【咲-saki-安価】京太郎「朝の光〜」 咲優和久まこ「眩しくて!」【艦これ要素】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

3 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/02(火) 22:22:00.21 ID:NAblu6c8o
「こんにちは、部長、染谷先輩。実はブラゲを少々……」


まこの問いかけに少々シドロモドロになりながらも正直に答える京太郎。
部活は始まっていないので遊んでいても問題はまーったく無いのだが、少々後ろめたかったようだ。
ちなみに、京太郎は未だに久の事を部長、新部長のまこの事を染谷先輩と呼んでいる。


「……ぶらげ?」

「咲さん、ブラウザゲームの略ですよ。あの重課金で悪名高きモバ○スもブラウザゲームですね」

(あれ? モ○マスってソシャゲだよな)


機械音痴でネットなど殆ど弄らない先にとってはブラゲといった言葉は分からない様子。
一方の和はネットはお手の物、機械にも強く自宅では真空管ラジオの自作までやっている始末。
大学は工学部志望らしい。
その和が咲に端的に説明するが、その説明のちょっとした間違いにまこが心の中で突っ込む。
まこの方が和よりもサブカルチャーに対して造詣が深いようだ。


「……重課金…… って京ちゃん! まさかお小遣いつぎ込んだりしてないよね!? 破産するよ!!」


分からないなりにも和の言葉の意味を理解した咲は京太郎に詰め寄る。
好意を持っている男の子がゲームで破産などして欲しくない恋する乙女だ。
重課金の言葉はテレビのニュースで知っていたらしい。
4 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/02(火) 22:23:29.66 ID:NAblu6c8o

「するかっ! 米帝プレイは俺のポリシーに反するっちゅうの!?」

「米帝……」

「プレイ……?」

「あっ!?」


咲の自身に対する認識に思わず声を荒げて反論する京太郎。
思わず、自分のしていたゲームのヒントを与えてしまったのはご愛嬌。
京太郎は「しまった!」といった表情をするが時すでにお寿司。


「一体何をやってたんだじぇ? 京太郎、見せろ!」

「ちょ!?」


優希がその小柄な体を生かして京太郎とPCの間に割り込み、京太郎を押しのける。
そして、優希をはじめ久、まこ、和、咲がパソコンの前に群がる。


「あーーっ、これって話題のMNB.com(陸奥になるビームドットコム)の艦隊これくしょんじゃない!」

「あちゃー」


パソコンの画面を見て久が声を上げ、京太郎が顔に手を当てて天を仰ぐ。


「艦隊これくしょん?」


そう、京太郎がやっていたのは最近アニメにもなった艦隊これくしょんだった。
サービス開始時に目標はユーザー数2万人と設定されていたが……
現在では登録ユーザー300万人を突破!
「目標とは一体…… うごご!」と言いたくなるゲームである。


「よくアカウント取れましたね、抽選でしかアカウント取れないはずですが」

「ネットとかで情報は見ちょるが、本物の提督にははじめてお目にかかったのぉ」

「どれどれ、所属とレベルはどんな……」


和とまこは当然のごとく詳細を知っていた。
で、優希はさらに京太郎の秘密を暴こうとマウスを操作する。
表れた画面に映っている情報を見て咲以外の皆が凍りつく。


「横須賀…鎮守府……?」

「司令部Lv150……?」

「あっ、アハハッハハッハ……」


艦これ最古参のベテランだった。
京太郎はあさっての方向を向いてわざとらしく笑って誤魔化そうとしている。


「??」


尤も、咲には横須賀鎮守府や司令部Lvが示す意味はサッパリのようだが……
5 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/02(火) 22:23:58.73 ID:NAblu6c8o
「よし、艦娘も見てみるじぇ」

「あーっ、もう止め々々!! 部活はじめよう!」

「ちょ!」


更にさらに京太郎の秘密を暴こうとする優希を強引に横に押しのける京太郎。
抗議の色の乗った声を優希があげるがお構いなしにブラウザを終了させる。


「仕方ないわね」


そんな様子を見てヤレヤレと言った感じで久が肩をすくめた。
6 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/02(火) 22:24:35.79 ID:NAblu6c8o

部活終了後、久が「女子だけで話し合いをしたいから先に帰っててくれる?」と言ったので京太郎は先に帰宅した。
現在部室に居るのは清澄麻雀部の女子クインテットだった。
どうやら良からぬ企みの真っ最中らしい。


「…で皆、残ってもらった理由は分かるわよね」

「もちろんじゃ」

「ええ」

「もちろんだじぇ」

「????」


久の言葉に肯定の返事を返すまこ、優希、和。
咲だけは頭に?を浮かべていた。


「フッフッフ、須賀君をびっくりさせるわよ!」


何やら黒い笑みを浮かべて発破をかける久に「おー!」と同調する3人。
実は皆、京太郎に恋心を寄せているので酷い事にはならないと信じたい。


「??????」


咲だけは相変わらず?が頭の中で犇めいていたが……
7 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/02(火) 22:25:24.09 ID:NAblu6c8o

京太郎提督発覚事件からおよそ一週間後、この日も残暑が猛威を振るい運動部をグラウンドから駆逐している。
額にうっすら汗を浮かべた京太郎は部室目指して歩いているのだが、いつもならもう既に部活が始まっている時間だ。
見た目によらず生真面目な彼がこの時間に部室に居ないのは久から部活の開始時間を遅らせると連絡が入ったからなのだが……


「それにしても、何で今日に限って一時間遅く開始なんだ?」


疑問は尽きることはないが、部室の前に到着しコンコンと扉をノック。
部室に入るのにノックがいるか?っと思うかもしれないが以前ノックなしで部室に入って咲の着替えを目撃したことがあるのだ。
それ以来、部室に入るときにノックは欠かさない京太郎だった。


