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【安価】女冒険者「海賊版・セクハラトラップダンジョン?」【R-18】

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930 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/06(日) 20:27:49.53 ID:PZG+TFiw0
マナミ「触手〜スライム〜雄オーク…」

 グラが聞いたら卒倒しそうな歌を歌いながら、彼女は不意に顔を顰めた。

マナミ「雄のオークは…嫌かも」

 そんなことをぼやいていると、目の前に大きな姿見が現れた。特に装飾もされていない、シンプルな鏡だ。

マナミ「絶対、何かありますよね…?」

 まじまじと見つめていると、突然、鏡の中の彼女がニヤリと嗤った。



↓1 幸運判定
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 20:28:53.18 ID:B0UbXCJUO
932 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/06(日) 20:29:07.56 ID:PZG+TFiw0
しまった、一番大事なこと書き忘れてた。



『イナンナの宝剣』柄にロゼッタの刻まれた短剣。戦と豊穣を司る女神の加護により筋力を強化するが、女神の虫の居所が悪かったのか闘争心がそのまま性欲に変わってしまう。筋力+10。モンスターに遭遇時、強制的に自慰行為を行いファンブルとなる。



このレスはカウントしません
933 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/06(日) 20:30:33.54 ID:PZG+TFiw0
『イナンナの宝剣』発動! ファンブル!

と、ここで小休止。気力が出れば書きます
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/06(日) 20:31:36.87 ID:jx6P4NF+O
おつ
ミナが割りと満喫してて草
935 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/07(月) 00:04:54.30 ID:rYJE5PwIO
936 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/07(月) 02:09:09.59 ID:rr3dt+Y+0
って、連取じゃん

ドッペルゲンガーじゃなくてラミアになりますねクォレハ…
937 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/08(火) 14:39:56.04 ID:OUTLiuBV0
…でもよく考えたら今モンスター系はファンブル確定なんだよね

ラミアでファンブルってもうやったし、ワーウルフにラミア化重ねたらいよいよわけわからん存在になるし、このまま気付かなかったことにしてドッペルゲンガーで続けていいかな…?
938 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/08(火) 14:41:17.90 ID:fdUTHx6bO
いいんじゃない?
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/08(火) 14:47:31.94 ID:h+V5CkvxO
聖剣のファンブルはきついよな・・・
ファンブルじゃなくて通常の失敗とかにならない?
まぁ>>1のやりたいようにどうぞ
940 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/08(火) 15:01:38.95 ID:b5WqpnOj0
ドッペルゲンガーでいいんじゃない?
941 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/19(土) 00:21:15.54 ID:kowj749h0
マナミ「! …っあ」

