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長門「ふにゃぁ〜……」グデー 提督「……本当に下戸なんだな」
- 94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 02:13:43.25 ID:phLj9uuxo
- せめて生存報告だけでも…
- 95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/11/26(日) 19:55:19.06 ID:nUpkrbUdo
- 続き待ってるー
- 96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/01(金) 19:32:28.72 ID:qirD9FoD0
- 夕立「……川内さんに教えてあげる。夕立と時雨はね、一番最初、提督を襲ったんだよ?」
川内「……えっ?」
夕立「ハワイで提督さんが皐月ちゃんとできた疑惑があってね。それは誤解だったんだけど、その時決意したの」
夕立「これが現実になる前に動こうって。だから、提督さんがマッサワに来た時に、襲っちゃったっぽい」
川内「……!!」
夕立「酔わせて、連れ込んで、脱がせて、縛り上げて……我ながら酷いことしたっぽい。……けど、提督さんは受け入れてくれたの」ニコッ
夕立「それだけじゃなくて、あたし達よりもすごい愛を夕立たちに向けてくれた。だから夕立は、この関係を認めているし、これからもそうだよ」
川内「あんた達もおかしい……!!」
夕立「川内さんはおかしいっていうけど……じゃあ何がおかしくないの?正しいの?」
川内「常識的に考えなよ!!」
夕立「常識的って何なの!?意味わかんないっぽい!!川内さん……恋は戦争でしょ?戦争に常識なんて関係ない。勘違いしないで……!!」
時雨「……川内さん。どうしてそこまで怒るの?」
川内「はぁ!?こんなの怒って当たり前じゃん!!」
時雨「そうだね。じゃあ言い方を変えるよ。どうしてすぐにこのことを告発したりしなかったの?」
川内「そんなの、あの人が赦せないからに決まってるじゃん!!直接ぶん殴ってやらないと気が済まない!!」
時雨「何で?」
川内「何でって……!!」
時雨「どうしてそこまで提督さんにこだわっているの?普通、こういうことがあったらすぐしかるべき人に言うべきじゃないの?」
川内「だからそれじゃ」
時雨「気が済まないんだよね?……どうしてそんなに赦せないの?ただ告発するだけじゃなくて、直接殴らなきゃいけないほどに」
川内「っ……それは……」
時雨「……知っているか分からないけど、提督さんとこういう関係になっているのは僕たちだけじゃないよ」
川内「!?」
時雨「もっと大人な、長門さんとか翔鶴さんとか瑞鶴さんとかもそうだよ。聞いてみなよ。皆がどういう覚悟でこの関係を認めているのか」
川内「そんな……!?」ハッ
時雨「それに……神通さんや那珂さんもだよ。あの人たちも提督とそう言う関係なんだよ」
川内「っ!!」ギリッ
川内(なっ……!!神通と那珂も提督とシたの!?)
時雨「ふふっ……今どう考えた?」
川内「っ……どう考えたって何!?何が言いたいの!?」
時雨「川内さんが感じたのは、神通さんと那珂さん『まで』っていう怒り?それとも神通さんと那珂さん『も』っていう……嫉妬?」
川内「!?」ドクン
時雨「嫉妬……だよね……?」
川内「ち、違う……!!」
時雨「僕には、むしろ川内さんこそ駆逐艦娘の監督という立場に固執しているし、提督への恋を自覚していないせいでムキになっているようにも見えるよ」
川内「こ、恋……そんなの……違う……これは恋じゃない……」
時雨「どうかな?自分の心に素直になりなよ」
川内「っ……」
- 97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/01(金) 19:34:03.22 ID:qirD9FoD0
- 〜
提督「待たせたな」
川内「っ!?」ビクッ
時雨「お帰り、提督」ニコッ
夕立「お帰りなさーい♪」ニパッ
提督「……?」
提督(笑顔で迎えてくれる時雨と夕立。そして、何故か先ほどまでの殺気が無くなっている川内)
提督(その目は大きく見開かれ、少し開かれた口が呆然としていることを伝えてくる。何かに迷っている?一体何があったのだろうか?)
提督「……」スタスタスタ
川内「っ……!!こ、来ないで……!!」タジッ
提督(歩み寄る俺に力なく拒否の言葉を口にする川内。先ほどまでの川内なら殺意の込められた本気の拒絶をしていたはずだ)
提督「さて、失礼するぞ川内」スッ グイッ
川内「っ!?な、何するつもり!?」ビクッ
提督(俺は、噛まれないように川内の口をテープで封じる。噛みつかれたら大変な事になるからな)
提督(そして川内を横抱きにする……時にさりげなく惜しげもなくさらされている二の腕に無針注射器でかつてあの子たちに使った媚薬を注射する)
提督(痛みはなくとも違和感は感じるだろうが、それを誤魔化すように体を撫でた。川内はびくりと反応する)
川内「……!!」キッ
提督(俺を睨みつける瞳は何故か潤み、少し頬を染めている。さすがにここまで早く回るものだったか?)
提督(即効性だが、まだ薬が回り切っていないはず……恥ずかしいのだろうか?暴れられるかと思ったが、しかし大人しいものだった)
提督「さて、時雨、夕立。ベッドに行こうか」
〜
時雨「はぁ……はぁ……はぁ……」ピクンピクン
夕立「あん!!あん!!あん!!あん!!あぁ〜〜〜!!」ビクンビクン
提督「っ……夕立……!!」バチュン ビュルルルルルルルル
提督(夕立が背を反らし、ぴんと体を張って絶頂に堪える。その小さく可愛らしい口からは淫らな嬌声を響かす)
提督「っ……ふぅ……」ズルン
夕立「あん……ていとくさん……だいすき……」ブプッ ドロリ
提督(すでに時雨は秘所から白濁液を垂らしながら息も絶え絶えに体を震わせている。虚ろな瞳で虚空を見つめていた)
提督(そして四つん這いで俺に後ろから突かれていた夕立もまた、モノを抜くとうつ伏せに倒れ込んだ)
提督(肩を震わせながら余韻に浸っている。その秘所から白濁液が漏れだしてきた。俺は一呼吸ついてからソファーに横たえられた川内に向き直る)
川内「……!!」
提督(俺が時雨と夕立と絡み合い始めた時には再び殺意を放ちながら暴れ、唸っていた。しかし事が進むにつれ大人しくなっていくった)
提督(そして頬を染め、たまに切なげな吐息を洩らしながら体を捩っていた。完全に発情している)
提督(媚薬を盛られた挙句、目の前で濃厚な男女の絡みを見せつけられたのだ。誰でもそうなるだろう)
- 98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/01(金) 19:34:38.25 ID:qirD9FoD0
- 提督「……」スタスタ
川内「……!!」ギロリ
提督(無言で歩み寄る俺に、川内は再び怒りを思い出したように顔を歪ませて俺を睨みつける)
提督(しかし縛られているので怖くない。俺はそんな川内のスカートに手をかけ、躊躇うことなく捲った)
川内「っ!!んん〜〜〜!!」ビクッ モゾモゾモゾ
提督(唸り声を上げてもぞもぞと身を捩っている。明らかに激怒していた。俺を睨みつける瞳の中に激情が燃え上がる)
提督「……びしょびしょじゃないか。こんなにいやらしい匂いをさせて……まさか俺たちがしているのを見ただけでこうも発情したのか?」
提督(しかし俺はそれを気にせずに川内を言葉責めする。川内の動きがピタリと止まった。そして体を丸め脚をぎゅっと閉じる)
川内「っ……!!」カァッ
提督(恥ずかしがるように顔を赤く染める川内。俺は、そんな川内の引き締まった太腿を撫で上げる)
川内「んん!!」ビクン
提督「俺は、誰であろうと俺の大切な人たちとの関係を脅かす者は赦さない。決して」クチッ
川内「んふっ!!」ビクッ
提督(しかしどうあがいてもその秘所を完璧にガードすることは不可能だ。俺は指先でそこに触れた)
提督「君を快楽で堕とさせてもらう。君を抱いて、愛して、このことを告発できなくなるまで……身も心も堕としてやる」
川内「んんっ!!」キッ
提督「絶対に屈しないとでも言いたそうだな。いつまでその態度が続くか見ものだ」クチッ
川内「っ……!!」ビクン
提督(川内のソコは大洪水だった。気力で俺を睨みつけ敵愾心を燃やしているが、体はもうすでに出来上がっている)
提督「……」クチュクチュクチュ
川内「んっ……んふぅ……んっ……んん……!!」ビクン ビクン
提督(俺は下着の下に指を滑り込ませて軽く愛撫する。ただそれだけで川内の表情が蕩けた。さすがあの媚薬だな)
提督(川内自身の想いと関係なく体は反応してしまう。そして、その体に心が引きずられていく)
提督(心と体は二つで一つ。そのどちらかが強い影響を受ければ、もう片方も作用される。それがいいことであれ、悪いことであれ)
提督「気持ちいいか?」
川内「っ!!……!!」ハッ ギロリ
提督(俺の言葉に川内は俺への怒りを思い出したようにハッとして俺を睨みつける。しかしその表情には綻びがあった)
提督「……」スッ
川内「っ……」
提督(ショーツをずらす。物欲しげにひくつくそこは、しかしまだ少女のモノだ。生えそろっていない陰毛がそこを彩っている)
提督「女の悦びを教えてやろう、川内」
- 99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/01(金) 19:35:51.55 ID:qirD9FoD0
- 〜
提督「またイきそうか?いいだろう、イくんだ。快楽に身を任せろ」ジュップジュップジュップ
川内「んふぅ……!!ふうぅ……!!っん!!んん!!んん〜〜〜!!」ギリッ ビクンビクンビクン
川内(体がおかしい。気持ちよすぎて頭がおかしくなる。電撃のような気持ちよさに脳を貫かれる)
川内(下半身が溶けてしまったみたいだった。ただ気持ちいいという感覚があるだけでそれ以外は何も分からなかった)
川内(知っていた。私だって馬鹿じゃない。セックスや自慰ぐらいこの年なら誰でも知っている)
川内(けど私は恋愛にもそれにも興味がなかった。だからこそ知らなかった。ただ気持ちいいと聞いたことしかなかった)
川内(気持ちいい。死ぬほど気持ちいい。麻薬みたいだ。この気持ちよさの為なら何でもしていい。悪魔にだって魂を渡してしまう)
提督「もうソファーがびしょびしょだ。こんなに溢れさせて……随分と気に入ってもらえたようだな?」
川内「っ……!!」キッ
提督「どうした川内?そんなに熱っぽく見つめてきて。もっと気持ちよくしてほしいのか?」
川内「っ……」ドキン
川内(知ってる。もう睨んでるつもりでも睨めてない事ぐらい。もっと気持ちよくしてほしいと言いたくなってしまう)
提督「ふっ……そうか。なら、口でしてやろう。んっ……」ジュルルルル
川内「んふぅ!?」ビクン
川内(提督が、私のソコに口を……そんな汚いトコロ……舐めてくれるんだ……っ……気持ちいい……!!)
川内(私のソコに顔を埋めている提督を見ると、提督が愛おしくなってくる。心の奥底が暖かくなってしまう)
時雨『どうかな?自分の心に素直になりなよ』
川内(提督が、時雨が付けていった小さな傷からどんどん私の中に入ってくる。私は……提督が好きなのかも……っ……しれない)
川内(心当たりが……ある……私はよく……提督を見ていた……っ……あぁ、ダメだ、イっちゃう!!気持ちいい!!好きっ!!)
川内「んふぅうう!!」ビクンビクン プシャァ
提督「っ……盛大に噴いたな。悦んで貰えて何よりだ」
川内「ふぅ……ふぅ……」
川内(……っ!?なにを考えたの、私!?違う……私はこの人なんて好きじゃない!!私は……!!)
