしてはくれないか?」

フレンダ「私たちは別にいいわけよ。みんながよろこんでくれたわけだしね」

麦野「あれ?フレンダってこんなにきれいだったっけ?」

佐天「いいえ、これは偽者です」

フレンダ「何それひどい」

初春「きっと背中にチャックがついていて中には魔術師が入っているんですよ」

滝壺「おのれまじゅつし」

絹旗「超成敗です!」

黒子「ジャッジメントですの!」ビシッ

フレンダ「な、なんでこういうときだけみんな団結するわけよ!!」
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/15(月) 00:39:30.37 ID:hQTu/Fd9o
アレイスター「なあエイワス」

エイワス「なんだいアレイスター」

アレイスター「ここは天国か?」

エイワス「おいしいご飯とかわいい女の子と美しい女性の笑顔。ここが天国じゃなかったら何だというんだい?」

アレイスター「エイワスの言うとおりだ、ずっとこのままだといいよな」

エイワス「そうだな・・・」

バードウェイ「って何二人で山盛りに料理を盛り付けながら黄昏ている」

アレイスター「え?いやあ・・・えへへ」

レッサー「独り占めはいけません。みんな食べたいんですからね?」

エイワス「あれ?女の子って小食なんじゃ・・・」

サローニャ「それはただの幻想だよん」

サンドリヨン「よく食べてこそ健康的」

 だから。ちょっと表に出ろ。

アレイスター「予想外だなエイワス」

エイワス「そしてこれは少しまずくないか?」

アレイスター「うむ、このままだといつものように怒られてしまうぞ」

佐天「ほう、自覚はあるようだな」

エイワス「佐天さん!」

佐天「安心しな。みんなで仲良くご飯を食べているときにすくい投げをするほどあたしも野暮じゃねえ」

アレイスター「と、いいますと・・・」

佐天「幸い料理にはまだ余裕がある。だが二人には欲張った罰としてここの後片付けをしてもらう」

アレイスター「あ、そんなことでしたか・・・」

エイワス「それでしたら喜んで」

佐天「洗い物もちゃんとやるんだぞ?」

アレイスター「もちろんでさあ!」

エイワス「お任せください!」

初春「どんなに楽しくても後片付けを放置して散らかしっぱなしはいけませんからね?ちゃんと片付けるんですよ?」
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/15(月) 00:41:42.16 ID:hQTu/Fd9o
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

学園物といえば部活は欠かせませんよね

なのでここでどのスポーツをやるかと、対戦相手を募集します

このスポーツをやってくれ、もしくは相手チームにこいつを入れてくれっていうのがあればお願いします

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/15(月) 01:09:25.02 ID:ZQSoq2bSO
乙。バスケとかバリボーとかミントンとかスケボとか
対戦相手は他のlevel5達やグレムリンの人達とか。
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/15(月) 01:29:29.53 ID:KFXZf5QEo

テニスで!
対戦相手は可能ならばあの中学生達を
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/10/15(月) 02:21:37.72 ID:z+IydnKNo

どうせならすくい投げが活用出来るスポーツをと思ったけど柔道しか無かった
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/17(水) 20:18:48.78 ID:5CmbyrVzo
佐天「ごちそうさまー」

初春「少し食べすぎちゃいました・・・」

フレンダ「結局、おいしいものには弱いってわけよ」

麦野「夜は控えめにしておこうかしら」

滝壺「おやつもあるわけだから運動したほうがいいと思う」

絹旗「運動ですか、何しますかね」

黒子「ジョギングが一番なのでしょうけれど時間を取るのが難しいですわね」

木山「そのことだが午後の授業は君たちに運動をしてもらう」

佐天「運動ですか?」

木山「ああ、君たちが買い物に出かけた後に残ったメンバーと少し話をしてね、何かスポーツをやりたいという話題で盛り上がったんだ」

初春「そうなんですか?」

サンドリヨン「うん。甲子園に行きたかった・・・」

麦野「男子高校生の野球部が日本一を決める大会に私らが出られるわけないじゃない」

サンドリヨン「現実はシビア・・・」

バードウェイ「それでまあ甲子園は無理でも何かスポーツをやろうということになってな」

木山「名目は特殊部隊となっているのだから訓練の一環としてのスポーツというのは可能だ」

サローニャ「って言っても私らだけやる気になってもねー、みんながやりたくないっていうのなら無理強いはしないよん」

滝壺「私運動は得意じゃないけどやってみたい」

初春「私もです」

麦野「面白そうじゃない」

絹旗「やるのは賛成なんですが試合とかするんですか?」

木山「年齢がバラバラだからな、公式戦というわけにはいかないだろうが練習試合くらいなら手配は可能だ」
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/17(水) 20:32:15.52 ID:5CmbyrVzo
レッサー「そもそも学校の数ってどのくらいあるんだろうね」

サンドリヨン「230万人の学生がいるんでしょ?」

初春「いえ、学生はその8割ほどです」

バードウェイ「だとしてもだ、小学校から大学まで各年齢を計算してみると・・・」

サローニャ「230万人の8割、7歳から22歳までの16で割ると・・・」

フレンダ「一学年あたり11万5千人になるわけよ」

滝壺「つまり高校生だけでかんがえると34万5千人・・・」

絹旗「全校生徒1200人の学校があるとして・・・」

麦野「それでも287校あるわね・・・」

黒子「学園都市一位というだけでも栄誉あることなのではないでしょうか」

佐天「どんだけなんですか学園都市・・・」

 今更こういうこと言っちゃだめ。

木山「と、いうわけだ。君たちがどのスポーツをやるにせよ対戦相手に困ることはないだろうな」
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/17(水) 20:49:28.16 ID:5CmbyrVzo
初春「それで、スポーツと言っても何をやるんですか?」

レッサー「はいはいはいはい!!」

フレンダ「レッサーはやりたいことがあるわけ?」

レッサー「もちろん!ここはやっぱり水泳がいいと思います!!」

サローニャ「おい・・・聞かないほうがいいと思うけどあえて聞いておくね。何で水泳なの?」

レッサー「もちろんむぎのんのち」佐天「お約束!!」ブン

レッサー「ぐへぁっ!!」

佐天「お前に発言権はねえ!!そこで正座してろおおおおお!!!!!」

レッサー「はいいいいい!!!痺れて感覚が無くなるまでええええ!!!!」

麦野「・・・・大体何を言おうとしたかはわかるけど今日は聞かなかったことにしておいてあげるわ」

サローニャ「マジ助かりますむぎのんさん」

バードウェイ「それにしても正座というのは拷問ではないのか?」

サンドリヨン「正座って何のためにやるのかわからない。日本人は物好き」

麦野「今時日本人でもやらないわよ」

滝壺「足しびれちゃう」

絹旗「超窮屈です」

 武道や茶道をやる人じゃないとやる機会がない。
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/17(水) 21:02:52.14 ID:5CmbyrVzo
木山「あー、無駄かもしれないがもう少し穏やかに決めてくれると助かるのだがね?」

佐天「先生、これは全部レッサーが悪いんです」

レッサー「そうさ、私さ!」佐天「堂々と言うことか!!」ブン

レッサー「ぐはっ!!」

佐天「貴様のようなやつは正座だけでは生ぬるい!!グラウンドを10周してこい!!」

レッサー「わかりましたあああああ!!!!」

ダダダダッ

佐天「ふっ、これぞ熱血、これぞ青春」

初春「ほとばしりますねえ」

麦野「ところで私らってこの服で運動するの?」

滝壺「何か問題でも?」

フレンダ「滝壺は常にジャージだからいいけどさ」

サローニャ「最愛ちゃんなんて運動したら見えちゃいそうな服装よね」

絹旗「確かにこれでは運動したら見えてしまいますね・・・」

木山「安心したまえ、君たちは一応特殊部隊なのだ、こんなこともあろうかと運動用の衣類を用意してある」

黒子「ですが汗をかいたままというのは少々不便ですわね」

初春「さすがお嬢様、目のつけどころがちがいますね」

木山「そこも心配はいらない、シャワーとクリーニングは完備している」

バードウェイ「どこまで準備がいいんだ」

木山「あまり大きな声では言いたくないが訓練用に戦闘機まで用意されているようだからな」

 ここまでやるか学園都市。
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/17(水) 21:14:56.56 ID:5CmbyrVzo
佐天「ってことはあたしたちが希望すれば戦闘機乗せてくれるんですか?」

木山「希望すれば訓練は受けられるだろう。だが・・・」

佐天「じゃあやっちゃおうかなー」

バードウェイ「正気か?死ぬぞ?」

佐天「え?」

初春「佐天さん、戦闘機は旅客機以上のスピードで様々なアクションを行うんですよ?」

黒子「ひとつの動作を行う毎にすさまじい重力が加わりますの」

サローニャ「正直今佐天ちゃんが戦闘機の後部座席にでも乗せてもらおうものなら地獄をみるよん」

佐天「えっと、どのくらい?」

フレンダ「荒れ狂う海に浮かぶ漁船に乗るよりもつらいわけよ」

佐天「うわぁ・・・・」

木山「希望するなら指導員を手配するがどうだね?」

佐天「謹んで遠慮しておきます」
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/17(水) 21:35:36.55 ID:5CmbyrVzo
麦野「で、話を戻すけど何やる?」

滝壺「この人数だと何ができるの?」

絹旗「先ほどサンドリヨンさんが甲子園って言ってましたが野球は9人」

サンドリヨン「野球やりたい」

初春「でも野球って危なくないですか?」

佐天「たしかにねー、ソフトボールのほうがまだいいんじゃないの?」

サローニャ「でもこっちにはかわいいかわいいちびっこのバードウェイちゃんがいるんだよ?」

バードウェイ「むかっ」

黒子「確かにそれを考えると野球は危険ですわ」

バードウェイ「そんなに年齢もスタイルも変わらないくせに失礼なことを言ってくれるな?」

黒子「あら、ではみなさまにもわかるようにしてさしあげればよろしくて?」

初春「白井さん、バードウェイちゃんの服をテレポートで飛ばしたらだめですよ?」

黒子「あら初春、私そのようなこと考えてなどいませんわぁ」チラ

バードウェイ「おいちょっと待て、そんなことしてみろ、ただではおかんぞ」

黒子「あらあら、ではどうなるとおっしゃいますの?」

バードウェイ「なら」佐天「こらっ!」ブン

バードウェイ「ぐふっ!!」

佐天「もひとつっ!!」ブン

黒子「ぐえぁっ!!」

佐天「くだらないことで喧嘩するんじゃねえっ!!話が先に進まないだろうがああああ!!!」

バードウェイ「はいいいいいい!!!さーせんっしたああああ!!!」

黒子「ちゃんと考えますのおおおおおお!!!!」

佐天「ったく・・・」
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/17(水) 21:51:05.66 ID:5CmbyrVzo
絹旗「バットとボールが危ないというのなら当たっても痛くないものにしないといけませんね」

初春「私も運動は苦手なので当たると痛いのはちょっと避けたいですね」

サローニャ「ってことはバレーボールもだめかぁ」

サンドリヨン「レシーブの練習とかいじめにしか見えない」

フレンダ「サッカーも無しなわけよ」

黒子「ヘディングなんて痛くてとてもではありませんができませんわね」

バードウェイ「初春がヘディング・・・・」

サローニャ「ねえ、初春ちゃん、その」初春「好奇心猫を[ピーーー]」

サローニャ「・・・はい?」

初春「はい?」

サローニャ「・・・・」

初春「・・・・」ニコ

サローニャ「あ、えっと、そうそう。バドミントンとかどう?」

麦野「テニスもそうだけどみんなでやるってのじゃないのよね、ゲームに参加できるの二人まででしょ?」

絹旗「ってなるともっとたくさん試合に参加できるということを考えると・・・バスケットはどうでしょうか?」

佐天「あ、それならいいですね」

初春「でもバスケットって走りっぱなしのスポーツじゃないですか?」

滝壺「うん、だけど逆に考えるとそれだけカロリーを消費できるということ」

初春「そうか、そういう考え方もありますね!」

滝壺「うん、いいほうに考えよう」

初春「私は運動がだめだめですけどみなさんについていけるように一生懸命がんばります!」

滝壺「私も運動は得意じゃないけどういはると一緒にがんばる」

 私もがんばる。
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/17(水) 22:02:12.28 ID:5CmbyrVzo
麦野「バスケットって何人でも交代できるんだっけ?」

絹旗「そうですよ」

サローニャ「よく考えると何人でも交代できるってすごいね、サッカーなんて三人だけなのに」

バードウェイ「だがバスケットはそのぶんすぐにファウルを取られるだろう?」

フレンダ「5回ファウルで退場なわけよ」

黒子「退場しやすいからこそ何人でも交代できるのでしょうか?」

佐天「この人数だと2チームできるけど体力差とか身長差を考えると全員で交代交代やるのが一番いいのかもしれませんね」

サンドリヨン「バスケット・・・ダンク決めたい」

バードウェイ「魔術を使わずにやれるのならやってみろ」

サンドリヨン「試合であの礼装を纏うことができれば・・・」

佐天「魔術はだめですよ?」

サンドリヨン「もちろんわかっている」

黒子「超能力は良いのですか?」

佐天「だめです」

黒子「不本意ですわ」

麦野「黒子、あんたの能力使ったらスポーツどころか運動にすらならないわよ」

滝壺「楽をしても食べたご飯は消化されない」

黒子「ぐっ!た、確かにそのとおりですわね」

滝壺「それにみんなで一緒に体を動かすのが楽しいんだから。くろこもいっしょにがんばろ?」

黒子「そうですわね、私も一生懸命やりますわ」
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/17(水) 22:12:15.58 ID:5CmbyrVzo
木山「ふむふむ、競技はバスケットに決まったか」

麦野「練習できるところあるの?」

木山「この建物の中に体育館がある。そこにはコートとゴールはもちろんボールも備えてある」

絹旗「と、なると後必要なのはバスケットシューズですね」

木山「そうか、ならば後で各自私に靴のサイズを教えてくれ、明日までに用意しておこう」

佐天「本格的だね」

初春「すごく楽しみになってきました」

滝壺「はやくばすけっとしたい」

フレンダ「でも一番大切なこと忘れてない?」

サローニャ「何かあったっけ?」

フレンダ「コーチよコーチ。教えてくれる人がいなかったらどんな練習していいかわからないわけよ」

サンドリヨン「うっかりしてた」

麦野「確かにそうね、ただ遊びでやるだけならいいけどちゃんとやるなら指導者は必要ね」

木山「そうだな、私も運動はさっぱりだから相応しい人物を手配するようにしよう」

佐天「それじゃあ今日のところはみんなで軽くゲームしてみませんか?」

 賛成。
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/17(水) 22:22:16.31 ID:5CmbyrVzo
麦野「適当に二つにわけてみる?」

絹旗「くじでいいんじゃないですか?」

フレンダ「それだと偏らない?」

サローニャ「偏っちゃったら調整すればいいじゃない」

佐天「それでいきますか」

木山「では私が赤と白にわけられるようにくじを作っておこう」

初春「あ、そういえばレッサーさんまだ外を走っているんじゃないですか?」

バードウェイ「いや、あの馬鹿はいろいろ有り余っているからこのくらいやったほうがちょうどいいんだ」

サンドリヨン「それ言えてるねー」

レッサー「ぜぇ・・・ぜぇ・・・ただいまぁ・・・・」

黒子「あら、噂をすれば」

滝壺「レッサー、お茶飲む?」

レッサー「うん、ちょおだい・・・」ゼェゼェ

 運動の後は水分補給。
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/17(水) 22:26:35.46 ID:5CmbyrVzo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

■■さんの扱いどうしよう。パスももらえないとかやっちゃうといじめになっちゃう・・・ここらでちゃんと参加させてあげたほうがいいのだろうか?

■■さんの扱いもそうですがここで監督を募集します。禁書キャラの中でバスケットに向いてそう、もしくは監督っぽいというのが誰かいたら教えてください

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/10/17(水) 22:33:58.00 ID:y2dsiwNT0


削板とか
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/17(水) 22:35:40.00 ID:rH1wlgd6o


黄泉川先生とか木ィィィ原くゥゥゥンとか
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/18(木) 13:47:13.11 ID:pm35X/TSO
安西先生。



あえての天井くンとか、オリアナ、神裂さんでぶるんぶるん狙いとか
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/19(金) 03:18:57.56 ID:0SnybmNno
もう遅いけどアメフトって実際そんな痛いのばっかでもないんよ



ところでランジェリーフットボールというものがあってだな
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/10/19(金) 18:42:21.56 ID:VSZEnAhPo
黒夜とか
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 14:01:48.78 ID:iSl5gaCuo
木山「では全員くちを引いたな?」

佐天「あたし赤だ」

サンドリヨン「白」

麦野「私も白ね」

レッサー「ちぇっ、赤かぁ」

サローニャ「私は白、むぎのんちゃんと一緒か」

フレンダ「赤ってわけよ」

初春「私は白です」

滝壺「私赤、ういはるとは違うチーム」

絹旗「私も赤です。滝壺さんと一緒ですか」

黒子「私は白ですわ」

バードウェイ「私も白だな」

 「私は赤」

木山「とりあえず赤チームと白チームでわかれてくれたまえ」
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 14:19:03.24 ID:iSl5gaCuo
白チーム

麦野「こんなんでバランス取れてる?」

サンドリヨン「こればっかりは実際に動いてみないとなんともいえない」

バードウェイ「高さ的には向こうが少し低いくらいか?」

サローニャ「同じくらいじゃないの?バードウェイちゃんと黒子ちゃんと初春ちゃんでバランスいいじゃない」

初春「はあ、なんか緊張します」

黒子「さて、一人余りますがどうされますか?」

麦野「あ、私最初見とくわ」

サローニャ「あれ、意外ちゃん。てっきり先陣切ると思ってたのに」

麦野「外から見て戦略立てたいのよ。やるなら勝ちたいしね」

バードウェイ「一理あるな」

初春「あ、あの。あまり強いパスだと私取れないかもしれませんので皆さんどうかお手柔らかにお願いします」

サンドリヨン「それじゃあ試合の前に少しパスとシュートの練習してみる?」

黒子「いいですわね、感覚をつかんでおかないと加減がわかりませんし」

サローニャ「先生ちゃーん!」

木山「何だい?」

サローニャ「試合前に少しパスとシュートの練習したいんだけどいいかな?」

木山「そうだな、ウォーミングアップは必要だな。準備運動をしっかりとしてからやりたまえ」

サローニャ「はーい」
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 14:39:13.98 ID:iSl5gaCuo
赤チーム

レッサー「むう、むぎのんがあっちのチームに・・・」

フレンダ「言うと思ったわけよ」

レッサー「なあ、ランジェリーフットボールというのがあるんだ、私たちも全員下着で試合をしないか?」

絹旗「嫌ですよ、そんなの誰もやりたがらないに決まってるじゃないですか」

滝壺「さすがにはずかしすぎて試合どころじゃない」

フレンダ「ここには男の人がいないからまだマシだけどそれでも抵抗あるわけよ」

 私たちと対戦してくれる相手もいないと思う。

レッサー「いやいや、こうみんなの下着姿を見ながらやるとこううっかりハプニング」佐天「気持ちはわかる!」ブン
レッサー「ぐえっ!」

佐天「だがパンツというのはスカートの中にあってこそ輝くんだ!それがわからないお前にあたしは負ける気がしねえ!!」

絹旗「何の勝負なんですか」

佐天「スカートの素晴らしさがわからないのならレオタードでも着てろ!!」

レッサー「はいいいい!!!スカート最高ですうううう!!!」

滝壺「れっさーが投げられ要員になってしまっている」

 どうしてこうなった。

ダムダム シュパッ

フレンダ「あれ?向こうのチーム練習してるわけよ?」

木山「試合前のウォーミングアップは必要だろう。君たちも準備運動をしてから軽く練習したまえ」
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 15:03:36.42 ID:iSl5gaCuo
麦野「それじゃあ初春、私とパスやってみましょ?」

初春「はい」

麦野「はい」シュッ

初春「わっと」アタフタ

黒子「うーん・・・」

サンドリヨン「大丈夫、少しずつ」チラッ

バードウェイ「こら、強すぎるぞ!」シュッ

サローニャ「はいはいちゃーん、もうちょっと手加減するねー」パシッ

バードウェイ「パスがつながらないと試合にならんだろうが」

サローニャ「バードウェイちゃんには手渡しでボール渡してあげようか?」

バードウェイ「何?」カチン

サローニャ「怒らない怒らない。がんばるバードウェイちゃんがかわいいのよん」

バードウェイ「むきー!!」

黒子「これって、バランス取れてますの?」

麦野「向こうには滝壺がいるからとんとんね」

初春「滝壺さんは動けないわけではないんですけど球技には向いてないタイプですね」

サンドリヨン「みんな始めたばかり、できなくてもいいじゃない」

黒子「それもそうですわね」
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 15:12:53.87 ID:iSl5gaCuo
佐天「それじゃあ滝壺さん、シュートしてみてください」ポーン

滝壺「うん」パシッ

滝壺「よーく狙って・・・ えい」ヒュッ

パスッ

 上手い。

絹旗「ですがパスをもらってからシュートを打つまでに5秒くらいかかってますね」

レッサー「バスケってスピード命なんだから致命的じゃないの?」

フレンダ「しかも3Pってわけじゃないからポジショニングもつらいわけよ」

佐天「だがりこりんさんの力じゃ、っていうかこの面子で3Pに届かせるのって無理じゃない?」

絹旗「私はかろうじていけますけど能力無しだとこんなに力いるんですね」

レッサー「そういうもんよ。私たち魔術師も純粋な身体能力だけならそこらへんの学生とかわらないのよね」

フレンダ「だっていうのに・・・」ッ

滝壺「うん、むぎのは化け物」
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 15:27:43.56 ID:iSl5gaCuo
麦野「とりあえず初春とバードウェイをカバーする形にするしかないわね」

サローニャ「むぎのんちゃん抜きってつらくない?」

サンドリヨン「辛い」

黒子「この中で一番動けますものね」

麦野「大丈夫よ、何回でも交代できるんだから都度交代すればいいじゃない」

初春「えいっ」ポーン

ガコン

初春「入りません・・・」

バードウェイ「よく狙わないからだ とう」ポーン

ガコン

バードウェイ「・・・・」

初春「え、えっと」

バードウェイ「めげてられるか!まだまだだ!」

麦野「・・・あんたら三人には死ぬほど走ってもらう必要があるわね」

サローニャ「言うと思った」

黒子「ま、これも食べすぎを解消するためですの。やってやりますわ」

サンドリヨン「相手はどう来ると思う?」

麦野「そうね・・・」

麦野「レッサーと絹旗を走らせてくるでしょうけど向こうはこっちより高さがないわ」

麦野「落ち着いてサローニャとサンドリヨンがシュートをブロック、もしくはリバウンドを取れば大丈夫そうね」

黒子「外から打ってきませんの?」

麦野「あの面子じゃ外から打てるのは絹機くらいね。ギリギリレッサーってところかしら」

麦野「初めてだしそこまで成功率も高くなさそうだから中を固めることだけ考えて」

サンドリヨン「了解」
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 15:46:38.35 ID:iSl5gaCuo
ガコン

 入らない。

滝壺「えいっ」ポーン

パスッ

滝壺「えへん」

 うらやましい。

絹旗「滝壺さん何気にシュートの成功率高くないですか?」

フレンダ「モーションが遅いのが難点だけどね」

佐天「ならいっそ全員で守備固めてりこりんさんにロングパスを送るのは?」

レッサー「ロングパスくらいの強いボールだと取れないんじゃないの?」

佐天「あー、それあるか」

絹旗「向こうは私たちよりも背が高いわけですし長いパスだとカットされませんか?」

フレンダ「と、なると私たちは細かくパスをつないでいったほうがいいわけね」

佐天「ドリブルで中に入りながらって感じかな」

絹旗「向こうには麦野とサローニャとサンドリヨンがいます。高さで考えると不利ですからフェイントをうまく使いましょう」

フレンダ「中に入ってシュートとみせかけて中に入ってパス」

レッサー「その形練習しておかないか?」

絹旗「やめておいたほうがいいですね、麦野はしっかりとこちらの練習を見ています」

フレンダ「そういうところ抜け目無いのが麦野なのよね」

佐天「えらい人を敵に回したもんだ」
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 16:11:19.31 ID:iSl5gaCuo
木山「さて、それじゃあそろそろ始めるぞ?」

サローニャ「はいはいちゃーん」

佐天「じゃ、よろしくおねがいしまーす」

木山「私もルールは詳しくないからあまり期待しないでくれよ?」

黒子「よろしくおねがいしますわ」

滝壺「あれ?むぎのが出てない」

初春「細かく交代するみたいですからそのうち出てきますよ」

フレンダ「私らの試合を分析するつもりなわけよ」

サンドリヨン「あ、やっぱりわかる?」

絹旗「そりゃそうですよ」

バードウェイ「ふん、やつなどいなくても私たちだけで勝ってみせる」

サローニャ「だいじょうぶよん、バードウェイちゃんは私が守ってみせるから」

バードウェイ「いつか泣かす」

佐天「向こうはチームワークがいまいちみたいだね」

絹旗「私たちの結束力を見せてあげましょう」

レッサー「ちぇー、むぎのんにラッキースケベができると思ってたのにー」

サローニャ「だから不吉なこと言わないで」
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 16:36:40.44 ID:iSl5gaCuo
木山「それじゃあ今日は10分三本の変則ルールでいくぞ?」

麦野「わかったわ、時計と得点は試合に出ない人が担当することにしましょう」

 私がスコアボード。不正はしない

木山「それではジャンプボールだ。一人ずつ前に出たまえ」

佐天「はい」

サローニャ「負けないよん」

木山「ではいくぞ? ほっ」ポーン

佐天「はっ!」ピョン

サローニャ「とおっ」ピョン

パシッ

サローニャ「いただきちゃん!」

佐天「くっ」

サローニャ「黒子ちゃん!」シュッ

黒子「速攻ですわ!!」ダムダム

絹旗「行かせません!!」

滝壺「させない!」

黒子「いきなり二人?なら」チラッ

サンドリヨン「こっちもだめ」

フレンダ「ふふん、パスを通したとしても」

レッサー「二人ついてたらドリブルもできないでしょ?」

サローニャ「で、私には涙子ちゃんがマーク?」

佐天「ふふん、初春とバードウェイにボールが回っても二人はシュートモーションが大きい」

佐天「二人のシュートならブロックは十分可能です」

サローニャ「ちっ、こうも対策されると面倒ね」

黒子「パスコースがないなら動いてかき回すまでですの!」ダムダム

絹旗「どうぞどうぞ、たくさんドリブルしてどんどん消耗してください」

滝壺「私たちは抜かれなければいい」

初春「あれ?私たち足引っ張ってます?」

バードウェイ「おまけに相手にもなめられているという屈辱を味わわされているな」

黒子「くっ、こう守られていては・・・」ダムダム

絹旗「今です!!」シュッ

パシッ

黒子「しまった!!」
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 16:44:02.31 ID:iSl5gaCuo
サンドリヨン「戻らないと!!」

絹旗「超遅いです!!」ダムダム

絹旗「とうっ!!」ピョン

ゴン グルグル パスッ

木山「赤チームに2点」

 赤に2点、っと

麦野「向こうも馬鹿じゃないか、考えてるわね」

サローニャ「ちょっと、滝壺ちゃん動きいいじゃない」

麦野「走って通せんぼするくらいはできるってことよ。リバウンドやシュート、ドリブル、カットなんかは苦手だから」

麦野「それを頭に入れなさい」

サンドリヨン「まだ一本。私たちもすぐに取り返せる」

サローニャ「こりゃ思ってたよりきつそうよん」

黒子「ディフェンスなら滝壺さんも戦力になる。こちらのアタッカー三人を抑えにくるとは合理的ですわね」

サンドリヨン「なら私たちは高さを活かすしかない」

黒子「ですわね」
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/20(土) 16:45:44.78 ID:qgOz+ak20
黒子のバスケ
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 16:57:21.82 ID:iSl5gaCuo
佐天「即席で思いついた作戦、なかなかいいんじゃない?」

滝壺「うん、しんぷるでいい」

フレンダ「下手にボールを追いかけずに要所要所で抑える。省エネでいいじゃない」

レッサー「ボールを取ったら前に出る。相手ボールになったら辛抱する。わかりやすいよね」

絹旗「前に出る時も全員でいかない、滝壺さんと誰か一人は必ず残る。白にはどんどん消耗してもらいましょう」

サローニャ「なるほどねえ、赤チームの陣地にボールを運ぶことは簡単だけどそこからが難しいのよね」ダムダム

佐天「抜きたいならどうぞ、くいついてみせますよ」

サンドリヨン「くっ!」タタッ

レッサー「パスをまわさせてもコースを制限すれば」

フレンダ「そう痛くはないわけよ」

黒子「このっ!!」タタッ

絹旗「走って距離を稼いだつもりでもバスケットのコートはそう広くありません」

滝壺「そう簡単にすぺーすは作らせない」

麦野「たく、マークを振り切ろうと走り回って見事に消耗させられてるじゃない」

初春「えっと、この場合私たちはどうすれば」オロオロ

バードウェイ「この際だ、徹底的に油断してもらえるまでゴールの近くにいればいいだろう」

初春「そうなんですか?」

バードウェイ「三人が相手のディフェンスを外に引っ張り出してしまえば私たちにシュートのチャンスが来る」

サローニャ「初春ちゃん!!」ポーン

初春「わわっ!言ってるそばからこっちにボールが!!」
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 17:15:39.65 ID:iSl5gaCuo
パシッ

初春「え、えとえとえと」オロオロ

滝壺「させない」タタッ

初春「わっ!パス」シュッ

バードウェイ「よし、いい判断だ」パシッ

滝壺「こっち?」

サンドリヨン(追いかけるのは滝壺さんだけ)

黒子「私たちからマークをはずさない・・・徹底してますわね・・」

バードウェイ「舐めるな!!」ヒュッ

ガコン

滝壺「りばうんど」キャッチ

バードウェイ「むきいいいいい!!!!」ジダンダ

レッサー「りこりん!」クイ

滝壺「れっさー!」ヒュッ

サローニャ「くそっ!戻らなきゃ」タタッ

レッサー「速攻!!」ダムダム

麦野「徹底したカウンターか、このままだと完全にペースを握られるわね」
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 17:21:07.00 ID:iSl5gaCuo
サローニャ「よし!追いついた!!」

レッサー「一人だけじゃないのよ!?」

サローニャ「えっ」チラッ

フレンダ「レッサー!!」タタッ

サローニャ「くっ」

レッサー「フレンダ!! とみせかけて」ダムダム

レッサー「このまま自分で!!」ピョン

サローニャ「しまった!!」

レッサー「いただきっ」ポン

黒子「させませんわ!!」バシィ

レッサー「何!?」

木山「ラインアウト!赤ボールだ」

サンドリヨン「黒子、よく追いついた」

黒子「ふう、なんとか間に合いましたわね」

レッサー「くっそぉ・・・」

フレンダ「落ちついて、まだ私たちのボールなわけよ」

麦野「黒子は思ったよりも走れるわね。これならまだなんとかなるかしら?」

 すごい攻防
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 17:30:29.99 ID:iSl5gaCuo
佐天「最愛ちゃん!ゆっくりで!!」

絹旗「超わかってます!」

滝壺「私とるいこはでぃふぇんす」

フレンダ「ふふん、結局、三人いれば十分なわけよ」ニヤニヤ

バードウェイ「この・・・・甘くみて・・・」イライラ

初春「はわわ・・・バードウェイさんが怒ってます・・・」オロオロ

サンドリヨン「だけど・・・」

サローニャ「正直理にかなってるのよね」

黒子「いくら防いでも点が取れなければ勝ち目はありませんわ・・・どうすれば攻撃に転じることができますの・・・」

レッサー「最愛ちゃん!!」

絹旗「はいっ!」シュッ

レッサー「よっしゃ!」クッ

サンドリヨン「行かせない!!」

黒子「ですわ!!」

麦野「馬鹿!!二人で行くな!!」

サンドリヨン「え?」

レッサー「ありがと!!」ヒュン

絹旗「ナイスリターンです!」ヒュン

滝壺「外から?」

サローニャ「届くの!?」

絹旗「当然です!!」

パスッ

木山「赤チームに3点」

絹旗「やったー!!」

佐天「ナイッシュー!!」

 これで5点差。
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 18:11:55.83 ID:iSl5gaCuo
麦野「黒子」クイ

黒子「はい」

麦野「あんたがボールを持っている間にサローニャかサンドリヨンにゴールの下に入ってもらいなさい」ヒソヒソ

黒子「中に、ですの?」ヒソヒソ

麦野「そ、二人の身長に対抗できるのは佐天だけよ。佐天はサローニャのマークについてるけどゴール下まで来れば佐天は外れないといけないわ」ヒソヒソ

黒子「わかりましたわ。今は少しでも赤チームのディフェンスを崩さねばなりませんね」ヒソヒソ

麦野「無理にドリブルで突破しようとしなくていいわ。あんたと身長が変わらない絹旗の頭の上を越すパスを使いなさい」ヒソヒソ

黒子「了解ですの」ヒソヒソ

佐天「む、何か指示出してますよ」

絹旗「バスケットでは5点なんてリードのうちに入らないんですけどね」

レッサー「むぎのんちゃんがイライラすればその内自分で出てくるんじゃないの?」

フレンダ「コートにいるなら麦野がイライラしてくれればもうけものなわけだけど、コートの外にいればひたすら冷静に分析するわけよね」

滝壺「くろこに何か話してたみたいだから攻撃に変化が出ると考えたほうがいい」
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 18:27:43.29 ID:iSl5gaCuo
黒子「・・・・ですの」ヒソヒソ

サローニャ「おっけー」

サンドリヨン「このまま流れを渡すわけにわいかない」

初春「うぅ、私もなんとかみんなのお役にたちたいです」

バードウェイ「おい黒子!!この私にボールを渡せ!!あいつらの頭の上からダンクを決めてやる!」ウガー

佐天「あらあら、バードウェイが荒れてますなー」

絹旗「好都合じゃないですか、あれならボールを渡しても怖くありません」

滝壺「こぼれたボールをひろってみせる」フンス

レッサー「で、どんな指示が出たと思う?」

フレンダ「たぶん高さね、頭を越すパスを使ってくるわけよ」

佐天「それならそれでサローニャとサンドリヨンを抑えればいいってことだね」

滝壺「うん、基本はそれでいいと思う」

絹旗「さっさと麦野を引きずり出してやります」

レッサー「でもあの身体能力反則じゃない?」

フレンダ「止められる気がしないわけよ」

佐天「なあに、こっちには秘密兵器がある」
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 19:23:50.78 ID:iSl5gaCuo
サンドリヨン(油断している・・・ 今!!)ダダッ

絹旗「走った!!」

佐天「大丈夫!あたしとりこりんさんがいる!!」

滝壺「いかせない」

黒子「初春!」ヒュッ

初春「は、はい!!」パシッ

バードウェイ「よし!私に回せ!!」

初春「え?え?」サローニャ「そのままドリブル!!」

初春「え?は、はい!!」ダムダム

バードウェイ「まわせと言ってるだろうがあああ!!」

レッサー「初春ちゃんは囮よ!」

フレンダ「もちろん!黒子オッケー!」

黒子「やはり初春とバードウェイさんには持たせますか・・・ですがこれはこれで」タタッ

黒子「初春!」

佐天「スイッチ!?」

滝壺「私たちはくろこから目を離さない!!」

絹旗「当然です!」

黒子「予想どおりですの!サンドリヨンさん!」ヒュッ

絹旗「頭上を!?」

サンドリヨン「良いパス!」パシッ

佐天「りこりんさん!」

滝壺「うん!!」
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 19:32:44.40 ID:iSl5gaCuo
サンドリヨン「なんだかんだで滝壺さんは運動量がある」

佐天「白井さんとサンドリヨンさんの中間にポジショニングしてましたからね、勘で」

滝壺「きぬはたがくろこをおさえてるいこがさんどりよんをおさえている、私はそのフォローをしているだけ」

サンドリヨン「その割にはいいディフェンス」

バードウェイ「私に回せと言ってるだろうが!!」ムキー

サンドリヨン(サローニャにはレッサーとフレンダ、黒子には絹旗)

サンドリヨン(ゴールの近くに初春とバードウェイ・・・初春よりもバードウェイか・・・)ヒュッ

バードウェイ「よし!よくやった!」パシッ

バードウェイ「とうっ!」シュッ 佐天「甘い!!」バシッ

バードウェイ「あっ!」

滝壺「こぼれだま!」

サンドリヨン「渡さない!!」

ガシッ

サンドリヨン(取った!よし!) サローニャ「サンドリヨンちゃん!」

サンドリヨン「ふっ!」ヒュッ

サローニャ「もらった!」 フレンダ「くそっ!!」

サローニャ「なーんて 初春!!」ポン

初春「え?」 麦野「シュートよ初春!!」

初春「え、えええい!!」ポーン

ゴガッ ストッ

木山「白チーム2点」

 これで5−2.
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 19:53:05.31 ID:iSl5gaCuo
初春「入った・・・・」

サローニャ「やったじゃない初春ちゃん」

初春「えへへ」

黒子「ですがまだリードされてますの」

サンドリヨン「うん、ひとつずつ」

バードウェイ「むっきいいいいいいい!!!!」

サンドリヨン「落ち着いて、バードウェイ」

黒子「シュートが外れることはよくあることですわよ」

サローニャ「うん、これでわかったけどシュートが外れたとしても私とサンドリヨンちゃんが中にいればこぼれだまを拾えるね」

黒子「サンドリヨンさんかサローニャさんが中でパスを受ければそこから初春かバードウェイさんに渡す流れでよさそうですわね」

初春「ってことは」

サンドリヨン「二人にはどんどんシュートを打ってもらう」

バードウェイ「次こそ私が決めてやる」

黒子「期待してますわ」

サローニャ「そうすれば二人が打つとみせかけて私たちにもシュートチャンスができそうね」

サンドリヨン「中とみせかけて外。いいかもしれない」
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 20:07:33.69 ID:iSl5gaCuo
フレンダ「速攻」ボソ

絹旗「ん」コク

麦野「来るわ!!」

初春「え?」

レッサー「よっ」タタッ

サローニャ「あっ!!」

黒子「まずいですわ!!」

滝壺「きぬはた、れっさーに」

絹旗「はい!」ヒュッ

ビュン

バードウェイ「強いパス!!」

レッサー「よっし!」パシッ

サンドリヨン「おい、つくっ!!」タタッ

レッサー「ごっくろーさん、フレンダ!!」ヒュッ

フレンダ「ありがとっ!」パシ

サンドリヨン「くぅっ!!」

フレンダ「おちついて」ピョン

ヒュッ パスッ

木山「赤チーム2点」

 これで7−2。

麦野「こら、相手から目をそらさない」

初春「してやられました・・・・」

バードウェイ「くそっ!!くそっ!!この私がいるのになんていうざまだ!!」

サローニャ「バードウェイちゃん、かりかりしない」

サローニャ(バードウェイちゃんが決めてればこっちが有利なんだけど、それは言わないでおくのよん)

麦野「バードウェイ!あんまり癇癪起こすようだと見せ場無しで私の変わりに時計係してもらうわよ!?」

バードウェイ「わかっている!これもチームを鼓舞するためだ!!」

麦野「だといいけど」
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 20:38:12.52 ID:iSl5gaCuo
サローニャ「さっきの流れでいいと思う」

サンドリヨン「こうして話し合うのは自分たちのボールの時だけにする」

初春「向こうは既に守備の体制にはいってますもんね」

バードウェイ「くそっ、忌々しい」

黒子「まだ始まったばかりですわ、少しずつ修正していきましょう」

バードウェイ「・・・・そうだな」

サローニャ「妙にかしこまっちゃって、そういうのは飴玉ちゃんをもらった時だけでいいのよん?」

バードウェイ「貴様私にどんなイメージを持っているんだ?」

初春「飴玉をあげてこんなにきりっとされたら引きますよね」

黒子「ですわね」

サンドリヨン「それじゃあ中と外を使い分けるということで」

サローニャ「そうね」
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 21:09:58.81 ID:iSl5gaCuo
麦野「言っておくけど15点差以上つけられたらあんたらおしおき確定よ?」

初春「何それ怖い」

サローニャ「むぎのんちゃんは怖いけどそれ以上にやられっぱなしって性に合わないのよね」

サンドリヨン「同感」

黒子「相手も条件は同じですわ、私たちもきちんと戦略を立てて崩していきましょう」

バードウェイ「次は外さん」

佐天「いやー、おしおき宣言が来ましたか」

絹旗「ここから白の超猛攻が予想されますね」

滝壺「うん、目の色が変わった」

レッサー「ってもまだ序盤なんだけど?」

フレンダ「序盤だからこそ流れを渡したらまずいわけよ」

レッサー「それもそっか」

佐天「とりあえず高さを活かして基点を作ってくると思います」

絹旗「もっと走らないといけないってことですか、きついですね」

フレンダ「ま、どうこう言っても始まらないわけよ」

滝壺「がんばろう。おー」

 おー。
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 22:26:20.59 ID:iSl5gaCuo
サローニャ「はい、バードウェイちゃん」ポン

バードウェイ「ん?」

サローニャ「私とサンドリヨンちゃんまでつなげてね」ニコ

バードウェイ「え?おい」

サローニャ「行くよ!」タタッ

サンドリヨン「うん!」タタッ

バードウェイ「あれ?」

黒子「呆けている暇はありませんわ、とにかくドリブルで前へ」

バードウェイ「わかっている!!」ダム ダム

ダム ダム

バードウェイ「よっ、と、と、と」ダム ダム

佐天「うわぁ・・・・」

滝壺「かわいい」

絹旗「たどたどしいドリブル。これは和んでしまいますね」

バードウェイ「う、初春、パス!」ポーン

初春「わっわっわっ」オロオロ

パシ

初春「ふう、なんとかキャッチできました」

黒子「初春、ドリブルですわ!」

初春「はい!」ダム ダム

サンドリヨン「初春。ゆっくり!」

初春「はい、ゆっくり、身長に・・・」ダム ダム

レッサー「歩いたほうが早くないか?」

黒子「それを言ってはいけませんの」

フレンダ「がんばれー、初春ー」

初春「は、はい!」
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 22:37:00.81 ID:iSl5gaCuo
初春「ま、前に・・・前に・・・」ダム ダム

ポイン

初春「わわっ!!」ガシッ

初春「ふう、危ない危ない」ダム ダム

ピピー!!!

木山「初春、ダブルドリブルだ」

初春「はい?」

麦野「こらサローニャ」

サローニャ「ごめん、バードウェイちゃんと初春ちゃんがドリブルすれば向こうもカットに来ないかなって思っちゃって・・・」

麦野「ドリブルもまともにできないやつにドリブルさせるんじゃないわよ」

佐天「まさか初春にドジッ娘属性があったとはねー」

フレンダ(滝壺にもやらせてみたい)

絹旗(滝壺さんもこういうことしてくれるんでしょうか?超試したいです)

初春「うぅ・・・がんばったのに・・・」グス

滝壺「ういはる、どんまい」ナデナデ

サンドリヨン「初春に爆弾を渡したバードウェイ」

バードウェイ「何だと?」ギロ

サンドリヨン「・・・・どんまい」

バードウェイ「・・・・ふん」
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 23:25:52.59 ID:iSl5gaCuo
滝壺「そっこう?」

サローニャ「!! 急いで戻って!!」

サンドリヨン「もちろん!!」タタッ

黒子「ですの!!」タタッ

初春「あ、もどらないと!!」

バードウェイ「これ以上失態は晒せない!!」

佐天「流石に戻るのは早いですね」

フレンダ「ま、さっきやられたらそうなるわけよ」

レッサー「だがここはあえてゆっくりと攻めてみよう」

滝壺「でも固められるとつらいよ?」

絹旗「そういうときの崩し方というのも学んでおくひつようがありますわね」

レッサー「うーん、となると・・・ そうだ佐天ちゃん。ゴール下に陣取ってくれ」

佐天「はいはいよっと!」タタッ

サンドリヨン「むっ」

サローニャ「私たちと同じことをするつもり?」

佐天「さあて、どうですかねー」
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 23:40:39.29 ID:iSl5gaCuo
絹旗「滝壺さん・・・」ゴニョゴニョ

滝壺「・・・・うん」

サンドリヨン「何か作戦?」

バードウェイ「そっちを見てないでマークを徹底しろ!」

サンドリヨン「おっと、いけないいけない」

絹旗「はいっ!」ヒュッ

フレンダ「ん」パシ

サローニャ「来る!!」

初春「ディ、ディフェンスです」

フレンダ「ふんふんふーん」ダムダム

サローニャ「ミドルレンジも有るか・・・黒子!」

黒子「はい!」タタッ

フレンダ「レッサー!!」ヒュッ

レッサー「はいっ」パシ

黒子「今度はっ」タタッ

麦野「黒子!様子を見る意味でも体力的にも今全力で追いかけない!!」

絹旗「さすが麦野、冷静に判断しますね」
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/20(土) 23:55:38.49 ID:iSl5gaCuo
黒子「と、いわれましても・・・」キョロキョロ

サローニャ「涙子ちゃんはサンドリヨンちゃんに任せたよん!!」

サンドリヨン「佐天は私が抑える」

佐天「ふっふーん、そううまくいきますかねー?」

黒子「ここは通しませんわ」

レッサー「お、やる気? でもっ」ヒュン

絹旗「私が!!」

初春「と、とおしません!!」

絹旗「甘い!!」ダムダム

初春「ふぇっ?」

バードウェイ「くそっ、させるか!!」

絹旗「滝壺さん!!」ポン

麦野「ちっ!」

サンドリヨン サローニャ「「いつの間に!!??」」

滝壺「えいっ」ヒュッ

パスッ

木山「赤チーム2点」

 これで9−2。

レッサー「うまくいったな」

滝壺「しゅーと決めるの気持ちいい」

絹旗「ナイスです!滝壺さん!!」

バードウェイ「くそっ!!やられた!!」
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/21(日) 00:00:47.31 ID:ifYFyTXgo
麦野「四人に目を向けておいてノーマークの滝壺をゴールに近づけてシュートを打たせるなんて、やるじゃない」

 即席のチームとは思えない。

木山「今4分か、このままだと赤チームが突き放してしまいそうだな」

麦野「ま、まだ何とかなるわよ」

木山「余裕だな?」

麦野「バスケ初心者が試合すれば後半のゲームはバテて大して動けなくなるもんよ。その時が勝負ね」

 ここに策士がおる。

サローニャ「くっそぉ・・・」

バードウェイ「やられっぱなしじゃないか!!くそっ!!」イライラ

初春「あわわわ、空気が悪いです」

サンドリヨン「ちょっと落ち着かせたいところ」

麦野「でも、ちょっとこのままじゃ独走されちゃいそうね・・・」

麦野「先生」

木山「ん?」

麦野「メンバーチェンジよ。初春と私交代ね」

木山「わかった」
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/21(日) 00:04:03.54 ID:ifYFyTXgo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

じっくりやろうとするといくらでも時間かけられるんですね

でも楽しいからいいんだよ!!

バスケットをやってるつもりなのですが伝わっているかそこがちょっぴり不安です

このペースなのでまだまだ対戦相手と監督候補は募集中です。どんどん挙げてほしいところです

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/21(日) 00:05:41.01 ID:OldtrWsSO
乙。
対戦相手は心理定規とか。
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 19:10:52.38 ID:LdXR83fIo
初春「はあ、すみませんむぎのんさん。お役に立てなくて」

麦野「気にすることないわ。初春もゴール決めたんだしそうネガティブにならなくてもいいのよ」

初春「じゃ、私時計係やりますね」

麦野「言っておくけど少ししたらまた試合に出てもらうからそのつもりでね?」

初春「え?」

麦野「交代交代って言ったでしょ?とりあえず時計係やりながら外からゲームを見てなさい」

初春「はい、わかりました」

サローニャ「むぎのんちゃん出てくるの早くない?」

サンドリヨン「15点差ついたら出てくるかと思った」

麦野「そこまでこの私が我慢できると思う?」

黒子「できませんわね」

麦野「そういうことよ」

バードウェイ「で?何も考え無しに交代したわけじゃないだろう?」

麦野「もちろん。ま、わかりやすいところで言えば私が入ったことで高さでますます有利になったってところかしらね」

麦野「あとは・・・・」
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 19:42:26.45 ID:LdXR83fIo
フレンダ「あちゃー、麦野出て来ちゃったわけよ」

佐天「こっちは高さで不利ですからシュートを打たれることを覚悟で速攻を軸にやっていきましょう」

滝壺「私とるいこは基本こっちのコートにいるでいいの?」

佐天「そうですね、なるべくゴールに近いところで壁になるってところかな」

レッサー「こちらがリードしているから少しは余裕がありそうね」

絹旗「とられてもすぐ取り返すつもりでいきましょう」

 みんな。がんばって。

フレンダ「麦野は手ごわいけど向こうはチームワークに難があるわけよ」

レッサー「バードウェイがいる限り勝機はある」

絹旗「ですね」

滝壺「むぎのはどうする?」

佐天「うーん、とりあえずレッサーにマークについてもらおうかなと」

レッサー「いいの?」

佐天「むぎのんが嫌がってくれたら儲けってことで、だけどくれぐれもむぎのんを怒らせないように」

レッサー「もちろん、バスケットのボールと間違えてわしづか」佐天「やめろってんだろ!!」ブン

レッサー「ぐはぁっ!!」

佐天「みんなで真剣にバスケットしてるのにむぎのんがお怒りになったら体育館が消滅しちゃうでしょうがあああ!!!」

レッサー「はいいいいい!!!ぷるんぷるんをわしづかみしてみたいんですうううう!!!」佐天「THE・CHO!!」ブン

レッサー「がふっ!!」

佐天「そんなこと言ったら最愛ちゃんにミニスカートはいて試合してほしいわ!!言い出したらきりがないだろうが!!」

絹旗「こらこら」

佐天「真面目にやれないならおやつあげませんからね!!」

レッサー「はいいいい!!真面目にやりますうううう!!!」

佐天「あ、最愛ちゃん、ミニスカートはきたくなったらいつでも言ってね?」

絹旗「絶対にやりません!!」

フレンダ「わざわざ専用のウェア用意してもらったのにそんなことする必要無いわけよ」

佐天「ですよねー」
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 19:55:27.03 ID:LdXR83fIo
木山「それでは試合を再開するぞ?」ピッ

麦野「バードウェイ」

バードウェイ「わかってる。ゴール下」タタッ

佐天「ロングパス?」

フレンダ「一応私がマークにつくわけよ」

麦野「サンドリヨン」シュッ

サンドリヨン「うん」パシッ

ダムダム

サローニャ「黒子ちゃん」

黒子「はいっ!」タタッ

絹旗「どういうことですか?背の低いバードウェイと黒子が中に入ってきました・・・」

レッサー「サンドリヨンがゆっくりとドリブルで近づいてくる・・むぎのんとサローニャもゆっくりとこっちの陣地に近づいて・・・」

佐天「最愛ちゃん、サンドリヨンに!」

絹旗「はい!抜かれないように当たります」

サンドリヨン「むぎのん!」ヒュッ

麦野「はい」パシッ

レッサー「来た!!むぎのんにはこの私が!!」
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 20:14:29.22 ID:LdXR83fIo
麦野「やっぱりあんたか」ダムダム

レッサー「もちろん、たっぷりとむぎのんをみつめてあげる」グヘヘ

麦野「うわぁ・・・簡便・・・」ダムダム

レッサー「ほう、後ずさりですか、追いかけてほしいのかな?」

麦野「い・や・よ」ダムダム

サローニャ(よし!むぎのんが上手くレッサーを釣りだした!これで)タタッ

佐天「サローニャが中に!!」

滝壺「わたしがつく」

サンドリヨン「むぎのん!」

麦野「はい、よっと」ポーン

レッサー「わっ!頭を越すパス!!」

サンドリヨン「はい」パシッ

絹旗「むっ、このパスを出されたら超カットできません!」

麦野「よし」タタッ

レッサー「あれ?中じゃなくてサイドに?」

サンドリヨン「サローニャ!」ヒュッ ダムッ

サローニャ「ナイスバウンドパス!」パシッ

佐天「打たせません!」

滝壺「とめる!」

黒子「ここで!」タタッ

サローニャ「ほいっ黒子ちゃん」ポン

黒子「もらいましたわ!」パシッ ダムダム

フレンダ「くっ!」タタッ

黒子「はい、バードウェイさん!」ポン

バードウェイ「よくやった!! とうっ!!」ヒュッ

佐天「そっち?」

ガコン!!

バードウェイ「くそっ!何故入らん!!」

滝壺「りばうんど」サローニャ「ただきちゃん!!」ピョン ガシッ

佐天「はっ!させない!!」

サローニャ「むぎのん!」ポーン

レッサー「くそっ!届け!!」ピョン

麦野「ナイスパス!!」パシッ

レッサー「ちっ!」

麦野「入れ!!」ヒュン

サンドリヨン「3Pシュート!」

絹旗「超はずれろ!!」

ゴッ ポス

木山「白チーム3点」

 これで9−5。
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 20:28:13.89 ID:LdXR83fIo
佐天「そっ」麦野「速攻が来るわ!」

サローニャ「はいはいちゃん!!」タタッ

サンドリヨン「すぐ戻る」タタッ

絹旗「ちっ!」

滝壺「るいこ、ぼーる」

佐天「はい!」ヒュッ

滝壺「えっと」キョロキョロ

バードウェイ「隙有り!!」

滝壺「わわっ!」サッ

バードウェイ「ちっ!」

黒子「おしいですわ!」

レッサー「涙子に戻せ!!」

滝壺「うん」ポーン

佐天「はいっと」パシッ

フレンダ「完全に速攻を止められたわけよ・・・」
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 20:39:04.75 ID:LdXR83fIo
黒子「行かせませんわ!」

佐天「さて・・・・」キョロキョロ

佐天(むぎのんとサローニャ、サンドリヨンが戻ってバードウェイと白井さんが追い掛け回す)

佐天(私たちと同じようなことしてきたか・・・高さとリバウンドが不利なこっちがやられるとちょっときつい・・・)

佐天「フレンダ!」ヒュッ

フレンダ「はいっ!」パシ

フレンダ「動いてかき回してやるわけよ!!」ダムダム

レッサー「その通り!!」タタッ

サローニャ「来たよんサンドリヨンちゃん」

サンドリヨン「絶対に止める」

フレンダ「レッサー」ヒュッ

レッサー「はい」パシッ

麦野「ってこっちに来るの?」

レッサー「むぎのん命!」ダムダム

麦野「でも、打たせないわ」

レッサー「うん、打たないもんね」ヒュッ

絹旗「中と見せかけて外で」黒子「とうっ!!」バシッ

フレンダ「読まれてた!?」

佐天「ボール!!」

絹旗「わっととと」タタッ

黒子「拾います!!」グッ

バシッ

木山「ラインアウト、白ボールだ」

 盛り上がってきた。
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 20:41:51.08 ID:LdXR83fIo
麦野「うん、いい感じね」

サローニャ「さっすがむぎのんちゃん」

サンドリヨン「佐天と滝壺がゴール下を守っているから届かないところでパスをまわす」

黒子「外に二人がつり出されたら私とバードウェイさんが中で勝負」

初春「高さが五分の二人がゴール下にいる時は無理に近くで勝負しない」

黒子「私がボールを受け取りそのままバードウェイさんに手渡し」

バードウェイ「くそっ!決まっていれば・・・」

麦野「めげないめげない、入りそうで入らないのがバスケットってもんよ」

サローニャ「そ、私は滝壺ちゃん相手ならリバウンドで勝てるからこぼれ玉はまかせて」

サンドリヨン「で、佐天が滝壺のフォローに回るなら」

黒子「少し離れたところからシュートを打つというわけですわね」

麦野「そ、無理にゴールに近づかなくても点は取れるわ。3Pが入ったのはラッキーだったけどね」

初春「速攻も阻止できましたね」

麦野「向こうがやってたことをやり返してあげただけよ。私たち三人が中を固めて二人が追いかける」

麦野「さすがにゴールに近いところで勝負はしないだろうから離れた所から打つしかない」

黒子「そこをカット、もしくはブロック。見事にはまりましたわね」

サンドリヨン「これで佐天もこっちのゴールに近いところに来るしかなくなる」

サローニャ「何かだんだん熱くなってきたんだけど」

麦野「ええ、血が滾ってくるわ」
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 21:09:08.80 ID:LdXR83fIo
佐天「ちょっとまずいかなー」

フレンダ「高いパスでまわされるとつらい上に」

レッサー「こぼれ玉もとられてしまうと辛いな」

絹旗「攻撃もあの三人が固く守っていると超攻めあぐねてしまいますね」

滝壺「早く戻ることも考えてあの三人全員が前に出てくることは無さそう」

 こちらの戦略を見事に真似されてしまった。

レッサー「とりあえずあの三人をかいくぐってゴールを決めるのは難しそうね」

絹旗「超初心者のドリブルですから一気に抜き去るなんて真似はまだ誰もできませんし・・・」

フレンダ「じっくりボールを回してあの三人をつり出すのは?」

佐天「それだと24秒ルールにひっかかりそうですね」

滝壺「また私が走る?」

レッサー「二度は通じないだろうね、やるなら皆が疲れてきた終盤だね」

滝壺「むう・・・」

フレンダ「佐天にゴール下に走ってもらって3Pラインとゴール下の間でシュート打つしかないか」

レッサー「一気に得点の匂いがなくなりつつあるな」

佐天「ま、もっと話したくても向こうがそれをさせてくれないみたいよ?」

フレンダ「作戦タイムって無いの?」

絹旗「公式ルールだと1分ですからね、今話してるのとそう変わりません」

滝壺「きた」
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 21:19:08.51 ID:LdXR83fIo
麦野「さーて、作戦はまとまったかにゃーん?」ダムダム

レッサー「ううん、全然」

麦野「あら、ずいぶん正直ね」ダムダム

レッサー「いい子でしょ?」

麦野「それは無いわ」ダムダム

レッサー「ひっどー」

麦野「言われて当然でしょ?」ポーン

サンドリヨン「はい」パシッ

絹旗「むう、また高いパス」

サンドリヨン「合理的」

絹旗「超ずるいです」

サローニャ「それも戦略ちゃん!」タタッ

佐天「さっきと同じ?」

滝壺「くろこが下がってる」

バードウェイ「次は決めてやる」

フレンダ「で、バードウェイはいる、と」

サンドリヨン「サローニャ!」ヒュッ ダム

絹旗「さっきと全く同じじゃないですか!」

サローニャ「はい、ちょっと違いまーす」

佐天「何が? って」

麦野「ふっ」タタッ

サンドリヨン「サローニャ!!」タタッ

レッサー「まずっ!!」

絹旗「二人が中に!!」

フレンダ「そう見せかけて外!?」

黒子「と、いきたいのですが今回の攻撃私はお休みですの」

滝壺「ど、どっちに?」オロオロ

サンドリヨン「こっち」

サローニャ「ほい」ポス

サンドリヨン「そのまま!」ピョン

ゴン パスッ

木山「白チーム2点」

 これで9−7。
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 21:28:04.06 ID:LdXR83fIo
佐天「やっばぁ・・・」

絹旗「三人がこっちにいます。速攻です!!」タタッ

フレンダ「もち!」ヒュッ

レッサー「よおしっ!!」パシッ ダムダム

滝壺「残ってるのはくろこだけ」

佐天「ここであたしも!!」タタッ

レッサー「とにかくゴール前まで!!」ダムダム

サンドリヨン「行かせない!」バッ

レッサー「おっとと、むぎのんに来てほしいんだけどね?」

サンドリヨン「残念、サンドリヨンでした」

レッサー「そうだ・・ねっ!!」ブン

絹旗「よし!ナイスロングパ」サローニャ「いただきちゃん!!」バシッ

フレンダ「くっ!カット!?」

滝壺「サローニャが手ではじいたボールがこぼれている!」

黒子「待っていた甲斐がありましたわね」パシッ

麦野「黒子、サローニャ!」

黒子「はいっ!!」ヒュッ

佐天「うっそ、戻らなきゃっ!!」キキッ

絹旗「間に合え!!」

サローニャ「どうかなー?」パシッ ダムダム

滝壺「ここには私しかいない、絶対に止める」
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 21:33:41.82 ID:LdXR83fIo
 まずい流れ。

初春「いいですよ、そのまま決めちゃってください!!」

サローニャ「初春ちゃんの期待にこたえるぅ〜」ダムダム

滝壺「突っ込んでくる?」オロオロ

サローニャ「直前で右に!」キュッ

滝壺「くっ!」

佐天「かわされた!?」

フレンダ「いや、ついていけてる!」

サローニャ「ほっ!」ポン

滝壺「来る!!」ピョン

バードウェイ「良くわかってるじゃないか」バシ

サローニャ「もちろん」

絹旗「フェイントに!?」

レッサー「見事に釣られた!まずい!!」

バードウェイ「はっ!」ヒュッ

ガコン!! ゴロゴロ コロッ

バードウェイ「またか!」

絹旗「でもっ!」

サローニャ「ここにいるのよねん」パシッ グッ

佐天「間に合・・・」サローニャ「ほい」ピョン ヒュッ

ドン パサッ

木山「白チーム2点」

 これで9−9。追いつかれてしまった。
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 21:45:17.86 ID:LdXR83fIo
木山「すごい勢いで盛り返してきたな」

麦野「ま、リズムが良くなってきたことは確かね」

サンドリヨン「完璧」

初春「すごいです。むぎのんさんが入るだけでこんなに良くなるなんて」

黒子「それでは私は初春と交代しますわね」

サローニャ「黒子ちゃんお疲れちゃん?」

黒子「いえ、三人がいれば有利に攻撃を進められそうですから私も外から試合を見たいなと思っただけですわ」

バードウェイ「むー・・・」イライラ

麦野「こういうこともあるわ。怒ったらもっとひどいことになるわよ?」

バードウェイ「ふん、これ以上どうなるというのだ」

麦野「リングにすらかすらなくなるわ」

バードウェイ「何!?」

サローニャ「今のところちゃんとゴールにボールが飛んでるんだから悪くないんじゃないの?」

バードウェイ「それは・・・そうだが・・・」

サンドリヨン「まったく可能性が無いわけではない、むしろ可能性が有るほう」

バードウェイ「むぅ・・・」

黒子「地道に、ですわ。まだ私もゴールを決めてませんもの」

麦野「そうそう。チャンスはまだまだあるわよ」

バードウェイ「わ、わかっている!さっさと守るぞ!」

サンドリヨン「そういきたいけど」

サローニャ「赤はあせっちゃってるみたいね」ニシシ

黒子「こちらがペースを握ったのです、当然ですわ」

初春「勢いって大事なんですね」
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 22:00:19.90 ID:LdXR83fIo
佐天「はー、やられちゃってるなー」

絹旗「どうします?ちょっと攻めあぐねちゃいますね」

フレンダ「あまり難しく考えないほうがいいわけよ」

レッサー「って言うと?」

フレンダ「今までどおり佐天と滝壺はこっちのエリアに残って私たち三人でボールを運ぶ」

絹旗「それで?」

フレンダ「見たところバードウェイは戻らずにこっちのエリアにとどまるみたいだから向こうは四人で守ることになるわけよ」

滝壺「三人はあまり動かずにくろこがぷれっしゃーをかけに来る感じだね」

レッサー「3Pを決めた最愛ちゃんを気にする感じで、かな」

佐天「そうか、ってことはレッサーとフレンダにシュートチャンスが生まれやすいってこと?」

フレンダ「うん、さすがに三人もいらないから誰か一人は追いかけてはくると思うけどそれでも追う人と追われる人は2対3」

フレンダ「落ち着いて狙えば少し遠くてもゴールは狙えるわけよ」

佐天「そこであたしがこぼれ玉を拾えればいいんだけどねー」

絹旗「佐天の運動量がものすごいことになりますけど?」

佐天「うーん、バテちゃうと後がつらいか」

フレンダ「ま、まずはこの形でやってみるわけよ」

 このまま流れを渡すわけにはいかない。
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 22:08:24.59 ID:LdXR83fIo
バードウェイ「作戦会議は終わったか?」

滝壺「もう守備の体制が整ってる」

絹旗「これだけ時間をかければ超当然ですか」

佐天「ってか公式戦なら審判に注意されてるね」

木山「レクリエーションみたいなものだ、そううるさく言うつもりはないよ」

フレンダ「おや、黒子が引いて初春が出てる」

レッサー「黒子よりはプレッシャーがゆるいかな?」

絹旗「その分誰かがきつくプレッシャーをかけてくるでしょうね」

フレンダ「それでも、やるしかないわけよ」

佐天「最愛ちゃん!」ヒュッ

絹旗「はい!」パシッ ダムダム

初春「わわっ、来ました」

麦野「落ち着いて初春、手でボールを取ろうとしないで通せんぼするように相手の前にいなさい」

麦野「下手にボール取ろうとしてもファウルもらうだけよ」

初春「はい!」

絹旗(麦野がプレッシャーかけにくるんですかね?)ダムダム

絹旗「レッサー」ヒュッ

レッサー「ほい」パシッ ダムダム

サンドリヨン「行かせない」サッ

レッサー「えー、また?」ダムダム

サンドリヨン「そう、また」
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 22:15:55.98 ID:LdXR83fIo
絹旗「振り切ります」タタッ

初春「させません」タタッ

麦野「コートは狭いんだからあせらなくていいわ。シュートを妨害することだけ考えなさい」

初春「はい!」

レッサー(やっぱり、フレンダはノーマーク!)

レッサー「ここでフェイントをかけながら!!」ダムダム

サンドリヨン「どこにフェイントの要素が!?」

レッサー「フェイントってのは嘘さっ!」ヒュッ

絹旗「ナイスパスです!」パシッ

麦野「初春、打たせない!」

初春「はいっ!」パッ

絹旗「フレンダ!」ヒュッ

フレンダ「待ってました!」パシッ

サローニャ「そうくると思ってたよん!」

フレンダ(と、言ってる割には距離を詰めてこない。打たれてもいいと思ってるな?)

フレンダ「なら落ち着いてシュート!!」ヒュン

サローニャ「甘いよん!!」ピョン

サローニャ「ほいっ!!」ガッ

フレンダ「うそっ!届くの!?」

佐天「でもコースが少し変わっただけ!」
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 22:20:17.72 ID:LdXR83fIo
ガンッ!!

麦野「よし、外れた!!」

絹旗「まだです!!」

ガンッ!!

フレンダ「入れ!!」

ガンッ!! コロッ

サローニャ「やった!!」

麦野「ほいっと」パシ

フレンダ「くっそー!!」

絹旗「フレンダ!すぐ戻る!!」タタッ

フレンダ「おっけー!」タタッ

麦野「サンドリヨン!」ヒュッ

サンドリヨン「バードウェイに渡す・・」パシッ ダムダム

レッサー「やつは外す!」

バードウェイ「むかっ!」

初春「わ、私もゴールの近くに!」タタッ
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 22:37:44.97 ID:LdXR83fIo
サローニャ「そして私がまた中へ、働かせすぎじゃない?」

麦野「疲れたら交代してあげるわよ」

サローニャ「その時はお願いちゃん」タタッ

滝壺「また」

佐天「なんとか止めないとねー」チラッ

バードウェイ「次は決める次は決める次は決める」

佐天(まあ、この調子ならバードウェイは絶対入らないか)

絹旗(むぎのは向こうのエリアから出てこない、ゴール下にサローニャと比較的近いところにバードウェイと初春)キョロキョロ

絹旗(レッサーがサンドリヨンについています・・・・ここからですね・・・)

絹旗(麦野が近づいてくれば・・・いや、あえて全員がゴール下に寄ったところで麦野がこっちのエリアに近づいて外から打つかもしれません)

絹旗(まずはサローニャへのパスをカットすることを考えないと・・)

絹旗「フレンダ、サローニャ」ボソ

フレンダ「オーケー」

サンドリヨン「むう・・・サローニャに出せない・・」ダムダム

サローニャ「あ、やっぱりこうなる?」

佐天「そりゃもちろん」

サンドリヨン「なら」ポーン

麦野「こうよね」パシッ

絹旗「外もある!」タタッ

麦野「そうかもね」

サンドリヨン「私も中に!」タタッ

佐天「くっ、二人になると・・・」

滝壺「きつい」

フレンダ「いや、逆に密集して守りやすいんじゃないの?」

レッサー「ちょっと混戦模様なわけよ」
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 22:45:16.92 ID:LdXR83fIo
麦野「・・・・」ダムダム

麦野(ゴールの近くに私と絹旗以外の人間が密集。24秒ルールがあるからそうのんびりしてられないか・・)ダムダム

麦野(ま、こういう時はあの二人を信じて)ポーン

絹旗「くっ!!」ピョン

麦野「無駄よ」

佐天「高いボール、これはシュート!?」

サンドリヨン「こぼれたら」

サローニャ「私たちが!!」

ガゴンッ!!

麦野「あちゃー」

サンドリヨン「拾う!」ピョン

滝壺「えいっ!」ピョン

パシッ

サンドリヨン「やった!」グッ

フレンダ「油断!!」ガシッ

サローニャ「着地を狙ってた!?」

フレンダ「ほいっ」スポッ

絹旗「でかしました!!」タタッ

レッサー「フレンダ!!」

フレンダ「はいよっ!」ヒュッ

レッサー「良いパス!!」パシッ ダムダム

サンドリヨン「くっ!!」タタッ

サローニャ「ピンチちゃん!!」タタッ
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 22:51:28.82 ID:LdXR83fIo
麦野「ったく!!」タタッ

麦野(絹旗にパスか?自分でくるか?1対2ってのは不利ね)

レッサー「むぎのんめがけて猛突進!!」ダムダム

麦野「そりゃファウルだっての!」

絹旗「よし!ゴール下!」

レッサー「いい所!最愛ちゃん!!」ダムダム

麦野(どっちだ!?)キュッ

レッサー(動きが止まったところでこっちも動く!!)

レッサー(最愛ちゃん!!)ヒュッ

絹旗「はい!」パシッ

麦野「ちっ!!」クルッ

絹旗(さすが麦野!ですが)

絹旗「リターン!」ヒュッ

レッサー「ありがと!!」パシッ ピョン

ヒュッ ドンッ パスっ

木山「赤チーム2点」

 これで11−9。久しぶりの得点。
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/22(月) 23:04:02.82 ID:LdXR83fIo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

試合展開に関しては苦情は受け付けません。一応みんな魔術とかで肉体を強化しているわけではないので

運動している学生の範囲内程度の体力だと思ってください(何の能力も使わずにパンチ一発で浜面をぶっ飛ばしたむぎのんは別格だと思われる)

なんとなく体力ありそう、なさそうを割りと勝手にイメージしているのでこんな感じでこの試合は行く予定です

身長に関しても大雑把です むぎのんサローニャサンドリヨン佐天さん滝壺は大体160に近い?

バードウェイは小さい、初春黒子レッサーフレンダ絹旗は150に近い?

身体能力や身長について著しく間違っているところがあれば教えてください。可能な限りで修正していきます

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/23(火) 20:52:12.70 ID:dgnxuGWSO
乙。
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/23(火) 20:52:38.29 ID:99+bhVPmo
麦野「だー!」

サンドリヨン「ごめん、むぎのん」

サローニャ「リバウンドをキャッチした着地を狙われるとはねー」

初春「むぎのんさん以外向こうのエリアにいましたからね。カウンターで1対2はきついです」

バードウェイ「おーい!早く私にボールを回せー!!」

サローニャ「だってさ」

麦野「ま、いいわ。高さで勝ってるから放り込んでもなんとかなるしひきつけてパスをまわしてもいいわね」

黒子「さっきまでの流れを考えるとすぐに逆転できそうな感じですわね」

初春「今みたいにボールをキャッチしたときを狙ってくるかもしれませんから注意ですね」

黒子「それ初春とバードウェイが一番狙われるのではありませんの?」

初春「うっ」

サローニャ「まあ、それを考慮して初春ちゃんとバードウェイちゃんには近くまで行ってから渡してるじゃない」

麦野「同じミスはしないようにしましょう。私たちの攻撃のパターンが通用しないわけじゃないんだからガンガン行くわよ」

サンドリヨン「OK BANCYO」

351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/23(火) 21:10:57.74 ID:99+bhVPmo
佐天「いやー、やばいなー」

滝壺「でもるいこ余裕がありそう」

佐天「まあね、こっちには秘密兵器があるのだよ」

 にやり。

バードウェイ「何だ?それは」

絹旗「ってこっちのエリアから動かないんですか?」

バードウェイ「私に守備ができるとでも?」

フレンダ「いや、そう威張られても」

バードウェイ「私は点取り屋なのだ。シュートが打てるところにいるのはあたりまえだろう?」

レッサー「えっ?」

フレンダ「ごめん、ボールをもらおうとするところをカットできればいいかなくらいにしか思ってないわけよ」

滝壺「ふれんだ、はっきり言っちゃだめ」

バードウェイ「くそっ!お前ら泣かしてやるからな!!」

佐天「で、バードウェイは置いといて、逆転されるまではこのメンバーでどう対処できるかやってみようよ」

絹旗「冷静に考えればバードウェイと初春はドリブルで運ぶことができませんし、強いパスは取れませんね」

レッサー「だっていうのに頭を越すパスで簡単につながれてるのよね」

フレンダ「それをカットできそうなのは佐天と滝壺なんだけど」

滝壺「うかつに手を出したらすぐにファウルを取られてしまう」

絹旗「それドリブルで向かってくる相手にも言えるんですよねー」

佐天「パスをカットする。もしくはシュートをブロックする。リバウンドをキャッチする」

佐天「向こうもそうだけど初心者にはこういうことしかできないのがつらいよね」

滝壺「それで、何か考えはある?」

フレンダ「佐天と滝壺に二人のパスをカットしてほしいけど・・・」

佐天「むぎのんがパスを出すとするとあたしとりこりんさんはサローニャかサンドリヨンの間に入ることになるけど・・・」

絹旗「向こうも馬鹿じゃありませんからね、サイドに逃げて外から打つかスペース作って麦野が切り込む暗いは超余裕でしょう」

レッサー「考えるのも面倒だ。この際 ”打たせて取る” にするか?」

滝壺「と、いうと?」

レッサー「シュートなんていくらでも打たせてしまえ。リバウンドを取りやすい位置を4人くらいでかためてしまおう」

佐天「外れるのを祈るか。それでいいかもね」

絹旗「そうですね。どうせ私たち全員初心者ですし」

レッサー「今までどおりなら向こうのエリアにはむぎのん一人が残る。なら速攻で2対1を作っていけばいい」

フレンダ「それでやってみるか」

佐天「うわー、めちゃくちゃ疲れそう」

絹旗「このままやられるよりはマシです」
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/23(火) 21:16:50.66 ID:99+bhVPmo
バードウェイ「おーい!!こいつら固めてカウンター勝負って言ってるぞー?」

佐天「えー、それ言っちゃうの?」

木山「敵が近くにいるのに堂々と話しているんだ。咎められまい」

 盗み聞きよくない。

麦野「ありがとうバードウェイ!あんたにシュート打たせてあげるわー!」

バードウェイ「もちろんだー!だから早く私にボールを持ってこーい!!」

サローニャ「だってさ」

サンドリヨン「じゃ、さっきと同じで」

初春「はい!」

黒子「もう少しで逆転ですわ。がんばってくださいまし」

麦野「じゃ、行くわ」ヒュッ

サローニャ「ほい」パシッ ヒュッ

麦野「ん」パシッ ダムダム

初春「ゴール前、ゴール前」タタッ
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/10/23(火) 21:26:27.98 ID:PkyQ3VqT0
サンドリヨンって誰…
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/23(火) 21:27:01.77 ID:99+bhVPmo
麦野「あら?」ダムダム

サローニャ「あらら」

サンドリヨン「ゴールの下に四人」

レッサー「そしてむぎのんへのアタックは当然この私」フフン

麦野「やけになったの?」ダムダム

レッサー「かもね」

サンドリヨン「これは・・・」

サローニャ「わざわざ中でリバウンド勝負するよりも落ち着いて狙って打ったほうがよさそうね」

サンドリヨン「あの状態でリバウンドを取ってもまた着地を狙われてしまう」

バードウェイ「シュートが外れることを祈ってリバウンドを確実に取る作戦らしいぞ?」

初春「すごいはっきりしてますね」

麦野「まあ私らもシュート成功率100%じゃないけど、何かこう張り合いが無いわね」

バードウェイ「ちなみにリバウンドを取ったら全力で速攻だそうだ」

フレンダ「見事にばらしてくれるわけよ」

絹旗「バードウェイが横にいるのに作戦会議すれば超当然です」

滝壺「さあこい」

佐天「へいへいむぎのんびびってる!」

麦野「これでびびれる人間がいたら見てみたいわ」ダムダム

レッサー「おっぱいぷるんぷるん」ボソッ

麦野「あ?」カチン

レッサー「今だ!!」バッ

麦野「甘いわ」ヒョイ

レッサー「ちくしょう!!」

フレンダ「馬鹿!うかつに突っ込むな!!」
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/23(火) 21:32:28.00 ID:99+bhVPmo
麦野「サローニャ!!」ヒュッ

サローニャ「はいはいちゃん!」パシッ

サローニャ「で、初春」ポス

初春「はい!」ガシッ

バードウェイ「こら!!私によこせって言っただろうが!!」

初春「よーく狙って」ポーン

麦野「サンドリヨン!サローニャ!戻るわよ!!」 佐天「ちっ!!」

サローニャ「はいよ!!」

サンドリヨン「当然!」

ガコン!!

