姫菜「ちょっと! 結衣も優美子もそれ、私に対しての当てつけ!?」

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60 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/15(月) 20:04:01.33 ID:LMYq00TS0
 確かに由比ヶ浜はそういった意味では男としては魅力的な要素が満載だがそれ以前に俺に対しての想いもある。そこに向き合ってから交際をしたい。

「誰とも付き合ってないんなら......私はどうかな?」
「は?」
「難聴系の主人公は流行らない......と言いたいけどちゃんと伝えないとね。それでヒキタニくん達に迷惑を掛けたわけだし......さ」

 いやそんなつもりじゃないし、俺をそんなのと一緒にするな。とは言いたいが今の三浦と由比ヶ浜の関係はまさにそんな主人公みたいなものかもしれない。
 そして海老名さんは少し落ち込んだ表情になる。迷惑掛けたというのはまさにあの件だろう。もし海老名さんがきちんと伝えていればもっと違う結果もあったはずだがそれを言えば海老名さんが部室に来た時のメッセージの意味をすぐに理解出来ればよかった。もしくはその事を雪ノ下と由比ヶ浜に相談しなかった俺にも問題があった。どちらにしろあれから気まずくなった時期もあったが既に二人とも仲直りしたわけで今更それを蒸し返してもバカらしいだけだ。

「え、海老名さん。あの事ならもう終わってんだぞ?」
「ふふ、やっぱりヒキタニくんは優しいね」
「そんなんじゃない」
「という事で......こほん」
61 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/15(月) 20:05:01.41 ID:LMYq00TS0
 海老名さんは一呼吸置く。流石にこの後に言いそうな事は予測できる。

「比企谷八幡くん、好きです。私と付き合ってくれませんか?」

 とうとう直接告白されてしまった。俺のフルネーム覚えてたのな、とは言えるような気分にはなれない。それだけ海老名さんも真剣なのだろう。周辺から歓声も聞こえる。むしろまわりに居る人をも引きつけて断りにくい雰囲気でも作るつもりだろうか。だとしたら中々えげつない。

「マ、マジか?」
「マジ。こんな腐ってる私だけど実はあの告白で密かにドキッと来ちゃってさ」
「あれはその場を収める為の......」
「うん、分かってる。そういうのを承知の上でヒキタニくんが好きになって付き合いたいなぁって」

 それが本当なら凄く罪作りな事をした気がする。趣味に関してはアレだが海老名さんも聡明な女性であの告白が本気でないというのはわかるはずだ。そんな海老名さんが万が一にも俺に惚れたとしたらその責任を取らなければならない。三浦と由比ヶ浜が親友か、それ以下の関係ならこのまま付き合う選択肢もあるかもしれないが。

「ほんと偶然だけどこうして久しぶりに出会ったのはいい機会だと思ってる......ダメ、かな?」
62 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/15(月) 20:06:01.18 ID:LMYq00TS0
 海老名さんは真正面から俺を見つめる。思わず胸の鼓動も速くなる。この人も中々、というには失礼だが美人だよな。三浦と由比ヶ浜とは異なる魅力はあると思う。

「なにしてんの」
「ヒッキー?」

 お互い、見つめあって気づかなかったのか横を見ると三浦と由比ヶ浜が立ち尽くしている。これ、絶対ヤバい流れだ。

「よ、よお......どうしてここに?」
「別に? 結衣と買い物に行ってたまたま窓からあんた達を見かけただけ」
「それにしても姫菜、久しぶりだね?」

 どこまで聞いたか知らないがあーしさん、ご立腹である。そして周りからもざわめき声が聞こえる。俺、二股どころか三股野郎に思われてるんじゃね?

「う、うん結衣も優美子も久しぶり......はろはろ〜......」

 由比ヶ浜が声をかけると海老名さんはいつもの挨拶をするが明らかにテンションが低く、この二人に後ろめたいものがあるように見える。

「と、とあえず場所移らないか?」

 とんでもない修羅場になるか俺が引っ叩かれか、もしくは海老名さんが言及されるにしろ、この場では宜しくない。せめて四人だけになる所にして欲しい。
63 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/15(月) 20:07:01.00 ID:LMYq00TS0

 そして俺達は場所を移動してカラオケ店に来た。もちろん四人で歌ったり騒いだりするわけではない。俺と海老名さん二人で何をそてたのか、更に海老名さんが高校卒業後、三浦と由比ヶ浜と疎遠になったのかを言及する為だ。幸い、前者に関しては海老名さんが困ってる所に俺が助けたという事は分かってくれた。そして座る席も俺が中央で海老名さんが左側、三浦と由比ヶ浜が右側に隣り合って座ってる。まさに海老名さんを問い詰めるようにも見える。

「てかさー、海老名。別の大学になってもあーしも結衣も声掛けたのに返事しなかったじゃん? どういう事?」
「な、なんか理由あるんだよね?」

 厳しそうな口調の三浦に対し、由比ヶ浜は宥めるように問いただす。この会話を聞く限り、海老名さんは自分から二人との関係を絶とうとしたように見えた。

「うん、こういう場所で優美子と結衣と歌ったりしたよね。それはすごく楽しかった」

 総武高時代、トップカーストグループの女子同士でそれなりに三人で遊んだりはしゃいだりしたのだろう。それは俺にも想像できる。

「でもさ、その関係に甘えるわけにもいかないと思って別の大学にでは新しい関係を築こうと思ってさ」
「そんな......あたしは大学が別になっても三人で遊びたいって思ってるのに......」
「そうだし。大学が別だからって関係ないじゃん」
64 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/15(月) 20:08:01.32 ID:LMYq00TS0
 これまた失礼だが由比ヶ浜はともかく三浦も優しいと思った。二人とも海老名さんの事は心配してたんだろうな。

「ありがとう。私も環境が変わって新しい仲間が出来るかなと思ったけどうまくいかなくてさ」

 先ほどの男もそうだろう。ああいうのを避けるにも苦労したんだろうな。三浦がいれば簡単に撃退しそうだが。
 あの趣味をオープンにして余計なものを避けるという手段はそうそう使えないということか。

「だから虫のいい話かもしれないけどこれを機会にもう一度三人で仲良く遊んだり一緒にできない......かな?」
「あたしはいいと思うけど......優美子......?」

