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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その6

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953 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/25(月) 21:28:44.82 ID:V7dKjkeh0
そもそもこのスレの女キャラは男より強いキャラ多いしな(ギルバートとシュタイナーの二人は男で別格だが)
女性最強キャラはやっぱノワールなのかなエリス一人じゃきつい竜より強いフローレンより強いらしいいし
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/26(火) 00:04:04.76 ID:mdmLUvFxO
皇帝の妾と現皇妃が対抗馬のメイドって改めてヤバイな……
作者がたまらずスキル獲得チャンスを別キャラに回す(しかも2回)かつ念押しでレベルアップありませんって言う辺り本当に異常な成長率なんだろうけど
955 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2019/03/26(火) 00:23:22.74 ID:/CbgLRQQO
何となく1スレ目の投稿されたキャラ設定見てきたけど、スレが進んでだいぶ変わったキャラ多いなぁ。

バーンズ:『いつかアベルと衝突することになるだろう』→衝突どころかエリスと交通事故 最近はスカーレットに搾られてます
フィーア:『全く戦う力を持っていない』→コンマ神のいたずらで速攻で設定ブレイクして先制攻撃スキル修得 最近は遂に魔力の槍まで投げ始めた
シア:『淫ピではない』→まごうことなき淫ピ覚醒
956 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/26(火) 10:08:53.28 ID:79Yx+8AA0
>>952
よしんば作者が金髪ロリの美少女だとして
これまでに吐血と仮死を繰り返して別個体が屍を築いているとしたら

……エスプレイドのアリスクローン……

陵辱通り越してトラウマじゃねえか
サーセン
957 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/03/30(土) 12:51:10.44 ID:Cn/D0XUoO
保守がてらツールでアベル隊何人か作ってみた。あくまで俺のイメージだけど
https://m.imgur.com/QLZPZOJ
>>1的にはどんなイメージで書いてるのか気になるところ
958 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 13:54:43.87 ID:5opcubM/O
エリスは(絵のタッチもあるけど)こんなナリで四天の一体をソロ討伐・赤竜をアベルと二人でケーキカット・妹組の連携奥義の反射やってのけたのか……

ちなみにこれ何てツール?
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 21:29:20.33 ID:Cn/D0XUoO
CHARAT(キャラット)ってツール。胸の大きさとかはいじれないけど
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 01:53:52.83 ID:vcnUCnsjO
エリスは16歳(フィーアに次ぐ全キャラ二番目の若さ)かつ身長低め(エメリナよりは上)みたいだから、実際見た目はかなりあどけないんだろうな
それに反して戦績と現在レベルが殺戮兵器みたいだけど
そして読み返して気づいたけど、鍛錬大好きなマークス、アドルラン、アルフォート全員同い年(26歳)ってちょっとすごいな。平和になったらよくつるんで酒飲みそう
961 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 17:56:32.48 ID:5XTcDzrs0
こんばんはー
すみません、まさか本当に一週間何もできなくなるとは……やはり3月末は地獄そのものです
報告の期限を切りかねなかったので、取り急ぎの生存報告です
うまくいけば今日の22時過ぎ、来れなかった場合は一日飛んで4月2日あたりから生クリームエリスから再開しようと思います

>>957
まさかのキャラ作成ありがとうございます!
しかもほぼ私のイメージに近くてさらにびっくりです。頭のアホ毛はもしかしたら逆輸入するかも
ちなみに私のイメージではアーシャの服はゆったり袖付、ロウルは常時フード付きローブかマント着用。シアはもう少し髪が長い感じです
>>958
エリスのイメージは私の中でも大体こんな具合です。背も低めで小柄の部類
彼女の場合、身体能力は魔法で上げられるので大型相手にも普通に戦えます
962 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 22:20:47.25 ID:5XTcDzrs0
こんばんはー
なんとかなりましたので、短いかもしれませんが幕間3の続きを投下していきます
963 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 22:22:20.09 ID:5XTcDzrs0
――





諦めずに料理の勉強を続けてよかった。
心の底から、エリスはそう断言できる自信がある。

焼き上げた数々のケーキは、そのどれもが称賛された。
大切な人達が、自分の料理で笑顔になってくれる。
これ以上幸せなことはないだろう。

だからこそその大量のケーキの裏に隠された本当の目的が……
盗み見てしまった王国の卑猥な本の内容を実践するためなどという、浅ましい欲望なのが心苦しい。
しかし全ては敬愛する主人のため。