 反射的に、杖を握る手に力が篭もる。その瞬間、彼女の下腹の辺りに強い熱が走った。

マナミ「っ、あ、あっ、きたぁっ」

 からん。杖を床に落とすと、彼女はその場に座り込み、鏡に向かって大股を広げた。そうしてぱっくり開いた秘部を、指でほじくり始めた。

マナミ「あっ、あんっ、ああぁっ」

 一方、鏡の中のマナミは、そんな彼女をじっと見ると

???「……ふふふっ」

 何と、鏡の中からするりと出てきた。

マナミ「! んあぁっ!」

???「ふふふっ…ねぇ…」

 マナミと全く同じ姿をした彼女は、マナミの隣にしゃがみ込むと、今しがた自分が出てきた鏡を指差した。

マナミ「? …!!」

 鏡の中には、自分と、今出てきたもう一人の自分が映っていた。しかし、その顔はどちらも、嫌らしい笑みを浮かべていた。
 次の瞬間。その二人が、鏡の中から出てきた。

マナミ「!!?」

 合計3人のマナミが、彼女を囲んだ。

???「さて、始めましょうか」

 最初の一人の号令に、後から出てきた2人が両脇から彼女の上半身を抱き起こした。そうして左右の乳首に、両方からしゃぶりついた。

マナミ「んああぁぁっ! あんっ、あっ♥」

 続いて、自慰を止めない手を引き剥がすと、それぞれ自分の股間に導く。左右の手でいずれもびしょ濡れの穴を掻き回すと、両耳を嬌声がくすぐった。

???「あぁんっ♥」

???「ん、あっ…♥」

 よがりながら、片方はクリトリスを、もう片方はアナルを、それぞれ空いた手で攻め始めた。

マナミ「んにゃあぁっ♥♥ らめっ、やあぁっ♥♥♥」

 一方、最初に出てきた一人は、大きく開いたマナミの脚の間に、顔を埋めた。そうして

???「…れろっ れろれろっ…じゅるるっ」

マナミ「んああぁぁっ♥♥♥」

 膣にかぶりついた。陰唇に歯を立て、膣内に舌を挿入れる。
 こうして、全身に分布する彼女の性感帯を、隈なく効率的に嬲る機構が完成してしまった。

マナミ「ひっ、あ゛っ、やめっ…♥」
942 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/19(土) 00:22:49.27 ID:kowj749h0
 聖剣の効果で倍増した性欲。鏡から現れた複数の分身。彼女は、文字通り『壊され』ようとしていた。

???「…ほら」

 不意に、分身の一人がクリトリスから手を離し、鏡を指差した。

マナミ「…?」

 映るのは、3人の分身に攻められる己の姿。と……そこに映る4人が、一斉にマナミに向かってニヤリと嗤った。

マナミ「!!! や」

 次の瞬間、鏡の中から、更に4人の分身が這い出てきた。
 クンニリングス担当が、股間に顔を埋めたまま体をぐるりと回転させた。そうしてマナミの腹を跨ぐと、彼女の両腿を掴んでぐいと尻を持ち上げた。
 高々と掲げられた彼女の尻を、新たに加わった分身の一人が平手で叩いた。

マナミ「あひいぃっ♥」

 更に一人がマナミの頭側に立つと、おもむろに自らの乳房を両手で掴んで絞った。と、歳の割に豊満な乳房から、白い母乳が噴き出した。

マナミ「! おっぱ、おっぱい、くらさっ」

???「はい、どうぞ。…んっ♥」

 身をかがめた分身の乳首に、夢中でしゃぶりついた。温かい乳を、ごくごくと飲み下す。
 既に彼女は、小さな絶頂を数え切れないほど迎えている。その度に湧き出す愛液や潮を、股間に陣取る分身は零すこと無く飲み込んでいく。

マナミ「あんっ♥ あんっ♥ あ、あっあっ、あっっっ…♥♥」

 また、絶頂。すると、ずっと彼女の膣をねぶっていた分身の姿が、ふっと消えた。

マナミ「えっ…?」

 困惑していると、今度はスパンキング担当が消える。更には右乳首とクリトリス担当、左乳首とアナル担当。分身が次々に消えていく。
 もう終わりか。物足りなさを感じながらも、彼女はあることに気付く。

マナミ「何だか、体…敏感に、あっ♥」

 そう。分身が消える度に、彼女の感度がどんどん上乗せされていくのだ。
 やがて、残ったのは二人の分身。その片方が、マナミの片脚を跨ぐように座り込んだ。

マナミ「な、何の…つもりでしょう…?」

???「5人」

マナミ「へっ?」

???「5人分のドッペルゲンガーを、貴女は吸収しました。つまり、感度6倍です」

マナミ「!!」

 分身が膝立ちになり、両手で自らの秘部を押し広げた。泡立つ愛液が、滝のように滴り落ちた。

???「これを」

 マナミの片脚を持ち上げ、広がった秘裂に自らのそれを寄せる。

マナミ「あっ、待って、まっ、し、死ぬ…」

???「じゃあ、止めますか」

マナミ「……やっぱ、やります」

 彼女は、変態であった。

???「…んっ」

マナミ「あはあああああっっっ♥♥♥♥♥♥」

 ずるずるべちょべちょほかほかの柔肉が、音を立てて擦れ合う。

マナミ「あ゛あ゛あ゛あああっっ♥♥♥♥ んはあぁぁあぁぁっっっ♥♥ あ゛っ、ああぁぁあぁあああっっっっっ♥♥♥♥♥♥♥♥」

 雷に撃たれたカエルめいて、激しく痙攣する。
 ぶしゅっ、ぶしゅしゅしゅっ。噴水のように潮を噴く。

マナミ「おはあぁぁぁっっ、きもひっ♥ きもひぃっっ♥♥ あっはあぁぁぁぁ♥♥♥♥♥」

 狂ったように絶頂するマナミ。やがて、彼女も気付かない内に、貝合せしていた分身の姿が消えた。
943 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/19(土) 00:24:00.68 ID:kowj749h0
マナミ「はあっ…はっ、げほっ…はあっ…」

