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【艦これ】提督「安価とコンマで学校生活」舞風「その7!」【安価・コンマ】
- 143 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/22(土) 07:10:28.08 ID:B11filt10
- 提督もそもそも大井と大和とドロドロの肉体関係ありながら
今回まおー様と人生歩むことを決めたとか中々業が深いやっちゃなあ
展開的には大井との子どもに将来刺されてもおかしくねえ
- 144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/22(土) 19:24:08.10 ID:rzjsPJwdO
- ほのぼのとシリアスとSFとファンタジーと昼ドラとエロゲと恋愛ドラマ全部楽しめるお得な週ですな
これで誰かが失恋でもしたら鬱展開も合わさり最強に見える
- 145 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/23(日) 19:16:09.05 ID:Gy20cW5V0
- 申し訳ございませんが、本日予定していた更新を明日へ繰り下げます。
- 146 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 19:29:45.50 ID:KBiTxnUio
- 了解乙です
- 147 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 21:23:33.86 ID:vryCCFUSO
- 報告乙
>>143
大井っちも兄貴に乗り換えたのに提督との不倫やめれないみたいだし
まおーさまは罪のない人たち犠牲にしたって大和から言われてるし
本当の意味で前科というか悪いこと何もないのはアブ姉だけかもしれん
- 148 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/23(日) 21:55:36.62 ID:gxuo8x5L0
- 乙です
>>147
まおーさまも幼い頃から、魔族に人間が悪い、両親の敵だと半ば刷り込みされてる感じだったから、情状酌量の余地はありそう
魔族もまおーさまを慕ってたみたいだし、利用してやろうとかは思ってなさそうだったけど
- 149 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/24(月) 19:44:34.58 ID:CQYejT4W0
- 22:00〜23:00頃開始予定です。
- 150 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/24(月) 22:35:35.16 ID:CQYejT4W0
- 始めます。長くなってしまいましたので、2回に分けて投下します。
- 151 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/24(月) 22:37:54.69 ID:CQYejT4W0
- ――早朝・大井の部屋
大井「………」ガサガサ
大井(……こんな物を買ってしまった自分が心底気持ち悪い)
大井「……っ」つバイヴ&ローター スッ…
大井(だけど、どうしても……我慢出来ないのよ……!兄さんと愛し合っても、物足りなくて……)
大井(それなのに、提督は最近……全然、私を誘わなく……い、いや、本当はそれが当たり前なんだけど……)
大井「………」グッ…
大井(罪悪感から目を背けながら、私から頼もうとしても……提督、今までより外出してることが多くなって……)
大井「……んぁっ///」ズプッ…
大井(さ、流石は何時間もかけて探した……提督のと、ほとんど同じ形の……っ!///)
大井「こ、これだけじゃ、足りない……こっちの穴にもっ……んぎっ!?///」ツプッ…
大井(散々、突かれたせいで……指が、すんなり……うぅっ……///)
大井「あ、後はスイッチを入れれば……///」カチッ
ヴヴヴヴヴッ
大井「ひぎぃっ!?あっ……こ、これっ、良いかもぉっ……!///」ビクビクッ
大井(提督から、激しくされるよりは刺激が穏やかだけど……それでも、兄さんより……!///)
提督『……大井』
大井「ふぁっ!?えっ、あ、な、何よ……んぎゅぅっ///」
提督『今日、父さん達や兄さんは休日出勤らしい。深夜まで帰って来ないらしいぞ』
大井「くふっ……///」
提督『……話はそれだけだ』スタスタ…
大井(じゃ、じゃあ、今日はあいつと2人だけで過ごすってこと……!?いや、でもどうせあいつは今日も外に……)
大井(大方、"あの女"の所でしょうけど……だったら、別にこれ……付けたままでも良いか……折角だし……///)
- 152 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/24(月) 22:39:04.46 ID:CQYejT4W0
- ――数時間後・リビング
提督「………」ズルズル
提督(こいつ、俺しかいない時は飯作らないんだよな……だからこうして、インスタント食品を食うしかない)ズルズル
提督(少し前までの俺なら、嫉妬や怒りで頭がおかしくなりそうだっただろうけど……)ズルズル
提督(……今の俺は、それを冷静に受け止められるだけの余裕が出来ている。これも暁のお陰だな……)ズルズル
大井「ふぅっ……ふぅっ……///」ズルズル
ヴヴヴヴヴッ
大井「っ……ぁ、ぃっ……!///」ビクビクッ
大井(何で、こういう時に限って……家にいる、のよぉっ……!///)
提督「……にしても、この冷凍パスタ美味いな」ズルズル
大井「ぐ……うっ、かひゅ……!///」ビクビクッ
大井(スイッチを部屋に置いて来たから……止めることさえ……!///)
提督「……はぁ」ズルズル
提督(やっぱり無視か……大井にはまだ、俺が暁と付き合っていることを伝えていない)ズルズル
提督(本当なら、一刻も早く伝えるべきなのは分かっているんだが……中々、言うタイミングが掴めなくて……)ズルズル
提督(俺も大井も、お互いを憎みつつも……後ろめたい関係を続けて……そのせいで、まともに話し合うことも出来ずに……)ズルズル
ヴヴヴヴヴッ
大井「んっ……はぁっ……!///」ビクビクッ
大井(お腹と、お尻の奥で……それに、乳首もぉっ……!///)
提督「………」
大井「はぁっ、はぁっ……!///」ズルズル
提督(……食べるの遅いな。あれか?俺に対して遠回しに『早く食べ終えて部屋に戻れ』って言ってるのか?)
提督(確かに、最近は暇さえ見つけては暁に会いに行ってたから……生憎、今日は公務員試験の講座があるらしい)
提督(それで家にいるしか無かった訳だが……そうかよ。今の大井にとって、俺は……本当に、ちんこ以外存在価値なんて無いんだな……)
大井「んんっ……ふぅっ、くひゅっ……!///」ビクビクッ
大井(ど、どうする……?提督、このまま出かける素振りも無いし……まさか、ずっと家にいる気……!?///)
好感度上昇率判定:この後どうなる?
01〜49:大井、この状態のままで提督と過ごす
好感度上昇:小 ×1.0
50〜98:提督「……少しくらい、話してくれても良いじゃないか」
好感度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:大井、最終的に我慢出来なくなり提督を押し倒す
好感度上昇:大 ×2.0
直下
好感度上昇数値判定 コンマ一の位×上昇率分上昇
↓2
- 153 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/24(月) 22:39:42.47 ID:p7H9gB5j0
- あ
- 154 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/24(月) 22:39:46.74 ID:2FQ+Rfx00
- あ
- 155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/24(月) 22:39:58.03 ID:0oFPULzDO
- はい
- 156 :次は大井の好感度30到達パートです。 ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/24(月) 22:54:45.59 ID:CQYejT4W0
- 47→74:提督、冷静に対話を試みる 4×1.5=6 6+29.5=35.5/50
――更に数時間後・大井の部屋
ヴヴヴヴヴッ
大井「んっ……あっ、いぃっ……!///」ビクビクッ
大井(これ、意外とイケるかも……欲求不満になった時は、これで我慢すれば……///)
提督『……なぁ』
大井「っ!?///」ビクッ
大井(ま、また話しかけて来た!?本当に何なのよ!///)カチッ
提督『少しくらい……話してくれても、良いじゃないか』
大井「はぁはぁ……え?///」
大井(急に何を言って……)
提督『さっきから、俺が何を話しかけても……無視するから』
大井「……いや、それは」
大井(い、言える訳無いでしょうが!アンタが誘って来ないから、バイヴとローターで我慢してただなんて!///)
提督『……分かってる。俺にだって、非があることくらい』
大井「………」
提督『それに、他にも色々……伝えなきゃいけないことが……』
大井「……どうせ、私を責めるつもりでしょう?」
提督『……そんな、ことは』
大井「嘘よ。今までずっと、アンタはまるで自分が悪くないとばかりに……」
提督『……っ』ギリッ…!