 頭を下げる海老名さん。由比ヶ浜も同意はしてくれるが三浦は無言のままだ。ここで三浦がダメと言うような事になれば三人はバラバラだ。直接関係はないとはいえ、ここで仲違いするようであれば俺の出番かもしれない。いや、由比ヶ浜から頼まれるだろう。

「今度はあーしらをシカトしない?」
「うん......はい」
「毎回とは言わない。こうやってあーしと結衣と会ってくれる?」
「もちろん。乙女ロードにも一緒にいこ?」
「それはパス」
65 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/15(月) 20:09:00.92 ID:LMYq00TS0
 三浦は海老名さんに問いただす。互いが真剣な表情だが最後がちょっと台無しだ。きっと過去に海老名さんの趣味に付き合わされそうになったんだろうか。

「それじゃあこれからもよろしく。姫菜」
「うん!」

 三浦が海老名さんを名前で呼ぶ。三浦はなぜか海老名さんだけ苗字で呼んでいたがこれを機にさらに仲良くやっていこう。と言う意味かもしれない。
 もっとややこしい事態になりそうな予感もしたがこれで元トップカーストの女子組が仲直りしたという事で一件落着となるだろう。
「よかった。えへへー」
「あんっ」
「ちょっと、結衣ー」

 由比ヶ浜は二人の腕に組み付く。三浦との付き合いに不満を持っているわけではないだろうが海老名さんが加わり、以前のような付き合いが出来る事になりそうで嬉しそうだ。

「ところでさ、私も聞きたいことがあるんだけど」
「うん、なに?」

 腕を離し、海老名さんは少し真面目な表情で三浦と由比ヶ浜の方を向いて疑問を投げかける。

「ヒキタニくんと二人ってどんな関係なの?」
66 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/15(月) 20:10:00.97 ID:LMYq00TS0
 ......そうだよな。二人は俺を好きで告白され、更には身体まで重ねた。それを海老名さんは知らない。どうなるんだろうか?

「ん? どうしたの? 結衣はともかく優美子もヒキタニくんの仲良くなったの?」

 二人とも無言で顔を赤くして海老名さんから目を背ける。海老名さんは俺と由比ヶ浜は親友かそれ以上の関係に見えるだろうが三浦と一緒にいるのは珍しく思えるのだろう。

「さっきの喫茶店での会話をどこまで聞いてたかは知らないけど私、ヒキタニくんの事、本当に好きでさ」
「っ......!」
「うぅー」

 三浦も由比ヶ浜も気まずそうな表情をする。俺が海老名さんに奪われてしまうと思っているのだろうか。

「ごめん、海老名。あーし、ヒキオの事が好きで付き合ってるから。結衣は愛人みたいな?」
「あっずるい! あたしもヒッキーの事が好きだし! ていうか愛人とかそんなの決まってないし!」
「ええっ!? ヒキタニくん! 難聴どころかハーレム主人公じゃない!」
67 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/15(月) 20:11:01.55 ID:LMYq00TS0
 意を決した三浦は俺の腕に組み付き、もう片方から由比ヶ浜も対抗するかのように腕を絡め、その様子を海老名さんは驚く。特に三浦が俺を好きという部分には信じられないだろう。
 そしてこの状況でハーレム主人公やラノベ主人公と言われても反論が出来ない。現にこの二人のどちらかを選べないので俺が否定しても全く説得力がないのだから。

「......私も......いいかな?」
「姫菜?」

 由比ヶ浜はあまり理解していないようだが要するにこのハーレムの一員に入れてという事だろう。つーか、この二人を選ぶとか選べないで悩んでるところにもう一人増えるのかよ!

「なんていうのかな。ヒキオハーレム? ヒッキーハーレム?」

 ダサいなそれ。海老名さんも加わると名称的にはトップカーストハーレムになるがそれはどうでもいいか。

「結衣、どうしよっか」
「あたし!? むしろあたしが聞きたいくらいだよ......」
68 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/15(月) 20:12:00.99 ID:LMYq00TS0
 三浦が由比ヶ浜に意見を求める。立場的には三浦の方が上のような気がするがそれ程困ってるのだろう。

「優美子。以前私に男子を紹介しようとしたけどそういう男の子が気に入ってるのは私の外見だけでしょ?」
「うっ......」
「それと結衣。結衣の気持ちも分かるけど私、とべっちは普通に友達以上には見れないからね?」
「あっ......」

 先読みするかのように過去の出来事、つまり海老名さんを誰かとくっつけようとした事について語ると三浦も由比ヶ浜は気まずそうに顔を背ける。

「あっ、ごめんごめん。終わった事だからそれはどうでもいいの」

 海老名さんは軽い調子で謝る。この様子を見ると本当に気にしてないようだ。
 それにしてもどうでもいいのか......三浦を通じて海老名さんを紹介してもらおうとした名も知らない男子、そしてとべっち。もとい戸部。どうかこの状況は知りませんように。大和と大岡と仲良くやってくれ。

「なんかこれ以上増えるのは嫌だけど姫菜ならいいかな? 優美子?」
「そうだね。じゃあ改めてよろしく。姫菜」
「うん! ありがとう!」

 決まっちまったよ。ていうか一応拒否するつもりはないが俺の意思はどうなの? 三人とも先ほど仲直りした以上に笑顔だ。確かにハーレム要員が増えたと言えば聞こえはいいが最終的に誰を選ぶかという問題になったら更に悩むことになるだろう。

「で......ひょっとしてヒキタニくんの膨らんでるそこを鎮めるのは課題だったりする?」
69 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/15(月) 20:13:01.02 ID:LMYq00TS0
 海老名さんは俺の下半身に目を向ける。三浦も由比ヶ浜も俺の腕に組み付いているので当然、当たるモノが当たったままなので反応してしまう。

「ヒキオ、もう大きくしてんの?」
「ヒッキーったらやらしー」
「お前らワザとだろ」

 二人も呆れたような口調だが本当にそうは思っていないようだ。その証拠に腕に組み付いている力も強まり、ますます密着してしまう。

「海老名さん。別に課題もなにもないからな?」
「口で......いいかな?」

 いや、マジでいいんだって! 反応したのは確かだが俺を好きと言ってくれた女性に対してその日の内に性的な行為を要求するつもりはない。ないのだが海老名さんは照れながら言う。
 しかし、そんな思いとは裏腹に海老名さんが照れながら口でしてくれると言った途端、ビクっと反応してしまった。俺、節操なさすぎだろ......。

