ココア「滅びのココア」

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222 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/18(木) 22:27:03.30 ID:EOO42S8b0
メグ「村長さんがあっちの方へ向かったからついて行こう
   ってマヤちゃんが言うから村長さんを追ってるの」

リゼ「なんだと!?」

リゼ「あっちって・・・サークアイ軍のアジトだぞ!?」

シャロ「確かタテター・ツンって名前だったよね。
    まさか自らサークアイと戦う気で!?」

リゼ「やっぱりサークアイのアジトへ向かう!
   あいつとサークアイをぶつからせたら危ない!急げ!!」

マヤ「え!?」

ココア「急ぐよ!」

タタタタ

メグ「待ってえ〜!」
223 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/18(木) 22:29:56.13 ID:EOO42S8b0
しばらくして

マヤ「ぜえ・・・ぜえ・・・」

メグ「疲れた〜」

リゼ「もうすぐ目的地だぞ」

マヤ「もしかして村長は自ら魔王を倒しに向かったのか?」

メグ「そうかも」

チノ「・・・・・」
224 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/18(木) 22:39:17.98 ID:EOO42S8b0
チノ「マヤさん、メグさん、重大なお知らせがあります・・・」

メグ「えっ?」

マヤ「重大なお知らせ!?」

チノ「私達の村の村長さんは自分の立場を利用し、
   浪費を繰り返す木組み族の村の悪党です。
   もっともそれを知ったのはついさっきのことですが・・・」

マヤ「なんだって!?」

メグ「そんな・・・」

リゼ「サークアイも同じだ。
   やばいぞ!浪費の末手にした魔力の源と
   魔力の源をぶつからせたら世界が傾いてしまう!」

シャロ「もしかしたらあの人、
    自分でサークアイを倒して
    村人の信頼をより強力なものにしようとしてるかもしれないわ」

ココア「村人たちを騙しているんだね・・・!」

リゼ「とにかく急げ!」
   
225 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/18(木) 22:44:03.69 ID:EOO42S8b0
サークアイ軍のアジト付近で

チノ「あっ・・・!」

タカヒロ「くっ・・・!」

チノ「お父さん!ティッピーも・・・」

ココア「お姉ちゃん!お兄ちゃん!」

モカ「近づけない・・・!」

ココアの兄A「くそ!間に合わなかったか・・・!」

ココアの兄B「このままじゃ世界が崩壊するぞ」

ドオオオン!
226 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/19(金) 00:07:11.67 ID:hi69ClKc0
タテター・ツン「見たか!ありのままの資源を得て手にした私の力を!」

サークアイ「なんの!それはこっちも同じことよ!」

ドオオオン!!

タテター・ツン「おっと」ギイン!

サークアイ「ぬぬぬ・・・しぶとい奴め・・・!」
227 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/19(金) 00:07:41.76 ID:hi69ClKc0
今日はここまで
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 09:08:42.56 ID:wt/4afT/0
キュウソ?
229 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/20(土) 15:29:51.99 ID:+4lhDX120
バシイイイ!!

ギイイイイン!!

リゼ「やばい!」

チノ「止めようにもこれでは・・・」

リゼ「!!」

ココア「あっ!」
230 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/20(土) 15:31:30.72 ID:+4lhDX120
ゴオオオ!

シャロ「なんなのよあれ!?」

千夜「空が・・・」

マヤ「ブラックホールの出現だあ!」

メグ「大げさすぎるよ、マヤちゃん・・・」

ビュウウ!!

サークアイ「!」

タテター・ツン「!!」
231 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/20(土) 16:59:14.84 ID:+4lhDX120
サークアイ「わああ!!」

タテター・ツン「うおああ!!」

ココア「わあ!吸い込まれる〜!」

千夜・シャロ「きゃああああ!!」

チノ「このままじゃ・・・!」

リゼ「くっ!わああ!!!」

シイイイイン!!
232 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/20(土) 22:47:51.52 ID:+4lhDX120
そして

ココア「あれ?ここどこ?真っ暗だよおっ!」

リゼ「この声はココアか?」

リゼ「何かと足場が悪いな・・・」

シャロ「いたいっ。何かにぶつかった!」

千夜「ここは箱の中かしら?」

チノ「・・・・・」

チノ「壁に触れました。千夜さんの言う通りここは箱の中ですね」

シャロ「」トントントン

シャロ「私達段ボールの中に入れられてるんじゃないの?」

チノ「・・・・・」

233 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/20(土) 22:50:47.15 ID:+4lhDX120
チノ「外はどうなってるんでしょうか・・・」

チノ「ふん!」バキ!!

