冬馬「……笑ってはいけないジュピター?」

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200 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/05(金) 00:10:31.86 ID:l84lQbjIo
一人でやってたのにものすごく濃密だったわ
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/05(金) 06:12:24.46 ID:AxhtWvNSO
ナチュラルにディスったな
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/05(金) 07:40:13.48 ID:ZEyVMwfoo
うんこで笑ってケツしばかれるアイドル達がいるらしい…
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2016/08/05(金) 10:35:16.86 ID:4ux6LFZP0
チンコもウンコに並んで子供にウケる魔法の単語
マンコは変な空気になるから一部のみ笑う
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/07(日) 17:48:27.42 ID:d6uxs5NAO

冬馬「……なあ」

北斗「……なに?」

冬馬「……アイドルがウンコで笑うのってアウトか?」

翔太「……セーフかアウトかで言ったらアウトじゃない?」

冬馬「……マジで?」

翔太「少なくとも僕と冬馬君はまだしも北斗君はキャラ的にダメでしょ。ファンの女の子たちドン引きだよ」

北斗「でも俺平成版ドクタースランプで育った世代だし……あいつはあいつは顔デカいで笑ってた子供だったし……」

冬馬「ふざけんなよ、俺はアラレちゃん音頭しか認めてねえぞ」

翔太「冬馬君ってほんと懐古厨だよね」

北斗「典型的な面倒臭いオタクだな」

翔太「自分だって平成生まれのクセにね」

冬馬「うるせえよ。うる星やつらかお前らは」

翔太「え?」

北斗「え?」

冬馬「ごめん」

翔太「冬馬君のカレー……」ボソッ

冬馬「やめろ」

翔太「っていうかさ。一晩で丸暗記って普通にすごくない? なんであれで勉強出来ないの?」

北斗「あれだけの記憶力があるなら普通に出来るはずだよね」

冬馬「その能力をもっと別のところに生かせよあいつは」

翔太「ああもう、せっかく四季さんはあの無駄メガネや医者メガネとは違うと思ったのにとんだメガネだったよ。これだからメガネは」

冬馬「メガネそのものに罪はねえだろ」

北斗「メガネ否定は岡村君まで否定することになるぞ」
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/07(日) 17:55:33.33 ID:d6uxs5NAO

翔太「そういえば北斗君はそのなんとかヤプーってやつ読んだんでしょ? 結局どういうストーリーなの?」

北斗「俺も最初の方しか読んでないから分からないけど……確か女性が絶対的な権力を握ってて男はその奴隷にされてるっていう世界観だったよ。
   なんか肉体改造されて人間椅子にされたりしてたかな」

冬馬「うわあ……」

翔太「うええ……」

冬馬「っつーか一夜漬けってことはあいつ絶対部分部分で適当に誤魔化して間違えたこと言ってるぞ……」

翔太「……結局どこまでが正しくてどこが間違ってるの……? 分かんなくなってきた……」

冬馬「もう頭の中にウンコしか残ってねえ……」

北斗「なんかドヤ顔で綺麗な情景が浮かぶとか共感出来るとか言ってたけど絶対そんなの思い浮かんでないし共感もしてないよね」

冬馬「下手したら本気で太陽は西から昇って東に沈むと思ってんじゃねえかあいつ」

翔太「なんだっけ、ガリバーがラピュタで……ああもういいや」

北斗「まあそこは翔太がこれから自分で調べてみたらいいんじゃない?
   彼自身は適当に喋ってただけだろうけど、実際いろんなことを調べて学んでみるのはいいことだよ」

翔太「えー……やだ、面倒臭い。もう何見てもウンコとSMとメガネしか浮かんでこないし」

冬馬「勉強とかクソだな」ペッ

北斗「せっかく芽生え始めた勉学に対する意欲の萌芽が一瞬で摘み取られたな……」
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/07(日) 18:04:57.42 ID:d6uxs5NAO

翔太「まあそれにジブリの最高傑作は千と千尋だしね」

冬馬「何言ってんだ、もののけ姫で結論出てるから」

北斗「まあまあ、ここは間を取って紅の豚ってことでいいじゃないか。カッコイイってこういうことだし」

冬馬「は? じゃあ聞くけどお前ポルコに掘られてもいいのかよ?
   いくら中身がイケメンでも流石に豚に処女はやれねえわ。その点俺はアシタカにならケツを押し通られてもいい」

翔太「まあアシタカの方は冬馬君のケツなんか押し通りたくないだろうけどね」

北斗「確かにアシタカはカッコイイ。それは認める。
   でもいくらなんでもカヤからもらった首飾りをサンにあげてしまうのはどうなんだ?」

冬馬「いいんだよ、フンドシ穿いててもイケメンなんだぞアシタカは」

北斗「いいや、一番はポルコだ。ロリコンに見せかけて彼は最終的にはちゃんとジーナさん選んでるからね。しっかり貫き通してるから」

翔太「そんなこと言ったらハクなんて最初から最後までずっと千尋一筋だよ。
   迷ってすらいないよ。やっぱり千と千尋がナンバーワンだね」

冬馬「でもあいつ川じゃん。おかっぱだし」

翔太「おかっぱの何が悪いのさ。イケメンにしか似合わない選ばれし者の髪型だよ。
   ハクかブチャラティかイザークくらいしか許されないよ」

冬馬「民間人のシャトル撃ち落とした上にラクシズに寝返った奴のどこがイケメンなんだよ。
   ブチャラティ先輩と並べていいレベルの存在じゃねえわ。他が酷いせいで相対的に許されてるだけだろあいつ」

北斗「まあでもイザークにはシホがいる時点で勝ち組だよね」

翔太「そういえば北斗君ってディアッカに似てない?」

冬馬「言われてみれば……」





 ガラッ!

