【安価】愛玩奴隷を買うことにした

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358 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:05:29.35 ID:1gpu/EA3o
テスト
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:11:29.24 ID:lg6vbFf0o
テスト
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:15:13.25 ID:fxjTe8WF0
クラリス
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:15:33.07 ID:MGFfquTd0
テスト
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:15:52.68 ID:jULU9qIM0
ミラ
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:23:43.40 ID:KDKBtmGdO
テスト
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:24:02.39 ID:v33xuAnyo
ミラ
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:24:26.19 ID:Jdun6gFrO
テストで。
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:28:07.69 ID:rZHYH+kB0
ミラ
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:28:34.22 ID:mwmomXPpO
テスト
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:29:01.79 ID:6NRWDgwfo
テスト
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 00:41:08.45 ID:ObkF3FpVO
クラリス
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 02:48:55.65 ID:EIN09rQoo
まあ魅力的なのはテストかクラリス
誰選んでも結局エロにはほど遠そうだ笑
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 05:37:03.62 ID:lCzgL4IDO
ミラの方が魅力的だと思ったから選んだし、選ばれなかったのもまあしょうがないと思ったけど、>>370はムカつく
372 : ◆eXipHdytqM [sage saga]:2018/01/08(月) 11:39:19.62 ID:eJuk6OtA0
ミラが人気だったのは意外。まんまX-MENのミスティークなのに

これ選んでたらあの方ことマグニートーまで出てきてたかも
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 13:55:45.28 ID:+NBFfo/no
ぶっちゃけID変えて多重投票してる奴いるだろうなぁ
どうせ1人だけしか選べないし、最初から奴隷紹介1人だけとかできないの?

374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 14:08:30.95 ID:rVI0s39a0
クラリス人気ないなぁ。
投票はクラリス
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 18:56:18.64 ID:nyDllTpX0
クラリスで
376 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/08(月) 20:03:41.65 ID:eJuk6OtA0


「お邪魔します…」

 俺の後に続いて、事務所兼住宅に入ってきたのは、ワーウルフの女、テスト。
 まあ、普通に考えてこうなるだろう。後の二人は役には立つだろうが、いかんせん尖り過ぎた。こいつなら忠実に働いてくれるだろうし、一番求めていたカタギへの聞き込みもこなしてくれる筈だ。

「その辺に適当に座れ」

「は、はい…」

 恐る恐る、来客用の椅子に腰掛けるテスト。俺はデスクに腰を下ろすと、引き出しから一冊のノートを取り出した。

「俺のところは、それこそ何でもやってる。当然、汚い仕事もだ」

 ノートをぱらぱらと捲り、適当なページで止める。

「このノートはもう済んだ案件だ。暇な時に読んどけ。参考になる」

 閉じて、テストに向かって放り投げる。あのノートは、比較的平和な案件でもある。本当にヤバいのは、引き出しの二重底の中にある。これはまだ彼女に見せるべきではないだろう。
377 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/08(月) 20:05:50.20 ID:eJuk6OtA0
テスト

親愛度
服従度☆☆

※服従度☆☆☆☆以上で『裏案件』に協力させることができます
378 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/08(月) 20:22:12.36 ID:eJuk6OtA0
「気が乗らねえ時は外を歩け。愛想良くして、近所の連中に顔を売っておくことだ。そうすりゃ、いざって時に助けになる。俺もやったことだ」

「分かりました」

「俺のことは『所長』と呼べ。…今まで一人でやってきたが、一応この事務所のトップだからな」

「はい、所長」

 素直に呼ぶテスト。思わず頬が緩みそうになるのを抑え、俺はデスクから立ち上がった。

「細かい仕事はおいおい教えていくとしよう。住む部屋を案内する前に、言っておくことがある」

 つかつかと歩み寄ると、テストが弾かれたように立ち上がった。怯えた目でこちらを見る。俺は顔を近付けると、唸るように言った。

「…俺たちは、言ってみればヒトの秘密を捌いて食ってるんだ。場合によっちゃ、命に関わる秘密も手に入れなきゃならねえ。そのためには、やっぱり『対価』ってのが要るんだよ」

「!」

「口先や金で済めば良いが、当然血を見ることもあるし」

 おもむろに手を差し上げると、地味な服の上から彼女の胸を鷲掴みにした。

「ひっ…!?」

「身体を使うこともある。…お前、男に抱かれたことはあるかよ」

「な、無いです…」

「じゃあ、ここで『済ま』しとくか」

「! …」

 テストは黙って俯いた。尖った耳がぺたんと寝ている。
 そんな彼女を、俺は…



↓2

@優しく犯す

A激しく犯す

B止めておく
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 20:23:24.49 ID:K3UZ7zjEo
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 20:23:27.37 ID:kDQ1rynmo
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 20:23:35.52 ID:LcJxZ7x90
1
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 20:24:03.98 ID:mN5eotf6o
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 20:27:32.39 ID:MGFfquTd0
さて、これからどうなるか……
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 20:34:06.15 ID:siP2pZ/Xo
(あえてぶっつけ本番とかいいよね)
385 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/08(月) 21:05:53.00 ID:eJuk6OtA0


 さて、我が探偵事務所が助手を迎えて2週間になる。その間の案件と言えば、迷子の子供探しだとか、嫁の不倫現場を押さえるとか、地味だが世知辛いやつが多かった。
 そんな中、俺たちは一件の仕事を引き受けた。

「失踪人探しですか」

 依頼書を読みながら、テストが呟く。
 今の彼女はと言うと、白いブラウスに茶色のズボンをサスペンダーで吊り、目立つ犬の耳を茶色いキャスケットで隠している。もう一端の探偵助手気取りだ。

「嫁とガキ置いて消えた旦那、ねえ」

 腕組みして考える。こういうのは、簡単そうで案外根が深かったりする。どうしてそいつが姿を消したのかが分からないからだ。もしかしたら、背後に何かが隠れているのかも知れない。

「酔っ払って寝てるところを保護された、とかなら良いんだが」

「いつもどのルートを通っているんでしょうか?」

「どれどれ…」

 本棚から街の地図を引っ張り出すと、ローテーブルの上に広げた。

「勤め先が王立銀行だから、ここか。で、家がここで…」

「中央橋を通るルートなら、広い道を通っていけますね」

「だが、距離的にはこの南橋を通ったほうが早いぜ」

「どちらを通ったのでしょうか…?」

「ま、今は二人いるからな。手分けして聞き込みと行くか。お前は…」



↓2 テストに任せる方

@中央橋ルート

A南橋ルート

Bやっぱり二人で一緒に
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:07:13.01 ID:HXhg216/o
1
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:07:27.23 ID:MGFfquTd0
1
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:07:28.57 ID:tSjbz572o
3
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:08:06.45 ID:MGFfquTd0
もしできたら3で。無理なら1のままで
390 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/08(月) 21:08:52.47 ID:eJuk6OtA0
明日から早いので今夜はここまで
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:24:06.76 ID:HXhg216/o
おつの
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:27:03.72 ID:kDQ1rynmo
乙乙
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:27:22.56 ID:MGFfquTd0
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 21:31:07.57 ID:mN5eotf6o

