【安価・コンマ】淫獣シミュレーター

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552 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 11:32:38.96 ID:EXcSrmST0
「うん、ぼくも行くよ」

「蘭のお母さんにバレないように、ほら」

 ぬいぐるみのフリをしたせいりゅうを胸に抱くと、葉月は家を出た。
 帰り道、葉月がぼそっと呟いた。

「蘭…ぬいぐるみ、好きなのかな」

「うん。あんまり大っぴらにはしたくないみたいだけど」

「…」

 複雑そうな顔で黙り込む葉月。せいりゅうを抱く腕に、力がこもる。

「…ほんとは、あたしも」



安価下コンマ
01〜30 何も起こらない
31〜50 老人
51〜70 少女
71〜98 老人と少女
ゾロ目 ↑+敵襲
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 11:33:16.16 ID:dNQnlw1oo
んあ
554 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 11:42:09.02 ID:EXcSrmST0
「…葉月も、本当はああいうのが好きなの?」

 葉月は、小さく頷いた。

「でも…あたしらしくないから」

「そうかな?」

「あたし…蘭が羨ましいわ」

「…」



 家に着いた。葉月はこれから食事して、お風呂に入って、寝るのだろう。さて、どうしよう。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 11:54:46.65 ID:jhluVWkaO
先ほどの警察部隊について調べてみる
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 12:09:13.60 ID:AI1bPeeLo
>>555
557 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 12:28:07.12 ID:J09gsaWu0
>>555
558 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 13:01:29.97 ID:EXcSrmST0
「警視庁…と、とくしゅげんしょう、たいさくか…だっけ?」

 舌を噛みそうな名前だ。あのお爺さんが、今後自分たちに関わってくるのであれば、調べておいたほうがいいだろう。
 紙切れに『調べ物をしてきます』と書き置いて机に載せると、せいりゅうは窓から外へ出た。



安価下コンマ
01〜50 成果無し
51〜70 警視庁舎で何か噂している
71〜80 警視庁舎から出てくる鷹栖を見つけた
81〜90 警視庁舎から出てくる鷹栖と少女を見つけた
91〜98 警視庁舎から何か運び出している
ゾロ目 ↑+敵襲
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 13:05:13.80 ID:vXGMtEtwO
んぽぽ
560 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 13:13:07.89 ID:EXcSrmST0
「…ここが警視庁」

 随分と迷ったが、どうにか辿り着けた。どうやって中に忍び込もうか考えていると、一台の車が建物の前に停まった。と思うや、一人の老人が建物の中から出てきた。

「! あの人」

 間違いない。あの時会った、鷹栖だ。彼は黒塗りの車に乗り込んでいる。このまま、どこかへ行くのだろう。



安価下 どうする?
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 13:19:04.50 ID:ADgpvidmO
うまいこと車にしのびこむ
562 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 13:26:25.75 ID:EXcSrmST0
「…いまだ!」

 瞬時に飛び立ち、車の中に忍び込んだ。間一髪でドアが閉まると、車が走り出した。
 走る車内で、鷹栖は重々しい顔で、何度も溜め息を吐いている。

「悩み事ですか」

 運転手の質問に、溜め息で返す。

「…ああ。人には言えないことだが」

「そうですか」

 それ以上、運転手は追求しなかった。



 辿り着いたのは、一軒の大きな住宅であった。
 車を降り、ドアを開けると、玄関には一人の老婆と、黒髪の少女が立っていた。

「おかえりなさい、あなた」

「おかえりなさい、お父さん」

「ああ、ただいま」

 老人が初めて笑顔を見せた。
 一方のせいりゅうは、明らかに蘭たちより年下の少女が、この老人をお父さんと呼んだことに驚いていた。てっきり、祖父だと思っていたが…

「ご飯はできていますよ。さあ」

「ああ」

 靴を脱いで家に上がる。せいりゅうは…



安価下 どうする?
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 13:42:34.90 ID:22tWn8o+o
スニーキング続行
564 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 13:50:24.36 ID:EXcSrmST0
 一瞬の隙を突いて、家の中に忍び込んだ。

「…」

 見ると、4人で食卓を囲んでいる。先程の老夫婦に少女、それから中年の女が、少し離れたところで食事していた。
 会話の内容は、少女の学校のことや、最近の仕事ぶりなど、当たり障りの無い話題のようだ。それから、中年の女は少女の母親ではなく、この家の家政婦のようだ。

「ごちそうさまでした」

「!」

 家政婦が、食卓を片付け始める。老人は新聞を広げ、その向かいにお婆さんが座って、少女が部屋から出てくる…



安価下コンマ
01〜30 やり過ごす
31〜60 少女に見つかる
61〜80 老人に見つかる
81〜98 少女がお風呂に入るようだ
ゾロ目 …えっ、一緒に入るの?
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 13:51:24.01 ID:o2Nwwbvio
せー
566 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 13:54:43.93 ID:EXcSrmST0
「…危なかった」

 少女は2階に上がっていく。家政婦がコーヒーを淹れて、夫婦がそれを飲んでいる。

「…本当に、その、特殊現象何とかってあるのかな…?」

 だんだん、疑問に思えてきた。親子の年の差は疑問だが、それを差し引けば蘭や葉月と変わらない、一般的な家庭に見える。ここで、自分たちの戦いに関わるほどの秘密が得られるとは思えないが…