「や、やっぱり恥ずかしいです……」


そう覚悟を決めても、羞恥心が消えることはない。
自ら服を脱ぎ捨て、局部どころか全身に生クリームを絞り、己を盛り付ける。
普段は己を主人の剣と称する従者も、まさか己を料理にすることになるとは夢にも思わなかった。
性の世界は深いのだと思う反面、この行為は普通ではないと否定したい気持ちも生まれてくる。
余計なことなどせずに、ただただ想い人と同じ毛布にくるまるだけでは駄目なのか。


「んっ、く……くすぐったい……」


だが、幸か不幸か。
自分の目の前で、聖国の聖女はおよそ普通ではない方法で愛され、快楽を得ていた。
普通の純粋な愛を望むだけでは駄目だ。望むだけでなく、与えなければならない。
メイドは主人に仕える者。主人に奉仕をせねばならない。


「アベル様、喜んでくれるかな……」


あの魔本に書かれた言葉が事実であれば、きっと主人にも満足して貰える筈。
自分の身体を白く染め上げながら、従者はその時を待つ。




――

964 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 22:23:24.60 ID:5XTcDzrs0
――



「……」



指示された時刻通りに部屋を訪ねたアベルは、戸を開くと同時に閉めた。
中から声が漏れ聞こえたが、流石に理解が追いつかない。
だが理解できる者が果たしてこの国に何人いることだろう。
戸を開けるなり、生まれたままの身体にクリームをたっぷり載せた愛する少女が横たわっていた。
この光景を見るなり理解できる者は、相当な変質者だろう。

「……」

その変質的な行為を、おそらくは彼女が自ら行ったのだろうという事実に、アベルはたまらず頭を抱える。
王国や帝国の所謂腐った連中ならば、従者に妙な性癖を押し付けていても不思議ではない。
しかしながらここは自分の城塞であり、ましてや彼女にそんな馬鹿な真似をする命知らずもいない。
つまり消去法で、アレはエリスが自ら行った行為であると結論付けるしかないのだ。

「……っ」

そうなると次はそんな行為に及んでしまった理由探しになるが、これはすぐに見当がついてしまう。
いくら一夫多妻を容認してくれているとはいえ、やはり本当は不安で寂しかったのではないだろうか。
当たり前だ。普通であれば、男女ともに一人づつが夫婦となるのだから。
彼女の優しさに甘え、己の果て無き欲望からさらに三人も手を出してしまっているのだ。
大体彼女は言っていなかっただろうか。自分だけが傍にいられないと。
気丈に振る舞うものの、彼女は繊細で傷つきやすい一面も持つ。


ああ、どうしてもっと早くに気がついてやれなかったのだろう?


「――よし」

覚悟を決める。
決して君を蔑ろにしていたのではないと。本当に心の底から、愛しているのだと。
今一度、その身に刻み付けてやろう。
もう二度と、寂しい思いはさせない。もう二度と、妙な真似をしなくても済むように。





――今日はいつも以上に、可愛がってやろう





面食らいはしたものの、クリームで飾られた彼女は酷く淫猥で。
初めてみる光景ではあったものの、アベルの中の雄は明らかな昂ぶりをみせていた。

無意識に笑みを浮かべ、アベルは再度手を伸ばす。




――
965 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 22:24:24.44 ID:5XTcDzrs0
――



「ア、アベル様――」

「すまないエリス。もう大丈夫だ」


再度入室するなり、涙目となっていたエリスが僅かに笑みを浮かべる。
おそらくは彼女としても相当な勇気を振り絞った行為なのだろう。
それをいきなり拒絶するような反応をしてしまえば、この顔も当然と言える。
心中でしくじったと己を罵りながら、アベルは今度こそはとゆっくりと近寄る。

実に見事な盛り付けだ。
元々白い身体は、さらに白いクリームで覆い隠されている。
衣服を着ていないことはわかるが、結構な量のクリームが守護の衣のようだ。


「――なるほど、面白い。こういったものもあるのか」

「あの、アベル様、その……」

「ああ、わかっているよ。安心しろエリス……」

「んっ……」


軽く口付けをして、言葉を遮る。
この甘い口付けも、やがてはさらに甘くなっていくのだろう。

「ぁ……」

「そんな顔をするな。すぐにまた、何度でもしてやる。だが今は……」

言うや否や、アベルの指が胸元をつつく。
柔らかなクリームの層をつぷりと抜ければ、先程のケーキにも負けない柔らかさと弾力が指先を愉しませる。
いつまでも堪能できそうではあったが、ここで遊び続けるわけにもいかない。
名残惜しげに去っていく指には、クリームが僅かについていた。