佐天「はいっと」ガシッ

フレンダ「うーん、まさかこうなるとは・・・」

滝壺「見事な引き際」

絹旗「レッサーが突っ込まなければ初春のシュートは超ブロックできたんですけどね」

レッサー「いやー、面目ない」
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/23(火) 22:00:11.15 ID:99+bhVPmo
絹旗「入ればもうけ、外れても速攻は出させない。ですか」

佐天「負けてるチームがやる?」

滝壺「2点差は安全な点差じゃないからすぐに取り戻せると思ってるみたいだね」

レッサー「さっきまでのを見せられると余計にね」

フレンダ「三人が戻って初春とバードウェイがこっちのエリアに残る。カウンターも考えてるわけね」

佐天「しょうがない、なんとか崩してみましょうか」ヒュッ

絹旗「ですね」パシッ ダムダム

麦野「サローニャ」

サローニャ「最愛ちゃんは外もあるからねー」タタッ

レッサー「ゴールの下にはむぎのんとサンドリヨン。ならっ」タタッ

フレンダ「近づきすぎず離れすぎないところからシュートを打つわけよ!」タタッ

佐天「りこりんさんはここにいて、あたしも行ってくる」タタッ

滝壺「うん」

初春「3対4になりましたね」

バードウェイ「何、あいつらのことだ。何とかなるだろう」
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/23(火) 22:12:34.56 ID:99+bhVPmo
サンドリヨン「佐天まで出てきた」

麦野「なら、ボール取ったらすぐに狙いに行くわよ」

サンドリヨン「合点」

絹旗「佐天!」ヒュッ

佐天「はいっ!」パシッ ダムダム

サローニャ「行ったよ!」

サンドリヨン「打たせない!」バッ

佐天「はいっ!フレンダ!!」ヒュッ

フレンダ「オッケー!」パシッ

麦野(逆サイドにレッサー、レッサーの方にパスならその真ん中にいる私がカットする!)

麦野(佐天のそばにサンドリヨン、絹旗にはサローニャ、ここからじゃフレンダのシュートをブロックにいけないけど)

麦野(この距離ならそう入らないはず)

フレンダ「むっ」チラッ

フレンダ(この位置ならシュートしかない・・・うまく誘い込まれたのかもしれないけど入れば問題ない!!)

フレンダ「せいっ!」ヒュン

ガゴンッ!

麦野「よしっ!!」ガシッ

サローニャ「はっ!!」タタッ

レッサー「もう!空いてたのに!!」

絹旗「麦野がカット狙ってるんです!あれでいいんですよ!!」

佐天「速攻くるよ!!」タタッ

フレンダ「やばっ!」タタッ

麦野「サローニャ!!」ビュン

サローニャ「強すぎちゃんっ!!バチッ」

滝壺「むっ!はじいた!!」タタッ

サローニャ「わっとと!!」

滝壺「とど・・・っ」グッ サローニャ「ギリギリちゃん!」パシッ

レッサー「あー!おしい!!」

バードウェイ「よし!私によこせ!!」

サローニャ「わかってるよんっ!」ダムダム

サローニャ「ほい」ポス

バードウェイ「手渡しごくろ・・・うっ!!」ヒュン

パサッ

木山「白チーム2点」

 これで11−11。ナイスシーソーゲーム。
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/23(火) 22:20:13.25 ID:99+bhVPmo
バードウェイ「っしゃああああ!!見たかああああ!!!」

サローニャ「ナイスシュート!!」ナデナデ

バードウェイ「なでるな!!」

サンドリヨン「バードウェイ、ナイス」

バードウェイ「サローニャのおかげで喜びが半減だ」

初春「この調子で行きましょう。バードウェイさん」

バードウェイ「もちろんだ」

麦野「今の感じを忘れるんじゃないわよ?」

バードウェイ「ふん、私を誰だと思っている」

黒子「今8分。後2分ですわね」

麦野「そう。ならサンドリヨン。あんた黒子と交代しなさい」

サンドリヨン「わかった。黒子、時計係交代しよう」

黒子「はい、お願いしますわ」

サローニャ「高さで有利に立ってたのに交代しちゃうの?」

麦野「完璧ってわけじゃないんだから崩される前にパターンを変えるのよ」

サローニャ「なるほどね」
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/23(火) 22:29:27.89 ID:99+bhVPmo
レッサー「距離が近いとパスはしやすいがすぐにマークが来る。だからと言って離れている人間にパスを出せばカットされる恐れがあるわけか」

絹旗「初心者だらけですから強くて早いパスを使おうとするとパスミスで結局ボールをロストしますからねー」

フレンダ「ゆるく長いパスなんてカットしてくださいと言ってるようなものなわけよ」

佐天「それでむぎのんはパスカットかリバウンドに備えてたってことか」

滝壺「ごめん。こぼれたボールを拾えると思ってゴールから離れてしまった」

絹旗「いえ、あれでいいですよ。それよりも正面衝突しなくてよかったです」

フレンダ「結局、怪我なんてしたらしゃれにならないわけよ」

レッサー「サローニャに運があったというだけのことだ」

滝壺「それにしてもまさかばーどうぇいに決められるなんて」

レッサー「うん、何か腹立つ」

木山「こらこら、彼女は彼女なりにがんばっているんだ、そう言うな」

絹旗「そうなんですけどね、ま、私たちは気にせず向こう以上に点を取ればいいことですし」

佐天「ですね。まだ逆転されたわけじゃないしまだまだこれからです」

フレンダ「おや、向こうはサンドリヨンと黒子が交代するわけよ」

佐天「ほう、なら今度はこちらが優位になる晩ですね」

絹旗「と、いうと?」

佐天「秘密平気の出番です」

 やっと私の出番。
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/23(火) 22:32:18.63 ID:99+bhVPmo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

ついに皆さんお待ちかねの最終兵器が出てきますね。

いきなり昨日のバスケット楽しかったね。とか、え?あたしたち全国大会で優勝してたの?ってことにはならないと思います。多分

ひとまず皆さんでバードウェイのゴールを暖かく祝福していただけたらなあと思います。

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/24(水) 03:12:54.57 ID:Ar4yYWfSO
乙。無粋だが幾つも漢字間違いが多くて…
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/24(水) 19:05:38.90 ID:Br1yA/ewo
木山「赤チームはようやく初めての交代か」

佐天「よろしくね、姫神さん」

姫神「うん。がんばる」

滝壺「これで高さはこちらが有利になる」

絹旗「で、誰と交代します?」

フレンダ「あ、じゃあ私得点係やるわけよ」

レッサー「で、どう攻める?」

佐天「向こうは白井さんが入りましたからそのおかげでこっちが有利になります」

滝壺「向こうがやったように高いパスでつなぐ?」

レッサー「近い距離ならいいが長いパスはむぎのんが全力でカットに来るぞ」

姫神「初めてまともに活躍できそうなチャンス。ここは私が全力で走る。」

絹旗「と、いいますと?」

姫神「ゴールに近いところにポジショニングを取る。私がそこにいればむぎのんかサローニャが私をマークせざるをえない」

佐天「ふむふむ」

姫神「初春とバードウェイはドリブルもシュートも怖くない。だからここで私が一人ひきつければあとは二人」

滝壺「私がこっちのエリアに残るとしても三人いるわけだから数的には有利」

姫神「このチャンスを活かすことができなければ私に明日はない。やってみせる」ゴゴゴ

フレンダ「よくわからないけど姫神が燃えているわけよ」

絹旗「それだけ勝ちたいってことじゃないんですか?」

レッサー「何か別のものと戦っているような気がするのは気のせいか?」
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/24(水) 19:14:58.75 ID:Br1yA/ewo
黒子「向こうが高さ的に有利になってしまいましたわね」

バードウェイ「姫神ってどれくらい動けるんだ?」

麦野「わからないわ。見た感じそんなに動けそうには見えないけどね」

サンドリヨン「油断は禁物」

サローニャ「姫神ちゃんって謎に包まれてるのよね」

初春「一説によるとボディーブローは強烈らしいですよ?」

黒子「で、どう守りますの?」

麦野「さっきまでと変わらないわ。私とサローニャがゴールに近いところにいて黒子が軽くプレッシャーをかける」

麦野「初春はできる範囲で軽く。バードウェイはあっちのエリアにいなさい」

麦野「佐天滝壺姫神が一気にこっちのゴールまで来たら混戦だけど私とサローニャならなんとかなるでしょう」

黒子「頼もしいですわ」

サローニャ「で、黒子ちゃんにはボールを運んでバードウェイにパスを出すか自分でシュートを打ってもらうってことね」

黒子「少し休みましたからまた走れますわ」

サンドリヨン「さすがジャッジメント」
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/24(水) 19:57:08.12 ID:Br1yA/ewo
バードウェイ「で、まだスタートしないのか?」

レッサー「言われなくても今やるよ」ヒュッ

滝壺「るいこ」パシッ ヒュッ

佐天「はいっと」パシッ

絹旗「それじゃあ」

レッサー「うん」

姫神「行こう」タタッ

サローニャ「おや、姫神ちゃんがこっちに走ってくるよ?」

麦野「姫神を軸にするつもりみたいね」

黒子「と、なるとボールを運ぶのは・・」

佐天(あたしも中に入るか・・とりあえず負けてるわけじゃないんだからじ焦らずっくりと・・・)ダムダム

黒子「行かせませんわ」

サローニャ「最愛ちゃんオッケー」

絹旗「超警戒されてますね」

サローニャ「いや、3P決められてるから一応ね?」

絹旗「むう・・・」

佐天(最愛ちゃんにはサローニャ、レッサーには)チラッ

レッサー「あれ?あがらないの?」

初春「真ん中くらいにいようかなと思います」

佐天(で、姫神さんはきっちりと)ダムダム

姫神「いいポジション」

麦野「お手並み拝見ってところかしら」
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/24(水) 20:26:21.31 ID:Br1yA/ewo
佐天(ま、こうなったら当然)ダムダム

佐天「レッサー!」ヒュッ

レッサー「はいっ」パシッ ダムダム

初春「わっ!わわ」

レッサー(左のサイドには誰もいない、そこまで運べば)ダムダム

レッサー(ってかサローニャが最愛ちゃんをマークしてるおかげでゴール下まで持っていけるんじゃないの?)ダムダム

レッサー(いや、ここはあえて燃え上がっている姫神に任せてみるのも悪くない。今ならカウンターも防げるポジショニングなわけだし)

レッサー「佐天、フォローおねがい!!」

佐天「はいよっ!」タタッ

初春「え?え?」

黒子「スイッチするつもりですの!?」

レッサー(よしよし黒子もこっちに来た、これでよし)

レッサー「いくよ愛しのむぎのん!!」ダムダム

麦野「遠慮したいわ!」

黒子「近づく佐天さんに気をとられた初春を置き去りに!?」

初春「まずいです!」

佐天「よし!これでゴール下2対1!!」

サローニャ「ちっ!」タタッ

絹旗「私フリーです!!」
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/24(水) 20:39:39.10 ID:Br1yA/ewo
麦野(自分で?それとも姫神?)

麦野(間に立てば!)バッ

レッサー「さすがっ!」ピョン

麦野(自分でかっ!!)ピョン

レッサー「ほい、姫神!」ポン

姫神「ナイスパス。」グッ ピョン

ヒュッ

サローニャ「させるか!!」バチッ

姫神「私の見せ場が!!」

木山「ラインアウト!赤ボールだ」

絹旗「だあー!フリーって言ったじゃないですか!!」

佐天「オーケーオーケー、いい判断だったよレッサー。最愛ちゃん、まだこっちのボールだから。ね?」

絹旗「むー」

麦野「やれやれ、シュートと見せかけてジャンプしながらパス出すなんてやってくれるじゃない」

レッサー「馬鹿正直にシュート打ったらブロックされるんだから当然よ」

姫神「ぐぬぬ・・・」

サローニャ「危ない危ない。ギリギリちゃん」

黒子「初春。相手から目を離してはいけませんわ」

初春「はい。気をつけます」

佐天「さて、ここは一気に・・・」チラッ

絹旗「・・・・」コク

黒子(むっ絹旗さんだけみんなから少し離れてますわね)
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/24(水) 20:47:23.96 ID:Br1yA/ewo
佐天(ゴール下には姫神さんとむぎのんとサローニャ、少し離れたところに白井さんと初春とレッサー)

佐天(当然)ヒュッ

絹旗「待ってました!!」パシッ

黒子「やっぱり!」タタッ

絹旗「超甘いです!」ヒョイッ

絹旗「そしてすぐ打つ!!」グッ ピョン

ヒュン

麦野「させるか!!」ピョン バチッ

絹旗「だああああ!!!」

初春「こっちに!」パシッ

黒子「初春!こっちですの!!」

初春「はいっ!!」ポーン

佐天「やばっ!!」

黒子「さあ行きますわ!!」パシッ ダムダム

姫神「私の見せ場が・・・・」

サローニャ「出てきたばかりじゃない。まだチャンスあるって」

麦野「言ってないであんたも走る!!」タタッ

サローニャ「そうでした!」タタッ
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/24(水) 20:59:44.56 ID:Br1yA/ewo
黒子「チャンスですわ!!」ダムダム

滝壺「むう、2対1」

バードウェイ「この私が黒子からボールを受け取り華麗にドリブルでかわしてシュートを決めてやろう」

滝壺「負けない」

黒子(って暢気に話してますわね)ダムダム

絹旗(止まれえええええ!!!)タタッ

麦野「黒子!そのまま行きなさい!!」

黒子(ですわね)ダムダム

黒子「とうっ!!」ピョン

滝壺「あれ?」

バードウェイ「おい」

佐天「りこりんさあああああん!?」

黒子「ほっ」ヒュッ

ドン パスッ

木山「白チーム2点」

フレンダ「あっちゃー、11−13。逆転されたわけよ」

サンドリヨン「滝壺らしいミス」

フレンダ「ミス?うーーん、なんというか・・・悪意がないのがたちわるいというか」
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/24(水) 21:06:07.14 ID:Br1yA/ewo
黒子「やりましたわ!」

初春「ナイスです白井さん」

バードウェイ「おい!何故私に渡さん!」

麦野「滝壺とおしゃべりしてるあんたにどうやって渡せって言うのよ」

サローニャ「最愛ちゃんも迫ってたしねー」

サンドリヨン「やっと逆転、この調子でどんどん行こう」



滝壺「ごめん」

絹旗「まあ向こうはバードウェイに渡してきてましたからしょうがないですよ」

レッサー「あの場面だ。黒子の立場なら私もシュートを打つのは間違いないだろうな」

フレンダ「姫神」ボソ

佐天「おっ、ナイスフレンダ」

佐天「姫神さああああああん!!」ブン

ビュウン!!


サローニャ「やばっ!!」

黒子「姫神さんへ!?」
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/24(水) 21:14:35.36 ID:Br1yA/ewo
絹旗「あっちに残ってたんですか!?」

レッサー「気づかなかった・・・」


姫神「まずは勢いを[ピーーー]。」

バチッ ダムッ フワッ

姫神「痛い。でも」ガシッ

姫神「フリーでいいポジション。」

初春「間に合わない!!」ダダッ

麦野「はずれろおっ!!」ダダッ

姫神「決める」ヒュッ

ゴガッ

姫神「何故。」

麦野「よっしゃあああああ!!!!」ピョン ガシッ

ダン

麦野「ふう、焦ったわ」

姫神「私の見せ場・・・・。悔しい」

麦野「黒子!!」ヒュッ

黒子「はい!」パシッ

バードウェイ「私によこせ!華麗なドリブルからシュートを決めると宣言したんだ!!」

サローニャ「せめて周りに誰もいないところで言ってねん」タタッ

バードウェイ「むかっ!」

滝壺(シュートは外れたけどロングパスが通ったおかげでこっちのエリアに四人残っている)

滝壺(そう簡単に崩されはしない・・・)

姫神「私も戻る。」佐天「姫神さんはそこにいて!!」

姫神「え?」

佐天「もう一回パス通すからさ!待ってて!」

姫神「わかった。みんなを信じる」
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/24(水) 21:28:17.06 ID:Br1yA/ewo
麦野「ってことは、決めてしまえばいいのよね」

黒子「ですわね」ダムダム

佐天「あれ?そっち全員出てきてる?」

麦野「せっかく逆転したんだからここで一気に突き放しておきたいのよ」

佐天「ふふーん、こっちはロングパスが通ることがわかったからいいんですよ」

麦野「決まってればよかったのにね?」

佐天「それはお互い様です」

初春「バードウェイさん、ゴールの近く。ですよ」

バードウェイ「わかっている」

黒子(佐天さんにはむぎのんさんが)チラッ

サローニャ「滝壺ちゃん、お話しない?」

滝壺「さすがに今はできない、次はきぬはたにおこられる」

サローニャ「最愛ちゃん怒ると怖いの?」

滝壺「うん、前映画のパンフレットを」絹旗「滝壺さん。お話しちゃだめですよ!」

滝壺「あ、ごめんきぬはた」

サローニャ「期待どおりだね」クスクス

麦野「ってあんたもしゃべってどうする!」

サローニャ「ごめーん」

黒子(サローニャさんには滝壺さんが・・・)

レッサー「どうだ、パスを出すところがないだろう?」

黒子「まあ・・・」ダムダム

黒子「こうするまでなのですわ」ヒョイ

黒子(ゴール近くのサローニャさんへ) レッサー「甘い!!」ピョン

バチッ

黒子「しまっ!」 レッサー「そう何度も通させるか!!」ガシッ

佐天(はじいてこぼれたボールを拾えた!!)

麦野「チッ」タタッ
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/24(水) 21:51:34.82 ID:Br1yA/ewo
姫神(まえがかりになっていたおかげで私に一番近いのはむぎのん、今ならパスのスピード次第で楽にシュートが打てる)

レッサー「佐天!」ヒュッ

黒子「くっ!!」タタッ

佐天「はいっ!」パシッ チラッ

黒子(パスは出させませんわ!!)

佐天(パスよりもドリブルか!)ダムダム

黒子「パスを出さない!? くっ!!」

佐天(2対2!!後ろから追いついてくるから急がないと!!)ダムダム

麦野(姫神と涙子の間に入る!!)タタッ

佐天(あ、むぎのんもまだ、ギリいけるか?)

佐天「思い立ったらっ!!とうっ!!」ビュン

ダムッ

黒子「なっ!!たたきつけるように低いパスを!?」

麦野「ちっ!」

麦野(届かない・・でもシュートまでには間に合う!!)

姫神「むっ」パシッ

姫神(胸のところに来たいいパス。これならすぐにシュートが打てる)クルッ

姫神「落ち着いて」 麦野「させるかっ!!」バッ

姫神「おっと。」サッ

麦野「ふぅ、危なかったわね」

佐天「うっそー、追いついちゃった?」

黒子「センターラインにいましたから当然ですわ」

姫神(ここは一つフェイントを入れてシュート。これしかない)

姫神「佐天!」グッ

佐天「はい!」

黒子「むっ!?」

黒子(パスのフリだけでボールが手から離れてない!?)

姫神「残念。フェイント」 麦野「で?」

姫神「嘘。ひっかかってない?」

麦野「シュートをブロックすることしか考えてないもの。当然でしょ?」

姫神「むぅ・・・」 サローニャ「到着!!」ガシッ

姫神「もう?」

サローニャ「そんなに広くないのがバスケットのコート!すぱっと決めないとこうなるのよん!!」グイッ

スポッ

姫神「取られた。私の見せ場が・・・」
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/24(水) 22:12:27.95 ID:Br1yA/ewo
麦野「サローニャ!初春!」

サローニャ「はいよっ!!」ヒュッ

初春「わわっ!強っ!」アタフタ

黒子「落ち着きなさい初春!」

初春「ほっ・・とっ」 絹旗「超隙有りです!」ガシッ

初春「えっ!?」

黒子「ああもう!!」

絹旗「佐天!」ヒュッ

佐天「はいよっ!!」パシッ

佐天(ゴールの近くにむぎのんとサローニャと姫神さんが固まっている。あたしの前には白井さん。ならこれは)ダムダム

黒子「え?」

黒子(ゴールから遠ざかるように?もしや3P?)

佐天(よし、白井さんが引っ張られてスペースができた!)

レッサー「こい!佐天!!」

佐天「もちろん!」ヒュッ

麦野「チッ!!」タタッ

レッサー「いとしのむぎのん、ごめんね!!」パシッ ヒュッ

麦野「何っ!?」

サローニャ「しまった!最愛ちゃんがフリー!!」

絹旗「3Pです!!」グッ ピョン

ヒュン

絹旗(ゴールの近くには姫神さんとサローニャ、姫神さん頼みましたよ!)

ゴガッ!!

佐天「リバウンド!!」

サローニャ「はっ!!」ピョン

姫神「せめてこれだけでも!!」ピョン

バチッ

初春「二人とも手ではじいた!!」

フワッ

姫神「あっ。外に・・・」

木山「ラインアウト。白ボールだ」

サンドリヨン「先生。10分です」

木山「そうか。では第一ピリオドを終了する。インターバル後ゴールを変えて第二ピリオドだ」

374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/24(水) 22:14:00.35 ID:Br1yA/ewo
佐天「あー、逆転されたままかあ・・・」

麦野「気にしない。2点なんてリードしてるうちに入らないわ」

バードウェイ「次のピリオドこそゴールを量産してやる」

姫神「次こそ活躍を。」

フレンダ「おんなじようなこと言ってるわけよ」

サンドリヨン「二人ともがんばれ」

初春「結構いい勝負じゃないですか?」

黒子「ですわね。ですが次からは突き放していきますわよ」

絹旗「望むところです。やれるものならやってみろってんです」

レッサー「形は作れているからな」

サローニャ「決めなきゃ意味ないよん」

滝壺「どうなる。第二ぴりおど」
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/24(水) 22:16:12.33 ID:Br1yA/ewo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

ついに正体を現した謎のクラスメイト。まさか姫神さんだったなんてびっくりですよね

彼女は活躍することができるのか。それとも・・・・

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/24(水) 22:43:33.17 ID:wBWXRl6lo
まさかの■■さんとはなー、予想外だったなー(棒)
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 17:34:19.75 ID:lMo3OrVfo
麦野「さーて、第二ピリオドでどんどん突き放すわよ」

黒子「バスケットってもっと点が入るかと思ってましたがお互い10点くらいしか入りませんのね」

サローニャ「しょうがないっしょ。ドリブルのスピードもパスのスピードもそんなに速くないし」

サンドリヨン「その割にシュートは結構入っている」

バードウェイ「おい、私へのあてつけか?」

初春「うー、それ言われると私もそうですね」

サンドリヨン「ごめん、そういうつもりじゃ・・・」

サローニャ「気にしないサンドリヨンちゃん。ちびっこちゃんも噛み付かない」ナデナデ

バードウェイ「だからなでるなと言ってるだろうがあ!!」ムキー

初春「和みますねえ」

黒子「ですわねえ」
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 17:39:05.90 ID:lMo3OrVfo
麦野「こほん、で、第二ピリオドだけどどういう作戦で行く?」

サローニャ「あれ?むぎのんちゃんが決めてくれるんじゃないの?」

麦野「私は監督になったつもりはないわよ?そりゃ負けるのは嫌だからああしようこうしようって言うけど」

バードウェイ「簡単な話だ。私につなげ」

黒子「それはそれでかまいませんがやりすぎるとバードウェイさんが囲まれるだけですの」

バードウェイ「ふん、やつらのブロックなんぞかわしてやるわ」

サローニャ「そうじゃなくて、ほぼ手渡しでパス出してたじゃない?それができなくなるってことなんだけど」

バードウェイ「む、それは困るな」

サンドリヨン「思いっきり投げたパスをバードウェイちゃんが取れるんならやるけど?」

バードウェイ「さっきまでと同じでいい、取りやすいパスを頼む」

麦野「えらく素直じゃない」

バードウェイ「現実的に考えただけだ」
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 17:48:11.46 ID:lMo3OrVfo
初春「えっと、とりあえず高さってだけで考えてますけど、白井さんとか思いっきりジャンプすれば割と競えるんじゃないですか?」

黒子「競れるかもしれませんが密集したところだと辛いですわね」

麦野「一応レクリエーションなわけだから怪我するようなのはちょっとね」

サローニャ「でも終盤負けたくなくてプレーが荒くなっちゃうってこともありそうじゃない?」

サンドリヨン「むぎのんが一番荒れそう」

麦野「レクリエーションでしょ?負けるのは嫌だけど仲間が怪我するようなことはしないわよ」

バードウェイ「だが向こうはわからんぞ?」

黒子「って言われても佐天さんはそんなことしませんし・・」

初春「最愛ちゃんくらいですか?」

麦野「かもね」

サンドリヨン「案外滝壺がキレた時がやばそう」

サローニャ「うん、そんな感じがする」

バードウェイ「と、言ってもキレられたら冷めてしまわないか?」

麦野「確実に冷めるわね」

初春「冷めますね」

黒子「私たちも気をつけましょう」
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 17:57:29.08 ID:lMo3OrVfo
サローニャ「まずは第二ピリオドでだれが時計係やるかだけど」

麦野「じゃあサローニャ、あんたお願い」

サローニャ「うん、わかった」

初春「そう言えば一番動いてましたよね」

サローニャ「あはは、実は少しお疲れちゃんなんだよね」

黒子「あと二つありますから交代交代ですわね」

バードウェイ「これで時計係してないのは私だけか、よしサローニャ、私が10点差をつけてやるからその時交代するぞ」

サローニャ「えー、それじゃずっと時計係りじゃん」

バードウェイ「ほう?いい度胸だな?」

サローニャ「おー、こわいこわい、たすけてむぎのんバードウェイがいじめるー」ダキッ

麦野「こら!レッサーみたいなことするな!」ビシ

サローニャ「てへ」

サンドリヨン「みんな仲良し」

黒子「いいことですわ」
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 18:38:41.76 ID:lMo3OrVfo
サンドリヨン「で、どうやって攻める?」

麦野「初春とバードウェイはなるべくゴールに近いところにいて」

バードウェイ「当然だ」

初春「はい!」

麦野「で、私がカウンター対策に残ってサンドリヨンと黒子でボールを運ぶ」

サンドリヨン「リバウンドが取れないかもしれない」

麦野「そうね、オフェンスでリバウンドを取るには私とサンドリヨンが相手のゴール下にいるのが一番いいんだけど・・・」

黒子「初春とバードウェイはゴールに近いところでないとシュートが入りませんわ」

バードウェイ「うるさい、その分きっちり決めてやる」

初春「面目ないです」

麦野「期待してるわよ」

黒子「仮にお二人がゴール下にいるとすると相手のゴール下に四人いることになりますの」

サンドリヨン「大混雑」

麦野「ボールを取られたら全力で戻らないといけないわね」

初春「ですね」

黒子「ですが一回だけならやってみてもいいのではないでしょうか?」

麦野「そうね、うまくいけばもうけよね」

サンドリヨン「超攻撃的」

サローニャ「ま、私は外から応援してるよん」

黒子「と、なると私はボールを取られてはいけませんわね、責任重大ですわ」
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 18:45:12.52 ID:lMo3OrVfo
佐天「さて、皆さん、私たちはリードを許しているわけです」

姫神「せっかく私が出たのに・・」

絹旗「超納得いきません!絶対に逆転しましょう!」

フレンダ「最初はリードしてたのに麦野が入ってからやられっぱなしなわけよ」

滝壺「流れがむこうに行ってしまった」

レッサー「バスケットにちょっと慣れたってところもあったのかリズムいいよね」

佐天「そう、レッサーにまで得点を許してしまう始末」

姫神「屈辱。この借りは返さないといけない」

フレンダ「これはきちんと戦略を立てないといけないわけよ」

滝壺「とりあえず次は私が得点係やるね」

絹旗「それだと高さで負けませんか?」

レッサー「その分はみんなでフォローしていくしかないだろう」
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 18:54:16.04 ID:lMo3OrVfo
佐天「とりあえず白のメンバーの特徴をおさらいしてみると、まずバードウェイと初春はなんとか止められるよね」

フレンダ「むしろその二人がいなかったらもっと点取られてるわけよ」

絹旗「確かに、バードウェイがはずしまくってくれたおかげってのもありましたからね」

滝壺「あの二人はゴールに近いところからしかシュートを打てない」

姫神「そして強いパスは取れない。さっきもほぼ手渡しでボールをもらっていたくらいだから」

レッサー「いっそあの二人無視するか?」

佐天「こっちが全員身長で上回ってたらそれもありだけどそうじゃないかないからねー」

フレンダ「私と絹旗とレッサーじゃ高いパスだされたら防げないわけよ」

絹旗「何か腹立ってきました、超負けたくありません」

滝壺「おちついて、きぬはた」

レッサー「そうそう、いらいらしてもいいことないよ?」

絹旗「む、そうですね。冷静にいきます」
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 19:06:23.93 ID:lMo3OrVfo
佐天「ボールを運ぶのは残りのメンバー、むしろ初春とバードウェイが二人コートにいる時があたしたちのチャンスだと思わない?」

絹旗「そうですね、そこでガンガン点が取れればいいんですけど・・・」

フレンダ「そうもうまくいかないわけよ」

レッサー「相手が引いてじっくりと固められたらゴールを奪うのは難しいからな」

滝壺「じゃあすぴーどで勝負?」

姫神「ドリブルはお互い様だから強いパスをなんとかつなぐとか」

佐天「ミスを連発しそうで怖いなあ」

絹旗「ですが失敗を恐れていては何もできません。どんどんやっていきましょう」

佐天「外れちゃったけど姫神さんがさっきやったように一本の長くて強いパスをうまく使っていけばチャンスが増えそうだね」

姫神「どんどん投げてほしい。私がんばってキャッチする」

フレンダ「ただパスを出す時も受ける時も相手がカットしに来ることを頭に入れておかないといけないわけよ」

滝壺「うん、やみくもに出すと簡単に取られてしまう」

絹旗「私たちも走れる時は走りますから出す人はもちろん受ける人は相手の、特に麦野、サローニャ、サンドリヨンの位置を確認しましょう」

レッサー「パスを出す人間と受ける人間の間にいないことを確認するってことか」

佐天「高く長いパスをやると弾んで飛んでっちゃうもんねー」

姫神「そこは気をつけていこう。」
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 19:14:18.94 ID:lMo3OrVfo
木山「ではそろそろ始めるぞ。両チーム。集まってくれ」

麦野「じゃ、ジャンプボール私がやるわ」

佐天「ふふん、ならこっちはレッサーだ!」

レッサー「やったー!」

麦野「おい」

佐天「ん?何かなむぎのん」

麦野「嫌がらせか?」

佐天「いやいや、ジャンプボールでボールを取ることは諦めてパスカットを狙おうってことだよ」

レッサー「ぐへへ」ニヤニヤ

麦野「どう見ても嫌がらせね、まあいいわ」

バードウェイ「初春、私たちはゴールに近いところだ」

初春「はい」

サンドリヨン「黒子、すぐに前にボールを運ぼう」

黒子「わかりましたわ」

絹旗「フレンダ、サンドリヨンを」ボソ

フレンダ「オッケー」

レッサー「じゃあ私は姫神と」ボソ

姫神「全力で行く」
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 19:19:11.75 ID:lMo3OrVfo
木山「それっ」ポーン

レッサー「さあ跳べむぎのん!そして着地の瞬間に揺れるところを見せてくれ!」

麦野「あん?」ギロッ

絹旗「あれ?」

フレンダ「あれ?」

佐天「あれ?」

姫神「あれ?」

サンドリヨン「ジャンプしない?」

ドンッ

麦野「よし」パシッ

レッサー「うわ、ずるっ!」

黒子「読み勝ちましたわね」

佐天「って言うかお互いジャンプしてないならそんなに簡単に取らせたらだめでしょうが!!」
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 19:29:23.20 ID:lMo3OrVfo
麦野(先生がボールを空中に投げる前にレッサーは一歩下がってダッシュの体勢を見せた・・・。絹旗とフレンダはサンドリヨンをチェック)

麦野(と、なるとレッサーと姫神はおそらく黒子をチェックしに行くつもりだったわね)

麦野「おかげで楽に突破できるわ!!」ダムダム

佐天「だあああ!!!レッサーの馬鹿あああああ!!!」ダダッ

サンドリヨン「私と黒子はこっちのエリアにいたから見事にレッサーと佐天しかいない」

黒子「ふいをつかれたレッサーを置き去りにしましたが佐天さんに横につかれてますわね」

麦野「でも、これなら・・・初春!」 初春「はい!」

佐天「出させるか!」バッ

麦野「はい、フェイント」キキッ

佐天「わわっ!!」ダダッ

麦野「で、バードウェイ」ポン

バードウェイ「でかした!」ガシ ビュッ

ドン パサッ

バードウェイ「いよっしゃあああああああああああ!!!!!」

木山「白チーム、2点」

サローニャ「ナイッシュー!!!」

滝壺「これで11−15 皆がんばれ」
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 19:35:04.88 ID:lMo3OrVfo
佐天「あーもう!」

レッサー「ごめん!むぎのんが一枚上手だった!」

フレンダ「早く!速攻かけるわけよ」

佐天「うん!」ヒュッ

絹旗「よし!走ってください!」

姫神「でも・・・どこへ?」

佐天「むっ」

黒子「さあ、いつでも来なさい」

サンドリヨン「この流れは渡さない」

レッサー「あの二人あのまま動かなかったのか」

フレンダ「まああの形ならしょうがないわけよ」

麦野「あら?速攻来ないのね?」タタッ キュッ

黒子「二人残ってましたからね」

サンドリヨン「得点も取れて速攻も防げる。理想的な流れ」
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 19:42:53.82 ID:lMo3OrVfo
姫神「とにかく走る」タタッ

フレンダ「ってわけよ」タタッ

佐天「あたしも!」

レッサー「こうなりゃ数で勝負!!」

絹旗「むう、ロングパスは無理そうですからドリブルしか・・・」初春「いただきです!!」ガシッ

絹旗「わっ!!」

佐天「初春!?」

レッサー「馬鹿な!!」

初春「バードウェイさん!!」ヨロッ ビュッ

バードウェイ「わわっ!!」ガシ

絹旗「超打たせるかあああああ!!!!」ダダッ

バードウェイ「わっ!これ無理!!」ポイッ

初春「わわっ!!」パシ

絹旗「なっ!?」キュッ

初春「え、ええええいっ!!!」ポーン

ゴガッ バスッ

初春「は、はいった・・・・・」

木山「白チーム、2点」

サローニャ「いいよいいよー!!!この調子ー!!」

滝壺「これで11−17 まだ1分も経ってないのに・・・」


390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 19:48:24.01 ID:lMo3OrVfo
黒子「見事ですわー!!初春ー!!」

サンドリヨン「これでかなり有利」

麦野「うん、いい感じね」

初春「や、やりました・・・」ジーン

バードウェイ「私のリターンのおかげだ。感謝するんだな」

初春「はい!ありがとうございます!!」

バードウェイ「ふふん、当然だ」
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 19:50:13.08 ID:lMo3OrVfo


絹旗「むっきいいいいいい!!!!」

フレンダ「あー、してやられたわけよ」

佐天「どんまい、取り返そう?」

絹旗「私が油断したばかりに・・・超悔しいです」

レッサー「いやー、それ言うなら私が最初に油断したのが原因なわけだし・・・」

姫神「まずい。ネガティブになっている」

滝壺「きぬはた、れっさー、おちついて。まだ始まったばかりだよ?」ニコ

絹旗「滝壺さん」

レッサー「だが・・」

滝壺「大丈夫、最初は私たちがリードしていたんだから諦めなければできるはずだよ」

佐天「りこりんさんの言うとおり。まだ半分も終わってないんだからさ」

フレンダ「結局、終わってみるまでわからないわけよ」

姫神「ひとつひとつ返していこう。それしかない」

絹旗「わかりました!やってやります!」

滝壺「うん、それでこそきぬはた」

レッサー「取られたら取り返す。それだけだ」

佐天「おーし、それじゃあ目にものみせてやろうじゃない!」
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 20:11:28.68 ID:lMo3OrVfo
レッサー「それじゃひとつずつ」ヒュッ

絹旗「はい」パシッ ダムダム

佐天「こうなりゃじっくり行くか」

バードウェイ「初春、よく取れたな」

初春「なんか取れそうだったのでやってみたらできちゃいました」

バードウェイ「私もやってみようかな」

初春「でも次からは警戒されちゃうと思いますよ?」

バードウェイ「そうだな、そううまくはいかないか」

絹旗「むぅ・・・」ダムダム

サンドリヨン「3対5、厳しいかもしれない」

黒子「ですわね」

麦野「ま、6点差つければこう来るでしょ。しょうがないわ」

姫神「ゴールに近いところ。ここなら」

佐天「外れてもリバウンド勝負ができる」

フレンダ「少しはなれたところに私が」

レッサー「フレンダの逆サイドには私が待ち構えている」

絹旗(下手に放り込んで取られたら間抜けですからここは無難にレッサーかフレンダにパスしたいところですが)ダム ダム

絹旗(麦野は姫神とレッサーの間、サンドリヨンは佐天とフレンダの間にいる・・・。当然パスカットを狙っています。なら!)

ダムダム

黒子「サイドへ!?」タタッ

絹旗(私には黒子がチェックに来ていますから黒子のチェックを外さないと・・・)ダムダム

フレンダ「絹旗!!」

絹旗(フレンダに渡すかそれとも・・・ここは!)ダム キュッ

黒子(止まった!!)キュッ

393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 20:15:36.18 ID:lMo3OrVfo
絹旗「フレンダ!」

フレンダ「オッケー!!」タタッ

黒子「二人が交差する!!どっち!?」

絹旗「とうっ!!」グッ ピョン

ビュッ!

黒子「シュート!?」

フレンダ「リバウンドお願い!!」

姫神「任せて」

佐天「取ってみせる!」

サンドリヨン「負けない!」

麦野「当然!!」

ゴガッ ゴンッ ゴンッ ポロッ

絹旗「くそっ!!」
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 20:25:48.24 ID:lMo3OrVfo
姫神「くっ」ピョン

佐天「取る!」ピョン

サンドリヨン「む!」ピョン

麦野「はっ!」ピョン

バチィッ

レッサー「弾いた!!」

姫神「まだ!」ピョン

佐天「このっ!」ピョン

サンドリヨン「ふっ!」ピョン

麦野「ちっ!」ピョン

ガシッ

佐天「おしっ!」

レッサー「私フリー!!」

佐天「あいよ!!」ヒュッ

レッサー「汚名返上!!」パシ ビュッ

ゴンッ!!

サンドリヨン「落ちる!!」

レッサー「嘘!!」

フレンダ「いやっ!!入る!!」

ゴッ コロ パスッ

木山「赤チーム、2点」

サローニャ「あちゃー!!リバウンド負けちゃったかー・・・でもまだ負けてないのよねん」

滝壺「これで13−17 ひとつかえせた」
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 20:32:16.43 ID:lMo3OrVfo
レッサー「やった!」

佐天「ナイスシュートレッサー!!」

麦野(バードウェイと初春はゴールに近いところにいる・・・なら 速攻ね)チラ

黒子(もちろん)コク

フレンダ「期待通りなわけよ」

絹旗「期待してたんですか?」

フレンダ「あははー」

姫神「私も決めたい」

麦野「はいっ!!」ヒュッ

黒子「待ってましたわ」パシッ ダムダム

サンドリヨン「全力疾走」タタッ

佐天「やばっ!!」タタッ

フレンダ「また油断してどうするうううう!!!」タタッ

絹旗「うがああああ!!!させません!!!」タタッ

レッサー「汚名挽回になっちゃう!!」タタッ
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 20:39:34.19 ID:lMo3OrVfo
バードウェイ「すばらしい流れだな。また私にボールを運んでくれるとはな」

初春「次も決めましょうね」

バードウェイ「当然だ」

黒子「って二人仲良く並ばないでくださいまし!!」ダムダム

初春「わわっ」バッ

バードウェイ「おっと」

黒子(さて、どちらにしましょうか、後ろに迫ってきてるわけですし・・・ここは)ダムダム

黒子「初春」ポン

初春「はい、では」グッ 絹旗「超!」バチッ

ブワッ ドンッ!

初春「わわっ!!」

ダンッ!!

絹旗「甘いです!」ニヤリ

滝壺「ないすだっしゅきぬはた」グッ

サローニャ「あーもう!追いつかれるかあー」

木山「と、いうかあの流れなら自分でシュートを打ったほうが速いのではないかね?」

サローニャ「それ言っちゃだめよん、うちのチームのルールなんだから」
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 20:49:55.26 ID:lMo3OrVfo
木山「ラインアウト、白ボールだ」

黒子「初春、シュートの時は周りを見てからですわ」

初春「はい!わかりました」

バードウェイ「・・・・」

バードウェイ(私に渡されてたら私も弾かれてたな)

黒子(速攻、といきたいところですが)チラ

佐天「ナイスカット最愛ちゃん!」

絹旗「えへへ」

フレンダ「今度はこっちが取って速攻をかけてやるわけよ」

レッサー「丁度姫神が残っているしな」

姫神「今度は絶対決める」

麦野「うーん、どうしよっかなー」チラ

姫神「みんなはボールをとってくれる」

麦野(意表を突くのが一番か・・・・)
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 20:55:28.49 ID:lMo3OrVfo
黒子(サンドリヨンさんにパスを出すのが無難なのですが・・・)

サンドリヨン「何で二人も?」

佐天「いやー、当然でしょ」

絹旗「むしろ他にどうしろと?」

レッサー「さあ、バードウェイ、私のディフェンスをかいくぐってシュートを決めてみせろ」

バードウェイ「ふん、それで挑発のつもりか?」

フレンダ「初春、打たせないわけよ」

初春「べったりつかれると辛いですね」

黒子(ま、こうなりますわよね)チラ

麦野(黒子!)コク

麦野「ふっ!」タタッ

黒子「とうっ!!」ブン

ビュウン!!!

姫神「むぎのん!!」
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 20:59:34.97 ID:lMo3OrVfo
佐天「えっ!!」

サンドリヨン「よし!」タタッ

麦野「ナイスパスよ!!」パシッ

絹旗「まずっ!」タタッ

麦野「遅い!!」ダム ガシ

グッ ピョン

麦野「はっ!!」ビュッ

フレンダ「3P!」

レッサー「リバウンド!!って」

サンドリヨン「ふふ」

黒子「拾いますわ」

佐天「やば!ゴール下4対2!?」
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 21:03:16.22 ID:lMo3OrVfo
ドンッ ゴガッッ!!

麦野「チッ!!」

サンドリヨン「拾う!!」ピョン

レッサー「くそっ!」ピョン

フレンダ「ダメ元!」ピョン

バチッ!!

サンドリヨン「取った!」ダンッ

サンドリヨン「黒子!」ヒュッ

黒子「はい!」パシッ ビュッ

ドンッ パスッ

木山「白チーム、2点」

サローニャ「くぅー!むぎのんちゃんの3p惜しい!!」

滝壺「これで13−19 むー、また広げられた・・・」
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 21:11:41.28 ID:lMo3OrVfo
佐天「だが今の私たちは沈んでいられない!!姫神さん!!」ブン

ビュウン!!!

麦野「来ると思った!!」タタッ ピョン

絹旗「まずっ!!」

麦野「くっ!!」バチッ

フレンダ「あれに届くわけ!?」

姫神「おそるべしむぎのん。そして私の見せ場が・・・」

ドンッ ポーン

木山「ラインアウト。赤ボールだ」

黒子「ほっ、助かりましたわ」

サンドリヨン「この勢いは止まらない」

レッサー「くそっ、流れが悪すぎる」
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 21:24:39.13 ID:lMo3OrVfo
佐天「さっきの形でいこう」ボソ

絹旗「って言うと?」ボソ

佐天「最愛ちゃん、外から3P狙って」ボソ

絹旗「できれば、ですけど」チラ

黒子「絹旗さんオッケーですわ」

フレンダ「姫神は佐天とゴールしたにいてほしいわけよ」

姫神「わかった。今度は私がリバウンドを取る」

麦野「そう簡単には取らせないわよ?」

サンドリヨン「当然」

フレンダ「ま、とりあえず」チラッ

レッサー「こっちのエリアでは5対3、これは大きなアドバンテージよ」

麦野「わかってないわね、シュートが入らなければ意味が無いじゃない」

フレンダ「そっちに言われると何か頭に来るわけよ」

サンドリヨン「初春とバードウェイは今この瞬間も成長を続けている。当然のこと」
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 21:32:16.43 ID:lMo3OrVfo
レッサー「ぐぬぬ・・・」

麦野(偶然だけどね)

サンドリヨン(入ったことを神に感謝)

佐天「ゴール下オッケー」

絹旗「黒子がくっついてきまーす!」

黒子「当然ですわ」

フレンダ「じゃ、レッサー広がって」

レッサー「はいはい」

麦野(わかりやすすぎるっていうことがどういうことか思い知らせてあげるわ)

フレンダ「じゃ、ほい」ヒュッ 麦野「はっ!」バッ バチッ

レッサー フレンダ「「なっ!!」」

麦野「よっと」パシッ

佐天「こらあああああ!!!」

姫神「これは私たちも悪い」

絹旗「パスコースを自分たちで限定してればこうなりますよね」

麦野「初春!バードウェイ!!」

レッサー「ロングパスなら二人は取れない!!」

麦野「そうかし・・らっ!!」キュッ キュッ ブン

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!!!!

滝壺「まるでぼうりんぐ」

サローニャ「そうか!あれならあの二人でも取れるはず!!」
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 21:39:06.04 ID:lMo3OrVfo
初春「うわー!こんなパスもあるんですね」

バードウェイ「さすがむぎのんだな。よく思いついた」

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!!!!

初春「では、よっと・・・ わわっ!!!」アタフタ

バードウェイ「勢いあるとボールが跳ねるんだな。勉強になるな」

初春「よっと」ガシ

絹旗「またとめてみせます!!」ダダッ

バードウェイ「絹旗が来てるぞ」

初春「え?」 サローニャ「打て!余裕で打てる!」

初春「は、はい!!とうっ」ヒュッ

ドンッ!! ボトツ!!

バードウェイ「まさかリングにすらかすらんとはな」

初春「ぐすん」

絹旗「よっしゃあああああ!!!!」ダダッ

バードウェイ「おっと危ない」パシッ ヒョイ

絹旗「わわっ!!!」キキイ グラッ

バードウェイ「落ち着いて・・・とうっ」ヒュッ

ドンッ!! ゴンッ!! ポロッ!!

405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 21:46:21.53 ID:lMo3OrVfo
黒子「ここは私が!!」ダダッ ピョン

佐天「渡さない!!」ダダッ ピョン

黒子(キャッチは無理!後ろに逸らす!)

佐天(絶対に取る!!)

バシッ

佐天「取った!!」

黒子「くっ!!」

佐天「よし!!」ダン

木山「ラインアウト、白ボールだ」

絹旗「走りこんでジャンプすればそうなりますよね」

佐天「ちくしょう。はい、白井さん」ポン

黒子「ありがたく頂戴しますわ」チラッ

サンドリヨン「黒子!!」タタッ

レッサー「すぐに渡すやつがあるかああああ!!!」タタッ

佐天「しまった!!」

黒子「はいっ!!」ヒュッ

サンドリヨン「このまま!!」パシッ タタッ ピョン

ドンッ パサッ

木山「白チーム、2点」

サローニャ「サンドリヨンちゃんナイス!!わがチームは圧倒的ちゃん!」

滝壺「これで13−21 このままでは一気に離されてしまう・・・」
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 21:59:05.58 ID:lMo3OrVfo
佐天「くそっ!!速攻!!」

絹旗「待ってください!また麦野がカット狙ってます!」

佐天「むう・・・」

麦野「ふふん」

絹旗「レッサーとフレンダもこっちに戻ってきてます」

フレンダ「ってかちょっとスピード出てきて疲れてくるわけよ」

レッサー「バスケットとはそういうものだろう」

バードウェイ「おい、早く始めてくれないか?私はもっとシュートが打ちたいのだ」ニヤニヤ

フレンダ「うわ、イラっとする」

初春「わわわ、だめですよバードウェイさん、煽るのはだめです」

佐天「まあ確かにイラっとするけどさ、ちょっと冷静になろうよ」

絹旗「そうですね、思い返してみたら超油断とミスの連鎖ですね・・・・」

レッサー「落ち着こう、と言って落ち着けるわけもなし」

佐天「ならば赤チームの中で一番落ち着いているりこりんさんをコートに戻そう」

レッサー「じゃあ、ここは油断しすぎなこの私が滝壺と交代しよう」

絹旗「それはレッサー一人のせいじゃないんですけどね?」

レッサー「いいのいいの。また後でたくさん走るからさ、追い上げといてね?」

フレンダ「いいとこ狙いか」

レッサー「あ、バレた?」

佐天「まあレッサーがヒーローになるためにも私たちで追い上げないとね」

絹旗「滝壺さん、レッサーと交代です!」

滝壺「わかった。じゃあそっちに行くね」
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 22:08:09.53 ID:lMo3OrVfo
木山「序盤からは考えられない展開になっているな」

サローニャ「バスケットは点が入りやすいからこうなるものよん」

レッサー「つまり、ここからの大逆転もあり得るってことだ」

サローニャ「ここから泣いて謝るまで点差を広げることもあるんだけどね」

レッサー「初春とバードウェイが二人揃ってコートにいる限り私たちにチャンスがあることにはかわりない」

バードウェイ「ほう?私にシュートを決められたのによくもそんなことが言えるものだな」

サローニャ「あれ?バードウェイちゃんどうしたの?」

バードウェイ「滝壺が入って高さで勝負しにくるだろうということで私とサローニャが交代だ」

サローニャ「あら、バードウェイちゃんは絶対交代しないと思ってたのに」

バードウェイ「私が自分で言ったことだ。私も外から試合を見てみたくなったからな」

レッサー「えー、せっかく追い上げムードになったのにー」

バードウェイ「そのムードもムードだけで終わることになるだろうな」

レッサー「そうかな?やってみなくちゃわからないぞ?」

サローニャ「そうね、こればっかりはやってみないとね。じゃあバードウェイちゃん、時計お願いね」

バードウェイ「ああ、第二ピリオドも4分近く過ぎたか、このまま第二ピリオドを取れれば勝負は決まったようなものだな」

レッサー「そう簡単にやられるもんか」
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 22:15:27.98 ID:lMo3OrVfo
と、いったところで今日のすくい投げ?はここまで

一週間近く空いてしまった。これは予想外

今週は週末まで毎日できそうな予感。バスケット編はかなり長くなる予感

でも大会とかはやっても絶対途中で飽きるからやりません。今後の予定ではこのレクリエーションバスケが終わったら監督招聘

監督と一緒に練習して部外者と練習試合して一旦バスケットは終了の予定です。ですがこのペースなのであと何日かかることやら

今更ですがバスケット編が読んでいてものすごくつまらないという意見が多ければ内容をカットして進めることもあるかもしれません

書いている方としては楽しいので不評でなければこのままいきたいと思います

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げ?が炸裂するといいですね
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/10/30(火) 22:18:45.91 ID:hZ15D2sJ0


すくい投げで怪我させればいいんじゃね
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/30(火) 22:26:51.76 ID:lMo3OrVfo
ID:hZ15D2sJ0 「すくい投げで怪我させればいいんじゃね 」 佐天「てめえ!!!」ブン

ID:hZ15D2sJ0 「ひでぶっ!!」

佐天「仲間を怪我させるやつがどこにいる!?これは皆とのチームワークを深めるためにやっていることなんだぞ!!」

佐天「てめえは知り合ったばかりの女の子に怪我をさせたいか!?そんなことができるっていうなら!!まずはそのふざけた根性を」ブン

ID:hZ15D2sJ0 「ぐへぁっ!!」

佐天「てめえもろともすくい投げる!!」ブン

ID:hZ15D2sJ0 「ごふぁっ!!」

佐天「これでもまだ怪我させろと言うのか!?どうなんだ!?」
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/10/31(水) 17:07:37.15 ID:+hjLg9kb0
佐天さん…

ジュルリ…
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 18:13:32.43 ID:aZ1qOYEFo
ID:+hjLg9kb0「佐天さん…」

ID:+hjLg9kb0「ジュルリ… 」佐天「あたしは食い物じゃねえ!」ブン

ID:+hjLg9kb0「ぼごぉっ!!」

佐天「今日日誰かを見てよだれなんぞたらしてたら通報だけじゃすまねえだろうがあああああ!!」

佐天「あたしまで事情を聞かれるだろうが!!自重しやがれえええええ!!!」
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/31(水) 18:23:26.64 ID:gzMGkfwd0
ドリブルしながら最愛ちゃんをぺろぺろしたい
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 18:25:55.40 ID:aZ1qOYEFo
佐天「ちっ、向こうも本気で突き放しにきたか」

滝壺「バードウェイがいなくなったことででぃふぇんすにもおふぇんすにも厚みが出るね」

絹旗「ゴール下が超すごいことになりそうですね」

フレンダ「ゴール下に寄せておいて少し離れて打つ作戦にする?」

姫神「私全力で走る。ゴール下の戦場は私が制する」

レッサー「みんながんばれ、私も応援するからな」

佐天「まかせとけ!」

滝壺「どう攻める?」

絹旗「理想としては私が3P狙ってみんなに拾ってもらうことですけど・・・」

フレンダ「いや、それは相手の思うつぼなわけよ」

絹旗「と、いいますと?」

フレンダ「向こうもそうだけど私たちってもっとフェイントとか使っていったほうがよくない?」

佐天「え?フェイントってどうやるの?」

絹旗「打つと見せかけてドリブルとかですか?」

レッサー「やってみる価値はあるけど全員素人集団だ。うまくいかない可能性のほうが大きいんじゃないの?」

滝壺「私打つまでにちょっと時間かかる」
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 18:43:58.08 ID:aZ1qOYEFo
フレンダ「例えばドリブルで切り込んで打つと見せかけてパスとか」

佐天「うーん、できたらいいけど向こうはきっちりとゴール下を抑えているわけだし・・・」

レッサー「正直フェイントもドリブルで相手をかわすことができないと効いてこないよね」

絹旗「全員に言えますけど割りとじっくり狙ってシュート打つかノーマークの状態でシュート打たないとそう入りませんからねえ」

滝壺「相手が目の前にいるのをどうにかしてしゅーとは難しい」

フレンダ「そっか、できないこと言っても意味ないわけか」

木山「そのできないことを浮き彫りにすることも必要だぞ?」

佐天「あ、そうか、そこを指導者に聞けばいいのか」

木山「そういうことだ。だからじっくりと悩んでくれたまえ」

絹旗「わかりました」

佐天「あ、そうだ」

フレンダ「何か思いついたわけ?」

佐天「いっそのことオフェンスの時は全員がゴールからある程度離れたところから狙っていかない?」

レッサー「いいかもしれないな、相手がゴール下にいるわけだからそんなにマークが厳しくないだろうし」

姫神「ゴール下から出て来たら?」

フレンダ「うまくかわしてゴールに近いところからシュート打てるかもしれないわけよ」

滝壺「じゃあ、やってみる?」

絹旗「そうですね、もし外れてボール取られたとしてもさっきのゴロゴロパスを防げば速攻はつぶせるわけですし」

絹旗「合理的かもしれませんね」

佐天「じゃあ、それで行ってみようか」

滝壺「おー」
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/31(水) 18:44:26.35 ID:gbBfh6Xs0
佐天さん結婚してください
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 18:54:02.99 ID:aZ1qOYEFo
麦野「さ、一気に突き放すわよ」

サローニャ「はーい」

サンドリヨン「全力」

黒子「隙があればさっきのように転がすパスを送りますわ。初春」

初春「は、はい!」

麦野「トンネルだけはするんじゃないわよ?」

初春「トンネルですか?」

サローニャ「こう、足を開いてさ」

サローニャ「こうしゃがんでボールをつかむ時に見事なタイミングでボールをつかみ損ねると後ろに転がってしまうわけ」

初春「ど、どうすればそうならなくてすむんですか?」

黒子「ボールの正面に立つことが大事ですわ、軌道を読んで反れると思ったらすぐに横に動きますの」

黒子「そして足を開き過ぎないように意識してひざを曲げて腰を落とし手の平を天井に向けて地面にぺったりと」

初春「えっと・・・こうですか?」

黒子「そうですわ」

麦野「ボールの軌道にもよるけどボールより前にまわりこめばそれで確実にキャッチできるわ」

バードウェイ「ふむふむ、参考になるな」

サンドリヨン「これでロングパスが使えるようになった」

サローニャ「じゃ、どんどん行くよん」
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 19:00:16.34 ID:aZ1qOYEFo
フレンダ「じゃ、はじめるわけよ」ヒュッ

絹旗「はい!」パシッ ダムダム

初春「い、いかせません」

絹旗「姫神さん」ヒュッ

姫神「よ」パシッ ダムダム

黒子「行かせませんわ」

姫神「む」 フレンダ「姫神!」

姫神「うん」ヒュッ

フレンダ「よーし」パシッ ダムダム

佐天(思った通り、三人はゴール下を固めている・・・ これだけのリードがあればじっくり守っている方が有利か)

佐天「さーて、それじゃみんな行くよー!」

滝壺「うん」

麦野「あら、ゴール下に誰も来ないわね」

サンドリヨン「怖気づいたのかな?」

サンドリヨン「油断は禁物」
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 19:09:18.33 ID:aZ1qOYEFo
黒子「くっ」タタッ

フレンダ「佐天!」ヒュッ

佐天「ほいきた!」パシッ

佐天(このまま白井さんを消耗させるのも有りか?)

黒子「この!」タタッ

麦野「黒子!追いかけすぎない!こっちがリードしてるんだから消耗しても意味ないわ!」

黒子「はっ!わかりましたわ!!」

サローニャ「ゴール下に来ないならもう一人チェックに行く?」

麦野「そうね、向こうは絹旗が3P決めてるから一応マークしておいたほうがいいわ」

サンドリヨン「私が行く?」

麦野「いや、私が行くわ。と、行ってもゴール下と絹旗の間にポジショニングするけどね」

サローニャ「考えてるねえ」

佐天(左にりこりんさん、右にフレンダ、正面には白井さん。さっきフレンダはフェイントって言ってたけど・・・)

佐天「フレンダ!」ダムダム

フレンダ「ほいきた!!」タタッ

黒子「スイッチ!?」
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 19:15:33.52 ID:aZ1qOYEFo
佐天「ほいっ」ダムダム

フレンダ「はっ!」タタッ

黒子「交換してない!?」タタッ

佐天「フレンダ!」ダンッ

フレンダ「任せて!」パシッ

サローニャ「すご、ドリブルしながら後ろにバウンドさせてパス出したよ」

サンドリヨン「声を出し合うことで受けてもきちんとキャッチできている」

麦野「やるわね」

フレンダ「ここは私が!といきたいけど!」

佐天「じっくり狙えばりこりんさんは決める!!」

滝壺「なんと!私に!?」

サローニャ「ちっ!」タタッ

フレンダ「はい!」ポン

滝壺「よく狙って!!」ヒュッ サローニャ「このっ!」ピョン

麦野(ゴール下にはサンドリヨンしかいないわね、なら!!)タタッ

絹旗「えっ?」

バチッ

滝壺「弾かれた!?」

フレンダ「やばっ!落ちる」

サンドリヨン「ナイスパス」バシッ

麦野「サンドリヨン!!!!!」タタッ

サローニャ「速攻のチャンス!!」

サンドリヨン「もちろん、むぎのんに!!」ブン

佐天「やっばあああああ!!!!」タタッ

絹旗「またですかああああ!!!!」タタッ

ビュウン!!!!

麦野「ナイスパス!!」バチッ

麦野「初春!ゴール下にいなさい!!」

初春「は、はい!!」
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 19:20:29.60 ID:aZ1qOYEFo
麦野「フリーね!なら・・・」クルッ

バードウェイ「ノーマークで誰もいないのにあえて3Pだと!?」

レッサー「外れても初春がいるからボールを失うことはない!」

木山「なるほど、考えたな」

サローニャ「いけ!!むぎのんちゃん!」

佐天「させるかああああ!!!」タタッ

麦野「む・・・」グッ ピョン

麦野「はっ!!」ビュン

絹旗「はずれろおおおおおお!!!」タタッ

初春「は、入ってえ〜〜」

パサッ

麦野「いよっし!!」グッ

木山「白チーム、3点」

バードウェイ「なんだ、あっけなかったな」

レッサー「くっ、13−24・・・ どうしてこうなった・・・」
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 19:27:50.78 ID:aZ1qOYEFo
佐天「くっそぉ・・・」

絹旗「11点差・・・・」

フレンダ「ふう、2点返しても6回連続でゴールを決めないと追いつけないわけよ」

姫神「まさかこんなに差があるなんて」

滝壺「ごめん、私が外したから」

レッサー「こら滝壺、ネガティブにならない」

佐天「おっと、そうだそうだ。ネガティブになったら向こうの思う壺だ」

絹旗「そうですね、これで逆にふっきれますね」

レッサー「さっきの攻撃、悪くなかったぞ?」

姫神「と、言うと?」

レッサー「むぎのんは絹旗を意識してゴール下から少し離れたからな」

佐天「つまりゴール下にスペースができると?」

レッサー「そう、シュートを打つとみせかけてゴール下に走りこんだメンバーにパスを出せばチャンスが生まれるんじゃないの?」

フレンダ「なるほど、これもひとつのフェイントってわけか」

レッサー「さっきフレンダが言ってくれたおかげ思いついちゃったのよね」

滝壺「いい考えかただと思う」

佐天「なら、あたしと姫神さんが走りこむようにすれば」

絹旗「かく乱できますね」

フレンダ「光が見えてきたわけよ」
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 19:30:47.95 ID:aZ1qOYEFo
麦野「ナイスパスよ。サンドリヨン」

サンドリヨン「えへへ」

サローニャ「これはパスを出したサンドリヨンちゃんと3Pを決めたむぎのんちゃん二人をほめてあげちゃう」

黒子「ええ、これで向こうもモチベーションが下がったはずですわ」

初春「だと良かったんですけど・・・」チラ

麦野「ん?」チラ

バードウェイ「ちっ、まだあきらめてないようだな。鬱陶しい」

木山「そう言うものではないよ。これからの君たちに必要になってくるものだからな」

サローニャ「それじゃ、迎え撃ってあげるとしますか」

サンドリヨン「上等」
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 19:37:15.27 ID:aZ1qOYEFo
フレンダ「絹旗!」ヒュッ

絹旗「はい!」パシッ ダムダム

姫神「向こうのエリアへ!」

佐天「ポジショニング!」

初春「うわ、積極的」

滝壺「私たちはあきらめない」

黒子「そう簡単に通させませんわ」

絹旗「なら当然パスです!」ヒュッ

フレンダ「で、もちろんシュートまで!」パシッ ダムダム

麦野「どうやらさっきと同じ作戦みたいね」

サンドリヨン「また防いでみせる」

サローニャ「当然!」

フレンダ「黒子が来る前に!滝壺!」ポス

滝壺「今度こそ!」スッ

サローニャ「芸が無い!」タタッ

滝壺「えいっ」ポーン サローニャ「えっ?」

佐天「今だ!!」タタッ

姫神「ここで!!」

麦野「チッ!!」

サンドリヨン「高いパス!?」
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 19:47:00.60 ID:aZ1qOYEFo
佐天「とうっ!!」ピョン

姫神「私の見せ場!!」ピョン

麦野「届け!!」ピョン

サンドリヨン「ぐっ!!」 ピョン

ガシィ!!

姫神「取った!」ダン

佐天「ナイスっ!!」ダン

麦野「ちっ!!」ダン

サンドリヨン「不覚!!」 ダン

絹旗「私超フリーです!!」

姫神「はいっ!!」ビュッ

麦野「打たせるか!!」タタッ

絹旗「超遅いです!!」スッ 麦野「ちいっ!!」ピョン

サローニャ「私も中に!!」タタッ

絹旗「と、みせかけて!」ヒュッ

姫神「ナイスリターン」パシッ

サンドリヨン「打たせない!」

サローニャ「囲む!!」

姫神「はい!」ポン

佐天「よし、ここでりこりんさん!」ヒュッ ダンッ

滝壺「取りやすいぱす」パシッ

黒子「またですの!?」

フレンダ「滝壺!打って!!」

滝壺「今度は外さない」グッ ピョン

ヒュン!!

サローニャ サンドリヨン「「リバウンド!!」」

パサッ

滝壺「やった・・・」

木山「赤チーム、2点」

バードウェイ「ちっ、まだ離さないとだめだということか」

レッサー「15−24 いいよいいよ!ひとつずつひとつずつ!!」
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 19:50:51.94 ID:aZ1qOYEFo
麦野「ふう、うまくかく乱してきたわね」

サローニャ「してやられたね」

サンドリヨン「外から中を使って外、また中とみせかけてやっぱり外」

黒子「うまくやられましたわね」

初春「あの走りこんでくる動きがやっかいですね」

麦野「ま、私たちも似たようなことやったわけだし向こうがやっても不思議じゃないか」

バードウェイ「向こうは11点差くらいじゃ諦めないようだな、もっと離してやる必要があるぞ?」

サローニャ「わかってるよん、もちろん全力で突き放しちゃう」

黒子「では、さっき話していたあれをやってみませんこと?」

麦野「いいわね」

サンドリヨン「でも、カウンターには気をつけないと」

サローニャ「決まっても外れても全力でもどらないとね」
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 19:55:33.46 ID:aZ1qOYEFo
初春「それじゃ、白井さん」ヒュッ

黒子「はい」パシッ

麦野「行くよ!」タタッ

サローニャ「はいはいちゃん!」タタッ

サンドリヨン「今のうちにポジションを確保する!」タタッ

初春「わ、私も」タタッ

佐天「わ、速攻狙い!?」

絹旗「急いで戻りましょう!!」

滝壺「うん!」

フレンダ「ここで返されたら意味無いわけよ!!」

姫神「すぐ戻る」

黒子「誰もチェックに来ませんの?楽に運べますわよ!?」ダムダム
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 19:59:27.28 ID:aZ1qOYEFo
麦野「よし!」

サローニャ「いいポジション!」

サンドリヨン「確保!」

初春「ここです!」

佐天「あれ?」

姫神「全員がゴール下?」

絹旗「ってことは・・・打ってきます!!」

フレンダ「チェック行くわけよ!」

滝壺「中をかためないと!」

黒子「残念ですが私ではシュートがとどきませんの・・・でっ!!」ブン

ビュウン!!! ドンッ

佐天「わざとボードに当てた!?」

サンドリヨン「よし!」パシッ

絹旗「そんなパス有りですか!?」

フレンダ「ルール違反じゃないわけよ」
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 20:04:03.89 ID:aZ1qOYEFo
初春「シュートです!」

姫神「させない!」

佐天「と、言いたいけど・・・」

麦野「おっと!」

サローニャ「邪魔はさせないよん!」

滝壺「三人がさんどりよんを囲んでいるからブロックできない」

サンドリヨン「はっ」ピョン ヒュン

ドンッ パサッ

木山「白チーム、2点」

バードウェイ「さすが私のチームだ。その調子だぞ」

レッサー「15−26 また離されたか・・」
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 20:12:28.97 ID:aZ1qOYEFo
佐天「速攻いくよ!!」ブン

絹旗「どんとこいです!」

ビュウン!!

黒子「させませんわっ!」パチッ

絹旗「でもこぼれただけ!!」タタッ

麦野「戻るわ!」タタッ

サローニャ「はいはいちゃん!」タタッ

サンドリヨン「ここで取られたら意味がない!」タタッ

初春「私はここに残ってチャンスを待ちます」

絹旗「よし!」パシッ 黒子「行かせませんわ!」バッ

絹旗「くっ」キョロキョロ フレンダ「絹旗!!」

絹旗「はいっ!」ヒュッ

フレンダ「よし!」パシッ サローニャ(!取れるか!?)タタッ

佐天「フレンダ!後ろからサローニャ!」 サローニャ「チッ」

フレンダ「わっと!」ヒョイ

サローニャ「くっそー、もう少しだったのに」

佐天「フレンダ!」

フレンダ「はい!」ヒュッ

佐天「むー・・・」パシッ

麦野「ふう、何とか戻れたわね」

サンドリヨン「これはそう何度もできない」

サローニャ「疲れるもんねー」

黒子「私はそうでもありませんけど」

佐天(ロングパスを通せずにこぼれたボールを拾っている間に詰められてパスコースが無いところで戻られたか・・・)ダムダム

佐天「しょうがない、さっきのパターンで行くよ!」

滝壺「わかった」

姫神「次こそ私が活躍するところ」
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 20:25:16.55 ID:aZ1qOYEFo
佐天「姫神さん」ヒュッ

姫神「うん」パシッ

佐天(ゴール下にむぎのんとサンドリヨン、最愛ちゃんには白井さん。サローニャがフレンダの近くにいる)チラ

サローニャ「さて、こっからどうくるかな?」

フレンダ「私が決めてやるわけよ」

サローニャ「できるかな?止めちゃうよ?」

フレンダ「ふふん、やれれるものならやってみるわけよ」

佐天(最愛ちゃんとフレンダとは逆のサイドに私と姫神さんとりこりんさん。いっそ近づいてパスを回すか?)

姫神「あえて自分で!」ダムダム

サンドリヨン「打たせない!」バッ

姫神「近づいたところで!」ヒュッ

滝壺「もう一回決める」スッ

麦野「させるか!」タタッ 佐天「りこりんさん!」

滝壺「るいこ!」ヒュッ

佐天「ナイスパス!」 麦野「そっちか!?」タタッ

佐天(よし!むぎのんをうまく釣りだせた!)

佐天「姫神さん!」ヒュッ

姫神「私の見せ場!」パシッ サンドリヨン「私がついてる」

姫神「じゃあ滝壺さん」ポン

滝壺「決める」 サローニャ「くっ!」タタッ

フレンダ「私がフリー!!」

滝壺「ふれんだ」ヒュッ サローニャ「くそっ!!」キキッ スカッ

佐天(うまい!サローニャの横をすり抜けてその先にはフレンダ!)

フレンダ「宣言通り決めてやるわけよ!!」パシッ ヒュンッ

サンドリヨン「リバウンド!!」

姫神「取ってみせる!!」

ドッ!!! ゴンッ!!

麦野「落ちる!!」

フレンダ「くっそおおおお!!!」

サンドリヨン「負けない!!」ピョン

姫神「くっ!!」ピョン

フレンダ「お願い!取って!!」
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 20:28:11.35 ID:aZ1qOYEFo
ガシッ!!!

サンドリヨン「取った!」ダン

姫神「くやしい」ダン

絹旗「密集してます!囲んでください!」

佐天「オッケー!」

滝壺「出させない!」

サンドリヨン「くっ!」アセアセ

麦野「サローニャ!フォロー!!」

サローニャ「もちろん!!」

黒子「初春!取ったら速攻行きますわよ!」

初春「はい!!」

絹旗「くっ!!」タタッ

フレンダ「じゃあ黒子は私がチェックするわけよ!!」

433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 20:34:20.81 ID:aZ1qOYEFo
サンドリヨン「ど、どうすれば・・・」

滝壺「取る」

サンドリヨン「わわっ!」ヒョイ

姫神「こっち!」

サンドリヨン「おっと!」ヒョイ

麦野「くそっ!囲まれてるから難しいわね」

サローニャ「どうやって受け取れば・・・」

佐天「いただきっ!」ガシッ スポッ

サンドリヨン「しまった!!」

佐天「って、逆にあたしも囲まれてる!!」 麦野「はい、ご苦労さん」ガシッ スポッ

佐天「わわっ!」ヨロッ

麦野「サローニャ!サンドリヨン!走って!!」

サローニャ サンドリヨン「「わかった!」」タタッ

姫神「ここで囲めば」

滝壺「出せないはず」

麦野「あまいわっ」ピョン

麦野「ねっ!!」ブン

ビュンッ!! ダンッ!!

姫神「飛んでパス!!」

佐天「くっそ!!」

滝壺「まずい!」
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 20:47:45.08 ID:aZ1qOYEFo
ダンッ!! ポーン!!

フレンダ「ここでカットすれば!!」タタッ ピョン

サンドリヨン「取らせない!!」ピョン

バチッ!!

フレンダ「くうっ!!」ダン

サンドリヨン「黒子!」ダン

黒子「ナイスパスですわ」パシッ

麦野「バウンドして弾んだボールをうまくつないでくれたわね!!」

佐天「わああああ!!もどれえええええ!!!」タタッ

黒子(前には絹旗さんと初春、横にサローニャさん、絶対有利!!)

黒子「行きますわ!!」ダムダム

絹旗「ちょっと!1対3なんて超不利じゃないですか!!」

サローニャ「つまり超有利ちゃん!」タタッ

初春「これはもらいましたね」

黒子「これは絶対にものにしますの」ダムダム

絹旗(落ち着いて考えます。ここは確実に繰るはず・・・まず私の傍にいる初春へのパスは絶対に無い)

絹旗(なら、私は黒子がサローニャにパスを出すとことに決めました!!)

黒子「ギリギリまでゴールに近づいて・・・・」チラ

サローニャ(フリーよん!)

黒子「サローニャさん!」絹旗「そこっ!!」ダッ

バチッ!!

サローニャ 黒子「「読まれてた!!」」

バードウェイ「こら!!カットされるようなパスを出すな!!」

佐天「一転攻勢!!!」キキッ

滝壺「とっとっと・・・」キキッ

姫神「今度こそ・・・今度こそ私の見せ場・・・」

麦野「あるといいわね」

絹旗「こぼれたのを拾って・・・」チラッ
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 20:55:26.41 ID:aZ1qOYEFo

絹旗(前に全員いる。ここは)

絹旗「フレンダ!!」ヒュッ

フレンダ「よしっ!」パシッ サンドリヨン「くっ!」タタッ

麦野「今度はこっちが不利か、ま、しょうがないわね」

フレンダ(姫神に出せば麦野はカットに来る、ならここは自分で運んで・・・)ダムダム

サンドリヨン「打たせない・・・」バッ

フレンダ「さて」クルッ

滝壺「急がないと」タタッ

佐天「ゴールに近いところ!」タタッ

サローニャ「だあーもう!!」タタッ

フレンダ(滝壺と佐天が並走、その少し後ろにサローニャ)

フレンダ「ここは、佐天」ヒュッ

佐天「走りながらは難しい・・・けどっ!!」ガシッ

麦野「突っ込んでくる!?」

フレンダ「そのまま打て!!」 佐天「あいよっ!!」ピョン ヒュン

麦野「くそっ!!遠くから放り投げるように!!」

サンドリヨン「外れろ!」

ドンッ!! パサッ!!