安価下 どうする?
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 13:57:10.05 ID:dNQnlw1oo
少女をストーカーしよ
568 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 13:59:05.36 ID:EXcSrmST0
いったんくぎる
569 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 17:20:49.04 ID:EXcSrmST0
 少女は、2階にある自室に入っていった。ドアの隙間から覗くと、机に座って勉強をしているようだ。
 家の中で、この部屋だけ壁紙が鮮やかだ。置いてある家具もファンシーだし、棚の上には人形まで置いてある。一方で、その中に数点だけ、古そうな家具も混ざっている。どちらかと言うと、そちらが元々使っていたものなのだろう。この部屋だけ、後から作り変えたのかも知れない。
 部屋の中には、特に変わったものは見当たらないが…



安価下 どうする?
@見張り継続 コンマ70以上で見つかる

A中に入る

Bその他要記述
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 17:26:13.82 ID:b1ZBh72Ro
2
571 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 17:40:28.98 ID:EXcSrmST0
 ___がちゃり。

「お父さん? …!?」

 ドアを開け入ってきた、小さな青い竜を見て、少女が固まった。

「…やあ」

「え…しゃ、しゃべった…?」

「ストップ! おうちの人は呼ばないで良いよ。君に、危害を加えるわけじゃないから」

 せいりゅうは、机の上に飛び乗った。

「ぼくはせいりゅう。きみは?」

「あ、朱音…鷹栖、朱音」

「朱音。…下にいるのは、きみのお父さんなのかい?」

 朱音は頷いた。

「警察の人なんだ?」

「うん。前の役職は、最近、辞めちゃったけど…今は」

 そこまで言って、はっとなった。

「…せいりゅうは…その、魔法少女と何か関係があるの?」

「! 2人を知ってるのかい? …あの2人に変身する力を与えたのは、ぼくだ」

 次の瞬間、朱音は立ち上がった。

「お父さんが、あなたを探してる。来て」
572 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 19:38:28.10 ID:EXcSrmST0


「まさか、君から来てくれるとは」

 書斎の机の上に座ったせいりゅうを、鷹栖はじっと見た。

「もう少し段取りを踏んで、こちらから会いに行く予定だったのだが」

「その、警視庁とくしゅ現ジョーなんとかかんとかってのは」

「特殊現象対策課。未知の現象やエネルギーの関与する犯罪行為に対抗するため、秘密裏に設立された組織だ。私が課長に就任する以前から、この課ではこことは別の世界にある、強大なエネルギー源の存在を感知し、観測してきた」

「! まさか、スタースパークル」

「君たちはそう呼んでいるのか。何しろ遠い場所からの観測だから、漠然と存在を認識している程度だったのだが、この前から現れた化け物、そしてそれと戦う戦士。更に、それに先立って、長年観測してきたエネルギーが、ふっと消失した」

「…」

 鷹栖は身を乗り出した。

「我々は市民の安全を担う者として、あれに対抗しなければならん」

「まさか、朱音を魔法少女にしろとか言わないよね」

「私は反対だった!!」

 突然、鷹栖が声を張り上げた。それから、気まずそうに頭を下げると、低い声で続けた。

「…あの娘を、危険に晒したくはなかったのだが、やむを得ない事情があってな…本人も割と乗り気だったし、私が課長に就任することを条件に、引き受けた」

「悪いけど、無理だよ。スタースパークル…変身するエネルギーの源は、もうあの2人に全部あげたんだ。ぼくは何も持ってない」

「必要無い。こちらで用意した」

「…はっ?」

 せいりゅうは、耳を疑った。

「その、『スタースパーク』とやら…観測して培ってきた情報、そして朝の、市街地での戦闘を元に、強化スーツを作成した」

「スタースパークルを、複製したっていうの!?」

 鷹栖は、頷いた。

「だから、君には…我々のシステムの監修をお願いしたい」
573 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 20:12:17.19 ID:EXcSrmST0


「行ってきます。…せいりゅう、昨日は遅かったのね」

「ごめんね」



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@葉月についていく

A警視庁に行ってみる

Bその他要記述
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 20:16:03.29 ID:AI1bPeeLo
2
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 20:18:08.27 ID:22tWn8o+o
1
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 20:30:16.46 ID:gzzZXzNFO
3朱音に会いに行く
577 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 20:34:44.88 ID:EXcSrmST0
今日はこの辺で

朱音周辺は、肉体関係を除けば概ね前スレ通りです
こっちの鷹栖さんはロリに手は出してません
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 20:49:52.23 ID:gzzZXzNFO
乙。
選択肢の後にどんな安価がくるか分からんし、連取りしたくないから選択安価を取るのをためらうなあ
前スレどおりということは、部屋にカメラがあったりスマホ細工済みとかかな
579 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 21:11:28.76 ID:EXcSrmST0
あ、その手の行為もしてないです
でも絵里とは和解済みです
580 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 21:17:01.98 ID:EXcSrmST0
もう次のシミュレーターの話するんですけど

