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【我ら終末の日に遣わされた】能力者スレ【白日の使徒にして、蒼炎の騎士なり】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/12(土) 21:06:46.78 ID:aT1EdkR80
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。
【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1299585750/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/12(土) 21:08:21.27 ID:aT1EdkR80
/前スレはこっちでした前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1299585150/
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/12(土) 21:10:57.36 ID:B/l8f8Gvo
>>1
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/12(土) 21:12:17.68 ID:vw78j6O4o
誤爆>>1
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/12(土) 21:14:30.18 ID:aT1EdkR80
/ご、誤爆…?何の事です?
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/12(土) 21:15:21.76 ID:z46KSuwy0
>>1
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/12(土) 21:34:35.08 ID:vw78j6O4o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1299921628/559
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/12(土) 21:34:47.22 ID:AJUuELpdo
>>1乙!
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/12(土) 21:35:52.36 ID:H/Q8T1E3o
これは良いドジっ娘な>>1
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/12(土) 21:37:35.04 ID:vw78j6O4o
こっちにもおいでー@魔王城住民
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/12(土) 22:55:12.84 ID:rLuEBKhDO
ドジっ子な>>1と聞いて乙
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/12(土) 23:30:18.78 ID:ezY5YHF/o
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/12(土) 23:39:36.50 ID:qaffbHY/o
>>1
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/12(土) 23:45:17.82 ID:9FJiPlWSO
どじっ娘>>1
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/12(土) 23:46:03.55 ID:yq2PuXYDO
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/12(土) 23:51:20.10 ID:8Hljs1FPo
>>1
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/12(土) 23:59:15.22 ID:8Hljs1FPo
【路地裏】

…………

【かつん、こつん】
【闇路に響く、乾いた足音】
【それを鳴らすのは闇を更に深くした様な“霧”を纏った人影】

【無精髭を生やした30代の男性だ。】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、腰にそれぞれ長さの違う三本の刀を携えており】
【乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】
【唯、彼に纏わりつく様に在る黒い霧が…不気味で】

【左手は刀の鞘を握るでもなく…ただ其処に置き】
【右手をだらりと下げていて】


【一見、戦う意志の無い様に見える彼――】
【だが、その纏った闇が、乾いた足音が―――誰かを斬りたいと、“願って”いて】

【かつり、こつり】
【足音は未だ―――止まない】
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 00:00:13.50 ID:4HNuK57SO
【――――風の国、ルクシャトリス=z
【古代から、今までの、悠久の時の流れを風に溶かした町の外れ】
【遺跡と町とを一望できる丘の上に――ぽつりと一つ、影があった】

――……好い風だな、本当に……此処からじゃ何も聞こえないことが、少し歯痒いけれど。

【羽織った臙脂色のジャケットに、無地のシャツ。ジーンズを穿き、ミリタリーブーツを履いて】
【肩ほどで無造作に切られた髪は、夜空にも似た濃藍色。瞳は、凪いだ夜更けの湖面のような墨色】
【儚くも凛とした佇まいの、中性めいた白皙の痩躯――腰には短刀と太刀、合わせて三振りの刃を帯びている】

(……ああ。何時になく、感傷的な気分だと思ったら)
(重ねていたんだな、オレは。……この町に、昔見た風景を)


……にしても、寒い。そろそろ宿に帰るべきか?これは。

【影は芝生に腰を下ろして、ぼんやりと。眼下に広がる景色と、頭上を覆う星空とを眺めていた】
【それは酷く穏やかに見える、ほんのひと時の安息。戦禍と次の戦禍とを結ぶ間奏】
【心なしか、時間もゆったりと――この微風のように――流れているように思える】

【しゃら、と。影の胸元に下がった青水晶のリング・ネックレスが、吹く風に小さく揺れて――】
//再投下ーっ!
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 00:04:26.35 ID:gNbE6fiY0
>>999
………そうね。そうかもしれないわ
けど《本当に変わるのか》みたいのよ…
……コレ以上はお喋りね
【ふふふと笑い】

あら?多分宝くじで一等が当たるくらいのラッキーじゃないかしら?
勿体ないわね……それで運を使うなんて…
【冗談混じりに言い】

じゃあ二本で二万ね…
頼んでいいかしら?
私が造った義足じゃ走る歩くで限界なのよ
【……手作りだった】

どんなのがあるのかしら?
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 00:06:23.43 ID:QfSFyyDgo
>>19
/申し訳ない、ちょっと次遅れます
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 00:07:23.35 ID:gNbE6fiY0
>>20
/わかりました
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 00:12:22.12 ID:OOCCmFpSO
>>995
ええ、これが僕、
誰も殺させないし、
誰も死なさい。

・・僕も死になんかしません。
皆で平和になるんだ。

・・・・谷山さん。
その信念は立派ですけどね。
貴方も、“死なせ”はさせませんから。
【そう告げる
【だが、口を閉じた時にはもう―――遅い】
【それぐらいに彼は速かった】
【谷山に追いつかない】

・・・・ッ!!
【護の鳩尾に攻撃が入り込む】
【怯む、その隙が出来る】
【そのまま次の攻撃を当てるのも、容易なはずだ、】
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 00:13:43.43 ID:ndOtGfI8o
>>1乙です!

>>998

………

【言われたとおり、しっかり受け取ったのを確認すると触手を離した】

【大変グロテスクな様子ではあるが、先ほどと変わらず無表情で眺め続け】
【時折、何かを考えるように視線を上に向けるが】
【答えが見つかったのか、すこしだけ顎を動かせて頷いた】

……吸血鬼…?

【彼女の脳内の知識で一番当て嵌ったのはそれ】
【恐らく先ほど視線を上に向けていたのも記憶を漁っていたのだろう】
【しかしその質問に対しての返答は期待していないようで】
【興味が無さそうに、触手をうねうねさせている】

…リタ

………紅葉(くれは)、リタ

【それが彼女の名前なのであろうか】
【名も無きモンスターと言われて、訂正するように喋る】
【そんな風に言われて怒っているわけではなさそうだが】
【いかんせん、表情にも語勢にも全く変化が見られない】
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 00:13:46.92 ID:BHeTJCVzo
>>17

────《 射出 》

【男の正面から、細長い赤色の水晶が一直線に飛んでくる】
【腹部を狙ってることから、"敵意のある攻撃"だということが分かるだろうか】

【元より薄暗い路地裏なのに加えて、この深夜】
【闇に紛れているので見つけるのは難しいだろうが】
【よく目を凝らせば、水晶が飛んできた方向に"一人の少女"がいる事に気づくかもしれない】
【──恐らく、いや間違いなく、この少女が今の攻撃をしてきたのだ】

/まだいらっしゃいますか?
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 00:19:47.89 ID:9n95y4/no
>>22
はっ、死なせないって言うなら、やって見せな。
俺は、躊躇わない。躊躇わない者を止めるなら。
それ相応の覚悟を以て当たれ、そういうもんだ。

決死なのよ、俺は。“死”んでもいいと覚悟を“決”めている。
一人犠牲に10人救えりゃそれで十分。100人すくえりゃめっけもん。
シンプルな話だろう。

【鳩尾に入れた刀を振りぬき、一歩を踏み出す】
【相手が隙を作り動けないのであれば、その左足は相手の右足に絡める形となる】
【そして、其の一歩と同時にで左の掌を掌底として打撃を護の顔面に撃ち放つ】
【しかし、只の打撃ではない。“投げ技”である】
【義手の膂力で相手の顔面を鷲掴みとして、足で態勢を崩し、そのまま後頭部を地面に叩きつける】
【殺さない程度の加減はするも、本気の本気。情け容赦のない攻撃である】
【谷山は、アートマン無しでも戦える。いや、アートマンに慣れていない現状だけを考えれば】
【アートマンを使わないからこそ、与えられる手段が限定されているからこそ】
【その行動選択は爆発的に早い物と成っている】
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 00:24:16.43 ID:uyyMOnt9o
>>24

――――ッ

【右足を軸に、左足を引いて身体を捻じり。腹部への攻撃を避ける】
【それでも、利き腕で在ろう右手は得物にかけられる事は無く】
【左手は一番小さな刀の鞘の上に置かれていて】

………誰だ?

【黒い霧を、より一層濃くしながら…少女を視界に納める】

【嗚呼、嗚呼―――今言うべきことは、この言葉ではないのに】
【思わず、“警告”でなく…“質問”をしてしまった】

【濃くなった霧はまるでマリオネットを操る糸様に―――この男に纏わりついている】
【――――さて、何処まで“持つ”か…と。自分に問いかけた】

/居りますよー
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 00:30:16.86 ID:v6IOAvYH0
>>23

………――細かい話を抜きにすれば、そう言う事になる。

【少女の言う「細かい話」の意味するところは不明瞭だが、概ね正解であったらしい】
【リタが無表情ならば、こちらもまた鉄面皮だが、幾らかばかり饒舌らしい】
【とは言え此方も、そちらの興味の無さそうな様子を受けてか、血を拭う片手間らしいあっさりした返しだ】

ふっ…………リタ、か。
「吸血鬼」とは違って、『個体』を識別する名称だな。

ならば…………私のそれも、念のため開示しておこう。
……――「大嘴 櫻芽(おおはし おうめ)」と言う。

………記憶することは、強要しない。
私も君も……『名も無きモンスター』で、処理されかねない存在だろうから。

【そして、この少女―――櫻芽は、無感情と言うよりは、ドライな人物像を見る者の胸に描かせるだろう】
【どこか事務的で、冷淡で、自嘲的な台詞さえも、不可避の運命の如く、受け入れきった風で】
【平坦な言葉運びで、ぺらぺらと自らの言葉を押し付けていく】

…………これ、食うか?

【そして彼女は、もう一度、今やかなり萎びてしまった肉塊を、すっと右手で持ち上げて】
【微小、口元を綻ばせながら、リタにそう問うであろう】
【その答えが、何であろうと―――ここで櫻芽は、塀に対して背を向けてしまう】
【翻した身の下で、錆び始めた血の池を、ぽちゃりと跳ねさせて】
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 00:33:34.84 ID:BHeTJCVzo
>>26

【赤色の水晶は避けられても動きを止めず、男から見て後方の地面に刺さる】

【そして、闇の向こうから現れたのは───】

……"ニナ"。

【漆黒のローブを着用し、人目を避けるかのように深くフードを被る少女だ】
【フードの隙間から覗くのは、くすんだ銀色の髪と】
【りんごのように透き通った真紅の左眼に、固く閉じられた右眼】
【小型拳銃をローブに括りつけ、翡翠色の指輪を左手中指に嵌めている】

【ボソリと呟くように言った"ニナ"というたった二文字の言葉は──"質問"に対する答えなのだろう】

…………貴方を、殺しに来た。

───《 射出 》

【そして"警告"するように、冷たく言い放つと】
【少女の背後の空間から水晶が放たれる】
【狙いが男の胸部に、色が橙色に変わった以外は、先程の攻撃と殆ど変わらない】
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 00:42:22.90 ID:QfSFyyDgo
>>19

────そう、ですか。
ただそれだけのために……でも、あなたたちにとっては、重要なこと、なんでしょうね
だけど、超忘れないでください
ひっくり返った世界でも、きっと──いいえ、超余計に
あなたが増えて欲しくないと望む、「貴方みたいな人」は、増える可能性がある事を

【どこか真剣な表情で、少女はそう語った】
【どうしてそんなことを言ったのか、自分でも分からなかった】
【ただ──もしかしたら、思っていたのかもしれない】
【自分が、そんな不幸な人間を増やす側の人間になりうる可能性があると言うことを】
【無意識に、感じていたのかもしれなかった】

……んふー、仕事が超忙しいのをアンラッキーだとするならば、それで超お相子です
物事なんてものは、超上手くつりあっているものですよ

って、よく手作りの義足が超作れましたね
お手製で歩けるのって、超相当すごいですよ

んっと……内包させる魔術にも超寄りますね
あなたの義足をそのまま活かすのであれば、浮翌遊術式と制御術式の2つくらいが超限界でしょうか
義足そのものを1から作り直すのであれば超別ですけれど──
魔術を定着させるくらいなら、そんなに時間はかかりません

【素材はある。ならば後はその素材に魔術を定着させるだけ】
【もし相手がこのまま、義足を変えずに魔術だけを付加させることを望むのであれば】
【きっとこの少女は、すぐにでもやってくれることだろう】

/ただいま戻りましたー
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 00:47:07.73 ID:uyyMOnt9o
>>28

ニナ…か

【ポツリと、少女の名を口の中で反芻する】
【忘れまい、今後……】

                                         【貴女が死ぬ事になっても】

………去…レ――――

【最後の呟きは、“返答”であり“警告”】
【狩られる側は、貴女なのだと言う。己惚れだろうか】
【ギチリ――――まるで軋む様な音を立てて男の纏った“霧”が動いた】
【“霧”に動かされ、男が動いた】

【さて、路地裏とは言え地面は舗装されている筈だ。】
【ならばそれに刺さったその水晶はそれなりの強度…若しくは“鋭さ”を持つと判断し】

【トッ――――】
【身を深く沈め、水晶の下を潜ってまるで滑るかの様に…一息で貴女へと距離を詰めようとし】
【同時に左手が―――1番短い刀を逆手に掴んで】
【接近と同時、手が届きそうな距離でそれを抜き放つだろう。狙いは、貴女の右腋】
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 00:49:04.59 ID:OOCCmFpSO
>>25
谷山さん!!
そのたった一人の犠牲が、何人の人間を哀しませると思ってるんですかッ!!

―――最後の最後で人、哀しませてておいて、泣かせておいて、『救えて[ピーーー]た』だぁッ!!?
【顔面を掴まれた途端に手を伸ばす】
【何処に?―――・・・漂う魔翌力ッ!先程の『元』谷山の魔翌力にだ】
【護の手に触れた途端、魔翌力は刀へと成していく】
【これが護の刀の『次の能力』ッ】
【今彼の手には刀が二本】
【それを地面へと突き刺す事で身体を少し浮かせた空中に固定】
【地面が頭と接触を阻止するッ!!】

勘違いするのもッ!!!
いい加減にしてくださいよおぉおお!!!!?
【そのままの体勢で反撃】
【彼の腹部に、蹴りを放つ】
【こちらも本気、喰らえば後方に吹き飛ぶぐらいの力を込めた蹴りだッ!】
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 00:50:06.72 ID:ndOtGfI8o
>>27

………

【自分の考えが肯定されてもやはり興味がないのか無言で】
【しかし、考えが当たったのに満足したのか一瞬だけ頷いた気がする】
【相変わらず表情に変化が無いので、やはり気のせいかもしれないが】


大嘴櫻芽……

………おぼえた

【そちらの言葉に反して、しかと記憶したと彼女は言った】
【不器用なだけで案外いい奴なのかもしれない】

───いらない

【はっきりと拒否した】
【彼女もまた人外ではあるが食人嗜好は無いようで】

【背を向けられると、ぶつり、と切断音が鳴って】
【触手の血で汚れた部分だけが器用に切り離される】
【穢れた部分を失い、綺麗になった触手は袖に戻り】
【残された方は血の池でびちびちと跳ねる】
【正直、気持ち悪い】
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 01:00:17.27 ID:xjz2tMcW0
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 01:00:45.67 ID:BHeTJCVzo
>>30

……去らない。

【男の"警告"に、少女は真っ向から反抗した】

【黄色の水晶も赤色の水晶と同様に地面に刺さるが】
【今のところ戦闘には──少なくとも、男の接近行動には何の影響もなく】

───《 射出 》

………………っ

【少女のような"遠距離主体"の戦闘スタイルは】
【とにかく相手の接近を防ぐのが最優先事項であり】
【遠距離という間合いをキープすることで、絶対的なアドバンテージを手に入れられるのだが】

【そのアドバンテージが、一瞬で、一息で──失われた】

【男が距離を詰めた瞬間、放たれる黄色の水晶。狙いは下腹部】
【迎撃のためではなく、連続攻撃を狙おうとして放った水晶】
【しかし一息で距離を詰められたことにより、其れは攻撃ではなく迎撃に変わり】
【殆ど偶然ではあるものの、"カウンター"に近い形の攻撃になっている】

【その攻撃の成否に関わらず、バックステップで男の攻撃を回避しようとするが】
【完全には避けきれず右脇が浅く切り裂かれ、"鮮血"が宙に舞う───】

【赤色の水晶──男から見て後方、地面に刺さっている】
【橙色の水晶──赤色の水晶と男に挟まれた位置、地面に刺さっている】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 01:02:00.63 ID:6xSHphuU0
>>29
……そしたら私が責任持って面倒見るわ…
【真剣な表情で】

なるほどね…

妹の真似よ…あの子は昔から機械弄りが好きだから…………
【少し懐かしむように言い】

そうね…この義足を元に新しく造って貰えないかしら?
自分で造ったとはいえガタがきてるし…
注文としては
浮翌遊能力がついて、跳躍力とキック力に優れ、耐えられるモノ
なんか必要な素材があったら取り寄せるわ…
【そう言いながら】

/おかえりー
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 01:04:27.69 ID:9n95y4/no
>>31
【ぎりぎり、と腕をきしませて、護に力を込めていく】
【今は、応えない。模擬戦ならば、戦うのが第一である、そう思うから】
【襲いかかる蹴りを視認して、蛍光グリーンの瞳が収縮し、反応を返す】
【糸のバックアップを受けて強化された身体能力で左腕を引き、受け止め後ろに飛んだ】
【しかし、跳ぶタイミングが遅れ、衝撃を殺すには少し足りなかった】
【着地を失敗、地面を転がりながらも、だんっ、と腕を地面に叩きつけ、跳ね起きた】

だからってなぁ!
目の前に2人居て、俺が死ねば2人生き残って、2人死ねば俺が生き残るなら俺は迷わず死ににいく!
お前は見たことあるか!?前に話したよな?俺は戦場を駆けてきたって!
前の日笑って酒飲んで、一緒に召し食った奴が居たんだよ!
そいつは少年兵でよぉ!俺と同い年で!で、俺が激戦区の取材に行くって言ったら護衛してくれたんだよ!
そしたらだ!銃撃戦が始まったと思ったら、次の瞬間にはそいつは首から上なくなってたんだよ!!
死んだ理由は何だと思う!?俺を助けるためだったんだ!ああ、必死に逃げたさ、必死に!
そいつの事も気にする事もなく!そんな屑野郎なんだよ俺ぁ!!
俺みたいな奴は、死んでも仕方が無い人間だ!俺はいいんだよ!!
俺よりも、俺以外の人間のほうが、価値があるに決まってるだろうが……ッ。
屑一人犠牲に、1人でも救えるなら。それで十分だろうが……ッ。
……っ。悲しみなんて、直ぐに消える。長くて数カ月だ。
だったら、この生命。救済のための捨石にする……ッ、それが……、其れが俺の……信念なんだよ……。
そりゃ、皆生きて帰るのが理想だよ、だが、理想は理想でしか無い。
俺には理想を達成する力はない……、だから……俺はオレに出来る最善をする、それだけ……なんだッ!

【動きはない。拳を握り締め、ぶるぶると搾り出すような声を吐き出す】
【心からはきっと血が出ていて、トラウマもほじくり返して叫びを発して】
【顔はきっと涙と鼻水でぐしゃぐしゃだろう。普段の冷静さは、谷山の素ではない、仮面の一面】
【内心は燃え盛る心を持ち。それを氷の外壁で覆い尽くす。谷山はそんな男だから】
【だから、たまにはこうして、中を見せることがある。今の谷山は、唯の弱い学生一人であった】
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 01:05:21.09 ID:v6IOAvYH0
>>32

……なら、これは私のものになる、良いな?
………――手間がかかるが、隠せる場所に置けば、血を抜いてボトリングする事自体は難しく無い。

【五指から生えた、人より遙かに硬く鋭く分厚い爪で、肉塊を貫いて、フックのように保持する】
【それから、顔すら向けないまま言葉を交わしていたのだけども、耳に飛び込む断裁の音が気になった】
【体半分だけ、ゆらりと振り向いて】

…君は、まるでトカゲかタコの様だな。

……どうあれ、潔癖で無い程度に衛生観念が身に付いているのは悪くない事だ。

【人間の細胞とは、代謝の度合いが違うのか、生命力の供給を断たれても跳ねる触手を見つめると】
【また姿勢を戻し、怪物たる少女にとって有意なものか怪しい、そんな事を述べて】
【―――名前を覚えて貰った事への感想は、零しもしなかった】

………さて、時を経過ぎた血というものは、得てして酸味とエグ味が強く、飲めたものでない。
……………これにて、お暇させてもらう。

【最後に、もう一度だけ其方に目を遣ると、ソムリエにでもなったかの様な薀蓄をひとつ】
【それだけを置き土産に、肉塊を鷲掴みしたまま、彼女は何処かへと去っていくはずだ】
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 01:15:59.84 ID:QfSFyyDgo
>>35

……優しいんですね、超

【何人出るのか、そもそも出るのか、出ないのかも分からない】
【そんな「彼女みたいな人間」の世話を、責任持って見ると即答した相手】
【その相手の反応を聞き、少女は意外そうな声色で。少しだけ、微笑んで、そう言った】

妹さん、ですか。
なんだか超親近感が湧きますね。いつか、超話してみたいものです

それと、義足については超了解しました
ガタが来ている事に関しては──細かいパーツを新調した方が超いいかも知れませんね
付加する項目については……うん、それくらいなら、なんとかなる、かな……

後、何点か超教えてほしい事があります。
いち。
義足を完成させる期限は、超ありますか?
──こう見えても、他にも超色々仕事があるんですよ。
完成を急がせたいのであれば、超そのようにしますけれど
に。
その義足を元に、ってことは……利織ちゃんに義足を預けるって事になるんでしょうけれど──
それは今すぐ超預けますか?それとも後日?
後後、義足を外した後から義足完成まで、どうやってあなたは超移動します?
さん。
最後に、あなたの名前を超教えてください
流石に、商売をする以上は顧客情報くらいは知っておきたいものです。超
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 01:19:53.54 ID:uyyMOnt9o
>>34

【ギィンッ―――】
【硬質な音を立てて…水晶が男にぶつかる】
【それは、“下腹部”から鳴るにしては少々―――“異質”な音】
【当たったのは、男の下腹部でなく――右手に着けた真紅の籠手である】
【態々右手を自由にしていたのは、接近までの“保険”】
【業物とも言える籠手ならば、間違いなく己が身を護れると踏んで―――防ぎ切った】

【そして、完全ではないとは言え左手の小さな刀を避けられる。此処までは予定調和】
【此処までが“布石”】【下腹部へ有った右手が太刀へと延び】

【カッ―――】
【相手が下がると右手で一番長い太刀を掴み】
【それを迷わず抜刀――同時に相手を斬りつけようとする】
【近場の鉄砲とも呼ばれる神速の“居合”の一閃】
【バック“ステップ”…ほんの僅かな時間とは言え宙に浮いた少女に“追い打ち”をかける】
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 01:25:47.20 ID:ndOtGfI8o
>>37

…別に構わない
好きにすると………いい。

【塀に座ったまま、ほとんど身動きを取らずに】
【面白い持ち方を瞬きせずに眺める】

………。

汚れるのは……嫌い

【推測の域を出ないが、
 普通に殺せばいいものを、わざわざ肉塊になるまで叩きつけた理由も】
【刃物で攻撃されたことよりも、血を流してしまった所為かもしれない】

【びちびちと元気よく跳ねていた触手は、次第に勢いを失い】
【完全に停止すると同時に、液状化して血液に溶けていく】
【一体何で出来ているのか、生物なのか、全くもって謎である】

……さよ、なら

【あまり役立つことはないであろう、知識】
【へぇ…と感嘆する代わりに瞬きを一度だけして】
【立ち去る後ろ姿に対して、手も振らず小さくそう言っただけであった】
【最後まで表情を崩さない。冷たい、というよりは、本当に感情が無いのかもしれない】

/お疲れさまでしたー!遅レス気味でごめんなさい!
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 01:31:10.52 ID:PYKbboks0
>>38
優しくなんかないわ…ただそうなった場合、責任をとらないと私が私を許せないからよ
【静かにそう言い】

なんでも雑誌記者をやってるみたいよ…
私は会わないようにしてるからわからないけど…
【そう言いながら空を見上げる】
【どうやらゾンビになってから妹に会わないようにしてるようだ】

期限はそうね…木曜くらいまでかしらね…
《R・I・P》の活動が近々あるからね…
ええ。今預けるわ…
私は《R・I・P》の本拠地に昔使ってた車椅子があるから当分はそれ使うわ
【そう言いながら座り、両足の義足を外し始める】

名前は紅閻寺リンよ…
紅い閻魔の寺と書いて紅閻寺(こうえんじ)
それとコレは私のケータイの番号
できたら連絡してくれると嬉しいわ
【そう言いながらケータイ番号をかいたメモを渡そうとする】
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 01:33:26.12 ID:BHeTJCVzo
>>39

───《 爆─────

【この少女が能力を発動するには、其の名を"宣言"する必要がある】
【普段ならばたった数音の言葉、無いに等しいデメリットのはずなのに】
【現状置かれている"超至近距離"では、話が別だった】

【たった三音の言葉すら言い切ることが出来ずに】
【あまりにも早過ぎる男の一閃に、少女の身体は切り裂かれる】
【上腹部の辺りを横に一直線に切り裂かれ、飛び散った鮮血は男にも降り注ぐ】

【───────が】

──── 破 》

【少女の"宣言"は、まだ終っていなかった】
【常人であれば、痛みに呻いてもおかしくない程の傷なのに】
【"痛みを感じないかのように"、無表情のまま言い切った】

【"宣言"の結果であるが】
【先程籠手に弾かれた黄色の水晶が、小規模の爆発を起こすだろう】

【───尚、無表情をキープしているとはいえ】
【少女が負った傷は軽くないどころか、かなり重いのは間違いない】

【赤色の水晶──男から見て後方、地面に刺さっている】
【橙色の水晶──赤色の水晶と男に挟まれた位置、地面に刺さっている】
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 01:34:29.35 ID:v6IOAvYH0
>>40

【その後、同じ路地裏にて】

………「モンスターの子供」、か。

…………不足のおかげで、情け無い所を見せてしまった。
血の備蓄は、油断せずに行っておかないとな…。

【血液が不足した時の彼女は、思考が乱れ、本能が浮き彫りにされる】
【媚びて、笑いかけて―――それが、溜まらなく嫌だから】
【渇きだけは出来る限り満たしておこうと、改めて誓った】

【――――ぽとり】
【彼女が肉塊を握りしめると、夥しい量の血液が、小さな瓶の中に注ぎこまれていく】
【そして、その度に―――たちまち、それらは“凍って”しまうのだ】

/お疲れ様でした!
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 01:46:54.20 ID:uyyMOnt9o
>>42

【ぴしゃりと降り注ぐ、生ぬるい鮮血】
【戦場さながらの血化粧に思わず笑みを溢し――――】

【ドンッ――――】
【音が聞こえたのと、熱さを感じたのはどちらが先だったか】

―――――――――!!!!

【右脇腹を襲う痛みに声が―――出ない】
【口は大きく開かれ、大きく息を吐き出すが。音が一切出る事は無いと言う“異常”な光景】

【ともすれば必殺とも言える一閃に、何の反応も無い少女――――】
【――――殺さねば、殺される】

【そう判断するのに、数瞬の間も必要無かった】

【左手の小刀を少女へ棒手裏剣の様に投げつけ】
【同時に右手に持った野太刀を肩に担ぐ様にし構えて】
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 01:49:38.47 ID:OOCCmFpSO
>>36
・・・・過去ばかりに捕われてッ!!
その友人の事を忘れろとは言わないですよッ!!
いや、その子は忘れないであげて下さいッ

でも過去を振り返るのも結構ですけどね!!
・・・でもね、現在(いま)もちゃんて見て下さいよッ!!
その友人の件を繰り返さない為に貴方は記者になったんでしょっ!
それだけで十分ですよッ!!
反省して、また償おうとするッ!!その気持ちがあるだけで、もう十二分に、誇っていいはずでしょッ??!!

屑だなんて、もう誰が言ったッ!!!?
誰も言ってないんでしょッ!!!
貴方が自分に勝手に良い聞かせてるだけでしょッ!!
いたとしたら、僕はその人を許さないッ!!!

例えそれが短くとも、長くても、確かにそれは『哀しみ』なんだッ!!
貴方を失った時は、確かに寂しくて、悲しいんだッ!!
短いか長いかなんて、そんなのはどれ程、また立ち上がって前に向けるかなんですよッ!!!

忘れなんかしない!!
ちゃんと亡くなした哀しみは心に刻んでいるんですよッ!!!?
皆、それを乗り越えて、立ち上がるんですよっ

そんなの誰もいない・・なんてのは言わせませんよっ!!
まずはここに一人ッ!!、
貴方が死んでちゃんと哀しむ人間がいるのをちゃんと覚えていて下さいッ!!!
【護はそう自分の胸を叩いた】
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 01:53:50.66 ID:tkdNSm1DO
>>41

なるほど、ね……

(でも……やっぱり、超優しいです)
(本当に悪い人だったら──多分、こんなこと超思わないでしょうし)

【否定された、自分の言葉】
【しかしそのことに対し、彼女は嫌悪感を抱かなかった】
【──優しい人は、自らの優しさを否定する】
【それが、彼女の持論でもあったからだ】

雑誌記者、ですか──なんだか利織ちゃんと縁のなさそうな感じです
でも……やっぱり、超心配されているんじゃないですか?妹さん

【雑誌記者と聞き、ほわんほわんと浮かぶ相手の妹像】
【首にカメラをかけてて、メモ帳とペンを持ってて──ダメだ、顔が超出てこない】
【少女は早々に、「妹」の姿を想像するのをあきらめ】
【相手の妹を気遣うように、そう言った】

木曜日まで、ですね……超了解しました
まさか≪R.I.P.≫の人に魔道具を作るなんて、超考えたことなかったですけど──超仕事ですから、ね

じゃあ、紅閻寺さん。確かに義足は超お預かりしました
それと──改めて。
私の名前は、南雲利織(なぐもかがり)って言います
義足を引き取りにくる場合、魔術協会の魔道具開発班研究室へ超お越しください
早朝とか深夜でなければ、基本的に毎日そこに超いるはずですから

【先ほどもらったココア缶は、コートのポケットへ入れ】
【変わりに、自分の携帯電話を取出した後でリンが差し出したメモを受け取った】
【その後、手慣れた動作で書かれている番号を携帯に打ち込み。通話ボタンをぴっ。直後に電源ボタンをぴっ】
【「今ワン切りしたやつが、私の電番です」】
【「登録するかしないかは、超お任せしますけど、ね」】
【そう言ってにまりと悪戯な笑みを浮かべ。ぱたんと利織は携帯を閉じる】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 02:01:43.73 ID:BHeTJCVzo
>>44

…………。

(上腹部損傷大……しかし、戦闘続行は、可能。)

【地面へと着地するものの】
【傷が深いからか、走るなど機敏に動くのは難しそうで】
【ただでさえ速い相手から距離を取るのは、現状では不可能に近い】
【流血の量も多く、例え放置していても少女に死は迫っていく】

【左手で、一閃によって出来た傷の一部を抑え】

───《 射出 》

【緑色の水晶を放ち、投げつけられた小刀を撃ち落とした】
【そしてその水晶も勢いを失い落下──地面へと、転がった】

【強力な一閃を食らったとはいえ、バックステップ自体は成功しており】
【男が持つ野太刀の間合いから、少女は僅かであるが外れている】
【加えて、少女と男の間、地面に転がっている黄色の水晶───】
【───男が間合いに踏み込むため接近するには、少々の危険が伴うだろう】

【赤色の水晶──男から見て後方、地面に刺さっている】
【橙色の水晶──赤色の水晶と男に挟まれた位置、地面に刺さっている】
【黄色の水晶──男と少女の間、地面に転がっている】
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 02:02:14.70 ID:BHeTJCVzo
>>47
/最後の一行訂正です。すみません。
/【緑色の水晶──男と少女の間、地面に転がっている】
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 02:07:16.97 ID:9n95y4/no
>>45
……其れでも、それでもだよ。
俺は。俺の命に価値を見いだせない。
そういう人間なのさ。

【嘆息して。静かな瞳で護を見据えて】

……お前みたいになれれば、いいんだろうな……。
でも、無理さ。俺は俺でしか無い。

【谷山の頑なさは。恐らく一度二度では崩れない】
【強固に、経験が谷山を歪ませているから】
【谷山は、自己の命より他者の命に価値を見出す】
【それは、歪んだおかしい事。でも、谷山は其れを是とする】
【歪んだ“Justice”を抱いているのだろう。だが、其れでも谷山は止まれない】
【言うなればブレーキの無い車である。アクセルを踏むしか許される行動は無い】
【一度止まってしまえば、谷山は過去を見てしまう】
【過去を振り返りたくないからこそ、前を見る。否、前しか見ない】

……悪いな、護。
俺は止まれない、前を見るしか無い。
俺はよ、お前の思ってるより多分弱い、多分小さい……背丈じゃねぇぞ?
怖いからこそ、俺は逃げてるのさ、多分な。

【嘆息する谷山は、その瞳を揺らして護を見て】

……間違ってるのなんて、知ってるさ。
でも、それでも。どうしようも出来ない。もう、止まれない。
そうだ……俺は、あいつが死んだあの日から、ずっと逃げ続けてるんだ。

【自己に話しかけるように、そう言って】
【ざ、ざ、ざ。と数式がノイズと成って周囲に舞っていき】

……頼む。俺は止まりたい。でも、止まれない。
だから、俺を叩き潰せ。俺を力で止めてくれ。
俺が変わるには。止まらなきゃいけないから。

【数式は左腕にまとわりついていき、テクスチャを構成して張り付いていく】
【漆黒のラバーのようなモノがまとわりついいた】
【HelloWorldの上位発動を一部だけ発動したのである】
【数式が組み変わり、焔を創り上げる。拳には焔が宿った】

《Code-Fire!》

【護を涙を流す瞳で見据えて、叫んだ】

行くぞ!護ウゥウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥウゥゥゥウウウ!!
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 02:09:04.66 ID:UC55sReB0
>>46
妹は私と双子だから顔は同じよ…
それに魔術協会に取材した事あるみたいよ…なんでも襲撃事件があったときに…

…心配よ。だってあの子はいつも私について来て…泣き虫で…甘えん坊で……
【心配そうに言いながら】
それに多分私が死んだ時、あの子は復讐しか考えてなかったと思うわ…
だから……自分のやりたい事を見つけて幸せに暮らしてほしいわ……私の事なんか忘れて
【どうやら妹がかなり大切なようだ】

わかったわ…利織
【そしてケータイを取り出し、利織の番号がきたのを確認し】

じゃあ私はもう行くわ…
ありがとう…また会いましょう
【そして端末みたいのを取り出し】
【弄るとリンは消えていくだろう】

/乙でしたー
/夜遅くまでありがとうございます
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 02:14:42.32 ID:uyyMOnt9o
>>47

―――――

【間合いから出た少女へ向けて――刀を振るう】
【右手に持った野太刀―――長さは僅かばかり足りないだろう】
【―――――――“このまま”では】

(――――ま、ずい)

【彼の理性…人を斬りたく無いと思う心は―――今から身体が何をしようとしているか知っている】
【だが、今…彼の理性が出来るのは――――】
                               【下がってくれと、心の中で願う事だけで】

【―――ブッ】
【風を裂く様な音と同時の、肩に担ぐ様に構えた野太刀の横薙ぎの一閃】
【普通に振るったならばニナへ届かない一撃……】

【――――だが、この剣は。“届く”】
【一撃を繰り出す最中、男の右手は刀の柄の鍔元から柄頭まで“横滑り”した!】
【野太刀は刀身が長大な分柄の長さもそこそこ長く。予想以上に切っ先が“伸びる”】

【狙いは少女の喉笛―――一撃必殺を狙った“奥義”と言える】

【果たして―――見切れるか】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 02:26:46.03 ID:QfSFyyDgo
>>50

(顔超見えねぇ……包帯で)

襲撃──アルマゲスト、ですっけ。なんか超そんな感じの集団が襲ってきたことがありました、ね
あの時は……協会から逃げようかどうしようか本気で超迷いましたよ
とある人からの依頼が完了して居なければ、本当に逃げていたかもしれませんね

後──妹さんについては……
本当に超そう思っているんなら、やっぱり一度、会ったほうがいいんじゃないでしょう、か
ちゃあんとそのこと伝えてあげたほうが、いいと思います。

【彼女は、二人の姉妹のことなど何も知らない】
【だけど。リンの話す様子を見て──本当に、妹の事を大切に思っていることが、伝わってきて】
【記者であるという彼女の妹には。そのことを、伝えてあげた方がいいんじゃないかと】
【そう、思った】

はい。それでは、研究室で超お待ちしています
今日は超ありがとうございました
じゃあ、またお会いしましょうねー……あの端末超すげぇ。ワープですかね
利織ちゃんの携帯電話と同じ感じでしょうか。超

【その後。その場に残ったであろう義足2本を、回収し】
【ずしりと手に重みを感じながら──】
【あぁ、また仕事が超増えましたね。なんてことを思い】
【彼女もまた──どこかへと去って行くのであった】

/お疲れ様でした!こちらこそ、ありがとうございます!
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 02:40:12.93 ID:BHeTJCVzo
>>51

【死の具現が、直ぐ傍まで迫ってきている】
【あと数瞬、逃げなければ、呆気なく生命を刈り取られる】
【それもそうだ。生命など軽いもの。ナイフで刺せば人は死ぬ】

【────それでも】

(……────やだ。)

(…………死にたく、ない……………。)

【切っ先が喉笛まで迫りくる、ほんの数瞬の間で】
【確かに少女は──しっかりと、明確に、"死にたくない"と思った】
【それはこの少女の中にある、生存本能の現れと言えるだろう】

【だからきっと、これから起きる出来事も、"奇跡"などではなく───】


────《 Luminous Vista 》


【───男の繰り出した"奥義"は、喉笛まで達した】
【しかしその刀身は、少女の生命まで刈り取る事は出来ず、"何か"に弾かれた】

【暗がりの中、眼を凝らして少女の身体を見れば】
【きっと、"二つの異変"に気づくことだろう】
【一つは、固く閉じられた右目が開き、漆黒の闇の如き瞳が覗いている事】
【もう一つは──少女の首を、"黒一色の水晶"が覆っている事】
【───いや、訂正しよう。少女の首の材質が、"黒一色の水晶"に変質している事、だ】
【きっとこの水晶によって、男が繰り出した"奥義"は弾かれたのだろう】


/申し訳ありません。遅くなりました。
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 02:49:12.73 ID:OOCCmFpSO
>>49

世の中には、『勝った方が正義』って言うルールがあるそうです。
・・・たとえば、何か、給食で余り物のを取り合う場合がそうです。
【護は先程、地面に刺し立てた刀を二本とも抜く】

・・・ジャンケンで決める場合は、単純で公平な戦いだろうから、ともかく。
それが『暴力』にすり替えられると、もうどこまでが公平な闘いなのかかどうか解らなくなる。
しかも、もしそれで負けても、もう何も文句をつけられない。
だってもうその時点で相手が正しい、相手が勝者で『正義』なんですだから。

・・・・僕はね、この理論はは少し理不尽な『正義の決め方』だと思うんですよ。
【そして、谷山に向ける】
【その刃を、その視線を】

・・・・でも、そんな戯言も、今はもう通用しないをですね。

・・・―――もうこれでしか貴方の正義を止められないなら。
そのご希望に答えて、この正義で貴方を貫きますッ!!
【そう駆け出して】
【最後の一閃を放つだろう】
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 02:55:23.12 ID:uyyMOnt9o
>>53

【音を立てて、男の凶刃が防がれる】
【ほんの一瞬―――男は呆然とした表情を浮かべるだろう】

【嗚呼――――刃が通らぬ】
【嗚呼――――これでは殺せぬ】
【嗚呼――――之では、意味が無い】

【殺人衝動の具現である黒い霧に導かれ、ゆるりと―――己が野太刀を、鞘へ納めようとして】
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 03:00:21.15 ID:9n95y4/no
>>54
……ああ、買った奴が正しい。
そういうもんさ。負けた奴はすべからく悪だ。
おかしいと思うのは間違っちゃいない。そして、其れが正しいのも間違っちゃいない。
だからこそ、俺は負けたくない、勝ちたい。
負けた奴を沢山見てきたからな……怖いよ、本当は。
ああ、結局は逃げでしかないんだよ。

【言葉が。思考が口から漏れていく】
【刃が迫る。左腕を振りかぶる】
【一閃が谷山の胴に趨る、斬撃が、魔力の血を吹き出させて】
【しかし、立っている。拳を振りあげて】

……っ、負け、か。

【後ろ向きに地面に倒れ込んだ】
【数式が周囲に霧散していき、消えていき】

……畜生、痛いな……、本当に。

【涙が、自然と流れる。だが、其れは嫌な涙ではなく】

……死にたく、無い……な。
ああ、死にたく無い……。

【腹を押さえて、そう言って】
【しかし、穏やかな様子であり】

……悪いな。色々、さ。

【色々、である】
【谷山の汚い部分をさらけ出してしまった】
【自己の素で当たるということは、相手に何かを背負わせること】
【谷山は、護に何かを背負わせてしまったのではないかと、後悔しているのだった】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 03:04:04.07 ID:BHeTJCVzo
>>55

(……良く分からないけど、助かった。)

【濃厚な死の気配が去ったからか、漆黒の右目が再び閉じられる】
【水晶製になった少女の首は、元に戻らないが】
【───もしかしたら、もう二度と元に戻る事は無いのかもしれない】

…………どういう、事?

【己の武器である野太刀を鞘に戻した男に、疑問を抱くが】
【それでも少女の行動は変わらない】
【まだ男の能力を確認していない以上、危険はまだ残ったままだし】
【そもそも自分は──男を殺すために、今此処にいるのだ】

【男の動きを警戒しながら、ゆっくりとした動きだが後退する】
【遠距離主体の少女にとって、この間合いは危険すぎるからだ】

【赤色の水晶──男から見て後方、地面に刺さっている】
【橙色の水晶──赤色の水晶と男に挟まれた位置、地面に刺さっている】
【黄色の水晶──男と少女の間、地面に転がっている】
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 03:15:42.60 ID:uyyMOnt9o
>>57

………手詰まりに候。

【漸く、男が声を漏らした】
【黒い霧は、未だ纏わりついているが先程より薄くなっていて】
【理性が前面に出てきたのだろう】

【―――手詰まり】
【少女が水晶化して。欠けず、刃が通らぬならば…剣士であるこの男は手も足も出せない】

【ひょい、と先程落ちた小刀を拾って…それを鞘にしまうだろう】

(……背後にも前にも水晶。手どころか…足も出ないでござるな)

【どうしたもんか、等と思いながら…小さく欠伸を漏らした】
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 03:19:12.19 ID:BHeTJCVzo
>>58
/……念のため確認しておきますが、水晶化してるのは首だけですよ。
/描写不足、及びこちらの読み取り違いでしたら申し訳ありません。
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 03:22:51.42 ID:uyyMOnt9o
>>59
/……わーお^q^読み間違えた。ごめんなさい
/まぁ全身出来るとコイツが思ってるって事で
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 03:36:18.87 ID:BHeTJCVzo
>>58

……じゃあ、死─────

【男が告げた降参の声を聞くと】
【少女の口から"死刑宣告"が放たれようとしたが──】

【──其れを最後まで言い切る事無く、少女の身体が不自然にぐらつく】

(……意識レベル、低下…………。)

【少女は一度、その身に男が繰り出した必殺の一撃を受けているのだ】
【幾ら"奥義"を防御したとはいえ、死が迫っている事には変わりない】
【小学生程度の小柄な身体、寧ろこれまで耐えきっただけでも十分すぎる】
【何よりも少女は、男の降参を聞いて安堵してしまった──】
【───その心の隙を、少女を狙う"死神"は見逃さなかった】
【容赦なく、冷酷無慈悲に、意識を、生命を刈り取ろうと近づいてくる】

………………帰る。

───《 連鎖 》、《 爆破 》

【男の後方の地面に刺さっていた二つの水晶が砕け】
【発生した二つの光が、男の目の前に転がる緑色の水晶に集まると──数秒遅れて、その水晶が爆発した】
【爆発の規模は、先ほど起きたものよりも大きいものの】
【光が集まるという予兆があり、回避自体はさほど困難なものではないだろう】

【だがその攻撃の成否にかかわらず】
【爆発によって発生した煙に紛れて、少女は路地裏から歩き去っていこうとする】
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 03:36:49.74 ID:OOCCmFpSO
>>56
・・・・・やった・・ッ?!
・・・・あぅうっ!!
【手応えを感じて呟く】
【だが、その数秒後には、護は再び後方に吹き飛んでいた】
【最後の最後で腕が命中していたのだ】

痛たた・・・
【護は刀を杖の様にして立ち上がると】
【倒れる谷山に向けて】

・・・・その気持ち、忘れないで下さいね。
僕が貴方を死なさせませんから。
【そう告げた】
【とても、とても優しい口調で】

何言ってるんですか・・友達でしょ・・・?
これぐらい何ともないですよ。
【二人は確かに本音で、本気でぶつかり合った】
【そこで素が現れない方がおかしいという物だ】

・・・・それに何かしら背負ってないと、つまらない物ですよ。人生なんて
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 03:42:51.20 ID:9n95y4/no
>>62
【魔力が傷から流れていき、力が抜けていく】
【だが、其れがどこか心地良かった】
【壊れさえしなければまともに動く義手で体を起こして】

……へ。
だったら俺もお前を死なせねー、覚えときな。
谷山基樹はお前を死なせない。

【こういう言葉を言うのは、得意ではない】
【だが、谷山は本心からそう思っている】
【棘を感じさせない声色と態度は、この少年には珍しいもので】

……そう、かもな。
まあ、いい。お前の友達。
夢幻 檸檬さん。俺の方でもちょっとアプローチ掛けてみる。
水の国支部には少し恨み辛みもあるしな。
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 03:50:47.37 ID:uyyMOnt9o
>>61

死ぬのは構わんよ。どうせ独り身で――――おろ?

【と、言いかけるも…突然の帰る発言にキョトンとした表情を浮かべ】

【――――背後から、迫る光に気付いたか】
【素早く後ろへ身を引いて】

……けふっけふっ…あー、もう。
この身体になってから散々でござるな

【煙で咳き込みながら、ぽつんと呟いて】
【少女が遠ざかって行くのを、止める事は無いだろう】

/お疲れ様でした
/拙い絡みにお付き合いいただき有難う御座いました
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 04:02:04.40 ID:BHeTJCVzo
>>64

【───表通り】

……動かない…………。

【水晶化した首は、まだ戻っていない】
【少女の意思で戻せない以上、一生このままなのだろう】
【水晶は固いためあまり自由には動かせず、意外に不便である】

【───"もし、たら、れば"の話であるが】
【いつか少女の全身が水晶化したら、一体どうなるのだろうか】

【ある意味では──男の"奥義"は、少女の生命の一部を刈り取ったのかもしれない】

/こんな時間までお疲れさまでした。
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 04:05:08.32 ID:OOCCmFpSO
>>63
・・・はい、僕も死にたくないですから。
【自分が護る事ばかり背負うのも駄目だろう。】
【お互いに護り、護られる。】
【そうして信用しあってこその・・仲間なのだから】
【護は、そう思うのだった】

はい。・・・檸檬さんが何処の機関支部配属なのかまでは解らないですが・・・
・・・ナンバーは《No.90》です。

気をつけて下さい、『以前』の彼女とは違う。
今の彼女は、その『以前』よりももう一つ前の、彼女です。
【殺戮を快楽をしている。】
【卵が彼女を変えた、・・いや彼女を戻した】

・・・・僕も、一度その組織にコンタクトを取ってみます。
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 04:14:39.22 ID:9n95y4/no
>>66
……ああ、卵の事は良く知ってるさ。
あの狂気に抗うのは、難しい。

【思い出し、顔を歪めて】
【幸い暴走で一人も殺さずに済んだが、谷山だってあと一歩で一般人を殺すところだった】
【その恐ろしさは、この身と心に刻まれている】

ああ。
俺の名刺渡しとくから、もし接触できたらこの名刺を見せてみるといい。
何も無いよりはマシだろう。

【名刺をベルトポーチから出し、渡す】
【名刺には統一征斗会新聞部部長、部会幹部、Justice所属という肩書きと】
【名前、そして電話番号が書いてあるのが視えるだろう】
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 04:29:17.80 ID:OOCCmFpSO
>>67
・・・・今も彼女はその狂気の中で苦しんで、・・・戦っている・・

有難うございますっ。
【護は、差し出された名刺を受け取ると】

あぅっ?!こんな時間・・・じゃあ、僕はこれで、失礼しますねっ
【ようやく時間の事を思い出して、急ぎ足で廃墟の出口へ歩き出した】
【・・・―――気づいたら、もう朝は近くなっている。】

今日は有難うございました。
では、また会合でお会いしましょう。谷山さん。
【最後に、振り返ると】
【別れの挨拶をして、家路を歩き出したのであった。】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 04:37:05.25 ID:9n95y4/no
>>68
……ああ、あの苦しみは、よく知ってる。
開放、してやりたいな。

【瞑目してそう言って】
【護の言葉を受けて外に視線を向けると、もう日は登ってきていて】

……ああ、またな。
俺は修行を続ける。
負けたく……無いからな。

【そう言うと、護を見送り、取り敢えずは体力を取り戻すため、壁にもたれるように座り込み、眠り込んだのだった】
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 04:40:33.66 ID:OOCCmFpSO
>>69
/乙でしたー!
/二日間&朝早くまで絡んでいただきありがとうございました!
/返事が一々遅くて申し訳ありませんでした。
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 12:08:18.84 ID:zOaa7kpDO
【公園】

【ベンチの一つのど真ん中、どっかと胡座をかいて、新聞を読んでいるものが居る】
【新聞の日付が古いというツッコミ所が有るが、まずはそれを横に置いて】


ふん、どうやらあの国には馬鹿しかおらんようだな!愚かしい!
如何にして停滞すべきかを追求する国家に未来など―――

【独り言が、叫び声の領域だ】
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 12:33:05.24 ID:4HNuK57SO
>>71
//まだいらっしゃいますかー?
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 12:35:14.13 ID:zOaa7kpDO
>>72
/いたりするぞー
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 12:46:50.17 ID:4HNuK57SO
>>73
//把握りました、今から大丈夫でしょうかー?
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 12:49:50.33 ID:zOaa7kpDO
>>74
/いると分かったら絡み文を書かんかァーッ!
/いや、携帯だとこういうやりとりも時間がかかって勿体無いのよー
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 12:58:54.25 ID:4HNuK57SO
>>71
【時を少し遡り、同じく公園に】
【右手にクレープ、左手には缶ココアを携え、如何にも週末を満喫しています、と】
【そんな雰囲気を漂わせて、黒尽くめのスーツ姿の青年が一人歩いてくる】
【彼は丁度、新聞を読むものの隣に腰掛けて。なんとも呑気に、クレープをぱくつき始めた】

【――――それから、ややあって】

――……っふぉあ!?、ッ!げほ、ごほ……っ……。

【やはりと言うべきか。ボリュームが軽くおかしな事になった独り言に】
【彼は盛大に噎せっ返り、目を白黒させながら其方を見ることと相成り】

………な、何読んでるの、かなー?

【暫くして。口の周りがクリームでべたついた状態のまま、其方に向けて問い掛ける】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 12:59:59.63 ID:4HNuK57SO
>>75
//あばばばば済みません、それでは宜しくですー!
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 13:24:02.54 ID:zOaa7kpDO
>>76
【ベンチの青年は、色々と目立つ格好をしていた】
【まず、身長は195cm超。座っていても背の高さは分かる】
【赤い軍服は大きく襟元を開き、白いシャツと黒いネクタイを除かせ】
【黒いロングコートにシャコー帽、ジャケットのベルトには装飾の細かい短剣】
【体格は総合格闘家、それも打撃系の選手に近い】


全く!停滞の先に退屈以外の何が有るか!
無為の平和に溺れることに価値が有るか!
真に正しきは果たして―――

【ゲルマン系と言うのが近い、彫りの深い顔と白色の肌】
【何よりの奇妙は目か。虹彩は紅く、瞳孔は縦に長い】


―――……む?

【かぁん、とブーツを地面に打ちつけ青年は立ち上がった】


見ての通りに新聞だ。何日か前のだが
大概は読んだものだろう?

逆に訪ねよう。お前は、口に食物の粕を残して生活する流儀かな?

【意外や意外。話し始めれば、声量は標準】
【丁度先週の日付、それから相手の口元を指差した】
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 13:47:46.00 ID:InsKrLV1o
【 水の国 ――― 廃ビル街 】


【往時の栄光を偲ぶべくも無い、『打ち捨てられた』この地】
【無機質な灰色の町並みを有する此処に―― 一棟、血腥い℃O階建てのビルが有った】
【“嗅覚”と云うよりは“第六感”に語りかけて来る様な、そんな「雰囲気」――……】



 ―――  …、……例えば。



【其の建物の屋上=\―……其処に、一つの人影≠ェ有った】



 其処に――『何かオモロイ』モンが有ったとしようや。
 何でもエエ……人でも、物でも、事件でも、研究対象でも、ゴミでも。
 キミは其れ≠手に取るンを、“躊躇”するか?  ……あァ、そう。 『ワイは狂ってる』、と……。



【『絢爛』とは別のベクトルに派手≠ネストライプのスーツを身に付けた、金髪の男である】
【金髪は恐らく、“染めて”いるのだろうか……おおよそ、『髪質』の良さそうな其れではない】
【白地に紅いラインが走る其のスーツの右胸元に目を遣れば、金糸によって為されたL.I.H.≠フ刺繍】
【毒々しい紫色の眼鏡の両弦には、対照的な白色が“染め抜く”様にして≪No.63≫の文字を示している】


【彼が踏み付け≠ツつ語り掛けているのは、『スーツ姿の男性』……“刀”を持っている】
【微かに「氷が刀に張り付いている」のは、どちらかの能力≠セろうか――――】
【屋上では先程まで『戦闘』が行われていたのか、焦げ臭い@lな匂いが漂っていて】





          ―――…、……  『 ツ ・ マ ・ ラ ・ ン 』





【突如、出現したのは六手の仏像=\―――其れは、『スーツの男性』の頭を二本の腕で掴み】
【彼を持ち上げると『屋上の縁』まで移動し、“落とす”体勢へと持ち込んで行く――】


【―― 一連の光景は、地上からでも十分≠ノ見えるだろう】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 13:54:34.79 ID:LmgzjY+Ko
>>79
【いつ現れたのか、そこの男の後方、フェンスに寄りかかる一人の女性】

「面白くない世の中なら、自分から面白くすればいい」なんて・・・
・・・昔の偉い人は仰ったそうですが?


【燃える赤色のショートヘアに、温和な印象を持った金色の両目が輝く】
【フラワーハットを被った、紺色のブラウスとロングスカートの細身の女性】
【首元には十字架が輝き、ブラウスの裾には≪No.111≫の刺繍がある】

はじめまして、百家様・・・
っと、あら、今はお取り込みの最中でしょうか?

【”仏像の腕”に掴まれた男を見ては―――くすり、と微笑んで魅せ】
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 13:57:07.40 ID:4HNuK57SO
>>78
【対して此方の格好は、ブラックスーツに白いカッター。ネクタイは締めておらず】
【革手袋にソフトハットを着け、レザースニーカーを履いていて】
【その何れもが、烏かはたまた葬儀屋かと見紛うほどの黒尽くめであった】

【新聞を読んでいる彼とは10cm弱の差があるものの、こちらも長身】
【体付きは引き締まっていたが些か頼りなく、すらりと言うよりひょろりと細い】
【左腰のベルトには鈍い銀のリボルバーが一挺、ホルスターに納まっている】

(……えーっと、軍人さんの兎さん?銃は言わずもがな、帯剣もしていないみたいだし、どうだろ)
(いやまあ戦場じゃあるまいし、あんまり重武装じゃないのはごく普通だろうけど)

【整ってはいるが二枚目と呼ぶには一枚多い、これといった特徴の少ない顔を其方に向けて】
【ぱちくりと瞬き一つ。黒い眼を記事と彼とに交互に遣って、それから】


……だよねえ、間違っても電話帳読んでるようには見えないと思う。
まあ、俺もそれなりに読んではいるけど。これまた、何故に今?

――――あははー、失礼失礼っ。ありがとねー!

【逆じゃないか、などと失礼なことを考えつつ。問いを更に重ねて】
【口許のクリームを指摘されれば、人懐っこく笑い。ポケットからハンカチを取り出して】

【ごしごしと口の周りを吹きはじめた】
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 14:01:32.51 ID:InsKrLV1o
>>80

【『百家』と呼ばれた男――派手な格好から見て、本人で間違いは無い】
【だが、“振り返る”事は無く。 只、ポケットに手を突っ込んで男≠ノ目を遣り続け】


――――……  おっ。     



           ……誰か知らんけど、『避け』ぇや。


            【ビュン――――――――!!】



【“瞬間”、『男の刀』が淡い光を発し――彼が笑みを浮かべたと同時、氷柱≠ェ飛来する】
【ひらり、と軽々とした動作で其れを避けた“百家”……氷柱は、彼女の方向へと向かう】
【直線的な軌道ながらも、確実に「攻撃する」事を目的とした『速い』其れだ―――。】
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 14:13:05.16 ID:LmgzjY+Ko
>>82
【「男の刀」より生まれた”氷柱”―――飛び出した姿は、まるで弾丸か】
【それを避けた”百家”―――の後方、フェンスの女性にまで襲う軌道上】




―――"As you like it."




【百家と男―――二人に聞こえるか、聞こえないか程の、小さな声で”そう”呟き】
【彼女は右手を掲げて、真っ直ぐに襲い掛かる”氷柱”を―――”素手”で受け止めた】

【しかし生身の人間が素手で受け取れるとは考え難く―――】
【―――先ほどの詠唱とあわせれば、一種の魔術、だろうか】


ふふっ、ご忠告感謝いたします
百家様のおかげで無事に怪我もせず済みましたよ

それで、今は「お仕事中」ってところでしょうか?

【掴んだ氷柱はそのままに、彼へと小さくお礼を述べて―――】
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 14:23:23.12 ID:InsKrLV1o
>>83

【氷柱を放った男―― 一瞬、百家の集中が途切れた∴ラだろうか】
【刀を振るい“頭を掴む仏像の手”を切断すると、自ら落下して行く――】


……あーぁ、逃げられた。


【百家は仏像を消滅させると、緩慢な足取りで“屋上の縁”へ】
【身を乗り出して『下を見遣る』と……残念では無さそう≠ネ調子で呟き】
【此処で初めて「女性の方向を振り向きつつ」、声を発する】


で、や。 此処でワイを突き落とそうとせェへん=\―って、事は、や。
早い話がキミは味方って解釈して構わ……あぁ、ナルホド。


【彼女を見た瞬間、“番号”に気が付いたのだろう……納得した様な声】
【鉄製の手摺に背中を預けると、胸ポケットを探り始めて】


『仕事中』っちゅうよりは、『待ち合わせ中』やねぇ。
今のは何かけったいな名前の“企業の私兵”――忘れてもうた。
ワイの事「付けとった」から、邪魔やから叩いといただけ……あぁ、有った有った。


【取り出したのは煙草=\― 一本取り出すと、軽く口に咥えて】
【続いてライターも取り出し、火を付ける……何とも、『リラックス』した様子だ】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 14:25:33.09 ID:QfSFyyDgo
【路地裏】

【透き通るようなプラチナブロンドの髪と蒼い蒼い目をした、18歳ほどの少女が歩いている】
【そのウェーブがかった金髪はラメ入りのヘアゴムによってポニーテールに纏められている】
【少女は喪服を思わせる黒の強い灰色のワンピースコートの上から、同色のケープを羽織っていた】
【コートの袖口と裾、襟には暖かそうな黒いファーが。背中側には上品な編み上げの飾りも見受けられ】
【ケープの留め具としてなのか、首元には灰色の大きなリボンが結わえられている】
【右人差し指にはめられている紅い石の指輪と、首に下げているチェーン付のコインが時折鈍く光を反射する】

……見つからない、です、わ。。
ですが──まさか大声で名前を呼ぶわけにも、参りませんわ、ね
そうしたら、またどなたか──正義を名乗る方が、お説教に来そう、ですし
どこにいるのかしら────

────百家、羅山様は。

【かつん、こつん】
【このような場所を歩くには些か頼りない様子を持つ少女は】
【誰かを探しているように、きょろきょろと周囲を見渡しながら歩く】
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 14:32:03.91 ID:zOaa7kpDO
>>81

何故、何故と聞かれて答えなどあるものか
過去の新聞を今読んで何か問題が有るのかね?

【どんな答えを返した所で、変わり映えもしないだろうと】
【逆に質問を返して、更に続ける】

よもや、謝罪する為に声を掛けてきた訳ではないだろう?
何が目的だ、其処の

【賑やかの性質が違う相手に対し、詰問口調】


/申し訳ない、電話が来て遅れました
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 14:36:05.54 ID:WY/krqv5o
>>84

【落下した男の様子を、私も、と手摺に駆け寄り身を乗り出してみれば】
【深遠、とでもいえそうなビルの底―――男の安否など、分からない】

突き落とすなんて、そんな・・・
どうして私が百家様を、そんな目にあわせる必要があるでしょうか?

【手摺に腕をかけ、隣の男の顔を見上げてクスリと微笑むと】

改めまして、百家様
本日はご挨拶までにお伺いしまして・・・

申し遅れました、私、氷の国支部の―――
支部長、パッション・プレイ≪No.111≫と申します

先月のルビーシャの一件、お見事なものでした

なるほど、百家様ほどの有名人ともなれば、イロイロと大変でしょうね

【口では”大変”と言いつつも、こちらも世間話でもするような口調だ】
【ビル底より吹き上げる風に、彼女の赤髪はふわりと揺れて―――】
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 14:43:07.39 ID:OOCCmFpSO
【水の国:病院前の広場】

あぁぅ・・・、痛い・・・
ここ最近、毎日の様に連戦・・・もう全身怪我だらけで、
もう治療も追いつかないや・・
【白のカッターシャツに青のネクタイを着け】
【腰には二本の刀を携えた少年が座り込んでいた】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】
【また、少年の腕や頭など、体の様々な所には包帯が巻かれている。】

流石にしばらくはなるべく抑えないと・・・
“会合”の事もあるし、
包帯だらけのままで出席するのも嫌だしなぁ
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 14:47:15.25 ID:InsKrLV1o
>>87

『氷の国支部』……あぁ、最近出来たとか部下が言っとったわ。
111番のパッションちゃん、ね――多分覚えた。

【大きく煙を吸い込むと――屋上の外側へと吐き出して】
【たった数秒しか吸っていないにも関わらず、煙草を投げ捨てると】


……ルビーシャの件は、ワイの部下≠フお手柄。
自分は大して関わっとらん――精々、“根回し”位のモンやねぇ。
有名なンやったら、今の『ルビーシャ総督・副総督』サマの方やろ。


【「謙遜ちゃうで」、と言葉を続けると―― 一度、内部への扉を見遣り】
【“誰も来る気配が無い”のを確認すると、溜息を一つついた】
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 14:52:25.11 ID:4HNuK57SO
>>86

ふむ……無いと言えばまあ、無いね。
精々、俺みたいな奴が寄ってくることくらいじゃないかなあ?

【軽い調子でけらけら笑って頷いて、問いに答えれば】
【口許を拭ったハンカチを畳んで仕舞って】

目的は、と聞かれても答えようが無いよー。強いて言うなら暇潰し?
適当にふらついてたら、何やら普通じゃないような匂いがしたもので、ね。

所謂勘さ……で、何を読んでいたのかなー、っと。

【何とも適当に過ぎる理由を述べて、へらりと流しつつ】
【ぐい、と上体を反らすような態勢を取って、彼が読んでいた記事を覗き込まんと】
//了解なのです、大丈夫でしょうかー?
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 14:58:00.00 ID:cTXmTUt5o
>>89
そう言って頂ければ私も幸いです―――
支部は出来たばっかりで、まだあいさつ回りやっている途中ですけどね

【くすり、唇に指を当てて、少し首を傾ければ】

”根回し”、だなんて・・・
言い方を変えれば、すべて百家様が「シナリオ」を書いていた、なんてニュアンスですね



百家様も、「ピエロ・リュネール」部隊も、
ルビーシャくらいの街で収まるとは思いません



例えば・・・もっと大きな「シナリオ」を考えている・・・とか



―――なんていうのは無粋な質問でしょうか?

【そして百家に釣られて同じく後ろの扉を振り返れば】
【「なにかあるんですか?」不思議そうに、彼に尋ねた】

92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 15:06:31.76 ID:InsKrLV1o
>>91

【『無粋な質問』――其れが出るまで、百家は大した反応を見せない】
【「百家がシナリオを書いたのではないか」との問いにも、是も非も無く】
【只、染めた金髪をビル風に流して……顎に手を遣り】


ン、や、別に無粋でも何でも無いよ。
もう昼の国支部長サンには伝わってるみたいやし。
――よォ考えたら、パッションちゃんにも伝えとかな不公平か……。


【「ほな、行こか」――そんな言葉と共に突如として“扉”へと向かう百家】
【“付いて来い”と云う意味なのだろうか、扉を開けると階を下って行く―――】
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 15:13:51.23 ID:zOaa7kpDO
>>90

普通とは何ぞや。停滞した日常か?
それならば私は、普通で無い方が良いな
全くどこもかしこも動く事を嫌うばかりで―――

―――……動かない理由は作れるが
動く理由は取り繕うのが難しい

【ぱさり、と手元の新聞を裏返し、読んでいた箇所を相手に向ける】
【記事の内容は、“僭王”に関する一連のまとめ記事】


勘という理由は悪くないな、とても良い
ならついでに勘を働かせてみればいいとも
私がこの記事をどう見たか、でもね

……ああ。この件は、知っているか?

【互いの知識の齟齬を確認しつつ、笑顔混じりの青年】
【但し、その笑顔は、『公開処刑』の四文字を指差しながら、だが】


/そこまで問題は無い、です
/ただ、もしかしたらまた電話などくるかもしれず
/一時中断して、20時頃からの再開と出来ませんでしょうか?
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 15:14:58.45 ID:cTXmTUt5o
>>92
昼の国支部・・・あぁ、ガルニエ様ですね
以前お会いしたときも、ガルニエ様も仰っていましたよ・・・


「百家は弁の立つ有能な策士だ」と・・・


【ふふっ、口元に手をあてて、目を細めて微笑めば】
【思い出す―――「鉄の女王」の「百家への評価」】

「鉄の女王」と名高いガルニエ様にそこまで評されるとは、
どんな方かとお会いするのを楽しみにしておりました

【そして百家に促されるまま、扉へ向かい】
【彼の後を追い、そのまま階を降りていった】
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 15:19:45.49 ID:4HNuK57SO
>>93
//了解致しました、それでは一先ず。
//お疲れ様でした、また夜にー!
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 15:23:51.18 ID:InsKrLV1o
>>94


【鉄筋の剥きだした無骨な階段を下ると、百家は一階≠ヨ】
【然し外に出るのでは無いらしく――建物の『奥』へと、足を進める】
【向かって左、『三つ目の部屋』の扉を蹴破る様にして開くと―――】


えーっと……ちょっと待ってや。
確か、右から二つ目のロッカーを退かして――   ……正解。


【十個ほど並んだロッカー=c…右から二つ目の其れを退くと、現れたのは「階段」】
【下へと続く其れに足をかけつつ、「気ぃ付けや」と声を掛け――下って行く】



【若し、パッションが下へ降りたのなら――目にするのは、近代的≠ネ光景】
【恐らくは『秘密集会所』の様な物なのだろうか、光沢を持った床と壁】


【其の奥には――劇場の入り口≠フ様な、大きな扉が設えられている】
【『閉まったばかり』の様に見える其処や、『他に扉は無い』事から、“其処に入ればいい”と判るだろう】
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 15:31:48.25 ID:cTXmTUt5o
>>96
【彼の後を追えば、まず目に付いた”ロッカーの階段”】
【「まるで秘密基地みたいですね」なんて感想を漏らすも】


なんと、まぁ・・・


【その階段に従って目にするのは、まさに「秘密の集会所」か】
【寂れたビルの外壁とあわせれば、真逆のような近代的設備】
【隠し階段にも驚いたが、ここの光景にも、驚きを隠せない】


えーっと、こちらで良いんでしょうか?

失礼しま・・・す?

【誰に尋ねるのでもなく、彼女は扉の取っ手に手を掛けると】
【導かれるまま、扉を開けようと、ぐっと、力を入れて―――】
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 15:53:59.42 ID:PAgsANoQ0
【草原。ちらちらと、雪の降る、其の場所】
【日も落ち始めた時間帯。土交じりの雪や、萎びた雑草などの、暗い色が支配する、其の世界で】
【紅く、黒い、小さな人物が。雪を頭に乗せながら、ぽつり、立っていた】

……、白さん……名前は……
……名前とは。……此の世で、一番短い、呪≠轤オいです

【何者かに、声を掛ける様に。其の人物は、話題を切り出す】
【人物の容姿は、旧い血の色をしたボブヘア、右頬に深い傷跡が在り、常に据わっている、多色の瞳】
【円を描く様に、七色に配列された其れは、晴れた空に、太陽を中心に浮かぶ虹輪を想起させる】
【服装は、黒のチャイナドレス。胸元はレースアップで、リボンの隙間に、弾痕らしきものが見え】
【ドレスの上に、同色のスーツのジャケットを羽織り、黒いエナメルのサイハイブーツを履き】
【十字架型ドッグタグ、右手首に、「No.90」の刻印が入った、銀のハンドカフスを着けている】
【腰にホルスターを提げた、背の低い、二十歳程の女だった】

「それが、どうしたんだー?」

【其の場で、女の他に、人は居ない筈なのに。女の近くから、何者かの返答が聞こえた】
【魔力感知が出来る者が居る場合、女自身から、哲学者の卵≠フ其れに似た、悪しき魔力を、感じるかもしれない】

……、いえ、深い意味は、有りません
或る人曰く……「人は、縛られて生きている存在だと、私は思います」、……らしいです

【「……うんちくかよ!」という、もう一人の声の突っ込みが入って。女が、気まずそうに、沈黙する】
【二人の会話は、逸れ切りで、終わった。女は無表情に変わり。後は、風の吹き荒ぶ音が、ひとつ】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 15:54:13.35 ID:PAgsANoQ0
【草原。ちらちらと、雪の降る、其の場所】
【日も落ち始めた時間帯。土交じりの雪や、萎びた雑草などの、暗い色が支配する、其の世界で】
【紅く、黒い、小さな人物が。雪を頭に乗せながら、ぽつり、立っていた】

……、白さん……名前は……
……名前とは。……此の世で、一番短い、呪≠轤オいです

【何者かに、声を掛ける様に。其の人物は、話題を切り出す】
【人物の容姿は、旧い血の色をしたボブヘア、右頬に深い傷跡が在り、常に据わっている、多色の瞳】
【円を描く様に、七色に配列された其れは、晴れた空に、太陽を中心に浮かぶ虹輪を想起させる】
【服装は、黒のチャイナドレス。胸元はレースアップで、リボンの隙間に、弾痕らしきものが見え】
【ドレスの上に、同色のスーツのジャケットを羽織り、黒いエナメルのサイハイブーツを履き】
【十字架型ドッグタグ、右手首に、「No.90」の刻印が入った、銀のハンドカフスを着けている】
【腰にホルスターを提げた、背の低い、二十歳程の女だった】

「それが、どうしたんだー?」

【其の場で、女の他に、人は居ない筈なのに。女の近くから、何者かの返答が聞こえた】
【魔力感知が出来る者が居る場合、女自身から、哲学者の卵≠フ其れに似た、悪しき魔力を、感じるかもしれない】

……、いえ、深い意味は、有りません
或る人曰く……「人は、縛られて生きている存在だと、私は思います」、……らしいです

【「……うんちくかよ!」という、もう一人の声の突っ込みが入って。女が、気まずそうに、沈黙する】
【二人の会話は、逸れ切りで、終わった。女は無表情に変わり。後は、風の吹き荒ぶ音が、ひとつ】
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 15:54:51.39 ID:PAgsANoQ0
/連投すみません…
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 15:56:37.38 ID:InsKrLV1o
>>97


【其の扉を「通り抜けた」瞬間……彼女は、“浮遊感”を感じるかも知れない】
【同時に『魔力反応』。 ――恐らくは、魔術式転移ゲート≠潜ったのだろう】











             …………ようこそ。



          【―――――  議会場 =@】




【彼女の目の前に現れた『其処』は、そう形容するのが最も相応しい】
【数百人は収容可能であろう巨大なホール、ステンドグラス張りの高い天井】
【階段状に光沢を持つ木製の“机”が固定されており、一様に『名札』らしき物体が倒されている】
【華美な装飾は為されておらず――、どうやら、稼動中≠ナは無いらしい】



……此処やったら、ビジョン≠ェ使えるからなぁ。
いちいち口で説明しとったら「追い付かん」……何処でもえぇから適当に座って。


 えーっと……、『ピエロ・リュネール』、……『ピエロ・リュネール』――。


【見れば、百家は議会場の中央=\―少し高めに作られた、論壇に立っている】
【上方には“360度”に向けて均等に見えるビジョンが設置されており、百家が操作している様だ】


【二人しか居ない為、声は良く通る―――――     ……気味の悪いほど、良く】


/お待たせしました
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 16:05:40.18 ID:cTXmTUt5o
>>101
【百家のエスコート―――ではないが、そのままゲートを通り】
【ゲートを潜り終えた先に見えたのは、なるほど、議会室であった】


              へぇ・・・


【パッションもコレには開いた口が塞がらない】
【さながら秘密の議会講堂、とでも例えようか】
【百家が策士とは知っていたが、コレほどの】
【隠し施設を有していたとは、流石思いもよらず】


では、こちら、失礼します


【百家に促されるまま、一番手前の席に腰を掛けた】

【これから何が語られるかは彼女は想像も付かない】
【例えれば文字通りの、百家の一人舞台となろうか】
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/13(日) 16:09:20.58 ID:gXMEsJwt0
>>98>>99

名前なんて、記号だよぉ
AとかBとかじゃあ呼びにくいからぁ、名前があるだけでぇ

【そんな甘ったるい声とともに――腐敗臭が、漂ってくる】
【しゃく、しゃく、しゃく。そんな、草を掻き分ける足音がして】

/まだ大丈夫ですか?
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 16:18:48.06 ID:PAgsANoQ0
>>103

【聞こえた声に、ぴくり、体が震えて反応する】
【漂って来た、腐敗の香りに。ん、と小さく声を上げて】

確かに、記号です。……兎に角……、名前は、何かを呼ぶ為のものに過ぎません

【射抜く様な、虹色の瞳を、其方に向けようとするだろう】

「誰だー?」

【歩み寄る人物に向けて、のんびりとした、もう一人の問い掛け】
【近付けば、何処から声が聞こえるのか、分かるかもしれない】
【どうやら、其れは、女が吊っていた、ホルスターの中。銃から、発している様で】

/大丈夫ですよー
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 16:20:19.00 ID:InsKrLV1o
>>102


……あァ、有った有った。
取り敢えずソレ≠ノ目ぇ通して。
今から『地図』出す準備するから……何回使こうてもメンドクサイな、此処。


【たん、とキーボードを叩く小気味の良い音が響き――彼女の座っている机から、機械音】
【横に空いている細長い穴から、“書類”が吐き出されて来る】


【書類のタイトルは、水の国侵攻作戦書=z
【作成者は、『ルビーシャ副総督・ジャッキーニ=ライオニウス』】



/次レスに内容を書きます。
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 16:21:05.98 ID:InsKrLV1o
>>102>>105


リュビア=ヴェルライン考案のこの作戦は、大きく分けて『三段階』である。

 第一段階、 『ルビーシャ奪取』
 第二段階、 『ルビーシャ近郊に於ける会戦』
 第三段階、 『水の国中心部への奇襲』

 以上の三段階を、順を追って其の詳細・意図と共に説明する。


@『ルビーシャ奪取』

 水の国国境付近の街ルビーシャを、橋頭堡とする為に奪取する。
 選定理由としては水の国中心部から遠い℃魔ニ国賓を招いての式典が開催される℃磨B
 前者の意図は次項で説明する為、後者の意図より説明を加える。

 狙いは『国賓の人質化』による水の国への各国支援の牽制。
 国賓の身柄が拘束できれば、以降の作戦がスムーズに運ぶ事が期待できる。

 侵攻方法は、“防音魔術を施した上での土竜攻め”。
 少数精鋭400人強によって敵中奇襲を行い、又、『戦闘データ』の採集も行う。

 結果から言えば、『国賓の拘束』は失敗。
 オーガギュネイ=トリットヘルムの戦闘部隊・奈々浦 桔梗のクルティナ・エイト≠投入したが、
 数名の能力者達によって壊滅に近い状況に追い込まれ、オーガギュネイは捕縛された。

 ルビーシャの占領自体は成功。 敵副将、白髭公<~スラム=ガルニウム=リートヴィックを討ち取る。
 その他の目的も完遂し、今作戦は対極的な視野から見れば上々の結果に終わったと愚考する。


A『ルビーシャ近郊に於ける会戦』

 『ルビーシャ奪取』が終了した現在、水の国はルビーシャに対する経済封鎖″戦を取った。
 此れは詰まり、裏を返すのならば「数週間は大規模戦闘に踏み切る気が無い」と喧伝している事と同義である。

 経済封鎖への対処として魔術輸送≠実施。
 機関勢力下の街より、麾下の魔術師50人に転送術式を作動させる。
 この時点でルビーシャに対する経済封鎖≠ヘ意味を為さず、我々は『守り』を固める時間を得た。

 ―――以後、作戦予定≠列挙する。

 ルビーシャ奪還軍が編成されるのを待ち、此れをルビーシャ近郊で迎撃。
 緒戦を終えた後、城塞化されたルビーシャに籠もりルビーシャ奪還軍を釘付けとする。
 この段階で敵戦力の殲滅が可能であれば直ちに打って出、撃破後水の国中心部まで進撃する。


B『水の国市街地への奇襲』

 ルビーシャ奪還軍が同市を包囲した数週間の後、手薄となった市街地へと奇襲を仕掛ける。
 規模としては、多くて700程の兵力。 大規模兵器の運用は、作戦内容上困難と予想される。
 水の国軍は防衛兵力の薄弱化が予想され、ルビーシャ奪取時のデータと比較しても勝算は十分であろう。

 さて、具体的な奇襲方法≠ナあるが――民衆のデモ≠装って実行する。
 先だって『王 鼬瓏』を中心とした工作部隊が水の国に潜伏中。
 D%凾ノ対する水の国政府への不安を利用し、相応規模のデモを数回起こす予定。
 此れによって国軍は、“デモ鎮圧様装備”……詰まり、「ゴム弾」等の武装となる。
 能力者達を中心とした機関軍で脆弱たる此れを押し切り、首脳部を占拠する。



―――以上。
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/13(日) 16:26:51.08 ID:gXMEsJwt0
>>104

だぁから、僕の名前もてきとーなんだけどねぇ

【風に流れる髪は曇り空を削り取ったかのような暗く澱んだ灰色をしていて】
【飛ばされないように黒のキャスケットを抑える左手薬指には、銀色の指輪が光っていた】
【ぼんやりとした群青の瞳が、彼女のホルスターの中身に視線を滑らせて、曖昧に笑い】
【紺のピーコートにワイシャツ、赤いカーディガン。黒のスカートにニーハイブーツ】
【顔の半分にのっぺらとした白い仮面をつけた、18歳程度の少女が其処に立っていた】

こぉんにちはぁ、おねーさん
僕ちょぉっと人探ししてるんだぁけどぉ、いいかなぁ?

【ふわり、香る腐敗臭と枯草の饐えた匂い】
【そんなある種異質な彼女は、片方の瞳だけを相手にぶつけて、にこりと笑った】
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/13(日) 16:31:18.01 ID:aYk/elceo
前スレ>>934

ほう…!変成型の魔道具か、興味深いな。

【ベンヌの変形、変成】
【それを見て、男は興味有り気に眼を煌かせる】
【炎剣を右手で持ち、先端を少女の頭へ向け】
【懐から火の点いていない煙草を取り出し、左手で摘み】
【左手は人差し指≠ェ無い為、中指の腹と親指の頭で挟んで、口へ運ぶ】
【それと平行しながら、男は少女の死に灰≠ノ対する対応を見て】

良い対応だな。
だがまだまだだな…言った筈だぞ?
前方(fore)£壕モだと。
ああ、それと――

【ベンヌから射出された炎が、死に灰≠焼き払った瞬間】
【男が向けた炎剣が、少女の頭に向かって真っ直ぐに伸びて行く】
【もし、少女が突っ込んで来ていれば直ぐに回避に移らなければ直撃の可能性が高い】
【だが、死に灰≠処理した後、その場に立ち止まっていてば、冷静に動いて回避することが出来るだろう】

――火(fire)≠ありがとよ。
お礼に一刺し指(fore/sting finger)≠プレゼントしてやる。

【死に灰≠ェ焼き払われたのと同じタイミングで】
【男の銜えていた煙草に、ひとりでに火が点いた】
【そして、男の言葉を信じるなら、少女に向かう炎剣は刺突に特化したものだと解るだろうか】

【そしてこれは、少女よりもベンヌの方が敏感かもしれないが、もし魔術の知識が深ければ】
【男の繰り出す魔術は、どれも外部≠フ力を借りて発動しているものだと解るだろう】
【灰、指輪――そう言ったものに少しだけ魔力を通して、発動しているものだと】
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 16:36:53.80 ID:cTXmTUt5o
>>106

【吐き出されたそれは―――まさにシナリオ、とでも言おうか】
【彼女は食い入るようにその文字を追い、ふぅん、と小さく頷くと】

これが、作戦の全貌、ということでしょうか

ルビーシャを「あれほど大々的に」占拠したことも、
水の国政府とその国民の関心を集めるため


「悪いニュースというのは早く広まる」、とも申しますしね


そして・・・最終目的は「水の国」、ということでしょうか

ルビーシャはあくまでも「政府軍のための客寄せパンダ」
昨今流行の”D”も、デモ隊を装うための伏線だった、ということですね

【受け取った書類から幾らか読み取れた、百家が描いた”水の国侵攻”のシナリオ】
【「そういう解釈で、宜しいでしょうか?」尋ねるように、顔を上げて首をかしげ―――】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 16:40:49.62 ID:PAgsANoQ0
>>107

適当、ですか……?

「お前の名前は、何て言うんだ?」

【む、と。女が、小さく、首を傾げて】
【其の後、響いたのは。邪気の無い、平和な銃の、問い掛け】

―――……人探し……

【其の言葉の後、女の瞳が、見開かれる。其処に在ったのは、混沌=z
【ざわり、ざわり。芽生え始める、親愛と。少しばかり、確かに存在している、殺意】
【一陣の風が、髪を嬲った後に、女は、少女へ、確りと瞳を向けて】

……、こんな僕で、宜しければ……

【少女の、片方の群青の煌きに、柔和な微笑みを返す】
【漂う香りに、益々、嬉しそうな、不気味な笑顔を】
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/13(日) 16:47:49.36 ID:gXMEsJwt0
>>110

そーだよぉ
僕の名前は鐘/コーロコル≠セもん

【鐘――どこか異国の言葉で、コーロコルと呼ばれるもの】
【人名でなく物の名前から適当に取られた其れを、固有名詞に使う少女】
【ふらふらと、特に興味もなく身体を傾げて、それから――少しだけ、憔悴を滲ませると】

ん。あのね、ゲーティアってひと探してんだけどぉ、知らない?

【あまり期待してなさそうな、最初から諦めているような】
【しかしそれでも諦めきれないような、曖昧な感情を秘めて、名前を呟く】
【名前からして、男性名だろう。左手の指輪と重なり、関係の予想はつくだろうか】
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 16:48:07.59 ID:InsKrLV1o
>>109

【たん――音が響き、ビジョンが微かな稼動音】
【現れたのは水の国≠フ地図であり、作戦概要を纏めた物だ】
【書類から読み取れる物を視覚的に表示したのみで、新しい情報は無い】


……あぁ、パッションちゃんの解釈で合うてるよ。
ワイが考えて=A部下が作戦を立てた=\―詰まりは、そう云う事やね。
作戦実行はそう『先』でも無い……そやね、「四月」には政府軍も来よる。
幸い、≪R.I.P.≫と金の国≠ナ社会は一杯一杯。 先ずバレんわ。



――…コレ、   ……そろそろ、他の機関員≠ノも伝えなアカンと思わん?



【全くの真剣≠ネ表情で、彼は眼鏡を上げると――双眸を細め】
【一旦、返答を切ると同時に……、顔を上げ、パッションに目を遣った】
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 16:54:49.71 ID:v6IOAvYH0
>>108

……くーっ、そのエセ外人みたいな喋り方、あッたま来る!
アンタの前にいるのは、ホンモノの「異人さん」だってのに―― 

「マスター、お伏せなされ!」

…?! …、ナルホド、そう言う…ッ。

【文字通り「灰燼に帰した」はずのターゲットを、更に焼き尽くすその合間にも】
【言葉を続ける辺り、単純にお喋り好きなのだろう―――それが、ひとつの仇ともなり得る】
【散漫になりがちな注意力を、ベンヌの一声が正してくれなければ、悲惨な結末を迎えていただろう】
【だが、結果として、剣は少女の頭を掠めただけ 瞬時に焦げた頭髪が、はらりと何本か。散っていく】

…そのオヤジギャグ、自分でオモシロイと思ってるんでしょ。
だから嫌なのよっ、無駄に年食った男ってのは…。

「………魔翌力反応、解析開始………――。」

【正直な話、肝を冷やした。史音は憎まれ口を叩くことを止めねど、直ぐ起き上がり、敵の動きを注視し始め】
【一方、彼女の腹から頭までを守るよう、中段に構えられたベンヌは、指輪を通して男を観察する】
【―――それは、『魔翌力』や『その流れ』と言った、凡百の肉眼では捉えられない領域を含めて、のこと】

「……マスター、可能な限り“フレイムスローワー”の使用は回避するのが得策かと。
 その上で距離を詰め、彼奴の指輪……つまりは、「手」を、当方を用いて叩き潰して貰いたく。」

「火をありがとよ」って、あの気取った台詞信じて炎は封印しちゃって良いってワケ?
なんだかイラっと来るけど―――仕方ないか、マジメだけが取り柄のアンタが言う事だからねっ。

……それと、あの技は「あやねバーニング」! 忘れないでよ…!

【数秒後。解析を完了したベンヌは、男がハッタリだけでなく、真実を詠唱に盛り込んでいる事に確信を得る】
【それを元に、組み立てられた戦術を、不機嫌そうに歯を鳴らしながらも、首肯しつつ受け入れた】
【漫才ライクな、戦場らしくもなく気の抜けた掛け合いを終えて―――少女は、男の方へと距離を詰めようと試みる】
【会話の始まりから攻撃のチャンスではあるが、最も効果的なのは、その行動を始める瞬間に技を差し込むことだろうか】
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 17:03:58.48 ID:cTXmTUt5o
>>112
【同じく吐き出された、水の国地図を手に取り】
【先ほどの”シナリオ”と見比べて地理を確認】

いやぁ、なんというか・・・
「すごい」としか言いようがないですね・・・

確かに、今の世間の関心は≪R.I.P.≫が中心・・・
「機関の活動は停滞している」なんて思われているようですし

【世間の関心は≪R.I.P.≫やアルマゲストであることは否めない】
【しかしそれは裏を返せば、「カノッサの奇襲の好機」とも捉えられる】

うーん、そうですね・・・
「他の機関員」というよりも、協力体制、みたいなのはあるんでしょうか

シナリオを読む限りでは、一国を落とすほどの大規模なシナリオ、
いかに百家様とピエロ隊が有能であっても「戦争は数!」とも申します


やはり”他の機関員”の協力は必要ではないでしょうか?

【手に取ったシナリオと地図から顔を挙げ、彼に向かい考えを述べた】

【「百家とピエロ隊では足りない」―――決して文句を言うわけではない】
【「要請があれば氷の国支部として協力を惜しまない」という意思もある】
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 17:05:51.22 ID:c1pk89BJo
【路地裏】


「……おいおい、人にいきなり喧嘩うるたぁ、良い度胸してんなぁ……」
「よっぽど命が惜しくないようだな――――っ!!」


【――――とまあ、テンプレ的な、悪党の台詞が零れてくるだろう
中を覗いて見れば、やはり、と言うべきか、悪そうなチンピラが、一つ、二つ……三人程度屯って居る
彼等の視線の先には一人、恐らくは喧嘩を売った*{人が、いるだろう】


当たり前だ、ちびっと腕が立つさかい横暴を利かす等、言語道断――――
今なら堪忍したるから、みぃつ数えるまでに、消えろ


【言葉を返す純白のふわりとした前髪が凛とした顔たちを強調し、後ろ髪を一本にまとめて尻尾のように垂らし
羽飾りのように、髪の一部を鈴のついたリボンで絞っており、瞳は兎が如く紅い
藍色のレース生地のキャミソールに、同素材のニーソックスと、ロンググローブ
白い振袖を肩を出すように衣のように両腕に羽織っている並乳の小柄な少女】

【彼女は腕を下ろしながら、呆れ果てたようにため息を紡ぐ
独特の、ゆったりとしたイントネーションが、微かなざわめきをうむだろう、か】


「――――……ぷっ、ぎゃははは!田舎くせぇ喋り方だな!」
「そうだそうだ!何いってんのかわかんねえよ!」


っ――――……し、失礼な!……あんさ、っ……
貴方達の喋り方のほうがよっぽど……ばっちぃ――――……


【どうやら、標準語には、慣れてないご様子で、一つ一つ言葉を確かめながら、紡いでいく
そして、それに集中しているようで、男たちがじりじり、と近づいてくるのに気づいていない】


116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 17:07:45.53 ID:PAgsANoQ0
>>111

「コーロコル、……鐘……?」
「んー、コーロコルか……俺は、白口って言うんだ!」

【少女の名を知り、はしゃいだ様子で、名乗る銃】
【其の後、テンションを落さずに、「どうして、そう名付けられたか」と、少女に、問うかもしれない】
【女も、少女の、固有名詞から付けられた、其の名前を聞き、気になっている様子だった】
【確かに、記号で着けた様な印象を受けた。然し、少女の問い掛けに、答えなければと思い】

……、僕は、夢幻檸檬と申します。機関員です
……そして。……すみませんが、……

【名乗って、返答した。ゲーティア=B機関のデータベースにも、確か、無かったと思われる名】
【分からない、情報だった。故に、数度、首を、小さく横に振って、謝罪した】
【男性の、名前。そして、左手の薬指の指輪。諦め切れない様子の、少女】

……、彼は……旦那様ですか……?

【其処から、推測して。彼女に、問い掛ける】
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/13(日) 17:15:07.38 ID:gXMEsJwt0
>>116

へぇ、白口っていうんだぁ……ふぅん
どうしてって、そんなの。その程度だからだよぉ

【呼ぶ名前がなかったから、そこら辺にあったもので呼ぶことにした】
【自分をそう名付けた人は、しかし。名前の価値を知らない人だったから】
【だから、仕方がないことだったのだろうと思っている――別にこの名前に嫌悪も何もない】

そっかぁ、どぉこに行ったんだろーなぁ
……真正面から聞かれるとぉ、恥ずかしいものだねぇ

【知らない。その回答は聞きなれたものだったので、然程の落胆もない】
【……うそ。問いかける瞬間は、いつだって期待するし、落ち込むけど、引きずらず】
【女性の問いかけには、曖昧な言葉を零して、けれど僅かに幼くはにかんでみせた笑みが、答えだった】
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 17:20:29.32 ID:InsKrLV1o
>>114

【「協力体制ねぇ」、と呟きつつ――二、三回額を叩き】
【“整理出来た”のだろうか、顎に手を当てると……顔は崩さず】


『水の国支部』、『昼の国支部』との協力体制は出来てるなぁ。
やろうと思たら……、…最悪、作戦書送るだけでも構わん。
議員サンは、ロバート=レイント議員に武器の依頼とか取り付けてるね。


【とん、と手元のキーボードを彼が叩くと、次第に上昇して行くビジョン】
【独特の稼動音が静まると……其処は、完全なる静寂に包まれて】




    ――……後は、単純に能力者の数≠ナ構わん。




    【 ――――  百家羅山は今日、初めて哂う 】





              兵士は足りてる。

              武器も足りてる。

             頭はワイ等がする。

            兵器は各支部から出る。

             物資も金も十分や。




後は、機関の得意芸=c…『能力者』が要る。
特に怪物揃いの「ナンバーズ」。 ……議員を無理に引っ張り出す必要も無い。
“権力”と“準備”と“無能”と“量”はもう要らん。




 只、戦って、戦って、戦って、戦って―――



                ―――勝てる$l材を集めればエエんよ。




  【其の語り口は、まるで――戦う力≠フ有無を、問うかの様で】
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/13(日) 17:20:52.65 ID:aYk/elceo
>>113

見破ったか、大した観察眼だ。
大方…そちらの魔道具の功績と言ったところか。

【紫煙が燻り、煙が男の周囲を満たす中】
【彼女達の会話を断片的に聞き取り、男はそう口にする】
【男から見ても、彼女は魔術の知識は深いようには見えないので、それも加味しての判断だ】
【そして、ニタリと笑いながら、少女の罵声に応じる】

俺の魔術は言葉≠ェ重要になることが多くてな。
      .. . .. . . .           . . . . . .
一言一句聞き漏らすなよ?或いは、耳でも塞いでみるか?
そして一つ勘違いをしているようだから言っておく≠ェ、俺は別に火を操る魔術師≠ナはないぞ。

【信じるも信じないも、それは彼女達の自由】
【しかし、人は無意識に言葉に縛られる】
【男の言っていることは、全て嘘かもしれないし、本当かもしれない】
【疑心暗鬼に陥れば、それこそ男の思う壺ではあるのだが】

だがまあ…火の無い所に煙は立たない≠ニ言ってな。
こんな風に。

【少女が肉薄を始めるまで、手を出さなかった男】
【ただ待っていたのか?この男に限ってそれは無いと言える】
【男の周囲を漂う煙】
【煙草の先から昇る煙】
【男が吐き出した煙】
【それら全て、次への布石】
【ただ無駄に時間を過ごしたのではなく、煙草を吸って≠「た男】
【寄り集まった全ての煙が、上半身だけの、2mを越す大きな人型を形成し】
【少女の接近を遮る為、拳を振り上げて向かうだろう】

――白煙の格闘家(ホワイト・チャレンジャー)=B
気をつけろよ?コイツは接近戦では脅威≠セぞ。

【その言葉すらも、嘘か真か解らない】
【もしかしたら相手へ無駄に距離をひらかせる為の虚言かもしれない】
【しかし、この煙人が振り上げる拳は、確実に破壊力を持ち】
【危険であることは、間違いない】
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 17:21:35.51 ID:QfSFyyDgo
>>115

【かつん、こつん】
【その場に近付いてくる、小さな小さな靴の音】

────あの、もし。

百家、羅山様というお方の居場所を知る方は、おりませんでしょうか?


【ふわりと投げかけられた言葉は、紛れもなく少女のもの】
【もし彼らが声のする方向を見れば──そこには、18歳ほどの少女が、佇んでいることだろう】
【透き通るようなプラチナブロンドの髪と蒼い蒼い目をした、彼女】
【そのウェーブがかった金髪はラメ入りのヘアゴムによってポニーテールに纏められている】
【少女は喪服を思わせる黒の強い灰色のワンピースコートの上から、同色のケープを羽織っていた】
【コートの袖口と裾、襟には暖かそうな黒いファーが。背中側には上品な編み上げの飾りも見受けられ】
【ケープの留め具としてなのか、首元には灰色の大きなリボンが結わえられている】
【右人差し指にはめられている紅い石の指輪と、首に下げているチェーン付のコインが時折鈍く光を反射する】
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/13(日) 17:22:06.10 ID:aYk/elceo
>>119
/一番上に追加でござる!

【炎剣が消え、それは指輪と共に左手へ戻る】

を追加で!
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 17:23:04.08 ID:MtkJVitQo
>>115

【─────少女の後方、カツン……カツン……と足音が近づいてくる】
【暗がりの中を歩いて来るその"瞳"が、僅かな隙間から差し掛かる夕暮れ色の光を浴び、ギラリと光った】

…………。

【歩いてきた人物、それは前を開けた深緑色のコートを着ていて、額縁眼鏡をかけた】
【やや長いアジサイのような明るい青紫色の髪を後ろで纏めている男性だった───】

【表情の薄いその無機質にさえ思えるその顔つきは、何を考えているかの一切を示しておらず】
【彼女を助けに来たのか、荒くれ者達に便乗してきたのか、あるいは──────────】

【ただ、 歩 い て き た だ け なのか。おそらく、コレであろう】

(面倒事か……)

【カツン、と彼らとの距離をほんの少しばかり開けて、足を止め様子を見ている】

【声の響く路地裏、状況の半分は理解していた様子】
【だが、あくまで描写に書かれている範囲までで、事の発端までは理解していないのか】
【ドチラかの味方をするべきか、或いは気にせず通り過ぎていくか、決めかねているのだろう】
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 17:23:53.36 ID:MtkJVitQo
>>122
/うおう、被った!無かった事にしてください。
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 17:26:13.15 ID:c1pk89BJo
>>123
/まだ日も浅いし他の人が良ければ同時にでもいけますぜー
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 17:26:54.53 ID:QfSFyyDgo
>>123
/此方は複数でも大丈夫ですぜー
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 17:28:11.09 ID:MtkJVitQo
>>124-125
/ありがたき言葉……。ではお願いします、久しぶりなので少し返信が遅れるかもしれませんが……。
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 17:28:52.17 ID:PAgsANoQ0
>>117

……其の程度、……だなんて……

「俺は、優しい名前だと思う!」

【ぽつり、呟いて。瞳を、歪ませる。此処で初めて、人間らしい、感情を見せた】
【そんな女も、固有名詞で付けられた様な名前で。お前が言うなと、言いたく成るが】
【ホルスターの中から、再び聞こえた、白口の言葉は】

……。……、きっと、見つかるよ。彼は……
……、僕は、恋人達は、殺したい程、恨んでいますが……

【何処か、悲哀に満ちた、其の笑顔を、少女へ向ける。何故か、敬語が消えて】
【殺意に満ちた魔力に、汚染されている女だが。其の笑みは、確かなものだった】
【後に、続いた言葉は。スルーした方が良いと思われる。病み落ちしても、非リア充の、独り言】
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/13(日) 17:37:30.50 ID:gXMEsJwt0
>>127

優しい、ねぇ
べーつにいいんだけどね、名詞でも記号でも、なぁんでも

【世界には、呼ばれない名前などいくつも存在している】
【だからこそ彼女は、自らの“鐘”という記号をそれなりに好んでいたりして】
【だって、皮肉ではないか。教会で高らかに祝福の音色を鳴らす『アレ』と、】
【正義を弔うためだけに音を奏でる、錆び付いたような我が身の『コレ』とでは】
【意味合いが、まったく違うのだから】

んふふふふ〜。見付けたら腕の一本くらいもぎ取ってやらないとなぁ
……へぇ、恨んでるんだぁ

【……恋人。夫婦。らしいが、なかなか異質な繋がりのようだった】
【それから彼女の続ける「リア充爆発しろ」の言葉に。瞳を細めると】

じゃぁ、僕も殺すの?

【そう――明日の天気を尋ねるように問いかけた】
【気のせいだろうか、彼女の腐敗臭が僅かに重みを帯びたように、感じられて】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 17:40:20.53 ID:cTXmTUt5o
>>118
待ってください

「水」と「昼」が協力体制を結んでいるのならば、
是非、私共の「氷の国支部」もお力に加えさせてください

【企画書から顔を上げ、百家の笑った顔を見上げ】

ナンバーズならば・・・私が居ます
≪No.111≫では、アンダーナンバー(安い数字)だと不満でしょうか?



私だって伊達に支部長の看板を名乗っていません
どうして百家様の作戦協力に、力を惜しみましょうか?

ナンバーズならば、支部所属ではない”フリーナンバーズ”もゴロゴロいます
私も彼らにあったときには、百家様に協力するように声を掛けるようにします

力を持て余している者、只闇雲に暴れたい者、世界への不満を抱く者・・・



彼らの「力」を終結し、今こそ「カノッサ機関」の再建が必要ではないでしょうか



【「カノッサ機関の再建」―――今や世間の関心は≪R.I.P.≫と金の国】
【ならば今こそ力を集結して、世界にその名を轟かせるべきではないだろうか】
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 17:42:27.30 ID:v6IOAvYH0
>>119

【――――策士策に溺れる、と言う様に】
【「思慮のありそうな者」ほど、ドツボ≠ノ嵌り易いと言う事は確かに有る】

へーっ――アタシを超越する脅威が、クロス・レンジに於いて在るモノですか!!
「(……なら、逆に言えば、火があれば『煙は立つ』……)」

【然し、この少女に、下手なハッタリは通用しない】
【選択に疑問と後悔を持たない―――それは時に己を傷付けるが、生半可な障害では止まらない力にもなる】
【そして、その裏では、対照的に冷静なベンヌが、思考を煮詰めていて】

「はっ…マスター、「ロケッティア」を、あの煙に仕掛けるのだ。」
……アンタからノるのは珍しいけど……良いわ、決めてみるっ!

【拳を振り上げた煙の魔物。それに道を遮られていると言うのに、少女は吶喊を止めず】
【ベンヌの提案を呑み込むと―――彼を、横に寝かせた形で、地面と水平に構え直す】

……こっからが、アタシのクライマックス!

すぅッ……、
…――――あやね=c…――――ロケッティア≠氓氓チ!!!


【煙と彼女の進路が交錯する直前、史音は短く息を吐き、身体ごと回転し、ベンヌを振り抜いた】
【其の刹那、先程の「炎弾」の際スデに展開されていたその片頭より】
【ご、轟ッ―――と、爆発的な勢いで、炎の魔翌力が、ロケットエンジン宛らに噴射される】

【凄まじいスピードの一撃で、僅かな時間でも、煙で構成された異形の身体を分断し】
【そのうえで、瞬間に凄まじい「熱」を浴びせる事により、強引に煙を空中高くに飛散せしめようと】
【そんな意図を込めた一撃が、成立した場合―――少女は丁度身体を360度廻して、元のルートで】
【再び―――男に対して、一気に距離を詰めようと試みる】
【腕を貫いていく、衝撃と疲労感。短期決戦でなければ、勝率が目減りしてしまうのは当然 なら、進むのみだ】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 17:46:43.44 ID:c1pk89BJo
>>120

【――――まるで、音を切ったように、静かになる周囲
それもそうであろう、険悪なふいんき、そこに投げかけられる、ふわりとした少女の声
白に混じるアクセントのような一言は、妙にくっきりと浮かび上がって――――……】


「……ん……百家、羅山……誰だ、ソイツは?」
「しらねぇし興味もねぇな――――……それにしても、やけに別嬪さんなガキだな……」
「丁度良い、お前さんも可愛がってやろうか……っ」


【どうやら本能に忠実に生きている様子で、流れで、そんな会話へと持っていく
貴女≠フ位置は、路地裏の入り口の辺り、少女より黒服達のがそちらへと近い】


……おい、悪漢共、その娘は関係あらへんやろぅ
お主等のようなばっちい虫が触れてもええモンやあらへん

分かったら、とっとと下品な言葉を慎め、かぁいぃ花が穢れる


【むっとした表情を向ける彼女は、その身から微かな殺気を零して
明確な敵意を、眼前に在る、黒服たちへと向けた
返す言葉は無く、ただ嘲笑の音が響いて、黒服のうち一人が近くに居るであろう貴女≠ヨと手を伸ばす
乱暴な手つきでそのコートに包まれた華奢な腕を掴もうとするだろう】

【その様子を見て、飛び出そうとする彼女の前を遮る黒服二人……ぐっと、彼女は唇の端を噛んだ】


>>122

【そんな状況に於いて、再び投げられた石に、注意がいくのは当然と言えよう
――――善悪の判断する材料になるかは知れないが、彼女のキャミソールから覗かせる
白いはだけた背中には、小さな白い一対の翼が在った=z

【そして、足音を立てる彼へと気づいたのか、彼女はばっと、後方へとその身体ごと顔を向ける
ゆらりと舞う後ろ髪は、確かに尻尾のように、微かな芳香を、辺りへと漂わせて】


いきなりで、申し訳ないが、力を貸してくれないか?
……コイツらを倒して、あの娘を助けるには……わっち一人の力じゃ到底無理だ

この身で良ければいくらでも奉仕しよう
さかいに、あんさんのお力、すこぉし、魅せてくれへんやろか?


【無機質に見える顔たちは、力を持っている者だけが為せる態度のようにも思えたのだろうか
藁にも縋る思いで紡がれる言葉は、こんな状況においても、間延びを見せて、周囲へと広まっていく
それに気づいてか、黒服のうち一人が、返事を待たずして、コチラへと走ってくるだろう
手を出さなければ、彼女へと触れそうな距離まで】
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 17:53:19.80 ID:InsKrLV1o
>>129

【――百家の笑みは、崩れず】
【只、パッションの申し出には軽く首肯し……髪を掻き上げ】


……キミの言う通りや、パッションちゃん。
「カノッサ機関」は眠りすぎた――そんで、今『目覚め始めてる』。



……判らしたろうや無いか。





    ――…… 眠 れ る 獅 子 ≠フ怖さを、なぁ。





【パチン、と彼が指を弾くと――独りでに、彼女の入って来た扉が開く】
【魔翌力の充満した其の先は、或いは濁って=A或いは澄んで′ゥえるだろうか】




……書類の写し、後で氷の国支部に送っとく。
さぁ、決めたらさっさと『動き』ましょ―― 一分、一秒が勿体無いわ。



【詰まり――今日は此処で「お開き」と云う事だろうか】
【百家は此処に残るらしく、議長席に腰を下ろすと……腕を組んで、顎を乗せ】
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 17:56:41.59 ID:QfSFyyDgo
>>122>>131

(────あ、あぅう)
(あまりに見つからなさ過ぎて、焦りのあまりこのような暴挙……!)
(少々どころか──だいぶ、はしたない行為です、わ)

【自ら声を掛けにいった少女とは言え、心中ではそのような事を思っていた】
【彼女は人探しをするため、路地裏を日々うろちょろしていたわけであるが──】
【なかなかどうして。その探し人は見つからぬ】
【故に思いきって、人の声のする方へ歩いてきてこのように声を掛けたわけであるが】
【──若干、空気が読めていなかったのかもしれない】
【そのことを恥じてのことだろう。男たちのことは余り気にせず。僅かに頬を染めるも】

【がしり。荒々しく掴まれた自らの腕に伝わる感触で、ようやく「危機」に気付いたのだろう】
【それでも、あまり事態が読み込めて居なさそうなぽかんとした表情で】
【己の腕を掴んだ黒服へ、視線を向け──】

────あら?
プロポーズにしては、些か乱暴な行いですわね
あの方も多少は荒事をなさいますが──もう少々、品がございましてよ?

【──かしゃん】
【背中の編み上げ飾り。その奥にでも、大方隠し持っていたのだろう】
【掴まれた腕とは逆の手を後ろに回し】
【その手が次に、黒服へと向けられたとき──】
【少女の手には。その顔に似合わぬ無骨な、黒いハンドガンが握られていた】
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 17:57:02.78 ID:PAgsANoQ0
>>128

「……そうなのかー……?」

【何処か、しょんぼりとした様子で。白口が、言うだろう】
【其れでも、声の中に、子供の様な、純粋な明るさは、未だ残っていて】

う、腕って……!?

