ココア「滅びのココア」

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138 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/13(水) 23:26:06.80 ID:XYqUcDjg0
リゼ「なら私とシャロで道案内するぞ」

チノ「よろしくお願いします」

千夜「さっきリゼちゃんが言ったように遠いのよね・・・」

シャロ「そこしか今の私達の休む場所がないのよ」

ココア「途中で半魚人がやってきそうだけど
    気合い入れて乗り越えていこう」

リゼ「それ言わずもがなだから」

チノ「言う必要もありません」
139 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/13(水) 23:32:19.60 ID:XYqUcDjg0
そして

ココア「結構険しいんだね・・・」

チノ「まだ半分も行ってないのでしょうか?」

シャロ「マッチスはまだまだ先よ」

リゼ「まだ休む場所はないぞ、ココア、チノ、千夜」

千夜「はぁ・・・はぁ・・・」

シャロ「ここで休むのは危険よ」

千夜「モンスターとか出てきそうだしね・・・」
140 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/13(水) 23:35:36.43 ID:XYqUcDjg0
さらにしばらくして

ココア「道ここで合ってるの?」

シャロ「合ってるわよ」

リゼ「道を外れてはいないぞ」

千夜「私達初めてだから・・・」

チノ「案内役がココアさんだったら
   確実にここで道に迷っていましたね・・・」

ココア「あっ」
141 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/13(水) 23:38:35.70 ID:XYqUcDjg0
ココア「ここで休憩できそうだよ」

リゼ「ダメだ。マッチスに着いたらゆっくりと休めるぞ」

チノ「リゼさん厳しいです・・・」

シャロ「私だって疲れているわよ。
    疲れてるのあんた達だけだと思わないで」

千夜「マッチスはもうすぐかしら?」

シャロ「そうよ」

ココア「よーし、もう少しの辛抱だよ」ゼエゼエ・・・

チノ「その調子で言われても説得力がありません・・・」
142 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/13(水) 23:39:11.25 ID:XYqUcDjg0
今日はここまでにします
143 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/14(木) 18:40:38.28 ID:MBdx9Y7x0
マッチス族の村

ココア「やっと着いた〜」

チノ「ここがマッチスですか」

シャロ「泊まれる場所を探さなきゃ」

千夜「私、もうくたくた・・・」

リゼ「宿屋が向こうにあったはずだ。
   幸い私はみんなが泊まれるだけの金を持っている」

シャロ「リゼ先輩、ありがとうございます」
144 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/14(木) 18:53:25.69 ID:MBdx9Y7x0
リゼ「しかしこれだと一泊しかできんぞ」

リゼ「一晩でどれだけ体を休めることができるかだな」

ココア「早く泊まりに行こう」

リゼ「よし、今日は宿で休憩だ」

リゼ「明日からは覚悟を決めてもらうぞ」

チノ「もう一度サークアイのアジトへ向かうのですね」

リゼ「ああ」
145 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/14(木) 18:57:46.92 ID:MBdx9Y7x0
宿に泊まる

ココア「きちんと5人分用意してあるんだね」

チノ「ココアさん、2人で同じベッドで寝るというのは無しですよ」

シャロ「ん?」

千夜「すぅ・・・」

シャロ「千夜もう寝てるわね」

リゼ「私達もいったん休むぞ」
146 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/14(木) 19:22:36.63 ID:MBdx9Y7x0
少しした後で

リゼ「まだ夜になってないな・・・」

リゼ「しかし仮眠のつもりが時間を使ってしまったな・・・」

リゼ「・・・・・」

リゼ「各々の持っている能力を使いこなせるかどうか・・・」

リゼ「己を磨かせる必要があるな」

リゼ「よし」
147 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/14(木) 19:33:42.43 ID:MBdx9Y7x0
リゼ「お前ら!起きろ!」

ココア・チノ・シャロ・千夜「」ビク!

ココア「わあ!リゼちゃんどうしたの?急に大きな声を出して・・・」

リゼ「いったん出かけるぞ!」

ココア「え?」

チノ「どこにいくのですか?」

リゼ「人気のないとこで修行を始めるぞ」

シャロ「修行ですか?」

千夜「サークアイ軍を倒すためにもっと強くなる必要があるわね」
148 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/14(木) 19:34:08.35 ID:MBdx9Y7x0
今日はここまで
149 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/18(月) 18:56:58.78 ID:/wcgE7MO0
そして

リゼ「この辺りがいいだろう」

シャロ「リゼ先輩、ケルベロスが潜んでいます」

リゼ「なに!?」

グルルルル・・・

シャロ「任せてください!」

ピタッ

シャロ「はあっ!」ガラガラガラ!

ガ・・ル・・・

シャロ「倒しました」
150 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/18(月) 19:02:14.57 ID:/wcgE7MO0
ココア「シャロちゃん!リゼちゃん!後ろに岩男がいるよ!」

シャロ「って、千夜が岩をモンスターに変えただけじゃない!」

リゼ「しかも襲ってきたぞ!」

千夜「っ・・・!」ガキン!チャキン!

チノ「千夜さん、援護します」

ココア「ここは・・・」
151 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/18(月) 19:04:45.48 ID:/wcgE7MO0
ココア「」メラ・・・

ココア「チノちゃん!千夜ちゃん!助けに行くよ!」

ココア「」ボオオ!!

ガアアアア!

ココア「よし」
152 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/18(月) 19:06:16.80 ID:/wcgE7MO0
ボオオ!

ココア「わあ!解除ができないよ〜!」

チノ「ええっ!?」

千夜「ココアちゃんを止めなきゃ・・・!」

シャロ「」バシャア!

ジュウウウ・・・

ココア「シャロちゃん、助かったよ」
153 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/18(月) 19:40:34.38 ID:/wcgE7MO0
ココア「でも服がびしょびしょだよ・・・」

チノ「シャロさんっていろんな能力を使えるのですね」

千夜「シャロちゃんは修行がなくても大丈夫ね」

シャロ「ばっ、馬鹿言ってんじゃないわよ。
    リゼ先輩の修行はやるに決まってるでしょ!?」

シャロ「もし肝心な時に失敗したらどうするつもりよ?」

千夜「油断してたわ・・・修行のつもりで
   石を実体化したらこんなことに・・・」
154 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/18(月) 19:45:18.26 ID:/wcgE7MO0
リゼ「ココアと千夜は自分の力を
   コントロールできていない時が一番危険だな」