リゼ「お、光が見えたぞ」

ココア「じゃあチノちゃんが開けた穴を大きくしよう」

ココア「」メラ・・・

リゼ「おいやめろ!箱ごと燃えてしまうぞ!」

ココア「あ、そうだった」シュウ・・・
234 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/20(土) 22:53:25.18 ID:+4lhDX120
そして

千夜「みんな出られたわね」

シャロ「って、どうなってんのよこれ!?」

チノ「!?」

リゼ「これはいったい・・・」

ココア「あれ!?マヤちゃんとメグちゃんは!?」

リゼ「いなくなってる・・・!」

ココア「そして・・・」

ココア「セカイが段ボールになっちゃった〜〜!?」
235 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/20(土) 22:53:51.13 ID:+4lhDX120
今日はここまで
236 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/21(日) 16:19:07.10 ID:SmqA5Dd+0
千夜「建物まで段ボールになってるわ」

リゼ「見たところ私達の持ってるもの以外段ボールだぞ」

ココア「マヤちゃんとメグちゃん無事かなぁ・・・」

チノ「探してみましょう」

シャロ「モンスターが出ないかどうかが心配だけどね」

リゼ「これじゃそれぞれの能力も使えないな・・・」
237 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/21(日) 16:42:55.05 ID:SmqA5Dd+0
リゼ「だってそうだろ?」

リゼ「無闇に超能力なんて使えば
   建物ごと吹き飛んでしまうだろ?」

千夜「厄介な状況ね・・・」

ココア「それにここってどこだろう?」

ココア「お姉ちゃんたちも行方が分からないし・・・」
238 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/21(日) 16:50:12.50 ID:SmqA5Dd+0
少しして

チノ「一体段ボールがいくつあるのでしょうか?」

リゼ「他には何もない世界だな・・・」

リゼ「サークアイめ・・・タテター・ツンめ・・・!」

リゼ「これがお前らの望む世界か!?」
239 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/21(日) 16:53:21.81 ID:SmqA5Dd+0
リゼ「人々のことも考えず自分のことばかり・・・!」

リゼ「国を傾け、人々の生活はこれほどにないまでに苦しんでる」

シャロ「先輩!モンスターです!」

千夜「あれはホーネットと言われる生物ね」

リゼ「なに!?ホーネット!?わああ!!来るなあ!!!」

ビュオオオ!!

ココア「あっ!」

チノ「リゼさん・・・!」
240 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/21(日) 16:58:22.40 ID:SmqA5Dd+0
シャロ「先輩、私達もストームに巻き込まれるところでしたよ」

チノ「ホーネットは撃退できましたが周りは・・・」

ココア「向こうの建物もボロボロだよ・・・」

リゼ「なに!?すまない!」

ココア「リゼちゃん自分で超能力も使えない状況だと言っていたのに・・・」

千夜「あとであの住み人に謝らないとね」

シャロ「リゼ先輩は見かけただけで驚くほど虫が苦手なんです」

リゼ「それは言うな」

シャロ「だからさっきのようなのもう出ないでほしいんだけど・・・」
241 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/21(日) 16:59:18.63 ID:SmqA5Dd+0
今日はここまでにします
242 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/23(火) 23:36:29.64 ID:kz0QzxAw0
ココア「あっ!」

チノ「あの家の壁も家主の服もお隣さんに食べられてしまいました・・・」

シャロ「それほど食べるのにも困ってるのね・・・
    私の生活もあれほどではなかったわ」

シャロ「私も段ボールが主食になりかけた時があったけど・・・」

千夜「シャロちゃんもラパン族の人々から村を追い出された時
   似たような境遇になっていたわね」

シャロ「あの状況は私の時よりひどいわよ。
    だって段ボールを唾液で濡らして食べることでしか
    食べられない状況なのよ」
243 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/23(火) 23:41:01.41 ID:kz0QzxAw0
リゼ「私達は近づかない方がいいかもな。
   人が人を食らう可能性もある中で
   唯一服装が段ボールじゃない私達が
   彼らのところに来たら間違いなく
   争いに巻き込まれるぞ」