「何だか、ヤンデレってやつだな!」

【何か、調子づいた発言をした白口に、檸檬がホルスターを軽く叩いた】
【其の後、ぽつり。何か、想起している様子で、呟く】

……、でも。……好きな相手の、腕を捥ぐって……、良いですね

【 】

【ロンリー発言の、少女の返答に】
【冗談も、感情も、抜きにして。まるで、女の本質≠見せる様な、重々しい語調で】

……貴女が、僕に。殺意を、向けるのならば

【彼女でも無く、彼女でもある、何かが。其の魔力に混じって、小さく、言葉を紡いだ気がした】
【濃くなった、腐敗臭に、女は。愉悦の、気が違った様な表情を、一時見せる】
【「出来る事ならば、僕を、殺して下さい」 或いは、「貴女と殺し合いたい」 そう、語る様に】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 18:03:36.00 ID:MtkJVitQo
>>120

(声、女か……?)

【職業柄か、どうかは分からないが、まず先にぶら下げられたコインに目が行くが】
【かちゃり、と眼鏡を揺らし、少女を見た】

(女の……18そこらか。こんな所で、危機管理が足りていないのではないか……?いや……)

【路地裏という薄暗く危険な場所に少女が訪れる、彼の“初めに持っていた常識”では極めて危険な事だ】
【しかし、あくまでそれは“彼の居た場所での常識”……能力者と呼ばれる異能者達が闊歩するこの世界に置いては……】

(或いは、──“自信”が有るということか……)

【彼女の手に握られた黒いハンドガン「“ふっ”……」と笑を零すのであった】

>>131

【そして、その次のタイミング、男達の発言、行動】
【“小柄な少女”と悪漢達の立ち位置はほぼ完全に把握はした】

【コインの少女に牙を向かんとする男達。だが、しかし、この男は動こうとしなかった】
【何故なら、場所が場所、自らの意思で此処に来たのだろう、抗えぬなら“自業自得”だと思っているからだ】

……。

【「この身で良ければいくらでも奉仕しよう」】
【ああ、なんて魅惑的で、魅力的で、甘美な響きだろうか】
【並の男なら、その一言でノックアウトされ、二つ返事で頷いてしまうだろう……だが……】

それは聞かなかった事にしよう。
人間の体にはそれ程、興味は──無い……。

【あ、特殊な人でした】

だが、了解した。

【だが、彼は左手を己のコートに手を掛けると、その裏側に吊るしてあった、一丁の拳銃に右手を掛ける】
【彼の立場は、“ほぼ中立”……ドチラの味方でも無かった、つまりは頼まれて断る理由≠燒ウいのだ】

【くるり、と右手に拳銃を持ち、止まっていた彼の歩みは、少女達の元へ向けて再び、動き出す─────】

【これが銃を持った人間が二人……悪漢たちはどう反応するか──】
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/13(日) 18:05:11.74 ID:aYk/elceo
>>130

【猛進し、猛撃し】
【煙の魔人は、呆気も無く打ち砕かれ】
【獄炎とも思える熱を発したハンマーヘッドに、上空へ煽られ】
【これを突破されては、少女の肉薄を許すと言うのに、男の表情は】
【ただただ、興味と好機と賛美の眼】

浅慮と深慮のコンビ…か。
悪くない、いい関係だな、貴様等!

【声を挙げて、彼女達を賞賛し】
【だがしかし、少女が、ベンヌが男へ届くことは――無いと言える】

もう一度言おうか――火(heat)をありがとう=B

【少女が狙っている者は、本当に男か?】
【ベンヌが叩き伏せようとしているものは、本当に男か?】
【違う】
【熱上昇気流≠ニも言える――先ほどの一撃】
【粉砕された、否。再利用≠オた煙は】
【元より男の魔力が込められた煙、遠隔で再度魔力を通すことは、そう難しいことではない】

そしてさようなら――だ。

【陽炎=A或いは蜃気楼=z
【熱せられた煙が大気に溶け、少女の視覚を惑わすであろうもの】
【ベンヌなら兎も角、この近距離で、少女は一気に勝負を決めようと近寄る可能性が高いと思われるが】
【果たして、そんな少女がベンヌの注意に耳を貸す暇があるかは、兎も角】

良い魔道具≠ニは、最も合う℃揩ソ主に握られているべきだ…精々大切にしろ。

【男は、幻覚を囮にしている間に、二人の前から姿を消してしまうことだろう
【大切にしろ=\―と、その台詞だけ、彼の真実≠込めて】


/と、そろそろ夕飯の為ここいらで…
/お疲れ様でした!途中ご迷惑をおかけして申し訳なかったです…
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/13(日) 18:05:38.67 ID:gXMEsJwt0
>>134

そーだよぉ?

【本当に気にしてないのだろう。】
【軽く頷いてから、仮面を軽く抑えてみると小さく笑って】

ん、だぁって行く場所も教えないでどっかいっちゃったんだもん
僕のものなのにさぁ、お仕置きしなきゃね

【腕を捥ぐ、ということに比重があるわけではないらしい】
【うふふふふー、と微笑む姿は、可愛らしいものがありながらも苛立ちが見えて】
【……よほど、お怒りらしい。旦那様はご愁傷様、である】

キミが僕に、殺してほしいと願うなら

【語るものを、読んだのだろうか】
【うすぅく愉悦交じりの笑みを浮かべると、小さく首を傾げて見せた】
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 18:06:09.02 ID:cTXmTUt5o
>>132
寝起きの獅子ほど気が昂ぶっているものです
先の件、述べたとおり、私共支部は協力に力を惜しみません

「目覚めの咆哮」は世界に轟くことでしょう


【百家に見送られて、くるり、彼に背を向けて立ち上がり】
【開いた扉の先の魔翌力は「濁って」―――「混沌色」】



では、百家様、本日は有意義なお話が出来ました

街角か戦場か―――”Goodbye(またお会いしましょう)”―――


【混沌色の魔翌力の転移ゲート、振り返って彼に手を降り】
【百家とピエロ隊に協力を約束し、彼女は別れを告げて】
【転移ゲートをくぐり、この秘密の講堂を後にした―――】



/では、このあたりで、ありがとうございました!
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 18:14:21.84 ID:InsKrLV1o
>>138


【――彼女を見送った百家は、一度立ち上がって大きく伸び】
【其の耳に、『足音』を聞き……振り返ると、和服を着た西洋人顔の男=z


「――……水・昼・氷、 十分すぎるくらい十分だね、良かった良かった。」


……何や鴉ちゃん。 もう来とったんやったら代わりに説明してくれたら良かったのに。


「俺よりも桔梗さん、桔梗さんよりも馬車馬クンが適任だろうさ。
 そもそも、馬車馬クンの纏めた資料を見せるだけの簡単なお仕事だろ。」


「其れよりも ……なぁ百家、アンタ、自分の癖£mってるか?」


ワイの癖――何やろうね。 煙草吸って直ぐ棄てるとか?
アレは癖や無ぅて、火ぃ付いたばっかしのンが好きなだけやねんけどなぁ。


「違う違う、アンタのアレは確信犯だろ。 ギリギリまで吸う俺にとっちゃ、勿体無いのは確かだが。」



【――和服姿の男は、其の顔に笑みを浮かべ】





       「  アンタ―、――  嘘つく時、やたらと笑う =@んだよ  」





/お疲れ様でしたー!
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 18:19:52.32 ID:c1pk89BJo
>>133

【そのハンドガンに気づいてか、手を掴んだ彼は、思わずその手を離し、びびるように後方へと下がる
しん――――……と、背中に伝わるのは冷ややかな汗、可愛い顔して、丁寧な言葉遣いで、向けられる無骨な銃口は
どうにも、悪夢のような違和感を思わせると同時に――――確かな悪寒≠与えるに十分であった】

【それでも、とん、と背中に触れるのは路地裏の壁の味、そして気づくのは自身の状況
……情け無い、とでも言おう、自身より小さな少女に、似合わぬ銃を向けられ、退く自身≠ノ
噛み締める唇の理由は如何ほどにでも挙げられる、そして取る行動は一つ】


……ほら、だから注意したというのに……これ以上恥を掻く前に消える方が良い
……どう見ても、お主より、そこのお姫さん≠フ方が強者であろうに


【くすっ――――表情に浮かぶのは、微かな冷笑であろうか
大の大人が情けない声をあげ、少女からビビッて離れたのだ、その様子だけでも十分だ
お姫さん=\―――その口調から、彼女は便宜的に貴女の事をそう呼んだ】


「っ……黙れッ!!こんな牝、畏れるとでも思ってんのか!?
どうせハッタリに決まってやがる……!!」


【それはまさに、傀儡が絲に引かれる様に、けったいなわめき声を上げて、貴女へと向かう悪漢
怒りに任せた接近はいくらにも、隙があるだろう、一応顔面を殴ろうと思っているのだろうが】


>>135

【――――……まあ、良くこんなことを言ってしまうのは、そんな性格なのかな?
彼女は、と言えば、その返事に、きょとんと、反応を返した
そして、その小さな唇は、有難うと、たどたどしく紡ぐので一杯であった】


「……っ!!まったく、わけのわからん連中だ……!!」
「まあいい!そっちがそうなら、俺たちも……!!」


【まるで、惹かれるが如く――――前方に居た、男たちが服から拳銃≠取り出し、構える
位置的に言えば、彼女の後方に、動き出した彼がいる状態だ……つまり、狙いは考えずとも、決まってくる
小柄な彼女≠フ頭部を狙えば、避けられたとしても、彼のどこかには当たる、そう思考がいくのも当然で
――――スグサマ、愚直な銃口がその方向へと向き、早漏な彼らは、どこそこ構わず、己を吐き出した】

【銃弾より遅い銃声が響いた瞬間、そこに混じる、ノイズが二つ
何が起こったのかも、分からぬ一瞬、気づいて見れば、放たれた銃弾は、地面へと落ちているのが分かるだろう】


……後は任せたぞ、わっちはあんまり血を見るのが得意では無くてな
できれば丁寧に、早ぅおしまいやす(早く片付けてくれ)
……お主ならできると、信じているさかい


【そっと、そちらへと振り向きざまに見せる紅い瞳が、少し、期待の色で微笑を見せて
たらんと、垂れた彼女の両腕にかかった振袖の袂から、きらりと反射する光を確認できるだろう
脇差に近い長さの刃であろうか――――……どうやら彼女の獲物は、彼等と比べ、少々小さい御様子】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 18:23:45.07 ID:PAgsANoQ0
>>137

……、……勝手に、何処かへ出掛けたのでしたら……
怒っても、良いと思いますよ

「最低だな!」

【女も、何か、思い出した様で。先程よりも、殺気に満ちた、雰囲気で(ギャグ補正)】
【白口も、テンション高く、便乗してる。ゲーティアさんェ……】

【其の言葉に、揺らいだ。押さえていた、何もかもが、】
【一気に、汗が噴出す。自分が、自分で無くなる。自分の『役割』を、思考では無く、体で想起する】

―――、ッ

【ぐらり。蜃気楼の様に、意識が、歪んで。理性≠フ仮面が、剥がれ掛けた】
【ざり。急いで、片手で顔の半分を覆って。ふらつきながら、焦りながら、一歩、後退する】
【そうして、ようやく、出た言葉は】

―――……、いえ。今は、遠慮して置きます
殺して欲しいのは、事実です。或いは、貴女を、殺したいと、願う事も

【貴女を、好きですから。そう、言葉を続けて、冷や汗を流しながら、笑う】
【全ては、親愛の証、なのか。だとすれば、女は、完全に病んでいる】
【虚勢を張っても。其れでも、がくがくと、震える両手は、体は、正直なものだ】
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 18:28:54.54 ID:QfSFyyDgo
>>135>>140

【────きぃ】

【本来であるならば、静かであるはずの路地裏】
【時折猫の声や人の叫びなどの音は聞こえるものの】
【普段。何事も無ければ、静かな静かな場所】

【今は、確かに数名の人間が居るために静かではないかもしれないが】
【会話会話の狭間に潜む静寂の中】
【紫陽花色の彼は。或いは、翼の彼女は】
【小さな小さな、機械の駆動音を聞くかもしれない】
【それは──ハンドガンを持つ。ブロンドの少女の、身体から聞こえるもので】

──申し訳ございませんわ
虚構で銃を持てるほどには──私は、己の強さを信じておりませんの

【──ぱん】
【竹を割るような、乾いた発砲音】
【狙ったのは、男の肩関節。それも、体外の人間の利き腕である右腕の其処】
【一切の躊躇もなく。在るのはただの、甘さ】
【人を殺せる武器で。殺せないような場所を狙う──】
【──そんな。甘さを孕んだ凶弾であった】
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/13(日) 18:29:30.49 ID:gXMEsJwt0
>>141

だーよーねぇー!

【因みに、先にいなくなったのは彼女のほうである。】
【そう考えると責められるべきは彼女なのだが、勿論それを伝える気はない】

【彼女は、女性の反応を楽しそうに眺めていたが、うふふと笑うと】
【いつの間にやら左手に持った銀の笛を、くるりと廻してから】
【かるぅく、両腕を広げて見せて――我慢してるような、相手に】

 無理しないで、『おいで』?

【相手がどう思っているかはさておき、彼女は悪だ】
【親愛と殺意がイコールなことなど、日常茶飯事であり】
【そうやって誘う姿は――或いは、挑発のようでもあった】
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 18:29:33.25 ID:v6IOAvYH0
>>136

――――ぁ、づづっ……!

「………むむんっ……魔翌力支配が此処まで強いとは、常識を塗り替えねば……」

【自ら与えた高熱が、煙を通して戦場に溶けていく】
【眼や、鼻。唇。粘膜を中心として、顔面が痛みに疼く】
【常人より何故か「熱に強い」彼女、ずっと残る傷には成らないが――反射的に、顔を覆って】
【其の時地面に落とされたベンヌ、彼も痛みは感じないが、予想を超えた事態に嘆息した】

……あッ、逃がさないわ!
そこから先は通行止めよ、どぅおりゃ――― …あっ。

【熱は徐々に拡散――つまり、「奪われていく」ので、少女はベンヌを拾い上げて】
【声のする方へと馳せ、叫びながら彼を構え直すのだけども、其処にはもう、何もない】
【紅い指輪が光沢を磨き上げ、周囲の魔翌力反応を探れども、史音以外には、誰も居ない】

【―――するっ、と爽やかな音を立てて、ベンヌの長さが元に戻った】
【こうなってしまえば、最早ただのトンカチ、「魔装鉄槌」など詐欺も甚だしく】

「……お前に命じられるまでも、無し。
 例え最良の主であろうとなかろうと、私には捨てられぬ使命が有るのだ。」

………ベンヌ、アイツ何か言ってた?

「…いえ、何も。そして、仮に口を叩いていたとして……
 マスターも、彼奴の語るは全て謀り事の内だと、とっくの昔に理解しておいででしょう…な?」

…………ま、それもそーだよね。

【闘いが終わった後にはこんな掛け合いがあって、それからは】
【とても、とても―――心地良い静謐が、中心で噴きあげる水のシャワーに乗って公園を満たしたのだと言う】

/お疲れさまでした!
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 18:32:21.87 ID:uyyMOnt9o
【路地裏】

…………

【かつん、こつん】
【闇路に響く、乾いた足音】
【それを鳴らすのは闇を更に深くした様な“霧”を纏った人影】

【無精髭を生やした30代の男性だ。】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、腰にそれぞれ長さの違う三本の刀を携えており】
【乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】
【唯、彼に纏わりつく様に在る黒い霧が…不気味で】

【左手は刀の鞘を握るでもなく…ただ其処に置き】
【右手をだらりと下げていて】


【一見、戦う意志の無い様に見える彼――】
【だが、その纏った闇が、乾いた足音が―――誰かを斬りたいと、“願って”いて】

【かつり、こつり】
【足音は未だ―――止まない】
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 18:38:54.48 ID:MtkJVitQo
>>140

【少女を助ける、或いは己だけが回避しようとしていたか、今となっては分からない】
【何故なら、その対象は既にこちらに向かう事はなくなっていたからだ────】

【ほんの一瞬、二人の少女に目を向け】

……。ふっ。

【銃身が重く妖しい藍色をしているという事を除けば、一般的な回転式拳銃となんら変わらない風貌、しかし】
【ソレが特殊な拳銃であると示しているのは"本来有るべき物"が存在しない事だ、それは弾丸を発射する"銃口"】

……何を言っているのか、良くは分からないが、意味は通じた、何となくだが。

【ひどいよ!】

【メタリックな藍色の鈍い輝きを放つ"銃口"が存在しない(バレルは存在している)回転式拳銃】
【魔翌力を感知できる者が入れば、それが精巧な玩具ではない事を瞬時に理解できるであろう──】

    ────≪ARROW≫────

【無機質な機械音声が路地裏の壁に反響し、響き渡る、その次の瞬間────】

   動いたな=c…?

【彼らに“動いたら撃つ”などといった優しい言葉を投げかけてやる義理は無かった────】
【こちらは銃を持っていて、それを知った上で彼らは動いたならば……。ヒュッ!と銃を振り、言葉と同時に引き金は引かれた】

【≪“魔弾”≫ そう評するのが分かりやすいだろう魔翌力によって構築された光の矢】
【真っ直ぐではなく、弧を書きながら進む“貫通性”のあるソレは、───“殴りかかった方でない”残りの悪漢二人の足を纏めて貫かんとして放たれた】
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 18:41:11.63 ID:PAgsANoQ0
>>143

【―――ぶちり。と】
【何かが、終わった音が、聞こえた】

「ちょ、待―――檸檬!」

【白口の、制止の声が、聞こえた気がした。然し、もう、何も聞こえない】
【最早、何も、聞きたく無い。自己嫌悪と共に、求める幸福へと、堕ちて行く】

……、ありがとうございます……コーロコルさん

親愛の、印に、殺して差し上げます

【感謝の言葉も、何処か、空虚で。彼女は、本能のまま、動いていた】
【能力。左腕にしがみ付く、ブラックオパールの色合いの、胎児の形をしたアートマンを発現する】
【彼女の、体内から。哲学者の卵≠フ、悪しき魔力を、感じるかもしれない】

【最早、瞳に人間らしい感情は、消え失せていた。完全に、光を失っている】
【其の身の中で、蠢き始める、殺意に塗れた魔力は。何処かの青年に似た、混沌の属性】

【左腕を構えながら、少女へと、駆け出そうとするだろう】
【胎児が、少女に見せる様に、無理矢理大きく口を裂いて、奇声を上げ始める】
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 18:47:50.64 ID:/IxY5epmo
【路地裏】

『なんなんですか!?あなた達は!?』

【陰気くさいそこに、甲高い苛立ったような声が響いた】
【その声の主は、今数人の男たちに取り囲まれている。その男たちはへらへら笑っていた】
【あまり柄がよくない。所謂「不良」である。彼らは怒る少女を見ながら小ばかにしたように顔をゆがめる】

なんでもなねえよ。それよりお譲ちゃん、金持ってねえか?

持ってなかったらちょっと痛い目にあうんだがねえ

【不良はへらへら笑った。少女は煩わしそうに舌打ちする。黒メガネの奥の瞳が苛立たしげに揺れた】
【そして、武器、思わずそれに触ろうとする】

おっとお?そんなもんでなにができるんだあ!?

「木刀」なんかで俺たちには向かわないほうがいいぜえ!?

【右腰にあてがわれた手を離す。相手に驚いたからではない】
【別に、相手の手に持ったサバイバルナイフが怖いわけではない。彼女の視線は、路地裏の向こう側】
【新たにそこに現れた人影に視線を送る】

『あ、・・・師匠』

「んん?・・・ローク、なんだいこの人達は?・・・君の友達かい?、あと「師匠」はやめろ」

【そう、少女から「師匠」と呼ばれた人物は青年】
【どこにでもいそうな普通な青年である。中肉中背で、おおよそ特筆すべき点は無い】
【いや、強いて一つだけあげるとすれば、彼の腰に納められている三本の刀だろうか。】
【二本の太刀と一本の大太刀。それはごく自然に、とても手馴れた様子でそこに納められていた】

『お断りします。後こんな変な人たち友達じゃありません!』

【その言葉に、取り囲む男たちは声を上げる。やかましい怒声が辺りに響いた】
【しかし、少女はまったく動じていなかった。もう我慢がならない、と言うように腰の木刀に手をかける】

『師匠!!いいですね?抜刀の許可をいただきたいです!』

「ああ、構わないよ。あんまり強そうじゃないから修行にはなりそうにないがね。しかしこっちに来て早々こんなことになるとわなあ・・・ついてないな。」

【今度は青年の言葉に、】
【不良たちは怒声をあげる。そして、サバイバルナイフを振り上げた。少女には三人。そして、】
【青年には六人】
【それぞれ叫びながら向かう。二人の舐めきった態度に完全に頭にきているみたいだ】

「ありゃ。僕もか・・・まあいいや。「新入り」を試すとするか」

【青年はそれを涼しい顔でとらえていた。そして、太刀の唾口に親指をかけ、パチン、と言う音と共にそれをきる】

【瞬間】

【不良は全員地面に突っ伏した。そう、ものの数秒の後に】
【ぐったりとした様子で倒れる。「九人」の不良。・・・再びパチン、という音が響く】

「・・・・まあ安心していいよ。「みね打ち」だ。」

『金をたかった天罰です!!』

【そして、剣士とその見習いは、路地裏を後にしようとした】


/なんでも対応です
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/13(日) 18:52:47.59 ID:gXMEsJwt0
>>147

あっはははぁ!

【愉しそうに、笑い声を上げる少女】
【白口にも分かるだろう――この存在もまた、悪意に塗れたものなのだと】

【女性の能力発動と同時に、少女の持つ笛に魔力が満ちる】
【ハンドベルの形へと固まった魔力を、その場に止まったまま軽く横に振り】
【リィイン――澄んだ音が響き渡ると同時、彼女の周囲の腐敗臭が濃くなった】


    ―――≪ audience KILLER LOOP ≫―――

【囁くような甘ったるい声が、妙に耳に残るだろう】
【彼女の目の前にどことなく異様な陣が浮かび、そこから大きな柩が召還される】
【そのまま突っ込めばぶつかるが、決して方向転換が利かなくなるほど距離は詰められていないはずだ】

僕、イライラしてるんだぁ
殺されたいならぁ、殺してあげるよ。その身も心も腐らせて、ねぇ

【そんなふうに答える声は、確かに。どこか焦りと苛立ちに塗れて余裕が存在しなかった】
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 18:54:09.87 ID:MtkJVitQo
>>146
/申し訳ありません、できるだけ急いで戻りますが、晩ご飯で一時席を離れます。
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 18:54:50.75 ID:c1pk89BJo
>>142

【旋律をかき乱すのは上辺だけの音、本当の静寂は幾重にも在って
――――……ノイズに混じる、その音=\―――彼女は、それを聞き取った
微かに向けるであろう視線は、貴女から?と尋ねているようにも、思える】

【本当なら、それを探るためにも、もう少し、耳を澄ませておきたかった
けれども、その願いは叶うところではない、知性の欠片も無い、咆哮が、爆ぜたから】


「ぐわぁぁぁぁ!?――――っの女!……なんの躊躇いも無く撃ちやがった……
んっ……じらんねぇ、信じらんねぇ……!?される、殺され……っ……」


【残念ながら、その甘さを汲み取るには、汚い言葉を述べる舌は鈍感すぎた
喚き立てる音は酷く耳障りで、ポタポタ、と落ちる紅い血の音も、聞こえないぐらいで
男は右肩の傷跡をぐっと、左手で抑えながら、がくがくと、震えて、目の前の少女を見た】


「……ひぃ――――……ごめんなさいッッ!!」


【それはさながら、逃げるように、いくらかたたらを踏んで、路地裏の入り口へと脇目も振らず走り出す
止めようとしなければ、数瞬で居なくなるだろう、それだけ早く――――その場から逃げ出そうとする
去り際に向けられた瞳は、くっきりと恐れが浮かんでいて、まあ、こんなことは二度としない、とでも思ってるのだろうか】

【――――少なくとも、この状況に於いては正しい手段で、相手を倒せた
貴女が孕む、甘さ、今回は良い方向へと、転がりを見せただろう】


>>146

【――――……多分期待してた、のかもしれない、何か暖かい言葉を
で、この台詞、けっこーショックを受けた御様子】


お、お主も……酷いな……っ
……こんな状況じゃ、なかったら――――……どついている、ぞ


【一つ一つ確かめるように、標準語を紡いでるものの、イントネーションはゆったりとしている
向けるであろう視線は、どこか、困惑の色が混じっているようで
……まあ、少女の抗議だ、無視しても構わない、か】


「――――っな、何をいきなり……っ!?」


【その言葉よりも早く、はじき出された魔弾
それは撃ち貫く、聖槍にも似た――――強い魔翌力を感じるようで
何が起きたか、と知覚するよりも早く、その矢が、彼等の足を貫いた】

【声にならない慟哭は、断末魔のように――――……こちらはこの場を乱す事は無かった
無機質に告げる言葉は、それこそ、断然たる、彼等との差を見せ付けられるようで
情け無い声をあげ、打たれた悪漢二人は、這って路地裏から逃げ出そうとなすだろう】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 19:08:52.51 ID:PAgsANoQ0
>>149

【少女の言葉を聴き、酷く、嬉しそうに。女は。獰猛な『何か』は、笑う】
【白口は、少女の様子に、何か、言いたげな様子だったが。最早、二人に介入は出来ない】
【そう、考えて。ただ、不安そうに、無言で、其の戦局を見詰め続ける】

最初から、腐り落ちている、此の心で宜しければ……!

【冗句を口にする様に、返答して。負の感情で、歪み切った、気味の悪い笑顔を向けた】
【実際、此の女は、救いようが無い心の持ち主で。何もかもが、初めから、終わっていた】
【焦りと苛立ちの混じった、少女の声に。益々、笑みが深くなる】
【―――死合う合図】

―――ッ

【全速力で走っていたが、何とか、立ち止まる事が出来た】
【ずるる、と、音を立てて。泥と雑草の地面に、跡を描きながら、棺の前で立ち止まるだろう】
【然し、通常の姿勢に戻る為、ふらついている様子で。隙を、見せている】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 19:12:26.06 ID:QfSFyyDgo
>>146>>151

……あぅ
そのような目で見られると──少々、悲しいですわ
何も貴方様を殺めようとしていたわけでは、ございませんのに……

【耳に届く、乱雑な言葉たち】
【それを聞いて──少女はほんの少し、悲しそうな表情を浮かべた】
【本当は、期待していたのかもしれない】
【彼が、もっと強い事に。彼が、銃の痛みに慣れていることに】

【だけど。たった一撃で、この様子】
【「──嗚呼。銃でなくとも、よろしかったでしょう、か……」】
【心の中で、少女はそっとそんな事を思い】
【逃げる彼を追うこともなく。困った表情で、翼の彼女と紫陽花の彼へ、視線を移し】


────あの……大丈夫、でした、か?


【かしゃん、と。静かに、服の中へ銃をしまいこみ】
【心配そうな表情で──そう、尋ねた】

【そして、翼の彼女から向けられた、幽かな視線に対しては】
【──その、意図が分からなかったのだろう】
【ちょこん、と僅かに首を傾げて応じるのみで──】
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/13(日) 19:21:42.76 ID:gXMEsJwt0
>>152

【柩の前――距離が無ければそのまま柩の蓋が飛んでくるだろう】
【仮にぶつかったところでただの物理ダメージにしかならず、】
【普通の材質で作られているため、攻撃で破壊することも避けることも勿論可能だ】

【召還された獣は、一見するならば漆黒の体毛が全身を覆った人型の黒山羊だった】
【しかしその全身は真っ赤な糸で縫合されており、両腕は赤紫色をした羽毛が生え揃った別の生物のものに変わっている】
【前腕部分は刃渡り70cm程の両刃の剣と化していて、その刃には夜色の模様が刻み込まれていた】

ほんっとさ、どこ行ったんだろうねぇ
僕には時間が無くて、こぉんなに焦ってるのに――!!

【あるいは、この戦いは。彼女の八つ当たりなのかもしれなかった】
【彼の情報を知らない女。友人でもなんでもない。価値が無い】
【なら――苛立ちをぶちまけられて、死んじゃえ】

【そんな、子供の我儘とともに彼女の召還獣は動く】
【すでに体勢を立て直しているだろうから、隙を突くということにはならないだろうが】
【直線的に――自分の主を攻撃させないように、真っ直ぐに突っ込んでいく】
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 19:28:16.74 ID:uyyMOnt9o
【路地裏】

…………

【かつん、こつん】
【闇路に響く、乾いた足音】
【それを鳴らすのは闇を更に深くした様な“霧”を纏った人影】

【無精髭を生やした30代の男性だ。】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に小さな刀を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えている】
【乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】
【唯、彼に纏わりつく様に在る黒い霧が…不気味で】

【左手は刀の鞘を握るでもなく…ただ小さな刀の鞘の上に置き】
【右手をだらりと下げていて】


【一見、戦う意志の無い様に見える彼――】
【だが、その纏った闇が、乾いた足音が―――誰かを斬りたいと、“願って”いて】

【かつり、こつり】
【足音は未だ―――止まない】
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 19:34:03.70 ID:OOCCmFpSO
【水の国 街中】

“uovoMastering”・・・か・・・・
【白のカッターシャツに青のネクタイを着け】
【腰には二本の刀を携えた少年がメモを見ながら歩いていた。】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】
【また、少年の腕や頭など、体の様々な所には包帯が巻かれている。】

さて、どうにかしてこの人達に会わないと・・・
でも、谷山さんが星の国に拠点があるって言ってたな・・・、
・・・・星の国か・・そういえば行った事ないなぁ・・
【何やら独り言を呟きく】
【・・・どうやら人を探している様子】

【ただ、その事に意識を捕われすぎて】
【前に意識が向いていない】
【今にも、誰かにぶつかりそうだ】
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 19:35:46.06 ID:/IxY5epmo
>>155

【そのはるか前方】

『なんなんですか!?あなた達は!?』

【陰気くさいそこに、甲高い苛立ったような声が響いた】
【その声の主は、今数人の男たちに取り囲まれている。その男たちはへらへら笑っていた】
【あまり柄がよくない。所謂「不良」である。彼らは怒る少女を見ながら小ばかにしたように顔をゆがめる】

なんでもなねえよ。それよりお譲ちゃん、金持ってねえか?

持ってなかったらちょっと痛い目にあうんだがねえ

【不良はへらへら笑った。少女は煩わしそうに舌打ちする。黒メガネの奥の瞳が苛立たしげに揺れた】
【そして、武器、思わずそれに触ろうとする】

おっとお?そんなもんでなにができるんだあ!?

「木刀」なんかで俺たちには向かわないほうがいいぜえ!?

【右腰にあてがわれた手を離す。相手に驚いたからではない】
【別に、相手の手に持ったサバイバルナイフが怖いわけではない。彼女の視線は、路地裏の向こう側】
【新たにそこに現れた人影に視線を送る】

『あ、・・・師匠』

「んん?・・・ローク、なんだいこの人達は?・・・君の友達かい?、あと「師匠」はやめろ」

【そう、少女から「師匠」と呼ばれた人物は青年】
【どこにでもいそうな普通な青年である。中肉中背で、おおよそ特筆すべき点は無い】
【いや、強いて一つだけあげるとすれば、彼の腰に納められている三本の刀だろうか。】
【二本の太刀と一本の大太刀。それはごく自然に、とても手馴れた様子でそこに納められていた】

『お断りします。後こんな変な人たち友達じゃありません!』

【その言葉に、取り囲む男たちは声を上げる。やかましい怒声が辺りに響いた】
【しかし、少女はまったく動じていなかった。もう我慢がならない、と言うように腰の木刀に手をかける】

『師匠!!いいですね?抜刀の許可をいただきたいです!』

「ああ、構わないよ。あんまり強そうじゃないから修行にはなりそうにないがね。しかしこっちに来て早々こんなことになるとわなあ・・・ついてないな。」

【今度は青年の言葉に、】
【不良たちは怒声をあげる。そして、サバイバルナイフを振り上げた。少女には三人。そして、】
【青年には六人】
【それぞれ叫びながら向かう。二人の舐めきった態度に完全に頭にきているみたいだ】

「ありゃ。僕もか・・・まあいいや。「新入り」を試すとするか」

【青年はそれを涼しい顔でとらえていた。そして、太刀の唾口に親指をかけ、パチン、と言う音と共にそれをきる】

【瞬間】

【不良は全員地面に突っ伏した。そう、ものの数秒の後に】
【ぐったりとした様子で倒れる。「九人」の不良。・・・再びパチン、という音が響く】

「・・・・まあ安心していいよ。「みね打ち」だ。」

『金をたかった天罰です!!』

【そして、剣士とその見習いは、路地裏を後にしようとした】
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 19:41:54.83 ID:PAgsANoQ0
>>154

【蓋が、女に向けて飛んで来た。思考が追い付かない。回避、出来なかった】
【其のまま、後方へと、吹き飛ぶ。女の脆さは、通常の人の其れよりも、駄目なものらしい】
【顔面に、胴に直撃し。鼻血を垂らしながら、アバラ骨を数本折りながら、哄笑する】
【立ち上がろうとするが、自分に向かって来る召還獣が見え。未だ残っている恐怖心から、硬直した】
【殺人狂の、血色の女は。狂気を加速させた】

は、ははは、ハ、はははッ!! 
貴女の殺意は、僕を暖めてくれます!

恋慕とは、こんなにも、素晴らしいものだったのですね!

【愛とは。想いとは。人を、強くするものか。改めて、思考する】
【貴女を殺したい。貴女を気に入った。貴女は、素晴らしい人だ】
【だから、どうか。其の怒りの侭に。気違いの、自分を】

だから―――ブチ殺し、確定ですよ!

【其の言葉は、少女に向けてか、自分に向けてか。召還された、其の獣に。益々、喜んで】
【無邪気。白口の其れとは、また違った、純粋無垢な、濁りの無い殺意】

【惨めに這い蹲りながら、左腕だけ、力無く動かし】
【胎児から、召還獣に向けて、何かが、発射されるだろう】
【其れは、注射針ほどの、細く、頼り無い、一本の針】
【見た目同様、脆い其れは。飛来している状態でも、簡単に叩き落せるだろう】
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 19:50:43.85 ID:MtkJVitQo
>>151>>153

(路地裏を闊歩する悪漢に躊躇いなくに合わない銃をぶち撒ける女……碌でも無いな此処は……)

【などと、思いつつも、“碌でも無い”という点に置いて、彼は人の事を言えず】

…………。

【この程度で引くのか、と落胆に似た表情を彼らに向けるが】
【これ以上やりあった所で、自分に得は何も無いと判断し、向けていた銃を収める】

悪かった。状況が状況だからな──……。

【抗議する少女に対して、彼はどんな謝罪の言葉を……?】

集中していた。
だから、反射的に思った事を口に出してしまった。

【フォロー無しッッ!】

【逃げ出す悪漢達に脇目やりながらも、懐に銃をしまい込みながら】

終わったようだな。
体は要らんが、事のあらましくらいは聞いても良いのだろか。

おそらく“能力者”には、おせっかいかもしれんが、──
こんな場所、彷徨いて良い事は何も無いと思うがな……。

【と、彼女だけではなく、“彼女達”に向けて言った所で、────】
【彼は感付く、“機械の駆動音”その音源を確かめるために、右へ、左へ、上へ、下へ】
【そして、最終的にたどり着いた視線の先、それはコインの少女だった──────】

む……?

【カチャリ、と眼鏡を揺らし、睨むように(目を凝らしているだけだが)駆動音を奏でる彼女の体を凝視する】
【そして、光る、妖しく光る、もちろん、眼鏡が、だ。眼鏡とは此の様な場合、ギラっと、光るものなのだ、そうなのだよ】

/お待たせしました、ただいま戻りました。
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/13(日) 19:51:18.14 ID:gXMEsJwt0
>>158

【少女は、そこで相手を見限った】
【機関員と自己紹介していたから、それなりに楽しめると思っていたのに――と】
【油断したともいうのだが、詰まらなそうに瞳を細めて這う彼女を見下して】

ごめんね、浮気する気は無いんだぁ
僕が好きなのは――あの馬鹿だけ、なんだよぉ

【恋慕の感情の強さは、よくしっている】
【会いたい、会いたい、会いたい。それだけしか、今は根幹に存在しなくて】

【召喚獣は、彼女の機動力を削ぐことに成功すると立ち止まって歩いてくる】
【威圧感を存分に発揮して、その殺意を煽ることにしたらしい】

【また――獣ゆえか視力が悪く、少女から角度的に針が見えない】
【結果的にその脆い針は山羊の脚に突き刺さり、一瞬の違和感に獣は脚を止めた】
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 20:01:10.97 ID:c1pk89BJo
>>153

【――――……その言葉は、誰にどう聞こえたかは分からない
けれども、少なくとも彼女には、とっても優しい言葉に聞こえた
それだけのこと、けれども――――その事実は、やけに暖かく、心へと積もっていく】

【そして、向けられる心配そうな表情は、ふっと、思わず表情が緩むようで
凛とした顔たちが、微笑へと、その様子を変えた】


ああ、おかげさんで助かった――――……
感謝したはるよ、貴女にも、お主にも


【身長は150cm程度、彼女からしてみれば、恐らく、貴女を見上げるような体勢であろうか
両手をお尻の後ろに回して、ぐぐっと、背伸びして、できるだけ貴女へと視線を合わせようとして
心配そうな表情から、浮かべた哀しそうな表情の残響でも感じたのか、言葉を続ける】


……時にはそないに、意に介さぬ受け取られ方をされるかもしれない
けれども、きっと、誰かは貴女の思いを汲み取ってくれるだろう

今回ならわっちとお主は貴女の正しさを理解しているぞ――――そうだろう?


【彼女はお主≠フ言葉の矛先である、後方に居る彼へ向け、振り向く
自身の言葉の正しさの証明と、貴女を元気付けるために
違和感≠ヘ、心の奥へと飲み込んだ、尋ねるべきではないと、思っているように】


>>159

【――――……その態度に何か言葉を向けようとしたものの
借りは借りであり、彼女はあまり強く物を言える態度ではない
故に、ぐぐーっと、返そうとした言葉を飲み込んだ】


……そうか、そうか――――ならば、思わせないように、言葉を選ばせて……もらいます、ね?


【非常にゆっくりと、言葉を選んでいる時間もあるのだろうが、少し拗ねた様子でそんな言葉を述べる
事のあらましを聞かれたため、数瞬、言葉を捜し、更に時間をかける】


大した事ではありませんよ……先ほどの、連ちゅ……皆様が――――……弱いもの虐めを、為していたものですから
見ておられず、つい、手を出してしまっただけのことです

それに、その言葉、私達わたくし≠セけではなく、貴方様にも言えることではないのでしょうか?
――――……能力≠ニいうよりかは魔術≠ノ近い、と思われますが


【やけに丁寧なのは、あんまり標準語に慣れて無いからだろう
わざと、にしては流石に鬱陶しい、意味を汲み取ってほしいからか、そう述べて
――――敢えて、他人の私情へ……眼鏡の少女へと、踏み込もうとしている彼へと、微かに戸惑いを覚えた】


/おかえりー
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 20:04:53.74 ID:uyyMOnt9o
>>157

【かつり、こつり】
【遥か前方で起こった出来事ならば、男の緩い歩みでは間に合わない】
【辿り着く頃には……横たわった9つの人影が有るだけで】

…………

【僅かに、悩む様な素振りの後】


――――――どうしたものか。

【男はしばらく、立ち尽くして居るだろう】

/申し訳ない、此処まで自己完結されてると絡みの広げ方が思いつかない……
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 20:08:37.61 ID:PAgsANoQ0
>>160

【急いで立ち上がり、瞳を見開いて、血液を垂らしながら。口の端を吊り上げる】
【そうだ。自分は、弱い。殺すと、何度も口にしながらも、本当は弱い】
【此の殺人狂は、殺意に支配される度に、単純な思考になって行く。力で押す事しか、出来ない】

……、生きて、会えると良いですね、ゲーティアさんに
……負け犬の、遠吠えですが……!

【空しい言葉。弱い存在が、吐く、其の言葉】

【そして、胎児が、形状を変化。細い針の束と化すと、彼女の左腕に、同化して行く】
【やがて、左腕が。針で紡いだ、歪な一振りの剣と成り、女は、其れを構える】
【脚を止めた、召還獣に向けて。剣を振り上げ。―――針で形成された、魔力の斬撃を、放つだろう】

【隙だらけの様子で、急いでいるが、時間を掛けて行われた動作】
【全ての動作が完成する前に、召還獣に気付かれる可能性も、高い】
【また、放たれた、魔力の斬撃も、目に見える速度】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 20:15:05.11 ID:QfSFyyDgo
>>159

────あ、あ、の……?

【翼の少女に続き、紫陽花の彼にまで視線を向けられ】
【尚且つ──彼の視線に、威圧感のようなものを覚えたのだろう】
【先ほどまで平然と、躊躇いもなく銃を扱っていた少女ではあったが──】
【或いは、これが彼女の本質であるのか】
【どこか不安げな表情で、そっと口元に手を当てる】

/ラミーデュの人、おかえりなさーい

>>161

【彼女自身は──何故、疑問の視線を向けられるのかが分かっていないのだろう】
【そんな少女の様子は、すなわち】
【「彼女にとって、その駆動音があまりに身近すぎるもの」であることを示しているのかもしれない】
【例えば。普通の人間が、己の心臓の音に、疑問を抱かないかのように】

あぅ……それは、何よりですわ
お怪我も──あまり、なさそうです、し……

────、

【だが、続いて紡がれた翼の少女の、言葉には】
【彼女は、まるで安堵したかのような儚げな笑みを浮かべ。小さく微笑んだ】
【そして。相手が告げてくれた、慰めにも似た言葉を聞き】
【小さな微笑みの中に。少しだけ、困ったような。悔いているかのような色が混じる】

……ありがとう、ございますわ──
でも……出来ることであれば。傷を負わせることなく、彼らを立ち去らせたかったのですが──

【「まだまだ、修行が足りないようですわ、ね」──】
【そう言って彼女は。己の弱さを、小さく漏らす】
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/13(日) 20:21:03.70 ID:gXMEsJwt0
>>163

【少女の瞳はぞっとするほど酷薄に滲んで、細く剃刀のような殺意がある】
【右手で仮面を抑えながら、ゆらゆらと怠惰に鐘を揺らして後ろに控え】

……名前。呼ばない、のぉ

【会えなくて、唯でさえ苛々しているのに】
【なんとなく、自分で教えたのに、知らない女から彼の名前を聞くのは】
【その喉を裂いて声帯を引きずり出したくなるほど、不愉快だった】

【召喚獣は、脚に刺さった針を気にしている様子だったが】
【彼女の放った魔力の“音”に反応して、そちらに顔を向けるだろう】
【よく見れば獣の目蓋は赤い糸で縫い合わされていて、視界が存在しないらしい】

【ガゥンッ、不愉快な音を立てて魔力の斬撃を受け止めると】
【そのまま彼女の方向に――両腕を前習えの様な格好に変えて、一直線に突っ込んでくるだろう】
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 20:21:44.88 ID:/IxY5epmo
>>162

【そして二人は歩き出そうとするが、】
【耳に入るのは足音。「三人目」のそれ】
【青年は足を止めた。少女がドン、とぶつかる】

『いだっ・・・どうかしたんですか?』

「・・・・・」

「・・・・さっきから微妙に聞こえていたが・・・」

「・・・「いる」な。・・・」

『え・・・?』

【青年は闇が支配する路地裏の入り口、先ほど自分たちが出てきた方向を見つめた】
【確証は無い。「カン」である】

「・・・・さっきの場所にいるぞ。たぶん間違いない」

『・・・なにがです?』

【少女は怪訝そうな顔をした。目の前の人物は、】
【冗談を言っているような顔ではない。きわめて真剣である。そして、どこか楽しそうだ】

「・・・行けば分かるさ。」

『え?・・・あっと・・』

【そして二人は、再び路地裏に入った】

--------------------------------------------------------------------

「そら、やっぱり」

【やがて、相手の前に現れる二人】
【立ちつくし、思案する男を見つめた】

『・・・剣士さん・・・ですか・・・?』

「・・・・」

【少女は相手の刀を見ながら呟く】
【青年はさりげなく相手を観察した。そして、ごく微妙に、これまた「カン」とでも言おうか】
【そのようなもので、相手の感情を、ごく僅かなそれを感じ取る】

「・・・―――――斬りたいか?」

【そして、言の葉を紡いだ】


/すまぬ・・・すまぬ・・・
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 20:23:18.42 ID:MtkJVitQo
>>161


【お主>氛沐゙女の言葉に対して彼は頷いた】

嗚呼、正しい。
拳銃を手にとった少女に対して、一回り大きな男が襲いかかってきた。

ならば、自己防衛のために撃たなければならない。撃たれて当然だ。

【ソレに対する返事が彼女の期待していたものかどうかは分からないが】
【そして、彼女の語った背景に付いて、彼は再び、目を瞑って頷くと】

……なるほど。
正義感が強いのだな。

だが、ソレが身を滅ぼす事もあり得る。助けに入るなら、人を呼ぶなりして──…。

【とは言ったものの、場所も場所、人が居るとは限らない、特に善意の人間など……】

ま、ケースバイケースか……。

【と、僅かにフォローのようなものを入れる】
【発言や、表情から無機質な人間にも思えるが、彼にも一人の妹が居て、ややお節介な面のあるある種“人の良い人間”でもるのだ】

体に染み付いた特異な力を幅広い言い方をするのなら、俺も能力者──……。
だが、そんな言葉に意味は無い。そうだな、俺は魔術を扱う者魔技師=B

【魔技師=c…“魔”の“技師”……ニュアンスとしては魔道具職人の事だろか……?】

【彼女にとって、『魔技師』という単語に聞き覚えが合ったとしても、意味合いが違う可能性もあり得る】
【何故なら、彼は異界人であり、魔技師≠ニは、異界の異国で彼が付いていた職業だからである】

>>164

【無意識の内に、彼女を凝視していた事に気が付いた彼は、「む……」と言って僅かに目を逸らす】

いや、悪かった。
何か、機械でも持っているのだろうか。
“良い音”がしたものだからな……。

【魔道具オタクの彼にとって、彼女の体が奏でる小さな“機械の駆動音”は心地いいモノに感じたのだろう】
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 20:31:19.87 ID:J6HaQp9SO
【大通り】
【まるでお嬢様のような、所謂縦ロールにした赤髪と、釣り目気味の目の中に輝く万華鏡のような瞳……そして、両腰にベルトで固定された、白い「火炎放射機」が“異質さ”を醸し出す】
【黒ハットを被り、両手に白手袋。ヒラヒラした白いカッターシャツの上から黒色のベスト、更にその上から白衣を羽織り、黒い長ズボンを穿いた女性が】

あぁー………………

【手に持った携帯用ゲーム機を熱心に覗き込み、動かしながら】
【前に一切注意すらせず、時折通行人にぶつかりそうになりながら歩いている】
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 20:32:13.04 ID:uyyMOnt9o
>>166

……残念ながら、唯の中年に候

【まず、少女の問いに答えた】
【剣士等という、高尚な者では自分は無い】
【人斬りに意味を見いだせる…殺人者でも無い】

……そして斬ると決めるのも、拙者を動かすのも、自身ではない

【ズルリ―――黒い霧は男に纏わりつく】
【マリオネットを操作する、別の意志の様に】

――――去れ。拙者は斬りたく無い

【青年の問いに答える様に、そう言いながらも増していく殺気。殺意】
【同時に色濃く、路地裏の闇に熔ける様に濃くなっていく男の纏う“霧”】
【それが男の“殺意”の具現であると気付けるだろうか――――】

【―――嗚呼、今男は――己が殺意に操られだす】


/そして余談だが、少女と青年の容姿を細かく教えて頂けると中の人は大助かりです。本当に
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 20:36:46.20 ID:c1pk89BJo
>>164

【なるほど、と彼女は一人で判断を下す、その事実に
彼とは対照的に、それが踏み入るべきではないと、判断し、それに関する追及は控える
尤も、彼女も確かに知りたがっているのは事実である、彼が聞くならば、止めはしないだろう】


ふむ、やけどわっちは、あれでええ教訓にならはったと思うぞ?
これで奴等も、このような事を繰り返しはしいひんやろうしな


【彼女の言葉で紡ぐのは、無論、彼女なりの心に思った言葉だろう
確かめるように、うんうん、と腕を組んで頷くと、ぱたぱた、と尻尾を振るように、後ろ髪が揺れた
そして、じぃと、視線を貴女へと向ける、コレが一番言いたい、というが如く】


……お主は優しすぎる、この世界では不相応なほど
だが、わっちはそんな真っ白なお主が大好きだ
シーツの上で語り合いたいほどにな


【――――どういう意味なのだろうか、いや、まあ、[禁則事項です]、じゃないことを祈るけど……】


……っと、まだ名乗ってあらへんかったね
瑠璃@レ璃・カンパネルラ、お主は?


【小首を傾げると、羽飾りのように纏められた髪が、ささやかに揺れた
もう一度、貴女が最初に聞いた人物の名を聞いてみるのも悪くは無いだろう、彼女達の応えは聴いていないはずだ】


>>167

【期待してる答えとは違う――――と、いうよりも、期待している答えなど無かった
彼の述べる言葉は、いずれにせよ、確かな事だと、一種の信頼を寄せているのだろう
正直である≠ニ、これまでの会話から彼女は、彼の印象を決めているから】

【故に、微かに零れたフォローであるものの、それが彼の面倒見の良い$Sの一部のようにも思えて
ふっと、緩んだ頬は、微笑みとなって、彼へと注がれた】


確かに、その言葉は正しいな、後先考えていなかったのは事実
やけど同時に、もしもの時は誰かが来ると信じていたのも事実

……結果は知っての通り、このように親切な者達が来て、助けてくれた
世もまだ棄てたものではない、信頼できる見知らぬどなたかが居る限りは
――――こう頼りにしはるのも悪く無いだろう?


【ふふ、と微笑を強調しながら、強調するように、小首を傾げると、鈴の音が微かに響いた
静かな音が、夜の闇へと溶け込んで、周囲の喧騒を沈めていくようにも感じれる、だろうか】


魔技師=\―――……なんか、聴き慣れへん言葉やね


【何となくは理解できるものの、微かに首をかしげて】
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 20:36:53.50 ID:4SZhfcTAO
【水の国 噴水広場前】

(さて、どうするかね……見つけるには早すぎる)
(困った顔でもしていれば、誰か引っかかるかな)

【噴水広場の入り口、と言っても複数あるからその内の一つ】
【何か考える様に立ち尽くしているのが一名】
【グレーのパーカーにジーンズ、とありふれた格好】
【目深に被ったフードの隙間からは黒い髪と黒い瞳が見えるか】

で、ここはどこなんだっけ?ん?

【傍から見れば迷子、傍から見なくても迷子】
【道に迷ったのか、辺りをキョロキョロと見回していた】
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 20:46:32.75 ID:PAgsANoQ0
>165

【少女の返答に―――薄く、笑った】

でしたら、此のまま、貴女を殺したら!
大切な彼も、丁寧に、時間を掛けて!殺して差し上げましょうか!

【少女を、煽る為に。更に、濃い殺意を、求める為に】
【そう、叫ぶ。只管、酷い、醜い言葉ばかり、吐き続けるのだ】
【四肢を千切るだとか、嫌悪と不快ばかりが想起される様な、汚らしい、言葉を】

【そうして、罵詈雑言製造器と化した女は。向かって来る、少女の召還獣に】
【獰猛に笑う。どこまでも、何処までも、野獣の様に。殺人狂の如く】
          
【―――、ドッ。グジュ】

【女の体を、召還獣の、其の刃が、貫くだろう】
【ごぶ、と。泡と、少量の唾液と共に。大量の血液を、口の端から垂らす】
【臓器ごと貫かれた。痛い。熱い。もしかすれば、女の背中から、剣の羽が生えた様な状態だったかもしれない】


――――うぐ、ぅ、う……ッ ……あ、、ヒ、キャ、アヒャハハハハハハハハハハハ!!


【最早、笑い声では無い。ひとつの、咆哮=B全て、吹っ切れた様な】
【惨めに、顔中血塗れにして。其の形相は、悪鬼。これは、果たして、女と呼ぶべき代物か】
【分からない。全て、全て。悪≠フ女は、意識が薄れて行くのを感じながら】

【ただ、目の前の殺意に、殺意で返そうとして。最後の力で―――剣を、振り上げる】
【女は。召還獣に貫かれ、繋がった状態のまま。召還獣に、刃を向けるだろう】
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 20:52:05.59 ID:QfSFyyDgo
>>167

機、械──

【あぁ、それなら。と】
【彼女は納得したように、小さく頷いた】

良い音、と言われたのは始めてですわ、ね──
えぇと、えぇと……信じてくださるかは分かりません、けれども

私──機械の、お人形、なんです。
た、確かに見た目は……ヒトに限りなく似せて、創られておりますけれど

【きぃきぃと鳴る、小さな小さな機械音】
【それはなるほど。こうして聞けば、機械の奏でる鼓動のようにも聞こえるだろう】
【しかし。それを思わず疑ってみたくなるほどには──】
【──彼女の容姿は。動きは。人間に、あまりに似過ぎていて】

【同じ場所に居るもの同士】
【恐らくコインの少女の返答は、翼の彼女にも聞こえることだろう──】

>>170

……そうであるならば──本当に、よろしいのですけれど。。

【もし、彼らが同じ事を繰り返さなければ】
【彼らによって傷つけられる人が出ることも】
【或いは。彼らが逆に返り討ちにあうことも、ない】
【そんな思考は。続く相手の言葉によって、掻き乱される】

──本当に優しければ、私はこの場にはおりませんわ
戦いとは──非情なもの、ですか、……っ、っ

【武器を平然と振り回し。甘さを持って銃を撃つ】
【少女には、そんな自分を優しいものだとは思っていなかった】
【むしろ──ただ、「極力人を殺したくない」という自らのエゴによる行為だと】
【そう、思っていた】
【しかし彼女が完全に言葉を紡ぎきる前に聞こえた、意味が多岐に及ぶ台詞に】
【思わず、ぽんっと顔を赤らめて口をぱくつかせる】
【──この少女には、そんな言葉でも些か刺激が強すぎるのだろうか】

あ、あの……わ、私は、エル──エルネスティーネ、と。。
よ、よろしけれ、ば……えと、えっと……エル、と。
そう、お呼びください、ま、せ

【普段は、名乗られた後は必ず相手の名前を復唱しなおす少女──エルであったが】
【恥ずかしさのため、だろうか。相手の名を紡ぎなおすことはなく】
【自己紹介も、噛み噛みになってしまい──】

>>2

────と、時に、お、お二方。。

ひ、百家、羅山様という方の居場所を……ご存知、ではない、でしょう、か。。

【未だ顔を赤らめたまま、再び彼らに質問を投げかけるエル】
【ニュースなどを見ていれば、或いはその者の名を知っているかもしれない】
【水の国の街ルビーシャを占領した主犯格である、カノッサ機関ナンバーズの、名前だ】
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/13(日) 20:54:59.69 ID:gXMEsJwt0
>>172

お前なんかに、“***”は殺せないよ
アレを最後に殺すのは、僕だもん

【最後――なにか、別の音が聞こえたはずだ】
【彼女の耳に其れが届いたか定かでないが、しかし。それを呼ぶ音は――愛おしい殺意に塗れて】

【感覚のリンクする少女は、女性の身体を貫いた感覚が伝わる感じに唇を舐めると】
【何を思ったのか、ふらりと女性の方に近付いていくだろう】
【刃を向けられた獲物は微動だにせず、そのまま身体を刻まれて。一瞬、少女が呻いたが】
【そんな痛みも気にしないで、磔にされたような彼女の傍まで行くと】

急に怒ったりして、ごめぇんねv
……生きたい?

【そんなことを――不意に尋ねてきた】
【質問の意図は不明だが、しかし。もし、望むのであれば、答えを急ぐべきだろう】

/すいません、次遅れます。あと携帯に変わります
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 20:57:57.36 ID:/IxY5epmo
>>169

『・・・は、はあ・・・』

【少女は分かったのか分からないのかそう呟く。】
【恐々と黒い霧のようなものを見ていた】

「・・・・斬りたく無い・・・?」

【妙だな、と思う。青年は確かに感じたような気がしたのだ。相手の感情を・・・】
【しかし、それはあくまでも「カン」。一瞬だけ感じたのだ。確証は無い】
【だが、矛盾している。青年たちは確かに相手の殺気を感じていた。しかもそれはだんだん大きくなる】

『な、なんか・・・』

「うん。やばそうだな」

【蠢く黒い霧を見ながら呟く。】
【青年は悟った。先ほどの男の発言、そしてビリビリと感じる気。】

【二人は、無意識のうちに刀に手をかけていた。風が吹き、黒いコートがバタバタと動く】


/重ねてすまぬ・・・あんまり容姿とか細かく決めるの苦手で・・・
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 21:05:50.12 ID:MtkJVitQo
>>170

……甘い考えだな。だが、そう考える事が悪いとは思わない。
それがお前の生き方なのだというのなら、俺に言うことは何も無いだろう。

それに、他人の異なる考え方に触れる事は嫌いじゃない……。
その考えも、片隅に置いておく事にしよう。

【肯定はしていない。だが、これ以上の否定もしないだろう】
【自分には自分の考え、他者には他者の考えというものがある】

そうだな……。

魔道具職人と言えば、分かりやすいだろか。
“こちら”では馴染みの薄い言葉なのだろうな。

【“世界”とも“国”とも取れる言葉で、濁しながら分かりやすい単語に置き換える】
【ここで「僕は異世界人でーす!」と、踏み込んだ事を説明する必要も無いと考えたからだ】

>>170>>173

【二人のやりとりを軽く耳にして】

(この女……)

【ちょっと引いた。 しかし、 お 前 が 言 う な 】

>>173

機械人形……。そうか。

【少し、残念そうに頷いた】
【彼が好むものは、あくまで“道具”なのだ自分の手で動かせない“物”に興味は薄い】

【“構造”に関してはそれなりに興味はあるが、「ちょっとバラして良いですか」とも言えず】

精巧に出来ているのだな。随分と、大した技術者に作られたのだろう。

【と、言うにとどまった】

……いや、すまん。聞いた事が無い。
少しばかり俗世離れしていてな。
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 21:10:41.64 ID:uyyMOnt9o
>>175

……………

【嗚呼、嗚呼―――――“警告”は、したぞ?】

【もう、声は出せない。もう、不必要な警告をする事も無い】
【何故なら既に―――――】

【カッ――――】
【青年へ向け、小さな刀を“左手”で投擲する】
【手順としては簡単鞘の上に乗せられていた左手は鞘の上を走り、鍔に指をかけてそれを引き抜いた】
【鞘は加速の為の“レール”と化し、まるで西部のガンマンの行うの“早撃ち”の様に小刀を“射出した”】
【射出されたソレは宛ら亡手裏剣の如く…青年の胸目掛けて切先を向けながら飛んで行くだろう】

【小刀の射出と同時、男の右手は左腰へと向かい】
【男の脚は―――青年へと“跳び込もうとする”】
【古の達人は一息で3mもの距離を飛び込んだと言う…そして、この男も間違いなく達人】
【小刀を防ぐか、回避した隙を狙うつもりなのだろう】

【―――嗚呼、既に“殺意”に呑まれている】

/Oh……せめて、少女の持ってる刀っていうのが木刀なのか真剣なのかを…
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 21:12:12.88 ID:PAgsANoQ0
>>174

【其の問い掛けに。血色の女は、笑った】

――――ッ、……、ふぁっきん、……お断り……ですよ……!

【此処で、最後の場面で。殺人狂としての、誇りを、護ろうとした】
【然し、表情は、恐怖で引き攣っていて。冷えて行く体に、硬直して行く体を、恐れている】

【それ以降、返事は、無かった。ただ、静かに。涙を流して居た】
【肉も臓器も、裂けている状態だが。此の狂気の塊は、生きたいと、思っている様で】

「……。……離して、やってくれ……」

【此処で、沈黙していた、白口が。ぽつり、言葉を紡ぐだろう】
【檸檬に、言葉が届かない事を、悔しいと、言わんばかりに】
【此処まで来て、未だ、殺されたいと願っている檸檬に、怒る様に】

/分かりましたー
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 21:15:59.01 ID:OOCCmFpSO
【水の国 街中】

“uovoMastering”・・・か・・・・
【白のカッターシャツに青のネクタイを着け】
【腰には二本の刀を携えた少年がメモを見ながら歩いていた。】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】
【また、少年の腕や頭など、体の様々な所には包帯が巻かれている。】

さて、どうにかしてこの人達に会わないと・・・
でも、谷山さんが星の国に拠点があるって言ってたな・・・、
・・・・星の国か・・そういえば行った事ないなぁ・・
【何やら独り言を呟きく】
【・・・どうやら人を探している様子】

【ただ、その事に捕われすぎて】
【前には意識が向いていなかった】
【今にも、誰かにぶつかりそうだ】
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 21:17:25.72 ID:c1pk89BJo
>>173

【機械のお人形♀mかにピッタリである、とも思った
――――……その完璧な顔たちは、確かに可愛らしく、作られたとわかる程に
故に、か、人らしく紅く染まる様子が、仄かに愉しく思えて】


なら、お主がほんまに優しくなければ、わっちはこの場で果てとった、と返そうかね


……お主が自身で、自身をどう思うのかは自由だ
やけど、他人から言われた自分≠否定しはらんとき
それがええこと≠ナも悪いこと≠ナも、みなが自分≠ノゃで――――……受け入れて、見直すべき、な


【腕を垂らし、自然体でたちながら――――……ふと、瞼を閉じた
微かに脳裏に浮かぶのは、この言葉を教えてくれた、人物
僅かに自嘲気味に冷笑を浮かべると、普通に表情を凛と、戻した】


ふむ、人が名乗った名前は復唱すべきなんやけど……こんなかぁいらしぃおなごの名前
色っぽく、囁いてあげるのが常識か――――……ねぇエル


【言葉と共に、吐息が零れる、ソプラノボイスが、陰りを見せてアルトの音色を混ぜて
とん、と脚を一歩踏み出して、そっと爪先立ちをして、そっと、その名前を零す
とろり、と糸を引く言葉≠ヘ、ゆったりとした口調だから――――よけいに尾を引いて
耳元で弾けて、その脳裏へと、溶け込んでいこうとする】

【が、その様子も、その名前を改めて聴くと――――……微塵も消えた
代わりに表情に浮かぶのは、どこか気を張った様子≠ナ
――――……後方に居る、彼からは分かっただろう、彼女の背中の翼が、微かに怯えるように揺れたのが】


……今の居場所は分からないけど、会えるかもしれへんな
一応上司の一人≠ナはあるから――――……


【紡ぐ言葉は、静かに夜へと沈みこんでいく】


>>176

【――――……理解してもらおうとは、思ってないのだろうか
他人と自身の位置、それを理解してる点で言えば、彼女と彼は似てるところがあるのだろう】


職人か、まあ確かにそないな気難しそうな性格をしているな
……確かに、決して一般的な言葉では無い、別の国の出身か?


【首をかしげ、唇の下へと、薄いレースで包まれた右手を沈め、微かに考え込んだ
一応、想像はしているのだろうが異世界≠ニいう考えまでは至って居ない御様子
そして、まだ名前を聞いていないことに気づいたのか】


……そういえば、まだお主の名前、聞いてはらへんかったね
瑠璃@レ璃・カンパネラ、これがわっちの名だ


【宜しく、と言う代わりに、レースのロンググローブで包まれた、小さな左手を彼へと向ける
恐らくは、身長差がけっこうあるため、腰を曲げなければ、握れないだろう
――――……そもそも、握ってもらえるのか?】
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 21:24:17.00 ID:J6HaQp9SO
>>179
【その時、だ】
【目の前から……“似たような状態”の青年が歩いて来る】

【背中に背負うは金色のギターケース。首に巻くのは赤く長い毛糸のマフラー、首から掛けているのは蒼いペンダント型のオルゴール】
【被っているのは黒いテンガロンハット、瞳はくすんだ蒼で、目は虚ろ】
【服は「黒古龍の鱗」をベースにして作られた黒いトレンチコートと、焦げ茶色の長ズボン、左人差し指に金色のギターのピック】
【メタリックブルーの髪を短めに揃え、右腰には「古黒龍の牙」製のマシェットナイフが、左腰には二つの鎖鎌が輝く、二十代後半と思わしき、見覚えがあるかもしれない青年】

…………あぁーあ

【彼はどうやら、腕の中の小さな少女を熱心に眺めているようで】
【少年と同じく……“前方不注意”という状態である。数秒後には、衝突するか−】

【……少女の容姿は、そちらからは見えにくいだろう】
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/13(日) 21:31:24.95 ID:zqXy0mEAO
>>178

んふふ、だぁよねぇ

【自分には理解出来ないプライドを守って果てようとしてる相手が、なんとなく、気に食わなかった】
【それだけの我が儘。それだけの苛立ちをこの“死体”にぶつけてやろうと思って】

だ、か、ら。

――――そんなキミには、両方あげるよ
殺して、もっかい生かしてあげる。欲張りだね、でもおめでとう。僕って優しいねぇ

【それは――残酷なのだろうか】
【或いは、希望を与えているのか。どちらなのか、分からない。分からないが】
【一度殺して、また生かす。そんな、論理に反することをしてあげると囁いて】

だから、まぁ――……とりあえず、一回は死にな?

【そのまま召喚獣は、ぐぐぐと揃えていた己の両腕を開こうとするだろう】
【そうなれば自然、彼女の身体は横から一直線に――真っ二つに、なるはずで】

キミも、嬉しいよねぇ
ご主人様がぁ死なないんだし。あぁ、ほんと、僕って――

【――キミが言ったとおり、優しいみたい】

【返り血も浴びてないが、そんなことを囁くように紡いで笑う少女は】
【ただしく、気が狂っていた】

/ただいま帰りました
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 21:33:24.60 ID:/IxY5epmo
>>177

『・・・師匠・・』

「ああ。抜く準備をしろ。くるぞ」

【青年と少女は相手から視線をはずさず、警戒した顔つきでそう話した】
【再び鞘を親指で切る音――――開戦の号令が響いた】

『!!』

「おっと」

【少女があっと叫んだ瞬間、短い金属音と共に青年は太刀を左手で抜刀。】
【それは相手に負けず劣らず早い。自分の前に刃を持っていき、「弾丸」を打ち落とした】
【抜刀してからその動作までを実に流れるように行う。】

『甘いです!!』

【そして飛び込んでくる相手に対しては、】
【少女が対応する。真横から木刀で足のすねを叩こうとした。青年は脇に避けようとする。木刀、そして女の子だからといって侮ったらいけない。】
【なぜなら、彼女は木刀に「気」を付加した】
【攻撃には成人男性の全力くらいの力がある】


/少女は木刀で、青年は真剣です。>>157で一応書いたので大丈夫かと思ってました・・・
分かりづらかったですかね・・・ほんとに度々すいませぬ・・・
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 21:35:00.91 ID:QfSFyyDgo
>>176

(……もしかしたら、この方も)
(ロンメル様同様──異世界から来られた方、なのでしょうか)

【紫陽花の彼と、瑠璃とのやり取り】
【それを聞いて、ふとエルはそんなことを思うも──口には、せず】

……どなたに作られたかは、残念ながら覚えておりませんの
ですが──レイント社、という場所で作られた事は、覚えておりますわ
私以外にも何人か……姉妹が、いるのですけれど

【彼の思考も。好みも】
【彼女に伝わるはずも、知る故もなく】
【ただ、残念そうに頷いたその姿を不思議に思う程度】
【技術者に関する問いかけには──この世界にある巨大企業レイントの名を、彼女は挙げた】
【彼がレイント社を知っているかどうかは不明であるが──】
【確かにあそこならば、半ばオーバーテクノロジーである彼女を創ったとしても不思議ではない】

そうですか──ありがとうございますわ。

ところで──……貴方様のお名前は、なんと申すのでしょうか。
いつまでも「貴方様」では──その、少々、味気ないものですし。
私は、エルネスティーネと申しますわ。
どうか、エル、と。そうお呼びくださいませ

【そして、自身の問いかけに対する答えに対しては。多少残念そうな表情を浮かべたものの】
【すぐに、ふわりとした表情を浮かべてお礼を述べ】
【次いで、彼自身の名を尋ねる】

>>180

──他人から言われた、「自分」……

【あれは、いつのことだったか】
【遠慮をしすぎる己に対し。「厚意を無碍にするのは逆に失礼だ」──と】
【そう、自身の師が教えてくれた事がある】
【瑠璃の言葉は──不思議と、そんな師匠のことを思いださせ──】

……ありがとう、ございま、、
あ、あぅ、う────!?

【僅かに低くなった、瑠璃の言葉。彼女の名前を呼ぶ、瑠璃の声】
【しかしその言葉は──ふと。思い出の中の師匠と、重なり】
【何故だか。師匠がそんな風に。自分の名を呼ぶかのような錯覚もとい妄想に囚われ──】
【ぴくんと、小さく身体が跳ね。赤い頬が、ますます朱色を帯びる】

【だが──その直後】
【静かに響いた瑠璃の言葉は】
【エルの頬の紅潮を冷ますには、十分過ぎた】

────っ、ほ、本当ですか!?
えっと、え、上司、ということは……?

【──余程、百家のことを探し続けてきたのか。瑠璃に浮かぶ緊張には、気付けなくて】
【エルは嬉しそうな声をあげて目を輝かせるも】
【「上司」という言葉に、かくんと首を傾げる】
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 21:39:27.96 ID:OOCCmFpSO
>>181
【激突】
【少年は尻餅を付いて倒れる。】

・・・ぅ・・・すいまs・・
【少年はぶつかたのを謝り】
【ちゃんと前を向いた・・が、しかし】
【その時、少年の目に映ったたのは・・――】

・・・・・あぅっ?!・・・ミスト・・ドラゴン・・さん・・?
【・・・見覚えのある青年】
【それも、正直苦手で、・・・『トラウマ』といっても過言でもない、彼だった】
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 21:40:50.78 ID:v6IOAvYH0
【浜辺】

………――――。

【一言たりとも口にせず、ましてや鼻歌など歌いもせず、少女が歩いている】
【波打ち際の淵をなぞり、潮を孕んだ砂を潰して進む彼女は、齢14ほどと思われて】
【降り積もった雪を思わせる、豊かで真っ白な髪を三つに編んで、二房。サイドに垂らし】
【淡い緑の瞳を守るように黒縁の眼鏡をかけて、真っ赤なリボンが胸元に付いた黒い冬用ワンピースを纏う】

…………、………温すぎる=B

【――――我々が知る限りの彼女の第一声は、異常の一言だった】
【少なくともこの地域、この季節で、海の水を温い≠ニ感じる事は、常識では有り得ない】
【もっとも、見方をより根本的に転換してしまえば】
【いくら早春とは言え、脱ぎ捨てた、闇に溶け込む様なローファーと黒ストッキングを、両手に持って】
【灯台の燈が遠くに見えるぐらいの真っ暗な岸辺を散策する彼女は、確かに感覚がズレているに違いあるまい】
【その姿を見て、何を感じるか―――それは、十人十色だろうが】
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 21:46:52.73 ID:MtkJVitQo
>>180>>184

ふむ。

【『レイント社』ラミーデュは、その言葉を深く心に刻みこんだ】
【本体をバラす事が出来ぬなら、作り手に……】
【“社”と名が付く以上、彼女らは商品なのだろうと、推測したので、教えてもらえるとは限らないとは思っているが】

別の国……。そうだな、
──こことは異なる国からやってきた。

【“異国”──間違った認識ではない】

さらに言えば、異世界……だな。隠すような事ではないから言うが。
異世界といえど、人が居て、言葉が通じ、文化も似通った部分がある。
自分でも異なる世界というよりは異国に来た様な気分でしか無いわけだが……。

瑠璃・カンパネラ。エルネスティーネ……いや、エル。か、
俺の名前は、ラミーデュ……。ラミーデュ・ヴィニット。

【「うむ」と、頷くと、片膝を地面に付いて、目線を合わせ】
【軽く左手を払ってから、瑠璃から向けられた左手を軽く握り返す】

【少しばかり考え方が他人と異なり性格がちょーっと可笑しいだけで、あと性癖とかがちょーっと(ry】
【というわけで、見た目や言葉、口調などから来る印象ほど気の難しい人間では無いようだ】

>>180>>184

ふっ……。

探し人が、見つかった様だな。
俺の要件は終わった。これ以上、俺から話す事もあるまい、これで失礼させてもらおう。

【彼は立ち上がると、そのまま、彼女らを横切って歩いて行くだろう───】
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 21:47:14.64 ID:MtkJVitQo
>>187
/おっと、追記、お二方お疲れ様でしたー!
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 21:47:27.37 ID:PAgsANoQ0
>>182

【其の言葉を聴いて、全身が凍り付く思いだった】
【裂けて行く。自分の体が、ふたつに別れて行く】

【ああ、そうか】
【死ぬのか、自分は】
【ようやく、死ねるのか?】
【それとも、死にたくなかったのか?】
【どちらだ。ああ、もう。……、どうでも、良い。―――】

【此の鐘の少女は、どれだけ優しいのか】

――――ッ……ふ、あひゃ、

あ、アハ!アハ、ひ、ひグギャゲァァアッ!!

【悲鳴か。其の汚い叫びは、女のか弱い悲鳴とは言い難い】
【狂った様に笑いながら。狂いながら。廃人と化した表情で】
【夢幻檸檬は、確実に。夢幻檸檬では無い、何かに成っていた。もう、これは、彼女では無い】
【上半身が下半身に別れを告げる、最期の瞬間まで、それは笑っていた】

【そうして、意識は現世から飛ぶ】

【ぼとり。力無く倒れた、下半身。其処で提げられ、全て見届けていた、白口は】

「れ、―――ッ!」

【言葉を失った。白口の、嗚咽の様な声と、空しい叫びが響く】
【倒れた衝撃で、ホルスターの中から、銃が飛び出して。より一層、叫びは強くなる】

【現世で生きていた夢は、其の名の通り、幻の世界へ、飛んだ】
【最早、人形。意志も無く、希望も持たず、絶望も持たない、冷たい抜け殻】

【夢幻檸檬、死亡】


【―――其の死に様は。人でなしの彼女らしい、惨い其れだった】
【これが、劇場ならば。檸檬へ向けて、拍手喝采と、大量の雑言と、嘲笑が、浴びせられるだろう】

/お帰りなさいー
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 21:48:08.47 ID:uyyMOnt9o
>>183

【元より2対1なのは把握している】
【少女が足を狙ってくると理解すると、その木刀の“切先”を…より地面へ近い部分を右足で“踏もうとする”】
【地面へ得物がぶつかれば当然、威力も無くなる。しかも“踏まれた状態なら”少女の動きはかなり制限できる筈だ】

【カッ―――】【右手が中位の刀を掴んだ】
【少女の木刀を無事踏み止めれたなら、その木刀を握る両手を狙って】
【神速とも言える抜刀術を披露するだろう】
【先程の左手と違って今度は“順手”でしっかりと握っている―――当然、先程より速い太刀筋となっているだろう】

/ん、諒解しました
/木刀以外には持ってないかまでは描かれて無かったので、確認させて頂きました。お手数おかけします
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 21:49:19.37 ID:J6HaQp9SO
>>185
【激突!!】

……っ

【青年は少々後退しつつ、そのぶつかった相手を見て】
【やや「懐かし」そうな、しかし「面倒臭い」とでも言いたげな表情を、一瞬だけ見せて】

ええ、と……ああ、護君か……悪いね、少々惚けてたよ……はは……すまないね。

【すぐに、表情を平常に整えた】
【他人を“見下す”ような……真意の見えない「不気味な」笑顔……】

しかしここで会ったのも、何かの縁だ……ああ……そうだ、君は《Justice》に入っているね?

【それを崩さないままで、やや社交的な口調を用い、話を投げ掛ける】
【“井戸端会議”のように社交的な、単なる世間話。それを始めようとしている】
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 21:55:29.38 ID:c1pk89BJo
>>184

【本来ならば、もう少し弄ったのであろうが、あまりそうも言っていられる状況ではない
それに、彼女には――――……ふむ、と思うことがいくつかあって】


(それにしても、凄い技術だな
……いいや、必要ない、わっちにはそない技術、手に余る)


【説明を聞いているだけでも、エルに加えられた技術が素晴らしいのは理解できる
でも、彼女の望みには、それは少し、大きすぎるようにも思えた
――――尤も、今はそんなことを考える必要も無い、目の前の可憐な少女の質問に答えるので精一杯だ】


……無論カノッサ機関≠フ上司、ということだ
尤も、面識は無いがな……ナンバーズですらあらへんさかい当然だが


【囁くような鈴の音が、一つ、零れ落ちて――――……エルの輝く瞳に、微かに戸惑いを覚えた
それはつまり、重すぎる期待、とでも言おうか、一応は上司≠ニ言えるものではあるが
彼と、彼女の地位は雲泥の差がある、それを伝えるべきか、否か――――……】


もし、なんらかの出来事で、知り合う機会があれば
接近しておくことにしよう、居場所を知れるぐらいには、な

――――……かんにんね、これぐらいしか役立てなくて


【どこか――――口調も在るだろうが、一定としていた態度が、仄かに崩れている、と思える
表情に浮かべる申し訳なさそうな色は、きっと――――彼女の置かれている状況に起因するのだろう
決して、それは、良いとは言いがたい、のだろうか】

>>187

【異世界、本来ならば驚くべきこと、であるのだが、貴方のその雰囲気から
そういわれても納得できる、心の準備はできていたり、した
故に、感嘆の声を漏らすものの、恐怖心とかは、無かったりする】


……想像もつかないな、異世界とは
尤も、機械のおなごがいてる時点で、有り得ない出来事は十分やけど


【良くも悪くも、ある種の信頼を、彼においている彼女
その言葉を疑いもせず、すんなり受け入れて、握られた手を、ぎゅっと、確かめた
気難しい人ではない、と――――思っていた通り、とそっと、表情に笑みが戻った】


ああ……さようなら、また、会えると良いな


【握っていた左手を離して、パタパタ、と少女らしく振って、貴方を見送るだろう】


/乙でしたー!
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 21:59:21.99 ID:LrtB8acdo
>>186

【ウィーン、ガシャン、ガシャンッ――!!】

【少女の背後から、何やら、機械の駆動音らしき音が徐々に近付いてくる】

では……求めるのは……心すら凍て付く『極寒』でしょうか――

【続けて、涼しげな、しかし焦燥感溢れる、少女のものと思しき声が響く】

――はたまた……魂すら焼き尽くす『灼熱』でしょうか……

【波打ち際を行く彼女が振り返ったならば、】

【――「蟹」――】
【なんと、高さ3メートルはあろうかという「機械の蟹」……というか「蟹型のロボット」が、目に入るだろう】
【少女を追うように波打ち際を横歩きをするこの蟹ロボットのボディは、塗装のされていない金属そのままの鈍い灰色】
【眼の部分は赤く発光していてまさに機械仕掛け、と言った雰囲気】
【蟹の特徴たるハサミは体長相応の大きさを誇り、見る限りではかなりの力を有していそうだ】
【そして時折、プシュー――と、関節から魔力混じりの蒸気を噴き出していた】

【それから、セーラー服に紺のスカートと、頭には水兵帽を被り、縁無し眼鏡を掛けて、】
【金色に煌めくロングストレートヘアーを靡かせている――、そんな身長160cm程度の少女が、】
【その蟹ロボットの背に腰掛け、ティーカップを持っているのもわかるだろう】
【また、少女の水兵帽の上に大人しく止まっている1羽の「カラス」も目を引くかもしれない】

さて……漆黒の中を歩む可憐なるお嬢様――

【――鋭く光る眼鏡の奥から、冷めた目付きと、澄んだ蒼色の瞳が眼下を睥睨する】

カラスの……もとい、カニの餌になっていただきましょうか……

【……なんと、どうやらこの人物……「敵」――のようである】

……って、ちょっとガクガクしてますよ危ない危ないしっかりしてください

【ガガガガ……!!――異音……】
【……蟹ロボットは、潮にやられて調子が悪くなっている――!!】
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 21:59:26.02 ID:OOCCmFpSO
>>191
いえいえ、僕も前を確認していませんでしたから。

(・・・・やっぱり、この人は何だがちょっと苦手だなぁ・・)
【自分の中身を探らせないような、そんな気味の悪いミストドラゴンの笑顔に】
【護は、それを再確認するも】
【“・・・自分は・・・・嫌な子だな、”とそんな自分を少し自己嫌悪する。】

・・・・えぇ、
そうえですが・・・?
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 21:59:30.86 ID:0+bpR6S3o
【スラム街】
【そこを一人の少年が歩いていた】

お金、おかね……。

【全身痣だらけで、服も埃だらけのボロボロ】
【裸足の足は擦り切れて、片手に持った袋には壊れたガラクタが大量に詰め込まれている】
【金属を売って、少しでも生きる為の糧を得ようとしているのであった】
【だが】

「よぉ、ヴィカリアス。良いもん持ってるじゃねーか、俺に寄越せよ、なァ」

ひぃ……っ!

【少年の進路を塞ぐように浮浪者然とした男が立ちはだかり、少年の襟首を掴んでいる】
【喉を締め上げるように襟首をひねり上げているため、声を上げることも出来ず、じたばたと暴れている】

――!〜〜〜〜!ー!
―――た、―――け―――て!

【越えならぬ声を上げて、じたばたと少年は暴れているのが視えるだろう】
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/13(日) 21:59:47.15 ID:zqXy0mEAO
>>189

……そぉいや、さ
僕は死体の意識とか、別に、気にしたこと無いんだけど……――

【ホルスターから飛び出た銃を無遠慮に拾い上げ、しかし雑に扱うことはなく】
【ただなんとなく、コレでこの死体を打てば中の意識はどう感じるのかな、とか考えて】

……どう、なるんだろうねぇ
蘇らせたソレに、意識があるとして……ソレは、本当にコレなのかなぁ

【ねぇ、キミ。どう思う?】

【なんて、雑談の延長線上のように問い掛けながら、彼女のホルスターに戻すと】
【召喚獣に女性の死体を持たせながら、ふらふらと歩いていくだろう】
【かりかり、かりかり、かり。仮面を爪で引っ掻きながら、退屈そうに】

まぁ、いいや
約束したもんねぇ――死体として、生かしてあげるよぉ。うふふv

【そんな風に、曖昧に笑って――腐敗臭ごと、この場から姿を消そうとするだろう】
【戻るのは、愛しい人が居なくなった住居がある異界。少しだけ、忙しくなる】

――Старый друг лучше новых двух.

【恐怖は何度もあるが、死は一度だけだ】
【そんな法則は、覆されて、いま。夢幻檸檬と呼ばれた少女は――殺人鬼から、何に孵化するのか】
【蝶(善人)≠ゥ、蛾(悪人)≠ゥ。少しだけ楽しそうにして、鐘は、死体の頭を撫でた】

/えと、そしてこの辺でしょうか
/檸檬ちゃんの扱いは舞台裏で説明というか相談というかしますので、一先ずはお疲れ様でしたー
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 22:00:48.21 ID:bgc9HsVSO
【路地裏】

【男が二人胡坐をかいて、真剣な目つきで睨み合っている】
【お互いの手には、一から六まで並んだ筒子(ピンズ)の麻雀牌が一組】

「…入ります。」

【片方がそう言い、持っている牌を一列に並べて持ち、見せ】
【後ろに隠し、一つを取り地面に伏せて置く】

…四に、二万。

【もう片方は、四筒(スーピン)を置き】
【その脇に一万の紙幣を二枚添える】

「…。」

【伏せた方の男が、牌を表に返す】

【四筒。見事に的中】

「…おい。」

ん?何だ?

「何でそんなに当たるんだ?」

俺にはな…。牌が透けて見えるんだ…。

「マジか…。」

いや冗談だよ冗談。んな芸当ができりゃこんなことしちゃいねぇって。

「…まあそうだよな。2×6で十二万か…。ほらよ。」

【負けた方が、一万の紙幣を12枚渡す】

へへへ、毎度ありー。

【それを受け取るもう片方】
【彼の風貌は】

【黒い瞳、一つに束ねた黒髪】
【返り血を浴びてそのままにしたように赤黒い和服】
【腰には白と黒の色違いの鉤手甲が一組ずつ】
【黒い手甲は、鉤爪の代わりに20cm程の長さの刃が付いている】

さて、まだやるかい?

「いや、辞めとこう。これ以上取られたらヤバいからな。」

なんでぇ、つまんねぇの。

【負けた男は、牌を置いて去っていく】

さて、誰かいねぇかな…。

【手甲の男は、その場に残る】
【どうやら次のカモを待っているようだ】
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 22:06:49.38 ID:J6HaQp9SO
>>194
……じゃあ、おあいこって事にしよう。後腐れがあると、面倒臭いだろう?

【“護が何を考えているか”】
【ミストドラゴンには、そんな事は分からないし……多分「分かる気」も無い】
【はりぼての笑顔で、「±0」の言葉を吐き出して】

いや、ね……知ってるかい? 最近有名な、《青義同盟》って組織を……さ。

【彼が話題にするのは、渦中の名前】
【護が知ってるかどうかは、彼の知るところでは無いが……しかし】
【街中のあちこちに貼られているらしい広告から、その存在ぐらいは知っていても可笑しくは無いだろうか】
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 22:08:17.55 ID:PAgsANoQ0
>>196

【檸檬は、静かに眠る。安らかだ。幸せな夢でも、見ているかの様な表情】
【手に取られ、問い掛けられて。白口は、嗚咽に似た、悲鳴を上げた】

「……う、ぁ……ッ」

【何も、言えなかった。最早、心が、ずたずたに引き裂かれそうで】
【其れでも、何とか残っている、精神で。其のショッキングな映像に、耐え続けた】

【臓腑を撒き散らしながら、こぼしながら】
【そうして。殺人鬼は、別の何か≠ノ。―――変わる】

【そうして。夢幻檸檬は、繰り返される】

/ありがとうございました!ヒャッハー、ゾンデレ化だー
/分かりました、では、雑談で…お疲れ様でした!
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 22:08:26.88 ID:NpT4QMM8o
>>195
おいっ! そこで何をしている!

【男の後ろから声が響く】
【そこに居たのは若い青年】

【輝く白髪に右目が黒、左目が赤のオッドアイで茶色のブレザーを着た青年だ】

【その瞳で浮浪者達を睨む】

201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 22:08:33.53 ID:/IxY5epmo
>>190

ガガンっ!!

『あ、あらら??』

【少女の体がガクン、と揺れる。木刀は完全に踏まれた】
【そして、彼女を襲いくる刃。バランスを崩し、うまく避けられない】
【肉を切り裂くザシュ、と言う音が響き、鮮血が辺りに散った】

『あ、ああ!!』

「いったあ・・・こりゃあまずったな・・・」

【青年は、バッサリと肩を切り裂かれた。とっさに少女と相手の間に割って入ったのだ】
【傷は深い。ダラダラと血が流れる】

『し、師匠!!大丈夫―――――』

「じゃない。作戦変更だ」

【動かすだけでも痛む。青年は素早く太刀を鞘に納め、】
【少女の手をつかむ。】

『え、?逃げるんですか?何でですか!?』

「君がいるからだ。いくぞ、思いっきり」

【そして、彼らは路地裏の出口のほうを向いた。相手には背を向けたことになる】



「走れ!!!」



【全力で大地を蹴った。】
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 22:10:36.86 ID:QfSFyyDgo
>>187

──矢張り、異世界の方でした、か……。

【彼の言葉には、ふとそんな言葉が漏れる】
【続いた異世界の説明には──ロンメル様の世界とは、だいぶ違うものだと】
【知り合いの異世界人から聞いた異世界との差異に、そんな感想を覚え】

ラミーデュ様、ですわね
それでは──いずれ。縁があえば……また、お会いいたしましょう?

【──ふわりと。小さな微笑みを浮かべ】
【彼女はそんな、別れの言葉をラミーデュへ告げた】

/ラミーデュの方、お疲れ様でしたー!

>>192

では瑠璃様も、カノッサのお方なのですね──
あまり、機関の事は存じ上げませんが……その、あまり、無理をしていただかなくともよろしいのですよ?

恐らく──その。もしかしたら、上手く行っていれば──
私が、百家様を探しているという、その情報だけは……百家様に、伝わっているはず、ですし。。

た、確かに──何処におられるかが分かれば、それにこしたことはございません、けれど。。

【瑠璃の、その態度に──】
【どこか、百家と。いや──カノッサと、距離を置きたがっている様にも見える、その態度に】
【エルネスティーネは、僅かな疑問を覚えた】
【そして。これもまた、彼女の甘さだろうか】
【或いは──瑠璃の言うような、優しさなのかもしれない】

【探し人と繋がりがあるかも知れない人間と知り合ったのにも関わらず】
【彼女は、遠まわしにであるが──】
【──掴んだ蜘蛛の糸を。そっと、手放そうとしていて】
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 22:14:25.71 ID:0+bpR6S3o
>>200
【がしゃり、と音を立てて集めた鉄屑が地面に落ち】
【そして、浮浪者は、青年の声を聞いたとたん、少年を地面に叩きつけ、落ちた鉄屑を奪いとり、走り去っていった】

がは、っ!
ごほっ、う……ぅ、っ……。

【地面に大の字に転がって、必死に咳き込み、息を吸おうとしていた】
【顔の色は紫色で、あと一歩で危険域に入っていたであろうことは想像に難くない】
【手元に、ころころ、と錆びたネジが転がって来て。其れを少年は手に取り、ふらふらと立ち上がる】

……あの。

【少年の頬はこけていて、まともな生活を送れていない人間であるのは見て分かる】
【此処には、此の様な少年は珍しくない、此の様なところでは、弱者は搾取されるのみで】
【手に握ったネジを、少年は青年に怯えながら差し出した】
【之以外に、渡せるものなど何も無いのだ】
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 22:19:58.73 ID:OOCCmFpSO
>>198
《青義同盟》・・・
あぁ、そこら中にポスターが貼ってありますよね。
【ぶつかったのは、二人共にとりあえずもう謝った】
【だから、話題は終わり、】
【次の話題へと話を移す】
【グズグズと話を長くすると、前回の様になりかねないならだ。】
【もうそこから話をえぐる様な事はしなかった】

ウチや連合とかを、悪者扱いみたいに。
自分達とは違うからって、すぐ悪と判断されるのは少し迷惑ですね。
【そう、新しい正義について】
【自分の思う気持ちをそのまま、口に出す。】
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 22:20:10.98 ID:v6IOAvYH0
>>193

【思考の読みづらい、この少女。尚も悠々と歩み続けていたが】
【突如、ノイズの様に混じった鋼鉄のビートに、微かに首を傾げる】

……『極寒』は私にとり入り用ではあるが、幾らでも°沂汲ナきる。

………『灼熱』は、正直な話、歓迎できない。
結果、どちらとも必要ないことに――

【機械の駆動音≠ノも、じりじりと揺らぎながら迫る、少女の声にも】
【彼女は確かな注意を払うのに、直ぐに振り向く事はしない】
【二つの問いに、淡々と答えつつ、背を向けたまま漸進、その華奢な脚先を水の中に沈めて行って】
【踝までが波に浸ったところで―――時計の針の軌跡のような足跡を作って、向き直ると】


【――――眼を丸くして、数秒、絶句。先程までと変わりない静謐が流れたが】


…………良く、ティーカップの中身を零さず来たものだ。
…私も、紅茶は良く飲む……讃嘆に値する。

【※素で言っているので、ものごっつ冷静で、無感情な感じです】
【すぐ気を取り直し、蟹ロボットの姿については、目立つパーツや棚引く蒸気を一瞥する程度で、注目は少女に集中】
【そちらと同様、とは断言できなそうだが―――冷たいものを宿した、『眼鏡を隔てた』まなこ、それを】
【ねめつける様な目付きで、じっと貴女の瞳に注ぐ】

………鴉も蟹も、「ごみ」を漁る事、まま有る動物。
…そして。死骸を貪る事も―――いや、それはむしろシャコかな?

…………そう言う君も、今にゴミに変わって、海の底に溜まってしまいそうだが。

【皮肉っぽい台詞と共に、その視線に微量の憐れみと、大さじいっぱいの敵意を注いで】
【こちらもまた、よくわからない≠フだけど―――戦闘の意思は、秘めているらしい】
【人っ子独りと居ない海沿いの寂れた道に、明らかに「邪魔」であろう履き物達を、盛大に投げ捨てた】
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 22:23:54.69 ID:NpT4QMM8o
>>203
クソッ! 逃げんな!
【逃げる男に向かって叫ぶが逃げられた】
【青年は少年のところまで走り少年の様子を見る】

【差し出したネジを見て言った】

要らないよ、君が持っておいて
【少年と同じぐらいの目線になるようにしゃがむ】

大丈夫か? よく耐えたな。エライぞ
【青年は少年の頭に手を伸ばす】
【青年は少年の頭をワシャワシャと撫でるだろう】
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 22:24:01.99 ID:c1pk89BJo
>>202

【その言の葉が告げる旋律の意味、コンポーザーが内包した思いを、感じ取って
――――……微かにその優しさに、甘えたくなった】


……無理するも何も、大した立場では無いのでな
ナンバーズ≠フ下の下、掃いて棄てるほどいてる、雑用係の一つ
関わりもしなければ、干渉もされない、そんな程度だ

さかいに、疑われもしない、単なる雌犬が、おこぼれを貰おうと尻尾を振る……その程度にしか思われないだろうしな


【――――確かに、それは事実なのだろう、ふっと、自嘲気味に表情を揺らし
エルが自ら解こうとした、蜘蛛の糸を、半ば強引に握らせようとする
その理由は一体何なのであろうか、初めて会っただけの人間に、ここまで尽くそうとするなど】

【きっと、何か壮絶な過去が――――……ッ!!】


……それに、約束してくれるんだろう?
わっちが良い情報を教えたなら、その身を委ねてくれる、と


【凛とした顔たちが、愉しそうに微笑んで見せて、まるで、下見でもするように
そのレースで包まれた、柔らかな右手を、貴女のほっぺたに当てようとする
ふむふむ、と言ったりして、中々に乗り気である
色欲か、結局は――――……】


んー……さて、どう愛してあげようか……


【微笑んでみせる彼女は、どこか幼さの残る表情で
貴女との会話を、愉しんでいると、分かるだろう】
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/13(日) 22:24:10.28 ID:uyyMOnt9o
>>201

―――ッ!!?

【肉を裂く感触―――だが、刃を振るった彼にしてもソレは予定外】
【まさか―――その様な“無茶”をするなんて】

【それでも、彼等が逃げ出すのを彼の殺意は逃がそうとしない……が】
【ビリリッ……と】
【木刀を受けた右足が、痺れた様に力が入らない】
【故に―――彼らの逃亡を許す事になり】

―――………これで、良い

【―――戦いを望まぬ彼の“理性”が、そう呟いた】

/之で終わり …かな?
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 22:25:49.47 ID:BHeTJCVzo
【路地裏】

(……応急処置は、したけど。)
(今危険人物と遭遇したら、分が悪い……早く、此処から出ないと)

【漆黒のローブを着用し、人目を避けるかのように深くフードを被る少女が歩いている】
【フードの隙間から覗くのは、くすんだ銀色の髪と】
【りんごのように透き通った真紅の左眼に、固く閉じられた右眼】
【小型拳銃をローブに括りつけ、翡翠色の指輪を左手中指に嵌めている】

【着用している服の一部が血液で真っ赤に染まっている。どうやら怪我を負っているようだ】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 22:27:46.52 ID:ESKgrQ7AO
【水の国/広場】

全ギア正常…

【黒い銃槍を広場の隅に倒し、手に工具を持ち銃槍をいじっている】

ふぅ…異常無し…点検終了

【工具を手に汗を拭う】

今日はいい天気だ…
【黒いローブで身を包み、長い黒髪の後ろをゴムで束ねている。容姿は女に見えるのだが、胸の膨らみはない】

服が匂うな…
(無理もない…服を買う余裕すらなかったんだからな…今もお金もないが)

(とはいえ、どこかで体を洗いたい気分だ)
【服をくんくんと嗅いでいる】
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 22:32:30.58 ID:0+bpR6S3o
>>206
……。

【こくり、と頷き自分のポケットにネジを捩じ込んで】
【そして、頭を撫でられるのではなく、殴られるのではないかと一瞬身構えた】
【目を瞑り、ぶるぶると震えていたが、衝撃も痛みも来ない】
【頭が、撫でられていた。それは、少年にとっては未知の感覚で】
【ぽかん、と暫くほうけていたが、青年の言葉を受けて、目をネジを入れたポケットに向けて】

……弱いから、ボクが悪いんです。
強い人は、奪っていいんです。だから、ボクが奪われるのは、仕方が無いんです。
だから、あのひとは、悪くないです。ボクが、悪いんです、だって、ボク、弱いから。
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 22:34:29.63 ID:/IxY5epmo
>>208

「・・・・!」

【青年は走りながら一瞬だけ相手のほうを見た。】
【何か、そう、別人のような「言葉」が聞こえたような気がした】
【確証は無い。風の音でかき消される】

(さっきの発言とあの殺気・・・)

【青年はそれを思い出した。二つのおおよそかみ合っていない言葉と雰囲気】
【「矛盾」―――――その言葉がピッタリと当てはまる】

(・・・そしてあの「霧」)

『師匠!!そこ右ですっ!』

【その思考は少女の言葉によって中断される】
【青年は数秒の後、黒い霧の正体に気がついた。バラバラのピースが組み合わさる】
【だが、そのときにはもう、彼らは、男とは遠く離れた場所にいた】


/乙でした!!
いろいろな不手際があってすいませんでした・・・・
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 22:35:34.92 ID:uyyMOnt9o
>>212
/お疲れ様でしたー
/いえいえ、此方こそ変な事ばっか聞いてすいませんでした
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 22:38:18.18 ID:LrtB8acdo
>>205

【相手が立ち止まれば、蟹ロボットも一旦歩みを止める】

残念……これは紅茶ではなく、「コーヒー」――
それも、黒く、黒く、果てなく黒い、ブラックの、ね……

【――淡々と言ってから、カップを口に運ぶ】
【そして残りを一気に飲み干して、】

……っと、眼鏡を掛けたお嬢様は、眼鏡を掛けていない人間よりは好ましい存在ですが――
ま……死んでしまえば何だって同じですけどね――

【――ぴょん、と、地面に飛び降りた】

しかし、これも何かの縁――
眼鏡っ娘には優しくせよ……という、とある変態の教えを守り、
眼鏡的な意味での同士に、選択権を与えて差し上げましょう……

【そしてこのカラス少女は、自身の眼鏡をクイッとあげる仕草をみせると、】

わたくしの本日の目的は……この「兵器」の試運転……

闘うなら……真っ向からこの機械がお相手します……
逃げるならば……ええ、追いかけっこの始まりです……

「闘争」か、「逃走」か――
二つに一つ……さあ、お選び下さい……

【待機しながらも駆動音だけは鳴り響かせる蟹ロボット――】
【――と、カップの取っ手に指をかけ、クルクルとカップを回して弄ぶカラス少女……】

【――「カー」――】

【答えを待つ一人と一機……と、一羽が、厳かに佇む】
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 22:38:24.85 ID:QdHWUwrYo
>>209

【黒衣に身を包む、如何にも怪しげな男が足音を消して近付いてきている。】
【──危険かどうかは分からないものの、“あまり良くない”目的であると容易に推測が出来る。】

【黒髪。男。肌の色はまだ判別出来ないが褐色。瞳の色も黒。凶器のような物は見当たらないが、魔術師のような雰囲気を醸している。】
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 22:38:42.73 ID:J6HaQp9SO
>>204
あらら、やっぱり皆知ってるもんだね。

そうさ……あの組織さ。

【笑顔は、崩れない】
【しかし……“あの”の部分を強調している辺り、「悪意」のような物は持っているようで】

その……リーダーのさあ、「マーシャル・T・ロウ」だっけ? 彼、嫌いなんだよね……俺。死んでほしいよ。

【まるで“知り合い”であるような】
【……というより、多分、知り合いなのであろう。そして、この青年はやはり……例の“ムカつく”態度で彼をおちょくったのだろうか】

ああ……“セイギ”も許せないのに……悪を許すなんて不可能さ。

【護の意見に、彼は同調を示す】
【腕の中の少女を大事そうに抱きしめながらでは……些か迫力に欠けるが】
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 22:40:50.66 ID:QfSFyyDgo
>>207

そ、そのように──ご自分を、卑下なさらないでくださいまし。。
加えて……瑠璃様が嫌がる事をお願いするようなことも、したくはございません、し──って

────っ、ふ、ふぇ、え……!?

【頬にあてがわれた、柔らかな感触】
【それが唇の其れではなかったのが、エルにとっては幸いした】
【もしもそうであったのならば──彼女はきっと、林檎よりも赤く赤く頬を染め】
【思考を再び、真っ白に染めていたであろうから】


そ、そのっ……瑠璃、様っ!
情報、教えてくだされば──た、確かに謝礼はいたします、がっ……!
こ、このようなことは、い、い、いけません、わ……!

それに──そ、それに、わ、私には……その、、
心に決めたお方が、いるのです──!

【ふるふる、と僅かに身体を震わせながら、エルはそう言った】
【緊張か、恥じらい故か。その声は少し裏返り。時折どもってはいたけれど】
【己の身体と心を捧げる人は、既にいるのだと】
【彼女は確かに──そう、告げた】

【機械でしかないお人形が、誰かに恋をするなんて】
【そんな、物語の中の出来事のようなこと、だったけれど】
【エルにとっては。それは決して、虚構でも幻想でもなく】
【紛れもない、現実。偽りのない、想い】
【例えその恋が──哀しい哀しい、片想いであったとしても】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 22:43:29.32 ID:NpT4QMM8o
>>211
君は、弱くなんかねぇし、悪くもねぇよ

【青年は言う】
【少年をまっすぐ見て】

君は耐えた。アイツが来た時に君はアイツに、あの宝物を渡さなかった。君は抗えた。君は強いよ

【笑顔で言う】

あの男、何処に行ったかわかるかい?
アイツとも話がしたい

【少年に聞いてみる】
【オトコの態度、言動からこの辺りで名の知れた人間と思ったからだ】
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 22:46:55.93 ID:BHeTJCVzo
>>215

(……誰か、近づいてきてる。)

【傷を負っているため、少女は周囲を警戒していた】
【そのおかげで足音を消しているとはいえ、男の存在に気づく事は出来たようだ】

(出来るだけ、戦闘は避けたい……。)
(でも……話し合いに応じるか、どうか…………。)

【少しの間、男の対処に悩んだ末】

……───誰?

【右手で拳銃を抜き、その銃口を男へと向けようとする】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 22:49:27.07 ID:0+bpR6S3o
>>218
……其れでも、弱いのは、罪だから。

【そう言い聞かせなければ、正気を保てない】

いつも、いつも。
ほぼ、毎日。ボクは、誰かに略奪、されます。
皆、言うんです。恨むなら俺じゃなくて、自分が弱いことを恨め、って。
弱いヤツは、奪われて当然だ、って。

【笑顔に対して、返す視線は無機質な物】
【濁った瞳は、どろどろとした感情を詰め込んでいた】

分かりません、ボクは、他の縄張りに入れないから。

【でも、と言葉を続けて】

……ビル、入ってくの。見えました。
あそこ、いい場所。強い人は、いい場所に住めるんです。
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 22:58:06.26 ID:v6IOAvYH0
>>214

…………なん、だと?

………珈琲だったのなら、仕方あるまい。

【それが「珈琲」であると耳にして、少女の眉間に、少々の皺が寄ったが】
【諦めが早いと言えば、そうであるらしく。くだくだ話を延ばすのを止め】
【カップの中が、紅茶では無かった―――そんな、限り無く大袈裟に言えば「運命」を受け容れた】

して……「同胞の誼」と言う奴か。
………理解できない事は無い……否、訂正しよう。
そう言うモノは、私の好むところだ。

…………――だが、ここは敢えて撥ねさせて貰おう。
まず、「君達から裸足で逃げるのが面倒臭い」と言うのが、理由の一つだが。
しっかりと理解が進んで、「諦めもつく」ように、おまけのワケを教えてあげよう。



    ―――――……この私はな、『伊達』なのだよ、名も無き狂人。



【つまり――――本来は、眼鏡っ娘でもなんでもないんだよ!≠ニ、言いたいらしい】
【悠然と腕を組み、冷め切った光を放つ瞳を閉じ、波の中で白い足が見え隠れして】
【そして、彼女が「開眼」した時――――その視線は、突き刺してそのまま穿つ様な、刺々しさを纏っていた】

―――……Ms.フロスティ=B

……結局、やるのだろうな。

【語尾は上げず、疑問形にせず、確信を持って】
【きっと自らの「能力」を指すのであろう詠唱の後、今度は少女の方から、宣戦布告が為された】
【どこか、“仕方なさげ”で、気乗りしなさそうだが――大見えを切ったからには尻尾は振らない】
【少女の身体から、夜の暗闇を侵していくかの如き、『白い煙』が、少しずつ発生していく】
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 22:58:13.50 ID:NpT4QMM8o
>>220
【青年は少年の言葉を聞くと言う】

負けてて良いのか? 奪われるだけの人生で良いのか? 嫌だろう

【青年は「だったら」と付け加えて言った】

強くなれ
自分も、誰かも守れるくらい強くなれ

【青年は立ち上がって言う】


ありがとう、ビルだな.....えーっと...
【辺りを見回し少年の言うビルを探す】
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 23:00:23.71 ID:c1pk89BJo
>>217

【卑下する≠ニいっても、もう既に底辺なのだから、これ以上下には見れない
そんな旨の台詞が脳裏を過ぎるものの、彼女はエルの言葉を素直に受け入れることにした】


ふむ、わっちのどこが嫌がっているか、おせて(教えて)欲しいものにゃ
こないなかぁいらしいおなごの願い事、聴かないモンが何処におる?


【その指先を、すーっと、ほっぺたから口元へと辿るように撫でおろして
成功すれば#゙女は、貴女の唇を軽く触れようとして、その後、自身の唇へと、その指先を触れようとする
流石に、嫌がれば止める位の良識は得ている、その割には微笑んでいるが、愉しそうに】


ふむ、それは残念だ、もっと早う会えていれば、その思いを変える隙間もあったにゃろうが
そこまで思われとるなら致し方が無い、わっちが触れる由は無いな


【とん、と一歩後方へと下がり、その場で自身を抱くかのように、両腕を、重ね合わせ
半身を傾け、まるで腕組みしているような体勢へとなって
微笑みに近い表情を浮かべたまま、言葉を紡ぐ】


……では、折角だから、そこまで思われている幸運な男≠フお名前も尋ねるとしよう


【――――……彼女も、恐らくはまだ20年も生きてはいまい
そんな、物語のような出来事、信じなくなるには少々、若すぎる
それよりも、単純に、応援しようとでも思っているのだろうか――――……偽りの無い思いを】

【まあ、取りあえずは愉しそうである】
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 23:00:55.72 ID:OOCCmFpSO
>>216
悪を正して救う・・・、その志はは立派なんでしょうけどね。
【ミストドラゴンの言葉に】
【・・・・あぁ、この様子だと、この人・・・多分また『やった』のだろうな、と】
【少しばかり、確信して】

・・・・だけど間違いばかりを訂正するばかりで、他人が持つ正しさを解ろうとしなかったら、
結局そのままで、何も変わらないですよ。
【彼らは悪を救えても】
【正義とは和解できない。】
【そのまま、『互いが自分が正しい』と争って】

【―――・・・結局戦いが終わる事はない】


こんなの絶対おかしいですよ。
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 23:01:50.40 ID:QdHWUwrYo
>>219

【──銃口を向けられる、少し前。】
【するり、と獲物を狙う蛇のように“影”は右腕を持ち上げた後。】
【闇を体現するかのような漆黒の瞳で、“血”の部分をじっくりと、観察していた。】

【少女が振り向いた事に驚いた表情を見せた後、再びゆったりとした動作で腕を下ろす。】

──やっぱり、気付いてたか…
まぁ警戒すんのが当然、だろうけどな。

【──誰なのか、という質問には答えないまま。】
【男は距離を詰めようとゆったりとした速度にて、迫る。】
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 23:02:06.83 ID:0+bpR6S3o
>>222
……ええ。
強ければ、正義なんです。力さえ有れば、何をしてもいい。
そう、何でも。

【ぼそりと呟いた言葉は、恐らく聞こえなかっただろう】

多分、あっち、です。

【そう言うと、ぺたりぺたり、と裸足の足で地面を踏みしめて、ビルの方まで歩いていくだろう】
【数分歩けば、3階層程のビル前まで行く】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 23:05:56.85 ID:NpT4QMM8o
>>226
ここか...
【青年はビルの前で見上げながら言う】

さてと、君はどうする?
【青年はビルを見上げたまま言う】

俺はちょっとさっきの人とお話ししてくるけど....どうする?
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 23:06:02.91 ID:O5Jvd0aD0
【路地裏】

【何処かで、銃声が響いた】

――ックシュン!