 喘ぎながら、酸欠の頭で周囲を見回す。
 と、今まで何もしていなかった最後の分身が、彼女の口の上にどっかりと腰を下ろした。

マナミ「んぐっ」

???「…んっ♥」

 と、突然彼女の口の中に、熱くて塩辛い液体が流れ込んできた。

マナミ「ん゛っ!? おひっ、んっ、んぐっ、んぐっ…」

???「はあぁぁ…あなたが今まで噴いた潮…愛液…全部、飲んでくださいね…っ♥」

 やがて、膀胱の中身を一滴残らず飲ませると、最後の分身はマナミの体を後ろからそっと抱き締めた。

???「さあ…これであなたは、感度が7倍…」

マナミ「んっ…はっ、んうっ…」

 母乳と尿をしこたま飲んだ彼女は、しきりに太腿を擦り合わせている。

???「このままおしっこしたら、一体どうなってしまうんでしょう…」

マナミ「ああっ、あっ、んっ…」

 閉じた腿の間に手を差し入れ、秘裂をそっとなぞる。

マナミ「っっっ!!」

 ぞくぞくぞくっ。強い尿意に襲われた彼女は、意志に反してある姿勢を取り始める。

???「…そう、でしたね」

 両手両足を床に突き、四つん這いに。そうして、片脚を高く上げる。そうしてできるだけ高い所へ尿を飛ばす、マーキングの姿勢。
 分身は四つん這いの彼女にのしかかるように、そっと体を預けた。

???「さあ…おしっこしましょうね。しぃーっ、しぃーっ、しぃーっ」

マナミ「っ……あ、あ、あっ、で、でる、おしっこ、おしっ、出ちゃ…」

???「ゆっくり、たっぷり愉しんでくださいね……感度、『8倍』のおしっこを…」

マナミ「!?」

 突然、最後の分身の姿が、消えた。そして次の瞬間

マナミ「…あっ♥」

 ___ぶしゃあああああぁあっぁぁぁあぁ

マナミ「あ゛あ゛あ゛あ゛ああああああああああっっっっっっっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」

 最後までお預けされていた、尿道。極限以上に感度を高められたそこを、激流が削っていく。溜めに溜め込まれたおしっこが己にとどめを刺すのを、もはや彼女は止めることができない。

マナミ「お゛おっ、おほおっ、お゛っ、はあ゛ぁぁっ♥♥ あ゛っ」

 狂ったような叫び声を上げ、穴という穴から汁を垂らし、彼女は絶頂した。絶頂よりも更に上に達した。

マナミ「あ゛っ…っ…、……」

 やがて…人生最後の排泄が終わり、彼女が物言わぬ抜け殻になった時……その姿が、ふっと消えた。
 後には、汗と唾液と母乳と愛液と潮と尿に塗れた、大きな姿見だけが残された。
944 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/19(土) 00:31:00.21 ID:kowj749h0
9×2.5=22.5 22ダメージ!