なかなかRシーンが来ない
395 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 19:53:52.45 ID:bONuIL2d0


 中央橋を通る道沿いに聞き込みを進めたところ、面白いことが分かった。

「あの人かい? いつもはこの店の前を通ってくんだけどねえ。会う度に挨拶してくれる、今時珍しい、出来た殿方さね」

「その日は通らなかったんですか?」

 テストの問いかけに、花屋の老婆は首を振った。

「うんにゃ、見かけるには見かけたけどね、何だか急いだ感じであっちに行っちゃったよ」

 そう言って指差したのは、南橋に向かう道。

「ありがとうございました」

 ぺこりと頭を下げるテストに、老婆はにっこり笑って

「良いのさ。お仕事頑張ってね。これ、余り物だから持ってきなさいな」

 と、マフィンケーキを包んで持たせてくれた。
 テストが戻ってくるのを認めて、俺は立木の陰から出てきた。

「…大漁らしいな」

「はい、その人はいなくなった日、急いだ様子で南に向かったそうです。それと、こんなのを頂いて…」

「お前が食えよ」

「えっ、良いんですか?」

「俺が行ったら、塩か冷水でもせしめただろうな。顔によ」

 鼻を鳴らすと、南橋の方へ歩き出した。

「あっ、ちょっと所長! …ひょっとして、悔しいんですか」

 などとほざきながら、テストは俺の後をひょこひょことついてきた。
396 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 19:54:31.45 ID:bONuIL2d0


「…あーあ」

 やっぱりな。俺は溜め息を吐いた。
 目の前には、鼻や額からスパイクを生やしたアフロ、モヒカン、リーゼント。革の妙ちきりんな服を着て、ナイフやら棍棒を引っさげている。

「何の用かな、青少年。俺たちゃ、河原を散歩したかっただけなんだけどよ」

「オレたちの許可なく、南橋の下を通るんじゃねえ」

 真ん中のモヒカンが凄む。

「ここはワシらの縄張りじゃ」

「やぁだなあ、俺たちゃただの犬コロよ。ほれこの通り」

「やっ!?」

 テストの帽子を剥ぎ取ると、ピンとたった犬耳が露わになる。

「だからよ、猿の縄張りになんざ興味ねえんだよ」

「誰が猿じゃボケェっ!!」

「止めとけ」

 喚くアフロを、モヒカンが窘める。今まで黙っていたリーゼントも、口を開いた。

「そうだよ、それでこないだ面倒くさいことに」

「おい馬鹿、黙っとけって」

「…こないだ?」

 思わず、テストが呟いた。俺はニヤッと嗤うと、つかつかと3人組に歩み寄った。

「な…何だよ」

「実際のところな」

 リーダー格と思しきモヒカンの顔に、顔を近付ける。

「俺たちは、4日前にここを通ったある男の行方が知りたいだけなんだよ。な、この辺詳しいんだろ? 教えてくれたら、礼は弾むぜ?」

 『礼』という単語に、モヒカンの眉がピクリと動いた。すぐに手下の二人を呼び寄せて、何やら談合を始めた。
 やがて…モヒカンが、問うた。

「そいつって、ひょっとして銀行の?」

 頷くと、不意にそいつはへらっと顔を崩した。

「ああ…そいつな…可哀想に」

「何だよ」

「うんうん。ワシらの前に、金貨の詰まった財布を落としたんが運の尽きじゃ」

「ま、まさか…」

 青褪めるテストを無視して、俺は肩をすくめた。

「道理で新しい血の臭いがすると思ったぜ。で? どこに沈めたよ。くたばったんなら、その証拠を依頼人に出さなきゃ給料が入んねえんだよ」

「しょ、所長!?」

「黙ってろ。…ほら、言えよ。俺は警察兵でも何でもねえんだ」

「そいつは言えねえ」

「何で」

「お前がチクらねえって根拠がどこにある。初めて会ったお前を信用するくらいなら…」

 ずい、と3人が武器を構えた。
397 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 19:55:04.59 ID:bONuIL2d0
 俺は、また溜め息を吐いた。おい、どうしてくれる。溜め息と一緒に幸せって奴が逃げてくんだぞ。

「ここで、ぶちのめすのが良いに決まってる!」

 モヒカンが、棍棒を振り回しながら襲い掛かってきた。テストが悲鳴を上げる。
 俺は黙って、その向う脛をつま先で蹴り上げた。

「あ゛っ!?」

 うずくまるそのうなじに肘。モヒカンは何も言えず、砂利の上に倒れ伏した。
 落ちた棍棒を拾い上げ、二人を見る。

「だから、言うこと聞いてとけって」

「こ、この野郎〜〜〜!!」

 ナイフを構えて、リーゼントが突進してくる。斬らずに刺そうとするだけマシ。だが姿勢が高い。
 軽く棍棒で手首を打ち下ろすと、前かがみに姿勢を崩した。そのまま、返す刀で顎を打ち上げる。今度は仰向けにひっくり返った。

「…おい、話し合う気になったかよ?」

 空いた手にナイフも拾い、アフロを見る。そいつはわなわなと震えながら俺を睨んでいたが、やがて

「親分に言いつけてやる!!」

 と、その場から走り去ってしまった。
398 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 19:56:00.77 ID:bONuIL2d0


「所長、逃げましょうよ! このままじゃ…」

「まあ、待ってみようぜ」

 涙目で袖を引っ張るテストをあしらいつつ、俺は川面を見ていた。そこまで深くない川だ。4日も死体を隠し通せるような淵でもあるのだろうか。
 事務所を出たのが昼過ぎで、少し空が暮れかかってきたころ、ようやくアフロが戻ってきた。後ろには、やたらガタイの良い男がついてきている。

「…ん? あいつ、肉屋のおっちゃんじゃねえか? ……ああ、そういうことか」

「あんたが、ウチの馬鹿共に喧嘩売った奴かい」

 男が俺を睨んだ。俺は落ち着き払って返答した。

「喧嘩だなんてとんでもない。俺は探しものをしに来ただけさ」

「…」

 男は俺たちを交互に見ながら、手に奇妙な鉄の筒をもてあそんでいる。にしてもデカい。身長は俺の1.5倍はあるし、剥き出しの二の腕なんてテストの尻くらいありそうだ。オーガか、オークとの混血だろうか。

「…どういうことだ」

「簡単な話さ。こいつらに追い剥ぎに遭った、哀れな父親の亡骸を、家族に返してやるのさ」

「どっ、どういうことだ!?」

 すると今度は、アフロに向かって怒鳴りつけた。

「ばっ、バカなこと言うんじゃ」

「うるせえ!」

 男は一喝すると、手にした筒でアフロ頭を殴りつけた。鈍い音がして、アフロが昏倒する。
 俺は懇切丁寧に、事情を説明した。話が終わると、男は青い顔になって念を押した。

「ほ…本当なんだな」

「ああ。依頼人に会わせてやっても良い」

「いや、良い…」

 男は首を振ると、まだノビていたモヒカンとリーゼントを蹴り起こした。

「いっ…あっ、親分!?」

「たっ、助け」

「死体を揚げろ」

「…えっ?」

 阿呆な顔で聞き返したリーゼント。次の瞬間
399 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 19:56:47.75 ID:bONuIL2d0
 ___ガアン!!