【黒く、星空を映したようなロングコート】
【黒地に白い点を散らし、夜空を模した手袋をつけ】
【黒の長髪に所々白く、染め上がっていないような髪を残した少女が】

ズズ……風邪ひいちゃったかな……

【見た目のやたらゴツイ銃を右手に、銃声の鳴った辺りをうろついていた】
【その少女の近くには、頭の吹っ飛んだ死体が一体、転がっている】
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 23:09:01.16 ID:0+bpR6S3o
>>227
……ボク、は。
あの、鉄屑、無ければ、今日を生き抜くことが、できません。
アレ、売らなきゃ、ボクはご飯、食べれない、から。
だから……、ボクは。付いていきます。

【そう言って、ビルを見上げたその瞬間】

《ひ、ひぃぃいぃぃぃいぎいあああああああああああああああああああああああああ!!》

【ビルの3階の窓から、絶叫が聞こえ、肉が千切れたり、血が飛び散るような音が響いた】
【……何が起きているのだろうか】
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 23:13:23.75 ID:4HNuK57SO
>>93

停滞か。そんなような物だよ、きっと……ね。
誰も彼も動くことどころか、考えることすら億劫がってる。
だから、慣れ切った場所に安住したがるのさ。

動きたいんなら、大義名分なんて適当でいいと思うよ?
……そう簡単な話じゃないって言われれば、それまでだけどね。

【一通り記事に目を通すと、得心がいったのか軽く頷いて】
【どうにも投げやりな感が否めない台詞を口にすれば】


少なくとも、良くは思っていないって事しか解らないね。
国を思っての行動だろうし、切り口を変えればそういう見方も出来るのかな?

にしてもやり過ぎてるし、民衆の怒りも解らなくはないけど。
しくじった革命家の末路としては……まあ、妥当?ってのが俺の考え。

――――ああ、知ってはいるよ。一応。

【更に続けて、そんな事を述べる。当たり障りの無い、他人事めいた言葉】
【彼は外側に居るのだ、当人達の想いなど解ろう筈もない。ただ】
【その言葉とは裏腹に、ほんの少し。この結果を受け入れかねているような口調で】
//申し訳ない、色々あってかなり遅れました……。
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 23:13:39.52 ID:BHeTJCVzo
>>225

……来ないで。

【距離を詰めてくる男から目を離さず、後退りする】
【引き金はまだ引かない。というより引けない】
【大怪我を負った小柄な少女では、拳銃の反動に耐えきれないからだ】
【つまり、ただの牽制である。その事に男が気づくかどうかは分からないが】

【尚、フードを深く被ってる上夜の暗がりで見えづらいかもしれないが】
【この少女の首全体は、"黒色の水晶"で構成されていたりする】
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 23:14:51.77 ID:LrtB8acdo
>>221

へえ……伊達眼鏡――なるほどなるほど……

【「無」の張り付いた表情――】
【顔色一つ変えることなく、彼女は手に持つカップを蟹ロボットに差し出す】
【すると、蟹ロボットからウイーン、ガガガガガ……と、一際うるさい駆動音がして――】

――では……

【――蟹の口部分からだった】
【黒い液体……そう、コーヒーが、そこから排出され、カップに注がれていくではないか……!】

伊達眼鏡はコンタクトレンズよりも憎むべし……という、ある変態の言葉に従い、
貴方様を、わたくしの従者達の餌として差し上げましょう――

【おかわりを注ぎ終えたカップを持つ右手を手元に引き戻し、】
【パチン――、乾いた音】【左手での、指パッチンをしていた】

【直後、蟹ロボットが、横向きだった状態から、素早く相手へと向き直る】
【そして、またプシュー、と激しく蒸気を全身から発したかと思えば――】


わたくしは…………『ウェル子』――――

れっきとした、名を持つ……今宵、貴方様を絶望へ導く水先案内人――で、ございます……


【ガシャン――!!】【凄まじい勢いで、蟹ロボットの腹部が、「開く」】
【さながら「ハッチ」の如く開いた中は、見た目には深淵の暗闇でしかないが……】

――多目的半自律式蟹型魔械兵器……『FAQ(エフエーキュー)』……

その戦闘機能を担うのは……内部の小型ロボット……

【ウェル子が説明を終えるとほぼ同時、腹部の内から、新たな「蟹ロボット」は横歩きで出てくる】
【姿形こそ「本体」と同じだが、その大きさは半分以下】
【高さにして1メートル程度の、蟹ロボットであった】

【――と、こちらはまだ戦闘準備を終えた段階】
【先制攻撃を仕掛けるならば、絶好のチャンス、だろうか――】
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 23:15:23.93 ID:J6HaQp9SO
>>224
まあ……“[ピーーー]”か“殺さない”……それだけの違いだよ。普通は、“前者”が好まれるんだろうね……

【それだけの違いが、どれだけの違いか】
【少なくとも……それは“小さい”物では無いのだろう。しかし】

【青年はただ、“どうでもいい”とでも言いたげな表情で】

ああ……正義は人それぞれなのに、さ。まあ……否定したいなら、好きにすれば良いと思うけどね。

【当たり障りの無い、「±0」の言葉】
【ミストドラゴンも護もT・ロウも……少なくとも正義の一人であり、本来は同胞である筈なのに】

(少なくとも……俺は、分かり合う気は無いけどね)

【それぞれの「セイギ」は、どうしても食い違うのか?】

……“正義は勝つ”“勝った方が、正義”

【彼はそう呟いて、抱いた少女の頭を撫でる】
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 23:16:25.14 ID:QfSFyyDgo
>>223

あ、あぅ……そ、それ、は。。

────、、あ、ありがと、う、ございま、す。。

【──結果としてこの言葉は。瑠璃に「お願い」することになったのだろう】
【折角、願い事を聞き入れてくれると言ってくれたのだ】
【それを今になって断るのは、無粋というもの】
【或いは──押しに弱いという、エルの性格故もあったのではあろうが】

【指先が自分の唇に触れると、またも小さく彼女は震える】
【瑠璃の触れたエルの唇は、気持ち程度にリップ・クリームが塗られているだけ】
【化粧はきっと、していない──或いは、する余裕がないのか】
【先ほど男に向けた拳銃と、「修行が足りない」と消え入るように呟かれた言葉】
【その二つを持ってすれば。このような容姿の彼女が、容姿相応の生活を送っていないことは容易に知れよう】
【それでも。頬を含めた肌が綺麗なのは──】
【化粧は出来ずとも、それくらいはという。彼女の女としての気持ちの表れなのか】
【もしかしたら、そもそも最初からそう「創られて」いるからかもしれなかった】


……ジョン様、と。
記憶を失われ、ご自身の本当の名前すらお忘れになられている方では、ございますけれど。
それが、あの方の今の名前で、ございます。
──このコインも。あの方から……。

【──己の想い人の名を尋ねられ】
【痛いほどの気持ちを、吐露するかのような──辛く、儚げな表情で】
【「彼」の名と。少しの「彼」の過去と。その「彼」から貰った物を、相手へ告げる】
【そして。胸元に下がるコインを愛おしげに。大切そうに、指先で触れ】
【自身の物である事を主張するかのように】
【ふわりと、その手でコインを包み込む】
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 23:18:12.24 ID:64u80iSB0
>>228

おやおや、大丈夫ですか……フフ

【そんな声が近くから聞こえてくる】
【すぐ近くから誰かが歩いてくるのが分かるだろう】

よろしければどうぞ………使って下さい

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【柔和な笑みを浮かべ、ポケットティッシュを差し出している】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 23:21:18.27 ID:NpT4QMM8o
>>229
そうか、だったら捕まって!

【青年は少年を抱きかかえようとする】

来てくれ....「ナイト・ルナ」ッ!

【同時に青年の体から透き通った実体のある像が浮かび上がる】

【少年が知っていれば、「アートマン」という単語を思い出すだろう】

【西洋騎士のような格好をした「ナイト・ルナ」と呼ばれたそれは青年の指示で大きく跳躍する】
【それと同時に、少年を抱きかかえた青年も空中に浮かび上がるだろう】

【すぐに3階の窓のところに着くだろう】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 23:21:37.79 ID:QdHWUwrYo
>>231

自分で言うのもナンだけどよ、「この手の相手」に“ソレ”は通じねえよ。

【静かに溜め息を吐いた後に立ち止まり、やれやれとでも言いたげな──つまり少し小馬鹿にしたかのような表情を浮かべる】

───「眠らせようか」と考えてたが、気分が変わった。
…取り敢えず、診せやがれ。

【何もかも突然に、男は“何かを見せる事”を要求している。】
【思い当たる線は色々ありそうだが、彼の風貌から“治す”という事は考え難いだろう。】
【“正解”は治療が目的であるのだが──とにかく、怪しい。】
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 23:29:26.38 ID:O5Jvd0aD0
>>235

【まず目に入ったのが、左手の魔法陣】
【ただ、それはある人とほんの少しだけ類似していただけのこと。さっと目線はティッシュへと移る】

――……お断りさせてもらうわ。何が仕込んであるかわからないもの。

【顔をあげ、右手の銃口を青年の額へとつきつけながら、言葉を返す】
【ただ、銃はすぐに下ろした】

……でも、もしかしたら、その心配も要らなかったかしら?
御免なさい、こんなものをつきつけたりして

【頭を軽く下げて、ぺこりと謝る】
【ただ、その後にクシャミの音が聞こえた辺り、ただ誤魔化しただけかもしれないが】
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 23:29:47.07 ID:0+bpR6S3o
>>236
【大人しく、抱き抱えられ、掴まる少年】
【少年は異能には明るくない、が。たしかに其れは"強い”事だけは分かった】
【そして、この人は強いから何をやってもいいのだと、そう思って】
【3階の窓に辿り着けば、そこから部屋の中が視えるだろう】
【そこにあったのは――――】

「ゲタゲタタタギヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!」
『たす、助けて、ぐぅあああああああああああああああああああ!!』

【血溜まりと、十数人程の肉塊だ】
【血溜まりの中心に立っているのは、一人の浮浪者】
【先ほど、少年から鉄屑を奪い取った男だ】
【目は血走り、その手には、ちぎり取られた人の頭が握られている】
【ぐ、ぐ、ぐ、と力を込めると頭が粉砕し、脳漿がべちゃ、ぶちゃ、と耳障りな音を立てて噴出した】
【狭いコンクリート張りの部屋は一面真紅に塗装されていた。ペンキではなく、血と内臓であるが】
【男は、死体の腕の一つを掴むと、其れを口に運び、食べ始めた。べきり、ぼきり、と音を立てて腕が骨ごと咀嚼され、嚥下されていく】

……なに、が。

【青年は気づいただろうか。男の右手には、10cm程の長い釘が刺さっていたのを】
【その釘が、ぎちぎち、と音を立てて男の右腕を作り替えている】
【……何が起こったかは分からないが、まずいことには変わらないだろう】
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 23:31:55.70 ID:c1pk89BJo
>>234

【――――指先をすっと、夜風が通り抜けるように感じた
リップクリームから伝わるのは、現在の貴女であり、貴女そのものでもあった
創られた≠サの言葉が、どこか重く感じれたのは――――きっと、気のせいではない】

【それでも、有難う御座います、と、紡がれる気持ちは悪いものではない
先ほどは軽く述べたものの、彼女の存在から考えて、対等に話をしてもらえるとは思えない
恐らくは、軽く扱われるに、他ならないだろうと、仄かに感じる】

【けれども――――……心に刻む、逆接の言葉
……彼女の言葉にうそは無い、貴女の願い事=\―――聴かないわけにはいかないだろう
そっと感じる夜の風は冷たくも、心に感じる温もりは、その冷たさを和らげて
――――……背中を優しく、後押ししてくれた】


……大事な人≠フ持ち物か、けなるい(羨ましい)な……
わっちには形見≠ニなるものが無いさかい大事な人≠思うことすら、困難が生じる
――――その繋がりが絶えへんことを、望んでおくよ


【紡ぐ言葉は、どこか羨ましそうで、そして同時に、嬉しそうだ
少なくとも、そこまで思える、ということは、目の前の貴女が、普通の女の子という、何よりの証明であるから
吹雪く夜風が、夜の深さを告げると、改めて気づいたように、今日という日の終幕を感じ取った】


……っと、そろそろわっちも失礼しようかね
貴女からの願い事♀垂チたら……そやね、わっちから貴女に伝えるよ


【だから、またね――――紡ぐ言葉は、路地裏の奥へと、消えていく彼女と共に
後に残るであろうは、爽やかな髪の香りと、彼女がそこにいた温もりだけで
また会える、という保証は無いものの――――……まあ、会えるだろう、多分】


/っと、ここら辺かねー乙でしたー!
/愉しかったぜー!
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 23:32:27.67 ID:OOCCmFpSO
>>233
誰かと一緒にいたい
組織の中でばらつきはあろうと、
結局その気持ちは同じはずなんですけどね。
【こうも派生しあって、バラバラになるのだろうか】
【・・・・その気持ちが生まれてからどう行動するべきか、】
【きっと、正義の分岐点はなのだろうか】

・・・ミストドラゴンさんは、その娘なんですね。
そうして一緒にいたいのは、
【そうミストドラゴンに頭を撫でられる少女―――おそらくデイドリイムだろうか】
【そちらに優しく目を向けた】
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 23:33:02.83 ID:BHeTJCVzo
>>237

…………必要、無い。

【少女は言葉のまま、"診せる"を"治療"という意味に受け取ったが】
【その上で、男の言葉が嘘であると判断する】
【男を"無償で他人を治療してくれる善人"として見るには、あまりにも怪しすぎる】

─── 《 Luminous Vista 》

【後退りしつつ、能力を発動──徹底抗戦の構えだ。】
【少女の周りの空気が変わったかのように、男は思うかもしれない】
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 23:34:57.04 ID:64u80iSB0
>>238

これは失礼………まぁ当然の反応ですよね…

【両手を上げて苦笑いしながらポケットティッシュを仕舞う】
【相手が銃を降ろしたのでこちらも手をおろし】

いえいえ…お気になさらず…私の方こそいきなり申し訳なかったです…
えーっと……この状況は……あれですかね…

お仕事の最中でしたか?

【辺りを見渡しながらそう呟く】
【顔には作ったような笑顔を張り付けるようにしながら】
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 23:35:13.92 ID:NpT4QMM8o
>>239
おやおや、これはこれは
【青年はとりあえず「ナイト・ルナ」で窓ガラスを割り、中に入ろうとする】

ちょっと事情があれば見逃そうと思ったが...こりゃ無理だな

【青年は少年を部屋の隅の方におろして言う】
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 23:38:25.06 ID:QfSFyyDgo
>>240
/お疲れ様でしたー!
/こちらこそ楽しかったです!ありがとうございましたー!
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 23:40:34.21 ID:v6IOAvYH0
>>232

【伊達眼鏡≠ヘ、憎むべき―――自分には良く解らないその思想に、ふと苦笑が零れる】
【この蟹と言い、眼の前の人間達は、大凡「ばか」として扱われがちな事に、本気で取り組んでいるらしい】
【少女から見れば、その様な信念は『嫌いでは無い』筈なのだけど】


「ウェル子」……それが君を識別する名称だね?

………ならば、私のそれも、明らかにしておいてやる。
『大嘴 櫻芽(おおはし おうめ)』――熟れたトマトの搾り汁より、あらたしき茶葉の滴を愛す…


―――――……吸血鬼≠ニでも、認識して貰おうかな?


【――――それでも、売られたケンカは買うし、配られたモノは呑み込んでみせる】
【そして、同時に。吸血鬼としての自分に遭遇した人間は、どうなろうと、仕方が無い≠フだ、と】
【そんな「死を背負う諦観」―――彼女の根幹を成す思想を、押しつける為に、闘う】

………さて、それが三月第三週のビックリドッキリメカか?
……どれほどのモノかは知らないけど、私は手抜かりしないぞ。

【身体から溢れだす煙は、言葉が火花を散らすその間にも、かさを増して】
【潮水に触れた部分は、櫻芽の足元を零下まで冷やしながら、霧散する】

【―――そして、そうでない部分は、少しずつ寄り集まり始めた】
【海月の幼生のように、彼女が纏う大きな煙の塊から剥がれ落ちた小さな塊は、粘土のように形を変えて】
【『雪像』を空中に浮かべたかの如き、真っ白な『コウモリ』が、三匹生み出され、周囲を飛び回る】

さぁ、群がれ。
……獲物は、見えているだろう?

【その内の二匹が、潮風に乗り―――小さな蟹の方へと、羽ばたいていく】
【もしその接近を許せば、まず先行していた一匹が、蟹に触れた時点で『爆ぜる』だろう】
【この際、その破片は「鋭い氷の刃」と化しており】
【一つ一つは小さいものの、マトモに幾つも受ければ、その速度もあって、刺さり所により機械にも無視できない貫通力となるか】

【そして、もう一匹は―――途中で進路を変え、大きな蟹の方向へ向かう】
【まだ到達こそしないものの、その最終目的地点は、ハッチ%熾狽セと読めるかも知れない】

/ぎゃー、電話で遅れました、ごめんなさい。
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 23:40:37.82 ID:0+bpR6S3o
>>244
……ボクの、鉄、は。

【そう呟き、部屋の隅をこそこそと動き、袋を探していた】
【そして、浮浪者は、青年を見る】

「ぎひぃいあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

【だぁんんつ、と地面を強く蹴り飛ばした】
【その瞬間、コンクリートの床が爆発するように爆ぜ、浮浪者が接近していく】
【釘の突き刺さるその腕を振りかぶり、青年を殴りつけようとする】
【その威力は極めて凶悪であり、その速度も凄まじいものである】
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 23:42:00.82 ID:O5Jvd0aD0
>>243

そうね、ちょっと前だったら何の疑いも無く貰ってたわ。多分。
出会い頭に撃ってたかもしれないけど

【鼻を啜りながら、澄ました声で】

えーっと、そうね、仕事じゃないわね。なんと言うか……過剰防衛? 
こんな所にいるんだから、ちょっとは警戒したっていいのにねえ

【要するに、転がっている死体はいつもの哀れなお兄さん方の一人である】
【そして、ただ返り討ちにしただけ、ということだろう】

そういう貴方は……散歩かしら……? それとも、仕事?

【手持ち無沙汰なのか銃を軽く振りながら】
【ぎこちない笑顔を浮かべて聞いてみる】
【銃の見た目はかなり重そうなのだが、存外に軽いのか、はたまた少女の腕力が異常なのか】
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 23:43:21.92 ID:J6HaQp9SO
>>241

ああ……そうとも。それで……君は……見つける事が出来たのかい? 護り、護られる誰かを。

【記憶の底から引きずり出す、邂逅の時】

君は……随分と、成長したらしいね。能力を欲しがって嘆いていた坊やとは思えない程に……

【そっ、と】
【腕の中で寝息をたてる少女……正確に言うならば、幼女だが】
【首から掛けるは、赤いペンダント型のオルゴール、縦ロールのお下げにした銀色の髪、色白な肌】
【身体は毛布的な何かに包まれた……デイドリィムを、護に見せる】

……俺は、ね。正義の味方にはなれない、“セイギノミカタ”なのさ……だけど、だけど。

この子と添い遂げる為には……俺は、どんな事だってする。そういうのも、正義なんだろうかな?

【初めてかも、しれない】
【彼が……本心をぶつけるのは。自分の正義を……疑う事は】

【目の前の少年に……快楽殺人鬼(ミストドラゴン)は、その目に何を見る?】
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 23:47:47.31 ID:QdHWUwrYo
>>242

──賢明なご判断、ってトコか。まぁどうでもいい。
隙を探して逃げるか、俺を倒すか。どちらかと言えば、前者が賢明だと思うぜ?

【虚空に伸ばした掌に、“闇”の魔翌力を集約させた後に。】

逃さねえつもり、だけどな

【──邪悪な笑みを浮かべ、魔翌力をそのまま“刃”へと変えて音も立てずに構えた。】
【刀身のような姿の“魔刃”は、魔翌力と物質としての刃を行き来しながら、辺りに邪悪な波動を放っている。】
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 23:48:47.04 ID:NpT4QMM8o
>>247
くッ!
【青年は再び「ナイト・ルナ」を発動し、男のくる方向から垂直に転がる】

【「ナイト・ルナ」は西洋騎士が持ってそうな左腕に装着するシンプルな盾を構え男の攻撃を見据える】

【受け止めない、受け流す。その勢いのまま男を転倒させるのが目的】
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/13(日) 23:54:17.04 ID:0+bpR6S3o
>>251
【奇声を上げ、腕を振り回す男】
【受け流され、態勢を崩すも、右腕がぼこり、と形を変えた】

「ギィイィヒィィイエアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

【全身から血が吹出す。強すぎる力に肉体が耐えられないのだ】
【異形と化した右腕は、肥大化し、其れを力任せに騎士に振り下ろすだろう】
【皮膚は硬質化し、筋肉の塊と化している。十数人を素手で肉塊にしたのだ】
【その攻撃翌力は高いと思って間違いないだろう】
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/13(日) 23:54:27.61 ID:64u80iSB0
>>248

はぁ……最近物騒ですからねぇ…警戒するに越したことはないですね
いやー今回は撃たれなくってよかったです…ハハハ

【何か勘違いしつつ納得したようにコクコクと頷く】
【物騒な発言に苦笑しつつ後ずさりする】

過剰防衛……ですか、まぁこんな所にいる時点で何時かはこうなっていたでしょう
ここは力ない者は蹂躙されるしかありませんからねぇ…ハァ

私なんて見ての通りモヤシですので…こういったところは恐くて…

【困ったような表情をしながらそう呟く】

両方ですかねぇ…仕事を兼ねた散歩……つまりスカウトですかね

【帽子のズレを直しながらそう答える】
【こんな所でスカウト、つまりそういった荒事系の仕事なのだろう】
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 23:56:35.78 ID:BHeTJCVzo
>>250

…………それでも、生き残る。

───《 射出 》

【少女の背後の虚空から、細長い赤色の水晶が撃ち出される】
【狙いは男の腹部で、一直線に向かっていく】

【出血量がかなり多い、少女が負った傷】
【この分だと走れそうになく、逃げるのも──勿論、男を倒すのも難しいのかもしれない】
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/13(日) 23:58:53.06 ID:LrtB8acdo
>>246

……『大嘴櫻芽』お嬢様ですね――

では……お互いの名乗り口上も終えたところで……
「吸血鬼」と「カラス」のデスマッチ――と洒落込みましょう……

【カップからは、湯気が立ち上っていた】
【出来たてのコーヒーを、ウェル子は余裕綽々な面持ちで口に運ぶ――】

【そうこうしているうちに、コウモリがこちらに向かって来るではないか】

ふむ……この心の通わぬ金属の、お手並み拝見……といきましょうか……

【ウェル子は、ゆっくりと、後退していく】
【彼女はあくまで機械に戦闘を一任するつもりなのだろう】

【まず、小蟹は、横歩きでひたすら櫻芽に向けて、直進】
【当然ながら、コウモリの1匹に触れてしまい、コウモリが爆ぜる】

【――が、その直進は止まらない】
【機体に「氷の刃」を刺さらせ、更には一部がへこんだりしながらも、ガシャンガシャンと猛進していく】
【どうやら「耐久性」に関しては、侮れないものを誇っている様子だ】
【走る速度は、人並といったところか】
【このままだと、じきにすぐ側まで寄られてしまうだろう】


【一方、本体蟹――】
【櫻芽はこちらも警戒してコウモリを差し向けたようだが……】

あら……案外抜け目ないですねえ……

【ビシッとウェル子が左手で迫る「コウモリ」を指さす】
【すると、彼女の頭上にいたカラスが、勢いよく飛び立ち、】

ま……本体を狙うのは定石……というわけでしょうか――

【カラスが、コウモリに体当たり】
【そしてコウモリが爆ぜて、カラスとコウモリは互いに散る――】

【この隙に本体蟹は腹部のハッチを閉じてしまう】
【――後続はない、と見て良いだろう】


/いえいえ、お気になさらず!
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 00:03:50.88 ID:GTDjtuHO0
>>253

警戒って大事よね。本当に基本的だけど。本能にでも組み込んであるのかしら?

【いかにも作ったような、「疑問」の表情を浮かべて】
【やはり手持ち無沙汰なのだろう。銃を片手で弄っている】

割とかっこよかった気もするんだけどねえ。ちょっと残念。

【もう、顔は吹っ飛ばされて確認できない】

怖いなら来なけりゃいいじゃないの。……でも、仕事なら仕方ないわね。
……何のスカウトなのかしら。穢れ仕事なのは間違い無さそうなんだけd……ックシュン!

【わざとらしく疑問の言葉を並べながら、銃をいきなり青年に突きつけ、トリガーを引いた】
【弾の伴わない乾いた銃声と、間の抜けたクシャミの音が、同時に響いた】

【――ただの、空砲である】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 00:07:56.00 ID:NwHDaWHDO
>>230

他人の腹を誤魔化す事が出来ても自分は無理だ
自分の腹を誤魔化す事など無理なのだとも
だから人間は行動に理由を設けて、正統性を主張する
だから愚かしいと言うのだ!

【笑顔が消えて、今度は本気で怒っている「ような」顔】
【叫んで数秒もすれば、表情は何処かへ逃げていく】


良いじゃあないか、この王の考え方は!
戦争で強弱を図り、戦争で目的を達成する
これこそ正しく良案!
のにあの国の国民はどうだ?

過去の栄光に憧れながら、『過去にすら近づかない』
そんな彼らも、踏みとどまるためには武器を取る
これぞ、力の無駄遣いだな

【何かが変わる事は良く、変わらないことは悪く】
【価値観は単純で、判断に複雑な思考は必要ない】

自分の頭を切る理由が進歩の拒否
こんな事、自分に真っ当な理由を言い聞かせずにはできんよ

【総じてみると、この青年は戦争が好きらしい】
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 00:12:46.13 ID:/vE415sho
【路地裏】

ふーっ……

【表通りの街灯の灯りが一切届かない路地の奥】
【焦げ色のローブを着て深くフードを被った青年が俯いたまま、抜き身の刀を抱くように座っている】

【只今彼は口笛を吹くように尖らせた口から生ぬるい息を吐いていて】

――――……。

……煙草の何が良いんだか……
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 00:15:51.39 ID:V4AQzPIQ0
>>255

………この名前、記憶する事は、強要しない。

……それにしても、攻撃の性質が、似通うな。
数を出しての潰し合いは、得意と自負するが……。

【腕を組んだ姿勢を維持して、不動。氷の蝙蝠が次々と母なる海に還る戦況を眺めて、ぼやいた】
【駒の数を多く減らしたのは此方側、しかも、機体を内部から蹂躙するチャンスは失った】
【コウモリの「替え玉」は存在するが、それを生み出して操るのも、魔翌力を使わない訳では無い】

………発想の転換だ、無理に破壊する必要はない。
…私に届かずにあれば、それで良い。

【そう呟いて、櫻芽は全身を包む煙の中から、『累計四匹目』のコウモリを生み出す】
【精巧なことに、キィキィと耳障りに啼く残存二体は、左右から挟みこむように小蟹の方へと向かい】
【その脚≠フ近くまで飛来するか、何か大きなものに触れた時点で―――爆ぜる=z
【関節部は攻撃に弱く、かつ無力化する際に適切な攻撃対象と見ての選択】
【ただ、何らかの迎撃手段を敵チームの誰かが備えていれば、自転車程度の速度しか無い二匹を墜とすのも可能か】

………――後は、此処で私自らが飛びこみ、開かぬ埒を開けてしまおう。

【そして、この攻撃を行うや否や、少女はじゃばじゃばと海を騒がせ、大蟹と少女の方へ走行を始めるだろう】
【「形を得たい!」とでも言いたげに蠢き取り巻く、光すら飲み込んでしまいそうな白い煙は】
【この時点では=\――まだ、もくもくと燻らせるに留めている】
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 00:16:45.61 ID:lvFcIKQQ0
>>256

まぁ……人≠ニいう枠組みから外れた力≠付ければ付ける程…警戒という概念は消えていくようですがね…
能力者なんてそんな感じの方が多くないですか?

まぁあくまで私個人の意見に過ぎませんが…ね

【少し含みを持たせるように答え、にっこりと笑う】
【スラスラと原稿を読み上げるように丁寧かつ流暢に】

おや、そうだったんですか……だったら表≠ナもっと綺麗な事だけしていればいいのに…
人間というのは愚かですねェ……フフフフ

【チラリと繁華街の方を眺めながらそう呟き】
【そのまま憐れむように男を蛇のような黄金の瞳で眺める】

そうなんですよー全く下っ端はこれだから嫌なんですよねーーーハァ

ええ機関♀ヨ連のスカウトですよ……
念のため聞いておきますが……貴女入るつもりはありませんんk…って!!!

【引き金を引かれた事によりビビッて大きく後ずさり】
【両手を顔の前で覆っている】

び……びっくりするのでやめて下さいよおおおおぉ!!
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 00:20:16.40 ID:Bo+Kftdco
>>254
──の、割には、な。

【あまり勢いを込めずに、水晶の軌道に綺麗に合わせて“刃”を振るうと、水晶に刃が触れた瞬間に水晶を“相殺”し、消失させる。】
【刃は数瞬消え去った後に、魔翌力を供給された再び元の形状に変化。】
【その動作に攻撃を加えないまま“刃”を下ろし、小さく溜め息。】

…大した事、ねえな?その程度か?
(──水晶の能力に、首に“光を反射する何か”か。)
(テッキトーな予想だが───ちょっと“大技”でも打って気絶してくれねえかな)

“生き残る”、とか言ったか?気のせいだったみてえだな?

【──分かり易い、挑発。】
【冷静な判断が出来れば、“誘っている”のは明白であるが──その判断と挑発に乗るかどうかは別である。】
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 00:20:56.40 ID:oc2D2wUSO
>>249
【不思議にも、今は、何も不信感は感じなかった
【あれだけ苦手だった彼が】
【その彼の言葉で、今は只の一人の青年に見えた様な気がした。】

・・・・えぇ、
それが、『貴方が正しい』と思ったなら、それが貴方の正義です。
誰ももう、そこに口出しするのは許されない。


えぇ、沢山。こんなにも僕を護ろうとしてくれる『友人』、『仲間』が出来ました、
だから僕も、その人達を護ります。

一人でなんでも出来る人間なんていないんです。・・・最初は誰もが小さな力なんですよ
だから、皆が必要なんです。
皆が信頼して背中をくれているから、僕は歩いていけるんだ。
だから僕もそれにちゃんと感謝して、僕も皆を信頼する。
今度は僕も皆の背中を押していく。
【それが彼の答―――・・・『護の正義』】
【真っすぐ、もう彼は何物には折れない。】

/すいません、遅くなりました
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 00:24:06.27 ID:oc2D2wUSO
>>262
/×皆が信頼して背中をくれているから、→○皆が信頼して背中を押してくれているから、
/と訂正です。
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 00:27:20.91 ID:45+LjaUGo
>>258

そりゃあ――、お前、美味さだろ。

【青年の独り言に反応したのは、低く澄んだ男の声。暗闇から現れた、その男の姿は――】

【身長は180cmを越える程度。一目で鍛えられていると分かる、「自分は武闘派だ」と主張しているかのような筋骨隆々かつ引き締まった肉体】
【漆黒の背中まで届く長髪を前髪から背中へと流したオールバック。少し彫りの深い顔立ち。透き通るような水色の瞳】
【そして、額左側から口元にかけて縦に刻まれた古傷らしき傷跡と左眼の黒の眼帯。眉間に刻み込まれた皺と鷹のような鋭い目付き。無精ひげ】
【歴戦の傭兵のような、無意味に「少尉」と呼びたくなるような整った顔立ちが、見方によっては冷たく鋭い印象を与える】
【黒のミリタリーブーツ。迷彩柄のカーゴパンツ。上は黒のミリタリーコートを素肌に羽織っている。眼帯には金糸でNo,XXX≠フ刺繍】
【見る者が見れば分かるであろう、その数字の意味】

【ふぅ、と紫煙を燻らせた壮年の男の右手には火の付いた煙草】
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 00:29:09.01 ID:Nj5o3lvAO
>>258
全く同感だから、吸うのを止めて貰えると嬉しいかな。
風向きの所為で私の寝床に嫌な臭いが流れ込んでくる。

【黒い髪を腰の辺りまで伸ばし、金色の瞳で不快そうに青年に視線を送る小柄な少女】
【何処かの学校の制服を来ているが、その身に纏う雰囲気からそれらしさは感じられない】
【そして、その左腕は、奇妙な文字が書き込まれた包帯で覆われているようだ】
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 00:30:22.35 ID:GTDjtuHO0
>>260

ズズ……あら、御免なさい。もしかしたら――と思って

【再び銃を下ろして、気の無い謝罪をする】

「枠組み」ね……。それ自体だんだん変わってきてるんじゃないかしら?
むしろ壊れてるといった方が正確かも知れないわね。
……まったく、自分自身の枠組みを壊すだなんてどうかしてるわ

【愚痴のようにだらだらと続く言葉。それを紡ぐ表情は、どこか疲れたような色が見える】

表と裏の区別が付かなくなってたんでしょ、どうせ。
愚かだってことには同意するけど。

【もう、死体となった男には興味が無いのか、さっさと話題を切り上げ】

……これくらいで驚くなんて、辞めた方がいいんじゃないかしら?
多分、向いてないわ。

【冷たい言葉を、吐き捨てる】

(ここまで演技だったら、それはそれで面白い、というか凄いんだけど)

【内心には、ちょっとした好奇の心を隠して】
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 00:31:39.88 ID:Nj5o3lvAO
>>265
//重複なので取り消しっ。
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 00:33:06.20 ID:/IfR5ENSO
>>262

そう、か…………

【「ありがとう」】

【そう言いたげで、しかし、決して彼の口は、五文字の言葉を紡がない】
【無駄な意地か、歪んだプライドか? あるいは“カッコつけ”か】

……君、は。

【「すごいな」】

【やはり彼の口は紡がない、紡げない】
【今更そんな事は言えなくて。独り善がりな自分が情けなくて】

【然し、変えられない】
【自分の道は、“異端”だ。そうは分かっていても……一度来た道は二度と引き返せない。この道でしか、白昼夢は見れない】

……いや……何でもない。さて……俺はそろそろ行くよ。それじゃ……

【造り笑顔で、彼は】
【迷いを“セイギ”で断ち切りながら……その場を、去った】

/物凄い乙でした。
/なんかありがとうございました。楽しかったです。また絡みましょう!
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 00:33:16.79 ID:PPy2VfMfo
>>259

…………ああ、「カラスの用意」をしないといけませんねえ――――

【コーヒーを、すする】
【戦場にありながら、立ち居振る舞いは上品そのもの】
【ウェル子の隣の本体蟹は、その場から動かないが、時折異音を立てておりなんだか危なっかしい】

【そんな彼女を、「淡く黒い閃光」が包み込んでいく】
【それはまさしく魔力の可視光】
【しかも閃光からは、「黒い羽根」が何枚も何枚も生成されては周囲に舞い散り――】


【さて、小蟹】
【コウモリが新たに2羽、差し向けられるや否や、】
【急遽、足を止めると、両腕――「ハサミ」を振りかぶる】

【そして蒸気を一気に噴き出しつつ、2羽のコウモリを、なぎ払った】
【当然、コウモリは爆ぜる】
【爆ぜた結果、ハサミには例の如く「氷の刃」が刻まれて――】

……急いては事をし損じる……と、お伝えしておきましょうか――

【ウェル子と本体蟹に向かうと言うことは、小蟹を横切らねばならない】
【例え迂回して距離を取ろうと、それは揺るぎない事実――】
【ゆえに……】

【小蟹の眼が、一際赤く光った刹那であった】
【瞬間、「キーン」と甲高い耳鳴りのような音が辺りを支配したかと思えば、】
【小蟹の両の眼から、二本の、「赤く細い光線」が放たれる――】

「――《蟹光線α》――」

【機械音声で告げられたそれは、反撃の一発】
【真っ直ぐ櫻芽の胴体を襲うこの光線は、いわゆる「熱光線」】
【命中すれば、当たった部分を焦がす「熱い」一撃である】
【貫通力や殺傷力は皆無に等しいが、まともにくらえば手痛い損害になることも考えられる】
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 00:34:20.06 ID:xjezs9v3o
>>261

…………っ

【少女の能力は、水晶を設置してからが本番】
【設置する前に消失されたとなると、ただでさえ悪い分が更に悪くなる】
【それでも普段ならば、このまま戦闘を続行するであろう】
【しかし今は大怪我をしているのだ。あまりにも勝機が低いと、思わざるを得ない】

……何が、目的?
死ぬ以外なら……私は、何でもする、から。

【───結局、少女は呆気なく諦めた】
【一度攻撃してから交渉をしようとしてる辺り、こういう事は慣れていない事が分かるかもしれないが】
【それでも、男と出会ってから一度も無表情を崩していないことから、"普通"の少女ではないようだ】
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 00:38:57.52 ID:/vE415sho
>>264

そうかよ……俺にはどうにも合わないらしいな

それでなんだ?嫌味か?そいつはよ

【吐き捨てるように返す】
【イライラと怪訝げな顔をし、砂色の髪に隠れる目で声の主を捉えて】

ナンバーズとは……

お前たちも随分暇そうな職業なんだな…?

【横目に睨みつけながら、手をパタパタと仰ぐ】

>>267
/了解しました
/また見かけたらぜひ絡んでくださいなっ!
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 00:40:51.62 ID:lvFcIKQQ0
>>266

いやはや…世界というのは我々の理解の及ばない速度で変化してしまいますね…

まぁだから面白いとも言えますがねェ…ハハハハ

【両手を広げて冗談っぽく笑いながら言う】
【いちいち面倒くさい身の振り方をする人物だ】

いやー名ばかり管理職でも一応は責任がありますから…そうそう辞められないんです
自分の目的のためにも頑張って仕事をしなければねぇ…

っとさっきの続きですが……っと

カノッサ機関≠ナ働く気はないですか?機関は今深刻な人材不足でして…
あぁいや、人はいるんですが……その…あまり仕事をして下さらない人が多くて…

だから新しい人を雇用した方が早いんですね…多分

どうやらそれなりに経験と力もあるようですし…どうですか?

【両手を合わせながら柔和な笑みでそう言う】
【ビビった拍子にさらにずれた帽子を整えながら】
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 00:43:16.01 ID:Nj5o3lvAO
【裏路地】

機関員の一人すら見つけられない、か。
幾ら何でも運が悪過ぎるよね、僕には……―――

【はぁ、と溜め息を吐き、空を見上げ、数秒停止】
【その後中途半端に紡いだ独り言の続きを、吐き出す】

―――……『俺』には、時間が無いっていうのに。


【ひゅう、と風が吹く】
【闇夜を思わせる漆黒の髪が風に揺れ、鮮血に良く似た緋色の瞳は、何時もと変わらぬ月を写す】
【羽織った漆黒のコートが靡き、手にした巨大な十字架を模した異形の大剣は、力なく地にその先端を付けている】


……――また、ああなる、嫌だよ、畜生。
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 00:44:04.65 ID:oc2D2wUSO
>>268
・・・えぇ、ではまた
【そう去っていく二人を見送っていく】

・・・・・芯はいい人だなぁ・・・
【その背中を見ながら呟いた】
【少し、それまでの自分に罪悪感が沸く】

・・・人を見る目ないのかもね、僕・・
【護は反省しながら歩き去るのだった】

/乙した!こちらも楽しかったです!
/また機会があれば宜しくですよっ
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 00:48:48.55 ID:45+LjaUGo
>>271

【男は青年の声に、ほぅ、と感嘆し】

暇なのは俺ぐらいだろうな。――っつっても、今もまだナンバーズかどうかは怪しいもんだが。

【快活に笑い飛ばし、改めて青年を品定めするように眺める。目線は睨み付けていると言っても過言ではないが】

お前もろくでもない人生を歩んできたみたいだな。

【一目でナンバーズを見分けるその力量は、まともな人生では養われないもの】
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 00:49:33.27 ID:Bo+Kftdco
>>270

──…と。正直ブッ倒れてくれた方が有り難かったんだが…調子狂うわ──

【小声で何やらブツブツと呟いた後に】

“暇潰し”だよ、“暇潰し”。
“暇潰し”にちょっと、“其れ”を診ようかと思っただけだ。別に慈善事業でも何でもねえ。

【ぴ、と首元、服に付着した血、と順番に指さしながら、不機嫌そうにそんな事を口にする。】

“診せろ”。命令終わり、だ。
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 00:53:00.93 ID:V4AQzPIQ0
>>269

………何ぃッ――!

【すごく、小林多喜二です………】
【予兆を感じ取り、サイドステップで回避するが、横に二本並んでいた事が功を奏して】
【蟹の右手側の光線が櫻芽の右腕に着弾し、焼けつくような痛みと、小さな爛れを残した】
【ワンピースには大穴がひとつ開いて、展開していた冷気も、一部が消し去られてしまう】

(……やれ、驚いている場合じゃない。
 ここまで寄れば、普通に狙い撃つ事も出来る……)

【傷付いた片腕を庇った体勢になって、身体の左側に停留していた煙が、一部移動する】
【全体の煙量のバランスが大体均一になると、櫻芽はゆったりと左腕を上げ、子蟹を指さした】
【瞬間―――煙の中から、錐のような姿と大きさの氷が、矢の如く爪が差す先へと放たれる】
【数は、4つ。それぞれ左右の脚と眼を標的として、スピードは十分だけど、それ以上の細工は無い】
【コウモリと比較すると、愚直さは否めないが――距離の詰まった今なら、期待は一応持てると考えられる】

………だいぶ、煙が目減りしてしまった。
……結局、「灼熱」を渡しに来ただけだったのか、君は。

【失望した様子で眼を細めて、彼女は親蟹へ再びの接近を試みるだろう】
【焦ると言うよりは、自分だけのペースを崩されないよう努力している、と言った雰囲気だ】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 00:54:31.62 ID:xjezs9v3o
>>276

……本当に?

【念を押して確認する】
【──それだけ、男の存在が怪しく見えるのだろう】

本当なら……構わない、けど。

【男の言葉の真偽に関わらず】
【命令に従うしか、少女の選択肢は無いのだが】

【兎も角、これ以降余程の事がない限り、抵抗は一切しないだろう】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 00:54:55.05 ID:GTDjtuHO0
>>272

そろそろ世界の変化に人も追いつけなくなるんじゃないかしら?
それとも、変化の速さの方が先に頭打ちになるのかな?

【再び鼻を啜って】

名ばかり……えーと、何処の支部かしら。
議員とかじゃない限りは直接の上司にはなりえないでしょうけど。

もう一度謝らせてもらうわ。「御免なさい」

【気の入らない謝罪をもう一度】
【ただ、スカウトを断ることに対するものではない】

機関勤務、に一応なってるはずよ。情報管理が厳しすぎるほどだから、知られてないかもしれないけど。

【一つ、いきなり上司へ空砲を撃ったことへの謝罪】
【一つ、人材が増えないことに対する謝罪】

【恐らく、情報端末にも名前は載っていないだろう。故意か、偶然か】
【※ただし、某ナンバーズのページには書いてある罠】
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 01:02:56.58 ID:/vE415sho
>>275

見たところナンバーらしきモノが見当たらないが……
ナンバーズを無断で脱退したとあれば、俺はオッサンを殺して機関に引き渡すぜ

違うなら、今のうちに否定しろよ?

【引き渡す、というのも青年の生計は現在進行形で厳しいからだ】
【機関から報奨金が出るであろう可能性を青年は知識として頭に置いていて】
【反逆した機関員の末路でさえも、青年は知っているようだ】

ろくでもない世界だ、ろくでもない人生を歩まない奴なんて居ない

……――――だから俺の人生はろくでもなくは無いのさ。お前もだろう?

【その機関員が相手であっても物怖じする様子は無く】
【座ったまま、その胸にぎらつく抜き身の刀を抱き寄せて】
【「機関員の人生は、ろくでもなくない、と?」と青年は不躾に聞き返した】
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 01:06:47.17 ID:lvFcIKQQ0
>>279

さぁて……どうですかねぇ……まぁどちらにせよ…面白そうだ…フフ

【黄金の瞳を覗かせながら口元を少し歪める】

あーええと…一応水の国支部≠フ支部長代理≠やらせて頂いています…

あぁ…お気になさらず…元々機関はそんな階級に固執しない体質じゃないですか…

【苦笑しながら頷いて両手をなだめるように動かす】
【随分と腰の低い支部長もいるものだ】

そうだったんですか!!それは良かった!
情報管理が厳しいとはいえ、同僚の顔も把握していないとはお恥ずかしい…

代理を任されながら全く……ハァ

【残念そうに肩を落としながらため息をつく】
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 01:11:52.36 ID:Bo+Kftdco
>>278

(一旦薬とか飲ませて昏倒させるのが楽なんだが絶対に怪しまれるだろうなってか。何か色々と反応が“変”な気がするが気のせいか?)
…本当、だよ畜生。何でこんな心情吐露みたいな真似をしてまで…ああもういいや

…体から力を抜いてくれると、少しやり易い

【──先程のようにするりと右腕を上げ、握っていた刃を術式に変化。魔術を発動する。】
【術式の発動内容は医術的には基本的な要素である、相手の状態を知るという内容。】
【身体内部の異常等を知る事が出来る他、特に相手が“気をつけていなければ”表面的な思考まで読み取る事が出来る、“闇の魔術”。】

【尤も、本来の利用方法は記憶操作等で洗脳を行う、と言った下劣な目的であったりもする。】
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 01:12:18.23 ID:PPy2VfMfo
>>277

【――《蟹光線α》を放ち終え、小蟹は、さらに多くの蒸気を排出】
【しかも、すぐには動き出さない】
【常に蒸気を吐き出しているこのロボット――もしや「不安定」なのだろうか】

――蒸気の排出ばかりしていると思えば、光線後の硬直……
堅い甲羅で覆うのは結構ですが……オーバーヒートしやすいのですかねえ……?
……わたくしは、機械のことはよくわかりませんけども、ね――

【次の瞬間、櫻芽の放つ4つの「氷」が小蟹に迫った】
【小蟹は、ワンテンポ遅れての、ハサミによる迎撃に出る】
【――とはいえやはり遅い】

【まず、両眼を氷が抉り、砕き飛ばす】
【更に足をも氷が襲い、ちぎり飛ばす】
【足の関節部は脆弱だったようだ】
【ハサミを除く足は、3対6本】
【その内の1対2本がちぎれた形となった】

【迎撃に振るったハサミは、無様にも宙を切る】
【その上、足の一部と眼を失った小蟹は、バランスをやや崩し、ずしんと砂浜にへたり込んでしまった】

……恨むならわたくしに「指示」を出した人間と、「製作者」を恨んでくださいね――
今宵のわたくしは、その二人の意向に従っているまで……

【つまり、ウェル子達に接近するに当たって、当面の障害はない】
【よって櫻芽の接近は成功することになるが――】

ま……わたくしを恨むならそれもまたわたくしにとって「糧」となりますけども――

【飲み干したカップ片手に、相手を視線で射貫く】
【それは、無温度・無感動・無機質な視線――】

【また、依然としてウェル子を包む黒い閃光と、羽根】
【更には不動ながらも圧倒的威圧感の本体蟹】
【今は動かずともすぐに再起動する危険性のある小蟹】
【どこにどう矛先を向けるかが、勝負の分かれ目となるか】
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 01:13:27.01 ID:45+LjaUGo
>>280

【青年の怖気づかない、その姿勢。透き通るような水色の瞳が細められ、いいねぇ、と壮年の男は笑う。肉食獣のように】

【男の左目を覆い隠している黒い眼帯、そこに金糸で描かれているNo,XXX≠フ文字】
【ローマ文字のX(エックス)ではなく、ローマ数字のX(10)である。つまりはNo,30=z

こいつが、俺が「機関のナンバーズ」であることを示すもんだ。

【「ま、一応な」と付け加え、トントン、と眼帯を人差指で叩きつつ男は言った】

抜けてはねぇが、出てきちまったからなぁ。どうなってるやら。

【さほど興味も無さ気に言う】

勿論、機関員(おもちゃ)の人生もろくでもねぇよ。当然、その回りもな。

【くつくつと笑う。機関員のことをおもちゃ≠ニ言うのは男の癖か】
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 01:14:26.83 ID:GTDjtuHO0
>>281

どっちでも残念ね。前者はただ飛び去っていくだけだし、後者は遅すぎるもの。

【どこか、違和感を覚えるだろう】
【「そう感じられればいいな」と、願望が混じっているのが読み取れるかもしれない】

水の国ね……やっぱり直接の上司じゃないみたい。
というか、私がいる支部で上司に銃を向けたら多分死んじゃうわ。勿論私が。

【憶測交じりで言葉を返す。印象の力は結構強い】

……こちらこそ、上司の顔も知らないなんて……
末端とはいえ、私も向いて無いかもしれないわね、機関……

【顔を俯け、赤面する。流石に恥ずべき部分があったのだろう】
【演技臭く思える動作も、あるにはあるのだが】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 01:24:09.62 ID:lvFcIKQQ0
>>285

そ……それは中々シビアな支部ですね…何処かは存じませんが…
まぁ支部のやり方も、機関員としてのやり方も人それぞれという事ですね…フフフ

【自分だけ勝手に納得しだして頷き始める】
【相手の言葉に慌てたように手を振り】

いえいえそんな事はありませんよ!私なんて地味な支部長ですから…
ああっと申し遅れました…

私NO.71兼水の国支部長代理……レギン=ハーネットで御座います…
以後…お見知りおきを…フフ

【帽子を取って丁寧にお辞儀をしながらそう自己紹介】
【その後再び帽子を被り直して柔和な笑みを浮かべて】

ええと、貴女は今何かお困りの事はないですか?
私の権限や支部としての力に何かお願いしたい事は?

情報、行動、なんでもどうぞ……同僚を助けるのは当たり前ですから
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 01:27:48.10 ID:xjezs9v3o
>>282

…………分かった。

【男が言ったとおりに、身体から力を抜く】

【──「Type - C」のデータ】
【種族:人造人間/アンドロイド】
【状態:上腹部に刀によって出来たものと思われる傷跡、内臓までは達していない。
     右耳欠損、右目奥に"哲学者の卵"の気配、処置済みの古傷多数。
     内部まで首全体が水晶化。血管などは水晶で代用されており、生命活動には支障なし】
【思考:生存本能大、それ以外の感情は希薄。第三者の精神が存在、但し今は活動していない。】

【身長体重血液型などは略。補足しておくと、外見年齢は小学生ほどである】
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 01:29:24.96 ID:/vE415sho
>>284

嗚呼、なるほどな。そういう……

【説明を聞いて納得したように青年は頷き、そしてがっかりしたような表情を浮かべる】
【なんだ、金には換わりそうもないな。と】

今の機関でもオッサン一人抜けた程度では打撃は少ないだろうから、
無意味に一介のナンバーズを縛り付けておきはしないだろうさ

機関に抵抗する連中も居るようだが……所詮能力者数名程度の奴らに勝ち目は無い

――――……今は、だが

【今は。青年はそう付け加えた】
【だが彼にとっては未だ、世界を揺るがす大戦であっても興味を示すには値しないと感じることだろう】
【無論、其れよりも重視する目標があるためだ】

……おもちゃ、か
オッサンはそれで満足なのか?

【不意に話題を切り返し、青年は男に問い返した】
【興味の向くほうへ。青年はどうやら俗に言う、「話が飛ぶタイプ」の人間のようだ】
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 01:30:02.71 ID:Otv21hWSO
>>257

要は理由など単なる自己暗示のようなものだ、と。そういう事だね?
自分を信じられないから縋るものを欲する、客観的な視点から自分を正当化する。
そうしたいから≠ニいうだけの理由で自分を肯定できないものは、総じて弱いと。

……ならば、彼等は弱いなりに強かったんだろう。そして彼女は強すぎた。

【首を傾げてその様子を眺めつ、ぽつぽつと反芻して】
【相も変わらぬへらりとした笑みを浮かべ、更に返す】


何かが足りないのならば他から持って来れば良い、確かに理には適っている。
ただ、金の国の民衆は相次ぐ戦乱に巻き込まれ疲弊している。戦いに倦んでいる。
近付かないのではなく近付く事を選択できない。そんな彼等の感情は、全く蔑ろにされていた。
……然るに、足りなかったのは時間だと思うね。傷が癒えるまでの時間が。

走り追い付く気力も無いまま、あちこち引きずられて襤褸々々にされるよりは。
きっと、そう思ったんだろうさ。魅力的な考え方だけど、先を行き過ぎていた。

【自分のに従う事が正しいのならば、彼等もまた、と】
【同じく単純に、然れど真逆に。そんな感情論を宣って】

半ば置き去りにされかかれば、否定したくなるのも頷ける。痛いのは嫌さ、誰だって。
要は堪えられたか、そうでなかったかの違い。大義名分は後付けだ、って思うよ。

【王女に従わなかったものは、単に戦争が嫌だっただけだと締め括る】
//盛大に見逃しておりました……。
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 01:32:11.43 ID:V4AQzPIQ0
>>283

(……オーバーヒートさせきってしまうとすれば、氷を当て過ぎるのは良くないか。
 何より、小さいのにだけ気を配っていても、どうにもならない……)

………叩き付けられない怨恨は、抱くだけ余計な物が積もるのみ。
なら恨むぞ、ウェル子。私は、君を…!

【自らも好んで使う戦法故に、大量展開を旨とする敵の対処には心得が有るつもりだ】
【その帰結するところは、「雑魚一体に固執するより、総大将を視野に入れる」事】
【半自律=\――つまりは、上位の存在に依存する部分が少なからず有るだろう、蟹たちよりも】

…………珈琲ばかり飲む君の血は、さぞかし温かいのだろうな?

【冷たい印象を全面に押し出す少女への、皮肉めいた台詞を口にして】
【自らを覆う煙から、一気に四匹のコウモリを分離させ、更に氷の錐を一つ精製】
【「三体」を、頭上高くまで昇らせてから、ウェル子の上空めがけて飛翔させる】
【少し経ってから、彼らは次々とウェル子のすぐ近くまで急降下し、爆ぜて≠オまうだろう】
【その様子は、まるで急降下爆撃を仕掛けるかのよう―――】
【威力もこれまでと変わらず、要するに、当たりどころによっては、侮れないダメージとなる位は有る】

【そして錐の方は、大きな蟹の「眼」を貫かんと、はやての速度で射出される】
【子蟹と同様の機能を備えるか、もしくはセンサーが集約されていると踏んだに違いない】
【撃ち落すにしても―――蟹の注意は、この攻撃の方に向く事になるか】
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 01:37:28.52 ID:GTDjtuHO0
>>286

……夜の国支部所属。一応機関員になるのかしら。やっぱり。
星乃宮 霞。以後よろしくお願いするわ

【「夜の国支部」。情報管理の厳しいことで有名な、あの支部である】
【取ってつけたように、ぺこりと頭を下げて】
【……というか、所属は違うとはいえ上司になんて態度だろうか】

――というか、今更ながら幾ら代理とはいえ支部長って結構なポジションじゃないの。
つい話題の隙間に流しちゃったけど……。

【本当、今更である】

困ってること? そう、そうねえ……昨年の……何時だったかしら?
確か、私のいる支部から離反者が出たわよね? そいつの情報、あるかしら?
データベースにある分しか知らないのよね、私……
まあ、部署自体が違うから、水の方に情報が来てるとも思えないけど……

【一つの要求を付けてみる】
【それほど逼迫したものとも思えないものであるが、それでも、利用できる時に利用したいのだろう】
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 01:40:39.69 ID:JtbFCJHDO
>>273
/まだいます?
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 01:49:38.40 ID:lvFcIKQQ0
>>291

いえいえ、よく考えて下さいよ……
私と貴女の支部の支部長を比較してみて下さい……ね?答えはでるでしょう?

だから言ったんです…名ばかり管理職だと……

【人差し指を立てながらクイズするように言う】
【星乃宮の要求に対して困ったように唸りながら】

ううむ、その件ですか………

貴女の仰ったように貴女の所属する支部はかなりの情報規制がある…
もはや独立した一組織といってもいいほどだ……

まぁ調べてみましょうか……何か分かったらデータベースにでもご連絡します…
でも一番は…貴女の支部の支部長に聞いてみるのがいいんじゃないですか?ダメもとでも

【と、柔和な笑みを浮かべながらそう提案する】
【とは言ってもかなり実現するのは難しい試みだが】

294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 01:50:17.23 ID:45+LjaUGo
>>>288

【実際問題、この男は機関から放置プレイを食らっている最中である。機関の名と強さを誇示する体のいい街宣車として】
【戦闘技術においては高いレベルなのにも関らず、仕事にやる気の無い男の処遇を、機関は自由に泳がせることに決めたようだ】

機関に抵抗…?

【男は眉を顰め】

そんな奴らがいるのか…!

【そう呟いた。無知にも程があるが】
【その顔は歓喜。少しの狂気を孕んだ歓喜】
【あの機関に抵抗するということは、並大抵のことではない。だとすれば、その者たちは、十中八九、確実に、間違いなく強い=z
【肉体的に能力的に経済的に心理的に宗教的に個人的に科学的に非科学的に論理的に法的に人間的に非人間的に絶対的に、明確に鮮烈に強烈に猛烈に、強い】
【強敵との戦闘≠アそが人生最大の目標であるこの男にとっては、これほどまでに闘争欲を掻き立てられる存在があるだろうか】

フッ、フフッ、フハハハハ…!

【笑う。笑う。自らの幸福を称えるように】

良い事を聞いたぞ。小僧。

【水色の瞳に、ギン、と光を湛え、男は言った】

――俺は俺の幸福が満たされるのなら文句は無ぇよ。

【快楽主義者の姿がそこにはあった】
【幸福を感覚的な快楽と捉え、これを産出する行為を正しい・善いとみなす倫理学上の立場。快楽主義】
【この男にとっては自らの幸福こそが、良い行いであり、正義なのだ。そこに他人の都合は意味をなさない】
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 01:50:50.68 ID:Bo+Kftdco
>>287

直ぐに塞げそうな傷は良いとして──…嫌な予感は的中、か。

【暫く曖昧な表情を浮かべた後、腹部に向けて能力を発動。】
【彼の能力は“眠り”を司る程度の効果を持ち、身体を休眠状態にする事によって擬似的な自然回復を超高速で行う事が出来る。】
【但し、休眠状態にする事でその部位に暫く力が入りにくいといったデメリットを持っている為、戦闘には向いていない。】

──身体の内部を、ある程度探った。

古傷は少し手間を掛ければ治せるが──首はどうにもならない。多分、普通の医療魔術だろうが今の所無理だ。
完全な代替わりとなってるから生命活動に支障はねえが──…

……まあ、とやかく言う事じゃねえ、か

【──複雑そうな表情を見せている事から、この男が考えた事が推測出来るかもしれない。】
【ちなみに、身体が完全に結晶と化す事に関する危険。そんな所である。】
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 01:52:47.18 ID:PPy2VfMfo
>>290

――わたくしを恨んで下さいますか、それはそれは……

【「半自律」というウェル子の説明を聞き逃さず、ここで思い出すその判断力――】
【それは、「勝利」への光明を見出すに相応しいチカラ】

【ウェル子は、カップを、宙に放り投げ――】



…………『ありがとうございます』――――



【ウェル子の纏う黒い羽根が、吹き荒れる旋風の如く、荒々しく舞い上がっていく】
【そしてウェル子は、それに合わせて、天に右手を掲げて、】

……「お礼」に、わたくしも少々、貴方様と技を打ち合わせる事に致しましょう――

【黒い閃光と共に、1羽のカラスが、ウェル子の掲げた手の上に出現する】
【そのカラスが間髪入れずに上空に向けて翼をはためかせると、】


――《苦の代償》――


【巻き起こるは、黒き疾風】
【魔力を伴う多数の黒羽根が、疾風を形成し、上空の「コウモリ」へ襲いかかる】
【本来ならば敵に切り傷を刻むこの技だが、相手が能力の産物たる「コウモリ」ならば話は別】
【羽根のヴェールに接触すればコウモリは次々に爆ぜ、氷の刃を降らせることになり、降らせつつも疾風に阻まれる】


【一方、本体蟹】
【氷が発射されれば、一瞬、それに反応したかのように少しハサミや脚を動かすのだが……】
【なぜか、防御は行わず、結局、難なく眼が破壊されてしまった】
【――ガキンガキン――とハサミを開閉しているが、それに意味があるとも思えない】


【――戻って、ウェル子は、疾風で阻みきれなかった「残りの氷」を浴びることとなってしまっていた】
【顔を、腕を、身体を、脚を、刃が刻む】
【どれもが致命傷には至らずとも、その損害は小さくない】

【疾風が止む頃、ウェル子は、全身のあちこちから生温い血を流しつつ、ゆらりと、櫻芽を見据える――】
【彼女の出したカラスが、カーカーとうるさく喚いていた】


【…………ウィーン】  【ガシャン――!!】
【櫻芽後方、子蟹が立ち上がる】
【……が、やはり眼が要だったのだろうか】
【右往左往しながら、口よりぶくぶくと泡を吐き始め、まったく攻撃に移る気配がない】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 02:03:04.24 ID:xjezs9v3o
>>295

……ん…………。

【男の魔術を受けて、ほっと一息】
【怪しくはあったものの、この分なら問題ないと判断した模様】

…………これは、問題無い。
私の能力の結果が、これだから……。

【自分で自分の能力によるものだと、理解しているという事は】
【水晶化を解く事は、能力を発動した少女自身でも無理だという事】
【相変わらずの無表情であるが、少女は水晶化による危険を理解しているのだろうか】
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 02:04:49.68 ID:GTDjtuHO0
>>293

――……ええ、答えは自明みたいね。

【どういった答えを考えたのか――それは、答えない】
【腹に一物あるかのような笑みを浮かべる】

確かにお願いしたわ。尤も、期待は出来ないのかもしれないけれど……
あと、私が打てる手は……出来る限りで打ったわよ。

【――嘘を、吐いた】
【ただ、強ち嘘とも言い切れない部分がある】
【「支部長と話すのを恐れている」節があることまでは、流石に読めないだろうが】
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 02:05:22.15 ID:/vE415sho
>>294

【笑う男を尻目に、此方は無表情で】

相変わらず――――

この路地裏にはイカレとんちきしか現れないな。俺含め
なんというか……安心するな

【なんとも常識めいた常識外れを改めて呟いてみる】
【自分と比べて常識外れが居たなら、青年には「自分は相対的に常識寄りの人間だ」と思うことが出来た】
【その後、はぁ。と呆れたようにため息をつくも、その意味には多少の安堵も含まれる】

まぁいい。言っておくが今の俺は闘わないぞ

空きっ腹では、十分に闘える見込みはせいぜい0.3%といったところだからなァ

【付け加える】
【腹が空いているのに戦いなどに駆り出された日には、気が滅入って年は自分を保てなくなるかも】
【そんな他愛ないことを考えていた】
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 02:12:47.76 ID:lvFcIKQQ0
>>298

ふむ……打てる手はすでに打っておありだったか…これは大変そうだ…
まぁあまり期待せずにお待ちください……

機関の情報網ではなく他≠ 使ってみますかね……フフ

【顎に手を当てながらそうぽつりと呟いた】
【そして満足したように踵を返すと、帽子を抑えながら振り返り】

今日は貴女のような方に会えたのでこの辺で帰るとします

情報が入りましたらそちらに連絡をいれましょう……

それではまた………いずれ

【そう言うと闇に溶け込むように去っていった】

/ここらへんですかね…
/ありがとうございました!お疲れ様でした!!
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 02:18:35.59 ID:45+LjaUGo
>>299

――あぁ? イカレとんちき?

【男は辺りを見回す。そんな危ない奴がいるのか? という顔で(※お前だよお前)。馬鹿なのは仕様です】

【戦わない、という言葉を聞いた男は不思議そうな顔で】

なんだ、その刀は飾りか?

【と言い放った。挑発にも聞こえるが、挑発ではない】
【戦闘が日常であり、闘争が基本となっている男の頭には戦う{r戦う≠フ二択しかないのだ】
【どのような状況であれ、勝率が1%を切っていようと戦わなければ死ぬ。そんな世界に身を置いてきた者だからこその純粋な疑問である】

――ふぅ、

【と紫煙を吐き、随分と短くなった煙草を虚空へ指で弾く。路地裏へ、パンッ!という音が響き、煙草は火種ごと木っ端微塵に消し飛んだ】
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 02:19:04.80 ID:V4AQzPIQ0
>>296

【この技――“凍銛(こおもり)”の弱点は、「接触」してしまった時点で、無条件に散ってしまうこと】
【弾幕のような攻撃や、迂回が通用しない壁に対しては、限り無く脆い】
【ウェル子の巻き起こした漆黒の嵐は、その性質を実に良く把握した、賢い攻撃と言える】

………ここからでも、血が見える。
塩気が弱そうなのが難だがね、温もりを持っていることぐらいは、『感覚』でわかる。

…………少し、分けて貰えないか?
……―――礼節を示してくれるのなら、そう言う手段のほうが有り難いのだよ。

【鮮血の朱は本能をくすぐって、眼がチカチカするみたいな感覚を覚えた】
【不安定に傾き始めた情緒を、持ち前の淡々とした立ち居振る舞いで隠し通して】
【有意義な行動に出ない蟹二杯を尻眼に、櫻芽は更にウェル子に近寄ろうと、駆ける】
【最後に残されたコウモリ――今日の魔翌力状況では、本当に『最終』になりそうだ――を、ぴったりと従え】

………その代わり、私の穢れた血を与えよう。
…足掻かず、定めを受け入れるが良い――私の様に。

【走りながら櫻芽は、右手の分厚く鋭い爪で――左手の五指を、「裂いた」】
【元から堅くなっていた皮膚が易々と切り開かれて、爪を引き抜くと血飛沫が舞い踊る】
【それは、少女が纏う『冷気』を通り抜ける事で、傷口と繋がったまま、凍結】

―――……殺法・幽鬼祀(サッポウ・ユウキマツリ)=c、…だ。

【長く尾を引いて固まった血液氷は、非常に長大な『爪』の形を為し、櫻芽の能力で刃と化す】
【少女ひとりの身の丈ほどまで延長されたそれを、踏み込んで丁度ウェル子を掠める様に、袈裟切りに振り下ろすだろう】
【命中すれば、浅くでは有るが、胴を一気に五回も、平行に切り裂かれる事となる】
【自らも少なからずダメージを受けるだけあって―――なかなか、怖ろしい攻撃だ】
【付け加えれば、吸血鬼の血を体内に取り込むことは、どう考えても良い結果をもたらすとは思えない】

【とは言え、接近するまでに攻撃を撃ち込めれば、その後の結果にも変化は生じる】
【――こんな大技、恐らくは「最後の一撃」と想定されて、放たれている筈。】
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 02:21:01.63 ID:GTDjtuHO0
>>300

……「他」? ……まあ、情報が入るならそれに越したことはないわ

【情報の出所が不明瞭となれば、それは当然気になる】
【だが、この際追求するのは、やめることにした】
【今度会った時にでも、聞けばいいだろう】

……ええ、私も、なんと言うたなぼたでしょう。
いや、こういう例えは失礼ですね……

【取ってつけたように頭を下げる】

また会いましょう。まあ、戦場で肩を並べるやも知れませんし。
……立場が違いすぎますね、はい。

【去り際の言葉は、流石に届かなかっただろう】

(――……さあ、これで、一応の情報網は手に入ったわね)
(吉と出るか、凶と出るかわからないけど……吉で出て欲しいわね)

【そして彼女もまた、路地裏の喧騒と静寂の中に紛れ込んでいった】

/お疲れ様でしたー!
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 02:21:38.05 ID:Bo+Kftdco
>>297

何も言わねえ、と言うより言えねえよ。
これである程度動けるが──軽い造血程度だから、馬鹿な事すりゃブッ倒れる。安静。
“暇潰し”は終わったし───疲れたから帰るわ。

【後ろに数歩下がると、用はもう無いとばかりにそそくさと歩いていく。】

【──途中で、ふと立ち止まると】

…ただ生きてるってだけが、人間じゃねえよ。
自分の意志に従って何かやってこそ──人間じゃねえかと思う……

…お前の事を知らないが、知らないからこそ言わせて貰った。

“聞き流せ”。命令だ。

【そんな事を口にして、返答を聞こうともせず一方的に立ち去った。】
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 02:29:32.10 ID:xjezs9v3o
>>304

(……じゃあ私は、人間じゃないから…………。
 …………ただ生きてるだけで、いいの?)

【"人造人間"である少女は】
【男の言葉の意味を、間違った方向に受け止めてしまう】

……───ありが、とう。
でも、目的なら…………ある。

【恐らく男の耳には届かないだろうが、ボソリと呟く】
【そして男が去っていったのを見届けると、少女も歩き去って行った】

/乙でしたー
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 02:35:55.06 ID:/vE415sho
>>301

あっ、コラ

【吐き出された紫煙をまた青年は右手でパタパタと扇ぐ】
【余程苦手なのか、嫌いなのか、イライラするのか】

んんんー、まぁ飾りというのはあながち間違いでは無い、
俺からすれば戦いたくないときのコレは只の目に付く厄介なお荷物にしかならないからな

そのせいで今日も買い物に行ったときに嫌な目で見られたし

【随分ラフな日常を過ごす青年】
【そんな青年でも、この血生臭く悪意に満たされた路地に足を踏み入れているのだから、腕に多少の覚えはあるのだろうか】
【当の本人は少し思案した様子を見せて】



まぁ、オッサンが飯に連れてってくれれば飾りじゃなくなるかもしれないな

【……たかりだしたぞ!】
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 02:42:53.67 ID:PPy2VfMfo
>>302

――やれやれ……試作機とはいえ……あまりに難がありますねえ……
眼を失えば方向定まらず……わたくしが魔力を途絶えさせればろくに働かず……
「素直」で「荒削り」で「不安定」――もはや倒してくれと申しているようなもの……

【ウェル子の流す血が、宙で踊る】
【つむじ風と共に、黒い羽根と、赤い血液が、ウェル子の周囲を狂い舞う】

兵器とは、もっと禍々しく、残酷で、凶悪であるべきなのです……
……そう、この「世界」のように、ね――

【おもむろに、ウェル子は、右手を前に出すと、その甲にカラスが止まり翼をはばたかせ――】


―― 《 魔 の 代 償 》 ――


【カラスを中心に、強く、黒く、閃光が瞬いた】
【――と思った刹那であった】

【閃光の中から、再び黒い疾風が、櫻芽めがけて放たれた】
【しかもそれは、先の「広範囲型」とは異なり、「螺旋」を成した「一点集中型」】
【言うなれば「ドリル」のような黒羽根の疾風が、櫻芽に真正面から向かう――】

……無駄に体力を使わず負けにしておく――というのも考えましたが――やめました
――あまりわたくしの実力を軽く見られると……ええ、不都合ですから

【こちらもこちらで、見るからに最後の一撃、だろう】
【当たれば相手が吹っ飛ぶ】【外せばこちらが斬られる】

【――ただ、それだけの話】


【だが……嗚呼、だが、偶然か、必然か、何かしらの意図があってか――】


【《魔の代償》は、櫻芽の腹部ど真ん中……から少しずれた位置――】
【――横にずれた位置に向かって放たれていた】


【――「ウェル子が斬られる」、という結果は……変わらなかったのだ】


………………………………


【赤い五本の線が、ウェル子の胴に描かれた――】
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 02:45:41.95 ID:45+LjaUGo
>>306

【青年の言動など気にも留めずに、男は流れるような手つきで新たな煙草を咥えると、火を付けた】
【デザイン性は皆無、頑丈さだけを追求したような無骨でシンプルなZIPPOライターが、キン!という独特の音を路地裏に響かせる】
【ヘビースモーカーなのだろう】

出し入れは出来ないのか

【男は聞く。出し入れ≠ニは何なのだろう】

抜き身じゃ当たり前だろう。馬鹿だな

【こんな馬鹿に「馬鹿」と言われる青年が可哀想】

飯か…

【煙草を咥えつつ、懐をごそごそ】
【出てきたのは紙幣。一食どころか、そこそこのホテルで一泊できそうな金額である】
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 03:00:04.95 ID:/vE415sho
>>308

【またまた手をパタパタ】

……――――。

【イライラと】
【鬱憤を溜め込み、表情が歪んで青年の鋭い眼は睨む。ひたすら無表情というわけでもないらしい】

鞘が無いんだ……仕方ないだろう

【それでもキチンと説明して返す辺り、律儀というか健気というか】
【兎に角、忍耐深い性格であるのは確かなようだ】

お、金持ちだな
連れてってくれるのかい?

【金を見るなり表情は一変】
【その様相はまさに、「現金な奴」といったところか】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 03:07:30.01 ID:V4AQzPIQ0
>>307

【見る者によれば「赤一色の虹のよう」ともされる、幽鬼祀の一閃】
【凍て付いた切っ先は、鮮やかなまでの傷をウェル子に刻み込んだ――のだろう】
【然し、その術の操り主は、既に格闘戦の範囲には存在しない】


……………、ごぶっ……!

【脇腹の側に、何らかの意思によって逸れたからと言って、威力は少しも削がれていない「魔の代償」】
【荒れ狂う風のドリルは、攻撃直後の櫻芽の左わき腹を残酷なまでに強く叩きのめした】
【数メートルも吹っ飛ばされた彼女は、しばし転げてから、まず中腰で立ち上がる】
【全身に砂がべったりと張り付き、水の浸みた衣服は、皆が想像する以上に重い】

(………まさか、風に此処までの重さを感じるとは、な……。)
(あんなもの、肩で切って進むものかと、思っていたぞ………………。)

【まだ、その場から動けない。能力の応用で、折れ曲がった「爪」に付着したウェル子の血を】
【既に氷結したそれだけを、ぺりりと剥がす様に空中に浮かべると、「爪」を元の血に戻し、傷口だけを凍らせ】
【自分のものでない血塊を左手で掴み取り、飴玉の如く口の中に放り込んだ】

【内臓にダメージを受けたかも知れない、自分では判断しきれないけど、兎に角力が入らない】
【千切れたワンピースの生地から覗く肌は、真っ赤っかに濡れている】

何故、狙いをぶらした?
まさか、あの距離で外すほど下手では無いだろうに……。

【血を摂取したことで、ほんの少し気分が楽になり、精神も急激に落ち着いていく】
【だが、まだ動かない――その準備は少しずつ整えつつも、真っ先に口をついて出るのは疑問】
【彼女にとっては余り無い、「ぽかんとした」平淡さを持つ声が、ウェル子に届く――】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 03:10:34.46 ID:45+LjaUGo
>>309

鞘? あぁ、そういうものもあるが、こう、な…

【男が、虚空へと右手を翳す】

顕現しろ、海王之矛(トリアイナ)

【瞬間、光の粒子のようなものが渦巻く。それを男は握り、引き抜くような動作でソレ≠手中に収めた】
【黒のミリタリーコートを翻し、一瞬で男が出したのは、まるで神話に出てくるような黄金の三叉矛=z
【全長は2mほどか。暗闇に閉ざされている裏路地でも尚、その矛は気高き姫君のように、自身が光り輝き存在を周囲に知らしめている】

…かまわねぇぜ、代償は俺との戦闘だがな

【ぞんざいに黄金の三叉矛を担ぎ、高すぎる代償をチラつかせる】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 03:20:32.50 ID:PPy2VfMfo
>>310

【ズガンッ――!!】
【櫻芽の後方より、凄まじい衝撃があったと思しき音が轟く】

…………申したでしょう……「実力」を軽く見られては困る……と――――

【疾風は……「小蟹」にクリティカルヒットしていた】
【櫻芽の攻撃で弱った装甲に、貫通力抜群の一撃を食らい、小蟹はたまらず機能停止】
【機体のあちこちから蒸気だけではなく電光をも漏らし――】

……ッ…………、痛い……ですねえ……

【――ついには、爆発した】
【微塵も小蟹の痕跡を残さぬ爆発】
【あの小蟹がこの世に存在した、という事実は、今、消滅した】

……「血」――……、そんなものは……いくらでもくれて差し上げますよ……

【ふらふらと、ウェル子は、とうとう地に膝をつく】
【彼女の服は、もはや赤い部分の方が多いくらいだ】

わたくしは……目的のためなら……手段を選ばぬ人間……
――立つ鳥……跡を濁さず――……
「実験」の痕跡は……塵すら残すな……とのお達し……でしたから……ね……

【彼女の実力……それは、戦闘での強さでも、魔力の強大さでも、能力の恐ろしさでもない】
【ひとえに、自身すら冷酷に代償として「目的」に捧げる、その「狂気」に尽きる、ということだ】

……吸血鬼の血……さて、何かわたくしの身体に不都合が……あるのでしょうか、ね……
ふふ……まあ……「恨まれる」ことによって得られる「糧」とは……総じて血生臭いものです……

【ついには耐えきられなくなって、浜にうつぶせで倒れ込んでしまい、】

ところで……「本体」の蟹は……なぜ一切の戦闘を行わなかったのでしょうか……
――――答えは………………

【バチバチバチバチ――】
【見れば、大蟹が地面に両のハサミを接触させ、】
【その上で、ハサミとハサミの間に、雷のような光が幾筋も走っている】

……「本体はあくまで戦闘以外の用途に使うロボット」だから、です、よ――

【何をしでかす気か】
【しかし「戦闘用ではない」との言から、攻撃では無いのは分かるはずだ】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 03:23:09.73 ID:/vE415sho
>>311

ホ。便利だな……!

が、眩しいぞ

【取り出された黄金の三叉矛を横目にワザとらしく驚いてみせる】
【いや、鞘を持たない青年からすれば少しは本音が入っていたのかも】

【しかし男の要求を聞くと】

おい、逆だろ、おい

【とツッコミを入れつつ、憤りをむき出しにして睨みつける】
【空き腹だから戦わないのに空き腹のために戦えとは、なんという矛盾だろう】

……嗚呼、言っても分からないか

なら、そうだな……直ぐ済ませようか。ハァ……

【でも結局諦めたようで】
【ため息混じりに立ち上がり、青年は地面に突き立てられていた刀を右手で引っこ抜いた】

【それは途方も無いほどに仕方なく】
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 03:29:43.31 ID:45+LjaUGo
>>313

悪ィな。ウチのお姫様はえらく目立ちたがり屋なモンでな。

【男の肩にぞんざいに担がれた黄金の三叉矛は何処と無く、怒っているようにも見えた】

お、やる気になったか。

【にぃ、と笑う。覗く犬歯が肉食獣のようだ】

先払いだ。

【そう言って、気にする様子も無く手にしていた数枚の紙幣、全てを青年に放った】
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 03:44:03.82 ID:V4AQzPIQ0
>>312

……ふふっ。

………自ら定めた「サダメ」を、最大限に全う≠キる姿勢――良い、じゃないか……ッ。

【櫻芽は、今にも外れそうなほど位置がずれ、フレームも曲がった『伊達』を指で押し上げ】
【ウェル子の言葉を聞き届け、小蟹の完膚なきまでの消滅を視界に収め――哂った】
【彼女にとり、ウェル子の姿勢は、敵ながら『共感』できるものだったのだ】
【服からしみ出た塩水が傷口に更なる痛みを加えると言うのに、唇は今も柔らかに歪んでいる】

見る限りでは、君はなかなかどうして褒められた女だ……ッ。
…きっと、私の血の所為で無性に生肉にかぶりつきたい気分になったとしても、手際良く抑えるだろう…。

……――つまり、そんな「些細な変化」は、屁とも思わないんじゃないかな、きっと…。
…少しだけ、残念ではあるがな……。

【ウェル子の「魔翌力」や体質との反応にもよるけども、吸血鬼の血を早く吸い出さなければ】
【完全な変化は永遠に有り得ないだろうが、血肉を啜る事への欲求や、不自然な狂気の芽が出るかも知れない】
【――――櫻芽は、この戦闘の内容から、ウェル子には容易に御せるものと踏んでいる様だが】

……ああ、車代わりに………使っていたな。
別の仕掛けがあった所で、今やどうでも良い、けど…………。

【彼女の信条に忠実に行動するのであれば、戦闘はもう少し続く筈だが】
【「魔の代償」の影響の強さと、魔翌力の回復が追いつかないことを理由として、その通りにはならない】
【立ち上がろうとはしてみたが、「闘争」が成立する様な動きは、もう出来ないのだ】
【羽を畳んできりもみ回転しながら、最後のコウモリは浜に身を横たえ、終に海と一つになってしまった】
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 03:44:32.69 ID:/vE415sho
>>314

お。

気前だけは良いんだな……!

【青年は空いた左手で紙幣のその全てをキャッチし、ローブの内側へと仕舞い込む】
【投げられた紙切れをキャッチする程度の動体視力はあるようだが、仕舞い方は雑だった】

じゃ、行くぞ

これ以上腹が減らない程度にな

【左足から一歩踏み込み】
【青年はまず先手を取ろうとする】
【最初は緩やかに、右手の刀を左側へ巻き込むように構えて】
【更に一歩、今度は強烈に右足を地面へ叩きつけ】
【同時に構えていた刀に上半身の遠心力を乗せて、鋭く左から右へと大きく斬り払う!】

【狙いは男の胸部辺りだろうか】
【おおよそ地面と水平に振りぬかれた一閃は、刀身そのものより一回り大きい斬撃を放つ】
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 03:57:20.58 ID:PPy2VfMfo
>>315

【蟹の放つ雷光が止めば、その跡に「黒い水たまり」らしきものが出現】
【同時に、ウェル子が使役していたカラスが、ウェル子の帽子の上に止まった】

……撤退のために……ここまで魔力を……消費してしまうとは……思いませんでしたが――

【見た目には分かりにくいが、それは「転移装置」】
【中に入れば、決められた場所にワープするブツだ】
【ウェル子、実はこの装置を起動させるために、結構な魔力を持って行かれていたらしい】

…………ああ…………そう言えば、総帥様のために……一応「宣伝」しておいてあげましょうか――
わたくし……≪R.I.P.≫というテロ組織の所属でもありましてね……
そろそろ≪R.I.P.≫による世界への戦いも佳境……
ふふ……わたくしの力添えにより……世界の天秤は揺らぎ……最後には絶望に陥るのです……

【蟹が、その大きなハサミにウェル子を挟み込む】
【潰してしまわないチカラ加減で、彼女を持ち上げて、】

今回は……戦闘においては……わたくしの「負け」……と認めておきましょうか……
カラスはコウモリに負け、逆に餌にされてしまいました……と、ね――

【――と言う割りに、悔しそうには見えない】
【その理由は、至ってシンプル】

それに……試運転によるデータ収集自体は……完遂……と言えるでしょう……

【……というわけだ】
【とはいえ、櫻芽からすれば負け惜しみに聞こえてもおかしくない】

櫻芽お嬢様……でしたか――
……「どうでもいい」人間の名とお顔はすぐに忘れてしまうわたくしですが……
うっかり血を与えられてしまった結果……ええ、貴方様のことは……――

【そして蟹がガシャコン――と、もう一方のハサミを、再び地面に突き刺せば――】


…………『さようなら』――――


【水たまりが、一気に拡大】
【蟹と、カラスと、そしてウェル子を飲み込んでいき……】


神を倒すには……まず狂気を身にせよ……

フッ……吸血鬼のお嬢様……貴方様のことは……「覚えましたよ」――


      【――「カー」――】


【トプン――と、最後は静かに、彼女は水たまりの中へ消え去っていった――】


/わー、お疲れ様です! 遅くまでお付き合いただき、ありがとうございました!
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 04:00:32.02 ID:45+LjaUGo
>>316

あぁ、気にするな。

【所詮は汚れた金だ、と男は心で言う。機関時代に仕事で手にした金】
【男が直接、手を出した訳ではないが間違いなく、ろくでもない手口で手にした金】
【そう、ろくでもない。自分の人生のように】

【心で自嘲気味に笑う】
【瞬時に頭を切り替える】

【機関に抵抗する、強い連中。あぁ、楽しみだ。その前菜(オードブル)にはなるだろうか。この戦いは】
【青年は金を掴んで逃げることが出来たにも関らず、攻撃を仕掛けてきた】
【逃げ出す腑抜けかどうかを確かめたつもりだったが、どうやら当たり≠フようだ】

【男は黄金の三叉矛の柄を地面に打ち付け、目を閉じた】
【その間、1秒弱。男は三叉矛を頭上で回す】

【真っ先にやるべきことは一つ】

【そこで青年の刀が振られる。間合いは広い。何をするのか】
【と思えば、そこから放たれる斬撃】

【男はその一撃をかわす為、青年の方向、上方へ跳んだ。三叉矛を構えて】

さぁ、いくぜ、海王之矛(トリアイナ)!砕け散るなよ!小僧!

【一撃で終了してしまっては勿体無い、が、手を抜くのはもっと勿体無い】
【不吉な言葉と共に、男は青年へと飛び掛る】
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 04:14:34.68 ID:/vE415sho
>>318

避けるか……流石にナンバーズだな……!

しかし良く跳ぶ……

【青年は意識を切り替える】
【平和は此処で終わり、今からは俺は命を掛けた戦いに巻き込まれたぞ。と】
【やはり青年は律儀にも戦うらしい】
【そもそも金を受け取ったからには、飯分ぐらいは付き合う心算だったのだ】

これは……

(大方上空から、振り下ろしてくるだろうが……俺に受け止められるほどの力はあるか?)

(……空腹だぞ……?)

――――……無理だな

【青年は自身の力では上空からの急襲に耐えられないだろうと仮定し】
【すぐさま右手の刀を右肩へ担ぎ、飛び掛る男の落下地点から離れようと眼を離さずに数歩後退する】
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 04:29:28.15 ID:45+LjaUGo
>>319

【青年の後退を見て、男はニィと口元を吊り上げた】

避けるか、懸命な判断だ。だが、間違いだ。

【『海王之矛(トリアイナ)』は大地と海の能力武器】
【今、黄金の三叉矛が纏っているのは、大地を震撼させる地震の覇気。触れれば、ただでは済まない】
【その攻撃を受け止めるのは強力な防護がある場合を除き、自殺行為に近い。触れるものを粉砕する、その攻撃は受け止めてはならない】

【だが、男が壊したかったものは、青年ではない】

そこから退いてほしかったんだ、俺は。

【黄金の三叉矛の柄を地面に打ち付け、目を閉じた瞬間、男は捜していた。水の在り処を】
【周辺に存在する水を。そして、地震の能力を使い、一撃で、その水を取り出せるポイントを】

【飛び上がった男は、青年が先ほどまでいた地面へと飛び降りつつ、黄金の三叉矛を地面に突き立てる】
【ドン!と地面が砕け、そこから地盤の弱い場所を選んで地震のエネルギーが炸裂する。地面に一筋の亀裂が走る】
【その亀裂は路地裏を形成していた右側の建物へと走り壁の中に埋まっていた水道管≠直撃した】

【ボン!と水道管が爆ぜる。放水のように壁から水が噴き出ている】

さぁ、始めようか。

【武台は整った、と男は黄金の三叉矛を構え直す】
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 04:45:16.52 ID:/vE415sho
>>320

馬鹿な……!

【青年は衝撃を足の裏で受け取り、その威力を肌で感じる】
【ここまで大きな威力を引き出す一撃なのだ、受けていればひとたまりも無かっただろう】
【迷うまでも無く、避けるべきだったと青年は後悔して】

【瞬く間に認識を再構築する】

とんだ馬鹿力だ……
相性は最悪といったどころか、酷いな

【手数や相手の意表をつく強襲を主とする青年にとって、隙を補い余りある一撃】
【それは即座に戦闘スタイルの変更を決断させた】

――――……。

あと少しだけは、な!

【そして一瞬の間を置き】
【青年は矛を構え直した男に向かって愚直にも駆け出した】
【先までを踏まえれば数歩で斬撃が届いていたであろうその間合いで、青年は男の矛の間合いより近づこうと考えたのだ】
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 04:54:18.95 ID:mROk6pQEo
ts
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 04:59:22.52 ID:45+LjaUGo
>>321

猪突猛進、嫌いじゃないぜ。

【男が笑う。青年を馬鹿にしたというよりは、その勇気と無謀さを称えるように】

さぁ、踊れ!海王之矛(トリアイナ)!

【男が覇気と共に発した言葉を皮切りに、それまで噴出していただけの水が踊る】
【『海王之矛(トリアイナ)』の本領は、水の支配】

避けてみせろ

【コン!と男が黄金の三叉矛の柄を地面に打ち付ける】
【噴出し、足元へと流れ溜まっていた水が、意思を持ち、無数の鋭い槍となって上へと踊る】
【まるで剣山。狙いはバラバラだが、この数では全てに対処するのは厳しいか】
【噴出していた水が、黄金の三叉矛へと集約していく。男が黄金の三叉矛を振り被る】

いくぜ、三叉水流(トリアイナ)…!

【迎撃翌用意は完璧。追撃翌用意も準備完了】
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 05:21:26.62 ID:/vE415sho
>>321

水の操作……!
なるほど只の馬鹿力ではない、か

なら、

【青年は存外に分厚く黒焦げたローブを左手で素早く脱いで水の剣山に敷き】
【其れを足場として跳躍、低空を滑空するように男へ突撃し】


玉砕覚悟で潰してやるッ!!

【左足による跳び蹴りを男の腹部へ放つ】
【その蹴りが何かと接触したなら、空中であっても右肩の刀を男に向かって斬り込むだろう】

【一段目を止められることを想定しているため、蹴りの威力は高くないが】

【余談であるがローブの下は着崩された魔術協会の制服】
【これでも同協会の生徒として青年は登録されていた】
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 05:41:02.49 ID:45+LjaUGo
>>324

お!

【水を纏った黄金の三叉矛を振り被っていた男が感嘆の声を上げた】
【ローブを使って尚、突撃とは、面白い。これだから、戦いは止められない】

【口元を弓のように吊り上げた。その形は三日月】

【男は突撃してくる青年に向かって黄金の三叉矛を振り下ろす】

押し切れ!三叉水流(トリアイナ)!

【右上から左下へと斜めに振り下ろされた黄金の三叉矛からは、爆ぜた水道管から無限に供給され続ける水が三本の水刃・水流となって放たれた】
【黄金の三叉矛を振り下ろしつつ、男はその勢いに任せて黒のミリタリーコートを翻し、回転】
【万が一にも三叉水流(トリアイナ)が押し負けることを想定し、さらなる迎撃をする為だ】

【水王之盾(トリアイナ)による防御もあったが、三叉水流(トリアイナ)として放った今では、水が足りない】

【三叉水流(トリアイナ)は主力砲ではあるが、相手が突撃したことから水系の能力に何らかの対処法があることを想定したのだ】
【男は左足を軸にして回る。首を回して、放たれた三叉水流(トリアイナ)の尻尾を掴む。黄金の三叉矛を逆手に持ち、迫り来るかもしれない斬撃に備える】
【視線を左へ。建物の破壊された壁からは三叉水流(トリアイナ)と放った後、意志を失った水が噴出している。さらに左へ。そこに青年の姿はあるのか】
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 06:02:07.01 ID:/vE415sho
>>325

水を刺すような真似を……!

【跳び蹴りが振り下ろされる黄金の三叉矛の迎撃に触れる瞬間】
【青年は発射される三筋の水流を視る】
【そして青年は確実に人間のモノではない反応を見せた】

【まず左足の蹴りを緩め、三本の水刃の一つにその足の裏を「貫かせる」】

【そしてある程度勢いを失うであろう水流を、斬りつける予定の刀の腹で「受ける」】

【そのまま勢いに乗って押し返されながら他の水流2本を避け】
【男が青年を視認するころには、青年がローブの土台の上に着地する瞬間が視られるだろう】
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 06:12:59.39 ID:45+LjaUGo
>>326

【回転する男が見たそれは予想を遥かに上回っていた】

人間か? お前…。

【くつくつと笑う】
【青年に当たらなかった三叉水流(トリアイナ)の残りが青年の後方の建物を切り裂き、蹂躙する】

【崩れ落ちる建物の外壁を尻目に、男は黄金の三叉矛を低く構えた】
【この男が最も好きな接近戦の構え】

【ニヤリと笑うと、トン、と足を鳴らす】

【ローブの下の水溜りが再度、躍動。先ほどとは比べ物にならないほど大きく、2mもの水の槍が数本、青年を貫こうと迫り出す】
【当然、不意打ちとはいえ、こんなもので仕留められるとは思ってはいない】

【休む暇など与えない。今度は男が青年に突撃】
【低く構えられた、その形は攻撃・防御、どちらにも対応できるものか】
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 06:28:48.65 ID:/vE415sho
>>327

人間様を見縊るなよ、人間様を

【という青年は人間離れしているのだろうか】
【未だ、それは男にとって決めかねることになるだろうが】

刺し違えれば、

【そうこうしているうちに、足元から水の槍が迫る】
【尤も先と同じ速度で反応していれば、青年は其れを回避し剣戟を男に向かわせられただろう】


【していれば】



――――……ッ!

【しかし、其れは適わなかった】
【思考が――――混ざり、音を立てて切れるような感覚】

【青年の「時間切れ」】

【当たる筈の無い、その槍は】
【貫かれる筈の無い、青年の胸部の中心を見事に貫いていた】
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 06:40:47.83 ID:45+LjaUGo
>>328

【口元に笑みを浮かべたまま、青年へと突撃する男】

【青年は体勢を低くして水槍を避けるだろう。そこに水槍ごと薙ぎ払う一撃を決める】
【屈んだ青年は突き上げを決めてくる。薙ぎ払った矛を左手から回して右手に持ち替え青年の刀を弾き、身体が開いた瞬間、その胸を打つ】

【男の頭が考えるまでも無く導き出した、この簡単な戦闘予想。勿論、これは可能性の一つ】
【これと似た戦闘予想を男は瞬時に15パターン構築していた。青年がどう動き、それに自分がどう合わせ、どう上回るかを】

【そして、その全ては裏切られることになる】

【目の前で何が起きたのかは、よく分からなかった。男の足が止まる】

――…、

【足が縺れたのか、滑ったのか、何かが違うようだが青年の動きが急に止まり、そのまま水槍の餌食となった】
【水槍が、その形を消失させる。パシャン、と崩れ落ちる水槍と、共に崩れ落ちるであろう青年を、男は呆けた顔で眺めている】
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 06:53:11.60 ID:/vE415sho
>>329

【混沌とした思考、反し、繋げて、表す】
【数秒後、青年の意識は青年へと返る】


あ、デジャヴ。

【当の青年は崩れ落ちることは無く、口をついて出るのは只の感想】
【殺気は消え、戦闘によって張り詰めていた空間は音を立てて瓦解するだろう】

【探るように自らの胸部に触れ、開いた穴の淵をなぞる】
【左手にはベッタリと血が付くが、気持ちが悪くなるのは更に数秒後】

【青年には思い当たる節は幾つもある】
【持病だろうか?ともあれ、】


……俺は……また負けたんだな、ガッカリだ

【青年が崩れ落ちることは無かったが、呆然と立ち尽くすのみで】
【戦意が感じられる素振りは最早一切無い】
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 07:10:38.46 ID:45+LjaUGo
>>330

――…、あ…?

【相変わらず轟々と止め処なく噴出し続ける壊れた水道管から漏れる水音を聞きながら男は呆けた声を出した】
【目の前には胸部に直径3〜4cmの穴が開いた青年。確かめるまでもなく、致命傷。即死していてもおかしくはない】
【なのに当たり前のように喋っている。立っている】

【数秒の後、男は盛大にため息をついた】

小僧、お前…、死に損ない(アン・デッド)か? それとも、不死身(ノスフェラトゥ)か? まさか不死者(ネクロマンシア)じゃねぇよな?

【青年の身体を理解したのか、それとも別の何かなのかは分からないまま、男は質問をした】
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 07:25:53.49 ID:/vE415sho
>>331

さぁ?

【例に出されるその全ては青年にとっては聞き馴染みの無い単語ばかり】

俺は人間だぜ?死体だけどな

一番近いのは死に損ない、かなぁ……

【結局、青年は自らを人間だと言い切った】
【未だにぼんやりとした思考を抱え、胸部の穴は確かに服ごと貫かれて向こう側が見えるようだが】
【痛みを感じている様子は無いが……しかし血は止め処なく滴り、水溜りに混じって】

【青年は不意に右手の携えられた刀を地面に突き刺して、自分の制服のポケットを弄る】
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 07:37:06.23 ID:45+LjaUGo
>>332

生きる死体ってとこか…

【生きているのなら死体じゃない、とも思われがちだが、そこが『死に損ない(アン・デッド)』が『死に損ない(アン・デッド)』たる所以である】
【生きてはいるが死体なのだ。成長も活性もせず、ただ朽ちてゆく死ににくい生体でもある。これが活性する死なない生体であれば『不死身(ノスフェラトゥ)』】
【生き死にという概念すら超越し、生きてもいなければ死んでもいない状態になれば『不死者(ネクロマンシア)』である】

人間、ね。

【男は、どこか神妙な顔で、三叉矛片手に煙草を取り出した。どうやらこちらも戦意は殺がれた様だ】
【ポケットを弄る青年を眺めている】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 10:33:12.86 ID:V4AQzPIQ0
>>317

【ワープ式の逃走としては予備動作が大きく見えるのに 邪魔ができない】
【しかし、櫻芽にはそれについて悔しそうに思う素振りがまったく見受けられず】
【ただ、「なるべくしてこうなった」――そう、ある意味爽やかに受け止めている風だった】

………『狂気』など、私の血から吸い出さなくとも、十分に持っているのだろうに。
組織≠フ形と力を借りようとするあたりは、まだ人間と言う事か…。

そして、「覚えました」、とね……。
……強要しないと言ったが、君が勝手に記憶する事を止めもしない、いや出来ない。
きっと私も忘れんよ。「ウェル子」だなんて珍妙な名前は―――

【独り言として、そこまで呟いた所でウェル子の姿は――すっかり、消え去ってしまう】
【それから少しして、傷口を凍らせると言う、人間は絶対真似しちゃいけない方法で、脇腹を止血】
【静寂の浜辺で、櫻芽はうっそりと起立し】


………血を注いでおきながら馬鹿馬鹿しいが……君には、『君』で有り続けて欲しいものだ。


【波打ち際を離れ、履き物を拾いに行きながら、そんな事を呟いたとき】
【『伊達』のフレームが、月明に妖しく冴えた―――】

/遅ればせながら、最後のレスです。
/お疲れさまでした、たっぷり楽しませてもらったんですのよ!
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 11:56:02.12 ID:/vE415sho
>>333

お、あったあった

【ポケットから包帯の一巻きを見つけた青年は其れを取り出し、制服の内側へと手を伸ばして下着の上から胸に巻きつけていく】
【ぐるぐる巻きに、一周、二周、三周……結局、包帯の束の半分ほどを使って胸部の穴を隠す】
【いわゆるさらし状態、だが、ろくに止血をしていないためか、分厚く巻かれた布の上からでも血が滲む】

そう、人間。オッサンと一緒

【勝手に男を人間と仮定しての発言だが、青年は疑問を持つまでも無くそういう判断をした】
【人間らしければ大抵人間、違うなら相手に訂正させれば良いだろう、と】


……煙草は嫌いだ
が、控えるつもりも無いだろうし、勝手にすればいいが……

煙草は嫌いだ

【と、呟き、訝しげに煙草を取り出す男を睨み】
【包帯を巻き終えた青年は、足元に落ちているびちゃびちゃに濡れた黒焦げローブを拾って絞る】
【所々に穴が開いているようだが……青年はそのローブをバサバサと振り回して水気を切って】
【ある程度乾いたなら、そのままそのローブを羽織り直した】
【普通の人間なら着る気にもならないだろうそれを、ご丁寧にフードまで被り直して】

/ごめんなさい!諸事情で少し席を離れていました……
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 16:24:15.46 ID:JtbFCJHDO
【路地裏】

【にび色のローブを羽織った若い女性が、男性と相対していた。】
【緊迫した空気が辺りにはひしめいている。それだけで、】
【この二人は戦っていることが分かる。男の表情はまさにそれ、】
【獰猛な獅子のように、女性を睨みつける。】

「…おろかですね」

【そんなさっきを受けても、女性は全く動じていなかった。】
【深い海を思わせる蒼い瞳は、残忍に光っていた。】

はあ…はあ…あんたなにもんだ…なんで…

「名乗るほどのものではありませんよ。それに、仕掛けたのはそちらでしょう?」

【男は荒い息をあげた。外傷はない。しかし、】
【その心はボロボロだった。彼は今圧倒的な恐怖を感じている。】

く、くそっ!!食らええええ!!

【ゴオオ、と女性に向かって業火が放たれる。】
【男の全身全霊をかけた一撃だ。】
【撃ち放った瞬間、彼は勝ちを確信し、ニヤリ、と顔をゆがめた。それぐらい、炎の温度は高く、一気に周辺温度があがる。】

「……」

【迫り来る炎にも、彼女は動じなかった。】
【ただ、そう、いつもするように、その炎を杖で触るだけ。】

「…────────────」

【瞬間、炎が消える。全て、一瞬で。】
【男は顔がひきつった。「また」だ。】

お、お前は…

「粗末な魔法ですね…」

い、一体…

「お返ししますよ。」

う、うわあああ!!!!!!!!

【自らに向かい来る、】
【自分が撃ちはなった炎を見て、】
【男は悲鳴を上げた。その恐怖におののいた断末魔は、】
【空気を切り裂くように、辺りに響き渡った。】
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 16:34:34.26 ID:hVMp3rtEo
>>252
この野郎....!
【青年はとっさに「ナイト・ルナ」を退かせて、腕から逃れる】

(潰すのは簡単だ、勝手に暴れてたらそのうち腕が耐えきれず自滅するだろう....けどそれでは後味が悪い!)

【青年は再び「ナイト・ルナ」を前に出し斬撃を繰り出す】

【狙いは右足】
【もし当たれば男はバランスが崩れ、床に転がるだろう】
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/14(月) 18:02:22.25 ID:VYcqdyLV0
【草原。噎せ返る様な、腐敗臭と、濃い鉄の香りで、其れは、意識を覚醒させた】
【冷えた地面から、体を剥がす為、少しずつ、上半身を起こし。周囲を見渡す】

【其れは、何処か、不思議そうな。悪夢から覚めたばかりの様な、苦い表情を浮かべていて】
【其の容姿は、黒の大きなキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア、蝋燭の様に白い肌、右頬に深い傷跡】
【今にも眠りそうな、ぼんやりした表情。生気の失った、濁りの混じる、オールドローズの瞳】
【体の線が分かる、膝丈の、黒ずんだ赤の色合いのロングコート。エナメル質の、黒のサイハイブーツ】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、悪魔の様な、鋭い爪を持つ巨大な異形の腕。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、六芒星が掘り込んである】
【異形の左を隠そうと、血で穢れた包帯を巻いているが、其れは意味を成さず。脈動するグロテスクな肉が、大きく覗いている】
【十字架型ドッグタグ、右手首に、「No.90」の刻印が入った、銀のハンドカフスを着けた、背の低い、二十歳程の女だった】

【呆然自失と言った様子で、力無く、立ち上がると】

……、

【暫し、項垂れ。無言で、思考していたが】
【はっと、我に帰った様子で。急いで、腰の部分を弄る行動に出た。然し、目当ての存在が無かったのか、息を呑み】

……、何が、……何が、あって……

【力無い表情だが、女は、確かに、焦っていた。冷や汗を垂らしながら、地面を見渡したりしている】
【ふと、何気無く、自分が被っていた、黒のキャスケットを取って。変わらぬ様子で、誰か居ないか、探している】
【其れは、気付いていない様だが。他の人が見れば、明らかに、女が、人間では無い事が、判るだろう】

【女の頭部が、腐っていた。顔に腐敗している箇所は無いが、頭頂部の骨や皮が、ぐずぐずと変色していて、剥げており】
【血の通っていない様に見える、気味の悪い色をした、丸々とした脳髄が、其処から大きく覗いていた】
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 18:12:36.95 ID:Iwyk2s6w0
>>338
あら……
【そこに聞こえる声】

いつの間にか私の仲間がいるわ……
ゾンビって意外にいるのかしら?
【長い翡翠色の髪に、顔全体に包帯を巻き、左目と口と両耳の部分だけを露出している。足は膝から下がなく車椅子に座っている女だ】

……ココアが美味しいわ
【右手でココアを持ち、飲んでる】
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 18:17:29.66 ID:oKu2W8l/o
>>337

「クゥウオオオオオリィイィイイエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!」

【だぁんっ、と地面を蹴り跳躍、斬撃を回避した】

【が】

あ、あ、あ、ッ!
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!

【少年がそこに介入した】
【両手で放り投げたのは、落ちていた死体の頭部】
【其れが空中の浮浪者に命中、態勢を崩した】

「ぴぃぃいぎい!?!」

【タイミングは、"今”と思うべきだろう】

//今気づきました変身しました
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/14(月) 18:24:34.57 ID:VYcqdyLV0
>>339

【グロテスクな、外見のまま、遠くに見える森等、色んなものを見ていたが】
【ふと、聞こえた。其れにとって、懐かしい、友人の声】

……、リ……ん、……

【ぽつり、名を紡ぎ。思わず、声の方向に、振り向いて。彼女を見付けた】
【キャスケットを、ヒトの方の片腕で、抱きながら】

りん、……、りん、だよね……?

【安堵の息と、言葉と共に。急いで、其方へ、駆け寄ろうとするだろう】
【表情に、余り変化は無いが、矢張り、安心と、懐かしむ様な其れを浮かべていて】
【女性も、其の屍の外見に。もしかすれば、誰かの面影を、感じるかもしれない】
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 18:32:31.43 ID:0mUm/rzp0
>>341
あら……私の名前知ってるのね
【そう言いながら】
【ココアを飲み】

…もしかして……レモン?
ずいぶん大きくなってゾンビになってるわね……
……とりあえず、その腐った頭をなんとかしなさい…色々アレよ…
【少し溜息をはきながら】

【以前より冷たい雰囲気はなくなってるがやはり口調は変わらない】
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 18:44:58.99 ID:hVMp3rtE0
>>340
(今だっ!)
【青年は「ナイト・ルナ」の剣を構える】

貫けええぇぇ!
【「ナイト・ルナ」はその剣の切っ先を男に向け、突き刺そうとする】

【狙うは胸、決して急所ではない場所】

/申し訳ない自分も今気付きました
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/14(月) 18:49:10.95 ID:VYcqdyLV0
>>342

そうだよ、僕……、……、ゾンビ?

【女性の、嘆息と共に、紡がれた言葉に。一度、思考を停止させる】
【表情筋を、余り使わずに。嘘だと言いたげな、恐怖の顔色を、浮かべていた】

……りん。何を言って……だって、僕は、……こうして、生きて、……
……そりゃ、上半身が。……、何か、された記憶は、ある、けど……

【支離滅裂、極まりない。ラジオの番組を、次々、切り替える様な、何かの、言葉の連続】
【混乱しているというより、記憶の整理を、未だ終えていないと言った感じで】
【キャスケットを、地面に、落として。恐る恐る、人間の腕を、頭部へと持って行く】

頭って、……そんな、……――――ッ!

