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【あら】能力者スレ【おやつの時間だわ】 -
パー速VIP 過去ログ倉庫
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1 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 15:02:06.00 ID:6qqQREvDO
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。
無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。
【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【
http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
】 携帯【
http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/
】
【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
* 完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。
* 弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
* 戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
* 基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
* 書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
* 描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
* 他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
* 「コテハン」は禁止の方向で!
* 基本的に次スレは
>>950
が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、 950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
* スレチなネタは程々に。
* スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
* 基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
* 国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
* 他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
* 時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
* 特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
* あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
* 全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
勝手に世界を氷河期などにはしないように。
* 能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
* エロ描写について
確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
なので、全面的な禁止はしていません。
ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します。
やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。
前スレ【
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1300287672/
】
wiki 【
http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
】
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
Twitter
]: ID:???
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】
ごめんなさい、このパー速VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
【怪獣8号】ミナ「日比野カフカ今日は奢りだ!好きなだけ食え!」 @ 2025/08/02(土) 00:14:58.07 ID:l6LpFqfaO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1754061298/
すいか 67.1 立ててみるテスト @ 2025/08/01(金) 14:24:40.59 ID:GCnrlbTY0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1754025880/
もう8月ですね... @ 2025/08/01(金) 06:51:37.98 ID:tUwLog300
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753998697/
【デレマス】橘ありす「花にかける呪い」 @ 2025/07/31(木) 00:03:20.38 ID:DoK8Vme/0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753887799/
【学マス】広「笑って」 @ 2025/07/30(水) 20:41:14.60 ID:VXbP41xf0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753875674/
パンサラッサ「安価とコンマで伝説の超海洋を目指すぞぉ!!」 @ 2025/07/29(火) 21:13:39.04 ID:guetNOR20
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753791218/
落花生アンチスレ @ 2025/07/29(火) 09:14:59.83 ID:pn6APdZEO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1753748099/
ライナー「何で俺だけ・・・」 @ 2025/07/28(月) 23:19:56.58 ID:euCXqZsgO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1753712396/
2 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 15:26:23.36 ID:ynXmPSbDO
>>1
乙
3 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[sage]:2011/03/19(土) 15:37:40.56 ID:SpKxECIAO
>>1
さん乙です(・ω・´)
4 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/19(土) 15:37:47.76 ID:XrmEQxUUo
Witch outs
5 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(山形県)
[sage]:2011/03/19(土) 15:38:19.48 ID:vbORFdUpo
>>1
乙
6 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage]:2011/03/19(土) 15:49:01.77 ID:C4+sPaFu0
悪の
>>1
乙、可憐に咲く
7 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/19(土) 15:51:53.21 ID:ienGnAVNo
後の
>>1
乙はこう語る
8 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 15:55:35.61 ID:R7g4JAVSO
>>1
乙を貴方に、
9 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(四国)
:2011/03/19(土) 15:56:25.56 ID:jP6ZXiHAO
>>1
おっつー
10 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 15:57:18.60 ID:XtLIguuVo
我が
>>1
乙の一端を見せよう
11 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/19(土) 16:06:27.90 ID:1p9yx8neo
チベットから届け
>>1
乙
12 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 19:36:37.02 ID:17pNwI9SO
>>1
乙
13 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 19:37:52.22 ID:j/n5080po
>>1
乙
14 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/19(土) 19:53:41.36 ID:ejXnaI/Qo
>>1
乙です
15 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[sagesaga]:2011/03/19(土) 19:56:04.11 ID:zEC39dHAO
>>1
乙でござい
16 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sagesaga]:2011/03/19(土) 20:02:48.21 ID:DXJlprNj0
>>1
乙モード!
17 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 20:02:56.30 ID:ienGnAVNo
【金の国、王城前広場】
【二週間ほど前には、此処に立つ者達は、ただ眺めるばかりであった】
【城壁の上で行われている、能力者達の戦いを、手助けする事も出来ず】
【漸く動けたのは戦闘が終わってから。全て終わった後になってから】
【非力故の無力を、噛み締める事となった】
【然し、力とは、単純に戦闘行為に振るわれるだけのものではない】
【制度化に於いて、国家を立て直そうとする有志達の努力は認められるべきだ】
【そう、彼等が迅速に戦後処理を終え、国家の形態を安定させたからこそ】
【迅速に、処刑の準備は完了したのだ】
【正門に背を向ける形で作られた処刑台】
【其処には、此度の内紛の元凶が、跪かされている】
【長い髪は止め具を外され、そのまま真っ直ぐに伸びていて】
【愛用していた紫のドレスは、血の染みもない物に変えられている】
【身を清める事は許されていたのだろう。時間の流れも特に見えないその姿】
【ただ、腰に備わって居た筈の長剣は、何処かに消えていた】
〈被告、ルーミア・ゴールドウィン!〉
〈王家に生まれ、国政を預かる立場に在りながら、己が欲望の為の蛮行!〉
〈内を整える事は無く外に牙を向き、逆らえば父すら幽閉する非道!〉
〈その戦火に於いて、どれ程の民衆が傷つき死んでいったかを、数えようともしない冷酷!〉
〈我々国民軍は、王家に敵意を抱くものではない。然し、暴君に唯々諾々とする事を良しとはしない!〉
〈此処に於いて我等は、我等国民軍が掲げる正義が為された事を宣言し〉
〈被告人に国家反逆罪を適用、この国の流儀に則り斬首刑とする!!〉
【罪状の読み上げも、判決文も、既に何処かで終わっていたのだろう】
【国民の前に示されたのは、非常に短い言葉だけで】
【処刑台の階段を、黒い鎧の処刑人が、金属音を響かせながら登り始める】
〈これは、国民の総意である事を、国民軍は確認したい!〉
〈誰ぞ異論のある者などは居るか!?〉
【言葉が終わる前に、民衆の中からは「異論など無い」と叫びが上がる】
【最初に声を発するのは、勇気が数倍必要になるもので】
【だからこそ最初の声は、周囲の声を塗り替える事すら可能にする】
【どの道、此処に集まった彼等は、それを望んでいたのだから】
【反対の声など現時点で、上がる様子は無かった】
/続きます
18 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/19(土) 20:02:56.99 ID:tq0b04Zxo
>>1
乙
19 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 20:03:29.22 ID:ienGnAVNo
>>!7
「異論は他人に譲る程有る!生憎とそれが仕事だからな!!」
【一転。一色に染まった広場の空気を掻き乱す声が】
【それは、プレシール通りの方角から聞こえてきた】
「おい、てめえら!!誰とは言わねえが、その中に居るんだろ!?」
「隣の奴と違う事言うのが怖えからって、とりあえず叫んでる奴がよォ!?」
「ああ、悪いとは言わねえさ!そうしなきゃあやってられないのは分かる!」
「だが!てめえの口はてめえの一つだって事は覚えとけ!」
「何が起ころうと、他の誰かはお前の事を話しちゃくれねえんだよッ!!」
【民衆を守る様に展開されている国民軍。その隊列の一部が、瞬時に崩壊する】
【襲撃は予想されていたとは言え、やはり民衆の混乱は免れない】
【規則的な人の波が揺らぎ、其処には一本の道が生まれた】
【その道を走るのは、一人の騎士】
「なあおい!居るだろ!?てめえの考えでどうにかしようと思って来た連中よ!」
「力が有るならちょっとばかり、周りの奴らに貸してやってくれ!」
「一人で立てるてめえらとは違って、こいつ等の中にはそれも出来ない≠フが居るんだよ!」
「声を上げるだけでもいい!戦ってくれれば尚良い!勝ってくれれば最高だ!!」
【黒と白のグラデーションを描くフリューテッドアーマーに、顔全体を覆う鉄兜】
【鎧の胸部分には大きな獅子の顔の装飾、鉄兜の口部分には鋭いギザギザの裂け目】
【背負う鞘には、全長2mほどの両手剣『ツヴァイ・ヘンダー』が収まっている】
「俺はウォルフ、ウォルフ・コル=レオニス!」
「能力者連中、味方に付くってんなら飯奢ってやる、敵に回るならぶっ飛ばす!!」
「国民共、王女様助けたいって奴が居るなら、とりあえず叫ぶだけ叫んどけ!!」
「何もしたくないってんならそれでも良い!邪魔にならない様死なない様に逃げ回りなァ!!」
【王女の私兵アルマゲスト≠フ残党は、背の両手剣を鞘から引きぬき】
【最短距離を、処刑台に向かって走りだした】
【止めても良い。止めなくても良い。手伝っても良い。手伝わなくても良い】
【民衆と共に其処に居ても、民衆を振り切って一人で戦っても】
【或いは民衆を殺害し、己の目的を達成しようとしても】
【本来、それは自由な筈なのだから】
【罪人の身柄を奪うのは、正義か。人を殺すのは、正義か】
【そんな事、死と生の境界に立てば「知ったこっちゃない」】
/本日のイベントを開始します
/主催者との戦闘になる方は、此方にレスを
/その他参加者各位は、『賛成側』から投下した後、各自開始をお願いします
20 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/19(土) 20:05:25.37 ID:MMT+jV5io
【金の国・街中】
【この日は、歴史に名を残す】
【金の国、第一王位継承者の処刑。混沌と殺戮の蔓延る世界においても珍しい事件】
【王女であったルーミア・フリデリーク・ルイザ・オルブラフト・ゴールドウィンは、市民の怒りと多くの者の怨嗟により、処刑台に立たされていた】
【街は、静寂に包まれている】
【自国の王女の処刑ともなれば、全ての民衆はその瞬間を目の当たりにしようとするか、国の行く末を案じ、或いは恐怖し、家でただ大人しくしているか。そのどちらかだろう】
【激動を向かえるその街は、まるで殺された人々が幽霊となり闊歩しているかのように、静けさと冷たさが覆っていた】
【今宵の月光は、不気味だ】
【街の一角。家屋の屋根に、月明かりを背に浴びている青年が居た】
【その服装は至って普通。この国にも、他の国にも居そうな特徴の無いもの】
【唯一特徴的なのは、微かな光を反射して輝く、胸元の銀の槍と竜。どこにも無い、独特のネックレスだ】
【灰色の長髪を後ろで結ったその男は、通常ならば人では登れないであろう高さ、凡人ではバランスを維持出来ないであろう場所に、平然と立っていた】
【この街の全てを、今日という日に起きる全てを、その目にしようとしているかのように】
あぁ……今日は良い夜だね
【静かな街に、静かな声が響く】
【──歴史に名を残す日を、歓迎する声が響く】
//ヒュウガ・アルフォンスです。ノビタの人、よろしくお願いします
21 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sagesaga]:2011/03/19(土) 20:07:19.66 ID:DXJlprNj0
【金の国 / 王城前広場付近】
【風雲ついに急を告げた、この地に。齢にして14ほどだろうか――少女がいた】
【降り積もった雪を連想させる、豊かで真っ白な髪を三つに編んで、二房。両サイドに垂らし】
【黒縁眼鏡越しに見える眸は淡い緑、真紅のリボンつきの、黒いワンピースに身を包んでいた】
……ふっ、凍った耳に聞こえるなら、覚えてもらっても構わんがな
正しき法も信賞必罰のシステムも、しょせん人間の歴史にはあったものではない
……………なぜなら革命というのは、それ即ち―――
――正義の世代交代≠ニ呼んで、しかるものなのだ
その志の中には、万世に万民を支配するに足る普遍性など―――ありはしない ……。
【彼女は、酷く淡々として冷笑的な言葉を、仏頂面で紡ぐ】
【冷凍保存されたように変わらぬ気勢は、どこか超然としていて】
【――まるで、進化しない血を流し続ける地上を見下す、鳳のようでさえあるかも知れない】
だから私は、人間たちの曖昧な基準でこの政変を語ろうとは思わん
無論、臣民の善悪から出た言葉で………「彼女たち」のテロリズムを、批評することもしない
………『しかし』――――!
【一度言葉を区切り、少女はがしりと腕を組んだ】
【気位の高さを窺わせるそれも、見方によっては、自身を抱き止めるような行為であり】
【―――そこに居るのは、感情の赴くままに駆ける、若い女でしかない、と】
【衆目の前に、言葉を用いずして示すことにも――なる】
【されど、この周囲には。 もう / まだ それを知ることになる者は居ない】
【いま、この少女のほかには、道の端へ無造作に除けられた、二つの】
【寒けが走りそうなほどに、「真に迫ったつくり」をした――“氷像”が転がっているのみ】
【もう春だと言うのに いやに肌に刺さる風が吹き荒ぶのは、偶々…?】
//大嘴です、シオンの方、よろしくおねがいますす
22 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/19(土) 20:11:09.79 ID:XrmEQxUUo
【金の国、処刑場近くの広場】
【上品で仕立ての良い鶯色の和服の上にインバネスコートを纏った老人がいる】
【頭髪は既に禿ているが、髭は長く、胸元まで白い髭が伸びている】
【腰には一振りの刀が有り、長年使い込まれた風格を感じさせて】
【老人の足元を彩る漆塗りの下駄は、一歩歩くごとにからから優しい音を漏らす】
【そして、その立ち姿は優雅でありながらもどこまでも隙の無い物であった】
【そんな老人が、処刑の光景を、静かな目で見ていて】
……さて、戦いは起こるのかの。
結果は、どうなるか。死ぬか生きるか――――。
【そして、響く声を聞き、口元に裂ける様な笑みを浮かべて】
【とんっ、とんっ、とんっ】
【刀の柄を指で叩く音が静かに響いて】
ッッカカカカカッカカカッ!!
来たかッ、楽しそうじゃァないか、ああ、楽しそうだ。
【とんっ、とんっ、とんっ、とんっ、とんっ、とんっ、とんっ、とんっ、とんっ!】
生き死にを決めるのは、お前さんがたが遣ることじゃァ、無い。
其れも解らず突っ込むバカどもは、儂が斬ってやろうじゃないか。
【とんっ、とんっ、とんっ、とんっ、とんっ、とんっ、とんっ、とんっ、とんっ!】
【かつっ、かつっ、かつっ、かつっ、かつっ、かつっ、かつっ、かつっ、かつッ!】
【老人が立つのは、処刑場への道】
【道を塞ぐように、老人は立ちはだかっている】
【此処を通るものは……、この老人を打倒せねば、通ることはかなわぬだろう】
//此方、花城六輝。山本の人、よろしくなのですよッ!!
23 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[sagesaga]:2011/03/19(土) 20:11:10.76 ID:zEC39dHAO
【金の国、広場へと続く街路】
【顎鬚を蓄えた、中年の男】
【≪No.61≫と刺繍されたクロークに、首元から提げる十字架が銀色に煌いて】
【クロークから覗かせた両手の指先には、幾つもの指輪が嵌められていて】
【足元を覆う古びたブーツは、男の雰囲気を味付け】
【口元で紫煙を燻らす煙草は、煙たさ≠誘発させるだろう】
【金の国――今日、処刑の行われる此処で】
【紫煙を燻らせながら、男は待つ】
【必ず来るであろう】
【処刑≠止めに現れる――】
――相応しくない者≠…な。
【男の背後は、処刑場へと続く道】
【其処へ立つ男を無視して此処を通ることは――簡単ではない】
【人は広場に集まって居るのだろう】
【男の背後からは、民衆、或いは処刑を執行するもの声か】
【ガヤガヤとした音が聞こえる中、男の立つその周辺は、音を切り取ったかのように静かで】
【左右に並ぶ果物屋や、街頭も】
【息を潜めている──そんな気がするのだ】
/メイザース中身です
/パニキュレーターの方、よろしくお願いしますです
24 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 20:13:32.44 ID:CH90/agL0
>>19
【ひゅう。】
( <<目的地発見>> )
( <<着陸体制>> )
【 どすん 】
【そんな重量音と共に、ウォルフの目の前には小規模のクレーターと
銀色の包帯にて束になったポスターが左側に浮いているのが見てとれるだろうか】
【其れは、誰も見た事が在るだろう、青義同盟のポスターである】
( ―― <<着陸成功>> )
【そうして、その姿は現れるだろう。誰が見たかどうか定かではないが、其のポスターの束の頂上には邪魔をするように“只の左手”が置いてあり――】
【目の前の者と、この者は所謂縦に並ぶ状態になるだろうか】
( <<目標確認>> )
【其の漆黒ローブ及び、フルフェイスの者はクレーターの在った所へすっぽり嵌っていて。ちらり。処刑台の方面を確認すれば】
【其のまま寡黙に曲げた膝を戻し、フルフェイスヘルメットを右手にて。脱ぎ去り】
【其の銀色の髑髏と眼窩に宿る赤い眼は露わになるだろうが】
【むんずと鳴らんばかりに、その中に左手のポスターの束をねじ込むと、ぱさりとポスター入りフルフェイスヘルメットを左側に投げた】
( <<聴覚より情報をキャッチ。ウォルフ、ヘルメット落下地点を記憶しました>> )
最初に云っておくが組織の命令で殺すな、との指示を受けている
処刑する事は其れにそぐわない。よって今回は処刑の対象を護る事を目的として活動する
【一連の作業が終わったその瞬間、赤い眼を真正面へ向け何処か冷徹な説明口調でそう、云ったのだった】
25 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga]:2011/03/19(土) 20:13:56.44 ID:6yHDWMRw0
>>17
>>19
【金の国――死刑執行場】
【異様な空気に包まれるその場において、ただ凛と。一時も処刑台から目を離さず】
【静かに、その刻を待つ影があった】
……色んなものを、見たかった。色んな話を、したかった。
色んなところに行って。色んな、くだらないこともして。
……一緒に、笑いあいたかった
でも、でもね
『それ』が君の『覚悟』――そう、言うのなら
私は、目をそむけない
【――ドクロの飾りのついたハットを被り、首にベルトチョーカーを巻いた少女】
【パッと見セミショートだが後ろで長い髪を一つ結びにしており】
【襟と袖にファーが付き、至る所にベルトをあしらった、細身のシルエットの黒いフルジップジャケットを着込んでいる】
【ジーンズは暗い灰色のものを着用し、靴にもドクロのワンポイントの装飾が施されており】
【また、左腕にもベルトタイプのレザーブレスレットを着用している】
【そして、首から鏡映しのような逆向きの「S」を象った銀色のペンダントを下げている】
【……――天ヶ谷 昴】
……一瞬たりとも、目を逸らさない
君がやり遂げようとしたことを、最後の最後まで、見届ける。
……君だって、『覚悟』していたに違いないんだ。だったら……変な介入は、しないよ。ただ、見届ける
それが、私に出来る……最後のことだと、そう、思うから――
【――きゅ、と。胸あたりを強く右手で握り締め、少女は】
【アクア・マリンの瞳で、ただ一直線に処刑台に立つ、己の友人を――】
…………――!?
【――ただ、見届けんと。そうするつもりだったが】
【異様な空気は、引き裂かれる。ひとりの、勇猛な騎士の手によって】
【少女は、昴は――】
、……――――ッ、っ……!!――――!!
【――考えも、纏まらぬうちに。ただ、何かに弾き出されるように】
【(或いは、矢張り傍観者で居ることは出来ぬ性質(たち)だったのか)】
【何が正しくて、何が間違ってて。自分が何を願って、何を望むのか、分からぬうちに】
【(それとも、ただ動くことで。何かを打破できると)】
【(動かなければ、何も変わらないからと。それは友のためか、何のためか)】
【――ただ、気付いた時には。民衆の群れより飛び出し、両手を広げ】
【まるで処刑台への道を塞ぐように、(己が友を庇うように)、その騎士の前に躍り出ていた】
/天ヶ谷 昴です。よろしくお願いします。
26 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 20:16:52.86 ID:CH90/agL0
>>24
/追記及び、描写間違えです
×【目の前の者と、この者は所謂縦に並ぶ状態になるだろうか】
○【前の者と、この者は所謂縦に並ぶ状態になるだろうか】
/ゼビレイです。宜しくお願い致します
27 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 20:18:28.02 ID:j/n5080po
>>22
いやはや、参ったでござるな
四方やこの様な場所に出ようとは
【困った困ったと言う―――混乱“以外”の声がする】
【ヤケに静か、ヤケにゆったりとした声で――――老人の前へ立つ影】
【無精髭を生やした30代の男性だ】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に小さな刀を2本、中位と長大な刀を1本ずつの刀を携えている】
【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】
【だが彼のその両の瞳は、薄くとは言え包帯が巻かれていて】
【腰に差した計4本の刀と、それだけが特徴的だ】
………まあ、良い。
今は兎に角人を助けたい気分に御座る
【スッと、左手をまず一番小さな刀の“鞘”の上に置いて】
退いて貰おうか老公よ。
今日は茶を啜るには良い天気だろう?
【老人の前方――たった5mの間を開けて、立っている】
【“隙だらけ”とみるかは―――老人次第】
【盲目の身で戦う等無謀と思うかも―――老人次第】
【嗚呼―――平均年齢のヤケに高い戦いが今始まる】
/山本 正勝です。宜しくお願いします
28 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/19(土) 20:18:57.16 ID:1p9yx8neo
>>17
>>19
【──ぽつん】
【ウォルフの前方──唐突に、虚空に一点、穴を穿つが如く、小さな黒い点が出現】
【蜜色の瘴気を渦巻かせながら、それは瞬く間に肥大化し、大きな黒薔薇の蕾へと姿を変える】
【夜気に咲いた絶望色の蕾は、待ち詫びたようにその花弁を広げ──中から、一つの人影が現れる】
──王女様がいると、彼が大人しく眠っていてくれないの
【──肩の露出した黒いコルセットワンピースを纏った、痩身の女性の人型】
【蒼白の肌を持ち、琥珀色の髪に真紅の瞳。靴は履いておらず素足のまま】
【身の丈近くもあるような燻銀色の魔杖を携え、ひたすらに表情の欠損した人形じみた貌だった】
【他の者々と同じくウォルフの前に立ちはだかったその人型は、魔杖の先端を前方へ掲げる】
【何かが繰り出される訳では無い。しかし、これ以上先へと進むのならば何をも辞さない──】
【その表情こそは無機なものの、その行動が、言葉無く意思を語る。処刑は行われて然るべき、と】
【感情の欠損した貌に埋まった、紅玉のような瞳の奥には、夜と血を煮詰めたような昏い何かが、蠢動していた】
//リリセール=ゲーティアです、よろしくお願いします!
29 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 20:19:41.35 ID:cbdNxenOo
>>19
……ホワイトデー後の特売、逃したンだよ。
奢ってくれるんなら、菓子の詰め合わせで。もちろん高級なヤツ、な、
【足音、】
【がつん・がつん、と、やや無骨なそれは、コンバットブーツの硬い靴底が鳴らす音で】
【音の主は、常盤色の髪と、三白眼気味の金の瞳を持った、灰色のブレザーを着崩した少年、なのだが】
【その髪の根元は、まるで「染めた色が抜け落ちている」ように、他の色に変化していて】
【纏ったブレザーは、ところどころ、焼け焦げた跡がある】
――――こーんばーん、わっ……王女サマと、お話、しに、来ましたァアアっ!!
【手にした缶コーヒーを、ぐいっと一気に飲み干して、息を吐く代わりの咆哮】
【格好こそぼろぼろになったけど、「金の首輪」と、煌々と輝く瞳のまっすぐさだけは、なんにも変わっていなかった】
//天金です、よろしくお願いします。早速ですがご飯食べてきます……!