 轟音。何かが爆ぜる音とともに、リーゼントの頭の上半分が粉々に吹き飛んだ。

「…えっ」

 呆然と、鼻から上を無くしたリーゼントを見る、モヒカンとテスト。その顔に、脳味噌の破片が降り注いだ。

「ふん」

 男は鼻を鳴らすと、煙を吹く筒をモヒカンに向けた。

「日が暮れる前に死体を引き揚げろ! さもなきゃ、てめえも同じ目に遭わすぞ」



 相方を叩き起こして、深い淵から腐りかかった男の死体を引き上げたモヒカンの頭を、男は容赦なく例の筒で吹き飛ばした。それから逃げようとするアフロを捕まえると、赤熱した筒で文字通り死ぬまで殴り続けた。この間、テストは5回嘔吐した。
 アフロが息絶えたのを確認すると、男は何と、俺の前に手を突いて謝罪した。

「申し訳ねえ、旦那! ウチのボケカス共が、とんだ迷惑を…」

 俺たちなんて纏めて一捻りにできそうなこの大男が、冷や汗に涙まで浮かべている。

「あんたほどの男が、何だってこんな奴らとつるんでる」

「酔っ払いの集団に絡まれてるところを、一度だけ助けてやったんだ。こいつら、それで調子に乗りやがって…しょうもない悪行ばかりしやがるから無視してたんだが、とうとうこんなことになっちまった」

「そうかい」

 俺は男の前に屈み込むと、肩に手を置いた。

「ま、こういうこともあるわな。あんたみたいな良い男に頭を下げさせちゃ、こっちが申し訳ねえ。俺だって綺麗な身とは言えねえしな。お互い助け合っていこうぜ」

 言いながら懐から名前と連絡先を書いた紙切れを取り出し、男の手に握らせた。

「ここで知り合ったのも何かの縁。困った時はいつでも頼ってくれよ」

「旦那…かたじけねえ!」

「よし、クズどものことは忘れちまおう。…テスト、警察兵呼んでこい。その間に俺がこの辺を片付けとく」

「…う゛っ、お゛えっ」

「馬鹿野郎、いつまでゲロってやがる。さっさと行け!」

「うぅ…はい…」

 よろよろと駆けていくテストを見送ると、俺は河原を見回した。頭の欠けた3つの死体。ズルズルに腐って異臭を放つ死体。飛び散った血と脳味噌。それから、胃袋を経て生地まで先祖返りしたマフィンケーキ。
 俺は、また溜め息を吐いた。多分、明日を迎える幸運まで吐いてしまっただろう。
400 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 20:16:55.81 ID:bONuIL2d0
>>399 訂正
×ズルズルに腐って
○カチコチに固まって
401 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 21:21:35.11 ID:bONuIL2d0


「…」

「ほら、飲めよ。俺の奢りだぞ」

 酒場にて。厚切りの塩漬け肉を肴に、特大マグのビールを啜る。そんな俺を、テストは真っ青な顔で見つめている。手元に置かれたビールは、まだ手付かずだ。

「…よく、飲み食いできますね」

「あん?」

「あんなことがあったのに…人が、4人も死んで」

「おい」

 身を乗り出した彼女の口を、片手で塞いだ。

「声がデカい。周りに聞かれたらどうする」

「! っ…」

 落ち着いたのを確認して、手を離す。テストは黙ったまま、椅子に座り直した。

「…慣れたよ。お前もじきに慣れる」

 フォークで肉を一切れ、突き刺して差し出す。

「ほら食え、飲め。折角報酬が入ったんだ。使おうぜ」

「…はい」

 フォークを受け取って、肉を齧る。そのまま、毛虫でも噛み潰したみたいな顔で咀嚼する。何度もえづいた末、ようやくテストは塩漬け肉を飲み込んだ。と思ったら吐き気が襲ってきたのか、慌ててビールを流し込んだ。

「んっ、んぐっ……っぷぁ! はぁ、はぁ…」

「忙しい奴だな」

「誰のせいだと…思って、るんですか…」

「諦めろ。俺がお前を買った時点で運の尽きだったのさ」

「…」

 まだ何か言いたげなテストに、俺は低い声で言った。

「文句があるなら事務所で聞くぜ」

「もう文句は無いです」

「質問もだ」

「…はい」

 硬い顔で頷くと、肉を一口齧った。それから咀嚼している最中に吐き気がぶり返したのか、いきなり立ち上がって便所に駆けていった。
402 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 21:22:00.95 ID:bONuIL2d0


 事務所兼住宅にて。専用デスクの肘掛け椅子にへばりついて、濁った息を吐いている俺の前に、テストは案山子か何かのように突っ立っていた。

「…じゃあ、質問です」

「おう」

「『汚い仕事』って、今日のみたいなやつのことですか?」

 俺は、鼻を鳴らした。

「アレは、たまたまそうなっただけだ。本当ならやましいところのない、クリーンな案件になるはずだった」

「あんなに簡単に人が…そんな仕事も、受けるんですか」

 テストは、目に涙を浮かべている。尖った耳も萎びてしまった。

「流石に殺しはやらねえかな」

 その言葉に、彼女は僅かに安堵の色を見せた。しかし

「だが、手伝いはするかもな」

「っ…」

 ほら、逆戻り。

「どうして、こんなこと」

「奴隷商人の手に渡ったんなら、お前も分かるだろ。…世間には、表と裏がある。お天道様の届かねえ、湿り腐った世界が確かにあるんだ。そこに棲む奴らは、大体は手前の立場を弁えてる。だからこそ、普段は目立つことはしねえし、何ならあのオヤジみたいに表でも暮らしていける」

「でも、あの3人は」

「アレはゴミ屑だ。裏の世界を垣間見ただけでそこの住民気取り、挙句手前の位置を弁えずに表の人間に手を出す。あの哀れな銀行員みたいな奴にな」

 変わり果てた旦那の前で、依頼人の女は泣き崩れた。そうやって死を悼む人間がいるということが、どれほど幸福なことか。

「何事も、中途半端が一番救えねえってこった。分かったなら、さっさと腹括るか、さもなきゃ出てけ」

「…」

 無言。テストは、穴のあくほど俺の顔を見つめている。握り締めた拳が、わなわなと震えている。
 ……出てけは言い過ぎたかな?