提督「……」ニコッ
川内「っ……」キュン
川内(この人なんて……好きじゃ……好き……私は……だって……こんな……酷い人なのに……)
- 100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/01(金) 19:37:54.54 ID:qirD9FoD0
- 〜
川内「っ……」ジッ
提督(はだけた胸は荒い息と共に上下している。女の子から女へと変わりゆく体はもうすでに女性らしいふくらみを持っていた)
提督(そして白い肌の先端、桜色に色づいている硬く張ったそこは俺の唾液に濡れている。両方とも俺が征服した印をつけてある)
提督(川内は俺を熱っぽい瞳で見つめていた。快楽で蕩けた頭は俺への怒りをだいぶ忘れてしまったようだ)
提督(だが、それでもその潤んだ瞳の奥でものすごい葛藤が渦巻いているのが分かった。もうひと押しかな)
提督「さて……ではそろそろ俺も気持ちよくしてもらおうか?」スッ
川内「っ!!」
提督(俺は縛られた川内の両足を抱える。そしてあげさせた。閉じられた脚、しかしトロトロに蕩けた秘所は丸見えだ)
提督「……」ピトッ
川内「……!!」
提督(俺はモノをそこにあてがう。川内が目を見開いて自らの下腹部に視線を落とし、そして俺を見つめた)
川内「んっんんっん……!!」
提督(ちょっと待ってと言いたいのは分かった。だが俺は、構わずに腰を突き出す。ぬめったそこに先端は吸い込まれるように入った)
提督「っ……!!」グッ
川内「んんー!!んんんん!!っ……んん!!んん〜〜〜!!」ググググッ ブツン ニュププププ
提督(処女膜を突き破ると、未だ誰の肉棒も入ったことのないそこへと突き進んでいく。そこはきつく締まっていた)
提督(だが溢れんばかりの愛液がまるで飲み込むように俺のモノを奥へと誘った。しかし、反撃と言わんばかりのザラザラが俺のモノを刺激し、快楽を伝えてくる)
提督(川内の秘所から俺のモノに押し出された愛液が噴き出た。そしてモノが川内の一番奥にまで達する。先端に触れるコリっとした子宮口)
提督(破瓜の衝撃に体を仰け反らせている川内。その白く細い咽喉が丸見えだった。そのまま体を硬直させている)
提督「っ……君の中、最高だよ川内」
川内「っ……!!」ジッ ポロポロ
提督(涙を流しながら俺を見つめる川内。罪悪感を感じる。が、覚悟の上だ。しかしそれよりも……)
提督(興奮の方が強い。この行為は無理矢理だ。が、媚薬をうっていたおかげで川内の反応が良く、それを忘れていた)
提督(しかし、処女を奪われたと言う事実に泣いてる川内をみてそれを思い出した。むりやりというのはこうも興奮するものなのか)
提督(深海棲艦と戦っていたころ、俺は相手を篭絡してその気にさせ、体の関係になるという事を何度もした)
提督(しかし嫌がる相手を自分から組み伏せて強引にという事はしたことがなかった。初めての感覚)
提督(黒い喜びが電撃のように俺を貫いた。しかし、自重しなくては。この欲望は封印しなくてはならない)
提督(こうしていいのはこういう時だけだ。だからこそ、今は楽しませてもらおう。俺は、腰を振り始める)
提督「さて、そろそろ動くぞ?」ズッチュ ズッチュ
- 101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/01(金) 19:38:56.17 ID:qirD9FoD0
- 〜
川内(確かな痛み、そして異物感。私の中に提督のアレが入ってきている。すごく大きい……痛いけど、気持ちいい……)
川内(こんな形で私ははじめてを失った……その事実に涙があふれた。もっと……もっと幸せに、優しくロマンティックにして欲しかった)
川内(そう考えたと気がついた時点で、もう私は自分の本心を認めた。無理矢理提督にされて、嫌とかそう言う感情ではなく……)
川内(もっと幸せに、優しくロマンティックにして欲しいか。もう素直になろう。私は、提督が好きだ)
川内(恋愛なんてって醒めたふりして、その実提督が好きで目を離せなかった。ほんと馬鹿だった)
川内(スエズの時の告白劇にもプライドのせいで参加できず、どうせ私は恋愛に興味ないからって誤魔化していた)
川内(浦風の下着が大人びていた時、浦風をこそこそと観察していたのは、気になったから。提督が浦風を選んだという事実が私の心を乱したから)
川内(それがほぼ確定だと確信した時、興味がないと自分に言い聞かせずにはいられないほどショックだった)
川内(それから浜風やほかの陽炎型と関係を持っていることに気がついて、私があれほど怒ったのは……)
川内(好きな人がそう言う人で……好きだったぶん失望が大きくて……そして私に手を出してくれなかったから……悔しくて、周りに嫉妬して……)
川内(そんなぐちゃぐちゃな感情を全部ひとまとめに怒りにして、提督にぶつけたかったんだ……)
提督「さて、そろそろ動くぞ?」ズッチュ ズッチュ
川内「っ……んんっ!!」ビクン
川内(気持ちいい!!お腹の奥から頭まで快感が奔る。これがセックス……私、提督としてるんだ……!!)
提督「っ……ふっ……」パンパンパン
川内「んっ……!!んっ……!!んんっ!!んふぅ!!」ビクンビクン
川内(気持ちよくて幸せで、おかしくなる!!好き!!好き好き!!大好き!!キスしたい!!して欲しい!!)
川内(抱きしめたい!!抱きしめて欲しい!!あぁ、どうして私はこんな風に縛られて……早く解いて欲しい……!!)
〜
提督「っ……川内……そろそろ、お前の中に出してやろう……!!」パンパンパン
川内「んんんんん!!んんんんんん、んんんん!!んんんんんんんん!!」トロン ビクンビクン
提督(川内が何事か唸っていた。罵りだろうか?しかしその瞳は快楽に蕩けさせ、もはや愛情すら感じるほどだ)
提督(頬を赤く染め、体を悶えさせている。もう川内の身体は堕ちている。これだけ快楽を教え込まれればそうなってしまうだろう)
提督(そして心もほとんど堕ちているだろう。俺は、最後の仕上げにかかる。川内の心を仕留める)
提督「川内……ずっと好きだったよ……」パンパンパン
川内「!!」ドキン
提督(川内が目を見開く。中がさらに強く締まった。俺から精を搾り取ろうとしているかのように蠕動する)
- 102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/01(金) 19:41:56.76 ID:qirD9FoD0
- 提督「っ……!!」
提督(危うく暴発する所だった。川内が驚きに力を込めたのだろうな。しかし、この反応は……)
提督(勝機が見えた気がした。俺は、あえて一度腰を振るのを止める。そして川内の目を真っすぐと見つめた)
提督「……俺は、こんな事をしているからな。普段は自分から声をかけないと誓っている」ジッ
提督「だが、こういう時だけは手段を選ばないようにしている。川内、俺のモノになれ」
川内「んふ……」
提督「俺は君が欲しい。君は裏表がなく、いつも元気だ。俺は君をとても信頼している」
提督「興味のあること以外には無関心な子供っぽいところがあるが、逆に言えば興味があることにはとことん熱中する」
提督「そんなひたむきな様に俺は君をいいなと思った。そして、その整った容姿にも惹かれている」
提督「特に俺を惹きつけてやまないのは君のその目だ。強い情熱と意志を秘め、確かな自信に満ちたその瞳に、心奪われる」
川内「……んん」クイッ
提督「!!」
提督(川内が顎を上げた。テープを取れという事だろう。先ほどまで事後の余韻に浸っていた時雨と夕立の雰囲気が変わる)
時雨「……」ジッ
夕立「……」ジッ
提督(何かあればいつでも川内に跳びかかることができる準備をする。それを横目に見つつ俺は川内の口のテープを取った)
川内「っ……提督……」
提督「川内」
川内「私……気がついた……許せなかったのは……提督が好きだったからなんだね……」
提督「!!」
川内「時雨にそう言われて迷って……今、提督にされて……嫌じゃなくて、もっと優しくロマンティックにして欲しかったて思って」
川内「それで自覚したよ……ねぇ、提督……お願い……余計なこと考えられないぐらい私を滅茶苦茶にして……?」
提督「川内……!!ああ、分かった……。必ず責任を取る。幸せにして見せる」
川内「うん……お願い……私を、虜にして……んっ……」ギュッ チュッ
提督「んっ……っ……」
提督(川内の手が俺の首にまわされる。そして川内から口付けされた。俺はそのまま川内と咥内を貪り合いながら腰を振り始める)
川内「んふっ……!!んんっ!!んぁ!!はむぅ……んふぅ……んくぅ……!!んはぁ!!」ビクンビクン
提督(媚薬の影響ですぐに絶頂を迎える川内。搾り取るように締まる川内の中に、先ほどまで限界ギリギリだった俺はすぐに限界を迎えた)
提督「っ……川内ぃ……!!」バチュン ビュルルルルルルルル
川内「ああああああああ!!あぁ……ていとくぅ……だいすきぃ……」グッタリ
提督(川内の中にぶちまける。征服欲が満たされた。俺の舌でぐったりとしている川内が愛おしい)
提督「川内……俺もだ。俺も愛しているよ」
川内「……♪」ジッ ニコッ
提督(俺の言葉に川内が心から幸せそうな微笑みを浮かべた。そしてその様を明らかに嫉妬に駆られた時雨と夕立が見つめていた)
時雨「……♪」ニタァ
夕立「……」ジッ
- 103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/01(金) 19:44:21.24 ID:qirD9FoD0
- 〜
ガングート「提督……!!っ!!」パァッ ハッ キリッ
提督(乗っていた輸送機から降りてきたガングートが俺を見つけると嬉しそうに破顔した。が、周りから注目を浴びていることに気がついてキリっとした表情を浮かべる)
提督(そして堂々とした様子でこちらへ歩いてきた。俺はガングートに笑顔を向け、声を張り上げた)
提督「ようこそガングート!!我々は君の到着を歓迎する!!」
提督(川内と心を通わせ合ってから数日、なんとソ連からガングートが派遣されてきた。おそらく政治的な理由からだろう)
提督(だが、それはどうでもいい。修羅場を共に潜り抜けたガングートとの思いがけない再会はとても嬉しい事だった)
武蔵「あれがロシアの戦艦娘か」
大和「武蔵、失礼でしょう。静かにしなさい」
提督(整列している我が軍の艦娘達が興味津々と言った様子でガングートを見ている。残念だが、大鳳たち元遣ソ艦隊の面々は出撃中で居なかった)
提督(ここは最前線だ。大仰な式典などはできないが、せめて時間が取れる艦娘達を集めて歓迎することにした)
提督「ガングート、こちらへ来てくれ。皆に紹介する」
ガングート「ああ。分かった、提督」
提督「っ!!完璧な日本語だ……!!どうしたんだ?」
ガングート「勉強したんだ。貴様の所に行くためにな。提督、少し内密に話したいことがある。耳を貸してくれ」
提督「どうしたんだ?」
ガングート「愛している。んっ……」ダキッ ギュッ
「「「「!!??」」」」ザワッ
提督「んっ!?」
ガングート「んちゅ……れろれろ……」
提督(ガングートの言葉に少し身を屈めガングートの口元に耳を寄せた俺に、ガングートはそう囁いた)
提督(そして本当に自然な流れで俺に抱き付き、キスしてくる。ガングートの舌が咥内に入ってきて、俺の舌を絡めとった)
提督(予想外の事態に俺は反応できなかった。ガングートとの濃厚なキスを皆に見せつけてしまう)
↓×1〜3
ガングートと提督が濃厚なディープキスをしたことに対する帝国海軍の艦娘達の反応
強調したい子が居れば名前を上げても可
※ただし、大和型、赤城、加賀、妙高型、川内型、陽炎型のみ
- 104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/12/01(金) 19:54:33.38 ID:peo54F21O
- ktkr!!
大和と加賀はブチギレる
赤城はそんな二人を嗜めるが内心穏やかでない
武蔵はいきなりやらかしたガングートを気に入る
それ以外はざわめくも自分達も関係を持っているのですぐに落ち着く
- 105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/01(金) 21:15:59.40 ID:jDofbTjv0
- 加賀(何よあの女……!いきなりやってきて私の提督に接吻なんて……!私だってまだしたことないのに……!許せないっ!!!)殺気がダダ漏れ
- 106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/01(金) 22:09:39.83 ID:YEIuvz8nO
- 駆逐・軽巡・重巡組
やっぱり他に女を作っていたのかと提督をいじる
戦艦・空母組
殺気を放つも大人の対応
後で徹底的に提督とスキンシップしようと決意
- 107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/03(日) 04:01:57.24 ID:2gR1hzcT0
- 大和「……!!」ドクン
加賀「……!!」ゾクッ
武蔵「……!!」ハッ
赤城「……!!」ギュゥッ
足柄「はぁ……お熱いですね、提督?美人なロシア人と知り合えたようで」ジトォ
神通「提督がソ連へ送られた時は大層心配したものですが、大変よろしくやっていたようで何よりです」ニコッ
天津風「……!!良かったわね、綺麗な人と仲良くなれて……!!ま、まあ?私は別に全然大丈夫だし?気にしないわ?」ギリッ チラチラ
提督(一連の流れを見せつけられたことで、俺と関係を持っている子たちはなんというかものすごく微妙な表情を浮かべて俺をいじってきたりしている)
提督「っ……が、ガングート……!!」
提督(口を離してガングートを窘めつつ、その他の子たちを確認する。早潮と夏潮は顔を真っ赤にして驚愕していた。そして……大和型の二人と一航戦の二人が……!!)
ガングート「っは……ふふっ。初めまして諸君、三連装主砲を持つロシアの弩級戦艦Гангут級、その一番艦、Гангутだ。よろしく頼む」
提督(ガングートは唇を妖艶に舐め、妖しい笑みを浮かべて俺を一瞥、そして整列している皆に向き直り、誇らしげにそう名乗りを上げる)
大和「は、初めましてガングートさん……大和型一番艦、大和です。どうぞよろしくお願いします」ニコォ
提督(ガングートの名乗りに応える大和たち。大和は、笑顔を浮かべているが笑えていない。表情が引き攣っていた)
武蔵「……二番艦、武蔵だ。よろしく」ジッ
提督(武蔵は真顔で真っすぐとガングートを見つめる。さすがにいきなり喧嘩が始まる訳ではなかったが、そうなってもおかしくないような雰囲気だ)
赤城「航空母艦、赤城です。よろしくお願いしますね」ニコッ ワナワナワナ
提督(赤城は、大和のように笑顔を浮かべている。しかし大和とは違い自然な笑顔だった。これで小刻みに体が震えていなければ完璧だっただろう)
加賀「航空母艦、加賀よ。それなりに期待はしているわ、ガングートさん」ギュッ タラリ
提督(加賀は、いつものように落ち着き払った態度だった。しかし強く握りしめた手から、なんと血が垂れている!!)
提督(衝撃の余り自らの爪で皮膚をさくほどに強く手を握りしめていたのだろう。そこまでなのか!?)
