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佐天祖父「涙子、約束どおり道場を継いでもらうぞぃ」 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/18(月) 02:19:08.36 ID:1vq0Oj20
VIP前スレ
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1263240646/

いままでのあらすじ
学園都市生活を開始して約数ヶ月、突如として現れた佐天祖父佐天涙蔵。
彼は、孫娘涙子を佐天流抜刀術の継承者として学園都市から佐天の故郷に連れ戻そうとやってくる。
それを阻止するべく、対峙した御坂美琴と白井黒子であったが涙蔵の秘儀牙突と縮地により敗北してしまう。
その後、佐天涙子と涙蔵の決闘により雌雄を喫することになったのであるが、佐天の両親
影虎と涙の提案で、佐天流抜刀術道場への道場破りが提案される。その対戦方法は陣取り・・・・
さらに、涙蔵の手引きにより学園都市が能力者の派遣を許可し学園都市チームVS佐天流抜刀術の抗争に
発展するのだが・・・・・






http://up3.viploader.net/pic2d/src/viploader2d646312.png
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【進撃の巨人】俺「安価で巨人を駆逐する」 @ 2024/04/27(土) 14:14:26.69 ID:Wh98iXQp0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714194866/

諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/18(月) 02:22:06.68 ID:1vq0Oj20
出発前夜
佐天「でりゃぁああああああ牙突壱式!」
黒子「おっと!大層なお名前とはいえただの突きですわ!」
佐天「ここからですよ!牙突参式!」
御坂「ほらこっちがお留守なってる」
佐天「うぁ!」
御坂「!?逃げられた」
佐天「後ろをとれれば・・・・婚后さんお願いします」
婚后「どうなってもしりませんわよ!」
佐天「エアロハンドで私の後ろ押してもらえれば4秒間ほど縮地に近づける!消えた?」
黒子「わたくしを忘れていましたわね、佐天さん」
佐天「しまった!?」

初春「な、なんかジャンプ読んでるみたいな戦いが・・・・・ですよね小萌先生」
小萌「えー上条ちゃん!これないってどういうことなのですか!!あーちょっと・・・・切られました」
初春「二人だめになったんですか?」
小萌「上条ちゃんめ・・・・代理が来るって誰なんでしょうか」
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/18(月) 02:23:31.77 ID:1vq0Oj20
??「あの〜すみません」
初春「はい、どなたですか?」
??「僕、上条さんの代わりに来ました木更津達也といいます」
小萌「上条ちゃんめ!こんなかわいい女の子に代理をたのむなんて何を考えているのでしょうか!」
木更津「いや・・・・あの・・・・」
初春「美人ですね〜」
木更津「僕、男の子なんですけど、何時も女の子に間違えられるんです」
小萌「え・・・・男の子だったのですか?」
初春「そういえば名前も達也さんですもんね」
小萌「で、あなたは上条ちゃんとどのような関係なのですか?」
木更津「上条さんとは同じマンションに住んでいます。以前、水漏れがあったとき色々お世話になって・・・・」
小萌「ご近所さんなんですか?でもそれだけの理由で」
木更津「おばあちゃんに義理硬い人間になれって言われてます。心配しないでください能力はLv3空気中の水分を凍らせることができます」
初春「おお、氷柱が」
小萌「うん、上条ちゃんより役に立ちそうですね。採用します!」
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/18(月) 02:25:35.01 ID:RvS9UkAO
見てるぞ
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/18(月) 02:35:44.91 ID:f1epS420
もうすぐ終わるんだよな?
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/18(月) 02:38:15.88 ID:1vq0Oj20
木更津「ありがとうございます。これで上条さんにも恩返しできます」
小萌「じゃあ早速皆さんに紹介しないといけませんね。いまは少し待っていてあげてください」
木更津「よろしくお願いしますね」
初春「よろしくお願いします。私の名前は初春飾利っています」
木更津「初春さんですか・・・・でも皆さん旅行に訓練なんて、気合が入ってらっしゃいますね?」
初春「あ!・・・・・・こ、小萌先生」
小萌「し、しまった・・・・対上条ちゃん用のハニートラップを・・・・」
初春「は、ハニートラップなんですか?」
小萌「ともかく、ここは言うタイミングを間違えるとせっかくの戦力が」
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/18(月) 02:38:47.50 ID:/FvZnM6o
あっちは規制で書き込めなかったからこっちに立って良かったww
支援
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/18(月) 02:38:57.40 ID:1vq0Oj20
>>5
目安ってどれくらいがいいの?
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/18(月) 02:44:55.23 ID:RvS9UkAO
10スレ
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/18(月) 02:45:34.56 ID:OBavMhso
>>8
それ聞いてどうすんのよ
自分のペースで自分の作品を作り上げればいいじゃないか

part5とかいっちゃうとまとめサイト作らなくちゃいけなくなるから程々に
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/18(月) 02:52:09.44 ID:1vq0Oj20
御坂「ふぅ〜佐天さんと婚后さんのコンビ中々やるじゃない」
黒子「まぁお姉さまとわたくしのビューティーペアの前ではかないませんがね」
婚后「でも、わたくしの攻撃にあぶなかったのでは?」
佐天「まぁまぁ・・・・私も御坂さんや白井さんが協力してくれるから縮地にも0.5くらいだけど近づけたんですし、牙突も今まで以上にうまくなりましたもん」
佐天「見ててくださいね。うーいはる〜!」
初春「きゃああああ!何、剣士の魂をこんな所でつかってるんですかぁああ!」
佐天「いやぁ、私のパワーアップの実力をね」
初春「佐天さんは!!!」

婚后「こ、この距離からスカートをめくれるなんて・・・・本当にLv0ですのあのかた」
黒子「ええ、驚かれまして。ちなみに彼女のおじい様はもって強いですわよ」
婚后「わ、わたくしのエアロハンドが剣術なんかに後れを取るなどと」
黒子「頼もしいお言葉ですわね」

小萌「みんなお疲れ様ですぅ〜今日はみなさんに紹介したい人がいます」

12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/18(月) 03:18:35.83 ID:1vq0Oj20
>>9 >>10 うい了解

小萌「上条ちゃんの代わりに着てくれました・・・・」
重福「じゅ、重福省帆です」
一同「え・・・・・」
佐天「えー重福さんがー!!!」

小萌「ちがうのですちがうのです!木更津達也ちゃんです」
木更津「ど、どうも木更津達也です」

佐天「なんでなんで?なんで重福さんが」
重福「佐天さんのお父様からお手紙をいただきまして」





13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/18(月) 03:21:32.93 ID:404FDMQo
支援するぜぃ
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/18(月) 03:50:30.17 ID:1vq0Oj20
重福「拝啓、重福省帆様。突然筆をとったことをお許しください佐天涙子の父、佐天影虎でございます。いつも涙子にお手紙ありがとうございます。
   涙子は私に似てシャイなところがあり、重福さんのお手紙を頂かないと返事を返せないご無礼許してやってください。
   しかし、私は父親として涙子の気持ちを代弁しますと・・・・娘はムラムラしています。しいてはぜひ省帆ちゃんのお顔親としてみたいので是非実家に遊びに来てください PS愛の代弁者影虎」

佐天「・・・・・・・・・・・・・」
御坂「・・・・・・・・・・・・・」
黒子「・・・・・・・・・・・・・」
婚后「・・・・・・・・・・・・・」

15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/18(月) 04:02:25.79 ID:1vq0Oj20
重福「佐天さんのお気持ちに気がついてあげられなくて本当にごめんなさい」
佐天「重福さんこっちこそごめんね・・・・・あの糞野郎は腹切らすから、介錯私がするから・・・・わざと失敗して重複さんの気が晴れるまでとどめささないから・・・」
重福「そんな、私は怒っていませんし///佐天さんの実家楽しみですね」
佐天「仕込み杖って牙突の衝撃に耐えられるのかな?」

御坂「佐天さん・・・・・目が怖いんですけど」
黒子「罪作りなお父様ですわ・・・・・」

木更津「あ、あの僕の紹介は」

すみませんこの辺で

16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/18(月) 06:43:05.54 ID:8Sa57gAO
屋上
佐天「あの糞親父め〜!」
初春「まあまあ、相手が重福さんで良かったじゃないですか」
佐天「そういう問題じゃないわ。はぁ―でも怒ったらちょい恐怖心がマシになったよ」
初春「え、あんなにおお暴れして脅えてたんですか?」
佐天「そりゃ負けたらみんなとバイバイだもん怖いよ」
初春「佐天さん…」
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/18(月) 12:16:13.60 ID:L4oddoSO
頑張れ
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/18(月) 14:14:53.52 ID:usAUtaE0
ファイツ
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/18(月) 17:12:44.08 ID:nCnrdESO
支援
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/18(月) 18:44:25.31 ID:YNw.f3o0
思念
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/18(月) 20:35:42.54 ID:1vq0Oj20
初春「バイバイなんて私許しませんからね」
佐天「わたしだって帰る気ないよ、家族の皆も私のために協力してくれたから。わたしが学園都市に行くって決めてから一度引っ越したんだよね爺ちゃんの家に、パパは静岡市内で道場やってたけどそれを閉めて、ママも爺ちゃん納得させるために空位だった副師範になった。弟も学校を転校してくれたしね」
初春「そうだったんですか」
佐天「だから、わたし絶対に負けないよ」
初春「わたしも佐天さんが残れるよう頑張りますから!」
佐天「だったら明日は勝負パンツできなよ〜じゃあ帰ろっか!」
初春「佐天さんは〜!!」

22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/18(月) 21:18:30.45 ID:okRs6tQ0
待ってたぞ
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/18(月) 21:27:07.07 ID:1vq0Oj20
常盤台女子寮
御坂「パジャマとシャンプー・・・それから着替えと黒子〜早くじゅんびしなよ〜」
黒子「山のデータは・・・・・後衛星からの・・・・あーいい具合で山陰が」
御坂「なにやってんの?」
黒子「陣取りで両陣営が雌雄を決する場所を衛星で下見していますの」
御坂「ふーん」
黒子「今回はアウェーですからね、こういう下調べ大事ですわ」
御坂「同じ国なのに不便な話よね」
黒子「まぁ私たちはおいそれと旅行もできませんしね、ところでそのゲコ太はなんですの?よもやお風呂に浮かべようなんて思っておられませんわよね」
御坂「あんたには関係ないでしょ!」
黒子「前にも言いましたが、常盤台のACEとして自覚を持っていただきませんとまして今回は遠方に向かうわけですから一層の自覚をで」
御坂「わーわー聞こえなーい」
黒子「小学生ですか・・・・・まったく本当に旅行気分なのですから、まぁせっかくの旅ですからその後の予定に関してはわたくしが責任を持って・・・・・」
御坂「ふん」
黒子「いきなりなにすみゃすの〜」
御坂「そのルートになんともいえない悪意を感じたから」
黒子「そ、そんにゃ理不尽にゃー」
御坂「でも今度こそあのジジィに一泡吹かせてやらないと」
黒子「神速の剣術、佐天流抜刀術・・・・・火力では圧倒的に我々が有利ですが、スピードはなんともいえませんわね。ましてスキルで戦う我々は、防を疎んじておりましたしね」
御坂「レールガンも命中しなければ皆無に等しきか・・・・能力を使う前に斬り込まれたらどしようもないもんね」
黒子「わたくしも戦い方を見直させられましたわね」
御坂「でも今度こそ負けないわよ、牙突と縮地攻略してやるわ!」
黒子「ふふ・・・お姉さまらしいですわね」




24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/18(月) 21:58:14.14 ID:1vq0Oj20
道場
田端「アニキ〜!」
親父「おお、幸三。迎えかご苦労ご苦労」
田端「アニキ、四人秀は剣道場に集合してくれとよ」
親父「あの糞爺、ちょっとは休ませやがれってんだ。まあいいすぐ行くと伝えろ」
田端「OK」

祖父「みんな夜分にすまんのう。影虎の奴が着たらすぐに始めよう」
田端「みんな待たせたな、アニキの到着だ」
親父「今日は俺の誕生日だったか?」
祖父「冗談はいいからはよう座らんか。ゴホン、みんなも知っての通り明日、涙子達が道場破りにやってくる
   皆幼き頃より可愛がってくれた孫娘じゃが、勝負の間は決して手心を加えてはならんぞ。副師範である涙も
   涙子との対決の場合は情けを捨てると申しておる。貴様等も同じように考え戦ってくれ。
   それから、涙子がつれてくる仲間、これにも油断は禁物じゃ。この前、ワシはその女子らと戦うた超能力という
   すさまじい技の数々、荒削りながらも目を見張るものがあったぞ。心してかかられよ」

四人秀「ハッ!」

祖父「そして、今回は学園都市も一応の公認する陣取り・・・・我が御旗は新撰組の誠をお借りする!この御旗決して敵に捕縛されることなきよう奮戦する」
母親「常盤台のACE御坂美琴さん、ジャッチメントの白井黒子さんは本当に強い方々です。しかし佐天流も決して後れをとらないことと私は信じています
   必ずや自らの剣を信じ勝利しましょうや」

四人秀「ハッ!」

祖父「それでは士気上げの景気づけに一つやるかのう、エイエイオー!」

全員「エイエイオー!」


25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/18(月) 22:03:40.83 ID:1vq0Oj20
きょうはこの辺で
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/18(月) 23:45:55.67 ID:5KNJm3go
パー速だからうやむやにならないか心配
あと支援はいらないって突っ込んじゃ負けかな?
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/19(火) 01:12:10.42 ID:yIvoygAO
>>1はパー速でまったりやる気?
なら酉つけたほうがいいよ
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/19(火) 01:19:39.87 ID:SpDUH6SO
>>26
パー速だと支援する必要がない

読者の存在が感じられない

書き手のやる気がなくなる

と聞いたことがあるから一応
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/19(火) 02:47:44.04 ID:gCiJxRo0
みてる事を教えてやりたいんだぜ!

何げに楽しみにしてるからな。
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/19(火) 07:42:42.50 ID:qSXTb2Eo
test
31 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/19(火) 10:45:38.52 ID:6m/gZ8w0
道場
親父「んったく糞爺が1時間も話しこみやがって」
田端「アニキ掛け声の後寝てたもんな」
親父「俺は元々長ったらしい話は嫌いなんだよ。起承転結でいいんだよ」
田端「アニキらしいな。所で涙子ちゃんどうだったんだ?」
親父「俺の娘が超能力なんて無理だと思ってたけど、結構頑張ってるわ〜まぁ発育の方が80%だけどな」
田端「そういう所は、涙姉さんそっくりだな。思い出すなーアニキが告白した日、あの時は俺も殺されるかと思ったわ!」
親父「あの爺から1本とるのに72時間だ今でも覚えてるよ。子供作って挨拶いきゃ見逃してもらえるなんざ俺の計算が甘かったわ」
田端「でも、そんなアニキも今や子二人の親父だもんな」
親父「バカヤロウ、子供が居ても生涯現役だぜ。そうだそうだいいもん買ってきたんだ」
田端「うほ!いいDVD〜どうしたんだよ」
親父「学園都市産のDVDだ、なんせ学生が8割も居るんだぜ思春期真っ盛りのたまり場だイカ臭くってしかたねえや、お前、家からデッキとってこい」
田端「おうおう、待ってな」

親父「ロマンティックあげるよ〜♪ってか、風俗にはいってねーから文句ないだろう・・・ふ、ちょろいぜ」
田端「お待たせお待たせ、でもいいのか?涙姉さん、副師範でもきれいにしてくれてるじゃねーか」
親父「バカヤロウ、そういう奴がパッケージにだまされてハズレ掴むんだよ。時代は20代だぜ」
???「おい・・・・神聖な道場なにやっとんじゃ」
親父「!!!・・・・って糞爺じゃねーか」
祖父「物音がすると思って着て見れば・・・・ええ歳をしてこんなものばかり見取るから武士道に曇りが生じるんじゃ」
田端「し、師匠」
祖父「こういうのを見るときはワシも混ぜんか!」
田端「ししょぉぉぉぉ!」

祖父「学園都市恐ろしい場所じゃ」
親父「まったくだ・・・・思春期だとなめてかかってたらやられるところだったぜ、幸三2枚目をセットしろ」
田端「おうよ!」

涙「あなたたち、なにやってるのかしら?」
3人「ぎぃやぁああああああああああああああ!」











32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/19(火) 16:07:09.42 ID:zPzmtnI0
小分けが恨めしいがwktk
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/19(火) 17:30:42.56 ID:GzPrexso
焦らし過ぎww
34 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/19(火) 18:29:04.78 ID:6m/gZ8w0
ちょっと貯めますね
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/19(火) 18:52:28.50 ID:e/8bnTgo
追いついた
支援
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/20(水) 00:59:30.41 ID:wrotPAk0
貯めすぎじゃね?
支援
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/20(水) 03:21:39.40 ID:/i2S3b60
まぁ俺は待ち続けちゃうんだぜ
38 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/20(水) 05:32:23.65 ID:rWhwVmQ0
今夜書くぜ
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/20(水) 07:09:34.31 ID:dH2uXYSO
そういうもんだ

支援
40 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/20(水) 19:57:24.34 ID:rWhwVmQ0
東京駅
小萌「それでは、出席を取りますのでお返事してくださいね、御坂ちゃん」
御坂「は〜い」
小萌「白井ちゃん」
黒子「はいですの」
小萌「婚后ちゃん」
婚后「はい」
小萌「初春ちゃん、佐天ちゃん」
初春、佐天「はい、はい」
小萌「重福ちゃん、木更津ちゃん!」
重福、木更津「はい、はい・・・・」
御坂「え?」
御坂、黒子 佐天「木更津って誰?」
木更津「うう・・・・・」
小萌「詳しいことは、新幹線にのってから説明しちゃいますね」

新幹線乗車後

アナウンス「次は、小田原に停車いたします」
黒子「アイスブレイドのLv3なのですね木更津さんは」
御坂「じゃあカキ氷食べ放題ってことかいいな」
木更津「お金ないときはそうしてますね」
初春「でもカキ氷ばっかりじゃ飽きちゃいますよね」
木更津「そうなりますよ、あはは」
小萌「♪〜」
佐天「新幹線うれしいんですか?」
小萌「大人はそんなことでは喜ばないです!」
重福「私はこうして佐天さんと旅ができるだけでうれしいです」
佐天「あ、ありがとう、わたしも光栄だわ」
婚后「学園都市からすれば旧世代乗り物にはしゃぐなんて考えられませんわ。まして鈍行のこだまなんて」
黒子「じゃあその0系グッズはなんですの」
婚后「こ、これは外の世界のことも知っておかないといけませんしね。おほほ」




41 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/20(水) 20:20:32.40 ID:rWhwVmQ0
JR金谷
初春「静岡駅から在来線に乗って、30分ようやくつきましたね」
御坂「なんで、あんなに短い列車なのよ・・・・」
黒子「お姉さまと密着して汗をかいてしまいましたわ」
御坂「そんなには混んでなかったけどね」
黒子「ふゃああああ」
佐天「まあ、ここからは急行がでてるんでそれに乗りましょう」
婚后「ま、まだかかるんですの?」
佐天「ここから、千頭まで大井川鉄道本線、そこから井川線に乗り換えて井川駅までいきます」
木更津「だいぶ山間部にご実家があるんですね」
婚后「まぁここからは急行に乗れるということなので大丈夫でしょう」
佐天「はい、大井川鉄道金谷駅です」
黒子「可愛い駅ですわね、本当に急行がきますの」
御坂「駅も事務所みたいだし」
初春「日本のいなかという感じですね」
佐天「金谷なんてまだ都会よ・・・・」
初春「何か言いました?」
佐天「うんううんなんでもない・・・・ほら急行来たよ」

全員「じょ、蒸気機関車!!!???」

佐天「大井川鉄道の急行よ」
42 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/20(水) 20:53:05.33 ID:rWhwVmQ0
車内
重福『客車の窓から遠くの景色を見つめる佐天さん・・・・まるでメーテルのよう』
黒子『旧世代の乗り物にのっただけであの目の輝かせ方・・・・お姉さまったらあの少年のよう』
黒子、重福「ふぅん?」
黒子「いいお天気でよかったですわね」
重福「そうですね・・・・・」

御坂「窓からの風きもちいい〜」
婚后「山風が涼しく景色も最高ですわ、それでは」
木更津「はいはい、いきますよ」
婚后「ピース」
初春「蒸気機関車ってたのしいですね。あんまりはやくないですけど」
小萌「先生も昔、お父さんとよく見に行きましたよ」
全員「・・・・・・」

小萌「何か問題発言だったですか?は!」
初春「蒸気機関車が国内から姿を消したのは・・・モガモガ」
小萌「さぁさぁ、トンネルが近づいたら窓をしめないと煙にモクモクされちゃいますよ」
全員「は〜い」

千頭
アナウンス「井川線はお乗換えです」
初春「また乗り換えですか」
佐天「ぼやかない、ぼやかない!後は井川線一本で終点までだから。あー来てるよ急ごう」
御坂「今度はあれ」
佐天「エンジン、ああごめんなさいトロッコ列車です」
黒子「トロッコなんてまだ走ってるんですわね」

すみませんバイトなんでここまで
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/20(水) 21:09:06.95 ID:Sw0G0Lk0
このぅ・・・バイト頑張ってこいよ!
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/20(水) 21:09:52.26 ID:QONUm8U0
バイトか
おつー
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/20(水) 21:34:18.19 ID:24M5KB20
木更津「夢氷月天!」
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/21(木) 04:26:24.73 ID:wlg.hOco
>>3
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/21(木) 18:46:06.05 ID:aNqLmoE0
佐天さんにちゅっちゅっしたい!
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/21(木) 19:54:19.10 ID:l7PanUUo
>>47
おい!やめろ!
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/21(木) 21:03:28.55 ID:/odPZvs0
>>48
じゃあお母さん貰ってくわ。
50 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/21(木) 23:20:53.20 ID:P71WQWI0
こんばんわ
51 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/21(木) 23:36:46.34 ID:P71WQWI0
大井川鉄道井川駅
御坂「すっごい山奥!」
佐天「いや〜すみませんド田舎で・・・・・」
黒子「空気はおいしいですわね」
初春「ここから迎えがくるんですよね?」
佐天「待ってよ、駅前に迎えが来るって笑姉からメールしたから」
重福「あの・・・・あの大弾幕ではないでしょうか?」
木更津「おかえり!静岡の星佐天涙子ちゃん、ようこそ学園都市の皆さん」
小萌「インターハイ優勝扱いですね・・・・佐天ちゃん」
佐天「///////あの馬鹿姉貴・・・・・」

笑子「おーい涙子〜遅かったね〜」
佐天「こんな恥ずかしいことやめてよ/////」
笑子「なに言ってんの、久々の陣取りに村は大騒ぎよ。あ〜皆さんこちらですよ」
一同「こんにちはー」
小萌「学園都市代表ですよろしくお願いしますね」
笑子「おーえらいね〜ちょっと待ってよ。はい、飴ちゃんだべる?」
小萌「むーーーーー」
佐天「笑姉、同伴の先生だよ!」
小萌「列記とした大人なんですけど!!!」
笑子「ま、まじ?」
佐天「まじ」
笑子「きゅあーわいいい!!!!」
小萌「く、くるしいですぅ・・・・・」
重福「あ、あの何で私まで」
笑子「君達、抱き枕決定!」
重福「抱き枕?」
佐天「笑姉に気に入られたってことで」
小萌「だから私大人なんですよー」
佐天「あはは・・・・とりあえず紹介しておきます。佐天流四人秀の一人佐天笑子私の従兄弟です」
初春『血は争えないなー』

52 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/21(木) 23:49:03.48 ID:P71WQWI0
笑子「それじゃあお楽しみは今後に取っておいて、皆車に乗って」
???「ヒヒーン」
佐天「?」
笑子「あの馬鹿、馬房閉めといたのに」
佐天「モ、モモタロー!」
モモタロー「ブルルン」
婚后「お、大きなお馬さんですわね」
佐天「紹介します、一応私の愛馬モモタロー4歳です」
御坂「佐天さんの馬?」
佐天「こっちにいた頃、分校まで距離があって自転車ほしいってねだったら爺ちゃんが貰ってきたんです」
御坂「へー」
モモタロー「ウー」
御坂「え?何?怒ってんの」
黒子「そりゃあ微弱な電磁波を感じ取っているのでしょう」
佐天「モモタロー!さあ大丈夫ですよ」
御坂「ホント?」
初春「ホラホラ〜モモタローちゃんこんにちは〜」
御坂「よしよし・・・・ほぁ触れた」
黒子「本当、大丈夫ですわね」
佐天「よぉーしモモタローよく我慢したねーえらい、えらい」
御坂「ウー」
黒子「ドウドウ」



53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/21(木) 23:55:47.43 ID:l7PanUUo
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
54 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/22(金) 00:18:54.37 ID:MC8kOTM0
笑子「涙子はモモタローと先に行ってて、皆は離れの方に案内するから」
佐天「わかった離れね・・・・じゃあ先に行ってるよ!ハッ」

初春「佐天さん馬乗るの上手〜」
重福「本当ですね〜王子様みたい・・・・」
笑子「よっしゃー!しっかりつかまってな」
全員「ぎゃー!!!」
笑子「峠のドラテクみせちゃるよー」

佐天家離れ
モモタロー「ハッハッハ」
佐天「よーしよし、変わってないな〜まあ、1年も経ってないからね。鍵、鍵と・・・・よし、掃除はされてるね
   じゃあ温泉のバルブひねっとくか。モモタローありがとう、じゃあ本家に馬房にお帰り」
モモタロー「ヒヒーン」
セミ「ミーンミーン」
佐天「発電機に石油いれてある・・・・あー井戸の準備、準備。それから蚊帳も出しとかないと・・・」

佐天「準備よし!布団は、運んであるな、それからスイカたのんじゃお〜携帯、生きてるわね。もしもし、あ!おじさんお久しぶりです涙子です
   陣取り?私は負ける気ないですよ〜貴子があははは、勝負終わったら挨拶にいきますから、はい、はい
   注文、あーそうだった。スイカ一つ、甘いのじゃないとダメですよ。それから・・・夏野菜?あーうれしいなトマト?じゃあそれも
   大丈夫、発電機回りましたから冷蔵庫つかえますよ。井戸?大丈夫!大丈夫ちゃんとやっておきます
   夕方までに?はい、はいお願いします」










55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/22(金) 00:30:02.62 ID:WSXetISO
お、来てた
56 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/22(金) 00:47:27.92 ID:MC8kOTM0
笑子の車
婚后「き、気持ち悪い・・・・・」
黒子「どぅわ〜我慢しなさいませ〜」
木更津「袋、袋っと」
御坂「連想させたらダメだって!わたしも・・・・・」
笑子「耐えろ!あの峠越えて尾根上ったらもう離れだから!!」
初春「口の中がすっぱいです・・・・・」
重福「キュ〜」
小萌「スーパーの・・・・袋を・・・・・」
笑子「まてまてー!!!」
笑子「都会もんは〜!!!!」
御坂「く、黒子テレポートの準備・・・・・・」
黒子「わ・・・わたくしもこの状況での演算は・・・・」
小萌「パーソナルリアリティをしっかり・・・・」

佐天「おーあの飛ばし方は笑姉の車だ〜」
チリリーン
佐天「家のほうの?もしもし、あーおひさおひさ〜、誰に聞いたの?おじさん?もーおしゃべりなんだから
   花火?えーくれるの?サンキューサンキュー」

笑子「くそ・・・涙子でろよな」
木更津「袋ってこれだけしかないんですか?」
笑子「二人一枚でいいでしょうよ」
全員「うーうー」
笑子「なんのうー?」
木更津「無理って事ではないでしょうか?」
笑子「車だけは守って見せるわ・・・・・お前等!!!無理って思うな〜限界をこえるじゃん!」
木更津「あははーうちの学校の教師ににてますねー」

57 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/22(金) 01:07:39.09 ID:MC8kOTM0
佐天「麦茶、麦茶とコップは・・・・ワンカップばっかりじゃん、冷やすの間に合わなかったなー、氷は・・・うわこれ私が最後に作ったのじゃん」
キキー!!!
笑子「おらー走れ〜!!涙子〜涙子〜!!!ギャー」
佐天「何?騒がしいわねーは?どうしたの笑姉?」
笑子「涙子、あたい・・・・汚されちゃったよ・・・・・」
木更津「僕も手伝いますから」
佐天「バケツと雑巾ね」
笑子「涙子、超電磁砲って口から発射されるのか?」
佐天「御坂さん・・・・・・」






58 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/22(金) 01:19:08.40 ID:MC8kOTM0
佐天家の離れ
笑子「んじゃああたし帰るわ、涙子」
佐天「ん?」
笑子「負けないからね!」
佐天「こっちこそ!」

木更津「面白い方ですね」
佐天「一応フリーだから攻めるなら大丈夫ですよ」
木更津「////そんな僕は・・・」
佐天「そういうことですね、じゃあ傷病人の手当てに出発!」

初春「ううう・・・・・」
重福「ふにゃー」
婚后「ふ、ふかくで、ですわー」
黒子「だぁ〜」
小萌「御坂ちゃん・・・・・だ、大丈夫ですか」
御坂「きゅ〜」

佐天「しょうがないわね〜木更津さん、タオルもってきますから観ておいてください」
木更津「は!」

今日はココまで
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/22(金) 02:57:05.78 ID:6nwmSMDO
おつかれ

田舎描写にキュンとくる、もっと頼む
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/22(金) 03:15:48.46 ID:WSXetISO
今日も乙
61 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/22(金) 03:41:26.61 ID:MC8kOTM0
http://to-a.ru/4jsyec/img1
62 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/22(金) 03:47:05.94 ID:MC8kOTM0
http://to-a.ru/ipOG1f/img1
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/22(金) 08:53:23.40 ID:06yiwnk0
気合がはいってるなwww
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/22(金) 21:22:15.02 ID:xWTrJ420
         ト、 ∧  /|  /| /|  _/|
         |:.:∨:.:ヽ./:.:.:.:!'´:.:.:.:.:.::.:.!'´.:.:.:/
      |\ |:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::. ̄ ̄ ̄ ̄/
      |:.:.:.V:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:/
     ト、|:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::∠ _
  __}:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.<¨
  \:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.__:>
    >:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.!:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:>
  <_:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:!:.:.:.:.小:.:.:.:.:.:|ヽ:.:.!:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:\
   /:.:./:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.::./!:.:./  !:.:.:./  !ハ:.:.:.:.:.::.:.:.:.ト 、>
   厶イ:.:.:.:.:.::.:.:|:.:.:.:.:.::/ V   |:.:/  |/ \:.:.:.:|ヽ|.
    厶イ:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:/    ─ .|/ ─     |Tヽ\
      /:.:.:.:.:/|:.:.:.:./     (●)  (●)    .トミ.ヾ  いいぜ、おまえらがどんな能力を使おうと
     ,厶ィ:.:.:| 从:.:.|.     (__人__)    .|
      ムィ人  V\.     ` ⌒´     /       まとめてその幻想をぶっ[ピーーー]!愛してる
          |7>ノ              \.
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/22(金) 23:29:52.92 ID:JQT.mDUo
>>64
ただのチャラ男にしかみえねぇwww
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/23(土) 00:27:46.86 ID:fhaG88c0
>>62 こっちのがよくね
http://to-a.ru/WUNyAo/img1
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/23(土) 01:26:19.31 ID:R/uSjD60
                   ト、_ト、_ト、_ト、_/|_/|_/|_/|イ、
               弋´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\_
              弋:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イ
            弋´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::フ
           <:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<
             >::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>
          <::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<
           >:::::::::::::::::-:::::::イ::/|::::::::::/|ヽ∧:::!:::i:::::::::::::::::::>
          <:::::r-、::::::::::::/`_イ、|:::::::/斗十〈:::|、:l:::::::i:::::::>
           <:{  ム::::、,代で){ |ヽ/´ <(う'ヾ小|、::::|::ヽ
        _     ム  ヘ∧/  ̄/ { |     ̄   |j ):j}:::‐`
.       { \    ´、  ∨、  ,  .{ l|       j 'イ-ヾ
       \. \    ヽ  ヾ /   { `        /|/|j
         \ \   j   ∨  j -―--    / \_
          \   ̄´      }   ̄   <__  ヽ \――.、
          /ノ        , ハ> ‐<__.   \ }   /  / \
.     ( ̄ ̄ ´  ノ     -―‐'      ̄ ̄´  } 彡' ∨ ノ /  / \
        ̄ i ̄ ̄人 ´ ̄ '´ ノ      ィ― ´―――´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` 、
.        j _/ ∧          / ,                     ヽ
       / /     >―、――― ´                         }
.       { |         >―‐ ´`ヽ______             _ノ
       ヽ ヽ      /  ヽ   ヽ/ /   /      ̄、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ }
        ∨ >―― イ     、   / / ,イ/      ∧  ̄ミ、_     ノ
        ヽ____ イ|     ヽ 〈 / / /        /ヽ_       /
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/23(土) 05:23:11.96 ID:h3QQQgAO
佐天涙子このまま強くなると
縮地
牙突壱式
牙突弐式
牙突参式
牙突零式
第四波動
かマジぱねぇ!
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/23(土) 06:02:58.07 ID:OUY81NU0
第四波動は流石にチートだから無くて良くね?
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/23(土) 10:20:05.26 ID:DIde2aEo
第四波動って何なの?
教えてエロい人
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/23(土) 18:52:11.57 ID:v810LsSO
>>70
ニードレスって漫画の左天って人が使う能力
ちなみに第五波動もある
72 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/23(土) 19:32:54.97 ID:fhaG88c0
バイトと本命の小説連載があるから月曜日までおまちくだせぇ

スマソ
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/23(土) 20:50:54.14 ID:gHMCDMSO
>本命の小説連載
・・・え?



どこで読めますか
74 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/23(土) 21:35:17.00 ID:fhaG88c0
創作発表、ギャラクシーエンジェルで検索

最近はいそがしてあまりかけてないけど
75 :携帯から失礼 :2010/01/24(日) 15:22:24.26 ID:.cLcIcAO
佐天家離れ
佐天「ふんふん♪」
初春「うー」
佐天「お、起きたか?大丈夫なの」
初春「まだ少しクラクラしますがもう大丈夫です」
佐天「麦茶あるよ冷蔵庫」
初春「わー♪頂きます」
佐天「ほいコップ。皆にも持っていてあげてね」
初春「ハーイ、囲炉裏、釜戸…日本昔話ですね」
佐天「馬鹿にしてる?」
初春「いや、違いますよ!こんなレトロな家今まで見たことなくて」
佐天「市内から引越して学園都市来るまではここに一人ですんでたんだよ。一人暮らしの練習で」
初春「凄いですね。私なんか家事習う位でしたから」
佐天「まあ猟師さん古い小屋改造しただけなんだけどさ」
初春「へー」
黒子「ギャー」
佐天、初春「な、何!?」
佐天「どうしたんですか白井さん」
黒子「お手洗いに穴が」
初春「うそ…あ、本当だ」
佐天「あー離れ水洗工事してないんですよ。これ汲取式なんですが問題なく使えますから」
黒子「汲取?あ、あの噂に聞くボットン以下略ですの?」
佐天「ええ、本家は簡易水洗にしてるはずですがね」
黒子「じゃあ本家の方に…」
佐天「あーじゃああの山を越えてー」
黒子「え、近所じゃありませんの」
佐天「歩いたら30分くらいです。テレポートしたらすぐにでも」
黒子「佐天の実家をお話だけではイメージがうまくできませんわね。あ!良いこと思い付きましたわ。うーいはーる」
初春「わ、わたしに何をテレポートさせようとしているんですか!」
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/24(日) 15:53:55.66 ID:.cLcIcAO
村人「涙子ちゃーん」
佐天「ハーイ!あ、オジサン」
村人「おー涙子ちゃん、見ねえ間に色っぽくなって」
佐天「何いってんですか、奥さんに怒られますよ」
村人「ほれ頼まれてたスイカとトマト、それからかかあがイナゴ煮たから持っていけってよ」
佐天「うわぁーありがとうございます」
村人「所で婆様がよ、一辺でいいから学園都市三位の手品師みたいてよ」
佐天「いや、手品師じゃないんですけど…まあ頼んでみますか?」
村人「すまねぇなあ」
佐天「御坂さーん」
小萌「御坂ちゃんなら風のあたりにいきましなよ」

裏庭
御坂「ふぃ〜回復したーに、しても山深いとこね、ん?ドングリ、あ!ここにも、こっちも…まさか、あの茂みのトンネル…」
ガサガサ
御坂「べ、別に期待なんかしてにわよ。あくまで先に何があるか見るだけだから!子供の頃にだけ♪貴方に訪れるー♪」
初春「御坂さーん!あれ?いないですね」
ガサガサ
御坂「となりの♪えへへー憧れのお腹モフモフ〜でもあたし中ニだし…ギリギリセーフか!トトロ、トトロー」
ベチャベチャ
御坂「へ?……い、イヤー!」
初春「妹が迷子なのきっと一人で泣いているわ!なーんてね一度やってみたかった」
ガサガサガサガサ!
御坂「う、初春さーん…」初春「…え?えー!」
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/24(日) 16:16:57.68 ID:.cLcIcAO
仕事戻ります
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/24(日) 17:27:35.71 ID:gyudNwY0
まぁこのスレを忘れず完結させてくれたら問題無いZE☆
79 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/25(月) 19:21:17.02 ID:xa0dtY.0
初春「さ、佐天さん!!!」
佐天「なになに?」
初春「御坂さんが・・・・御坂さんが・・・・・」
黒子「お姉さま!どうなさいましたの、ま、まあ!なんですのそれ」
村人「ありゃーまたずいぶんと山ヒルに噛まれて」
御坂「ふぇー、く、くろここいつ等テレポートしてぇー」
黒子「そ、それにさわるのですか・・・・電撃でなんとか・・・・」
御坂「あ・・・電撃なら」
佐天「ヒルが破裂して吸ってた血が雨あられですよ。大丈夫ちょっと待っててください」
初春「御坂さんしっかりしてください」
村人「御坂、あんたが学園都市の手品師さんかえ?」
御坂「は?」

すみません外食なのでこの後も続きます

80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/25(月) 19:52:50.79 ID:eqTI82SO
頑張って
81 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/25(月) 20:55:32.34 ID:xa0dtY.0
村人「なんでも超能力ちゅー手品うまいってきいたもんでな」
御坂「い、いや能力って手品じゃないんですけど・・・・・」
村人「婆様が一度でええからみたいというてな見せてやってもらえんか?」
御坂「あ、はい・・・・」
村人「じゃあ陣取り終わったらきてくれや、うまいスイカ食わしてやるよ。はよう涙子ちゃ   んにヒルとってもらえよ」
黒子「でもどうしてそんな草むらに・・・・」
初春「わたし本当にトト」
御坂「いやあ、なんでもない、なんでもない」
黒子「まぁお姉さまったら・・・・となりの」
御坂「黒子!」
佐天「お待たせしました。御坂さん上を脱いでください」
御坂「な、なにその真っ赤な鉄の塊」


82 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/25(月) 21:37:22.96 ID:xa0dtY.0
佐天「これをヒルに押し当てれば熱さでヒルの方から離れてくれますから」
御坂「それ・・・・絶対に熱いでしょ」
佐天「昔ならった方法です。うまくやりますから綺麗に取れますよ」
御坂「ふぇ・・・」
黒子「お、お姉さまぁ・・・・なんとおいたわしい、変われるものならこの黒子が変わってさしあげますのに」
御坂「じゃあ、そのカメラはなに!」
黒子「こ、これは・・・・明日からもし同じことがあれば黒子がやさしく」
佐天「じゃあはじめますね。初春放さないで、御坂さん動けば手元がくるいますよ」
御坂「うぅ・・・・」

つづく
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/25(月) 23:41:01.68 ID:1rIuUXs0
乙〜
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/25(月) 23:42:52.94 ID:Qh80LqQo
熱くて硬くて赤黒い棒を押し付けるなんてっ
85 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/26(火) 17:43:40.04 ID:t5PJgCo0
今日は早めに
86 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/26(火) 17:55:47.29 ID:t5PJgCo0
湯治場
喜一「すまんな、虎継くん」
虎継「いえ、師匠が病なら弟子が同伴するなんて当たり前ですよ」
喜一「涙子ちゃんが帰ってるそうじゃないか、姉さんに会いたいんじゃないのか?」
虎継「姉ちゃんに会うチャンスはまたありますよ。それに超能力者になってからあった方が面白そうですし」
喜一「涙姉さんと私と同じような流れになってきたな」
虎継「先に生を受けたものが男女関係なく、佐天流を継ぐというのは伝統でしょう。僕は気にしていません」
喜一「小学生が立派なことを言う、あの影虎の息子とは思えないよ」
虎継「村の人にも言われます」
喜一「はっはは!昔の影虎を知っていればそう思うよ。さぁ今日はうまいものを食うとしようどうせ出番はココだけだ」

