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新ジャンル「我が家に座敷童子がやってきた」 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:29:40.87 ID:QOyUDPI0
なんか落ちてたからこっちにしてみる。
という訳で、これから投下していきます。
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【進撃の巨人】俺「安価で巨人を駆逐する」 @ 2024/04/27(土) 14:14:26.69 ID:Wh98iXQp0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714194866/

諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:30:14.45 ID:QOyUDPI0

少女「遅かったのね、待ちくたびれたわ」

男「…………」

少女「いつもならもう少し早く帰るのに何をしていたのかしら?」

男「…………」

少女「暇で退屈なのよ。何か相手をしてくれる?」

男「………その前に一ついいか?」

少女「ええ、何?」

男「お前誰だよ!」
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:31:36.48 ID:QOyUDPI0

少女「私は座敷童子よ」
男「……は?」

座敷少女「聞こえなかったの?私は座敷童子だっていったのよ」

男「……あー……110番はと…」

座敷少女「信じないの?」

男「当たり前だっ!」

座敷少女「どうして?」

男「現実にそんなのいるわけねぇ!第一座敷童子って着物着た子供みたいな奴のことだろ!お前どう見ても高校生くらいだろうが!」

座敷少女「現代の座敷童子は日々進化しているのよ」

男「どんな進化だよ!」
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:32:34.83 ID:QOyUDPI0

座敷少女「まぁ、兎に角座敷童子なのよ私」

男「お前はただの不法侵入者だっ!」

座敷少女「違うわ。私は貴方がここに来る前からいたのよ」

男「は?そんなわけ無いだろ。それだったら普通気がつく」

座敷少女「だから、座敷童子だから気付かなかったのよ」

男「それじゃあ何で今更気がついたんだよ」

座敷少女「私が認識できるようにしただけよ」

男「意味が分からん」
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:33:48.99 ID:QOyUDPI0

座敷少女「意味が分からなくてもいいわ。座敷童子だってことには変わりないし」

男「いや、だからお前は不法侵入者だろうが!」

座敷少女「違うっていってるでしょ。どうしたら信じてくれるのかしら?」

男「信じるも信じないも………まぁ、座敷童子っていったらあれだろ?
人を幸福にするっていうじゃないか。だったら俺を幸福にしてくれよ」

座敷少女「貴方のいう幸福がどういったものなのかは知らないけど…そうね、
手っ取り早く証明できるものがあるわ」

男「なんだよ?」

座敷少女「ついて来れば分かるわ」

男「?」
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:34:59.25 ID:QOyUDPI0

男「ここ、商店街か?」

座敷少女「そうよ、確かこの辺りで福引きをやっているところがあったわね」

男「まさか…」

座敷少女「あの福引きで一等とかとれば納得できるでしょ」

男「だ、だけど券がないだろ」

座敷少女「そんなの私にとっては簡単に手に入るわ。ほら」

男「………手品みたいだな」

座敷少女「まだまだたくさんでるわよ」

男「ちょ!100枚以上!?そんなにいらんわ!」

7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:36:09.28 ID:QOyUDPI0

座敷少女「冗談よ。使うのは2、3枚だけでいいわ」

男「ん?一発で当たったりしないのか?」

座敷少女「何言ってるの?一発で当てるに決まってるじゃない」

男「じゃあ何で2、3枚いるんだよ」

座敷少女「2度3度続けば嫌って程認識できるでしょ?」

男「………」

座敷少女「それじゃあ、早速やってみましょう」
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:37:09.49 ID:QOyUDPI0

中年「福引きは一等大型テレビ、二等最新の自転車、三等米半年分だよ!
まだ誰も当ててないからどんどん挑戦だ!」

男「あの…」

中年「あ、はいはい!福引きだね!券は一枚一回だよ!三枚持ってるから三回できるよ!」

男「はぁ…」

中年「ちょっと準備するから待っててな」

男「はぁ」

中年「………っと、よし!それじゃあ早速回してくんな!」

男「…………」

座敷少女「さぁ、早くまわしなさい。結果はもうでてるんだから」

男「…どうせティッシュとかしか当たらないんだろ」

座敷少女「いいえ」



座敷少女「一等から三等総なめよ」


9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:39:05.64 ID:QOyUDPI0

ガラガラガラガラ……カンッ

男「………………うそ、だろ?」
中年「おおーーーーあたーーーりぃーーーー!!!」
座敷少女「どうやら一等がでたわね」
男「俺、とうとう運が回ってきたのか?」
座敷少女「その運は私が呼び寄せたのよ」
中年「さぁさぁ!まだあと二回できるからやってくんな!その間に大型テレビ包んでおくから!」
男「ああ、はい…」


ガラガラガラガラ……カンッ

男「…………………ちょっとまて…ありえん」
座敷少女「あら、今度は三等?順番に出てこなかったのね」
中年「お、おおーーーーあたーーーりぃーーーー!!……に、兄ちゃん相当運が強いんだな」
男「いや、俺もびっくりしてるんですけど」
座敷少女「いいから次さっさと廻しなさい」
男「……………わかったよ」

ガラガラガラガラ……カンッ

男「………………」
中年「………………」
座敷少女「おーあたりー」
中年「………何が起きたのかもうさっぱりわからねぇ」
男「奇遇ですね。当てた俺も理解できないですよ」
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:40:46.52 ID:QOyUDPI0

座敷少女「さて、部屋に戻ってきたのだけれど信じてもらえたかしら?」

男「………どんな手品だよもう……」

座敷少女「証明して見せたのだから私が座敷童子だって認めてくれるわよね?」

男「…………非現実的でありえないが……多少は信じる事にする」

座敷少女「本当はしっかりと認めて欲しいのだけれど仕方が無いわね。
それで今は我慢するわ」

男「…………」

座敷少女「それじゃあ、これからよろしく頼むわ」

男「へ?」

座敷少女「あら、言ってなかったかしら?
貴方が成人を迎えるまでの一年間私と一緒にいることになったのよ」

男「ちょ!ちょっとまて!それには色々と問題があるぞ!?」

座敷少女「どんな問題かしら?」

男「まだ知り合って間もない男女が一つ屋根の下なんてどんなドラマだよ!」

座敷少女「現実に起こってるからドラマもバカに出来ないわね」

男「ドラマの方がまだマシだよ!!」
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:42:39.22 ID:QOyUDPI0

座敷少女「でも、私が側にいないと運が回ってこないわよ?」

男「………ということはいつも一緒にいないといけないってことか?」

座敷少女「別に貴方に四六時中付きまとうわけではないわ。
貴方にだって見られたくないこととか来てほしくない事とかあるでしょ」

男「まぁ、確かにそうだな」

座敷少女「だからそこは弁えておくわ。それ以外は一緒にいることになるだろうけど」

男「男の部屋に一緒にいること自体はお前にとっては別になんでもないことなのか?」

座敷少女「そうね、ここでいうとルームシェアとか同居とかそんな感じかしら。
…同棲でも構わないけど?」

男「同居でお願いします!」

座敷少女「残念」
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:44:18.17 ID:QOyUDPI0

座敷少女「それじゃあ、これからよろしく頼むわ」

男「なんだか先が不安になってきた」

座敷少女「あら、私はとても楽しい日々になるだろうと確信できるけど。
何しろ私座敷童子だから」

男「はいはいそうですね。っと、そういえばまだ名前聞いてなかったな」

座敷少女「そうだったかしら?」

男「お前のおかげで名前を聞くことすら出来ないほど驚かされたからな」

座敷少女「そう、それは光栄だわ」

男「ほめてねぇよ!」
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:45:55.50 ID:QOyUDPI0

男「まずは俺からだな。俺の名前は…」

座敷少女「男でしょ」

男「何で知ってるんだよ」

座敷少女「言ったじゃない。貴方がここに来る前からいるって。だから名前も当然知ってるわよ」

男「……確かにそうだな。で、お前は?」

座敷少女「私は座敷少女よ。座敷少女ちゃんでもいいわ」

男「ぜってぇいわねぇ!」

座敷少女「残念」
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:47:22.84 ID:QOyUDPI0

座敷少女「まぁ、ともかくこれから成人式までの一年間だけだけど、宜しく頼むわ」

男「その間俺はずっと幸運なんだな」

座敷少女「いいえ、ずっと幸運なんてありえないわ」

男「え?だって、お前がいるから運がまわるんだろ?だったらずっとそうじゃないのか?」

座敷少女「そんな幸運がずっと続いたら不自然じゃない。
それに、座敷童子は基本的に些細な幸せを届けるものなのよ」

男「福引きのは明らかに些細なんてもんじゃなかったけどな」

座敷少女「あれは例外よ。証明させるためにしたんだからカウントしないわ」

男「都合よすぎだろ」
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:48:48.42 ID:QOyUDPI0

座敷少女「いいじゃない。それに、幸せは大きくても小さくても嬉しいものよ。人は誰もが幸せでいることが大事だわ」

男「まぁ、たしかにな」

座敷少女「だからあなたがどんな幸せを送るのか、それを私は特等席で見させてもらうわ。お茶を飲みながら」

男「最後の台詞で台無しだ!」

座敷少女「台無しでもなんでもいいわ。兎に角、これからよろしく頼むわ、男」

男「……あぁ、まぁ…こちらこそ宜しく頼むよ。座敷少女」

16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:50:49.05 ID:QOyUDPI0
前の分はこれで終わり。
次から新しく投下してく。

というか、座敷親父とか出てきてたのかww
向こうからとか書かれててなんなのかと思ったけど発見して笑ったww
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:52:25.29 ID:QOyUDPI0

男「なあ、座敷少女」

座敷少女「何?」

男「幸運に恵まれるって言ってたけど実際どんなことがあるんだ?」

座敷少女「そうね、お金に関して正直にいうと自信があるわ。
逆に人の心は難しくて今の私では無理ね」

男「他には何があるんだ?」

座敷少女「何らかのイベントとかがあればそこで良い物を当てるとか、
良い思いをするとかそれくらいかしら?福引きと同じね」

男「へぇ、そうなのかー」

座敷少女「まぁ、何度もイベントのようなものに
参加してもそれが全て良い方向に行くとは限らないから注意はしておいて欲しいわ」

男「そこまで都合よくはいかないんだな」

座敷少女「当然よ。都合よくいってたら誰もが自分勝手にしてるわ」

男「それもそうだ」

18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:54:07.78 ID:QOyUDPI0

座敷少女「これは何?」

男「ん?」

座敷少女「丸い筒の容器だけど」

男「ああ、カップラーメンだよ。知らんのか?」

座敷少女「知らないわ。座敷童子は基本こういうのに関心がないから」

男「そうなのか。食ってみるか?」

座敷少女「食べれるの?」

男「まぁな…………………………ほれ、出来た」

座敷少女「なるほど、変わった食べ物ね」

男「別に変わってもいないんだけどな」

座敷少女「ん………味が濃いわ。麺の他に色々入ってるようだけど大味ね。
それになんだか脂濃くてスープは飲めそうに無いわね」

男「盛大に文句垂れてんな」

座敷少女「おかわり」

男「すんのかよ!」

座敷少女「今私あの青汁を飲むおじさんの気分だわ」

男「分かりにくい上にどんな気分だよそれ!というかもうねえよ!」

座敷少女「残念」

19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:56:16.52 ID:QOyUDPI0

男「今更だけどな」

座敷少女「?」

男「その格好は座敷童子としてはどうなんだ?」

座敷少女「あら?制服じゃ座敷童子に見えない?」

男「普通に女子高生に見えるわ」

座敷少女「なんなら黒いセーラー服を着た某妖狐とか、地獄の女の子みたいでもいいわよ?」

男「なんだよそれ」

座敷少女「………いっぺん死んd」男「言わなくていいから!!」

座敷少女「残念」
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:57:46.40 ID:QOyUDPI0

男「ちょっと買い物行ってくるけど、座敷少女はどうする?」

座敷少女「そうね。私も行くわ」


―某スーパー店内―


男「今日は何を作るかな?」

座敷少女「私はこれが良いと思うわ」

男「って、それカップラーメン!?」

座敷少女「そうよ。だから今夜はこれにしましょう」

男「お前散々文句言ってただろ!?」

座敷少女「でも、もう食べたくないとは言ってないわ」

男「………」

座敷少女「それに値段は安いでしょ?だったらこれは適当だとおもうけど?」

男「作った方がもっと安いんだよ。
というか何棚に乗ってる商品全部籠に入れようとしてんだそんなに買えるかっ!」

座敷少女「残念」
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 21:59:42.65 ID:QOyUDPI0

女友「やっほー。男遊びに来たよー」

座敷少女「あら、女友さんこんにちは」

女友「…………へ?」

座敷少女「あいにく男は今外出中でいないのよ。それでも良かったら入って頂戴」

女友「あ、はぁ…」

座敷少女「全く、困った男ね。こんな時に出かけるなんて。
四六時中一緒にいるのも鬱陶しいだろうから遠慮したんだけど、それが裏目にでたようね。
やっぱりこれは修羅場というものなのかしら?」

女友「あ、あのっ!」

座敷少女「ん?何かしら?」

女友「べ、別に修羅場とかじゃないんで気にしないでいいですよ?」

座敷少女「そう?それは良かったわ。修羅場って殺したり殺されたりするんでしょ?」

女友「どんな修羅場っ!?」

22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 22:01:36.10 ID:QOyUDPI0

女友「って、そうじゃなくて!…あの、貴方は誰ですか?」

座敷少女「私は座敷童子よ」

女友「……も、もう一回言ってくれますか?」

座敷少女「私は座敷童子よ」

女友「座敷童子って…人を幸福にするとかいうあの座敷童子?」

座敷少女「そうよ。私は男が成人を迎えるまでの間ここに居る事になった座敷童子よ」

女友「え、ええぇぇぇぇぇーーーー!?」

座敷少女「良いリアクションありがとう」

女友「どういたしまして…って、そうじゃない!座敷童子ってあり得ない!」

座敷少女「目の前にいるじゃない」

女友「どう見ても普通の人に見えるんだけどっ!?」

座敷少女「何?人じゃなくて人外の容姿をしてたら信じたのかしら?」

女友「そ、それは…」

座敷少女「でも残念。私はこの格好が気に入ってるから」

女友「ど、どうして?」

座敷少女「だって、人間の姿の方が人外よりも受けが良いでしょ?」

女友「受け狙いっ!?」
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 22:03:19.10 ID:QOyUDPI0

男「ただいまー」

女友「あ、男!」

座敷少女「おかえりなさい男」

男「って、女友!?何でいるんだっ!?」

女友「それよりも一体どういうことなのか説明してよ」

座敷少女「そうね、まずは状況を把握しない事には話し合いは出来ないわ」

男・女友「原因が言うな!」

座敷少女「ごめんなさい」

男「と、とりあえず…なんだ…まずは落ち着こう」

女友「うん、落ち着こう」

座敷少女「ええ、落ち着きましょう」

男「それじゃあ、事の成り行きを説明するか」
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 22:05:01.60 ID:QOyUDPI0

男「……というわけなんだ」

女友「えっと…一応何で名前とか知ってるのかなって思ったけど…」

座敷少女「本当のことよ?名前を知ってたのは男と良く一緒にいたからね」

女友「じゃあ、あの隅にあるこの部屋に似合わない大型テレビとかそこに積まれてるお米とか…」

男「福引きで当てた。それも一等から三等丸ごと」

座敷少女「私には造作も無い事よ」

女友「なんというか、凄いとしか言いようがないよ」

座敷少女「当然よ。座敷童子なのだから」

男「まだ全部信じてないけどな」

女友「私も座敷童子がいるなんて信じられない」

座敷少女「常識に囚われてたら見るものも見られないわよ?現に私が見えてるのが証拠ね」

男「見えたくなかったけどな」

座敷少女「それは悲しいわね」
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 22:06:37.25 ID:QOyUDPI0

男「はぁ、やっと女友が帰ったけど…今度はお前だけの時は誰が来てもあけるなよ?」

座敷少女「どうして?居るんだから出ないと失礼でしょ?」

男「さっきみたいな事があるから言ってるんだよ!」

座敷少女「そうなったらまた説明すればいいじゃない」

男「何回も説明してられるかっ!」

座敷少女「私は別に何回してもいいわよ」

男「するな!というか座敷童子だって事が知られてもいいのかよっ!?」

座敷少女「小さいことは気にしないのが座敷童子よ」

男「もうわけわかんねーっ!」
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 22:11:20.24 ID:QOyUDPI0
こっちに移動したの気付いてるかな?

今日はここまでにしておく。
続きはまた明日の昼過ぎ頃に投下していきます。

27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/27(水) 23:25:01.60 ID:gbjgKcSO
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/28(木) 09:46:29.57 ID:Zi1xnvMo
保守が足りなくて落ちたって事は……
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/28(木) 13:01:00.59 ID:eIYLzP20

―大学内―

女友「あ、男!おはよー!」

男「あぁ、女友か。おはよう」

女友「昨日は驚いたよ。実際福引きを当てたとかいう所を見てないから本物なのか分からないけどね」

男「体験すると驚きを通り越して愕然とするぞ」

女友「あははwwまぁ、これも幸運に恵まれたということでww」

男「人事だと思いやがって」

女友「人事ですから♪」

チャラ男「なになに?何の話だよ?俺にも聞かせてーww」

男「………」

女友「あ、チャラ男くんおはようwwえっと、話してもいいのかな?」

男「ちょっと流石にこれ以上広めるのは…」

チャラ男「えー!いいじゃん!俺口堅いから大丈夫だよ!」

男「(…どうだか)」ボソッ
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/28(木) 13:02:38.32 ID:eIYLzP20

チャラ男「なぁなぁ!いいだろ?」

女友「ごめんねチャラ男くん。これは話せないの」

チャラ男「マジかよ、絶対誰にも言わないって!お願いだからさ!」

男「だから話せないんだって」

チャラ男「………けっ、わかったよ。じゃあな」

女友「行ったね」

男「ああ」

女友「チャラ男くん、結構強引でしかも口軽いからね。
広めたりされたら男と座敷少女ちゃんに迷惑が掛かるし、気をつけるね」

男「そうしてくれると有難い」



チャラ男「ぜってぇ何の話か調べてやる」
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/28(木) 13:04:07.66 ID:eIYLzP20

男「なぁ、座敷少女」

座敷少女「何?」

男「お前って一人で外に出たりとかするのか?」

座敷少女「そうね、私だって外に出たい時があるから」

男「買い物とかしないのか?」

座敷少女「なんでしないといけないの?私は男と一緒に行ったあれが初めてだったわよ」

男「えっ!?そうだったのか!?」

座敷少女「座敷童子は基本家に住み着くから買い物とかには行かないのよ」

男「それってあの働いたら負けとかいう」

座敷少女「それ以上言ったら不幸にするわよ」

男「すみません」
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/28(木) 13:06:05.45 ID:eIYLzP20
>>28
落ちても見てくれてる人がいるから続き書いてく





座敷少女「男」

男「なんだ?」

座敷少女「あの変な歌を流しながらゆっくりと蛇行している車は何?」

男「ん?……ああ、石焼き芋か」

座敷少女「石焼き芋?何なのそれは?」

男「知らないのか?」

座敷少女「ええ、名前からして分かるけど食べた事はないわね」

男「へぇ、じゃあちょっと買ってくるか?」

座敷少女「それなら私も一緒に行くわ」
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/28(木) 13:07:21.79 ID:eIYLzP20

中年「まいどありー」

男「ほら座敷少女、熱いから気をつけろよ」

座敷少女「ありがとう。……何というか、見た目が凄いわね。食べられるの?」

男「当然だろ。食べ物なんだから。皮も食べられるけど…」

座敷少女「それは遠慮しておくわ」

男「言うと思った。じゃあ、皮剥いて食べてみろよ。きっと気に入るさ」

座敷少女「ええ、じゃあ……………ん、もさもさして、結構口あたり重いわね。
それに、味もやっぱり大味だわ。素材そのままの味だから仕方ないのかもしれないけど…」

男「……そう言いながら」

座敷少女「おかわり」

男「やっぱりか。言っておくけど」

座敷少女「?」

男「食べ過ぎるとオナラがでるぞ?ww」

座敷少女「………………やっぱりこの辺で遠慮するわ」

男「じゃあ、部屋に戻るかww」

座敷少女「ええ」



チャラ男「(ん?あいつは男…?それに隣の女は誰だ?
…って、一緒に部屋に入っていきやがった!)」

チャラ男「…………」

34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/28(木) 13:08:49.04 ID:eIYLzP20

―大学内―


チャラ男「なぁなぁ男ぉ」

男「ん?なんだ?」

チャラ男「昨日偶然見ちまったんだけどさぁ。お前と一緒に居た女だれだよ」

男「!?」

チャラ男「制服着てたから同年じゃあないよな?何?お前女子高生と付き合ってんのかよwwww」

男「……別に付き合ってねなんかねえよ」

チャラ男「は?wwじゃあ何で一緒に部屋に入ってんだよwwwwもしかしてセフレとか?ww」

男「ちげえよ。あいつは従妹、そんなわけないだろ」

チャラ男「嘘つくなってwwww」

男「ついてねえよ」

チャラ男「へぇwwそうwwじゃあさ、その従妹ちゃん紹介してくれよwwww」

男「は?」

チャラ男「だって別にお前の彼女とかでもないんだろ?ww俺一目惚れしちゃったからww」

35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/28(木) 13:10:18.53 ID:eIYLzP20

女友「やっほーwwおはよー…って、何この雰囲気」

男「………」

チャラ男「あ、女ちゃん聞いてくれよwwwwこいつ従妹ちゃん紹介してくれないんだよww」

女友「従妹?」

男「…ほら、部屋にいるあいつ」

女友「あ、あー!でもなんでチャラ男くんが知ってるの?」

チャラ男「いやさww偶然男とその従妹ちゃんが居るのを見たんだけどさww俺一目ぼれしちゃって付き合いたいのよww」

女友「あれ?チャラ男くんって男とは正反対の家じゃ…」

チャラ男「た、たまたま遠出したんだよ!そしたら偶然みたんだよ!」

女友「へ、へぇ…そうなんだ」

チャラ男「だからさ、お願いだから紹介してくれって言ってるんだけど男が何も言ってくれなくてさ」

男「勝手にあいつの事教えるわけにはいかないんでな」

チャラ男「別に減るもんでもないだろ?ww」

男「減るんだよ」

チャラ男「あ?今なんて言った?」

男「お前みたいな軽い奴に教えるなんてことするわけねえだろ」

チャラ男「てめぇ…調子こいてんのか?あ?」

女友「ちょ、ちょっと!やめなよ二人とも!」

男「…………」

チャラ男「ちっ……あーあーわかりましたよ!もういいわ」
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/28(木) 13:12:05.45 ID:eIYLzP20