30 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/19(土) 20:21:39.36 ID:tq0b04Zxo
>>21
【――――前方から、響く音は重く、さながら甲冑か何かを着ているようで
その正体をくっきりと確かめるには、少々の時間が要るだろう
だって、それは――――……夜に紛れそうな黒≠セから】
【革命の夜月に照らされて、浮かび上がる音の正体は、見間違いかと思えるほどの錯覚
それもそのはず、今まさに、断頭を為そうとする処刑人≠サのものが、そこに居るだろうから
貴女の前方から歩むソレは、貴女を確認すると、立ち止まった
――――ソレが処刑人と知っているならば、此処に居ることの可笑しさが、十分に理解できるはずだろう】
【ソレは、貴女を見ると、微かにため息をついたように――――思えて
同時に、ソレの姿が夜へと溶け込む、月が、雲間に隠されて
そして、次に月が表情を見せた時、新たな影がそこには在った】
……なるほど、そう上手くはいきませんか
この能力さえあれば、かき乱すことなど容易≠ニ思っていましたが――――……こんな所に困難≠ェありました
……肌に刺さるこの風、貴女のモノである、と思って宜しいでしょうか?
だとしたら、かなりの腕前、とお見受けできますが……
【くっきりと、形を現す処刑人≠フ中身――――紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の少女】
【紡ぐ言葉は、仄かなソプラノの旋律で、微かに夜を揺るがすと
貴女の元へと、しっかりとした、紫苑色の視線を注いだ】
私は行かねばなりません、この処刑≠止めるために
――――恐らく、此処を抜けて、先ほどの姿で現れれば、些かの漣は起こせるでしょう
……その為には、貴女を通り抜けることが絶対条件である、ということは、ご理解いただけますでしょうか?
私は武力≠ノ自信は御座いません、願わくば、安寧の内に、事を終えたいと思っています
つまりは、貴女に見なかったこと≠ノしていただければ嬉しい、ということです
【左腕を、右腕で握って――――それは微かに、身体の震えを止めるようにも思えた
恐らくは、この邂逅すらも、予想外、と言えたのだろう――――……そして、そこに在った障害は
予想以上に冷たく大きな氷塊≠ナ――――思わず、触れるのを、躊躇うほどに】
【それでも、踏み出す理由は――――いかほどのものであろうか】
/シオンです、よろしくねー!
31 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/19(土) 20:26:42.21 ID:aZeWikbdo
>>23
【街道にに漂う喧騒、静寂―――】
【それらをことごとく粉砕せんとばかりに、声が響き渡った】
ヒャッハー!殺し合う覚悟のない奴はどきなーー!!
【声の主は街道の向こう側からだ―――何者かが「来ている」―――!】
あんたら三下と遊ぶ気はないのよ!偉い奴に迎合することしか出来ない無能はとっとと消えな!
【程なくしてメイザースも視認するだろう―――疾駆するその影を】
【仮面を付けた、壊れた錠の形の髪飾りを付けたスタイルのいいポニーテールの人物―――】
【漆黒の長髪は後頭部の高いところで結ばれポニーテールとなっている】
【白いインナーの上に、黒い上着とショートパンツを着ており、白のニーソックスが足を覆っている】
【その両腰辺りには、それぞれリボンをあしらった黒い半月形のポーチらしきものが付いている】
【その両手に構えられたスパイクの付いた持ち手付きのチャクラムからは、赤い炎が噴き上げている―――能力者、か】
【それから、ドスが効きながらもそれなりに高い声、そしてその肢体から、それが「少女」だということも推察出来るだろう】
【しかし―――もっとも異彩なのはやはりその仮面――――】
「な、なんだあいつは!?」
【というか】
『あの変な口は一体なんなんだ!?』
【………ひょっとこ、である】
【とにかく、ひょっとこ女はメイザースのいる方に向けて、能力を振りかざしながら接近している―――!】
/パニーですよ、宜しくお願いします
32 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/19(土) 20:27:52.47 ID:XrmEQxUUo
>>27
……ほう。
【猛禽のように、目を細めて】
【相手の姿を確認する、4本】
【対して、此方は一振りのみ、しかし劣るつもりは微塵もない】
断ろう。
かっか、儂は、茶よりも血を啜る方が趣味に合っとるわ。
だから、通してやらん。
【悪戯気にそういうも、既に老人は臨戦態勢に入っていて】
【腰の刀に右手を伸ばし、腰を落としていて】
気分如きで、人の生き死に決められちゃ、助けられる方も、迷惑ってもんだ。
儂は、お前さんが盲[メシイ]だろうと、遠慮はせん。
通りたいなら、鋼を振るい、推して通れ。
【互いに、ハンデを持つ身か】
【一方は、七〇という高齢】
【一方は、盲目の身】
【そして――――恐らく、お互いに剣士で】
【だとすれば、老人の遣ることはたった一つしか無いのだ】
――――月之ニ、月読
【体から吹き上がる気は、雅な櫻を形作り】
【目に集中する気は、老人の目を満月の如き黄金へと変状させる】
【五感を強化し、何が起きても対応を可能とする為の技だ】
……ッかぁ!
【まずは、牽制】
【その場からは動かず、抜刀もせず。只の“殺気”を相手に飛ばす】
【其の圧力は、目の前で剣を振りかぶっている様を幻視させるほどだ】
33 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 20:28:32.58 ID:zjFdupZ8o
>>17
>>19
>>20
【―――――金の国の街道を、青い装甲を外付けして強化した黒いバイクで滑走する者がいた】
(…くそ)
【彼は正直、ルーミア・ゴールドウィンという姫君はあまり好きではなかった…以前言いくるめられた恨みもあったはずだった】
【暴力を先に振るったのはこの女のはずだ、ひどい目にあってしかるべき、本心からそう思っていたはずだ】
【相手から助けてくれと頼まれたならいざ知らず自ら助ける義理なんかなかったはずだ】
(…くそ、くそ、クソッタレ…)
【なのになんで自分は必死でかけつけようとしているんだ――――?】
【なぜ彼女のために必死こいて彼女の死を否定しようとしているんだ…なんでこの身体の震えは止まらない?】
【この金の国では色々あったからか…それとも、叫ばずにはいられない、手を伸ばさずにはいられない、そんな生まれながらの性質が彼にあるからだろうか】
【出発の直前、その青年の親友はからかい混じりに送り出してくれた事を思い出した、全部見透かされている事を知らされながら】
【だから街の平和は彼に任せ、自分は飛び出してきた】
【彼は、大きく叫んでいた…叫ぶのに邪魔だと言わんばかりに頭のヘルメットを脱ぎ棄てて道端に残し、気が付いたら叫んでいた】
…意義ありィィィィィ――――――――――――――――――――――――――ッ!!!!!
【茶髪のツンツン髪に左目の眼帯、首周りにふさふさした毛の帯がついた黒の革製コートに黒いシャツ
青の膝が破けたジーンズに銃を収めたホルスター付きベルトにウエスタンブーツの青年が、アクセルを思い切り踏みこんで、その処刑場に乗り込もうとする】
【野比信太は、そこに乗りこんできた】
/ノビタです、申し訳ないがメシで少し遅れます!
34 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage saga]:2011/03/19(土) 20:30:06.72 ID:ejXnaI/Qo
>>17
>>19
【純金の絹糸のような、腰ほどまでの長髪。白磁のような、滑らかな肌】
【身に纏ったダッフルコートの左袖を、風に流されるまま――】
【人いきれの波から、離れて立っている少女の姿がある】
【金の頭に純白のカチューシャ、ダッフルコートのロングセーター、デニムジーンズと言う、ごく平凡な出で立ちながら】
【整いすぎて、人工物を思わせる目鼻立ち。紅を引いたような小さな口唇】
【左腕を取り外したマネキンのようにも見える少女は、ごく近くの数人に、好奇の目を向けられながら、しかし気付かず】
【今まさに処刑が始まらんとしている、その刑場へと目を向けて――いまだ迷いを見せる目で、ルーミアを見つめている】
(……ままならない、ですよね)
【死刑囚と話がしたい。それだけの願いであると言うのに、この公開処刑の実現は、あまりにも早すぎた】
【結局、彼女と対話する術も、場所も、機会も、見当たらぬまま――今、こうしてここに立っている】
【これまでに出会った人々との多くのやりとり、また当のルーミア本人との会話】
【それらを思い出して――自分の為すべきと思ったことの正義≠ノついて、未だ悩んでいた】
【――そうして、徒に時間が浪費されていく中、突然通りの方から、蜂の巣をつついたような騒ぎが広がっていく】
……あの人は!?
【――忘れようはずもない、あの城壁の上で戦いを繰り広げた、ウォルフ・コル=レオニスその人だ】
【彼の口にする、処刑に反対する言葉を耳にして――】
【――腹をくくった】
(……。行こう。俺は、俺の信じる道のために)
【タン、と。靴が地面を叩く音】
……ルーミアさん!
まだ、話し足りないことが、いっぱいあります!
【その鈴の音のような声を、あちこちで上がる怒号と悲鳴にかき消されないように】
【精一杯に張り上げて、少女は処刑台へと向かって、走り出していた】
35 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 20:32:23.11 ID:ienGnAVNo
【やはり来たか、アルマゲスト=z
【国民軍の中枢に在る者が、苦々しげに呟く】
【例え数で勝っては居ても、職業騎士にただの市民では勝ち目が無い】
【国民を守る為の陣形は、敢え無くも崩された】
【然しながら、馳せる騎士はそもそも、民衆など眼中にない】
【民衆は敵では無い。敵は、王女を処刑せんとする輩】
【民衆の中にも、反対派は居る筈だと、そう思っているのだろう】
>>25
>>28
【モーゼの奇跡の如く割れた人の波を駆けるウォルフ】
【その視界に飛び込んだ二つの影に、ウォルフは警告の意味を含めてか】
【長剣を高く振りかざし、攻撃の意思を明確に表す】
「おい、其処の連中!邪魔ァするなら叩き潰す!」
「こっちはこっちでなぁ、意地と命と一点張りで賭けてんだ!!」
「何処の誰だか、何で邪魔しに来るのかは知らねえが………」
「≪ Roar My Lion's Heart / 獅子王吼 ≫!!!悪ぃが手ぬるくねえぜェ!?」
【道を塞ぐ彼女達との距離を見て、然しウォルフは止まろうとしない】
【それどころか、寧ろそのまま加速し、道を塞ぐ昴に体当たりを仕掛けようとする】
【装備重量、加速、防御も無しに受けたいと思うような攻撃では無いだろうが】
【そしてリリセールに対しては、牽制の様に】
【ウォルフの背後に小さな刃が出現し、それが足の甲目掛けて射出された】
【威力は、精々が大きさから推測出来る程度。まだ、明確な敵とは認識していないのだろうか】
36 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/19(土) 20:33:38.52 ID:MMT+jV5io
>>33
【運転手の叫びを、青年は屋根の上から聞いていた】
……へぇ、バイクで滑走とは、中々面白いね
【目の前の道を走るバイク。それを見て彼はにやりとほくそ笑んだ】
【何故ならば──】
誰も来ないかと思って、心配していたところだ──!!
【バイクの運転手とは全く別の叫び声をあげながら、その青年は大きく跳躍】
【ぐっと右手で拳を作りながら、バイクの運転手に体当たりが出来る軌道で突っ込んで行く】
【衝突すれば、少なくとも大きく吹っ飛ぶことになるはずだ】
//了解
37 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[sage]:2011/03/19(土) 20:34:57.84 ID:X9qqYoOHo
>>1
乙
>>17
>>19
(……──昴は、あっちに立つのか。)
(けど──俺は、そっちに立つわけにはいかない。)
【処刑剣を右手に持ち、処刑台に向かって駆けていく青年が一人】
俺は「対機関連合」リーダー、天ヶ谷 双葉ッ!!
──処刑には反対だッ!!!
【燃えるように真っ赤な三本のアホ毛、青空のように透き通った空色の瞳】
【白いシャツの上に灰混じりの黒色のパーカーを羽織り】
【左手首にはオレンジ色の包帯を巻き、左足には蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着けている】
【左手に彼の象徴たる"蒼穹の魔翌力"を集めながら】
【自らの所属と立ち位置を、高らかに叫んだ────】
/本日はよろしくお願いします。
38 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/19(土) 20:37:28.94 ID:XrmEQxUUo
//谷山中身ですが、ちょっとご飯食べてきます、山本の人すいません!
39 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 20:37:53.65 ID:1yCwFDOYo
>>17
>>19
【儀式めいた、その場】
【ある種熱狂のようなものに包まれ、その中にいる彼は異常だな、と感じていた】
(国民の総意、ねえ……恐い言葉遣うなあ)
(責任を分散させて、全員共犯にでもするつもりなのかしらん)
ま、よく分からないけどね……。
【新雪のような或いは白紙のような白い髪、緑色に染まった瞳】
【白のタートルネックの長袖シャツ、その上にファーのついた深い緑のモッズコートを羽織り――――】
【手には黒い手袋、膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【ズボンのベルトの右側に無骨なナイフを2つ平行に掛け、左側に妖しい魔翌力を隠すように包帯で刀身を隠した刀を掛けた】
【小さな身長(160cmくらい)の少年はじっと処刑台を見つめる】
ここはアレだ、周りに、流れに、場に反逆してみようと思う。
そんな訳で――――
【少年はス――と息を吸い】
【その左手を大きく上げて】
処刑反対ー!!国民の総意だか何だか知らねーけど反対ー!!
気に入らないから反対ー!!
【少年はフンと鼻で笑う、この場の誰にでも向けて笑う】
【そのまま人ごみの間を走り抜け、やがて処刑台へと向かうだろう】
/エルフェスですよろしくお願いします!
40 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 20:39:19.26 ID:j/n5080po
>>32
…なんとも、変わった御仁だ
【さて、それでは“死合う”しか無いのだろう】
【老人が臨戦態勢に入ったと悟ったのだろう…ピクリと眉根が動いた】
では、胸をお借りしよう。
【「参れ」を含む、余計な言葉はいらない】
【この男にとっては毎日が戦場―――常在戦場故に、既に戦える状態】
【さて――――――】
【準備は出来たかと、漸く構えた老人に尋ねる様に男は笑って見せ】
………―――
【老人の牽制を、見破る】
【眼の聞かぬ男故、気配には敏感か……それが“殺気だけ”と気付く】
【盲目故に―――幻視する事は、不可能か】
【男の右手も、鞘の上に置かれた左手も、未だ不動】
【自然体にも見えるこの構え――――あまりにも“不気味”すぎる】
41 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga]:2011/03/19(土) 20:39:52.46 ID:6yHDWMRw0
>>35
【騎士の猛進を前に。昴は、両手を広げたまま。俯いていた】
【何を考えているのか?――だが、よく見たなら。よく聞いたなら。その唇が、動いていることに気付けるか】
……やら、せない……
ルーミアの、『覚悟』を……
……、……最後まで、見届けるんだ。……最後まで、……最後まで
(それが、ルーミアの願ったことなら)
私、は――
(何もできなかったから。せめて、最後くらい)
――私はッ……!
(――最後くらい。君の望むことを)
【仲間に無様に助けられ、生きながらえる恥を晒す。犯罪者、脱走者として。名を、永遠に残す】
【君は、とても誇り高い人だった。だからきっと、それは望んでいないだろうから】
【……最後くらい、君の望むことを】
(ともだち、として)
【――――成すよ】
……――――≪ ヴァイパァァアアアーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!! ≫
【――ぐん、と。鋼色の粒子が、少女の右手に集束してゆく】
【やがてそれは、少女の右肘から先までをすっぽりと覆う、巨大な鋼色の『銃』を】
【回転式拳銃のシリンダーからバレルまでをそのまま超巨大化させたような『銃砲』を。具現させるだろう】
【ぐ、と身を小さくて、それを前方に突き出し。銃身を、左手で支えて盾のように展開。防御する】
【ダメージを軽減しようとも、昴自身に重量があるわけではない。彼女は、体当たりの反動で大きく後ずさるだろう】
【それでも。それでも弾き飛ばされることでウォルフと距離を取った少女は、そのアクアマリンの瞳で、鋭く騎士を見据え――】
【左手には蒼穹色の魔力を渦巻かせて――戦闘態勢を、取る】
>>28
(……――何?急に現れた……女の、ひと?)
(……分からない、けれど……この人を、止めてくれる、なら)
(ルーミアの意思を、覚悟を、成し遂げてくれるなら――!)
【――突如現れた“加勢”は、視界にその姿を挟むも】
【敵ではないと判断して、今は話しかけることも、アクションを仕掛けることもないだろう】
【少女とて、今は余裕が無いのだ】
42 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 20:40:55.43 ID:ienGnAVNo
>>29
>>34
>>37
>>39
【がしゃ、がしゃ、と音を立てて、処刑人は階段を上る】
【処刑人にとっては、首を落とせば仕事は終わり。単純、明快な結論だ】
【だからこそ、彼等が吼えようと、叫ぼうと】
【その脚は、僅かに止まるばかりで】
【王女は、ルーミアは、縛られている訳ではない】
【特殊な魔道具すら無く、飛んで逃げようとすれば逃げられる状況で】
【彼女は、静かに其処に座っている】
【処刑の阻止を願うなら。まずは、目前に迫る危機から逃れる事だ】
【民衆は、混乱していた】
【来ると分かっていたのは、国民軍の中での話で】
【そもそも人間は、不幸は自分に及ばないと、何処かで思っている】
【王族の最期を見に来た野次馬、王家に複雑な想いを抱く老人などが】
【人の波の中に揉まれ、押されて、潰されそうになっている】
【こんな光景は、テロの度に、幾らでも見た事だろう】
【逃げようとして、結局お互いに殺し合ってしまう、人間の姿などは】
【そして、もし処刑を阻止せんとする彼等に、見る@]裕が有るのなら】
【騎士の前に、二人の能力者が立ちふさがった事と】
【民衆の間をすり抜け、やはり武装した騎士が処刑台へと向かっているのが見えるだろう】
【処刑反対派は、ウォルフ一人では無い。騎士とは、不器用な生き物だ】
【同じく動いた騎士達と力を合わせるのなら、それは十分に叶うだろう】
【一方では】
【周囲を守っていた国民軍の方にも、僅かな動きが見える】
【処刑台へと向かう彼等に先周りして、壇上へ向かう影が一つ】
『………やれ、仕方なし』
【人の群れの中、誰にも聞こえないだろうに】
【溜息と共に、その影は呟いた】
43 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[sagesaga]:2011/03/19(土) 20:41:37.84 ID:zEC39dHAO
>>31
………………。
【ひょっとこ】
【場合によっては気の抜ける、そんな仮面を見て】
【しかし気を抜かない男は、此方へ疾駆する少女へ、パチパチと拍手≠送り】
奇妙な仮面だが…。
まあ、切り落とされた頭に捧げる王冠(crown)≠ノは丁度良い道化(clown)≠セ。
【疾駆する少女に対し】
【男は、気怠い調子で続ける拍手以外、アクションは起こしていない】
【パニーからすれば、現時点ではこの男は邪魔な障害物≠ュらいのものだろうか?】
【しかし】
折角だ、拍手で包んで≠竄驍諱B
──ク/ラッピング(clapping/wrapping)
【パチ、パチ、パチン】
【男が呟いて、掌が打ち鳴らされた、瞬間】
【パニーの左右から、その動きを追従するように現れた巨大な手≠ェ】
【パニーを包み込むように、押し潰す為に、拍手≠ナもするような動作で、迫るだろう】
44 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 20:44:26.76 ID:yayrhqxSO
【金の国 処刑場近くの広場】
【背中に背負うは金色のギターケース。首に巻くのは赤く長い毛糸のマフラー、首から掛けているのは蒼いペンダント型のオルゴール】
【被っているのは黒いテンガロンハット、瞳はくすんだ蒼で、目は虚ろ】
【服は「黒古龍の鱗」をベースにして作られた黒いトレンチコートと、焦げ茶色の長ズボン、左人差し指に金色のギターのピック】
【メタリックブルーの髪を短めに揃え、右腰には「古黒龍の牙」製のマシェットナイフが、左腰には二つの鎖鎌が輝く、二十代後半と思わしき青年が、そこにいる】
…………さあ、来いよ「反対派」。
【彼はその武器……二つの鎖鎌をそれぞれ両手に持って】
【恐らく来るであろう「敵対存在」を、今か今かと待ち構える】
/ゼビレイの人、どうぞ byミストドラゴン
45 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sagesaga]:2011/03/19(土) 20:44:43.55 ID:DXJlprNj0
>>30
――――ッ、む…?
【がしゃん、がしゃん――瓦礫を散らして歩くが如き、その音】
【金の国における処刑の様式について詳しいわけでは無いが、違和感を覚えるには十分であり】
【驚きよりは疑念が色濃く浮かんだ顔を、そちらに向ける】
すばらしい、完璧な認識だな
私はこの道に足を踏み入れた者にとっての障害であり、この風の主である
そして、君の望みも、かのルーミア・ゴールドウィンから、
最期のときを粛々と迎えると言う、貴重な権利を奪ってやることなのだな?
ならばその頼みは承れん……期待して聞くほど、阿呆でも無いだろう。
【そこまでを、良くも悪くも「事務的」――淡々とした声で、過不足無く語ると】
【真の姿を露にした少女を、獲物を狙う鳥のように厳しい眼でねめつけ】
……潰えた夢は、見果てぬ夢のままで有れば良い
それは、責任を取らねば、とか、民衆の恨みが、なんて、下らんこととは関わり無しに――
己を信じて、この世を精一杯掻き乱し、そして失敗に終わった彼女が…
――――“受 け 入 れ ざ る を 得 な い サ ダ メ”――――
【――彼女を象徴する、そんな言葉を、冷然と言い放った】
【受け入れざるを得ない運命なら、受け入れて、満足するしかない】
【「押しつけ型悲観主義者」の不条理な思想、その極致にして、根幹を】
【―――瞬間、“道の両端”にて】
【ピキピキと、薄氷を割るような気味の悪い音が漂い始める】
…ただの人間なら、私はここまで入れ込まないだろうがね、
私は、血液愛好の同胞として、彼女には抗うことなく、高潔でいさぎよい死を迎えて貰いたい
――――そう、私は吸血鬼……他と識別するなら、大嘴 櫻芽(オオハシ オウメ)と呼んでくれたまえ!
【精一杯の声を張り上げたその口の中に、鋭い牙など有りはしなかった】
【だが、唇の裏側にこびり付いた、錆臭い“赤”は、紛れも無く――】
46 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/19(土) 20:50:15.59 ID:1p9yx8neo
>>35
>>41
【人型──リリセールは、放たれた刃を見据えると、】
【ひら、と、まるで円舞曲でも踊るように身を翻しながら、軽々しく後方跳躍】
【先まで足の甲が在った場所に、刃は突き刺さっていく】
──私はゲーティア。そう、リリセール=ゲーティア
貴方はとっても良い心ね。私、少しだけ欲しくなったわ
でも、王女様は──私にとって、少し妬ましいの
【そして着地と同時、一度背を向けたリリセールが、ワンピースの裾を翻しながら、】
【再び前へとその身を向けたその刹那、彼女の前方地面に、巨大な魔法陣が出現】
【“The Invocation of the Heart Girt with a Chain, or, The Bornless Ritual”】
【鎖を纏いし心臓の召喚、又は生まれ無き者の儀礼=z
≪ 序列ノ十一:自裏餘 -Aarecante- ≫
【──暴ッ!と地から瘴気が噴き上がると同時、法陣の上に紅き落雷】
【濃密な魔力粒子を散らしながら、そこに一柱の人影が、噴火の如く顕現する】
──“忌 ィ 唖 あ ぁ 亞 ァ 亜 ー──っッ!”