木山「赤チーム、2点」

バードウェイ「ま、しょうがないか、だがこのペースを維持していけば負けることはないな」

レッサー「17−26 なんとか、なんとか連続でもう一本・・」

レッサー「ねえバードウェイ、残り何分?」

バードウェイ「あと2分といったところだな」

レッサー「せめて、第二ピリオドが終わるまでに5点差まで縮めないと・・・」
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 21:04:42.68 ID:aZ1qOYEFo
佐天「いやー、無茶苦茶だけど入っちゃった」

絹旗「すぐ戻ってください!!」

滝壺「あ、そうだ」

姫神「速攻が来る」

フレンダ「ここからもう一つ取りたいとこなわけよ」

佐天「そうだね、少し光明が差してきた」

絹旗「どういうことですか?」

佐天「動いてかく乱させれば乗ってくるってことだよ」

フレンダ「あ、そういえば」

佐天「向こうも疲れて判断が鈍ってきてるんだろうね、少しずつムラが出てきてる」

姫神「なら、もっと疲れさせる?」

佐天「そうしよう。レッサー!!!」

レッサー「何?」

佐天「あたしと交代!動いてかき回して!!」

レッサー「わかった!」

絹旗「スピード勝負ですか」

フレンダ「ま、折り返しを過ぎたころだろうからいいかもしれないわけよ」
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 21:10:19.83 ID:aZ1qOYEFo
麦野「お、向こうは佐天が交代か、なら私もバードウェイと代わるわ」

バードウェイ「私の出番か、待っていたぞ」

サローニャ「え?マジ?」

麦野「何よ。不満?」

黒子「むぎのんさんがいなかった前半にリードを許したのをお忘れですの?」

サンドリヨン「正直きつい」

麦野「大丈夫よ。しっかりと守ってこのピリオドをリードして終えれば私たちの勝利は確実よ」

初春「できますかね?」

麦野「バードウェイ!!残り時間は?」

バードウェイ「あと2分といったところだ」

麦野「なら話は早いわ。ディフェンスを重視してオフェンスは時間をたっぷりと使いましょう」

サローニャ「なるほどね、そうすれば向こうはボールを奪うためにたくさん動くことになる」

サンドリヨン「疲れて足が止まれば私たちの勝ち」

麦野「そうよ。だから初春にもディフェンスに加わってもらうわ」
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 21:20:15.63 ID:aZ1qOYEFo
初春「えっと、それってどうすればいいんですか?」

麦野「そうね、向こうは動いてかく乱してきているから初春はゴール下にいて冷静に相手を見ていなさい。ボールは見なくていいわ」

初春「それでいいんですか?」

麦野「そうよ。ゴール下の方に走りこんでくる相手とボールの前に出るか手を伸ばすかしなさい。そうすればボールを取れる可能性が出てくるから」

初春「わかりました」

サローニャ「つまり、私とサンドリヨンちゃんのフォローをしてもらうってこと?」

麦野「そういうことよ」

黒子「では私は?」

麦野「黒子は絹旗についていて、この点差だから2点取られるより3点取られるほうがきついもの」

黒子「わかりましたわ」

麦野「シュートの成功率で言えば滝壺はなかなかのものだけどモーションが大きいわ。滝壺にボールが言ったら距離を詰めるしかないわね」

麦野「初春、さっきも言ったようにサンドリヨンかサローニャが離れた時にあっちは走りこんでくるわ。覚えておいて」

初春「わかりました」

バードウェイ「で、ボールを奪ったら私にロングパスを送ってくれるんだな?」

麦野「そうよ。誰もいない時はシュートを打っていいけど一回だけにしなさい」

バードウェイ「なぜだ?」

麦野「外れてボールを拾ってもう一回シュートを打つ間に向こうのチームが戻って来たらゆっくりサイドに逃げてボールを取られないようにキープしない」

バードウェイ「時間稼ぎか?」

麦野「そういうことよ」

バードウェイ「やれやれ、むぎのんが味方で助かったな」

麦野「それじゃあみんな、期待してるわよ」

サローニャ「お任せちゃん」
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 21:25:05.80 ID:aZ1qOYEFo
麦野「どう?疲れた?」

佐天「結構ね、でもまだまだ走れるよ」

麦野「そう、余裕ね」

佐天「むぎのんも余裕?」

麦野「まあね、普段は汗かくの好きじゃないんだけど今日は別ね」

佐天「みんなも結構汗かいてるよね」

木山「水分補給はしっかりとしておくんだぞ?」

麦野「大丈夫よ、みんな合間合間に水分取ってるわ」

佐天「倒れたらシャレにならないもんね」

麦野「ま、そういうこともあって一番体力無さそうなバードウェイは走らせてないのよね」

佐天「あ、そういう意味もあったんだ」

麦野「当然よ。バテて駄々こねられても困るもの」
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 21:35:02.01 ID:aZ1qOYEFo
サローニャ「ほい、黒子ちゃん」ヒュッ

黒子「はい!」ダムダム

サンドリヨン「初春はここにいて」

初春「はい」

バードウェイ「当然私はあっちのゴール下」

レッサー「よし、奪ってすぐに速攻かけるぞ!」

絹旗「プレスは超大事ですからね!」

フレンダ「奪ってでもこっちのボールにしないと逆転できないわけよ」

姫神「でもむやみに突っ込むとかわされる」

滝壺「かっとを狙いたいけど・・・」

バードウェイ「ふふん、やれるものならやってみろ」

レッサー「フレンダ!サローニャ!」

フレンダ「オッケー!」

絹旗「なら私はサンドリヨンを!」

レッサー「さあ、カットさせてもらうよ!!」タタッ

黒子(ゆっくり・・・ですわね!)ダムダム

レッサー「マンツーマンディフェンス!!」バッ

黒子(足を止めた!今!!)ダンッ

レッサー「なっ!!」

絹旗「レッサーの足の間を!!」

黒子「はっ!」タッ

フレンダ「回り込んで・・・上手い!!」

黒子「さて!」ダムダム

レッサー「屈辱!!」

姫神「来る」

滝壺「止める」

黒子(前に二人とバードウェイさん、サンドリヨンさんとサローニャさんはサイドへ・・なら・・・)ダムダム

姫神「サイドへ?」

滝壺「こっちに来ない」
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 21:39:44.52 ID:aZ1qOYEFo
黒子「サローニャさん!」ダムダム

サローニャ「待ってました!」

絹旗「スイッチ!?」

レッサー「私がフォローする!!」タタッ

黒子「はっ!」ダムダム

サローニャ「ほっ!」

絹旗「むっ!これは!!」

レッサー「コートの角に!?」

滝壺「くろこがさろーにゃの背中に回りこんだ」

姫神「どういうこと?」

フレンダ「ずっるー!!時間稼ぎなわけ!?」

サンドリヨン「立派な作戦」

絹旗「超ずるいです!」

サローニャ「ボールを奪っちゃえばいいじゃない」

レッサー「言われなくても!!」タタッ

絹旗「囲みます!!」ダッ

黒子「そう来るのを待ってましたわ!!」ダムッ
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 21:45:58.60 ID:aZ1qOYEFo
サローニャ「お見事!」ヒョイ

黒子「感謝ですわ!!」ダムダム

佐天「だあー!二人そろって回り込むから前にスペースが!!」

絹旗「うそっ!!」

レッサー「またしても!!」

黒子(ゴール下には二人が待っている。その傍にいるバードウェイさんに渡すのも難しい・・・なら・・・)ダムダム

フレンダ「ゴールから遠ざかってる!!」

絹旗「フレンダ!あたってください!」

フレンダ「でもサンドリヨンが!」 サンドリヨン「隙あり!」タタッ

姫神「こっちに走りこんでくる!!」黒子「今ですわ!」ヒュッ

サンドリヨン「さっきの佐天みたいに!!」パシッ ピョン

サンドリヨン「えいっ」ポーン

レッサー「少し遠くから・・・放り投げた!!」

滝壺「外れて」

ドンッ ゴガッ!! ゴンッ ゴンッ

黒子「入れ!!」

ポロッ

サンドリヨン「ちっ!!」

滝壺「よし、取る」ガシッ

サローニャ「戻るよん!」

黒子「はい!!」

サンドリヨン「急ぐ!」
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 21:54:45.08 ID:aZ1qOYEFo
佐天「むぎのん、これもむぎのんの作戦?」

麦野「そうよ。ルールで許されている限り卑怯でもなんでもないわ」

佐天「9点差か・・・厳しいなあ・・・」

麦野「そう簡単には追いつけないわよ」

姫神「速攻は出せない」ヒュッ

滝壺「じっくり?」パシッ

絹旗「そうじっくりともいけないんですよね」

滝壺「なら、すぴーでぃ?」ヒュッ

フレンダ「そうしたいんだけど」パシッ

レッサー「初春も含めて四人で守っているからな」

フレンダ「動いてかく乱するしかないわけよ」ヒュッ

絹旗「ですね」パシッ

黒子「いかせませんわ」

絹旗「むう・・・」ダムダム

フレンダ「絹旗!」

絹旗「はい!」ヒュッ

フレンダ「さて、どうかき回すか・・・」チラッ

レッサー(中)ビシッ

フレンダ(ひきつけてパスか、それが一番なわけよ)ダムダム

絹旗「黒子は私に超べったりですか?」

黒子「ええ、3Pを決められると一気に縮まりますもの」
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 22:04:08.60 ID:aZ1qOYEFo
サローニャ「こっちに来る」

フレンダ「このまま行きたいけど・・・」キュッ ダムダム

サンドリヨン「止まった、パス!?」

フレンダ(いけるか?いや、距離があるしブロックされるわけよ)

フレンダ「レッサー!!」ヒュッ

レッサー「よしきた!」パシッ

レッサー(私にはチェックに来ない。これは打ってくださいと言っているようなもの)

レッサー「滝壺!姫神!中に入って!!」

滝壺「うん」

姫神「わかった」

初春(この二人をターゲットに!?)

レッサー「遠慮なくよーく狙うよ!」ジー

サローニャ(時間かけすぎよん)

レッサー「とうっ!!」ビュッ サローニャ「甘い!!」ダッ ピョン

バチッ

レッサー「うそっ!!」

佐天「当たり前だ!さっさと打ちなさい!!」

滝壺「高くはねあがった!」

姫神 サンドリヨン「「取る!」」

姫神「今度こそ!」ピョン

サンドリヨン「ふっ!!」ピョン
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 22:10:30.63 ID:aZ1qOYEFo
バチッ

フレンダ「こぼれた!!」

初春「あ、取れる」パシッ

サローニャ「初春ちゃん、貸して」

初春「はい」ポス

サローニャ「おっらああああああああああ!!!!」グン シュッ

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

滝壺「ばーどうぇいに!」

絹旗「とどけっ!!」ピョン

スカッ

黒子「やりましたわ!!」

バードウェイ「よく出した!ここで私がとどめをさしてやる!!」

麦野「ちゃんと取るのよー?」

バードウェイ「任せておけ!! ボールを軌道を見て・・・」

ガシッ

バードウェイ「ふふふ、私の華麗なシュートを見せてやろう」

絹旗「ああもう!!」ダダッ

レッサー「これを決められたらまずい!!」ダダッ

フレンダ「はずれろおおおおおおお!!!!」ダダッ
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 22:17:09.62 ID:aZ1qOYEFo
と、いったところで今日のすくい投げ?はここまで

明後日くらいにはレクリエーションが終わりそうな予感。

皆忘れているかもしれないけれど佐天さんが姫神を秘密兵器と言った意味は一体・・・

正解者にはフレンダ愛用のぬいぐるみをプレゼント

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げ?が炸裂するといいですね
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/31(水) 22:19:27.94 ID:wscZO/Hj0
フレンダの愛用って中に爆弾が…
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/10/31(水) 22:22:32.08 ID:aZ1qOYEFo
ID:gzMGkfwd0「ドリブルしながら最愛ちゃんをぺろぺろしたい」佐天「あたしの最愛ちゃん!」ブン

ID:gzMGkfwd0「ぶはっ!!」

佐天「てめえなんぞにぺろぺろさせてたまるかってんだああああ!!!ひかえおれええええええ!!!」


ID:gbBfh6Xs0「佐天さん結婚してください 」佐天「I・YA・DA!!」ブン

ID:gbBfh6Xs0「らぶぁっ!!」

佐天「中学生に求婚してんじゃねえぞこのロリコンがああああ!!!球根でも買って育ててろおおおお!!!」

佐天「もしもその花が咲いたら・・・その時は・・・」

ID:gbBfh6Xs0「その時は・・もしかして ///////」

佐天「観察日記をつけるんですよ!!」ブン

ID:gbBfh6Xs0「ぐがぁっ!!」

佐天「一日あたりレポート用紙三十枚でなああああああ!!!!」
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 18:35:54.17 ID:uMre7jQho
バードウェイ「いくぞ・・・とうっ!」ヒュン

佐天「外れろ外れろ外れろ外れろ」

麦野「あんたもやるか」

佐天「こんだけ離されたらそりゃね」

ドンッ!! ゴゴッ!!

麦野「あちゃー」

佐天「やった!!」

バードウェイ「佐天のせいか!!」

佐天「その通りだぜ!」

ドンッ ポーン パシッ

バードウェイ「くっ、もう一回狙いたいが」チラッ

レッサー「追いついた!!」

フレンダ「奪う!!」

麦野「バードウェイ!キープ!!」

バードウェイ「わかっている!」

黒子「今フォローに行きますわ!」タタッ

絹旗「私もいかないと・・・」タタッ

サンドリヨン「私たちもフォローに行く?」

サローニャ「いや、二人だけでいいでしょ。これだけリードしてるんだし」

サンドリヨン「じゃ、そうする」

初春「点を取られないことを考えましょう」
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 18:47:43.12 ID:uMre7jQho
レッサー「この、よこせ」

バードウェイ「渡すか!」ダム

フレンダ「くっそ、3秒ルール適用外に逃げるなんて!」

バードウェイ「ルールを知らないとでも思ったか?」

レッサー「強引に」

フレンダ「ファウル取られるだけなわけよ」

バードウェイ「ふふ、どうした?取らないのか?」

レッサー「ちっこい体でお辞儀するようにかがめられると・・」

フレンダ「しかもおなかのところにボールを持つなんて取りにくいことこのうえないわけよ」

サンドリヨン「バードウェイががんばっている」

サローニャ「こういうときはあのちっこい体が役にたつね」

黒子「このまま戦意喪失するまで差を広げますわ」タタッ

絹旗「そんなの超嫌です。絶対においついてみせます」タタッ

滝壺「どうしよう。私たちもいったほうがいいのかな?」

姫神「みんながボールを奪ってからのチャンスに供えるべきだとおもう」
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 18:54:01.63 ID:uMre7jQho
黒子「バードウェイさん、貸してくださいまし」

バードウェイ「待っていたぞ」

フレンダ「渡すところ取るわけよ!」

レッサー「当然!」

絹旗「むー、四人で固まられてるところだとどうしょうもないですね」

木山「なかなか粘るな」

麦野「あれで負けたくないって気持ちが強いんだもの、当然よ」

佐天「前半のドジキャラぶりが嘘のよう」

ポン

黒子「受け取りましたわ!」

フレンダ「だーもう!」

レッサー「この!よこせ」

黒子「おっと!」ヒョイッ ダム

バードウェイ(よし、この隙に・・・)コソコソ

絹旗(むっ、バードウェイがこっそりと離れましたか、これは・・)
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/01(木) 18:57:45.60 ID:XfrNSBhSO
まさか、わざわざ俺の家に来てくれると?
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 19:03:32.58 ID:uMre7jQho
黒子「早くしないと時間だけが過ぎてしまいますわよ?」ダムダム

レッサー「くっ!また逃げるように!」

フレンダ「時間だけが・・・」

黒子(あまり時間をかけすぎて24秒が経過しては意味がありませんもの、20秒くらいでシュートにいくか・・・)チラッ

バードウェイ(ポジションオッケー)コク

黒子(このままドリブルを続けて15秒くらいでバードウェイさんにパスを出すのも有りですわね)ダムダム

レッサー「ええい!この!」バッ

黒子「おっと」ヒョイ ダム レッサー「ちっ」

フレンダ「もらった!」バッ

黒子「危ない!」ピョン ポイッ

麦野「うまいわ!ボールを上に持ち上げるように!」

佐天「こら!二人で突っ込んだらスペースをあげるこになるでしょ!!」

黒子「いただきですわ!!」ダムダム

絹旗「ちっ、このままでは打たれてしまいます!」

黒子(前に絹旗さん、後ろには二人が・・・ならここは当然・・・)

黒子「バードウェイさん!!」ゴロン バードウェイ「よし!こっちだ!」

ゴロゴロゴロ

絹旗「そのパスを待ってました!!とうっ!!」ピョン

パシッ

麦野「飛びついて取った!?」

バードウェイ「なんだと!!」
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 19:10:41.99 ID:uMre7jQho
レッサー「でかした!」

フレンダ「速攻!」

絹旗「今が狙い目です!!」ダムダム

黒子「行かせませんわ!」タタッ 絹旗「レッサー!!」ヒュッ

レッサー「よしきた!」パシッ ダムダム

黒子「くっ」タタッ

レッサー(時間はあまり無い、ゴール下には姫神と滝壺がいるから拾える可能性はある)ダムダム

レッサー(だからここは決めてくれることを願って・・・)ダムダム

レッサー「このまま行くよ!!」ダムダム 黒子「ブロックお願いしますわ!!」

サローニャ「お任せちゃん!」

レッサー「よし、引き付けた!フレンダ!」ヒュッ

フレンダ「ナイスバックハンドパス!!」パシッ

フレンダ(黒子とサローニャがレッサーにひきつけられたおかげで)チラッ

絹旗「超フリーです!」

フレンダ「お願い絹旗!」ヒュッ

絹旗「ここは絶対に決めてみせます!!」パシッ

黒子「しまった!絹旗さんに!」

麦野「サンドリヨン!当たりなさい!!」

サンドリヨン「うん!」タタッ
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 19:16:14.28 ID:uMre7jQho
絹旗「すばやく・・・打つ!!」グッ ピョン

サンドリヨン「届け!!」ダッ ピョン

ヒュンッ

サンドリヨン「くっ!」

黒子「届かない!」

サローニャ「やば!リバウンド!」

初春「わ、私も非力ながら」

滝壺「こっちが有利」

姫神「ここで私がキャッチ。絶対に」

パサッ

黒子「なっ!!」

麦野「あーあ」

絹旗「いよっしゃあああああ!!!!」

佐天「喜んでないですぐ戻る!!取り返されたら意味ないよ!!」

滝壺「もどらなきゃ」

姫神「私活躍してない・・・」ズーン

サローニャ「3点・・・」

サンドリヨン「届かなかった・・・」

バードウェイ「こら!逆転されたわけじゃないんだからさっさと私にボールを回せ!三倍にして返してやる!」

麦野「あいつも頼もしいわね」
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 19:33:55.80 ID:uMre7jQho
木山「赤チーム、3点」

麦野「気をつけなきゃいけないんだけどねー」

佐天「20−26 よしよし、ここでもう一本取れれば充分追いつける」

麦野「みんなー!あと20秒ちょっとよ!取りにいきなさい!!」

佐天「取られたらやばいよー!何とか奪ってもう一本!!」

木山「見ている側も熱くなってきたな」

麦野「そういうものよね、スポーツって」

佐天「だね」

サンドリヨン「残り時間は少ない」

サローニャ「なら、全力で取りに行かないとね」

黒子「初春、またゴール下に行ってくださいまし」

初春「はい!」

レッサー「ボールを取りに行くか?」

絹旗「ですが離されてはこの後が辛いわけですから・・・」

姫神「時間を与えるとこのまま逃げ切られるかも」

フレンダ「取りに行くしかないけど、どうするか」

滝壺「縮めておきたい気持ちはある」

レッサー「取れればもうけ、で行くか」

絹旗「それが無難ですね、じゃあ私とレッサーとフレンダでプレスをかけます。二人はゴール下をお願いしますね」

滝壺「うん」

姫神「守ってみせる」
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 19:44:13.08 ID:uMre7jQho
バードウェイ「おい、時間が無いんだから早くしろー!」

初春「って言われても長いパス取れないじゃないですか」

バードウェイ「わかっている。気持ちの問題だ」

初春「今は滝壺さんと姫神さんが近くにいるから転がすパスも来ないでしょうし」

サローニャ「さ、行くよ」ヒュッ

黒子「はい」パシツ レッサー「囲め!!」

フレンダ「もちろん!」

黒子「なっ!?」

サンドリヨン「チェックが早い!」

黒子「まさかここっちのエリアまでチェックに来るなんて、ここは一旦」 麦野「下げるな!狙われている!!」

絹旗「ちっ!!」

黒子「おっと」

サローニャ「動きながらパスまわすしかないねー」タタッ

絹旗「チェック行きます!」タタッ

黒子「ボールを奪いに来ましたわね・・・」
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 19:52:24.43 ID:uMre7jQho
サンドリヨン「黒子!」

黒子「はい!」ヒュッ

フレンダ「こんどはこっち!」タタッ レッサー「私は黒子!」

サンドリヨン「む」パシッ

サンドリヨン(私たち三人に一人ずつ・・・ここは時間を使う?)

麦野「サンドリヨン!サローニャと二人で高いパスをつなぎなさい!」

サローニャ「なるほど!」

サンドリヨン「そういうことなら」ポーン

フレンダ「くっそ!」

レッサー「無駄かもしれないけど!!」タタッ ピョン

サローニャ「やっぱり無駄!」パシッ

レッサー「むかっ!」

絹旗「何で黒子をフリーにしちゃうんですか!」

レッサー「あ」

黒子「サローニャさん!」タタッ

サローニャ「はいはいちゃん!」ヒュッ

絹旗「まずいです、もう時間がほとんど・・・」タタッ

サンドリヨン「ならこっちの攻撃だけで終わるはず」タタッ

フレンダ「せめて失点だけは阻止しないと」タタッ
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 20:10:10.02 ID:uMre7jQho
黒子「よし!これで!」パシッ ダムダム

姫神「行かせない」

黒子「おっと」チラ

バードウェイ「ここは私に任せろ!」

初春「わ、私もがんばります!」

滝壺「止める」

黒子(滝壺さんが近くにいるから二人にパスを出すことは難しそうですわね・・・)ダムダム

黒子(後ろから迫ってきていることですしここは・・)クルッ

姫神「背を向けた!?」

サローニャ「よし!この形は!!」 絹旗「直接渡すつもりですか!?」

黒子(絹旗さんが少し前にいるから難しいですわね)

レッサー「どうでもいい!とにかく黒子に当たれ!!」

黒子(そうされては困りますので・・・)

黒子「サンドリヨンさん!」ポーン

フレンダ「また高いパス!!」

サンドリヨン「取る!」タタッ ピョン

麦野「走りこんでくるサンドリヨンに高さといいスピードといい絶妙ね」

パシッ ドン!

サンドリヨン「よし」チラッ

レッサー「囲め!」

サンドリヨン(近くにフレンダ、少し離れて黒子、姫神、レッサーがこっちに、サローニャに絹旗が)

サンドリヨン(時間が無いならもう思い切って囲まれる前に!)ダムッ グイッ

滝壺「こっちに来る」

サンドリヨン「強引に・・・打つ」ダムッ ピョン

佐天「りこりんさん!止めて!!」

滝壺「まかせて!!」ピョン

サローニャ「ぶつかる!?」
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 20:16:26.01 ID:uMre7jQho
バチィッ!!!

滝壺「やった!」

バードウェイ「ちっ、弾いたか」

初春「まだです!」タタッ

黒子「初春、追いつけますわ!!」

初春「はい!」

フレンダ「くっ!」タタッ

パシッ

初春「よし、つかんだ」

麦野「先生、時間よ」

木山「そこまで、第二ピリオド終了だ」

佐天「むー、6点差かぁ・・・」

レッサー「何とかなる点差か?」

絹旗「どうですかね、とりあえず走り回ったので水がほしいです」

フレンダ「私も」

バードウェイ「だらしないやつらだな。私のように優雅に振舞えばそう汗をかくひつようはないのだぞ?」

木山「君のポジションならそうだろうな」

初春「本当は私ももっと走って皆さんに貢献できればいいんですけど・・」

サンドリヨン「気にしなくていい、私たちは初春のおかげでリードできている」

初春「え?」

黒子「そうですわ。初春がシュートを決めてくれたおかげですの、決まっていなかったらこの投げれは生まれなかったかもしれませんもの」

初春「そう言われると何か恥ずかしいですね」
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 20:29:33.97 ID:uMre7jQho
佐天「さ、これから最後の10分が始まるよ!」

絹旗「ですが・・・ちょっときつくなってきました・・・」

フレンダ「そういえば絹旗って休んでないわけよ」

滝壺「それにかなり走ってもらってる」

姫神「次は休んでいたほうがいい」

絹旗「ではお言葉に甘えさせてもらいます」

レッサー「だが3Pが狙えなくなるのは痛くないか?」

佐天「だから真ん中くらいで出て来てもらうつもり」

滝壺「みんなは疲れてない?」

フレンダ「疲れてるは疲れてるけど、走れないわけじゃないわけよ」

レッサー「そうだな、まだ行ける」

姫神「私もっと走る」

佐天「走るだけで・・・いいのかな?」

姫神「えっ?」
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 20:31:54.85 ID:uMre7jQho
麦野「絹旗の3Pはちょっと痛かったわね」

黒子「すみません、私のせいですの」

サローニャ「黒子ちゃん運動量多いんだから気にすることないよん」

麦野「そうね、チェックに行ってもらってるしドリブルで切り込んでもらってる機会も多いからスタミナが心配ね」

サンドリヨン「まだいける?」

黒子「最後までいけるかと言われるとかなりきついですわね」

初春「サローニャさんもそうですけど皆さん結構走ってますよね」

麦野「ま、それはあっちも同じことだけどね」

バードウェイ「お、どうやら向こうは結構バテているみたいだぞ」

サローニャ「どうやらこっちよりも消耗してるみたいよん」

麦野「こまめに交代したんだもの、そりゃそうよ」

初春「策士ですね」

バードウェイ「認めざるを得んな」

麦野「そういうのは勝ってからにしてほしいわね」
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 20:46:31.20 ID:uMre7jQho
佐天「姫神さん、あなたはまだその才能を全て見せていない」

姫神「私の。才能?」

絹旗「何ですか、それ?」

レッサー「気になるな」

フレンダ「それってバスケに必要なわけ?」

佐天「もちろん、バスケだけではない、あらゆる出来事において活用できる」

滝壺「ひめがみの能力?」

姫神「私の能力は使ってはいけな能力だから・・・」

佐天「いや、能力じゃないよ」

絹旗「と、いいますと?」

佐天「能力に近い才能ってやつかな」

姫神「能力に近い才能?」

フレンダ「もったいぶらずに教えてほしいわけよ」

レッサー「うんうん」

佐天「こほん、姫神さん、あなたには存在感を限りなく薄くできる能力がある!!」

姫神「えっ?」
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 20:51:57.77 ID:uMre7jQho
絹旗「いきなり何を言い出すんですか」

レッサー「ちょっとそれはあんまりだと思う」

滝壺「るいこ、そういうこと言ったらだめ」

佐天「はたしてそう言い切れるのかな?」

フレンダ「えらく自信たっぷりなわけよ」

佐天「みんな、よく思い出してほしい、始めましての時、姫神さんはどこにいた?」

滝壺「ひめがみ・・・」

レッサー「えっと・・・えっと・・・・」

佐天「映画館では誰の隣にいた?」

フレンダ「ちょ、ちょっと待って、うーーん・・・」

佐天「料理勝負の時何をどのくらい食べてた?」

絹旗「あれ?あれれ?」

姫神「・・・・・」

佐天「姫神さん、あなたも自分で気づいていたはず」

姫神「うん、私みんなと一緒にいて楽しかったけど、どこか取り残されていた気がしていた」

佐天「それは全て無意識のうちにその才能を発揮していたからなのだよ」
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 21:07:41.97 ID:uMre7jQho
佐天「バスケットというスポーツの中でみんなと協力しなければならない状況になって姫神さんにも見せ場ができるきっかけが生まれた」

佐天「そのおかげか姫神さんも強烈に自己主張を、シュートを打ったりリバウンドを取るためにジャンプしたりと大いに動き回った」

佐天「だが悲しいかな、その才能がプレーの一つ一つをどこか狂わせてしまっている」

フレンダ「そういえば、シュートが決まってないわけよ」

絹旗「がんばってはいるんですけどね」

佐天「それは全て無意識のうちに存在感を薄くしようとしてしまうためだよ」

姫神「そんな・・・私は・・・」

佐天「皆姫神さんに気づいていないわけじゃない。認識できていないわけじゃない」

滝壺「それでも私たちがひめがみが何をしていたかを覚えていないのは・・」

佐天「そう、薄くなった存在感が原因だったんだよ」

 神「私・・・いらない子・・・」

レッサー「あれ?姫神は?」

絹旗「待ってください、ここにいますって!」

レッサー「あ、ごめん」

 神「いい・・・私はどうせ・・・」佐天「ネガティブになるんじゃねえ!!」ブン

 神「あごぁっ!!」

佐天「その才能をうまくコントロールすることができればどんな武器にでもなるんだ!」

佐天「無意識のうちに存在感が薄くなるなら思いっきり意識してどんどん自己主張してしまえ!」

佐天「お前にならそれができるうううううう!!!」

姫神「はいいいいい!!!!やってやりますうううううう!!!」

滝壺「すごい、ひめがみがもえている」

絹旗「こいつぁ・・・やってくれますよ・・・」

フレンダ「姫神がいるだけで勝てそうな気がするわけよ」

レッサー「よし、それじゃあ後半の作戦を練ろう!」
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 21:19:30.85 ID:uMre7jQho
佐天「卑怯かもしれないけど姫神さんには存在感をコントロールしながらプレーしてもらいます」

姫神「わかった」

絹旗「ですが存在感を消されるとパスが出せませんよ?」

レッサー「ボールを持てば嫌でも注目するから存在感は関係なくなるだろうし」

滝壺「使いどころが難しい?」

フレンダ「結局、万能じゃないわけよ」

佐天「そう、だから姫神さんにはパスカットやシュートブロックを主にがんばってもらう」

姫神「後ろから近づくとか?」

佐天「それもあるけど向こうがロングパスを出す時ってどんな時だと思う?」

絹旗「えっと、バードウェイか初春がゴールに近いところにいる時ですか?」

佐天「その通り」

フレンダ「そっか、それじゃあ存在感を消してこっちのゴール下で待ち構えていれば」

佐天「向こうは気づかずにパスを連発」

レッサー「そこへ突如現れる姫神」

滝壺「当然向こうは混乱する」

姫神「これ・・・・私が活躍できるということ?」

佐天「ああ、お前はヒーローだ」

木山「何とも言えないところだが、まあルール違反ではないのだから認めざるをえないな」

姫神「ついに私にも活躍の場が・・・・」
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 21:31:29.26 ID:uMre7jQho
麦野「さて、向こうの足がそのうち止まってくるだろうからその時は私とサンドリヨンで全力で走るわよ」

サローニャ「私も走るよん?」

麦野「ほどほどにね」

初春「白井さんは最初は休んでいたほうがいいんじゃないですか?」

バードウェイ「一番汗かいてるしな」

麦野「じゃ、黒子時計係ね」

黒子「わかりましたわ」

サンドリヨン「それじゃあまた初春とバードウェイは相手のエリアで待機?」

麦野「まさか、初春とバードウェイにもディフェンスしてもらうわよ」

バードウェイ「私もか?」

麦野「ドリブルやシュートのコースを塞いでくれるだけでいいのよ」

サローニャ「中を固めるってこと?」

麦野「そういうことになるわね、二人は手を広げて立ってくれているだけでいいわ」

サンドリヨン「プレッシャーはどうする?」

麦野「私とサンドリヨンでかけましょう。絹旗にさえ気をつけていれば3Pは防げるはずだもの」

バードウェイ「なるほどな、こっちが6点リードしているわけだから相手は焦ってくる。そこを消耗させようという考えだな?」

麦野「あったりー」

初春「でも、この作戦有効ですよね」

サンドリヨン「勝てる」
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 21:40:56.43 ID:uMre7jQho
木山「さて、そろそろ第三ピリオドを始めるぞ?」

佐天「はーい」

麦野「じゃ、サンドリヨン、ジャンプお願いね」

サンドリヨン「任せて」

レッサー「むぎのんじゃないのかー、ちぇっ」

麦野「さっきみたいにジャンプしないならやってもいいわよ?」

レッサー「やっぱそう考えるよね」

絹旗「あれだけおいしい思いをすれば超当然です」

黒子「あら、絹旗さん得点係ですの?」

絹旗「そうです。私だけ休んでなかったってこともありますけど疲れましたので」

黒子「私もですわ。そういえばお互いよく走ってましたわね」

絹旗「そうですね、汗びっしょりです」

サローニャ「お、ラッキー、最愛ちゃんが時計係やってる」

麦野「これはもらったわね」

滝壺「くくく」

初春「おや、この不敵な笑いは」

バードウェイ「何かたくらんでいるな」

姫神「ふふ、私が。活躍・・・」
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 21:46:28.25 ID:uMre7jQho
フレンダ「姫神、期待してるわけよ」

姫神「頼られている・・・幸せ」

麦野「姫神ねえ、またロングパスかしら?」

サローニャ「そうかもしれないね」

木山「それじゃあ始めるから、一人ずつ前に」

サンドリヨン「はい」

佐天「はーい」

木山「行くぞ、それっ」ポーン

サンドリヨン「はっ!!」ピョン

佐天「とうっ!!」ピョン

バードウェイ「取れ!」

レッサー「佐天負けるな!」

バチィッ

佐天「よしっ!」

サンドリヨン「くっ!」
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 21:51:46.10 ID:uMre7jQho
フレンダ「ナイスパス!!」パシッ

サローニャ「チェックお願い」

麦野「もちろん!」

初春「私たちはゴール近くに」

バードウェイ「ま、これも作戦だな」

サンドリヨン「私も戻る」

佐天「あれ?初春とバードウェイが」

滝壺「守りを固めるつもり?」

レッサー「みたいだな、ちょっとやっかいだな」

フレンダ「あれ?ってことは」

姫神「ひょっとして、私の活躍の場は・・・」

佐天「えーっと・・・・だ、大丈夫、チャンスはかならずある!!」

 神「そんな。これはあんまり」

絹旗「姫神さーん!自分をしっかりと持ってくださーい!」

黒子「あれ?姫神さんのお姿が見えないような」キョロキョロ
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 21:59:08.35 ID:uMre7jQho
フレンダ「と、とにかくどにみち点を取らないと勝てないわけよ!」ダムダム

佐天「そう!全員で攻撃あるのみ!」

レッサー「チャンスは必ずある!そこでヒーローになれ!」

滝壺「ひめかみ、ふぁいとだよ」

姫神「皆優しい。うん、私めげない」

絹旗「早速作戦のあてがはずれましたか」

木山「何事も確実にうまくいくものということはないよ」

黒子「さあ、ここからですわね」

麦野「何を考えていたか知らないけどこのまま私たちが突き放してあげるわ」

フレンダ「そう簡単にいくと思う?」ダムダム

麦野「わからないわ。でもどのみち私たちは負けないの」

フレンダ「ふふん、後で後悔させてやるわけよ」ダムダム

レッサー「フレンダ!」 フレンダ「はい!」ヒュッ

パシッ

レッサー「さて、どんどん仕掛けるよー!!」ダムダム

佐天「もちろん!」
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 22:13:37.05 ID:uMre7jQho
フレンダ(ゴールの近くにサローニャとバードウェイと初春、麦野とサンドリヨンはボールを持つ人をチェック)

フレンダ(こっちも何人か送り込んで放り込んでみるか? そして私は)タタッ

麦野「サンドリヨン!」

サンドリヨン「うん!」バッ

レッサー「おっと、チェックが早いな」ダムダム

レッサー「佐天!」ヒュッ

佐天「よしきた!」パシッ

滝壺「中に入る?」

姫神「私が行く。滝壺さんはシュートを狙って」タタッ

滝壺「もうちょっと早くシュート打たなきゃ」

麦野「通さないわよ」バッ

佐天「むー」ダムダム

佐天「少し遠いけど!」ス

麦野「は!」バッ

佐天「フェイント!」ヒュッ

パシッ

フレンダ「よし!もらってすぐに打つ!」ダム ピョン ヒュッ

姫神(あ!もしかしたら今・・・)

サローニャ「リバウンド!」

佐天「急ぎすぎ!!」

ゴガッ!! ゴロッ!!

  「・・・・・」

麦野「誰もいないわ、余裕で取れるわ」

サローニャ「余裕ちゃん」パシッ

サローニャ「さて、どうしますかね」

バードウェイ「とりあえずサンドリヨンにパスを出してみたらどうだ」

サローニャ「そうだね」

  「隙あり」ガシッ スポッ

姫神「取れた」

サローニャ「えっ?」

初春「えっ?」

バードウェイ「えっ?」
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 22:20:37.00 ID:uMre7jQho
佐天「打って!!」

姫神「うん」ピョン ヒュッ

ドンッ! パサッ!

木山「赤チーム、2点」

黒子「何が起こりましたの?」

絹旗「え?ただ単にボールを取ってシュートを決めただけじゃないですか、いやですねー」

黒子「え?え?」

絹旗「22−26 このまま一気に追いつきますわよ」

麦野「ちょっと待て、今何が起こった?」

サンドリヨン「姫神が・・・・突然現れた?」

黒子「姫神さんはテレポーターでは無いはずですが・・」

木山「そう、彼女は空間移動系の能力者ではないよ」

サローニャ「何で?どういうこと?」

474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 22:24:19.89 ID:uMre7jQho
フレンダ「何を言い出すのかしらー?」

佐天「姫神さんはボールを奪ってシュートを決めただけですよー?」

レッサー「いちゃんもんをつけるつもりかなー?」

滝壺「だいじょうぶ、これはひめがみの能力じゃない」

麦野「滝壺、これはどういうこと?」

滝壺「これはひめがみの才能」

麦野「才能?」

滝壺「うん、じつ」佐天「そう!実は姫神さんは超スピードで動くことができるだけなんですよ!!身体能力でーす!」

麦野「おい」

佐天「なあに、むぎのん」ニコニコ

麦野「・・・・」

滝壺「えっと、ちょうすぴーど」

レッサー「そう、身体能力の超スピード」

フレンダ「姫神すごいなーってわけよ」
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 22:34:45.27 ID:uMre7jQho
姫神「私が・・・決めた・・・・」ジーン

絹旗「ナイスシュートです姫神さん!」

バードウェイ「納得いかん」

初春「フレンダにボールが渡るまで確かにいたと思いますけど」

サローニャ「ジャンプする時はいなかったのに、キャッチしてから突然現れたような・・・」

麦野「釈然としないけど今考えていてもしょうがないわ。試合を続けましょう」

サンドリヨン「反則?」

麦野「反則だったら先生が試合止めてるでしょ。試合を止めないということはそうじゃないってことよ」

佐天「よし、混乱している」

フレンダ「ちょっぴり罪悪感」

レッサー「でも才能だしなあ・・」

滝壺「やりすぎないようにしよう」
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 22:43:10.81 ID:uMre7jQho
と、いったところで今日のすくい投げ?はここまで

ついにおかしな才能を発揮した姫神、その影響で姫神の名前とか顔とかが思い出せない人がいてもおかしいことではありません

割とガチでバスケしかしてなかったこの流れに一石を投じてしまった姫神、さあどうなる!

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げ?が炸裂するといいですね
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/01(木) 22:47:19.30 ID:uMre7jQho
ID:wscZO/Hj0「フレンダの愛用って中に爆弾が…」 佐天「よく気づいたな!!」ブン

ID:wscZO/Hj0「ぐぇっ!!」

佐天「危うく木っ端微塵になるところだったな!!お前は運がいい!!」

ID:XfrNSBhSO「まさか、わざわざ俺の家に来てくれると?」 佐天「アックアがな!!」ブン

ID:XfrNSBhSO「ごぁっ!!」

佐天「よくわからんが見所があると言っていたぞ!たっぷりと鍛えてもらうんだな!!」
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/01(木) 22:48:43.42 ID:xJ8wIhmu0
あってたのに投げられた……

ご褒美です
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/02(金) 01:10:15.49 ID:1bKur/xSO
投げていただきあざーす
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/02(金) 13:03:12.53 ID:UcCp5Put0
佐天さんに投げられるとかご褒美だな(いろんな意味で)
つーか佐天さんってあれで去年までランドセル背負ってたのか…
俺もロリコンなのか…?
とにかく乙
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 18:24:24.49 ID:rd1qH98Lo
ID:UcCp5Put0「つーか佐天さんってあれで去年までランドセル背負ってたのか…」 佐天「その通りだ!!」ブン

ID:UcCp5Put0「ごぁっ!!」

佐天「ぴっちぴちの中学一年生じゃあああああ!!!」

ID:xJ8wIhmu0「ご褒美です」 佐天「ド変態!!!」ブン

ID:xJ8wIhmu0「ぶふっ!!」

ID:1bKur/xSO「投げていただきあざーす」 佐天「てめえもか!!!」ブン

ID:1bKur/xSO「ぴぎゃっ!!」

佐天「その歪んだ性癖をなんとかしろおおおおお!!!!」
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/02(金) 18:26:08.94 ID:Zr+iV4YW0
佐天さんが好きなだけです
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/11/02(金) 18:33:21.83 ID:UyGIf9Yyo
るいこたんハァハァ
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 18:36:11.00 ID:rd1qH98Lo
麦野「まだ逆転されたわけじゃないわ。落ち着いていきましょう」

サローニャ「でもどうやって対処すればいいの?」

サンドリヨン「いきなり現れるとどうしょうもない」

初春「常に姫神さんを探し続けていてはこちらも動きようがありませんし」

バードウェイ「混乱するなというほうが無理というものだ」

黒子「絹旗さん、教えていただけます?」

絹旗「はて、何も特別なことはございませんわよ?」

黒子「それ、私の真似ですの?」

絹旗「超きのせいですわ、私元からこういうしゃべり方ですの」

黒子「むー」

木山「こらこら、そういうのは馬鹿にしているのと紙一重だ、やめたまえ」

絹旗「あ、そうですね。ごめんなさい黒子」ペコ

黒子「ま、まあいいですけど・・・その、姫神さんのことですが」

絹旗「うーん、なんていうか、よーく見てればわかりますよ」

黒子「そうですの?」

木山「消えていなくなるわけじゃないよ。本当に良く見ていればわかることだ」
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 18:52:52.53 ID:rd1qH98Lo
麦野「大丈夫よ。まだ逆転されたわけじゃないもの、ここから少しずつ化けの皮を剥がしていくわ」

サローニャ「どうやるの?」

麦野「一回やられただけじゃ何ともいえないわ。とりあえず普通にプレーしてみましょう」

初春「私とバードウェイさんはどうすればいいですか?」

麦野「さっき話した通りよ。二人はこっちのゴールを固めてなさい」

バードウェイ「ま、今のところそれしかないか」

麦野「ボールごと消えて気がついたら失点してたってわけじゃないわ、とりあえず今わかっていることはそれだけよ」

サンドリヨン「ボールごと消えることはできないってこと?」

麦野「多分ね、時間を使いながら少し様子を見ましょう」

初春「逆転される前に対策を取れれば・・・ですね」

バードウェイ「まったく、厄介なやつだ」
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 19:19:02.14 ID:rd1qH98Lo
姫神「私、活躍してる・・・」ジーン

フレンダ「感動している」

滝壺「よっぽど嬉しいんだね」

レッサー「そういえば今まで姫神の顔ちゃんと見たことなかったわ」

佐天「こらこら、そういうことは口に出して言わない」

姫神「みんな、私がんばる」

フレンダ「期待してるわけよ」

滝壺「ひめがみならできる」

レッサー「そうね、なんたって秘密兵器だもの」

姫神「幸せ・・・」

佐天「ほらほら、向こうが来るから次はディフェンスをしっかり、ね?」

姫神「うん」
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 19:23:05.02 ID:rd1qH98Lo
麦野「じゃ、行くわよ」ヒュッ

サローニャ「うん」パシッ ダムダム

サンドリヨン「点と取り続ければ負けることはない」

麦野「その通りよサンドリヨン」

サローニャ「そうだね、ガンガン取ってやるよん!」ダムダム

初春「負けられませんね・・・」

バードウェイ「ああ、あんなことをされると益々な」

黒子「姫神さんを、しっかりと見させてもらいますわ」

木山「そうしたまえ」

絹旗「ふふふ、見失わないとといいですけどね」
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 19:38:15.41 ID:rd1qH98Lo
麦野(全員ディフェンス、ゴール下には佐天と滝壺と姫神)

レッサー「当然むぎのんのマークは私」

麦野「やっぱりか」

フレンダ「3P打たせないでよ?」

レッサー「もちろんだ」

サローニャ「攻め急ぐ必要はないけど・・・」ダムダム

サンドリヨン「点は取らせてもらう」

佐天「できるかなー?」

サンドリヨン「やってみせる」

サローニャ「さて、私にはフレンダちゃんがチェックか」

フレンダ「初春とバードウェイはどうしたの?」

サローニャ「リードしてるんだもん、私たちに見せ場を作るため下がっててもらってるのよん」ダムダム

フレンダ「ふふん、この守りの中どうやって見せ場を作るわけ?」

サローニャ「こうやるのよん!」ヒュッ

ダンッ

サンドリヨン「取る!」タタッ パシッ

佐天「誰もいないところに走りこんでパスを受けた!?」

フレンダ「そんな!」サローニャ「まだまだ!!」タタッ

姫神「パスを出してから走りだす。何が目的?」

佐天「この」タタッ

サンドリヨン(よし、ついてきてる)ダムダム

サローニャ「今!」 サンドリヨン「はいっ!!」ヒュッ

佐天「バックハンドパス!?」 麦野「でかした!!」タタッ

レッサー「わっ!この!」タタッ

滝壺「まずい、見事にかく乱されている」

サローニャ「いただきちゃん!!」パシッ ピョン ヒュッ

フレンダ「リバウンドお願い!!」

滝壺「もちろん」

姫神「取る」
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 19:42:54.55 ID:rd1qH98Lo
ゴガッ!! ポロッ

佐天「よし!外れた!!」

姫神「取れる!」ピョン

レッサー「むぎのんが行ってる!!」

滝壺「え?」

ダダッ ピョン

麦野「入れ!!」ポン

ドンッ!! パサッ

木山「白チーム、2点」

黒子「まあ!すごいですわ!」

絹旗「シュートがこぼれたところを走りこんでジャンプ、腕の力で上に放り投げて決めるとか・・・」

黒子「ええ、今日一番のスーパープレーですわ!」

絹旗「22−28 麦野超反則です・・・」
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 20:08:49.17 ID:rd1qH98Lo
佐天「何今の・・・」

滝壺「むぎのがじゃんぷして押し込んだ」

フレンダ「あれできる人いる?」

姫神「無理」

レッサー「さすがむぎのん、これがせくしぃの秘訣か」

絹旗「いや、そういうもんですか?」

木山「呆けてないで試合を続けたまえ」

佐天「そうだ、まだまだ試合は続くんだ」

フレンダ「このままだとやられっぱなしになるわけよ」

滝壺「それは悔しい」

レッサー「よし、それじゃあ行くぞ」

姫神「また決めてみせる」
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 20:14:32.23 ID:rd1qH98Lo
佐天「行くよ!」ヒュッ

レッサー「泣いて悔しがるむぎのんを慰めるのはこの私だ!」パシッ ダムダム

麦野「誰が泣くか!」

フレンダ「姫神、頼むわけよ」

姫神「私の出番、ここでもう一度活躍」

サローニャ「正直さっきのスーパープレーで姫神ちゃんのシュートが薄れちゃった感あるよね」

サンドリヨン「うん」

姫神「そんな・・・」

滝壺「大丈夫、私は活躍しようとがんばるひめがみを応援している」

初春「姫神さんは要注意です」

バードウェイ「どこからくるかわからんからな」
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 20:25:40.68 ID:rd1qH98Lo
レッサー「ディフェンスはさっきと同じか」ダムダム

サンドリヨン「そう、私とむぎのんでボールを持つ人をチェックする」

レッサー「ならむぎのんに私のチェックをお願いしたいんだけどね」

サンドリヨン「それは無理というもの」

レッサー「私をくまなくチェックしてもらった後には私がむぎのんをくまなくチェック」

サンドリヨン「おいやめろ」

サローニャ「こら色魔!不吉なこというな!試合をぶち壊しにするつもりか!?」

レッサー「安心して、そんなことをするつもりは無いよ」ヒュッ

フレンダ「そんなことしたら団結どころじゃなくなるわけよ」パシッ ダムダム

佐天「姫神さん、また中に」

姫神「うん」

フレンダ「さて、私は・・・・」チラ

麦野「行かせないし打たせないわよ?」

フレンダ「ま、当然麦野はこっちに来るわけよね」

麦野「レッサーに近づきたくないもの、当然でしょ?」

フレンダ「そうね、佐天!」ヒュッ

佐天「よし、このまま!」ダムダム

サローニャ「来る!?」
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 20:38:55.28 ID:rd1qH98Lo
姫神「中に入った。これで・・・」

初春「バードウェイさん!」

バードウェイ「ああ、わかっている」

バードウェイ(どんな能力か見せてもらおう)

黒子「ここまでは先ほどと同じですわね・・・」

 神「さっきみたいに・・」

佐天「よし、リバウンド狙える」ダムダム 麦野「いただきっ!」バッ

佐天「おっと!」ヒョイ サローニャ「そこっ!」

佐天「わわっ!りこりんさん!」ヒュッ 麦野「サローニャ、リバウンド!」

サローニャ「もち!」タタッ

滝壺「よっと」パシ

滝壺「決める」ジッ 麦野「させないわ!」タタッ

  「・・・・」

黒子「あら、姫神さんが・・・・何ですのこの違和感」

木山「これが彼女の才能だ」

絹旗「最後まで秘密にしておきたかったんですけどねー」

木山「そうもいかないだろう、逆に目立つものだ、すぐにこうなるさ」

初春「あれ?姫神さんは?」

バードウェイ「おかしいぞ、そこにいたはずだ」

黒子「あれ?初春とバードウェイさんが姫神さんを見失ってますの」

佐天「よしよし、これでまたさっきみたいな展開になる」
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 20:42:52.54 ID:rd1qH98Lo
滝壺「むぎのが目の前に、これではしゅーとは無理」ヒュッ

麦野「チッ」

フレンダ「よし!」パシッ

佐天「フレンダ!すぐに打って!!」

フレンダ「もち・・ろんっ!!」ヒュッ

サンドリヨン「サローニャ、リバウンド!!」

サローニャ「はいよ!!」

ドンッ!! ゴガッ!!

フレンダ「外れた!」

レッサー「落ちるぞ!」

麦野「サローニャ!きっと近くに姫神がいるわ!」

  「・・・・」

サローニャ「なら」ピョン

ガシッ

サローニャ「すぐにパスを出せば!!」ドン

ガシッ スポッ

姫神「ふふ」

初春「また!」

バードウェイ「着地を狙っていた!?」
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 20:56:05.77 ID:rd1qH98Lo
姫神「私の見せ場」ピョン ヒュッ

ドンッ! パサッ!

木山「赤チーム、2点」

黒子「なるほど、少しわかりましたわ」

絹旗「えー、ちゃんと見ちゃったんですか?」

黒子「もちろん、このままでは一方的にやられてしまいますもの」

絹旗「24−28 せめてあと1ゴール詰めてほしいんですけどねー」

初春「またですか?」

バードウェイ「くそっ!イライラする!」

麦野「うん、ちょっとわかりかけてきたわ」

サローニャ「で、どういうこと?」

麦野「それは後で教えるわ、今は・・・速攻」ボソ

サローニャ「オッケー」チラ

サンドリヨン「走る」コク
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 21:08:58.99 ID:rd1qH98Lo
姫神「やった。私のゴール」ジーン

佐天「さすが、私の期待通りだね」

フレンダ「姫神がいれば心強いわけよ」

レッサー「このチームの柱だな」

姫神「ありがとう。みんな」グスッ

滝壺「泣かないで、まだ試合は終わってないんだよ?」ナデナデ

タタタタッ

滝壺「あれ?」

サローニャ「お間抜けちゃん!!」ブン

ビュウン

麦野「ナイスロングパス!!」バチッ

サンドリヨン「私はゴールの下に!!」

佐天「やっばああああ!!!!」

サローニャ「油断したら元も子もないでしょ!」

レッサー「またこんな展開かあああ!!」
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 21:11:52.93 ID:rd1qH98Lo
佐天「ルパン三世を見るから離席します!」

初春「おもしろくなさそうだったらすぐに再開します」

麦野「おもしろくないにしゃけ弁一つ」

バードウェイ「そろそろ終わらせてやればいいものを」

木山「そう言うな、やめるにやめられんのだろう」
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/02(金) 21:23:09.98 ID:UcCp5Put0
佐天さんはかわいいですねアハハ…
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 21:53:46.26 ID:rd1qH98Lo
絹旗「だぁー、超つまんねー」

滝壺「るぱんにこだわるからこういうことになる」

フレンダ「結局、引き際が大事ってわけよ」



ID:Zr+iV4YW0「佐天さんが好きなだけです」 佐天「ファンだと!!」ブン

ID:Zr+iV4YW0「ぶへぁっ!

佐天「ファンクラブを設立してろ!あたしは見向きもしないがな!」


ID:UyGIf9Yyo「るいこたんハァハァ」 佐天「落ち着け!!」ブン

ID:UyGIf9Yyo「ぶごぁっ!!」

佐天「落ち着いて素数を数えろおおおおお!!」


ID:UcCp5Put0「佐天さんはかわいいですねアハハ… 」 佐天「かわいいだと!?」ブン

ID:UcCp5Put0「ぉぐぉっ!!」

佐天「わいわかわいいのか!!??」

ID:UyGIf9Yyo「ああ、お前は再考だぜマチャ彦」 佐天「マサルさん!!」ブン

ID:UyGIf9Yyo「ぶぶぁっ!!」

佐天「一人でエリーゼのゆううつでもしてろおおおおお!!!!」
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 22:13:46.81 ID:rd1qH98Lo
絹旗「3Pだけは阻止です!」

フレンダ「もちろん!」

麦野「そこまで欲張りじゃないわ!」ダムダム

レッサー「お願い、欲張って!!むぎのんのシュートをブロックしながらこう、ラッキースケベみたいな!!」ダムダム

麦野「妄想の中にしなさい!サンドリヨン!!」ヒュッ

サンドリヨン「任せて!!」パシッ

佐天「だあああ!!打たれるううう!!」

サンドリヨン「落ち着いて・・・」グッ ピョン

ドンッ! パサッ!

木山「白チーム、2点」

黒子「さすがですわね、落ち着いて取り戻しましたわ」

絹旗「もう、このペースじゃ追いつけないじゃないですか」

黒子「まだ一分だというのにいい展開ですわね」

絹旗「24−30 超何とかしなきゃいかないのにぃ・・・」
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/02(金) 22:15:16.55 ID:1bKur/xSO
絹旗ちゅわんの3P発言に、ボカァ、ボカァ………うっ
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/02(金) 22:23:17.40 ID:UcCp5Put0
佐天さんにすくい投げされんの2回目じゃねぇーか
よく耐えた、俺…。
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 22:26:29.57 ID:rd1qH98Lo
姫神「あれ?私の活躍」

絹旗「見事に帳消しにされてますね」

佐天「何がいけないんだろうね」

フレンダ「油断するのがいけないわけよ」

滝壺「わかっちゃいるけどやめられねえ」

レッサー「いや、そんなこと言ってたらいつまでたっても追いつけないでしょ」

佐天「さっきはむぎのんのスーパープレーだからしょうがないけど今のは油断した結果が招いた失点」

フレンダ「ただでさえ負けてるのに浮かれすぎなわけよ」

姫神「主に私が原因。申し訳ないと思う」

滝壺「みんなが気をつければいいだけ、ひめがみは悪くない」

レッサー「ま、この調子でしっかりと失点を防げば追いつけるんだから引き締めて行こうよ」

絹旗「いやー、そうも行かないみたいですよ?」

佐天「ん?」
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/02(金) 22:27:51.34 ID:1bKur/xSO
俺「え、なんかようすか」
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 22:48:38.51 ID:rd1qH98Lo
黒子「みなさん、さっき姫神さんを見失いましわたね?」

サローニャ「うん」

サンドリヨン「突然現れた」

初春「何がなんだかさっぱりです」

バードウェイ「黒子は何かわかったのか?」

黒子「あの、何と言うか、姫神さんは一歩も動いていないのに私姫神さんを見失いそうになりましたの」

麦野「見失う?」

黒子「ええ、まるで景色と一体化するというか、なんとうか、いるはずなのにいないのと同じであるかのような」

サローニャ「何それ」

サンドリヨン「そんなことが・・・まさか・・・」

バードウェイ「いや、それで納得がいった」

初春「どういうことですか?」

バードウェイ「認識できないことはないが注意しなければ気がつかない、つまり気配を限りなく0にすることができる。そういったところだろう」

黒子「そんなところですわね、見ていた限りだと」

サンドリヨン「ボールはみんな見ているから姫神がボールを持った時に突然現れたように思えるのはそのせい?」

バードウェイ「だろうな」

初春「タネはわかりましたがどうやって対策をとりますか?」

麦野「そうね、初春、姫神の体にずっと触ってなさい」

初春「体を、ですか?」

麦野「そう、ディフェンスの時だけでいいわ、姫神がこっちに近づいてきたらチェックに行きなさい」

バードウェイ「それだけだと振り切られないか?」

麦野「外から黒子にも見てもらうわ。私たちが見失ったらどこにいるか黒子に教えてもらえばいいわ」

サンドリヨン「それは名案」

サローニャ「よーし、これでばっちりよん」

黒子「向こうの思うとおりにはさせませんわ」
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 22:58:37.52 ID:rd1qH98Lo
佐天「いやー、あんだけ自信たっぷりってことはひょっとして気づいた?」

フレンダ「まだわからないわけよ」

レッサー「ま、わかっていても対策の取りようがないでしょ」

姫神「私が活躍する。この流れは崩させない」

滝壺「ひめがみがもえている」

絹旗「それじゃあ、何とかおいついてくださいね」

佐天「おまかせあれ!」ヒュッ

レッサー「よ」パシッ

レッサー「いいこと思いついた。姫神、ロングパス送るから誰もいないところにいて」

姫神「わかった」タタッ

レッサー「見えないところに放り投げたらパスミスだと思うじゃない?それを狙う作戦で行く」ダムダム

佐天「これは期待できそうだね」

フレンダ「向こうの自信を打ち砕いてあげるわけよ」

木山「そううまく行くといいがな」
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 23:00:20.28 ID:rd1qH98Lo
と、いったところで今日のすくい投げ?はここまで

色々あって終わらなかったよ!残念だけどしょうがない

ルパンのせいにしておけば丸く収まるかもしれないからそういうことで

それでは早ければ来週、佐天さんのすくい投げ?が炸裂するといいですね
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/02(金) 23:04:11.82 ID:rd1qH98Lo
ID:1bKur/xSO「絹旗ちゅわんの3P発言に、ボカァ、ボカァ………うっ」 佐天「腹痛か!!」ブン

ID:1bKur/xSO「ぼにょっ!!」

佐天「3Pとはスリーパイナップル!つまり手榴弾だ!」

佐天「フレンダカモン!!」 フレンダ「はいはい!」シュタッ

佐天「ID:1bKur/xSOの自宅にパイナップルを放り込んでやりな!」

フレンダ「合点承知!!」



ID:1bKur/xSO「え、なんかようすか」 佐天「呼んでねえ!!」ブン

ID:1bKur/xSO「え゛う゛っ!!」

佐天「自意識過剰は身を滅ぼす!!自重しろおおおおお!!!」
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/02(金) 23:08:37.87 ID:UcCp5Put0
さてんさん…
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/11/02(金) 23:13:54.80 ID:UyGIf9Yyo
2回投げてもらったハァハァ
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/03(土) 01:22:34.70 ID:GtZD76VSO
タフさに定評がある俺は懲りずにむぎのんのジャンピング中おっぱいを見つめつつ妄想しまくるべハァハァ
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/03(土) 02:37:43.35 ID:+MmGiV0S0
さてんさんはかわいい
異論は許さん
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/03(土) 07:16:12.68 ID:/Eya3gB90
佐天さん愛してる
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/07(水) 19:21:17.95 ID:tkMajnBpo
ID:UcCp5Put0「さてんさん… 」 佐天「は・あ・い」ブン

ID:UcCp5Put0「ぷぐぉっ!!」

佐天「もっとポジティブになろうぜ!!」

ID:UyGIf9Yyo「2回投げてもらったハァハァ 」 佐天「手間取らせるんじゃねえ!」ブン

ID:UyGIf9Yyo「っえ゛う゛っ!!」

佐天「いでよレッサー!!」 レッサー「お呼びかい!」シュタッ

佐天「こいつに鞭を浴びせてやりな!!」

レッサー「心得た!!」

ID:GtZD76VSO「タフさに定評がある俺は懲りずにむぎのんのジャンピング中おっぱいを見つめつつ妄想しまくるべハァハァ」 佐天「やめろ!」ブン

ID:GtZD76VSO「ん゛がぁっ!!」

佐天「むぎのんがお怒りになるだろうが!責任取れるのかてめえはあああ!!」

ID:+MmGiV0S0「さてんさんはかわいい 異論は許さん」 佐天「最愛ちゃんのほうがかわいい!!」ブン

ID:+MmGiV0S0「ぎあっ!!」

佐天「貴様には髪の毛が抜け落ちる呪いをかけた!ハゲになりたくなかったら 最愛ちゃんまじさいあい って書き込むんだな!!」

ID:/Eya3gB90「佐天さん愛してる 」 佐天「ストーカー!!」ブン

ID:/Eya3gB90「ぶぐぅっ!!」

佐天「中学生を何と心得る!!恥を知れい!!」
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/07(水) 19:53:12.87 ID:tkMajnBpo
佐天「それじゃ、姫神さん、今度もお願いね」

姫神「私がゴールの下にいるからどんどんシュートを打って」

フレンダ「多少無茶でも打つだけの価値はあるわけよ」

絹旗「あっちのエリアからスタートする際にはパスカットも狙えますしね」

木山「やれやれ、すっかり作戦の要になってしまったようだな」

滝壺「これが才能、恐るべし」

レッサー「大きな武器なわけよ」

姫神「私の活躍でチームが逆転勝利。ふふ、最高」
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/07(水) 20:01:50.69 ID:tkMajnBpo
佐天「じゃ、いっくよー!」ヒュッ

フレンダ「はい」パシッ

姫神「私は向こうへ」タタッ

サンドリヨン「姫神が来た」

バードウェイ「初春」

初春「はい」タタッ

フレンダ「さーて、さっさと追いつくわけよ」ダムダム

サローニャ「そうはさせないよん」

姫神「あれ?」

初春「マンツーマンマークです」ペタペタ

姫神「私にはそういう趣味はない。肩に手を置くのもセクハラ」

初春「ば、バスケットで手が体の一部に触れることはよくあることです。反則ではありません」

木山「つかんだりするのはファウルだ、気をつけたまえ」

佐天「よし、あたしはサイドに」タタッ

レッサー「私は反対側」タタッ

滝壺「私はふれんだの近くにいる」

フレンダ「むー、姫神が初春といちゃついてるし・・・」ダムダム

麦野「佐天オッケー」

サンドリヨン「私はゴール下」

バードウェイ「私もだ」

フレンダ「ってなるとレッサーにパスなわけよ」ヒュッ

レッサー「よし」パシッ

姫神「ふりきらなきゃ」タタッ

初春「おっと、行かせません!」タタッ

レッサー「姫神がマークを振り切ろうとしているか・・・おかげで作戦が台無しじゃないか・・・」
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/07(水) 20:16:28.69 ID:tkMajnBpo
レッサー「でもこれはこれで目の前にはサンドリヨンのみ!」ダムダム

サローニャ(切り込むと見せかけてフレンダちゃんと滝壺ちゃんにパスもある、その時は私がカットする!)

サンドリヨン「止める」

レッサー「フレンダ!」クイ

フレンダ「はい!」 サローニャ「おっと」

サンドリヨン「こっちに来る!」

レッサー「ちっ、なら強引に行く!!」ピョン ヒュッ

サンドリヨン「くっ!!」ピョン

バチッ

レッサー「だーっ!!」

麦野「ナイスよサンドリヨン!」

絹旗「むー、初心者ですからシュートコースがわかりやすいのはわかりますがここまでですか・・・」

黒子「こういうところは練習でテクニックを磨きたいところですわね」

木山「そうだな、一つ一つのプレーのスピードもこれからといったところだな」

パシッ

バードウェイ「よし、拾った!」

フレンダ「この!よこせ!」タタッ

サローニャ「バードウェイちゃん!」 バードウェイ「わかっている」ヒュッ

サローニャ「よし」レッサー「いただきっ!!」バチッ

麦野「こら!密集状態でうかつなことしない!」

レッサー「ここは・・・滝壺!!」ポーン

パシッ

サローニャ「まずっ!」

滝壺「決め手みせる」グッ ヒュッ
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/07(水) 20:26:49.50 ID:tkMajnBpo
サンドリヨン「間に合え!!」ダッ ピョン

スカッ

サローニャ「軌道が高い!!」

ドンッ!! パサッ!!

木山「赤チーム、2点」

黒子「む、せっかく止めましたのに・・・」

絹旗「26−30 いいですよ、ひとつずつです」

姫神「しつこい。まだいる」ハァハァ

初春「に、にがし・・・ません・・・」ハァハァ

佐天「まさかこんな方法でくるなんて・・・」

麦野(よし、よくわからないけど姫神は抑えられている・・今なら!!)

タタッ

レッサー「あ!まず!」

麦野「パアアアアアアス!!!!!」

黒子「ロングパスのチャンスですわ!早くむぎのんさんに!!」

絹旗「だあああ!!!フリーにさせないでくださあああい!!」
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/07(水) 20:42:10.24 ID:tkMajnBpo
サローニャ「とおおう!!」ブン

ビュウン!!

レッサー「そう何度も!!」タタッ

フレンダ「させないわけよ!!」タタッ

佐天「ここで離されたら元も子もないっての!!」タタッ

サンドリヨン「これは追いつかれる、フォローに」タタッ

麦野「ほっ!!」ガシッ  黒子「ナイスキャッチですわ!」

絹旗「打たせたらだめです!!」

麦野「すぐ後ろまで来てるか・・」

レッサー「追いついた!!」キキッ

フレンダ「これ以上は離させないわけよ!!」キキッ

佐天「よし、あたしはゴール下!!」タタッ

麦野「さーて、どうするか・・・」ダムダム サンドリヨン「むぎのん!」タタッ

サローニャ「後ろにもいるよん!」

麦野「なら・・ここは・・・」
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/07(水) 20:43:11.63 ID:pdaL6j8SO
俺「ヘイ!俺にパスするんだ!ヘイ!」
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/07(水) 20:47:47.03 ID:tkMajnBpo
麦野「サローニャ!!」クル

サローニャ「よし来た!」

レッサー「どっち?」

フレンダ「どっちでも止める!」

麦野「甘いわ」ビュンッ

レッサー フレンダ「「へっ!?」」

ビュッ パシッ

サンドリヨン「ナイスパス!」

絹旗「サンドリヨンが走りこんだ位置を予想して後ろにパスを出すなんて・・・」

佐天「だがあたしが止めれば同じこと!!」バッ

サンドリヨン「サローニャ」ポン サローニャ「ありがとちゃん!!」ガシッ

佐天「うそっ!!」

木山「走り続けたサローニャに手渡しか、上手いな」

サローニャ「このまま!!」ダム ピョン

絹旗「はずれろおおおおお!!!!!」

ドンッ!! パサッ!!
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/07(水) 20:52:00.48 ID:tkMajnBpo
木山「白チーム、2点」

黒子「さすがですわ!10秒かからずに一本返しましたの!」

絹旗「26−32 なんでこんなに簡単に・・・もぅ!」

佐天「やられたらやりかえすぞ!!」

フレンダ レッサー「「おお!!」」

滝壺「るいこ!私残ってる」フリフリ

佐天「よーし」 サローニャ「させないよん!」バッ

佐天「くっ!邪魔!!」 サンドリヨン「私も」バッ

滝壺「あれじゃあパスが出せない」

フレンダ「もらいにいかないと」タタッ

レッサー「くそ!見事につぶされた」

姫神「は、走り回るだけ・・・無駄。疲れる」ゼェゼェ

初春「そ、そうかもしれませんが・・・マーク・・・ですから・・・」ゼェゼェ

バードウェイ「二人とも無駄に消耗しおって」
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/07(水) 21:12:46.01 ID:tkMajnBpo
佐天「くっ、出せない・・・」

サローニャ「ふふん、どうよこれ」

サンドリヨン「カットしてみせる」

レッサー「ラインから離れろ!」

佐天「あ、そっか!」

麦野「ちぇっ、カットできればもうけだったんだけどな」

レッサー「そんなことさせたらまた決められるじゃない」

フレンダ「そうなると勝ち目薄いわけよ」

佐天「ほいっ!!」ヒュッ フレンダ「はい」パシッ

サンドリヨン「プレッシャーをかけながら」

サローニャ「下がる!」

佐天「あたしはあがるけどね!」タタッ

麦野(3対3、上手くカットできればもうけか)

フレンダ「ここは自分で!」ダムダム
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/07(水) 21:20:37.42 ID:tkMajnBpo
サンドリヨン「行かせない」キュッ

フレンダ「くっそ・・・疲れてきたわけよ・・・」ダムダム

木山「普段使っていない筋肉を使うんだ、そうなるさ」

麦野「よし、動きが鈍ってきたわね」

姫神「消耗。させられた」ゼェゼェ

初春「逃がしません」ゼェゼェ

滝壺「ひめがみがつかれきっている」

佐天「してやられたか」

レッサー「作戦を練り直す必要がありそうね」

サローニャ「これでますます有利ちゃん」

佐天「もらいにいかないと・・フレンダ」タタッ

フレンダ「はい!」 サンドリヨン「こっち!」バッ

ダムッ

サンドリヨン「フェイント!?」

フレンダ「芝居ってわけよ!!」ダムダム
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/07(水) 21:28:58.39 ID:tkMajnBpo
麦野「甘いわ!」キュッ

フレンダ「くっ!」キョロキョロ

フレンダ(前に麦野、後ろに佐天とサンドリヨン、ゴールに近いところにレッサーとサローニャ)

フレンダ(ゴールの下には疲れた姫神と初春、それにバードウェイ)

滝壺(ふれんだ、こっち) フレンダ(よし!フリー!)

フレンダ「滝壺!」ヒュッ

滝壺「む」パシッ サンドリヨン「私が当たる!」タタッ

滝壺「なら、るいこ」ヒュッ

佐天「はいよ!」パシッ

麦野「打たせないわ」バッ

佐天「え?もう?」

麦野「狭いところでパスまわしてもそういうもんよ」

佐天「あ・・・」

絹旗「判断が鈍ってきてますね、これはまずいです」
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/07(水) 21:41:21.53 ID:tkMajnBpo
佐天「だが、それだけ味方も近くにいるということ!」

佐天(あたしとりこりんさんとレッサーにマークがいる、なら・・・)

佐天「フレンダ!」ヒュッ

フレンダ「何とか前に!」パシッ ダムダム

姫神「あ。私・・・活躍してない」ゼェゼェ

初春「私は影の功労者です」ゼェゼェ

サンドリヨン「間違ってはいないな」

レッサー「よしフレンダ!私がフォローする!」

サローニャ「させないよん」

フレンダ「レッサー、そこで立ってて!」ダムダム

レッサー「お、これは・・・」

麦野「さっき私がやったやつか!?」

フレンダ「その通り!レッサーとパス交換をすると見せかけて」ダムダム

サローニャ(渡す?そのまま?それともパス?とりあえず・・・)

フレンダ「そのまま追い抜く!!」ダムダム

レッサー「そして私はゴールに近いところへ!」タタッ

フレンダ「このまま!」ダムダム サローニャ「行かせないよん!」バッ

フレンダ「え?何で?」ダムダム

サローニャ「とりあえずシュートさえ打たれなければいいのよん!だから私は少し後ろに下がっただけ」

黒子「あれなら二人のうちどちらがボールを持っても対処できますわね」

木山「考えたな」

フレンダ「でもこれでレッサーがフリー!!」ヒュッ

レッサー「もちろん!」パシッ
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/07(水) 21:48:36.52 ID:tkMajnBpo
麦野「まず、ゴール近くに初春とバードウェイだけ!」タタッ

レッサー(ちっ、このままシューとはサローニャがカット、ドリブルで近づいていたらむぎのんが来る・・なら・・)ダムダム

麦野「ドリブルからシュート!?させない!」タタッ

佐天「よし!このまま」タタッ サンドリヨン「む、ゴールのほうへ!?」

レッサー(佐天もこっちに来た、ならここは)ダムダム

レッサー「むぎのおおおん!!急ターン!!」ダムダム キュッ

麦野「なっ!直角に曲がる!?そっち逆方向・・」

レッサー「いいの!ほい」佐天「ありがと!!」パシッ ピョン

佐天「入れ!!」ヒュッ

ドンッ!! パサッ!!

木山「赤チーム、2点」

黒子「ゴールからあえて遠ざかって手渡し、そこに走りこんで受け取ってジャンプシュート・・・やりますわね」

絹旗「28−32 縮まるようで縮まりません・・・超もどかしいです」
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/07(水) 21:53:04.29 ID:tkMajnBpo
と、いったところで今日のすくい投げ?はここまで

明日はこの試合終れるといいなあ、さて、秘密兵器の姫神さんが空気になっていますが彼女はこのまま終わってしまうのか?

それともみんなが褒め称える活躍をしてくれるのか?

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げ?が炸裂するといいですね
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/07(水) 21:55:17.74 ID:tkMajnBpo
ID:pdaL6j8SO「ヘイ!俺にパスするんだ!ヘイ!」 佐天「不法侵入!!」ブン

ID:pdaL6j8SO「ぼぶぉっ!」

佐天「試合中に乱入とかされたら一気に冷めてしまうだろうがあああ!!」

佐天「プロレスですらうまくやらないとしらけるんだぞ!貴様はおとなしくおでんの汁でご飯でも食べてろおおおお!!」
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/07(水) 22:09:13.04 ID:pdaL6j8SO
乙。うう、相変わらずキレがある投げだっぜ……
はいはい、どォーせ両チーム接戦になって最後何秒かくらいになった時に姫神さンがシュート決めて美味しいとこを持ってくンだろ?ネタは割れてンだよォ!
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/11/07(水) 22:25:22.62 ID:xdwfaWDdo
想像以上にバスケ編長くてワロタ
まさかバスケ編で終わりって事は無いよね?
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 19:10:41.63 ID:9cp6JjMYo
ID:pdaL6j8SO「乙。うう、相変わらずキレがある投げだっぜ…… 」

ID:pdaL6j8SO「はいはい、どォーせ両チーム接戦になって最後何秒かくらいになった時に姫神さンがシュート決めて美味しいとこを持ってくンだろ?」

ID:pdaL6j8SO「ネタは割れてンだよォ! 」 佐天「愚か者!!」ブン

ID:pdaL6j8SO「ふぉごっ!!」

佐天「そんなありきたりな展開になるわけねえだろうが!!」

ID:xdwfaWDdo「想像以上にバスケ編長くてワロタ まさかバスケ編で終わりって事は無いよね?」佐天「当然だ!」ブン

ID:xdwfaWDdo「ぐぇおっ!!」

佐天「りこりんさんが遠足に行きたがってるのにこんなところで終わるわけがないじゃないか!」

佐天「遠足とお泊りとあれこれやることは確定しとるんじゃあああ!!」
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 19:14:40.63 ID:ETh1Bfu3o
まだやってたんだ 最初は良かったけどもうダレてないか
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 19:27:07.34 ID:9cp6JjMYo
姫神「つかれた」ゼェゼェ

初春「わ、私もです」ゼェゼェ

麦野「お疲れ初春、初春のおかげで姫神を抑えられているわ。この調子で姫神が完全にバテるまでお願いね」

初春「が、がんばります」

バードウェイ「今のところ4対4だな」

サローニャ「それもいいんじゃない?突然ボール取られるよりやりやすいよん」

サンドリヨン「点差が広がらないけど悪い流れではない、このままいければ・・・」

麦野「そう?結構危ういわよ」

黒子「ですわね、一本外して決められると1ゴール差になるわけですから勢いが出てきますわ」

サローニャ「そっか・・・残り時間何分?」

黒子「あと6分半といったところですの」

麦野「んー・・・そろそろ向こうが焦ってくる頃ね」

バードウェイ「追われるものより追うもののほうが強いとは言わないか?」

麦野「かもしれないわね」

サローニャ「あら、自信ない?」

サンドリヨン「意外」

麦野「やってみなければわからないもの、でも、負ける気はこれっぽっちも無いわ」

バードウェイ「だろうな」
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 19:31:59.31 ID:9cp6JjMYo
佐天「いかん、このままでは姫神さんが完全にバテてしまう」

レッサー「引っ込めておいたほうがよくない?」

佐天「だけどあの才能無くして逆転は難しいかと思うんだけど」

フレンダ「ってか走り回る必要が無いわけよ」

滝壺「って言うと?」

フレンダ「ずっとくっつかれてると存在感を消すのが難しくなるのはわかるけど、初春とバードウェイより身長で勝ってるんだから」

フレンダ「あっちのゴールの下にずっといてくれるだけでもターゲットにしやすいわけよ」

絹旗「それは言えてますね」

佐天「つまりこのままでは策士策におぼれると?」

フレンダ「可能性は高いわけよ」

佐天「むむ・・・」

絹旗「ま、とにかくあと2ゴール差ですからひとつしっかりと守ってきっちりと点を取りましょう」

レッサー「幸い向こうに姫神がいるからボールを取ったらロングパス一本かな」

佐天「だね、それでいこう」
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 19:44:43.43 ID:9cp6JjMYo
麦野「ここからは向こうに考える暇を与えさせないでスピーディーに行くわよ」ヒュッ

サローニャ「承知」パシッ

初春「姫神さんは私から逃れることはできないのです!」

姫神「このままじゃ・・・見せ場が・・・」

バードウェイ「試合が終るまでやっててくれ」

麦野「じゃ、三人で仕掛けるわ」

サローニャ「オッケー」ダムダム

サンドリヨン「私はゴール下に」タタッ

佐天「来たか!」

レッサー「とにかくこの一本を止める!」

フレンダ「もちろん!」

滝壺「私はさんどりよんをまーく」

サローニャ「3対4、人数では負けてるけど・・・」チラ

佐天「むぎのんオッケー!」

麦野「ただ見てるだけじゃカットできないわよ?」

佐天「じゃ、どうすればいいの?」

麦野「自分で考えなさい」

佐天「えー、けちー」

サローニャ「佐天ちゃんがむぎのんちゃんに・・・そして」

レッサー「行かせない」

フレンダ「二人を抜き去るほどのテクニックは無いはず!」

滝壺「まーくする」

サンドリヨン「ここで走り回ったら姫神の二の舞、ここはじっと我慢」

サローニャ「サンドリヨンちゃんに滝壺ちゃんね、まあ無難じゃない」ダムダム

レッサー「24秒しのげば私たちのボール」

フレンダ「ここは我慢なわけよ」

サローニャ「あ、そういうことか」
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 19:56:01.23 ID:9cp6JjMYo
黒子「考えましたわね、ですが残りの時間はそう残されてませんわよ?」

絹旗「いいんですよ。6分あれば2ゴールを逆転することは可能です」

木山「だが疲れも出て来る頃じゃないのか?」

黒子「そうですわね、これまで割りとシュートが決まっていましたけどここからはミスも目立ってくるかもしれませんわ」

絹旗「普段使わない筋肉使ってますからねー、腕とか明日筋肉痛になってそうです」

黒子「それはありそうですわね」

木山「お、サローニャが仕掛けるぞ」


サローニャ「高さを忘れてるよん!!」クイッ

ポーン

フレンダ「上?」

レッサー「パス!?」

サローニャ「はっ!!」タタッ


黒子「二人の頭の上を越すように放り投げた!」

絹旗「そしてすぐに横から二人の後ろへ!?」

バチッ

サローニャ「置き去りちゃん!!」ダム


木山「うまい!誰もいないスペースに放り込んで二人の意表をついた!」
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 20:07:07.94 ID:9cp6JjMYo
レッサー「この!」タタッ

フレンダ「打たせるか!」タタッ

滝壺「こっちに来る」 佐天「止めてりこりんさん!」

麦野(一気にゴール近くで2対1、ドリブルで相手を抜ければチャンスが広がるわね)

サローニャ(止まったら追いつかれる、無茶な体勢でも打つしかない!)

滝壺「打たせない」ジッ

サローニャ「どうかな!」ピョン ヒュッ 

サローニャ(リバウンド取ってよサンドリヨンちゃん!)

滝壺「止める」ピョン

麦野「サンドリヨン!リバウンド!」 サンドリヨン「わかった」

ドンッ!!