87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/26(火) 18:43:23.50 ID:qAWwLkSO
支援
88 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/26(火) 18:44:23.15 ID:t5PJgCo0
佐天家離れ
小萌「お〜!山菜と鮎の塩焼き佐天ちゃんナイス選択ですよ!」
婚后「田舎料理といったところですがヘルシーそうですわ」
佐天「こんなものしかないですがどうぞ召し上がれ。初春と重福さんは手伝ってくれてあり   がとう、木更津さんも薪割りご苦労様でした」
木更津「いえいえ、男手は僕だけですから」
小萌「それではみなさん」
一同「いただきます」
黒子「このお味噌汁おいしいですわね」
初春「それは、私と重福さんで作りました。佐天家秘蔵の味噌らしいですよ」
佐天「本家から分けてもらったのがまだあったので」
御坂「この佃煮もおいしいわね。これはなんなの?」
佐天「ああーそれですか・・・それは・・・」
小萌「イナゴの佃煮ですね」
御坂「イナゴ?」
小萌「バッタに近い昆虫です」
御坂「む、虫なの!?」
佐天「さっき着てたおじさんの家で作った奴ですからほら大丈夫ですよ」
御坂「・・・・・・」
黒子「まぁまぁ、ご飯も炊き立てでおいしいですわよ」
佐天「それは釜でたきましたから」
初春「私あんなお釜、日本昔話でしか見たことないですよ」
佐天「私も久々に使ったから心配だったんだよ」
小萌「いい素材とビールは本当にあいますね!」
重福「先生飲めるんですか・・・」
小萌「そりゃあ大人のたしなみというやつですよ重福ちゃん」
木更津「ものすごく不釣合に見えますよねははは」
小萌「それはどういう意味ですか木更津ちゃん!」

初春「本家も皆さんも今頃お食事ですかね」
佐天「そうかもね、ママはお料理うまいから」
黒子「一度は食べてみたいですわね」
佐天「そうですね、今日はきっと腕を振るってますよ」
御坂「やっぱ、お料理くらいできないとだめなのかな」
佐天「ママに習ってみますか?」
御坂「そうね、ちょっと聞いてみようかな」
初春「他の田舎料理ってどんなんなんだろう?」


89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/26(火) 18:49:30.54 ID:zQVV1fQ0
90 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/26(火) 19:14:18.23 ID:t5PJgCo0
佐天家本家
店員「お待たせしました、ファミリーピザドリンクセットです」
影虎「あーすいません、サービス券とTポイント使います」
店員「はい、では3970円になります」
影虎「じゃあ4070円で」
店員「ではこちらがお釣りになります。ありがとうございました」

影虎「お前等晩飯着たぞ」
涙「やっぱり、決戦前はお手軽に済ませないと」
祖父「ほれ、はようドリンク配らんか」
祖母「私は、ドクターペッパーよ」
涙「ゼロコーラ」
影虎「似たようなものたのむなよんったく、んでジジィが」
祖父「CCレモンじゃ」
影虎「ほいよ、で俺がライフガードと」
全員「頂きます」
祖父「やっぱりピザはスーパーリッチじゃわい。すまん涙、フライドチキンを」
涙「はいはい」
祖父「まあ、明日は激戦になるじゃろうからみんな今日はしっかり休め」
涙「あーそうそう、山の裏手にある梨園の叔母さん、梨の木に被害でたら許さんって言ってたわよ」
影虎「まじでか?美琴ちゃんに注意しとけよ梨園の方に超電磁砲撃つなって、また道場に怒鳴り込まれるからな」
祖母「あたしが涙子に電話しておきますよ」
祖父「あそこに打ち込んだらヤバイからのう」
涙「後、その近くの赤松群生地でも戦うなって」
影虎「じゃあ東側立ち入り禁止にしとかねーとな」
祖父「ま、しかたあるまい。向こうも生活がかかってるんじゃ」



91 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/26(火) 19:38:45.00 ID:t5PJgCo0
佐天家離れ
一同「ご馳走様でした」
佐天「はい、お粗末さまでした。お風呂は温泉だから好きな時に入ってください、でも陣取   りのスタートは夜明けと同時だから早く寝てくださいね。夜明け前に山に入りますか   ら」
一同「はーい」
佐天「じゃあ、陣取りの設営段取りを夜明け前まですることは旗を立てて本陣を決めておく   ことこれが鉄則ね。後はこの前話したとおりでOKです。その旗は・・・・あ、あれ持   ってきてないじゃん・・・電話しておきます」
御坂「じゃあ私たちはお風呂に入りますか」
小萌「大きいお風呂だから皆で入りましょう」
黒子「大賛成ですわ!」
御坂「あんたは別に入ったほうがいいんじゃない」
木更津「では僕が旗を受け取っておきますで皆さんはお風呂に入ってきてください」
小萌「流石に木更津ちゃんはいっしょじゃまずいですしね」
初春「私佐天さんよんできますね」

ごはんなのでつづきます



92 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/26(火) 20:10:55.23 ID:t5PJgCo0
すみません、用事ができたのであすまた
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/26(火) 21:42:07.74 ID:Y0OyxvE0
>>92
乙!!
読んでるからな!!
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/26(火) 22:37:58.50 ID:za1cXi60
おつ
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 00:40:03.94 ID:WmroosSO
おつおつ
96 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/27(水) 03:14:40.47 ID:AfknsYU0
深夜
佐天「いよいよか・・・・・・私は絶対に学園都市で能力を手に入れる」
御坂「佐天さん?」
佐天「御坂さん!?」
御坂「眠れないの?」
佐天「ええ、なんか緊張と興奮で」
御坂「私も」
佐天「明日は密林山岳戦になりますから寝ておいたほうがいいですよ」
御坂「そりゃそっちもでしょ」
佐天「えへへ・・・」
御坂「今度のハードルは大きそうね」
佐天「そうですね。でも御坂さんなら飛び越えられますよ」
御坂「正直、レールガンを攻略された時は驚いたんだ。木刀一本で破られるなんて正直あい   つにやられた時と同じくらいびっくりしたの」
佐天「御坂さん、何言ってるんですか!常盤台の電撃姫が泣きますよ。私なんかを守るため   にこんな田舎まできてくれたんじゃないですか!いつもに御坂さんで戦ってくださ    い、でないと爺ちゃんもがっかりしちゃいます。剣暦なんか関係ないです」
御坂「佐天さん」
佐天「この前のおかえしですよ。剣暦じゃ私のほうがちょっと先輩ですから」
御坂「もぉ!」
佐天「その活きです!じゃあお詫びに本家のおもちゃ箱にもらったゲコ太の指人形あります   から」
御坂「く、くれるの!!」
佐天「私のためにここまで来てくれたやさしい先輩へのお礼です」
御坂「あ、ありがとう」
佐天「さて、じゃあ寝ましょうか」
御坂「そうね」

佐天家本家
祖父「明日もいい天気そうじゃ」
祖母「そうですね」
祖父「この高鳴る気持ち・・・・たまらんわ。本気で剣を交えられる相手がこの歳になって   もあらわれようとはな」
祖母「本当に幸せ者ですね」
祖父「そうさな、ホッホッホ!まっとれひよこども」




97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 03:28:02.18 ID:JBth7UAO
おつ
98 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/27(水) 03:38:27.67 ID:AfknsYU0
陣取り1日目開始直前 佐天本家
祖父「皆集合したかのう?影虎、田端、北川、笑子」
四人「はい!」
祖父「いよいよ始まるぞ・・・・各々方ぬかりなく戦われよ!陣形を発表するぞ」
全員「はい」
祖父「影虎、笑子、田端は攻めて構わん。涙、北川は山の防衛、御旗守護はワシ一人で十分」
影虎「なんだ、ジジィは本陣でお昼寝か」
祖父「ホッホッホ、ワシがいきなり出たら興ざめじゃろう。空気を読めん弟子じゃ」
影虎「女子中学生に袋にされろ、ビデオで撮ってやるよ」
祖父「お前の時はワシが回してやるわい、北川その後の作戦はあんたに任せる」
北川「はい、陣営の守備、戦略はお任せを」
祖父「田端、影虎を頼んだぞ」
田端「アニキは命に代えてもお守りします」
祖父「笑子は始めての陣取りじゃな、気負わんでええ、お前の全てを見せてやるのじゃぞ」
笑子「はい、お父さんの七光りとは言わせません」
祖父「涙、手心は涙子の為にならん。ええな」
涙「もう覚悟はできております・・・・・」
祖父「うむ、本日の陣取り、我が御旗は誠の御旗とする!それでは本陣設営めざし出発!」
一同「おーーーーーーーーーー!」

祖母「どうかご武運を・・・・」

99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 03:54:47.79 ID:JBth7UAO
もしもしなんだけど、専ブラでVIP見るとなんかdat落ちとか出るのはオレだけ?
100 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/27(水) 03:58:01.09 ID:AfknsYU0
学園都市側 1日目 直前
小萌「いよいよこの日が来ました。ちょーとしたお家騒動がこんなにも延焼しましたが、学園都市チーム最後まで頑張りましょう!!佐天ちゃんも一言」
佐天「皆さん、Lv0の私のためにこんなことにまで付き合っていただきありがとうございます。私は絶対に一緒に学園都市へ帰りますからよろしくお願いします」
小萌「よっしゃ、じゃあ気合入れましょうか!学園都市ファイト〜!」
全員「ファイトオーーーーーーーーーー!」
初春「それでは、フォーメーションを発表いたします。衛星リンクもいいので自信をもっていただいて大丈夫です
   攻撃は御坂さん、白井さん、木更津、佐天さん、本拠地防衛は婚后さん、防衛線の偵察を重福さんにお願いします」
婚后「お待ちになって!わたくしが守備?どう考えてもありえませんわ」
初春「うちは全員が満足に戦うのが難しいチームなんです。婚后さんの能力なら守りの要に絶対必要なんです」
御坂「そうそう、あたし達が抜かれたら婚后さんが最後の砦なんだから」
婚后「え、でも佐天さんの縮地を使うには私のエアロがなければ・・・・」
初春「あくまで初期陣形ですから応じて変更します。そうそうだからみなさん通信用携帯は注意を払っておいてください」
黒子「初春はわたくしのバックアップ。必ず勝利をもたらしてくれます。ね初春」
初春「はい!」
佐天「じゃあ旗をたてましょうか。もうすぐ日の出です」
木更津「日が昇ったらそれと同時に陣取り開始ですね」
重福「佐天さん・・・・・絶対さよならなんてしません」

小萌「わたしは何もできませんが神様のご加護があるように祈ってみます!」

101 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/27(水) 04:04:28.30 ID:AfknsYU0
>>99 VIP本スレは落ちましたよ

両軍初期編成
佐天流
敵陣攻撃 佐天 影虎
     田端 幸三
     佐天 笑子

自軍守備 佐天 涙
     北川 義男

本陣守備
     佐天 涙蔵

学園都市
敵陣攻撃 御坂 美琴
     白井 黒子
     佐天 涙子
     木更津達也

自軍守備 婚后 光子

偵察要員 重福 省帆

本陣守備
     初春 飾利

つづきは今夜
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 10:57:26.66 ID:qCCwhMs0
wktkが止まらない。
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 11:07:47.04 ID:JBth7UAO
>>101
そうなのか、thx
104 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/27(水) 19:36:51.20 ID:AfknsYU0
陣取り開始
初春「みなさん、陣形は整いましたか」
黒子「攻撃はOKですわ」
婚后「守備もぬかりありません」
重福「偵察も配置につきました」
初春「日の出まで後30秒です。日が昇ったら御坂さんお願いします」
御坂「わかったわ。開始と同時に相手陣営の本陣予想場所にレールガンを打ち込めばいいのね」
黒子「艦砲射撃というやつですわ」
佐天「御坂さん梨園の方向には撃たないでくださいそっちにいかないと聞いてますんで」
御坂「はいはい」
黒子「初春、お姉さまの先制攻撃がすんだら私たちは前進しますわね」
初春「はい、渓谷にかかるつり橋まで前進してください。5,4,3,2,1日の出です!」
御坂「行くわよ!」

佐天流側
北川「師匠、日の出を確認しました」
祖父「よし、出発せい!」
北川「待ってください!向こうの山から」
チュードン、チュドーン!
影虎「なんだ!なんだ!」
祖父「超電磁砲による艦砲射撃といったところか・・・・」
笑子「あんなの当たったら死んじゃうよ!!」
北川「おそらく、あてずっぽに撃っているのでしょう。命中率は低いと思いますのでヘタに動かない方がいいでしょう」
田端「万が一ってこともある北川先生よ」
チュドーン!
涙「今のは近かったですね」
影虎「このまま射程外の攻撃でやられるんじゃないだろうな?」
涙「まさか、きっと攻めてきますよそんな子達じゃないですから」



105 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/27(水) 20:19:16.84 ID:AfknsYU0
学園都市側
木更津「流石ですね。本当に砲撃してるみたいです」
黒子「これが常盤台が誇る電撃姫のお力ですもの」
佐天「山火事にならないかな・・・・・」
木更津「その時は僕と白井さんで消化しますんで」
佐天「氷と水テレポートですね」
黒子「そういうことですわ」

初春「白井さん達も渓谷まで順調ですか?」
黒子「今山道を下っていますわ」
初春「注意してくださいね、橋は2本かかっていますけどここは姿が丸見えになりますから」
黒子「了解ですわ」
佐天「一本はつり橋でもう一本は、林道用に作った鉄橋です。どっち?」
初春「つり橋の方に向かってください、御坂さんに向こう岸を攻撃してもらいました」
佐天「なるほど、攻撃のない方に行くって向こうは思うわね。でもこっちはがら空きになるわよ」
初春「婚后さんにとめておいて貰いますし、重福さんがそっちの山道に向かってもらってます」
佐天「なるほど」
御坂「ちょっと〜走るのはやい」
木更津「おいついてこられましたね」
黒子「お姉さまファイトー」
御坂「ハァハァ・・・・・全く山道で全力疾走なんてあぶないでしょ」
佐天「し!あのひだまりから渓谷のつり橋が見えます・・・・ここからはゆっくり前進しましょう」
黒子「こっちは4人いますから大丈夫なのでは?」
御坂「そうそう、こっちの方が人数多いって」
佐天「その場合、一番厄介な相手を抜刀してくると思いますから注意してください」
御坂「じゃあ、テレポートする黒子かな」
黒子「Lv5を急襲するのが得策では?」
木更津「向こうが二名いたらどちらもですね」
2人「・・・・」
佐天「初春、様子はわかる?」
初春「はいはい、ちょっとまってください、重福さん」

重福「はい、鉄橋を見下ろしていますが気配は感じられません」
初春「だ、そうです」
佐天「つり橋が見える位置まで前進して様子を見ましょう」



106 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/27(水) 20:27:44.68 ID:AfknsYU0
佐天流側
祖父「やんだようじゃな」
北川「そのようですね。おそらく敵は渓谷付近まで下っているでしょう」
影虎「幸三乗れ!木材運搬用の滑車で一気に下るぞ。笑子は走って来い!」
田端「おっしゃ!」
笑子「ちょっとなにあのオッサンども」
祖父「これで静かになるわい」
涙「じゃあわたしもパトロールにいってくるんよ」
祖父「気をつけてな」
涙「これでも副師範代なんよ」

明日つづきます
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:18:28.92 ID:SvRbKsg0
はいな
楽しみに見てる
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/27(水) 21:51:03.73 ID:lBOsqQDO
涙のしゃべりかたがいいねえ
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/28(木) 02:15:12.98 ID:KJxuBISO
同意
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/28(木) 13:17:40.43 ID:H6dVWQAO
弟さんっていなかったっけ
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/01/28(木) 21:18:47.76 ID:ch856kDO
さっき風呂場で出てなかった?
112 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/29(金) 17:24:28.83 ID:CKSjqSY0
少し来れなかっただけで大分進んでるな。

>>1待ち☆
113 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/01/29(金) 18:18:47.73 ID:oTvYY860
パー速の掲示板見るとこんなこと↓になってんだが

■スレッドを立てる前に
・既に同じスレッドが存在しないか一通り確認してください。
・スレッドタイトルはできるだけわかりやすくしてください。
>>1には初めてスレッドを訪れた人でも話が追いつけるようなテンプレ作りを心がけてください。
例)スレッドの趣旨・スレッドの経緯・過去ログのURL(前スレのURLとか)・まとめサイト等のURL
・SS、やる夫系は製作速報VIP板で、実況はなんでも実況板で。
パー速のスレッド数が多すぎるので、ご協力をお願いします。

114 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/29(金) 20:41:40.65 ID:odEQ8Uc0
おまたせしますた
115 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/29(金) 21:19:18.46 ID:ZgHDOKAo
kt
116 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/29(金) 21:23:14.67 ID:odEQ8Uc0
渓谷
御坂「誰も居ないみたいね・・・・」
黒子「さっきの先制攻撃で総崩れになったのでは?」
御坂「あんないい加減な攻撃で?」
黒子「けっこう力入れられてましたし」
御坂「あんな長距離普段狙わないからよ」
佐天「おそらく向こうも様子を伺ってるのでしょう。私が様子を見てきます」
黒子「お待ちくださいまし、ここはテレポートできる私のほうが」
木更津「なるほど、白井さんならすぐに茂み逃げ込めますしね」
黒子「それじゃあちょっと見てきますわ」
シュ
黒子「誰も居ませんわね」
御坂「あ、大丈夫みたいね」
木更津「それでは進みましょう」
ガラガラ
3人「ん?」
黒子「もうちょっと進んでみましょうか」
ガラガラガラガラ
黒子「思ったほど深い渓谷ではないですわね、ホラホラはやくいたしませ〜」
バサー
田端「いたぞ!」
影虎「まずは手前の一人からだ!」
バキン
田端「あ、アニキ滑車がぁぁああ!」
影虎「何につかまれ!」
ギュ
黒子「な、なんで人のツインテールにつかまりますの!!!いやあああああ」
ドボーン
3人「黒子、白井さん!」
木更津「あまりに突然な事でテレポートも間に合わなかったにようですね」
御坂「そんなこと言ってる場合じゃ!助けなきゃ」
佐天「川に下りるのはこっちの崖からがおりやすいです」
御坂「佐天さん案内して」
シュ
黒子「ゲホゲホ・・・・死ぬかと思いましたわ」
御坂&佐天「黒子、白井さん」
黒子「お二人も下で伸びておりますし問題ないでしょう」
佐天「パパと田端のおじさんまで、白井さんありがとうございます」
黒子「いいえ、キュシュン!物凄く冷たい水でしたわ、おねーたま暖めてくださいまし」
御坂「こら、濡れた制服をくっつけるな!早く戻って着替えてきなさい」
黒子「そんな冷たいことおっしゃらずに」
御坂「風邪引くでしょ、もしもし初春さん黒子の着替え用意しといて。向こうも二人失ったから大丈夫よ」
初春「はいはい、じゃあ白井さんは本陣に引き返しですね〜お待ちしてます」
黒子「耐水のをもっておいてよかったですわ。初春、すぐに戻りますから」
初春「はいはい〜」
黒子「それでは一旦引かせていただきますわ」
シュ
御坂「こっちが一人離脱で向こうは二人か、上場じゃない」
木更津「そうですねそれじゃあいきましょうか、この材木運搬用のロープウェイをたどれば陣地はすぐなんでしょう」
117 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/29(金) 22:07:19.99 ID:odEQ8Uc0
すみませんバイトなので
118 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/01/29(金) 22:50:39.86 ID:ZtMDyfY0
おつ
119 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/30(土) 00:48:09.36 ID:dNvrm6SO
おつ
120 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/30(土) 06:16:04.13 ID:4G98wUk0
谷底
影虎「はぁ・・・・死ぬかと思ったわ」
田端「滑車が古かったみたいだわ」
影虎「マジで?最近林業悪いもんな、しかし・・・・黒子ちゃんめ、手錠なんかもちあるいてんのかよ」
田端「ジャッジメントなんだろそりゃあ持ってるぜ。てかどうやって外すんだ?学園都市の代物みたいだぜ」
影虎「静岡の鉄鋼斬佐天影虎に任せておきな」
田端「アニキの技で腕骨折する方がいやだわ。仕事もあるしな」
影虎「でもこのまま二人そろってこんな醜態ばれてみ?殺されるぞ」
田端「そりゃまずいな」
影虎「やっぱり鉄鋼斬使うわ。手錠の真ん中ぶっ壊したらいいだろ」
田端「それでいくしかねーもんな」


121 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/30(土) 06:37:28.28 ID:4G98wUk0
山中
木更津「けっこう長いもんですね」
佐天「この山を越えて駅の方まで運ぶんですよ」
御坂「山登りなんて何年振りよ」
佐天「頑張ってください、終わったらゆっくりできますから」
御坂「アイス食べたいね〜」
佐天「ですよねー地方限定のご当地アイスありますよ」
木更津「し!誰か来ます」
佐天「!隠れましょう」
御坂「いやここは先制攻撃で」
佐天「人数が分かりませんから、様子を見ましょう」

3人「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
笑子「ふんふふん♪まったく、あのオッサン2名は・・・・・そこ!」
ピュ!ガン
御坂「ふぐぅ!!」

笑子「なんてね!この技はお姉ちゃんもまだ使えないわってあれ・・・・みこっち!」
御坂「な、なにするのいきなり!」
笑子「隠れてるなら隠れてるって言ってくれなきゃ、お姉ちゃんわかりませんね」
佐天「ここで笑姉にあうなんて・・・・・・」
木更津「実力あるようですね?佐天さんがそこまでいうなら」
佐天「四人秀ではナンバー2の実力喜一叔父さんの娘にして私の手の内には一番詳しいかと」
笑子「お姉ちゃん褒められると照れちゃうな、涙子の牙突なら対応しちゃうよ」
佐天「やっぱり、小太刀二刀流、佐天流でも喜一おじさんの得意技です」
笑子「ふふーん、それじゃあビシッとやつけちゃおう!」
佐天「御坂さん、木更津さんきますよ!」



122 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/30(土) 06:49:13.34 ID:4G98wUk0
木更津「てや!」
ずぶ
2名「!?」
笑子「おうおう、木更津君飛び道具かい?つらら?」
木更津「御坂さん、佐天さん行ってください、ここは僕が」
御坂「3人で攻撃した方が」
佐天「そうですよ」
木更津「無駄な時間は少なくしましょう、追いつけるよう努力しますから」
笑子「そんなジャンプみたいな台詞お姉ちゃんはじめてだよ」
御坂「わかった!ここは任せるわ、行きましょう佐天さんとりゃ!」
佐天「はい!」
ビシャーン!
笑子「あ、ちょっと私は許可してなーい!」
木更津「じゃあはじめましょうか?」
笑子「氷の盾と剣!すごい、お姉ちゃん超能力って始めてみたよ〜」
木更津「ちょっと手に持ってるのは冷たいんですけどね」
笑子「じゃあ早めに勝負つけてあげよう、いくよ!」

昨日の残りでした。またこんや
123 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/01/30(土) 07:37:13.39 ID:pV.FToDO

今回のレールガンで佐天さんの意外なパンチ力が
124 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/30(土) 23:55:33.23 ID:4G98wUk0
おまたせしますた
125 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/01/31(日) 00:18:17.21 ID:PlC0tks0
>>124
お帰り☆

126 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/31(日) 00:55:10.13 ID:r7bo71M0
バリーン
木更津「おおー氷の盾が、やりますね」
笑子「小太刀は接近戦に有利だからね〜てあ!」
ガキン
木更津「く!二刀流使いとの戦いは初めてですよ。ですが・・・・こちらも氷剣を短くさせてもらいます」
笑子「小太刀には小太刀ってか?いいねーお姉ちゃんはりきっちゃうよ、二刀流からの斬撃に絶えられるかな?」
木更津『左手の小太刀を逆手もち!』
笑子「いくよ!」
木更津「は、はやい!」
笑子「佐天流喜一式は小太刀二刀流4連斬撃・・・・・」
木更津「ぐっ!」
笑子「利き腕と足がしびれてるよね?次は防御不能なんだよね」
木更津『能力者でもないのにあのスピード、そして正確に撃ちこめる才能・・・・強い、これが新撰組の血を受け継ぐもの剣でも・・・・』
笑子「!?木刀に氷が」
木更津「氷の壁があと少し遅れていたらやられるところでした」
笑子「やるじゃん、お姉ちゃんの四連斬撃を破ってくるなんて」
木更津「こっちも行きますよとぉりゃ!」
笑子「氷の飛びクナイ!?剣撃で防ぐ!」
ガンガンガン







127 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/31(日) 01:35:36.04 ID:r7bo71M0
木更津「なるほど、小太刀二刀流は防御も可能と」
笑子「とーぜん、レンジは短くなるけど小回りは利くからね!」
木更津「ならこちらはどうでしょうか?」
バシャ!
笑子『こ、氷の粒!?しまった!』
シュン!ガン
笑子「くぅぅ・・・・・久々にいいのもらった」
木更津「しかし・・・それでも左手をやられるとは思いませんでしたよ」
笑子「それじゃあ分厚い氷の盾はもう構えられないでしょ?お姉ちゃんも氷の威力でちょっと弱っちゃったけどね。次で決める!」
木更津「小太刀一刀両手持ち・・・・・こっちも行きますよ!」
笑子「とりゃああああああああああああ!」
木更津「はぁあああああああああああああああああ!」
ガシャーン!!!!!
笑子「ま、まさか剣を捨てて盾をぶつけてくるとはね・・・・・」
木更津「はぁはぁ・・・・・・盾を捨てていたら僕が・・・やられるところでしたよ・・・」
笑子「そ、そう・・・・お姉ちゃんもまだまだかな?また涙子に放されたかな・・・」
パタ
木更津「いえいえ、こっちも御坂さんや佐天さんに追いつくにはちょっと無理そうですよ、ははは・・・・」



128 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/31(日) 02:16:00.66 ID:r7bo71M0
学園都市側本陣
黒子「あーひどい目にあいましたわ」
婚后「なんて情けないんでしょう川に落ちて自爆?」
黒子「二人道連れにしましたわよ」
婚后「それでも自爆なんて、おほほほやっぱり私が攻撃に回った方が」
初春「だめです、白井さんでは本陣を守りきるのが難しいですから」
黒子「ちょ!初春までなにをいいますの!」
初春「お二人の能力はテレポートとエアロハンドなんです。仮にこの場所が攻められた時婚后さんの能力なら風圧で敵を抑えられると気がつきましたから」
黒子「なるほど、わたくしの能力では相手に触れないといけませんし空間転移と神速を越える剣豪では不利といえば不利ですわ」
初春「ですから白井さんは攻撃に回ってほしいです。婚后さんは最後の要なんですからお願いしますよ」
婚后「そ、そこまでおっしゃるならわたくしが守りにつきますわ」
黒子「単純」
婚后「なにかおっしゃいまして?」
黒子「いいえ、じゃあわたくしはお姉さまたちと合流しませんと、お願いしますよ初春」
初春「はーいいってらっしゃい」
シュン
重福「もしもし、初春さん」
初春「あ、はいはーい」
重福「いま橋からしたの様子を見ているんですが・・・・誰も居ないんです手錠の残骸ぽいものが」
初春「そ、そんな・・・・・ジャッジメントやアンチスキルが公式採用してる備品なんですよ」
重福「周りにも誰も居ませんし・・・・」
田端「ごめんよ」
ガン・・・・バタ
初春「????・・・・ま、まさか重福さん!重福さん」
田端「一ちょ上がり〜アニキ諜報部を潰したぜ、ちょっとかわいそうだったがな」
影虎「まあこれは戦いだから仕方ないんじゃね」
田端「そうだな、ごめんよお穣ちゃんしばらく眠っててもらうぜ」

???「大の男が女の子に不意打ちですか?」
2人「!!!」
黒子「ジャッジメントですの!神妙にってちがいましたわ。今日はゲームですわね」
影虎「おおー黒子ちゃんか早い復帰だな」
黒子「それはお互い様ですわ。見るところ手錠破壊、学園都市最新の拘束備品ですわよ?」
影虎「俺はてっきり粘土でつくってあるのかと思ったぞ」
黒子「流石、佐天さんのお父様ですわね。見るところ1−2でこちらは不利・・・しかしジャッジメントの誇りは見せますわよ」
影虎「幸三構えろ!」
田端「待て、アニキは戻ってくれ」




129 : ◆LiBwiTFptU :2010/01/31(日) 02:16:23.92 ID:r7bo71M0
それではここまでです
130 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/01/31(日) 03:30:54.06 ID:nTaOWIDO
乙なんだからねっ
131 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/31(日) 05:31:05.21 ID:86Q6L6SO
乙なんだ
132 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/01(月) 04:34:44.07 ID:lZ4bzWw0
渓谷
影虎「どういうことだ!?」
田端「笑子がまだ来ていない」
影虎「!!」
田端「涙子ちゃんを入れて能力者ってのが二人・・・・いくら天才小太刀使いとはいえ荷が重過ぎる」
黒子「荷?背負いきれませんわね。だってお姉さまは常盤台中学が誇る最強の電撃姫なんですから」
田端「分かったろ!行ってくれ!」
影虎「っち!すまん幸三まかせるぜ!」
田端「任せてくれよ」

田端「行ったか・・・・・黒子ちゃんっていうんだよな」
黒子「常盤台中学1年白井黒子、風紀委員ジャッジメントですわ」
田端「なるほど、ポリ公ってことか・・・・・四人秀が一人田畑幸三にとって相手に不足なしってか」
黒子「おつりがくるかもしれませんわよ」
田端「言ってくれるぜ、それじゃあおっぱじめようか!」
黒子「ふん」
シュン!
田端「刀にダーツ・・・・」
黒子「武器破壊は兵法の鉄則、侍が刀を奪われたその強さも半減ですわ。さぁどうなさいます?空間転移この能力は物体の中にも物を移動させられますわよ。元の物体を押しのけて」
田端「なるほど、これじゃ俺の剣圧でポッキリだなだが・・・・・」
シュ!
黒子「く、鎖鎌!?」
田端「この幸三さんは刀ともう一つ鎖鎌の二段構えよ、じゃあ仕切りなおしといこうや!」
ダ!
黒子『やはり、早いでも空間転移なら』
シュン!
田端「消えやがったか、だが」
黒子「うあ!鎖をのばしたままでしたの!?」
田端「一人時間差・・・・」
ヒュンヒュン!
黒子『なるほど・・・・・時間差攻撃ならの隙を捉えられますわね、そして分銅鎖を拘束回転することにより360度テレポート接近は不可能に近い』
田端「これなら得意の回り込みでも分銅の餌食!さぁどうする」
黒子「策ならいくらでも」
シュン
黒子「足元を払えば!」









133 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/01(月) 04:55:20.32 ID:lZ4bzWw0
田端「やはりな!」
バキ
黒子「くぅ!!!」
田端「この場合足元を払うなんて全てお見通しよ、もちろんダーツ対策もな」
黒子「まだこちらにも手は残ってましてよ!」
シュン
田端「もらった!」
黒子『第一撃回避!鎖を返す第二撃はここに!回避成功時間差やぶれた』
ガン
黒子「!!!どこから???」
田端「この鎖はまさに生き物みたいだろ!操れるその連撃は無限だぜ!」
黒子「っち・・・・厄介な武器ですわね、学園都市ではやらないこと祈りますわ」
田端「まぁパンピーはここまで扱えるようになるころには黒子ちゃんは卒業してるわ」
黒子「後輩の心配ですわ」
黒子『しかし、田端さんといえ佐天さんのおじい様といえどうしてわたくしがテレポートすることをわかるのでしょう
   自分なりに癖があるかと思っていましたが・・・・・違うみたいですし、は!そういえば体験マシンを使った訓練の時に』

134 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 05:08:34.35 ID:czYlwYSO
支援
135 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/01(月) 06:01:06.44 ID:lZ4bzWw0
黒子の回想
黒子「はい、これで」
シュン、バタン
佐天「ふぁー目では捉えてるんですけどね〜」
黒子「目?」
佐天「見切りってやつですよ。ほら前に爺ちゃんが使ってた」
黒子「あー相手の行動を先読みしてその行動を制する剣術の基本ってやつですか」
佐天「ピンポーンその通りです。見切りをうまくする人ほど強い侍が多いといいます、私の場合白井さんの位置をつかめても
   そこに切り込むには縮地の2歩手前くらい出ないとむりですね。あははー」
黒子「ほー縮地でなくてもよいと」
佐天「え・・・・怒ってます」
黒子「別に・・・・でもわたくしの能力は剣術じゃありませんし戦い方も違うはず」
佐天「うーん、やっぱり相手と対峙する上においては一緒なんじゃないんですかね」
黒子「そういうものですの?」
佐天「まぁ、よっぽど違う戦法をとればべつですけどね」
黒子「別の戦法ですわね〜」

ここまでで

136 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/02(火) 03:00:43.26 ID:FVtaN/w0
渓谷
黒子「そうですわ!」
シュン
田端「テレポートを退却に利用かよ!」
黒子「ほらほら、追いつけてませんわよ〜」
田端「捕まえて見せるぜ!てりゃー」
シュ!
黒子「ぐ、か、かすりましたわ!」『もうすこし・・・・・』
田端「これで一気に!」
シュン、バシ
田端「バカめ!鎖に左手を取られるとは」
黒子「おバカさんはそちらですわ。これでようやく鎖鎌を封じされますわ」
田端「鎖鎌が・・・・しかし、一本とは限らんぞ」
黒子「本命は・・・・・こっちですわ!」
ズガン、バキ
田端「は、橋の床板が・・・・だが欄干が残ってるならテヤー!」
シュン、ガラガラ
黒子「やはり欄干狙いでしたわね」
田端「鎖鎌の根元に・・・・」
ブチ・・・・・ドボーン
黒子「ふぅ、相手と対峙することが同じで対応されるなら相手の周りを攻撃して相手に隙をつくる戦法結構うまく行きましたわね」
重福「うう・・・」
黒子「大丈夫ですの?」
重福「し、白井さん?わたしどうして・・・・」
黒子「まったく、そんなことでは偵察班失格ですわよ。とりあえず一人は倒しておきましたから、あなたも気をつけて活動してくださいまし」
重福「はい・・・・」



137 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/02(火) 03:02:47.04 ID:FVtaN/w0
今夜は短くてすまそ。

鎖鎌VS空間転移は描写難しかったww
138 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/02(火) 05:42:23.88 ID:jBUdZ2SO
139 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/02/03(水) 00:56:20.44 ID:T/P40ugo
朝起きたら進んでますように
140 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/02/03(水) 09:29:38.72 ID:JLSIl/Ao
願いむなしく
141 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/03(水) 19:12:40.36 ID:Su/YZ6.0
すまそ。忙しくなるので明日になります
142 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 19:40:52.95 ID:eHr2M.SO
了解
143 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 20:16:15.46 ID:nU/zyVY0
おk
144 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/04(木) 19:55:17.10 ID:9wFwm460
おまたせしました
145 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/04(木) 20:10:05.51 ID:9wFwm460
山の中腹
佐天「はぁはぁはぁ・・・・・・・」
御坂「はぁー流石にここまで走るときついわね〜」
佐天「ええ・・・・勢いよく山登ってますけどこの先に敵方本陣があるって保障ないですもんね」
御坂「うん、それにこの急斜面はちょっと辛いかな」
佐天「そうですね、ここは登山道に出ましょう。もう少しいったところですし」
御坂「木更津さん遅いね・・・・」
佐天「笑姉と戦っているんですから時間はかかると思いますけど、少し待ってみましょうか?」
御坂「そうね、この先どうなるか分からないし黒子もそろそろ追いつくでしょうし」
佐天「もしもし、初春?白井さんはもう出発した?」
初春「・・・・え?はい・・・・出・・・していm、・・・す」
佐天「やっぱり電波悪いな」
御坂「学園都市じゃどこでもつながるのにね」
佐天「村の増幅器が古いのと山肌ですから仕方ないですよ」
御坂「もしもし黒子?」
黒子「お・・・・ね・・・す・・・・」
御坂「だめか・・・・」
佐天「お茶でも飲んで一休みしておきましょう、ここなら・・・・たぶん蛇もでないですし」
御坂「へ、蛇!?で、出るわよね山の中なんだから」
佐天「わたしも蛇だけはダメなんですよね〜」
御坂「蛇の得意な女の子なんて・・・・・あ」
2人「初春さんだ。あはははは!」



146 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/04(木) 20:28:28.88 ID:9wFwm460
渓谷
黒子「お姉さま?おねーさまったら!!」
重福「だめですか?」
黒子「ええ、完全に電波が届いてませんわ」
がさがさ
2人「!!!」
黒子「重福さんお下がりくださいまし!」
重福「は、はい」
黒子「わかってますわよでてらっしゃいまし!」

木更津「よ、よかった・・・・お二人で」
2人「木更津さん!?」
黒子「どうなさったんですの!?」
木更津「いや、佐天さんの従兄弟笑子さんと戦ってこの有様ですよ。相打ちでしたはは・・・」
黒子「と、とにかく手当てしませんと・・・・初春」
初春「あ、白井さんのはよく聞こえますよ。どうしましたか?」
黒子「木更津さんが負傷しましたので帰還していただきますわ。薬箱ありましたわね?」
初春「は、はいはい小萌先生と用意しておきますね」
黒子「お願いしますわ、じゃあ木更津さんお戻りくださいまし、後はわたくしとお姉さま、佐天さんで」
重福「あの、わたし一緒に戻ります」
木更津「すみません重複さん」
重福「大丈夫ですか?あるけますか」
木更津大丈夫ですよ、すみません白井さん治療終えたらすぐに追いつきます。あと笑子さんは私が気がついたときは居なくなられてましたので注意してください」
黒子「ありがとうございます。どうか無理なさらずに、じゃあ一刻も早く2人に追いつきますわ」

147 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/04(木) 21:07:11.02 ID:9wFwm460
山中
笑子「すみません・・・・副師範」
涙「ええんよ、でもLv3で笑子ちゃんがやられるなんてこりゃあ楽しみね」
笑子「いいえ、私がお父さんみたいにうまくできないから」
涙「私だって陣取りなんかするの何年ぶりか・・・・笑子ちゃんなんかはじめてのことだから、後二人美琴ちゃんと涙子を仕留めてしまおう」
笑子「はい!」
涙「そういえば、三人で出撃したうちのと幸三さんは?」
笑子「それが・・・・二人とは会わなかったです」
涙「よもややられてたらボコボコにせなあかんね」
笑子「・・・・・・」
涙「笑子ちゃんも母となればわかるんよ」
笑子「そういうもんですか」
涙「そういうもん」

すいませんここまでで
148 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/04(木) 22:51:50.10 ID:2w82S.SO
待ってたぞ
149 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/04(木) 23:36:58.03 ID:6O.d/QEo
倒しても数が減らんのな
150 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/02/05(金) 01:59:47.32 ID:89vSf2.0
  ∧ ∧  みんなお疲れ様 おにぎりどうぞ
 ( *゚д゚)  一人一個ずつですよ
 ( ∪ ∪  ,.-、   ,.-、   ,.-、   ,.-、     ,.-、      ,.-、    ,.-、
 と__)__) (,,■)  (,,■)  (,,■)  (,,■)    (,,■)      (,,■)   (,,■)
       小梅  七海 おかか たはは ミナツェペッシュ ハマー  優愛
          ,.-、   ,.-、     ,.-、      ,.-、   ,.-、   ,.-、    ,.-、
          (,,■)  (,,■)    (,,■)     (,,■)  (,,■)  (,,■)   (,,■)
          黒子 アーヤ  まゆしぃ    ゆかり  律子  デア  モヤシ
      ,.-、   ,.-、     ,.-、    ,.-、    ,.-、   ,.-、    ,.-、   ,.-、
     (,,■)  (,,■)    (,,■)   (,,■)   (,,■)  (,,■)   (,,■)  (,,■)
      銀   (◇)    御坂    紫  佐天さん こずぴぃ ハズレ  アタリ
  