・触手

・ハーレム

・モンスターハウス

が出てきてて、それとは別(ということに>>1がした)のがエロ版SCPみたいなやつ


何かアイデアとか無いですか?
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 21:53:22.17 ID:Dya3PIm9O
勇者主人公で王道のファンタジーRPGモノのシュミレーターは…触手シュミレーターと被ってるかな(勇者とメインヒロイン3人くらい)
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 21:56:16.05 ID:dNQnlw1oo
SCPと似てるLobotomyCorporationみたく一部屋一化け物を入れてお世話するみたいなのとか
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 21:56:53.92 ID:AI1bPeeLo
スライムから始まって女の子を気持ちよくさせた分経験値を経て進化していく快楽モンスターはどうだろうか
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 22:04:14.05 ID:C5aDQCcfO
このスレとは逆に悪の女幹部をやるのはどうだろう
585 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 22:07:25.76 ID:EXcSrmST0
SCP系で安価スレ作ろうとすると、まあLobotomy型が安定だろうとは思うんですけど、あれはプレイヤー側が収容対象の仕様がわからないまま手探りで進めるのが醍醐味なので、アイデアをプレイヤーから募る安価スレとは致命的に合わないんですよね
全部>>1が考えるとか、Gmailとかで募集するのもめんどくさいし

触手シミュレーターとか進化が絡んだときに、どこまで厳密にシステムを構築するかがエタるか否かの分かれ目になると思います
正直、前スレ最初のコンマで上級国民引けたのは>>1的には非常にありがたかった。あれ、上級国民か逆に超低コンマで無敵の人引かない限りコンマ判定マシマシの激ムズゲーで最初のエロシーンに入る前にエタってた可能性が高い
586 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 22:11:00.30 ID:EXcSrmST0
悪の女幹部シミュレーター、良いですね

個人的にはインピオが書きたいので、スクールギャングシミュレーターとかどうでしょうか
校内の不良を束ねて、他校に攻め入ったり、女子生徒に売春させたり
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 22:14:30.43 ID:26ak2yHNO
前はおねショタシミュレータを提案したけど、冒険者シミュレータとか?
主人公は駆け出し冒険者パーティのリーダーになって上のランクを目指す。
しかしパーティのメンバーはなんの因果かいずれも美少女揃い。
当然彼女らを狙う同業者やモンスターが後を絶たず、果たして無事冒険者として大成できるだろうか?
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 22:16:54.79 ID:o8JwLKoIO
寄生生物シミュレータとかどう?
多人数が関わると仲間集めとかに凝りそうでエロが少なくなりそうでちょっと心配なのよね
女の子や男の子に寄生獣みたいに寄生してどう繁殖するかみたいな
589 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/06(土) 22:33:37.08 ID:EXcSrmST0
前スレと違ってストーリーの終着点が決まっているので、足りなくなったら次スレ立てるので心配なく

ど忘れしてたけど、邪教シミュレーターというのも考えてます。新興宗教の教祖になって、信者を増やして富や女を貪る

冒険者系の安価スレは、少し前に考えてました。ゴブスレばりに人命が軽い設定で、ダンジョンに潜るより前準備の金策の方が大変みたいな
正規ルートは、女のメンバーの身体を売ったり、美人局して巻き上げるとかいうマッポーな方向性でした

寄生生物は…できることが限られそう
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/06(土) 22:44:08.48 ID:22tWn8o+o
前スレで出てたハーレムやっぱり見てみたいです(小声)
591 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/07(日) 09:18:40.24 ID:KBK6zLQm0






「くっ…早く、ここから出しなさい!」

「それはなりません」

「私は、こんなところにいる場合じゃない…早く、王子に伝えないと」

「気を逸してはなりませぬ。今は、耐え忍ぶ時」

「…っ」

「でなければ、ジャインキングの目を盗んで、ここまで連れてきた意味がない。……そうでしょう、『ダイアルン』」







『Bawdy Beast Simulator』
592 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/07(日) 09:38:58.53 ID:KBK6zLQm0
「…ぼくは、もう少し調べ物をしているよ」

「えっ…」

 葉月は一瞬、寂しそうな顔をした。が、すぐに何でもない顔に戻ると、「そう、行ってらっしゃい」と一言、さっさと歩いて行ってしまった。



 先日訪れた鷹栖の家から、丁度黒塗りの車が走り出すところであった。天井に張り付いて、窓から中を伺うと、朱音も一緒に乗っている。どうやら、途中まで一緒の車で向かうようだ。
 果たして、車が小学校の前で停まると、朱音だけが降りてきた。

「行ってきます」

 そう言って、校門へ向かう。せいりゅうは高く飛び立つと、密かにその後をつけていった。



 一番上の階に、朱音のクラスがあった。どうやら朱音は6年生らしい。特に誰かとおしゃべりするでもなく、黙々と勉強したり、本を読んだりしている。特に変わったことはないようだが…



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@このまま見ている

A本人に接触する

B校内を散策する

Cその他要記述
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 09:40:48.86 ID:VTZP18yy0
1
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 09:46:48.07 ID:yDy+Tttb0
2
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 09:49:39.85 ID:n3oEZ8xx0
1
596 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/07(日) 09:55:01.64 ID:KBK6zLQm0
 もう少し見ていることにした。
 授業が始まった。科目は国語のようだ。朱音は、至って真面目に授業を受けている。

「あの娘が、魔法少女に乗り気っていうのも意外だなぁ…」

 どちらかと言うと、葉月に近い性質に見える。とは言え、部屋の中にあった人形には変身ヒロインらしきものもあったので、興味はあるのかも知れない。



安価下コンマ
01〜30 特に何も起こらない
31〜50 朱音のポケットに、何か入っている…?
51〜80 と言うか、何か強い力を感じるぞ…?
81〜98 警察の人が朱音を呼びに来た
ゾロ目 敵襲
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 10:06:15.49 ID:VTZP18yy0
598 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/07(日) 13:42:14.65 ID:KBK6zLQm0
「…あれ? ポケットに何か入ってる」