女友「はぁ、ハラハラした」

男「すまん」

女友「でも、いつもよりしつこいかったねチャラ男くん」

男「まあな、あれで諦めてくれるといいけど…」



チャラ男「…こうなったら、男が居ない時に押しかけてみるか」

チャラ男「へへwwそんでちょっと可愛がって惚れさせて男の悔しがる顔でもみてやろうかな」
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/01/28(木) 13:14:08.94 ID:eIYLzP20
今日はここまで、続きは明日にする
明日は夜までには投下しておく
38 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/29(金) 19:28:03.53 ID:gewISYE0

座敷少女「ちょっと出かけてくるわね」

男「ん?どこにだ?」

座敷少女「別に、ただの気分転換にする散歩よ」

男「そうか。気をつけていけよ」

座敷少女「ええ、分かったわ」

―公園―

座敷少女「ふぅ、ここは数少ない憩いの場所ね」

チャラ男「(お?あれは例の従妹ちゃん。わざわざ足を運んだ甲斐があったもんだぜ)」

チャラ男「ねぇねぇそこの君、前に男と一緒に外に出てたよね?ww」

座敷少女「? 貴方は誰かしら?」

チャラ男「え?俺の事しらないの?男と同じ大学にいるチャラ男っていうんだけどww」

座敷少女「それは知らなかったわ。
(………私が知らないという事は男とは別段親しい訳でもないという事ね)」ボソッ

チャラ男「え?」
39 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/29(金) 19:28:58.17 ID:gewISYE0

座敷少女「なんでもないわ」

チャラ男「そんなことよりさwwこれも何かの縁だからどこか飲みに行こうよww」

座敷少女「私は別に飲みに行きたくなんかないわ」

チャラ男「じゃあどこか行きたい所とかある?ww連れて行ってあげるよ?ww」

座敷少女「私は今ここに好きでいるのだから何処にもいかないわ」

チャラ男「そうなの?wwじゃあ俺も隣に座っていい?wwww」

座敷少女「別に構わないわ、ここは私のモノでもないし」

チャラ男「そう?wwじゃあwwww」

座敷少女「………隣に座るといっても近付き過ぎじゃないかしら?」

チャラ男「えwwだって俺ここがいいんだもんwwww」

40 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/29(金) 19:29:47.20 ID:gewISYE0
座敷少女「そう、それなら別にいいわ」
チャラ男「ところでさwwwwまだ君の名前聞いてないんだけど?ww」

座敷少女「私は座敷少女よ」

チャラ男「へぇwwww可愛い名前だねww座敷少女ちゃんって呼んでいい?ww」

座敷少女「別に構わないわ」

チャラ男「じゃあ座敷少女ちゃんww座敷少女ちゃんって好きな人とかいるの?wwww」

座敷少女「いないわ」

チャラ男「マジ?wwやったww」

座敷少女「? 何をそんなに喜んでいるのかしら?」
41 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/29(金) 19:30:43.67 ID:gewISYE0

チャラ男「じゃあさww俺立候補していいかなwwww」

座敷少女「……選挙にでるには染めてる髪とかピアスとか、あと言葉遣いも改めないといけないわ」

チャラ男「ちょwwwwそっちの立候補じゃなくてww座敷少女ちゃんの彼氏にだってwwww」

座敷少女「私の恋人?」

チャラ男「そうそうww」

座敷少女「まだ知りもしないのにどうして?」

チャラ男「そんなの付き合ってから知っていけばいいじゃんww」

座敷少女「私は貴方のことは好きでもなんでもないわよ?」

チャラ男「これから好きなっていけばいいじゃんwwww」
42 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/29(金) 19:31:47.31 ID:gewISYE0

座敷少女「…………」

チャラ男「ねwwどう?wwww」

座敷少女「……そうね、付き合うというのは兎も角、知っていくというのは賛同するわ」

チャラ男「それじゃあさwwwwこれからも会おうよww」

座敷少女「別に構わないけど」

チャラ男「おwwマジで!?wwww」

座敷少女「でも」

チャラ男「?ww」

座敷少女「私を怒らせるようなことはダメよ」

チャラ男「大丈夫だってwwww俺優しいからさww」

座敷少女「まぁ、そういう事にしておきましょう」

―男宅―

座敷少女「ただいま」

男「おかえり。どうだ?気分転換になったか?」

座敷少女「そうね、ある意味新鮮だったわ。気分は別に良くも悪くもといったところかしら」

男「なんだそりゃ?」

座敷少女「こっちのことよ」
43 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/29(金) 19:32:37.76 ID:gewISYE0

―大学内―

男「チャラ男のやつ、どうやら諦めてくれたようだな」

女友「そうだね。座敷少女さんが座敷童子だってこと知られたら周りに何をいうかわからないし…」

男「そうだな。だけどもうそんなことはもう心配ないようだから一安心だ」

女友「じゃあそれを記念して食べに行こうww」

男「お前何でもかんでも記念と称して食べに行くの好きだよなww」

女友「えへへwwwwやっぱり友達とかと食べるのって楽しいじゃないww」

男「たしかになwwwwじゃあ、食べに行くかww」

女友「もちろん座敷少女さんも一緒にねww」

男「了解ww」


―チャラ男宅―


チャラ男「へへwwwwこれで座敷少女ちゃんを戴けるぜwwww」

チャラ男「だけど男にはばれない様にしないとな。せっかくつかんだチャンスだしなww
うはwwww早く座敷少女ちゃんとセックスしてぇwwwwww」

44 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/29(金) 19:33:50.03 ID:gewISYE0
続きはまた明日にする
一応伏線はもう出してあるから最後にある伏線回収まで頑張る
45 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/30(土) 02:30:43.31 ID:VcC6tESO
チャラ男の転落人生に期待
46 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/30(土) 22:33:48.77 ID:9lwDsdw0

座敷少女「男」

男「ん?なんだ?」

座敷少女「何か知らないけど悪寒が走ったわ。暖めなさい」

男「それは俺をどうさせたい台詞なんだ?」

座敷少女「そのままの意味よ」

男「そうか」

座敷少女「ええ」

男「じゃあ風呂に入ればいいと思うぞ?」

座敷少女「貴方で暖m」

男「風呂に入ればいいと思うぞ!」

座敷少女「残念」

男「それも冗談だろ!」

座敷少女「本気だといったらどうなるのかしら?」

男「え!?そ、それは……」

座敷少女「照れて可愛いわね」

男「からかうな!」

座敷少女「ごめんなさい」


47 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/30(土) 22:34:16.36 ID:9lwDsdw0

男「っと、座敷少女買い物いくぞ」
座敷少女「今日はあれをたくさん買ってくれるのかしら?」
男「お前…カップラーメンばかり食うと身体壊すぞ?」
座敷少女「ええ、程ほどにするから大丈夫よ」
男「お前の程ほどがどのくらいなのか聞くのが怖いよ」

―スーパー店内―

男「じゃあ、ちょっとあっちの方行ってくるから座敷少女はその内にカップラーメンどれが良いか決めといてくれ」
座敷少女「分かったわ」スタスタ
座敷少女「どれがいいかしら」ジー
チャラ男「おww座敷少女ちゃんじゃんwwww」
座敷少女「あら、こんにちは」
チャラ男「偶然じゃんwwww俺もたまたまこっちで買うモンがあったからきたんだけどさww」
座敷少女「(……偶然、ね)」ボソッ
チャラ男「ん?wwなんか言った?wwww」
座敷少女「いえ、別に何も言ってないわ」
48 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/30(土) 22:35:00.75 ID:9lwDsdw0

チャラ男「何?ww座敷少女ちゃん今一人なの?ww」
座敷少女「男と一緒に買い物をしにきたのよ」
チャラ男「そうなのか?wwでも一緒にいないじゃんww」
座敷少女「各自それぞれのものを買うために一旦離れたのよ」
チャラ男「へぇwwww座敷少女ちゃんは何買うの?ww」
座敷少女「カップラーメンよ」
チャラ男「ちょwwカップラーメンwwww」
座敷少女「何か笑うようなことを言ったかしら?」
チャラ男「いやいやwwww座敷少女ちゃんみたいな子が真面目そうな顔でカップラーメンとかいうからwwww」
座敷少女「そう、面白かったのね。それはよかったわ」
チャラ男「っと、そろそろ時間で行かないといけないからまた後でね座敷少女ちゃんwwww」
座敷少女「ええ」
49 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/30(土) 22:35:25.09 ID:9lwDsdw0
男「おーい、座敷少女買うもの決めたか?」
座敷少女「まだ決めてなかったわ」
男「へ?だって結構選ぶ時間あっただろ?」
座敷少女「決める時間が無かったのよ」
男「まぁ、それなら今から決めていけばいいか」
座敷少女「悪いわね」
男「いやいや、いいさww」
50 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/30(土) 22:35:50.72 ID:9lwDsdw0
―大学内―
女友「ねえねえ男」
男「ん?なんだ?」
女友「チャラ男くんのことで噂がでてるんだけど」
男「チャラ男?あいつの噂って?」
女友「なんでもさ、今夢中になってる娘がいるんだって」
男「へぇ」
女友「それでね、チャラ男くん付き合ってた娘がいたんだけど」
男「初耳だな」
女友「まぁ、男はそういうの疎いからね。で、その付き合ってる娘に対してかなり酷い振り方をしたらしいって」
男「酷い振り方?」
女友「うん…その…大声ではいえないことを散々口にして振ったとか」
男「あー…」
51 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/30(土) 22:36:26.79 ID:9lwDsdw0

女友「今その子凄く酷い状態らしくて、寝込んでるんだって」
男「チャラ男最低だな」
女友「うん、振るにしても相手を過剰に傷つけるなんて許せないよね」
男「でも、なんでそんなチャラ男が夢中になる娘がいるとかいう噂がでるんだ?」

女友「その付き合ってた娘が聞いたんだって。
それで、それを彼女が複数の友達に相談したりして噂になったんだって」

男「なるほどな」

女友「でも、チャラ男くんが夢中になるほどだもん。
座敷少女さんを諦めたのは多分この事が関係してるのかな?」

男「そうかもしれんな」
52 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/30(土) 22:36:57.84 ID:9lwDsdw0


―チャラ男宅―


チャラ男「なぁ、親父ww俺好きな娘できたからさwwちょっと貸して欲しい部屋があるんだけどwwww」
チャラ父「お前またかwwww一体何人の娘に手を出せば気が済むんだwwww前の娘はどうした?wwww」
チャラ男「ああwwあいつ?wwwwあいつもうダメだわwwwwもう全然気持ちよくなんねぇしwwww」
チャラ父「wwwwwwwwwwこの鬼畜がwwww」
チャラ男「親父にいわれたくねwwww昔女侍らせまくったとか自分で言いまくって自慢したくせにさwwww」
チャラ父「うるせぇwwwwまぁヤッたら今度もその動画見せてくれよなwwww」
チャラ男「了解wwww楽しみにしてくれよwwww今度のは極上だからよwwww」
チャラ父「楽しみだwwwwww」

53 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/30(土) 22:39:01.80 ID:9lwDsdw0
今日はここまで
続きはまた明日にする
まだまだ続くけど出来ればこのスレが終わるまでに終わらせたいな
54 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/30(土) 23:45:30.41 ID:pl.7hcDO
>>53
乙!
毎回楽しみにしてるぜ!
55 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/01/31(日) 02:02:18.82 ID:M3BI/oSO

出来ればもう少しペースを上げてもらいたいと思ったり思わなかったり
56 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 02:39:38.33 ID:urIv5Sw0
ごめん
バイトが長引いて投下出来んかった
明日までには必ず投下するんで勘弁
あと、少し多めに投下する
57 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 23:16:42.51 ID:urIv5Sw0

―大学内―
チャラ男「よぉww男じゃんwwww」
男「……チャラ男か」
チャラ男「なんだよwwww何そんな睨んでんの?wwwwwwww」
男「…別に」
チャラ男「あっそwwwwところでさwwwwお前知ってんの?wwww」
男「お前が酷い振り方をしたって話か?」
チャラ男「ちょww何それwwwwそんな話でてんの?wwww違うしwwww」
男「じゃあなんだよ」
チャラ男「知らないならやっぱりいいやwwwwwwじゃあなwwww」
男「?」
58 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 23:17:05.15 ID:urIv5Sw0

男「…ってチャラ男が言ってたんだけどどういうことか分かるか?」
女友「ごめん、私あの噂しかしらないからそれ以外のことはさっぱり」
男「そうだよな。でも、俺に聞くって事は俺に何か関係していることなのか?」
女友「うーん……どうだろう。ただ単に話の種として聞いただけとかもあるし、分からないね」
男「まぁ、話の種を持ってきたとしても長く話したくはないけどな」
女友「あ、あはは…まぁ、あれだけのことをすればね…」
59 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 23:17:35.22 ID:urIv5Sw0

座敷少女「男は今大学だし、暇だから外に出ようかしら」

―公園―

座敷少女「やっぱりここは落ち着くわね」
チャラ男「おwwいたいたwwww座敷少女ちゃんwwww」
座敷少女「あら、こんにちは」
チャラ男「座敷少女ちゃんってここに偶にしか来ないんだなww」
座敷少女「そう頻繁に来る必要もないわ」
チャラ男「てっきり俺に会いたくて毎日ここに来るかと思ったんだけどwwww」
座敷少女「?別に貴方に会いたいとも思っていないわ」
チャラ男「ちょwwwwひでぇwwww」
座敷少女「それはごめんなさい」
60 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 23:17:56.07 ID:urIv5Sw0

座敷少女「でも、貴方は毎日きてたのかしら?」
チャラ男「だって座敷少女ちゃんに会いたいからさwwww」
座敷少女「そう」
チャラ男「だからこうして会えてちょー嬉しいわけwwww」
座敷少女「それは光栄だわ」
チャラ男「でもさww」
座敷少女「?」
チャラ男「こうして会えるのを待つよりも電話とかで連絡とれば大丈夫じゃね?wwww」
座敷少女「確かにそっちのほうが会う効率はいいわね」
チャラ男「だろ?wwだからさwwww座敷少女ちゃんのメアドとか教えてよwwww」
61 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 23:19:03.36 ID:urIv5Sw0

座敷少女「私はそんなもの持っていないわ」
チャラ男「え?wwマジで?wwww」
座敷少女「持つ必要がないもの」
チャラ男「えーwwそれじゃあ連絡取れなじゃんwwwwww」
座敷少女「それは申し訳ないわ」
チャラ男「じゃあさwwww家の番号でいいから教えてよwwww」
座敷少女「それも出来ないわ」
チャラ男「え?wwどうして?ww」
座敷少女「男のところにいるから男に聞いてからじゃないとダメね」

チャラ男「そうかwwwwそれは残念だなwwwwwwまあいいやwwww
っと、座敷少女ちゃんwwww一緒にどこか食べに行こうよwwwwちょうど昼ごろだしさwwww」

座敷少女「ええ、そうね。確かにお腹が空いてるわ。でも、家にちゃんと食事を用意しているから遠慮するわ」

チャラ男「まぁまぁwwwwそういわないでよwwww座敷少女ちゃんの為にいい店探したんだからさwwww
俺、座敷少女ちゃんが来てくれると嬉しいなwwww」

座敷少女「……………そう、わかったわ」
チャラ男「マジ?wwwwやったwwww」
62 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 23:20:08.12 ID:urIv5Sw0

―大学内―

男「あれ?そういえばこの授業居るはずのチャラ男が居ないな」
女友「きっと例の女の子のところに通ってるんじゃない?」
男「まぁ、チャラ男のことだから授業よりもそっちの方がいいんだろうな」
女友「テストが近くなれば誰かに教えてもらうとかしてるからねチャラ男くん」
男「まぁ、別にどうでもいいけど…」
男「(でも、なんで急にチャラ男の事なんか気になったんだ?)」
63 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 23:20:42.54 ID:urIv5Sw0

チャラ男「座敷少女ちゃんは甘いものとか大丈夫?wwww」
座敷少女「基本的に好き嫌いはないわ。ゲテモノ以外はだけど」
チャラ男「ゲテモノとかwwwwそんなの普通の店じゃ出ないってwwwwww」
座敷少女「そう」
チャラ男「っと、ほらここだよwwwwホテルの下にあるレストランなんだけどさwwwwかなり旨いんだぜwwww」
座敷少女「それは楽しみね」
チャラ男「じゃあ早速はいろうぜwwww」
64 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 23:21:14.11 ID:urIv5Sw0

ウェイター「お待たせいたしました」
座敷少女「ありがとう。早速いただくわ……」パクッ
チャラ男「どう?wwww旨くねwwここ俺の親父が経営してるホテルなんだけどさwwww結構料理に拘ってんだよwwww」

座敷少女「そうね、しいて言うならインパクトが足りないわ。
どれもこれも単調な味しか出せていないし、複数の料理と合わせてやっと、といったところね」

チャラ男「………は、ははは…座敷少女ちゃん厳しいな」
座敷少女「別に、思ったことを言ったまでよ。でも、不味いとかではないから」
チャラ男「そ、そう…(ふ、雰囲気が最悪じゃねぇか)」
―数十分後―
座敷少女「御馳走になったわ」
チャラ男「ああwwwwじゃあさwwww今度はどっか遊びにいかない?wwww一緒に食事した仲だしwwww」
座敷少女「あいにく、もう時間なのよ。だから遠慮するわ」
チャラ男「あ…そ、そうなのかwwwwじゃあ仕方ないなwwwwそんじゃまたな座敷少女ちゃんwwww」
座敷少女「ええ」
65 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 23:21:39.60 ID:urIv5Sw0

男「あ、座敷少女おかえり」
座敷少女「ええ、ただいま」
男「出かけてたのか?」
座敷少女「ええ、外で食べに」
男「お前が?」
座敷少女「そうよ。それがどうかしたかしら?」
男「いや、珍しいなって…」
座敷少女「そうかしら?」
男「お前、カップラーメンとか食ってるから」
座敷少女「まるでカップラーメンしか食べてないような言い方はやめて欲しいわ」
男「ごめんなさい」
66 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 23:22:04.41 ID:urIv5Sw0

男「で、何処で食ってきたんだ?」
座敷少女「そうね、結構良い所のレストランね」
男「は?ちょ、ちょっとまて!お前良い所のレストランってなんだよ!」
座敷少女「?レストランはレストランでしょ?」
男「じゃなくて!お前そこで食べてきたのか!?」
座敷少女「ええ」
男「金は!?」
座敷少女「持ってないわ」
男「無銭飲食!?」
座敷少女「失礼ね。ちゃんと会計済ましてるわよ」
男「へ?一人じゃなかったのか?」
座敷少女「そうよ」
67 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 23:22:23.08 ID:urIv5Sw0

男「でも、お前を知ってる奴ってここら辺だと俺と女友しかいないだろ?」
座敷少女「あと、貴方と同じ大学のチャラ男という男もいるわよ」
男「はぁっ!?」
座敷少女「何でそんなに驚いてるのかしら?」
男「驚くだろ!?何でそこでチャラ男が出てくるんだ?!」
座敷少女「何って…前に公園で知り合ったのよ」
男「マジで!?」
座敷少女「大マジよ」
68 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 23:23:04.82 ID:urIv5Sw0

男「じゃ、じゃあ…あいつが夢中になってる娘って…」
座敷少女「?」
男「座敷少女!どうして黙ってたんだよ!」
座敷少女「貴方に言う必要があったの?」
男「それは…」

座敷少女「だって、私は貴方を幸せにするために来た座敷童子よ。
貴方のことならまだしも私のことなら貴方に問題は起きないと思うのだけれど?」

男「いや!問題ならある!」
座敷少女「どんな問題があるの?」
男「気になるんだよ!」
座敷少女「それは遠まわしな求愛かしら?」
男「違うから!」
座敷少女「残念」
69 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 23:23:50.83 ID:urIv5Sw0

男「どっちかというと…その…友達のような感じだよ。
もし女友とかがああいう奴と一緒にいると気になるのは友達として心配してるからなんだ」

座敷少女「ともだち…ともだちというのは座敷童子にとっては良く分からないのだけれど、
そういわれるとなんだか嬉しいわね」

男「あいつ、結構危ないからな。座敷少女に何かしないように明日あいつに言ってくるよ」
座敷少女「それはもう知ってるわ」
男「知ってて会ってたのかよ!?」

座敷少女「別に座敷童子はあんな男にいいようにされないわよ。
もし何かしようものなら、そうなる前に不幸になるわ」

男「え、えっと……それは…どんな不幸なんだ?」
座敷少女「そうね、私の怒りの度合いが量(はか)りになるわね」
男「(こ、こえー…)」
70 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/01(月) 23:26:54.09 ID:urIv5Sw0

>>54
おおww見てくれてもらえるとやっぱりやる気上がるなww
頑張って最後まで行くんでよろしくww

>>55
ペースは…ごめん、このくらいのペースが限界(汗
一応、第一部は書き終えてるし、これは大体3、4部くらいで終わらせる予定だから
それまで付き合ってくれると嬉しい


と言うわけで、続きはまた明日にする。
一部はもう少しで終わりかな?