「……美味いな。先程のシフォンケーキもよかったが、俺は『このケーキ』の方が好みかもしれん」

「アベル様――っあ!?」


指先に残るクリームを舐めとり、笑みを浮かべるアベル。
次の瞬間には『ケーキ』へと齧りついていた。
柔らかなスポンジを甘噛みし、舌先で舐めとると同時に緩やかな刺激が与えられる。

「ん、ふぁ……アベル様ぁ……」

じれったいような、くすぐったいような。
胸元だけでなく、今度は首元が舐めあげられる。
かと思えば今度は腹を這いずり回る舌は、徐々に快楽へと変わっていく。


966 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 22:25:46.19 ID:5XTcDzrs0
主人に身体を舐められる。こういった行為は初めてのことではない。
しかし全身にクリームを塗ったせいだろうか?
以前のそれ以上に、念入りに丁寧に隅々まで舐めあげられている感じがする。


「くっ、ふぅぅ……!」

「ほらエリス、口を開けて……」

「ん、はっ……ちゅる……ぁ……」

「どうだ? 甘くて美味いだろう?」

「ふぁい……」


肌をゆっくり這う舌の感触は、じわりと身体の奥底に熱を持たせていく。
そんな舌先で掬い取られたクリームが、口移しで運ばれてきた。
熱で溶けたそれは唾液と混ざり合い、あっという間に口内を甘さで満たしていく。
さらに舌を絡め取られ、口内を撫ぜ回されれば、全てが塗り潰される。
甘い、甘い。どうしようもなく甘い。ケーキに添えた時とは違う。それ以上の甘さだ。


「ん、エリス、まだだ……っ」

「んくっ、んふぅぁ……」


幾度となく繰り返される甘い口付け。
身体だけでなく、頭の奥底まで痺れてくるような感覚がエリスを襲う。
むせ返るような甘さが理性を奪っているのだろうか。
甘ったるいクリームにも劣らない喘ぎ声が漏れてしまう。

「あ、ああっ……!」

そして再び舌が全身を這いずり回る。
首筋から鎖骨、脇腹から臍まわりまで丹念に。
あれ程あったクリームが、いつの間にやら大きくその量を減らしている。
舐めとられたのか、あるいは体温で溶けきったのか。
蕩けきった頭では、もはやそれもわからない。

「んぁ……アベル、様……こっち、も……」


甘い香りにふわつきながら、いつの間にかエリスはアベルを誘導していた。
唾液とクリームの残骸でべたべたになった柔らかなスポンジ。
その頂では果実が二粒可愛らしく揺れている。
まるでクリームだけでなく、自分達も食べてくれといわんばかりに。

「ああ、わかっているよエリス」

「くぁっ!? ん、んんんぅっ!」

そして望み通りに、貪り食われる。
じゅるじゅるとわざとらしく啜られながら、舌先で転がし回されればたちまち張りつめる。
軽く歯をたてられれば、もう声を我慢することもできない。

967 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 22:27:21.56 ID:5XTcDzrs0



「あ、あぅ……あ……アベルさまぁ……」

「クリームもいいが、やはり俺はエリスの味そのものも好きだな」


襲い来る快楽と充満する甘い匂い。
そこに追い討ちをかけるかのような恥ずかしい言葉に、エリスの顔は朱に染まる。
普通にこういった行為をすることも恥ずかしいというのに、今は更に恥ずかしい。
この甘い匂いが原因だろうか。それとも自分が本当に食べられているような錯覚を覚えるからだろうか。

(私の、味……)

主人の感想を噛みしめる。
恥ずかしいし、食べても美味しいわけがないだろう。
もし自分に味があるとすれば、土埃や鉄の味だという思いがある。
それを覆い隠していたクリームも、ほとんどが無くなってしまった。

(あ……)

そんな折、視界の片隅にあるものが入った。
――自分に乗せきれなかった生クリームが盛られたボウルだ。
ケーキに後から添える様に、自分にも後から添えることもできるかもしれない。
そうすれば、再びこの全身を味わい尽くして貰えるかもしれない。

