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女勇者「さあ魔王、人間を滅ぼそうよ」魔王「何を言っているんだ貴様は」2
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300 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2017/11/21(火) 21:32:12.31 ID:wWg8sVPfO
女勇者「お腹んなかをかっさばいてー」
魔王「…」ブシャァ
女勇者「その内臓はお菓子にせずに飾りに使おうか!」
魔王「飾り…」
女勇者「いいよいいよー、祭りらしい飾りつけになったね!」
魔王「……」
魔王(祭りというか地獄の饗宴だ)
側近(魔王城というからにはこれくらいがちょうどいいですねえ)
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/12/22(金) 23:32:34.64 ID:4IhQJ/kS0
そろそろクリスマスだな
ということで保守
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 10:16:39.00 ID:cfrOTyoF0
魔王様結婚式予定のクリスマスを過ぎてしまいましたが大丈夫でしょうか…
303 :
◆QcbNG153ik
[sage]:2018/01/07(日) 21:35:53.18 ID:+JYYTUdqO
生存報告
とっくにお正月だけどクリスマスイベントは書きたい
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/01/07(日) 21:36:23.23 ID:G5BZpO1B0
更新楽しみにしてるよ
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/01/07(日) 23:04:24.31 ID:3n974NdL0
楽しみに待ってる
306 :
◆QcbNG153ik
[sage]:2018/01/17(水) 21:05:26.27 ID:vnwbhS+QO
女勇者「よし、こんなもんだね!」
魔王「」チーン
女勇者「側近、魔王の目が白いんだけどどうしたんだろ?」
側近「ななめ45度の角度で叩けば治るんじゃないでしょうか」
女勇者「なるほどね」
ズガァァァアアン
307 :
◆QcbNG153ik
[sage]:2018/01/18(木) 00:00:50.58 ID:zsrOIiRMO
〜…回復魔法かけたし大丈夫でしょ」
「いや、その…今の何ですか…」
「手刀」
「えっ」
「手刀」
魔王「はっ!?い、いったい何が!」
女勇者「ほら起きた」
魔王「…う、うむ?我は何を…」
側近「そ、そんなことよりですね」
女勇者「そうだよ魔王!パーティー始めるよー!」
魔王「パー…ティ…」
女勇者「じゃあみんな!ハッピーハロウィーン!!!!」
『ハッピーハロウィィィイイインン!!!!』
魔物たちの嬌声、人間たちの悲鳴、吹き出す血の噴水と臓物のシャワー
吹き出した人の"中身"は空中でお菓子となって更に降り注いだ
魔王(寝ても覚めても地獄絵図なのはどういうことだ…)
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/01/18(木) 11:44:01.99 ID:5H3jrb8So
相変わらずのノリでなにより
309 :
◆QcbNG153ik
[sage]:2018/01/18(木) 19:17:37.07 ID:a02dR1hsO
〜ある日〜
魔王「何か今日女勇者を見ないんだが。側近、何か知らないか?」
側近「女勇者さんですか?今朝方出掛けていきましたよ。何も聞いていないんですか?」
魔王「な、何も…」
側近「それは不思議ですねえ。てっきり魔王様には言っているものかと」
魔王「…お、女勇者…」アタフタ
側近「…まさか魔王様、女勇者さんに依存しはじめてません?ちょっと外出しただけでそれですか」
魔王「そ、そんなわけなかろう!我は魔王だぞ!」
310 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/19(金) 22:55:15.48 ID:jZdi0WaKO
とある国
《さあさやってまいりました年に一度の大バトル大会!!!!!!》
ウォォオオオオオオ!!!!!!
《いいねえこの熱気!熱狂!熱烈に熱くなろうぜ戦士共!!!!!》
司会がマイクに向かって吼える
大気が振動し、観客が共鳴する
一斉に参加者がコロシアムに姿を表し、空に向かって魔法を打ったり武器を掲げたりして観客にアピールする
そしてその中に
女勇者「ニタァ」
女勇者はいた
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/01/22(月) 15:23:08.52 ID:P/IkEYQq0
楽しい予感がしますねえ
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/01/23(火) 01:29:43.74 ID:58GxLIpDO
ひいぃっ
313 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/24(水) 20:06:15.17 ID:iRyJRw2uO
観客席
魔王(虐殺好きのあやつが1対1のバトル大会?……息抜きかおやつ感覚といったところか?)
人間姿でポップコーンを頬張る魔王
魔王(ま、完全に魔物の気配を消しているしこの人間の多さの中だ。我も一観客として楽しませてもらおう)
≪ではルールを説明する!≫
魔王(人間のルールありならそうそうグロくはならないだろうしな。最初からルール破るつもりならもう暴れてr
≪ルールはたった一つ!ルール無用で殺し合え!≫
魔王「」
≪降参はありだが相手が認めるかどうかは別問題だ!法律何ざこの場に限っては気にすんな!ド派手でグロい戦闘を期待してるぜ!!!!≫
ウヲォォォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!
女勇者「いえーい!」
魔王(帰ろう。今すぐ)
314 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/24(水) 20:27:16.66 ID:iRyJRw2uO
魔王(かっ、体が動かん!?)