71 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/02(火) 12:23:09.30 ID:92DJVQSO

期待してる
72 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/02(火) 12:32:12.42 ID:4mr1XEDO
乙!
毎日10レスぐらいかな?
座敷少女カワエエ
73 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/02(火) 22:03:12.81 ID:RDKXeIQ0

―大学内―

男「なぁ、チャラ男」
チャラ男「あ?ww何、男wwww俺に用事とか珍しいじゃんwwwwww」
男「お前、座敷少女と会ってたんだってな」
チャラ男「!?…へぇwwww何?wwww知っちゃった?wwww」
男「ああ、これ以上あいつに近づくの止めて欲しいんだけど」
チャラ男「は?wwww何言ってんの?wwwwちょーうけるwwww止めるわけ無いじゃんwwww」
男「お前の噂が本当のことだって分かってるからな。座敷少女をそんな目に遭わせたくないだけだ」
チャラ男「はぁ?wwwwあんなの嘘に決まってんじゃんwwwwあんなん元カノが大げさにしてるだけだってwwww」
男「…………」
チャラ男「ほんとーだってwwwwwwww」
74 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/02(火) 22:03:57.44 ID:RDKXeIQ0

女友「やっほー♪…って、またまた雰囲気が悪いね」
チャラ男「あ、女友ちゃんも言ってやってよーwwww噂はただの噂だってさwwww」
男「……」
女友「あー…ほ、ほら!もうすぐ授業が始まるから席に着こうよ!ね!」
チャラ男「あ、ほんとだわwwwwじゃあ俺あっちいくからwwww」スタスタ
男「………」
女友「何があったの?」
男「まぁ、後で話す」
女友「うん……男」
男「ん?」
女友「あんまり考えすぎちゃダメだよ?」
男「あ…ああwwwwwwありがとなww」
女友「お礼よりも物で釣ってくれると嬉しいですwwww」
男「釣るかよ!wwww」

チャラ男「(チッ、男のやつ気付きやがったか。あいつマジで邪魔だな)」
チャラ男「(親父に頼んで痛い目見させて入院させてから、その間に座敷少女ちゃんを頂くか…)」
75 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/02(火) 22:04:24.81 ID:RDKXeIQ0

座敷少女「どうかしたの男?」
男「ん?別にどうもしてないぞ?」
座敷少女「そうかしら?元気が無いように見えるのだけれど…?」
男「ああ、まぁ…そうだな…チャラ男の事でちょっとな」
座敷少女「それは、私に関係のあることかしら?」
男「あー……まぁ、そうだな」
座敷少女「前にも貴方には関係がないと言ったのだけれど…男にはそれは通用しないようね」
男「ああ、俺は俺の都合の為に動いたにすぎないからな」
座敷少女「そう………(ありがとう)」ボソッ
男「ん?なんか言ったか?」
座敷少女「別に何も言ってないわよ」

76 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/02(火) 22:05:17.30 ID:RDKXeIQ0

―チャラ男宅―

チャラ男「でさー、マジ邪魔な奴がいるんだけさww親父の知り合い呼んで痛い目を見させてあげて欲しいんだけどwwww」
チャラ父「なんだよwwww馬鹿な奴がいるもんだなwwww邪魔したって痛い思いするだけだってのにwwww」
チャラ男「そうそうwwwwじゃあ親父ww頼んだぜwwww出来れば数ヶ月掛かるくらいボコボコにしてやってくれよwwww」
チャラ父「ああwwww了解wwwwお父さんにまかせとけ!っなんつってなwwwwww」
チャラ男「wwwwwwwwwwうけるwwwwww」
チャラ父「wwwwwwwwwwwwww」


77 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/02(火) 22:05:29.86 ID:RDKXeIQ0


チャラ父「あ、もしもしwwwwちょっといいかいwwww頼みたい事があるんだけどwwww」
チャラ父「そうそうwwwwもう完膚なきまでにボコボコにして欲しい奴がいるんだよwwww」
チャラ父「分かってるってwwww後で振り込んでおくからさwwwwじゃあ、そいつの写真は後日渡すからwwwwww」
チャラ父「くれぐれも私の名前を出さんでくれよ?wwwwじゃあ、頼んだからねwwww」

78 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/02(火) 22:06:09.02 ID:RDKXeIQ0


―とある道―

男「さて、今日は何を作ろうかな」
?「ちょいと、そこのあんちゃん」
男「ん?」
?「ちょいと聞きたいことがあんねん」
男「(って、なんだこの強面なおっさんは!?)…は、はぁ…」

―男宅―
座敷少女「あら?」
座敷少女「コップが欠けてるわ。新しいのに、なんて勿体無い」
座敷少女「………………なんだか、嫌な感じがするわね」
79 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/02(火) 22:36:02.79 ID:RDKXeIQ0
ちょっと唐突に番外編をやって見る


男「ん?なんだ?これ、お前じゃないか?」
座敷少女「何かしら?」
男「ほら、これ」
座敷少女「これと言われても分からないわね」

男「えっとだな…これは某多人数同時参加型ゲームで、
自分好みのキャラを作ってから、自分のキャラのイメージ絵を絵師とかいう人たちにリクエストしたり、
組織とかに参加して他の人たちと交流したりする。まぁ、TRPGみたいなもんかな?」

座敷少女「TRPGというのがどういうものなのか良く分からないのだけど、そこに私が出ているの?」
男「というか、似てるヤツがいたんだ。うん」
座敷少女「どういう風に似てるのかしら?」

男「まぁ、まず外見だな。黒髪に黒いセーラー服。あと口調も似てる。
何よりも称号というのがあってだな、そこにお前のこと、つまり漢字四字で書いてある」

座敷少女「? 私のこと?」
男「まぁ、見れば分かる」
座敷少女「………なるほど、確かに称号という所に書いてあるわね」
男「しかも最近作られたらしいから、もしかしたらお前を見て作ったんじゃないか?」
座敷少女「そう。そうなの。それなら……」
男「まさか、不幸にしようとか…」ゴクリッ
座敷少女「嬉しいわね。もし私を見てキャラを作ったというのなら喜ばしいことだわ」
男「まさかの喜び!?」
座敷少女「当たり前じゃない。これが嬉しくないなんてそれこそ不幸になってしまえばいいわ」
男「極端すぎだろ」
座敷少女「でも、まだ本当にここを見てたという証拠はないのでしょう?勘違いだったら相当恥ずかしいわよ?」
男「だな。まぁ、うん。予防線として、別にこんな所見て作った訳ではないんだろうという推測もしておく」
座敷少女「それがいいと思うわ」

男「ところでさ」
座敷少女「何?」
男「お前って…実は巨n」
座敷少女「それ以上言うということは、不幸になりたいということを了承するということね」
男「ごめんなさい」

80 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/02(火) 22:44:09.91 ID:RDKXeIQ0

>>71
期待してくれてありがとうww
これからも頑張るよww

>>72
大体多いのが5前後かな?
多くて10行くかもしれないけどww
まぁ、1部が終わったら…10までいくのは早々ないかも(汗)


…で、唐突に番外出したのは偶然なんだけど某ゲームで座敷少女に似てる?キャラがいたからなんだwwww
吃驚したwwwwもしかしてここ見て作った?wwww
とか思ったり妄想したりしたからつい番外として投下したwwww
違ったら相当恥ずかしいwwww座敷少女がいってるけどwwww
まぁでも、もし本当にここを見てて作ったなら嬉しいよwwww
その人にはありがとうと感謝を述べてみるwwww

という訳で、続きは明日にするww
明日で1部が終わると…おもう。もしかしたら1部終わりは明後日になるかもだww
81 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 21:22:48.71 ID:IToIZkk0

―とある道―

男「あの、何を聞きたいんですか?」
強面「あん?そうじゃのぅ。ちょいと用事を頼まれたけんど、道が分からんのじゃ」
男「えっと…何処に行きたいんですか?(こ、こえー…や、ヤクザか?)」
強面「あん?貰った紙に住所が書かれてるじゃけぇ、ちょいまっとけや。……おお、あったあった。ここじゃ」
男「………ああ、ここですか。ここなら、この道を曲がってから真っ直ぐ行って…」
強面「ほうほう。そう行くんかい。よう分かったわwwじゃあのww」
男「は、はぁ…(び、ビビッたー)」
82 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 21:23:18.29 ID:IToIZkk0

チンピラ1「おい、あいつか?」
チンピラ2「へぇ、間違いないです」
チンピラ1「あんなガキ一人病院に送るだけであれだけの額だからな。楽なもんだ」
チンピラ2「兄貴、さっさとやっちまいましょうよ。今なら誰も周りに居ませんぜ」
チンピラ1「そうだな。早めに終わらせて遊びに行くとするか」
チンピラ2「へいwwww」
83 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 21:23:35.64 ID:IToIZkk0

チンピラ2「そこの兄ちゃん」
男「ん?……え?お、俺ですか?(って、なんでまたヤクザみたいな人に声かけられんだよ!)」
チンピラ1「お前以外誰がいるんだよ!」
男「………え、えと…俺に何か?」
チンピラ1「あー、別に用事って程でもないんだよ。全然」
チンピラ2「そうそうwwww」
男「…………すみません。先急いでるんで」
チンピラ2「おい!まてやコラ!帰ろうとすんじゃねぇ!」
男「…………」
チンピラ1「ちょっとで済むからよ。別にいいだろ?」
男「………それで、なんですか?道が知りたいならある程度は分かりますけど?」
チンピラ1「あー違う違う。別に道を教えて欲しいわけじゃないんだよ。ただな」
男「?」
チンピラ1「てめぇをボコボコにしたいだけだ!」ボガッ
男「ガッ!!?」
84 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 21:23:55.39 ID:IToIZkk0

チンピラ2「うっひょーww顔面直撃wwwwさすが兄貴wwww」
男「…ってぇ…」
チンピラ1「まだまだこれからだ。おい、お前も気の済むまでやってやれ」
チンピラ2「へいwwwwこの頃ストレス溜まりまくってたからラッキーですわwwww」
男「(なんで、いきなり殴られんだよ…わけわかんね)」
チンピラ1「[ピーーー]事はないから安心しな、兄ちゃん」
チンピラ2「さすが、兄貴は優しいwwww」
チンピラ1「だろwwwwじゃあ、さっさとやっちまうか」
チンピラ2「へいwwww」
男「……くっ(いきなり殴られたから頭がクラクラして…)」

?「おい、そこで何やってんじゃおのれら」
85 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 21:24:35.75 ID:IToIZkk0

チンピラ1「あ?」
チンピラ2「なんやお前!どっかいかんかい!」
男「…さっき、の…おっさん…?」
強面「おぉおぉ、弱いもの虐めかい。胸糞悪い」
チンピラ2「てめぇに関係あるかい!さっさと行かんとブチ[ピーーー]ぞ!」
強面「威勢のいいボンクラじゃのぅ」
チンピラ1「おい、おっさん。本当にどっか行かんと痛い目みるぞ?」
強面「そこのあんちゃんにお礼を言い忘れておったけぇ。戻ってきたんじゃが、まぁこれもお礼となるけぇのww」
チンピラ1「てめぇ、やるってんのか?ああ!?」
強面「ワシも用事があるけ。はよ済まさんといかん。じゃけぇ、御託はいいからかかってこんかい!!」
チンピラ2「てめぇ!」
86 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 21:25:08.37 ID:IToIZkk0

バキッ!

チンピラ2「ブベッ!?」バタッ
チンピラ1「な!?」
強面「なんじゃ、手応えのないやつじゃのぅ。もっと鍛えとかんかい」
チンピラ1「お前、ただじゃすまねぇぞ。俺が何処の組のモンか知ってんのか!?」
強面「知ってても知らなくてもワシには関係あるかい!」ドガッ!
チンピラ1「ガッ!?…………く、くそ…」ドサッ
男「(つ、強ぇ…)」
強面「よぉ、あんちゃん大丈夫か?」
男「はい…顔に一発貰いましたけど…」
強面「がはははwwwwそれなら唾でもつけときゃすぐ治るわww」
男「いや、それは無理があるかと」
87 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 21:25:42.66 ID:IToIZkk0

男「でも、ありがとうございます。助けてくれて」
強面「何wwお礼も言わんと行ったワシが悪かったけぇwwお礼代わりとして受け取れwwww」
男「はいww」
強面「そんじゃワシはそろそろ行くけぇ。また絡まれんよう気をつけな」
男「はい、それじゃ」
―男宅―
男「ただいまー」
座敷少女「おかえり…………どうしたの、その顔?」
男「あー…えっと…階段から落ちた」
座敷少女「嘘ね」
男「いや、ほら!そのお陰で買い物したものも一緒に落ちてぐちゃぐちゃになってるだろ?」
座敷少女「階段から落ちて顔だけ怪我するなんて器用なこと男ができるわけ無いじゃない」
男「それは俺をバカにしてるか?」
座敷少女「不器用だと言ったまでよ」
男「じゃあそう言えよ!」


88 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 21:26:01.28 ID:IToIZkk0

座敷少女「兎に角、その顔…殴られた跡ね」
男「………あー、でも知らない人からいきなりだったからな」
座敷少女「…………」
男「幸福になるってお前は言ったけど、ちょっとした不幸もちゃんとあるんだな」
座敷少女「………これがちょっとなわけないでしょ」
男「ま、まぁいいさww助けてくれた人がいたからこの程度ですんだんだwwもう済んだ事は気にしない!」
座敷少女「男はそれでいいのね」
男「ああ」
座敷少女「そう、分かったわ。それと……」
男「ん?」
座敷少女「私がいながら…ごめんなさい」
男「あやまるなよ。別にお前のせいなんかじゃないんだから」

89 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 21:26:29.31 ID:IToIZkk0

―チャラ男宅―

チャラ男「親父wwww今頃男のやつボコボコにされてるかな?wwww」
チャラ父「当たり前だろwwww誰に頼んだと思ってるんだwwwwここらじゃ有名な組だぞ?wwww」
チャラ男「さすが親父wwwwそんじゃ明日からは座敷少女ちゃん一人になるんだよなwwwwこれで気兼ねなく座敷少女ちゃんをヤれるぜww」
チャラ父「今度は飽きないようにしておけよwwwwwwって、お前じゃ無理かwwww」
チャラ男「うっせーwwww今度は大丈夫だよwwww」
チャラ父「お前のその台詞聞き飽きたwwww」
チャラ男「wwwwwwww」
チャラ父「wwwwwwww」

90 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 21:26:44.90 ID:IToIZkk0

座敷少女「………まさか本当に男に手を出してくるなんてね」
座敷少女「そう、私を怒らせないと言ったことを忘れてしまったのね」
座敷少女「私は、男を幸福にする為に来た座敷童子」
座敷少女「きっと向こうは男が入院するほどの怪我をしたと思っているのでしょうね」
座敷少女「そして、浮かれているのでしょうね」
座敷少女「まぁいいわ。精々、楽しく過ごしていなさい」
座敷少女「今日が最後の晩餐よ。私を怒らせたこと。後悔させてあげるわ」
91 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 21:27:13.92 ID:IToIZkk0

座敷少女「顔の腫れはまだ当分引きそうにないわね」
男「あれだけ強く殴られればそうだろうな」

女友「もう、心配したよ!
いきなり座敷少女さんから電話が来たと思ったら男の顔が膨らんできて破裂するかもしれないとか訳分からないこといってくるんだもん!」

座敷少女「でも、前より膨らんできたのは確かよ。だからこのままいくとそうなるのかと思っただけ」
男・女友「なりません!」
座敷少女「ごめんなさい」
女友「でも、知らない人に殴られたって、なんだか怖いね。夜とか一人で歩けなくなっちゃうよ」
座敷少女「それはもう心配ないと思うわ」
男「ああ、強面のおっさんが助けてくれたし、多分そういった危険はもうないと思う」
座敷少女「私が言いたかったのはそういう事じゃないんだけどね」
男・女友「?」
座敷少女「気にしないで、こっちのことよ」
92 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 21:27:40.90 ID:IToIZkk0

―大学内―

男「とりあえず、大分腫れは引いたな」
女友「そうだね。あの時はコブが付いてるみたいで面白かったよwwww」
男「うるせぇwwww」
男友「おい!男!ビッグニュース!ビッグニュース!」
男「ん?男友?おはようさん」
女友「あ、おはよーwwそれで、ビッグニュースって?」
男友「ああ!おはよう!そんで二人共、チャラ男ってやついるだろ?」
男「……ああ、いるね」
女友「いるね」
男友「なんと!そいつの親父の会社が裏でいろいろやばい事やってたのが分かって凄いことになってんだよ!」
男「………は?」
女友「え?」
男友「そんでさ!その息子であるチャラ男もそれを利用して色々とやってたことも分かったらしい!」
男「本当なのか?」
男友「マジもマジ!大マジだよ!そんで、他にも何やら怪しい物とかが出てきたりで逮捕も時間の問題だってさ!」
男「なんというか」
女友「うん、なんというか」
男・女友「自業自得だ(ね)な」
93 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 21:28:02.06 ID:IToIZkk0

―男宅―

座敷少女「はぁ、緑茶ってどうしてこんなに苦いのかしら?」ズズーッ
座敷少女「ん?」
『本日未明、▽●■会社の社長であるチャラ父氏が、暴力団と裏取引を行っていた他、脅迫、恐喝、売春などもしていたことが分かり、警察による一斉捜査が始まりました。また、このことからチャラ父氏の息子であるチャラ男氏も、この件に関連していると見て……』
座敷少女「……結構発覚するのが早かったのね」
座敷少女「私を怒らせるから不幸に見舞われるのよ」
座敷少女「女性を傷つけるだけでなく、男にも手を出したのだから…」
座敷少女「まぁ、私も今後はもう少し気をつけないといけないわね」

94 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 21:28:20.26 ID:IToIZkk0

男「おーい!座敷少女ー!」
座敷少女「何かしら?」
男「どっか食べに行くから何か食べたいものあるか?」
座敷少女「そうね、今日はアレにしましょう」
男「お前の言うアレってもしかしてアレか?」
座敷少女「そうよ。家で食べるのもいいけど、外のお店にも行ってみたいじゃない」
男「はぁ、分かったよ。それじゃ、行くか」
座敷少女「待って、男がちゃんと分かってるのか確認するわ」
男「別に確認しなくても分かるんだけどな」
座敷少女「いいえ、こういうのはしっかりとしておかないとダメよ。後で違ったなんていったら目も当てられないわ」
男「大げさな…」
座敷少女「いい?せーのでいうわよ?」
男「あーはいはい…それじゃ、せーの…」
男「ラーメン!」座敷少女「ラーメン」
男「合ってたろ?ww」
座敷少女「よろしい」

第一部 完

95 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/03(水) 21:29:17.93 ID:IToIZkk0

という訳で第一部は終了
次から第二部に入ってく
ちょっと投稿のペースが遅くなる時があるかもしれないけど勘弁
んじゃ、続きはまた明日で
96 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/06(土) 00:58:23.74 ID:jK70egSO
続きはまだか・・・
97 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/07(日) 15:28:09.52 ID:LlJYW1A0
ごめん
就活の企業展で中々来れなかった(汗)
就職マジやばいから辛すぎるよ…

今日中には投下しておくんで!

98 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/08(月) 03:07:45.57 ID:t1nJaJQ0

男「なぁ、座敷少女」
座敷少女「何?」
男「お前、いつもその格好なのか?」
座敷少女「何?着替えないから汚いとかいうつもり?」
男「え?着替えてないのか!?」
座敷少女「そんなわけ無いじゃない。ちゃんと着替えてるわよ」
男「それは良かった。で、その着替えは全て黒いセーラー服なんだな」
座敷少女「これはこれで気に入ってるのよ」
男「コスプレみたいだ」
座敷少女「こすぷれ?」
男「(…説明が面倒だな)お前みたいな格好をしている奴の事をいうんだよ」
座敷少女「そう、私のような格好をした人をこすぷれと呼ぶのね。分かったわ」
男「………(誤った知識を植えつけてしまったようだけど……まあいいか)」
99 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/08(月) 03:08:04.03 ID:t1nJaJQ0

男「やっぱりこの映画はいいなー」
座敷少女「それは何なの?」
男「ん?これか?これは幸せの黄色いハンカチっていう映画だよ」
座敷少女「黄色いハンカチ…」
男「かなり古いんだけどさ。これがまた面白いんだよww」
座敷少女「へぇ、そうなの」
男「まぁ、それで俺も真似て黄色のハンカチを持つようになったんだけどなwwなんだかタイトルの通り幸せを運んできそうだろ?ww」
座敷少女「以外とロマンチックな思考をしてたのね」
男「!?」
座敷少女「大丈夫よ。誰にも言わないから」
男「うぅ…穴があったら入りたい」
100 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/08(月) 03:08:24.14 ID:t1nJaJQ0

―男宅―
女友「やっほーww遊びに来たよww」
男「おうww」
座敷少女「こんにちは女友さん」
女友「座敷少女さんこんにちはww」
女友「という訳で、じゃじゃーん!今日はこれをもってきましたー!」
座敷少女「?何かしらこれは?」
男「お、これって家族でも楽しめるっていうあのWiiか?」
女友「へへへww」
座敷少女「ウィー?」
男「ゲームのことだよ」
座敷少女「へぇ、そんなものがあるのね」
男「早速やってみるかww」
女友「おーけーww」

101 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/08(月) 03:08:42.29 ID:t1nJaJQ0

座敷少女「………つまらないわ」
男「そりゃ…負けっぱなしはな」
女友「座敷少女さん、初めてだから仕方がないよ」
座敷少女「私が勝つまでやるわよ」
男「か、勝つまでって…」
女友「座敷少女さんって案外負けずg」
座敷少女「それ以上言ったら不幸にするわよ」
女友「そんなことで不幸にしないで!?」
男「座敷童子の職権乱用だ!?」
座敷少女「うまいこと言ったつもりかもしれないけど、そんな事でやめたりしないわよ?」
男「(こうなったら手加減して勝たせるしかないぞ?)」ボソッ
女友「(そうだね。そうしないときっと何時までも終わらない気がするよ)」ボソボソッ
座敷少女「言っておくけど…」
男・女友「!?」ビクッ
座敷少女「手を抜いたら…どうなるか分かるわよね」
男・女友「…」コクコクッ
座敷少女「それじゃあ、始めましょう」
102 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/08(月) 03:08:58.23 ID:t1nJaJQ0

男「やっと…終わっ…た」
女友「あれから8時間…もう、無理…」
男「ゲームがこれほど辛いと思ったの初めてだ」
女友「わ、私も…」
座敷少女「あら、初めてだったのね。それは喜ばしいことだわ」
男「嬉しくないわ!」
女友「嬉しくないよ!」
座敷少女「正直ごめんなさい」
103 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/08(月) 03:11:01.34 ID:t1nJaJQ0

今日はこの辺でおわる
投下間に合わなくてすまん
ちょっとストックがなくなってるから溜めて投下したい
なので遅くて2、3日は投下できないと思う

104 :パー速のローカルルールが変わりました [sage]:2010/02/09(火) 07:05:20.53 ID:x.j2vASO
就活も頑張れよ
105 :lain. [sage]:2010/02/15(月) 23:05:06.89 ID:???
パー速のローカルルールが変更され、
SS、やる夫系スレはニュー速VIP避難所(クリエイター)【http://ex14.vip2ch.com/news4gep/】へ移行することになりました。
(次スレを立てられるようであれば)移動はこのスレが埋まってからで構いませんので、
上記の件を把握されましたらご返答お願いします。
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/02/23(火) 22:30:30.94 ID:cHtNg0Uo
漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/07(日) 10:03:33.63 ID:mGRX3oDO

108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/11(木) 09:57:55.93 ID:ejsICUDO
あげ
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/12(金) 09:19:53.26 ID:e4sH5EDO
さげ
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/13(土) 20:51:15.59 ID:P2H7cQDO

111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/19(金) 21:41:46.06 ID:4MS/RXko
立っていたとは・・・
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/20(土) 21:25:17.26 ID:75cf6sDO
sage
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/21(日) 09:38:41.25 ID:dkPVWwDO

114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/22(月) 09:16:24.14 ID:h78GQcDO

115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/22(月) 22:10:01.21 ID:h78GQcDO

116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/23(火) 09:09:39.92 ID:5x5SDgDO
age
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/24(水) 10:01:47.13 ID:Ofb6rgDO
sage
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/25(木) 08:25:27.98 ID:U4T8P860
オモシロイage
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/25(木) 09:31:51.09 ID:e7db/gDO
age
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age]:2010/03/25(木) 11:33:31.45 ID:lAQbS2DO
期待age

と見にくいから一人ずつ行空けてくれage
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/27(土) 09:26:51.77 ID:YVio/QDO
age
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/28(日) 09:31:47.66 ID:WeS09cDO
age
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/29(月) 01:02:17.95 ID:Tgh95uoo
 
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/03/29(月) 09:16:46.85 ID:MPdugMDO
あげ
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/30(火) 09:09:40.52 ID:ynTkjMDO
支援
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/03/31(水) 09:20:48.55 ID:DSkfZEDO
支援!
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/05(月) 04:09:52.59 ID:5zkqCO60
なんだか支援してもらってて驚いた。
という訳でこんばんは。
かなり間が空いて申し訳なかったです。
今続き書いてるんで、ちょっとしたらまた投下していきます。よろしくー

んで、なんだか新しい避難所ができたようですね
このスレで終わるかもしれないですけど、了解です
って、ここで返事すればいいのかな?
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [age]:2010/04/05(月) 06:58:12.07 ID:apHPJkAo
え?>>1きた?