「…もう一つ、質問です」

「ほう」

 何だ、意外と肝が据わってるじゃないか。

「あの人、お肉屋さんですよね。何で、あんな力を持ってるんですか?」

「…いい質問だ」

 俺はニヤリと嗤った。
 3人組の死体は、引き揚げた銀行員に代わって淵に沈められた。それだけだ。河原は相変わらず血みどろだし、肉屋のエプロンにまで血飛沫が付いているというのに、彼の顔を見た警察兵は、何も言わず彼の言うことを聞いた。つまり、それだけ奴には力があるということだ。

「だが、そう簡単には言えねえな」

「どうしてですか」

「言ったろ。命に関わる秘密もあるって。これは確かに、あの肉屋の命に関わることだ」

「……つまり、『対価』?」

「察しが良いじゃねえか」

 くっくっ、と喉を鳴らし、両腕を広げてみせる。

「……さあ、『割って』みろ。俺の口を」
403 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/11(木) 21:23:54.82 ID:bONuIL2d0
今夜はここまで

しばらく安価はナシでいこうかな
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 21:33:46.24 ID:HZXNIUZS0

ありだと思います。
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 21:39:17.90 ID:TVSR5Oev0
どうなるかがになる
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/11(木) 23:59:49.35 ID:Kp9qI8epo
乙ー
続きが気になる
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 00:06:44.56 ID:4bDf9BEno

スレ初Rはグロだったという
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/01/12(金) 07:17:28.54 ID:c+diwMn/o
犬耳ナデナデしたい
しっぽもあるならモフモフしたい
409 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/13(土) 00:00:25.84 ID:jVWlFSm10
「所長…前に、『流されるな』って言いましたよね」

「今は何も言ってねえだろ。お前が知りたいなら、好きにしろってだけだ。何なら、力づくで吐かせてもいいんだぜ」

「そんなの絶対無理でしょ! …」

 テストは数分の間、あっちを見たりこっちを見たり、もじもじと足踏みしたりしていたが、やがて肚を括ったのか、椅子に座る俺の脚の間に膝を突いた。

「わ、分かりましたよ、やれば良いんでしょ…」

 ぶつぶつ呟きながら、震える手でズボンのホックを外す。それから、ごくりと唾を呑むと…ぐいと引きずり下ろした。

「ひっ…!?」

「優しくしてくれよ。大事な『商売道具』だからな」

 ニヤニヤしながら声をかける。テストはおそらく初めて目にする『ソレ』を呆然と見ていたが、やがて恐る恐る両手で握った。

「わっ…うわ…」

 思いの外物怖じしないのは、酒が回っているからか。臨戦態勢にないソレを、握っては緩めたり、引っ張ったり振ったりした。集中しているのか、頭の上の耳も真っ直ぐに俺の股間を向いている。

「そうじゃないだろ。片手で根本を押さえて、もう片方の手で輪っかを作って…」

「む…」

「そうそう。力加減に気をつけろよ。それから上下に、最初はゆっくりと……お前、マジで何にも知らねえのな」

「悪かったですね! …ワーウルフは、身体の大きな雌がモテるんですよ。子供を沢山産めるから」

「ハハッ、じゃあお前は余り物ってわけだだだっっ!?」

 玉袋を抓られて悲鳴を上げた俺を、テストはジトッと睨んでいた。が、不意に大きく口を開けると

「…んむっ」

 勃ちかけていたソレを、口に咥えた。

「んーっ! んーっ!?」
410 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/13(土) 00:13:46.59 ID:jVWlFSm10
「ったく……度胸は買ってやろう。言う通りにしろよ」

「ん…」

 タコみたく口を窄めたまま、鼻から深呼吸。ようやく落ち着くと、彼女は俺のチンコを咥えたまま頷いた。

「まずは一旦吐き出せ。人によるが、大体先の方が一番感じやすい。そこを舌で軽〜く……そう…お前、舌ザラザラしてんな」

「ん…え…」

「そうやって、ペロペロ舐めてみろよ。得意だろ?」

「…」

 ざらついた舌で、亀頭や雁首を舐め回す。中々悪くない感触だ。手管が揃えば、化けるかもしれない。
 ようやく、俺のムスコは臨戦態勢になった。

「…じゃあ咥えろ。歯ぁ立てたらぶっ殺すからな」

「ふぁ…む」

「舌だけ動かして、竿の辺りを舐めてみろ。巻きつけるようにな……」

 囁くようにアドバイスしながら、見下ろすテストの頭に片手を置いた。そのまま、耳の付け根を撫でる。

「……権力が勝手に集まってくる職種、ってのがある」

「!」

「休むな。手と口を動かしながら、耳だけ傾けろ」

「…」

 上目遣いに俺を見ながら、ちゅぱちゅぱと肉棒をしゃぶるテスト。

「酒屋、金貸し、奴隷商人……人や金が集まる仕事か、国から専売権を得てるのがそれだな」

 静かな事務所内に、粘ついた水音が響く。教えてもいないのに、テストは肉棒を唇で扱くように、優しく吸いながら頭を前後に動かしている。
411 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/13(土) 00:55:08.47 ID:jVWlFSm10
「…おい、フェラはもう良いぞ。口離せ」

「…っぷぁ」

 すっかり硬くなったイチモツを吐き出すと、テストは俺の前に立った。そうして、ゆっくりとブラウスのボタンを外し始めた。

「一個一個、見せつけるようにな。その色気もクソもないシャツを脱がすために、男は何だって喋っちまうんだぜ」

「…」

 一つ。二つ。三つ。小麦色の肌が露わになっていく。サスペンダーを外すと、ズボンがずるりと落ちた。

「この辺りで、相手を脱がせろ」

「…はい」

 半裸のまま、俺の服に手をかける。既に下半身は裸なので、上着を脱がし、下のシャツに指を這わせた。

「焦るな。焦らせ。ゆっくりだ。そう…」

 焦れったいほどの時間をかけて、俺は丸裸にされた。お世辞にも綺麗とは言い難い身体に、テストが息を呑む。

「二階に上る前に、お前も脱げ。そこが一番肝心だ。乳輪が見え始めたら、さっさと乳首まで出せ。その間は焦らしたってしょうがない」

 ブラウスをはだけようとする手を、掴んで止める。

「待て。何のためにおっぱい2個も付いてると思ってやがる。片方を自分から見せて、もう片方を相手に脱がせるためだろうが」

「はあ…?」

「だから」

 俺は手を伸ばして、ブラウスの片方を捲くった。

「っ!」

 身を竦ませるテスト。露わになった乳房に、指を滑らせた。

「…はぁっ」

 ほんのり顔を上気させながら、彼女はもう片方の乳房を曝け出した。

「…まあ、初めてにしては良いだろう。上に行こうか」
412 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/13(土) 00:55:57.08 ID:jVWlFSm10
今夜はここまで
413 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/14(日) 21:54:15.82 ID:FUFALpQU0