麗「し、失礼する……」

 デデーン 全員アウトー


麗「……えっ?」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/07(日) 18:43:49.07 ID:SmGHEFQ0O
レスは時事を取り込んでゆくスタイル
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/07(日) 22:43:52.12 ID:d6uxs5NAO

神楽麗
http://imepic.jp/20160807/618270
元ヴァイオリニスト。2人組アイドルユニットAltessimoに所属
犬と馬が好きで真面目な中性的クラシック系アイドル


麗「……何故今わたしは笑われたのだろうか……ごく一般的に入ってきただけなのだが……」

翔太「……ハク様! リアルハク様来た!!」

冬馬「ハク様!」

北斗「ハク様!」

麗「えっ」

翔太「ハク様ハク様! わたしのことは?」

麗「え? え?」

翔太「わたしのことは?」

麗「……ハク様と呼べ?」

翔太「ハク様!!」

冬馬「ハク様!!」

北斗「ハク様!!」

麗「……わたしはどう反応すればいいのだろう」

翔太「ごめんね、気にしないで。そんなことより来たのが麗さんってことはやっぱり……」

麗「ん、ああ。わたしの担当は音楽だ。今日はみなさんにショパンについて解説していきたいと思う」

冬馬「……おお! これはマジで期待出来そうだぞ!!」

翔太「しかも音楽って北斗君も得意な分野じゃん! 北斗君はずっとピアノやってたもんね!」

北斗「うん。今度こそまともな授業が受けられそうだ」

麗「しかし申し訳ないのだが、みなさんには最初にひとつ謝っておかなければならないことがある」

冬馬「ん? なんだ?」

麗「……すまない。本当は今日ここには都築さんも来る予定になっていたのだが……」

翔太「なにかあったの?」

麗「……直前になってまたフラフラとどこかへ消えてしまった」

翔太「ああ、うん。そこは最初から大体分かってた」

冬馬「まああの人はそういう人だろ」

北斗「基本省エネに生きてる人だからね……」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/07(日) 23:47:43.14 ID:d6uxs5NAO

麗「本当に申し訳ない……。ま、まあここは気を取り直して本題の授業の方に入ってゆこうと思う!
  ……っと、その前に一度アウト分があったな」

木星「あっ……」




 バチーンッ!

木星「めそっ!!」


麗「それでは改めて話してゆこう。フレデリック・ショパンは19世紀に活躍したポーランド出身の作曲家だ。
  39歳という若さで亡くなっているがその生涯には200曲以上もの作品を残している」

麗「ロマン派の彼の紡ぐその音色の類いまれな美しさはピアノの詩人とも呼ばれるほどだ」

麗「英雄ポロネーズ、幻想即興曲、葬送行進曲、ノクターン、革命、黒鍵、蝶々、木枯らしなどが特に有名だな。
  わたしの好きな子犬のワルツも彼の作品だ」

冬馬「ふむふむ」

翔太「四季さんと違って麗さんの言うことは本当に素直に信じられるね!」

北斗「いいよねショパン。俺も大好きだよ」

麗「それから別れの曲というのもある。これはみなさんも聴いたことがあると思うのだがどうだろうか?」

冬馬「あー……タイトルだけなら分かるけどどんな曲だったっけ?」

翔太「えーっと、どうだろ」

麗「うむ。それでは分かりやすいように少しそこにあるピアノで弾いてみようと思う。
  わたしの専門はヴァイオリンなので拙い演奏で聞き苦しいかもしれないが……」

翔太「いやいやいや、全然そんなことないって。僕なんて猫ふんじゃったも弾けないし」

冬馬「塾なのになんでピアノ置いてあんのかと思ったらそういうことか」

北斗「神楽君のピアノが聴けるなんて嬉しいね」

麗「いえ、そんな大したものではないのだが……。では」スッ


 タンタンタタターン タタタターン タタタターンタ タタタタターン♪
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/07(日) 23:53:57.31 ID:d6uxs5NAO

冬馬「おっ、これなら俺でも聴いたことあるぜ」

翔太「僕も僕も。なんか悲しい感じの曲だよね」

麗「今弾いたのは触りの部分だけだがこれが別れの曲だ。正式名称はエチュード10の3ホ長調。
  エチュードというのは練習曲という意味で、ショパン22歳の時の作品だ」

冬馬「22歳!? すげえな、今の北斗とほとんど変わんねえ歳で作ってんのか」

翔太「天才っているもんだね〜」

北斗「本当に美しい旋律だよね。惚れ惚れするよ」

麗「彼は家族や友人に恵まれ比較的幸福な少年期をワルシャワで送ったが、その後はウィーンやパリなどを転々としている。
  当時のポーランドというのはとにかく激動の時代だったのだ」

麗「国力が弱まりロシアに支配され、独立を目指して起こした蜂起も鎮圧されてしまった」

麗「またフランスでも7月革命などが起こり、そうした近隣の国の影響も大きく……」

麗「結局祖国への想いが人一倍強かったショパンだが20歳で音楽家としての大成を願った周囲の後押しもあり国を出る決意をした後
  死ぬまで二度と故郷の地を踏むことは出来なかった」

