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無職「異世界で青春? 冒険? 恋愛?」女神「その2」【安価・コンマ】

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204 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/28(土) 23:32:42.20 ID:3A5fqdmx0
(分かりづらかったので例)


文化祭…………各クラスがこぞって出し物をする

とか

武闘祭…………各ブロックで模擬戦闘をし、一位を決める

など

(集まり切らなかったらその時はその時考えます…………>>再安価↓1〜5)
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 23:32:45.06 ID:Lv6MYVQA0
『舞踏会』
休日または休日の前の夜に行われる名の通りのダンスパーティー
参加資格は学園の生徒や関係者でそこで出会いやダンスを楽しむ交流会
あまり交流がない学年と出会ったり、男女との触れ合いの場でもあったりする
強制参加ではないが、うまい料理やこの日に呼ばれた音楽団体やサーカス団体などその時によって変わる見世物などがある
開催周期はだいたい半年に一度(開催時期は都合で変わる気もあり)


こんな感じでOKですか?
そういえばこの世界って同性愛ってどうなっているんでしたっけ?
念のため
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 23:37:06.90 ID:hFZa4DQDO
全校オリエンテーリング
学園の生徒全員参加のオリエンテーリング
班は学年、クラス共に完全に混合した状態で決められ、世界各地にあるチェックポイントを班ごとに目指して行く。

日数は基本的には数日であるが、班の相性や関係が悪くなっている場合は追加のコースがあり、場合によっては数週間、数ヶ月共に生き延びなくてはならない事態に発展することも
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 23:41:54.96 ID:zg6UWlXsO
文化祭やりたいな…デートイベントの拡大版みたいな感じで
>>1の案をそのまま使うようで悪いけど、候補にいれてほしいです
208 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 00:07:52.68 ID:Ke3EOKhg0

(とりあえずこれで締め切ります。あと募集したものはすべてやります)

>>205他国ではあまりよくは思われていませんが、この国は学園長のおかげで根底は同性愛に対して寛容になっています)


委員長「他にも修学旅行だったり、いろんなものがありますわよ」

軍神「そこらへん、ケルセニス学園は手を抜きませんからね。それもまた目玉でしょう」

無職「…………そうか」

無職(『青春』、じゃないか、これも)

無職(クハハハハ、これから一体、何が起こるんだろうな?)


無職(まあ、俺の知るところではないが、な―――)

209 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 00:13:09.57 ID:Ke3EOKhg0

(今回はここまでとなります。お読みいただきありがとうございました)

(テンポ、内容、どうでしたでしょうか? 感想等ありましたならお書きください。やる気が出ます)

(次回は『部活動見学』からになります)

(質問なども受け付けていますので、ありましたなら遠慮なくお聞きください)

(では、おやすみなさい。乙くれる人、いつもありがとうございます)


(…………何の部活を見に行こうか? …………【>>安価↓1〜10】 高コンマで上から何番まで……という決め方になるかもしれません。ワンチャン全部)

(あと無い部活でしたらずらします。……留意していただきたいのですが、部活の知識は乏しいため、アドバイス等くださると幸いです)

(巫女の『柔道部』だったらなんとか……では、本当におやすみなさい)
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 00:15:16.92 ID:v99Tv9tN0

>>195がピックアップされたけど一応>>193->>193はあるってことでおk?
211 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 00:18:50.75 ID:Ke3EOKhg0
>>210あります。あと現実でもあるようなやつは大体あります(情報科学とかは無理)。乙、ありがとうございます
では>>再安価↓1〜10 好きな部活を書いていってください
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 00:26:36.60 ID:KzHKNT4P0
オカルト部

魔法が当たり前の世界でどうなんだっていう話だけど……
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 01:17:43.84 ID:ZtZ2rwKlO
騎士道部
騎士としてのあり方を文武を通して学ぶ(日本でいう剣道的立ち位置)。
年に2回、騎士としての実力を競う大会に出場する。
数々の著名人を輩出している部活としても有名。
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 06:22:43.09 ID:92NNp6ODO
演劇部
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 06:36:22.78 ID:C4Z9LvMn0
入る委員会は生徒会確定?

文化研究部
亜人や他国の人間との交流強化のために、それぞれの文化、風土などについて研究し時には実地での研修も行う
216 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 08:38:28.56 ID:Ke3EOKhg0
(再開します。…………上の安価は現在ある部活で、どこを見学するかの安価でした。言葉足らずで申し訳ないです。>>213>>215まで。あとはまた安価で募集します。では放課後から)

…………。
……………………。


「―――お前どこ見に行くよ?」

「えー? 俺は入んなくても……いや! かわいい子を探そう。そしてその部活に入ろう!!!!」

「よっしゃまずは特別棟からだ―――」



無職「……部活動に対する意欲は半々なんだな」

委員長「そうですわね……薬師さんみたく店番がある方とかは部活動ができませんですし」

軍神「将来に向けて魔法学などの勉強をするのが多いらしいですよ?」

無職「ふむ」

無職(皆が皆部活に勤しむってわけでもないのか。……地球で部活というコミュニケーションの大切さを思い知った身からすれば、自殺行為に思える)

無職(そういえば、『兼部』とかもありらしいな。場合によっちゃ、『助っ人』として呼ばれることもあるらしい)

無職(この学園で知名度を上げていけば、呼ばれるのかもしれない)


無職「剣姫が騎士道部に入ろうとしてるんだっけ?」

軍神「そうみたいですね。体験入部も兼ねての部活動見学ですから、行けばやってるんじゃないでしょうか」ギュ

委員長「そうと決まれば出発進行ですわ!!」ギュ


無職(…………)


無職(手を握る必要がどこに?)
217 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 09:01:46.92 ID:Ke3EOKhg0
>>215確定というわけではありませんが……あとあと決めていくかもです)

…………。
……………………。


顧問「最初はアップだ! 走り込み、グラウンド10週! 一年生は遅れないように! 二年からはどんどん上げてけ!!」

「「「はい!!!!」」」


無職(剣道みたいなもんだと思っていたが……外の競技なのか)

無職(ってかどの世界でも走り込みってあるんだな。……うわぁやりたくねぇ)


剣姫「…………!」フリフリ

無職「ん、気づかれたか」フリフリ


委員長「大変そうですわね……騎士道部はきついものだと聞いていましたけど……」

軍神「想像以上ですね。周回の回数はともかく、速度も速ければ……二年からはあれ、鎧付けたままですよ?」

無職(炎天下の中で殺す気か)


…………。


剣姫「―――むぅ。貴方たちだけ無職を占領するなんてズルいわ」プクー

無職「クハハ、お疲れ。今は休憩か?」

剣姫「うん、そう。……あー、もう汗だく。無職、拭いて」

無職「…………は?」

委員長「……自分でやればいいんじゃないですの?」

軍神「…………がめつい王女です」

無職「ま、まぁ……それぐらい構わんが」フキフキ

剣姫「〜〜〜〜♪」パタパタ


無職(羽がパタパタしてる……嬉しいのか―――?)

218 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 10:44:20.17 ID:Ke3EOKhg0


無職(一年は素振り、初心者には三年が付く、か。他は剣戟を模した打ち合い……コルミスの訓練場を思い出す音の響きだ)

剣姫「…………」ヒュォオオオオ

無職(一人だけ素振りが化け物みたいに早い奴がいるけど)


軍神「流石というべきですか。武器の扱いに関しては一枚上手ですね」

委員長「やっぱりすごいですわよね……憧れてしまいますわ」


委員長「……無職さん、どうしますの?」

軍神「体験入部、してみますか?」

無職「んー……そうだな…………」


無職(今月いっぱいまでは期間があるし……他のところを見るか?)