【──『アーレカンテ』。召喚に応じた、異形の人型】
【白銀の卵のような無機質の頭部。右の側部には、紅い片翼が生えている】
【朽ちた燕尾服を纏い、右手に携えるは大剣と見紛うほどの大きな片刃鉈】
【その刃の表面には、何かの象形文字のような紅い紋様が刻まれている】
【異形は、法陣から飛び出した勢いのままに、昴の背を飛び越える軌道で宙空高く舞い上がり、】
【狂叫と共にその大鉈を振り上げ、ウォルフの脳天へ目掛けて、振り下ろしていく】
【リリセールは、昴の姿を横目で一瞥】
【僅かに、桜色の口唇が微笑を孕むが、やはり今かける言葉はなかった】
47 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 20:56:37.98 ID:zjFdupZ8o
>>36
…ッ!?
【突如、どこからともなく現れた灰色の青年が現れたのが視界に入った時、ヤバいヘルメットは取るべきじゃなかったな、と後悔する】
【急に衝突され、右方向へと転倒…愛機『ケルベロスU』から落ちると地面に叩きつけられ、地面を転がっていく】
【その身体は民家の壁にぶつかってようやく止まりしばらく気絶していたのかと思うほどに…動かない】
【しかししばらくすると、むくりと眠りから覚めたように起き上がるその青年は額から血を流していた】
【予想だにしない反撃を受けてしばらく動揺していたようだが、やがて落ち着きはらいながら懐からフェルトハットを取り出して被る】
【深々と頭にかぶせながら彼は灰色の髪の青年を睨みつけると】
…なんだ?ダイナミック当たり屋にもほどがあるんじゃねーの?なんか用かい
オレは急いでるんだ…お遊戯ごとなら後でやってくれっかなあ、ゲホッ
【チッ、と舌打ちを打ちながら、ノビタは青年を睨むのをやめ、民衆の方向に滑り込んだ『ケルベロスU』が突っ込んできた事に怯える民衆を気にも留めず】
【青年を無視して、先へ進もうとしている】
/ただいま戻りました
48 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 20:56:59.84 ID:CH90/agL0
>>44
( <<不審人物を確認>> )
【少し、失礼ではないかと思えたコンピューターはさておき】
【其の者は見えなくとも。『浮いた』其のポスター入りヘルメットは見えるだろうか】
【しかし、其れを見た瞬間から其の者は姿を現し――】
俺は 青義同盟/ブルージャスティス の者だ。敵対するなら無力化する。そう指示を受けている
【そう、何処か説明口調で冷徹に云い放つと】
【左手に持っていた、其のポスター入り、ヘルメットを放り投げる――】
【漆黒ローブやらで地味な印象だろうが、その銀色髑髏、赤い眼というの顔だけは際立って】
( <<出力制限開始>> )
(<<25%>>)
【其の者の目には、そんな数値が目に見えていたとか何とか】
【兎も角、彼と目の前の者は向き合っている状態であろう】
49 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 20:57:59.18 ID:CH90/agL0
>>44
追記
/ゼビレイです。宜しくですー
50 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/19(土) 20:58:34.84 ID:XrmEQxUUo
>>40
//ご飯食べてくるので遅れます
51 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 20:58:44.25 ID:ienGnAVNo
>>41
「―――っ、この、てめっ……」
「てめえは誰≠セ!?てめえが何を£mっている!?」
「覚悟だなんだって、知った様な口を叩くてめぇは誰≠セ!?」
「いや誰でも良い!誰だろうが、俺の邪魔ァする奴は……!」
【誰でも良い筈だ。誰何など、全く無意味。答えられて、知る筈も無いのだから】
【それでもウォルフが聞いてしまったのは、昴の言葉に、思う所もあったからなのだろう】
【『覚悟』、戦地に立つならば持っている事が前提のそれ】
【身長は175cmに僅かに足りない程度のウォルフだが、やはり騎士である】
【重装備の事も有り、衝突の反動による影響は、あまり見受けられない】
【それでも、ウォルフは止まった】
【長剣の柄を、改めて掴み直した】
>>46
「なーにが妬ましいだ!?生まれか!?それともあのお綺麗な顔か!?」
「ああ、ああ、その辺りは全く全く妬むに値しないと俺は思うが、なァッ!!」
【昴と向きあいながらも、ウォルフはもう一人の敵対者を、確かに見据えていた】
【詳細は分からないがおそらくはこの二人とも、騎士が元来苦手とする術師の類なのだろうと】
【そう予想しながらも、ウォルフは吼えていた】
【ぐおう、と風をぶった切り、振り上げられる長剣】
【身の丈より長く、切っ先を地面に向ける事が許されないそれを】
【地面と平行に構え、頭上へと掲げる】
「おおう、糞重いなぁ………!だが、まーだまだこんなもんじゃ潰れてやらねえぞッ!!」
【異形の大鉈を受け止め、重量に膝を沈め掛けるも】
【直ぐに膝を伸ばして耐性を立て直し、完全に潰される事は避けた】
【衝撃で動きが鈍るとは言え、即座にこの騎士の首を取る事は出来ないだろう】
>>二人
【そして、二人がもし、周囲に目を向ける事が有ったのなら】
【
>>42
の様に、民衆の間をすり抜けて、幾人かの騎士が処刑台へと向かう】
【悲しいかな、彼等は『語られる価値のある』名前などは無い】
【個々人としての名を持ちながら、歴史の中に忘れられる程度の名前しか無い】
【それでも彼らは、忠誠を誓った主君を救う為、民衆の間を駆けて行く】
【彼等の道を阻止せんとする者もまた、処刑台へと向かって行く】
【王女は、壇上で】
【何時もの様に、整った笑みを浮かべていた】
52 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/19(土) 20:58:48.71 ID:aZeWikbdo
>>43
【ここまで突き進んできたパニーは、「その男」が普通でないことに】
【多くの人間を蹴散らして進んできたが、それらの取ってきた行動は、おおよそ「逃げ出す」か「勇敢に向かって返り討ち」かだった】
【無論、「拍手」などする相手は初めてだ―――瞬間、速度を落として身構えて】
―――!
【パニーの側面に、巨大な両手が現れる――自分が動いている手前、それが自分を追いかけてくることにもすぐに気付く】
【そしてその両手が、「拍手」のために大きく外側に動き―――】
――白炎――
【両手のチャクラムが―――否、それらが纏っていた炎が変化する―――!】
―――「ヒートリジェクタ」!
【大きく変わったのはその「色」―――赤い普通の炎だったものが、彼女の叫びと共に一気に色を失う―――】
【そしてそれらをそれぞれの手に対して、受け止めるように構え―――跳ね返す!】
【僅かに弾かれる「拍手」―――迫り来るその手を食い止めるように、炎が巨大な手と絡み合う】
【拍手の手の感覚を共有出来るなら、その炎の性質―――「触れたものを弾き飛ばす」を理解できるだろう】
【「拍手」と「白い炎」が拮抗している最中、その場で足を止めたまま、青年――メイザースに話しかける】
ほー、ほー、私の邪魔をしようってのは大体わかったわ
先に訊いていいかしら?あんたがこの処刑をどう思っているか――
【攻撃されたにも関わらず、その声は若干の喜色を帯びている―――
戦える、或いは語り合える相手が現れたことに興奮している、と言ったところか】
53 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 20:59:48.11 ID:6qqQREvDO
【金の国──王城に近い、建物の屋上】
──ここからなら、全てを一望できますわね……
【プラチナブロンドの髪と蒼い蒼い瞳の少女が──】
【王女の処刑と其れによって引き起こされた動乱を、じっと眺めていた】
……それにしても
思っていたより──騒ぎが、大きいですわね
ルーミア王女──騒乱の元凶でありながらも……
随分と……慕われていたのでしょう、か──
【少女の纏う、喪服を思わせるようなワンピースコートが、風に揺れる】
【ふと、少女をよく見れば。その手には一冊のノートと、一本のペンが握られていた】
【少女は、街での騒ぎを見ながらおもむろにノートを開き】
【白紙のページに、「Ernestine」と書き綴る】
【そして、しばらく何かを考えこみ】
【その文字列の後ろに「Ainsworth」と書き足した】
54 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 21:00:07.25 ID:cbdNxenOo
>>42
おい、おいおいおいおい、よー……俺は兎も角ッ!?
超絶美人(
>>34
、クルスさんのこと)やら、それなりの立場を持ってる人(
>>37
、双葉さんのこと)やらっ!
あとなんか、えーと……なんかアレも!(
>>39
、エルフェスさんのこと。殴ってもいいよ)
とにかくだ、合わせて四人も声掛けようとしてるんだからよ、
【ぐぎゃりっ。右手の内で、いとも容易く圧縮される空き缶】
【スチール製のそれを、限界まで、ぐぎっぐぎゃっぎゃりっ、と、握り潰して潰して、潰、し、て、】
【硬く、硬く硬くかたく。密度がおおきくなるように】
ちょーっとくらいッ! 話、聞いてくれてもッ!
いーんじゃないかっ、ナー!!?
【――やがて、缶だったはずのそれは、お手頃な石ころサイズまで縮んでしまった、】
【少年はそれを――――投げる。処刑人の頭部目掛けて飛ぶそれは、強化された腕力の恩恵を受けたそれなりの速度を持っていて】
【当たれば、やっぱりそれなりに痛くて。処刑人がもし兜を被っていたとしても、かぁあ――ん、と、その内部に、不快な金属音を与えるはず】
【投げて、そのあと。体勢を素早く立て直し、少年は処刑台に向けて駆け出した】
55 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/19(土) 21:00:16.75 ID:tq0b04Zxo
>>45
【――――吸血鬼≠サの名は、かくも遠く、近きもの
背筋を撫でる、冷たい風と、胸を掴む、冷たい手、その本質は、非常に似ていて
呼吸に混じる、氷の華の香り――――……君の悪い音と共に、彼女の中へと溶けて、染み込んで】
【ふっと、表情に浮かぶのは冷笑=\―――貴女の言葉を全て、聴き終えた上の、嘲笑にも近き冷笑
薄氷の笑みの仮面を溶かすと、その奥から現れるのは、凛とした、強い覚悟の表情
小さな唇が、微かに潤んで、言葉を紡いだ】
……随分と、知ったような口で喋るんですね、これで最期とは
彼女はまだ終わっていません、ただ貴女方≠ェ終わらせようと為しているだけです
カーテンコールには、まだ早いと、お見受けしますが……
【紡ぐ言葉は――――貴女と比べて、非常に、感情の篭った言葉
必死に冷たく、淡々と見せようとしても、奥から漏れてくる、子供のような、感情
まだまだ若いのだろう、感情を制御するには――――年季が足りない】
【その根底にあるのは疑問=\―――この処刑≠ノ関する疑問であろう
同時に信念≠サれがどのようなモノ、かは、推し量るには少々情報不足か】
そして、高潔でいさぎよい死、とは、大言を述べるんですね
――――死は、死であり、それ以上も、それ以下もありません、例えソレが何者であろうと、死の価値に変化は在りません
彼女が美しい死≠迎えることは、彼女が行って来た、幾重もの死に対する、侮辱と、言えるでしょう
故に私は、彼女の運命≠踏破する、誰が下したか知りませんが死刑≠ネど過ちでしかありません
それの邪魔を為すのであれば、例えそれが、吸血鬼であろうと、容赦はしません
Justice¥椛ョ、シオン・エルミオール・オルテンシア
……もう一度だけ、尋ねましょう、その道を開けていただけませんか、櫻芽?
【すっと、前へと突き出した、右の腕、空のその手に、奔る幾重の白銀
――――彼女の、右腕のリングから零れ落ちたワイヤーが、意志を持ってるかのごとく、彼女の右手に集まり
瞬きをする間に、その手に、黒色の拳銃Cz75≠ェ握られ、貴女に銃口を向けているだろう】
56 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 21:01:51.91 ID:ynXmPSbDO
前
>>1000
な・・・宝玉を・・・宝玉を人工的に作れるというのか・・・・・・
【その存在はアナナスの思惑の外―――】
いや問題はそこじゃない・・・君が言うとおりなら・・・相当の力を持った宝玉を作れるということになる・・・・・・
【―――ゆえに今までかぶって今『冷静』な上っ面まで剥げ落ちる・・・現に権利書はその手から地に落ち風に流されグレアムの方へ宙を舞っていく】
グレアム・・・グレアム・スレード・・・・・・貴様・・・一体何を考えてこれを俺に・・・何をしでかす気だ空母を手に入れて・・・・・・
57 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 21:02:13.85 ID:j/n5080po
>>50
/了解しました
58 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/19(土) 21:03:42.86 ID:ejXnaI/Qo
>>42
くぅ……!
【だが、処刑台の周囲は、混乱の最中にあった】
【小さな身体を精一杯に使って、人の波を掻き分けてはいくものの――非力な身体では、抗しがたい勢いがある】
【周囲では、人々が押し合い圧し合いして、ともすれば致命的な事故にも繋がらんとする状況の中】
【この騒ぎの中、壇上に声が届いているはずもなく――】
……っ!
【今まさに、目の前で一人の老人が地面に倒れようとしていた】
【――それに向けて、咄嗟に手を伸ばし、その身体を支えたものの――】
【この状況で、危機的な状況にあるのは、その老人一人ではない】
気を、付け……て、ください。
【老人に向けて、そう言い残して、クルスは再び処刑台のほうへと目を向ける】
(……こんなやりかたじゃ、不幸になる人が増えるだけ……)
【処刑。国の定めたその結末に、今まさに、自分は『暴力』で以ってして、それに抗おうとしている――】
【真に今自分がなすべきことは、この民衆の混乱を収め、事故を防ぐことだろう】
【――分かっている。分かっているけれど】
【その前に。ルーミアに、どうしても、聞いておきたい。聞いておかなければならないことがある】
……『聖所に首括る』!
【己の不甲斐なさ、実力不足に唇を噛んで――しかし呪文を口にする】
【クルスが扱う魔術の秘奥、その一つ。転移の術式である】
【呪文と共に、彼女の身体を魔翌力が包む。不可思議な力に持ち上げられるようにして、空中に浮かび上がったクルスは】
【見えざる手に、放り投げられるようにして――処刑台の上へと、飛び込んだ!】
ぐっ……!
【着地の衝撃に耐えられず、処刑台の上に四肢を突いて、獣の様な格好で、処刑台の上を滑って、止まる】
【どうにか勢いを殺しきり、その目を上げたところに待っているものは……?】
59 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/19(土) 21:04:08.75 ID:MMT+jV5io
>>47
【体当たりが命中した直後。本来ならば青年も地面を転がるはずだろう】
【だが、どういう理屈か、彼は命中した直後、ふわりと浮くように空中を移動し、何事も無かったかのように着地した】
【しばらく動かなかった運転手に対し、彼は何もせずに待っていた】
【無防備の相手には何もしないということか、それとも──】
おいおい、つまらない事をするなよ
折角”客人”として来たんだ。もてなしぐらい受けていくのが礼儀だろう?
【青年の言葉に薄く笑いながら、道を塞ぐように立ちはだかる】
【その表情はまるで、獲物を見つけた獰猛な肉食獣のよう】
【確実に逃がさないという意思が垣間見える】
それとも、礼儀を欠いてまで、”金の国の王女を助ける”という英雄気取りなことがしたいのかい?
そんな冗談は言わないよねぇ?
くく……あっはっはっはっは!
【頭から血を流してまで前へ進み、処刑場へ向かおうとする相手が滑稽に見えたのか、その行動を心底嘲るような笑い声をあげた】
//おかえりなさい
60 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 21:05:35.26 ID:1yCwFDOYo
>>42
【人が死ぬ場面見たさに今、死にかねない状況にある民衆】
【いつの時代も人は愚かだ、彼の中は冷ややかにそう思った】
【それもつかの間】
【人の流れを逆らう者があった、あの人物は何を思うのか】
【何が目的でこの場に向かって来るのか……】
(敵か味方かはてさてどっちやら)
(とも、命令されたからには、オレの前に立つのなら邪魔するけどね……)
【ポケットから右手を出す、在るのは仮染の右手、とある魔術師を参考に作った物】
【腰のナイフ、その2つを両手で引き抜き構える、刃渡りは30cmほど】
【月明かりが溢れるようにその刃は燐光を放っており、これは人を傷つける物だと再確認させられる】
刀は後で、とっておきは最後、大好物は残しておく。
……さて準備は出来た、オレの敵はどれかな。
>>37
っておうわー!双葉じゃんか、てめっこんなトコでなにやってんだ?
……いや、聞くまでもないか。
【双葉のその声である程度は把握していたが、実際に確認し少し驚く】
【ここにいるだけでここにいる理由も決まっているだろう、多くは語る必要もない】
【心強い上司がここにいる、それで十分だろうと彼に微笑みかける】
どうやら似たもの同士?それはそれで色気はないけど、まあ悪くない。
お前も反対派なんだろう?じゃ一緒にやろうぜ、この場を跡形もなく壊しちまおう。
お前の命令があればオレはもっと頑張れるんだぜ?
そんな訳で命令しろよ、「邪魔するだけしちまえ」ってさ。
【くるり、くるりとナイフを回す】
【円に溢れる光は月、切り裂く真円、穿つもの】
>>54
(なんか酷い事言われたきがした……なんだろうコレ、なんだろう)
【なんだろう】
【とも彼は処刑人に攻撃した、つまりはこちら側だろう】
【仲間、というのもどこかおかしいかもしれないが敵でないなら重畳である】
61 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/19(土) 21:07:02.62 ID:XrmEQxUUo
>>40
存分に。通りたいならば、掛かってこい。
そして、迎撃し、打倒しようじゃぁないか。
【準備は、万端】
【常在戦場で有るのは、言わずもながであるが】
【其れでも、態勢を整えるのと整え無いのでは、大きく差が出るのは、確か】
……ふむ、盲と侮るのは、止めるべきだの。
【そう判断して、だぁんっ、と音を立てて踏み切った】
【音を殺すことはしない】
【そのような小細工でどうにかなるならば、盲目の剣士では生き残るのは難しいと判断して】
【故に、出し惜しみをすることはない。どんな相手であろうとも】
【相手の構えが不気味。それがどうしたのか】
ッツカァァッ!!
【だらりと下げた態勢からの、切り上げ】
【右下から左上に切り上げる其の斬撃は】
【年齢からは予想もつかないほど、疾く、鋭い】
【実戦に於いて、長引かせることは下策であることが多い】
【故に、必殺を多く持つのが、古流剣術などに見られる流れであって】
【実戦を謳い、実戦で鍛えられ、実戦で実践されていき、流派となった老人の剣は】
【まさに、一撃一撃が、必殺の風格をもたせるほどに、鍛えられたものだった】
//まだご飯できるまで有ったので、返信しときました。おそらく次遅れます
62 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[sage]:2011/03/19(土) 21:08:39.23 ID:X9qqYoOHo
>>42
……騎士の奴等ッ!
立ち位置は分からないけど、民衆を守るのもお前らの努めだろ!?
【動いた騎士たちに、パニック状態に陥っている民衆を守るように呼びかける】
【かなり周囲が混乱している以上、何が原因で殺し合いが起こるか分からないから】
だぁ、もうっ
あくまで仕事を続けるのなら、悪いけど邪魔させてもらうぜッ!
───《 ストレート 》ッ!!
【処刑人の左膝を狙って、左手から槍状の炎を放つ】
【狙いは単純、処刑人の足を止めることだ】
【そもそも処刑対象に近づけなければ、処刑など出来よう筈もないのだ】
【青年自身は攻撃の最中も、処刑台に向かって一直線に走り続ける】
>>60
あぁ、エルフェス、俺に着いてこい。
この処刑、邪魔するだけしちまうぞッ!
【言葉少なに、エルフェスへと命令を下す】
63 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga]:2011/03/19(土) 21:08:56.05 ID:6yHDWMRw0
(…………おにい、ちゃん?)
【何も思わず飛び出してしまったことで、恐らく傍らに付き添っていたであろう兄を見失ってしまう】
【今、彼が自らと逆の立場に立っていることには、未だ気付かず】
【ただ少女は、右手を銃として、左手に力を纏い――立つ。立ちふさがる】
>>46
>>51
【少女、天ヶ谷 昴は。しばらく、黙ったままウォルフを見据えていたが。一度、俯いて】
……何が……
【やがて、ぽつりと呟くように、言葉を零すと】
……何が、正義で。何が、悪いのか。…………ルーミアは、きっと。悪いことをした。それだけは、分かる
でも、ルーミアは……馬鹿なんかじゃない。私なんかより、何倍も賢いんだ。考えが、あったんだよね
……正義と悪の境界なんて、曖昧だ。戦いでぶつかりあうのは、正しさでも悪さでもない。
ただ、自分が成し遂げたいことを。自分の信じる正義を貫く、信念なんだ
ルーミアは……信念を持って戦った。戦って、戦って……戦い抜いた。
……そして、負けた。…………、…………。……………………。
……――≪信念≫は、≪覚悟≫だ。覚悟なくして信念なんて成り立たない。
覚悟なきものに、革命は起こせない。覚悟なきものに、――あんな眼は、出来ない。
【――き、と。顔を上げ。鋭く、眼前に騎士を。蒼き視線で以て、射抜く】
ッ、ルーミアはっ!『覚悟』してたに、違いないんだ……!
誇り高いよ!とっても、誇り高く輝いて見える!私なんかより、何十倍も、何百倍も!
その『覚悟』は!その『気高さ』は!……きっと、自分が敗北したときのことまで見据えていた……!
ここで、無様に……あの子が心から強く、生まれ変わらせようと願った『国』の前で、無様に!
仲間に助けおおせられ、生き延びて、逃げ延びて……永遠に、『脱走者』のレッテルを貼られ続ける……
追跡の手に怯えながら、自分すら偽って、逃げて……臆病者と卑怯者と、罵られ続ける――
――お前はッ!自分が仕えた主に、そんな汚名を負わせたいっていうのかッ!!
私は……――そんなこと、許せない……!
【突き出した銃砲が、左手が、震える。しかし、退くことは、ない】
ルーミア・ゴールドウィンは……≪革命家≫として誇り高いままに散る……
この国で、同じように革命を起こそうとして、敗れ去ったキルベルク・シルバーソードのように――
その気高さは、きっと後世で誰かに認められる……!どこかの誰かに、何かを残す――
でも、逃げたら……『脱走者』なら……そんなことは、有り得ない……
私、私は、せめて……私は――――ッ!
――お願い、彼を止めてッ!
『最大火力』になるまで、彼を止めて!そうしたら、私が――私がッ!!
【そして昴は、傍らに居たリリセールに。彼女が召喚したらしい異形に、そう叫ぶ】
【その間にも、彼女の左手に渦巻く蒼穹色の魔力が輝きと力強さを増してゆく――】
【――が、幾らリリセールがウォルフを足止めできようと、事はそう上手くは行かず】
……――く、ぅ、あぁあああああああああああああああああああああああああッッ!!!
【その叫びは、何のためか。気合の一閃か、それとも葛藤の果ての慟哭なのか?】
【チャージを続ける左手を、一旦停止させ、即座に魔術と形を成して、発動する。――それが】
≪ 天ヶ谷流魔術――“雷” ≫
≪ 雷 鎌 ( “ サ イ ズ ” ) ≫
【た、と駆け出して。最も己から近かった、騎士の数人】
【彼等の駆け抜ける足目掛けて、いかずちの斬撃を、左手より放つだろう】
【まるで鎌を手にしているかのように、それは少々離れたところに在るものでも掻っ切る】
【切断力は強くない。間違っても脚が切断されることはないが、少なくとも直撃すれば機動力に大きなダメージを生ずるだろう】
【――天ヶ谷流魔術の「魔力」のチャージは、今のでひとつを消費。事前に溜めた分が、まだ『1』残る】
64 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 21:10:46.94 ID:yayrhqxSO
>>48
あらら……透化能力、ってヤツかい?