翔太「自分の生まれ育った国に帰れなかったの? なんか可哀想だね」

冬馬「映画のターミナルみたいだな」

北斗「トム・ハンクスのやつだよね」

麗「そんな彼のポーランドに対する郷愁の念が込められているのがこの別れの曲だ」

翔太「ああ〜、なるほどね。だからなんか寂しい感じの曲なんだ」
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/08(月) 00:04:34.20 ID:SST7danAO

麗「ちなみに日本では別れの曲という名前で広く知られているが
  実はこれは1934年にドイツで作られたショパンの自伝的映画が翌年日本で公開された際に付けられた邦題だ」

翔太「へー! そうなんだ!」

冬馬「今から80年以上前か……まだ俺の婆ちゃんも生まれてねえな」

麗「海外では悲しみ、親しみなどの名称で呼ばれることが多い。
  またショパンは同じく作曲家であるフランツ・リストとも親しかったことで有名だ」

冬馬「リスト……それも名前だけなら聞いたことあるけど」

北斗「リストはとにかく難しいんだよね」

麗「ああ、彼の曲は大変難易度が高いことで知られ、超絶技巧と呼ばれている。
  プロのピアニストですらなかなか弾きこなせないほどで、今でも史上最高のピアニストとの呼び声も高い」

麗「さらに付け加えると彼は女性にもとてもモテたそうだ」

翔太「……なんかラノベの俺TUEEE系主人公みたいなスペックだね」

冬馬「俺そういうのスゲー腹立つわ。死ねばいいのに。あ、もう死んでた」

翔太「まんま北斗君じゃん、リストって」

北斗「いやいやいやいや、俺なんてとても彼の足下にも及ばないよ」
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/08(月) 00:51:22.21 ID:SST7danAO

麗「それからショパンはジョルジュ・サンドという男装の作家と大恋愛をしたことでも知られている」

冬馬「……男装? そんな昔に男装趣味の女なんていたのか」

翔太「真さんみたいな感じ?」

北斗「真ちゃんはとても女の子らしい子だけどね」

麗「ジョルジュ・サンドというのはペンネームで本名はオーロール・デュパンという。
  代表作には愛の妖精などがあるな。彼女はとても社交的な人物でサロン……上流階級者たちの集いの場にも頻繁に出入りしていた」

麗「そのため非常に交友関係が広く、あのバルザックも彼女のことは高く評価している」

翔太「バルザック? 誰それ?」

麗「ゴリオ爺さんや谷間の百合などを書いたフランスの文豪だ。
  彼は非常に毒舌なことで知られるが彼女に対する点は甘く、ベアトリクスという自身の小説の中にサンドをモデルにした登場人物も出している」

麗「それだけサンドという女性が人を魅了せずに置かない才気に溢れる人物だったということだろう」

冬馬「ほほう……」

麗「当時は女性はその能力を家庭内で発揮すべき、つまり良妻賢母であることを求められた」

麗「そんな中でズボンを穿き、破天荒な振る舞いをする彼女はバルザックのような例外を除き、多くの人々から大変な批判を受けたそうだ」

北斗「俺はそういう型破りな女性ってすごく好きだけどなあ。もしその時代に生きてたら是非彼女と恋をしてみたかったね」
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/08(月) 01:08:28.43 ID:SST7danAO

麗「先ほどのリストの紹介でショパンとサンドは出会ったのだが、彼も当初は彼女に対していい感情は持っていなかったらしい」

麗「『なんという感じの悪い女だ、本当に女性なのかどうかすら疑わしい』というような感想を漏らしている」

翔太「そこから恋愛に発展したの? 第一印象最悪なとこから始まるとかラブコメの王道じゃん。少女漫画?」

麗「もっとも26歳で出会い、その後恋仲になってから9年ほど続いた彼らの関係もショパンの死の2年前、37歳の時に解消し2人は破局している」

翔太「えー!? なんで? 漫画だったらそのままサンド大勝利コースだよね?」

冬馬「まあでも真中も最後は東城じゃなくて西野選んでるしな。なんで東城じゃダメだったんだよ。ふざけんなよ」

北斗「東城は行動するのが遅過ぎたんだ……仕方なかったんだよ。それに西野は可愛くて健気な良い子だからな」

翔太「あれにはさつき派の僕も激おこだよ」

麗「……その話はよく分からないが、とにかくサンドとショパンは最終的には決別している」

冬馬「なんで上手くいかなかったんだ?」

麗「真実は当の本人たちにしか分からないだろうが……つまるところ性質的に彼らは正反対だったのだろうな」

麗「気難しく病弱で生涯結核に悩まされた繊細なショパンに対し、サンドは非常にストイックで潔癖な人物だったらしい」

麗「また一説にはサンドはその……ふ、不感症だったのではないかとも言われている」

翔太「不感症!!」

冬馬「不感症!!」

麗「……」カァ〜ッ…
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/08(月) 02:21:48.99 ID:oIQ3hKJrO
不感症!!
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/08(月) 02:45:57.22 ID:SST7danAO

翔太「不感症だって冬馬君!! 不感症!!」

冬馬「不感症!! 不感症か!!」

北斗「不感症かあ……」

麗「……ゴホンッ! と、とにかく!
  そんな繊細な青年であったショパンと男勝りなサンドとでは食い違ってしまう部分が大いにあったのだろうと推察される」

麗「またサンドには既に2人の子供がいたのだが親子関係が良くなかったらしいな。
  そんなサンドの娘の肩をショパンが持ったことで恋仲に決定的な亀裂が入ったとも言われている」