ファンブルペナルティ
【開発度】全部位Lv+1



【名前】マナミ
【種族】ーガンゲルペッド
【年齢】14
【職業】黒魔術師
【容姿】全裸、黒髪ロングで身長は150cm後半くらい。そのバストは年齢に似合わず豊満であった。
【性格】知的好奇心に任せて危ない橋も平気で渡る変態。のんびりした丁寧語で話す
【装備品】
『黒魔術師の杖(初級)』トネリコの木でできた杖。宝玉は嵌っていない。黒魔術(初級)が使えるようになる。
『隷従の首輪』着けた者はあらゆる命令に逆らえなくなる、呪いの首輪。作成者は隷従させようとした相手に返り討ちにあったとか。
『イナンナの宝剣』柄にロゼッタの刻まれた短剣。戦と豊穣を司る女神の加護により筋力を強化するが、女神の虫の居所が悪かったのか闘争心がそのまま性欲に変わってしまう。筋力+10。モンスターに遭遇時、強制的に自慰行為を行う。
【所持品】
『スライム服』糸状のスライムを織って作られた服。着るとランダムに体の何処かを刺激し始める。
『上質なメイド服』従者として、身だしなみは欠かせません。それを着れば、やんごとなき方々は貴女の価値を見抜き、トラップ回避時の要求値を-2してくださるでしょう。
【能力】体力-6/130 筋力5 敏捷7(+1) 器用1 精神6(-5) 幸運7
【開発度】乳房7 乳首7 陰核7 陰唇7 尿道7 膣7 尻7 肛門8
【スキル】
『黒魔術(初級)』 攻撃や強化に特化した魔術の側面。トラップ採用時のコンマ1桁÷2(小数点以下切り捨て)だけ目標値からマイナスする。まだ基礎的な部分のみ。
『変態』黒魔道とは性の道と見つけたり。あからさまに性的なトラップには自分から引っかかりに行く。幸運値参照の場合を除く。
『レズ気味』少女の夜明けに、彼女は人と違う世界を見た、のかもしれない。男性器を象った相手から受けるダメージが×0.8となる。
『全身性感帯』知的好奇心の赴くまま、彼女は自らをも深く掘り下げた。…深く、掘り下げすぎた。あらゆる部位が開発度Lv.5からスタートする。
『メイド技術Lv.1』メイドの道は長く、険しいもの。貴女はその入口に立って、器用+1したばかり。これからも励みなさい。
【状態異常】
『半人狼化』この程度ならコスプレと何ら変わりない。最大体力+30、敏捷+1、器用-1
『犬』精神-5、魔物に抵抗不可、命令に抵抗不可、衣服着用不可、排泄時犬のポーズだよ。あくしろよ。ヨツンヴァインにはならない。
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 00:45:05.25 ID:GYUOllOdO
今までで一番悲惨なラストかもしれない
946 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/19(土) 00:52:32.46 ID:kowj749h0


 大きな姿見の前で、銀髪の少女は溜め息を吐いた。

「今度の挑戦者は駄目でしたか…」

 彼女の青水晶と柘榴石の瞳は、鏡の中で無数の分身に嬲られる一人の少女の姿を映していた。

「おーい、ぜんまい仕掛けの女神様ですよー。出たいなら、出してあげますよー?」

 呼びかけに対して、返事の代わりに彼女の脳内に届いたのは

『あんっ♥ あんっ♥ いいっ♥ 黒魔術より、もっといいのぉっ♥♥♥』

「…あちゃー」

 頭を抱える少女。と、そこへ消え入りそうな声が聞こえてきた。

「ふえぇ…拷問部屋に行こうとしたのに、ここはどこですか…?」

「お、迷子発見」

 現れたのは、一匹のラミア。人型を保っている上半身に、質の良さそうなメイド服を纏っている。

「丁度良い。コアさんなら何とかしてくれそうかな」

「あ、あのぉ…」

 ラミアが、おずおずと声をかける。

「すみません、被虐の拷問部屋に行きたいんですけど…どこか分かりませんか?」

「あー、分かると言えば分かるけど、迷子ついでに一つ、頼まれてくれない?」

「何ですか? もうすぐ、脱皮が始まっちゃうんですけどぉ…」

「この鏡をね」

 つややかな鏡面を、コンコンとノックする。

「君たちの部屋に持っていってくれないかな。場合によっては、拷問部屋に行くまでもなくもっと『良いこと』できるかも」

「! わ、分かりました」

 『良いこと』に惹かれたのか、ラミアは頷くと、大きな鏡をひょいと持ち上げた。

「ラミアの姉妹は向こうだよ」

「はーい。…」

 ずるずると去っていく後ろ姿を見送りながら、彼女は呟いた。

「ま、これで出たくなったらコアさんが何とかしてくれるでしょ。元はシャーマンだし」

 くるりと振り向き、歩きだす。

「もし、ずっと出たがらないなら……まあ、小さな親切大きなお世話ってことで」
947 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/19(土) 00:54:11.12 ID:kowj749h0


END『ドッペルゲンガーに鉢合わせすると消える』

948 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/19(土) 00:54:39.82 ID:kowj749h0
気が向いたらまたやります
おやすみなさい
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 00:55:23.43 ID:/X1AVKzeO
おつ
950 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 07:49:02.99 ID:awJvFAEd0
お疲れ様でしたー
最後まで変態だったw
951 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/20(日) 23:27:21.75 ID:6tB24F6r0
 夕暮れ時より少し前。まだ客が入り始める前の娼館を、遠巻きに眺める男がいた。