151 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/02/05(金) 16:23:57.59 ID:uqEGkVg0
>>150
お言葉に甘えて佐天さんをいただきます
152 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/05(金) 18:56:59.91 ID:Gu2cCUAo
ミナツェペッシュいただきます
153 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/05(金) 23:58:09.78 ID:s/70McSO
じゃあ自分は紫で
154 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/06(土) 20:12:57.17 ID:pFJdIaA0
すみません明日の更新となります
155 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/07(日) 06:47:04.82 ID:Ac/qFcSO
了解しました
156 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/02/07(日) 13:28:47.79 ID:NmoeIVk0
おけ
157 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/07(日) 22:34:50.07 ID:SPAAXlM0
おまたせしました
158 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/02/07(日) 22:47:51.76 ID:O2FEmus0
待ってました
159 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/07(日) 22:54:56.90 ID:SPAAXlM0
食堂
田端「いや〜まじでまいったわ。テレポートに鎖鎌でどうやって勝つんだよなまったく」
店主「ちょっといいの幸三さん、陣取りの途中なんだろう?」
田端「いいの、いいのたまの休みにこれなんだぜ。明日も出稽古あるってのにな」
店主「食べたらすぐかえんなよ。涙さんに見つかったらことだぞ」
田端「まぁまぁ増刊号終わったらもどるよ。武器も新しいのにしたし」
店主「でも、テレポートなんてテレビやマンガの世界だけのはなしだと思ってたけどな」
田端「いや〜俺もさ北川先生に聞いたんだけどパーソナルなんちゃらの観点から説明できるんだと」
店主「なんだ、パーソナルなんちゃらって?」
田端「いや〜量子力学って・・・・・観点」
店主「なんだ理科の親玉みたいなのか?」
田端「そんな感じじゃねーの、理科を極めるなんて変態のやることだと思ってた」
店主「それが超能力の原理ね〜そのためにあんな研究都市まであるんだろ。よくわからんわ」
田端「俺もそう思ったわ。んじゃ増刊号観ようや」
店主「見終わったらさっさと復帰してやれよ」

160 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/07(日) 23:31:38.90 ID:SPAAXlM0
山中
御坂「おそい・・・・・」
佐天「いやいや確かに」
御坂「もう1時間以上まってるよね」
佐天「うーん、そんなに大きい山なわけないので・・・・」
御坂「もしかしたら私たちの陣地攻められてる?」
佐天「それだったら信号弾用の花火を使うって決めたじゃないですか。それにあの場所が午前中に見つかることは皆無」
御坂「えらい自信ね」
佐天「あっちの山は私の遊び場でしたから」
御坂「こっちの山は」
佐天「恐怖の梨園があるのであまり近づかないようにしてました・・・・寮監さん以上ですよあのババァ」
御坂「そんな、うちの寮監に勝てる人なんて」
佐天「じゃあ超電磁砲を梨園方向に撃ってみますか?」
御坂「・・・・・・・やめておきましょう」
佐天「賢明ですよ。それにしても困りましたね」
御坂「そうね、木更津さんに黒子まで来ないなんて、なんかいい方法ないかな〜」
佐天「そうだ!」
御坂「ふぅん?」
佐天「御坂さぁん・・・・キスしてみませんか」
御坂「!!!!!!!!」
161 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/07(日) 23:56:04.80 ID:SPAAXlM0
御坂「ちょちょちょ/////なんでそうなるのよ」
佐天「いいじゃないですか、誰もいない山の中なんですし」
御坂「そんな・・・・佐天さんまでそんな・・・・こんなのいやーーーー!」
??「ちぇすとぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
ビターン!!!
黒子「おのれ!佐天涙子、よくもわたくしやお姉さまをたばかりましたわね!」
御坂「黒子?」
佐天「あ、赤い糸を信じてみよう作戦成功・・・・・」
御坂「へ?作戦」
黒子「だまされたはいけませんわ!」
佐天「御坂さんに危機が迫ればきっと白井さんが飛んでくるって作戦に賭けてみたんですよ」
黒子「うそ!」
御坂「いや、本当ぽいよ・・・・実際にあんた着たしさ」
黒子「ああ、黒子はお姉さまの危機を察知し飛んでまいりましたのにそれでも佐天さんの方を信じられるなんて」
佐天「と、とりあえず後は木更津さんがそろえば問題ナッシング」
黒子「あ・・・木更津さんなら重福さんがわたくし達の本陣に戻っていただきましたわ。笑子さんとの戦いは厳しかったみたいですし」
佐天「すごい!木更津さんが笑姉倒すなんて」
黒子「わたくしも、鎖鎌の田端さんでしたかはまた川へ放流しましたし」
佐天「おお!田端のおじさんまで、てことは・・・・しばらくは四人秀は二人かけたも同然、二人ともチャンス到来です!」
御坂「チャンス?」
佐天「しばらくは戦線復帰できないはずですから、この間に爺ちゃんのいる本陣を探しましょう!敵は防御にまわり陣形も崩れますから」
黒子「なるほど、そうして敵本陣を発見一気に急襲ですわね」
佐天「じゃあここで索敵のため分かれましょうか?敵陣を見つけたら場所を把握し電波つながるメールしてください
   受信者側も1時間に一回くらいは電波のつながるところに出ればメールできますし」
黒子「それはいいとして、3人バラバラでは私たちはアウェイですし・・・・」
佐天「じゃあ、白井さんと御坂さんはご一緒にどうぞ、わたしは一人でも大丈夫ですから」
黒子「まあ〜そんないらぬ気をつかわせて申し訳ございませんわね」
佐天「そんな・・・・」『そりゃそんなに御坂さんの腕つかんでたらなぁ・・・』
御坂「じゃあここで一時解散ね。何かあったらすぐ飛んでいくから」
佐天「はい、ありがとうございます。それじゃあわたしは右を行くので」
黒子「じゃあ私たちは左!左ですわお姉さま〜」

今日はここまで

162 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/02/08(月) 00:03:39.92 ID:XUkpjQM0

163 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/08(月) 02:04:41.61 ID:MiETL.o0
眠りないのでもう少し

164 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/08(月) 02:42:29.11 ID:MiETL.o0
古寺
カナカナカナ
佐天「はぁはぁはぁ・・・・・ここも変わってないか」

回想
佐天祖父「そりゃ!もっと撃ち込んでこんかい!」
佐天「てやー!」
パーン
佐天「爺ちゃん女の子に容赦なさすぎ〜」
佐天祖父「ホッホッホバカモン!場数を踏んで覚えていかんかい、先週もこのカタでたおせたしのう。そんなこちゃ学園都市になんかやれんぞ、ワシゃ先に帰るけどきいつけてかえれや」
佐天「く、くそう・・・・・・このままじゃ永久にこのド田舎で中学生になってオバサンにいやーーーーー!!爺ちゃんを倒せる技を考えないと」

同級生1「うぁ〜参った参った!」
同級生2「いてーよ〜コブができちまった〜」
佐天「ほら立って!後3日しかないの、後3日で爺ちゃんから一本とれなきゃ学園都市に行けなくなっちゃうの」
同級生1「おめー学園都市に何しに行くんだよ!十分つえーじゃんか!」
同級生2「そーだよ超能力者じゃなくてもテレビに出られるじゃん!」
佐天「そんな安い目的なわけないでしょ!馬鹿にしないでよね」
北川「こらこら、佐天さん焦る気持ちは分かりますがこれじゃ彼等の身がもちませんよ。ほらあなた達保健室にいってきなさい」
2人「せんせーありがとう!!逃げろ」
佐天「コラー!!待て」
ガシ
佐天「ちょっと離して!」
北川「焦りは剣の筋を鈍らせます。それに膝擦りむいてますよ」
佐天「う・・・・・」

北川「はい、終わりました。麦茶は私からのサービスです」
佐天「教職員用の備品じゃない」
北川「手厳しいですね。まぁ冷えた麦茶でも飲んで落ち着きなさいな」
佐天「・・・・・・いただきます」
165 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/08(月) 03:02:10.48 ID:MiETL.o0
佐天「北川先生はどうして田舎に着たんですか、学園都市からスカウトされたんでしょ?」
北川「手厳しいですね。もう10年も前のことですかね、あの写真の先生と師匠が教職員全国会議にこられまして」
佐天「お髯先生?」
北川「佐天さんがここに来る前にお亡くなりなりましたけど、師匠どうよう物腰の座った方でして学園都市の発表が
   終わった後の教育論発表で何ももたずに一言、ワシ等は子供等に呪文を教えるんじゃない生きる力を教えるんじゃって」
佐天「へー」
北川「その時は時代遅れのジジイだと思いましたがその後、小さな旅でここに来ることがあったんです。それで一目ぼれしました
   この場所と師匠や先生にね。おやおや、古い話をしてしまいました。お詫びに先生が練習に付き合ってあげます」
佐天「本当!やったぁ!」







166 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/08(月) 03:10:31.62 ID:MiETL.o0
古寺
佐天「あれから1年かぁ・・・・」
北川「おやおや人の気配がすると思ったら」
佐天「!!!」
北川「お久しぶりですね佐天さん」
佐天「北川先生・・・・・そうですね四人秀なんだから」
北川「戦いたくなかったですか?」
佐天「そりゃあ、決まってるじゃない。先生には迷惑もかけたし」
北川「私は嬉しいですよ、佐天さんの剣どんなものか見てみたいです」
佐天「わかりました、いきます!」

すみませんこのへんで
167 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/08(月) 03:57:20.00 ID:DN96DsDO
やっと追い付いた…
168 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/08(月) 05:55:03.20 ID:ypQnngSO
169 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/09(火) 02:03:08.42 ID:SXV0mww0
佐天「てやぁあああああああああああああ!」
カーン
北川「おっと!いやぁ佐天さん、剣の腕は衰えてませんね」

佐天「その割には涼しそうな顔なんですけど」
北川「いやいや、成長した分身体的な限界値があがり剣に鋭さが加わってますよ。これなら師匠とも撃ちあえます」
佐天「北川先生も、本当に笑姉に負けたんですか?」
北川「笑子さんと戦った時は私の油断もありましたし、あの後修行にもいきましたしね」
佐天「じゃあ、縮地できるようになったんですか?」
北川「ええ、二ヶ月前にできるようになりました。もっとも師匠や副師範、影虎さんののように磨かれてはいませんが」
佐天「やっぱり手加減してたんですね・・・・私のスピードに合わせて」
北川「いやいや、それはスピードだけで圧倒なんて無理ですし。佐天さんの剣がどう変わっていたかも分からなかったからです」
佐天「それじゃあ北川先生の縮地を見せてください」
北川「わかりました。では、佐天さんもフルスピードで着てください」
佐天「分かりました・・・・・縮地の3.5歩手前ですが北川先生の知らない技も使います」
北川「いきますよ・・・・」
佐天「はい!」
ガン、ガン、ガン
佐天「やっぱり縮地に勝つには・・・・今の私じゃ・・・・」
バタ
北川「う・・・牙突壱式、見事な技じゃないですか」

170 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/09(火) 02:31:41.31 ID:S7i9c/oo
頑張れ
171 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/09(火) 02:53:08.91 ID:SXV0mww0
回想
ガン!
祖父「・・・・・牙突参式、見事な一本じゃったのう涙子、しかし・・・・北川加勢とは関心せんぞ」
佐天「へえ!?」
祖父「貴様いつからサングラスなどかけるようになりおった」
北川「あはは何のことでしょう?」
祖父「このくそ暑いのにようそんなひだまりにおれぬのう、馬鹿者サングラスの反射なぞ小賢しい手を」
佐天「待って爺ちゃん、もう一回やればいいじゃん」
祖父「だが、しかし教えてもいない牙突参式を撃つとは見事・・・・それに破門してもおかしくない事までしでかし自分の生徒の助太刀とはな」
北川「師匠」
祖父「1年じゃ、1年で超能力を得られぬ場合はワシが首に縄をつけてここにもどすぞい」
佐天「爺ちゃん!」
北川「師匠!」

ここまでで


172 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/09(火) 04:43:07.66 ID:bOU9GCg0
期☆待
173 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/02/09(火) 15:39:10.67 ID:UiXBZUDO
キスのくだりから風邪ひきそうなんだが
174 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/02/09(火) 22:45:30.84 ID:IT/hXZM0
キス・・・だと・・・
175 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/10(水) 18:22:54.32 ID:IatEWqU0
              .  -――‐- .
           ,. イ            `|
          / ,. -―ァ ¨ ̄/ ̄)`:|
          r' {//⌒) 7 + /⌒)+ ,|
          |  |:x/)  ん / __,∠:|
          |  |:/ 廴ムr :7l丁:「|ハ∧:|
         }  |:イ i ∧ レlハl斗z≦|
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         | 八トト.ヘ V:.ツ  、   ,(i)
          }    |∧ ´        ト、i)
         ,′  |:.小.    , -―(ヽi)
          i    j:.:、!:.:> .      (`i′ググッ
          |    ∧:. V:._l_レ≧,一彡ヘ|
          !    |_:l>、.ヽ_ヽ:ヽ.    /,.|
       |    {iう厂\\ヽ:ヽミ.///}
       |   /` ===}ト、.゙〈:.:__V '/ {
176 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/10(水) 20:04:38.83 ID:HeaF.BQ0
すみません明日の更新になりま
177 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/10(水) 20:53:45.45 ID:ogpi6uU0
楽しみにしとくぜ。
178 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/11(木) 20:37:16.84 ID:EQOtlsDO
木山「ふむ、では応援がてら脱ぐとしようか…」
御坂「脱ぐな!!」
木山「?『全裸待機』は基本ではないのか?」
179 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/11(木) 23:01:45.23 ID:m/aajU20
>>171のつづき
佐天「やったぁああああああ!わたし学園都市に行けるよ、超能力者になれるんだよ」
影虎「無邪気なもんだな」
 涙「ええ・・・・先生、ありがとうございます」
北川「いやぁたまたまですよ」
影虎「北川先生の人が悪いぜ、しかし牙突とは流石俺の娘だあっはっはは!北川先生今日は飲みましょうや!」
北川「あはは・・・・お付き合いしますよ。副師範はまだお気持ちに整理がつきませんか?」
 涙「学園都市では能力開発のために投薬やよく分からない医療行為が行われているとききます」
北川「ええ・・・その辺については黒い噂も多いです。しかし、私の知る限りでは今まで被害は報告されていませんね」
 涙「そうですか・・・・」

半年後・・・・・
北川「Lv0!?」
 涙「ええ・・・・先ほど通知書が届きまして」
影虎「何なんだ!どういう検査してやがるんだよ、壬生狼の直系で剣の腕もジジィだって認められてたんだよ涙子は!」
 涙「あなた!」
北川「それで涙子さんは?」
 涙「柵川中学に入学となりましたと書いてあります。あの子ったら連絡もよこさずに・・・・」
影虎「きっと泣いてるんだよな、俺に似て繊細なところがあるからよ」
 涙「はぁ?」
北川「まぁまぁ、とにかく連絡がないということは本人も事実を受け入れたんでしょう」
 涙「だといいんですけど・・・・」





180 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/12(金) 00:16:52.10 ID:5Wd8ybw0
チリリーン
北川「はい、北川です」
??「・・・・・せんせい」
北川「ん?どなたですか」
佐天「・・・・・・・・・涙子です」
北川「ああ、佐天さんどうしました。おねしょでもしたんですか?」
佐天「失礼な事をいうな!」
北川「じゃあどうしたんです」
佐天「ごめん、わたし超能力のセンスないんだって、先生にあんなことまでしてもらったのに」
北川「Lv0というやつでしょう。それが」
佐天「それがじゃないわ、分かってる・・・・私には何の才能もないっていわれたの」
北川「それで、佐天さんはどうしたいんですか?こっちに戻ってきます」
佐天「そんなことしたくない」
北川「じゃあ答えは出てるじゃないですか、気の済むまで精進なさい」
佐天「でも、1年で能力なんか」
北川「見取りのみで牙突をうてた人が言う台詞じゃありませんよ、才能がないといわれれば手に入れればいいあなたにはそれができる」
佐天「・・・・・・」
北川「貴方の感覚と才能は、まだまだ芽を出していないだけなんですよ」
佐天「北川先生」
北川「それじゃあ明日も早いんできりますね」
佐天「あ・・・・ちょっと・・・・」
ガチャン
181 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/12(金) 00:36:32.44 ID:5Wd8ybw0
古寺
佐天「は!わたしここで」
北川「お目覚めですか?まったく幾つになっても」
佐天「どうして、手当てなんかしてるの?」
北川「丁度お昼でしたからついでです。あ、カップヌードル頂きましたよ」
佐天「あーーーーーー!」
北川「貴方の分もありますから」
佐天「それ・・・・夜ご飯のなんだけど」
北川「まぁまぁ、夜の内の取りに戻ればいいですよ。はい、いただきます」
佐天「・・・・・いただきます」
北川「腹が減っては戦はできぬ、続きは食べてからにしましょう。あ、痺れ薬を入れるのをわすれましたね」
佐天「ブーーーーーー、な、な?」
北川「冗談ですよ、そんなことをしたら今度こそ破門です」
佐天「破門になるなら私のほうだよ。向こうでもズルしたし」
北川「レベルアッパー・・・・知らせを聞いたときは驚きましたよ。あと少し目覚めるのが遅ければみんな新幹線に飛び乗ってるとこでしたから」
佐天「今一緒に来てくれてるみんなが私を助けてくれたんだ。私ってダメだよね、2回も迷惑かけてさ」
北川「まったくですね」
182 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/12(金) 01:09:00.74 ID:5Wd8ybw0
佐天「!!!」
北川「仮にも2年間貴方を教えてきた教師としては許せる所存ではありません。しかし、そのお友達は大事にしなさい師匠とまで戦ってくれたね」
佐天「・・・・うん」
北川「じゃあ食べたらはじめますよ」
佐天「うん」
食後
北川「今度は甘え抜きです。貴方を片付けたらすぐに御坂さんと白井さんを迎撃しないと」
佐天『集中しろ私・・・・・・北川先生じゃなくあれは敵、私が負けたらここまで来てくれたみんなを悲しませる』
北川「いきますよ!」
ダッ
佐天「縮地!でも防御ならわたしでも」
ガン、ガン!
北川「さっきより格段にいい動きじゃないですか。私の縮地とはいえ受け流すことができた。しかし防戦に徹するは敗北をいみしますよ」
ダダッ!!
佐天『右に!捕まえた』
ガン!
佐天『くそ!捕まえたと思ったにもっと早く動いて!!自分の身体なのに捕まえても反応できないんじゃ』

ここまでです

183 :パー速のローカルルールが変わりました :2010/02/12(金) 14:44:39.64 ID:iRUJhwDO
北川さんいい人だなー
184 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/13(土) 16:26:14.32 ID:7CtvTRM0
         ト、 ∧  /|  /| /|  _/|
         |:.:∨:.:ヽ./:.:.:.:!'´:.:.:.:.:.::.:.!'´.:.:.:/
      |\ |:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::. ̄ ̄ ̄ ̄/
      |:.:.:.V:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:/
     ト、|:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::∠ _
  __}:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.<¨
  \:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.__:>
    >:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.!:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:>
  <_:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:!:.:.:.:.小:.:.:.:.:.:|ヽ:.:.!:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:\
   /:.:./:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.::./!:.:./  !:.:.:./  !ハ:.:.:.:.:.::.:.:.:.ト 、>
   厶イ:.:.:.:.:.::.:.:|:.:.:.:.:.::/ V   |:.:/  |/ \:.:.:.:|ヽ|.
    厶イ:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:/    ─ .|/ ─     |Tヽ\
      /:.:.:.:.:/|:.:.:.:./     (●)  (●)    .トミ.ヾ  いいぜ、おまえらがどんな能力を使おうと
     ,厶ィ:.:.:| 从:.:.|.     (__人__)    .|
      ムィ人  V\.     ` ⌒´     /       まとめてその幻想をぶっ[ピーーー]!愛してる
          |7>ノ              \.
185 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/13(土) 22:36:38.25 ID:DtoVNmQ0
すみません明日の更新になりま〜す
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/14(日) 01:41:53.50 ID:bFV.sADO
木山「ふむ、期待して待つとするか。…全裸で。」
御坂「いや、だから!服着ろって!!」
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/14(日) 15:29:52.02 ID:n5WtcgSO
>>175インデックスって何のキャラだっけって思った俺は末期
ごめんよ・・・
188 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/14(日) 22:41:37.11 ID:QAUe8HE0
おまたせ
189 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/14(日) 23:15:02.15 ID:QAUe8HE0
佐天「やぁぁああ!」
カンカン!
北川「ほ!ほっ!」
佐天『右から左・・・・上、今度こそ参式で」
シュン!
北川「たいぶ反応が早くなってきましたね。感が戻ってきてますよ」
佐天「なんか稽古つけられてるみたいなんだけど」
北川「いえいえ、仕掛けていますよ十分にね。佐天さんの剣速で止められてるだけですよ。うらやましい才能だ」
佐天『余裕ぶって・・・・でも確かに北川先生の剣は重いしやっぱり止めてるのかな。それからなんなんだろうこのワクワクする気分。身体の動きもよくなってるし』
北川「そりゃ!」
ガン!
佐天「返せる!やぁ!」
バシン!
北川「つぅ!うまいじゃないですか」『流石、壬生浪の血が高まってきてますか・・・・100年以上経とうとも遺伝子にのこるなんて』
佐天『そうだ・・・・爺ちゃんと戦った時もこんな気持ちになったな。何時も以上に身体が動いて何時も以上に怖さもない』
北川「鏡がないのが残念ですけど目つきがだいぶ違いますよ。女の子としては残念ですが」
佐天「そう?じゃあ早く決着をつけないと!」
ダッ!
北川「早い!?」
佐天「でやぁあああああ、この壱式なら!」





190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/14(日) 23:19:09.29 ID:LhVCJ9go
先生のどてっ腹に風穴が!
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/14(日) 23:49:31.76 ID:H23hxqc0
待ってました
192 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/14(日) 23:57:14.86 ID:QAUe8HE0
古寺
御坂「加勢するべきなのかしら・・・・」
黒子「いや・・・・なんとも出て行きにくい雰囲気ですわ・・・・」
御坂「佐天さんってあんな目できるんだ」
黒子「初春や重福さんが見たら泣き出しそうなくらい鋭い目つきですものね・・・・」
御坂「佐天さんって本当にLv0なの?」
黒子「わたくしに聞かれましても・・・・でもあれが剣を取る時の佐天さんなのかもしれませんわ。あの佐天さんならあの不良もわたくしより早くに処理したかもしれませんわね」
??「あれが壬生の狼だけが受け継ぐ顔つきなんよ」
2人「!!!!!!」
 涙「美琴ちゃんと黒子ちゃんを同時に発見できるなんて私もついとるんよ。でもまぁ涙子の剣もみたいしちょっと見ておこうか。二人も静かにみんといかんよ。ちゃんと解説はするからね。おかしな真似はこの距離ではせんほうが身のためかもね」
2人「・・・・・・・・」

ガン、ガン!パン ダダダ!

佐天「はぁはぁはぁ・・・・・・もう一度!」
ダッ!
北川「は!」
パパパン!
北川『牙突の錬度、スピード・・・・・剣圧も素晴らしい!間合いも打ち始めに比べたら月とすっぽん』

御坂「止まった?佐天さんなんで攻撃しないの」
 涙「あれは間合い、涙子と北川先生は動いてこそいないけど、目だけですさまじい撃ち合いになってるんよ。読み間違えれば負ける」
黒子「見切り合いそれを凌ぎ合いってことですの?」
 涙「そそ、そういうことなんよ。あんたらでいう演算みたいなもんなんかな?もっとも自分だけの世界ってもんともちがうんよ」
御坂「難しい世界なんですね」
 涙「まぁ美琴ちゃんならビリビリできるからこういう戦法はないかもね。あるとしたら美琴ちゃんかなり押されてる時よ」

すみませんここまでで



193 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/15(月) 00:04:01.38 ID:RbV93BA0
すみません疲労限界なので明日は早めに更新します
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/15(月) 03:49:58.13 ID:bTrfUoDO
木山「乙、っと。ふふふ全裸待機した甲斐があったな…ガクガクブルブル」
御坂「だから!服着ろって!」
195 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/15(月) 16:41:50.34 ID:RbV93BA0
食堂
影虎「うぃーす、預かっといてくれたもの取りに来たぜ〜なんだ幸三もいたのかよ」
店主「いらっしゃい、影虎さん。ほら幸三さんお迎えが来たぞ」
影虎「おめぇ黒子ちゃんに負けただろ?んったく・・・・何のための四人秀だよ」
田端「とはいってもよアニキ。あんなの反則だろ!テレポートだぜテレポート」
影虎「バカヤロウ!気合で何とかするんだよ」
店主「まぁまぁ、ほら取って来てやった物ですよ」
影虎「おお!じゃあ早速」
バサ
田端「なんだ?そのマント」
影虎「常盤台の超電磁砲VS静岡の鉄鋼斬対決用の衣装よ。そろそろ頃合だと思ってよ」
田端「相変わらずの気合だなアニキは」
影虎「涙子も来てんだ恥じはかかせられねぇ」
田端「それでマントあつらえて来たのかい、でも美琴ちゃんの場所居場所わかるのか?向こうも動き回ってんだろ」
影虎「大丈夫、大丈夫。おいあれもたのむは」
店主「はいはい、ラジオね」
田端「ラジオ?」
影虎「いいか、美琴ちゃんは微弱な電波を常に出してるって北川先生から聞いたんだよ、つまりラジオの声が乱れるところに必ず奴はいる」
田端「さすがアニキだ!」
影虎「よっしゃ、幸三お前も来い!けり付けに行くぞ」
田端「よーし、武器もなんとかなったしいきますか」
テレビ「アタック!25〜♪」
影虎「見てからいこう」


196 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/15(月) 17:26:26.74 ID:RbV93BA0
古寺
北川「はぁはぁはぁ・・・・はぁ!」
佐天「はぁはぁはぁ・・・・てや!」

 涙「北川先生から仕掛けさすなんてたいしたもんね」
黒子「攻撃は最大の防御ともいいますけどね」
 涙「ちがうねー剣の場合先に仕掛けるほど勇気のいるものはないんよ。相手に自分の行動をみせるからね」
御坂「じゃあ動かなきゃ」
 涙「動かなかったら動かないで仕掛けられるかもとあるんだよね。静から動、動から静への気転とかも大切なんよ」
御坂「難しい世界なのね」
 涙「そういう意味では、演算とか観測してたほうが気楽かもしれんね」

北川「さてころそろ決着をつけませんとね」
佐天「ええ、私も今日中に本陣を落としたいしね」
サ!
佐天「北川先生得意の居合い・・・・なら」
北川「牙突の構えだいぶ様になってますよ、しかし私も得意の居合いを佐天さんに使うとは思いませんでした」

続きはコンバン 

197 :lain. [sage]:2010/02/15(月) 20:23:00.59 ID:???
パー速のローカルルールが変更され、
SS、やる夫系スレはニュー速VIP避難所(クリエイター)【http://ex14.vip2ch.com/news4gep/】へ移行することになりました。
(次スレを立てられるようであれば)移動はこのスレが埋まってからで構いませんので、
上記の件を把握されましたらご返答お願いします。
198 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/15(月) 22:26:38.72 ID:RbV93BA0
>>197 把握しました。しかし、このスレで終わると思いますので

 涙「お〜居合い対牙突・・・・涙子ぉ〜北川先生の居合いをどう対処するかな」
御坂「そのきらきらした目・・・・・」
黒子「壬生の血なんでしょうかね」
御坂「うん」

佐天「・・・・・・・・」
北川「・・・・・・・・」
ひゅ〜 カナカナカナ
佐天「!!」
北川「ふ!」
パパン!

御坂「は、早い・・・・」
黒子「み、見えませんでしわ・・・・」
 涙「見事・・・・」

北川「牙突壱式・・・・・素晴らしい・・・強くなりましたね」
バターン
佐天「・・・・・ふぅ」
ス・・・・
 涙「終わったみたいね。そりゃ二人とも行った下なさい」
ドンドン
2人「わああ〜」
佐天「御坂さん、白井さん!?どうしたんですか」
御坂「いや〜森の中黒子と二人で歩いてたらお寺が見えたから」
黒子「ええ、牙突壱式素晴らしいものでしたわよ〜」
佐天「わ、私戦ってる時すごい顔してませんでした」
御坂「え・・・・いや、その」
黒子「壬生浪の血ってすごいですわね」
佐天「/////////ひゃ〜〜〜〜〜〜私あの目つきすごく嫌いなんですよ、道場大会の時の顔もぜんぜん女剣士らしくなくて・・・・その!!」
御坂「ううん、カッコよかったよ。信念の通った侍みたいだった。私には到底無理かな」
黒子「そうですわ。あの戦いぶりもすごかったですし」

 涙「というわけなんよ涙子!」
佐天「マ、ママ!?白井さん、御坂さん早く構えて」
 涙「じゃあ副師範自らがといいたいけど・・・そうもいかないわ。北川先生骨折してるかもしれないし、一度引くわね」
佐天「は!先生、北川先生」
北川「大丈夫・・・・勝負ゆえのことです・・・あなたの気にすることではありませんよ」
佐天「・・・・・・・・・やっぱり私の剣は人を傷つけることしかできないんだ

今日の分はこれで






199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/15(月) 22:56:08.31 ID:oUQnm5A0
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/16(火) 01:26:52.72 ID:2jH6pDU0
ガンバレー
201 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/17(水) 20:31:35.13 ID:h8KT2E.0
明日が更新となりますすみません
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/18(木) 00:12:25.45 ID:Zkxfh4g0
自分のペースで構わないよ
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/18(木) 00:38:39.78 ID:YgMAD.DO
期待してまつ
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/18(木) 03:33:09.68 ID:X2JG3HU0
       ヽ|/
     / ̄ ̄ ̄`ヽ、
    /         ヽ
   /  \,, ,,/    |
   | (●) (●)|||  |
   |  / ̄⌒ ̄ヽ U.|   ・・・・・・・・ゴクリ。
   |  | .l~ ̄~ヽ |   |
   |U ヽ  ̄~ ̄ ノ   |
   |    ̄ ̄ ̄    |
205 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/19(金) 00:12:27.53 ID:I2aqre.0
山道
黒子「流石に、怪我人の輸送中に攻撃なんていくらなんでもできませんわよね」
御坂「黒子!」
黒子「あ・・・ごめんなさい」
佐天「いいです、気にしないでください」
御坂「ねぇ、前に学園都市に来たのは憧れって言ってたけど剣を捨てたのもそれに関係あるの?」
黒子「お姉さまったら!」
佐天「あれはもう二年前、まだ私が市内に住んでいたときのことですね」

回想
パーン!!!
影虎「勝負あり!」
6年「ありがとうございました」
佐天「ありがとうございました」
男子「つえー6年生相手でも圧倒してんじゃん」
女子「涙子ちゃん、師範の直々に指導らしいもん私たちじゃ勝てないよ」

佐天「パパ!」
影虎「涙子!スピードが増したな、お前なら俺を越えていけるぞ〜だがな、虎継もいるんだ
剣に慢心するなよ」
佐天「はーい」
影虎「よし、道場の掃除したら今日は終いにしよう。掃除はじめ」
一同「はい!」

女子「涙子ちゃんすごいなー師範直接指導なんてもっと大きくならないと無理なのに」
佐天「田舎に帰ることが多いから教えてもらう機会が多いだけだよ」
女子「でも、すごく上手になってると思うよ。私なんかまだ早い動きなんて無理だし」
佐天「気にするな、万里の道も1歩から!」
女子「ふぅん?」
佐天「爺ちゃんがお弟子さんによく言ってるんだよ」
女子「どーいう意味?」
佐天「どんな物事も最初の1歩からなんだって」
女子「へー」

男子「うりゃー隙あり!」
佐天「危ない」
パシ!
男子「む〜やるな!」
佐天「この佐天涙子の後ろを取ろうなんて10年早いわ」
男子「へん!なんだよお前なんか超能力さえあればイチコロなんだからな」
佐天「はぁ?超能力バカみたい」
女子「あー昨日やってたテレビだね〜涙子ちゃん観なかったの?」
佐天「え・・・昨日はパパがずっと野球見てたから」
男子「すげえんだぜ〜ピストルの弾を叩き落したり、手から火がボー!って出たりするんだよ!」
佐天「なんだ手品の番組ね」
男子「バーカ、そういう能力がみんな手に入る街があるんだぜ!テレビで言ってたモンな!」


206 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/19(金) 00:21:36.97 ID:I2aqre.0
佐天「じゃあ何、手品学校かなんかなんでしょ!」
女子「涙子ちゃん本当なの、学園都市って言ってね。そこでは能力の研究をえらーい学者さんがしてるんだってんだって
それで、そこの学校に通ってる人たち?私たちみたいな子も研究の実験に協力して超能力を使えるんだ」
佐天「ホントなの?」
女子「うん・・・本当だよ」
男子「どーだ参ったかよ!あーあーあんな超能力があったらお前なんてコテンパンなんだけどなー」

影虎「おらー!掃除に集中しろお前等!!!」
3人「ご、ごめんなさーい!!!」

佐天「学園都市・・・・超能力・・・・・・か」


207 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/19(金) 00:52:13.97 ID:I2aqre.0
回想その夜
佐天一家「ご馳走様でした〜」
影虎「なんだ、ドリフ大爆笑みねーのか?おめぇあれ好きだろ」
佐天「今日はちょっとみたいテレビがあるの」
 涙「まぁ、教育テレビなんてどんな風の吹き回し?」

今注目されている学園都市!今日は外の世界からは見えにくい内部を今日は皆様にお見せします

虎継「あー学園都市のスペシャルじゃん昨日もやってたって友達からきいたんだ」
影虎「学園都市、あーなんか手品の研究してる都市だろ?んったく俺達の税金をまぁ〜」
 涙「なんか、子供達の頭の中かき回してるらしいよ。聞いただけで鳥肌が」
佐天「・・・・・・・」

それでは、論より証拠です。今からこの少年がライオンと戦い自分にもライオンにも傷をつけずに勝利いたします
ほら!この通り、ライオンは密閉された檻から外に出されてしまいました。彼はこれでもLv3の能力者です。

影虎「すげーなーおい」
 涙「びっぐりなんよ。観た?涙子、虎継」
虎継「すーげぇーーーー」
佐天「・・・・・・・」

次にこの鋭利サーベルが少女の心臓を一突きにしようとしています・・・・しかし、少女発生させた電磁場によって木っ端微塵にこれでお分かりいただけたでしょう
学園都市は本当の超能力を開発する都市機構なのです。




208 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/19(金) 01:00:51.19 ID:I2aqre.0
それでは、今日はこの辺で・・・・皆様さようなら
虎継「すげーすげー」
影虎「あれは正直びびったわ〜もう神だな、んじゃ虎継、涙子一緒に風呂入るべ」
虎継「おー」
影虎「涙子どうした?一緒に風呂」
佐天「入らない!お正月からもう一緒に入らないって言った!」
影虎「なんだ〜家族同士裸の付き合い」
佐天「あっちいけ!」
 涙「女の子は成長が早いのよ。さぁ二人で入ってきて」
影虎「悲しいねぇ〜」
虎継「今日もどっちが長く潜れるか勝負な!」
影虎「おおうとも」




209 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/19(金) 01:32:23.61 ID:I2aqre.0
ドポーン
影虎「うひゃー一番風呂は最高だなー」
虎継「おーーー」

佐天「ねえ?ママ」
 涙「なぁに?」
佐天「佐天流抜刀術も超能力には負けちゃうのかな・・・・」
 涙「どうしたんよ?急に」
佐天「どんなにうまくなってもあの子達にはわたし勝てないの?」
 涙「涙子・・・・・よし、ちょっといらっしゃい」
佐天「・・・・・・」
ガラガラ
 涙「ほら、持ってみなさい」
佐天「これ、曾爺ちゃんの脇差・・・・お、重い」
 涙「まだ涙子は持つのが精一杯みたいね。曾爺ちゃんはねその脇差と刀を腰に幕末京都街を守るため戦ったんよ」
佐天「爺ちゃんがいつも言ってるよ」
 涙「そう、その誇りと強さが佐天流の強さであり涙子の強さ・・・・あの子達にはこんな強さは絶対にないんよ。いい涙子、私は涙子の剣は絶対あの子達に負けない!そう信じてるんよ」

今日はここまでで

210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/19(金) 23:45:31.23 ID:MMpTrako
そろそろ来ると信じてるんよ
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/20(土) 01:19:42.57 ID:9SdHQgSO
支援するんよ
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/20(土) 01:59:42.05 ID:AK8FnQAO
すみません今夜です。

213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/20(土) 10:36:15.30 ID:T3hrxADO
風邪引く前に帰ってきて欲しいんよ
214 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/20(土) 23:22:28.91 ID:us/vgBQ0
こんばんわ
215 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/21(日) 00:11:08.12 ID:6IWqRMA0
翌日(回想)
佐天「えい!たぁ!とぉー!!!」
影虎「最後まで飛ばしてえらい気合の入れようだな涙子、なんかあったのか?」
佐天「ううん別に、ただ負けてられないなって思って」
影虎「動機はどうあれ結構結構、おーもうこんな時間だ。小学生は切り上げて帰れよ〜先生はツタヤにビデオかえしてくるからな」

佐天「また勝手に!」
女子「涙子ちゃん帰ろうよ」
佐天「うん・・・・」
三叉路
女子「じゃあバイバイまた学校でね」
佐天「はいはーいバイバイ」

佐天「超能力かーえい!とかいって何かするのかな?まぁいいや」

野犬「うーーーー」
幼女「やぁ・・・・たすけて」
野犬「ガルルル!」
幼女「ま、ママ・・・・ふぇぇ・・・・」
佐天「!」
野犬「ワンワン!」
幼女「いやぁぁあああああああ!」
佐天「てやぁあああああああああああああ!」
ズバーン!
野犬「ガルルル!!」
佐天「下がってて、まだ来るか駄犬!」
野犬「ガウガウ!!」
佐天「はぁぁあああああ!」
ガブ!パーン!
佐天「くぅ!!はなせぇぇええ!」
ガン!
佐天「痛!はぁはぁはぁ・・・・」
母親「あーこんなところに!あなたが助けてくれたの・・・・ありがとう、ほらお礼は」
幼女「・・・・・・怖い」
佐天「え・・・・」
幼女「怖い」
母親「あらあら、ごめんなさいね。この子ったら、血が出てるわすぐに病院に」
佐天「・・・・・・・・・」
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/21(日) 00:21:56.02 ID:JnQlcYAo
待ってたんよ
217 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/21(日) 00:53:21.28 ID:6IWqRMA0
病院
影虎「涙子〜死ぬな!!!」
看護婦「お父さん静かにしてください」
医師「とりあえず、傷口の方は処置しましたが狂犬病の恐れもありますのでしばらく通院ということで」
 涙「はい、それで今日は?」
医師「今日は帰っていただいてけっこうですが、剣術はしばらく控えさせてください」
 涙「そうですか、ありがとうございます」
影虎「おぉ先生!涙子は大丈夫なんだよな?狂犬病なんかに」
医師「それはこれからの過度ですからなんとも」
影虎「涙子にはこれから大役もあるんだよ!そこをなんとか」
 涙「あなた!それではきょうはこのへんで」
医師「はいお大事に」

こっちもこのへんで

218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/21(日) 01:34:29.33 ID:JnQlcYAo
はい・・・











はい(´;ω;`)
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/21(日) 02:57:20.53 ID:1I/fQ2DO
木山「まったくもって乙だ。…ガクガクブルブル」
御坂「だから服着ろってば!アンタ唇紫だから!」
木山「私は…例え学園都市すべてを敵に回しても!全裸待機を止めない!ガクガクブルブル…」
御坂「いや、凍死するから!」
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/21(日) 03:26:55.20 ID:c6vYRK20


 早     /::::l:::l::、:::::、:::::ヽ::、::::::::::::\:::\::::::::ヽヽ::::::ヽ   駄
 .く      /:::!::::i:::!:::ヽ:::ヽ::::::ヽ::ヽ、::::::::::\:::ヽ:::::::ヽヽ::::::',   目
 な.     /:l::::!::::ヽ!::ヽ:::::::ヽ:::::::\:::ヽ、::::::::ヽ:::ヽ::::::::!::i:::::::!  だ
 ん   ハ:::l:::::、::::ヽ::::\:::::\:::::::\:::`ヽ、:::ヽ::ヽ:::::!:::!:::::l
 と   /:::::::l::::::!ヽ:ヽ::::、:::::ヽ:::、:\::::: \::::::\::::!::::ヽ:!:::i:::l:l  こ
 か  !:/!:::::!::::::!::ヽ:ヽ{:::\:::ヽ::::\:::\::ヽ:::::::ヽ!:::::::}!::::l::li|   い
 し  j/:::l:::::!:、:::!::ト、:、:ヽ:::::`ヽ{、::::::\::::\{、::::::::::::::::i::!::l:l !   つ
 な    l:i:l::::i::i:、:l::lテ=-、:ヽ、_、::\_,≧ェュ、_、\:::::::::i::li::!::リ   :
 い   !ハト:{:!:i:トN{、ヒ_ラヘ、{ >、{ 'イ ヒ_ラ 》\::l::!:ト!!:l::l!     :
 と     ヽ i、ヽ:ト{、ヾ ̄"´ l!\   `" ̄"´  |::!:l::! j:ll:!
  :      !::、::::i      l             u |:::/lj/l:!リ
  :        ヾト、:!u                 j!/ j|:::リ
          ヾ!    ヽ  ‐       u /イ´lハ/
            }ト.、  -、ー-- 、__      /' !:://
             リl::l゛、  `二¨´    /  |/:/
         rー''"´ト!::i{\       /  / !:/
        / ^ヽ  ヾ!  ヽ _,,、'´    /  j/
221 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/21(日) 19:04:23.56 ID:6IWqRMA0
佐天家
影虎「まぁ今日は早めに寝ちまえ、道場の方は心配すんな。しばらく休むといいさ」
 涙「明後日また病院だけど大丈夫?ママもついていこうか?」
佐天「いいよ、一人で行ってくるから」
 涙「そう、じゃあお礼に貰ったケーキ皆で食べよ」
虎継「わーい!ケーキだ。ねーちゃん早く食べようぜ」
佐天「わたしはいいよ。明日食べる」
 涙「そう」