 葉月は鞄にハンカチとティッシュを入れていたが、朱音のキュロットスカートの膨らみは、それとも違う。丸い、手のひらサイズの…

「…スパークロック?」

 まさか。ただの時計か何かだろう。
 これ以上見ていても何も起こら無さそうなので、葉月のところへ戻ることにした。



「あら、おかえりなさい」

「ただいま」

 丁度午後の授業が始まるようで、校舎から出てくる葉月に会った。

「あたしたちのクラスは、今日がプール開きなの。蘭も一緒じゃなかったかしら」

「そうなんだ」

「…着替え、覗かないでよ」

 葉月は釘を刺すと、鞄を抱えて更衣室へ入っていった。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@葉月たちの授業を見ている

A校内を散策する

Bその他要記述
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 13:43:02.89 ID:SABN2vnUo
1
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 13:44:41.10 ID:31Y4bZMH0
1
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 14:00:13.29 ID:HHhOwoC3O
1
602 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/07(日) 14:26:42.80 ID:KBK6zLQm0


 数分後。紺色のスクール水着に身を包んだ葉月たちが、更衣室から出てきた。探すと、蘭もいる。今日は女子の番らしく、数クラス分の女子がプールサイドに整列した。
 準備運動して、順番にシャワーを浴びる。葉月は水着の胸元が苦しいのか、居心地悪そうな顔をしている。反対に、蘭はもう目を輝かせている。泳ぐのが待ちきれないようだ。

「じゃあ、プールサイドに座って! 水に身体を慣らしましょう」

「冷たっ!」「あっ、思ったほどじゃない」「今日暑くない?」

 波の音に、少女たちの声。濡れた水着が張り付いた身体を眺めていると、せいりゅうはプールサイドのフェンスの外に、誰かがいることに気付いた。

「…?」

 近所の人が散歩でもしているのだろうか。その割には、フェンスの側から離れない。彼はおもむろに、懐に手を伸ばすと…

「…!!」

 小瓶を、プールめがけて投げ入れた。



『イイィィィィンジャアアァァァァ!!!』



「えっ?」「ちょっ、水が汚れて」「誰!? 暴れてるの…」

 泳ぐ少女たちを、虹色の触手が絡め取った。

「きゃあああっっっ!?」



「おい、葉月!」「蘭!」

 プールサイドで順番を待っていた蘭。しかし、葉月は丁度プールの中で泳いでいた。
 必死に虹色の水を泳ぎ、プールサイドに向かう葉月。その足を、イーンジャの手が掴んだ。

「いやっ…」

「!!」

 せいりゅうは一直線に更衣室に突っ込むと、蘭と葉月の鞄を見つけ出し、それぞれピンクの時計を取り出した。

「蘭! これを」

「せいりゅう、サンキュ!」

 投げ渡された時計をキャッチすると、胸に当てる。

「スパークルチャージ、エクスタシー!!」

 スクール水着が弾け飛び、露わになった裸体を…白い衣装が包んだ。

「…星竜の戦士、スパークルフラッ…って、これ葉月のじゃねえか!?」

「ああっ、間違えちゃった!」

「そっ、そんなことは良いから…」

「!」

 蘭は、銃剣付きマスケットを構えると…そのまま、突撃した。

「おらあっ!」

『ジャッ!?』

 水上を駆け、銃剣で触手を切り落とす。そのまま葉月の手を掴んで、プールサイドに避難した。
 せいりゅうは、取り敢えず残りの時計を葉月に渡した。

「蘭、借りるからね。…スパークルチャージ、エクスタシー!!」

 葉月の水着が消え、代わりに黒と銀の衣装が現れる。

「星竜の戦士、スパークルフラッシュ! …の、代理よ」
603 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/07(日) 14:40:02.63 ID:KBK6zLQm0
 プールには、虹色の身体をした不定形の怪物が鎮座し、無数の触手で女子生徒を絡め取っては、水着を引きちぎっていた。

「今、助けるからな! …ところでこれ、どうやって使うんだ?」

「見たまんまじゃない! でも、今は…」

 怪物は捕らえた少女たちを、盾のように振りかざしている。ここで銃は危なそうだ。

「…ま、いつも通りだな! たあっ」

 マスケットを棍棒のように構えて突撃するフラッシュ。いや、リーフ。リーフ、もといフラッシュは肩を竦めると、後に続いた。



 一方のせいりゅうは、プールに瓶を投げ入れた犯人を追って、住宅街を飛んでいた。

「待てっ! ニューモニア!」

「…」

 太った身体を機敏に操って、塀や屋根の上を走るニューモニア。
 ところが、その足が止まった。

「動くな!」

 目の前にいたのは、武装した警官隊。一台の装甲車を背に、隊列を組んでニューモニアを待ち受けていた。

「警視庁特殊現象対策課だ! 大人しく投降しろ!」

「…おやおや」

 ところが、ニューモニアは動じることなく、ニヤリと嗤った。

「その豆鉄砲で、私を殺せるとでもお思いかな?」

「動くな!」

「お断りですぞ。…イーンジャ!」

 ニューモニアは小瓶を取り出すと、やおら隊員めがけて投げつけた。

「うわっ!?」

 咄嗟に突き出した盾に、虹色の液体が降りかかる。そして



『イィィィ…』
604 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/07(日) 15:00:21.23 ID:KBK6zLQm0
 透明な盾の怪物が、首をもたげた。