移動はここ埋まったらでいいらしいし
まったりいこう

とりあえずage
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 10:20:20.32 ID:mitT.hQo
ktkr
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 18:15:58.48 ID:5zkqCO60
>>128
1です。
了解しました。
それじゃあ、もしスレが埋まったら移動することにします。

という訳で、続き投下してく。
ブランクあるけど許して(苦笑)
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 18:16:37.79 ID:5zkqCO60

座敷少女「何だかんだいって、男の所に住んで半年ね」
男「ああ、そうだな。結構長いもんだ。お前と居るのにも慣れたよな」
座敷少女「そうね。最初よりは結構なれたわね」
男「まぁ、まだあまり信じてないけどな」
座敷少女「それは残念ね。なんならここらでちょっと大きなものを当てましょうか?」
男「いい!別にいいから!」
座敷少女「そう、それは良かったわ」
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 18:18:58.41 ID:5zkqCO60

座敷少女「ねぇ、男」

男「あ?なんだ?」

座敷少女「あなた、好きな人はまだいないの?」

男「なんだよ唐突に」

座敷少女「女友さんと仲良くしてるから、彼女は好きにならないの?」

男「ん?んー…どうだろうな…結構一緒にバカやってるから意識してなかったな」

座敷少女「そう、それじゃあこれから意識してみたらどう?」

男「へ?」

座敷少女「女友さんを女性だと意識した上で接するのよ」

男「は?」
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 18:19:47.91 ID:5zkqCO60

男「いや、何でそうなるんだよ」

座敷少女「だって、男は未だに年齢=彼女居ないじゃない」

男「今はいらないだけだ!」

座敷少女「悲しい言い訳ね。でも、やっぱり彼女は欲しいでしょ?」

男「それは…最終的にはそうか、な…」

座敷少女「だから、少しずつでいいから意識してみてはどうかしら?」

男「あいつをか?」

座敷少女「ええ」

男「うーん…でもさ、いきなりなんでそんなこと言うんだ?」

座敷少女「それは私には一年の猶予しかないからよ」

男「ああ、成人を迎えるまでしかいないんだったな」

座敷少女「ええ、男は彼女が欲しい。だけどそういった女性ができないのが悩みなのよね?」

男「まぁ、な」

座敷少女「その点、女友さんなら良く一緒にいるからお互い知っているし、親しいでしょう?」

男「……」

座敷少女「気兼ねもいらないし、男に似合いの女性だと思うわよ?」

男「うーん…お前だって俺のこと知ってるじゃないか?最近一緒にいるから俺だってお前のこと知ってきてるわけだし」

座敷少女「それはあり得ないわ」
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 18:20:24.51 ID:5zkqCO60

男「あり得ない?」

座敷少女「ええ、だって私は座敷童子よ?
座敷童子と人間が結ばれるなんて聞いたことがないわ」

男「まぁ、そりゃ聞かないわな」

座敷少女「それに、私は男を好きになったりするはずがないしね」

男「それはそれで傷つくぞ」

座敷少女「それはごめんなさい。
それじゃあ男の事凄く好きだから結ばれましょう」

男「さっきと言ってること反対じゃねえか!?
結ばれるのあり得ないとか言ってただろ!」

座敷少女「冗談よ。真に受けたらからかうつもりだったのに残念ね」

男「そんなことしたらもうカップラーメン買わない」

座敷少女「ごめんなさい」
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 18:20:59.13 ID:5zkqCO60

―大学内―

女友「あ、男おはよーww」

男「あ、ああ…おはよう」

女友「ん?どうかしたの?」

男「い、いや!別になんでもないぞ!?」

女友「??何でそんなに慌てるかな?」

男「あ、あはは…(座敷少女が変なこと言うから意識しちまってるじゃねえか!)」

女友「??」
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 18:21:31.08 ID:5zkqCO60

座敷少女「ねえ、男。どうだったかしら?」

男「お前のお陰でまともに会話できなかったよ!」

座敷少女「そうなの?でも、その方が今後の為にも良い事なのよ?」

男「今後って…はぁ…。…なぁ、座敷少女」

座敷少女「?」

男「女友じゃないとダメなのか?」

座敷少女「どういう意味?」

男「他にも女の友達はいるんだから女友だけにしなくてもいいんじゃないか?」

座敷少女「(鈍感)」ボソッ

男「は?」

座敷少女「なんでもないわ」
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 18:23:01.51 ID:5zkqCO60

座敷少女「でも、私からしたら可能性があるのは女友さんだと思うのだけれど…?」

男「俺にしたらまだ友達っていう方がしっくりくるんだけどな」

座敷少女「意識したくせにそういう事言うのね」

男「うっ」

座敷少女「なら、それが恋愛感情になるということもあり得るでしょ?」

男「それは…まぁ…うん」

座敷少女「いいじゃない。貴方と女友さん、お似合いだわ」

男「いや、お似合いって…」

座敷少女「きっと、素敵なバカップルが誕生するわ」

男「その言い方バカにしてるだろ絶対!」
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 18:25:38.30 ID:5zkqCO60

なんというか、読みやすくしようと思って最初と同じ間隔にしてみた。
どっちがいいのかな?

とりあえず今日はここまでで、続きはまた後日。
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 19:26:20.73 ID:ITFDOESO
>>1キテター
身体壊したりすんなよ!
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:25:15.71 ID:5zkqCO60
>>139
はいww来ましたww
というかかなり放置してて申し訳なかったです(汗)
身体は壊さないように頑張ります!ww

という訳で、何だか執筆速度が良かったからまた投下してく
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:27:46.81 ID:5zkqCO60

女友「あ、座敷少女さんこんにちはww」

座敷少女「あら、女友さんこんにちは」

女友「今日は何をしてるの?」

座敷少女「そうね、作戦を練っている所よ」

女友「作戦?」

座敷少女「ええ、作戦」

女友「どんな作戦?」

座敷少女「それは言えないわ」
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:29:14.12 ID:5zkqCO60

女友「ええー!なんで!?」

座敷少女「(あなたに)知られたらダメだもの」

女友「そ、そうなんだ」

座敷少女「ええ、だからごめんなさい」

女友「別にいいよww知られたくないのを無理に聞くのは野暮だしねww」

座敷少女「感謝するわ」

女友「ううんwwそれよりどこか遊びに行かない?」

座敷少女「遊びに?」

女友「うんwwちょうど運良くチケットが手に入ったんだ!」

座敷少女「何のチケットかしら?」

女友「それはね、じゃじゃーん!東○ディ○ニー○ンドのチケットだよー!」

座敷少女「ああ、あのネズミが歩き回ったり、
身体を拘束して水溜まりに突っ込んで人を水浸しにしようとしたり、
夢の対価にお金を毟り取るあの遊園地ね」

女友「なんだかその言い方ちょっと嫌だよ」
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:29:37.67 ID:5zkqCO60

女友「と、とりあえず!親戚の人から頂いたチケットなのでタダなんだよww」

座敷少女「それは嬉しいわね。それで、何枚あるのかしら?」

女友「ん?2枚だよ?」

座敷少女「それじゃあ私を誘うのは間違っているわ」

女友「え、間違ってるの?」

座敷少女「そうよ。どうせ行くなら男と行きなさい」

女友「え!!?」

座敷少女「予想通りの反応ありがとう」

女友「じゃなくて!」
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:30:07.80 ID:5zkqCO60

女友「チケットが2枚しかないのに男誘ったらそれって!」

座敷少女「逢引ね」

女友「何冷静にいってるの座敷少女さん!」

座敷少女「だって、女友さんたらバレバレなんだもの」

女友「な、ななななななにがっ!?」

座敷少女「そういうところが」
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:35:51.58 ID:5zkqCO60

女友「で、でも座敷少女さんだって行きたいでしょ!?」

座敷少女「私は男の幸せを運ぶ座敷童子よ。私自身が楽しもうとしても意味がないわ」

女友「そ、そうかな……意味はなくても別にいいと思うんだけど…?」

座敷少女「まぁ、いいわ。貴方が言い辛いなら私が言っておくけど?」

女友「良くないけど…うぅ…意識しちゃって今は無理だから…お願いしていい?」

座敷少女「意識なんていつもしてる癖に」

女友「それは言わない!」
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:36:48.43 ID:5zkqCO60

座敷少女「まぁ、了解したわ。必ず男を行かせるから今のうちに服とかの準備をしておくことをお勧めするわ」

女友「まぁ、今まで長く一緒にいるから変化に気付いてくれるとも思えないけどね。鈍いし」

座敷少女「否定できないのが辛いところね」

女友「でも、楽しみにしてるよww」

座敷少女「ええ、任せて頂戴。縄を打ってでも男を行かせるから」

女友「…そ、そこまで強制させなくてもいいからね(本当にやりそうだし)」ボソッ

座敷少女「何か言ったかしら?」

女友「何でもありません!」
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:37:19.35 ID:5zkqCO60

座敷少女「男」

男「ん?なんだ座敷少女」

座敷少女「何も言わずにOKしなさい」

男「は?」

座敷少女「貴方はこのチケットを使って遊びに行くことが決定したわ」

男「って、おい!さっきOKしなさいとか言っておいて決定事項にされてるぞ!」

座敷少女「細かいことは気にしないで」

男「細かくないだろ!」

座敷少女「しょうがないわね。ちゃんと説明してあげるわよ」

男「なんだよその、やれやれこれだから男はって顔は…」
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:38:06.34 ID:5zkqCO60

座敷少女「……という訳なのよ」

男「それを俺に行けと?」

座敷少女「ええ、別にいいでしょ?付き合い長いんだから」

男「お前に女友を意識させられてなければな」

座敷少女「じゃあ、決まりね」

男「おーい!話聞いてますかー!」

座敷少女「もちろんよ」

男「聞いてるのにその返事は無いだろ!」

座敷少女「楽しんでくる分には申し分ないところだと思うのだけれど?」

男「確かにそうだけどさ」

座敷少女「いつものように接してあげれば大丈夫よ」

149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:38:43.31 ID:5zkqCO60

男「…………」

座敷少女「貴方が意識しすぎてたら女友さんが
楽しく過ごせないかもしれないのは私としては嫌だから、お願いね」

男「……あー、はいはい分かったよ」

座敷少女「そして、私は後から貴方たちを見守るわ」ボソッ

男「は?」

座敷少女「なんでもないわ」
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:39:44.90 ID:5zkqCO60
―某遊園地内―

女友「男ー!早く行こうよ!まずはやっぱり絶叫系からね!」

男「ちょ!マジか?!」

女友「さぁレっツゴー!」

男「お、おい!ちょっと待てって!」


座敷少女「どうやら、気まずくなる事無く楽しんでいるようね。何よりだわ」コソコソ
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:40:14.16 ID:5zkqCO60

女友「はぁーwwww楽しいーww」

男「そうだなwwというか、女友張り切りすぎだww」

女友「いいじゃんww久々の遊園地だしさ!」

男「そういえば俺もそうだったな」

女友「来る機会なんてあまりないからねww」

男「早々これる場所でもないだろうからな」

女友「言えてるwwっと、ちょっと休憩がてら何か食べよっか?」

男「ああ、そうだな」
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:40:47.83 ID:5zkqCO60
女友「ここにしよ!」

男「ここって、唯一漢字の名前使ってるレストランだったよな?」

女友「そうだねww早速はいろー!」

男「了解ww」


座敷少女「……尾行にはやっぱりポップコーンね」モグモグ
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:41:33.48 ID:5zkqCO60

男「あー、美味かった!」

女友「ホントだよねwwさーて!腹ごしらえも済んだ事だし、後半戦行ってみよー!」

男「オッケーww」

女友「じゃあ、はちみつ熊さんのところへゴー!」

男「はいはいww」


座敷少女「……食べ過ぎて動けないわ…不覚をとったわね…」
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:41:59.58 ID:5zkqCO60

男「次あそこ行くかww」

女友「いいねww行こっか!」

男「やっぱり冒険は男にとって浪漫だよな!」

女友「はいはいwwww」


座敷少女「………動けなかったせいで見失ってしまったわ。どうしようかしら?」
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:42:28.49 ID:5zkqCO60

女友「次はここ!映画有名だし、来て見たかったんだww」

男「俺もあの映画は面白かったからここは楽しみだなww」

女友「船長さん早く見てみたい!」

男「じゃあ急ぐか!」

女友「うんww」


座敷少女「ようやく見つけたけど疲れたわ。出てくるまで休憩しておかないとね」
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:43:03.13 ID:5zkqCO60

女友「はぁーwwもう楽しみすぎたww」

男「俺もww」

女友「もう日も落ちてるね」

男「ああ、でも最後の楽しみがあるよな」

女友「だね!wwじゃあ、場所確保しなくっちゃね!」

男「なるべく前列でみたいからなww」

女友「うん!じゃあ行こう!」


座敷少女「結構いい雰囲気ね」モグモグ
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:43:40.22 ID:5zkqCO60

女友「わぁww綺麗!」

男「ここは本当に最後まで楽しませてくれるよな」

女友「そうだねww」

女友「……ねぇ、男」

男「ん?」

女友「来てくれてありがとね。凄く堪能したよ」

男「そりゃ何よりだ」

女友「また一緒にこうして来て見たいねww」

男「ああwwそうだなwwまだ回ってないところとかあるし、今度はそこを回ってみるか」

女友「そうだねww今度来るのを楽しみにしておこうwwww」
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:44:16.51 ID:5zkqCO60

座敷少女「これで少しは仲が進展したかしら?」

座敷少女「あの二人、結構長く一緒にいるのにどうも色恋には発展してないから骨が折れそうね」

座敷少女「…………でも、楽しんでいたようで何よりだわ」

座敷少女「……本当に、何よりだわ」

座敷少女「…………………」
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/05(月) 21:46:00.79 ID:5zkqCO60

ここまでで一旦区切り
続きはまた後日になる。
ちょこちょこ投下して最後までいけるように頑張るぞ!!

では、またww
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/05(月) 21:48:09.66 ID:S6Ujs12o
漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/06(火) 21:24:47.29 ID:D9UUaBg0
おつ
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:05:31.64 ID:rztK5t20

男「ただいまー」

座敷少女「あら、おかえり。お泊りじゃなかったのかしら?」

男「なんで泊まる事にしようとしてるんだよ!」

座敷少女「いえ、結構いい雰囲気だったからそうだと思ったのよ」

男「って、つけてたのか!?」

座敷少女「当然じゃない。私は座敷童子よ?男の幸せを見守る権利があるわ」

男「座敷童子が権利を持ち出すな!」

座敷少女「まぁ、そんなことより…楽しんだ?」

男「うっ」

座敷少女「照れてるわね。まぁ、遠目から見ても楽しんでいたようだったから良かったわ」

男「あぁ、まぁ…楽しかったよ」

座敷少女「……それは何よりだわ」
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:06:15.25 ID:rztK5t20

女友「座敷少女さーん!」

座敷少女「あら、女友さんこんにちは」

女友「うん、こんにちはwwなんと言うか、ありがとね」

座敷少女「?」

女友「ほら、チケットのことで」

座敷少女「別にいいわよ。私は2枚なら男と一緒に行くように言っただけで、
チケットを誰に渡すかは貴方が決めることだからね」

女友「そう言ってくれたからだよwwこういうことで男を誘う事って無かったから緊張したけど、誘ってよかったww」

座敷少女「それは嬉しい事ね。私としてはもっと早く進展してくれると有難いのだけれど」

女友「え!?」

座敷少女「そんな無茶なことは期待してないから」

女友「無茶なんだ…」
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:06:52.85 ID:rztK5t20

―大学内―

男友「おーい、男!」

男「お、あまり出番がない男友」

男友「うるせぇ!それよりも、お前お嬢って奴知ってるか?」

男「は?お嬢?」

男友「ああ、ここの大学の理事長の親戚だってさ」

男「さぁ、全然しらん」

男友「なんでも、留学先から帰ってきたとかでここに通うらしいぞ」

男「そうなのか。というかお前どこでそんな情報手に入れるんだよ」

男友「それは企業秘密だ」

男「凄く気になるぞそれ」
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:07:18.55 ID:rztK5t20

男「さて、最後の授業も終わった事だし、そろそろ帰るか」

?「ちょっと、そこの貴方!」

男「えーと……そうだ。帰る途中で晩御飯に必要なもの買っていくかな」

?「聞いているの、そこの貴方!!」

男「ん?俺か?」

?「貴方以外に誰がいると思っているの」
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:07:51.16 ID:rztK5t20

?「私(わたくし)をさんざん無視して」

男「いや、それはごめん。考え事してたからさ」

?「まあいいでしょう。それよりも頼みたいことがありますの」

男「へ?頼みごと?」

?「ええ」

男「俺、買い物しなくちゃいけないから手短に頼む」

?「分かりましたわ。じゃあ……」

?「私、げーむせんたーとやらに行ってみたいのですけど、どこにあるのか分かりませんの。案内してくださる?」

男「はぁ?ゲームセンター?」
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:09:20.20 ID:rztK5t20

?「ええ、見れば分かると思いますけど、私こう見えても結構いい育ちしているの。
だから低俗なところに行かせない様にされているのだけれど、人間行くなと言われるところには行ってみたくなるでしょう?」

男「(何だか変な奴に捕まったかも……?)あー、確かにそうだけどさ。帰り道とは反対にあるから無理」

?「……なんですって?」

男「だから俺じゃなくて違う奴に頼めば連れて行ってくれると思うぞ?」

?「貴方はこの私の誘いを断ると言うの?」

男「いや、俺にだって都合があるから…」

?「……そう、まあいいですわ。他の者に頼むとしましょう」スタスタッ

男「なんだったんだ?」

168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/07(水) 23:11:04.98 ID:rztK5t20

今回はここまでにする。
中々進まなくてスマン。自サイトを優先してるから遅いんだ。
続きはまた今度で。

169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/08(木) 19:54:59.76 ID:C3.ODBw0
キテタ!
ゆっくりでいいぞ
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/08(木) 22:29:55.16 ID:JIEASGUo
キテター
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 02:13:37.67 ID:AEAY4ss0

座敷少女「何かしらこれは?」

男「あぁ、奮発してすき焼きにしてみた。結構旨いぞ」

座敷少女「じゃあ、遠慮なく頂くわ」

男「ああ」

座敷少女「……んっ…これがすき焼きというのね。味は濃くて…甘いわね。
十分火は通っているようだけど、全体的に濃いから後になるとくどくなりそうな感じね」

男「濃い味を抑えたいなら卵を溶いて、付けて食べればいいと思うぞ?」

座敷少女「なるほど、そういう食べ方もあるのね。面白いわ」

男「まぁ兎に角食べよう」

座敷少女「ええ」
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 02:14:08.00 ID:AEAY4ss0

男「ご馳走様でした」

座敷少女「ご馳走様」

男「結構食ったな。ちょっと多いぐらいだったのに」

座敷少女「男がたくさん食べたからでしょ」

男「そりゃ久々にたくさん肉を買ったからな。でも、座敷少女だって同じくらい食べただろ」

座敷少女「私は男ほど食べてないわよ。私もたくさん食べたと言われるのは否定しないけど」

男「そのお陰でちょっと太ったりしてなww」

座敷少女「……」ピクッ
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 02:15:01.50 ID:AEAY4ss0

男「ん?どうかしたか?」

座敷少女「いいえ、何でもないわ。それより…」

男「なんだ?」

座敷少女「男、やっぱりまだ食べたりないんじゃないかしら?」

男「は?いや、もう既にお腹はパンパンなんですけど」

座敷少女「遠慮することはないわ。
そうね、デザートなら大丈夫でしょ?別腹と言われているんだから」

男「そ、それは違う気がするぞ!
……って、まてなんだそれバケツ大のアイスとかどこから出してきたいやちょっとすみません本当勘弁してモガッ!!?」

―数十分後―

男「…………」シーン

座敷少女「軽率な発言がこの結果を生むのよ。まさに口は災いの元ね」

男「……」
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 02:15:35.83 ID:AEAY4ss0

―大学内―

男「うぇ……まだなんか腹の中がおかしい…」

?「やっと見つけましたわ」

男「ん?」

?「私を覚えていますわよね」

男「あー…(昨日の変な奴だ)」ボソッ

?「何か言いまして?」

男「いや何でもない」
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 02:16:09.06 ID:AEAY4ss0
?「そう。それはそうと、
私昨日も言いましたけどげーむせんたーに行きたいの。今日は案内してくれますわね」

男「あれ?お前昨日他の誰かに案内してもらわなかったのか?」

?「ええ。(あの後直ぐに見つかってしまいましたからね)」ボソ

男「?」

?「何でもありませんわ」

男「まあいいか。今日は別になんもないから構わないけど……」

?「では決まりですわね。授業が終わり次第ここに走って来なさい」

男「あー…はいはい」

176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 02:18:05.20 ID:AEAY4ss0
今日はここまで。中々進まない(汗)
ゆっくりといってもらえて助かります(平謝)