魔王(…あ、ポップコーンは食える…いや、体は動かせるが帰ろうと思うと動かせなくなる………)
魔王(……………ばれてる…だと…)
女勇者の口が「勝手についてきた方が悪いよ♪」と言っているように動いたように見えた
魔王「」
315 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/24(水) 20:47:24.04 ID:iRyJRw2uO
―――――
―――
―
「≪上級閃光魔法!≫」
「≪中級魔法防御≫」
「なんのー」
「うわー」
「くっ、この俺様をここまで追い詰めるなんて!」
「ふはははー、よくここまで俺の攻撃に耐えた!それももうおしまいよ!」
魔王(…ああ、人間同士の戦いは平和だなあ。低レベル同士は見てて楽しいなあ)
魔王(…次は女勇者の番か………)
「こ、降参する!」
「ふ、お前は強かった。いつか俺を超えられるさ」
魔王(誰かいっそぶっ壊してくれこの大会)
316 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/24(水) 21:16:10.43 ID:iRyJRw2uO
≪さあ次の対戦カードはぁぁああ!!!!≫
≪なぁんとさっそく登場!前回優勝者の筋肉モリモリマッチョマン、ガッド=グランバルドだ!≫
≪その巨人のような極太い腕で数多くの人間を砕き、折り、粉砕してきた凶悪凶暴極まりない大男!今回も迫力ある怪力を見せつけてくれるのか!?≫
≪対するは!なななんと、可憐でか弱い女の子!≫
女勇者「」ニッコニッコ
魔王(うっわ、すごいいい笑顔)
≪始まる前から結果が見えている戦いに観客のリョナラーどもが興奮しているぞ!これはグロ耐性無い人は帰った方が身のためだぜえ?無論入場料は返さないけどな!≫
魔王(本当帰りたい)
317 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/24(水) 21:36:45.11 ID:iRyJRw2uO
ガッド「おいおい、こんな可愛いお嬢ちゃんが俺の相手かあ?肩慣らしもならねえよ」
女勇者「あはは、そうだね」
ガッド「そんなへらへらしていていいのか?俺は相手が弱くても全力で殺す野蛮人だぜえ?」
女勇者「そりゃあ楽しみだ」
ガッド「あ?」
≪殺し合い開始ぃいいいいい!≫カァァァアアン
「グギヤァアアアアア」
318 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/24(水) 21:55:00.14 ID:iRyJRw2uO
ガッド「グギヤァアアアアア」
女勇者「あはっ、慣らす肩がなくなっちゃったね?」
一瞬の内にガッドの両肩が切り落とされる
ガッド「っってめぇぇえええ!!!」
両腕を失っても尚気力のみで向かってくるガッド
相手が相手ならその一撃で殺せる重い蹴りが女勇者の腹を狙う
だがしかしバランスを取る腕も無く、ましてや相手は女勇者
女勇者「意気込みだけは素晴らしいっねっ♪」
足払いのみで転ばされ、その上に女勇者が馬乗りになる
女勇者「はいチェックメイト♪」
ガッド「…く、降参だ」
女勇者「降参?」
女勇者「何 言 っ て い る の ?」ニタァ
ガッド「………は?」
319 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/24(水) 22:15:45.45 ID:iRyJRw2uO
女勇者「お楽しみはこっからじゃない!」グサァ
ガッド「ぐっがぁあ、あぁぁあ!」
女勇者「ほらほら、もっと鳴いてよ!!」グサァッ、グサッ、グサッ
ガッド「ぐっ、ぎぃっ、ぁっ、やっ、やめっ、もう、やめっ、てっ」
女勇者「降参は認めても認めなくてもいい殺し合い。それがルールでしょ?」ポイッ
鋼の剣を投げ捨て
グチャッ
ガッド「グギアァアアア!!!」
大きな傷口に腕を突っ込んで中をかき回す
女勇者「顔もぐちゃぐちゃにしちゃおうか!」
目をつぶし、下顎をもぎ取り、小刀で皮を丁寧に剥がしていく
女勇者「皆―見てるー?いえーい!」
「うおー!あの嬢ちゃんすげえぞー!」
「あのガッドがこんな簡単にやられるなんて!」
「可愛い子が凶悪だと興奮するぜ!」
魔王(何だこの観客共…というか何だこの国)
320 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/25(木) 00:27:23.33 ID:NO2GnENtO
―――――
―――
―
≪リョナラーども喜ぶがいい!次の対戦カードはキャットファイトだ!≫
≪一方は先ほど圧倒的な強さを見せつけてくれた可愛く凶悪なお嬢ちゃんユミイ・シャルティだ!≫
※大会登録に使った女勇者の偽名
≪もう一方は数々の冒険者を屠ってきた女殺人鬼ミレイ=アナスィア≫
≪これ以上被害増やされたくないので是非殺されてほしいところだぁああ!!!ちなみにこの大会内は治外法権なので憲兵も手を出せないのであしからず!≫
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/01/25(木) 02:04:39.70 ID:zuOlJ3Tuo
これは楽しみww
322 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/31(水) 19:00:50.84 ID:HQWoPKbkO
ミレイ「うふふ、可愛い御嬢ちゃんねえ。取って食っちゃいたい♡」
女勇者「僕も、君の臓物を全て引きずり出して芸術作品のように飾り立てて観客たちにさらけ出してあげたいよ」
ミレイ「言うじゃない、お子ちゃまの癖に」
女勇者「君こそ、死の匂いが纏わりついている割に覚悟が見てとれないよ?」
ミレイ「覚悟ぉ?弱い子を殺すのに覚悟なんていらないわよぉ。だって私にとっては日常だものぉ」クスクス
女勇者「あはは、何言ってるの?そんなの当たり前じゃん。僕が言っているのは」
女勇者「痛みでのた打ち回って死ぬ覚悟だよ」
323 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/31(水) 19:56:15.47 ID:EwLrwXjiO
≪殺し合いk―
ミレイ「」シュンッ
≪おっとミレイ選手ゴングを鳴らす前に動き出した―!もちろんルール無用なのでフライングも反則ではありませんがー!?≫