「…ふぅーっ…ふぅーっ」

 自室のベッドの上にて。仰向けに寝転がった俺の腰に跨って、テストは深呼吸している。

「お前、毛深いな」

「よ、余計なお世話ですよっ!」

「股の毛は薄い方が受けるぜ。人によるがな」

「…剃っておきます」

 ペースを乱されて逆に緊張が緩んだのか、テストはふっと息を吐くと、上を向いた肉棒にもっさりと茂った自分の股ぐらをあてがった。

「挿れる穴間違えんなよ」

「分かってますよ。じゃあ、いきますよ…」

 くちゅり。亀頭が、ぬるりと濡れたものに触れた。と、いきなり彼女は腰をすとんと落とした。

「い゛っ!?」

「ばっ、急に挿れる奴があるかっ!?」

 処女だった穴に、チンコを突っ込んだまま悶絶するテスト。動揺そのまま中がめちゃめちゃにうねっているのが、地味に気持ちいい。

「ひぐっ…痛ぁい…」

 よろよろと俺の胸に両手を置いて、腰を持ち上げようとする。

「いだっ! おまんこ、裂けちゃいましたぁ…」

 繋がったところを指でなぞり、その指を俺の前に突き出す。

「ほら、血が」

「膜ぶち抜いただけだよ。落ち着いたなら動け」

「はあっ…」
414 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/14(日) 21:55:05.88 ID:FUFALpQU0
 ゆっくりと腰を上げ…下ろす。肉棒が穴を擦るたび、テストは色気もクソもない呻き声を上げる。

「くうっ…うっ…ふっ…」

「…じゃあ続きだ。腰振りながら聞けよ」

「…んっ、んぅっ…」

「お前、鳥肉は食ったことあるか?」

「へっ? …あ、あんまり」

「休むな、腰を振れ。…牛や豚と違って、鳥は囲っても飼えねえ。かと言って屋根付きの小屋で飛べなくなった鳥の肉は、ふにゃふにゃで食えたもんじゃねえ。だから鳥の肉は貴重だ。あの肉屋は、それを大量に扱ってる」

「…んっ、あんっ」

「良い声が出てきたな。で、どこまで話したか…そう。飛ぶ鳥を捕まえるのは至難の業だ。今までは魔術師の弟子どもが、魔法の訓練で撃ち落としたのを食う、一種の特権になってた。異国ではよくしなる木で空飛ぶ槍が作れるらしいんだが、この辺の木は曲げたってへし折れるのばかりだ。…おい、相槌くらいは打てよ」

「はぁっ、んっ…そ、それでぇ…っ?」

「ところが、最近事情が変わってきた。あのオヤジが持ってた筒。俺も実際に見たのは初めてだが…あれは爆発の力を使って鉄のつぶてを物凄い速さで飛ばす道具だ。はるか空を飛ぶ鳥だって撃ち殺せるぜ」

「! …」

「奴はそれを買うか作るかしたんだろう。そうして、貴重な鳥肉の専売権にも等しい力を手に入れたってわけだ」
415 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/14(日) 21:56:44.04 ID:FUFALpQU0
 そこまで言うと、俺は相変わらずぎこちなく腰を動かすテストの腕を掴んで引き寄せた。

「わっ」

「いいか、他の奴とする時は、チンコしゃぶった後はすぐ口を洗えよ」

「えっ、まさか所長、私のこと」

「馬鹿か。チンコ咥えた口でキスするなってことだよ」

 そう言うと俺は、首を引き寄せて唇を奪った。そのまま無遠慮に舌を突っ込み、口の中を掻き回す。

「んっ…んんん…ぐ、んっ…♡」

 口を離すころには、すっかり蕩けた顔になっていた。

「情報を聞き出すためにヤッてるのに、手前が感じてちゃ世話ねえ。お前には我慢を覚えてもらおうか」

 彼女の身体を抱え、ぐるりと寝返ると、たちまち上下が入れ替わった。

「…えっ、何を」

 怯えた目のテストに、俺は意地悪い笑みを向けた。

「具体的には、俺以外では感じなくしてやる」

 そう言うと、俺は思い切り肉棒を突き入れた。



「や゛ら゛っ♡ や゛らっ♡ もうイ゛ぎたくないっ♡♡」

「おらっ、もう少しだ、出すぞっ」

「らしてっ♡ はやくっ! もうあたし、しぬ、あっ、あっ…あああっっ♡♡♡」

「出るっ」

 キツく締まった膣内に、精液をぶちまけた。
416 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/14(日) 21:57:39.79 ID:FUFALpQU0


「…ぐすっ」

「…」

 夜更けの自室にて。行為のままベッドに二人で横たわる。テストが俺に背を向けて、ベッドの縁ギリギリまで遠ざかるので、こちらは遠慮なく真ん中で大の字にシーツを占領した。

「もう、お嫁に行けません…」

「はっ、奴隷が何ほざいてやがる」

 俺は鼻を鳴らした。

「……ええ。私…奴隷、なんですよね」

「ああそうさ。それも社会の裏表で死線を潜る、とんだ貧乏くじさ。どっかの金持ちの家でセックス人形でもやってたほうが、よっぽど幸せだろうよ」

 するとテストは少しの間黙り込み…やがて、ぽつりと言った。

「…いえ、こっちの方が良いです」

「ほざけ。絶対に後悔するぜ」

「本当です。だって…生きてるって、実感できるから」

「…ふん」

 俺は黙って鼻を鳴らすと、こちらを向いた尻に手を伸ばした。毛布に隠れた尻たぶを掴むと、彼女は大袈裟に身じろぎした。まだ火照ったその肉を揉みながら、問う。

「お前、尻尾はどうした」

「…兵士に捕まった時に切り落とされました。『戦利品』の数を数えるためだとか」

「ふぅん…」

 気の抜けた相槌と共に指で腰のラインをなぞると、確かに尻の上に、骨が剥き出しになったところがある。

「ちょっと、そこまだ痛いんですけど」

「変装の手間が省けて便利じゃねえか」

 テストはわざとらしく溜め息を吐いた。

「同情して欲しいのかよ、え?」

「いいえ、ちっとも」
417 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/14(日) 22:01:13.99 ID:FUFALpQU0
テスト

親愛度☆
服従度☆☆☆

※服従度☆☆☆☆以上で『裏案件』に協力させることができます



今夜はここまで
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 22:02:56.41 ID:1/pWl6too
乙ー
尻尾は切られてたのか
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 22:03:19.44 ID:m43+1/fNO

なんか楽しくなってきた
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/01/14(日) 23:53:39.30 ID:wRGCPHcjo
骨むき出しって…そこから感染症起こさないんか…
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/16(火) 23:49:31.64 ID:IS6b1a4SO
ラップでも貼ってたんじゃね
422 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/19(金) 21:04:01.12 ID:4XPyX7VG0


 俺は、裏案件ノートのあるページを眺めていた。テストは、別の仕事で外に出ている。1ヶ月も経つと、もう一人で軽い案件ならこなせるようになっていた。
 もう、いっそ表の仕事は彼女に任せて、俺はヤバい案件に専念するか…?