シャロ「もう、本当にそうよ・・・」

チノ「私ももう一度魔法に挑戦したいですね・・・」

チノ「今まで魔法技を避けて物理技だけで
   いろいろと戦ってきましたが・・・」

チノ「千夜さんもこの状態では薙刀だけで戦った方がよさそうです」

リゼ「さて、気を取り直して修行をやるぞ!」
155 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/18(月) 19:45:55.92 ID:/wcgE7MO0
今日はここまで
156 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/21(木) 23:37:23.09 ID:u4ntdMbp0
少しした後で

ココア・チノ・シャロ・千夜「はぁ・・・はぁ・・・」

リゼ「これくらいで音を上げるくらいじゃ
   明日からの決戦で先が知れてるぞ」

チノ「リゼさんは相も変わらずの鬼です・・・」

シャロ「練習では失敗無しだったけど
    本番だとどうかしら・・・」

千夜「いったん休ませて・・・」

リゼ「修行が終わったらいくらでも休めるぞ」
157 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/21(木) 23:39:45.60 ID:u4ntdMbp0
リゼ「まだ休んでる暇はないぞ!」

ココア「もう無理・・・」

リゼ「弱音吐かない!」

リゼ「」ビュオオ!

ココア「わあ!」

リゼ「少し狙いをそらした。
   次は本当に当てるぞ」

ココア「すみませんすみません!」
158 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/21(木) 23:45:08.99 ID:u4ntdMbp0
しばらくして

リゼ「攻撃を全発当てれるようになったな。
   そして味方を巻き込むこともなくなった」

千夜「鬼教官と言われてるだけはあるわ・・・」

チノ「やっと・・・終わりました・・・」

シャロ「決戦の時もこうであってほしいけど・・・」

リゼ「さて、宿に戻って休むぞ」

ココア「待って・・・」

シャロ「ここで横になってたら風邪をひくし危ないわよ」

千夜「一歩も動けないわ・・・」
159 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/21(木) 23:47:44.76 ID:u4ntdMbp0
リゼ「しょうがない奴らだな・・・」

ココア・チノ・千夜「」グダー

リゼ「私は先に戻ってるぞ」

シャロ「あ、リゼ先輩。待ってください」タタタ

ココア「あ〜待って〜」

チノ「置いて行かないでください」

千夜「みんな待って〜」

リゼ「・・・こいつら歩く気力思いきり残ってるじゃないか」
160 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/21(木) 23:48:15.03 ID:u4ntdMbp0
今日はここまでにします
161 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/25(月) 20:41:57.78 ID:P/OrF46Z0
宿に戻って

ココア「さて、体を洗って休もう」

チノ「私が先に入ります」

リゼ「・・・追加で修行させるか?」

ココア「いいやいいや・・・」

チノ「遠慮しておきます・・・」

シャロ「この浴室一人用なのよね・・・」

千夜「いろいろと残念だわ」
162 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/25(月) 21:10:54.66 ID:P/OrF46Z0
リゼ「・・・まさかと思うが誰かと一緒に入りたかったと思ってないか?」

ココア・シャロ・千夜「」ギク

シャロ「まあいいわ、一人用じゃなかったら
    千夜と一緒になってただろうし」

千夜「あらあら、シャロちゃんはリゼちゃんと一緒がいいのね」

千夜「・・・・・」

千夜「私のどこがいけないのかしら?」

ココア「あれ?チノちゃんは?」

リゼ「先に入ったぞ」
163 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/25(月) 21:32:03.06 ID:P/OrF46Z0
翌日

リゼ「さて、サークアイ軍のアジトに向かうぞ」

シャロ「来た道を戻ればいいんですね」

リゼ「ああ」

ココア「水戸の利は覚えているよ」

チノ「それを言うなら『道のり』です・・・」
164 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/25(月) 21:42:42.47 ID:P/OrF46Z0
その途中で

ガルウウオアア!!

リゼ「む!?この前の獣か!」

ココア「」ボオ!

ココア「下がってて!」

ボワア!

グラアアア!!

ココア「」シュウウ・・・

リゼ「お、ココアここまで自分の力を制御できるようになったのか」

千夜「!!」
165 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/25(月) 22:05:52.08 ID:P/OrF46Z0
千夜「ここにもいるわ!」

グルルルル

千夜「」ギン!

リゼ「さて、左眼の力で人が変わらないかどうかだな」

チノ「今度は茂みを生き物に変えましたか」

ガアア!
166 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/25(月) 22:06:35.46 ID:P/OrF46Z0
今日はここまでにします
167 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/30(土) 18:11:12.28 ID:S8nKkzRh0
グガア!!

チノ「やられましたね・・・」

ココア「千夜ちゃん、大丈夫なの?」

千夜「」ブン!!

グルアア・・・!

千夜「うまく注意を逸らせたようね」

チノ「そういうことですか」
168 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/30(土) 18:14:03.02 ID:S8nKkzRh0
チノ「あれはおとりだったのですね」

チノ「結局最後は薙刀で倒したのですが・・・」

チノ「・・・!」

ココア「わっ!チノちゃんの真後ろにモンスターが!」

チノ「」ドゴ!!

チノ「今こそ進化した煉獄突きを見せてやりましょう」

ゴオ!

チノ「・・・まだいましたか」
169 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/30(土) 18:16:43.83 ID:S8nKkzRh0
チノ「今まで避けていましたが」

チノ「久しぶりに魔法技を使いましょう」

チノ「カフェラテ・カフェモカ・カプチーノ!」

パアア!

グガア・・・!

リゼ「これで全滅か?」
170 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/30(土) 18:18:24.91 ID:S8nKkzRh0
シャロ「そのようです」

ココア「今までよりも力の制御ができるようになったよ」

チノ「ですが油断大敵です」

リゼ「チノの言う通りだぞ、ココア」

ココア「うん、分かってるよ」

千夜「あっ、今までずっと忘れてたことが・・・」

ココア「え?」
171 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/30(土) 18:52:05.68 ID:S8nKkzRh0
千夜「最初からこうすればよかったの」

千夜「」ギン!

ヒヒーン!

リゼ「木を馬に変えたか」

シャロ「ただの木馬じゃなさそうね」

ココア「大きなお馬さんだね」

チノ「・・・・・」
172 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/30(土) 18:57:47.53 ID:S8nKkzRh0
千夜「これなら5人乗れるわ」

チノ「だったら最初からそうしてください」

シャロ「無駄な体力使ってしまったわ・・・」

リゼ「千夜って馬をも操れるのか?」

千夜「ええ、遠い距離を駆け回ることはできないけど・・・」

ココア「みんな、馬に乗ろうよ」

リゼ「これだとしっかりつかまる必要があるな」

シャロ「いくらこの馬の背中が大きいからといって
    5人で乗って大丈夫なの?」

千夜「あとは私が何とかするわ」

チノ「その言い方だと信用できません・・・」
173 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2017/12/30(土) 18:58:13.76 ID:S8nKkzRh0
今日はここまで
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 19:51:23.52 ID:bCy5IlYSO
滅びのココアーストストリーム
175 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/02(火) 14:43:30.31 ID:5JB0jlSo0
そして

ココア「うおっ!」

リゼ「結構速いな・・・」

シャロ「千夜って結構馬術得意なのよね」

リゼ「そうなのか」

シャロ「私一回だけこれとは違う馬に乗ったことがあるんです」

シャロ「もちろん千夜の作ったものなのですが」
176 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/02(火) 14:48:02.38 ID:5JB0jlSo0
しばらくして

シュン!