「はーい」

「須賀です、入りますよ〜」


そういって扉を開ける京太郎。
っと次の瞬間、頭の中が真っ白になって硬直する。
目に飛び込んできた景色が突拍子もなかったので、脳がフリーズしたのだ。


「こんにちはー。軽巡洋艦、大井です。どうぞ、よろしくお願いいたしますね」


オリーブ色のセーラ服と濃い緑色のプリーツスカートをはいた久と、


「生まれは大阪、所属は呉。うち、浦風じゃ、よろしくのぉ!」


肩まで袖を捲ったノースリーブのセーラーに黄色のスカーフ、股下ギリギリのスカートと白いロングの手袋をつけたまこに、


「元気ないわね! そんなんじゃダメだじぇ!」


いつもの改造制服ではなく、清澄のキチンとしたセーラーを来て大きな碇を担いだ優希、


「古鷹といいます。重巡洋艦のいいところ一杯知ってもらえるとうれしいです」


いつもの制服を着ているが、カラコンを入れているのか左右で瞳の色が違う咲、安物のカラコンを使っていないと信じたい。
4人とも服だけでなく、腕や太ももに装着したり、背中に背負うオブジェもばっちり付属している。
そう、まさしくそれは……


「……いつから部室は艦これコスプレ喫茶になったんですか……?」


まんま艦娘のコスプレだった。
久は軽巡洋艦「大井」、まこは駆逐艦「浦風」、優希は駆逐艦「雷」、咲は重巡洋艦「古鷹」のコスをしている。
再起動を果たした京太郎は頭痛いといった感じで手を顔に当て天を仰ぐ。


「あら、提督が喜ぶと思って頑張ったんだけど? どう、よく出来てるでしょ!」

「まあ、みんな元が可愛いからよく似合ってますけど…… ところで和は?」
8 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/02(火) 22:26:18.29 ID:NAblu6c8o

さらりと木っ端恥ずかしいセリフを言って4人を京太郎。
なんやかんやと言っても彼も男、女の子の似合うコスプレを見れて嬉しくないわけがない。
ちなみにコスプレ娘カルテット、京太郎のセリフを聞いて顔を赤くしている。
和が見当たらないので京太郎がキョロキョロしているところに、ガチャッと音を立てて部室の扉が開く。


「駆逐艦、春雨です! 護衛任務はお任せください」


黒の布地に白襟のセーラに身を包み、頭に赤いリボンのついた白い帽子を被った和が入ってくる。
ご丁寧に、左手にゴツイ飯盒を持参して艤装ももちろん装備済み。
駆逐艦「春雨」のコスプレだ。
元が美少女の和である、コスプレも似合っていて申し分ない、それに京太郎も異存はない。
しかし…… 和が春雨のコスプレをするのは彼のポリシーとして認められないらしく……


「…違う…… 違うぞ、和! お前は間違っている!!」


びしっと春雨和に指を突き付け断言する京太郎。
久もウンウンと頷いて同意しているところを見ると彼女も同意見のようだ。


「そのとおりよ和。ところで、須賀君。和は誰のコスプレをするべきだと思う?」


久のその言葉に、溢れ出るパトス全開で京太郎の演説が始まる。
曰く、和のピンク髪は確かに春雨向きだろう、それは認める。
曰く、和の性格と春雨の性格の間には完全な不一致がある。
曰く、白露型はそんな立派な胸部装甲を持っていない!


「それらを総合すれば、和は乳風(注1)のコスプレをすべきなんだァ!!」

「ブッ飛ばしますよ!? あれだけ熱弁ふるっておいて胸しか共通点が無いじゃないですか!!」

「それが一番重要だろうが!!」

「このおっぱい魔人! クソ提督にもほどがありますよ!!」


ギャアギャアと姦しく口げんかする京太郎と和。
と言うか、和の性格がちょっと変わっている……


「……和に駆逐艦「曙」の性格が混じっちょらんか?」

「コスプレで裏の性格が表に出たのかな?」


まこと優希がヒソヒソと耳打ちしている。
その横にいる久はというと……


「和ー、超乳の浜風も確かに似合うわよー。 でも私は機械に強い面を押して工作艦「明石」が似合うと思うー、あの艦娘も性欲強そうだしねー」


火に油を注いでいた。
すったもんだの挙句、和のコスプレに関しては肉体言語も交えつつ話し合いが続き、春雨ということで決着がついた。
で、京太郎だけコスプレなしかと思いきや、久が部室の奥から旧海軍の第二種略装を持ち出してくる一幕もあり、ようやく部活開始と相成った。
ちなみに、部活中はコスプレしたキャラに成りきることが久の鶴の一声で決められた。
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/02(火) 22:26:23.58 ID:lDOzDBJBO
パンパカパーンか?
それとも雲龍あたり?
10 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/02(火) 22:26:49.10 ID:NAblu6c8o

タン…… タン……


「う〜ん、京太郎も成長してきたのぉ。次の秋の新人戦はいいとこまで行けるかもしれんのォ」

「そうねぇー、それと浦風。京太郎じゃなくて提督、もしくは司令官」

「はいはい、わーった、大井さん」


ゴゴゴゴゴ……

(京ちゃん…… じゃなくて、提督の方から凄いオーラが……)

(京太郎… 司令官め、デカい手を張ってるじぇ)

ウゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
 

「……のぉ、大井」

「……なに浦風……」

「なんか、京太郎の周りの空間が歪んどるように見えるんじゃが……」

「……そうね……」


チャ……


「ツモ!」


山から牌をツモり、京太郎が上がりの宣言と同時に手牌をオープンしたその瞬間、
部室の中を眩い光と衝撃波が駆け抜けた。
京太郎たちには何が起こったのか全く分からなかっただろう。
次の瞬間には6人の姿が部室から消えていた。
何故か開いた窓から吹き込む一陣の風が部室に残された雀卓を撫でていく。
京太郎がオープンした手牌は―――