【青年は惚けた口調で、そう呟く】
【現れたその異形に……内心驚いていない訳では無かった、が。しかしそれは表には出さずに……】
青義……ああ、なんだ、あの組織か。
【嘲笑めいた笑みを浮かべて、二つの鎖鎌……《R.I.P.》との戦いの中で手に入れた「それ」を、短く持つ】
【あくまでも「鎌」として使う気なのだ。鎖鎌を同時に二つ扱う程の技量は、無いのだろうか】
……俺は「ラインヴァイス」の『SS=ミストドラゴン』…………快楽殺人鬼で、正義の味方にはなれない《セイギノミカタ》さ。
【……その名は、もしかすると青義同盟のリーダーから聞かされているのか】
【それは分からない……が。とにかく、意見が噛み合わないのは事実……ならば】
さあ、始めよう……セイギと青義の、最低で最高な《演奏会》を!
【戦うのみ】
【彼はまだ動かない……様子見、という訳か】
65 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[sagesaga]:2011/03/19(土) 21:12:29.67 ID:zEC39dHAO
>>52
/※おっさんです
【弾かれた、男の魔術=z
【男が拍手を止めた途端】
【巨大な手は、街路の脇に飛ばされて、消えてしまうだろう】
【ほう、と】
【ほくそ笑みながら、男は少女を見て】
【反動>氛氓セろうか。衝撃を感じた手を、クロークの中に戻して】
【すぐさま出した右手で、口元から紫煙を生産する煙草を摘み、口から離す】
【そして、皮肉気な笑みを浮かべたまま、相手の質問に答える】
──何も。
コレ≠ヘ決定したことだ。
今更其れを覆そう等、相応しくない=B
【ふー……と】
【吐き出した煙が、男の周囲を漂い】
【煙草を人差し指と中指の間に挟んだまま、パニーを指差すように、右手を動かして】
逆に聞こう。
何故止める?
知り合いか?組織的な損得の感情か?
まあどちらにせよ──
【再び、煙草をくわえて】
【両の手で、拍手≠フ形を作り】
──此処は通さんがな。
【宣言、する】
【漂う煙は、一向に大気へ溶けず】
【ただ、男の周りを漂うだけ──】
66 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 21:12:50.62 ID:ienGnAVNo
>>54
【がしゃん、がしゃん、がしゃ―――がたん】
【階段を上って行く処刑人の歩みは、天金の投擲した缶に阻止される】
【骨などには影響が無いのだろうが、兜の上から脳を激しく揺らす一投】
【意識だけを、精確に、何処かへ弾きだすそれに】
〈………あら?〉
【漸く、壇上の王女は、反応を見せた】
【ウォルフが叫んでも、その行く手を阻まれても、笑っていただけの彼女は】
【此処へ来て初めて、素の表情を見せた】
【遠距離からの、投擲という選択肢】
【それは、彼が其処に居るという目印にも成って】
【彼の元へ、二人の騎士が掛け寄ってくる】
【どちらも、特に目立つ部分の無い若い騎士だ。顔立ちが似ているのは、兄弟なのだろうか?】
【二人は、処刑台へと向かう天金に併走しながら】
騎士A:おい、誰だか知らないけど良くやった!感謝する!
騎士B:すまない、これで猶予は出来た……君は?
【自分と同じ目的を持つのだろう者へと語りかける】
>>58
【彼女が走る間も、そして転移の術を用意する間も】
【怪我人は増えて行き、もしかしたら誰かは重傷患者になったのかも知れない】
【だが、そんな事、『今更』だろう】
【能力者は、災害救助の為の便利屋では無い。レスキュー隊ではない】
【そうしたいと思う奇特な能力者も居るかも知れないが】
【少なくとも彼等に、その様な義務は背負わされていない】
【――要求する者なら、居るのかも知れないが】
【目を上げて、其処には】
【処刑人が崩れ落ち、一人座る、王女の姿】
〈……何を、しに来たの、ですか?〉
【右手には、黒い手袋。おそらくは、あの戦闘での、指の欠損を隠す為か】
【彼女の表情は、目は、過去見られたような、真意を隠すものではなく】
【「何をしている」と明確に問う様な、それで】
【殆ど、時を同じくして】
【クルスの背には、『平凡を束ねて数倍した様な』殺気が、何処かからか投げつけられた】
【殺気の主は、確かに処刑台に近づいている】
【この瞬間も、ルーミア・ゴールドウィンへの好意などは備えず】
67 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/19(土) 21:18:05.43 ID:1p9yx8neo
>>51
>>63
【がぎいぃィン──ッ!】
【重厚な金属と金属の衝突、夜気を劈く剣戟音】
【上下で抱擁しあった刃から火花が散り、両者の貌を刹那に明るく照らす】
“ぁ 亜 ァ 亞 ぁ 怨──”
【鉈を受け止められた異形は、着地と同時、即座に後方宙返り】
【そのまま数歩分を間合いを取ったところに着陸。ばさり、紅い翼が一度はためく】
【──やはり周りの有象無象とは別格。異形の頭脳は、巡り行く】
──器、魂。その全てが妬ましいわ
私が奪ったはずの彼の心、まだ王女様が少しだけ持っているもの
──なら、私は問いましょう?
貴方は今ここで死を齎されるかもしれないわ
それでも、王女様に剣を捧げるのは、何故?
王女様は、貴方のどんな心を、持って行ったの?
【戯曲じみて曖昧な言葉を紡ぎながら、リリセールは見ていた】
【処刑台へとかけていく有象無象の姿を。それから、昴の姿を】
──“忌 ぃ ア”
【その時、昴の慟哭に呼応するように、】
【昴に背を向けているアーレカンテ、その後頭部の表面上に、】
【にぃ、と、人間の唇の形が浮かび上がり、そして歪に微笑む。『──了承』】
“ア 亞 ァ 堕 雄 怨んんンンンンー────っッ!”
【だンッ──!】
【アーレカンテが、弾かれように前方へと疾駆する】
【その右手の大鉈を引きずって、地面に火花を散らしながら】
【そのまま接近を許せば、ウォルフの腹部へと目掛け、彼の左方から迫る水平斬りを放つだろう】
68 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 21:20:15.66 ID:ienGnAVNo
>>60
>>62
【馳せる騎士へ叫ぶ双葉と、彼と戦場を共にするエルフェス】
【天金と合流した騎士とは別の一人が、彼等の近くへと現れる】
【だが、その言葉は、双葉が望むそれだろうか?】
騎士C:私達の務めは、主君を守る事だ!!
主君の命が危険にさらされている時に、その様な事を考える余裕など有るものか!!
それよりお前、「対機関連合」と名乗ったな!?
ならば寧ろお前こそ、民衆の鎮静に尽力すべきでは無いのか!?
【騎士としては、ただ、道を塞がれたくなかっただけなのだろう】
【余計な行動を取りたくないからこそ、他人に押し付けようとしたのだろう】
【そう、余計な行動なのだ、民衆を思う事など】
【人が死ぬのを見に来た民衆を気遣うなど、愚かな事なのだ】
【双葉の放った炎の槍は、崩れ落ちた処刑人の足を、階段に縫い付ける】
【その為か、13段の真ん中程で、処刑人は天地逆さまにつり下がる事となる】
【彼等の走る道には、殆ど障害物などは無い】
【能力者との戦闘に巻き込まれるのは、一般市民には死と同義だからだ】
【つまりは、非常に見渡しの聞く前方から】
『………邪魔は、させるつもりなど無い』
【二本の衝撃波が、双葉とエルフェスに、一つずつ向かって来る】
【縦に長い、距離に拠る減衰が極度に大きい】
【現時点では直撃しても然程大きなダメージにはならず、回避する事も容易いそれ】
【だが、この衝撃波は】
【もはや憎悪に近い殺気と共に、放たれていた】
69 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 21:21:17.44 ID:zjFdupZ8o
>>59
…オレはもてなし受けていくほどゆっくりしていくつもりはねーんだけどさあ
それ以前にお前金の国の人間じゃねーだろ、愉快犯か?このチンピラ野郎が
【額の血を拭いなおし、身体の埃を払い落すと、コキリ、コキリ、と首の関節を鳴らす】
【そして拳を合わせて鳴らすと、地面向けてペッ、と血の混じった唾を吐き捨てる】
助けるって言うか…とりあえず懲役20年から終身刑辺りで手を打ってもらおうとか交渉しに来たやつが
助けに来たと言えるのかどうかはわからねーがよ、オレは基本悪戯半分で生き死にの決まる現場に首突っ込んでくるバカを
イチイチ相手にしてる暇はねーからよう、とっとと失せなヒヨッコの兄ちゃんよう
【処刑場へと向かう足は止めずに、嘲りなど何度も受け続けたと言わんばかりにまるで動じない】
【この男、口喧嘩で止まってくれそうにはない…嫌いな人間相手にわざわざこんなマネをするあたり損な性分だ】
【―――力づくでしか、止められそうにない】
70 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 21:23:43.04 ID:j/n5080po
>>61
……なれば
推し通らせて頂こう―――
【5m、その距離を埋める為の駆け足】
【老人の脚が幾ら速かろうとそれを“一瞬”で駆け抜けるのは難しいだろう】
【キンッ――――】
【老人が駆け寄る最中、男の鞘から一番小さな刀の鯉口が切られた】
【右手は不動―――故に動かしたのは“左手”】
【鞘を2本の指で挟む様に滑らせ、鍔に指をかけて小さな刀を“投擲”した】
【まるで西部劇の早撃ちだ―――正確に、そして素早く。老人の眉間を狙う凶刃】
【さながら某手裏剣の様に、切先を老人に向けながら迫って】
【避けるか、防ぐか―――一撃必殺を歌う太刀筋の邪魔となったなら、男の狙い通り】
【投擲と同時、漸く男の右手が中位の刀へと伸びた】
71 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 21:24:48.91 ID:CH90/agL0
>>64
……黙秘する
【目の前の者は今、得体の知れない“何か”である】
【よって現状では信用する事は出来ない――、勘付かれてはいるのが是だろうとである】
ふむ、SS……?
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快楽殺人で正義の味方……
奇遇だな。似たようなものだ。俺も――
【然し、戦闘に関係の無い事は漏らすのである。そして、その名の“データ”も無いようだ】
始める……?いいや、この戦いは無意味だ
俺は組織の命により、処刑を止めに来ているだけ。其れに“戦闘は必要でない”
其れとも……、―― 個人の因縁があるのか?
【戦闘意識が無い事を語った彼は如何見えるだろうか】
【快楽殺人の件で少々矛盾もしている用だが果たして――?】
72 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sagesaga]:2011/03/19(土) 21:25:25.42 ID:DXJlprNj0
>>55
私は、人間のたかが一国の歴史に然程の興味は持っていないがね
敢えて私なりに見出すとすれば、死を背負うことに意味が有るのだ、革命と言うのは
それと同時に、常に自分を信じ、信じられる自分で有り続ければ、諦めるべき所は見えてくるものだ
――人間でないなら、尚更。命が尽きる正にその時は、とっくに運も尽きている
………良くも考えてみろ、革命家と言うのは最後まで諦めないべきものだがな。
最後の瞬間まで諦めない姿勢と言うのは、言い換えれば最後の瞬間を判断できる姿勢と言う事
ああ確かに彼女は夢想家だったろうな、子供でもあったろう、だが――。
――――背負った『死』に押し潰されるという裁きは、既に出たのだよ
従わずもがく自由を今さら求めたところで、汚名ならぬ汚点を遺すのみであろう!
【語気を荒げ放つ言葉は――彼女が「生きたい」と云ったことを知る、希有な人々には。】
【どう手を尽くしても否定し難いほどの、矛盾を孕んで聞こえる言葉かもしれない】
【ただ、シオンはそれを知るまい。深く考えるでもなく、横暴なことばとして耳に入るはずだ】
ふっ、Justice¥椛ョ、か……それは予想外だった。
……その「正義」を振り翳さず、全てを自分の考えに委ねたことは、諸手を合わせ褒め称えようか
―――だが手の内の黒金を向けたからには、覚悟は出来ているのだろう…!
【明確な返答は無く、彼女自身は、まだその場から微動だにしない】
【ただ、その眸には闘志が灯っていた。氷を透かしたみたいな、冷たい零下の閃きだった】
【―――道の両脇で、何かが立ち上がる】
【先ほどよりも激しく、罅の入る音を響き合わせて動き出したそれは】
【“氷像”――の如く見えていた、氷の鎧の中に閉じ込められた「遺体」】
……吸血鬼の力を応用した屍操術・天散ノ華=c。
諸君、獲物は見えているのだろう
【どちらも、平均以上の体躯を誇る屈強な男性であったらしい】
【氷で出来た人形のようなそれらのうち、金色の髪をした方が、櫻芽の左前方で構え】
【漆黒の短髪を垣間見せる方が、生前同様の力強い足取りで、シオンの方へ馳せていった】
【もしも届いたのなら――彼女の鼻面を、躊躇い無く、肌を焼くほど冷たい拳で殴り付けようとする】
73 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/19(土) 21:26:48.38 ID:MMT+jV5io
>>69
──なるほど
【挑発めいた言葉を多分に含んだ言葉を聞き、彼は何度か頷いた】
【はぁ、と、仕方ないと言わんばかりのため息をつき、目の前の男へ視線を向ける】
国の成り立ちを全く理解していないようだね、君は
悪戯半分でやってきたヒヨッコとやらがどちらか、すぐに分からせてあげよう
【足を軽く開き、微かに腰を落とす】
【ぐっと引かれた右手から察するに徒手格闘か】
【未だしかけはしないが、少なくとも進もうとすれば、ただでは済まないのは確かだ】
74 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sagesaga]:2011/03/19(土) 21:27:30.90 ID:DXJlprNj0
>>72
/書き忘れ、軽度の頭痛で遅れました、ゴメンナサイ
//いちおう、復活したつもりではあります…!
75 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 21:32:15.62 ID:1yCwFDOYo
>>62
うは、そうこなくっちゃね、流石リーダーさんだ命令がシンプルで良い。
その分動き易い、最高だね。
【ある程度はこちらに判断を任せた、と思って良いのだろう】
【こちらも短く頷き、処刑台へと処刑人へと走る】
【走りながら「黒色」を右肩の辺りから出し、そして】
【細く微かに湾曲し、鋭い爪を持ったような腕へと変化させる】
【地面から伝わる振動にふらりふらりと揺れるソレは処刑台に合うような鎌を連想させるかもしれない】
>>68
あ?…………。
(面倒臭い、スルーしたるよ)
【今、それを自分達に言う必要がどこにあるのか】
【それを言うのなら自分でなぜ動かないのか、少年は微かな反感を覚え】
【そして無視する事にする】
(さて、処刑人さんは……流石リーダーやるじゃん)
じゃリーダー、お先っ!
【ラフな敬礼、ニヤケ顔、やっぱり嫌なヤツかもしれなかった】
【そして尚も走っていると、自分に向かう敵意、それを察知する】
【どこからだ、……前方】
【それが2つ、こちらへ向かってきた】
さっきリーダーが働いたから今度はオレが働いてやんよ。
それ、一振り、一閃――――
【肩から生えた黒の細腕がピクリと反応する】
【同時に彼はその2つの衝撃波の中間点へと足を動かし】
【黒の腕が横一閃、打ち消そうとする】
(……嫌な感じ、真っ黒だどこのどいつだろうか?)
(コイツはマズい人間だ……)
【その行動の中でも衝撃波の根源】
【それを放った人物を探す、敵はどこか……と】
76 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 21:33:47.01 ID:cbdNxenOo
>>66
っし……すっとらいー、っく!!
【走りながらのガッツポーズ。のち、駆け寄って来るふたつの影を見、その速度を緩めかけて】
【顔は前に向けたまま、横目で。二人の騎士を視界に入れることにする】
ああ、と、説明すんのも煩わしいなオイ! きちんとした説明は後でいくらでもすっから、
――今は「場を乱しに来た不良」ってことに、しと、け!
【彼は、人込みを縫って駆けることに、全力を掛けたくて】
【口数は少なくて、やや乱暴。けれど多分、彼も処刑台の上の少女に寄ろうとするのに必死なことは、解るだろう】
【視線を壇上にやれば、クルスが先に其処に到達したことを把握して。持っててくれよ、と内心願う――】
【――「殺気」には、気付いて、いない】
77 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/19(土) 21:33:54.56 ID:aZeWikbdo
>>65
/忘れてた。ごめんち
何も、とはとんだ珍回答ね
それじゃあ私にはまるっきり戦う意味がないじゃない
【拍手攻撃が止まったのを確認すると、チャクラムの炎を元の色に、そして下火にする】
私にはあんたが「お前に無くても俺にはある」とか言うタチじゃ……つうかあんたが無いんだったわね
それともアレかしら?「地面を掘らせてまた埋めさせる」とか地で行く気?
……おっと、私の方の理由だったっけ
考えは至極個人的なものよ。まぁ一番大きかったのは国を「生き返らせようとした」女の行く先に興味があったわけね
【チャクラムを指でクルクルと弄りながら、おっさんの回答と質問に答えを返す】
【そして、おっさんの「此処は通さん」発言に―――】
―――知るか。おまえが言うな
【バッサリである】
あんたに戦う理由が無いなら、私はここから去って別の場所から入りに来るだけよ
それが嫌なら、あたしの誘いに乗りなさい―――
【誘い?】
戦場を移しましょう―――処刑場の見える場所がいい、王女様を見もせず見せもせず戦うなんて風情が無いにも程があるわ
そこでならまともに殺りあってあげるわ。あんたの支離滅裂な理屈にもね
【そんなちょっとメタ的な意味合い持ちの要望を命令形で突きつけ、チャクラムを下ろす―――
応じなければ戦う気がないということだろう。仕方ないね】
【しゃべる少女は口端を歪めて……仮面だから見えねーっての】
78 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 21:34:18.04 ID:ienGnAVNo
>>63
>>67
「………てめぇはなあ、知ってるか?」
「あのお城の中がどれだけ無駄に、広く作られてるかってのをよ」
「事を起こしちまえば、脱走する奴らだって出るわな。そうすりゃ尚更がらっがら」
「何十mか離れてる場所の足音が、夜には床を伝わって聞こえてくるってもんだ」
「……『覚悟』が有るからなんだってんだよォッッ!!!」
「持ってる!?妬ましい!?何もねえ≠オ俺はあんなの御免≠セね!!」
「何処の馬鹿が望んであんな境遇に生まれてあんな育ち方したいなんて思うんだ!?アア!?」
「誇り高いだのなんだのと、外から見て分かり切ったような事を言ってるんじゃねえッ!!!」
【ウォルフは、防具は、鎧しか無い。かと言ってこの極端に長い剣は、防御に向かない】
【然しながらアーレカンテに対し、ウォルフは、そのまま真っ直ぐに突っ込んだ】
【武器の重量の問題もある、撃ち合わせれば明らかに不利だろうが】
【だが、不器用こそが、金の国の騎士である】
「おおッしゃあああァッッ!!!」
【掛け寄ってくるアーレカンテの右手側へ、一足大股に飛び込んで】
【本来なら左から来る筈の大鉈の到達地点を、正面≠ノずらす】
【両手で構えた長剣の腹を、鎧の胸元に当てて】
【そして、馳せる勢いそのまま、自らの身をぶち当てた】
「あんなの、俺は御免だ!!あんな生き方、やってられるもんじゃあねえ!!」
「親は上司≠ナ兄は故人=A他人は全部部下≠ゥ指導者=I!」
「誇りだなんだ言ってもなァ、ちょっとひねれば見えるだろう!?」
「王女だなんだ言っても只の餓鬼だ!それを助けたいとほざいた馬鹿な奴が居た!」
「だったら!!惚れた男が守りたいと思った者の為、女が命張って悪い道理が有るかァッ!!!」
【衝撃で、長剣が中ほどから圧し折れる】
【だが、それと同時にウォルフは、鉈の下を潜り抜けるようにして、更に前方へ】
【そして昴の放った斬撃は、例えこの混沌とした空間でも】
【明確に動いている彼等の元へと、飛んで行く事になる】
【おそらくは、次に、彼等の姿を映す事が有れば】
【予期せぬ位置よりの攻撃に、膝をつく彼等の姿が見えるだろう】
79 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/19(土) 21:35:45.47 ID:ejXnaI/Qo
>>66
……ルーミア、さん……。
【投げかけられた問いに、クルスは小さく彼女の名を呼んでから、ゆっくりと立ち上がった】
【一瞬だけ、ルーミアの右手の手袋に、目をやって――クルスは、どこかやりきれない表情を見せた】
【――処刑台から広がる眼下には、怒号と悲鳴】
【喧騒の中、どこか隔絶された壇上の空気を――どこか静けさにも似たソレを感じながら――クルスは、口を開いた】
……。
まだ、貴女に聞いてないことが沢山あって……。
……まだ話し足りないことが、沢山あります……あった、はずでした。
【クルスの言葉は、要を得ない】
【そう、こうして向かい合ってみれば――聞きたいことがあったはずなのに、どれも、今問うべきことでは無いように思われた】
……。
貴女を救うと、私は言いました。
だけど、まだ、どうやれば、貴女を『救えるのか』……情けないけれど、分かっていません。
……でも、ここで死んで欲しくない。
……全てを救うだなんて、大言吐いておいて、と笑われるかもしれませんけれど。
たくさんの犠牲を無視して。
……金の国を荒らす、悪の使者として罵られてもいい。
だから……この処刑を、止めに来ました。
【クルスは、かつてのような博愛的な言葉を用いることは無かった】
【自分のために――】
【――『己の信じる道のために』】
【今、この場所に立っていることを、ルーミアに告げた】
……ふふっ。
【そうして、笑う。】
【口にしてしまえば、酷く馬鹿馬鹿しくて、おろかなことの様に思えるけれど――】
【――後悔の念は浮かばなかった】
……ッ!?
【そうして、ルーミアへと近付こうとして――】
【放たれた、獣の気配。膨大なまでの殺気に背筋を粟立たせて、クルスは周囲へと怯えと警戒の混じった目を配った】
【クルスの戦闘態勢に呼応するように、その身体から青白い魔翌力があふれ出す】
【――民草が貴女を信用するか、とかつてルーミアに言われた、悪魔のような魔翌力を、少女は身に纏って戦の場に立つ】
80 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 21:37:49.83 ID:yayrhqxSO
>>71
まあいいや……どうでも。
【彼は笑みを絶やさないままで、手を天秤のようにする……「やれやれ」のポーズ】
ふうん、君。悪い事は言わないから青義同盟辞めたら? あそこは「殺さない」んだろう。
【そう言って】
【鎖鎌を持ったまま腰に手を当てて、溜め息を一度吐き出す】
【そして】
……はあ? 君は何なの? じゃあ何で来たの? ……帰りなよ。今すぐ。言葉でどうにかなるような状況じゃあ無い事ぐらいは、分かる筈だけど?
【彼は……完全に“呆れ返った”口調でそう言って、そちらを虚ろな瞳で睨みつける……が、表情自体は「笑顔」】
【当然、両手の鎖鎌を握る手の力は決して緩めない……「罠」の可能性も、否定出来ないから】
81 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/19(土) 21:39:27.15 ID:X9qqYoOHo
>>68
>>75
…………。
【騎士の言葉に対し、彼は無言】
【言い分は正しいし、どちらか悪いか決めるのであれば微妙に勘違いしていた自分が悪い】
……ッ!?