バタン
佐天「・・・・ふぅ、テレビでも見よ」

ご理解いただけたであろうか?超能力による猛獣捕獲訓練はこのように万全の安全性を誇っているのである。
能力者「動物にも人間にも傷ついてほしくないと思っていました。今はこの能力のおかげでこういう場合でも傷つけずにすんでいます」
このように学園都市では他にも様々な能力者を輩出しているのだ。近い将来、超能力が当たり前になる世界がくるかもしれない。
佐天「また学園都市か・・・・」
ピ プチン

翌朝
女子「おはよう涙子ちゃん、どうしたのその腕?」
佐天「おはよう、うんんちょっとね」
ワイワイガヤガヤ
女子「公園の方に人だかりができてる」
佐天「行ってみようか?」
女子「うん!」

女子2「あ!おはよう」
佐天「どうしたの」
女子2「ここら辺で暴れまわってた野犬が死んでるんだよ」
佐天「!!」
女子「あーあの野犬、この頃捨てられてずっと飼い主探してたんだって。ちょっと可哀想」
女子2「でも、ゴミ箱荒らしたり子供に噛み付いたりしてたらしいからいいじゃん。ん?どうしたの涙子ちゃん?」
佐天「ごめん、二人とも先に行っててちょっとね」
キーンコーンカーンコーン
生徒達「やべー!予鈴だいぞげ遅刻するぞ」
女子「あ、私たちも急ごう!」
女子2「涙子ちゃん早くきなよ」
佐天「う、うん」







222 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/21(日) 19:34:26.43 ID:6IWqRMA0
公園
ザックザック
『怖い・・・』
『物にも人間にも傷ついてほしくないと思っていました』
佐天「・・・・・・」
ドサ
佐天「私がしてあげられるのはお墓を作ってあげるだけ・・・・・・」
ガヤガヤ
佐天「あ・・・・昨日のお母さんだ」

母親「それで、うちの子が石を犬に投げたら追っかけてきてもうだめだと思ったの」
母親2「それでそれで」
母親「佐天流の子がね助けてくれたのよ。そしたらうちの子が怖いとか言うから焦っちゃって。まああんな目されたら私も怖いとおもったけどさ」
母親2「でもその子のおかげで助かったんでしょ?感謝してる」
母親「そりゃもちろん、だって幼稚園休ましたら授業料ももったいないしね」
母親2「そりゃそうだ。あははははは」

佐天「・・・・・・・・・・・・・・・」

山道
御坂「そんなことがあったんだ・・・・・」
佐天「学園都市に行こうと思った切欠ですけどね。それで私剣じゃ誰も救えないって思って・・・・ああーもちろん他にも理由はありますよ」

残りは虎バン終了後に

223 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/21(日) 23:53:56.17 ID:6IWqRMA0
虎バンが遅すぎたので今のうちに
224 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/22(月) 00:19:59.56 ID:W2.77C.0
佐天流側陣営
祖父「そうか、北川と笑子が負傷したか」
笑子「私は大丈夫だけど北川先生は・・・・」
祖父「うむ、北川よ明日はゆっくり休め、病院にも行ってな」
北川「はい、ご迷惑かけてすみません」
 涙「ええんよ、北川先生は先生はよくやってくれたわ。涙子の剣もだいぶ鋭くなったし」
祖父「ほほぅ、流石涙子じゃワシから一本取ったとき以上に成長しそうじゃわ」
 涙「ええ、やっぱりあの子は佐天の血いえ壬生浪の血がだいぶ濃いみたいね」
祖父「それに涙子がいつ気がつくかじゃよ、いや本人が一番気がついておるのかもしれん」
北川「しかし、師匠。涙子さんは能力者に」
祖父「言うな北川、涙子の気持ちは汲んでやりたいのは皆同じこと、しかしあやつはレベルアッパーにまで手を出すほど
   弱い人間になっていたんじゃ。今のままでは涙子はいずれ潰されてしまうあの都市に」
 涙「お父さん」

虎ばんがそろそろなので
225 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/22(月) 00:36:51.71 ID:W2.77C.0
虎バンやってなかったので再開
226 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/22(月) 01:20:16.39 ID:W2.77C.0
祖父「確かに涙子の周りにはたくさん素晴らしい友達がおる。ワシとて彼女等の仲を見れば引き裂くなど
   心が痛む。だが残留したいなら涙子の全てをぶつけて来るはずじゃ、それでワシを退けられたらあの都市にも負けん強さを持ってると認めよう」
 涙「もし、他の子がお父さんのところにきたら?」
祖父「そんなことはないと信じておる。涙子が一番にここをかぎつける」
北川「さすが師匠ですね」
笑子「ほんとたいした自信」

影虎「うぃ〜影虎様の参上だー」
田端「同じく、田端幸三も参上だー」
 涙「お前等・・・・・こんな中のんでたのか?」
影虎「だっておいしいのがあるって言ううんだモン」
田端「大丈夫、涙姉さん俺達戦えますから、酔拳シリーズ全部見ましたから大丈夫っす!」
 涙「・・・・・・・・・・・・・」
ジャキン!
2人「ギャああああああああああああああああああ!」
笑子「惨状だ・・・・」



   
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/22(月) 01:22:23.95 ID:X7ZuOGg0
228 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/22(月) 02:00:25.39 ID:W2.77C.0
学園都市側陣営
御坂「ただいまー」
初春「あ、おかえりなさーい」
黒子「とりあえず一時撤退しましたわ。木更津さんのご様子は?」
木更津「大丈夫ですみなさんすみませんね」
初春「治療はしましたが、木更津さんも防御に回ってもらおうと思います」
佐天「診療所いく?今日は陣取りだから夜まで明けてもらってますよ」
木更津「大丈夫です。この程度・・・・いやぁ〜それにしても笑子さん強いですね」
佐天「木更津さん、笑姉にまた勝負挑まれるかもしれませんよ。姉さんしつこいですよ」
木更津「今度は避けて通りたいですあはは」
プルル
佐天「電話?ママからだ・・・・もしもし、今?大丈夫だよえ、今日は中止?」

ここまで

229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/22(月) 04:21:53.72 ID:Ir8/B.60
.   ∩____∩: :.+
ワク. | ノ      ヽ+.:
:.ワク/  ●   ● | クマ
  ミ  '' ( _●_)''ミ クマ
. /  ._  |_/__ノヽ 
 -(___.)─(__)─
230 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/23(火) 00:32:16.99 ID:5aGRJbg0
>>228の続き
佐天「うん、うん分かった。山を降りるわ」
黒子「どうなさいましたの?」
佐天「佐天側陣営より夜戦は危険と判断し、中止と決断されました。陣取りのルールではホーム側の提案を受け入れる事が条件であります。その代わり向こうは田端のおじさんと北川先生を戦線より外しました」
黒子「なるほど、戦闘要員を2名外すことで折衷案と」
婚后「じゃあ、今日はもうおしまいですの?」
佐天「そういうことになります」
婚后「そんな、わたくしまだ何も!」
黒子「じゃあ陣地の片付けと離れまでの荷物持ちを手伝っていただきますわ」
婚后「う・・・・・」
重福「いいんですか・・・・佐天さん」
佐天「山の夜は危険だし、まして戦いながらなんだから」
重福「そうですか」
御坂「じゃあ戦ってないの私だけか、明日は黒子や佐天さんの分まで頑張るから期待しててね」
ピキーン!
黒子「黒子を守っていただけるなんて!なんとたのもしい」
御坂「護衛なんていってないでしょ!」はなれろ〜」
小萌「ともかく山を降りましょう。もう4時過ぎましたよ〜」
全員「おー」

佐天家離れ
佐天「じゃじゃーん!今日は腕によりをかけて一杯つくりました!」
全員「うぁーいただきまーす」
佐天「じゃんじゃん食べちゃってー明日雌雄を決するんだから!」
初春「・・・・・・・・・・」
佐天「どーした?初春もいっぱい食べてよ。我が軍の司令塔なんだからさ」
初春「あ!はい」
佐天「小萌先生ビールもありますよ」
小萌「うぁーい、佐天ちゃんわかってますね〜」


231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/23(火) 01:06:07.22 ID:sWgXHUY0
232 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/23(火) 01:17:54.40 ID:5aGRJbg0

御坂「ZZZZZZZZZZZZZZZ、う・・・くるしい」
黒子「おねーまさまわたくしだけをむにゃむにゃ」
重福「佐天さん・・・・」
婚后「これがわたくしの・・・」
小萌「上条ちゃん、はやくそれを」
ガバ!
初春「むぅ・・・・トイレ・・・・」
トテトテ・・・・
ガンガンガンガン!
初春「!!な、なんですか?」
??「でやぁあああああああああああ!」
初春「白井さんですか!そ、そんなことで私が怖がるわけないじゃないですか!!あっちだ」
ドタドタ
初春「!」
佐天「はぁああああああああああああ!」
ザシュン!・・・・・・ドサーン!
佐天「ふふ、こんなに刀を振るったなんて久しぶり・・・・」
初春「さ、佐天さん・・・・」
佐天「!?」
初春「佐天さ」
佐天「初春!しばらくこっち見るな、ちょっと落ち着くから!」
初春「は、はい」

ここまで

233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/23(火) 02:41:39.09 ID:sI3DgTEo
ふぅー!ふぅー!
待ちきれんばい!
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/23(火) 05:48:28.05 ID:Iya1tIDO
木山「ふふふ…続きが…続き楽しみだ…ガクガクブルブルヘッキシ!」
御坂「だから!服着ろって!見てるこっちが寒くなるって…ヒィ!!」
ゴキャッ!ペーイ♪
寮管「パラペーニョ…」
御坂「ななななんでここに?しかもなんですか!?その眠れる羊の10pの爆弾な格好は!?」
寮管「愚問だな、御坂。『支援』だ。この戦い、長くなるぞ?ついてくるよな?今のうちにそいつ、木山とやらに服着せとけ!戦いはこれからだ!お楽しみはこれからだ!ワクワク」
御坂「…は、はい…」
235 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/24(水) 00:19:01.01 ID:bs0NPxg0
すみません本日よるの更新になります。

236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/24(水) 01:09:31.91 ID:JTg61060
わかった
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/24(水) 08:35:44.86 ID:VKghsos0
謝る必要は無い。
常に全裸で待ってるからな。
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/24(水) 08:36:32.79 ID:0cXsToSO
期待
239 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/24(水) 20:03:44.74 ID:bs0NPxg0
>>232からのつづき
佐天「見ちゃった?」
初春「何がです?」
佐天「怖いって思ったでしょ?」
初春「いいえ、あんな顔もできるんだ〜って思いましたよ」
佐天「へ・・・・」
初春「むしろカッコよかったと思います。しかも日本刀でこんな木を一刀両断なんて・・・・・佐天さん!この上能力なんて何に使うんですか」
佐天「こんなの刀線刃筋をみたら初春でもできるよ」
初春「とうせんとーすじ?」
佐天「見ててね、は!」
ガン!
初春「あれ?切れませんね」
佐天「今のは力任せに振っただけだからね。じゃあ今度は刀線刃筋を斬るよ」

佐天「はぁ!」
ザン・・・・・・チャンキン、ドサーン
初春「おおおお!五右衛門ですよ五右衛門!」
佐天「あははは・・・・物体には切れやすい方向や角度があってそれを見極め、その方向に刀を動かしてるだけなんだよ。ね、簡単でしょ」
初春「パーソナルリアリティを観測する方が簡単そうですよ!」
佐天「えーそうかな?」
初春「そうですよ、も!」
佐天「でもさ、いくらこんなすごいことやったって私は、誰も救えないんだよ」
初春「また、そんな弱気なこといわないでください」



240 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/24(水) 20:41:31.92 ID:bs0NPxg0
佐天「だって・・・・」
初春「大丈夫、絶対に見つかりますよ。佐天さんだけの現実は!」
佐天「初春・・・・ありがとう」
初春「ほんとに、いいですか。もし戦いに負けても縄つけてでもつれて帰りますからね」
佐天「はいはい」
初春「絶対に勝ってくださいよ。こんなんでお別れなんて・・・・絶対に嫌ですから私・・・・・」
佐天「コラコラ、励ましている人間が泣くんじゃない。私は汗もかいたし、温泉入ってさっぱりしようか」
なでなで
初春「・・・・・・」コク
佐天「じゃあ、着替え一緒にとってきてあげるからまってなさい」
初春「はい」

佐天流道場
 涙「あら、まだおきてたの?」
影虎「お前につけられた傷がうずいてな」
 涙「意地悪なことばかりいうんね」
影虎「なぁ、糞爺はどうする問い思う?」
 涙「お父さんは何時も本気のひとなんよ」
影虎「そうだろうな・・・・」
 涙「まさか、本気で手加減しようと」
影虎「ねーよ。ただ・・・・ちょっと後悔」
 涙「ん?」
影虎「あいつ、涙子を男として生を受けさせてやられなかったことをさ。もうちょっと大雑把に生きてもいいんだが涙子は多感過ぎてやさしすぎる」
 涙「いいえ、涙子は強い子なんよ。私には分かるわ・・・・・同じ女の子だから」
影虎「ふ・・・・・・・さっさっと寝ちまえ、明日に堪えるぞ、俺はちょっと散歩してくる」
 涙「はいはい・・・・・おやすみ、あなた」
影虎「おう!」
パタン
影虎「ふ・・・・・ふははは!!あっははははは!何が女の子だよ!ババァがぁ〜!!」
ズサ!
影虎「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 
 涙「の、飲み物持っていってあげようと思って着いてきたら・・・・・・影虎のばかぁぁーーーーーーーーーーーーーー!」

ここまでで







241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/24(水) 21:18:33.11 ID:VaCKDsDO
涙さんかわいいよ涙さん
242 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/26(金) 19:51:13.51 ID:13ciqNk0
陣取り2日目夜明け前
学園都市側
小萌「皆さん、おはようございます。泣いても笑っても今日が最終日です。佐天ちゃんをつれて帰れるか、お別れかは今日に全てかかっています」
佐天「皆さん、私のためにここまでやっていただき本当にありがとうございました」
黒子「なんか、私たちが負けるみたいな言い方ですわね」
御坂「ほんと、佐天さんは絶対に連れて帰るんだからね」
佐天「あはは、ごめんなさい」
初春「じゃあ、今日も攻撃チームと防御、偵察を発表しますよ。攻撃は御坂さん、白井さん、佐天さん、防御は婚后さん、木更津さんそして偵察は重福さんです。」
木更津「すみませんね、攻撃の数が減ってしまって」
御坂「大丈夫です。向こうも2人欠いてますから、互角みたいなもんですよ」
黒子「そうですわ。常盤台のACEと一介の剣士の差は多いのですから安心してくださいまし」
小萌「それじゃあ皆さん、最終日頑張っていっちゃいましょう!!」
全員「おーーーーーーーー」

佐天流側
祖父「田端は出稽古、北川を負傷で欠いた我が陣営、本日わしも含め4人体制となる。そこで今回は遊撃戦法をとるぞい」
影虎「攻撃、防御関係なく襲い掛かる。防御するって戦法か。いいね〜」
 涙「でも、これは単独行動をしないといけなくなるから複数に出会うとちょっと辛いかもね」
笑子「昨日は油断しましたけど、今日は大丈夫ですよ!1人でも複数でもかかってきなさいって気持ちでいきますから」
影虎「笑子よく言った!その意気だぜ」
 涙「でも、笑ちゃんは手負いなんだし無理したらいかんよ」
笑子「はーい」
影虎「爺は旗のお守りと日向ぼっこでもしてな」
祖父「頼もしいのう、午前中に出番がまわりそうじゃわい」
影虎「おおぅ!まずは貴様との決着をつけてからでもいいんだぜ?」
祖父「全く、昔と変わらん奴じゃな。さっさと行って美琴ちゃんか黒子ちゃんにでもやられてこい」
影虎「爺め!覚えていやがれ!」
 涙「ほら!夜明けなんよ!」


 

243 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/26(金) 20:04:19.38 ID:13ciqNk0
佐天流側
影虎「そりゃ!続きやがれ〜!!!」
 涙「遊撃戦法だって言ってるのに・・・・・笑ちゃん私たちはゆっくりいこう」
笑子「あ、じゃあ私は西の登山道から向こう陣地へ侵入します」
 涙「ちょっと時間かかるけどいいの?」
笑子「いいですよ、何かあったら斜面伝いに援護に行きますから」
 涙「わかった。じゃあお願いするんよ」
2人「じゃあいってきまーす」
祖父「おおー気をつけてな・・・・さて、mixiの更新でもするかいのう」

学園都市側
初春「夜明けを確認しました。陣取り開始です」
御坂「よしゃぁああああああ!いざ出撃」
黒子「お待ちくださいまし」
御坂「って何よ?」
黒子「昨日は一気に出撃しましたが、今日は少し様子を見ながら行きたいと思いますので重複さん」
重福「はい」
黒子「しばらくは先行していただけないでしょうか?」
重福「はい、わかりました・・・・」
佐天「ちょっと待ってくださいよ。重福さんひとりじゃ危ないんじゃ」
黒子「重福さんの能力はダミーチェック、日の出したとはいえまだ薄暗いですしこれなら完全に姿は消せなくても」
佐天「でも」
重福「わたしは大丈夫ですから」
佐天「そう?」
重福「佐天さんためなら///」
佐天「え・・・・いや〜そんな悪いし」
黒子「ふふふ・・・佐天さんは幸せ者ですわ。わたくしもその幸せ者に」
御坂「えい!」
ビシ




244 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/26(金) 20:21:03.28 ID:13ciqNk0
木更津「それじゃあ婚后さん今日はお願いしますね」
婚后「あ、足手まといにならないでくださいましね!」
木更津「はいはい、それじゃあ僕は少しパトロールにいってきます」
婚后「パトロール?」
木更津「安心してください、中腹くらいまでですから」
婚后「そうですか、お気をつけて」
重福「じゃあ私も出発します」
佐天「気をつけて」

黒子「何してますの?初春」
初春「衛星写真と携帯の電波をリンクさせました。昨日は満足行くバックアップできなかったので今日はがんばっちゃいますよ」
黒子「そうですわね。昨日はバックアップがいつもよりわるかったですものね」
初春「今日は任せてください。向こうの本陣も必ず突き止めてみせますから」
黒子「わたくし達も電波が途切れないよう努力しますからがんばってくださいな」
初春「はい!」


ここまでです
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/27(土) 00:45:42.52 ID:hDNanFE0
はいな
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/27(土) 02:53:39.32 ID:/D2fK5Io
今日は早い時間だったんね
レス数も多いし嬉しかよ
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/28(日) 15:18:59.55 ID:nLA5jsA0
数時間置きに確認できる俺に死角は無かった。

ぴぃ
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/02/28(日) 19:04:29.75 ID:T7p7VUSO
支援
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/28(日) 21:23:44.00 ID:gdDayQDO
3月中には終わるんかね…楽しみ減るねえ
250 : ◆LiBwiTFptU :2010/02/28(日) 23:07:45.53 ID:5jzST9I0
明日の更新です

3月中には終わらせたいです。

小説調に書き直してコピー本でも出したい・・・・・
251 :Misaka20000 [sage]:2010/03/01(月) 04:31:37.37 ID:A4QBPgDO
>>250
それならば
全裸でローション塗ってニガウリ片手に待機します、とミサカはワクテカしながら女の子座りをしてみます
クシュン!
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/01(月) 09:57:43.47 ID:zKNT11M0
アニメ放送終了同日に
こちらも終結したらドラマチックですねぇ
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/01(月) 11:31:23.15 ID:W3SbQYDO
セリフだけだと分かりにくいしね、とあるオンリーとかに出せば?
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/01(月) 15:28:35.14 ID:0MPrP3w0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1267190144/

誘導〜
255 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/01(月) 21:44:10.40 ID:B885AJo0
渓谷
2人「はぁはぁはぁ・・・・・」
重福「はぁはぁはぁ」
佐天「重福さん大丈夫?」
重福「はい・・・問題ありません、大丈夫です。今のところ何もありません」
佐天「ありがとう、さて、どうします」
御坂「ここは一気に向こうへ攻め込みましょう!」
黒子「お姉さま、今日は少し作戦を練って突入しませんと」
御坂「あ、そっか昨日の二の舞じゃなにもね」
佐天「それで作戦とは?」
黒子「初春」

初春「はいはーい、それじゃあ今日もがんばって行きましょう。まずはデータ送信します。それを見ながら説明を聞いてくださいねー」
3人「うん」
初春「今日は、手分けするのは止めましょう。一発逆転にかけて3人一緒に行動してください」
佐天「待って、それじゃあ効率は?」
初春「佐天さんの土地勘に賭けます!」
佐天「そ、そんな」
初春「頑張ってください!次にメールの提示連絡係は白井さんにお願いします。木の上にテレポートして万全の通信状況をお願いしますよ」
黒子「はい、了解しましたわ」
初春「御坂さんは」
御坂「あたしは・・・・・」
初春「ガサっていう物音を聞いたら電撃を速攻で」
御坂「はい、ビリッとねーってちょっとまてーい!」
初春「もはや一刻の猶予をありません。異議は認めません」
佐天「気合入りすぎ」

すみません本日はここまでで



256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/02(火) 00:44:19.66 ID:Qr54oQSO
おっつん
257 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/02(火) 20:54:14.14 ID:GsicQDU0
渓谷
御坂「ともかくまずは向こう岸に渡りましょう。きょうはどっちの橋を渡る?」
佐天「まってください、敵と出会わないよう本陣に近づくならあまり姿を見せないほうがいいはずです。ここは、白井さんのテレポートで」
黒子「なるほど、わたくしのテレポートで向こう岸の身を隠せる場所まで」
佐天「大丈夫ですよね?」
黒子「もちろん、初春それでは3名敵陣に突入、木更津さんと婚后さんで耐えてくださいまし」
初春「本陣の心配は要りませんから思いっきり暴れてきてください!」
佐天「だから気合入り過ぎだって」
御坂「まあいいかじゃあ行きましょう。黒子たのむわよ」
黒子「では、お二人ともわたくしにつかまってくださいまし」
シュン

重福「がんばってください佐天さん」

対岸
ドサ
黒子「到着ですわ」
御坂「よっしゃ、じゃあいきますか。佐天さんまずはどこへいこうか?」
佐天「昨日は、古寺の方を見に行きましたけど向こうの陣じゃなかったですね。今日は反対側へ向かってみましょうか」
御坂「そうね、じゃあ今日はロープウェイの中腹から反対方向へ行って見ましょう」
黒子「じゃあショートカットで昨日の別れた場所までテレポートで移動していきましょう」
佐天「そうですね」
黒子「じゃあまたわたくしに」
2人「はーい」
シュン




258 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/02(火) 21:51:36.06 ID:GsicQDU0
中腹
影虎「ん?一瞬だが気配を感じたな・・・・」
笑子「おーい、おじさん!」
影虎「なんだ笑子か・・・・涙と一緒じゃなかったのか?」
笑子「サボるかもしれないから一緒に行けって」
影虎「んったく、人手不足なのに監視付きかよ」
笑子「まあそういうこと」
影虎「ところで笑子、今気配を感じたんだ。お前じゃない誰かの」
笑子「そういえば・・・・・一瞬山自体がざわついた様な」
影虎「行ってみるか?お前は手負いだが」
笑子「こんなのかすり傷よ」
影虎「よっしゃ、じゃあ決まりだな、ついてこい」
笑子「ちょっとまって!おじさん」

シュン
黒子「ここが、昨日佐天さんと別れた場所。とりあえずわたくしは木の上にテレポートし初春と連絡をとりますわ」
御坂「お願いね〜」
シュン
御坂「ん?どうしたの佐天さん」
佐天「少し感じるものがあって・・・・・」
御坂「???剣客の勘ってやつ」
佐天「うーんどうなんでしょう・・・・でもちょっと注意したほうがいいかもです」
御坂「わかった」
パリパリ

本日はここまで

259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/02(火) 22:06:23.83 ID:tIlLX8ko
バリバリ!
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/03(水) 10:47:14.48 ID:dQOl8.DO
>>259
御姉様おやめくださいまし!
261 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/04(木) 22:45:38.63 ID:ZkpgIDM0
日曜日になりそうです
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/05(金) 18:03:19.86 ID:7.7kLqE0
おk
263 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/07(日) 19:32:11.77 ID:gP4DwXM0
3月10日 佐天の日に最終回をめざします
264 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/07(日) 20:04:28.62 ID:gP4DwXM0
大木の上
黒子「初春、昨日佐天さんとお姉さまとわたくしが別れた場所に来ましたわ」
初春「はいはい〜じゃあここまでの経路と昨日影虎さんが乗ってきた滑車の地図をあわせますね・・・・わかりました。もしかすると佐天流の本陣は意外と近いかもしれませんよ」
黒子「本当ですの!?」
初春「あくまで推測ですが、滑車の終点と地形データを取ったのでそれをあわせてみたら、終点に平坦な場所か数個存在します」
黒子「すぐにデータ転送を!」
初春「受信電波が低いのでそこにいてくださいね。ちょっと重いデータなんですよ」
黒子「早くしてくださいましね」
初春「よし、送信と・・・・あー重いですね。回線の速度も出ないし」
黒子「はぁ〜こんなの学園都市なら一瞬ですのに・・・・・」

黒子「あと、30秒・・・・・・20秒・・・・・・重いですわ〜」

黒子「よし、受信完了!後は、これを佐天さんとお姉さまに見せて・・・」
??「そううまくはいかないんよ」
黒子「!!!????」
 涙「敵陣のど真ん中で、木登りなんて自殺行為なんよ」
黒子「佐天さんのお母様!?ち!」
シュン
 涙「ふふふ・・・・」
ピョン

木下
シュン
御坂「あ、黒子」
黒子「お姉さま!佐天さん!走ってくださいまし!みつかりましたわ!!」
 涙「ちょっーと遅かったかも!」
佐天「ママ!?」
 涙「涙子と黒子ちゃんと美琴ちゃんか・・・・・まぁちょっと厳しいけどなんとかなるかな?」
黒子「お姉さま!」
シュン
御坂「お!?メモリーカード?」
黒子「初春が予想した敵陣の予想地ですわ!行ってくださいまし」
佐天「ちょっと待ってください!ママは3人で」
黒子「無駄な時間も体力費やせませんわ。その地図もあくまで予想なんですから、それに副師範ごときに常盤台のACEを出せませんしね」
御坂「ちょっと待って!あたしはまだ誰とも戦ってないって」
黒子「佐天抜刀流師範佐天涙蔵、壬生の狼は常盤台の電撃姫に退治をお任せしますわね♪佐天さんお姉さまを」
御坂「ちょっとそれって黒子」
佐天「行きましょう!御坂さん!」
パシ
 涙「ちょ、ちょっと!」
黒子「佐天さんのお母様はこのジャッジメントが勤めますわ」
 涙「じゃあまずは黒子ちゃんからね・・・・新撰組かジャッジメント治安維持組織同士正々堂々いくんよ」
黒子「望むところ・・・・・ですわ」
265 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/07(日) 21:01:45.15 ID:gP4DwXM0
※戦闘は、台詞では厳しいので小説書きします。

黒子は涙の前に立ちふさがる。しかし、何時も相手にする乱暴な殿方とは全く別の雰囲気をかもし出す涙に緊張を覚えた。
『佐天さんのお母様・・・・・ということは』
憶測はすぐに確認できる。涙は木刀を左手に、右手を剣先の添えるように構えた。そう、父、娘も使う牙突の構えである。
「やはり、牙突ですわね・・・・・」
「そうね、私の師匠もお父さんなんよ。ん?どうしたの、ああ〜間合いをここまで気にするなんて初めてなのね」
涙は見透かしたように黒子の心情を表した。
「確かに、迂闊に動くとやられる・・・・なんて気持ちも無いと言えばうそになりますわ。ただ、わたくしバカではありませんので同じ失敗は」
学園都市での涙蔵戦では、見事なまでに出現位置を見破られ地べたを舐めさせられているだけに慎重にならざるえなかった。
『流石、ジャッジメント後ろの線をとらせんつもりね。じゃあ先の線をとってみようかな?』
涙は軸足に軽く力を入れると、絶妙のタイミングで地面を蹴る。その様子は、黒子から見るとまるで同じテレポーターとの対戦のようであった。
「そして、縮地もお使いになられますのね」
テレポートにより涙からの一撃は何とか回避できた。
「もちろん」
「これはこまった事になりましたわ」
黒子は、内心自分自身にとって最大の戦いかもしれないと感じ取っていた。以前、重福や光を屈折する相手をしたことはあるものの今回は小細工らしい小細工をしかける暇もないであろう、無論逃げ回っていても勝ち目は無い。
『縮地を越える演算と行動で佐天さんのお母様に攻撃することができれば・・・』


今夜はここまで





266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/07(日) 21:25:37.77 ID:VfWKiMDO
10日で終わるのかぁ…乙
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/08(月) 05:22:34.41 ID:z5gUn.SO
いよいよ終わりが近いのか…寂しいが頑張れ
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/08(月) 11:01:08.64 ID:l71Pc.Q0
VIPから読んでるから感慨深い。
269 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/08(月) 20:03:47.45 ID:j2cj8Gw0
とある無力の魂日本刀

 しかし、考査の時間は無い。戦略を立てつつ、空間転移に必用な演算を行う間にも涙の縮地は、
黒子の間合いを侵略してくる。
 今日は応急の盾であるカバンも持ち合わせていない。いやカバンを盾に牙突を防ごうなんておろかな考えは浮かばないであろう。
 『恐らく、ダーツを撃ち込む為に止まる時間はありませんし、ダーツに触る瞬間見逃すわけが無い、やはり逃げ回る事が精一杯ですわ』
 『手の内がわからないうちは突入しない』
 「は!」
 フラッシュバックする過去の記憶にヒントは隠されていた。固法が身を挺して教えてくれたアドバイスなのである。
 その言葉が浮かんだ瞬間、黒子は自分の能力限界である81.5mまでテレポートし、大きく一呼吸。そして、涙の方向を向いた。
 「自分の能力に似た人がいますとどうしても、似ていると思ってしまいますが、冷静に考えてみれば物凄く早く走っているだけ、私の能力で飛べる限界の81.5mに追いつくためには、その分だけダッシュしなくてはならない。これすなわちスタミナ勝負では圧倒的に不利ですの、ちょっぴり卑怯ですがアウトレンジ戦法と参りますわ」
 黒子がダーツ手をかけた瞬間、それは異次元を通って涙に達する、無論そこにある物体を押しのけるのであるから防御不能である。
 だが涙は黒子の行動を見逃してはいない、山育ちで目はいいし剣客としての感が彼女に危機を知らせたのである。
 涙が半身後ろに引いた瞬間であった。81.5m先から放たれたダーツ数本が、限界射程で力尽き地面へと落ちた。
 涙にとっては、幸運だったし黒子にとっては不運だった。
 「なるほど、だいたい82、3m以上は飛ばんようね」
 涙は、にやりと笑うと木刀を一般の両手持ちへと構えなおしピタリと動きを止めた。
 「なんのつもりですの?」
 黒子は涙が何をたくらんでいるのか分からず、おそろっと一歩を出した。すると黒子の反比例し
涙が後ろに下がる。
 『バレテますの・・・・』
 81.6m〜81.7.8mを通して二人は膠着状態に陥った。この行為も黒子には時間消費、涙には体力回復という相対した結果が与えられる。
 「これは対峙というにはちょっと遠すぎる距離かな・・・・野党なら逃げる距離なんよ」
 呆れながらも涙は両手持ちの構えで黒子の方向に注意を払う。
 確かに、黒子には逃げるチャンスも同然ある。しかし、今逃げたところで涙は御坂と佐天を追う可能性があり四人秀3人と御坂&佐天の構図を生みかねなかった。そして、逃げるなんてワードは黒子のウィキに持ち合わせていないのである。
 「黒子ちゃーん消耗戦〜?でも体力的にはまけんないんよ〜」
 「そりゃあ、わたくしは一般的な女子中学生の体力しか持ちあわせていませんし不利ですわー!」
 普通の声では向こうには届かないのでこういう会話になってしまうし、第三者の目から見ればとても双方が戦っているとは思えない。
 「これでは、ラチが明きませんわ」
 一か八か仕掛けてみるか?しかし、黒子のダッシュと縮地では雲泥の差であるしテレポート後のダーツ攻撃も涙を眼中から一瞬消して涙の周辺に現れ、補足し演算の後攻撃と超非効率であった。

つづきます。10日まにあうかな
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/09(火) 10:37:40.42 ID:0qzIbIDO
頑張れww雪降っても全裸だぜwwww
271 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/09(火) 23:35:36.22 ID:xM2CCLQ0
間に合わないかもしれないけど明日はSPで本気出します
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/10(水) 02:32:29.51 ID:iyUqBwSO
さあ今日は佐天さんの日だ!がんばれ
273 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/10(水) 15:08:50.25 ID:SGKIOHI0
>>269の続き
こんなこう着状態が続いて30分があっという間に経過。流石にお互いも少しウンザリした感が漂い始めていた。
『後の線を取りたいけど、黒子ちゃんがあそこまで警戒していたら・・・・・ちょーと難しいかもね』
黒子に注意を払いつつも周りの様子を伺う、この付近は林業が行われていないため原生林が存在しているのだ。
涙はそこに目をつけていたのである。しかし、黒子がそれに感づいていれば、一気に形成不利になるだけに涙自身も慎重になっていた。
『ここは、副師範らしからぬギャンブルに走ってみようかな?』
盗塁を狙うランナーのように目線を左少し手前の木に写すと、涙は決心したかのようにスタートを切る。
それは、黒子にも見えたがダーツを構えたのみで投げるにはいたらなかった。
『おおーひっかかった』
表情こそ表さないが、心の中では大はしゃぎなのである。涙の作戦は森でしか使えないが、大木の大小を利用し目の錯覚を駆使した間合い詰めなのだ。
しかし、すでに黒子の間合いに入っているため気が付かれた時点でダーツの餌食になる可能性もある。
『ジャッジメントで常に対峙をする黒子ちゃんに何回も使えれ手じゃないと思うけど・・・もう一回』
涙はもう一度スタートを切り、更に黒子に近づくが今回も黒子はアクションをおこさない。
『今で60m強ってとこかな』
黒子が動かない場合は、縮地で勝負できる距離までもう少しとなる。しかし、牙突壱式で突入し回避された場合はオーバーランで切り返しの時に隙が生じるのだ。涙にまた2枚のカードが配られたのである。





 
274 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/10(水) 17:45:05.58 ID:SGKIOHI0
通常パートは台詞で
山道
2人「はぁはぁはぁ・・・・・」
御坂「黒子大丈夫かしら」
佐天「とにかく、初春がくれた。予想地を」
御坂「ああ・・・そうね。エートカードを携帯にさして出たわ。」
佐天「うーん・・・・・」
御坂「どう?」
佐天「もしかすると・・・・・この私が爺ちゃんから一本取ったところかもしれないです」
御坂「あ!前に言ってたやつね。よしじゃあそこに行きましょう」
佐天「そうですね。そこに賭けてみましょうか?」
ズサ!
2人「!!」
佐天「く!笑姉にパパか・・・・」
影虎「大正解だ涙子、お父さん感激だぞ」
笑子「クイズじゃないんだから・・・・ともかく涙子、美琴ちゃんに追いつけてお姉ちゃんはよかったと思ってるわ」
佐天「御坂さん・・・・ここは私がパパの相手をするので、御坂さんは笑姉をお願いします」
御坂「待って、佐天さんが笑子さんを相手したほうが疲労が少なくてすむわ、私が影虎さんと戦うから」
佐天「パパはあんなんですけど四人秀の筆頭ですよ!」
御坂「大丈夫、ここはお姉さまに任せない」


275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/10(水) 18:30:17.67 ID:iyUqBwSO
支援
276 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/10(水) 19:09:02.27 ID:SGKIOHI0
すみませんTT急用が入り間に合わなくなりました
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/10(水) 20:21:47.08 ID:qUNVgZ6o
キニスンナ
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/11(木) 00:26:17.20 ID:rdDesMwo
楽しみが長引いていいんよ
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/11(木) 08:49:05.88 ID:0Ni5E9oo
気にすんな, 想定内だ
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/11(木) 10:59:20.05 ID:fpU2qZU0
キニスンナ。
俺の全裸待機が一日増えただけだ。
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/11(木) 17:09:25.44 ID:70Xtg9Yo
>>280
今日から暖かくなるらしいし頑張れるなwwww
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/11(木) 17:28:27.93 ID:BTTVTUSO
全裸の必要がどこにあるww
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/12(金) 01:12:05.05 ID:6AjnUUAO
料理するときはエプロンをつけるだろ?
体育のときは体操服だろ?
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/12(金) 05:39:57.34 ID:ddJV/sY0
そしてSS読むときは全裸たわな。
285 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/12(金) 20:23:27.02 ID:wZGAirk0
>>274
遠近を利用した戦法で黒子との距離をつめた涙は、次の一歩に戸惑う。黒子をけん制してみるが表情に変化もなくその目はこちらの動きを逃がすまいとにらんでいた。
彼女に悟られいるかもしれないため、牙突の構えをとることはできず木刀を基本姿勢の両手持ちで涙も剣先を黒子に向けていた。
その時である。涙の左耳近辺に閃光が走り木に命中した。
「レ、レールガン・・・・・」
対峙する黒子も驚いた様子で命中した木の倒れ行く様に目を奪われる。木はスローモーションでその巨体を轟音と共に横たえた。
「お、お姉さまがレールガンを使っているということは・・・・」
「美琴ちゃんの相手は影、ううんパパね。笑ちゃんなら美琴ちゃんもそんな大技使わないと思うし」
「ご主人が心配じゃありませんの?」
「美琴ちゃんが常盤台の超電磁砲ならあいつは静岡の鉄鋼斬だもん」
「仲がよろしくて結構なことですの、ただ今のレールガン、お姉さまからわたくしへの最高のアシストでしたわ」
「?」
涙が倒れた木を見ると、それが丁度物差しのようになっている。
「!」
一気に間合いを取ろうと急加速で縮地をかけたが利き足に物凄いブレーキがかかった。
「3本ほど撃たせて頂きましたわ、利き足の草鞋に」
片手3本のダーツが消えていることが涙にも確認できた。だが、舗装されていない山道なので絶対の固定というわけではないようである。
「やっと超神速の足を封じることができましたわ」
次に声が聞こえたのは涙の背後である。言葉と同時に、逮捕術に使われるサブミッション系の技が持つ独特の痛みが涙を襲い思わず木刀を落としてしまった。
「く・・・・これは油断したんよ」
「このチャンスは大きかったですわ」