「退け、退けーっ!」「隊列を組み直せ!」

「課長、使用の許可を!」

 隊長と思しき人物が、無線で叫んだ。と、次の瞬間

「…!」

 せいりゅうがいた後ろの方から、一台の車が猛スピードで接近してきた。それはニューモニアに衝突する手前で急停止すると、中から一人の少女…朱音が、降りてきた。

「朱音!」

「! せいりゅう、来てたの」

「危ないよ、逃げないと」

「…大丈夫」

 朱音は、ゆっくりとニューモニアとイーンジャに近づく。よく見ると、その足が震えていた。
 彼女は…ポケットから、小さな懐中時計を取り出した。

「まさか、本当に」

「二班、三班、朱音様を守れ!」

 塀や住宅の庭を踏み越え、隊員たちが朱音の周囲を固める。その中で…朱音は、時計を前に突き出した。すると、蓋が開き、中から警察の紋章が現れた。

「アドールセント、レディ・ゴー!」

 時計が緑に光る。その中で…朱音の身体が、急速に大きくなっていった。髪が伸び、胸やお尻が膨らみ、着ていたシャツやキュロットスカートが消えていく。
 高校生くらいの身体になると、朱音は裸の胸に時計を当てた。

「…メイジーチャージ、エクスタシー!!」

「!!」

 胸にサラシが巻き付き、腰に白い褌が締められる。更に緑の光が収束し、白い道着と藍色の袴になった。最後に出現した、三日月型の刃を備えた薙刀を構えると、叫んだ。

「正義の使者、スパークルムーン! あなたを、逮捕します!」
605 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/07(日) 15:28:06.38 ID:KBK6zLQm0
「やあぁっ!」

「ほうっ」

 振り下ろされた薙刀を、ニューモニアは軽く跳んで躱した。そのまま、近くの家の屋根へ飛び上がる。

「どれどれ、私はここでお手並み拝見」

「…だったら!」

 朱音…スパークルムーンは、盾のイーンジャに向かって斬りかかった。

『イィッ!』

 頑丈な身体が、刃を受け止める。ムーンは、繰り返し透明な身体に斬りつける。

「朱音を援護しろ!!」

 車から、鷹栖が降りてきて叫んだ。号令に従って、隊員たちがイーンジャに向かって発砲する。

『イッ、イッ!』

「うわあっ!?」

 振り回した腕が、隊列を崩す。ムーンが息を呑んだ。

「朱音ーっ! 頑張れーッ!」

「! お父さん…!」

 ムーンの顔に、決意が宿る。彼女は少し下がって薙刀を構え直すと、大きく横に薙いだ。すると、青い光刃がイーンジャの身体を切り裂いた。

『ジャイッ!?』

「はっ! はっ! …やあっ!!」

 次々に光刃を飛ばしながら、再び肉薄する。そして、草履でコンクリートを蹴り、大きく跳躍した。胸に装着した時計と、三日月型の刃が青く光り、熱を放つ。
606 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/07(日) 15:45:02.08 ID:KBK6zLQm0
「……ムーン・ジャッジメント!!」

 青く光る刃が、巨大な盾を頭から断ち割った。

『イイィィィィ…ッッッ』



『ケンジャッ』『ジャァ…』『ジャケッ』『ケェ…』



 崩れていく盾の怪物。向こうで、ニューモニアは踵を返して逃げていく。

「…や、やった…?」

 朱音が、変身を解いた。そこへ、鷹栖が駆け寄ってきた。

「朱音! よくやった…」

 鷹栖に抱きしめられながら、朱音は呆然と立ち尽くしていた。
 と、不意にその身体がふるりと震えた。

「ぁ…」

 じわり。キュロットスカートの前が濡れ、白い太腿を伝って、熱い液体が流れ落ちる。

「…怖かった…ぐすっ…お父さん…」

「よくやった、朱音、偉いぞ…」

 父の腕の中で朱音は、涙で頬を濡らし、お漏らしでパンツを濡らした。



安価下1〜3でコンマ最大
@朱音のところに残る

A蘭と葉月のもとへ戻る

Bその他要記述
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 15:48:23.39 ID:VTZP18yy0
1
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 15:53:12.82 ID:HHhOwoC3O
1
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 16:01:17.59 ID:6to980cYo
1
610 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/07(日) 16:24:41.44 ID:KBK6zLQm0


 その後、朱音と鷹栖は来た車でそのまま家へ戻った。車には、せいりゅうも同乗した。
 家に着き、朱音が風呂で身体を洗っている間、書斎で鷹栖は言った。

「あれが、警視庁が開発したエネルギー生成器だ」

「びっくりしたよ。ぼくが作ったものとそっくりだ」

「もちろん。あの2人の戦いを参考にしたからな。それまでは、大型トラックくらいの装置でどうにかエネルギーを作っていた」

「でも…身体が大きくなったのは? ぼくは、ああいうのは作ってないよ」

「朱音はまだ11歳だ。体格の不利を無くすため、成長した身体を投影し、装着しているのだ。あれは肉体が成長したように見えるが、実際はあれ自体がスーツの一部なのだ」

「ふぅん…」

「…で」

 鷹栖は、ずいと顔を近づけた。

「どうだった、我々の戦いは」

「うん…頑張ってると思う」

「そうか!」

「でも…そもそも、きみたちが備えてもっていうか…あいつらの狙いは、ぼくが持っていたスタースパークル…まあ、もう持ってないんだけど…だから、最初からこっちの2人以外は狙う理由が無いんだ。朱音が戦わなくても、こっちで勝手に片付けるつもりだったし」