一同「わあっ!」

ドシャア!

ココア「いったった・・・」

リゼ「まさか馬が消えるとはな・・・」

千夜「ここで私の魔力の効果が切れるなんて・・・」

シャロ「この前もそうだったよね?」

チノ「え?」
177 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/02(火) 14:53:26.79 ID:5JB0jlSo0
千夜「私もまだまだだったわね・・・」

シャロ「そういうことよもう!」

シャロ「私はこれで2回目だからね」

チノ「千夜さんはまたやらかしたのですか?」

千夜「そうみたい」

リゼ「だがサークアイ軍のアジトまでかなり近づくことができたぞ」

ココア「うん、そうみたい」
178 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/02(火) 15:00:55.99 ID:5JB0jlSo0
リゼ「だがまだ痛みがひいてない・・・」

リゼ「この状態で敵に出くわしたら最悪だな」

チノ「・・・まだ痛いです」

シャロ「もう!千夜〜!」

千夜「こうなるんだったら甘兎の泉の水で傷を洗うべきだったわ・・・」

千夜「こうなることは想定外だったの」

シャロ「私はこうなると思ったわよ」
179 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/02(火) 15:03:33.43 ID:5JB0jlSo0
ココア「このまま歩くのも痛いだけだし
    いったんここで休もう」

チノ「はい」

リゼ「敵の来襲にも備えろよ」

シャロ「私も一緒に見張ります」

千夜「シャロちゃん頑張るわね」

シャロ「誰のせいで休むことになったと思ってるのよ!」
180 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/02(火) 15:08:45.80 ID:5JB0jlSo0
しばらくして

ココア「」zzz・・・

千夜「」zzz・・・

チノ「ココアさんと千夜さん寝ています・・・」

千夜「はっ!いつの間に寝ていたの?」

チノ「そうです」

ココア「おはようみんな・・・」

シャロ「相当寝ぼけているみたいね・・・」

リゼ「2人とも今目覚めたところか・・・」

リゼ「む!?」
181 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/02(火) 15:12:30.79 ID:5JB0jlSo0
今日はここまで
182 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/06(土) 22:56:58.56 ID:t8FC9/j00
リゼ「親父!そして部下まで来たな」

リゼ「サークアイを裏切ったことで私を始末しに来たな!?」

ココア「え!?あの人がリゼちゃんのお父さん?」

リゼの父「察しがいいな、リゼ」

部下A「サークアイ様に盾突くとは愚かだな」

部下B「いくらお嬢だろうと裏切りは認めない」

リゼ「お前達!よく聞け!」
183 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/06(土) 23:14:43.04 ID:t8FC9/j00
リゼ「サークアイとタテター・ツンは同じ穴の狢だ!」

リゼ「だから私はサークアイ軍を抜けた!」

リゼ「財力で得た資源を力に変えて世界を歪ませる気か!?」

リゼ「もしもそうならお前達もサークアイもただでは済まないぞ!!」

部下A「世界が歪む?」

部下B「何を言うか」
184 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/06(土) 23:22:31.14 ID:t8FC9/j00
部下A「」サッ!

部下B「こっちもお嬢のせいで立場がやばいんでね」ダッ!

シャロ「リゼ先輩!危ない!」

リゼ「」ヒョイ

リゼ「っ!問答無用ってことか」

リゼ「ならこっちも容赦しないぞ!」
185 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/07(日) 00:16:24.50 ID:/pm0uByE0
リゼ「」ビュオオ!

リゼの父「ストーム・ガンで挑んだか」

リゼの父「なら」

リゼの父「」ビュウウ!

リゼ「トルネード・ガンか?」

リゼ「どちらかが飛ばすか飛ばされるかになったな」
186 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/07(日) 00:20:01.99 ID:/pm0uByE0
ココア「わあ!すごいことになってるよ」

チノ「・・・っ!近づけないです」

シャロ「リゼ先輩!何とかして援護します!」

シャロ「」ゴロゴロドドド!

千夜「あっ!」

シャロ「しまった!岩が吹き飛ばされた!」

ココア「あ〜・・・」
187 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/07(日) 00:20:49.10 ID:/pm0uByE0
今日はここまで
188 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/13(土) 18:11:31.56 ID:q6F7e03A0
ドゴッ!

部下A・B「ぎゃあ!」

リゼの父「む?とんだ邪魔が入ったか」

リゼ「シャロナイス」

リゼ「お前の岩攻撃をこの嵐でうまく利用させてもらったぞ」

シャロ「そうですか?」

シャロ「リゼ先輩のお役に立ててよかったです」
189 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/13(土) 20:41:57.77 ID:q6F7e03A0
リゼ「親父!!これで私の勝ちだ!!」

ゴオオオ!!

リゼの父「なんの!まだまだ!」

ドオオン!!

リゼ「・・・・・」
190 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/13(土) 23:20:08.07 ID:q6F7e03A0
リゼ「もらった!」

リゼの父「なに!?」

リゼ「親父の技!見切った!」

リゼの父「何だとお!?」
191 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/13(土) 23:22:39.30 ID:q6F7e03A0
リゼ「ストーム・ボム!」

リゼの父「・・・・・」

リゼの父「何をするかと思えばストーム・ボムか」

ドオオン!

リゼの父「煙幕で姿を隠すつもりか」

リゼの父「だが・・・!」
192 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/13(土) 23:24:25.76 ID:q6F7e03A0
リゼの父「お前のことは見えているぞ!」

リゼの父「そこだ!」

リゼ「」ドギュン!

リゼの父「ぐうっ!」

リゼ「油断したな、親父」

リゼの父「何だと・・・」
193 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/13(土) 23:28:26.53 ID:q6F7e03A0
リゼ「私の目的は目くらましではなかった」

リゼの父「・・・っ!」

リゼ「作戦を一つ見抜いたその時に
   親父は油断をしていたのさ」

リゼ「私はそれを見逃さなかったんだ」

リゼ「油断を誘おうとしたがこれほどうまく行くとはな」

リゼ「・・・・・」

リゼ「親父!!私の勝ちだ!!」
194 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/13(土) 23:29:19.37 ID:q6F7e03A0
今日はここまで
195 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/14(日) 23:19:32.86 ID:tzkcrfv60
ボオオ!