という訳で続きは後日!
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 07:19:58.77 ID:KFeWm9.o
おっつー
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/12(月) 08:15:13.39 ID:bH2mr4.0
おっつりーに
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/12(月) 09:13:56.39 ID:IOe/wIAO
今追いついたすごく面白い支援
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 15:23:34.28 ID:TnaInADO
支援
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 16:47:33.39 ID:ZdlCuYUo
支援
てか 自サイトのアドレス貼って
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/12(月) 17:50:14.41 ID:AEAY4ss0

自サイトのアドレスですか?
今載せてるのファンタジー物だけしかないですけど(苦笑)
それでも良いなら載せます。

現代物も色々と考えてあるんですけど、載せるのは先になりそうです(苦笑)
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/15(木) 18:59:51.87 ID:yosy2gAO



支援
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/15(木) 20:45:08.70 ID:/XwJbkDO
支援
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/15(木) 21:36:53.32 ID:6TWVKbs0
1です。
復活するまで書き溜め出来たのでその分を一気に投下していきます。
投下は夜中になりますけど。
1時までには投下しておきます。
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/15(木) 22:01:52.33 ID:yosy2gAO
やったああああああ
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/15(木) 22:39:48.89 ID:3V8aYV60
wktkー
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:24:53.51 ID:Dc6tAjQo
そろそろか?
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:38:40.68 ID:uayDZBE0

ただいま。バイト終わったからこれから投下していきます。
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:39:18.07 ID:Dc6tAjQo
まってました
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:39:47.56 ID:uayDZBE0

男友「男、今日遊びに行こうぜ!!」

男「あ、悪い。俺用事ある」

男友「なんだよそれー。用事ってなんだよ?」

男「あー……案内?」

男友「案内?大学を?」

男「いや、ゲーセン」

男友「は?」

男「そう言われたんだよ」

男友「へぇ……。丁度いいじゃん。俺もそこ行く予定だったし一緒に行こうぜ!」

男「うーん……まぁ、来るなら別に構わないか」
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:40:21.73 ID:uayDZBE0

?「誰ですのその後ろにいるジャイアント馬場は」

男友「ちょっ!初対面でジャイアント馬場とか言われたよ俺!?」

男「身長が高いという意味では合ってるな」

?「話を逸らさないで頂けます?」

男「逸らしたきっかけはお前だよ!」

?「?」

男友「まあまあ。俺は男の友達で男友だ。よろしく」

?「男?そういう名前でしたのね」

男「あ、そういえば名前まだ知らなかったな」
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:40:48.05 ID:uayDZBE0

男「お前は名前なんていうんだ?」

?「私はお嬢よ」

男「そっか、よろしく」

男友「よろしくー…って、あんたがお嬢!?」

お嬢「大げさに驚くわねジャイアント」

男友「そのあだ名定着ですか!?いやそれよりもあんたが理事長の親戚かよっ!?」

お嬢「ちょっと、あまり大きな声を出さないでくださいます?」ギロッ

男友「あ、すいません」

男「弱いなお前」
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:41:32.27 ID:uayDZBE0

お嬢「全く、また見つかって連れ戻されるなんて嫌ですわ」

男「連れ戻される?」

お嬢「い、いえ!別に何でもありませんわ。早くげーむせんたーとやらに連れて行ってくれます?」

男友「よしっ!そんじゃ行くか!」

男「ああ」

お嬢「ちょっと待ちなさい」

男・男友「ん?」

お嬢「なんでジャイアントまで一緒に来るのかしら?」

男友「……もうジャイアントでいいけどさ、俺もゲーセンに行くから一緒に行くんだけど」

お嬢「げーせん?」
男「ゲームセンターの略な」

お嬢「そうなの。まぁ、一人増えたところで別に構いませんわ」

男友「あ、いや……まぁ、ありがとう(別に案内しようと言った訳じゃないんだけどな)」

195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:42:02.46 ID:uayDZBE0

お嬢「ここがげーせんというものかしら?」

男「ああ、そうだよ」

お嬢「音が大きくてうるさいですわね。耳がおかしくなりそうですわ」

男友「ゲーセンなんてどこもそんなものだよ」

お嬢「まあいいわ。早速遊ばせていただきますわ」

男「いいけどさ」

お嬢「? 何かしら?」

男「お前、遊び方分からないだろ」

お嬢「き、来た事がないだけでそれくらい分かっていますわ!」

196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:42:26.35 ID:uayDZBE0

男友「そうなのか?それじゃあ大丈夫だな」

お嬢「え、ええ……お金を使って遊ぶものだと知っていますから問題ないですわ」

男「知ってるならいいや。そんじゃ遊びますか」

男友「ああ、何かお嬢がやれるものでも探すか」

男「そうだな」

お嬢「アレはなんなのかしら?」

男友「ん?あれはUFOキャッチャーだよ」

お嬢「UFO?未確認飛行物体を捕まえますの?」

男「全く違うからな!」

197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:42:59.87 ID:uayDZBE0

男友「まぁ、やれば分かるよ。お嬢最初にこれやってみるか?」

お嬢「そうね、やり方を教えてくださいます?」

男友「了解。ここに二つの矢印の付いたボタンがあるんだけど……(説明中」

お嬢「なるほど、分かりましたわ。意外と簡単そうですわね」

男「初めての奴ってそういう奴いるよな」

お嬢「あら、私なら初めてだとしても華麗にこなせますわ」

男「本当にそうなら凄いけどな」

お嬢「まぁ、いいですわ。早速やりましょう」

男友「お手並み拝見だな」

お嬢「…………ところで」

男・男友「?」

お嬢「お札を入れる所はどこにあるのかしら?」

男・男友「って、万札入るわけないだろ!!」
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:43:11.13 ID:Dc6tAjQo
C
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:43:28.58 ID:uayDZBE0

お嬢「お札は使えないんですわね。不便ですわ」

男「いや、普通一万円も使わないからな」

男友「流石お嬢さまなだけあるよな」

お嬢「じゃあ、どうすればいいのかしら。これでは遊べませんわ」

男「そういう時は両替するところがあるからそこに行くんだよ」

お嬢「そう、それじゃあジャイアントお願いしますわ」

男友「え!?俺が行くのかよ!」

お嬢「何か文句がありまして?」ニッコリ

男友「……………い、いえ……ないです」

男「既に主従関係が出来上がってるな」
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:43:50.74 ID:uayDZBE0

男友「両替したけど、まず何をやるんだ?」

お嬢「お任せしますわ」

男友「うーん…そう言われてもな……」

男「お、あれなんかどうだ?」

男友「ん?……ああ、UFOキャッチャーか。いいな、それにするか!」

お嬢「UFOキャッチャー?未確認飛行物体を捕まえるのかしら?」

男・男友「いや全然違うから」
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:44:30.72 ID:uayDZBE0

お嬢「なるほど、アームを使って人形を穴に落とせばいいのですわね。簡単ですわ」

男「早速やってみるか?」

お嬢「ええ」

男友「見た感じ簡単そうだけど、実際は結構コツがいるんだよな」

お嬢「それは貴方が下手だからですわ。私なら直ぐにとって見せてさしあげますわ」




男「…………」

男友「…………」

お嬢「……………」

男「………なぁ」

お嬢「………なんですの?」

男「いい加減諦め」お嬢「ませんわ」

男友「…………俺さ」

男「………ん?」

男友「3時間もやってて一つも取れない奴初めて見たわ」

男「俺もだよ」
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:44:56.32 ID:uayDZBE0

お嬢「………この機械、壊れているのではなくて!?」

男「ついに機械のせいにし始めたぞ」

男友「言ってやるな。3時間も取れなかったらそう言いたくもなる」

お嬢「そこ!煩いですわよ!」

男友「すいません!」ビシッ

男「………お前」

男友「………身体が勝手に反応したんだよ」orz

男「もう立派な従僕だな」
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:45:31.52 ID:uayDZBE0

お嬢「もう!段々腹が立ってきましたわ!」

男「むしろ3時間もよく我慢したと思うよ」

お嬢「何か言いまして!?」

男「いや別に」

お嬢「何なのかしら。私に喧嘩でも売っているのかしら。それなら私の力でこのげーせんごと……」ブツブツ

男友「………はぁ」
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:45:54.83 ID:uayDZBE0

男友「仕方が無い。俺が取ってやるよ」

お嬢「他人の施しは受けませんわ!」

男友「まあまあ、プレゼントだと思えば良いって」

お嬢「いいと言っていますわ!」

男友「じゃあ俺のやり方を見てそれを盗めば良いさ」

お嬢「……………」

男友「んじゃやらせてもらうわ」

205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:46:19.47 ID:uayDZBE0

男「相変わらずこれ得意だよな男友」

男友「まあな、結構引っ掛ける場所とかあるからな」

男「で、お嬢は分かったか」

お嬢「………」

男「…………」

男友「…………」

お嬢「さっぱりですわ」

男・男友「だと思った」

206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:46:46.59 ID:uayDZBE0

男友「それじゃあさ、俺が横から教えるからやってみなよ。それならいいか?」

お嬢「まあ、それで良いですわ」

男「というか、始めからそうしておけば3時間もかからなかったと思う」

男友「それは言ってやるな」

お嬢「ジャイアントさっさとやるから早くしなさい」

男友「分かりました!」

男「お前が従僕になった時間は3時間も掛からなかったな」

207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:47:07.58 ID:uayDZBE0

お嬢「取れましたわ!大きな頭をした犬が取れましたわ!」

男友「おお!おめでとう」

男「五回目でとったか。今まで取れなかったのが嘘のようだな」

お嬢「やっぱり私にかかればどうってことありませんでしたわね」エッヘン

男「なんというか調子いいな」

男友「取れてよっぽど嬉しかったんだろ」


208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:47:31.74 ID:uayDZBE0

お嬢「さあ、次もとりますわよ!」

男友「というか他のところに行かないのか?」

男「ダメだ。既にUFOキャッチャーしか目に入ってない」

お嬢「ジャイアント早くしなさい!次はあれですわよ!」

男友「まあ今日は付き合うしかなさそうだな」

男「らしいな」
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:47:54.91 ID:uayDZBE0

?「いや、時間ですのでここまでです」

お嬢「!?」

男友「ん?誰だよあんた」

?「…………お嬢様、探しました。あまり勝手に動かれては困ると前に言ったはずでしたが?」

男「無視されたな」

男友「そうだな」

210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:48:26.66 ID:uayDZBE0

お嬢「別に大丈夫ですわ。それに私だってたまには色んなところに行きたいんですの」

男友「そうそう。心配かけたのは悪いですけど、あまり縛り付けるのも良くないと思」

?「………」ジロッ

男友「わなくもないかもしれませんね」

男「男友格好悪い」

男友「だってあの人目つきがやばいんだよ!」

お嬢「ジャイアント、その大きな身体に反して中身は小物ですわね」

男友「小物で何が悪い!小物だって必死に生きてるんだ」

?「黙ってください」

男友「…………」
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:48:54.87 ID:uayDZBE0

?「とにかく、旦那様に心配をさせてはいけません。さあ、行きましょう」

お嬢「………分かりました。帰りますわ」

?「ありがとうございます。表にお車をご用意させていますので」

お嬢「えぇ。男、ジャイアント、案内感謝しますわ。それではご機嫌よう」スタスタ

男「行ったな」

男友「あ、ああ」

?「………」

男「なんであんたは残ってんの?」

?「……貴方がたに警告するためです」
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:49:21.56 ID:uayDZBE0

?「申し遅れましたが、私はお嬢様専属の執事と申します」

男友「専属って……。流石お嬢様だな」

執事「手短にお伝えします。お嬢様にこれ以上近づかないでください」

男「は?」男友「え?」

執事「お嬢様は貴方がたが気軽にお話するほど安くはありません」

男友「おい、あんた何言ってんだよ。別に話したりすることくらいいいだろ?楽しんでたじゃないか」

男「執事なら普通はお嬢のことを考えながらするんじゃないのか?」

執事「考えたからこそです。私はお嬢様を1番に考えておりますので」

男友「あれ?俺の発言については無視ですか!?」
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:49:46.61 ID:uayDZBE0

執事「では、今後は近づかないよう配慮してください。それでは失礼します」スタスタ

男「なんていうか固い人だな」

男友「そうだな。……というかさ」

男「?」

男友「あの執事俺だけ無視してたんだけどそれについてどう思う?」

男「頑張れ、超頑張れ」
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:50:09.45 ID:uayDZBE0

お嬢「あら、執事遅かったですわね」

執事「申し訳ありません。早速戻るとしましょう」

お嬢「えぇ、お願いしますわ」

執事「…………お嬢様」

お嬢「何かしら?」

執事「その人形は一体なんでしょうか?」

お嬢「これかしら?これはUFOキャッチャー問いもので取った景品ですわ」

215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:50:32.07 ID:uayDZBE0

お嬢「ジャイアントがやり方を教えてくれましたのよ」

執事「……ジャイアントとは、あの背が高かった者でしょうか?」

お嬢「えぇそうですわ。あんな身体で気は小さいんですもの。面白い御仁でしたわ」

執事「…………そうですか、それはなによりです」

お嬢「ふふっ、これはどこに飾ろうかしら」

執事「………」
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:51:00.44 ID:uayDZBE0

男「ただいま」

座敷少女「お帰りなさい。で、げーむせんたーとやらは楽しかった?」

男「っ!?って、お前何で知ってるんだ!?」

座敷少女「何でと言われたら座敷童子だからと言うしかないわね」

男「すごいと思うより先に怖いと思った」

座敷少女「それは傷つくわね。それで、げーむせんたーはどうだったかしら?」

男「うん、まあ楽しかったといより疲れた」

座敷少女「そうなの?」

男「主に精神的にな」

217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:51:15.56 ID:Dc6tAjQo
C
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:51:42.58 ID:uayDZBE0

座敷少女「じゃあ、疲れている男に私が料理を作ってあげるわ」

男「え!?お前料理できたのか!?」

座敷少女「失礼ね。それくらい出来るわ。私は座敷童子なのよ」

男「座敷童子とか関係ないけど作ってくれるのは有り難いよ」

座敷少女「最初の部分言わなければもっと良かったけどまあいいわ。もっと褒めなさい」

男「座敷少女は幸せ運んでくれるし料理出来るし綺麗だ!」

座敷少女「…………果てしなく棒読みね」

男「ご飯と聞いて空腹の限界がきたからそうなったんだ」

座敷少女「じゃあ満腹になったらまた言ってもらえるかしら?」

男「2回も言いません」

座敷少女「残念」
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 00:52:37.74 ID:uayDZBE0

座敷少女「直ぐに出来るからまってて頂戴」

男「了解〜」



―数分後―


男「…………」

座敷少女「…………」

男「…………なあ、座敷少女」

座敷少女「何かしら?」

男「確かに直ぐ出来たけどさ……」

男「カップラーメンじゃんかこれ!」

座敷少女「あら、これだって料理に代わりはないと思うけど?」

男「返せっ!手料理にドキドキワクワクした男の純情を返せっ!」

座敷少女「……あら、そういうならこれは要らないのね」

男「すみません要ります」

座敷少女「よろしい」
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage ttp://index.tuzikaze.com/]:2010/04/16(金) 00:57:13.66 ID:uayDZBE0

これで書き溜めた分は終了しました!
また書き溜めながら投下していくか、小まめに出していきます。

一応、>>181さんから要望がありましたので自サイト貼っておきます。
ファンタジーでしかも女性が主役ですけどそれでも良かったらどうぞー。
サイトはメール欄をコピペして行ってください(平謝)

では、続きはまた後日で。
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/16(金) 02:43:05.42 ID:86Fj7cA0
おつ
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 10:51:19.23 ID:Ssd27YQo

さりげない、心遣いありがとうです。
じゃ、そちらも行ってみますね

223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/16(金) 16:35:44.49 ID:J.RwsUDO
おつ
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/17(土) 00:27:59.96 ID:VXCYuASO

俺もサイト行ってみる
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/17(土) 09:16:31.49 ID:Ttwo/kDO

226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/22(木) 01:17:34.62 ID:dU31Q6Y0
>>1です。
今週の金曜か土曜日に投下していきます。
投下する量は……どのくらい書いたかによります。
では、それまでお待ちください(平謝)

図書館戦争シリーズおもしろいwwww
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/22(木) 21:35:37.66 ID:DsJLwcAO
wwktkして舞ってる
228 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 04:41:45.53 ID:Ajmn8iU0
―大学内―
男「おはよう女友」
女友「あ、男おはよー♪」

男友「おい、俺を無視しないでください」

男「ごめんごめん。おはようジャイアント」

男友「虐めて楽しいか!」

女友「何?ジャイアントって?」

男「昨日付いた男友のあだ名」

女友「なんだろう。安着だけど親しみがありそうなあだ名だね」

男友「親しみ持たなくていいからっ!」
229 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 04:42:12.06 ID:Ajmn8iU0

お嬢「あら、御機嫌よう」

男友「げっ!?」

男「お」

お嬢「昨日はお礼を申し上げますわ。
中々楽しかったですし、また行ってみたいものですわね」

男友「…………」

男「そうか、楽しんでもらえて何よりだ」

お嬢「ええ、特にあのUFOキャッチャーというのが良かったですわ」

男「というよりあんたそれしかしてないから」


230 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 04:42:42.25 ID:Ajmn8iU0

お嬢「ところでジャイアントはなんで何も話さないのかしら?」

男友「…………」

お嬢「ちょっと、私が話しかけているのですわよ?返事しなさい」

男友「…………」

男「おい、男友。なんで何も言わないんだよ」

男友「お前、良く平気で話せるよな」

男「は?」

お嬢「何を言ってるんですの?」

231 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 04:43:08.29 ID:Ajmn8iU0

男友「だってさ、あの執事が言ってたじゃないか」

男「ああ、だけどそんなの執事が決めることでもないし」

男友「そ、そう……だよな…うん…俺たちは俺たちだよな!」

お嬢「話についていけませんわね」

女友「私もついていけない。というか聞いていい?」

男・男友「ん?」

お嬢「?」

女友「えっと…誰?」
232 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 04:43:42.37 ID:Ajmn8iU0

男「そういえば女友は初めてだったよな」

女友「うん、三人は知り合いなの?」

男友「つい昨日な」

お嬢「げーせんとやらに連れて行ってもらったんですわ」

女友「ゲーセンに行ってたんだ。何のゲームしたの?」

男「UFOキャッチャーだよ」

女友「あ、定番だねww」

男友「まぁ、おかげでそのUFOキャッチャーに3時間もそこに入り浸っちまったけどな」

女友「え?どうして?たくさん取れたの?」

男友「いや、それがさ……」

お嬢「ジャイアントそれ以上は言わない方がよろしいわよ?」ギリッ

男友「アイアイサーッ!」

女友「(取れなかったんだ)」ボソ

233 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 04:44:33.56 ID:Ajmn8iU0

男「まぁ、兎に角昨日知り合ったばかりだ」

女友「ふーん。それで名前はなんていうの?」

お嬢「私はお嬢といいますわ」

女友「私は女友だよwwよろしくねww」

お嬢「ええ、こちらこそよろしくお願いしますわ」

234 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 04:44:56.50 ID:Ajmn8iU0

男「ただいま」

座敷少女「おかえりなさい。今日もまた楽しく遊んできたようね」

男「ああ、女友とも親しくなったからなwwもっと賑やかになったよ」

座敷少女「それは良かったわね」

男「そうだ!座敷少女、お前も」座敷少女「遠慮するわ」

男「……まだ言ってないんだけどな」

座敷少女「どうせお前も一緒に遊ぼうとか言うつもりだったんでしょ?」

男「うっ」

235 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 04:45:41.84 ID:Ajmn8iU0

座敷少女「悪いけど、私は遠慮するわ」

男「どうしてだよ」

座敷少女「私はいつも言っているように座敷童子よ。
私は誰かと遊んだりするためにここにきた訳じゃないわ。
貴方を幸せにするために来たんだもの」

男「それはそうだけどさ……」

座敷少女「それに……」

男「?」

座敷少女「私、こいういっては悪いけど……嫌いなのよ」

男「は?」

236 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 04:46:16.41 ID:Ajmn8iU0

男「嫌いって……お嬢をか?」

座敷少女「そう……というより裕福な人が、かしら」

男「なんでだよ?」

座敷少女「さぁ、私自身あまりそういう人たちが好きではないというからかもしれないわね」

男「でも、お嬢は別に嫌な奴でもないと思うぞ?」

座敷少女「それでも、私には会ったりするなどという選択肢は存在しないわ」

男「はぁ、そうか……残念だ」

座敷少女「悪いわね」

男「いや、いいさ。無理に会う必要もないしなww」


237 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 04:48:47.64 ID:Ajmn8iU0

という訳で今日はこれでおしまい
土曜日に投下できなくて申し訳ないです(平謝)
管理人ついったー始めたんだ。でも俺はしてない罠

ではではまた後日ー
238 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 08:21:25.84 ID:vzceuvAo
239 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch :2010/04/25(日) 10:00:37.94 ID:M6FVWew0
おつ
240 :管理人、Twitterを始める http://twitter.com/aramaki_vip2ch [sage]:2010/04/25(日) 12:27:22.48 ID:1L4kkcAO
乙カレー
241 :なすーん [なすーん]:なすーん
                     __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
                     <   /´  r'´   `   ` \  `| ノ     ∠_
                     `ヽ、__//  /   |/| ヽ __\ \ヽ  |く   ___彡'′
                      ``ー//   |_i,|-‐| l ゙、ヽ `ヽ-、|!  | `ヽ=='´
                        l/| | '| |!|,==| ヽヽr'⌒ヽ|ヽ|   |   |
  ┏┓  ┏━━━┓              | || `Y ,r‐、  ヽl,_)ヽ ゙、_ |   |   |.         ┏━┓
┏┛┗┓┗━━┓┃              ...ヽリ゙! | l::ー':|   |:::::::} |. | / l|`! |i |.        ┃  ┃
┗┓┏┛     ┃┃┏━━━━━━━.j | l|.! l::::::ノ ,  ヽ-' '´ i/|  !|/ | |リ ━━━━┓┃  ┃
  ┃┃    ┏━┛┃┃       ┌┐   | l| { //` iー‐‐ 'i    〃/ j|| ||. |ノ        ┃┃  ┃
  ┃┃   ┃┏┓┃┗━━━.んvヘvヘゝ | l| ヽ  ヽ   /   _,.ィ ノ/川l/.━━━━━┛┗━┛
  ┃┃  ┏┛┃┃┗┓     i     .i  ゙i\ゝ`` ‐゙='=''"´|二レ'l/″           ┏━┓
  ┗┛  ┗━┛┗━┛    ノ      ! --─‐''''"メ」_,、-‐''´ ̄ヽ、              ┗━┛
                   r|__     ト、,-<"´´          /ト、
                  |  {    r'´  `l l         /|| ヽ
                  ゙、   }   }    | _|___,,、-─‐'´ |   ゙、
                    `‐r'.,_,.ノヽ、__ノ/  |  |      |、__r'`゙′
                            |   |/     i |
                             |          | |
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/29(木) 16:07:14.76 ID:7i3WQwAO
なす
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/04/29(木) 23:29:48.16 ID:Rk6l3IM0
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/30(金) 01:00:48.96 ID:jHqbkIMo
くいてぇ
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/04/30(金) 10:04:36.71 ID:VsW3PYSO
>>242-244