常人離れした素早さで女勇者の懐に入り込み、腕を女勇者の顔に向ける
女勇者「!?」
袖から二本の太く長い針が女勇者の両の瞳目がけて発射された
とっさに目を瞑って右腕で払う
魔法を使えば簡単に決着がついてしまう。かといってそれは手抜きに他ならず
全力ならば避けれたであろう針は深々と女勇者の手に突き刺さった
女勇者「っっっ!」
ミレイ「惜しい、でももうその腕は使えないわよぉ」
針には猛毒が縫ってあり、まるでボールのように丸々と腫れ上がっていた
燃え上がるような熱、針山が内側から外に浮かび上がってくるような断続的に響く鋭い痛み
様々な魔物、人間と戦った女勇者ですら味わったことのない彼女オリジナルの猛毒
彼女にとってはそれを打ち込んだ時点で勝ちは決まっているようなものだった
実際、女勇者でさえ意識は朦朧とし、熱と痛みの中で視界が渦を巻く
ただし、それは普通に人間が相手だった場合の話
ミレイ「なっ!?」
女勇者「」ニタァァ
女勇者はその腫れに腫れた右手でミレイの顔面を思いっきり殴りつけた
腫れた手はブチュッと小気味良い音とともに弾け、白い膿とドロッとした血がミレイの目、鼻、口にぶちまけられる
324 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/31(水) 20:33:13.81 ID:JRRzXxw5O
ミレイ「ぐはっ、がほっ、げほっげほっ、ごあぁっ!!!」
ミレイが地面を転がってのた打ち回る
女勇者「あははっ、油断しないで畳みかけたら良かったのにねっ!」ゲシッ
ミレイ「がほっ!!」ドガン
そのままミレイを蹴り上げ、壁に叩きつける
毒を多量に含んだ体液を浴び、直接体内に取り入れてしまったのだ、そうもなるだろう
女勇者「毒を使うなら解毒剤ぐらい持っているでしょ?早く使いなよ。それともこのまま死ぬ?」
ミレイ「ぐはっ、がっ、あぁ…あ…」
解毒剤を飲むも腫れあがった顔は視界をも圧迫してほとんど見えず、気管を圧迫しているために呼吸すら満足にできず
未だ全身は焼けるような熱を帯び、鋭い痛みは引くことが無い
ミレイ「こ…こう…ヒューぁ…」
「降参」そう言いたくても上手く言葉にならない
女勇者は何を言いたいか分かっているが
女勇者「何言っているのか分からないなあ♪」スラァ
そう言って初めて剣を引き抜いた
腫れが弾けて剥がれた皮がベロンと外側に剥け、肉と神経が外気に丸々さらされたその右手で
女勇者にとって戦いの中の痛みなど戦闘の興奮を盛り上げるためのスパイスでしかなく
女勇者(たまには戦いの痛みも感じておかないとね)ペロリ
たまには味わっておかないと物足りないとすら感じるものである
325 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/31(水) 20:51:22.53 ID:JRRzXxw5O
何人も殺してきた者の勘で分かる
ユミイ・シャルティ、自分より小さなこの女は自分を殺す気だと
降参して逃げ出したい
痛い思いはしたくない
今まで何人も殺し、何人もの命乞いを無視して踏みにじってきた
だが逆の立ち位置に立つと怖くて怖くて仕方ない
ミレイ「ひっ―
女勇者「だから言ったのに、出来てなかったの?痛みでのたうちまわって死ぬ覚悟」
背を向けて逃げ出す…寸前で女勇者に向き直る
女勇者「お?」
ミレイ「わた、私は…何十人も引き裂いてきた女殺人鬼…血塗れの悪魔と呼ばれたミレイなのよ」ガクガク
足を震わせ、無理やり声を引き絞り、女勇者に猛毒を塗った短剣を向ける
女勇者「君は他の雑魚とは違うね。素敵だよ」
ミレイ「ぁぁあああああ!!!!!」
腫れあがった顔を精一杯歪めて威嚇しながら女勇者に短剣を向けて突進する
326 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/31(水) 22:23:34.40 ID:JRRzXxw5O
女勇者はヒョイとそれをよけ、後ろに回って髪を掴んで思いっきり引っ張る
ミレイ「きゃっ」ドサッ
女勇者「さあお待ちかね!リョナるよー!」
『うぉぉおおお!!!!』
≪おぉーっと!?もう勝負は着いているというのに更にリョナるというのか!なんというドS!ただ痛めつけて拷問するだけならリョナと言えないので観客のリョナラーどもはその場でオナるといいぞ!≫
女勇者「まずはその醜く膨れ上がった面だよね♪」プツ、プシャァァアアア
剣を顔に突き立てるとそのままグリグリと痛めつけるように動かしながら顔の皮を剥がしていく
ミレイ「いやっぁぁあああ!!!」
女勇者「あはは、悲鳴あげられんじゃん♪」
女勇者「喉は悲鳴のために残しておくとして」グサッ
腕を縦に引き裂き、筋肉を直接掴んでバリィッっと引っぺがす
ミレイ「痛いっ、イダイダイイダィィイイイ!!!!」
女勇者「次はここだよぉ、女の命♪」グシャッ
剣を股間に突き立て、ぐちゅぅっっと音を立ててズボンの上から体の中心へ一気に突き刺す
女勇者「そーれっっ!」バキィッ
ミレイ「あがっ、がぁぁあああ!!!」
骨盤を割って剣を外に出し、外から肉を引っぺがし
女勇者「欲しい人受け取れー!」
取り出した子宮を観客席に向けて投げる
女勇者「≪強制延命魔法≫」
ミレイ「ひっ」
飛びかけていた意識が無理やり現世に引き戻される
それと同時に自分のずたずたにされた体を見て命すら振り絞るような悲鳴を上げた
ミレイ「いやぁぁああああ!!!殺して!もう殺してぇぇえええ!!!!!」
女勇者「まだだめだよ、臓器はまだまだ残っているんだから」
女勇者「心臓と脳、どっち最後にしてほしい?最期の一個取り去るまで生かしてあげるよ」
327 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/31(水) 22:25:20.75 ID:JRRzXxw5O
観客席
魔王「 」
「うおー!」
「すげー!」
「興奮するぜー!」
「膵臓もーらい!」
「やったぜ胃をゲットだ!」
魔王「 」
328 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/31(水) 22:36:16.09 ID:JRRzXxw5O
―――――
―――
―
≪さあ次はとうとう決勝戦だ!≫
魔王(よ、ようやく終わる…死ぬかと思った…精神的に…)
魔王「」ゾクゥッ
魔王(な、何だこの感覚は…女勇者と同等の力…さっきまでは一切感じなかった…いったい何が…?)