麗「批判も多かったサンドとショパンの関係は人々からの好奇の目に晒された。
  その人目を避けるためとショパンの療養も兼ねて2人はひと冬の間マジョルカ島に滞在している」

麗「サンドは非常にまめまめしくショパンの看病をしたそうだが……
  介護を続ける内に恋人というよりももはや看護士のような気持ちになっていったようだな」

麗「彼はサンドにとって既に手のかかる自分の息子の1人のように思えてきてしまったのだろう」

麗「ショパンの方も女性としての愛情や癒やしを求めていたサンドが自身の情熱に応じてくれず
  だんだんつれない態度に変わっていったことに不満を抱いていたと……」

冬馬「なるほど!! つまりショパンは欲求不満だったわけか!!」

翔太「なるほどね!! そういうことか!!」

北斗「納得の理由だな」

麗「ああもうっ!! 敢えてぼかした言い方をしたのだからそこは深くツッコまないでくれっ!!」

冬馬「深く突っ込む!!」

翔太「深く突っ込む!!」

麗「〜〜〜〜っ!!」
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/08(月) 03:22:03.68 ID:+4VyuNSro
深く突っ込む!!
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2016/08/08(月) 12:59:39.76 ID:Wvx8Mr0+0
ウンコチンコを卒業して「つっこむ」に反応する中学男子にクラスアップしたな
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/09(火) 17:20:09.51 ID:Qdz5VhWAO

翔太「深く突っ込むだって冬馬君!! 深く突っ込む!!」

冬馬「深く突っ込む!! 深く突っ込むか!!」

翔太「ところで深く突っ込むってどういうこと!?」

冬馬「バカヤロウ、そんなもん俺が知ってるはずねえだろ!! 知ってたら今頃もっと薔薇色の人生送ってるわ!!」

翔太「それもそうだね!!」

冬馬・翔太「あっはっはっはっは!!」

 デデーン 冬馬、翔太、アウトー




冬馬・翔太「エンッッ!!!!」

 バチーンッ!



麗「……どうもわたしはあの2人のノリには付いてゆける気がしないのだが」

北斗「それで正しいんだ。間違っても君はあんな風にはなっちゃいけないぞ。お兄さんとの約束だ」

麗「……はあ。もういい。ではここまでを踏まえて次はみなさんに実践的にピアノを教えてゆこうと思う」

翔太「ええ〜? 僕ショパンなんか絶対弾けないよ〜!」

冬馬「俺も……」

麗「いや、ここはまずもっと簡単な曲から始めよう。みなさんも知っているだろう、カエルの……」

翔太「あ、分かった。カエルの合唱ね」

冬馬「……なんか一気に難易度下がったな。幼稚園児かよ。もしかして俺らナメられてんのか?
   ショパン全然関係ねえし。え、それとももしかして関係あんの?」

北斗「いや、カエルの合唱は確かドイツの民謡だったはずだよ」

麗「まったく無関係というわけでもない。
  ショパンも16歳の時にドイツ民謡スイスの少年を主題にした変奏曲を作っているからな」

翔太「16歳で? へえ〜」

麗「また幼い頃から聞き馴染んでいた祖国ポーランドの民謡も彼は非常に愛していた」

麗「それに日本の国家である君が代もドイツ人の作曲家フランツ・エッケルトが現在の形に編曲しているからな」

冬馬「ほー」

麗「それでは最初にまずはわたしが一度弾いてみよう。カエルの……」

翔太「はいはい、カエルの合……」

麗「ヤドクガエルの合唱だ」

 デデーン 全員アウトー
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/09(火) 17:28:38.16 ID:Qdz5VhWAO

冬馬「………結局お前もそっち系のネタで来るのかよ!! だああああっっ!!??」

 バチーンッ!

翔太「このネタが分かる自分がイヤだ……んぎゃっ!!??」

 バチーンッ!

北斗「ほんとだよ……ぐあああっっ!!!!」

 バチーンッ!



麗「……ところでこのヤドクガエルとはなんだ?
  いや、そういう生物がいること自体は知っているのだが……確か鮮やかな体色と強い毒を持つ南米産のカエルだとか……」

北斗「知らなくていい。君は一生知らなくていいから。そのままの清い君でいてくれ」

麗「あとカンナビ……」

冬馬「やめてくれ。本当にやめてくれ」

麗「ぐじら4ご……」

翔太「やめて。本当にやめて」

麗「……? どうも要領を得ないな……まあいい。とりあえず早速このカエール……いや、ヤドクガエールの合唱を」

翔太「言い直さなくていいから……」

麗「みなさんにヤドクガエってもらう」

冬馬「動詞にするな」

麗「全員でヤドクガエろう」

北斗「やめて」

麗「ヤドクガエ……」



 ガラッ!

四季「ちーっす! あっ、いたいた! 麗っちー!」ブンブン

麗「……伊瀬谷?」

冬馬「……なんで戻ってきてんだあいつ」
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/09(火) 17:42:22.14 ID:ElpllBCAo
何かと思ったら闇がふかかった
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/09(火) 19:54:53.00 ID:9eP8z6p+O
どういうことなの……?
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/09(火) 20:33:51.35 ID:Qdz5VhWAO

四季「いやー、そういや麗っちもここ来てるんだったってこと忘れてたっすよ! メンゴメンゴ! 横槍メンゴ☆」

四季「しっかしさっきからホント太陽っちがマジサンシャインっすよね! 全然さりげなくないし!
   ギンギラギンに全開でメガアッチィからアイスでも食って帰ろうかと思ってるんすけど麗っちも一緒にどーかなって!」