提督「か、加賀……!!血が出ているぞ……!?これを使ってくれ」
加賀「っ!!あ、ありがとうございます、提督……」キュン
提督(慌てて加賀にハンカチを渡す。その後、提督として簡単な挨拶をしたりすることでなんとかこの場を収めることができた)
提督「ガングート……どうしてあんなことをした?」
提督(皆を解散させ、事務的な手続きの為にガングートを連れて執務室へ移動しつつそうガングートに言葉をかける)
ガングート「申し訳ない。だが、久し振りに貴様と対面して自分を抑えきれなかった。もしかしたらもう二度と会えないかもと思っていたのだ」スッ キュッ
提督「っ」
提督(ガングートは悲しそうな声音でそう言うと、俺の袖を指でつまんだ。その不安そうな仕草に俺は先程の騒動でそれどころじゃなかった気分が一気に変わる)
- 108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/12/03(日) 04:08:44.97 ID:2gR1hzcT0
- 提督(ガングートが愛おしかった。そうだ。きっとまた会えると思っていたが、どちらかが戦死したりする可能性もあったのだ)
提督(戦争のこと、ザラたちのこと、ウォースパイトのこと。いろいろとあってそれ以外のことを考える暇がなかった)
提督(だがガングートはあの心まで凍えるようなロシアの地でずっと不安だったのだろう。配慮が足りていなかった)
提督「そうか、そうだな……すまない……」ギュッ
提督(俺は俺の制服の袖を摘まんでいたガングートの手をとり、しっかりと握った。そして謝る)
ガングート「っ!!提督……いいんだ。こうして一緒に居られれば、十分だ」ギュッ スッ
提督(ガングートはそう言うと俺の手を強く握り返し、寄り添ってきた。俺の肩に頭をそえる)
提督「ありがとう、ガングート」
ガングート「……今夜、貴様の部屋に言ってもいいか?」
提督「ああ、もちろんだ」
〜
提督「よし、区切りがついたしそろそろ休憩にしようか」
提督(ガングートとの再会の翌日でも、執務は無くならない。一区切りがついたところで俺は秘書艦の加賀に休憩を提案する)
加賀「そうね。ではお茶を入れるわ」
提督「ありがとう、加賀」
提督(台所のある仮眠室へお茶を入れに行ってくれる加賀。俺は間宮の羊羹を用意すると応接の時にも使うソファの方へ移動した)
提督(机の上に置いて切り分ける。そして加賀がお茶を入れてくるまでの間くつろぎながら待っていた)
加賀「提督、お茶が入ったわ。!!これは、間宮羊羹?」
提督「ああ、偶然手に入ってな。他の皆には内緒だぞ?」
加賀「ええ、分かったわ」パァッ
提督(お盆にお茶を乗せて歩いてくる加賀の顔が喜びに綻んだ。そして加賀は俺の前と、その隣にお茶を置く)
加賀「失礼しますね、提督」
提督「ああ」
提督(そして俺の隣に腰を下ろした。体が密着する。……ってちょっと待ってくれ。どういうことだ?)
提督「……?」チラッ
加賀「……どうかして?」
提督(加賀の方を見ると、心底不思議そうな表情で俺を見つめ返してくる。その反応に俺がおかしいのかと思いかける)
提督(だがすぐに冷静になった。いやいやいや、そうじゃない。いつもなら加賀は俺の向かいに座っていたはずだ)
提督(なのに今日は俺の隣に座っている。しかも、こんなに密着して。このソファは大きいから二人掛けしてもそんなに密着する必要はないのに)
↓×1〜3 提督の行動
- 109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 06:10:56.76 ID:fCigYfL4o
- そっ……そんなにおっぱいとか色々密着されたらっ……加賀からいい匂いがしてっ……ついつい提督のジュニアが大っきくなっちゃう
- 110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 07:31:07.68 ID:X/Mrw/5DO
- はずみで加賀さんの尻を撫でてしまう
- 111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 08:00:34.93 ID:mVIHBZRYO
- 109
- 112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/12/04(月) 00:51:02.45 ID:yapOAC0w0
- 提督「その……今日は隣に座るのか?」
加賀「……だめかしら?」シュン
提督「っ!!いや、ダメという訳ではないぞ?」
提督(悲し気な加賀の様子に、慌ててそう応える。すると加賀は一転して笑顔を浮かべた。その表情に見とれる)
加賀「そう、ありがとう。……羊羹、いただきましょうか?」ニコ スッ
提督「そうだな」スッ
提督(何とも言えぬ雰囲気の中、加賀の言葉に俺達は同時に菓子楊枝に手を伸ばす。そして、お互いに同じものを取ろうとして手が触れあった)
提督「おっと、すまない……っ!?」バッ
加賀「あっ」
提督(反射的に謝って手を引っ込める。その際に菓子楊枝を落としてしまう。カランと音を立てて俺の足下に堕ちた)
加賀「いえ、こちらこそ。んっ……」スッ グイッ ムニュッ
提督「っ!?」
提督(加賀は謝って楊枝を拾おうとする。しかし、楊枝は加賀から見て俺の脚の向こう側に落ちていた)
提督(それを拾おうとすると、自然と俺の脚に加賀のその豊満な胸が押し付けられることになる)
提督(押し付けられる豊満な胸、密着する体、加賀のいい香りが漂ってくる。そんな事になれば、男などひとたまりもなかった)
提督「……!!」ムクムクムク
加賀「取れた。失礼したわね、提督。……!!」ハッ カァッ
提督(楊枝を拾って体を起こした加賀が、ズボンを膨らませる俺の男の象徴に気がついた。目を見開いて顔を真っ赤に染める)
↓×1〜3 加賀の行動
- 113 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 01:05:48.98 ID:18Njj0KPo
- 顔を真っ赤にさせたまま、何事もなかったように振る舞う
- 114 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 01:28:38.67 ID:LaEVD3Bdo
- 黙って抱き付いてみる
- 115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 01:41:11.80 ID:lQmNlePOo
- 気付かない振りしてさらに誘惑
- 116 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/04(月) 16:58:19.84 ID:jFrTKuss0
- 加賀「……ふ、フォークを取ってくるわ」
提督「あ、ああ。わかった」
提督(加賀はまるで何事もなかったかのように立ち上がると、落とした楊枝を捨てて代わりにフォークを取りに行った)
提督(顔は赤いままだが……その後、俺と加賀は気まずい空気の中羊羹を食べてお茶を飲む。すると、来客があった)
ガングート「提督、失礼する。報告書を持ってきた」
提督「ガングートか。ありがとう。入ってくれ。すまない、加賀。君は休憩を続けてくれ」
提督(俺は立ち上がり、そう伝えつつ扉を開けてガングートを迎え入れる。ありがとうガングート、いいタイミングだった)
加賀「ええ、分かったわ」
ガングート「おっと、休憩中だったか?申し訳ない。……」ピクッ
提督(ガングートはすまなそうな顔をすると、視線を机に向けて一瞬固まってから顔をこちらへ向ける。どうしたのだろうか?)
提督「気にしないでくれ。どうだった試験は?」
ガングート「やれることは全てやった。それを評価するのは貴様だろう?」
提督「確かにな。どれ、では確認させてもらおうか」
提督(受け取った報告書を確認する。この子の実力は知っているが、改めて確認するために簡単な試験を受けてもらったのだ)
提督(基本的なことに加えて艦隊行動、艦隊戦の演習などだ。こちらでの海戦の規模はむこうとは比較にならないからな)
提督(これはその結果をまとめたものだ。それを踏まえてガングートの配属先を決定する。さてさて……うむ、ガングートの経験から考えると非常に優秀な成績だ)
提督「よし、問題なしだ。よくやったぞ」
ガングート「そうか!!それは良かった。ところで提督、それは何だ?」
提督(ガングートは安心したような笑みを浮かべると机の上にある羊羹に目をむける。そういえばガングートは日本に関する知識はゼロだった)
提督「ああ、あれか?あれは羊羹だ。日本のお菓子だよ。和菓子と言うんだ。食べてみるか?」
ガングート「いいのか?それはありがたい!では一口頂こう。あーん」
加賀「!?」
提督「!!」
提督(ガングートは嬉しそうにそう言うと目を閉じて下品になりすぎない程度に口を開けて見せた。そしてそのまま待っている)
提督(それまで若干居心地が悪そうにしながら静かにたたずんでいた加賀が反応する。驚愕、そして怒りを抱いたのが丸わかりだった)
提督(しかしそれは俺が加賀をよく知っているからだ。今の加賀の様子は他から見れば少し驚いたぐらいにしか見えないだろう)
提督(修羅場になりかけている気がするが、やむを得まい。俺はフォークを手に取ると羊羹をひと切れガングートに食べさせた)
提督「ほら、どうぞ」
ガングート「あむ。んむ……なるほど。ゼリーかなにかと思っていたが、どちらかと言うと食感は……硬めのケーキに似ているな?」
提督「硬めのケーキか……うーん分からなくもないな」
ガングート「どんな味なのかと思ったが、甘くて美味しい♪これは何でできているんだ?」
提督(ガングートは満足げに微笑みながら羊羹について質問してくる。良かった、気に入ってもらえたようだ)
提督(そしてその質問に答えながらちらりと加賀の様子を窺う。加賀の方もひとまずは大丈夫そうだな)
ガングート「なるほど。気に入ったぞ、ようかん。ロシアの皆にも送ってやろう」チラッ
加賀「……!!」ピクッ
提督「ああ、それはいいな。用意しておこう」
ガングート「ありがたい。Спосибо, товарищ. ……♪」フッ
加賀「っ!!」ピシッ
↓×1〜3 ガングートに勝ち誇った笑みを向けられた加賀の心情と行動
- 117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 17:54:14.40 ID:Ya2xi+R5O
- 悔しさを気取られまいとすました顔をする
内心は屈辱とどう仕返ししてやろうかと嫉妬の炎に燃えている
- 118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 18:21:42.98 ID:0GgDBzBcO
- なりふり構っていられないと思い、自分にもあーんを要求する
- 119 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 18:30:04.97 ID:hBuUlrd/O
- その前のズキューンもあいまってプッツン
けど提督の前なのであくまで提督に悪い印象を持たれない程度に窘める
その後、二人きりでガングートが泣くまで殴るのを止めない
- 120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/04(月) 19:54:42.60 ID:jFrTKuss0
- 加賀「っ……提督」ジッ
提督「ど、どうした?」
加賀「……あーん」カァッ フルフルフル
提督「!?」
ガングート「ほぅ……」
提督(あ、あの加賀が……感受性豊かとはいえ、基本はクールな加賀が……まさかそんな事をするなんて……)
提督(加賀は再び顔を赤くしながらも目を閉じて口を開けている。しかしその体は羞恥の為か小刻みに震えていた)
提督(ガングートがこちらを見つめてくるが、それに応えられなくては男ではない。女の子に恥をかかせるような行動をする訳にはいかない)
提督「ほ、ほら加賀、どうぞ」
加賀「あー……む」
武蔵「失礼するぞ。提督、ガングートの評価は終わったか?」ガチャン
大和「こ、こら、武蔵!?ちゃんとノックして入室の許可が出るまで待ちな……さい……」ピタ
加賀「!!」ドキン
ガングート「むっ?」
提督「!?」
↓×1〜3
恥ずかしながらもなりふり構っていられないとあーんをして貰ったところを目撃された加賀の反応と慕っている提督が加賀にあーんしている所を目撃した大和の心情と感想
- 121 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 20:02:57.11 ID:v6FHDarU0
- ずるいずるい!私だって提督にあーんして食べさせてもらいたいのにぃ!でも私は帝国海軍最強の戦艦・大和……こんな恥ずかしいお願いを提督にするわけには……!でもでもっ!プライドとか見栄が邪魔して素直になれない大和
- 122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 20:20:43.00 ID:L4zze42A0
- 上
- 123 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 20:25:31.14 ID:Ya2xi+R5O
- 久々の確定00
- 124 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 20:50:18.80 ID:FT8Tfjt7O
- 秒奇数だから0じゃね?