「クリスちゃん…」

 お世辞にも詰まっているとは言い難い革袋を、固く握り締める。中身は、なけなしの彼の全財産だ。
 あの夜、娼婦に逃げられて泣く泣く家に帰った彼を待っていたのは、妻も子も、家財道具さえ一切合切無くなって、空っぽになった家であった。玄関の床に置かれた書き置きには、娼館通いが目に余ること、子供も愛想を尽かしていること、他に男が出来たこと、そして遠い街に引っ越すから探さないで欲しい旨が素っ気ない文章で書かれていた。
 家族に捨てられた彼は、残りの人生を諦めることにした。ただ、死ぬ前にもう一度、クリスに会いたいと考えた。できれば、抱きたいとも。そこで彼は、かろうじて銀行に残っていた自分の貯金を全て引き出すと、翌日再び娼館に向かった。当然、目当ての娼婦、クリスティア・ミントリーは脱走したばかりだ。しかし楽天家である彼は、彼女は既に捕まって、娼館に連れ戻されているのではと考えていた。仮に戻っていなくても、娼館の主に前金を渡せば、彼女が戻ってきた時に自分にいの一番に知らせてくれるはずだ。

「待ってろよ、また、会いに行くからな…」

「テメエの葬式代まで売女に突っ込む奴があるかよ、バカめ」

 突然、後ろから声がした。

「!?」

 懐かしい、と言っても昨日の夜ぶりだが、声に振り返ると、そこにはフード付きのマントに身を包んだ女が立っていた。フードを外すと、見覚えのある白い顔。

「ク、クリスちゃ」

「しっ、静かにしろ。娼館の奴ら、アタシのこと血眼になって探してやがるぜ」

「…」

 確かに、客引きの男はいつも以上に周囲をきょろきょろ見回しているし、時折若い男が近寄っては、何かを耳打ちしていた。

「あんたのこと、噂になってるぜ。思い詰めた顔しやがってよ。くたばる前にやることが女遊びって、そんなんだからかみさんに逃げられるんだよ」

 と、ここでふっと息を吐いた。

「…ま、その相手がアタシなんだけどな。ほらよ」

 いきなり、クリスは男に大きな革袋を差し出した。男のものとは似ても似つかぬほど、中身が詰まっている。

「えっ、これは……うわっ、重い!?」
952 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/20(日) 23:28:13.93 ID:6tB24F6r0
「勘違いすんな、誰があんたに貢ぐかよ。…そいつで、アタシを『身請け』しろ」

「!!」

 気に入った娼婦を金で買い、自分の妻か専属の愛人にする行為。当然、人気の高い娼婦ほど額は上がるし、そうでなくとも生半な金では到底できないことだ。
 袋の中を覗いて、男は心臓が止まりそうになった。そこには、握りこぶしほどの大きさの金塊がいくつも入っていたのだ。

「それだってほんの一部だ。上手く行けば山分けしてやるよ。…あんたの人生台無しにしちまった責任、アタシにも無いわけじゃないからな」
953 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/20(日) 23:29:32.53 ID:6tB24F6r0


「「かんぱーい!」」

 その日の夜、街の酒場で二人はビールジョッキを打ち合わせた。

「いやぁ、思った以上に上手くいったな」

 ビールを飲みながら、しみじみと言うクリス。彼女の座る椅子には、一振りの抜き身の剣が立てかけられていた。
 脱走から僅か半日にして男を連れて戻ってきた娼婦に、娼館の主は難癖をつけては身請けを拒もうとした。ところが、クリスがマントの中からこの剣を抜くと、たちまち主は毒気を抜かれ殊勝な態度になった。身請けを了承したばかりか、二人の提示した額の半額までまけてくれたのだ。