白白白發發發中中中東東東北北

トリプル役満だった。
11 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/02(火) 22:27:43.08 ID:NAblu6c8o


潮風が心地よく吹き込んでくる初夏の空。
赤いレンガで出来た質実剛健のなかにもセンスが光る建物が海辺に建っている。
他にも工場らしき建物や倉庫らしき建物も何棟か同じ敷地に建っていてここが何かの施設であることが窺える。
赤レンガの建物のある一室に1人の少女が居た。


「そ、そろそろ来られるのですよね……」


少女がそう呟いたその時、赤レンガの建物の上空に異変が起こる。
ある一点が白く光ったかと思うと六つの黒い点が生まれ、建物目がけて一塊になって落ちていく。
空気以外に遮るものの無い自由落下によってグングン加速していく黒い点。
それは―――――


「うぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉお!」

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!」


――――人の姿をしていた。



視点を戻して少女の居る部屋。


「や、優しい司令官さんならうれしいのですが……」


彼女の言葉が部屋の空気に溶け込むか溶け込まないかと言った瞬間、
部屋の天井が爆ぜた!


「はにゃぁぁぁっぁぁぁああああああああ!」


上空から建物目がけて落ちていた人型の物体が屋根に衝突、天井をブチ抜いたのだ。
この部屋は3階、慣性に従ってそのまま床をブチ抜き、2階の床も受け止めるには役不足。
そのまま1階の床にめり込んだ。
12 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/02(火) 22:32:00.70 ID:NAblu6c8o


余りに突然の出来事に声を上げて腰を抜かす少女。
しかし、今の字自分は以前の只の少女ではなく、人類の命運を背負う者である。
すぐに心を落ち着けて、大急ぎで直下の1階へ急行する。
その目に飛び込んできたのは……


「そ、そこの彼女…… い、医者を呼ん… でくれると…… うれ…しいなぁ……」

「あ゛ー、死ぬかと思ったじぇ……」


司令官と思しき海軍2種軍装を着た少年と、5人の艦娘と思しき少女。
つまりは咲たちだ。
ドクドクと血は流れているが、相当な高さから強制紐無しバンジーをした割には軽傷……
命に別条は無さそうである。
このあまりに非常識な光景を見て流石の少女もパニックに落ちた。
13 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/02(火) 22:39:37.52 ID:NAblu6c8o


取りあえず場は落ち着き、咲たち6人と少女は自己紹介をして情報の交換をして事態の把握に努めた。
件の少女は駆逐艦「電」の艦娘と名乗った。

京太郎たちにとっては冗談のような話で最初は信じなかったが、電が艤装を実際に動かして見せると信じざる得なくなる。
しばし、ボーゼンとした6人だったが、今後の身の振り方もある。
現状を確認するために電を交えて日が暮れるまで話し合うことになった。
把握の結果分かったことは

1.清澄の6人は京太郎が作り上げたトリプル役満のエネルギーによって違う世界に飛ばされた可能性が高い
2.この世界は深海棲艦が人類の生存を脅かしている“艦これ世界”だと言うこと
3.京太郎は司令官として5人の艦娘を連れてこの鎮守府に着任することが何故か前もって大本営から電に知らされていた
4.推論であるが、元の世界に還る為には、おそらく京太郎がもう一度ガチの麻雀でトリプル役満を上がる必要があるのではないかと言うこと
5.現在、何故かこの世界では雀卓・麻雀牌が超贅沢品で高級品でまず手に入らないこと
6.海軍の状況は逼迫の一途である、当分の間戦力の補充は出来ない

以上の5つの事だった。


「4も致命的だけど…… 5で完全に詰んだわね……」

「そもそも、1〜3の時点で色々おかしいんじゃが……」

「お、大井さん、浦風さん… 一応、大本営は戦果ランキングでトップを取れば雀卓・麻雀牌を支給してくれると言ってますし……」

咲たち女子5人の身体が完全に艦娘に成っていることは電に確認してもらっている。
かなりの葛藤(戦いたくないな〜、痛いのはイヤだなぁ〜)があったが、帰る為には艦娘として戦線に立つしかないと5人は覚悟を決めていた。
何せ、先だつものを何も持っておらず…… 加えて戸籍すらない可能性が高い、と言うか確実に無いだろう。
こんな状況で海軍の庇護下から離れるなど自殺行為以外の何物でもない。
絶望的な状況に髪を掻き毟る大井(久)にフォローを入れる電。


「電ちゃん…… 所属艦娘6人で戦果ランキングのトップを取れると思う?」

「はぅうっ!」



京太郎の言葉にビクッと身を竦ませた電であったが、ハッと何かを思いだし、京太郎たち6人に伝える。
尤も、それは特大の爆弾であったのだが……
14 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/02(火) 22:40:03.49 ID:NAblu6c8o

「大切なことを伝え忘れたのです。深海棲艦との戦闘ですが…… 真面に攻撃を喰らえばいきなり轟沈するのです」

「そ、その辺はゲームとは違うのォ……」

「なのです。が、あることをすると大破進軍しない限り沈むことは無くなるのです」

「そ、そうなの、電ちゃん?」

「なのです、古鷹(咲)さん。その方法とは……」

「その方法とは……」


電の発言に空いた間でゴクリと唾を飲み込みながら次の言葉を待つ咲たち6人
6人の目を真っ直ぐ見て電の可愛い唇が言葉を紡ぐ。
何故か少しばかり電の頬が赤くなっていた。