…………>>安価↓

1 …………騎士道部に体験入部するよ

2 …………うーん、他のところも回ってみようか

219 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 10:45:11.96 ID:92NNp6ODO
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2018/07/29(日) 10:45:20.86 ID:k2SfUv5SO
2
221 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 10:59:41.16 ID:Ke3EOKhg0

…………。
……………………。


剣姫『良かったら入って。……応援だけでも、良いから』


無職(……あんな寂しそうな顔をされると、なんかな)


軍神「―――無職殿、こっちに用があるのですか?」

無職「ん? ああ、特に行く場所も決めないできちまったが……ホール?」

委員長「こっちは確か、『演劇部』があったはずですわ」

無職「演劇か」

軍神「帝国のほうの文化を取り入れてるみたいですね。年に何度か、各国で演劇をしているそうですよ」

無職(各国って…………)


委員長「えっと、男の娘さんが演劇部に入るって言ってましたわ」

無職「本当か? へぇ、あまり人前に出ないような子だと思ってたんだが」

委員長「人を見かけで判断するのは悪い癖ですわよ」

軍神「とりあえず、中には行ってみましょうか。今は……セットの準備でもしているのでしょうね」

委員長「あ……四年生が引退してしまうから、ですの?」

軍神「ええ、おそらく。最後の舞台ということで、一年生は使いっぱしりにされている頃だと思います」

無職(部活動の最初って大体そんな感じだよなぁ)


無職「んじゃ、中に入るか―――」

222 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 11:50:52.99 ID:Ke3EOKhg0

…………。
……………………。


無職(失礼しまーす…………っと、やっぱ広いな……)

軍神「いつ見ても壮観ですね」

委員長「今は……いろんな人がいろんなことをしていますわ!」

無職「手芸部と連携を組んで、衣装とかを作ってもらったりしてるんだっけ? すごいよな」


無職(ホールは全校生徒を集めてもまだ余るというほどに、でかい。奥のステージには、舞台をセットする者、台本を読み練習する者、衣装を着る者がいた)

無職「…………ん?」


男の娘「―――よいしょ…………んっ…………」トコトコ


無職(あの体であんな重たそうな物運んでるのか? 一年とはいえ大変だな)


無職「…………>>安価↓」(なんて声をかけよう?)

223 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 11:53:21.58 ID:GBi3l0nsO
大変そうだな。手伝おうか?
224 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 13:04:09.37 ID:Ke3EOKhg0
>>116も採用しています)


男の娘「! みんな! ……あはは、やっぱり大変って、わかっちゃう?」

無職「そりゃそうだろ。ただでさえだだっ広いホールなのにそんな……ほら、俺に持たせ―――重っ!?」ズシッ

男の娘「わぁわぁ……病み上がりなんだから……半分持ってほしいかな」

軍神「私たちも手伝いますよ」

委員長「私にも何かやれることがあったら言ってくださいですわ!」

男の娘「うん、ありがとね!」

無職「それじゃあ、これをどこに運べばいいんだ?」

男の娘「えっと、外の―――」


…………。


演劇部「…………ああ、あの方は同じAクラスの……フフ、面白そうな方々だ」

「脚本家さーん! 調子はどうー?」

演劇部「ええ、大丈夫ですよ。安心してください」


演劇部「……まったく、たかが一年如きの脚本に期待をしないでほしいですね。おかげで上級生からにらまれる始末だ」

演劇部「…………」


演劇部「フフ―――」ニヤリ
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 13:18:04.83 ID:v99Tv9tN0
突然の採用に茶を吹きかけた
226 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 13:21:33.72 ID:Ke3EOKhg0

…………。
……………………。


男の娘『ありがとうね! また今度お礼するからさ、考えておいてよ!』

男の娘『あ、今体験入部するのはやめておいた方が良いかな。先輩とかみんなピリピリしてるからさ―――』


無職(…………とか何とかいわれて、やることもなくなったから出てきてしまった)

委員長「う……腰が痛いですわー……最近物を運ぶことが多くなってる気がしますの」

軍神「鍛錬が足りませんね」

無職(さっすが、俺以上に重い荷物をひょいひょい運んでたやつは言うことが違うずぇ―――)

227 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 13:48:49.55 ID:Ke3EOKhg0

…………。
……………………。


無職「―――次は文化研究部なるものを見に来ようって話になったが……なんか嬉しそうだな?」

委員長「もちろんですの! 私の入る予定の部活でしてよ!」

無職「そうなのか! ……えっと、各国の風俗や文化、歴史だったりを調べてる部活だっけ?」

委員長「はいですの! それを生業としてる研究者の方々と学会で発表し合うこともありますわ」

軍神「美化委員……貴方の姉が所属している部活、でしたか?」

委員長「そうですわ。……私の一族は、この中立国に忠誠を誓いましたの。ですから、生き方もそれに追随したものになるのですわ」

無職(お家の強制ってわけでもなく、自分から進んで、か?)


無職「素直に尊敬するよ」ナデナデ

委員長「あぅ……まだ結果を出してすらいないのに、やめてくださいまし……」

無職(俺がぶっ倒れた件のあの日から、なんだか委員長が丸くなったような……いや、ペット化した?)

軍神「…………」ムゥ

無職(…………はいはい、ぬいぐるみ少女め)ナデナデ

軍神「〜♪」

228 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 14:49:37.55 ID:Ke3EOKhg0


「「「―――」」」ガヤガヤ


無職(…………ん?)

無職「なぁ、文化研究部ってあそこの教室だよな?」

委員長「そう……ですけど」

軍神「…………人だかりができてますね」

委員長「何かあったのかもしれませんわね。行ってみましょうですの」


「―――か、可憐だ…………」オォオオ…

「お、俺この部活に入る!! ぜったい!!」


無職「ちょ、どけ……邪魔だ…………」グイグイ

委員長「鬱陶しい人だかりですの」

軍神「吹き飛ばしたいですね」

無職「クハハ……やめて?」


無職(さて、何があるのか…………あ?)


美化委員「! 無職、さん……」

無職「美化委員か、久しいな―――っとぉ!?」ギュ

委員長「お、お姉さま!?」


「「「―――」」」ザワザワ


美化委員「…………その、申し訳ありません」

無職「い、いや……なんで抱き着いて―――!」

美化委員「…………」フルフル

無職(震えて…………ああ、そういうことか)

無職(この男衆は美化委員目当てで押しかけて、当の本人を怖がらせている、ってことか)

軍神「…………」ジトー

無職(寒気)


無職「ハァ…………>>安価↓」(なんて言って男衆を追い払おう? 一時しのぎじゃなく、二度と来ないような言葉のほうが良さそうだ)
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 15:00:48.45 ID:92NNp6ODO
美化委員を怖がらせる奴らは俺が許さない。(精一杯睨み付けながら)
230 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 15:31:34.80 ID:Ke3EOKhg0

「「「―――チッ、銀翼が」」」


軍神「うん?」ニコーリ


「「「―――ヒィ!!」」」タッタッタッ…


無職(一度は言ってみたい言葉だったな、うん。というか包帯越しで睨みつけても見えないんじゃね? 意味なくね?)

軍神「本当に吹き飛ばしてやりましょうか」ギロッ

無職(お前は怖すぎじゃね?)

美化委員「え……ぁ……あ、ありがとうございます……///」ギュ

無職(そっちが恥ずかしがると、俺まで恥ずかしくなっちゃうじゃん!!!)

委員長「だ、大丈夫ですの? お姉さま……」

美化委員「……大丈夫です。特に何もされていませんでしたから。ただ、少し疲れてしまいました」

無職「おいおい、へばってくれるなよ? とりあえず座れ」

美化委員「…………はい」

無職(なぜ名残惜しそうな表情を?)