提督(いや、落ち着け……ここでキレたら、また……!)
大井「………」
提督『……落ち着いたらで良い。俺と冷静に話が出来そうな時……一言、声をかけてくれ』スタスタ…
ガチャ バタン…
大井「………」
大井(な、何よ、アイツ……少し前までなら、私が『アンタが悪い』って言ったら……すぐ怒った癖に……)
大井「……っ」ズキッ…
大井(本当は、分かってるのよ……こんな関係になってしまったのは、私にも原因があることくらい……)
大井(だけど、それでも……"あの日"に感じた、胸の痛みは……未だに、傷として……残り続けて……!)
- 157 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/24(月) 23:12:57.83 ID:CQYejT4W0
- 大井「………」
大井(私と提督、それぞれが別の大学に進むことを決めた後も……私達は、高校での思い出を作ろうと精一杯イチャイチャした)
大井(兄さんや両親達からは微笑ましい目で眺められ、クラスメイトからは嫌そうな目で見られて……)
大井(それでも、提督と過ごす日々はかけがえの無い時間だった。あの頃の私は、本当に幸せだったと……胸を張って言える)
大井「……"あの日"までは、ね」
大井(でも、そんな日々は……突然、終わりを告げることになった)
大井(そろそろ受験勉強に取り掛からないといけない……そんなことを考え始めた、進級直前の春の日……)
大井(あの日、私はどうしても分からない問題があって……提督だけ先に帰って貰って、私は職員室に質問しに行った)
大井(しばらく時間が経って、問題を解き終えた後……帰路についた私は、"その光景"を目撃して……)
大井「……っ」ギリッ…!
大井(……絶望と怒りで、心が埋め尽くされた)
――約2年前・8周目提督家までの道
大井(17)「はぁ……先生に教えて貰っても、あんなに苦戦するなんて……」スタスタ…
大井(提督に、先に帰って貰って正解だったわね……だって、全部解くのに1時間以上かかったから……)
大井(でも、何とか理解出来たから大丈夫。家に帰ったら、提督と一緒に受験勉強を……)
「あんっ!どう、ですかぁ……?」
「っぐ……や、やめ……!」
大井「……?」
大井(今、どこからか声が……片方は提督で、もう片方は……聞き覚えの無い、女の声……)
「ふふっ……んっ、あっ……」
「うぅっ……」
大井「………」
大井(何だか、嫌な予感がする……声が聞こえたのは、確か向こうから……)タタタッ…
「ここ、弱いんですよね……ひゃんっ」
「くぅっ、な、何で……知って……!」
大井「……っ」ドクン…ドクン…
大井(ま、まさか、ね……?提督に限って、そんな、こと……大丈夫。私の、ただの勘違いだから……そんなはず……!)タタタッ…
- 158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/24(月) 23:17:40.20 ID:WfJWfFGr0
- 大和ぉ!
- 159 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/24(月) 23:23:15.43 ID:CQYejT4W0
- 大井「………」つ鞄 スルッ
ドサッ…
大井「ぁ……え……?」ガクガク…
大井(う、嘘……何、で……)
提督(17)「はぁっ、はぁっ……!///」
大和(17)「貴方の弱点は、知り尽くしてますから……♪///」
ずっちゅずっちゅ!ぱちゅっぱちゅっ!
提督「っぐ……うぁっ……!///」
提督(ダメ、だ……気持ち良すぎて、何も……考え、られない……っ!///)
大井(……どうして)
――私以外の女とシてるの。
大和「んっ、提督さん……自分から、動かしてますよね……?///」
じゅぷっじゅぷっ!どちゅどちゅどちゅっ!
提督「はぁはぁっ……うぅっ……!///」
大井(……どうして)
――そんな蕩け切った表情してるの。
大和「ここを、こうすると……んんっ♪///」
ぐりゅっぐりゅっ!ごりっごりっ!
提督「くあぁっ……!///」ビクビクッ
大和「あはっ♪提督さん、子宮に押し当てられるの、好きですもんね?///」
大井「っ!?」
大井(どう、して……!?)
――私しか知らないはずの、提督の弱点を……そこの女が、知ってるの……?
提督「だ、ダメ、だっ……い、イくっ……これ以上は……!///」
大和「膣内に出して下さい♪大丈夫です、今日は安全日ですから……♪///」
提督「うっぐ……っあぁ……っ!///」ゾクゾクッ
ブビュルルルルルルッ!ドプッドプッ!
大和「はぁっ……♪提督さんの、ザーメンが……私の奥まで、注がれてぇ……♪///」
大井「――ッ!」ダッ
大井(嘘よ……嘘よ嘘よ、嘘よぉ……っ!)ジワッ…
タタタッ…
- 160 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/24(月) 23:38:40.77 ID:CQYejT4W0
- ――10分後・8周目提督家
提督「……っ」ヨロヨロ…
提督(何なんだよ、さっきの女は……どうして、俺自身や大井しか知らないはずの……俺の、弱い所を知って……)
提督(いや、それより……いくらあの女に襲われたとはいえ、俺は……大井以外の女と……)
提督「……っ」グッ…
提督(……全部、正直に話そう。そして、謝ろう……俺に出来るのは、それくらいしか無い……)
提督(とにかく、今日はもう部屋で休もう……それで明日、大井に事情を……)ガチャ…
大井「………」
提督「っ!?お、大井……」
大井「………」
提督「えっと、その……」
大井「………」
提督「……っ」フルフル…
提督(いや、落ち着け、俺……伝えるなら、早い方が良い……こうして、部屋にいてくれたのなら……)
大井「………」
提督「……大井。俺、実は……」
大井「……最低」
提督「……え?」
大井「私以外の女と……あんなこと、するなんて……!」プルプル
提督「っ!」
提督(さっきの……見られて……)
提督「……ち、違うんだ。あれは……」
大井「何が違うの!?この目でしっかり見たのよ!?変な女と、そ、外で……!」
提督「そ、それは、あいつが……」
大井「しかも何!?どうして私とアンタしか知らないことまで、あの女が知ってるのよ!?」
提督「っ、お、俺にも分からなくて……」
大井「馬鹿にしてるの!?じゃあ何であの女が知ってるのよ!?アンタが教えた以外あり得ないじゃない!」
提督「……っ」
- 161 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/24(月) 23:43:52.31 ID:p95VJRotO
- 病まとェ…魔道士の時はまともだったのにどうしてこうなった
- 162 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/24(月) 23:48:47.70 ID:u8oqlhUFo
- こうなってくると大和のストーリーも開示してえ
- 163 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/24(月) 23:53:30.32 ID:CQYejT4W0
- 提督「……とにかく、俺の話を聞いてくれ」
大井「言い訳なんて聞きたくない!」
提督「そうじゃないんだ!俺は、あいつに襲われて……」
大井「……襲われた?」
提督「あぁ。家に帰ろうとした時、急にあいつが……」
大井「………」
提督「………」
提督(信じて、くれたのか……?)
大井「……そんな嘘ついてまで、自分が浮気したことを認めたく無い訳?」
提督「え……」
大井「私、確かに見たのよ。アンタがあの女とヤってる時……それはもう凄く気持ち良さそうな顔してたのを」
提督「い、いや、それは……」
大井「どうせアンタがあの女に自分の弱い所を教えて、それで気持ち良くして貰ってたんでしょ?」
提督「……違う」
大井「何が違うのよ」ギロッ
提督「俺にも分からないんだよ……あいつがどうして、それを知ってたのかが……」
大井「この期に及んでまだ認めないの!?そこまで酷い奴とは思わなかったわ!」
提督「……っ」ズキッ
大井「他の女に手を出しといて、バレたら見苦しく言い訳だなんて……本当に最ッ低!」
提督「………」プルプル…
大井「アンタがそんな奴だと知ってたら、私……最初から、付き合わなかったのに……!」
提督「……ッ!」ブチッ
提督「黙って聞いてりゃ、言いたい放題言いやがって……!」ガバッ
大井「きゃっ!?」
提督「俺の話を聞こうともせずに、俺のことを否定ばかりしやがって……!」ググッ…!