「……」

「エリス?」

徐に、エリスが上半身を起こす。
溶けたクリームがたらりと彼女の裸体に白いスジを残す様を見つつ、アベルは頭に疑問符を浮かべる。
残された場所はあと僅か。このままそこに顔を埋めてやろうと思っていた矢先の行動。
そんな彼の疑問に答える様に、エリスはボウルを抱えると口を開いた。

「その、アベル様? 失礼致します……」

そっとアベルの手を掴みあげる。そして……

「ん……」

「っ!?」

その手は、クリームの入ったボウルへと運ばれた。
冷やりとした感触の後、自分の手が何かに包まれる奇妙な感覚。
そしてそれを実感するよりも先に、エリスは動いていた。


「ん、んちゅ……」


生クリームに塗れた主の指を、丁寧に舐めはじめたのだ。



968 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 22:28:48.56 ID:5XTcDzrs0


「エ、エリス……っ!? くおっ……!?」

「ん、はふ、んむ……」

仔猫の様に、生クリームと指先を懸命に舐めあげるエリス。
ぞわぞわと来るくすぐったさと、懸命な少女の様子が視覚の暴力となってアベルに襲い掛かる。
経験したことのない悦楽に、色事の知識が深い彼が堪らず呻き後手に回った。

(これが、アベル様の味……)

その隙を逃すことなく、エリスは丹念に指先への奉仕を続ける。
黒騎士として剣を振るってきたアベルの指は、普段の鍛錬のせいもあってボロボロだ。
回復魔法が使えず、また薬草などで手入れもしてこなかったのであろう傷の多い無骨な指。
しかしエリスにとっては自分を救ってくれた、自分を撫でてくれるとても愛おしい指。

(うん、アベル様の仰った意味がわかったかもしれません……)

(もう、クリーム残ってないのに、アベル様の味――大好きです……)

うっとりとした表情で、もう甘みの去った指を丁寧にしゃぶり上げるエリス。
五指を全て頬張るようなはしたない真似はできないし、入らない。
一本一本を大切に、心を込めて慈しみ、唾液にまみれてふやけるまで、舐め倒す。

「んちゅ、ん、んっ、じゅっ……んぅ……はふっ……」

「エリス……」

小指を舐め終えたエリスは、一度顔をあげてアベルを見つめる。
口の端にクリームを残したあどけなさと、反対の端からつぅと銀の粘液を垂らす淫らさ。
翠の瞳を潤ませた彼女と向き合いながら、アベルは口を噤む。

「……」

「あ……」

そして無言のまま、もう一方の手をボウルの中へと沈める。
引き抜けば、そちらもまた白く染まった。
言葉は無い。ただそれをゆっくりと目の前まで持っていく。
今度は、少し高さを変えて。

「はむ……」

命じられる前に、もう奉仕は始まっていた。
見上げる様にしながら、クリームが滴り落ちないように素早く、かつ丁寧に舐めあげられていく。

「……指は、まだだったな」

「んひゅっ!? ん、んふ……んちゅ……」

そして奉仕の最中、あいていた従者の指も白く染め上げられ、同様に啜られ舐められていく。
背中を突き抜けるような感覚の中で、それでも奉仕を止めることはない。
主従がお互いの指に甘いものを塗りたくり、舐めあう。
およそ普通であるとは言い切れない行為だが、甘ったるい空気に毒された二人が止まることはなかった……




――
969 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 22:30:44.00 ID:5XTcDzrs0
――


……


その部屋では、しばらくの間は水音とくぐもった声しか響いていなかった。
どれだけの時間そうしていたのか、もう当事者にもわからない。
甘い香りが充満する部屋の中で、互いに舐め合っていた二人はその思考を鈍らせている。

余裕があった生クリームは、お互いの身体に塗り合わされることとなった。
愛する人の『味』を愉しむための添え物。飽くことなく主従はお互いを舐め合う。


「あむっ……ふぁ、はぁっ……アベル様……」

「んっ、ちゅっ……ふ……エリス……」


全身をクリームと唾液でべとつかせながら、それでも止まらない。
部屋の匂いだけでなく、舐めとり続けてきたクリームの量も相当なもの。
口の中が、身体の中が、何もかもが甘ったるい。
ともすれば胸焼けさえ起こしかねないが、二人はそれも気にしない。