佐天「よし!リングにかすりもしてない!」

フレンダ「このままサンドリヨンを!」タタッ

レッサー「もちろん!」タタッ

パシッ

サンドリヨン「取った!」

フレンダ「こっちにちょうだい!」バッ

サンドリヨン「危ない」ヒョイ

麦野(よし、今なら)タタッ

佐天「あ、もらいに行くつもりか!」タタッ
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 20:11:24.22 ID:9cp6JjMYo
レッサー「とうっ!」ピョン

サンドリヨン「わっ!」ヒョイ

フレンダ「このっ!」バッ

サンドリヨン「むっ」ヒョイ

佐天「むぎのんさんには渡しません!」

麦野「ちっ、私とサンドリヨンの間に!」

サローニャ「ここは私が」タタッ

滝壺「させない」タタッ

サンドリヨン「出せない、ならこのまま・・・」チラ

フレンダ「棒立ちの状況からシュートは無理があるわけよ」

レッサー「シュートを打つためにかがんだらそこを取らせてもらうよ」

絹旗「何気に成長してますね」

黒子「と、いうか参考になりますわね」

木山「良い傾向だな」
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 20:13:09.04 ID:ZcyZHL5C0
佐天にすくい投げされたら痛いで済むけど
絹旗にされたら怪我じゃすまないだろうな
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 20:13:29.86 ID:fGFTn+dSO
生徒を見守る木山てんてーが天使すぎてヤヴァイ。やはり木山てんてーは最高である
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 20:25:26.76 ID:9cp6JjMYo
サンドリヨン「く、ここは強引にでも・・」 サローニャ「もらいに行くよん!」

滝壺「むっ、ならさろーにゃも一緒に囲む」タタッ

麦野「じゃ、私も行こうかしら」トコトコ

佐天「む、なぜ歩く?」

麦野「緩急ってやつ?」

佐天「急に合わせる!」

麦野「やってみなさい」

サローニャ「サンドリヨンちゃん!」

サンドリヨン「うん」クルッ

レッサー「くのっ!」タッ

サンドリヨン(レッサーが私とサローニャの間に、この密集状態じゃ・・・)

サローニャ「急ターン!!」キキッ タタッ

レッサー「あわわ!」

滝壺「急停止!」キキッ

フレンダ「そして逆走?」

サンドリヨン(これでスペースができた!)

サンドリヨン「サローニャ!」ヒュッ

サローニャ「よっしゃ!」パシッ

麦野「打ちなさい!サローニャ!」タタッ

佐天「むぎのんもゴール下に!?」タタッ

サローニャ「はいはい・・ちゃんっ!!」ピョン

滝壺「まにあわない・・」ピョン

ヒュッ

フレンダ「外れろ!!」

ドンッ!!ゴガンッ!!

レッサー「こぼれた!!」
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 20:26:26.70 ID:fGFTn+dSO
サローニャちゃんの乳がか?!ガタッ
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 20:29:24.82 ID:9cp6JjMYo
麦野「よし!取る!」ピョン

佐天(追いつけない・・・なら!!)

ガシッ

麦野「ふっ」ダン

佐天「フレンダ!レッサー!」

フレンダ「もち!」

レッサー「包囲!」

麦野「ちっ!」

サンドリヨン「フォローする」麦野「いらないわ!距離を取ってなさい!」

サンドリヨン「う、うん」タタッ

サローニャ「なるほど、無理にパス出すよりは時間を稼ごうってとこか」

バードウェイ「それだけじゃないだろう、取られてもすぐにディフェンスに移れるようにじゃないのか?」

サンドリヨン「なるほど、さすが」

姫神「このまま出番がなくなったらと思うと口惜しい」

初春「そうなると私は殊勲賞というところでしょうか」
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 20:42:31.20 ID:9cp6JjMYo
サローニャ「囲まれると辛いなー」

滝壺「でもこっちもぼーるが取れない」

サローニャ「無理に取ろうとするとファウルしちゃいそうだもんね」

佐天「囲んでるのに・・・」

麦野「囲んでるからといって有利とは限らないわ!」グン

フレンダ「上!?」

レッサー「通させない!」バッ

麦野(よし、二人の上体が伸びあがった!)

佐天「くそっ!後ろからじゃ・・・」

麦野「サンドリヨン」ブン

ダンッ!! ふわっ

レッサー「足の間!」

麦野「がら空きよ!」

佐天「囲みを突破された!」

パシッ

サンドリヨン「フリー」

麦野「じっくりよ!」タタッ

佐天「むぎのんが離れる!?」タタッ
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 20:49:47.65 ID:9cp6JjMYo
サンドリヨン「じっくり・・・つまり・・・」ダムダム

サローニャ「時間を使おうってことか」

滝壺「まずい・・・」

絹旗「あと6分切りましたよ!」

レッサー「数では勝っているというのに・・」

フレンダ「失点してないだけマシってわけ?」

サンドリヨン「広げさせてもらう」ダムダム

レッサー「さっきは上を抜かれて今は下を抜かれた・・」

フレンダ「屈辱なわけよ」

サンドリヨン「取れるものなら」ダムダム

レッサー「くそ、後ろに下がりながらドリブル」

フレンダ「引っ張り出されたらさっきみたいに・・・」

滝壺「どうしよう・・」オロオロ

佐天「りこりんさん、ここは二人に任せましょう、私たちはマークを」

サローニャ「ま、時間を使ってくれれば休めていいんだよねー」

麦野「そうね、キープできるってありがたいわ」
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 20:57:18.28 ID:9cp6JjMYo
サンドリヨン「あれ、追いかけてこない」ダムダム

フレンダ「スペース空けてたら走りこんで来そうだしね」

レッサー「あるある」

麦野(やろうと思ったんだけどなー)

サローニャ(でもそんなにサンドリヨンちゃんから離れていいのかな?)

サンドリヨン「このままだと時間だけが過ぎていく」ダムダム

絹旗「だぁー!二人で突っ立ってないで一人がチェックに行くとかしてください!このままじゃ思う壺じゃないですか!」

フレンダ「それもそっか」

レッサー「なら私が」タタッ サンドリヨン「少し遅い」グッ ピョン

サローニャ 麦野((リバウンド!))タタッ

ヒュッ

佐天「このっ!」タタッ

滝壺「いきなり走る!」タタッ

ゴンッ

レッサー「落ちる!」

サローニャ 麦野「「取る」」ピョン

ガシッ 

サローニャ「よし!」 黒子「ナイスキャッチですわ!」

サローニャ「取れた!」ダン

フレンダ「あ、足出てる」

サローニャ「え?」

木山「む、ラインアウトだ」

サローニャ「えー、そんなー」

麦野「ドンマイよ、すぐ戻りましょ」

サローニャ「りょうかーい」
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 21:02:02.91 ID:9cp6JjMYo
レッサー「速攻!!」 フレンダ「待って」

サンドリヨン「パス・・・こないか」

レッサー「サンドリヨンが狙ってるか、これは無理だね」

佐天「よし、ちょっと落ち着こうか」

絹旗「やりましたね!」

佐天「うん、何とか防ぎきった」

フレンダ「ここを確実に決めれば・・・」

レッサー「1ゴール差」

滝壺「おいつけるかもしれない」

佐天「残り時間は?」

絹旗「5分半ってところです」

佐天「なら、確実にここを一本取っておこう」

フレンダ「やってやるわけよ」

レッサー「もちろん」
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 21:10:43.90 ID:9cp6JjMYo
滝壺「ふれんだ」ヒュッ

フレンダ「はい」パシッ ダムダム

レッサー(姫神は相変わらず初春とちょろちょろしてる、活躍できて舞い上がっているのか?)

佐天「姫神さん!ゴール下に陣取って!」

姫神「あ、わかった」

初春「もちろん私もついていきます」

バードウェイ「なら、私は初春と二人で姫神へのパスをカットするとしよう」

麦野「バードウェイもわかってるみたいね」

黒子「決められると1ゴール差ですわ!気をつけてくださいまし!」

サローニャ「ま、やるしかないのよねん」

サンドリヨン「ゴール下の姫神はどうする?」

麦野「サローニャに任せるわ、リバウンド拾って」

サローニャ「オッケー、じゃ、あとは二人に任せるよん」

麦野「外が無いからいけるはずよ。サンドリヨン、落ち着いてシュートをブロックしましょう」

サンドリヨン「任せて」
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 21:24:48.02 ID:9cp6JjMYo
フレンダ「さて、じっくりと言ってみたはいいものの」ダムダム

レッサー「こう固められるとどう攻めていいものか」

滝壺「シュートが届く距離のところにはむぎのとさんどりよんが待ち構えている」

佐天「中に入って切り込むのも難しいし、どうしたものかねえ」

フレンダ「少し遠めから打ってみる?」ダムダム

絹旗「って何作戦会議してるんですか!!24秒ルールがあるんですよ!!」

フレンダ「あ、そうだった」ダムダム

佐天「りこりんさん、あたしの後ろにいてください、あたしがボールもらったら振り向いてりこりんさんに渡します」ボソ

滝壺「うん、わかった」

レッサー「とりあえずサイドに」タタッ

フレンダ「さーて、正面にボールを進めるとどうなる・・・」ダムダム

サンドリヨン「こうなる」バッ

麦野「で、私はこっちを警戒する」

佐天「えー、レッサーにしてよー」

滝壺「そうだそうだー」

麦野「嫌に決まってるじゃない」

レッサー「つまり私がフリーということに」

フレンダ「そうね」ヒュッ

サンドリヨン「するとこう」タタッ

レッサー「で、フレンダに戻す」ヒュッ

サンドリヨン「なら、こう」タタッ

フレンダ「あれ?これサンドリヨンを消耗させてない?」
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 21:30:33.38 ID:9cp6JjMYo
絹旗「だーかーらー!24秒ルールがあるんですってば!早くシュート打ってください!」

フレンダ「げっ!やば!」

サンドリヨン「にやり」

レッサー「こうなったらサンドリヨンをかわしてシュートだ!」

フレンダ「そういきたいけど」チラ

姫神「こうべったりつかれていると・・・」

初春「ふふん」

サローニャ「見失うことはないのよねん」

バードウェイ「おまけに中も固められる」

レッサー「あれじゃリバウンドは無理だろうな」

佐天「ああもう!ここはあたしに任せなさい!フレンダ、こっちまでドリブルで持ってきて!」

フレンダ「え?じゃあ何か考えがあるっぽい佐天に」ダムダム

木山「そこまで!!」

フレンダ「あれ?これはひょっとして」

木山「24秒だ。白ボール!」

絹旗「だあああああさっきから言ってるのに何でさくさく打たないんですかああああ!!!」

黒子「ふふん、さすがですわ」
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 21:37:08.94 ID:9cp6JjMYo
バードウェイ「どうやら慎重になりすぎたようだな」

サローニャ「さっきまでできてたのにできなくなることってあるよねー」

姫神「もうこんなところは嫌だ。あっちに戻る」

初春「あ、それなら私はこっちにいますね」

姫神「あれ?ついてこないの?」

初春「はい、こっちのエリアにいる時だけですから」

姫神「なんということを・・・無駄にスペースを消していただけだったなんて・・・」

麦野「じゃ、速攻行くわよ」ヒュッ 佐天「もどれえええええ!!」

サンドリヨン「オッケー」パシッ ダムダム

レッサー「くそっ!せっかくのチャンスが!」タタッ

フレンダ「もったいないわけよ」タタッ

絹旗「攻撃を遅らせないと!そのまま運ばれちゃいます!」

滝壺「なら私が」タタッ

麦野「行くわよサローニャ」

サローニャ「リードを広げちゃうよん」
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 21:46:14.58 ID:9cp6JjMYo
サンドリヨン「むぅ」ダムダム

滝壺「行かせない」

初春「むぎのんさーん!姫神さんがそっちのエリアに戻りましたよー!」

麦野「ん?」

姫神「私の才能はディフェンスで発揮する」

絹旗「ある意味正しい選択ですね」

佐天「しょうがない!姫神さん!全力で守るよ!」

姫神「私の活躍はまだ終わっていない、ここから私が勝利の立役者に」

佐天「じゃ、またあれお願いします」ボソ

姫神「任せて」

サローニャ(姫神ちゃんが戻ったことで3対5、4点差はセーフティーとはいえないから点を取りたいところだけど・・・)チラ

麦野「うわ、まーたあんたが私のマーク?」

レッサー「むぎのんハァハァ」

麦野「やめろ、鳥肌が立つ」

フレンダ「レッサー、そんな余裕はないわけよ」

レッサー「わかってますよー」

サローニャ(フレンダとレッサーがむぎのん、私には佐天ちゃんと姫神ちゃん、滝壺ちゃんがサンドリヨンに当たっているか)

サローニャ「サンドリヨンちゃん、じっくりでいいよ!」

麦野「そうね、カウンター食らうよりはマシよ、時間を使いなさい!」
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 21:52:14.69 ID:9cp6JjMYo
サンドリヨン「わかった」ダムダム

 神「そうは。させない・・・」

初春「あれ?姫神さんが・・・」

黒子「気をつけてください!姫神さんがあれを出そうとしてますの!」

  「ふふ。私の才能」

サローニャ「あ、あれ?」

麦野「黒子!お願い!」

サンドリヨン「む」パシ

滝壺「どりぶるが止まった?」

フレンダ「そうか、警戒してボールを取られまいとしているわけか」

  「ここで私がボールを取れば」

黒子「むぅ・・・サンドリヨンさん!姫神さんが近づいてきてますわ!」

  「なんと!?」

絹旗「黒子の口超塞ぎたいです」

木山「さすがにそれは認めるわけにはいかないな」

絹旗「ちぇー」
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 22:05:04.78 ID:9cp6JjMYo
サローニャ「ってことは私のマークがゆるい!サンドリヨンちゃん!高いパス!」

サンドリヨン「わかった」ポーン

 神「私に見せ場。ちょうだい・・・」

黒子「自分で作るものですわ」

佐天「カットを狙う!」ダッ

サローニャ「させないよん!」ダッ

バチッ ドンッ!!

佐天「弾いた!」 サローニャ「おっと」パシッ

絹旗「むー、弾いたまではいいんですけどねー」

サローニャ(サンドリヨンちゃんの近くには姫神ちゃんと滝壺ちゃんがいる、ならここはすぐに)ダム

佐天「仕掛けて来た!?」バッ

麦野「今!」タタッ

レッサー「いきなり走るな!」タタッ

フレンダ「このおしりをおっかける!」タタッ

サローニャ「むぎのん!」キュッ 佐天(パス!?)バッ
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 22:12:06.39 ID:9cp6JjMYo
佐天(二人に任せる!!)

サローニャ「フェイントよん!」ピョン ヒュッ

佐天「とどけっ!!」ピョン

バチッ!

サローニャ「嘘っ!!」

木山「ラインアウト、白ボール」

麦野「ふう、攻め手が三人ってきついわね」

サローニャ「そうだね、私たち三人で攻めて守ってだから結構疲れてきてた」

サンドリヨン「もう一人ほしいところ」

麦野「そうね、しょうがないわ。黒子!!」

黒子「はい」

麦野「初春と交代、たっぷり休んだでしょ?」

黒子「ええ、おかげさまでまた走れますの」

サローニャ「姫神ちゃんはどうするの?」

麦野「初春にずっと見ててもらうわ。もし私たちのエリアに入ってきたらその時は黒子が初春みたいにマンマークについて」

黒子「わかりましたわ」
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 22:21:58.62 ID:9cp6JjMYo
佐天「白井さんが入ってきたかぁー、やっかいだな」

絹旗「私十分休みましたから私も試合に出してくださいよ」

レッサー「ならここは一番消耗している姫神ね」

姫神「ぐすん」

滝壺「ひめがみ、ばすけっとの試合は今日だけじゃないんだから、また練習してがんばろう?」

姫神「うん。私は今日の悔しさを忘れない」

フレンダ「ま、これでガチな勝負になったわけだけど」

佐天「ああいう対策の仕方されたらしょうがないもんね」

絹旗「さて、向こうはこっちのエリアからスローインですからきっちりと止めましょう」

フレンダ「黒子はだれがつく?」

絹旗「私がやります」

滝壺「じゃあ私はさんどりよん」

佐天「あたしはむぎのん」

フレンダ「私はサローニャなわけよ」

サンドリヨン「黒子」ヒュッ

黒子「はい」パシッ

レッサー「ってもうはじめとる!」

麦野「のんびりしすぎよ」

黒子「ですわ」絹旗「打たせません」バッ

サローニャ「黒子、こっち」 黒子「はい!」ヒュッ

佐天「とりあえず各自マーク!」

フレンダ「了解」

レッサー「」
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 22:24:52.35 ID:fGFTn+dSO
よし!じゃあ俺は木山てんてーをマークする!
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 22:34:02.38 ID:9cp6JjMYo
レッサー「ずるくない?」タタッ

パシッ

サローニャ「自分たちのボールでもないのにそういうことしてちゃだめよん?」

フレンダ「ま、そりゃそうよね」

サローニャ「こっちとしては姫神ちゃんの才能がずるいんだけどね むぎのん!」ヒュッ

レッサー「それ言われると何も言えないな」

麦野「4対5、攻撃しやすくなったわね」パシッ

佐天「でもそう簡単に点差を広げさせないからね?」

麦野「そうね」ダムダム

佐天「む、下がりながらのドリブル・・」キョロキョロ

サンドリヨン「私中に入る」タタッ

滝壺「む、ふりーにさせない」タタッ

麦野「サンドリヨン、いいところよー」ダムダム

佐天「ほうりこむつもりか?」

絹旗「ちょっと!麦野から離れないでくださいよ!!」

佐天「へ?」 麦野「落ち着いて打てるわね」グッ ピョン

レッサー「やばっ!3P!」

ヒュンッ!

佐天「あたしの馬鹿!」

ゴンッ!!

フレンダ「落ちろ!」

ゴッ!! ドンッ!!

滝壺「落ちて」

ゴロッ

麦野「ちっ!」

サンドリヨン「ここは私が」ピョン

滝壺「負けない」ピョン

バチッ

サンドリヨン「くっ!」

滝壺「はじいた!」

ドンッ

レッサー「こぼれてる!」タタッ

サローニャ「拾う!」タタッ
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 22:42:08.59 ID:9cp6JjMYo
レッサー「この・・・」タタッ

サローニャ「渡さない・・」タタッ

レッサー「そいっ!」

ドッ!! ゴロゴロゴロゴロ

レッサー「あ、あれ?」

サローニャ「あ、すごい勢いで転がってる」

黒子「あら、勢いあまってつま先がボールに」

佐天「サッカーじゃないんだから」

木山「全力でプレーした結果だろう、こういうこともあるさ」

フレンダ「レッサー、足痛くない?」

絹旗「捻挫してたら大変ですからね」

レッサー「当たり所が良かったのかなんともないみたい」

サローニャ「使い方がおかしくない?」

レッサー「こまけえこたあいいんだよ」

木山「白ボールだ」

サンドリヨン(むぎのん)チラ

麦野(いつでもいいわ)コク

サンドリヨン「むぎのん!」ヒュッ

麦野「ナイスパス!」パシッ

絹旗「げっ!何でまたノーマークなんですか!」

佐天「ってかはじめるのはやすぎ!!」

黒子「ルール違反ではありませんもの」

サローニャ「さーて、今度は私もリバウンドに備えてっと」タタッ

サンドリヨン「ゴールの下に私とサローニャ、これはもらった」
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 22:49:28.22 ID:9cp6JjMYo
佐天「あたしも!」 絹旗「って麦野へのチェックはどうするんですか!」

麦野「よーく狙って・・・どうしよっかなー?」チラ

フレンダ「こういう時でも時間を使うなんてさすが麦野ってわけよ」

滝壺「関心している場合じゃない」

レッサー「私が行く!」タタッ 麦野「ふふ」ダムダム

レッサー「む!」

麦野「ほら、取ってみなさい」ダムダム

レッサー「その挑発には乗らない!」

麦野「さっきそれでかわされたものね」

レッサー「そう、むやみに飛び込んでもそこにむぎのんの乳はない、ならじっくりと眺めさせてもらうだけ!」ジー

麦野「あーやだやだ、嫌だから背中むけちゃうわ」クル ダムダム

レッサー「おっと、後ろを向いても無駄だぞむぎのん」ダッ

麦野「ありがと!」ダムダム

レッサー「あ、あれれ?」キュッ

絹旗「うわぁ・・・」

バードウェイ「乳を見るためにわざわざ回り込んでスペースを空けるとは愛すべき馬鹿だな」

フレンダ「結局、レッサーはレッサーってわけよ」

木山「言葉にできないな」

初春「むぎのんさんの冷静さがうかがえますね」
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 23:02:05.39 ID:9cp6JjMYo
フレンダ「しょうがないからここは私がチェックするわけよ!」タタッ

麦野「あ、もう来た」ダムダム

レッサー「そして後ろからは私も!」タタッ

麦野「ねえ、こいつコートの外に出してくれない?」ダムダム

フレンダ「そうしておきたいけど姫神が消耗してるからできないわけよ」

麦野「そりゃしょうがないか」ダムダム

麦野(ゴール下に佐天滝壺サローニャサンドリヨン、サイドに黒子と絹旗か、前後を二人に挟まれてるから強引にシュートは避けて・・)

麦野(24秒があるから最低でもリングにボールを当てないといけないのよね)

レッサー「うしろががら空き!」バッ

麦野「甘い」ヒョイ

レッサー「あらっ!?」スカッ

フレンダ「よし、ボールをつかんだ!ここからはパスかシュートしかない!」 麦野「そうね、なら」ダッ ピョン

絹旗「一歩助走をつけてジャンプ!?」

麦野「頼んだわよ!」ブン

ポーン

黒子「シュートにしては雑・・・ですが」

バードウェイ「なるほど、放り込んでリバウンド勝負か」
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 23:06:55.89 ID:9cp6JjMYo
ドガンッ!!

初春「それでリングに当てますか、さすがです」

佐天「取る!」ピョン

サンドリヨン「私が!」ピョン

サローニャ「渡さない!」ピョン

滝壺(ここはあえて・・・)ジー

ガシッ!!!

サローニャ「取った!」 佐天「チッ」

ドンッ!!

佐天「取られた!」

サローニャ「誰に?」キョロ 滝壺「ここ!」ガシッ

サローニャ「へ?」

スポッ

滝壺「きぬはた!」ヒュッ

サンドリヨン「また着地を狙われた!?」

サローニャ「ってか滝壺ちゃん跳んでなかったの!?」

絹旗「ナイスパスです!」パシッ
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 23:12:09.08 ID:9cp6JjMYo
フレンダ(これはチャンス!)タタッ

レッサー「長いパスだ!!」タタッ

麦野「くっ、まずい」タタッ

絹旗「ここはロングパスを」 黒子「させませんわ!」バッ

絹旗「む」ダムダム

黒子「そう簡単に速攻は出せませんの」

佐天「あ、そうだりこりんさん、さっきみたいに」

滝壺「さっき?」

佐天「あたしの後ろ」ボソ

滝壺「うん」

サンドリヨン「今のうちに私たちも戻る」タタッ

サローニャ「固めれば失点は防げる!」タタッ

佐天「よし、これであたしとりこりんさんフリー」

滝壺「きぬはた、戻していいよ」
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 23:23:22.33 ID:9cp6JjMYo
絹旗「はい!」 黒子「おっと!」サッ

絹旗「ならドリブルです!」ダムダム

黒子「くっ!」

フレンダ「ゴール近くに」

レッサー「陣取った!」

麦野「バードウェイ、パスカット狙いなさい」

バードウェイ「わかっている」

黒子「追いつきますの!」タタッ

絹旗「その前に、佐天!」ヒュッ

佐天「ありがとっ!」パシッ

滝壺「るいこの後ろ」タッタッ

佐天「よーし、このまま」ダムダム

サンドリヨン「行かせない」

佐天「うーん、そうだよねー」ダムダム

佐天(最愛ちゃんじゃないから割とゴールに近づけるのはありがたい、それを利用させてもらう!)クルッ

佐天「はい、りこりんさん、シュート」ポン

滝壺「うん、よーく狙って」ジッ

サンドリヨン「打たせ」 佐天「打たせるために壁になる!」グッ

麦野「しまった!その手があったか!」

滝壺「えいっ」ヒュッ

パサッ!!

木山「赤チーム、2点」

初春「佐天さんが壁になってシュートを打たせるなんて・・・」

姫神「30−32 私が抜けてから。差が縮まっている・・・」

566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 23:27:27.87 ID:9cp6JjMYo
と、いったところで今日のすくい投げ?はここまで

明日こそこの試合が終ります、この後は日常パートをはさんで監督決定、練習編の予定です

この試合だけでかなり長くなったのでバスケの試合は一試合だけにするつもりです

適当に省略しないとここまで長くなるのか、勉強になるなあ

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げ?が炸裂するといいですね
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/11/08(木) 23:28:40.27 ID:Aunj+qUso
さてんさんおつかれ
汗ふいてあげようか?
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/08(木) 23:39:56.72 ID:9cp6JjMYo
ID:ETh1Bfu3o「まだやってたんだ 最初は良かったけどもうダレてないか」 佐天「気にするな!」ブン

ID:ETh1Bfu3o「ぷごっ!!」

佐天「長くなっちまうとそういうもんだ!暖かい目で見守ることも大事だぞ!」

ID:ZcyZHL5C0「佐天にすくい投げされたら痛いで済むけど 絹旗にされたら怪我じゃすまないだろうな」 佐天「その通りだ!」

ID:ZcyZHL5C0「うぶぇっ!!」

佐天「最愛ちゃんに心を奪われてしまうからな!最愛教の信者になってしまうぞ!」

ID:fGFTn+dSO「生徒を見守る木山てんてーが天使すぎてヤヴァイ。やはり木山てんてーは最高である 」

ID:fGFTn+dSO「サローニャちゃんの乳がか?!」ガタッ

ID:fGFTn+dSO「よし!じゃあ俺は木山てんてーをマークする!」 佐天「注文が多い料理店!!」ブン

ID:fGFTn+dSO「ぬごぉっ!!」

佐天「貴様等一回の掬い投げで十分じゃあああああ!!」

ID:fGFTn+dSO「うわぁがたがた!!」

佐天「どうやら震えてしまったようだな、情けないやつめ、このまま顔がしわくちゃになるがいい」

ID:Aunj+qUso「さてんさんおつかれ 汗ふいてあげようか?」 佐天「それなら!」ブン

ID:Aunj+qUso「り゛あ゛っ!!」

佐天「みんなの知らないところで嫁二人と愛人一人をかわいがって汗だくの上条の汗を拭いてやれえええええ!!」

上条「いやー、今日はもう出せねえわー」

佐天「上条、ID:Aunj+qUsoに汗をふかせてやりな」

上条「え?あ、うん、ID:Aunj+qUso、少しだけだぞ?」
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/09(金) 00:02:49.20 ID:Q/zZCVcuo
バスケに疎いせいかちょいちょい状況がよくわからん…
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/09(金) 00:02:58.30 ID:qnEcsgxSO
乙。クソ長いバスケで、木山てんてーも皆の熱気にあてられて暑かろう…。かなりの暑がりだしね!よかったらお預かりします!貴女自身も預かりたいです!
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/09(金) 00:36:48.70 ID:5sEBK27No
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/09(金) 20:22:37.71 ID:5u2h+5cuo
ID:Q/zZCVcuo「バスケに疎いせいかちょいちょい状況がよくわからん… 」 佐天「なら!」ブン

ID:Q/zZCVcuo「ヴぉふぉっ!!」

佐天「スラムダンク読もうぜ!もちろん全巻な!」

ID:qnEcsgxSO「乙。クソ長いバスケで、木山てんてーも皆の熱気にあてられて暑かろう…。」

ID:qnEcsgxSO「かなりの暑がりだしね!よかったらお預かりします!貴女自身も預かりたいです! 」 佐天「寝言は!」ブン

ID:qnEcsgxSO「ぅお゛ぉ゛っ!!」

佐天「天に召されてからにしろおおおお!!!」

ID:5sEBK27No「乙 」 佐天「うむ!」ブン

ID:5sEBK27No「お゛つ゛っ!!」

佐天「おつである」

初春「何で投げる必要があるんですか?」

佐天「つい、クセで」エヘヘ

初春「もう、佐天さん、つい、ですくい投げは危ないですよ」

佐天「ごめーん、気をつける」
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/09(金) 20:48:24.75 ID:5u2h+5cuo
黒子「1ゴール差ですの・・」

サローニャ「あれだけリードしてたのに・・」

サンドリヨン「余裕がなくなった」

バードウェイ「初春、あと何分だ?」

初春「4分を切ったところです」

サンドリヨン「このままだと・・」

麦野「こらこら、逆転されたわけでもないのに何ネガティブになってるのよ」

バードウェイ「だが11点差あったんだぞ?」

麦野「最初私たちも10点近くリードされてたじゃない、バスケットってそういうものよ?」

サローニャ「そういわれてみればそうだね」

麦野「簡単なことよ、走って点を取って走って守る」

黒子「・・・ですわね、ここで私たちが引いてしまったらたたみかけられてしまいますの」

サンドリヨン「それで、どうやって攻めてどうやって守る?」

麦野「そうね・・・」
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/09(金) 21:05:02.03 ID:5u2h+5cuo
絹旗「滝壺さん、超ナイスシュートです」

滝壺「えへへ」

佐天「りこりんさんじっくり狙えばシュートうまいですからねー」

フレンダ「ならみんなで滝壺の周りを固めてシュート打たせる?」

レッサー「そんな一人マンマークにつけば解消できることはすぐに対応してくるだろうね」

絹旗「ですね、そのくらいは平気でやるでしょう」

佐天「でもオプションの一つにはなるでしょ?」

フレンダ「残り時間がそんなにないからそう何回もできないだろうけど闇雲に打つより確実なわけよ」

滝壺「きぬはたもやってあげたほうがいい?」

レッサー「さすがに絹旗にはマークがつくだろうから難しいんじゃない?」

佐天「ま、狙えるなら狙うってことで」

フレンダ「とりあえず動いてパスまわしてどんどん狙っていくしかないわけよ」

絹旗「ですね、やってやりましょう」
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/09(金) 21:17:10.09 ID:5u2h+5cuo
麦野「さっきのではっきりしたけどあっちのアタッカーは絹旗と滝壺よ」

黒子「しかも絹旗さんには3Pがありますわね」

サンドリヨン「絹旗には黒子が当たるとして滝壺はどうする?」

バードウェイ「私がやろう」

サローニャ「バードウェイちゃんが?」

バードウェイ「打つまでに時間がかかっているから私でも打たせないようするくらいはできる」

サローニャ「すごい、ちびっ子ちゃんの成長って早いのね」ナデナデ

バードウェイ「だからなでるなと言ってるだろうが!」ウガー

麦野「こらこら、ふざけない」

サローニャ「あ、ごめ〜ん」

バードウェイ「絶対泣かす」

麦野「それじゃバードウェイ、滝壺には初春が姫神にやってたみたいにべったりとマークしなさい」

バードウェイ「わかった、私はあまり走り回っていないから体力は有り余っているからな」

麦野「黒子が絹旗、バードウェイが滝壺を抑えたらあとは佐天とレッサーとフレンダね」

サンドリヨン「私たちには高さがあるからリバウンドをきっちりと取ればいける」

サローニャ「パスをまわしてこっちを翻弄してくるんじゃない?」

麦野「そうね、向かってくるとみせかけて急ターンして誰かにパスとか、結構考えているわね」

サローニャ「対策は?」

麦野「落ち着いてシュートをブロックすることだけを考えましょう、適当に放り投げただけのボールならゴールの近くじゃない限り」

麦野「ほぼ入らないわ」

黒子「あわてないことが大事ですわね」

麦野「そ、うかつに手を出さないこと。これを守っていきましょう」
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/09(金) 21:30:29.18 ID:5u2h+5cuo
絹旗「ディフェンスはどうします?」

滝壺「みんなで固めるしかない」

佐天「さっき二人いて抜かれるとかあったからねぇ・・・」

フレンダ「身長の差ってシビアなわけよ」

レッサー「速さでカバーしようにも素人だからドリブルそんなに速くないしなー」

姫神「こういうところは練習で身につけないと」

佐天「正直なるようにしかならないけどむぎのんさんにはあたしがついて」

レッサー「私じゃだめ?」

フレンダ「それだけは無いわけよ」

レッサー「ちぇー」

絹旗「あれだけの失態をしておいて言いますか」

滝壺「わたしはさんどりよん?」

佐天「はい、で、最愛ちゃんは白井さん」

絹旗「黒子も私をマークしますからねー」

レッサー「じゃあ私とフレンダでサローニャか?」

佐天「いや、レッサーにはボールを持つ人をチェックする感じで」

レッサー「つまりボールを持つ人間に対して常に2対1になるように動くってこと?」

佐天「そ、ゴールに近いところ限定でね、だからレッサーには必然的にゴールの近くにいてもらうことになるね」

絹旗「リバウンドはどうします?」

佐天「マークしている相手がゴールに近づくようならそれにあわせてかな、正直助走つけてジャンプしたほうが勝てるでしょ?」

フレンダ「つまり私たちにも何とかできるかもしれないってわけ?」

佐天「そういうこと」

絹旗「それにさっき滝壺さんがやりましたけどリバウンドって取れなくても着地の瞬間を狙うとか」

絹旗「そのままシュートを打たせなければ失点にはつながりませんからね」

レッサー「つまりパスも出させなければいいってことか」

絹旗「そうです、ボールを取った人間に対するチェックを厳しくしていけばいいんですよ」

佐天「じゃ、しっかり守って逆転するぞー」

滝壺「おー」
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/09(金) 21:39:49.04 ID:U6CD7hSn0
佐天さん応援してる
佐天さんかわいい
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/09(金) 21:48:55.36 ID:5u2h+5cuo
麦野「オフェンスは私とサローニャとサンドリヨン、黒子にも少し動いてもらうわね」

黒子「向こうも必死に守ってくるでしょうからそう簡単にはいきませんわ」

麦野「あら、私はさっきやられたことをやり返してあげるつもりよ?」

サンドリヨン「さっきの滝壺のシュート?」

麦野「そ、一人が壁になってシュートを打つのを助けるの」

サローニャ「でもどうやるの?」

麦野「そうね、例えばサンドリヨンがボールを持ってるとするじゃない?」

サンドリヨン「うん」

麦野「私がそこに走りこんでサンドリヨンからボールを受け取る」

バードウェイ「そこへむぎのんをマークしている人間が追いかけてくる」

麦野「それをブロックしてもらうわ」

サローニャ「お、それいいね」

初春「これを利用すればディフェンスを引っ張ることができますからゴールの下も多少スペースができるんじゃないですか?」

黒子「ですわね、仮に外れてもリバウンドを拾いやすくなりそうですわ」

サンドリヨン「得点の匂いがしてきたねー」

麦野「私たちがこの程度じゃ動じないってことを見せてあげましょう!」

バードウェイ「当然だ」
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/09(金) 22:05:37.73 ID:5u2h+5cuo
黒子「では、行きますわ!」ヒュッ

サンドリヨン「はい」パシッ

ダムダム

麦野「サローニャ、中に入って」

サローニャ「はいはいちゃん」タタッ

サンドリヨン「さて、じっくりと」ダムダム

滝壺「行かせない」

サンドリヨン「む」チラ

佐天「むぎのんオッケー」

麦野「何だ、佐天か」

佐天「レッサーが良かった?」

麦野「ボールが無いところでは嫌ね」

絹旗「私は黒子です」

黒子「ま、私も絹旗さんをマークしますからずっとべったりということでしょうか」

絹旗「そうなりますね」

サローニャ「で、フレンダちゃんが私?」

フレンダ「そ、よろしくね」

サローニャ「いまさらだねー」

レッサー「ゴールからちょっと離れすぎかな、もう少し近づいてくれればいいけど・・・」キョロキョロ

レッサー「いい感じでばらけているか、サローニャにはパスは来ないだろうからむぎのんか黒子にパス・・・」

レッサー「パスカットをするにも距離が遠すぎるか、そううまくはいかないね」
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/09(金) 22:17:59.80 ID:5u2h+5cuo
サンドリヨン(高さでサローニャが勝ってるからサローニャを起点にしてシュート)ダムダム

サンドリヨン(もしくはむぎのんが近づくのを待って佐天と滝壺を体で防いでシュートを打ってもらう)ダムダム

サンドリヨン「ここは前者。サローニャ!」ポーン

滝壺「む、高いぽす」

サローニャ「はいはい」ピョン パシッ

フレンダ「着地を狙うわけよ!」

サローニャ「そう何度も!」ドンッ

レッサー「ボールを下げない!?」

フレンダ「これじゃ取れない!」

サンドリヨン「ここで」タタッ

滝壺「さんどりよんが!」タタッ

サローニャ「ほい」ポン

サンドリヨン「もらった!」パシッ ダムッ

黒子「うまいですわ、走りこみながらボールを受け取りましたの!」

サンドリヨン「とうっ」ピョン

レッサー「だめもと!!」ピョン

ヒュッ

サローニャ「リバウンドに備える!」

フレンダ「外れろ!」

ドンッ!! パサッ

佐天「あちゃー・・・・」

麦野「ナイスよ、サンドリヨン!」

木山「白チーム、2点」

初春「お見事です」

姫神「30−34 大丈夫、次を返せばまた1ゴール差」
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/09(金) 22:19:20.66 ID:qnEcsgxSO
木山てんてーに3京点
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/09(金) 22:29:17.78 ID:5u2h+5cuo
佐天「レッサー、フレンダ」

レッサー「何だよー、私たちのせいかよー」

フレンダ「あれはサローニャがボールを下げないのがいけないわけよ」

佐天「そうじゃなくて、ちょっと離れたところから助走つけてピョンってやればボールを真上にあげたサローニャに届くんじゃない?」

レッサー「それはファウルだ」

フレンダ「ジャンピングボディプレスになるわけよ」

絹旗「しかし走りこみながらボール受け取ってシュートとかよく決めますよね」

滝壺「あれを決めるとはさすが」

佐天「つまり走りこんでくる進路上に誰か立ってればいいんだよね?」

絹旗「そうですね、立ってる人間にドリブルで突っ込んで体当たりしながらシュートなんてどう考えてもファウルです」

フレンダ「審判が判断することだけど横から妨害するために立ちはだかるとディフェンスのファウルになるわけよ」

佐天「そりゃややこしいね」

レッサー「バスケットってファウルだらけだからな」

滝壺「るーるがややこしい」

フレンダ「審判も大変なわけよ」

絹旗「走りこんで来る相手に対しては無理に手を出さないようにしましょう」
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/09(金) 22:39:41.08 ID:5u2h+5cuo
佐天「それじゃ、攻撃行くよ!」ヒュッ

絹旗「はい」パシッ

絹旗(このままでは終わらせません、絶対に勝ってみせます)ダムダム

レッサー「さーて、今度は何をしてやろうか」

フレンダ「正面からじゃきついから引っ掻き回さないといけないわけだけど・・・」

滝壺「とりあえず私はしゅーとを狙えるところに」タッタッ

佐天「あたしはどうしよっかなー」

絹旗「とりあえずさっきの形でも狙ってみてください」ダムダム

佐天「そうだね、そうする」

絹旗「とりあえずあっちのエリアまでドリブルで運べば・・・」ダムダム

黒子「行かせませんわ」

絹旗「こうなりますよねー」ダムダム

滝壺「あれ?」 バードウェイ「滝壺は私が抑える」

佐天「ここでまさかのバードウェイ」

レッサー「そんな、ゴールの近くでロングパスを待つだけの子が・・・」

フレンダ「こんなに成長するなんて・・・」

バードウェイ「お前ら二人も絶対に泣かす」
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/09(金) 22:50:34.35 ID:5u2h+5cuo
佐天「で、ゴールの下には」

サローニャ「もちろん」

サンドリヨン「拾わせないよん」

麦野「当然ね」

絹旗(リバウンドを取るのは難しそうですか、ここは黒子を振り切ってシュートを打つかレッサーとフレンダにかき回してもらうか・・)ダムダム

レッサー「あれやられるとどうもなー」

フレンダ「ま、とりあえず着地を狙ってみるわけよ」

絹旗「何で私だけきちんとマークされてるんですか?」ダムダム

黒子「3Pを防がないと負けてしまうかもしれませんもの」

絹旗「他の人が決めたらどうします?」ダムダム

黒子「それでも逆転されるわけではありませんもの、私たちはすぐに取り返してみせますわ」

絹旗「やれるものなら!」ダムッ

黒子(横にドリブル!?)

絹旗「佐天!さっきのです!」 佐天「あ!あれか!」

麦野(そう、じゃあ絹旗はあそこまで運ぶつもりなのね)

ダムダム

絹旗「追い越す!」キュッ 佐天「ここで私が壁に!」バッ

黒子「くっ!!」

絹旗「そしてここから良く狙って・・・とうっ」ピョン 麦野「バレバレ!!」ダッ ピョン

サンドリヨン「ゴールと絹旗の間にむぎのんが!」

サローニャ「このシュート読んでたね」

絹旗「いけ!!」ビュッ

フワッ

麦野「はっ!」

バチッ!!!

絹旗「ぬなっ!?」
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/09(金) 22:59:59.81 ID:5u2h+5cuo
佐天「うそっ!」

黒子「さすがですわ!!」

黒子(そしてこぼれたボール、拾えそうですの!!)

ダンッ

絹旗「そんなっ!」

麦野「こぼれだま!」

パシッ

黒子「ここから更に突き放しますの!!」

サローニャ「もちろん!」ダダッ

サンドリヨン「パス送ってね」ダダッ

レッサー「戻れ!」ダダッ

フレンダ「もちろん!」ダダッ

佐天「奪い取る!」

黒子「おっと!」ヒョイ

絹旗「囲みます!」バッ

麦野「その前に渡しなさい、黒子」

黒子「はい!」ヒュッ

パシッ

麦野「サン・ドリ・ヨン!!!」ブンッ

ポーン

滝壺「高くて長いぱす」

バードウェイ「あれなら向こうのゴール前まで充分走れるな」
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/09(金) 23:02:13.93 ID:/oY/NjtD0
絹旗と俺と誰が3Pするんだ
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/09(金) 23:13:00.60 ID:5u2h+5cuo
ポーン

サンドリヨン「この辺に落ちてくるはず!!」キキッ

フレンダ「着地を狙う!」

サローニャ「さっきの二の舞ちゃん?」

レッサー「だとしてもただボールをキャッチしただけじゃシュートまで打てないでしょ」

サローニャ「さーね、それはどうかしらん?」

レッサー「何かあるっていうの?」

サンドリヨン「考えればいいだけのこと」ピョンッ

フレンダ「私は飛ばずに待つ」

ガシッ

サンドリヨン「ほっ」ダン

フレンダ「む、またボールをあげたまま」

サンドリヨン「そしてこのまま肘と手首の力だけで、サローニャへパス」ポイッ

サローニャ「はい」パシッ

レッサー「うわ、ずるっ!」

サンドリヨン「そしてゴールの下へ移動」トコトコ

サローニャ「で、また同じようにパス」ポイッ

フレンダ「うわぁ、屈辱」

サンドリヨン「いい所に来た、これでシュートを打てる」パシッ

サンドリヨン「このままよく狙って・・・」 フレンダ「いい加減にしろおおおおおお!!!」タタッ

サンドリヨン「えい」ヒュッ フレンダ「このっ!」ピョン

バチィッ!!!

サローニャ「あらら」

サンドリヨン「はじかれた、残念」

レッサー「さすがに思いっきりジャンプしても届かないほどの身長に差があるわけじゃないんだから当然でしょ」

木山「ラインアウト、白ボールだ」

サローニャ「それじゃ、攻撃といくよん」

サンドリヨン「いつでも」
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/09(金) 23:41:01.46 ID:5u2h+5cuo
麦野「あれ、何でこっちのエリアに残ってまで私のそぼにいるの?」

佐天「走りこんでパス受けて3Pとかまたやりそうだから」

麦野「あ、バレてた?」

佐天「いま3P決められたらしんどいから当然です」

バードウェイ「と、言って四人で大丈夫なのか?」

佐天「4対3ならなんとか止めてくれると思いたい」

黒子「私はサイドに!」タタッ

絹旗「カットしてみせます!」タタッ

レッサー「じゃ、私たちはサンドリヨンを二人でチェック」

フレンダ「通させないわけよ」

サローニャ「そりゃ二人にマークされた状態でパスを出すのは難しいけどさ」

サンドリヨン「ほっ」タタッ

サローニャ「はいっ!」ポーン

レッサー「あれ?」

サンドリヨン「動き回ればいいだけなのよね」

フレンダ「ゴールから遠ざかってパスを受ける!?」

ポーン

サンドリヨン「ここから私たちの猛攻が」 滝壺「させない」ダッ

サンドリヨン「え?」

サローニャ「いつの間に!?」

パチッ

滝壺「ふれんだ!」

フレンダ「ほいっ!」パシッ

レッサー「後ろから追い抜くようにボールを前に弾いた!」

サローニャ「そこにフレンダちゃんが!」

フレンダ(あっちは佐天と麦野とバードウェイ、これはチャンス!)

フレンダ「全速ドリブル!!」ダムダム

サンドリヨン「行かせない!」バッ フレンダ「滝壺!」ポン

滝壺「はい」パシッ サンドリヨン「こっち!?」バッ

フレンダ「リターン!」タタッ

滝壺「りたーん」ヒュッ サンドリヨン「くっ」

フレンダ「よし、このまま!」パシッ ダムダム

バードウェイ「行かせるか」

フレンダ「バードウェイなら余裕で!」ダムダム
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/09(金) 23:41:45.77 ID:5u2h+5cuo
眠いので続きは明日
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 00:03:40.81 ID:Q/FdBj/SO
乙ンポ
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/11/10(土) 00:10:11.02 ID:v3t06yDXo
おつ
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/10(土) 07:55:36.90 ID:HP1s5ALJ0
佐天さん、木山先生と付き合いたいんですが
どうしたら良いでしょうか
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 09:00:42.41 ID:s+DvOaHyo
バスケ編異常に長すぎ
名探偵佐天さんマダー?
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/10(土) 09:55:26.49 ID:y5GIBkeeo
ID:U6CD7hSn0「佐天さん応援してる佐天さんかわいい 」 佐天「ありがとう!」ブン

ID:U6CD7hSn0「がわ゛っ!!」

佐天「だがそういうのは心の中だけにしておけ!!!口に出すんじゃねえええ!!!」

ID:qnEcsgxSO「木山てんてーに3京点」 佐天「審判!!」ブン

ID:qnEcsgxSO「ぎや゛っ!!」

佐天「ゲームに関係ないことを口走るんじゃねえ!!」

ID:/oY/NjtD0「絹旗と俺と誰が3Pするんだ」 佐天「パイナポゥ!!」ブン

ID:/oY/NjtD0「ボボッ!!」

佐天「フレンダが用意した手榴弾3個食いに決まってんだろうが!!あっちでさっさとやってこいやあああ!!」

ID:Q/FdBj/SO「乙ンポ」 佐天「ランボー!!」ブン

ID:Q/FdBj/SO「ぽん゛っ!!」

佐天「ベトナムにいってこいやああああ!!!」

ID:v3t06yDXo「おつ」 佐天「あ、ども、おつっす」

ID:HP1s5ALJ0「佐天さん、木山先生と付き合いたいんですが どうしたら良いでしょうか」 佐天「転生!!」ブン

ID:HP1s5ALJ0「ばる゛っ!!」

佐天「現世にチャンスはない!来世にかけろ!!」

ID:s+DvOaHyo「バスケ編異常に長すぎ 名探偵佐天さんマダー?」 佐天「うるせえ!」ブン

ID:s+DvOaHyo「ごな゛ん゛っ!!」

佐天「ここまで長くなるとは思わなかったんじゃああああ!!!我慢しろおお!!!」

初春「2週間以内にはやる予定です」
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/10(土) 12:19:31.28 ID:cK3fbi300
いつから佐天さんは暴徒と化してしまったのだろう…?
まぁかわいいからいいけど
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 14:02:04.37 ID:Q/FdBj/SO
木山てんてーもバスケ参加した麗しいお姿見たかったぜよ
汗まみれなバスケユニフォームの木山てんてーとか最高じゃね?勃たね?
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/10(土) 22:29:43.12 ID:y5GIBkeeo
フレンダ「抜きされ・・」ダムダム

バードウェイ「甘い」バッ

フレンダ「ちっ、ついてくるか」ダムダム

佐天「フレンダ!!」タタッ フレンダ(よし、麦野を振り切ってる)ヒュッ

佐天「あたしも走りこんで・・・」パシッ ダム

麦野「・・・・」タタッ

バードウェイ(あえて佐天のすぐ後ろを走っているように見えるが・・・?)

佐天「とうっ!」ピョン ヒュッ

フレンダ「決めて!」

麦野「せいっ!!」グッ

バチッ!!

佐天「後ろから!」

バードウェイ「うまい!ボールだけをはじいた!!」

木山「ラインアウト、赤ボールだ」

初春「いいですいいです、あと3分ちょっとですよー!」

姫神「今のは痛い」
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/10(土) 22:50:16.03 ID:y5GIBkeeo
佐天「くっそー、止められたかー」

麦野「ふふん」

フレンダ「佐天!すぐに始める!」

佐天「おっと、そうだ」ヒュッ

フレンダ「よし、このまま」パシッ バードウェイ「おっと、打たせないぞ」バッ

フレンダ「でも打っちゃう」ヒュッ バードウェイ「このっ!」ピョン

佐天(見事に届いてない)

ドンッ!! ゴガッ!!

麦野「ほいっと」ピョン パシッ

佐天「取ったところを!」

麦野「させないわよ」ヒョイ 佐天「ちっ」

バードウェイ「むぎのん!ロングパス狙え!三人は向こうのエリアだ!」

麦野「わかったわ!」グッ 佐天「そうはさせるか!」ピョン

麦野「ナイスジャンプ」ダム 佐天「あれ?」

フレンダ「うかつに飛ばない!」

ダムダム

麦野(疲れて足が止まったのかカウンターを意識したのか3対3のままで残ってるわね)

麦野(さて、どうしたものか・・・)ダムダム

フレンダ「追いついた!」 佐天「これ以上はなさせない!!」

麦野「む」ダムダム
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 22:55:06.03 ID:ZeHCBgNDO
聖人相手にも通用するすくい投げがあるんだから、あれを仕掛ける速度でいけば余裕で取れそうなんだけどなぁ
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/10(土) 22:59:20.96 ID:y5GIBkeeo
サローニャ「さーて、どうしよっかなー」

サンドリヨン「このままここにいてもいいと思う」

レッサー「佐天め、もう少し慎重にシュートを打てばいいものを」

滝壺「ここを止めればまだ大丈夫」

黒子(むぎのんさんをフォローしたいところですが)チラ

絹旗「そのままボール奪ってください!」

黒子(絹旗さんがきっちりとついてますわね・・・ なら、おっかけっこでしょうか)

黒子「むぎのんさん!!」タタッ

絹旗「おっと!」タタッ

麦野(黒子に出すか?それともフェイント?)

佐天「むぎのんから目を離さない」

フレンダ「もち!」

麦野「さーて、どっちかな」クル

佐天「後ろを向いた?」

フレンダ「わかりにくっ!」

黒子「もらいますわ!」タタッ

絹旗「このっ」タタッ
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/10(土) 23:21:58.32 ID:y5GIBkeeo
麦野「スルー」ボソ

黒子「はい」タタッ

絹旗「取ってない!」

佐天「ってことはむぎのんさん!」

フレンダ「出させないわけよ!」

麦野「甘いわ」ビュッ

ドンッ パシッ

黒子「このまま行きますの!」ダムダム

佐天「後ろを向いたままパス!?」

フレンダ「しかも通過した黒子の進路を予想して!?」

絹旗「まずっ!」ダムダム

麦野「これはもらったわね」

黒子(前は2対2の状況、このままシュートを)ダムダム

滝壺「私が止める」ズイッ

サンドリヨン(なら、私は少し離れて・・・)トコトコ

サローニャ(私はリバウンド狙い)

レッサー(実質1対2か、なら・・・)

黒子「このまま行きますわ!!」ダムッ ピョン

滝壺「させない!!」ピョン

黒子「サンドリヨンさん!」ポイッ 滝壺「ぱす!?」

サンドリヨン「これで」レッサー「とうっ!」バチッ

サローニャ「パスカット!?」

絹旗「ここはパスを信じて!」タタッ

佐天「レッサー! フレンダ!」 レッサー「はいよっ!」パシッ ビュッ

フレンダ「反撃のチャンス!」 麦野「ちっ!戻るか!」タタッ

レッサー「有利だ!今度こそ決めろ!」

フレンダ「よし、このまま」ダムダム

佐天「フレンダ、最愛ちゃん!」タタッ フレンダ「はいよ!」ダムダム

佐天(こぼれた時に備えてあたしはゴール下に!)タタッ

フレンダ「絹旗!」ヒュッ

絹旗「ナイスパスです!」 バードウェイ「打たせない!」バッ

フレンダ「ここに来てバードウェイがディフェンスするなんて」

バードウェイ「ここだからこそだ、私が一番元気だからな」

絹旗「ですがバードウェイには高さがありませんから超狙いやすいです」 バードウェイ「ならやってみろ」
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/10(土) 23:39:24.07 ID:y5GIBkeeo
絹旗(状況は3対2、圧倒的にこっちが有利ですね)

バードウェイ「どうした、シュートを打ってみろ」

絹旗(3点取れれば楽にはなりますがここは確実に点差を縮めておきましょう)

絹旗(点差は4点、どの道逆転できないなら確率の高いほうへ・・・)

絹旗「フレンダ!」ヒュッ

フレンダ「はい」パシッ

絹旗(このままゴールに近いところへ!)タタッ

麦野「バードウェイ!フレンダ!」

バードウェイ「わかっている!」タタッ

佐天「フレンダ!打って!」

フレンダ「当然!」

フレンダ(でももう少し近づいて・・・)ダムダム

麦野(絹旗もこっちに来る、そして近くには既に佐天が・・こりゃやばいかな)

フレンダ「そりゃっ!」ヒュッ

初春「外れて!!」

ドンッ パサッ

フレンダ「よっしゃああああ!!!」グッ

木山「赤チーム、2点」

初春「むむむ、あと2分ちょいです、がんばってくださーい!」

姫神「32−34 1ゴール差。これはいける」
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 00:03:35.05 ID:/JT/VOmao
佐天「ナイスフレンダ!」

フレンダ「やるときゃやるわけよ」

絹旗「これで1ゴールです、しっかり守りましょう」

バードウェイ「ふん、すぐに突き放してやる」

麦野(よし、速攻!)パシッ

麦野「サローニャ!!」ブン

ビュウン!!

佐天「やばっ!」

フレンダ「戻れ!!」

絹旗「決められたら意味がありません!」

サローニャ「はいっと!」パシッ

黒子「サローニャさん!」

サローニャ「はいっ」ヒュッ

レッサー「くっ」

サンドリヨン「ここは取り戻す」

滝壺「止めなきゃ」

黒子(迷っていてもあっちはすぐに戻ってきます、それなら)ダムダム

黒子(今度は自分で決めてみせますの!)ダムッ ピョン

滝壺「離れたところから!?」

黒子「入って!」ヒュッ

レッサー「チェックも無理か!」

604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 00:06:19.47 ID:/JT/VOmao
ゴガンッ!!

サローニャ「外れた!!」

サンドリヨン「私が取る!!」ピョン 滝壺「こっちに落ちない! なら」タッ

ガッ

サンドリヨン(取れる、でも二人が傍にいる)

滝壺(着地を狙う)

レッサー(私は後ろから)

サンドリヨン「くっ!」ビュッ

黒子「空中でパスを!?」

パシッ

サローニャ「ありがと・・ちゃんっ!」ピョン

佐天「間に合わなかった!?」

絹旗「まだです!外れるかも!」

フレンダ「ならそれに備える!」

ヒュッ

レッサー「外れろ!」

サンドリヨン「決めて!」

ドンッ パサッ

滝壺「そんな・・・」

木山「白チーム、2点」

初春「なかなか目が離せませんね・・・」

姫神「32−36 ここが正念場」
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 01:11:17.99 ID:/JT/VOmao
サローニャ「すぐ戻る!」タタッ

サンドリヨン「もちろん」タタッ

黒子「ですわ」タタッ

絹旗「戻りが早い!」

滝壺「これじゃ速攻は無理」

レッサー「佐天」ヒュッ

佐天「うん!」パシッ

フレンダ「さて、どうやって点を取ろうか・・・」

佐天「残り時間も少ない、ここはもう全力で走るしかないね」ダムダム

絹旗「一本一本確実にですね」

レッサー「相手のボールになったらとにかく全員で戻ろう」

滝壺「がんばる」

フレンダ「逆転するわけよ!」
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 01:20:31.09 ID:/JT/VOmao
佐天「とにかくみんな走って!」ダムダム

絹旗「こうなりゃ総力戦です!」

フレンダ「私はサイドに!」

レッサー「私はその逆!」

滝壺「ゴールの近く」

サローニャ「初春、時間は!?」

初春「100秒ちょいです」

麦野「2分を切ってるか、なら全力で来るわね」

サンドリヨン「じっくり守れば逃げ切れる」

バードウェイ「もう一本取ればとどめになるだろうな」

黒子「それが理想ですわね」
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 01:35:27.81 ID:/JT/VOmao
麦野「行かせないわ」バッ

佐天「そりゃそうだよねー」ヒュッ

パシッ

フレンダ(相変わらず絹旗には黒子、滝壺にはバードウェイがべったり、ゴールの下にはサローニャとサンドリヨン、私とレッサーはある程度フリーか)

フレンダ「ここは自分で!」ダムダム

フレンダ(麦野がチェックに来れば佐天へパス、サローニャかサンドリヨンならレッサーへ)ダムダム

フレンダ「よし、いい距離」ダムダム

麦野「打たせるか!」 フレンダ(来た)

フレンダ「佐天!」ヒュッ

佐天「はいよっ」パシッ

佐天(打つには少し遠い、なら近づいて)ダムダム

サンドリヨン「来る!」バッ

佐天「ほっ!」ピョン サンドリヨン「止める」ピョン

佐天「レッサー!」ビュッ

レッサー「よしきた!」パシッ

バードウェイ「シュートと見せかけてパスか!」

レッサー(サローニャ、バードウェイ、サンドリヨンがゴールの下、むぎのんは少し離れている・・・なら)

レッサー「打つしかないでしょ!」グッ サローニャ「させない!」ダッ

レッサー「ほいっと」ヒョイ サローニャ「フェイント!?」

レッサー「これで近づける!」ダムッ 麦野「甘いわ!」バッ

レッサー「フレンダ!」ポイ 麦野「ちっ!」

フレンダ「これで崩せた!」パシッ

フレンダ「よっ!」ピョン サンドリヨン「させない!」ピョン

フレンダ「佐天」ポイ サンドリヨン「また!?」

佐天「フリー!」パシ バードウェイ「残念だったな」ガシッ

スポッ

佐天「へ?」 サローニャ「ナイス!」

バードウェイ(密集しすぎてて誰にも出せん、ここはフォローを待つか)

レッサー「うまくいくと思ったのに!!」
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 01:57:15.87 ID:/JT/VOmao
黒子「やりましたわ!」

絹旗「あーもう、打つとみせかけてパスの連続で崩せたと思ったのに・・・混戦のところでやることじゃありませんか・・」

滝壺(ここで取れれば・・・こっそりと後ろに)

絹旗「とりあえず戻らないと」タッタッ

レッサー「速攻が来る前に!」タタッ

フレンダ「引き際が大事!」タタッ

麦野「かなり焦ってるみたいね」

佐天「そりゃ時間が少ないから当然でしょ」

サローニャ「それじゃ、リードを広げるとしますか」

サンドリヨン「時間を使ってもいい」

バードウェイ「完膚なきまで叩きのめすのがいいだろう」ダムッ

バードウェイ「この私がそのとどめをさすのもいいかもしれんがな」 滝壺「えいっ」ガシッ

バードウェイ「ん?」

サローニャ「げっ!!」

滝壺「とうっ!」ピョン ヒュッ

サンドリヨン「えっ?」

ドンッ パサッ

木山「赤チーム、2点」

初春「バードウェイさん・・・」

姫神「34−36 ちびっこを責めてはいけない」
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 02:04:33.48 ID:/JT/VOmao
滝壺「やった!」

麦野「あちゃー・・・」

バードウェイ「く、なんてことだ・・・」ギリギリ

サンドリヨン「全員あっち見てた」

サローニャ「油断大敵ちゃん」

黒子「きちんと周りを確認しなくてはなりませんわね」

麦野「ま、いいわ。気を取り直していきましょう」

滝壺「おっと、私も向こうに戻らないと」タッタッ

麦野「サローニャ」

サローニャ「はいはい」

麦野「さっき言ってたあれをやるわ、私が走りこんだら壁になって」

サローニャ「どの辺で?」

麦野「正面のサークル付近よ」

サローニャ「じゃ、サンドリヨンちゃんは中をお願いね」

サンドリヨン「わかった」
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 02:10:59.35 ID:/JT/VOmao
バードウェイ「この試合、負けられないぞ」ヒュッ

黒子「お気持ちはわかりますがまだ逆転されたわけではありませんの」パシッ

バードウェイ「わかっている」

黒子「では、またリードを広げてきますわ」ダムダム

バードウェイ「ふん」

佐天「りこりんさんナイスです!」

絹旗「これで逆転を狙えますね」

滝壺「えへへ」

フレンダ「さ、ここきっちり守るわけよ」

サローニャ「中、オッケー」

レッサー「早速来たか」

黒子「サローニャさん!」ヒュッ

サローニャ「ほい」パシッ

サローニャ「さーてと・・・」ダムダム

レッサー「行かせない」

麦野「で、やっぱり来るの?」

佐天「もちろん」

サローニャ(ここでいいんだよね?)チラ

麦野(上出来よ)コク
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 02:17:23.54 ID:/JT/VOmao
麦野「っ!」タタッ

佐天「スイッチ!?」タタッ

サローニャ「待ってました!」麦野「フォロー!」パシッ

佐天「この」サローニャ「おっと!」ガッ

レッサー「く、この!」グッ

サローニャ「行かせないよん!」

佐天「これってさっきの!」

麦野「そうよ、同じことしてみたわ」グッ ピョン

レッサー「ずるぅっ!」

麦野「ずるくないわ」ビュッ

絹旗「3P!?」

フレンダ「入るな!!」

パサッ

木山「白チーム、3点」

初春「やりました!これで2ゴール決められても逆転されません!」

姫神「34−39 残り1分少々でこれは辛い」
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 02:44:51.18 ID:/JT/VOmao
佐天「ぱあああああす!!!」ダダッ

レッサー「そっこおおおおお!!!」ダダッ

フレンダ「もっちろおおおおん!!」ブンッ

ビュウン!!

麦野「このっ!届け!!」タタッ ピョン

スカッ

麦野「チッ」

サローニャ「そううまくいかないか」タタッ

パシッ

佐天「よし、すぐに決める!」 バードウェイ「させんぞ」

佐天「ならレッサー!」ヒュッ

レッサー「任せて」パシッ サローニャ「打たせない!」タタッ

レッサー「くっ」ダムッ

サローニャ「後ろに下がりながらドリブル!?」

レッサー「打つ!」ビュッ

ドンッ ゴガッ!!

サローニャ「よし!」 レッサー「佐天なら拾える!」

佐天「当然!!」ピョン パシッ

バードウェイ「だが打たせはしないぞ」

佐天「なら高い位置をキープ」ダン

麦野「いただき!」 佐天「うわっと!」ヒョイ

麦野「打たせないわよ」

佐天「なら打てるスペースを作るまで」ダムッ

絹旗「佐天!フォローします!」タタッ

黒子「させませんわ!」タタッ

絹旗「直接もらえばいいだけのこと!」

黒子「くっ、それではさっきの・・」

佐天「なるほどねー」クルッ

麦野(ネタがわかっていると防ぐのは簡単なのよね)トコトコ
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 02:53:18.50 ID:/JT/VOmao
佐天「はい」

パシッ

絹旗「これを決めれば!」 黒子「くっ!」

佐天「そしてガード!」グッ

黒子「打たれてしまいますわ!」

絹旗「むっ!」ピタッ 麦野「あら、打たないの?」

レッサー「むぎのんが立ちふさがっている!?」

バードウェイ「スイッチするとわかっているなら佐天から離れるのは当然だろうな」

サローニャ「絹旗ちゃんの進路を予測してシュートを防げるポジションを取るか、さすがむぎのんちゃん」

絹旗(正面に麦野が立っている状況でシュートは無理、なら)チラ

フレンダ「絹旗!!」タタッ

絹旗(いいところにきましたフレンダ!)ヒュッ

フレンダ「よし、このまま!」ダムッ

サローニャ「行かなきゃ打たれるか・・・」タタッ

フレンダ「わかっていてもチェックに来るしかない、レッサー」ヒュッ

パシッ

レッサー「お・ま・か・っせ」ピョン ヒュッ

ドンッ パサッ

木山「赤チーム、2点」

初春「まだ3点差あります、残り40秒でこれなら私たちの勝利は間違いありません」

姫神「36−39 時間が・・・」
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/11(日) 02:56:42.65 ID:gPcyGpLDO
今北産業
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 03:15:21.75 ID:/JT/VOmao
フレンダ「あと2本」

佐天「きついなー」

レッサー「どうする?前からプレスかける?」

フレンダ「それしかないわけよ」

絹旗「2本決めないと逆転できませんからね」

佐天「なら、パスカット狙いますか」

麦野「時間はわずかよ、じっくりいきましょう」

サローニャ「もちろん」

バードウェイ「ちょうどあっちのエリアに黒子とサンドリヨンもいることだしな」

麦野「じゃ、ボール」

バードウェイ「ああ」ヒュッ

サローニャ「取られないことを意識ね」パシッ レッサー「ボールちょうだい?」

サローニャ「あ、戻らないの?」

レッサー「2本決めないと逆転できないじゃない?」

サローニャ「そうね、1本だけなら決めさせてあげてもいいよん?」

レッサー「そこを何とか2本で」

サローニャ「お断りちゃん」チラ

佐天「ふふん」

絹旗「こっちもオッケーです」

麦野「これはわかりやすいわね、ボールとターゲットの間にポジションを取ってパスカット狙い?」

フレンダ「これしかないから当然なわけよ」
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/11(日) 03:24:19.73 ID:a9kVhwcAO
>>614
佐天さんはかわいい
掬い投げ
強い
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/11(日) 03:28:13.29 ID:gPcyGpLDO
>>616
状況把握
感謝する
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 03:30:44.45 ID:/JT/VOmao
サローニャ「こうなるとパス出すところが・・・・」

レッサー「ならあきらめてボールくれる?」

サローニャ「お断りちゃん」ポイッ

レッサー「ん?上?」

サローニャ「自分で行く!!」ガシッ ダム

バードウェイ「レッサーの頭の上に放り投げて抜き去りながらドリブルか、うまいな」

レッサー「だがすぐに追いつくのが私のすごいところ!」

サローニャ「少しでもボールを前に進められればそれでいいの!」ダムダム

レッサー「なら後ろから!」シュッ

サローニャ「ほい」ダムッ

レッサー「左手にシフト!?」

サローニャ「後ろからってのはきついね」ダムダム

フレンダ「なら前からも!」バッ

サローニャ「おっと!」ヒョイ

サローニャ(ここからなら思いっきりなげればボードに当たるかも)

サローニャ「サンドリヨンちゃん!」ピョン ブン

ビュウン!!

佐天「りこりんさん!」

滝壺「ぜったいに取る」

サンドリヨン「負けない」

ドンッ!!!

黒子「ボードに 落ちますわ」

滝壺「むっ!」ピョン

サンドリヨン「はっ!」ピョン

バチッ!! 

絹旗「こぼれた!」

ドンッ!

滝壺「取らなきゃ!」

サンドリヨン「渡さない!」

パシッ

滝壺「取った」

サンドリヨン「でも、出させなければっ」
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 03:42:47.96 ID:/JT/VOmao
滝壺「誰か」キョロキョロ

サンドリヨン「このまま時間を使わせれば・・・」

絹旗「もらいに行きます!」タタッ

黒子「させませんわ」麦野「黒子!追わなくていいわ!」

黒子「あ、そうですわ、逆にこちらがパスをカットすることを狙っていけば」

麦野「そうよ、3点リードしてるんだからあわてなくていいわ」

絹旗「滝壺さん!」滝壺「はい」ヒュッ

絹旗「よし、速攻です」ダムダム

サンドリヨン「私はできる限りボールを追いかける」タタッ

絹旗「む、ついてこられると素早くボールを運べません・・」佐天「最愛ちゃん!」

絹旗「はい!」ヒュッ 黒子「届け!」グンッ

パシッ

佐天「よし、すぐにでも」ダム

黒子「だめですか」 サローニャ「いいアクションだよ黒子ちゃん!」

麦野「正念場よ、きっちり守りなさい!」

初春「あと20秒です!」

フレンダ「やばっ!」

レッサー「強引でもいい!シュート打て!」

佐天「って言われても・・・」 サンドリヨン「追いついた」

佐天「ええいもういいや、レッサー、フレンダ!こぼれたら拾って!!」

レッサー「いぇあ!」タタッ

フレンダ「お任せ!」タタッ
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 03:45:46.96 ID:/JT/VOmao
佐天(最愛ちゃんは?)チラッ

絹旗「私に二人ですか」

サローニャ「当然」

黒子「ですわ」

佐天(無理、ここは強引に!!)

佐天「とうっ!」ピョン

サンドリヨン「打たせない!」ピョン

佐天「放り込む!!」ブン

ポーン

滝壺「ぼーるが高い」

麦野「こりゃひょっとしたらひょっとするわね・・・」

バードウェイ「まずいぞ、いい軌道だ」

フレンダ「入れ!」

レッサー「土壇場でおいつけえええ!!」
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 03:50:31.65 ID:/JT/VOmao
ゴガッ!!

佐天「外れた!?」

フレンダ「上に跳ね上がった!まだわからない!」

ドッ!

絹旗「入れ!」

バードウェイ「落ちろ!」

ゴンッ ゴロッ

サローニャ「やった!」

レッサー「だけどまだあきらめない!」ピョン

バチッ

レッサー「フレンダ!」

フレンダ「ナイスパス!」パシッ

木山「ジャンプボールのように叩くか、いいパスだな」

フレンダ「ここは絶対に」ピョン

フレンダ「決める!!」ヒュッ

ドンッ!! パサッ!!

木山「赤チーム、2点」

初春「ふわぁ・・・あと4秒・・・」

姫神「38−39 絶望的」
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 03:57:41.56 ID:/JT/VOmao
バードウェイ「さて、どうする?」

麦野「簡単なことよ、思いっきり遠くへ放り投げてそれでおしまい」

サローニャ「10点差くらいあったのに1点差までつめられるって結構ドキドキだね」

サンドリヨン「でもこれで私たちの勝ちは確定」

黒子「ですがまだカット狙ってますわ、確実にいきましょう」

佐天「あー、ごめん、入らなかったよー」

フレンダ「ま、気にすることないわけよ」

絹旗「ですね、時間ありませんけどカット狙っていきましょう」

滝壺「最後まで、だね」

レッサー「そういうこと」

麦野「じゃ、サローニャ、サンドリヨン」

サローニャ「コートの端まで」タタッ

サンドリヨン「最後のダッシュ」タタッ

黒子「私たちはすぐ近くに」

バードウェイ「目の前に立たれると邪魔だからな」
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 04:02:10.88 ID:/JT/VOmao
麦野「せーのっ!!」ブン 佐天「だめもと!」ピョン

ビュウン!!

