ランサー「言峰!!俺もう我慢できねえ!!」

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282 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/07/28(木) 22:53:50.39 ID:vBJvZyon0
一段落が着き、士郎達は葛木から詳細を聞いていた。

葛木「あの後、キャスターの空間転移で逃げたのだが、その逃げた先のすぐ近くに彼女が倒れていたのだ。

そしてキャスターに状態を見てもらったら魔術が絡みでこうなってる、と来た」

士郎「で、ここに来たのか?」

葛木「ああ。彼女が衛宮と親しい間柄だというのは知っていた。

言峰の件もだがもう聖杯戦争がそれどころではなくなっている。

そしてそれがキャスターでは手に負えるものではないことも分かったのでな」
283 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/07/28(木) 22:54:19.08 ID:vBJvZyon0
セイバー「つまり、私達に協力してくれるということですか?」

キャスターを見て言った。

少し納得の行かないかのような表情でキャスターは

「そうよ」

と、頷いた。

これで全サーヴァントが集ったことになる。
284 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/07/28(木) 22:54:50.69 ID:vBJvZyon0
アーチャー「凜、すまない・・・」

アーチャーは布団で横になっている。

そして凜がその横でアーチャーを看病していた。

凜「いいのよ。正直私も油断してた。まさかあそこまでおかしくなってたなんて・・・」

アーチャー「女性である君に、あのような汚らわしい光景を見せたくなかった。だが・・・」

凜「いいのよそんなの。今はじっくり休みなさい」
285 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/07/28(木) 22:55:18.77 ID:vBJvZyon0
アーチャー「・・・隣の部屋に、誰かいるのか?」

隣からの音を察知したのか、聞いてきた。

凜「ええ。慎二とその妹さんがね」

アーチャー「そうか。そっちはどうなんだ?」

凜「慎二は精神的なショックがすごすぎて布団に包まって震えてるいわ。これまでのことを考えればアレだけどさすがに同情するわ。

妹さんはキャスターでも分からないって。今はライダーが看てる」

アーチャー「そうか・・・」
286 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/07/28(木) 23:07:12.68 ID:vBJvZyon0
6章は追加されてから二日で突破しました。

最後は令呪全部使い、本家アルトリアのエクスカリバーで決着を付けました。アルトリアに始まりアルトリアに終わる6章でした。

>>277 278 279

乳上ピックアップに備え石を蓄えています。現在100個あり、これからフリーを回って30連するつもりです。

僕の祈りはきっと彼女に届いてくれるでしょう。そしてピックアップで回したら来るんです。

後なんか身長伸びてましたね。

>>281

ガウェインは女神様がかなり頑張ってくれました。フレンドのオリオンもいたので苦戦はしませんでした。
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/07/29(金) 15:02:20.15 ID:pUCGavsw0
ついさいきん見つけた動画サイト最高だは本当wwwwwwww
このサイトマジあそこ痛くなるまで抜けれてヤバイはwwwwwwww
他の動画サイト以上にむちゃくちゃ抜けれる位に動画の種類あるし
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288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2016/07/29(金) 22:29:18.87 ID:y/LvdIWYO
>>1よ。
8月6日に黒乳上ピックアップ来たぞ。
289 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/07/30(土) 16:22:02.99 ID:PH+vhWKz0
アーチャー「なあ凜。その妹さんとやらを見せてもらえないか?」

凜「いいけど・・・」

「良し」とアーチャーは起き上がり部屋を出る。

遅れて凜が

「ちょっ、ちょっと!!」

と、慌て気味にアーチャーを追いかけた。
290 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/07/30(土) 16:22:51.55 ID:PH+vhWKz0
部屋に入るとライダーの他にランサーがいた。

若い女性の前ではさすがにランサーとしているようだ。

凜「どうしてランサーが?」

ランサー「これでも魔術もエキスパート級だからな。一応見てみたんだよ。さっぱりだったけど」

アーチャー「なら下がっていろ、私が試す」

アーチャーは桜の側で腰を下ろす。

更に手をかざし、目を閉じた。
291 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/07/30(土) 16:23:18.22 ID:PH+vhWKz0
そして、

アーチャー「なるほど」

目を開いた。

ライダー「何か分かったんですか?」

アーチャー「ああ。多分これで治せるだろう」

そう言って投影で、剣を投影する。

そして桜の手を取りその剣の刃に触れさせた。
292 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/07/30(土) 16:23:55.96 ID:PH+vhWKz0
凜「アーチャー、それって・・・」

アーチャー「私の宝具のようなものだ。この剣は魔力を吸収する剣でな。

彼女の原因が魔術によるものならこれで彼女にかかった魔術を吸収できるということだ」

少しして、桜に変化が訪れた。

桜「うあ、あああ・・・」

苦しそうにもがき出したのだ。
293 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/07/30(土) 16:24:24.48 ID:PH+vhWKz0
桜「かはっ、かはっああ・・・!!」

何かを吐きだすかのように息を荒げる。

アーチャー「彼女を起こせ!!」

「ええ!!」とライダーが桜を起こし、器を投影したアーチャーが桜の顎もとに寄せた。

そして、桜が何かを吐きだした。

ランサー「何!?」
294 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/07/30(土) 16:25:02.70 ID:PH+vhWKz0
吐きだしたものを見てランサーは驚いた。