「大丈夫! 私、初めてだけど十八禁のBL漫画や小説を見てイメージは掴んでるから!」
70 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/15(月) 20:14:01.08 ID:LMYq00TS0
 それ、大丈夫なのか? 十八禁のBL漫画等がどういうのものかは知らないが男同士でしてると思うと俺としては少々気持ち悪い。

「結衣、ここってエロい事しても大丈夫なん?」
「そういや、お前はそういうのに詳しいんよな?」
「へえ〜」
「詳しくないし! てか優美子の方が詳しいじゃん!」

 実際にしてもらうかはともかく、この場所は大丈夫なのか三浦が由比ヶ浜に聞いてみると海老名さんも加わり漫才みたいなやりとりになってしまった。ちょっと楽しい。
 しかし由比ヶ浜はムキになったわりには辺りを見渡す。監視カメラの有無やドアから見えるか、死角を探しているのだろう。

「うーん、あんまし長引かないならいいんじゃないかな?」

 由比ヶ浜がしてもいいとの許可が出た。ここで突っ込むとまた怒りそうなのでやめておく。実際に詳しいかはともかく行為は俺が初めてだったのだから。

「ほんとにするのか?」
「じゃあ、そのおっきくしてるのはどうすんの」
「トイレ行って抜く」
「あーしらというものがありながらそれはムカつくんだけど」
「それにトイレに行く間に怪しまれるかもしれないよ?」
71 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/15(月) 20:15:01.32 ID:LMYq00TS0
 三浦に俺の提案を却下されてしまう。確かに一線を超えた相手が、しかもスタイルも抜群が美女が二人もいる前で頼みもせずに一人でするというのは本人にとっていい気分ではないだろう。しかも由比ヶ浜にすら突っ込まれてしまった。少し悔しいがその通りかもしれない。腰を引き気味に歩く事になりそれは流石に恥ずかしい。

「海老名さん、本当にいいのか?」
「うん、私もこういう事はそれなりに興味はあるし」
「じゃあ決まりだね。ヒッキー、席移るよ?」

 そう言うと由比ヶ浜と三浦は俺にくっつきながらドアの死角になるであろう席に移動する。まるで連行されてるみたいだ。
 俺を好きと言ってくれた海老名さんに本当にさせるつもりはないのだがその考えとは裏腹に股間は窮屈極まりなく、収まってくれないかと思っているが期待に満ち溢れている。
 由比ヶ浜と三浦を挟んで俺を中心に席に着くと海老名さんは俺のズボンを脱がそうとするが意外と手際が良い。これも十八禁BLの影響なのだろうか?

「うわぁ〜、やっぱり実物はちがうね〜」
72 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/15(月) 20:16:01.34 ID:LMYq00TS0
 ズボンもトランクスも脱がされ、海老名さんの前に晒される肉棒。左右から服越しとはいえ、人並みを上回る乳房が当たり、その海老名さんが口で気持ちよくしてくれると言われ、その肉竿はガチガチに硬くなり、そそり立つ。
 以前、カラオケボックスで三浦と由比ヶ浜が俺に対し手淫をしてもらった時とは違い、一旦は驚くが好奇心溢れる表情でそのまま俺のものを握ってくる。海老名さんに握ってもらう感触が三浦や由比ヶ浜とはまた異なる感覚で気持ちいい。

「くっ......うっ......」

 海老名さんの手の動きが加速していく。自分でも更に硬くなり、先端から我慢汁も漏れ出す。三浦と由比ヶ浜は俺の腕に組み付き、乳房を押し付けながらその様子を眺めている。拘束しているわけでもないし力づくで振りほどけたりもできるがもちろん心地いいのでそんな事はしない。

「んあむっ......」

 このまま手の扱きでも十分に達しそうだがそして海老名さんが言ってた通り、俺の腰に手を当て、口で咥えてきた。根元まで飲み込むと唇で竿を挟んだまま首を動かしていく。

「ふっ......んじゅる......んっ、んっ......」

 肉棒と唇の間から卑猥そうに吸い上げる音が聞こえる。その運動も慣れてきたのか先端を柔らかい舌で舐めまわす。

「あっ......くっ......!」
「ヒッキー、気持ちよさそう」
73 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/15(月) 20:17:01.20 ID:LMYq00TS0
 由比ヶ浜が言う通り本当に気持ちいい。二人の手で扱いたり口でしてもらったのが下手なわけではないがそれに匹敵するかもしれない。

「ちゅう......ぴちゃ......んちゅううっ......」

 肉竿を包んでくる口内は温かい。舌で舐めまわすだけではなく尿道口をほじくるように責め、口が塞がっている為か海老名さんの鼻息が荒くなり、それが微妙な刺激にもなる。

「海老名さん......もう出る......!」

 限界が近くなる。その旨をに伝え、腰や腕をもぞもぞと動かすが海老名さんは上目遣いで俺の方を見る。そのまま口淫を止めず、三浦と由比ヶ浜がまるで暴れる俺を抑えるように身体ごと押し付ける。

「んぐぅぅぅ!」

 海老名さんの口内に勢いよく白濁液を放出する。その瞬間、目を見開くが驚いているが射精の勢いが落ちても口を離さない。

「はぁ......はぁ......」
「てか、ヒキオ。あーしらがした時より早くない?」

 三浦の問いかけるが絶頂の余韻で俺は息を切らしているので返事は出来ない。無視するつもりはないがもちろん、どちらも気持ちよかったので優劣をつけるつもりもない。

「んく......んく......はぁ......こんなに多いんだね......んっ......」
74 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/15(月) 20:18:00.96 ID:LMYq00TS0
 ようやく先端から漏れるものがなくなると海老名さんは口を離し喉を鳴らす。吐き出したり喉を詰まらせてないところを見ると全て飲み込んだようだ。初めてなのに申し訳がないような気がした。全て飲まなければいけないというのも十八禁BLの影響だろうか? 今度俺も一回読ん......いや、それは絶対ないな。