リゼ「がっ!」

リゼの父「何があった?」

シャロ「リゼ先輩!」

リゼ「シャロ・・・!来るな・・・!危ない・・・!」

ドオオン!

シャロ「きゃあああっ!」

リゼ「だから言ったのに・・・」

千夜「シャロちゃん!」

チノ「一体誰が・・・?」
196 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/14(日) 23:29:42.90 ID:tzkcrfv60
ココア「あっ!」

チノ「邪魔が入りましたね・・・」

ココア「お姉ちゃん!お兄ちゃんまで・・・」

チノ「!?」

千夜「この3人はココアちゃんのお姉さんとお兄さん?」

シャロ(そういえばこの3人だったよね・・・
    ベーカリー族の村をサークアイに売り渡した人って・・・)

モカ「何を寄り道してるのと思ったら
   ずいぶんと押されてるみたいだね」

リゼの父「すまん・・・そんなつもりは・・・」

ココアの兄A「大丈夫だって、次は僕らが相手だよ」

ココアの兄B「あとは俺達に任せろって」

リゼ「くっ・・・!形勢逆転か・・・!」
197 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/14(日) 23:42:09.23 ID:tzkcrfv60
リゼ「邪魔をするな!!」

ビュオオ!

モカ「っと・・・」

モカ「先制攻撃のつもりかな?」

モカ「」メラ・・・!

ボオオ!

リゼ「なんだと!?」

千夜「あれって・・・」
198 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/14(日) 23:53:45.03 ID:tzkcrfv60
リゼ「こうなったら・・・!」

リゼ「っ!手榴弾がボロボロで使えない!」

リゼ「なら!」

ガシャ・・・

リゼ「くそ!拳銃もやられてる!」

リゼ「まさか・・・!」

モカ「この右手で封じさせてもらったよ」

シャロ「その力・・・ココアの持ってる能力と一緒よ」
199 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/14(日) 23:56:57.04 ID:tzkcrfv60
シャロ「っと、リゼ先輩を助けなきゃ!」

ピタ!

モカ「!?」

モカ「何が起きたの?まるで金縛りみたいに・・・」

ココアの兄A「動きを止めることができるの?あの子・・・」

ココアの兄B「・・・・・」

シャロ「リゼ先輩に手出しさせない!」

ドオオオン!

パラパラパラ・・・

シャロ「えっ!?」
200 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/14(日) 23:57:23.02 ID:tzkcrfv60
今日はここまで
201 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/15(月) 22:47:03.69 ID:8pIbv5YZ0
ココアの兄B「動きを止められるのって一人だけなんだな?」

ココアの兄A「僕達は動けるんだけど?」

シャロ「!!」

シャロ「しまった!」

モカ「あら、もう金縛りはおしまいなのかな?」

シャロ「!!」
202 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/16(火) 00:03:02.44 ID:YoVEUZ/V0
チノ「私達も見てる場合じゃありません」

千夜「ええ、シャロちゃんとリゼちゃんを・・・」

ココア「お兄ちゃん!お姉ちゃん!私の友達を傷つけないで!」

モカ「あの人たちはココアの友達だったのね」

モカ「うらやましいな。ココアったらまた別の人と仲良くなっちゃって」

モカ「ところで・・・」
203 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/16(火) 00:07:46.16 ID:YoVEUZ/V0
モカ「どうしてあの時あのクソみたいな映画の出演を引き受けたのかな?」

ココア「え?クソみたいなってどういうこと!?」

チノ「私もその映画の出演を引き受けたのですが・・・」

モカ「私原作ファンなんだよ。原作を汚す作品はクソに決まってるよ」

モカ「だからタテター・ツンが憎くてしょうがないの」

モカ「それにココアの心はもうあの4人の方にいっているのね」

ココア「・・・・・」
204 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/16(火) 00:13:22.10 ID:YoVEUZ/V0
モカ「それに私達と違ってあの力を持ってても理解者がいるってこと」

モカ「お姉ちゃんとってもうらやましいよ」

モカ「でもね、原作汚しの映画出演の話を受けたときは失望しちゃった」

モカ「私の妹が私の大好きな作品を汚すなんて・・・」

モカ「同じく原作を愛しているサークアイと
   私の村の人達も木組み族の村が憎いの」

モカ「でもその力を持ってでもココアは好かれるんだね」

ココア「お姉ちゃん・・・」

ココア「・・・・・だったんだね・・・・!」
205 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/16(火) 00:16:51.75 ID:YoVEUZ/V0
モカ「あれ?どうしたのかな?そんなに怖い顔しちゃって」

ココア「お姉ちゃんだったんだね!」

ココア「ベーカリー村を売り渡したのも
    私に滅びの力を与えたのも・・・!」

ココア「そしてベーカリー村から私の居場所を奪ったのも!」

ココア「お兄ちゃんたちも同じだよ!
    お姉ちゃんと同じ意思を持っていたんでしょ!?」

ココアの兄A・B「・・・・・」
206 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/16(火) 00:24:11.77 ID:YoVEUZ/V0
ココアの兄A「僕達に勝ってるところあるね」

ココアの兄B「ココアは変なところで勘がいいんだな」

千夜「!」

チノ「ココアさんの思ったことは全て当たっていましたね・・・」

チノ「ココアさんのお姉さん、お兄さんに言います」

チノ「サークアイとタテター・ツンは全く一緒です!
   サークアイ軍にいたリゼさんがそれに愛想をつかして
   サークアイ軍を抜けています!」

ココアの兄A「なるほど」

ココアの兄B「あいつは裏切り者の始末のためにここに向かってたわけだな」

チノ「もしかしてあいつとはリゼさんのお父さんのことですか!?」

モカ「誰でも分かると思うよ」
207 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/16(火) 00:27:00.46 ID:YoVEUZ/V0
今日はここまで
208 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/16(火) 23:52:20.03 ID:YoVEUZ/V0
ココア「」メラ・・・!

ココア「お姉ちゃんたちのせいで私は孤立したんだよ!
    挙句の果てには私が生まれた村を売り渡すなんて・・・!」

ココア「お姉ちゃんもお兄ちゃんも絶対に許さない!!」

モカ「っ」

チノ「ココアさん・・・!」

千夜「今までにないほど強力な力を感じるわ」

ココア「」ボオオ!!
209 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/16(火) 23:55:32.16 ID:YoVEUZ/V0
モカ「それが滅びの力なのかな?」

ココア「!」

チノ「!」

千夜「全く効いてない・・・!」

モカ「さてと、ココアには私達以外いらないもんね」

モカ「今度は私の番ね」

ボオオ!