仲良しかッwwww
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/03(月) 12:27:14.63 ID:u/TkWwSO
>>1はまだか!
247 :なすーん [なすーん]:なすーん
                     __        、]l./⌒ヽ、 `ヽ、     ,r'7'"´Z__
                      `ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ   `iーr=<    ─フ
                     <   /´  r'´   `   ` \  `| ノ     ∠_
                     `ヽ、__//  /   |/| ヽ __\ \ヽ  |く   ___彡'′
                      ``ー//   |_i,|-‐| l ゙、ヽ `ヽ-、|!  | `ヽ=='´
                        l/| | '| |!|,==| ヽヽr'⌒ヽ|ヽ|   |   |
  ┏┓  ┏━━━┓              | || `Y ,r‐、  ヽl,_)ヽ ゙、_ |   |   |.         ┏━┓
┏┛┗┓┗━━┓┃              ...ヽリ゙! | l::ー':|   |:::::::} |. | / l|`! |i |.        ┃  ┃
┗┓┏┛     ┃┃┏━━━━━━━.j | l|.! l::::::ノ ,  ヽ-' '´ i/|  !|/ | |リ ━━━━┓┃  ┃
  ┃┃    ┏━┛┃┃       ┌┐   | l| { //` iー‐‐ 'i    〃/ j|| ||. |ノ        ┃┃  ┃
  ┃┃   ┃┏┓┃┗━━━.んvヘvヘゝ | l| ヽ  ヽ   /   _,.ィ ノ/川l/.━━━━━┛┗━┛
  ┃┃  ┏┛┃┃┗┓     i     .i  ゙i\ゝ`` ‐゙='=''"´|二レ'l/″           ┏━┓
  ┗┛  ┗━┛┗━┛    ノ      ! --─‐''''"メ」_,、-‐''´ ̄ヽ、              ┗━┛
                   r|__     ト、,-<"´´          /ト、
                  |  {    r'´  `l l         /|| ヽ
                  ゙、   }   }    | _|___,,、-─‐'´ |   ゙、
                    `‐r'.,_,.ノヽ、__ノ/  |  |      |、__r'`゙′
                            |   |/     i |
                             |          | |
248 :  :2010/05/04(火) 00:53:54.85 ID:4FsNn9Mo
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/07(金) 00:18:21.80 ID:O.rd12AO
マダか・・・
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/08(土) 06:42:45.93 ID:.ruM5QE0
ごめんなさい遅くなりました!
待っててくれる方は申し訳ないです(平謝)
日曜日か月曜日に投下しますのでそれまでお待ちください。


251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/08(土) 09:51:32.11 ID:TOlfeIAO
キタ―――――――

正直もう来ないかとオモタ
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/10(月) 05:02:54.58 ID:Cl7C7U20

―大学内―

お嬢「さぁ、行きますわよ!」

男友「は?」

男「へ?」

女友「何?何処に?」

お嬢「何処って、決まっているわ」

男「もしかして……」

男友「ゲーセン?」

お嬢「正解ですわ」
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/10(月) 05:03:26.52 ID:Cl7C7U20

男友「いや、ちょっと勘弁してくれ。あの執事にまたなんか言われるだろ」

お嬢「? 執事が何か言ったのかしら?」

男「あー……まぁ」

お嬢「何を言ったのか聞かせてくださいます?」

男友「簡単に言うと、ゲーセンなんかに行かせるなということだな」

男「(本当はお嬢に関わるなとか言われたんだけどな)」ボソ

お嬢「執事の言う事は聞いて私の言う事は聞かないのね」

男友「いや、だってあの執事なんか怖いんだよ」

お嬢「あら、ジャイアント。面白い事を言うのね。執事が怖いなんてww」

男「(そりゃお嬢の前では猫被ってるからな)」ボソ


254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/10(月) 05:03:57.65 ID:Cl7C7U20

男友「と、兎に角だ!俺は行かないぞ!」

女友「あ、じゃあ私行く♪ゲームセンターなんて久しぶりだしww」

男友「ちょっ!?女友やめろ!?関わったら執事に殺される!?」

女友「そんなわけないじゃないwwww男友大げさにしすぎだよwwww」

男友「そんなはずはないっ!男、お前もそう思うだろ!?」

男「いや、俺に言われても……。そもそもそこまで怖がってるの男友だけだろ?別に俺は…(ガシッ)」

男友「そ う 思 う だ ろ ?」

男「……お、思う」

お嬢「……」
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/10(月) 05:04:34.76 ID:Cl7C7U20

女友「えーっ!じゃあ二人とも来ないの?」

男「まぁ、俺は行ってもいいんだけどさ」

男友「いや!ダメだ!男は俺と一緒にいろ!いや、居てください!」

男「この通り男友が」

女友「もう、男友体は大きいのに中身は本当に小さいよね」

男友「うるさいやいっ!身体が大きいからって中身も大きいとか勘違いする方が間違ってるんだよ!」

女友「なるほど、じゃあ男友は大きい子供だと思えばいいんだww」

男「あ、納得。確かにそんな感じだな」

男友「おまえらひでぇ!友達やめるぞ!?」

男・女友「どうぞどうぞ」

男友「すみません友達のままでいさせてください」

256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/10(月) 05:05:04.45 ID:Cl7C7U20

お嬢「それで、結局貴方たちはどうするのかしら?」

男「それは男友に聞いてくれ」

男友「あー……(ここでOKしたら執事が何かしてきそうな予感が……)」

お嬢「……」

男友「えー……(断ろうと思ったらお嬢の目が何か怖くなるし……)」

お嬢「………」

男友「そのー……(どっちにしろ俺ダメなんじゃ……)」

お嬢「…………っ」

お嬢「もう結構ですわ」

男友「え?」

257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/10(月) 05:05:42.11 ID:Cl7C7U20

お嬢「よほど嫌そうなのですから、もういいですわ。私一人で行きますから」

女友「お、お嬢さん。私も一緒に行くよ?」

お嬢「いいえ、いいですわ」スタスタ

男「行っちゃったな」ジー

女友「うん、行っちゃったね」ジー

男友「え?何?もしかして俺が悪い?」

男「当たり前だろ」

女友「うん、当たり前だね」
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/10(月) 05:10:02.88 ID:Cl7C7U20

遅くなってごめんなさい(平謝)
遅れたり途中で間が空いたりするかもしれませんけど、完結は絶対にさせますので
色々と過程で煮詰まっていたのでこれだけ時間が掛かってしまいました。
他にも、自サイトの小説とか(汗)あっちも早く更新しないと……

一応、2部の構想は出来上がっているので後は書くだけです。
時間が掛かると思いますが、どうか長い目で見てやってください。
それでは、また続きで
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/10(月) 07:20:49.02 ID:IAcgQe6o

待ってる
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/10(月) 16:20:46.54 ID:ZTQKUsAO
楽しみにしてる

がんばって完結させてくれ
261 :  :2010/05/10(月) 21:46:57.12 ID:86wFN2go
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/19(水) 22:11:38.92 ID:mqv13AAO
復活したか

>>1はまだかね?
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 00:58:29.66 ID:VmVTn0o0
こんばんは。
次の投下は遅くて日曜日には投下しておきます。
遅くて申し訳ないです(汗)
では、投下する時にまた。
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 01:35:45.12 ID:U3dBpbEo
待ってるぜ
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 12:38:37.94 ID:xz/ELwDO
待ってるよ
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/26(水) 16:46:23.73 ID:dAEoBMAO
キタ―――
待ってる
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/28(金) 14:56:35.37 ID:/glHAUDO
待ってるよ
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/29(土) 10:03:00.81 ID:kK5.kADO
期待
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/30(日) 09:59:41.39 ID:6L8fwkDO

270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/30(日) 23:18:28.89 ID:gRsABls0
男友「えっと……」

男「男友なら後を追っていくよな」

女友「そうだよね。流石に男友もこのまま帰らせるって事はないよねww」

男友「い、いや…それならお前らも一緒に……」

女友「ぐだぐだ言ってた男友が悪いんだから男友が行く!」

男「頑張れよ」

男友「……はぁ、分かったよ」
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/30(日) 23:19:02.93 ID:gRsABls0

お嬢「……」スタスタ

男友「おーい!お嬢待てよ!」

お嬢「……」スタスタ

男友「待てったら」

お嬢「何かしら?私は今一人で行く途中なのだから邪魔しないでくださいます?」

男友「いや、だからな……さっきのは俺が悪かったよ」

お嬢「別に心にもない事を言ってもどうもしませんわ」

男友「本当に悪かったって……」
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/30(日) 23:19:32.68 ID:gRsABls0

男「どうだ?」コソコソ

女友「うーん……男友基本的にヘタレだからこのまま膠着しそうだね」コソコソ

男「まぁ、男友だからな」コソコソ

女友「まぁ、男友だからね」コソコソ

男「…………あっ!」コソコソ

女友「ん?どうしたの?」コソコソ

男「お嬢の執事が男友たちの方に気付いてこっち来た」コソコソ
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/30(日) 23:20:04.37 ID:gRsABls0

執事「お嬢様、また一人でどこかへ行こうとしてましたね。探しましたよ」

お嬢「……」

男友「あー、その…こんにちは」

執事「……コンニチハ」ギロッ
男友「ひぃっ!?」



男「これって修羅場か?」コソコソ

女友「そうなんじゃない?というか男友執事って人にビクビクしすぎだね」コソコソ

男「まぁ、一番目の敵にされてるからな」コソコソ
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/30(日) 23:20:41.68 ID:gRsABls0

執事「さぁお嬢様、この後習い事がございますから一緒にお車へ戻りましょう」

お嬢「嫌よ。私は今からげーせんにいきますのよ」

執事「またそれですか。お嬢様、あんな俗物の塊のようなところへは行ってはなりません。怠惰を覚えるだけです」

お嬢「いいじゃない、息抜きするくらい。習い事ばかりで息が詰まりますわ」

執事「それはお嬢様を立派な方になっていただくためのものですから仕方がないのです」

お嬢「だからってここまで縛り付けるのもどうかと思いますわ」

男友「…………」ポツーン


男「男友完全に空気になってるな」コソコソ

女友「体大きいのに空気ってある意味凄いよね」コソコソ
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/30(日) 23:21:30.24 ID:gRsABls0
今日はここまで
というかバイト忙しくて帰って寝てたらこんな時間に(汗)
続きはまた今度
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/31(月) 00:16:06.55 ID:wkOcG.2o
乙!
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/31(月) 10:58:33.57 ID:zxDSYMAO
もうちょっと進んで欲しかった…
まぁ仕方ないね!乙!
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/05/31(月) 16:35:00.89 ID:xKKlQkDO
乙!
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/01(火) 20:09:09.26 ID:Nvvn6EDO
乙!
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/02(水) 15:35:11.08 ID:Ch7ZZADO
乙!
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/06/05(土) 23:14:08.41 ID:s53ljy60
座敷童はいずこ……?
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/06(日) 11:32:03.96 ID:do9UegDO
期待
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/06(日) 11:32:17.08 ID:do9UegDO
期待
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:40:39.48 ID:tWTOs820
こんばんは!
来週には投下してるんで見かけたらよろしく!
投下するまでどれだけ書けるかによって量が変わるよー
前よりは確実に多く投下出来るから許してください(平謝)
では、投下する時にまたwwww
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/06(日) 21:41:53.07 ID:tWTOs820
>>281
座敷少女はもうちょっと待っててくださいwwww
空気には絶対ならないですからwwww

286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/07(月) 12:13:42.35 ID:YyMff.DO
楽しみにしてるよー
お仕事も頑張れー。
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/07(月) 20:24:12.33 ID:nyS9ZoDO
頑張れー
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/08(火) 18:43:05.31 ID:OlPXB.AO
期待して舞ってる
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/08(火) 18:57:50.40 ID:EWNuC2DO
期待
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/09(水) 15:38:58.58 ID:6fv2s2DO
支援!
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/09(水) 21:26:17.70 ID:6/l9tYc0
こんばんは。
投下は明日になります。
何時かは指定できないけど確実に投下しますのでお待ちください。
では、それまで
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/09(水) 22:31:02.90 ID:0HdhxcAO
ktkr
293 :  :2010/06/10(木) 00:18:20.59 ID:63SUkDoo
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 15:58:08.87 ID:VzKhXsDO
sage
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:36:24.07 ID:aDIgLbA0

執事「なんとでも言って下さって結構です。さぁ、戻りましょう」

お嬢「ッ!……執事、貴方はそうやっていつもいつも私を縛り付けようとしますわね」

執事「私は旦那様よりくだらないことには関わらせるなと言われておりますので」

お嬢「お父様の言う事は聞いて私の言う事は聞かないといいますの?」

執事「そんなことはありません」

お嬢「だったら別にいいではないですの」

執事「だからといってこのまま行かせることなど出来ません」

お嬢「ッ! そう言えば執事、貴方私の居ない時に男友たちに何かいったそうですわね」

執事「……さぁ、私は存じません」

お嬢「男友っ!」

男友「はいっ!!」ビシッ
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:36:59.71 ID:aDIgLbA0

お嬢「貴方執事に何を言われたのか言いなさい!」

男友「え?」

執事「別に何も申しておりません。そうですよね、男友さん?」ギロッ

男友「ひぃっ!?は、はいっ!何も申されてませんっ!!」

お嬢「嘘ですわ!絶対に何か言っていますわ!」

執事「男友さんが何も言われていないと言っているのですからもういいではないですか」

お嬢「執事!貴方はそうやっていつもいつもいつも!私だって色んなことをしてみたいですわ!」

男友「…………」
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:37:39.39 ID:aDIgLbA0

執事「それならば別に私どもがご用意いたします。
わざわざ低俗なところへ行く事はありません」

お嬢「こういうのは用意されてもらうものでは意味はないんですのよ!」

執事「低俗なところへ行くよりは安全です」

男友「あのぉ……」


男「あ、男友が割って入ったぞ」コソコソ
女友「男友にしては勇気を出したよね」コソコソ

執事「貴方は黙っていただけませんか?」
男友「ひぃっ!!?」

男「あ、やっぱりダメそう」コソコソ
女友「儚い勇気だったね」コソコソ
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:39:00.25 ID:aDIgLbA0
お嬢「私が許しますわ。言いなさい」

執事「お嬢様!」

お嬢「うるさいですわ。さぁ、男友言いなさい」

男友「あー……さっき何も言われなかったって……言ったけど……」

執事「……(言った後でどうなるかわかりますよね?)」ギロッ

男友「っ!?!…あ…えっと…その……い、言われた事思いだしたというか……」

お嬢「じゃあ何を言われたのか言ってくださるかしら?」

執事「…………」
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:39:35.78 ID:aDIgLbA0

男友「え、っと…お嬢に近づくなとか、まぁそんな感じのことを……」

お嬢「っ!?執事!貴方は!」

執事「……お嬢様を思っての言葉なのです」

お嬢「そう思っていてそんなことを言いますのね。私はもう子供ではないのよ。そういうのは自分で判断しますわ!」

男友「ま、まぁまぁお嬢、執事…さんはお嬢のことを思っている訳で別に子供扱いしているわけでは……」

執事「いえ、少なからず子供扱いしてしまったというのもあります。お嬢様、申し訳ありません」

男友「あれ!?俺のフォローが台無しっ!?」

お嬢「なら、もう子供扱いはしないと誓いなさい」

執事「……分かりました」
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:40:16.38 ID:aDIgLbA0
お嬢「…………まぁ、今日のところはもういいですわ。
何だかもう行く気も起きなくなりましたし、帰りますわ」

執事「かしこまりました。では急いでお車のご用意をさせていただきます」スタスタ

男友「もういいのか?」

お嬢「これ以上言っても堂々巡りになりますわ。でも、次は絶対に行きますわよ。
もちろん、貴方たちも一緒に来るんですわよ!」

男友「え?貴方たち?」

男「あ、ばれてた?」

女友「ばれてたねww」

男友「あ、お前ら居たのかよっ!?」

男「男友は相変わらず鈍い奴だ。そこがまたいいがな!」
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:41:00.36 ID:aDIgLbA0

執事「お嬢様、お車のご用意が出来ました」

お嬢「分かりましたわ。それでは皆様御機嫌よう。
また明日ですわ。あと、しっかりと予定を空けておきなさい!」スタスタ

女友「もしかして、明日行くって事かな?」

男「もしかしなくてもあの様子じゃそうだろうな」

男友「また執事にそれで睨まれたりするのか……すっげえ嫌だ」

男「まぁ、頑張れ」

女友「頑張れーwwww」

302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:41:30.23 ID:aDIgLbA0

座敷少女「おかえりなさい」

男「ああ、ただいま」

座敷少女「どうしたの?何か凄く楽しそうな顔をしているわ」

男「まぁ、ちょっとな。というか知ってて言ってるだろそれ」

座敷少女「何でもかんでも見ている訳ではないわ。だから今日は本当に知らないわよ」

男「そうなのか?」

座敷少女「ええ、だから何があったのか教えて欲しいわ」

男「まぁ、そういう事なら……」

303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:42:00.32 ID:aDIgLbA0

座敷少女「そう、そんなことがあったのね。直接見られなくて残念だわ」

男「直接って……第一お前お嬢には会いたくないんだろ?」

座敷少女「会わなくても見たりする事は出来るでしょう?」

男「お前にとっちゃ余裕だろうな」

座敷少女「当然よ。ところで、明日は行くのかしら?」

男「そうだな。特にすることもないから行くぞ」

座敷少女「私の事を放って他の女のところに走るのね。私とその女どっちを選ぶの?」

男「何そのベタな台詞!?というか何で選ぶとかになってるんだ!?」

座敷少女「一度言ってみたかったのよ。どう?ドキドキしたかしら?」

男「全然!!」

座敷少女「残念」
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:44:04.16 ID:aDIgLbA0

翌日

―大学内―

お嬢「では、早速行きますわよ!」

男友「りょうかーい」

男「分かったよ」

女友「楽しみだねwwww」

男友「ところで、あの執事さんは……」

お嬢「そんなの言ってるわけないですわ」

男友「ですよねー」

お嬢「執事なんていいから早く行きますわよ!」

305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:44:35.76 ID:aDIgLbA0
―ゲームセンター内―

男「で、ついたけど……今日はどうするんだ?」

お嬢「前と違ったものをしてみたいですわね」

女友「うーん……いっぱいあるからまずは見て回ってから決めてみる?」

お嬢「そうですわね。そうしてみますわ」

男友「あ、じゃあ俺はまたUFOキャッチャーで……」

お嬢「ジャイアント、貴方は私を案内させてあげますから一緒にきなさい」

男友「え?あの俺じゃなくても別に…」

お嬢「さぁ!とことん楽しみますわ!」ガシッ!ズルズル

男友「あ、ちょ!?おい!?」ズルズル


女友「……」

男「……」

女友「……なんだか、すっかり気に入られちゃってるみたいだね」

男「そうだな。UFOキャッチャーが思いのほか効いたらしい」
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:45:19.28 ID:aDIgLbA0

お嬢「ふぅ、結構楽しかったですわ」

男友「今日一日で殆どやり尽くすなんて……流石に疲れた」ガクッ

男「ここってかなり色んなゲームがあるんだけどな……男友、良く頑張った」

男友「お、男〜」

お嬢「じゃあ、また明日ですわ!そろそろうるさい執事が迎えにきますから」

女友「あれ?執事さんここ来るの許してくれたの?
今日ゲームセンターにくるって言わなかったって言ってたから
ついまだ許してもらってないんだと思ってたんだけど……?」

お嬢「ええ、許してないですわ。でももうそれについて言ってくる事はないですから」

女友「?」

お嬢「気にしないで結構ですわ」

女友「わかった。そういうならそうするねww」

男友「なぁ、突っ込むところは別にある気がするんだけど」

男「諦めろ。もう何言っても聞く耳持たない」
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:46:21.49 ID:aDIgLbA0

座敷少女「ねぇ」

男「ん?なんだ?」

座敷少女「今日は見てたのだけれど、女友さんとは進展させないのかしら?」

男「な、なんだいきなり!?」

座敷少女「だって、げーむせんたーは楽しむ為のところでしょう?
お嬢さんの方はお友達がついているのだから女友さんと二人で楽しめばいいじゃない?」

男「いや、楽しんでたぞ?」

座敷少女「そこばかりじゃなくて他のところにも行けばいいのにといっているのよ私は」

男「え?」

座敷少女「デートでげーむせんたーだけなんてそれはちょっといただけないと思うわ」

男「ちょっ、で、デートって!?」

座敷少女「なんなら私がそうなるようにしてみせようかしら?」

男「いや!そんな事しなくていいからな!?」

座敷少女「そう、残念ね」


308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:46:51.56 ID:aDIgLbA0
−数日後−

男友「なぁ、俺はいつになったら解放されんのかな……」

男「ほぼ毎日ゲーセン通いは流石に堪えるな」

男友「おまえはまだ良い方だろ。お嬢なんてあっちこっち連れ回して、
何かあれば色々八つ当たりしてきたりしてくるから心身共に疲れたよ」

男「まぁ、確かに……。お前には同情するよ」

男友「同情するなら代わってくれ」

男「そうしてやりたいのも山々なんだが……」

男友「?」

男「どうやらあっちはお前を指名して来てるから無理だ」

男友「え?」

お嬢「ジャイアント!今日も行きますわよ!」


309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:47:15.56 ID:aDIgLbA0

男友「か、勘弁してくれ」

お嬢「つべこべ言わずに早く行きますわよ!」ズルズル

男「行っちゃったか」

女友「お嬢さんホントに男友気に入ってるよね」

男「って、女友いつの間に!?」

女友「さっきからここにいましたよー」

男「全然気付かなかった」

女友「それはそうと……」

男「?」
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:47:41.01 ID:aDIgLbA0

女友「やっぱりゲームセンターばかりだとあれだよね」

男「まぁ、そうだな。他のところにも行くかと思ったけどそんなことないし」

女友「でもお嬢さんは楽しんでるから良いんじゃない?ww」

男「確かになww男友は振り回されてばかりらしいけど、あれはあれで楽しんでるようだし」
女友「だよねぇww」

男「それよりも気になることが……」

女友「え?何か気になってることがあるの?」


311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:48:07.26 ID:aDIgLbA0

男「ほら、お嬢に付いてた執事って人」

女友「あ、うん。真面目そうな人だよね」

男「女友の評価は別にいいとして」

女友「えー」

男「あのお嬢と言い合って以降何も言ってこなくなったなと思ってさ」

女友「あ、確かにあれだけ頑なだったのに何も言わなくなったよね」

執事「理由は私本人がさせていただきましょう」

男「うわっ!?」女友「きゃぁ!?」
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:49:54.23 ID:aDIgLbA0