それは蟲だったのだ。

凜「蟲・・・?」

桜「ああああああ!!!!」

続けて蟲をどんどん吐きだしていく。

おさまったのはそれから十分後だった。

その頃には桜の髪が紫から黒に代わっており、部屋には事体を聞きつけた士郎やセイバーらもいた。
295 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/07/30(土) 16:25:31.62 ID:PH+vhWKz0
それからして、全員は居間に集まっていた。

桜は部屋で疲れ切ったかのように眠っている。

セイバー「で、桜ちゃんが吐いた蟲って何だったんですか?」

キャスター「まず彼女の身体とあの蟲はとても相性が悪いの。それでもその相性を強引に蟲で誤魔化したんでしょう、大量の蟲がその証拠ね。

後あの蟲自体術者のオリジナルみたいだから色々仕掛けられてたと思うわ」

士郎「そんな・・・」

「何も気づかなかった」と、肩を落とした。

セイバーが何も言わず、慰めるように士郎の背中を撫でる。

ランサー「ってことはだ。その術者はさっきの家の奴であり、言峰はその家にいた」

ヤカン「そいつ言峰が繋がってるのは明白でチュね」

葛木「キャスター。言峰の居場所を探知してくれないか」

キャスター「分かりました」
296 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/07/30(土) 16:42:20.67 ID:PH+vhWKz0
次も多分説明会


所持数開放、召喚石30、嬉しいですね。

福袋で乳上は考えています。

まず3騎士ガチャで最低ライン(女キャラ)を引くのは男鯖4体分引いて9分の5、内一体は既に持っているので新規の女鯖を引くなら9分の4の確率になり、乳上自体だけなら9分の1になります。

難しい、悩みます、だからこそ面白い。それがガチャ。
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/07/30(土) 16:51:45.22 ID:I52LvqrkO
個人的には外れ確率結構高いから有償石限定はスルーかな
以外と被ってるとかうちには必要ないとかいう面子が多い……

でも乳上当てるならあらゆるチャンスを試すべきでは?
ここでダメでも次のピックアップと思えるけどスルーしてピックアップ爆死じゃ時間は巻き戻せないし
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/07/30(土) 18:27:54.39 ID:Hh6nSuXv0
でも福袋には獅子上が居ますぞ
乳上と同じくおっぱいデカいアルトリアが
確率は低くとも八分の一何てチャンス正月まで無いかも
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/07/30(土) 20:28:28.32 ID:Ev9sIzCpO
上でいってる乳上は多分獅子上のことじゃない?今回の福袋は6章までのストーリーガチャで引ける鯖限定だから、
剣 アルトリア、アルテラ、モーさん
弓 オリオン、テスラ、アルジュナ
槍 カルナ、獅子上
他 ジャンヌ

の9人になる。前の書き込みからして>>1が引いた星5は恐らくアルトリア。となると勝ちといえるのは獅子上とジャンヌの2/9かな。まあ今回だけ引くのはアリじゃないかな?今後のピックアップで引けるとは限らないし。引くのなら、勝利を祈る。
300 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/01(月) 02:13:37.26 ID:gCUctibU0



―――――



キャスター「見つけた」

キャスターがそう呟いたのは、探し出してから5分後のことだった。

アサシン「早いな」

キャスター「向こうが見つけてくれと言わんばかりに主張してきてるわ」

「でも――――」と、違和感を口にする。
301 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/01(月) 02:14:04.27 ID:gCUctibU0
葛木「どうした?」

キャスター「姿が変わっている・・・言峰は先程あったときの外見ではなくマッチョな爺になってるわ」

ランサー「マッチョな爺・・・?」

キャスター「ええ。でも気配や空気は言峰そのものね」

セイバー「分からないことを考えてもキリがありません。どこにいるんですか?」

キャスター「柳洞寺よ」
302 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/01(月) 02:15:55.73 ID:gCUctibU0
セイバー「柳洞寺、あの寺ですか」

キャスター「でも彼がいるのは地下深くね」

士郎「地下・・・?」

凜「あの辺って霊地としてはいいけどそれ以外に何かあったかしら・・・」

この街に詳しい二人が頭を捻る。

ヤカンも分からない様子だ。

全員が考え静まったその時、

セイバー「・・・大聖杯」
303 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/01(月) 02:16:55.96 ID:gCUctibU0
呟くように、だがはっきりと言った。

イリヤ「大聖杯、聖杯の根源・・・」

アーチャー「間桐蔵硯は聖杯を作った者の一人であり言峰の協力者。そして精液を集めていた」

ヤカン「何かやらかそうとしているのは明白でチュね」

一同は一斉に柳洞寺へ向かった。

その際、士郎は

士郎「そういえばセイバーって爺さんとは令呪以外で話してないんだよな?なんで大聖杯のこと知ってたんだ?」

セイバー「あー、実はたまに切嗣の資料をこっそり見たんですよ。ほら、こう言った情報はちゃんと相棒と一緒に共有しておかないと、ね」

「ま、向こうは見せる気0のようでしたが」と笑った。
304 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/01(月) 02:22:53.59 ID:gCUctibU0
獅子上のあのお姉様感ほんとすこ膝枕してもらって頭撫でてもらいたい