大井「こ、こんなことで誤魔化す気!?本当に見損なったわ!離してよ!このヤリチン野郎!」
提督「――ッ!!」グイッ
大井「えっ、や、やだ、やめなさい……やめてってば……!///」
提督「っあぁ!」ズプゥッ!
大井「ひぎぃっ!?あっ、あぁっ///」ゾクゾクッ
- 164 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/25(火) 00:00:26.03 ID:5oaVPsZ30
- ――数十分後
提督「大井……大井っ……!///」
どちゅどちゅどちゅっ!ぱんぱんぱんぱんっ!
大井「んいぃっ!あっ、ぐぅっ!あっあっ、あぁんっ!///」
提督「くっ……出るっ……!///」ゾクゾクッ
ビュルルルルルルッ!ビュクビュクッ!
大井「んああああああっ!?///」ガクガクッ
提督「はぁっ、はぁっ……///」
大井「……///」ヘナヘナ…
提督「………」
大井「……ッ!」ギロッ
提督「……!」
大井「……っ」ジワッ…
提督「あ……」
大井「………」ゴソゴソ
提督「お、大井……」
大井「……っ!」ガチャ
バタンッ!
提督「………」
――部屋の外・リビング前
大井「うっ……うぅっ……!」ポロポロ…
ガチャッ
大井「っ!」ビクッ
兄「ただいま。あれ?大井ちゃん、今日も来て……」
大井「……っ!」ダッ
兄「あっ、大井ちゃん!?」
大井「うぐっ……!」ガチャ
バタンッ!
兄「………」
兄(大井ちゃん、今、泣いて……もしかして、提督と何か……)
- 165 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/25(火) 00:12:01.37 ID:5oaVPsZ30
- ――自室
提督「………」ゴソゴソ…
提督(お、俺は……何てことを……)
コンコンコン
提督「っ!?」ビクッ
兄『提督、僕だけど……入っても良いかな?』
提督「……あぁ」
兄「………」ガチャ
兄(ん?この臭いは……)
提督「………」
兄(……さっきまで、何があったのか……おおよその検討はついた。これは冷静かつ慎重に問いかけないと……)
兄(本当は、恋人同士の問題に……部外者が首を突っ込むのは、良くないことだと思うけど……)
兄(提督も大井ちゃんも、僕にとって……家族であり、家族のように大切な人だから)
提督「……何の用だよ」
兄「……大井ちゃんと、何かあったの?」
提督「……っ」
兄「あ、いや。僕は別に大井ちゃんから何か言われたとか、そういう訳じゃないんだ」
兄「ただ、大井ちゃんが泣きながら帰って行ったから……その……」
提督「………」
兄「……先に言っておくよ。僕は決して、提督のことを否定したり拒絶することはしない」
提督「………」
兄「ただ、2人の間柄を知る僕としては……何か、力になりたいと思って……」
提督「……何でも無い」
兄「え……?」
提督「兄さんには、関係無いことだ」
兄「………」
提督「関係無いって言ってるだろ!俺のことは放っておいてくれ!今は誰とも話したくないんだよ!」
兄「……分かった。ごめん」ガチャ
バタン…
提督「……クソッ!」
提督(兄さんは、気を遣ってくれただけなのに……八つ当たりするなんて……!)
提督(それだけじゃない……俺は、大井に酷いことをして……でも、大井が俺の話を聞いてくれないから……!)
提督「……っ」ジワッ
提督(俺が事情を説明しようとしても……俺のことを、全部否定して……でも、俺が"あいつ"に気持ち良くされたのは事実で……!)
提督「畜生……畜、しょぉッ!うぅっ……!」ポロポロ
- 166 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 00:13:43.53 ID:lqQOZ2JwO
- これは処されても仕方ないっぽい?
- 167 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/25(火) 00:19:16.54 ID:5oaVPsZ30
- 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!本来は大井の回想パートは30到達で全て描写する予定でしたが……
プロットを見直してみるとかなり長くなりそうだった為、30到達時に描写する内容を分割し、残りをリーチ時に描写することにしました。
次の更新は本日の夜か、明後日の夜か……もしかすると、数日ほどお時間を頂くことになるかもしれません。
更新が出来そうな日は連絡致しますので、それまでお待ち頂けると幸いです。それではまた次回の更新でお会いしましょう。
- 168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 00:20:25.22 ID:Ov0p0Wu90
- 乙デス
病まとは許されないっぽい
- 169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 00:22:52.35 ID:uXC8wZzjO
- 40の時だとコンマに負けて書けない気がするのですが…
40って愛を自覚するタイミングですよね?
乙でしたー
- 170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 00:23:34.52 ID:JPgxlRmK0
- 乙
- 171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 00:27:52.72 ID:a53UeuNRO
- おつ。
兄がいい人っぽいし、40いかずにまおーさま単独ENDに行ってほしいがどうなるやら
- 172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 00:41:34.30 ID:53edwugfO
- 乙
大和のやらかし具合ぱねぇな
しかもゴールしないと失恋確定だし負けたらしばらくネタにされそう
- 173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 01:12:44.04 ID:I3RPYoq+o
- 乙です
大井っち……
- 174 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 01:26:17.60 ID:sLCJV5jnO
- 大井っちがどう足掻いてもハッピーにはなれなそうでつらいっす
- 175 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 07:33:49.16 ID:JPgxlRmK0
- 大井が正妻だったら幸せになれたかな?
- 176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 08:34:59.18 ID:4uw4iI/vO
- 兄の嫁(しかも娘は托卵)
この設定じゃ単独エンドとしても綺麗な終わり方にはならなそう
- 177 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/25(火) 18:35:46.30 ID:dYlWEM490
- 兄さんがフツーにいい人なせいですごくかわいそう
薄々托卵に気付いているとかなら救いがあるかもしれんが
- 178 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/26(水) 01:11:20.79 ID:+30oEMG40
- 描写されてない以上シュレディンガーの兄だね
大井っちは是非リーチになってほしい、なぜ兄嫁になって托卵されのかはプロットじゃなくてきちんと読みたいから
ゴールできないと酷い傷を負うだろうけど
- 179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/27(木) 22:42:53.15 ID:nmXszvpnO
- 推しを幸せにしたいなら普通の設定とかで安価狙ったほうがいいのかもしれんが
今週みたいなぶっ飛んだ設定で超展開とかも見てみたいと思ってしまうから困る
- 180 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 00:14:59.56 ID:+yTmGg1+O
- ぶっ飛んだ設定で良いじゃない?
それも楽しみ方の1つだから。
あなたはどんな設定を安価に上げたいですか?
- 181 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 10:43:57.46 ID:ZnUEvf4r0
- 艦これの世界からこっちの世界に迷い混んだ艦娘本人ってのは駄目だろうか
- 182 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 11:40:39.17 ID:rhJezox60
- 下駄箱にラブレター仕込まれたら下駄箱ごと爆破しコンドームを水が1リットルも入るからと重宝する頬疵持ちの事かな?