- 125 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 21:46:44.35 ID:H516lzZRO
- 121に加えて
提督を正面から抱いて羊羹を口移し&ディープキスする武蔵
- 126 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/05(火) 08:25:57.64 ID:+/pQPf/ko
- 加賀(いけ好かないロシア女に対抗していたらだらしないところを大和と武蔵に見られてしまった……!えぇい!こうなりゃヤケよ!むしろ見せつけてやるわ!提督の左手が空いているわね……恋人つなぎを敢行するわ!こうやって指と指を絡めてっと……)
加賀の反応を書くのを見落としていたので一応。間に合ってるかどうか分かりませんが……
- 127 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/06(水) 02:06:21.44 ID:vxc86VCZ0
- 加賀「……!!」ボン グルグルメ
提督(加賀はもともと赤かった顔をさらに赤く染めた。見開かれた目、その虹彩の中に渦巻きが見えるようだった)
加賀「っ!!……!!」スッ ギュッ
提督「!!」
提督(そして何を思ったのかいきなり俺の手を取ると、そのまま指を絡めて握ってくる。あっという間に俺と加賀は恋人つなぎをしていた)
大和「……っ!!〜〜〜!!……!!」ジワァ ソワソワ オロオロ
提督(そして武蔵を窘めつつ俺が加賀にあーんをしているのを目撃した瞬間の表情で固まっていた大和がそれに反応する)
提督(ジワリと目にいっぱい涙をためたかと思うと、そわそわおろおろと落ち着きなく何かをしようとしてできていなかった)
武蔵「……ふむ」チラッ ズカズカズカ
提督(一方、武蔵は無表情で視線を俺と加賀から机の上の羊羹の残りに向ける。そして机の所まで歩いて来た)
武蔵「あむ。……」ヒョイパク ズカズカ
提督(そしてそのまま素手で羊羹を一切れ摘まむと口に入れ、俺の目の前に立つ。武蔵に真っすぐと目を見下ろされた)
提督「む、武蔵……?」
武蔵「……んっ」グイッ チュッ
提督「んんっ!?」
「「「「!?」」」」
提督(武蔵に胸倉を掴まれて強引に立ち上がらされ、そのまま唇を奪われる。口移しで羊羹を食べさせられた)
武蔵「んふっ……れろれろれろ……」ギュッ
提督(そして胸倉が離されたかと思うと、今度は正面から強く抱きしめられる。そのまま口移しがディープキスに移行した。武蔵の舌に咥内を蹂躙される)
ジリリリリン ジリリリリン
「「「「!!」」」」
提督(そんな武蔵の行動に驚愕し、呆然としていたガングート、加賀、大和が気を取り戻して何かの行動を起こそうとした瞬間、電話が鳴った)
加賀「っ!!んっ……ごくん。はい、こちら執務室、加賀です」スクッ スタスタスタ ガチャ
提督(加賀がはっと立ち上がり、電話の下へ向かいつつ口元を手で押さえながら羊羹を噛んで飲み込んだ。そして電話に出る)
加賀「……来客ですか?提督に、イギリス軍から?分かりました、少しお待ちください。……提督、来客者です。イギリス軍の方とのことです」
- 128 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/06(水) 02:12:35.45 ID:vxc86VCZ0
- 〜
提督「……」スタスタスタ
イギリス軍重巡娘「……」スタスタスタ
イギリス軍重巡娘『……もう、貴方しかいない。貴方しか……だから私は提案した。貴方を頼ることを』
イギリス軍重巡娘『幸い、貴方に話す許可も何とか得ることができた。どうかこれから話すことは他言しないと誓ってくれ』
提督『っ……いきなりそう言われても判断できないな。申し訳ないが』
イギリス軍重巡娘『っ……!!無礼なのも、無理を言っているのも分かっている……!!だがこれは……あの方の……ウォースパイトの……っ』ジワァ
提督『っ!?ウォースパイトに何かあったのか……!?』
イギリス軍重巡娘『誓ってくれ……!!これはあの方の尊厳に関わることだ。我が王立海軍の中でもこのことを知っている者は少ない』
イギリス軍重巡娘『緘口令が敷かれている。だがこのままではウォースパイトは……貴方はあの方の恋人なのだろう?なら』
提督『誓う。このことは他言しない。教えてくれ。ウォースパイトに何があった……!?』
イギリス軍重巡娘「……ここだ」
提督(彼女が俺を連れてきたのはイギリス軍の使用している病院の一室だった。その部屋は警備が最も厳重な一角にあった)
イギリス軍重巡娘「……ウォースパイト、入りますよ」コンコン
ウォースパイト「Ah……Welcome. うふふっちゃんと持ってきてくれたぁ?ふふっ持ってきてくれたわよねぇ!?」
提督(部屋の中から聞こえてくるウォースパイトの声。久しぶりに聞く声に、しかし生きていてくれたと安堵することはなかった)
提督(あんな話を聞かされれば安堵なんてできない。事実、確かにウォースパイトの変にテンション高めな喋り方は俺の知っているウォースパイトのものではなかった)
提督(俺は努めて何も考えないようにしながら扉に手を伸ばす。すると、彼女がその手を掴んできた。彼女の顔を見る)
イギリス軍重巡娘「頼む。何があってもあの方を見捨てないでくれ」
提督「そんな事、するわけないだろう」
提督(彼女が俺の手を離す。俺は扉を開いた。大きな個室だった。その真ん中に置いてあるベッドの上に、ウォースパイトがいた)
ウォースパイト「もうあれがないと私はぁ、あははは……!!私は生きていけないのぉ!!お願い、早くモルヒネを!!Please!!……hum?」
提督(久しぶりに会ったウォースパイトは少しやせていた。そして……そして変に爛々としている焦点のあっていない目をしていた……)
提督(心が締め付けられるようだった。思わず涙が出そうになるが、何とか耐えて無理矢理に微笑みを浮かべた)
- 129 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 02:16:27.95 ID:vxc86VCZ0
- 提督「ウォースパイト……久しぶりだな……」ジワァ ニコッ
提督(半笑いを浮かべたウォースパイトの虚ろな目と、恐らく目が合った。ウォースパイトがピタリと動きを止める)
ウォースパイト「……!!Admiral……!!」スゥー
提督(ほんの少しだけ正気の光が戻った気がした。そして次の瞬間、ウォースパイトの絶叫が響く)
ウォースパイト「っ!!Noooooooo!!いやぁ!!いやぁああ!!来ないで!!来ないでぇ!!」
提督「っ……!!」
ウォースパイト「お願い!!どこかへ行って!!もう二度と私の前に現れないで!!こんな私を見ないで!!」グッ ブン
提督「う、ウォースパイト……」
提督(ウォースパイトが顔を歪め、手当たり次第にモノを投げてくる。枕、コップ、置き時計)
ウォースパイト「いやぁ!!現実の貴方はもう嫌なの!!貴方との思い出は綺麗なままにしておきたいの!!」
提督「うっ……くっ……!!」ポロポロ
提督(それ以上耐えられなかった。涙が溢れる。聞いた話によると、ウォースパイトは撃たれた直後の俺との会話の記憶がないそうだった)
提督(そのために、ウォースパイトにとってはザラとポーラのことをふまえて俺がウォースパイトをどう思っているのか分からない状態だったのだろう)
提督(得てして、そう言うときは物事を悪い方向に考えてしまうものだ。どれほどの精神的ストレスがかかっていたのか想像できない)
提督(それに加えて身体的にも重傷を負ったことでウォースパイトは心身ともに打ちのめされた)
提督(そんなウォースパイトは……救いを薬物に求めてしまった。鎮痛剤として使われたモルヒネを乱用するようになってしまったのだ)
提督(モルヒネは、阿片だ。そしてヘロインだ。薬も過ぎれば毒となるを地でいく薬物だ。ウォースパイトはモルヒネ中毒になっていた)
ウォースパイト「だから早く消えて!!お願いだから何も言わないで!!私のAdmiralを殺さないで!!私達を終わらせないで!!」
提督「っ……ウォースパイト……!!」
↓×1〜3 提督の行動
- 130 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 02:51:54.05 ID:afIFOZE7o
- 狂乱が終わり疲れたところを見計らってウォースパイトの手を取り
あの時の様に跪いて手の甲にキス
言葉を詰まらせるベッド上の彼女に覆い被さり
面と向かって「愛している」と伝える
すかさず抱き締め&ディープキスをこれでもかとし続けて蕩けさせる
- 131 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 02:55:07.86 ID:UqZK8Zbno
- 130
- 132 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 03:01:11.50 ID:roHYQWGsO
- うえ
- 133 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/06(水) 08:06:07.26 ID:vxc86VCZ0
- 提督(ウォースパイトの狂乱はしばらく続いた。俺は、その間ずっとウォースパイトと向き合っていた)
提督(しかし、重傷を負ってここ最近ベッドの上で過ごしていたウォースパイトの体力は落ちていたようだ)
ウォースパイト「はぁ……はぁ……」グッタリ
提督(少しすると、ウォースパイトは疲れ切ってぐったりと脱力した。それを見計らって俺はウォースパイトへ歩み寄る)
ウォースパイト「っ!!いやぁ……来ないで……言わないで……終わらせないで……そうするぐらいなら、いっそ殺して……!!」ブルブルブル
提督(体の震えは、麻薬の為かあるいは恐怖の為か。俺は、俯き、耳を塞ぐウォースパイトの手を取る)
ウォースパイト「〜〜〜!!」ブンブンブン
提督(ウォースパイトはまるで子供のように頭を振りつつ必死に耳から手を離さないように抵抗していた)
提督「……」スッ
ウォースパイト「!!」
提督(俺は、ウォースパイトのベッドの脇に跪いた。それに気がついたウォースパイトが顔を上げ、目を見開いて俺を見つめる)
提督(ゆっくりと手を引っ張る。今度は抵抗なしに耳から手が離れた。そのまま、ウォースパイトの手を口元まで持ってくる)
提督「んっ……」チュッ
ウォースパイト「……!!」ジッ
提督(その甲にキスした。そう、あの時のように。ウォースパイトが息を呑んだのが分かった)
提督(暫くしてから口を離す。そしてウォースパイトを見上げた。ウォースパイトは信じられないと言った表情で俺を見つめている)
提督(何かを言おうとしているようだったが、言葉を詰まらせているようだった。俺は立ち上がるとそのままウォースパイトのベッドに上がった)
ウォースパイト「っ」
提督(そしてそのまま押し倒し、ウォースパイトに覆いかぶさった。至近距離で見つめ合い、目をのぞき込む)
- 134 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/06(水) 08:06:54.44 ID:vxc86VCZ0
- 提督「愛している」
ウォースパイト「ぁ……Admiral……!!」ジワァ
提督(涙を流すウォースパイト。俺はそのままウォースパイトを抱きしめ、唇を奪う。久しぶりのウォースパイトの匂いを堪能する)
提督(ウォースパイトは始め、されるがままだった。しかし途中から俺の身体に手を回し、体を擦り付け、脚を組み付かせ、舌を絡ませてきた)
提督(お互いの気持ちを確かめ合うように濃厚に絡み合う。今までの埋め合わせをするようにずっと一つになっていた)
提督「っ……」
ウォースパイト「んっ……ぁ……Admiral……」トロン
提督(お互いが満足し、自然と唇が離れるまでにウォースパイトの表情は蕩け切っていった。不安を孕んだ声音で言葉を紡ぐ)
ウォースパイト「いいの……?私、ひどいことしたわ……」
提督「そうだな。だが、それでも俺は君を愛している。大切な人だよ」
ウォースパイト「Admiral……!!で、でも……私……モルヒネに溺れて……」
提督「大丈夫だ。長く大量に投与していたわけじゃない。きっとすぐよくなる」
ウォースパイト「っ……けど、私……もう貴方に相応しくない……きっと他に相応しい立派な人が」
提督「んっ……」
ウォースパイト「んふっ!!」
提督(あれこれ言うウォースパイトの唇を塞いで黙らせる。そして唇を離した。俺はウォースパイトの目を見つめて伝える)
提督「何があっても、君が心から俺を嫌って拒絶しない限り、俺は君と共にある。それだけは、絶対だ。誓うよ。俺から離れていくことはありえない」
ウォースパイト「Admiral……っ……うぅ……!!」ポロポロポロ
提督(ウォースパイトの目から再び涙が溢れる。俺はウォースパイトを強く抱きしめた。泣きじゃくるウォースパイトをずっと抱き締めていた)
- 135 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/06(水) 08:08:40.00 ID:vxc86VCZ0
- 〜
提督「もうすぐ撮影場所だ」
駆逐古姫「すごい人だかりじゃのう」
提督(その後、やはり期間が短く容量も少なかったためにウォースパイトは特に問題なく全快し、戦列に復帰した)
提督(それとほぼ同時期にとうとう我が連合国軍はトブルク攻略を完了させた。そのために実行された大規模な攻勢作戦の為に再び死ぬほど忙しかったが)
提督(ガングートによって巻き起こされた波乱もその攻勢作戦の為に収まっていた。それが再燃しないことを祈るばかりだった)
提督(一航戦と大和型を中心とした関係を持っていない子たちのアピールが激しくなり、関係を持っている子たちは容赦なく俺を求めてきていたからな……)
駆逐古姫「ニュース映画を撮るのは初めてじゃな」
提督「ここで撮影した映像は全世界に公開されることになる。そこに君たち元深海棲艦が映ればきっと君たちに対する意識の改善につながるはずだ」
提督(トブルクへ向かう道中、帝国海軍司令部のトブルク入りが宣伝用のニュース映画に使うために撮影されることになっていた)
提督(しかも俺がずっと訴え続けていた元深海棲艦の出演がようやく政府と軍に許可されたのだ)
提督(ハワイの元深海棲艦の動員からずっと訴え続けていたが、認められていなかった。しかし、ようやくこの時が来た)
提督(俺たちを乗せた車列がトブルク市街の新たな司令部へ向けて進んでいく。俺が乗っているのは豊田・ABR型というオープンカーだ)
提督(一緒に乗っているのは駆逐古姫。もちろん共に車両に乗ることで深海棲艦もまた日本人だと言う事を見せつけるためだ)
提督(人だかりの中を車列が進んでいく。そして撮影地点に到着した。まず映画用の映像を取るために少し減速した)
提督(次に新聞用の写真を撮るために停車する。日本やその同盟国の新聞社の人間に写真を撮られる)
提督「……!!」ハッ
提督(それに気がついたのは、本当に偶然だった。人だかりの中にその子は居た。最後に会ったときとはまるで別人だ)
提督(北アフリカの女性のようなミルハフに身を包んで、髪を黒く染めている。露わになっている顔は随分と日焼けしていた)
提督(我ながらよくわかったと思う。目が変わっていなかったからだろうか?肌の色が変わっていても造形は変わらないしな)
U-511「……」チャキッ
提督(そこに居たのはU-511だった。無表情で俺に向けて小さな拳銃、ワルサーPPKを構えていた)
- 136 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/06(水) 08:10:28.48 ID:vxc86VCZ0
- 〜
U-511『U-511, ただいま出頭いたしました』
ドイツ海軍高官『Vielen Dank für Ihr Kommen.(よく来てくれた)今日君に来てもらったのは君に特別な任務があるからだ』
U-511『特別な任務、ですか?』