麗「えっ。わ、わたしもか……?」



冬馬「どんだけフリーダムだよあいつ」

翔太「いいなあ、僕もアイス食べたい……」

北斗「ぬ〜べ〜といいギンギラギンにさりげなくといい、何故彼は現役高校生なのにそんなことは知っているんだろう……」


麗「いや……しかし、わたしはまだ……」チラッチラッ

四季「あー、どうしよっかなー! 今日は奮発してトリプル頼んじゃおっかなー!」

麗「……? トリプル? アイススケートの話だったのか?」

四季「あれっ、麗っち31知らないんすか!? メガウマっすよ!
   まあもうチャレンジ・ザ・トリプルは終わっちゃってるっすけど! オレ的にはやっぱポッピングシャワーが一番っすね!!」

麗「チャレンジ……? シャワー……??」

四季「あと初心者はコーンよりカップの方がオススメっす!!」

麗「……よく分からないが……わたしのような若者文化に疎い人間がそのようなところへ行ってもきっと店側に迷惑をかけてしまうだけだろう」

四季「いやいやいや、なに言ってんの! ジイさんじゃないんすから! そんなのただの慣れっすよ慣れ!
   誰だって最初は素人っす! ってか注文の仕方くらいオレが教えるし!」
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/09(火) 20:44:06.45 ID:Qdz5VhWAO

麗「う、む……そうか。しかし伊瀬谷は何故そこまでわたしに親切にしてくれるのだ?
  わたしのような者といてもつまらないだろうに……」

四季「ええ? だってオレらもうズッ友っしょ?
   あれ、それとももしかしてそう思ってたのオレだけ!? うわ、ガチハズかしーっす!」

麗「ずっとも? ずっともとはなんだ?」

四季「ずっと友達って意味っすよ!」

麗「………友達!!」キュピーン!


麗「行く!! 行くぞ!! わたしは行く!!」ガタタッ!

四季「おっ、さっすが麗っち! メガマックスノリいいっすね! んじゃさっそくハイパーアゲてシューゲキしちゃおうぜー!」

麗「おお! ハイパーにアゲるぞわたしは! 友達だからな!!」

四季「そうっす、友達っす! ほら言うじゃないっすか、人類みんな穴兄弟って! まー清っちはダチじゃないっすけど!!」

麗「ああ! 穴兄弟だ! 意味は知らないが! 友達だからな!!」

四季「穴兄弟っす!!」

麗「穴兄弟だ!!」

 デデーン 全員アウトー




冬馬「……なんなんだよこのノリ……っつーかいきなりテンション上がり過ぎだろ……なばっっ!!??」

 バチーンッ!

翔太「まあ麗さんこれまでずっと友達いなかったみたいだから……いっづっっ!!!!」

 バチーンッ!

北斗「泣けてくるな……ごあっっ!!??」

 バチーンッ!



麗「それではすまないがわたしはこれで失礼させてもらう!!」

四季「そんじゃジュピターのみんな、改めてバイシューっす! どうもー☆」ペコッ

冬馬「ああ、もういいからさっさと帰れ」

翔太「四季さんって限りなくウザいけど、この天井知らずなコミュ力の高さだけは本気で尊敬するよ」

北斗「A.T.フィールドとかまったくないよね」
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/09(火) 23:59:09.55 ID:4ikjNvpSO
蛇口の穴兄弟
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/10(水) 10:27:28.51 ID:uikg9YzG0
麗くん的には夕凪とかネムネムだな(お世話になってる感)
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/11(木) 09:29:18.16 ID:hLSWcKk8o
見てる人も大概闇が深くて草
てかそもそもネタの意味が分かったってことはつまりそういうことじゃないか
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/11(木) 11:41:38.84 ID:jOomhHC/O
分からない俺に解説プリーズ
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/11(木) 16:39:50.60 ID:N8X96Ui5O
祭典関係だよ
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/11(木) 20:27:01.76 ID:MPLJFElR0
涼ちんや咲さんで使わなかった事に良識を感じる。
冬馬はともかく、翔太は反応しちゃ不味いだろ。
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/12(金) 00:00:54.26 ID:ZID9Wbcao
わからない人はお父さんに聞いてみよう
……わかっちゃうお父さんは嫌だな
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/13(土) 00:50:28.41 ID:yT5c6DYAO

<麗っちはどのアイスにするっすか?

<よく分からないが何でも食べるぞわたしは! 友達だからな!

<穴兄弟っすからね!!

<ああ! 穴兄弟だからだ!!



冬馬「……」

翔太「……」

北斗「……」

冬馬「……はあ。ひとまずうるせえのはこれでやっと去ったな」

翔太「そうだね。まあまだ油断は出来ないかもしれないけど」

北斗「この授業っていつまで続くんだろうね」

冬馬「とりあえずもう国語だのショパンだの小難しいのはいらねえわ。体育でいいだろ体育で。ドッジボールやろうぜ」

翔太「でもそういう体育会系の人となると多分漣さんとかタケルさんとか悠介さんたち辺りが来るよ」

冬馬「あー……タケルと蒼井兄弟はともかく牙崎さんは面倒臭そうだな……」

北斗「ぶっちゃけ冬馬って俺様キャラとかいって売り出してるけど今じゃ完全に牙崎君にその座奪われてるよね」

翔太「もうただの俺様(笑)だよね。名前に牙が入ってる時点で最初から漣さんの勝ちは決まってたんだよ。
   今の牙の抜けた冬馬君なんてただのツンデレツッコミキャラでしかないもん」

冬馬「うっせえよ。んなこと言ったら北斗なんてアイドル王子とか言われてるけどウチの事務所にはガチ王子いんじゃねえか」

北斗「……つくづく315プロってなんなんだろうな」

翔太「アイドル……アイドルってなんだろう」

冬馬「そんなことより今は……」



 ガラッ!