チノ「どこからどこまでが段ボールの世界なのでしょうか?」

千夜「・・・・・」

千夜「あっ」
244 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/23(火) 23:45:11.73 ID:kz0QzxAw0
千夜「私の村も段ボールになってないかどうかが心配だわ」

ココア「ベーカリー族の村のことも心配になってきたよ」

チノ「少なくとも木組み族の村全体が段ボールになってしまったようです」

シャロ「まずはこの村を出ましょう」

リゼ「だな」

ココア「でも・・・木組み族の村のみんな・・・」

ココア「必ず段ボールだらけの村を元に戻して見せるよ!」
245 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/23(火) 23:49:49.57 ID:kz0QzxAw0
そして

ココア「まだまだ段ボールしか見えてないよ・・・」

チノ「世界全体が段ボールと言うのは信じたくありません」

ココア「世界が段ボールになっちゃったと思ってたけど
    段ボールになってたのは木組み族の村だけだよ」

シャロ「そうみたいね」

ココア「シャロちゃんも気づいたんだね」

シャロ「そうよ、だってあの山は段ボールじゃないもの」

リゼ「あ、本当だ」

千夜「見てなかったわ」

千夜「でも私の村は・・・」

チノ「千夜さんはそんなに心配の様子です」

チノ「甘兎族の村に行きましょう」
246 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/23(火) 23:57:22.69 ID:kz0QzxAw0
今日はここまで
247 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/25(木) 23:35:17.52 ID:UmpMHrTB0
その途中で

チノ「向こうから先は段ボールではないのですね」

千夜「よかった・・・もし段ボールになってたら・・・」

リゼ「恨むならタテター・ツンとサークアイを恨め」

千夜「そうしていたわ・・・」

ココア「先に進んでみよう」
248 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/25(木) 23:38:20.50 ID:UmpMHrTB0
甘兎族の村

シャロ「村自体は無事のようね」

リゼ「・・・・・」

千夜「あ、そうだ。泉はどうなったのかしら?」

シャロ「あっ・・・」

リゼ「どうやらそうでもないみたいだぞ」

リゼ「嫌な予感がする。争いの予感が・・・!」
249 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/26(金) 00:00:12.62 ID:lokAAUAf0
泉へ向かうと

リゼ「思った通りだな」

チノ「木組み族の人たちがその場を埋め尽くしています」

ココア「木組み族と甘兎族が争ってるよ」

千夜「大変!止めないと!それに泉が危ない!」

リゼ「甘兎の泉はよく考えてみれば
   誰かに悪用されやすい。
   なぜなら何もかもを癒やすんじゃ
   そこら中の人が黙っちゃいないしな」
250 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/26(金) 00:03:21.14 ID:lokAAUAf0
木組み族1「通せええ!!どけええ!!」

木組み族2「わしらにはあの泉の水が必要なんじゃああ!!」

木組み族3「俺らには段ボールしかねえんだあ!」

甘兎族1「通すわけにはいかん!」

甘兎族2「これ以上汲まれたら泉が持たん!」

甘兎族3「何としてでも守り通せ!」
251 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/26(金) 00:07:14.13 ID:lokAAUAf0
ココア「・・・・・」

千夜「ココアちゃん、どうしたの?」

ココア「あのね、みんな、私思ったんだ」

チノ「え?」

シャロ「どうしたのよ」

リゼ「何を思ったんだ?」

ココア「・・・・・」
252 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/26(金) 00:22:27.18 ID:lokAAUAf0
ココア「ここは仮想世界かも知れないんだ」

チノ・シャロ・千夜・リゼ「えっ!?」

ココア「タテター・ツンとサークアイが  
    時空をゆがめて創り出した世界・・・」

シャロ「ちょっと、何言ってんのよ!?」

リゼ「いくらなんでもそれはないだろ」
253 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/26(金) 00:23:29.62 ID:lokAAUAf0
今日はここまで
254 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 13:47:14.30 ID:Q9nObF+z0
ココア「確かあの泉への道のりはここだけじゃなかったよね?」

シャロ「そうよ」

チノ「見たじゃないですか・・・」

千夜「ココアちゃん!?あの人たち放っておくの!?」

リゼ「それしかないと思う、
   安易に超能力を使えば・・・」

千夜「あっ・・・」

ココア「」タタタタ

千夜「ココアちゃん!」

チノ「ココアさん、待ってください」
255 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 13:49:40.14 ID:Q9nObF+z0
そして