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/01/31(水) 23:16:46.46 ID:Ngy8GF2g0
魔王のドン引きっぷりに笑う
330 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/01/31(水) 23:39:51.26 ID:JRRzXxw5O
女勇者の目の前にいる対戦相手
それは自分より少し背の小さな少年
全身白いアルビノの少年
どこまでも純粋に白い魔力を持ちながら、その剣だけがどす黒いオーラを纏っている
女勇者「……こんなところで何やってるの?」
女勇者と同じく勇者の役目を与えられし半身
勇者「……………成り行き」
331 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/02/01(木) 00:02:29.74 ID:+gjq9a1yO
今日はここまで
現実世界のストレスとSS書く時間が全然ない鬱憤をミレイさんに叩きつけた
反省はしている。後悔はしていない
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/01(木) 00:05:50.99 ID:vqQEghiA0
勇者が出てきて、次がすごく楽しみだ
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/01(木) 01:57:27.68 ID:Ci890hAvO
乙
遂に会っちゃった━━━(゚∀゚)━━━!!
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/01(木) 08:36:16.49 ID:qVOt47ZSO
キノの旅のコロシアムみたいだな
335 :
◆QcbNG153ik
[sage]:2018/02/04(日) 21:05:38.06 ID:vaY27mR0O
>>334
意識はしてなかったけど好きな話だから影響はされたかもしれない
336 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/02/04(日) 21:15:15.93 ID:vaY27mR0O
――――
―――
―
〜回想〜
勇者「戦士〜戦士〜」
戦士が消えた
人ごみの中で戦士だけがいなくなった
体が寒い、声が震え、涙が止まらない
ザワザワという音が耳触りでミミザワリでシカタナイ
勇者「全て…邪魔…」
スラリと剣を抜く
「あ、君も参加者だね」
勇者「え、あ」
「早く速く」
そう言って連れて行かれた
その後、勇者の狂気は戦いのエネルギーに変換されて一時的に引いていき、結果的に戦いを楽しんで勝ち上がっていったのであった
〜回想終了〜
―
―――
―――――
337 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/02/04(日) 22:28:55.27 ID:vaY27mR0O
女勇者「さて、いずれ決着つけなきゃいけない二人がここで出会ったわけだけどどうする?」
勇者「…………早い」
女勇者「だよね。じゃあ手を抜く?」
勇者「やだ」
女勇者「じゃあ」
勇者「…全力、で」
女勇者「心行くまで」
勇者・女勇者『遊ぼうか!!!』
≪殺し合い、開始ー!!!!≫
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/05(月) 00:27:33.29 ID:ZkpscUrVo
アカン
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/08(木) 04:42:49.81 ID:jC1mBjt70
やっと追い付いたむしろ追い抜いた
340 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/02/20(火) 23:14:28.34 ID:dJyMQnpRO
ゴングと共に一直線に飛びかかる
一閃に斬りかかる女勇者の剣を剣で受け、金属音を立てて受け流す
ギャリィィ
女勇者「んっ、僕の剣を受け流せるのは君だけだろうね」ガキン
勇者「そう、でもない…」キィン
女勇者「あはは、謙遜だよ」カキン
金属音を立てて打ち合う
やがて
バキン!と音を立てて互いの剣が割れて破片が弾け飛ぶ
それが合図だったかのように両者は後方に飛んで魔力を練る
女勇者≪光より眩く星より熱く≫
勇者≪闇と永劫、静かな滅び≫
女勇者≪闇すら焼き尽くす滅びの天照を≫
勇者≪全部包む静寂の帷≫
女勇者「全てを焼き尽くせ!≪邪神の炎!≫」
勇者「≪飲み込んで≫」
女勇者の掌から眼が潰れてしまうんじゃないかと思うほど眩しく、観客席の客すら燃え落ちてしまうと錯覚したほどの炎が放たれては
一瞬で勇者の手の中の暗闇へ消え失せた
341 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/20(火) 23:17:44.43 ID:uP7l6IcA0
おぉ…、ついに世界最後の日が…
342 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/02/20(火) 23:54:10.88 ID:dJyMQnpRO
勇者の手の内の暗闇から黒い竜が飛び出し、空へと翔ける
女勇者「おぉ!」
勇者≪闇は空へと立ち昇り≫
勇者≪災厄の竜は黒を撒く≫
黒の竜はコロシアムの魔力結界を簡単にすり抜ける
魔王「なっ」
魔王は直感した
"死"を
「ぎゃぁぁあああああ」
「ぐぁぉおおおおお」
「ぐひっ、ぅげっぇえ」
観客たちが次々と"中身"をぶちまけながら倒れていく
上空では闇を振りまく竜
毒消し草を飲み込む観客も魔力防壁を張る観客も関係無い
魔王(何が…どうなっている)
あの少年は…いったい…
343 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/02/21(水) 00:02:17.98 ID:v8MG0xnvO
勇者「形は色々。何だっていい」
勇者の周りに闇が浮かび、それらが様々な武器となり、女勇者に襲い掛かる
だかそれらの造形はあまりにも稚拙。子供の落書きのように適当で単純、かつ輪郭が手書きのようにガタガタだった
女勇者「面白いじゃん!」
女勇者の魔力を練って次々と剣の模造品を作ってぶつける
勇者がその中の一つを手に女勇者に直接飛び掛かる
女勇者「あはっ♪」カキィィン
勇者「隙、多い」ザク
勇者の腰辺りで小刀が作られて女勇者のわき腹に突き刺さる
女勇者「残念でした♪」
空間がねじ曲がり、女勇者のわき腹に突き刺さったはずの小刀が勇者の目に刺さった
勇者「それ僕の」
勇者が作った刀は勇者にダメージを与えず再び闇となって消える
344 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/02/21(水) 00:04:21.13 ID:v8MG0xnvO
今日はここまで
安価↓
345 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/02/21(水) 00:04:48.26 ID:v8MG0xnvO
「安価↓」はミスです
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/21(水) 13:28:44.68 ID:DxRswoL+o
おつです
347 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/02/21(水) 14:37:57.67 ID:5SAE4qrtO