ココア「!!」
210 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/16(火) 23:58:46.51 ID:YoVEUZ/V0
ココア「チノちゃん!千夜ちゃん!リゼちゃん!シャロちゃん!」

ココア「」タタタタタ

モカ「いけない!このままじゃココアを巻き込んでしまう・・・」

ココアの兄A「自分から飛び込んでいったな」

ココアの兄B「もう手遅れかもな・・・」

ドオオン!

モカ「・・・おかげで仕留めそこなったけど
   しばらくは目を覚まさなそうだね」

モカ「5人とも・・・」
211 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/17(水) 00:02:05.00 ID:nabMe66p0
モカ「さて、ココアを安全なところに運び終わったらこの4人にとどめを刺しましょうか」

ココアの兄A「ん?」

タカヒロ「モカ」

ココアの兄B「タカヒロさん」

モカ「どうしたの?」

タカヒロ「大変な事実を知った」

タカヒロ(とはいっても親父から知らされたことだがな)

ティッピー(何を信じればいいかわからんわい・・・)
212 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/17(水) 00:06:24.01 ID:nabMe66p0
タカヒロ「実はな・・・(中略)・・・だったんだ」

モカ「なんですって?」

タカヒロ(向こうで倒れているのはチノか?)

ティッピー「チノには悪いことをしたの」

タカヒロ「そのようだな・・・」

タカヒロ「っと、こうしてはいられない、
      奴もあの場所へ向かったというし・・・」

モカ「でも好都合、あの冒涜者は私自身の手で倒したいもの」

ココアの兄A「ココアを置いていくことにはなるが・・・」

ココアの兄B「時間がない、行くぞ!」

タタタタ
213 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/17(水) 00:06:50.36 ID:nabMe66p0
今日はここまで
214 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/17(水) 23:48:38.14 ID:Nnf5ts6R0
しばらくして

ココア「う、うう・・・」

リゼ「ココア、無事だったんだな」

シャロ「せん・・ぱい・・・」

ココア「リゼちゃん、シャロちゃん」

ココア「無事でよかったよ」
215 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/17(水) 23:51:42.64 ID:Nnf5ts6R0
リゼ「死にかけたけどな」

シャロ「チノと千夜はまだ目が覚めてないわね」

ココア「わわわ・・・まさかチノちゃんと千夜ちゃんは・・・!」

チノ「うう・・・う・・・」

ココア「わああん!チノちゃん!死んじゃいやだよお!」ユサユサ

チノ「ああ・・・ココアさん・・・私生きてます・・・」
216 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/17(水) 23:53:58.56 ID:Nnf5ts6R0
ココア「よかったあ!チノちゃん無事でええ!」

チノ「苦しいです・・・」

シャロ「千夜、千夜」

リゼ「大丈夫か!?」

千夜「シャロちゃん・・・リゼちゃん・・・」

千夜「2人とも無事だったのね」

リゼ「ああ」
217 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/18(木) 00:17:40.06 ID:EOO42S8b0
千夜「ココアちゃんとチノちゃんは?」

シャロ「すぐそこにいるわよ」

千夜「ココアちゃん・・・チノちゃん・・・」

ココア「千夜ちゃん・・・みんな無事だったんだね」

千夜「よかった・・・よかったよかった・・・」

ココア「こっちこそよかったよお・・・」

リゼ「しかしあいつらは強かった・・・
   かつてないほどの敗北だったな・・・」

ココア「あ、そうだ。お姉ちゃんたちを追わないと」

シャロ「はあ?」
218 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/18(木) 00:21:54.15 ID:EOO42S8b0
今日はここまでにします
219 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/18(木) 22:10:53.91 ID:EOO42S8b0
シャロ「何言ってんの?私達圧倒的な力の前に負けたのよ?」

リゼ「何の考えもなしに追いかけては前と同じだぞ」

チノ「全く歯が立ちませんでした・・・」

千夜「だけどこのまま彼らを放っておいたら・・・」

リゼ「それなんだよな・・・」

ココア「だとしたら私は行くよ!どんなに無謀でも・・・」

ココア「お姉ちゃんは私を殺せないもん。
    私なら命までは取られないよ」

チノ「ココアさん、危ないですよ」
220 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/18(木) 22:14:22.07 ID:EOO42S8b0
タタタ

チノ「誰か来ます」

リゼ「む!?何者だ!?」

ココア「あっ」

マヤ「お、ココア、チノ」

メグ「この3人はお友達?」

チノ「マヤさん、メグさん」

ココア「そうだよ」

マヤ「よく見りゃリゼもいるじゃん」
221 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/18(木) 22:19:27.89 ID:EOO42S8b0
リゼ「マヤとメグだったな、木組み族の村の・・・」

マヤ「リゼもココア達と一緒にいるのはなんでだ?」

リゼ「私はサークアイ軍を抜けた。ある理由でな」

マヤ「そういうことだったんだ」

ココア「ところでマヤちゃんとメグちゃんはどうしてここに?」

メグ「私たち?」
222 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/18(木) 22:27:03.30 ID:EOO42S8b0
メグ「村長さんがあっちの方へ向かったからついて行こう
   ってマヤちゃんが言うから村長さんを追ってるの」

リゼ「なんだと!?」

リゼ「あっちって・・・サークアイ軍のアジトだぞ!?」

シャロ「確かタテター・ツンって名前だったよね。
    まさか自らサークアイと戦う気で!?」

リゼ「やっぱりサークアイのアジトへ向かう!
   あいつとサークアイをぶつからせたら危ない!急げ!!」

マヤ「え!?」

ココア「急ぐよ!」

タタタタ

メグ「待ってえ〜!」
223 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/18(木) 22:29:56.13 ID:EOO42S8b0
しばらくして

マヤ「ぜえ・・・ぜえ・・・」

メグ「疲れた〜」

リゼ「もうすぐ目的地だぞ」

マヤ「もしかして村長は自ら魔王を倒しに向かったのか?」

メグ「そうかも」

チノ「・・・・・」
224 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/18(木) 22:39:17.98 ID:EOO42S8b0
チノ「マヤさん、メグさん、重大なお知らせがあります・・・」