「し、司令官さんの精を子宮に収めておくのです」

「……は?」


今、電は何と言った?
司令官の精を子宮に収めておく?
司令官とはこの場合、京太郎のことだ、精を子宮に収めるとは×××をするのであって……
つまりは京太郎と夜のベットでくんずれほっつれ……
此処で6人の思考は限界を迎える。
ボンと言う音共に倒れる6人、こんなことで果たして元の世界に還れるのであろうか……?
15 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/02(火) 22:41:27.96 ID:NAblu6c8o
取り敢えず、一旦ここまで。
ドン亀スレですがよろしくです。

安価もちょくちょく取る予定なのでよろしくです。
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/02(火) 22:41:38.41 ID:GA4xeQOzO
ほお
まあ期待
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/02(火) 22:42:30.49 ID:AXeYw42bO
???「上埜さんが大井さんなら私は北上さまですね」オメメピカー
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/02(火) 22:51:03.40 ID:Gc/yGktKo
>>17
完全に古鷹じゃないっすか
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/02(火) 23:11:55.76 ID:RNQt3qTwo
期待
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/02(火) 23:19:33.56 ID:zmNVYvVCO
期待
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/02(火) 23:38:08.11 ID:4v7QU9qwo
ふむ...期待
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [!蒼_res]:2015/06/03(水) 00:12:04.19 ID:GE3qynxE0
軍といえば亦野誠子さんナッシュ化不可避?のフィッシャーさんと

シャープシューター菫さんバイク無しでリミット・オーバー・アクセル・クリアマインドできそう遊星超えできそうなSSSさん

大正義白糸台の二人に期待
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/03(水) 02:51:18.40 ID:nhQLJ4mNO
見た目で艦娘が決まるなら
島風がスピードを捨てて圧倒的な制圧力を手に入れますね……
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/03(水) 06:41:50.72 ID:ik4JLlXSO
艦これほとんど知らんが一応ブクマ
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/03(水) 12:17:30.43 ID:apjFoCM9O
部長…わざわざクレイジーサイコレズを選んで性癖さらんでもいいのに
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/03(水) 13:27:44.86 ID:15fKmGLGO
好きな人を喜ばせたい←ええやん
コスプレしよう←いやそれはちょっと…
呼称変えるレベルのプレイ←(ドン引き)
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [!桜_res]:2015/06/03(水) 14:22:30.96 ID:GE3qynxE0
孕む裸wwさんはうちはマダラをHENTAIにした人ですからね人をHENTAIにする才能は侮れません
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [!美鳥_res]:2015/06/03(水) 14:25:30.40 ID:GE3qynxE0
大座さんやシャープシューター菫さん【SSS】だったら遊戯王能力のチートで深海棲艦位何千体来ても楽勝
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/03(水) 16:54:47.88 ID:k1s62tecO
>>1を呼んでないのか百合豚がわいてるのな
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/03(水) 17:00:20.84 ID:WNwJKWq3o
>>8
赤くするみんな可愛いね
これは清澄ハーレムかな?
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [!red_res]:2015/06/03(水) 19:48:27.71 ID:GE3qynxE0
主人公は清澄面子即ち須賀京太郎ハーレムで

須賀京太郎以外の清澄麻雀部員達が

大正義白糸台や巫女集団永水女子とイチャイチャしている須賀京太郎をみて

放火魔咲と淫ピとタコスと若布とムーミンヒッサが禿げるのですね

放火魔咲淫ピタコス若布ムーミンヒッサ「須賀(君)京太郎(京ちゃん・犬)が大正義白糸台や巫女集団永水女子とイチャイチャしていていて禿げた」

という訳か理解したよ最強の西條拓巳が妄想したから決定事項
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/03(水) 20:18:48.65 ID:toF2ghjdO
とりあえずsageよ?
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/03(水) 20:42:37.80 ID:mxwHggAj0
池田ァ、とーか、巴さんは(胸部装甲的に)軽巡、潜水艦は一ちゃん、深海凄艦(イベントボス)がはやりん(負けると提督が攫われる)だったりするのかな。
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [!red_res]:2015/06/03(水) 22:48:30.46 ID:GE3qynxE0
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りしますさんは石戸霞さんですねこんばんわ

狩宿巴さんが巫女の勤めもせずに何をやっているのですかって向こうで怒ってましたよ

須賀京太郎「有能と思い込んでる無能の霞さん巴さんの頑張りを自分の手柄みたいに演出するなんて最低です」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [!蒼_res]:2015/06/04(木) 12:49:39.86 ID:yxoOU+QV0
スレ立て主イッチ逃走?

早く大正義白糸台と巫女集団永水女子が活躍する内容

厳密にはシャープシューター菫さんがバイクに乗らずにクリア・マインド

亦野誠子さんが闇堕ち無しで大座さん化「ナッシュ化」

姫様【神代小蒔ちゃん】寝ずに神様を降臨させる

狩宿巴さん 深海棲艦の悪を祓い元の艦娘達に戻す

宮永照は・・・英霊 大星淡【諸星ウルミちゃん】は・・・謎の女黄金聖闘士  たかみーは・・・樹海降誕できそう

ここまで内容を提供したノンケは投げやり
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [!red_res]:2015/06/04(木) 13:12:30.97 ID:yxoOU+QV0
足柄ポジションは誰だお願いだから私を捨てないでと須賀京太郎提督に縋る年増ポジションの咲-saki-とか言う二次創作作品のキャラ
37 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/04(木) 23:36:59.58 ID:b02dQd63o
じゃあ、ちょっと進めますね〜
38 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/04(木) 23:37:28.17 ID:b02dQd63o
ザザーン ザザーン 

ミャーウー ミャーウー


何時しか日は暮れ、海がオレンジ色になる時間
鎮守府内の埠頭の先で海に沈む夕日を見つめながら考えに浸る少年が一人


「……はぁ、本当にやっていけるのかな……」


その一言に京太郎の全ての想いが乗せられている
余りに意味不明な現象に巻き込まれ、大事な部員たちと艦これ世界で生きることを余儀なくされた
この世界は自分たちの世界とは違い、いつ何時、理不尽な目に遭うか分からない世界
しかも、彼の大切にしている咲たち麻雀部の仲間は5人ともが、コスプレしていたせいか艦娘になってしまっている
さらにさらに、今まで軍隊などとは全く無縁だった自分が指揮を執ることになった

全員無事に元の世界に戻れるのか?
果たして自分はみんなが怪我しないような指揮を取れるのか?