ドイツ海軍高官『ああ。……本当はあまり好ましく思っていないのだが、国家保安本部が君を指名してきた』
U-511『!!……親衛隊ですか?』
ドイツ海軍高官『そうだ。忌々しいことに奴ら、詳細について何も説明してこない。だが、残念ながらこの出頭はOKM(最高司令部)からの命令だ』
U-511『そうですか……分かりました』
〜
U-511『これは……アトミラール……』
SS高官『君が以前日本に居た時の上官だろう?』
U-511『Ja. アトミラールがどうしたのですか?』
SS高官『スエズの戦いはこの男が指揮していた。また、さらに前のアルハンゲリスクでのソ連海軍の指揮もこの男が執っていたらしい』
SS高官『この男は邪魔だ。消さなくてはならない。君なら、それができるはずだ』
U-511『!!』
SS高官『簡単に北アフリカに潜入でき、敵に警戒されない少女だ。そして何よりこいつの顔をよく知っている』
SS高官『我々にとって馴染みの薄い日本人の顔を判別できるのは非常に重要だ。チャンスは一度きりだからな。失敗は許されないのだ』
U-511『私に……アトミラールを暗殺しろと言うのですか?』
SS高官『敵を殺すのに躊躇う必要があるか?君にはこれから我々の下で暗殺者になる訓練を受けてもらう』
- 137 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 08:14:44.32 ID:vxc86VCZ0
- 〜
U-511(親衛隊でユーは潜入工作員としての訓練を受けた。そして暗殺者になった。アトミラールを殺すために)
U-511(感情を殺す。これは任務。すべてはドイツの為。戦友の為。家族の為。守るべきものの為)
U-511(肌を焼いて、服を変えて、完璧に北アフリカに溶け込めるようになっていた。潜入して現地の協力者である反英民族主義者たちのグループと合流する)
U-511(じっと機会を待つ。そしてそれはやってきた。アトミラールがトブルクへ来る。その途中で撮影があるらしい)
U-511(諜報員が入手した情報は本部で検討されすぐに作戦の実行命令が出た。感情を殺す。ユーは暗殺者。すべては大事なものの為)
U-511(これは戦争だから。アトミラールは敵だから。仕方ない。やるしかない。……。やるしかないんだ……)ギュッ
U-511(人ごみに紛れてその時を待つ。永遠のように感じる長い長い待ち時間。静かに待つ。……来た)
U-511(日本軍の車列。オープンカーに乗るアトミラールを見つける。アトミラールだ……っ……大丈夫、やれる)
U-511(写真撮影の時アトミラールの車は止まる。その時が終わりの時だ。カメラを持った報道員の位置で大体の見当がつく)
U-511(予想通りの場所でアトミラールが止まった。何も考えない。服の下に隠してあった拳銃を取り出す)
U-511(それを構えて狙いをつける。その時、アトミラールが明らかにユーを見た。まさか、気がつかれた……?でも、もう遅い)
民間人「おっと」ドン
U-511「っ!?」バン
提督「うぐっ!?」バスッ
U-511(そ、そんな……!!民間人がちょうど引き金を引く瞬間に押してきた……!!狙いが少しずれて肩に当たる。飛び散る鮮血)
U-511「Verdammt……!!」バンバン
提督「……!!」グラッ バスッ
U-511(肩じゃ死なない。撃たれた衝撃で後ろに倒れていくアトミラールに続けて発砲。一発が胴体に当たる)
U-511(けどそれで仕留められたかどうかは分からない。致命傷かもしれないし、そうじゃないかもしれない。最悪だ)
U-511(押されなかったら仕留めていたのに……!!けどこれ以上ここには居られない。離脱を始める)ダッ
〜
駆逐古姫「えっ……」
提督「……」ドサッ
↓×1〜3
提督が撃たれたことに対する艦娘達の反応
駆逐古姫、戦艦棲姫、防空棲姫、空母棲姫、ヲ級、大和、アイオワ、テスト、ザラ、ポーラ、陸奥、一航戦、五航戦、大鳳、那智、足柄、鈴谷、熊野、川内、神通、浦風、浜風、天津風、島風の中から強調したい子が居れば何人でも強調可
- 138 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 08:43:35.98 ID:NnXmOORSo
- 川内「私には見えてたよ」
と速攻でユーを取り押さえる
大鳳、鈴谷、熊野は狼狽えるものの
神通の掛け声により迅速に救助、手当に向かう
- 139 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 09:13:55.10 ID:8ocL5hHIo
- 島風「おっそーい」
と速攻でユーを取り押さえる
大鳳、鈴谷、熊野は狼狽えるものの
神通の掛け声により迅速に救助、手当に向かう
ヲ級の目に青く焔が立っていた
- 140 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 10:04:14.58 ID:XPLiH3zRO
- >>139
- 141 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 13:37:11.54 ID:I2sOhWY3O
- 138と139、同一人物っぽいな
- 142 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 14:07:19.30 ID:MDOLwvXDO
- それな
- 143 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 14:12:05.20 ID:jQs0BVqyo
- >>141
単純にコピペしただけだと思われ
- 144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 17:30:19.87 ID:RbWTrFAA0
- そもそも初手コンマ98の時点でほぼ決まりみたいなもんやし…
- 145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/07(木) 03:35:50.27 ID:qK0pvIRv0
- 〜
バン
「「「「!?」」」」ゾワッ
川内「っ!!」
バンバン
川内(偶然、見えた。発砲した奴が視界に入っていた。一回目の発火炎で気がついて、二回目三回目で確信した。アイツが撃った)
川内(ミルハフを纏ったそいつは、恐らく子供だ。背丈が小さい。誰を撃ったのか?アイツが構えていた方を見る)
提督「……」ドサッ
川内(気がついたら車輌を飛び降りていた。そしてあいつに向かって走る。心より先に体が反応した)
川内(あいつを逃がさない。それ以外考えられなかった。絶対に逃がさない……絶対に……!!)
伊19「っ!!どれなの!?どれがやったの!?」ギリッ タッタッタッタッタッ
伊168「分からない……分からないよぉ……あぁ……ぐすっ……あはは……!!あはははは!!もう私ダメかも!!」タッタッタッタッタッ ポロポロ ニタァ
伊58「イク、イムヤ!!待ってよ!!危ないよ!!」タッタッタッタッタッ
川内(声がした。ふとそちらを確認すると潜水艦娘達が私と同じように車輌から飛び降りて駆け出していた)
川内(でも誰が撃ったのか分かっていないみたいだ。群衆が悲鳴と共に蜘蛛の子を散らすように逃げていく)
川内(どこら辺から撃ったのかが分かっても、それでは誰が撃ったのか見当をつけることもできないと思う。けど、)
川内「私には見えてたよ」タッタッタッタッタッ
伊19&伊168「「どれ(なの)!?」」
川内「あれ。あの繋がれたラクダの所を走ってるカーキ色っぽいミルハフを着てるやつ」
川内(潜水艦娘達が私が言ったラクダの方を見る。するとそこで衛兵がそいつに向けて銃を構えた)
日本兵「クソ!!」スッ
U-511「……」スッ バンバン
日本兵「うげっ」ドサッ
川内(しかし彼が撃つよりも早くあいつが走りながら衛兵を撃つ。彼の頭から血が噴き出したように見えた。頭を撃たれたんだ。もう、死んでいる)
伊19「分かった」
伊168「あはっ!!見ぃつけた!!あははは♪逃がさないから♪」
伊58「っ……もう……!!」
- 146 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/07(木) 03:38:59.13 ID:qK0pvIRv0
- 〜
鈴谷「こうしてると有名人になったみたいで悪い気しないよね?」
熊野「鈴谷、私たちは紛うことなき有名人ですわよ」
鈴谷「そっかぁ……まあ確かに、よく考えたら鈴谷たちの写真とか売ってるし、もう有名人だったかぁ」
熊野「ええ、それはもう。今撮られている写真もきっと新聞に載ったり、売られたりするのでしょうね」
鈴谷「……提督の写真も売られるのかな?」
熊野「……おそらくは」
鈴谷「……いくら?」
熊野「……少なくとも買えない値段ではないのは確かですわ」
鈴谷「……バッチリ決めたアフリカ仕様の提督の写真」チラッ
熊野「……とりあえず観賞用と保存用に十枚ほど。足りるかしら?」チラッ
バン
提督「うぐっ!?」バスッ
バンバン
提督「……!!……。」グラッ バスッ ドサッ
鈴谷&熊野「「ぇ……?」」
〜
大鳳「えっ……」
大鳳(カメラに向かって微笑んでいたところで銃声が響いた。前の車輌の方だった。提督が居る方。自然と提督の無事を確認するために提督の方を見る)
大鳳(すると提督が見えなかった。おかしい。今は写真撮影中だ。あの車の上に居なくちゃおかしいのに)
大鳳(提督の隣に居たはずの駆逐古姫しか見えなかった。その駆逐古姫は呆然とした表情で何かを見下ろしていた)
鈴谷「ぁ……いやぁああああ!!提督!!」
熊野「そんな……そんなぁ!!提督!!」
大鳳(群衆の悲鳴に交じって聞こえる鈴谷と熊野の叫び声。もう、自分を誤魔化せない。察せざるをえない)
大鳳「……う、嘘。嘘……!!」サァッ
大鳳(もう二度とごめんだと思ったあの感覚。すべてが終わってしまった。暗い奈落に落ちていく)
ザワザワ
神通「狼狽えない!!誰がこんな時に狼狽えろと教えましたか!?」
大鳳「っ!!」
大鳳(二等駆逐艦たちの引率をしていた神通の怒声が響いた。いきなりの銃撃と大混乱に狼狽える駆逐艦娘達を叱咤するその声に私も落ち着きを取り戻した)
大鳳「っ!!」バッ タッタッタッタッタッ
大鳳(追撃は今のところない。つまりこれは提督の暗殺が目的の攻撃だ。さもなければまだ攻撃は続いているはず)
大鳳(それに大勢の銃で武装した部隊が入り込んでいるのなら衛兵が見逃さない。今私がするべきことは一刻も早く提督のもとに向かう事だ)
- 147 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/07(木) 03:40:56.92 ID:qK0pvIRv0
- 〜
駆逐古姫「わ、我が主……?」
提督「……」グッタリ ドクドク
駆逐古姫「ぁ……血が……」
運転手「なんてこった……!!提督が……!!」
大鳳「提督!!」
鈴谷「明石!!早く!!」
明石「分かってます!!私の装備を持ってきてください!!」
熊野「分かりましたわ!!分かりましたから早く!!」
帝国陸軍将校「安全を確保しろ!!誰も近づかせるな!!第一小隊はあの諜報員を追え!!捕まえるか、無理なら殺せ!!」
日本兵「了解!!行け行け!!早く追うんだ!!」
日本兵「周囲を確認しろ!!」
日本兵「群衆が大混乱になっております!!秩序を維持できません!!」
帝国陸軍将校「っ!!何とかしろ!!発砲も許可する!!」
赤城「そんな……慢心していたというの……!?」
浦風「嘘じゃ提督……!!嘘じゃよね……!?」
浜風「あぁ……そんな、提督……そんなぁ……!!」
足柄「ね、ねえ、大丈夫よね?那智姉さん?提督、死んじゃったりしないわよねぇ!?」
那智「あ、ああ……きっと大丈夫だ……」
陸奥「提督……!!」
明石「脚を上げて!!服を切って脱がせて!!早く!!」
駆逐古姫「わ、わかったのじゃ……!!」スッ
鈴谷「鋏!!くまのん!!」
熊野「少し待って!!引きちぎれないの!?」ガサゴソ
大鳳「っ!!そうね……!!すいません、提督!!」ビリッ
アイオワ「Oh my God……That cannnot be happening……(ああ、神様……こんな事、あっていいわけないわ……)」ペタン
テスト「Non, pas question……tu……(そんなまさか……貴方が……)!?」
ザラ「Non è vero(嘘でしょ)……」
ポーラ「っ……!!うぅ……ぐすっ……ひっく……」ポロポロポロ
提督「っ……ぐっ……」
明石「提督!!意識が戻った!!提督!!起きてください!!寝ないで!!」
「「「「!!」」」」ザワッ
提督「……?」
大和「本当ですか!?提督!!私です!!大和です!!」
天津風「提督!!私よ!!天津風よ!!分かる!?」
- 148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/12/07(木) 03:47:25.97 ID:qK0pvIRv0
- 島風「頑張ってよ提督!!私、まだまだ提督と一緒に居たいよ!!」
加賀「あぁ……提督……!!お願いだから逝かないで……!!何でもするわ……!!」
霞「提督!!死なないで!!私をおいて逝かないでよ!!やだ!!やだやだぁ!!」
朝潮「何か……何か私にできることはありませんか!?」
明石「水を!!水をかけて!!傷口に!!あとサルファ剤も!!」
朝潮「は、はい!!提督、失礼します」
村雨「ほら、大丈夫よ提督?今サルファ剤をかけるわ。すぐよく……なるからぁ……」ジワァ サラサラ
提督「……げほっ、げほっ」パクパク
明石「血を吐かせて!!窒息する!!体起こさせていいから!!熊野、点滴!!早く!!」
熊野「点滴!?点滴点滴……」
ヲ級「これだと思う」スッ
熊野「これ?これですの!?明石!!」
明石「そうそれ!!持ってきて!!」
ヲ級「はい。お願い……この人を助けて……」ポロポロ
明石「言われなくても!!呼びかけ続けて!!止血!!肩の傷を強く抑えて!!骨が折れるくらい!!早く!!」
翔鶴「提督、翔鶴がここに居ます。聞こえていますか?大丈夫ですよ」スッ ナデナデ
瑞鶴「分かった、抑える。提督、何があっても私がずっと一緒に居るからね」グッ
明石「くぅ……!!腹部の出血を何とかしないと……!!何か……っ!!火薬!!火薬を!!」
荒潮「か、火薬って……そんなものどこに……」
満潮「っ!!車見てくるわ!!何かあるかも!!」ダッ
鈴谷「っ!!銃弾!!貰ってくる!!」バッ
アイオワ「っ!!Bullet(弾薬)!!Yes!!弾なら」
「はああああああああ!!」ドスッ
帝国陸軍将校「あぐっ!?っ……」ビクンビクン ドサッ
鈴谷「!?」
「うらあ!!うらあ!!」ブンッ ブンッ
日本兵「うぐっ!?うわああああっ!!」ドムッ ゴシャッ
「えあああ!!」ザシュッ
日本兵「あっ」ボトボト ドサリ
鈴谷「敵襲!!敵襲!!」
「「「「!?」」」」
パルチザン「イギリスの飼い猿どもを皆殺しにしろ!!一人も生きて返すな!!」
「「「「うおおおおおお!!殺せ!!殺せ!!」」」」
「「「「!?」」」」
↓×1〜6
パルチザンの襲撃に対する艦娘達の反応
また、鈴谷、熊野、大鳳以外は
目の前で陸軍の将校が槍で突かれて痙攣しながら死んでいったり
兵士が棍棒で殴られて仰け反ったところを頭部に一撃を喰らって文字通り頭が割れていろいろぶちまけられたり
剣で切られて内臓が地面に零れ落ちたりしたのを目撃したことに対する反応も
敵は警戒が敷かれていたために銃のたぐいは持ち込めなかったらしく見当たらないが、簡素な槍や民族的なシャムシール、釘を打った棍棒、スコップ、斧などの近接装備で武装している
だが艦娘達も銃を携行していない。本国の一部の人間が艦娘だから多少は仕方ないとはいえ、子供に銃を持たした写真を撮るのは一般の子供の教育に良くないとの意見が出るので撮影時だけ装備していなかったのだ
- 149 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 04:19:04.52 ID:tA6ijP6UO
- 何で6なんだと思ったらテンキーなのか?