勇者≪黒い太陽、赤い月≫
ズォォオオ
女勇者≪悪夢の水面(みなも)と魔に巣くう光を≫
闇を広げる空に黒い光が混ざり合い、どちらもどちらを侵食して食らい尽くそうとする
女勇者「やあっ!」
魔力で強化した蹴りを勇者に食らわせる
しかし勇者は素早く体制を変えてその脚をガシッと掴む
勇者≪弾けて≫
女勇者「!?」
女勇者の脚に魔力が無理やり送り込まれ
一気に内側から弾ける
女勇者「がっあっっ!」
骨も肉も、血すらも弾けると同時に硬い刃に変わり、勇者の全身に突き刺さる
勇者「あぐっぅぅ…」
女勇者「ふふ、仕返しだよ」
女勇者の"破片"が突き刺さった箇所が膨張し、破裂する
女勇者「ふふ、大怪我を伴う全力の戦いは楽しいなあ」
勇者「うん、楽しい…」
二人の"大怪我"は瞬時に回復する
348 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/02/21(水) 14:38:51.94 ID:5SAE4qrtO
観客席の人々が次々と倒れ、パニックになる
魔王も自分の魔力の大部分を使い、バリアを何重にも張る
魔王(我の知るどの毒でも無いな。これは何だ?まるで"死"そのものを振りまいているようなおぞましさ…)
町長「くそ、何でこんなことになっている!魔力結界は完璧じゃなかったのか!」
「どんな魔法も物理攻撃も通さないはずですが!」
町長「だったらあんなことになってないだろ!」
「いいから逃げましょう!」
町長「言われんでも!」
ガンッ!
町長「何だこれは!透明の壁!?」
349 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/02/21(水) 15:02:32.18 ID:5SAE4qrtO
女勇者「皆ここから逃げられないよ!皆死ぬまでここに閉じ込められたままだよ!」
女勇者「まったく危険が無いと思って安心して見ていたのに自分達が危険に曝された気分はどう!?」
女勇者「絶望した!?絶望してる!?あはははは!!!」
勇者「皆、五月蠅い…」
女勇者「いいじゃん。観客がいた方が盛り上がるよ?」
勇者「いらない。二人きりでいい。二人だけがいい」スラッ
勇者が"その剣"を抜いた
女勇者「いいよ。もう終わらせようか」スッ
勇者の邪神の剣
女勇者の女神の聖剣(悪堕ちver.)
その二つはまるで好敵手同士が出会ったかのように
女勇者と勇者のように
共鳴し合うかのように
黒い輝きを放ち合っていた
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/22(木) 03:30:17.49 ID:9rMmxZYbO
魔王が置いてけぼりくらっててワロス
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/02/24(土) 19:27:47.98 ID:p2IYIriDO
乙乙
352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/12(月) 01:39:39.56 ID:VL4Lbt840
今日が最後の日か・・・w
353 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/03/27(火) 21:30:51.79 ID:hci5TCROO
女勇者「ああ、楽しいね」
勇者「うん、剣も楽しそう」
女勇者「じゃあ全力で遊ばせてあげないとねっ!」タッ
勇者「」ダッ
邪神の剣と女神の聖剣がぶつかり合い、衝撃波が半径10数キロに渡って地面を薙ぐ
魔王「うおうっ!?」
勇者は無意識に戦士に遠隔バリアを張った
354 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/03/27(火) 22:10:23.19 ID:hci5TCROO
ガキンッ、キンッ
剣と剣がぶつかり合う度に衝撃波が散り散りに逃げた観客たちを粉砕する
勇者の後ろに女勇者の魔力で作られた剣が出現する
だがすぐに勇者が手を後ろに伸ばすとともにはじけ飛ぶ
剣で大きく薙ぎ払い、力で負けた勇者は宙に舞う
勇者「うわっ」
女勇者≪火の柱舞い、天高く地と空を結べ≫
ゴォッ
地面から勇者目掛けて緑色の火柱が立つ
が
勇者が邪神の剣を振るとそれは途中で折れ曲がって女勇者の身を焼いた
女勇者「あはっ、あははははは!」
緑色の炎に焼かれながらも女勇者は勇者に飛び掛かって女神の聖剣を突き立てる
勇者「ぐっっ、ふぅっ」
355 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/03/27(火) 23:04:03.08 ID:hci5TCROO
女勇者「はは、どう?どうう?」グリグリ
勇者「痛いっ…」
女勇者「ぐっ」
グサッ
女勇者の気づかない内に、いや、女勇者の意識が捻じ曲げられていた
腹に邪神の剣が深々と突き刺さっていた
これは…かつて魔王にやられたのと同じ、僕の未だ知らない魔法だ
女勇者「ふはっ、は…」
勇者「はは、ははは…」
パタッ
と、二人剣を突き刺しながら地面に倒れる
女勇者「満足…した?」
まったく、最高だよ君は
勇者「うん、楽しかった…」
血をだらだらと流しながら、笑いあう
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/27(火) 23:16:23.85 ID:G7SVh8Wa0
楽しそうで何より
357 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/03/27(火) 23:22:53.79 ID:hci5TCROO
女勇者「じゃあこれ返すね」
勇者「僕も」
互いの剣を引き抜いて投げる
すぐさま傷は塞がり、完治する
女勇者「じゃあ僕は残った人間を皆殺しにするから君たちは帰りなよ」
勇者「悪いこと?」
女勇者「良いことだよ。こんな殺し合いを見世物にする町の人は皆死んだ方が良いからね。これは良いことだ」クスクス
勇者「分かった。また会おう」
女勇者「うん、いつか君と本気で殺し合い出来る日を楽しみにしているよ」
358 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/03/27(火) 23:36:51.17 ID:hci5TCROO
―――――
―――
―
戦士「あ、勇者!お前今までどこに!」
勇者「早く、ここ離れる」
戦士「え、何でだよ!今町が大変なことに」
勇者「いいの、早く」
戦士「え?あ?ええ?」
勇者に手を引かれながら走る
力はあんまり強くない。でもいつもボォーっとしている勇者がはっきりと逃げると言っている事に対して驚き、それに疑義を挟むことができなかった
勇者なんだから人間を助けるべきなんじゃないかとも思う
だが、結局勇者はその体質上人間と一緒に過ごすことができない
戦士(なのに、助けることに意味があるのか)
そう思うところもあり、結局一緒に街を離れた
359 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/03/27(火) 23:43:26.92 ID:hci5TCROO
―――――
―――
―
女勇者「あはは、魔王、お待たせー」
魔王「」
魔王「…」
魔王「…………………」
魔王「あの人間…………いや、あのイキモノは何だ………………」
女勇者「あはは、やだなあ、あの子も人間だよ?」
魔王「そんな馬鹿な…」
女勇者「あ、紹介してなかったっけ?あの子が現勇者だよ」
魔王「そんな馬鹿な!!!!!!!!!!!!」
勇者とはこんな化け物ばっかりか!!!!!