「海老名さん、大丈夫か?」
「んっ......うん、これで私もヒキオハーレムかヒッキーハーレムの仲間入りかな?」

 そんな不安とは裏腹に海老名さんは笑顔で問いかける。いやだからそんな名前ないからな? ともかく俺達は後片付けをする。

「じゃあ次は本番?」
「おお、そうだね〜」

 三浦が海老名さんに聞く。次は海老名さんとこれ以上の行為をするわけだが同時に三浦と由比ヶ浜も相手をするという事になるかもしれない。その事に対する期待もあるが三人同時、というシチュエーションになるが、それを考え出すと下半身の膨らみが復活してしまうので頭を振り払う。
 って俺、大丈夫かな......。
75 : ◆3pCIhha3Cw [sage saga]:2018/01/15(月) 20:19:01.24 ID:LMYq00TS0
ここまで
海老名さんの登場部分が長くなり、エロい部分が少ないですが
次回はその海老名さんの初めて、そしてこのスレタイの台詞があるやりとりがあるようなハーレムと続き、締めくくりとなります。
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 05:32:38.41 ID:/eO10h7Bo
ええぞええぞ
77 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/21(日) 20:00:14.22 ID:0CP6qAm70
 カラオケボックスから出て、海老名さんは俺の住んでる所へ行こうとするがそれはやめさせておく。海老名さん自身はその気だが流石に久々に出会い、俺に好意があるとはいってもその日に口淫までして更には一線を超えるというのはいくらなんでもないと思い、一晩考えるように伝える。

「はろはろ〜」
「おう、ってお前らも一緒っていうのはひょっとして俺が海老名さんに酷い事をしないかという監視か?」
「あはは......そんなんじゃないってば」
「むしろ、ちょっとぐらいならいいんじゃない?」

 翌日、そんな事を考えたか考えてないのか、海老名さんは陽気な挨拶と共にやって来た。
 三浦と由比ヶ浜も一緒だ。ちょっと捻くれたことを言ってしまうがもちろん海老名さんはこの場所を知らないので案内も兼ねているのだろう。
 本当にその気なのか、そのまま海老名さんは浴室を借り、シャワーを浴びる。

「おまたせ」
78 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/21(日) 20:01:05.07 ID:0CP6qAm70
 しばらく三人で雑談をしてるとバスタオル一枚羽織ってる海老名さんが出てきた。あのタオル、俺も使ってるんだよな。ちょっと使おうか......って変態かよ。

「なぁ、海老名さん。本当にいいのか?」
「うん! 今日は私、大丈夫な日だから中出ししてもオッケーだよ!」
「いや、そういう事を聞いてるんじゃなく......んっ!」

 海老名さんに今一度確認しようとするがその先を続ける前に口づけされてしまった。
 最初に俺の身体に口をつけたのはあろう事か俺の下半身の逸物だった。順番としてはこちらを先にするべきだったという表れか、もしくは言葉はいらず、行動で示してという意味かもしれない。
 お互い見つめ合い、うなずくと俺達はベッドに腰を下ろす。三浦も由比ヶ浜も無言だ。これからする事を見守るという意味が含まれているように感じた。
 そして俺は海老名さんの唯一身体を隠しているバスタオルを取ってしまう。

「っ......」

 足は閉じているがそれ以上に恥ずかしいのか胸元を両手で隠してしまう。いや、これは三浦と由比ヶ浜に比べるとどうしても見劣りする故の羞恥かもしれない。

「うぅ〜」
79 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/21(日) 20:02:01.05 ID:0CP6qAm70
 俺は強引に腕をどかす。男女の差なのかもしれないが海老名さんは特に腕力があるわけでもないので容易にどける事ができた。どう取り繕っても大きいとは言えない。だが、小さいわけでもない程よい膨らみと丸みを帯び、中心部分は綺麗な薄桜色の乳房は俺をひどく興奮させる。

「綺麗なおっぱいだよな?」
「いい形してるんじゃない?」
「うん、姫菜のおっぱい柔らかそう」
「二人に言われても嬉しくないよ!」

 海老名さんの両手首を掴み三浦と由比ヶ浜の方に身体を向かせ、感想を求める。二人とも評価するがやはり海老名さんからすれば嫌味か皮肉に聞こえてしまうだろう。

「あんまり拗ねてると海老名さんのおっぱいを揉むだけで終わらせるぞ?」
「そんな......んっ! んぁぁぁぁ......」

 脇から手を通し、海老名さんの乳房を鷲掴みする。手に収まるそれは俺がぐにぐにと動かす度に面白いように形を変え、海老名さん自身も甘い声を漏らす。

「んちゅ......はむ......ちゅ......」
80 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/21(日) 20:03:00.96 ID:0CP6qAm70
 海老名さんは俺の方の顔を向ける。口づけを求めているなので俺もその求めに応じ、唇を合わせる。先程とは違い、舌まで捩じ込んでくる。俺もその舌を絡ませ、海老名さんの口内に唾液を注ぎ込む。そのまま海老名さんの乳房を弄りながらキスを続ける。

「こっちも......」

 胸と口内の愛撫の最中、海老名さんは俺の下半身に触れる。そこは既に窮屈極まりない状態だ。俺はベッドに横になると海老名さんは跨る。気づいているのか、俺にお尻を向けている。つまり、その秘裂も丸見えだ。そして俺のズボンなどを脱がし、あっという間に硬くなっている肉棒を取り出す。

「んちゅ......じゅるっ......じゅ、れろ......」

 肉棒に生暖かい感触が襲う。先日と同様に口で気持ちよくしてくれるようだ。
 だが、一方的な前回とは違い今度は俺も気持ちよくしてあげたい。俺は海老名さんのお尻を掴み、その中心部分をじっくり見る。
 その部分は見ているだけでどんどん湿っていくのがわかる。海老名さんも感じているのだろう。俺もその淫裂に口をつけ舌を差し込む。

「ゆ、優美子......これってシ、シックス......なんだっけ?」
「うん、シックスナインってやつだね」
81 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/21(日) 20:04:01.99 ID:0CP6qAm70
 俺達の行為を由比ヶ浜が小さな声で三浦に聞く。二人も初めて見るのだろう。だが特に気にする事はなく、俺と海老名さんは互いに性器をはしたない水音を立てながら愛撫し続ける。

「ヒキタニくん......もう......」

 海老名さんは愛撫を止める。俺も間もなく達してしまいそうではある為、丁度良かったかもしれない。このまま絶頂に至るというよりは互いの準備という意味では万全だ。

「きて? ヒキタニくん」

 海老名さんが横になり、俺が覆いかぶさる体勢になるがそこでちょっと気が沈む。由比ヶ浜にしろ三浦にしろ初めてだった。二人とも、特に由比ヶ浜は嬉しさもあるが苦痛極まりない表情で涙もぼろぼろ流した。俺が女性にそんな痛みを与える二度目だろうと三度目だろうと躊躇いが生じる。海老名さん自身も俺の事が好きでこうなるのを望んでるとはいえ、少し緊張しているようにも見えた。