軍神「妙ですね。ここには他にも部員がいるはずですが…………」

美化委員「ああ、それでしたら。……みなさん、ご迷惑をおかけしました。もう大丈夫ですよ」

無職(?)


部員s「「「―――わぁあああああ!!」」」バァン!


無職(うわぁ)

委員長「……奥の部屋に待機させてたんですの?」

美化委員「ええ。このことは、そもそも私が原因のようですから。部員のみなさんに迷惑はかけられませんよ」

無職「そんな利他的な……いや、顧問だっているだろ? それに先生だって……相談できる相手が―――」

美化委員「お優しいのですね」

無職「…………君が言うのか」

軍神「しかし、あのままではまた来てしまうのでは?」

美化委員「…………」

無職「…………もし」

無職「もし、あいつらのことを考えてーとか、それでも迷惑が―って言うなら、今のうちやめといたほうが良いんじゃないか?」

美化委員「そ、それは…………」

無職(実際陸上部とか苦労してるもんな)


部員「―――あ、そこのところは大丈夫ですよ」

無職「え」

部員「私たちも黙って見てるわけにもいかないので、お節介を焼いちゃったり!」テヘッ

部員「実はとある先生に相談しておいたんです」

美化委員「いつの間に……でも、一体誰先生なんですか?」

部員s「「「学園長です!!」」」


委員長「あー…………」

軍神「これは……」


無職(終わったな、あいつら―――)
231 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 15:42:20.63 ID:Ke3EOKhg0

…………。
……………………。


美化委員『今日はありがとうございました! ……また今度お礼させていただきますね?』


無職(…………と、紅茶をご馳走されてから言われた。俺は別に良いと言ったんだが、どうにも頑なに例がしたいと言って聞かなかった)

無職(委員長と軍神とも別れたし……後は帰るだけだな…………ん?)


「―――♪」


無職(歌声? 合唱部……いや、これ外からだな? どこだ?)

無職(不思議な歌声だ…………どうする?)


(歌声が聞こえるその場所へと行ってみる? …………>>安価↓)

232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 15:51:57.69 ID:92NNp6ODO
>>124かな
行く
233 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 16:08:41.23 ID:Ke3EOKhg0
>>124を選択します)

…………。
……………………。


無職(―――で、来てみたが…………)

???「―――♪」

無職(栗色の髪、サイドテール……身長は小さいが、美少女だな。でもなんでこんなところで歌?)

???「―――♪」

無職(…………もう少し待ってみようか)


…………。



???「―――……ふぅ、こんなものかしら」

無職(……プロかと思うほどにうまいな。加工もなしでこれなら……すさまじい腕の持ち主なのでは?)

無職(良いものを聞いた。邪魔するのは悪いだろうし、帰るとする―――)パキッ

無職(あ)


???「だ、誰!? ……で、出てきなさい!」

無職(あちゃー)


無職「…………>>安価↓」(なんて言って出ていく? 例:いやね、あまりにもうまくて聞き入っちゃってさ)
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 16:14:02.25 ID:p1VbQUCx0
怪しい者じゃない

というか>>231の安価意味なくない?行かないと選択したら荒れるじゃん
235 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 16:42:38.88 ID:Ke3EOKhg0
>>234行かないを選択していた場合、次の登校日にクラスで『この声はもしかして?』と違った登場をさせるつもりでした。申し訳ございません)


???「あ、怪しい者じゃないって……盗み聞きしてる時点でもう駄目じゃない!」

無職「う……盗み聞きだなんて人聞きの悪い! 大体、教室まで聞こえてたんだからな? 気になって来るのはしょうがないだろ」

???「聞こえて……って、Aクラスまでってこと?」

無職「ああ。微かに、だったが。声でわかる。お前だってな」


???「…………うそ」

???「他に、誰かいた?」

無職「へ」

???「教室に、貴方以外の誰かはいたの!?」ズイッ

無職「ちょ、近いっての…………誰もいなかったよ。俺だけだ」

???「よ―――」


???「良かったぁ…………」カクッ

無職「そこまで聞かれたくないのか? 良い歌声だと思うんだがな」

???「本当にそう思う? ……お世辞ね、うれしくないわ」

無職「いやいや、素人目に見ても凄かったぞ。引き込まれるような感じだった」

吟遊詩人「……私、これでも『吟遊詩人』だしね」

無職「……歌手じゃなくて?」

吟遊詩人「歌は活動の延長。私が主にやるのは詩曲を作って謡うことよ。憧れてはいるけどね」

吟遊詩人「良い? このことはぜーったいに誰にも言わないこと!」

無職「…………」

吟遊詩人「何よ! その嫌そうな顔は!!」


無職「ハァ……分かったよ。言わなきゃいいんだろ?」

吟遊詩人「分かれば良いのよ。それじゃあ―――」

無職「ああ、ちょっと待って」

吟遊詩人「…………?」

無職「これからもここで練習するのか?」

吟遊詩人「……しないわよ。聞かれたら……嫌だし。場所を変えるに決まってるでしょ」

無職「じゃあ次からはどこでするんだ?」

吟遊詩人「…………はぁ? まさか来る気―――」

無職「大丈夫大丈夫! 誰にも言わないから!」

吟遊詩人「なに、脅しのつもり?」

無職「いや! 違う違う。純粋にお前の歌声が聞きたいんだ」

吟遊詩人「っ…………き、気色悪い!」ツーン

無職「ふぅん?」

吟遊詩人「な、なによ! ……あーもー! 勝手にすれば良いじゃない! この街の夕日が見える一番きれいなとこ! じゃあね!」


無職(夕日が見える一番きれいなとこ…………見覚えがあるようなないような)

無職(まぁ良い。吟遊詩人はもう行っちゃったみたいだし、帰るとするか)


無職(元気づけられる歌声だったしな。自然と惹かれるんだ、許せ)


無職「ふぁあ…………今日は疲れた―――」パキッ
236 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 16:58:09.59 ID:Ke3EOKhg0

…………サブイベント『夕日が見える一番きれいなとこ』が追加されました
自由行動ターンイベント選択時にお選びください
237 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 17:50:38.93 ID:Ke3EOKhg0

…………。
……………………。


無職(―――この世界にも休日というのがあるらしい)

無職(それが今日と明日。市場のほうに出れば、平日とは格の違う喧騒をその身に感じることができる)

無職(行商人は行商人で市のほうに行ってしまったからな)

無職(今日はどうしよう?)



自由行動ターンイベント選択…………>>安価↓1〜3(多数決か、高コンマ。割れたらコンマ判定)


1 …………図書委員&巫女『弱者と、ろくでなし』

2 …………美化委員&委員長『騎士の円満』

3 …………???(固定キャラ)&生徒会長『Sランクなメイドさん』

4 …………シスター&受付『廃教会の華』

5 …………薬師『薬師の治りょ…………恥辱?』※R

6 …………吟遊詩人『夕日が見える一番きれいなとこ』

7 …………ケルセニスをぶらりと回るか


…………※Rとは? R-18イベントのことです
7の選択肢は、いつも通りの自由行動になります(誰かを誘ったりもできますが)

(あとサブイベントの数が多いんで自由行動の回数を二倍にするか悩んでます。ひとまずイベント安価を)
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 17:52:38.65 ID:92NNp6ODO
1
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 17:55:08.37 ID:1NLcbRTi0
1
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 18:02:04.97 ID:v99Tv9tN0
6
241 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 18:31:16.96 ID:Ke3EOKhg0



無職(んー、やっぱどこかをぶらりと回るとすっかな―――ん)コンコン


無職(…………誰だ?)