>艦これの世界からこっちの世界に迷い混んだ艦娘本人
- 183 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/28(金) 19:37:24.69 ID:BVt35r+rO
- ギャグ補正がやばすぎる女で前作の某提督みたいなぶっ壊れ出したい(マジキチスマイル)
- 184 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 17:56:05.69 ID:l/XFOx190
- 19:00〜20:00頃開始予定です。
- 185 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 19:46:19.48 ID:l/XFOx190
- 始めます。
- 186 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 19:47:41.37 ID:l/XFOx190
- ――
大井「………」
大井(あの日以来、私達の関係は冷え切ってしまった。教室ではお互い口を聞かず、普段も顔を合わせなくなって……)
大井(だって、顔を見ると思い出してしまうから。あの時の、提督の気持ち良さそうな顔を……)
大井(そして、その光景を目にした時の……胸が締め付けられる苦しみや、絶望を……)
大井「……でも」
大井(そんな私達を見かねたのか、しばらく経ったある日……兄さんが、声をかけてきて……)
――大井の家・玄関前
兄「………」
兄(あれから提督は、僕や父さん達とほとんど口を聞いてくれなくなってしまった)
兄(本当は、提督の力になってあげたいけど……本人が嫌がっているのに、無理に聞き出す訳にはいかない)
兄(それに、提督だけじゃない……大井ちゃんも、あの時からうちに遊びに来なくなって……)
兄(提督とも、ギクシャクしているみたいで……)
兄「………」グッ…
兄(きっと、僕がしようとしていることは……お節介なんだと思う。だけど……)
兄「……!」カチッ
ピンポーン♪
兄(提督も、大井ちゃんも……僕の大事な人だから。出来ることなら、何とかしてあげたい……!)
ガチャ…
大井母「……兄君?」
兄「こんにちは、おばさん。あの、大井ちゃんはいますか?」
大井母「えぇ、部屋にいるけど……もしかして、心配して来てくれたの?」
兄「……はい」
大井母「ありがとう。あの子、最近塞ぎがちだったから……どうぞ、中に入って?」
兄「ありがとうございます」
- 187 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 19:55:30.83 ID:l/XFOx190
- ――大井の部屋
大井「………」
大井(提督の馬鹿……あんなことをする奴だったなんて……)
コンコンコン
大井「……誰?お母さん?」
兄『……兄です』
大井「え……」
兄『おばさんに頼んで、家にあがらせて貰ったんだ。少しだけ、話を聞きたいんだけど……ダメ、かな?』
大井「……大丈夫、です」
兄『ありがとう。じゃあ……』
ガチャ…
大井「あ……」
兄「お邪魔、します……」
大井「……兄、さん」
兄「大井ちゃん……」
兄(凄く、やつれてる……きっと、かなり辛いことが……)
大井「………」
兄「………」グッ…
兄(言葉を選ぶんだ、僕……無神経な聞き方だけは、絶対にしちゃいけない……!)
兄「……提督と、何かあったのかい?」
大井「……っ!」ズキッ
兄「最近、提督と会っていないみたいだから……」
大井「……提督から、何か言われたんですか」
兄「いや、話を聞こうとしたんだけど……口を聞いてくれなくて……」
大井「………」
大井(あいつ、何やってんのよ……私だけでなく、兄さんにまで八つ当たりするなんて……!)
- 188 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 20:04:15.71 ID:l/XFOx190
- 兄「……僕の本音としては、大井ちゃんから何があったのか話を聞きたい」
大井「……!」
兄「だけど、それが言いづらいことだったり……大井ちゃんを苦しめてしまうなら、無理に聞くことはしない」
大井「………」
兄「これは提督にも言ったことなんだけど、2人の間柄を知る僕としては……何か、力になりたいと思ったんだ」
大井「……兄、さん」
兄「だから、もし大井ちゃんさえ良ければ……話せることだけで良いから、話して欲しい」
大井「………」
大井(親に話そうとも思ったけど……あいつはともかく、兄さんまで巻き込んでしまう気がして……)
大井(それで、結局……あいつと距離を置くことしか、出来なくて……もう、どうして良いか分からなくて……)
大井「……実、は」
兄「……!」
大井(でも、兄さんなら……私達の関係を、優しく見守ってくれていた兄さんなら……話せる、かも……)
大井(この人なら、きっと……冷静に、話を聞いてくれると思うから……)
大井(今だって、私のことを気遣って……わざわざ、家に様子を見に来てくれたほどだから……)
大井「この前、提督が――」
――10分後
大井「――ということが、あって……」
兄「………」
大井「それで、どうしたら良いか……分からなくて……」
兄「……そう、だったのか」
兄(……最初に思い浮かんだのが『提督がそんなことをするなんて信じられない』。でも、これだけは絶対に口に出しちゃダメだ)
兄(大井ちゃんは、こんなに辛い思いをしたと……意を決して、話してくれたんだ。それを否定してはいけない)
兄(まだ、頭の中の整理がつかないけど……今、僕が大井ちゃんにすべきことは……)
- 189 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 20:06:09.72 ID:wk4RVyS1o
- 既に兄バレしてるのか
- 190 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 20:12:43.25 ID:l/XFOx190
- 兄「……ありがとう。話しづらいことを、打ち明けてくれて」
大井「………」
兄「凄く、辛かったんだね……」
大井「………」
兄「……っ」
兄(……月並みな言葉しか言えない自分が情けない。でも、僕には『その気持ちは分かる』なんて言う資格は無い)
兄(同じ経験をしたことが無い以上、大井ちゃんが話してくれたことを……想像することしか出来なくて……)
大井「………」
兄「その、大井ちゃん……」
兄(自分が情けない……!話して欲しいと言っておきながら、この体たらくだなんて……!)
大井「………」ダキッ…
兄「……!」
大井「しばらく、こうさせて下さい……」ギュッ
兄「……大井ちゃん」
大井「うっ……うぅっ……!」ジワッ
兄「………」
大井「ぐすっ……うあぁっ……」ポロポロ
兄「………」ナデナデ…
大井「提督……どうして、あんなこと……したの……?ひっく、えぐっ……!」ポロポロ
兄「………」ナデナデ…
兄(……僕には、こうすることしか出来ない。我慢していた辛さを吐き出す大井ちゃんを、受け止めることしか……)
- 191 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 20:22:16.82 ID:l/XFOx190
- ――数分後
大井「………」グシグシ…
兄「……落ち着いた?」
大井「……お見苦しい所、お見せしました」
兄「そんなこと無いよ。むしろ、僕の方こそ……話を聞くだけ聞いておいて、何も言えなくて……ごめんね」
大井「………」フルフル…
兄「……!」
大井「こうして、話を聞いてくれただけでも……少しだけ、心が軽くなりました。ありがとうございます……」
兄「……大井ちゃん」
大井「………」
大井(兄弟だからか、あいつの面影があって……それに、私を裏切ったあいつと違って……弟の悪口、みたいなことを言われても……)
大井(私のことを否定せず、優しく慰めてくれる……あんなことをした、あいつとは大違いで……)
大井「……あの」
兄「……?」
大井「また、辛くなった時は……愚痴を聞いて貰っても、良いですか……?こんなこと……兄さん以外の、誰にも話せないから……」
兄「もちろんだよ。悩みや辛いことがあれば、何でも相談して欲しい。出来る限り、力になるから」ニコッ
大井「あっ……は、はい……!」トクン…
大井(え?い、今、胸の奥が……少しだけ、温かく……あぁ、慰めて貰ったお陰で、心が軽くなったから……)
――
大井「………」
大井(嬉しかった。提督のことを大事に思っている兄さんだから、きっと『提督がそんなことするとは思えない』と否定されると思ったけど……)
大井(兄さんは私の話を真剣に聞いてくれて、慰めてくれた。それだけで、少しだけ救われたような気がして……)
大井(あの時、確かに感じた胸の温もりも……きっと、兄さんに惹かれたからだと思う。最初は自分でも信じられなかったけど……)
大井「………」ギュッ…
大井(兄さんとはずっと仲良しだし、提督に裏切られたショックもあって……私の心が、弱っていたせいもあって……)
- 192 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 20:25:28.97 ID:l/XFOx190