【触った。明らかに、皮膚の感触では無い、腐った果実に触れた様な、其れだった】
【急いで、触れていた、片腕を離し。呼吸を、荒く吐きながら、地を見詰める】
【全ての動作を、終えた後。屍は、俯いて】

……、りん。……、『れん』が、……りんを、探していたよ……

【現実逃避、する様に。女性の妹の伝言を、伝えるだろう】
【だらり。垂れ下がっている、自らの、悪魔の左腕にも気付いたのか、空ろに其れを見詰めながら】
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 18:55:37.34 ID:oKu2W8l/o
>>343
【ず、ぶ、り】
【生々しい音を立てて剣が突き刺さった】

「――――!」

【声にならない雄叫びが空気をびりびりと震わせる】

「オォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

【咆哮と共に、右腕をふりあげるが、次の瞬間】
【腕が】

【風化して】

【体が】

【溶けて】

【そして】

【消えていった】
【からんっ、と軽い音を立てて、釘が落ちて】
【それ以外は、何も無い。死体も、何もかもが、風化して空気に消えていった】
【ころ、ころ。と釘は少年の方へと転がっていって、少年はその釘を拾い上げた】

……、これ。

【釘を見つめている少年。何か感じるものがあるのだろうか】
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/14(月) 18:58:26.27 ID:VYcqdyLV0
/リンさんの方、すみません。ご飯行って来ます…
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 19:00:03.06 ID:suABYcRw0
>>344
………………………レモン
【真剣な声色で】
【車椅子をレモンに向かい動かし】

落ち着きなさい…
【優しく抱きしめようとする】
【触られてわかるかもしれないが、彼女の身体は冷たい…】

ゾンビになったらなったでいいじゃない…《生きてる》じゃない
ゾンビになっても精一杯生きてるじゃない…
【何処か子供を慰めるように】

……私もゾンビだし…
貴女は一人じゃないわ……だから自分から目を離さないで…
受け入れなさい…けど悲観しないで
注文が多いかもしれない……けど、目を背けないで欲しいわ
【そう言い】

………知ってるわ
けど…私はレンには会わないわ
あの子は私を忘れて、自分の道へいき幸せに暮らして欲しいの…
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 19:03:39.18 ID:hVMp3rtE0
>>345
........。

【青年は何も言わない】
【青年は笑顔で少年の頭をワシャワシャする】

コイツは置いておこう。
たぶんコイツもやられた奴に墓なんて作られても嬉しく無いだろうし

【青年は入って来た窓の方を向く】
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 19:05:22.88 ID:jhUoz3Ym0
>>346
/わかりました
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 19:09:52.03 ID:oKu2W8l/o
>>348
【青年が何らかの力を感じる術を持っていれば、分かるだろう】
【この釘には、とても強い力が宿っていると】
【恐らく、浮浪者をバケモノと変えたのは、この釘であった】
【釘の側面には、ビッシリと十字架が刻み込まれていて】

力、が。
力があれば、何をしても、いい。こういうふうに、人を殺しても。
あいつが、死んだのは、弱いからだ。お兄さんは、悪くない。
あいつは、弱い。だから、しんだ。弱いボクは、強くなりたいッ!!

【少年は、釘を自分の胸に向けて、突き立てようとするだろう】
【その動きは、唐突なもので、素早い判断が無ければ止められないほど思い切りのいい物だ】
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 19:17:20.46 ID:7emIKlQLo
【廃虚】

いい眺めだ

【朽ち果てた建築物の中、最も高い建物の上に立ち、風景を見下ろしている青年が居た】
【青年はやや高めの身長で、街中に居るような人々と変わらない、普通の服装をしている】
【目立つのは首元のネックレス。銀色の竜を象った独特のものだ】
【髪の色は灰色。長髪を後ろで細く結んでいる】

【その建築物にははしごなどの、登るためのものが一切無い】
【且つ、三階建て程度の高さがある。どうやって登ったのだろうか】
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 19:21:16.89 ID:hVMp3rtE0
>>350
.....?
【少年が持っている釘を見ていると】

やっやめろ!
【青年はとっさに「ナイト・ルナ」で剣を切り上げ釘を弾き飛ばそうとする】

【間に合うか...!】
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 19:26:34.87 ID:oKu2W8l/o
>>352
【鋭い釘の先端が、胸の皮膚にめり込んだ】
【そして、次の瞬間切り上げが来て】

つぅううっ!

【腕が、跳ね上げられた】
【だが、その手には釘が無い】
【釘は、10cmの3分の一程が、突き刺さっていた】
【切り上げの衝撃が、釘を突き刺す結果と成ったのだ】
【だらり、と傷口から血が出て行く】
【だが、血は地面に落ちず、釘に絡まっていく】
【釘は、光を発し、莫大な力を放出している】

あっ、ああああああああああああああああああああああああああ!!

【頭を抱え、絶叫を始める少年】
【黒い光。としか形容できない物が、少年の体から発せられている】
【恐らく、魔翌力や生命力などという物の発露なのだろう】
【其れまでの弱々しい少年からは予想もつかない物で】
【ともすれば、命の危険も感じさせるほどに力が放出されている】
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 19:30:21.68 ID:hVMp3rtE0
>>353
やめろっ!
【青年はすぐに少年に駆け寄る】

なんなんだよ! この釘はっ!
【青年はすぐに釘に手を伸ばす】
【その釘を引き抜くだろう】
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 19:30:22.52 ID:9hgENC5DO
>>351

──あ、あの。そこのお方。。
少々、お尋ねしたいことが、あるのですけれど──

【そんな、少女の声が】
【夜の廃墟に、静かに染み込む】

【もし彼が建物の下を見れば】
【歳の頃は18程であろうか──】
【透き通るようなプラチナブロンドの髪と、蒼い蒼い瞳の少女が佇んでいた】
【喪服を思わせるような、黒の強い灰色のワンピースコートをその身に纏い】
【チェーンのついたコインを、胸元に下げていて】

……、えっと。。

【少女まるで、誰かに何かを尋ねるのを躊躇うような仕草を見せる】
【人見知りの少女が、勇気を出して彼へ声をかけた──】
【大方、そんなところであろうか】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 19:34:38.30 ID:7emIKlQLo
>>355

(こんなところで質問となると、道案内か?)

【廃虚で人に会うのも珍しいのに、その上質問まで】
【大方、迷子なのだろうと思いつつ、とん、と軽く跳躍し、建築物から飛び降りる】
【かなりの高さであるにも関わらず、まるですぐ近くから飛んだように簡単に着地をした】

質問って?

【その後、少女と会話するのに適した距離まで歩いて近付いていく】
【声や仕草に警戒した様子は無い】
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/14(月) 19:35:29.10 ID:VYcqdyLV0
>>347

【力無く、抱き締められて。ぐたり、彼女に、体重を預けるだろう】
【凭れ掛かりながら、無言で。暖かな言葉に、耳を傾けていた】
【リンの言葉に、其の、冷たい体温に。自分と、彼女の事を、理解し始めた】

【信じたく無い。だって、あれほど、無事を祈ったのに】
【だが、彼女も、既に】

――――

【嗚咽を、漏らさず。何も、言葉を紡がずに、生きる屍と化した、其の女は】
【無表情で、涙を流していた。 其の顔は、以前と違い、ころころと変わる、其れでは無い】
【別の代物の、印象を受ける。其れでも、小さいものだが、感情は、確かに存在している】

……、り、ん……、……りん……
……ごめん、……なさい……、ありがとう……

【化け物染みた外見に成っても、リンは、自分を、抱き締めてくれた】
【触れた同士の、暖かさは無くとも。其の、優しさに、申し訳無く感じて】

……。……だけど……
……いつか。……少しでも、良いから……あの子に、会って、……、

【泣いていると云うのに、鼻声の混じっていない、無機質な声。だが、想い】
【血が、繋がっている、家族なのだ。リンの気持ちに、無理強いさせる心算は無いが】
【出来れば、会って欲しいと、考えていて】

/只今戻りました
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 19:40:04.30 ID:oKu2W8l/o
>>354
【釘は、引きぬかれた】
【少年は、ばたり、と地面に倒れこみ、浅い呼吸とうめき声を漏らしていて】
【そして、青年の手元の釘は、風化して消えて行くだろう】
【浮浪者とは違い、死ぬ気配はなさそうであるが、びくり、と体が痙攣を起こした】

うっ、うぅううう!

【血が、飛び散っている】
【少年の両手の甲と胸元に、ずずず、と傷が浮かんでいくのが視えるかも知れない】
【その傷は、広がって十字架を形作っていく。傷からは血が吹き出して】
【しかし、傷が完全に十字架を創り上げた跡、その傷は、ふさがった】
【少年は、そのままうぅ、と声を漏らしていた】

//ちょっと御飯食べてきます
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 19:42:16.19 ID:Iwyk2s6w0
>>357
………まったく
【フッと優しく微笑み】

私は貴女と会う前からゾンビみたいのだったの…あの悪魔のせいで
だからゾンビの先輩として言うわ…
泣きたい時は泣きなさい…
【優しく抱きしめながら】

………わかったわ
【静かにそう言い】

/お帰りなさい
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 19:49:08.76 ID:9hgENC5DO
>>356

わ……、

【青年がいとも簡単に。姿勢を崩すことなく着地したことに驚いたのか】
【小さく少女は声をあげ】
【一歩、二歩。最後に、思い出したかのようにもう一歩だけ後退する】
【だが別に、彼のことを警戒しているだとか、男嫌いだと言うわけではなく──】
【それ純粋に、驚いたが故の行動であった】

えっと……、あの……。。
人を──探しているのです
百家羅山、というお方で──
金髪で、関西弁の……男性の方、なのですけれど
その方の居場所──ご存知ないかと、思って。。

【その後は、後ろへ下がることはなく】
【少女は、彼の接近をただ待つのみとなる】
【そして紡がれた、彼女の質問】
【それは──道を聞くものではなく。探し人へ到る道を尋ねるもの】

【もしかしたら彼は、少女が挙げた人物の名を知っているかもしれない】
【──百家、羅山】
【水の国の街ルビーシャを占領した、カノッサ機関が≪No.63≫】
【その者の名が、確かそうだったはずだ】
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 19:50:06.40 ID:hVMp3rtE0
>>358
君! 大丈夫?
【青年はしゃがんで少年の手を見る】

これは....一体....
【青年は少年の手の傷を見る】

/把握
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 19:53:34.61 ID:7emIKlQLo
>>360

百家羅山……? 知らないな

【質問を聞くなり、首を傾げながら知らないと答えた】

その人にはどういった用事なの?

【そしてこちらからも質問を投げかける】
【興味が出たのだろうか】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/14(月) 20:04:02.85 ID:VYcqdyLV0
>>359

【会う以前から、既に、屍だった。其の言葉に、身を震わせる】
【瞼を落とし。冷えた体から、冷えた温度が、未だ、頬を伝っている】

―――……、

【泣きたい時は、泣く。其の言葉に、何度も、頷いた】
【本当は、余り、泣きたく無い。上手く、顔を動かせないのに、涙を、流す事は】
【自分の中で、人間らしさが、掻き消えた証拠では無いかと、考えてしまう】
【其れでも、彼女の言葉に。泣こうと、思った】

……、……りん。

【やがて、伝う涙が、枯れ始めて。蛇口を、閉める様に、流れ落ちる量が、少なく成って】
【唇を、小さく動かしながら、ぽつり、彼女に、囁く様に】

……コレ≠ヘ……、……もう、僕じゃ

【何か、言った。言い掛けた。気にする必要の、無いものだと、思われるが】
【兎も角。そうして、一度、リンから、離れようとするだろう】

……りん。……ありがとう。すっきりした

【笑顔等の、感情は表さずに。声も、平坦だが。確かに、感謝の意が込められた】
【言葉を、告げて。ふわり、人間の腕を上げて、彼女を、撫で様とするかもしれない】
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 20:05:42.11 ID:9hgENC5DO
>>362

(空振り、ですか──)
(それもそうですわ、ね……)
(瑠璃様やブラックハート様のような方に会える方が、稀有というもの)
(機関所属の方に会うこと自体難しいのです──)
(ましてや、百家様の居場所など……)

【僅かに落胆するかのような。或いは、疲れたかのようなため息がひとつ漏れた】
【もしかしたら、ほんの少しだけかもはしれないが──期待していたのかもしれない】
【彼が、己の探し人を知っていることに】
【だが確かに、彼は自分の質問に答えてくれた】
【その答えがどのようなものであろうとも──非など、彼には一切なく】
【「ありがとう、ございます」──】
【どこか弱々しく、少女は礼を言うのであった】

……えっと。。
とある方に、頼まれて──
伝言と、預かり物を届けたいのです

【自分の礼の言葉に、重なるように聞こえた彼の言葉】
【そのことに、再び少女は驚いた表情を見せ】
【静かに、静かに】
【百家羅山への用件を、口にする】
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 20:09:48.46 ID:7emIKlQLo
>>364

届け物ね。何を届けるの?

【伝言ではなく、物が何かを尋ねた】
【首を傾げながら両腕を胸の前で組んでいる】
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 20:15:50.15 ID:D7rdK/1i0
>>363
………やっぱり貴女は馬鹿ね。身体は成長しても頭はロリババァのままね
【いきなり毒舌!?】

貴女は貴女よ…いちいち否定するんじゃないの…
【そう言いながら自分の指を噛み、軽くデコピンしようとする】
【それと同時に彼女の腐敗した部分に噛んだ指から血が付着するだろう】

【もし成功したら、彼女の身体は少しずつ腐敗する前の死んだ身体に少しずつ再生するかもしれない】
【彼女の腐敗を防ぐためのリンの配慮だ】

……礼を言われる事はしてないわ
【撫でられながらそう言う】
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 20:16:53.50 ID:oc2D2wUSO
【水の国:街中】

“uovoMastering”・・・
どんな人がいるのか、
メンバーの特徴とか聞いておけば良かったな・・・
【白のカッターシャツに青のネクタイを着け、腰には二本の刀を携えた少年が歩道の真ん中に立ち止まっている】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

【――もう一度、言うが】
【少年が歩道の真ん中に突っ立ている】

【・・・凄く・・邪魔です・・。】
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 20:19:16.68 ID:9hgENC5DO
>>365

────?
ペンダント……ロケットペンダント、ですわ?

【──青年の問いかけに、僅かな違和感を覚えた】
【普通ならば、伝言の方を尋ねないだろうか】
【伝言と、届け物】
【その二つを秤に掛けたら。届け物は、伝言よりも下に位置しないだろうか】

【──或いは、それはあくまでも自分の思考であって】
【もしかしたら、彼にとってはそうではないのかもしれない】

【砂を噛んだかのような、奇妙な感触を覚えつつも】
【少女はそう、自身を納得させ】
【素直に、届け物の内容を語る】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 20:22:12.46 ID:7emIKlQLo
>>368

ふーん……?

【納得したような相槌を打つも、表情は何か疑問を覚えているようなものだ】
【どこか納得していないのが、表情から分かるだろう】

伝言は?

【ここでようやっと伝言を尋ねた】
【余談ながら、彼はただ単純に、物資の方が気にかかっただけに過ぎない】
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 20:32:23.59 ID:9hgENC5DO
>>369

────……、

【すぅ、と】
【言葉を紡ぐため。息をする。吸う仕草をする】
【夜の冷たい空気が──肺を模した箇所へ、入り込み】

……それは、言うことはできません
恐らく──私が直々に、百家様に伝えなくてはならぬことであり……
私に言葉を託されたあの方は、それを広めるのを良しとはしないでしょうから

だから──申し訳ございません

【「──────」】
【百家羅山に伝えるべき言葉が、頭の中で再生される】
【依頼人である少女は、今どうしているだろうか】
【そんなことが、ふっと思い浮かんだ】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/14(月) 20:33:20.33 ID:VYcqdyLV0
>>366

りん。僕に、ロリババァとショタコンは禁句かもしれない

【毒舌に対して、真顔で突っ込んだ。淡々と、突っ込んだ。しかも、遠回しな、言い方】
【生前の、これだったならば、やめてと、煩く騒いだかもしれない】
【書いていて、ボケ殺しと、化して来ている気がした】

……、だけど……、

【「これは、以前とは、違う気がする」。其処まで、言葉を紡いで、押し黙る】
【意味の無い、言葉かもしれない。兎も角、自分が、自分では無い、そう言いたげで】
【其の様子は、不安定の、一言に尽きた。情緒も含めて】

……、りん。その包た―――、いッ!?

【少し、思考を落ちつかせた後。飛来して来た、デコに突撃するピンボール。略して、デコピン】
【―――略称は嘘。そんな、下らない思考が、痛みに耐えている間に、過ぎって】
【リンの其の血液で、彼女の頭は、少しずつ、修復して行くだろう】

な、何を……、……っ

【悪魔の左腕を、自身の頭に置いて。ちゃんと、其処に在る】
【少し、間を置いた後。感謝の言葉を、彼女に向けて、紡ぐだろう】
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 20:35:47.01 ID:7emIKlQLo
>>370

そうか

【無理に聞き出すこともなく、青年はあっさりと手を引いた】
【「遺言か何かだろう」、と少女の様子から伝言の内容を予想したためだ】

僕は知らないけれど、見つけられるといいね

【落ち着いた口調で、そう付け加えた】
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 20:36:37.02 ID:Nj5o3lvAO
【裏路地】

【闇夜を思わせる漆黒の髪と、鮮血に良く似た緋色の瞳を持つ青年、漆黒のコートを身に纏った青年が、月明かりすら刺さぬ裏路地の一角に立ち尽くす】
【その手に握るのは、ぽたりぽたりと、先端から紅の雫を、鮮血を垂らす、巨大な十字架を模した異形の大剣】
【それと、携帯電話に良く似た、何かの端末だ】

……はぁ、関係ない僕じゃ動かせないに決まってるよね。
末端の構成員の端末なんかにロクな情報が入ってる筈無い、そう思っておくよ。
最初から、動かせるなんて期待はしていなかったしさ……。

【ぽい、と端末を放り投げ、がしゃん――――と、音がしない】
【くちゃり、と、胴体を断ち割られた機関員らしき人物の、既に動かない身体の上に落ちただけ、だ】

用は済んだし返すよ、っと。

……はぁ、この血の臭いに誘われて大物が出て来てくれたりしたら嬉しいんだけどな。
そう上手くいく筈は無い、か。
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 20:41:29.40 ID:oKu2W8l/o
>>361
……生きてる。
ボクは、生きてる。あの男、よりも。
ボクは、強いッ。

【ふらり、と起き上がる少年】
【額には脂汗が見えて、どうやら高熱が出ている様である】

理解した、あの釘を刺した時に。
之は、聖痕[スティグマ]。ボクは、釘に選ばれた。

【茫洋とした様子で、淡々と言葉を吐き出している】
【そこに居る少年は、明らかに先ほどまでとはあらゆる点で“違う”と感じさせるだろう】
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 20:43:22.33 ID:Iwyk2s6w0
>>371
あら?私はショタコンとは一言もいってないわ…この変態…
【冷たく言い】

………まったく
【少し溜息をはき】

……腐敗しないようにしてあげただけよ…
私みたいに…
【包帯を外すと】
【長い翡翠色の髪に、右目が空洞になってる人形のような容姿の顔だ】

 ネクロ・サイクル
《輪廻転生》
私がゾンビになったこの力を私はそう呼ぶわ
その力をほんのちょっと貴女に流したのよ…

/お風呂いってきます
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 20:47:54.94 ID:hVMp3rtE0
>>374
おっおい...大丈夫なのか?
【青年は少年の変化に戸惑っている】
【少年の額に手を伸ばす】
【熱を測る為だ】

(この子は力を手に入れた....それは...)
【青年は頭の中でいろいろ考える】
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 20:52:59.03 ID:9hgENC5DO
>>372

──ありがとう、ございますわ

【自分を気遣ってくれるような、その言葉を聞いて】
【ふわりと、少女は小さく微笑んだ】
【探し人は不得手なのか、或いは探し疲れたのか】
【浮かべた笑みは、どこか弱々しくはあったけれど】

……ところで、どうしてこのような場所に?

あまり、楽しい場所ではないように思えますけれど──

【だが、浮かべた笑みはすぐに消え。疑問の表情へ変わる】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 20:53:09.02 ID:oKu2W8l/o
>>376
……大丈夫、ボクは、死なない。

【額に触れれば分かるだろう】
【今の少年の体温は恐らく40を超えていた】
【普通ならば意識も朦朧とする高熱。だが、少年は意識を確りと保っている】

この力が、あれば。
ボクは、もう、負けない。
ボクは、奪う側に回る事ができる。
ボクを馬鹿にした、この世界に、復讐ができる。
力だ、力があるから。力が有れば何をしてもいい。

【自分の手に刻まれた聖痕を見ながらそう言って】
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 20:56:13.80 ID:7emIKlQLo
>>377

高いところが好きでね。風景を見ていたんだ
大体の人は綺麗な景色を好むけれど、僕はこういった場所も好きなのさ

【楽しい場所ではないと少女は言ったが、青年にとっては違ったようだ】
【辺りは荒地ばかり。目立つものも無い。だが彼はそんな景色を見るのを好むようだ】
【高いところが好きというのも、人とは少し違っている】

そういう君こそどうしてここに? 人探しが出来る場所には到底見えないけど?

【青年の方もほぼ同じ質問を投げかけた】
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 20:59:01.51 ID:8YlS0oBlo
【水の国街中】

【茶髪のさらさらロングを後ろで一つに結んでいてコーンの長袖シャツに灰色長ズボンの青年は】
【紙袋を抱え鼻歌交じりに楽しそうに歩いている】

楽しみだなー♪
そう思わない?弥生ちゃん

【そのとなりでは女性が一緒に歩いている】
【長い黒髪のポニーテールにショートパンツ】
【黒いダウンコートは前のチャックが外れており中の白いキャミソールは大きな胸を窮屈そうに押しこんでいる】
【茶色のブーツを履いており年齢は20歳前後、顔立ちは美人と言う他ない】

《ちゃん付けはやめて下さい四月朔日さん》

ごめんごめん
それにしても今日は僕の趣味に付き合わせちゃってごめんね♪

《いえ、あちらに居ても暇そうだったので》

【その顔は無表情で雰囲気はクールと表すのが正しい】
【しかしどこか楽しそうな感じもする】

いやー、水の国のあの店の水飴はおいしいって言うし早く帰って食べたいよ♪

【身長は青年の方が高いのに子どものような喜びを浮かべているところをみると甘いものが大好物のようだ】
【それを見て弥生はやれやれといった表情をしていた】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:00:43.17 ID:hVMp3rtE0
>>378
......。
【青年は少年を見る】

間違えるなよ。その力を、その意味を
【青年は少年を見据える】

俺は君を傷つけたく無い
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:03:31.26 ID:oc2D2wUSO
>>380
【二人の前方――】

早く、見つけないと・・
【白のカッターシャツに青のネクタイを着け】
【腰には二本の刀を携えた少年が立ち止まっている】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

【少年の視線は手にしたメモ】
【よって周りに気が向いていない。】
【このままでは、どちらかにぶつかるだろう】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 21:05:25.06 ID:oKu2W8l/o
>>381
ええ、分かってます。
力は振るうためにある。力は奪うためにある。

【恐らく、間違っているのだろう】
【だが、少年は力を信奉している】
【その力の矛先は、どこに向くのだろうか】

……お兄さん。
名前を聞いていいですか。

【青年を少年は見上げる】
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:07:08.31 ID:9hgENC5DO
>>379

なるほど──
確かに、このような場所でしか見れない景色というのも……ございますから、ね。。

【こくん、と】
【納得するかのように、少女は小さく頷いた】
【綺麗な──花畑や湖といった景色を好む人間は確かに多い】
【だが、このような物悲しさを覚える場所を好む人間もいて、不思議ではないだろう】
【そう、少女は思い】

……本来ならば──修行に来たのですけれど
貴方様がいたので、思わず声をかけてしまったのです

【──どうやら、この場所へは最初から人探しのためにきたようではないらしい】
【それにしても──「修行」】
【その言葉から連想されるのは、強さだとか、つらさ】
【しかし、彼の目の前にいる彼女は──そのような言葉とは、縁がなさそうな見た目だ】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:07:54.76 ID:vZ7d8nKEo
【カノッサ機関、どこかの支部】

【一応機関の施設であるために、一般の立ち入りは不可なのだが、その代わり機関員の出入りは自由な施設にて
やや人通りの多い廊下、それを掃除する少女が一つ】


(百羅 新山……んー……意固地ならんと、特徴でも聴いておいたほうが良かったな
名前だけでは、残念だが情報が足りん)


【純白のふわりとした前髪が凛とした顔たちを強調し、後ろ髪を一本にまとめて尻尾のように垂らし
羽飾りのように、髪の一部を鈴のついたリボンで絞っており、瞳は兎が如く紅い
藍色のレース生地のキャミソールに、同素材のニーソックスと、ロンググローブ
白い振袖を肩を出すように衣のように両腕に羽織っている並乳の小柄な少女である】

【身長に見合わぬ、成人男性用のモップを、両手で抱えるように抱きしめ
ちゃぷちゃぷ、と音をたてて、水をつけ、べちゃ、っと廊下へとモップをつけて、よいしょ、とふいていく】

【……考え事をしているから、か――――はたまた、モップの重さのせいか
がちゃん、と音が一つ響いて、バケツの水が、ひっくり返った】


っ――――……待っ、待ちんなし――――っ!!


【恐らくは、廊下一面に零れていったバケツの水は、突き当りまで零れていくだろう
丁度、この廊下へと、歩いてきた人物の足へと、ぶっかけられるように】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/14(月) 21:10:35.46 ID:VYcqdyLV0
>>375

……其の二つは、言わないでって、事

【変態と言われても、何故か、恥ずかしがらない。公認。こんなの絶対おかしいよ】
【中身のミスです、すみません、頑丈なロープで、吊って来ます】
【微笑んではいないが、何処か、表情が、柔らかく成った気がする】

―――……、ありがとう。りん……、ッ

【右目が、空洞になっている、彼女の其れに、言葉を、失って】
【だが、其れは、腐敗が、進行していない証。それでも、辛かった】

……、……

【恐らく、彼女の、あの悪魔から、貰った力なのだろうか】
【思考して。だが、檸檬にとっても、憎いあの悪魔の事を、尋ねるのは、気が引けて】
【そして、尋ねるより、先に。伝えなければならない、ことが有った】

……、りん

……もしかしたら、……僕は、いつか、また、腐るかも、しれない……
……何だか、……そんな気が、して……ならなくて……

【ぽつり、ぽつり。言葉を、紡ぐ。再び、表に出さない、感情の高ぶりを、見せて】
【リンに向けて、数度、謝罪するだろう。蚊の鳴く様な、虚脱感の残る、気味の悪い声音で】
【左腕に、刻み込まれた、山羊と星のマーク。誰にも気付かれない様に、魔力で、瞬きを放つ】

/分かりました
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:10:50.02 ID:spGZsueAO
>>373

血生臭いから何かと、思ったぞ

【血の臭いに釣られたか、表通りに繋がる道から、彼女が歩いてきた】
【深い赤色の眼に、短い銀色の髪、黒いローブを纏った女性だ】
【多少ふらついてはいるが、大丈夫だろうか?】

【視線を向ける先は、断ち切られた人間、カレルの順】
【更に細かく言えば、断ち切られた人間の上にある端末が間に入る】

……やりすぎ、じゃないか?

【感想はその一言】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:11:08.81 ID:7emIKlQLo
>>384

修行? 君は何か武術でも?

【意外だったのか、きょとんとした表情に変わった】
【武器が何も無く見えるため、武術を、とは聞いているものの、修行自体を疑っているのが分かる】
【そういう彼も、何もしてなさそうな風貌なのだが】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 21:11:15.26 ID:8YlS0oBlo
>>382

おっと!?

【紙袋の中にある水飴に気を取られていた青年はそのまま前方から来る少年にぶつかる】
【そのぶつかった衝撃で大事な紙袋を手から離してしまう】

――――っと!!

【次の瞬間手からこぼれ地面数センチのところで紙袋は触れてもないのに空中に留まる】

危ない危ない落とすところだったよ

《前はしっかり見て歩いて下さい四月朔日さん》
《大丈夫ですか?》

【と女性は少年に対し問いかける】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 21:12:24.23 ID:+tyIFE2Mo
【森の中】

「……ご加減はいかがですか?」

そうだな、こうして居る分には問題なかろう。
ここは……空気が良いからな

【人気のない夜の森に、二つの人影が在った】
【一つは櫻の紋様を刻んだ着物に身を包む、黒髪長髪の小柄な女性】
【もう一つは艶やかな黒髪を長いポニーテールに結った、夜桜のような着物を羽織る16、7程の容姿の少女であった】

【長髪の女性は、瞼を下ろし周囲の空気をすぅ……と大きく吸いながら】
【大きな切り株の上に腰掛け静かに森林浴していた】
【ポニーテールの少女はそれに付き従うようにして、女性の傍に立っている】

(……静かな、ものだな)

【遅々と流れる静謐な時間。乱世であるにも関わらずここだけは聖域のように平和であった】
【薄氷の上で保たれる束の間の平和を噛み締めながら、女性は様々な想いを乗せて小さく吐息を空に溶かした】
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:13:21.54 ID:hVMp3rtE0
>>383
......。
【青年は鋭い目で少年を見る】

俺は白王 在処(シラオウ アリカ)
【シラオウとは大企業の名前】
【少年とは正反対の生活を送っていた男だ】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:18:32.87 ID:oc2D2wUSO
>>389
あぅ・・・・
【少年はぶつかった衝撃で後方に倒れる】

あいたた・・・二日連続で人にぶつかるなんて付いてないなぁ・・・、

すいません、こちらは大丈夫ですよ。
【女性の言葉に、そう答えて】
【ぶつかった事を謝罪する。】
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 21:19:28.26 ID:oKu2W8l/o
>>391
シラオウ……、あぁ。
はは、なんでこんなトコロに居るんですか。
お坊ちゃんは高層ビルでふかふかの椅子でふんぞり返ってればいいじゃないですか。

【蔑んだ瞳で、白王を見る】
【劣等感、羨み、恨み、なぜ自分がそこに居ないのか】
【理不尽な悪感情が吹き上がり、相手に向けられる】

ボクはヴィカリアス=フィリーディ。
誰が付けたかも分からないけど、コレはボクの名前だ。

【そう言うと、ビルの窓辺まで歩いていき】

いつか、ボクはこの世界に復讐をする。
その時まで、せいぜい平和を謳歌してればいい。
Dies irae
怒りの日は必ず訪れる。それを、忘れずに。

【そう言うと少年は窓枠を蹴ってビルからビルへ飛び移り消えていった】

//乙でしたー!なんかgdgdですいませんでした!
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:19:42.31 ID:DDgZcw4r0
>>386
【その必要はないわ】

その変わり…死ぬ直前の姿を保ってるのよ…
右目がえぐられ、両足が切断され、心臓がくり抜かれた姿のね…

  ネクロ・サイクル
【《輪廻転生》はあの悪魔の力の残留か?それとも彼女の《生きたい》という思いの奇跡か?はたまた両方混じり合った力か?】
【それは彼女さえわからない】

そしたら私がまた血をあげるわ…
【まっすぐと見つめ】

だから…貴女はいつも通りに《生きなさい》

/ただいまー
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 21:20:14.23 ID:Nj5o3lvAO
>>387
ああ、やりすぎだって自覚はあるよ。
でもね、時間を掛ける訳にはいかない。
それに、《No.15》の事を探った事を知っている人間を生かしておいたら、あの子に危険が及ぶ可能性があるからね。

僕のお節介の所為で、彼女の一番の願いである『生きたい』って思いを潰す訳にはいかないのさ。

【そう、簡潔に告げる青年は―――矢張り、焦っているように見える】
【まるで、何かを畏れ、それから逃げ出したい、それを必死に堪えているように、そう、見えるのだ】
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 21:21:16.10 ID:wjcjFXR7o
>>390

【がさがさ、と夜闇に暗く沈む草を掻き分ける音が近付いてくる】
【――獣の気配とも、風の気配とも違う。整然とした歩調で近付いてくるその気配は、人のモノだと分かるだろう】

【音が聞こえてから、少し待てば――一人の少女が、その場に姿を現す】

……あれ?

【鈴のような、高く涼やかな声――】
【白磁のように滑らかな肌、整いすぎていて、どこか人形のような人工物を思わせる目鼻立ち】
【絹糸のような金髪は、腰ほどまでに伸びている】
【その髪を、頭頂部で白いカチューシャが留めているものの】
【ダッフルコートに白いロングセーター、デニムジーンズという出で立ちは、獣道を歩くには少々不便そうではあった】

……こ、こんばんは。
……こんな所で人に会うなんて。

【少女は、少しはにかみながら挨拶をして、会釈する】
【森の中で偶然にも人と出会う、などという珍奇な事象に戸惑いは見えつつも、その微笑には、裏が無い】
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:22:43.39 ID:9hgENC5DO
>>388

武術──あぅ……た、確かに体術も学んではおりますけれ、ど……
それはまだ修行以前の段階、なので──

【──驚くべきことに、こんな見た目の少女ではあるが体術を学んでいるらしい】
【しかし、「修行以前」──】
【その言葉から察するに、未だ一人で稽古できるレベルに達していないのだろう】
【師匠に見て貰わなければ、ミスもよくわからない──】
【──そんな、具合だろうか】

あの……えっと。。
こ、この場所へは──銃と、能力を遣うため、に。。

【彼女は続けて、そう紡ぐ】
【銃と、能力】
【なるほど、この場所であれば、銃を撃っても人にあたる可能性は少なく】
【どのような能力を使おうとも、他人に迷惑はほとんどかからないはずだ】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:22:52.47 ID:hVMp3rtE0
>>393
ヴィカリアス!

【白王もヴィカリアスの背中を追う事しかできなかった】

/乙でしたー
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:25:38.62 ID:7emIKlQLo
>>397

あぁ何だ、能力者か

【その予想は抜け落ちていたらしく、どこかがっくりしながら呟いた】

しかし、銃が撃てるのかい? 割と重いし、反動もきついと聞くが

【ちらっ、と少女の腕を見ながら言う】
【言い方から察するに銃を実際に触ったことはなさそうだ】
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 21:26:01.50 ID:X1X2Tv9eo
【街中】

自分探しの旅、と言えば響きはいいのかもしれないけど

【鮮やかな黒髪黒目を持ち、鍵形の木製の髪飾りを付けた比較的胸の大きな少女が歩いている】
【漆黒の長髪はうなじの辺りで束ね上げられ、夜色の瞳は透き通る輝きと吸いこまれそうな暗さを備えている】
【黒いインナーの上に、白い上着とスカートを着ており、黒いタイツが足全体を覆っている】
【その両腰辺りには、それぞれリボンをあしらった白い半月形のポーチらしきものが付いている】

……実際はまぁ、暗中模索だよね、コレは。あ、またやってる

【不意に歩みを止めたと思うと、ため息にも似た吐息を吐き、空を――ではなく、街角のビジョンに視線を上げる】
【ビジョンでは、今日起こった大小様々な事件なんぞを報道している――国民向けの一般的なニュース番組である】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 21:27:47.19 ID:8YlS0oBlo
>>392

【地面擦れ擦れに浮いている紙袋は青年の手元にふわりと乗る】
【そして後方に倒れる少年に向け青年は手を差し伸べる】

ホントにごめんよー♪
この水飴が食べたいという概念に刈られててさ

【青年はニコニコしながらそう言ってくる】
【その表情はおもちゃを買ってもらった上機嫌な子どものようなものだ】

《大丈夫でしたか》
《それはそうと二日連続でぶつかるとはそうとうあなたはおっちょこちょいのようですね》
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:28:05.62 ID:spGZsueAO
>>395

言うのもあれだが……見方によっては
ストレスのはけ口に見えない事はないぞ、それ

【チェルシーの為、と言っておけば、大義名分は出来上がる】
【だが、あくまでも、そう見る事が出来るだけだ】

【会話をするには遠い距離の為か、彼女は再び歩みを進め】
【カレルからおおよそ2mほど離れた壁にもたれかかった】
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 21:30:42.65 ID:+tyIFE2Mo
>>396

「――?……獣、でしょうか?」

……いや、違うな。
刺客……ではないか。迷い子の類かの?

【静寂を破る音と、近づく気配を察し両者は反応を示す】
【女性は閉じていた目を開き、少女は女性の言葉と様子を聞いてじっとその方向に視線を送る】

うむ、こんばんはじゃな
確かに此の様な夜更けに、森で出くわすという事はそうある経験ではないやもしれぬのじゃ

【現れた少女に対して、女性は堂々とした声色で告げる】
【このような展開には慣れているのか、特に動揺した様子はない】

さて、御主はこの森に何用かの?
ここで会った何かの縁じゃ……話の一つもしようではないか

【女性は小さく微笑むと、彼女に向けてそんな提案を一つ】
【右手を前に突き出して、ひらひらと上下に振り森林浴の場に招こうとする】
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 21:35:39.90 ID:Nj5o3lvAO
>>402

それは、心外だね。
命の重さは誰よりも理解しているつもりだよ。

その上で―――僕のやるべき事の為に、それを断った。
それだけの、本当にそれだけの事なんだ。
だから、これはあの子の罪じゃなくて、僕の罪。

【言いたいことを察する事は出来たのか、淡々と言葉を紡ぐ】

この罪は……何時か、この命で償うよ。
だから、それまでは、僕の好きにさせてくれないかな。
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:39:06.93 ID:9hgENC5DO
>>399

────?

【がっかりとした彼の、その理由が分からず】
【少女は青年とは対称的に、きょとんとした表情で首を傾げたが──】
【その疑問は、続く彼の問いかけに押し流されたのだろう】
【小さく、「あぁ」と──彼の思考は最もだとでも言うかのように、声をあげ】

重さも、反動も──使っていくうちに、慣れるものですわ

どう持てば身体に負担がかからないか
どう撃てば衝撃が逃げてくれるか

慣れ──いえ、使い方が分かってくる、とでも申しましょうか
なので、身体に覚えさせるのが一番なのです

【──凡そ、銃を扱うとは思えぬ容姿の少女ではあったが】
【彼女は、教科書に書かれてあることを教えるかのように、さらりとそう言った】
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/14(月) 21:39:19.48 ID:VYcqdyLV0
>>394

死ぬ直前の、姿……

【死ぬ直前。其の言葉を、聴き、唇を噛む】
【矢張り、リンは。こんなに、苦しい思いをして、死んだのか】
【其れを、考えて。どうすれば良いか、分からなく成って】

そ、んな……

【リンにとって、それは、迷惑な事では、無いだろうか。不安が、過ぎって】
【それに、僕が、腐らないことは。きっと、ご主人様が―――】

 【―――、?】

【刷り込まれた、何かの意識を、感じて。思わず、我に帰り、疑問に思う】
【良く分からない、嫌な感情だけが、残ったが。其れは、リンの言葉で、全て消えた】
【いつも通りに、生きる。これからも、ずっと、生き続ける】

―――……、……、分かった

りん。生きるよ

【其処で、初めて、口の端を、少しだけ上げた。ぎこちない、微笑みだった】
【大きな左腕で、地に落ちていたキャスケットを、再び掴んで】
【そして。濁り切った瞳を、一度閉じ。ぽつり、リンに向けて】

だから。……りんも、生きて。……ずっと、……僕は。応援、してるから

【彼女は、リンに、生きて欲しいと、願う。いつまでも。死んでも、祈っている】
【不器用な表情で、言葉で。必死に、伝えて】
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:39:38.12 ID:oc2D2wUSO
>>401
・・・あ、どうも
【伸ばされた手を取り】
【少年は立ち上がる】

えぇ、
ちょっと今、ある人・・というよりある人達を探しをしてまして。
最近はつい、そっちに気を取られてばっかりで
【少年は、そう先程倒れた時に落とした紙を拾おうとする。】
【もし少年が拾い上げるまでに二人のどちらかがその紙に目を向けたなら】
【“uovoMastering”】

【そうメモされているのが見えるだろう】
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:43:57.54 ID:7emIKlQLo
>>405

ふぅん……

【なるほどね、と納得の言葉を返す】
【ところが、少し経ってからどこか不機嫌そうな顔になって少女から顔を逸らした】

(そういえば、昔同じことを言われたな)

【その不機嫌さは、別に少女が原因ではなく、少女の言葉から思いだした記憶のせいだ】

修行の邪魔にならないよう、立ち去るべきかい?

【顔を逸らしたまま、こう告げた】
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 21:45:23.24 ID:1sngBxiSO
【路地裏の一角、廃ビルのなか】

…………、……ぅあれっ?

【光も音も色彩もなくしてしまった、殺風景な空間で】
【首を傾げる人影、ひとつ】

【首の中程で切り揃えられた金髪と、同色の瞳を持つ。灰色のブレザーに身を包んだ、少年だ】
【服装と同色の灰色の軍帽を被り、金縁の眼鏡をかけ、動き易そうなショートパンツから伸びる細い脚は黒いタイツに覆われて】
【男性が履くには少々珍しい、「ピンヒール部分だけが金色の黒いニーハイブーツ」が特徴的、だろうか】

……うそ、なんで……?
まだ、寝てたはず、じゃ……

【視線の先には、簡素なベッド】
【白いシーツの上に横たわるはずの人物は居らず、掛けられていたはずの毛布は退けられて】

…………っ!

【かすかな体温だけが残っている、そんな状態】
【少年は、慌ててビルの入り口だった場所へ向かって駆け出した】
【外、すなわち路地裏に出れば。周囲の確認もせずに飛び出す少年と、「だれか」が出くわす、或いはぶつかるかもしれない】
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:46:12.82 ID:8PvYsDxw0
>>406
わかってるわよ…

……にしてもいつの間にか機関員になってたのね…
私には関係ないけど…
【ジーッと見ながら】
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 21:46:17.51 ID:wjcjFXR7o
>>403

ええ、本当に……。
(変わった言葉遣い……に、あの服。櫻の国の人……?)

【目の前の二人の、温厚そうな対応に、安心したように息を吐いて】
【手招きに応じるようにして、二人の方へと少女が近付いて行く】

私は……なんでしょう、修行、兼、お散歩、兼、自分探し?
……うーん。

【なにやら不明瞭な説明を口にしながら、少女は難しい顔をして、首を捻る】
【が、結局上手い説明は浮かばなかったのだろう、頬を右手の人差し指で掻いて――】

ええっと……。自分探しの旅、ですかね?

【少女が頬を掻くために右手を上げた時――】
【――ダッフルコートの左袖が、ひらひらと頼りなく揺れていることに気付くだろう】
【――その中にあるべきモノの不在を示すように】

【少女は、特にそれを隠すつもりも無いらしく、また左腕が無いことに、負い目はないようだ】
【自然な笑顔で、照れくさそうに笑っている】

申し遅れました、私はクルス、と言います。
御二方は、ここで何を?

【二人の近く、あまり接近しすぎず、かつ離れすぎず。初対面の人間としての自然な距離で立ちどまり】
【クルスもまた、二人へと同様の質問を返す】
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:47:23.49 ID:NwHDaWHDO
【とある街の書店】

【その一角、本が垂直に山と積まれていた】
【今にも倒れそうに揺れる、それに寄りかかり】


ふむふむふむ……はむ、ごくん……うーむ、美味い!
風もなく灯りがあり飯が美味い娯楽が有る、此処は天国だな!

【一人の青年が、軽食を取りながら本を読んでいた】
【195cmを超える長身、白シャツやネクタイが見えるタイプの軍服。赤い虹彩、縦長の瞳孔の彼は】
【何処かで買ったのだろう、サンドイッチを頬張っている】

【もう一度書くが、此処は書店である】
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 21:47:43.82 ID:spGZsueAO
>>404

理解しているのなら、もっと他の方法があったはずだ
[ピーーー]必要だって、無かったはずだ

【カノッサ所属と言え、人を殺している】
【彼女は、これ以上手を汚して貰いたくないらしい】

死んで、償える罪があると思うなよ、カレル
それに、お前がこれ以上、手を汚すのを、黙って見てる訳にもいかない
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 21:48:53.41 ID:R49BARWDO
>>407

へぇー♪
もしかして僕らにようがあるのかな?

【そのメモをスッと取り見る】

でも僕らのことは何処から知ったのかな?

一応知ってる人は限られてる気がするけど♪
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 21:53:15.25 ID:Nj5o3lvAO
>>413

一番確実で早い方法を選んだだけ、だよ。
皆が納得する方法を選んで間に合わなかったりしたら、本末転倒だからね。

……それと、黙って見ていられないなら、どうするつもりか聞かせて貰おうかな。
答え次第では殺す―――とまでは言わないし、敵対してない人間を手に掛けはしないけどね。
ただ、多少無理矢理にでも、僕の道を押し通させて貰うよ。

【す、と、向けられた緋色の瞳に、以前のような暖かさは、無い】
【矢張り其処から感じ取れるのは、焦燥の色だけだ】

……違うね、僕の罪は生きている限り許されないのさ。
永久に、永劫に、この罪は重ね続けられるだけだから。
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 21:57:54.23 ID:oc2D2wUSO
>>414
・・・あぁ、えっと

同じ組織の友人に、その人達の事、紹介を受けまして・・・・、

・・・・え?『僕ら』・・?


・・・・・・・え?
【キョトン】
【余りに唐突な言葉すぎて】
【どうやら未だ現状を判断できていない様だ。】
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/14(月) 21:58:27.13 ID:VYcqdyLV0
>>410

【其の視線に、答える様に、小さく頷き】

……、最近、……色々あったから……

【短く、言葉を。事情が有って、機関に入ったのだと】
【最も、機関に入る要因と成った、殺人衝動は。何故か、以前よりも、沸かないものに成っていた】
【其れでも。恐らく、彼女は。悪の側の、人間なのだ。機関が、其の性分に、合っているのだろう】

……今、……嫌疑が、掛けられていて
……機関の、裏切り者では無いか、……

【其れから、ふと。思い出した様に、】
【機関のデータベースで、会話が行われた事を、話すだろう】
【会話をしていた、機関員同士の名前は、出さないが】

【其れでも、今の自分は、生きる活力が有る】
【出来れば、死にたく無い、と、リンに呟くだろう】
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 21:59:45.37 ID:+tyIFE2Mo
>>411

自分探しの旅……か。
ふむ、まだ若く見えるが随分と殊勝な事に励んでおるのぅ?
己を知るということは後の生の確かな糧となるのじゃ。頑張るのじゃぞ

「(自分探し……かぁ……。大変そう、ですね……。)」

【女性は彼女の目的を聞き、ほぅと軽く声を洩らす】
【自分探しの旅というワードと彼女の「身体的特徴を見た上」での言葉であろう】
【少女は彼女の腕を見て、心の中でその境遇について僅かに思考を巡らせるが、言葉にして出すことはなかった】

くるす……クルスか。うむ、しかと頭に刻んだぞ。
妾の名は貴宝院織守じゃ。妾はちと、仕事の後の森林浴に耽っておっただけじゃよ。

ここは空気がよいからの、気分を変えるには調度良いのじゃ

【嘘か真か、自身が森にいた理由をすらすらと述べる】
【傍に控えた少女は、自身にも質問の矛先を向けられたことで数秒躊躇するが……】

「私は……貴宝院神衣(きほういん かむい)と申します」
「織守様の守護としての役目を果たすべく、この場に居ります。……えっと、私の事は空気のように扱ってくださって結構ですよ?」

【慣れない人と話すことに若干慣れていないのか】
【硬い口調で遠ざけるような言葉をおずおずと告げて、少し身体の位置を変えて織守の後ろに就いた】

さて――双方自己紹介も済んだことじゃし。
もう少し近くに来て話をせぬか?
森の中を歩んできたのならば疲れもあろう。……御主も、時間があるならば息抜きをしていくとよい

【神衣の様子を見て、ふむ……と小さく声を洩らすが】
【すぐにクルスの方へと意識を戻しそんな提案を持ちかける】

【織守は少し座る位置を変え、大きな切り株の上を細い指先でそっとなぞり彼女を誘った】
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:00:19.13 ID:srFhXAjDO
【公園】

……………

【ベンチに腰を落ち着かせている人影がひとつ―――】

【蒼色のTシャツの上に紺色の半袖パーカーを羽織り、首に橙色の宝石が付いたペンダントを掛けた、黒髪ショートヘアで黒と薄い蒼が混ざり合った%オを持つ、その顔立ちからは一見すると少女にしか見えない人物が眠そうに夜空を眺めていた】
【その外見から年齢は15〜16歳程だと思われる】
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 22:02:15.44 ID:9hgENC5DO
>>408

──あ、あの……どうか、

【「されましたか」】
【急に不機嫌そうになってしまった青年を見て、自分が何か粗相をしたとでも思ったのか】
【不安げな色を表情に浮かべ、きゅ、と胸元のコインを少女は握りしめる】

【しかしその言葉は最後まで言い切ることは出来ず。青年の台詞に、遮られ】
【少女はますます不安そうに、きゅっと身体を縮こませ】

い、いえ……そ、その──邪魔、などでは。。
それに……、先に居られたのは、貴方様、です、し……!

【ふる、と身体を振るわせ】
【申し訳なさもあるのだろうか】
【少女は消え入るような声で、そう応えた】
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 22:04:33.92 ID:AHbjZqBR0
>>417
なら貴女の好きなようにしちゃえばいいんじゃないかしら?
やりたいならやればいい…やりたくないなら裏切ればいい…
死にたくないなら…逃げればいいし戦えばいいわ…
【ハッキリと言い】

貴女は貴女の信じる道をいけばいいわ…
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 22:05:22.88 ID:spGZsueAO
>>415

間に合わなくなるよりは、数倍いいだろうが……
(チェルシーの為なのは分かる、ただ何か……違う様な気もするな)

出来るだけ、穏便に済ませたい所だがな
一つだけ、質問させてくれ、構わないな?

【答え次第で彼女がどうするかは、決まる】
【自分も、ちゃんと覚悟しなきゃ】

誰がそれを許さないかも分からないんだから
そんな事言うなよ、馬鹿
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:06:59.80 ID:R49BARWDO
>>416

そう“僕ら”♪
ここに居る弥生ちゃんも僕がリーダーを勤める組織
“uovoMastering”の一員

【そう少年の驚きに答える】

そうかー♪
で君はどういう理由で僕らを探してたのかな?

卵はどこにあるんだい?
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 22:09:02.09 ID:qL18+8aSO
【路地裏】

【男が一人、血みどろになって倒れている】
【男の風貌は】

【黒い瞳、一つに束ねた黒髪】
【返り血を浴びてそのままにしたように赤黒い和服】
【腰には白と黒の色違いの鉤手甲がぶら下がっている】
【黒い方は、鉤爪の代わりに長さ20cm程の刃が付いている】

ってて…。酷ぇなアイツら…。

【ゆっくりと起き上がる】

返り討ちにしてやっても良かったんだが、博打の勝ち負けは反故にしねぇって決めちまったからな…。負けたのは俺の方だし…。

【懐をまさぐる】

…ちぇ。やっぱ財布は無ぇ、か…。
これで晴れて文無し、さてどうすっか…。

【ふらふらと歩き出す】

【見た目ほどダメージは無さそうだが、いかんせん血みどろ】
【事件の臭いはプンプンしている】
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 22:09:03.84 ID:7emIKlQLo
>>420

いや、昔同じ台詞を聞いたことがあるだけだよ

【不機嫌の理由をこう答えた】
【言葉自体は普通だが、不機嫌さは軽減されていない】
【あまり良い思い出ではなさそうだ】

そうかい?
しかし君は見れば見るほど戦いに向いてなさそうだ。武術やら能力やら、とても持っているようには見えないね?

【じっと少女の様子を見ながらこう答える】
【先ほどからおどおどし続けている彼女は、青年にとって戦う人間には見えないのだ】
【意外か疑いが抜けないか、いまだに怪訝な表情をしている】
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:12:59.72 ID:Nj5o3lvAO
>>422

なら、それで良いと思うんだ。
最優先の目的の為に、僕は手を汚す、それだけだよ。

ああ、構わないよ、幾らでもどうぞ。
僕も、穏便に済ませられるならそうしたいからね。

【その言葉には、嘘は無い】
【刃を交える覚悟は有るが、交えずに済むのなら、それが最良なのだから】

いや、許されないさ。
僕がこうしてマトモに会話していられる時間も、何時までか解らない。
時が流れるうちに、僕の意識はこの血の、魔に染まりつつある血の力に押し負けて、消え去る。
あとは、ひたすらに、我欲の為に爪牙を振るう、罪深き獣が一匹残るだけ。
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:13:25.49 ID:mROk6pQEo
>>409
/まだいらっしゃいますかー?
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/14(月) 22:15:36.40 ID:VYcqdyLV0
>>421

……、自分の道を……

【ぽつり―――其の言葉を、復唱して】
【其の瞳に、何処か、光を見出した様な、気がした】

【再び。キャスケットを、深く被った】

……、ありがとう……やってみる
りん。次会う時までに、どうか、無事で

【自分の、やりたい様に、やれば良い。其の言葉に、助けられた】
【記憶に、心に、刻み付ける様に。彼女の言葉を、反芻して】
【ブーツで、少しだけ。ぬかるんだ地面に、後を着けながら】

……。こうえんじ、りん

【何故か、彼女の名前を、ぽつり、呼び。然し、其の顔に、表情を映さず】
【ふわり。香ったかもしれない、腐敗した臭いを、漂わせて】
【異形の左腕を、小さく振りながら、其の場を、後にするだろう】
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:17:25.56 ID:X1X2Tv9eo
【公園】

……結局ここに来てしまうわけだ。別に嫌じゃないけど

【鮮やかな黒髪黒目を持ち、鍵形の木製の髪飾りを付けた比較的胸の大きな少女がベンチに座っている】
【漆黒の長髪はうなじの辺りで束ね上げられ、夜色の瞳は透き通る輝きと吸いこまれそうな暗さを備えている】
【黒いインナーの上に、白い上着とスカートを着ており、黒いタイツが足全体を覆っている】
【その両腰辺りには、それぞれリボンをあしらった白い半月形のポーチらしきものが付いている】

……暇だね
昨日のでもいいから新聞無いかな

【少女はベンチに座ったまま、視線を公園全体に巡らせていく―――】
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:17:42.57 ID:1sngBxiSO
>>427
//いますん
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:17:51.29 ID:wjcjFXR7o
>>418

そうですか?
うーん、私としては今更、って感じもするんですけどね。

【二人から帰ってきた反応に対し、クルスは却って恥ずかしそうな様子だった】
【おかしなことを言う少女、と笑われても仕方ないか、と思って口にした言葉だったのだから】

……でも、今まで、なんにも考えてなかったから。
そういうのも、必要かな、と。

【次いで、そう呟く様子は、過去の自分の浅慮を省みるような、そんな心情が表れていた】

ええ、良い夜ですし。静かで。良い場所ですね……。

【クルスもまた、森のさざめきに耳を済ませて、同意する】

キホーイン……キホーイン、オリガミ。
キホーインキホーイン……。

【耳慣れない名前なのか、何度か狂ったイントネーションで、名前を繰り返し呟いてから】
【ようやく得たり、と】
【二人をそれぞれ、手のひらで示しながら】

……貴宝院、織守さん。
神衣さん。

【笑いながら、仰々しい物言いでこちらの名前を覚えてくれた、という織守に倣うように言う】

はい、私も、覚えました。
……お二人は、ご姉妹さんですか?

【そう聞いてから――耳に残った、神衣の言葉に、違和感を覚えて】
【さらに間髪をあけずに、次の質問を重ねる】

……守護?

【そういえば、神衣の織守に対する言葉遣いも、どこか大仰で】
【――櫻の国の御姫様だろうか、などと勝手な想像すらし始める】
【白い頬が赤く染まって、急に恐縮し始めた様子のクルスは、二人にどんな印象を与えるか】

……ええと、よろしいのですか?

【招かれた切り株の上に目線をやり、織守に目線をやってから、再度確認を求めて】
【それでも良しと言うならば、おずおずと、クルスは織守の隣に腰掛けるだろう】

【クルスの年の頃は、13か、14と言うところだろう。身長も150cmに満たないほどとあって】
【織守の隣に座れば、その視線は織守より、少し低い】
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 22:20:07.39 ID:spGZsueAO
>>426

(間違ってない、間違ってないけど……何だ?)

私も、一度された質問、なんだけどな
カレル、お前は、あの子を助けて、それからどうする気なんだ?
人を殺して、あの子を助けて、罪でも償うのか?

【チェルシーを助けて、それからの事】
【自分の時は、答えられなかった】

……人じゃなかったんだな、別に気にはしないが……
……責任なんて持てない、けど、何とかしてやる
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/14(月) 22:23:26.51 ID:zO1oHdGAO
>>429
【顎鬚を蓄えた、中年の男】
【クロークから覗かせた両手の指先には、幾つもの指輪が嵌められていて】
【足元を覆う古びたブーツは、男の雰囲気を味付け】
【口元で紫煙を燻らす煙草は、煙たさ≠誘発させるだろう】

クックック…新&キ紙(new《 paper)とはよく言ったものだな…ホレ。

【前方から歩いて来た男は、彼女の言葉が聞こえていたのか、持っていた新聞紙を少女に向かって放り投げる】

尤も…ソイツは昨日の新聞だから新しい≠ニは言い難いがな…ククク…

【なんで笑ってんだよこのおっさん】
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:24:24.41 ID:Bo+Kftdco

【街中】

【紙袋を片手に街を歩く、一つの人影。】
【均等なリズムで歩くものの、響く足音は無く、その姿は闇そのものであるかのように、漆黒で彩られていた】

…ん。やっぱりやる事がねえってのは、ホント厄介だな。
“仕事”でも舞い込めば良いんだが、機関に居るのも──。
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 22:26:17.37 ID:Iwyk2s6w0
>>428
…………まったく
【その姿を見送り】

家に帰って最高級ココアでも飲もうかしら
【そう言いながら去っていった】

/乙でしたー
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 22:26:18.87 ID:oc2D2wUSO
>>423
え・・・?
・・えええぇッ!!?
【更にビックリ仰天して】

あぅ・・っ、し・・・失礼しましたっ。
えと、僕は《Justice》所属、護と言いますっ、
谷山さんからの紹介を受けましてて、
【少年――護は、アタフタと】
【ポケットから名刺を出す】
【少年――護の物ではなく、紹介した谷山の物だ】

哲学者の卵を抑える方法を知っていると聞きました。

・・・貴方達にお願いがあります。

卵は・・・ここには今はいません。
卵は・・――僕の友人の中にあるんです。

・・・僕は、その友人を救いたいんです。
手を貸して貰えますか?
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:27:09.20 ID:Nj5o3lvAO
>>432

また誰か、生きたがっている人を助けるよ。
そして、当たり前のように、そういった人間に危害を加える奴を、人を人と見ない奴等を、殺していくよ。
この剣が、その罪の証、数多の罪人を断ち、その罪を背負うと決めた証だ。

もう、僕は退かない。
『また』死なせる訳にはいかないんだ。

【当たり前のように、すらすらと、淡々と、答えを返す】
【覚悟なんて、剣を手にした時からとっくに出来ていたのだろう】
【気になるのは、未だに生きている少女の話をしている筈なのに、また、と、口走った事か】

僕は、気にするさ。
獣に墜ち、命を喰らってまで生き長らえたいとは思わない。
君だって、同じ立場ならそうする筈だ。
他人の命を奪う事を嫌う君なら、尚更ね。
438 :  [sage]:2011/03/14(月) 22:28:16.37 ID:+tyIFE2Mo
>>431

姉妹……か、まあ、似たようなものと思ってくれればよい。
正確に関係を口にするとなると、少々難しいからの?

【曖昧な言葉で答えを濁し、それ以上は告げない】
【恐らく何らかの理由で口にしづらいことだったのだろう】

うむ、他ならぬ妾がよいと言うておるのじゃから
遠慮などするでない。ほれ、ここに掛けるがよいのじゃ

【ポスポスと切り株の表面を叩き、彼女の座る先を誘い】
【座ったことを確認すると、織守は満足気に微笑む顔をクルスに見せながら】

さて、何について語らおうか……。
そうじゃな、ここはやはり御主の自分探しの旅についてかの?

【姿勢を正し、着物を小さく擦る仕草を見せて】
【最初の話題をそれと定めて会話を始めんと舌を動かし始める】

今までは何も考えずに歩んできた、と言うておったが
……どうじゃ?今は何か、進むべき道は見えてきたかの?

【漆黒の瞳に宿る感情は興味かはたまた別物か】
【クルスについての質問を一つ投じた】
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/14(月) 22:28:48.56 ID:VYcqdyLV0
>>435
/お疲れ様でした、ありがとうございました!
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:29:27.37 ID:mROk6pQEo
>>409

……………

【白いシャツに暗い赤のネクタイ、その身を黒のスーツに包み】
【その胸はそれなりと言うに相応しいサイズ、だが黒いスーツは陰影を曖昧にするのでそれは目立たない】
【手入れをあまりしていないのか所々外側に跳ねている長い髪はネクタイと同じく暗めの赤色】

……………

【両の手には動かし易いように機能美を追求した薄手の黒い手袋を装備している】
【昏い藍色の瞳は片方、右目は眼帯で塞がれているがそのツリ目と眉間に深く刻まれたシワによって】
【常に怒っているような印象を受けるだろう、そんな「癒し」という単語とは程遠い女性が無言のままに歩いていた】

ちぃ……っ!!

【かつかつかつ、と鳴らす靴音】
【硬質なそれには苛立ちが混ざっている】
【意識の中にある言語化出来ない苛立ちが、混ざっている】

【そして少年がビルから出る瞬間に】
【彼女は偶然か、それとも……兎も角ぶつかってしまうだろう】
【普段ならば足から伝わる振動で自分に近づく物ならば直ぐにでも察知できるが今回は別】
【今回ばかりはその思考を惑わせるジャミングのような苛立ちにかき消されて】

……………おわっ!!

【少年の姿をその目で確認しようとも既に遅く】
【ぶつかるだろう、ただぶつかったとしても女性は微動だにせず】
【吹き飛んだりするのは少年だけかもしれない】

/>>430 絡んでしまいますよ!
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:32:03.50 ID:X1X2Tv9eo
>>433
……なんなんだこの人

【心の声が漏れてますよ】
【変な人(不審者に届かない程度の怪しい人の意)の姿を捉えてそんな事を思いつつ(言いつつ)、投げられた新聞紙を右手でキャッチ】

おお、親切な人よありがとう。日付は気にしないよ。どうせ読み終わる頃にはまた明日だ

【座ったまま、ペコリと会釈して感謝の意を伝える】

古い新聞のアイデンティティはどこにあるか……面白い話だと思うけどね

【余裕で乗っかってくるなこの女】

それで、そちらのおじさん的に興味の惹かれた事件は何かあった?

【ベンチの右横に新聞紙を開き、一面に目を通しながらそんな事を訊いてみる】
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 22:34:05.09 ID:9hgENC5DO
>>425

そう、ですか──

【不機嫌さの理由を聞き、彼女はただそれだけ、返した】
【これ以上話を聞いたところで、彼の不機嫌さがなおるとも思えず】
【むしろ更に悪くなるだろうと思ったからだ】
【故に彼女はそれ以上、彼に対して追及することはなく】

あ、あぅ……よ、よく言われます、わ。。
ですが……、ほ、ほんと、に──

──あっ
み、みしぇた方が早い、でしょう、かっ……

【もしかしたら。いや、もしかしなくとも人見知りなのだろう】
【ぷるぷるおどおどとしている彼女は、まるで買われてきたばかりの小動物のようで──】
【──挙げ句の果てには、台詞を噛む始末】
【その恥ずかしさのためだろうか】
【少女は顔を真っ赤にさせて俯くも──】

【──ふわり。一瞬、少女の周囲に火の粉が舞い上がり】
【それに合わせ、少女の左腕にゆるりと現われたのは、炎をデフォルメさせたような小型の盾】
【よくよく見ると少女の変化はそれだけではなく】
【胸元に、蝶を模したようなブローチが。靴には炎のように紅い小さな羽根が生まれていて──】
【──すごく、めるへんです】
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 22:36:23.73 ID:OA55CnXso
【町外れ】

【海へと注ぐ運河を跨ぐ、大きなアーチ橋があった】
【両岸を見やれば、遠い街の夜景の光が点々と浮かび上がっている】
【そんな橋の中ほどに、欄干に凭れて海の方を臨む人影があった】

(……世界一短い手紙……)

【緩く波打った暁色のショートヘア、茜色の瞳を持つ少女だ】

【黒地の長袖Tシャツの上に短丈のカーキ色ジャケットを羽織り】
【黒のアンクルブーツを履いて、ダメージの入った薄青のジーンズを着用】
【盾を模したピンバッジの付いたベージュ色のリュックを背負っていた】

【手元の携帯端末の画面から漏れる光が、少女の顔を淡く照らす】
【しばらく、画面から目を離せずに見つめていたが、徐に顔を上げる】

 あっ、と……そろそろ戻らないと
 ……地に足付けなきゃね

【弄っていた携帯端末を閉じてポケットにしまい、歩みだそうと身体を翻した】
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 22:37:21.85 ID:7emIKlQLo
>>442

(噛むほど緊張するなよ……)

【うっかり噛んだ少女をややじと目で見つめる青年】

……あー、君はヒーローショーに出てるのかい?

【第一感想がこれ】
【あまりにメルヘンなその容姿は、彼の疑惑を晴らすどころか深める結果になったようだ】
【どこか呆れたような表情をしてしまっている】
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:37:45.53 ID:R49BARWDO
>>436

谷山君からかあー♪
そっかそっかー

【手元から出された名刺を見て喜ぶ】

谷山君アジトから出てく時ボロボロだったから心配してたんだよ♪

一応元気そうでよかったよ

で護ちゃんの友達が卵に飲み込まれてるって話ね♪

手伝うよ♪
うん、谷山君の友達だもんね♪

【あっさりOK】
【と思いきや】

《ちなみに報酬というのは貰えるのでしょうか?》

【ここにきて弥生が口を挟む】
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:39:36.71 ID:1sngBxiSO
>>440

だ、め――にいさんっ!
兄さん、どこに――――あだっ

【少年は軽い。ぶつかっても然程のダメージにはならないだろう】
【しかしそれは、女性にとっての話、で。前述のとおり少年は軽い、故に衝撃にはめっぽう弱く】
【後ろによろけて、尻餅をついてしまった】

……ああもう、急いでる、のに……!

【そんな彼は、謝るどころか、睨むような視線で女性を見上げて、舌打ち】
【どうやら、お互いに。理由は違えど、苛々しているようで】
【――何らかの導火線に、火を点けてしまう、やも】

//よろこんでー!
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/14(月) 22:43:12.21 ID:zO1oHdGAO
>>441

古聞紙≠ニ称するのも一つの手段であると俺は思っている、物には相応しい*シ前が付けられるべきだからな。

【割と真面目な表情をして力説するおっさん】
【クロークから片手を出して、指先で煙草を掴み、口から離す】

気になった記事…最近ちっちゃいおっさんの妖精が目撃=cいや冗談だ、冗談。

【少女が浮かべるであろう表情を考え、男は口早に喋り】

そうだな…魔道具通販≠フ記事が個人的には気になるところだが。

【記事…と言うよりは、隅っこに書かれた広告】
【ジャ○ネット≠ニいう会社名がでかでかと書かれているのが見える】
【むしろ商品の欄を圧迫してる】
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:44:25.18 ID:/IfR5ENSO
【大通り】
(ふう……新作にもある程度目処が付いたけど…………)

【まるでお嬢様のような、所謂縦ロールにした赤髪と、釣り目気味の目の中に輝く万華鏡のような瞳……そして、両腰にベルトで固定された、白い「火炎放射機」が“異質さ”を醸し出す】

……あぁーイライラ

【黒ハットを被り、両手に白手袋。ヒラヒラした白いカッターシャツの上から黒色のベスト、更にその上から白衣を羽織り、黒い長ズボンを穿いた女性が、携帯用ゲーム機を熱心に操作しながら歩いている】

【随分熱心な為、かなり前方不注意だ】
【先程から何度も通行人とぶつかりそうになり、その度に舌打ちされているのだが、まるで気付かない】
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:44:26.87 ID:wjcjFXR7o
>>438

……そうですか。
わかりました。では、私の中ではお二人はご姉妹、ということで。

【少女は二つの質問を切り上げられたことを感じて、あまり触れられたくない話題であったのだと悟る】
【これ以上突っ込んで質問する理由もなし、とわずかに気まずさを滲ませて、しかしここで神衣への質問を打ち切る】

……うーん。
なんだか、改まってお話しするとなると気恥ずかしいですね。

【その白皙を朱に染めて、もじもじとそんな事を言ってから、それでも素直に言葉を模索し始める】

正しいって何か。
悪いって何か。
……善悪って二極化しちゃっていいのか。

ずっとそんな事を考えてました。
昔は、それを考えてくれる上司がいて……その人の言う事に従ってれば良かったんですけど。
今は、その上司もいなくなってしまって。

【――少女の語る内容は、要領を得ない】
【順序だてて物事を話すことに慣れていない、あるいは自分の考えもまだ纏まっていないのか】
【少女の見目を鑑みれば、そういった能力に乏しくても、おかしくはない年齢ではあるが――】

……誰も傷つけたくない、なのに、敵を……。
……いえ、『敵と決めたモノ』を傷つけずには、誰も守れない。

世界に苦しみをもたらした、非道い人を、『助けたい』と願っても。
……きっと、それは『正しくない』。だから、『助けたい人』を、助けることは……『間違ってる』。

【少女の話す内容は、仮定の話か、あるいは少女の過去の抽象化されたものか】
【漠然としたその語り口調からは、分からない】

……世の中にある苦しみを、全部癒す、そんな素敵な奇跡があれば良いのに。

【最後に漏れた言葉は、織守に向けて、というよりは、独白のような言葉で】

……ごめんなさい。
何を言ってるか、分からないですよね。

【ふと、自分の話している言葉の抽象性に気付いたのか、織守へと、そんな事を言った】
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 22:44:31.83 ID:spGZsueAO
>>437

そうか……私より、ずっとはっきりしてる答えだな
それがお前の考え方なら、そういう事なんだろう
過去に何かあったとしても、今は聞かない、聞く気もない
……悪いな、カレル、同じ道を、歩けそうには無さそうだ

……悪を容赦なく殺すお前の正義は、私にとって悪だった、それだけだ

【彼女の考えは、甘い考えと言われる物だった】
【悪も殺さず、何とかしてみせる、そんな考え方だ】

……私が勝ったら、止めて貰うからな

【出来る事ならば、刃を交えたくなど無かった】
【ローブの内側に手を入れ、金属が擦れる音と共に、剣を抜いた】

【薄い空色の刀身の剣、その切っ先をカレルに向けていた】
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:45:21.62 ID:+ljPOH8m0
【路地裏】

【大通りから外れた、無法地帯の闇の中で右手に刀を持った男が一人】

【暗い茶髪に鋭く青い双眸、茶色の革製ジャケットを羽織り、濃紺のジーンズを履いて
両手には黒の革手袋、右手首には緑、黄、緑の3本ラインのリストバンドを着用】
【右手に持っている薄い碧色の刀が普段納まっているであろう鞘は、背中にベルトで固定され、掛けられている】

終わり…だな

【よく見ると男の足元には黒コートを着たマフィアが2人血を流して転がっているのがわかるだろう】
【…但し胴と首は別々の所にあるが】

【ブンッ】
【男が刀を振り、着いていた血を払った】
【刀の薄い碧が、闇に反射する――】
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 22:46:57.68 ID:NwHDaWHDO
>>443
【少女が顔を上げれば、おそらく視界に入るだろう】
【前方から、一人の少年が歩いてくる】
【性別の境界線を女性側に傾いて歩くような外見の彼は】


空にふわふわ浮かんで歩くの、気持ちよくない?
地に足付けると、足が疲れそうだけど

【独り言を拾って笑いかけた】
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 22:48:51.79 ID:9hgENC5DO
>>444

ち、違っ……
いえ──た、確かに特異な容姿であるというじかっ……
……じ、自覚はございますけれどっ……!

【なんだかもう、噛み噛みである】
【顕現した、能力の一片と思しき盾や羽根も】
【或いは──単体であれば、まだましだったかもしれない】
【しかし、それに加えて少女の──】
【まるで童話の中から表れたような服装が、めるへんさを加速させる】
【これで、何らかの魔法アイテムなるものか】
【もしくは、不思議小動物でもいれば完璧だっただろう】

と、兎も角っ……
これ、が……わ、私の能力、ですっ……

【※ただ変身しただけ】
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:50:13.65 ID:X1X2Tv9eo
>>447
「新聞紙」で既に言葉として成り立っているのが惜しいね
新新聞紙と言わないのは、新しいことが当たり前だからかな

【まともに取り合っているうら若き少女】
【ふと、視線を広げた新聞紙からおっさんに移す】

【キラッ】

【………おっさんが「魔道具通販」と言う言葉を出したので、再び新聞紙に目を遣り、その広告を見つける】

あなたは、魔道具に興味があるのかい?
……ということは、魔術師かそれに類する人、なのかな

【視線を広告に移したまま、言葉でそう問いかける】
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:50:57.17 ID:mROk6pQEo
>>446

…………

【女性は無言、しかし名状し難い威圧感が】
【例え女性らしい体格(身長:166cm)をしていてもにじみ出ていた】

…………

【女性は“かつん”と転んだ少年の方に向き直る】
【そして尊大に見える腕組をし、彼を見下ろす、丁度お互いに睨み合う形に】

【睨む間も無言、何も言わずに彼女は考える】
【コイツはなんだろう?……】
【そう考えた理由は彼の格好、男だろうか?と】

…………

【と、ここで耳に入った言葉を辿る】
【「兄さん」という単語を彼は言っていた探し人だろうか、だとしたら自分と同じかそれとも】
【女性は変わらずの猫すら殺しそうな酷い目付きのままで見つめる】

……あ゛?てめ、誰に向かって舌打ちとかしてんの?
――――じゃねえよ、これじゃあただのチンピラじゃねえかあーもう

【一瞬火のついた導火線を無理矢理吹き消すように】
【髪の毛をぐちゃぐちゃとかき分ける】

ほら、手ぇ貸してやるよ……
悪かったな横方向不注意だったほら捕まれ、とって食ったりはしねーから

【不機嫌ではあるもののそこは大人らしく】
【前かがみになりながら右手を少年に差し出す】
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 22:51:07.14 ID:7emIKlQLo
>>453

……なるほど

【左手を顎に当てながら相槌を打つ】
【更に何度か頷き、】

メルヘンな装備品を出すのが君の能力か
子供が大喜びだな

【またメルヘン呼ばわり】
【そう、変身しただけではこういう評価になってしまう】
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 22:52:56.63 ID:OA55CnXso
>>452

【ふと顔を上げて、少年の姿を捉える】
【こんな時間にこんな辺鄙なところを通るなんて珍しいな、と思いつつ】
【零されたその独り言は、静謐な夜気にはよく響いた気がした】

【少女は歩みを止め、少年を見つめたまま、二度ほど瞬きをして】

 ……そうだね、それはきっと気持ち良いかもしれない
 でも、地面に付いただけで疲れるような足なら、私は要らない

 ……なんてね
 どうしたの、迷子?

【と、僅かに首をかしげながら、その瞳を覗くように言った】
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:55:17.75 ID:Nj5o3lvAO
>>450

ああ、そうだね。
悪を殺さずにいる君の生き方は正義を[ピーーー]も同じ。
僕には、許容出来ない生き方だ。

【――時間さえあれば、青年の考え方も、以前のような柔らかなものだったのかもしれない】
【だが、そんな仮定の話は、限りなく無意味なもので、時間に追われる青年は、罪を背負う道を選んでしまっていて――】

勝ってみればいい。
僕の覚悟と決意を、挫けると思うなら。

【がしゃん、と、大剣の先を地に落とし、威嚇するような音を立てた後、肩に背負うように持ち上げ】
【そして、片手で、それを突き付ける】
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:56:25.91 ID:Bo+Kftdco
>>448

──ちぇいっ!

【突如、腹部に蹴りが放たれる。】
【蹴るというよりは足を当てるといった方が適切であるが、どちらにせよ足が命中する事は確かである。】

【蹴りを放ったのは、全身真っ黒の人影。】
【蹴りが命中したならば、恐らく“影”はしてやったりといった表情を浮かべているだろう。】
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 22:57:06.74 ID:oc2D2wUSO
>>445
【余りに呆気ない二つ返事に一瞬キョトンとするが】

・・・・あ・・有難うございますっ!
有難う・・ございますっ!!
【それも一瞬だった】
【次の瞬間には、口が開いて感謝を述べていた。】
【漸くありつけた希望に】

・・・これで檸檬さん救え・・・・えっ?!
【・・・・・え?】

・・・・ほ・・・・報酬・・ですか?
えと・・・僕の友人を救えたら何でも!!!
何でも貴方達の欲しい物を出しますよっ!!
【思わずそう口走る】
【口は災いの元と言う言葉を知らないのだろうか・・】
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 22:57:39.75 ID:qL18+8aSO
【路地裏】

【男が一人、血みどろになって倒れている】
【男の風貌は】

【黒い瞳、一つに束ねた黒髪】
【返り血を浴びてそのままにしたように赤黒い和服】
【腰には白と黒の色違いの鉤手甲がぶら下がっている】
【黒い方は、鉤爪の代わりに長さ20cm程の刃が付いている】

ってて…。酷ぇなアイツら…。

【ゆっくりと起き上がる】

返り討ちにしてやっても良かったんだが、博打の勝ち負けは反故にしねぇって決めちまったからな…。負けたのは俺の方だし…。

【懐をまさぐる】

…ちぇ。やっぱ財布は無ぇ、か…。
これで晴れて文無し、さてどうすっか…。

【ふらふらと歩き出す】

【ダメージは無さそうだが、いかんせん血みどろ】
【事件の臭いはプンプンしている】
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 22:58:46.26 ID:1sngBxiSO
>>455

【一瞬だけぴくりと反応した肩は、何の感情に起因したものだろう】
【目の前から吹き付ける重厚な風のような威圧感に圧されたか】
【或いは、焦りがなんとかして身体を動かそうとしているのか】

……いえ、こちらこそすみませんでした。
まわりを見ずに、飛び出してしまって

【小さく平坦な声でありがとう、と告げて、手を借りて起き上がる】
【そうだ、今「こんなこと」をしてる場合じゃ、ない】

……あの、すみませんが、人を。見ませんでした?
緑の髪に、金の瞳の。あと、金の首輪を着けた男なんです、けど、

【次いで口にするのは、質問。ただしその声には明確な焦りの色が見えて】
【女性の憶測は、あたりだ】
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/14(月) 23:02:18.67 ID:zO1oHdGAO
>>454

【うん、中々見所があるんじゃないかしらこの娘(何故かオネエ言葉)と、内心で思うおっさん】
【新聞紙について何か言おうと思ったが、素性を聞かれ、それに答える】

如何にも、魔術師≠セ。

【まだ吸えるだろうに】
【指先で挟んでいた煙草を、弾くように背後へ投げ捨てる】
【くるくる──と、先端をオレンジ色に光らせたまま、弧を描いて地面≠ヨ──】

名前は──紙面≠ご覧あれ。

【──落ちた、瞬間】
【新聞の中央に、焦げ付いた痕が走り】
【メイザース=cと、刻まれた】
【ニヤリと、男が笑うのと同時に】
【地面へ落ちた煙草が、ジュッという音を立てて消え去った】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:02:35.35 ID:+tyIFE2Mo
>>449

成程……御主の求道は「善悪観」か。
それはまた答えの見つけにくい題目を選んだものじゃな。

【何が正しく何が悪いか。】
【明確な答えが存在せず、個々人の生い立ちや価値観によって変動するそれを】
【確固たる形で定めることは難しい。二人の人間が向い合って、全く同じ善悪を語ることなど稀なほどに】

世界というものはな、いつだって取捨選択を迫るじゃよ
何かを得るためには何かを捨てねばならん。そうせねば釣り合いが取れぬからじゃ。

誰かを護るならば他の誰かを傷つけねばならん。
悪と呼ばれた者を助けるならば、多くの者から罵られ石を投げつけられる覚悟を要する。

……御主の善悪を決めるのは他ならぬ御主じゃ
善悪を定めず、自身の思うがままに振舞うのも良い。つまりじゃ――

【そこまで語ると一拍を置いて】

――お主にとっての正しいだの、間違っているだのは御主が定めることじゃよ。
罪なき民を我欲のために傷つけるような在り方でなければ、それを誰かが咎めることもなかろう。

旅は……まだ始まってそう長いものではないのじゃろう?
ゆっくりと考え、御主の在り方を作っていけばよいではないか

【答えとはとてもいえない。当たり前の事を織守は告げる】
【誰かに話すだけでも、ありふれた曖昧な答えでも返答してもらうだけでも何かが違う】
【そんなほんのささやかな後押しを、彼女に向けてしようとす】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 23:04:03.40 ID:spGZsueAO
>>458

【彼女のこの考え方も、ある人物に影響されたのだが、今は関係ない話】
【もし時間があったのなら、別の道を選ぶ事も出来たのだろうか】

やって見せるさ
(調子は悪いが……仕方ない、か)

【世辞にも、調子がいいとは言えない彼女だが、贅沢は言えない】

【真っ直ぐに向けていた剣を下段に構え直し】
【姿勢を低くして、カレルへと真っ直ぐに走る】
【元々、そう離れていない距離だ、射程に入るのもすぐだ】

【射程に入ったのであれば、下から左斜めに切り上げる様に剣を振るうだろう】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 23:07:15.58 ID:NwHDaWHDO
>>457
【その少年は、服装もやはり女性的だった】
【左前のブラウス、オーバーニーのブーツ、白い長髪】
【165cmの身長も、華奢な骨格で小さく見えて】


気持ちを入れ直して、歩く事を意識する
そんな過程を経由して初めて動くのは……楽、では無さそうだ
思ったより疲れ、溜まってるんじゃない?

【うっすらと化粧の施された顔、紅の引かれた唇で微笑む】


こんばんは、その質問をオウム返しする事を許してもらえるかな?
僕の方は、お仕事の延長。お客さんを探してるところ
勿論、お姉さんがお客さんになってくれるなら、それは、嬉しい事だね

【紅の瞳で視線を受け止め、ブーツをかつかつ鳴らして】
【会話の適性距離より少しだけ、少年は少女に近づこうとする】
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 23:07:49.96 ID:9hgENC5DO
>>456

【恥ずかしさも限界にきたのか】
【顔が真っ赤を通り越し、目元には僅かに涙が浮かんでいる】
【そして、相手に目に物見せてやろうとしたのか──】
【ぷるぷると震えながらも、少女は自身の右肩から僅かに離れた場所に、火球を──】
【──少しだけ、黒を帯びた火球を出現させ】

ちっ……
だ、だからっ……違います──!

【その時。再び青年の呆れたような声が、耳に入る】
【少女は彼の言葉を必死で否定しようとしたのか。ぶんぶんと腕を振り】
【──がっ、と】
【不用意に振った腕が、火球へとぶつかった】
【いきなり衝撃を与えられた火球はそのまま】
【何事もなければ青年の横をすり抜け。壁へとぶつかり──】

【ところで──冒頭で、彼女の見た目は18歳程だと描写したものの】
【実際の身長は150センチと少しである】
【故に、彼らを遠目から見れば、或いは】
【頭の可哀想な子を大人が虐めているようにも、見えなくはなく──】


 【────どっ】

【壁にぶつかった火球は、そのまま】
【爆ぜて、散って、黒煙をあげ──】
【──あら、爆発していらっしゃる】

【最もこの爆発。割と小さなものであるため──】
【青年や少女を傷つけることは、ないはずだ】
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:08:08.80 ID:X1X2Tv9eo
>>463
ほほう、魔術師なのか

【おっさんの方を向いた少女の瞳は興味の色を示している】
【流石にこの世界、魔術師というだけで驚くことはない―――】

【それから、おっさんの誘導のままにタバコを、そして新聞に視線を向け――】
【焦げ跡とともに現れた名前を見て、少女は目を見開き―――】

……記事が、読めない……!

【そこかよ】

469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:08:09.15 ID:mROk6pQEo
>>462

あ゛ー……謝らんで良い、面倒臭い。
ま、今度から気を付けろ。お互い……な。

【そう言ったのは恥ずかしい訳では断じて無く、謝り合いになるのを避けたかったから】
【触れた手からは確かな力強さが伝わるだろう役目を終えた後、手をプラプラと揺らす】

やっぱ人探しか

【小さく呟き、目を細め、記憶を辿る】
【自分が歩いて来たルートでそのような人物がいただろうか?】
【家を出て、通りに入って2回ほど往復、その後ここに来た】

……そんなヤツを見たかもしれない。
かもしれない程度だ、記憶には深くは残ってねーよ。
こっちもおんなじような探し物で忙しかったからなあ……。

【ふむん、と自分の行動を思い出し頷く】
【目的以外の人間の姿は目にすら入らず、きっと記憶に残っていない】
【彼には残念だが記憶とはそういうものだ、一方的なものだ】
【故に彼女はぶっきらぼうにそう答える】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:09:25.21 ID:R49BARWDO
>>460

熱心だね
それほどの人なのかな?
その子は?

【青年は興味アリと言った感じに問う】

まあさっき言ってた報酬っていうのは冗談で―――――

《いえ、冗談ではありませ―――》

とりあえずその卵を植え付けられた子のことを詳しく聞きたいんだけどいいかな?

【弥生の言葉を遮るように青年は護に問い始める】
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:10:29.68 ID:Nj5o3lvAO
>>465
【放たれた斬撃、剣による其れが直撃したならば、幾ら人外の身体でも持ちはしないだろう】
【派手に血を撒き散らして、そのまま死ぬのが見えている】


――――ッ!!

【だから、まずは、その脅威を取り除く為に、大剣を振り上げて】
【そのまま最上段から大剣の一撃を、振るわれている剣を真っ正面から迎え打つように、振り下ろす】
【重量と人外の膂力が加算された一撃による『武器破壊』が狙い、なのだろう】
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 23:10:36.89 ID:/IfR5ENSO
>>459
【−王道なパターンなら、ここで蹴りを軽く防いで……「甘い」とでも言うのであろうか】
【あるいは……蹴りを受けてぺたん、と尻餅をついて、涙目+上目遣いのコンボを見せるのか】
【しかし彼女は……“王道”では無かったらしい】

うっへぇッ!?

【彼女は、女性キャラの「初の台詞」とは思えないような情けない声を吐き出した】
【原因は一つ、その蹴りだ。腹に減り込んだ脚が、彼女の身体から空気を押し出したのだ】

【そのまま、尻餅をつく。ぺたん、だなんて可愛らしい効果音では無く、ドサッ!! というリアルな効果音で】

【彼女はまだ何が起こったのか気付いていないようで、件のゲーム機を右手に持ったまま、唖然とした表情で辺りを見回す】
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 23:11:43.75 ID:7emIKlQLo
>>467

おやおや

【うっかり飛ばされた火球を目で追い、爆発を見ると少し感心したような声をあげた】

なるほど。火球、或いは火でも操る能力かな?
妄言じゃなかったみたいだ

【妄言とまで言うあたり、本当に疑ってかかっていたようだ】
【表情にも、驚きが現れている】
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:13:42.89 ID:+ljPOH8m0
【路地裏】

【大通りから外れた、無法地帯の闇の中で右手に刀を持った男が一人】

【暗い茶髪に鋭く青い双眸、茶色の革製ジャケットを羽織り、濃紺のジーンズを履いて
両手には黒の革手袋、右手首には緑、黄、緑の3本ラインのリストバンドを着用】
【右手に持っている薄い碧色の刀が普段納まっているであろう鞘は、背中にベルトで固定され、掛けられている】

終わり…だな

【よく見ると男の足元には黒コートを着たマフィアが2人血を流して転がっているのがわかるだろう】
【…但し胴と首は別々の所にあるが】

【ブンッ】
【男が刀を振り、着いていた血を払った】
【刀の薄い碧が、闇に反射する――】
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:14:43.59 ID:wjcjFXR7o
>>464

……。

【クルスは、織守の語る様を、尊敬の篭った眼差しで見ていた】
【――そう、自分の様に悩む者もいれば】
【この少女の様に、夢想家ではなく、現実的な力のあり方として、自分を定めている人間も居る】

ふふ……。

【織守の語る言葉を全て聞き終えてから、クルスは口元に手をやって、小さく笑った】

……ええ。この間、同じような事を言われてしまいました。
自分で考えて、自分で進みなさい、と。

……ダメですね、私は。
まだまだ、迷ってばかりです。

【神父と同じような諭し方をする織守が、とても頼もしく見えて】
【また、その見目とのギャップが、クルスには面白く思えたのだった】

それにしても、織守さんって、しっかりしてるんですね。
あんまり、私と歳も違わなさそうなのに。

【思想の話は終わり、ということだろうか】
【向けられた言葉は、率直な感想だった。世間話をするように、どこか打ち解けた様子で、クルスはそう言う】
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:16:15.89 ID:1sngBxiSO
>>469

んぐ……、……そ、ですか

【先ほどの衝突でずれた軍帽のつばをぎゅう、と握りしめ】
【俯いて隠す表情は、落胆の陰を落としていると容易に想像がつくだろう】

……おんなじような、ですか?

【彼女もまた、ひとを探しているのか】
【そんな推測が頭の中に浮かべば、帽子と視線とを戻して再度の問い】
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/14(月) 23:18:52.37 ID:zO1oHdGAO
>>468

【おっさんが大分古い漫画的なずっこけ方をしたけど気にしてはいけない】
【おっさんだもの めいざーす】

……ホレ、戻してやるから。

【火を使っただけに、と言って少女へ近寄って行くだろう】
【そして、新聞紙の焦げた部分を指先でなぞりながら、一言】

消化≠ネい…ってな。

【すげえしょうもないこと言った気はするけど、紙面はすっかり元通りなのである】

それにしても、魔術師≠ノ興味でもあるのか?
それほど珍しいものでもないと思うがね。

【少女の興味深げな瞳を見て、そう言った】
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:19:15.20 ID:oKu2W8l/o
>>474
【上品で仕立ての良い鶯色の和服の上にインバネスコートを纏った老人が歩いて来る】
【頭髪は既に禿ているが、髭は長く、胸元まで白い髭が伸びている】
【腰には一振りの刀が有り、長年使い込まれた風格を感じさせ】
【刀を収める鞘は、漆塗りの鮫皮の職人芸に依るものである】
【老人の足元を彩る漆塗りの下駄は、一歩歩くごとにからから優しい音を漏らす】
【そして、その立ち姿は優雅でありながらもどこまでも隙の無い物であった】

……ほう、血の香りを感じてみれば、こりゃまた楽しそうなことになっとるじゃぁないか。
かっかっっか!!

【そう言って笑いながら老人は男の所に向けて歩いていくだろう】
【其れはあまりにも自然体であるというのに目立つ隙は見受けられない物である】
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 23:19:53.19 ID:spGZsueAO
>>471

【普通の剣と、普通の人間だったならば】
【剣は中ほどから折れ、一撃の重さに剣を手放していただろう】
【だがガギィン、と甲高い音を響かせ、剣が交わった】

っ……やっぱり重いな……!

【彼女もそうでは無かった、重すぎる一撃に怯む事なく剣を握り】
【ほぼ対等の力を持って、その一撃を受け止めていた】
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:20:01.55 ID:Bo+Kftdco
>>472

取り敢えず。「ざまあみろ」。

【──ゆったりとした動作で足を下ろし、黒い笑みを浮かべている、“黒い”青年。】
【大通りという事ではっきりとその姿は視認出来るが、一度影の中に入れば輪郭がはっきりしない程、青年は黒でその身を包んでいる。】

────…っとてめえ…何で“蹴られた”か位理解してるよな?わざと…だよな?

【女の様子に、怪訝な表情を見せ始めた。】
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 23:20:13.75 ID:OA55CnXso
>>466

(わぁ……女の子みたい。っていうか女の子?)

【改めて少年の姿を目に捉えて、少女はほんの少しだけ呆けた】
【闇夜に浮かび上がるその姿は、どこか幽玄さすら伴っているように彼女には見えた】
【そのせいで、少しだけ応答するのが遅れて、それから口を開き】

 うん、こんばんは。そんなに疲れてるように見えるかな、私
 でも、息抜きに来てたことは間違いないから、そう見えるのかもね

【唇だけで微笑を返し、それから少年の言葉を聞きとめながら】
【近づいてくるのに特に抵抗もなく、ただその場に佇んで】

 お仕事……お客さん?
 へえ、何の仕事?

【何の気無しと言った風にに尋ねる少女。夜風が吹き、暁色の髪を揺らす】
【その時、本当に僅かに、藍色の風も孕んでいた。小さな魔力風だった】
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 23:20:23.47 ID:9hgENC5DO
>>473

【──.一方。爆発を引き起こした当の本人はと言うと】

  ……! ……、……!


 【 顔 面 蒼 白 】

【それもそのはずだろう】
【紛いなりにも、爆発する火球だ】
【今は偶然、当たらなかったからよいものを──】
【もし当たっていたら、「うっかり、てへ☆」ではすまない事態になっていたかもしれないのだ】
【そのことに、この少女が平然としていられるはずもなく──】

も────申し訳ございません!ごめんなさい!
だ、大丈夫でしたか!? お、お怪我はっ……痛い場所はないですかっ……!?
ほ、本当にごめんなさい……っ!

【────パニック!】

/次遅れます、ごめんなさい
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 23:23:26.83 ID:7emIKlQLo
>>482

当たって無いから落ち着きなよ。近くで喚かれても五月蝿いだけだ

【はぁ、とため息混じりに返事をする】
【すっかり呆れ返っているようだ】

状況の判断も出来ないし、能力の抑制も完璧じゃない
本当に戦えるの?

【まだ疑っている】
【少女の一挙手一投足が、彼の中での”戦える人間”というものからかけ離れているのだろう】

//はーい
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:25:54.69 ID:X1X2Tv9eo
>>477
【指先でなぞっていっただけで消えた焦げ文字を見ながらちょっと驚いた表情を見せて――】

……流石魔術師、と言うべきかな、これは

【おー、と感嘆っぽい声を上げて新聞を掲げて確認する】

私は専門じゃないからね、あまり器用なのは出来なくて……すごいねコレ
魔術師といえば、魔術協会の関係者だったりするのかな

【「専門じゃない」という言い回しからするに、少女も少しは使えるのだろうか?】
【ともかく、新聞を下ろしてから、名ザースに一つ質問をしてみた】
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 23:25:58.09 ID:oc2D2wUSO
>>470
(えっと・・・いいのかな ・・)
(いやでも、思わず口走っちゃたけど、無い方が有難いかも・・・)

・・・はい、大切な友人です。
僕は友人を誰一人として、失いたくありません。
誰一人と欠ける事なく、皆といたいんです。
【一変して、真剣な口調で始める。】

それで、助けて欲しいのは夢幻檸檬という人です。、
機関に所属しているナンバーズで、
数字は《No.90》

一度は機関を辞めまていましたが、
卵の孵化によって殺人衝動が復活した様で
優しかった性格からまた戻った様に、再び機関に戻ってしまいました。

別の機関の人に、何か言われた様で、それで不安定になって孵化していました。
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:25:58.53 ID:+tyIFE2Mo
>>475

迷うことは悪いことではないのじゃ。
迷いの一つもなく人生を歩んできた者などそうはおらんからのぅ

誰しもが迷い悩み、その上で己を紡いでゆくものじゃよ。
様々な者と出会い、様々な道を歩きながらのぅ……む、妾の顔に何かついておったかの?

【そこまで語り終えると】
【クルスが笑みを浮かべている事に気づき、その意図に気づかず小首を傾げた】

この世界で見た目の歳など、存外アテにならんものじゃよ。
御主がこの身と変わらぬ年であれば、御主と比べた妾など婆様の類であろうさ

【くくく……と小さな笑い声と共に、真偽の分かりづらい返事をした】
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:26:48.33 ID:+ljPOH8m0
>>478
/すいません!急用ができたので退かせていただきます
/また縁があれば是非絡みましょう
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:26:54.17 ID:mROk6pQEo
>>476

悪いな……。

【変わらずの尊大なポージングのまま彼女はそう返し】
【そして暫くの間黙り込む、時折「ん〜」と唸って】
【何か思い立ったのか唐突にポンと手を叩く】

探すの手伝ってやっても良いぜ、アタイの探し物のついでだけど……。
1つ探すも2つ探すも同じようなもんだ労力は同じ、同等だから問題は何も無い。
するってえと今は気分が悪いから、そうだなあ……タダで探してやるよ。

【どうやら彼女が考えていた事はその件についてだったらしく】
【ニヤリと笑み(これも目付きが悪いが)を浮かべ、少年に提案する】
【「機嫌が悪いからタダ」というのはいい加減の一言に尽きるが……】

そ、探し物。アタイのオモチャ1号がどっかいっちまってさ――――
それを探してたらお前にぶつかったわけさ。そうだガキ、お前の名前は?

【人とは言わずオモチャと言う辺り良い性格である】
【そんな発言に特に罪悪感を感じることもなく、平気な顔】
【きれいにくびれた腰に手を当てて少年の名を尋ねる】
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:27:39.09 ID:oKu2W8l/o
>>487
//了解ですヨー!
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:27:43.27 ID:Nj5o3lvAO
>>479

ああ、やっぱりか。
その紅い眼を見た時から、薄々嫌な予感はしていたよ――!

【受けられる事は、想定済みだ】
【最良の場合であろうと、最悪の場合であろうと、次にどう動くかは考える事が出来ている】
【台詞と同時、剣に触れず空けていた左腕が、ひゅん、と空を薙ぐ】
【彼女の視力なら見えるだろう、その動作により、袖に仕込まれていた苦無が腕を貫かんと迫ってくる、その一瞬が】
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 23:30:59.21 ID:/IfR5ENSO
>>480
【「……ふざけた奴だな」】
【内心ではそう思いつつも、言葉に出す程の愚者では無い】
【内心では舌打ち音が響くが、外に漏らす程の欠陥は無い】

いや、ちょっとわかんないッス。なんか、カンに障ったならすみませんッス。

【女っ気のカケラも無いような……男子校の部活動のような、そんな口調】

【真面目に“心当たり”が無いのか、それとも芝居か……見た目だけで言うならば、後者である可能性がやや勝るか】


【……右手に持ったゲーム機には、何も映らない。どうやら、先程の拍子に電源が落ちたらしい】
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/14(月) 23:33:50.59 ID:I06y0KcAO
【郊外・廃墟】

【生物の脈拍がない其処に、ひとつ。人影があった】

【赤い布を緩めに頭に巻いて癖の強い黒髪を軽く纏めた、藍色の瞳の青年だ】
【黒のポンチョで体型を隠し、その下に黒のワイシャツと薄い白のベストを着用】
【ポンチョには1から12までの数字が刻まれているが暗い灰色で見にくく、】
【ベルト変わりに砂時計を繋ぐ細い鎖を使用していて、サラサラと微かな音がする】
【彼は時計が埋め込まれた八端十字架を提げており、教会所属の神父なのだろう】

……、……。

【汚い床に膝をつき、服に汚れが着くのも厭わず指先に持ったチョークを動かして】【そこから広がる数式や文字は、一部屋を埋めるほど巨大な渦となっていた】
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 23:34:30.66 ID:NwHDaWHDO
>>481

いいや、そうでもないさ
ただ、ね。世の中、疲れてる人は結構多いんだ。自覚なく、ね
だからこう言っておくと、割と正解するってズルい考え方

だけど、自分が当てはまると思ったら……息抜きは、重要だね

【夜間の暗さでも、わずかな明かりで互いの顔が分かるほど】
【そんな位置で立ち止まった少年は、笑みの度合いを少しだけ薄める】
【代わりに、何か、特定の人種を誘うような色を表情に混ぜ込んで】


……ふふ、知りたい?
そうだね、何でも屋っていうのが正しいな
手に入り、売れるなら何でも売る
食糧、衣類、住居、情報―――

【指を折りながら数えはじめ、3つ目でそれを止める】
【浮かせた手は下ろさないまま】

―――銃器、爆薬、ドラッグ、娼婦、男娼、なんでもござれ
お金で手にはいるならなんでも、ね?

【紹介を終えれば、とびきりの笑顔を見せた】
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:36:29.93 ID:wjcjFXR7o
>>486

何でもないですよ。
織守さんは頼りになるなっ、て。

【心の中の全てまでは口に出さず、その一端だけを言葉にする】
【世辞でも皮肉でもなく、本心からの言葉だ】
【その小首をかしげる動作もまた可愛らしく、その語り口とのギャップに】
【――なんだか無理をする少女のような愛らしさも感じられて、笑みがこぼれるのだけは、抑えられなかったが】

私が織守さんと変わらなければ、私に比べた織守さんが……?
……?

え?

【小難しい、含みのある物言いを真正面から受け止めて理解しようとして、クルスの頭の周りに疑問符が踊る】
【――織守の、『自分』を指し示す単語のニュアンスの違いなど、この愚直な少女にわかろうはずも無い】

ええと、あれ?
……うーん、婆様、って感じじゃ、ないです、けど……?

【なんと返せば良いのか分からず、クルスはそんな適当な返答を寄越す】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/14(月) 23:37:54.87 ID:zO1oHdGAO
>>484

名ザース「魔術協会?ふん、この俺があんな…え、なにこの名前こわい」

【実を言うと、少女が持つ新聞には予め男の魔力が通されており】
【故に、今のような芸当をサラリとやってのけたのだが】
【専門ではないと言う少女には、解らないかもしれない】
【或いは、ハッと気付く場合も、あるだろうか】

(なんだ今の…)
魔術の研究≠竍整備≠ヘ好きだがね。
ああいう所じゃあ好き勝手出来ないのでな。

【どうも、あまり魔術協会が好きではないようだ】
【浅く皺の刻まれた表情を、僅かに歪めて】

『専門ではない』…と言ったか。
つまり、お前は単なる魔法使い≠ニ言う訳か?

【魔術師≠ニ魔法使い≠ノ、線引きでもしているのか】
【少女の言葉を聞いて、男もそんな質問を返してみる】
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 23:38:10.20 ID:spGZsueAO
>>490

あまり、公表するつもりも無いんでなっ!

【普通の人間が相手なら無理やり振り払って、後退】
【だが、今回ばかりはそうもいかない】

【鍔迫り合いの最中、加える力を逆に】
【つまり、カレルが振り下ろしている方向に力を向けた】
【少なくとも、延長線上に自分の体はない為、斬られる事は無いだろう】

【そして、その勢いのまま深くしゃがみ込み】
【足を払おうと蹴りを放とうとしていた】
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:40:00.40 ID:1sngBxiSO
>>488

え、本当ですか!?
ありがとうご……、……タダ?

【手伝ってやってもいい、の言葉に目を輝かせ】
【礼を述べかけて――金をとるつもりもあったのかよ、と内心突っ込んだ】

玩具、て……まあ、いいですけど。
どうせなら、僕もあなたの人探し、手伝いましょうか?

【女性にだけ手を煩わせるのもなんだか悪い気がして、少年はそう提案し】
【名を問われた、そのあとに、何か考える仕草を見せる】

僕はアサヒ、えと……何だっけ……あ、あ。
天金、アサヒです。

【自分の名を告げるにはいささか不自然な、何らかの考え事に伴う小さなひとりごと】
【それを交えて、名乗った】
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:42:18.83 ID:Bo+Kftdco
>>491

【頭部の上方に、書き文字で「イラッ」と書いているような、そんな様子。】

──もう一発、行っとこうか…
バカにつける薬は“こっち”の方が良いかもしれねえしな?

【溜め息。馬鹿にしている。というよりもう既に「バカ」と言ってしまっている。】

“やるな”とか言わねえよ。別に気をつけてれば問題ねえよ。
でもてめえ、何人にぶつかり掛けてんだよ。

【──割と普通の説教。普通の返事が返ってくれば問題は無いのだが。】
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:42:28.16 ID:R49BARWDO
>>485

ちょうどよかった♪
彼女には近々接触しようと思ってたんだ♪

【嬉しそうな青年の態度とは逆に弥生は少し嫌そうな顔をする】

《機関の人間というのは気が乗りませんが仕方ないですね》

【哲学者の卵】
【それは機関が所持する道具】
【それが体に植え付けられているということは機関が絡んでいることを示す】

まあ、その子はいい子みたいだからやっぱり報酬は要らないかな♪

《しかし――――》

その檸檬ちゃんをたぶらかした奴から奪えばいいよ

【その顔は先ほどからは想像出来ないような鋭いものだった】
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/14(月) 23:43:10.00 ID:OA55CnXso
>>493

【少女は軽い相槌だけを返し、少年の表情を見ていた】
【だがそれ以上深く覗き込むことはせず、彼の話を聞き】

 へえ……何でも屋
 でも、いかにもアヤしくない、それ?

【ふと、何気なく半歩遠ざかり、欄干に手を添えて】

 お店の名前とか、今までにどんな実績があるとか、
 そういう信用があるところじゃないと、ちょっとねえ

【わざとらしく疑って見せるような、ほんの少しだけ瞳を細めて横目で見遣る】
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:44:13.33 ID:Nj5o3lvAO
>>496

……まあ、して得をする事じゃないだろうから……おっと。

【がくんと、呆気なく、余りにも呆気なく、青年はバランスを崩す】
【そして、其処に放たれる脚を狙った蹴り】
【それを喰らう事により、青年はそのまま転倒―――しなかった】
【ぐ、と舗装された固い地面に左手を付け、渾身の力で地面を押し付け、その反動だけで跳躍する】

【妨害が無ければ、すた、と、そのまま彼女から少し離れた位置に着地するだろう】
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:46:31.22 ID:+tyIFE2Mo
>>494

むぅ……何やら含むものを感じる気もするが
特に問いただすような事でもないかの

【少々納得はいっていない風情であったが】
【悪意的な意図は感じなかったためか追求はせずに小さく頬を膨らますだけだった】

これこれ、本気で受け取るでない。軽い冗談なのじゃ。
語りは婆様のようであっても、中身まで老いておる訳ではないからの。妾はまだ齢18の小娘じゃ

【クルスの様子を見て、してやったりと薄く微笑みながら訂正する】
【童顔なためかそれよりも数歳幼くも見えるが、「織守」の歳は18という事らしい】

……ふむ。そうじゃ、少し話は変えるがの。
御主は旅をしておるようじゃが、頼る先などはあるのかや?

女の身一つで、後ろ盾や援助もなく旅を続けることは危険であろう。

【何を思ったのか、話題を転換する】
【話題は彼女の旅についてのもの。何らかの考えあってのことか好奇心故のことか】
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:50:51.70 ID:X1X2Tv9eo
>>495
【だが専門家なので気付かない。残念な子】

戦闘じゃなくて研究が主?
それならあの規模の大きさを利用するのもいいと思うけど……まぁ居心地が悪いんじゃ仕方ないか

【仕方ないね。少女は今度はほー、と関心した様子でメイザースの話を聞く】

それよりも、かな。私は能力者であることの補助に魔術を学んでる程度
それに私は特別戦闘目的の組織に身を置いても無いから、まぁ技量は専門家と比べればお察しかな

【すっかりメイザースを「専門家」と位置づけているようである】

―――いずれにしても、あなたの気に召すものじゃないのは変わらないかもだけど
「戦うこと」を前提に魔術に触れているんだし

【メイザースは「研究≠竍整備=wは』」とあえてことわっていた。ならば彼は戦闘目的での魔術を好いていないのではないか―――?】
【そんな仮説を乗せて、右手で前髪をいじりながらそんな言葉を向けてみる】
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/14(月) 23:52:24.51 ID:mROk6pQEo
>>497

んだよ、文句あんのかおい?
アレだぜその気になれば法外な報酬でだな……ってガキに言っても意味はなし、か。

【どちらかと言えば、などという言葉を使うまでもなく弄れた人種】
【というか弄れていなかったら先程のような言い回しは使うはずもなく】

オモチャはオモチャだ、うん。
……いや、結構だ。ガキにアタイの用事を任せられねーからな。
それにアタイはガキに頼る程ひ弱な生き物じゃねーのさ。

【大人の問題は子供は知る必要もなし、とばかりにそう言って】
【少年の頭を掌でぽんぽんと叩こうとする、少し痛い……かも】

アサヒな、うし……。
で、探すヤツだけどお前の何なのさ?兄貴?弟?親父?爺さん?
格好はさっき言ったのでオッケイか?