>>299

正解、師匠ピックアップで引きました。相棒です。
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/03(水) 16:00:20.60 ID:poJCuoD00
大性杯か
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/03(水) 20:18:21.42 ID:QfDd2kFCO
つまり小性杯は言峰のケツ穴?
307 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/05(金) 23:12:40.68 ID:6dC/WJSw0
地下の大空洞にそれはあった。

並々ならぬ程の大きな魔方陣、大聖杯だ。

士郎「これが、大聖杯・・・?」

意外そうな声で言った。

イリヤ「そうだよ。意外だった?」

士郎「なんて言うか、もっと派手なものをイメージしてた」

イリヤ「ふーん」
308 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/05(金) 23:13:11.48 ID:6dC/WJSw0
すると大空洞に声が響いた。

蔵硯「来たか」

一同が一斉に声のする方を向く。

その方向、魔方陣の中央だ。

そこには筋肉盛大な年老いた爺がいた。

バケツ「テメエが間桐蔵硯か」

蔵硯「クハハハハハハハハ!!如何にも!!私が神である!!!!」

と、両手を羽ばたかせた。

まるで自分が神にであるかのように。
309 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/05(金) 23:13:45.57 ID:6dC/WJSw0
そしてすぐに冷めたような表情で続ける。

蔵硯「そして、残る問題は貴様らの処理だけだ」

アーチャー「ほう。この一同を前にして、随分と大口を叩くな」

そう、この場にはこの戦いに呼び出された『七騎のサーヴァント』とギルガメッシュがいる。

負けは考えられない、はずだ。

蔵硯は再び高笑いをし、言った。

蔵硯「いいことを教えてやろう。この大聖杯には幾つか予備のシステムがあるのだよ」
310 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/05(金) 23:14:16.37 ID:6dC/WJSw0
「そのシステムの一つをお見せしよう」と、指を鳴らした。

その瞬間、

セイバー「士郎!!」

「うぇっ!!」と驚く間に、セイバーに頭を掴まれしゃがまされた。

自体を把握できないと上を見上げるとセイバーが何者かの槍を受け止めていた。

更に周囲を見渡すと全員が散り散りになり何者かと戦っている。
311 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/05(金) 23:14:43.11 ID:6dC/WJSw0
士郎「な、なんだよこれ!?」

蔵硯「これが聖杯の予備システムの一つだ」

真後ろにいた蔵硯が士郎の耳元で答えた。

セイバーが瞬時に動き蔵硯を斬る。

蔵硯は斬られたが少し離れた所に再び現れた。

蔵硯「この大聖杯には、七騎のサーヴァントが一勢力に統一されてしまった場合にそれに対抗するために追加で七騎のサーヴァントを召喚する予備システムが組み込まれているのだよ!!」
312 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/05(金) 23:16:34.09 ID:6dC/WJSw0
つまり、今全員と対峙しているのは新たに召喚された七騎のサーヴァントということだ。

今度は大聖杯の士郎達の対となる位置に現れた。

その後ろには一本道のような空洞がある。

士郎「あいつ!!」

セイバー「ええ!!行きましょう!!」

剣を薙ぎ払い、サーヴァントはそれを受け止めるがその力の強さに大きく吹き飛ばされる。

それをライダーが鎖で巻き付けて拘束した。

そして「ここは任せて」と言わんと頷く。

セイバーもライダーに頷き返し、士郎と共に走り出した。
313 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/05(金) 23:20:32.13 ID:6dC/WJSw0
後40分でピックアップが切り替わります。乳上を召喚する最後の機会でしょう。

この数日間僕はSSを書きもせずひたすらフリークエストを消化し、意思を溜め続けました。

今の手持ち石は180個、呼札は10枚、合計70連という計算ですね。

絶対に引きます。祈ります。信じます。彼女の降臨を。

自らの手で引き寄せるんです。
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/05(金) 23:25:29.57 ID:vHqblBApO
応援してる
水着乳上とか来たらどうしよう
315 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/06(土) 00:52:16.60 ID:pL2ygo340
セイバー「行きますよ、士郎!!」

士郎「ああ!!トレースオン!!」

その両手に、陰陽を模したような剣が現れた。

そしてそれを蔵硯目掛けてぶん投げる。

蔵硯「小癪な」

そう言うと、蔵硯の側に剣を持ったサーヴァントが現れそれをガードし弾いた。

同時にセイバーが、魔力放出で勢いを付けた渾身の一撃をガードの体制である敵に叩き込む。
316 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/06(土) 00:52:42.72 ID:pL2ygo340
敵はバランスを崩して後退してしまう。

セイバー(これで邪魔者は消えた)

後は目の前のコイツ(蔵硯)を切り伏せれば――――





――――と、剣を薙ぎ払ったその時だった。

セイバー「!?」

セイバーが後退し追いついた士郎の前に立ち、剣を構える。

蔵硯の前に一本の矢が刺さっていた。

士郎「矢!?」

セイバー「士郎、分かりましたよ・・・奴が精液を集めていた理由が・・・」

そう言って蔵硯を睨む。

蔵硯は自身の背後から現れ、前に出る6体のサーヴァントを見守り勝ち誇った笑みを浮かべた。
317 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/06(土) 00:53:36.22 ID:pL2ygo340
士郎は前と後ろを見比べる。