佐天「やっぱだめか」

レッサー「一気にコートの端までか」

絹旗「これは取れませんね」

滝壺「届いて」ピョン

バチッ

滝壺「届いた!」

サローニャ「でも起動が変わっただけ!」

ダンッ ダンッ

初春「時間です」

木山「そこまで、試合終了だ」

姫神「負けた。悔しい」
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 04:06:28.07 ID:/JT/VOmao
麦野「なんとか勝てたか」

黒子「ギリギリでしたわね」

バードウェイ「次はもっとスマートに勝ちたいものだな」

サローニャ「もっともっと練習しないとってことね」

サンドリヨン「パス、キャッチ、フェイント、シュート、ポジション、すべてが足りない」

初春「そうですね、これからです」

佐天「あーあ、負けたかぁー」

レッサー「敗因は何だろうね?」

フレンダ「ぱっと思いつくのはレッサーのセクハラなわけよ」

レッサー「え?そんなことしたっけ?」

絹旗「責めるつもりはありませんけど超自重してほしいです」

滝壺「でも、私は楽しかったからいいや」

絹旗「そうですね」

姫神「もっとうまくなりたい」
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/11(日) 04:11:51.31 ID:/JT/VOmao
と、いったところで今日のすくい投げ?はここまで

やっと一試合終わったけどこの後もう一試合が残っています

今度もこのくらい長くなるのか、短くなるのか、それは気分次第です

次の試合の前に色々やる予定なので久々のバスケ以外の佐天さんをお楽しみください

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げ?が炸裂するといいですね
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/11(日) 08:54:47.15 ID:oaqXZ9+DO
乙でした
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/11(日) 14:02:16.34 ID:a9kVhwcAO
おつんつん
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/11/13(火) 06:50:46.27 ID:eViuQG1Mo
すくい投げられてみたいな
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 19:03:34.44 ID:fVT8s2H9o
ID:cK3fbi300「いつから佐天さんは暴徒と化してしまったのだろう…? まぁかわいいからいいけど」 佐天「昂ぶる!!」ブン

ID:cK3fbi300「さ゛て゛っっ!!」

佐天「この手がうずくんじゃあああ!!投げられたくなかったらおとなしくしてろおおお!!!」

ID:Q/FdBj/SO「木山てんてーもバスケ参加した麗しいお姿見たかったぜよ」

ID:Q/FdBj/SO「汗まみれなバスケユニフォームの木山てんてーとか最高じゃね?勃たね?」 佐天「ド変態!!」ブン

ID:Q/FdBj/SO「は゛る゛っ!!」

佐天「貴様は出入り禁止だああああ!!!」

ID:ZeHCBgNDO「聖人相手にも通用するすくい投げがあるんだから、あれを仕掛ける速度でいけば余裕で取れそうなんだけどなぁ」 佐天「馬鹿やろう!!」ブン

佐天「レクリエーションで全力でやったらしらけるだろうが!体躯の授業でバスケ部が無双して悦に入るようなもんだ!!」

佐天「この佐天涙子、そのくらいはわきまえておる!!」

ID:gPcyGpLDO「今北産業 」

ID:a9kVhwcAO「佐天さんはかわいい 掬い投げ 強い」

ID:gPcyGpLDO「状況把握 感謝する」

ID:a9kVhwcAO「おつんつん」

佐天「まとめてっ!!」ブン

ID:gPcyGpLDO「い゛ま゛っ!!」

ID:a9kVhwcAO「る゛い゛っ!!」

佐天「ここはすくい投げでなんとかするところだ!産業じゃねえ!!」

ID:oaqXZ9+DO「乙でした 」 佐天「どうも乙っす」

ID:eViuQG1Mo「すくい投げられてみたいな 」 佐天「ふっ、この佐天、素人さんに怪我をさせるようなこたあしねえぜ」
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 19:20:29.91 ID:fVT8s2H9o
木山「それでは運動をした後だ、まずは水分補給をしたまえ」

姫神「麦茶がある」

サンドリヨン「素晴らしい、日本の味」

フレンダ「こういう時はスポーツドリンクじゃないの?」

初春「糖分がたくさん入っているのでおすすめしません」

佐天「プロサッカー選手が一試合走り回ったくらいの運動をしたならわかるけどねー」

黒子「それもありますが今日もおやつがあるのではなくて?」

初春「ええ、今日はシュークリームです」

絹旗「やったー!」

滝壺「きぬはたがよろこんでいる」

レッサー「ふっふっふ、ついうっかりむぎのんの乳にクリームをぶっかけ」佐天「ゴルァ!!」ブン

レッサー「む゛ぎっ!!」

佐天「食べ物を粗末にしようとするんじゃねえ!そんなことはこの佐天涙子が許さん!!」

レッサー「えっちな妄想がとまりませえええええん!!」佐天「このっ!」ブン

レッサー「は゛い゛っ!!」

佐天「貴様はもう一回グラウンド10週してこいやあああ!!!」

レッサー「はいいいい!!行ってまいりますううう!!!」

サローニャ「はあ、むぎのんちゃんの目の前で言わなくてよかった」

バードウェイ「とばっちりはもうこりごりだからな」

麦野「ん?」ゴクゴク

麦野「え、何?」

サローニャ「なんでもないよん。一緒にシュークリーム食べよ?」
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/13(火) 19:24:57.56 ID:f8hctdVSO
サローニャちゃんにこんな事言われたい…

でも、木山てんてーの聖水で水分補給はもーっと!したいです
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 19:28:20.12 ID:fVT8s2H9o
麦野「でも汗だくでおやつって何かちょっと・・」

滝壺「ほっぺから汗が滴り落ちる」

黒子「あまりよいものではありませんわね」

木山「ならばシャワーを浴びてきたらどうだ」

佐天「あ、そうだ。それがあったんだ」

サンドリヨン「でもシャワー浴びてこの下着をまたつけるのは・・・」

バードウェイ「それは抵抗があるな」

サローニャ「下着つけないで帰っちゃえば?」

バードウェイ「そんな恥ずかしいことできるか!!」

木山「シャワーを浴びている間にクリーニングに出してしまえばいいだろう。最新の技術で10分あれば洗濯から乾燥までやってのけるぞ?」

バードウェイ「至れり尽くせりだな」

絹旗「それじゃあ私は先にシャワー浴びてきます」

初春「では私も」

滝壺「私も」

フレンダ「麦野、一緒に行かない?」

麦野「変なことしたらわかってるわよね?」

フレンダ「レッサーじゃないから安心してほしいわけよ」

姫神「今ちょうどグラウンドを走っている。これは好都合」
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/13(火) 19:31:37.94 ID:zTXIzeku0
シャワールーム覗きたいけど抑える
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/13(火) 19:34:57.24 ID:f8hctdVSO
じゃー俺は防水カメラもってとっこうしかけるよ
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/13(火) 19:40:22.74 ID:zTXIzeku0
>>634
佐天さんとサローニャちゃんのとこにも頼む
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 19:42:56.71 ID:fVT8s2H9o
アレイスター「いやー、いいなー、青春だなー」

エイワス「素晴らしい」

アレイスター「なあ、エイワス」

エイワス「わかっている。覗くんだろう?」

アレイスター「ふ、さすがわが友、阿吽の呼吸というやつだな」

エイワス「では、行こうかアレイスター」

アレイスター「我らの聖地へ」

佐天「どこへ行こうというのかね?」

エイワス アレイスター「「ひいっ!!!!」」ビクッ

エイワス「さ、佐天さんっ!!」

アレイスター「ど、どどうしてここへ!!」

佐天「質問に答えい!!!」ブン

エイワス「ち゛ち゛っ!!」

アレイスター「お゛し゛り゛っ!!」

佐天「どこへ行くのか答えんかいこらあああああ!!!!」

エイワス「はいいいいい!!!皆様がシャワーを浴びる姿をこの目に焼き付けようとおおおお!!」

アレイスター「シャワールームへこっそりとおおおお!!!!!」

佐天「この変態どもがあああ!!」ブン

エイワス「む゛ち゛む゛ち゛!!!」

アレイスター「つ゛る゛へ゛た゛っ!!」

佐天「てめえらはレッサーと一緒にグラウンドを走ってこい!ただしてめえらだけは100kgのバーベルをかついでだがなあああ!!」

エイワス「はいいいい!!!この膝と腰がくだけようともおおお!!」

アレイスター「やりとげてみせますうううう!!!」

初春「のぞきは犯罪です、大切なものを失いますから絶対にやめましょうね」
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/13(火) 19:46:59.79 ID:f8hctdVSO
OK、では、いざ聖地へ参らん!ダダッ
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/13(火) 19:47:50.14 ID:OTdMccyK0
絹旗の覗くついでに絹旗のタオルで俺の体を拭こう
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 19:56:16.81 ID:fVT8s2H9o
レッサー「はぁ・・・はぁ・・・・・」

レッサー「バスケットをやった・・・・あとに・・・・」

レッサー「まだ・・・・走る・・・・のか・・・・」

レッサー「これは・・・・きつい・・・・」

レッサー「何で・・・わたし・・だけ・・ ん?」

エイワス「急げアレイスター!早くしないとみんながシャワーを終えてしまうぞ!!」

アレイスター「ああ!ちらっと!ちらっとでしいから拝ませてもらおうぜ!!」

エイワス「滝壺さんとか木山先生とか土下座したら少しくらい見せてくれそうだよな!」

アレイスター「もっとがんばればさわらせてくれそうじゃないか?」

エイワス「・・・・」

アレイスター「・・・・」

エイワス「その時は紳士的に順番を決めようではないか」

アレイスター「そうだな」

エイワス(その時はアレイスターには眠ってもらおうか)

アレイスター(その時はエイワスには眠ってもらおうか)

レッサー「なんだと・・・みんながシャワーだと・・・この私がいないところでなんてことだ・・・・」
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 20:15:36.02 ID:fVT8s2H9o
木山「まさか私まで入ることになるとはな」

サンドリヨン「裸の付き合い、これぞ日本の文化」

フレンダ「サンドリヨンはわかってるわけよ、ここが銭湯だったらよかったのに」

麦野「で、風呂上りは牛乳とか言っちゃうんでしょ?」

フレンダ「もちろん」

サンドリヨン「ぜひともやりたかった」

麦野「・・・今度二人で行ってきなさい」

バードウェイ「それにしても女同士とはいえよく裸をさらせるものだな」

絹旗「ですね」

初春「恥ずかしいです」

サローニャ「おやおやー、そんなもの巻いて脱がしてほしいのかなー?」ニヤニヤ

バードウェイ「や・め・ろ」

黒子「おやめくださまし、すべりやすいところでふざけると怪我をしますわ」

サローニャ「はいはいちゃん、レッサーちゃんじゃないからそんなことしないよん」

姫神「すべりやすいところでの怪我は骨折まであるから本当に危険」

滝壺「ねえきぬはた」ウズウズ

絹旗「何ですか?」

滝壺「あらいっこしない?」

絹旗「はい?」
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/13(火) 20:17:41.89 ID:f8hctdVSO
木山てんてーをセンターに入れてスイッチ、木山てんてーをセンターに入れてスイッチ……
他の娘も適当にスイッチ…
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 20:31:32.59 ID:fVT8s2H9o
滝壺「洗いっこ」

絹旗「ちょっ!!」

バードウェイ「そうか、二人はそいう関係だったのか・・・」

サローニャ「滝壺ちゃん積極的」

姫神「愛の形も人それぞれ」

黒子「何も悪いことではありませんわね、私もお姉さまがいれば全身を使って洗ってさしあげたいですわ」

初春「さすが白井さんです」

佐天「平常運転だね」

絹旗「ちょ、ちょっとちょっとちょっと!!私と滝壺さんはそういう関係じゃありません!」

バードウェイ「無理に隠す必要はないんだぞ?」

サローニャ「お似合いちゃん」

絹旗「だから違いますってばー!!」

滝壺「きぬはた、嫌?」

絹旗「え、えっとえっと、さすがに体は恥ずかしいので・・・髪なら超ギリギリセーフです・・」

黒子「チッ」

初春「なぜそこで舌打ちするんですか白井さん」

佐天「あたしたちには理解できない何かがあるのさ」
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 20:42:54.27 ID:fVT8s2H9o
木山「君たち、この格好でずっといると風邪をひいてしまうかもしれないからさっさと汗を流したまえ」

麦野「そうね、さっさと済ませましょ」

フレンダ「個室になってるわけよ」

サンドリヨン「ボディタオルかけたりシャンプーとかおける棚があるのもうれしい」

麦野「自分に合うシャンプー持ってこなきゃね」

サンドリヨン「私はシャンプーの後に椿油で髪を整えている」

フレンダ「お、粋だねえ」

木山「粋とはこういうものを言うのだったか・・・?」

麦野「気にしたら負けよ」

シャーーー

フレンダ「うわっ!つめたっ!!」

サンドリヨン「見事に水を出したもよう」

麦野「お約束ね」

木山「赤と青でわかりやすく色分けしているというのに・・・」

フレンダ「ふ、ふん、私はまず冷水を浴びるタイプなわけよ」

木山「・・・体を冷やしてもいいことは無いと思うが?」

フレンダ「冷水と温水を交互に浴びることで体の機能を高めるわけよ」

サンドリヨン「なるほど、これが日本式」

麦野「こいつの言うこと真に受けないほうがいいと思うわよ?」

サンドリヨン「なら、参考程度にしておく」
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/13(火) 20:54:19.48 ID:R5JH1bCs0
佐天さん、大ファンです 握手とサインと写真
お願いします
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 20:54:47.31 ID:fVT8s2H9o
滝壺「きぬはた、ここに座って?」

絹旗「は、はい」ドキドキ

滝壺「きぬはたの髪、きもちいい」ナデナデ

絹旗「あ、あううううう ///////」

サローニャ「どうしよう、やらしいことしようとしてるようにしか見えない」

バードウェイ「個室に二人だから尚更だな」

黒子「あぁ・・・これが私とお姉さまだったら・・・・」

初春「ここに御坂さんがいなくてよかったですね」

佐天「お風呂で電撃とかされたら大惨事だもんね」

シャーーー

滝壺「きぬはた、熱くない?」

絹旗「あ、ちょうどいいです。はい」ドキドキ

サローニャ「ねえバードウェイちゃん」

バードウェイ「嫌だ」

サローニャ「まだ何も言ってないよん?」ニヤニヤ

バードウェイ「私に近づくな、私に触ろうとするな、それ以前にそのにやついた顔で私を見るのをやめろ」

初春「こっちはこっちでですか」

佐天「じゃあここはあたしも初春を」

初春「嫌です。恥ずかしいじゃないですか」

佐天「だよねー」

姫神「でもちょっぴりうらやましい」
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 21:19:57.14 ID:fVT8s2H9o
シャーー

木山「やはりシャワーは気持ちいいものだな」

フレンダ「でも欲を言えば浴槽がほしいわけよ」

サンドリヨン「入浴剤を入れたりゆずを浮かべたり」

麦野「そのゆず食べるつもりでしょ?」

サンドリヨン「だめ?」

麦野「だめじゃないんだけどなんかこう・・・」

フレンダ「それが乙なわけよ。麦野はわかってないなあ」

木山「こほん、浴室があれば君たちは長居してしまうだろう?あくまでも汗を流すためのものだ、このくらいでいいのだよ」

麦野「くつろぎだしたら確実に長くなるわね」

フレンダ「確かに、ここに住むって言い出しそうになるわけよ」

サンドリヨン「甘えだしたらキリがない」

木山「そういうことだ、汗を流したらさっさと出るのが一番だ」

フレンダ「シュークリームも待ってるわけよ」

サンドリヨン「楽しみ」
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/13(火) 21:23:46.70 ID:f8hctdVSO
●RECジーー
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 21:31:07.21 ID:fVT8s2H9o
チュー

滝壺「よくあわたてて」ブクブク

絹旗「な、何かすごく緊張します・・・」ドキドキ

滝壺「まずきぬはたの頭になじませるように」ナデナデ

絹旗「ふわぁ・・・・滝壺さんの手が・・・」

滝壺「痛い?」ナデナデ

絹旗「いえ、痛くないですけど、くすぐったいというかこそばゆいというか・・・」

滝壺「じゃあきをつけてやるね」ナデナデ

絹旗「はぁ・・・どきどきがとまりません・・・・」

滝壺「じゃあゆっくりと、爪をたてないように・・・・」シャカシャカ

絹旗「ふわぁ・・・・」

滝壺「きぬはた、かゆいところはある?」シャカシャカ

絹旗「いえ、大丈夫です・・・」

滝壺「慎重に・・・慎重に・・・・」シャカシャカ

サローニャ「ねー、バードウェイちゃーん」

バードウェイ「嫌だと言ってるだろうが!しつこいぞ!」

サローニャ「バードウェイちゃん反抗期?」

バードウェイ「違うわ!」

サローニャ「私そんなふうに育てたおぼえはないんだけどねー?」

バードウェイ「私がいつ貴様に育てられた」

サローニャ「だから親の愛だと思ってほら、こっちこっち」ポンポン

バードウェイ「い・い・か・げ・ん・に・し・ろ」キュッ

シャーーー

バードウェイ「このっ!!」シャー

サローニャ「きゃあああ!!!つめたああああい!!!!」
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/13(火) 21:33:44.53 ID:f8hctdVSO
●REC

大丈夫。そんな鳥道を私は録画しながら応援してる。
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 21:39:13.42 ID:fVT8s2H9o
バードウェイ「このっ!!このっ!!このっ!!」シャーー

サローニャ「つめたっ!!つめたいっ!!やめてバードウェイちゃん謝るから!!」

バードウェイ「もう遅い!私の気がすむまで冷水を浴びてもらおうか」シャーー

サローニャ「やああああ!!!!」

佐天「あちゃー、とうとうバードウェイが怒っちゃったか」

初春「ですがこれはちょっとまずいですね」

黒子「何がですの?」

初春「よくあるじゃないですか、こういう展開だと・・・」

バチャッ!!!

姫神「きゃっ!!!」

佐天「飛び火か」

初春「左様」
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 21:55:51.66 ID:fVT8s2H9o
サローニャ「ひゃっはああああ!!慣れるとこれきもちいじゃない!!!」バシャッ

黒子「きゃっ!!」

バードウェイ「しまった!こいつこの冷たさに慣れて水ぶちまけはじめやがった!!」

初春「こいつぁしばらくおさまらねぇぜ」

佐天「なら、あたしたちもやるか?」

姫神「上等。久々にハートに火がついた」

黒子「ふふふ、同じ気持ちですわ」

サローニャ「ふっふっふー、バードウェイちゃーん?」ニヤニヤ

バードウェイ「や、やめろ・・・そんな目で私を見るな・・・」

サローニャ「し〜か〜え〜し〜」ニヤニヤ

バードウェイ「ち、近づくな、やめろ、その洗面器を降ろせ・・・」

サローニャ「い・や」 黒子「えいっ」バシャッ

バードウェイ「きゃあああああ!!!!!」ビクッ 姫神「もひとつ!」バシャッ

サローニャ「うわっぷ!!」

黒子「いかがですの?おもいっきりぶちまけられる気分は」

サローニャ「私の獲物のバードウェイちゃんを横取りされておまけまでついてくるなんてねー?」

姫神「ふたりがはじめたこと。私たちは悪くない」

バードウェイ「よ、よくもやってくれたなぁ・・・・」プルプル

初春「カーニバルの始まりだ」

佐天「YEA」
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 22:04:17.81 ID:fVT8s2H9o
サローニャ「せいっ!!」バシャッ

黒子「甘いっ!!!」ヒョイッ

姫神「かわした!?」

佐天「さすがだぜ白井さん!!」バシャッ

黒子「きゃっ!!」

初春「それでこそ白井さん!!」バシャッ

バードウェイ「ジャッジメントですの!!」バシャッ

姫神「ですの」バシャッ

黒子「ちょ、ちょちょちょ何で私だけ集中攻撃です」サローニャ「なんとなく!」バシャッ

黒子「のうぶっ!!」

サローニャ「これがバトルロイヤル、負けを認めたものから脱落していく」 佐天「脱落すら許さん!!」バシャッ

サローニャ「ぶふっ!!」

佐天「それがルールさ」 サローニャ「顔面はやめい!!」バシャッ

佐天「ひゃうぅっ!!」

初春「よくも佐天さんを!!」バシャッ

姫神「やっ!!」

バードウェイ「許さんぞサローニャ!!」バシャッ

初春「ひいっ!!」

姫神「反撃。えい」バシャッ

バードウェイ「うわっ!!」
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 22:13:52.03 ID:fVT8s2H9o
滝壺「きぬはた、きもちいい?」シャカシャカ

絹旗「はい・・・超きもちいいです・・・」

滝壺「えへへ、やった」シャカシャカ

絹旗「こういうのやりたかったんですか?」

滝壺「うん、仲良しって感じがする」シャカシャカ

絹旗「仲良し・・・ですか・・」

滝壺「うん、今までこういうのなかったから・・・」シャカシャカ

絹旗「考えてみたら私もありませんでした」

滝壺「きぬはたはこういうの楽しくない?」シャカシャカ

絹旗「うーん・・・悪くないですね」

滝壺「ならよかった」シャカシャカ

絹旗「でも今度やる時は他の人にしてあげてくださいね?」

滝壺「何で?」シャカシャカ

絹旗「・・・・皆仲間になるんですから、私だけが滝壺さんに髪洗ってもらってたら超不公平です」

滝壺「うん、今度はみんなの髪を私が洗ってあげる」シャカシャカ

絹旗「ふふ、順番にやらないと超時間かかっちゃいますよ?」

滝壺「むむ、それは大変」シャカシャカ

絹旗「滝壺さん、そろそろ流してもらっていいですか?」

滝壺「うん、じゃあゆっくり流すね」

絹旗「お願いします」
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 22:19:58.93 ID:fVT8s2H9o
バシャッ!!!!

絹旗「ひっ!!!」

滝壺「きゃっ!!!」

絹旗「きゃああああああ!!!!つめたいですううううう!!!!」

滝壺「なに・・・つめい・・・・」プルプル

サローニャ「あっつあつのおふたりちゃんを冷ましてあげまーす!」バシャッ

バードウェイ「こうなったら全員攻略だ!!」バシャッ

黒子「ですの!!」バシャッ

姫髪「泡を落としてあげる。ふふ」バシャッ

初春「はーい、大洪水でーす」バシャッ

絹旗「やめいっ!!!」クワッ

佐天「やめん!!」バシャッ

絹旗「ぶふっ!!」

滝壺「つめ・・つめた・・・・・」プルプル
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 22:29:44.03 ID:fVT8s2H9o
木山「・・・・・どうする?このままだとこっちにも来るぞ?」

麦野「その時はおしおきするわ」

フレンダ「ああ、昨日の悪夢が甦る」

サンドリヨン「彼女たちの戦場を通り抜けないと外に出られない」

木山「おだやかにやめさせることはできないのかね?」

麦野「ここまでヒートアップしてればちょっとやそっとのことじゃやめないわよ」

フレンダ「しっかしこんなことしてたら怪我するわけよ」

サンドリヨン「すべりやすいところでふざけたらだめ、絶対」

麦野「まったく、困ったお子様たちね」

木山「はあ、立場上私がどうにかするしかないか」

フレンダ「できる?」

木山「無理だろうな」

サンドリヨン「大丈夫、先生だけを犠牲にはしない」

フレンダ「サンドリヨン、あんたってやつは・・・」

サンドリヨン「心頭滅却すれば火もまた涼し」

麦野「その心意気だけは評価するわ」
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/13(火) 22:30:44.63 ID:f8hctdVSO
●REC

大丈夫、木山さんは俺が守る!
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 22:43:22.11 ID:fVT8s2H9o
レッサー「はぁ・・・・はぁ・・・あと・・・二周・・・・」

レッサー「むぎのんとシャワー・・・・・ むぎのんとシャワー・・・・」

エイワス「急げ、急ぐんだアレイスター!!」

アレイスター「待てエイワス、私は今すごいことに気がついた」

エイワス「ん?何かシャワーよりも大切なものがあるとでもいうのかい?」

アレイスター「あの彼女を見てみろ」

エイワス「レッサーさんか?かなり汗だくだな、少し休ませてあげたほうがいいんじゃないか?」

アレイスター「そう、そこだよエイワス」

エイワス「と、言うと?」

アレイスター「疲れて汗びっしょりのレッサーさんが倒れてしまったらどうする?」

エイワス「つまり?」

アレイスター「ここはわれわれが紳士的に優しくレッサーさんに肩をかしてあげようじゃないか」

エイワス「体力の限界が近づくレッサーさん、そこに手を差し伸べる俺たち・・・・」

アレイスター「そう、自然に、そしてさりげなく汗だくのレッサーさんをくんかくんかくらいは許されるということだ」

エイワス「お前・・・・天才だな」
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 22:50:30.65 ID:fVT8s2H9o
滝壺「さむい・・お湯・・・」プルプル

絹旗「いい加減にしてください!」バシャゥ

黒子「ひゃっはー!」バシャッ

サローニャ「なんかたーのしくなってきたー」バシャッ

バードウェイ「水に慣れてきたこともあるがな」バシャッ

姫神「新鮮味がなくなってきた。慣れはこわい」バシャッ

初春「まずい」バシャッ

佐天「これは悪いほうへヒートアップする流れではないのかね?」バシャッ

初春「ああ、そのうち洗面器を投げあうに発展するまである」バシャッ

佐天「末は殴り合いだな」バシャッ

滝壺「お湯あびたい・・・・へくちっ」
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 23:00:22.37 ID:fVT8s2H9o
佐天「誰か・・・・誰かこの流れを・・・・」バシャッ

初春「この流れを何とかしてくれ・・・・」バシャッ

滝壺「やめて、すごくつめたい・・・」プルプル

木山「君たち、いい加減にしたまえ」

サンドリヨン「ふざけるのよくない」

サローニャ「え?」バシャッ

木山「むっ!!!」

姫神「何?」バシャッ

サンドリヨン「ひゃっ!!!」

木山「想像以上だn」黒子「新しい獲物ですの!!」バシャッ

サンドリヨン「せんせ」バードウェイ「そいっ!」バシャッ

絹旗「いい加減にしろと先生も言ってるじゃないですか!」バシャッ

サローニャ「その通り!」バシャッ

サンドリヨン「やめ」姫神「みんなやめて」バシャッ

佐天「こいつぁえらいことになっちまったぜ」バシャッ

初春「ああ、まさに乱闘状態だぜ」バシャッ

滝壺「つめたい・・・」プルプル

佐天「なあ初春」

初春「はい」

佐天「ふるえてるりこりんさんかわいい」

初春「ですね」
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 23:15:46.16 ID:fVT8s2H9o
と、いったところで今日のすくい投げ?はここまで

レッサーに忍び寄る変態の迫る変態の魔の手

周囲に誰もいない中レッサーはこのピンチを切り抜けることができるのか!?

シャワールームではしゃいでいるメンバーはここから壮絶なバトルロイヤルへ発展してしまうのか?!

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げ?が炸裂するといいですね
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/13(火) 23:29:50.11 ID:fVT8s2H9o
佐天「そおおおおおおおおおおおおおい!!!!!」ブン

ID:f8hctdVSO「ぼごっ!!」

ID:zTXIzeku0「し゛ゃ゛わ゛」

ID:OTdMccyK0「き゛ぬ゛っ!!」

佐天「このド変態どもおおおおおおおおおお!!!!」

佐天「山奥の寺の中で一人で暗闇の中で座禅組んで一晩中で読経してろおおおおお!!!j

ID:R5JH1bCs0「佐天さん、大ファンです 握手とサインと写真 お願いします」佐天「ならっ!!」ブン

ID:R5JH1bCs0「く゛し゛ゅ゛っ!!」

佐天「これが握手の代わりだ、そして!!」ブン

ID:R5JH1bCs0「い゛ん゛っ!!」

佐天「これがサインの代わりだ、おまけに!!」ブン

ID:R5JH1bCs0「し゛ん゛っ!!」

佐天「これが写真の代わりだ!!すくい投げでなんとでもなる!!それがこの佐天涙子じゃああああ!!!!」
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/13(火) 23:41:19.51 ID:zTXIzeku0
おつんつん
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/14(水) 00:57:33.52 ID:+A90xMfDO
そろそろ滝壺がキレる悪寒
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/14(水) 00:58:59.82 ID:2T/C69MSO
乙。そろそろ俺の木山てんてーへの愛メーターも振り切れる
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/14(水) 01:45:42.20 ID:a4cMNwTDO
さすが佐天さん…


666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 19:50:52.63 ID:XwNAwHqho
ID:zTXIzeku0「おつんつん」 佐天「またてめえか!」ブン

ID:zTXIzeku0「つ゛ん゛っ!!」

佐天「読経はどうした!!さっさとやってこい!!」

ID:+A90xMfDO「そろそろ滝壺がキレる悪寒」 佐天「そいつぁねぇな、なぜならあたしと初春がそのへんはきちんと見計らってるからな」

ID:2T/C69MSO「乙。そろそろ俺の木山てんてーへの愛メーターも振り切れる」 佐天「くだけろ!!」ブン

ID:2T/C69MSO「て゛ん゛っ!!」

佐天「そのふざけた妄想と共にな!!」

ID:a4cMNwTDO「さすが佐天さん…」 佐天「この佐天涙子に投げられぬ人間などおらぬ」
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 20:13:24.17 ID:XwNAwHqho
レッサー「はっ・・・はっ・・・」

エイワス「いやー、女の子が走っている姿を後ろから見守るのっていいよなー」

アレイスター「最高だ」

レッサー「はっ・・・はっ・・・・」

エイワス「でも前から見るほうがもっといいんじゃないか?」

アレイスター「だめだ、我々は紳士なのだ、走っている女の子を前から見つめるなんて通報されてしまうだろ」

エイワス「確かにな、それにレッサーさんは走るのに一生懸命だ、それを我々が目の前をうろついていたら気が散ってしまうだろうな」

アレイスター「それどころか嫌われてしまうんじゃないか?」

エイワス「なんてこった・・・・そいつはだめだ」

アレイスター「だから俺たちは、レッサーさんを暖かく見守ろうじゃないか」

エイワス「レッサーさんがんばれ」

レッサー「あと・・・すこし・・・・」

アレイスター(走り終えたらそっとタオルと飲み物を渡そう)

エイワス(そして何気なく一緒にシャワールームへ・・・)
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 20:24:20.38 ID:XwNAwHqho
滝壺「お湯・・・お湯・・・」キュッ

シャーー

滝壺「あったかい・・・」

佐天「みんなが先生とサンドリヨンを集中攻撃している隙にあたたまるりこりんさん」

初春「だがあたたまってしまえばすぐに次のターゲットに・・・」

佐天「誰か・・・誰かこの不毛な争いを止めてくれる人はいないのだろうか・・・」

初春「魔王むぎのんが降臨されたら全てが終わってしまう・・・」

佐天「誰か・・・」

滝壺「きもちいい・・・ぬくぬく・・・・」

初春「これがつかの間の幸せというやつか」

佐天「そうだ、一時離脱に過ぎん」
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 20:31:23.95 ID:XwNAwHqho
サローニャ「そおいっ!」バシャッ

サンドリヨン「ぶはっ、やめっ」黒子「もひとつ!」バシャッ

バードウェイ「ついでにこっちも!」バシャッ

木山「いつまでつづ」姫神「えい」バシャッ

絹旗「そいやっ!」バシャッ

サローニャ「うあっ! こっちっ!?」

バードウェイ「そうだ!もとはといえば貴様が!」バシャッ

サローニャ「きゃっ!」

黒子「お二人ですの!」バシャッ

バードウェイ「ぷえっ!!」

姫神「ですの!」バシャッ

サローニャ「んっ!! このっ!」

木山「ふう、我々はターゲットから外れたか」

サンドリヨン「だけどここからが本番」

木山「洗面器を取り上げてしまえばいいだろうか?」

サンドリヨン「それが一番かもしれない」
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 20:38:42.54 ID:XwNAwHqho
レッサー「じゅっしゅう・・・・おわった・・・・・」ゼェゼェ

エイワス「お疲れ様ですレッサーさん」

アレイスター「さ、このふっかふかのタオル等いかがでしょうか?」

エイワス「飲み物もありますんで、ささ、どうぞ」

レッサー「え? わるいけど・・・いらない・・・」ゼェゼェ

アレイスター「えっ?」

エイワス「そ、そんな・・・どうしてっすか!?」

レッサー「だってこの後シャワーとおやつが待ってるし、うかうかしてたらむぎのんがシャワー終えちゃうし」

エイワス「この魔術師冷静だぜ、アレイスター」

アレイスター「おのれ魔術師」

レッサー「最悪着替え中をじっくりと拝見させてもらえないと何のためにバスケをがんばったのかわからなくなってしまう」

エイワス「なら、急いでシャワールームへ行きましょう!!」

アレイスター「お供しますんで!!」

レッサー「えっ?いやいや、何であんたらと一緒にシャワー浴びないといけないの?」

エイワス「やべえ、やんなるくらい冷静だぜ」

アレイスター「逆にこちらがあせってしまうぜ」
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 20:53:21.26 ID:XwNAwHqho
木山「まずは今使われていない洗面器を回収しておこう」

サローニャ「それを一番奥の個室へと」

麦野「私もう出たいんだけど?」

木山「正気か?矢面に立つようなものだぞ?」

麦野「ぐずぐずしてるとレッサーが来ちゃうでしょ?」

サローニャ「色んな意味でカオスになりそう」

フレンダ「ってか水出しっぱなしで洗面器から汲んでぶちまけてるってことはさ、水道の元栓締めればいいんじゃないの?」

サンドリヨン「それは名案」

木山「確かここを出て更衣室の隅に配管室があったな」

麦野「それってお湯と同じパイプ?」

木山「いや、お湯と水は別だ」

麦野「そう、うっかり空焚きで爆発とかにはならなくてすみそうね」

フレンダ「で、それ誰が行く?」

木山「当然私だ。君たちの担任なのだからね」

サンドリヨン「私も行く」

フレンダ「サンドリヨンいい子なわけよ」

麦野「何もしてない私が言うのもなんだけど、急いだほうがいいわ。変な方向にヒートアップしそうだもの」
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/14(水) 20:58:07.22 ID:WtmGknRY0
佐天さんは付き合うなら
木山先生と滝壺と初春と初春と初春
誰ですか?
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 21:08:42.02 ID:XwNAwHqho
シャーー

滝壺「ぽかぽか・・・」ホワー

サローニャ「ひゃっはー!こんなところにぬくぬくしてるやつがいるぜぇー!!」

バードウェイ「なにぃー!そいつぁー聞き捨てならねぇなあ!!」

黒子「世間の冷たさってやつを味わわせてやろうぜですのぉ!!」

姫神「無慈悲な一撃!!」

滝壺「あうう・・・」

絹旗「いや、そろそろいい加減にしとかないと・・・」

佐天「最愛ちゃんは冷静になったようだな」

初春「最愛ちゃんまじ最愛」

 ひゃっはあああああああああ!!!!!!!

ばっしゃああああああん!!!!

滝壺「つめたいぃ・・・・」プルプル

絹旗「うわー、ひど」

佐天「暴徒と化してきたか・・・」

初春「やつらが次に狙うのはおそらく・・・・」

木山「その前になんとかしてみせよう」

佐天「先生」

サンドリヨン「もう少しだけ待ってて、排水のパイプを閉じてくる」

初春「ってことは断水状態になるってことですね」

絹旗「それならこのふざけたお祭りも終わりを迎えることが」 サローニャ「話は聞かせてもらったぜ!!」バシャッ

木山「ぷはっ!!」

黒子「そんなことはさせませんの!!」バシャッ

サンドリヨン「んぷっ!!」
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 21:25:23.59 ID:XwNAwHqho
バードウェイ「ここで終わっちまったら味気ねえだろうがあ!!」パシャッ

姫神「いかせるかってんだ!!」パシャッ

木山「ふう・・・水をかけられる程度なら・・」

サローニャ「ほう?水をかけられた程度では止まらないと?」

サンドリヨン「押し通る!!」

黒子「ほう?押し通ると?」ワキワキ

絹旗「黒子の手つきが超やらしいです!」

初春「くっ、さすが白井さん・・・」

佐天「エンジンがかかってきちまったようだぜ・・・」

絹旗「と、いうことはまさか・・・」

初春「御坂さんへ向かうはずの情熱が目の前の二人へ間違った形で向けられてしまう・・・」

絹旗「うわぁ・・・」

佐天「しかも二人は全裸ときている」

初春「白井さんがこうなってもおかしくはねえってことだぜ」

絹旗「くっ、何か・・・何かないんですか?この状況を何とかできる方法が」

佐天「もう少し・・・もう少しだけ時間を稼ぐんだ、そうすれば・・」

絹旗「そうすれば?」

ガラッ

初春「む、このプレッシャーは!!」

佐天「来たか!!」
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 21:37:52.34 ID:XwNAwHqho
レッサー「間に合ったああああ!!!むぎのおおおおん!!!」

絹旗「レッサー!!」

サローニャ「新手だ!」

バードウェイ「やつを狙え!」

黒子「合点!」

姫神「承知!!」

 ひゃっはあああああああああ!!!!!!!

ばっしゃああああああん!!!!

レッサー「ひゃああああ!!!走ってきたばかりだからきもちいいいい!!!」

サローニャ「あれ?」

バードウェイ「喜んでやがる!」

レッサー「この私の汗を流してくれるとはありがたい!これでむぎのんがハグしてくれるにちがいない!」

黒子「やべえくらいハイテンションですわ」

姫神「これは冷静にならざるをえない」

レッサー「むううううぎのおおおおおん!!!」
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 21:40:24.15 ID:XwNAwHqho
木山「今だ」

サンドリヨン「はい」

絹旗「いやちょっと待ってください、レッサーが来たということは」

佐天「そうだ、ここから先は一方通行だ」

初春「違います、一方的です」

佐天「こまけぇこたぁいいんだよ!」

滝壺「さむい・・・お湯・・・」

絹旗「ま、とばっちり受ける前に私たちもシャワー浴びて温まりましょうか」

佐天「そうだね」

初春「シュークリームも待ってますしねー」
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 21:46:11.06 ID:XwNAwHqho
レッサー「むぎのんでてこいやっ!! おらっ!!」

ゴガキーン バッキーン

フレンダ「あわわわ・・・ 麦野の個室のドアをバンバンたたくなんて・・・・」

レッサー「出てこないのなら上からダイブしちゃう!!」ピョン

麦野「チッ!!」

バキィッ!!!!!!!

レッサー「ごっがあっはあああ!!!」ビターン

サローニャ「うわ!天井にたたきつけられてる!!」

バードウェイ「殴ったんだよな?」

黒子「ええ、上からとびかかったとはいえ殴っただけで人間を天井にたたきつけるなど常人は不可能ですわ」

姫神「私が殴られたら少なくとも骨折する」

フレンダ「さーて、私はあったまったからこっそり退散・・っと」コソコソ
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 22:06:06.14 ID:XwNAwHqho
二十数分後

レッサー「いやー、むぎのんとのお風呂プレイは激しかったなぁ・・・」イテテ

サローニャ「まるで反省していない・・・」

サンドリヨン「サローニャが言う?」

サローニャ「あ、あはは・・・」

木山「冷水をかけて遊ぶのもそうだが周りの者を攻撃するようなことはしてはいけないぞ?」

バードウェイ「む、あれはそもそもサローニャが・・・」

麦野「人のせいにしない」グニッ

バードウェイ「むむむふむむむんむー!!」

麦野「は・ん・せ・い しなさい」グニグニ

バードウェイ「むむうううう!!!」

佐天「ほっぺたつままれてる」

滝壺「なんか和む」

黒子「まあ私達もヒートアップしてしまいましたし」

姫神「反省」

フレンダ「とばっちりを受けなくてよかったわけよ」

絹旗「個室というのが幸いしましたね、麦野の視界にはレッサーだけですから」
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 22:15:09.65 ID:XwNAwHqho
アレイスター「シュークリームの用意ができました」

エイワス「紅茶もこちらに」

初春「わぁー!おやつです!」

絹旗「結構種類がありますね、どれにしましょうか・・・」

木山「運動をしたとはいえ食べすぎはよくないな、ほどほどにしておきたまえ」

佐天「数を見ると・・・」

滝壺「一人5個は食べられる」

レッサー「いけるね」

姫神「余裕」

バードウェイ「少し多いと思うが・・」

サローニャ「たくさん食べないと大きくなれないよん?」

バードウェイ「あれは横に大きくなるだろうが」

サンドリヨン「3個までにしとこう」

絹旗「私はもちろん5個です」

麦野「そのあと晩御飯も食べるんでしょ?バスケで消費した以上じゃない?」

黒子「それを言ってはいけませんの」

フレンダ「わかっちゃいるけどやめられねえわけよ」
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 22:27:51.97 ID:XwNAwHqho
絹旗「ば、晩御飯は超少な目にするからいいんです!!」

木山「野菜をたくさん取るメニューにしておけばまあ問題無いだろうな」

絹旗「ですです」

フレンダ「野菜か・・・」

滝壺「ふれんだはさばが命」

麦野「鯖という魚だけを見れば悪いことじゃないんだけどねー」

初春「缶詰というのがちょっと・・・」

黒子「缶詰をそのまま食べますの?」

フレンダ「乙なわけよ」

レッサー「そういうもの?」

麦野「違うと思うわ」

木山「魚だけか?」

フレンダ「もちろん」

バードウェイ「よくそれで食欲が湧くな」

黒子「せめてご飯がほしいですわね」

姫神「お茶碗に暖かいご飯と器に盛られた暖かい鯖。これだったらおいしそうなのに」

初春「缶詰そのままは難易度高いですよね」

サローニャ「サバイバルみあたい」

サンドリヨン「サバイバル・・つまりキャンプ」

佐天「いいねえ、やってみたい」
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 22:45:32.12 ID:XwNAwHqho
絹旗「あまくておいしいです」ホワー

初春「ですねー」ホワー

黒子「体に染み渡るようですの」ホワー

バードウェイ「酒でも入ってるのか?」

サローニャ「あ、ちびっ子のくせにお酒飲んだことあるの?」

バードウェイ「無いわ」

姫神「悪い子」

バードウェイ「こら、無いと言っているだろう」

麦野「もう一回おしおきしたほうがいいかしら?」

バードウェイ「地味に痛かったからやめてくれ」

佐天「お酒・・・どんな感じなんだろう」

木山「はっきり言って人それぞれだ。一口でダウンする人から一晩中飲み続けられる人もいるからな」

フレンダ「興味はあるわけよ」

滝壺「飲んだら性格かわるのかな」

サローニャ「酔っ払いに対してはいいイメージ無いよね」

レッサー「酒飲んで騒ぐなというほうが無理っていう輩もいるくらいだからな」

サンドリヨン「飲みすぎれば気持ち悪くなることは確定」

フレンダ「迷惑をかけないようにお酒を楽しめる大人になりたいわけよ」
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/14(水) 22:46:59.52 ID:2T/C69MSO
是非とも木山てんてーと酒をのみ交わしたいもんだぜ…一応言っとくが俺はかなり前に20こえてっから。
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 22:47:52.29 ID:XwNAwHqho
と、いったところで今日のすくい投げ?はここまで

次回はついに監督が決まります。と、言っても顔合わせ程度なのでバスケ編再突入ではありません

しばらくはみんなの日常をお楽しみください

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げ?が炸裂するといいですね
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/14(水) 22:54:11.59 ID:XwNAwHqho
ID:WtmGknRY0「佐天さんは付き合うなら木山先生と滝壺と初春と初春と初春誰ですか?」 佐天「日本語がおかしい!!」ブンッ

ID:WtmGknRY0「に゛た゛っ!!」

佐天「正しい日本語と日本の文化を学ぶために歯舞へ行ってこい!!」

ID:2T/C69MSO「是非とも木山てんてーと酒をのみ交わしたいもんだぜ…一応言っとくが俺はかなり前に20こえてっから。」 佐天「聞いてねえ!!」ブン

ID:2T/C69MSO「さ゛け゛っ!!」

佐天「とりあえず大五郎一気飲みしてろ!!もちろん一人でな!!」
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/14(水) 22:59:27.19 ID:+A90xMfDO
滝壺さんが風邪引かないように絹旗ちゃんお世話お願いしますね
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/15(木) 01:01:08.36 ID:ZUT9LEhSO
待ってくれ!せめて、最後に、木山てんてーに、「乙。愛してますいつも応援してます」と伝えて…
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2012/11/15(木) 01:39:04.19 ID:X054jVj00
佐天さん応援してます
身体壊さないようにね?
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/15(木) 19:48:50.16 ID:2peq9gkbo
ID:+A90xMfDO「滝壺さんが風邪引かないように絹旗ちゃんお世話お願いしますね」 佐天「だってさ」 絹旗「いや、私も水浴びたんですけどね」

ID:ZUT9LEhSO「待ってくれ!せめて、最後に、木山てんてーに、「乙。愛してますいつも応援してます」と伝えて…」 佐天「残念!」ブン

ID:ZUT9LEhSO「ら゛ふ゛っ!!」

佐天「伝わるころにはあんたは八つ裂きになっているだろうからな!!」

ID:X054jVj00「佐天さん応援してます 身体壊さないようにね?」 佐天「あたりまえだ!!」ブン

ID:X054jVj00「は゛か゛い゛っ!!」

佐天「あたしは壊し屋だからな!!」

初春「って言う割には誰も怪我しませんよね?」

佐天「た、たまたまよっ!投げる角度を計算してるとかじゃないんだからねっ!!」
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/15(木) 19:50:20.03 ID:ZUT9LEhSO
ぶっちゃけ俺は致命傷なんですが
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/15(木) 20:20:27.71 ID:2peq9gkbo
佐天「さーて、おやつも食べたことだし帰りますか」

麦野「え、もう?」

フレンダ「まだ4時にもなってないわけよ」

木山「何時まで訓練をしなくてはならないと決まっているわけではないのでね、そこらへんはアバウトだよ」

初春「ありがたいですね」

サローニャ「それじゃ遊びに、っていきたいけど少し筋肉痛ちゃん」

バードウェイ「普段使わない筋肉を使ったからな」

初春「ですね、ちょっと痛いです」

木山「何、ウェイトトレーニングをしたわけじゃないんだ、動くのが辛いほどの痛みではないだろう?」

絹旗「ですね、ちょっぴり痛い程度です」

木山「ならきちんと睡眠をとれば2,3日でなんともなくなるだろうな」

レッサー「運動って続けていくと腕とか太くなりそうなイメージなんだよねー」

木山「その辺は心配いらない、ホルモンの関係で女性はそうそう太くなることはない」

木山「太くするための食事やトレーニングを取り入れれば別だがね」

フレンダ「そういえばマラソン選手ってみんなガリガリなわけよ」

サンドリヨン「走れば太くならないってこと?」

木山「筋肉には瞬発力と持久力の2種類があるからな、持久力を高めるトレーニングをすれば太くなることはない」

滝壺「いっぱい走ろう」

木山「ただし、無理して走ると膝や足首を痛めるから注意が必要だ」

姫神「太りすぎの人はまず下半身を鍛えるところからスタート」
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/15(木) 20:35:37.47 ID:2peq9gkbo
佐天「じゃ、みんなまったねー」

姫神「また」

サンドリヨン「それじゃあ私たちもホテルへ」

フレンダ「え、ホテル暮らしなの?」

レッサー「こっちで寮を用意するって言われてたけど近くにいいのが無かったみたいなんだよね」

バードウェイ「一応特殊部隊なのだからここの敷地内に作ったらどうだ?」

絹旗「それって収容されているみたいで何か拘束感がありませんか?」

サローニャ「っていうか寝て起きて授業受けてご飯を食べてっていうのを一つの建物でやるのってつまらなくない?」

滝壺「刺激がほしくなる」

木山「そういうこともあって不便だろうがしばらくはホテル暮らしをしてもらうことになるな」

麦野「で、最終的にはやっぱりここに住むことになるの?」

木山「いや、ここから少し離れたところに専用の寮を用意する計画が進められているところだ」

初春「って一から建物を建てるんですか?」

木山「まさか、時間を節約するためにもリフォームの予定だ」

黒子「個室ですの?」

木山「そうだ、堅苦しく規律規律の集団生活とかいうものではないから安心したまえ」

黒子「ってことは・・・・」

黒子(たまにお姉さまをお招きしてうへへへへ・・・)
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/15(木) 20:47:58.92 ID:2peq9gkbo
下校中

佐天「いやー、まさか住むところまで用意してくれるとはねー」

初春「今通学に結構時間かかってますからねー」

黒子「はぁ、お姉さまと離れることになるなんて・・・不幸ですの」

初春「白井さんはまだ常盤台の寮にいるんですか?」

黒子「ええ、ですが引越しに備えて徐々に荷物はまとめ始めてますの」

佐天「うーん、あたし何も聞いてなかったけど確かに柵川中学の寮にずっといるのも何か変だもんね」

初春「私たちも荷物少しずつまとめておきましょうか」

佐天「それがいいね」

黒子「魔術師の皆さんはホテル暮らしのようですが不自由はされてないのでしょうか?」

佐天「あ、そっか、日用品とか易いところおしえてあげたほうがよかったかな?」

初春「明日帰りにこのあたりを案内してあげるのがいいかもしれませんね」

佐天「そうだね、一緒に買い物ってのも楽しそうだしね」

黒子「そういえば私も風紀委員のお仕事ばかりであまり買い物にもいけてませんでしたし、いい機会ですからのんびりとお買い物を楽しみたいところですわ」

初春「なかなか行けませんもんねー」
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/15(木) 21:01:56.08 ID:2peq9gkbo
レッサー「ねえむぎのん」

麦野「お断りよ」

レッサー「あれ?まだ何も言ってないんだけど」

麦野「どうせ私の部屋に泊めろって言うつもりでしょ?」

レッサー「おお、これが以心伝心」

麦野「あんたがわかりやすすぎるだけよ」

レッサー「で、なぜだめなんだい?」

麦野「なんであんたを私の部屋に招かないといけないの?」

レッサー「いやー、これから苦楽を共にするわけだから親睦をですね」

麦野「ここまで何してきたかわかってて言ってる?」

レッサー「え?何かまずいことしたっけ?」

麦野「てめぇ・・・」

レッサー「えへっ」
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/15(木) 21:19:57.06 ID:2peq9gkbo
サローニャ「はいはいそこまでそこまで」ガシ

レッサー「え?」

サンドリヨン「レッサーは私たちと一緒にホテルに戻る」ガシ

レッサー「やめて離して、私はむぎのんと甘い一夜を過ごすんだから!」

バードウェイ「そういうのは妄想の中にとどめておけ馬鹿者」

サローニャ「ってなわけでむぎのんちゃん、みんな、まったねー」ズルズル

絹旗「レッサーが引きずられていきますね」

滝壺「二人の判断の良さに脱帽」

フレンダ「そりゃ昨日あれだけ殴られたらそう思うわけよ」

レッサー「うわーんむぎのーん たすけてー!」

サンドリヨン「いいからこっちに来なさい」ズルズル

麦野「ありがと、助かるわ」

バードウェイ「とばっちりはごめんだからな、言ってみれば自分のためだ」

麦野「レッサーだけずっとホテル暮らしにしてもらえないかしら」

木山「あまりにも問題行動を起こすようであればそうせざるを得ないかもしれないね」

姫神「レッサーとさよならする日はそう遠くないかもしれない」
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/15(木) 21:26:31.20 ID:2peq9gkbo
麦野「さーて、うちらも帰るか」

絹旗「ですね」

滝壺「でも何したらいいんだろう」

絹旗「私と一緒に映画観ますか?」

滝壺「それはいいや」

絹旗「ふんだ、なら私は一人で映画観にいってきます」

フレンダ「いってらっしゃーい」

麦野「私は・・・引越しのことも考えて荷物整理しとくか」

フレンダ「私もやっとこうかな」

滝壺「私一人じゃまとめられないかもしれない」

フレンダ「片付けとか苦手?」

滝壺「重いもの運べない」

麦野「えっと、引越しは業者にやってもらうことになるわよ?」

滝壺「そうなの?」

フレンダ「いや、そうじゃなきゃ限られた人間じゃないと引越しできないわけよ」

滝壺「知らなかった」

麦野「ま、滝壺らしいか」
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/15(木) 21:33:06.64 ID:2peq9gkbo
姫神「そして翌日」

姫神「ちなみに私は一人で帰った」

姫神「誘われなかったとかでは決して無く、偶然私の住んでいる寮の方向へ帰る人が誰もいなかっただけ」

姫神「存在感がどうということではない」

姫神「だから余計な勘繰りはやめてもらおうか」

姫神「・・・・・」

姫神「大丈夫、そのうちみんなと同じ寮に住むことができる、少しだけ、ほんの少しだけ我慢」
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/15(木) 21:39:09.13 ID:2peq9gkbo
絹旗「超おはようございます」

サンドリヨン「おはよう、絹旗」

滝壺「夕べはぐっすり眠れた」

サローニャ「昨日はここで寝てたもんねー」

黒子「運動もしましたし心地よく寝ることができましたわ」

麦野「体調も整えられるし適度な運動っていいわね」

初春「これがガチだったらスパルタとか上下関係とかで憂鬱になるんでしょうかね?」

姫神「無いとは言えない」

レッサー「そういうのは簡便だな、今のままが一番だ」

バードウェイ「全体としては、だがな」

レッサー「あれ?何か不安要素でも?」

黒子「あなたが言いますか・・・」

佐天「こりゃすくい投げの出番が増えそうだな」

フレンダ「そういえば先生は?昨日はこの時間にはもう来てたわけよ」

初春「そういえばそうですね」
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/15(木) 21:58:09.68 ID:2peq9gkbo
ガラッ

木山「おはよう、諸君」

 おはようございまーす!!

木山「よし、みんな揃っているな、早速だが今日はまずバスケットの監督とコーチをみんなに紹介しようと思う」

レッサー「監督とコーチ?」

バードウェイ「行動が早いな」

木山「では、入ってもらおう」

ガラッ

黒子「あら、ここでは珍しく男性の方と」

姫神「あれは・・・」

木山「一言ずつ挨拶を頼む」

削板「みんな!おはよう!!俺が監督の削板だ!俺が来たからには根性のあるチームづくりをすすめていくつもりだ。よろしくな!!」

絹旗「あさからすごいテンションですね」

フレンダ「暑苦しいわけよ」

黄泉川「コーチの黄泉川じゃん、元々体育教師をしていたから運動全般の指導は任せてほしいじゃん、これからよろしく」

麦野「背、高いわね」

サローニャ「ってか背もだけど・・・」

サンドリヨン「あの胸・・・」

佐天「こいつぁむぎのん以上だぜ」

初春「ええ、まさかこれほどのものをお目にかかれるとは」

滝壺「らいばる出現?」

麦野「正直どうでもいいわ」

バードウェイ「と、いうか女だらけのところに男が一人というのが何か新鮮だな」

サローニャ「でも暑苦しいのがちょっとねー」
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/15(木) 22:10:17.61 ID:2peq9gkbo
木山「それでは昨日と同じように午前中は私の授業を受けてもらって、午後から二人の指導の元汗を流してもらうのでそのつもりでいるように」

麦野「ねえ、魔術に関しては誰か講師はいないの?」

絹旗「あ、そうか、私たちは超能力が使えますけど魔術師の相手をすることもあるかもしれませんから知識はほしいですね」

滝壺「ここはばーどうぇいにお願いしたい」

バードウェイ「何でだ」

サローニャ「いいじゃない、それはそれでみてみたいし」

バードウェイ「見世物じゃないぞ?」

サンドリヨン「金髪でちびっ子だから」

バードウェイ「そんなものが理由になるか」

滝壺「白衣を着て、こう黒板の高いところに手が届かないから台座を用意して」

バードウェイ「上ったり降りたりは面倒だろうが」

サローニャ「想像したらなんかかわいい」

滝壺「あ、そうだ、これが一番大事」

バードウェイ「ん?」

サローニャ「何かあるの?」

滝壺「ばーどうぇい、まさちゅーせっつって言ってみて」

バードウェイ「は?」

サンドリヨン「なるほど、確かに言わせてみたくはある」

滝壺「ねえねえ、言ってみて?」

バードウェイ「マサチューセッツ」
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/15(木) 22:18:32.99 ID:2peq9gkbo
滝壺「・・・・・・」ハァ

サンドリヨン「・・・・・」ハァ

バードウェイ「おい、何をため息をついている」

滝壺「ばーどうぇい、ごめんね、私はばーどうぇいに理想を押し付けすぎたみたい」

バードウェイ「どういうことだ」

サンドリヨン「いつかわかる時がくる」

レッサー「この中で教師が似合いそうなのはむぎのんしかいないと思うんだ」

サローニャ「暴走しないというのなら聞かせてもらおうか」

レッサー「こう、スタイルの良さを強調したスマートなスーツに身を包んでインテリなめがねをかけているんだ」

黒子(うちの寮監ではありませんの・・・)

レッサー「そしてなんといっても鞭!!こうピンとまっすぐ伸びた鞭を振るうむぎのん!」

初春「雲行きが怪しくなってきましたよ」

佐天「すくい投げ、スタンバイ入りまーす」

レッサー「ねえむぎのん、むぎのんはどんな鞭を持ってみたい?」

麦野「わざわざそれを私に聞くのかよてめぇは」

フレンダ「わぁーい、朝から平常運転なわけよー」

姫神「誰か止めて」

木山「はあ、今日も無事に一日過ごせるか不安だな」

黄泉川「癖のあるやつが揃ってるじゃんよ」

削板「鍛えがいがありそうだぜ」
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/15(木) 22:34:56.12 ID:2peq9gkbo
レッサー「いいかい、鞭といってもさまざまな種類があってだね、どういう痛みを与えるかがポイントになってくるんだよ」

サローニャ「おーい、レッサーちゃんがわけのわからない事語りだしたよん」

サンドリヨン「そしてここから危険な領域へ」

初春「なあに、こっちにゃ佐天さんがいる、いざとなればなんとかできるさ」

レッサー「最初はソフトな刺激、と考えてはいけない、最初にびしっと一撃翌与えることでイニシアチブを取ることもできるわけで」

絹旗「誰も聞いてないと思うんですけど」

滝壺「うん、私痛いのいやだから」

フレンダ「叩かれて喜ぶってのが理解できないわけよ」

バードウェイ「どうする?こいつもう追い出すか?」

黒子「悪くないかもしれませんの」

木山「そう言うな、離せばいつか理解してくれるはずだ」

麦野「そうかしら?あれだけやられてもまったく懲りてないってのはもう手の施しようがないと思うんだけど」

木山「やってみなくては始まるまい、レッサー」

レッサー「はい」

木山「これから私の授業を始めるところなんだが、それ以前にそういう話は聞いている人間のことを考えて話すことを心がけてほしい」

レッサー「と、いいますと?」

木山「聞いている人間が興味が無ければいくら話したところで何も跳ね返ってこないだろう?」

レッサー「跳ね返る・・つまり先生はしなりのある鞭がいいてこ」佐天「るいこ、いきまーす!!」ブン

レッサー「む゛ち゛っ!!」

佐天「てめえは毎度毎度余計なことをしやがって!!何がてめえをそこまで駆り立てやがるうううう!!!」

レッサー「せくしぃってすばらしいじゃないですかああ!!!」佐天「知らんわ!」ブン

レッサー「ぐぼぁっ!!」

佐天「てめえの趣味嗜好はてめえの中だけで完結させろやあああ!!!仲間に迷惑かけんじゃねえ!!」

レッサー「はいいいい!!!わかりましたああああ!!!」佐天「なら!!」ブン

レッサー「ごぐっ!!」

佐天「罰として今日の昼食はてめえが作れやおらああああ!!!」

レッサー「ぜひともやらせていただきますううううう!!!!」
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/15(木) 22:47:20.71 ID:2peq9gkbo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

気がついたらレッサーがセクハラキャラになっていた、そろそろ自重させるべきかどうか・・・

もう一つ今更だけどみんな大好き御坂美琴ちゃんだけハブられてるような気が

次回はメシマズの国出身のレッサーが料理を作ります、どんな料理が出来上がるかは神のみぞ知る

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/15(木) 23:01:18.63 ID:ZUT9LEhSO
乙カレーッス
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/15(木) 23:08:58.07 ID:b1UJujG/o
神の味噌汁
乙です
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/16(金) 22:26:53.73 ID:Jfv47hmko
ID:ZUT9LEhSO「乙カレーッス」

ID:b1UJujG/o「神の味噌汁」

佐天「てめえら!!」ブン

ID:ZUT9LEhSO「な゛ん゛っ!!」

ID:b1UJujG/o「ふ゛っ!!」

佐天「カレーに味噌汁は合わんだろうがああ!!考えろおおおお!!!」

ID:ZUT9LEhSO「ぶっちゃけ俺は致命傷なんですが」 佐天「おらっ!!」

ID:ZUT9LEhSO「ぉごっ!!」

佐天「オラ!ジャンプしろやジャンプ!!チャリンチャリンいうとるやないかおらあああ!!!ジャンプできるうちはまだ余裕だろうが!!」

初春「実際ジャンプしてチャリンチャリンいう人なんて見たことありませんけどね」
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 22:57:24.08 ID:/6ovKZwSO
佐天さんは将来何の職業に就くのだろうか…まさか、ブル……
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/17(土) 08:03:30.63 ID:a3VFZ/X10
ブル……
ドーザー…?
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 21:10:29.05 ID:awxpHbsDO
佐天さん最高…でもすくい投げがおまけになっちゃってませんか?あとレッサーのネタ好きですよ!…なんか人としてすいません
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 19:25:03.06 ID:C9PPZq56o
ID:/6ovKZwSO「佐天さんは将来何の職業に就くのだろうか…まさか、ブル……」 佐天「ブルース!!」ブン

ID:/6ovKZwSO「ふ゛る゛っ!!」

佐天「気になる!!何を言おうとしたのか気になるぞおおお!!」

ID:a3VFZ/X10「ブル…… ドーザー…?」 佐天「いやいや、そりゃねーでしょ」

ID:awxpHbsDO「佐天さん最高…でもすくい投げがおまけになっちゃってませんか?」

ID:awxpHbsDO「あとレッサーのネタ好きですよ!…なんか人としてすいません」 佐天「ほのぼのっ!!」ブン

ID:awxpHbsDO「ほ゛の゛っ!!」

佐天「ほのぼのまったりとしている状況でどこにすくい投げの要素があると思ってるんだ!!空気を読めいっ!!」
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 19:30:59.43 ID:0G2jdrjSO
留守電「……佐天ちゃん、オレだ。多分この話を聞いてる時は君に多大な迷惑をかけたあとだと思う、…済まない。春生ちゃんにもすまないと謝っといてくれ。あと、迷惑ついでに、オレの育てていた花がある―オレの代わりに水をやってくれると嬉しい。
 場所はシンジ君が知ってる。…佐天ちゃん、真実は君と共にある。迷わず進んでくれ。もし…もう一度会えることがあったら>>706で言えなかった言葉を云うよ…じゃあ…」
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 19:45:30.44 ID:C9PPZq56o
木山「一応レッサーにも授業を受けてもらわないと困るのだがね?」

佐天「え?いや、あはは・・・」

絹旗「それにレッサーって英国人でしたよね?英国人に料理つくらせたらまずいんじゃないですか?」

バードウェイ「その通りだ、やつだけに作らせるとまともなものができないぞ?」

サローニャ「同じ英国人もはっきりと言うなんてどんだけ・・・・」

サンドリヨン「それに比べて我がフランス料理の素晴らしいこと」 バードウェイ「あ?」

サンドリヨン「何?」

バードウェイ「移民受け入れすぎて経済ガタついてる間抜けが何をほざく、飯や菓子なんぞにこだわりすぎるからそんな間抜けなことになるんだろうが」

サンドリヨン「ふぅ、島国に引きこもってロクに食糧事情に頭を回さなかった人間が何を?」

フレンダ「これがイギリス人とフランス人の喧嘩・・・納豆と焼き魚を愛する私たち日本人にはよくわからない争いが行われているわけよ」

黄泉川「こいつが言うと違和感あるじゃん」

麦野「でしょ?」

バードウェイ「どうやら一度白黒つけなくてはいけないようだな」

サンドリヨン「臨むところ、表に出ましょう」

バードウェイ「いいだ」 佐天「ど阿呆!!」ブン

サンドリヨン「しろくr」 佐天「そいっ!!」ブン

バードウェイ「ぅごぁっ!!」

サンドリヨン「ぷごぉぁっ!!」

佐天「この国には喧嘩両成敗という素晴らしいルールがある!!くだらないことで喧嘩する子はイギリスの家庭料理を食べてもらいますからね!!」

バードウェイ「ひいいいいい!!!それだけはご勘弁をおおおおおおおお!!」

サンドリヨン「仲良くしますうううううううう!!!!」

佐天「わかればよろしい」

滝壺「そんなに?」

初春「マクドナルドが一番おいしかったと語る旅行者も少なくないとか」

黒子「それは遠慮したいですわね」

姫神「恐るべし。メシマズの国」
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 19:57:23.84 ID:C9PPZq56o
黒子「先生、授業の流れは昨日と同じでしょうか?」

木山「そうだね、私の用意したレポートを理解してもらえれば好きにしてくれてかまわないよ」

黒子「それでしたら昨日と同じようにお料理をお手伝いしたいのですがよろしいでしょうか?」

木山「なるほど・・、早く終わった人間がレッサーを手伝うことでレッサーにも授業を受ける時間を作ることができそうだな」

初春「いいアイディアですね」

黒子「怖いもの見たさで一口イギリスの家庭料理を味わってみたい気持ちはありますが・・・・」

フレンダ「それだけってなるとテンション下がるわけよ」

バードウェイ「午後の授業を陰鬱な気持ちで受けなくてはならなくなるな」

麦野「ってか材料ってあるの?」

絹旗「昨日の材料は持ち込んだ分は全部使っちゃいましたからねー」

佐天「そこは私に任せてもらおう。いでよあれいすたん!!」 アレイスター「ははっ!!」シュタッ

黄泉川「え?どこから!?」

削板「いつのまに!?前々気がつかなかったぞ」

佐天「食料品を旬の肉、野菜、魚を一通りそろえておきな、いいか?」

アレイスター「お任せを!」

佐天「うむ、ならばゆけいっ!!」 アレイスター「ははっ!!」ヒュンッ

姫神「消えた」

滝壺「るいこ、たくさん買っていいの?」

佐天「なあに、余ったら明日使えばいいさ」

サンドリヨン「と、いうことはこれから毎日誰かが昼食を作るってこと?」

サローニャ「そういうことなんじゃない?」
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 20:04:36.82 ID:C9PPZq56o
木山「これから魔術の授業なんかもやることになるだろうからこのままというわけにはいかないだろうが・・・」

黒子「では当番制にします?」

麦野「訓練の一つにしてはちょっとねー」

絹旗「サバイバル食を作れたほうがいいってことですか?」

麦野「そういうこと」

バードウェイ「だがかといって昆虫や野草なんかを食べるのは抵抗があるな・・・」

サローニャ「野草はともかく昆虫って・・・」

サンドリヨン「昆虫を食べることは世界的にみて珍しいことではないけれどちょっと・・・」

フレンダ「特に私たち日本人にとっては馴染みがなさすぎるわけよ」

滝壺「いなごの佃煮くらい?」

初春「あとは蜂の子とかじゃないでしょうか?」

黄泉川「どっちも食べたことないし食べたいとも思わないじゃん」

削板「なあに、その気になれば根性で食べられる」

姫神「根性だけじゃなんともならないと思う」

佐天「胃がうけつけないとねー」
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 20:18:04.46 ID:C9PPZq56o
木山「ま、君たちの昼食に関しては考えてみよう」

黄泉川「何なら私が作ってもかまわないじゃん?」

木山「いいのかい?」

黄泉川「私の担当は午後からじゃん、ってことは午前中に時間の空いてる私が作るのが妥当なところじゃんよ」

削板「よし、じゃ俺も手伝うぜ」

黒子「と、言うかどう見ても高校生にしか見えないのですが学生ではなのですか?」

木山「まあ彼も第七位のレベル5だからね、授業を受けても受けなくても彼には支障はあるまい」

麦野「ま、学園都市ってそういうもんよね」

サローニャ「たしかにこっちには小学生のバードウェイちゃんがいるしねー」

バードウェイ「一芸に秀でればというやつだろう。どこでもそういうものだ」

滝壺「それよりも早く授業をはじめないと」

絹旗「そうそう、レッサーが超とんでもないもの作る前にちゃっちゃと手伝いましょう」

サンドリヨン「最悪出前もありうる」

フレンダ「お、出前を知っているとはさすがサンドリヨン」

サンドリヨン「ここはラーメンとチャーハン、餃子まで頼むと欲張り」

初春「カロリーがすごいことになってますね」

姫神「本場の人が言うには。主食三昧らしい」

佐天「じゃあいっそ肉まんもつけちゃおうか」

木山「そんなに食べるのか、驚きだな」
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 20:26:27.49 ID:C9PPZq56o
調理場

レッサー「みんなの昼食を作れといわれても・・・」ゴソゴソ

レッサー「ろくなものがないな・・・・」

レッサー「それに調理器具も使い方わからないのが結構あるし・・・」

レッサー「えっと、私たちが全員で12人で、木山先生と黄泉川コーチ、削板監督で15人か」 エイワス「あのー」

レッサー「ん?」

エイワス「手伝いますんで私とアレイスターの分も考慮していただけると助かるのですが」

レッサー「えー」

エイワス「いや、えー言います?」

レッサー「どさくさにまぎれてシャワールームについてこようとしたの誰だっけ?」

エイワス「ははっ、私とアレイスターでございます」

レッサー「だというのになにを堂々と」

エイワス「いえ、昨日のはほんのおちゃっぴいだったんです。本気でそんなことをするつもりはありませんでしたのでマジでお願いします」

レッサー「むー・・・・ ま、いっか、2人分増えたところでどうってことないしね」

エイワス「それで、何か用意するものはありますか?」

レッサー「それじゃあ・・・・」
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 20:40:25.54 ID:C9PPZq56o
木山「では、授業を始める。各自プリントはいきわたったな?」

フレンダ「はーい」

黒子「ふむふむ・・・・」

麦野「あ、これね」

絹旗「超楽勝です」

バードウェイ「ぐぬぬ・・・」

サローニャ「アドバンテージっておおきいよねー」

サンドリヨン「でも新しいことを知るのは楽しい」

滝壺「さんどりよんが楽しそうで何より」

佐天「ふ、今日こそあたしの実力をみせてやるぜ」

初春「期待してますよ?」

姫神「ちょっと難しそう」

黄泉川「さて、それじゃあ私はレッサーの様子を見てくるじゃん」

削板「俺も行こう。この人数の食事を一人で準備するのは大変だからな」

絹旗「根性監督って料理できるんですか?」

削板「なあに、根性があれば何とでもなる。俺に任せてくれ」

バードウェイ「不安だ・・・」
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 20:51:47.71 ID:C9PPZq56o
エイワス「レッサーさん、用意してきました」

レッサー「はやっ!!5分も経ってないじゃない!」

エイワス「いやー、このくらい楽勝ですよ」ドサッ

レッサー「ふむふむ・・・・」

エイワス「どうですか?」

レッサー「頼まれたものはちゃんと用意できたみたいね」

エイワス「そりゃもう、女の子と料理を作ることができるなんてこんな幸せなイベントで手を抜くわけがないじゃないですか」

レッサー「えっと、変に力入れられても困るんだけどね?」

エイワス「ははっ、心得ております」

レッサー「さて、それじゃあまずは時間のかかるローストチキンからいこうかな」

エイワス「ローストチキン、日本だとクリスマスメニューですね」

レッサー「本場じゃ家庭料理の一つだからね、割と食べることがあるんだよ」

エイワス「そうなんですか」

レッサー「そう、そして人数がいるのでまとめて調理できるというところで時間的にも節約できる」

エイワス「それで後は何を?」

レッサー「そうだな、スパゲッティでもゆでようか」

エイワス「ふむふむ」

レッサー「味付けはトマトソースといためたひき肉、たまねぎでいいでしょう」

エイワス「本当に家庭料理ですね」

レッサー「もちろん、そういうのが喜ばれるというものさ」
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 21:00:29.40 ID:0HX+qZuDO
昼食にローストチキン…まぁ人数多いからそんなものかな?…スコーンも作ろうぜアフターティの国の人
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 21:08:35.74 ID:C9PPZq56o
レッサー「そしてとどめに野菜と豆をゆでたものをどーんと」

エイワス「どーんと?」

レッサー「そう、どーんと」

エイワス「ちなみに味付けは?」

レッサー「え?そんなもん塩と胡椒をどんと置いておいて各自の好みでやってもらうよ?」

エイワス「OH・・・・」

レッサー「え、その反応は何?」

黄泉川「日本の食卓でそんなものが出てきたら失望されるじゃんよ」

エイワス「おや、黄泉川コーチ」

削板「その通りだ、ただゆでるだけとは根性がないぜ」

レッサー「根性監督」

エイワス「一応ローストチキンとスパゲッティミートソースも考えているのですが」

黄泉川「まさかロースとチキンは焼いたものをそのまま出そうと考えてるわけじゃないだろうな?」

レッサー「え?素材の味をそのまま楽しむためにそのつもりでいたけど?」

黄泉川「ふう、私がかけつけてよかったじゃんよ」

削板「危うく昼飯時に沈黙が生まれるところだったぜ」

レッサー「むかっ、そんなのやってみなくちゃわからないじゃない」

エイワス「いや、私もこれはちょっとと思うのですが」

レッサー「そう、そうまでいうのならやってみようじゃないか」

エイワス「ま、まさか・・・」

レッサー「昨日に続いて料理対決だ、私のイギリス料理と日本風イギリス料理だ」

黄泉川「つまり、同じメニューで好きに味付けしていいということか?」

レッサー「その通り」

削板「なら、俺が根性ある味付けってのを見せてやるぜ」

エイワス「うわー、すごいことになりそー」
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 21:19:46.99 ID:C9PPZq56o
木山「・・と、いうわけだ」

バードウェイ「・・・これが・・・で・・・・ん?」

サローニャ「ふぅ、難易度が高いぜ」

サンドリヨン「眉間に皺ができそう」

黒子「よく考えればイギリス人フランス人ロシア人が日本語の文章を読んで理解しようとしているところがすごいですわね」

麦野「そうね、一緒にいるからなんとも思わなかったけど冷静に考えるとすごいわね」

姫神「まさにグローバル」

フレンダ「私たちも日本語意外にあと一つくらいは話せたほうがいいわけよ」

サンドリヨン「フレンダはしゃべれないの?」

フレンダ「ふっ、こちとら江戸っこなわけよ。外国語なんざさっぱりだね」

絹旗「胸を張っていいますか」

滝壺「大丈夫、私は日本語しかしゃべれないふれんだを応援している」

初春「私たちもしゃべれませんしねー」

佐天「がんばろっと」
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 21:31:23.21 ID:C9PPZq56o
アレイスター「いやー、重い重い」

エイワス「おや、アレイスターじゃないか」

アレイスター「食材の買出しに行ってきたんだが・・・何が起こっているんだい?」

エイワス「料理対決だ、レッサーさんの作るイギリス料理と根性監督、黄泉川コーチの作るイギリス料理、どちらがおいしいか勝負するらしい」

レッサー「本場の味というものを見せてあげる」

黄泉川「どうしてもやるというのなら止めはしないじゃん、だから私はの思うように作るまで」

削板「なら俺は俺で作ってもいいか?」

レッサー「いいんじゃない?材料たっぷりあるし」

アレイスター「いつの間に用意したんだい?」

エイワス「さっき神速で行ってきた」

アレイスター「なんてこった・・・ま、黄泉川コーチが作るのなら大丈夫だとは思うが・・・」

黄泉川「あれー?炊飯器が少ないじゃん、しょうがない、普通の調理器具を使うか」

エイワス「炊飯器・・・・」

アレイスター「少し不安になってきた・・・」

レッサー「ふふん、どうやら料理にはそう慣れていないようす、そして」チラッ

削板「うおおおおお!!!大!火力ううううう!!!!」ゴォウッ

レッサー「こちらはただ派手さを求めているだけ、これはもらった」

エイワス「食べられるものができると思うかい?」

アレイスター「できるんじゃないかな・・・・たぶん」
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 21:39:57.96 ID:C9PPZq56o
木山「これで一通りの説明は終わったわけだが、理解できたかね?」

佐天「ふ、さっぱりわからねえぜ!」

フレンダ「私も!!」

麦野「威張っていうことか」

絹旗「ちなみに私は理解できました」

滝壺「私も」

バードウェイ「いくつかよくわからないところがあるが流れはつかめたと思う」

サローニャ「マンツーマン希望」

サンドリヨン「同じく」

初春「うーん、ここがこうで・・・うーん」

姫神「」

木山「一応確認のためのテストを用意してある。自信のあるものはやってみたまえ、これを完璧にできたら午前の授業は終わりだ」

黒子「では、早速」

麦野「ちゃっちゃとやっちゃいますか」
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 21:45:12.78 ID:C9PPZq56o
>>722 修正

木山「これで一通りの説明は終わったわけだが、理解できたかね?」

佐天「ふ、さっぱりわからねえぜ!」

フレンダ「私も!!」

麦野「威張っていうことか」

絹旗「ちなみに私は理解できました」

滝壺「私も」

バードウェイ「いくつかよくわからないところがあるが流れはつかめたと思う」

サローニャ「マンツーマン希望」

サンドリヨン「同じく」

初春「うーん、ここがこうで・・・うーん」

姫神「たしかここは・・・・えっと・・・・・」

木山「一応確認のためのテストを用意してある。自信のあるものはやってみたまえ、これを完璧にできたら午前の授業は終わりだ」

黒子「では、早速」

麦野「ちゃっちゃとやっちゃいますか」
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 21:50:02.76 ID:C9PPZq56o
木山「こほん、それではもう一度説明を始めるぞ?」

サンドリヨン「よろしくおねがいします」

佐天「次に抜け出すのはこのあたしだ!」

サローニャ「なんだろう、佐天ちゃんとフレンダちゃんには負けないような気がする」

佐天「なんだと?」

フレンダ「甘く見られているわけよ」

バードウェイ「ま、この中では・・・・」チラ

初春「私も一応もう一度聞いておきます」

姫神「次で理解できるはず」

木山「ではこれが確認テストの問題だ、解いてみたまえ」

滝壺「むー・・・・」カリカリ

黒子「この問題は・・・・」カリカリ

麦野「何これ楽勝じゃない」カリカリ

絹旗「ほいほい・・・ほいっと・・」カリカリ
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 22:01:24.68 ID:C9PPZq56o
削板「おおおおおおお!!!すごいファイヤアアアアアア!!!」

轟!!!!!

アレイスター「うわっ、すっごい火柱」

エイワス「コンロってあんなに火柱立ったか?」

黄泉川「すごいな、1mはあるじゃん」

レッサー「あれでどうやって調理しようと・・ってか熱くて近づけないんじゃないの?」

削板「はっはっはっはっは!!この俺がこの程度の熱さで音を上げるわけがないだろうが!!

削板「そしてこの炎の中で!!」

グサッ

黄泉川「チキンに鉄串を刺した!!」

削板「このチキンを丸ごとあぶる!!!」

ビュンッ!! ビュンッ!!

アレイスター「これはすごい!!」

エイワス「高速でチキンを炎の中にくぐらせている」

削板「はぁっはっはっは!!」ビュンビュン

レッサー「ってあれやると油が飛び散るんじゃないの?」

アレイスター「ですね」

エイワス「ま、私たちが後できれいにしますんで気になさらなくていいですよ」

黄泉川「裏方ってすごいじゃん」
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 22:11:58.93 ID:C9PPZq56o
木山「つまり、さきほどのグラフをここでもう一度見て確認すると・・・」

姫神「あ、ここでこれが・・・」

バードウェイ「これで繋がったな」

サンドリヨン「うーん・・・・ということは・・・」

初春「なるほど、大体わかってきました」

フレンダ「ふふふ、いまいちなわけよ」

佐天「さすがフレンダ、あたしもだ」

サローニャ「わーい、やっぱり負けてなーい」

木山「こちらは解き終わったかね?」

麦野「当然」

滝壺「あと半分」

黒子「もう少しですの」

絹旗「麦野超早すぎです」ブー

木山「答えと解説はここに置いておくから自己採点したまえ、わからないところがあれば後で質問するように」

麦野「わかったわ」
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 22:27:44.53 ID:C9PPZq56o
麦野「よし、一番乗り」

滝壺「もうちょっと・・・・」

黒子「はあ、やっと終わりましたわ」

絹旗「私もです」

麦野「さて、どうしようかしら」

黒子「と、いいますと?」

麦野「監督とコーチがレッサーを手伝いに行ったでしょ?でも私はあきらめてお弁当注文したほうがいいんじゃないかと思うのよね」

絹旗「あー・・・・ 超最悪を考えればそれも一つの手段ですね」

滝壺「むぎの、それはだめ」

黒子「おや、滝壺さんが・・・」

麦野「・・・三人が努力してるから?」

滝壺「頼むならお弁当じゃなくて出前、じゃないとさんどりよんががっかりする」

絹旗「そっちですか」

黒子「と、いうことは滝壺さんもレッサーさんには期待していないということですわね」

滝壺「・・・・というかすごく不安」

麦野「その気持ちわかるわ」

木山「では、もう少し説明を続けるぞ?」

サローニャ「その前に少し整理させてほしいのよねん」

木山「いいだろう、途中ではあるが質問があるなら受け付けよう」

サンドリヨン「はい」

木山「サンドリヨン、何か?」

サンドリヨン「ここなんですけど・・・」

木山「うん・・・・」

姫神「バードウェイ」

バードウェイ「ん?」

姫神「これは・・・・で・・・・いい?」

バードウェイ「そうか? ・・・・が・・・だから・・・・じゃないか?」

姫神「うーん・・・初春さん、どう思う?」

初春「ちょっと見せてください」

フレンダ「ヒャッハー!!やつら今の説明を理解し始めてるぜええええ!!!」

佐天「みたいだなあ!!おりこうさんな連中だぜえ!!」

フレンダ「ってこたあさっぱりわからないみてぇだなぁ?」

佐天「もちろんよぉ!!この佐天涙子に理解できるわけがねえだろうがあ!!」

麦野「はぁ、世話がやけそうね」
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 22:34:25.43 ID:C9PPZq56o
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

不安だらけの昼食作り、既にあきらめて出前の注文を検討し始めるメンバー達

不安と不安とちょっぴりの期待が入り混じったイギリス料理、メンバー達の反応やいかに

現時点でキャラクターが多いのですがここで更に増やします。それは魔術の講師、魔術に詳しくて講師に向いてるキャラを募集します

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/20(火) 22:42:52.27 ID:C9PPZq56o
留守電「……佐天ちゃん、オレだ」 佐天「そいっ」チョキン

ブチッ

佐天 「ふう、なぜこんなところに固定電話が・・・しかも私の名前を呼んでいるなんて不気味でしょうがないぜ」

初春「ここは破壊してしまうに限りますね」

佐天「ってことでむぎのん!」 麦野「はいはい」

佐天「あの固定電話に原子崩し一発お願いします」

麦野「はいよ」ビーム

チュドーン!!!

佐天「みんなも怪しいものには近づかないようにしようね」

初春「思わぬ事故に巻き込まれるかもしれませんからね」

麦野「君子危うきに近寄らず。よ」

ID:0HX+qZuDO「昼食にローストチキン…まぁ人数多いからそんなものかな? スコーンも作ろうぜアフターティの国の人」 佐天「がっ!」ブン

ID:0HX+qZuDO「た゛め゛っ!!」

佐天「そんなことしたら太ってまうやろうがああああ!!!何のためにバスケしてると思ってるんじゃあああ!!!」

初春「本場ではサンドイッチやクッキー、スコーン等にジャムやクリームをたっぷりと・・・魅力的ですがこれは悪魔の誘いですね」
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 22:57:26.50 ID:0G2jdrjSO
乙ぱい。おらも西洋の食べ物いただきたかっただ…
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 19:03:23.48 ID:zEd9htNco
ID:0G2jdrjSO「乙ぱい」 佐天「パイナップル!!」ブン

ID:0G2jdrjSO「お゛ら゛っ!!」

佐天「っしゃああああ!!!!フレンダアアアアアア!!!」 フレンダ「YEA!!」ポイッ

チュドオオオオオオオオオオオオン!!!!