まあ別にいいけど
戦わなくては生き残れない
それに提督が重症を負っていて逃げられない
と言うわけで応戦する
グロは提督がやられた怒りで今は気にならない
むしろその怒りをパルチにぶつけてグロを量産する
- 150 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 05:30:16.35 ID:8q0zJ69Ro
- 提督を守る一心で、惨状は特に影響なし
そこらにある物や武器を拾い暴動を鎮静化せんと臨機応変に立ち向かう
- 151 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 06:20:54.67 ID:SO7V/1C5O
- 150に加えて
雪風
瀕死の提督の手を取り大丈夫です、私がついていますと声をかけ続ける
その背中には激情が感じ取れる
その後、何故か敵の動きが鈍ってくる
- 152 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 06:34:52.04 ID:9TXzMWMuo
- 加賀(野蛮な戦い方をする敵だわね……!私の大切な提督や仲間たちを殺させはしないわ!最小限度にて艤装を顕現させる……!それから戦闘機で敵のみを狙って精密射撃を行うわ!無力化させる!赤城さん!翔鶴!瑞鶴!反撃開始よ!)アイコンタクトで意思疎通して攻撃準備に入る正規空母たち
- 153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 09:37:11.39 ID:0vN3gZr0O
- 鈴谷は悲しみと怒りに身を任せて艤装を展開、発砲しようとするが、熊野から敵味方が混在する状況や一般人を巻き込みかねない危険性を指摘され、今は避難を先導すべきだと諭される
- 154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 13:30:17.10 ID:QwOUze+xo
- 艤装展開は大変な事になるので、控える方向で、あとは151
- 155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/07(木) 18:28:43.25 ID:I377jDpU0
- 大鳳「提督、すぐに戻ります。また後で……」スクッ バッ
熊野「後をお願い。明石、借りますわ」スクッ バッ
鈴谷「提督は私が守る……かかって来なよ!!アリ一匹通さない!!」
パルチザン「えやああああ!!」ダッ
鈴谷(直線的な槍を構えての突撃を交わす。難しい事じゃない。そのまま脚をかけて転ばせる)
鈴谷「っ!!」バッ ドスッ
パルチザン「んぎ」ボキッ
鈴谷(そしてそいつの首めがけて全力のストンプ。ジャンプして思いっきり踏みつける。骨が折れる音と感触。まず一つ目)
パルチザン「死ね!!」スッ
熊野(釘バットのようなものを振り被ったそいつに逆に跳びかかる。それを持っている手を掴んでからメスを突き立てる)
熊野「絶対に赦しませんわ……!!死んでも償えないと!!知りなさい!!」バッ ドスッ ドスッ ドスッ
パルチザン「ああ!!んぐっ……」ドサッ モゾモゾ
パルチザン「民族の為に!!アッラーフアクバル!!」ブンッ
大鳳(大ぶりな斬撃を身を反らすことで避けつつ引き絞った右手を強く握り込んでそのままそいつの顔に叩きこむ)
大鳳「邪魔だぁああああ!!」ドゴォ
パルチザン「ぶっ」ゴン
大鳳(顎が砕ける感覚。相手の勢いと私の勢いが乗った渾身のカウンターを喰らったそいつはそのまま一回転するぐらいの勢いで後頭部を地面に叩きつけて沈黙した)
パルチザン「なんだあいつら!?」
パルチザン「落ち着けただの子供だ!!態勢を立て直される前に殺れ!!」
パルチザン「銃を拾え!!撃ち殺せ!!」
パルチザン「わかってるっ!!」スチャッ ダンッ
運転手「」バシュッ
「「「「!!」」」」
雪風「大丈夫です、私がついていますよ」スッ ギュッ
ゴォォ
パルチザン「クソッ!?風が……!!」
パルチザン「砂が目に……!!」
アイオワ「……」チャキッ ダンダンダン
パルチザン「」バスッ ドサッ
パルチザン「うっ」バスッ バタッ
パルチザン「おぅ」バスッ ドタッ
アイオワ「ポケット砲兵ここにありよ!!45は最高の拳銃!!地獄に送り返してやるわ、Fuckin` shitども!!」
大和「っ!!提督を守ります!!白兵戦準備!!提督を撃ったのはあれらの手のモノに違いありません……!!目にもの見せてやる!!」
赤城「覚悟を決めましょう!!武器は何でもいいから拾って調達しなさい!!なければ素手で戦うのよ!!」
パルチザン「怯むな!!数で押せ!!子供なんかに負けるな!!アッラーフアクバル!!」
「「「「了解!!」」」」
「「「「アッラーフアクバル!!」」」」
- 156 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/07(木) 18:31:23.82 ID:I377jDpU0
- 〜
明石「っ……!!早く火薬を!!誰か!!」
アイオワ「っ!!Wait!!……ほら、45ACPよ!!一発分で足りるかしら!?」
明石「分からない!!もう一発!!ちょっと待って、ペンチ!!よし……傷口の周りを布で拭って!!」
天津風「分かった!!これでいい!?」フキフキ
明石「よし!!火!!早く!!私のカバンに入ってる!!」サラサラサラ
島風「火!?火って……マッチ!!はい!!」
明石「点けて!!点火させて!!」
島風「おぅ!?いいの!?」
明石「早く!!」キッ
島風「は、はい!!……!!」シュッ スッ シュボッ
提督「っ……」
明石「……よし、止まった!!出血が止まった!!」
提督「……」ガクッ
駆逐古姫「っ!?よ、様子が変じゃ!!」
翔鶴「っ!?提督……!?提督!?提督!!」
瑞鶴「い、息してない……」
雪風「明石さん!?」
明石「っ!!あぁ……駄目駄目駄目……!!そんな……逝かないで!!フ薬!!フ薬を早く!!」
島風「何それ!?」
明石「鞄を貸して!!人工呼吸と心臓マッサージを!!してて!!早く!!」
〜
パルチザン「えああああああ!!」
大和「っ!!はっ!!」ヒョイ ガシッ
パルチザン「うぐっ!!離せメスガキが!!」
大和「……!!」ゴゴゴゴ ギュゥ
パルチザン「っ!?うげぇ……!!や、やめ……!!」
大和(そいつの喉と手を掴んだ手に力を込める。人の力を越えて。喉に食い込んだ指が皮膚を裂いて、血管を破って、食道を潰す)
大和(痙攣する敵の体。溢れ出る血液、漏れ出る断末魔の呻き。今はただそれが私の心を慰めた)
大和(死体を投げ捨てる。私はそいつが持って行ったスコップを拾った。そして次の敵に向かってそれで切りかかっていく)
- 157 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/07(木) 18:33:39.29 ID:I377jDpU0
- 〜
パルチザン「へああああああ!!」ブン
浦風「当たるかぁ!!よくも提督さんを……!!」スッ ブン
パルチザン「ぐっ!?うぅ……」ドサッ
浦風(棍棒で殴りかかってきた相手の攻撃を避けて、一撃頭に喰らわせる。そいつは倒れた。次じゃ)
浦風「死に晒せおどりゃ!!」ブン ブン
パルチザン「あぐっ!!ラー!!」ボキン バキッ
浦風(よそ見しとったそいつに、怒りに任せてスパナを叩きつける。腕が折れたはずじゃ。続いてそいつの頭を殴る。そいつは物言わぬ屍となった)
浦風「皆殺しにしちゃるけん覚悟しいや!!」
〜
足柄「いやああああああ!!」ドスッ
パルチザン「うぁああっ!!」ドサッ ビクンビクン
足柄(銃剣の訓練で習ったように槍で相手の胸を一突きにする。大の字に倒れた敵。痙攣が槍を通して手に伝わってくる)
パルチザン「よくもやりやがったな!!ぶっ殺してやる!!」ブン
足柄「っ!!ふっ……はぁ!!」
足柄(別の奴が私に釘を打った棍棒で殴りかかってくる。私はそれをそいつの手を掴んで軽くいなしつつ、その棍棒を捻じり取り、それで一撃を加える)
パルチザン「っ!?」
足柄「あはは!!もらった!!」ブン
パルチザン「」グシャァ
足柄(釘がそいつの体を削り取りつつ棍棒が致命的な一撃をそいつに加えた。むき出しになる肋骨、心臓がつぶれたのか吹き出る血液)
足柄「勝利が!!私を呼んでいるわ!!提督、見ててね!!貴方に勝利を捧げるわ!!」
〜
赤城「……」シュッ
パルチザン「」ズバァ ドサッ
赤城「……」
パルチザン「うらあ!!」ビュン
赤城「……」ガキン シュン
パルチザン「うぐっ!?」ズッ
赤城「……」シュン
パルチザン「」バシュッ ドサリ ゴロン
- 158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/12/07(木) 18:35:54.38 ID:I377jDpU0
- パルチザン「く、首が……」
パルチザン「話と違う!!ただのガキじゃないぞ!!こいつらなんて強さしてやがるんだ!?」
赤城「……」スタスタスタ
パルチザン「っ……うわああああ!!」ダッ
パルチザン「っ!?逃げる」
赤城「……」ザッ ヒュン
パルチザン「な……?」ドサッ
赤城「……逃がしません」スッ ブン
パルチザン「っぁ!!」サクッ ドサリ
〜
翔鶴「ふー……ふー……提督……提督……!!」グッ グッ
天津風「明石さん!!まだなの!?」
明石「あった!!翔鶴、どいて!!」
島風「注射器……?」
明石「心臓の位置に……提督……助からない傷じゃないでしょ……日本男児なら戻ってきて!!」ドスッ ギュッ
提督「かはっ!?」ドクン
瑞鶴「提督さん!!」
明石「戻った!!よし!!車出して病院へ!!誰か……ザラかポーラ……ザラ!!」
ザラ「っ!?ちょっと……何!?」ググググッ ザシュッ
パルチザン「」
明石「トブルクの病院まで運転して!!貴方なら場所分かるでしょ!?」
ザラ「っ!!分かった!!」
ゴリマッチョ「ザラ!!」
ザラ「っ!?」
ゴリマッチョ「迎えに来たぞ!!俺の所に戻って来い!!お前は俺の女だ!!」
↓×1〜3 民族主義者のパルチザンに紛れて現れたゴリマッチョに対するザラの心情と行動
- 159 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 18:47:52.72 ID:8q0zJ69Ro
- お前も提督を殺しに来たのかと激昂し
ゴリマッチョに発言させる間すら与えず息の根を止める
- 160 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 18:50:34.84 ID:wvMx0oFzO
- 上の後、さよならと吐き捨てる
- 161 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 18:53:31.79 ID:eF49v7dfO
- ↑+息の根を止める前に股間を撃つ
- 162 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 18:56:24.52 ID:2lf0bEkbO
- 過去のゴリマッチョの所業と一刻も争う状況で現れたことに対して忌々しく思うも、こんなことに気取られる訳にはいかないので無言で振り払っていく
- 163 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 19:03:39.31 ID:tA6ijP6UO
- 殺意やばすぎw
なんだこれは…たまげたなぁ…
- 164 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 22:10:11.63 ID:aaxJRwXV0
- 怒涛のボスラッシュみたいで笑う
- 165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/07(木) 22:20:58.47 ID:uxebhGeA0
- 流石にゴリマッチョ先輩は敵側だよね?
味方サイドからのアレな仕打ちもある意味オイしい気はするが
- 166 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 00:51:06.78 ID:GtmDLQo4O
- パルチザンに紛れてってあるからパルチ側では?