様々な不安が、京太郎に伸し掛かっている


ザッ……

「ん?」


そんな時、京太郎の後ろで音がしたので振り向いたら
そこに一人の少女が立っていた。


安価↓3(誰が立っていた?)
1.電
2.咲
3.優希
4.和
5.まこ
6.久
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/04(木) 23:37:32.05 ID:K48c+o/eo
きたー
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/04(木) 23:37:37.13 ID:9kq4+mFko
うい
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/04(木) 23:38:36.53 ID:K48c+o/eo
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/04(木) 23:38:42.17 ID:p4d02aUP0
2
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/04(木) 23:38:53.96 ID:7JwDlaY3O
4
44 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/04(木) 23:53:05.94 ID:b02dQd63o

「須賀君、こんなところで風邪ひきますよ?」

駆逐艦「春雨」の制服を着、艤装を背負った和だった
ピンク色の綺麗な髪が何度見てもよく似合っている
尤も、胸部装甲には違和感しか感じなかったが……

「和か……」

お互いの呼び方であるが
電との情報交換している時に話し合って、「ロールプレイをしている余裕はない」と判断になり、何時もの呼び方に戻すことになった。
もっとも、艦隊無線などの時は他の鎮守府との混乱を避ける為、艦船名ですることも決めていた。
その時に電の本名も聞いている
彼女の名前は「吾妻 稲美」と言うらしい


「須賀君、悩み事ですか?」

「ああ、分っちゃう?」

「顔にしっかり出てましたよ」


ガシガシと頭を書いて「参ったなー」とこぼす京太郎にクスッと笑みをこぼす和


「……大丈夫ですよ」

「えっ?」

「無事に元の世界に戻れますよ」

「和……」

確定した出来事を語るかのような自信をのぞかせる和

「それに、私たちは艦娘になってしまっています…… 元の世界に戻るには戦うしか術はない、さっき確認しましたよね?」

「ん」

「皆を気遣える須賀君なら…… ちゃんと指揮をとれます。私たちが進むべき正しい航路を示す羅針盤になれます」

「……ッ!?」
45 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/05(金) 00:14:06.24 ID:J3NLTVZho

和に悩んでいたことをズバリと当てられて動揺する京太郎
そんな彼を見てまたまた微笑む和


「ふふっ、やっぱりここで黄昏てた理由はソレですか」

「……ッ! ハァ…… やっぱ、和にはかなわんわ……」

「須賀君、指揮官はどんな絶望的な状況に陥ってもドッシリト構えて笑っていなきゃダメなんですよ?」

「部下が動揺するからだろ? それにしても驚いたな」


和の口から軍の指揮官の心得に関する発言が出たことに若干驚く京太郎
彼女と軍事ほど接点の無さそうなものも珍しいと思っていたからだ


「クスッ、A secret makes a woman woman.ですよ。まぁ、それはさておいて……」

「須賀君、だから堂々とした態度で命令を下してください。染谷先輩も部長も、先輩ですけど…… 今の私たちの関係は対外的には提督とその配下の艦娘なんですから」

「……分かってるんだけどなぁ」

「そのうち慣れますよ」

「電さんも含めてこの世界の事をよく知ってるのは、元の世界で艦これをプレイしていた須賀君なんですから…… 絶対いい方向に事態を持って行けます、自身を持ってください」


和に励まされて、心の滓が消えたのか、京太郎はさっきよりも自然な笑みを浮かべる
彼はパンと両頬を叩いて気合を入れると、勢いよく立ち上がった


「そうだな、皆で力を合わせればなんとでもなるよな!」

「その意気です、提督。そろそろ夕食の時間ですから戻りましょうか」

「おう!」


そう言って鎮守府の建物に向かって歩き始める二人


「そう言えば、電さんから伝言ですけど…… 大本営からの通達でこの鎮守府の本格稼働は4日後らしいです」

「4日後? 明日じゃなくて? 何で?」

「……そ、それは……」

「ん?」


顔を赤くして急に小声でゴニョゴニョと言いだす和
不審げな顔をする京太郎


「と、突然の轟沈防止の件覚えてますか……?」

「あぁ、司令官の精…… まさか……」

「そ、その4日間のウチに致すことを致せということです……」


沈みゆく夕日よりも赤い顔をする二人
おじさん臭いにも程がある大本営の配慮
未だ、青い果実である二人には生々しすぎて、足が止まってしまっていた


******************************************************
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/05(金) 00:15:01.21 ID:aiKIPE7bo
のどっちかわいいなあ
47 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/05(金) 00:17:21.01 ID:J3NLTVZho
短いですが今日はここまで〜
京太郎たちは無事に元の世界に還れるのか?
他の麻雀仲間たちは?

全てはあなたの回す羅針盤が知っています!