無職「はいはい…………どちらさん……って!」ガチャ

巫女「ぁ…………」

無職「先ぱ―――うぉっ!?」ギュ

巫女「…………っ!」ギュー!


無職「お、おいおい急にどうしたんだ……先輩?」ナデナデ


巫女「後輩くん、お願い…………」


無職「?」



巫女「―――助けて」



――― サブイベント『弱者と、ろくでなし』、開始 ―――
242 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 19:04:33.12 ID:Ke3EOKhg0

…………。
……………………。


無職「―――……なるほどな。話してくれてありがとう、先輩。とりあえず落ち着いたか?」

巫女「う、うん……ごめんね、急に抱き着いたりしちゃって」

無職「構わない。先輩が後先考えず立ち向かったりしなくて良かったよ」ナデナデ

巫女「…………」ギュ


無職(話を聞いた。師匠がいじめられているという、胸糞悪い話を)

無職(正直はらわたが煮えくり返っているし殺したい気持ちもあるが、俺は今学生だ。関係者であり被害者でもある師匠まで巻き込みかねない行為は自粛しなきゃいけない)

無職(頼るべきは教師だ。俺たちが不用意に首を突っ込んでいい話でもない)

無職「もう一度聞くが、先輩。その話は真実なんだな?」

巫女「…………」コクリ

無職「…………」


巫女『これ、市場で売ってた『クリスタル』なんだけど……図書館に一個、厠に二個設置してたの』


女『―――ギャハハハハハ! 面白い顔してなぁ!!』ゲシゲシ



無職(そこに映し出されていたのは、吐き気を催すまでの行い。暴力。傷つき、倒れ込む、師匠)

無職(…………到底、許されるものではない)


無職(あの秘書さんでさえも、怒り狂うだろう)


無職(『案』だ。案が必要だ。こいつらを完膚なきまでに叩き潰し、二度とこんな行為ができないようになる、そんな『案』が)



(どうやって復讐してくれようか? 案を…………>>安価↓1〜3 例:その行いを映したクリスタルを各家々に送り、社会的に処分する。奴隷にする、など)

(ある程度は、校則を無視できます。殺すのはなしです。殺す以外は大体、ほぼありです)
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 19:11:19.62 ID:v99Tv9tN0
学園長に直訴する
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 19:23:39.63 ID:1NLcbRTi0
無職の能力を使って、いじめをした人達に「図書委員が受けた分と同じ痛みや苦しみを味わう悪夢を見る」ということを本当にする
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 19:27:22.03 ID:92NNp6ODO
クリスタルで彼女達がイジメ以外にしてる悪事を見つけ出して、それを含めて教師達に報告する
246 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 20:42:20.31 ID:Ke3EOKhg0


無職「―――ともかく、本人の意思を確認するまでは迂闊に動けん」

巫女「? どうして?」

無職「どうしても、だ。自分のあずかり知らぬところで解決されたり、それで同情されたりしても、気持ちが悪いだけだろう」

無職「ま、俺なりの……けじめみたいなものだよ」

無職(昔、それでどやされたことがあったからな)

巫女「んーっとね、図書委員ちゃんは今……図書館にいるよ」

無職「よし。じゃあ早速行くとするか―――」

247 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 21:03:50.82 ID:Ke3EOKhg0

…………。
……………………。


無職「…………」ギィ

無職(やっぱり開いてるよな、そりゃ…………)

巫女「っ……」

無職「安心しろって、誰も怒っちゃいないさ」ナデナデ

巫女「…………うん」


図書委員「! 弟子くん! また、来たんだね……!」パタパタ

無職「…………師匠」

図書委員「あれ? また、新しいお友達? やっぱり、モテモテ、なんだね…………」

巫女「図書委員、ちゃん……」


図書委員「それじゃあ、今日は何を―――わっ!」ギュ


図書委員「弟子、くん……? どう、したの…………?」

無職「ッ……お願いだから、俺の目を見て話してくれ」

図書委員「え……?」

無職「ごめん、師匠。俺は……気が付かなかったんだ」

図書委員「なんの、話を―――」

無職「…………震えて、いたんだな」

図書委員「!」ピクッ


無職(聞くところによれば、俺がここにくる以前からいじめはあったらしい)

無職(それでも師匠は、真摯に俺に向き合って、笑って…………この震えを、隠してたんだ)



巫女「ごめんね、図書委員ちゃん。……少しだけ、お話をしよう?」


図書委員「…………」


図書委員「…………ふふ、わかったよ―――」
248 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 21:14:55.50 ID:Ke3EOKhg0

…………。
……………………。


無職「―――そうか……師匠も、ありがとう。教えてくれて」

図書委員「ううん。私としては……嬉しくて、嬉しくて……手を、差し伸べてくれたから」

図書委員「巫女ちゃんも……ありがと、ね?」

巫女「私は……そんな、お礼を言われるようなことは…………」

図書委員「そんなこと、ないよ? 現に今、こうして、救われてるから…………」

巫女「……図書委員ちゃん」

図書委員「だから、ありがとう。巫女ちゃん」

巫女「っ……うん!」


無職「さて、ここからが重要だが。俺はいじめっ子たちの学園からの追放を目論んでる」

無職「だけど勝手に動こうにも、俺たちは第三者だ。当事者の師匠に聞きたい」

無職「師匠は…………どうしたい?」

巫女「…………」


図書委員「……私は、仲良くなりたい」

無職「…………そうか―――」

図書委員「―――でも」

無職「?」

図書委員「『罪』は償って、初めて罪になる。無かったことには、したく、ない……」

図書委員「もう二度と、他の人にも起こしてほしく、ないから……」


巫女「…………つまり……」

図書委員「私は、弟子くんの案に賛成だよ」


巫女「! 後輩くん!」

無職「……ああ。そうと決まれば話は早い」



無職「…………ちょっくら、いじめっ子どもをぶっ潰しに行くか―――」

249 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 21:52:20.37 ID:Ke3EOKhg0
(募集した案に関してはすべてやりますので、お待ちください) 

…………。
……………………。


女『―――ってか! この前の男羽振り悪すぎでさー!』

女『あーわかるぅー! ヤクも低品質な『ケルポット』しか用意してないしさ、それに数も少ないし』

女『あー……またイライラしてきた。そうだ、今度は―――』


女生徒『―――ひっ! や、やめ……う゛っ!? ゲホッゲホッ!!』

女『やっぱすっきりするなぁ……おら、吐いてんじゃねぇよ!』バキッ!

女生徒『う……うぅ…………ひぐっ……ううううぅぅ…………』



学園長「…………」

秘書「…………」


無職(学園長のところまで来た俺らは、クリスタルに保存された映像を、そのまま彼らに見せていた)

無職(俺の確認しきれなかったところで黒い部分が出てくる出てくる。『ケルポット』とやらは全世界共通で禁止されてる違法薬物らしい)

無職(校則どころか、常識にまで反している彼女たちの素行を見て、秘書さんたちは絶句していた)

巫女「これも全部、事実です」

図書委員「私も、被害者だけど……他の子も、いっぱいケガして、る」


秘書「…………学園長」

学園長「わかってるわ。アタシは守るものを履き違えないもの」

学園長「貴方たちは絶対に守るわ。この子たちは……それ相応の処分が下るでしょうね」

秘書「二度とこの学園に近づけないようにできます」

学園長「辛かったわね。…………ごめんなさい!」バッ!