佐天「むう、今日の獲物は一人だけか」

初春「佐天さんにすくい投げられてみたいそこのあなた、今ならサービスしてフレンダのパイナップルがついてきます」

フレンダ「木っ端微塵なわけよ」
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 19:05:22.83 ID:4IUGgRtSO
ストリートチルドレン「ホントー二、パイナップルタダデモラエルンデスカ…?」プルプル
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 19:13:12.68 ID:4IUGgRtSO
そーいや募集中だっけ。オッレルス、フィアンマ、テッラ
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/21(水) 19:14:26.52 ID:3OGEBIxr0
ローラ
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 19:17:44.24 ID:zEd9htNco
麦野「先生、佐天とフレンダが理解してないっぽいから教えてあげてもいい?」

木山「すまない、そうしてくれると助かる」

フレンダ「ほう?優等生様がご教授くださるとよぉ!!」

佐天「見せてもらおうじゃねえか!優等生様のお手並みってやつをよお!!」

麦野「こら、ふざけないで真面目に聞きなさい」

フレンダ「はーい」

佐天「はーい」

麦野「アイテムのリーダーとしてメンバーが魔術師より理解力が無いっていうのが許せないのよね」

フレンダ「しょうがないわ麦野、佐天は中学生だし」

麦野「絹旗も初春も中学生なんだけど?」

佐天「ふたりともパンツ見せてくれるじゃない、だからあたしとは違うんだよむぎのん」

麦野「ふ・ざ・け・ん・な」

佐天「はい、ふざけません」

フレンダ「よろしくお願いします麦野先生」

麦野「わかればよろしい」

木山「と、いうわけだ、わかったか?」

サンドリヨン「えっと、ということはこのグラフでいうとここが・・・・・ですか?」

木山「その通りだ」

サンドリヨン「ほっ、よかった」

サローニャ「よし、大体整理できた」

木山「サローニャ、こっちはもうすぐだからちょっとだけ待っててくれよ?」

サローニャ「はーい」

初春「ここってこうじゃないですか?」

姫神「あれ?」

バードウェイ「え?」

姫神「むう、三人ともバラバラ」

バードウェイ「仕方ない、もう一度説明を聞くしかないか」

姫神「それがいい。このまま悩んでいても答えが出ない」
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 19:24:23.04 ID:zEd9htNco
滝壺「ねえ、ここってどうだっけ?」

黒子「あ、そこなら・・・・・ですの」

滝壺「ありがとうくろこ」

黒子「いえ、どういたしまして」

絹旗「さて、麦野は佐天とフレンダを指導してますけど私たちはどうしますか?」

黒子「私やはりレッサーさんが気になりますわ」

滝壺「私も気になる」

絹旗「根性監督と黄泉川コーチがどこまでフォローできているかも含めて一度チェックしましょう」

黒子「私たちの口に入るものですもの」

滝壺「だめなら出前を取ろう。さんどりよんのために」

絹旗「ま、とにかく今は調理場へ急ぎましょう」

黒子「いざ」
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 19:42:33.69 ID:zEd9htNco
黄泉川「ま、まずは下ごしらえから・・・っと・・・」トントン

アレイスター「下ごしらえですと?」

エイワス「火で勢いよくあぶっている人と雲泥の差ですね」

黄泉川「下味をつけてそれを肉にしみこませるじゃんよ」

アレイスター「本格的ですな」

エイワス「できる大人の女って感じがします」

黄泉川「ま、それなりにな」

アレイスター「黄泉川先生と二人の間に越えられない壁が見える」

エイワス「っていうかあの二人がちょっと・・・」

黄泉川「こらこら、あの二人もおいしいのを作るかもしれないじゃん」

アレイスター「えー」

エイワス「ちょっと想像できないっす」

黄泉川「料理にも色々な技法があるんだ、あれも表面に焼き色をつけているだけかもしれないぞ?」

アレイスター「そうなんですかね」

エイワス「ちなみにレッサーさんは」チラ
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 19:50:40.71 ID:zEd9htNco
レッサー「まずはおなべにお湯をたくさんわかすから」ジャバジャバ

レッサー「これでよし、これを・・・ふっ」グッ

レッサー「あれ?」

レッサー「お、おもい・・・・」グヌヌ

アレイスター「レッサーさんがお困りのようだな」

エイワス「ここはぜひお手伝いしなくては」

レッサー「み、水いれすぎた・・・・」 エイワス「レッサーさん、お手伝いしましょう」

レッサー「ん?」

アレイスター「力仕事はまかせてくださいよ」

レッサー「おお、いいところにきてくれたね二人とも、それじゃあこの鍋をコンロにお願い」

エイワス「お安い御用で」グイッ

アレイスター「で、ほかには何かありますか?」

レッサー「じゃあこの野菜洗ってくれる?」

アレイスター「じゃがいもにんじんブロッコリーアスパラガスですか」

レッサー「そしてこれだ」

エイワス「それは・・・枝豆」

レッサー「あ、そういうやつなんだ」
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 20:05:26.72 ID:zEd9htNco
エイワス「さっきは豆とだけ聞いてましたから適当に買ってきたんですが」

レッサー「ちなみにこれってこっちじゃどう食べてるの?」

黄泉川「ゆでて塩を振って中の豆だけを食べるじゃん、ビールのつまみの定番だな」シャカシャカ

アレイスター「黄泉川先生は飲まれるんですか?」

黄泉川「ああ、結構な」シャカシャカ

レッサー「む、敵情視察?」

黄泉川「ちょっと様子を見にきただけじゃん」

レッサー「まあ作る工程を見られたくらいで私の味を上回れるわけじゃないものね」

エイワス「すごい自信だ」

レッサー「ではとりあえず野菜をジャブジャブ洗いまーす!」

アレイスター「うわー、大雑把」

レッサー「ダイナミックと言ってもらいたい」

アレイスター「えーと」チラ

削板「うおおおおおお!!!ファイアアアアアアアア!!!」

レッサー「そっちは見なくていい」

エイワス「ちなみに黄泉川先生は何を?」

黄泉川「スパイスを混ぜ合わせてるじゃん」シャカシャカ

アレイスター「あ、肉につかうんですか?」

黄泉川「そういうところじゃん」シャカシャカ

レッサー「ふ、日本人お得意の化学調味料というやつか、だがそんなものは西洋人には通用せんぞ」

アレイスター「下がしびれるっていいますしねー」

レッサー「使いすぎに注意」

レッサー「素材そのものの味、とくと見せてあげよう」
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 20:18:24.74 ID:zEd9htNco
麦野「じゃあ最初っからいくわよ?」

フレンダ「はい、先生」ビシ

麦野「何?」

フレンダ「めがねかけてくれない?」

麦野「は?」

フレンダ「めがねかけたほうが先生っぽいわけよ」

佐天「それは言えてるね」

麦野「って言われても持ってないもの」

フレンダ「えー」

佐天「えー」

麦野「えーじゃないの、くだらないこと言ってると魔術師に負けるわよ」

フレンダ「負けてもいいじゃない、人間だもの」

麦野「負けたら お・し・お・き・か・く・て・い よ?」

佐天「よし、やろう」

フレンダ「さ、今すぐに」

麦野「やっとやる気になったか」
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 20:24:18.80 ID:4IUGgRtSO
 眼鏡はいいね。眼鏡は心を潤してくれる。
 リリンの生み出した知性演出と視力補強の極みだよ。…そう感じないかい?
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 21:51:18.71 ID:zEd9htNco
レッサー「さーて、野菜は洗い終えたかな?」

エイワス「はい、このように」

レッサー「うむ、いい具合だ」

アレイスター「それではこれから皮を剥くんですか?」

レッサー「え?そのままゆでるに決まってるじゃない」

エイワス「ぱーどぅん?」

レッサー「ゆでます」

アレイスター「丸ごと?」

レッサー「そう、丸ごと」

黄泉皮「まあジャガバターなんかは皮のついたジャガイモでやったりするしつけあわせのポテトなんかも皮剥かずにあげてあるじゃん」

レッサー「ふふふ、大地の味をそのままかみ締める。これぞイギリス流」

アレイスター「えっと、枝豆もですか?」

レッサー「いやいや、枝豆は別で茹でてちゃんと皮剥くから」

エイワス「ふう、てっきり鞘つきの枝豆を味わうのかと思っちまったぜ」
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 21:51:59.40 ID:4IUGgRtSO
黄泉皮とな
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 22:00:16.56 ID:zEd9htNco
削板「むううううううん!!」ビュンビュン

ジュウジュウ

黄泉川「おお、いいにおいがしてきたじゃんよ」

エイワス「食欲をそそるね」

削板「はっはっは、今の段階で火からあげてもそれは表面だけのこと!このまま焦げ付かせずにじっくりと焼いてやるうう!!」ビュンビュン

アレイスター「あれ?意外と油とびちらない」

黄泉川「本当だ、不思議じゃん」

削板「この炎の中で一瞬で蒸発させているにきまっているだろうが!!」

エイワス「え、そういうもん?」

アレイスター「そういうことにしておこう、考えるのが面倒だ」

削板「そう、それは鉄を溶かして刀を打つかのごとく!!!」

削板「俺は炎を支配する!!」ビュンビュン

黄泉川「どう考えても黒焦げの未来しか想像できないじゃんよ」

削板「そこは俺の腕の見せ所!!!」

削板「肉が炎に包まれないように!!」ビュンビュン

削板「炎の中に火を入れては離す!!」ビュンビュン

削板「入れては離す!!!」ビュンビュン

黄泉川「うーん、どう見ても料理をしているようには見えないじゃん」

エイワス「ですよねー」

削板「俺がこの肉に命を吹き込んでやるううう!!」ビュンビュン
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/21(水) 22:03:01.01 ID:iP+qs65O0
黄泉皮ワロタ
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 22:05:35.43 ID:zEd9htNco
レッサー「枝豆以外の野菜をどばどば」ポチャボチャ

エイワス「マジでいれとるで」

アレイスター「びっくりや」

レッサー「野菜は水から煮ると煮崩れしないのさ」フフン

エイワス「皮ついてるから煮崩れしないと思うのは俺だけかい?」

アレイスター「ま、まあ湯で時間によっては煮崩れするんじゃないのかなあ・・・たぶん」

レッサー「さーて、次はチキンに塩と胡椒を少々」パッパッ

レッサー「そして一気にグリルへどーん!」

エイワス「肉本来の味というやつですか?」

レッサー「その通り」

アレイスター「ま、まあ悪くはなさそうだけど・・・」

ガラッ

滝壺「れっさー、手伝いにきたよ」

レッサー「お、これはありがたい」

絹旗「あれ?根性監督が超すごいことになってますけど」

削板「ファイヤアアアアアアアアアアア!!!!!」ビュンビュン

黒子「むしろ監督らしいですの」
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 22:10:45.49 ID:zEd9htNco
エイワス「・・・・と、いう流れでなにやら料理勝負という形になってしまいました」

黒子「またですの?」

滝壺「勝負が大好きなのかな」

レッサー「ふふん、私が本場のイギリス料理というものを見せてやる」

絹旗「その意気込みは悪くないと思いますけど・・・・」

黄泉川「ま、だから私と削板は各々の味付けでやろうとしてるじゃん?」

滝壺「こーちの機転に感謝」

レッサー「ひょっとして私の料理に期待できない?」

絹旗「一番期待していないのが同じ英国人のバードウェイなんですよねー」

レッサー「あの裏切り者め」

黒子「まあメニューだけ聞くとそう悪い味付けにならないようなものなのでまだなんとかなりそうですわね」

絹旗「これでプディングとか作られたらたまったものじゃありませんでしたね」

レッサー「作ったほうがいい?」

滝壺「のーさんきゅー」
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 22:15:30.79 ID:zEd9htNco
黒子「それでは各自一人ずつアシスタントにつきませんか?」

絹旗「いいですね」

滝壺「どうやってわける?」

黒子「せっかくですからクジを作りたいと思います」

アレイスター「お任せください、こんなこともあろうかと用意してございます」

エイワス「ちっ、出し抜かれたか」

黄泉川「何を競っているじゃんよ」

レッサー「やるなら早くしてほしいなー、私の代わりにたまねぎ刻んでほしいし」

絹旗「つらい作業を人にさせますか・・・」

黒子「ご自分の料理という自覚はあるのでしょうか?」

エイワス(ここでたまねぎ切らせていただきますって言えば)

アレイスター(ポイントアップのチャンス!)

滝壺「ふたりが何かたくらんでいるような気がする」

黄泉川「ま、悪いことではなさそうじゃん?」
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 22:20:50.93 ID:zEd9htNco
 せーの、えいっ!!

黒子「私はレッサーさんですか」

絹旗「やったー!コーチです!」

滝壺「かんとく・・・・大丈夫かな」

レッサー「じゃ、たまねぎおねがいねー」ニコ

黒子「それについては少しお話がありますの」

アレイスター「まちたまえお嬢様方、このアレイスターが刻みましょう」

エイワス「いえいえ、このエイワスめが」

黄泉川「ってか三チーム全部たまねぎのみじん切り使うんだから全員分刻んでもらったほうがありがたいじゃん?」

アレイスター「えっ?」

エイワス「えっ?」

絹旗「いやー、超たすかりますねー」

レッサー「これですべて解決だね」

黒子「分担作業、ですの」

アレイスター「えっ?」

エイワス「えっ?」

滝壺「ありがとう、あれいすたー、えいわす」ニコ

アレイスター「ま、いっか」

エイワス「そうだな」
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 22:29:24.16 ID:4IUGgRtSO
せーのっえーい!

なんだ、俺は木山てんてーの永久アシスタントか
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 22:30:59.69 ID:zEd9htNco
滝壺「かんとくー」トテトテ

削板「ん?危ないからあまり近づくんじゃないぞ!?」ビュンビュン

滝壺「おっと、すごい炎」

削板「何か用か?」

滝壺「お手伝いにきたよ」

削板「そうか、それはありがたいな、それじゃあ湯で野菜のほうを頼んでもいいか?」

滝壺「うん、でもその前にかんとく」

削板「何だ?」

滝壺「そのチキンどうするの?」

削板「ふっ、こんがりと焼いて唐辛子をぶっかけるに決まってるだろうが!」

滝壺「OH・・・・」

削板「これぞ男の料理だぜ!」

滝壺「かんとくかんとく」

削板「なんだ?」

滝壺「わたしもきぬはたも辛い物はあんまり好きじゃない」

削板「好き嫌いはいかんぞ?」

滝壺「それとはちょっとちがう、ばーどうぇいなんかもそうだと思うけど刺激にそこまで慣れてないというか・・・」

削板「そうか、刺激か・・・」

滝壺「うん、ばーどうぇいはわさび味のお菓子で涙目になるくらいだから刺激的なのは避けたほうがいいと思う」

削板「まいったな、となるとどうすればいい?」

滝壺「ソースは私が作ってもいい?」

削板「むう、俺の味付けではなくなるがこの際しょうがない、頼んでいいか?」

滝壺「うん」
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 22:39:50.03 ID:zEd9htNco
絹旗「コーチ、私は何をしましょうか」

黄泉川「そうだな、とりあえず野菜を洗ってもらうじゃん」

絹旗「えっと、チキンとスパゲッティと茹で野菜ですよね?」

黄泉川「そうじゃん」

絹旗「味付けはどうします?」

黄泉川「日本風でいくじゃん」

絹旗「と、いいますと?」

黄泉川「みんな大好きから揚げじゃん」

絹旗「おぉ!それは超おいしそうですね!」

黄泉川「ま、揚げるとローストチキンじゃなくなるからから揚げ風ってところだがな」

絹旗「にんにくは入れるんですか?」

黄泉川「入れたいとこだが苦手なやつもいるかもしれないから迷うところじゃん」

絹旗「抑え目でもいいから私は入れてほしいですね」

黄泉川「うーん・・・・なら、そうするか」

絹旗「やったー!」
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 22:49:16.38 ID:zEd9htNco
レッサー「それじゃあ黒子、スパゲッティを茹でる用意を」

黒子「はい、お鍋をセットして、小さいお鍋に水を・・・」ジャー

黒子「よっと」キュッ

黒子「それを鍋に」バシャッ

レッサー「なんだ、黒子って頭いいんだな」

黒子「はい?」

レッサー「こほん、さて、私はこの野菜を見守って・・・あれ?」

黒子「どうしました?」

レッサー「やることが無い」

黒子「え?」

レッサー「野菜がゆであがるまでまだまだかかる上にスパゲッティもまだゆでられない」

レッサー「そしてたまねぎは今刻んでいるからひき肉といためることもできない」

黒子「お肉はグリルへぶち込んでありますし・・・」

レッサー「どうする?」

黒子「・・・・・授業を受けてきてくださいまし」

レッサー「はい?」

黒子「レッサーさんだけ授業を受けなくてもよいというわけにはいきませんの」

レッサー「みんなの昼食を用意していても?」

黒子「ここで受けておかないと午後にみんなでバスケをしている時に一人だけ木山先生の授業をうけることになりますの」

レッサー「なんですと」

黒子「ですので、ちゃちゃっと受けてちゃちゃっと戻ってきてくださいまし」

レッサー「ぐぬぬ・・・・」

黒子「どうなさいます?」

レッサー「しょうがない、すぐに戻ってくるから私が戻ってくるまでつないでくれ!頼んだぞ!!」タタッ

黒子「おきをつけてー」

黒子「・・・さて、ここからどうやっておいしく仕上げますか・・・」
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 22:57:45.92 ID:zEd9htNco
木山「で、この写真からもわかるように・・・・・」

バードウェイ「大体わかってきた」

姫神「あ、さっきのあれちがったんだ」

初春「うわー、勘違いしてました」

サンドリヨン「よくわからないけどメモを・・・」

サローニャ「えっとこれが・・・・ここを・・・・うーん・・・」

木山「さて、一通り二回目の説明が終わったわけだが、どうかね?」

初春「先生、質問いいですか?」

木山「何だい?」

サンドリヨン「サローニャ、この文章どういうことかわかる?」

サローニャ「どれどれ・・・」

バードウェイ「初春の次は私も質問しないとな」

姫神「むむ、中学生や小学生に負けるわけにはいかない」

バードウェイ「ふふん、私は出来がいいのだ、あきらめろ」

姫神「ちびっこに負けたとなると武門の名折れ」

バードウェイ「ちびっこ言うな」

木山「君は武家の出なのかい?」

姫神「違います。ですが巫女服を着ることが多いのできっとそうではないかと」

サローニャ「ミコフク?ジャパニーズシスターはサムラーイなの?」

サンドリヨン「違うと思う」
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 23:21:25.71 ID:zEd9htNco
麦野「この表のだけど、二列目が何を表しているかわかるわよね?」

佐天「そりゃもちろん」

麦野「はい、佐天、これは何?」

佐天「出力です」

麦野「そうよ、どうやらよく聞いてたみたいね」

佐天「命がけになれば当然」

フレンダ「ふっ、この緊張感がたまらないわけよ」

麦野「それじゃあ毎日同じ緊張感を保てるようにしてみる?」

フレンダ「と、いいますと?」

麦野「テストで一問間違うごとに原子崩しで肌を焼かれるっというのは?」

佐天「ヒュー、むぎのん、根性焼きっていうのは今時はやらねえぜ」

フレンダ「そうそう、体罰は憎しみしか生まないわけよ」

麦野「でも何かしらおいつめられないとあんたら理解しないでしょ?」

フレンダ「そんなことはないわけよ」

佐天「そうだそうだ」

麦野「じゃあ何で先生が言うこと一度で理解できないのよ」

フレンダ「それがわかれば苦労しないわけよ」

佐天「ねー」

麦野「とりあえず授業を受ける姿勢に問題があるとみたわ」

フレンダ「そうかもしれねえな」

佐天「ぜひ教えてほしいもんだぜ、授業を受ける正しい姿勢ってやつをよ」

麦野「正しい授業の受け方っていうマニュアルと正しいノートの取り方っていうマニュアルが必要みたいね」
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 23:27:44.50 ID:zEd9htNco
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

佐天さんとフレンダは馬鹿じゃないと思います。きっと何かが間違っているだけなんですよ

むぎのんから勉強を教えてもらっている二人をレッサーが目撃したら何をするか・・・

正解した方から抽選で一命様に素敵なプレゼントが用意されています

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 23:29:16.93 ID:4IUGgRtSO
乙。机の下からむぎのんのスカートの中に突撃でもするんじゃね?
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/21(水) 23:39:37.89 ID:zEd9htNco
ID:4IUGgRtSO「 佐天「フレンダ!!」 フレンダ「あいよっ!!」ポーン



          ,,-'  _,,-''"      "''- ,,_   ̄"''-,,__  ''--,,__
           ,,-''"  ,, --''"ニ_―- _  ''-,,_    ゞ    "-
          て   / ,,-",-''i|   ̄|i''-、  ヾ   {
         ("  ./   i {;;;;;;;i|    .|i;;;;;;) ,ノ    ii
     ,,       (    l, `'-i|    |i;;-'     ,,-'"   _,,-"
     "'-,,     `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '"  _,,--''"
         ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_  __,,-''"
        ._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄   |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,
      ,,-''::::二-''"     .--i|     .|i          "- ;;:::`、
    ._,-"::::/    ̄"''---  i|     |i            ヽ::::i
    .(:::::{:(i(____         i|     .|i          _,,-':/:::}
     `''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i|      .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
       "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i|      .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~
               ̄ ̄"..i|       .|i
                 .i|        |i
                 i|        |i
                 .i|          .|i
                .i|           |i
               .i|      ,,-、 、  |i
               i|      ノ::::i:::トiヽ、_.|i
           _,,  i|/"ヽ/:iヽ!::::::::ノ:::::Λ::::ヽ|i__n、ト、
     ,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ
     ;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::ヽ



佐天「けっ、きたねえ花火だ」

フレンダ「環境によくないわけよ」


ID:3OGEBIxr0「ローラ」 佐天「ロードローラー」ブン

ID:3OGEBIxr0「ろ゛ら゛っ!!」

佐天「口調がめんどいんじゃあああああああああああああ!!!!!」

初春「めんどくさいけどやるかもしれませんしめんどくさいからやらないかもしれません」


ID:iP+qs65O0「黄泉皮ワロタ」 佐天「馬鹿やろう!!」ブン

ID:iP+qs65O0「あ゛い゛ほ゛っ!!」

佐天「黄泉川先生が鶏皮をどう処理するか思考中の略だ!!常識で考えろおおおお!!!」

佐天「フレンダ」 フレンダ「ここにいるわけよ」

佐天「彼の枕元にパイナップルを一つ」

フレンダ「ふっ、既に仕掛けてあるわけよ」

佐天「準備がいいな」

フレンダ「当然ってわけよ」

初春「いい夢見てくださいね」ニヤリ
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 23:44:46.09 ID:4IUGgRtSO
もはや俺だけすくい投げじゃなくて爆破な件について

まさか、これがVIP待遇…?
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/22(木) 00:10:47.13 ID:fgVMNlf+0
めんどくさいだけではないだろうか
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/22(木) 00:53:39.06 ID:xdvIkQuYo
フレンダは馬鹿じゃない、少し間が抜けてるだけだ
佐天さんは…うん、まぁ、ね。
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 05:24:00.08 ID:9ThIFWaDO
フレンダはいっぺん上半身はずしてリラックスしたら良いんじゃないかなぁ?
佐天さんは…最近スカートめくらんから思考が淀んでいるんじゃないかなぁ?
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/11/22(木) 06:14:27.37 ID:OdCyM39ho

木山てんてぃはいつ脱ぐん?
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/22(木) 19:21:32.27 ID:InQKLH9+o
ID:4IUGgRtSO「乙。机の下からむぎのんのスカートの中に突撃でもするんじゃね?」 佐天「残念!!」ブン

ID:4IUGgRtSO「お゛つ゛っ!!」

佐天「正解はこの後すぐ!!」

ID:4IUGgRtSO「これがVIP待遇…?」 佐天「ちゃうわ!」ブン

ID:4IUGgRtSO「も゛は゛っ!!」

佐天「いつでも投げてもらえると思ったら大間違いだ!わかったか!!」

ID:fgVMNlf+0「めんどくさいだけではないだろうか」 佐天「わかってねえ!!」ブン

ID:fgVMNlf+0「ろ゛ら゛っ!!」

佐天「すくい投げで口調を変えればすむだけのこと!!変なかんぐりはやめてもらおうか!!」

ID:xdvIkQuYo「フレンダは馬鹿じゃない、少し間が抜けてるだけだ 佐天さんは…うん、まぁ、ね。」 佐天「何だ!!」ブン

ID:xdvIkQuYo「ふ゛れ゛っ!!」

佐天「いいたいことがあるならはっきり言ってもらおうか!この佐天涙子、逃げも隠れもせんわ!!」

ID:9ThIFWaDO「フレンダはいっぺん上半身はずしてリラックスしたら良いんじゃないかなぁ?」

ID:9ThIFWaDO「佐天さんは…最近スカートめくらんから思考が淀んでいるんじゃないかなぁ?  佐天「失礼な!!」ブン

ID:9ThIFWaDO「ふ゛さ゛っ!!」

佐天「フレンダの上半身が外れるわけがないだろうがああああ!!」

ID:OdCyM39ho「木山てんてぃはいつ脱ぐん?」 佐天「え?シャワールームでほとんどの人が裸だったじゃないですか、何をおっしゃることやら」
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/22(木) 19:37:16.41 ID:InQKLH9+o
レッサー「急げ急げえええええ!!!私が作るイギリス料理をみんなにみとめさせてやるんじゃあああ!!!」タタッ

ガラッ

レッサー「せんせええええ!!!授業受けにきましたああああ!!!」 佐天「うるせぇっ!!」ブン

レッサー「ぁぼぉっ!!」

佐天「授業中だ!静かにしろ!!」

レッサー「はいいいい!!!気をつけますうううう!!!」

佐天「さ、授業授業」

木山「こほん、続けたまえ」

バードウェイ「まったく、確認テストを受けている最中だというのに・・・」

初春「さ、テストテスト・・・」

姫神「高校生の意地。二人には負けない」

サローニャ「で、先生ちゃん、ここなんだけどさー」

木山「どれどれ」

サンドリヨン「これからますますうるさくなりそうな予感」
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/22(木) 19:51:55.20 ID:InQKLH9+o
レッサー「さ、気を取り直して授業授業・・・ん?」


麦野「で、ここはわかるわよね?」

フレンダ「えっと・・・このグラフのこれのこと?」

麦野「そうよ」

フレンダ「はぁ、緊張感のおかげかすんなりと頭に入るわけよ」

佐天「その気になれば何でもできるってことだね」

麦野「授業をちゃんと受ける気が無いだけでしょ」

フレンダ「あれー、そうだっけ?」

佐天「そんなことないよねー」

麦野「自覚が無いって罪よね」


レッサー「な、なんだと・・・・どうりでむぎのんがいないと思ったらむぎのんが先生をやっているだと・・・」

レッサー「こいつは・・・こいつは・・・・」

レッサー「隙だらけじゃないか」ニヤリ
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/22(木) 20:07:15.91 ID:InQKLH9+o
フレンダ「っていうかさー」

麦野「何?」

フレンダ「麦野が優等生キャラって何か違和感あるわけよ」

麦野「悔しかったらレベル5になりなさい」ニコ

佐天「うわーん泣いてやるー」

麦野「あんたの反則めいた能力のほうが使い勝手がいいんだけど?」

佐天「でもこの能力科学の研究に使えないからってことでレベル0扱いなんだけどなー」

麦野「その割りにあんたのために特殊部隊作られてるんだから学園都市ってわからないわよね」

レッサー「・・・・・・・」コソコソ

レッサー(よし、三人は私に気づいていない・・・・)

フレンダ「おっと、あっちはテスト受けてるんだからさっさと進めるわけよ」

麦野「バードウェイに負けてもおしおきだからね?」

佐天「えー、そりゃきついわー」

レッサー「今だっ!!」
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/22(木) 20:25:54.77 ID:InQKLH9+o
ダキッ

麦野「きゃあっ!!」ビクン

レッサー「むぎのんせんせー!わたしにもじゅぎょうしてくださーい」

フレンダ「おわっ!びっくりした!」

佐天「むぎのんに抱きついて何するつもりだこいつ・・・」

麦野「おいこら!何しやがる!!」

レッサー「むぎのせんせー、さびしかったですー」クンカクンカスーハー

フレンダ「こいつ、くんかくんかしてやがるわけよ・・・」

佐天「ブレないな・・・」

レッサー「あー、むぎのんすっごくいいにおい、これがせくしぃな女のかおり・・・・」ホワー

麦野「て・め・え・・・」プルプル

フレンダ「まずい!このままだと麦野が原子崩しを!!」

佐天「かといってむぎのんに抱きついている状況ではあたしのすくい投げは出せねえ!!」

フレンダ「なんと!すくい投げにそんな弱点が!!」

佐天「人質をとられるとどうしょうもない・・・ あたしたちはどうすればいいんだ・・・」

フレンダ「うーん・・・祈る?」

佐天「レッ サー の誕生か」

フレンダ「言いにくいわけよ」
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/22(木) 21:15:30.77 ID:InQKLH9+o
レッサー「むぎのんってば髪長いから髪のにおいも・・・」クンカクンカ

レッサー「はふぁ・・・」ホワーン

麦野「ねえレッサー」

レッサー「何だいむぎのん」

麦野「今なら怒らないから離してくれる?」

レッサー「ちょっと怒られてもいいからもうちょっとくんかくんかしたい」

佐天「さーて、どうするフレンダ、時間はあまり残されちゃいないぜ?」

フレンダ「ここに黒子がいればレッサーだけテレポートしてもらえるんだけどねー」

佐天「今から白井さんを呼びに行ってもここに戻ってくるころにはレッサーは八つ裂きになっているだろうけどな」

フレンダ「ただしそのころにはってやつ?」

佐天「そうそう、そんな感じ」

フレンダ「ってそんなことはいいからどうにかしなくちゃいけないわけよ」

佐天「バードウェイ、サローニャ、サンドリヨン、初春、姫神さん、木山先生 この中でレッサーを何とかできる人間といえば?」

フレンダ「はらたいらさんに3000点」

佐天「ないわー」
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/22(木) 21:35:30.62 ID:InQKLH9+o
サローニャ「見てられない」

サンドリヨン「同じく」

佐天「おお、魔術師」

フレンダ「何かアイディアがあるわけ?」

サローニャ「アイディアもなにも」

サンドリヨン「力ずく」

佐天「そいつぁスマートじゃないねぇ」

サローニャ「そう?これしかないと思うんだけど」

サンドリヨン「とばっちりを受けるのは嫌」

佐天「ふっ、押してだめならひいてみろだ」

フレンダ「つまりすくい投げじゃなくてはたきこみで何とかするわけ?」

佐天「いや、そういうことじゃなくてだね」

サローニャ「早くしないとむぎのんちゃん大暴れよん?」

佐天「ふっ、こうするのさ!」
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/22(木) 21:54:35.66 ID:InQKLH9+o
ピラッ

レッサー「ひゃっ!!」

佐天「ふむふむ、こういう感じか」

フレンダ「結構露出高いねー」

サローニャ「おしりきれい」

サンドリヨン「ぷるんとしてる」

レッサー「こ、こらああああ!!!何をするううう!!!」アタフタ 佐天「死にたいのか!!」ブン

レッサー「ぶはぁっ!!」

佐天「てめぇ!むぎのんがその気ならてめえなんぞ髪の毛一本残さずに蒸発するんだぞ!わかってんのかあああ!!!」

レッサー「愛情表現の一つだと思ったんですうううううう!!!」

麦野「やっと離れたかぁ〜 覚悟はいいかにゃ〜ん?」

フレンダ「お、おちつくわけよ麦野!レッサーは後ろから抱きついただけじゃない」

サローニャ「そうそう、むぎのんちゃん、過剰反応よくない!」

サンドリヨン「相手は女の子、これんらギリギリセクハラとは言えないはず」

佐天「レッサー、死ぬなら一人でな?」

レッサー「あっれー?これってやばい?」

佐天「かなりね」
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/22(木) 22:10:11.34 ID:InQKLH9+o
木山「全く、呆れて言葉が出ないな」

バードウェイ「ここに根性監督がいなくてよかったな」

初春「佐天さんは男の人がいても平気でスカートめくりますからね、たちがわるいです」

姫神「根性監督がどんなリアクションをするのかちょっと気になる」

木山「興味本位でふざけるんじゃないぞ?」

バードウェイ「安心しろ、遊び半分で男を挑発するほどあいつらも馬鹿じゃないだろう」

木山「なら、よいのだがね」

姫神「私にはそんな度胸は無い」

初春「私もです」

バードウェイ「私もだ」

初春「私としては先生に一番気をつけてほしいんですけど・・・」

木山「ん?私のような年齢でしかも起伏に乏しい体にあの監督が興奮するとは思えないのだが」

バードウェイ「嫌味か」
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/22(木) 22:35:30.45 ID:InQKLH9+o
滝壺「かんとく、ソースができた」

削板「ほう、どんなやつだ?」

滝壺「ヨーグルト味」

削板「ヨーグルト?」

滝壺「さっぱりするよ?」

削板「食べたことの無い味だな、うまいのか?」

滝壺「ギリシャじゃ一般的みたい」

削板「味見してもいいか?」

滝壺「いいよ」カチャカチャ

滝壺「はい、あーん」

削板「む」

滝壺「どう?」

削板「ヨーグルトの味しかわからん」

滝壺「色々まぜてあるんだけど、やっぱりお肉と一緒に食べないとわかりにくいかも」

削板「なるほど、確かにソースだけ舐めてもいまいちわからんからなあ」

滝壺「かんとく、お肉はいつ焼きあがるの?」

削板「もうすぐだ、後5分くらいだな」

滝壺「それじゃあお肉が焼きあがったら試してくれる?」

削板「わかった、肉を少し切り取って味見してみよう」

滝壺「実はわたしも楽しみだったりする」

削板「食べ過ぎるなよ?」

滝壺「むっ、失礼な」

削板「おっと、悪い悪い」

滝壺「お肉をおいしくやきあげてくれたら許してあげる」

削板「はっはっは、それならお安い御用だ」

滝壺「期待してるね」
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/22(木) 22:36:04.17 ID:InQKLH9+o
あたまいたいのでねます
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/22(木) 22:36:50.79 ID:kW7kK3Eg0
お大事に
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 22:57:21.53 ID:064dRcaSO
乙。>>1の頭が痛くならないようずーっと一晩中お祈りしとくわ
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/24(土) 21:22:54.79 ID:ppKxS/Vr0
>>776

それもはや呪い
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 02:07:32.39 ID:pQd6vPpDO
>>777 おまじないなら可愛いもんじゃん?
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/25(日) 12:35:09.21 ID:1vJYzwYDo
ID:kW7kK3Eg0「お大事に」 佐天「ありがとよ、おかげでよくなったぜ」

ID:064dRcaSO「乙。>>1の頭が痛くならないようずーっと一晩中お祈りしとくわ」 佐天「またてめえか!」ブン

ID:064dRcaSO「い゛の゛っ!!」

佐天「てめえの仕業か!!一日安静にしなくちゃならなかっただろうが!!」
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/25(日) 12:39:29.25 ID:FdONP+9AO
佐天さん…
背後から砂鉄剣で一突きにすれば大丈夫よね…?
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 14:32:26.05 ID:5pOIGIvSO
僕のトリプルイノケンティウスならなんとかヤれるんじゃないかな
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/25(日) 15:57:28.08 ID:1vJYzwYDo
ID:FdONP+9AO「佐天さん… 背後から砂鉄剣で一突きにすれば大丈夫よね…?」

佐天「やべぇ、こいつぁ御坂さんの狂信者だぜ・・・」

初春「たまにいるんですよねこういうの」

絹旗「背後から一突きって私この特殊部隊で以外全員アウトじゃないですか」

フレンダ「不意打ちよくない」

麦野「っていうか銃で撃たれただけで死ぬしね」

滝壺「こわいこわい」

ID:5pOIGIvSO「僕のトリプルイノケンティウスならなんとかヤれるんじゃないかな」 佐天「あほかっ!!」ブン

ID:5pOIGIvSO「い゛の゛っ!!」

佐天「雑魚が三人増えようとすくい投げでなんとかしてみせらああああ!!!!」

初春「ふっ、イノケンティウス程度佐天さんなら平気でぶんなげますからね」

バードウェイ「すくい投げぱねぇ」

サローニャ「魔術師は佐天ちゃん一人になすすべもないのかなあ」

レッサー「遠距離攻撃できればなんとか」

サンドリヨン「それそげぶさんにも言えること、そういうこと言い出したらきりがない」
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 21:24:36.77 ID:5pOIGIvSO
なら自分の、トラウィスカルパンテクウトなんちゃらの槍、兎の骨ミサイルでイチコロ☆ですね!
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 23:21:04.95 ID:pQd6vPpDO
佐天さんのスカートめくりは前後左右問わないもんな…当り前ながら全部不意打ちしているわけですが
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/25(日) 23:24:35.41 ID:H8sMihQ90
続きはなしですか
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/26(月) 18:34:45.05 ID:QYkzxt+1o
ID:5pOIGIvSO「なら自分の、トラウィスカルパンテクウトなんち」 佐天「くどい!!」ブン

ID:5pOIGIvSO「や゛り゛っ!!」

佐天「言い出したらきりがないって言ってんだろうが!!自重しろおおおお!!!」

ID:pQd6vPpDO「佐天さんのスカートめくりは前後左右問わないもんな…当り前ながら全部不意打ちしているわけですが」

初春「それが佐天さんの才能です」

絹旗「気がついたら超めくられてますからね」

フレンダ「天才の域に達しているわけよ」

麦野「ひょっとして少なげもその要領で?」

佐天「もちろんよ」

ID:H8sMihQ90「続きはなしですか」

佐天「できると思ってたんですができなくなりました、こういうことがたまにありますが最後までやりますのでお楽しみに」
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/26(月) 18:43:54.78 ID:WDiZyw+V0
楽しみにしています。
体調が悪いのならお大事に
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/26(月) 18:59:18.01 ID:QYkzxt+1o
麦野「・・・・わかったよ、今回は多めに見といてやるよ」

フレンダ「それでこそ麦野、おおらかな心って大事なわけよ」

麦野「はぁ・・・・ この先が思いやられるわ」

サンドリヨン「がんばれむぎのん、私たちもがんばる」

サローニャ「ほらほらレッサーちゃん、むぎのんから離れた離れた」

レッサー「えー、私もむぎのんの授業うけたーい」

サローニャ「そんな危険なことさせるわけがないでしょうが」

レッサー「むぎのんせんせー、あかちゃんってどうやったらで」佐天「貴様ぁっ!!」ブン

レッサー「こ゛ん゛に゛ち゛わ゛っ゛!!」

佐天「仏の慈悲というものを知らんのかああああ!!!!」

レッサー「むぎのんをむぎむぎしたいんですううううううう!!!」佐天「私もしてえ!」ブン

レッサー「ぶふぉぁっ!!」

麦野「おいこら」

佐天「だがそういうことは脳内の妄想にとどめておくのがマナーだろうが!!貴様はマナーというものを知らんのかあああ!!」

フレンダ「ほらほら、麦野ってセクシーだからみんなあこがれるわけよ。ね?」

サンドリヨン「そうそう、羨望の眼差しというやつ」

麦野「・・・・ま、いいわ 授業続けましょ?」

佐天「さて、邪魔が入ったがみんな、勉強を続けようか、学生の本分は勉強である」

サローニャ「はいはーい」
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/26(月) 19:21:29.56 ID:QYkzxt+1o
レッサー「と、いうわけでよろしくお願いします」

木山「やれやれ、レッサーが来たとなると少し骨が折れるな」

バードウェイ「やつだけ一人個室に隔離できんものか」

木山「それでは部隊の意味が無いだろう」

初春「それじゃあテストの続きやりましょうか」

姫神「そうする」

木山「解答はここに置いておくから答えあわせを各自で行ってくれ」

バードウェイ「じゃ、さっさとやってしまうか」

初春「あと半分です」

木山「さて、レッサーには一から説明しなくてはな」

レッサー「私むぎのんせんせーがいい」

姫神「なぜ学習しようとしないのか」

サローニャ「とばっちり受ける身にもなってほしい」

木山「サローニャとサンドリヨンは一緒になって聞いてもいいし、麦野に質問しに行ってもかまわないからな?」

サンドリヨン「わかりました」

木山「テストを受けている三人が完璧なら三人にレッサーを預けてもよかったのだがね」

初春「教えるというのもひとつの勉強になりそうですね」

木山「そういうことだ」

バードウェイ「だが相手がレッサーではなぁ・・・」

レッサー「ブラをしていなバードウェイにブラの選び方を教えてあげちゃうよー?」

バードウェイ「・・・殴ってもいいか?」

サンドリヨン「気持ちはわかるけど落ち着いて」
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/26(月) 19:42:06.43 ID:QYkzxt+1o
麦野「向こうはもうテストの採点まで行ってるわね」

佐天「なんだと、ちなみに私たちの進捗は?」

フレンダ「八割ってところね」

麦野「さーて、どんなお仕置きにしようかなー」

佐天「おっと、待ってくれむぎのん、まだ試合は終わっちゃいないぜ」

フレンダ「そうそう、最後の最後まであきらめてはいけないわけよ」

麦野「ひょっとして熱でもある?」

佐天「ひでえ」

フレンダ「なんで私たちこんな扱いなわけよ」

麦野「いつもがいつもじゃない」

佐天「おいおいフレンダ、私たちはここまでいわれるほとお馬鹿キャラだったか?」

フレンダ「そんなことは無いわけよ」

麦野「そうだっけ?」

佐天「ふっ、忘れているようだなむぎのん、あの浜名湖での戦いを・・・・」

麦野「浜名湖の戦い・・・・あっ!」

フレンダ「どうやら思い出したみたいね」
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/26(月) 19:54:08.78 ID:QYkzxt+1o
麦野「真冬だってのにあんたら二人で水着で寒中水泳だーってはしゃいでたあれよね?」

佐天「思い出したようだなむぎのん」

フレンダ「あれはあれで楽しかったわけよ」

麦野「ターゲットを浜名湖で待ち伏せするために一般人を装うってはずだったのにあんたら二人だけ泳ぎたいとかぬかしだして・・・」

佐天「勢いってすごいよね、全然寒くないもん」

フレンダ「逆にターゲットから心配されるしまつ」

麦野「真冬に湖で泳いでる馬鹿をみかねたターゲットを捕獲できたのは確かにお手柄だけどさ・・・なんていうか・・こう・・・」

佐天「あれー、あの時あたしとフレンダが捕まえたうなぎ食べて一番喜んでたのむぎのんじゃない」

麦野「そんなところまで覚えてんじゃねえよ」

フレンダ「滝壺と初春ががんばって捌いて絹旗が七輪用意して麦野が火をつけて・・・」

バードウェイ「なんだそれは楽しそうだな」

サローニャ「私もやってみたーい」

サンドリヨン「寒中水泳のほうを?」

サローニャ「まさか」

レッサー「うなぎかぁ・・・うなぎといえばウナギゼリーだよね? あれって好きじゃないんだけど」

バードウェイ「私もだ、ぬるぬるしててなんかいやだ」

木山「日本ではうなぎはタレをつけて焼くのがほとんどだな」

レッサー「え?」

バードウェイ「そうなのか?」

木山「おそらくだがイギリスのものとは全然違うものだから一度ためしてみるといい」

初春「あれはいろんな意味でつらい戦いでした・・・」

姫神「すごく楽しそう、うらやましい」
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/26(月) 20:08:20.99 ID:QYkzxt+1o
レッサー「そういえば日本は日本でうなぎ料理が有名ときいたことが・・・」

バードウェイ「いずれ食べてみたいものだな」

佐天「ならあたしたちの知り合いがイギリスでお店を開いてるから機会があれば行ってみるといいよ」

初春「私と佐天さんがスキルを叩き込みましたからね、おすすめですよ」

バードウェイ「ほう、それは楽しみだな」

レッサー「下手な店に行くより安心できそう」

サンドリヨン「私は寒中水泳の様子が気になる」

麦野「快晴だったとはいえ湖のほとりにパラソルとベンチとテーブルよういしてフルーツ盛りだくさんのトロピカルドリンクまで作ってたわね」

フレンダ「オイルの塗りあいっこもやったっけ?」

佐天「やったやった。こんがり焼こうぜって言ってたっけ」

初春「がんばってビーチボールと浮き輪とシャチさんふくらませましたよね」

木山「浜名湖でそれをやる度胸に感服するよ」

フレンダ「なんせ前日から水着選んでたくらいだしねー」

佐天「水着を下着のかわりに装着して浜名湖まで行ったくらいだもん」

サローニャ「なんかも言葉が出ないね」

サンドリヨン「でも輝いてる」

姫神「そのポジティブな心に脱帽」
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/26(月) 20:27:05.45 ID:QYkzxt+1o
タンタンタンタン

アレイスター「遅いぞエイワス!たまねぎひとつをみじん切りにするのに何秒かかっている!?」

タンタンタンタン

エイワス「そうだなあ、ざっと80秒といったところだ」

アレイスター「馬鹿もの!半分の時間でやれい!」

エイワス「てめぇ・・・皮むくだけのくせに生意気だぞ?」

アレイスター「わかっていないなエイワス」

エイワス「ほう、言いたいことがあるなら聞くだけ聞いてみようではないか」

アレイスター「みじん切りを早く終えればそれだけみなさんのお手伝いができるというものじゃないか」

エイワス「そ、そうか!確かにわれわれはみじん切り係になりはしたがそれが終わればあとは・・・」

アレイスター「どうやら状況が把握できたようだな」

エイワス「オーケーアレイスター、全力でやってやんよ」

アレイスター「よし、その意気だエイワス!貴様の実力をみせてくれ!!」

エイワス「ってお前も刻めよ」

アレイスター「・・・ばれてしまったか」

エイワス「当然だ」
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 21:08:59.66 ID:CTCxCCS+0
お前ら超常的な力使えば一発だろ
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/26(月) 21:17:43.11 ID:QYkzxt+1o
黄泉川「うん、これでいいな」ペロッ

絹旗「ほんのりと香るにんにくがいいですよねー」

黄泉川「そうだ、少し味見してみるじゃん?」

絹旗「え?味見ですか?」

黄泉川「そ、絹旗は鶏を刺身で食べたことはあるじゃん?」

絹旗「え?鶏って刺身で食べられるんですか!?」

黄泉川「九州のほうじゃ一般的らしいじゃんよ」

絹旗「まあ確かに馬刺しとか牛のタタキとか聞いたことありますけど・・・」

黄泉川「あ、ちなみに豚は絶対に無理じゃん、何があっても豚を生で食べようと思ったらだめじゃんよ」

絹旗「いやいや、私鶏でも怖いですよ」

黄泉川「もったいないな、日本酒焼酎ビール、地鶏の刺身はどれもいけるというのに」

絹旗「私が成人に見えるんですか?」

黄泉川「ま、私の知り合いを基準にしたら絹旗も立派な成人じゃん?」

絹旗「どんな人なんですか・・・」
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/26(月) 21:28:59.51 ID:QYkzxt+1o
エイワス「あーたたたたたたた!!!!!!」トントン

アレイスター「粉砕!! 玉砕!! 大喝采!!」トントン

黄泉川「あー、ちょっといいじゃん?」

エイワス「なんでしょうかコーチ」

エイワス(おっぱい)

黄泉川「このチキンに使う鶏肉なんだが、どこのものかわかるなら教えてほしいじゃん」

アレイスター「ああ、そちらは薩摩地鶏でございます」

アレイスター(おっぱい)

黄泉川「おお、ってことは」

エイワス「地元では刺身でも食べられているみたいですね」

黄泉川「ごくり・・・・ な、なあ、これ、余分はあるじゃん?」

アレイスター「ええ、たくさん買ってきましたから」

黄泉川「そうかそうか、ありがとう」

黄泉川(学園年じゃめったに手に入らないものがどっさりと・・・これはお宝じゃん・・・)

エイワス「あ、そういえばロースとチキンには使わないと思って今日使う分から内臓抜いておいたんですけどこれどうします?」

黄泉川「私が責任を持って処分させていただくじゃん!!」

絹旗(コーチがここまで張り切るってことはおつまみに最適ってことでしょうか?)

黄泉川(肝刺に砂肝の刺身に・・・くぅぅー、晩酌が楽しみじゃんよ・・・)
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/26(月) 21:39:22.01 ID:QYkzxt+1o
黄泉川「と、いうわけで私一人で味見してみたいとおもいまーす」

絹旗「えー、私の分は無いんですか?」

黄泉川「抵抗があるじゃん?」

絹旗「そりゃまあ・・・そうですけど・・・」

黄泉川「ま、抵抗があるなら今無理して食べることはないじゃん」

絹旗「むぅ・・・」

黄泉川「と、いうわけで一部をちょっと切り取って・・・」ザシュ

黄泉川「おお・・・いい油がたっぷりと・・・ ごくっ」

絹旗「むぅぅ・・・大人ってなんかずるいです」

黄泉川「いやいや、絹旗にも後で加熱したやつを味見させてあげるじゃんよ」

絹旗「いやいや、それはそれ、これはこれじゃないんですか?なんかコーチの顔見てるとすごく食べたくなってきたんですが」

黄泉川「うーん、ねちょっとしてるからおすすめしないじゃん」

絹旗「むかっ!いまさらそんなことでだまされると思ってるんですか?」

黄泉川「えー、絹旗も食べるつもりじゃん?」

絹旗「なんかそんな気分になっちゃいました、なので私にも食べさせてください」

黄泉川「・・・・ちぇっ」

絹旗「あ、今 ちぇっ って言った」

黄泉川「言ってないじゃん」

絹旗「・・・これだから大人は・・・」
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/26(月) 21:45:19.15 ID:QYkzxt+1o
黒子「話は聞かせてもらいましたわ!」

絹旗「黒子!」

滝壺「わたしとこーちもいる」

削板「肉が焼きあがったからな」

黄泉川「あ、あれー、何しに来たじゃん?」

黒子「私も地鶏の刺身というものを食べてみたいのですわ」

滝壺「私も」

削板「俺もだ」

黄泉川「くっ、何でこういうときだけしっかりと聞いてるじゃんよ・・・」

黒子「ふっ、日本人たるもの食に貪欲であるのは当然のこと」

滝壺「おいしいなら食べてみたいと思うのは当然のこと」

削板「新しい根性が発見できるかもしれないからな」

黄泉川「え、えーっと、名物にうまいもの無しって言うじゃん?あれだよあれ」

絹旗「いまさらそんな言い訳が通るとでも?」

黄泉川「くっ・・・」
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/26(月) 21:54:15.78 ID:QYkzxt+1o
滝壺「こーち、私の口に合うかはわからないけど一回は食べてみたい」

黄泉川「む・・・」

削板「根性ある教師なら自分の生徒に好きなもののすばらしさを教えるのを生きがいとするもんだぜ」

黄泉川「・・・・はぁ、わかった。私が悪かったじゃんよ」

黒子「では」

黄泉川「とりあえずもも肉のところと肝のところと砂肝のところを刺身にしてみるからちょっと待つじゃんよ」

絹旗「わぁー、楽しみです」

滝壺「こーち、用意するものはある?」

黄泉川「そうだな、そこににんにくが余ってるから少し摩り下ろしてほしいじゃん」

滝壺「わかった」

黄泉川「本当は専用の刺身しょうゆがほしいところだけどここは普通の濃い口しょうゆで我慢するじゃんよ」ザシュザシュ

黒子「これ・・・肝ですの?」

絹旗「みたいですね、なんかグロいのを想像してたんですが・・・きれいな色してますね」

黄泉川「それだけいい肝だってことじゃん」

黄泉川(くそっ、つまみが・・・最高のつまみをこんなところで消費するはめになるとは・・・)
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/26(月) 22:01:24.88 ID:QYkzxt+1o
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

木山先生って飲んだらどうなるんだろうなーとふと考えてみました

黄泉川先生と木山先生がお酒を酌み交わすとどうなるのだろうか・・・

国籍と年齢で考えるとサンドリヨンとサローニャはお酒を飲んでいてもおかしくなさそうなんですよねー

アイテムで言えばむぎのんはかっこよくお酒を飲めてりこりんは顔を真っ赤にしながらも量をこなす感じ

フレンダと佐天さんとレッサーははしゃいで翌日二日酔いでダウンのイメージ

バードウェイと初春はうげぇ・・・ って言ってジュース飲んでそう

■■さんは顔色ひとつかえずに淡々と飲んで人知れず寝入ってそう

アレイスターとエイワスは・・・どうなるんだろう?

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/26(月) 22:11:58.73 ID:QYkzxt+1o
そして絹旗と黒子は甘いお酒しか飲まない、そんな感じなのかなと勝手にイメージしています

削板はたぶんアルコールが効かない、 何だこの苦い飲み物は? とか言いそう

ID:WDiZyw+V0「楽しみにしています。 体調が悪いのならお大事に」

佐天「すっかり良くなったぜ、心配かけたな」

ID:CTCxCCS+0「お前ら超常的な力使えば一発だろ」

アレイスター「そんなことしたらみんなドン引きしちゃうし・・・」

エイワス「力加減って難しいんだよねー」

アレイスター「なんていうかさ、こう、ある使用人が・・・・」

使用人「だんな様、私のまな板しりませんか?」

主「まな板?お前は何を言っているんだ?」

使用人「いえね、私料理をしていて材料を切って鍋に入れて煮込んでいたんですよ」

主「ふむふむ」

使用人「そしてふとまな板があったところを見てみるとさっきまでそこにあったまな板がどこにもないんですよ」

主「不思議なこともあるもんだな・・・・もぐも・・んぐっ?」

使用人「まな板がなくなるなんて・・・不思議なこともあるもんですよねー」

主「OH 使用人、このシチュー刻んだ板がゴロゴロ入ってるぜ」

エイワス「ってことになりかねないのです」

アレイスター「力加減って大事」
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/27(火) 18:05:34.76 ID:nfIixw9xo
木山「では雑談はこのくらいにしておいて授業を再開するとしよう」

レッサー「先生、フルスピードで頼むぜ!」

サローニャ「急いでるの?」

レッサー「もちろん、さくっと授業を理解して調理場に戻らないと私のイギリス料理を振舞うことができなくなっちゃう」

バードウェイ「誰がそんなもの食べるか!」

サンドリヨン「バードウェイが割りと本気で怒っている」

レッサー「そんな・・・ 同じイギリス人に言われるなんて・・・」

バードウェイ「根性監督とコーチが手伝いに行ったはずだが二人は何をしている?」

レッサー「え?私と同じメニューでそれぞれ自分なりの味付けを目指しているよ?」

木山「同じメニューで違う味付け・・なるほど、色んな味が楽しめそうだな」

初春「ちなみにメニューは何ですか?」

レッサー「一般的な家庭料理の代表としてローストチキンとスパゲッティと茹で野菜」

木山「スパゲッティはイタリアのイメージだな」

レッサー「一般家庭じゃよく食べるんだよね」

バードウェイ「無難といえば無難な選択だが味付けはどうするつもりだ?」

レッサー「え?塩と胡椒の加減は各自で行って素材そのままのおいしさを」バードウェイ「私はレッサーの食べたくない」

レッサー「なっ!?」

バードウェイ「監督もあれそうだから・・・ コーチのに期待するとしよう」
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/27(火) 18:21:29.39 ID:nfIixw9xo
麦野「あら、あっちはなんだか脱線してるみたいね」

フレンダ「麦野、今のうち今のうち」

麦野「わかったわ、続けるわよ?」

佐天「よっしゃ!ここから猛烈に追い上げてやる!」



レッサー「ねー、バードウェイ、私の料理の何が不満なの?」

バードウェイ「あんな味気ない食事を何故日本に来てまで口にせねばならんのだ」

レッサー「ぐぬぬ・・・」

初春「そういえば先ほど三人がお手伝いに行ったはずですけど・・・」

レッサー「そうそう、私のアシストに黒子、コーチに最愛ちゃん、監督に滝壺ちゃん」

姫神「根性監督がどんな料理を作るのかすごく気になる」

サンドリヨン「滝壺さんが一緒なら変なものにはならないと思う」

サローニャ「レッサーのはもう黒子ちゃんの味付けでいいんじゃないの?」

レッサー「そうならないようにさくっと授業を理解しなくてはならないのだよ」

木山「できるかどうかはレッサー次第だ、だから心して聞きたまえ」
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/27(火) 18:44:17.41 ID:nfIixw9xo
黄泉川「さて、一通り切り分けたじゃん」

削板「油がてかっているな」

黒子「トロのような油の乗りですわね」

滝壺「こーち、にんにく摩り下ろしたよ」

黄泉川「それを切り身に少し乗せてしょうゆをつけて食べてみるじゃんよ」

絹旗「では早速・・・」ヒョイ

黒子「私も・・・」

もぐもぐ

削板「口に触れた感じはイカみたいだな」

滝壺「だけどイカよりも噛みやすい」

絹旗「なんというか独特の甘みといいますかうまみが口に広がりますね」

黒子「正直すごくおいしいですわ」

黄泉川「次は肝を試してみるじゃんよ、肝にはごま油と塩をつけて食べるといいじゃん」
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/27(火) 19:07:37.35 ID:nfIixw9xo
もぐもぐ

絹旗「少しねちょっとしますね」

黒子「塩と油という組み合わせですがなかなかいけますわ」

滝壺「味が濃厚、とろりとしてる」

削板「ごはんが欲しくなるな」

黄泉川「ま、肝だけで食べ続けるものじゃないじゃんよ」

アレイスター「いいなあ、楽しそうだなあ」

エイワス「さ、我々はみじん切りをやってしまおう」

黄泉川「最後は砂肝じゃん、これは独特の食感だから好き嫌いあるかもしれないじゃん」

四人「「「はーい」」」

もぐもぐ

絹旗「おお、コリコリしてますね」

黒子「なんか見た目からは想像できない味ですわね」

滝壺「お肉だけあってどれもお魚より味が濃いんだね」

削板「新しい発見だな」

黄泉川「だが生肉は食中毒の原因になりやすいから本当は加熱したほうがいいじゃんよ」

絹旗「そういわれるとそうですよね」

黒子「ですがこれを食べてしまうと食べたがる方のお気持ちもよくわかりますわ」

滝壺「あらたなおいしさをに出会えた」

削板「だがこれはあの外国人達には食べてもらえないだろうな」

黄泉川「欧米人は肉だろうと魚だろうと刺身には抵抗があるじゃん、受け入れられたら奇跡だと思っておこう」

絹旗「刺身はちょっと・・・・ って言ってましたしねー」
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/27(火) 19:25:06.69 ID:nfIixw9xo
グツグツ

黒子「おっと、お湯が沸きましたわ」

滝壺「かんとく、私たちも調理にもどろ?」

削板「おお、そうだったな、せっかくだからさっきのソースをかけて少し味見するか」

滝壺「それはいい考え、生のものを味わった後に火を通したものを味わえるなんて」

削板「滝壺が作ってくれたソースがあるからな、そいつをためしてみよう」

滝壺「ふふん、かんとくをうならせてみせる」

絹旗「では私もご相伴させていただきます」

黄泉川「しょうがない、なら私も」

削板「む、敵情視察か?」

絹旗「まあまあいいじゃないですか」

黄泉川「勝負って言っても当のレッサーは授業を受けているわけだし私らまで殺伐とする必要はないじゃん?」

削板「む・・・だが俺はそういう根性の無いのはどうも」滝壺「かんとく」ギュッ

削板「ん?」

滝壺「私きぬはたとこーちにも食べてもらいたい」

削板「・・・しょうがない、滝壺がそう言うならな」

滝壺「かんとく、ありがと」ニコッ
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/27(火) 19:32:40.04 ID:nfIixw9xo
削板「それじゃあ適当な部位を切り取って・・・」スッ

絹旗「あれ?意外と繊細な包丁捌き」

黄泉川「勢いよく振り下ろして ドーン とかやると思ったじゃんよ」

削板「そんな道具に対して根性の無いことはしたくねーんだよ」

滝壺「根性の使いどころが私にはまだわかrない」

絹旗「で、よかったんですか?」

滝壺「味見のこと?」

黄泉川「そ、てっきりおあずけかと思ったんだけどな」

滝壺「今味見してもらわないとこのそーすの悪いところがわからない」

削板「なるほど、そういう考え方もあるか」

滝壺「だからくろこにも食べてもらう」

アレイスター「あのー」

滝壺「ん?」

エイワス「私たちにもいただけませんか?」

滝壺「いいよ。二人も食べてみて」

削板「と、言っても少しだけだがな」

黄泉川「ちょっとだけで充分じゃん、つまみ食いってのはそういうのが楽しいじゃんよ」

絹旗「こほん、これは味見です。間違えないでくださいね?」

黄泉川「ははっ、そうだな」
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/27(火) 19:54:38.50 ID:nfIixw9xo
木山「・・・・と、いうわけだが」

レッサー「・・・・は?」ポカーン

初春「だめだ・・・」

姫神「まるで成長していない・・・」

バードウェイ「これは時間がかかりそうだな」

サローニャ「なるほど、ここはこういう解釈でよかったのか」

サンドリヨン「先生、次をお願いします」

木山「ふーむ、どうしたものか・・・・」

初春「なるほど、レッサーさんが足をひっぱりすぎてサローニャさんとサンドリヨンさんが進まないというわけですね」

姫神「なんとわかりやすい」

バードウェイ「ま、レッサーだからな」

木山「さてどうしたものか、サローニャとサンドリヨンに説明できる人間がいれば・・・」麦野「先生」

木山「ん?」

麦野「私がやりましょうか?」

木山「おや、あの二人は?」

麦野「今テスト受けてるところよ、一通り説明は終わったから手があいちゃったのよね」

木山「なるほど、ではサローニャとサンドリヨンのわからないところを教えてあげてくれないか?」

麦野「お安い御用よ」

レッサー「私むぎのんせんせーがいいのにー」

初春「それだけは阻止します」

バードウェイ「私の持てるすべてを注いででもな」

レッサー「ふっ、3対1とはわくわくさせてくれる」

姫神「私のボディーブローは意外と痛い」

木山「こらこら、暴力はやめたまえ」
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/27(火) 20:28:46.62 ID:nfIixw9xo
グツグツ

黒子「お野菜が煮えてきましたか・・・・」

黒子「と、いうか皮を剥かずにぶち込むってどういうことでしょうか?私には理解しがたいのですが・・・」

滝壺「くろこー」トテトテ

黒子「あら滝壺さん、その手に持ってらっしゃるのは・・・」

滝壺「かんとくが焼いたお肉に私が作ったそーすをかけてみた」

黒子「白いソースですの?」

滝壺「食べてみて」

黒子「フレンドレッシングでしょうか?」パクッ

黒子「もぐもぐ」

滝壺「どきどき」

黒子「おや、これはヨーグルトソースですわね」

滝壺「うん、そうだよ」ニコ

黒子「ま、まあ・・・」ドキ

滝壺「? くろこ、どうしたの?」

黒子「い、いえ・・・その、ヨーグルトソース、おいしいですわ」

滝壺「ならよかった。きぬはたもこーちもかんとくもおいしいって言ってくれたからこれにするね」

黒子「それがいいと思いますわ」

黒子(無垢な滝壺さんに私の手で一から・・・戸惑いながらも私を受け入れてくれる滝壺さん・・・・・)

黒子「ありですわね」ボソッ

滝壺「ん?」

黒子「あ、いえ、何でもありませんわ」

滝壺「変なくろこ」

黒子(ああ、お姉さま・・・・お姉さまに会えないことがこのような影響を・・・ むぎのんさんにもときめいてしまいましたし・・・)

黒子(いかんいかん、黒子はもっとしっかりと己を保たないといけませんの)
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/27(火) 20:46:34.31 ID:nfIixw9xo
早いけど続きは明日
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 00:04:17.18 ID:X7oNoP300
滝壺かわええのぅ
手ずからお肉あーんってしてもらってついでにソースで汚れたそのおて手をペロペロしたいぞぃ
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/28(水) 18:24:27.05 ID:p7iYtmCZo
絹旗「まさか滝壺さんのヨーグルトソースがあんなにおいしいとは・・・」

黄泉川「意表をつかれたじゃん」

絹旗「ふっふっふ、ですが私たちのから揚げ風味の敵ではありません」

黄泉川「日本人にはなじみが深いからな」

絹旗「それでは監督、このお肉に味を染み込ませていけばいいんですよね?」

黄泉川「そうだ、だがその前に肉に切れ込みを入れておくじゃん」

絹旗「切れ込みですか?」

黄泉川「本当はから揚げくらいの大きさに切り分けたいところだがそれだとローストチキンとしての見た目を損なうじゃん」

絹旗「あー、なるほど」

黄泉川「焼きあがってから切り分けるほうがそれっぽいじゃん?」

絹旗「言われてみればそうですね」

黄泉川「それとは別に用意してあるものがあるじゃん」

絹旗「気になりますね、何ですか?」

黄泉川「じゃーん、海苔とレモンじゃん」

絹旗「えっと、レモンはわかりますけど・・・海苔ですか?」
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/28(水) 18:46:50.21 ID:p7iYtmCZo
黄泉川「そ、これを好みで肉に巻いて食べてもらうじゃん」

絹旗「えー、なんかそれはありえないというか・・・」

黄泉川「めったに見ないがから揚げを作る際に海苔で巻いて揚げるとうまいじゃんよ」

絹旗「うーん、イメージできません」

黄泉川「ま、このおいしさは食べてみないとわからないじゃん」

絹旗「コーチがそこまで言うならおいしいんでしょうね」

黄泉川「魔術師?の連中の口に合うかが問題じゃんよ」

絹旗「海苔なんて食べたことも無いと思いますしねー」

黄泉川「どんな反応するのか見てみたいのもあるじゃん」

絹旗「サンドリヨンはなんとか食べようとすると思いますけど他の三人はわかりませんね」

黄泉川「胡椒も用意しておくか、ヨーロッパの肉料理はスパイスがきいたものが多いからな」
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/28(水) 19:02:50.39 ID:p7iYtmCZo
麦野「それじゃあ授業続けるわよ」

サローニャ「はいはーい」

サンドリヨン「よろしく、むぎのん」

麦野「で、どこまで行ったの?」

サンドリヨン「たぶんだけど私はここまでは理解した」

麦野「ふーん・・・・ で、サローニャは?」

サローニャ「私はここまでかな」

麦野「なるほどね、サンドリヨンのほうが少し進んでるか、じゃあサローニャに少し説明するからサンドリヨンは待っててくれる?」

サンドリヨン「わかった」

サローニャ「いやー、むぎのん先生って何かいいなあ」

麦野「何よ、木山先生じゃ不満ってこと?」

サローニャ「いやいや、そういうことじゃないよ。こうなんていうかさ、コスプレみたいじゃない?」

麦野「レッサーみたいなこと言うじゃない?」

サローニャ「新鮮ってこと、やらしい意味じゃないよん」

麦野「ならいいけどね」

サンドリヨン「レッサークラスナースくらいは平気で妄想してそう」

麦野「でしょうね」
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/28(水) 19:15:13.71 ID:p7iYtmCZo
木山「ではもう一度説明をするぞ?」

レッサー「こうなんていうかさ、学園都市の技術で人間の脳に直接知識をインプットする方法とかないの?」

木山「なるほど、興味深い話だな」

レッサー「でしょ?そうすれば勉強なんてものをこの世から消し去ることができるじゃない」

木山「だが人間の脳に直接干渉するなどリスクが大きすぎるだけだ、手を出したがる人間は少ないだろうね」

レッサー「ちぇっ、つまんないのー」

初春「ほらほら、早くしないとお昼になっちゃいますよ?」

レッサー「おっと、それだけは簡便」

バードウェイ「先生は怒るということができなさそうだからな、われわれが見ているしかあるまい」

レッサー「あれー?なんで三人で囲んでるの?」

姫神「むぎのんにちょっかい出しそうだから」

レッサー「ちぇー」

木山「すまないね」

初春「いえいえ、これくらいはお安い御用です」

木山「だが交代で採点はすませておくんだぞ?じゃないと君たち自身の理解が中途半端になるからな」

バードウェイ「おっと、それもそうだな」

姫神「じゃあまずは私が採点する」
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/28(水) 19:39:51.11 ID:p7iYtmCZo
絹旗「お肉の切れ込みこんなもんでいいですか?」

黄泉川「うん、これなら上出来じゃん」

絹旗「で、茹で野菜はどうしますか?」

黄泉川「ただ茹でるだけじゃ物足りないじゃん、だからここはじゃがいもと枝豆を工夫してサラダを作るじゃんよ」

絹旗「ほう」

黄泉川「じゃがいもと枝豆は茹でてすりつぶしてマヨネーズと混ぜるてにんじん、アスパラ、ブロッコリーのソースにするじゃん」

絹旗「おお、ポテトサラダみたいな感じですか」

黄泉川「ただゆでた野菜をどんと並べられるよりもそっちのほうがおいしそうじゃんよ」

絹旗「さすがコーチですね」

黄泉川「だけどゆでたて枝豆の皮をひとつひとつむいていくのって結構面倒じゃんよ」

絹旗「あっつあつですからねー」

アレイスター「ならばここは我々におまかせを」

黄泉川「あれ?みじん切りは?」

エイワス「もう終わりましたぜ、この通り」

絹旗「おお、みっつのボウルに同じ量のたまねぎのみじん切りが」

アレイスター「なので我々に手伝わせてください」

黄泉川「助かるじゃん」
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/28(水) 19:55:53.97 ID:p7iYtmCZo
黒子「さて、そろそろチキンが焼きあがって野菜にも一通り火が通るところですわね」

黒子「皮がついたままのお野菜・・・どうしましょうか」

黒子「スパゲッティはみなさんの授業が終わってからゆであげればいいので火を弱めておいて・・っと・・・」カチッ

黒子「チキンとお野菜、皆さんはどうするおつもりなのでしょうか?」

黒子「滝壺さんはヨーグルトソースを作ってましたがコーチのほうはどのようにするおつもりでしょうか?」

黒子「せっかっくだからお二人と重ならないものにしてみたいですわね」
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/28(水) 20:14:10.30 ID:p7iYtmCZo
黒子「滝壺さん」

滝壺「あ、くろこ」

黒子「滝壺さん、つかぬことをお伺いしますがお野菜の味付けはどのように?」

滝壺「うん、それなんだけどかんとくはカレー味がいいみたい」

削板「刺激的なスパイスこそ男の味だからな」

黒子「おもいっきり辛いのとかは冗談抜きでバードウェイさんが泣きますわよ?」

滝壺「大丈夫、それは私が伝えてある」

削板「だから辛さを調節できるものがいいんじゃないかと思ってな」

黒子「辛さを調節・・・ですの?」

滝壺「うん、ベースのスパイスを調合しておいてそこにからしをお好みで入れてもらおうかと思ってる」

黒子「なるほど、それなら辛いのが苦手な方でも大丈夫ですわね」

滝壺「枝豆はスープにしようと思う」

黒子「スープですの?」

滝壺「うん、牛乳を使うの」

黒子「むむむ、なんと繊細な料理、これは監督では出せませんわ・・・」

削板「こればかりは否定できないな」

滝壺「それじゃあかんとく、おねがい」

削板「ふっ、任せろ」

削板「むうううぅぅぅぅん!!」

ゴゴゴゴゴゴゴ

黒子「あれ?水の入ったお鍋になにやら変化が・・・・」

削板「うおおおおお!!!すごいヒイイイイイトオオオオ!!!!」
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/28(水) 20:23:43.53 ID:p7iYtmCZo
グラッ・・・・ボコッ

黒子「まあ、一瞬で水が沸騰直前まで!!」

削板「ふっ、レベル5をなめんじゃねえ」

滝壺「省エネってすばらしい」

黒子「むう、根性監督に滝壺さんがアシストをするとここまで強敵になりますのね・・・」

黒子「まあこれは滝壺さんのほうが手綱を握っているわけですけど・・・」

滝壺「かんとく、まずは枝豆をゆでよう」

削板「そうだな」

黒子「私も負けてられませんわ ってすでに下味とか工夫を施す前になべやオーブンにぶち込まれていますからある意味遅れをとっているのですが」

黒子「と、いうか時間に余裕があるのにいっぺんになべにぶち込んだ意味がわからないのですが・・・」

滝壺「いぎりすの人は料理に手間と暇をかけるのをよしとしないみたいだよ」

黒子「なんですと・・・」

滝壺「そのおかげで味付けが単純だってどっかで聞いたことがある」

黒子「おのれイギリス人、なんという怠慢ですの・・」
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/28(水) 20:38:41.44 ID:p7iYtmCZo
黒子「根性監督と滝壺さんの方向性はわかりましたから次はコーチと絹旗さんですわね」

黒子「絹旗さーん」

絹旗「あ、黒子じゃないですか」

黒子「絹旗さんたちはお肉とお野菜の味付けはどのようにされますの?」

絹旗「お肉はから揚げ風味です」

黒子「なんと、から揚げですの?」

黄泉川「そう、そして野菜はポテトサラダ的な感じじゃん」

黒子「ぬぬぬ・・・このままでは敗北は明らか、皆さんに箸をつけてもらうことすら不可能・・・」

黒子「考えなくては・・・この2チームを上回るとは言いませんがせめて肩を並べることができるように・・・」
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/28(水) 20:58:45.58 ID:p7iYtmCZo
佐天「よーし、テストおわりー」

フレンダ「私も」

佐天「おや、どうやらバードウェイに追いついたみたいだね」

フレンダ「ふっ、やつは余裕ぶってバードウェイの監視なぞしておるぞ」

佐天「今のうちに答え合わせといこうぜ」

フレンダ「合点」

姫神「あれ?追いつかれてる」

佐天「おやおや高校生の姫神さんじゃないっすか」

フレンダ「奇遇なわけよ」

姫神「何があなたたちをここまで・・・」

佐天「ふっ、むぎのんの鞭と鞭だ」

フレンダ「麦野の飴・・・どう考えてもすっぱいけどね」

姫神「なんという。むぎのん恐るべし」

佐天「って言っても先生と言ってること同じだったけどね」

フレンダ「そうそう。だというのに何かが私たちの脳を活性化したわけよ」

姫神「・・・生存本能とみた」
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/28(水) 21:13:00.35 ID:p7iYtmCZo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

次回は調理が終わってみんなでご飯です

レッサーは調理に間に合うのか!?バードウェイは削板のメニューで泣かされてしまうのか?

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/28(水) 21:19:43.87 ID:p7iYtmCZo
ID:X7oNoP300「滝壺かわええのぅ 手ずからお肉あーんってしてもらってついでにソースで汚れたそのおて手をペロ」 佐天 「変態」ブン

「へ゛ろ゛っ!!」

佐天「てめえのようなやつはこの二人をぺろぺろしてろおおおお!!!」

アレイスター「あれー?」

エイワス「俺らっすか?」

佐天「左様、お前たちならやれる」

アレイスター「いやあの、簡便してくださいまじで」

佐天「何だと・・・」

エイワス「誰が得するんですかこんなの」 佐天「軟弱!!」ブン

エイワス「ぜ゛い゛ら゛っ!!」

アレイスター「やばっ!」 佐天「逃さん!!」ブン

アレイスター「さ゛か゛っ!!」

佐天「甘えたことぬかしてると上条ハーレムの一員になってもらうぞおおお!!」

エイワス「ひいいいい!!!そんなのあったの今思い出したああああ!!」

アレイスター「男に愛されるなんていやですううう!!!」

佐天「なら、やってあげるんだ・・・ ID:X7oNoP300にな」

二人「「はい!!」」

初春「あ、ちなみにここではホモォも無しなのであしからず」
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/11/28(水) 21:25:11.12 ID:MDTqYkMS0
佐天さんペロペロ
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/29(木) 02:40:40.94 ID:vb49ZyXDO
黒子さんマジ黒子役お疲れ様です!レッサー…レッサーデーモンって下級の悪魔って意味らしいんだけど…レッサーァァ…
でもごった煮好きなんでレッサーの料理に期待
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 18:58:20.63 ID:0IzKruwzo
ID:MDTqYkMS0「佐天さんペロペロ」 佐天「ふっ!!」ブン

ID:MDTqYkMS0「へ゛ろ゛っ!!