「エリス、ほら……」

「ん、んくっ……」

ケーキの供といえば、紅茶。
それは二人にとっても例外ではなく、先程のケーキを食した際にも飲んでいた。
――これはそれの残りだろうか。冷え切り、かつ濃く渋くなりすぎたそれはもう美味とはいえない。
しかし今の甘さを流すにはそれが丁度よかった。
一口紅茶を含んだアベルは、口移しでエリスへ流し込む。

「は、ふっ、んぅ……!」

一気に広がる渋み。紅茶はあれ程渇いていた喉を唾液と共に潤し、甘味への欲を再燃させる。
身体を離し、幾度目になるかわからないがボウルへと手を伸ばし……

「あ……」

そしてその残量から、この甘い宴の終わりが近いことを悟る。
使いきれるかどうか怪しかった量のクリームも、こうなってしまえば物足りないとすら感じてしまう。

「もう、ありませんね……」

「お互い、あと一回といったところか」

「……」

「……」

二人はどちらからともなく、綺麗に残ったそれを当分する。

「では、最後はここを頂こうか」

「んぁ……! で、では私は、こちらを……」

「っ……」

そしてそれは、躊躇いなく二人の性器へと盛り付けられた。



970 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 22:31:54.23 ID:5XTcDzrs0
――



「はむ、ん、んちゅ……! じゅ、っ……!」


硬さを増していくアベルの肉棒が、生クリームと共に吸い上げられていく。
本来であれば決していい匂いではないそれを、懸命に頬張れるのは甘さの助力なのか。
あるいは、これも甘い空気にあてられたせいなのか。
頬を染めながらも、少しばかり積極的な奉仕にアベルの腰も僅かに浮き上がる。

「っぁ……エリス、そろそろ大丈夫だ……」

「ぷぁ、上手くできたでしょうか……?」

「ああ……」

一度口を離したエリスから、たらりと白い粘液が零れ落ちる。
まだ射精はしていないというのに、唾液と混ざったクリームはまるでそれを錯覚させる。
流石に直接口内には出せない。生臭い精液と甘いクリームの混合液などとても飲めた代物ではないのだから。
しかしそれを補ってくれるかのようなこの光景は、雄の欲望を加速させるには十分過ぎた。
労うように頭を撫でた後、アベルはゆっくりとエリスの秘所へ顔を近づける。

「――今度は俺の番だな」

「ひっ、うっ!?」

覚悟は決めていても、やはりクリームと共にゆったりとそこを舐められる刺激は強い。
それだけでなく、時折舌先でクリームが中へと押し込まれていく。
未知の感覚は、経験の浅いエリスには尚のこと大きな刺激となる。

「じゅ、ぢゅる……っふ……ちゅ……」

「ひゃぁ……ァベル様、こんな、恥ずかしぃ……!?」

下腹部に集まる熱が、クリームをとろとろと溶かしていく。
それとは別にとろりと溢れだした蜜と混ざり合ったものが、大きな音と共に吸い取られる。
羞恥の感情を煽るような行為に、当然エリスの顔はますます紅潮していくが、アベルはそれこそを目的としている。
やはりエリスは普通の営み以外の行為には依然として恥ずかしい感情が強いのだろう。
それでもこういったことを受け入れてくれるのは、彼女の優しさか愛か。
ならば自分もそれに応えようと、アベルの愛撫も激しさを増していく。

「ああ、エリス……ここも、甘くて美味いぞ?」

「やあぁ……」

消え入りそうな悲鳴をあげつつも、抵抗はない。
膣内を舌に掻き回され、クリームも蜜も掻き出されて。
ぐずぐずになるほどに解されて、ようやく舌が引き抜かれた。

「エリス……」

「アベル様……」

だが、これで終わりではない。
クリームが無くなれど、デザートはまだ残っているのだから。
再び見つめ合いながら、二人の影が重なった。

971 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 22:33:20.13 ID:5XTcDzrs0
――



「んっ……く、アベル、様……!」

「エリス……っ!」


正面から抱き合い、お互いを密着させる。
これ以上ない程にべたついた身体は、心地よいとはお世辞にも言えない。
それでもエリスは、この状況が好きだった。

後ろから激しく突かれる……目の当たりにした行為に、全く興味が無いと言えば嘘になる。
後ろの穴を弄られることにも、恐怖とはまた別の感情があるかもしれない。
それでもやはり、数える程度の経験しかない身でも、これが一番であると言いきれた。

(アベル様……!)