 さて、話をノートに戻そう。
 これは、元々表の仕事として請けたものだ。内容は簡単、王国兵団のとある分隊長に引き合わせて欲しいというものだ。団長とか将軍ならともかく、分隊長レベルならそこまで畏れ多い存在でも無いだろうから、直接行ったらどうだと思ったし、実際そう提案したのだが、依頼人はどうしても大っぴらに会いに行くわけにはいかないという。その時点では大した仕事ではないと思い、まあ報酬が貰えるならと引き受けたのだが、何となく依頼人の身元を探ってみた結果、この案件は裏案件ノート行きとなった。
 と言うのもその依頼人、駆け出しの奴隷商人だったのだ。
 この国の奴隷市場は、主にテストのいた所が覇権を握っている。王国兵団から払い下げられた『戦利品』の専売権を持っているからだ。だが当然、その権利を狙うものは多い。そいつはその中の一人というわけだ。つまり、現場の指揮官に顔を売り、『戦利品』を横流ししてもらおうという魂胆なのだ。

 とりあえず前金と報酬金にゼロを1個ずつ足したところで、俺は頭を抱えた。何しろその分隊長、分隊長の癖にやたらガードが堅い。出陣以外で殆ど王城の外に出ないし、会おうとしても毎回変わる秘書で止まってしまう。とりあえずカタギでないことを確信したところで進捗はストップ。以来、既に半年が経とうとしている。
423 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/19(金) 21:04:28.30 ID:4XPyX7VG0
「ただいま戻りましたー」

 丁度そこへ、テストが帰ってきた。

「よう。何か面白いもんでもあったか」

「それほどでも。親御さんは心配されてましたが、娘さんはお友達と、本当に勉強会を開いていただけでしたよ」

「行きと帰りで、本の厚さは変わらなかったか?」

「えっ?」

 首を傾げるテストに、俺はとんとんと鼻を叩いた。

「窓に近寄って匂いは嗅いだか? お前、鼻が利くんだろ?」

「や、その、勉強道具を持って友達の家に入ったところまでしか…」

「奴隷商人に返品するぞ」

「すぐに確かめてきますっ!」

 テストは慌てて事務所を飛び出した。
 やれやれ、あいつもまだまだだな。そう思っていると、また事務所の扉が勢い良く開き、たった今出ていったはずのテストが駆け込んできた。

「郵便受けにお手紙が入ってたので、置いておきますね! では行ってきます!」

 応対用のテーブルに白い封筒を置くと、すぐに飛び出していった。
424 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/19(金) 21:05:25.24 ID:4XPyX7VG0
 彼女が今やっているのは、さる娘の素行調査である。定期的に家に帰ってこない娘の様子に不審を抱いた母親が、俺たちの事務所に調査を依頼したのだ。本人曰く友達と勉強会をしているとこのとだが、その割に勉学が実になった感じがしない。おまけに、面接をした本人の目が虚ろなのが気にかかる。おそらく勉強会というのは嘘で、どこかで隠れてハッパでも吸ってるというのが俺の見立てだ。
 と言うのも、麻薬を練り込んだ紙というのが最近流行っていて……いや、それよりも。

 俺は、テストが置いていった封筒を手に取った。宛名は書いてあるが、差出人が書いてない。匂いを嗅いで毒の類が無さそうなことを確認すると、封を切った。



『お客様へ 

 いつも商会をご贔屓にしていただき、誠にありがとうございます。 
 このお手紙は、初めて私どもの商会から愛玩奴隷を購入された全ての方にお送りしております。 
 お気に入りの奴隷で、お楽しみの頃と思われます。しかし、快楽とは慣れるもの。新たな刺激がほしいと思われる方も多いのでは? 

 そこで、私どもからの提案です。 
 現在、愛玩奴隷所有者様による互助会を開催いたしております。 
 他のお客様が、どのような楽しみ方をされているのか。また、どのような奴隷がいるのか。そういった、表立って言えないような事情を互いに共有する場となっております。 
 つきましては、同封の招待券に詳細を___』 



「…なるほど」

 つまりは乱交パーティか。あの勤勉そうな男がこんな会を主催しているというのは意外だが、確かにビジネスとしては理に適っている。隣の芝生は青い理論で客の射幸心を煽り、更なる購買に繋げようということだろう。寧ろ今まで思いつかなかったのが不思議なくらいだ。
 このところ、件のを除いて面倒な依頼も無いし、気分転換に覗いてみるか…?



↓1〜3で多数決

@行く

A行かない
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 21:07:11.59 ID:NyhukRKM0
前回と色々違うし1
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 21:12:34.81 ID:nC7tRJpf0
1
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 21:17:22.23 ID:/Ohk5dCQ0
1
428 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/19(金) 21:40:01.92 ID:4XPyX7VG0


「…はぁ」

 来客用のソファにへばりついて、テストは溜め息を吐いている。
 見立ては当たっていた。娘は教科書に偽装した紙状の麻薬を友人宅に持ち込んで、窓を閉めた部屋で危ない遊びに耽っていた。友人の中には男もいたから、内容はお察しというものだ。
 当然、結果は親に伝えた。手心を加えられると困るので、この時は俺が行った。帰りがけに娘が橋から投げ棄てた、焼け焦げた紙を見せた時の母親の顔と言ったら。きっと、娘は明日の日を拝むことはできまい。

「何で全部言っちゃったんですか…?」

「何を」

「あの娘さんのこと。お母さんには秘密にした上で、あんなこと止めるように、こちらから言えば良かったと思うんですけど」

「俺たちがやってるのは、慈善事業じゃねえんだよ」

 肘掛け椅子に腰掛け、デスクに足を放り出す。

「依頼人が知りたいのは真実だ。だったら、それに応えるのが仕事だろうが」

「それは、そうですけど…」

「それに」

 顎の無精髭を指で引っ張りながら、続けた。

「お前がそう考えるのは、お前だけが秘密を握っていたからだ。そしてそれは、俺たち探偵にとって一番厄介な宿命だ」

「…?」

 ぷち。抜けた髭を吹き飛ばす。テストは俺の方を見ながら、眉をひそめている。

「…お前はあの母親に先んじて、娘の知られたくない秘密を握った。そしてお前はそいつを使って、娘を更生させようとした。だが、逆に強請ることもできるんだぜ。『母親に黙っている代わりに、自分に代わってあのクソ所長の夜の相手を務めろ』とでもな」