前には弓矢を持ったサーヴァントが、その後ろではまた別の弓矢を持ったサーヴァントがアーチャーと戦っていた。

士郎「まさか、こいつ13体のサーヴァントを・・・!!」

聖杯のシステムで七騎、更に集めた精液を使って呼んだ六騎、計十三騎が蔵硯のサーヴァントということになる。

精液による召喚が六騎なのは士郎の精液が入手できなかったのが原因だろう。




バケツ「野郎、あんなにサーヴァントを・・・!!」

ヤカン「バケツ!!僕達も蔵硯を追うでチュ!!」

イリヤ「幸いここの敵サーヴァントは3体消えてるし、残り3体任されてもいいよ?」

バケツ「い、いいのか?」

イリヤ「うん。その代り――――」
318 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/06(土) 00:54:44.93 ID:pL2ygo340
ライダー「アーチャーとそのマスター、行ってください。ここは私が引き受けます」

凜「ライダー・・・」

アーチャー「すまない。任せたぞ!!」

そう言って凜を抱え、飛び出した。



キャスター「宗一郎、少し時間が掛かります。アサシンと共に行ってください」

葛木「キャスター・・・!!」
319 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/06(土) 00:55:11.00 ID:pL2ygo340



――――



蔵硯が奥の空洞に入って行った。

セイバー「まずはこの7体ですか・・・。さすがに私と士郎だけでは――――」

「――――それだけじゃないでチュ!!」

セイバーの言葉を豪雨のように降り注がれる剣が遮った。

士郎「や、ヤカン!!」

ヤカン「ここは僕に任せるでチュ!!」
320 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/06(土) 00:56:05.33 ID:pL2ygo340
更に剣を放ち、空洞への一本道を開る。

セイバー「士郎!!」

士郎「ああ!!ありがとうヤカン!!」

士郎とセイバーが駆け抜け、空洞に入った。

ヤカン「さあみんなも!!」

続いて凜、アーチャー、葛木、アサシンが続き、

バケツ「・・・ヤカン、任されたぜ」

ヤカン「元々は言峰の異変に気付けなかった僕らが発端でチュ。だからバケツも頑張るでチュよ」

バケツ「おうよ!!」
321 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2016/08/06(土) 01:08:29.97 ID:pL2ygo340
ガチャを50連回し、全てに絶望し呼札10枚回し、最後に残した石30個で回しその八体目、ついに彼女が降臨なされました。

通算68回目です。

Hope of dystopia

僕の心象風景を絶望郷が支配したその時、彼女は希望の光となって絶望郷から僕を救い出してくれたんです。

とどのつまり、乳上引けました。

夢が叶った、祈りが届いた、信じてよかった。

様々な希望の光が僕の心象風景を照らしてくれました。
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/06(土) 01:22:35.05 ID:VPsnESiXO
おめでとう
お前がナンバーワンだ
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/06(土) 01:51:03.79 ID:rhvcgmwaO
乙。おめでとう
因みに福袋は今回は見送った?
324 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga sage]:2016/08/06(土) 11:13:17.76 ID:pL2ygo340
>>323
見送りですね。金銭的にキツクて・・・。

ちねみにですが乳上以外の☆4以上のサーヴァントは来ませんでした。来たのは(最後の10連での)乳上だけです。

呼札はともかく10連×6で☆4一体とはなかなか来ますね。もしこの☆4が乳上ではなく他のサーヴァントだったら・・・考えたくないです。
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/06(土) 11:20:06.97 ID:lUmGcrD4O
>>324
3000円で白乳上くるかもなのに?
326 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga sage]:2016/08/06(土) 11:35:02.30 ID:pL2ygo340
>>325

福袋は有償石30個で、3000円入れても2900円の有償石25個+無償石11個のしか買えないんだよ(5個足りない)。

有償30個以上得られるのは4800円以上からになってる。
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/06(土) 11:58:52.14 ID:YsSCVhJXO
まあそこは人それぞれだね。確実に星5が手にはいるか、石をためたいかどちらを優先するかはどちらが劣るということもない。水着イベント控えてるなら尚更だ。
問題はあっちでランサーきよひー来るみたいだから>>1のカルデアがランサー過多になってるところかな?扱いやすいアサシン引けることを祈る
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/06(土) 13:59:19.94 ID:e6yfBLtuO

おめでとう
さあ次は聖杯転臨だ……
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/06(土) 20:06:45.94 ID:/hbshDw7o
2900円と480円と120円で買うとちょうど有償30個になるのはご存知?
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/06(土) 20:07:18.11 ID:/hbshDw7o
おつ
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/07(日) 00:07:16.70 ID:lIYZvBpyO
私も先程、乳上が来ました
次は、白乳上ですね
332 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga sage]:2016/08/07(日) 22:17:48.12 ID:GNjiOzHR0
走り去った先に、蔵硯はいた。

アーチャー「さあ、観念してもらおうか」

そう言った、アーチャーは弓と矢を投影し構えた。

アサシン「相手は奴だけではござらんはずだ」

葛木「ああ。どこかに言峰が隠れてる可能性がある」



蔵硯「いや。言峰綺礼は死んだよ、精液が集まった以上生かす必要性もないからな」
333 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/07(日) 22:18:24.40 ID:GNjiOzHR0
凜「っ・・・」