- 167 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 09:24:07.03 ID:zjW+Vg1O0
- ザラ(血に濡れた棍棒……!!こいつも……!!)
ザラ「提督を殺しに来たのか!!」バッ ブン
ゴリマッチョ「まぁああっ!?」ザシュッ
ザラ(渾身の力を込めて首元に振り下ろしたPiccone(つるはし)が鮮血をまき散らして根元まで突き刺さる)
ザラ(驚愕に目を見開いたまま膝をついたそいつを蹴り飛ばしてPicconeを引き抜く。ドレッドヘアを振り乱して倒れる体)
ザラ「さよなら、私の汚点……!!ごめん、待たせた!!」
明石「すぐに出発して!!」
翔鶴「天津風、島風、提督を頼んだわよ!!」
瑞鶴「お願いね!!死んだら赦さないって伝えておいて」
天津風「分かったわ、任せて!!」
島風「翔鶴さん達も気をつけてね!!」
ザラ「出すわよ!!捕まって!!」
翔鶴「……さて、このような大それたことをしでかした方々にはこの翔鶴がたっぷりとお返しして差し上げましょうか」ニコッ ドドドド
瑞鶴「絶対に赦さない……一人残らずぶち殺してやる……!!」ギロリ
〜
日本兵「チッ……民間人が邪魔だ!!」
日本兵「これでは撃てないぞ!!」
U-511「っ……!!」クルッ バンバン
日本兵「」バシュッ ドサッ
日本兵「うぐっ!?ああああああ!!」バシュッ ドサッ
川内「っ!!よくも……!!」
伊19「……!!」
伊168「あははっ!!逃げられるとでも思ってるの!?無理に決まってるじゃん!!」
U-511「くっ……!!っ!?よ、避けた……!?」チャキッ バン
川内(狙われたら撃たれる前に避ければいいだけ。この距離なら難しくない。特に今、アイツは焦ってる。狙ってすぐ撃つ。予想通り)
U-511「そんな……!!っ!!弾切れ!?うぅ……!!」バンバン クルッ ダッ
川内(逃げるそいつは道を曲がった。姿を見失う。けど逃がさない。追いかける。道を曲がったところで無事走っていくあいつが見えた)
川内(しかしさすが暗殺者と言うべきか。アイツ、逃げ足が速い。差がなかなか縮まなかった)
伊168「イク!!」
伊19「まだ殺さないでなの!!」
伊168「頑張る♪」
川内「!!」
川内(いつの間にか伊号潜水艦が歩兵銃を持っていた。さっきやられた兵士のを拾ったのか。トリプルテールが立ち止まってその場に伏せた)
川内(ポニーテールと私はそのままアイツを追う。直後、銃声。逃げていくあいつの脚が弾けた。そいつは悲鳴をあげて転がる)
↓×1〜3
イムヤと川内が暗殺者に追いついた。そう時間はかからずにそこにイクも加わるだろう
イムヤ、イク、川内の暗殺者に対する行動
例)凄惨な復讐が始まる。殺さないように気をつけながら骨を折ったり指を切り取ったりと残酷な仕打ちをする
- 168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 09:43:27.54 ID:/Z8vtyDBo
- 捕縛するだけで酷い事はしない
- 169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 09:51:57.26 ID:0UVqyXYVO
- 川内、倒れた暗殺者に覆い被さり捕縛に成功
イムヤとイク、司令官がされたことを思えば今すぐこの場で凄惨に殺してやりたいが、残念ながらその決定権は私たちにはない
アンタをどうするかは司令官に決めてもらう、せいぜい震えてなさい、と殺意100%の眼で睨みながら連行する
- 170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 09:52:18.75 ID:5IK5QTLSo
- 裸にひん剥き、拳銃ファック
イケ!といわれたら絶頂しないと引き金を引くと脅され、足の痛みと恐怖と快楽で心が折れ、ろーちゃん化する
- 171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 12:58:22.83 ID:nnUunjyA0
- 捕縛して回復した提督と艦娘による快楽拷問でろーちゃん化させてこの時空のドイツ陣営を挑発
- 172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 13:45:52.74 ID:zjW+Vg1O0
- 伊168「あははっ♪捕まえた!!鬼ごっこももう終わりだね?どうしてくれようかな!?」ニタァ
川内「無様にのたうち回って可哀そうに。けどまだ楽にはさせないよ。報いを受けさせてやる」ギロリ
川内(悲鳴をあげながらのたうち回っているそいつに近づいて行く。そこで気がつく違和感)
川内「!?し、硝煙の匂いがしない……!!」
伊168「っ!!ま、まさか……!!」サァッ
川内(ポニーテールが嗜虐的な笑みを消し、顔を真っ青にしてそいつの身体を探り始める。トリプルテールの方が到着した)
伊19「イムヤ、どうしたの!?」
伊168「銃を持ってない……!!持ってないよ……!!誰だお前は!?誰だ!!」キッ
少年「ラー!!ラー!!ミン・ファドラック!!ラーティルミー!!サーイドゥーニー!!」ガタガタガタ
川内「アラビア語……!!Parli italiano(イタリア語は話せる)!?」
少年「Non sparare(撃たないで)!!助けて!!私、何もしてない!!お金貰う!!この服着て走れと言われる!!」
↓×1〜3
この少年はおそらく提督を撃った奴の仲間にお金をもらってこの服を着て走れと言われたと言っている
つまり奴を見失ってどこに言ったのか分からない。逃げられた!!
という事をふまえて川内、イムヤ、イクの反応
加えてイクはこの少年の脚を撃ったことに対する反応も
- 173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 13:56:54.16 ID:NrCtAJCfO
- 必ず捕まえてやると一層強く願う
まだ近くにいるだろうと、ゴーヤと連絡を取り合うも、ユーと対峙中だった
すぐさま合流を目指す
脚を撃ったことを謝罪、治療費の足しにと手持ちのお金を渡す
- 174 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 14:00:27.90 ID:/Z8vtyDBo
- 畜生……逃してしまった……提督の容態が気になるし一旦戻って皆と合流しよう……間違えて撃ったこの子供の手当てもしなきゃ。お金を渡した奴の特徴を聞いとかないと。少年兵の可能性が全く無いわけじゃないから十分警戒しとこう
- 175 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 14:03:08.36 ID:0UVqyXYVO
- ↑+今回は特別に助けてあげるが、相手が私達で無ければ君は惨たらしく殺されていたかもしれない
悪い大人には気を付けるようにね?と念のため念押ししておく
- 176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 14:06:14.78 ID:0UVqyXYVO
- 一応、↑は>>173の事です
- 177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/12/08(金) 18:42:40.85 ID:zjW+Vg1O0
- 伊168「……うぅ。うぁああああああああああ!!ああああああああん!!」ボロボロボロ
伊19「っ……嘘なのね……このイクさんが獲物を……しかも提督にあんなことした奴を逃がすなんて!!嘘なの!!」ダンッ ギリッ ブツ
川内「畜生……!!畜生!!」ジワリ
少年「ぐすっ……ひっく……助けて……助けて……」
伊19「っ……とりあえず、戻るしかないの……提督が気になるし、この子もこのままにしておけないのね……それに、いろいろと聞くことがあるの」ジッ
川内(そう言うと伊号潜水艦は少年が何か武器を持っていないか確認してからぶっきらぼうに謝り、横抱きにした)
川内「そうだね……戻ろう……」
伊19「イムヤ……行くのね……泣いてる場合じゃないの……」
伊168「あぁああああああ!!うわああああああん!!ぐすっ……ひっく……うぅ……うふふふっ……あははは……!!」ニタァ ハイライトオフ
〜
U-511「……」
ドイツ軍諜報員「確認しよう。協力者の商人の馬車でここを脱出する合流地点は分かっているな?」
U-511「Ja」
ドイツ軍諜報員「よし。万が一そのルートが使えなくなった場合はポイント・ドーラで合流して強硬脱出する。いいな?」
U-511「Jawohl」
ドイツ軍諜報員「では幸運を。さらばだ」
U-511(私と同じ服装で走らされたあの子供がどうなったかは努めて考えない。無心でそのまま歩いて行く)
U-511(民間人たちは落ち着いたようで今は不安そうにそこかしこで話したり足早に歩いていたりする)
U-511(どうやら民族主義者たちは本当に襲撃を実行したみたいだった。追手の数が少なかったもの)
U-511(いくら陸だとは言え艦娘相手に格闘戦を挑むなんて……きっと返り討ちにあっているだろう)
U-511(そんな事を考えてながら人通りのない路地を歩いている時だった。いきなり声をかけられ、肩に手を置かれたのは)
伊58「ユー!!」ガシッ
U-511「っ!!」バッ
U-511(反射的にその手を掴んで日本時代に習った柔術で投げる。気がつかなかった。何者……!?)
伊58「うわぁ!?痛ぁっ!!」ドサッ
U-511(ナイフを抜いて、そいつの上にのしかかるようにしてそれを相手の心臓に突き立てようとする。そこで気がついた)
U-511「っ!!で、でっち……!!」ググググッ ハッ
伊58「ゆ、ユー……!!」ググググッ
↓×1〜3
U-511の伊58に対する行動
例)悲しいけどこれ戦争なのよねとゴーヤに謝りながらナイフを心臓に突き立てて殺す
さすがに殺せないので脚を刺して無力化する
※投降するとか捕まるとかの場合は安価下
- 178 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 18:50:12.31 ID:WtImbvFFO
- 理由は聞かないで、追っても来ないで
…でないとこのまま殺さないといけないから、と念押しした後に解放して逃走
- 179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 18:51:11.96 ID:+66UG8dAo
- すぐにゴーヤを放して自分はバックステップでゴーヤと距離をとる
- 180 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 18:56:47.65 ID:C+EUf9WYO
- [ピーーー]しかないと思うが日本にいた間の師匠には動きが丸わかり
捕縛された
- 181 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 19:09:47.98 ID:WtImbvFFO
- 投降した、捕縛されたは安価下になるぞ
- 182 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 19:41:01.04 ID:hJPoY1KMO
- でっちとの思い出と自分が背負っているものを天秤にかけてでっちを[ピーーー]ことにする
- 183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 19:42:09.43 ID:hJPoY1KMO
- あー
結局BGMあんなに一緒だったのにか
- 184 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/09(土) 16:06:16.87 ID:M9DUctVP0
- U-511「っ!!」バッ タンタンタン
U-511(飛び起きてバックステップで距離を取る。意識していなかった。思わずそうしちゃった)
伊58「っ……はぁ……はぁ……ユー……どうして泣いているんでちか?」
U-511「っ!?ぁ……っ!!」ポロポロ ダッ
伊58「っ!!ユー!!待って!!っ!?」グッ ズキン
伊58(あ、足首が……投げられた時に痛めたんだ……!!)