メグ「えっ?」

マヤ「重大なお知らせ!?」

チノ「私達の村の村長さんは自分の立場を利用し、
   浪費を繰り返す木組み族の村の悪党です。
   もっともそれを知ったのはついさっきのことですが・・・」

マヤ「なんだって!?」

メグ「そんな・・・」

リゼ「サークアイも同じだ。
   やばいぞ!浪費の末手にした魔力の源と
   魔力の源をぶつからせたら世界が傾いてしまう!」

シャロ「もしかしたらあの人、
    自分でサークアイを倒して
    村人の信頼をより強力なものにしようとしてるかもしれないわ」

ココア「村人たちを騙しているんだね・・・!」

リゼ「とにかく急げ!」
   
225 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/18(木) 22:44:03.69 ID:EOO42S8b0
サークアイ軍のアジト付近で

チノ「あっ・・・!」

タカヒロ「くっ・・・!」

チノ「お父さん!ティッピーも・・・」

ココア「お姉ちゃん!お兄ちゃん!」

モカ「近づけない・・・!」

ココアの兄A「くそ!間に合わなかったか・・・!」

ココアの兄B「このままじゃ世界が崩壊するぞ」

ドオオオン!
226 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/19(金) 00:07:11.67 ID:hi69ClKc0
タテター・ツン「見たか!ありのままの資源を得て手にした私の力を!」

サークアイ「なんの!それはこっちも同じことよ!」

ドオオオン!!

タテター・ツン「おっと」ギイン!

サークアイ「ぬぬぬ・・・しぶとい奴め・・・!」
227 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/19(金) 00:07:41.76 ID:hi69ClKc0
今日はここまで
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 09:08:42.56 ID:wt/4afT/0
キュウソ?
229 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/20(土) 15:29:51.99 ID:+4lhDX120
バシイイイ!!

ギイイイイン!!

リゼ「やばい!」

チノ「止めようにもこれでは・・・」

リゼ「!!」

ココア「あっ!」
230 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/20(土) 15:31:30.72 ID:+4lhDX120
ゴオオオ!

シャロ「なんなのよあれ!?」

千夜「空が・・・」

マヤ「ブラックホールの出現だあ!」

メグ「大げさすぎるよ、マヤちゃん・・・」

ビュウウ!!

サークアイ「!」

タテター・ツン「!!」
231 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/20(土) 16:59:14.84 ID:+4lhDX120
サークアイ「わああ!!」

タテター・ツン「うおああ!!」

ココア「わあ!吸い込まれる〜!」

千夜・シャロ「きゃああああ!!」

チノ「このままじゃ・・・!」

リゼ「くっ!わああ!!!」

シイイイイン!!
232 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/20(土) 22:47:51.52 ID:+4lhDX120
そして

ココア「あれ?ここどこ?真っ暗だよおっ!」

リゼ「この声はココアか?」

リゼ「何かと足場が悪いな・・・」

シャロ「いたいっ。何かにぶつかった!」

千夜「ここは箱の中かしら?」

チノ「・・・・・」

チノ「壁に触れました。千夜さんの言う通りここは箱の中ですね」

シャロ「」トントントン

シャロ「私達段ボールの中に入れられてるんじゃないの?」

チノ「・・・・・」

233 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/20(土) 22:50:47.15 ID:+4lhDX120
チノ「外はどうなってるんでしょうか・・・」

チノ「ふん!」バキ!!

リゼ「お、光が見えたぞ」

ココア「じゃあチノちゃんが開けた穴を大きくしよう」

ココア「」メラ・・・

リゼ「おいやめろ!箱ごと燃えてしまうぞ!」

ココア「あ、そうだった」シュウ・・・
234 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/20(土) 22:53:25.18 ID:+4lhDX120
そして

千夜「みんな出られたわね」

シャロ「って、どうなってんのよこれ!?」

チノ「!?」

リゼ「これはいったい・・・」

ココア「あれ!?マヤちゃんとメグちゃんは!?」

リゼ「いなくなってる・・・!」

ココア「そして・・・」

ココア「セカイが段ボールになっちゃった〜〜!?」
235 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/20(土) 22:53:51.13 ID:+4lhDX120
今日はここまで
236 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/21(日) 16:19:07.10 ID:SmqA5Dd+0
千夜「建物まで段ボールになってるわ」

リゼ「見たところ私達の持ってるもの以外段ボールだぞ」

ココア「マヤちゃんとメグちゃん無事かなぁ・・・」

チノ「探してみましょう」

シャロ「モンスターが出ないかどうかが心配だけどね」

リゼ「これじゃそれぞれの能力も使えないな・・・」
237 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/21(日) 16:42:55.05 ID:SmqA5Dd+0
リゼ「だってそうだろ?」

リゼ「無闇に超能力なんて使えば
   建物ごと吹き飛んでしまうだろ?」

千夜「厄介な状況ね・・・」

ココア「それにここってどこだろう?」

ココア「お姉ちゃんたちも行方が分からないし・・・」
238 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/21(日) 16:50:12.50 ID:SmqA5Dd+0
少しして

チノ「一体段ボールがいくつあるのでしょうか?」

リゼ「他には何もない世界だな・・・」

リゼ「サークアイめ・・・タテター・ツンめ・・・!」

リゼ「これがお前らの望む世界か!?」
239 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/21(日) 16:53:21.81 ID:SmqA5Dd+0
リゼ「人々のことも考えず自分のことばかり・・・!」

リゼ「国を傾け、人々の生活はこれほどにないまでに苦しんでる」

シャロ「先輩!モンスターです!」

千夜「あれはホーネットと言われる生物ね」

リゼ「なに!?ホーネット!?わああ!!来るなあ!!!」

ビュオオオ!!

ココア「あっ!」

チノ「リゼさん・・・!」
240 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/21(日) 16:58:22.40 ID:SmqA5Dd+0
シャロ「先輩、私達もストームに巻き込まれるところでしたよ」

チノ「ホーネットは撃退できましたが周りは・・・」

ココア「向こうの建物もボロボロだよ・・・」

リゼ「なに!?すまない!」

ココア「リゼちゃん自分で超能力も使えない状況だと言っていたのに・・・」

千夜「あとであの住み人に謝らないとね」

シャロ「リゼ先輩は見かけただけで驚くほど虫が苦手なんです」

リゼ「それは言うな」

シャロ「だからさっきのようなのもう出ないでほしいんだけど・・・」
241 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/21(日) 16:59:18.63 ID:SmqA5Dd+0
今日はここまでにします
242 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/23(火) 23:36:29.64 ID:kz0QzxAw0
ココア「あっ!」