女勇者「さあ、行こうよ。まだ楽しみは残ってるよ」
魔王「」
360 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/03/27(火) 23:52:04.39 ID:hci5TCROO
―――――
―――
―
町長「くそっ、何でこんなことに!何でこんなことに!!」
私だけは何とか逃げ切れたが町はもう火の海だ。魔物の軍勢が襲い掛かってきてもこうはならないだろう
それもこれもあの戦いの衝撃波、それだけが起こした出来事だなんて誰が信じられよう
それどころかあの黒い魔力の龍が死をまき散らし、死体の山さえ築いている
何故自分が生き残っているかも謎だ
「みーつけた」
町長「」ゾクゥッ
町長「ちっ、ちがっ、あの防壁は完璧なはずだった!」
女勇者「あはっ♪」
361 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/03/27(火) 23:55:11.01 ID:hci5TCROO
町長「お、お前は」
女勇者「人に殺し合いさせといて自分の命の危機にあったら逃げるなんてどーいうつもりかな?」
女勇者「せっかく最後まで命長引かせてあげたってのに。逃げないで楽しもうよ」
町長「お、おま…お前は…本当に人殺しが楽しいと…」
女勇者「じゃなきゃ出ないよ。こんな大会」
女勇者「あなたはそうじゃないの?そうじゃなきゃおかしいよねえ?それとも」
女勇者「見ているだけで安全な位置に立っているつもりだった?クズだねえ」
町長「ひっ」
362 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/03/28(水) 00:19:27.61 ID:j4QpQeYQO
今日はここまで
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/28(水) 01:36:20.88 ID:8ugk4CBTo
おつおつん
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/28(水) 02:28:08.10 ID:jL5psQ/AO
乙
魔王割カワイソス
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
:2018/03/30(金) 19:04:56.70 ID:EFvM27I4O
勇者と魔王の強さ設定読んでたら頭が痛くなってきた
ここまで馬鹿みたいに強くする必要あんの?
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/31(土) 00:19:50.49 ID:+Iqe6O+Zo
まあ強いブッ飛んだ女の子に振り回される常識(魔王)人ってその時点で面白いから良いんじゃない?
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/03/31(土) 08:17:24.38 ID:4FuAnNmlo
うん。ぶっとんだ強さがあるから面白い
というかそれを楽しむSSだと思ってる
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/04/04(水) 09:43:11.26 ID:QluVkG3T0
魔王様の立場が…
ところでオバロ三期が確定しましたね
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/04/30(月) 17:56:17.37 ID:z/J5z+1l0
保守
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/05/24(木) 15:29:22.39 ID:yR0Ln0AmO
待ってるんだよはよ!
371 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/06/16(土) 06:17:23.49 ID:eawn3u/Eo
ほ
372 :
◆QcbNG153ik
[saga ]:2018/06/19(火) 22:45:20.19 ID:bUWIAIhHO
ある日、ある国で
王様「異世界からの召喚は成功したか!」
「はっ、王様…我々はここに」
王様「して…できるものか?」
「ええ、いくら魔法があれど…我々の世界の最強の兵器があれば」ニヤリ
「魔王など、容易いものです」
373 :
◆QcbNG153ik
[saga ]:2018/06/19(火) 22:47:54.67 ID:bUWIAIhHO
王様「くっくっく、異世界の科学者集団…正攻法でいけないならどんな手でも尽くすのみ」
大臣「しかし、そんな危険な技術、大丈夫でしょうか」
王様「魔王にしか使わなければ良い話よ」
大臣「しかし…嫌な予感がします」
374 :
◆QcbNG153ik
[saga ]:2018/06/19(火) 22:54:18.49 ID:bUWIAIhHO
数日後
「出来ました。王様」
「我々の世界で核兵器と呼ばれていた最強の平気でございます」
「その名も核弾頭大陸弾道ミサイル」
「人間を構成する原子そのものに害をなす爆弾でございます」
「更に大地をも汚し生き物が住めなくなるでしょう」
「ここから魔王城を狙い撃ちできますぜ」
王様「そうか、そうか」クックックッ
王様「これで魔王はおしまいじゃぁぁぁぁあああ」
王様「あっはっはっはっは!!!!!!」
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/06/20(水) 03:48:25.02 ID:JNSBdfgDO
キタ!