士郎「つまりアンタは自身の目的のために言峰を・・・!!」

蔵硯「そうだ。あの男に遠くから精神的苦痛を味わわせ、その苦痛を和らげるように近づき駒として利用したのだ。

全て、私の予想通りだ」

セイバー「ではあの動画も?」

蔵硯「ああ。私が奴を扇動した」

セイバー「・・・あの動画で彼とセックスしていたのも?」

蔵硯「私だ」
334 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/07(日) 22:19:15.17 ID:GNjiOzHR0
凜が膝を着いた。

アーチャー「凜!?」

凜「お父・・・さん・・・」

凜の心象が絶望で染まって行く。

脳裏に動画の言葉が、時臣の声が蘇って行った。

バケツ「そうだ・・・ヤカンも言ってたぜ。あの声は前回の聖杯戦争で死んだ遠坂時臣だって・・・」

アーチャー「ちなみに言うと間桐桜の治療をした時に間桐蔵硯の死は確認済だ」

アサシン「と言うことは蔵硯も言峰は死んでいて・・・」

葛木「貴様は蔵硯でも言峰でもない・・・」

士郎「って・・・なるとお前・・・」

セイバー「誰、なんですか・・・?」
335 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/07(日) 22:19:48.11 ID:GNjiOzHR0



蔵硯「フハハハハ!!」



蔵硯が笑った。

全てを観念したかのよう。

蔵硯「まさか、蔵硯の死を見抜いた者がいたとは・・・」

蔵硯は気合いを叫び出す。

すると服をピチピチに張らせていた筋肉は更に盛り上がり、ついにそれを破いた。

そして蔵硯の老いを表していたシワが薄くなり、消えて行く。
336 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/07(日) 22:20:32.78 ID:GNjiOzHR0
バケツ「なんだアイツ!?若くなってんぞ!?」

アーチャー「いや!!違う!!これは――――」

セイバー「――――人が変わって行っている!?」



蔵硯の身体から、骨がゴキュゴキュと豪快に音を立てている。

蔵硯「うわああああああああああああ!!!!!!」

口から白い煙を吐いた。

煙が晴れると変形が終わった蔵硯の真の姿がそこにいた。

時臣「はああ・・・!!」

筋肉が、筋肉で、筋肉な、遠坂時臣が――――
337 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/07(日) 22:30:23.45 ID:GNjiOzHR0
筋肉が、筋肉で、筋肉な、遠坂時臣

はマッスル北村をもっと凄くしたような感じをイメージしてください

ストーリーも最終決戦、振り返れば今回は士郎やアーチャーより言峰、時臣、ランサーに重きが乗ったストーリーでした。

>>327

アサシンだけ☆4いないからサポートもアサシンだけ四次ハサンですわ。
一番過多なクラスはキャスターですねー、ありす、リリィ、マハトマ、孔明。

>>328

とりあえず父上は最後まで開放します。

>>329

言いたいことはわかるけどおまけの無償石的に4800で買った方が得のはず

>>331

そうですね。またいつか来るピックアップに備えて貯め直しです。

338 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2016/08/07(日) 23:44:02.36 ID:N8c7dv/DO
乙。百ハサンならアーツ二枚あって星それなりに出せるから乳上との組み合わせは悪くないね。まあアンデルセンとも相性かなりいいから、アサシンはそこまでこだわらなくてもいいか。
そしてどうなるんだいトッキー
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/08(月) 19:35:57.46 ID:qgG2PsbgO

凛はもうダメかもしれんね……
340 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/10(水) 01:37:07.89 ID:PTIosJ7S0
アーチャー「なっ・・・」

セイバー「ばっ、馬鹿な・・・!!」

アーチャーもセイバーも時臣の最後を知っている。それ故に驚きを隠せなかった。

凜「お父さん・・・」

そう呟いた凜の目には涙が溜まっている。

時臣「久しぶりだね、凜」

かつての父親を思わせる優しい言葉だった。
341 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/10(水) 01:37:35.17 ID:PTIosJ7S0
凜「何で・・・何がどうなってるの・・・!!??」

時臣は凜をなだめるように「ああ、そうだな、全て話すよ」と言って藩士を始めた。

マスター達も、サーヴァント達も耳を傾けている。

時臣「まず私は10年前、言峰綺礼に殺された。

聖杯戦争中、私は衛宮切嗣との取引で条件を飲ませる代わりに言峰綺礼を海外に飛ばし聖杯戦争から完全に離脱させる手筈になっていた。

そのことを伝えた夜、私は彼に餞別としてアゾット剣を手渡し部屋を出ようとした直後、背後から心臓を一突きされて命を落とした。

だが私は幽霊として、いや言峰綺礼の背後霊として生きていたのだ。信じられないだろうがな。

その後言峰綺礼のやることなすこと全てを見せられた私は届かないと分かっていながらもひたすら糾弾した。

無駄だと分かりながらただただ呪い、叫び、罵詈雑言を浴びせ続けた」
342 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/10(水) 01:38:07.51 ID:PTIosJ7S0
「だが――――」と、区切り顔を一層強張めた。

時臣「――――全て届かなかった。分かっていた。全て分かっていた。

だが!!それでも!!私の言葉を聞かず!!私の全てを奪い笑顔になるあの男が許せなかった!!!!」

そう言って壁に拳を叩き込んだ。

壁のアナははキッカリと綺麗に拳の形を取っている。

時臣「そうとも!!全て奪われた!!家族も!!地位も!!後世に残した物件も!!全てあの男に滅茶苦茶に踏みにじられ、消えて行ってしまった!!!!

