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【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その16
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◆gEU9La026k
[saga]:2021/01/11(月) 23:14:10.60 ID:pWY/X3Hv0
――
……
【帝国・アベルの城塞】
マックス「ああ、父さんと母さん大丈夫かなぁ」ハラハラ
マックス「なんか俺のことを認めてくれてたし、ぶった切られはしないと思うけど……」ハラハラ
アベル「父上の様子からして、それはないだろう」
アベル「本当に何か話したいことがあったんじゃないか?」
マックス「あの人が俺の両親に気に掛けることって……強いかどうかってことかな?」
マックス「いやいや、父さんと母さんそこまで強くないよ!?」
マックス「やっぱり弱者はいらん! とか!?」ブルブル!
マックス「もしそうじゃなくても、あの漏れ出っぱなしの覇気に耐えきれる気がしない!?」ブルブル!
キアラ「……大丈夫。マックスさんのお父さんもお母さんも、私の魔力に驚いていた」
キアラ「でも、私を怖がることもなくて……お父様とも、なんとか話そうとしていましたよね?」
キアラ「マックスさんと同じ。ここ一番で奮い立てる人達です」
キアラ「それに、とっても気さくで優しい。きっとお父様とも打ち解けてくれますよ」
マックス「確かに、おおらかな人達ではあるんだけど……大丈夫かなぁ……」
アベル「俺から見ても、良いご両親に見えたぞ?」
アベル「俺ももう少し話したかったが、まあそれは日を改めよう」
アベル「それよりもマックス、お前はまず自分のことを心配した方がいいぞ?」
マックス「え?」
アベル「仔細は後日。これは、早いところお前達の結婚式の段取りを決めるということだ」
マックス&キアラ「「〜〜〜っ///」」
アベル「クラウス王の言う通り、可能な限り騒ぎが起きにくい努力はすべきだろう」
アベル「そういうわけだ。第一段階の報告が済んだならば、次だ」
アベル「俺はこれからこのままマークス神父に再度協力を頼もうと思う」
アベル「何か要望があれば、遠慮なく言ってくれ」
アベル「二人で、ゆっくりと考えるといい」
アベル「では、またな」スタスタ
キアラ「……///」
マックス「……///」
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