明日も書きます
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/12(金) 20:37:59.53 ID:2iBmfSAo
実家組は木刀なのに学園都市組は[ピーーー]気満々でやってるよな
287 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/13(土) 20:44:54.48 ID:uzGuu3A0
本日本放送なので日曜日です
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/13(土) 22:43:31.07 ID:AK7SXgSO
おk
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/14(日) 18:46:20.91 ID:kog3FFI0
佐天さんバットワロタ
290 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/14(日) 21:21:48.88 ID:PN5Bw3w0
>>289 長曽禰興里は生々しすぎるからww
291 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/14(日) 21:57:28.45 ID:PN5Bw3w0
>>285
「前も、不良さんと戦った時はビル一本崩したんだってね」
「あれは我ながら大人気なかったですわ」
「まぁ、第一撃で決められなかった不良さんもだらしない男なんよ・・・・」
「何を・・・・」
黒子が不思議そうに顔をかしげると涙の間接が鈍い音共に力を失った。
「か、間接外し」
「一応、得意技なんだけどね」
涙は驚いて力を緩めた黒子の足をうまく払うと右手で木刀を拾ったが、黒子は覆いかぶさるように右手を涙の頬にあてた。
「似たような事が昔ありましたが、あなたの剣速とわたくしのテレポート、どちらが早いか勝負します?」
緊張の時間が流れる、強盗はここで白旗を揚げたが佐天流の副師範は何と答えるのか。
「私の膝蹴りかな?」
涙はにっこりと笑って答えたがおそら下腹部に一撃を貰った黒子は聞いていないであろう。
「勝負あり・・・・かな?」
「まだですの・・・・ゴッホゴホ・・・」
咳き込みながらフラフラ立ち上がる黒子朦朧としながらも一本のダーツに手を伸ばそうとしたが涙は右手右手の木刀を牙突放つフィニッシュで黒子に投じた。
ダーツを撃ち込む前に矢のような速さで飛んでいった木刀は黒子に命中した。
「ぐは!」
体重の軽い黒子は木刀に押されながら空を少し飛ぶと真後ろにあった大木にぶち当たって動かなくなった。
真剣だったら刺さっていただろうが木刀なので弾き飛ばされ地面にボテっと落ちてくる。その脇に黒子もドサっと墜ちてきた。
「はぁはぁはぁ・・・・いっつ!」
脱臼させた肩を元に戻すと、涙は木刀をシュンと一振りし脇に差す。そして黒子を抱き上げると安心したような顔をしておんぶする態勢に変えた。
「野郎なら放置だけど女の子をこんなとこにほったらかすのはね」
黒子負ぶさった涙は急ぎ足で山を下っていった。
10分ほど下ると本家の門脇に出てくる。
「おかーさん、おかーさん」

続きますね明日は2本だてだよ
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/14(日) 22:16:17.81 ID:w6bi36Io
わ、わーい?
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/14(日) 22:19:46.06 ID:hIaJ3tY0
行間あけてくれませんか?見づらいでつ
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/15(月) 16:17:03.35 ID:geOeMVo0
わ、わーい?
295 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/15(月) 20:44:33.85 ID:cJTZo8g0
>>291の続き >>293 こうですか?
祖母「はいはい・・・あら?涙どうしたの」

涙「ちょっとやりすぎてしまったんよ」

祖母「まぁまぁ、完全に伸びてるじゃない。早く家へ」

涙「はいはい」

祖母「お布団と涙、薬箱、それから氷水ね」

涙「私もちょっとは怪我してるんよ」

祖母「あんたは赤チンでも塗ってなさい。能力者って言っても普通の子なのね」

涙「お母さんは宇宙人みたいなもんだと思ってたの?」

祖母「そんなことないけど、涙子と同じ普通の子みたいだからね」

涙「でもテレポートできるんよ。後このダーツをテレポートさせて撃ち込めるからね」

祖母「こんな歳でたいしたもんなんだねーさぁ治療はこんなもんでいいでしょ、後はゆっくりやすませてあげましょう。涙、お茶くらいのんでいきなさいな」

涙「そうね、治療もしたいしちょっと休んでいくわ。昨日影虎おこったからちょっとだけね」

本日夜は御坂VS影虎





296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/15(月) 21:19:09.21 ID:OGKJ0hM0
全裸☆
297 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/15(月) 23:28:23.64 ID:cJTZo8g0
時少し前に佐天と御坂は笑子、影虎と対峙していた。

「御坂さんお願いします」

「そっちもたのむわよ」

佐天は笑子を牽制しながら、斜面を下の平地へと滑り降りていった。御坂はその場で影虎と対する。

「いよいよだな美琴ちゃん、静岡の鉄鋼斬佐天影虎はたして常盤台のレールガンに仕留められるかな?」

「一応私も伊達にLv5じゃないのよ」

御坂の身体に電流が流れ始め、青白い小さな光とバチバチという音が聞こえる。

「いざ」

影虎はゆっくりと木刀を基本の型両手持ちへ、剣先を御坂向ける。

「悪いけど時間はかけてらんないから」

右手をスカートのポケットに入れいつもコインを一枚掴む。

「いきなりの大技いいのかい?」

「時間かけてらんないって言ったでしょ?」

御坂が口元を緩めると、影虎もにやりと笑う。それにあわせ御坂の身体にまとう電流も激しくなってゆき一気にコインを解き放った。

放たれたコインは音速の三倍という速さで飛び去っていき、枯葉などが舞い上がったため影虎を御坂の視界から消した。

「超電磁砲、ちょっと大技過ぎたかしら?」

「今の一撃、中々よかったぜ。だがおしかったな」

「!」

声と同時に、舞い上がった枯葉を切り裂くように分け御坂に鋭い風の壁が襲い掛かってきた。落ち葉の様子に嫌な予感がして間一髪その空気の壁を回避するとセミロングの髪が少し切れているのを確認した。

「鉄鋼斬、佐天影虎一の型かまいたちだ」

「ぼ、木刀で空気を刃物に・・・・・あんた能力者なの」

「残念、俺は昔っから演算とかは苦手でねレベル0ってやつだ。今の技は小細工なしだぜ」






298 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/15(月) 23:47:44.63 ID:cJTZo8g0
「なんの力も使わないで空気の刃物?」

御坂はまだ納得できないようなので影虎は少し説明してやることにした。

「今俺は、刀剣刃筋を切ったんだよ空気の」

「刀剣刃筋?」

「刀剣刃筋ってのは物がもっとも切れやすい方向ってもんがあってなその筋の事を言うんだ。勿論人間にもあるぞ、真剣をその方向から切り込んだら人間も簡単に真っ二つになっちまうんだぜ」

「じゃあつまり、空気の刀剣刃筋を斬ってかまいたちを作ったってこと?」

御坂は表情をこわばらせた。Lv0は、特別なことを何もできないと心底思っていたからである。

「ところで美琴ちゃん、糞ジジィに勝ちそうだが・・・・・」

「な、なによ」

「糞ジジィをやれるのは俺だけだ」

そう言うと再び、影虎は木刀を構えなおしもう一撃を放った。

「パンツ丸見えぇぇぇぇええ!」

「へぇ?」

意表をつく一言に避けるのが遅れると今度は、御坂のスカートがめくれた。

「な、なに・・・・短パンだと・・・・てめぇ!詠んでいたのか」

「いや、あたしの仕様なんだけどこれ・・・・・」

「て、テメェ・・・・・学園都市第三位が下々にパンチラのサービスもなしにミニスカかよ!」

「いい歳したオッサンが女子中学生のスカートめくって言う台詞かぁぁああ!!!」


続きます
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/16(火) 03:23:33.06 ID:2VQ40/go
これは全r
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/16(火) 04:12:49.96 ID:gt90vPM0
寒いがここは全ry
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/16(火) 09:34:49.63 ID:3K/0uXE0
影虎能力開発受けたのかよ
302 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/19(金) 20:45:50.82 ID:M2sEcBU0
>>298つづき
御坂の身体にスパークが再び起こると、今度は砂鉄が御坂の周囲を高速回転し始める。

「剣には剣で、今度こそ!」

漆黒の砂鉄剣を構えると近くを通った葉がスッっと真っ二つになった。

「それが美琴ちゃんの近接戦闘かよしいいぜ!切りかかってみな」

『第一歩とスピードはわたしのが遅いけど、こいつなら』

砂鉄の剣を御坂が振るうと影虎に向かって地を這う蛇のように伸ぶながら飛んで行った。対する影虎は、その砂鉄の蛇に一の型かまいたちを見

舞うも砂鉄が粉砕しただけで電磁の力により再び形成し襲い掛かった。

しかし影虎は、かまいたちにより後れを利用し一撃めを避ける。

「甘い!これはこういうこともできるのよ!」

影虎をし損ねた剣を引くと生き物のように後ろから襲い掛かる。

「あいつには効かなかったけどあんたなら」

「二の型旋風!」

影虎が半身からの木刀を空に振ると今度は、かまいたちが旋風となって小石などを巻き上げ砂鉄剣の前に壁となって立ちふさがり衝突と同時

に、結合した砂鉄を粉砕する。

「誰に破られたか知らないが、人に破られた技は影虎にゃ通用しないぜ・・・・じゃあこっちからも仕掛けようか!」

影虎の姿が一瞬御坂の視界から消える。すぐに彼女は、砂鉄の剣を再び結合し迎撃する態勢を整える。

「小手撃ち!」

「痛!」

剣を持ってるほうの手に高速の小手が撃ちこまれ、御坂は剣を放してしまい元の砂鉄に戻ってしまった。

「馬鹿野郎!お前位の奴が片手持ちなんざ10年はええぞ!」

「なんなのよ・・・」

御坂はなぜ怒鳴られたの分からない。

つづきます。 鯖落で最終回にもあわせられないとは・・・・・※影虎はLv0です

303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/20(土) 00:59:37.69 ID:b96pp2SO
どんまい
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/20(土) 01:35:23.06 ID:KmgkKbYo
え?最終回???だと?
知らなかった俺情弱乙
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/20(土) 01:51:51.28 ID:CENGjqgo
真剣だったらすごい痛いところだったな
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/20(土) 04:43:21.31 ID:18jVoOo0
復帰したか。
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/20(土) 08:01:31.29 ID:yH1QQ7c0
佐天さん活躍しすぎで脳汁吹いた。
by最終回
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/20(土) 20:25:16.29 ID:0QBQW7g0
>>302
>影虎はLv0
そもそも能力開発されてるの?
されてないならLv0でも何でもなくシステムスキャンも関係ない普通の一般人
309 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/20(土) 21:27:47.90 ID:FcqQGv60
>>308
基本山に住んでいる人なので

さて更新は日曜日と
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/21(日) 00:40:17.87 ID:iTwLz2AO
おっ、復活したな
311 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/21(日) 21:36:38.02 ID:rbhNb0A0
>>302つづき
「いいか美琴ちゃん、剣ってのは腕だけで捌いてるもんじゃない。斬撃なら腕力、突進術なら重量が勝負を決めてくる。つまり美琴ちゃんが俺の剣を片手で捌くなんて到底不可能なことだ。そうだな涙子を思い出してみろ、牙突を使う以外は必ず両手持ちをしているだろ」

「そういえば」

練習時の佐天を見ると確かに両手持ちの構えをしていることが多かった。

「涙子が仮に男で自分より大きな相手と当たる場合体重差、腕力は歴然だ。だから、相手の剣を捌くには全身を使う必要があるんだよ。今みたいに刀をはじかれたら斬られたのも同じだからな」

「ところで、さっきからなんで技を破られるたびに不安そうな顔をするんだ?常盤台の電撃姫なんだろ」

「レールガン回避されてこの剣も叩き落とされたら誰だって少しは同様するわよ」

影虎はその言葉にきょとんとした表情を浮かべた。

「お前・・・・自分の能力を攻略された場合の対処とか考えてもないのか?」

「そりゃあ・・・・今まで破られたことなんて・・・・」

御坂は少し前に言われた言葉を思い出していた。

(こーんなふうにビックって・・・・・)

「ビビッてないっていってんでしょ!!!!」

何を思い出したのか顔を真っ赤ににして御坂が凄まじいスパークを乱射する。

「な、なんだ!つぉ!あぶね」

間一髪の電撃を紙一重で回避する。

「はぁはぁはぁ・・・・・・は!」

「おい、どうした?美琴ちゃん」

「ちょっと思い当たる節はあったは、でもそれはあいつの能力せいなのよ」

御坂はまだ頬を赤くしてむぅっとした表情をしている。しかし、影虎は口元を思わず緩めてしまった。




312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/21(日) 21:49:23.32 ID:FBrpQASO
支援
313 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/21(日) 21:55:49.86 ID:rbhNb0A0
「何があったかしらねぇが、とりあえず電撃って能力を攻略されたらただの女子ってことかよ」

「それが何?」

「そう考えると、能力者の能力ってもんは戦闘に特化したものじゃないものがほとんどで戦闘流用が多いってことになるよな?
言い換えてみれば美琴ちゃんの電撃も出力が思いっきり強いだけで桑を畑耕すのから戦闘に使ってるに同じ」

御坂は何も言い返せない、彼女は能力は努力の結果であると考えており、兵士になろうなんて考えはこれっぽちもないのだ。

「いいか、美琴ちゃん戦闘・・・・まあ少なくとも剣客と戦う場合、心技体を一つにしないとおめぇに勝ち目はないぞ」

「心技体?」

「今の美琴ちゃんは、確かに強い。だが、それは技を特化させただけの者に過ぎない。まぁ、自分より弱いもんをなぶり[ピーーー]にはそれでいいかもしれんが、糞ジジィはおろかこの佐天影虎をいや、心技体を基とおく戦闘特化の佐天流をやるには10年早いぜ」

ズキっと来たのに比例して、なんとも言えない怒りがこみ上げてくる。そして、フラッシュバックする過去の言動。

(Lv0の無能力者共の料理法なんて・・・)

つづきます。
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/22(月) 03:21:02.45 ID:OV9ezpIo
wktk
315 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/23(火) 19:54:45.24 ID:KOEQtVk0
>>313つづき
凄まじい雷撃が山に轟く。それは、下で戦っている佐天と笑子にも伝わっていた。

「おーおー、叔父さんも美琴ちゃんもがんばってるねーこりゃあ大変だわ。ね、涙子」

「あの電撃翌量からすると、パパは御坂さんを怒らすようなこと言ったみたいね」

大きなため息が自然と排出される。

「ちょっと待って涙子、私たちの戦いがもっとも地味って事じゃない」

「うーん、まぁ佐天流同士の木刀だしね」

「んーじゃあこういう感じでいこう」

何かいい事を思いついたのか、笑子は二刀を構えると真剣な顔をする。

「涙子!私のお父様が伯母様より先に生まれていれば、私が正式に師範を継承するはずだった!」

「いや、去年のお正月に師範継承なんてめんどくさい事よくできるわねって笑ってたじゃん」

「涙子!そんな恵まれた環境に生まれながら、村まで捨てて学園都市にいくなんてこの面汚し者」

「笑姉だって派遣切りにあわなかったら大阪から帰ってきてないでしょ!」

「涙子さぁ〜お姉ちゃんもりあがげるために頑張ってるのに」

「捏造なんかで盛り上がるわけないでしょ、とにかくいくよ!」

佐天は早く勝負をつけて、御坂の援護に回りたかった。学園都市Lv5に援護など無用とも思うが、御坂は完全にアウェイな上昨日は誰とも戦っていなかったので気がかりであったのだ。

「涙子の剣くらいなら!」

佐天の左平突きを避けると、すぐに来る横なぎを左の小太刀で防ぎ右の小太刀で佐天に斬りかかる。佐天のほうも手は知っているので横なぎを外した時点で小太刀の剣間より外へ逃げ、返し技は空を切った。

「お、ちょっとすばしっこくなってんじゃんお姉ちゃんビックリだよ」

「笑姉の手の内は知ってるよ」

「そだね、ちっちゃい頃から稽古も一緒だったしね。でも、お姉ちゃんは今や四人秀が一人になったんだからここからは涙子もしらない技が炸裂するぜぇ」

「木更津さんに負けたのに?」

佐天の冷静な切り替えしに笑子は少しむっとした。

つづく




316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/23(火) 20:03:20.60 ID:sH52TDM0
笑姉派遣切りにあってたのか・・・
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/23(火) 20:03:20.58 ID:sH52TDM0
笑姉派遣切りにあってたのか・・・
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/23(火) 23:50:08.05 ID:DHNtMH60
大事な事が時空を歪ませてるなw
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/24(水) 11:03:12.53 ID:vBE83Gc0
>>316-317
なにこれすごい
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/24(水) 20:16:44.79 ID:rtW9wYI0
>>316-317

つまり・・・どういうことだってばよ?
321 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/24(水) 20:17:43.76 ID:RZ5Wucg0
明日の更新ですの
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/25(木) 01:45:18.48 ID:OimdAyQo
明日になりましたの
323 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/25(木) 21:08:46.37 ID:ui1qCH.0
>>315続き
「能力者なんかと戦うのお姉ちゃんはじめてだもーん。田端のおじさんも黒子ちゃんに負けたしね!」

勝ち誇ったような笑顔で腰に手を当てる。

「それでいいの?四人秀」

「いいの!いいの!勝負に負けて試合に勝てば」

佐天よりもカラッとした性格は伊達ではない。その後も二人はこんな調子で剣を交えていったが、幼少から手の内を知り尽くしている同士決定打にかけていた。

一方の御坂と影虎は、ハイスピード兼高電圧とかまいたち、旋風が飛び交う激しい戦いであった。

「どうした?休むか美琴ちゃん」

「バカにしないでよ!」

閃光を一気に放ってみるが、影虎は意図も簡単に回避する。この辺りから御坂も影虎に見切られているのではないかと思いはじめる。そこで、試しに電撃を放つのを少し止め左手をスカートのポケットに入れる。

「ほぅ、ちょっとは学習したみたいだな」

「そうね、手の動きを隠してしまえば!」

影虎の動きを見極め、今度は意表をつくように鋭く放電する。

「!!」

影虎は、とっさにマントを広げ防御の態勢をとった。無論、電流による攻撃は打撃と違い防御不能である。

「よっしゃ!」

思わず出るガッツポーズも頷けるといえよう、影虎は御坂にとってかなり苦戦した部類にはいるのだ。

「ふぅ〜」

「!!」

「マントがなかったら危なかったぜ。特注のマントはやっぱいいな〜石綿と天然ゴムのな」

「ぜ、絶縁体!」

「こっちも電気対策くらい対処済みってことなんだよ美琴ちゃん」

「ず、ずるいわよ!そんなの」

つづきます




324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/26(金) 01:04:34.42 ID:XAEMxWc0
wwktk
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/26(金) 02:32:31.91 ID:7ZsXi5wo
焦らし杉wwww
さては>>1さんSか?
326 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/27(土) 01:16:10.46 ID:1ENFuKI0
今夜書きます

てかなんとしても完結せねば
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/27(土) 04:25:05.36 ID:APPqHkgo
(;´Д`)ハァハァ
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/27(土) 19:31:29.94 ID:qQOFwgU0
気負い過ぎるなよ。

全裸で待機してるからな!
329 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/27(土) 20:13:26.26 ID:1ENFuKI0
>>323
文句こそ出たが、好感触だったのか再びポケットに手を隠した。

『よし、レールガンならマントじゃ防げないから』

ポケットの中でそっとコインを掴んだ御坂は、影虎とジリジリ距離をとり始める。電気系の技を使っている為なのか向こうは近づいてこない。

しかし、二の型旋風を撃つ構えは外していない。まるで早撃ちのような感じで二人は対峙している。

『初速ならレールガンの方が速い』

御坂は覚悟を決めると地面を蹴って、正対から外れると同時に右手をポケットから出し一気にレールガンを発射する。

「もらった!」

音速の3倍で影虎に迫るコイン、しかし影虎の方もほぼ同時に旋風を使ったためレールガンの進路に猛烈な旋風が巻き起こると同時に石なども舞い上げた。

「旋風防御!なんてな・・・・」

巻き上げた砂利の群れに飛び込んだレールガンは影虎を射抜く前に四散したのであった。

「つ、強い・・・・・」

「何当たり前のこと言ってんだ。これが心技体一つとなった攻撃と防御、佐天流の剣術だ。涙子も将来的にはこの三つを極めてからの免許皆伝正当なる継承に移ることになる」

影虎はニヤリと口元を緩める。

「あいつの剣才なら、それも遠い時間じゃないかもしれねえな。もし、免許皆伝後の涙子と美琴ちゃんが戦うことになるとしたら、お前殺されるぞ。」

夜中もやります



330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/27(土) 20:45:12.34 ID:nPTPJAI0
             /:./:.:.:.:.:.〃:.:./:.:.:.:.:.;.:.:.;.:.:.... i  :.:.:.:.:.',:.:.:.',
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           j /::{.ヽ!:li1{ んリ」   ! レ  /j:/__」/_|川:.:;::|:.:.:.:l   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ,:.'::::::い.ト|:|!‘<d       ',ィぅY^V リ!:/::|:.i:.i:|   |  えっ
          ,′l::::.:ヽ_l l  ´^        {{h ノ^ レ:::::!::l:l !   |  夜中もあるんですか!?
            //::::|:::.:.:.:|::!          ,    `¨   /'7ハ_!:::!:!:!  |  全裸で待機してます
         //::/l::::.:.:.:l:ハ.           u /,彳/ ∨:リ  ノへ____________
       /_;/_ノ:!:::.:.:.:.l 丶    __       ,イ´://   V
     ,<::.ヽ..::`ー|:::.:.:.:.:!  \  ´ ′   _, ヘ://
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331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/27(土) 22:45:03.65 ID:kobN28I0
>>330
使わして貰うわ  
           /:./:.:.:.:.:.〃:.:./:.:.:.:.:.;.:.:.;.:.:.... i  :.:.:.:.:.',:.:.:.',
             .'.:.':.:.:.:.:.:.:l:.:.:./:i:.:.:.〃: /:.:.:.;|:.:.:!:.:.i:.:.:......i..  V{
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332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/28(日) 00:24:21.34 ID:s2qGdfI0
       /         ヽ |  牙突壱式!!  |
     〃              ト \__ _____/
    ′               i キ V
    /             | キ
  /               |  V                    ,. ‐‐ァ一 ..
 〃               l|   ∨                   /..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. \
 ′               i′  ∨                 /:/:/ :ハ:i:ヽ:ヽ:,.n_:ヽ
 i               ′   ∨                ノ:/ .{:i..{:{ }ハ:ハ从〉・くト{
 |              /       乂             フ:ハ:.ハトNノ斗≦}‘:^':.:廴__
. キ             //       ヘ              彡イ:人《ヒリ  ヒハ小)>┴‐
 乂             '/         ヘ.         {廴__ノ..从  '   爪:イ:丁ヽ:.}
   ヽ          /′            \         ト≧=:彡rr:> .^ イァァミ:..:.∨}ノ
 {   \       メ                 \      >'´フ/:ハ.、 {ん_//′、}:..、乂
  、   > ミ ___彡   /                 \   /彡'rく ̄__{\ミ∨,ノムイ7{:.:..ト:.\
  ∨      ` <.  /                    \. ‐≦人 レ 辷フニ'{ブ  / 从:{ }ノ` ー‐
   乂        ブ < _                 \≦=イフ{   |/ :.:/  チ‐イト:{ } ′
     ==彡 /     ̄ ≧=-  _              > .ノ  } |../   /  ん、
         ≦zz __        ≧一-  _       ≧<yi`レ'  /:.ト '’ |
               ̄ ̄ ¨¨¨  ―--      ̄ ¨¨   一弋_,ク  Yー{`弋   乂
                                      ‘キ彡'   _ . イ
                                      厂/7 T丁 {ヽ. \\
                                       / //  | ! l 丶 ヽハ
                                    ノ / / {  | |  l  ヽ } ヽ
333 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/28(日) 01:22:12.69 ID:q4FWM9M0
>>329つづき
影虎は更に続ける。

「俺は能力者についてはよくわかんねえが全部の能力者に言える、どんなに強い能力を得ようが所詮は人間だ仏や神になる事なんて不可能なんだよ!
仏や神ってもんはそんな安いもんじゃねえはずだ。そして、それを求めた所で修羅道に落ちるのが見えている。だから俺は涙子がLv0って聞いたときショックだったが、確信もした・・・・あいつは学園都市で飼える様な器じゃなねぇ。涙子は間違いなく壬生の狼達の血を継いでいるってな!」

その言葉に、御坂は拳をキュっと握り締めた。佐天と出会って数ヶ月だが御坂の頭には様々な思い出が過ぎる。目の前の影虎との思い出に比べたらちっぽけな物かもしれない。
しかし、その数ヶ月は父である影虎の知らない佐天を見ることができた月日なのである。

「確かに佐天さんは、レベルアッパーに手を出したわ・・・・でも、それは自分のためだけじゃない。みんなを悲しませたくなかったのもあるからじゃない。あの時、私がもうちょっと佐天さんの気持ちをわかってあげていたら・・・・・だから、今度は佐天さんの気持ちにこたえてあげたい!」

御坂の身体から再び、激しいスパークが沸き青白い閃光がイナズマのように走り始める。

「ふ、ようやくらしい顔つきになってきやがったな。荒削りだがさっきよりずっといいぜ。よし、第二局今度は鉄鋼斬と電撃姫本気と本気でいこうや。この影虎を[ピーーー]つもりで来い!」

「指図は受けないわ。私は、私のやり方であんたを倒す!」

「いくぞ!常盤台の電撃姫」

「のぞむところよ!静岡の鉄鋼斬」

影虎の姿が御坂の視界から消える、縮地である。しかし、御坂も砂鉄の影をさっきよりも大きく鋭利なものを作り上げた。

「はぁ!」

一の型かまいたちが砂鉄の壁にぶち当たるが、先ほどとは比べ物にならないほど強固なもので今度はかまいたちが四散した。

「まだまだ!」

二の型旋風が小石等を舞い上げ襲い掛かる。だがこれも弾き飛ばされた。








334 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/28(日) 01:43:20.10 ID:q4FWM9M0
「やればできるじゃねえか!」

「何時までそんな余裕かましてられるかしら?」

砂鉄の壁が大太刀に変化し影虎を襲う。今度はちゃんと両手持ちである。

「そんなデカイの振るうのはまだ早いぜ!」

振り下ろされる太刀を紙一重回避すると、すぐに御坂にかまいたちが飛んでくる。あわてて砂鉄を壁に戻し防いだが、今度は影虎が壁の内側に入っていた。

「つぅかまえた〜!ぐぅ・・・・・」

振り下ろそうとした木刀が、御坂の放つ電磁力みたいなものにはじかれた。補足された瞬間に砂鉄を元に戻し木刀に浴びせていたのである。

木刀は大きく弾かれる。影虎は丸腰である。

「御坂これで終わ、ぐぅ」

電撃を見舞おうと隙を見せた瞬間に、腹部にコンバットキックを見舞われる。

一瞬、頭が真っ白になり、御坂は吹き飛ばされる。その間に間合いを取って木刀を拾った影虎は鋭くそれを振りまぶされた砂鉄を振り落とした。

「どうした?やっぱり防御は苦手か?」

「まだまだ!」

興奮しているのか痛みをあまり感じなかった。AIMバーストと戦っている時と同じ状態である。

すぐに電気をチャージし影虎を牽制、スピードではまだまだ及ばないため感覚を何時もより鋭くしなくてはならないのだ。

続きます

335 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/28(日) 01:44:18.07 ID:q4FWM9M0
追伸、最終回は日本刀持ってほしかった・・・・・
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/28(日) 02:03:56.09 ID:s2qGdfI0
日本刀はさすがに検査とかで引っ掛かる気がする
でも木刀か、最悪竹刀であって欲しかった・・・
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/28(日) 05:16:50.11 ID:ClrVMao0
まぁ女子中学生が簡単に手に入る武器何てバットが1番だからな・・・
正直、そっち系だったら今頃歓喜してた。
ってわけで
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338 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/29(月) 01:56:49.77 ID:DM1DQ/Q0
>>334
だが、御坂は落ち着いて影虎に電撃の狙いを定めいている。無論影虎もかまいたちか旋風を出す構えである。

「そろそろ、決着といこうか美琴ちゃん」

「ええ、こっちもそう考えてたとこよ」

「いくぜ、終の型疾風・・・・」

「終の型!?」

「そう、糞ジジィとの決着をつけるとき技だ光栄だろ?」

影虎の構えが力強く見えるが御坂は怯まなかった。数日前に新聞でみたあの方法を試してみようと考えていたのである。

「終の型疾風は、刀線を斬った空気の壁と刃筋にできる真空状態の一刀二連の技、覚悟はいいか美琴ちゃん?」

「一か八か!」

御坂は十分に帯電し先にダッシュをかける。遅れたとはいけ影虎も縮地で迫ってくる。

「でぁやああああああああああああ!」

「はぁあああああああああああああ!」

影虎のマントに少し手が触れると同時に力いっぱいの電撃を流したが数秒後には疾風の刀線によって作られた空気の壁に真正面からぶち当たった。

御坂の身体にトラックが衝突したかのような衝撃が走ると、次は真空になった部分へ戻ろうとする空気に前進を引きずり込まれ地面へ頭から叩きつけられた。

御坂が落ちてくると同時に着地を決めた影虎が膝を付いた。そして、影虎の木刀が柄の部分からボッキリと折れたのである。

「ぼ、木刀が折れた理由は俺の技に耐えられなかったってことだが、電気は聞いてないぜ・・・・」

「ふふふ、電流の変化が電子のスピンの向きを変えてみたのよ。し、新聞で見ただけだったから半信半疑だったけど、でもすごいじゃない・・・電撃翌浴びて膝つくだけなんて・・・・」

「へ、後数秒でもお前がマント掴んでたらどうなってたことか・・・・・だが、電流のせいで筋肉が強張り筋違えちまったわ・・・木刀も折れちまいやがるしな」

「わ、わたしだってもう満身創痍・・・・くやしいなぁ、私だけ全然戦ってないのに」

「ははは、だがよこの四人秀一番の佐天影虎と引き分けるにゃたいしたもんだ・・・・」

「そうね・・・・」

最後は吐き出すような小さな声でそういうと御坂は意識を失い、影虎も力なくその場にへたり込んだ。





339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/29(月) 02:21:29.11 ID:i3WZwLg0
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340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/29(月) 21:05:00.98 ID:RNPIv.Y0
なんだ佐天一家は能力開発受けたのかじゃなきゃレベル0なんていわないもんねそうだもんね
341 : ◆LiBwiTFptU :2010/03/30(火) 21:37:23.91 ID:splBUQM0
>>338から続き
上での勝負は終焉したが、下の方はまだ戦いは続いていた。

「小太刀二刀流4連斬撃!」

「牙突参式!」

交差する二人の得意技、これは佐天流同士でしか味わえない剣技の撃ち合いである。

「牙突参式、キレがよくなってるわね」

「4連は、守ったら負けるからね」

佐天も自然と牙突の構えを取るようになっている。勘と一緒に身体の切れもだいぶ戻っているようである。

『流石だ涙子、お姉ちゃんでもこっち帰ってきたときは1ヶ月はしごかれたのに』

佐天のセンスには本当に感服する。笑子は心からそう思っていた。


すみませんバイトのため
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/30(火) 23:46:58.48 ID:AAOX8Jk0
キニスンナー
343 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/01(木) 20:57:45.34 ID:RB3H9O20
>>341つづき
だが、自分とて四人秀が一人。負けるわけにはいかないのである。

「じゃあ、お姉ちゃんは涙子の知らない技を見せてあげよう」

二刀をクロスさせて攻撃態勢をとると速攻をかける。構えから攻撃までの動作が速すぎたため佐天は、笑子の姿を見落としてしまう。剣術における相手の見落としは命にかかわるミスなのだ。

「上!?」

「連撃一!」

クロスした小太刀の左が斬撃になって飛んできたがそれは対空迎撃の参式で防げた。だが、参式を用いるため佐天がジャンプしたため、先に着地した笑子からみえれば後ろを取ったことになる。

「連撃二!」

まだ牙突参式の態勢をとっている佐天の背後に飛ぶと左切上に一撃、佐天は斜め上に弾き飛ばされ笑子は弾いた反動を利用し右にあった木を壁蹴りして引力に引かれて落ちてくる佐天にもう一撃、そして今度も左の木を壁蹴りし最後は二刀斬撃をもってとどめとする。

「これでおしまい!連撃三、四!」

「これくらいは止める!」

飛ばされた態勢がよかったのか最後の三、四はなんとか防ぐことができた。

「くぅ・・・・・いつ!」

「小太刀二刀空中殺法四連!」

笑子は、キュっとかっこいいポーズをとった。

「はぁはぁはぁ、まぁ二つは防いだんだけどね」

「むぅ!運がよかっただけじゃん!今度は外さないから」

『参式で対応したら次はやられるかも・・・・でも壱式じゃ対空は無理、ここはひとまず』

佐天は、後ろに距離をとりながら策を練る。止まっていては小太刀の殺法に狙い撃ちされるのだ。もちろん、動いていても命中率が減るだけで脅威にはかわりない。

つづきます






344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/01(木) 21:07:03.24 ID:4Gn.T6E0
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345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/02(金) 02:15:06.15 ID:VgeQ6QSO
支援
346 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/03(土) 20:01:44.53 ID:FKttrqY0
つぎ月曜になります
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/03(土) 21:55:13.01 ID:NhV/NRw0
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348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/04(日) 00:34:52.05 ID:hfrnsFc0
全裸待機書こうとしたら書かれた。

まぁ楽しみに待機してる。
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/04(日) 08:13:13.58 ID:mMCe8sSO
了解
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/05(月) 00:44:33.98 ID:maY0o6DO
楽しんでるからなー
351 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/05(月) 21:12:28.84 ID:Wk42lrs0
>>343のつづき
『どうしよ、そうだ・・・・笑姉の小太刀は飛びはねるわ技が中心だからあの牙突が使えれば・・・』

「どう、降参?」

「だれが」

剣を両手持ちになおし防御に転じ妙案をねることにした。とはいえ笑子も高速戦闘であるため防御に転じなければならないので考え事をするといわけにはいかない。

「小太刀二刀空中殺法四連もういっかい!」

笑子の姿が再び佐天の視界から消える。

「くぅ!」

佐天の木刀に凄まじい衝撃が衝突すると、すぐに二波の予想を行い防御をとらないといけない。笑子の全体重が突進術でかかっている為若干腕がしびれる。

「片手一本じゃ弾き飛ばされる」

痺れを無理やり隠して二撃目流すように弾いたらここで自分も最大速に加速し大木の後ろに回りこんだ。

笑子は四連を解いてすぐに追撃してくる。

「今だ!牙突壱式!」

佐天は、木陰の死角から持てる力最大限の牙突で迫る。

「おっと」

渾身の牙突も左手の小太刀で軽く捌かれる、その瞬間は入っていた力のバランスを崩され思いっきりつんのめってしまう。

「もらったぁぁぁ!」

「はぁ!」

つんのめりながらも半身で笑子の斬撃を捌いて態勢を立て直す。しかし、中途半端な態勢のため佐天は軽々と弾き飛ばされ茂みのなかに突っ込んだ。


佐天さんVS笑姉明日決着





352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/05(月) 23:40:17.22 ID:18OhE9Ao
      ,..、    /´,!
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     i' ヽ ヽ、   !
     ト' 〉   ``ソ
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      !'´    .!       ウィーーーーーーーーー!!!!
      !     i                   はるーーーーーーーーーー!!!
.      !     .i、                        .ivヘ              
.      l        i                __.! l  , ┐         
      !        i               ,r'´ゝ ̄`ヽ レ  フ         
      !         i、               j'  `ー--, u <、              
      !         ヽ          l      /  人.  ヽ、              
     l.          ヽ          ノ_,... --‐ '''"´ ̄ ̄ ̄`` ー、._
.     !        ヽ  (`ー‐''"´ ̄_,. ---、......____           ヽ
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.        i            l     ヽ、 l-‐r'   ̄` ー  ,!..._,r‐‐、       .!
       l            ヽ      `ー! (  _ i、       r i !      ,!
       !           ヽ     l j jiiiiiiiiiii、       イi     ,..イ
         ヽ             ヽ、   .l jil''""ヾlli. i    `´ ll!..-‐' ´
            ヽ             ` ー、.ヽ" !、__,ノ ゛ !        !
             ヽ            ,..l ,ー‐'  ./       .ト-、
              ヽ          r'´ l´ i  ノ   /     ソ !、
              ヽ        ,r'   _,..ゝ、  _,.-'´     //  `ヽ、_
             ヽ     ,r' _,ィ'´   l -二      ,r',r'       ,r'´ヽ、
               ヽ、 ,r',..-'´/´    、_,.. -    ,r',r'       r'´``ー、 ヽ、

353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/06(火) 00:37:17.32 ID:sPqLDT.0
>>352
不覚にも笑ってしまったwwwwwwwwww
それと>>351
354 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/06(火) 23:41:39.09 ID:tMrmNAE0
>>351つづき
佐天は茂み突っ込むと同時に態勢を立て直し、剣を構えなおす。秘策はあるのだが自信は無い状況であったためその構えにも迷いがあった。

『牙突弐式で尚且つ笑姉より上を取れたら私にも勝機があるかもしれない』

しかし、小太刀の軽快な捌き脚力、ジャンプ力は笑子の方が勝っている今は上を取れる可能性など皆無に等しかった。

「やっぱり・・・・私だけじゃここまでなのかな・・・・・」

弱気が煙のように心の中を覆ってゆく、そうなってくると持っている剣でさえ重く感じ動きが鈍くなったように思えてきた。

「だめじゃないです!」

ずんと重くなった気持ちにガツンとくる声は佐天の全身に響く。

「う、初春!?」

「戦ってください!可能性があるなら負けないはずですから!」

初春渾身の声であった。

「・・・・・・わかった。やってみるよ」

心の煙が引くのを実感する。そして牙突の型を構える。

『でもどうやって笑姉の上を取ろう・・・・・そうか!体重は私の方が軽いんだ』

「じゃあ止めにしてお姉ちゃんはおじさんの援護にまわっちゃおうかな。いくよ涙子!」

笑子が再び地面を蹴ると姿が見えなくなる。しかし、佐天は動かず防御の態勢もとらない。

「連撃一!」

右上からの攻撃は見事にヒットし佐天の身体を軽々と舞い上げてしまう。笑子はすぐに正面の木を蹴って今度は跳ね飛ばされた佐天を上空から地面に叩きつけるべく上をとりに行く。








355 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/06(火) 23:42:19.22 ID:tMrmNAE0
「今だ!」

佐天は跳ね飛ばされながらも何とか態勢を立て直し、枝を伸ばして大木に足を届かせることができた。足が付いた瞬間全身にかかる反動が木の枝にも伝わり弓のようにしなる。だがそのおかげで笑子がニ撃目を加えようとした位置からはずれることもできていた。

「取れた!後は私が技を決められれば!」

枝のしなりが限界に来るまでに牙突の構えをとる、そしてしなりの曲線が限界に達した時に枝は元に戻ろうと投手のよう佐天に反動を返した。

「連撃二!」

「牙突弐式!」

二人は空中で交錯し、互いに技を出し合った。その衝突の瞬間はとてもゆっくりと感じられ引力からも開放された気分だった。

だが、すぐに引力が二人を地面へと引き戻す。手ごたえはあった、技が決まっていれば連撃の三つ目はないはずである。

「う!」

着地を前にして、佐天に一撃目のダメージがやって来た。そのため、着地のバランスを崩しドサリと地面に落とされる。

一方、笑子はスタリと着地した。ニ撃目の構えのままだった。

「いつつ・・・・・は!」

痛みに戦っていることを忘れさせられていたが、笑子の姿をみるとすぐに佐天は構えなおす。だが、笑子は動こうとしなかった。

「しょ、笑姉?」

佐天は、最初油断させての奇襲を恐れたがどうも様子がちがう。まったくといっていいほど動かなかった。

「まさか!?」

近くにあった小石を拾って笑子にぶつけると、ようやく彼女はポテと倒れこんだのである。

「着地の姿勢のまま気絶するなんてさすが笑姉・・・・」

「佐天さん、佐天さん」

「ありがとう初春、ウィンだよ」

姿こそ見えないが、佐天は初春に満面の笑みとVサインを送ったのであった。

いよいよ爺戦つづきます
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/07(水) 00:28:29.91 ID:wjbIf8Eo
死んでる・・・
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/07(水) 12:10:12.18 ID:ghbwSADO
みんな全裸で戦ってるんだよね、確か
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/07(水) 20:50:18.39 ID:ILTs0Fw0
いや、全裸の戦士は俺たちだろ?
359 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/08(木) 23:19:02.38 ID:2iPDKfw0
>>356-358 待機乙wwwwww