私は背後霊になってからずっと言峰綺礼を呪い続けた。ひたすら、ひたすらにな」
343 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/10(水) 01:39:28.79 ID:PTIosJ7S0
時臣「そしてついに機会が訪れた。君だよランサー。いや、今はバケツ仮面だったかな?」

バケツ「俺が、機会・・・?」

時臣「そう。私の呪いが神にでも届いたんだろう。ランサー、君が仕事をサボるために作った分身に乗り移ることが出来たんだ」

バケツ「あれは時間が経つと消えるはずなんだがな・・・」

時臣「根性で乗り切ったさ。

その後乗り移る、つまり肉体を得た私は復讐に動いた。

奴を陥れ、変態行為を行わせ社会的に殺し、それを自覚させ精神を崩壊させその精神をアナル肉奴隷調教と公開変態セックスで再生させたのだ」
344 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/10(水) 01:49:36.89 ID:PTIosJ7S0
正直とっきーはキレていいと思います。

今更感がありますが乳上身長伸びてましたね。お姉様路線での妄想が捗りました。師匠も水着で来ますし乳上と師匠のサンドイッチなシチュエーションで一発海でオナニーするのもいいかもしれませんね。
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/10(水) 02:07:58.70 ID:F8m5dUk/o
おつー
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage ]:2016/08/10(水) 06:47:35.11 ID:A3UKO5KpO
乙。そういややっと来た金アサシンか
347 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/12(金) 00:43:28.56 ID:qmEX8PMH0
時臣「その後変態と化した奴を野に放ち私は間桐蔵硯の元へ行った。

そして蟲にこの魂を写し、言峰綺礼を使い精液を集めさせ最後に奴を罠にハメその肉体を蟲で吸収し私の魂を転生させたのだ」

「これが、全てだ」と息を吐いた。

士郎「ま、待て!!アンタは何で蔵硯と繋がっていたんだ!?」

時臣「ああ、簡単だよ。蔵硯は私の『アナル奴隷だった』。それだけだ」

言った直後に、バタッと音がした。

意識を失った凜が倒れたのだ。
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/12(金) 01:16:04.60 ID:KcUDnstOo
そりゃ意識も失う
349 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/12(金) 01:42:41.02 ID:qmEX8PMH0
バケツ「妻子がいながらあの老いぼれとセフレだったってえのかよ!!」

対して時臣は、無表情で「そうだ」と答えた。

バケツ「テメエ!!」

と、バケツが怒鳴る。

何人かもじっと時臣を見つめており、感情のボルテージが上がっているのは明白だった。

セイバー「もう話はいいでしょう。どの道もう終わりです」
350 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/12(金) 01:43:08.91 ID:qmEX8PMH0
時臣「終わり、か。それはどうかなああああああああああ!!!!!!」

時臣が走り出す。

それが開戦の合図というようにサーヴァント達も一斉に駆け出した。

アーチャー「アサシン!!」

アーチャーが刀を投げ渡す。

それはアサシンが言峰に折られた刀と同じ刀だった。

アサシン「これは、すごいな。折られた物と大差がない!!」
351 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/12(金) 01:43:37.41 ID:qmEX8PMH0




士郎「葛木先生!!遠坂を安全なとこに!!」

凜を背中に負ぶって、言った。

葛木「ああ。とりあえず離れよう!!」



セイバー「うおおおおおおおおおおお!!!!」

バケツ「でああああああああああありゃああああああ!!!!」

セイバーが真っ直ぐ一直線に、バケツがジャンプし上から攻撃を仕掛けた。

時臣は掌に魔力を溜め障壁を張り、二人の攻撃を遮断する。

同時に二人はさっと中央を開けるように左右斜め後ろに下がった。

更にその中央奥からキラリと何かが光り、一瞬にして時臣の障壁に叩き付けられ爆発した。
352 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/12(金) 01:44:40.17 ID:qmEX8PMH0
爆発による炎上の中から炎の弾丸がアーチャー目掛けて跳んだ。

それをアーチャーの側にいたアサシンが投影で作られた物干し竿で叩き落す。

そしてセイバーとバケツが炎上の中から出てくる時臣に呼吸を合わせ、打ってかかった。

バケツ「テメエの目的はなんだ!!何が目的でこんなことをしている!!??」

時臣「無論、神になることだ!!聖杯の力を使ってなあ!!!!」

と、目を赤く光らせビームを斜め下、足元を薙ぎ払うように放ちセイバーとバケツを強引に後退させた。
353 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/12(金) 01:45:35.20 ID:qmEX8PMH0
セイバー「チッ・・・」