───……悪い、助かった。
【突然の襲撃に】
【魔力が溜まりきっていない彼は、回避をしようとしたが】
【そこでエルフェスのナイスプレー。礼を言い】
(真っ黒な憎悪、いい感じはしないな……。)
(今のは…………こっちか?)
【真っ黒な殺意に嫌悪感を抱き】
【左手に蒼穹の魔力を集めながら、衝撃波が飛んできた方向に視線を向ける】
82 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/19(土) 21:39:29.40 ID:SpKxECIAO
>>56
【用済みとばかりにアタッシュケースを地面に捨て、右手には『グレアム・レポート1』、左手は宙を舞う権利書を掴み】
そうだ、ペーパープランなどではなく…既に"人"の手により実行され……
だが、勘違いするな…確かに強力だが、これは"人工宝玉"…所詮、紛い物だ
実験は成功したようだが………連中は自らが造り上げた"紛い物"により潰された
【グレアムは、思い出すように話す】
【宝玉を探し、とある施設に当たりを付け潜入、"紛い物"で不死となった化け物との戦闘、一度施設内のとある場所に身を潜め情報を収集、そしてカルミアとの合流、共闘しての化け物の消滅】
宝玉を作る術は"ここ"にある
【『グレアム・レポート1』をヒラヒラと振り】
だが、"制御"する術はここにはない
【そう】
【レポートのナンバーは"1"】
【これに続くレポートが、まだグレアムの"手中"にあるようだ】
研究所は"紛い物"を制御出来ずに潰された
ただ暴走し魔力を流し続ける宝玉なんぞ利用価値が限定される
………例えば…俺の言った"エネルギー関係"
【ここまで言えば分かるだろう?とばかりに、グレアムは眉毛をクイッと上げる】
【要は、先にアナナスに空母を作らせ、暴走する膨大な魔力を利用した動力、エンジンを空母に搭載、グレアムが空母を受けとった時に、アナナスは人工宝玉の制御法を得る】
……やはり"外交"も悪くないな…《アナナス=ナナス》
【常に優位に、主導権はこちらが握る】
【この男は、"取引"をやりにきている】
【もはや、この男は"猪武者"を演じることを辞め】
【本格的な"指導者"として動き始めるようだ】
言っただろう?これは起爆剤だと…小さくも巨大な爆薬を炸裂させる
世界が動く程の衝撃を生む……お前がスイッチを押すか、それとも機関に渡り奴らが押すか
どちらでも構わん
動くことに変わりはない
俺は最早飽きてきたんだよ
この"世界"に
【飽きたから"世界"を動かす】
【変わらない世界を】
【変える】
【"狂皇"は笑う】
【それは歪んだ笑みでもなく、朗らかでも爽やかでもない】
【ただ、無感情な笑いでもない】
【アナナスは分からないだろうか】
【気付くのだろうか】
【今、目の前で】
【本物の宝玉が笑っているのを】
83 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/19(土) 21:40:31.38 ID:XrmEQxUUo
>>70
【標準的な剣士の、一歩の間合いは、大体3mと言う】
【5m。いささか微妙な距離だ】
【構えも何もなく、飛び込むように行くならば、行けないこともないだろう】
【しかし、剣を持ち、距離を詰める動きであれば、それは無理というもの】
【割りこむように投じられた、刀の切っ先】
【其れを見て尚、老人は歩みを止める事はない】
【瞬きすらせず、前進し、ぎりぎりの所で、体を捻る】
……っか。
【びぃっ、と右頬に大きな傷が出来】
【しかしながら、投じられた刃は、通りすぎていき】
【差し出された足は、止まること無く地面を踏みしめて】
この程度で引くわけがなかろうがァッ!
【捻りの動きは、必然の物で】
【そのままの勢いで、回転し――――】
シィィイィィィツ!
【勢いを付けた“左”からの横薙ぎへと、動きを変えた】
【回避すらも、次に繋げる】
【その動きがもし見えていたのならば、戦闘というよりはまるで――――】
【まるで――――舞踊のように見えたかも知れない】
【相手の脇腹を裂かんと迫る白刃には、櫻色の気がまとわりついて、その威力を底上げしている】
//食べてきました!
84 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 21:45:51.97 ID:zjFdupZ8o
>>73
…国の成り立ち…まあ、その視点から見りゃあオレはさしずめ政治の分からん鼻垂れ小僧だ
そりゃあオメエ、金の国の人間だったらオレは甘んじててめーと大論争なり殴り合いなり受けて立ったけどな
なんだ?ルーミアに知り合いでも殺されたんか?
【つじつまが合わない、とでも言いたげだ】
【彼女に恨みがあるとしてもわざわざ自分一人を狙ってくる必要はないだろうとでも…だがこの男の構えを見て理解する】
【こいつ、力づくでもこの奥に行ってほしくないようだと】
……………………
【じゃあやり合うか?という彼の問いかけが聞こえる頃にはその言葉はかき消されるだろう】
【口よりも先に手が出るとはまさにこの事、ノビタの自慢の『早撃ち』を披露しようとするだろう…狙うは右肩と左足】
【左手の拳銃は非殺傷の打撃弾で打ちつけようと引いた右腕を潰すかのように右肩、そして右手の拳銃は容赦ない貫通弾を左足めがけて…抜き撃つ!】
85 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(山形県)
:2011/03/19(土) 21:48:36.17 ID:vbORFdUpo
【路地裏】
【人気は無いが、時たまネズミが蠢く気配が感じられる】
うー・・・さむ・・・
久しぶりに資材集めに来たはいいけど、こんだけサミぃとちっとキツいなぁ
カイロの一つも持ってくりゃ良かった
【路地裏のあちらこちらを散策しながら、ポケットに手を入れて歩く、】
【白いTシャツに黒いジャケットを羽織り、青いデニムに黒と白のスニーカーを履いた、】
【金色の髪をボサボサに伸ばした黒い瞳の少年】
【首には青銅色のリングが付いた銀のネックレスを付け、】
【左手首には腕時計のような小型の機械が巻いている】
今日も収穫無しか、こりゃ?
ま、欲しいもんはあらかた取り尽くした感じだしなぁ
【立ち止まり、小さく息を吐く】
86 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/19(土) 21:48:44.77 ID:tq0b04Zxo
>>72
【――――否、貴女が紡ぐのは、横暴では無い
彼女は知らない、その言葉に内包される、矛盾を――――……
けれども確かに、正しく聞こえた】
【足掻かず綺麗に死ぬ、それはまさに有終の美≠ニも言えよう
それはまさしく、貴女が名に在る櫻≠ノ、人々が見たモノでもある
どう捉えても、その正しさに、否定すべき余地など無い】
【けれども彼女は――――……自身の、感情を第一、とした】
……どうやら、交渉は決裂のようですね
貴女の言葉は、とても立派です――――この場で無ければ、夜を賭して騙りつくしたいところでしたが
今まさに、間違いは進行中、一分一秒の遅れが、歴史を左右する、とでも言いましょうか
ここからは、己が正しさを、己が力で示すしかなさそうです……
ええ、勿論――――……我が正義を貫く覚悟、その名に正義を冠した時から完了しています!
――――高速思考%W開……っ!!
【彼女の高速思考とは、その名が如く、思考能力の増幅
自然体でその場に立ちながら、現在の状況を静かに観察する
彼女と櫻芽の距離は大体10mも無い、接近しようと為した場合、数歩で間合いを詰めれるだろう】
【故に、氷像が彼女へと馳せる℃栫A彼女に与えられる猶予は数刻に、満たない
しかしながら――――その、僅かなときにも、彼女の思考は十分に、働くだろう】
【――――そのまま、氷像が彼女へと接近するのを観察し、その拳が振るわれる瞬間に、前方へと出て、回避するだろう
元々、彼女の身長は160cm程度、平均以上の体躯の持ち主である像の懐に入るのは、そう難しいことではないはずだ
成功したならば、彼女はそっと、左手を、氷像に触れさせようとするだろう】
……天散ノ華≠ナすか、中々に大層な名前があるんですね
ですが、私にも、お粗末ながら、名前が御座います
――――……Dead Memories
【彼女の接触≠ェ成功したならば、氷像の纏う、氷の鎧が、消えてなくなるだろう
Dead Memories°L憶の読み取りと再生の能力
端的に示すなら遺体≠フ過去の状況――――すなわち、死んだままの状態を読み取り、再生した
すなわち、貴女の能力による、干渉が行う前の状態へと、遺体の状態を逆行させようと、為したのだ】
【尤も――――……貴女の能力次第では、失敗する可能性もあるだろう
成功したなら、彼女は遺体から抜け出し、貴女へと少し、接近しようとするだろう】
87 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga]:2011/03/19(土) 21:49:17.26 ID:6yHDWMRw0
>>67
>>78
【――昴は、前方に集中している。リリセール、アーレカンテとウォルフの激突に目をやる余裕は失われつつある】
【が、それでも。一度、ふと振り向いた、その先の異形の人形。唇の、いびつな微笑みに】
(ッ……――――)
【一瞬のアイ・コンタクト。何故ゆえか、その心に複雑な絡まりを残したまま、彼女は一度だけ頷いて】
(……でも、これじゃあッ……『チャージ』する、時間も……!)
【――と、そこへ。ウォルフの叫びが、耳に飛び込むだろう】
ッ――――
【――親は上司≠ナ兄は故人=A他人は全部部下≠ゥ指導者=z
【それがどんなに苦しい世界なのか、昴は少しでも分かっているつもりだった。――≪R.I.P.≫】
【……いや。それでも。私には、仲間がいた。かけがえのない友が。だから、耐えられた】
【じゃあ、ルーミアには?……――――“私は?”】
【違う。そんな傲慢な――いや、でも。あの日の誓いを、自らの脚を剣で縫いとめた、あの光景を】
【それすらも、外に見せる体の良い恰好だと。……そうなのか?……いや、でも、それでも】
……それでもッ、――
【――ルーミアは、辛かったのかもしれない。その心を、今。助け出すことで、救えるのかもしれない】
【でも、彼女は国を変えようとして。どんなゆがんだ方法でも、国を想っていたはずで】
【その『国』から。永遠に、蔑まれて。歴史には、逃走犯と刻まれて――誇りも何も、砕け散って……】
……それでも、――――何かを変えたいと想ってッ!剣を取ったならッッ!!
――生まれも理屈も通用しない、ただ≪信念≫だけが道理になる――
……その道を選んだのは、他でもない、ルーミアなんじゃないの?分からない、あの子じゃない。
ルーミアは、それだけの覚悟を背負って、剣を抜いたんじゃないの?……どれほどの決意だったかッ!私には分からない、けど――
――その決意を。崩すことが、ほんとうにルーミアの幸せになるの?
その決意を、汚名で上塗りして何もかも終わらせることを、ルーミアは望むの?
只の餓鬼だとか、助けたいとか、惚れたとかどうとかッ――そんな――
――――お前だけの物差しで、量って決め付けるなぁっ!!
【 ――だがそれは、自分にも言えることではないのか? 】
(……――――、…………)
……私はッ、私は……!――――ぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああッッ!!
【まるで慟哭のように、少女は天に向かって吼え】
【その叫びに呼応するように、彼女の左手から漏れる蒼穹の輝きが、烈しいものとなる】
【そして彼女は、まだ処刑台に向かわんとする騎士たちに向かって駆け】
【強引にも――その右手の巨大な銃砲で、前方を薙ぎ払わんとするだろう】
【それは能力の産物ゆえ、無茶な使い方をしても暴発の心配が殆どないことは事実】
【しかし昴自身、近接格闘の心得はなく、筋力も弱い。だが、その鋼の硬質と単純な大きさ】
【素人であろうと、金属バットを思い切り振り回せば大きな打撃と与えられる。その原理だ】
【下手をすれば、この大きさから成る遠心力は、バット以上の打撃力を生み出すか】
【――それでも、間違っても殺すことなどないよう。頭部ではなく、腹部を狙う】
88 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 21:49:20.23 ID:vjbkp4Guo
>>77
/ID変わりましてPCより
ふむ?
俺はエゴイストなんでね、自分が良ければ他人の意見等どうでもいい。
【最早呆れを通り越してしまうレベルの、男の考え】
【しかし、少女は気付いているだろうか】
【男にも一応、ちゃんとした理由があることに】
【相応しくない=\―そう男は言った】
【砕いて言えば、決定した事に対して今更ヒーロー面して反対するヤツ≠ディスりたいだけである】
まあ、行く先に興味がある≠ニいう点では、意見は同じだな。
どうやら助けに行こうと≠オている訳でもなさそうだ。
【あっさりと】
【実にあっさりと、男は少女へ道を譲るだろう】
【一切の、躊躇いも無く】
では景色の良い場所へ行こう(ready)≠ゥ、レディー(lady)=H
【男が退いた、その先には】
【処刑が行われている筈の――広場だ】
89 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 21:53:06.15 ID:6qqQREvDO
【金の国──王城に近い、建物の屋上】
……まだ、動きませんわね──
唯一、処刑場に飛び込んだあの少女が気がかりですが……
──ですが焦りは禁物、ですわね
焦らぬよう。しかし事から目を背けぬよう──
【プラチナブロンドの髪に、蒼い蒼い瞳の少女が】
【王城のあたりを中心に、じぃと闘いを見つめていた】
【片手にノート。片手にペン】
【ページの先頭に「Ernestine Ainsworth」と書かれたその紙には】
【何行分かの文字が、記されていて──】
90 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 21:53:34.09 ID:j/n5080po
>>83
ッ―――――
【些か元気が過ぎないか―――ご老公】
【その様な皮肉の言葉を、余裕が有れば吐いていただろうこの時】
【だが今は――――そんな余裕、有る訳ない】
【刀の打ちどころから逃げる様に、大きく一歩後退し】
【多少間に合わなかったか―――腹の肉を浅く切り裂かれる】
【互いの間合いからは相手の首は狙えぬ位置か―――だが】
ォォォォォオオオ!!!
【低く吼える様な声と同時】
【男の刀が抜き放たれる】
【鞘は加速のためのレールと化し、より速い一撃となって貴方へ襲いかかるだろう】
【狙いは―――届かぬ首などでは無く】
【老人が振り切った刀を支える、その“小指”で】
/おかえりなさいー
91 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 21:57:43.42 ID:ienGnAVNo
>>75
>>81
【衝撃波の放たれた方向は、彼等の正面】
【つまりは彼等の目的地、処刑台の方向だ】
【そして、エルフェスが「真黒」と表現したのは】
【おそらく、これ以上には無い程に適切な表現と言えようか】
騎士C:……ぐおっ……!己、何奴!?何処から……!?
【一方で騎士は、何処からか飛来した雷の斬撃によって、膝をやられていた】
【重装備の騎士が足を痛める事は、致命的な負傷だ】
【それでも、まだ処刑台へと向かって動いている騎士であったが】
『……不運だな。知っている顔に出会ってしまった』
『仕方が無い、と言うべきか。こういう事態は、起こり得るのだから』
『願わくは、誰も死なない事を』
『………この戦争の元凶、大罪人は例外だが』
【もう一つ放たれた衝撃波。それが、騎士の顔面を、真っ向から叩き割る】
/続きます
>>76
騎士A:分かった、『不良殿』!後でゆっくりと聞かせて貰おう!
騎士B:謝礼を支払える程、懐は豊かじゃない。食事と酒程度で……
……うぁっ!?
【二人の騎士は、きっと平時ならば、爽やかな好青年だったのだろう】
【然し戦場では、彼等もやはり、何処か凶悪な表情を浮かべて居て】
【そしてその表情は、何処かからかの攻撃によって崩れ去る】
騎士A:どうしたモーゼル……く、このっ!!
【幾らか静かな方の騎士が。続いて、声の大きい方の騎士が】
【それぞれ、処刑台まであと数歩の距離で、膝を打ち据えられて倒れる】
【誰が放ったのかを、見る事が出来なかった。故に、防げなかった】
【集団戦闘に於いて心がけるべき事を失念した、若い騎士への報いは】
『……誰かは知らんが、良くやった』
騎士B:ぬ、お前は誰d――――――
【斬首≠ニいう、己の主人が受ける筈だった刑罰】
【問いかけた騎士の首が。次いで、声を発する間もなくもう一人の首が】
【それぞれ、宙に舞った】
/続きます
92 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 21:58:23.38 ID:ienGnAVNo
>>79
〈……やめなさい、その様な事は〉
〈それを……誰が望むと言うのですか?〉
【ルーミアの声は、あの時と変わらず。表情も、殆ど変わる事は無く】
【二週間の間に少しばかりやつれていたが、それでも健康的で】
【これから死ぬ人間には、どうにも見えにくい】
〈……私を救う事で、救われない人間が出る。分かりますわね?〉
〈現に、今も……ここでは、また、人が死のうとしている〉
〈……いいえ、それは良いのです。もう、仕方の無い事〉
〈誰のせいでも無い。公開処刑など行えば、こうなるのは見えていた〉
〈責められるべきは……国民軍の誰か、でしょうね〉
〈ほら、危ない。逃げないと……誰かが、酷く怒っていますわよ?〉
【縛られて居ない。自由に手は動く。ルーミアは左手で、周囲をぐるりと指差した】
【もしも、クルスが後方を見たのなら、三人の騎士がそれぞれ、散っていくのが見えたかも知れない】
【ルーミアの声は、やけに静かで。この混沌に、何も思っていないようで】
【何処か、木漏れ日の中で安らいでいるようにすら見えた】
『……退け』
【それに、心を馳せている暇は無い】
【クルスの背後より、轟、と唸る様な響くような音】
【数泊遅れて、縦長の衝撃波が、クルスを襲うだろう】
【性質は、斬撃。だがこれは、能力の副産物などではない】
>>四人
【処刑台の前に】
【既に登ったクルスを背に、三人に向かい合う形で現れたその人物は】
【両手に一振りずつの太刀を。そして背には、巨大な大剣を背負っていた】
『その女を生かしておいて良い理由は無い!生かしておけば災厄しか生まん!』
『ならば私は、この処刑を妨害する者全て、この力で叩き伏せるのみ!』
『それが私の正義だ、正しいと信ずるに足る正義だ!』
『……例え如何なる理由が有ろうと、例えそれが国家だのなんだのの為だったとしても、私は許さん!』
『私の家族を傷つけた、私の家族を悲しませた、そして無益な戦で多くの死者を生んだ!』
『許しておけると思うか、この様な事をしでかして……!』
【濡れ羽烏の長髪を高く結いあげ、顔の中心には一文字傷】
【その姿に、見覚えのある者も居るだろう】
【彼女は、酷く怒っていた】
【彼女は、ルーミア・ゴールドウィンを】
【それこそ殺してしまいたい程に、憎んでいた】
『……<Justice>所属、島津 綾菊。これでも本職は首切り役人だ』
『殺しはせん。が、邪魔をさせてやるつもりは無い』
【罪人の身柄を奪うのは、正義か。人を殺すのは、正義か】
【そんな事、家族が傷付けられれば「知ったこっちゃない」】
93 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/19(土) 21:59:19.14 ID:1p9yx8neo
>>78
>>87
【──ぞく、ぞく、ぞク】
【ウォルフの赤熱した慟哭、昴の蒼穹色の咆哮】
【リリセールの胸のうちが、淀んだ微熱を帯びていく】
【──嗚呼、狂おしい程に愛おしくて妬ましい】
【何故、何故、何故“彼”にしても、二人にしても、皆そこまで心を捧げられるの】
【これらを全部、全部、私の物に出来たなら──いいえ、したい、するわ。必ず】
【舞えばいいの。魂の嘶きに身を任せて】
【そして貴女達が華々しく散ったとき、私が全部汲んであげる──】
【──リリセールは、敢えて言葉を次がなかった】
【その代わりに少しだけ、桜色の口唇が、歪みを孕み】
【ブランデーの香が少しだけ濃厚になり、瘴気が渦を巻く】
“──っッ!”
【ぎぃン──!】
【そして刃の悲鳴。それと同時、異形が僅かによろける──!】
【振るった大鉈が、予期せぬタイミングで打点がずれたためだった】
【元より重量の大きい武器だ、一振りの後には隙が生まれやすい──】
94 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/19(土) 21:59:55.60 ID:MMT+jV5io
>>84
【早撃ち。それは恐らくかなりのものだったのだろう】
【構えを取った瞬間、銃は抜かれ、発砲音が周囲に響き渡っていた】
【だが、肩と足から血を流す青年の姿は、そこには無かった】
【ならばどこか】
【身を捻って回避か、物影に飛び込んだか、或いは姿を消す魔術や能力を使ったか】
【どこに消えたのか。それは男の前でも、後ろでも、まして下でもない】
──驚いたね。口だけ達者の腰抜けじゃなかったみたいだ
【その声は、上から聞こえた】
【銃弾が放たれた直後、青年は瞬時に跳躍し、建物の屋根に飛び移っていたのだ】
【しかし無傷ではない。目が良ければ見えるだろうか、彼の左脚には何かを掠めたように、衣服が切れているのが】
別に彼女当人に恨みなど無いさ。ただ、戦乱を広げ、大勢の人間を殺した国賊が、国の法律によって裁かれようとしているにも関わらず、それを止めようとする馬鹿が居ないか見に来たのさ
案の定、居たわけだけどね?
【にやりとほくそ笑む。予想通りで良かったと、言わんばかりに】
【”国賊”と”国の法律によって”──その部分を彼は強調していた】
【彼にとって最重要だったのはその部分なのだろう。国の法律を守る、という誰もが理解し得る単純な思考】
【けれど彼はこう付けたした】
そんなことは、どうでもいいか
【今、重要なのはそれではない、と】
【そして、相手の得物を見て呟く】
銃か。近代文明の生み出した最強の兵器が相手となれば……
──徒手格闘”ごとき”じゃ無理だね
【それは、ある種の敗北宣言にも似た言葉だった】
【しかし、彼の表情は、口調は、それを勝利宣言であるかのように表していた】
【その言葉を発した次の瞬間、彼は真っ直ぐに男へと跳躍する】
【銃相手に直進など、ただの自殺行為のはず。それを行うということは、何かしらの策があるということだ】
【どう切り抜ける──?】
95 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 22:01:19.92 ID:wpsGt9HDO
【水の国・展望台】
空にこうして手を伸ばせば、届きそうだ――。
でも、届かない…
あの空まで、一体どれだけの距離があるのだろう?
この果てしない空の下、見上げるだけではそれは計り知れない
【蒼銀の髪と赤紫の瞳を持った、人形のように整った容姿の少女は空へと手を翳す】
【星をつかみ取ろうとするかのように――その右手には、宝玉のはめられた指輪が確認出来る】
【そして反対の手には、蒼銀の輝きを帯びた利刃のナイフが握られていた】
近いようで遠い、それは果てしなく何処までも…
けれど、錯覚だろう?
この空は果たして、本当は何処にある――?
96 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/19(土) 22:03:03.32 ID:XrmEQxUUo
>>90
【ヒュパァッ、と空を切り裂き、刀は振るわれて】
【そして、迫る相手の刃を見て、右手が趨る】
ぬぅっ!
【がっ、と音を立てて刃を受け止めた】
【右腕を、相手の刃に割り込ませたのだ】
【血が飛び散り、老人の仕立ての良い和服を、血染めとしていって】
【骨が見えるほどの傷であるが、幸い切断には至らなかった】
【其れは、受ける点に、高密度に気を集中させた故だ】
【そして老人は引くこと無く、一歩前へ進み】
ヌゥウゥッ!