……元の世界に戻ったら、戻ったでややこしい問題が出そうだなぁ
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/05(金) 00:17:58.99 ID:I6q/EQOEo
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/05(金) 00:19:42.48 ID:aiKIPE7bo
乙です
50 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/05(金) 00:24:40.29 ID:J3NLTVZho
じゃあ、もう一回安価取っておきます
この安価で暫定秘書艦を決めます
一応、書記官と言う事で電を確率的に優遇します

↓3(コンマの一桁目 1なら咲 3なら優希 5なら和 7ならまこ 9なら久 それ以外は電)
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/05(金) 00:26:23.16 ID:BqHZCNgnO
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/05(金) 00:26:46.89 ID:I6q/EQOEo
あい
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/05(金) 00:27:11.24 ID:aiKIPE7bo
ほむり
54 : ◆4whq3Y72HQ [sage]:2015/06/05(金) 00:28:36.34 ID:J3NLTVZho
電に決定ですね
暫定なのですぐに交代の予定です
では、明日も学校があるのでおやすみなさいです
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/05(金) 00:38:28.40 ID:aiKIPE7bo
乙です
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/05(金) 11:22:47.33 ID:3yu5OROMo
乙ー
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/05(金) 12:16:31.48 ID:NloGwuySO

ヤるだけヤっていざ出撃ってなったら元の世界に帰還でもいいのよ?
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/05(金) 14:57:33.68 ID:m+a2I+54O
おつー
59 : ◆4whq3Y72HQ [saga]:2015/06/06(土) 00:00:00.00 ID:J3NLTVZho
少しだけど、進めますね
投下までしばしお待ちを
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/06(土) 00:02:51.04 ID:OkXD+xy+o
プロのゾロ目ww
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/06(土) 00:08:02.87 ID:9kIakhQcO
これは何かあるな!!
62 : ◆4whq3Y72HQ [saga]:2015/06/06(土) 00:09:50.48 ID:ERTyaZ21o
まさかのオール0ゾロ目!
これは良いことが有りそうだ






*****4日後*****


本日は鎮守府の初動日
本来なら仕事はソコソコに鎮守府開設祝いの宴会をするところではあるが……
京太郎たちの鎮守府ではピリピリとした雰囲気が張りつめていた

鎮守府の一角にある広い部屋をブリーフィングルームとして、そこに6人が集まっている


「……鎮守府開設の記念すべき日だけど…… 厄介ごとが起こった……」


京太郎が沈痛な面持ちで言葉を吐き出す
久が「聴いているわ」と発言し、他の4人もウンウンと頷く


「聴いているなら話は早いですね…… 早速ですが○○鎮守府の第1回目のブリーフィングを始める! 電ちゃん、頼んだよ」

「はいなのです!」


安価↓5(鎮守府の名前を決めてください、あんまりなのは安価↓)
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/06(土) 00:22:50.94 ID:q1oRW1UYO
遠いな
マンガン泊地
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/06(土) 00:26:31.54 ID:9kIakhQcO
遠いのと思い付かなかった
安直?に清澄泊地
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/06(土) 00:29:56.56 ID:PN2Q4m/Ao
サントリニテ=ロゴス泊地

元ネタは豪運麻雀漫画に出てくる教皇の必殺技(大三元・字一色)
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/06(土) 00:35:37.03 ID:CWZRH74ro
呉ちんで
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/06(土) 00:41:43.87 ID:OkXD+xy+o
↑3
68 : ◆4whq3Y72HQ [saga]:2015/06/06(土) 00:59:38.79 ID:ERTyaZ21o

部屋の電気が消え、部屋の前に掛けてあったスクリーンにプロジェクタが画像を映す
AXE & HAMMERのロゴが出て、プロジェクタが起動し鎮守府周辺の海図を映し出す

【BGM:https://www.youtube.com/watch?v=Y6__YBUTxkI】


「近隣の漁港所属の沿岸漁船から深海棲艦発見の報告が届いた」

「また、同時に海軍の沿岸レーダーによって複数の深海棲艦の接近も確認されている」

「この清澄鎮守府周辺は我が方が制海権を確保しており、我が方に気づかれず敵の大規模艦隊が此処まで侵入するとは考えられない」

「その事から深海側艦隊の目的は偵察! 艦隊も小規模艦の少数編成と思われる」

「予想される艦としては駆逐イ級、ロ級、ハ級、軽巡ホ級である」

「小規模艦隊とは言え鎮守府周辺の敵の跳梁は鎮守府の物資の搬入だけでなく、民間航路および漁業上の大きな障害となる」

「この障害を除くため鎮守府近海の警備航海を行い、敵艦隊を発見次第、これを撃滅する!」


何時ものホワホワした電からは想像もつかないようなキビキビとした作戦説明
流石は本物の艦娘だと思わせるものだった


「作戦は電ちゃんの説明してもらった通り、何か質問は?」


電の説明を引き継いだ京太郎が皆を見渡す


「質問は無いようだな、では…… 艦隊出撃!」

「はい!」



安価↓2(艦隊の名前を決めてください、あんまりなのは安価↓)


今日は遅いので此処までにします

↓5位で何か書いて欲しいネタを募集します
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/06(土) 01:03:09.43 ID:9kIakhQcO
ksk
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/06(土) 01:15:55.65 ID:FkrnSTNmo
清澄第一艦隊
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/06(土) 01:43:05.76 ID:9kIakhQcO
ksk
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/06(土) 04:47:04.82 ID:pVAc/vhsO
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/06(土) 05:27:10.17 ID:pM+1H4is0
大破した清澄メンツと入渠の様子を眺める京太郎
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/06(土) 05:35:32.02 ID:X4xEViASO
あの、一番大事なシーンが抜けてると思うのは俺だけですか
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/07(日) 01:31:24.97 ID:dKIVkVB80
ヒント:次鋒
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/07(日) 17:46:02.86 ID:tiGVrqArO
宥姉(出るか分からんけど)を北方海域に飛ばしたらどうなるんですかねぇ
77 : ◆4whq3Y72HQ [saga]:2015/06/08(月) 00:05:51.45 ID:uBSAfOGwo
チョットだけ進めます
78 : ◆4whq3Y72HQ [saga]:2015/06/08(月) 00:07:17.69 ID:uBSAfOGwo