【どこから取り出したのかメモ帳に彼の名前を書きこんで】
【そしてボールペンの先を少年、アサヒに向け探し人の詳細を尋ねる】
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 23:53:09.92 ID:oc2D2wUSO
>>499
・・有難うございます。
【再び、感謝の言葉】

『レギン』・・
彼女がその人を呼んでいました。
谷山さんと因縁がありそうでしたけど。、
【そう檸檬の卵を孵化させた『機関の人物』の名を】
【追加で報告する。】
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 23:53:23.10 ID:spGZsueAO
>>501

全くだ、似たような物だろうしな

【勢いを生かした、とは言え、外していれば隙だらけだった】
【それほどまでの力だ、何かが介入出来る訳もなかった】

【状態は振り出しに戻った、先ほどよりも距離はある】

【しゃがみ込んでいた状態から立ち上がる】
【先ほどとは違い、特に構えと言える構えは無かった】

【相手の手が読めない以上、迂闊に動く訳にも行かず】
【じりじりと、距離を詰める程度だ】
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 23:55:13.66 ID:/IfR5ENSO
>>498
んな理不尽な……それに、初対面にアホってアンタ、礼儀とか知らないッスか?

【うぜえ】
【としか言いようの無い……いや、生意気といった方が適切か?】
【やれやれ、といったポーズで、彼女は更に言葉を続ける】

はあん? 何言ってるッスか……確かに、前も見ずにゲームしてたのは謝るッスよ? ごめんなさい。

【ぺこり、と小さく頭を下げ】
【しかしまだ何か言い足りないようで】

でもねアンタ。こんな街中でいきなり蹴り飛ばすだなんて……正直言って“迷惑”ッスよ? あたしにも、通行人にもッス。

【正論、だ】
【確かにこの女性の行為も迷惑……しかし青年の行為も、迷惑行為】
【少しだけドヤ顔になりながら、彼女は言った】
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/14(月) 23:58:01.50 ID:NwHDaWHDO
>>500

ああ、逃げないで逃げないでちょっと傷つく
これでも路地裏で生き抜く為に体を張ってるのに
いやホントそのままの意味で

【僅かに後退した少女を追うように手を伸ばし】
【但し、その手は決して、彼女に触れるまでは伸ばさない】


うーん、実績かあ。そう言われると、悩むんだよね
少なくとも履歴書にはとても書けない内容ばかりだし、そんな大口の仕事もない
品物やサービスを味わって貰って、判断してもらうのがやり方だから
店名だって、僕自身が移動する商品だから……何でも屋寝台本店?

【もう片方の手は顎の辺りに置いて、うーうー唸る】
【事実、誇らしげに語る実績は、この少年には縁が薄く】
【だが、少年はそれでも、まだ笑みは完全には消えない】


そうだ、こんなのはどうかな?
『カノッサの水の国支部から、“D”を仕入れた』なんていうのは

【選んだカードは、二つのビッグネーム】
【最近は沈静化しているが、一時期は廃人をベルトコンベアーに載せて生み出すような有り様だったドラッグの】
【販売元と接触した実績がある、というのだ】
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:00:09.14 ID:O5GG29fqo
>>502

え? あ、ああ、冗談ですか。
……ビックリしました。

【織守のからかうような答えに、ホッと息を吐いて、クルスは胸をなでおろした】

頼る先、ですか?
うーん……。
一応、お金はありますし、悪漢暴漢に負けないくらいには、腕も立つつもり、ですけれど。

【話題の転換に、クルスもまた自分なりの答えを返す】
【――左腕がなく、目に見える部分での武装もなく、その華奢な肢体は、触れれば折れるように細い】
【そんな少女が腕は立つつもり、と言うが、この世界では、ありふれた話だろうか】

……うーん、そんなこと、考えたことも無かったです。
危険……なんでしょうか?

【いろんな人々に助けられつつも、それでも一応、一人で旅はしてきたし】
【難事にあっても、どうにか切り抜けてきた自負はあるのだろう】

【――幼い少女が口にするには、あまりにも危機感の無い発言ではあるのだが】
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:01:23.53 ID:4OLsDkRAO
>>506

同じ女の子を護ると決めて、選ぶ道は真逆。
やれやれ、どうして世界はこう面倒臭い仕組みなんだろうね――!!

【だん、と、地を蹴り急加速】
【言葉にすれば簡単だが、瞬く間に、流れるように相手の懐に滑り込むその動きは、単純な力だけでなく、鍛錬を重ねていないと出来ない動作なのだろう】

【――そして、もう一つ】
【今の青年は、加速と攻撃に全てを注ぎ込み、防御を完全に捨てている】
【迂闊に攻めれば、青年が命を落とす、つまりは、彼女自身の正義を逆手に取り、攻撃を封じようとしているのだ】
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:02:41.80 ID:NARq2+cSO
>>504

いえまったくもんくなんかないですよ、ただにしていただけてうれしいなー

【棒。】
【ははは、と乾いた笑い声を上げながら帽子を弄って目線を反らす】

……む、僕はたしかに子供ですけど、あなたが思ってるほどひ弱じゃ――あた、あだだっ!

【痛がってるあたり、まあ、ひ弱なのには間違いないが】
【無力な子供あつかいされて、少しだけ怒った、みたい】

僕の兄さんです、さっき言った容姿の――
……あ、髪の緑色がすこし抜けてる、かも。長らく染めてなかったみたいだし。

【――――】
【どうやら少年の兄は、髪を染めている、らしい】
【だとしたら、元の髪色は、少年と同じ金であろうか】
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 00:06:37.99 ID:cwy8WDqYo
>>507

俺は“悪役”だからいいんだよ。んでてめえが“悪役”に暴行を受ける“一般人A”。
だから理不尽で結構。「ざまあみろ」。

【──よく分からない理屈。】
【要するに、“悪い事を理解してその上で悪い事をやってる”から別にいい、等と言いたいのだろう。】

──…。なーんでこんなトコでやる「必要性」があるかね、さっぱりだわ…

【独り言。彼にとっては女の存在などもうどうでも良かったりするのだろう。】
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 00:09:50.69 ID:6gndsBlUo
>>508

【ふふん、と鼻で笑う微笑を顔に貼り付けて、遠退いた位置から近づこうとはしない】
【少女の鼓動が、少しだけ早くなる。足下を流れる運河のせせらぐ音が、妙に煩い】

 へえ、そう……

【少女は、沈黙して聞き入る振りをして、唸ったり笑んだりしている彼の顔から目を逸らさなかった】
【いや正確には、目を逸らせなかったのかもしれない。瞳に僅かな硬質な色が滲み始めていたのを、】
【もしも注視していたのならば、感じ取れても不思議ではないだろう】

【──そしてその瞬間、鼓動が一度大きく跳ねた】
【少女の唇から、完全に笑みが消える】

 ……それを、私に売りつけようって言うの? 冗談でしょ

 じゃあ、交渉しようか
 私が、逆にその入手ルートの情報が欲しい、って言ったら、幾ら張る?

【鋼線を張ったような眼差しが少年の双眸へと直線で向かう】
【声色は夜気よりも急速に冷え込み、零度にも近かった】
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 00:10:43.18 ID:UdYwelXAO
>>510

さぁ、悪趣味なんだろうなぁ!

【反応が出来ない速度ではない、いや、普段通りなら出来る速度だ】
【相手が自分の事を、考えを知らないならば、そんな事は出来る訳もない】

(一度守りに入れば、そのまま攻められる……)
(攻めに行けば、今の状況じゃ危険過ぎる……どうする、私)

【理想はすぐに出てくる、だがどれも自分じゃ出来やしない】
【時間もない、思考の時間はここまでだ】

くっ……

【結局、彼女が取った手段は守りに徹する事だった】
【剣を中段に構え、カレルを待ち受ける】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:11:52.64 ID:6LAjOdxYo
>>509

……そうじゃな。
腕に自身があろうと、先立つ物があろうとこの世は安心できぬよ。
いつ何時、如何なる「不幸」に見舞われるとも知れんからな。

御主程の容姿であれば、要らぬ気も引いてしまうじゃろうし
一人旅とも為れば多くの意味で危険が待ち受けておるじゃろう。

【クルスに「危機感」を覚えさせるように、ゆっくりと言葉を紡いでいく】
【織守は一体、何を目的としてこの発言をしているのか。それは、すぐに判明することになる】

何をするにも止まり木は必要じゃよ。
帰る場所があれば、頼るべき者がおれば人は安心することができるものじゃ。

つまり、妾が何を言いたいかといえばの。……この妾を頼ってみぬか、ということじゃ。
これも一つの縁じゃ、関わったのならば御主の行く道を応援してやりたいからのぅ

【つまりは、織守を頼る先にしてみないかという提案であった】
【未だ素性も明かさず、いきなりこのような事を訊かれても困ることになるであろうか】

【まず織守は、この案を持ちかけて彼女の反応を見ようとしているようであった】
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:12:02.52 ID:k54yoIzfo
>>511

それがいい、ガキは余計な事言わねーで黙って大人に助けられてりゃいいのさ。
そうしてりゃあこっちも変な気変わり起こさねーから。

【にぃ、っとアルカイックスマイルを浮かべて】
【そのままぐにぐにと頭を撫で回そうとし】

うっせ、子供は子供だよ少なくともアタイから見りゃあな。
そもアタイよりちっせえ時点でひ弱もひ弱、文句はアタイより大きくなってから言うんだね。
……ま、無理だろーけど。

【最後の言葉だけそっぽを向いて「ふっ」と鼻で笑う】
【そして頭から手を引っ込めて】

兄貴か、姿は……よしメモおっけー。
んだよ髪の毛染めてんのかよ、まるでどっかの誰かさんみてーだな……。
……他の髪色に変えたりしねーよな?

【彼女の言ったどこかの誰かさんは一先ず置いておいて】
【彼の兄が髪を染める事に抵抗がない人種ならば、また他の髪色に変えるかもしれない】
【念の為の確認というわけで、少年にその可能性を尋ねる】
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:13:44.29 ID:G8dWar+Ko
>>505

なら尚更だね
僕らも接触できるようにがんばるよ

【そう言うと四月朔日は持っている紙袋から一つ瓶を取り出す】
【そしてそれを護に投げつける】

それは水の国で知る人ぞ知るおいしい水飴らしいよ
一つ君に上げるから機会があったら食べてみて♪

じゃあ僕らはそろそろアジトに帰らないといけないから

じゃあね、護ちゃん♪

【そういうと二人は人混みに消えていった】

/本人の眠気があれなのでこれで〜
/最後遅れてすいませんでした、乙でしたー
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/15(火) 00:14:30.60 ID:j6N3zKxAO
>>503

【専門家──と言うよりはむしろ】
【メイザースは魔術の整備士≠ナあるのだが、専門家でも確かに間違いとは言えない】

ハッ、成る程な。
純粋な意味で、戦闘員≠ニ言う訳か。

【戦闘員】
【初めから、戦闘に取り込む目的でソレを得た、という意味で】

別に否定はせんよ。
俺だって目的の為には争いを起こす。
ただ、魔術にも魔法にも、相応しい¥齒鰍ェある。

【懐から煙草を取り出し、口にくわえると】
【小さな紅い玉が嵌め込まれた指輪が付けられた指──左手の人差し指を、ピンと立てて、煙草の下へ当て】

これは俺の個人的な考えだが。
魔術≠ニは日常必要なモノの代替え、魔法≠ニは武器に相当する。
武器≠ェ必要だがライター≠ヘ必要無い。
そんな奴が使うのが魔法≠セ。

【シュボッ、と】
【指先から噴出した炎が、煙草に火を点け】

魔法(剣)≠ヘ勿論、魔術(ライター)≠セって使い方次第では危険なものだが。
むしろ、魔術(ライター)≠フ方が危険かもな。

【煙草を吸い──一旦口から離して煙を吐く】
【紫煙がくゆる煙草を再び口でくわえて】

魔法使い≠ニは、言うなれば剣を持った騎士に等しい。
魔術師≠ヘ…日用品≠フ危険性≠良く解っている人間という訳だな。

【尤も、この男が行使する魔術≠ヘ】
【アレンジ(魔改造)≠加えた、ある種武器よりも危険なものであるのだが】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:15:48.22 ID:4OLsDkRAO
>>514

かも、しれないね。
僕は自覚が有るよ、何せ、こんな手を使ってる位だからね――!!

【踏み込みながら、身体を捻り、放つのは回転しながらの横薙ぎの一閃、これを正面から喰らえば、上半身と下半身がお別れするのは間違いないだろう】
【かといって、回転の力が加わった分、受けるのは困難、力が同格ならば、動きを加えて繰り出すまで、と、そう青年は考えたのだ】
【因みに、この動きからの剣撃は青年の得意技なのだが、それを彼女が知っている筈は無いだろう】
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 00:22:07.64 ID:tRAn186SO
>>517
はい、お願いします。
そして、どうか気をつけて下さい。
【相手は機関】
【それも今回だけではない、】
【そもそも、卵を扱っている、その時点で既に彼らの一番の敵なのだ。】
【敵が大きすぎる、只ではきっと済まない。】

・・・あ、どうも
では、失礼します。
【護は瓶を受け取ると】
【二人を見送るのだった】

/了解しましたー。大丈夫ですよ
/では乙でした!
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 00:23:05.29 ID:UdYwelXAO
>>519

【真っ当から受けるには、重すぎる一撃】
【かと言って防ぎ切れる自信がある訳もない】
【ここまで距離を詰められれば、回避も困難だ】

くっ!

【だからと言って防がない訳にも行かず】
【剣を地面に対して垂直にし、その一撃を受けた】

【再び、鉄同士がぶつかる甲高い音が響いた】
【剣の方は、まだ無事な様だが、使い手の方はそうも行かず】
【それほど大きい訳ではない、だが、確かによろけた】
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:23:13.19 ID:h/WoJ/ePo
>>518
【自分の予想が割と外れたことにだろう、むぅとした表情を見せて】

「戦闘のための魔術」と「それ以外の魔術」の境界を理解することが重要、とでも理解すればいいのかな
なるほど、魔術師という響きはそういう解釈も出来るね。魔術は「知恵」で魔法は「力」
うん、言われてみれば納得できなくもない

【魔術に関するメイザースの解釈に淡々とそう応じた後、ふと何かに気付いた様子を見せ―――】

そういえば、私の方はまだ名乗って無かったね
穂躑躅輝夜(みつつじ かぐや)、どうぞ宜しく

【そう言いながらベンチから立ち上がり、口端を上げて笑みを作ると右手をメイザースの方に差し出した――握手でもしようか、ということだろう】
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 00:23:24.16 ID:5L1dE+aSO
>>512
いやいや、悪役はあたしッスよ。だからあたしがゲームしてるのも「オッケー」ッスよね?

【端から見れば、両方迷惑なようで】
【冷たい視線を向けられながらも、まるで平気な顔をして、彼女は立ち上がり】
【尻の辺りを叩きながら、そう言って】

……“実験”ッスよ、これ。

【ため息を一つ、吐き出して】
【手袋に包まれた手の中にある“携帯用ゲーム機”……しかし、どこのメーカーの物でも無い「それ」に視線を送りながら、彼女は言う】

【彼女のまた、独り言のような口調だ】
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:23:27.53 ID:NARq2+cSO
>>516

ぐ、ぐぬぬ……僕だってあと五年も経てば……っ
……ふぎゃっ!

【余談。彼が兄と呼ぶ人物は、十六で160センチ代であり】
【ぶっちゃけると、彼らの血筋で長身と呼ばれる部類に入るのは難しいことである】
【帽子がずれて、眼鏡がずれる。撫でられる手を払おうとして――やめた】
【手の動きは荒っぽいけれど、それがなんとなく落ち着ける気がしたから。されるがままになっていた】

いえ、多分ないと思います……緑、気に入ってるみたいだし。
あ、あと。重要なこと忘れてました、

――――兄さんは、僕のことを知らないから。
僕が探してた、ってことは、伝えていただかなくて結構です。
兄さんの無事が確認できれば、それで……いいので。

【――――、】

【言っていることは、いまいち不明瞭だけど】
【少年は、ほんのちょっと悲しげに、そう言った】
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 00:23:58.14 ID:vgut/ojDO
>>483

あ、あぅ……も、申し訳、ございません。。

【五月蝿いと言われたからか──】
【少女は一度、ぴくんと震えると急に静かになり】
【しゅん、とした様子で再び俯いてしまった】
【そして──自分の努力()が全て空回り。戦えることを中々信じてくれない相手を見て】

うぅ──そ、それなら……!

【──と、何かを決意したような表情を浮かべると】
【するりとコートを脱ぎ。その下に着ている、白いブラウスに手をかけ】

こ、これで……信じていただけるでしょうか……っ!

【──ブラウスを、胸元のあたりまで。躊躇なくたくし上げた】
【そこから露出するのは、白い柔らかそうな肌と──】
【腹部に穿たれた、3つの銃創】
【そして、巨大な針に貫かれたかのような円形の傷痕であった】
【醜く引きつったそれらの痕】
【それは決して、事故で得るものではなく】
【戦いの中でしか、刻めないものであった】

/なんでうちの子はこんなに必死なんでしょうねただいま
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:24:59.43 ID:4d87zfvTo
一回でいいから機関統治下の街でたった一人の虐殺劇を行ってみたい今日この頃。
それはもうぐっちゃぐっちゃと
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:25:15.11 ID:4d87zfvTo
/誤爆
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 00:27:37.16 ID:7L+pP0DDO
>>513

思ったより、強そうだ。敵対したくないね……とこれは独り言
だけど、お姉さんみたいなお客さんは怖い
如何にも大物ぶった尊大な人とか、底を隠そうとニヤニヤし続ける人とか
そういうのは、取り繕っても限界が見えるんだけど……

【怖い、厄介に思う、それを強調するのは】
【もしかしたら「騙しません」というアピールなのかも知れない】
【少年の顔からも、少女同様に笑みが完全消滅した】


……こんな情報に食い付く人種なんて、限られてる
天狼会に敵対するマフィアか、カノッサの敵対者か、さ
そして僕の鼻は、お姉さんは前者に見えないと伝えてくる
だから、一つだけの忠告と、回答

商売人に金額を決めさせると、天井が消えるよ?

【冷えていく声に寒気を感じたか、ぶるりと小さく震え】


代金は、この情報を拡散させて、早い段階で解決すること
それと、出来れば僕にお客さんを回してくれること

とはいっても、僕は其処まで深い事は知らない
目で見たものより、伝聞が圧倒的に多くてね
まず言えるのは、カノッサは「一部だけ」関わってるように思うってこと

【ここまで話すと、両脚を体の横に揃える方法で、その場に座り込んだ】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 00:27:44.31 ID:O5GG29fqo
>>515

……それは、そうですけれど。

【しかし、クルスの反応は鈍い。自ら首を差し出すような真似をしたことがあるが】
【外因による生命の危機に、晒されたことのない身では、危機感を持てというのも難しいだろう】

【――何より、クルスに取っての最大の『不幸』とは、自分の身から起こる災害であるのだから】

ええ、でも、私はもう身寄りもないので……え?
……織守さん、を……?

【唐突な申し出に、クルスの表情に喜色が浮かびかけて――】
【――その色を打ち消すように、表情に、陰が差した】

……。
……。
…………。

【突然、沈鬱な表情を作って、黙り込むことしばし――】
【クルスは小さく息を吐いて、先ほどまでの無邪気さとは打って変わった、真摯な眼差しを織守に向ける】


ごめんなさい。
でも。
……私は、いつどこで貴女を裏切るかもしれません、から。


【その温厚な態度、穢れを知らぬような身体から、急に不穏な魔力が立ち昇る】

【それは、青白い魔力――否、瘴気とでも呼ぶ方が相応しいような、おぞましいまでの禍々しさを備えた魔力】
【触れるものを凍て付かせるような――魔力に疎いものですら、その雰囲気に、危機感≠悟らせずにはいられないような】

【――そんな、魔獣のような魔力だ】

この身には、絶望と破壊を糧とする、悪魔が潜んでいます。

……仰ってくださったことは、嬉しかったです。
けれど、私にはその申し出を受けることは、できません。

【蒼い双眸が、寂しさと嬉しさと、決意を滲ませて、織守へと向けられる】
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:30:30.78 ID:4OLsDkRAO
>>521

……次が凌げないなら、悪いけど、アンタとは此処で永久にお別れだ。
頼むから、僕を仲間殺しにさせないでくれよ―――?

【きいん、と、金属が衝突する音】
【剣にぶつかり、弾かれ、回転は―――止まらない】
【弾かれた反動を生かし、そのまま勢いに乗り、逆回転】
【先と真逆の方向から、全く同じ横薙ぎの一閃が迫る】

(……頼むから、避けてくれッ、凌いでみせろ……!)
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 00:31:00.01 ID:sEKMMQhHo
>>525

……!?

【少女の行動には二度驚いた】
【突如服を脱ぎ始め、何事かと思って一度】
【そしてもう一度は、その肌に刻まれた傷跡を見て、だ】

──敗北の歴史でありながら、それを抱えて尚生きていることが、反対に戦いに勝利したと推測し得る証明、か

【彼はその傷を見ながら、重々しく口を開いた】
【それは真の意味で、それ以上無い証明であり、例え戦いでなくても、それに類似するほどの凄惨な出来事があったことを物語る】
【それを見せられて尚、少女を否定するほど、青年は疎くはなかった】
【余計な言葉は語らず、彼はただ沈黙をもって肯定した】
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 00:31:20.13 ID:sEKMMQhHo
>>525
//信じてもらえないからかな。おかえり
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:35:05.79 ID:k54yoIzfo
>>524

それは、どうかな?この世にゃあ歳食っても身長伸びないヤツなんざあ――――
五万といるんだぜ?だぜ?

【からかい半分でそんな事を言う彼女はやっぱり嫌な奴だった】

ん、そういう事なら助かるわ。髪の色とかは特に見つけやすいだろうし。
えーっと緑……緑……っと?

【髪の色は緑と書き記し、アンダーラインを何重にも引く】
【引いた所でアサヒの言葉が耳に入って顔を少年に向け】

んー?どういうこっちゃそれは?……――――
まあ、いいか深くは聞かねーよ今回はな……。

【しかし彼女が納得していないのは顔を見れば分かるだろう】
【訝しげな表情がそれを如実に語っているのだから】

で、その兄貴の無事を確認した後……。
お前はアタイにどうして欲しいんだ?お前に連絡する?それとも兄貴をこっとで保護する?
言えよ、言ってアタイに命令しな。

【指の間でくるりとペンを回し】
【少年の眼前に突きつける、見つけた後の行動はどうすれば良いか、と】
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/15(火) 00:36:44.01 ID:j6N3zKxAO
>>522
【煙草をくわえたまま、口角を吊り上げるようにして、笑い】
【少女に応じるように、指輪がごてごてと嵌められた右手を伸ばす】

(随分と書く数(画数)≠ェ多い名…いや止めておこう)
そういうことだ。
まあ、あくまでも一人の魔術師≠フ意見だがな。

【なにやら寒いギャグを言おうとしていたようだが、未然に防がれたようだ】
【握手も終わったであろう頃合いに、男は】

さて…それでは魔道具≠ナも探しに出掛けるとするか。

【そう言って、去って行くだろう】


/お疲れ様でした!
/お付き合いどうもですー
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:37:41.46 ID:cwy8WDqYo
>>523

別にいいんだよ、主人公サマが自分の理論を一方的に他人に押し付けるの流行ってんだろ?

【──理論としては、意味不明。理不尽にも程がある。】
【軽く辺りを見回し、「面倒臭え」等と心中で呟いた後】

…はあ?
こっちにはどう見ても、“遊んでる”ようにしか見えねーんだけど。
と言うか、いきなり「コイツ…実験してるな…!」とか判断する方が無理があるだろ。

──後、こっち来い。あんぱんやっからこっち来い。

【持っていた紙袋の中から、あんぱんを提示しつつ、道の端まで歩いていく。】
【何故、あんぱんなのだろうか。そして彼は何故あんぱんを持っていたのだろうか。】
【──それは、あんぱんの神のみが知る。】
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 00:39:55.48 ID:UdYwelXAO
>>530

【このまま防ぐだけだと、いつかは剣が壊される】
【少なくとも今よりはマシな状況を作れる選択】
【ならどうするべきか、防ぐ以外の選択】

うぉあ!

【多少、変な声が出たが、気にする事でもない】
【よろけた勢い、と言うのも変な言葉だが】
【体重を思い切り後ろに掛け、一閃を何とか交わした】

【なかなか無茶な態勢ではあるが、何とか出来た】
【そのまま、横に素早く転がり込んで、距離を取ろうとした】
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:40:48.05 ID:6LAjOdxYo
>>529

……ふむ、残念じゃな。
御主にも事情があろうしな、無理にとは言うまい。

【クルスの放つ禍々しき気配も、その異様な魔翌力も】
【慣れたものだと言わんばかりに柳に風と受け流し】

【ただ一点。クルスが何らかの理由で申し出を断ったのだという事にのみ反応を示した】

しかし、気持ちが変わったならばいつでも妾の拠点を訪ねるがよい。
してやることは限られておるじゃろうが、手助けくらいは出来るじゃろうからな。

【織守は不敵な笑みを見せながら】
【空中から「小さな四角い紙を出現」させ、それを指で挟みつつ】

――妾達Justiceは、悪魔「如き」で臆するほど柔な組織ではない。
もしも御主一人で立ち向かえぬ壁が現れたなら
もしも御主の歩みが止まってしまったなら……ここに記された場所を気軽に頼ってくるがよい。

妾の名を出し、事情を語れば恐らくは悪いようにはすまい

【ピン、と指で挟んだ紙をクルスの方へと弾く】
【紙はひらひらと宙を舞いながら、彼女の手の上に向けて落ちていこうとするだろう】

【落下の途中に、紙に黒い文字がじわりと浮き出てくる】
【其処に記された内容は、「風霊統主の城」という場所の行き方と、「貴宝院織守」という名のサインであった】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:44:10.53 ID:h/WoJ/ePo
>>534
【握手を交わし、それから手を離して――】

でも、大切なことなんじゃない?
加減や程度を誤って事件や事故に繋がることは少なくはないだろうし
それを再確認できたし、私にとって有意義な話にはなったかな、うん

【言葉にしながら自分の中で納得がいったのだろう、うんうんと頷き】
【メイザースの去り際に一言、】

君の探してるものが見つかることを願っておくよ――

【そう言って、軽く手を振って見送って行った】

/お疲れ様でしたー!


【それから】

私も、探さないといけないね……「記憶」を

【そう言ってその場を後にするのだった。新聞紙を持って】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:46:15.17 ID:NARq2+cSO
>>533

ん、と……知らないというか、「忘れてる」と言ったほうが正しい、ですね。
記憶喪失みたいなもの、です。だから兄さんは、僕のことを「知らない」。

【みたいなもの、ということは、実際は違うのか】
【そこら辺を問うてみても、きっと少年は曖昧に返して曖昧な表情をするだけ、だろう】
【現に今だって、笑ってるんだか泣きそうなんだか、曖昧な表情をしている】

ん、そうですね……兄さん、怪我してたので。
それがまだ酷かったら、保護してあげてください。
至って健康だったら、僕に連絡を。何処で見つけたかを、教えてください

【あ、それじゃあ連絡先がいりますね。と】
【思い出したように言って、携帯電話を取り出した】
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 00:46:28.46 ID:6gndsBlUo
>>528

【緊縛の無言。両者の顔から笑みが消えた時、】
【場の方が耐え切れなくなったように、夜風が一陣吹き抜けて沈黙の間を埋める】

 ……賢く回る頭だね
 伊達にそんな商売やってないってこと?

【瞳を細めながら、唇の端が僅かに笑んで見せた少女が言う】

 【それからほんの数拍、黙考する。成る程確かに通りだ、と思う】
 【商売人相手に言い値を張るなんて、自分はそんなにお金持ちじゃない、と】

 忠告ありがと。でも意外だね、“解決”を望んでるんだ?
 私はてっきり、良い金蔓をそんな簡単に手放しはしないだろうな、って少し覚悟してたんだけど
 そういうことなら、お釣りがいくらあっても足りないぐらい、私はやるよ
 
【座り方まで女の子なんだ、と思いつつ】
【茜色の瞳は、彼を見据えたまま逸れなかった】

 カノッサの一部……
 それがどんな一部なのか、知りたいところだけど
 出来ればその前に君の名前、聞きたいな
 
 私はカンナ、黒野カンナ
 君が睨んだ通り、『対機関連合』の所属
 ちなみに、彼氏とかそういうのは居ないから

【「売りたければ売ってもいいよ、この情報」と付け加えて】
【そんな冗句を飛ばす割には、声色は依然として硬質だった】
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:49:21.75 ID:4OLsDkRAO
>>536
【びゅおん、と、大剣が空を斬り裂く】
【その後、本来生まれる筈の隙は、更なる回転を加え、追撃をし続ける事で誤魔化すのだが、距離を取られてしまっては、それも出来ない】

……っ、とと、これは目が廻るから嫌いだよ。

【台詞とは真逆、脚はふらつきもせず、冷たい光を宿した緋色の眼は彼女に向けられたまま】
【ちゃき、と、大剣の先が、また向けられる】

で、諦める気にはなったかな。
不殺の覚悟を持つ限り、殺戮の覚悟を、自身を[ピーーー]持つ僕は、止められないよ。
これ以上は、時間の無駄だと思うんだけどな。
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:54:08.55 ID:k54yoIzfo
>>539

込み入った何かがあるみてーだな……。気に入らないね、そういうのは。
家族が家族の事を忘れるなんて、気に入らないどころじゃねーな。
家族にそんなツラさせるなんて気に入らねーな、その兄貴を見つけたら――――

【眉間の皺をより寄せる】
【彼女はどうやら家族という物に執心しているようで】
【語気には怒りややるせなさやとほんの少しの悲しみが混じっていた】

取り敢えずぶん殴る。
あいよ、その時は保護ついでに治療とかもしといてやる。もちろんタダでな。
五体満足だったら連絡……了解了解、把握した。

【彼から提示された分岐条件を記し】

ん?あーちょっと待ってろ携帯携帯……っと。
ほいよ、これがアタイの電話番号。

【スーツのポッケから取り出した携帯を少年にぽいっと投げつける】
【勝手に登録しろ、という事だろう】
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 00:55:59.11 ID:5L1dE+aSO
>>535
いやいやアンタ、悪役(まおう)は主人公(ゆうしゃ)サマにはなれないッスよ?

【……つまり、「アンタは悪役なんだから押し付けるな」という事だろう】
【しかし、それならば彼女も……】

ああ……うん、確かにそう“見える”ッスよね。それなら狙いは成功、と。

……お、あんパン。好物なんスよ。

【少しだけ、嬉しそうな顔】
【そちらに付いて行きながら……右手のゲーム機を、そちらに見せる】

名前は「魔術発動代理機」……ってトコッスかね。あらかじめ手順を“登録”しておいた魔術を、充填しておいた魔翌力で発動する……“魔導具”ッス。

【見かけは、単なるゲーム機……本当に、単なるゲーム機だ】
【それゆえに……実用されれば「奇襲性」は高いかもしれない】
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 00:56:07.90 ID:UdYwelXAO
>>541

(攻められれば勝てない、攻めたら駄目……詰みだな)
だな……殺す気でなきゃ、勝てない

【彼女にその意志がない以上、それは不可能な事だった】
【この戦い自体に意味は無かった、仕方ないと言えば仕方ない】

降参だよ、今のところは

【剣を地面におき、諦めた様に両手を軽く上げた】
【結局止められなかった、手を汚させなければならない】
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 00:56:32.24 ID:vgut/ojDO
>>531

──失礼、いたしました

【過去の戦いの印を、露出させたからなのか】
【押し殺したかのような声で、静かに少女はそう言って】
【するりと。ブラウスを、元に戻す】
【腹部だけで、これだけの傷だ】
【身体の他の部位にも、まだ隠された痕があることは想像に難くない】

……あまり、他の方に見せるものではなかったですわね
それは私の未熟と為すところ──

【ブラウスの皺をのばし。コートを再び、その身に纏わせ】
【先程までの少女とは別人かと思えるような雰囲気で、彼女は紡ぐ】
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 00:59:25.72 ID:O5GG29fqo
>>537

……すみません。

【織守が引いてくれたことに、謝罪の言葉を口にして】
【クルスは、自身の魔翌力を放出するのを止める。そうすれば、そこに残るのは、夜の森の囁きだけだった】

……はい。
ありがとうございます。
もし、そういうことがあれば。

【それでも剛直なまでに、笑みを浮かべて、まだ手助けを申し出てくれる織守の優しさに、礼を言いながら】
【空中に突然現われた四角い紙、それを不思議そうに眺める】

【紙切れは、織守の指先の中に降り】

……Justice……?

【その名が意味するところを、知らぬはずも無い】
【この世に並ぶ、正義組織、その大たる一角、『Justice』!】

Justiceの、方でしたか。
……ありがとうございます。

……いつか、そんな時が来れば。
そのときは、お世話になります。

【切り株から立ち上がって、クルスは深々と腰を折って礼をした】
【顔を上げて、その手元に舞い込んで来る紙を、受け取って、そこに浮かんだ、様々の情報を確認して】
【それを、大事そうにダッフルコートの内ポケットへとしまいこんだ】

……。

【穢れた自分の力を見ても、なおも態度の変わらぬ織守の気高さに、クルスは涙が零れてくるのを感じて――】
【――しかし、それをどうにか我慢した】
【――目元が紅潮してしまうことばかりは、免れなかったが】

……それじゃ、私はそろそろ行きます。
本当に、ありがとうございました。織守さん。

【切り株から立ち上がったのだし、話を切り上げるには頃合だと言うことだろう】
【せめて、最後の挨拶くらいは笑顔で、と】
【クルスは、目元の紅潮した、寂しげな顔で、それでも精一杯に笑顔を見せて、手を振った】

……あの、青義同盟の方とかと、Justiceにも、大変なことが一杯あると思いますけれど。
頑張ってくださいね。
……皆が、同じ目的のために……平穏≠フために戦っていけるって、私は、信じてますから。

……それじゃ、また。どこかで。

【最後に、水の国で話題となっていた、あのポスターの事に少しだけ言及して】
【――これ以上、彼女に話しておくべきことが無いのなら】
【クルスは、現われた時と同じように、静かに森の中を、草を掻き分けて去っていくだろう】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 01:02:53.28 ID:4OLsDkRAO
>>544

決まり、だね。
僕は僕の道を進む、君は君の道を進めば良い。
きっと、其れが互いの為なんだと思うよ。

【くるり、と、背を向け、そのまま立ち去ろうとするが】
【何かを思い出したらしく、ぴたり、と、脚を止める】

……伝え忘れていたよ《No.15》は、セリアって女らしい。
外見などは聞けなかったけど、少しだけでも伝えておく。

あと、TYPE-Cを、チェルシーを、助けてあげてくれ。
道を斬り拓くのは、道を阻む傷害を断ち割るのは、僕がやる。
でも、あの子に手を差し伸べるのは、僕みたいに汚れた手じゃ、駄目だろうから。

……任せたよ。

【TYPE-Cと呼ばれる少女を、それなりに可愛がっていた、少なくとも、助けて上げたいと、そう言っていた筈の青年が、託した】
【その意味は――――】
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 01:03:50.55 ID:NARq2+cSO
>>542

……駄目です。殴っちゃ駄目。
兄さんは、忘れてたほうが、いいんですから。
そのほうが、幸せ。

【努めて表情を隠そうとしているのか、或いは本気で言っているのか】
【なんにもない、平坦な顔で。声色は真剣に、そう言った】

んぁ、ありがとうございます……え、と。
お名前、何て登録すれば?

【そういえばこちらからは聞いていなかった、と】
【それに気付いて、携帯を操作する手を止めた】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 01:04:55.85 ID:sEKMMQhHo
>>545

【少女と違い、言葉や態度はまるで戦い抜いてきた戦士のようなものだが、彼からはそんな雰囲気は無く、見た目からも感じ取れない】
【しかし彼は少女の言葉にこう答えた】

恥じるのならば初対面の男に肌を見せることを恥じるべきだ
貴女は戦士である前に女性だ

【強くはなく、ただ冷静な口調】
【注意するでもなく、促すような言葉だ】
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 01:06:10.88 ID:7L+pP0DDO
>>540

仕入れが無理でも、身体と思考は売れる
商売道具の価値を保つのは、大事なことさ
それに……天狼会はちょっとやりすぎる
あんまり路地裏を荒らされると、僕も儲からなくなるしね
廃人は、経済に貢献してくれないんだ

だから此処は、短期の損失は目をつぶる
お姉さんみたいな人と繋がりが出来るのも、将来的には利益になるだろう
そう考えれば、いまはふっかける時じゃないさ

【少年の言葉は、あくまで利益を基準に語られる】
【しかしながら、『良客』への素直な好意は、隠さず表に出す】
【姿勢の違いから生まれる高低差、首を傾けて】

僕は白蘭、白狼の白蘭。狼は夜行性なのさ
所属はなし、無理に決めるなら……『ロジウラーズ』なんてね
それと、その空席は募集してないの?

……と、口説くのは後にしよう
一部というのは、さっきめ言ったとおり
『水の国支部』のやってる事らしい
あまり大人数じゃなく、だけど天狼会と結託してるから実質的な行動人数は多い
その上、向こうはどうにも、権力の傘に潜ってるみたいでね……

【定型の自己紹介に軽口を付け加え、それも直ぐに横に押しやり】
【話を区切る際に、続きがなければ意味が通らない部分を選ぶねは癖だろうか】
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 01:08:23.16 ID:6LAjOdxYo
>>546

……人は、一人では何も成し得ないものじゃ。
そして、口にせねば判らぬことが余りにも多すぎる。

行き詰まったならば、己一人で解決しようとは思わず
誰かと会話し相談してみるとよいのじゃ。……この世には悪人は多いが、同じほど気のよい者もおるからの

【ふっ、と小さく笑みを浮かべながらそんな助言を一つ】
【それは果たしてクルスだけに言ったものか――それは、きっと織守にしか判ることではない】

青義同盟?……ああ、アレか。
かの組織は別に倒すべき敵ではないからの。気にするまでもないのじゃ

……そうじゃな、いつかは皆が平穏に過ごせる世を作らなくてはいかぬ。
ではな、クルスよ。また縁があれば語らおうかの

【青義同盟に関しては、何らかの理由で特に気にしてはいないようだ】
【織守はただクルスの言葉に頷くと、彼女の去っていく背中を見送るのだった】

/では、お疲れ様でしたー
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 01:09:17.48 ID:UdYwelXAO
>>547

目的が一緒なんだから、協力出来たはずなんだがな……

【どういう訳か、価値観の違いから刃を交えた】
【形はどうであれ、助けたいと言う気持ちに変わりはない】

ありがと、覚えとく

……おい待てカレル、何するつもりだ

【その言葉が、どうも良い意味に捉えられなかった】
【だから、聞かなきゃ駄目だった】
【急いで立ち上がり、カレルに近付く】
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 01:12:15.69 ID:O5GG29fqo
>>551
/おつかれさまでした!
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 01:14:46.16 ID:k54yoIzfo
>>548

言いたいことは色々とあるがそのお前の言う「幸せ」は――――
一体誰が決めた「幸せ」だ、誰が想像した「幸せ」だ?

【彼女は明確な怒りをアサヒに向ける】
【だが決して手は出さない、そうしては意味が無いという事を彼女は知っている】
【今までの経験から……】

今の問いには、今答える必要は無い……。
今度会った時にでも、答えたければ答えろ、忘れたければ忘れろ。
ふん…………。

【そう逃げるように吐き捨て、彼女は軽く屈んで】
【番号は登録した後に自分の携帯を取り上げる】

名前、八柳の夜行だ……。
真名は別にあるけどな、お前には未だ教えてやんねー……。

【くるり、一回転させ携帯を胸ポケットにしまう慣れた手付き】
【その後数瞬少年の顔を見つめ、そっぽを向くようにして背中を向け】

約束は守ってやる、兄貴は探してやる、報酬もいらない。
そいじゃな……。

【彼女は去って行くだろう】
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 01:18:52.42 ID:4OLsDkRAO
>>552

道が重なれば、協力する機会はあると思うよ。
君の進む道の先に、幸が有る事を願ってる。

【ひらり、と手を振り、今度こそ立ち去ろうとするが、呼び止められ】

今までに機関員を何人も始末してる、流れによってはナンバーズだって殺さなければならなくなる。
僕は腕力はあるけれど、それだけだ。
きっと、何時か僕が殺される日がくるだろうから。
それに、生きたがっているあの子を巻き込む訳にはいかないからね。

これからは、もっと派手に動いてみるつもりだし、ね。
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 01:20:25.75 ID:cwy8WDqYo
>>543

──敢えて悪役サイドを描いたストーリーとかあるだろ?そんな感じだよ。

【 も は や 意 味 が 分 か ら な い 】

他人の心の欠片を吸収してパンを焼く魔導器とやらで作ってるらしいが、取り敢えず味は保証出来る。
…と言うか、極端に不味いあんぱんは食った事がねえ。
【提示していたあんぱんを普通に取れる位置まで下げつつ、画面を覗き込む。】

───へえ。随分と、面白い物作ってんな。
『固定』に似てるが、奇襲するには…

…と、参考程度に言っておくと、『固定』ってのはとある魔術の戦術名称だ。
──内容は、そのまま。“魔翌力を、魔術に変換する前の状態で形状化する”。

【先程あんぱんを持っていた手を虚空に伸ばし、彼の持つ“闇の魔翌力”を放出。】
【放出された魔翌力は暫くすると刃の形に変化し、また再び魔翌力となるといった動作を繰り返す。】

“これ”に術式を書き込んで──コンパイル。

【刃となっていた魔翌力の一部が変色し、軽い爆発を引き起こす。】
【刃を向けた先に人は居なかったものの、ちょっと危ない実演である。】
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 01:20:28.92 ID:6gndsBlUo
>>550

 ふうん、商売人だけあってリアリストだね
 でも逆に、私が不利益になると分かったら、その時はばっさり切り捨てるんでしょ?

【と、何処か悪戯な笑みを浮かべて、また少し横目で試すような視線を送る】
【少年の仕草がいちいち妖艶に見えて、それを隠すためのわざとらしい演技でもあった】

 白狼の、白蘭……そう、綺麗な名前だね
 路地裏には勿体無いくらい

【それから「ごめんね、もう定員割れなの」とか軽く受け流し、続ける】

 水の国支部、そして天狼会ね
 本当にもう、あっちを叩けばこっちが出てくる……

 権力の傘……って、何、気になる言い方するよね
 何か、君なりに思うところがあるの?

【僅かに彼の物言いが気になり、少しだけ眉を潜めながら問う】

558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 01:23:12.19 ID:NARq2+cSO
>>554

……ええ。よろしく、お願いします。

【怒りを孕んだ彼女の背中に、少年は笑んでみせた】
【作り上げた表情の、繕った縫い目を解けば。何が見えるのかは、誰にもわからない】
【そのまま、視線だけで。彼女を見送って、その姿を闇の中へ見失えば、】


…………いいんだよ。これで。
これで兄さんは、幸せ。な、はずなんだよ――

【自分に言い聞かせるように。曖昧な温度のつぶやきを残して】
【少年もまた、どこかへ、いなくなる】

//乙ありがとうございましたー!
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 01:24:23.28 ID:UdYwelXAO
>>555

……止めても無駄だと思うから、言わない
もし、お前が誰かを殺そうとするなら、私は止めるからな
逆もだ、誰かに殺されそうになったら、止めてやる

【彼女の正義を貫くだけ、その過程で】
【味方にもなれば、敵にも成りうる】

……死ぬなよ、私からは、それだけだ
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 01:25:56.36 ID:vgut/ojDO
>>549

──どちら、なのでしょうね……

戦のために生まれてきたのが、先なのか
それとも──

(……どちらにしても──)
(あの方に勝つまでは、私は──)

【それは、独り言だったのかもしれない】
【呟かれたその言葉は。会話を成立させるには少しばかり小さくて】
【夜風に肌を晒したからか──彼女は、微かに身体を震わせて。そっと胸元のコインに触れる】

……優しい方ですわね
──ありがとうございます

【そして。彼の言葉に対しては】
【普通の少女が浮かべるような、甘く儚げな笑みをそっと漏らした】

……夜も、更けて参りましたわね
今からお稽古をすれば……夜が明けてしまいますし──
今宵は、身体を休めようと思います。

それでは──戦士様。ごきげんよう……

【ふわり──】
【少女は、透き通るような金髪を風に遊ばせて、彼に背を向けた】

【──その時】
【幽かな、幽かな機械の駆動音が。彼女の身体から聞こえるかもしれない】
【「戦のために生まれてきたのが先なのか──」】
【その言葉は一体どういう意味だったのか】

【かつん、と靴音をたて】
【別れの挨拶を告げた彼女は、そのままその場から去ろうと歩きだす】
【何かを伝えるなら、これが最後になるだろうか】
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 01:28:09.22 ID:4OLsDkRAO
>>559

簡単には死なないよ。
まだ、何も『俺』は出来ていないんだから。
この血で狂う前に、せめて約束は果たして、死ぬのはそれからだ。

【言葉に気を取られ、気が散ったからか、変わる一人称】
【だが、今、それは、何の参考にもならないだろう】

……じゃあね、情報の共有はしたいから、これからも連絡はさせて貰うよ。
都合が良い、と言われるのは覚悟してる。
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 01:32:57.75 ID:UdYwelXAO
>>561

じゃあ、またな、カレル

【そう別れの挨拶を投げかけて】
【彼女も、剣を鞘に戻し、路地裏を去る】
【その前に、あまり触りたくはないが、両断された機関員の上】
【その端末を持って帰ろう、何かに使えるかも知れない】

/ この辺りかな、何か燃える物があった、お疲れ様したー
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 01:34:20.91 ID:sEKMMQhHo
>>560

待った

【歩きだした彼女をすぐに呼び止める】

最後に二つ。一つ目は、僕は戦士じゃない。ヒュウガ・アルフォンスだ

【戦士と呼ばれるのを嫌ったのか、名で呼ばれるのを好むのか】
【彼は些か不機嫌そうに名を名乗った】

二つ目。君の名前は?

【その後、不機嫌さを消した声で、彼は名前を尋ねた】
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 01:37:35.71 ID:5L1dE+aSO
>>556
はあん? それでも、悪役は悪役のままッスよ。あるがまま、が一番ッス。

【こ っ ち も 良 く 分 か ら な い】

ふうん、それまた物騒な。生きているパンでも作る気ッスかねえ? 生きているあんパン……ぶふっ

【あんパンを左手で受け取りつつ】
【生きているあんパン……「あんパンに身体が付いた生物」を想像したのか、そしてそれがウケたのか……? いきなり吹き出して】

【表情を整えながら、ゲーム機の電源を入れた】

……今登録してる、というかして“た”のが「これ」ッス。

【目を輝かせて、彼女は語る】
【画面に表示されるのは、良く分からない単語の羅列。魔術に明るい者なら、それが「転移魔術」を構築する物だと分かるだろう】

【そして、彼の披露する技には】

……へえ、凄いもんッスねえ。

【淡泊な印象……しかし、深い感嘆の篭った声で一言。そう言った】
【危険だとか、そういう指摘はしない】
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 01:39:14.37 ID:7L+pP0DDO
>>557

切られたくないなら、そうしてあげても良い
お姉さんが僕を捨てないなら、その選択肢は考慮の対象だよ?
……でも、その立場はどいやら募集してないみたいだね
あーあ、試験も受けずに落ちちゃった

【イエスもノーも、名言はしない】
【ただ、自分の行動は、相手の選択に由来すると主張して】
【眉の端を下げた、不満げな顔を作ってみる】


……路地裏の事って、『黙認』されてる事が多いでしょ?
麻薬密売、売春、暴力行為、表でやったら逮捕されかねない
路地裏は、住民のルールが存在するからこそ、治安維持の立場の人間も寛容になる

だけど、天狼会はやりすぎる
他のドラッグより格段に安く依存性が高い、それを広げちゃったんだ
こっそりやってればよかったけど、表にまで流れ出る始末

なのにね。主な流行地域である水の国政府は、特に動かない
他の「黙認出来る」ドラッグを扱う、そんなマフィアと同列に扱ってるのさ

……これと平行して
水の国にはもう一つ、カノッサが最近やらかしてくれた事がある

【わざとゆっくり脚を組み直しながら、吐き出した分の呼吸の補給】
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 01:44:45.84 ID:vgut/ojDO
>>563

────。

【静止の言葉を投げ掛けられ。少女はぴたりと立ち止まった】
【そして、彼──ヒュウガの言葉を、背中で受け止め】
【数瞬。数秒の、沈黙があり──】

それは、申し訳ございませんでしたわヒュウガ様

私は──機械人形のエルネスティーネと、申します
よろしければ、エル、と──
そう、お呼びくださいませ

それでは──ご縁があえば、またお会い致しましょう

【「機械人形」──それは、一体どういうことだったのか】
【それを問いただすには、時間が僅かに足りなかっただろう】
【少女──エルは。最後の最後に、一度だけ振り返り】
【にこりと、小さく微笑むと、それきり】
【もう彼の方を振り返ることなく、廃墟を去っていった】

/お疲れさまでしたー!
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 01:45:53.79 ID:sEKMMQhHo
>>566
//お疲れ様でした
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 01:56:37.35 ID:cwy8WDqYo
>>564

【──そんな様子にジト目を向けて】

もう、「あんぱんが頭の謎の生物」がヒーローとかで良いわ、マジで。

【適当な言葉で話を終わらせようとする。そもそも話自体が適当な物であるのだが。】

──まあ、どっかの天才がこんな戦術を考え出したらしい。
俺にはこんなの考えらんねえよ。ホント、どうかしてる。

【どうかしてる、とは頭が良さ過ぎておかしい、と言いたいらしい。】

…“それ”を構成するには結構面倒な理論組み立てなきゃなんねえよな。
「転移」だけでも複雑で────と、“実験中”って事はまだ未完成なのか?

【文字の羅列に軽く目を通し、何やら考える様子を見せている。】
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 02:01:30.72 ID:6gndsBlUo
>>565

【少女は、相槌を打ちながらただ黙して彼の話を聞いていた】
【そして全てを聞き終えた上で、数拍の間】

【んー、と視線を上に逸らしながら、顎先を人差し指で叩く】
【何かを考えるような素振りだった。それから、視線を戻し口を開いて】

 捨てるも捨てないも無いもん
 一度生まれた関係なら、それはどんな形だって一生続くと私は思うの
 だから、私と一度知り合ったら、それはどんな形だってそのまま。君の言う捨てる、ってことは無い

 でもそういうのは、私よりもっと女の子してる子の方が、きっと楽しいよ
 君みたいに、路地裏で沢山血を見てきたような人ならなおさらね

【と、硬質だった表情も視線も霧散して、緩んだ面持ちでそう紡ぐ】
【或いは、今比重を置くべきなのはそこではないであろうに、】
【少女のうちの境遇と何かが、思わず力説させてしまった】

【そして、「それから」と続けられる声は、また少しだけ角ばった色を帯びる】

 なんか、私より色々知ってそうだし考えてそうだよね
 良ければその先、もう少し聞かせてよ。私、今の現場のこと正直あんまり良く知れてないの 

【少女が少しアンテナを鈍らせてしまっていたせいか、】
【彼の言葉のその先を、促せずにはいられなかった】
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 02:09:04.25 ID:5L1dE+aSO
>>568
……そんなヒーローに討たれる悪役がいたら、見てみたいモンッスけどね。

【そう言って、ため息】
【頭の中には、「あんパンヒーローが黴菌の権化を吹っ飛ばす」という奇妙な構図が出来上がるがこれを放棄】

ふうん……まあそれを実行するのも、結構難しいんじゃないッスか?

【フォロー? しつつ】
【ゲーム機型の魔導具、そのボタンをポチポチと押して】

……まだ術式が完全じゃないッス。今のままじゃ魔翌力を一日中充填しても、一回発動出来るかどうか……もっと、燃費を良くしないと。

【……“入力”する】
【思い付いたように羅列に付け加えられたり、消されたりする、「魔翌力節約」を主旨するテキスト達】

【青年が何を考えているかなど知る筈も無く、またもや熱心な状態に入る】
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 02:20:12.98 ID:m49qdRPF0
【広場――】
【何やら夜だというのに、ごっついエレキ・ギターの爆音が響いている】

――♪降りしきる雨に打たれ たった独りで泣いてるゥうェ
オ マ エ の 手 を 掴ァみッたいからぁ〜♪
♪スノォーーーウ・ヴァイオレンス・ラァァーーーーーーーーーヴ

【爆音の中心部には、何やら残念な歌詞を全力で熱唱している少年の姿】
【ツンツンの金髪に、上半身裸の上から真っ赤なジャケットというド派手な容姿をしている】
【彼は紫色のエレキギターを手に、何故かアンプも無いのに大きな音を響かせており――】

♪激しい雪崩の如くッ 怒涛に迫るぅうう〜
まァぶしく輝く愛と いう名のCompulsion♪
♪降りしきる雨雪の中をォ 突ッ切ィりぃ走るーーッ
ひどく美しい愛と いう名のIdeal♪

  ♪暴力より暴力的な 狂った空の気まぐれに
 ♪縦横無尽振り回される 理不尽な世の中
  ♪時には粉雪のように切なく 甘く優しく歩んできても
 ♪時には吹雪のように激しく 仮面を脱げば 獣が吼える――Ah♪

♪Snow Violence Love 瞬きすら
    Snow Violence Love 許さない♪
♪Snow Violence Love だけどほら
    Snow Violence Love 二束三文
  曖昧愛より愛してやるぜッーーーッ♪


【ずぎゃーん!と、一際大きな音を辺りに撒き散らしてから、どうやら歌い終えたようだ】


……――フゥ……
ダメだな……よく分かんねェが、このままじゃいけねぇ気がするぜ……
簡単な道程じゃねェとは分かってッけどよォ〜〜ッ いつまでたっても!オレ様の目標に近づけてる気がしねェッ!!

【が、少年は納得いかないらしく、頭を抱えながら随分大きな独り言を叫んでいる。うるさい】
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 02:21:02.28 ID:7L+pP0DDO
>>569

……関係は、ある日突然、一方的に打ち切られる
だからこそ進展させて、捨てられる可能性を減らすんだ
「そのまま」じゃ、大事にしてもらえないじゃないか

……話を戻そう

【僅かな脱線の間だけ。少年の目は、自身の膝を向いていた】
【霞や霧のように薄れた声を、傾城の処世術と見るかグラスから零れた本音と見るか】
【その自由を、少年は少女に全て引き渡す】


国境付近の街、ルビーシャが、機関に占領されている
だけど国軍は、未だに奪還の動きを見せていない
そりゃ、国の中心から遠い、防備が薄くなるのは分かる
襲撃を受けた際の損失だって大きい
でも、何で「動く素振りも見せない」んだろう?

【再び顔を上げた時には、表情も声も巻き戻る】
【丁度、軽口を叩いた時のそれに、翳りを数滴垂らした程度に】


一人か二人で、良いと思うんだ
治安維持の分野に一人、国防に一人
機関に味方しなくても良い、「意図的に無能で在れば」それでいい
役人丸め込むなら、脅迫と報酬で飴と鞭、簡単だろうね

以上。見たこと聞いたことと、推測
正直、僕は軍の配備や役人の配置には詳しくない
少ない情報での推理には限界があるけど……

【「ハズレの方が気が楽さ」、一言付け足し、カードの提示を終了する】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 02:31:38.29 ID:cwy8WDqYo
>>570

──まあ、な。
これが書かれてる魔導書はホント“狂ってる”位専門用語の羅列が……って、聞いてねえ。
(熱心なのも考え物だよな──)

【“そういう性格である”と理解したのか、呆れ顔。】

(込める魔翌力を圧縮すりゃ格納出来る魔翌力量は増えるが、アホみたいに魔翌力浪費はするからな──)
【引き続き画面を眺めるも、嫌気が差してきたのか「うわあ」と言う顔をした後に上を向く】

──。魔翌力を術式に変える過程で、余力を別の過程に回せねえの?

【何処か呆けた様子で、そんな事を呟く。特に考えは無いのだろう。】
【本気で其れをするとなると、一部では無く根本的な部分から書き換えなければならないが───】
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 02:43:58.17 ID:6gndsBlUo
>>572

 …………────

【少女は、徐に少年に向かって歩みを進めていき】
【そしてそのまま目前まで至れば、目線を合わせるようにしゃがむ】
【すう、と少女の腕先が、彼の額の付近まで上がっていくだろう】

【ぺちっ】
【もしそれを拒まなければ、彼女の中指が額を打ち据えんとする。デコピン】

 ……そうやってズルいことする

【それだけ。それ以上は、何も言わなかった】
【ただ、少女の瞳は、じとりと纏わり付く何かを含んでいた】

【その如何に関わらず】
【彼女はそのまま膝を抱えるようにしゃがみ込んだまま、話を聞く】

 【──少女は回顧する。かつてあった、火の国での戦争を】
 【それと同じ手段を取ったところでまた上手くいくのだろうか、と思った】
 【彼女には、どうもそうは思えなかった。権力の傘とは、つまりそういうことか、と】

 ……そう、そういうことね。分かった、ありがとう
 私も自分で見てくるよ。『対機関連合』の一人として、出動しないと

【彼女はそう言って、再び彼の瞳へと直線の眼差しを向けた】

【それから、ふと、少女の姿と、藍色の背後霊のような何かが、一瞬だけ現れて輪郭を重ねる】
【次の刹那には、彼女の手中に一枚のメモ用紙が現れていた】

 一方的に打ち切られるっていうなら、じゃあ私は一方的に押し付けちゃうから
 これ、私の連絡先。携帯端末持ってる? 暇な時、どうでもいいメールでも送りなよ
 ただし、これは非売品だからね。誰かに売ったら、地の底まで追いかけて、ぶつよ。グーで

【す、と。真っ直ぐにメモ用紙を持った手が差し出される】
【それを受け取るのも受け取らないのも自由だろう】
【何が楽しいのか、彼女の顔は、気の抜けたように笑っていた】
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 02:47:18.05 ID:5L1dE+aSO
>>573
【次々に打ち込まれる単語、文節、文章】
【魔法文字が組み立てる転移魔術。然し、改善こそされれど、根本的な“何か”が邪魔をして】

【その時】

…………!!

【青年の言葉を聞いて……彼女のボタンを押す手が、速まった】

【幾つかの操作で羅列が半分以上消えて。そして……新たなる羅列が現れる始める】
【先程までより短く、簡略で。しかし……素人目には分からないが、ある程度の力を持つ魔術師なら分かるだろう……】


【無駄が、極めて少ないのだ】
【各過程で出される余剰分の魔翌力を、不足分に回す。青年の何気ない言葉を忠実に再現して、より良いテキストが造られる】
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 02:53:39.82 ID:40nnaxvSO
>>571
//まだいらっしゃいますかァーッ!!
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 02:55:29.43 ID:m49qdRPF0
>>576
/此処にッ!
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 02:58:33.33 ID:cwy8WDqYo
>>575

──…は?

【視線を戻し、何処か圧倒されたような表情で画面を眺める。】
【それもそうだろう。青年は完全に適当な事を抜かしたと考えていたのが…】

──うわ。…うわ。
これは、流石に。

【──此処まで組み立てられる等、全く想像もつかなかった。】

…。
【ただ圧倒されるばかりであった。】
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 03:10:28.57 ID:7L+pP0DDO
>>574

……ぁいたっ

【デコピン自体のダメージなど、殆ど無いのだろうに。少年の首は、渾身のストレートを受けたように仰け反る】
【真上、都市部から離れて幾らか目に優しい夜空「だけ」見上げて】

……あはは……ごめんごめん。かなわないなあ
そう、嘘だよ。ぜーんぶ嘘。そんなこと思ってないさ
ばれちゃったら仕方がないね……

【まだ、首は降りてこない】
【言葉は、全く同じ単語を同じように並べて、違うように受け取れる】
【狡いと言われた事を、少年は否定しなかった】


【話は進み、少女の背後に、何かが現れた頃】

見に行くなら気をつけなよ?
普通に入るのは多分難しい……国軍が囲んでるだろうから
自国領内で自国民に兵糧責めなんて、笑えないよね

……ん?

【『何か』の気配に、少年は首の角度を戻した】【けろりとした表情、悪戯っ気の見え隠れする口元】
【左目が、眼病のように涙を流している事を、右目は気付いているのだろうか】

……連絡先かー……確かにある方が良いかも
僕のほうは、しょっちゅう端末変えるから知らせても仕方がないだろうけど……

……売ったら追いかけてきてもらえる、良いことを聞いたね

【ひょいと手を伸ばして、少年はメモを受け取った】
【小さな呟きは、きっと聞こえるように調節されている】


【とん、と両手が地面を叩く】
【軽い体が跳ね上がり、両足が揃って着地する】

……ん、今夜は運が良かった。大儲けだよ
これできっと、この件も進展するだろうし

【んー、と伸びをしながら、また笑ってみせる少年】
【表情の切り替わる速度は、役者顔負けで。左目だけ、不器用に動かずにいた】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 03:11:01.28 ID:40nnaxvSO
>>577
//了解致しましたッ、ダッシュで駆け付けます!
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 03:25:39.45 ID:5L1dE+aSO
>>578
…………っし。

【最後に、ボタンを押して】
【画面に表示される……“承認”の文字】

……ありがとう、ッス。まだまだ調整は必要だけど……一先ず「完成」ッス。

【にこっ、と自然な笑顔を見せ】
【あんパンを一口かじって、飲み込む】

今日はもう遅いし……あたし、そろそろ家に帰るッスよ。あたしは平賀 紅鉈(ヒラガ コウナタ)……ま、縁があればまた会おうッス。

【そのまま、彼女は何処かに歩いて行った】

/乙でしたー
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 03:25:59.55 ID:40nnaxvSO
>>571
【……古人に曰く。夜に笛を吹くと蛇が出る、という話が有るけれども】
【ではエレキ・ギターをものっそい弾きまくった場合は、一体どうなるのであろうか】

【何かものすごい暗黒存在が目覚めるだとか逆に魔除けになりそうだとか】
【世の学者達の間では、未だに諸説入り混じる議論が為されていると云う】

【――――レイ=イグザンプル著、「よくわかりそうでわからない音楽の百不思議」より抜粋】


  っ……――――――――五月ッッ、蝿えええええ――――ェッ!!


【さて、話は変わるが――きらーん☆と、何やら仄暗い路地裏の中から】
【影に隠れた猫の目を、明るい場所から見た時のような】 【そんな蒼の光点が二つ、そちらに近付いてくる】

【接近は高速。人魂か、UFOか、はたまた新手の未確認生物(UMA)か――――】

【いや、人である。耳を劈くような叫びは、少なくとも人のものである】
【細く華奢な、和装のシルエット。下駄でよくもまあそんなスピードが……と】

【そんな事を考えていると、人影は不穏な動きを見せる。】

  いいっ加減にぃ………!

【其方に向かい、狙いを定めて】【ホップ、ステップ、そして】

  し――――――どッ、わ、くあwwせdrftgyふじこlpッ!!

【キィィィィック!と行こうとして、下駄の鼻緒でも切れたのか】
【奇声を上げつつバランスを崩して、疾風の如き速度をそのままに】


【直撃コースで吹っ飛んできやがりました】
//遅ればせながら宜しくですー!
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 03:31:54.78 ID:k54yoIzfo
>>558

【誰かの「幸せ」という概念はは時代や文化、当人の思想などでそれぞれ異なる】
【故に誰かの「幸せ」の定義などその本人以外の他者が否定出来ない】
【誰かのその「幸せ」を否定する事は反射する鏡のように自分にとっての「幸せ」を否定しかねない】

それでも気に入らねえ……。

【そう呟く彼女は、その事を少なくとも理解はしている】
【理性の面では理解しているが、心の奥のどこかではこんなのは違うと言っている】

誰かに自分の「幸せ」を決められるのは我慢ならねー……。
アタイはアタイだ、独立した自律した人間だ、アタイの「幸せ」はアタイが決める事だ。
その決定は誰にもさせねー、もしそんな事をするような……神にも等しい存在がどこかにいるなら――――

ソイツを見つけて――――
ぶん殴って、へし折って、ちぎって、砕いて、跡形もなく壊してやる。

【その言葉は少年に向けた訳では決して無く】
【宛てたモノがいるとするならば、それはやはり「神」のような存在】
【或いは「社会のルール」「強制力」……そのようなモノ達】

【彼女は……】

/こちらで返したつもりがそんな事はなかったという……
/いえ、すいませんでした
/そしてお疲れ様でしたー!
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 03:33:35.21 ID:cwy8WDqYo
>>581

──えっと、おめでとうとか…言えばいい…のか…?

(…脳の構造は違うってのは──確かか。天才ってのはこんなんなのか…?)

【──引いている。確実に、引いている。】
【頭脳──知識の違いを見せつけられた事で、困惑の感情が強いようだ。】

──お、おう。じゃあな…
【そんな姿を見送って、溜め息を一つ。】

…。名前──か。

【──名詞。】
【緋天颯護と書かれた、自分の名詞を取り出し、独りそんな事を呟いていた──】
//お疲れ様、です。
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 03:34:05.78 ID:m49qdRPF0
>>582

畜生、しゃあねェなァーーッ
こればっかりはよォ〜〜ッ 一筋縄じゃあいかねェコトだ……
今日らはササッと!畳んじまって、帰るとするかよ……
気付いたらもう日が暮れてるしなァ

【どうやら少年は今日のストリート・ライヴはもう止めることに決めたらしく】
【苦笑しながら月を見上げる彼の言葉が正しければ、夕方ごろからブッ通しでライヴかましてたことになるのだが】
【エレキ・ギターをギターケースに戻し、ふと其方に振り向いて――】

……――あァ?なンだァッ!?何か事件かッ!?
安心しろッッ!!オレ様が今駆けつけェあラッそョぬァぁぁぁあああああああーーーーーーーーーーーッッ!!!?

【あ、なんか凄い声出た】
【それは果たして断末魔の叫びだろうか。実は少年は足を悪くしている】
【正直悪くしているどころか動かないレベルであり、能力の補助無くして歩くことすらできない】
【そんな彼が、急激に接近してくる蒼い何かを避けることが出来るだろうか。いや、無理】

【恐らくは、そのまんま成すすべなく、直撃のちブッ倒れることになるのだろう】
【それでもギターは死守せんと、ギターケースだけは直撃の瞬間に地面に優しく置くあたり、音楽への情熱が伺える、か?】

【ついでに彼は上半身はジャケット羽織ってるだけなので、突っ込み方によっては非常に気まずいコトになるとかならないとか】
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 03:44:34.73 ID:6gndsBlUo
>>579

【少女は、ただ黙してその顔を眺めていた】

 【その『嘘』は、また嘘なのかもしれないし。そんな思考が過ぎる】
 【自分もまた、ずるいことをした訳だが、少年はそれを責めてはこなかった】

【そして少年の言葉に、相槌を返しつつ】

 またそうやってズルいことする!

【小さな呟きに対してそう言って、彼女は笑いながら怒った】

(……あれ?)

【が、そこに見逃しようもない違和感を目にした】
【それはとても奇妙に見えた。片目だけで泣くと言う芸当をする者はそう見たことがない】
【だが、それに呆けているうちに、いつの間にか表情は変わっていて、少しだけ思考が空白になった】

【問う暇もなかった。ともすれば錯覚だったのかとすら思えた】
【やがて、彼が軽やかに立ち上がったのを見て、また自分も立ち上がる】

 ……私が出来るだけのことは、してみるけど
 私には期待しないで。でも、『連合』には、期待しといて

【それは他人任せの無責任な言葉ではない】
【少年に向けられた茜色の眼差しが、それを物語っていた】

 ……じゃあ、私はもう行くから
 私にとっても、悪くない取引だったよ

 商売道具を大事にね。おやすみ

【そう言って、彼女は後ろ手を振り、】
【星辰のような夜景の方へと、歩み去っていくだろう】

//ではー、お疲れ様でしたー、ありがとうございました!
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 03:58:35.93 ID:40nnaxvSO
>>585
【優雅流麗etc、そういった言葉とは掛け離れた動作で宙を舞う蒼い未確認飛行物体】
【車は急に止まれない、なんてレベルの話ではない。確実に】
【通常、人は二本の足を地に突っ張らず急制動をかける術を持たないのだから】

うぼぁッっだ、ちょおまこれはぁ待trァあぇ―――――――!!!

【では影もまた多分に漏れないのかと聞けばすってんごろごろどたんばたんずがががががばぎゃーん!】
【――――とまあこのように、現実はずいぶんと非常な訳であって】
【有っても無くても変わらん。という、答えにもならないような答えが返る事となる】

【結論から言うと、影と少年は直撃し転倒し騒音を響かせ、のち衝撃であらぬ態勢に】
【もはやお約束の気まずい展開、と相成ったわけである。姉さん事件です】
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 04:00:01.29 ID:7L+pP0DDO
>>586

狡いくらいじゃないと、こんな商売やってられないのさ
乱暴に扱ってこその商売道具。それに耐えられないとね?
騙されないように気をつけなよ

……その心配も、必要無いのかも知れないけれど
期待してるよ、連合の活躍。おやすみ

【最後、茜と紅を交わらせる時には、表情は笑みで固定されて】
【少女の振る手が見えなくなるまで、其処で見送ることだろう】



【二人の距離が離れて、また独りになって】

……ふう。難しい相手だった……いくらかバレてたかな?
流石は連合員、下手な芝居したら駄目だなぁ……

【笑みを崩して、ため息をつく少年】
【軽い足取りで、自分も何処かへと歩き始める】

……まあ、いいや。好意が貰えるなら、貰うだけだし

【その左目はまた、一時的な眼病に罹ったようだった】


/お疲れ様でしたー
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 04:07:38.24 ID:m49qdRPF0
>>587

……ッてぇ……。……

【インザあらぬ体勢で、しかしまずは痛みが先行する】
【少年が、こんなナリでも熟練の戦士でなければ受身を取れずに思クソ頭を打ち付けて危なかったかもしれない】

……ッと!おいオマエさんよォーーッ!チョイとばかし危ねェんじゃねぇかッ!
走るときは前見て走るなんて人間として基礎中の基礎のド基礎じゃねェかよォーーッ!

ンなことよりオマエさん、怪我は無ェかァ?

【まさか自分がうるさいのを蹴り飛ばすために突っ込んできたのだとは思っていない。ご機嫌なオツムである】
【ひとしきり怒った後に、するのは相手の心配だ。体勢の心配ではない。彼は色々と鈍いから仕方ない】
【たとえオトシゴロの、しかも上半身が裸に近い少年と、
 (こんなのでも一応)少女(に生物学上分類される何か)が、真夜中に野外絶賛抱き合い共倒れな状況でも】
【彼にとっては先ず相手の身が無事か否かの確認だ。というか、この体勢がマズいものだとすら思ってない】

【というか、今の衝撃で能力がオフになったので立てない。どうしようもない】
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 04:40:59.13 ID:40nnaxvSO
>>589

いっ、つぅ……――――。

【あらぬ態勢をそのままに、呻きつつ頭を摩り、顔を上げ】
【同じく、特に問題は無いようである。……にしても、全く人の事を言えた義理ではなかった】

【ついさっき投げかけた、五月蝿いという言葉。それが、そっくりそのまま】
【彼女(一応)の後頭部にブーメランの要領で叩き込まれても可笑しくない、という事に】

【当の本人、ぜんッぜん気付いていないのだから。――頭がハッピーなのは、同様らしい】

あぁ、悪い……。前は見てたような気がすッけど、さあ……っ痛て!
……うう。ってかボリュームボリューム、唯でさえふらっふらする頭があれだ、爆ぜるからッ!

――――ともあれ、まあ。お蔭様で大した怪我は無い、よ…………。……?

【さておき、蹴りは大丈夫でも衝突は頂けないという謎の思考回路により】
【逆ギレをカマすこともなく、ぺこりと一礼、謝るも。言い訳めいた二の句を接ぐ彼女】
【すると頭に、かつん、と吹っ飛んで跳ね返って何やかんやした下駄がブチ当たった】
【自業自得である。天文学的確率の。額(頬に非ず)を赤らめ、彼女はこくりと頷き】

――――――っ……だあああああぁぁァッ!!

【あ、漸く気付いたっぽい。絶叫しつつばさっと上半身を起こすと、慌てて衣服を整えて】
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 04:51:51.24 ID:m49qdRPF0
>>590

あァーー?ボリュームだぁ?オマエさんだろーがよ、うるせェのはよォーーッ!
オレ様だって人のコト言えやしないけどなァ、アレだぜ?『他人のなんとか見て我がなんとかをなんとか』ッてェのか?
ま、ンなこたぁどうだっていいんだ……怪我が無くて安心しッ――!?

【そのブーメランを敢えて言葉で叩き込んでやるのがこの少年である】
【とはいえ、頭が残念ゆえに引き合いに出した例えが例えとして機能していない】
【ともあれ相手の無事が分かると少年はホッとしたように息を吐k無理でした】

ンだよオマエさんはいちいちウルセーなッ!今の下駄は奇跡マックス規模だがッ!
オマエさんのウルサさも相当な規模なんじゃねーかッ!アレか?シンバルをバカスカ鳴らすサルのオモチャ!
ウルサレベルで言えばアレと良い勝負だぜ、オマエさんよォーー!

【※こいつに言われたら終わり】


……で、もしよけりゃあチョイとオレ様の頼みごとを聞いてくれないかい?

【……と、ここまで十二分にフザけ倒したところで、ふと少年の声質が真面目なモノとなる】

悪いがなァ、あっちの方に車イスがあんだろ?少しばかし一歩きして、オレ様の方に押してきてもらえねぇか。
ブッ続けでライヴをかました無理が祟ったのか、今頭打った反動で細かい調整が効かねェのか……

……“能力”の補助が無ェと、棒切れ二本くっつけてるみたいなモンでよォー……

【――少年が示す方向。見えるだろう、かなりカスタムされた様子の、使い込まれた車椅子が】
【そして、少年は不自然なまでに起き上がる気配がない。いや、上半身は起こしたが――妙だ】
【……彼の言葉と、示したモノから。その奇妙の正体は、両足が全くといって良いほど動いていないことから成るものだと。気付けるだろう】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 05:35:37.01 ID:40nnaxvSO
>>591

あンだとこの野郎、五月蝿さが革ジャン着てほっつき歩ってるよーな奴に言われたら仕舞いだろうがっ!
悪りぃがオレは他人のフリにも隣の芝生にも無反応の無干渉で、我が道を往くタイプなんだよあー畜生痛てえ!

【喰らって始めて気付くブーメラン発言の真相かっこわらい、だが懲りた様子は微塵無い】
【恐らく彼女、何か人としてたいせつな物がズレにズレているタイプだ。間違いなく】

【さておき、奇跡の下駄ブーメランを浴びつつ上体を起こした彼女であるが】
【どうにも心中穏やかでない様子で、口を開くとのべつ幕無しに憎まれ口を吐き散らす】

五月蝿え五月蝿え、下駄がどうだってんだ莫迦野郎!
その件に触れてくれるな良いかじゃねえと3秒フラットで体中のホクロ毟りとるぞ、
大体ウルサレベルって何だちょっと良い響きじゃねえかだからってうれしくなんざ無ェけどな!
ってえかオレがシンバルばっしんばっしんな猿の玩具だったら、
手前の五月蝿さはあれだな、アレだ銅鑼をじゃんじゃか鳴らしてるゴリラだろ――ッ!

おまけに玩具に非ずだこの野郎、どうだ参ったか馬力が違うぞ馬じゃなくてゴリラだけど!ごーりらー!

【   餓 鬼 で す か あ ん た は   】


なんだ畜生言ってみ……って、ん?……ああ、成る程な。
あいよ、そん位ならお安い御用だ。任せろよ。

【閑話休題と言ったところか。此方もひとしきり馬鹿やって、ダイブ頭も冷えたようで】
【ごっつい車椅子と少年の脚とを交互に見遣れば、二つ返事に首肯し、立ち上がる】

(弛緩し切っている、って言うよか……力の入る様子が全く無かったし)
(言葉の通りだろうな。異常が有るのは神経系か、或いは?だとすると能力≠チてのは)

(おおかた、電気か何かか?……っと。ああ、悪い癖だ。殺り合うワケでも有るまいに)

【そのまま足取りも軽く車椅子の方へと向かえば、帰りの序でにギターケースも持ち上げて】
【車椅子を其方へと押してゆき、ケースをその傍らに置くだろう】
【がさつな言葉遣いと裏腹に、丁寧な所作で。――因みに、直接の接触があったからか】

【脚が動いていない℃魔ノは、気付いたようである】
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 05:38:37.32 ID:m49qdRPF0
>>592
/ぎゃーす。申し訳ないです、流石にそろそろ頭の回転が鈍くなってきたです。
/明日に持ち越しても大丈夫でしょうか?お手数おかけします。
/ちなみに此方は明日は、お昼ごろからなら完全フリーでございますハイ。
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 05:45:53.07 ID:40nnaxvSO
>>593
//いえいえ、此方こそなんかもうすみません、はい。是非お願いします。
//自分も殆どがら空きな感じなので、大丈夫になったら舞台裏にて呼び掛けます。
//それでは、お疲れ様でしたー!
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 11:19:19.31 ID:83xElGhQo
【路地裏】

【ドシィィンと響く音】 【反響するかのようにうねる雄叫び】 【そして呟かれる嘆き】

([エル之助]……久々にコレになった様な気がするなァ〜)
(見た目を"偽る"事で、"真実"の心を己から出せる……"妹"に俺の"本心"を見せたくねェんだよな、だってアイツは……――)

っと、それにしても、手応えのねェ奴ばっかりでつまんねェの!

【その正体は、ごちゃごちゃとした髪型の茶髪で、マグマの様な朱色の眼を持ち、17歳程の、ガタイの良い青年と思われる者だった】
【服は土に汚れた緑色のローブで、中には灰色のTシャツと短パンが着られているようだ】 【どうやら、何処かから飛び降りてきたようである】

【そして、彼は、2つの折れ線模様があり不気味な笑みを浮かべているかのような岩造りの仮面を身につけていて】
【仮面から両こめかみの部分へ、両こめかみの部分から後ろへ向けて、悪魔のような岩造りの角が伸びていて】
【腕には、岩で造られたガントレットが纏われていて、それは手より長く3つのとんがりが先端にあり、手は本来の長さの場所から出ていて爪に鋭い岩を纏っていて】
【脚にも、岩が纏われていて、それは、手もなのだが、足のサイズを数回り大きくしていて、やはりつま先に3つのとんがりがあり、かかと後部がとんがっていて】
【更に、首に近い背からは、まるで大きな口を開いて180度捻ったかのような肉厚な岩造りのギザギザとした翼があった】

【と、文章で書くとわりとややこしい見た目をしているのだが、絵で描くと幾らかはわかりやすいだろう】 【しかし、それはまだ無い】

――さァーて、どっかに"ホネ"のある奴は居ねェーかなァーッ
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 12:34:30.07 ID:3jgcAk/Lo
>>595
//未だ居ますかー?
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 14:05:36.27 ID:tRAn186SO
【街中】

あー、暇だ、退屈だー、
【元々何色の物だったのか分からなくなってしまう程に汚れたローブを身に纏い】
【顔中には包帯を巻いた少女が歩道の端に設置されたベンチに座っていた】
【その蒼いボサボサ髪には氷で出来た花の髪飾りをつけている。】

・・“アイツ”も、まだこの時間だと、未だ暫くはいないし・・、
あー、暇だ。

・・―――何か退屈を潰せる物ないかな・・・。
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 14:13:07.75 ID:3WKC/hvmo
ぽふっ、ぽふっ、ぽふっ。

これは困りましたねー…。

【そんな感じの足音を立てながら、通りを行く少女が一人】
【よくも悪くも中肉中背、スタイルもほどほど、ぼさぼさの黒髪を揺らしながら注目を集めている】
【…何せ、頭上に乗っかった二つの三角形がせわしなく動き、細くしなやかな尻尾が揺れているのだ】
【おまけに服らしき服を着ていない。腰巻と胸を覆う布程度で、それ以外は全身蒼い毛皮で覆われているのだ】
【いわゆる獣人、という奴だ】

それは、まあそうですが…現地の人と、といわれましてもねぇ

【さらに奇異なことに、誰かに向かって話しかけているようにも見える】
【糸目で表情は読みづらいが、口を動かさずに声を出し、傍目にはとにかく怪しい】

お? マスター、あちらにいいかm…じゃなかった、被験s…じゃない、使えそうな人が

【少女は、声を発するや否や視線を>>597へ向ける】
【常に笑っているかのような口の端が、わずかにつりあがった】
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 14:18:30.86 ID:w6SA9kUto
>>597

退屈を潰せるものって、例えばァ?

【ベンチの斜め後ろ、おそらくは散策中にちょうど相手の呟きを聞いていたのだろう】
【一つの足音が止まり、相手の前方へと歩みを進める】

うわっ、キッタナーイ!恥ずかしく無いわけェ?

【相手を改めて見遣って出てきた言葉は、かなり失礼なものだ】
【キャハハ、と笑い声をあげたのは金髪、赤目の10才程度の少年】
【黒紫の繿褸外套を羽織り、赤のチェックのニーソックス以外はシャツもショートパンツもブーツも全て黒】
【帽子を深々と被り、口元をマフラーで覆っている】
【右腕があるはずの場所は、ただ袖だけが揺れている】
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 14:19:22.71 ID:w6SA9kUto
/うんそろそろリロ癖はつけた方がいいと思い始めた
/>>599のレスは無しでお願いします、本当にすみません
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 14:24:08.19 ID:tRAn186SO
>>599
>>598
―――・・・ん?
・・・私に何か用かい?
【それに気づいたのか】
【こちらもそちらへ視線を向ける。】
【少女達の視線と視線がお互いに合った】

>>600
/複数?複数いっちゃうのかいッ?!
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 14:25:14.27 ID:tRAn186SO
>>601
/すいません、安価が変な事になってますが
>>598どす。
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 14:28:40.02 ID:w6SA9kUto
>>601
/複数!複数言っちゃっていいのかい!
/お二人に時間と気力の余裕があるならお願いしてぇですぅ
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 14:28:50.68 ID:3WKC/hvmo
>>599
ああ、こちらの方も使え…いえ、えっと…そう、にじみ出る才覚を感じる少年!ですねっ

【声はあわてて取り繕う調子だったが、当の少女は妙に冷静だ】
【悠然と二人に接近し、ベンチに座る>>601の前に立つと見下ろすように笑った】

あの、すみません。ここはどこです?

【いざ前にしたとき声の調子と少女のしぐさに、奇妙なずれを覚えない人物は、果たしているのだろうか】

/複数ですか?お手柔らかにお願いするよ
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 14:37:40.33 ID:w6SA9kUto
>>598>>601>>604
/>>601の安価は>>598のみ向けって事でよろし?
/お言葉とご厚意に甘えて御邪魔しますー
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 14:47:28.51 ID:tRAn186SO
>>599
【ピクリ、と反応するが】
【・・・いやいや、待て待て。相手は子供じゃないか】
【大人げない、ここは抑えて・・・抑えて】

・・・僕ぅ?
仮にも、・・・・女の子に“汚い”とか失礼な事いっちゃあいけないよぉねぇ・・!?

【無理矢理優しい口調にして少年に告げる】
【・・ただもし手を見たなら、身体の方はどうも抑えられてなかったらしい】
【指ポキポキ鳴らしているよ】

>>604

・・・―――?

ここは、水の国にある街だけど・・?
【ふと、不信感を感じたが】
【未だ感じただけ、勘違いかも知れないと】
【少女の問いに答える】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 14:56:03.44 ID:3WKC/hvmo
>>606

水の国、ですか? 言われてみれば水に関するモニュメントを見かけますね

【首を小さく動かして周囲を窺い、頷く】
【それから>>599の言葉を受けて>>606を観察、腕を組んでまた頷く】

この汚れは確かに、闘争の気配を感じますね
よほどの修羅場をくぐっておいでですねぇ
…それで、この髪飾りは…

【髪飾りを指差した。まったく悪びれる様子がない】
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 14:57:07.67 ID:w6SA9kUto
>>604
……ふぅーん? 分かってるじゃん、オバサン

でもさ、オバサンすっごくケモノ臭いんだけどォ?
今日会うのってキッタナイのばっかり! ヤダなー、これ以上近付かないでよね?

【幸運か間抜けか、後半だけ聞き届いたようで誇らしげに胸を張る少年】
【が、続く言葉はあまりに無礼な罵倒だ。教育がなってないとも言える】

しかもナニ、自分が居る国もワカンナイくらいの田舎者?
うっわ、ここまでどうやって来たの? もしかして徒歩? アッハハハハハ!

【少女に向けての言葉を聞き取ったのだろう、再び笑い転げて】
【どうでもいいが片手にはうずまきのペロペロキャンディ、口さえなければただの子供だ】

>>606
ハァ? 自分の恰好、見てワカンナイわけェ?
どっからどーみても汚いジャン! ここで何してんの? もしかして物乞い?

【よくある言い方をすると、ガンジーでも助走つけて殴るレベル】
【相手が諭そうとする言葉も聞かず、口元に手を当て喧しく笑うばかりだ】
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 15:03:41.49 ID:3WKC/hvmo
>>608
お、おさえて、おさえて…

【少女は笑顔のままだったが、額に青筋を浮かべていた】
【自分の声にふーと息をつくと、不思議そうに自分の体を眺める】

おっかしいなぁ、新品の躯体だから汚いはずがないんですか…
もしかして、動物嫌いさんですか?
わかりますわかります、勝手にあめちゃんもってったりしますものねぇ

【それから顔を上げて、鼻で笑いながら】

んーと、転移、ですかね? うん、ちょっと目的の座標とはずれてしまったようですが

【特に気にした様子もなく、さらりとつぶやいた】
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 15:05:30.60 ID:tRAn186SO
>>608

611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 15:05:56.43 ID:tRAn186SO
>>610
/ミスった、すいません。
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 15:16:55.56 ID:tRAn186SO
>>608 >>607

正確には私はホームレスだけどねぇ・・・・ッ??!!!
生憎、物乞いはしてないのよぉおッ?

私達は・・あるだけの自分の力で、ちゃんと生きていけるのさぁ・・??!

君ィ・・年齢とかそういうのを気にせず接せられるその志は中々だけどね・・・
それにしても言葉が過ぎてるんじゃない・・ッ!?
度を抑えるという事知らないのかなぁ・・?!
【もはや言葉すら抑えられていない。】
【指ポキポが握り拳になりました。】
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 15:27:25.80 ID:w6SA9kUto
>>609
えぇえ、だってノミとか居そうじゃない?
雨降ったらニオイとか悲惨そうだよねーェ!

【最初の青筋を見てか見ずか、さもおかしそうに相手を笑う】
【鼻で笑われた事が多少カンに障ったのか、後半はやや声が大きい】

……それにしても、新しい躯体に、転移、ね
その言い方だと、まるで古くなったカラダは捨てられるみたい
じゃあさ、どっから転移したの?

【それでも相手の言葉をきちんと拾ってはいたのか、気になったところを問いかける】
【何処から、を聞く時には、まるで想定外の答えを求めるように僅かに口元に笑みを浮かべた】

>>612
えぇえ、ボクが? 賤民に? 抑えるだって?
ジョーダン言わないでよ、ボクを笑わせるつもり?
そっちこそ、身分ってモノをわきまえなよねェ! キャハハハハ!

で、その髪飾りナニ? ホームレス風情が持つにはゼータクすぎるんじゃない

【もう我慢しなくてもいいのよ(天の声)】
【毛皮のもふ少女の方の問いがこちらも気になっていたのか、続けるように問いを重ねて】
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 15:33:11.91 ID:w6SA9kUto
/あれっ順番間違えた気がする/(^o^)\
/髪飾りさん→もふさん→糞餓鬼の順番ですよね……すみません
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 15:33:16.92 ID:3WKC/hvmo
>>612
抑えて抑えて、度の過ぎた感情はぶつかるまで止まりませんよぅ

【まぁまぁといった様子でなだめにかかる少女】
【肉球が妙な弾力を持っていて、なでている側も少し撫で難そうというか、戸惑っているというか】

ふふふ、それが猫の体ですよマスター…

【へぇ、と眉が動いた】

>>613
古くなったって動く限りは使いますよぅ。そのための人造…

【そのとき、少女の指が口元へ動く。黙れの合図のようだが】

おっとうっかりうっかり。フフフ

どこから、は内緒ですが、目的ならお答えしましょう。
敵を探しに。

【少女の笑みが深まり、糸目がわずかに開いた】
【体色と同じ…いや、より深い蒼が姿を現すが、すぐに瞼の向こうへ消えた】
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 16:07:53.02 ID:w6SA9kUto
/少し待ってもどなたも返信が無かったので、俺の番だと判断しました
/なんかもう、すみません……

>>615
人造?
……ま、いいや。後々じっくり調べる事にするよ

敵、ってのはずいぶん抽象的だねェ
どの勢力についてなのかによっては、ボクも加担したりしなかったりだけど?

【少し考え込むが、思い当たるところが無いとなると肩をすくめ】
【一瞬、現れた深蒼を探すように相手の目を見つめるが、こちらの瞬きとともにそれも収まる】
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 16:08:32.34 ID:FywSq0M40
>>592

あァーーそうだなァ、自分の道を往くってェのは良いことだ!
他人に振り回されないでよォーー 自分(テメー)の決意をガシッと持ってなぁ!
だがよォッ!その道を往く過程で!他人にメーワクかけじゃァーざまァねぇぜッ!!

【※これも言葉のブーメランの対象である。どっちもどっち、か】

ゴリラだァーーッ!?いいじゃねえかッ!!サルの玩具よか万倍強いぜッ!よォーー!
オマエさんがサルシンバルならよォー オレ様は指一本でオマエさんを倒せるッてことだッ!!
つまりッ!オレ様とオマエさんの戦いは開始2秒かからずオレ様の勝ちってことだなァ〜〜ッ

【 う ぜ ぇ 】
【なぜか勝ち誇ったような笑みを浮かべて彼女を見下す少年】
【だが、体勢的には少年はまだ倒れたままであり、見上げている状態であり】
【流石に身体が不自由である、というコトに関しては、冗談や嘲りで通せるわけもなく】
【彼女が車イスとギターケースを押してきてくれたのなら少年はコロッと態度を変えて】


よォ、スマネぇな……ご丁寧にギターまでよォーーッ
……っ、……よ、と

【上体の筋肉を巧みに利用し、脚を一切使わずに、するりと車イスに座る】
【脚が動かなくなって長いのか――その複雑な、恐らく真似しようと思ってもなかなか出来ないであろう動作】
【それをすんなりと行って見せた少年は、車イスに腰掛けたままフゥ、と息を吐いて】

センキューな、助かったぜ。
っと、申し遅れちまったなァ……オレ様の名前はイルゾルッ!
イルゾル・ビッグスター……いずれ≪世界一の超ビッグ・スター≫になる男だッ!覚えといて損は無ェッ!

【やけに大げさな身振りを加えながら、ずびしっ!と決めポーズをかましつつ名乗るだろう】
【まぁ、いちいちド派手な少年である。名乗ってから、傍らのギターケースを車イスの後部に取り付けて】
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 16:09:08.05 ID:tRAn186SO
>>613 >>614

――・・・・教えてやるよ、“糞餓鬼”。
【プッツン】
【少年の髪飾りに対する発言でいよいよ、キレた】

この髪飾りはね・・
私の友人がくれた物なんだわ、
【変わる。抑えられていた口調が、瞳が】

・・解るか?糞餓鬼、
アンタは今、私を馬鹿にしたんじゃあない。

―――・・・・私の友人を馬鹿にしたんだぁああああッ!!!!
【何より、空気が】
【┣¨┣¨┣¨┣¨


・・・アンタは、言葉には重みがあるのを知っているか・・?
知らないだろうね・・それを理解していないから、そんな言葉を軽々と出せるんだ

―――・・・《言葉の重みを知れ》
【少女が呟く、能力発動の為の単文の永唱を】
【少年に上から力が恐いかかるだろう――これは・・『重力』だ】
【未だ立っていられる程度だが、少年の体に負担がかかる。】

御免、もう抑えられそうもないや、
【少女は、そう獣少女に呟いた】

・・・安心しな、私は命は取らないよ。
・・・糞餓鬼、文句あるなら病院で聞いてやるよ。
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 16:10:30.97 ID:tRAn186SO
>>618
/すいません、文考えててて遅くなりました。
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 16:14:54.06 ID:w6SA9kUto
>>619
/了解しました、では>>616は無しで、今から再返信します
/何度も何度も申し訳ありません
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 16:21:06.57 ID:3WKC/hvmo
>>616
…まあ、そうですよね、普通はただ敵とだけ言っても…

【そのとき、視界に>>618を認める少女】
【少女…正確にはその声が、それにたしなめられるよう一瞬口ごもり、ふと声から感情を取り落とす】

重力制御呪文詠唱を認識、対抗式…あっ

【声が急に声の調子を戻したためか、少女もまたぎくりと身を固める】

え、エラー!! 出力制御に異常、経路(バイパス)設定に失敗…!!

【指を噛む少女は、突然はじまった異変を見つめながら、わずかな冷や汗を垂らす】
【…ただし、目元も口元も、笑ったままで】
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 16:24:11.23 ID:w6SA9kUto
>>615
人造?
……ま、いいや。後々じっくり調べる事にするよ

敵、ってのはずいぶん抽象的だねェ
どの勢力についてなのかによっては、ボクも加担したりしなかったりだけど?

【少し考え込むが、思い当たるところが無いとなると肩をすくめ】
【一瞬、現れた深蒼を探すように相手の目を見つめるが、こちらの瞬きとともにそれも収まる】

>>618
【と、そこで場の雰囲気に怒気が混じるのを感じて、ようやく喧しい口を止める】
【いぶかしむように相手の事を見ていたが――】

――ぐっ……!?

【おそらく少女の能力によると思われる重力の付加により、反っていた背が前方へと曲げられる】
【相当の負荷に耐えられなかったか口端から血が漏れ、驚愕に瞳がゆがめられる】
【とはいえ、相手のの言うとおり身から出た錆、自業自得であるのだが】

……言葉の……重みィ……?
ハッ! ……そんなもの、考えたものもないねェ!

【それでも出てくるのは減らず口、相手を睨みつけ、左手をなんとか己の胸に当てようとする】
【場にそぐわない行動は、おそらく何かしらたくらみがあってのことか】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 16:27:38.22 ID:MYqOy6xV0
【公園】

…………すぅ…‥…ぴぃ……

【毛皮のひっついたフード付き、ピンク色のコートを羽織る、小学生上級生ぐらいの容姿】
【病気一歩手前の真っ赤な眼に蒼白な肌と、手触りの良い黒髪が特徴的で、値打ちのしそうな紅い指輪を付けた】
【そんな風采の少女が―――ベンチで、ぐーすかと眠りこけている】

………えへへ、今夜はコーヒーおでんだぁ………えへへぇ…

【横たわるのではなく腰掛けていて、膝に手を当てたまま、行儀よく】
【寝言はスルーするにしろ寝相はきっちりとしていて、彼女には不思議と安定感があった】
【日も沈んでいない内から外で爆睡している時点で、ほんとうは安定でもなんでも無いのだろうが――】
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 16:39:01.92 ID:tRAn186SO
>>622 >>621
・・・・そうかい、なら“黙れ”。
これ以上苦しい目見たくないならね。

《違反を確認、ペナルティを追加する。》
【少年へと掛かる重力がより一層強くなる】
【どうやら、何かしらのルールがあるらしい】
【それに違反すれば、問答無用でペナルティ、重力が更にかかる。】
【彼女は――・・『そういう能力』らしい】

625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 16:43:08.13 ID:3WKC/hvmo
>>622>>624
【はじまった戦闘に介入するでもなく、ただ笑う獣人少女】
【彼女の『声』は動揺を抑え、ただ何かに答え続ける】

生成(ジェネレイト)、想定の10%を割っていますが、よろしいのですか?

【少女は鼻を鳴らし、じっと二人の戦いを見る】

…はい、『聖典』のデータは破損しており、データ読み込みが出来ません。
現状出力では再現不能、模倣もうまくいくかどうか…
またこちらへの介入行動も間が経っていないどころか初回です
蓄積データも…

【少女はそれでも笑い続ける】

あ、そうか。なるほど、流石です。
それで、どちらに?

【二人を交互に見て、今までで一番獰猛に口元を歪めて笑う】

…えー…?

【声は、呆れとも戸惑いとも取れる声を上げ、その後小さくため息をついた】
【わずかに距離をとり、少女は戦場に気を配る。何かを待つように】
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 16:55:43.37 ID:w6SA9kUto
>>616>>624>>625

(エラー? ……続く単語も、まるで、機械みたい、な、)

【獣人の少女の口から発せられる言葉は、不躾な言い方ではあるが、見かけには似つかわしくない】
【鼓膜などの聴覚を含めた感覚にも恐らく影響を与えるであろう能力を身に受けながらも、】
【微かに耳に響く声から不可思議な情報を得ながらも、それを今問う余裕は無いようで】

ッ……おいっ……見てないで……このアマどうにかしてよッ……!
データがどうとか……言ってるヒマ、あるならさぁっ!

【素直に助けを求めるには少年はプライドが高すぎた、もっともそれはデメリットでしかないが】
【傲慢な言い草、先ほどまでの態度、彼女の『主』の判断がどうなのかは分からないが、】
【獣人の少女が少年を助ける道理は何処にも無いことだけは確かである】

うっ……る、さい! ボクに、命令するなッ!
……それに髪飾りは、貰ったもの? はっ!
だったらそれこそ、ボクが貶したのはオマエだけだよッ!
ボクはそれが「お前には過ぎた贅沢品」だって、言ったんだ! その友達とやらなんて、知らないねッ!

【相手の能力が説明通りのものとすれば、益々、少年に掛かる負荷はすさまじいものになっているのだろう】
【その証拠に、いよいよ地面に膝をつき手をつき、まるで跪くかのような姿勢になっている】
【しかしそれでも過ぎた罵詈雑言は止めない――往生際の悪さからして、潰れるのも時間の問題だろうか】
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 16:56:37.84 ID:w6SA9kUto
/>>626の最初の安価は>>616ではなく>>621です、たびたびすみません
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 17:04:45.57 ID:3WKC/hvmo
>>626
【少女はやれやれと首を振り、余裕の気配を身にまといながら『声』をに合図する】

申し訳ありません、現状、こちらには武装・魔術・技能のすべてが欠落しています
ですが、あの髪飾りの人は言霊を操る能力者である可能性が高いと分析します。
命令文に逆らってはいけません、受け入れて、受け流すのが最良かと

【だが声は、>>626の様子を見てぽつりと】

…そうでなければ、大出力を持って吹き飛ばすしかないのではないでしょうか?
出し惜しみしてる場合ではない、と思われます

【挑発的な笑み。まるで、やれるものなら、とでも言わんばかりの】
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 17:11:54.09 ID:40nnaxvSO
>>617
【さて、この女。口、足癖、根性、揃いも揃ってアレではあるものの】
【こうして少年に手を貸している辺り、嫌なヤツでは無いのだろうか――――】

ふん、言って呉れるじゃねえか――だが、見掛けでモノを判断するようじゃあまだまだだな!
手前なんざ開始2秒以内に、カウンターでマットに沈めてやるさ。足の小指挟まれて吠え面かくなよ!?

【 と 見 せ か け て や っ ぱ 駄 目 だ こ い つ 】

【彼女は車椅子を押しつつ別の意味で顔を真っ赤にし、彼を指差してまさかの逆KO宣言】
【どう考えても無理である。……それになにか、主旨が大きく変わっている気がする】
【そも、大のゴリラを悶絶通り越してTKOできる猿の玩具は猿の玩具とは言わない。対小指最終兵器と言う】

【……まあ、そんな事は置いとき。彼女は礼を言われれば少年を指した手を上げ、ひらひらと振ってみせ】


困った時は何とやら、だろ?良いってコトだ、気にすんな。

【車椅子に腰掛けた彼の少年に回り、其方を見遣ると、涼やかに笑って】
【事もなげにそう応じた。台詞があんまり似合っていない事には、ツッコむべきでは無い、か】

イルゾル・ビッグスター……か。ん、覚えとく。オレは朔夜、識槻朔夜ってんだ。
覚えといてどうこうって程の名じゃあないが、以後お見知りおきを、な。

【浮かべた笑みを苦笑に変え、応じて更に名乗りを返し】
//あばばばば、只今戻りました……宜しくです
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 17:15:31.11 ID:MypTXAKV0
>>623
/まだいますか?
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 17:19:34.29 ID:cwy8WDqYo

【――町外れ。街灯も無く、夜になれば真っ暗となる場所。】
【其処に佇んでいた人影は、まだ日も出ているにも関わらず真っ黒で。】
【まるで其処だけ、影に覆われたかのようだった】

――…。死ぬ。過労死する。
何で俺が戦場にまで駆り出されるかねえ…ったく。
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 17:19:34.72 ID:MYqOy6xV0
>>630
/はい、居ますぞー
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 17:20:54.25 ID:tRAn186SO
>>626 >>625

《ペナルティ追加。》
【かかる、かかる。】
【重力が更にかかっていく】


・・・私だってね、女らしさなんて物、捨ててたのさ。

だけどね、これを貰った時、確かに嬉しかったんだ。
【思えば、少女は何時しか、これも良いなと感じていた。】

・・・私は大したオシャレは似合わないけどさ、
ちょっとくらいなら、こうして素直に女らしく生きるのも良いなってさ、
そう思ったんだよ。

その友人は、私にその気持ちを取り戻させてくれたんだよ。

・・もう一度言う、言い直すよ。
アンタが馬鹿にしたのは私じゃない
『私の友人のその思いやりの行動』を馬鹿にしたんだよ。

アンタはどっちに付くんだい。
それとも、そこで見てるだけ?どっちでも良いけたどさ
【ふと、獣少女に問う。】
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 17:21:05.39 ID:tRAn186SO
>>626 >>625

《ペナルティ追加。》
【かかる、かかる。】
【重力が更にかかっていく】


・・・私だってね、女らしさなんて物、捨ててたのさ。

だけどね、これを貰った時、確かに嬉しかったんだ。
【思えば、少女は何時しか、これも良いなと感じていた。】

・・・私は大したオシャレは似合わないけどさ、
ちょっとくらいなら、こうして素直に女らしく生きるのも良いなってさ、
そう思ったんだよ。

その友人は、私にその気持ちを取り戻させてくれたんだよ。

・・もう一度言う、言い直すよ。
アンタが馬鹿にしたのは私じゃない
『私の友人のその思いやりの行動』を馬鹿にしたんだよ。

アンタはどっちに付くんだい。
それとも、そこで見てるだけ?どっちでも良いけたどさ
【ふと、獣少女に問う。】
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 17:22:50.01 ID:tRAn186SO
>>633
/おっと重複失礼、
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 17:24:13.37 ID:z6RI+JxI0
>>632
/わぁい
/絡んで大丈夫ですか?
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 17:25:39.22 ID:MYqOy6xV0
>>636
/いるんだから大丈夫なのではないでしょうか。
/そちらに特別な事情や信念があるのなら話は別ですが、自分はそう思いますよ?
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 17:27:39.75 ID:FywSq0M40
>>629

おォおォおォおォ、なるほどなァーーーーッ!!
いいじゃねェか!オレ様はな、そういう根性あるヤツぁ気に入ンぜッ!
特別よ、弱いヤツが強大な力に立ち向かうって展開は大好きだ!
いいぜ、かかってきなッ!だがよォー、オレ様だって手加減は……

……ッあァァァァァァァァァ!?チョイと待てよオマエさんよォーーーーッ!
この展開ッ!オレ様が強大な力でオマエさんが立ち向かう側ッ!
これじゃあッ! どう見てもッ!
このオレ様が悪役じゃあねェかァーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!

【がー、と頭を抱えて。この世の終わりの絶望でも目の当たりにしたかのように、叫ぶ】
【本当にいちいちうるさいヤツである。もはや主旨もクソもあったもんじゃない】

オレ様が目指すのは≪世界一の超ビッグ・スター≫!
どんな真ッ暗闇でも、フと見上げれば其処に浮かんでいて、いつでも自分を照らしてくれるような星(スター)……
この世界中の全員を≪笑顔≫にする、それが≪ビッグ・スター≫だ!
決して悪役じゃあねェんだよォォォォォーーーーーーーッッ!!

【……とはいえ、目指しているベクトルは案外良い方向に向いているらしいが――】


……と、識槻……朔夜、な。よろしく頼むぜ、朔夜よォッ!
…………なぁ。オマエさん、以前にオレ様と何処かで会ったかい?

【ふとイルゾルは、朔夜の顔を、立ち姿を見直して、首を傾げながら訊ねる】
【しかしながら、朔夜の方からは。イルゾルの顔に、見覚えはないはずだ……】

……ま、いいや。しかし、オマエさんはこんな夜中に何してんだ?最近はよォー、物騒だぜ?
ま、ンなナリじゃねぇみたいだけどな……それでも、危険に遭わないに越したこたァ無いぜ。
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 17:30:48.55 ID:muX+//mX0
>>637
/スイマセン…アナタを不快にさせてしまいましたね…………

/では絡ませていただきます

……コーヒーおでんは邪道すぎるわ
今すぐココアおでんに修正させたいわ
【寝言に反応する人影】

【長い翡翠色の髪に、顔全体に包帯を巻き、左目と口と両耳の部分だけを露出して、足は膝から下がなく車椅子に座っている女だ】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 17:31:42.20 ID:w6SA9kUto
>>628>>633

……っは……!

【両者の言葉が届いたか否か、その刹那で少年の体は完全に地面に伏した】
【先ほどから、人体が己の重量を支え切れないような重力を掛けられていたのだ。当然の事象だろう】
【過度の負荷は内臓や神経にも影響を及ぼし、結果意識を失い昏倒したと見られる】
【もっとも、可能性は低いだろうが、相手がそうならないよう調節していたのだったならば別だ】
【被術者が失っても効力を失わないならば、一般人である少年の体は耐えきれずに軋むような音を立て続けるだろう】

『……おーい? 坊ちゃん、何処だ一体何してんだー……』

【……と】
【どこぞから、誰かを探しているような声が聞こえる】
【その声に関してどう捉えるか、昏倒した少年をどうするかは自由だ】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 17:32:54.51 ID:w6SA9kUto
/あばばばば>>640は先打ちしてたのを間違って書き込んでしまいました
/本当にすみません、自分はあと数レスで退きますので。お手数かけます
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 17:38:09.04 ID:3WKC/hvmo
>>633
【少女の糸目が下限をつくり、笑みがわずかに引いた】

お友達思いのよい方、なのですね…

ですが、あなたの仰るとおり、言葉に重みがあるように、

【口が動いた。毛皮の下から青い燐光が漏れ、全身に輝く光のラインを形成する】
【刺青のようなその輝きは、のど元と額に収束するように脈動を続けている】

りぃん。

【鈴の音に似た高い音が響く】

「力もまた、その重みで誰かを押しつぶすのさ」

>>640が先ほど行使したように、ほぼ同じだけ重力が髪飾りの少女にかかった】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 17:38:18.08 ID:3WKC/hvmo
>>633
【少女の糸目が下限をつくり、笑みがわずかに引いた】

お友達思いのよい方、なのですね…

ですが、あなたの仰るとおり、言葉に重みがあるように、

【口が動いた。毛皮の下から青い燐光が漏れ、全身に輝く光のラインを形成する】
【刺青のようなその輝きは、のど元と額に収束するように脈動を続けている】

りぃん。

【鈴の音に似た高い音が響く】

「力もまた、その重みで誰かを押しつぶすのさ」

>>640が先ほど行使したように、ほぼ同じだけ重力が髪飾りの少女にかかった】
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 17:40:33.59 ID:3WKC/hvmo
>>642-643
すみません、連投してしまいました
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 17:42:36.17 ID:w6SA9kUto
>>628>>633>>642
/>>642のかたのレスに>>640が掛かっていますが、こちらが正しいものです。
/状況が状況なので内容に変化はありませんが、>>640は無かったこととして考えていただければ幸いです
/本当に申し訳ないです。本日はミスが多すぎるため、すぐに回収して離脱しようと思います


……っは……!