「だが、あの太っちょは我々に戦いを挑んだぞ」

「うーん、先に攻撃する姿勢を見せたからだと思うけど…」

「上がったよ」

 そこへ、朱音がやって来た。服は着替えて、さっぱりしている。しかし、その顔がどことなく赤い。

「…待って」

 せいりゅうは、朱音の持つ時計を取り上げた。蓋を開くと、文字盤の一部が細く光っている。

「もしかして…この光は」

「先輩戦士の仕様を解析し、コピーさせてもらった。…このゲージは、活動限界だと認識しているが」

「うん、まあ、だいたい合ってるんだけど…」

 せいりゅうは頭を抱えた。こんなところまでコピーしなくても良かったのに。いや、変なアレンジを加えられたほうが面倒か?
 いずれにせよ、この仕様を知らずに戦い続けると、いずれ大変なことになる…



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@鷹栖に説明する

A朱音に説明する

B自分でどうにかする

Cその他要記述
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 16:28:04.36 ID:VTZP18yy0
だまっておこう
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 16:32:39.88 ID:HHhOwoC3O
1
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 16:37:55.52 ID:H4Yi1QWRo
1
614 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/07(日) 17:16:28.34 ID:KBK6zLQm0
「…ちょっと、朱音は出ててもらえるかな」

「えっ? うん…」

 朱音が書斎を出ると、せいりゅうは鷹栖に変身の副作用について説明した。

「…どこまで再現してるのかは分からないけど、まあ」

「…」

 鷹栖は机に座ったまま、頭を抱えていた。
 やがて…重々しく言った。

「…分かった。今日はもういい」

「良いの?」

「朱音には、私から説明しよう。…恐らく、金輪際あの力を使うことは無いだろうが」

「うん…その辺は任せるよ」

 書斎を出ると、扉の前で朱音が待っていた。

「せいりゅう、もう帰っちゃうの?」

「うん。詳しいことはお父さんに聞いて」

「…何だか、胸がドキドキするの。戦って、もう落ち着いたはずなのに」

「そ、その辺りもお父さんに聞くと良いよ。じゃあ」

 そそくさと、せいりゅうは鷹栖家を後にした。
615 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/07(日) 17:16:56.31 ID:KBK6zLQm0
早いけど今日はこの辺で
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 17:20:11.81 ID:6to980cYo
おつお
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 17:28:53.37 ID:HHhOwoC3O
おつ
618 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/07(日) 21:04:54.90 ID:KBK6zLQm0
懲りずに雑談なんですけど、今の所一番構想が浮かんでるのはハーレムシミュレーターなんですよね
既に3部構成にして

1部:12歳前後のインピオ篇

2部:18歳前後の夜這い篇

3部:40代頃の酒池肉林篇

にするところまで考えてる

次点で触手。雑なシステム構想は前スレに書いてると思う



ヤギとかシカばりにぶっ飛んでて、かつエロい案何か思いつきませんか?
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 21:42:19.85 ID:6to980cYo
セクサロイド作製シミュレータとか

すまん投げっぱなしで…
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 21:52:57.74 ID:oCfYq1lKO
寄生生物を拡充して、女の子に寄生したら最初は仲いい男の子を誘惑する行動をさせるとかくらいしかできないけど、
能力を取得したら、汗が相手を発情させるフェロモンになるとか、ナカがより搾りやすい形になるとか、いっそ生やすこともできるとか、逆に男の子に寄生すれば形を大きくしたり量がすごくなるとか

寄生生物+能力進化とかどうでしょ
621 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/07(日) 22:11:36.60 ID:KBK6zLQm0
だったら最初からサキュバスシミュレーターで良くない? っていうか、寄生生物っていう要素を噛ませる必要性をあまり感じないと言うか

寄生生物のライフサイクルって、宿主が1種類だとした場合
感染→成熟→繁殖→子が別の宿主に感染
って感じになって、安価で介入するのは成熟と繁殖後の感染になるんだろうけど、1サイクル回したら後は同じことの繰り返しになるんだよね
進化を重ねる方向っても宿主の身体を作り変えたり、行動パターンを操ったりになるだろうし、だったら最初から人外を操作したほうが面倒が少なくて自由度も高い気がする

というか、一番大事なことを忘れてた。

皆さん、どんなシミュレーターが『やりたい』ですか? >>1の負担とか嗜好とか度外視で、純粋にやりたい、見たいのはどんなのですか?
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 22:16:26.91 ID:oCfYq1lKO
子供同士が書きたいというからそうさせる方向でって考えた結果が寄生生物でした
でも考えて見れば確かにサキュバスでもよかったですね
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 22:42:54.41 ID:6to980cYo
女子高でノンケをレズ堕ちさせるシミュレータ
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 22:46:46.49 ID:FWBfdYMtO
シミュレータとしてどうかはともかくジャンルだけで言うならTSとか痴漢とか監禁脱出とか見たいけど。
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/07(日) 22:49:38.27 ID:H4Yi1QWRo
エッチなダンジョンの最底辺でどんなモンスターにも犯されちゃうサキュバスから性体系の頂点に立つみたいな?
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 02:26:34.29 ID:D9SG2/LKO
貞操逆転世界で世界征服するシミュレーター
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 06:40:12.37 ID:AiTLblZA0
ハーレムを推そう。
628 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/08(月) 19:11:25.25 ID:S6BtJ2Z00
『Bawdy Beast Simulator』

 ___星竜の戦士に、新たな力を。

「この力を使うんだ!」

「スタースパークル、力を貸して!」

 虹のスターリストで、強くなろう!
 DXスパークロック(別売り)と連動して、光と音が鳴るよ。更に、全8種類のボイスを収録。

「オレは星竜の勇者!」「成敗してやるぜ!」「スパークルリーフ・ノーブル!」「遊びはここまでよ」

 DXスターリスト、好評発売中!