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/06/20(水) 04:17:12.58 ID:z35GJTOsO
核とか放射線とか絶対効かない確信がある
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage ]:2018/06/20(水) 07:49:10.67 ID:KhvRudX30
乙
異世界転生先が魔境らしい(ラノベ風)
378 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/06/20(水) 09:47:57.49 ID:J2ydOkYvo
この展開は予想外だったww
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/06/20(水) 22:12:43.91 ID:vdIj1W6co
果たして無事に着弾できるかな?
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/06/24(日) 00:54:11.57 ID:E/D7AfKN0
まさかの現代兵器に草
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/07/30(月) 17:08:02.15 ID:byV0+r6X0
保守
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/08/08(水) 22:34:10.41 ID:YxXnpNBA0
ほ
383 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/10/28(日) 12:05:43.12 ID:7eqnLcdWO
王様「では発射じゃあああ!!!」
シュゴォォオオオオ
王様「はーはははぁ!これで魔王も寝返った元勇者もすべてほろぼしてくれるわぁあーははははは」
大臣「これで世界は平和となり、魔王を倒した我が国も他の国に大きな顔ができますな」
王様「ふふ、魔王を倒した力があれば戦争せずとも他の国を屈服させられるかもな」
「だ、ダメです。あれは悪魔の兵器、決して人間に使っては」
王様「何を言う、貴様らも元の世界で使ったのだろう?魔物のいない世界で」
「ええそうです。だからこそ申し上げるのです。あれはまだ我々の世界に存在しますが、あくまでも抑止力。使用は最後の手段なのです」
王様「ええい五月蠅い!その話は後で聞く。今は魔王打倒という見世物を楽しまぬか」
「…」
「…」
王様「案ずるな。そなた等の報酬とこの世界での地位は保証しよう、我は我の役に立つ者には寛大だぞ」
384 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/10/28(日) 13:28:06.09 ID:7eqnLcdWO
魔王城
魔王「―ということで」
女勇者「ん?」
女勇者がある一方を見つめている
魔王「どうした」
女勇者「ちょっとね」
窓を開け放ち、遠くを見つめる女勇者
女勇者「へえ、面白いじゃん」
魔王「何だ?」
魔王も望遠魔法を使って遠くを見る
するとそこには超高速でこっちへ向かってくる影が
女勇者「ふふ…」
385 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/10/28(日) 14:27:49.91 ID:7eqnLcdWO
魔王「何だあれ」
女勇者「かなぁりヤバイものっぽいよ」
魔王「貴様がヤバイと言うほどの物とは何なんだ」
女勇者「よくは知らないけど、とりあえず物理的に撃ち落としちゃダメっぽいなあ」
女勇者「だから」
手をかざすと空間に大きな黒い球体が出現し、ミサイルを飲み込んで消えた
女勇者「こうやって消し去っちゃえばいいんだよ」
魔王「…かなりヤバいとはいったい」
386 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/10/28(日) 15:50:52.67 ID:7eqnLcdWO
人間の国
「大変です王様!ミサイルが!」
王様「どうした?」
「ミサイルが消えました!」
王様「…は?」
「く、黒い空間に飲まれて…消失…しました」
王様「な…んだと…」
ざ、ザザー
部屋の中央に水球のような何かが出現し、そこに映像が映し出される
女勇者「ハロハロー、見えているかな?」
元勇者である女勇者の顔が
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage ]:2018/10/28(日) 16:28:27.16 ID:/gOWguNO0
異世界転生って成功ばかりでは無いんだな(白目)
388 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2018/10/28(日) 16:38:21.34 ID:7eqnLcdWO
女勇者「やあ皆、と王様」
王様「な…何じゃ?」
女勇者「さっきのあれ、撃ち込んできたの君たちだよねえ?」
王様「し、知らない!わしらじゃない!」
女勇者「へえ、そうなんだ?」
王様「そ、そう、ウチの国は何もしてない」
女勇者「へーぇ?」
女勇者「嘘ついてもダメだよー?」
王様「」ゾクゥッ!
389 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/10/28(日) 22:44:48.91 ID:lMvs1sYl0
やったー復活してた
待ってたよ
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2018/11/19(月) 21:28:24.88 ID:FUizOg9A0
ほ
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/01/30(水) 22:04:27.44 ID:ouy2yMIbo
ho
392 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2019/05/01(水) 19:19:05.79 ID:725mjSYb0
女勇者「あれは宣戦布告と見なすからね?」
王様「だからあれはわしらじゃないと!」
女勇者「あはは、いくら誤魔化しても真実は変わらないし分かってるからね。はい、警告終わり。じゃ、迎撃するなり逃げ出すなりした方がいいよー」
女勇者「王様だけはどこに逃げようと必ず殺すけど」
―ブツッ―
王様「」
王様「…」ガタガタ
王様「ーっっっ!」ガタガタガタガタ
目に見えて恐怖に震えだす王様
しかし深呼吸してから、それでも整え切れていない声で周りに命令する
王様「魔導師!魔導師ども!」
魔導師団長「ここにっ!」
王様「異世界への扉を出来るだけ開け!もっと強力な兵器を開発している世界から技術者を集めろ!」
王様「機械でも魔法でも超能力でも外宇宙の邪神パワーでも何でも構わん!あの悪魔どもを打ち倒す術を!異世界の門を開きすぎて世界のシステムが壊れようが異次元と統合されようがこの際かまうな!」
王様「世界の理(ことわり)を捻じ曲げるつもりでも無ければ、打倒できぬぞ」ギリ
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/05/07(火) 23:53:42.20 ID:UNdDn4Fe0
更新きたきた
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/09/03(火) 22:05:23.32 ID:2y25R28DO
エタったか…
395 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2019/09/18(水) 00:00:26.25 ID:ZbV3x5VV0
女勇者「さて魔王、数日ぐらい暇潰せることないかな?」
魔王「今すぐ攻め込むんじゃないのか?」
女勇者「焦られた上で時間与えたらちょっとはマシな対策してくるんじゃない?」
魔王「そう思うか?」
女勇者「ダメだったらそのまま蹂躙するよ。どうせ遊びでしかないんだからさ」
魔王「遊びで滅ぼされるのか…」
女勇者「ふふ、今更でしょ?」
魔王「…今更だな」
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/09/18(水) 09:26:49.63 ID:HPnJknAoO
イキテタカ
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/10/28(月) 00:25:29.92 ID:c9yKmqGDO
何ヵ月も空いて1レスだもんなあ…それでまた一月以上とかもうやめたら?