チノ「あの家の壁も家主の服もお隣さんに食べられてしまいました・・・」

シャロ「それほど食べるのにも困ってるのね・・・
    私の生活もあれほどではなかったわ」

シャロ「私も段ボールが主食になりかけた時があったけど・・・」

千夜「シャロちゃんもラパン族の人々から村を追い出された時
   似たような境遇になっていたわね」

シャロ「あの状況は私の時よりひどいわよ。
    だって段ボールを唾液で濡らして食べることでしか
    食べられない状況なのよ」
243 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/23(火) 23:41:01.41 ID:kz0QzxAw0
リゼ「私達は近づかない方がいいかもな。
   人が人を食らう可能性もある中で
   唯一服装が段ボールじゃない私達が
   彼らのところに来たら間違いなく
   争いに巻き込まれるぞ」

チノ「どこからどこまでが段ボールの世界なのでしょうか?」

千夜「・・・・・」

千夜「あっ」
244 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/23(火) 23:45:11.73 ID:kz0QzxAw0
千夜「私の村も段ボールになってないかどうかが心配だわ」

ココア「ベーカリー族の村のことも心配になってきたよ」

チノ「少なくとも木組み族の村全体が段ボールになってしまったようです」

シャロ「まずはこの村を出ましょう」

リゼ「だな」

ココア「でも・・・木組み族の村のみんな・・・」

ココア「必ず段ボールだらけの村を元に戻して見せるよ!」
245 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/23(火) 23:49:49.57 ID:kz0QzxAw0
そして

ココア「まだまだ段ボールしか見えてないよ・・・」

チノ「世界全体が段ボールと言うのは信じたくありません」

ココア「世界が段ボールになっちゃったと思ってたけど
    段ボールになってたのは木組み族の村だけだよ」

シャロ「そうみたいね」

ココア「シャロちゃんも気づいたんだね」

シャロ「そうよ、だってあの山は段ボールじゃないもの」

リゼ「あ、本当だ」

千夜「見てなかったわ」

千夜「でも私の村は・・・」

チノ「千夜さんはそんなに心配の様子です」

チノ「甘兎族の村に行きましょう」
246 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/23(火) 23:57:22.69 ID:kz0QzxAw0
今日はここまで
247 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/25(木) 23:35:17.52 ID:UmpMHrTB0
その途中で

チノ「向こうから先は段ボールではないのですね」

千夜「よかった・・・もし段ボールになってたら・・・」

リゼ「恨むならタテター・ツンとサークアイを恨め」

千夜「そうしていたわ・・・」

ココア「先に進んでみよう」
248 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/25(木) 23:38:20.50 ID:UmpMHrTB0
甘兎族の村

シャロ「村自体は無事のようね」

リゼ「・・・・・」

千夜「あ、そうだ。泉はどうなったのかしら?」

シャロ「あっ・・・」

リゼ「どうやらそうでもないみたいだぞ」

リゼ「嫌な予感がする。争いの予感が・・・!」
249 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/26(金) 00:00:12.62 ID:lokAAUAf0
泉へ向かうと

リゼ「思った通りだな」

チノ「木組み族の人たちがその場を埋め尽くしています」

ココア「木組み族と甘兎族が争ってるよ」

千夜「大変!止めないと!それに泉が危ない!」

リゼ「甘兎の泉はよく考えてみれば
   誰かに悪用されやすい。
   なぜなら何もかもを癒やすんじゃ
   そこら中の人が黙っちゃいないしな」
250 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/26(金) 00:03:21.14 ID:lokAAUAf0
木組み族1「通せええ!!どけええ!!」

木組み族2「わしらにはあの泉の水が必要なんじゃああ!!」

木組み族3「俺らには段ボールしかねえんだあ!」

甘兎族1「通すわけにはいかん!」

甘兎族2「これ以上汲まれたら泉が持たん!」

甘兎族3「何としてでも守り通せ!」
251 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/26(金) 00:07:14.13 ID:lokAAUAf0
ココア「・・・・・」

千夜「ココアちゃん、どうしたの?」

ココア「あのね、みんな、私思ったんだ」

チノ「え?」

シャロ「どうしたのよ」

リゼ「何を思ったんだ?」

ココア「・・・・・」
252 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/26(金) 00:22:27.18 ID:lokAAUAf0
ココア「ここは仮想世界かも知れないんだ」

チノ・シャロ・千夜・リゼ「えっ!?」

ココア「タテター・ツンとサークアイが  
    時空をゆがめて創り出した世界・・・」

シャロ「ちょっと、何言ってんのよ!?」

リゼ「いくらなんでもそれはないだろ」
253 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/26(金) 00:23:29.62 ID:lokAAUAf0
今日はここまで
254 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 13:47:14.30 ID:Q9nObF+z0
ココア「確かあの泉への道のりはここだけじゃなかったよね?」

シャロ「そうよ」

チノ「見たじゃないですか・・・」

千夜「ココアちゃん!?あの人たち放っておくの!?」

リゼ「それしかないと思う、
   安易に超能力を使えば・・・」

千夜「あっ・・・」

ココア「」タタタタ

千夜「ココアちゃん!」

チノ「ココアさん、待ってください」
255 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 13:49:40.14 ID:Q9nObF+z0
そして

ココア「みんないる?」

シャロ「みんないる?じゃないわよ」

リゼ「ココアはすぐいなくなるよな・・・」

チノ「待ってほしいです・・・」

千夜「どこから泉に向かうの?」

ココア「・・・・・」
256 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 13:56:17.89 ID:Q9nObF+z0
ココア「ここから行けるよ」

千夜「そっちの方が近いんじゃないのかしら?」

シャロ「あっ・・・」

チノ「・・・・・」

リゼ「誰かいるな」

千夜「じゃあココアちゃんの言った通りの行き先で」

千夜「村人たちに振り向かれたら
   私達も巻き込まれそうだし」

ココア「そうだよ」
257 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 15:08:21.49 ID:Q9nObF+z0
ココア「今からこの戦いを終わらせるんだけど
    これは村人たちに気づかれたらダメなんだ」

リゼ「お、おい・・・」

ココア「どうしたの?」

リゼ「言ってるそばから、向こう!気づかれてるぞ!」

ココア「ええっ!?」

千夜「大変!水が汲まれちゃう!」
258 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 15:13:04.26 ID:Q9nObF+z0
千夜「早くしないと・・・!」タタタ

ギュッ

シャロ「ちょっと千夜・・・」

千夜「シャロちゃん、一緒に・・・」

千夜「」ズルッ

千夜「きゃあああっ!」

シャロ「いやあ!!私も道連れ〜〜!?」

ドボーン!
259 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 15:30:11.40 ID:Q9nObF+z0
シャロ「急いで岸に・・・!」

シャロ「と言いたいところだけど
    千夜はあまり泳げないんだった!」

千夜「シャロちゃん!シャロちゃん!」

シャロ「ちょ、くっつかないで!く〜る〜し〜い〜!」

リゼ「千夜!シャロ!大丈夫か!?助けるぞ!」

チノ「仕方ないですね・・・前はそうしてココアさんを助けましたが・・・」

チノ「リゼさん、足元にこぶしサイズの石があります!危ない!」

リゼ「なに!?」
260 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 15:33:20.49 ID:Q9nObF+z0
ガツ!