図書委員「え? あ……学園長、さん? 頭、あげて、ください……」

学園長「アタシが学長室でのうのうと座り込んでるときに、誰かがつらい思いをしているなんて……学園の長として、失格よ」

図書委員「…………いえ。学園長さんも、いっぱい大変な思いをしてきたこと、知ってますから……でも、助けて、くれますか……?」

図書委員「いろんな子が、こわがって、いつも通り笑えなくなって……そんな、子たちを……」

学園長「もちろん。ここの生徒はアタシの子供。被害者の子たちはいつも通り笑えるようにする。規則に反する子は……永遠に顔を見せられないようにするわ」

秘書「正すことも教師の仕事ですが、度が過ぎればもう『犯罪』なのです」

秘書「遠慮することはできません。きっと未来が絶望的なものになるのだとしても」


巫女「…………ありがとう、ございます!」

無職「俺からも、礼を言うよ。本当にありがとう」

秘書「……教えてくださり、感謝します。そして、気が付かなくて、すみません」

図書委員「…………お願い、します」

学園長「命に代えても、必ずやり遂げるわ。安心して」


学園長「とりあえず、彼女たちに一週間の謹慎を。その間に会議を開くわ」

学園長「…………少しの間の辛抱だから、待ってて」


図書委員「―――はい」




…………サブイベント『弱者と、ろくでなし』が『さらば人でなし』に変更されました
一週間後、次の次の自由行動ターンにて強制的に選択されます。ご了承ください
250 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 22:00:12.32 ID:Ke3EOKhg0

…………。
……………………。


図書委員『弟子くん、ありがとう』

巫女『後輩くん。力を貸してくれて、ありがとうね―――』


無職(そんなんじゃ、ないんだがな)

無職(ただ……失くすことを恐れて、がむしゃらに何とかしようとして)


無職(『先輩』みたく、自分から命を絶ってほしくなかったってだけで―――)


無職(…………決着がつくのは、来週だ。この負の連鎖が、断ち切れるか、どうか…………)

251 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/29(日) 22:05:22.74 ID:Ke3EOKhg0

(今回の更新はここまでです。お読みくださり、誠にありがとうございます)

(話のテンポ、内容、いかがでしたでしょうか? 感想等、ありましたならお書き下さると幸いです)

(次回はもう一度自由行動ターンから。【自由行動は週に二回】と、二倍にしました。これでサブイベントも順調に消化できるんじゃないでしょうか)

(他にも、質問などありましたならお書きください)

(図書委員がいじめられて、反抗もしなかった理由は後々出ます。お待ちください)

(では、おやすみなさい)
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 22:14:18.51 ID:92NNp6ODO
乙です
思っていたよりサブイベントがダークだった
元々の世界観がダークだったけど
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 22:26:03.61 ID:WjgE5Me6O
おつ!
さあインガオホーが楽しみだ!自由行動倍化も素直に嬉しい、ありがとう>>1
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 22:31:58.69 ID:1NLcbRTi0

図書委員が反抗しなかった理由が気になる
後、自由行動の二倍は有難いです
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 22:40:18.74 ID:v99Tv9tN0

(今更ながらダークファンタジーの世界だったと改めて気づいた)
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 16:14:09.65 ID:2SqHqcsr0
この世界はダーティーなのdeath

だから差別主義者を投げた私も悪くないのdeath
257 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/30(月) 19:18:20.99 ID:RCIIJ+XS0
(乙ありがとうございます。とりあえず自由行動は四年間で352回ありますね。夏休みとか入れたらたぶんもっと行きます。これで大丈夫なはず)


…………。
……………………。


無職(―――地球で言う日曜日……にもかかわらず、行商人は市のほうへと行ってしまった)

無職(休みはあまりないらしい。なんとも、意外とエロ本商法が吉と出たらしく、ウハウハなのだそうだ)

無職(ということで、今日も今日とてぼっちだ)


無職(…………今日は、何をしようか)



自由行動ターンイベント選択…………>>安価↓1〜3(多数決か、高コンマ。割れたらコンマ判定)



1 …………美化委員&委員長『騎士の円満』

2 …………???(固定キャラ)&生徒会長『Sランクなメイドさん』

3 …………シスター&受付『廃教会の華』

4 …………薬師『薬師の治りょ…………恥辱?』※R

5 …………吟遊詩人『夕日が見える一番きれいなとこ』

6 …………ケルセニスをぶらりと回るか


…………※Rとは? R-18イベントのことです
7の選択肢は、いつも通りの自由行動になります(誰かを誘ったりもできますが)
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 19:28:18.52 ID:bRx2UHBDO
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 19:35:39.09 ID:bRx2UHBDO
図書委員
王族
影武者
御神体
ストリートチルドレン
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 19:36:22.78 ID:bRx2UHBDO
>>259
申し訳ありません
誤爆です
261 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/30(月) 19:37:44.50 ID:RCIIJ+XS0
(>>再安価↓1〜2)
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 19:46:59.74 ID:PkQj5/Fi0
3
263 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/30(月) 20:03:31.01 ID:RCIIJ+XS0

(二票出てしまったので、3の『廃教会の華』を選択します。コルミスに行くのは一日が経過するとか書きましたが……まぁ、なんとか)


…………。
……………………。


無職「―――ってことで、サプライズはどうだ?」

受付「……いや、それは良いんだけどよ……仕事場でそういう話をするのはやめてほしいんだが」

無職「良いだろ、どうせ人来ねぇんだからさ」

受付「…………」


無職(商会の、人が誰も並ばない、目つきの悪い男……受付が担当する、この場所)

無職(どうせならサプライズで、ってことで話に来たんだ。シスターちゃんを着飾るという、極秘の任務のことを)

受付「……俺のほうは一応目星は付けてある。だがお前は……コルミスに行くんだったな? 明日は登校日じゃないのか?」

無職「ああ、そのことなんだが。どうやら今日限定で早馬の馬車が出るらしくてな。荷を下ろしてまた戻ってくる、って言うから、護衛する代わりに乗せてってもらうことになったんだ」

受付「手の早い男だ。じゃあ今日中には帰ってこれるってわけだな?」

無職「おそらく夕方あたりになるだろうがな。シスターちゃんの可憐な姿を見るまでは眠れねぇぜ」

受付「まったくだ」


受付「―――じゃあ、手はず通り、似合うものを持って来いよ」

無職「分かってるさ。そっちこそ、調子乗ってゴシックな服とか買ってくんなよ?」

受付「ギク」

無職「……そっちの方が良いか?」

受付「…………町娘バージョン、ゴスロリバージョン、魔法使いバージョン、聖女バージョン……シスター服以外にも、いっぱい買ってくるつもりだ」

無職「クハハ、さすがはソウルメイト」

受付「あいつのことに関しては、手を組まずにはいられないだろ、な?」


無職「そうだな。んじゃま、行ってくるとするよ―――」

264 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/30(月) 20:07:08.51 ID:RCIIJ+XS0

…………。
……………………。


無職(クハハハハハ! シスターちゃんもよもや今日プレゼントされるとは夢にも思わなかっただろう!!)

無職「…………」


無職(とりあえずこの馬車ケツがいたくなるな―――)ガラガラ…



(馬車利用で、コルミスまでの道を無事に通り過ぎることができた!!)

265 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/30(月) 20:12:44.48 ID:RCIIJ+XS0

…………。
……………………。


馬車の主「―――ありがとう! 日が水平線に掛かり始めるころには出るからさ、また頼むよ―――」


無職(……ってことで、無事コルミスに到着だ)

無職(久しく、忘れ去られていた潮風の香りが、この世界に来たばかりのころを思い出す)


無職(早速、髪飾りでも……いや、アクセサリーと言えど、種類は豊富だもんな)

無職(他にも何かあるか…………?)