398 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2019/11/06(水) 21:31:33.99 ID:kNMSSh6a0
―――――
―――
―
大臣「王様、王様」
王様「何だ、何か打開策でも浮かんだか!?」
大臣「それが…」
王様「どうした?早よ申せ」
大臣「黒魔術師として数年前に追放した老人が謁見させてほしいと。今回の事態を解決できるのは自分しかいないと」
王様「な…………」
考え込む。あの老人は危険すぎる、だがそれ以上にこの国に、いやこの世界に危機が迫っているのは確実なのだ。
王様「…仕方ない、通せ」
大臣「はっ、はい」
王様「………」
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/11/06(水) 21:34:04.55 ID:2PpEI2qmO
生きてたか
400 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2019/11/06(水) 23:06:04.25 ID:kNMSSh6a0
黒魔術師「フォッフォッフォ、ようやく儂の研究の価値が分かったか?」
王様「…用件だけ話せ。本来なら城どころか国に入ることすら許すつもりは無かったわ」
黒魔術師「良かろう。この国に迫っている物、それはとてつもなく強大、凶悪、邪悪、魔物を超え、悪魔を超え、神さえ超えた邪神にすら匹敵する力よ」
王様「何…だと…」
ザワ…ザワ…
王様「ええい、静まれ!静まれ!逃げたい者は逃げるがいい。……話を続けよ」
その場に棒立ちする者、足元から崩れ去る者、様々な反応を見せたが、逃げる者だけはいなかった
黒魔術師「くく、邪神を討つならこちらも邪神相当のものに頼る他あるまい?」
王様「………それは、その方法は、その方法を…知っているのか…」
黒魔術師「ああ、この数十年。"我々"が安全なままで邪神を呼び出す方法をずっと研究したからの」
「…ごくり」
誰ともなく唾を飲み込む
黒魔術師「今魔導師たちが異世界の扉を開ける努力をしているそうだな?なら丁度いい」
黒魔術師「なあ王様?他の世界を犠牲にする覚悟はあるか?」
401 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2019/11/14(木) 21:41:05.27 ID:VnnQgGtU0
王様「なっ…」
黒魔術師「邪神の召喚には多大な犠牲が必要だ。それも百人二百人じゃあ足りない、国一つ、世界一つ、多ければ多いほどいい」
王様「だから…他の世界を…だと…」
黒魔術師「なあに、遠い、遠い、全く関係無い奴らの話だ。王様は何も気負う必要は無い、儂と魔導師どもが全てやろう。王様は何も関与しないし何もしていない」
黒魔術師「ただ頷くだけでいい。ただ儂の研究の成果を認めてくれるだけでいい」
黒魔術師「さあ、さあさあさあ」
黒魔術師「さあ、ご決断を」
402 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2019/11/14(木) 23:41:10.04 ID:VnnQgGtU0
王様「…任せる」
黒魔導師「よろしい、全てお任せください。では失礼しますよ」
そう言って部屋を出ていく黒魔導師
黒魔術師「ニャル様のご加護のあらんことを…ヒヒ」
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/11/17(日) 14:09:18.48 ID:Qy1UHK/AO
ニャル子さんだって?(難聴)
乙!
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2019/11/18(月) 07:47:48.22 ID:MfzpYZDLO
ニャルなんちゃらが来たところで女勇者からしたら雑魚だろ
405 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2019/11/18(月) 22:57:39.69 ID:pBnuBJR20
女勇者「暇だなー」
魔王「そうか?じゃあそろそろあの国を―」
女勇者「あ、そっちはもうちょっとあとで」
魔王「…貴様、何か知っているのではないか?」
女勇者「…何のことかなー?」
魔王「あの国のことだ。何か知っているだろ、何のタイミングを計ってる、吐け、吐けー!」グニィィ
女勇者「ひはー、はらひほふふは、ほへえ」グニー
側近(今日も平和ですねえ)
406 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2019/11/18(月) 23:19:44.26 ID:pBnuBJR20
魔王「はぁ…はぁ…言わない気か」
女勇者「だってー、楽しみは取っておかないとねえ」ニヤァ
魔王「その楽しみが嫌な予感しかしないんだ!」
女勇者「じゃあ僕から力づくで聞き出してみる?」ニッコリ
魔王「…………………………ヤメテオキマス」
女勇者「よろしい」ニヒヒ
407 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2019/11/18(月) 23:41:55.17 ID:pBnuBJR20
魔王「…せめて危険は無いんだろうな?」
女勇者「僕にあると思う?」
魔王「…無いな」
女勇者「でしょ?だから僕たちは大丈夫だよ。僕たちは」
魔王「おい、"僕たちは"って何だ」
女勇者「大丈夫、魔界には何かある前に何とかできるだろうから」
魔王「…絶対だぞ」
女勇者「うん!」
側近(…"魔界には"の部分には気づいてないんですね、魔王様…)
408 :
◆QcbNG153ik
[saga]:2019/11/21(木) 23:48:27.08 ID:gSGEXmZU0
魔王「ああそうだ、暇なら視察行くか?」
女勇者「どこに?滅ぼす国の下見?」
魔王「違う。魔界内だ」
女勇者「暇つぶしになるなら」
魔王「まあ、なるんじゃないか?」
女勇者「じゃあ行く!」
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/04/19(日) 17:52:48.69 ID:D56gK3Cdo
待ってる
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2020/08/17(月) 00:58:48.50 ID:exCA78GcO
おーい
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