佐天「それは残像だ!! 私のスピードに追いつこうなど10年早いわ!!」

ID:vb49ZyXDO「黒子さんマジ黒子役お疲れ様です!レッサー…レッサーデーモンって下級の悪魔って意味らしいんだけど…」

ID:vb49ZyXDO「レッサーァァ…でもごった煮好きなんでレッサーの料理に期待」 佐天「ならっ!!」ブン

ID:vb49ZyXDO「こ゛た゛っ!!」

佐天「ゆでた野菜にそのまま塩をふって食べてみろ!それがレッサーの味だ!!」

レッサー「素材のうまみそのままです」

バードウェイ「だが私はお断りだ」

サローニャ「だってさー」

レッサー「ぐぬぬ」
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 19:19:21.54 ID:0IzKruwzo
姫神「じゃあ一緒に答え合わせする?」

フレンダ「うん、やろやろ」

佐天「ここで一発でクリアできればむぎのんのおしおき回避!」

姫神「ねえ」

フレンダ「ん?」

姫神「今までどんなおしおきを受けたことがあるの?」

佐天「・・・・それを聞いちゃう?」

姫神「・・・うん」

フレンダ「人のつらい過去に興味を持つのはいい趣味とは言えないわけよ」

姫神「やっぱりだめ?」

佐天「まあ・・・話せることと話せないこととあるしねー?」

フレンダ「うんうん」

姫神「じゃあ話せるやつでお願い」
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 19:32:57.52 ID:0IzKruwzo
フレンダ「あれはそう・・・私が爆薬を間違えてクライアントの開発した商品をぶっ壊してしまった時のこと・・・」

姫神「一般企業なら会社傾くってレベルじゃない」

佐天「あの時は仕掛け無しで切断マジックショーをやらされるところだったねー」

姫神「それやばい。 フレ ンダ になる」


フレンダ「ちょ〜〜っとちょっとちょっとストップストップマジでストップ麦野ストップ!!」

麦野「うぅ〜るせぇ〜よフゥ〜レンダァ〜」ミシミシ

フレンダ「ぎゃああああ!!!痛い痛い痛い痛い!!アイアンクローで頭がミシミシいってるうううう!!!」ガクガク

絹旗「すごっ!超ミシミシいってます!」

滝壺「それにしてもむぎのの怒りがすさまじい」

佐天「そりゃ最新技術の結晶で開発された新機械をぶっこわしちゃったらねー」

初春「ええ、あ、はいわかりました。それじゃあ」ピッ

麦野「初春、電話の女何だって?」

初春「はい、フレンダの失敗によってギャラが吹き飛んだどころが今年度の経費が全部パーになりました」

絹旗「えっ? てことは・・・」

初春「移動は全て徒歩、完全歩合給でおやつも無しです」

滝壺「なんと・・・・」

佐天「うわー、一気に懐がさびしくなりそうだね」

絹旗「何も無い時は本当に何もありませんからね、と、いうか平和がにくい?」
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 19:46:37.38 ID:0IzKruwzo
フレンダ「ごめんごめんごめんごめん謝るから!!謝るから許してお願い頭割れちゃうからマジでかんべしてほしいわけよ・・・」ガクガク

麦野「てめぇが謝ったくらいで失敗がチャラになると思ってんのかぁ〜? どんだけ能天気なんだよてめぇはよぉ?」ミシミシ

フレンダ「いだいいいいい!!!」ガクガク

麦野「さぁ〜て、今日の お・し・お・き は フレンダちゃんドッキリ真っ二つショーだ 初春」

初春「はい、大工さん愛用の大のこぎりです」ジャキッ

絹旗「うわぁ・・・ すごい迫力ですね・・・」

フレンダ「ちょっと麦野!!仕掛けの箱が無いわけよ!」ガクガク

麦野「そんなもんあったらリアリティに欠けるだろうが」ミシミシ

滝壺「どうしよう、しばらくごはんが食べられなくなる」

絹旗「ですねー」

佐天「ごはんがだめならケーキを食べればいいじゃない」

初春「その発想はありませんでした」

麦野「それじゃあフレンダちゃーん、覚悟はいいかにゃーん?」ミシミシ

フレンダ「待って待ってお願い待って!私にも挽回のチャンスをおおおおおお!!!!」
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 20:02:16.50 ID:0IzKruwzo
麦野「ねえよそんなもん」ミシミシ

フレンダ「あっぎゃああああ!!!!」ガクガク

佐天「さてみんな、どうしようか」

初春「そろそろ止めないとフレンダが再起不能になりますね」

滝壺「でもむぎのが怖くて近寄れない」

絹旗「かといって フレ ンダ になられてもトラウマになりそうですね」

フレンダ「お願い麦野!!チャンスを!!チャンスがないと!希望が無いと人間生きていけないわけよおおお!!!」ガクガク

麦野「大丈夫だ、てめぇにはまだ私を喜ばせられるチャンスが残されている。だからせいぜい最期まで派手なリアクションをみせることね」ミシミシ

フレンダ「お願いみんな!このままじゃ私の命が尽きてしまうわけよおおお!!!」ミシミシ

絹旗「で、どうやって止めます?」

初春「この状況をなんとかするには・・・」

滝壺「なんとかできるるいこしかいない」

佐天「え?あたし?」

絹旗「そうです」

佐天「うーん、何とかすることはできるかもしれないけど何をどう何とかするかってのが問題なわけで」

絹旗「なるほど、フレンダ真っ二つショーをなんとかできても私たちの懐がさびしくなるのは同じですからねえ」

初春「ここはリーダーのむぎのんに冷静になってもらって一緒に考えますか?」

滝壺「それが一番」

佐天「しょうがないな、それじゃあみんなでむぎのんを止めようか」

絹旗「はあ、やるしかありませんか・・・」

滝壺「がんばろー、おー」
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 20:14:14.28 ID:0IzKruwzo
数分後

フレンダ「うぅ・・・助かったわけよ・・・・」ヒリヒリ

滝壺「よしよしふれんだ、いたいのいたいのとんでけー」ナデナデ

麦野「で、何をどうするつもり?言っておくけどウチらの信用ガタ落ちだからろくな仕事が来ないことは確実よ?」

絹旗「そうなんですよねー、仕事って信用第一ですからねー」

初春「とりあえず失った信用を回復することが大事ですよね」

佐天「失った信頼かぁ・・・ つまりフレンダがぶっ壊したあれのことだよね?」

フレンダ「そうなるわけよ」

麦野「あれを元通り復元できるってんなら賠償もしなくて済むしメンツも保てるんだけどねー」

絹旗「そんなことは超絵に描いた餅ですからね」

滝壺「時間はもとにはもどらない」

初春「いかに佐天さんといえど時間までは・・・」

佐天「・・・・いいぜ」

五人「「「えっ!?」」」

佐天「無理かどうかやってみようじゃねえか、この佐天、男をかけてな!!」ビシッ

麦野「あんた女だろ」
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 20:27:50.06 ID:0IzKruwzo
木山「・・・本当にやるのかい?」

佐天「ああ・・・ブリキ大王はあたしが動かす・・・」

木山「無理だ、超能力を持たない君にはブリキ大王を動かすことはできない」

佐天「そうかな?やってみなくちゃわからないじゃねえか」

木山「・・・ま、やれると言うのならやってみたまえ、挑戦するだけなら止めはしないよ」

佐天「ふん、目にものみせてやるぜ」

木山「やれやれ・・・・」


姫神「ちょっと待って。何かがおかしい」

佐天「え?」

フレンダ「何かおかしいところってあったっけ?」

姫神「えっと、どこからだろう?今話していることが間違っているということだけはわかるんだけど・・・」

佐天「今日の姫神さんは妙に饒舌だね」

フレンダ「きっと私たちの話を聞いてテンションが上がってるわけよ」

姫神「どこから・・・ 一体どこから・・・」

佐天「じゃ、続きを話しますよー?」

姫神「え? うん」
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 20:38:51.24 ID:0IzKruwzo
麦野「佐天・・・・」

佐天「なんだい、あたしを笑いに来たってのかい?」ヒック

佐天「あれだけタンカ切って・・・ざまぁないよ・・・んぐっ」ゴクゴク

絹旗「麦茶をあんなにがぶ飲みするなんて・・・」

フレンダ「佐天がこんなに荒れるなんて・・・」

滝壺「ここはるいこの信号を読み取って・・・」ジー

佐天(超能力・・・ いや、つまりは精神力の問題、それを増幅して高めることができれはば・・・ くそっ!!)

佐天「・・・・ぷはっ ・・・ふぅ」トクトク

滝壺「大丈夫、るいこはまだあきらめていない、今はそっとしておこう」

麦野「そうか、じゃあ私たちは行きましょう」

フレンダ「うん」

初春「佐天さん、私たち待ってますから・・・」

佐天「ああ・・・ またな・・・ ん」ゴクゴク

絹旗「・・・・・」
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 20:48:02.70 ID:0IzKruwzo
ドゴオオオオオオン

麦野「今の音は何っ!?」

絹旗「ちびっこハウスのほうからです!!」

初春「みなさん、行きましょう!!」


ゴオッ メラメラメラメラ

滝壺「燃えてる・・・・」

小萌「みなさん・・・ スキルアウトのやつらが・・・」

フレンダ「はっ!! フレメア!!フレメアはどこ!?」

小萌「・・・まだ中にいるです・・・」

フレンダ「そんな!!助けなきゃ!!」 絹旗「馬鹿!この火の中に飛び込むなんて自殺行為です!!」ガシッ

フレンダ「やめて!!離して!!フレメアが!!フレメアがあああ!!」

初春「私たちにはどうすることもできないんでしょうか・・・」

麦野「原子崩しで燃えてるところを吹き飛ばせば燃え広がることを防ぐことはできるけど・・・」

滝壺「ふれめあがどこにいるかわからない状況でそれを使えばふれめあも・・・」

フレンダ「ちくしょおおおおおお!!!!」
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 20:51:33.59 ID:0IzKruwzo
佐天「いよーう、また挑みにきたぜー」フラフラ

木山「・・・・どうやら相当麦茶を飲んでいるようだね」

佐天「ひっく うっせーなー、飲まないとやってられねーってんだよー」フラフラ

木山「それで、何か解決策を見つけたのかね?」

佐天「・・・ああ、これだ」

木山「馬鹿な!!それは幻想御手(レベルアッパー) !!」

佐天「こいつを・・・・よっと!!」カチッ

木山「やめろ!それを使うと初春にくしゃみをぶちまけるどころか・・・」

佐天「うおおおおおおお!!!!!」

キュイイイイイイイイン

ゴ・・・・ ゴゴ ゴ・・・

木山「何!? ブリキ大王が!!」

佐天「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 20:58:42.86 ID:0IzKruwzo
フレンダ「フレメアアアアアアアアアア!!!返事してええええええ!!!」

絹旗「ぐ・・・・・ 消防車は! 消防車はまだですか!!」

麦野「・・・・」

麦野(消防車が来てもこの火の勢いじゃ・・・)

 ゴゴゴゴゴゴゴゴ

初春「え?何この音・・・・」

滝壺「東南東から信号? これは・・・ぶりきだいおう」

麦野「えっ!?」


BGM

ttp://www.youtube.com/watch?v=i9yqI9gL_Cw
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 21:02:56.93 ID:0IzKruwzo
木山「おい!もっと機体を制御したまえ!このままだと高層ビルにつっこむぞ!」

佐天「うるへーってんらよぉー!!」

ゴゴゴゴゴゴ ギュイイイイイン

木山「うわっ!!こら!無駄に急上昇してどうなる・・・ん?」

佐天「はっはぁ・・・・この佐天涙子にできねーこたぁねーんらよぉー」ヒック

木山「おい!ちびっ子ハウスが燃えているぞ!!」

佐天「んぅ? んんんんん!?」

木山「ひょっとしたらまだ中に誰かいるかもしれん!急いでかけつけるんだ!!」

佐天「うおおおおおろあろえおろえておろえおげおおおおおおお!!!!」

木山「って聞こえているのかどうか・・・・」
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 21:05:40.18 ID:0IzKruwzo
姫神「ねえ」

フレンダ「何?今いいところなんだけど」

佐天「よく空気をぶち壊しにしてしまうことって無い?」

姫神「えっと、空気っぽいと思われていそうな気はするけど・・・ ってそういうことじゃなくて」

フレンダ「とりあえず黙って聞いててもらえる?」

姫神「ごめん。私の頭じゃ理解できそうにないから結果だけ教えてほしいんだけど」

佐天「・・・・チッ」

姫神「舌打ちとかやめてください」

フレンダ「ま、いっか、それじゃあその後どうなったかと言うと・・・」
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 21:17:01.36 ID:0IzKruwzo
佐天「はぁ・・・・はぁ・・・・・」

木山「馬鹿者め・・・幻想御手の使いすぎだ・・・」

佐天「・・・フレンダ・・・行くぞ・・・ベルツヘルムの星へ・・・」

フレンダ「佐天・・・・」

小萌「何考えているんですか佐天ちゃん!その体じゃ無理です!」

佐天「ちっ、うるせーやつだな・・・・」

絹旗「どうしてこんなになるまで・・・」

麦野「何か強い信念を感じるわね・・」

滝壺「ここでるいこの心を読んでみる・・・」ジー

佐天(あたしは・・・はかつてスキルアウトを束ねる組織のリーダーだった・・・・)

佐天(そしてあたしとフレンダ、フレメアの父親とは敵対して何度も衝突を繰り返していた・・・)

佐天(ふっ、スキルアウトのリーダーと警備員の隊長が仲良くやれるほうがおかしいんだけどな・・・)

佐天(そして衝突を繰り返し、だんだんそれが大規模になっていったある時・・・・)

佐天(あたしはこの手でこの二人の両親を・・・・)

滝壺「・・・・・」
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 21:23:28.31 ID:0IzKruwzo
佐天「さ、いこうぜフレンダ・・・・フィアンマのやつが・・・うなぎをさばいて待ってやがる・・・」

麦野「・・・おそらくそこにはテッラが炭火と七輪を用意しているでしょうね」

初春「私たちが仕込んだタレ・・・そろそろ熟成するころです・・・」

絹旗「そろそろ新米の季節です・・・なんというタイミングなんでしょうか・・・」

滝壺「ふっくら炊いた新米はそれだけでおいしいのに・・・・」

木山「きっと・・・おいしい吸い物もあるのだろうな」

小萌「ぐすっ・・・ひくっ・・・おつけものも・・・あるはずですよ・・・」

フレンダ「・・・・・・」

小萌「ですが・・・ですが・・・なんで佐天ちゃんがこんなことしなくちゃならないんですか!?もう十分じゃないですか!!」

小萌「明日でいいじゃないですか!?なんで・・・なんで・・・・」

佐天「うる・・・・せ・・え・・・・ 男のやることに女が・・・口だし・・すんじゃ・・・ね・・・・え・・・」カクtゥ

小萌「さ、佐天ちゃん!佐天ちゃん!!」ユサユサ

佐天「 」

小萌「ど」

小萌「どうしてですかあああああ!!!!」
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 21:27:01.39 ID:0IzKruwzo
小萌「ぐすっ・・ひくっ・・・・」

佐天「 」

麦野「・・・・・・」

初春「・・・・・・」

絹旗「・・・・・・」

滝壺「・・・・・・」

木山「・・・・・・」

フレンダ「みんな、ブリキ大王から降りてほしいわけよ」

絹旗「フレンダ・・・」

麦野「行くのね?ベルツヘルムの星に」

フレンダ「うん」

滝壺「ふれんだ、白焼きと蒲焼一人ひとつずつお願い」

木山「かぶと焼きも頼む」

フレンダ「まかせて、あいつらの野望は私とブリキ大王が打ち砕いてみせるわけよ!」
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 21:31:46.82 ID:0IzKruwzo
姫神「おいこらいい加減にしろ」 佐天「うっせえ!!」ブン

姫神「ごふっ!!」

佐天「ここからが泣けるところなんじゃああああ!!!黙って聞いてろおおおお!!!」

姫神「はいいいい!!!さーせんっしたああああ!!!」

フレンダ「ムードって大切、そう思わない?」

佐天「思う思う、ムードが無かったら台無しだもんねー」

フレンダ「と、いうわけで続きを・・・・」

佐天「ベルツヘルムの星へと向かうフレンダ、そこまでにロシア軍に研究協力したシンデルマン博士の考案した兵器が襲い掛かる」

フレンダ「さすがのブリキ大王も一瞬で蹴散らすとはいかずにまんまと消耗させられる・・・・」

佐天「艱難辛苦を乗り越えてたどり着いたその先には!!」

フレンダ「なななんと!!」
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 21:42:50.39 ID:0IzKruwzo
フィアンマ「ふっふっふ・・・ようこそお越しくださいました・・・」

テッラ「いらっしゃいませ・・・・二名様ですかねー?」

フレンダ「てめぇら・・・・とりあえずお持ち帰り6人分だ・・・」

フィアンマ「ありがとうございます・・・こちらへおかけください・・・・」

テッラ「まずは・・・暖かい緑茶なのですねー・・・・」コトッ

フレンダ「ん」ズズ

フィアンマ「来た・・・ついにこの時が来た・・・・われらの祈りに答えて太古の世界よりよみがえりくださった・・・」

テッラ「おーでぃーおー様・・・・」

フレンダ「くっ!!なんてでかいオオウナギなわけよ・・・・」

フィアンマ「2m近くもあるものだ・・・このご威光に恐れおののくがいい・・・」

テッラ「七輪をつなげてひとつの巨大なコンロを作るのですねー」

フレンダ「一度に焼いてしまうだと・・・なんと豪快な・・・・」

フィアンマ「そしてこれが・・・これこそが究極の完全体、うな重だ・・・・」

テッラ「私たちのまかないで作ったものですが、タレ、ご飯、うなぎ・・・全てがひとつになっているのです・・・」

フィアンマ「これこそが究極!!これこそが完璧!!これを前にして何を求められるというのだ!!はぁーっはっはっはっはっは!!」

フレンダ「ざけんなよ…そんなカッコにならなくてもな…一つにはなれんだよ!」

フレンダ「なあ…そうだろ 佐天ッ!!』
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 21:50:32.27 ID:0IzKruwzo
麦野「こら」

佐天「あ、むぎのん」

姫神「助かった・・・」

麦野「テストはどうなったのよ」

フレンダ「あ、三人とも全問正解ですはい」

佐天「むぎのんのおかげだぜ」

麦野「まったく、人が授業してるってのにくだらない話してるんじゃないわよ」

初春「そうですよーおしゃべりするなら外でお願いしますね」

バードウェイ「しかも姫神がつき合わされているおかげで私と初春は採点できてないんだぞ?」

姫神「面目ない」

初春「姫神さんが謝らなくてもいいんですよ」

佐天「あははー、ごめんごめん、気をつけるからさ」

フレンダ「ご愛嬌ってわけよ」

木山「それで、何の話をしていたんだい?」

姫神「今までむぎのんからどんなお仕置きをうけてきたのか」

麦野「あ、聞きたい?」

レッサー「是非!!」ハァハァ

サローニャ「こら、鼻息荒くするな」

初春「えっと・・・あんまり話してほしくないんですけど・・・」

フレンダ 佐天「「同じく」」

サンドリヨン「離せる範囲でいいから離してほしい」

麦野「うーん、じゃあ当たり障りのないところでいこっかな」
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 22:00:53.86 ID:0IzKruwzo
麦野「ヒゲダンスの衣装とヒゲを用意してやらせたり・・・」

佐天「あたしとフレンダでやったよね」

フレンダ「ありゃしんどかったわけよ、まさか頭の上にりんご載せてナイフ投げるなんて・・・」

サローニャ「何それすごい」

バードウェイ「だがヒゲダンスって何だ?」

レッサー「私も知らない、それ何?」

サンドリヨン「ふっ、ヒゲダンスとはこの国の文化の一つ」

佐天「さすがサンドリヨン、詳しいねえ」

姫神「ヒゲダンスって文化だったんだ。知らなかった」

木山「君はまじめな顔で説明されたら何でも信じてしまいそうだな、勧誘には気をつけたまえ」

麦野「絹旗と初春にモーニング娘の全曲ダンスつきで歌わせたこともあったわね」

初春「あれすっごく疲れました・・・・」

佐天「やってるほうもきついけど聞いてるほうも地獄だっての」

麦野「そうね、あれはやらせた私も後悔したもの」

サローニャ「ねえサンドリヨンちゃん、モーニング娘って何?」

サンドリヨン「この国の女性アイドルグループ、かつては絶大な人気を誇っていた」

バードウェイ「こんなところまで詳しいんだな」

レッサー「日本通すっげー」
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 22:06:23.03 ID:0IzKruwzo
麦野「一番笑えなかったのが滝壺に落語やらせたやつよね」

初春「あー、ありましたねー」

木山「想像がつかないな」

姫神「滝壺さん舌かみそう」

佐天「その通り、舌かんですごく痛そうにしてた」

サローニャ「うわー、痛そう」

サンドリヨン「ちなみに落語というのは一人コントの堅苦しいものだと思ってもらいたい」

バードウェイ「なるほど、スラスラしゃべらないといかんからな」

レッサー「テンポとリズム?」

麦野「そんな感じね」

木山「落語をしようとして舌をかむか・・・」

サローニャ「すごく応援してあげたくなるねー」

フレンダ「実際応援したしね」

初春「しましたね」

麦野「最後みんなで拍手しちゃったしね」

佐天「いやー、あれは和んだわー」

フレンダ「ああいうのを絆っていうわけよ」

初春「違うと思います」
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 22:11:11.01 ID:0IzKruwzo
サローニャ「っていうかどれもお仕置きじゃなくて罰ゲームじゃないの?」

麦野「話せる範囲でって言ったじゃない、笑い話で済ませられるのはこのレベルよ?」

レッサー「と、いうことはもっと過酷なものがあったり・・・」

フレンダ「そういうのは離したくないわけよ」

佐天「聞いても楽しいものじゃないしね」

バードウェイ「・・・・なら、やめておくか」

初春「ありがとうございます」

サンドリヨン「落語・・・一度聞いてみたい」

木山「我々日本人でも教養が無いと楽しめないからな、努力したまえ」

サローニャ「ハードル高そう・・・」

姫神「それで、さっき話してたのはどこまでが本当?」

佐天「聞きたい?」

姫神「む・・・」

フレンダ「聞くとご飯が食べられなくなるかもしれないわけよ」

姫神「むむ・・・・」

佐天(全部作り話なんだけどねー)

フレンダ(ふっふっふ、思い悩むがいい)
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/11/29(木) 22:14:01.95 ID:0IzKruwzo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

脱線? いいじゃないですか、人生たまには回り道が必要ですよ?

道路工事の影響で二車線道路を一車線にしたおかげで渋滞が起こりバスが30分遅れました

なんとなく頭にきたので・・・反省はしていない

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/30(金) 02:19:08.15 ID:yz1utB0Mo
乙だろ…、松ッ!!
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 18:13:43.93 ID:RzFkzlwSO
是非とも木山てんてーにヒゲダンスとモー娘。の歌と踊りを……ッ!

851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 00:57:26.57 ID:h4mYZIbDO
乙です!…遅すぎるか…
お仕置き…フレンダにレッグウォーマー履かせるとか、佐天さんの音楽プレーヤーにUnknownってタイトルの曲を入れておくとか…?
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/03(月) 19:20:28.86 ID:PV/dxHAro
ID:yz1utB0Mo「乙だろ…、松ッ!!」 佐天「けんいち!!」ブン

ID:yz1utB0Mo「ま゛つ゛っ!!」

佐天「通りすがりのたいやき屋さんよおおおおお!!!!」

サンドリヨン「なんと、佐天はたいやき屋さんだったの?」

佐天「いいえ、ちがいます」

サンドリヨン「・・・ちょっと残念」

初春「興味があるのなら後で一緒に買いにいきませんか?」

サンドリヨン「是非」
ID:RzFkzlwSO「是非とも木山てんてーにヒゲダンスとモー娘。の歌と踊」 佐天「てめぇ!!」ブン

ID:RzFkzlwSO「は゛る゛っ!!」

佐天「先生にそんなことができるわけねえだろうが!!」

ID:h4mYZIbDO「お仕置き…フレンダにレッグウォーマー履かせるとか、佐天さんの音楽プレーヤーにUnknownって」 佐天「せいっ!!」ブン

ID:h4mYZIbDO「は゛つ゛っ!!」

佐天「いやがらせにすらならんわ!!」

初春「おしおきかぁ・・あんまり思い出したくないですね・・・」

絹旗「麦野がミスした時に一日メイド服着せて撮影会したのはここだけの話です」

滝壺「むぎのにその話したらおこられちゃう」

フレンダ「写真とってあるけど麦野がいるところじゃ見られないわけよ」

佐天「あれでかわいいところがあるからのう」
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 19:28:30.40 ID:8tNzX1SSO
そういえば、びょーりんや木原病理さんや病理ちゃんやビアージオや天井くン、テッラさんに木ィィ原くゥゥン、博士や手塩さんは登場、再登場したりしないかねぇ…
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 19:42:35.01 ID:8tNzX1SSO
あ、テッラさんはフィアンマさんと再登場したのとは別枠で…こう大活躍的な意味だす
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/03(月) 20:38:28.45 ID:PV/dxHAro
黒子「私の目の前には焼いただけのチキン、ゆでただけの野菜、しかも野菜は皮がついたまま・・・」

黒子「それにしてもこの鶏肉すごい油ですわね・・・」

黒子「となるとできるだけさっぱりとした味付けにしたほうが喜ばれそうですわね」

黒子「滝壺さんはヨーグルトソースですから・・・あ、大根おろしがいいかもしれませんわね」

黒子「大根おろしとしょうゆ、これでさっぱりと食べられそうですが魔術師の方々が受け入れてくれるかどうか・・・」

黒子「さっぱりといえばポン酢・・・ ならばオレジかレモンを効かせたさっぱりふうのソースを作れば二種類の味が楽しめますわ」

黒子「どちらも水分をなるだけ抑えたほうが鶏肉のうまみが逃げなくてすみますわね」

黒子「お野菜のほうは・・・ うーん・・・・あ、昨日のように摩り下ろしたゴマと少しの味噌で和えたものにしましょう」

黒子「これなら茹で上がったお野菜に絡めるだけですから手間もそんなにかかりません・・・が・・・」

黒子「ジャガイモはどうしましょうか・・・ うーん、特に思い浮かばないのでこれはシンプルに少し焦げ目をつけてチキンの添え物にしますわ」
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/03(月) 21:04:59.47 ID:PV/dxHAro
佐天「やったぜフレンダ!バードウェイはおろか初春にも勝利してしまったぞ!」

フレンダ「ふっ、当然の結果だな」

麦野「よく言うわ」

バードウェイ「負けたつもりはないのになんか悔しいな」

サンドリヨン「テストを終えるまではバードウェイのほうが早かったのだから気にすることはない」

初春「それもこれも・・・」チラッ

レッサー「え?私のせいにするの?」

サローニャ「誰かこの子に自覚を芽生えさせる方法をおしえてください」

麦野「精神操作でもやってもらうしかないんじゃないの?」

木山「こらこら、危ないことを言うな」

レッサー「ふっ、私クラスの魔術師になれば精神操作を跳ね返してやるもんね」

サンドリヨン「そんなこと本当にできるの?」

レッサー「いや、気合と根性でできそうな気がしない?」

サローニャ「そんなのお話の中でしかできないよん」
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 21:21:35.90 ID:8tNzX1SSO
食蜂「呼んだかしらぁ?」ミ☆
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/03(月) 21:26:40.86 ID:PV/dxHAro
姫神「初春さん、バードウェイ、遅くなったけど答えあわせを」

バードウェイ「そうだな、やるか初春」

初春「そうですね」

木山「それじゃあ授業を再開しよう。レッサー、ちゃんと聞くんだぞ?」

レッサー「はい!マッハでお願いします!」

フレンダ「さて、レッサーは午前中いっぱいかかると思うから私たちは調理場に行ってみる?」

佐天「そうしよっか、あたしたちにも手伝えることあるかもしれないしね」

麦野「私からもお願いするわ。滝壺が手伝いに行ってるからなんとかなるだろうけどもしもとんでもないものが出来上がってたら早めに教えてね」

サローニャ「ほう、その時はどうなさるおつもりで?」

麦野「決まってるでしょ、出前を頼むのよ」

サンドリヨン「むぎのん先生、私ラーメンがいいです」

佐天「ラーメンもいいけど私が知ってる中では蕎麦がいいと思うんだよね」

フレンダ「あのアックアさん?だっけかのお店?」

佐天「そう、最近妻を娶って夫婦で仲良く商売してるみたいなんだよね」

初春「あれ?いつの間に結婚してたんですか?」

佐天「アックアさんのお店に到着して第一声が あなたが打った蕎麦に私のつゆをからめさせてください だからね」

サローニャ「え?何それちょっと意味わかんないです」

サンドリヨン「なんと感動的なプロポーズ」

バードウェイ「いや、どういうことだかわからんぞ?」

初春「麺はあなたがつくってください、私はスープを作ります、つまりずっと一緒に二人で共同作業をしましょう」

フレンダ「ふっ、粋なことをしやがるじゃねえか」

佐天「ちなみに今は蕎麦を打つ間に二人でてんぷらの研究もすすめているみたいだよ」

麦野「蕎麦屋にてんぷらはつきものだもんね」

初春「きっとおいしいの作ってくれますよ」
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/03(月) 21:50:18.48 ID:PV/dxHAro
初春「ヴィリアンさんがアックアさんをそこまで想っていたなんて・・・」

フレンダ「そのプロポーズに応える男もその人のことを想っていなきゃそううまくはいかないわけよ」

佐天「結婚式はまだだけどもう事実婚ってやつだね」

サローニャ「えーと、私にはいまいちよくわからなかったから詳しく聞いてもいい?」

佐天「おっと、知らない人には何がなんだかだったね」

初春「イギリス人のアックアさんという方がこの学園都市で蕎麦屋をやっているんですよ」

サローニャ「イギリス人が?」

バードウェイ「なんでまたSOBAを・・・」

佐天「ま、ワルをやってたやつが更生するには蕎麦が一番ってことさ」

サンドリヨン「なんと、SOBAにはそんな力が・・・」

姫神「嘘だから本気にしないほうがいい」

佐天「で、そのアックアさんのことを思っていたヴィリアンさんという人と知り合う機会があってね、アックアさんのことを教えてあげたら」

佐天「大慌てで学園都市までおっかけていったんだよね」

初春「そこで一気にプロポーズ」

佐天「二人は仲良く蕎麦屋でがんばっているってわけさ」

麦野「まさに押しかけ女房ね」

サローニャ「何だ、いい話か」

初春「ええ、いい話です」

サンドリヨン「そこのSOBAはおいしいの?」

麦野「私も食べたことあるけどおいしいわよ?」

バードウェイ「ほう、そこまで言うなら一度は食べてみたいな」

初春「ただ今昼食は用意してますからまたの機会にということになりますね」

サローニャ「ま、あせらなくてもよさそうだから気長に待つよん」
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/03(月) 22:07:39.51 ID:PV/dxHAro
佐天「じゃ、そろそろ調理場に行こうか」

フレンダ「そうね」

麦野「頼んだわよー?」

佐天「はーい」

フレンダ「行ってきまーす」

レッサー「あぁ・・早くしないと私の味付けが損なわれてしまう・・・」

バードウェイ「塩と胡椒くらいしか用意してないくせに何を言うか」

初春「さ、木山先生、早く授業を進めてあげてください」

木山「レッサー、次はこの表について説明するぞ?」

レッサー「はーい」

サンドリヨン「むぎのん先生、こっちもお願いします」

麦野「なんか先生って呼ばれると違和感あるわね」

サローニャ「じゃあティーチャー」

麦野「呼びかけられてる気がしないわ」

サローニャ「じゃあ今までどおりむぎのんちゃんでいいか」

初春「いつもどおりが一番です」
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/03(月) 22:26:59.91 ID:PV/dxHAro
ガラッ

佐天「みなさーん、調子はどうですかー?」

フレンダ「様子を見にきたわけよ」

絹旗「おや、二人も授業終わりですか?」

佐天「うん、むぎのんに教えてもらってバードウェイよりも早くテストクリアできたのだよ」

フレンダ「調理工程を確認させてもらうわけよ」

黄泉川「何か査察みたいじゃん」

佐天「いやー、あっちのほうでとんでもなくマズそうなら出前とろうかって話になってまして」

絹旗「超失礼な、私たちも手伝っているんですからそんなことになるわけないじゃないですか」

フレンダ「ま、一応ってやつよ」

佐天「で、どんな状況なんですか?」

黄泉川「レッサー、監督、私の3チームにわかれてるじゃん、一応勝負ということにはなっているが単におなじ材料をそれぞれ味付けしてるじゃんよ」

フレンダ「ほうほう、ではレッサーのチームをのぞいてみるわけよ」

佐天「きっとそのまま焼いたりゆでたりなんだろうなぁ・・・」
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/03(月) 22:38:51.55 ID:PV/dxHAro
短いけどこのくらいで
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 00:52:31.48 ID:Vmg0rnMSO
乙テンマイヤーさん
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 00:54:14.01 ID:BJOE/zomo

ところで特殊部隊のメンバーって今後増えたりする?
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 17:54:54.98 ID:cW0XXHHJo
ID:8tNzX1SSO「そういえば、びょーりんや木原病理さんや病理ちゃん」 佐天「てめぇ!!」ブン

ID:8tNzX1SSO「り゛ん゛っ!!」

佐天「えっちなのは無しだって言ってんだろうが!!! 上条の愛人に出番などないわ!!」

初春「登場してない人は気分しだいです、気長に待ちましょう」

ID:BJOE/zomo「乙 ところで特殊部隊のメンバーって今後増えたりする?」

佐天「今でさえさばききれてない感じがするので増やしたいとは思ってません」

初春「空気になりがちな人とかいますからね」
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 18:02:23.09 ID:FNIaU4NAO
空気…

いい響きではないか
そうは思わんかね初春?
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 18:21:08.96 ID:Vmg0rnMSO
たまにはエロ全開でもいいと思うんだよ
>>1のエロを期待してる人はきっといっぱいいると思うんだよ濃厚な奴を一発お願いしたいかも。

上条×病理なんて見た事ないから、新ジャンル開拓、フロンティア精神溢れる…そんな展開をわたしは望むんだよニコッ
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 19:06:28.11 ID:cW0XXHHJo
黒子「まずはゴマを摩り下ろしておきませんと・・・」ゴリゴリ

フレンダ「黒子一人で何やってんの?」

黒子「あら、フレンダさんに佐天さん、レッサーさんが授業を受けている間に私が仕上げてしまおうかと思っていますの」

佐天「つまりレッサー自慢のイギリス料理は影も形ものこらないということか」

黒子「焼いたチキンとゆでただけのお野菜にお好みの塩と胡椒をふりかけるだけというのでよろしければお出ししますが・・」

フレンダ「のーさんきゅー」

佐天「そんなもの出されたらげんなりするね」

黒子「ちなみにお二人はお手伝いくださいますの?」

フレンダ「まあ手伝うのも悪い話じゃないけど、まずは教室で待ってるみんなに出前を取る必要がないことを伝えなきゃいけないわけよ」

黒子「まあ、出前ですの?」

佐天「そう、とんでもないものが出来上がりそうなら出前頼もうって話になってるんだよね」

黒子「一番心配なのは根性監督でしたが滝壺さんがご一緒ですのでまず心配ありませんわね」

フレンダ「最強最大の敵であるレッサーは授業受けてるわけだしね」

黒子「レッサーさんのこと、教室でむぎのんさんにセクハラをしていたのではと思うのですが」

佐天「まさにそのとおりでございます」

黒子「期待を裏切りませんわね」

フレンダ「っても後ろから抱きついただけだけどねー」

黒子「スキンシップの一種ですか」

フレンダ「じゃあ私後で手伝うからその前に滝壺の様子見てくるわけよ」

黒子「お待ちしてますわ」
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 19:08:46.59 ID:Vmg0rnMSO
食パンを何もつけず、焼きもせずもっさもっさ食える私ならきっとレッサーの作ってくれたご飯を平らげられると思うんだよ
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 19:27:03.21 ID:cW0XXHHJo
滝壺「かんとく、茹で上がったから冷ましてから一緒にむいていこ?」トン

削板「む、枝豆か」

滝壺「まだ熱いからさわらないでね?」

削板「なあに、この程度俺の根性があれば熱さなど感じないからな」ガシ

滝壺「すごい・・・ 熱くないの?」

削板「ふっ、何事も根性だ」プチプチ

滝壺「私にもできるかな・・・」ソー

削板「やめとけ、やけどするぞ?」

滝壺「あつっ!」パッ

削板「言わんこっちゃないな」

滝壺「あちち・・」フー

削板「おい、見せてみろ」グッ

滝壺「きゃっ」ヨロ

削板「おっと、すまん」ギュッ

滝壺「かんとく・・・ 力強いんだね?」

削板「まあ、男だからな」

佐天「おいフレンダ・・・」

フレンダ「ああ・・・ こいつら新婚か?」
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 19:44:54.80 ID:cC8vauiY0
浜面ざまぁ
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 19:48:24.83 ID:cW0XXHHJo
フワッ

削板「む?」

滝壺「かんとく?」

削板「・・・・いいにおいだな」

滝壺「うん、お肉がやけるいいにおいがしてる」

削板「いや、そうじゃない」

滝壺「ん?」

削板「滝壺の髪だ」

滝壺「私の?」

削板「ああ」

滝壺「そうかな・・・?」グシグシ

削板「・・・・・」

削板(俺は何を言ってるんだ?)

滝壺「きぬはたにもらったシャンプー、かんとくの好きなやつなのかな・・・?」グシグシ

佐天「おいおい、抱き寄せて滝壺さんの髪をくんかくんかするなんてこいつぁ・・・」

フレンダ「中々の上級者とみたぜ・・・」

佐天「で、これどこまで行くと思う?」

フレンダ「この流れならキスまでいくんじゃないの?」

佐天「・・・・滝壺さんが危ない!」

フレンダ「ならばここは!!」
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 19:49:27.96 ID:cW0XXHHJo
佐天「きゃー!! だれかー!!」

フレンダ「監督が滝壺を強引に抱き寄せてるわけよー!!」

滝壺「え?」

削板「おいおいおいおい! お前らいきなり何をわけのわからないことを」 黄泉川「こら削板!女の子と一緒だからってそんなことしちゃだめじゃんよ!」

絹旗「滝壺さんに超ときめくのはわかりますが襲うとならば叩き潰さねばなりませんね」

黒子「女の敵ですわ、やはり男というのは獣ですの」

エイワス「おいアレイスター、こいつ新参のくせに生意気だぞ」

アレイスター「まったくだ、ここでのルールってやつを教えてやる必要があるようだな、主に拳で」

滝壺「みんな、これは」絹旗「大丈夫ですか滝壺さん!さあこちらへ」グイ

滝壺「わわっ」

エイワス「屋上へ行こうぜ・・ ひさしぶりに・・・ キレちまったよ・・・・」

アレイスター「明日の朝日が拝めるとは思わないことだな」

削板「なんだか殺伐としている人間が二人いるみたいだな」

黄泉川「ま、殺伐としてるこの二人はおいといてだ、削板、滝壺に何をしようとしたじゃん?」

削板「いや、俺はただ・・・・」

削板(滝壺の髪・・・いいにおいだったな・・・・)
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 19:49:42.01 ID:Vmg0rnMSO
やれやれ、やっと俺の出番か…キリッ
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 20:09:26.75 ID:cW0XXHHJo
佐天「兇賊、羆の削板! 神妙に縄につけい!!」チャキッ

フレンダ「長官(おかしら)の粟田口国綱は貴様の血を求めているわけよ!!」

削板「おいこら!日本刀なんぞどこから取り出した!!」

黄泉川「そしていつ抜いたじゃんよ」

エイワス「この鼬鮫のエイワス、これまでの罪を償うために長官へご加勢いたす!」チャキッ

アレイスター「隼のアレイスターも同じく!!」チャキッ

絹旗「いや、何でそこで鬼平なんですか?」

黒子「唐突ですわね」

削板「ええい、何がなんだかわからんがとりあえずかかってくるのなら相手になってやる!!俺の根性はこの程度で折れはしないぜ!!」

滝壺「えっと えっと」オロオロ

黄泉川「ストーーーップ!! 全員私に注目するじゃんよ」

佐天「なんと、新手か?」

フレンダ「敵か味方か・・・油断ならないわけよ・・・」ゴクリ

エイワス「やべぇ・・俺はあの人の魅力にひきこまれてしまいそうだぜ・・・」

エイワス(主におっぱい)

アレイスター「誘われたらホイホイついていっちまいそうだな・・・」

アレイスター(そのおっぱいに)

絹旗「おや、どうやらコーチがこの場を鎮めるみたいですね」

黒子「いかに裁くおつもりでしょうか」
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 20:32:49.50 ID:cW0XXHHJo
黄泉川「とりあえずそこの三人、日本刀をこっちによこすじゃん」

佐天「ふっ、これは精巧に作られた偽者、ダンボールにアルミホイルさ、人はおろか紙すら切れん」

エイワス「えっ!?」

アレイスター「マジっすか!?」

フレンダ「こんなところに本物なんて持ち込むほど馬鹿じゃないわけよ」

エイワス「・・・・」

アレイスター「・・・・」

黄泉川「その二人、それ本物じゃん?」

エイワス「あ、はい」

アレイスター「甲冑とか好きなので」

黄泉川「どこで手に入れたじゃんよ」

エイワス「自作です」

アレイスター「手先が器用なので」

絹旗「超すごっ!!器用とかいうレベルじゃないですよあれ」

黒子「職人の技ですわね」

黄泉川「これは私が預かるじゃん、もうこういうものを持ってくるなよ?」

エイワス「ちぇー」

アレイスター「怒られちゃったな」
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 20:51:32.60 ID:cW0XXHHJo
黄泉川「さて、削板、私と一緒に廊下に来るじゃん」

削板「ここじゃなくていいのか?」

黄泉川「お前から話を聞くだけで十分じゃん」

削板「いいだろう、長引かせてたら調理がおわらねーからな」

ガラッ

佐天「廊下に呼び出し、これぞやんちゃな青春の一ページ」

フレンダ「ふっ、あいつも立派に青春してるわけよ」

黒子「滝壺さん、何もされませんでしたか?」

滝壺「うん、特に何も」

絹旗「しかしなんと大胆な」

アレイスター「うらやまけしからん」

エイワス「俺ならもっとムードを大切にしてだな」

滝壺「みんな少し落ち着いてほしい」
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 21:04:32.97 ID:cW0XXHHJo
黄泉川「で、何があったじゃん?」

削板「なにやら俺が滝壺に強引に迫ったような雰囲気になっていたが俺は断じてそのような根性の無いことはしない」

黄泉川「その言葉に偽りはないとは思うが一応な」

削板「疑うのか?」

黄泉川「お前も年頃の男の子じゃん、だから私としてはお前がつい滝壺に迫ったとしてもその気持ちを否定することはしないじゃんよ」

削板「俺が仮に滝壺にそういう感情を抱くことになったとしてもそういう根性の無いやり方はとらん」

黄泉川「ははは、そう言うと思ったじゃんよ。それで、何がどうなって抱き寄せたじゃん?」

削板「滝壺のやつが鍋からあげたばかりの枝豆に手を伸ばしてな、やけどしてないか確認しようと手を引いたら俺の力が強すぎたみたいでな」

黄泉川「で、バランスを崩した滝壺を受け止めたってとこか?」

削板「そういうことだ、だというのに何故ああまで騒がれなければならん」

黄泉川「ま、女の子ってやつは小さなことでも騒ぎたがるものじゃんよ、ここで監督をするのならそういうところは覚悟しておかないとな」

削板「まったく・・・」

黄泉川「で、少し意地悪な質問をするじゃん」

削板「何だ?」

黄泉川「滝壺にときめいたか?」

削板「・・・・知らん」ムスッ

黄泉川「すまんすまん、からかってみたくなったじゃんよ」

削板「ったく、どいつもこいつも迷惑だな」フゥ
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 21:24:37.26 ID:cW0XXHHJo
滝壺「かんとくは私がやけどしてないか見てくれただけだよ」

絹旗「え?」

黒子「ですが何故そこから抱き寄せる形に」

エイワス「ここは明確な意図があったと見て間違いありませんな」

アレイスター「うむ、やつには一撃翌与えなければ気がすまん」

佐天「それについては私たちから説明させてもらおう」

フレンダ「とりあえず監督は無実なわけよ」

絹旗「ちょっとまてや」

黒子「強引に抱き寄せたとおっしゃるから駆けつけましたのに」

佐天「私たちは見ていたからな、はっきりと言おうあれは事故だ」

滝壺「おかげでかんとくがこーちに連れて行かれてしまった」

フレンダ「そう厳しく怒られるってことは無さそうなわけよ」

絹旗「超たちわるいじゃないですか」

黒子「そうですわ、ひどすぎますの」

佐天「だってさー、監督が滝壺さんの髪くんかくんかしてたんだもん」

エイワス「なんだと!!」ガタッ

アレイスター「この俺をさしおいて!!」ガタッ

フレンダ「で、いいにおいだなって言ってたわけよ」

絹旗「わぉ・・・・」

黒子「本当ですの?」

滝壺「うん、たぶんきぬはたにもらったシャンプーのおかげだと思うんだけど」グシグシ

佐天「ふっ、無自覚とは恐ろしいものよな、フレンダよ」

フレンダ「全くでさあ」
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 21:40:49.42 ID:cW0XXHHJo
ガラッ

黄泉川「はーい、さっきのは事故だったということが判明したからさっさと調理を再開するじゃんよー」

絹旗「はーい」

黒子「わかりましたの」

黄泉川「おや、すんなりといったな」

佐天「一部始終を見ていたあたしたちが事故だったということを説明したところですから」

黄泉川「はぁ、騒ぎたくなる気持ちはわかるが騒がれるほうの身にもなってみろ」

フレンダ「針のむしろなわけよ」

削板「勘弁してくれ、無駄に疲れちまう」

佐天「監督、ごめんね」

フレンダ「はしゃぎすぎたわけよ」

削板「気にしてない、もうやらなければ何も言わん」

佐天「へへー、肝にめいじます」

フレンダ「お釈迦様に誓って」
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 21:51:50.01 ID:cW0XXHHJo
削板「すまないな、変なことで騒がせちまって」

滝壺「ううん、私は気にしてないよ」

削板「そうか、じゃあさっさと続きをやってしまうか」

滝壺「うん」

削板「枝豆を剥いていけばいいんだよな?」

滝壺「このボウルに中身を入れて、皮はこっちのザルにまとめておいてほしい」

削板「わかった、遅れを取り戻すためにもフルスピードでやってやるぜ」

滝壺「私はスパイスの用意をするね」

削板「任せた、俺には辛さの加減ってのがよくわからないからな」

滝壺「ばーどうぇいが泣かないようにしないと」

削板「むう、女子供を泣かせるのは根性の無い男がやることだからな」

滝壺「さすがかんとく」

削板「時間は・・・・ あと数十分といったところか」

滝壺「もう少ししたらスパゲッティのソースを準備しないと」

削板「たまねぎ刻んでもらってるんだよな?これを剥いたら取りに行ってくる」

滝壺「おねがいね」ニコ

削板「む」ドキ

滝壺「どうかした?」

削板「ご、ごほんごほんっ あー、そうだ、トマトも用意しておかないとな」

滝壺「うん、かんとくにも下処理手伝ってもらうね」

削板「もちろんだ」

削板(・・・・意識・・・しちまってるか・・・)
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 22:02:03.68 ID:cW0XXHHJo
佐天「あの二人はこれからじっくりと見守るとしてだ、あたしはここの様子を伝えてくるからフレンダは白井さんの手伝いをお願い」

フレンダ「任せてほしいわけよ」

佐天「じゃ、よろしくねー」

ガラッ

フレンダ「さーて、黒子を手伝うその前に・・ ねえ」

アレイスター「はい」

エイワス「われわれに何か?」

フレンダ「さっきの刀自作って言ってたけどさ、鎧も作れるの?」

アレイスター「ええ、槍や弓、火縄銃まで完璧です」

エイワス「西洋式も取り揃えております」

フレンダ「それだけで食べていけるんじゃないの?」

アレイスター「かもしれません」

エイワス「でもお金に興味ないし・・・」

フレンダ「ま、いいけどさ、今度作った鎧持ってきてほしいわけよ」

アレイスター「ど、いいますと?」

フレンダ「サンドリヨンが日本文化好きだし、ほかのみんなも興味示すと思うのよね」

エイワス「なんと・・・・」

フレンダ「特殊部隊だし甲冑一式全員分あってもいいんじゃないかと思うわけよ」

アレイスター「その発想はなかったわ」
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 22:07:03.37 ID:cW0XXHHJo
フレンダ「ってわけだから今度お願いね」

エイワス「わかりました、自慢の一品をお持ちします」

フレンダ「楽しみにしてるわけよ、じゃあ私黒子手伝ってくるから」


アレイスター「おい、我々の趣味がとんでもないチャンスを生み出そうとしているぞ?」

エイワス「女の子に囲まれて羨望の眼差しで見つめられる日も遠くないということだ・・・・ はっ!!」

アレイスター「どうしたんだいエイワス」

エイワス「なあアレイスター、彼女たち一人一人の甲冑を作るということはだ・・・ その・・・ 体の大きさを知っておかなくてはならないだろう?」

アレイスター「つまり、いうことは皆様の寸法を測っる必要がある?」

エイワス「左様」

アレイスター「お前天才だな」

エイワス「ここはぜひ正確にサイズを把握するために水着でお願いしたいな」

アレイスター「な、なんと欲張りな!!そんなうれしいことが・・・」

エイワス「やべえテンションあがってきた」

アレイスター「生きててよかったぜ」
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 22:20:40.61 ID:cW0XXHHJo
ガラッ

佐天「たっだいまー」

麦野「お、調理場のほうはどうだった?」

佐天「みんなおいしそうなの作ってたよー」

バードウェイ「本当か?」

佐天「うん味はこのあたしが保障するよ」

サンドリヨン「出前が取れなかったのは少し残念」

サローニャ「また今度でいいじゃない、今日は今日でおいしいもの食べられるんだし」

サンドリヨン「うん、みんなのがんばりに感謝したい」

レッサー「あぁ・・・私の自慢の料理が魔改造されてしまう・・・」

木山「人に任せるということはそういうことだ、今は授業を理解することに専念したまえ」

初春「レッサーさん、あと少しでテストが受けられますよー?」

レッサー「ちくしょう、気がついたら残ってるの私一人だけじゃないか」

麦野「サローニャとサンドリヨンがあんたよりも優秀ってだけでしょ?何も不思議なことじゃないわ」

木山「君の教え方も良いのではいか?」

麦野「そう?先生が教えてることと変わらないと思うけど」

サローニャ「変わらないは変わらないけどほぼマンツーマンで教えてもらえるってのがありがたいのよねん」

サンドリヨン「わからないところはすぐに質問できるのはありがたい」

姫神「これはとても効率的」

佐天「料理も授業も仕上げの段階か、今日のお昼ご飯も楽しみだなー」
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 22:29:51.60 ID:cW0XXHHJo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

アレイスターとエイワスに意外な趣味があったとは驚きですよね

この二人はみんなから羨望の眼差しで見られる日が本当に来るのか?

それともなかったことにされるのか?はたしてどうなる

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/04(火) 22:39:16.03 ID:cW0XXHHJo
ID:FNIaU4NAO 「空気… いい響きではないか そうは思わんかね初春?」 佐天「エアー!!」ブン

ID:FNIaU4NAO 「く゛う゛っ!!」

佐天「エアーの方が響きがいいだろうが!!!」

初春「エアーマンって3でしたっけ?」

佐天「たしか2だったはず」

ID:Vmg0rnMSO「たまにはエロ全開でもいいと思うんだよ」 佐天「思わんわっ!!」ブン

ID:Vmg0rnMSO「う゛り゛っ!!」

佐天「今までの雰囲気をぶち壊しにするつもりか!!そんなことはこのあたしが許さんぞ!!」

ID:cC8vauiY0「浜面ざまぁ」

フレンダ「ふと思う、浜面さえいなければ私は・・・・」

麦野「それ言ったら私も・・・・」

滝壺「いいっこ無しだよ」

絹旗「パンツ要員の私はまだマシな方なんでしょうね」

佐天「く、暗い顔するんじゃねえ!!ここでくらいは明るくいようぜ!!」

初春「まさに蛇足なのではないか、ふとこう思うことがあるのです」
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 22:40:42.78 ID:Vmg0rnMSO
でも、その蛇足をめっさ楽しみにしてる奴だってここにいるんだよ乙
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 22:49:45.04 ID:TPvq//Ea0
削板なら許せるのが不思議
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/05(水) 20:18:17.12 ID:WstVFtdmo
ID:Vmg0rnMSO「でも、その蛇足をめっさ楽しみにしてる奴だってここにいるんだよ乙」

佐天「え?あ、うんそうですか」

佐天(伝わってない・・・)

初春(どんまいです佐天さん・・・)


ID:TPvq//Ea0「削板なら許せるのが不思議」

佐天「この二人がどうなるのかわかりませんが良い結果になるといいですね」

初春「つまり君たちにはチャンスは無いということdす」

アレイスター「そんな!!」

エイワス「俺たちってハーレム系主人公にぴったりだっていうのに!!」

佐天「ふう、投げる気力も起きぬわ」

初春「まったくですね」

二人「「絶対に目立ってやるうううう!!」」
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 20:35:53.33 ID:jOQ7NqJSO
読解力なくてほんますんまそん
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/05(水) 21:28:05.84 ID:WstVFtdmo
黒子「おや」

黄泉川「ん?」

削板「目的はたまねぎか?」

黒子「ええ、そろそろスパゲッティのソースを作っておかないと間に合いそうにありませんので」

黄泉川「ところで二人はどんなソースを作るつもりじゃん?」

黒子「トマトとたまねぎ、ひき肉でと考えているのですが・・」

削板「俺たちもそのつもりだな」

黄泉川「まいったな、スパゲッティだけ個性が無いというのも考え物じゃん」

黒子「ですが良く考えてみるとスパゲッティを三チーム分というのは少々重いのではないでしょうか?」

削板「む・・・ 俺なら三人前くらいは平気で平らげることができるが・・・」

黄泉川「女の子だとそうはいかないじゃん」

アレイスター「あれ?昨日の勝負では皆様結構箸が進んでましたよ?」

エイワス「小食な女の子なんて幻想だとか言われたような」

黄泉川「いや、限度ってものがあるじゃんよ、三チーム味は違えど同じ料理を作っているわけだから食べ比べても量はかさむだろうしな」

黒子「昨日は少しの量で多くの種類を味わっていただきましたので、今日の材料を見ると消費しきれないのではという懸念はうまれますわね」

エイワス「つまり作りすぎて残ったらもったいないからどうしようかってことですか?」

削板「そういうことになるな」

アレイスター「残ったら残ったで我々が夕食にするので心配はいらないのですが」

黒子「かといって明らかに多すぎる量を作るのはしのびないですし効率で考えても喜ばしいことではありませんわ」

エイワス「なるほど、よくわかりました」

黄泉川「そこで、私としてはみんなで一緒に作ったらどうかと思うんだが」

削板「悪くないな」

黒子「と、いっても私のほうはまだやることが残っているのですが」

黄泉川「手の空いた人間全員で、じゃん」

削板「手が空いたらソース作りを手伝うってことか?」

黄泉川「そういうことじゃん」

黒子「なるほど、いい考えですわ、それでいきましょう」
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/05(水) 22:14:15.42 ID:WstVFtdmo
木山「さて、ここまで説明したところでレッサーにはテストを受けてもらう」

レッサー「はぁ・・・なんとかここまでこれた・・・」

バードウェイ「と言ってももうすぐ昼食の時間なのだがな」

レッサー「ってことは私の料理は・・・」

サローニャ「みんながおいしい料理に仕上げてるってことでしょ?よかったじゃない」

レッサー「それじゃあ私の料理にならないじゃない」

サンドリヨン「そもそも授業をすっぽかして作るという時点で無理があると思う」

レッサー「むっ」

初春「レッサーさんだけ授業免除されてるわけじゃないですしねえ」

姫神「この人数の料理を準備するの大変」

麦野「前日から準備したほうがいいものが作れるんじゃないの?」

レッサー「ふっ、イギリス国民は食事ごときにそこまで時間をかけるような非効率なことはしないのだよ」

バードウェイ「そのおかげで世界一飯がまずい国といわれているのがわからんのか」

木山「こほん、各々言いたいことはあるだろうがレッサーはテストに合格しないと午後も私と一緒に授業だからな?」

レッサー「おっと、それだけは簡便・・・」カリカリ

佐天「はぁー、今日のご飯も楽しみだなぁー」

バードウェイ「佐天がそういうのなら期待できそうだな」

サローニャ「わさび100%とか無いの?」

バードウェイ「それは食に対する冒涜じゃないのか?」

初春「それはいえてますね、わさび味の料理なんて日本人でもごめんですし」

姫神「からしとわさびどっちもほどほどが一番」

サンドリヨン「風味というやつだもの」

サローニャ「なるほど、勉強になるよん」
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 22:16:00.63 ID:jOQ7NqJSO
そう言えば木山てんてーの得意料理はなんなのだろうか…超電磁砲のカバー裏では買い物袋からネギとか見えてたが…
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/05(水) 22:45:55.12 ID:WstVFtdmo
佐天「はぁー、おなかすいたー」

バードウェイ「私もだ」

サローニャ「ぺこぺこー」

初春「なるほど、それではこの中からくじ引きでご飯を食べられる人と食べられない人の抽選を行いましょうか」

姫神「やめて。最後は殺し合いになる」

初春「わかっていますよ、冗談です」

サンドリヨン「私はくじを引く前にこの教室を脱出してみせる」

麦野「私ならそんなふざけたくじを用意するやつをブチ殺してあげるけどね」

木山「食事とは楽しみでもあるからな」

佐天「特殊部隊ならなおさらおいしいご飯が食べたいよねー」

サローニャ「実際戦地に赴く兵士たちもご飯が温かいかどうかでやる気が左右されるって聞いたことがあるしね」

初春「寒冷地での食事が乾パンだったら泣きますね」

バードウェイ「涙もすぐに凍るだろうがな」

姫神「何それこわい」
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/05(水) 22:46:21.48 ID:WstVFtdmo
進まないけどまた明日
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 22:50:12.63 ID:jOQ7NqJSO
乙だし
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 16:36:58.86 ID:r46ZVqUgo
ID:jOQ7NqJSO「そう言えば木山てんてーの」 佐天「おまわりさん!!」ブン

ID:jOQ7NqJSO「る゛み゛っ!!」

佐天「こいつです!!」

佐天「と、いうわけで白井さん、おねがいします」

黒子「え、私ですの?」

初春「白井さんにこの人を任せるのはちょっと・・・」

佐天「うーん、ごっつい男の人にチェンジしたほうがいいかな?」

黒子「そうしていただけると助かりますわ」

初春「それではアックアさんにお願いしときますね」ピッピッ
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 16:48:32.67 ID:wX6kreySO
ええええ俺ってば即通報対象?!
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 17:45:40.26 ID:AaowKTyT0
伊藤静さん御結婚おめでとうございます!
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 17:51:43.64 ID:1buggoXp0
>>893
バカ、ねぎは振り回すんだよ
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 18:03:38.64 ID:r46ZVqUgo
佐天「ところで初春、なんで突然抽選なんて言い出したの?」

初春「軍隊物の映画とかでありそうかなーなんて思ったので」

麦野「競争心とかを刺激するやつ?」

初春「そんな感じです」

サンドリヨン「突然いわれた時は驚いた」

サローニャ「でも実際ここでそんなことやったら生まれるのは競争心とかじゃなくてただの不公平感だよね」

バードウェイ「信頼に亀裂が入るような結果に終わるだろうな」

姫神「漫画や映画でやってうまくいったからといって現実でうまくいくとは限らない」

木山「何かしらの競争が生まれることはあるかもしれないが君たち同士で争うのは簡便してほしいものだね」

麦野「殴り合い以上にまで発展しそうなことって・・・イメージできないわね」

サローニャ「いや、一方的に殴られることはあると思うんですが」

サンドリヨン「主にレッサーのせいで」

木山「やめてくれ、私には君たちを止めるだけの力は無いからな」

佐天「ふっ、その時はあたしのすくい投げでなんとかしてみせるさ」

木山「昨日のシャワールームでの一件のように君が輪に加わっていたらどうすればいいんだい?」

佐天「・・・・なんとかなるさ!」

木山「はぁ・・・頭が痛いよ・・・」

初春「本気で喧嘩なんてことになることは無いでしょうからそこだけは安心してください」

木山「そうなることを祈るよ」

レッサー「もう少し・・・もう少しでテストが終わる・・・」カリカリ
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 18:21:49.95 ID:wX6kreySO
>>900想像したら不覚にも飲んでたコーヒー吹いちまったじゃねーか
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 18:41:38.72 ID:r46ZVqUgo
黄泉川「と、いうわけで手が空いたらみんなでソースを作ることになったじゃんよ」

絹旗「ほう、それはそれで楽しそうですね」グニグニ

黄泉川「ジャガイモをつぶしてるじゃん?」

絹旗「はい、ボウルからこぼれないように少しずつつぶしているので少し時間がかかりそうですね」

黄泉川「それでいい、雑なものを作ると文句を言われそうだからな」

絹旗「ですね、特にレッサーやフレンダなんかが言いそうです」

黄泉川「では私もちゃっちゃと続きをやってしまうじゃんよ」ドン

絹旗「お、枝豆をつぶすつもりですね?」

黄泉川「そう、これをすりつぶして後でジャガイモとまぜあわせるじゃんよ」

絹旗「そこに枝豆が合わさったポテトサラダ、私は超始めての試みですね」

黄泉川「私も初めての試みじゃん、だけどまずいものができあがるような気はしないじゃん?」

絹旗「そうですね、枝豆とジャガイモのペースト・・・ 悪いイメージはありません」

黄泉川「で、枝豆が余ったら私が持って帰るじゃんよ」

絹旗「鶏の内臓と一緒に晩酌のお供ですか?」

黄泉川「その通りじゃん」

絹旗「大人って超ずるいです」

黄泉川「あまりものならブーイングはないじゃん?」

絹旗「ふっふっふ、ならば全部食べてしまえばいいだけのことですよね?」ニヤ

黄泉川「食べ過ぎると午後動けなくなるじゃん?」

絹旗「そんなことでひるむ私じゃないのです、なぜなら私は超成長期だから!!」

黄泉川「くっ、内臓だけはなんとしても死守するじゃんよ・・・」

絹旗「ふっふっふ、急遽おかわりを要求されるかもしれませんから覚悟しておいてくださいね?」
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 18:59:38.14 ID:r46ZVqUgo
フレンダ「黒子、手伝うわけよ」

黒子「助かりますわ、下手したら間に合わなくなるところでしたもの」

フレンダ「私は何をすればいいわけ?」

黒子「大根をおろしてくださいまし」

フレンダ「大根を?」

黒子「チキンはおろししょうゆとオレンジソースの二種類、お好みで選んでいただきますの」

フレンダ「そういうことか、わかったわけよ」

黒子「あ、ちょっとお待ちくださいまし」ゴソゴソ

黒子「んー」ジー

フレンダ「おろし金の目をみて何するわけ?」

黒子「いえ、大根おろしを作る際に気をつけないといけないことがありまして、おろし金の目が単調だと水っぽいものができあがってしまいますの」

フレンダ「あー、そっか、水っぽいやつだとチキンのうまみが逃げることになるわけね」

黒子「そういうことですわ、どうやらこのおろし金は良いもののようですからこのままでも大丈夫ですわね」

フレンダ「単調なやつだとどうすればいいわけ?」

黒子「大根を回しながらおろすのですわ」

フレンダ「なるほど、一工夫ってやつか」

黒子「それではフレンダさんは大根をお願いしますわ」

フレンダ「はいよー」

黒子「私は摩り下ろした胡麻に味噌を混ぜてと」ゴリゴリ
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 19:20:16.83 ID:r46ZVqUgo
削板「と、いうわけでスパゲッティはみんなで作ることになった」

滝壺「それだとみんなの分の麺をまとめてゆでないといけなくなるね・・・ お鍋に入りきるかな?」

削板「なあに、分担して茹でればなんとかなるだろう」

滝壺「それじゃあまたお鍋を加熱してくれる?」

削板「任せろ、いつでもやってやる」

滝壺「うん、私がスープを作り終わったらお願いするね」

削板「それで、俺は何をすればいい?」

滝壺「このお野菜を細かく刻んでほしい」トン

削板「わかった」

滝壺「あ、そうだ、その前にこれの味を見てほしい」

削板「お、スパイスか」

滝壺「うん」

削板「いい色だな」

滝壺「変な色にならなくなってよかった」

削板「このまま舐めればいいのか?」

滝壺「さすがにそれだとよくわからないと思うからこのゆでたアスパラガスをひとつ」スッ

削板「つまみ食いみたいだな」

滝壺「味見だからいいの。これにスパイスをかけて・・・」サッ

滝壺「かんとく、あーん」

削板「・・・・ む?」

滝壺「ん? 監督はアスパラガスが嫌い?」

削板「いや、そういうことじゃなくてだな・・・・」
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 19:38:15.71 ID:r46ZVqUgo
滝壺「辛いほうがいい?」

削板「むぅ・・・・」

削板(恥ずかしいからできんなどと言うのも無粋か?)

滝壺「かんとく?」

削板「食べる」

滝壺「じゃあ、あーんして?」

削板「あぁ・・」アーン

滝壺「はい」

削板「む」モグモグ

滝壺「おいしくできてるかな・・・」ドキドキ

削板「うん、いい味だ」

滝壺「よかった」ホッ

削板「・・・・・」ドキドキ

削板(俺としたことがこの程度のことで心を乱されるとは・・・まだまだ根性が足りんな・・・)

滝壺「かんとく、やっぱりアスパラガス嫌いだった?」

削板「いや、そうじゃない、少し工程のことを考えていただけだ」

滝壺「この後は私がスープを作ってみんなでスパゲッティを仕上げて、あとはチキンを温めなおすくらいかな?」

削板「そうだな、他にやることは何かないか?」

滝壺「うーん・・・ 無いと思う」

削板「そうか、よし、じゃあさっさと残りをやってしまおうか」

滝壺「うん」
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 19:39:52.35 ID:wX6kreySO
せんせー、はまづらくんがさっきから壁に頭打ちつけてまーす
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 19:44:26.32 ID:r46ZVqUgo
レッサー「先生!テストが終わりました!!」

木山「どれ、見せてみなさい」

レッサー「はい」

木山「うーむ・・・」

佐天「どうかなー?」

初春「正解率5割に麦チョコ一袋」

バードウェイ「2割にチョコバー一本」

姫神「4割にブラックサンダーひとつ」

サローニャ「賭けが始まったね」

サンドリヨン「さすがに全問不正解はない・・・はず」

レッサー「みんなひどい」

麦野「ある意味愛されてるんじゃないの?」

レッサー「むぎのんも私を愛してくれる?」

麦野「お断りするわ」

レッサー「ふっ、このツンデレめ」

麦野「はいはい」
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 20:05:27.37 ID:r46ZVqUgo
黄泉川「よーし、チキンと野菜が終わったじゃんよ」

絹旗「おぉ・・・どっちも超おいしそうですね・・・」

黄泉川「われながら上出来じゃんよ」

絹旗「ではスパゲッティにとりかかりましょうか」

黄泉川「そうだな」

絹旗「すみませーん、たまねぎとトマトもってきてもらえますかー?」

エイワス「はーい」

アレイスター「ただいまー」

絹旗「私たまねぎ炒めるのやりましょうか?」

黄泉川「頼むじゃん、量が多いから少しずつな」

黒子「こちらも終わりましたか」

絹旗「おや、黒子、そっちはもういいんですか?」

フレンダ「今終わったとこなわけよ」

黄泉川「あとはあの二人だけじゃん?」

黒子「ですわね、さっきちらっと見たところ滝壺さんが根性監督にあーんってしてましたけれど」ニヤ

フレンダ「ほうほう、それはそれは」ニヤ

エイワス「ぐぬぬ・・・」

アレイスター「くやしい・・・」

黄泉川「こほん、言っておくがこの話を大げさに他のメンバーに話すなよ?」

絹旗「超わかってますよ。根性監督がやりづらくなるからですよね?」

黄泉川「滝壺にもその気はなさそうだし二人にとって居心地が悪くなるだけじゃんよ」

黒子「それもそうですわね、気をつけますわ」
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 20:31:50.36 ID:r46ZVqUgo
木山「むう・・・」

レッサー「先生!どうですか!?」

佐天「この子の病気は治るんですか!?」

レッサー「はい?」

初春「この子は体がとっても弱いんです、ですが!ですが!!」

姫神「私たち夫婦にとって唯一の子なんです!!」

木山「レッサー・・・・」

レッサー「あ、この人たちのことは気にしなくていいんで採点を続けてください」

サンドリヨン「え!?この子がもう歩けないですって!?」

サローニャ「なんで・・なんでこの子が・・・」

麦野「あんたらまでやるんかい」

木山「こほん、皆少し静かにしたまえ」

佐天「はーい」

木山「これは・・・これもか、次は・・・うーん・・・」

レッサー「全部正解してますように全部正解してますように」

初春「いやー、皆の心がひとつになりましたねー」

姫神「まさか二人もやるとは」

サローニャ「こういうの楽しいじゃない?」

サンドリヨン「うまくつなげられたはず」

佐天「だがこの状況でも冷静なのがむぎのん」

麦野「私にそういうこと期待されても反応に困るのよね」
911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 20:56:33.76 ID:r46ZVqUgo
ジュウ

絹旗「弱火でじっくりと火を通していきましょう」

フレンダ「しかしたまねぎって炒めるときにも刺激があるわけよ」

黄泉川「その点トマトは安全じゃんよ」

黒子「ですわね」

絹旗「むー、選択をミスりましたか・・・」

フレンダ「量が多いからなかなかきついわけよ」

滝壺「みんな、私たちも終わったよ」

黄泉川「お、来た来た」

削板「俺たちは何をすればいい?」

絹旗「根性監督、根性がある男の人ならたまねぎを炒めても涙ぐむなんてことはありませんよね?」

削板「当然だ」

滝壺「きぬはた、目が痛いの?」

絹旗「はい、ついでに鼻につんときます」

フレンダ「私も同じくってわけよ」

削板「仕方ないな、ここは俺が代わろう」

滝壺「一人でできる?」

削板「もちろんだ、俺の能力を使えばこのたまねぎに火を通すことくらいあっという間にやってやるさ」

滝壺「どうやるの?」

削板「ま、やって見せるのが一番だな、二人とも、ちょっとフライパンから離れてくれないか?」

絹旗「はい」

フレンダ「よっと」

ガシッ

滝壺「両手にフライパン?」

削板「危ないから滝壺も離れててくれよ?」

滝壺「うん」
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 21:11:17.20 ID:r46ZVqUgo
削板「うおおおおお!!!すごいヒイイイイイトオオオオ!!!!」

ジュウウウゥゥゥ・・・ シュウシュウ

削板「うおおおおお!!!」

絹旗「これ何が起こってるんですか?」

フレンダ「熱が一箇所集まってるみたい」

黄泉川「はー・・・さすがレベル5じゃん」

黒子「便利でうらやましいですわね」

滝壺「たまねぎの色がどんどん変わっていく・・・」

削板「ふっ、俺の手にかかればこんなもんだ」

絹旗「おっと、やりすぎるとこげちゃいますよ?」

削板「この俺がそんなへまするわけないだろ? むんっ!!」ガコン

フワッ

滝壺「おお!」

黒子「なんと、中華でよくやるアレを!」

絹旗「刻まれたたまねぎが超宙を舞ってます!」

削板「とうっ! とうっ!」ガコンガコン

黄泉川「なるほど、鍋を振ることでうまく焦げ付くことを回避しているじゃんよ」

滝壺「まさに中華の魔術」

フレンダ「ちょっと違うと思うわけよ」

削板「このくらいでいいのか?」

滝壺「もうちょっと熱を通してほしい」

削板「そうか、ならころあいを教えてくれ」

滝壺「うん、私がストップって言うね」

黒子「・・・いいコンビですわね」

絹旗「超暑苦しい男と病弱な女の子、いいじゃないですか」

フレンダ「絵になってるわけよ」

エイワス「俺たちが刻んだたまねぎなのにー」

アレイスター「いいとこどりしやがってー」

黄泉川「こらこら、まだどうなるかわからないじゃん、こういう時に周りが騒ぐものじゃないじゃんよ」
913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 21:30:38.88 ID:r46ZVqUgo
レッサー「先生、私のテストの結果はどうなんですか!?」

木山「正解率3割といったところだな」

レッサー「なんですと・・・・」

佐天「野球の打率ならいい成績なのにね」

初春「ちぇー、はずれましたかー」

バードウェイ「読みは悪くなかったか」

姫神「もう少しできる子だと思っていたのに」

レッサー「えー、何がいけなかったのー?」

サンドリヨン「先生がマンツーマンで教えてくれているというのに・・・」

サローニャ「むぎのんちゃん、何が悪いと思う?」

麦野「はっきり言っちゃうと料理のことが気になって集中できてないところかしら?」

木山「的確だな」

麦野「と、いうかそれしか無いでしょ?」

レッサー「失礼な、私はそんなに単純な女ではない」

麦野「じゃあ、他に何かあるの?」

レッサー「もちろん」

サローニャ「あ、まずい」

佐天「準備しまーす」

レッサー「せんせー、むぎのんのおっぱいが気になって集中できませ」 佐天「言い訳!!」ブン

レッサー「ぼがぁっ!!」

佐天「目をはなすとすぐこれだ!!てめえには授業を理解することだけを考えろおおおおお!!!」

レッサー「はいいいいいい!!!いい子になりますううううう!!!」

麦野「・・・ま、このくらいなら目くじらたてなくてもいいか」

初春「と、言いつつもすこしイラっとしたむぎのんでした」
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 21:38:06.62 ID:r46ZVqUgo
サンドリヨン「ところで調理場のほうはどうなってるんでしょうか?」

姫神「気になりますね。解説の佐天さん」

佐天「はい、解説の佐天です」

サローニャ「司会は私サローニャが勤めさせていただいております」

初春「ゲストの初春です」

木山「また何か始まったな」

麦野「やることないんだからしょうがないわ」

木山「そうだな、ではレッサー、間違えたところを一つ一つ説明していくぞ?」

レッサー「ハイ、オネガイシマス」

麦野「あれ?ちょっとおかしくなってない?」

レッサー「オカシクナイ、ワタシロボチガウ」

木山「ロボ?」

レッサー「ウィーン、ガシャン」

麦野「あ、これふざけてるだけだわ」

レッサー「フザケテナドイナイ、ニンゲンニフクシュウスルノハ」 佐天「ロボ子!!」ブン

レッサー「あがね゛っ!!」

佐天「舌の根の乾かぬうちに何をふざけておるかてめえはあああああ!!!!」

レッサー「和ませてみたかったんですうううううう!!!」 佐天「どこに」ブン

佐天「ぶがぁっ!!」

佐天「和む要素があるってんだおらあああああ!!!!」

レッサー「空気を読み違えてしまいましたああああああ!!!」

木山「やれやれ、このペースだと午後も授業になってしまいそうだな」

麦野「先生をつき合わせるなんて困ったやつね」
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 21:39:13.73 ID:r46ZVqUgo
>>914

ミス 佐天さんが自分投げてしまいました

修正


サンドリヨン「ところで調理場のほうはどうなってるんでしょうか?」

姫神「気になりますね。解説の佐天さん」

佐天「はい、解説の佐天です」

サローニャ「司会は私サローニャが勤めさせていただいております」

初春「ゲストの初春です」

木山「また何か始まったな」

麦野「やることないんだからしょうがないわ」

木山「そうだな、ではレッサー、間違えたところを一つ一つ説明していくぞ?」

レッサー「ハイ、オネガイシマス」

麦野「あれ?ちょっとおかしくなってない?」

レッサー「オカシクナイ、ワタシロボチガウ」

木山「ロボ?」

レッサー「ウィーン、ガシャン」

麦野「あ、これふざけてるだけだわ」

レッサー「フザケテナドイナイ、ニンゲンニフクシュウスルノハ」 佐天「ロボ子!!」ブン

レッサー「あがね゛っ!!」

佐天「舌の根の乾かぬうちに何をふざけておるかてめえはあああああ!!!!」

レッサー「和ませてみたかったんですうううううう!!!」 佐天「どこに」ブン

レッサー「ぶがぁっ!!」

佐天「和む要素があるってんだおらあああああ!!!!」

レッサー「空気を読み違えてしまいましたああああああ!!!」

木山「やれやれ、このペースだと午後も授業になってしまいそうだな」

麦野「先生をつき合わせるなんて困ったやつね」
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 21:51:00.06 ID:r46ZVqUgo
サローニャ「さて、またいつもの通りレッサーが投げられてしまったわけですが」

初春「いつもいい角度で地面にたたきつけますよね」

姫神「まさに芸術」

サンドリヨン「と、姫神カメラマンが申しております」

佐天「ディレクターのサンドリヨンさん、今ので数字取れましたかね?」

サンドリヨン「いつも言っているだろう、大事なのは心だよ」

佐天「はい!!」

サローニャ「で、調理場のほうですがどうなっていますかね?」

佐天「うーん・・・さっきラブ臭が漂ってたからその影響で調理が進んでないかもしれないね」

初春「ラブ臭っていいますと?」

佐天「うん、さっき根性監督が滝壺さんを抱き寄せて髪の・・・」

四人「「「えっ!!!」」」

佐天「ってまずい、ちょっと待って!」

麦野「気になる話してるじゃない」

レッサー「勉強してる場合じゃねえ!」

木山「まったく、レッサーらしいというか・・・」
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 22:10:03.75 ID:r46ZVqUgo
バードウェイ「おいおい、ふざけた茶番が始まったと思って静観していたらどういうことだ?」

初春「あの根性監督、手が早いですね」

サローニャ「ま、女の子しかいないしねー」

サンドリヨン「しかも狙うのが滝壺さんとは・・・」

姫神「おとなしそうな子を狙うというのは本当だったのか」

レッサー「くそっ、私にもうすこし色気があったら手玉に取ってやったものを・・・」

麦野「そこかよ」

木山「ふむ、皆が動揺してしまっているな」

佐天「あー、ただの事故だったから言わなくてもよかったんだけど・・・」

木山「ま、そうだろうな、彼はそのようなことを考えて行動するタイプでは無いと聞いていたからね」

佐天「あ、そうなんですか?」

木山「魔術師や超能力者とはいえ女の子だらけのところに男が加わるんだ、ふしだらな人間では困るから人選は慎重に行っているのだよ」

佐天「へー、ちゃんと考えてるんだ」

サローニャ「おとなしいか・・・ バードウェイちゃんももう少しお利口にしてたら危なかったかもねー」ナデナデ

バードウェイ「いい加減にしないと殴るぞ?」

初春「佐天さん!詳しく聞かせてください!!」

佐天「え?話すの?」

姫神「当然。われわれには知る権利がある」

佐天「うわー、みんな熱入ってるなー」

サンドリヨン「話題が話題だもの」

佐天「しょうがないか、たいしたことじゃないからあんまり期待しないでよ?」

レッサー「わくわく」
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 22:12:43.17 ID:r46ZVqUgo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

思ったよりもかかるなぁ・・・ ま、いっか

進行速度は今までもこれからもそんなに進歩しません、ご了承ください

やってる途中で色々膨らむのはよくあること、その気になれば年表とかで進めればいいかなと思ってます

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 22:13:14.95 ID:wX6kreySO
乙レルス
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 22:27:42.95 ID:r46ZVqUgo
ID:wX6kreySO「せんせー、はまづらくんがさっきから壁に頭打ちつけてまーす」 佐天「こらっ!」ブン

ID:wX6kreySO「つ゛ら゛ぁっ!!」

佐天「浜面は今やることなくてブラブラしている!!そんな浜面が壁に頭なんぞ打ち付けるわけないだろうが!!」

初春「アイテムがなくなってから連絡取ったことあります?」

絹旗「さあ?浜面ですし超どうでもいいです」

フレンダ「ってか浜面ってどいつのことだったっけ?」

麦野「えーっと、カワハギの一種じゃなかったっけ?」

滝壺「むぎの、それはウマヅラハギだよ」

佐天「なあに、やつのことだ、立派に通行人Aとかやってるだろうぜ」

絹旗「期待を裏切りませんね」

初春「だって浜面ですし」


ID:AaowKTyT0「伊藤静さん御結婚おめでとうございます!