【放つのは、蹴り】
【老人の下駄は、鉄下駄である】
【そして、相手の脛。骨に直で当てることのできる場所を狙う】
【蹴りで、相手の機動力を低下させるつもりだ】
【老人は、剣士であるが、刀のみを振るうわけではない】
【使える手段はあらゆる手を使う。そう云うもの】
【刀を扱う術ではなく、“戦う”術なのである】
97 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/19(土) 22:07:02.98 ID:aZeWikbdo
>>88
実は私もよ。本来戦うなら高慢ちきな位が丁度いいんじゃないかしら
―――あれ、あたしって人殺し向いてない?
【はぁ、と溜息を吐きながら、そんな返事を返す】
【……ってちょっと待て。何を悩んでいるんだこいつは】
まぁそうね。違いは「ここで死んでも構わない」か「ここで死ぬのは詰まらない」ってところかしら
無論、普通に助けてあげる積もりもないわ。ヒロイズムはあたしにゃ合わん
【再び嘆息―――相手にペースを握られ気味なことに、内心で舌打ちしながら】
エスコートされるのは初めてね?
―――ところで、さっきから時々やってる変な言い回しは何よ?趣味?癖?
【キンクリ!】
【広場の一角―――そこに二人はいるだろう】
折角の公開処刑なのだから、それを見ながら暴れるが華よね
【そう言いながら、チャクラムの炎を再び大きくする―――言うまでもない、戦闘態勢だ】
さて、そんな感じで改めて真っ赤な花見タイムよ。散るか否かも未だ分かりはしないけど
最初はそちらから、そしてさっきあたしの要求を通したわね―――それじゃあ、もう一回先攻はあなたかしら?
【挑発的な口振りでそう言い、チャクラムを構え直す】
98 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 22:10:21.93 ID:ynXmPSbDO
>>82
・・・そういう事か。
【顔を手で覆う】
【取り引きの材料に出した権利書の存在はさほど問題ではない】
【そもそも機関にはレイント社がある上にアナナス自身も研究所や工場を持っている・・・資源などの確保を重視するアナナスには手に余る物だった】
【問題は背負うリスク―――わざわざこちらで空母を製造したことがばれれば個人の取り引きではすまなくなるかもしれない】
―――分かった・・・要求を呑もう。
【―――いきなりの決断】
俺が空母を作り・・・そして君に渡そう・・・君はその時俺に制御法を教える。
【ゆっくり顔覆った手を戻す】
【その時、密かに紙からカードが抜け出す――依然として権利書に変化はない】
【抜け出したカードは封筒を紙に沈んだ時のように痕跡を残さずに通過しアナナスの元に戻ろうとする】
99 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sagesaga]:2011/03/19(土) 22:10:42.95 ID:DXJlprNj0
>>86
【氷像の攻撃の動作は、武術の心得――具体的には、ボクシングのものが有りそうなものだった】
【だが、それを最終的に操る櫻芽は、彼が会得したものに通暁しているとは限らず】
【「身体の大きさ」を忘れた打撃、それは雲をつかむようなもので】
【シオンの賢明な対処によって、綺麗に避けられてしまう】
はぁ、ぬっ………!
【凍った屍に触れた、まさにその時シオンは】
【例えるなら、鍵のかかった扉を押し開くような感覚をおぼえただろうか】
【櫻芽は、能力のひとつ――凍らせたものを支配≠キる力によって、抵抗しているのだ】
【だがそれは唐突に「ぷつり」と途絶えて――恐らく、意図的に――しまって】
【シオンの背後を、腹に大穴を開けられた男の死体が転がっていく】
【刻んだ時が逆行したことで――動かなくなったその腹から、「血」が這い出しはじめた】
……ふ、無音の儘に瞬殺、とは行かぬようだな。
三人目にして、上玉に出会ったといったところか――
…だが、これで終わるとは思わんことだな
今のは「ちょっとした応用」――そのひとつに過ぎないのだから
【少女そのものの声に似合わない、息も苦しくなるような口調で、余裕を示す】
【――すると、櫻芽の身体から、俄かに白煙が発生しはじめた】
【工業の煙とも水蒸気とも違う。強烈な冷気と、白≠ニ言う色の概念を集めて作ったかのような――】
……凍銛≠サして、凍槍奇=B
【シオンが接近している最中――夜を侵すような白の中から、ひとつの「塊」が飛び出して来るだろう】
【高速思考を用いなくても分かるだろうが、中速で飛来するその物は、氷で出来た槍】
【水の固体と侮ることなかれ、まともに受ければ肉など容易く裂く、鋭い切っ先】
【対応出来なければ、その細い肩を穿たれても、なんら可笑しくは無い】
【それとは別に、もうひとつ】
【櫻芽の傍に――これまた、氷。更に詳しく描写すれば、雪を固めて作ったらしい「コウモリ」が】
【きぃきぃと耳障りな高音を吐き出しながら、羽ばたきはじめる】
100 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 22:13:38.87 ID:ienGnAVNo
>>87
>>93
「逃走犯だろうがなんだろうが知ったこっちゃねえっ!!生きてりゃまた戦える!!」
「何年だろうが何十年だろうが時間を於いて、またもう一度戦える!!」
「どうせ十数年我慢したんだ、また何年か我慢するくらいどうってこたぁねえんだッ!!」
「それともてめえは!一度の負けだけで、諦めろ≠チて言うのかよ!?」
「餓鬼がやらかした失敗を取り返すチャンスも与えねえで、死んでしまえって言うのか!?」
「俺達に、あんな下らない戦場だけ与えて、其処で終われって言うのか!?」
「雑魚ばっかりチマチマ狙ってんじゃあねえッ!!文句が有るなら俺を狙いやがれ!!」
【誰か、此処で終わるのだと、決めただろうか?】
【救われたルーミアが、皆に泣いて詫びて、もうしませんと誓うのだろうか?】
【少なくとも彼女は、ウォルフは、そう信じていない】
【また立ち上がり、戦えると。自分に戦場を与えてくれると、そう信じていた】
【昴が、ルーミアをどう見ているのかも。ウォルフが、ルーミアをどう見ているのかも】
【所詮は、主観でしか無いのだが】
【騎士達が、昴の攻撃によって、動きを止めて】
【そして綾菊によって止めを刺された頃から、時系列で言うなら僅かに後】
【低い姿勢から、起き上がる】
【この瞬間ばかりは、やはり熟練の騎士と言えど、体裁きには限界がある】
【攻撃を潜り抜けた瞬間は、最大の隙が生じる瞬間でもあった】
【ぐしゃ、と嫌な音がした】
【昴の振るった砲身は、過たずウォルフの身を打ち据える】
【それも、姿勢を低くしていた為か、兜の一部と鎧の胸元を痛打する形で、だ】
【装甲の右半分が潰れ、形状を保てずに、ぽろりと崩れ落ちて】
【その下から見えるのは、紅く染まった顔と、性別を判別するにはぎりぎり足りる体】
「……っ、ちいッ、しくじった!!!」
「いいいいぃぃぃぃ…………ぃぃぃぁぁァァァアアアアアアアアアツ!!!!!」
【それでも、ウォルフはもう一度吼える】
【その声に従う様に、ウォルフの背後に出現するのは】
【意識はしていないのだろうが。ギロチンを思わせる、巨大な逆三角形の刃が二つ】
101 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 22:14:00.16 ID:CH90/agL0
>>80
青義を辞める可能性は、0%だ
【何処かかたく、不自然な言葉を云いながら】
確かに、システムを干渉されたにしろ、殺したかもしれん。然し、其れでは俺の大元の任務が決行不可能となる
【任務以外にも、至らぬ理由があったのだろうが、其れ以上は語らず。そして其の表情事態は一切変わらない】
【所詮、機械か】
順に説明する
俺はゼビレイ。青義同盟に所属する者だ
今回の目的は、処刑を阻止する事だ。其処に殺戮はいらん筈だ。ましてや正義同士の戦い等尚更無意味だ
帰れ。その指示に従う気はない
【辛辣にも思えるその言葉を次々と冷静に応え対処していく。しかし、其の者は少し項垂れて】
言葉でどうにかなる状況ではない……全くの正論だ
【其の言葉だけには、理解を示した】
今何処かでも戦う奴等はいるだろう。だがそいつ等の全ての処刑賛成側に今回の戦い等は無意味だと云える
【余程の自信が在るのだろうか。そんな言葉を垂れて】
―― しかし、此れは機械(マシン)の推論(プロファイリング)に過ぎない
人間であるあんたに向かいその推論を垂れる等矛盾も良い所。其の事位も認識済みだ
聞き流して構わん。其れも理に叶っているだろう
【前置きは済んだ。嘆息を一つすると其の演説は始まるだろう】
今、処刑されたなら確実に今は凌げる。しかし、その後は如何なる?
そいつ等の取り巻きが現れ、第二の戦になりかねない――
其れも、只の争いでは無い。上が殺されたから仇を討つ。
暴論だが機械(マシン)の俺でも十分納得は可能な、信念を持って襲ってくるだろう
そんな戦争で流れる血等、人間であるあんたにとって無意味且つ非論理的なんじゃないのか?
其れならば、少しくらい国民に酷評されるリスクを犯してでも止めるべきだろう
仮に、また襲ってくるとして、其れをした時点でそいつ等は只の狂人だ
其れだけの恩を仇にされてまで欠ける情等は無い。
大体、俺にはそんな人間に負ける正義等データには無い
寧ろ、其の理不尽をさばく人間こそ正義なのだと俺は理解している
【一息付いた様子。演説は終わったようだ】
……大分脱線した。以上が俺の推論だ
102 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/19(土) 22:15:57.01 ID:ejXnaI/Qo
>>91-92
他ならぬ、私が。
……そして、ジャンヌさんやアクセルさんも。
【疑問の言葉に、クルスの答えは迷いが無かった】
【そう、ここで止められて、止まるのならば――この壇上に上がってくることは無かった】
【この行動に引き起こされる結果、その全てを受け入れる覚悟の上で――彼女は、今この場に居る】
……そうですね。
でも。
……私は、私の言葉を違えるわけにはいかない。
……どれだけの時がかかっても。
貴女を、救う。そう決めました。
……だから、運が悪いと思って、諦めてください。
【微笑みをルーミアに見せる。事此処にいたって、ルーミアを救い出すことに『もう迷いは無い』】
……え?
【そうして、ルーミアの平静な態度が指し示す左手の先へと目を向けて】
【すぱん、と蹴鞠の様に宙を舞う、三つの首を見た】
ッ……!
【不可視の刃、目にも見えるはずもないその斬撃は、無言の圧力と殺気を纏って、迫り来る】
【衝撃波など、目には見えないが、そこに見える殺意を感じ取って、クルスは反射として、防御行動を取っていた】
『三十枚の銀貨』ッ!
【銀色の、簡素な盾がクルスの前に出現し、辛くもその衝撃波を受け止める】
【弾かれ、軌道のズレた衝撃の余波に、薄く頬と腿を裂かれはしたものが、どうにかその攻撃をしのいで】
【そこに立つ、剣鬼の姿を見る】
……。
【彼女の口が語る内容から――彼女が、ルーミアの起こした、幾多の事件。その被害者の一人であることを、悟り】
【――しかし、クルスはもう迷わない】
……私を悪と言われるならば、それでも構いません。
私は、私の正しいと信じる正義のために!
【ずるり、と瘴気のような魔翌力を、示威するように噴き上げて】
【クルスは、突如現われた島津の背に向けて、応戦の覚悟を投げつけた!】
103 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 22:17:52.29 ID:1yCwFDOYo
>>81
あとでジュース奢れよな――――
【再び走り出す前、小さく彼に向けて呟いて】
>>91
>>92
ひゃは、なんだアンタか……。
えっ?いや、なんでアンタだこの場でなんで?
【現れた彼女、それはいつかの戦いで背中を預け】
【ついこの間の会合でくだらない会話をした彼女】
【それが明確な殺意と敵意を持って、立っていた】
……家族?
【処刑台の前まで走り暫く彼女の主張に耳を傾ける】
【傾けつつも戦闘意識を失わないようにとナイフを構えたまま】
【そして「家族」という単語にピクリと反応する】
(ヤバイ、オレの苦手なタイプだ……意志が硬いヤツだ)
(綾菊の言っている事も分からないでもない、その分……)
やり難い……、どうすれば良い……クソ……。
【言葉を返せない、敵意を向けられない、刃が鈍る】
【これではいけないというのに、何か対抗策を模索しているというのに何も見つからない】
【惑うのだ、彼女の怒りは正当な理由があるのだから……】
【一方で彼女の言う通り、あの王女を殺してしまっても良いのか?という疑問もある】
【それは違う、あやふやだで言葉に出来ないがそう感じる】
【分からない、分からない、分からない】
【しかしこの場から逃げてもいけないと心のどこかで叫んでいる】
【考えの堂々巡り、それは無限に続く円環のようで終わりがない】
【ただ失われていくのは時間と精神力の2つ】
104 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 22:17:57.64 ID:j/n5080po
>>96
(落とし損ねた――――)
【手応えだけでの判断と、次の行動は速い】
【引き戻した左手で、一番小さな刀を逆手に掴んで】
【ザッザ――― 踏み込むだけにしては多すぎる砂を蹴る音】
【――――蹴りが来る】
ッア――――――!!!
【ギィン―――】
【引き抜いた小さな刀の峰で、老人の蹴りを受けた】
【ただその為に―――多少無理な姿勢となっていて】
105 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/19(土) 22:18:07.96 ID:CjoW7UyQo
【金の国】
【処刑場から離れた街の高度7mぐらいの場所】
【空中に男が二人いる】
【一人はどっかりと足を組んで座っていて黒髪に黒い和服と白い羽織をきている】
【20後半ぐらいでその見た眼は触れたら切れるナイフのよう】
めんどくさい…
人探しとかかったりぃなー
【その近くには髪は金髪で長さは普通だがボサボサ】
【青が基調の袖の白いジャージに下はコーンのジャージを履いていて目つきが悪い】
[地紋さんはやる気なさすぎだって!!
少しはシャキッとしてくれよ!!]
【もちろんこっちも同じように宙に立っている】
【しかし目をよく凝らして見ると二人の足元や尻の下には透明に近い小さな立方体が一つずつある】
【たぶんこちらの立方体が浮いていてそれに乗っているのだろう】
じじいに近づくと時間が経つのが怖くなってくるんだよ
おまえもそうカリカリすんなって
それよりアレ見ろよ、あんな所で能力者戦ってるから一般人が混乱してら
こっからならあの光景も良く見えるな
【青年はその言葉に対しギャーギャー言っている】
【結構うるさく、人は少ないが街の上でやってるため気付く人も現れるだろう】
106 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 22:20:27.55 ID:cbdNxenOo
>>91-92
【短い返答を投げ掛けようとした、その、コンマ一秒に満ちるかどうかもわからないような】
【少年が丁度、瞬きを一回、すれば。味方であろうはずの騎士の首が、きれいさっぱり消え失せていて】
【返そうとした言葉が口腔で燻り、肺に落ちる。生焼けのそれは毒性の気体を発して、咽をひゅうと鳴らした】
……、……っ
【そして見える、憤怒の形相――何かの本に載っていた、般若の面をなんとなく思い出した――それを湛えた女性】
【もしかしたら、この少年は女性の立場にいたかもしれないし。半ば傍観を決めている民衆に混じっていたかもしれない】
【ルーミアが起こした戦の禍は大きくて、もしかしたら彼の友人が巻き込まれて命を落としたかもしれないし】
【そもそも少年は、この国に縁なんて、無いのだ。じゃあなんで、自分は此処にいるのだろう、】
――――退け、は、こっちの台詞だよ……
俺は其処のドアホ王女に、話、しに来たんだよ――――ッ!!
【――そんなの。昨日きっかり出してしまったじゃあないか】
【倒れ伏した騎士に、駆け寄る。その死を悼むためじゃあなくて、「武具を拝借するために」】
【有れば、剣を。なければ、鎧の一部を無理矢理引っぺがしてでも、持って行こうとする】
【――剣士であろう女性に、丸腰で挑もうとするほど。彼は無謀じゃあなかったみたいだ】
107 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 22:21:32.04 ID:6QCmbvIDO
【路地裏】
………―――
【蒼色のTシャツの上に紺色の長袖パーカーを羽織り、首に橙色の宝石が付いたペンダントを掛けた、黒いショートヘアの――その顔立ちからは一見すると少女にしか見えない人物が】
【壁に背を預けて座り込み、こっくりこっくりと眠そうに首をもたげながら意識を夢現に浮翌遊させていた―――】
【外見から察するに、年齢は15〜16歳程だと思われる】
108 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 22:22:49.08 ID:vjbkp4Guo
>>97
【広場――そこでは、多様な能力者達が、互いの想いと力を、ぶつけ合っているところだろう】
【僭王≠ニ呼ばれた者が拘束され】
【刑を執行する為に動く者と、それを止める為に動く者】
【そんな景色を、背に】
…そんな珍妙な仮面を付けたヒロイン等居る筈もないだろうしな。
さて、血桜の花見と言ったところか。
【煙草を、摘んで】
【足元に落として、ブーツで踏み付ける】
【それでも、男の周囲を漂う煙は、一向に消えず】
では、存分に。
. . . . . . .
実に久しぶりだ、コイツが表に出るのはな。
【大きさにして1mほどの、黄色い浮翌遊体】
【布に手を入れて持ち上げたような姿で、中は空洞のようだ】
【手足は無く、まるで風船のようにも見える】
【前面部(とは言え、何処が前面≠ネのかいまいち解らないが)には】
【マジックで書いたような『眼』があり、全体的にチープな印象を受ける】
【そんな、奇妙な物体が】
【男の脇に、何時の間にか現れており】
クラップトラップ(Claptrap)=B
. . . ....
さあお客様、拍手をどうぞ――
【男が言った、その瞬間】
【先ほどと同じ様に、少女を囲む両の手が】
【左右から、少女を叩き潰すように、動くだろう】
【先ほどと同じ攻撃】
【強いて、違う点を挙げるとすれば】
【男が手を叩いていないこと】
【そして、奇妙な浮翌遊体の、存在か】
109 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/19(土) 22:24:54.14 ID:XrmEQxUUo
>>104
【あらゆる武の骨は、足にこそ有り】
【どんなに強い腕力があろうとも、踏み込む足がひょろひょろでは、威力は発揮できない】
【だからこそ、しっかりとした足腰は、武の道を歩む物に求められる】
【長年刀を振るい、戦場を掛けた老人の足は、かなりの健脚であり】
【下駄の歯と歯の間で刃を挟みこむようにして、そのまま刃を抑えこもうとし】
【それと同時に、右手の五指を揃えて、貫手を放つ】
ヌゥウッッッ!
【貫手は、喉狙いの物】
【打撃と違い、一点に威力が集中するそれは、喉を潰し、呼吸を困難とさせるには十分すぎる物】
【容赦のない、殺し技である】
【老人は、速度こそ、極みの域に入っているものの、腕力という点では、それ程の力を持っているわけではない】
【若い頃であれば、力も有ったが、今は年故、衰えている故に。……まあ、其れでも一般よりかは遥かに強いが】
【だからこその、気による身体能力の強化と、急所を容赦なく狙う攻撃群の数々である】
【無手だろうと、刀を持とうと。それらすべてに対応する】
【それが老人の剣だ】
110 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga]:2011/03/19(土) 22:26:12.92 ID:6yHDWMRw0
>>100
ッ、……――――、っ…………!
【びりびりと。銃身から己の右腕に伝わる、嫌な感触】
【それは、今まで何人も「粛清」してきた昴が、味わったことはない感触】
【今まで、全て撃ち殺してきた。『人を死に追いやる』感覚は、手に届かなかった】
【が、この一撃と、この重み。下手をすれば殺すことになりかねなかった、振動】
【それに加え。ウォルフの渾身の叫びが、昴の心を揺らす】
……私、はッ……――
【――……一度の失敗は、即ち終焉】
【その思想の刷り込みは、彼女が育った環境によって成されてきたもの】
【今でさえ、≪四刃≫など優秀な戦闘力は、一度の失敗程度では粛清されることはない】
【だが、昴は幼い頃、あくまで「雑多な中の一」であった】
【生きるために、生き残るために、失敗など許されず。その考えが、根本にあった】
【……やり直せる、というのか?】
【――揺らぐ】
……、…………――――で、も……
【――そう、それは己の主観】
【ルーミアは……そうやって一時は泥をすすってでも、逃げ延びたいと思っているのだろうか】
【……誰にも分からない。自分が正しいのか、ウォルフが正しいのか】
【ただ、昴の行動原理は、何も出来なかったために、せめてルーミアの願いを成したいという一心――】
……、――――ッ!
【ウォルフの咆哮により、現実に引き戻される。出現した巨大な刃が、全身に雷流を迸らせる】
【あの大きさ、この距離。放たれたとして、避けきれるものでは、ない。――なら】
…………――――ぁ、……ぅぅぁぁぁあああああああああああああああああああああああああッッ!!!
【――立ち向かう、のみ。刃にも、信念にも、何においても】
【言ったばかりだ。戦いとは、信念と信念のぶつかりあい。勝利こそが、信念を正義に昇華してくれる】
【ならば、眼前の敵を打ち倒し、正義の証明を成す――!……昴の左手の輝きが、最高潮を示し】
【がごん、とはじき出された銃のシリンダーに、その輝きが一挙、詰め込まれる】
【――フルチャージ。射出準備、完了。右手の銃砲を左手で支え、射撃体勢となって、昴は】
【眼前。ウォルフと、対峙する――】
【――だが、その勝利の果てに、『答え』はあるのか?】
【その疑問は、昏い思考の海に沈めるしかなかった】
111 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/19(土) 22:27:03.25 ID:tq0b04Zxo
>>99
【心に感じる、その抵抗の痕――――……それはさながら、舌先に残る苦味が如く
開けた眼前と、その先にある彼女に、現状に関しては、満足感を覚えるものの】
(……この手は愚策ですね、次からは使わない方が吉、でしょうか
それにしても、恐ろしい能力です――――流石、吸血鬼、というところでしょう)
【それと同時に思うのは、能力の応用方法、貴女のその言葉に示されるように
氷≠ェ示すのは無限の応用、そして、それを為す、貴女の思考力の高さ
直ぐに終わる相手で無い、と彼女は静かに感じた】
……なるほど氷≠フ能力でしょうか、非常に応用範囲が広いですね
更に、吸血鬼固有の能力、それと組み合わせることで……
全くです、こんなので終わる、など思えませんね――――……っ!!
【紡ぐのは、貴女への感嘆の言葉、それは本心から、思わず漏れたもの
勉強になる、のだろう、これほどの、応用力を見せられれば】
【万物の形を成していく、氷に、後手に後手に、思わず回ってしまう、彼女
接近の途中で、脚を止め、右手を槍の向かう先≠ヨと向け、銃口を槍へと向けた
途端に爆ぜる咆哮は、軽い響きながらも、糸を引く重さを含んでいて】
【放たれた弾丸は、そのアギトを、槍へと向け、寸刻で、喰らい潰そうとするだろう
しかしながら――――これは悪手≠ニも、為りかねない
もし、貴女に支配≠フ能力が色濃くあるならば、弾丸によりバラバラ≠ノなるであろう、槍の破片
それはまだ、貴女の支配下にある、と考えられる】
【――――しかも、破片は彼女の周囲に、在る――――……攻撃のチャンスは、無限にあるはずだ
それに気づかずに、彼女の注意は、新たに作られる蝙蝠≠ヨと向かう】
(……くっ――――……耳障りな音、ですね……ですが、今のところは害はありません
ならば、前へ前へ、少しでも先手を打つべき、でしょうか……っ)
さあ、貴女への道が開けました、最早遮るものは在りません
これで、私の弾頭は、戸惑うことなく、貴女を貫ける、というもの……!!