リゼ「うわあ〜!」

チノ「私も道連れですか!?」

ドボーン!

シャロ「もう!何してんのよ・・・がばがば!千夜〜!離れて〜!」

チノ「リゼさん・・・」

リゼ「おいチノ!首にしがみつくな!」
261 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 17:04:36.84 ID:Q9nObF+z0
リゼ「くそ!ココア!みんなを助け・・・」

リゼ「って、おい!」

チノ「こ、ココアさん・・・」

リゼ「チノは首から離れろ」

シャロ「千夜も私の首から離れてよ」

千夜「シャロちゃん、シャロちゃん・・・」

シャロ「ココアー!どこいくのよー!」

ココア「」タタタタタ
262 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 17:11:26.81 ID:Q9nObF+z0
ココア「」メラ

ココア「」ゴオオオ!

リゼ「おいココア!何考えてるんだ!?
   こんなの正気の沙汰じゃないぞ!!」

シャロ「ココア!?・・・あ〜もう!千夜はもうパニック状態!!」


甘兎族1「お、おい!あれを見ろ!」

木組み族1「あいつの手から炎が出とる!」

木組み族2「やばい奴かもしんねえ。早く止めに行くぞ!」

甘兎族2「泉を守れ!」
263 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 17:20:47.86 ID:Q9nObF+z0
ココア「みんな!!しっかりつかまって!!
    これが私最後の滅びの力だよ!!」

ココア「」ドオオオオオン!!!

木組み族・甘兎族「わあああ!!逃げろー!!大濁流だああ!!」

リゼ「わあああ!!」

千夜・シャロ・チノ「きゃああ!!」

ココア「わああっ!!」

ドドドドドド・・・・
264 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 17:28:31.83 ID:Q9nObF+z0
しばらくして

ココア「みんなは・・・大丈夫かな・・・」

ココア「災いの元凶と化した甘兎の泉は全て無にできたのかな?」

ココア「ここって確か・・・思いだせない・・・」

マヤ「おいメグ、一人起きたぞ」

メグ「目を覚ましたのはココアちゃんが先だね」

ココア「あ、マヤちゃん、メグちゃん」ガバッ

ココア「探してたよ〜」
265 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 17:34:41.09 ID:Q9nObF+z0
ココア「どこに行ってたの?」

マヤ「段ボールの世界だよ」

メグ「お洋服も段ボールになっちゃって・・・」

ココア「マヤちゃんとメグちゃんもあの世界にいたんだ!?」

マヤ「でも何かの災害の後に全て元通りになってさ」

メグ「木組み族の村が元に戻ってよかったね」

メグ「あっ」
266 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 17:56:32.51 ID:Q9nObF+z0
メグ「ココアちゃん、倒れてる他のみんなはどうするの?」

ココア「あ〜っ!忘れてた!」

ココア「って、お姉ちゃん、お兄ちゃんもいる」

ムク

ココア「あ、起きた」

モカ「ココア、無事だったのね。よかった〜」ギュ〜

モカ「どこ行ってたの〜?異次元に吸い込まれた後
   姿がなかったから心配したんだよ〜?」
267 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 18:59:47.36 ID:Q9nObF+z0
ココアの兄A「うう・・・」

ココアの兄B「む!?」

ココアの兄B「なに!?滅びの力が・・・と思ったらただの鳥か」

ココアの兄A「滅びの力がどうかしたって?僕もやってみるよ」

ココアの兄A「・・・・・」

ココアの兄A「姉さん」
268 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 19:02:24.04 ID:Q9nObF+z0
モカ「あ、起きてたんだね、二人とも」

ココアの兄A「僕達の持つ力がなくなってるよ」

モカ「えっ?」

ココア「本当?」

少しして

ココア「やったあ!私も元に戻れたんだ!」

モカ「私達はその力に苦しめられてきたから・・・」

ココア「私の場合はお姉ちゃんのせいだよ」

モカ「あの時はごめんね」
269 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 19:04:15.38 ID:Q9nObF+z0
ココア「これで私もベーカリー村に帰れるよ」

ココア「あ、そうだ。みんなー!」

リゼ「ん?」

シャロ「なんなの?」

チノ「どうしたのですか?」

千夜「ココアちゃん」

ココア「あ、全員起き上がってたのね・・・」
270 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 19:11:04.71 ID:Q9nObF+z0
千夜「ココアちゃん、見て!木組み族の村が」

ココア「もう見たよ」

チノ「村人たちも段ボール生活から解放されて大喜びです」

リゼ「まさかとは思うがそれが狙いだったとはな・・・」

ココア「そうだよ」

リゼ「都合のいいことを・・・みんなをヒヤヒヤさせておいて・・・」

シャロ「ココアならそういうと思ったわ」

チノ「・・・・・」

ココア「え〜?何?そのリアクション」
271 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 19:27:28.16 ID:Q9nObF+z0
千夜「木組み族の村が元に戻ったのはいいけど私の村の泉が・・・」

ココア「甘兎の泉が役に立ったんだよ。
    私が甘兎の泉を失くしたのは
    悪い人たちに甘兎の泉の力を悪用されないようにするためだよ」

リゼ「タテター・ツンもサークアイも
   この世界から追放されたが
   この先どうなるのかは分からないしな」

千夜「ココアちゃん、リゼちゃん・・・」

リゼ「千夜、私は今後甘兎の泉の力無しで
   いろいろなことをしてみたい。
   もちろんストームの力無しでもな」

千夜「うん、じゃあ私も今はもう使えない特殊能力なしで生きていくわ」

シャロ「私もよ。なんかラパン族の村に帰りたくなくなっちゃったじゃない」

ココア「大丈夫だよ。私もシャロちゃんももう忌み子じゃないんだし」

マヤ「チノー、今日は一緒に遊ぼうぜー」

メグ「チノちゃんも一緒にいこうよ」

チノ「もちろんです」

ココア「みんなが幸せになれたね」

千夜「私もうれしいわ」

リゼ「そうかもな・・・」

シャロ「ココアも千夜もご都合主義OKなのね」


271レス以内に無理矢理ハッピーエンド


おまけ

タカヒロ「へっくし!!」

リゼの父「何で俺達は段ボールのままなんだあ〜〜!!?」


終わり
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