「ああ、そうだな。…ところで、その剣は一体…?」

「これかい?」

 柄頭を指で突く。
 奇妙な剣だった。柄はガラスのように透き通っているし、刀身は鮮やかなワインレッドだ。非常に美しいが、とても実用的ではない。

「見るだけで、悪いことができなくなっちまう剣だ」

「??」

「ま、色々あったんだよ。いつか聞かせてやる。それよりも、これからどうするかだけど」

「あ、ああ…どうするんだ?」

「残りの金掘り出して、宿屋でも開こうかなって思ってる。手に職が殆ど無いからな。売女辞めちまえば後はもう、場所貸すくらいしか食い扶持稼ぐ手段が無いんだよ」

「! …俺…料理とか、ある程度できるぞ。家事とかやらされてたし…」

 すると、クリスはくくっと笑った。

「何だよ、ここに来てデキる男アピールか?」

「その、もし良かったら、俺も…」

「おいおい」

 ジョッキを置き、真っ直ぐに男の目を見る。

「っ…」

「シャキッとしろよ。あんたはアタシを身請けしたんだ。大枚はたいてモノにした女を、もう捨てちまうのか?」

「! じゃあ」

 身を乗り出す男の鼻を、ぐいと摘んだ。

「んぐっ」

「ま、アタシなら捨てられる前に捨てちまうけどな。こっそり逃げるなんてするかよ。ケツに手切れ金突っ込んで、家から蹴り出してやるからな」

 それから、もごもごと何かを呟く口に素早くキスすると、にっと笑って言った。

「…覚悟しろよ、甲斐性なしめ」
954 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/20(日) 23:31:06.89 ID:6tB24F6r0
イマイチ触れられてなかったクリスの後日談でした
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/20(日) 23:37:31.55 ID:n9wHHBOI0

また、気が向いたときにやってくれるとうれしい
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/20(日) 23:37:34.36 ID:JnZmg+o5O
幸せになれたようでなによりです
957 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/23(水) 23:17:25.50 ID:r1GUDttx0
中途半端にスレが残ってしまった
という訳で質問。残りを何に使うべき?

@次スレ跨いでも新キャラ作成

A既出キャラの小話、後日談など
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/23(水) 23:18:54.45 ID:olnfLblgO
跨ぐとわかりづらくなるかもしれないから小話でうめてくれると嬉しいかも
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/23(水) 23:20:28.98 ID:nRIyWqJw0
Aで。キャラは新スレで作ろう。
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/23(水) 23:29:00.66 ID:I5g63ZL20
Aにした方がわかりやすいかな
961 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/24(木) 00:18:48.81 ID:SnylwR440
 その日、娼館の主は苛立っていた。

「クソッ、俺は何であんなことしちまったんだ!」

 『あんなこと』とは、この娼館で働いていた娼婦クリスティア・ミントリーを、さる常連客に身請けさせたことである。別に、クリスティアを手放したことは良い。元々幼児嗜好の客にしか売れない女だったし、その中でも一番の客に引き渡せたのだから、むしろ願ったり叶ったりだ。しかし、問題は彼らが差し出した金を、あろうことかこちらでまけてしまったことだ。
 あの金塊、一個で金貨3枚分の値打ちはある。それが、20個はあったというのに…

「あのォ」

「何だよ!」

 女の声に考え事を邪魔されて、彼は腹立ち気味に返事した。今は、娼婦の相談に乗ってられる気分じゃない…
 ところが、そこにいたのは見覚えの無い若い女であった。仕立ての良い黒いドレスを纏い、紫色の目をした女は、にこにこと彼の顔を見つめていた。

「あっ、と、これは失礼。遊んでいかれますか? 今空いてるのは…」

 女が娼婦を抱きに来ることは、無くもない。そういった嗜好の人間も、少なくはないのだ。
 ところが、彼女は全く予想外の返事を寄越した。

「いいえ。わたくし、ここで働きたいのですけれどォ」

「はあっ!?」

 彼は、思わず女の全身を見回した。とても金に困っているようではないし、良家から売り飛ばされた様子でもない。そもそもその場合は、先方との交渉があって然るべきだ。

「悪いね、お嬢さん。身元がはっきりしないのは雇えないんだ。こっちも命は惜しいんでね」

「あらァ、そうですのォ…?」

 相変わらず笑みを浮かべながら、じりじり寄ってくる女。

「よ、止せ。こればっかりは、どうしようも」

「…ふふっ」

 その時、彼女の紫色の瞳が、妖しく光った。
962 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/24(木) 00:19:35.59 ID:SnylwR440
「!?」