【両者の言葉が届いたか否か、その刹那で少年の体は完全に地面に伏した】
【先ほどから、人体が己の重量を支え切れないような重力を掛けられていたのだ。当然の事象だろう】
【過度の負荷は内臓や神経にも影響を及ぼし、結果意識を失い昏倒したと見られる】
【もっとも、可能性は低いだろうが、相手がそうならないよう調節していたのだったならば別だ】
【被術者が失っても効力を失わないならば、一般人である少年の体は耐えきれずに軋むような音を立て続けるだろう】

『……おーい? 坊ちゃん、何処だ一体何してんだー……』

【……と】
【どこぞから、誰かを探しているような声が聞こえる】
【その声に関してどう捉えるか、昏倒した少年をどうするかは自由だ】
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 17:48:32.63 ID:MYqOy6xV0
>>639

…………あーうー、巾着忘れた………

【声に対して、ビクリと震えるアクションを見せたが、続くのはまだ寝言だ】
【もしくは、会話が連続性を持っていないのだから、声に反応してすら居ないのかもしれず】
【このままでは、絡みらしいものは成立できない――】

「……ふっ、コーヒーもココアも、突き詰めてしまえば“味”と“内容物”の違いでしょう。
 ならば、私個人としては興味が持てませんな――そういうものは、さっぱり分かりませぬ故。」

【――そう思われた時だった。突然、第三者の声が響いたのは】
【円やかで尖ったところが無く、反対に惰弱な印象を持っている訳でもない、壮年の男性の声】
【分かりやすく表現をするのなら、「渋いウィスパーボイス」と言うのが相応しいだろうか】

「…いやはや、貴女のような方と出会したのは初めてでして、どう申せば良いのか。
 日頃、私が話すと周りが驚くのですが、今日は私が驚きましたな……はっはっは…。」

【声の主の影も形も見えないが、声の主には女性の姿が見えているらしい】
【――――少しだけだけど、喋り方が狼狽えた人間のそれになっているのだ】

【少女そのものには、まだ目覚める気配が無い】

/まぁ、気にしないでいきましょ! よろしくおねがいしまーす。
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 17:54:38.26 ID:3WKC/hvmo
>>645
/気にするな、間違いは誰しもあるさ

『模倣聖典』起動に成功

【声が事務的に告げると、少女は右手人差し指(指の腹に肉球がついている)を指揮者のように振るう】

能力データストック1、言霊の概念を取得しました。
能力行使時のみ、声帯機能は回復するようです。
承知の上とは存じますが、模倣につきオリジナルと係数が異なっており、かち合った場合、オリジナルの命令が優先されます。

【少女が頷き、人差し指で絵を描くように振るい、またポツリ】

「そろそろ、やめないかい?」

【少年のように低いトーン。これが少女自身の声だろう】

「続けると大変なことになる。もう充分だろ?」

【再び行使された能力。だがそのたびに、体に浮かぶ光が弱くなっていく】
【それでも少女は悠然と、何らかの確信を持っているかのように前へ出た】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 17:54:51.08 ID:tRAn186SO
>>643
――――・・・・よし《解除》っ・・・、
ん?この子の親か何か?
【少年が気を失ったのを見て即座に解除する】
【途端に少年へとかかっていた重力の負担は消えていく】
【先程、言った通り命まで奪うつもりはなかったらしい】
【声の主の元にふと気づいて少年をそちらへ連れて行こう―――・・・としたのだが】

・・・ッ?!
な・・・何だ・・・コレ・・
【その途中で倒れる】
【自分がしたように、今度は自分に重力がかかったからだ】
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 17:56:22.81 ID:VfdWkXQV0
>>646
……
【何処からかココア缶を取り出し、開けて匂いを寝てる少女にいくようにする】
【ココアの夢に変えさせる為にっ!!!】

あら?また姿が見えないのに声かしら?正体が刀と銃だったから今度は何かしら…
…そしてココアとコーヒーを一緒にしないで貰おうかしら?
【どうやら姿が見えないのに声が聞こえるモノに何回か会った事あるようだ】

あら?なんでアナタが驚くのかしら?…
【首を傾げそう聞く】
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 18:02:33.62 ID:tRAn186SO
>>645を安価追加してくださいな
/大丈夫ですよ。
/あと、こちらも数レスで引きます。
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/15(火) 18:02:34.46 ID:ag03ayzAO
【海岸】

【落陽が燈す最後の紅が水平線の向こう側へ、吸い込まれていくように消えて】
【まだ深い紫の夜が世界を包み、やけに物寂しく感じて、人恋しくなるような光景に】
【ひとつ、ぽつんとした小さな影が何かを探して、あっちこっちへうろうろしていた】

……いません、ね。ね

【それは、薄紫色の髪に翡翠の瞳をした、まだ幼い子供のようだった】
【赤いリボンのついた真っ白なシルクハットを被り、白のドレスシャツに黒のジャケット】
【頸に鈴のついた夜色の首輪をして、深紅のふんわりとしたスカートと黒のブーツ】
【肩から桜のブローチを付けたポシェットをさげ、小振りなノートを握り締めている】

【少女は幅の狭い足取りで歩き、たまに落ちてる貝殻をひっくり返したりしては困ったように眉を寄せ】
【しかし――ごうっと潮風が吹くと、彼女のちょっとサイズの合わない大きめな帽子が飛ばされてしまった】

――あ、や、待っ、待ってください。い!

【慌てて追い掛けるが、帽子は転がるように風に遊ばれて――】
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 18:04:12.23 ID:3WKC/hvmo
>>647
/すみません、先走ってしまいました
/当該レスは無視して、以下のレスを適用してください

『模倣聖典』起動に成功

【声が事務的に告げると、少女は右手人差し指(指の腹に肉球がついている)を指揮者のように振るう】

能力データストック1、言霊の概念を取得しました。
能力行使時のみ、声帯機能は回復するようです。
承知の上とは存じますが、模倣につきオリジナルと係数が異なっており、かち合った場合、オリジナルの命令が優先されます。

【少女が頷き、人差し指で絵を描くように振るいながら、声が続けた】

試行を終了、聖典の機能を停止します

【体に走るラインが消失し、少女がふとため息をつく。どうやらまた喋れなくなったようだ】

…と、まあ、そんな感じで、先に手を出したほうが、大体悪いのですよ、と

【何故かちょっと、声は気恥ずかしそうに言った】
【少女はまだ物足りなそうだが、なにやら納得したように笑い出す】
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 18:13:43.63 ID:DzqvwTbH0
【路地裏。今夜も、不気味な静寂を破る悲鳴が、聞こえて来そうな、其の場所で】
【音も立てず。ゆっくりと、何の目的も、無さそうに、路地を進む人物が居た】

……、

【輝きを失った、紫の瞳が。一度、瞼を落とす】
【人物の容姿は、黒の大きなキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア、蝋燭の様に白い肌、右頬に深い傷跡】
【今にも眠りそうな、ぼんやりした表情。生気の失った、濁りの混じる、オールドローズの瞳】
【体の線が分かる、膝丈の、黒ずんだ赤の色合いのロングコート。エナメル質の、黒のサイハイブーツ】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、悪魔の様な、鋭い爪を持つ巨大な異形の腕。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、六芒星が掘り込んである】
【異形の左を隠そうと、血で穢れた包帯を巻いているが、其れは意味を成さず。脈動するグロテスクな肉が、大きく覗いている】
【十字架型ドッグタグ、右手首に、「No.90」の刻印が入った、銀のハンドカフスを着けた、背の低い、二十歳程の女だった】

【其の後、女は、目元を隠す為か、更に深く、キャスケットを被って。変わらぬ様子で、歩いていたが】
【ふと、立ち止まる。視線を、其の原因に、写す。其れは、足元に、死体が、転がっていたから】
【どういう死に方を、したのか。どういう人物だったのか。判らない、誰かの、死体】
【ひとつだけ、判る事は。其の死体は、警官の服を、纏っていて。正義の心を持った、人物だったのかもしれない、という事】
【其処から。女にとって、はっきりと、ひとつ、想起する事柄が有った】

(……ああ……。……、そうだ……)

……パッション、から……仕事を、……

……、……調べて……データベース、に……
……書かなきゃ、いけないんだよね……

【印刷の悪い、コピー用紙を、読み上げる様に。不安定な語調で、呟いた】
【「殺す事は、どうしよう」。ぽつり。意味の分からない、物騒な呟きを、ひとつ】
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 18:14:38.81 ID:MYqOy6xV0

>>649

ありゃーん? …お・か・し・い・な…。
…コーヒー缶三本入れたはずなのに、いつものカンジにならないよ?

……誰の仕業だ!

【効果覿面である――とたんに穏やかで無くなった声から読み取るに、不評と見えるが】
【それにしても、器用な少女だ。まるで夢の中で喋るたび、即座に実体も動いているかのような】

「……その、ですな。
 私は名を“ベンヌ”と言いまして、噛み砕いて申せば『喋る指輪』と言う身分でございます。
 いま、ここでお眠りになっているお嬢様――ほら、人差し指に、「私」を付けていらっしゃるでしょう?」

「えぇ、この方が、私の主、マスター……「史音(あやね)」様です。
 ご覧の通り、ぐっすりと気持よくお眠りになって居ますので、な。何卒そっとして頂ければ…」

【上手く繕っているし、滑舌なども確りしている――それでも、焦りが見える】
【相手が論を差し挟む余地を潰してしまう程に言葉を詰めて、駆け足に紡いでいくのは、普通とは言えない】
【女性の姿を見て、この場から追い出そうとしていると言うのが妥当であろうか】
【尤も、いつもは折り目正しい彼が、ここまでムキになる理由は不明だが――】

【なお。ベンヌが言葉を発すると、史音の指輪が一層輝きを増すため、何となく説得力が有るようにも思えるだろう】
【然し、実際はこの指輪はベンヌの「本質」や「本体」では無い。つまり、嘘である】
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 18:19:21.82 ID:w6SA9kUto
>>648>>652

『なっ……こりゃ、どういう状況なのかしら……って、冗談言ってらんねぇか
 ちょい、ちょい待ち。そこのお餓鬼サマが大概原因だろーと思ったんだけど、もしや獲物の奪い合い?
 それとも仲間割れか何かってとこ?』

【駆けつけたのは、余り人の親とは見えなさそうな、良く言ってもチンピラのような男だった】
【細い目は吊りあがった狐目、鼻筋は通っているものの顔立ちは薄く地味な人物】
【長いブルネットの髪を大雑把なオールバックにして、余った分を首の後ろでピンクのリボンでしっかり結び】
【前を開けたジャージから覗くTシャツには大きく 『 コンソメパンチ 』 と書かれている】

『……何にせよ、死にかかってるのに放っておくのは俺様出来ない事になってるんだけどさ。
 それ、こっちで引き取らせてもらうぜ。何がしかお嬢ちゃんらに危害加えたんなら、俺様が代わりに謝るよ』

【今訪れたばかりの男は、具体的な事情は分からずとも原因は理解しているのか、少年に歩み寄って俵抱きにせんとする】
【男の口ぶりからすると、相当の事態でなければこうやって『迎え』には来ない模様】
【抱えあげられた途端に反射的に少年は吐血、おそらく重力によるダメージはかなりのものだったのだろう】
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 18:23:15.07 ID:cwy8WDqYo
>>651

──さよーならーっとぉ。

【そんな様子を眺める、不審者。】
【──もう一度言うが、不審者である。】
【黒衣、黒髪。肌を除いて全て黒。因みに肌も褐色であったりもする。】

【少女の様子を、けらけらと笑いながら見つめている。】
【──馬鹿にされているのは、言うまでも無い。】
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 18:23:31.76 ID:FywSq0M40
/と、朔夜の人ごめんなさい。次の返事遅れます。
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 18:24:05.04 ID:VfdWkXQV0
>>654
……ベンヌの仕業よ
【声の名を聞き、それになすりつけ】
【ココアを飲み】

……そう
なら私は死体にでもなってるわ
【そう言うとカッターを出し】
【チキチキチキチキと刃を出し】
【ザシュッ】
【自分の首を切った】
【すると明らかに致死量の血が彼女達にかからないように噴出し】
【彼女は倒れた】

【そして彼女はいなくなった】
【……訳ではなく】
【彼女はゾンビである】
【頭を潰されなければ死なない】

【ようは死んだふりである】
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/15(火) 18:28:14.45 ID:ag03ayzAO
>>656

【少女は若干涙目であり、不審者(?)の馬鹿にする様子に気付かないようで】
【風に転がるシルクハットに、あっちにぱたぱたこっちにぱたぱたしていたが】
【ふわり、風に小さな善意でも生まれたのか、帽子は急に方向を変えて――】

……あ。

【ころんと、彼の足にぶつかって、転がるのが終わるだろう】

【そしてこの子供は、どうやら人の悪意より善意を見るタイプのようで】
【「彼が帽子を受け止めてくれた」――そのように解釈したのか、嬉しそうに頬を綻ばせると、ててててと無警戒に近付いてくる】
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 18:29:01.24 ID:40nnaxvSO
>>638

――……ふっ、今頃になって気付いたかよ……。万倍強い=A指一本だって勝てる=B
そんな発言をするほど見事に、手前自身が安心と信頼の悪役パターンに嵌まり込んでるコトにな――!

くつくつくつ、甘ェぞ悪役=Iキシリトール配合のガム噛んでりゃ虫歯にならないって考えるほどに甘いッ!
この場を作っちまえば後はオレの独壇場、勝負はゴングが鳴る前から始まってんだよ――――!

ああ、ああ。たとえこの身がシンバル構えた猿だとて今ならば指の十本、いやさ、二十本だってへし折れるッ!

【対して、ふははははー、等と勝ち誇る朔夜。正義の味方をまんまと罠に嵌めた悪党の図である】
【二転三転する主旨、加速度的に増してゆく音量。ご近所さんもいよいよガチで切れそう】

もう遅いぜこれで終わりだ、月の無い夜に、星がたった一つあろうが同じこと!
――――さあ、夜明けを見ずして眠れビッグ・スタァァァァァァーッ!

【因みにこれは言わずもがな、よくある逆転勝ちフラグである】
【※特に攻撃とかはしていませんので、悪しからず……^q^】

【と。ここで「あ、ちょっタンマ」と吐かして下駄の鼻緒を結び直し】


応よ……ん?あぁ、初対面だったと思うけど。それが何か?


【あの時のような白亜の装甲を、今のイルゾルは纏っていない。まして、声も性格も違うのだ】
【それ故に、朔夜の記憶の中で彼と彼≠ニが符号する事はない――】

あー、アレだ。……暇潰し?そこらのチンピラなら返り討ちに出来るし、さ。

【腰に帯びたる三振りの柄を、とんとんと左手で軽く叩いて彼女は告げる】
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 18:31:30.86 ID:3WKC/hvmo
>>655
み、見られてしまいましたか…

【恥らうような『声』と、どこ吹く風な少女】
【髪飾りの少女が少年に向かおうとしたことから戦闘終了を感じ、能力を停止したようだ】
【と、一息入れたのもつかの間】

…え、っ、あ、え、エラー!! エラーです!! 突然転移式がっ…!!?

【あわてる声に、流石の少女も動揺したらしい】
【消え始めた体にあわてながら、髪飾りの少女の肩を引っつかみ】

えっと、1、喧嘩両成敗!!
2、花飾りは平和の象徴!!
3、わ、私の名はぶっ…

【最後まで言い切る前に、少女の姿はその場から掻き消えていた】
【声ももう聞こえない。けれど幻ではなかったとだけは、断言できよう】


/すみません、離脱します
/かき回してしまったようですみませんでした、絡んでくれた方ありがとう
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 18:32:16.41 ID:tRAn186SO
>>655>>652

・・ついカッとなってやった。
今は反省している。
【それ犯罪者のテンプレ・・・・・。】

・・・死にかけ・・うん、まぁ
・・・でも、暫く治療してれば治るさ、
【多少は、手加減してはいたが】
【思えば、相手は子供】
【大人を相手にするのは違うのだ】
【少女は少し、罪悪感が湧いた】

・・・・で何だ・・?それ
【視線は獣少女に向ける】

私のコピーか、
面倒な事を、やってくれるじゃない?
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 18:37:12.30 ID:cwy8WDqYo
>>659

──…うわ、マジか。

【──まさかこっちに来るとは思っていなかったようで。驚いた表情を見せながら、こちらに近付く少女を視認。】
【帽子を拾い上げると、フリスビーのような持ち方をすると。】

【──飛ばすぞ、という素振りを見せながら表情を観察。この男、嫌がらせをする気満々である。】
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 18:37:16.76 ID:3jgcAk/Lo
>>653
//マダイマスカー?
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 18:38:34.10 ID:DzqvwTbH0
>>664
/此処に!
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 18:39:08.47 ID:3jgcAk/Lo
>>665
//では突撃させていただきますー!
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 18:40:04.25 ID:DzqvwTbH0
>>666
/ありがとうございます!
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 18:41:34.38 ID:MYqOy6xV0
>>658

んーっ……いや、それはアリエナイわね!
…あいつは結局、自分じゃ一歩も動けないし……ムニャムニャ

【―――意外や意外、夢のなかの彼女は冷静だった】
【左手を額に当てる仕草で、少し思案はしてみたが、すぐそれを取りやめる】

【女性に助言すると、選んだ相手が悪かった。適当な人名を挙げてみれば、面白い展開もあったかも】

「はははっ、それは面白いですなぁ、そうしたなら嫌でも静かになりま…」   

【そしてベンヌの方は、自分のペースが完全に崩れているせいもあって】
【女性の言葉を、性質の悪いブラックジョークか何かの様に受け止めようとしていた】

「        」

【――――硬直はできないからただ沈黙 呆気に取られて、何も言えない】

「…………考え得る、最悪の展開……。
 こんなの、絶対おかしいでしょう…………。」

【絶望しきった事で却って大慌てはしなくなったが、どうしようも無い】
【史音の言葉のとおり、ベンヌは一歩も動けない――彼女を安全な所まで運ぶのは、夢のまた夢である】
【途方に暮れて、いっそこのまま史音を寝かせ続ければ、女性も根負けして去るかとも思うけど】
【希望的観測に過ぎないと考え直し、再び熟考―――あれ、結局答えは出ていないぞ?】

「……せめて、ベンチの真下に居てくれれば…。
 姿が見えなくて言葉を発するものに関しては、マスターは抵抗が有りませんから…。」

【困り顔が目に浮かぶ様な声で、つい、本音と弱音が出てしまった】
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/15(火) 18:42:54.16 ID:ag03ayzAO
>>663

【勿論、少女には彼の動揺など伝わらない】
【両者の間には微妙な距離があるので、呟き程度なら聞こえてもいないだろう】

……ふぇ?
あ、や、だ、ダメですっ、ま、待って、や――ふぎゅっ!?

【しかし、それでも彼のポーズが意味することくらいは理解出来たようで】
【慌てて距離を詰めようとするが、慣れない足場で急いだせいか、砂に脚を取られてべしゃっと転ぶだろう】
【顔面から、一直線に。砂場だからマシな気もするが、それにしても痛々しい。音とか、震えてるちっちゃな肩とか】
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 18:46:36.40 ID:3jgcAk/Lo
>>653
【かつり、かつり、と音を響かせて路地裏を歩く】
【音のもとには一人の人影があって】

さて、と。
今日も変わらず見回りだが……。

【そう声を漏らすのは、一人の少年だった】
【色素が抜け去ったかのような純白の髪をツンツンに逆立て】
【着崩した学ランは、不良っぽさを感じさせるも、逆になぜか真面目さも感じさせ】
【そして、目立つのは袖口や襟首から見える火傷跡や傷跡である】
【更に、眼を引くのは真紅の右目と白銀の左目で、爛々とした光を湛えている】
【腰にはベルトポーチを巻き、仕込杖を差している】

……血の、匂いか。

【そう呟くと、血の匂いのする方に向けて歩いて行く】
【目に映るのは、死体とどこかで見たような女】
【体に力が入り、左腕がきりきりと糸巻きを即座に動かせるように起動、指がきしり、と音を上げる】
【記憶を掘っていく。暫くして、確認するように一言呟いた】

檸檬さん、か?

【前、そうだ、バレンタインの日に有った女性。いい人だった】
【護は、哲学者の卵を植えつけられたと言っていた】
【だが、この状況は、なんだ。何が起きている、目の前に居るのは、哲学者の卵の影響などではないと思う】
【異常な状況故、逆に思考が冴えていく】
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 18:50:22.73 ID:cwy8WDqYo
>>669

返して欲しくば、身の代金を払う事だな……!
【…なんて言ってる暇に、ぺしゃり。】

──ってェ、何やってんだよ俺。アホか。

【──ノリに身を任せかけて溜め息。】

っつあーッ……マジ、だりい。
…ほら、“ガキ”。とっとと起きろ。

【うんざりと言った様子で、しゃがみ込む。】
【──扱いには慣れていないらしい。】
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 18:51:25.69 ID:RxA8w76E0
>>668
【首がポロンと落ち】

車椅子だからベンチの下には移動できないわよ…
【!?】

【今しがた落ちた生首が喋りました】

とりあえず私がベンチの下にいればいいのかしら?…けど身体は無理だわ…
そのあと車椅子に乗りかえるのが大変なのよ…
【首から上がない身体は車椅子を動かしながら離れていく】

だから首だけ置いとくわ…
【……色々怖いです】
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 18:52:54.40 ID:w6SA9kUto
>>661
あーっと、見ちゃいました。うーんなんだかとっても不埒なことをした気分だわ
ってちょおっ、お嬢ちゃん……!?

【先ほどの勇ましさとは裏腹に愛らしげな相手の姿、片手で側頭部を掻きながら話を聞くも】
【次の瞬間、視界から薄れゆく相手の姿に目を丸め。慌てふためき、手を伸ばしかけるが】

エラー……?
……ううん、ちょびかし気になる相手だわ

【時すでに遅し、行き場の無くなった手で少年を抱え直し】
【誰も居ない空間に向かって、ぽつりとつぶやいた】

>>662
いや……多分、お嬢ちゃんが謝るこったないよ
倫理的な抵抗があるとは思うが、この新世界じゃあ大人も子供も大抵同じ扱いさ
……大きな声じゃ言えんが、ね

【次に顔を向けるは相手の方、謝罪を受けてそれを否定するように首を振り】
【事情がどうあれ少女が気に病むことではないと、片眉をあげて笑い】

さてと。とはいえ、俺様がこのお餓鬼サマ運ばなきゃいけないのは変わらんのだよね
名残惜しいところだが、ここはこれでサヨナラだ。そちらが良けりゃ、また会いたいもんだぜ

【良く言えば親しげに、悪く言えば馴れ馴れしく片手を振ると】
【ごくごく普通に。唯人であるかのように、その場から歩いて離れて行った】


/お二方とも、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません……
/次回もしも機会がありましたらば、今度こそ落ち着いてお相手させていただきたいです
/それでは、お疲れさまでした
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 18:53:41.68 ID:tRAn186SO
>>662
/返信がないようなので、お先に失礼します。
/乙でした!
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/15(火) 18:54:49.44 ID:ag03ayzAO
>>671

【彼の声が掛かるまで少女は伏せっていたが、呼び掛けられると顔をあげた】
【ところどころに砂が付着し、若干赤く腫れたようになっていたが、涙はなく】

う、きゅ……あ、えと、えと、……帽子、ありがとう、ございました。た

【どこかたどたどしい言葉遣いでお礼を言いながら、頭を下げつつ両手を伸ばすだろう】
【返して、ということらしい】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 18:55:28.13 ID:3jgcAk/Lo
//うぎゃー、檸檬さんのひと絡んでそうそうですが、ちょっと洗い物とかしてくるので返信遅れますー!
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 19:00:11.64 ID:DzqvwTbH0
>>670

【足音、誰かの、気配。其れを、感じて。「来た」と、小さく呟く】
【来たと呟いても、誰が来たかは、分からない為。】
【そうして、行動を、起こす前に。自分の名を、呼ばれた】

……、

【聞き覚えの有る、少年の声。知り合い。其処から、想起する人物】
【確か、バレンタインに、会った。Justiceのメンバーだと、言っていた】
【データベースにも、其の名前が、確かに有った】

【思考しながら。感情を映さない、冷淡な瞳で、表情で】

……久しぶり。たにやま

【少年へ向けて、振り向きながら。そう、声を掛けるだろう】
【皮肉も込めず、再会も喜ばず、ただ、事務的に、敵の名を呼ぶ】

【もし、彼が、魔力の感が、出来たならば】
【女の体から、哲学者の卵≠フ魔力が、全く無い事に、気付くかもしれない】
【では、この、明らかな変化は、という話に、なるのだが】
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 19:00:40.22 ID:cwy8WDqYo
>>675

──こんなトコで転ぶとか、ガキ以前に、バカか。

【特に帽子を取ろうとする手に妨害は無いが、人差し指一本が少女のおでこに向かう。】
【若干力が入っており、バランスを崩そうという魂胆らしい。】

【暴言もそうだが、色々と“優しくない”。】
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/15(火) 19:01:20.91 ID:FywSq0M40
>>660

くッそ……野郎、嵌めやがったかなァーーーッ!
だがよォ、オレ様とてこんなところで諦めやしねェーーーッ!!

オマエさんの勘違いはッ!!識槻朔夜ッ!!
『星』の力を甘くみていることだ……『油断』はッ!勝利を確信した瞬間に始まるッ!!
どんなに何も見えない暗闇だろーとなァ……どんなにそれが微弱な光だろーとなァ……
そのちっぽけな光がッ!!誰かの心を少しでも照らしてりゃあッ!!
それだけで上等なんだよォーーーーーッッ!!

ああ、来いよ識槻朔夜。見せてやるぜ。
オマエさんが今、そのオリコーサンなオツムで脆弱と罵ってくれた、
ちっぽけな星ってやつの底力をなァッッ!!!

【※別に戦闘中でも何でもありません。戯れです】
【下駄の鼻緒を結びなおす彼女には、素直に「おー、ゆっくりでいいぞ」とか返して】


いや……だよな、初対面だよな。なんてェんだ?『デジャビュ』?
どっかでオマエさんに会った気がしたんだが……ま、構いやしねぇさ。

【……彼とて、“彼”は。最早別人格の自分なのだ。その際の断片的な記憶はあれど】
【目の前の彼女を、“あの時に戦った相手である”と断定するのは難しかった】
【しかし、そこは彼だ。今会った事実が大切なのだと、追究は避けて】

暇潰し、なァ。頼むぜ?オマエさんなら大丈夫そうだがよォー……
面倒ごとを増やすのだけは勘弁してくれな。一応、オレ様の仕事が増えちまうからよ

【ちらりと三振りの刀に視線を落としてから、イルゾルは軽く苦笑して告げる】
【「オレ様の仕事」とは、何なのだろうか。口ぶりからすると、自警団的なものに所属しているのか?】
【……こんなナリで?】

/申し訳ない、遅れました!
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 19:04:59.45 ID:DzqvwTbH0
>>676
/分かりましたー
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/15(火) 19:06:08.40 ID:ag03ayzAO
>>678

ぅぅ……ご、ごめんなさい、です。す……

【窘められた、と思ったらしい。しょんぼりとした様子で小さく俯いていたが、】
【シルクハットを受け取ると――額を突かれて、ふらっと身体が傾くだろう】

ふぁ、ぁ、あ――っわぁぁ!

【そのままバランスを失って、ぺしょんと座り込みながら、彼の方を見上げて】
【まだ、何をされたのか分かってないようだ。だいぶ緩いらしい】
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 19:11:02.36 ID:MYqOy6xV0
>>672

「……ふ、ふむ。
 体の方はもう少し遠くに、出来ればちだまりと逆の方向に持って行ってくだされ。 
 史音なら、この公園を“血を辿って”から出て行くハズですからな。」

「………後は、首に気付かせなければよし……。」

【流石は長年連れ添っただけあって、荒事に首を突っ込みたがると言った行動の癖まで熟知しているらしい】
【「この場を離れてくれ」と頼み込む手もありそうなものだが、ベンヌはそれを是とせず】
【一見どん底である状況を最大限に活かす手法で、一応は手前を示せたか】

……クビ? ああ、ナルホド

要するにこれは、職を下ろされた料理人の仕業だったって訳ね!
まったく、“海部”の家に召し抱えられてた身なんだから、文句なんか言えないでしょーに!

――そうと決まれば。ベンヌ、ぶっ飛ばしに行くわよ!!
おでんの恨みは命より重いんだからサ、エクストリーム双発あやねロケッティア6G≠竄轤黷トも……

【寝言でこんなにも舌を振るえるのが怖い史音は、今まで以上に外界へのアンテナ感度を高めた】
【細かい単語を拾い上げ、「犯人」を突き止めたとばかりに、ドサァァアッ!!と立ち上がる!】
【勢いはそのままでガッツポーズまで決めて、乱暴に懐へ手を突っ込み――】

おろ…………、……べんぬ?

【と、ここまで話が進んでから、ようやく醒める】
【ぼやけた眼を擦りながら、寝惚けた頭が見せる景色に混乱して】
【“ものを言う武器”の名を呼ぶと――こくりと、首を傾げた】
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 19:12:20.73 ID:cwy8WDqYo
>>681

バーカバーカ。後何回バカって言って欲しい?

【──もはやイジメの領域である。通報されてもおかしくない。】
【不意に海の方を眺めて、暫く考えるような様子を見せると】

──ひとり、か?
こんな所で、用事でもあったのか?
…まあ、さっきのは随分楽しそうだったけどなあ?

【さっきの、とは帽子と追いかけっこの事を
言いたいのだろう。】
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 19:15:15.37 ID:cwy8WDqYo
>>681
// 出来るだけ早くレスを返さなければ、と思って所々文章が乱れていますが、そちらはそちらのペースでレスして頂いて結構ですので。
後、拙い文章で申し訳無いです。
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/15(火) 19:17:31.65 ID:ag03ayzAO
>>683

……ぅー

【流石に堪えるのか、泣き出しそうになりながら帽子を抱きしめていたが】
【彼がふと沈黙したので顔をあげると、何を考えてるのか分からず黙って】

あ、えと、人を、探してたんです。す
それにっ、楽しんでないです。す!

【※人は貝殻の下にはいません】
【なんて、少しだけ怒ったように否定しながらも、片腕をばたばたさせて】
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 19:17:49.53 ID:yckmGhyGo
【路地裏】

…………

【かつん、こつん】
【闇路に響く、乾いた足音】
【それを鳴らすのは闇を更に深くした様な“霧”を纏った人影】

【無精髭を生やした30代の男性だ。】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に小さな刀を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えている】
【乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】
【唯、彼に纏わりつく様に在る黒い霧が…不気味で】

【左手は刀の鞘を握るでもなく…ただ小さな刀の鞘の上に置き】
【右手をだらりと下げていて】


【一見、戦う意志の無い様に見える彼――】
【だが、その纏った闇が、乾いた足音が―――誰かを斬りたいと、“願って”いて】

【かつり、こつり】
【足音は未だ―――止まない】
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 19:19:11.58 ID:ag03ayzAO
>>684
/おっと、あまりお気になさらず
/ゆっくりで構いませんよ
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 19:19:22.79 ID:z6RI+JxI0
>>682
まったくわがままね……
まぁ…いいわ
【身体はひとまず、逆の方へ行き】

………あらっ?
【生首も移動しようとしたら】
【ちょうど彼女が起きたのと目があってしまった】

【運が悪いというか…】

おはよう
【一先ず挨拶する生首】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 19:20:38.25 ID:3jgcAk/Lo
>>677
……ッ。

【右目だけが蛍光グリーンに光を放つ】
【五感を強化し、哲学者の卵の気配を読む】
【……感じられない。ならば、この状態はなんなのか】

ああ、久しぶり、檸檬さん。
護が、心配してた、哲学者の卵植えられたって。

【努めて平静を装い、そう言って】
【しかし、その声色には動揺の色が見え隠れする】
【息を深く吸って、吐いて。檸檬を真正面から見据えて口を動かす】

……どうして。
いや、何が。何が起きたんだ、アンタに。

【そうだ。卵から開放されたのは、分かる。ならば、何が起きたのか】

(「――――死ぬことで、分離する」)

【その時、脳裏を記憶がよぎった
【この予想が当たっているなら、いや、間違いないと判断する】

あんた……檸檬さん……。
死んだ……のか?
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 19:21:35.43 ID:MYqOy6xV0
/おっと、ここで夕飯です
/生首の方(リンさん、でいいのかな?)、この返信は遅くなると、事前に書いておきます
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 19:27:47.53 ID:cwy8WDqYo
>>685

──人を、ね。

【真面目な表情を見せていたが、また再び黒い笑みに変わる。】

…探す合間に、ちょっと“遊ぼう”と。貝殻遊び。
──誰をだよ。オトナのヒト、とかそういう抽象的なのは却下な。

【──とことん馬鹿にしたいらしい。】
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 19:32:32.08 ID:VfdWkXQV0
>>690
/わかりましたー
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/15(火) 19:35:46.13 ID:ag03ayzAO
>>691

違うんです、貝殻は、あの……ぅー……!

【腕を振りながらも涙目になる辺り、若干遊びが混じっていたのは事実らしい】
【彼女の頸に付けられた、ファッション用でなく家畜用の首輪に着いた鈴が僅かに音を鳴らし】

えと、ゲーティア、って人です。す
私は会ったこと、ないんですけど、でも、コーロコルさんが、探してて……お兄さんは、知ってますか。か?

【……この言葉から伝わることは、幾つかあるが。彼女の知り合いの知り合いを探しているようで】
【ちょっと期待するように、彼を見上げる翡翠の瞳は月光を反射する海面のように、キラキラと輝いていた】
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 19:38:56.09 ID:DzqvwTbH0
>>689

……、まもる……

【彼の、言葉に。聞いた、其の名前に、少しだけ、唇を開け、驚いている様子だった】
【無表情ながらも、確かに、感情は、存在する様で。何処か、申し訳無さそうな雰囲気も感じる】
【だが。以前の様に、コロコロと、喜怒哀楽を表には出さず】
【「迷惑、掛けて、ごめん」。そう、謝った後。「卵はもう、無いから」と続けて】

【そして―――少年の、問い掛けに。女は、瞼を落とした】

……たにやまは、鋭いね
やっぱり。若い子は、強い

【瞳を開き。先程とは違い、まるで、努める様な、無表情。其れは、明らかな、反応】
【少し、躊躇う様に、沈黙の後。返答を紡ぐ】

―――死んだ。僕は、僕では無い。歩く屍だ

【死人だった。生きているものの、活力溢れた、其れでは無かった】
【それは、彼女では無い、雰囲気すら感じる。或いは、本当に】
【噴水の淵に腰掛け、笑っていた、『あの彼女』では無いのか】

【そうして、女は。異形の左腕を、握り締め】

……。たにやま
……まもるに。言付かって欲しい事が、あるんだけど……良いかな
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 19:45:05.48 ID:3jgcAk/Lo
>>694
何、言っちゃいなかったが俺も卵植えられてたしな。
仮死とは言え、一度死んだ身だ。

【そう、似た境遇であるのだ。故に気づけた、気づいてしまった】
【しかし、二人は似ているというのに、あまりに違う、違いすぎる】
【かたや卵を御し、体に爆弾を抱えるも一応は平穏を得て】
【そして一方は、こうして生ける屍と成っていた】

……そう、か。
もう、戻れないのか?

【少しの希望を、求めるかのように】
【蛍光グリーンと銀色の双眸を相手に向けてそう言って】
【残る感情が有るならば、戻れないはずはないと、そう信じてて】
【そして、左腕を握りしめる彼女の言葉を聞き、こくり、と頷いて】

なんなりと。情報を伝えるのが俺の仕事だ。
一字一句、間違いなく伝える事を約束する。
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 19:47:18.75 ID:cwy8WDqYo
>>693

──悪ぃけど、どっちも知らねえよ。
たとえ会ってても、他人に別にキョーミねえからな。

【──人と深く関わらない彼に、自分と関わりの無いと感じた人物の名前は記憶に留まらない。】

──…取り敢えず、闇雲に探して見つからねえのは確かだろ。
ヒトは砂浜に埋まってねえぞ。少なくとも生きてる奴は。
……。…。

【“貝殻遊び”に追い討ちを掛けつつ、思考を巡らせる。】

──てめえ。どっかの組織に、頼った事はあるか?
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga sage]:2011/03/15(火) 19:52:56.28 ID:ag03ayzAO
>>696

そう、ですか。か……

【しょぼんと、明らかに落ち込んだ様子を見せるが仕方ないというように頭を振り】
【「海に居るかもって、言われました。た」、などと弁解するみたいに呟く】
【――まぁ、貝殻に気を取られたりしてるあたり、少し集中力は薄いのかも】

【が、彼からの問い掛けには頸を傾げて】

してない、です。す

【と、簡単に告白する】
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 19:53:18.03 ID:ag03ayzAO
>>697
/すいません、飯です
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 19:55:03.77 ID:IxYJBjPFo
【水の国――森】

【中心部から少し離れた、所謂「郊外」とでも言うべきこの地】
【昼間は親子連れも多く――行楽地≠ニでも言うのだろうか】

【――対照的に静かな今の時間帯、其処には二つの人影が有った】


「……此処も、――…駄目。 」


【片方は、黒い羽根の付いた真紅のミニチュアハットを被った150cm程、白髪の少女である】
【其の身を包む漆黒のスーツ、何処か『歳不相応』な其れの胸ポケットから覗くのは白いハンカチ】
【彼女は何やら姿勢を低くし、地面≠叩いては移動し……と云った行動を繰り返している】


……移動しますか。

「――もう少し、……待って。」


【其の様子を見ているのは、よれたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】

【傍目から見れば、何をしているのか≠ヘ全くの不明だが……『怪しい』事は確かである】
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(0) [sage]:2011/03/15(火) 20:02:23.68 ID:cwy8WDqYo
>>697

──ヒトを名前で探すのは、正直無理だよ。
この世界に何人人が居るか分かんねえし、そもそも“其れ”が人じゃないかもしれねえ。
…そんな世界だ。

ついでに言っとくと、海もどんだけ広いか分かんねえ。
──それ、海中とかだったらどうするんだ?

【──静かな瞳で見つめて、そんな話をする。】
【馬鹿にしてはいるが、それなりに色々な要素を考えて話をしているようだ。】

…だから、一人で探すよりかは皆で探した方が効率は高い。
俺が言いたいのは、そんなトコだよ。

【話し終わると、握り拳をこつんと額に当てようとする。】
【──優しいような、優しくないような。】
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 20:06:22.56 ID:MYqOy6xV0
>>688

……んにゅ、おっはよ………

「(動け動け早く動け生首あと10cmぐらいで大丈夫ですからもっとベンチに近付いてくださいね)
 (ああ、なんでそこで喋りますか、マスターは起きてから15秒は周りが良く見えてないと統計が示して)」

【ベンヌに言われたと勘違いしているのか、初動は酷く落ち着いていた】
【むしろ、誰かの声を聞いてほっと胸を撫で下ろした様な、そんな節すら見て取れる】
【――ベンヌの心中を察すると、暢気にも程が有るはなし】

【―――しかし、平穏な展開が続くのは、どう足掻いてもそこまでだった】
【どうして自分が立っているのかわからず、手持無沙汰に足元へと史音の目が行く】

………なに? これ。

「はっはっは、マスター、これはこの世界特有の珍しい動物ですよ。
 人間のアレと酷似した姿が、何と言うのでしょうかね……幻想的ですな!
 未だ謎の多い種族らしく、名称も「マミったー」「ゆっくりしていってね」「take it easy」など混乱を――」

…………――んなの有るかァ!!             …痛っ

どぉー見てもこれ、ただの生首じゃない、て言うか喋るって事はゾンビじゃない!
魔法少女とか魔女とか巫女とかぜってーに関係ないから、絶対っ!!!

【ベンヌが危機的状況の中でっち上げた、どこかで聞いた事のあるような生物の話は功を奏さず】
【史音は指輪へと、左手を金槌のように強く打ち付けて勝手に痛がりながら、喚き散らす】
【何度か地団太を踏むと――また、その視線は生首の方へと向かって】

……アタシは、ゾンビとかグールとか吸血鬼とか、そーいうのは嫌いなの!
ベンヌ、何回かぶっ殺しても良いよね、どうせ死なないんだからサ!!

「落ち着いてくだされ、マスター、マスター!
 …彼らは決していたずらに蘇っている訳では無いのです、ただ、ただ――」

【――まるで、それをサッカーボールに見立てた様に、思い切り蹴りつけて来る】
【いつになく高ぶらせ、懇願するようなベンヌの声も、そう簡単には届きそうにない】
【ただし、ベンチの向こう側に逃げれば回避に重ねて自爆もさせられる、とか】

/ただいま戻りましたー!!
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 20:08:11.32 ID:DzqvwTbH0
>>695

……、それの扱いは、……気を付けて
それは、生易しいものでは無い。今を、大切に

【少年に、卵が。機関の兵器が、植え付けられている。データベースで、拝見した、情報】
【短い言葉の羅列。淡々とした、語調。だが、思いが在った】
【其れは、彼を、心配している故の、言葉。狂っていた雰囲気は、微塵も無い】
【そうして、彼女は。誰かに、勝手な偽善を押し付けて、媚びる、嫌な、人間で】
【この辺りは、生前の彼女の面影が、残っている】

……、無理だよ
死んでしまった。化け物に成った。それは、変えられない

そして。機関員に、成った事も

【素っ気無く。諦めたの混じった、静かな声で、答えた】
【少年の、輝く双眸。瞳にすら、光を失った屍は、其れを見詰め返す】
【足元の死体は、物言わず。こうして、動いている死体は、薄れてしまった、小さな感情を抱え】
【それから、小さく。息を、点くと】

……伝えて欲しいことは……『卵は、既に無いこと』と
今から、言う、言葉

……、『夢幻檸檬を。平穏に連れ戻す事は、不可能』
『僕と、まもるの関係は、友人では無い』

【そして。自分にも、言い聞かせる様に。少し、間を空けた後】

『敵同士だ』


【ばさ、と。大きな、羽音を立てて】
【路地裏の何処かで。鳥が、飛び立った】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/15(火) 20:13:36.59 ID:jjB/GS6E0
>>701
あら?まったく落ち着かない子ね
【そう言いながら血が突然吹き上がり彼女の首は上に避け】

私だって好きにゾンビになったわけじゃないわ…
文句あるなら私の右目をえぐって、両足を切断されて、犯して、心臓をえぐった男を操ってた悪魔にいいなさい…
【いつの間にか戻って来た身体が生首をキャッチする】
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 20:18:17.05 ID:wz98kG9DO
【街中――噴水広場】

………―――

【蒼色のTシャツの上に紺色の半袖パーカーを羽織り、首に橙色の宝石が付いたペンダントを掛けた、黒髪ショートヘアで薄い蒼色の瞳を持つ、その顔立ちからは一見すると少女にしか見えない人物が噴水の淵に腰掛けている】

【その外見から年齢は15〜16歳程だと思われる】
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 20:20:31.74 ID:3jgcAk/Lo
>>702
……ああ、知ってるさ。
今は眠っているとはいえ、そうそう御せるものではない。
……知ってるさ、十分。な。

【その、心遣い。偽善であったとしても、それは温かい物だ】
【まだ、“残っている”。そう分かって。それだけで嬉しくて】

……ああ、戻れない。変わらないよ。
恐らく、次会うときは、俺と檸檬さんは敵なんだろう。

【こくり、と頷いて。だが、と続ける】

前に進めば、違う景色が見えてくる。
もしかしたら、人間に戻れなくても“人のような”化物にはなれるんじゃないか。
ああ、軽い言葉だってのは分かってる。でも、歩みを止めちゃダメだ。

【その言葉は、唯の励ましではないのだろう】
【敵であっても、止まるなと、そう言って】
【そして、伝言を受けて、こくり、と首肯する】

言伝、受けたよ。確実に伝えさせてもらう。
ただ――よ。

【言葉を続けて】

アイツ、多分お人好しだから、それでも何かをしに来る。
だから、多分アイツと檸檬さんは戦うことに成る。
それだけは、覚悟しておいてくれ。
そして、多分俺も―――檸檬さん、いや、目の前の人を見捨てれない優柔不断な男だから、俺はよ。
多分、アンタに何かできないか、探しちまうと思う。
だから、俺と檸檬さんも敵同士、いつかぶつかるだろうな。
ま、その時はよろしく、ってことだ。

【敢えて軽い調子で言うが、確実に、次会うときはぶつかり合う】
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/15(火) 20:27:35.41 ID:yckmGhyGo
【路地裏】

…………

【かつん、こつん】
【闇路に響く、乾いた足音】
【それを鳴らすのは闇を更に深くした様な“霧”を纏った人影】

【無精髭を生やした30代の男性だ。】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に小さな刀を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えている】
【乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】
【唯、彼に纏わりつく様に在る黒い霧が…不気味で】

【左手は刀の鞘を握るでもなく…ただ小さな刀の鞘の上に置き】
【右手をだらりと下げていて】


【一見、戦う意志の無い様に見える彼――】
【だが、その纏った闇が、乾いた足音が―――誰かを斬りたいと、“願って”いて】

【かつり、こつり】
【足音は未だ―――止まない】
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/15(火) 20:29:23.31 ID:ag03ayzAO
>>700

……ぅー、でも、でも……っ

【彼の言うことはまさしく正論だ】
【無駄な事をしてるからやめなさい、と諭すような言葉に小さく唸って】
【しかし――その後に続いた言葉に少女は眼を丸くすると、こつんと、彼の優しい叱責のような拳に甘んじた】

み、んな……えと、あの、ど、どういうところに言ったら、皆が探して、くれますか。か?

【諦めろと結論付けられるのかと思っていたところに、別の道標を与えられて】
【期待するような色で、彼に問い掛けた】

/ただいま戻りましたー
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 20:31:31.03 ID:ePt5+WpBo
【路地裏】


お主らに恨みは無いが、わっちにも事情があってな
――――車にでも轢かれたと思い、諦めておくんなし


【それは、少女のか細いソプラノの声で、外に響くには、少々小さかったかもしれない
ただ、それでも、そこで何か≠ェ起きている、と把握するのに、時間は必要ない】

【吹きすさぶ暴風≠フ音=\―――……それはさながら、液晶に映るホワイトノイズにも似て
思わず、何事か、と路地裏の中へと興味を惹くには十分であっただろう
音は一瞬=\―――そして、静寂の後に、ドレスを引き裂くような声が、響き渡る】

【何事か、と覗いてみれば、そこに在るのは事後
気を失った、立派な身なりの青年数人、と、それを足元に下ろしたまま、立っている、少女】

【純白のふわりとした前髪が凛とした顔たちを強調し、後ろ髪を一本にまとめて尻尾のように垂らし
羽飾りのように、髪の一部を鈴のついたリボンで絞っており、瞳は兎が如く紅い
藍色のレース生地のキャミソールに、同素材のニーソックスと、ロンググローブ
白い振袖を肩を出すように衣のように両腕に羽織っている並乳の小柄な少女】

【口元に触れる左腕、そこから零れ落ちる振袖の袂は、羽衣が如く
背中から生えた、やや大きな翼と、頭上の月光も手助けし、その少女の神々しさを強調するようで
――――……月を見上げる、紅い瞳は、贖罪でもなすように、キラキラ、と輝いている】
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 20:33:12.40 ID:MYqOy6xV0
>>703

………あッ!

【蹴ろうとしていたところで血が噴き上がるのは、血のシャワーに襲われるも同義】
【動きやすさを重視した運動靴が、紅に染め上げられていく】
【史音は常に裸足履きする少女 不快な滑りを直に感じて、戻した足で二度ほど地面を叩いた】

…汚れた、汚れた、汚れちゃった……。

……アンタ、突然不幸自慢して、可哀想なゾンビだから助けてクダサイって?
そんなの、ぜんっぜん納得できないよ。アタシからしたら、アンタがここに居る方がよっぽど災難!

…ゾンビがこの世界に居るって、「アルマゲ」だかのニュースで聞いた時もあったま来たけど。
やっぱり、たった一度の人生のTake2を得ている奴は――どんな理由が有っても、イライラする奴しかいない!!

ベンヌ、アタシ我慢できない。
―――こんな死に損ない、いまこの場でブッころがしてやる!!

「やめなされ、史音、さまァ――!」

【この世界に来て、ベンヌは自らの『産まれ』を最も強く後悔した日が、今日だ】
【史音が車椅子へと詰めより、転倒させてしまおうと、思い切り右足を蹴り込むのを止める事ができない】
【―――いつもは呼ばない名前を、声を張り上げて叫ぶ】

【キックの動作は大振りであり、「いつのまにか」で戻れる車椅子なら、かわすのは至難でもないのだろう】
【ただ、もし受けてしまったなら史音の体格からは想像もできないほど“重い”衝撃に襲われる】
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 20:37:56.84 ID:3jgcAk/Lo
//檸檬さんの方ー、ちょっとご飯食べてくるので、次遅れるのですヨ!
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 20:39:47.09 ID:htrv+vkIO
【氷の国支部】

【6つのピールと5つの張り出しを有する、見上げるほどの大聖堂だ】
【氷の国特産の砂岩が用いられた外壁は氷雪と見紛う程純白であり】
【聖堂建築様式による5つの鐘楼は、天を突くように聳え立っている】



【その入口、ガスマスクの機関員が門番を勤める扉上部の碑銘には】

―――”Lasciate ogne speranza, voi ch'intrate'”―――
―――”この門をくぐる者は一切の望みを棄てよ”―――

【もしも、”あなた”がこの大聖堂を訪れると言うのならば―――】
【この扉の碑銘の通りである―――「一切の望みを棄てよ」】

/予約です
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/15(火) 20:40:47.24 ID:cwy8WDqYo
>>707

…簡単な所で、ギルド。
本格的に探してくれはするが、“仕事”だから見返りが必要だ。つまり、謝礼。大方前払い。
…ちょいと難しい所で、“Justice”。
難しいっつっても、その“Justice”って奴に所属してる奴を見つける程度、なんだが。
こっちは詳しい事情を話せば大方協力してくれるとは思うぜ。

──…っと、暇潰しももういい──か。

…じゃあな、“ガキ”。
後は少ない頭捻って考えやがれ。

【そう言い残すと、背を向けて一方的に立ち去って行く。】
【颯護、という彼の名前が、彼の口から紡がれる事は無い。】
//おおう。早々にお帰り頂いた所で申し訳無いのですが、基地外離脱させまする。お疲れ様でした。
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/15(火) 20:45:06.25 ID:MypTXAKV0
>>709
ハァ……
【溜息をはいた瞬間、そのキックを左腕の肉体の限界を超えた馬鹿力で受け止め】

い い か げ ん に し ろ !!
【辺りの風などピタリと止む程の膨大な覇気を放ち言う】

こっちだって好きでゾンビになったわけじゃないのよ
アナタがなんでゾンビが嫌いかは知らない
……けどね、自分のワガママが全て通ると思ったら大間違いよ…

アナタは世の中を知らな過ぎるわ……いつかはそのワガママで命を落とすわ…
そこの彼の声を聞かないで…心配させて……
は じ を し り な さ い !!!
【彼女にしては珍しい怒りだ】

【まあ、反撃しないぶん戦闘の意志はない】
【更に言うと、苦労してる彼の為に彼女を傷つけない気遣いもある】
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/15(火) 20:46:46.79 ID:ag03ayzAO
>>712

ギルドと、justice……

【彼の言葉を繰り返しながら、手伝ってくれるかもしれない組織の名前を呟き】
【幾ら探しても「知らない」と答えられる人探しに――少しの光が差し込んだ】

あ、お兄さん、ありがとう、ございました。た!

【去っていく彼の背中に、慌てたようにしてお辞儀と共にお礼を言うと】
【与えられた目的のために、此方もまたぱたぱたと、慌ただしく去っていった】

/把握です。
/お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/15(火) 20:47:19.36 ID:Gh03pRN8o
>>711
【顎鬚を蓄えた、中年の男】
【クロークから覗かせた両手の指先には、幾つもの指輪が嵌められていて】
【足元を覆う古びたブーツは、男の雰囲気を味付け】
【口元で紫煙を燻らす煙草は、煙たさ≠誘発させるだろう】

ククク…一切の望みを棄てろ=\―ときたか。

【聖堂の前に立ち】
【男は、銜えた煙草を小刻みに動かしながら、笑う】

いいだろう――望み≠ヘ棄てるが…
             ホープ
この俺は、期待の新人≠ニなるのだがな、クク…

【やだこのおっさん怪しい】
【クロークから出した両手を、コキリ、コキリ、と鳴らして】
【門番を押し退けてでも、男はそこを通ろうとする筈だ】
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 21:00:38.47 ID:MYqOy6xV0
>>713

(……嘘、「あやねキック6G」を、こんな簡単に受け止められるなんて………)
(………ムカつく、メチャクチャあったま来る……!)

【史音の能力は、限定的な重力操作であるのだが】
【それにより、一時的に六倍もの重さを得て放った技が――片手で受け止められた】
【ある意味女の命である軽さを犠牲にしてまで発動したのだから、そのショックは小さい筈も無い】

はんっ、アンタはそうやって説教できるほど偉い聖人君子サマなのっ。
元を言えば、アンタがこの場に突っ込んできて始まったんじゃないの、これは!

……過去を武器にしないと何も語れない「腐れた」ような女に、道案内なんてされたく無いんだよねぇ!!

【風が凪ぐほどの覇気を眼にしても怯まないのは、猪突猛進者の特権か、虞なのか】
【重心が狂ってよろけた身体を、「軽く」することで咄嗟に身を立て直し】
【今度は、車椅子の女性の胸ぐらを掴もうとしながら、耳元でがなり立てる】

【―――しかし、史音はそれ以上に暴力的な真似には出ず】
【その行動が決まろうと決まるまいと、派手に足音を鳴らしてベンチの方へと戻るだろう】
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/03/15(火) 21:01:52.32 ID:4d87zfvTo
>>708
/まだみえますかえ?
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 21:02:28.10 ID:htrv+vkIO
>>715
【突如現れた、見るからに不審者。ガスマスクの機関員は男に向けて銃を構えるも】

まあまあ、寒い中こんな場所までわざわざ来ていただいたんですよ
中に入って頂いてもいいんじゃないですか?

【ガスマスクの機関員を制するように、扉を開けて声を掛けたのは】

【燃える赤色のショートヘアに、温和な印象を持った金色の両目が輝く】
【フラワーハットを被った、紺色のブラウスとロングスカートの細身の女性】
【首元には十字架が輝き、ブラウスの裾には≪No.111≫の刺繍がある】

どなたか存じませんが、先の門番の失礼をお許しください
彼も決して悪気があったわけではないのです

【男に向かい、小さく頭を下げて部下の非礼を詫びた】
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 21:03:05.03 ID:vgut/ojDO
【路地裏】

【──ずしゃり】
【堅いコンクリートの壁に、何かが──】
【例えるならば、水と土がみっしりと詰まった袋を叩きつけるような音が響く】

──……、おわ、り……?、

【次いで聞こえたのは、幼い少女の声だった】
【暗闇の中、目を凝らせば──その声の主がうっすらと見えてくるだろうか】

【燐光を淡く放つ右目と、夜色の左目を持つ少女が、佇んでいた】
【彼女の着ている藍色のコートと少しばかりフリルのついた可愛らしい服は】
【ほんの少しだけ──噛み合っていないようにも見える】
【そして、膝までありそうなくらい長い、彼女の蒼みがかった黒髪は】
【重力に逆らって。壁の方へ、向かっていた】
【「そういう髪型」で済ますには、それはあまりに奇妙な光景であり──】

「────」

【がしゃり】
【彼女の髪が毛先を向けている壁から、何かが零れ落ちる】
【──それは、鈍い黒鉄色をした、「銃」と呼ばれる物質で──】

【さぁ、と路地裏に月明かりが満ちる】
【淡い淡い月光に照らしだされた少女の髪は、まるで夜の海を想わせるもので──】

【そんな、彼女の髪は】
【路地裏の壁に】
【大人の男を、縫い付けていた】

【少女の髪は、完全に男の頭部を貫いていた】
【この場を通りかかったものが、この状況をどう判断するか】
【それは──未だ分からない】
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/03/15(火) 21:04:20.11 ID:DzqvwTbH0
>>705

……、なら、良い。……簡単に、……死なれては、困る

【暖かな、少年の返答。其の言葉に、味気の無い、冷徹な其れで、返す】
【何故、少年が死んで、彼女が困るかは、言わない。言いたく、無い】

……、その言葉は、嬉しいよ。……でも。申し訳無いと、思うけど
僕は……たにやまの、その考えを。素直に、理解出来ない

【彼女は、少年の言葉が、分からなかった。自分には、無理だと、答えた】
【とある。翡翠の髪と、包帯の少女の様に。人の様に、優しい屍も、居る】
【だが、自分は違う。冷たい、欠落したこころに、冷たい思考。どれを、取っても】

……、ありがとう、たにやま。……その、言葉だけで。僕は、嬉しい
……見限れば、良いのに。……本当に……

【キャスケットを、更に、深く被り。顔を隠す】
【自分など。見限れば、良いのに。分からない。其れは、この屍には、優しすぎる】
【いつか、少年達に、刃を向けた時。屍は、どう、思うのだろうか】
【幸福など無い。在るのは、腐敗と、闇だけの、彼女にとって。其の言葉は、どう、感じたのだろうか】

【そして】

……、それじゃあ……これで。……

……あったかい日は、これで、終わり

【そして、女は。感情を消し。彼から、顔を、背けたまま】

たにやまも、まもるも。次会う時は、宜しく

【射抜く様な、視線。完全に、悪の、人の道を外れた、紫の瞳】
【殺意や、戦意は、見せてはいないが。自ら、暖かな日常を、消し去りたい、其れだった】
【そして、彼女は。路地の、闇の奥へと、歩いて行こうとするかもしれない】
【めきり。めきり。女の体から、何か、ひび割れる様な、音が聞こえて】

/すみません、遅れました…
/短くてごめんなさい…お疲れ様でした…
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) [sage]:2011/03/15(火) 21:06:44.30 ID:ePt5+WpBo
>>717
/いるぜー
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/15(火) 21:10:57.38 ID:Gh03pRN8o
>>718
【向けられた銃に対して】
【警戒、或いは殺気か、男が肌で感じたものは】
【むしろ、感情も何も無い=\―かもしれないが】

雑兵が、俺を止めるか。

【男の周りで揺らいでいた煙が、途端に色を帯びて】
【正に一つの魔術が、発動しようとした、その時】

――≪No.111≫…ほう。
      . . . . .
成る程、数の上では大した事は無いが…

【相手のナンバーを確認し、呟くと】
【色を帯びた煙が、再びただの煙へと、戻って】

これはこれは、お出迎えとは。
魔術師=Aマグレガー・メイザース…お見知りおきを――

【片手だけクロークから出して、恭しく一礼をする】
【そして、顔を上げるときに、不敵に笑いながら】

――支部長%a?

【彼女の持つ雰囲気だけを判断材料に、男はカマをかけた】
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/03/15(火) 21:11:47.97 ID:Q+pHGKJ+0
>>716
(まったく……痛みがないとはいえ…コレはキツイわね)

あら?過去を武器?私はただ説明しただけよ
そう捉えるなんて…頭悪いわね
【溜息をはき】
【実際に彼女は過去を武器にしたわけではなくただ説明しただけである】

それに私はただいただけよ
アナタが最初に攻撃したんじゃない…おバカさん
少しは頭冷やしたらどうかしら?
まともな思考ができてないわよ…
【確かに彼女は何もしていない】
【攻撃してきたのも相手の方だ】

それに聖人君子なんて世の中にはいないわ…
いたら今頃、世界は平和よ…
【はぁ…と溜息をつき】

じゃあ私は帰るわね…
会話が成立しないんじゃ意味がないわ…
人の意見を聞き取らないなんて………
《暴走させないように気をつけなさい》
【そう言うと去っていった】

【ついでに《》内はベンヌに言ったモノである】

/なんかスイマセン……
/そちらを不快にさせるようなロールで…
/スイマセン……乙でした…
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/15(火) 21:13:34.45 ID:3jgcAk/Lo
>>720
……ああ、死なないさ。俺は。

【深くは聞かない。ただ、死なないとそう約束するように答え】

……妄言さ、軽い、軽い。な。

【首を横に振って、そう言って】

俺は、優柔不断だからな。誰も彼も見捨てられない。
捨てられるのは、この身位でさ。檸檬さんも、見捨てられないんだ、オレに取っては、大切なんだよ。

【妄言だ。助けられる可能性など、見当たらないのだ。現状では、何一つ】
【それでも、見捨てないと、何かをすると。そう言って】
【闇に身を置く相手には、其れはどう写ったのかは、光に居る少年には恐らく理解できなくて】

……ああ、又いつか、檸檬さん。

【目は、逸らさない。その目は、敵に見せるものではない。友人に向ける、光有る目】
【彼女が忘れようとも、谷山は忘れない、恐らく―――護、も】
【歩き去った跡には、物言わぬ肉塊と白髪の少年ただ二人】

……ッ

【どごぉっ!と轟音を立てて拳をコンクリートの壁に叩きつける】
【拳は、肘あたりまでめり込んで、それを引きぬいて】

行かなきゃ、行けねぇんだ。
俺は、“前”へ。俺の正義は、誰も彼も救う為にあるから。
止まれない。前へ、ただ前へ――――。

【足を一歩一歩確実に動かして。少年は“前”へ歩き去っていった】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/03/15(火) 21:16:24.38 ID:4d87zfvTo
>>721
/なら絡ませていただきます。

【黒い服、漆黒のマント、フルフェイスタイプの仮面を身につけた男が】

フンフフフフフン♪フンフフン♪

【何やらリズムを取りながら歩いている】
【彼の近くに寄れば、微かに軽快な音楽が流れていることに気がつくだろう】

オケケにオカカ♪混ぜない、ん?

【ここで少女の姿を発見】
【翼の生えた、明らかに人ではない少女、そしてその足下には倒れ伏す男性、複数】
【この異様な光景を目に】

・・・・・・一体どういう状況だこれは?

【当然の疑問を口にする】
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 21:23:03.19 ID:htrv+vkIO
>>722
メイザース様、ですね

【名乗られた彼の名前を繰り返せば】

ようこそ、氷の国支部へおこし下さいました
お察しの通り、私が支部長を勤めさせて頂いております

【唇に指を当て、少し上を仰ぎ】

強盗か物乞いか遭難者なら適当に追い返そうと考えていましたが
その顔を見れば、要件はそれ以外にありそうですね

では、立ち話も寒くてかないません
どうぞ、中へお入りください

【ニコリ、微笑めば、彼を支部の中へ案内するだろう】
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 21:24:46.84 ID:CZ4wlHTSO
【路地裏】
【男が一人歩いている】

【黒い瞳、一つに束ねた黒髪】
【返り血を浴びてそのままにしたように赤黒い和服】
【腰には白い鉤手甲がぶら下がり】
【両腕には黒い鉤手甲を装備】
【鉤爪の代わりに、長さ20cm程の刃が付いている】

【彼の目の前に、如何にもヤクザな男が三人現れる】

「…てめぇ、さっきイカサマしたろ?」
『タダじゃ帰さねぇぜ…』

…イカサマ?何の事だい?

“…てめぇふざけてんじゃねえぞガキィ!”

【ヤクザの一人が掴みかかる】

…よし、これで正当防衛。自分から仕掛けたてめぇらが悪いんだぜ?




【数分後】

【ヤクザが三人とも血みどろで倒れている】
【一応息はあるようだ】

…いつからあの組は血の気が多くなったんだ?
…まぁ退屈しねぇから良いんだけどさ。

【何事も無かったかのように歩いていく】
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/03/15(火) 21:26:33.43 ID:ePt5+WpBo
>>725

【――――……そっと、後ろ髪を惹かれるように
その、軽やかなリズムに気づいて、そちらへと視線を向けるだろう
紅色の瞳が、パチクリと――――彼の風貌を見て、瞬きを一つ、為した】

【それでも、直ぐに、自身へと向けられた疑問に気づいたのか
数刻、どう応えるべきか悩み、やがて唇を震わせた】


……ふむ、まあ、当然の疑問であろうな
端的に言えば、わっちの組織≠ノ抵抗しはるモン達どした
故に、わっちが手を下した、といったトコか


【まるで、ため息を零したかのように、零れ落ちた鈴の音
髪飾りにつけられたそれが微かに自身を強調する程度に、彼女は身体を動かした
くるり、と貴方へ向け、半回転、その身体を、真っ直ぐに向けた】

【淡々と述べる口調は、ゆーったりとしたイントネーションの、所謂京都弁≠ニいう言葉か
少々聞き取りにくいかもしれないが、漠然とした意味は、分かるだろう】


では、次はわっちが一つたんねる(尋ねる)ことにしようかね
黒衣のお主、お主はこれを見て、何を為す?
――――役立つか分からへんが、事実を一つ付け加えよう

わっちが手を下した彼等#゙等は皆、善良なる市民だ
……さあ、おぬしの答え、聞かせてくれるか?


【微かに、零れる――――殺気#塵も隠さぬその態度は
見られたからには仕方ない、とでも言ったつもりであろうか
それでも、自身から攻めないのは、そのまま見なかったことにすれば、助けるという、甘さの表れで】
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 21:28:34.22 ID:k54yoIzfo
>>719

…………

【少女がその黒色の髪で男を突き刺した暫く後から】
【こつりこつりと靴音が近づいて来るだろう】
【時折その音が止まったりするのは、明確な目的が無いからである】

【少女の近くで足音を止めやがて現れるのは――――】
【銀色の瞳に被る程度に伸びた微かにウェーブしているブロンドの髪、そしてキャップ】
【中性的な表情は無感情で無機質、故に何を考えているのか掴みづらく】
【猛禽の翼が描かれたジャケットと黒に近いデニム地のズボンを穿いた人物】

…………ム、これは。
(人殺しの現場、いや正当防衛?)

【ジャケットのポケットに両手を突っ込んだまま】
【眼球だけ動かし地面に落ちた銃から可能性を推測する】
【もっとも正当防衛にしてもやり過ぎではある、そう思った】

これは……いや、お前は何だ?
一体ここで何をした、ソイツだ、その男と何があった。

【脈絡というものを全く無視したその発言を少女に投げかける】【声色まで中性的、どうにも捉えづらい】
【声をかけながらも少女からは距離を取る、いつでもこの場から逃げ出せるように……と】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/15(火) 21:30:26.41 ID:Gh03pRN8o
>>726
【ジジジジ……と】
【先端がオレンジ色に光る煙草を、素手で握りつぶして、火を消すと】

では、お邪魔するとしようか。

【読みが的中したことで、些か気分良く】
【グシャグシャと潰された煙草を、指で背後へ弾くと、彼女について行く】
【カノッサ機関、氷の国支部――その中へと】
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/15(火) 21:33:26.53 ID:MYqOy6xV0
>>723

…うるさい、だまれ。

【女性の言葉に耳は貸さず、中味の無い拒絶の言葉を口にするのみ】
【視界から消えるより先に相手を消してしまいたいから、そっぽを向いて】

ベンヌ、早く宿に帰ろうよ。

……嫌な事、思い出さされちゃった。

「……………仰せのままに、マスター。
 なら今夜は、すぐ床に入ってしまいましょう…。」

 「明日やるべき事は、明日でも良い事ですから、な……。」

【暗く淀んだ心を背負ったまま、やがて二人は去っていく】
【そしてこのベンチは、後に「ちだまりスベンチ」として暫く忌避された、とか】

【―――過ぎ去った事は、なんでこんなにも重いのだろう】
【そこには、もう形なんて無いのに】

/お疲れさまでした!
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/15(火) 21:34:17.76 ID:9hdYHeezo
【とある街の通りにて】


まだまだぁ!動きが鈍いぞ!
時間内に終わらなければ更に50回追加ァ!!

「もう勘弁してくれえーっ!!」

【道のど真ん中で、どうにも奇妙な光景が出来あがっている】
【悲鳴を上げたのは、路地裏でよく見かける量産型のチンピラ】
【彼が何をさせられているかと言うと、何故か腕立て伏せ】

全く、近頃の不良は骨が無い!これでは役に立たん!
ならばこうして鍛え直してやるまでよ!!

【チンピラに、強制的に運動をさせている、もう一人の人物は】
【大きく襟を返し内側のシャツを見せる四つボタンの紅い軍服。頑丈な軍用ブーツと揃えた、黒の乗馬用ズボン】
【腕章、襟章、上着の腹部を抑えるベルトのバックル、それぞれには黒い龍の紋章】
【黒の軍用ロングコートの背、黒のシャコー帽。此方には、紅い三つ首の龍の紋章】
【紅の虹彩と縦に長い瞳孔と、無駄に大量の特徴を持つ、長身の青年だった】

【道のど真ん中だとか、そういう事は気にしていないようである】
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/15(火) 21:38:36.93 ID:FywSq0M40
/朔夜の人へ
/ルの人一旦離席します。10時過ぎには戻ります
/此方のレスは>>679にありますー。
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 21:40:06.99 ID:5L1dE+aSO
【魔術協会・入口前】
ふぅー……アレは一先ず完成として、次のは…………

【まるでお嬢様のような、所謂縦ロールにした赤髪と、釣り目気味の目の中に輝く万華鏡のような瞳……そして、両腰にベルトで固定された、白い「火炎放射機」が“異質さ”を醸し出す】

はぁー…………

【黒ハットを被り、両手に白手袋。ヒラヒラした白いカッターシャツの上から黒色のベスト、更にその上から白衣を羽織り、黒い長ズボンを穿いた女性が】
【しきりにため息を吐き出しながら、壁にもたれ掛かっている】


【その姿は、かなり目立つ】
【休憩中の研究者……というよりは、不審者。その方が相応しいか】
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/15(火) 21:41:37.48 ID:3jgcAk/Lo
>>732
【ど、ど、ど、ど、ど、ど】
【通りの人々が次々と脇に避けられ、モーセの十戒のごとくその中心を走るのが有った】
【規格外の存在が、バイクに乗っていたのである】
【乗っているバイクは、所謂ハーレー、そのなかでも大型の物】
【それだけで威圧感は十分だろう。だが、それだけではない】
【まず、リーゼント。30cmは有るだろう其れは重力に逆らいびしっと、固まっている】
【そして、素肌の上に羽織った長ラン。それも純白】
【背には、炎が刺繍されており、腹にはさらしを巻いている】
【口には銜え煙草。足は下駄。このご時世に、バンカラであった】
【道の中心に居る、邪魔な光景を見て、バイクを止め、立ち上がる】
【ずぅ、と地面が揺れた。そこにいるのは、巨人、としか形容できない物】
【身長2m30cm。体重150kg。規格外にも程がある、《番長》がそこに居た】

おい。

【と、番長は、青年に話しかけるだろう】
【ポケットに手をツッコミ、胸を張って見下ろすその姿は、威圧感たっぷりである】
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 21:42:35.83 ID:htrv+vkIO
>>730
【支部の中へ招いた、その先は】

【部屋奥に鎮座する大理石の暖炉は赤く燃え上がり】
【壁一面はダイヤモンドシュガーほどに白く輝いて】
【中央に備えられたテーブルと椅子には金の縁取り】

【応接間の中央に備え付けられたテーブルに腰をかけると】
【来訪客である彼に対し、向かいの席につくように促した】

さて、メイザース様
さっそくですが、本日のご用件は何でしょうか?
支部までいらっしゃったということは、何かしら重要なお話かと考えますが?

【彼女が問いかけたのちに、応接間奥より機関員がトレイを持ってやって来た】
【二人の前に置かれたトレイは、湯気の立つコーヒーに、氷の国銘菓のパルマネントバニラ】
【室温では解けずに、口に含んだ瞬間に濃厚なバニラクリームの溶け出すアイス】
【どうぞ、ご賞味あれ】
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/03/15(火) 21:49:21.64 ID:4d87zfvTo
>>728
【仮面に内蔵されたマルチプレーヤー(容量400G)を停止】
【彼女の言葉を聴く】

ほう、組織に・・・・か・・・・・・
善良な市民だか何だかは知らないが、君の敵であったのなら仕方ない。
其れを覚悟の上で対立していたのだろうからな。

【何を為すか、その投げかけられた問いに】

まずは、そうだな・・・・・・
歓迎しよう、その君の悪意を。
そして私の信義の為の・・・・・

【何もない空間から漆黒の刀身を持つ、シンプルなデザインの長剣が出現】

贄となっていただこうか?

【彼自身の周囲をふわふわと漂わせる】

/ごめんなさい、すんごい遅れました
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage]:2011/03/15(火) 21:50:28.24 ID:uTGWf3B+o
【公園】

【光源が乏しく、周囲が薄暗い夜の公園】
【その中心部のぽつんとある街頭の近くにあるベンチの上に横になっている塊があった】

【正確には一人の人間で、女性】
【その女性の服装は赤みがかかった黒いコートに同じく赤みがかかった黒いズボン】
【映えるような色合いをした白のセーターにはシミや汚れ一つ無い】

【腰には白鞘の居合刀を差し、唯一の得物である事がわかる】

―――――

【女性はまるで眠っているかのように無反応で、
 時折吹く風によって揺れる脱色した白けた背中まである金髪が揺れる以外、ピクリとも動かない】
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/15(火) 21:50:58.45 ID:9hdYHeezo
>>735

………タイムアップ!50回追加!
どうしたどうしたァ!これでは何時までも終わらんぞ!!

「ひいぃーーーっ!!」

【どうやらこのチンピラは、軍人風の青年の期待に答えられなかった様で】
【立ち上がろうとしていた動作を中断し、また必死に腕立てを始める】
【当然ながら、疲れて速度やら何やらがたがたな訳だが】
【然しこの青年、それを考慮など微塵もしていない】


【後方、バイクの音。轢かれてはたまらない】
【そんな理由で振り向いた、青年の感想は】

…………おう?

……おお、ハーフトロルとは珍しいな

【大分正解からは遠そうなものだった】

【196cm97kg、打撃系格闘家に近い体格の青年は】
【両足の踵を揃えたまま、見降ろす視線を真っ向から受け止めて】


言葉を理解する事は出来るかね?ならばまずは、実際に使用してみるのだな
呼びかけられただけでは、生憎と私は万人の気に居る返事など作れないのだから

【軽く、左足の方に体重を移し、右脚の爪先を浮かせる】
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 21:52:29.65 ID:vgut/ojDO
>>729

……、、……、?

【聞こえてきた足音を警戒してのことだろうか】
【少女は、返り血の僅かについた頬を気にすることなく】
【接近してくるであろう人物の方へ、顔を向ける】

【──しゃらん】
【鎖の音が。少女の動きにあわせて小さく響く】
【もしかしたら、相手は気付くかもしれない】
【彼女の両手首には、鎖の千切れた手錠が嵌められていることに】

──、、「キル」
そう、よばれ、て……る。。

かれ、、わたし、ころす……、する
だか、ら……、ころし、た

【ずるり──】
【まるで髪の毛に意志でもあるかのように、少女の黒髪が蠢いた】
【相手の観察力が優れているば、その髪の毛の先端はまるで刺のように鋭く堅くなっていることに気付くかもしれず──】
【少女の髪は、そのまま男の頭部から。ぬるりとした血の糸を引きながら抜かれた】
【哀れな男は、それ以上壁に縫い付けられることはなく】
【糸の切れた人形のように、地面に崩れ落ちる】

【──そして、少女が発した言葉は】
【その容姿よりも遥かに幼い子供が使うような発音や文法であった】
【キル、というのが彼女の名前なのだろうか──】
【なにはともあれ、少女はこれが正当防衛だという趣旨の台詞を紡ぐ】
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/15(火) 21:53:23.08 ID:Gh03pRN8o
>>736
【通された先、その部屋に】
【男は視線だけを素早く走らせて】
【ふむ…と短く唸ってから、促されるままに席へ座る】

成る程、いい趣味だな。

【そして、出されたコーヒーを一口、唇を湿らせる程度に、含んで】
【中々…と言った表情で、そのまま二口目を飲む】

ああ、構成員を…増やす気はあるか?

【つまるところ、加入希望】
【コーヒーをトレイに置き、相手の返事を待ち】
【まだアイスには手を付けてはいないが、相手から返事が来た後に、食べ始めることだろう】
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/15(火) 21:55:17.08 ID:3jgcAk/Lo
>>739
【……腕を組む番長は、その光景を見て嘆息する】

ハーフトロルじゃねぇ。
少しデカイだけ。それだけだ。
れっきとした人間、だ俺は。

【寡黙であるのか、簡潔に話す】

ああ、ひとことだけ言わせてもらう。
じゃまだ、そこをどけ。じゃないと轢き潰す。

【相手が態勢を変えたのを見るが、手はポケットに突っ込んだまま、変わらない】
【態勢を変えたのに気づかないわけではない、気づいた上で、無反応を返した】
【態々身構えるまでもない。そう宣言するかのように】
【そして、番長は、相手と目をあわせ、“メンチ”を切ったッ!】
【びりびり、と強い威圧感を感じるだろう】
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/15(火) 21:57:51.17 ID:3WKC/hvmo
>>738
どすんっ

だ、大丈夫ですかマスター!?

【唐突に、空中から落下する獣人の少女がいた】
【中肉中背、毛皮は蒼。黒髪をボサボサと伸ばした姿で、たった今打ち付けた尻をさすっている】
【ただ、どうも『声』はその有様を俯瞰している存在というか…とにかく少女のものではないようだ】

も、申し訳ありません…まさか『聖典』と転移の式が混線するとは…

【声に対し、少女はひらひらと手を振った。気にするなのしぐさらしい】

は、はい…以後気をつけます…けれど、どうもこれ癒着が激しくて、修正できません。
以後この状態で行動していただきますが…

【頷く少女は、安堵の声から視線をベンチで眠っているらしい人影に移す】

…あの、見られて、いません、よね?
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 22:06:50.73 ID:htrv+vkIO
【出されたバニラを、はむっ、と一口】
【それを舌の上で転がす様に味わえば】

構成員、ですか?

ううーん、そうですね
単純な戦闘部隊ならもう間に合っています
あぁ、門番の彼みたいな、舞台ですね

しかし、メイザース様がご存知かは知りませんが、
私たちの支部はまだ先月設立したばかりです
この支部の中心に立って動いてくれる人員が不足しているというのは、否定出来ません

もしもメイザース様が私たちにお力を貸していただけるというのならば、
私たちにとっても大きな利益になるでしょう

【コーヒーカップを手に取り、一口啜れば】
【「さて、いかがでしょうか?」首を傾ける】

【もしも彼が加入を希望するというのならば】
【氷の国支部は喜んで受け入れるだろう】
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/15(火) 22:08:12.75 ID:9hdYHeezo
>>742

そうかそうか、最近では平均と50cmの差が有ろうと「少し」と言うのか
どうやら私の知らない間に、世界は大きく在り方を変えたと見えるな?

だが!そうだな、その服装から察すればおそらくお前は私より若いだろう
ならばまず最初に言うべきはこれだ

手をポケットから出し、その煙草を灰皿に捨てろ
他人に会話を求めるのならば、それが筋というものではないのかね?
それともお前はこの男と同じ様に、殴られねば分からん人間か?

【何やら説教を始めたが、結局何も現状は変わっていない】
【このチャンスにこっそりと逃げようとするチンピラの脚を、ごんと軽く蹴りとばしてから】


……ほう!それは面白い!
まさかお前は、「それが出来る」と思っているのか?
ならば試してみると良い、私はここを動かんよ

だが。その目は、あまりに「安い」な
それを見ていると、お前がそれを出来そうには思えなくなるぞ

【自分をバイクで撥ねるという、その発言に喜びを見せて】
【それとは逆、相手の視線には、どうもテンションの下がった様な言葉を返す】
【そのどちらも、怖いだの腹が立つだの、そういう類の感情は見せず】
【楽しい楽しくない、面白い面白くない、それで判断している様でも在り】
【威圧感など春風より柔らかいと、眉も動かさずに立っていた】
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage saga]:2011/03/15(火) 22:09:04.33 ID:uTGWf3B+o
>>743

―――――――――

【付近に現れた存在に対し、ベンチの上の存在はピクリとも反応しない】
【逆に不気味なほどに無反応だ】


【”見た”、”見ていない”、の判断は難しいが】
【気付いたかもしれないし、気付いていないかもしれない】


――――――――――


【死んでいるのでは?と勘違いしてしまいそうなほど、反応が無い】
【ただ、魔力を感知できるのであるならば、女性の身体から仄かに歪な、と表現できそうな魔力が漂っている事に気付くかもしれない】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/03/15(火) 22:10:21.33 ID:ePt5+WpBo
>>737

【その迷うこと無い信念≠ノ揺らぐことなき正義≠ノ
――――彼女は確かに、ふむ、と微笑を浮かべた
紡ぐ言葉はしっかりと、考えたからの言葉、穢れの無い、彼女の言葉】


……うれしぃぞ、お主が下手に勘繰るモンでは無くて
そうだ、それが正しい、正義≠ゥらしてみれば、わっちは迷うことなき悪≠セからな


【下手に勘繰られ、踏み込まれるよりも、明確に刃を向ける者の方がどれだけ良いか
そして同時に、微かな哀しさを覚える――――……
もし、別の機会に会っていたならば、親しくなれたかも、しれないのに、と】

【チラリ、と瞳が――――長剣へと漂い、微かに思考が揺れる
ふぅ、とつくため息は、軽く動かして、温まった身体を告げる、ように】


――――瑠璃=A瑠璃・カンパネルラだ

……悪いがこれ以上の言葉は無いぞ、わっちもたぶん、おぬしに対しては
ムダ口を叩けるような余裕は、なさそうやしね


【耳に零れこんでくるのは、ささやくような風の音、それは気のせいではなく、確かに、前方から、流れてきて
数瞬後、前方から吹いてくる、突風――――……行動には支障が無い程度では在るものの、やや強い風だ
月が、雲に覆われて、ほんの数刻、その光を褪せた時、前方にいたであろう、彼女の姿が消える=\―――……】

【否、正確には――――消えるように、見えた≠フだ】

【恐らくは元来からの脚力の強さ、そして彼女にとっては、後方から吹く追い風に押され
更には、その低い身体は、空気抵抗を受けづらく、速度に関しては、申し分が無い
体勢を低くし、駆け出すと――――……その身体は、視界から外れるほど近くに、接近しようと為すだろう】

【風の音の名残も消え去らぬ内、微かに尾を引く、風の音で、足音も掻き消え
接近に成功したならば、地を駆ける彼女は、体勢をぐっと低くし、そのまま、貴方の直ぐ側を、通り抜けようと為す】

【チリン――――……そして、響くであろう鈴の音
通り抜けられたならば、数歩、踏み出した後に、前方へと踏み出した右足を踏みしめ、ブレーキとし
遅れた左足で地面を蹴り、彼女を頭上から見て、反時計周りに、右足を軸に彼女は身体を回転させようとする
そして、握り締めた右の拳を、彼のマントごと射抜くが如く、彼の背中の腰辺りへと放とうとするだろう】

【全ての音が途切れず、続くのは――――それほどまでに、彼女の行動が早い≠ニいうこと
しかしながら、彼女を見失った、としても、彼女の位置に気づくのに、それほど苦労はいらない
鈴の音≠ノ気づいたなら、彼女が後方に居るのは理解できる、迎撃は十分可能だ
更に言えば、卓越した動体視力、もしくは何かアイテムがあれば、彼女の接近すら、潰すことも可能だろう】


/いえいえ、気にしてないぜー
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/15(火) 22:11:07.28 ID:55es3z5uo
>>734
/まだいらっしゃいますでしょうかー。
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 22:15:01.60 ID:5L1dE+aSO
>>748
/Welcome to Underground
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/15(火) 22:17:03.10 ID:55es3z5uo
>>749
/えっ、なにそれ怖い。という訳で絡ませて貰います。

>>734

【そこへ一人の男が歩いてくる、教会内から来た事から、関係者だろか】

【歩いてきたのは、前を開けた深緑色のコートを着ていて、額縁眼鏡をかけた】
【やや長いアジサイのような明るい青紫色の髪を後ろで纏めている男性だった】

こんばんは。

【淡々とした無機質な感じの口調で、彼は挨拶すると、彼女と少し距離を開け、ピタリと止まり】

その様子からして、一息付いたといった感じですか。

【一応は敬語だが、やはり淡々としていて、表情も薄い。あまり愛想のようなものは感じられないかもしれない】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/15(火) 22:17:36.41 ID:Gh03pRN8o
>>744
【相手の答えに、満足そうな顔を浮かべ】
【トレイのバニラを掬って、口へ運び】

では、喜んで力を貸そう。
カノッサ機関≠ニいう後ろ盾≠ェあるだけで、俺の魔術にはハkこ、これはッ!

【口へ運んで、味わったバニラ】
【男の味覚を攻撃――否『口撃』したそれは】
【今まで味わったことのないバニラアイス≠、男の舌に刻み込む】

…と、兎に角だ。
加入にあたって、一つ要求したいことがある。

【カチャりと、バニラを掬ったスプーンをトレイに置くと、そう続けた】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/15(火) 22:18:41.44 ID:3WKC/hvmo
>>746
…マスター

【手のしぐさは、言われなくても分かっている、であろうか】
【胸と腰に巻いた布を整えながら立ち上がり、距離を保ちながら様子を見る】

『線』を引いています、迂闊に近づくと…

【再び、手で声を制するしぐさ】
【少女は糸目でちょっと笑うと、あえてその距離を詰める】

ちょっ、マスター!? 今の私たちは無辜の民より非力で…!!

【声にかまわず、少女は距離を詰める】
【ベンチに後一歩触れるか触れないかまで近寄ると、犬のお座りのようにその場にしゃがむ】
【だがしなやかな尻尾といい顔立ちといい猫そのものなので、どちらかというと行儀のいい猫の餌待ちである】
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 22:19:59.68 ID:k54yoIzfo
>>740

おれは手錠に縁があるのか?これで二回目だ……。
……という事は、お前も逃亡者か?

【少女を見るにあたって瞳しか動かさないのは状況把握を迅速に行う為である】
【首を動かすという余計な動作が無い、その分幾らか早く動けるのだ】

【そして少女の手錠にやはり気付いたのかポケットから手を出し、その手錠を指差す】
【その言葉からどうやらつい最近も手錠を付けた人物と出会ったらしく、小さく溜め息をついたとかなんとか】

「きる」……、名前か?
おれは「るふと」という、最近出来た名だ。

【その情景を見た“るふと”は無感動だった】
【少しの粘性を持ったような赤い液体、それを見慣れたとは言わないが気にしない程度には自分を騙せる】
【自分を律する力が無い死体はこうも重力に縛られるのだな、と表情には出さずに驚く】

ふむ、正当防衛……?
おれも言葉は不自由だが「きる」、きみはおれ以上だな。
だが理解できるという事は、つまりは似たもの同士なのだろう。

【そして暫くに間沈黙】
【まだ彼女に対して警戒はしたまま、その髪の毛について考察する】

いや、考えるまでもなく……きみは能力者か。
初めて見た訳ではないが、なるほどきみのような子供でも能力者なのだな。

【どうらや、特殊な力=能力者という構図らしく】
【半ば決め付けるようにそう言って、ほんの少し警戒の度合いを強める】
【彼女を見つめたまま半歩下がり、髪の毛の範囲外へと逃げる】
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/15(火) 22:20:57.90 ID:3jgcAk/Lo
>>745
年功序列なんざ、関係ないね。
俺は不良だ。其れ以外の何者でもねぇ、喧嘩で全てを決める、喧嘩に価値を置いている。
頭も悪い。ただ体がでかくて丈夫で強いだけだ。だが、其れでも俺は、『亞米裏漢怒罹威武』[アメリカンドリィム]の総長。
“人間戦車”武田 宗慈[タケダソウジ]なんだよ。俺が頭下げりゃァ、舎弟共に迷惑かけちまう。
俺は、誰にも頭を下げない、“強い男”でなきゃ成らない。だから俺は、手を突っ込んで胸張って、煙草吸って、メンチ切る。
文句あるなら、拳で来い。男だろ、アンタ。

【間違っている。同しようもないほどに、この漢、武田は間違っている】
【だが、正しい。なによりも正しい。果てしなく正しい】
【間違っているが、この漢にとっては、この理論は真実であり、絶対】
【強い奴がえらい。頭を下げるのは負けの証。舎弟がいるから強くある必要がある】
【それだけのシンプルな話だ。間違っているというのに、強固な一本柱が心に体に通っている】
【故に、態勢を“変えない”】
【話を聞かないのが不良だ。喧嘩をするのが不良だ】
【何かに反抗する、怒る物。それこそが不良だ】
【故に、目の前のチンピラ共には、怒りを感じた。負けても反抗すべし、心は決して屈する事なかれ】
【だというのに、目の前に居るのは――――】
【息を吸って、口を開く】

てめぇらあああああああああああああああああああああああああッ!!
それでいいのか糞野郎どもがあああああああああっ!!!!
大人しく人の話聞いて、従って。それで満足かつってるんだよ!!
ここで反抗出来なかったらてめぇら、漢じゃねぇ、いや、男ですらねぇ!!
無駄な反抗やりやがれよ!!無駄な事遣るのが俺らだろうが!!
てめぇらには誇りがないのか!!?誇りもなく不良やってるんならッ!!
俺が直々にぶっ潰してやるから俺の前に出てこいッ!!
あと、おっさんっ!!ちょっと舞ってろ!こいつらムカつくから、性根をたたき直してやるッ!!

【青年におっさんと言い放ち。チンピラどもに恫喝をする】
【声がびりびりと周囲の空気を揺らし、ビルのガラスを割った】
【只声がでかいだけ。それだけである。ただ強く、ただ大きい】
【つまるところ、それだけの漢だ。だが、それを誇りとして、柱としているのがこの漢】
【目の前の青年に、この不良は、その他のチンピラと同じように移るだろうか?】
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 22:26:34.51 ID:5L1dE+aSO
>>750
んっ…………

【声を聞いたか、それに気付いたらしい】
【だらけた体勢を立て直しながら、やや緩んだ表情を少しだけ引き締めて】

……ええ、そうッスよ。漸く、新しい魔導具が完成したところッス。

【ぺこりと、小さく会釈】
【ずり落ちるハットを、右手で押さえて】

それで、あんたは? 小休止ッスか?

【「愛想悪いな」とでも言うような……やや不機嫌な表情で(しかし、気取られる程の物では無いが)】
【品定めをするように、そちらの頭から爪先まで、じろじろと見回す】
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 22:28:02.31 ID:htrv+vkIO
>>751
まあ、本当ですか?
だとしたら、メイザース様はナンバーズ待遇ですね、
あとでお好きなナンバーを選択してください

【嬉しそうに顔をほころばせて声を弾ませ】
【もう一度、カップのコーヒーを喉に流すと】

はぁ、要求、でしょうか?
えぇ、なんでも仰ってください
私たちも、できる限りの支援をいたします

【アイスを食べた時の男の様子に多少の疑問は生じたが】
【カップを手に持ったまま、男の言葉を繰り返した】
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/15(火) 22:30:18.52 ID:9hdYHeezo
>>754

拳で「来い」?違うな、それは違う
私は、お前に対して敵意など持って居ない。戦闘の意思もない
即ち、私はお前に向かっていく必要など無いのだ

だが。お前はどうやら、語りたい様だな
ならば寛大な私が特別に、お前の話の聞き手になってやっても良いぞ?

……と、それから

「え、え、ええええええええーっ!?」

【チンピラからしてみれば、どうにもならない】
【声と体のでかい男に恫喝されるも、青年に脅されるも】
【どちらにせよチンピラからして見れば、どうしようもない対処出来ない自体だ】
【片方に従えば片方に逆らう事になる、この状況で】
【チンピラは、肘を直角に曲げて動かない、微妙な耐性をキープした】
【一応、継続はしていないし、かと言って中断もしていないのだが】


…………成程、やはり最近の不良は口だけか

【青年は、ぽつりと口にする】

言葉だけは大層にならべるが、実際に何をするでも無いのだな?
手を突っ込んで煙草を吸って、そんな形に拘るばかりが不良か
おやおや、それは不良ではなく『不良品』と言うのだぞ?

どうした、私を轢き潰してくれるのではなかったか?
そいつらの性根を叩き直すのでは無かったか?
あれこれという割には、お前は拳をまだ使っていないじゃあないかね

肩書きだの所属だの並び立てる暇が有るなら、動けば良い
お前の誇りとは、外側を繕う事に終始するものか?

【青年は、退けと言われて退いていない】
【だったらもうバイクが向かって来て、それに対処しているタイミングの筈だというのに】
【実際には、相手は叫び、自分は其処に立ったまま。喧嘩は始まっていない】
【「同じ様に映るのか」?現時点では、イエスと答えざるを得ないだろう】
【違う点は体格と声量だけで、他は何も見えていないのだから】
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage saga]:2011/03/15(火) 22:31:37.05 ID:uTGWf3B+o
>>752

【何が契機だったのかは不明だ】
【少女が近付いた為か、”声”に煩わしさを感じたのか、それとも別の要因か】
【何が原因にせよ、それは動いた】


―――――――――


【ぱちり、と眼が見開くと同時に今まで微動だにしなかった女性が起き上がる】
【ゆっくりと起き上がったその身体は何処かぎこちなさが感じられ、起床したばかり、と表現できそうだった】

―――――ん

【起き上がった女性が小さく声を漏らすと黒い皮の手袋を嵌めた左手で髪をかき上げる】
【表情は何処か眠たそうにも見えるが、感情らしい感情が感じられないほど無だ】

―――でまぁ、どちら様?

【女性は視線を固定したままで、近くまで寄ってきた少女に向けて声をかけた】
【依然、魔力は漂っている】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/15(火) 22:36:21.85 ID:Gh03pRN8o
>>756

ナンバー…成る程、その裾に付いている刺繍か。
そうだな…なるべく強く見える数字=cそれを貰おうか。

【笑みを浮かべる男は】
【決して、数字を盾≠ノするという風ではなく】

俺はなんでも利用する魔術師でね…見た目≠ゥら魔術≠補正することも可能でね…
まあ、相手がそう思ってくれること≠ェ重要なんだが。

【そこで一口、コーヒーを飲み】
【一口、バニラを掬い】

そして要求だが…何か魔道具≠貰いたい。
種類も用途も問わないが、自らの魔力を通せるものをな。
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/15(火) 22:36:24.08 ID:3jgcAk/Lo
>>757
ほう……吹くなぁ、おい。

【ぶちり、と煙草のフィルターを噛みちぎる】
【煙草が地面に落ちて】

良いだろう、よ。

【そう言うと、バイクに手を伸ばす】
【左手。利き手ではない其れで、バイクの胴体を鷲掴みとして】

……っ!

【――持ち上げる】
【そして、そのまま、その腕を】

曳いて弾いて挽いて轢いて碾いて輓いて、荒挽きにしてやらぁっ!!

【扇風機のように、バイクと言う名の鉄塊を持ったまま腕を振り回し、突っ込んでいく】
【速度自体は一般よりも早い程度。速に関しては、大したものではない】
【形も何もあったものではない。只の剛力である】
【しかし、それだけで驚異の脅威】
【100kgはゆうに超える其れが、横薙ぎに軽々と振るわれ、相手に襲いかかるだろう】
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/15(火) 22:38:31.42 ID:55es3z5uo
>>755

そうですか、それはお疲れ様です。

【会釈されると、こちらも軽く首を下げ】
【相手の「愛想悪いな」という表情に気づいたか、或いは元々、その「自覚」が有るのか】

……。

【ほんの一瞬、押し黙るが、再び、淡々とした口調で喋り出す】
【元々、こういう口調なのだろうか、或いは愛想良くするのには慣れていないのか】

そんな所です。
まだ、時間は開いていますか。
開いてるなら、ちょっとソコでお茶でもしませんか。

【口調や、見た目からしてそう云うタイプには見えない。ナンパではないだろう】
【彼の言う『ソコ』とは、おそらく協会の近くでやっている喫茶店の事だろうか】
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/15(火) 22:41:19.90 ID:3WKC/hvmo
>>758
あ、起きましたよこの人。
…え、それって…?

【当惑する声を無視するように、少女はにっこり笑う】
【天真爛漫を絵に描いたような笑顔だが、何か『違う』。そんな印象を与えるだろう】
【声はしばらく沈黙して、やがて溜息交じりに口火を切った】

私た…じゃない、私は、ブルーライン。探し物のために来ました。
…この町は、血のにおいが強い町です。とても怖いです。

【声は怯える少女、といった体だが、肝心の本人は何故かニコニコしっぱなしで、雰囲気もくそもない】

あの…それで、ですね…お金がなくて、その…

ぐぅぅううううぅう。

【高らかに響き渡る音に、声は小さく呻き、少女は小首を傾げた】
【無論、なんら悪びれた様子もなく】
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 22:42:47.64 ID:vgut/ojDO
>>753

とう、、ぼ……?

【キルと名乗った少女は、「逃亡者」という言葉を知らなかったのだろう】
【かくりと首を傾げて。拙い口調で相手の言葉を真似ようとし】

るふ、と……。。……るふと
おぼえ、た。。

……わたし、、のーりょく、しゃ
るふとは、、のーりょくしゃ、か……?

【しゃらしゃらと手錠を鳴らし】
【キルは、るふとの行動をあまり気にする様子もなく、倒れた男の傍にしゃがみこむ】
【この様子では、彼女は相手へ危害を加えるつもりはないらしい】
【最も、相手から彼女に攻撃してきた場合は、話は別であろうが】

【男から抜かれた髪の毛は、そのまま意識を失ったかのように。普通の状態へと戻る】
【蠢くことも、毛先が硬質化していることもない】
【ただ、長いだけの髪となり──】

【キルは、男の死体を無理やり仰向けにさせ】
【その懐を、あさりはじめる】
【──財布でも、探しているのだろうか】
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/03/15(火) 22:43:11.06 ID:4d87zfvTo
>>747
【疾風の如く駆ける彼女の動きに反応することができず易々と背後を取られ】
【回転による遠心力の乗った拳がマント越しに彼を貫いた】

【かに見えた】

ふむ・・・・・疾い、な。

【マント越しに貫いたのは空、其処に彼の姿は既に無く】
【漂わせた剣の腹に乗り、少女を見下ろしていた】

差し詰め疾風迅雷と言ったところか?
攻撃も鋭く無駄も少ない、見事だ。

【彼の周囲に数本、魔翌力で生成された幻影の剣が出現し】

それでこそ!潰しがいがあると言うものだ!!!

【まっすぐな軌道で飛来し瑠璃の頭上から降り注ぐ】

/またしても遅くなってごめん、回線の調子が・・・・・そして地震が・・・・・
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/15(火) 22:50:13.20 ID:9hdYHeezo
>>760

おお、嬉しいね。喧嘩が出来る
小さなものだろうと、喧嘩「如き」であろうと、戦いは戦いだ
戦いは良いぞ?口から生まれた優等生君

……≪Schlacht≫

【両手を軽く開いて、顎の高さで構えて。右手の親指を、自分の喉元に置いて】
【そんな、あまり構えというには実用性の高く無さそうな構えを取る青年】
【その口が、能力発動を宣言した】

【もしも相手に魔翌力を目視する事が出来るのならば、だが】
【青年の体とその周囲の空気に、「川の流れのような」魔翌力が見える事だろう】


さあて、ゴリアテ退治はもう少し小柄な者に任せたかったがね
だが私は、こんな楽しい楽しいチャンスを棒に振る程優しくは無いのだ

……鍛えておかなかった事を、後悔したまえ

「……え、あ、あああっ!?待って、助けてくr」

【青年は、強く右脚を振るい、腕立ての体勢で固まっていたチンピラを蹴り飛ばす】
【すると、蹴られたチンピラは、水に流されるかの様な動きで、ふわりと浮きあがり】
【バイクの軌道上に、青年の盾になるように固定された】
【同時に、青年自身は、流される様な動きでするりとしゃがみつつ、前方に進み出る】

【振るわれたバイクは、ハンマーよりも強烈に、精々町内喧嘩自慢のチンピラを打ちすえる】
【人間一人を破壊するのには過剰火力のその一撃は、チンピラの骨の大半を圧し折って】
【数m程吹き飛ばし、完全に沈黙させてしまった】

【一方で、青年はと言えば】
【その振るう腕の下へ潜り込むように、体を進めていた】
【巨大な得物を振るう相手の、リーチの内側へ潜り込もうとしつつ】


そうら、この程度はお前には挨拶にもならんか?
だがまあ、喰らうだけ喰らっておくが良いだろう!

【硬い軍用ブーツの爪先で、相手の左脇を、突く様に蹴り飛ばそうとする】
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 22:51:43.82 ID:5L1dE+aSO
>>761
ええ、疲れたッスよ……ああ、あんたも、お疲れ様ッス。

【相手が機嫌を悪くしてしまったかもしれない、と考えて】
【半分本心の軽いフォローを加えつつ、社交的な笑顔でそう言って】

ナンパ……じゃあ無いッスよね。

【次の誘いには、少々考える仕草】
【……数秒の間を空けて、決心がついたようだ。少しだけ、そちらに近づき】

良いッスよ、行きましょう。
ちょうどノドが渇いてたんスよ……

【明るい笑顔を見せながら、そう言った】
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 22:52:20.16 ID:htrv+vkIO
>>759
強そうな数字、ですか?
なら、二桁のナンバーがオススメですね、
正直、三桁以上のナンバーはオススメ出来ません

【そう語るこの女はNO111の三桁ナンバー】
【決して強そうなナンバーではないだろう】

相手の心理状態を利用するんでしょうか?
それに私は魔道具の類にも詳しくなく…

【彼女は困った様に顔を俯かせるも】
【はっ、と思い出した様に顔をあげ】

あぁ、それならデータベースを活用すればどうでしょう?
昼の国や水の国の支部では、特殊鋼石を利用した魔術の研究が盛んとも聞きます

そちらとの情報収集をしていただけば、
きっとお気に召す魔道具も見つかるでしょう

【後ろを振り返り合図をし、ガスマスクの機関員に運ばせたのは一台の携帯端末】
【機関のデータベースにアクセスできるこの端末は、必ずや役に立つはずだ】
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 22:52:32.67 ID:k54yoIzfo
>>763

……逃げ出した者、みたいな意味だ。
(おれは言葉のつなぎ方が分からないが、キルは知っている言葉の数が少ない)
(違いはその辺りだろうか……)

【少女がそれについてどう思っているかは推測も出来ないが】
【似たような気持ちは曖昧ではあるが理解出来る、無表情のままで意味を伝える】

おれは……違う、そういった特殊な能力は無い、筈だ。
日常生活で特に必要と思った事も無いしな……。

【少女には危険は無いと判断したのかポケットから手を出してキャップを深く被り直す】
【そしてまたポケットに、どうやら癖らしい】

ソイツは、どうしてきみを、キルを襲ったんだろうな。
……あ、いや気になっただけだ深い意味は無いよ、気分を害したのなら謝るけど。
(髪、戻った……?硬質化系の能力だろうか)

【少女の生きる為の行動を妨害する事はない】
【ただじっとキルの背中、もとに戻った髪を見つめる】
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage saga]:2011/03/15(火) 22:53:20.23 ID:uTGWf3B+o
>>762

――――腹話術っぽいけどまぁいっか。私に害が無ければ問題ないし

【少女、ブルーラインと名乗りを受けてぽつりと全く隠す様子も無く呟く】
【ふぅ、と小さな溜め息を吐くと身体を本格的に起こし、ベンチから立ち上がる】

鼻が良いなら私の側に居るような事は無いと思うけどね
私も”血生臭い”部類の人間だし

【臭いは無い。だが隠す様子も無く、ただ淡々と事実を口にする】
【雰囲気は人の良さそうな人間。だが、腰に差した居合刀はそうではないと言う可能性を示す】

―――ま、何かの縁。軽食ぐらいは奢って上げても良いけど?

【少女の腹から響いてきた音に毒気を抜かれたのか一気に雰囲気が変わり、小さく笑った】
【そしてようやく、少女、を視界に納める。ソレと同時、女性から漂っていた歪な魔力が霧散し、感じ取れなくなるだろう】
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/15(火) 22:58:48.83 ID:55es3z5uo
>>766

ええ……。自律可動する女性にはそれほど興味は有りませんから。

【この手の場所には、おそらく彼女を含め、色々と変な人間が居るだろう】
【彼もまた、ちょっと頭の可笑しい人間の一人だという事が直ぐに理解できるかもしれない】

では行きましょう。

【「ふっ」と口だけで笑うと。そのまま喫茶店の方まで歩いて行く、そのまま特に何もなければ】

【そのまま喫茶店まで辿り着いて、適当な椅子に座って注文とかしようとするのだろう】
【というくらいまでキンクリしても宜しいでしょうか】
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/03/15(火) 22:59:36.70 ID:ePt5+WpBo
>>764

【――――……思わず、初めて彼と会った時のように、パチクリ、と瞬きをした
一回転した左足を地面につけ、真っ直ぐ彼へと身体を向ける形で、右手を引く
ふむ、と紡ぐ言葉と同時に、頬を冷や汗が伝った】


(……速さ≠ノは自信が在ったのだがな
しかし、考えてる暇やらなんやらは、あらへんね――――……っ)


【それはさながら、恥ずかしげに顔を隠す姫が如く、彼女の左腕が、彼女の頭上へと泳ぐ
ゆらり、と揺れるのは振袖の長い袂、ぺたん、と彼女の顔へと降りる
そして、月光に煌く光が一つ、左手に光る、順手に握られた脇差の刃が、光を受け、刹那の灯りを輝かせた】

【左足を左前へと踏み出し、右足を後方へと下げ、体勢を微かに前のめりにし
彼女の眼前を覆う、屏風を切り裂くように左手に握った脇差を頭上から左足のつま先へと、振り下ろす
剣≠ェ軌道を変え無いか、もしくは――――……透過≠オなければ、そのまま、数本一気に、弾こうとなすだろう
随分と勢いをつけたようで、右足が軽く空中へと浮き、再び地面に着地するとき、微かな音を、響かせて】


……わっちの言葉を取らないで欲しいな
みなで上回っておいて、よぉ言えたものだ……っ


【ふぅ、とため息をつくと、脇差を逆手に握り左手を口元へと持っていく
たらんと、振袖の袂が垂れて、そっと艶やかに、彼女を覆っていく――――……
左足を前方に、右足を後方へと出し、半身だけを貴方に向け、右手は、お尻の後ろへと回っている
射抜くような視線は、全神経を貴方へと集中させているのだろう
この体勢だからこそ――――……彼女の背中の翼が、くっきりと、映えている】

【――――……そして、貴方の頭上から、何やら吹雪く、ような音が響くだろう】
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/15(火) 22:59:43.34 ID:Gh03pRN8o
>>767
そうか、では適当に空いている数字を貰うとしよう。

【男もさっき言っていた通り】
【確かに目の前の女性は数字だけで見ればアンダーナンバー…強そうには見えなかった】
【しかし、そんな彼女が何故支部長≠ナあるのか――少し考えれば、実力を隠しているか、他の長所があるか】
【そう言った思考に、行き着くのだが】

成る程な。
後で探してみるとしよう、感謝する。

【携帯端末を受け取るり、懐に仕舞って】
【アイスとコーヒーを平らげれば、支部を出て行くことだろう】

/ありがとうございましたー!
/ここら辺でしょうか?
/では、お疲れ様でした!
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/15(火) 22:59:48.56 ID:3jgcAk/Lo
>>765
【魔翌力など見えない。見えるはずはない】
【ただの人間だ。力が強いだけだ】
【だが、獣の如き本能と第六感を持つ】
【すこし、楽しめそうだ。そう判断して口に笑を作る】
【ごしゃぁっ、と音を立ててチンピラの骨をへし折り、吹き飛ばし】
【近づく青年に懐に潜り込まれる】

おお、いいぜ。
避けないのが俺の信条だ。
だってよぉッ!ッぐうぅうぅっ!

【バイクを投げ捨てて、左脇の蹴りをそのまま受けて】
【つま先は鋭く脇にめり込むだろう。そして、中々抜けない筈だ】
【常軌を逸した筋肉の量と密度により、めり込んだつま先を押さえ、引き止めていた】

―――受け止めて、かつぶっ潰すのは、気持ちいいんだよォッ!