伊58「っ!!ユー!!待ってよ!!」
U-511(無我夢中で走る。走って合流ポイントへ向かう。何も考えちゃダメだ。考えたら……)
時雨「ねぇ、そんなに急いでどこに行くの?」
U-511「!?」
〜
パルチザン「ターゲットが逃げた!!クソ!!撤退だ!!逃げろ!!」ダッ
パルチザン「こいつら化物だ!!悪魔の使いだ!!」
パルチザン「撤退!!撤退!!撤退!!」
浜風「させるか!!一人も逃がさない!!皆殺しにしてやる!!」ダッ
霞「逃げるな臆病者!!待て!!」ダッ
熊野「っ!!待ちなさい!!深追いする必要はありませんわ!!危険よ!!」
大和「砂漠の果てまで逃げようが追いかけて嬲り殺す!!」ダッ
テスト「お前らの穢れた血でこの砂漠を潤してやる!!」ダッ
大鳳「止まれ!!私達の目的は何!?奴らを皆殺しにすること!?違う!!提督を守ることでしょ!!」
「「「「っ!!」」」」
陸奥「……っ!!夕立!!時雨!!待ちなさい!!」
神通「姉さんが戻っていません……」
伊8「イクとイムヤも……」
アイオワ「……Hey, ザラは分かるけどポーラはどこ行っちゃったわけ?」
鈴谷「……!!深海棲艦たちもいない!!」
- 185 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/09(土) 16:07:45.58 ID:M9DUctVP0
- 〜
パルチザン「ああああああ!!」
時雨「逃がさない、死んで」ブン
パルチザン「」ゴシャ ドサッ
時雨(逃げるそいつの後頭部にメイスを叩きこむ。頭蓋骨が砕ける感触、人形と化したそいつは地面に倒れ込む)
時雨(割れて陥没した後頭部からは脳みそが見えていた。確実に仕留めた。これでまたひとり提督に危害を加えようとした奴を殺した。よかった)
パルチザン「来るな悪魔め!!止めろぉおおおお!!」
夕立「あはははは!!死んじゃえ!!」グイッ サクッ
パルチザン「ぁ」ビクンビクン ドサリ
夕立(逃げる背中に切り付けて、転んだそいつに飛びつくようにしてナイフで心臓を一突きにする)
夕立(肉体を貫く手ごたえ。温かい血が噴き出て体が痙攣する。これでまたひとり殺せたっぽい)
日本兵「はぁ……はぁ……」
時雨「っ!!大丈夫ですか?」タッ
日本兵「君たちは……艦娘の……」
夕立「お兄さん、撃たれたっぽい?」
日本兵「ああ……提督を撃った奴を追っていたらあいつ、民間人が居るのに撃って来やがった……」
時雨「どんな奴だった!?」
夕立「教えて!!」
- 186 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/09(土) 16:11:15.84 ID:M9DUctVP0
- 〜
時雨「硝煙の匂い……上等兵さん曰く子供だった……服装は聞いていたのと違うけど、君でしょ?」ブン
U-511「っ!!」ヒョイ
U-511(隣を並走し、話しかけてきながら棍棒を振るってくるそいつ。紙一重で避けつつそのまま一回転しながらカウンターの裏拳を叩きこむ)
時雨「君だね……君がやったんだ……!!」 ガッ ギラリ
U-511「くぅ……!!」
U-511(それを手でガードされた。私を睨みつけるそいつの目を睨み返す。そこで気がついた)
U-511(そいつの瞳の中、映っている私の後ろに人影が見える気がする。決断、その場でサマーソルト)
夕立「っ!?」
時雨「なっ!?」
U-511(上下が反転した視界の中、ナイフを突き出して突進してくるもう一人が見えた。突き出されたナイフを持つ腕を弾く)
夕立「ちぃっ!!」
U-511「やぁああああ!!」バッ
夕立「いっ!!」ズキン
U-511(着地と同時にバク転で距離を取りつつナイフで追撃を試みるそいつの腕を蹴り上げてナイフを弾き飛ばす)
時雨「……!!」バッ
U-511(ナイフを持っていたプラチナブロンドが怯んだ。そしてもう一度バク転をとったところで黒髪の方が迫る)
U-511「ふぅっ!!」ダッ グルン
時雨「!!」ゾクッ
U-511(そこで私は逆に側転を取りつつ踵落としを仕掛ける。思わぬ反撃に黒髪の方は何とか防御を取ろうとした)
時雨「うぐっ」ゴッ ベシャ
U-511(だけど間に合わせない。そのまま踵を脳天に叩きこむ。呻き声を上げて潰れるように地面に倒れ込んだ)
夕立「時雨!!っ……殺してやる……!!」バッ
U-511「はぁっ!!」ゴロン バッ
夕立「うわっ!?」
U-511(悲鳴じみた叫びを上げて跳びかかってきたプラチナブロンドを、私は後ろに倒れ込みつつ脚を出してそいつの胸に当て、巴投げのようにそのまま投げる)
ガシャーン
夕立「っ!?いやああああああああ!!」バタバタバタ
U-511(そいつはそのまま何か食べ物の屋台に上下逆さになりながら突っ込む。盛大に屋台を破壊した)
U-511(屋根が落ちてきてそいつの上半身が埋まる。そして響く尋常ではない悲鳴。どうしたのだろうか)
U-511(スカートがめくれて下着が露わになるのも構わず足をバタバタと振り回している。何かが刺さったかそれとも熱した鉄板でもあったのか)
時雨「ぅ……あぁ……!!」モゾモゾ
U-511(もう一人ももぞもぞと呻きながら身を捩ることしかできていない。頭に踵落としを入れられたんだ。このまま死んでもおかしくない)
U-511「っ……逃げなくちゃ……」
U-511(先を急ぐ。そんなに時間はかかっていないはずだけど予定より遅れている。その後、何事もなく集合地点までついた)
U-511「貴方が協力者?」
デブ「君が例の子かい〜?早く乗ってねぇ〜出発するよぉ〜」
U-511(見た目は太っていてひげを蓄えた典型的なアラブ商人といった感じの男だった。そいつに促されて馬車に乗り込む)
パルチザン「クソッ……あいつら本当に何なんだ……いくら軍人とはいえあんなメスガキに歯が立たないなんてありえるか……?」
U-511(中には既にパルチザンのリーダーが居た。遠くから襲撃を監視していただけだから尾行されていたりする心配はないはず)
U-511「ふぅ……」
U-511(なんとかなった……あとはこの男に任せておけば……)
ヲ級「止まりなさい……!!」ギラリ
- 187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 16:14:28.02 ID:M9DUctVP0
- 〜
ポーラ「やあぁ!!」ブン バリン
パルチザン「うっ」ドサリ
ポーラ「っ……割れちゃった……もったいない……何か武器……っ!!」ドクン
ポーラ(視界に入ったそいつに心臓が一際大きく跳ねた。それが何のためなのか分からない)
デブ「……」クルッ スタスタスタ
ポーラ(まるでこの襲撃を確認するように見ていたそいつは、背を向けると他の群衆に紛れてその場を後にしようとする)
戦艦棲姫「どこに行くの!?まさか逃げるつもり!?ごしゅ……提督がやられたのよ!?」
ヲ級「提督のことは明石に任せるしかないし、私達が居なくてもあの人数なら提督にこれ以上の危険はない!!それよりもあいつが怪しい!!」
防空棲姫「ぐすっ……ひっく……あいつって誰……!?」ギロリ
ヲ級「あの今背を向けて歩いて行く男!!あいつはアレクサンドリアにも居て何故か提督のことを睨んでた!!」
空母棲姫「あいつね?今も一目散に逃げていく他の人間と違って暫くこちらを観察していたわ。私も怪しいと思ってた。後をつけましょう」
戦艦棲姫「……なら、気をつけないと。私達は目立つわ。気がつかれたら……」
ポーラ「な、なら私がつけますぅ!!だから貴方達は私の後をついてきてくださぁい」
〜
戦艦棲姫「馬車で待っているという事は待ってればきっと犯人が現れる。まさか本当に貴女の読み通りなんてね……」ギラリ
空母棲姫「まだ犯人かどうかは確定していないけど……怪しい事この上ないわね」ギラリ
防空棲姫「ぐすっ……痛い……心が……心が痛いよぉ……お前たちも痛くしてやる……!!」ギラリ ポロポロ
デブ「ひぃ!!目、目が燃えて……何だお前たちはぁ!?」
ポーラ「日本軍ですぅ。そしてU-511、聞こえていますよねぇ?貴方が提督を撃ったんですかぁ?」
デブ「ポーラちゃん……!!」
ポーラ「返事してくださいよぅ、ユーちゃん?同じ遣日艦だったポーラですよぅ。お久しぶりですねぇ」
パルチザン「クソッタレ!!このキャベツ女尾行されやがったな!?ふざけやがって!!こんなところで終われるか!!」バッ
防空棲姫「逃がすかぁ!!」ブン
パルチザン「うがぁ!!畜生!!足が!!」サクッ ドサッ
防空棲姫「あははっ……!!命中……痛い?痛いでしょ……?でも私の方がもっと痛い!!」
U-511「っ!!尾行なんてされてないはず……どうして!?」バッ
防空棲姫「お前だぁ!!お前が提督を!!」ブン
U-511「こんな筈じゃ……」ヒョイ
ヲ級「避けた……!!」
戦艦棲姫「逃がすかぁ!!」
空母棲姫「待ちなさい!!」
ポーラ「U-511!!」
デブ「待ってポーラちゃん!!君はおじさんのだろう〜!?いい子だから戻っておいでよぉ〜!!」
↓×1〜3立ちふさがり戻ってくるように言うデブに対するポーラの心情と反応
- 188 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/09(土) 17:09:59.89 ID:kJmAs6qeo
- 私は提督のものだあああああ!と咆哮し、やはり反応すらさせずに息の根を止める
- 189 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga sage]:2017/12/09(土) 17:13:03.12 ID:XTaGb+RSO
- 無表情で殺す
- 190 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/09(土) 17:16:55.10 ID:NTXKeG5uO
- 188
- 191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/12/09(土) 18:42:09.09 ID:CCO21zxHO
- 私を受け入れてくれる提督はこんなスタイルなんですよぉ〜と生きたまま脂肪や肉をスライス
パルチザンに関する情報を聞き出そうとするも残念ながら[ピザ]は途中で事切れる
仕方ないので他の協力者や残党に同じ措置を施す
あらかた終わったところで正気に戻る
- 192 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/10(日) 03:16:53.67 ID:aCXad7YP0
- ポーラ「っ!!」
ポーラ(U-511が逃げていく。こんな奴に構っていられない。けど、その言葉についに自分を抑えきれなくなった)
ポーラ(認めたくなかった。提督が危ないのにそっちに気を取られてしまった事を。けど、もう認めよう。私はこいつを、殺したくて仕方なかった)
ポーラ「ポーラは提督のモノだああああああ!!」グッ
デブ「ひぁっ!!ごぽっ」ズブシュッ
ポーラ(硬く握りしめていた割れた瓶でそいつの咽喉を切り裂く。頸動脈を切り裂かれて吹き出る血液。倒れる体を横目にしつつU-511を追う)
民間人「何だお前!?それは俺のラクダだ!!」
U-511「下がって!!」チャキ
民間人「ひっ!?ま、撃つな!!撃たないでくれ!!」
U-511「行って!!」バシン
ラクダ「んごぉぉぉぉおおおお!!」パカラ パカラ
ヲ級「っ!!あいつ、ラクダを!!」
戦艦棲姫「あぁ!!駄目!!行かせない!!待ちなさい!!」
空母棲姫「くっ……ラクダか馬か居ないの!?」
防空棲姫「ああああああ!!うわああああああ!!」
ポーラ「っ……!!Troia(売女め)!!」
〜
U-511(ラクダで集合地点へ向かいながらフレアガンを上に向かって撃って合図する。目立って仕方ないが、どうしようもない)
U-511(これでポイント・ドーラの廃屋に隠されていたKübelwagenがすぐに発進可能な状態にされているはず)
U-511(それに乗って海まで逃げる手はずだ。そこからは地中海を渡ってヨーロッパに帰る。帰るんだ)
ドイツ軍諜報員「来たか、U-511!!準備は出来ているぞ、早く乗れ!!荒い運転になる!!ヘルメットをつけるんだ!!」
U-511「Jawohl……!!」コクリ
U-511(車に飛び乗る。そしてすぐに発進する寸前、そいつは現れた)
夕立「あはははははは!!逃がさないっぽい!!」ガシャン バッ
U-511(全身ボロボロで頭から血を流し、見開いた目から赤い涙を流しながら窓から飛び込んできて、車に飛びついてきたのはあのプラチナブロンドの艦娘だ)
U-511(その髪も紅く染まっている。漂ってくるキツイ香辛料の香りに納得した。なるほど、傷口にすごく染みると思う)
ドイツ軍諜報員「っ!!出すぞ!!U-511、何とかしてそいつを蹴落とせ!!」
U-511「っ!!やってみるけど……!!」
U-511「倉庫の扉を突き破って車が出発する。扉の破片を何とか手に取ってそいつの顔面に投げつけた」
夕立「いったああああい!!絶対に赦さないっぽい!!この手は死んでも離さないっ!!」ギロリ
U-511「っ!!」ゾクッ
- 193 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2017/12/10(日) 03:19:58.14 ID:aCXad7YP0
- U-511(爛々と殺意に輝く瞳は同じ人間とは思えなかった。この子は獣だ!!ケダモノだ!!やらなきゃ殺られる!!)
ドイツ軍諜報員「振り落とすぞ!!しっかりつかまれ!!」
U-511「うっ!!」グラァ
夕立「あはっ!!無駄無駄無駄!!無駄っぽい!!」
U-511(大通りを激しく蛇行しながら進んでいく。逃げ惑う民間人、響くそいつの咆哮のような叫び声)
U-511「うぅうううう!!」ガンッ
夕立「いぃいいいいいい!!死んじゃええええ!!」ブン
U-511(私はシートに寝そべるようにして、何とか車体につかまるそいつの腕を踏みつける。悲鳴、そして叫び。ナイフが私の足に突き立てられた)
U-511「ひぎぃ!?いいいいいいやぁああああ!!」ドスッ ギュッ ガンッ ガンッ
U-511(脚に焼鏝を押し付けられたような熱、刺激、激痛。けどそれに負けずに無事な方の脚で何度も踏みつけた)
夕立「あっ!?ああああああぐぅっ!!」ズルッ ドサッ ゴロゴロゴロ
ドイツ軍諜報員「っ!!いいぞU-511!!よくやった!!」
U-511「はぁーっ!!はぁーっ!!」ドクドク ポロポロ
ダンッ バスン
ドイツ軍諜報員「なっ!?しまった!!タイヤを撃たれたか!?っ!!Scheiße!!」ギュッ
U-511「っ!?Nein!!」フワッ
ガッシャーン ゴロゴロゴロ ガツン
U-511「うぅ……あぁ……」
U-511(何が起こったのか分からなかった。気がついたら車から放り出されて地面を転がっていた)
U-511(頭を打ったみたい。ヘルメットがなかったら死んでいたとぼんやりと思った。思うように体が動かない。声も出ない。どうして……脳震盪……?)
ドイツ軍諜報員「くっ……」
U-511(すぐ近くに大尉が倒れていた。横転した車も見える。そして……歩いてくる……悪魔)
夕立「あ、あはははは……!!つぅかまえたぁ……!!」ヨロヨロ ニタァ
U-511(口と鼻から血が垂れている。頭からの出血も止まっていない。自分の血で全身を染めたそいつが壊れた笑みを浮かべた)
U-511(足を引きずりながら歩いてくる。私を見つめて視線を離さない。狂っている。本能的な恐怖に堪えられない)
U-511「うぅ……!!うあぁ……!!」モゾモゾ
U-511(けど体が動かない。嫌だ……嫌だ!!死にたくない!!殺されたくない!!)
U-511「あぁ……!!あうぅ……!!」ポロポロポロ
ドイツ軍諜報員「っ……」ズリズリ
U-511「っ!!」
U-511(視界の端で大尉が落としたであろうワルサーP38に向かって這って行く。それを見てしまった。悪魔もまたそちらに目を向ける)
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