 次の瞬間。彼は、待合室のソファに押し倒されていた。

「んふふ…」

 馬乗りになり、こちらを見下ろす白い顔。近くで見て、彼はその顔が、今までに見てきたどんな女のそれよりも、遥かに美しいことに気付いた。

「これでも、駄目かしらァ…? んっ」

「んむっ…」

 唇が触れた。柔らかい。甘い。

「ん、ちゅ…はむっ、れろっ……ちゅうぅっ…」

 唇が、舌が、男を蹂躙する。唾液が、脳を溶かす。甘い甘い、とろとろの接吻。
 さわっ。

「っっっ!」

 ズボンの上から、女が彼の股間に触れた。布を突き上げて膨れ上がるイチモツが、びくんと跳ねた。

「んっ、じゅるるるるっ……っぷあ」

「あ゛っ、はぁっ、はぁっ…」

 息も絶え絶えの男。跨る女のドレスが、するすると解けていった。たちまち白磁のような肌が露わになる。程よく膨らんだ胸、美しい桜色の乳首。くびれた腰。細く切れ込んだ臍。柔らかく、それでいて引き締まった尻。しなやかな太腿。産毛の一本も生えない、つるりとした秘部。

「あ…あああ…」

 女が指を鳴らすと、先走りの滲んでいた男のズボンがかさかさと崩れ落ちた。そうして抑えを失った肉棒が、我が意を得たりとばかりに上を向いた。既に限界まで鬱血し、今にもはち切れんばかりに黒々と膨らんでいた。
 その先端に、女は白魚のような指先でそっと触れた。ねちゃり。先走りが彼女の指で音を立てる。
 もう片方の手で、女は自らの秘裂を開いて見せた。くちゅり。桜貝のように奥ゆかしく色付き、形の整った小陰唇の端から、愛液がとろりと零れた。

「娼婦の主は、雇う前の娼婦を味見するんですってェ?」

「はっ、早く…」

「早く、何かしらァ?」

 男は、両手を組んで懇願した。

「早く、挿れてくれっ…もう、我慢が」

 女は、意地悪く嗤う。

「でも、そうしたら貴方、わたくしを雇うことになってよォ?」

「雇う! お前を雇えば、うちは大儲けだ! 一番いい待遇にしてやる! だから」
963 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/24(木) 00:25:50.70 ID:SnylwR440
「はァい、交渉成立っ…んっ」

 言い終わるのを待たず、女は腰を落とした。
 ずぶり。そそり立つ肉棒が、女の肉壺に、沈んだ。

「ぁ…」

 熱く、柔らかな肉の海。ヒダというヒダが、表面を走る血管の一本一本に至るまでねぶり回す。挿入しただけなのに、膣壁がうねり、激しい抽迭に晒されているかのような感覚に陥る。
 耐えきれたのは、ほんの1秒。彼は、すぐに射精した。

「あっ…あ、あ、あっ、あ…」

「あァん…もっと…もっと頂戴…」

 気だるげに腰を持ち上げ、再び落とす。

「あ゛っ」

 射精の勢いが増した。肉の穴が締まり、ペニスをぎりぎりと絞り上げる。
 どれだけ射精しても、女の膣から精液が漏れてくることは無い。膣の奥、子宮の入り口が、海獣のように貪欲に、精液を飲み干していくのだ。
 そして、限界を超えた絶頂に、意識を失っていく彼が最後に見たのは、黒い翼を広げ、紫色の目を輝かせる淫魔の姿であった。

 次に目が覚めた時、彼は娼館の受付にいた。

「何だ、夢か…」

 数度瞬きする。そうして、何人もの男たちが自分の前に列を成しているのに気付いた。

「なあ、店主! 次は何時なんだい!?」

「次って、何の…」

「おいおい、とぼけるんじゃないよ!」

 バシバシとカウンターを叩く客。そこに置かれていたのは、真新しい一枚のチラシ。そこには、見事な似顔絵と共に、煽り文句が書かれていた。

『淫蕩の女王ユリア、顕現。人の域を超えた美。魂すら吸い取る性技』

「な、この日のために給料貯めてきたんだ。ほら、金貨1枚だ。だから早く、ユリアって娘を出してくれ!」
964 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/24(木) 00:46:16.96 ID:SnylwR440