【轟ッ、と右拳が趨る】
【顔面めがけて趨る拳は、すさまじい勢いであり、その威力は強力だろう】
【打撃は、弾丸には成らない。手刀は、刀剣には成らない】
【そう――――普通ならば】
【だが、違う】
【打撃は弾丸と成るのだ。手刀は刀剣と成るのだ】
【それ相応の力がありさえすれば。素手は、素手という名の凶器と化す】
【不良は、バイクという“重り”を失うことにより、かえって本気の力を発揮する】
【バイクなどという“武器”はいらない。この体一つで十分に過ぎる】
【重みを捨てた武田の動きは、先程より幾分か早く。しかし力は衰えていないのが分かる】
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/15(火) 23:00:11.37 ID:3WKC/hvmo
>>769
ありがとうございます!食べられるなら何でもっ!!

【声がはしゃぎ、少女もあわせて跳ねる】
【腰布がひらひら翻るが、気にした様子はない】

なんでしょうねー、お魚かな? お肉かな?
あ、猫だからって食い合わせはお構いなくー!

【そして立ち上がって一人で勝手に進む少女。目的地も聞かされていないのに、気が早い】
【が、】

…まあ、アレです、皆兄弟なのですしね。

【声が聞かれないようにつぶやき、少女も怪しく笑った】
【突っ込まれる前に、今自分が目的地を知らないのに気づいたように立ち止まり、>>769の後ろを立ち位置として進む】
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 23:08:26.01 ID:htrv+vkIO
>>772
私に言わせれば、アンダーナンバーなんて区分自体が機関の悪しき慣習
数字の大小でしか人を判断できないなどと、
己の視野の狭さを自ら告白する様なものです

【そういって、カップのコーヒーを飲み干せば】


そうですね、魔道具に関しては私のような素人より、
やはり専門家の方が詳しくわかると思います

では、メイザース様、これからよろしくお願いしますね

【立ち上がり、男に向かい礼を述べれば】
【大聖堂より立ち去る男を見送るだろう】

/でわ、この辺りで!ありがとうございました!
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 23:10:04.58 ID:tRAn186SO
【公園】

・・・むぅ・・・
【白のカッターシャツに青のネクタイをを着け】
【腰には二本の刀を携えた少年がベンチで休んでいる】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】

・・・・うぅ・・・
【時間が時間なだけに、少年は今に寝てしまいそうになっていて】
【瞼は落ちそうになり、ウトウトとしている。】
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 23:10:48.84 ID:5L1dE+aSO
>>770
……? 何言ってんスか?

【意味を理解出来ていないようで……頭の上に、クエスチョンマークが一つ、二つ】
【女性も一種の「変人」ではあるが……しかし、そちらの「それ」とは少しベクトルが違うようだ】

……はい、行こうッス。

【キングクリムゾン!!】

【女性はそちらに続くように、喫茶店に入って行き】
【そちらの座っている席の向かい側に、ゆっくりと腰を下ろす】

ああ、あたしコーヒーは駄目なんスよ。

【少し照れた様子でそう言って、彼女が注文したのは甘みの強い抹茶。……グリーンティーというヤツだ】
【自分の注文を済ませると、彼女はそちらに向き直る】
【そちらの注文が済んでいないならそれを待つ意味で、済んでいるなら話題を待つ意味で……だ】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/03/15(火) 23:11:16.50 ID:4OLsDkRAO
【森の中】

【森の中、空の開けた広場にて、倒木に腰を掛け、夜空を見上げながら休憩する人影が一つ】
【陽光を思わせる金色の髪と、翠玉のような碧色の瞳、そして、身に纏ったカノッサ機関の制服が印象的な少女の姿が、其処にあった】

わぁ、街中から離れると、随分と星が綺麗に見えますねー……。

【夜空を見上げながら月明かりに照らされる少女の姿を、少し離れた場所から見たならば、それは、何処か幻想的で、儚げな光景に映るだろう】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 23:11:42.99 ID:vgut/ojDO
>>768

にげ、、……、、
……。うん、、とーぼう、しゃ

【「逃げ出した者」】
【それを聞いて、キルはこくりと頷いた】
【意味が分かったから頷いたのか。それとも、彼女が逃亡者という意味なのか】
【それは、この返事だけでは明らかではなく──】

……、、るふとは、むのーりょくしゃ、、か
、。……、まもると、おなじ、、だ、な。、

──……、、わから、、ない
でも、、たまに。こー、なる。。
どうして、、だ……?

【「まもる」──それは、キルの知り合いの名前だろうか】
【兎も角。能力がないと言ったるふとのことをキルは「無能力者」と呼んだ】
【誰かに教わった言葉なのだろう。きっと】

【そして、キルは襲われた理由を、逆に聞き返す】
【──しゃらん】
【そんな手錠の音と共に、彼女は男の懐から財布を引き抜いた】
【恐らく、彼女のそんな行為が。彼女が襲われる一因なのだろう】
【人を殺して、ものを奪う】
【それは、人の社会では犯罪と呼ばれる行為なのだ】
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/15(火) 23:13:39.53 ID:9hdYHeezo
>>773

生憎だが……少々、過信にも度が過ぎるぞッ!

【筋肉に抑えられて、引き戻せないだろうという目論見を、大きく外して】
【青年は、蹴りを放った右足を、然程抵抗も無く引き寄せた】
【何故その様な事が出来るかと言えば単純な理由で、青年とて非力では無いからだ】
【爪先だけの面積で足を抑えるには、それこそ万力でも持って来なければ無理な話だろう】

【引き戻した右足を後方に置いて】
【青年は、顎の高さに置いてあった右手を持ち上げ、手首を交差させる】
【そして、交差したその点を額に当て、歯を食いしばり、対衝撃の体勢を取る】


ぉおおおお…………おおおッ!!!

【拳と、顔の前に置いた腕の衝突する瞬間】
【青年は、逆に自分から前方に、半歩だけ踏み込んだ】
【相対速度は増し、当然ながら受けるダメージは増える。防御していてもそれは変わらない】
【だがそうする事で、吹き飛ばされる距離は抑えた】
【約1.5倍の体重差で、放たれた拳を受けて】

【が、がっ、とブーツが路面を削る】

…………おお、これは「良い」な!とても「良い」!
受けた腕の肉どころか骨の髄まで痺れて来そうな感覚が有るぞ!
全くその図体に見合うだけのものは持っているじゃあないか!

【間合いの内から2m程後退させられて、ガードを解いて】
【青年はとても楽しそうに、大声で笑って見せる】
【直ぐには腕が上がらないのか、軽く猫背に、手を降ろしたまま構えて】

だが!こんなもの≠ナは無いだろう?
これで札が終わるようならば、それはとてもとてもつまらない喧嘩になる
さあ、出し惜しみはするな!私の腕が使えない内に、札は出すべきだぞ?

【もう一度、自分の周囲に、川の流れのような魔翌力を展開させた】
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage]:2011/03/15(火) 23:18:29.30 ID:uTGWf3B+o
>>774

見た目通り、で良いのかしら?
ともあれ近くのお店に行きましょうか

【そう言い、女性はゆっくりと歩き出す】
【実に独特の歩き方で、ゆっくりと間を置いたもので、ステップを踏んでいるようにも見えれば面倒臭そうにも見える】

そう言えば私のほうは名乗ってなかったわね
私はペレグリー、引き篭もり女よ

【くすくすと笑いながら少女に名乗る】
【ゆっくりと歩き進むと本当に近くだったようで、少し薄暗い店に辿り着く】
【木製の看板は煤けており、店の名前は分からない。見た目は古臭い骨董品店】
【しかしペレグリーは何ら躊躇いもなく、店の中へと入っていく】


【いらっしゃいませ、とカウンターに居る店員が挨拶をする】
【店は奥行きのある木造二階建てで、ペレグリーは定位置なのか一階の奥へと移動する】
【メニュー表もやや古臭いものの、メニューは何処にでもある一般的なもので、写真付きだ】

取り合えず好きなものは頼んで良いけど持ち合わせはそれほど無いから

【座ると早々にペレグリーは少女が頼む前に釘を刺すかのように一言告げる】
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/15(火) 23:19:27.65 ID:55es3z5uo
>>777

そうですか、女性ならそう云う方もいるのでしょうね。
逆に私はそういった甘いモノが得意ではなくて。

俺はコーヒーで。

【彼女に続き、彼も注文を済ませる】
【俺≠ニいうのは彼の元々の一人称なのだろうか。初対面の彼女に対しては敬語で私≠使っているが】

私もコーヒーは元々特別、好きでは無かったのですが、喫茶店のバイトをしている内に……。
……話が脱線しかけましたね。

【と、目を瞑って、軽く首を振ると】

そういえば、自己紹介がまだでしたね。
私はラミーデュと言います。ラミーデュ・ヴィニット。

魔術協会の《魔導具開発班》に所属しています。

【文面だけで見ると、さわやかな印象をうけるかもしれないが】
【やはり、淡々と、やや機械的な印象を受けるような喋り方で自己紹介する】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/15(火) 23:25:23.33 ID:k54yoIzfo
>>779

何から逃げてきた、きみのような子が……。一体何から逃避したんだ?

【ただの純粋な興味からの質問】
【自分以外の人間がその「逃亡」という行為に何を見出したのか】
【それが気になり、好奇心が疼く】

普通に生きる分なら要らないさ、おれは何かの組織に所属している訳じゃないから。
適当な戦闘知識と情報収集が出来ればそれで生きてゆける。

【無意識の内に考えていた事、それは――――】
【彼女が自分の「敵」か「それ以外」か、だった】
【この二分化で大体の人間は分けられる、彼女から「敵」である要素は感じ無い】
【少なくとも今は】

まもる?……まあいい。
どうしてだ、と言われてもな。おれも分からないからきみに尋ねたんだ
そんなおれが分かる筈もないだろうに。

【首に掛けたドッグタグを揺らしながらキルに少し近づく】
【月光を反射し、光るそれには何も彫られていない】

そうだコイツに襲われる時、きみは何をしていたんだ?
余程の事をしていない限りは、襲われる筈もないが……。
もし襲われる心当たりがないのなら多分コイツが異常者だった、多分それだけだろう。

【彼女が襲われる理由がよく分からなかったらしく】
【情報も少ないので予想も適当にしか収束しない】
【出るのは単純な答えだけだった】
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/15(火) 23:25:31.64 ID:3jgcAk/Lo
>>780
だははっはははっはははっはははははははははっはは!!
イイな、イイよ、おっさん、アンタ“イイ”、楽しい喧嘩ができそうじゃぁねぇか、なあ、おい畜生!!

【腕を振りぬき、引き戻す前に、地面を蹴り前進する】
【後退などあり得ない。攻撃をやめるなどあり得ない】
【前に敵がいるなら考える前に殴れ、考えるのは殴ってからで十分だ】

おうよ、みせてやらぁああああああああああっ!!

【だぁんんつ、と地面を蹴った瞬間。コンクリートが文字通り爆ぜる】
【そして、急加速。細かいことを抜きにすれば、ただ前進するのみを考えれば】
【筋量は速度を齎す。それこそまさに人間戦車だ】
【近づく物を轢き潰す人間の姿をした戦車は、右腕を振りかぶる】
【異能等持たない。魔法など使えない】
【信じるは力、そう、能“力”でも無く、魔“力”でも無く、“力”だけ】
【力はパワーでパワーは力だ。そう、ただ力が強いだけである】
【そして、その力を最も活かす方法は、なんだろうか?】
【シンプルな力を扱うには、シンプルな方法が一番活きると考えて間違いないだろう】
【要するに――――ッ!】

         【“力”いっぱい拳を握りッ!】

 【全“力”で腕を振りかぶりィッッ!】


               【脚“力”を惜しげもなく発揮して踏み込みィィィツ!】


          【余すこと無く拳をぶち込むという形でェ――――ッ!】



       【  殴  り  込  む ッ ッ ッ ッ ッ  !!!!!!】



【簡単にいえば、力いっぱい殴るだけだ】
【しかし、それがその体躯の重み、筋力を完全に活かす技、細かい技など不要と言わんばかりに、腕を振るう】
【狙いは土手っ腹。当たれば、先程の打撃など比ではない一撃が襲いかかるだろう】
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/15(火) 23:25:32.55 ID:3WKC/hvmo
>>781
ペレグリーさんですか、本当に、ありがとうございます!
でも…

【少女は首を振った。おそらく声に釘を刺したものと思われる】
【少し一緒に歩きながら、町並みを見る。ちょっと古ぼけた感じの通りだった】
【目的の店構えを見て糸目をちょっと横に伸ばし、中に入って安堵の溜息を漏らす少女】

おぉ、古き良き伝統の、という奴ですか!
落ち着きますねー…あ、お茶をいただけますか?

【はしゃぎ気味の声とはまったく無関係に、少女はメニューを指差して意思表示】
【お茶とオムレツ、それからアイスを指し示している】
【なお、アイスは一貫してストロベリーを指し続けていた】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/03/15(火) 23:34:01.37 ID:juJI53wxo
>>771
【幻影剣は、脇差にはじかれるる、パリン、と音を立てて砕け散り、光の粒となって消えた】

謙遜するな、君は私よりも疾い。
其れは純然たる事実だ、だが・・・・・
強いのは私だ、誰よりも、な。

【例え立ち塞がる敵が自らを身体能力において上回っていようと】
【強いのは自分自身、と絶対的な自信と共に、そう言い放たれる】

(あの脇差・・・・・・何かしらの付加がかかっているんでしょうか?
それとも彼女自身の能力が・・・・・どちらにしても!!)

攻めるのみだ!!

【彼の目の前に一本、先ほどの幻影剣よりも魔翌力の高められた
確かな実体をもった光剣が生成され、其れを掴み】

ぬ?

【ここで頭上の異音に気が付き、体ごと反らしながら頭上を見上げる】

/すみません、やっと復旧しました、かなり遅くなってしまって申し訳ありません
/もし眠くなった場合は切ってくっれてかまいません
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage]:2011/03/15(火) 23:35:32.97 ID:uTGWf3B+o
>>785

ちぐはぐな腹話術はしない方が良いわよ
傍から見ると異様だから

【率直な意見を口にしてからお冷を運んできた店員にペレグリーは少女の頼んだメニューを告げる】
【自分もメニューを流し見てから】

今日の大盛りメニューで

【真顔且つ、堂々と店員に言い放ち、店員が下がる】
【言動からして恐らく、何時も頼んでいるメニューなのだろうと察する事が出来るかもしれない】

―――それでまぁ、どうせだから何でアンナ場所に?

【話の種が欲しいのだろうか、お冷に一口飲んでからペレグリーは尋ねた】
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 23:43:18.81 ID:5L1dE+aSO
>>782
(……さっきは“私”だったような)

【一人称という些細な変化に気付くが、口にも表情にも出さず】

ふうん……まあ、あたしは特にコーヒーは苦手なんスけど。匂いがどうもね……

【そう言って、少し眉にしわを寄せる】
【しかし、すぐにそれが失言であったと気付き】

……いや、まあ人が飲んでるのは大丈夫ッスけどね? へえ、喫茶店で……

【すかさず、フォローを入れて】
【脱線した話には、適当な相槌を打つに済ませて】

…………ああ、同族ッスか。

ええと、あたしはあんたと同じく《魔導具開発班》所属の「平賀 紅鉈(ヒラガ コウナタ)」ッス。以後よろしくッス。

【機械的なラミーデュとは対照的に、紅鉈はハキハキとした……生き生きとした口調で自己紹介】
【右手を差し出し、握手を求める】
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/15(火) 23:44:44.41 ID:vgut/ojDO
>>783

……。。わから、ないん、、だ
おぼえ、、て……ない。。
たくさん、、キルって、、いわれ、て……
それより、、まえ。。おぼえて……ない

【──キル。KILL】
【それは、彼女を殺害しようとするもの達の叫びだったのだろうか】
【しかし、彼女の過去を垣間見るにはあまりに情報が足りなかった】
【何より──キル自身が過去のことを覚えていないのだ】
【真っ白な。白紙の、記憶】
【まるで──何も知らない、彼女自身のように】

……そう、、か

【頷いたそれは、能力に関するものと、襲われた理由に関するものと】
【そのふたつに向けられたものだろう】
【キルの動きに合わせ。また、手錠の鎖が小さく音を立て】

……、、ねるばしょ、。さがして、、た
それだけ……だ。

【──そして紡がれたのは、そんな解答だった】
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/15(火) 23:46:31.14 ID:3WKC/hvmo
>>787
【出されたお冷に口をつけ、ペレグリーに視線をやる】
【相変わらず糸目なので感情を読み難いが、少なくとも興味を持っているのは間違いない】

あー、その、ちょっと普通に声が出せなくて、やむを得ず私が外部からフォローしているのですよ
はい、私自身は、ちょっと、体が、じゃない、そちらに行くことが出来ないので…まあ、通信機ですよ、通信機。

【カウンターにひじを着き、自分のひげを弄っている少女は、やれやれとまた首を振る】
【見た目に反して落ち着いた物腰で、どちらかといえば余裕を見せている】
【話し声と同期しないので、声が言いたいことを言ってくれる間自分は好きに出来る】
【要するに手の込んだ手抜きとも取れる言葉だ】

い、いっぱい頼むんですねー…

【注文に対し感嘆しながら、でも少女はそんなことは置いといてのジェスチャー】

あっ、はい、えっと…事故が、ありまして、体の具合がいろいろおかしいのですよ。
声が出なかったり、勝手に魔法が発動したり…それで、ゴタゴタしてるうちに、何故かあそこへ…

そういえば、ペレグリーさんこそ何故あんな所に?
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/03/15(火) 23:49:39.50 ID:ePt5+WpBo
>>786

【――――その言葉はくっきりと、クリアな音で、辺りへと響く
その絶対的な自信、揺るが無き己はとても、尊敬するに値する、ほど
だが、彼女もまた、貫き通さないといけない己≠ェある――――……それは、分かっていて】


……安心どした、ならばわっちはただ、自身を信じて自身の道を歩けばええにゃな
済まぬが、加減はしないぞ?――――できない、と言わはった方が正しいが


【彼の手に握られる光剣≠ヨと集中しながらも、彼が頭上を見上げた瞬間を見逃しはしなかった
異音≠ェ形に為るのは、彼が見上げた、瞬間で、あろうか】

【彼の頭上から、叩き付ける様に降り注ぐ、雪の嵐――――……集中豪雨ならぬ、集中降雪
先刻、空で聞こえた吹雪く音≠ェそのまま、実態と化したような、雪が、貴方へと降り注ぐ
当然ながら、雪が身体につけば、体力が奪われ、雪の重さで、行動が遅くなるだろう
更に、身体が重くなる、ということは――――……今、在る、空中から、降下しざるを得ない、可能性がある
それを判断した上なのだろう、随分と不思議な能力であろうか】


Velvet Underground
――――……これで、後はわっちの得意分野に、袖をひつだけだ


【再び爆ぜる吹きすさぶ風≠フ音、そして、数瞬して、吹雪きあがる暴風
黒き夜に、落ちる一片の羽根――――……パタパタ、と彼女の翼が揺れて
上昇気流気味の風に乗り、ふわり、と浮き上がる――――……否、その表現は正しくない】

【彼女が右足で地面を蹴り、前方への推進力を得たと同時に、彼女を下から押し上げる風が吹く
丁度斜め前へと、進みながら彼女は上昇≠キるだろう、それは、依然吹雪いているであろう、彼の背中へと回る、ということを意味する
彼が、行動を阻害していたならば、背中合わせになるように、彼女は接近≠為そうとするだろう】

【――――……チリン、と再び鈴が鳴く、と同時に
彼女は口元に上げた左手を一気に振り下ろす、丁度、後方にある彼へ腕をぶつけるが如く
それはつまり、左手で逆手に握った脇差を、彼の背中に突き刺そうとしているのだ
脇差の刃渡りはそれなりである、当たり所が悪かったら致命傷になるやもしれない】


/ういー……っと、もうちっとは頑張れるかな?
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/15(火) 23:52:56.16 ID:XiRiPyTY0
【図書館】

【暗い茶髪に鋭く蒼い双眸、茶色の革製ジャケットを羽織り、濃紺のダメージジーンズを着て】
【両手には革手袋、右手首には、緑、黄、緑の3本ラインのリストバンドを着け、刀が納まっている黒鞘を背中に掛けた男が】
【図書館の端っこのテーブルで、端っこの椅子に座っている】
【何故か刀をテーブルに置こうとはしない】
【邪魔そうだが、それほどに大切なものなのだろう】


…………

【図書館のマナー、静かに!をこの上なく忠実に守りながら、本を読んでいる】

【手に持った本の表紙には“良刀百科”と書かれており】
【テーブルにはさらに刀に関する本と、何故か吸血鬼、に関する本まで積まれていた】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/15(火) 23:55:40.52 ID:55es3z5uo
>>788

いえ。

【これ以上、この話に突っ込んでもお互いに得も無ければ意味もなく、時間のムダだと考え】
【この事に付いて、ラミーデュはこれ以上の追求をする事はなく】

そうでしたか。フラフラしている事が多いですから、
今まで会う機会が無かったのでしょうね。

【求められた握手を、同じく右手で返すと】

『お待たせしました』

【店員が、二人が注文いた飲み物を、交互に置いていく】
【ラミーデュは、受け取ったコーヒーをそのまま口してから、紅鉈から離して机に置くと】

本題に移りますが。と、言っても特別、話す内容自体はまだ無いのですが。

元々、人とお茶を飲むようなタイプでは無いんですがね。

一度製作に没頭していると、自分の世界に入り込んでしまって、
発想が、少しずつ偏って来てしまうんですよね。

という訳で、他人と話して頭に他人の考え方や刺激を取り込みたいと思って。

【これが、彼女をお茶に誘った理由だ】
【おそらく、休憩しようとしてたまたま目に入ったのが彼女だったのだろう】

だが、同類に出会えたのは幸運だったのかもしれませんね。
差し支えなければ、どんな物を作っていたのか、聞きたいのですが。
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/15(火) 23:56:41.50 ID:9hdYHeezo
>>784

(……さあ、楽しくなってきた。だが、まだまだ物足りない)
(果たしてこれは、どの段階まで進むのか?)
(喧嘩で終わるか、それとももう少し高次元へと進むか)

……あわよくば、戦争の段階にまでは

【青年は、素人では無い】
【戦いにおいて必要なものを、幾つも身に付けているし、身体も鍛えている】
【身体能力という点では、普通の人からは大きく離れているが】
【戦闘経験も、やはり数値で表せるのなら、相当に大きくなる】


単純、実に単純!どれだけ喚こうが飾ろうが単純ッ!
札を出し惜しみするなと私は言っただろうがァッ!!

【ただ、腕を振り回すだけでは、青年には届かない】
【青年は、拳の軌道から一歩だけ左側へと、円を描く様に身体を移動させる】
【派手さも何も無い動きだがたったそれだけで、単純すぎる攻撃の軌道から外れてしまった】


【顔の前を通過する拳を見送りながら、左足を半歩だけ前に進めて】
【動かない手は動かないまま、青年は攻撃すべき部位を探す】
【選んだのは、踏み込みに使われた「脚」。どちらか、前に出ている方】


先程の蹴りは利いた様子も無いが……ならば膝!
こちらを打たれて平然とはしておれまい!!

【狙いをつけるのに要するのは、二秒未満の猶予】
【近接戦闘に於いて、これを短いと見るか長いと見るかは、個人の技量次第だが】

【進めた左足を軸に、右足での下段廻し蹴りを、相手の前脚の膝へと放つ】


/申し訳無い、ちょっと電話来て遅れた!
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/16(水) 00:02:03.23 ID:xDzsIqvAO
【廃墟】

【打ち捨てられた灰色の景色の、その中の一部屋だけが違っていた】
【床を埋め尽くして揺れるのは、煌めくというよりは静々と咲く極彩色の清廉さ】
【室内の中央に置かれた一脚の椅子を基点に、円を描くようにして広げられた花々の鮮やかすぎない色を眼下に】
【キィ、と。どうやっているのか、四本ある椅子の脚の一本だけでバランスを取りながら座る痩躯があった】

……、……、……。

【漆黒の印象を抱かせる紅蓮の髪は長く、手入れが面倒なのか適当に下辺りに紐で結ばれている】
【片方の眼は包帯で覆われ、覗く隻眼の瞳の色は、今は漆黒だった。その前は、冷ややかなオリーブ色】
【漆黒のコートにワイシャツ、ジーンズ。ごく普通の、というよりはまだ少し寒いかもしれないくらいの軽装に】
【だらりと下げた右手には、刀身を包帯で巻いて隠した刀を握っていた】

【人物はただぼんやりと天井の穴から曇った空などを眺めたりしていて】
【奇妙な花畑にも、何もかも関心を寄せていない。その姿が、この上なく不気味だった】
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 00:02:40.92 ID:tEipWeh+o
>>789

記憶喪失?……ふむ。
おれも覚えていない、少なくともおれという人格がある程度形成されるまでの間はな

【幼少期の、その更に初期の記憶が無いのは万人に通じる】
【ただそれに加えて親の記憶もなく、気付いた時には一人だった】

寝る場所を探して襲われる……?
(まさか特殊な性癖の持ち主……だったのかコイツ)

【じとっとした目で遺体を見つめる】
【軽蔑全開でした】

なんだ寝る場所がないのか……。
今日だけおれのアパートに泊まるか?

【突然そんな事を言い出した】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage saga]:2011/03/16(水) 00:04:41.91 ID:BC82yjLyo
>>790

今頭に思いついたことだけど使い魔とかの主従関係かしら?
違うのなら訂正を

【手際が良いのかどうかは不明だが割りと早く注文したメニューが届く】
【少女が頼んだオムレツは少々大きめで、空腹には嬉しいぐらいだ】

【対してペレグリーの注文した品は一言で言うなら大盛りメニューだった】
【だが、店独自の考案のようでその日その日によって大盛りにするものが変わるようだ】
【今日の場合はカレーライス、しかも具沢山且つカツ付きである。コレで居て良心的な価格】
【彼女は常連である事は言うまでも無い】

ふぅん事故、ねぇ。まぁ何事も慎重に行って二、三度最終確認を行うのが良いわよ
出来ない場合は柔軟に対応できるように事前に考えているのが良いわ

【いただきます、と小さく口にしてから目の前にある山のようなカツカレーを食し始める】
【一口一口が大きく、このままのペースで行けばあっと言う間に胃袋の中へと消えていくだろう………大食漢なのだろうか?】

ん?ああ、一種の瞑想と魔力制御の訓練よ
私の魔力は一般のとは違うし、自在に操れてないしね

【少女の問いかけに食事する手を一旦止め、ベンチで寝ていた理由を話す】
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/03/16(水) 00:08:11.84 ID:DH8VGwFto
>>791
ぬ?

【頭上から暴風と共に降り注ぐ雪が確かな衝撃となって彼を襲う】
【下からの攻撃を警戒して体を反らしていた為、体全体に吹きつけ】

くぅ、身動きが・・・・・

【大きくバランスを崩すも、足場にした剣を巧みに操作、体制を整える】

(な、いない!?、何処に・・・・・)

【ゾクリ、と、背後に実体を伴った殺意を感知、咄嗟に身をよじり回避を試み】

っが!!っぅ!!

【致命傷は避けたものの脇を切り裂かれ血噴き出す】

(い、今までにないタイプの・・・相手、ですね・・・・・)

【背後の彼女から何とか距離を取ろうと前方に跳躍、クルリと一回転して向きなおる】

っち、やるな。

/持ち越すのはさすがに、ね
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/16(水) 00:09:26.25 ID:qY+WD9Vwo
>>794
だはははっ!
札ァッ!?んなもんいらねぇよ、全く要らねえ。
俺には戦略は必要ねぇ。
んなチンケなもん考えるのは、クソみたいな雑魚の遣ることだ、俺に求めるんじゃねぇヨ!!
本当に強いやつなら、戦略なんか無くても強いんだよォッ!

【腕は豪風を纏い、突き抜けた】
【只々豪快、只々単純】
【そして、武田はそれを変える積りは無い】
【武田は、素人だ。喧嘩においてはほぼ負け無しである、只の不良】
【だが、武田には“誇り”が有る】
【小細工は雑魚のすること、強く生まれついた以上小細工は許されない】
【ただ圧倒的な力で全てを粉砕し突き進む事を誇りとしている】
【故に――――】

単純は、褒め言葉だ、このやろうッ!!

【――――単純で有ることは、恥ずかしいと思わない】
【踏み込んだ足は、左足。そして、そこに来る蹴りを受ける】
【しかし、甘く見ているのは相手であるかも知れなかった】
【ぎちり、と地面が歪む。只、足に力を込めただけである】

………んで、どうしたよ。

【武田は、揺らがない】
【速度は無い。だが、有り余る体力と、筋力。そして―――耐久性】
【気づいているだろうか、先程から武田は回避行動を一つも取っていないことを】
【そして、それをこれまでの人生における喧嘩で続けているのならば――――】
【膝を撃たれることなど、何度も有ったはずだ】
【痛みは、重なることで慣れていくと言う】
【何度も何度も、幾度も幾度も攻撃を受け、その上で打倒してきた体は】
【苦痛に対してかなりの許容を得ていた】
【そして、その骨は、骨格は、強靭かつ骨太】
【“ただの”蹴りでは揺らがないほどには、堅牢だ】
【無論、ダメージが無いわけではない。ただ、この一撃で揺らがないだけだ】
【数を重ねれば、崩れることは必至なのだろう。だが、一撃では揺らがない】
【それだけは、確実なことで】

つぁらあああああああああっ!!

【蹴りを受けた足を地面にめり込ませながら、蹴り上げた】
【めり込んだ足は、すさまじい勢いで振り上げられる】
【そう、地面を削り、コンクリートを巻き上げながら】
【策など無い。ただ結果としてその行動は――――】
【青年に大量のコンクリートの散弾を打ち込む事となるだろう】
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 00:14:59.33 ID:olVSp8ASO
>>793
そうッスね……あたしはいつも研究室に篭りきりなんで、あんまり知り合いはいないッスねえ。

【事実、彼女には魔術協会で「知り合い」と呼べる物は全くと言って良い程に“いない”】
【握手を数秒続けた辺りで満足したのか、手を離して。その手で、置かれたグリーンティーを少しだけ、口に含んで】

ふうん、あたしも普段は人と話す方じゃ無いんスけど……雑談、ッスか。

【そう言いながら、グリーンティーを机の上に置いた】

成る程ね…………

あたしも没頭すると周りが見えなくなるタチなんで……他の研究者の考えを知るのも良いかもしれないッス。

【やはり明るい口調で、好意的な反応】
【少し恥ずかしそうに、頭をぽりぽりと掻きながら】

あたしの作ってたのは、「携帯用ゲーム機型」の魔導具……ああ、あたしゲーム好きなんスよ。とにかく、そういう品ッス。

【少し漠然とした発言からは、その発明の全貌を知るのは困難だろう】
【恐らくだが……質問か、あるいはラミーデュのツッコミを待っているのだ】

801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 00:16:05.98 ID:KuMgqEWDO
>>796

……、、にて、る。な
るふとと、キル……。、にて、、る

【るふとの言葉の意味の半分程は、きっとキルには理解できていなかっただろう】
【──しかし、「おれも覚えていない」という】
【その部分だけは、理解できたのだろう】
【似ていると。小さな微笑みを浮かべて、キルはそう言って】

……。。きょうだけなら。、

【アパートにとまるか、と言われ。ふとキルは思い出す】
【布団や、ベッドに寝たときの、心地好さを】
【路地裏で寝る時とは違った、寝心地を】
【──同じ場所に留まるのは。なんとなく、いやだったけど】
【1日だけなら──そう、思って】
【鎖の音と共に、彼女は頷いた】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) :2011/03/16(水) 00:17:04.48 ID:ysWUfqDqo
>>798

【何とか一矢を報いることに成功したものの、決して、首尾は上々、とは言えないだろう
短期間で能力を結構な数使用し、与えたダメージはこれだけである
――――そして何より、彼女は戦い≠ェ目的ではなく逃走≠目的にすべきなのだ】


(……ここらが、潮時か――――……)


【距離をとった彼に対し、彼女は背中を向けたまま、静かに唇を開くだろう
パタパタ、と羽ばたく翼から、ポロポロと零れていく羽根は、まるで、命を削る、蝋燭が如く
月光に照らされて、地面に落ちた羽根の果ては、説け切る前の雪を思わせる】


……これ以上は、身体がもたないな
――――……わっちは撤退≠フ道を選ぶことにしよか


【雪が、強さを増して、彼と彼女の間に、雪のカーテンを作るだろう
そして、そのカーテンに隠れて、彼女は――――……路地裏の奥へと、逃げていく
カーテンを抜けて、奥を見て見れば、路地裏を何とか抜けて、どこかに出て行く姿が確認できるだろうか
――――結果としては、貴方に恐れをなして、逃げた、と形容すべき、か】


/では、お言葉に甘えて落ちるねー……もうちっと、絡みたかったんだけどねー
/乙でしたー!
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/16(水) 00:17:04.52 ID:Dg7FCm3Xo
>>797
ご慧眼! その通りです!
私はマスターの使い魔なのです!!

【少女は口を開いたが、声はない。だがおそらく「へぇ」と、感嘆のニュアンスは伝わる形をとる】
【が、大盛りメニューを見て一瞬固まり、自分のオムライスと比べてちょっと青褪めながら、さっさとオムライスを胃に収めることにする】
【早い。大き目のオムライスを馬車のような速度で口の中に放り込んでゆく】
【しかも手つきはフォークとナイフを器用に使い、周りも汚さず、よく出来た作法で速度だけが早い状態で食事をこなしていた】
【そしてその間にも、声はやはり独立して質問に答える】

もちろん事前に何度も確認しましたし、テストも行いました。
…ですが相手が世界結界ではどうに、も…?
あっ、マスっ、やっ、申し訳、あっ、やっ、ダメでs

ブツッ。

【テレビが切れたような音と共に声が途切れ、食事を完遂していた少女もまた口元を拭っていた】
【なぜか電話の保留音のような音楽を流しながら、少女の周囲に『しばらくお待ちください』の文字がまわっていた】

【少女は胸元を探り手帳とペンを出すと(どうみてもそんな容量はない)、若干荒い字で言葉を書く】

どちらかというと武芸者のような。

その脇差と血統?

【手帳にはそうかかれていた】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 00:22:34.71 ID:OpH+WtN5o
>>799

(…………ふむ)

【青年の蹴りを、ただの蹴りと呼んで良いのかは、また疑問だが】
【少なくとも今回、成果は上がらなかった】
【今回は蹴り足を後方に引き戻さず、当てたその位置から】
【詰まりは、相手の足の直ぐ近くに降ろす】

何も考えずに暴れるだけなら、そんなものは獣と同等
それでは、何処まで行っても「狩り」にしかならん!
そんなもの≠ノ、全くの楽しみなど無いが……

(……この距離では、防ぎきれんとしても)
(いいや、それでも狙いが無い。半分以上は流せるか)

【その状態から、青年は自分の周囲の魔翌力を動かす】
【チンピラを盾にしたり、自分自身を前方に押し出したりと、物体を動かす事に特化したそれは】
【向かって来るコンクリートの散弾を、自分を迂回させる様に軌道を捻じ曲げていく】
【体の中心から外れていればいる程、軌道の変化は激しくなり、大きく逸れて】
【それでも避け切れない分を、青年は、自分の体を後方に流しながら受けた】
【相対速度を落とし、少しでも受けるダメージを減らす事が目的の行動】
【喉や目などの柔らかい部位は守ったが、それでも破片が体に突き刺さる】

【押し流され、5m程の距離を取って】

……駄目だな、終わらん!
このままではそれこそ年の暮れまで戦い続ける事になりそうだ

【青年は、そう宣言すると、構えを解いた】

【回避や防御に徹すれば、負ける事は無い。だが勝つ事も出来ない】
【これ以上の戦闘の継続は、少なくとも自分に利は無いと見た様だ】
【戦闘の過程で、互いに移動して、すくなくともバイクの進路から青年は移動している】
【相手の目的は、達成されたと言えば言えるのだろう】
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 00:25:04.20 ID:DadkjVfR0
【図書館】

【暗い茶髪に鋭く蒼い双眸、茶色の革製ジャケットを羽織り、濃紺のダメージジーンズを着て】
【両手には革手袋、右手首には、緑、黄、緑の3本ラインのリストバンドを着け、刀が納まっている黒鞘を背中に掛けた男が】
【図書館の端っこのテーブルで、端っこの椅子に座っている】
【何故か刀をテーブルに置こうとはしない】
【邪魔そうだが、それほどに大切なものなのだろう】


…………

【図書館のマナー、静かに!をこの上なく忠実に守りながら、本を読んでいる】

【手に持った本の表紙には“良刀百科”と書かれており】
【テーブルにはさらに刀に関する本と、何故か吸血鬼、に関する本まで積まれていた】
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/16(水) 00:25:08.35 ID:XRa85oFuo
>>795

――おおう、しまった! こんな夜中にお姉ちゃん達とはぐれてしまった!

【――唐突に響き渡ったのは、一人の元気な少女の声】

まあ、いずれ世界を制する私にとっては、世界中が庭みたいなものだから、
むしろ迷子っていうかこれはもう庭の散歩みたいなもので、
つまり私は、そう、迷子じゃない! 断じて迷子じゃない! 迷子じゃなっ…………!?

【……大切なことなので二度言おうとした矢先であった】
【この迷い込んでみた廃墟にて、妙な人と、妙なお花畑があるではないか】

…………えーっと

【その妙な光景を、やや遠巻きに眺める少女の姿が見えるだろうか】
【首に銀色の鈴に紐を通しただけの簡素な首飾りを掛け、涙の形をした透明なイヤリングを両耳に着け、】
【濃紺のショートヘアーで、眼鏡と白衣を着用した身長150cm弱程度の少女だ】
【右手に大きな金属製ケースを持っており、左薬指には白銀色をした金属の指輪が輝いている】

【状況がイマイチ飲み込めない少女は、むー、と小首を傾げつつ、どうしたものかと悩む】
【そして、彼女が悩んだすえに出した結論は――】

――こ……こんばんはっ!!

【――「満面の笑み+爽やかな挨拶」のコンボであった】
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/16(水) 00:26:35.19 ID:6/SkzpBpo
>>800

【ラミーデュは再びコーヒーを手に取り、口を付けて喉を潤すと】

「携帯用ゲーム機型」……という事は、
基本的に「携帯用ゲーム機」ではないという事ですよね。
いや、或いは、「携帯用ゲーム機」に術式を組み込むタイプですか。

【と、彼女の制作物に対して思いついた限りの推測するが】
【彼女が語った事は魔道具の「型」と、自分の「好み」のみ】
【具体的な「中身」に付いては推測が不可能だった】

【「ツッコミ」は無い。何かしら、意味があって「携帯用ゲーム機」の「型」を取っていると思っているからだ】
【そして、一方的に相手に聞くのはフェアではない】

私が作っているのは、「銃」です。
完成させたのはあくまで、シンプルに纏めた“基本形”ですが。

【懐に手を入れる。ゴロン、と机の上に置いたのは】
【メタリックな藍色の鈍い輝きを放つ"銃口"が存在しない(バレルは存在している)回転式拳銃】
【そして、コロコロと装填するために存在するであろう、薬莢も取り出した】

【薬莢からは火薬臭さは一切しない。当然、ただの拳銃ではない事は想像するまでもないのだろう】
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/03/16(水) 00:29:06.49 ID:DH8VGwFto
>>802
【彼女の姿が雪に遮られ、完全に見失い】

っく、追いたいところだが・・・・・・

【切り裂かれた脇を抑え、その場に片膝をついて跪く】

っち、思ったよりも出血が酷い・・・・応急処置を・・・・・・
何と情けない・・・・・・


/乙でした
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 00:31:34.05 ID:tEipWeh+o
>>801

こういうのは思い出せるような物でもなさそうだし……。
仕方ないさ、と言うのも難だがな。

【ふむ、と息を吐き笑顔に応える】
【こちらも微かに笑みを浮かべ】

といってもそこまできちんとした住居という訳ではない。
布団がある、それだけだ変に期待するだけ損だぞ?

【念の為そんな事を付け加える】
【多分布団は普通の布団】

それなりに尋ねたい事もあるしな……。
その手錠やら、きみの能力やら。

【首を微かに傾けて】
【キルに近付き、頭を撫でようとするだろう】
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage saga]:2011/03/16(水) 00:31:42.27 ID:BC82yjLyo
>>803

あ、正解だったんだ
ぶっちゃけるとどうでも良いけどね

【本当にどうでも良かったのか「あ、そうなんだ」という具合に返す】
【あっけらかんと言うと再度目の前の山盛りに視線を向け、食べ始める。そのペースは落ちるどころか徐々に上がっているようにさえ見える】

(―――テレビ?まぁ食事中にぐちぐちと五月蝿かったし、静かになるのは良い事だけどね)

【途中で途切れた声にテレビのような感想を抱きながら黙々と食べる】
【保留音のような音楽を聴きながら徐々に山が消えていく様は一種のホラーである。見た目は普通だと言うに収容能力が随分と高いようだ】

その言葉は間違っては居ないわ
どちらかと言えば”魔力使い”と言う具合だし、能力だけどメインじゃあないわ

魔力に関しては後天的なもの。早い話、呪われたのよ。見知らぬ存在に
ま、今じゃこの力を使えることに感謝はしているけどね

【お冷を口にし一息をつき、少女の質問に答える】
【返答の内容としては何ともコメントをしがたい物だが、本人は特に気にした様子は無いようだ】

【少女がオムライスを食べ終わると、タイミングよく店員がデザートであるアイスを持ってくるだろう】
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/16(水) 00:32:29.28 ID:xDzsIqvAO
>>806

【――ばったん】
【彼女の挨拶が終わるのと同時、能力なのか分からない何かで保たれていた椅子のバランスが崩れたらしい】
【叫び声とか呻きとか、「あ」の一言すらなく人物は椅子ごと背中から倒れて、割と派手な音を立てて床に落ちた】

【………………。】

……あー

【結構、痛そうな音がしていた筈だ】
【床はコンクリート、花があるとはいえ小振りなものだからクッションになるとは到底思えない】
【しかし特に何か感じたような素振りもなく、性別の境目にあるような、中性的な声をあげると顔ごとそちらに向けて】

……、……あぁ。こんばんは、いい夜だな

【なんて、普通に挨拶を返した】

【※椅子に腰掛けた状態で倒れたままです】
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/16(水) 00:34:49.61 ID:qY+WD9Vwo
>>804
【蹴り足を振り抜いて、引き戻して地面を踏み、立つ】
【足元のコンクリートに目をやって】

ふんっ!

【右手の五指をコンクリートに向けて力いっぱい突き立てた】
【そして、そのままコンクリートを鷲掴みとして、引き剥がしていく】
【べき、べき、べき、べき】
【コンクリートが引き剥がされていく】

お前が戦う気が無くても、俺には火が付いてるんだよ。
んじゃぁ、ピッチャー第一球――――

【不良、それも筋金入りの馬鹿は、そんなことが分かっても“喧嘩”を止める筈がなくて】
【引き剥がしたコンクリートを無造作に振りかぶる】
【それは大体1m四方の物と思えばいい】

―――投げましたァッ!!

【全力でただそれを投擲した】
【端を掴まれ、投げられた其れは、遠心力でブーメランの様に回転して相手に襲いかかっていく】
【威力だけで言えば、どれも一級品以上である】
【ただ、何も技術がない。それが恐らく問題で。しかし、この漢はそれを補おうとしない】
【生の侭に。そのまま、鍛えること無く、只生きてきた身で戦いに当たる】
【“喧嘩”と“戦闘”は違うのだ】
【戦闘は、どちらが“強い”のか、それが問題で】
【喧嘩は、どちらが“凄い”のか、それが問題だ】
【強さを求められないのなら、戦略など要らないのだ】
【自分がすごいと知らしめればいいだけなのだから、戦略など不要なのだ】
【それが、武田と相手に、大きな差を生んでいるのだろう】
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/16(水) 00:40:02.05 ID:XRa85oFuo
>>811

ひいっ! 少しだけ怖い!!

【倒れた相手に対し、ビクンッ!と若干ビビリつつ、軽く身構えてしまう少女】

…………あ、うん……、大丈夫?

【――が、続けて彼女の耳に届いたのは普通の挨拶】
【それで少し安心したのか、今度は相手を心配しだす】

――っていうか、何してたのー?
ここがお家……って訳ではないだろうしー

【構えを解き、再び笑顔になった彼女は、ちょっとだけ歩み寄りながら、そんな素朴な疑問を口にした】
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 00:41:23.83 ID:olVSp8ASO
>>807
【それに倣うように、彼女もまた、グリーンティーで口を湿らせて】

……両方、経験上“可能”ではあるッス。ただ、今回は「前者」ッスね。

形がゲーム機なら、子供でも手軽に持ち運べるッス。でも、既存のゲーム機に術式を組み込むのは権利関係が難しい……から、ゲーム機“型”の魔導具にしたんスよ。

【そこまでを早口にまくし立てて、一つ、大きな呼吸と、瞬き数回】
【そして、ラミーデュの話を聞く体勢に入った】

……これ、は。

【珍妙奇妙な見た目のその「銃」を見て……彼女はごくり、と唾を飲む】
【感嘆。というよりは、強い好奇心……ワクワク感とでも言うのか】

魔銃……? いや、薬莢があるなら……ラミーデュ、これは……

【それを“知る”為に彼女は、“問う”事は惜しまない】
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 00:46:11.62 ID:KuMgqEWDO
>>809

……、……、?
しか、た……。。、な、ん──?

【──分からない言葉が、多いのだろう】
【キルは再びかくりと首を傾げ。るふとの言葉の模倣をしようとするも】
【知らない単語を、上手く紡げるはずもなく】
【途切れ途切れの、拙い音の集合体となってしまう】

……、、あったかい、、もこもこ。。
それだけ、、で……いい

【──地面の上で寝るよりは、ずっといいと】
【そんな趣旨の言葉を、キルは紡ぐ】
【そして、撫でようとしてきた手には、逆らうことなく】
【るふとの手は、少し傷んだキルの髪に触れることになるだろう】

/申し訳ないです、そろそろ寝る準備をしなければ明日に差し支えそうで……
/其方がよろしければ、後日に絡みを再開するか、ここでフェードアウトさせたいところです
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/16(水) 00:47:15.80 ID:xDzsIqvAO
>>813

【最初から、倒れるぞ!って決めていたかのように綺麗に倒れてくれたので、確かに怖かったかもしれない】
【しかしまぁ当人としては別に気にした様子もなく、ごく普通に体勢を直すと立ち上がって椅子を元の位置に置いた】

あぁ、大丈夫大丈夫

【二回言うと嘘臭く聞こえる、というが、どちらなのか】
【片方しかない瞳はグラデーションも鮮やかに藍へと色を変えていきながら、此方にくる彼女を観察していて】

いや、ちょっと考え事をな
誰もこないだろうから、と思ってたんだが――予想は外れたみたいだ

【なんて、少女を見て微かに笑みながらそんな解答を寄越す】
【不思議なことに、近寄れば分かるだろうが床に咲く花は僅かな魔力を纏っていた】
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/16(水) 00:47:21.72 ID:Dg7FCm3Xo
>>810
【やってきたアイスを味わう事無く平らげると、ブルーラインは頭を下げた】
【手帳に文字を書付、破って渡す】

【しばらくすると音楽と文字が消え、なぜか息絶え絶えな声が戻ってくる】

はぁ、はぁ…あぅー、あー…

【胡乱な声に手をたたき、喋らせるブルーライン】
【それでわれに返ったのか、事務的に言葉を続ける声=使い魔】

…あ、えっと。
とてもいい店を教えてもらったし、あなたの好意も受け取った。
一宿一飯、という言葉では足りない。だから、いずれあったら、その恩は返させていただく。
私たちは、あなたを忘れない。ペリグリー。

【そしてブルーラインは優雅に一礼し、ぽてぽて足音を立てながら入り口へと向かった】
【一瞬振り返り、口元が動く。声こそないが、よく見れば「よい夢を」と言ったらしかった】
【ばたん。閉まる扉。書付にはこんなことが書いてある】

『夢幻チケット 運がよければ一回だけ好きな夢が見られる』
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 00:50:05.76 ID:OpH+WtN5o
>>812

……なんだ、まだやるのか?
面倒だな、狩りを続けるのは……

……仕方が無い、武器を使うか

【幾ら蹴っても動きが止まらず、休みもせず】
【実質的に、青年の通常の戦闘手段からすれば、チェックメイトまで一手か二手】
【事此処に及んで青年はようやく、つまらなさそうな顔をした】
【「戦闘を楽しむ事」を止めて、生き延びる事を考えたのだ】


【ドン、と小さな炸裂音。然し、結果はそれに比例せず】
【中規模の爆発、投げつけられたコンクリートが、空中で粉砕される】
【先程とは逆、コンクリートの破片の散弾が、相手を襲う形になって】

……警告しよう
私はこれから、武器を遠慮なく使う事にする
当然だが、狙うのは全て急所だ

……が、私はこの戦闘を楽しむ事は無い
これは喧嘩にすら辿りつけない狩り≠ナあるからだ

退くか、続けるか、選べ。尤も、私はここに留まる事を選ばないがな

【青年は、右手に一丁の魔銃を掴んでいた】
【軍服の懐から引き出したそれを、引き金を一つ引くだけで】
【コンクリートを粉砕するだけの火力を、見せたのだ】

【左手が懐に潜り込み、続いて取りだしたのは短剣】
【十数センチの刃しか無いが、これで狙う位置は決まっている】
【急所と明言した以上は、急所しか狙わないだろう】

【両手に武器を構えた青年は、真っ直ぐに歩き始める】
【もしも相手が反応を見せなければ、何処までも近づいて】
【やがてはその横を通り過ぎるまで、歩き続けるだろう】
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/16(水) 00:50:25.31 ID:Dg7FCm3Xo
>>817
/入れ忘れましたが、自分はここで離脱します
/お付き合いに感謝、楽しかったです
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/16(水) 00:53:39.40 ID:6/SkzpBpo
>>814

なるほど。
手軽に、そして馴染みやすい媒体に術式を仕込んでいる……。
子供向けに作られている……という事ですか……?

【ふむ、と顎に手を当てるが、未だ、その実態は明らかになっていない】
【次第に、ラミーデュの表情が柔らかくなってきた。それに、話を聞く際に、体を彼女の方向へ傾けてきている】
【いわゆる、オタク気質というヤツで。普段は愛想が無くても自分が好きな話題になると途端に元気になるのだ】

魔銃ですよ。そして、銃の形をしているので、
想像出来ているでしょうが。「武器」です、“基本”は、ですが。

【先ほどから、「基本」という単語が良く出てくる】

コイツはカスタム性を重視していましてね。

【コロリ、と薬莢を指で転がすと】

ソーサリーカプセルという魔導具をご存知でしょうか。
シャーペン大の金属筒で、その中に術式を込める事で、魔翌力を持たない者でも魔術を使えるという代物でしたが。
様々な欠点を持っていたため、普及はしなかったという物で。それを友人から譲り受け、ソレを元に製作したのが……この薬莢です。

【ここまで言えば、彼女も“銃”の機能に、大体の察しが付くだろうか……?】
【“拳銃”……そしてペアとなる“薬莢”、その元になった、“ソーサリーカプセル”】

【ここで、彼の説明は一旦、ストップする】
【ラミーデュも彼女の魔導具に強く興味を持っている】
【交互に、魔導具の詳細を教えあっていこう、ということだ。小さな取引である】
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 00:54:47.96 ID:tEipWeh+o
>>815

むう……、薄い辞書か何かを買って帰るか。
丁度おれもそういうのが欲しかったし……。

【少女の言語の拙さを補完するにはやはり】
【語彙を増やすくらいしかないだろうという考えらしい】

ん、そうかそれなら我が家に案内させて貰う。
ただ本屋に寄った後だがな、ついでに何か食べ物でも買っておこう。
肉まんで、良いかな……。

【ぼそっとそう呟いて、ゆっくりと手を離す】
【そして小さく「付いてこい」と彼女に告げて歩き出すだろう】

/了解しましたー
/この状況で後日絡みというのも色々と危ういとおもうので
/この辺でお疲れ様です!
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/16(水) 00:54:49.92 ID:XRa85oFuo
>>816

大丈夫なら大丈夫だね! よかったよかった!

【少女は凄まじい純粋さと前向き思考を持っていたのだった】
【うんうんと頷きながら、顔をほころばしている】

考え事かー、詩人だね!……あれ、哲学者だっけ?
……ああ、そうだ、ロマンチスト! ロマンティックだね!!

【なんて言いつつ、得意げにビシッと左手の親指を立ててみせる】
【彼女は、花の側まで寄るとそこで立ち止まり、】

……花、だねー
んー、ちょっとだけ魔力が……あ! そうだ! 大切なことを忘れてた!!

【――と、ハッと思い出したように、】

えーと、君……いや、年上だろうから貴方……かな!
そう、貴方って…………、お兄さん!? お姉さん!?

【さぞ重大な事項であるかのように、この少女は、真剣な面持ちでそう尋ねた――】
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(秋田県) [sage]:2011/03/16(水) 00:56:07.31 ID:BC82yjLyo
>>817

―――ふぅん。また妙な物を
ま、自分に不利益にならないものだったら貰えるのであれば貰うわね

【何時の間にか山は完璧に崩されており、ペレグリーの前には少々の汚れがある大皿が一つあるだけになっていた】
【ブルーラインから渡されたチケットを懐に入れ、残りをお冷を飲み干す】

ふふふ、ご馳走様

【会計を済ませ、ペレグリーも外へと出る】
【空には何時しか月が姿を見せ、周囲を照らす】

中々面白い子だったわね
あとまぁ単純にどんな血の臭いか少し気になるわね

【くすくすとペレグリーは笑いながら寝床へと独特の歩き方で向かった】
【心なしかその足取りは軽やかで、楽しそうなものだった――――】

/お疲れ様でしたーありがとうございました〜
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 00:58:36.59 ID:rZ+D6RsEo
【公園】

【鮮やかな金髪赤眼を持ち、やや豪奢な装飾の和風の髪飾りを付けたかなり小柄な少女がベンチに座っている】
【金色の長髪は腰下まで綺麗に伸びており、真紅の瞳は恐ろしいほど透き通った輝きを備えている】
【濃紺の地色に朱色の鳥等の模様をあしらった和服を着ており、150cmに満たないその肢体を可憐に覆っている】
【その懐辺りには懐剣らしきものが伺え、首には蒼く輝く、魔翌力を持った首飾りが付いている】

―――やれやれ、だな

【そして彼女に膝枕される形で、別の少女がベンチに横たわっていた―――】

【鮮やかな黒髪黒目を持ち、鍵形の木製の髪飾りを付けた比較的胸の大きな少女】
【漆黒の長髪はうなじの辺りで束ね上げられ、夜色の瞳は透き通る輝きと吸いこまれそうな暗さを備えている】
【黒いインナーの上に、白い上着とスカートを着ており、黒いタイツが足全体を覆っている】

【静かな、時間が、流れている―――】
【―――と、金髪の少女は不意に、黒髪の少女を覗き込むように見下ろして】

―――忌々しいものだな

【何かを嘲るような調子で、そう、呟いた―――】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/16(水) 00:59:19.29 ID:qY+WD9Vwo
>>818
【粉砕された破片が皮膚に傷を着け、血を流させる】
【だが、防御はしない】

――――っは、いいねぇ。
舐めきってやがる、雑魚だと思って。
いいぜ、俺が行く、俺が潰す。

【長ランを脱ぎ捨てる】
【その下は、傷だらけの肉体で】
【地面を蹴り、前進していく】
【先ほどとは、速度が違う】

そっちが、狩りなら、俺は喧嘩をそれでもしてやるよ。
どうにも、アンタと気は合わなそうだ。
ぶっ潰す、ぶちのめす、ぶち砕くッ!

【死の危険はたしかに感じている】
【その危険を感じる本能が、肉体のリミッターを外す】
【常人を超える身体能力で動くイキモノが、さらに限界を超えた力を発揮する】
【速度も、平均をはるかに超えて】
【地面を蹴るたびに、大量のコンクリートが周囲に飛び散っていく】
【それは、もしかすれば、相手の銃の狙いを付けづらくさせるかもしれず】
【一際強く、地面を蹴った瞬間、漢は地上にいない】
【ビルの壁に、着地していた】
【そして、壁を蹴り急加速】
【地点で言えば、相手の右斜め後ろ】
【そこから高速の飛び膝蹴りを撃ち放つ】
【狙いは頭、体重と速度も相まって、その威力は高いものと成るだろう】
【ただ、それに“合わせられれば”大きな隙となるのも確かである】
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/16(水) 01:04:12.42 ID:xDzsIqvAO
>>822

【因みに、最初のほう沈黙してたのは『人が来て驚いた』+『背中ぶつけて呼吸止まった』のが原因、だったらしい】

【少女の純粋過ぎる前向きさに一瞬だけ瞳を丸くするも、次にどこか愉悦を滲ませるように笑みを浮かべてみせ】
【瞳の色は、くるりと金色に。彼女との対話に面白さを感じたのか、椅子はそのままに歩み寄ろうとしるだろう】
【しゃく、しゃく、しゃく。花が靴底に潰され、小さな悲鳴をあげる音が響く――】

いやいや、ただ言い訳を考えてただけだよ
……ん、なんだ?

【ロマンチック、と言われてぱたぱた手を降りながら否定すると、頸を傾げる】
【花の魔力云々に反応しなかったところを見ると、この現象には詳しくないのかもしれず】
【――因みに、もし水を統べる彼女が花を観察したならば、植物には水の代わりに魔力が流れているのだと気付けるだろう】

【そして、そんな問い掛けに思わず脚を止めると】

…………どっちがいいんだ?

【なんて風に、問い直した。】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 01:04:40.56 ID:KuMgqEWDO
>>821

……、、じ?

【「辞書って、なんだろう」──】
【そう言いたげな視線を、キルはるふとに向けるも】
【「食べ物」──その言葉を聞き。きらりんと彼女の瞳が輝いて】

……とっとどっく!

【※ホットドッグ】

【──どうやら、その、とっとどっくとやらがキルの好物なのだろう】
【るふとの指示に従い、彼女は大人しく彼の後をついていくが──】
【しばらくの間、とっとどっくとっとどっくとうるさいはずだ】

/はい、了解しました
/ではこのあたりで、お疲れさまでした。ありがとうございました!
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 01:10:40.69 ID:qRDhs2pho
>>824

──何がだ?

【不意に、ぴょい、という謎の効果音を発してベンチの背後に飛び出してくる頭】
【──“真っ黒”の、不審者。】
【黒髪。黒い瞳。褐色。黒衣に身を包む。手に填める薄い手袋も黒。】

【──まさか、ベンチの裏に潜んでいたのだろうか。】
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 01:10:57.09 ID:OpH+WtN5o
>>825

……生存の最良の手段は、一切ダメージを討受けない事だ

が、それを選ぶと何時までも何時までも、これは終わらん。ならばどうする?
考えるまでもあるまい。死なん程度の負傷は、コストとして諦める

【右手の魔銃を地面に向けて、引き金を一度】
【コンクリートの塊を粉砕した爆発が、青年の足元で引き起こされる】

【同時、青年は能力を発動】
【魔翌力を用いて、爆風を、自らの体を持ち上げる方向にだけ作用させて】
【飛び上がるよりも数段効率良く、垂直に跳ねあがった】
【丁度、頭を狙って飛んでくる相手の、頭上を飛び越える様に】

【空中で青年は、銃口を地上に向ける】
【重力が作用するなら、相手が着地している筈の場所へと狙いをつけて】


手足に目が残れば、他の負傷など無視して良いレベルだ
そう考えれば取る手段は多いと、思わんか?

では、これまでだ

【もう一度、引き金を引く】

【今回放たれたのは、炸裂性の銃弾では無く、魔翌力そのもの】
【ブースターから火を放つが如く、青年は魔銃から魔翌力を放った】
【直撃すれば、相手の体は後方に押し流されるだろうが】

【その成否に係わらず、青年は反動で、近くの建物の屋上にまで移動する】
【鉄柵の上に着地して、階段へと】
【そうして青年は、姿を消すだろう】
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 01:11:33.25 ID:olVSp8ASO
>>820
まあ、それ“も”あるッスけど……基本的には、趣味ッスね。ゲームが一番「馴染みがある」んで……“造りたい”んスよ。

【“も”】
【とは言うが……実は彼女、そのような考えは「全く」無かった】
【只単に、趣味。それが全て】

【ラミーデュの表情・態度の変化に、紅鉈も釣られるように、笑顔を見せ】

基本…、ッスか? つまり…………基本的じゃない“裏技”もあると?

【ゲーマー的な表現も織り交ぜ、積極的に「質問」をぶつけつつ】
【目を細めて、薬莢を見る】

ソーサリー……いや、初耳ッスね。それに……「カスタム」性……という事はコレ、は……

【一人合点したように、感嘆のため息】
【薬莢の一つを手に取ろうとしつつ……ラミーデュに視線を向け】

つまり……薬莢、「ソーサリーカプセル」を改良した薬莢を装填して……“魔術を代理発動”する……!?

【驚いたように、そう言いながら、彼女は白衣のポケットから……一つの「袋」を取り出す】
【それには、「試作品」と書かれていて……中身は、容易に推測出来るだろう】

あたしの……見るッス? 奇しくも……あんたの銃に、似てるかも……しれないッス。

【袋がそちらからも取れるように、それを机の上に置いて】
【それを開けるよう、無言で促す】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/16(水) 01:16:44.07 ID:qY+WD9Vwo
>>829
【爆発が生じ、足が吹き飛んでいく】
【足首から先が、ちぎれ飛んでいた】
【鮮血を飛び散らせ、地面をごろごろと転がっていって】
【そして、そこに来た追撃】

ごぉ、っ。
あぐ、ッ!畜生があああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!

【倒れこんでいる、武田】
【そして、仰向けの態勢】
【絶望的な状況だ】
【そして、魔翌力に対抗する術など存在しない】
【故に】

ごぶぼ、ッ!
あごおおつ!ぐぅ!
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!

【腹部が、抉られた】
【内臓の一部を失い、周囲に血がびちゃびちゃ、と飛び散っていく】
【どろ、と内臓が腹からはみ出し。武田は、地面に大の字に倒れこんでいた】
【恐らく、このまま、死んでいくのは、間違いなかった】
【立ち上がる足はなく。腹からは内臓がはみ出て】

【武田 宗慈 死亡】

//乙でしたー。なんかいろいろすいませんでした本当……
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/16(水) 01:16:51.52 ID:XRa85oFuo
>>826

【とりあえず花に関しては現在ノータッチ】
【それどころではない、といったところだろう】

――「どっちがいい」?

【復唱しながら、少女はきょとん、と呆気にとられていた】
【まさかそんな答えが返ってくるとは思ってなかったし、】
【そもそも性別を聞いて「どっちがいいかの希望」を尋ねられるということ自体があまりにおかしかったから】

んー……どっちが言いかって聞かれるとだねー……

【とはいえ、しっかり考え込む少女】
【指を軽く口元に添え、うーん、とかなんとか、なんだか可愛らしく唸っていたり】

――うん、「どっちでもいいよ」!
世の中には両性具有な生物だっているわけだしね!

ただね、私は、ほら、誰かに呼びかけるときに「おにーさーん」とか「おねーさーん」とか、
そういう風に呼べると、親しくできるなーって、思ってるんだ

だから性別を聞いてみたのさ! ハハハー!

【――と、最終的に高笑い】
【廃墟には良く響く、だろうか】

……で、「どっちでもいい」けど、私は「貴方」なんて呼びたくないからね!
性別がわかんないなら、お名前教えてくれないとやだよ! 性別教えてくれるならそれでもいいけど!

【極めつけに、そう迫る】
【真っ直ぐで、明るく青く澄んだ瞳が、相手をジーッと見つめる】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 01:18:31.35 ID:OpH+WtN5o
>>831
/お疲れさまでした、ちょっと雑談の方で宜しいでしょうか
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/16(水) 01:19:51.20 ID:qY+WD9Vwo
>>833
/あ、はい。いいです。覚悟は色々してます。すいません……。
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 01:20:04.61 ID:rZ+D6RsEo
>>828
―――貴様の親は、よほど躾がなっていなかったと見えるな

【後ろから響いた疑問の声を、一片の感情も見せずに一蹴する】
【振り返ることはする素振りもなく、それから僅かな苛立ちを混ぜた声を紡ぐ】

話をするつもりなら前に出ろ。そうでないならすぐに去れ
貴様に人の気分を害する趣味がないのならな

【視線を向けられずとも、その鋭い気配を感じられるだろう――まるで「人ではない」ような異様な気配を】
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/16(水) 01:22:01.40 ID:6/SkzpBpo
>>830

なるほど。

【それに付いては、一言で返した“趣味”ということなら、これ以上、踏み込んで聞く事はないからだ】
【少し、素っ気ないかもしれないが、こういう男なので、仕方が無い】

“魔術を代理発動”……。
という言葉がどういう意味合いを持っているのかは、詳しく知りたい所だが。

そちらが何を言いたいかは、何となくだが、分かっている。

弾丸に術式を“予め”込めておく。そして、それを“銃”に込める。
魔翌力を持つ者なら、自前の魔翌力を込める。持たない者は。
魔石などをセットしてそこから魔翌力を取り出し。

あとは───引き金を引く。それだけで魔術は解決され、“発射”される。

たった、“それだけの機能”。

【これが、“銃”の全貌。彼の言う“基本系”というものの事だろう】
【どういった仕組みでそれが行われているのかは彼女には教えていない】
【(おそらく、教える気も無いだろう。ひけらかすのは、あくまで、アイディアだけだ)】

“裏技”に付いては──……。

こちらを見せてもらってから、語るとしよう。

【彼女が取り出した「袋」に手を伸ばし、ソレを開くだろう】
【会話に熱中している為か、敬語が徐々に“素”の言葉に変わってきている】
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/16(水) 01:25:36.88 ID:xDzsIqvAO
>>832

……あぁ、なるほど

【てっきり、男性恐怖症とか、そういったものでもあるのかと想像していたらしい】
【彼女の説明にあっさりと、少しだけ拍子抜けしたように虚脱した笑みを見せると】
【廃墟に反響する笑い声にも表情を歪めたりすることはなく、楽しそうにして】

ツァーリ、だよ。俺の名前は、ツァーリ=F=カーディナル
で、親しくなるならお前の名前も知りたいな――と、思うんだが。……知ってるから、いいや

【「やだよ」、と、可愛らしく迫られれば白旗だってあげるだろう】
【それに、別に隠すような名前でもない。割と簡単に己の名前を教えると】
【なんて――そんな風にして、笑みの色を悪戯っぽいものに変えてみせた】
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 01:27:57.47 ID:qRDhs2pho
>>835

──…うお、殺意的な何か。
いやはや──その通りで御座います、とな。

【鋭い気配を感じて少し戸惑いつつも、マイペースな口調で話し掛ける。】

人の気分を害す趣味か──十二分にある、って答えておきたい所だけど、先ずは。

【小さく溜め息を吐いて、歩いて前まで回る。】
【──人を小馬鹿にしているかのようだ。いや、確実に馬鹿にしている。】
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 01:35:54.90 ID:rZ+D6RsEo
>>838
答えておきたいと言った時点でもう答えているではないか、まったく悪趣味な男だ

【男が前に出てくるのを待って、青年の発言をそう断ずる】

それで何か用か?
まさか私が黙って気分を害されてくれるとでも思ってはいまいな

【正面に立つことで、もとより明瞭だった気配がさらに明らかになるだろう―――
 そういったものが感じ取れるなら、彼女が敵意を示してることが肌で実感できるはずだ】
【第一印象は明らかに最悪―――「そういう趣味」ならある意味大成功ではあるか】
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/16(水) 01:36:00.78 ID:XRa85oFuo
>>837
わーい! ツァーリ=F=カーディナルさん! ツァーリさん、だね!
ツァーリ……、つぁー……りん……

……………………

……あ、ごめん! 今の無し!
ツァーリさんはツァーリさんだよね!

【……よからぬあだ名が一瞬よぎった気がするが、無かったことになりました】

そうだね、もちろん名乗られたからには名乗り返さないと……って、知ってる?
え、何を? 私を? 私の全てを? まいぱーそなるなんちゃらかんちゃら?
……なにそれこわい!!

【ササッと、数歩、後ろに】
【どう見ても若干の警戒心を振りまいている】
【安心したり警戒したり、まったくもって忙しい娘だ】
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 01:36:30.41 ID:0X81JUSbo
なるほ
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/16(水) 01:41:11.03 ID:xDzsIqvAO
>>840

……あぁ、それは無しだな

【そういえばその徒名を悪口(という名のじゃれあい)として使用する奴は多いが】
【純粋なニックネームとして使用としてみたのは彼女が始めてじゃないか?とか思ったりした】
【したが、却下は却下。赤に変わった瞳を細めつつ、断固拒否を表しながら】

いやいや、名前だけだよ
昔の“大会”で見たからな……スペクタクラー・ミズナシ・比叡山延暦寺・シズク、だろう?

【簡単な警戒心を露にする、単純な猫みたいな少女を見て楽しそうに笑いながら】
【記憶していた、人名にしてはやたらと長い名前を声に出して尋ねてみる】
【――本当に、それが知識の元なのだろう。此方が出した彼女の名前は、“昔”のものでもあった】
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 01:43:31.02 ID:olVSp8ASO
>>836
好きこそ物の、上手なれってやつッス。

【そう言って、紅鉈もこの話題は切る】
【何度目かのグリーンティーを一口だけ、口を潤す程度だけ飲んで】

代理発動……つまり、“魔翌力”と“術式”をあらかじめ何らかの方法で魔導具に込めておいて……ああもう、説明は難しいッスね。あんたが思ってるので大体合ってるて思うッス……

【面倒臭い、のでは無く……それよりも、ラミーデュの発明に興味が有るのだ】
【食い入るように彼の説明を聞いて、時折相槌を打って】

画期的な発明ッスね……それなら、無力な市民にも“対抗手段”が出来る。

仕組みはあえて聞かないッス。だけど…、奇しくも、あたしの「ゲーム機」に似てるッス。や、顧客の層はまた違うか……、とりあえず……

【ラミーデュの発明、そのアイデアへの反応もほどほどに。彼女は、袋の中身の説明を始めようとする】

【袋の中身、それは……やはり“携帯用ゲーム機”だ】
【どこの会社の「それ」とも違うデザインだが……その中でも、特異なのは“電池パック”に当たる部分か】

【蓋は外れており……その中にあるのは普通の電池では無く、「棒」のような何か】

それがあたしのゲーム機。あらかじめ術式を“入力”しておいた「魔術」……デフォルトでは“短距離転移魔術”ッス。

それを普通の電池代わりに挿入した“充魔池”……つまり充電池の魔翌力バージョンから抽出した魔翌力で発動する。

……とりあえず、ここまでが基本。

【こちらは、大雑把だが仕組みまでも教えてしまう。あくまでも、再現されない程度ではあるが……】
【然し奇しくも、「術者の魔翌力に関わらず魔術を発動出来る」という点は一致していた】

【そして、語り終えた彼女は……“早く裏技を教えろ”とでも言いたげにそちらを見る】
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 01:46:48.42 ID:qRDhs2pho
>>839

──あると言えばある、無いと言えば無い。
強いて言うなら嫌がらせなんで、言いたくない。そんなトコだよ。
黙って気分を害されろ、あんぱんをお詫びにやるから。

【──黒い笑み。本当に嫌な趣味である。】

──んで。何がなんだ?

【質問に答えたつもりになったのか、自分の質問を繰り返す。】
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 01:51:34.63 ID:rZ+D6RsEo
>>844
……

【嫌な笑みを浮かべる男に苛立ちの表情を浮かべていたが―――】

(あんぱん?確か……)

【不意にその難しい顔の質が変わる――具体的には何かを考えこむような、そんな調子で】
【数秒そうした後―――金髪少女はこう口を開いた】

ところで貴様、緋天 颯護という男を知っているか?

【そして質問はガン無視である】
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 01:57:39.48 ID:qRDhs2pho
>>845

…うげ。
【──ビクリ。】

──シリマセンシリマセン、ままま全くご存知無いです。

【明らかに動揺した喋り。ついでに前半部分が棒読み。】

ちょっと用事を思い出したんで帰って……いい…ですよね…

【後ろを向く。まだ逃走体勢に入っていないが、直ぐにでも逃げ出しそうな、そんな様子。】
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/16(水) 01:58:18.34 ID:XRa85oFuo
>>842

【眼を、相手の眼を、少女は見ていた】
【隙あらば笑顔と共に相手の目を見つめるこの少女――今時珍しい、だろうか】

……あ、あーあー、そういうことかー!
まったくもー、悪い組織のスパイか、熱心なストーカーか、もしくはエスパー的な何かかと……

【ふー、と安堵の息を漏らし、警戒をすぐさま解除】
【疑うことを知らない……とも取れるが、それよりも、「相手が嘘をついていない」と勝手に確信しているのだ】
【それはやはり、「相手の眼を見る」ことに由来するものが、大きい】
【相手の眼を、表情を、ひいては「心」を、読み取る――「空気を読むチカラ」に長けている、とも言い換えられるかもしれない】

【そしてもう一度、離れた互いの距離をゆっくりと戻し始め、】

あ、でも、アレだよ、その名前はちょっと古いね! 旧式だね!
にゅーたいぷへと進化した新生シズク様は、ちょっと名前が変わったのさ!

今の私は――

【――と、軽く息を吸い込んで、】

――『スペクタクラー・ミズガネ・比叡山延暦寺・シズク』!!

はい、覚えた!? 以降、間違えちゃダメだよ! いいね!?

【――高らかに名乗り挙げた】
【結局名乗ることになってしまったシズクだが、むしろなんか満足げだ】
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/16(水) 02:04:22.77 ID:6/SkzpBpo
>>843

ふっ……。

いいだろう。
……だが、裏技に当たる機能は、存在しない。

【あれだけ引っ張っておいて“存在”しないでは済まされない】

“現在”は……な。

画期的な発明とは言うが、仕組み自体はシンプルそのもの。
“発想”さえ、知ってしまえば。その“ゲーム機”を創りだしたお前なら、この“銃と同じ機能を持った”ものを製作するのは難しい事ではなだろう。

この“銃”を「良く」評すれば、あらゆる術式を込め、発射する事ができる、万能な魔導具。
「悪く」評すれば、中途半端。込められる術式も“薬莢”サイズに収まるものに限られている。
もう一つ言えば、汎用性が高い様に見えるが、機能自体の少なさ。基本的に術式を《発射》する事しかできないからな。

先ほど俺は「同じ機能を」──と言ったが、
しかし、この“銃”と同じものを作るのは容易ではないのだ。

【一息、──置き】

ソーサリーカプセルの話を聞いて、知っているだろうが、俺は既存の道具を改造したり、
それを元に製作するのが好きでな、原型を留めない事も多々有るが──────。

【ここまで言えば、察しが少しは付くかもしれないが、ラミーデュは一気に言い切った】

そう、この“銃”は、『改造する事を前提に設計されている』のだ。
完成された一つの“魔導具”であり。そのための素体でもあるが故、様々な整合性を取りや最適化が施されている。

【“改造”を行うには、“完成された形”が無くてはいけない】
【『改造素体』それが、ラミーデュの“銃”の真の姿】

必要なら、持ち主に合わせて“改造”……機能追加。
後は……そうだな、俺の作っている魔導具との互換性も非常に高い。

【コーヒーをグググ……と全て飲み干し】
【カツン、と脇に置くと、最初とは打って変わった、生き生きとした不敵な笑みを見せ】

さあ、俺は教えたぞ。聞かせてもらおうか……。
その「ゲーム機」の力を。
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/16(水) 02:06:10.08 ID:xDzsIqvAO
>>847

【眼を見られ、ぱちりと一つ瞬く】
【グラデーションと共に色彩を変える万華鏡の瞳が、右を見て、左を見て、伏せられた】
【動作からも分かる通り、この人物。自分が他人の眼を覗くのは良くても、他人から見られるのは苦手らしい】
【やや気まずいというか、やりにくそうにしながら、しかし最終的には諦めたように若干胡乱な視線をそちらに向けて】

そういうこと、だよ
明かされたらガッカリするような答えだけどな

【と、会話続行】
【浅い部分ならば簡単に見透かされそうな相手の瞳に戸惑いながら、ほうと彼女の言葉を意外そうに聞いて】
【それから――名乗りをあげる姿に、どこか楽しそうに薄い唇を吊り上げて笑う】

結婚でもしたのかい?

【満足そうな様子は、見ていて胸が暖かくなるような、可愛らしいものでもあった】
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 02:06:35.80 ID:rZ+D6RsEo
>>846
なるほど、一葉が「あんぱん好きな変人に会った」と言っていたが―――なるほど変人に間違いない

【反応を見て、端正な顔立ちが微かに歪む―――いわゆる「悪い笑み」を形作る】
【そしてその悪い視線は、しっかり青年をロックオンしている―――】

人に後ろから話しかけるほど暇を持て余した男がなんの用事だという?
まぁ落ち着け。私が取り[ピーーー]気なら―――

【そこで一旦、すう、と息を吐きなおす―――】

          「もうやっている」

【そしてそう、酷薄に囁いた】
【興が乗ったのか、右手はいつの間にか黒髪の少女の頭を丁寧に撫でている】
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 02:14:18.85 ID:qRDhs2pho
>>850

……あーもー、なるようになりやがれ。

【自棄になって、再び向き直り──妨害が無ければ、空いているスペースに座ろうとする。】
【「もうどうにでもなーれ」と言いながらクルクル回る謎の生物を妄想しつつある最中】

…ってか、なーんーでー俺の名前知ってんだよッ!
何処で調べた!あんだけ俺が表の過去の経歴を片っ端から抹消したってのに…ッッ!

【理解不能、と言いたげな表情で必死に感情を吐露する。】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/16(水) 02:17:19.09 ID:XRa85oFuo
>>849
【不思議に彩られているツァーリの瞳――】
【シズクは、それを見て、単純に「綺麗だなー」とか、「カッコイイなー」とか思っているのだ】

……素敵だなー…………――あ、うっかり口が……

……め、眼! 眼だから!
ツァーリさんの眼が素敵だったからしょうがないんだ! なんかごめんなさい!

【慌てて、なぜか謝るシズク】
【どうも気まずい発言をしてしまったので謝った様子】
【無論、悪いことをしたわけではない……はず】

っていうか! ツァーリさんって、やっぱりエスパーなんじゃ!
私のような子供が結婚したと予測できる辺り……タダモノじゃない!!

うん、その通り、結婚したんだよー

【――と、調子を戻して、肯定】
【いえーい、とピースなんか決めたりもして】
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 02:21:53.00 ID:rZ+D6RsEo
>>851
【ベンチの大半は黒髪の少女が寝転んで占有していたりするが――
まぁ青年の身体は金髪少女の右手側に収まるだろう】
【苛立たしげな様子の男の質問に対して、ふっと冷めた様子を見せ―――】

……名刺に書いてあったらしいぞ
名刺を残すようでは抹消とは言いがたいな

【そうバッサリ言い切り、呆れたように息を吐いた】

しかし貴様も災難だな。「あの時の」一葉に目をつけられたということは、ナイフの数本でも飛んできたのでは無いか?

【投げてましたね(3/3の絡み参照)】
【しかしこの偉そうなちっこい少女が同情的な発言とは、それほど危険なのか……】
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 02:23:44.90 ID:tEipWeh+o
>>827

いろんな言葉が纏められている本だと思えば良い。
いや、まず最初にひらがなからか……?まあ兎に角行こう、話はそれからだ。

【簡易の説明、ただ本人が詳しく説明する言葉を持っていなかっただけというのが真相】
【この時間に本屋は開いているのだろうか、そんな事を思いながら路地裏を抜けていく】

ん?とっとどっく?……んう?
…………ああ、ホットドッグか。今はサイフに余裕があるだろうからそれも買うとしよう。

【露天であれば売っているだろう、ポケットの中のサイフに触れて】
【時折キルが離れていないか見ながらアパートへと歩いて行くだろう】

【ちなみにベッドは1つしかなく】
【仕方なくるふとは床に寝たとかなんとか】

/はい乙でしたー!
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/16(水) 02:28:51.47 ID:xDzsIqvAO
>>852

【その、小さな子供が始めて硝子玉を見付けて太陽に翳した時のような、純粋な感情で眼を見られると】
【なんとなくその奥にあるどす黒いものまで見られる気がして、なんとなく居心地が悪い】
【それは決して自分の印象が悪くなるとか、そういったものではなく、】
【この時勢には保護指定されそうなほど珍しく純粋な感情を持って成長した彼女を、汚してしまうような気がしたからだった】

……あ、あぁ、眼な
いや、まぁ、なんだ……――シズクも可愛いぞ?

【別に褒められること自体は気まずくないのだが、彼女の慌てっぷりが伝染して此方も狼狽えたり】
【それから、勿論のこと本心ではあるのだが、どことなくごまかすように彼女を褒めたりしてみて】

――あー。いや、偶然だろ、うん。苗字が変わるってのはそんなに可能性はないしな
それと、おめでとう。多分遅いんだろうがお幸せにな

【ぽんと“結婚”なんて二文字が出たのは、自分の頭にもそれを可能性として見ていたのかもしれない――なんて】
【心中で恥ずかしさに舌打ちすると、別に深い縁ではないのだが妬む要素もなかったので素直に祝福した】

……で、お前はなんでこんなところに?

【それから、ようやく聞きたかったことを尋ねてみて】
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 02:31:09.44 ID:qRDhs2pho
>>853

【「えっ」】
【声は出さなかったが、唇はそんな言葉を紡いだ。】

……。…。っつー事は、“アレ”にはバレてんのか。
嫌になるな。ホント…

【深い溜め息。彼の言う“アレ”は、一葉の事を指している。】
【──分かり易い位に、落ち込んでいた。】

飛んで…来たわ。
──憶測だけどよ、確実に殺しに来た。
まー、しゃーねーんだけどさー。
【「次は殺されるわ」等と小さく呟いた後に、また溜め息。】

…テメーはさ、一葉とどういう関係なんだよ?
ついでに、さっきの気──なんかーアレだったんだが、気のせいか?
──アレ…はアレ。何と言うか…

【──言葉を選んでいる、そんな様子だ。】
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 02:42:41.42 ID:olVSp8ASO
>>848
【最後まで聞き終えて】
【然し、ラミーデュの発明に対する反応、感嘆、感激の言葉は無い】

【有るのは−】

“ゲーム機”。正式名称は「ヒラガ式代理発動器」……改良に改良を加えた、“カスタム性”より“インスタント性”を追求した新型の魔導具ッス。

【一人の開発者(クリエーター)としての、精一杯の返答】

コイツの「ミソ」は“完成”している事ッス。カスタムに必要な金も専門家も手間も無く……簡単な操作だけで、誰でも、すぐに、他の付属品無しで! 利用出来る。

完成しているとは言え、需要によっては術式そのものの「書き換え」も可能ッスね。今は“転移魔術”をデフォルトにしてるッスけど……

ただ、時間はかかるんで。切替(そこ)はソーサリーカプセルを採用したアンタの発明には劣るッス。

ま、競争している訳じゃあ無いッスけど……あたしの主観では、そっちに勝っているのはこの「充魔池」のシステムッス。

魔石みたいな面倒で取り扱いの難しい物を使わずとも、あたし特製のコレを使えば簡単に魔翌力の代替えが出来るッス。

充電方法は空気に晒すだけ。それだけで空気中の魔翌力を吸収して蓄積するッス……つまり、より“一般向け”なんスよ。訓練も魔術知識も無しに、電源入れてボタン一つで、即! 発動っ

それに……、これ(充魔池)って安いんスよ。魔石のはしっくれ寄せ集めみたいなのを「あたしの能力」で“変えた”だけッスからね。

【そこまで言い終えて、彼女はグリーンティーの残りを全て流し込み】

あとは……、あたしの能力を利用してるから“パクれない”のは利点か、欠点か……微妙な所ッスねえ。

【思い出したように、そう付け加えて】
【少々疲れた様子で、伸びをする……しかし表情は、笑顔】
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/16(水) 02:43:04.75 ID:XRa85oFuo
>>855

……なっ……! ……ほ、褒めても何も出ないから!
び、び、びっくりしたー!! 別に私、ふ、普通だし……!

【なんということでしょう】
【慌てっぷりが加速してしまったではないですか】
【ぶんぶんと手を振って否定する様からは、結構な狼狽が見て取れる】
【どうやら「可愛い」と言われるのが相当に苦手、と見える】

はー……今のところ、今年一番のハプニングだったよまったくー……
急に変なこと言うんだから……

【一息つき、額を手で軽く拭って、】

……っと、取り乱してしまった、ごめんね! そしてありがとー!

【――何はともあれ、祝福されればお礼を言わない手は無い】
【ニコッと、まさしく清々しい笑みと共に、飾らない「ありがとう」が告げられる】

――ん、実はだね……
一緒にこの辺に来てた人がいたんだけど、はぐれちゃってねー
探して彷徨ってたら、ここに辿り着いちゃったのさ! 困っちゃうね! ハハハー!

【なんてことはない答え】
【いわゆる「迷子」という奴に聞こえなくもないが……】

……あ、迷子じゃないよ、迷子はむしろはぐれちゃった人たちの方だよ、うん

【――と、最後にそんなことを「強調して」述べた】
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 02:46:56.50 ID:rZ+D6RsEo
>>856
まぁあの時の一葉は「孵化」しきっていなかったからな……
貴様向けに言うならあの時の一葉は「まだ不安定」だったという話だ

【落ち込んだ様子の颯護を見て、クスリとほくそ笑む。なんというメシウマ】

私と一葉?そうだな……会社の上司と部下ようなものだ。こいつもな

【大雑把に説明しながら、「こいつ」であるところの黒髪少女の頭をまたひと撫で】
【それから、言い淀んでいる颯護を見て、ふんと小さく鼻を鳴らし――】

一葉の件の侘び代わりに私のことも喋ってやるが―――おおよそ貴様の想像通りだ

―――私はこれでも「人ではない」

【さも当然のようにそう言って、淑女の様に綺麗な歯を―――或いは獣のように鋭い「牙」を覗かせた】
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/16(水) 02:51:36.14 ID:xDzsIqvAO
>>858

……いや、でも。可愛いと思うぞ?

【とりあえずもう一回だけ言っておくと、狼狽する姿を楽しそうに笑って】
【実際、可愛いんだから仕方ない。なんて、ちょっと意地悪なことを考えながら】
【彼女の「ありがとう」に、今時こんな笑顔を浮かべられる奴は何人いるのかと思ってしまい、ほんの少しだけ見蕩れる】

へぇ、迷子か
この辺は、まぁ……廃墟が多いからな……外に出た方が見付けやすいんじゃないか?

【だがしかし聞いてなかった】
【幾つかの廃墟が立ち並ぶこの場所は、中に入ってしまえば目印が少ない】
【どこもかしこも同じような印象しか残さない場所では、探すのも一苦労しそうだった】

/申し訳ない、眠気が限界なので中断しても大丈夫でしょうか
/明日は暇なので昼間から待機可能ですから、そちらの予定に合わせて頂いて構いません
/勿論、ここで適当に切ってもらっても此方としては大丈夫です。

/とりあえず、一旦は落ちさせてもらいます。申し訳ないです
/お疲れ様でした、おやすみなさい
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 03:00:49.66 ID:qRDhs2pho
>>859

──…ッッ!!
【ベンチで若干体勢を崩す。】
【ちょっとビビッたらしい。当然の話ではあるが。】
【体勢を立て直しつつ、「こいつ」と呼ばれた少女を横目で眺める。】

──すげえ、な。
なんつーか、色々と凄い話である事は理解出来た。
【──つまり、内容は分かっていない。】
…って言っても、大して記憶しねえんだけどよー。
まともに名前も覚えらんねえし。

【──微かな笑みを浮かべつつ、そんな事を話す。】

…んで。“これ”の何が──
【例の質問。よく分かっていない癖に、しつこい。】
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/16(水) 03:07:48.00 ID:6/SkzpBpo
>>857

こちらの「銃」は、狭い範囲、つまりは専門的な人間の欲求≠ノ対応できる。言うなれば、コアな層に対して。
カスタム性というのは基本的に、「強い人間がより強く」というシステムだから、
どうしてもニッチになってしまう。そこが一番のメリットでもあるのだが。
銃という形状を取っている以上、多少の訓練が必要になってくるのもある。
ソレに関しては、“ゲーム機”の型を取っているそちらと同じで俺としては譲れない点だからな、変えようがない。

そして、「ヒラガ式代理発動器」は“誰でも”……より広い範囲の人間に“使いやすく”。
……つまり、ライトな層に対応するものという訳だな。
改造費を考えれば、安さもそちらが圧倒的に上か。

【深夜だというのに、魔導具の熱が冷めないようで】
【飲み干したはずのコーヒーカップを手にとって、飲もうとするが当然、そこには当然、何も入ってなくて】

む……。

【と、顔を顰めるが、話は続ける】

ふっ……。

根本的な所がかなり似通っているのにも関わらず。
ここまで違いが出るというのが、今回の比較の面白い所だ。

おそらく、世間一般に広まるとしたら、そちらの「ヒラガ式代理発動器」だろう。

うむ……そう考えれば、ソーサリーカプセルの欠点を上手く埋め切れて居なかったという事か……。今後の課題だな。
いや、むしろ、より専門的にすることで差別化を図る事も……“使いやすさ”という点では絶対に勝てないからな……。

【頷きながら、ブツブツとつぶやきながら】
【懐からメモを取り出すと、今回の欠点や、思いついたことをサラサラと書きだし始める】

やはり、この夜にお前と出会えた事は幸運だったようだ。
比較する事で、“コイツ”の利点と欠点がより鮮明に出来た。改めて感謝する。

【メモを書き終えると。カチャカチャと、薬莢、そして銃を懐にしまいだす】
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) [saga]:2011/03/16(水) 03:09:25.53 ID:XRa85oFuo
>>860
ぎゃー! アウト!!
NGワードをそう何度も言わないで!
気恥ずかしいというかこそばゆいというか……とにかくやばい……!
死にはしないけど死ぬ! うー……

【悶える】
【悶えている】
【それはもう「勘弁してくれ」といわんばかりに】

…………ハッ、いけないいけない、自分を見失う…………
……うん、なるほどねー、外かー
あんまり動き回るのもどうかと思ってたけど、中よりはいいかもしれないね!

【コロコロと表情が変わる奴だ】
【苦しんでいたかと思えばすぐ笑う】

んーと、じゃあ、本当はもーちょっとお話したかったけど、私行くね!
迷子になった人たちにあんまり心配掛けるのも悪いし! 夜だし!!

ツァーリさん! また会おうね! バイバーイ!
今日は負けた気分だけど……次は、勝つ!

【――と、謎の宣戦布告(?)をかましながら、シズクは外に駆けていった】
【それもツァーリの方へ、大きく手を振りながら、だ】


"The world is mine." ――世界は我が手に――

……とは言っても、お姉ちゃんったら、どこにいるのやらー

【――「カー」と、「夜なのに」、カラスが、近くで、鳴いた】


/っと、すいません! 続けたいのはやまやまなんですが明日は一日用事が御座いまして……!!
/誠に勝手ながら、ここで締めさせていただきます……!
/しかしお気になさらずに! こちらこそすいません! お疲れ様です、ありがとうございました!
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 03:14:07.80 ID:rZ+D6RsEo
>>861
【一方そんな人ならざる姿を一瞬だけ垣間見せた当の本人、颯護の様子を気にもとめず】

それでいい。余計な詮索は互いに無益と知るといい

【相変わらず高圧的だこと】

名前など興味や関わりのある一部を知っていれば十分だ。すべて記憶に留めたところで大半は無駄に終わる
その辺りは、私が貴様を「怪しいあんぱん男」で理解していたことで察しろ

【最低限「個」を認識出来るなら、態々名前を覚えることなど無意味であり、無駄ですらあると――そう言いたいらしい】
【それから、ようやく最初の質問に応える気が起きたらしい、右手を止めて黒髪の少女を見下ろし―――】

「忌々しい」か?

―――こいつは私の知っている「ある女」によく似ている、それだけのことよ

【垂れた金髪に表情が覆い隠される―――だが、その冷たい口調とは裏腹に、その口元はどこか穏やかなものを含んでいて―――】
【「ある女」が金髪少女と縁ある人物だったことは想像に難くない―――だが、そこで話を打ち切ったことからも、話すつもりが無いことが伺える】
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 03:20:57.97 ID:olVSp8ASO
>>862
…ッスねえ。そちらはカスタム費以外にも必然的に“薬莢”が必要、しかも薬莢が多様化するに比例して、目当ての品を手に入れるのも難しく……いや、そこは……ううん……ともかく、“強い者”にはそっちの方が圧倒的に需要があるッスよ。

……主にカスタム性と、絵面的な意味で。

【そう言って、彼女もグリーンティーを手に持つが……しかし、すぐに中身が無い事に気付いて】
【苦笑いを見せながら、“ゲーム機”……いや、“発動器”を右手に持つ】

そうッスか、ありがたいッスね……しかし本格的な戦闘には、アンタの銃が適任ッスね……これは、あくまでも“玩具”ッスから。

【玩具、というのは軽い「自虐」を混ぜた単なる「例え」のような物】
【右手に持つそれを袋に戻して、白衣のポケットに入れて……彼女はメモを取ったりはせず、席を立つ】

こちらこそ、良い刺激になったッスよ。ソーサリーカプセルはまだまだ発展しそうッスし……アタシの“現在進行中”のヤツにも応用出来そうかしら……

【思わず、また熱を再発しそうになりながらも、白衣の中から財布を取り出し】
【そこから、自分のグリーンティー代を取り出して……】

……じゃあ、この辺で失礼するッス。さようなら、ラミーデュ。

【それを机の上に置いて、喫茶店から出た……行き先は、魔術協会。第57研究室…………】

/乙でしたー!
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 03:23:30.15 ID:qRDhs2pho
>>864

【「あんぱん男」という言葉に対し──苦笑い。】

──まあ、出来れば俺は──覚えて欲しくねえんだけどな。…誰にも。
人との…その…付き合い方っつーか、距離感が分からねえからさ。

“詮索”──もどっから何処までの範囲なのか、さっぱりだ。

【やれやれ、とでも言いたげな表情。真剣に悩んではいないようだ。】

…似てる、ね。“そいつ”と、“それ”は別物じゃねえの?
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/16(水) 03:30:30.03 ID:6/SkzpBpo
>>865

うむ、“面”ではなく“点”……数値上の高さ。
つまりは破壊力を求めるならば、こちらが優っている自負がある。

ふっ……。

ああ、さようなら。
また会う事があれば、その時はよろしく頼む。

【それから、もう一杯のコーヒーをアイスで注文し──】
【以前よりは、歩きやすく鳴った春の夜道で、熱を冷やしながら、彼もまた、己の“城”へと向かっていくのであった】

/お疲れ様でしたー!
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 03:37:25.58 ID:rZ+D6RsEo
>>866
【あーんぱーんまーん】

【苦笑して話される内容に、俯いた姿勢のまま耳を傾け――】

そういえば、「表の過去」を抹消しているなどと言っていたな
そうすることで何をするつもりかは興味もないし聞く気もないが―――その望みは成せそうか?

【そちらを向いて、尋ねるというよりも、むしろ試すような、そんな口調で問いかける】
【顔にかかる金の線の束―――刹那の間、真紅の瞳がそちらを捉える】

【それから、三度黒髪少女の方に視線を落とし―――】

―――似て非なるが故に、こいつは私を苛立たせるのだよ。「人間」

【自らが「人でない」ことを再確認するようにそう呟き―――金髪少女は黒髪少女を抱えるようにして立ち上がる】
【……自分より大柄(と言っても平均ほどだが)な人物を抱えて、能力を使う様子もなく平然としている辺りに、人外の片鱗が伺えるだろうか】
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/03/16(水) 03:50:39.23 ID:qRDhs2pho
>>868

…既に、だよ。
親はもう、俺が居た事すら忘れてるだろうな。
其れで万事解決してんだから、嫌な気分なんだが。

【──不意に吹いた風に、彼の髪が煽られる。自嘲的な笑みは、数瞬で消え去った。】

「人間」、ねぇ。いい言い訳だわ。お前と俺は違う、と。
──忌々しいなんて言葉、冗談でも言っちゃいけねえと思うんだが。

【真っ直ぐに瞳を見つめて彼は話す。】
【──微かに、その口調に怒りが見え隠れしている。】
【だが、その事に本人は全く気付いていない。】

…同じ遺伝子を継いでる筈の親子でも、“中身”は全く違ったりするんだからよ。
だから……その────やめて欲しい。

【名前も知らない他人に、たった一言を追求する。】
【──彼の言う“親子”は、彼の生い立ちを示しているのだろうか。】
【口調に怒りが見え隠れしている所以、想像には難くない。】
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 04:10:33.03 ID:rZ+D6RsEo
>>869
闇に葬られた存在、か……今日は厄日だ、余計なことばかり思い出させてくれる

【ぎり、と歯を噛む音が聞こえた気がした】

事実そうだろう、私と貴様は別の存在だ。言い訳に聞こえるのは、貴様の方にこそ原因があるのでは無いか?
―――貴様の中では、「忌々しい」とは冗談で使う言葉なのか?

【その言葉は、「心から忌まわしい存在だ」と婉曲に示すようで―――】

……まぁ、こいつに関しては私に非がないでもない。八つ当たりであったことは否定しまい

     ―――スミレめ―――

【―――非が「無いでもない」とは一体どういう事なのか、そして微かに呟いた「スミレ」とは何のことか―――
 淀みない動きで黒髪少女を担ぎなおす彼女はそれ以上を語ることはなく】

……そんな事は、知っている。遺伝子など、鎖に過ぎぬということは

【同じ遺伝子、という言い回しに反応して、そのような言葉を紡ぎ出す】
【感情の入った言葉、彼"も"「遺伝子に振り回されたこと」があることは容易に理解できた――だから、多くを言葉にしない】
【金髪少女は、そのまま公園から去ろうとして―――ふと立ち止まり】

神代 智世(かみしろ ちせ)だ。覚えるかどうかは貴様の好きにしろ

【そう名乗って再び歩き出す―――止めなければ、そのまま公園の外に去っていくだろう】
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 04:21:56.45 ID:qRDhs2pho
>>870


【──それ以上、何も言わない。】
【去って行く姿を、そのまま見送る。】

(──“俺”を貫き通す為なら、死んだっていい。)

(誰に嫌われても。誰に見下されても。)
(…“曲げちゃならねえ”んだ、絶対に。)

【──少し強い風が、吹いていた。】
//基地外離脱させます、お疲れ様でした。
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 04:33:25.95 ID:rZ+D6RsEo
>>871
/お疲れ様でしたー!


【「シャトアンシー」―――智世が話したところの「会社」】
【かつ、かつ、かつ】
【その一角の廊下を、智世は歩いていた―――】

【とん、とん、とん】
【その廊下を、一人の女性が歩いて来る―――
 智世とすれ違う―――互いに足を止める】



「遅かったですね、智世さん。―――輝夜さんは、大丈夫ですか?」


お前のあいつへの手出しは、『身体を用意する』ところまでだろう、『菫』?



【一言ずつ交わしあい、それからすれ違う――智世は、振り返ることをしない】
【とん、とん、とん。かつ、かつ、かつ】

【………】
【……】
【…】
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) :2011/03/16(水) 14:25:47.37 ID:fuVs197AO
【公園】
【かなりウェービーな髪質で、ただのポニーテールが妙にオシャレに見えるかもしれない。公園で一番大きな木の下で、そんな車椅子に座った黒髪の少女はそばの露店で買ったのであろうたい焼きを取り出した】

(今節約中だけどたまにはねー)
【そんなことを考えながら両手でたい焼きを持ち、むぐむぐ、と、しっぽの方から食べ始める】

/遅レス…かも……
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/16(水) 14:54:40.30 ID:OfoLS/Xk0
>>873
まだいますか?
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/03/16(水) 14:56:45.42 ID:fuVs197AO
>>874
/はやくこないと食べ終わっちゃうよ!
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 15:15:59.09 ID:tEipWeh+o
ts
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/16(水) 15:16:24.98 ID:OfoLS/Xk0
>>873
そんな昼下がりの公園で、幸せを感じているであろう少女とは逆に、はぁとため息を吐いて不幸を感じている青年がいた
黒いコート、黒いジーンズ、寝癖のように跳ねた灰色の髪、中に来ているシャツは白だが、第一印象は黒になるであろう格好
八つ当たりでもするかのように石に向かって蹴りをかます、それなりの距離まで飛んだ石を見て更に項垂れる――あんまり飛んでない、何て思ったりして

視線をずらす、そしてその公園の"幸福"がタイヤキを食べているのを見て"不幸"が強くなる
この青年は『気づいたらこの世界にいた人間』で、戸籍すらない為――できる仕事はその日払いの何か、いうなればフリーターで

たいやき何て食べる余裕がないので、如何なる時、という程までに不幸を感じていた
そんな為か、自然と――睨む様な目になって、タイヤキを

/遅れて申し訳ないです
こちらも遅レスになりますがよろしくおねがいします
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/03/16(水) 15:36:48.35 ID:fuVs197AO
>>877
【大体半分ほど食べたところで、少女は久方ぶりの甘味に頬に手を当て、ほぅ、とため息】
はぁ  おいしぃ

【と、ここで少女は自身に、正確には手に持つたい焼きに注がれる視線を感じとり、そちらに目を向ける】

【全身から負のオーラを漂わせる青年を目にして、少女は相手の意図を気付かれないよう気を付けながら探る】
【そうして彼の目がたい焼きを注視していることに気付き、おずおずと少女は口を開いた】
あー…半分ですけど、食べますか?

【青年が近付けば、車椅子に座る少女の足は新品だがどこか粗悪そうな義足であることが分かる筈だ】
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/16(水) 16:00:19.77 ID:OfoLS/Xk0
>>878
「……タダ、で?」

少々歪んだ思考は、ここでありがとう、と出ずに
それは無償で頂けるのかという思考になり、相手に尋ねる、第一印象が黒なのに、印象が悪くなるのはほぼ間違いない
こんな性格だから相手から見ても負の感情が見て取れるのかもしれない

「……貴方も、お金ない方の人?」

その少女に近づいて、視界に移る『自然の人間の体の一部』とは思えない物が気になったのか、そちらに目線を向けて、しばらく見てから前に戻す
貴方――なのは恐らくフリーターで仕事関係を学んだから、かそれが染み付いてしまったからで
粗悪そうなのは義足何て間近で見たことがない青年でも分かる、がどこかとは明確に言えず
しかし何処が最新式の新品、というのとは別である事は分かったのか、そんな質問をして
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 16:35:40.44 ID:qRDhs2pho

【路地裏に繋がる、通り。】

…“雑魚”は何処でも沸くもんだな。

【休憩中とばかりに壁に寄りかかる、一人の男。】
【──黒髪。黒い瞳。黒衣。ついでに黒い手袋。】
【仕事人を彷彿とさせるような、全身真っ黒の男は、呆けた様子で街往く人々を眺めていた。】
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/16(水) 16:58:11.35 ID:Dg7FCm3Xo
これは困りました…

【木々が鬱蒼と茂る森を行くのは、一言で言うなら人型の猫】
【中肉中背、蒼い毛皮、黒髪をボサボサと伸ばし、糸目の猫少女】
【ただ、本当に戸惑っているかのような『声』とは対照的に、少女本人は至って暢気に自然を満喫しているようだった】

瞑想を習得して一時的ながら生成(ジェネレイト)効率が上がったとはいえ、
模倣ですから『聖典』を起動せねばならず、使用後は癒着した転移式が起動…
おかげでどことも知れない森の中を彷徨っている訳ですが…

【誰かに説明するかのような声に、自重するように鼻を鳴らして答える少女】
【少女と『声』は、どうも別の存在と見たほうがよいらしい】

でも確かに、進んでいれば何処かにたどり着くでしょう。
行きましょう、マスター!

【頷いた少女は、その姿に相応しい機敏な動きで獣道を疾走し始めた】
【目的地は、未だ無い】
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岩手県) [sage saga]:2011/03/16(水) 17:13:34.41 ID:vy5WoZhm0
/tst
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/03/16(水) 17:17:40.64 ID:fuVs197AO
>>879

/ギャー!なんで寝落ちorz
/ほんとすみませぬorz
/今から返事書きますすみませんorz
/それとひょっとして新規さんですか?
/wikiや雑談所にもお越しください(リンクは>>1に)
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/16(水) 17:21:27.63 ID:OfoLS/Xk0
>>883
/ああ、よかった、てっきり面白くないのかと思ってました
/新規、なんですかね……wikiには一応キャラの事を書いておきましたし、雑談所にも一度いった事があるのですが、何か手続き、かそれに順ずる物でもあるのでしょうか?
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 17:38:32.66 ID:qVDUyFpSO
>>884
/ちょっと横から失礼しますよっと、
/後は必要な事は特にないかと
/厨ニ病患者でさえあればこのスレは誰でもWelcomeですよー
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 17:43:18.09 ID:qVDUyFpSO
【路地裏】

ふぅ・・・全く・・・、
【白のカッターシャツに青のネクタイを着け】
【腰には二本の刀を携えた少年がいた。】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】
【また、少年の手には刀が握られている】
【・・・―――そして】

もし、次また来たら警察に突き出しますからね。
【チンピラが数人、彼の周りに倒れていた】
【坊主、モヒカン、リーゼント、と一人一人個性それぞれではあるのだが】
【見るからにモブの人達である】
【気絶はしていても、息はまだある様だ】
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/03/16(水) 17:50:28.17 ID:fuVs197AO
>>879
【相手によっては不躾とも取られかねない返事に対し、苦笑いをしつつも言葉を返す】
お金があるなら、そこにお店がありますけど…
(まぁ、あるにしてもこの様子だと余裕は無い…だろうな)
【この世界には、境遇によりまともに生活できていない者も数多い。それは少女にも分かってるのであまり強くは拒否出来なかった】

【近付いてきた青年が一言。その距離からすると脚を見たのかな、と少女は推察。しょうがないこととは分かっていても、少女の顔にほんの少し陰が差す】
【そんなことを考えていたせいでやや返事が遅れ、慌てて青年の疑問に答える】
あっ、えっと。はい、そうですね、なんとか暮らしてはいますが正直そこまでの余裕はないです

【そこで手に持つたい焼きを思い出した。横の地面を見ながら恥ずかしそうに俯き、右手の人差し指で頬を小さく掻きながら言葉を続ける】
えっとこれは…
あの…やっぱり女の子、ですし……

【言葉を言い終える頃には青年は少女の元へたどり着いているだろうか。左手は食べかけのたい焼きを持った状態で膝の上に置かれている】
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/03/16(水) 18:01:12.30 ID:fuVs197AO
>>884
/仮眠の程度に収まったことを私は安堵しつつ自身を叱ります、改めて申し訳ないorz
/手続き等不要ですよー。ただお初の人ならそれこそお待たせして申し訳ないと思いましたし、私も新参の部類なので一抹の不安があり、またお待たせしている時間手持ちぶさたでしょうからお初ならwikiでもお勧めしとこうという悪く言えば時間稼ぎでもう私自分がイヤンorz
/スレ汚し失礼いたしました;
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/16(水) 18:11:10.58 ID:OfoLS/Xk0
>>885
/よく考えたら挨拶はしてなかったような……したほうがいいのでしょうか?