冬馬「ん?」

握野「……」スタスタ…

冬馬「……あー。次は握野さんか……」

翔太「……今度こそ本当にまともそうな人材だけどどうせまた酷いんでしょ?」フンッ

北斗「そろそろ本格的に翔太の性格が荒み始めてるな……」


握野英雄
http://imepic.jp/20160812/631420
信玄ニキと同じFRAMEに所属。元警察官。悪人顔で誤解されやすいが本人自身は子供好きな優しい性格
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/13(土) 01:04:01.39 ID:yT5c6DYAO

握野「……」

冬馬「……」

翔太「……」

北斗「……」

握野「……」

 シーン…

木星「……?」


握野「……あー。悪い。ここでみんなにはひとつ非常に残念な知らせがある」

冬馬「……は?」

翔太「えー……なんなのもう……やめてよ……」

北斗「なんか妙に暗い顔してるけど……」

握野「実は……その、先刻、嘆かわしいことに某所で悪質な事案が発生した。
   よって急遽今からその謝罪会見を執り行いたいと思う」

冬馬「はあ? 事案って……」

翔太「なに? 何の話? 翼さんがまたなんかやらかしたの?」

北斗「さあ……」

冬馬「っつーか授業の方はどうなったんだよ。これは一体何の授業なんスか?」

握野「……強いて言うなら現代社会っすかね。ある意味今の日本社会の闇の深さを知るいい機会にはなると思う」

握野「みんなはこの件を反面教師にしてくれぐれもああいう人間には決してならないよう、お天道様に顔向け出来る立派な大人になって欲しい」

冬馬「……」

翔太「……」

北斗「……」

握野「……じゃあ入ってきてくれ」

冬馬「……なんなんだよ一体」



 ガラッ!

咲「……」スタスタ…

翔太「あ、咲さん」

神谷「……」ゾロゾロ

巻緒「……」ゾロゾロ

東雲「……」ゾロゾロ

北斗「カフェパレの他の人達まで……?」

あずさ「……」テクテク

冬馬「……なんだなんだ。三浦あずさもいるぞ」

765P「……」スタスタ…

翔太「……最後は765のお兄さん……? どういうこと……?」
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/13(土) 01:14:51.38 ID:yT5c6DYAO

握野「……うん。これで全員揃ったな。じゃあさっそく始めてくれ」

765P「……はい」スッ

咲「……」

神谷「……」

巻緒「……」

東雲「……」

あずさ「……」


翔太「……ちょっと待って。咲さん……765のお兄さん……謝罪会見……これって……」

冬馬「まさか……」

北斗「これは……」




765P「えー。今回、俺、世界のナムピーは笑ってはいけないジュピター企画中に男の娘であり
     メイドである水嶋咲さんにセクハラをかまし、不快な思いをさせてしまい深く謝罪致します」

 デデーン 全員アウトー



765P「……まず俺が咲サイドがセクハラだと訴える行為を働いた経緯を説明しますと
     迷子になったあずささんを彼らのカフェまで迎えに行った際、そこで運命的な出会いを果たしてしまったことが主な原因です」

765P「メイドとして一生懸命働く咲の姿……揺れるツインテール、首筋にうっすら滲む汗、眩しい笑顔、白く輝くニーハイソックス、絶対領域……」

765P「そういったものを初めて間近に目の当たりにして、つい俺の中のリビドーが強く反応してしまったことは事実であります」
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/13(土) 01:35:02.36 ID:yT5c6DYAO

765P「具体的にその状況を述べると客席まで料理を運んでいる咲が後ろを向いた際
     その可愛らしいヒップがいやらしく動いたもので俺はそこで『アラっ』と思ってしまい、ついお尻を触ろうとしてしまいました……」

765P「企画前に読んだ薄い本では男の娘は即堕ちしていたのです」

765P「俺が咲さんのお尻を触ろうとしてしまったことは紛れもない事実であります。
     しかし男の娘×メイドという組み合わせといえば一般的にどスケベなイメージがあるということも事実であります」

765P「よって、ここは一つ喧嘩両成敗ということで水に流して頂けないかと思っている所存でございます……」

咲「違うもん……っ!! あたしどスケベなんかじゃないもんっ!! あたしはただ可愛いものが大好きなだけで……っ!!」ガタッ!

巻緒「サキちゃん……!」

神谷「咲……」

あずさ「……プロデューサーさん」

東雲「……そんないい加減な理由ではこちらはとても納得出来ませんね。
   言い逃れがしたいのならばもっとちゃんとした言い分をお聞かせ願えますか?」

765P「……ではまず謝罪の前になぜ俺があのような行動をとってしまったのか? その経緯を説明させて頂きます」

765P「その理由の一端には先日のニコ生があります。
     そこで発表された涼ちんのCVを三瓶さんが続投されるという朗報についテンションが上がりに上がってしまい……」

765P「俺の中で基本3ヶ月周期にやってくる男の娘ブームが今回、早めにやってきてしまったことも原因のひとつであることは否めません」

765P「あ、あと九十九君、大吾君、もふもふえん、Legendersも声帯実装おめでとう」
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/13(土) 01:54:57.25 ID:yT5c6DYAO

765P「……まあとにかくそんなわけで現在、俺の中で『わぁい!』な気持ちが膨れに膨れ上がってしまったことは致し方ないことかと思われます」

765P「さらに付け加えるならば俺はモバマスではCuPを担当しています。
     そして一般的にCuPはホモというのは周知の事実であります」

765P「ですから咲のエッチなメイド姿を目の当たりにした俺に『アラ、いいですねえ』の波が何度も押し寄せて来ちゃったことは仕方のないことであり」

765P「決して罪悪感があった訳ではないので、示談という形で穏便に処理して頂きたいと思っている所存であります」

神谷「………ふざけるなッ!!」ガタッ!