 さて、所変わってダンジョンのとある階層。シャルロット・ピルカーはこの日、育ての親であるユリアに会うべくクイーンサキュバスの間に『帰省』していた。

シャル「お母さーん、帰ったよー…?」

 ところが、奥の高台にはユリアはおろか、あの女体でできた玉座すら見当たらない。
 代わりに、部屋の隅に一人のメイドが佇んでいた。

「! お嬢様!」

 メイドはシャルに気付くと、駆け寄ってきた。

「ユリア様から書き置きを預かっております。…」

 そう言うと彼女は、突然着ているメイド服を脱ぎだした。一見、突拍子もない行動だが、シャルはユリアのやることには慣れていた。
 ショーツを下ろし、ガーターベルトにソックスも脱いで一糸纏わぬ姿になるメイド。その、胸元から腹にかけて、顔料で何か書かれている。

「ど、どうぞ」

「えー、何々? 『お食事のために外に行っています。シャルロット、会いに来たのであれば手間取らせてしまってごめんなさい。外の時間で一月したら帰ってきますが、もしその前に会いたければ』…と、続きは…」

「こちら、です…」

 やおらその場に座り込み、大股を広げるメイド。よく見ると、内股に文字が続いている。

「『貴女のお友達が働いて』…ちょっと失礼」

「あんっ」

 大陰唇の裏にまで文字が跨っている。そっとめくると、続きを読んだ。

「…『いた娼館にいますが、会える保証は無いかもしれませんので、予め謝っておきます』」

 ここで文章が終わっている。シャルは首を捻った。

「食事しに、何で娼館に…?」

 と、ここで察する。そう言えば、ユリアは淫魔だった。ならば、その主食は…

「……これは、救世主的に放置できない案件な気が」

「お嬢様…もう、行かれるのですか…?」

 不意に、メイドが切なげな声を漏らした。

「えっ、そっちも何か用?」

 答える代わりに、メイドはシャルに向かって尻を突き出した。よく見ると、そこにも字が書いてある。

「…『追伸:書き置きの最中にこの娘があまりにもくすぐったがるものだから、魅了を掛けてしまいました。何とかしてくれるとお母さん嬉しいです』。…あんのぉ…!」

 毒づきながらシャルは、身悶えするメイドの尻を平手で叩いた。
965 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/24(木) 00:47:00.65 ID:SnylwR440
ユリアのお食事編でした。

リクエストがあったらどうぞ

では、おやすみなさい
966 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/24(木) 00:50:39.54 ID:0NLNGq3b0


ミナのその後が見たいです
967 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/24(木) 00:52:24.95 ID:nq6jdoYP0
乙。被虐の拷問部屋inミナで。
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/24(木) 01:05:26.28 ID:+MpwGlt30
おつ
シャル対マヒヒヒヒの時に、シャルが能力覚醒しなくて普通に犯されるifストーリーとか
969 : ◆eXipHdytqM [saga]:2017/08/24(木) 11:54:29.22 ID:SnylwR440
リョナっても大丈夫ならミナの話書こうかな

マヒヒヒはちょっと遠慮しておきます
アレ自体、男性禁制のダンジョンに何でいるのか釈然としないまま書いてたから
970 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/24(木) 12:02:53.10 ID:BXmjOAIiO

期待してます
971 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/24(木) 12:59:15.98 ID:0WcO8Mx8O

今度剛運の娘が出たらバニーカジノ荒らしてユリアさん泣かしたい
972 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/09/18(月) 11:07:07.48 ID:wUGHaFPNO
期待
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/29(月) 21:45:37.05 ID:y57A/L+50
まだ待ってる
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/20(火) 23:22:59.60 ID:0eDAbfwWo
流石に完結ということでよろしいのかな
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/17(火) 22:05:32.35 ID:8v8xpdt+o
もう一年ほど更新なしか
悲しいなあ
976 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/31(火) 21:21:15.19 ID:XdVx9YXT0
暇な時に新しく始めてもいいかなと思ってたらwikiが死んでた悲しみ
977 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/12/31(火) 21:46:08.19 ID:2+ai/886O
いっそ年明けを機に新しく募集するのもありなのでは
978 : ◆eXipHdytqM [saga]:2019/12/31(火) 21:52:52.65 ID:XdVx9YXT0
今はこっち(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1571721527/)を進めなきゃ(露骨な宣伝)

それとは別にダンジョン攻略モノ(ダンジョン攻略するとは言ってない)も考えてるけど
979 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/01/02(木) 13:16:56.71 ID:Epq3U3Q3O
淫夢への階段からの偽15階到達も見たい
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