殺しはしません、少し、お眠りください――――!!
【かしゃ、という微かな音と共に、彼女は右手をすっと、眼前へと伸ばして構えて
その銃口を、貴女の右肩へと向けると、引き金を引いた】
【零れ落ちる吐息のような銃声と共に、放たれた弾丸は、その矛先を明確に貴女に向けて
貴女の周囲にある、夜を侵す白煙を裂くように、刻む、弾丸の軌跡
音の壁を越えて、寸分の狂い無く、貴女を貫こうと、為す】
【コントロールは良いものの、あまり威力の在る銃とは言い難い、致命傷とはならないであろう
更に、銃口から、軌道を予測できれば、回避もそれほど難しくない、いわば牽制のようなものか】
112 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga]:2011/03/19(土) 22:29:18.22 ID:6yHDWMRw0
>>110
/安価抜けです。
>>93
、リリセールも含みます。
113 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/19(土) 22:31:43.61 ID:zjFdupZ8o
>>94
…消えやがった!オレの早撃ちを避けやがったのか…!?
【辺りをキョロキョロ見回し始め、そしてどこにもいない事に気がつく】
【そして上から聞こえる声、跳躍で自分の弾丸を避けたのか?速度以上に相手の呼吸を呼んで不意を突くのが自分の自慢のクイックドロウ】
【しかし、未だ彼の呼吸は読み難い、なかなかうまくいかない】
…流石に、まあ…かすりはするわな
別にいいんだぜ、オレはあの鼻もちならない石頭姫は法廷で罰を受けるくれえ経験した方がいいんじゃねえかとは思ったわ
けどよう…あの女が敗北する現場にいた人間はまだ更生の余地があるって判断したらしいじゃねーのさ、それでなんで今月中に処刑ってなってんだ
―――『納得』行かねえのさ!納得は全てに優先するッ!あの女を憎んで殺しに来る野郎くれェはいてもおかしくはねえわな
だがオレは納得が行かねえ、あんな生きる熱に溢れた女…アイツなりの正義を持ってるって分かってる以上はよう…まだ殺すには惜しすぎるぜ!
【銃相手に直進をしてくる青年、あの人物はなんだ?なんで拳銃相手に突っ込んでくる?】
【―――なにかしてくる、と理解は出来た、だからこそ…ここでは使わずに!】
【むしろノビタも接近し青年に胸めがけて右脚で跳躍正面蹴りを叩き込みに行く!】
114 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 22:33:10.52 ID:17pNwI9SO
>>95
【ふう、と小さな溜め息が一つ。それに合わせて紫煙が揺れて】
【夜空に棚引き、薄れてゆく。調子の外れた口笛の音が、一度響いて、掠れて消えた】
……然るに、霧に似ているね。手を伸ばしても掴めないけど、確かにそこに在る。
それだけで、十分なんじゃないかなぁ?難しいコトって、よく解らないけれどね……。
【次いで。へらり、軽い響きを帯びた声が、少女の後方から掛けられる】
/まだいらっしゃいますかー?
115 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 22:33:11.77 ID:ienGnAVNo
>>102
〈……お久しぶりですね、確か先年の――〉
『戯れるな、黙れ、そして即座に死ね。だが自害は許さん』
【王女と剣鬼と。二人は、何処かで会った事は有るのだろうが】
【親しげに掛けられた声は、最後まで聞き届けられる事も無い】
『……其処の娘。邪魔をするなら処刑台ごと£@き切る』
『これはハッタリなどでは無い、と付けくわえておくか』
【警告、ではあるのだろう。だが然し、この声に、クルスの身を気遣う意図がうかがえないのも確か】
【見知らぬ誰かに対しては明確に。綾菊は、殺意を向ける事が出来る】
【斬るぞ、と。はっきり、口に出しているのは、脅しではなかった】
>>103
『……なんで?理由など、そう多くは無い』
『が……誰かが襲撃を仕掛けて来る事は読めていた。当然だろう?』
『ならば、その連中が狙うのは、おそらくは処刑人』
『換えが必要だと、人を探していたようでな』
『……お前は、「対機関連合」だったか?』
『ならば、余程の事が無ければ、死なせはすまい……が』
『但し邪魔をするならば、一切容赦はせん』
【攻撃をしないのならば、綾菊と戦う必要は何処にも無い】
【二人は憎み合う仲では無く、寧ろ仲間と呼ぶべき立場なのだから】
【思想がぶつかり、互いの正義がぶつかり】
【戦わずに道を譲る事を、エルフェスが良しとするのならば、だが】
>>106
『……話など、今更必要か?だったら今、終わらせろ』
『そして終わったら直ぐに引きかえすか、邪魔者の排除に強力しろ』
『よもや……邪魔をする、などとは言うまいな?』
『……いや、どうやらその様だ』
『ならば、先手は貰う。邪魔は、積極的にする事としよう』
『……退け。殺すぞ』
【今更一人二人殺す事を、この首切り役人はどうとも思っていないのか】
【首を失った死体へ掛け寄る彼に、やけに殺意の薄い言葉を投げかけた】
【綾菊には、特別な意図も無く、気安く吐ける程度なのだ。殺す、という言葉は】
【そして、彼へと向かって放たれたのは、一発の火球】
【龍種の様に、開かれた口から、拳大の炎を吐き出す】
【温度こそ並みの炎だが、炎は炎。生身で受けて良いものではない】
>>VS国民軍
【綾菊の後方では】
【双葉の槍で縫い付けられていた処刑人が、漸く目を覚ました】
【ゆるゆるとした動きで起き上がり、脚を槍から解放し】
【一段、また一段、階段を上っていく】
【其処に居るのはクルスばかり。そして、クルスに問うならば】
[……私を、殺しますか?]
[人殺しの為に、誰かを殺すのですか?]
【処刑人は、鉄兜の奥。くぐもった声で訊ねた】
116 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/19(土) 22:35:14.72 ID:SpKxECIAO
>>98
理解が早くて結構なことだ
(また…何かしたようだな)
(構わん…"相手"の逃げ道は用意しなければな)
【魔力のセンサーに、自分とは別種の魔力を感知するも、それをあえて見過ごす】
【この男の頭の中には、様々な"画"が描かれている】
【その中には当然、アナナスの背負うリスクに対する逃げ道が複数用意されている】
【それは、アナナスのような"賢い生き方"が出来る者が通りそうなルート】
【グレアムにとって、アナナスには長生きしてもらわなければならない】
【人工宝玉の量産、新たな戦力の登場、予定としてベストなのは、アナナスが人工宝玉の独占を続け、機関の手に渡る時間を"長引かせること"】
(身の振り方には気をつけてもらわんとな………機関に残るにせよ、新たな勢力となり独立するにせよ)
………レポートは厳重に保管しろ
知っているのは俺とお前だけ"かもしれんからな"
【そう言い、『グレアム・レポート1』と書かれた封筒を、トランプ投げのように投げ渡す】
117 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 22:37:37.25 ID:j/n5080po
>>109
【老人の下駄に、刃を抑え込まれていく最中】
【小刀を手放すかどうか、迷った―――その時】
【ヒュ―――と、老人の貫手が風を切る音を聞いた】
【――――その直後、マズイと思うのと老人のソレ…どちらが早かったか】
コッ――――
【老人の貫手を男が防ぐ手も無く受けて】
【其の儘小刀を手放しながら後方へさがった】
ッ…ハァッ
【だが老人の手に残るであろう感触―――気道を潰しきるそれでなく、ゴム毬を突いた様なソレ――】
【嗚呼、まだ―――完全には潰せていない】
【貫手を受ける瞬間、どうやら短く強く息を吐いて喉に空気を溜め――威力を軽減させたらしい】
―――いっ、ゲフンッ…危…ッフ
【「危ない危ない」とでも言いたいのだろうか】
【老人と距離を取りながらも、苦しそうに咳をしていて】
ご老公―――幾つ、戦争を経験した?
【左手で喉を押さえながら、相手に興味を持ったか―――尋ねて】
118 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/19(土) 22:38:00.76 ID:1p9yx8neo
>>100
>>110
──ふふ。うふふ、あはは
──返しなさい、死を持って全てを還しなさい
ルーミア・フリデリーク・ルイザ・オルブラフト・ゴールドウィン
貴女さえ居なければ全ては私のものだったのに、その存在が軛
剣には鋼を死には唄を。そう、罪には罰を
【夜と、血と、泥と、葡萄酒を、灼熱で煮詰めたような黒く淀んだ声色が紡がれていく】
【それを感情と呼んでいいのかすらも危ういような、妬みに良く似た何かが、充ち満ちる】
【酷薄すら言えそうな言ノ葉を紡ぎ、執拗に死を迫る人非ざる人型】
【信念、覚悟、正義。どちらが正しくどちらが誤りか】
【齎されるのは気高き断罪か。或いは無様なる贖罪か】
【──そう。そんな事、私のものが奪われたのなら「知ったこっちゃない」】
──“忌 ィ 亞 ア あ 雄 ォ 怨ー──……!”
【だン──ッ!異形が地を蹴って跳躍、昴の射線上から逸れる】
【後方宙返りからの着地、そして大鉈を構えなおす。昴に何か至ろうものなら、】
【この異形アーレカンテが、即座に対応できるように──と】
──迷わないで。貴女が選ぶ意思の選択は、いつだって道を拓くもの
全ては認められるわ。そう、意思の下に。──恐れないで。貴女は、正しいの
【──昏い蜜色の声色が、昴に投げかける】
【それは、上辺だけ取り飾った、まやかしの言葉に過ぎない】
【ただ低俗なる嫉妬の下に、この悪魔は、彼らが皆潰えることを望んでいるのだ】
【──振り切っても良いし、一切耳を貸さずとも良いだろう】
【怨々と、その真紅の瞳には、微熱を孕んだ愉悦が渦を巻いていく】
【 “全てを穿ってしまえば、楽になれるもの” 】
119 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/19(土) 22:38:53.93 ID:aZeWikbdo
>>108
【広場では幾つもの戦いが広げられている―――】
【その喧騒を聞きながら、恍惚とした表情を浮かべ(見えないっての)―――】
―――ああ、やっぱり心地が良いわ。戦いの音は、景色は―――
そう、祭りは騒がしくあるものよ。そういう意味で此処はとても「相応しい」
【くるん、と手でチャクラムを回して――構え直す】
―――来なさい
【―――宣言通りに、おっさんが繰り出してきたのは風船(じゃない)っぽい物体――ー】
目玉お化けとは、まぁなかなか面白げねぇ
―――始めるわよ、「ピエロさん」!
【再び現れた巨大な両手―――先ほどと同じ攻撃だが――相手の状況が違う】
【だから、こちらも違う突破法に出る―――!チャクラムの炎を赤色のまま、両手を揃えて右に踏み込む―――!】
【狙いは巨大な手の左手―――両腕分の炎を叩き込み、右側に突破口を作ろうとする!】
120 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 22:39:05.79 ID:yayrhqxSO
>>101
……君の長々しい持論を一言で返そうか。
ば か
【ただそれだけ、そう言った】
お前みたいな怪しい奴の言葉で……誰か止まるのか? 止まる訳無いだろうね……
君も、君の組織も……「信用」が無い。
仮に君が「貴宝院織守」のような……信用も実力もある人物でも。こんなに“深刻”な戦いは…………止まらない。
【そこまで言うと、彼は、鎖鎌を腰に戻して】
国一つ、だ。
国一つ滅ぼしかけた女を“許す”?
確かに“君の持論”も一理あるけどね。君は……君がしようとしているのは、国一つを裏切る事だ。
最善は……恐らくこの戦いに来ているであろう敵の残党を殲滅し、そして処刑を成功させる事だ。
だから俺は、君を通さない。
【鎖鎌の代わりに……背中の“ギターケース”から取り出すのは】
【“斧とギター”が組み合わさったような……そんな外見の、赤い刃が生えた金色のギター】
121 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/19(土) 22:43:18.58 ID:MMT+jV5io
>>113
【銃に対する策がある。そう思わせる直進の接近】
【速度は上々。だがそれに対するノビタの対応は銃による攻撃ではなく、接近からの近接戦闘】
【”良い反応と判断だ”──青年はそう感じていた】
【しかし】
──”惜しいな、お前”
【蹴りを放った彼に聞こえるのは、口調が別人のように変わった青年の言葉だろう】
【空中での直進に対する蹴り。人間であれば間違いなく防御が限度のはず】
【そう、人間であれば──通常であれば】
【 だが青年は、ぐるんっ、と身体を回転させ、青年は蹴りを、”空中で移動して”回避した 】
【それは有り得ない挙動。どんなに身体を動かしても、人である以上、空中で直進したならば、直進し続けるか落下するしかない】
【理論も理由も不明だが、とにかく彼はそう”動いた”】
【更に彼は擦れ違うように直進し続け、ノビタの背後あたりに来たとき、反転】
もらった──!
【背後から、声が聞こえるか】
【いや、それ以上に感じるものがあるはずだ。背後ゆえ、見えないだろうが、それでも分かるはずだ】
【”何か”が来る。避けなければ危険──!】
122 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 22:46:38.74 ID:wpsGt9HDO
>>114
そんなに単純じゃないさ……
霧は、決まった形がないから触れられない
一つ一つが小さな小さな水の粒、霧に手を入れれば確かにその手に雫が着くのが確認出来る。
【問いかけに、自然に答える彼女】
【右手を静かに下ろして、それでもなお、彼女は星を見つめた】
【見入られるように――】
手が濡れた、だから霧はそこにあるんだと確認出来る。
雲も同じだ――雲は白い、そこまで行けば雲が広がっている。
でも空は……雲の上まで言っても空は、まだ遥か上空に在った。
【 淡々と 】
【 少女は言った 】
そのさらに上に言ってみたらどうだろう……?
あの雲の上まで言ってもまだ空があった、ならその上の、さらに上まで行けば……
いや、何処まで行けば私たちは空を見下ろす℃魔ェ出来るだろうか?
123 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 22:47:21.12 ID:ienGnAVNo
>>110
>>118
「……俺は、あの王女サマを助けだす」
「どっかに連れてって隠して、部下をかき集めて」
「まずは小さな村。少しずつ街、大都市。何時かは国を分捕って、其処からやり直す」
「どうせ元々、この国じゃあ兵士なんざ集まらなかったんだ」
「そうだ、次こそは上手く……それも駄目ならその次だ、その次だ!!」
「ルーミア・ゴールドウィンは!アルマゲスト≠ヘ!!こんな所で死んじゃならねえ!!!」
「こんなところで虫けらと同じ様に潰れて死ぬなんざ、笑い話にもなりゃしねえ!!」
「……付いてきた連中も、あの女に斬られたがよォ?俺が行けば、あれくらいぶっ殺せる」
「そうだ、てめえと後一人だけツブしちまえば、晴れて勝利って訳だよなァ?」
【ウォルフの能力は、高揚≠ノよって力を得る】
【叫び吼えるのは、全て、己を高ぶらせ力を得る為】
【今、この時。顔の半分を潰され、肋に罅を入れられて】
【彼女は、生まれて初めての、狂気と狂喜を味わっていた】
【「これが、戦場」】
【「餓鬼の時分には立つ事も出来なかった戦場」】
【「本当なら、自分が生きるべきだった場所」】
【生まれが遅すぎた。それは、きっと彼女とルーミアと、過去に散った誰かに共通した事で】
「………ォォォオオオオオオオオオオオッッ!!」
「ぶった切れ!ぶっ潰せ!!道は俺の後ろに付いてきやがれ!!!」
「あーだこーだぬかそうが結局俺達はこうなるんだ、なぁ、何処かの能力者!?」
「おおおおおオオオオオラアアアアアァッッ!!!!!」
【圧し折れ、平均的な長さになってしまった長剣を、届かない間合いから振り下ろすウォルフ】
【その動きに追随するかの様に、巨大な刃二つは、一度高々と振り上げられる】
【それは、この国の処刑方法からは外れていて、それでも何処かは似通っていて】
【重量、見た目相応。刃である以上、切れ味も備えているだろう】
【自由落下の速度に、剣を振るう速度を上乗せして、二つの刃は放たれた】
【一つは、昴。一つは、リリセール。彼女達に、四十五度の角度から、胴体を狙って】
【加減などしない。殺されるも殺すも、戦場では当たり前の事】
【振り下ろされた長剣は、地面に突き刺さると、ウォルフの手から抜け落ちる】
124 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage saga]:2011/03/19(土) 22:49:18.84 ID:ejXnaI/Qo
>>115
な……!
【処刑台ごと≠ニ、島津は口にした】
【この大きく設えられた台座を丸ごと叩ききるなど、人間一人が為せるような所業ではないはずだが】
【――だが、彼女の放出する殺気が、その言葉が伊達や酔狂ではないことを語っている】
【むしろ、性質の悪い冗談の様に――彼女は、この処刑台を膾のように叩ききってしまうだろうことが、容易に想像できる】
……ッ、結構です。
『出来るものならば』。
【自らの想像した光景に、半ば確信のようなものを抱いていても――クルスは、それでも挑発的に島津へと返す】
【――クルスは、その身体に魔力を充溢させる。いつでも、かの剣鬼の初撃を受け止められるように】
……?
【島津に、極大の警戒を払う中で、不意に掛けられた声――島津の物でも、ルーミアの物でもない――に視線をめぐらせる】
【そこにあるのは、処刑を任されたはずの、鉄兜の下手人だった】
【事態がこれほどまでに悪化しても、ここに上がってくるのは、職業意識の為せるがゆえか?】
【そんな益体も無い事を思いながら、そのくぐもった声へと答えを返す】
……早く、ここから、立ち去ってください。
あなたにも、あなたの譲れない理由はあると思います。
私は……できるならば、誰も殺したくない。
この罪深き王女様も、そしてあなたも、ここにいる人々、全ても。
どうか、お願いします。
……でなければ、あなたを倒してでも、彼女を……
【彼女を、と言ってルーミアを視線だけで示す】
彼女を、ここから、救うつもりで、居ます。
【馬鹿げた理想論を口にして――それと共に、現実的な対処の手段を、脅しの様に口にする】
【そんな言葉を口にしなければならないことに胸は痛んだが――それを、顔には見せないように、努力はしているようだった】
125 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/19(土) 22:50:07.33 ID:XrmEQxUUo
>>117
【右手を振り切り、しかし、潰せなかったと判断する】
【油断無く相手を見据えて】
ほっ。
【地面を蹴り、距離を取る。彼我の距離は6m程】
【そして、相手の質問を受け】
……忘れちまったわい、まあ……大きな戦いなら、20、30。
その他の、小競り合いなら、無数に。じゃな。
只……最初の戦場は、八つの時だったか。
……まだ力もなくての、死体に刺さってた刀で、首魁を刺殺したわい。
それで、目を掛けられた、んで道場2年。
その後は流浪の日々よ。いうなれば、日々戦争、日々戦い。
【老人の70年は、並の人間の人生とは、大きく密度を異ならせている】
【一日といえど、命の危険の無い日など無い】
【生きることと戦うことは、この老人に取手は、同義であった】
戦って、戦って、戦い抜いて。
気づいたら、流派の主となっとった。
【櫻の国、花鳥風月一派戦術道場と言えば、そこそこ名の通った道場で】
【このご時世に於いて尚、実戦を謳い、実戦を実践し続けている】
言葉で語るのは、苦手での。
剣で語ろうじゃないか。
【ちきっ】
【刀を収める音が響く】
【ざりっ】
【足を開き、腰を落とす】
【ひゅぅ】
【吹き上がる気が、風音を起こす】
【――――所謂、居合の構えであった】
【相手の出方を待つ、後の先の構え】
【びりびりとした緊張感が、相手を襲うだろう】
【空気は、張り詰め。近づけば、斬撃が容赦なく襲いかかる】
【そう思わせる構え、必殺の“型”である】
【未だ、名のつく技を老人は放っていない】
【ここまでが、小手調べ。相手の実力を図る物】
【此処からは、気と心と技と体】
【全てを掛けて全霊で来ると思うべきだ】
126 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 22:50:33.90 ID:cbdNxenOo
>>115
っ、
【剣を、二人から一本ずつ拝借。これだけで随分のタイムラグだ】
【振り向いた先にある熱の塊は、転がって何とか回避。ブレザーの灰色に、新しい焦げ跡が出来上がる】
【掠っただけでも熱くて痛い、けれど、止まるわけにはいくものか】
づっ、つ……、邪魔する気じゃなかったら、ここまで来るかっつーのっ!!
【投擲。拝借した剣のうち、一本を、綾菊の胴体に狙いをつけて】
【目的は貫くことなんかじゃあなくて、行動の妨害。弾くなりなんなりするだろうと予想をつけ】
【その隙に接近することを目的として、腕を振るう、白銀が戦の熱を切って進む――】
127 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sagesaga]:2011/03/19(土) 22:52:08.39 ID:DXJlprNj0
>>111
「吸血鬼」に、この芸当は当然真似出来ん
そして、「氷を招く」だけの者にも、これは容易な事では――否、出来などしまい
……私の全てを、こう言う形で君に見せ付けてやっているのだ
そうするのも、己のみを信じる、それを心の根に置くからこそ――。
【櫻芽とて、包み隠さず、その本心を吐露しているのだろう】
【彼女が必要以上の多弁に化けるのは、敵・味方問わず、その思想に興味を抱いた時がほとんど】
【出会いの形が違えば――もしかしたら?】
【結論から言えば、それも些かばかり難しい話だろう】
【既に理解して頂けたかとも思うのだが、この少女は相当なかたぶつなのだから】
……――それはさておきミスを犯したな、シオン・エルミオール。
私が形成した氷の造化たちは、その出現を含め原則「二回」まで命令を実行する事が出来る
【――弾頭というからには、きっと顎門があるのだろう】
【槍はシオンに突き刺さるより大分前に砕氷され、正に食いちぎられたように飛散する】
【だが、それを見た櫻芽は――言葉を発しつつ、笑みを零した】
そして、たとえ粉砕したからと言って、ルールまで撃ち砕いたものと思わん事だな…。
もう一度だ。 さっきから、「獲物は見えている」だろう…!