身体の内側を抉るようなこの感覚は、気持ちいいと思う反面まだ慣れきってもいない。
それでもたまらない多幸感に包まれるのは、ひとえにアベルの姿がそこにあるからだ。

「んぅ……!」

「……!」

吐き出される荒い息。
べたついた肉体同士がぶつかりあう音。
結合部のぐちょぐちょといった恥ずかしさを感じる音。
どれも、慣れ切っていない。
それでも腕を伸ばせば、彼もそれに応えてくれる。
頼もしい背中に腕をまわせば、安心感が全身を包んでくれる。
そして……

「ん、れろ……」

「っ! ん……」

頬に僅かに残っていたクリームを舐めとり、甘さとアベルの味を感じ取る。
遅れてアベルもそれの真似をし、口内にクリームとエリスの甘さを広げる。
全身でもって愛を感じられるうえ、今日は味覚でも愛を感じられた。
わざわざ本にするほどなのは、これが理由なのか。
しかし思考を纏めることはもうできない。
いつも以上に密着したこの状態で突かれ続けては、とても持つ筈もない。



「エリ、ス……すまない、もう……ッッ!」

「ふぁ――ぁ―っ、んぅ〜〜〜〜〜〜ッッッ!!」


奥底を穿たれ、エリスの身体が一際大きく跳ねる。
直後に容赦なく精が吐き出され、外側だけでなく内側まで白く染め上げられていく。


「はぁ〜……はぁ〜……」


大きく息を吸い込めば、甘い残り香がやってくる。
この香りは、お互い舐め合ったあの味は、嫌いではない。
それでも……


「エリス……」

「アベル様ぁ……」


やはり一番は、この味かもしれない。
軽い口付けをかわしながら、エリスはくたりとその身を横たえるのであった。



――
972 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 22:36:09.46 ID:5XTcDzrs0
――





アベル「……」ギュゥ…

エリス「……はふ」ギュゥ…

アベル「……落ち着いたか?」

エリス「は、はい……」

アベル「その、すまなかったな……」

エリス「え?」

アベル「俺もこの甘さに頭をやられたのか、随分とあちこち舐めまわしてしまった気がするが……」

エリス「い、いえそんな! 私こそ、アベル様を……///」

エリス「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁
973 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 22:37:18.84 ID:gy5DS7DDO
はい
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 22:37:41.62 ID:eBa6ldyPO
そぉい!
975 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 22:37:44.73 ID:YV2DZzAk0
何の判定だ
976 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 22:38:13.51 ID:umjeVJQnO
とりゃ
977 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 22:43:36.96 ID:5XTcDzrs0
特殊判定結果

エリスの生クリームプレイお気に入り度


84(また……やってみたいです///今度は他の食べ物も……?)

※かなり気に入ってしまったようです

※アベルとの口付けやペロペロ願望もあわせて強くなりました


――


エリス「で、でも……アベル様を舐めて、アベル様に舐められて……」

エリス「私自身がケーキみたいになるというのは不思議な感じでしたけれど……」

エリス「――よ、よかったです///」

アベル「そ、そうか……その……」

アベル「俺もだ……///」

エリス「……///」

アベル「……だが、些かこの方法は難があるな」

アベル「俺も気に入ったことは認めるが……」

アベル「今の帝国で、毎回こんな大量に生クリームを消費するのは贅の極みだろうし……」




アベル「何より――後始末が大変だ」ベタベタ




エリス「そ、そうですね。身体も改めるとどこもべたべたで……」

アベル「そうだな……」

アベル「……」

アベル「まあ――それならば風呂に入ればいいだけのことだ」ヒョイ

エリス「ふぇ!? ア、アベル様、私を抱えてどちらに……!?」ワタワタ

アベル「だから言っただろう? 風呂だ。エリスもこのべたつきは落としたいだろうに」

エリス「そ、それはそうですけど、その……///」

アベル「ん?」





エリス「ご、ご一緒いたします……///」




――


幕間3 おしまい
978 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 22:45:38.83 ID:eBa6ldyPO
このあと滅茶苦茶()
そして順調に各ヒロインの性癖が歪んでいく
979 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 22:47:36.54 ID:5XTcDzrs0
――