しかし、更新は明日の昼ゴロなんですよ
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/09(金) 00:49:35.89 ID:BKQwbgI0
      ,..、    /´,!
.      l l ,....、 ! l
_      l/`く ,. V  /
     i' ヽ ヽ、   !
     ト' 〉   ``ソ
    l i'    /
.     !       l
      !'´    .!       全裸ーーーーーーーーー!!!!
      !     i                   待機ーーーーーーーーーー!!!
.      !     .i、                        .ivヘ              
.      l        i                __.! l  , ┐         
      !        i               ,r'´ゝ ̄`ヽ レ  フ         
      !         i、               j'  `ー--, u <、              
      !         ヽ          l      /  人.  ヽ、              
     l.          ヽ          ノ_,... --‐ '''"´ ̄ ̄ ̄`` ー、._
.     !        ヽ  (`ー‐''"´ ̄_,. ---、......____           ヽ
.      i          i  ヽ、    r'_,.   _ー‐  `l ー 、_       ヽ
.        i            l     ヽ、 l-‐r'   ̄` ー  ,!..._,r‐‐、       .!
       l            ヽ      `ー! (  _ i、       r i !      ,!
       !           ヽ     l j jiiiiiiiiiii、       イi     ,..イ
         ヽ             ヽ、   .l jil''""ヾlli. i    `´ ll!..-‐' ´
            ヽ             ` ー、.ヽ" !、__,ノ ゛ !        !
             ヽ            ,..l ,ー‐'  ./       .ト-、
              ヽ          r'´ l´ i  ノ   /     ソ !、
              ヽ        ,r'   _,..ゝ、  _,.-'´     //  `ヽ、_
             ヽ     ,r' _,ィ'´   l -二      ,r',r'       ,r'´ヽ、
               ヽ、 ,r',..-'´/´    、_,.. -    ,r',r'       r'´``ー、 ヽ、


361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/09(金) 06:11:56.90 ID:2fYdikc0
             /:./:.:.:.:.:.〃:.:./:.:.:.:.:.;.:.:.;.:.:.... i  :.:.:.:.:.',:.:.:.',
             .'.:.':.:.:.:.:.:.:l:.:.:./:i:.:.:.〃: /:.:.:.;|:.:.:!:.:.i:.:.:......i..  V{
         ゝ  i:.:.|:.:.:l:.:.:.:.!:.:/|`ト、'1:.:/.:.:./ !:.:.:|:.:.l:.:.:i:.:.:l::.:.:.:.i〈
         )   |:.:.l:.:.:.!:.:.:.:!:/_j_ |:/、iVl:.:.:/ !:.:./!:,ィ:.:.l:.:.:|i:.:.:.:.|′
         ´)  ! ::ヘ:.:.|:.i:.;レ',.=ミト、.|'L/  |:.:;'イ:リ|:i:l|:.:.!:!:.:.:.:|
           j /::{.ヽ!:li1{ んリ」   ! レ  /j:/__」/_|川:.:;::|:.:.:.:l   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ,:.'::::::い.ト|:|!‘<d       ',ィぅY^V リ!:/::|:.i:.i:|   |  えっ
          ,′l::::.:ヽ_l l  ´^        {{h ノ^ レ:::::!::l:l !   | 明日の昼頃ですね! 
            //::::|:::.:.:.:|::!          ,    `¨   /'7ハ_!:::!:!:!  |  全裸で待機してます
         //::/l::::.:.:.:l:ハ.           u /,彳/ ∨:リ  ノへ____________
       /_;/_ノ:!:::.:.:.:.l 丶    __       ,イ´://   V
     ,<::.ヽ..::`ー|:::.:.:.:.:!  \  ´ ′   _, ヘ://
      /  \::\、:.:|:::.:.:.:.:i:',     ンー¬:::::´:::.::.::.::`ヽ、         
.    i   、 \::.ヽ:l:::.:.:.:.:|::iー、 ′/|:::::.::.::.::.::.::.:/':.ハ
.    !    ヽ \::.:!:::.:.:.:.!::.l. /^\ |::.::.::.::.::.:://  i
    j       ,  l\!:::.:.:.:|::.::l::.::.::.::.::l::.::.::.:: // l  !亅
    〈: . .    '  l: : |:トi:.:.:|::.::.l::.::.::.:,'::.::.::/;.イ  ! ' {
362 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/09(金) 13:46:24.36 ID:ntjys0g0
>>355のつづき 佐天本家
涙「そいじゃいってくるんよ」

祖母「はいはい、黒子ちゃんは見とくからいっといで、お父さんのお弁当ちゃんと届けてよ」

涙「はいは〜い」タッタタ

祖母「ふぅ・・・・今日も暑そうね。どれ冷たい水でも汲んで・・・」

ミーンミーンミンミー

黒子「zzzzzzzzzzzzzzz」

ペロ

黒子「うーん・・・・」

ペロ

黒子「おねーさま・・・・ようやくわたくしの・・・むにゃむにゃ・・・・・は!」

ペロ

黒子「いやぁぁあああああああ!あ、あなたは佐天さんの愛馬のモモタロー?」

ブブル パク

黒子「ちょ、ちょっと・・・・・!」

ヒヒーン

黒子「な、なんですのー!!!」

祖母「あら・・・・モモタローたら」







363 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/09(金) 20:53:32.84 ID:ntjys0g0
つづきます

かき忘れた
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/09(金) 22:34:08.65 ID:wd9FBh.0
よっぱだが全卵で待機だ
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/09(金) 23:45:41.43 ID:m87GPD60
俺は卵黄で待機だ
366 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/10(土) 21:25:31.72 ID:ukOFias0
>>362のつづき
ガラガラガン・・・・

佐天「御坂さん!」

御坂「はぁはぁはぁ・・・・・お待たせ・・・・」

佐天「またボロボロになってますね・・・・・」

御坂「佐天さんのお父さん強すぎだよ。ほぼ相撃ちだよ。だいぶバテちゃった」

佐天「でも、四人秀の一番パパに初めて挑んで帰ってこれるんですもん、やっぱ流石常盤台のACEですね」

御坂「そういう佐天さんも笑子さんを倒してるじゃん」

佐天「私なんてまぐれですよ!まぐれ!たまたま挑戦した牙突弐式がうまく決まっただけです。はじめて使った技だけどうまく立ち回れただけですよ。あーちょっと待ってください傷に効く薬草を」

御坂「心技体の強さか・・・・・」

佐天「ふぇ?なんか言いました?」

御坂「ううん、なんでもない」

佐天「ん?あー薬草でしたね、この時期、結構生えてるんですよ。田舎臭いかもしれないですがよく効くんですよ。ちょっとしみますけどねじっとしててください」

御坂「いたぁああああああ!」

つづきます。明日



367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/11(日) 21:48:08.08 ID:2pphY8k0
もうとっくに明日なンですけどォ
何時になッたら再開するンですかねェ?
368 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/11(日) 22:15:22.61 ID:DgP.XMo0
>>366
祖父「・・・・・・・・・・・・・」

??「よぉ涙蔵さんよぉ!」

祖父「なんじゃ、村長かい。よくここが分かったのう」

村長「裏山ですごい雷が落ちたというんでな。山火事になりゃあせんかと思ってよぉ」

祖父「そうかい、驚かせてすまなんだ。なにもうちっとで終わりじゃ」

村長「陣取り二日目とは苦労しておるじゃないか?涙ちゃんの時は1日だったのによぉ」

祖父「四人秀も歳をとってきたということか、ほっほっほ」

村長「学園都市の中学生が相手でもか?」

祖父「わずか数十年で、あれだけの都市を構築するだけはある。強いぞあの都市の子供達は」

村長「珍しく弱気だな涙蔵さん?ようやく歳ということか?」

祖父「ほっほっほ、そうかもしれん。だが、この佐天涙蔵まだまだ倒れるわけにはいかんわい」

村長「人は金で買える、能力者は能力を与えることで買えるだが壬生の狼は誰にも買えないか」

祖父「そのとおり、ワシ自らがそれを証明し涙子に確信させてやらんとな」

次は火曜日です









369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 01:06:13.56 ID:YZ/iX6k0
乙。

なんか最近>>1の焦らしになれてきたぜ。

             /:./:.:.:.:.:.〃:.:./:.:.:.:.:.;.:.:.;.:.:.... i  :.:.:.:.:.',:.:.:.',
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         //::/l::::.:.:.:l:ハ.           u /,彳/ ∨:リ  ノへ____________
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370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/12(月) 01:07:24.72 ID:YZ/iX6k0
>>1

             /:./:.:.:.:.:.〃:.:./:.:.:.:.:.;.:.:.;.:.:.... i  :.:.:.:.:.',:.:.:.',
             .'.:.':.:.:.:.:.:.:l:.:.:./:i:.:.:.〃: /:.:.:.;|:.:.:!:.:.i:.:.:......i..  V{
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            //::::|:::.:.:.:|::!          ,    `¨   /'7ハ_!:::!:!:!  |  全裸で待機してます
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371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 01:08:10.11 ID:YZ/iX6k0
二重・・・だと?Orz
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/12(月) 01:18:50.05 ID:NQ5uOto0
>>371
そンな小せェこときにしてンじゃねェぞ三下がァ
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/15(木) 19:43:35.94 ID:dD1lPcDO
今夜も寝かさないぞ☆
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/15(木) 21:12:59.82 ID:394cO.E0
今回は短かったな。
全裸ぁぁぁぁぁぁ。
375 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/15(木) 21:26:07.07 ID:YfZ6UVs0
>>368
村長「壬生浪の魂まだまだ健在ですな」

祖父「そうじゃそうじゃ、おっとところで村長は物見遊山なら注意せえよ」

村長「そうさな、涙之助さんの羽織をきてるからねえ。最新の注意をはらわんとよぉ」

祖父「そうそう、あいつ等ならもうそろそろ乗り込んでくるはずじゃ・・・・お〜じゃあ出陣前にやることやっておくかい」

村長「お、小便か?」

祖父「阿呆、ミクシィまだ更新しとらんのでな」

村長「若いな〜」


山中
佐天「んしょ、んしょ・・・・よっと」

ドサン

佐天「パパ!パパ!」

影虎「な、なんだ・・・・涙子か、へへ・・・・・みっともねえとこ見せちまったな」

376 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/15(木) 21:27:06.63 ID:YfZ6UVs0
佐天「常盤台のACEと一般人が相打ちになってるだけで奇跡だよ。ところで笑姉をお願いね」」

影虎「な、なんだ?おいおい俺は傷病者だぜ?」

佐天「笑姉が気ついたら一旦山下りたらいいじゃん。あ、婆ちゃんに電話しときなよ」

影虎「へ。余計なお世話だ・・・・・涙子お前はいくのか?糞ジジィのところに」

佐天「うん、私はもう迷わないから・・・・・」

影虎「そうか・・・・・」

佐天「うん・・・」

影虎「涙子・・・・・糞ジジィがマジなら死ぬなよ」

佐天「わかった、じゃあ行って来るね。御坂さーんお待たせしました!」

タッタッタ

影虎「んったっく・・・・・おら、何時まで気絶したふりしてんだ!とっくに気がついてんだろ」

笑子「・・・・・・・・・・」

影虎「負けて悔しいんだったらもっと剣に邁進しろっつんだよ!」

笑子「・・・・・・・・」コク

つづきます
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 02:29:59.72 ID:P4ZGdMDO
木山「ふふふ…復活するまで全裸待機してたかいがあったな…ふふふ」
御坂「(もう何も言うまい…)」
378 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/17(土) 19:34:30.54 ID:xoC9GKc0
実は月曜日
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/17(土) 22:30:35.28 ID:1nu0XUSO
おk
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/18(日) 00:19:53.46 ID:bdigtoDO
ミサカ20000「つまり、月曜まで全裸でニガウリ持って待機するんですね?ハァハァ」
御坂「帰れ変態。」
381 : ◆U9B8JKcMr2 [sage]:2010/04/19(月) 01:57:07.25 ID:xFbTIsAO
おせーwwwwww面白いけれども
382 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/19(月) 20:14:55.63 ID:jq7tYgY0
>>336つづき

佐天「お待たせしました、御坂さん」

御坂「よし、じゃあいこうか」

佐天「本当に大丈夫なんですか?」

御坂「大丈夫、大丈夫!ちょっと回復してきたし」

佐天「無理しないでくださいね。御坂さんに何かあったら」

御坂「あなたは、自分の身だけ心配する」

佐天「はーい」

御坂「よし、じゃあ出発」

佐天「はい、じゃあ乗ってください」

御坂「え?」

佐天「御坂さんはちょっとでも体力を回復してくださいね」

御坂「ふぁあ、ちょっとおんぶなんてしたら佐天さんが」

佐天「山道は私の方が得意ですから、御坂さんは寝ててもらってもかまいませんよ」

御坂「わかった//////」




383 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/19(月) 20:30:13.69 ID:jq7tYgY0
山道
黒子「ちょ、ちょっと!はぅあ!」

モモタロー「ヒヒーン」

黒子「か、顔に枝が・・・・・いつつ、う、初春」

初春「あ、し白井さん?今まで何やってたんですか!」

黒子「ちょっと色々ありまして、ととにかくう、げは!馬の扱い方を」

初春「私乗馬なんてやったことありませんよ!何馬に乗って遊んでるんですか」

黒子「ち、違いますわ!とにかく馬の扱い方を早く・・・・って崖ーーー!モモタロー無理ですのーーー!」

初春「白井さん!?あれきれちゃった」

バサバサ

佐天&御坂「!!??」

モモタロー「ヒヒーン」

佐天「も、モモタロー?また逃げ出してきたの」

モモタロー「ブルルルー」

御坂「あ、黒子!何遊んでんの?」

黒子「あ、遊んでませんねの〜し、死ぬかと思いましたわ・・・・・」

佐天「え、モモタローがこの崖を飛び越えたんですか?えらいぞーモモタロー」

御坂「ほら、佐天さんの馬だからこれくらい平気なのよ」

佐天「いえ・・・・昔いっしょに下の沢に落ちたことがあってそれいらいやらせてなかったんですが・・・・」

御坂「あ、あははは、そうだったんだ。モモタローは苦手を克服したんだねーすごいすごい」

黒子「お、お姉さま!?」

つづきます





384 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/21(水) 22:35:15.01 ID:Bh8qWGI0
佐天「そうだったんですか、それはママと婆ちゃんですね」

黒子「まぁそのまま放置されるよりましでしたわ。でもいきなり馬に拉致されるとは思いませんでしたわ」

御坂「まぁこれで3人そろったわけだしなによりだわ、じゃあ黒子目的地までたのむわよ」

黒子「了解しましたわ。さぁ佐天さんも」

佐天「すみません御坂さん、白井さん、私はモモタローといきます。モモタローがこんなにがんばってくれたのはきっと力になりたいからだと思いますから」

御坂「そっか・・・・分かったわ。でも、佐天さんが到着するころには決着ついてるかもよ」

黒子「お姉さまったら」

佐天「それもいいかもですね!まぁ・・・とにかく本陣で、いくよモモタローは!」

モモタロー「ヒヒーン!」

黒子「まさに人馬一体というかんじですわ」

御坂「そうね、じゃあ私たちもいきましょう」

黒子「そうですわね」

シュン

つづきます




385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/21(水) 23:13:49.67 ID:V3rK7NE0
わかったら
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/22(木) 17:13:05.96 ID:4mHNJlA0
モモタローになりたい
387 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/23(金) 01:04:32.53 ID:VoP1s.Y0
今夜更新です

サークルのブログはじめました
ttp://efdou.blog3.fc2.com/
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/23(金) 01:42:49.41 ID:PY67rH.0
wwktk
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
389 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/23(金) 21:34:26.46 ID:VoP1s.Y0
佐天流本陣
祖父「すまんのう涙、わざわざ弁当を届けてくれてな」

涙「お弁当忘れていくなんて、お父さんも勇退ね」

祖父「何をいう、わしゃ生涯現役じゃわい!」

村長「涙ちゃん、こりゃまだまだお元気だね」

涙「本当、本当。でも村長はお昼いいの?奥さん待ってるんじゃ?」

村長「いやぁ〜これからすげえ勝負見られるなら昼飯喰ってる場合じゃねぇよ」

祖父「そうさな、風向きも変わりそろそろひよっこ共が攻めてくるころじゃな」

涙「じゃあ私もアップしておこうかな?」

祖父「涙、お前は旗だけ守っとれ。学園都市はワシが跳ね返す。お前は抜け駆けで旗をとりに来るやつのみを迎え撃て」

涙「そう?じゃあそうさせてもらうんよ。こっちも疲労はしてるしね。歳はとりなくないんよ」

祖父「副師範が何を言うか〜わしゃお前くらいの歳にはまだまだ軍隊で飛びまわっとったわ」

村長「あれだけの修羅場をくぐったんわ涙蔵さんくらいのもだな」

祖父「ああ・・・・まだまだ昨日のことのようじゃわい!さぁ、もうそろそろ村長は隠れておけぇ!」

涙「じゃあ、私も守備につこうかな」

数分後

祖父「きたぞぉぉぉ!」

モモタロー「ヒヒーーーーン!」

佐天「だぁぁ!」

祖父「ほれ!騎乗で奇襲するアイデアは見事!しかし、積めは甘かったな涙子!」

御坂「甘いのそっちよ!」

黒子「お姉さまいきますわよ!」

祖父「直上からじゃと!?」

御坂「この前の借りはかえさせてもらうんだから!」

つづきます

390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/23(金) 22:04:11.42 ID:2Kr/UcM0
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/23(金) 23:41:56.10 ID:WyLudMSO
おつ
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/23(金) 23:49:08.34 ID:bj6TPNE0
キテタワー。
393 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/27(火) 01:06:54.90 ID:sP4fk360
今夜おねがいします
 
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/27(火) 12:32:09.11 ID:zw377kSO
よろしく
395 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/27(火) 21:19:32.40 ID:sP4fk360
>>389のつづき

騎乗から片手平突きで奇襲する佐天、直上には電気をスパークしながら落下してくる御坂。奇襲攻撃は成功したかのように思えた。

だが、涙蔵は第一撃の平突きを舞うように回避するとその反動を利用し飛翔する。その地面を蹴った直ぐ跡に御坂の電撃が直撃大きな土煙が舞い上がる。

『やられる!』

御坂はとっさに両手で身を守る態勢をとった。しかし、御坂にぶつかったのは涙蔵が通過した後の風と土煙だったのだ。

「はずした!」

一瞬そう思ったが、すぐに違和感を感じる。上空からの第一撃を終え、すぐに来る黒子のキャッチがまだきていないのだ。

「・・・・・・・・・・・」

すごく時間がゆっくり流れているかのようであった。御坂が振り返ると、黒子の姿がまだ自分を放した場所にあったのである。そして、手に持っていた鉄のダーツが力なく主を失い四散していた。

「黒子ぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!」
「御坂さーん!モモタロー!」

間一髪のところで御坂を佐天がキャッチ、だが黒子はそのまま10メートルほど吹き飛ばされると糸の切れた人形のように草むらに落下していった。

「モロだな・・・・・ありゃよぉ」

近くで戦いを見ていた村長がぼそりとつぶやき、その直後に涙蔵がきれいに着地する。

「圧倒的な実力者の前では、一瞬の隙を突く今の戦法は見事!だがな、奇襲の代償として失った瞬間移動・・・・・ちとおおきかったのう」

「なんですって!」

「御坂さん!」

御坂の肩に手をかけた佐天であったがそれは解かれてしまう。御坂のスパークを見ると佐天はすぐにその心境を見透かせてしまった。

「佐天さん・・・・大丈夫、手は出さないで、やっぱりこんな小手先のやりかたじゃ倒せないよね。私も全力でいくから・・・・」

「御坂さん!いまのままじゃ・・・・・」

佐天は最後の言葉が詰まってしまうほど殺気を感じたのであった。

「漲っておるのぉ・・・・・若いもんはこうでないと詰まらん」

大きなスパークを見ても涙蔵からは微塵にも緊張や焦りは見られなかった。流れるような動きで牙突の構えをとる。

つづきます。

396 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/29(木) 21:40:07.85 ID:tJox7s20
御坂のスパークは青白い龍のごとき勢いで、涙蔵を食い殺そうとしている。

「じゃあ行きましょうか?じいさん」

「よぉしい参るぞ、電撃姫殿」

涙蔵の言葉が終わるか終わらないかのうちに、電撃が襲い掛かる。

ほぼ光速に近い電撃は放たれてからでは回避は不能のはず、しかし涙蔵を襲った電撃はヒットしていない。

剣士としての勘、見切り全てが完璧なのである。

「そこぉ!」

影虎戦で疲労困憊の御坂も、縮地に圧倒されることなく電撃をヒットさせるべく放っている。そして電撃の合間には、砂鉄も自分の周りに集めなくってはならない。

「そりゃぁ!」

探りを入れるかのような涙蔵の攻撃、これはなんとか回避できたと、思いきや左片手突きは、外しても横薙ぎの逃げきめが待っている。


ねむいです・・・・



397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/29(木) 22:23:00.97 ID:nIqaReso
お前の分まで俺が寝てやるからさ・・・うん
398 : ◆LiBwiTFptU :2010/04/30(金) 23:28:43.95 ID:LJiUmF20
>>396
「なんの!」
砂鉄の盾をうまく作って、横薙ぎも防ぐことができた。しかし、影虎戦での教訓から迂闊な攻撃を控え電撃という特性が最大限生かせる中距離ほどの間合いを取った。

「ほう、能力を一辺倒の戦いとは少し変えてきよったか?けっこう、けっこう」

「私だって、馬鹿じゃないから早々うまく戦えると思わないことね」

「では、ワシも本家縮地という物をお見せせにゃなるまい」

「本物?」

御坂は首をかしげる。今まで見てきた縮地は、偽者なのか?それともハッタリか?両方疑問があった。

しかし、不安を悟られるわけにもいかないのでここは平然を装う。

「縮地に本物や偽物があるか知らないけど、本気できなさいよ」

「美琴ちゃんならそういうと思うたわい、さぁでは、ワシの本気見せてやろうかの」

「御坂さん!だめですよ!!」

後ろで佐天が血相を変えて叫んでいる。しかし、御坂は振り向こうともしなかった。

「ゆくぞ!」

空気のドン!という音と共に涙蔵の姿が視界から消え去る。それを見て思わず目を丸くする。

つづきます。
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/30(金) 23:38:15.46 ID:EBWJd160
俺も変わりに寝てやるからさ?
400 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/03(月) 12:37:26.45 ID:rgA0jPc0
>>398のつづき
「き、消えた・・・・・・・」

御坂は、黒子のテレポートに似た感覚を覚えた。しかし、縮地はテレポートではなく高速移動を行う技であるために性質は全くちがうのである。

御坂の周りにある木々や岩が、涙蔵が足場として蹴るために激しい音を上げる。その姿まさに獲物を狙う狼である。

「一撃貰ったら負ける、でも何とかしてこの縮地を封じれば・・・・・そうだ」

御坂は、何か思いついたように磁力で周りの砂鉄を回転し始めた。それはやがて、大きな円になりどんどん小さくなってゆく。

「爺さん残念だったわね。縮地の弱点は高速で切り返す時に主だった足場が必要になるみたいね。じゃあその足場奪ってあげるわ」

円が勢いを増してさらに小さくなる。やがて涙蔵の姿が御坂の前に現れた。

「うむ、その考え見事。流石常盤台のACEじゃわい」

「これだけじゃないわよ」

御坂は一気に砂鉄の壁を狭めてゆき、一気に涙蔵を自分の方へと近づけてくる。やがて十分な加速が取れないほどにまで円は小さくなった。

「どう?これならもう牙突もだせないでしょ!取った!」

御坂は、できるだけの速さで涙蔵の右腕をつかむと電磁から電撃へシフトするべく砂鉄の壁を解き精一杯の電気を涙蔵に流す。

しかし、電撃が放たれるか放たれない間際に御坂の体は宙を舞い、そのまま雑木林の中に消えていった。

佐天はビックリして声も上げられず、それを見送ったのである。

「牙突零式・・・・・・・完成させておったか涙蔵さん」

村長も目を見開いたまま、ポツリとつぶやくのであった。

つづきます
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/03(月) 16:23:57.00 ID:5ZLotRs0
零式ktkr
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/03(月) 21:24:30.88 ID:3zRQYwMo
御坂さんの上半身と下半身が離れ離れに・・・
403 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/06(木) 20:40:29.00 ID:O0DnYXc0
すみません金曜日です

404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/07(金) 04:38:42.11 ID:GlvhZkDO
>>402
フレンダ「それって結局アタシのことなの?って結局全裸でワクテカしてみる。」
御坂「ねぇ?なんでこのスレに来る人は全裸なの?」
木山「愚問だな。楽しみにしているSSを応援するときの全裸待機は基本中の基本だ。」
寮監「まったくだ。御坂、こんな事すら知らないとはいわせんぞ?」
黒子「全裸でなくても靴下、ネクタイの着用は淑女のたしなみですわよ?お姉様?」
御坂「そんな…あたしがおかしいの?あたしが間違ってるの?」
405 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/07(金) 21:25:27.40 ID:0Bk7lV.0
>>400のつづき
「御坂さん!」

御坂吹き飛ばされて数秒間、佐天はようやく声を絞り出した。

「牙突零式、斉藤先生の必殺の中の必殺、ワシとて完成にはまだ遠いか・・・・さて、涙子、いよいよ頼れるもは失ったが続けるか?」

「う・・・・」

佐天は、苦虫を噛んだような表情を浮かべた。御坂と黒子が倒された時間約20分、佐天流師範流石の強さであった。

「・・・・・・これ以上、御坂さんや白井さんを傷つけることなんてできないよ。私がこっちに帰れば・・・・・」

「まぁ、この状況なら合理的な判断じゃろうて」

涙蔵は黙って頷き、佐天は頭を垂らした。

「待ってください!佐天さん、まだ私達に勝機はありますよ」

「初春、だって、もう御坂さんも白井さんも・・・・・・」

「攻撃には佐天さんそしてバックアップには私がいます!だから、まだ諦めないでください!」

「大丈夫です。佐天さん一人なら無理かもしれませんが、私がバックアップすれば縮地にも何にも負けません!」

「・・・・・・・・・・・・・・」

佐天の沈黙、初春は不安を覚える。

「佐天さん・・・・・・・」

「ほんとに失礼な奴だな君は、分かった初春、戦おう」

「佐天さん!」

「それでこそワシの孫じゃわい!」

今度は満足そうに頷くと木刀をヒュンっと素振りし剣を構えなおした。

「行くぞ、涙子」

つづきます
406 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/09(日) 20:49:52.59 ID:I6uy3kA0
>>405
「でもどうやって爺ちゃんの行動を?」

「ふふふ、佐天さん大丈夫です。そのつけてる通信機はジャッジメント専用の機器、もちろんアンチスキルでも採用されていますから、こういうこともできちゃうんです」

初春がエンターキーを叩くと熱源、GPS等の索敵ツールが立ち上がる。

「これさえあれば、おじいさんの居所なんて思うがままにナビできるんですよ」

初春は拳をギュっと握り締める。

「あんた、山肌がどうとかいってなかったけ?」

「だ・か・ら、軍事衛星を一つお借りしました!大丈夫、破棄され48時間後には大気圏で焼却処分のやつですから、システムが古い分侵入も容易でした」

「ありがたいけど・・・・あたし知らないからね、色んなとこから怒られても」

「そんな時の為の同伴教師じゃないですか!」

「え!え!?」

初春の後ろで小萌がたじろぐようなリアクションをとった。

「じゃあ佐天さん頑張りましょう!」

「わかった!索敵は任せるわ!」

佐天は右耳通信機をハイタッチの代わりに指で軽く弾くと、木刀を構えた。
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/05/09(日) 22:33:07.26 ID:nKBpBxg0
頑張れ
408 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/10(月) 01:19:30.44 ID:58/VFWw0
>>406のつづき
「んったく世話かけやがって!傷病人だっていってんだろ」

「ナイスキャッチ!流石鉄鋼斬」

茂みの奥、肩で息をしながら影虎は御坂を地面に寝かせた。

「いい気なもんだ!しかし、あの爺・・・・・零式をお見舞いするとはな」

「木刀じゃなかったら美琴ちゃん即死じゃん」

「まぁ、御坂美琴はここまで爺を本気にさせたLvってことよ」

「でも、いくら爺ちゃんが強いといっても常人だよ!Lv5をこうも簡単に仕留めるなんて」

笑子は御坂のやられた速さに驚きを隠せない。

「いいか笑子、全力でぶつかり合うだけが戦いじゃねえ。いかに相手の実力を出させないか、自分の戦いをやれる そして」

「そして?」

「一瞬の剣の煌きに己の全てを賭けれるかだな。あの爺はその一瞬にかける天才だ」

「あれ?負け宣言?」
影虎の真剣な表情に、笑子がチャチャを入れた。

「バカヤロウ、それを超える者のみが勝利をつかむんだよな!それに一番近いのがこの俺だ。よっしゃ、んじゃ笑子、美琴ちゃんの足もて」

「なんで?」

「見に行くんだよ、涙子と糞爺の決着をな!」

「この子目覚ましたら絶対乱入するよ?」

「そん時は、俺がまた美琴ちゃんの相手して止めてやるよ!さぁいくぞ」

「はいはい、よいしょ。うぁ、私より軽いじゃん」

「そりゃあ、菓子ばっかり食ってるお前たぁ・・・いてぇ!」

「はやくいくよ」

続きます
409 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/10(月) 01:22:28.47 ID:58/VFWw0
佐天流の対能力者は、野球で言うと中日みたいな戦い方ですな。

高速戦闘は機動力、そして「強い」という攻撃より「うまい」って攻撃を展開してる感じです。
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/05/10(月) 03:07:25.95 ID:JSqDQi60
頑張れえ
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/10(月) 15:46:44.74 ID:6k5hIJU0
                 ∧/V)_ ノヽ、
              /⌒)<  (⌒´ o`⌒Y)/〉
           Z7´ o  ノ个(__人  八)^⌒)ー(_
          くて  人_)(人__厂乙(_ °´)r'て
       <⌒( /^フ   >∨:::::::::::::::::::::::::::::::::⌒勹(⌒)フ
        〈 /`o  〕〜┘:::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::Vーく>
        厶>    フ::::::/:: /::::::::: }::|:::::::::::i::::::|::::::::::ヽ:::::::ヽ
      ∠ィ(_(∨)/:::::::::i:::/:::::/:::::::::|:::::::::::|::::::|:i::::|:::::|:::::::::ハ     乙!
.         |: }(ノV::::::::::::|/i::::/:::::,'i::::|:::::::::::|::::::|:i::::|:::::|:::::::::::::
.         _厶匕.イ|:::::::: i::| :|:/\/ |:/|::::::::::i| ::::j:ノ |:i: j:::::::::|::j
       乂_/::j:|:::::::: |::x≠示≧k_,|_::::::::ル≦=ミxリイ::::: /::,'
       ∠:_:::::ノ:|i::::::: 爪 ,う//i ヾ   ̄ う//j Y/:::::/j:/
        <:::::ノ八:::::::N 弋:::ソ     弋::ソ  ::::::://
            了\ ヘ:八    `       、  `  厶イ
         乂}:::トー:、               /
           厶ノ:::イ::\    /^  ー:ァ
           ⌒ j/} 丶、 ゝ   ノ  イ
               // 八   > __.. <}∨
          /: :/ : : ∧    / }: : j八
           /: : : : : : : : : ヽ      | : : |: : :〉
        / : : : : : : : : : : : : \、 /│: : V /
         / : : : : : : :、 : : : : : : :}  ∧ : : |∧
412 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/11(火) 21:59:05.67 ID:weMVLQE0
>>408の続き
佐天と涙蔵、共にピクリとも動かない。佐天は先を取っても勝ち目は無いと思っていたし、涙蔵は後を獲ることで佐天の剣を完全に返そうと考えていたためである。

しかし、共に目の動きだけは尋常ではない。高速戦闘の佐天流は目の動き一つ落とす事は、一気に敗戦へとつながるのである。身体こそ動かないものの目では激しい激突が始まっているのであった。

「涙子・・・・」

旗を守る涙は、草むらに消えた黒子をけん制しつつも、二人の対峙に目を奪われていた。現師範と次期師範候補、どのような形でその決着をつけるのか、それは涙にも分からなかったのである。

実力と経験では涙蔵が完全に勝っているが、佐天も過去に一本を取っているし、身体能力の高さは天性の物を感じていた。

「うむ、一遍の隙も与えていない。この辺は鈍っておらんようじゃのう。じゃが」

涙蔵は、半歩後ろに下がったかと思うと突進で一気に佐天の間合いに飛び込んできた。

「正面からです!」

「つあ!」

初春の声が聞こえるか、聞こえないかの所で佐天の木刀にすさまじい重圧がかかってくる。両手持ちで防御を取りやすい体制をとっていたにもかかわらず、さばく事もかろうじてであった。

しかし、涙蔵は先を取ったため攻撃は間髪なく飛んでくる。しかし、佐天も何とかそれに対応し連撃と軌道に防御を張ってついてゆく。

つづきます


413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/11(火) 22:07:52.00 ID:O1QxuhEo
速過ぎるし別に隠れないしで初春役に立たなくね
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/11(火) 22:20:51.75 ID:AOxRJKw0

面白いし、これからもがんばって下さいい
415 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/13(木) 21:15:46.38 ID:NXd8gi60
>>412
二つの木刀がぶつかる度に木の乾いた音が響き、周りの空気を揺らす。

「右!続いて左からも着ます!」

初春は学園都市側の本陣から無線越しに精一杯の指示を出している。何時も検挙に向かう黒子のバックアップを勤めているとはいえ涙蔵の戦闘は尋常なる速さであった。しかも、スピードでは佐天の方が劣っているため、指示の速さはディスプレー見るとほぼ同時に行わなければならないのである。

佐天のほうも初春から指示の声が聞こえるか聞こえないかで行動を起こし一生懸命に涙蔵の攻撃を防いでいる。

「たああああ!」

ここで佐天は、木刀がぶつかる瞬間に力を目いっぱい入れて、涙蔵を押し返すように後ろへ弾いた。

「はぁはぁはぁ・・・・・・・」

「大丈夫ですか?佐天さん」

「私は・・・まだ、大丈夫だけど刀が・・・・」

あれだけの連打を受けたにもかかわらず佐天の木刀は数箇所のみが凹んでいる。涙蔵は攻撃に際し、木刀の衝突する箇所を絞りピンポイントに斬撃をぶつけていたのである。

「このままじゃ折れちゃうよ」

つづきます
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/13(木) 23:17:12.80 ID:tpX4a.SO
がんばれ
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/05/16(日) 11:38:02.18 ID:m5SQIXs0
>>415
尋常なる速さ
尋常なる速さ
尋常なる速さ

>>340みたいな指摘されても謝りもせず無視する>>1
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/17(月) 06:48:08.65 ID:S6rLdKEo
こんな輩が出てくるなんてここの>>1もでかくなったもんだ
お父さん嬉しいよ
419 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/17(月) 19:24:21.34 ID:Om4grqc0
>>417 あ、縮地を使ってるからって意味ですよ。

>>340の兼は、佐天流が学園都市をよく理解してないから超能力を使えない人をみんなレベル0と思っているって意味。
420 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/17(月) 19:50:06.13 ID:Om4grqc0
>>415
「武器破壊ってやつですか・・・・あとどれくらい持ちそうですか?」

「うーん、たぶん防御に徹すればもうちょっと持つかな?こっちが牙突を使ったら一発で折れちゃうと思うけど・・・・・・」

受信する佐天の残念そうな声に初春もここまでかと沈黙する。しかし、数秒後には顔を上げて手をギュっと握り締めた。

「分かりました佐天さん、何とかしますから持ちこたえておいてください。防御のみならナビなしでもできますよね」

「え?ちょっと?初春・・・・」

初春は通信を一旦切る。ちょうどそこへ婚合と木更津が帰ってきた。

「ちょーっと何もせめてこないからわたくしの活躍が見せられないじゃありませんか!」

「まぁまぁ婚合さん、それだけ婚合さんの守りが鉄壁で攻めるきっかけがないんですよ」

「まぁ〜それは当然なんですけれども〜やっぱりこのエアロハンドの力が見せられないと」

「あーそれですと婚合さん!」

「はい?」

つづきます


421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/17(月) 21:46:50.76 ID:X1AEgGA0
尋常ならざるってのが正しい使い方っすよ。
422 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/17(月) 22:55:58.66 ID:Om4grqc0
>>421
こういうとこ我流ですいません。
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/19(水) 18:54:47.28 ID:fONOKMSO
気にすんな
424 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/19(水) 20:02:20.93 ID:dhNk4q60
>>420から
初春は、ありたっけの木刀を木更津に運ばせるとすぐに説明を始めた。

「婚后さんのエアロハンドでこれを私が指示する方へ飛ばしてほしいんです。でないと佐天さんが!」

「理屈は分かりましたが、ちゃんと佐天さんの元へ届けられますの?」

「その辺も大丈夫です!木更津さん木刀を2〜3本氷柱にしてください」

「あ、わかりました」

言われたとおりに氷柱で木刀を包み込むときれいな円柱に仕上がった。

「次に先を尖らせ後ろに尾翼を作ってください」

「あーなるほど」

木更津は問題が解けたような表情を浮かべると手早く注文どおりに仕上げてゆき、見事なミサイルが完成した。

「後はガイドを僕が作ってこいつを乗せればいいんですね?」

「はい、正解です!角度の調整はもう済んでますから言ったとおりに作ってくださいね」

「はーい」

数分でものの見事な発射台が完成し初春は満足げに微笑んだ。

ここでようやく婚后の出番である。彼女は意気揚々とミサイルの後ろに陣取った。

「それじゃあ、佐天さんに連絡とりますね。佐天さーん!」

425 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/19(水) 20:10:16.39 ID:dhNk4q60
佐天は何とか涙蔵の攻撃を耐え抜き、今にも折れそうな木刀を構えていた。

『初春・・・・早くしてよ〜』

剣が折れては勝ち目はないのだが、それを相手に知られる事は最も不味い事態なので表情こそ取り付くっているものの内心は大慌てであったのだ。

「佐天さん!」

「う、初春!遅かったじゃん」

「すみません、それじゃあ今からそっちにミサイルを撃ち込みますのでうまく使ってくださいね」

「へ・・・・・・・ミ、ミサイル?なにそれ!怖い」

「大丈夫ですよ。輸送ロケットみたいなもんですから、じゃあ私のナビ聞いてうまく拾ってくださいね。あ、婚后さんおねがいしますよ〜」

「ちょっちょちょ、初春!」

つづきます

426 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/23(日) 20:20:47.17 ID:4eWzKkY0
月曜日です
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/05/24(月) 00:48:27.01 ID:kzAenEg0
さあ、来いよ
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/24(月) 16:44:31.29 ID:t28Pb3Qo
期待
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/24(月) 20:20:32.66 ID:KSUcED2o
来たよ
430 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/24(月) 20:50:52.12 ID:TscFT1k0
>>425
一方的に通信を切ると初春は婚后に合図を送った。婚后もそれに手を振って答えると一呼吸置いて集中力を高めてゆく。

「参りますわ、えい!」

右手をミサイルのお尻に叩きつけると空気の推進力を得たミサイルは勢いよく飛び出していった。

「お見事です婚后さん」

後方で見ている木更津が拍手しながらミサイルを見送った。

初春のほうは、発射されたミサイルが着弾地点にとどくかどうかで祈るような思いであった。考案者とはいえ即興のものなだけに不安はあったのである。

だが、弱気になってはいられない。ミサイルの発射を確認すると同時に佐天への通信を復活させ、すぐに指示を開始する。

「お待たせしました、着弾まで15秒足らずです。でも、着弾場所へ行くタイミングには注意してください砂塵と氷の破片が飛び散りますから」

「おいおい・・・・・木刀折れちゃうんじゃないの?」

「一応大丈夫なはずです」

「まぁしゃーない、かけてみるか」

そんなことを話しているうちに、佐天の耳にヒューンという砲弾が風を切る音が聞こえてきた。もちろん涙蔵も気がついているはずである。

音が大きくなるのを見計らい、一気にその方向へダッシュする。

「なんと!?」

キラキラと輝く氷の飛翔体は、涙蔵の目にも入る。山暮らしは目が良いのでその氷柱に木刀が入っているのも確認できる。

「なかなか考えよるわ」

にやりと口元を緩めると、遅れを取っているものも着弾地点を目測で予想し大地を勢いよく蹴った。

つづきます


431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/05/27(木) 00:39:43.99 ID:xpH3SLA0
432 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/27(木) 02:28:33.26 ID:4GhYSnI0
>>430
涙蔵はすぐに佐天に追いついてきた。

「やば!」

「そりゃあ!」

涙蔵の繰り出す佐天流の数々の技は、狙いすましたように佐天を捕らえてくる。無論、佐天も数ヶ月前までは叩き込まれてた身であるから対処はしていく、しかしその度に彼女の木刀からピシ、ピシっといういやな音が聞こえてきている。そして遂に、木の乾いたパキーンという音を残して木刀は柄を残して折れてしまったのである。

「あーー!」

「ここまでじゃな」

「まだまだーーー!」

佐天は折れた木刀の柄を方手持ちに変えると短く残った部分のみで涙蔵の斬撃を捌いたのである。その瞬間に氷柱ミサイルが地上へと着弾し氷がバーンっと飛び散り木刀も混ざって舞い上げられた。