「っ!!? そっ、そんなことしませんよ!」

 顔を真っ赤にして反論するテスト。

「誰だってそう言うし、そう思うんだよ。だが、実際にその立場になったら…例えば、小遣い稼ぎにもならねえマセガキなんかじゃなく、地位も名誉もある金持ちの、それこそ命に関わる秘密を握った時…」

 ジロリ。真顔で見返す。

「……我慢できると、誰が言える?」

「…」

 テストは黙って、俯いてしまった。
429 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/19(金) 22:03:50.96 ID:4XPyX7VG0
「そうシケた面すんな」

 言いながら俺は、抽斗から件の手紙を取り出すと、彼女に向かって投げつけた。

「わっ。…あ、これ、今朝の」

「読んでみろ」

 言われるまま中身を読み始めたテスト。その顔が、にわかに険しくなった。

「奴隷商人…」

「楽しそうだろ」

「…行くんですか」

 俺は、頷いた。
 テストは、静かに目を閉じた。

「…嫌、とは言えないんですよね」

「当然だ。お前は奴隷だからな。……何か知ってるのか?」

「いいえ」

 首を横に振る。

「月に一度、私たちのいたテントで何か催し物をやっていたのは知ってます。ですが、その日だけは愛玩奴隷も別のテントに移されて、何をやっているのかは見られませんでした」

 ただ、と彼女は付け加える。

「テントに入っていく人たちは皆、綺麗な服を着ていました。召使いの代わりに、奴隷を連れて」

「なるほど」

 どうやら、思ったより格調高い集まりなのか。下手な格好で行くと、悪目立ちするどころか追い返されそうだ。身なりには気をつけよう。
 それから、こいつも。

「…」

 硬い顔で手紙と俺を交互に見る、俺の愛玩奴隷。こいつには、どんな格好をさせたものか…



↓ 23:00まででコンマ最大 テストに着せる服について
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:09:17.04 ID:+AsaNFMFo
思いっきりおめかしさせてやろう
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:10:04.67 ID:nC7tRJpf0
紺色のワンピースドレスにシンプルなシルバーネックレス
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:14:49.41 ID:3KgA8RPXO
派手で露出の多いエロい踊り子みたいな服
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:18:30.07 ID:9Yaq1p4R0
グレーのレディーススーツ
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:48:15.06 ID:sG4c+jq10
赤を基調としたドレス
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:50:35.44 ID:JRjaiNxxO
男装させて最後まで演じきれたらおうちでごほうびとか面白そう
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2018/01/19(金) 22:53:45.93 ID:zxMiCohWO
>>435
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:57:28.58 ID:zxMiCohWO
>>436はなしでお願いします
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22:59:04.99 ID:/xItufPSo
セクシーな感じのドレス
439 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 00:00:30.13 ID:eW5cmO/w0


 じょり

「ひんっ」

 じょり、じょり、じょり

「んっ……ふっ…」

「動くなよ。股の裂け目が一個増えるぞ」

 椅子に座り、大股を広げるテスト。その脚の間にしゃがみこんで、俺は剃刀を動かしていた。

「はっ…早くしてください…恥ずかしい…」

「うるせえ」

 手で油を擦り込み、細く茶色い毛を剃っていく。既に大方剃り終わっていて、白い陰部が殆ど露わになっている。
 テストとはもう何度かセックスしたが、こうして挿れる所をじっくり見るのは初めてだ。

「…こんなもんだな」

「! ではこの辺で」

 椅子から立ち上がろうとするテストの脚を、掴んだ。そのままぐいと持ち上げると、膣だけでなく肛門までおっ広げになった。

「きゃああっ!?」

「まだだよ。お前、ケツの穴まで毛むくじゃらなんだから」

 そう言うと、反論する前に剃刀を尻に当てた。途端にテストが大人しくなる。
 そのまま、肛門の周りを剃毛し始めた。

「毛がはみ出たら嫌だからな。綺麗にしとかないと」

「…」

 テストが涙目を向けたのは、壁に掛かった一着のドレス。『互助会』のために俺が用意した衣装だ。
 色は深い紅色。身体の線が出る細い仕立てで、胸元は開いているし、両太腿のかなり上の方からスリットが入っている。蠱惑的で、あちこちに銀のビーズが縫い付けられた華やかなデザインだ。まさか、これを着ているのが奴隷だとは誰も思うまい。

「よし、これで終わりだ」

 剃刀を置くと、つるつるになった彼女の肛門からクリトリスにかけてをぺろりと舌で舐め上げた。

「んんんんっ…♡」

「エロい声出しやがって。向こうに着いたら、思う存分ヤろうぜ」

「べっ、別に…」
440 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 00:01:38.50 ID:eW5cmO/w0
今夜はここまで
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 00:08:26.58 ID:tg7ATfvs0
乙ー
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 00:34:10.42 ID:ajmTO3XJ0
前回と違って主人公が畜生だから色々できるな
3回目あったらどんな職業がいいかな?
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 09:54:19.16 ID:MTQv5bsSO
>>438
滑り込みセーフ草
444 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 23:08:36.11 ID:eW5cmO/w0


「招待券を拝見」

「どうぞ」

 差し出された券に、受付の男が頷く。

「ごゆっくり、お楽しみくださいませ」

「どうも」

 軽く頭を下げ、テントの中に足を踏み入れた。

 緊張した顔で俺の半歩後ろを歩くのは、例のドレスを着たテスト。今日は化粧もしている。俺も髭を剃り、髪を撫で付けて余所行きの礼服を着ている。

 薄暗いテントの中は、前に見た衝立が取り払われて一つの大広間になっていた。広間の中にはグラスの並べられた小さなテーブルや、簡素だがデカい寝台、薄い布に囲まれたあずまやが点々と用意されていた。真ん中には何と、タイル張りのプールまで設置されている。
 既に10人弱の客が来ていて、広間を歩き回ったり談笑したりしていた。主人と思しき男の方は概ね俺と同じような正装をしているが、その隣に控える愛玩奴隷たちは…もう、色々だ。テストのようなドレスもいれば給仕服もいるし、逆に下着姿や、素っ裸までいる。
 俺は、ヒュッと小さく口笛を吹いた。

「凄えな」

「うわ…うわぁ…」

 テストは目を丸くして驚いている。

「あの中に知り合いはいるか?」

「な、何人か」

「他人の振りしてろ」

 そう言うと俺は、会話する集団に向かって歩き始めた。

「あっ、しょ…ご、ご主人様っ」
445 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 23:09:06.63 ID:eW5cmO/w0
 慌てて追ってくるテストを無視して、俺は一人の男に話しかけた。連れている女は黒いドレス姿の、おそらく人間。歳は二十前後か。