(シスターに買っていくアクセサリー…………>>安価↓1〜3 例:髪飾り(これは固定)、ブレスレット、など)
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 20:17:09.64 ID:JY3KitqR0
ロケット(写真を入れられるペンダントのこと)
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 20:18:29.38 ID:w9jHTrBA0
バラがあしらわれた指輪
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 20:24:58.62 ID:g4uN8XEU0
小さいけど綺麗な宝石が付いたブレスレット
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 20:33:50.55 ID:JY3KitqR0
今更だけど、この世界に写真はある?
270 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/30(月) 20:51:12.86 ID:RCIIJ+XS0
>>269白黒程度ならありますが、今回は代替のもので行かさせてもらいます。申し訳ございません)

…………。
……………………。


絵師「―――この映像の絵を? 油絵、ですか……それも凹凸を付けてくれ、だなんて。そのまま使って……こうやって嵌めたほうがお得だと思いますけど」

無職(小さな商店に、ロケットが売られていたのが見えた。なんとも写真や、絵を入れてくれるらしいのだが)

無職(今回はわけが違う。クリスタルに投影された俺、受付、シスターちゃんを、絵に描いてくれと頼んだ)

無職「これをあげたいやつがさ、目が見えない子なんだ。だからせめて……触って、確かめられるようにしたくてな」

無職「というか売り手なんだから、売れるなら売った方が良いんじゃないか? 一々確認しなくとも…………」

絵師「いえ。これでもお客さまの『思い出』に触れる職種ですから、手は抜けませんよ」

絵師「盲目の方ですか……ええ、分かりました。完成するまでは時間がかかります。日が傾き出すころにはできてると思いますので、また来てください」

無職「ああ、頼むよ」

絵師「では、こちらのクリスタル、預からさせてもらいますね―――」

271 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/30(月) 21:01:14.36 ID:RCIIJ+XS0

…………。
……………………。


造花屋「―――ふぅん? もしかして、彼女さんにプレゼントかい?」

無職「そ、そんなんじゃない……ただのプレゼントだよ」

造花屋「ただのプレゼントで、こんなバラの指輪をチョイスするとはねぇ……」

無職「……からかわないでくれ。こっちも……まぁまぁ悩んだ結果だ。売ってくれないか」

造花屋「もちろん! これも売り物だからね。……ああ、そうだ! どうせなら、花も一緒に買っていかないかい? 安くするよ―――」



(花を押し売りされた。どんな花を買おうか? 花言葉とか気を付けた方が良いのか? …………>>安価↓ 例:ラナンキュラスなど。バラは被るのでなし)

272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 21:03:56.95 ID:i3KWrFwh0
カスミソウ(花言葉は幸福)
273 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/30(月) 21:18:22.04 ID:RCIIJ+XS0

…………。
……………………。


無職「ふ、普通に荷物が多くなってきたな……行商人から貰ったバックパックがあって良かったぜ」

無職(さてと、後はお土産でも買って…………ん?)


露商「…………」

無職(あの男、ケルセニスの! ここでも宝石を売ってたのか? アクセサリー屋寄りだが…………)


露商「! おや、これはこれは……いつぞやの。随分と雰囲気が変わっておられますが……またお買い上げいただけるので?」

無職「んー、そうだな。ブレスレットとかはあるか? 知人にプレゼントしたくてな」

露商「ええ、ええ。ありますとも。宝石を埋め込んだものになりますが……如何様になさいますか?」

露商「宝石のプレゼントは、いわば手紙でございます。石言葉に意思が詰まり、そして初めてプレゼントとなるのです」

無職「む、そういうものか」


無職「じゃあ、アメトリンの嵌ったブレスレットと…………」



(もう一つ、なんの宝石が嵌ったブレスレットをプレゼントしよう? …………>>安価↓ 例:ガーネットなど。アメシスト、シトリン、アメトリンは被るのでなし)

274 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/07/30(月) 21:29:13.29 ID:2SqHqcsr0
紫水晶
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 21:32:43.84 ID:w9jHTrBA0
紫水晶はアメシストでは?
kskst
276 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/30(月) 21:32:52.50 ID:RCIIJ+XS0
(被っているので>>再安価↓です…………アメトリンは、アメシスト(紫水晶)とシトリンの合わさった宝石ですので。申し訳ございません)
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 21:34:17.25 ID:bRx2UHBDO
エメラルド
278 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/30(月) 21:56:35.43 ID:RCIIJ+XS0

(あと、関係ありませんが、剣姫の翼の色はアメトリンのような色合いで、それが翼の頂点から下部へとグラデーションをしている、と考えてください)


露商「…………ふふふ、若いっていいですねぇ。恋のように甘酸っぱい」

無職「な……何がだよ。エメラルドは幸福、アメトリンは友情だろう!?」

露商「いえいえ。ただ…………そちらのアメトリンはシトリンの割合のほうが多く……いえ、やっぱ何でもないです」

無職「気になるだろうが……はい、これ代金」チャリーン


露商「毎度ありがとうございます。……ああ、そういえば、なんですが」


無職「?」

露商「実は私、ケルセニスの方で本格的に宝石商を始めたいと思っていましてね」

無職「店を開くのか?」

露商「そのつもりなんですよ。ですが……そうですね、場所を変えてもまた巡り合うこの縁を祝福して」

露商「誰か一人、連れてきたのでしたら宝石をプレゼントして差し上げましょう」

露商「もちろん、女性の方に限りますが」

無職「縁って……おいおい、たかが二度巡り合っただけだろ? そんな、赤字になるだけじゃないのか?」

露商「まさか。これでも私の財布は肥えていますので。それに、今後お得意様になっていただければ、と」

無職「…………なるほど、商売上手ってわけだ」

露商「そういうものですからねぇ。では、こちらの箱に包装して……どうぞ」


無職「ああ、助かる―――」



…………ミニイベント『宝石商の微笑み』が追加されました
アクション『プレゼント』解放条件となりますので、自由行動ターンにて選択してください

…………自由行動ターンの選択肢が追加されました!
『アクセサリー屋』

なお、イベント時の商品の購入、あるいは行商人の市のような場所で安価募集した商品以外は、お金がかかりますのでご注意を
無職の現在の所持金額は『2500G』です。お金を集める方法は、ストーリー、アイテム売却、行商人の市で物を売り出す、冒険、探索などがあります

279 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/30(月) 22:06:46.36 ID:RCIIJ+XS0

…………。
……………………。


無職(まだ時間があるな……お土産も買っていくか。食べられて、コルミス独特のものが良いか?)

無職(……こういうのってあんま慣れてないんだよな)

無職(いつもは……クラスの関わったことのない奴が、旅行のお土産でーすって言って、クッキーを一つくれる、って感じだったから……)

無職(それをあげる側、しかも特定の人物に対してとなると、やっぱり喜んでもらえるものを買いたい)


無職(紅茶とか、目が見えなくとも淹れられるぐらいには、嗜んでるんだろうな)

無職(茶葉とか、ティーカップとか? 焼き菓子とかのほうが……)



(シスターが喜びそうな、『コルミス』を感じられるようなお土産…………>>安価↓1〜3 購入の描写はカットするかもです)

280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/07/30(月) 22:16:40.27 ID:2SqHqcsr0
魔石
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 22:28:44.42 ID:tweUYwMrO
小動物
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 22:29:09.69 ID:bRx2UHBDO
色々な種類の茶葉
283 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/30(月) 22:43:03.70 ID:RCIIJ+XS0

…………。
……………………。


無職(―――振ればしゃらしゃらと砂のような音がする、宇宙色の石と)

精霊『ふぃ!』クルン

無職(宙にぷかぷかと浮かぶ、食事を必要としないきつねのような精霊。薄ら赤く、姿かたちはぼやけたように輝いていて、ほんのり暖かい)

無職(この子がいれば、シスターちゃんの生活も、少しは助けられるんじゃないだろうか)