――鎮守府正面海域――


「だっしゃーーーーーぁ!!!」

気合の声と共に人の胸くらいまであるストックレスアンカーが空を切る
遠心力の十分乗ったソレは無機質な黒い魚の様なものに衝突する


「おおー、かなり飛んだのォ」

「流石、雷ちゃんなのです!!」


清澄泊地を出港して1時間ほどという沿岸で、一隻の駆逐イ級を発見した咲たち
当然、見て見ぬふりなど出来る訳でもなく、戦闘に突入する
で、ここで若干脳筋の気がある優希が手に持ったアンカーで雷スペシャルをお見舞いするところで冒頭に至る


「もう、ゆーき! もう少し戦術と言うものを!!」

「まぁまぁ、和ちゃん、相手は一匹だったから……」


優希の脳筋丸出しの行動にプリプリ起こる和とそれを宥める咲
久は笑いながらも周辺の警戒を怠らないのは年長者故の貫録か


「一撃で沈めたわね〜 優希、泊地周辺だから良いけど、これから先は自重しなさい」

「はいだじぇ」


旗艦は電なのだが、より旗艦らしいオーラが出てたりする
ガガッっと電子音がしたかと思うと通信機から入電が入る

《コチラ、清澄泊地司令官・須賀…… 清澄第一艦隊状況ヲ報告セヨ…… 送レ……》

「こちら、清澄第一艦隊旗艦・電。敵艦隊からはぐれたと思しき駆逐イ級を一隻を発見、これを撃沈す…… 送れ」

《コチラ清澄泊地、承知シタ…… 艦隊ノ損害オヨビ戦闘ノ詳細ヲ報告セヨ…… 送レ……》

「こちら電、損害は皆無なり。戦闘は敵艦発見と同時に雷が突撃、アンカーでの一撃で撃沈す…… 送れ」

《コチラ清澄泊地、脳筋ナ行動ヲ取ッタ雷ヲドツイテオケ…… 艦隊ソノママ警備ヲ継続セヨ》

「こちら電、了解」


通信は清澄泊地で留守番の京太郎からだった
やり取りの後、和が優希に拳骨を喰らわせ、艦隊はさらに進路を沖へとる
妖精さんが羅針盤を回し、指し示す進路を取る


「……初陣にこんな事言うのは何じゃが…… なんか嫌な予感がするのォ……」


浦風(まこ)の呟きは風に溶けていく
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 00:09:17.64 ID:0OQRT6FNo
そういえば京ちゃんベテラン提督だし、開発レシピとか暗記してるんだろうか?
80 : ◆4whq3Y72HQ [saga]:2015/06/08(月) 00:21:23.52 ID:uBSAfOGwo

複縦陣で航行する清澄第一艦隊
先頭を行くまこの電探が敵艦隊を捕えた


「電探に感あり! 反応3、方位2-2-8! 旗艦、どうするけぇ?」

「浦風さん、距離と敵艦種は?」

「距離およそ2万、艦種不明……」

「ブリーフィングでは軽巡以上は確認されていないとのことでした、ならば軽巡と駆逐艦の水雷戦隊が妥当だと思いますが」


和が自分の予想を告げる
異論のない意見だった
更に、軽巡1、駆逐2の編成程度なら圧殺できるだけの戦力を清澄第一艦隊は持っている


「……艦隊転進、方位2-2-8。見つけた以上、見て見ぬふりは出来ません…… 古鷹さん、大井さん」

「はい」

「何、電ちゃん?」


電が決断し、咲(古鷹)と久(大井)に声を掛ける


「こちらの戦力が圧倒しているので万が一は起こらないと思いますが…… そのまさかが起こり得るのが戦争なのです」

「その時は重巡と軽巡のお二人の働きが重要になります。よろしくお願いします」

「もちろんだよ!」

「そうね、私たちは仲間よ!」

「ありがとうなのです! 艦隊、陣形変更! 単縦陣!!」


複縦陣から単縦陣に移行しつつ砲撃戦に備える
81 : ◆4whq3Y72HQ [saga]:2015/06/08(月) 00:32:17.17 ID:uBSAfOGwo

「!! こちら春雨・和! 敵艦隊・見ゆ!!」


敵艦隊との交戦距離に入り、敵艦が視界に入った
しかし、次第にはっきりとする姿、艦隊に激震がはしる


「な、何なのです!! あれは!!」

異形の艦影……

「う、うそ……」

今まで誰も……

「何であんなのが居るんだじぇ!!」

見たことが無い……

「そんなオカルト有り得ません!!!」

深海棲艦が……

「な、なんじゃとぉお!?」

そこに……

「ひ、怯んだらダメよ!!」

居た!!!!