「姫菜......いくぞ?」
「うん!」

 由比ヶ浜や三浦の時の事を思い出し、今度は自分から名前で呼んでみる。これが緊張を和らげる事に繋がるかは定かではないが海老名さんは嬉しそうに返事をする。

「んっ......! んっ......?」
82 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/21(日) 20:05:03.81 ID:0CP6qAm70
 俺はその勢いを借り、海老名さんの膣口に肉棒を沈める。互いの愛撫によりスムーズに挿入できた。そしてやはり、途中に抵抗する物が亀頭にて感じる。確認の意味を込めて海老名さんと顔を合わせると首を縦にふる。そのまま抵抗する物を破り、一気に沈めてしまう。海老名さんは痛みに備え、歯を食いしばったがそれは最初だけなにかよくわからない、といった表情をする。

「ど、どうした?」
「ん〜、思ったより痛くなくてさ」

 結合部を見ると血が滲んでおり、俺の下半身からは由比ヶ浜や三浦の時と同じような感触はした。その際、二人とも明らかに痛そうだったが海老名さんはなんでもないような表情をしている。

「きっとさ、それだけ私とヒキタニくんの相性がいいんだよ」
「そ、そうかもな」

 破瓜の痛みが少ないのは単に個人差で実際に相性がいいかはわからないが海老名さんはとびっきりな笑顔を向ける。そして横から強烈なプレッシャーを感じるが怖くてその方向を見る事が出来ない。

「ほら、ヒキタニくん。今は私だけを見て?」
83 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/21(日) 20:06:01.30 ID:0CP6qAm70
 海老名さんは俺の頬を掴み自分の方に寄せ、見つ合う。そして恐らくは三浦にも由比ヶ浜にも聞こえないようなくらいに小さな声で「上手く付き合えるかも」と言った。
 これはあの時の言葉か。例の告白と返事は表向きではあったがこの言葉だけは真実なのだと感じた。

「それじゃあ、動くぞ?」
「うん、私の初めてを味わってね?」

 これまた可愛い台詞を言ってくる。少なくとも由比ヶ浜や三浦の時のように遠慮をする必要はないだろう。

「んふぅっ! ああぁぁんっ、あっ、あっ、あっ!」

 破瓜による痛みがなく、膣内は愛液で潤っているので最初から飛ばすように腰を動かす。海老名さんも動きに合わせ、快楽の混ざった声を上げる。そこに苦痛が混じっているようには到底思えない。

「うんっ! いいっ! いいよ! きもちいいっ......ああっ、ああっ、ああっ!」

 押し寄せる快楽の波に押されながらも海老名さんの膣壁を抉る。その度に繋がっている部分からは愛液が漏れ、激しい音も漏れ、ほど良い大きさの乳房も揺れ動く。

「海老名さんっ! すげぇ気持ちいい!」
「うれしいっ! 私も気持ちいい......んあぁぁ! ああぁぁ!」
84 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/21(日) 20:07:09.23 ID:0CP6qAm70
 腰を激しく動かすとその動きに応じ膣壁が肉棒を搾りあげるように狭まり刺激してくる。そして動かせば動かすほど膣内は熱くなる。

「えびなさんっ......!」
「ヒキタニくん......!」

 名前を呼び合うだけではあるがお互いに限度が近い事を表わす。俺はこのまま膣内に出してしまう事になるが海老名さんも承知だろう。絶頂に向けて更に肉棒を出し入れする。

「うわっ......くっ!」
「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 凄まじい快感と共に限界を超え、海老名さんの膣内が搾り取るかのように締め付け、子宮口へと勢いよく射精する。

「はぁ......はぁ......海老名さん?」
「んっ......このままもう一回しよ?」

 射精を終え、肉棒を引き抜こうとすると海老名さんは脚を絡ませそれをさせなかった。更に手を伸ばしたので引っ張り身体を起こし、その勢いで俺が倒れ、騎乗位のような体勢になった。

「大丈夫なのか?」
「うん、今度は私が動くから」
85 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/21(日) 20:08:02.01 ID:0CP6qAm70
 結合部を見ると破瓜による出血に射精により漏れ出した精液と海老名さんが感じた証である愛液が混じり、痛々しさはなく、より淫靡に見える。

「んっ......はぁ......はぁ......あぁ、あんっ! あぁぁ!」

 海老名さんは腰を振り始める。いかに痛みがなかったとはいえ初体験でぎこちないように思えたがそんな事を感じさせないくらいに円滑に動く。

「優美子......」
「これはあーしも見過ごせないかも。そうだ結衣......」
「えっ......うん......」

 俺達の情事を見ているであろう三浦と由比ヶ浜が何かを言ったような気がしたが俺には聞き取れなかった。どちらにしろ目の前の海老名さんに対して失礼なので行為に没頭したいと思う。どんな会話をしたかは二人に後で聞けばいいだろう。

「えっ、えっ、ああんっ! それっ......すごいっ!」
86 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/21(日) 20:09:00.88 ID:0CP6qAm70
 対抗するかのように俺は海老名さんの臀部をがっちりと掴み、下から突き上げるように腰を動かす。すると俺に肉竿を包み込む膣壁もきゅうっと締め付け、二人の性器が密着する度に愛液が溢れ出す。

「やばっ......海老名さん......また出そうだっ!」
「うんっ! いいよっ! す、好きなときにだしても......!」

 一度出してからそんなに間もないのに再び射精感が訪れる。それでも腰の動きの激しさが衰えず、互いが快感を得るように突き上げる。

「くっ......うわっ!」
「ああっ! ああんっ! ああああぁぁぁぁぁぁ!」

 膣奥に亀頭を押し付け、思い切り射精をしてしまう。海老名さんも達したようで貪欲に白濁液を吸い上げるように締め付ける。

「はぁ......はぁ......はぁ......」
「はぁ、はぁ......えっ!? 優美子? 結衣?」
87 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/01/21(日) 20:10:02.97 ID:0CP6qAm70
 海老名さんは俺の上に倒れこみ、互いに息を切らす。その余韻に浸るのを許してくれないのか、急に海老名さんが三浦と由比ヶ浜に抱きかかえられ床に下ろされる。
 そして既にショーツ一枚の三浦と由比ヶ浜は俺を威圧するかのように見る。気のせいか元々大きい乳房がさらに主張しているようにも感じた。

「怒ってる?」
「いや、別に?」

 三浦に問いただすが曖昧な回答だ。俺と海老名さんの行為になにかおかしかった所があるんだろうか?