 そして。

「あなたを、逮捕します! アドールセント、レディ・ゴー!」

「正義の使者、スパークルムーン!」

 DXメイジークロック、新発売! おもちゃ売り場で。
629 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/08(月) 19:20:44.93 ID:S6BtJ2Z00
 学校に戻る頃には、もう葉月が帰るところであった。

「せいりゅう! どこに行ってたの?」

「ニューモニアを追いかけてたんだ。逃げられちゃったけど」

「ええっ? 大丈夫だったの?」

「うん、何とか」

 校舎を出ながら、せいりゅうはふと尋ねた。

「…プールの授業、どうなったの?」

「中止になったわ」

 葉月は肩を竦めた。

「プールに、何か薬品が混ざってたってことになったみたい。イーンジャは倒したけど、プールは掃除し直し。授業が2週間くらい延びちゃうみたい」

「ありゃりゃ…」

 明らかに動く怪物を目撃しているはずだが、仕方ないことだ。まともな精神状態であれば、あんな化け物、特に大人たちは信じたくないだろう。



 家の前に、葉月の母親が立っていた。

「! 葉月、大丈夫だった?」

「えっ、何が?」

「さっき、警察の車がそこを走っていったのよ。しかも特殊部隊の人がいっぱい乗ってて。この辺で、何かあったみたい」

「あ、あたしは何も聞いてないけど…」

「それなら良いけど…」

 葉月が家に入る。母親の目につかないよう、せいりゅうはこっそり2階の窓へ飛んだ。
630 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/08(月) 20:01:43.00 ID:S6BtJ2Z00


「…ぼくがこの世界に来た理由。覚えてるかな」

 葉月に向かって、せいりゅうは言った。
 葉月は頷いた。

「故郷を取り戻すため、スタースパークルを扱える人間を探して、預ける。そうして、故郷を滅ぼしたジャインキングを倒す」

「そう」

 せいりゅうも頷いた。それから、続けた。

「…今、スタースパークルは君と蘭に半分ずつ、全て渡された。星竜の戦士は、完成した。後は、魔法の国に行ってジャインキングを倒すだけ」

「…」

 葉月は、何かを問おうとして、黙り込んだ。代わりに、せいりゅうが言った。

「ジャインキングを倒した後は…スタースパークルは、返してもらう。魔法の国を守る、大切なエネルギーだから」

「…なの」

 震える声。葉月は、必死に押し殺したように、言った。

「そしたら…お別れ、なの」

「…」

 せいりゅうは、俯いた。

「…分からない。ぼくがこの世界に来られたように、ワープゲート…行き来する手段はある」

「! じゃあ」

「でも、普段は閉ざされてるんだ。あの時は、国が滅ぶ瀬戸際だったから、父上が通してくれたけど…平和になったら、通れるかどうか」

「そんな…」

 ぽたり。床に、涙の雫が落ちた。

「…」

 声を殺して、ただ涙を流す葉月。それを見て、せいりゅうは…



安価で1〜3でコンマ最大 どうする?
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:08:34.53 ID:kyqoglIuO
葉月を僕の妃にするって言えばもしかしたら…
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:19:12.22 ID:OHGZIN0LO
もしかしたら、僕達と君達との間を繋ぐ架け橋となるもの(=仔)をなすことが出来れば自由に会えるかもしれない

せいりゅう&葉月もだけどこれならゼプラ&蘭にも該当するかなと
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:21:25.60 ID:yQmNGrTSO
こちらの世界はスタースパークルの複製を作るほどの技術を持っているが魔法に疎い
技術交流の名目で行き来はできないだろうか

(エロ重視なら快楽堕ち(淫乱化)させてしまえ、と言えるけどもうそんな空気じゃねえな、これ)
634 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/08(月) 20:41:16.90 ID:S6BtJ2Z00
「…でも、前向きに考えようよ」

「えっ?」

「この前、警察の人に会ったでしょう?」

「ええ…」

 戸惑いながらも、頷く葉月。

「この前から、あの人たちのことを調べてたんだ。そしたら何と、彼らはスタースパークルを自分たちで作り上げてたんだ」

「…嘘でしょ?」

「嘘じゃないよ。こんな世界、父上だって放っておくはず無いよ。技術は凄いけど、その使い方には明るくないみたいだし…だから、全て終わった後も交流を続ければ、それは良いことだと思う」