- 大井「………」
大井(それから私は、相変わらず提督とは口を聞かなかったけど……あの日のことを思い出して辛くなった時は、兄さんに話を聞いてもらうことが多くなった)
大井(その度に、優しく慰めて貰って……いつしか、提督より兄さんと会話する日が増えていって……)
大井(最初は愚痴や悩みを聞いてもらうことがほとんどだったけど……いつしか、ただ普通に話をするようになって……)
――数週間後・大井の部屋
大井「それで、この前の模試でA判定を取れたんです!」
兄「凄いなぁ。大井ちゃん、昔から成績優秀だったもんね」ニコッ
大井「いえ、そんな……///」
兄「でも、油断しちゃダメだよ?夏休み明け頃から、他の受験生達の成績も一気に……」
大井「はい、分かってます。後から悪い判定にならない為にも、勉強のペースを落とすつもりはありません」
兄「………」
兄(ここのところ、大井ちゃんと会話することが多くなったけど……提督とは、やっぱり口を聞いて貰えないんだよね)
兄(僕から声をかけた時は、いつも……一瞬だけ、苦しそうな表情をして……無言で立ち去って行っちゃって……)
兄「………」
大井「……兄さん?」
兄「……え?あ、いや、何でも無いよ」
大井「そうですか……模試の答え合わせをしてみたんですけど、どうしても苦手科目で点を落としちゃって……」
兄「う〜ん、これは受験する学校や学部にもよるからね。大井ちゃんの場合は……」
大井「……♪」
大井(兄さんと話していると、あいつに裏切られた時の心の傷が……癒されて……)
大井(それだけじゃない。あいつのことに限らず、何か嫌なことがあっても……それを忘れられて……)トクン…
大井「……!」
大井(あっ、また胸の奥が……あの時は気付かなかったけど、これって……)
兄「……大井ちゃん、大丈夫?」
大井「……え?」
兄「やっぱり、まだ……あのことを……」
大井「あっ、いえ、そうじゃなくて……合格出来るか、ちょっと不安で……」
兄「……大丈夫。大井ちゃんの成績なら、きっと受かるはずだよ」ニコッ
大井「……ありがとう、ございます///」
大井(……まさか、ね)
- 193 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 20:38:04.25 ID:l/XFOx190
- ――
大井「………」
大井(あの時、私は自覚した。自分の心が、提督から離れて行って……兄さんに近付いていってしまっていたことを)
大井(最初は、今まで好きだった提督から自分の気持ちが燃え尽きていくことに罪悪感を抱くこともあったけど……)
大井「………」ギュッ
大井(それ以上に、"あの日"の光景がフラッシュバックして……裏切られたショックや怒りが上回って……)
大井(いつしか、提督より兄さんを想うようになっていった。兄さんと過ごせば過ごすほど、私の心は彼への気持ちで埋め尽くされて……)
大井「……そして、あの夏の日。私は……ついに……」
――約2年前・大井の部屋
大井(18)「………」
兄「………」
兄(『大事な話があるから、部屋に来て下さい』か……大井ちゃん、まさか……)
大井「……突然呼び出してごめんなさい」
兄「ううん、それは大丈夫だけど……」
大井「その……実は、私……」
兄「………」
兄(……提督と、別れるつもりなのかな。話を聞く限り、あんなことがあったとなれば……僕からは、何も……)
大井「……っ!///」ダキッ
兄「……え?」
大井「兄さんのこと……好きに、なってしまいました……///」
兄「っ!?お、大井ちゃん、何を……」
大井「分かってます!私は、提督と……今まで、付き合って"いた"ことは……!///」
兄(付き合って"いた"……過去形……)
大井「でも、提督は私を裏切ったんです!私がいるのに、他の女と……!私は、それが許せなくて……悲しくて……!」ギリッ…!
兄「………」
大井「……だけど」
兄「……!」
大井「そんな私を、兄さんはずっと慰めてくれました……傍で支えてくれました……!」
大井「私が話を聞いて欲しいと相談したら、いつでも部屋に来てくれて……最後まで、愚痴や悩みを聞いてくれました……!」
大井「だから、その……少しずつ、兄さんに……惹かれて行って……///」
兄「………」
大井「こ、こんなことを言えば、兄さんが困ってしまうのは分かってるんです。でも……!///」
兄「………」
- 194 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 20:47:24.83 ID:l/XFOx190
- 兄「……大井ちゃん」
大井「は、はい……///」
兄「こんなことを言うのは、悪いと思うけど……それでも、言わなくちゃいけない」
大井「……?」
兄「大井ちゃんは、僕のことを……提督の代わりとして、見ていないかな?」
大井「っ!?」
兄「僕と提督は兄弟だから……顔付きはもちろん、背格好もそれなりに似てるでしょ?」
兄「いや、仮に別人レベルで違っていたとしても……僕を、提督に対する怒りや苦しみから逃れる為の……」
大井「違いますッ!!」
兄「……!」
大井「私は決して、兄さんに依存している訳じゃありません!私が塞ぎ込んでいる時、隣でいつも励ましてくれたでしょう!?」
大井「貴方のお陰で、私はショックから立ち直ることが出来たんです!提督の代わりだなんて、そんな訳……無いじゃないですか……!」
大井「提督のことは、関係ありません……私は本当に、兄さんに惹かれて……!」
兄「………」
大井「……っ」プルプル…
兄「……ごめんね。でも、これだけは……絶対に、確認しておかなくちゃいけなかったから」
兄「僕だけじゃなくて……大井ちゃん自身、いや、大井ちゃんの本当の気持ちにも……」
大井「あ……」
兄「……でも、大井ちゃんの今の言葉で……確信した。大井ちゃんは、本当に僕のことを……」
大井「………」
兄「確かに僕も、大井ちゃんのことは魅力的な女性だと思っている。でも、大井ちゃんはまだ……提督と、別れていないよね?」
大井「それ、は……」
兄「少なくとも、僕は弟の彼女と交際するようなことは出来ない。例え、2人の関係が冷え切っていたとしても」
大井「………」
- 195 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 20:57:30.30 ID:l/XFOx190
- 兄「……行こう」
大井「えっ、ど、どこに……」
兄「提督の所、だよ」
大井「う……」
兄「大井ちゃんからすれば、話しづらいかもしれない。現に僕も、提督とはもう何ヶ月もまともに会話出来ていないから……」
兄「それでも、こればかりは黙ったままでいる訳にはいかない……絶対に」
大井「………」
兄「………」
大井「……分かり、ました」
兄「……!」
大井「提督に……別れを、告げます……」
兄「……ありがとう」
兄(こういうことを、誰かに代弁して貰うのはダメだ。ちゃんと、本人の口から伝えないと……)
兄(大井ちゃんには辛いことかもしれない……だけど、ここで僕が代わりに伝えるだけじゃ……間違い無く、わだかまりが残ってしまう)
――8周目提督家・自室
提督(18)「………」カキカキ
提督(あれから、大井や兄さん達と……全然、口を聞いてない)カキカキ
提督(どうしても、気まずさを感じてしまって……会話するのも、後ろめたくて……)カキカキ
提督(特に兄さんや父さん達は、俺と大井のことを聞かれて……また、否定されたくない……)カキカキ
提督(兄さんは『否定しない』と言ってくれたが……大井に信じて貰えなかった絶望が、邪魔をして……)カキカキ
提督「……あぁクソッ!勉強に集中しなきゃいけないのに……!」クシャクシャ
提督(頭の中には、大井のことばかり浮かんで来て……でも、俺は今……"あの女"と……)
コンコンコン
提督「………」
提督(あぁ、どうせ兄さんだろうな……でも、俺は兄さんと話す資格は……)
大井『……提督、いるんでしょ?』
提督「ッ!?え、ぁ……お、大……井……?」
大井『………』
提督(ど、どうして……今まで、いや、"あの日"から、ずっと……こっちに来たこと、無かったのに……!?)
- 196 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 20:59:01.51 ID:s4sx5KNyo
- (兄上聖人でつら……)
- 197 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 21:03:09.34 ID:l/XFOx190
- 大井『……伝えたいことがあるの』
提督「……な、何だよ。今更……」
大井『そのままで良いから聞いて。私達……別れましょう』
提督「え……」
大井『私はもう、アンタに……愛想をつかしたのよ。浮気しておいて、見苦しい言い訳をして……』
大井『それからは、お互い顔を合わせることもせず……このままの関係が続くくらいなら、別れた方が良いに決まってる』
提督「………」
大井『それに私……兄さんのことが、好きになっちゃったから』
提督「は、はぁ!?どういう……」
大井『浮気したアンタが何を言おうと、私の気持ちは変わらないわよ』
大井『兄さんは、傷付いた私をずっと励ましてくれた。隣で支えてくれた……アンタと違ってね』
提督「……ッ!」ギリッ…!