     (.          ,. -──……──- .
 ー┬ァ (.        /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、
  ノ    |      /:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:\
  ニニ,   |.   /:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:./:.:/.:.:.:}:.:.:|:.:.}:.:.:.: ヽ
  _,ノ  {     ′:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:. //}/∨ハ/レ'ヽ:.:.:i:l:i
 ┼┼   |.   i:.:.:.:.:.:.:.:.: i:.:.:.:.:.:.:.:|         V从|
.  丿  {.   |:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| ー ─'´   ^ー-|:.:|
  │   |.    |:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:|          |:.:|
 ┼〃  |.    |:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| 〃⌒ヾ    癶{:.:|
 ノ こ   |.    |:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| {{    }}    {{ }}:.:|
  ├   {.    |:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| ゞ=='"     ヾリ :|
. c!、  {.    |:.:.:.:.:|.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:| :::::::::      :::::::|:.:|
  お  {.    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   /⌒⌒}  |:.:|
  お  {.    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   !    |  |::.|
  お  |    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
  ┃  {    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
  ┃  {    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
  ┃  {    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
  ┃  {    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
  ┃  {    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
  ┃  {    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
  ┃  {    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
  ┃  {    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
  ┃  {    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
  ┃  {    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
  ┃  {    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
  ┃  {    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
  ┃  {    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
  ┃  {    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
 rv‐,   {    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   |    |  |::.|
 |/l/  |    |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:i:.:|   {    / /:..|
 o o  (    |: i:.:.:|:.:.:.i:|:.:.:.:.:.:i:.:|`    ̄⌒,.ィ:.:|:.:.:.:.|
      (    |/{:.:..|:i:|:|:|:.:.:.:.:.:i:.:|   厂|:.:.:.:.|:. |:.:.i.:.|
Y⌒Y⌒Y´ /⌒\{从|:乂:.:.:.:W   '⌒:l/}/Y: 八|
       /     } | l  ヽ _____________,ノ .| l i |
       {      { | |             | | / |
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 00:37:11.48 ID:Wex+lOm9O
これは激しく異形デスネ(白目)
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 00:43:01.87 ID:0OQRT6FNo
おい、唯のギャグじゃねぇかww
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 00:44:02.54 ID:momqnOfQo
ひぃぃぃぃ!!!

あれ?
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 00:44:14.36 ID:byCti0yGo
草生えた
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 00:51:53.17 ID:0OQRT6FNo
何か前にこのネタどっかで見たことあるような・・・
87 : ◆4whq3Y72HQ [saga]:2015/06/08(月) 00:56:49.38 ID:uBSAfOGwo

「て、敵艦隊は戦艦級と思し旗艦1隻、軽巡ニ級2隻!!」

「既に敵艦隊の射程に入っています! 警戒を厳に!!」

「隻数ではこちらの圧倒ですが、練度の低いこちらが不利と思われます! 応戦しつつ、期を見て撤退……」


素早く状況を整理した電が指令を出す
しかし、一歩遅かった


「敵艦が発砲したじぇ!!」

「拙い! 回避!!!!」


咲たちが回避行動を始めたその瞬間、敵戦艦の砲弾が降り注いでくる


「あああぁっぁぁぁああ!!」

「ひぃぃぃぃいいい!!」


阿鼻叫喚の地獄が出現した
運よく回避できたまこと和も敵戦艦の二射目に捕まり大破する


「あ…… ガ……っ」

「くぅ……っ……」


追い撃ちをかける様に斉射を続ける敵戦艦
メッタ撃ちにされ清澄第一艦隊の面々の戦意はボッキリと折れていた
その後、8斉射程打ち続けた敵艦隊は悠々と砲戦海域を離脱していく
海戦とは名ばかりの虐殺が行われた海域にはボロボロになった咲たちが残されるのみだった
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 00:58:11.13 ID:Wex+lOm9O
とりあえず、すこやんを倒さないと帰れない感じかな?
89 : ◆4whq3Y72HQ [saga]:2015/06/08(月) 01:02:59.39 ID:uBSAfOGwo
マジで?




――その頃の清澄泊地――


突然、応答しなくなった無線機に向かって京太郎が声を張り上げていた


「おい! 応答しろ!! 清澄第一艦隊、応答しろ!!」


しかし、うんともすんとも返信を返さない無線機
京太郎の背中に冷たい汗が流れる


「……緊急事態かよ……!」


鎮守府周辺海域
ハッキリ行って重巡1、軽巡1、駆逐4の艦隊で手こずるような海域ではない
京太郎の脳裏で激しくアラームが鳴る
内線電話を取ると、電話に向かって怒鳴る


「緊急事態だ! 近隣の鎮守府に清澄第一艦隊の救援要請急げ!!」
90 : ◆4whq3Y72HQ [saga]:2015/06/08(月) 01:04:16.05 ID:uBSAfOGwo
じゃあ、今日はこの辺で
次回>>73を書くと思います


>>86マジで?
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 01:05:21.44 ID:Wex+lOm9O
乙です
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 01:18:30.86 ID:0OQRT6FNo

前にどっかで見た記憶はあるんだよなぁ・・・
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 02:13:23.64 ID:Wex+lOm9O
>>92
戦闘民族スレが序盤から流れが早すぎて読むのを止めちゃったから、そっちで使われているかわかんないけど、同じ作者のエイスリンがメインのスレで、照(DBのセル)が叫ぶAAに似てるとかじゃないかな?
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 02:20:14.74 ID:Wex+lOm9O
戦闘民族じゃないや、麻雀民族だ
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 02:23:06.21 ID:J08b/wphO
エタった艦これクロスのやつじゃね?
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 02:56:57.64 ID:4MlX5Esk0
エタった艦これクロスの方であってると思う
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 02:58:38.29 ID:Wex+lOm9O
「このネタ」が>>81のAAを指してるのかと思ったスマン
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 03:01:21.65 ID:4MlX5Esk0
アラフォーAAもあったんよそのエタった艦これクロス
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 03:14:02.60 ID:eSkj6NdzO
というか照のあれはセルのAA改変だから全くの別物でしょ
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 15:00:17.12 ID:UszAWxvFo
乙です
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 13:12:44.85 ID:aM8VnBOUo
乙です
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/06/27(土) 14:51:02.97 ID:+xK5UK3v0
アラサーさんのAAとても笑いました
484.43 KB Speed:0.2   VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)