「ただ、あたし達にしか出来ない事をしてあげよっかなーって」

 由比ヶ浜や三浦にしか出来ない事。それはつまり......。
88 : ◆3pCIhha3Cw [sage saga]:2018/01/21(日) 20:11:02.98 ID:0CP6qAm70
ここまで
次でやっとスレタイ台詞な展開へ
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/01/21(日) 23:43:31.15 ID:4tUvjFLHO
90 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:00:12.19 ID:k3X/GcaH0
 三浦と由比ヶ浜は左右から俺の下半身に近づくと俺は起き上がろうとしたが圧し掛かられて横になったままになる。
 そしてそれぞれの乳房で肉棒を挟みこむ。二度の射精で萎えかけているそれは四つの圧倒的な質量により、ほとんど視認できない。それは乳肉の間に埋没してしまったといっていい。

「こ、これは......?」
「あたし達のおっぱいで気持ちよくしたげる」
「なっ......!」

 俺が問いかけると由比ヶ浜と三浦は俺に笑みを浮かべてくる。海老名さんとの行為の最中に会話していた内容がこれなのだろう。その海老名さんもこの様子を見て驚いている。

「んしょ......あんっ......これ、優美子のおっぱいも当たるよぉ」
91 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:01:09.73 ID:k3X/GcaH0
 由比ヶ浜が甘い声を漏らす。乳房を動かすとそれだけで向かい合う位置に存在する三浦の乳首で擦れるのだろう。その三浦も同様に感じているが海老名さんの方を見てニヤっとする。

「ちょっと! 結衣も優美子もそれ、私に対しての当てつけ!?」
「まぁね。あーしも結衣も初めては凄く痛かったのに、んっ......あんたはあまり痛くないから相性いいとかなんかムカつくし」

 確かに破瓜の瞬間、海老名さんはさほど痛さを感じなかったみたいだがそれが二人、特に三浦にとっては面白くないのだろう。そこで三浦か由比ヶ浜にしか出来ない事を、しかも二人がかりでして海老名さんに見せつけるということか。
 むしろ海老名さんからしてきた事とはいえ、初めてなのに二度も及んでしまった俺が責められるべきかもしれないがこの行為自体は嬉しいので口出ししない方がいいかもしれない。

「あ、おっきくなってきたね」
「熱くもなってきたし」
92 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:02:02.09 ID:k3X/GcaH0
二人の乳房が密着している中心部分から容易に大きくなった肉棒の先端がひょこっと出てきた。三浦か由比ヶ浜かのどちらの乳房に挟まれるだけでも十分気持ちいいであろう行為だが二人同時、という状態がこれまでにない興奮を感じる。なによりその眺めが素晴らしくこの淫靡な光景を見ているだけでも射精してしまいそうだ。

「うぅ〜......」

 海老名さんは痛みが無かったとはいえ、二度の交わりで疲れたのだろう。三浦と由比ヶ浜がしている事に対して激昂はしても身体を動かすような体力もないようだ。妨害をするでもなく、自分には出来ないこの行為を悔しそうに眺めている。
 そしてそんなことはお構い無しにと四つの豊満な乳房で肉棒を擦り続けるとその間から先走り汁が零れてきた。

「あむ......んちゅ......ちゅ、ちゅ......」
「優美子、あたしも舐めたい......ん、んちゅ......」
93 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:03:00.65 ID:k3X/GcaH0
 三浦が漏れ出した透明な液体を舐め出すと由比ヶ浜も続く。二つの舌が亀頭や鈴口をほじるように這うと背筋にも刺激が走り、俺は呻き声が出そうになってしまう。漏れた液がなくなると四つの膨らみによる動きが再開する。舐め取った際の唾液が肉竿や乳房に伝わり、それが潤滑油の代わりとなって乳肉の動きがより滑らかになった。

「んっ......優美子......」
「結衣っ......んはぁ......」

 俺に快感をもたらす行為ではあるが由比ヶ浜も三浦も悩ましい声を漏らす。それぞれのぷっくりとした乳首の擦れ合いが続いて感じているのだろう。その二人の表情を見ていると余計に興奮してくる。
 さらにその先端が雁首に引っ掛かる感覚が肉棒に快感を与え、圧迫感も強くなり柔らかな乳房がいやらしく歪む。その質感によって強く擦られる摩擦感で三度目の絶頂が近くなってきた。

「えへへ......ヒッキーの感じてる顔......んっ、かわいいかも」

 由比ヶ浜は俺が感じている顔を見て微笑む。少し悔しいが実際に気持ちいいので仕方が無い。決して重いというわけではないが二人分の身体が俺の下半身押し付けられ、腰を微妙に動かす以外は何も出来ない状態だ。

「ヒキオ。イキたい?」
「ああ、た、頼む......もうダメだ......出させてくれ......」
94 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:04:00.08 ID:k3X/GcaH0
 ここで捻くれたことを言っても仕方がない。俺は懇願するように言うと三浦も由比ヶ浜も柔肉を擦り付ける動きが激しくなる。すると精液が肉棒の先端まで上ってくる。もう止めることは出来ない。

「ぐっ......! あぁぁぁっっ......!」
「あんっ......」
「ひゃ......!」

 根元から先端まで四つの乳肉に扱かれて俺は堪らず、熱く滾った白濁液を噴き出した。三度目だというのに大量に放出したそれは二人の口元や乳房を白く染め上げていく。

「んっ......んちゅ......ゆい......あむっ......」
「ちゅるるっ......ゆみこ......れりゅ......んんっ......」

 俺は絶頂の余韻に浸る中、三浦と由比ヶ浜はそれぞれに付着した精液を舐めとる。やはり女同士で口づけをしているようにも見えるのでその様子が妙に艶っぽい。

「んっ......っと。ヒキオ、まだいける?」
「てかヒッキーのおっきいままだし」
95 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:05:01.21 ID:k3X/GcaH0
 舐め終わると二人ともショーツを下ろす。自ら下着を脱ぐ様子を見ただけであるがそれだけで再び下半身が熱くなってきた。今の行為で感じたのだろうか、その下ろした先を見ると卑猥な割れ目から涎を垂らすかのように濡れている。