大井『もちろん、アンタと違って体の関係なんか持っていない。恋人に黙って浮気する奴とは違う』
提督「………」
大井『どうせ、まだ"あの女"とヤってるんでしょ?私より、その女と付き合えば良いじゃない』
提督「ぐっ……」
提督(……大井の言う通りだ。俺は、あれから……"あの女"が忘れられず、何度も……)
提督(だから、俺は……大井と付き合う資格は無い……このまま、別れるべきなんだ……)
提督(相手が兄さんだと言うのは、流石に驚いたが……俺なんかより、兄さんの方が……大井を、幸せに……)
提督「……っ」グッ…!
- 198 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 21:08:22.94 ID:/mmncxEZO
- 学校生活(ドロドロの昼ドラ)
- 199 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 21:17:27.55 ID:l/XFOx190
- 提督「……勝手にしろ」
大井『……!』
提督「俺みたいな浮気者なんか捨てて、兄さんと……好きなだけ、イチャつけば良いだろ」
大井『………』
提督「………」
大井『……えぇ、そうさせて貰うわ。これで私達は、もう……恋人でも、何でも無いから』スタスタ…
提督「……畜、生っ」プルプル
提督(どうして、だよ……!どうして、兄さんなんだよ……!どうして、俺じゃないんだよ……!)
提督(俺のことは信じてくれくれなかった癖に……よりによって、兄さんと……!)
提督「……っ」ジワッ
提督(でも……俺は、大井の言う通り……"あいつ"と肉体関係を続けてる……大井を引き留める、資格なんか……)
提督「……あああああッ!!」クシャクシャクシャッ!
提督(あの時、俺がもっと冷静に話していれば……大井を、押し倒していなければ……!)ポロポロ
提督(気まずいからと、距離を置かずに……大井に、話を聞いて貰おうと努力していれば……!)ポロポロ
提督(こんなことには、ならなかったかもしれないのに……!)ポロポロ
提督(でも、もう遅いんだ……大井は、俺に愛想を尽かして……それで、兄さんに……!)ポロポロ
提督「ぐっ……うぅっ……うあぁっ……!」ポロポロ
――部屋の外
大井「………」スタスタ…
兄「大井ちゃん……」
大井「……っ」ダキッ…
兄「……!」
大井「少し、だけ……胸、貸して……下さい……」ギュッ
兄「……うん」
大井「うっ……ぐすっ、ひっく……!」ポロポロ
兄「………」ナデナデ…
兄(後で、提督に声をかけて……提督が望むなら一発、いや、気が済むまで……殴られよう)
兄(事情がどうであれ、僕は……提督から、大井ちゃんを取ってしまった。その事実は、変わらないから……)
- 200 :次で本編パートに戻ります。 ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 21:24:16.51 ID:l/XFOx190
- ――
大井「………」
大井(提督に別れを告げて……私と兄さんは、正式に恋人としてお付き合いすることになった)
大井(私達の両親にどう説明するかは悩んだけど……最終的に、私と提督が喧嘩別れしてしまったことにした)
大井(それに加えて、私と兄さんが交際していることを説明したら……どっちの両親も、どこか引っかかる顔してたけど……)
大井(……最終的に『本人達が納得しているならそれで良い』と言ってくれたのよね)
大井「………」
大井(でも、私は……提督と、別れた後も……)
大井「……っ」ズキッ…
大井(それだけじゃない……兄さんを愛する気持ちは本物のはずなのに……)
大井(提督と、行為をしている時は……兄さんでは味わえない快楽が、襲って来て……)
大井(その度に、昔……私と提督が、まだ恋人だった時のことを思い出して……)
大井「……っ!」フルフル
大井(何考えてるのよ、私は……!自分から提督に別れを切り出しておいて……!)
大井(やっぱり提督に未練が残ってる、だなんて……そんな、訳……!)
大井「………」
大井(兄さんはいつだって、私を愛してくれる……娘だって、心から可愛がってくれる……)
大井(でも、その娘は……提督と、不倫したせいで出来た子で……)
大井「……っ」
大井(……どうして、なの?あれだけ、提督のことを……憎くて、最低だと思ってたのに……)
大井(結局、私は……提督のことを、見限ることさえ出来ないの……?離れられないの……?)
大井(未だに、自分を愛してくれる兄さんを裏切り続けて……提督からも、辛いことを言われて……)
大井(元はと言えば、提督のせいでも……今の私は、提督を責められる立場じゃなくなって……!)ジワッ…
大井「くっ……」ウルウル…
大井(今だって、提督の体が忘れられなくて……バイヴまで買ってしまうほどに……)ポロポロ
大井(兄さんは、いかがわしい本を見せられても……私の為に、使わなかったのに……!)ポロポロ
大井(それに比べて、私は……兄さんならまだしも、提督の体を求めて……こんなことを……!)ポロポロ
大井「ぐすっ……えうっ……!」ポロポロ
大井(兄さん、ごめんなさい……本当に、ごめんなさい……!こんな最低な女で、ごめんなさい……っ!)ポロポロ
- 201 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 21:45:19.55 ID:l/XFOx190
- 〜 9月1週 〜
――カラオケ店・個室
暁「〜♪」
提督「………」
暁「ふぅ〜!我ながら上手く歌えたわ!さて得点は……」
画面『57点。もうちょっと音程を意識して歌いましょう』
暁「え〜!?100点じゃないの!?」
提督「……妥当だと思うぞ」
暁「そんなぁ!提督、私の歌上手かったわよね!?」
提督「………」フイッ
暁「何で目をそらすの!?」
提督「いや、まぁ……歌ってる姿は可愛かったぞ」
暁「えっ、そう?えへへっ♪」ニパッ
提督「………」
提督(歌唱力はアレだったが、聞くに堪えないレベルでは無いからセーフ……だと思う)
暁「じゃあ次はどえっとしましょ!」
提督「どえっと?」
暁「ほら、男の人と女の人で歌うやつ!」
提督「……あぁ、デュエットのことか。よし、じゃあ一緒に歌うか」
暁「やったー!」
――受付
2周目提督「………」
矢矧「………」
羽黒「………」
2周目提督(……さっきの子、本当に大学生だったとはな)
矢矧(最初はお子様料金を勧めちゃったけど……)
羽黒(学生証を取り出した時は流石に驚きました……)
↓1大井のコンマ 好感度:35.5/50
↓2暁のコンマ 好感度:50/50 <END開放!>
↓3大和のコンマ 意識度:26/50
↓4アブルッツィのコンマ 好感度:25.5/50
反転コンマが最大のヒロインと交流します
ただし暁が最大値の場合はその場で終了です
- 202 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 21:45:27.95 ID:bYFgezTL0
- ???「私のこと、好きって言ったのに……!」
- 203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 21:45:36.74 ID:23joiz54O
- シズメシズメ
- 204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 21:45:42.13 ID:XTRrPo7MO
- うんしょ
- 205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 21:45:44.37 ID:nCgOc+770
- まお
- 206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 21:45:49.49 ID:Wbpe/6pRO
- あ
- 207 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 21:47:37.41 ID:l/XFOx190
- アブルッツィは何をしている?もしくは提督とアブルッツィは何をしている?