セイバーはバックステップで回避し姿勢を低めに構えなおす。

だがバケツは大きくジャンプし、ルーン魔術でペニスから白い弾丸を放った。



時臣「ふん!!」

それを拳で薙ぎ払い、そのまま掌を天に掲げた。

時臣「サーヴァントを新たに呼び出したのも最強の私と!!神の使いたるサーヴァントで世界を統べるため!!」

「全て、私が神になるための――――――」と掲げた掌に光を集め出したその時、













「――――――――そういうことでした。師よ」











世界が凍り付いた。
354 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/12(金) 01:57:48.86 ID:qmEX8PMH0
次回真ラスボス戦。後数回で終わるんじゃないかな。
355 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/12(金) 18:41:55.72 ID:qmEX8PMH0
時臣「なっ、何だ!?うっ・・・ぐおあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

突然、時臣の腹部が妊娠したかのように大きく膨れ上がった。

時臣「そんな、まさか・・・!?」

苦しそうにうめき声を上げ、時臣は腹を抑える。

そして腹の膨らみは少しづつ下に降下していき、お尻からそれは現れた。



「おひゃー!!おひゃー!!」
356 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/12(金) 18:42:23.56 ID:qmEX8PMH0
それは赤ん坊だった。

その時、赤ん坊を遠視していたアーチャーが言った。

アーチャー「その赤ん坊を見ろ!!」

言葉と同時に全員が赤ん坊を見た。

セイバー「なっ、何ぃ!!??」

セイバーが一番に察した。続いて他のメンバーもそれに気づいた。

赤ん坊が成長しているのだ。
357 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/12(金) 18:42:51.69 ID:qmEX8PMH0
そして赤ん坊は見知った姿へと変貌していく。

それを見た時臣が叫んだ。

時臣「この死にぞこないがああああああああああああああ!!!!」

右腕で強烈なストレートを叩き込む。

だがその一撃は成長した赤ん坊――――否、言峰綺礼が掌で容易く受け止めた。

時臣「あ、あああ・・・」

言峰「会いたかったです。師よ――――いえ、ご主人様♡」

瞬間、時臣の表情が絶望に染まった。
358 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/12(金) 18:45:58.06 ID:qmEX8PMH0
明日はコミケ2日目。明日、明後日がメインの方もいるのではないでしょうか?

体調管理には気をつけて頑張りましょう。
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/12(金) 19:09:31.91 ID:VxAivLino

粘ったけどマテリアル買えんかった……明日また行かねば
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/12(金) 19:38:17.87 ID:KcUDnstOo

凛が時臣の出産を気絶して見れなかったのは不幸中の幸いか
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/12(金) 20:12:25.19 ID:3jkiJyS7O
凛ちゃんクッソ汚いイベントはおおよそ回避してる。さすがセイバーの幸運がAになるだけある
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/13(土) 09:44:12.83 ID:2MHTQxvmO
確かトッキー、心臓じゃなくてある意味ショック死に近い状態だったような…
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/13(土) 14:27:31.59 ID:oBDZy3Hdo
クソまみれの赤ん坊を出産とか本当に地獄みたいな光景だわ……
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/13(土) 23:44:15.96 ID:hzdBTS2+0
やっぱ頭おかしいわ(褒め言葉)
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/14(日) 21:27:01.62 ID:j4OQNPVy0
天才の発想ではある
受験の息抜きに始めたって経緯とは信じられん
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/15(月) 17:21:16.43 ID:vPR1ev/AO
もう小説家になろうあたりでオリジナルホモバトル書いてほしい
人気でそう
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/15(月) 18:11:50.08 ID:ee/cbB9SO
戦闘描写がうまくなってるからね。それはそれで面白そう。
そして開拓はどうなっているのか、水着師匠までいったのか。このあとのピックアップで白い乳上引けるのか楽しみだ
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/15(月) 20:11:03.28 ID:2ALIXTpPO
凛ちゃん,sun値チェック成功したのか(気絶)
369 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/15(月) 21:40:48.87 ID:RWY1FbMl0
時臣「ぐうっ・・・!!」

攻撃が通じないという結果に、慌て気味に後ろに下がった。

だが、同時に言峰も前進し時臣の身体を抱きしる。

言峰「ご主人様ッッッ♡♡♡」

時臣「ぐあああああああああああああああああ!!!!」

ギュウウウウウウ!!!!と抱き締められ、バキバキという音と共に時臣の身体が軋む。
370 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/15(月) 21:44:02.15 ID:RWY1FbMl0
時臣「離せ!!離せえええええええええ!!!!」

掌から0距離で言峰の身体にビームを放つ。

だが言峰は何事もないかのように時臣を抱きしめる。

そして、

「愛しています」

と、耳元で呟き続けた。
371 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/15(月) 21:44:58.92 ID:RWY1FbMl0
時臣「うぉえっ!!気持ち悪いいい!!!!」

言峰「それでも、愛しています。どんなに気味悪がれようと、罵詈雑言浴びせられようと、愛しています。

私は、あなたが欲しい。あなたを独占したい。永遠に、私と言う名の檻に閉じ込めておきたい」

すると言峰に抱き締められている時臣の身体が光り出した。

時臣「なっ・・・なんだこれは!!??」

言峰「一緒に、一つになりましょう・・・。私が、あなたの全てになります・・・」

それは吸収だった。

言峰が愛の力で時臣を吸収し1つになろうとしているのだ。

時臣「嫌だ!!嫌だ!!誰かっ・・・誰か助けっ――――――――」
372 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/15(月) 21:45:51.60 ID:RWY1FbMl0
その言葉を言い終えた瞬間、時臣の身体は光の粒子となり言峰に吸収された。