精霊『るぃ……るぅぅん…………』スリスリ

無職「こらこら、俺に懐くんじゃない……かわいい奴め」ナデナデ

精霊『〜〜〜♪』

無職(あとは……この辺で採れる茶葉を何種類か買って―――)



絵師「―――ああ、お待ちしておりましたよ」

無職「……出来上がったのか?」

絵師「はい。ご確認のほうを……目が見えないとのことでしたので、それに配慮して少し大げさに凹凸を描きました」

無職「これは……すごいな! 写真みたいだ……触っても、造形が目で見るようにわかる」

絵師「ふふ、職人ですから」

無職「ありがとう。これ、代金だ」チャリーン

絵師「ええ、ありがとうございます」


無職「…………また来るかもしれないな」

絵師「その時はまたここに寄ってください。いつでもお待ちしていますよ」



無職「そうするよ。それじゃあ―――」

284 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/30(月) 22:50:28.51 ID:RCIIJ+XS0

…………。
……………………。


馬車の主「―――なんか荷物増えてません?」

無職「気のせいだ」

馬車の主「あっ、そっすか」

馬車の主「そんじゃ、出発しますよ。飛ばしますから、尻を割らないようにしてくださいね」

無職「もう二つに割れてる」

馬車の主「アハハ! いやいや、面白い御仁だ―――」

285 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/30(月) 22:56:54.29 ID:RCIIJ+XS0

(中途半端ですけど、ここで一旦切ります)

(安価の数を軽く増やしてみましたが、このような感じで大丈夫でしょうか?)

(もう少しだけ安価を増やせるようにはします。セリフとか、他も初期と比べてなくなってきてる気がしますので)

(次回は廃教会から。感想、要望等ありましたならお書き下さると幸いです)

(質問も受け付けていますので、次回の更新で返していきます)

(では、おやすみなさい。次回のイベント終了後、増えたキャラたちのステータスを一回まとめますので、ご了承ください。新規キャラだけです)
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 23:41:27.15 ID:w9jHTrBA0

程よい感じだと思う
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/30(月) 23:54:30.19 ID:i3KWrFwh0

安価の数は今のままでも大丈夫かな
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 08:09:20.94 ID:L2uohC4DO

大丈夫だと思います
289 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/31(火) 11:46:28.20 ID:K5TwgnlI0
(乙ありがとうございます。安価はこのぐらいで行かさせてもらいます。では再開しますね)


…………。
……………………。


無職(―――うーん、黄色い花の髪飾り、買ってきたは良いんだが……気に入ってもらえるのか?)

無職(正直何あげても喜んでもらえそうではあるが)


受付「…………よぉ、こんなとこで突っ立ってどうしたんだ?」

無職「……お前は音もなく背後に忍び寄るのをやめろ。……ってか分かってんだろ―――うぉ」

無職「……何その荷物」

受付「いやー女ものの服ってどれが良いのかわからなくてな、片っ端から購入してきた」

無職「その財力はどこから?」

受付「そりゃ、日々汗水たらして働いた成果だろ」

無職「仕事してねぇだろハゲ」

受付「人がいないだけで働いてんだよ! つーかハゲちゃうわボケ!」


無職「とりあえず中に入るか」

受付「……サプライズって言ったって、ただプレゼントするだけだがな」

無職「変に凝って反応が薄かったら嫌じゃん」

受付「確かに―――」

290 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/31(火) 12:16:19.17 ID:K5TwgnlI0

…………。
……………………。


シスター「―――お、おにいちゃん? それに無職さんまで……どうしたんですか?」

無職「ん、いやな。シスターちゃん、コルミスのお土産が欲しいって言ってただろ?」

受付「…………っつーことで、コイツが今日コルミスのほうに行ったらしくてな」

シスター「ええっ!? きょ、今日行ったんですか!?」

無職「一日でも早く喜ぶ姿が見たいと思って」

シスター「…………まだ全然、お礼の準備も出来てないのに……」

受付「クハハ、別に今日お礼をするべきってことでもないだろ。それに、これはサプライズみたいなものだったからな」

シスター「サプライズ?」

受付「ああ。そういえば、あまり義妹のお洒落には気を遣ってなかったな、と」

無職「シスターちゃんを着飾るって計画を立ててたんだ」

シスター「ど、どういう……着飾るって、お洋服買ってきたの? おにいちゃん」

受付「いろいろあるぞ? ではさっそく着替えてもらおうか―――って思ったんだが、その前に」


無職「……俺の方でもアクセサリーとか買ってきててさ」

無職「良ければ、受け取ってくれないか?」

シスター「も、もちろんです! ありがとうございます、無職さんっ!」

無職「髪飾り、ブレスレット、指輪とかがあるけど、どれにする?」

受付「…………待て、指輪って―――」

シスター「え、えっと……少し気恥ずかしいですけど、指輪から……嵌めてもらえませんか?」スッ

無職「へ」

シスター「どうぞ……お願いします」

無職「う、うぉ!?」フワァ…

無職(いつぞやの重力魔法! ……指輪をはめる? 俺が? 冗談だろ!?)

受付「…………」

無職(顔がこわぁい!!!)


シスター「…………」テレテレ

無職「…………」


(バラのあしらわれた指輪。どちらの手の、どの指に嵌めよう? …………>>安価↓)
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 12:24:45.87 ID:hafkmjnN0
右手中指
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/07/31(火) 12:27:54.74 ID:FQbQMKAg0
意味合い的に妥当
293 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/31(火) 12:56:16.95 ID:K5TwgnlI0


無職(邪気を払う、みたいな意味もあったっけか)

無職「ま、運気が上がるおまじないみたいなもんだと…………シスターちゃん?」

シスター「えへへ…………」テレテレ

無職(?)


受付「…………その指輪、赤いバラが付いてるな?」

無職「ん、そうだが……それがどうした?」

シスター「……花言葉は『あなたを愛しています』でしたっけ……いえ、造花ですから、『いつまでも変わらぬ愛』、でしょうか?」

無職「え」

シスター「意外と……ロマンチストなんですね」

無職「……いや、それは―――」

無職(し、知らなかったなんて言いづらい)

シスター「ありがとうございます。大切にしますね、無職さん」キュ

無職「え、あ……ああ、うん」


受付「お前…………」


無職(違うんですよ)

294 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/31(火) 13:00:50.64 ID:K5TwgnlI0

…………。


精霊『―――ひゅぅん?』フヨフヨ


シスター「わっ! あ、あの、これは……?」

無職「精霊だよ。日常生活で何か役立てられたらと思ったんだけど」

精霊『るぃ……』スリスリ

シスター「きゃっ! ……ふふふ、くすぐったい!」

受付「……精霊か。確かに、あれなら寂しさも紛らわせるかもな」

無職「だろ? ……ああ、そうだ。次は―――」

295 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/31(火) 13:20:31.56 ID:K5TwgnlI0

…………。
……………………。


シスター「―――い、いっぱい貰っちゃいました……」

シスター「た、大切にします、けど……ちょっと恥ずかしいです」

無職「だ、だからあれは―――」

シスター「大丈夫です、わかってますよ。ふふ!」


無職(…………俺のあげたアクセサリーには、いろんな意味があったらしい)

無職(さっきの話で例を挙げるなら、バラは愛、だとか……アメトリンの石言葉は友情でもあるし、『初恋』の意味もあるんだとか)

無職(気が気じゃない。穴があったら入りたい気分だ)

シスター「えへへ…………///」

無職(幸せそうだから、良いのか? これは……これで)

受付「……」

無職(…………うん)