男「あんたいつの間にいたんだよ!」

女友「全く気配がなかったよね!?」

執事「気配を消すのは執事には必須事項です。
主をたてるのに執事が目立ってはダメですからね」

男「いや、別にどうしてそんなスキルが必要なのかとか聞いてないから」

執事「それは失礼しました」
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:50:31.59 ID:aDIgLbA0

女友「それで、何も言わない理由って何なんですか?」

執事「ぶっちゃけていうと、お嬢様が旦那様に我が儘を言いまして、
旦那様はかなりお嬢様を溺愛しているせいか、ゲームセンター通いを許してしまわれたのです」

女友「あ、だから執事さんが許してなくても堂々としてたんだね」

執事「旦那様から言われてしまってはもはやお嬢様をとめる事などできませんから」

男「それで、いまはどうしてるんです?」

執事「時間になれば迎えに行くだけです」

女友「執事さん男友のことなんか目の仇にしてるようでしたけど、
良いんですか?今状況的に二人で遊んでいるんですけど……?」

執事「……」
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:51:12.35 ID:aDIgLbA0

執事「お嬢様には立派な方になってもらわなくてはいけませんが、
楽しそうにしているお嬢様を見て、こういうのも少しは必要なのかと思い、静観しているまでです」

女友「あ、そうなんですかww」

執事「ただし」

男・女友「?」

執事「お嬢様と二人楽しんでるからといって不埒な行いをすれば、その時は容赦いたしません」


男友「(ゾクッ)ひっ!?」
お嬢「どうかいたしまして?」
男友「な、なんだか悪寒が……」
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:51:47.47 ID:aDIgLbA0

男「それでもこうして待っているあたり、
お嬢の友達として少しは男友のこと認めてくれたのかな?」

執事「………お嬢様にはもっと良い方がいますから、
友人としてなら別にどうこういうつもりもありません。私個人としては好きませんが」

男「(あ、やっぱり執事さん本人としては男友に良い感情は持っていないんだな)」

女友「それじゃあもし、恋愛事になったりしたらどうするんですか?」

執事「全力で阻止するに決まっているでしょう?」ニッコリ

女友「あ!そ、そうですね!そうですよね!」ガクブル

男「こ、こぇー」

316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:52:32.30 ID:aDIgLbA0

−三日後−

お嬢「さぁ、ジャイアント!今日こそクリアさせますわよ!」

男友「お嬢がもう少し慎重にやればいけるんだけどな」

お嬢「う、うるさいですわね!それを助けるのが貴方の勤めですのよ!」

男友「はいはい、了解ですよお嬢様」



女友「なんだか最近当たり前になってきたよね、あの光景」

男「だな。結構親しくなったと思うよ」

女友「(でも、私と男には全く進展がないよね)」ボソッ

男「ん?何か言ったか?」

女友「な、何でもないよ!?」ブンブン!

317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:53:14.61 ID:aDIgLbA0


−ゲームセンター内−

お嬢「やりましたわ!流石私ですわ!」

男友「お陰で俺はボロボロだよ」

お嬢「ジャイアントも人並みには頑張ったと褒めてあげますわ!」

男友「喜べば良いのかそれは……」




?「おい、いつも傍にいる執事はどこだ?」

??「どうやらここにはいないようです。最近はあのノッポが一緒ですが」

?「そうか、見たところ学生のようだな。あれなら何とかなりそうだ」

??「執事の方は隙が無かったですからね」

?「常に周りを警戒していたからな。だが、今は全くの無防備だ。
あの様子だと明日も来るとわかる。その時に動くぞ」

??「分かりました」

318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:55:01.45 ID:aDIgLbA0
今回はここまで
次はどうしようかな?溜めて投下するかちょくちょく投下するか……。
まぁ、続きは気長に待っててくれると嬉しいです。
それでは次の投下の時にまたww
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/10(木) 20:55:28.23 ID:ZKCdkJgo
おぉ来てる C
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/11(金) 00:33:29.08 ID:SH3Hgv.o
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/06/12(土) 19:14:11.42 ID:I5TnvWQ0
やっぱり座敷童空気に近いじゃないか……
>>1はお嬢が気に入りはじめたのか……
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/06/12(土) 19:20:00.56 ID:TDUsWwSO
>>1
お嬢も一緒に弐寺やろうよ!よ!
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/13(日) 07:59:33.13 ID:6rffawDO

324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/15(火) 21:51:09.77 ID:yhgbYoDO

325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/16(水) 18:33:42.97 ID:WbBm1sDO
期待
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/17(木) 15:48:33.25 ID:48JsyADO
期待
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/18(金) 17:25:17.39 ID:fvrxdUDO
支援
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/19(土) 09:18:59.28 ID:cdfHwUDO
支援
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/19(土) 16:51:27.65 ID:cdfHwUDO
期待
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/20(日) 10:01:33.75 ID:R6VN9IDO
期待
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/20(日) 20:05:41.34 ID:Lx8b42AO
支援
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/21(月) 16:41:10.77 ID:4o/K96DO
下げ
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/22(火) 15:48:18.17 ID:rixOlwDO
期待
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/23(水) 15:49:59.63 ID:A80eREDO
支援
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/23(水) 20:42:24.62 ID:8W5/zbU0
支援とか期待とかいらんから
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/24(木) 16:04:50.72 ID:N5uy1wDO
ワッフルワッフル
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/25(金) 01:46:47.63 ID:b1o1OYAO
ワッフルは欲しいーーーーーー!!
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/25(金) 17:05:21.64 ID:3KPe0MDO
欲しい
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/26(土) 09:36:25.87 ID:DAYhdkDO
さげ
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/27(日) 02:28:27.53 ID:LubSp7k0
>1です。遅れてしまっててすみません。
中々執筆が進まないせいか投下できずにいます。
遅くて来週に投下するので待っててくれたら幸いです。
では、次の投下で!
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/27(日) 09:28:20.34 ID:rPIlBVg0
待っとる
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/27(日) 10:35:51.76 ID:8FQMcUDO
待っている
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/28(月) 01:00:38.97 ID:O0m69gAO
っしゃーおらぁ
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/28(月) 12:37:51.30 ID:aias0cDO
っしゃーおらぁ
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/29(火) 08:54:55.71 ID:76h4IsDO
っしゃーおらぁ
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/29(火) 09:09:11.88 ID:Mv08bcAO
[切腹]
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/06/30(水) 08:07:10.89 ID:U.m0NwDO
っしゃーおらぁ
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/16(金) 18:02:49.15 ID:uR78L3I0
−翌日−


お嬢「さぁ、今日も行きますわよ!」
男友「いい加減飽きないか?」
お嬢「何を言うんですの!まだまだやってないものがありますわ!」
男友「分かった分かった。さっさと行こう」

−ゲームセンター内−

??「来ました。今日も二人だけです」
?「よし。男が離れる時に仕掛けるぞ」
??「分かりました」
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/16(金) 18:03:22.54 ID:uR78L3I0

男「男友たちはまたゲーセンか?」

女友「そうみたいだね」

男「うーん。ゲーセンはもうしばらくいいかな俺は」

女友「お金を使うからね」

男「そうなんだよな。お嬢は有り余るほどありそうだけど」

女友「確かにね。でもお嬢さんはしっかりしてると思うから使うと決めた以上のお金は使わないと思うよ」

男「わからんぞ。楽しいことを覚えたら途端に……」

女友「男じゃないんだから大丈夫♪」

男「ひでぇ」
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/16(金) 18:03:42.86 ID:uR78L3I0

女友「それじゃあ、私たちは男の部屋に行こうか♪」

男「え?」

女友「座敷少女さんと一緒に遊びたいなぁって思ってさ」

男「まぁ、そうだな。座敷少女の奴も喜ぶだろ」

女友「それじゃあ早速行こうか♪」

男「ああ」

351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/16(金) 18:04:17.25 ID:uR78L3I0

女友「座敷少女さんこんにちはー」

座敷少女「あら女友さんこんにちは」

女友「遊びに来たよ♪」

座敷少女「今日はゲームセンターには行かなかったのね」

男「流石に頻繁に行くところじゃないからな」

座敷少女「それなら二人で違うところに行けばよかったんじゃない」

女友「そ、それは座敷少女さんと遊びたかったからで、
でもそれも考えなかったわけじゃないんだけど……」

男「ん?なんだ二人して俺を見て……?」

座敷少女「まぁ、男だものね」

女友「男だから」

男「おい、何だか馬鹿にされてる気がするんだが」

352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/16(金) 18:05:14.10 ID:uR78L3I0
−ゲームセンター内−


男友「あ、俺ちょっとトイレに行くわ」

お嬢「用を足すと言って下さらない?まぁ、私はここであの黄色い服を着た鹿を取っていますわ」

男友「了解。じゃあ行ってくる」

??「男が離れました」

?「よし、行くぞ」
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/16(金) 18:06:09.29 ID:uR78L3I0

お嬢「やっぱり取れませんわ。もう、この機械壊れてるのかしら」

?「お嬢様」

お嬢「? 貴方誰ですの?」

?「私は旦那様から雇われた者です」

お嬢「見ない顔ですわね」

?「最近雇われたばかりですので」

お嬢「本当にお父様は最近手当たり次第に雇いすぎですわ。
今の人数で十分ですのに。それでなんですの一体、私がここに来る事は認められているはずですわよ?」

?「そうではありません。内密にしていただきたいのですが、落ち着いて聞いてください」

お嬢「何なの?内密な話って……」

?「旦那様がお倒れになりました」

お嬢「!?」
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/16(金) 18:06:39.63 ID:uR78L3I0

お嬢「お父様は無事なの!?」

?「まだ分かりません。ですので至急お嬢様には旦那様の元へと向かっていただきたいのです」

お嬢「わかりましたわ。直ぐに行きましょう。ジャイアントには……」

?「ジャイアント?」

お嬢「連れがいますの」

?「ではもう一人来ていますのでその者に伝えましょう。裏に車をご用意しておりますのでそちらへ」

お嬢「そう、では行きますわよ」スタスタ

?『連れ出しに成功した。手筈通りに頼むぞ』

??「わかりました」


男友「お嬢、商品は取れたか……ってあれ?あいつどこ行ったんだ?」キョロキョロ
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/16(金) 18:07:08.44 ID:uR78L3I0

?「こちらにお乗りください」

運転手「お待ちしておりました」

お嬢「いつもの車ではないのですわね」

?「旦那様は経済界では影響力がありますから、もし倒れたと世間に知られたら大騒動になります。
ですから些細な事でも最善を尽くして隠し通さなくてはならないのです」

お嬢「そうですわね。では早速向かいましょう」

?「ええ」
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/16(金) 18:09:02.83 ID:uR78L3I0

お嬢「?」

?「どうかいたしましたかお嬢様」

お嬢「そういえば聞いてませんでしたけど、お父様のいる病院はどこですの?」

?「○△□病院です」

お嬢「……それならこの道では行けないですわ」

?「…………」

お嬢「何故ここを通りますの?何か言いなさい」

?「…………」

お嬢「っ……降ろしなさい」

?「…………」

お嬢「今すぐに私をここから降ろしなさい!」

?「うるさいお嬢さんだな」バッ

お嬢「っ!?」

?「静かにしてもらうぞ」

お嬢「んー!んー!……っ……ぅ……」ガクッ

?「急げ」

運転手「分かりました」

357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/16(金) 18:10:32.86 ID:uR78L3I0

男友「おっかしいな。お嬢のやつ何処にもいない」

男友「あいつ余りにも取れないもんだから怒って帰ったのか?」

男友「いや、それにしても一言言ってから帰る奴だから違うか」

男友「まぁ、適当にしていればすぐ会えるだろ」

358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/16(金) 18:12:20.20 ID:uR78L3I0
>>1です。
遅くなって申し訳ないです。
続きはまた今度にしたいと思います。
一応、ここの章はある意味重要なところなので座敷少女があまり出てこないことに関しては申し訳ないですけど御了承くださいです。
では、次の投下にまた!
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/16(金) 19:22:22.74 ID:pu2OYB2o
まってルンバ
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/16(金) 22:34:01.97 ID:v5/EKIM0
お嬢ぉぉぉぉおおおおおおおおおお!!!!!
361 :  :2010/07/16(金) 23:03:23.56 ID:HZsMa7co
漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/16(金) 23:24:31.10 ID:4v/fnpQo
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/07/18(日) 19:58:48.78 ID:enPdpiU0
座敷童の活躍がねぇー
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/03(火) 01:31:16.02 ID:YP51TSU0
>>1です。
今年はやっぱり忙しい年ですね。
中々投下できず申し訳ないです。
多分、来週か再来週には投下するのでそれまでお待ちください(平謝)
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/03(火) 12:11:34.36 ID:RyM7KMDO
>>364
ホント頭おかしくなるくらい暑いなw
体気ぃ付けてな。楽しみにしてるわ。
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/15(日) 02:02:22.71 ID:Vfnrgi.o
全然関係の無いスレの宣伝とかよろしいでしょうか

367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/15(日) 08:58:45.43 ID:enDdUCEo

             ___,,,,,..... -一ァ
         / ̄      ,-──--、,!
.        /      / お   .,!
.         /      .i   断 だ ,!
       /       i  り  が ,!
.      /        i  し   ,!
.      /        .ヽ ま   ,!
.       /    / |   ./ .〉 す__,,!
     /   ノ  |//ノ //    ,!
     /  /        \  .,!
.   /  /  ○    ○  .ヽ ,!
   /__∩ |    (__人__)    | .,!
.  //ヨ ) ヽ   .       / .,!
  ヽ|.ヨノ |              ,i
  ``ヽ.、_|             ,!
       ``ヽ.、..       ,,!
             ``ヾ、   ,,!
                 ``ヽ,!
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/21(土) 17:38:54.74 ID:yQDfhcM0
>>1です。
遅くなってすいません。
日曜日に投下したいと思いますのでそれまでお待ちください。
では、またww
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/22(日) 23:29:36.11 ID:AtBl.nk0

男友「おっかしいな。お嬢のやつ何処にもいない」
男友「あいつ余りにも取れないもんだから怒って帰ったのか?」


数時間後
トゥルルルルルル……
執事「もしもし」
??「そちらはお嬢さんのお宅ですか?」
執事「はい、そうですがどちらさまで……」
??「私はそちらのお嬢さんを預かっている者です」
執事「!?……失礼ですが、お嬢様は今ご学友と一緒です。たちの悪い悪戯ですか?」
??「悪戯かと思うならその学友さんに一度問合せてみたらどうですかね?」
執事「…………何が目的でしょうか?」
??「今現在取引している企業の契約を破棄して欲しいだけです。お嬢さんに比べたら苦にもならない選択ですよね」
執事「……」
??「では、また後日かけ直しますのでその時に良い返事を期待しています。あと、くれぐれも御内密にお願いします。では」ツーツー
執事「…………」
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/22(日) 23:30:03.22 ID:AtBl.nk0
男友「はぁ、結局見つからないなお嬢。ホントに帰ったのかも」

トゥルルルルルル

男友「ん?電話?………はい、もしもし」
執事「単刀直入に聞きますが」
男友「って、ちょっ!?いきなりでしかも普通のように言ってるけど、あんたなんで俺の番号知ってんの!?教えてないよな!?」
執事「調べれば直ぐにわかりますこんなもの」
男友「プライバシーの侵害なんじゃ……」
執事「そんなことよりも聞きたいことがあるのですが、お嬢様はそちらにいるでしょうか?」
男友「人のプライバシーをそんなことって……まぁいいけど、お嬢ならいないですよ。商品が取れなくて怒って帰っちゃったと思いますけど?」
執事「…………そうですか。ありがとうごさいます」
男友「え、あ、はぁ」 ピッ

男友「……あの執事が御礼をするなんて……」ガクガクッ
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/22(日) 23:30:33.04 ID:AtBl.nk0

女友「そういえば、お嬢さんって男友のことどう思ってるのかな?」
座敷少女「私はまだ会ったことがないから何とも言えないわね」
男「え? 別に友達だと思ってるだけだろ?」
女友「………」ジトー
男「あれ? なんでそんな馬鹿を見るような目を俺に向けるんだ?」
座敷少女「現にそうだから問題ないじゃない」
男「サラっと酷い事いってるぞ」
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/22(日) 23:31:00.11 ID:AtBl.nk0

女友「だってさ、1番喋るの男友だしよく一緒にいるからもしかしたら、って思ってさ」
座敷少女「そうね、好きな人と一緒にいることは幸せだから」
女友「う、うん」
男「どうした女友、顔真っ赤だぞ?」
女友「ううん! 何でもないよ気にしないで!」
座敷少女「照れちゃって可愛いわね」
女友「座敷少女さん、そういえばお土産にプリン買ってきたけど要らないよね♪」
座敷少女「私が悪かったわ」
男「切り替え早いな」
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/22(日) 23:31:26.99 ID:AtBl.nk0

ー数日後−

男友「お嬢のやつ、最近来てないよな」
女友「そうだね。どうしたんだろう」
男「体調でも崩してるのかもしれんな」
女友「あ、じゃあお嬢さんの家に行こうよ!」
男「そうだな。んじゃ行くか」
男友「了解」


−お嬢宅前ー


男友「かなりの豪邸だな」
男「まぁ、お嬢なら当然だって思っちゃうよな」
女友「同感。じゃあお嬢さんいるか聞いてみよっか。インターフォンがあるし」
男友「そうだな」
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/22(日) 23:32:12.33 ID:AtBl.nk0

執事「はい」
女友「あの、お嬢の友達の女友です。お嬢さんに会いにきたんですけど」
執事「生憎とお嬢様は今忙しい身でありますので、お会いすることは出来ません」
女友「え?そうなんですか?」
執事「はい、ですから今日はおひきとり下さい」
女友「あ、はい。どうもすみませんでした」
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/22(日) 23:32:50.32 ID:AtBl.nk0

男「なんだか、一方的だったな」
男友「そうだな。なんだかピリピリしてたしあの執事」
女友「え、わかるの?」

男友「はっはっはっ、執事に良く厭味とか皮肉とか言われてるうちに
なんだかちょっと執事の雰囲気とか分かるようになったんだ!」

男「分かってもなんの役にも立ちそうに無いよな」
女友「それは言わないであげておこうよ」
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/22(日) 23:33:17.83 ID:AtBl.nk0

女友「結局、お嬢には会えなかったね。このあとどうするの?」
男友「あ、俺はもう少し待つことにするよ」
男「待つのか?」
男友「ああ、何も言わずに休むな、心配するからって言ってやろうと思ってな」
女友「へぇ〜w」
男友「な、なんだよ」
女友「別に〜♪仲がいいなぁってww」
男友「べ、別にそんなんじゃないって」
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/22(日) 23:33:43.63 ID:AtBl.nk0

男「まぁ、男友が残るならここでお別れだな。じゃ、またな」
女友「お嬢さんによろしく伝えてね」
男友「了解」

数時間後

執事「……まだいたんですか?」
男友「あ、えっと……お嬢に伝えとくことがあるから……ところでお嬢っていつ帰ってくるんですか」
執事「…………」
男友「あ、あの……聞いてますか?」
執事「そんな事言われなくてもちゃんと聞いてますよ」ジロッ
男友「は、はいそうですねごめんなさい!」ガクブル
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/22(日) 23:34:46.77 ID:AtBl.nk0
続きはまた今度。
ちょっと9月上旬までは投下できそうにないので御了承ください。
本当に申し訳ないです。
では、次の投下で。
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/08/22(日) 23:49:48.54 ID:QgxxfuUo
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/08/23(月) 02:10:33.77 ID:IFHH2mYo
うぉんちゅ
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/16(木) 23:48:37.43 ID:kfqCyFEo
まだか
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/09/20(月) 11:11:29.48 ID:Q9n593Mo
 
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2010/10/01(金) 20:09:37.14 ID:WQJaXZk0
あげ
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/22(金) 00:05:32.38 ID:mp6KYcDO
リアル充実してそーで何より。

で、更新はまだかね?
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 00:30:21.50 ID:0Oigf4g0
……ごめんなさい……かなり遅くなってしまいましたね OTL
リアルは充実してましたよwwww
11年飼ってた愛犬が急に血を吐いて死んじゃうわ、知り合いが同じ日に亡くなるわ、またまた同じ日に合格通知くるわ、家族一緒に胃腸風邪で一週間下痢に悩まされて、食事したら必ず滝が出るわOTL
うん、兎に角色々とありすぎて書き込めなかったごめんなさいっ!!

という訳で、来週か再来週の土曜日から月曜日の間に投下しておきます。
遅くなって申し訳ない上に投下が更に遅くて申し訳ないです(平謝)
それでは、また次の投下で!