神谷「咲は……咲は今泣いているんだ!!」

咲「あたし……あたしっ……!」グスッ

巻緒「サキちゃんっ!」

東雲「……反省の色無し、と。話になりませんね」

あずさ「プロデューサーさん……見損ないました!! どうしてその子なんですか!? 私じゃダメだったんですか!?」

765P「違います!! 俺はあずささんだって大好きです!! おっぱい大好きです!! 
     癒し系お姉さん大好きです!! でもそれとこれとは話が別なんだ!!」

765P「俺は米が好きです! 炊きたてのふっくらごはんは大好きなんです!
     でもたまにはパンを食べたくなる時だってある! そういうことなんですよ……!!」

765P「確かに和食は美味しい! アジの開きも出汁巻き卵も味噌汁も大好きだ!!
     でも時にはメロンパンやピザやラーメンやクリームシチューをたらふく食べたくなる日もあるでしょう!?」

765P「洋食や中華の誘惑に負ける日だってある!! これは言わばただの生理現象なんだ……!!」

北斗「……確かメロンパンとクリームシチューは日本発祥だったはずだけど」
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/13(土) 13:45:37.25 ID:Z72ljB6SO
俺もセクハラしたい
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/14(日) 01:11:44.56 ID:3RszBIIA0
このPは駄目すぎる。誰か律子さん呼んできて……
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/14(日) 08:13:13.39 ID:ZHlRP4cAO

765P「そもそもが男だとか女だとかそんなのは些細な問題なんですよ!! 可愛いは正義なんです!!」

765P「女が女の子を、男が男の娘を好きになって何が悪い!? はるちはもゆきまこもひびたかもすべて美しいじゃないか!!
     人が人を愛するということに何も変わりはないじゃないですか……ッ!!」

765P「確かにおっぱいは素晴らしい!! 柔らかくたわわに実ったおっぱいは最高だ!!
     でもだからといってつるぺたに価値がないなどという道理は断じてない!!」

765P「俺は千早の胸も男の娘の胸も等しく至高のものだと思っています!! おっぱいに貴賤なんかないんです!!」

765P「むしろ男の娘は無いしあるのが前提なんだからそこがいいんだろうが!!
     見た目は女の子に見紛う可愛さなのに脱がせた時に初めて分かる『あっ、やっぱり女の子とは違うんだ……』感がサイコーなんだよ!!!!」

765P「だからこそ尻!! 男の娘は尻なんです!! 確かに尻と言えば貴音、貴音と言えば尻、それは揺るぎのない事実ではある!!」

765P「だけどそんな女性らしい丸みを帯びたパンパンの大きな尻も素晴らしいが男の娘のキュッと締まった控えめお尻もまたマーヴェラスだ!!
     この頃流行りの男の娘!! お尻の小さな男の娘!! 実にいいじゃないか!!」

765P「あと『貧乳キャラはそれを恥らってる姿がいいんだろ、恥じらいのない貧乳はクソ』とか言う奴いるけど違うだろ!!
     恥じらいのない貧乳だってそれはそれでアリだろうが!!!!」
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/14(日) 08:21:30.59 ID:ZHlRP4cAO

765P「何故みんな性別だとか恥じらいだとかそういうおっぱいに付随する余分なものにばかりこだわるんだ!!
     おっぱいはおっぱいとしてただそこにあるだけなのに!!」

765P「目の前におっぱいという山があるから登る!! それだけなんですよ!! 例えそれが山じゃなく谷だとしても!!」

765P「アラアラ、いいですねえ!! 右も左もいいですねえ!! 上から下までいいですねえ!!
     この精神ッ!! この精神こそが重要なんです!! ああ!! 大好きだッ!!」ドンッ!


冬馬「あんたは好きでも当の女の方はドン引きだと思うぞ」

翔太「一番おっぱいにこだわってるの765のお兄さんだよね」

北斗「まあどんな女性もみんなそれぞれ素晴らしいっていうのには同意するけど……俺は男の娘属性はないからなあ」

冬馬「っつか恥じらいはめちゃくちゃ大事だろ。そこは譲れねえよ。
   恥じらいとジェラシーのない管理人さんなんか管理人さんじゃねえ」

翔太「まあ一番はこずえちゃんなんだけどね」

北斗「全員魅力的で一番なんか決められないけど強いて言うなら俺は朱美さんがいいなあ」

765P「とにかく!! 俺が男の娘という存在に劣情を催すのはごく普通な自然の摂理であり!! 何もやましいことではないということです!!!!」

握野「……言いたいことはそれで全部か?」

765P「……はい」

握野「ではここで全員にケツを……いや、決をとる。この一件、Alice or Guiltyか各々が判決を下してくれ」

握野「まずはアリスだと思う人間。挙手を頼む」

全員「…………」

 シーン……

握野「ではギルティだと思う人」

全員「…………」スッ

握野「……決まりだな」

765P「!?」
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/14(日) 08:45:50.08 ID:ZHlRP4cAO

765P「ちょ、待ってくれ!! だから俺は何も悪くなっ……!」

 デデーン 765P、人としてアウトー







 ガラッ!!