21:51以降から先着3つまでで反転コンマが最大の安価を採用
ただし21:55までに3つまで埋まらなかった場合、それまでで反転コンマが最大の安価を採用させていただきます
※アブルッツィはタイムパトロールの為、提督や他のヒロインから1歩引いた立場を維持しようとしている状況です。
その為、他のヒロインが登場したり、どちらかの家へ遊びに行く等の『お互いの(精神的な)距離が近くなりやすい』内容はアレンジさせていただく場合が多くなると思います。
※その他、プロットの関係でも内容をアレンジさせていただく場合があります。申し訳ございません。
少し休憩します。22:30〜23:00頃再開予定です。
- 208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 21:47:47.12 ID:s4sx5KNyo
- 魔王様たすけて……
- 209 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 21:51:00.52 ID:nPpLfXr7o
- 提督はどんな子供が欲しいか、あくまで自然な流れで聞く
- 210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 21:51:02.09 ID:s4sx5KNyo
- ポロッと未来の知識を言ってしまい取り繕う
- 211 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 21:51:04.20 ID:ezvtcqMzO
- 捜査中のアブルッツィを見かける
- 212 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 21:59:18.29 ID:Sf5CydpuO
- 回想パートって全部描写されたのかな?
- 213 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 23:09:14.55 ID:l/XFOx190
- 再開します。
- 214 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 23:11:24.67 ID:l/XFOx190
- ――8周目大学・キャンパス内
提督「今日のゼミ活動はこれでおしまいっと……」スタスタ…
提督(暁は公務員講座だし、どうするかな……家に帰っても大井がいるだけだし……ん?)チラッ
アブルッツィ「う〜ん……」
アブルッツィ(もしかして、とは思うけど……でも、流石にそれは……)
提督「……アブルッツィ?」
アブルッツィ「あっ、提督……ゼミの帰りですか?」
提督「そうだけど……アブルッツィは?」
アブルッツィ「……私もそんなところです」
アブルッツィ(本当は違うけど、こう言っておけば怪しまれないはず……)
提督「そうか。まぁ、夏休みに大学へ来てる人と言ったら、大抵はゼミかサークルだもんな」
アブルッツィ「ふふっ……ところで、今日は暁とご一緒では無いんですか?」
提督「公務員講座受講中」
アブルッツィ「あぁ、そう言えば公務員志望でしたっけ」
提督「でも、やっぱり公務員は難しいと思うんだよな……選ばれた一握りしかなれないし」
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(それはこの時代も、23世紀も変わらないのよね。タイムパトロールも、決して簡単になれる職業じゃないもの)
提督「その割に役員の不祥事が発覚したりするし、いっそAIにやらせた方が……」
アブルッツィ「その議論は今も続いていますけど、結局実現には至ってないんですよね」
提督「え?」
アブルッツィ「確かにこの時代からそのような意見はありましたが、やはりAIの暴走を懸念する方々が多くて……」
アブルッツィ「技術そのものは目覚ましい進化を遂げましたが、機械的な作業等を除けば……やはり最終的な判断を行うのは人間でないといけません」
提督「お、おい、アブルッツィ?」
アブルッツィ「ただ、人間の補助という目的では凄く役に立って……え?」
提督「急に何を言い出すんだ?まるで実際に見て来たかのように語り出したが……」
アブルッツィ「あっ……」
アブルッツィ(う、迂闊だった……!つい、私が住む時代の話を……いつもなら、こんなミスしないのに……)
提督「………」
好感度上昇率判定:この後どうなる?
01〜49:アブルッツィ「え、映画の話ですよ!」アセアセ
好感度上昇:小 ×1.0
50〜98:提督「でもまぁ、アブルッツィの意見は確かにその通りだな」
好感度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:提督「……まずは自分の将来の心配が先か」
好感度上昇:大 ×2.0
直下
好感度上昇数値判定 コンマ一の位×上昇率分上昇
↓2
- 215 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 23:12:21.95 ID:wk4RVyS1o
- むん
- 216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 23:12:31.96 ID:KeBmn/SXO
- あ
- 217 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 23:12:31.99 ID:jr/+obGm0
- あ
- 218 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 23:12:57.77 ID:n6/lLy4d0
- ぴゃー
- 219 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 23:14:39.28 ID:wk4RVyS1o
- 暁独走体制に入ったと思いきや案外伏線回収していってるのな
- 220 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 23:17:48.38 ID:mjeENb4SO
- これで次アブ姉か大井っち選ばれたら結構な確率でリーチなるよな
病まとはゴールできなきゃ失恋確定だし怖くなってまいりました
- 221 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 23:18:16.94 ID:bYFgezTL0
- 魔王さまのファンサービスしゅごい
- 222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 23:20:42.07 ID:s4sx5KNyo
- そ、そろそろ魔王様よろしいですよ…
- 223 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 23:22:51.20 ID:nCgOc+770
- つか前のアブのターン、ゾロ目で8以上引いてたら惚気話聞きながら惚れることになってたわけだけど>>1はそうなってたら対処できたのだろうか
- 224 :次はアブルッツィの好感度30到達パートです。 ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/29(土) 23:38:13.56 ID:l/XFOx190
- >>223
仮にそうなった場合は即興で何とか理由や描写を考えます(白目)。
95→59:一理ある 6×1.5=9 9+25.5=34.5/50
提督「……でも、言われてみれば確かにアブルッツィの言う通りかもしれない」
アブルッツィ「え……?」
提督「さっきは何も考えずAIに任せれば良いと言ったけど、AIは人間より頭が良いもんな」
提督「もしAIが人類に使われてる状況に嫌気が差して、そのまま人類が管理されるようなことになればたまったもんじゃない」
アブルッツィ「………」
提督「しかもAIに本気出されたら、天才ならまだしも俺みたいな凡人じゃ勝てる気がしないし……」
提督「そう考えれば、無暗にAIを普及させるのも考え物だな。確か、そういうSF映画があったような……」
アブルッツィ「……は、はい。あまりに臨場感のある映画だったので、つい自分の体験のように話してしまいました」
提督「やっぱりそうだったか。でも、その気持ちは分かる。実際、衝撃的な展開だったりすると記憶に焼き付くもんな」
提督「例えそれが架空の話だったとしても、まるで現実で起こったかのように感じて……」
アブルッツィ「………」ホッ
アブルッツィ(良かった……映画の話と捉えてくれて。お陰で上手く誤魔化せたわ)
提督「……AIはともかく、未来はどうなってるんだろうな」
アブルッツィ「……!」
提督「環境問題に少子高齢化、問題は山積みな訳だし……どうも暗い未来しか想像出来ないというか……」
アブルッツィ「……きっと大丈夫です」
提督「……!」
アブルッツィ「未来は明るいですよ。そう信じましょう」ニコッ
提督「アブルッツィ……」
提督(何故だろう。アブルッツィがそう言うと、凄く説得力があるように感じる……)
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(少なくとも、23世紀までは人類は存続出来ていますし……提督も、天寿を全う出来ていますから)
- 225 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 23:49:07.73 ID:bYFgezTL0
- 人類は存続出来ている(平和とは言ってない)
- 226 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/29(土) 23:59:51.05 ID:n6/lLy4d0
- 生身の身体を捨てて電脳空間に行ったり、宇宙に適応するために人としての形態を捨てたんやろ(鼻ほじー)
- 227 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 00:00:46.62 ID:bclyKoZA0
- アブルッツィ「………」
アブルッツィ(今から1年前、21世紀に到着した私は……すぐにこの時代で怪しまれること無く活動出来る措置を取ることにした)
アブルッツィ(任務用に支給されたナノマシンを駆使し、まずは人目のつかない場所に"居住空間"を作り出した)
アブルッツィ(当然ながら、この時代には私の戸籍は存在しない。家の購入はもちろん、借りることも出来ない以上、自分で用意するしか無い)
アブルッツィ(最低限の準備を整えた私は、まず時空変動測定機を使い……どの辺りに過去改変者が潜んでいるかを大まかに調べることにした)
――約1年前・8周目大学周辺
アブルッツィ「………」スタスタ…
アブルッツィ(こうして手をかざすだけで、過去改変に関する情報を集めることが出来るのはやっぱり便利ね……)キョロキョロ
アブルッツィ(さて、いきなり犯人を特定するのは難しいとしても……せめて、関係者が集まる場所くらいは……)キョロキョロ
ピピッ…!