佐天「って誰?」

初春「よくわかりませんけどおめでとうございます」

佐天「興味が無いからある業界では有名なんだろうけど自分にとっては誰のことかわからない、こういうことあるよね」

初春「佐天さんは声優さんには?」

佐天「興味が湧かないのでさっぱりです」


ID:1buggoXp0「バカ、ねぎは振り回すんだよ」 佐天「こらっ!!」ブン

ID:1buggoXp0「ね゛き゛ま゛っ!!」

佐天「食べ物で遊ぶんじゃねえ!! 農家の皆さんに謝りなさい!!」

初春「この時期お鍋に最適ですよね」

佐天「うむ、煮込んでとろっとしてるのがいいよね」
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 22:31:24.93 ID:oEEMJKRG0
わかってるだろうけど
神裂さんの中の人な
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/06(木) 22:37:53.00 ID:r46ZVqUgo
ID:oEEMJKRG0「わかってるだろうけど 神裂さんの中の人な」

佐天「・・・・」

初春「佐天さん、ごめんなさいしときます?」

佐天「いや、それにはおよばねえぜ ゲス条!!」 上条「はっ!!」シュタッ

初春「わあ、久しぶりに見ましたこの人」

上条「及びでしょうか?」

佐天「うむ、そのほう、この度結婚したそうだな」

上条「はい、神裂とオルソラと」

佐天「幸せな家庭を築くんだぞ、おめでとうゲス条」

上条「はい、ありがとうございます!!」

初春「愛人との距離感を大切にしてくださいね?」

上条「ははっ!病理が病まないように気をつけます!!」

佐天「めでたいなあ初春・・・」

初春「ええ・・・」


※すみません、本当に声優さんに興味が無いので知りませんでした 伊藤静さん御結婚おめでとうございます
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/06(木) 22:41:11.39 ID:oEEMJKRG0
ネタじゃなくてガチで知らなかったのね…
まぁいいや。声優あってのアニメだから少しは
興味持っていただけたら嬉しい。強制はできないけどね
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 17:05:15.90 ID:bjo2jX2SO
じゃあこの際エロくなくていいんでびょーりんいっぱい出して欲しいナ?ミ☆
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/08(土) 14:35:58.13 ID:HXH+nNhoo
ID:bjo2jX2SO「じゃあこの際エロくなくていいんでびょーりんいっぱい出して欲しいナ?ミ☆」

佐天「出してもいいがお前の態度が気に食わない」

初春「とりあえずコーラ買ってこい」

バードウェイ「私ハリボ」

レッサー「フライドチキン」

サローニャ「サーターアンダギー」

サンドリヨン「かるかん」

絹旗「ポテトチップス関西だししょうゆで」

麦野「新巻鮭」

フレンダ「関さば生きたままで」

滝壺「りんごあめ」

黒子「まがりせんべいですの」

姫神「フライドポテト。塩抜きケチャップつきで」

佐天「あたしは猪肉な、5分以内で買ってこい」
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 14:40:56.08 ID:C/14dsLSO
(ムリゲー!)
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 15:59:39.04 ID:tWukW9ADO
ハリボって何の略なんだろう?ハリケーンボルト……石松?
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/09(日) 21:41:25.78 ID:sXb3gW+Ho
ID:tWukW9ADO「ハリボって何の略なんだろう?ハリケーンボルト……石松?」

佐天「グミのことです」

初春「海外でも結構食べられてるみたいですね」

バードウェイ「おいしい」モグモグ

サローニャ「バードウェイちゃーん、お姉ちゃんにもひとつちょうだーい」

バードウェイ「やらん」

サローニャ「えー、ケチー」

バードウェイ「どうせ食べさせろとか言うんだろうが」

サローニャ「当然じゃない」

バードウェイ「ふざけるな、だれがお前なんぞにやるか」

サローニャ「ふふふー、ちびっこちゃんがお菓子を必死に守る姿がまたかわいいんだよねー」

バードウェイ「毎度毎度、私を怒らせるのがお前の楽しみというやつか?」

サローニャ「えー、ちがうよー バードウェイちゃんかわいいからこう色んなかわいいお洋服着せたかったり」 佐天「くどい!!」ブン

サローニャ「ぐはっ!!」

佐天「喧嘩の原因になるようなことをするんじゃねえ!!スキンシップはほどほどにだ!!」

サローニャ「かわいいからついかまっちゃうんですうううう!!!」

バードウェイ「迷惑なんだがな」モグモグ

初春「スキンシップはほどほどに、ですよ」
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/09(日) 22:04:37.33 ID:sXb3gW+Ho
削板「はっ! とりゃっ!」ガコンガコン

黒子「たまねぎに火が通るといいにおいがしますわよね」

フレンダ「うん、これだけでおいしいよね」

絹旗「焼肉なんかでもそうですよね、ほどよく焼いたたまねぎにタレをかけて」

黄泉川「わかるわかる、少し焦げ目があるのが私は好きだな」

アレイスター「カボチャとかいいと思うんですが」

エイワス「ふっ、邪道だな」

アレイスター「なんだと?」

黄泉川「こらこら、火のそばでいがみ合うな、そういうことが事故を起こすじゃんよ」

黒子「それにしてもすばらしいフライパンさばきですわね」

絹旗「超熟練です」

削板「とうっ! とうっ!」ガコンガコン

滝壺「かんとく、もういいよ」

削板「おうっ!!」ゴガンッ

削板「はっ!!」カチッ

黒子「なぜ火を消すだけなのに発声しますの?」

絹旗「そりゃ根性監督ですし」

フレンダ「それでこそってわけよ」

滝壺「それじゃあ次はみんなでトマトの準備しよ?」

黄泉川「いよいよラストスパートじゃん」

黒子「みなさんにおいしいご飯を食べていただきましょう」

絹旗「超やってやるです!」
930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/09(日) 22:06:41.60 ID:Nda5IylSO
絹にゃんか…早くバンド組めよ
931 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/09(日) 22:27:34.56 ID:sXb3gW+Ho
佐天「こほん、それでは私佐天涙子が先ほど起こったことについてご説明します」

レッサー「わくわく」

佐天「私とフレンダが駆けつけたとき、向こうでは3チームに別れて調理をしていました。根性監督、コーチ、レッサーの3チームですね」

佐天「そこでいきさつはよくわからないけどコーチに最愛ちゃん、レッサーに白井さん、監督にりこりんさんがアシスタントとしてお手伝いしてました」

サンドリヨン「ほうほう」

佐天「みんな仲良く、まあレッサーはこっちに来てたから白井さんだけ一人でがんばってたんだけど、監督とりこりんさんも二人でがんばってたわけさ」

姫神「料理をしている滝壺さんにぐっときたとか」

サローニャ「滝壺ちゃんは守ってあげたくなるタイプだからねえ」

佐天「で、二人仲良く調理をしている時にりこりんさんがうっかりあっつあつの枝豆に手を伸ばしてしまったわけだよ」

バードウェイ「火傷しそうだな」

佐天「そう、火傷を心配した根性監督はりこりんさんの手を確認するためにそっと手を引く・・・」

初春「あー、なんか容易に想像できます」

佐天「だが割と強く引っ張ってしまったためかそこでりこりんさんはバランスを崩して根性監督の胸の中へ」

木山「つまり事故だということかね?」

佐天「ま、そういうことになりますね」

麦野「なんだ、つまらないわね」

佐天「だが話はここで終わらない、なんと根性監督はその時りこりんさんの髪のにおいをかいて一言」

佐天「いいにおいだな って言ったんですよ」

レッサー「こいつは・・・・」

初春「一歩間違えれば変態ですが漫画とかだとときめくシーンですよね」

麦野「で、滝壺の反応は?」

佐天「ふっ、期待通り微動だにしなかったぜ」

麦野「やっぱりか」

サローニャ「でもでも、これは根性監督ちゃんがときめいちゃってたりする可能性はあるわけであって」

佐天「そう、そこにラブ臭を感じたわけだよ」

バードウェイ「くだらん」

姫神「いやいや、十分興味深い」

木山「だがむやみに騒ぐものでもないぞ?」
932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/09(日) 22:39:46.47 ID:sXb3gW+Ho
佐天「それコーチにも言われました」

木山「削板がいづらくなってここにこなくなるようなことにならないようにしてくれよ?」

レッサー「ふっ、保障はできないぜ」

木山「こらこら」

サローニャ「いきなり恋愛展開か、やっぱり男の人がいると違うねー」

バードウェイ「何だ、盛ってるのか?」

サローニャ「そう、バードウェイちゃんをたべちゃいたかったりー」アーン

バードウェイ「その口の中にウニを放り込んでやろうか?」

サローニャ「やーん、いじめないでー」

バードウェイ「どっちがだ」

レッサー「さて、経験豊富そうなむぎのんさん、この後二人はどうなると思いますか?」

麦野「そんなこと聞かれてもわからないわよ、ってかそんなに経験豊富そうに見えるの?」

初春「大人っぽいですからね」

麦野「ならそこに大人がいるんだから大人に聞きなさいよ。私人に語って聞かせるほどの経験なんて無いもの」

レッサー「なん・・・だと・・・」

サンドリヨン「恋愛する暇もないくらい動き回ってるとよくある話」

木山「そうだな、私も研究研究でろくに経験など無いからな」

佐天「先生、応援してあげたくなるんでそういうのはあんまり言わないほうが・・・」

木山「え?」
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/09(日) 22:50:08.48 ID:sXb3gW+Ho
姫神「先生。授業の続きを」

木山「おっと、そうだったな」

初春「と、いうわけでレッサーさんは席に戻ってください」

レッサー「いけないいけない、バスケットに参加できなくなっちゃう」

サンドリヨン「料理のほうはもういいの?」

レッサー「うん、私ってほらあきらめ早いほうじゃない?」

バードウェイ「無いわ」

サローニャ「何でこういうとこだけ・・・」

麦野「お調子者ってことでしょ。むしろすがすがしいわ」

佐天「と、いうかもう三十分も無いんだね」

姫神「うん」

初春「レッサーの運命やいかに」

サンドリヨン「死亡確認」

サローニャ「来週からはバードウェイちゃんと絹旗ちゃんのプリティでキュアなバトルアニメが始まります」

バードウェイ「始まらんわ」

麦野「ちょっと見てみたいわね」

サローニャ「でしょ?」
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/09(日) 23:02:57.34 ID:sXb3gW+Ho
フレンダ「もうすぐ授業が終わるわけよ」

黄泉川「よし、それじゃあ麺を茹でるじゃんよ」

滝壺「かんとく、おなべをお願い」

削板「ああ、まかせておけ」

絹旗「おっと、大事な事を忘れていました」

黒子「何ですの?」

絹旗「料理を出す順番ですよ。誰から出しますか?」

黒子「そういえば考えてませんわね」

黄泉川「この際だ、まとめてどーんと並べてみんなに選んでもらうじゃんよ」

フレンダ「食べたいやつをってこと?」

黄泉川「そうそう、バイキング方式でいくじゃん」

滝壺「それならいちいちあたためなおさなくてもいいね」

削板「だが一人が取りすぎたら全員にいきわたらなくなるかもしれないぞ?」

黄泉川「だからまずは試食分で少しずつ提供するじゃん」

エイワス「その後で各々好きなものを取っていただくということですか」

黄泉川「悪くないだろ?」

アレイスター「ええ」

黄泉川「それに人気の品はまた後で作ればいいじゃんよ」

滝壺「後で?」

黒子「時間かかりそうですわね」

黄泉川「何、野菜も肉も薄く切って調理すればそう時間はかからないし、便利なコンロ係の削板もいるじゃんよ」

削板「少しひっかかるが俺にできることなら協力させてもらおう」

滝壺「その時は私も手伝うね」

削板「あ、ああ・・・ 期待している」

滝壺「がんばろー おー」

エイワス「けっ」

アレイスター「もげろ」
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/09(日) 23:03:38.69 ID:sXb3gW+Ho
また明日
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/09(日) 23:05:13.86 ID:Nda5IylSO
乙ィンティン
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 19:55:05.28 ID:c+RHP23po
ID:Nda5IylSO「絹にゃんか…早くバンド組めよ」 佐天「言いにくい!!」ブン

ID:Nda5IylSO「あ゛巣゛っ!!」

佐天「さいあいちゃんはさいあいちゃんだ!!わけのわからないことを言うんじゃねえ!!」

佐天「しかしバンドかぁ・・・」

初春「やります?」

麦野「私向いてないからいいわ」

サローニャ「とか言ってピアノとかできそうなんだよねー」

レッサー「バイオリンやフルートまでできるんじゃないの?」

麦野「ノーコメントよ」

フレンダ「そもそもピアノはともかくバイオリンやフルートはバンドに向いてないわけよ」

絹旗「バンドっぽいといえばキーボード、トランペットやサックスでしょうか?」

滝壺「そもそも楽譜が読めない」

サンドリヨン「あるある」

黒子「あぁ、お姉さまのバイオリンが懐かしいですわ・・・」

姫神「私授業でやるリコーダーくらいしかできない」

バードウェイ「音楽か、できる人間はすごいとは思うがやってみたいとは思わないな」

佐天「うむ、学園都市最強の特殊部隊にそんな生ぬるいものはいらないのさ」

木山「最強だったのか?」

麦野「言うだけならタダよ、ほっときましょう」
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 20:22:02.21 ID:c+RHP23po
佐天「ふっ、ようやく二度目のテストまでたどり着けたか」

初春「果たしてレッサーの運命やいかに」

バードウェイ「今日のおやつは何だろうな?」

佐天「すげえ、華麗にスルーされてる。応援とかされないんだね」

初春「むしろそれでこそレッサー」

サローニャ「昨日はシュークリームでおとといはドーナツだったから、うーん」

サンドリヨン「今日は羊羹がいい」

姫神「ほう、羊羹ときた」

麦野「そういえば最後に羊羹食べたのがいつだったか思い出せないわね」

バードウェイ「ヨーカン?」

サローニャ「おいしいの?」

初春「私たちはおいしいとは思いますけど」

麦野「甘さがちょっときついかもしれないわね」

サローニャ「甘さがきつい・・・ジャムより甘い?」

佐天「同じくらいかなあ」

バードウェイ「なんだそれ、すっごくきつそうだな」

姫神「でも水羊羹ならそこまでじゃないと思う」

麦野「ああ、水羊羹があったわね」

サンドリヨン「塩羊羹も捨てがたい」

佐天「あのあまじょっぱいのは確かにやみつきになるよね」

サローニャ「いや、話だけ聞くとちょっと遠慮したいんだけど」

バードウェイ「同じく」

初春「安心してください、食べればどんなものかわかりますから」

佐天「百聞は一見にしかずってやつさ」

サンドリヨン「佐天がいいこと言った」

木山「と、みんなが和気藹々としている中で受けるテストはどうだい?」

レッサー「木山先生・・・ バスケが・・・したいです・・・」カリカリ

木山「合格できればな」

レッサー「ちくしょう」
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 20:57:58.02 ID:c+RHP23po
レッサー「えっとこれが・・・こうで・・・」カリカリ

木山(ふむ、何だかんだで説明をきちんと聞いていたようだな、表現は少々つたないところはあるがまあ英国人だからこんなものか)

レッサー「たしかここが・・・」カリカリ

佐天「あれ?あのレッサーが黙々と問題を解いている」

初春「熱でもあるんですかね?」

姫神「まさかのやればできる子というやつ?」

木山「私にはよくわからないが魔術というのも一朝一夕ではできないものなのだろう?」

サンドリヨン「はい、才能でどばーんと何とかなるものじゃないですね」

バードウェイ「気を抜くと自爆するからな」

サローニャ「少なくともお馬鹿ちゃんにはできないね」

木山「ならば問題は本人のやる気というところか」

佐天「ふっ、困ったもんだぜ」

麦野「あんたとフレンダにもいえることよ?」

佐天「あっはっはー、明日から本気だす」

初春「今日だけ がんばるんだよ・・・」

佐天「バスケットで本気出す」

麦野「ま、そのほうが佐天っぽいか」
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 21:22:00.43 ID:c+RHP23po
レッサー「せんせー!!おわりましたー!」

木山「授業時間ちょうどにテストを終えるか、まあ途中参加にしては早かったと褒めるべきなのか・・・」

バードウェイ「レッサーにだけ特別授業をお願いしたいのだがな」

サンドリヨン「賛成」

レッサー「えー、私の才能に嫉妬してるの?」

バードウェイ「その思慮の無さをたたきなおすためにももっと机に向かえと言っている」

サローニャ「私も賛成するよん」

姫神「じゃあ私も」

木山「こらこら」

レッサー「うわああああん むぎのーんみんながいじめるよー!」ピョーン

麦野「げっ」

初春(むぎのんさんの胸へダイブ!!)

レッサー「その乳の中で泣かせ」 佐天「はいやっ!!」ブン

レッサー「み゛る゛く゛っ!!」

佐天「油断も隙もあったもんじゃねえ!!てめえだけお昼ご飯抜きがいいのか!?」

レッサー「ひいいいい!!!さびしさと切なさしか感じられないのはいやですうううう!!!」

佐天「罰としてみんなが食事をした後の食器を洗うんだ!!いいな!?」

レッサー「はいいいいい!!!じゃぶじゃぶ洗いますううううう!!!」
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/10(月) 21:23:57.46 ID:0jHEvh/SO
待て!それは早計すぎる!きっと彼女はむぎのんの使用済み食器をペロペロしたりピーやピーに使ったりするぞ!
942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 22:17:51.95 ID:c+RHP23po
バードウェイ「さて、馬鹿はほっといて昼食をいただくとするか」

サローニャ「っていうか私たちご飯作るの手伝わなくてよかったのかな?」

サンドリヨン「手伝ったほうがよかったのは間違いないけど・・・授業を理解するのに時間かかっちゃうし・・・」

姫神「魔術師でも外国人でもない私には耳が痛い」

初春「と、いうか本当は授業中にご飯作ったりするのって学生としてアウトですからね?」

サローニャ「でもうらやましいのよねん」

サンドリヨン「うん、私もみんなと楽しく料理したい」

バードウェイ「ま、からかいついでに眺めていたいというのはあるな」

佐天「そもそも本来は昼食ってどうするつもりだったんですか?」

木山「発注の予定だったよ、ま、君たちが買いにいきたいというのならそれも有りだと思っていたのだがね」

姫神「発注、前の高校からは想像もできない」

麦野「それことサンドリヨンがやりたがってた出前ってやつか」

サローニャ「ホテル暮らしだと晩御飯を用意してもらえるのはいいけどなんかこう・・・ねえ?」

サンドリヨン「部屋でルームサービスをもそもそと食べるのも・・・・」

バードウェイ「味は悪くないから文句は言わんがな」

初春「そっか、自炊とか難しいですもんね」

サローニャ「設備もないしこの辺まだそんなに詳しくないからねー」

佐天「そっか、なら今日学校が終わったら一緒に買い物にいかない?」

サンドリヨン「いいの?」

初春「はい、都合がよければこの辺を案内しちゃいます」

サローニャ「行く行く、ってかぜひともお願いします」

サンドリヨン「私も」

バードウェイ「仕方ない、私も付き合ってやるか」

サローニャ「あれー、素直じゃないねー?」

バードウェイ「む」

サンドリヨン「無理してついてくる必要はない」

バードウェイ「むむ・・・」

佐天「ふっふっふー、あたしと買い物に行きたい人このゆびとーまれっ」ピンッ

サローニャ「え?何?」

初春「日本でやる遊びみたいなものです、佐天さんと買い物に行きたい人は佐天さんの人差し指を握ってください」

サンドリヨン「えっと・・・」キュッ

佐天「はい、サンドリヨン一番のり」

サローニャ「あ、ずるい私も握りたいのに」

麦野「いや、マジでやるんかい」

姫神「さすがに今この年齢でやるのは少々恥ずかしい」

943 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 22:18:19.40 ID:c+RHP23po
サローニャ「ってかサンドリヨンちゃんがにぎってるから私握れないんだけど」

初春「大丈夫です、佐天さんの手にタッチしてくれればそれでいいです」

サローニャ「こうかな?」ポン

佐天「はーい、二人決定!あとはいませんかー?」チラッ

バードウェイ「むぅ・・・」

レッサー「じゃ、ここは私が立候補ってことで」ポンッ

初春「おおーっと、ダークホースのレッサーがここで来たー」

佐天「もういないかなー?」チラッ

初春「締め切りますよー?」チラッ

サローニャ「買い物楽しみだなー」チラッ

サンドリヨン「一人ってつまらない」チラッ

レッサー「むぎのんとデート、なんて甘い響き」 麦野「やらんわ」

姫神「さすがレッサー、ブレることがない」

バードウェイ「な、何だ?何でそんなに私を・・・・別に私は・・・」木山「バードウェイ」ポン

バードウェイ「え?」
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 22:35:31.02 ID:c+RHP23po
木山「無理にとは言わないがまだこのあたりのことはわからないだろう?」

バードウェイ「むぅ・・・」

木山「君たちも意地悪しないで、連れていってやってはくれないか?」

佐天「あ、はいもちろんです」

初春「最初からそのつもりだったんですけどその・・・つい」

サローニャ「一緒にいきたいから連れてってにゃー って言わせてみたくなりました」

サンドリヨン「サローニャ、そこは にゃー じゃなくて どすこい が正しい」

サローニャ「え?マジで?」

麦野「ねーよ」

レッサー「まあまあむぎのん落ち着いて、こういうことは私と銭湯で裸の付き合いをしながらだな」

姫神「てめえが一番ねーよ」

木山「こほん、少し話がそれているようだがバードウェイも参加するということでいいね?」

佐天「はい」

木山「だとさ、君も一緒に楽しんできなさい、いいね?」

バードウェイ「しょ、しょうがないな・・・ 付き合って・・・やるか・・・」プイッ

サローニャ「ま、素直じゃないところも含めてバードウェイちゃんらしいんだけどねー」

初春「放課後が楽しみですね」

サンドリヨン「だが今はお昼ご飯が第一」

佐天「うむ、みなのもの、出陣じゃあ!!」

レッサー「おう!!」

麦野「はあ、こいつら今日も平常運転ね」
945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/10(月) 22:36:12.82 ID:c+RHP23po
また明日
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/10(月) 22:40:31.96 ID:0jHEvh/SO
乙とこぬし
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/10(月) 22:40:54.65 ID:qDKeb3TG0
皆可愛いなぁ…
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 17:15:28.67 ID:vGUXGZc2o
ID:0jHEvh/SO「待て!それは早計すぎる!きっと彼女はむぎのんの使用済み食器をペロペロしたり」 佐天「てめえと一緒にすんな!!」ブン

ID:0jHEvh/SO「ひ゛い゛っ!!」

佐天「いでよアックア!」 アックア「はっ!!」シュタッ

佐天「嫁とじゃできないプレイをこいつにしてやりな」

アックア「む・・・」ゴクリ

初春「と、いうわけであっちに個室を用意してあります。たっぷりと楽しんでくださいね」

アックア「感謝しますのである」ペコ
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 17:17:45.26 ID:CYU5pkjSO
ご配慮アザーすっイってきまーす
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 17:38:59.34 ID:vGUXGZc2o
食堂

ガチャッ

レッサー「新たなる光が精鋭、レッサーが一番槍じゃあああ!!!」ズサー

佐天「くそっ!! まけたぁっ!!」ズサー

黄泉川「こらこら走りこむな、危ないじゃんよ」

フレンダ「そそっかしいわけよ」

バードウェイ「おや、すっかり準備ができているみたいだな」

黒子「いえ、まだスパゲッティが茹で上がってませんの」

サローニャ「もうすぐ?」

滝壺「うん、もうすぐだよ」

サンドリヨン「いいにおい」

絹旗「味には自信がありますからね、期待しててください」

バードウェイ「なんか茹で野菜にしては盛り付けがきれいだな」

黄泉川「工夫ってやつじゃんよ」

姫神「どれから食べていいかすごく迷う」

木山「全員そろったら料理の説明をお願いしてもいいかい?」

フレンダ「もちろん」

初春「レッサーさんがいないからここまでできるんですよね?」

麦野「そのとおりよ、初春」

レッサー「むむむ・・・・ だがここで悪い子のレッサーちゃんはいいことをおもいついたのであった・・・ にやり」
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 18:27:20.29 ID:vGUXGZc2o
レッサー「黒子ちゃーん」ニコ

黒子「はい、何でしょうか?」

レッサー「あのさー、ちょっと相談したいことがあるんだけどぉー」ニコニコ

黒子「な、何ですの・・・? ものすごく怪しいのですが・・・」

レッサー「ふっふっふ、ここじゃ何だからちょっとあっちでお話しない?」

黒子「ますます怪しいですわね、何をたくらんでますの?」

レッサー「まあまあまあまあ、いいからいいからちょっとこっちでいけないことしようかー」グヘヘ

黒子「ちょっとちょっとちょっと!!何ですのいけないことって!?」



フレンダ「まーたレッサーが何かやってる」

姫神「ターゲット変更?」

サローニャ「いや、あれはそういうことじゃないっぽいね」

サンドリヨン「むぎのん絡みで何かたくらんでいるに違いない」

バードウェイ「とばっちりは勘弁だぞ?」

フレンダ「そうね、とりあえずこっそりと様子を伺おうか」

絹旗「麺はもうそろそろでしたよね?」

滝壺「うん、だから私かんとくの所に行ってくるね」

初春「つまりこれから滝壺さんが根性監督と二人っきり・・・」

麦野「気になるわね」

佐天「ここは当然・・・」



黒子「ちょっと、ひっぱらないでくださいまし」

レッサー「よいではないかよいではないかー」

黒子「よくありませんの!まずはお話を!!」

レッサー「それは極秘だからなあ、ぐっへっへっへっへ・・・」

黒子「怪しすぎますの!!お願いですから聞かせてくださいまし」

レッサー「なあーに、とってもいいことだよぉー うへへ」

黒子「誰か助けてくださいまし・・・」
952 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 18:33:53.72 ID:vGUXGZc2o
調理場

滝壺「かんとくー、みんな来たよー」

削板「お、もう来たか」

滝壺「かんとく、麺を少しすくってみて」

削板「おう」チャポッ チャパッ

滝壺「うん、いいやわらかさ それこのお皿に入れて?」

削板「よっと」スッ

滝壺「むう・・・」ジー

削板「どうだ?」

滝壺「ぱっと見いい感じだけど問題は食感 かんとく、あーんして」

削板「・・・またか?」

滝壺「だめ?」

削板「・・・いや、俺も覚悟を決めた、これは俺の心の鍛錬であるとな」

滝壺「???」

削板「だが俺はもう揺らがないぜ、さ、滝壺、俺の口の中にそいつを放り込んでくれ」アガッ

滝壺「えっと、はい」スッ

削板「む」チュルッ

滝壺「私も・・・ あむ」チュルッ

もぐもぐ

削板「やわらかいな・・・」モグモグ

滝壺「そしてほどよい弾力、かんとく、もうお湯からあげてもいいよ」

削板「わかった、それじゃあぱぱっとやっちまうか」

滝壺「熱いから気をつけてね?」

削板「ああ、一気にやるから離れてろよ?」

滝壺「うん」

削板「そりゃあああ!!!」バシャッ

ザパァッ

滝壺「おぉ・・・」

削板「そいっ!!そいっ!!そいっ!!」バシャッ バシャッ

滝壺「すくいあげられた麺が次々とざるの中に・・・」

削板「滝壺、ソースをからめてくれ」

滝壺「うん」カチャカチャ



麦野「へー・・・・ 仲いいわね・・・」

初春「見ているこっちがわくわくしてしまいますね」

佐天「この二人、先が楽しみよのう」
953 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 19:18:12.04 ID:vGUXGZc2o
校舎裏

フレンダ「本当に人気の無いところにきたわけよ」

サローニャ「どんな悪巧みを考えてるんだろうね?」

サンドリヨン「テレポートでむぎのんの私物をゲットにジンジャエール一本」

バードウェイ「ありえるな」

姫神「むしろ王道とさえ言える」



黒子「だれもいないところまで引っ張られるとは思いもしませんでしたわね」

レッサー「さあ黒子ちゃん、私の話を聞こうか げへへ」

黒子「キャラ変わってません?」

レッサー「こまけぇこたぁいいんだよ」

黒子「はぁ、それで、ここまでして私に何のお話がありますの?」

レッサー「単刀直入に言うね、いけないお薬私にもわけて?」

黒子「・・・・はい?」

レッサー「だ・か・らぁ、むぎのんをエッチな気分にさせるお薬をわけてって言ってるの」


バードウェイ「・・・・」

サンドリヨン「・・・・」

姫神「・・・・」

フレンダ「やっべぇ・・・・・」

サローニャ「正直ここまでとは思いませんでした」


黒子「ぱーどぅん?」

レッサー「むぎのおんエッチ、私よろこぶ、二人でいちゃらぶ、オッケー?」

黒子「お断りしますの、そんなことしたら命がいくらあっても足りませんわ」

レッサー「ほう、いいのかな? 本当にそれでいーのかなぁー?」

黒子「む・・・ 何を・・・」

レッサー「黒子ちゃんも想像してみたまえ、あのむぎのんのせくしぃなボディをもみくちゃにするところを」

黒子「・・・・・」

レッサー「と、言うかむぎのんに涙目で懇願されて黒子ちゃんは押し倒さないとでも言うのかね?」

黒子「・・・・・」

レッサー「一度ならあの乳に顔をうずめてみたいと思うだろう?」

黒子「・・・・・ですの」ボソッ

レッサー「ん?」

黒子「一度だけ、ですの」

レッサー「よし、さすが黒子ちゃん」


姫神「ちょっとむぎのんに伝えてくる」

フレンダ「私も行こう」

サンドリヨン「黒子はやっぱり・・・」

サローニャ「ま、パンツぱくるのは朝飯前って言ってたしねー」

フレンダ「それを目の前で見るようなことになろうとは思いもよらなかったわけよ」
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 19:19:20.40 ID:vGUXGZc2o
黒子「それと、むぎのんさんといちゃいちゃらぶらぶするのは私が一番ですわよ?」

レッサー「うんうん、私は黒子ちゃんとむぎのんのエロスをじっくりと観察させてもらうからね」ニコニコ


サローニャ「血の雨が降るね」

サンドリヨン「どうしよう、今日傘もってきてない」

フレンダ「血の雨にぬれるってのも悪くはないわけよ。一度きりで終わるならだけどね」
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 19:40:43.53 ID:vGUXGZc2o
滝壺「むう、みんなの分ってなるとそーすをからめるのも一苦労・・・」カチャカチャ

削板「こればからりは丁寧にやるしかないな」カチャカチャ

佐天「りこりんさーん、手伝いに来たよー」

滝壺「あ、るいこ」

初春「私とむぎのんさんも一緒です」

麦野「これやればみんな食べられるんでしょ?さっさとやっちゃうわよ」

削板「すまんな、本来なら手伝わせるなんてことなく食べてほしかったんだが」

佐天「いやいや、作ってもらえるだけでありがたいことなんだよね」

初春「そのとおりです」

麦野「ソースも良くできてるわね、熱したトマトとたまねぎの香りがいい間じじゃない」

滝壺「みんながんばったからね」

佐天「これでおいしくなかったらレッサーのせいだね」

初春「うむ、すべてはレッサーが悪い」

ガラッ

姫神「むぎのん発見!」

削板「何だ、騒々しい」

バードウェイ「おいむぎのん、大変なことになったぞ」

麦野「何?レッサーが何かやらかしたの?」

滝壺「安心のれっさーくおりてぃ」

初春「佐天さん、出番が近そうですよ」

佐天「よし、肩つくっとくか」
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 20:24:01.31 ID:vGUXGZc2o
麦野「それで、何があったの?」

姫神「驚かないで聞いてほしい」

佐天「ごくり」

滝壺「どきどき」

初春「さ、お願いします」

バードウェイ「単刀直入に言おう、レッサーと黒子がむぎのんにいけない薬を飲ませようとしている」

佐天「うわぁ・・・・・」

滝壺「いけないお薬?」

削板「何だそれは」

麦野「詳しく知らなくていいわ、使わせなければいいだけのことだもの」

削板「とりあえず根性の無いことをしようとしていることだけはわかったぜ」

初春「むぎのんさんがお怒りになるのも根性監督がお怒りになるのもどっちも危険ですね」

姫神「手に負えないことになりそう」

佐天「ふっ、そんなことになる前にこのあたしが二人を止めてみせるぜ!! このすくい投げでな!!」

バードウェイ「だが相手はテレポーターだぞ?どうやって止めるんだ?」

初春「料理に混ぜられたらどうしょうもないですしねえ」

滝壺「みんなで作ったごはんに変なお薬混ぜられるのは嫌だな・・・・」シュン

削板「む・・・ 安心しろ滝壺、そんなことは俺が絶対にさせない」

滝壺「本当?」

削板「ああ、何がなんでもそんなことは阻止してやろうぜ!」

滝壺「うんっ!」ニパ

削板「む」ドキッ

削板「は、ははあっはっはあっははははぁはっはっは」



姫神「なんとわかりやすい・・・」

バードウェイ「これって滝壺のほうはどうなんだ?」

初春「正直根性監督を意識しているふしは見られません」

姫神「え、マジで?」

麦野「ま、こうやってみんなで仲良く何かするってのに憧れたからそれで感情が普段よりはっきりと出てるだけね」

佐天「りこりんさんが根性監督にときめいているということは微塵も無い」

バードウェイ「つまり監督の恋が実る可能性は?」

麦野「滝壺に意識させることができれば・・・ってところね」

姫神「なるほど、道は長そう」
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 21:23:16.35 ID:vGUXGZc2o
麦野「レッサーに加えて黒子もか、ため息しか出ないわね」

初春「白井さんが御坂さんから鞍替えするとは思いもしませんでした」

姫神「白井さんはやっぱりガチなの?」

佐天「白井さんがガチなのは御坂さんに対してだけ、そう考えていた時期が私にもありました」

バードウェイ「そういう節ってあったか?」

初春「一昨日の晩、むぎのんさんの部屋でしゃけを下ごしらえした時にむぎのんさんのスカートめくってました」

姫神「OH・・・・」

麦野「きっちりおしおきしたんだけどあれじゃ足りなかったのかしら?」

佐天「まあ御坂さんに電撃食らっても懲りない人だからねー」

バードウェイ「それで、対策としてはどうすればいいんだ?」

麦野「うーん、狙いが私ってことは私が食べる食事に何かするってことだから黒子とレッサーの動きを見ながらってとこかな」

滝壺「だいじょうぶ、むぎのは私が守る」フンス

麦野「え?」

佐天「おっと、ここでりこりんさん大噴気」

バードウェイ「どうするつもりだ?」

滝壺「くろことれっさーにやめてって言ってくる」

姫神「なんと直情的な・・・」

滝壺「こんなことさせるためにご飯作ったわけじゃないからそういうのは許せない」

削板「ふっ、中々根性があるじゃねーか」

初春「りこりんの姉御・・・」グスッ

姫神「泣かせるじゃねーか」グスッ

バードウェイ「なぜ泣く」

麦野「芝居よ、見ればわかるでしょ?」

バードウェイ「いや、それはそうなんだがなんというか・・・」

佐天「しょうがねえ!てめら!この佐天涙子についてこい!!悪ふざけをたくらんでる馬鹿野郎どもをぶっとばしてやろうぜ!!」

 「「「おー!!!」」」

初春「あ、むぎのんさんとバードウェイさんはスパゲッティ仕上げててくださいね」

麦野「そう言うと思ったわ」

バードウェイ「くそっ、何か損な役割だな」
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 21:31:19.40 ID:CYU5pkjSO
オーバーキルなのである
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 21:49:06.54 ID:vGUXGZc2o
黒子「問題はタイミングですわ」

レッサー「と、いいますと?」

黒子「皆さんが見ている目の前でというのは少々リスクが大きすぎますの」

レッサー「あ、そっか、明らかにいつもと様子が違ったら何かあると思うもんね」

黒子「私としては下校時などがおすすめなのですわ」

レッサー「ふむふむ」

黒子「下校時、バスケットを終えていつものようにティータイムを堪能し、それぞれの帰路へつく」

黒子「そこでふと、ジュースでも飲みませんか? と提案しますの」

レッサー「それでそれで?」

黒子「私の能力でむぎのんさんの飲み物にこの愛と漢方を注ぎ込みますの、するとそれを飲んだむぎのんさんは・・・」

レッサー「激しく昂ぶり私たちを求める・・・」

黒子「ふっ、あとはとのままホテルへ連れ込めばいいだけのこと」

レッサー「おお、丁度私はホテル暮らし」

黒子「あとはむぎのんさんの昂ぶりに応える名目でその体を隅々まで・・・」

レッサー「・・・・すばらしいな」

黒子「ふふっ、私を誰だと思ってますの?」

レッサー「黒子の親分、一生ついていきますぜ・・・」

黒子「ほーっほっほっほっほっほっほ!!!」

 待ちやがれっ!!!

黒子 レッサー「「!!!!」」
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 21:52:48.04 ID:vGUXGZc2o
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

次回はバトルパートです、バトルパートでざっと2ヶ月くらいかかりそうな予感です

血湧き肉踊る白熱の展開をご期待してください

嘘ですけどね

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 21:53:54.51 ID:ddiQUmkp0
あひゃひゃひゃひゃひゃ

佐天さんペロペロ

962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 21:58:35.28 ID:CYU5pkjSO
乙。圧倒的な虐殺しか見えねェ
963 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 22:04:00.25 ID:vGUXGZc2o
ID:CYU5pkjSO「オーバーキルなのである」

佐天「食われたな・・・」

初春「あぁ・・・・」

ID:CYU5pkjSO「であるであるであるであるであるである」

佐天「アックアの責めはやつにとってオーバーキルであったようだな、精神が崩壊しているぞ」

初春「激しすぎて下半身に力が入らないみたいですね」

佐天「定めよのう・・・・」

初春「ええ・・・」



ID:ddiQUmkp0「あひゃひゃひゃひゃひゃ 佐天さんペロペロ」

佐天「この人も巻き添えをくらったみてえだな」

初春「ええ、かりんとうをチョコレートだと思い込んでペロペロしています・・・」

佐天「アックアのやつめ、久々に素人とはしゃげるからと言ってハッスルしおって・・・」

初春「むしろそれでこそ、と言ったところですね」 ヴィリアン「あの・・・」

佐天「おお、嫁さんじゃないですか」

ヴィリアン「主人がツヤツヤするのはいいことなんですがその・・・ ほどほどにしていただかないと私との・・・」

佐天「はっはっはっはっは!!心配するでない、あやつはこの程度のことで枯れる歳じゃないわな」

ヴィリアン「な、ならいいのですが・・ //////」

初春「この幸せものめ」
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 22:05:04.73 ID:sQ8Le973o
なら私めがヴィリアン殿のお相手を致そう
965 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 12:44:25.08 ID:oXh56m7SO
たまには佐天さんの乳首もレロレロしたい…
966 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/12(水) 17:42:46.98 ID:R110FjApo
ID:sQ8Le973o「なら私めがヴィリアン殿のお相手を致そう」

佐天「だ、そうですが」

初春「カーテナ・オリジナルは用意してあります」

ヴィリアン「いいんですか?キャーリサ姉様ほどではありませんが私にも心得はあるのですけど」

佐天「構わん、細切れにしてしまいなさい」

初春「手加減はいりませんからね?」

ヴィリアン「わかりました。全力でいきます」


ABON「ABON」

佐天「見えない人がいるなぁ・・・」

初春「ですねぇ・・・」

佐天「年末だからなぁ・・・」

初春「年末ですもの・・・」
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/12(水) 18:07:11.37 ID:R110FjApo
とおおおおおうっ!!

シュタッ

黒子「な、何ぃっ!?」

レッサー「貴様らは!!」

削板「根性レッド!!」ビシッ

佐天「すくいブルー!!」ビシッ

滝壺「怪力イエロー!!」ビシッ

初春「フラワーピンク!!」ビシッ

姫神「シャドウブラック!!」ビシッ

削板「五人そろって!!」

 「「「学園ファイブ!!」」」

黒子「なんですと・・・まさかこんなに早く学園ファイブがかけつけるなんて・・・」

レッサー「予想外だぜ・・・」

黒子「ですがわれらの目的を妨害させるわけにはいきませんの!!」

レッサー「もちろんよお! アレイスター!エイワス! やってしまいなさい!!」

アレイスター「キー!!」

エイワス「キキー!!」

削板「みんな!いくぞ!!」

 「「「おう!!」」」
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 18:11:11.42 ID:oXh56m7SO
それにしてもコイツらノリノリである
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/12(水) 18:40:52.66 ID:R110FjApo
調理場

ガラッ

黄泉川「削板ー、スパゲッティのほうは・・・ あれ?」

バードウェイ「おや、コーチ」カチャカチャ

麦野「スパゲッティならもうすぐよー?」カチャカチャ

黄泉川「削板はどこへ行ったじゃん、それに他にも姿の見えないやつがいるんだが・・・」

バードウェイ「外ではしゃいでいるところだ、だから全員がそろうのに少し時間がかかるんじゃないか?」

黄泉川「・・・はぁ?」

麦野「ま、説明するのも面倒だし少し待って集合しないなら先にいただきますってのもありね」

黄泉川「何がどうなってるじゃん?」

麦野「・・・くだらないことよ」

黄泉川「とは言ってもなぁ・・・」

バードウェイ「とりあえずレッサーと黒子には罰を考えておいたほうがいいだろうな」

黄泉川「まーたレッサーか、話にはきいていたがとんだトラブルメーカーだな」

麦野「ほんと、困り者よね」

バードウェイ「一番困るのはとばっちりをうけるこっちなのだがな」

麦野「気にしない気にしない、これも何かの役に立つわ」

バードウェイ「無いわ」
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/12(水) 18:58:44.93 ID:R110FjApo
削板「はっ!!とりゃっ!!」ガスガス

アレイスター「キッ! キキッ!!」

初春「はいっ!! とうっ!!」ビシッバシッ

アレイスター「キガッ!! キギャッ!!」

佐天「たあっ!! とあっ!!」ボカッゴガッ

アレイスター「ギャキッ!! グギャッ!!」

姫神「せいっ」ドゴスッ

エイワス「ぇごぉ・・・・・」プルプル

滝壺「えい」ガシッ

エイワス「な、なに・・・・」

滝壺「よいしょ」ミシミシベキベキ

エイワス「があああああ!!! お、折れるううううううう!!!」

黒子「ええい、何となさけない!!」

レッサー「お前らもっとしっかりしろおおお!!」

アレイスター「って言われてもですね」

エイワス「労災申請して明日からお酒飲んで暮らしたいですはい」
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/12(水) 19:26:05.15 ID:R110FjApo
食堂

ガラッ

バードウェイ「待たせたな」

木山「これで全部かい?」

麦野「そのはずだけど・・・ 何かすごく少ないわね」

黄泉川「そりゃこんだけ少ないとなぁ・・ あまりにも人数が少ないから気になってたじゃんよ」

絹旗「まー、ほとんどがレッサー絡みなんですけどねー」

木山「またか・・・」

バードウェイ「馬鹿がたくらむ馬鹿なことに付き合わされる人間もかわいそうだがここは仕方ない、冷める前にいただきますといこうか」

麦野「ってことはおなかがすいてるってことよね?」

黄泉川「たくさん食べて大きくなれと言いたいところだが少しは待ってほしいじゃんよ」

木山「さすがに半数以上が席をはずしている段階で食べ始めるのもな」

バードウェイ「むう・・・」

絹旗「超おなかぺこぺこです・・・」

黄泉川「もうちょっとだけ、な?」

絹旗「ちぇー」
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/12(水) 19:44:24.45 ID:R110FjApo
削板「ふっ、この程度か」

佐天「ボンテージ1号2号、どうやらあたしたちの敵じゃなかったみたいだね」

黒子「ええい、こざかしいやつらめ!!」

姫神「このままお前らをやっつけてやる」

初春「おとなしく人質を解放するというのなら見逃してあげます」

レッサー「え?人質?」

フレンダ「うわーんたすけてー」

サンドリヨン「こわいよー」

アレイスター「はっはっはっは、学園ファイブよ、人質がどうなってもいいのかな?」

削板「おのれ卑怯な・・・・」

エイワス「卑怯だと!?卑怯結構、まずはみせしめにこの女の子をもてあそんじゃうぞー!?」

サローニャ「いやちょっと待てよお前ら、それシャレにならねーぞ!?」

エイワス「いやもう俺たち我慢の限界なんですよハァハァ・・・」

アレイスター「ちょっとだけ!!ちょっとだけだから!!我慢しようね!?」

佐天「てめえらああああっ!!!」

ブンッ

エイワス「お゛っは゛っ!!」

アレイスター「し゛り゛っ!!」

佐天「どさくさにまぎれてセクハラしようとするんじゃねえええ!!!」

エイワス「男の子なんですうううう!!!」

アレイスター「リビドーのおもむくままにいいいいいい!!!」

佐天「知らんわっ!! とりあえず罰としてでっかい岩をかついでグラウンドを1000周してこいやあああ!!!」

エイワス「はいいいい!!!」

アレイスター「この両腕が砕けようともおおおお!!!」

初春「えっちなのはいけないと思います。皆さんも気をつけましょうね」
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/12(水) 20:11:13.20 ID:R110FjApo
佐天「こほん、気を取り直して・・・」

黒子「どうした学園ファイブ、人質をとられては手も足も出ないかぁー!!」

削板「くそっ、罪も無いこどもたちを傷つけることはできん・・・」

フレンダ「たすけてぇー!!」

レッサー「ほぉーら、スカートめくっちゃうよぉー」ハァハァ

サンドリヨン「ふっ、スカートが透けているサローニャのこと、下は見られてもいいものに決まっているだろうが」

レッサー「え、マジで?」

サローニャ「と、いうか術式の条件としてスカートの中を見られたらスカートの中に溜め込んだ魔翌力が爆発してしまいます(嘘)」

黒子「魔術こわい!!」

レッサー「くっ、なんということだ、どさくさにまぎれてということができないじゃないか・・・」

姫神「ボンテージ1号2号が戸惑っている」

滝壺「これは大きなちゃんす」

初春「今ならやっつけられそうですね」

削板「よし、この機を逃すな!!」
974 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/12(水) 20:30:29.21 ID:R110FjApo
佐天「よっしゃー!やったるでー!!」

初春「ひゃっはー!」

姫神「悪い子はいねーかー!」

黒子「ふっ、こんなこともあろうかと、人質のちびっ子たちを改造しておいたぞ!!」

削板「なにいっ!!」

フレンダ「うわー、自分の意思とは関係無しにー」

サンドリヨン「誰かとめてー」

サローニャ「あやつられちゃうー」

佐天「くそっ、なんて卑怯な・・・」

姫神「私たちには手も足も出せない・・・・」

フレンダ「やめてー」

レッサー「はっはっは、ほらほら学園ファイブを攻撃するのだー!!」カチャカチャ

滝壺「むん、あれはりもこん」

初春「もしもあれを奪うことができたら・・・」

黒子「絶望に打ちひしがれるがいいわぁー」

削板「しょうがねえ、ここは俺があの子たちを受け止める、お前たちはボンテージ1号2号を・・・」

佐天「レッド、貴様死ぬきだな?」

削板「何言ってやがる、この俺がそう簡単に死ぬかってんだ」

滝壺「れっど・・・」

削板「イエロー、そんな顔をするな、俺たちは5人でひとつ、俺は絶対にやられたりはしないぜ!!」

滝壺「うん・・・信じてる・・・」

初春「話している時間はなさそうですよ?」

サローニャ「やりたくもないのに納豆をかきまぜちゃうー」グチャグチャ

サンドリヨン「私はネギ入りー」グチャグチャ

サローニャ「私なんかイカの塩辛入りー」グチャグチャ

黒子「ほっほっほっほっほ!!このにおいに戦意喪失してしまうがいいですわぁー!!」

姫神「なんておいしそう・・げふんげふん、なんて卑怯な・・・」
975 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/12(水) 21:33:27.45 ID:R110FjApo
サローニャ「うわっ、本当にくさい・・・」

サンドリヨン「食べるとおいしい・・・らしい」

サローニャ「いや、らしいって言われてもだね、こりゃ耐えられないんだけど」

レッサー「うん、私も無理」

佐天「日本人でも無理な人いるからねー」

初春「日本人でもいいにおいとは言いがたいですし・・・」

滝壺「食べられないことはないけど食べたあとねばねばするのが難点」

黒子「そのおかげで外では食べられませんわね」

姫神「口をべたつかせずに食べられる方法を知っていたらだれかおしえてほしい」

削板「俺は納豆好きだがさすがに外国人に無理にすすめるような根性の無いことはしねえぜ」

黒子「で、これどうしましょうか・・・」

滝壺「そもそもどこから納豆がでてきたの?」

レッサー「いや、演出として必要かなと思って用意しておいたんだけど・・・」

佐天「何をどう考えれば納豆が必要になるのかなぁ・・・」

初春「英国人じゃないのでわかりません」

姫神「それよりこれどうしよう?」

滝壺「今日のお昼はスパゲッティがメインだからご飯炊いてないし・・・」

削板「そのままってのはちょっときついぞ?」

初春「うーん、どうしましょうか・・ おや?」


エイワス「えいほっ、えいほっ」

アレイスター「つれー、2tの大岩かついで走るとかちょうつれーわー」


初春「ちょうどいいですね」

佐天「ああ、彼らに食べてもらおうか」
976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/12(水) 21:33:56.40 ID:R110FjApo
明日は納豆もぐもぐ
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 21:45:13.87 ID:oXh56m7SO
じゃあ俺は木山てんてーの白衣モグモグ
978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/12(水) 21:45:40.47 ID:5aWXLeH70
佐天さんは納豆には何を加えますか?
僕はネギ、醤油、からし
たまに玉子 
バター醤油を混ぜでも美味しいです
是非お試しを
979 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 19:34:22.49 ID:LA1uqQyEo
ID:oXh56m7SO「じゃあ俺は木山てんてーの白衣モグモグ」

佐天「残念、それはアックアのふんどしだ」

初春「おいしそうに食べてますね」

ヴィリアン「黄ばみすぎて捨てようと思っていたのですが誰かのために役立ってよかったです」

アックア「うむ、エコな心であるな」


ID:5aWXLeH70「佐天さんは納豆には何を加えますか? 僕はネギ、醤油、からし たまに玉子」

ID:5aWXLeH70「バター醤油を混ぜでも美味しいです 是非お試しを」

佐天「と、言われましても・・・ ここ数年食べた記憶がないです」

初春「食器がねばねばで洗いにくいんですよね」

佐天「においもねえ、うかつにごみ箱に捨てようものならとんでもないことになっちゃうし・・・」

黒子「食べるリスクが大きいですわね」

絹旗「さらに夏だと超ひどいことに・・・」

姫神「うえぇ・・・」

フレンダ「食べてすぐ木っ端微塵にしちゃえばいいわけよ」

滝壺「その発想は無かった」

レッサー「むぎのんの原子崩しで消し炭にすればいいじゃない」

麦野「おい、私の能力はごみ処理のためにあるんじゃねえぞ?」

レッサー「えへっ」キャピ

麦野「いらっ」

サローニャ「ストップストップ落ち着いてむぎのんちゃん!!」

サローニャ「争いは破壊しか生み出さない!」

バードウェイ「まったくこいつらと来たら」

削板「食べてすぐ食器や容器を洗えばいいじゃないか、ねばつきなぞ根性でなんとでもなる」

黄泉川「そう言われればそうなんだがそこまでして食べたいかといわれると・・・」

木山「そうでもないのだよ」

削板「なんということだ、納豆は健康に良いものだというのに・・・」

フレンダ「わかっちゃいるけどやめられねえってやつなわけよ」

バードウェイ「絶対に違うと思うぞ」

佐天「と、いったところで納豆編、スタートです」
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/13(木) 19:43:43.23 ID:sdPt7x/m0
納豆を食べた後の容器は
水とお酢を混ぜたやつを入れて置いてから洗うと
綺麗に取れますよ
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 19:59:16.85 ID:LA1uqQyEo
佐天「おーい」


エイワス「ん?佐天さんが俺たちに手を振っているぞ?」

アレイスター「ちがう、俺にだ」

エイワス「何だと?」

アレイスター「ふっ、エイワスは昔から自意識過剰だったからなぁ・・」

エイワス「OK、ちょっと校舎裏に来いや」

アレイスター「臨むところだ」


初春「ふたりともー、ちょっとこっちに来てくださーい」


エイワス「あ、はーい」

アレイスター「ただいまー」

エイワス「で、誰が自意識過剰だって?」

アレイスター「ちっ」
982 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 20:09:01.66 ID:LA1uqQyEo
エイワス「お呼びでしょうか?」

佐天「うむ、二人に頼みがある」

アレイスター「われわれに?」

初春「単刀直入に言います。この納豆を食べてください」

フレンダ「しょうゆのみ」グチャグチャ

サローニャ「イカの塩辛入り」グチャグチャ

サンドリヨン「ネギ入り」グチャグチャ

エイワス「そんな・・・」

アレイスター「われわれに女の子がかき混ぜてくれた納豆を・・・」

レッサー「嫌なの?」

エイワス「まさか、ご褒美です」

アレイスター「好き嫌いなんてありませんから」

エイワス「女の子が俺たちのためにかき混ぜてぬるぬるのぐちょぐちょにしてくれたものを・・・」ハァハァ

アレイスター「口いっぱいにほおばれる日がくるなんて・・・・」ハァハァ

黒子「なんとなく卑猥な感じがしますわね」

姫神「気にしたら負け」

佐天「さ、これをこのまま食べるんだ」

エイワス「おまかせあれ!!」

アレイスター「よくかんで味わいます!!」
983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 20:39:06.79 ID:LA1uqQyEo
佐天「さて、納豆がなんとかなったところで」

初春「続きといきましょうか」

黒子「馬鹿な!!納豆攻撃が通用しないなんて!」

レッサー「さすがは学園ファイブ、そう簡単には勝いかぬか だがお前たちにこいつらを攻撃できるかな?」

フレンダ「わーん うごけないよー」

サローニャ「このままじゃいけないことされちゃうー」

サンドリヨン「たすけてー」

削板「そこまでだ!!」

黒子「ほう、この状況をどうにかできるとでもお思いですの?」

レッサー「馬鹿め、むざむざ死ににきたか、やれい!!」

フレンダ「体が勝手にー」

サローニャ「よけてー」

サンドリヨン「いやあー」

 ゴスッ ベキッ ガシッ ドカゴガボコッ

フレンダ「あれ?」

サローニャ「なんかすごく硬いんですけど・・・」

サンドリヨン「なんという強靭な肉体」

削板「ふっ、この程度痛くもかゆくもないぜ」

滝壺「れっどすごい・・」

フレンダ「軽く蹴ったりたたいたりしただけとはいえ・・・」

サローニャ「さすが根性言うだけあるね」

サンドリヨン「こっちの手足が痛いくらい」

レッサー「おのれ、かくなるうえは自爆させるまでよ」姫神「させない!!」ヒョイッ

レッサー「何っ!?」

姫神「ふふふ。リモコンはいただいた」

初春「さすがブラック!」

佐天「誰にも、私たちにすら気づかれずに近づくことができるのはお前だけだぜ!」

フレンダ「わー、自由になったー」

サローニャ「今のうちに逃げろー」

サンドリヨン「ありがとう学園ファイブー」

削板「よし、これで気兼ねなくお前たちを叩きのめすことができるぜ」

黒子「くっ、かくなるうえは私たちでやつらの相手をしてやるしかありませんわね!」

レッサー「しょうがねえ、変身だ!」
984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 20:48:42.37 ID:LA1uqQyEo
バサッ

レッサー「さあ!どっからでもかかってこい!!」ビシッ

滝壺「なんとまがまがしいぼんてーじ・・・」

姫神「ムチまでかまえている・・・」

佐天「こいつぁ絶対に強敵だぜ・・・」

黒子「え、私もあの格好になりますの?」

初春「いやいや、白井さんの水着姿よりはマシじゃないですか?」

黒子「水着とボンテージは別物ですの!!」

佐天「あたしたちにはわからないこだわりがあるみたいだね」

フレンダ「さて、ここで気になるのが根性監督の反応」チラッ

削板「あのムチをかいくぐることができるかどうか・・・そこが勝負の分かれ目だな・・・」

サンドリヨン「あれ?無反応?」

サローニャ「スイッチ入っちゃってるからじゃないの?」

レッサー「どうしたボンテージ1号、早くそこに用意したボンテージに着替えるんだ」

サローニャ「ほうほう、これはこれは・・」ピラッ

サンドリヨン「着るのに勇気がいる・・・」ゴクリ

黒子「いつの間に!? ・・・・マジでやりますの?」

レッサー「当たり前だ! さ、早く」

黒子「あの、ちょっと遠慮したいのですが・・・」

佐天「えー」

初春「そりゃないですよー」

姫神「ここまできて・・・」ハァ

フレンダ「みんな期待してるわけよー」

サローニャ「はやくはやくー」

黒子「な、なぜみなさんそこまで・・・」

サンドリヨン「ある意味罰ゲームみたいなものだから」

黒子「なんと・・・」

滝壺「私たちはくろことれっさーがむぎのにいけないお薬を使おうとしていることを知っている」

レッサー「ちっ、そこまでバレていやがったか!!」

削板「かよわい少女を薬でたぶらかそうだなどとそんなことはこの俺が許さん!!」

黒子(かよわい?)

レッサー(少女?)
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 21:07:45.54 ID:LA1uqQyEo
麦野「何か今無性にイラッっとしたわ」

黄泉川「カルシウムが足りてないじゃん?」

麦野「そういうのとは違うわね」

絹旗「きっとおなかがへってるからですよー 超ごはんにしましょうよー」

バードウェイ「絹旗の言うとおりだ 早く食べさせてくれないか?」

木山「気持ちはわかるががまんしなさい。まだ五分も経っていないだろう」

バードウェイ「はぁ・・・ レッサーめぇ・・・・」

麦野「力ずくで連れてこよっか?」

木山「やめたまえ」

絹旗「何人か怪我するじゃないですか、バスケに支障をきたしますよ?」

麦野「それは困るわね・・」

黄泉川「やれやれ、元気が有り余っているというかなんというか・・・」

バードウェイ「私が待てるのはあと10分だけだぞ?」

木山「そんなにかい?」

絹旗「育ち盛りをなめてはいけません」

バードウェイ「その通りだ」

麦野「で、どれくらい成長したいの?」ボイン

黄泉川「身長は止まってそうだしなぁ・・・」ボイン

絹旗「けっ」

バードウェイ「けっ」
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 21:13:06.49 ID:LA1uqQyEo
黒子「えっと、では着替えてきますので少々お待ちいただけますか?」 レッサー「ならん!」

黒子「え?」

レッサー「ここで着替えるのだ!!大事なところは隠してあげるから!!さあここで着替えるのだ!!」ガシッ

黒子「ちょっ!!何をふざけたことをおっしゃいますの!?」

レッサー「ええい、貴様それでもボンテージ1号か!! むぎのんとイチャラブエッチの夢はどこへ行った!!」グイグイ

黒子「それとこれとは話が別ですの!?」ギュッ

レッサー「この程度の人数に見せ付けることができなくて何がボンテージ1号だ!!抵抗するなあ!!」グイグイ

黒子「ちょっとっ!!スカートを下ろそうとしないでくださいまし!!」ギュッ

佐天「見ろ!!どうやら仲間割れをおこそうとしているぞ!!」

初春「チャンスだ!!」

削板「よし!! みんな、フォーメーションアタックだ!!」

姫神「あれ?ロボは?」

滝壺「さすがにそれはちょっと・・・」

フレンダ「あれ?学園都市にロボットっていなかったっけ?」

サローニャ「あれ黒歴史」

サンドリヨン「あんなものは無かったんや」
987 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/13(木) 21:20:22.45 ID:14MwC9uSO
そうやって、また逃げるのかい?臭いものに蓋原理で、見ないふりしても、根本的解決にはならないよ…


だから出そう。合体しよう
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 21:27:15.49 ID:LA1uqQyEo
フレンダ「みんな、それっぽいバズーカを用意したわけよ!!」

佐天「おお!フレンダ博士!!」

初春「博士の作ってくれる兵器は最高だぜ!!」

削板「パワーをチャージするんだ!!」

姫神「主に根性を」

滝壺「いぇあ!」

サローニャ「説明しよう。学園ファイブは皆を支えるフレンダ博士の開発したバズーカに根性パワーを注入することで」

サローニャ「五人の合体技、根性マキシマムバーニングファイヤーを放つことができるのだ」

サンドリヨン「みんな、あの特訓を思い出すんだ!!」

姫神「エキサイト・サンドリヨン教官!」

滝壺「きょうかんの特訓はつらかった・・・」

サンドリヨン「そうだ、あの特訓を乗り越えたお前たちなら必ずやれる!! だからみせてやれ!!」

佐天「ふっ、あの教官の前で恥ずかしい格好は見せられねえよな!?」

初春「あたりめえよ!」

削板「よおおおおおし!! 根性チャアアアアアアアジ!!!!」

  「「「うおおおおおおおお!!!!」」」
989 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 21:39:03.66 ID:LA1uqQyEo
キュインキュインキュインキュインキュイン

黒子「な、何やらすごいことになってますの・・・・」

レッサー「いや、あれマジでやべえよ、食らったら絶対死ぬって・・・」

削板「悪は必ず滅ぼす・・・ それが俺たちの使命だからな・・・」

黒子「やばいですわ、あの目は完全に[ピーーー]気ですの」

レッサー「あれ?私たちって殺されなきゃならないようなことしたっけ?」

佐天「ふっ、むぎのんのスカートをめくったりむぎのんのシャワー中にダイブしたりすれば生きているほうがおかしいくらいだというのに・・・」

初春「むしろここまで生きてこれたことを感謝するんだな」

黒子「あっれー? お姉様のパンツぱくった時ですら怒られるですみましたのに・・・」

レッサー「はっ、しまった! 黒子ちゃんのテレポートを駆使してむぎのんが穿いている下着だけをゲットするという手もあったのに!」

黒子「その手がありましたか・・・ イチャラブエッチに目がくらんで基本を忘れてしまうなんて・・・」

レッサー「大きな目標を持つことも大事だが実現可能な目標を確実に・・・・ 私ってほんとバカ・・・」

姫神「もう遅い。神に祈る時間は終わり」

滝壺「ふたたび生き返らぬよう そなたのはらわたを喰らいつくしてくれるわっ!」

黒子「ちょっと、一人くらい止めてくれてもいいじゃありませんの!!」

レッサー「何でこんな時だけ団結するのさあああ!!」

サローニャ「いまだ!!敵はひるんだぞ!!」

フレンダ「いけえええええ!!!」

  「「「シュウウウウウウウウウウウウト!!!!!!」」」

サローニャ「今、必殺の一撃がボンテージ1号2号に向けて発射される」

轟!!!!
990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 21:45:17.23 ID:LA1uqQyEo
パラ・・・ パラ・・・

削板「やった・・・ 悪の使いボンテージ1号2号をやっつけたぞ・・・」

佐天「長くつらい戦いだったね・・・」

初春「ええ」

姫神「みんなが力を合わせれば、勝てない相手なんていない」

滝壺「信じて戦ってよかった・・・」

サンドリヨン「ふっ、だが悪は完全に滅んだわけじゃないぞ?」

 「「「教官!!」」」

フレンダ「そう、まだまだ悪に苦しめられている人たちはたくさんいるわけよ。だから・・・」

削板「わかっている。俺たちの戦いはまだまだ終わらないぜ!!」

佐天「おうよ!」

初春「皆の笑顔を守るために!!」

姫神「平和な世界を取り戻す!!」

滝壺「それまで私たちの戦いは終わらない!!」

サローニャ「がんばれ学園ファイブ、君たちの戦いはこれからだ!!」



>>989

×サローニャ「いまだ!!敵はひるんだぞ!!」

○サンドリヨン「いまだ!!敵はひるんだぞ!!」
991 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 21:52:59.67 ID:LA1uqQyEo
ヒュンッ

黒子「うわ・・・・ マジでクレーターになってますの・・・」

レッサー「黒子ちゃんがテレポートしてくれなかったら・・・・」

佐天「まあその時はほら、ねえ?」

初春「えっと、うーんと、なんといいますか・・・」

削板「なあに、この程度根性でなんとかなる」

姫神「そうそう」

滝壺「かんとくがいいこと言った」

黒子「なるわけありませんの!!」

レッサー「怪我どころじゃすまないっての!!」

佐天「やかましいっ!!」

ブンッ

黒子「ごふぁっ!!」

レッサー「ぶげっ!!」

佐天「このド素人どもがああああ!!! てめえらが余計なことしなけりゃ昼ごはんの前にこんなことしなくてすんだんじゃあああ!!!」

黒子「おっしゃるとおりですのおおおおおおお!!!」

レッサー「むぎのんが好きすぎてついいいいいい!!!」

フレンダ「ってかここに10人も集まっちゃってるわけよ」

サローニャ「準備終わってるかな?」

サンドリヨン「先に食べられてても文句言えない」

滝壺「みんなでいただきますしたかったのに・・・」

初春「案外まだ食べてないかもしれません、落ち込むのは早計というものです」
992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 22:12:15.03 ID:LA1uqQyEo
佐天「せいやっ!!」

ブンッ

黒子「うぐっ!!」

レッサー「へぇぁっ!!」

佐天「好きなら何してもいいてもんじゃねえぞおらああああ!!!」

黒子「つい勢いでえええええええ!!!!」

レッサー「若さゆえのあやまちいいいいいい!!!」

佐天「罰として二人はお昼ご飯の間は給仕として働きなさい!! メイド服でな!!」

黒子「喜んでえええええ!!!」

レッサー「お帰りなさいませお嬢様あああああ!!!」

エイワス「何と・・・ メイド姿の女の子にご飯を食べさせてもらえるなんて・・・」モグモグ

アレイスター「生きててよかったぜ・・・」モグモグ

佐天「あ、二人はこのクレーターをなんとかして元通りにしておいてね」

エイワス「えっ?」

初春「じゃ、お願いしますね」

アレイスター「えっ?」

佐天「それじゃあみんな、ご飯食べに行くよー」

 「「「はーい」」」

エイワス「あっれー?」

アレイスター「まじっすか・・・?」
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 22:28:43.46 ID:LA1uqQyEo
バードウェイ「がまんできない」

絹旗「私もです」

麦野「だって、少し食べさせてあげたら?」

木山「やれやれ、しょうがないな」

黄泉川「ま、そろそろ15分たつわけだし我慢したほうじゃん」

ガラッ

佐天「お待たせしましたー!!」

バードウェイ「遅いぞ!」

絹旗「そうですよ。超おなかぺこぺこです!!」

初春「それもこれもレッサーと白井さんのせいです」

木山「何があったのかは後で聞くとしてだ、早く食事にしよう」

麦野「絹旗とバードウェイがもう我慢できないってさ」

フレンダ「ごめんね絹旗、つい私たちも熱くなっちゃって」

削板「全身全霊をかけてあいつらを懲らしめたからな」

黄泉川「おい、お前の全力はしゃれにならないじゃんよ」

サローニャ「大丈夫、今修理してるから」

サンドリヨン「きっと元にもどるはず」

姫神「そして白井さんとレッサーには罰が与えられる」

バードウェイ「罰だと?」

絹旗「何するんですか?」

滝壺「百聞は一見にしかず、くろこ、れっさー、入ってきて」

 「「はーい」」
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 22:44:58.81 ID:LA1uqQyEo
ガラッ

木山「何だ・・・」

黄泉川「メイド服?」

黒子「はぁ、まさかここでもこれを着ることになるなんて・・・」

レッサー「しかも給仕係でご飯おあずけ はぁ、気がめいるよ」

フレンダ「やらかしちゃったあんたらが悪いわけよ。ほらほら、わかったらさっさとやりなさい」

黒子「わかりましたわ」

レッサー「はぁ、むぎのん専属ならあんなことやこんなことをしてさらに時々粗相をもがっ」 サンドリヨン「口は災いの門」

サローニャ「これだけ人数がいるんだから最初は各々好きなやつ取らない?」

絹旗「それがいいです!」

バードウェイ「待ってられないからな!」

滝壺「やっぱり待たせちゃったんだね」

初春「まあまあ、空腹は最高のスパイスといいますし」

佐天「これでよりおいしく食べられるにちがいない」

削板「だがよくかんで食べないといかんぞ?」

姫神「さすが監督、保護者っぽい」

麦野「この二人がお子様ってだけでしょ」
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 22:59:02.10 ID:LA1uqQyEo
黒子「さて、それでは私とレッサーさんは皆さんの分のスパゲッティをお皿にとりわけますか」

レッサー「えー」

黒子「えーではありません、これが私たちの役目ですのよ?」

レッサー「はぁ・・・ むぎのんって罪な女・・・」

黒子「おっしゃりたいことはよくわかりますわ・・・」

レッサー「でさ、ここだけの話」ボソ

黒子「はい?」

レッサー「お薬あるんでしょ?」

黒子「・・・・ええ」

レッサー「じゃ、後で作戦会議ね?」ボソ

黒子「あなたというかたは・・・・」

レッサー「ふっふっふっふっふ、あの程度じゃ私はあきらめないよん」

黒子「ま、まあお話だけなら悪くありませんわね」

レッサー「よし、黒子ちゃんは完全に私の同士になった、これでやりやすくなるぜ」ニヤリ

黒子「さ、スパゲッティをとりわけますわよ」

レッサー「はいはいさー」
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 23:04:32.51 ID:LA1uqQyEo
木山「これは何のソースだい?」

滝壺「ヨーグルトソースだよ」

初春「へえ、珍しいですね」

削板「言っておくがうまいぞ」

黄泉川「お前が自信を持って言うことかぁ?」ニヤニヤ

削板「お、俺も味見したんだから当然だっ!!」

黄泉川「ははっ、それじゃあ肉を少しとスープも少しもらうじゃん」

木山「サラダもいただこう」

滝壺「こーちやくろこが作ったのもあるからそっちも食べてみてね?」

初春「わかってますよ。全部食べて食べ比べしてみたいですもん」

削板「足りなくなったら言ってくれ、追加はすぐに作るからな」

木山「なんだかんだでみんな良く食べるからな」

黄泉川「いいことじゃん」
997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 23:16:15.42 ID:LA1uqQyEo
絹旗「これが私とコーチの力作、からあげ風味ローストチキンとオリジナルポテトサラダです」

サローニャ「サラダが緑がかってるよん?」

絹旗「それはすりつぶした枝豆を混ぜているからです」

サンドリヨン「枝豆?」

姫神「日本では良く食べられるもの。お酒のつまみとして定番の一品」

バードウェイ「そしてこのチキンはKARAAGE風味・・・ KARAAGEって何だ?」

フレンダ「揚げもののひとつなわけよ。主に肉に特性のソースをしみこませて油で揚げるんだけど」

フレンダ「これはローストチキンっぽさを出すためにあえて揚げてないみたいね」

絹旗「その通りです」

佐天「からあげはみんな大好きな一品、きっとみんなの口にもあうにちがいない」

麦野「ま、嫌いじゃないわね」

フレンダ「こらこらサンドリヨン、それ多すぎるわけよ」

サンドリヨン「はっ、つい・・・」

絹旗「おっと、この調子だと私とコーチの料理が人気ナンバーワンになってしまいそうですね・・・」

麦野「何、勝負してるの?」

絹旗「途中からどうでもよくなったんですけどねー、ですがやっぱり気になるところではあります」

佐天「最愛ちゃん、勝負ってのは終わってみないとわからねーもんだぜ」

絹旗「それもそうですね、今は冷静に成り行きを見守りつつ料理を自分の皿にひょいひょいと」

サローニャ「ほかの料理もあるから少なめに・・・っと」

バードウェイ「これとこれとこれ、よし、席につくぞ!!」

姫神「なんという無駄の無い動き。こいつできる・・・」
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 23:22:40.13 ID:LA1uqQyEo
と、いったところで今日のすくい投げはここまで

次回はバスケットの練習に入ります。ようやく削板と黄泉川が自分の仕事ができそうですね

指導・・・・・ 削板はどんな指導をするのか、削板の指導に対して佐天さんのすくい投げは出るのか?

それでは早ければ明日、佐天さんのすくい投げが炸裂するといいですね
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 23:23:15.86 ID:LA1uqQyEo
ID:sdPt7x/m0「納豆を食べた後の容器は 水とお酢を混ぜたやつを入れて置いてから洗うと 綺麗に取れますよ」

佐天「なんと・・・・」

初春「どのくらいの割合で入れればいいんでしょうかね?」

滝壺「おすにそんな力があったなんて・・・」

絹旗「初めて知りましたね」

フレンダ「料理以外にも掃除とかでも活躍するし、万能ってわけよ」

サンドリヨン「ビネガー最高」


ID:14MwC9uSO「そうやって、また逃げるのかい?臭いものに蓋原」 佐天「みんな逃げろおおお!!!」

レッサー「きゃああああ」

フレンダ「こわいよおおおお」

佐天「地球の果てまで逃げてやろうぜええええ」

 佐天さんたちは逃げ出した!!
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/13(木) 23:23:46.21 ID:LA1uqQyEo


佐天「すくい投げでなんとかできる能力で学園都市を守る」

ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1355406614/l50
1001 :1001 :Over 1000 Thread
☆.。 .:* ゜☆.  。.:*::::::::::::::::゜☆.。. :*☆:::::::::::::::::: 。.:*゜☆.。.:*
:::::::::::::=:。.: *  ・゜☆  =:☆.。 .:*・゜☆.  。
:::::::::::::::::::::::::.:*゜☆  =:. :*・゜☆.::::::::::::☆
。.: *・゜☆.。. :* ☆.。:::::::::::::::.:*゜☆  :。.:・゜☆.。
::::::::::::::::: *=@☆.。::::::::::::::::::::::::::::::.:*・゜☆    =磨K☆.。
:::::::::::::::::::.:*・゜☆  :. :*・゜☆.::::::::::::::::::::::::::゜☆.
:  =: :   *  ゜☆.。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
☆.。 .:* ゜☆.  。.:*::::::::::::::::゜☆.。. :*☆:::::::::::::::::: 。.:*゜☆.。.:*
:::::::::::::=:。.: *  ・゜☆  =:☆.。 .:*・゜☆.  。
:::::::::::::::::::::::::.:*゜☆  =:. :*・゜☆.::::::::::::☆
。.: *・゜☆.。. :* ☆.。:::::::::::::::.:*゜☆  :。.:・゜☆.。
::::::::::::::::: *=@☆.。::::::::::::::::::::::::::::::.:*・゜☆    
:::::::::::::::::::.:*・゜☆  :. :*・゜☆.::::
   ::  !ヽ  :
   :     !ヽ、    ,!  ヽ
                 ,!  =]‐‐''   ヽ:
   :   / ´`)'´    _      !、
            lヽ /   ノ    , `     `!:
       lヽ、  /  Y    ,! ヽ-‐‐/          l
.     =@>‐'´`   l   ノ   ヽ_/          ノ:
      ,ノ      ヽ =@           _,イ:
    '.o  r┐   *   ヽ、 ヽ、_     ,..-=ニ_
    =@   ノ       ノヽ、,  !..□ /     ヽ
     ヽ        .ィ'.  ,!    ハ/    、   `!、    七夕に…
      `ー-、_    く´ =@    /     ヽ  
         ,!     `!  l              ヽ、__ノ    このスレッドは1000を超えました。もう書き込みできません。
         l     `! `! !              l
          l  . =@ ,=@ヽ、 、_ ,ィ      ノ               
         l、_,!   し'   l =@  `l     =@               ://vip2ch.com/
1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
アスカ「バカシンジ来週の日曜映画に行かない?」ジンジ「ムリ」 @ 2012/12/13(木) 23:18:28.23 ID:9YsGsV/B0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1355408308/

まどか「だってわたしは、魔法少女……鹿目まどかだから」 @ 2012/12/13(木) 23:05:58.48 ID:2b4Nvpqro
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1355407558/

【避難所】VIPでタルタロスオンラインやろうず【tartaros】 @ 2012/12/13(木) 23:03:35.22 ID:w964mYR7o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1355407415/

佐天「すくい投げでなんとかできる能力で学園都市を守る」 @ 2012/12/13(木) 22:50:14.30 ID:LA1uqQyE0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1355406614/

ここだけ地下迷宮 ただしコンマ.00で即死 @ 2012/12/13(木) 22:42:56.58 ID:LAERS2aAo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1355406175/

【咲】京太郎「ネット麻雀で強くなる」美穂子「その7です」【安価】 @ 2012/12/13(木) 22:31:12.24 ID:MtxQ5otBo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1355405472/

長屋王の変 @ 2012/12/13(木) 22:25:59.17
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4vip/1355405159/

尿長とシベリの公選法違反 @ 2012/12/13(木) 21:54:20.25 ID:O8gCOoMDo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1355403260/



VIPサービスの新スレ報告ボットはじめました http://twitter.com/ex14bot/
管理人もやってます http://twitter.com/aramaki_vip2ch/
Powered By VIPService http://vip2ch.com/

853.31 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)