シスター「このお花も、私の部屋で活けさせてもらいますね」

無職「ああ、そうしてくれ。……で、最後のプレゼントなんだが」

シスター「ま、まだあるんですか!?」

無職「実は、な」


無職「…………これだよ」

受付「ロケット?」

シスター「……これを、私に、ですか?」

無職「開けてみて。……まあ、思い出を分かりやすく形に残しておこうと思ってな」

シスター「…………」カチャ

受付「絵、か? 俺と……お前、シスターの絵か」

シスター「…………わっ」サワ…

シスター「すごい……ふふ、これ、もしかしておにいちゃんかなぁ? こっちが、無職さん?」

無職「そうそう。真ん中はシスターちゃんだよ」

受付「触って確かめられるようになっているのか……!」

シスター「わぁ…………」

シスター「すごい、すごいです! 無職さん! 素敵なプレゼント、ありがとうございます!!」

無職「気に入ってもらえたようで何よりだよ」

受付「こればっかりはさすがとしか言えないな。思いつかなかったぜ」


シスター「えへへ……なんだか、幸せすぎて涙が出ちゃいそうです……」

受付「……クハハ、それにはまだ早いぞ?」

シスター「え?」

無職「こいつもこいつで、いろいろと買い込んでたんだ。シスターちゃんに似合うような、服をさ」

受付「さて、髪飾りやらと……だがやっぱり、最後を飾るのは衣服だろう」

受付「…………どうだ?」

シスター「!」


シスター「うん、うん! もちろん着るよ! ありがとう、おにいちゃん―――!!」

296 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/31(火) 13:31:58.58 ID:K5TwgnlI0


シスター「じゃあ無職さん、着付けをお願いしますね」

無職「ああもちろ…………ん?」

無職(うん?)


受付「い、今なんて?」

シスター「私、目が見えないので……シャツのようなものなら着れるのですが、新しい衣服となると時間がかかってしまい……」

シスター「それなら、無職さんに手伝ってもらった方が良いかと!」


受付「いや」

受付「いやいやいやいや」

受付「『良いかと!』じゃなくてね!? お兄ちゃん義妹の貞操観念とかが心配になってきたよ!? だ、ダメだ! 俺は許可しない!」

シスター「おにいちゃんの許可が必要なの?」

受付「うぐ」


受付「…………無職、なんか言ったらどうなんだ?」


無職「あうべろば」

無職「…………俺?」



無職「…………>>安価↓」(シスターの着付けをしてくれという頼みに、なんて答える?)
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2018/07/31(火) 13:38:02.57 ID:FQbQMKAg0
ああいいぞ。ただし、受付のやつも同伴でいいか?

この兄貴もさすがに義妹に発情はしないと思う
安価下
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 13:51:49.88 ID:2diHaUzIO
うえ
299 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/31(火) 14:10:54.89 ID:K5TwgnlI0

…………。
……………………。


無職「…………こ、こうか……?」

シスター「んっ……少し、胸のあたりがきついです」

無職「へ、へい!」


無職(―――おぃいいいいいい受付ぇえええええええ!!!)

無職(お前も手伝えよぉおおおおおおおお!!!!)

受付「…………そんな目で見るんじゃねぇ」

無職「…………」

無職(まぁ、俺がこいつと一緒にって言ったら割とガチで嫌そうな顔してたからな)

無職(受付曰く後が怖いらしい。とはいえ、俺が不埒な行いをしないかどうか、離れたところから見守っている)


シスター「……すみません、わがまま言って」

無職「い、いや! そんなことはないが……良いのか? 俺は家族でもなければ、他人で、しかも男なんだぞ?」

シスター「ふふ……本当です。魂が、少しいやらしいです」

無職「いやらしいって…………ん? 魂?」

シスター「あ……はい。私、盲目ではあるんですが……生き物の魂を見れるらしく、そこに関しては常人と同じように生活できるんですよ」

シスター「この前は、おにいちゃんに似ている魂の無職さんが扉に入り込んできてびっくりしましたけど……」

シスター「意外と違うものなんだって、最近気づきました。……無職さんの魂のほうが、ちょっぴりきれいです。今はちょっと、えっちぃ感じですけど」

受付「まるで俺の魂が汚いかのような言いぐさはやめて!」

シスター「…………」

シスター「…………ふふ」

無職(スルー)


シスター「…………無職さんは」

無職「?」

シスター「こんな私に……どうしてここまで親切にしてくださるのですか?」

受付「…………」

シスター「腿から先が巨大なサソリで、魔物よりも魔物らしい、こんな私に」

シスター「どうして……?」


無職「! …………クハハ」



無職「…………>>安価↓」(なんかかっこいいこと言ってください)
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 14:55:28.27 ID:hafkmjnN0
君が綺麗で美しいからだよ
外見だけの話じゃない、たとえ魂が見えなくても君の魂がそうであるのはよく分かるよ
301 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/31(火) 15:14:33.96 ID:K5TwgnlI0


シスター「ふ、ふぇぇ!? き、きれい……ええ!?」カァァァァ

無職(というか性癖ドストレートというか。そうでなくとも……)

無職「あの受付があそこまで自慢する理由が良く分かる。君は、誰よりも優しい」

無職「『見た目』が美しいんじゃない。『シスターちゃん』、君自身が美しいんだ」

シスター「わ、わ…………///」

無職「そんなこと気にする必要はないぞ。変に思うやつは、ここにはいないだろ?」

受付「まったくその通りだ。ああ! 俺の義妹は美しいんだ! あとかわいい!!!」

受付「良く言ったぜソウルメイト…………いや、『兄弟』!!」

無職「クハハ! …………ん?」


シスター「は、恥ずかしすぎますぅ……っ!」ブンブン!


受付「…………ん?」ヒュ

受付「―――ちょ!? 尻尾―――ぐぁああああああああ!!!」ドガァァァアアン!!

無職(なに!? そのサソリの尻尾ってネコとかの尻尾みたく感情表現で動くの!?)

受付「ク、ククク……こんなもの、愛しの義妹からのだと思えば屁でも―――あいたぁい!!」ドゴォン!!

シスター「えへ、えへへへへへへへ―――」


無職(…………わざと受付狙ってない?)

無職「…………」


無職(とりあえず着付けを続行しますねー…………)…イタァァァァイ!!

302 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/31(火) 15:23:49.58 ID:K5TwgnlI0

…………。
……………………。


無職(いろいろ着せ替えたが全部『かわいい!』で片付いてしまった)

無職(あとあとお礼をするから、良ければお友達も連れて来てくださいとシスターちゃんに言われた。俺の人脈に期待されても困るんだけども)


受付「…………随分と遅くなったな」

無職「そうだな。熱が入りすぎたみたいだ。行商人には書置きを残してあるから大丈夫だとは思うが……」

受付「久しぶりに義妹の満面の笑顔を見た気がするよ。プレゼントも喜んでくれたしな。感謝するぜ、兄弟」

無職「クハハ、そっちこそ、大切にしろよ? 良い子なんだから」

受付「ああ、当たり前だ! ちぃとばかし、俺にはぜいたくな気もするが」

無職「だからこそ、だろうが。ま、またなんかあったら呼んでくれ。一応ここには通い続けるつもりだが」

受付「そうしてくれると助かる」


無職(…………満天の星空だ)


受付「あの精霊がいるから、やっぱ兄弟は必要ないんじゃ…………!?」

無職「悲しいことを言ってくれるな。……それじゃあな、受付!」

受付「ああ、じゃあな」



無職(…………ああいうものが、家族ってやつなんだろうな―――)



…………サブイベント『新たなお友達』が追加されました
自由行動ターンにて選択してください
303 :ドーモ=デス ◆GgZ.pGaTW2 [saga]:2018/07/31(火) 15:26:46.88 ID:K5TwgnlI0

…………。
……………………。


受付『error』


…………X-イベント『再来の最終戦争』が始動しました
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