ココア「みんないる?」

シャロ「みんないる?じゃないわよ」

リゼ「ココアはすぐいなくなるよな・・・」

チノ「待ってほしいです・・・」

千夜「どこから泉に向かうの?」

ココア「・・・・・」
256 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 13:56:17.89 ID:Q9nObF+z0
ココア「ここから行けるよ」

千夜「そっちの方が近いんじゃないのかしら?」

シャロ「あっ・・・」

チノ「・・・・・」

リゼ「誰かいるな」

千夜「じゃあココアちゃんの言った通りの行き先で」

千夜「村人たちに振り向かれたら
   私達も巻き込まれそうだし」

ココア「そうだよ」
257 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 15:08:21.49 ID:Q9nObF+z0
ココア「今からこの戦いを終わらせるんだけど
    これは村人たちに気づかれたらダメなんだ」

リゼ「お、おい・・・」

ココア「どうしたの?」

リゼ「言ってるそばから、向こう!気づかれてるぞ!」

ココア「ええっ!?」

千夜「大変!水が汲まれちゃう!」
258 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 15:13:04.26 ID:Q9nObF+z0
千夜「早くしないと・・・!」タタタ

ギュッ

シャロ「ちょっと千夜・・・」

千夜「シャロちゃん、一緒に・・・」

千夜「」ズルッ

千夜「きゃあああっ!」

シャロ「いやあ!!私も道連れ〜〜!?」

ドボーン!
259 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 15:30:11.40 ID:Q9nObF+z0
シャロ「急いで岸に・・・!」

シャロ「と言いたいところだけど
    千夜はあまり泳げないんだった!」

千夜「シャロちゃん!シャロちゃん!」

シャロ「ちょ、くっつかないで!く〜る〜し〜い〜!」

リゼ「千夜!シャロ!大丈夫か!?助けるぞ!」

チノ「仕方ないですね・・・前はそうしてココアさんを助けましたが・・・」

チノ「リゼさん、足元にこぶしサイズの石があります!危ない!」

リゼ「なに!?」
260 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 15:33:20.49 ID:Q9nObF+z0
ガツ!

リゼ「うわあ〜!」

チノ「私も道連れですか!?」

ドボーン!

シャロ「もう!何してんのよ・・・がばがば!千夜〜!離れて〜!」

チノ「リゼさん・・・」

リゼ「おいチノ!首にしがみつくな!」
261 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 17:04:36.84 ID:Q9nObF+z0
リゼ「くそ!ココア!みんなを助け・・・」

リゼ「って、おい!」

チノ「こ、ココアさん・・・」

リゼ「チノは首から離れろ」

シャロ「千夜も私の首から離れてよ」

千夜「シャロちゃん、シャロちゃん・・・」

シャロ「ココアー!どこいくのよー!」

ココア「」タタタタタ
262 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 17:11:26.81 ID:Q9nObF+z0
ココア「」メラ

ココア「」ゴオオオ!

リゼ「おいココア!何考えてるんだ!?
   こんなの正気の沙汰じゃないぞ!!」

シャロ「ココア!?・・・あ〜もう!千夜はもうパニック状態!!」


甘兎族1「お、おい!あれを見ろ!」

木組み族1「あいつの手から炎が出とる!」

木組み族2「やばい奴かもしんねえ。早く止めに行くぞ!」

甘兎族2「泉を守れ!」
263 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 17:20:47.86 ID:Q9nObF+z0
ココア「みんな!!しっかりつかまって!!
    これが私最後の滅びの力だよ!!」

ココア「」ドオオオオオン!!!