「恐れながら、初めましてどうも」

 へりくだって挨拶する。この男を選んだのは、奴隷に着せる服からして俺と考えが近く、会話しやすいと踏んだからだ。

「おお、これはどうも」

 男は笑顔で応えた。恰幅の良い、老年の紳士だ。人畜無害そうなシルエットとは裏腹に、目は若々しくぎらついている。

「見かけぬ顔ですな」

「ええ、恥ずかしながら初めてお邪魔しました。何でも、奴隷を買った方々との交流だとか」

「その通り」

 彼は親しげに俺の肩に腕を回した。上等な葉巻の匂いに混じって、古い紙の匂いがした。

「折角の高い買い物だ。自分で愛でるのも良いが、他人と共有する歓びもまた、何者にも代えがたいものだよ。手始めに、私の奴隷を見てくれないか」

 そう言って、黒ドレスの女を指差す。女は黙って頭を下げた。

「本当に、高い買い物だった。だが、その価値はあったよ。この指を見たまえ。美しいだろう」

「ええ、まさに絹のような肌で…」

 適当に相槌を打ちながら、男の奴隷自慢に耳を傾ける。話が一段落したところで、俺は一つ尋ねてみた。

「ご主人、ここには何度も?」

「ああ、年甲斐もなくね。こんなところに来ているとバレたら、私は頭取から引きずり降ろされてしまうだろうな」

 ……おい、この男、今何と言った?

「だが、それはここにいる歴々にも言えることだ。人は皆、誰にも言えない顔を持っている、ということだよ」

「し、失礼ながら、お仕事は…」

 背中に冷や汗が伝うのを感じながら、質問する。
 男は、事も無げに言った。

「王立銀行の、ね」

 それから、少し離れたところにいる一団を示しながら

「向こうにいる、背が高いのは警察兵団長だな。彼と話しているのは…おや珍しい。何年か前に引退した舞台俳優じゃないか」

 俺は、卒倒しかかった。
 なんてこった。このパーティ…ただの色ボケの集まりじゃない。コネクションの宝庫…いや、巨大なダイヤモンド鉱脈じゃないか!
446 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 23:46:18.86 ID:eW5cmO/w0
「い、いやはや…驚きました。それに引き換え、私などはしがない自営業で」

「何、誰も気にするまい。ここでは誰もが、美しいものを愛でる一人の人間だ」

 それから不意に、小声で囁く。

「…だが、あまり仕事の話を聞くのは好まれんよ」

「き、肝に銘じます」

 男から離れると、俺はふらふらと一つのテーブルの近くに寄った。天板にもたれるように立つと、深呼吸する。

「…所長、大丈夫ですか?」

「ご主人様と呼べっつったろ。……死ぬかと思ったぜ。この会場、やべえぞ」

「偉い人がいっぱいいるんですよね」

「ああ。本当なら、今すぐあちこち回ってコネを作っておくんだが…」

 男の忠告を思い起こす。
 ここにいる、その事実自体が、表の人間にとっては恥ずべきことだ。ならば、むやみやたらに表の話をするべきではない。相手の不興を買えば、あっという間にこちらの命が消える。

「…程々に、だな」

 そこへ、給仕服の男がテーブルのグラスに飲み物を注いで回った。見ると、真ん中のプールの前に、この前の奴隷商人が立っていた。
447 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 23:48:18.37 ID:eW5cmO/w0
「本日は、当商会の互助会にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。私どものところから購入された奴隷について語り合うもよし、愛で合うもよし。お客様がたにとって、素晴らしい時間となりますことを、私ども一同、心から願っております」

 一通りの挨拶を述べると、酒の入ったグラスを掲げる。
 俺も、近くにあったグラスを掲げた。

「では、乾杯」

 あちこちで、乾いた音が響いた。

「かんぱ〜い」

 とりあえずテストと乾杯して、グラスに口をつける。中身は桃の果実酒のようだ。
 遠巻きに眺めていると、一人の男が奴隷を連れてベッドに上った。それから他の客が見ている前で服を脱ぎ、おっ始めた。

「ひえぇ…」

「ま、こうなるわな」

 だが、思ったほど派手な会では無さそうだ。ちらほらまぐわっている奴もいるが、殆どは会話したり、飲み物や菓子を味わったりしている。
 さて、俺たちはどうしたものか。



↓1〜3でコンマ最大 どこに行く?

@中央のプール周辺

A散在するあずまや

Bとりあえずテストを抱く

Cその他、要記述
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 23:51:13.98 ID:ZwC7foFzO
3かなー。いちゃラブ派なんで。
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 23:53:32.96 ID:yv4nBnlS0
3
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/20(土) 23:54:18.32 ID:ajmTO3XJ0
3
451 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/20(土) 23:58:42.08 ID:eW5cmO/w0
じゃあ今夜はここまで

がっこ忙しくて平日は無理そうです…
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 01:38:33.60 ID:DMot61YeO
し、失礼ながら、お仕事は…
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 02:47:04.36 ID:v1kP1g3r0
あまり仕事の話を聞くのは好まれんよ
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 06:48:14.00 ID:yjs7SqVq0
「何、誰も気にするまい。ここでは誰もが、美しいものを愛でる一人の人間だ」
455 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/21(日) 13:12:32.69 ID:bjItqnLZ0
うわ、>>378の後が抜けてるのに今気付いた。
これが入ります


 テストは黙って俯いた。尖った耳がぺたんと寝ている。
 俺は、胸から手を離すと……彼女の頭を軽くチョップした。

「あ痛っ」

「…こういう時に流されるなってことだよ」

 そのまま彼女に背を向け、階段を登った。

「えっ…えっ、あっ」

 そんな俺の後を、彼女は慌ててついてきた。
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/21(日) 14:31:49.24 ID:sFfeQ2FbO
24歳の学生だっているんですよ
457 : ◆eXipHdytqM [saga]:2018/01/26(金) 21:48:11.50 ID:PAQqq3Ba0
「…」

 おろおろと周囲を見回しているテストの腕を掴むと、近くにあった空きベッドにずいずい歩いた。

「やっ、ちょっ、何を」

 そのまま彼女をベッドの上に放り投げると、俺も靴を脱いでベッドに上った。
 タイを解きながら嗤う。

「ま、本題から入ろうぜ。…思う存分ヤるって約束したしな」

「しょちょ、ご、ご主人様…?」

 きょろきょろと周りを見て、言う。

「あの、ここ、周りから丸見えで」

「いつもより燃えるだろ」

 それだけ言うと、俺はテストの唇を吸った。

「んっ……♡」

 舌で歯列を嬲りながら、ドレスのスリットに指を差し入れる。陰毛と一緒に毛を剃り落とした肌をするするとなぞると、テストの体がビクビクと震えた。

「ふぁっ、あっ、ぁ…」

「すっかり良い声で鳴くじゃねえか…」

 ショーツの紐を解き、スリットから抜き取る。ドレスに合わせて買った、超際どい、白い絹のショーツだ。脱がせて改めて見てみると、殆ど紐だ。
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