「それで......どうしよっか?」
「結衣が先でいいよ」
「ありがとー」

 三浦と由比ヶ浜で決め合ってるようだが俺には拒否する権利はないようだ。てか俺、身体持つかな......。

「じゃあ......いいよねヒッキー? あたしも我慢できなくてさ......んっ......あああぁぁぁぁ......」

 俺に跨り、由比ヶ浜は自ら肉棒を膣内に入れようとする。
 膣口に当て、体重を掛けていくとにゅるにゅるっ、と埋没していく。すると由比ヶ浜は蕩けるような声を漏らす。初めての時は三浦以上に痛がっていたので心配もしたがその必要はなさそうだ。
 肉棒を挿入しきると膣襞は動かしていないにも関わらず、射精を促すかのように絡みつく。
 そして由比ヶ浜はゆっくりと腰を上下させる。激しい動きではないものの、結合部をからは愛液が溢れてくる。

「んっ、はぁ、やぁ、あっ、あっ、あんっ、あんっ、ああっ!」
96 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:06:13.83 ID:k3X/GcaH0
 動かすごとに喘ぎ声が激しくなっていくがその眺めも素晴らしい。三浦ともに責めていた乳房がゆさゆさ、と動く。俺は何もせず横になっているが勿体無いくらいだ。

「ヒキオ、あーしもお願い」

 由比ヶ浜が喘いでいるところにもっと刺激的な光景が眼前に迫った。三浦が俺に跨ってきたからだ。もちろん下着は先程脱いだので女性の淫らな陰部がはっきりと見える。
 お願いというのは手や口で愛撫すればいいのだろう。俺の肉棒も手や口による扱きで気持ちよくしてもらったのでする事自体に抵抗はないが特別上手なわけでも経験豊富でもないのでちゃんと出来るか少々不安だ。

「んっ......」

 これだけでも感じるのだろうか。三浦の臀部を掴むと悩ましい声を漏らす。乳房にも負けない柔らかさだ。そのまま顔を近づけ、愛液も垂れている中心部に口をつける。

「んっ! はぁぁぁぁ......ヒキオの舌......いやらしすぎだし......」
97 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:07:01.38 ID:k3X/GcaH0
 お尻をがっちりと掴みながら三浦の陰唇に舌を入れ、上下するように動かす。愛撫というよりはとりあえず動かしている程度のものだが感じてくれてはいるようだ。舌を動かす度に愛液が垂れ落ち、俺の口元を汚す。

「結衣〜。私も手伝うね?」
「あんっ、あんっ! えっ......姫菜?」
「わぁ〜。やっぱり大きいし柔らかいね〜。しかも結衣は可愛いからどんな男でもイチコロだよ?」
「やん、あっ、あん、や、やだ! 他の男の子なんて関係ないし! あたしはヒッキーが大好きだもん!」

 三浦が跨っている状態なので俺からはほぼ見えないが言葉から察するに海老名さんが由比ヶ浜の後ろに回りこみ、乳房を揉んでいるのだろう。その由比ヶ浜も他の男子との比較で俺の好意を口にすると膣内の締め付けがよりきつくなった気がする。

「んっ、はぁ、はぁ......ヒキオ......ヒキオ......!」

 由比ヶ浜も俺も共に気持ちよくなっている中、三浦の愛撫にも力を入れる。舌の動きも乱暴になってくるがその度に溢れる愛液は俺の口内のは収まらず、頬を伝わり、ベッドに零れ落ちる。
 それにしても俺は顔が塞がってるので見えないが凄い光景ではないのだろうか。なんせ俺を中心に全裸の、しかも美女三人が絡み合ってるのだから。

「あんっ、あんっ、あんっ! やっ! 姫菜っ! おっぱいばっかりっ!」
「いや〜、やっぱりこんな大きいと羨ましくてさ〜」
98 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:08:16.08 ID:k3X/GcaH0
 海老名さんは由比ヶ浜の乳房を揉みつづけているようだ。その由比ヶ浜も感じながらも腰の動きは止まるどころか肉竿を締め付けながらますます激しくなり射精を促す。

「ヒ、ヒッキー! あたしもうダメ! ヒッキーと一緒にイキたい!」

 由比ヶ浜は限界が近いことを伝える。俺も同様に限度が近いが口が塞がっているので返答ができない。

「ヒキオ、んっ、続けて欲し......えっ!? はぁぁぁ! そ、そこはっ!」

 俺は一旦口を離す。舌による三浦の陰唇の愛撫をやめるが割れ目の部分に触れ、陰核を探し当てる。そして乳首と同じくらいに硬いそこを摘みあげる。俺も器用なわけでもないのでまずはどちらかに集中したい。

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!」

 三浦は一気に絶頂に達し、その証が俺の顔に降り注ぐ。三浦や由比ヶ浜に口や胸を使って気持ちよくしてもらったので俺も同じように気持ちよくさせられてちょっとした満足感ができた。

「由比ヶ浜っ! 俺もでるっ! くっ!!」
「うんっ! そのまま出しちゃっていいから! ああぁぁ! あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
99 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:09:04.62 ID:k3X/GcaH0
 由比ヶ浜が痙攣すると同時に子宮口を注ぎ込むと言わんばかりに精液を放出する。その多すぎる量は垂れ落ち、結合部周辺を白く染め上げる。

「はぁ、はぁ......ゆい......」
「あんっ......ゆみこ......はぁ......はぁ......」
「おっとっと」

 俺に跨ったまま、三浦は由比ヶ浜に寄りかかる。由比ヶ浜はそんな三浦を支えるように抱きしめる。由比ヶ浜を支えてる海老名さんは三浦が寄りかかった分、負荷がかかり少し驚いてるようだ。
 そしてつい、俺は突き出したような格好の三浦の臀部を眺める。愛撫により絶頂に至ったそこは中心から太股に至るまで広い範囲に垂れている。この様子を見ているとまたしても下半身が燃え上がるように熱くなる。

「ヒ、ヒッキー......? あんっ......」
100 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:10:02.79 ID:k3X/GcaH0
 その様子を見て俺は再度興奮してしまうがそれを先に感じたの由比ヶ浜だ。その膣内で射精後に膨張しているのを身を持ってわかるのだろう。
 このまま由比ヶ浜ともう一度交わるのも良いが結合部から肉棒を引き抜く。