「…分かったわ」

 葉月は頷いた。その顔が、少しだけ明るくなった。



 この数日は、不思議とニューモニアやイーンジャが襲ってこなかった。
 週末、葉月とせいりゅうは蘭の家を訪れていた。

「せいりゅう王子にはお話したが、ジャインキングの部下は、かつての私を含め3人。今や、残るはニューモニアのみ…やはり、終わりが近付いているか」

「ゼプラ…お前も、帰っちゃうのか?」

「心配無い、蘭」

 ゼプラは、蘭の膝を前足でぽんと叩いた。

「前に言った通りだ。君は、私の妻にする」

「それ、ゼプシスの時の台詞じゃねえかよ」

 くっくっと笑いながら、ゼプラの頭を小突く。

「…とにかく。ここから魔法の国に行く手段を考えないと。最近、ニューモニアが静かなのも気になるし…」

 ここで、せいりゅうが声を潜めた。

「…ダイア・リーアがどこに行ったのかも気になる」

「…」

 葉月が険しい顔になる。
 ダイア・リーアは、自身に寄生したイーンジャを全てせいりゅうに押し付けて倒れた。その、小さな藍色の狼は、ニューモニアに攫われてしまった。恐らく、またイーンジャを充てがわれてジャインキングのもとにいるのだろう。再びあの女に見えたとき、葉月は冷静でいられるだろうか…

「とにかく、これからどうするか考えよう」

 せいりゅうが提案した。



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 20:44:02.37 ID:vOSFyEk0o
朱音と交流したい
戦力は多い方がいい
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:19:46.87 ID:oM1Me8wfo
パトロールの提案
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:28:17.84 ID:kyqoglIuO
>>635
638 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/08(月) 21:35:55.85 ID:S6BtJ2Z00
「…まあ、当てがないんなら歩き回るしか無いんじゃないか?」

「それもそうね」

 蘭と葉月は立ち上がった。

「まあ、ニューモニアの狙いは変わらずスタースパークルだろうし、歩いてれば向こうから来てくれるかもね」

 4者で、外へ出ることにした。



「そう言えばさ」

 歩きながら、蘭がふと口を開いた。

「この前会った爺ちゃん…タカノ、だっけ?」

「鷹栖さん」

「そうそう。結局アイツ、何だったんだ?」

「それは…」

 せいりゅうが言いかけたその時、前から何者かが近付いてきた。



安価下コンマ
01〜70 鷹栖&朱音
71〜98 ニューモニア
ゾロ目 ???
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:38:05.88 ID:5MsZlZcMo
んい
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:38:23.32 ID:gQynUUx5O
へい
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:42:18.48 ID:vOSFyEk0o
ん?
642 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/08(月) 21:48:56.97 ID:S6BtJ2Z00
「…!!」

 歩いてくる人影に気付いた時、葉月の顔が凍りついた。
 せいりゅうがその視線を追って、声を上げた。

「ええっ!?」

 前方から、ゆっくりと歩いてくる人影。
 藍色のゴスロリ衣装を着て、日傘を差した、女。

「ダイア・リーア…!」

 葉月は憎々しげに呟くと、ピンクの時計を取り出した。

「! マジかよ」

 蘭も、時計を取り出す。
 ところが、女は臨戦態勢の2人の横を、平然と通り抜けた。

「待ちなさい、ダイア・リーア!」

 振り返って、葉月が叫ぶ。
 女は立ち止まると、一言だけ言った。

「…ダイアルン」

「はっ?」

「また今度、会いましょう」

 そう言うと彼女は、ポケットからスマートフォンを取り出し、何やら操作した。
 と、彼女の身体が紫色の光に包まれ……消えた。

「ダイアルン…」

 せいりゅうが呟く。

「じゃあ、もうダイア・リーアじゃない…?」

「…」

 彼女の消えた空間を睨んで、葉月は唇を噛んだ。
643 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/08(月) 21:50:57.82 ID:S6BtJ2Z00
今日はこの辺で

まさかゾロ目引かれるとは思ってなかった
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:52:45.09 ID:gQynUUx5O
おつ。
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 21:54:00.79 ID:vOSFyEk0o
おつー
646 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/08(月) 22:05:22.94 ID:S6BtJ2Z00
あと、キュアパッション方式は無いと言ったな



あれは嘘だ
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 22:07:32.38 ID:5MsZlZcMo
おむおつ
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/08(月) 22:30:50.61 ID:vOSFyEk0o
!!!!
649 : ◆WEXKq961xY [saga]:2020/06/09(火) 21:00:46.88 ID:AHLl/PjC0
『Bawdy Beast Simulator』

「…そう言えば、ニューモニアだけは最初から元が誰なのか知ってたよな」

 ダイア・リーア…ダイアルンはどこかへと去ってしまった。仕方ないのでパトロールを継続しながら、蘭がせいりゅうに尋ねた。

「彼は、元から人間だからね」

 せいりゅうが答えた。

「ニューモン伯爵…魔法の国の貴族で、宰相でもある。ぼくや父上の下で働いていた人だ。それだけじゃなくて、伯爵は研究者でもあった」

「研究者?」

 葉月が口を挟む。

「そう。…彼は、国を守るエネルギーがスタースパークル一つしかないことを危険視していて、新しいエネルギー源を開発しようとしてたんだ。あんまり上手くいってなかったみたいだけど」

「でも…その伯爵は、今はジャインキングの手下なんでしょう? もし、研究が完成したら」

「うーん、どうだろう。どんなエネルギーでも、スタースパークル並とはいかないだろうし…」

「大体、今アイツはオレたちを襲うのに忙しいだろ。発明してる暇なんか無いと思うぜ」

 一人で納得したように、蘭が頷いた。



「じゃあ、また今度な」

「ええ。学校で」

 夕方、2人が別れていく。せいりゅうは…



安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
@葉月についていく

A蘭についていく

Bその他要記述
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 21:02:25.76 ID:/frlLhgFO
3 ダイヤルンが気になって探す
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/06/09(火) 21:21:15.40 ID:fO2q0fygo
>>650
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