その一本が計算されているかのように佐天の方へ飛んできていた。だが、武器確保に集中しすぎれば涙蔵にやられてしまうのは明らかである。

佐天は木刀をあえて見送ると、御坂が自販機を利用するときに使うような回し蹴りを涙蔵に仕掛ける。涙蔵は若干体勢を崩し気味であったため防御が剣ではなく腕によるものであったため少しのダメージを与えられた。

蹴りの反動は、すぐに佐天にも反動として伝わってくるためこれを利用して距離をとりつつ地面に転がっている木刀近づきそれを手にする。

『まだ仕掛けられる、いやもうこんなチャンスは何回もない、ここでじいちゃんを倒さないと!』

木刀を左手に持ち帰ると間髪入れず涙蔵に壱式を仕掛ける。

「自惚れるなぁぁぁぁああ!」

グッと顔を上げ踏み込みを閉めつつ一声放つと、同じく牙突の構えから壱式を繰り出す。二つの牙突は寸分の狂いなく互いの剣先がぶつかりあう。

ドン!という鈍い空気の振動が響き、剣先を合わせた状態のまま2人の動きは止まった。

「ふははは!見事じゃわい涙子、攻めからよく防御に切り替えて反応できたのう」

「あのまま私が攻撃してたらたぶんやられてたもん、でも剣先をぶつけられたのは半分まぐれかな」

「うむ、いい目をしよるわ」

つづきます。





433 : ◆LiBwiTFptU :2010/05/27(木) 02:29:30.68 ID:4GhYSnI0
なんか超電磁砲ぽくない戦いだわww
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/05/27(木) 02:50:05.89 ID:51g2ycDO
いまさらなにを
435 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/05/27(木) 03:43:20.74 ID:4GhYSnI0
ジャンプみたいな戦いに
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/05/27(木) 21:33:11.06 ID:xpH3SLA0
いまさらー
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/05/28(金) 00:15:01.05 ID:invir0M0
一位と二位だと直立不動で終わるのかな?
438 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/05/28(金) 01:33:23.34 ID:EIvOyLI0
>>437 涙蔵の強さは経験と技能の強さなので能力者との対決ではどうかと


>>432の続き

「え?」

「涙子が学園都市を目指していたころの目、ようやく拝むことができたわい」

少し気が抜けてしまうような一言であった。

「お前はその目が嫌いかもしれぬんが、ワシから見ればそれが涙子本来の目じゃ、目標に向かって突っ走る澄まされたな」

佐天はあの事以来、剣を振るう時の目が嫌いであった。剣を振るうときの自分の表情や目は、狼のようであると知っているからである。

「こんな目は澄んでないよ、御坂さんや白井さんはこんな顔しなくても・・・・・」

「んにゃ、ワシは2人と剣を交えたからわかる。あの2人もワシと戦うとき同じ目をしておった。お前を連れて帰りたい一心で戦っておったぞ」

涙蔵は静かに首を振る。その様子から佐天は嘘ではない事を確信した。

「じゃがのう、涙子の目はそれよりも澄まされておる。やはり、壬生浪の子は孫も狼ということかのう?」

涙蔵はふっと口元を緩めた。

「御坂さんや白井さんが・・・・・・私は・・・絶対に」

「この佐天涙蔵を倒せば帰れるぞい、涙子望む場所にな」

佐天の言葉を遮り一言放つと自ら間合いをあける、仕切り直しである。佐天も涙蔵が間を空けたと同時に木刀を握りなおした。

「涙子、ここからは美琴ちゃんを倒したとき以上の力で行くぞ覚悟はよいな?」

「私一人じゃ無理かもしれないけど、今の私には初春やみんながつないでくれた大切なものがあるから!」

「結構、では改めてゆくぞ!」

「はい!」

2人の剣がぶつかる音が山肌にこだました。

つづきます。

439 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/05/29(土) 19:15:35.84 ID:QwbfTPc0
月曜日でお願いします。

6月中に終わるかな・・・
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/29(土) 20:02:00.68 ID:jh5DOQYo
6月になる前から7月にずれ込む算段・・・だと?
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/30(日) 02:44:07.69 ID:LPr/nBs0
アレか?佐天さん達その後だな。
442 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/05/31(月) 20:24:42.30 ID:ArTvGtk0
>>440 何とか6月中に
>>441 エピローグですな 村観光や昔の話ををMMR的な感じで
>>438

「涙子やるなぁ・・・・・さすが俺の娘だ」

2人の戦いを熱心に観察している影虎は、娘の善戦振りに満足げであった。

「涙子のやつ、本当に学園都市行ってから練習してなかったのか?」

「まぁ、こーんなチビの時から剣もたせて道場で鍛えてた俺の賜物だな!まぁ涙と俺のDNA受け継いでるんだから剣筋が体の晋から染み付いてら」

「おーおーさぞご自慢のお嬢様で」

「なんだよお前だって、四人秀だろ?って・・・・美琴ちゃん見張ってろいっただろ」

「大丈夫、零式を木刀だけど直撃してんのよ。横になってるって」

笑子は、御坂を横にした場所に目を向ける。しかし、そこに御坂はいなかった。

「ありぃ?」

「笑子!やりやがった」

「だって!零式食らってこんな短時間で動けると思わないじゃん!」

「馬鹿、学園都市のLv5だぞ。そんなの余裕なんだよ!はい、お前のミスだからご自慢の二刀で何とかしてこいよ」

「えーーー私ビリビリなるの苦手なんだけど!それに、おじさんみたいな疾風とか使えないし」

笑子の口が尖る。

「しらねーよ!ほらはやく探してこいよ」

「涙さんのTポイント使ったの言ってやる・・・・・」

「何いっているのだ?」

「この前、涙さんがお買い物一緒に行こうっておじさん誘ったのおじさんは、涙さんのポイントで借りたいやらしいDVDの返却期限が迫ってて断ったんだよね〜」

影虎の形勢が一気に暗転していく、事実そうであるからである。

「わかったよ。な、俺も探すから怒るなよ笑子ちゃん!」

つづきます





443 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/06/01(火) 19:47:48.74 ID:8cMitSg0
>>443
2人が御坂捜索にその場を離れると茂みから本人が這い出してきた。

「痛つつつ・・・・ひどい目にあったわね」

痛みに耐えながら体を起こすと、佐天と涙蔵の激しい攻防戦が目に入る。御坂はすぐさまポケットのコインをつかんだがそこで動きが止まった。

超電磁砲なら狙撃も可能であるが、佐天と涙蔵を隔てる見えない壁のようなものが御坂を躊躇させていたのである。

「これも、剣圧ってやつなのかな・・・・」

御坂は掴んだコインを手放すと再び茂みに身を隠し、どこかに移動を始めた。

茂みを旨く利用し、途中出てくる恐ろしい山の虫の恫喝にも必死に耐えながら御坂は佐天と涙蔵の戦いを邪魔しないよう大回りで反対側へとやってきた。

「ぷは!ちょっと、黒子〜黒子〜」

数十メートル先に倒れている黒子にぎりぎり聞こえるか聞こえないかの声で呼びかける。しかし黒子は反応しない。

「なんとか、あそこまでたどり着いて黒子を引っ張ってこないと」

顔を少し上げてみると黒子の倒れている位置までは草むらが薄くなっており見つかる可能性もある。もう一度顔を上げキョロキョロしていたときに偶々数百メートル離れている場所で戦っている佐天と目が合ったように感じた。

「まさか、気がついてないでしょ」

戦いに集中し、気がついていないだろうと踏んだ御坂は再び黒子回収に策をめぐらせる。すると、木刀がぶつかる音が心持遠くなったように感じてきた。

そう、佐天は御坂の事に気がついていたのである。黒子を回収するのだろうと勘を働かせた彼女は、涙蔵の剣を必死に受け流しながらも戦いの場を遠ざけようと後退してくれたのであった。

「佐天さん・・・・よし!」

御坂は陸上のクラウチングスタートのような姿勢をとると一気に茂みから飛び出して、黒子の元へ一直線に駆ける。数十メートルが物凄く遠く感じるし、時間も遅く流れているような感覚にも陥った。なんとかトップスピードのまま黒子に近づくと何でもいいとばかりに黒子に手を伸ばす。

その手が、黒子のツインテールを掴むとそのまま黒子を引きずって目に付いた茂みの中へと飛び込んで直ぐに電撃を撃てる体勢を整える。

だが、気づかれなかったのかシンとした空気がながれてゆく。ようやく御坂は、一息抜くことができたのである。

つづきます。
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/06/02(水) 00:14:15.34 ID:vY7kEX20
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/02(水) 01:15:03.87 ID:g4o.HO60
>>442
「この前〜」がよくわからない
446 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/06/04(金) 01:57:43.85 ID:sQe/dyg0
>>445
ここがよくわからなかったですか?

「この前、涙さんのTポイント勝手に使ってエッチなDVD借りたこと涙さんに言ってやる!」

こういう感じならどうでしょう。


さて、ブログ更新しました。
447 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/06/04(金) 03:14:17.69 ID:sQe/dyg0
>>433
「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」

御坂は、息を殺しながら静かに呼吸を整えると黒子に電流を流し込む。

「ひ!」

黒子の身体が数センチショックっで釣り上げた魚のように跳ねるとうっすらっと目を開ける。

「あ・・・・お姉さま・・・・・・わたくしは、何をしていたんですの?」

「はぁ・・・・私を離した後に爺さんの牙突参式食らってあそこの草むらに落ちてたっのよ」

その後、御坂は黒子にその後の経緯を話して聞かせた。

「なるほど、そんな事があって佐天さんが激戦を繰り広げておられますのね」

「で、ここからが本題。今から2人で他の人を殲滅して一気に」

「なるほど・・・で、相手戦力はいかほど?」

「影虎さん、笑子さんと涙さん」

黒子は少し考え込む。大能力者と超能力者が揃っている現状、学園都市なら有り余りすぎる戦力であるが今は2人とも手負いで影虎、涙はどちらも強敵である。そこに笑子も加わっているし涙蔵も攻撃してこない保障はなかった。

「うーん、はっきり言って今の戦力では不利ですわ。万が一トリプルKOなんて事になったら佐天流側、間違いなく私たちの本拠地を襲いますわよ」

「じゃあどうするの?このまま黙って・・・」

黒子は御坂の唇に人差し指をチョンと置き通信機を取り出した。

448 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/06/04(金) 03:14:41.43 ID:sQe/dyg0
「まずは、生存を連絡するのが先決ですの」

「右、次は左です!一旦距離をとってください!」

通信は完全に初春の声で埋め尽くされており、黒子は通信機を取って無言で御坂の方見た。

「あ、初春さんは佐天さんのサポートしてるよ。あの爺さんの縮地影虎さんのより早いからね」

「・・・・そうですか」

「あの、白井さんですか?」

黒子がOFFにしようかとスイッチに手を伸ばしたと同時に木更津の声が耳に入ってきた。

「木更津さん?助かりましたわ。今本拠地にいますの?わかりましたわ初春に無事を伝えてくださいまし」

「わかりました。白井さんはいまどうなさってますか?御坂さんは?」

「佐天流本拠地で佐天さんと涙蔵さんの戦いを見守っていますわ。大丈夫お姉さまも傍にいますから」

「そうですか、ご無事で何よりです。少し待っててくださいね」

通信が切れると黒子は機器を耳につけなおし辺りの警戒を始めた。
449 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/06/04(金) 03:44:45.81 ID:sQe/dyg0
一方、御坂と白井の無事を確認し少し安心した佐天であるがそれを涙蔵に悟られまいと表情を保ちながら奮戦を続けていた。

涙蔵と剣を交えはじめてから今まで撃ち合いは続いているが2人の斬撃や突きにはスタミナ切れは無いようだった。優勢は相変わらず涙蔵ではあったが、佐天も初春のナビゲートに息があってきており有効な攻撃も打ち始めてきていた。

『まったく、磨けば磨くほど冴えてくる。このセンスは影虎と涙どちらももってなかったな』

初春のサポートを受けてるとはいえ、涙蔵は佐天の剣が着実に上がっていることを確信できたのである。

つづく


450 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/06/07(月) 01:52:54.72 ID:iBaWTww0
>>449からの続き
「手数は増えても当てられとらんぞ涙子!」

有効な攻撃を仕掛ける佐天であるが、涙蔵の涼しい顔は代わらなかった。

「右からきます!続いて正面、今です反撃!」

佐天の耳に入ってくるのは、初春の全力サポートである。しかし、ラチがあかなかった。

「初春!」

間合いを保ちつつ佐天は、初春の名前を呼んだ

「はい」

「あの事は、こっちでも確認してるから作戦あるならいいよ」

「・・・・・・・」

初春の声が止まるが、佐天は彼女が自分のサポートをきった場合の心配をしていることに気がついていた。

「ねぇ、何分持てばいいのだ?」

「へ?」

「何分あれば妙案が思いつくんだい?」

初春の声は聞こえてこなかった。だが、何かを決意しようとしている感じは伝わってきていたのである。

「10分、10分持ってください!」

初春は意を決して佐天に時間を伝える。

「じゃあ5分ね、5分後にKOされてるから急いでね♪」

佐天は明るい声で初春に最後の言葉を送り通信機を外して放り投げたのだった。

「うむ、ここからは佐天涙蔵に一人で臨むというのか?いいじゃろう、じゃがワシは涙子も悪巧みも破ってみせるぞぃ」

「300秒位なら本気の爺ちゃんでも止めてみるから!」

つづく







451 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/06/08(火) 01:36:45.84 ID:gBUZyKI0
ニコ動で佐天流の動画上がっててびっくり
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/06/08(火) 03:51:06.65 ID:SPi9KUAO
ここまでの対戦

黒子○ ー ×田端
木更津○ ー ×笑子
佐天○ ー ×北川
黒子× ー ○涙
御坂△ ー △影虎
佐天○ ー ×笑子

御坂× ー ○涙蔵

こんな感じか?
453 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/06/10(木) 01:39:54.90 ID:qstLWg.0
>>450
歴戦を潜り抜けた牙突の構えは、威風堂々で佐天流の長としては申し分ない。

しかし、佐天も負けず劣らずの隙のない構えを見せる。ここからは、初春の助けも無いため本気の涙蔵に一人っきりで挑むことになる。スピードでも技能でも劣る佐天であったが、この300秒に全てをかけることを心に決めた。

「ゆくぞ・・・」

涙蔵が小さい声でつぶやくと、すぐに縮地を使ったときにおきる空気の壁が佐天にぶつかる。それと同時に佐天も全力で大地を蹴ってスピード差をなくそうと加速する。

「く!」

一瞬視界に写った方向に木刀を出してなんとかその第一撃を防ぐ、同時に手に伝わる衝撃も比べ物にはならないほど響いてくる。

『こっちも撃っていかないと!』

痺れた腕を引き佐天も牙突の構えを取ると、すぐに壱式を繰り出すが空を切った。

「弐式!」

「参式!」

上空からの弐式を涙蔵が対空迎撃の参式をそれぞれが涙蔵と佐天が繰り出す。この場合、涙蔵を撃ち落せないと佐天は後ろをとられてしまうのであるが、弐式を防ぐには参式が最もな有効技であった。

佐天流同士の高速戦闘は、戦闘機同士のドッグファイトに酷似しているのである。

つづきます。



454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 23:12:13.82 ID:eZEFqZU0
455 : ◆LiBwiTFptU :2010/06/13(日) 22:29:03.73 ID:mx10iwY0
対空迎撃の参式と対地攻撃の弐式が交差したかと思った瞬間に佐天が大きく吹き飛ばされた。

「どうした?まだ28秒しか経っておらんぞ」

佐天はヨロヨロと立ち上がると再び剣を構える。

「ち!」

その様子を木陰から見守る御坂は、飛び出そうとしたところで黒子に肩をつかまれた。

「放して!」

「お姉さま耐えてくださいまし・・・・今の私達では涙蔵さんを倒す前に影虎さんや涙さんに」

「でも、このままじゃ佐天さんが!」

「わかっていますわ。初春、何か思いつきまして」

「一応、さっきのやった作戦の改良版なら思いつきましたが・・・でも失敗すれば」

「何を弱気になってますの!とりあえずその案を教えてくださいまし」

456 : ◆LiBwiTFptU :2010/06/15(火) 02:59:08.93 ID:zKmcStI0
>>455
「わかりました。よく聞いてくださいね」

初春は自分を落ち着かせるとゆっくり口を開いた。

「先ほど私達は佐天さんに武器を送り届けたのと同じ方法を使います。今度は旗を取る人を送るんですがね」

「無茶ですわ、婚后光子のエアロハンドで打ち出すのでしょ?いや、木更津さんの氷をよろい変わりにでも?」

「それも無理があるわ、向こうのメンバーじゃね」

「お姉さまの言うとおりですわ・・・・やはりこの案は無理がありすぎますわね」

「ですよね」

付け焼刃の作戦ではやはりどうしようもないのか?初春はわかりきった返答でも少しがっかりしたように答えた。

「いえ、無理じゃありません!初春さん、これをみてください」

突如、通信に木更津が割り込んできた。

「うちの陣営の裏にいっぱい落ちてるドラム缶じゃないですか?まさかこれに入って」

「ドラム缶はできるだけ空を飛びやすく加工します!もう時間がありませんし押し切りましょう!ドラム缶には僕が乗りますから」

「いえ、飛行時間と耐久を上げるためにも木更津さんは外から加工してもらいますからわたしが」

「初春無茶ですわ」

通信を聞いてる黒子は、ハードなミッションであるために初春の身を案じた。

「佐天さんを絶対につれて帰るっていってるのに、私なにもしてないじゃないですか」

「初春・・・・・」

「じゃあ私にやらせてください!」

初春の目の前に覚悟を決めたような重福がたっていた。


457 : ◆LiBwiTFptU :2010/06/15(火) 03:18:43.47 ID:zKmcStI0
>>457
「重福さん・・・・・・うんうん駄目です、私が行きます!」

一瞬間が止まったが初春は、すぐにそれを断った。

「私は佐天さんや皆さんより一番役にたってませんし・・・・私の能力なら初春さんより気付かれにくく旗を取ってくる自信があります!」

重複の能力であるダミーチェックなら初春より発見される確立は低い、でもこれだけは初春がやりたいと思っていたのである。しかし重福も引こうという気はない、2人は黙ったままじっと睨み合ったまま動かなかった。

「初春、あなたは全てを完璧にサポートしなさいませ!」

「白井さん・・・・」

「あなたはこのチームのバックアップなのですから、その職務を全うなさい。Lv2とはいえ今は重福さんのダミーチェックの方勝算が高いのは知っているのでしょ?」

黒子の言葉に初春は、少し自分を取り戻した。今優先すべきは貢献よりも確実な勝利なのだ。

「わかりました。重複さんにお願いします、でも必ず成功させてくださいよ私がバックアップしますから」

「はい!」

2人は柄にもないグータッチをするとすぐにそれぞれの作業へと取りかかった。

つづきます。
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/06/15(火) 22:23:36.96 ID:F8ffMpQ0
いいよ
459 : ◆LiBwiTFptU :2010/06/18(金) 01:26:14.84 ID:oB9ypAY0
お待たせしてすみません金曜日夜です
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/18(金) 05:37:19.55 ID:/95LKaw0
気にしない。
そんな>>1を応援してる。
461 : ◆LiBwiTFptU :2010/06/18(金) 20:55:50.98 ID:oB9ypAY0
「ふぃ・・・・何とかまとまったみたいですの」

「そうね。じゃあ私達のやることは飛んできる重複さんのサポートか」

「そうですわね。ちっ、後2本とは・・・・」

先ほどの涙蔵から受けた攻撃で多くのダーツが四散してしまい残弾は少ないようであった。

「じゃあ黒子は重福さんバックアップね。オフェンスは私がやるわ。影虎さんと笑子さんに場合によっちゃ涙さんとあの爺さんか・・・・」

佐天流の四人秀2名が一気に攻撃をかけ、残り2人の攻撃もありと考えると御坂も緊張する。

「初春さん、大体何分位で準備できるの?」

「もう1分後にはそっちに送りますよ」

「おぉ早!」

「だって佐天さんが300秒しか持たないって言ってましたから」

「佐天さんだいぶ限界ぽいしね」

視線の先で奮戦する佐天ではあるが、かなりのグロッキー状態で涙蔵をなんとか迎撃している。

「とにかく、いぞぎましょう」

「そうね」

つづきます。



462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/19(土) 15:31:27.81 ID:Ze4Eaho0
                 ∧/V)_ ノヽ、
              /⌒)<  (⌒´ o`⌒Y)/〉
           Z7´ o  ノ个(__人  八)^⌒)ー(_
          くて  人_)(人__厂乙(_ °´)r'て
       <⌒( /^フ   >∨:::::::::::::::::::::::::::::::::⌒勹(⌒)フ
        〈 /`o  〕〜┘:::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::Vーく>
        厶>    フ::::::/:: /::::::::: }::|:::::::::::i::::::|::::::::::ヽ:::::::ヽ
      ∠ィ(_(∨)/:::::::::i:::/:::::/:::::::::|:::::::::::|::::::|:i::::|:::::|:::::::::ハ     乙!
.         |: }(ノV::::::::::::|/i::::/:::::,'i::::|:::::::::::|::::::|:i::::|:::::|:::::::::::::
.         _厶匕.イ|:::::::: i::| :|:/\/ |:/|::::::::::i| ::::j:ノ |:i: j:::::::::|::j
       乂_/::j:|:::::::: |::x≠示≧k_,|_::::::::ル≦=ミxリイ::::: /::,'
       ∠:_:::::ノ:|i::::::: 爪 ,う//i ヾ   ̄ う//j Y/:::::/j:/
        <:::::ノ八:::::::N 弋:::ソ     弋::ソ  ::::::://
            了\ ヘ:八    `       、  `  厶イ
         乂}:::トー:、               /
           厶ノ:::イ::\    /^  ー:ァ
           ⌒ j/} 丶、 ゝ   ノ  イ
               // 八   > __.. <}∨
          /: :/ : : ∧    / }: : j八
           /: : : : : : : : : ヽ      | : : |: : :〉
        / : : : : : : : : : : : : \、 /│: : V /
         / : : : : : : :、 : : : : : : :}  ∧ : : |∧
463 : ◆LiBwiTFptU :2010/06/22(火) 20:54:16.53 ID:y1AhV8M0
今週磯がし気味なので25くらいです
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/23(水) 00:24:43.10 ID:GZHZIR60
おけ
465 : ◆LiBwiTFptU :2010/06/25(金) 21:02:02.79 ID:4yjbX3c0
>>462
「はぁ・・・はぁ・・・・まだまだ!」

「うむ・・・・」

佐天のスタミナ消耗は激しかった。全てにおいて涙蔵を上回っていないので見切りや先読みに加え倍以上の運動量で応戦しているためである。しかし、初春に公言した300秒にはまだ達していないので倒れるわけにはいかなかった。

「さて、涙子そろそろフィナーレが近いようじゃな」

涙蔵の牙突の構えはいつもより鋭い、おそらく御坂を倒した零式ということは佐天にもわかった。

『零式は裁けないよ・・・ごめん、初春もう・・・』

しかし、何故か諦められない。そう、諦めようとしてもみんなの顔が浮かぶだからもう一度剣を強く握り締められるのである。

佐天は頭を左右に振ると力強く木刀を握り締め力を振り絞って構えをつくる。

『爺ちゃんの零式だって未完成な技なんだったら、私にも攻略できるかもしれない』
 つづきます

466 : ◆LiBwiTFptU :2010/06/28(月) 20:42:06.03 ID:NCqUx4s0
佐天は、習った全ての記憶を探し回った。その中で出てきたものは一つ肉を切らせて骨を絶つという言葉だったのである。

回避も防御ままならないのならダメージを必要最小限に受けて相手の攻撃後の隙に全てをかける。この戦法は涙蔵が直々に指導した戦法で最後の手段の一つとして教え込んだものである。

『一か八か!』

佐天は覚悟を決めるとグッと表情を硬くする。しかしその時であった、後方から光る閃光が目に入る。

「爺さぁぁあああああああああああん!覚悟ぉぉぉぉぉ!」

「御坂さん!」

「何!?」

すでに回避のタイミングは逃している。振り払うため後ろを向くことは佐天に隙を渡すことにもなるのだ。

レールガンは御坂の指から勢いよく放たれた。音速の3倍で飛翔するコインは直撃の軌道を描いていた。

だが、その軌道上に一人の男が飛び出し木刀が最も強い強度を発揮する角度でレールガンに斬撃を加えたのである。

「言っただろう・・・・涙子とジジィの一騎打ちは邪魔させねえよ!この佐天影虎様がな!」

「ちぃ!・・・・黒子行って・・・重福さんはまかせたわ・・・・」

御坂は影虎の方を直視しながら悟られぬよう黒子にメッセージを伝える。

つづきます





467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/28(月) 23:51:03.14 ID:hOwRdf6o
相手は木刀なのに能力者側は[ピーーー]気マンマンで攻撃するよなww
468 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/01(木) 00:29:07.43 ID:JnnSM4c0
6月でおわれなんだ・・・・・

469 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/01(木) 23:15:45.99 ID:JnnSM4c0
佐天と涙蔵、そして影虎と御坂が共に戦闘中となり黒子はまた分が悪くなってしまった。

だがもう御坂も飛び出してしまい引くこともできない。佐天の方は御坂の作ってくれた間のおかげでうまく離れる事ができた。

「ジジィ!お前は涙子と戦ってろ。こっちは俺が相手をする」

「ふん、足元をすくわれるなよ?手負いなんじゃろ?」

「それは、お前もだろ!」

「まぁよいわ。鉄鋼斬の異名、電撃姫に響かせてみぃ!」

「お前に観てる暇あったらな!」

共に大きく大地を蹴ると縮地をかける、佐天と御坂もそれぞれが迎撃する態勢を作って山は再び騒がしくなるのであった。

一方の初春たちは、重福をドラム缶に収納し木更津が氷で強化加工すると初春、婚后も手伝ってなんとかマスドライバー式の発射台に乗せていた。

「じゃあ、御坂さんまで戦いに行っちゃったんですね」

「まぁ、どのみちこうなっていたと思いますがわたくしがまたまた貧乏くじですの?」

「所詮秘密兵器であるこのわたくしを盛り上げる前座じゃありませんか?」

婚后が通信に割り込んでくる。

「その方もロープかなんかで括ってこちらによこしてくれませんか?」

「まぁまぁ・・・・・とにかくもう時間がありません。御坂さんが参加してくれたことでこっちからもよく向こうの戦ってる場所が見えますよ」

初春の肉眼でも大蛇のようなイナズマが確認できていた。

「それじゃあ、白井さん・・・・10秒後に発射しますね」

「了解ですわ」

続きます
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/07/05(月) 05:43:11.15 ID:q3X/7MDO
インデックス始まる前にはケリ着けないとな

今年の風邪も狂暴らしい
471 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/06(火) 03:25:27.88 ID:xHl7r6Q0
黒子との通信は続けながらも、初春は婚后に発射カウントを出していた。カウント5で精神を集中し構えを作る。

「それじゃあ、見せ場をつくらせてもらいますわよ!チェストォォォォ!」

ロケット後方に婚后が手を重ねると空気が凄まじい噴射をはじめ、木更津の作った氷のマスドライバーを滑っていった。

「飛んで!」

さっきより重量が重くなっているために初春は思わず大声で叫んで見送った。ロケットは期待通りに陣地を飛び去っていったのである。

「重福さん・・・・お願いしますね・・・・白井さん、発射しました」

初春の返信をもらった黒子は、打ち放たれたロケットを敵に気を払いながら視界に捕らえようと木の上にテレポートしていつでも飛び出せる体勢をとった。

その頃、涙は旗を守りながらも音を頼りに佐天と涙蔵、そして御坂と影虎の戦いを追っていた。笑子も合流してくれたので少し安心はできたのだが敵は目前、気は抜けない。

「やっぱり涙子は圧倒されてるんよ、でも美琴ちゃんは影虎の動きについていってる。笑子ちゃーんそっちは異常ない?」

「大丈夫です、でも美琴ちゃんも涙子も戦ってるんだから私も坊についたほうが?」

「黒子ちゃんが姿をみいひんのよ。あの子は悪知恵ききそうだからテレポートで奇襲くるかもよ」

涙はにやりと笑うと誠の旗を見つめ、笑子の方はその能力がどんなものか分からなかったので首をかしげる。

「いい?笑子ちゃん、テレポートを見切るには・・・・・」

「見切るには?」

笑子が固唾を呑む。

「カンなんよ!」

「ぬお!めっちゃいい加減!」

「でもそれくらいしかないしね。武士のカンをどこまで磨いてるのかそれがモノを言うからまるっと回避しなさい」

「はい、不本意ながらわかりました」

やはりいまひとつ理解できなかったがまぁ何か心において置くものだと思い笑子は再び警戒を続けることにした。

つづきます




472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/06(火) 03:54:23.73 ID:FuthVYSO
がんばれ
473 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/08(木) 22:06:43.14 ID:lKeAnbA0
「ん?なんじゃあれ?副師範なんかきたよ」

「もうちょっと緊張感もってつたえてほしいんいよ。どれどれ?」

笑子が指差す方向に涙が視線を向けると、氷の塊が飛翔していた。

「な・・・なんなんよ??」

「こっちの方きますよ・・・・・」

「たぶん当らないと思うけど・・・・なんかの補給かな?」

その時、見慣れたツインテールの姿が涙の目に入った。

「お?黒子ちゃん、笑子ちゃん準備して」

「は、はい!」

黒子が飛翔するドラム缶にジャンプするとドラム缶が消える。その後に自分も姿を消した。

何かあると踏んだ涙は笑子に警戒を強めるよう注意を促すと自分の心も引きしめた。

一方の黒子は、周りに気を配りながらドラム缶と共に着地し中から重複を引っ張り出すことに成功した。

「さ、寒かったです・・・・」

「そりゃあ氷の中に入ってたんですのも、初春、重福さんは無事キャッチしましたのでこれより奪取に向かいますわ」

「了解しました気をつけてくださいね」

「期待せずにサポートをうけますわ。さて、重福さんここは貴方の能力、ダミーチェックを存分に活用していただきますわよ」

「はい!じゃあさっそくいきましょう」

重複の士気は寒さで消えていなかったので黒子は安心して移動を開始した。

つづく









474 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/10(土) 02:28:34.97 ID:HdGx0zo0
4人の攻防戦はより激しさを増していた。佐天も御坂が来てくれたおかげで不安を少し飛ばすことができた。

だが、佐天流の高速戦闘は御坂に不利であることは変わりない。それでも、御坂は佐天を助けようと必死に影虎と戦っている。

「はぁぁぁあ!」

砂鉄のチェ−ンソーが周りの木々を倒木させる。しかし有効打ではなくすぐに壱型のカマイタチが御坂を襲う。

「御坂さっと!」

「他人の心配してる場合か?」

涙蔵の剣も容赦なく佐天を襲う。まさに暴れ太鼓のような場景であった。

「たぁ!参式!」

「捌けるワイ!」

涙蔵の迎撃を喰らい佐天の木刀が粉砕する。

「佐天さん!てや」

しかし、すぐに御坂は近くに落ちていた木刀を佐天に投げてよこした。

「ありがとうございます御坂さん!」

木刀をうまくキャッチすると涙蔵の剣を捌きつつ体勢を立て直す。

「こっちがお留守だぜ!二の型旋風」

「ぐぁ!」

無数の巻き上げられた小石が御坂を襲う。その砂塵が影虎と御坂の姿を隠した






475 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/10(土) 13:42:04.87 ID:HdGx0zo0
山の風が砂塵をどこかに運び去ると、影虎の斬撃を御坂は防いでいた。

「やるじゃなぇか、面白くなってきた」

「そうねでもこれでおしまいよ!」

砂鉄の盾が崩れ去ると、電撃による攻撃にシフトした御坂の攻撃が影虎を襲った。

「そりゃあああ!」

影虎は懐に隠し持っていた鎖鎌を近くの木めがけ投げると、そこを電流が流れる。

「アース!?」

「接地防御!ってか、幸三から借りといてよかったわ!」

電流が流れた左腕をかばいながら、影虎は御坂から距離をとる。

「まったく猿知恵の速さだけは昔から変わらんのう」

「うるせぇ!てめぇは涙子と戦ってろ」

「そらそうじゃな、じゃがこちらはもうそろそろ」

「佐天さん!」

佐天は立ってるもやっとの状態であった。


つづきます



476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/10(土) 15:12:45.76 ID:Kmep5pIo
真っ昼間に書いてるだと?
477 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/11(日) 04:18:24.40 ID:fJWAuu20
「はぁ・・・・はぁ・・・・」

呼吸すら苦しそうな佐天は、それでも剣を握り締める。

「限界かのう?ではワシは止めといこうか、我が牙突で全てに決着をつけてやろう」

距離的に撃たれる技は、牙突壱式である。佐天も牙突を構えるが牙突を受けた牙突をもう出すことはできないであろう。

「させない!」

影虎から距離を取り何とか電撃で援護しようとする御坂であったが影虎は間合いを取ってもすぐに追いつかれ自分の迎撃行動で手一杯になってしまう。

「牙突壱式!」

「・・・・・・」

涙蔵の牙突が佐天を捕らえるのに長くはかからない。佐天の方も構えだけで踏み込みも満足にできなかった。

「佐天さん!」

御坂の声が山に響く、しかし涙蔵の壱式は空を切っていた。

「最後の力を振り絞ってかわしたようじゃな!」

涙蔵はすぐに零式を繰出す。佐天はまだ撃たない。

「何!?」

零式衝突の瞬間佐天は、剣を右に持ち替え左手で剣先を掴んだ。無論、少女が片手で止められる代物ではなく左肩に激突した。

「お母さんの右打ちは・・・・私もできるんだからー!」

左片手平付きのアレンジ右打ちが涙蔵に一撃を与えると右足の重心を変えて右なぎを首付近にヒットさせた。

「じ、爺ちゃんに切らせる肉は利き腕の方じゃないときっと見切られちゃうから・・・・」

「ぐぅ・・・・・・見事、もっとも不完全な技、ワシの零式を撃たせあえて食らうとは」

「肉を切らせて骨を絶つでしょ・・・・相手が出す最高の技、でもその直後には絶対の隙が生まれる。その隙に一瞬の剣のきらめきをかける・・・・」

「ワシの教えよく覚えておった・・・・」

2人が同時に大地に倒れこみ、静寂が周りを包んだ。


478 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/11(日) 04:50:58.57 ID:fJWAuu20
「佐天さん・・・・・」

「クソジジィ・・・・・」

御坂と影虎も電撃と剣をといて倒れた二人を見つめている。

ちょうど同じ時、草むらから重福が誠の旗を握り締めて姿を現し笑子がその後ろに倒れこむ。

「勝負あったな」

村長は大きくうなづくと右手を高らかに上げ学園都市側の方向を指した。

「や・・・・やった・・・の?」

御坂はまだ信じられなかったが、重福が普段見せないような笑顔で思いっきり旗を振ったのでようやく信じることができた。そしてペタンとその場に座り込む。

「涙が冗談だろ・・・・涙!」

影虎は旗を見ても信じられなかったのか本陣を守っている涙を確認に向かった。

「涙、涙!!」

影虎が本陣に到着しみたもは、大木に叩きつけられ仰向けに倒れている黒子と右足にダーツが刺さった刺さりつつも牙突を繰出し黒子をしとめ力尽きた涙、そして粉々に壊れた重福のスタンガン。

「何があったんだ・・・・いやそんな場合じゃねーや!」

影虎はライターを取り出すと紙くずを燃やして筒の中に放りむ、すると大きな花火が打ちあがったのである。

その様子は、村や初春達のいる方向からも確認できた。

「なんですの、向こうから花火が上がりましたわよ?」

「なんなんですかね」

婚后と木更津が首をかしげた。

「陣取り集結、佐天流敗北の合図ですよ」

肩から包帯をつった男が2人の後ろから現れた。

「ど、どなたですか?」

「佐天さんの恩師、北川と申します。さて・・・・こんなことしてる場合じゃなさそうですよ。負傷者がいるみたいです。田端さんこちらの皆さんを回収したら向こうに向かいましょう」

北川が携帯に向かって話すと、下の方からクラクションの音が聞こえてきた。
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/11(日) 07:22:17.34 ID:eM8z0xgo
自分で恩師とか言うもんなのwwwwww
480 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/14(水) 12:55:47.22 ID:IE3b/hA0
こんやです
481 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/15(木) 01:15:47.92 ID:Pjjle6o0
戻っていた田端の運転で、敵本陣に入ると影虎、御坂、重福の三人が手を振っており近くには3人が集めた残りのメンバーが寝かされている。

「佐天さん!」

初春は車が止まると同時に車外へ飛び出し佐天の元へ駆け寄った。

「大丈夫、気を失ってるだけだから・・・」

「そうですか、よかった」

御坂の声に初春も胸をなでおろした。

「派手にやられたな〜」

「馬鹿野郎、俺は奮戦してたのにそこの糞ジジィと涙がやられちまったからさ」

「まぁまぁ、とにかく皆さんを車内へ診療所の先生が来ています」

「そうね、初春さん、婚后さん、木更津さんも力を貸して」

「モモタロー!」

影虎は後ろでモモタローを呼んで気を失っている佐天の身体をモモタローの背にのせた。

「なにしてんのよ!」

「涙子はモモタローが運ぶ、大丈夫括り付けとくから落ちやしねえさ。第一そうしないと全員のれねえだろ」

「でも佐天さんも怪我してんのよ」

「まぁまて、昔モモタローはジジィにのされた涙子をこうやってよく運んだもんだ。そうだろモモタロー」

「ヒヒーン」

モモタローが人の言葉を理解するように鳴いたので、御坂はそれ以上何も言わなかった。

その後、すぐに全員を乗せた車と馬は村の方へ下っていった。

本編おしまい 以後エピローグ
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/07/15(木) 01:20:10.54 ID:stpSYbM0
もうとっくに夜なんですの
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/07/15(木) 02:07:26.05 ID:stpSYbM0
来てたのか乙
484 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/16(金) 00:16:19.87 ID:bnglXqg0
エピローグ

佐天たちが気がついたのは夕方の4時を過ぎた頃であった。本家の部屋に寝かされていたので少々驚いたが、初春と重福から勝利を聞くとガックリと力が抜けたような気がした。

「ちょ、ちょっと佐天さん!」

「いや〜ごめんごめん、なんか安心したら力がしぬけちゃった」

「もう、本当に心配したんですからね」

「お!涙子おきたか?」

「笑姉、そういえば他のみんなは?」

「師範は滝にうたれる時間だから行っちゃったし、おじさんと副師範はお買い物に市内へいったよ〜」

「た、タフですね」

御坂、黒子と激戦を繰り広げたのは数時間前のこと、初春は佐天流TOPクラスのスタミナに驚かされ思わずつぶやいた。

「みんなそれだけが持ち味だから、お〜重福ちゃんっちょっと来て」

笑子がにやにやしながら重福を手招きするとギュっと抱きしめた。重複は何がおこったのかわからいない。

「じゃあ、今日お姉ちゃんと寝る布団干しに行こう」

「え、え?」

笑子は、重複を抱っこしたまま奥の部屋へ消えていった。

「だ、大丈夫なんですか?」

「女の子のロリは無罪です(美少女に限る)!これ、笑姉の名言ね」

485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/07/18(日) 21:09:34.62 ID:wwLFBv20
ttp://konachan.com/post/show?md5=d9bebc097d608a4688b74a67bc33474c

これでも見てがんばっ!!
486 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/20(火) 01:42:46.53 ID:Gn39.Xg0
>>486
初春は、佐天の顔をじっと見た。

「血は争えませんね」

「そういう意味?」

佐天の質問に笑顔のみを置いて初春も部屋を出た。佐天家はとても広い田舎の家なので黒子や御坂が寝かされている部屋に行くにも少々歩くことになる。

「ここが道場なのか〜ひろーい」

併設されている道場は柵川中学の体育館ほどあるので初春の声は誰もいない道場に響いて帰ってくる。床は拭き清められ年期こそ感じさせるが不潔な感じはなかった。

「ワン!」

道場に見入っていると反対の中庭から犬の鳴き声が聞こえビックリして初春が振り返った。

大きなシェパードが初春を睨んでいる。

「こ〜れ文丸!ごめんね〜飾利ちゃんほらお座り」

「くぅ〜ん」

「おぉ〜」

初春の後ろから今度は佐天の祖母が出てきていた。祖母の姿をみるなり犬はおとなしくなった。

「この子はね文丸、軍用犬であたしがここに来た時につれてきた犬の子孫なのよ」

「そうなんですか〜」

初春は文丸を刺激しないようにやさしく手を出すと、文丸は少し匂いをかいで初春の手をなめる。

「うむ大したもんさな。ところでどうした?」

「御坂さんと白井の様子を見に行こうと思いまして」

「あーそうだったのかい、あたしもちょうど氷でも持っていこうかと思っててね」

「それ、私が持っていきますよ」

「そーかい、じゃあお願いしようか」

「はーい」

初春は文丸の頭を撫でてやると氷の入った桶を受け取り御坂と黒子の部屋に向かった。

487 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/20(火) 01:43:25.76 ID:Gn39.Xg0
「あー風が気持ちいいですわー」