アブルッツィ「……!」クルッ
アブルッツィ(8周目大学……ここに、犯人や関係者が……今回は運が良い方ね。まさか跳躍直後に見つかるなんて)
アブルッツィ「………」スタスタ…
アブルッツィ(さて、場所が分かった後は……この時代の服装や道具を調達しないと。とはいえ、安物しか買えないけどね)
アブルッツィ(この時代に使われているお金は支給されているとはいえ、本当に最低限……無駄遣いすれば、すぐに無くなってしまうから)
――
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(その後、私は生活に必要な食料や服、道具を購入し……8周目大学に潜入することにした)
アブルッツィ(大まかな探知なら町単位で出来るけど、個人レベルで過去改変に関係する人を探知するには……その人に至近距離まで接近しなければならない)
アブルッツィ(その為には、大学生の振りをしつつ……大学に潜入し、建物の中を歩き回る学生達を調査する以外の方法は無い)
アブルッツィ(それでも犯人をピンポイントで探知することは不可能だから……関係者を見つけ出した後も、彼らを監視し続けて……)
アブルッツィ(怪しい動きをした瞬間、駆け付けて拘束しなければならない。これが中々骨の折れる作業なのよね……)
アブルッツィ(とはいえ、こんなことはタイムパトロールなら日常茶飯事。時には数年以上過去に滞在することもある)
アブルッツィ(もちろん今回も、最長で4年……現時点で大学1年生の学生達が卒業するまで監視を続けることは覚悟していた。そんな時……)
アブルッツィ「……"彼"、いえ、提督と出会うことになったのよね」
- 228 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 00:20:53.29 ID:bclyKoZA0
- ――8周目大学・キャンパス内
ワイワイ ガヤガヤ
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(この時代の私服に着替えて、大学に潜入したは良いけど……凄い人ね……)
アブルッツィ(ここから関係者を探し出すとなると……う〜ん、凄く時間がかかりそう……)
アブルッツィ「………」フルフル
アブルッツィ(でも、弱音を吐いている場合じゃない。私の出生や人類史に関わることだから、絶対に見つけ出さないと……)
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(でも、200年前の大学生って……まず、何をすれば良いのかしら……?)
アブルッツィ(急いで時間跳躍したから、この時代のことを予習する暇も無くて……)
アブルッツィ(闇雲に歩き回って、怪しまれないかしら……?でも、このまま立っているだけという訳にも……)
「……大丈夫ですか?」
アブルッツィ「え?」チラッ
ピピッ…!
アブルッツィ(あっ、測定機が反応した……ということは、目の前にいる人が……えっ!?)ビクッ
「もしかして、どこに行くか分からないとか……」
アブルッツィ「………」
「あの……」
アブルッツィ「あっ、す、すみません!その……」
アブルッツィ(8周目提督……過去改変の関係者で、私の……遠い、ご先祖様……)チラッ
提督「……?」
アブルッツィ(……いえ、落ち着いて。ここで変に騒いだら、怪しまれるだけ……幸い、お互い初対面だから……上手く誤魔化せるはず……!)
アブルッツィ「その、実は遠い場所からここに通うことになって……色々と、勝手が分からなかったんです」
提督(遠い所……田舎から出て来たか、外国から……いや、余計な詮索はしない方が良いな。俺も、他人には絶対に話せないことがあるから……)
提督「そうだったんですか。俺も入学したばかりで、あまり詳しくは無いんですけど……説明会はどうも向こうの講義室みたいですね」
アブルッツィ「説明会……」
提督「良ければ一緒に行きませんか?俺もそこで説明会を聞きに行こうと思っていたので……」
アブルッツィ「あっ……はい、お願いします」
アブルッツィ(まさか、調査初日にご先祖様と出会うことになるなんて……あまり私が介入すると、ご先祖様の歴史が変わりかねないけど……)
アブルッツィ(彼が関係者なら、必然的に他の関係者とも交流があるはず……一定の距離を置きつつ、彼を監視した方が効率的かもしれない)
- 229 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 00:21:55.72 ID:bclyKoZA0
- 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
次は本日の夜か、明日の夜に更新予定です。それではまた次回の更新でお会いしましょう。
- 230 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 00:24:07.23 ID:63OI9iRz0
- 乙でしたー
- 231 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 00:32:29.94 ID:HzNesqoIO
- 乙
アブ姉提督の子孫だったんだな
近親だけど200年後だし血はかなり薄まってそう
- 232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 01:01:42.99 ID:bs6/JqimO
- アブルッツィ多分掘り下げが少ないままエンドだとタイムパトロールとしての任務達成で人知れず未来に帰ってそうね
失恋か恋愛成就でこの時代に残る感じかな
こうしてみるとますますパワポケ6みたいだな
- 233 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 11:19:51.72 ID:lFSq+Zy8O
- 提督と大井っちの子どもの子孫だったりして
- 234 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 12:35:47.16 ID:FE/Y4d6j0
- 大井は、40なら71%、50なら6%
アブルッツイは、40なら62%、50なら2.4%
ゾロ目が出なければゴールには行かないけど、リーチは結構な確率で行きそう…
- 235 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 12:42:44.54 ID:uej7Zvpn0
- まず選ばれるかどうかで4分の1だからそんなに高くなくない?
- 236 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 12:52:30.05 ID:vftyVFLuO
- >>232
鈴音バッドエンドほんとひで
- 237 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 14:56:51.97 ID:63OI9iRz0
- >>235
当たったらが前提じゃないかな?
- 238 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 17:03:49.92 ID:U7oTBnWZO
- 好感度的に暁大井アブルエンドで大和一人負けになったら笑う
- 239 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 18:15:59.59 ID:bclyKoZA0
- 19:00〜20:00頃開始予定です。
- 240 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2020/08/30(日) 18:22:12.87 ID:NvA0exTTO
- 今日辺り決着つきそう
- 241 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 19:24:03.98 ID:bclyKoZA0
- 始めます。
- 242 : ◆0I2Ir6M9cc [saga]:2020/08/30(日) 19:25:48.76 ID:bclyKoZA0
- ――
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(冷静に考えてみれば、私の出生に関わるのだから……ご先祖様が関係者だったとしても、何の不思議も無い)
アブルッツィ(ただ、いきなり対面することになるのは予想外だったけれど……)
アブルッツィ(元より私達は過去の人物とあまり親密になってはいけない。自分達の行いが原因で歴史を変えてしまえば本末転倒だから)
アブルッツィ(特に、ご先祖様と交流するということは……場合によっては、自分で自分の首を絞める結果に繋がりかねない)
アブルッツィ「……でも」
アブルッツィ(彼が関係者である以上……監視することは避けられない。もちろん、過度の干渉は危険だけど……)
アブルッツィ(ご先祖様と、こうして会話出来る機会は……今後、そうそう無いかもしれない)
アブルッツィ(そう考えると、歴史に影響を与えない範囲で……ご先祖様、いえ、提督と知人程度には仲良くなりたいと思ってしまった)
アブルッツィ(どの道、彼を監視しなければならない以上……ある程度の交流は避けられないもの)
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(自分の正体を隠し続けるのは、少し後ろめたかったけど……そもそも、正直に話したところで信じて貰えるとは思わない)
アブルッツィ(万が一に備え、時間跳躍を可能にするナノマシンはいつでも起動出来るようにしてあるけど……)
アブルッツィ(任務用タイムマシンの私的利用は基本的にご法度だから、提督に信じて貰う為だけに時間跳躍なんてする訳にはいかない)
アブルッツィ「………」
アブルッツィ(私は提督とつかず離れずの関係を保ちつつ、彼の人間関係を観察した。それと同時に、彼以外の関係者を探し続けた)
アブルッツィ(すると案の定、彼の元には関係者が2人ほど集まった。1人は大和と言う女性で、提督と仲が良い大学生……)
アブルッツィ「そして、もう1人は……」
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