>>887
「いや、そのたいやきを"タダ"で貴方はくれるのかって事」

そう、青年はその店の事ではなくて、『目の前の事』についていったらしくて
相手の苦笑いを見ても表情は変わらず、無表情だが、負のオーラというか、黒い服装というか、その表情では悪い印象がつきやすいか

「……人がいい事」

少しの間――答えたくないよう事でもあるだろうから、それには何も思わなかった
寧ろ、ノーコメント、だかの類の答えが出ると思っていただけに、ちゃんと答えてくれたのは気になっていただけに有難い事で
偽善者か?――頭に浮かんだが、それは口には出さない、流石に失礼かと頭で考えて口を噤んでは
いたが
相手の返答を聞いてその考えを消去する、人をよく見せたいから――何て考えも浮かんだが、キリがないので考えるのをやめる

「……だったら、義足の方にでも気遣いなよ
そんなんじゃ、あまり良い印象にはならないと思うけどね」

女の子ですし――なんていう答えを聞いて答えるのはお前がいうなといいたくなるような言葉で
しかし、律儀に返事を返す辺りは、まだ完全に捻くれてる訳ではなくて

「で、もう一度聞くけど、それ本当にくれるの?」

膝の上におかれたたべかけのタイヤキを見て、確認の為にもう一度
それほど切羽詰ってるのか腹がすいてるのか――それしか頭にないのか、やっぱり捻くれている
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 18:23:46.47 ID:vtbmL9lSO
>>886

/まだいますか?
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 18:26:02.22 ID:qRDhs2pho

(──…と。なんつーか、最近独り言が多いな、俺。)


【す、と身体を持ち上げて辺りを見回す。】
【辺りに誰も居ない事を確認すると、移動を開始。】

…ったーくよー。
なんつーか、つまんねえな。

【──また独り言。相当暇なのだろう。】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 18:27:34.13 ID:qVDUyFpSO
>>890
/私ハ此処ニ・・居ルヨ・・・貴方ノ・・後ロ・・
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 18:39:57.11 ID:vtbmL9lSO
>>892

/では絡ませていただきます!

>>886

【そこへ現れる男が一人】

【黒い瞳、一つに束ねた黒髪】
【返り血を浴びてそのままにしたような赤黒い和服】
【腰には白い鉤手甲が一組ぶら下がり】
【両腕には黒い鉤手甲を装備】
【鉤爪の代わりに長さ20cm程の刃が付いている】

…あれま。これ、全部一人でやったのかい?

【まるで知り合いにでも話しかけるような気軽さ】

なかなかやるじゃねぇか。
(得物は…刀二本か…)
(喧嘩になったらヤバいかもな…)

【しかし、気軽なのは表だけ】
【冷静に相手を分析する】
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 18:52:58.08 ID:qVDUyFpSO
>>893
・・・・あうっ?
【ふと男に気が付いて】
【そちらへと向くと】

えと・・・まぁ・・・。
・・この人達のカツアゲ・・、ヤケにしつこくて・・
【少年はそう答える。】
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 19:01:41.43 ID:vtbmL9lSO
>>894

カツアゲか。ったく馬鹿なヤツらだ。
狙うんだったら丸腰のヤツを狙えばいいのに。俺なら、刀を二本も持ってるヤツは狙わねぇ。

【近づきながら喋る】

…ところで、コイツらどうすんだ?

【倒れたチンピラを示して言う】
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/03/16(水) 19:02:04.04 ID:fuVs197AO
>>889
【青年が抱く人間不信は露知らず。答えを返していた少女であった、が】
【『義足の方にでも気遣いなよ』という言葉の後、ビキ、と普通聞こえる筈の無い音が聞こえる。青筋が見えちゃったり、するかもしれない】
(落ち着けー落ち着けー。この間も安易にキレちゃったからあんなことになったんだし、落ち着け私)

(第一、今のは確かに私も悪い。そうそう私も悪いんだから怒るのは違う、うん、落ち着けー)

(そもそも新しい脚のためにバイト増やしてるのだってそのせいで最近睡眠不足なのだってこの人は知らないんだから仕方がないしょうがない、うん。うん?なんで私我慢してるんだっけ?私だって大変だしそもそも頑張ってたからほんの軽いご褒美のつもりで食べてただけなのに何でこんなストレス感じる羽目になってんだよ。大体何コイツ女の子って意味でも障害者って意味でもデリカシーに欠く発言しやがってあぁもうそうだよ私は脚を持ってないよ悪いのか悪いのか悪くないってふざけんな悪い筈ないでしょうがァーー!!!
【なんとか自身を制する、はずだった】
【だが不可侵領域に土足で踏み込まれた彼女の心は乱れ、心の中で留める筈だった言葉は次第に漏れだす『(』】
【理性的に考えていた筈なのにいつの間にか感情論、そんな所は“女の子♪”青年に取ってはある意味皮肉か】

【彼女の周りに魔翌力が奔流し始める。こんな場所でやらかしたら後が面倒かもしれない、いや、面倒】
【ひょっとすれば今ならまだ引き返せる、か……?たい焼きはまだ左手に持っている】



/問題ないです。ここは名無し集まる場所なんで
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 19:13:49.55 ID:qVDUyFpSO
>>895
【少年には特に警戒心等は無く。】
【男が近づいてくるのも拒む事もない】

・・・どうする?
僕からは、もう何もしませんよ。
今回は見逃します。
次来たら、警察に突き出しますけど。
【と、そこでチンピラ達が気が付いて】
【逃げて行こうとしていく。】
【「覚えてろよぉ〜〜!!」と、何とも有りがちな捨てゼリフを吐きながら】
【最後まで、モブなチンピラ達であった】

/すいません。飯落ちです。
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/16(水) 19:18:19.31 ID:OfoLS/Xk0
>>896
ビキ、なんていう聞こえる筈のない音が聴こえ、青筋も見える、だというのに――

「無言は肯定でいいのかな?」

この青年はこんな事をいいはじめる、余裕、という事だろうか
相手が黙っていると、それを肯定と勘違いしたのか
ひょい、と目の前の少女が左手に持ってるたいやきを取ろうとする――取れたならそれをそのまま口に運び、食べ始める
馬鹿にしてるんじゃないか、と思われても仕方ない発言で、障がいを持っている人からすればこの言葉はそれこそ怒っていいもので
そして途中から聞こえていた言葉、そして漏れ出した感情的な声に青年はうぉ、と声を上げて顔を少し後ろに引く

「……何それ
そんな意味でいった覚えなんかないけど……」

――驚いた声を上げたかと思えば、その言葉を聞いて悪かっただのなんだのとの声が出てこずに

「俺はタイヤキ買ってる暇があったらもっといい義足の為にお金使いなっていってるの
大体、それほど苦労してる物を誰かに上げるのも馬鹿馬鹿しいね、お金の有り難味を理解してない
それと、俺は足がないからなんて理由で同情はしないけど、悪い何て思っていない」

何を言うかと思えば――まあ、失礼ではあるが先程よりはマシな言葉で、目の前の青年がフリーターだと解っているならそれなりに重みのある言葉
侮辱する意味が込められていないだけマシか、だとしても――伝わり辛い
しかも、たいやきを取れたのなら口に運んでいる訳で、もしそうならやっぱり失礼で、最後の一言が余計

「……それで、何するのさ
相手が女の子だから、とかいう理由じゃ手止めないけど?」

/把握しました
/後気にしないでください、眠くなる時は誰にだってあります、仕方ないですよ
/しかし、そんな腹黒い事を考えていたとは……いわなければ気づきませんでしたのにw
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 19:33:42.20 ID:vtbmL9lSO
>>897

【逃げ去るチンピラを見送りながら】

お、アイツら気が付いたか。
叫ぶ体力があるなら不意打ちでも食らわせりゃいいのに。

【※チンピラには聞こえてません】

ところで、お前学生だろ?護身用て言っても学生が二本も刀持ってていいもんなのかねぇ?

【遠回しに「なぜ刀を持っているのか」を尋ねる】


/了解しましたー!
/こちらも飯落ちするかもしれません!
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/03/16(水) 19:56:54.00 ID:fuVs197AO
>>898
【たい焼きはあっさりと青年の胃の中へ】
【ギリギリ残っていた理性でそのまま青年の主張を聞いていたが、感情的になった頭は彼の言葉を受けて更に煮えたぎる】
こ……の……
【ぷつん。あーあ】
[ピーーー]!!!

Mind your step!!!-足元に気を付けな!!!-
【少女は車椅子を器用に操作して素早く青年と距離をおく、そして怒号と共に青年との間に魔翌力が固まっていく】
【そして“アートマン”が召還される。下半身と体毛の無い、濁った水色の肌をした人型の“巨人”が出現した】
【上半身のみにも関わらず全長約1m70cm。全身のっぺりとしていて、子どものような顔をしている】

ウオ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛!!!!
【そして咆哮。胆力の無い者ならば震え上がるかもしれないような声をあげて青年を見据える】


/wikiの『アートマン』の項目を参照して下さい
ttp://www31.atwiki.jp/nouryoku/m/pages/612.html?guid=on
/参考の為にパラメータ置いておきます
攻撃翌力:5
スピード:5
 正確性:1
/そろそろご飯なので次遅れるかもしれません

/腹黒でごめんなさい><
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 20:05:06.77 ID:qVDUyFpSO
>>899
はい、そうですよ?
二本とも、友人から貰った物なんですよ。

それに、これ一本は『鍛練用』なんです。
【と、腰の一本を男に渡して持たせてみようとするだろう】
【その刀には、刃がなかった】
【何より――・・・重い、重たい】
【因みにもし、男が魔翌力を感じられるなら、その刀から闇属性の魔翌力を感じるだろうか】

といっても、その刀もたまに戦闘で使ってるから、
・・結局は武器なんですけどね。
【刃は無いが、この重さだ。】
【戦闘に使えば、刃物と言うより、鈍器に近いだろうか】

もう一本は、真剣。
正真正銘の、刃です。
あと、更に一本。今は無いですが、とっておきの一本があるんです。

・・・でも、僕は。
人の命を奪う事はしないですから。
だからこの『三本』は、あくまでも護身用の武器なんですよ。

/ただいま戻りました。
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/16(水) 20:22:04.21 ID:OfoLS/Xk0
>>900
「……何でさ」

やはりこの青年は理解していなくて、何で怒っているのかも解らない、といった様子で
すばやく離れる少女をとりあえず視界においておく、そりゃ死ねだとかそれに近い言葉を言われたりしたら警戒するだろう、右手にタイヤキを持ち、加えながらという緊張感のない状況だが

「……足元?」

チラリと足元に目をやるが――何もでない、そして目の前に魔力がたまり、それに取られ前を見る
出るのは足のない、濁った水色の肌をした子供のような顔の――青年が気持ち悪い、と呟くくらいの巨人

「うっるっさ……っ!」

咆哮を聞き、咄嗟に耳をふさぐ
それは少し怖くなった、という意味もあっての行動か、しかしそれよりも『うるさい』という感情があるのは咄嗟に出た言葉でわかるだろうか
しかし、青年の右手を塞ぐのはたいやきで、耳と右手の間に挟まっている、それほどに捨てたくないのか、ある意味で執念を感じる事ができる

(面倒な事になったな……何かしたか?)

いまだに何も気づかない青年は頭の中でそんな事を考える、が今の状況で深く頭を動かせそうにはない
方目はとじかけ、もう片方の目は半開き気味で、苦悶の表情で『アートマン』、そんな専門用語を知らない青年からすれば巨人、を見上げる

/把握しました、ゆっくりまちます
/腹黒もキャラの個性です、謝らないでください
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 20:26:37.99 ID:KuMgqEWDO
【路地裏】

──お前の、主人は……
どこ、いるんだろうなぁ──ナオミ

【紅い紅いマフラーをした、19歳が歩いていた】
【見た目からして、性別は男──】
【しかし。時折見せる歪んだ笑みや、幼さを感じさせる、ぽーっとした表情は】
【彼を、「大人」とも。「青年」とも「少年」とも形容し難くさせていた】

見つからねぇ──な……ヒ、ハァ

【彼の白い白い髪は、暗いこの場所ではよく目立つ】
【そして更に──彼の顔右半分に刻まれている、血のように赤い逆十字の刺青は】
【すれ違う人間の目を、ひくことになるだろうか──?】

【ふらり、ふらり】
【風に揺れる柳のように、彼は身体を左右に揺らしながら歩く】
【そんな、彼の左腰には】
【真っ白な鞘に納められた、非装飾ではあるがどこか美しさを感じさせる──】
【──細身の長刀が、提げられていた】
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/16(水) 20:29:12.45 ID:vtbmL9lSO
>>901

鍛練用、ね…

【渡された刀を手に取る】

おっと?

【予想以上の重さ】
【しかし割と直ぐに慣れる】

…成る程、流石は鍛練用、結構重いな…。
コイツでぶん殴るだけでもヤバそうだ…。

【生憎、男は魔力を感じる事は出来なかった】

人の命は奪わない、ね…。
俺もさ。殺らなきゃ殺られる、そんな状況でもなけりゃ本気は出さねぇ。
…それが甘いって事は分かってるけどな…。
【暫し沈黙】
【何か嫌な思い出を思い出したような表情】

ところで、その刀をくれた「友人」ってのは、今どうしてるんだい?

【さっきとは打って変わって明るい表情になる】
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/16(水) 20:29:32.96 ID:qY+WD9Vwo
>>903
【歩く青年の頭上から、地面を蹴るような音が響くだろう】
【そして、その直後。叫び声が聞こえる筈だ】

よっ、……って、ちょっと下の人どいてくれェぇっ!

【視界を上に向ければ、路地裏のビルの屋上から飛び降りてくる人影が視える事となる】
【どうやら、ロープか何かに掴まっているようで、速度はそれ程早くはない】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/16(水) 20:39:11.70 ID:OEBDmPU1o
【路地裏】

今日は…落ち着いているか

【ぽつりと、呟きが薄暗い路地裏に響く】

【呟いたのは1人の中年男性】
【無精髭を生やした30代の男性だ。】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に小さな刀を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えている】
【乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】
【唯、彼に纏わりつく様に在る黒い霧が…不気味で】

………少しずつ、自由な時間が増えてはいるが…

【濃い血臭が、彼の周りに漂う】
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 20:43:20.67 ID:KuMgqEWDO
>>905

──、あ?

【声が聞こえ。青年はふと上を見上げて──見えた、人影】
【相手の見る角度にもよるが、青年はまるで睨み付けるかのように人影へ視線を向けていた】
【故に、飛び降りてくる人物は、彼に対して】
【僅かではあるが──取っ付きにくさを感じるかもしれず】

……ナオ──
──ダメか。そうか、分かった

【かちゃ、と。彼は腰元の刀へ手を伸ばし】
【思い切り、上へ向けて抜こうとするも】
【まるで──誰かから静止されたかのように、抜刀を中断する】
【そしてそのまま彼は、相手の落下予測地点から一歩分だけ離れた距離へ後退】
【──どうやら、受けとめるだとか、助けるだとか】
【そういうつもりは、さらさらないらしい】
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 20:43:33.72 ID:qVDUyFpSO
>>904
ええ、今の世の中物騒ですからね。
【と言っても】
【武器を二本も携えてる少年が言っても、説得力が無いかもしれないが】

そう言えば最近見ませんけど、
元気にはしてるはずですよ。
【そう答える。】
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/16(水) 20:44:31.04 ID:vqjtwn+F0
【街中】

【街中と言っても、人通りの少ない道である】
【そこを歩く2人の男】
【いや、正確には1人のふらふらなウェスタン風の男とその男を支える藍色の着物を着た侍風の男(刀を持っていることから)】

…なんでぇ、メンバーが集まらないんだよぉ〜、上からポスターまき散らしたりまでしたんだぜぇ〜
実際そこの壁にも、あっちにもポスターあるじゃんよぉ〜

【泥酔しているようであるウェスタン風の男がそうぼやく】

心配するなよ…知名度は確実に広がってるし雑誌にも載っている(前のレンとのやり取りで)。
集まるのは時間の問題だ。というかお前は飲み過ぎだ!!下戸なのに飲み過ぎるな!!

あー、もうここでいいだろ。後右に曲がればお前の家だ。ほら、降りろバカ。

【着物の男がそう言ってあしらう】

おぉー。タツミちゃんあんがとぉな。じゃ、明日。



【男は3秒間の沈黙の後、にやりと笑い】

カノッサでもRIPでも出てこいやぁーーーーっ!! 俺ら青義同盟がが相手してやらぁーーーーーっ!!

【街重に響く大声でそう叫んだ】

ちょっ!!おい、馬鹿!! 

【タツミと呼ばれた着物の男が彼の口を急いでふさぐ】

いいから早く帰れ!!

【泥酔したその男はヘラヘラしながら帰っていく】
【着物の男は彼を見送りながらこう一言】

いきなりカノッサとRIPに宣戦布告とかもう…ね。酔っ払ってもそこは自重してほしいのだが…
まぁ確かに相手はしてやるがな…

【そういうとさっきの酔っ払いの大声のRIPとカノッサへの宣戦布告が周りに聞こえていないかキョロキョロする】

(さすがにこの通りにRIPとカノッサはいないよな…)
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/16(水) 20:49:59.90 ID:qY+WD9Vwo
>>907
【だんっ、と音を立てて地面に何事も無く着地】
【膝を上手くクッションにして衝撃を殺したようだ】
【しゅるっ、という何かを巻き取るような音と共に、左手の五指に銀色の線が戻って行く】

……っふ、一般人怪我させるのは不味かった。
避けてくれて有難うな。

【着地した少年の見た目は、中々派手な物であった】
【まず、相手と同じような白髪。短く切った其れをハードタイプのワックスで逆立てたハリネズミのような髪型】
【そして、学ランは適当に不良っぽく着崩していて】
【腰にはベルトポーチを巻き、堅牢な作りの仕込杖を差す】
【そして、何よりも目を引くのがその双眸であった】
【右は真紅、左は白銀のオッドアイ。この少年も負けず劣らず人目を引く風貌だ】
【顔を上げて避けてくれたことに礼を言うも、相手の風貌を見て、ああ、少なくともマトモじゃないな、と判断して】
【少し、重心に気を配り直ぐ動けるようにして】

というか、最近というか、何時もだけど路地裏はあんまり歩かないほうがいい。
物騒なことは大抵路地裏で起きるって相場が決まってるんだからさ。

【一応正義組織の身として、路地裏を歩くことに注意を呼びかけてみたりする】
【余り柄ではないが】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 20:54:23.56 ID:vtbmL9lSO
>>908

確かにな。現に、さっきもチンピラがたかってたし。

…お友達は元気か。そりゃ良かった。

【刀を返そうと差し出す】

その友達ってのは何をやってるんだ?三本も刀をくれるんだから、武器屋か鍛冶屋かそんな奴か?

【友達について尋ねる】
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 21:00:18.41 ID:7bNy9GLt0
>>909

【ずしん。其の者達の後ろに何かが落ちてきたのであろう其の重量音】

 命知らずとは正に此の事だな――

【一言。辛辣に伝えられる其の言葉は、但し幾つかの親切心が在って】


 本当にそいつ等が現れたらどうする心算だ?


【続けたその言葉は、何故かその者達の後ろから聞こえるだろう】
【振り向けば。漆黒のローブやら至って「地味」な服装等よりも】
【銀色の髑髏の眼窩には赤い眼という其の顔が強い印象を与えるだろう】

【どうであれ、其の言葉から“其れ以外”だと云う事だけは解るだろうか】
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 21:04:35.21 ID:KuMgqEWDO
>>910

──イト

【ぼそりと紡がれた言葉は、少年の左手に呑み込まれていった銀線を見た故だろうか】
【青年は、己の右手を刀の柄にかけたまま】
【「ヒャハ──」】
【そう、小さく嗤った】

ヒ、ハ──例え、ば
上から、餓鬼が降ってきたり、とか──?
ヒャハハッ……明日の天気はーぁ
晴れ時々人ってか──ヒャハハハハ!

【──嗤。嗤、嗤、嗤】
【頬を歪め。顔の逆十字もまた、皮膚を引きつらせて凶(ま)がる】
【マトモ──確かに、彼はマトモではなかった】
【何がおかしいのか、くつくつと嗤う青年】
【その笑みはまるで──狂人の其れであり】

【──香】
【彼から薫るのは。生臭さと鉄臭さを孕んだ、赤い液体のもの】
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/16(水) 21:10:53.26 ID:qY+WD9Vwo
>>913
ああ、くそ。
俺の目の前で面倒起こしてくれるなよ。

【どうみてもマトモじゃない。目の前の青年を見て額に右手を当て、嘆息し】

あと、降ってきたんじゃない、降りてきたんだ。
同じように見えて割とそこの点違うから勘違いするなよ。

【訂正するように言い、油断無く相手を見据えて】
【そして、その瞬間に、鼻には嗅ぎ慣れた匂いを感じた】

―――血――。

【その瞬間、其れまでの態度を一変させ、体に力が入る】
【すぅ、と右手が仕込杖の鞘に伸ばされ、左手の指がきちきち、と内部のワイヤーを軋ませた】

何故、血の匂いがしている?

【血と同じ、いや、血を濃縮したような色をした右目を眇め、相手を睨みつける】

……一応、不審者は警戒しないといけないんでな。
納得出来る説明が欲しいんだが。
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/16(水) 21:12:05.84 ID:vqjtwn+F0
>>912

【ズシンという音を聞いて振りかえる先ほどタツミと呼ばれていた侍風の男】
【酔っ払っていた男はすでに路地裏を曲がって姿は見えない】

【タツミは赤い目の人物の言葉を聞いて、苦い顔でこう答える】

…まぁ言ったのは私ではないんだがな…「命知らず」か…。まぁ、大勢で来ない限り大丈夫だが…

もし、本当にそいつらが現れたら、か。 

説得してそのような駄目組織から脱退させる。まぁ脱退なんてそう簡単にしてくれないとは思うんだがな…

【一応警戒して左腰の2mもあろうかという日本刀の柄を右手で握りながら】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 21:12:45.62 ID:qVDUyFpSO
>>911
あぅ・・・
いえいえ、三本共同じ人に貰った訳じゃないですよ。

この二本は、それぞれ違う友人に貰ったんです。
【と、刀を受け取り】

そして・・・残りのとっておきの一本は
【刀を腰に戻すと】
【更にもう一本、『少年の手から』刀が現れる】
【天使の羽を連想させる様な、白い刀身の刀】

・・・僕の能力なんですよ
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/03/16(水) 21:13:34.25 ID:fuVs197AO
>>902
行けHate!!
【少女の声と共にソレは雄叫びをあげ、青年に向かって“ほふく前進”で突き進む】
ゥア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!

【腕を一歩出すごとに地面は数cmめり込み、力の程が窺える。だからこその高スピードであることは窺えるだろう。高速で動くソレから逃げ出すのは厳しいか】
【何事もなく近付けたならば、ソレは青年の脚に向かって払うように拳を振るう】
【ちなみに、その形態からソレは瞬時に後ろを振り向くことは出来ない】

/ただいま戻りましたー
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 21:21:31.96 ID:+bGLLt9co
【路地、裏と表の境界線のあたり】
【ふらり・ふらり。前へ後ろへ右へ左へ、ぐらぐら揺れる人影、ひとつ】

…………ぁー?

【常盤色の髪と、三白眼気味の金の瞳を持った、灰色のブレザーを着崩した少年、なのだが】
【その髪の根元は、まるで「染めた色が抜け落ちている」ように、他の色に変化していて】
【纏ったブレザーは、ところどころ、焼け焦げた跡がある】

(……いやいやいや、待て待て。俺、何、ここ、何処?)
(や、その前に……「今は何時だ」、ええと、あのオッサンの砲弾を――ああ糞が。さみぃ)

【――首にぐるりと巻き付いた、「重苦しい金の首輪」。それだけが、なんにも、変化していなくて】
【ふ、は、と息を吐き。壁に身を、寄り掛からせた】
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/16(水) 21:27:44.27 ID:OfoLS/Xk0
>>917
「……うわぁ、怖い」

段々と慣れてきたのか、咆哮が雄叫びに変わったからか
耳から手を離し――鋭い目つきを巨人に向ける
その怖いという声には恐怖、という感情は備わっていないように見えるが――その本心は解らない
声に出して、紛らわしているのかもしれない

「……まあ、とりあえず……


―――とまれ化け物―――」

青年は動こうとしない、いや動く必要がなかったのか
相手が距離をとったからか、その巨人がこっちに近づく一歩手前――その巨人の動きは、遅くなる
遅くなる、というのは少し違うか――巨人がいるその場の重力が強くなる
それは人なら歩くのは相当難しい程の、重力で
巨人の大きさ、なども考えると人に対する基準の重力でも効果はある――筈だ
青年の考えが間違っていなければ、だが

/お帰りなさいです
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 21:28:27.69 ID:7bNy9GLt0
>>915

 ……苦労人だな

【何となく、察した。其の言葉は何処となく同情するようで】
【銀色の瞼を瞑りつつ、嘆息。少し、曲げていた膝は伸ばして】

 そうか。『脱退させる』か
 確かに、奴等が其処まで甘いとは思えないな

 大体、上手い事出来た所で利用されるのが落ちだろう
 それ程、奴等は自分の信念が強い

 まぁ、其れ以上に『あんた等』が強いなら其れは又別の話だろうがな……

【頷いて、目の前の者へ肯定する】
【利用されるやらのワードは恐らくそういった経験があったのであろうが】

 青義同盟……そう云えば、奴はそう云ってたな
 悪い。俺は少し最近の事は知らないんだ

 詳細を教えて欲しい

【興味は惹いた、その組織。しかし、彼は何処か感情無く云うのであった】
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 21:29:41.78 ID:KuMgqEWDO
>>914

──ヒャ、ハ
同じ──だろ?
カラスにペンキぶちかませば……孔雀にも、白鳥にも、なる
だから──同じ、だ

【──会話が、噛み合っていない】
【ふらりふらりと。リズムを取るかのように、彼は左右に揺れる】
【彼の言葉は、まるで寝言。起きているのにも関わらず。醒めない夢を見ているよう】
【────嗤】
【くつくつと、喉を鳴らして彼は哂う】

────いい女と、デートするには。
それなりの……ヒ、ハァ
香り──いるだろう?

ヒャハハハハ!
舞おう、踊ろう──
──遊ぼう、≪ナオミ≫!
ツァーリは何処だ……?
お前の主人は、今どこに──?

【嗚呼──彼には、言葉が理解できているのだろうか】
【納得できる説明など、最初からする努力をせず】
【名前と思われる単語を、何度か呼ぶ】
【──狂って、いる】
【正気の人間には分からない、醒めない夢】
【きっと彼は──その世界に、囚われていた】
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 21:35:26.87 ID:vtbmL9lSO
>>916

一人一本で二人から、か。気前の良い二人だな。

【現れた刀を見て】

おっ?
…成る程、能力か…。羨ましい。俺にはそんな便利な能力は無ぇ。

【一通り感想を述べる】

俺にある能力と言えそうなヤツは…

【右腕の鉤手甲を外し、懐からサイコロを三つ取り出し、軽く地面に転がす】

…こんなモンさ。
一応言っとくが、サイコロに細工はしてねぇし、俺に超能力がある訳でもねぇ。

【サイコロは全て「一」の目】
【いわゆるピンゾロである】
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/16(水) 21:36:13.25 ID:vqjtwn+F0
>>920

…言っとくがさっきの酔っ払いは化け物じみた強さだぞ…まぁあいつがリーダーなんだが…

【そうため息をつきながら言うと、右側の壁を指差す】

青義同盟の詳細を知りたいなら私が話すよりポスターを見たほうがいい。

【人差し指が差す壁に貼ってあるポスターにはこう書いてある】

【「Justice」や「対機関連合」のように、「悪なら即殺す!!」というような輩がいる正義組織に、疑問を感じませんか?】
【私たち「blue justice/青義同盟」は、上記2つの正義組織とは違います!!】
【この組織の目的はできるだけ殺しを避け、悪を更生させることです。】
【この組織では更生の余地なし&危険人物と判断した場合のみ、殺しが認められます。】
【真の正義はここにあり 「blue justice/青義同盟」メンバー募集中!!】
【現在メンバーが足りずに活動できない状態にあります!!少しでも気になったら連絡を!!】 
【お電話はこちら、リーダー「マーシャル・T・ロウ」のtel ○○○−△△△△−□□□□まで!!】
【全員救えないなんて解ってるけど、それでもできるだけ1人でも多く救おうと頑張ってみないか?】
【俺のクソ甘い考えに賛同できる奴!!悪人善人関係なく救ってやろうという器のでかい奴!! 】
【そういう奴を俺らは求めている!!ポスターじーっと見てりゃあスカウトしにいっからヨロシク!!】
【メンバー大大大募集中!!RIPでもカノッサでも救ってやるからかかってこいや!! by マーシャル・T・ロウ】

924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/16(水) 21:36:39.25 ID:+idrmgd6o
【とある町】

【北欧の田舎町のような、煉瓦造りの家々が並ぶ町があった】
【文明レベルに差異の見られることもそう珍しくはないこの世界】

【夜は更けて、段々と人影も少なくなりつつあったが、】
【町の中央に近い、石畳の大通りには、まだいくらか行き交う人々が見受けられる】

【そこへ、住民だろうか、一人の男が町の外からやってくる】
【銀色の筒状ケトルを積んだ、木製の荷車を牽いた初老の男】
【酪農家なのだろうか、オーバーオールに麦藁帽子といった装いだった】

【がらがらと小煩い音を立てて荷車を牽き、家路を急ぐ男だったが、】
【ふと、面を上げた時、小さく驚愕して歩みを止めた。いつの間にか、目の前に女性が立っていたのだ】


 …………────


【その女性は、肩が露出したゴシック調の黒いコルセットワンピースを纏っていて、】
【琥珀色の髪と真紅の瞳、そしてやや蒼白いほどの肌を持っている。何故か、靴は履いていない】
【手には、身の丈近くもあるような燻銀色の魔杖が握られており、その表情は人形のように無機だった】

【男はしばし呆けたように佇んだが、やがてはっと我に返り言う】

「……あんれま、えれえ別嬪さんがこんな時間に一人でどうしたね。
 そんな格好じゃあ、まだ少し寒いべ。見慣れない顔だけんども、旅の人かね」

【田舎特有の人情味で、男は朗らかにそう尋ねるが、】
【しかし、女性は何も言わないまま、魔杖の先を鷹揚に振り上げた】

【──ごと】
【瞬間、奇妙が起きた。つい、今この瞬間までそこに居た男が、『漆黒の天使像』に姿を変えていた】
【世界が沈黙するような無音が通り過ぎる。異変に気付いた周りの人々が呆気に取られていると、女性がまた魔杖を振るう】

【──ごと】
【通行人が一人、『漆黒の裸婦像』に姿を変える。一瞬の、沈黙】
【やがて通行人たちが思い出したようにざわめき始める。女性がまた魔杖を振るう。ごとり】
【ようやく、混乱の悲鳴が上がる。杖が振るわれる。また一人が漆黒の将軍像と化し沈黙する】

 【「──くす」】

【桜色の口唇が、本当に微かに笑んだように見えた】
【指揮棒(タクト)のように、また杖が振るわれる。無音の惨劇が、奏でられる】

【──もしも出くわす者が居たならば。そこで取る選択とは、果たして】
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/03/16(水) 21:37:50.28 ID:fuVs197AO
>>919
えっ?
【 ぐ    
    ん 】
【違和感。それを感じた瞬間にソレ、と同時に少女の体ががくんと下がる。車椅子がギシ、と音をたてた】

ガア゛ア゛ァ゛!!
ッ!??…くっ……
【少女は咄嗟の反応が取れず、ソレは構わず青年に向かって進もうとするが先程までと比べると幾分か遅い。行動を起こすなら今か】
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/16(水) 21:40:50.13 ID:qY+WD9Vwo
>>921
はっ、どこぞの大陸だっての。
禿山に緑のペンキ塗ろうとも、禿山は禿山、変わりゃしねぇ。
全然違うね。

【しかしながら、律儀に言葉を返す。見た目はアレだが、真面目なのである。故に、寝言に応える珍妙なこととなった】
【そして、相手の様子を見て、話し合いが通じない相手だと再確認。このまま放置するのも危険だろう、取り敢えず捕縛を試みようと考える】

俺が女だとしたらどんな色男だったとしても血の臭いがしてる時点でお断りだ馬鹿。

【どこまでも律儀。通じないと知って言葉を返すのはどんな徒労か――】
【其れでも意思の疎通を図ろうとするのは、情報を使う物の矜持なのだろう】
【“今の”少年には分からない。だが、知っている世界】
【狂気に身をおいた時期は、この少年にも有って、目の前の相手は、その時の自分と良く似ていた】
【故に、嫌悪を感じる。潰してしまいたい、見ていたくない】
【ぎしり、と歯を軋り、相手を睨み】

悪いが、お前のダンスは今晩で終わりにしてもらおうか。
危険分子を見過ごすわけにゃ行かねぇ、死なない程度にぶっ殺させてもらうぞ。

【ぱちぃん、と右手の指を鳴らすと、それと同時に谷山の体から数式が吹き出していく】
【まだ形を作ってはいないが、アートマンの発動の前段階であった】

――Truth News!!

【右目が言葉と同じに、蛍光グリーンに染まった】
【五感の強化と思考速度の加速である】
【少年は臨戦態勢に入っていると考えて間違いないだろう】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 21:48:28.36 ID:qVDUyFpSO
>>922
能力がない・・・ですか、
・・・無能力者なら、ちょっと前の僕と同じですね・・。
【そう出した刀を見ながら】
【少し嫌な事を思い出した様な表情になって】

・・・・神様って、本当に理不尽ですよね。
【男に聞こえるか聞こえないかの声で静かに呟いた】

おぉ・・っ!!
これは・・凄いですですね。
賭博なら、一人勝ちじゃないですか?
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 21:54:36.00 ID:k4srZ4Nno
【公園】

【鮮やかな黒髪黒目を持ち、鍵形の木製の髪飾りを付けた比較的胸の大きな少女がベンチに座っている】
【漆黒の長髪はうなじの辺りで束ね上げられ、夜色の瞳は透き通った輝きと吸いこまれそうな暗さを備えている】
【黒いインナーの上に、白い上着とスカートを着ており、黒いタイツが足全体を覆っている】
【その両腰辺りには、それぞれリボンをあしらった白い半月形のポーチらしきものが付いている】

此処にも慣れてきた感じがするね
(――そろそろ、別の場所に行こうかな)

【新聞(一昨日の)を読みながら、小さく呟いている】
【世界のニュースを扱ったごく一般的な新聞だ】

ふぅむ……

【少女は一旦新聞を読むのを中断し、座ったまま両手を伸ばしている――……】
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/16(水) 21:55:00.39 ID:Dg7FCm3Xo
>>924
おお! 流石マスター! 開けた場所に出ましたよ!

【能天気な声と共に、草むらから人影が飛び出した】
【・・・いや、正確には人型の影、である。形はともかく、蒼い毛皮といい尻尾や耳といい、人間のものとは明らかに違う】

【糸目の獣人少女は、一仕事やってやったぜ、と額を拭うジェスチャーをして、それに気づいた】
【乱立する裸婦像、沈黙の村、そして道行く一人の女性】

…マスター、マナを感知。
裸婦像は全て彼女が作り上げた、元人間です。

【頷く少女は、その手にした魔杖を見る】
【とりあえず、あれを何とかするべきなのは明白だが、如何せんこちらには手段が欠如している】
【その野性味溢れる外見に反し、冷静な判断を下す姿は、妙にちぐはぐしているが、それをとがめる人間もいない】

対象を敵性体と断定。
ひとまず彼女の視界外への退避を進言します。

【声に対し、少女は一度頷きかけて、首を振った】
【そして女性の前へ見せ付けるように躍り出て、そのまま一度視線を交わした後、無人と化した家屋の裏に回った】
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/16(水) 21:57:11.99 ID:DTHwVuUOo
>>924

古の民を守護する 穢れ無き騎士イノセイトよ――

【何処からか聞こえる、声】
【ガチャガチャガチャガチャ!と】
【足音を立てて】
【女性がそちらを向けば、きっと】

――我に力を

【透明な剣身の『剣』を構えた青年が、人を掻き分けて走って来るところで】
【その切迫した表情から、女性を脅威と見ているのは、先ず間違いなく】

変身!

【逃げ惑う人を背後に、群集から飛び出して】
【『剣』を、横向きにベルトへ差し込めば】
【女性の前に立つであろう青年の姿は――】

一体…何を!

【――2mを越す、純白の騎士へと変わっていることだろう】
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/16(水) 21:57:56.64 ID:DTHwVuUOo
>>930
/うぎゃああリロしてなかったたたたた
/スルーでお願いしますorz
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/16(水) 21:59:01.64 ID:OfoLS/Xk0
>>925
巨人が今いる場所、そこを円形に重力が強くなっている状況
それは巨人とピッタリ会うような程調度よく円形で、少しでも出ればその重圧から逃れていく事ができる
何故、そんなピッタリにしたのか、それは青年の方に理由がある

「……はいタッチっ……っと」

そう、青年は動きが遅い巨人に向かっていくかと思えばまだ重力場から出ている面積が少ない方の手に触り、そして距離をとる、だけ
それが右なら青年は右斜め側に少女に近づく形になり、左なら左斜め側に少女に近づく形となる
先程の速さなら走って巨人が走ってくるには少し時間がかかる程の距離だが――そこで少女の方を向いて

「……降参した方がいいんじゃない?」

余裕そうな表情の青年が言う、余裕、というか安堵とも取れるかもしれない
何故余裕なのか、これだけの大言をいうのだから相当度胸のある嘘吐き、か何か手があると考えるのが一番か
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 22:00:05.45 ID:KuMgqEWDO
>>926

──なんだ、ヒャハハ
お前、ハゲてんのか?

【────】
【まるで、連想ゲーム】
【そこには、全うな人間のように深い思考などなく】
【言葉から、言葉へ】
【ただ、意識を推移させているようにも感じるかもしれない】

く──ヒャハハ
そうか……お前も、か
お前にも──こいつの。こいつらの声は、聞こえないのか
悲しいなぁ……ナオミ。姫──お嬢
お前らの声──聞こえないってよ
こんなにも……痛いくらいに──

斬りたいって──≪囁いて≫いるのに、なぁ

【────嗤】
【ナオミ。姫。お嬢──「声」】
【それは彼の戯言なのか。或いは彼にしか見えない世界での言葉なのか】
【青年は「お前ら」と言ったが──この場には、少年と青年しか、存在しておらず】

【ひゅ、と。何の布告もせず】
【彼は腰元の白刃を、抜き放ち──】
【少年の右脇腹から、左肩目がけて撫で斬ろうとする】
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 22:05:17.68 ID:vtbmL9lSO
>>927

何年か修業すりゃ、このくらい誰でも出来るようになるさ。
しかも、本番じゃお椀の中に放る。動きが変わる。俺もまだ修業が足んねぇ。
…とは言っても、褒められりゃ悪い気はしねぇな。ありがとよ。

【サイコロを懐にしまう】

…ちょっと待て?
「ちょっと前の僕と同じ」?
って事は、もともとは何も能力が無かったって事か?
…つまり、もしかしたら俺も能力を持てるかも、って事だよな?
その「ちょっと前」に何があったんだ?
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 22:05:56.68 ID:7bNy9GLt0
>>923

 ポスター?

【ああ、と指さされた其処へ横目で見て】
【じっくりと吟味した後。】

 悪を、更生。ねぇ……

【独り言の様な其れを云った後。ゆっくりと真正面を見る】

 云い文は3つだ

 思想、理念。道徳的には素晴らしい。確かに、Justiceよりも綺麗には見える
 然し……果たして、悪とそうでは無い悪を見分けられるのか?

 悪だと思い、殺して初めて憂鬱になったりもするだろう
 逆は……先程もいったかな。二言はいらん。そう云う事だ

 其れが一つ

【倫理的にはとても好印象。しかし、予測できない事態もあると云う】
【幾等か雑に省きつつ。瞬きは一切せずに相手を見て】

 Justiceを少しでも迫害するのは、無謀だろう

 大規模の組織未だしも、
 ましてや未だ人が集まっていないのなら其れに賛同できない者が多いと云う事になる

 今は納得できないとは思うかもしれないが、
 奴等に媚を売ってでも、世界の為平穏を取り戻したいと俺なら思う

 其れが二つ

【彼は淡々と云い述べる。其れが正解なのか不正解なのかは相手の取り方によるだろうが】

 最後に、俺もこの組織には興味がある

 今云ったような事が如何伝わったかは解らんが、あんた等には是非協力したい

【散々言ったが、結局は興味はあったのだ。協力はしたいと最後は述べて】
【銀色の瞼を瞑り、相手の言葉を待つのであった】

/すみません。遅れました
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/16(水) 22:06:51.15 ID:qY+WD9Vwo
>>933
……はぁ。

【ため息。谷山は会話を諦めた】
【意思疎通が出来ないのならば、もはや会話は不要】
【戦闘に意識を傾けようと】

……ナオミ、誰だ。
(……斬りたいとか、そういう事を言っているなら、荒唐無稽だが、刀か?
まあ、妄想の幻聴の可能性も十分にあるが、もし意思を持つ類なら警戒は必要か。
意思を持つほどの力を持つなら、其れ以外になにか力を持っている可能性も有る、ならば今選ぶべき行動は――)

【高速で思考を展開しながら相手の動きを目で追う】
【相手の斬撃は、当たった。が、止められているだろう】
【体を左足を軸に半回転させ、左手の掌でその刀身を受け止めた】
【皮膚の下からは、堅牢な金属の装甲が視えるだろう。そう――義手である】
【ぱんっ、と軽く相手の刀身を払い、距離を取る少年】

悪いが、声なんざ全く聞こえないね、お前の妄想か幻聴じゃねぇのか。
――ッシィッ!

【後ろに距離を取りながらも、左腕を薙ぎ、五指からの鋼糸の斬撃を足元を狙って放つ】
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/16(水) 22:09:57.85 ID:+idrmgd6o
>>929>>930

【「──あら」】

【女性は、彼ら二人の姿を順番に瞳に捉えると、】
【振るっていた杖をやめて、まずは騎士の方へと身体を向ける】
【その緩慢な動作を終える頃には少女は既に隠れていた】

 …………──

【女性が、数度、鷹揚な瞬きをする】
【そして一往復だけ、その魔杖を振るわんとするが──】
【彼らが何か一つでも異能の類を持つ者なら、何も起こらないだろう】

【女性が一度、小首を傾げる。数瞬の沈黙】

【──ず、と。その時、その場に乱造された漆黒の像たちが、】
【まるで底無し沼に陥ったかのように、ゆっくりと地面に沈み始める】

 【「──いいわ」】

【そこから間髪を入れない刹那、女性の周囲が蜃気楼のように歪み】

 【“The Invocation of the Heart Girt with a Chain, or, The Bornless Ritual”】
      【鎖を纏いし心臓の召喚、又は生まれ無き者の儀礼=z

【──號ッ、と、突如と、女性を中心として巨大な魔法陣が地面に展開】

 ────≪ 序列ノ十一:自裏餘 -Aarecante- ≫

【その一瞬後、その魔法陣の上に紅き落雷が落ち、】
【邪悪な気配が一柱、女性の目の前に現れていることだろう】


 “──イ イ゛ 忌 アぁ 亜 ア ア あ 亞 ア ”


【──名を、『アーレカンテ』とする、異形の者】

【白銀の卵のような無機質の頭部。右の側部には、紅い片翼が生えている】
【朽ちた燕尾服を纏い、右手に携えるは大剣と見紛うほどの大きな片刃鉈】
【その刃の表面には、何かの象形文字のような紅い紋様が刻まれている】

 ──そう。私は、夜が好きよ。
   この世界から朝を奪って、この胸に抱いていたい程に

【脈絡の無い、戯曲じみた声色が紡がれる】
【女性は、小首をかしげ、そして少女が隠れた方の家屋も一瞥】
【それから、一度微笑のような声が、彼女の付近に響くかもしれない】
【出てきなさい、とでも言いたげな、緩やかな悪意に満ちた微笑だった】

【──蜜色の瘴気が、場に満ち満ちていく】
【何から何までが不明だが、ただ一つ言えるのは、生還するには力を振るう必要があるということだろう】


//せっかくなので複数はどうでしょうか!?
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 22:11:01.93 ID:Kfhl6nPto
>>928
【特に耳を塞いでいなければ、突然正門の方向でエンジン音が聞こえたかも知れない】
【意識をそちらに向ければ、バイクらしい二輪の何かに乗っている人影が見えるかもしれない】

あーあ…今日もお勤め御苦労様…っと

【バイクに乗っているのはヘルメットからはみ出たさらっとした柑橘系の整髪料の匂いが漂うさらっとした茶の前髪にきりっとした目に真っ赤な瞳に整った鼻筋】
【水色の質素なシャツを白い柄シャツの上から羽織り、ひざ下まで伸びた黒よりの灰と黒のストライプのハーフパンツに赤のス二ーカーの青年】
【肩にはリュックサック風のバックを持ち、その首だけには赤いマフラーを大切そうに巻いている】

なんだかこの世界にも慣れちまった気がするなあ…もう1年くらいこの世界で暮らしてみようかなあ…
帰る前に、しばらくこの世界を冒険したいなあ…

【妙にフロントが角ばっている不思議な形のバイクを駆りながらその青年は夜道を行く】
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 22:12:57.72 ID:Hl3b8woSO
>>679

もう遅い!どれだけ足掻こうが今更――――はっ!しまった、この展開はッ!
……このオレが追い込まれている=Aだと!?何を、そんな馬鹿な話……!

(だが……落ち着け、冷静になるんだ識槻朔夜。アドバンテージは未だ、消えちゃあいない!)
(此処は耐え切る、コレを凌げばオレのターンが回ってくる……ッ!)

――――ふ……良いぜ、認識を変えようイルゾル・ビッグスター。星は確かに見えた=B
あァ。トンだ一等星だよ、全くな――けれども、だ=B
闇は手前が思うより深いぜ、遥かに……!一瞬でも迷っちまえば、そこで了いだ!
そうして手前が輝きを失えば、雪崩式に絶望≠ヘ拡がってゆくだろうさ!

さあ見せてみろッ!果たして手前はこの夜の中で、どれ程揺らがずに居られる――――!?

【シンバルな猿の玩具が言う台詞ではない、間違いなく力関係が変わっている】
【仮に一万歩譲ってシンバルな猿だったとしても、対指最終殲滅兵器MONKEY-MAGIC24Mk-Vカスタム零式(暗黒微笑)とかが言う台詞、である】
【それでも、いや、だからこそ余計に負けフラグ感満載なのは気の所為じゃない】

【※だが実際はこれっぽっちも戦っておりません。台詞はイメージです】
【「んー、わかった」等と応じつつほんとにゆっくり結び直して、朔夜は再び立ち上がった】

【……落差が激しいってレベルじゃねえ^q^】


――そう言われてみれば、そんな気がしないでも、ないが……。
既視感は有っても、肝心の具体的な記憶が無くちゃな。
……ああ。覚えてないってのは、詰まるトコそういう事≠ネんだろうさ。

【だが彼女もまた、見ての通りの人間だ。何の迷いも無しに、だったと思う%凾ニ曖昧な返答はしない】
【少なくとも、それがナンパの類か何かなら。――一言で断定して、切り捨てる結果が見えている】
【それが無いのはつまり、等号で結ばれないまでも薄々何か≠感じている、という事だろう】

【訝るように眉を寄せ、首を傾げて考える様子が、何よりの証左か。だがしかし、思索も直ぐに行き詰まり】
【まあ良いや、と小さく語散れば、深みに嵌まる前にあっさり考えを投げ出して】

ん。当たり前、だ……仕事って、路地裏でライブでもするのかよ?
あそこの治安だったら、今更だ。オレがどうこうする迄も無いと思うけど。

【それから自信ありげににやりと笑うと、朔夜は冗談めかしてそう尋ねてみる】
【自分もまた、人の事を言えるような立場でも無いのだ、が。そこら辺は、一先ず棚上げして】
//申し訳ありません寝落ちてましたァァァァァアッッ!返しておきます。
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/03/16(水) 22:16:31.58 ID:5LY6+tKs0
【水の国】
【繁華街――オープンカフェ】

【いたって普通なオープンカフェの一席に座る人物】

フフー最近は中々面白い事に巡り合いませんねぇー
D≠フ拡散はあの少年に任せるとして……ヴェイス家≠フ依頼は……暴れちゃいましたし暫くは保留と…

機関の人材確保も思うようにはいかず……フーム、どう立ち回るか…

【透き通るような肩ほどの長さの金色の髪に黒のソフトハット、“蛇のような”鋭い糸目≠フ中に黄金の瞳を持ち】
【左手の甲に緑の蛇の紋章のような魔法陣≠フ中に逆さまの十字架≠サの下にZT≠ェ描かれた刺青があり】
【黒いシャープな印象を与えるダークスーツの下に白のドレスシャツ、毒々しい蛇のような緑のネクタイ】
【黒いスラックスに緑のベルトを二本通して、そこから黒いチェーンを垂らして、黒いブーツを履いた】
【“歪な雰囲気”を醸し出す180cm程のスラリとした長身の青年】

【両手には黒と金のブレスレットを付けており、腰のベルトにはホルダーに入った細長い金属の杭が何本も付いている】

【何やら読書をしながらぶつぶつと呟いている】

941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 22:18:09.03 ID:k4srZ4Nno
>>938
【手を組んで伸ばして―――出入口近くにその人影を見る】

んー…、誰か来た?

【そう言うと、新聞紙を畳んで持って、「誰か」の姿を確認するために、正門の方に歩いて行く】
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/16(水) 22:19:13.73 ID:DTHwVuUOo
>>937
/では>>929もよろしければ、複数で
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/16(水) 22:21:17.00 ID:DTHwVuUOo
>>942
/文字が抜けてたorz
/>>929さんもよろしければ、です。申し訳ない
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/16(水) 22:21:28.78 ID:Dg7FCm3Xo
【家屋の裏から>>929の様子を見ていた少女に、『声』が事務的な声をかける】

あの白騎士は戦闘能力を有しています。
放置して観測を続ければ、こちらも模倣に成功するかもしれません

【ある種非情な『声』に対し、首肯しながらも少女は何かを考える】

…何故女性は騎士を像に変えないか、ですか?
現状、あの像の数、そしてもぬけの殻となった村の様子を考えると、条件付きで抵抗(レジスト)が発生するものと思われます。

【そして現れた>>937の異形】

アーレカンテ…序列十一? 女性は召還師でもあるようです。
言霊への耐性も強いと考えますが、どうしますか? 『聖典』起動による転移も考慮くださいますよう

【首を振る少女。おそらく、女性が放った瘴気が転移を阻害する】
【距離を取るか、女性を無力化しなければどうすることも出来ないだろう】
【こちらに直接攻撃の手段はなく、あるとすれば腕二本足二本、それから頭と尻尾】

【ならば上手い事立ち回るしかない。二(?)対一の状況を最大限利用するのだ】

>>942
/お手柔らかにお願いします
/いや、じゃんじゃんやっちゃってください
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/16(水) 22:25:01.33 ID:OEBDmPU1o
【路地裏】

今日は…落ち着いているか

【ぽつりと、呟きが薄暗い路地裏に響く】

【呟いたのは1人の中年男性】
【無精髭を生やした30代の男性だ。】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に小さな刀を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えている】
【乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】
【唯、彼に纏わりつく様に在る黒い霧が…不気味で】

………少しずつ、自由な時間が増えてはいるが…

【濃い血臭が、彼の周りに漂う】
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/16(水) 22:27:10.02 ID:vqjtwn+F0
>>935

…それじゃあ私も答えるとするか…

【そう言って1度「オホン」とせき込むと】

後はじめに言っておくが、Justiceを迫害するつもりはない。
…Justiceと青義同盟の区別をはっきりとし、インパクトを与えるためにこのような攻撃的な文を書いたにすぎん。
まぁ俺はJusticeは嫌いだがな…

【ポスターをちらりと見てそう言う】

まず1つ目。とりあえず悪の程度、種類は関係ない。どんな悪にせよまず説得と言うスタイルは変わらない。
悪即斬の正義を掲げる奴がいたら、とりあえず説得するしかない…のだろうかな。
まぁ説得というより自分の正義の押しつけになるが…

2つ目。私は嫌だが、ロウは…リーダーはJusticeなどの他の正義組織との協力も考えているようだ。
まだ人が少ないのは…正直困っているな…

そして…興味があるということは、ウチの組織に入ってくれるということか?
もしそうなら条件が2つ。

殺しを嫌うことと、悪人善人関係なく救いたいという心を持っているということだ。 

【タツミは真っ直ぐな目で彼を見据え、そう尋ねる】
【大体目を見ればそれが本当か嘘か、その発言に乗せる想いの大きさが見えてくる】
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/03/16(水) 22:27:44.68 ID:fuVs197AO
>>932
はぁ〜……
【ぐ ぐ ぐ…と、少女は冷や汗を流しながら普段より大きな重力に耐える】

【そして耐えながら、少女から見て左手に移動した青年を見据えて噛み締めるように言葉を発する】
アナタ…ねぇ…こっちは…まだ、謝って…もらって、ないんだけど……
一発、くらい…お仕置き、受けときなさいよ!
【言い終わると同時、少女の体を一瞬魔翌力が覆う】
【その瞬間、ソレは青年に向かって“落ちて”いき、固く握り締められた右拳を真っ直ぐ突き出す】
ウオ゛オ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛!!!!

【青年の能力が重力増加ならソレと少女の力は自身にかかる重力操作。此方の力は其方と違って他人に影響を及ぼすことはないが、青年にとって能力の相性は最悪かもしれない】
【つまりこの場合において、ソレにかかっていた力が大きいほど初速は大きくなる。青年の油断のほどによっては直撃を避けられないかもしれない】

/ちなみに重力増加の範囲は見えますか?
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 22:28:21.72 ID:KuMgqEWDO
>>936

ナオミは、ナオミ、だ
ヒ、ハァ──そう、邪険にしないでくれ、よ
ほら、姫やお嬢も……ご挨拶、だ
そう拗ねるな、よ──俺がいる、だろう……?

【ふわり──】
【青年のマフラーから。浮かび出たのは2本の、細身のナイフだった】
【白と黒の、それらのナイフの柄には──】
【赤い赤い、5センチほどの毛糸が巻き付いており】
【重力に逆らって。2つのナイフは、彼を守るかのように、彼の左右に浮かぶ】

みぃんな──そう言うんだ
分かってくれたのは……父さんだけ
父さん──父さん?
どこいるのか、なぁ──まだ、迎えに来てくれないんだ
暗いんだ──暗いんだよ

【──その、糸を】
【彼は一歩、二歩下がるだけで避ける】
【浮かべている表情は、今度はどこか、幼いもの】
【まるで──迷子になった、子供のような其れで】

【ふらり──】
【また一歩。よろめくかのように、彼は後退する】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 22:29:37.68 ID:Kfhl6nPto
>>941
【正門の方に歩いて行くのなら、すぐ左でバイクを止めている青年の姿が見えるだろう】
【公園の前に立っている自動販売機―――赤色にコカコーラとロゴがある事から内容は全てコカコーラ社製品か】
【彼はどうやらその自動販売機で飲み物を買うつもりだったのだろう】

…おッ!日本にいたころには消えてしまったとばかり思っていたコカコーラツイストがある…!でも紅茶花伝も飲みたいな…
レモンコーラを取るかロイヤルミルクティーを取るか…おっと?

【そこで青年はその自動販売機がボタンルーレット自販機――――光ってる時に押せばもう一本サービスしてくれるタイプの自販機である事に気がつく】
【あからさまに目を輝かせた青年は財布から小銭を取り出す】

…おいおいおいこれはラッキーだな…!ここで俺がどっちかであたりの時に押せばもう一本貰えるわけだろ…!
よっしゃあ、この手のギャンブルは大好きだぜ…!いざ!勝負!

【と、気合入れて両手で両頬をバチンと叩くと、そこで気配を感じたかのように少女の方向に目をやる】
【誰かいる、その事に対して『しまった』、と表情だけで語りながらしかし右手のひらを少女に向けると】

ご、ゴメン、今押すからもうちょっと待っててね…

【どうやら少女が次の人だと勘違いしているらしい…】
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 22:31:55.85 ID:qVDUyFpSO
>>934
えぇ、そうですよ

・・・何でしょうか
“奇跡”・・ですかね
【そう言い表すが、抽象すぎるかも知れない。】
【だが、そうとしか表せなくて】

可能性はありますよ。
この世界では何だって、あるんですから。

それ起こる事を望み続ける限り、
その想いがいつか、“奇跡”になるんですよ。
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/03/16(水) 22:33:14.63 ID:qqf5rnmp0
【廃墟】

【規格外のサイズを辛うじて伝える木造の朽ちた大扉が、こごえる風を迎え】
【ところどころ砕けた屋根から月の光を望み、十字架や天使のモチーフで創られた芸術品が並び】
【荘厳なつくりを偲ばせるそれは、かつては教会と言う名前で呼ばれていたらしい】

………………。

【いつもは誰の影も見えないそこに――今日は、齢にして14ほどだろうか。少女が、いた】
【降り積もった雪を連想させる、豊かで真っ白な髪を三つに編んで、二房。両サイドに垂らし】
【淡い緑の瞳を守るように黒縁眼鏡をかけて、真っ赤なリボンが胸元に付いた黒い冬用ワンピースを纏っている】

【その静態的な挙措、どこか憂いを帯びた容貌は】
【見るものに、この堂の凋落と破滅を嘆く気まぐれな天使のような印象を与えるかも知れず】

…………―――、…――“必要ない”んだ。

【――他方で、一種の「危険なにおい」すら、醸し出すとも知れず】


【―――「ぱりん」と。涼やかで硬質な音を立て、この領域にあったはずの何かが、壊れた】
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagesaga]:2011/03/16(水) 22:33:43.28 ID:DTHwVuUOo
>>937>>944
【虚空から、巨大な剣を、一振り】
【その身に、構えて】
【顕現した異形の怪物へ、兜の奥で青く明滅する視線を、向けて】

召喚魔法…!?
いや、それだけじゃあ説明が出来ない。

【満ちていく瘴気】
【沈み落ちる漆黒の像】
【家屋の裏に居る少女には気が付かず】
【反響でもしているように、青年の声は響き】

兎に角、彼らを戻してもらうぞ!

【ガチャドン!と】
【重量を感じる足取りで、踏み出して】
【目の前の異形を斬り捨てんと、その巨大な剣を振るった】
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 22:34:17.67 ID:k4srZ4Nno
>>949
【青年の姿を、それから青年の相対している自販機を一瞥して―――】

―――そこはC2一択じゃないかな

【何を言っているんだこいつは】
【それから、少女は青年の方に向き直り――】

私はジュースを買いに来たわけじゃないから気にしないで
外が騒がしいと思って見に来ただけだから

【感情の読めない、淡々とした様子でそう答えた】
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/16(水) 22:40:31.74 ID:qY+WD9Vwo
>>948
……っち、訳分かんねぇ。

【相手の態度を見て薄ら寒い物を感じる】
【谷山が得意とするのは、知略の類。だが、この手の相手は、こちらの“常識的な思考”を超えた行動をしてくる】
【それは、谷山にとって苦手な相手であるということで、少しイラ付いてしまう】

……。
(何らかの事情で、“壊れた”類の人間か?そう思えば、合点はいくが。
ただ、油断をしちゃいけないのだけは確かだな)

【そう思考しながら、外した糸を引き戻すと同時】


  《――Hello world!!》


【数式を収束させてアートマンを顕現させる】
【その呼び出し方は少々特殊なものであると言えるだろう】
【全体を呼び出さず、一部。両腕と首から上、頭部を含む部分だけを自己の体と融合させるように呼び出したのだから】
【両肩から、腕が生え。背からは、少し長い首に乗った顔が谷山の顔の左隣に位置する】
【無機質なワイヤーフレームで構成された其れの顔は、徐々に変化していく】
【まず、目の有るべき部分に一直線にヒビが入り、がぱりと開いた】
【罅の奥には、まさに無数の大小の眼球が有り、それらはぐるぐると回転しながら相手を観察するように見つめている】
【そして、口のある部分にも罅が出来、開いて―――】

《ピィイイギイィエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!》

【頭が割れそうな大音量で絶叫を響かせた】

……、悪いが。話の通じない相手と長く接するつもりも無い。

【義手の装甲の一部を外し、右拳に装着しナックルガードとして】
【自己の腕を掌を開き前に構え、アートマンの腕をぎりぎり、と弓を引くかのように引く】
【完全分業制である。生身は防御。アートマンは攻撃】
【未だ戦闘法を模索しているため、どこかぎこちない構えだが、考えとしては悪くないだろう】

行くぞ。

【そう言うと、強く地面を蹴って相手との距離を詰めていく】
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/03/16(水) 22:42:40.91 ID:OfoLS/Xk0
>>947
「謝るって……何を?」

青年はそして思考しなおす――謝るとは何をだろうか
先程からの攻撃、目の前に現れる巨人、それに対する意識ばかり向けていたため、相手がいうまで忘れていた
青年にとってはそれ程どうでもいい事で『訳がわからないから放棄したい事』だった
未だにその答えに辿り着けない青年は少女が何故ここまで怒り、必死なのか全く理解できず――

(義足の事は勘違いを正したし――その後怒ってたよな?――あ、そうか……そういう事か)

青年の頭の中で何かがわかったのか、おお閃いた何て顔をし、そして前を見て

「―――え」

そう、忘れていた、青年はひとつの事に熱中すると周りが見えない人間だった
それでも重力の事はちゃんと忘れずかけていた――努力すれば二つの事は同時に行えるが、やはりだめだったようで
え、何この魔力?相手何やってた?と咄嗟に考えるがそこから防御するまでの動作には到底及ばず
そのまま右の拳を受ける形になって――攻撃してきた方向に吹っ飛び、手に持っていたパンを落とす
青年に相性悪くないか?何て考える余裕も、無かった
それ故に重力の制限は緩くなり――ただ、時間が経てば少しずつ、重力の制限は強くなっていく
緩くなる時間は僅かか

/いえ、見えないですが、範囲を出れば重力は戻るので解ります
/後、拳の威力が男性の全力右ストレート程ならばダウン状態で、それ以下なら堪えている、という事でお願いします
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/16(水) 22:42:58.51 ID:acMsjZhbo
>>951

ふむ……この夜更けに一人でいるなど、危険だよ
……などと、言うのはお門違いと言ったところかね

【白髪混じりの黒髪長髪を、前髪のみオールバックにした男が、いつしか扉の前に立っていた】
【暗い色調の緑のタキシードに同色のシルクハット、紫のスカーフタイを身につけ】
【赤い目、右目には銀縁のモノクルをかけていて、どこか古めかしい雰囲気を漂わせ】
【白い手袋を嵌めた右手には黒いパイプを、左手には杖をもっている】

例えば、その必要のないものは。何の意味ももたらさない、という事なのかな

【ただ、紡ぐ言葉も物腰も、場違いなほど穏やかに】
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/16(水) 22:43:05.75 ID:+idrmgd6o
>>944 >>952

 【現在、位置情報としては、女性の前にアーレカンテが位置し、】
 【それと真っ向から相対しているのが騎士、という形だ】
 【少女の隠れた家屋は、女性から見れば騎士の背後の方ということになるだろうか】

【──ぎィン!】
【硬質な剣戟音が夜気に響く。アーレカンテが、騎士の大剣を大鉈の峰で受ける】

 “──亞 ィィイ威イイ゛……──唖っッ!”

【異形が大鉈の柄を両手で握りこむ。そしてすぐさま、腕の力で鉈を前へと押し出すようにしながら、】
【刹那、胆ッ、と地を蹴ってバックステップすると同時に、大鉈を翻し、】
【騎士から見て右方から迫る、その腹部へと目掛けた水平斬りを放つ】
【命中の如何に関わらずの後退を狙った、騎士からすれば離れていく斬撃だ】

 ──もう、私のものだもの。返したくないわ

【ひゅう、と周囲にはブランデーの香が渦巻き始めた】


【──現在、女性や異形から少女の方へと向けられるものは何も無い】
【動くとしても、女性はそれを阻害しない、或いは阻害できない。好機か】


//お二方ともありがとうございます、よろしくお願いします!
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/16(水) 22:43:24.43 ID:xDzsIqvAO
>>945

【――ふわり、香るのは火薬と枯草の混ざる麻薬のような退廃的な匂い】
【香水ではなく、身体に染み付いた原始的なものを彷彿とさせるその香りは】
【路地裏の先でぼんやりと立っていた、ひとつの人影から流れ込んでいた】

……、……――――

【曇天の空を削り取ったかのような灰色の髪は襟足まで伸び、切れ長の群青の瞳を細めた青年だった】
【簡素な燕尾服を纏い、しかし左の袖は其処に納める中身が存在しないことを表すように薄っぺらく揺れている】

【どこか希薄な雰囲気だというのに、異常な感覚を与えるのは――その双眸がいやにぎらついているからかもしれない】
【餓えているのだろう。三大欲求のように単純で、もっと根幹を揺すぶるような、血を浴びて笑うような――快楽に】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 22:45:52.92 ID:Kfhl6nPto
>>953
【少女の謎の意見に首を傾げながら少々不満そうに彼は告げる】

えー、俺はC2はあんまり好みじゃないなあ…やっぱツイストだよ、コーラとレモン味って結構合うしさ
俺もこのハーモニー大好きなんだよなあ…とまあそれは置いといて…ちょっとこれ買うから待っててね

【腕を振り回して気合を入れてルーレットに集中する―――その鋭い気配と言ったらまるで『戦闘中』の如し、と言った感じだった】
【彼を纏うオーラ…もしそれに色を付けるとしたら銀色…ギラリと光る鋼色と言った感じか】
【今にも彼がその目の前の自動販売機を、蹴り足だけで切断してしまいそうな…そんな予感を感じさせてくる】

【…ルーレット当てるくらいの事にどれだけ本気を出しているのやら】

…おりゃ―――――ッ!!!

【鋭く突く…狙いはコカコーラツイストが点灯した瞬間!ダンッ!とボタンを押す時の音にしては妙に大げさな音を立てて彼は押す】
【タイミングピッタリ!青年はコカコーラツイストを手に入れたと同時にもう一本手に入れる権利を手に入れた】
【鋭く次の一撃を自販機に叩きつける!今度は紅茶花伝を入手!】

…よっしゃ、さらにもう一本貰えるみたいだ!…じゃあそこの君、ここで会ったのも何かの縁だし
何か飲む?やっぱC2が欲しい?

【…気前よく彼は少女に飲み物を奢ってくれるらしい】
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/16(水) 22:46:24.59 ID:Dg7FCm3Xo
>>952
ソナー、エラー。スケジュールリード、エラー。アナライズ…よし、生きてるっ!!

【歓声を上げる声だったが、少女は騎士に一抹の不安を覚える】
【相手は魔術師、しかも黒魔法に類する邪法使い】

【召喚魔術、ジャミングに変質…明らかに絡め手に長けた強敵】
【その正面から向かっていく勇気は賞賛に値するが、光の反属性だけでは向こうの手数には及ぶまい】

【ならば絡め手には絡め手である】

【騎士がこちらに気配をやる様子は無い。おそらく気づいていないのだろう】
【まずは気を引き、その後は気を引いてもらうと最上】

観測開始、どうしますか?

【自分の手持ちは一発芸しかない。まずは騎士にこちらの意図を読んでもらう必要がある】
【少女は、嗤う。妖しく、凶暴に】

…りょ、了解! 一撃翌離脱を心がけてください!!

【少女の目元に、近代的に過ぎるホロスコープが展開する】
【同時に少女は物陰から躍り出て、騎士が気を引いている隙に左方向へ回り込むように走る】
【それから猫らしい敏捷性で家屋の屋根に上り、女性の上から勢いをつけて飛び掛った!】
【狙いは、杖! でなければ顔に一発引っかき傷でも!】
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 22:48:16.08 ID:vtbmL9lSO
>>950

【少年の返答を聞く】

「奇跡」…?何かよく分かんねぇな…。
つまり、具体的に何かしたりされたりして身につけた訳じゃねぇ、って事だな?

「信じる者は救われる」、か…。分かった。今日からやってみる。


…そうだ。俺は橡 蘇芳(つるばみ すおう)ってんだ。お前は?

【少年の名前を尋ねる】
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 22:49:40.13 ID:c4oEGQKY0
【図書館】


【夜のこの場所は昼と比べ人もあまり多くなく、いつも以上の静寂を保っている】

【そんな閑散とした図書館の端っこのテーブルの、端っこの椅子に座っているのは
暗い茶髪に鋭く蒼い双眸、白シャツの上に茶色の革製ジャケットを羽織り、濃紺のダメージジーンズを穿いて
両手には革手袋、右手首には緑、黄、緑の3本ラインのリストバンドを着用したごく普通の20代前後であろう男】

【だが、座っているにも関わらず、彼の背には黒鞘に納まった長剣がベルトで固定されて掛けられている】

…………


【図書館のマナー、静かに!を忠実に遵守しながら、本を読んでいる】
【彼が手に持っている本の表紙には“伝説の刀百科”と書かれていて、テーブルにも刀に関する本が幾つか積まれており
なぜかその中に、吸血鬼、に関する物も幾つかあるのがわかるだろう】
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/16(水) 22:50:16.81 ID:7bNy9GLt0
>>946

(Justiceと云う単語、何故其処迄俺に響いていたのだろうかな)

【ふと。一抹の思いを馳せつつ】

 そうか。まぁ、嫌いな物は仕方が無い。問題はどう、世界を平穏に導くか。其処に限るだろう
 いざと云う時、自尊心に縛られないように気を付けるしかないな

【目を瞑ったままに少し頷いて】

 正義の押し付け。そうは成るかもしれない……

 大体、そんな場合は他の誰かに先を越されたりもするかもしれないな

【此方も。尋ねては居らずとも、“違う組織”に先を越されそうだと云いつつ】
【何故かフフ、と嗤っていた】

 協力し合うのは好い事だ。其処にたとえ絆が無いにしろ、
 世界を平穏にするという目的には変わりないだろう?其れで好いと俺は思う

【淡々と其れにも肯定し。一瞬首を傾げながら】

 そう云う事になる

 勿論、正当防衛の術はするが其れ以外は希望に添えるだろう

【頷いた。相も変わらず、じっと前を見るその赤い眼はどこか、覚悟が見えていた】
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/16(水) 22:52:56.39 ID:OEBDmPU1o
>>958

【すん…一度自然に鼻を鳴らして、その匂いを鼻孔に溜める】
【己が血臭と交われば、最早それは戦場を彷彿させるものだ】

…………

【ゆらりと、青年の前に立ち塞がるかの様に移動し】
【彼我の距離を、5m以内まで詰めようとする】

“はじめまして”

【戦場で出会った2人…さて、この後に続き、貴方が答える―――言葉は?】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 22:54:48.34 ID:k4srZ4Nno
>>959
あのちょっと変わった……おっといけない
しかし、気合充分だね

【(メタ的に)話を中断して、当たり付き自販機にやる気満々の青年を見てそう呟く】
【100円そこらのくじに闘志を見せる青年の姿に微妙に理解をしきれずにいるが、
 その感情は微かな表情の曇りに現れるだけ――きっと青年は気づくまい。自販機に集中してるし】


【で、パラッパーとかそんな感じで当たりを吐き出した自販機を見て「おー」とちょっと感心した声を上げ――】

おお、二連打とはすごいものだね

【表情に現れていないが、声が気持ち上ずっているので、驚きと興奮はあるのだろう、多分】
【と、そこで話を自分に振られて――】

……私もいいの?ならお言葉に甘えて、C2を奢ってもらおうかな

【クスリと、口の端を上げて小さく笑みを作り、そう応じた】
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 22:57:32.26 ID:qVDUyFpSO
>>961
ええ、その通りです。
信じればいつかは救いはあるんですよ。

僕は護です。
《Justice》という組織に所属しています。
以後お見知り置きを。
【少年――護は蘇芳の紹介を受けて】
【自分も、丁寧にそう名乗った】

あぅ、もうこんな時間ですね。
では、僕は失礼しますね。

では、また何処かでお会いできれば、
【護はそう言うと、大通りへ出ようと、路地裏の出口に向かって歩き出すだろう】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/16(水) 22:58:28.82 ID:vqjtwn+F0
>>963



【彼の眼をじっと見つめる】
【そして】

…私の名はタツミだ。よろしく。

【そう言って握手を求める 「blue justice/青義同盟」 に入団したということか】

968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/16(水) 22:59:38.57 ID:+idrmgd6o
>>960

【アーレカンテが鉈を握り直し体勢を整えたその刹那、】
【少女は既に屋根上からの奇襲に躍り出ていた】

 …………────っ

【気配に気付いた女性は咄嗟、綿毛の舞うような後方跳躍】
【ひゅン、と女性のすぐ眼前を鋭い風が掠めていく】

 ── 一人ぼっち。私の傷跡。
   嗚呼、静かな夜ね。

【──つ、と。女性の右頬に一筋の切り傷が浮かぶ】
【そこから滲み出したのは、紅ではなく、夜を煮詰めたような漆黒の血だった】
【女性は緩慢に、その傷跡を指でなぞる。杖を落とすには至らなかったようだが、】
【女性の無機の瞳のその奥に、地の底で胎動する黒い溶岩のような何かが、渦を巻き始めた】

 “──忌 ィ ア あ 唖 ァ……”

【アーレカンテが、側頭部の片翼を一度はためかせ、】
【少女の姿と、そして間合いを計らんと身構える】
【この異形の全容は明らかになっていないが、先の騎士との一合を見たならば、】
【異形アーレカンテは、近接に寄った戦い方をしそうだと、推測が出来るかもしれない】


//舞台裏の通り、騎士の方がPC不調で離脱されるそうなので、
//異形との一合を終えてから、騎士さんが何らかの理由で不意を突いて撤退した、な感じでお願いします
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/16(水) 23:00:17.40 ID:xDzsIqvAO
>>964

【おもむろに、青年が右腕を持ち上げる】
【ギチリ、軋むような音が間接から響き、勘がよければ義手だと分かるはずだ】
【また、よく観察してみれば左腕の袖には乾いた血がこびりついており、】
【左腕を喪失してから、まだあまり時間がたってないのだと気付けるかもしれない】

【青年は、餓えた狼のような瞳で男性の格好や武器を上から下まで眺めてみせると】
【何かを諦めたように薄い唇から溜息をついてから、僅かに頸を傾げた】

……“さようなら”

【言葉を交わすことすら、めんどくさい】
【そんなふうに呟いて、右腕を男性の方へだらりと伸ばす――急速に魔力が収束し、キチカチと機械音が鳴り響きはじめる】

【まだ、動かない。初手は男性のものだ】
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/03/16(水) 23:00:30.22 ID:qqf5rnmp0
>>956

【扉の前に立った男には、色とりどりのガラス片がぱらぱらと散っていくのが見えるだろう】
【教会堂の照明などもはや一つとして機能して居ないはずなのに、中は白昼の如く明るかった】
【――否、俗っぽい表現になるけども、「キラキラしていた」と言うのが正しいか】

………その通りだ

一人でない夜更けの方が、よほど少ないのだから

【そんな細々とした現象が目視できるのだから、少女が悠然と振り向いたのも男には見えただろう】
【男の言葉を通して、その存在に興味を持ったらしく――抑えられた声量で、応答し】

……いや、違う。
君の紳士的な行いに敬意を表して、私の見解を教えると、だ


―――「意味がない」のに、特定の人種にとっては、“意味があるように思われている”


………そんなものが、必要のないものなのだよ。

【依然、控えめで淡々とした声が、更に紡がれると】
【風船が破裂する様な、危機感を煽る音がした直後、また「ぱりん」】
【こちらは、むしろ小気味よく耳に響く。清々しいまでの粉砕音が、繰り返して響く】
【埃だらけのレッドカーペットの上に佇む彼女の瞳が、それと同時に、微かに細められた】


……さて、逆に問おう。こんな夜更けに何を?
この教会の関係者か、脳の蕩れた狂信者でも無ければ、一応は歓待するつもりだが
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 23:09:08.64 ID:KuMgqEWDO
>>954

父さん──父さん
今度はいつ……パレードに連れていってくれる──?
ヒャハ──たくさん、赤くしたんだ
識槻──また、遊ぼう。ナオミも、そう、言って──

あ、は──ヒャハハ、
ハ、ハハハハあぁあああ゛あぁあ──!

【きぃん──!】
【精神の力で生み出された咆哮】
【それは、一時的にではあるが青年の聴力と、平衡感覚を奪い去る】
【喉を痛めるほどの悲鳴は、音による苦しみからか。或いは狂気の糸を手繰ったからか】
【子供なのか大人なのかも分からぬ青年は──左手で片耳を塞ぎながらも】
【右手では、確かに長刀を握り締めていて】

【──ひゅう!】
【風を斬るかのような音が、少年へと向かう】
【それは、彼の横にいたはずの、白と黒のナイフ】

【2本のナイフは──まるで、彼を放っておいてと言わんばかりに、少年へと刃を向ける】
【本来ならば意志などないはずのナイフ──】
【それが勝手に動くのは──青年の能力か、或いはからくりがあるのか】
【月光に煌めく2つの銀の刀身は】
【少年の喉と腹部を、それぞれ狙っていた】
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 23:12:24.52 ID:Kfhl6nPto
>>965

オッケー、C2だね…じゃあリクエストにお答えしようかな…ホレッ!

【青年はC2を押して合計3つのジュース缶を入手…しかしここで打ち止めであるらしい】
【120円で300円以上の買い物が出来た時点でだいぶお得ではあるが…ところでどうもこの自販機ハイスコアを表示することがあるらしい】
【しばらく待っていると自販機の硬貨投入口の横にある小さな電光掲示板に『ハイスコア 20本』と表示されているのを見る】

…うっわあ…これ見てよ、ここで20本もジュースルーレット当てて買った奴いるみたいだよ…!
こんなのよく当てられるよなあ…ちょっと休みながら飲むか

【そう呟くと、自分の後ろに停めてあったバイクのハンドルの所にある複数のボタンのうちの一つを押すと、バイクが機械音を発し始める】
【変形が始まったのだ、しばらくすると不思議なバイクは重厚な形の、棺桶へと変形していく】
【安定感のあるのっぺりしたフォルムを紺色で彩っており、蓋の表面に真っ黒な三日月を象った模様が塗られており、そして中央部に『魔術協会』とロゴが張られていた】

【どうやら魔術の製品らしい…魔術の『匂い』は不釣り合いなほど薄いのに】

…あ、俺は剛田 剛太郎…君は?

【ベンチに腰掛けてツイストを開けながら少女の名を聞こうとする】
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/16(水) 23:14:44.54 ID:acMsjZhbo
>>970
【真に美しかったかぐや姫は部屋の隅々を照らすほどの光をまとっていたという】
【真に徳のあるものには、後光が指し人の心までも照らすという】
【教会の内部を照らす何かがどういうものに当たるかは分からないが、男はまるで眩しそうに一瞬目を細める】
【光量の問題というよりは、恐らくは感嘆に近いものだろう】

ふむ、なるほど……ヒトとは、ものの真意を見誤りやすいものだ
それは確かに、必要のないものかもしれない

【一歩二歩、相手の居る方へと歩み寄る】
【皺をより深くするように目を弧に変えて、柔らかい笑みを浮かべて立ち止まり】

……こんばんは、フロイライン。挨拶が遅れてしまったね
私はドワイト・アンドリュー・ホプキンス。ただのしがない酔狂者だ
此処へ来たのは、放浪の果ての気まぐれ……それこそ、運命のようなものかもしれないね

【帽子に手を掛け、一旦外して礼を一つ】
【パイプを持ったままの手を杖を持つ手に重ねるようにして、惹かれるように教会の内部に視線を遣る】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/16(水) 23:16:33.80 ID:qY+WD9Vwo
>>971
……ちっ、何を行っているか分からないが、ちぃっと痛い目観てもらうぞッ!!

【ナイフが刃を向けるのを確認し、自分の腕二本でカバーするように防御を固めた】
【そして、数式を纏うアートマンの右腕が、相手に振るわれる。ジャブ気味の引くパンチ】
【ダメージを与えるよりも、当てることに重点を置いた打撃である】

ツーッシィッ!

【数式は、当てることによって、神経に直接痛みというデータを流しこむタイプの物】
【肉体には大きなダメージを与えず、大きな痛みによって相手を無力化する為の技だ】
【当たれば、血管の中を無数の針が駆け巡るような激痛が一瞬だけ相手を襲うだろう】
【アートマンの左腕は引かれており、何時でも追撃が可能と成っている】
【だが、相手がナイフをどう扱うか警戒しているため、追撃を下としても威力はそれほど大きくはないだろう】

(さて……どう来る)

【目は、どこまでも冷静に。青年の様子を伺っている】
【生身の腕は、ナイフに対応するように動いているが、同時に来られれば反応は難しい】
【4本の腕を流動的に同時に動かすのは未だ慣れていないのだ】
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 23:17:05.19 ID:c4oEGQKY0
【図書館】


【夜のこの場所は昼と比べ人もあまり多くなく、いつも以上の静寂を保っている】

【そんな閑散とした図書館の端っこのテーブルの、端っこの椅子に座っているのは
暗い茶髪に鋭く蒼い双眸、白シャツの上に茶色の革製ジャケットを羽織り、濃紺のダメージジーンズを穿いて
両手には革手袋、右手首には緑、黄、緑の3本ラインのリストバンドを着用したごく普通の20代前後であろう男】

【だが、座っているにも関わらず、彼の背には黒鞘に納まった長剣がベルトで固定されて掛けられている】

…………


【図書館のマナー、静かに!を忠実に遵守しながら、本を読んでいる】
【彼が手に持っている本の表紙には“伝説の刀百科”と書かれていて、テーブルにも刀に関する本が幾つか積まれており
なぜかその中に、吸血鬼、に関する物も幾つかあるのがわかるだろう】
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/16(水) 23:17:08.92 ID:Dg7FCm3Xo
>>968
【奇襲に成功した少女は、女性の瘴気に負けず劣らない邪悪な笑みを漏らす】

杖の奪取に失敗、ですが、オーダーを完遂。
やはり、目はあなたが二つ持っているだけ、ですか。

【そう『声』が宣言するや否や、騎士の姿が見えなくなったことに気づく少女】
【どうも今の隙をついて逃亡したらしい。いのちだいじに。人間である限り最大の命題だ、誰が責められようか】
【蒼い毛皮をさらに蒼くして舌打ちする少女だが、『声』はむしろ高翌揚した様だった】

いえ、成功です。どの道模倣ですから、あれだけの情報があれば充分ですよ
ですが、こちらも長居は出来ません、短期決戦で行きましょう!!

【高らかな声に頷くと、少女の体に蒼い光の線が走った】
【胸部から全身に行き渡るような拍動を描くその線は、次の瞬間周囲を強い閃光で覆う】

【直近で直視すれば目を覆いつぶすような光が消えたとき、少女の姿は、あの騎士の威容へと変貌を遂げていた】
【違いといえば、そのフォルムはより丸みを帯び、頭に猫耳のような飾り、全身に少女と同じような青い光の線が走っていることか】

『模倣聖典』起動、概念、『騎士』、『聖』、『大剣』を取得しました。
巨躯を生かした近接戦闘を推奨、属性開放には多大なリスクを伴いますので、使いどころを誤らないでください。

【少女…否、猫騎士は言葉に頷き、手にした大剣を重々しく構える】

さあ、ゴ・ン・グ・鳴・ら・せっ!!

っっかーん!!

【声の宣言にあわせて、本当に高らかになる鐘の音】
【猫騎士は、今度は先ほどの騎士同様…或いは見た目相応に、鋭く重い足取りで敵へと接近する】
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/16(水) 23:17:24.53 ID:OEBDmPU1o
>>969

【嗚呼、それでこそ】
【―――此方も遠慮しなくて済むと言うものだ】

【中年の男こと山本の本質は、戦人】
【無為な殺しより―――手応えのある者の相手をしたい】
【そして今、それが叶う―――予感がする】

【タンッ】
【足音を立てて右腕を差し出す青年へと駆けよる】
【距離は男にとっては大した事が無いモノ。1息と数瞬の時間だけで、詰め寄ろうとしながら】

【右手は中位の刀を掴んでいて】
【詰め寄ると同時、神速の居合抜きで、青年の右腕を切り落とすつもりなのだろう】
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 23:21:42.59 ID:k4srZ4Nno
>>972
……というよりこの自販機の採算が非常に心配だね。ん、ありがとう

【青年と共にハイスコア表示を覗き込みながらそんな事を言う】
【それからC2を受け取り、一言礼をして】

【―――振り返るとなんか凄い変形をしているバイクがあった】
【興味あり気にその様子を見、当然棺桶に付いた魔術協会のロゴにも気付き―――】

ああ、私は穂躑躅輝夜(みつつじ かぐや)っていうんだ
……魔術協会に所属しているの?アレは科学の臭いしか感じないけど

【名乗り返しながら、棺桶と化したバイクの方を見てそんな事を聞く】
【無論だが、「アレ」=(元)バイクのことである】
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/16(水) 23:28:44.51 ID:+idrmgd6o
>>976

【ひゅ、たンッ】
【アーレカンテが、重力を軽視するような跳躍で持って女性の前へと舞い戻る】

【刹那、瞬く閃光。アーレカンテの後方に控える女性は伏せるように瞳を閉じたが、】
【アーレカンテの、その白銀の卵に似た頭部には目鼻口などの器官が無いため、】
【目晦ましを喰らうことは無かった。が、変貌したその威容に、片翼が一度間を取るようにはためいた】

 “──唖 ァ 威 イ ぁ あ ア唖ァ”

【表情も存在し得ない人あらざる者故に、それを推し量ることは難しいだろうが、】
【どうやらこの異形も、少女の形貌が先までいたあの者とよく似ていることを察したようだった】

 “忌ィ──雄おオオ怨んンンンー──っッ!”

【ふッ、怨──】
【刹那、アーレカンテが上体を屈めて低姿勢で前方へ疾駆を開始する】
【ががガガがが──と、歪な紋様の刻まれた無骨な刃が石畳を撫で、硬質な摩擦音と火花を散らしながら】
【そのまま接近を許せば、右手に握った大鉈で、相手から見て左下から逆袈裟に斬り上げんとする斬撃を放つだろう】
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/03/16(水) 23:29:21.65 ID:xDzsIqvAO
>>977

【握手でも求めるかのように差し出された腕が、急速に形を変えて肥大化する】
【大きさに耐え切れず燕尾服の袖が破れ、露になったのは肉色の装甲義手だった】
【至る箇所に夜色の刺青が施されたその腕は、恐竜のような巨大な手をしており】
【同色の鱗や硬質な輝きを放つ全体像など、一刀の元に切り伏せられるようなものではないだろう】


     ――――≪ BUGABOO ≫――――


【くるり、手の平を迫る神速の一閃の方へと向ける】
【ガチリッ、と、金属を相手にしたような硬さと音とが響き、火花が散った】
【ある程度のダメージは入ったが、それは義手にであり青年は感じていないのか、】
【そのまま彼の刀を握り締めると此方に引き寄せ、勢いに任せて自分の後ろへと放り投げようとしながら、】
【右脚からの蹴りを男性の脇腹目掛けて突っ込み、そのまま蹴り飛ばそうとするだろう】
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 23:29:36.76 ID:Kfhl6nPto
>>978
【銀色の鎖を引いて棺桶を引きずると、ベンチに座って彼はコーラツイストを飲み始める】

ホント、ね…赤字になるでしょ20連続で出してる奴なんていたら
どこのバカだか知らないけど凄いな…いいかげんルーレットの仕様変えた方がいいんじゃねーのって感じ

【棺桶の事を問われると…少し首を傾げ始める】
【顔を見てみれば…どうやら困っているらしくこの棺桶の事をなんでも分かっているわけではないようだ】

そこの警備員をやっているよ…そしてこの仕組みは俺もよくわかんねえや
これを作った奴は、全ての機構が魔術で動いているって事を教えてくれただけでさあ…

えっと、よろしく輝夜…おまえはここで何してたんだ?

【質問と同時にコーラを飲み始めて、少女の話に耳を傾けようとする】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/03/16(水) 23:35:03.66 ID:7bNy9GLt0
>>967
/pspに移行です。すみません

 なんか、申し訳なかったな
俺も人に物申せる身分でもなかった

【今更ながらに反省する。もう少し違う言い方があったのかもしれないと思う節があったからだ】


 俺はゼビレイ。コードネームだがね

 以後、宜しく頼む

【握手には応じるだろう袖からでた手は、顔に合わず普通に人の形を成していた】
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/03/16(水) 23:36:46.56 ID:qqf5rnmp0
>>973

【教会の中――そこには、やはり。無数の「ステンドグラスだったもの」が散乱している】
【白い丸太そのものと言った木製の柱に阻まれ、男と少女の間にはほぼ無いのだが】
【残ったステンドグラスを注視すれば、どれもこれも「複数の場所が」破壊されているのが分かる筈だ】
【遠くから何度も物体を投射したか――近くで何かの破片が舞い散って、それに砕かれた様な】

……真意を見誤る程度なら、「問題ない」……いや、言い過ぎなのだが…
もともとは意味のない、触れもできないものに期待してしまうから、認められない

【男が近寄るのにストップはかけず、かと言って積極的に迎えはせず】
【笑いかけられても、凍りついた仏頂面――お互いを繋いでいるのは、言葉だけだろう】

こんばんは、ドワイト・アンドリュー・ホプキンス……いや、「酔狂者」の方が良いのか?
親や牧師から貰った名前よりも、自分で定義したものの方が的確であろ?

……さて、挨拶のつづきとして、私の名前も教えておくか
「大嘴 櫻芽(オオハシ オウメ)」―――記憶することは要求しない。

【前方に軽く首を傾げ、この少女――櫻芽は、略式的にアンドリューに返礼し】
【「運命」という言葉を耳にすると、見た目に比して枯れた声で、くつくつと笑いだして】

………ふっ、それは確かに、ひどく運命的なことだ
よりによって、曲りなりにも「教会」と呼ばれていた施設で出くわす相手が…

――――『吸血鬼』だとは、な?

【彼女はそう言うと、勝手に納得したように頷き、瞑目して腕を組む】
【――確かに、会話の中で見え隠れした歯は、総じて鋭く堅固なものであった、と、思い出すだろうか】

【―――穴だらけの天井が、より一層、眩く白む】
【眼を向けてみたのなら、そこでは】
【数え切れないほどの氷の粒が、白い煙に潜むように、きらきらとした光を閉じ込めていた】
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東) [sage]:2011/03/16(水) 23:38:36.16 ID:JAILJ0gAO
【裏路地】

【腰まで伸ばした黒い髪と金色の瞳を持ち、何処かの学園の制服に身を包むのは、左腕にぐるぐると巻き付けた包帯が印象的な小柄な少女】
【そして、それに向かい、下品な笑みを浮かべながら近寄るのは、大柄な男、裏路地によく居るゴロツキの一人だろう】
【此処は、裏路地、明らかな弱者であり、女でもある、十歳半ば頃の少女が眼を付けられるのは、必然か】

『……なァ、嬢ちゃん、此処は俺の場所なんだ、勝手に入ったらどうなるか解ってんだろうなぁ……!?』

【下らない因縁を付けながら、にやにやと、絶好の獲物と判断した少女に手を伸ばす、男】
【それに対し、少女は何の行動も起こそうとしなかった】

【傍目から見れば、明らかな、危機】
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/03/16(水) 23:39:28.06 ID:k4srZ4Nno
>>981
ルーレットで十連勝以上したら強欲さに反応した自販機に食べられるのかも知れない。今考えたけど

【自販機についてそれだけ言うと、棺桶に視線をやりながら、剛太郎の釈明を聞いている】

警備員とはまた微妙な位置だね、もしかして「家政婦は見た」的にトラブルに巻き込まれた事とかあるの?

【そんな事をしれっと言いながら、コーラを開け―――】
【コーラを飲み始めたところで声がかかり、そちらを向き直して話し始める】

ここは変j もとい、変わった人がよく来るからね、そんな人と世間話をしてるんだよ
ちなみに最近のイチオシは≪R.I.P.≫と金の国騒動だけど―――君は他に関心ごととかある?

【意味が変わってないよ……とにかく、話し相手を探してたらしい】
【コーラを持っていない手で器用に新聞をめくり、ニュース欄(一昨日の)を見せるように掲げながら言う】

986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/03/16(水) 23:39:30.18 ID:Dg7FCm3Xo
>>979
【接近してくる敵性召喚獣を認識しながら、フルフェイスの兜の下で少女は笑っていた】
【何せ思惑通りに突進してきたのだ、女性の豪気か、或いは召喚獣の習性か、いずれにせよまあ当然】
【だから、敵が構えるより早く大剣を振りかぶり、力を込め、】

行けぇぇぇええええええええ!!マスタあああああああああ!!!

【――――勢いに任せて振りぬいた】
【剣に充填された聖なるエネルギーが、光波となって召喚獣を、ひいては後方の女性に襲い掛かる】
【と、同時に、その反動か鎧が一気に砕け散る】

【少女は、それが声に促されたリスクであると確信し、しかし驚く事無く身をかがめ、女性へと走る】
【体に走る蒼いラインがのど元へと光を集め、少女はここにきて初めて口を開いた】

「言葉の重みを教えてあげよう」

【『声』とはまた別の、少年のような声】
【その言葉と同時に、女性の体に通常よりも強い重力が襲い掛かった】
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 23:42:04.03 ID:vtbmL9lSO
>>966

《Justice》の護、か。よし覚えた。
じゃあな、護。いつかまた会おうぜ。

【そのまま、護を見送り】
【数分後、護の行った方向とは逆の方へ歩いていった】



/すみません風呂落ちして遅れました
/乙でした!
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 23:44:07.26 ID:qVDUyFpSO
>>987
/大丈夫ですよー
/乙したー!
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(石川県) [sage saga]:2011/03/16(水) 23:44:23.53 ID:vqjtwn+F0
>>982

ゼビレイか。ああ。よろしく。
(…得体のしれない奴だな…)

ああ、とりあえずこれを頼む。
【そう言ってどこから出してきたのか大量のポスター】

まだそれほど貼ってない地域があるのでな。さきほどの2つのことさえ守れそうな奴なら、自由にスカウトしてくれて構わない。
もう少しで本格的に活動ができる。すまんが頑張ってくれ。あと私達はよく「BAR FATE」(水の国)にいるから何かあったらそこで。
何人か集まったら会合を開くかもしれん。

【そう言ってポスターを渡すと】
【そそくさとその場所からいなくなってしまった】

/乙でしたー
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 23:45:55.59 ID:c4oEGQKY0
【図書館】


【夜のこの場所は昼と比べ人もあまり多くなく、いつも以上の静寂を保っている】

【そんな閑散とした図書館の端っこのテーブルの、端っこの椅子に座っているのは
暗い茶髪に鋭く蒼い双眸、白シャツの上に茶色の革製ジャケットを羽織り、濃紺のダメージジーンズを穿いて
両手には革手袋、右手首には緑、黄、緑の3本ラインのリストバンドを着用したごく普通の20代前後であろう男】

【だが、座っているにも関わらず、彼の背には黒鞘に納まった長剣がベルトで固定されて掛けられている】

…………


【図書館のマナー、静かに!を忠実に遵守しながら、本を読んでいる】
【彼が手に持っている本の表紙には“伝説の刀百科”と書かれていて、テーブルにも刀に関する本が幾つか積まれており
なぜかその中に、吸血鬼、に関する物も幾つかあるのがわかるだろう】
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/03/16(水) 23:47:00.01 ID:KuMgqEWDO
>>974

【──ナイフに、意志は果たしてあるのだろうか】
【本来であれば、物質は投擲されたら直線的にしか進まない】
【しかし。白と黒の刃はまるで──まるで、生きているかのように】
【がくん!と急に軌道を変える】
【ナイフたちは狙いは最初の場所よりかは僅かにずれるも──】
【少年のガードを避けた位置に、刃を突き立てようと迫る】
【そして──青年は絶叫したまま。動くことが出来なかったが】

≪────────≫

……ッ、ナオ、ミっ──!

【呼んだのは、またその名前】
【まるで、少年のアートマンの叫びをすりぬけて、「誰か」の「声」が聞こえたような──】
【──青年の反応は、そんなものであった】

【たんっ!】
【「ナオミ」とやらの「声」のおかげだろうか】
【青年は、硬直が解けたかのように大きく後ろへ跳躍する】
【結果として、少年の能力による攻撃は、宙を掻くことになるだろう】

────お前の、せいか?
ナオミも、姫も、お嬢も、ご機嫌ななめ、だ
……ヒャハ、ハ
本当なら──お前の血をワイン代わりにするの、が
一番、いいんだろう、けど、なぁ──

【「生憎と──気持ち悪いのは、嫌らしくて、な」】
【──きん】
【「気持ち悪い」とは、彼のアートマンの見た目のことだろうか】
【兎も角彼は、刀を鞘へと納め】
【するすると、静かに後退しはじめる】

【そして、2本のナイフが少年に刺さるにしても、刺さらないにしても──】
【青年が後退を始めると、ナイフもまたするりと青年の方へ戻っていき】
【やがて──】
【彼は、猫のように跳躍して、ビルの壁を蹴り】
【壁から壁へ。屋根から屋根へ飛び移り】
【耳障りな嘲笑を残し、その場から立ち去るのであった】

/申し訳ありません、明日にそろそろ差し支えそうなので、このあたりで〆させていただきます
/戦闘を最後まですることが出来ずに、本当に申し訳ございませんでした
/この埋め合わせは、いずれまた。
/それでは、今日はありがとうございました。ありがとうございましたー!
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(滋賀県) [saga]:2011/03/16(水) 23:47:40.21 ID:3qcZqAAr0
>>939

……――甘い。
オレ様は……――“オレは”。
もう、自分(テメエ)を包む闇なんざ、ごまんと見てきたよ。

……幾重の絶望が、オレを襲った。希望なんて、無いようにすら思えた。
けどな……それでも、だ……――夜空の天高くに在る、星が消えちまうワケじゃない。

たとえどんなに真ッ暗闇だろうが!たとえ空がすっかり鉛色の雲で覆われていようがッ!
『星』は……ずっとずっと其処に在るッ!消えることはないッ!其処で輝き続ける!!

オレは――それに救われた。オレの闇は、その星に照らされた。
だから今度は、このオレがッ!!誰かの闇を照らす≪星(ビッグ・スター)≫に成るッ!!

……――往くぞ、朔夜ッ!!オマエの闇……――オレが照らし出してやるッ!!

【――ご愛読ありがとうございました。ル先生と粉雪先生の次回作にご期待下さい!】
【訳:そろそろ収拾がつかないよ!】


ま……大切なのは『今』だ。今、オレ様とオマエさんが出会ったってコトだぜ。
っつーわけでだ、よろしくな朔夜。オレ様のサインが欲しいってェなら今のうちだぜ?
数年後にゃあ、間違いなくオマエさんの家の家宝になってンだろうからよォーーッ!!

【と、まぁ、それが彼の考え方であり。確かに、この場においてはそれが尤もだろう】
【或いは、この場合――思い出さないほうが、もしかすると良いのかもしれない】
【例え思い出したところで、この二人の精神力ならばそれも乗り越えられるだろうが……】
【……今は、この出会いそのものを尊重すべきだろう。恐らくは】

ハッ、まさかだろ。路地裏でライヴなんかブチかましてみな、オレ様一瞬でボコボコだぜ。
ま、返り討ちにしてやる自信はあるけどよォー、そうじゃねェ。
オレ様の仕事はよ、一応は『治安維持』みてェなモンだからなー。

【イルゾルは、車イスに深く腰掛けたまま、にやりと笑んで朔夜を見上げ】

これでもオツム使うより手ェ出す方が得意なんだ、厄介ごとの鎮圧もドンと来い、さ。
一応アレだぜ?オレ様がこんな時間に歌い倒してるのも、よ。
こンだけ騒いでるヤツが近くに居れば、不審者も暴漢も近付きにくいって寸法よ。
万が一誰かが誰かに襲われてるヤバい状況でも、音がする方にいけば人が居るってわかるしな。

【「ま、テメーが好きだから歌い散らしてるトコもあるんだけどよ」なんて、冗談めかしながら付け加えて】
【しかし、話を聞いている限り、案外……『出来る』のか?この少年は――】
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/16(水) 23:50:51.08 ID:OEBDmPU1o
>>980

ッ―――――!

【ギ…ィン―――!!】
【義手、硬い、斬り落とせなかった】
【端的ながら、正確に…今の状況を把握する】

【ギチリ―――】
【掴まれれば、何とか青年の義手の隙間―――指関節へ刃を潜り込ませようとし】

シィッ――――!!!

【相手が刃を引き寄せようとするのと逆方向に刃を“引いて”】
【その指を切り落とそうとするだろう】

【が―――】
【男の身体は、青年の蹴りで吹き飛ばされ、数mの距離を開かされる】
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/16(水) 23:52:56.28 ID:qRDhs2pho
>>984

(──さてはて、“どうなる”ことやら。)
(とぅーびー、こんてぃにゅー。)

【暗闇に隠れて様子を伺う、全身真っ黒の人影。】
【一種の死亡フラグを立てた男の言葉に、心中でそんな言葉を返す。】

【──まだ、手出しはしないらしい。】
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/16(水) 23:53:00.61 ID:qY+WD9Vwo
>>991
【ナイフの刃は、右腕の深々と突き立った。しかしながら急所は守ることが出来た】
【やはり、何らかの能力を使っているのか、と思考する。油断はできないとも】
【そして、攻撃は宙を掻き、外れて】

っち。

【ひゅっ、と腕を引いて、腕を防御のために構えて】
【去っていくのを追おうとするも、相手は素早い動きで立ち去っていった】
【傷跡に糸を巻き、臨時的に止血をして】

……なんだったんだ一体。

【…嫌な予感をなんとなく感じて、暗い夜空を一人見つめていた】

//乙でしたー!お気にせずなのですヨ!
//とても楽しかったです、又いつか絡ませてくださいね!有難うでしたー!
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/16(水) 23:53:53.19 ID:7bNy9GLt0
>>989

 成程。解った……

【大量なポスターを持ちつつ。言葉少なげに放った時にはもう姿は見えなかったと云う】
【フフ、と何やら自信ありげに其の大量なポスターを持つと】

(ではどんな手でも使おうかね――)

【ばしゅん。そんな音と、数枚のポスターが零れ落ちると共に】
【夜の闇に溶けていった――】

/乙でした。遅くなったりして申し訳ないです
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/03/16(水) 23:54:30.46 ID:7bNy9GLt0
>>989

 成程。解った……

【大量なポスターを持ちつつ。言葉少なげに放った時にはもう姿は見えなかったと云う】
【フフ、と何やら自信ありげに其の大量なポスターを持つと】

(ではどんな手でも使おうかね――)

【ばしゅん。そんな音と、数枚のポスターが零れ落ちると共に】
【夜の闇に溶けていった――】

/乙でした。遅くなったりして申し訳ないです
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/16(水) 23:56:21.12 ID:acMsjZhbo
>>983
【遠目ながらに辺りを観察し、大体の予想はついた模様】
【顎にたくわえられた髭を撫でながら、ふむ、と一つ頷いて正面に向き直り】

誰が垂らしたとも分からぬ蜘蛛の糸に希望を見出す、それがヒトの様というものだ
残念ながら私は彼らの期待を理解は出来ないが、しかし美しいとも思うよ

【無論必要以上の距離を詰めるでも無い、ただ相手の手の内、即ち何らかの破壊を受けている内部に入り】
【そしてそこに、無防備とも言えるほど堂々と立ちすくむだけだ】

ミス・櫻芽。いいや、私は紳士淑女の名を忘れるような無礼な事はしないよ

そして――吸血鬼、とは。
確かにこれは、私が思う以上に運命的なものだ。そして、もしかすると――……ッ!?

【今度は純粋にその目映く輝く光量に右腕にて眼前を覆い、そしてその隙間から辺りを見遣る】
【確かに異変として理解し得る状況を目の当たりにしながら】
【しかし、その腕はゆっくりと下ろされ元の位置に戻る】

……いや、確かに君に、私は謝罪すべきなのかもしれないね
私の拙い推測が正しければ私はお呼びでないモノだ。
――この身には、血潮など一滴も流れていないのだからね
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/16(水) 23:56:40.61 ID:+idrmgd6o
>>986

 “ー──、──っッ!!”

【今からまさに異形が斬撃を放たんと一歩を踏み出したその刹那、】
【アーレカンテが驚愕で声を失った。失策(ファンブル)、誘い込まれた──!】
【自ら当たりに行くようなものだ、疾駆していた異形が躱せる道理は無い──っ】

 “──唖、儀ィイ イ雄 雄 怨 んンンー──ッ!”

【暴──ッ!と、軽からぬ質量が異形の身を真っ向から打ち据える】
【が、その一刹那だけ前に、かろうじて身体を半身に反転、申し訳程度に被弾面積の軽減】
【アーレカンテの身体が、少女の前方斜線上からほぼ真左へと、痛烈に弾き飛ばされていく】

【──だンッ、と、民家の壁に叩きつけられるアーレカンテ】
【その身体から白煙を昇らせながらも、緩慢な動作で、何とか立ち上がろうとしている】

【そして光波が迫り行く先の女性】

 ──私は、それを拒むわ

【──ひぃん。女性が魔杖の先端を前方へ掲げる】
【簡易な魔力干渉結界を展開、女性を囲うようにドーム状の紅い光幕が一瞬だけ出現し、】
【迫り来る攻性光波を防禦する、が──きぃいンッ、と、甲高い衝突音が響いて、防壁は罅割れて消滅する】

【防禦に成功する、が──】

 ……────っ、?

【──がくン】
【刹那、膝の力が砕けたように、女性の体勢が崩れる】
【何が起きたのか分からないと言った風に、無機の瞳が一度瞬きをする】
【そして迫り来る少女に対し、女性は妨害の手段を持たない】


//重力っていうのは、そこだけいきなり重力が重くなる、みたいな感じでいい、のかな?
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/16(水) 23:57:24.31 ID:+idrmgd6o
>>986

 “ー──、──っッ!!”

【今からまさに異形が斬撃を放たんと一歩を踏み出したその刹那、】
【アーレカンテが驚愕で声を失った。失策(ファンブル)、誘い込まれた──!】
【自ら当たりに行くようなものだ、疾駆していた異形が躱せる道理は無い──っ】

 “──唖、儀ィイ イ雄 雄 怨 んンンー──ッ!”

【暴──ッ!と、軽からぬ質量が異形の身を真っ向から打ち据える】
【が、その一刹那だけ前に、かろうじて身体を半身に反転、申し訳程度に被弾面積の軽減】
【アーレカンテの身体が、少女の前方斜線上からほぼ真左へと、痛烈に弾き飛ばされていく】

【──だンッ、と、民家の壁に叩きつけられるアーレカンテ】
【その身体から白煙を昇らせながらも、緩慢な動作で、何とか立ち上がろうとしている】

【そして光波が迫り行く先の女性】

 ──私は、それを拒むわ

【──ひぃん。女性が魔杖の先端を前方へ掲げる】
【簡易な魔力干渉結界を展開、女性を囲うようにドーム状の紅い光幕が一瞬だけ出現し、】
【迫り来る攻性光波を防禦する、が──きぃいンッ、と、甲高い衝突音が響いて、防壁は罅割れて消滅する】

【防禦に成功する、が──】

 ……────っ、?

【──がくン】
【刹那、膝の力が砕けたように、女性の体勢が崩れる】
【何が起きたのか分からないと言った風に、無機の瞳が一度瞬きをする】
【そして迫り来る少女に対し、女性は妨害の手段を持たない】


//重力っていうのは、そこだけいきなり重力が重くなる、みたいな感じでいい、のかな?
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/

ローカルルール変更に伴い、1000到達の報告が不要になりました。

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
俺様のスレ @ 2011/03/16(水) 23:35:46.65 ID:PEz5YyoAP
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1300286146/

逆レイプされたい @ 2011/03/16(水) 23:12:26.84
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4vip/1300284746/

まどか「腹パン少女ひとみ☆ヒドカ・・・?」 @ 2011/03/16(水) 22:46:21.54 ID:tE3xPLqNo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1300283181/

【お客さん】お友達から始めましょう8【こういう所はじめて?】 @ 2011/03/16(水) 22:41:36.91 ID:y628KoXMo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1300282896/

【恋の三角関数】スズカの好きな唇はそっち?こっち?それとも…【愛美と雪の板挟み】 @ 2011/03/16(水) 22:37:37.88 ID:RiLS89CXo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1300282657/

上条「…ディアボロ?」12 @ 2011/03/16(水) 22:16:18.90 ID:ztBBXheG0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1300281378/

もし俺のちんこが富士山だったら @ 2011/03/16(水) 20:32:22.73
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/vip4classic/1300275142/

唯「>>5」 @ 2011/03/16(水) 20:05:00.91 ID:P7DJa55w0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1300273500/


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