「えっ!? ヒキオ? えっ、えっ! あーし、イったばかりで......あああぁぁぁぁぁぁ!」

 俺は仰向けになっている状態から身体を起こし、三浦の背後から後ろからお尻を掴み、陰口に肉棒をあてがう。
 そのまま俺は三浦の膣内に肉棒を挿入する。淫らな蜜が溢れているそこはすんなりと収めてしまった。

「口だけじゃ悪いと思ってな」
「べ、べつにそんなこと言ってないし......あんっ、ああっ、ああぁぁぁ!」

 了解を得ないまま三浦の腰を掴み、自らの腰を振り始める。大量の愛液によりかなり円滑に動かすことができる。締め付けこそ強烈というわけではないがこれはこれでかなり気持ちいい。

「やっぱりやめた方がいいか? くっ......」
「あっ、あっ、あっ、いいっ! そのままつづけ......ああぁぁ! あんっ! あんっ!」
101 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:11:03.52 ID:k3X/GcaH0
 一方的に俺からおっぱじめてしまったので確認の意味を込めて三浦に聞いてみるが拒否されることはなかった。もっともここで中断するというのは色々と至難ではあるが。

「あんっ、あんっ、ヒキオ! それもすごくいいしっ! もっとっ、ああっ! ああっ!」

 三浦の腰に当ててる手を乳房に移す。がっちりと掴み、揉むというよりは握り潰す動かすと更に淫液が漏れ出す。
 てか四度も射精してしまったのに俺も元気だな。自分でも気づかなかったが絶倫なんだろうか?

「三浦......気持ちよすぎて......!」
「あーしももうダメ! そのまま出していいからっ......もっと! ああっ!」

 それでも限界が来てしまう。流石にこれ以上は無理なので最後の力を振り絞るよう、腰を突き入れする。

「くっ......あっ......ああっ!」
「あああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
102 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:12:01.76 ID:k3X/GcaH0
 俺はもうこれ以上は出せない、感覚の元に三浦の膣内に射精する。三度目、四度目に匹敵する量だった。

「はぁ......はぁ......はぁ......」
「ヒキオ......す、すごすぎだし......」

 三浦からお褒めの言葉を頂いた。自画自賛するわけではないが確かに凄いかもしれない。どちらにしろ、俺も疲れたので横になりたい。

「ヒキタニくん。もうダメ?」
「ああ......もうスッカラカンだ」

 だが海老名さんが笑顔で俺に近づいてきた。この人も初めてだったのに元気があるな。仮にもう一度相手をして欲しいとしても無理な相談ではあるが。

「それなら......あむっ」
「ちょ......」
103 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:13:00.62 ID:k3X/GcaH0
 海老名さんは陰嚢の部分を口で咥え、もごもごと動かす。まさにこれは気持ちよくするというよりは......。

「ほら、大きくなったよ!」

 思わず俺は言葉を失う。いやもういつになったら収まるんだよ俺の八幡は!

「ありがとー。姫菜ー」

 由比ヶ浜は感謝する相手とは裏腹に俺に覆いかぶさるように抱きつく。
 
「ちょっと結衣! 私が大きくしてあげたんだから次は私!」
「あんたはダメ。初めてなんだからあれでおしまい」
「ええ! ズルイよ!」

 同時に三浦も俺に近づく。海老名さんは除け者にされたみたいに見える。
 てか、まだ続くのかよ!? 
 俺、腹上死するのかな......?

104 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:14:11.87 ID:k3X/GcaH0

 それでも無事に事を終えて俺達は横たわる。左右に三浦と由比ヶ浜。流石にベッドに四人並ぶというのは無理なので海老名さんは正面から膝を折り、対面する形となっている。部屋自体は雄と雌の体液と臭いで充満し、全裸の男と全裸で三人の女性という異様な光景ではあるがこの余韻も心地よく、今すぐ掃除などをする余裕などはまったく出てこなかった。
 総武高時代から直接仲がいいわけでもないがこの関係になって一番積極的な三浦。
 総武高入学時の事故から紆余曲折あったがずっと俺を好きでいてくれる由比ヶ浜。
 直接関わることが少なかったとはいえ、ある意味一番気が合いそうな海老名さん。
 この三人と肌を重ねあってしまったわけだがこの関係がずっと続くわけではないだろう。もちろん俺が選べばいいわけだが今更それは難しい。むしろ三人とも俺に愛想を尽かして振ってくれた方がいいとも思えてきた。

「ヒキタニくん、ひょっとしてなんか難しいこと考えてる?」

 表情に出てたのか海老名さんが聞いてくる。流石だとは思うがこの心情をそのまま言葉にしてもいいか不安にもなる。

「大丈夫! 優美子も結衣がいなくなっても私はずっとヒキタニくんのそばにいるよ!」
「なっ! あたしはずっとヒッキーのこと大好きだもん! いなくなるとかありえないし!」
「そうだし! あーしだってぽっと出のあんたに負けないくらいヒキオのこと好きだし!」
105 : ◆3pCIhha3Cw [saga]:2018/02/21(水) 00:15:00.12 ID:k3X/GcaH0
 海老名さんは笑顔で言ってきた。嬉しくはあるがむしろこれ三浦と由比ヶ浜を挑発するようにも見えて案の定、二人ともムキになる。

「まぁまぁ、わかってるって。優美子も結衣もこれからもよろしくね?」
「なんかうまく締めたみたいでムカつくし」

 少なくとも俺はともかくこの三人の友情が続くように仲良くやっていければいいとは思う。もっともその為に俺が出来ることがあるかは疑問だが。

「えへへ、でもさ、ずっとこうやって四人で仲良くしていければいいね!」

 もちろんずっとこのままの関係とはいかないだろう。今後についてどうするかについてこれといったアイデアも思いつかない。
 だが、笑顔で言ってくる由比ヶ浜を見てると何の根拠もないながらもなんとかなりそうな気がしてきた。俺達四人が協力して考えればこのまま一緒にいられる方法も見つかるかもしれない。
 いや、でも大丈夫かな......?


おわり
106 : ◆3pCIhha3Cw [sage saga]:2018/02/21(水) 00:16:00.07 ID:k3X/GcaH0
これにて終了です
トップカーストなハーレムでした
ここまで見てくれた方はありがとうございます
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 13:39:22.16 ID:l3xR0kvho
乙した。
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 23:19:08.08 ID:dksRixASO
乙した
それで完全版ハーレムはいつです?
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 19:39:21.89 ID:XlEFe6j4O
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