「そうねー」

満身創痍な御坂と黒子は布団から出ることもなく天井を見つめたまま話している。その横の縁側では風鈴が風の歌を歌っている。

「しかし、あんた牙突何発もらったのよ?」

「数えたくもありませんわ〜お姉さまこそよく無事でしたわね」

「零距離射程の牙突・・・・・あれは反則でしょ?」

「わたくしたちがそんなこと言っても・・・・」

「そうねーいつつ!こりゃ来週の寮祭・・・・・・・」

身体を少しいじっても痛みが走る。

「駄目ですわよ、今更」

「ちっ!わかったわよ」

つづきます。
488 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/23(金) 01:17:04.37 ID:A24///60
週明けになりますごめんなさい
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/07/23(金) 13:07:48.94 ID:bax9wEDO
のんびりやられい
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/23(金) 18:15:11.39 ID:RZ8B0l.o
そろそろ終わりか・・・あの寒かった日々が懐かしい
491 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/26(月) 23:47:42.16 ID:DY73.Nc0
>>487のつづき
学園都市メンバーのほとんどがダウンしてる中、公民館に向かったパーティーもいる、小萌と婚后そして木更津の3名である。

公民館の演芸用舞台に上ると村人の割れんばかり拍手が3人を待っており、この村にやってくる芸人、歌手と同様の扱いなのだ。

「はぁー!」

「おお!!」

「いかがですか!わたくしのエアロハンド、この程度のものなら意図も簡単にですわ」

自信満々の決めポーズにまた大きな拍手が沸いた。

「はい、ありがとうございました。これが常盤台中学婚后光子ちゃんのマイソールリアリティであるエアロハンドです。このような能力者は我が学園都市にまだまだ多く存在するんですよ」

司会進行を行う小萌は生徒に授業を行うようにお披露目会を進めるのだが足元にはキャンディーやらチョコレートがたくさん飛んできている。

「と、言うことで自分だけの現実を確立しそれを具現化・・・・木更津ちゃん」

お菓子を拾えという合図である。すぐに木更津が飛び出してお菓子を拾い集めた。難しい話をしても村人は小萌を大人だと信じてくれないようである。

しかし、村人達は皆婚后、木更津の使う能力に目を奪われ子供のような表情を浮かべていた。そして、小萌の説明にも大きな拍手が送られるのである。

その後も、3人は恒例のカラオケ大会に参加することになった。援助金で購入した通信カラオケは最新式で様々な曲が楽しめた。

次は明日

492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/27(火) 12:08:33.48 ID:71OZcoSO
がんばれ
493 : ◆LiBwiTFptU :2010/07/27(火) 22:29:55.66 ID:L4PrHJc0
そして、全員が本家に揃ったのは午後6時を過ぎたくらいだった。

茶の間から客間までの襖が取り払われ、ちゃぶ台やら客間のテーブルにはたくさんの料理がのっている。

「おーい、割り箸配れー。笑子!早く戸閉めろ、クーラーが逃げるだろ」

「コップ持ってんだから!重ちゃんお願い」

重福がいそいそと引き戸を閉める。

「涙子、こっちにコップをくれんか?」

「はいはい、栓抜き使ったらこっちにもまわしてよ」

佐天も負傷しながらであるが運ばれてくる食器やら、箸をみんなに回している。

「涙子ちゃん、醤油こぼしちまった〜」

「ママー布巾!」

「和みますわね」

「そうね」

御坂と黒子はとても家庭的な光景ににほのぼのとした気持ちになっていた。

「はいはい、お待たせお待たせ。飾利ちゃんまで手伝ってくれてありがとなんよ」

「いえいえ、私が一番負傷してませんから」

涙、初春の2人が最後の料理をおいてようやく全員が揃った。

「じゃあ、乾杯の音頭を勝利した学園都市側の誰かにたのもうかのう」

涙蔵が学園都市メンバーの座ってる方を見渡すと佐天に目が留まった。

「まぁ、今回騒動の発端となる涙子がよいじゃろうな」

「そ、そんな」

佐天があわてて皆を見るが、学園都市全員が佐天ということで同意していた。

「わかった、わかった!えーと、今回は私がレベルアッパーを使って最後の最後まで皆さんにご迷惑を掛けてしまいました。しかし、皆さんのおかげてもうちょっと学園都市にいれますのでこれからもお願いします」

「それじゃあ!乾杯!」

「かんぱーい!」
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/28(水) 02:15:02.35 ID:If6epY.o
フライングだと?
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/28(水) 02:16:39.78 ID:If6epY.o
と思ったら一日経過してたねの巻
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/07/28(水) 22:14:39.73 ID:Orl5EqU0
全裸の日々が終わる・・・
なんか感慨深いな。
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/08/02(月) 18:31:42.66 ID:DheIPYDO
んでんでんでー
498 : ◆LiBwiTFptU :2010/08/03(火) 01:12:21.08 ID:RPcSLqk0
>>493
乾杯が終わり15分が経過、佐天流の宴会は派手であるために村人の一部も料理、酒持参で入れ替わり立ち代りやってくる。

「ぷはー!いい所ですね佐天ちゃん」

この時点で数杯の地酒を飲み干した小萌はいい感じになってきている。学園都市側で飲めるの彼女だけなのも手伝っているのだ。

「さぁさぁまだまだ出ますからね」

北川が小萌のグラスが空くたびに酒を注いでいる。隣では涙蔵、影虎、田端の3名がほろ酔いながらも娘の嫁入りについて話し合っていた。

「しかし・・・・影虎よ。涙子代わりに女の子に恋文だすとは愚かではないか?」

「そりゃ俺もそう思うぜアニキ」

「馬鹿野郎、涙子がどこの馬の骨とも分からんチャラ男を連れてきてみろ。お前らそれでいいのか?この家もうろつかれるんだぜ」

「お前、ようやくワシの気持ちが分かる年になってきたか」

「だからよ、重福ちゃんみたいな子を同性であるが婿にもらってみな。孫に関しては精子バンクにしてな!」

3人は重福と佐天の結婚を創造する。

「アリじゃな・・・・」

「流石アニキだ。これなら婿ににらみを利かさなくてもいいもんな」

「だろ?はーはははは!」

テーブル対岸では御坂と黒子が物凄い蔑みの視線を送っている。後ろで佐天が飾っているホンモノに手を掛けようとしているのを初春が必死に止めている。



499 : ◆LiBwiTFptU :2010/08/05(木) 21:20:06.54 ID:xDXiXXQ0
>>498
その後の宴会は結局日付が変わるまで続いた。涙蔵、影虎、小萌、田端はゆっくり飲みたいと食堂へ出かけていき、北川は負傷してるにも関わらず片づけを手伝ってくれた。


婚后、黒子、初春は眠っている御坂を枕にして眠り込んでいる。笑子も重福を抱きしめたまま寝てしまい起きているのは祖母と涙、佐天、そして北川木更津の5名だけだった。

「先生、怪我してるんだからもう帰りなよ」

佐天は北川の怪我を気遣ったが、北川は首を横に振った。

「いえいえ、佐天さんもお疲れなんですから手伝わずには」

「北川先生は9月の授業に差し支えますよ」

祖母も北川を心配し声を掛けた。

「今は夏休みですからその間に治しますよ」

「いや〜北川先生はほんとにええ人じゃ、うちの婿より先にプロポーズしとりゃな」

「ははは・・・・涙さんにも選ぶ権利はありますよ」

「まったく」

佐天は食器を抱えると台所に向かった。

「ママー食器持ってきたよー」

「ほいほいそこおいといて」

涙は皿に膨大な洗物の山と格闘していた。


500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/05(木) 23:12:21.07 ID:EaTlhgSO
ふむ
501 : ◆LiBwiTFptU :2010/08/11(水) 02:51:07.06 ID:6H2R2Rw0
遅くてスマソ

ちょっとコミケ行ってくる
502 : ◆LiBwiTFptU :2010/08/11(水) 03:37:41.70 ID:6H2R2Rw0
「ふぅ・・・・手伝うよ。一人じゃ大変でしょ?」

佐天はすっと涙の横に着き、予備のスポンジを袋から出し始める。

「本当にいい・・・痛!」

佐天が涙の左肩をチョンと触るだけで軽く飛び上がるほど震え上がった。

「白井さんのダーツ、こっそり抜くならその辺において置いたらダメだよ」

佐天はポケットから出した血のついたダーツを見せ付ける。涙はそれを見るなり洗剤の泡がついてるのも忘れ奪い取った。

「・・・・・やな子なんよ」

「左肩はママの急所なんだからもっと大切にしなよ・・・・・閃光の涙ちゃんもお年にふに〜」

「ママ青春のニックネームを誰からきいたんよ〜〜!」

涙が顔を真っ赤にしながら佐天の頬をギューっと捻りあげる。

「いにゃい、いにゃい!」

「まぁいいんよ。どうせこんな事をしゃべる奴は分かってるんだから」

佐天の頬をピンって引き抜くように放すとタオルをバスっとぶつけぷいっとそっぽを向いた。
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/11(水) 07:21:48.13 ID:mbYh09Y0
母親で、かつ「閃光」の二つ名……
マリアンヌさんを彷彿と
504 : ◆LiBwiTFptU :2010/08/17(火) 20:42:27.80 ID:y8TIv9o0
「ところで・・・・・ごめんね涙子」

頬さする佐天に背を向けながら謝罪する。

「え・・・?」

いきなりのことで思わず動きを止めてしまう。

「小萌先生からきいたんよ。レベルアッパーを使った子達の心境をね。きっと涙子も私達の事が重荷になってたのに、ママは無神経な事ばっかり言って」

「ママ・・・・」

「だから、今度はこう言うわ。思いっきりやっといで!」

「うん!好き勝手やって来るよ」

涙は後ろを向いたままだったが佐天は涙の気持ちに答え元気な返事を返した。

「よし、それでこそ私の涙子なんよ」

涙は振り返るとそのまま佐天を抱きしめる。久々に嗅ぐ母の匂いは暖かいものだった。

「やれやれ・・・・洗物の残りはいつ運べばいいことやら」

「ですよね」

そのおかげで、北川と木更津は台所の壁にもたれ入ってはいけない空気が解けるのを静かに待つことになってしまったのである。

結局洗物は10時前までかかってしまい、その後に眠っている御坂達をなんとか布団に運んで家に静けさが戻ったのは11時過ぎのことであった。

しかし、ここでトラブルが起こってしまう佐天の布団が本家にないのである。まぁ越してから学園都市に移るまで佐天は本家ではなく離れで一人暮らしをしていたのだから仕方ないのである。しかも客用の布団も全部使ってしまっている状況なのだ。

結局、佐天はモモタローに乗って離れまで帰ることを決意する。本家から離れまでは近道の山越えでも20分かかるのだった。

「涙子や山道は久々じゃろ?危ないから泊っていきな」

「そうなんよ、ママの布団で一緒にねればいいんよ」

「いいよ、モモタローがついてるから。熊よけの鈴は見つからなかったけど今は山に食べ物もいっぱいあるし」

「ワンワン」

家の裏から文丸が佐天の元に走ってくる。
505 : ◆LiBwiTFptU :2010/08/20(金) 10:12:20.73 ID:Sz8.LC.0
「文丸、お前が付いてってやるのかい?いいよいってきな」

祖母は文丸の頭を撫でる。

「じゃあこれで、夜道も安心だね!おいで文丸!よしモモタロー出発〜」

「朝ご飯は、八時までにくるんよ〜」

「はいは〜い」

佐天の後姿が夜の闇に消えていき、安全に持たせた懐中電灯だけがその位置を教えてくれている。

「涙子、もう大丈夫そうね」

「うん」

祖母と涙は、佐天の灯りが遠くなると家の中へ入った。

田舎の田んぼ道は、村外れで山道に変わる。山を越える旧道は近道なので佐天は漆黒の山の中にも普通にモモタローを進めて行った。

「この道、嫌いだったな〜」

思い出すここに来た頃、小学生だった佐天にとってこの道を夜遅く越えることは憂鬱以外の何者でもなかったのである。本家の道場稽古が遅くなったときは震えながら木刀を握り締め越えた山なのだ。

街灯のある新道は大回りコースのため離れまで子供の足では1時間以上かかってしまうし、これから帰ってご飯の用意もしなくてはならなかったので無駄な体力は使いたくなかったのである。

「そういえば、あの頃はさっきみたいな事言ってくれなかったな」

離れで1人暮らしていた頃のことを思い出しながら1人と2匹はゆっくり山を越えていった。


506 : ◆LiBwiTFptU :2010/08/20(金) 11:14:26.92 ID:Sz8.LC.0
翌日は素晴らしい快晴だった。蝉の声が朝からうるさいほどである。しかし、山から吹き込む涼しい風が暑苦しさは感じさせなかった。

「ふぅぬ・・・・あ・・・・」

朝食を作る包丁の音と味噌汁の匂いに鼻をくすぐられた御坂は目を覚ました。布団で寝たのは久しぶりなので身体が少し痛かったが疲れは取れている。

1回大きく伸びをするとまだ眠っている黒子や初春、婚后を置いて寝室を出て行った。

「本当にでかい家ね〜」

物珍しそうにキョロキョロしながら台所に進むと、笑子と涙が朝食の準備をしていた。

「おはようございます」

「おお、美琴ちゃんおはよ」

「おはようなんよ、よく眠れた?」

「ええ、おかげで疲れが取れましたよ。布団で寝たのは久々でしたけどね」

「おうおう〜常盤台のお嬢様はうらやましいですな〜私なんかベッドで寝たことなんか数えるほどしかないよ〜」

「あははは、ん?それ」

御坂は笑子が握ってるゲコ太の指人形に目が留まる。

「あーこれ、ゲコ太の指人形って奴だったかな。涙子がいらないからってクッキー缶にガラクタと一緒につめて置いていったんだよね」

「へ〜」

珍しいゲコ太指人形、おそらく学園都市外のみで売られている物なのであろう。御坂は目を輝かせその指人形を見つめていると笑子はその人形に、火をつけた。

「!!!!!!!!!!!!!!」

「んふふ〜この素材薪の着火にちょうどいいんだよね、新聞より火持ちいいから重宝してるよ」

「おおちゃくせずに新聞でやりなさい、それ燃やすと臭いんよ」

「もうこれでゲコ太はおしまいだから、明日から新聞でやるよ。まぁこれも生活の知恵だ覚えておきたまえ美琴ちゃん!あれどした?」

「な、なんでもないです・・・・・」

御坂は力なくその場を去っていった。


507 : ◆LiBwiTFptU :2010/08/22(日) 00:44:31.27 ID:X2tqyxs0
「はぁ〜ゲコ太〜」

大きなため息をつきながらトボトボ長い廊下を今の方へ歩いていると、犬の鳴き声と馬の足音が近づいてくる。

「おはよーございまーす!よーしドウドウ」

佐天がモモタローと文丸を連れ着替えもバッチリ現れると軽やかにモモタローから飛び降りる。

「あ、おはよ佐天さん」

「どうしてんですか?あんまり元気ないみたいですが」

「何でもないよ、あははは」

何でもありそうな声で切り返す御坂、佐天はとりあえずこれ以上は触れまいと話題を切り替えた。

「そ、そういえば白井さんと初春は?」

「まだ寝てるよ〜2人とも疲れてるみたいだし」

「あら?お二人とも早いですわね」

御坂の後ろから婚后が声をかけた。

「婚后さんおはようございます」

「おはよう、そっちはよく眠れたの?」

「ええ、涼しいおかげで久々にゆっくり眠れましたわ〜大自然というのもたまには悪くないですわね」

「そうねー空気が美味しいわ〜」

「それくらいしかないですけどね・・・・・でも私も久々に帰ってきて気持ちいいですねー」

三人は朝日に向かって大きく伸びをして深呼吸する。山の朝独特の爽やかな空気が体内を満たしてくれた。

「おえ〜飲みすぎちまったぁ〜」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

三人の爽やかがどこかに飛び去っていった。

「はぁ〜やっぱりウォッカのテキーラ割りはやめねえとな、ん?おお少女諸君おはよう」

影虎は声をかけたが三人の冷たすぎる視線は痛く、流石の彼も次の一言が出ずに部屋に退散した。





508 : ◆LiBwiTFptU :2010/08/22(日) 01:00:18.66 ID:X2tqyxs0
「まったく、パパは何時もああなんだから・・・すみませんせっかくの爽やかな雰囲気を」

「おきになさらずに」

「そうよ、そうよ、気分なんてすぐに」

「おえ〜年甲斐にもなく飲みすぎてしもうたわい・・・・・やはり紹興酒を焼酎で割るのはまずかったのぉ・・・・」

「お前らは一体なんの嫌がらせなんだ?」

三人の声が見事にハモると涙蔵がこちらの方を向く。

「なんじゃ、師範に向かってお前とは」

涙蔵の問いかけも無視しそのまま奥へと引っ込む三人、モモタローと文丸も自分の小屋へと帰っていった。

「おかしな奴らじゃわい」





509 : ◆LiBwiTFptU :2010/08/22(日) 21:48:32.15 ID:X2tqyxs0
それからしばらくして朝食と相成った。

「それでは・・・・」

「いただきます!」

ごはんにワカメのお味噌汁、目玉焼き、納豆、おひたし等の日本らしい朝食が並んでおりとてもおいしそうである。

「いかにも日本の朝といった朝食ですわね」

「そうね、寮はパンとかの方が多いしね」

「私も朝はパンの方が多いですね」

3食完備の御坂達や初春にとってごはんの朝食は少し珍しいようであった。

「日本人なら朝は米じゃろうが、パンなんかでは野良仕事の力がでんからのう」

涙蔵は、毎朝炊き立てのご飯から1日が始まるのでそんな3人が珍しく見えるのである。

「ところで、学園都市の面々は明日の便までいるんだろ?」

「うん、明日の朝に汽車のきっぷ取ってるから」

「じゃあ今日は、谷川で遊んでくりゃいい、あそこは泳ぐには最適だぜ」

「みんな水着なんか持って着てないよ」

佐天の声に皆が同調し頷いている。

「なにマセタこと言ってるんだよ、お前らの年齢なら裸で泳げばいいんだよ裸で!昔は俺よく裸で学校帰りに」

「今日は、皆さんに私が村を案内するからいいよ!」

「ち!」

「黒子なんか言った?」

「いえ、別になんでもありませんわ」

「じゃあご飯食べて休憩したら皆さん玄関に集合しておいてくださいね」







510 : ◆LiBwiTFptU :2010/08/24(火) 23:26:04.58 ID:dXroRdU0
数十分後、学園都市メンバー+笑子は玄関から出発し一路村観光に出かけた。

佐天流発祥の地という村であるが、普段は一部地元門下生が済んでいる程度なので閑散としているものだ。

田んぼ道から交付金で舗装された村道に出てしばらく行くとお寺が見えてくる。影虎にエロ本を頼む和尚が住職の寺である。

「奉安寺といいます。ここの御堂門下生が一同に集まる時は、合宿所として開放されるんですよ。和尚さんは檀家周りでいないみたいですね次に行きましょう」

村道をさらに進むと県道にでて道が二車線になった。その先にはバス停がありその周りには雑貨店や食品店、民宿等があり少しにぎやかな所になっていた。

「一応、我が村のメインストリートですよ」

「この奥に公民館があるんですよね?昨日婚后さんや月詠先生と行ってきましたよ」

木更津がバス停の後ろを指差す。

「わたくしのエアロハンド、存分にご堪能していただけましたわ」

「ふん、大道芸人じゃあるまいし・・・・」

「あら、なにかおっしゃいまして?」

「まぁまぁ、白井さん、婚后さん」

ビッシっと怒る火花を察して初春があわてて止めに入った。

「やれやれ、あの2人にも」

「ほらほら、あれがねー私達の通ってた学校なの」

笑子は重福の手をしっかり握り独自の観光案内真っ最中である。

「どいつもこいつも・・・さぁ次は、その私達の学校へ出発しますよ〜」

511 : ◆LiBwiTFptU :2010/08/31(火) 01:26:08.70 ID:tpfPbdY0
田舎道をしばらく歩くと、木造2階建ての村では大型の建物が見えてくる。

「ここが私や笑姉の通ってた小学校ですよ中学校との総合校舎なんですよ」

「へぇ〜だから大きい建物なんですね。校門も立派ですし」

初春が校舎を見上げる。年季の経った建物である。

「この校舎は、昭和18年に日本軍が兵舎として建てた物を戦後学校に村の人たちが手作りで改修したんだよ」

「御坂さん達の常盤台に比べたらオンボロですがね」

「でも、素敵な学校じゃない」

全員は校舎の中を見学するため校門を通って校庭に出た。夏休みともあって人気はなく聞こえるのは蝉の声だけである。

その時であった。空から水が降ってきたのである。

咄嗟に初春を掴んで回避した佐天、重福を抱いて後ろへ飛んだ笑子を除いて大量の水がパーティーにヒットした。

「よっしゃあ!かかれ」

左のから何が小さい影が飛び出してきて、先頭を歩いていた婚后の脛に竹刀の一撃を見舞い、続けて飛び出した影は御坂に襲い掛かった。

「お姉さま〜危ないですの〜!!げへ・・・・」

御坂を庇おうとした黒子の頭部に竹刀直撃、そのまま地面で顔面も打ちつけた。

「まだくるよ!涙子」

笑子は近くにあった枯れ枝を佐天に投げ渡す。受け取ると丁度、御坂を襲おうと木の上からターザンのように飛び出した影を迎撃する。

「3番がやられたにげろーひゃあ!」

「なんだこれー!」

突然右足の自由が奪われてしまい、2人は御坂と木更津に捕縛されてしまう。

「ち!あいつらドジりやがったか」

「あんたも・・・・でしょ」

少し離れたとこで指示を出していた少年の頭上に笑子の手刀が振り下ろされる。





512 : ◆LiBwiTFptU :2010/09/06(月) 21:30:56.41 ID:3ctSjls0
ちょっとの間お待ちください
513 : ◆LiBwiTFptU :2010/09/07(火) 02:50:59.51 ID:XBGhv3E0
突然の奇襲攻撃であったが、なんとか犯人四人組を取り押さえることができた。

「ごめんねー宮川軍団の悪ガキどもが」

「宮川軍団?」

ロープでがんじがらめにされた少年達を観ていた佐天が首を傾げる。

「そっか、涙子は知らないよね。こいつらはこの宮川大地が指揮する軍団の子分なのよ」

「へーでも、まだ小学生なのにいい奇襲だったわね」

奇襲のうまさに関して一定の評価を与える。

「へっへーん!影虎先生が教えてくれた戦法なんだぜ。な!」

「うん、圧倒的な力の差がある獲物を狩るときは自分の絶対的な自信のあるものを最大限に生かして・・・・」

「相手の隙を一瞬で見抜き」

「一瞬のきらめきに己の全てをかけろだったよね!」

少年達は自信満々に言い放つ。

「では、その結果捕縛されてたらどんな目にあってもよろしいと?」

「いうことよね?」

「鉄は熱いうちに叩けといいますものね」

御坂、黒子、婚后の3人がジリジリっと少年達に近づいてくる。その雰囲気から、彼らも自分達の状況を読んだ。
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/09/07(火) 16:26:31.58 ID:5LMwO8Qo
>>1乙!
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/11(土) 17:05:41.45 ID:Lj00yKco
もう9月か...( = =)
516 : ◆LiBwiTFptU :2010/09/12(日) 21:26:47.75 ID:NDTd4P.0
この時期遅くてすまぬです。

517 : ◆LiBwiTFptU :2010/09/18(土) 05:03:07.18 ID:KlMM/4.0
>>513の続き
宮川軍団の全員が頭にコブを作っている。まぁこの程度で済んだのはよかったといえるであろう。

ちょうどそこに昨日全員を回収してくれたハイエースがやって来た。田端と北川が乗っている。

「やっぱりてめえらやってたのか?」

「全く、嫌な予感がして車を出しもらって正解でしたよ。道場の医務室で手当てしてあげますから早く乗りなさい」

「先生、あたしも行こうか?」

笑子も車に乗ろうとするが、それは北川が静止する。

「いえいえ、ご心配なく本家にも人ではありますからほら、御坂さん達にいうことがあるでしょ」

車に乗る前に4人が並べられて、御坂達に頭を下げさせられた。

「じゃあ、行きましょうか?あ〜そうそう、涙子さん師匠から伝言で宮川鉄工所に来てくれとのことです」

「え?爺ちゃんが、わかりました。なんだろう」

思い当たる節がない、しかし北川に伝言を頼んだのだから重要な事だろうと思い佐天は次の目的地を宮川鉄工所に決めた。

「なんだー俺んち来るんだったらそこでもよかったよな〜」

「これ大地君、じゃあ田端さんお願いします。」

「へいへい」

ハイエースは、校庭でUターンすると本家の方へ走り始める。後部座席から少年4人が顔を出している。

「せーの、ベー」

「あいつら!」

「あはははは、全然反省してなかったみたいですね」

校庭に再び静けさがもどった。
518 : ◆LiBwiTFptU :2010/09/20(月) 21:27:12.21 ID:qoK.ZT20
騒動から数分後、一向は宮川鉄工所に向うことにした。

宮川鉄工所は、村に唯一ある鉄工所であるが農耕具からトラクター、自動車等の機械類まで整備、点検する何でも屋である。大戦中に旧日本軍

が本土決戦に備え運び込んだ機械、工具を利用して残った村出身の整備兵が数人で起こした会社でなのだ。

「社長の宮川作蔵さんは代々刀鍛冶なんだよ」

「へ〜刀鍛冶さんなんか生まれて初めてです」

「ばしょもすっごいよ初春、着いたらびっくりするよ。すっごく大きな鉄工所だから、まぁ規模だけだけど」

「規模だけ?」

「この辺は、戦争の終わり頃に日本軍が本土決戦用基地にしようと色々な武器や物資を運んでたんだって。でも戦争が終わってそれをそのままんま残していったんだ」

「だから小学校もそれを改装したんですね」

「そうそう」

そんな話をしながら歩いてゆくと土地が少し低くなっているところに宮川鉄工所が現れた。山と山の間にできた小さな盆地のような場所に軍事施設のような建物が立ち並んでいる。

その脇からは引込み線が見え、車庫等もあった。それを越すと洞窟が大口を空けており口から大通り位の未舗装ではあるが草が刈り取られ整備された道がある。

「な、なんじゃ!ここは!」

御坂が思わず声を上げる。山の中に突然現れた施設にとても驚いてしまったのだ。

「引込み線は43のトンネルを抜けて千頭まで続いています。あの大きな道は飛行機の滑走路なんですよ」

「ほえ〜すごいですね〜」

初春も思わず声を上げた。

「涙子、あたしは宮川のおっちゃん呼んでくるから珍しい場所でも案内しといて」

笑子は一行を佐天に託すと小走りで一番大きな建物目指していった。

「じゃあ、飛行機部の倉庫でも見に行きましょうか」


519 : ◆LiBwiTFptU :2010/10/04(月) 21:06:35.23 ID:CtTRG.M0
明日からいくよ
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/05(火) 07:11:45.35 ID:WY6/PqQo
>>519
期待してます
521 : ◆LiBwiTFptU :2010/10/05(火) 22:26:17.72 ID:Q7.zUn.0
>>518
「飛行機部があるんですのね」

「はい、今日はお休みの日なんですけどたぶん誰か来てると思いますよ」

一行は滑走路に近づくとその大きさに驚いた。天然の洞窟から一本道は念入りに整備されており近くの格納庫前には飛行機部の使用する機体が銀翼を連ねていた。

「おじさーん!」

佐天が大声で声を上げると機械油まみれの老人が操縦席から顔を出した。

「おぉ〜涙子じゃねいかい!帰ってきたとは涙蔵さんから聞いていたが美人になったなわははは。お、そちらさんが学園都市というとこの皆さんか」

「うん、私のためにこんな辺境までね。あ、この人が隊長?の上坂孝之さんです」

「あんたらの活躍も聞いたよ!いやワシも村長と見に行けばよかったか?ところで今日はどうした?」

「笑姉がね、宮川社長呼びに行って来るからその辺で待ってていうからねこっちを見にきたの」

「そうか、今日はな隊員は休みだが機体なら全機揃うとる。説明したるわついてこい」

上坂はうれしそうに全員を飛行機の方へと案内した。

「うちの飛行機部は平均年齢70歳と高めではあるが、ワシを含め3人が元ラバウル航空隊他にも横須賀、松山航空隊や特攻崩れと様々おるわ」

「それってすごいんですか?」

御坂が小萌にひそひそと尋ねてみる。正直ピンと来る世代ではないのである。

「私も教科書とか歴史物でしか聞いたことない名前ですがみんな一流のパイロットのはずですよ」

「じゃあ、ここに並んでるのか紹介するぞ。右から零戦52型 紫電改 雷電とある」
522 : ◆LiBwiTFptU :2010/10/07(木) 21:53:26.59 ID:nQ1sjtE0
>>512
「そして、おくのが九八式、天山、九七式じゃな」

全て旧日本軍の機体で本来なら博物館入りする代物であった。

「なんで半世紀以上の前の機体が」

「本土決戦を想定してこいつらも運び込まれてな。飛行機部結成前までは洞窟の中で眠っておったんじゃ。だがな、整備は完璧にしてあるし全機いまでも問題なく飛べるぞ。航空機の他にも中戦車数量、トラック、野戦砲、高射砲、陸王も現役じゃわい!わははは」

「そんなに持ってるのに捜査とか大丈夫なんですか・・・・」

初春はコッソリ佐天にたずねた。

「一応、資料館ってことになってるからみんな武装を解除してるけど洞窟奥の火薬庫に隠してあるんだよ」

「そ、そうですか」

これ以上聞くのは怖いので深入りはしないようにと初春は思った。



523 : ◆LiBwiTFptU :2010/10/11(月) 10:06:31.13 ID:Kjwp3V60
骨董品のような兵器の話は、その後も数十分続き軍事マニアならよかったかもしれないが女子中学生には少々辛いものがあったようである。

しかし、上坂は饒舌に兵器達の説明を続けている。

「おーいみんな〜!」

「ち、いいとこに来るな」

笑子が宮川を連れて向こうから走ってくる。

「笑姉〜こっちだよー」

佐天は大きく手を振りかえす。一同若干ほっとした様子であった。

「上ちゃん!側車だー!側車を用意しろー」

笑子の横を走る、顎鬚を蓄えた老人が上坂に息も絶え絶えに指示を飛ばした。その様子に上坂も大慌てで奥に止まる陸王に走りエンジンを回す。

「はぁはぁ・・・・この歳で走らされるとは〜おぉ大きくなったな涙子ちゃん、まあ話は後だ着てもらうぞ」

「ちょっと、社長、どう・・きゃあ」

宮川は、佐天を側車の座席にに放り込むと急いで自分もまたがり格納庫から飛び出していった。

「あのガキみたいなはしゃぎ様、社長め!完成させよったか。ワシらも続くぞお前らはようトラックにのらんかい!」

上坂は大急ぎでトラックの鍵を取りに走っていった。




524 : ◆LiBwiTFptU :2010/10/12(火) 09:28:27.56 ID:SR/wB5U0
その頃作業場では、涙蔵と涙、影虎が佐天の到着を待っていた。

「朝のうちに言っておけばよかったんよ!」

「お前だって忘れてたじゃねーか」

「やめんかい、いい歳して・・・ほれ涙子が着たぞ」

未舗装の道を砂塵を巻き上げながら走ってくるのが視界に入ると、涙蔵は大きく手を振った。

側車はそのまま、そこに滑りこむとエンジンも止めずに宮川は作業場の奥へと消えてゆく。

「あいたたた・・・・頭打ったし」

佐天がようやく副座から這い出してきた。車内の掃除はまだやっていなかったのか全身が砂塵や蜘蛛の巣だらけになってしまった。

「もう、社長は乱暴なんよ・・・」

涙は佐天の身体についた砂塵や蜘蛛の巣を払ってやった。

「ママ、パパ、それに爺ちゃんまでどしたの?」

「涙子、まあいいものが見れるかちょっと待ってな」

「はぁ〜?」

影虎の言葉が理解できない佐天は首を傾げる、ちょうどそこへエンジン不調を表したかのようなトラックも到着した。

「エンジンがだいぶやられとるな〜一度バラスしかないか、おーい荷台は大丈夫か?」

「ゴッホゴホ・・・だ、大丈夫なわけないでしょ!全然整備できてないじゃないの」

「ふぉあ〜排ガス臭くなっちゃいました〜」

「う、初春早く降りてくださいまし・・・・」

御坂が荷台から飛び降りると後ろから初春を押すようにして黒子が這い出してきた。そして婚后と木更津がなんとか小萌、重福を引っ張りながら下車する。

「悪いな〜排気ダクトも不調で流れ込んじまったか?」

「よかった・・・・助手席のてって」

笑子その姿を見て思わずボソリとつぶやくほどであった。
525 : ◆LiBwiTFptU :2010/10/20(水) 18:47:22.94 ID:6phrpFI0
ようやく直りましたね
526 : ◆LiBwiTFptU :2010/10/25(月) 17:28:12.78 ID:MyV85II0
御坂達が到着したと同時に宮川が一本の日本刀を持って作業場から出てきた。

「急いでもらったのにこの仕上がり、さすが社長じゃ」

「本当だよ、何年ぶりに徹夜したか」

涙蔵は受け取った刀を鞘から抜く、装飾のない刃であるが太陽光を受けると鉛色から少し青みがかった光を見せた。

「うむ、素晴らしい造りじゃよく打ってくれたな」

「難しい素材じゃったが何とか打ててよかったわい」

満足そうに素振りする涙蔵を宮川もまた満足そうに見ていた。

「さてじゃあ実験に入ろうか」

涙蔵はそういうと振っていた刀を先端から地面に突きつける。宮川も通電用のテスター刃の部分に取り付けた。

「よし、では美琴ちゃんお願いしようか?」

「へ?」

「電撃じゃよ電撃、目いっぱいでたのむぞ」





527 : ◆LiBwiTFptU :2010/10/27(水) 21:45:18.87 ID:uRyeReA0
御坂は疑問に思いながらも電撃を刀に向けて放つ、だがテスターの針はピクリとも動かない。

「よし絶縁は完璧だ。次はこの鉄板に磁力を帯びさせてくれないか?」

結果に満足した宮川が指差した方向には鉄板がしいてあった。次は刀を鉄板の上に置く。

「じゃあいくわよ」

御坂が鉄板に強い磁力を発生させる、日本刀は金属なのでこの強い磁力で吸いつけられたら人の力で引き離すのは不可能であろう。

しかし、刀は軽々と鉄板から引き離すことができた。

「成功じゃな社長」

「ん、我ながら良い仕事ができた」

宮川から涙蔵は刀を受け取ると鞘に収め佐天へと差し出した。

「涙子お前の刀じゃ」

「え?それ爺ちゃんのじゃないの?」

「涙蔵さん達のはまだ叩いてもおらんよ」

「涙子、お前は昨日ワシから見事勝利を収めたこの新刀第一号を持つに相応しいぞ」

「」
528 : ◆LiBwiTFptU :2010/10/28(木) 16:52:27.64 ID:ah6QBx20
「爺ちゃん・・・・」

佐天は涙蔵から静かに刀を受け取った。刀を持った瞬間にそれは普通の日本刀でない事を悟る

「軽い」

「驚いたか?涙子ちゃん、それは新素材でな鉄のように叩けるが属性は強化プラスティックの亜種みたいなもんじゃよ」

宮川の説明に一同は驚きを見せる、その刃は鋼そのもので切れ味も素晴らしいものを持っているのだ。だが御坂の電撃を防いだのと磁力に反応しなかったのは納得できた。

「こいつの原料は、学園都市で作られた強化プラスティック失敗作なんじゃよ。こういう仕事をしているとたまーにこういうもんを卸せてな」

宮川の指差す方向に学園都市廃棄と書かれた箱がいくつか転がっている。

「凄まじい絶縁性と強度を誇ったこいつだがそれゆえに加工がうまくいかず打ち捨てられたってことじゃな。だが、ワシから言わせればそれは職人がヘッポコだったのだろう。見ろちょーっと工夫してやったら素直になりおったわ」

529 : ◆LiBwiTFptU :2010/11/01(月) 18:03:33.23 ID:2UgKbX60
最終回

説明を聞き終わると佐天は静かに刀を鞘に収めた。

「どうじゃ、涙子。そいつを持ってかえれ」

「うんうん、これは持っていけないよ。私は能力者に憧れて学園都市に行ったんだから・・・・」

佐天は刀を涙蔵に戻す。

「そうか・・・・わかった。涙子が帰ってくるまでこの刀はワシが預かっておこう。今度こそ満足の行く結果を得てくるのじゃぞ」

「うん」

涙蔵は何年ぶりに孫娘の頭を撫でる。

「まぁこれで一件落着ってことね」

「ですわね、わたくしもひどい目にあったかいがありましたわ」

「これもわたしくのエアロハンドのおかげですわね!」

「木更津さんの能力がなければですけどね」

「あはは、まぁまぁ白井さんも婚后さんも」

初春と重副は佐天に駆け寄っていた。

「佐天さん・・・・・」

「佐天さん、これからもよろしくお願いしますね」

初春のスカートが舞う。重福は笑子に抱きしめられていた。

「いやぁぁぁぁぁぁぁああああ!」

「これからもよろしくね初春!」

おしまい
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/01(月) 18:05:53.80 ID:lsbrb6Qo
激しく乙!ようやく完結か。
531 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/11/01(月) 18:11:15.95 ID:2UgKbX60
半年間に渡りお付き合いいただきまして誠のありがとうございました。

来るコミックマーケット79では「とある無力の日本刀」というタイトルで総集編を出してみたいと思います。

また、詳しいことが決まり次第こちらか、ニコニコ生放送、ツイッターでお知らせしますでお時間のある方は覗いてみてくださいませ。

ほぼ1年近く観ていただいてありがとうございました。
ニコ生
ttp://com.nicovideo.jp/community/co314102
ツイッター
ttps://twitter.com/moukozensyou
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/03(水) 13:29:36.68 ID:yMgjxOwo
いまさらながら乙!!
533 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/11/04(木) 04:23:17.79 ID:DB65sxE0
>>532
ありがとうございます
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/04(木) 15:14:52.83 ID:8CgvOAAo
ついに完結か・・・初めからおってきた俺としては胸熱だ。

コミケは行けないが楽しみにしてるぉ!
535 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/11/04(木) 21:55:33.67 ID:DB65sxE0
>>534
初期からご観覧いただき本当にありがとうございます。

機会ありましたら他のイベントに出店します
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/06(土) 02:25:46.05 ID:ZKMqmuYo
乙です。
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/11/08(月) 03:41:04.95 ID:OA/15g.o
乙でした。
いやー、長かったですね
約1年も見てたと考えるとちょっとびっくりしますねw

なにはともあれ、乙!!
538 : ◆LiBwiTFptU [sage]:2010/11/09(火) 13:28:01.99 ID:PjHedko0
>>537
長い間ありがとうございました。
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/01/19(水) 10:08:08.91 ID:G0nRMQ+v0

                            _,,-‐'' ̄`''- 、,_      /彡
                         /:::::::::::::::::__;;;;;;;;;`ヽ...   /  彡
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                 l:::::::/    帝凍庫クン    |  /
               |::::::l|_________________|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄彡
               \_ヽ==========iト、            彡
                 ../ `|   -―- 、__,        .|| .\.\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               /  l   '叨¨ヽ   `ー-、  .|ト、  .\.\
     r、       /   .!〕   ` ー    /叨¨)   || \  \.\      ,、
      ) `ー''"´ ̄ ̄   / |         ヽ,     ||彡 .\   ̄` ー‐'´ (_
   とニ二ゝソ____/   |    `ヽ.___´,       ||彡   |\____(、,二つ
                        |       `ニ´      ||彡   |  \   ミ
                        |_____________j|彡.   |   \ ミ
                  |´ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`i|彡  /
                  |               ||彡/
                        |〕 常識は通用しねぇ  ||
                   /|              ||
                   |___________j

メルヘン帝凍庫で>>1乙の祝杯
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