386 :  [sage]:2010/10/30(土) 01:01:44.06 ID:TDarDlQo
( ゚д゚ )
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2010/10/30(土) 23:42:49.27 ID:ncK3JgDO
気長に待ってるわ。
ゆっくり養生せい。
388 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:29:07.35 ID:2NWMO8U0
執事「ですが、もう遅い時間ですのでお帰りになった方が良いと思いますが?」
男友「あ、えっと……まぁ、これだけ待ってるんだからもう何時間待とうが別に良いかなって思って」
執事「……お嬢様が帰ってくるまでここで待つおつもりですか?」
男友「あ、いや!迷惑なら違う場所で待つんでっ!」ガクブル
執事「はぁ、お嬢様のお客様を外で待たせてしまうのはいけませんので、中にお入りください」
男友「え!?いいんですか?」
執事「良いといっているのですからさっさと中に入ってください」ギロッ
男友「わ、わかりましたっ!」ビシッ

389 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:29:36.52 ID:2NWMO8U0

−お嬢宅−

男友「うわぁ、やっぱり凄い家だな」
執事「…………少しこの先の部屋でお待ちください」
男友「あ、はい」スタスタ
執事「…………」
メイド「あの、よろしいんですか?」
執事「仕方がないでしょう。それより、何か他に要求などは来てませんか?」
メイド「いえ、ありません」
執事「そうですか。では、私は先ほどのお客様に事情をお話してきます」
メイド「はい」
390 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:30:00.93 ID:2NWMO8U0

男友「部屋一つでも凄い豪華な造りだなこれ……さすがお嬢」
執事「お待たせしました」
男友「あ、はい」
執事「こちらにおかけください」
男友「はぁ」(な、何だかあの怖い執事が畏まってると変な気分になるな)
執事「さて、お嬢様に伝える事があるとおっしゃいましたが、それは私から伝えるという事ではいけないのですか?」
男友「あれ?俺執事さんにそのこと言ってましたっけ?」
執事「聞いていましたから」
391 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:30:21.08 ID:2NWMO8U0

執事「それで、どうなのですか?」
男友「え?えっと……有難いですけど、それはやっぱり俺から伝えておかないとって思ってるんで……」
執事「……どうしてもですか?」
男友「はぁ、男と女友にも言っちゃったし」
執事「…………」
男友「あの、どうかしましたか?」
執事「……まぁ、これ以上黙っていても仕方が無いでしょう」
男友「?」

392 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:30:41.34 ID:2NWMO8U0

執事「お嬢様は待っていても帰っては来れません」
男友「へ?ど、どうしてですか?どこかに泊まってるとか?」
執事「いえ、違います」
男友「じゃあ、何なんですか?」
執事「これは内密にして欲しい事なのですが、他言無用に出来ますか?」
男友「え、な、何がですか?」
執事「他言無用に出来ますよね?」ギロッ
男友「ひぃっ!?は、はいっ!誰にも言いませんっ!!」ビクビク

393 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:31:36.38 ID:2NWMO8U0

執事「今現在、お嬢様はどこかに監禁されております」
男友「………は?」
執事「私どもは今必死になって足取りを追っているのですが、中々尻尾を掴む事ができないままです」
男友「ちょ、ちょっと待ってくださいっ!か、監禁ってなんですか?!!」
執事「その言葉どおりです」
男友「それって犯罪じゃないですか!」
執事「何を当たり前のことを言っていますか。だからこそ私どもは全力でお嬢様を探しているのです」
男友「……それって、いつ頃からですか?」
執事「…………貴方とゲームセンターに行っていた日です」

394 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:32:41.64 ID:2NWMO8U0

男友「じゃあ、電話してきたのは……」
執事「はい。誘拐した犯人からの電話を受けて、確認のために貴方に電話を掛けました」
男友「そ、それじゃあ……俺が、俺が目を離したから」
執事「確かに貴方が目を離さなければこんな事にはならなかったと思っております。ですが私自身も、貴方と楽しそうに遊ぶお嬢様を見て信用してしまい、任せてしまった事にも責任があります」
男友「…………」ズキッ
執事「起こってしまった事についてはもう仕方が無いでしょう。今はどうするのかが問題です」
男友「……そう、ですね」
執事「それについて、貴方にはお嬢様の御友人たちに外国に行っていると言って誤魔化しておいてください」
男友「それは……」
395 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:33:12.71 ID:2NWMO8U0

執事「お話したいと思うのは分かりますが、あまり広められますとこちらも困ります」
男友「……」
執事「では、このお話はこれでおしまいです。お嬢様は必ず連れ戻しましますので、安心してお待ちください」
男友「俺に、他に何か手伝う事とかっ!」
執事「ありません」
男友「っ!?」
執事「その気持ちだけで十分ですので」
男友「…………」
執事「それでは。お嬢様のために来てくださり、ありがとうございました」

396 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:33:41.48 ID:2NWMO8U0


−翌日 大学内−

男友「はぁ……」
男「なぁ、男友。どうかしたのか?」
男友「へ?いや、別に何でもないけど」
女友「本当?それにしては溜息ついたりして何だか元気がないようだけど?」
男友「そ、そうかぁ?全然元気だって俺!」
男「まぁ、いいけどさ。お嬢はどうしたんだ?」
男友「あ、えっと…さ。どうも外国に急に行くことになってたらしくてさ。今はここに居ないってよ」
女友「え?そうなの?」
男友「ああ、そうなんだ」


397 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:34:13.48 ID:2NWMO8U0

男友「……はぁ」

男「……うーん、何だか昨日とは違って変だよなあいつ」
女友「そうだね。男友って分かりやすいし」
男「言ってくれなくちゃ何について悩んでるのかわからんけどな」
女友「聞いても何でもないって言って誤魔化しそうだよね」
男「まぁ、男友が話してくれるまでは待つとするか」
女友「そうだね」
398 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:34:39.63 ID:2NWMO8U0

男「よーし、授業も終わったしどこか遊びに行くか」
女友「あ、いいねww座敷少女さんも呼んで一緒に遊ぼうww」
男「そうだな。男友と会うのも丁度いいと思うしな」
男友「あー……ごめん、俺今日はパス」
女友「え?どうして?」
男友「いや、何か気分じゃないというか」
男「さっきは自分で元気とか言ってたのにか?」
男友「今気分が悪くなったんだ」
女友「怪しい」
男「だな、怪しい」
男友「あ、怪しくないっ!じゃ、じゃあ俺は帰るから!またな!」ダッ
男「あ、逃げた!」
399 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:35:03.30 ID:2NWMO8U0


女友「うーん、何だか本当に怪しくなってきたかも」
男「確かにな。でも、時間がたてばあいつも元に戻るだろ」
女友「そうだねwwそれじゃあ座敷少女さんを呼んで一緒に遊ぼっかww」
男「ああ、そうだなww」
座敷少女「もう居るわよ」
男・女友「うわぁ!?(きゃぁ!?)」
座敷少女「良いリアクションをありがとう。結構久しぶりの登場よ」
男「誰に言ってるんだよ」
座敷少女「別に誰にも言ってないわよ」
女友「ま、まぁまぁ。座敷少女さん呼ぶ手間が省けたからこのまま遊びにいけるよね」
座敷少女「それで、どこに遊びに行くのかしら」
男「遊ぶ気満々だな」
座敷少女「珍しいものを見るのは嫌いではないの」

400 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:35:41.27 ID:2NWMO8U0


座敷少女「ところで、さっきの背が高かった男は男の友人の男友だったわよね」
男「知ってるのか」
座敷少女「当たり前よ。私に分からないものは無いわ」
男「へぇ、それじゃああいつの元気がない理由も何か分かるか?」
座敷少女「ええ、分かるわ。とても良く、ね」
女友「で、でもさっき話してくれるまで待つって……」
男「あ、そうだったな。じゃあ、今のは聞かなかった事にしてくれ」
座敷少女「…………」
女友「? 座敷少女さん?」

401 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:36:12.54 ID:2NWMO8U0

座敷少女「そう、別に男がそう言うなら何も言わないわ」
男「な、何だか引っ掛かる言い方だな」
座敷少女「別に、私は貴方が幸せなら他はどうだっていいだけよ」
女友「な、何だかそれってある意味で告白に聞こえるよね」
男「というか、もう何回も言われてるから慣れたよ」
女友「慣れるほど言われてるんだ」
座敷少女「最近反応が無いからつまらないわ」
男「お前俺が反応するのが楽しいから言ってたのかよ!?」
座敷少女「冗談よ」

402 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:36:36.10 ID:2NWMO8U0

−お嬢宅−

執事「貴方ですか。来ても何も出来ないのに意味の無い事が貴方には必要なんですか?」
男友「いや、それなら自分で何ができるのか探させてもらいます」
執事「……御自由に」スタスタ
男友「あ、あのっ!犯人から連絡って来てるんですか!?」
執事「申し訳ありませんが、お教えする訳にはいきません」
男友「…………」

403 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:37:06.57 ID:2NWMO8U0


−ゲームセンター内−

男「という訳で、ゲームセンターにきました」
座敷少女「何が、というわけなのかしら?」
女友「遊ぶには丁度良い所だからじゃない?」
座敷少女「まぁ、私は別にどこでもいいのだけど」
男「じゃあ、早速遊ぶか!」
女友「うんww」
座敷少女「ええ」


男友「俺と一緒にゲームセンターにいた日に誘拐されたなら、もしかしたら誰かそれを目撃した奴がいるかもしれない」
男友「少なくとも、動かないでいるよりかは動いた方がいいよな」
男友「よし、そうと決まったら早速いくかっ」

404 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:37:30.18 ID:2NWMO8U0

座敷少女「これは何かしら?」
男「ん?これか?これは流れる音楽のリズムに合わせてボタンを押すゲームだよ。所謂音ゲーだな」
座敷少女「良く分からないわ」
女友「じゃあ、ちょっとやってみよっかww」
男「そうだな。やった方が早い」
座敷少女「いいわ。リズムを取るゲームなんて簡単そうだし、やってみるわ」


405 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:37:59.97 ID:2NWMO8U0

座敷少女「…………」
男「…………」
女友「…………」
男「そういえば、座敷少女ってゲームはあまり……」
女友「出来なかったよね」
座敷少女「……もう一回するわ」
男「ちょっ!?お前家庭用ゲームの時みたいに何時間も掛けるほど金はないからな!?」
座敷少女「……分かってるわ。後一回だけよ」
お「そ、それならいいけどさ」
406 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:39:35.00 ID:2NWMO8U0

お⇒男
407 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:40:09.52 ID:2NWMO8U0

座敷少女「……もう一回するわよ」
男「って、お前さっき一回だけとか言ってただろ!?」
座敷少女「このゲーム私に喧嘩を売ってるのよ?」
女友「そ、それは座敷少女さんが下手な」
座敷少女「女友さん、それ以上言ったら不幸になるかもしれないわ」
女友「わけないよ座敷少女さんの言うとおりこのゲーム喧嘩売ってるよね!」
男「ちょっ!?女友なんでっ!?」
女友「だ、だって……な、何だか座敷少女さんが怖かったから」
男「…………」
座敷少女「否定して欲しいわね」


男友「はぁ、はぁ、はぁ…。まずは、手当たり次第声掛けて集めるしかないよな」
男友「ゲーセン来てる奴らなんてそうそう周りを注意してみてる事ってあんまり無いから望み薄だけど」
男友「少しでも、何か手がかりを探さないと」


408 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 22:42:31.98 ID:2NWMO8U0
とりあえず、ここまで。
なんというかかなり遅い投下でなんだか申し訳ないですね。
でも、見てくれている方がいるので、遅筆ながら最後までやっていきたいと思いますのでよろしくお願いします(平謝)

それでは、次の投下でww
多分、また来週か再来週の金曜日から月曜日の間になると思います。
409 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2010/11/15(月) 23:23:29.70 ID:5BaV2HQo
410 :  :2010/11/17(水) 00:05:52.72 ID:4SsfKZco
あげ
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/02/08(火) 15:22:11.59 ID:tx29/HLIO
まだか?
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/10(木) 19:00:51.34 ID:LDJufwADO
ちょくちょく見に来てるけど進展ないなー
リア充すぎて爆発しちまったのか><
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/11(金) 23:53:05.54 ID:9H+MI+7SO
ちょっと長い間来てなかったけど、少し進んでるな
話に音ゲー入れてくれてありがとうww

>>1も他の人も、体調とか気をつけてな
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 14:44:44.27 ID:HoUfgvBT0
やっと、やっと就活&大学生活おわったぁーっ!!

あ、>1です。
卒業論文発表が終わってあとは卒業を控える身となりました。
うん、これでようやく話を進められます。

ある意味で爆発しそうでしたけどね(ぇ)<単位
という訳で、執筆再開していきたいと思います。
来週か再来週になるかな?
では
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/12(土) 21:14:23.63 ID:usQmxxppo
ktkr
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/16(水) 20:50:50.53 ID:+0E7DdMDO
おつかれ。
爆発してなくてなにより。

楽しみにしてるわー
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/27(日) 23:19:41.15 ID:nRS6JGhp0
今、ちょっと執筆しているからもう少し待っててください(平謝)
下手したら真夜中過ぎに投稿するかもしれないです。
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:25:59.84 ID:ZQPnqWzA0
−???−


お嬢「…………」
犯人1「お嬢さん、まだだんまりかい?」
お嬢「…………」
犯人1「まぁ、別に暴れなけりゃそれでいいけどな」
犯人2「ですが、これで大丈夫なんですか?」
犯人1「当たり前だ。こうでもしない限り契約が成立される。そうなれば終わりだ」
犯人2「…………」
犯人1「まぁ、どのみち俺たちはおしまいだがな」
犯人2「…………そうですね」
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:28:51.28 ID:ZQPnqWzA0

−ゲームセンター内−

男「ん?あれって男友じゃないのか?」
女友「え?どこどこ?」
男「ほら、あそこに」
女友「あ、本当だ。帰ったと思ったのに、もしかしてやっぱり遊びにきたかったのかな?」
座敷少女「それにしてはゲームをしようというような感じには見えないのだけど」
男「そうだな。何だか色んな奴と話してるし」
女友「男友の所に行ってみる?」
男「そうだな。行ってみるか」
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:29:36.32 ID:ZQPnqWzA0

男「おーい、男と」男友「肩より少し長い茶髪で白い服を来てた女の子なんだけど」
女友「? 何か人を探してるみたいだね」
座敷少女「…………」

男友「そう、知らないか。ありがとう、それじゃ」
女友「何してるの男友?」
男友「って、わっ!?」
男「何驚いてるんだ?」
男友「いきなり後ろにいたらそうなるだろ!?」
座敷少女「何だか最初にからかってた頃の男に似てるわね今の反応」
男「お前、新しくからかう奴が出たとか思ってないよな?」
座敷少女「あら、私がからかうのは男だけだから安心しなさい」
男「安心なんかするかっ!」
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:30:09.79 ID:ZQPnqWzA0

男友「お、お前らこそ何してるんだ?それに知らない女の子もいるし」
女友「私達は遊びに来てるんだよ。男友にも大学終わった時に言ったけど直ぐに帰っちゃったじゃん」
男友「あ、ああ。そう言えばそうだったな」
男「そんで、こいつは俺の従妹の座敷少女」
座敷少女「従妹?」
男「(そういう設定なんだから話を合わせてくれ)」
座敷少女「まぁ、いいわ。初めまして」
男友「は、初めまして。(何だかちょっとキツそうな子だな)」
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:30:36.83 ID:ZQPnqWzA0

女友「それで、どうして男友はここにいたの?やっぱり遊びに来たとか?」
男友「あ、ああ。そ、そんな感じ。何だかやっぱり遊びたくなって来たんだよ」
座敷少女「嘘ね」
男友「っ!?」ビクッ
男「なんと言うか、丸分かりだよな」
男友「ま、丸分かりっ!?」
女友「うんうん。見え見えの嘘だよね」
男友「…………」シクシク
座敷少女「大きい男がイジケて泣き崩れてるのって何だかシュールね」
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:31:00.30 ID:ZQPnqWzA0

男「で、どうして嘘なんか吐いたんだよ?」
男友「あぁ……いや、その……」
女友「何だか困ってるみたいだし、私たちで良ければ相談に乗るよ?」
男友「いや、だからな……えっと……」
座敷少女「……はっきりしないノッポだわ。本当に、大きいのは図体だけで中身は優柔不断で小心者のようね」
男友「ちょっ!?初対面なのに何でこんな事言われてるの俺っ!?」
男「まぁ、それについては諦めろ」
女友「うんうん」
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:31:27.93 ID:ZQPnqWzA0

座敷少女「どうせ一人では何もできない問題なんでしょうから言った方がまだ良いわよ」
男友「えっ!?」
男「そうなのか?」
座敷少女「そうよ、このノッポがどんなに頑張ったって、きっと辿り着くことなんて無理ね」
男友「…………」
女友「そういえば、座敷少女さんは知ってるっていってなかったっけ?男友が何に困っているのか」
男友「え!?」
男「そういえば、そう言ってたな」
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:31:53.81 ID:ZQPnqWzA0

座敷少女「当たり前よ。私を誰だと思っているの?私は座敷」男友「ちょっとあんた何で俺が何に困ってるか知ってるんだ!?」
座敷少女「…………私の話を最後まで聞いてほしいのだけれど……」
女友「折角の決め台詞だったのにね。残念だったね」
座敷少女「女友さん、後でお話があるから女子トイレに行きましょうか」
女友「ええっ!?そ、それよりも男友に説明してあげた方が良いと思うよ!?」
座敷少女「いいえ、女友さん忘れないうちにお話した方がいいでしょう?」
男友「お願いだからどうして初対面なのに知ってるのか教えてくれっ!というか無視しないでくださいっ!」
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:32:15.08 ID:ZQPnqWzA0

座敷少女「まぁ、私は男が知りたいならそうするわ。どうなの男?」
男「その前にまず何に困っているのかを教えてもらわない事にはさっぱりだ」
座敷少女「そうね。それについては男友が話した方が良いんじゃないかしら?」
男友「で、でも……これはちょっと……あまりにも……」
男「…………」
男友「別に信用してないわけじゃなくて……事が事だし……」
女友「…………」
男友「でも、巻き込みたくないというか……なんというか……」
男・女友「…………っっ!!」ブチッ
男・女友「男友っ!!」
男友「はいっ!!」
男・女友「さっさと話せ(す)っ!!!」
男友「イ、イエッサーっ!!!」

427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:33:59.11 ID:ZQPnqWzA0

男友「……と、こういう訳で……」
男・女友「…………はぁ」
男友「ど、どうしたんだ二人ともため息なんてついて……(ゴツンッ!)いってぇっ!?」
男「お前はどうしてそんな大事になってるのに言わないんだよっ!」
女友「そうだよっ!」
男友「いえ、何というか申し訳ないというか執事さんに口止めされてたというか……」
男・女友「言い訳無用っ!!」
男友「はいっ!」
女友「……口止めされてたとしても、そこは私たちならって信用してほしかったよ」
男「そうだな」
男友「……………………ごめん」
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:34:23.95 ID:ZQPnqWzA0

座敷少女「それで、もういいかしら?」
男「あ、すまん。今は一刻も早くお嬢を探さないといけないよな」
女友「うん、まだそんなに日にちが経ってないけど、それでも怖い思いをしているかもしれない」
男友「…………」
男「でも、直ぐに見つかるさ」
男友「……なんでそんな事が分かるんだ?」
男「そりゃあ、だって……こいつがいるからさ」
座敷少女「……」
男友「この女の子が?」
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:34:49.32 ID:ZQPnqWzA0

男「あー……説明すると長くなるから省くけど、こいつならお嬢の居場所が分かるんだ」
男友「っ!!? 本当なのかっ!?」
座敷少女「本当よ。まぁ、男と縁が出来たからたまたま分かるようになったというだけだけど」
男友「な、何を言ってるのか分からないけど、兎に角お嬢の居場所が分かるんだなっ!? お願いだ、教えてくれっ!」
座敷少女「……男」
男「ん?」
座敷少女「貴方も?」
男「ああ、教えて欲しい。だって、友達だからな」
座敷少女「そう」

430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:35:43.00 ID:ZQPnqWzA0

座敷少女「それじゃあ、教えるわ」
座敷少女「そのお嬢さんという人は、○△県の■◇市にある廃ビルの一つに監禁されているわ」
男・男友・女友「っ!?!」
座敷少女「でも危害は加えられてはいないわね。縛られてるだけだから少しは安心したかしら?」
男友「ま、待ってくれっ! どうして場所が分かるだけじゃなくて、お嬢がどうしてるかまで分かるんだ?」
男「今はそれを聞くよりも先ずは行動だ。説明は後でするから今はそこに向かうぞっ」ダッ
男友「お、おいっ! で、でも当たってるかなんて分からないじゃないかっ」
女友「絶対に当たってるよ」
男友「ど、どうして分かるんだよっ」
男「そういう奴だからだよっ」

座敷少女「さて、それじゃあ私は先に向こう行くわ……って、もう行ってしまったわね」
座敷少女「億劫だけど、あそこにも一応知らせてあげましょうか」

431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:36:07.61 ID:ZQPnqWzA0

―お嬢宅―

執事「まだ、見つかっておりません」
お嬢父「そうか、情報が少なすぎるからな。だが、どんな些細な情報でもお嬢に関わる事なら見逃すな」
執事「分かりました…………旦那様、申し訳ありません」
お嬢父「…………」
執事「私が、あの者にお嬢様を任せなければこんな事には……」ギリッ
お嬢父「良い。この事に関しては私も許可を出した責任がある」
執事「…………」
お嬢父「今は一刻も早くお嬢を見つける事に専念してくれ」
執事「はい」
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:36:31.77 ID:ZQPnqWzA0

メイド「し、失礼いたしますっ!」ガチャッ
執事「どうしましたか?」
メイド「あ、あのっ!お嬢様についての手紙がっ!」
お嬢父・執事「っ!?」
メイド「女性の方が、ここにお嬢様の居場所が書かれていると」
執事「その方は今どこにいますか?」
メイド「い、いえ……お引き留めようとしたのですが……直ぐにどこかへ……」
執事「お嬢様が誘拐された事を知っているという事が何より怪しいですね」
お嬢父「そうだな。居場所を知っているということは、犯人の可能性もあり得る、が」
執事「それならわざわざ顔を見せるような真似はしない、ですか」
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:37:23.97 ID:ZQPnqWzA0

お嬢父「まだ契約について交渉している最中だからな。それまでは犯人だって捕まるような事はしないだろう」
執事「では、一体……」
お嬢父「まぁ、今は手紙の主を突き止める事より優先する事がある」
執事「っ……はい」
お嬢父「メイド、それを見せてくれ」
メイド「は、はい旦那様っ」
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:39:44.04 ID:ZQPnqWzA0

お嬢父「お嬢は○△県の■◇市にある廃ビルの一つに監禁されている、か」
執事「嘘の情報である可能性もありますが」
お嬢父「いや、嘘であっても行く価値はある」
執事「……隣の県ですね。ここから行くとなると少し時間が掛かりますが」
お嬢父「頼む。私は警察に連絡しておこう。場所が分かれば警察も直ぐに動いてくれる」
執事「分かりました。では、行ってまいります」

座敷少女「これで、大丈夫かしらね」
座敷少女「それじゃあ私も遅れないように行かないと……」


435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 01:40:36.58 ID:ZQPnqWzA0

今回はこれで終了。
執筆遅くて申し訳ないです(平謝)

では、また次の投稿でww
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/02/28(月) 19:06:56.43 ID:iUJzD8/5o
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/02(水) 00:10:45.81 ID:+Pm+8AvDO
おつです。
刑事サスペンスになってきたなww
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/04/08(金) 01:03:16.38 ID:iL0qBPcSO
>>1もここの奴らも大丈夫か
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