言峰はうっとりとした表情で、自身の胸を撫でる。

そこにいる時臣を愛でるように。



セイバー「な、なんですかアレ・・・」

セイバーはこの状況に理解が追いつていなかった。

バケツ「分かんねえ・・・俺にもさっぱりだ」

アーチャー「つまり、言峰の肉体で復活した時臣はその肉体の主人格であった言峰に乗っ取られた、ということだ」

アーチャーが二人の側に来て、言った。
373 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/15(月) 21:47:43.54 ID:RWY1FbMl0
セイバー「あなたはよく冷静でいられますね・・・。もしかして私なんかよりよっぽどすごい人生歩んでます?」

アーチャー「ふっ、どうかな。だが相応の経験を積んだことについては自負している」

そう言って言峰を見やった。

言峰は敵意を剥き出しており、一歩づつ足を進めていた。



言峰「ご主人様の望みは神になること。その願い、その下僕たる私が叶えるが道理――――」

その時、

時臣『――――助けて!!助けてくれえ!!凜!!桜!!』

言峰の胸に絶望に染まった時臣の顔がでっぱり上がり、叫んだ。

その声からひしひしと時臣の絶望が伝わってくる。
374 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/15(月) 22:15:46.55 ID:RWY1FbMl0
ヤンデレ言峰×時臣

って組み合わせってどうなんでしょうか。カップリング的に。

ってかマシュのおっぱいすげええええええええええええええええええええええええ!!!!

>>361
凜いると話長引くの見えますからここで退場させて頂きました(”・ω・)

>>365
そう言われると嬉しいよありがとう。

>>366
オリジナルじゃないけどハーメルンみたいな二次創作投稿サイトで今作終わったらシリアス系で書いてみたいなって思ってます。

>>367
師匠まだゲットしてないですね。食料ひたすら集めて羽と交換してました。
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/15(月) 23:57:54.64 ID:6n6fc8Wko

>嫌だ!!嫌だ!!誰かっ・・・誰か助けっ――――――――
時臣の恐怖と絶望がヒシヒシと伝わってくる……
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/16(火) 02:59:42.37 ID:2fjTs2Qqo
時臣の最後の慟哭怖い乙

>>374
麻婆ワインという恐ろしいカップリング用語があってだな…
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/16(火) 17:26:09.23 ID:pOPsXn0AO
>>376

麻婆豆腐とワインはグルメにはおなじみの組み合わせらしい
つまり二人のフュージョンは必然…!
378 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/16(火) 19:01:39.72 ID:/Ix3gO1n0
言峰「ご心配はいりません。この私がずっとお側にいます」

時臣『嫌だっ・・・!!やめてくれ・・・!!自分がなくなっていく、全てが言峰に染まって行く!!』

時臣の悲鳴と同時に、言峰は抵抗する時臣を抑え込み封じた。

言峰「では、始めようか」

言峰が走り出した。

セイバー「アサシン!!士郎達を頼みます!!」

アサシンは頷き、士郎と凜をおんぶしている葛木の前に立った。
379 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/16(火) 19:02:37.05 ID:/Ix3gO1n0
3騎士が言峰を迎え撃つ。

セイバーが前線で戦いアーチャーが少し離れた所で矢を射る。

そしてバケツもといランサーは得意のルーン魔術を活かしセイバーとアーチャーのいる2か所を行き来し巧みに戦う。

一見は互角に見えているが、一人でも欠けたら一気に劣勢に立たされるというのは明白だ。



言峰が攻めに出た。

ランサーがセイバーとアーチャーの間の距離で遠距離攻撃を仕掛けたタイミングで最も近くにいるセイバーに突進する。

アーチャーとランサーの攻撃は無視していた。

セイバー「っ・・・」

狙いを察したセイバーは魔力を放出急速で後退し、ランサーと合流しようとする。
380 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/16(火) 19:03:22.17 ID:/Ix3gO1n0
だが、

言峰「遅いぞ」

後退するセイバーの目の前に言峰はいた。

ランサー「なっ、速い!?」



言峰を前にしてその動きを理解した。

セイバー(この動き、魔力放出か!?)

時臣はサーヴァントとその繋がりのあるマスターの精液を集め、強くなった。

つまりサーヴァントの力を自身の物にすることで神になろうとしたのだ。

今の言峰は全クラスのサーヴァントの力を合わせたハイブリットということになる。
381 : ◆/Pbzx9FKd2 [saga ]:2016/08/16(火) 19:03:50.24 ID:/Ix3gO1n0
セイバー「うおおおおおおおおおおお!!!!」

言峰の心臓目掛けて不可視の剣を突き出す。

対して、言峰は姿勢を低くすることで不可視の剣を頭上に素通りさせセイバーの手首を掴んだ。

セイバー「風王鉄槌!!」

それと同時にセイバーが不可視の剣に施された力を解き放った。



『これで言峰を吹き飛ばし自分は味方と合流し体制を立て直す』



言峰「――――というのが、君の算段かな」

セイバー「!?」

セイバーの真後ろに、言峰がいた。
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