【聖国・聖王宮】


シュタイナー「……何故でしょうか」

シュタイナー「帝国が、浮かれているような気がしますね……」

シュタイナー「さて、どうしましょうか」


特殊判定
↓1〜2コンマ二桁
980 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 22:49:28.45 ID:eBa6ldyPO
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 22:49:49.27 ID:gy5DS7DDO
はい
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 22:50:07.46 ID:umjeVJQnO
ここでかよ!?
983 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 22:52:07.25 ID:eBa6ldyPO
とりあえずありがとう妖怪1多い
984 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 22:55:57.91 ID:5XTcDzrs0
特殊判定結果


1天使・改の奇襲

45<50

※基準値を下回ったため行われず

2四天・竜の奇襲

27<80

※基準値を下回ったため行われず


――


シュタイナー「……いえ、やめておきましょう」

シュタイナー「今はまだその時ではない」

シュタイナー「まずはアルフォンスを失い狼狽える民達を宥めるのが先決です」

シュタイナー「仮に帝国を滅ぼせたとして、民の動揺は収まらないでしょうからね……」

シュタイナー「…………」


――

※奇襲が回避されました。聖王の次の奇襲まで帝国の安全が確保されました

※次回判定時、奇襲率が上昇します
985 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 22:58:52.09 ID:5XTcDzrs0
幕間3とイベント明けの奇襲判定が終わったところで今日はここまで
うーん、普通のも難しいが生クリームってもっと大変

スレ残量が微妙ですが、続きや新スレはまた後日
だいぶ間が空いてしまいましたが、今後ともよろしくお願いいたします
明日は少々来れるか怪しいですが、上手くいけば22時過ぎに始められるかもしれません

本日もありがとうございました!
986 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 23:00:51.16 ID:ufcxFyhJ0
おつです
無理をなさらず!
987 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 23:01:05.53 ID:eBa6ldyPO
おつおつ。3月だし忙しいのはしゃーない。
あとスレも残り僅かだし、続きは新スレ建ってからかな?
1000ボーナスもあるし
988 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 23:02:09.16 ID:YV2DZzAk0
乙乙シュタイナーが荒ぶらなかったのってもしかしてはじめてかな
登場するたびなにかしらおきてたし
989 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 23:02:50.51 ID:5XTcDzrs0
と思ったけどほんとに残りわずかだったんで、今日中に新スレだけ立てておこうと思います
判定はちょっととるの難しそうなんで、何か質問などがあれば
この判定やってないんじゃない?という指摘もうけつけております
990 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 23:04:04.46 ID:umjeVJQnO
おつおつ
控えめに言っても生クリーム最高でした。次はお風呂プレイですねわかりま(ry
991 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 23:07:16.91 ID:2C26qTrA0
乙です
ペット属性ある娘多すぎ良いぞもっとやれ
992 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 23:15:58.10 ID:i6jpa0LA0
乙です
生クリームプレイワロタww
次スレはいったいどんなゾロ目が出るのか…
993 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 23:15:58.19 ID:5XTcDzrs0
次スレになります

https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1554041371/
994 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 23:17:30.18 ID:5XTcDzrs0
特に質問が無ければ、このスレは埋めてしまって結構です

1000ボーナスは例によって例の如くゾロ目チケットと無茶ぶり以外でお願いします
995 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 23:17:30.73 ID:uz//5ziD0
乙です
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 23:18:23.31 ID:gy5DS7DDO
新スレ乙
埋め
997 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 23:21:10.56 ID:uesD1GTJ0
新スレ乙
アドルランとルーシェ・ヒバリの関係も何とか進展させてあげたいな
1スレ目で完璧な恋愛感情の一方通行が定まったおかげでアドルランがユニークなキャラに固められたのも事実だが
998 : ◆gEU9La026k [saga]:2019/03/31(日) 23:22:35.99 ID:5XTcDzrs0
埋め補助
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2019/03/31(日) 23:22:41.03 ID:Q6Fj8Byk0
>>1000ならパトラ→アベルのフラグ回収
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2019/03/31(日) 23:22:49.16 ID:m15jY1WbO
>>1000ならアーシャVSシア、ペット(奴隷)勝負ほんわか仕様
1001 :1001 :Over 1000 Thread
              /\
            /:::::/
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