木組み族・甘兎族「わあああ!!逃げろー!!大濁流だああ!!」

リゼ「わあああ!!」

千夜・シャロ・チノ「きゃああ!!」

ココア「わああっ!!」

ドドドドドド・・・・
264 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 17:28:31.83 ID:Q9nObF+z0
しばらくして

ココア「みんなは・・・大丈夫かな・・・」

ココア「災いの元凶と化した甘兎の泉は全て無にできたのかな?」

ココア「ここって確か・・・思いだせない・・・」

マヤ「おいメグ、一人起きたぞ」

メグ「目を覚ましたのはココアちゃんが先だね」

ココア「あ、マヤちゃん、メグちゃん」ガバッ

ココア「探してたよ〜」
265 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 17:34:41.09 ID:Q9nObF+z0
ココア「どこに行ってたの?」

マヤ「段ボールの世界だよ」

メグ「お洋服も段ボールになっちゃって・・・」

ココア「マヤちゃんとメグちゃんもあの世界にいたんだ!?」

マヤ「でも何かの災害の後に全て元通りになってさ」

メグ「木組み族の村が元に戻ってよかったね」

メグ「あっ」
266 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 17:56:32.51 ID:Q9nObF+z0
メグ「ココアちゃん、倒れてる他のみんなはどうするの?」

ココア「あ〜っ!忘れてた!」

ココア「って、お姉ちゃん、お兄ちゃんもいる」

ムク

ココア「あ、起きた」

モカ「ココア、無事だったのね。よかった〜」ギュ〜

モカ「どこ行ってたの〜?異次元に吸い込まれた後
   姿がなかったから心配したんだよ〜?」
267 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 18:59:47.36 ID:Q9nObF+z0
ココアの兄A「うう・・・」

ココアの兄B「む!?」

ココアの兄B「なに!?滅びの力が・・・と思ったらただの鳥か」

ココアの兄A「滅びの力がどうかしたって?僕もやってみるよ」

ココアの兄A「・・・・・」

ココアの兄A「姉さん」
268 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 19:02:24.04 ID:Q9nObF+z0
モカ「あ、起きてたんだね、二人とも」

ココアの兄A「僕達の持つ力がなくなってるよ」

モカ「えっ?」

ココア「本当?」

少しして

ココア「やったあ!私も元に戻れたんだ!」

モカ「私達はその力に苦しめられてきたから・・・」

ココア「私の場合はお姉ちゃんのせいだよ」

モカ「あの時はごめんね」
269 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 19:04:15.38 ID:Q9nObF+z0
ココア「これで私もベーカリー村に帰れるよ」

ココア「あ、そうだ。みんなー!」

リゼ「ん?」

シャロ「なんなの?」

チノ「どうしたのですか?」

千夜「ココアちゃん」

ココア「あ、全員起き上がってたのね・・・」
270 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 19:11:04.71 ID:Q9nObF+z0
千夜「ココアちゃん、見て!木組み族の村が」

ココア「もう見たよ」

チノ「村人たちも段ボール生活から解放されて大喜びです」

リゼ「まさかとは思うがそれが狙いだったとはな・・・」

ココア「そうだよ」

リゼ「都合のいいことを・・・みんなをヒヤヒヤさせておいて・・・」

シャロ「ココアならそういうと思ったわ」

チノ「・・・・・」

ココア「え〜?何?そのリアクション」
271 :はっぺい高井 ◆0VYKhvB8ZY [saga]:2018/01/31(水) 19:27:28.16 ID:Q9nObF+z0
千夜「木組み族の村が元に戻ったのはいいけど私の村の泉が・・・」

ココア「甘兎の泉が役に立ったんだよ。
    私が甘兎の泉を失くしたのは
    悪い人たちに甘兎の泉の力を悪用されないようにするためだよ」

リゼ「タテター・ツンもサークアイも
   この世界から追放されたが
   この先どうなるのかは分からないしな」

千夜「ココアちゃん、リゼちゃん・・・」

リゼ「千夜、私は今後甘兎の泉の力無しで
   いろいろなことをしてみたい。
   もちろんストームの力無しでもな」

千夜「うん、じゃあ私も今はもう使えない特殊能力なしで生きていくわ」

シャロ「私もよ。なんかラパン族の村に帰りたくなくなっちゃったじゃない」

ココア「大丈夫だよ。私もシャロちゃんももう忌み子じゃないんだし」

マヤ「チノー、今日は一緒に遊ぼうぜー」

メグ「チノちゃんも一緒にいこうよ」

チノ「もちろんです」

ココア「みんなが幸せになれたね」

千夜「私もうれしいわ」

リゼ「そうかもな・・・」

シャロ「ココアも千夜もご都合主義OKなのね」


271レス以内に無理矢理ハッピーエンド


おまけ

タカヒロ「へっくし!!」

リゼの父「何で俺達は段ボールのままなんだあ〜〜!!?」


終わり
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