律子「らっしゃああああああああッッッ!!!!!」バキィッ!!

765P「げぶふぉぉぉっっ!!??」

冬馬「あ、メガネ女来た」



律子「っしゃあ!! ッシャオラッ!! 反省しろコラァッ!!」バキッ! ドゴッ!

765P「おうっ!! ばうっ!! あいたー!?」

律子「あなたは!! 人として!! 恥ずかしく!! ないんですかッ!!」ドコッ! ゴキッ!

765P「ぶふぉっ! ぐぼふぉっ!」

律子「何が男の娘ですか!! 何が尻ですか!! この!! ド変態がッッ!!!!」ガッ!

冬馬「……少なくとも男の娘に関してはあんたも人のこと言えねえだろ。いとこ的な意味で」


律子「おらあっ!! 次は逆エビ反り固めからの腕ひしぎ十字固めじゃあああああああああ!!!!!!」ギリギリギリギリッ…!

765P「あ゛あ゛ああああああああああ!!!!!!」ビクンビクンビクンッ

律子「自分の過ち分かってんのかコラァッ!! よそ様の事務所の子にまで迷惑かけて!! 真面目に仕事しろやっ!!
   テメェの下半身の中身より重要なもんがいっぱい溜まってんですよこっちには!!!!」メキメキメキッ!

765P「ぐあああああああああ!!!!!」

あずさ「……あ、あの律子さん……いくらなんでもそこまでしなくても……」オロオロ…

咲「そ、そうだよ。あたしも別にそこまで気にしてないし……っていうかこれ最初からそういう台本……」

律子「あ゛ん?」ギロッ!

あずさ「ひぃっ!」

咲「ひぃっ!」

律子「あなた達は黙ってて下さい」ゴゴゴゴゴゴ…

あずさ「ひゃいっ!」

咲「ひゃいっ!」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/14(日) 09:07:20.70 ID:ZHlRP4cAO

765P「ゲフッ、ちょ、律子……マジで死ぬ……死ぬから……」

律子「……普段のプロデューサー殿の勤務態度の積み重ねがこの事態を招いているんですよ……?」

765P「ごめんなさい!! ごめんなさい!! もうしません!! これからは真面目に仕事しますから!!」

律子「その程度じゃ全然足りてないんじゃボケェッ!! ッシャア!!
   まだまだ行くぞオラァッ!!!! 己の日頃の行いを悔い改めろオラァ!!!!」ゴキャァッ!!

765P「あああああああああああッッッ!!!!!!」







翔太「……なんか僕、なんだかんだであの2人が一番お似合いな気がする」

冬馬「まあ秋月ならいつあいつが暴走しても楽勝で止められるだろうしな」

北斗「彼女に身体密着させて関節技かけてもらえるなんてご褒美以外の何物でもないじゃないか」

冬馬「お前やっぱドM入ってるだろ」

握野「傍観してるとこ悪いっすけど、冬馬さん達もさっきのアウト分あるっすからね?」

木星「……………………」








 バチーンッ!

木星「いっぱいいっぱいッ!!!!」

242 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/14(日) 09:34:13.28 ID:ZHlRP4cAO




 ――某進学塾前

山村「皆さんお疲れ様です。勉強の方はどうでしたか? しっかり大事な知識は身に付けられましたか?」

冬馬「……とりあえずああいう人間にだけはなっちゃいけねえってことはよく分かった」

翔太「もういっそ本気で英雄さんに手錠かけてもらってブタ箱ぶち込んどいた方がよかったんじゃないの? あの人」

北斗「でもあれでプロデューサーとしては本当に敏腕だからね」

冬馬「世の中間違ってるな……」

山村「それでは時間が惜しいのでさっさと次の場所へ移動しましょうか!」

冬馬「……マジでまだ続くのかよ……勘弁しろよ……」

翔太「これまでの人生の中でこれほど絶望したことはないよ……ああ、お尻痛い……」

北斗「……それで今度は一体どこへ連れてく気なんだ?」

山村「ええ、今度は……」



 ジュピターの受難はまだまだこんなものでは終わらない……!!
 この先の彼らには一体どんな罠が待ち受けているのか?
 彼らのケツと自尊心の安全は保たれるのか? アイドルとは一体なんなのか?
 そもそも彼らは本当にアイドルなのか?
 それは誰にも分からない……


 ―――続く

243 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2016/08/14(日) 09:37:27.94 ID:ZHlRP4cAO
とりあえずここで一旦区切ります
次スレはまたその内立てます、読んでくれた方ありがとうございました
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/14(日) 10:37:43.35 ID:0wPyFfA0o
一旦乙
笑わせてもらったよー
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/14(日) 10:41:31.73 ID:9xTcc08Oo
なんて酷いSSなんだ……

続編楽しみに待ってます
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/14(日) 13:12:27.36 ID:V9JHl/lF0
乙ヘーイ!
企画が終わる頃には、3人のケツがお姫ちん並みに腫れ上がってそうだな…
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/14(日) 13:58:39.02 ID:Cre6DdAs0
おつおつ、続きも待ってる
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/15(月) 09:51:52.67 ID:EKTGKj6SO
男の娘はいいゾ
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2016/08/19(金) 21:29:51.02 ID:f+7ogOW10
北斗「……笑ってはいけないジュピターか……」
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