【―――刹那。散弾銃のように、無数の牙のように】
【背後から、シオンの背をめがけて、数え切れないほどの氷の鏃が、豪雨さながらに襲い掛かってくるだろう】
【もちろんひとつひとつの威力は、さきほどと比べるべくもなく】
【仮に全弾命中したとしても命は奪えない――だろうが、場当たり的な牽制には問題は無い】
【そして、この攻撃がどんな顛末を迎えても】
【乾いた銃声を置き去りに放たれた二発目の弾頭は、櫻芽の肩をみごとに貫徹する】
くっ…………祝福された銀では無いか。
ともあれ、迷いは見えんな――酔狂かは別として、伊達で出てきたことは無いようだ。
【この時、コウモリも二つ目の氷像も、銃撃を妨げたり、壁になろうとはしなかった】
【これは推測だが――「大量」をコントロールした先の攻撃は、櫻芽にとって負担が大きいのかもしれず】
【だとしたら、大男を操りながら言葉を紡ぎ続ける彼女が苦手とするのは】
【大質量の操作では無く、“数の支配”――そんな事に、気付けはしないだろうか?】
【だが、不動と言うだけで、傍に従えた二体はいまだ健在】
【シオンの背後で、遺骸の片割れは「血」を流し続け、今に小さな川が産声を上げようとして】
【銃弾により多少は晴れたものの、白い煙は濛々とひろがっていく】
128 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 22:52:13.24 ID:1yCwFDOYo
>>115
………………
【今までは仲間であった】
【そして今、自分の行動によってその関係が壊れるかもしれない】
【彼女の意志に逆らう事はつまり、あの都市で背中を預けた瞬間を否定するような物だった】
………………
【選ぶ時は今、選ばないという選択もある】
【その選択をした場合、その後にまた選ぶ機会があるかどうか分からない】
【そしてもし自分がそれを選んだのなら、どうなるのだろう?】
【これで良かったのだと言い訳は幾らでも出来る、それこそ自分が満足するまで】
【しかしその時の自分は、どうなるのか】
【答えは単純で、それは「負ける」という事である】
【負けるのだ、自分に他人に全てに負けてしまうのだ】
【言い訳をして後悔して、負ける……】
それは、嫌だ……後悔はしたくは無い。
そうだここは既に戦いの場だ、逃げるな、戦え……。
【惑う自分に負けたくはない】
【戦うのであれば強くあらねばならない、心も、だ】
【例えそれが弱い決意でも、立ち向かわねばならない】
【自分が人であるために】
オレはお前と戦うぞ、綾菊
お前を止めてやる、絶対にだ、お前に殺させや……しない。
【綾菊を中心に反転するように走り】
【処刑台の階段の前に立ちふさがろうとする】
【まだ弱い決意を胸に……】
129 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/19(土) 22:52:32.74 ID:X9qqYoOHo
>>115
───《 ストレートフラッシュ 》
【赤毛の青年の左手から、光の奔流が放たれる】
【その狙いは綾菊の胴体】
【邪魔をする気、敵対する気満々のようだ】
130 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sagesaga]:2011/03/19(土) 22:53:38.84 ID:vjbkp4Guo
>>118
《ヒダリダ!ヒダリニキヲツケルンダ!》
《ア、デモヤッパミギミギ!ミギニキヲツケテ!》
【左手≠ェ弾かれた、直後】
【クラップトラップと呼ばれた浮遊体から甲高い声が発せられたのと】
【男がほくそ笑むのと】
【男の周囲を漂う煙が上半身だけの人形を作るのは、同時だった】
――白煙の格闘家(ホワイト・チャレンジャー)
ああ、そうそう。
. . .
コイツの言うことは当てにならんからな、騙されるなよ=H
【そう、少女に忠告すると】
【煙の魔人が、少女へ突進する】
【煙の身体…と言えども】
【その拳は、危険な気配を発しており】
《シッテマス?マヨネーズッテクサラナインデスヨ!》
【めちゃくちゃに喋り続ける浮遊体は】
【聞いている相手がうんざりするほどの声量と、速度で喋り】
【一見、関係のない事を喋っているようで】
《アアッーーー!タイヘンデスヨオジョウサン!コノオッサンガツギノコウゲキノジュンビヲシテマスヨ!》
【確かに、男は両の指、十指にそれぞれ嵌めた指輪の一つを光らせており、次手の準備をしているようだ】
【しかし、この浮遊体】
【何故、そんなことを喋っているのか――?】
131 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 22:54:07.68 ID:ynXmPSbDO
>>116
【先ほどのカードは地面を滑るように飛びアナナスの体内にまた沈む】
(本当なら・・・こいつにカードを通過させ・・・記憶の一部だけでも写し取るべきかもしれないが)
【レポートを受け取る】
(矢張り気付いてるのか?・・・・・何か企んでるそうだが・・・取り敢えず奴の計画を進めてる間・・・取引相手の間は・・・俺は安全だろう・・・しかし問題はその後だが)
【そして中を確認しようとする】
【先程のカードはダミー&ちょっとした安全確認であったようだ】
宝玉の力・・・お前はもう使ったようだな・・・・・・どうだ気分は?
132 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga]:2011/03/19(土) 23:00:33.60 ID:6yHDWMRw0
>>118
>>123
【答えが、知りたい】
【ルーミアが、今、何を思って。何を願って、あそこに立っているのか】
【……答えが、知りたい】
【そして、私に何か出来るのなら、それをしてあげたい……】
【……リリセールの、身を侵す毒よりも甘く。微睡むようにどろりとした声が鼓膜を揺する】
【その内に孕まれし魔淵の奸計。静かに染み渡り、心を犯す】
【揺らぐ。己の往く道が。歪み、ねじ切れる。終点は、光は、……答えは――】
(……ルーミア、……)
【――きっと。自らの背後に立つ、彼女だけが知っているんだと。そんな実感が、あった】
【答えが、……知りたい】
【……何も出来なかったから。はじめての友達――そう呼んでいいのか分からないけど――が、戦っていたのに】
【その行為は、きっと褒められたものではない。でも、話を聞くことも、悩みを聞くことも、何も出来なかった】
【だから、ねぇ……君のために何か出来るのなら、私はそれを成し遂げるから――】
【…………ねぇ、おしえてよ……】
【…………――――――――】
――私、は……
【 ……――――蒼が、爆ぜる】
――――≪ ヴァイパーッッ!!最大火力ッッ!!! ≫
≪ アルカ・ネム・メローテ ≫
――答えが、知りたいッ……
私は、……ルーミアの口から、答えが、聞きたいッ……!!
だから、……だから――っ
【 答えを、さえぎるもの 】
【 騎士、ウォルフ。処刑に反対するもの。処刑に賛成するもの。辿りつく道を、塞ぐもの 】
【 このわたしの心の奥深くに潜む、悩み――全部、全部まとめて 】
其 処をッ、ど けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええええええええええええええええええええッッッ!!!!
【彼女の右腕。銃砲≪ヴァイパー≫より、凄まじいまでの波動が、一挙に撃ち出されるだろう】
【内包する属性は、風と電撃。昴が最も得意とする、二つの属性が、光線の中で暴れ狂い、弾け飛ぶ】
【まるで、雷雨を巻き起こす嵐をそのまま閉じ込めたかのような砲撃が、振り下ろされる刃に向かって襲い掛かる】
【――『穿光』。月明かりすら穿つような、その砲撃の射出と同時に】
ぅ、ぅぅうううあああぁあぁあぁああぁぁあぁあぁあああぁあああああああああああああああああああああッッッ!!!
【だん、と駆け出して――ウォルフの懐まで、飛び込まんとする】
【無論、長剣がその手より抜け落ちたのを確認した上で、だ】
【駆け出す頃にはすでに光線は吐き出され切っている――その瞳は、ただ蒼い焔を揺らめかせ、ウォルフのそれと交錯するのみ】
133 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 23:04:20.04 ID:j/n5080po
>>125
成程……強い訳だ
【頷き、一度大きく息を吸って―――納得した様な息を吐き出す】
【貫手を受けたが―――力が入らないと言う訳ではない】
【まだ、やれる】
【最初に言った、胸を借りると言う言葉。あれは嘘ではない】
【この男には、今は魔力を持たない】
【―気を使う事も出来ない】
【――風を巻き起こす事も出来ない】
【―――老人の様に多くの戦いを経験した訳でも無い】
【――――今となっては、目も見えない】
【―――――――唯“それだけ”】
【ずっ…】
【右足を前に出し】
【右手の刀を寝かせ、地面と水平にし…老人から見れば丁度男の身体の向こう側に来る位大きく“振り被る”】
【ふぅぅ――――】
【体内に溜まった全ての澱みを、呼気と共に吐き出して】
―――山本 正勝。推して参る
【最後の一閃となる―――それを理解してか】
【1度だけ、名を名乗る】
【気は無い、体に置いても目が不満足、謂わば業と心だけで男は―――剣聖へ立ち向かう】
【ずずっ―――摺り足で、其方へ近づいて行く】
【相手の構えが後の先を取らんとすると解って居るからか―――互いの間合いの一歩手前で、一旦止まるだろう】
134 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 23:07:03.61 ID:ienGnAVNo
>>124
[倒すとは、どういう事でしょう?[先程、誰かが私の頭を脚を痛めつけました]
[当たり所が悪ければ障害が残る危険もある。そんな行動です。それが、倒すという事ですか?]
[つまり貴女は、私の仕事を望みを妨害し、私の人生を破壊する挙句]
[既に多数の人間の人生を破壊した彼女を助けるつもりなのですね?]
[……あら、酷い]
【脅しに対する処刑人の反応は、奇怪な程に冷えていて】
【この様な場に於いても、淡々とした口調で、クルスを責め立てる】
[……処刑の時間は午後二十三時……教会の鐘は鳴りません。夜ですから]
[三時間も執行が遅れてしまいました。邪魔をしないで頂けませんか?]
【処刑人は、腰の鞘から、剣を抜く】
【高く振りかぶり、そして一歩。また一歩。ルーミアへと近づいて行く】
>>126
>>128
『ならば、叩き斬る!』
【飛来する剣に対し、綾菊は、左手の太刀を振り下ろす】
【そうする事で、左右方向では無く、真下に剣を弾いた】
【ひゅうという音は、振り下ろされた達が、投擲された剣を弾くのとほぼ同タイミングだった】
【振り下ろす際に生じる音が、弾くという結果と同時に訪れたのだ】
【その剣速は。「一流」だの「達人」だのと形容される剣士の中に在っても、まだ速い】
【一振りの速度に全てを賭す示現流、その粋は】
『その様な弱々しい言葉で……どうにかなると思ったか?』
【太刀の切っ先が、衝撃波を生みだす程にまで到達する】
【そうだ、先程の衝撃波は、能力でもなんでもない】
【ただ、極限まで磨いた一振りが生んだものなのだ】
【飛来した剣を弾いた一振りが、衝撃波を生む】
【縦長の、やはり斬撃の性質。先程より距離が近い分威力も上のそれが】
【回り込もうとするエルフェスへと、放たれる】
>>129
【迷っていて、容易く勝てる相手でないのは明白】
【そう考えれば、双葉の行動は、おそらくあらゆる面から見て正解だ】
【攻撃手段の選択は、魔術師という職業柄のものだとしても】
『……む!』
【身を翻し、直撃を避ける綾菊。然しながら、左半身をあぶられる様に光が突き抜け】
【同時、ピシィ、と何かが罅割れる様な音が聞こえた事だろう】
【綾菊は、人ではない。妖である。そしてその体は、一つの奇妙な性質を持つ】
【魔力に触れれば、それがたとえ綾菊に好意的な性質のそれだろうと、身体が破壊されるのだ】
【左肘が伸び切り、左膝が一瞬だが抜けたように崩れる】
【直撃せずとも、このありさまだ。効果的な戦法は、見えた事だろう】
135 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/19(土) 23:09:34.49 ID:v1Mc6xpc0
【金の国…処刑台が見える屋根の上】
現在…処刑の阻止で能力者同士の闘い……っと
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女が】
【双眼鏡を使い処刑場の様子を見ながらメモに書いている】
やはり皆さん戦いますか…
どちらが正しいのかわかりませんが……彼女が生き残るか死ぬかで歴史が大きく変わるのは間違いないですね
【そんな事をいい】
貴女は行かなくっていいんですか?
海里
『……私はいい。今回は私が行くのは野暮だ』
『死刑を止めたい…けどはたしてそれが正しいのか私にはわからん』
『……だから今回は傍観者だ』
【その後ろには】
【背中に大剣を背負い、灰色のショートヘアー】
【緑のジャージを着て眼鏡をかけて、首に黄色いペンダントをかけ】
【腰に黄色い石が装飾された斬れないように刃のつぶれた西洋剣をおさめた小さなナイフの装飾のついた鞘と深緑色の簡素なフォルムをした拳銃を装備した】
【19歳くらいの女性がいた】
【右手を血が滲むほど強く握りながら】
【彼女が見てる中に師範や友人がいるのをわかりながら…行くのを我慢しながら】
【この場を見届け人として見る】
…………はぁ
【双眼鏡を覗いてる彼女は溜息をはきながら、メモを一旦おきココアをすすった】
136 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/19(土) 23:10:22.23 ID:aZeWikbdo
>>130
【浮翌遊体がクソ喧しく言い騒ぐ―――「ああ、鬱陶しい」】
【―――とにかく、まずは煙男だ―――
それを認識した瞬間、左のチャクラムが新たな色の輝きを放つ―――】
―――黒炎、
【―――いや、「輝き」と言うのは適切ではないか
―――それは、黒く禍々しい色を帯びていたのだから】
「ドリルフレイム」―――!
【黒き炎を帯びた左腕を突き出し、煙の拳を迎え撃つ―――
黒の炎に触れたなら、その物体は削れ、抉れてそこから消滅してしまうだろう】
【同時に、右手の普通の炎は左手の下を通すように振るう】
【煙の身体が通常の攻撃をすり抜けないなら煙の身体の胴体を裂き、逆にすり抜けるなら散った火の粉がおっさんの足元を襲うだろう】
次から次へと、本当に曲芸のようね―――ああ、喧しい
【煙の男を迎え撃ちながらそう言いつつ、今度はあの喧しい風船?の方に注目する】
【目玉風船はやたらめったら喋っている―――本体たるおっさんは「騙されるなよ」と言った―――】
【―――……?違和感がある、そこまでは感じ取れる。だがまだ気付かない】
【おっさんが「騙されるな」と言う事のおかしさ、その確信にはまだ足りない】
137 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 23:10:53.74 ID:zjFdupZ8o
>>121
【…避けられた!】
【その事に気がついたのは目で確認したのが先か、それとも足に手ごたえがない事から感じ取るのが先だったか】
【いずれにせよ彼の回避法で少しずつ、彼の能力のタイプが理解でき始めて来た】
…『跳躍』に重点を置いた能力者か―――!空中も踏める!
【やるとしたら防御だと思っていたからこそ、この男の動きには驚いた】
【ギリ、と歯を軋ませてこの異様な動きを察知】
【背後から声、何かアクションを起こして自分にあてる『前』に動きを始めるとはこの青年】
【―――――なんとも間抜けな奴だと思う…特に自分を相手取る場合は最もやってはいけないミスだ!】
(『もらった』とか言う必要あったか?バカめ)
【前方に走り始め、より少しでも自分に当たるのを遅れさせながらも自分の脇の下に右の銃を回し】
【着弾したものに電撃を与える『電撃弾』を相手が自分に当たるよりも前に、と大急ぎしながら発射、そして何が来ているのかを確認しようと振り向く!】
138 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/19(土) 23:11:11.52 ID:tq0b04Zxo
>>127
【説明されることで、改めて、理解する、この戦闘の難しさに
単純な氷をつくり、操る能力者であったなら――――どんなに、楽であろうか
それはさながら、泥中でもがく、蓮の種が如く、相手の策へと沈み行く自身を感じる】
【それもそのはず、であろう――――……まだ肌寒い時期だ、しかも、夜ということがある
ただでさえ薄着の彼女は体力が削られる、その上――――氷、とあらば、ため息の一つもつきたくなる】
(……っ――――……寒い、ですね……何だか、瞼が重くなってきました
けれども、今、まさに――――彼女が、彼女の全てを見せ付けてくれている……
反撃のチャンスを考えるにも、そして、彼女の覚悟を報いるためにも……)
【ここで、諦めてはいけない、そう思う心は強く
肩幅に両脚を開いて、恥も外見も無く、左腕で、自身を抱いた
微かにカタカタと、震えて、少しでも体温を上げようとしながらも、言葉は気丈なままに】
……なるほど、貴女の手の内を晒していただけてる、ということですね
ならば、私も――――私の全てを晒す、というのが礼儀というものでしょう……っ!
【彼女の優位な点は、情報のアドバンテージであろう、櫻芽と違い、彼女は殆ど能力を明かしていない
処刑人≠ノ化ける、物体を元の状態に戻す、見せたのはこれぐらいであろう
それはつまり、奇襲が為しやすい、ということ】
【その為にも、本来は手を隠すべきなのだが――――……これが、普通の戦いならば、であろう
言わばこれは彼女の信念≠ノ基づく戦い、ただ勝つ、というだけでは、通用しないのだ
故に、貴女のその続く言葉に、かなりの驚きを見せた】
……――――しまっ――――……!!
【言葉は形に為るより先に、本能的に零れでて
ばっと、身体ごと、後方に向けてみれば、彼女の表情が写るほどに、キラリと輝く、無数の鏃
思わず、逃げるように、前へと飛び出そうとするものの、それは間に合わず】
――――……んっ……あ……っぐ……
ハァ……ハァ……ふぅ……ぅ……
【彼女の服を破り、突き刺さっていく、幾重もの、氷の礫、はだける白い肌に、降り注ぐ鏃
見るも痛々しい赤色で、背中を染め上げながら、彼女は苦しそうに、呼吸を為す
そして、次に襲い来る、寒さ――――思わず、右手の銃が消えて、両手で自身を抱いた
外気に晒され、傷跡にしみこみ、声にならない悲鳴のような声が、微かに夜闇に溶け込んだ】
【思考が、赤色一色に染まっていく、ぎゅっと、思わず閉じた瞼から、零れ落ちる涙
状況が状況であったのか、牽制、とはいえ、ダメージは、かなりのもの、と判断できるだろう
それでも、ぐっと、貴女へと向ける紫苑色の瞳は、まだ闘志を感じさせそうで】
……んぐ……ハァ……かなり、効きます……ね
本来なら……もう少し、残しておきたかったんですが……仕方ありません……っ
……Thnks fr th Mmrs
【彼女の左手のリングから、ワイヤーが零れ、彼女へと撒きついていく
そして、寸刻、彼女へと撒きついたワイヤーが、彼女へと、溶け込んでいくだろう
――――それはまさに、時が戻るように、彼女の服が元通りになる】
【少しして、ぐっと、両手を自身から離し、右手を、考え込むように、口元に当てた
恐らくは、推理しているのだろう、銃弾を防がなかった真意を】
【そして、貴女には、彼女の能力を推測するチャンスが与えられるだろう
怪我を治す、というよりかは、時間を逆行させた、かのように思える行動
いずれの場合も過去≠フ状態≠ノ戻す、という表現がピッタリだ
ともなれば、記憶の能力、とは行かずとも、それらしき能力である、とは容易に想像できるだろう】
139 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 23:16:41.90 ID:17pNwI9SO
>>122
……ですよねー。
でも空にだって、決まった形なんか無いと思うよ?きっと。
雫も付かない、どれ程上ったって掴めない。届いたかすら定かじゃない。
【同時に、其方に近づく靴音が一つ。やがてその主の歩みは止まり】
【星を見上げる少女に気を遣ったか。後方、恐らくは4〜5mほどの距離を置いて】
【どかり、その場に腰を降ろす音。声音からして、恐らくは青年といった処か】
だから――例え雲を越えてあの星に至っても、空の形を手に取って確かめる術なんて無いんだ。
ただそこに在るコトは解るけれど、ね。……物体≠謔閧ゥは
空間≠ニか領域≠ニか言った方が近いものだし、こればっかりは仕方がないよ。
【へらへらと軽薄な響きの言葉を、更に並べて。くすり、小さく笑い声を零す】
【或いは振り返らずとも、浮かべたシニカルな笑みが想像出来る、か】
――……ただ、空を見下ろす≠ニなればコトは簡単だ。基準を変えれば良いんだよ。
例えばあそこで光ってる星の近くに、見えないけれど――惑星が、一つあったとしようか。
140 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(四国)
:2011/03/19(土) 23:17:16.71 ID:Xe4o9NvAO
【金の国 処刑台付近】
《………》
【青白い光を放つ握り拳ほどの玉が浮いていた】
【戦闘に巻き込まれない様な位置だ】
141 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/19(土) 23:18:00.76 ID:1p9yx8neo
>>123
>>132
──行かせないわ
あの王女様は死に往く定めだもの
【リリセールが、感情の浮かべられない無機の貌を、傾げる】
“──ア 亞 ぁ ……”
【異形アーレカンテは、大鉈を両手で握りなおすと、】
【胆ッ、たンッ、と地を蹴って、召喚主たるリリセールの方へと駆けていく】
【今まさに大気を引き裂いて迫り来る刃】
【そして昴の、赫灼たる蒼穹の轟砲──】
【そこだけ刹那に昼夜が逆転したかの如く、者々の影が地へと伸びる】
【疾走する異形の禍々しい黒影が、痩身の影へと至り】
【コマ送りで流れる情景の中、只管に影と光が交錯する】
【リリセールはその場から微動だにせずただ重刃を見据えて立つ】
“──忌 雄 ぉ ア 依 ォ あ ア 唖 亞 ぁ ア ア 堕 怨 ん ン っ ッ!”
【鉈を一度下段に構え、疾走の勢いと武器の重量全てを込めて、】
【振り下ろされる重厚な断罪の刃を横から弾かんとすべく、振──】
【──どんンッッ】
【腹に響くような重低音。須臾の沈黙】
“──っ、ッ、忌……ァ……?”
【──びしゃッ。舞う、漆黒の血飛沫】
【飛び込んでいったアーレカンテの両腕が、裁断されていた。鉈ごと!】
【ぐらり、よろめき、その場に両膝を付くアーレカンテ。失った肘の口から滂沱と溢れ出す漆黒】
【「──あ、え……?」】
【時を同じくして、リリセールの口からも、漆黒の血反吐が舞う】
【──見れば、アーレカンテだけでは全く防げなかったその刃が、】
【リリセールの細い右肩から、左の脇腹まで、大きな一閃を描いていた】
【──それがどれだけの昂揚だったのか】
【どれだけの重い刃だったのか。見誤っ、た──?】
【──ど、ズ】
【ぐしゃり、と崩れるようにその場に伏したリリセール】
【そこに、黒い黒い血溜まりが広がっていく──】
【──が、アーレカンテの方はと言うと、】
【両腕を失ったにも関わらず、緩慢ながら、未だ立とうとしていた】
【疾走る昴の姿を、姿無き瞳に捉え、何を思うのか──胎動する、沈黙】
142 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 23:19:24.91 ID:CH90/agL0
>>120
/psp移行です
ふむ。確かに一理はあるか……確かに全て止まりはしないかもしれん
しかし、あんたが正義である限り……この戦いくらいは終わらせられる
【貴宝院。その言葉を聞けば。やはり理解を示して】
【しかし、其れを覆すのであった】
そう。国一つを裏切る。其れは確かだろう。しかし、其の位なんだ?
其れで被害無く護れる。其れで良いだろう
国を護る奴が殺されれば、恐ろしい未来が待っているのは確実だ
【国民の意見を蹴ってでも国を護る】
【其れは、矛盾しているようでしていないだろうか】
それにあんた、正義の信念まで捨てるのか?
確かに、青義同盟は信用無いかもしれん。俺もそう、指摘はした……
だが……あの思想は、本物だ
大きさ等の問題では無い……あの、思想は確かに他の正義にせまる
【敢えて、強調はせず平等と言い述べて】
【確かに正義である事を、指摘する】
此は最後に聞く事になるだろう
正義と正義の対決をし、あんたの信念を無くすのか?
【其れは、相手が正義であるからこそ出来る質問】
【其れは脅迫紛いか。しかし、道は踏み外す危険があるのは確かだ】
/遅れました
143 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/19(土) 23:20:09.92 ID:XrmEQxUUo
>>133
っか。
弱かったらとっくのとうに野垂れ死にしとるよ。
【愉しげに笑う老人】
【老人は、斬り合いを、殺し合いを、命のやり取りを】
【楽しんでいるのだ】
【危険だからこそ、面白い。リスクの無い楽しみに、なんの意味があろうか】
【安全域に居て、一人笑うことなど耐えられない】
【己は、危険の中にいなければ、気が済まない壊れた男】
【其れを自覚しているからこそ、笑い、刃を執るのだ】
桜の国、花鳥風月一派、開祖。花城 六輝[ハナシロ ムツキ]じゃ。
臆せずして、掛かってこい――――。
【鞘の中に、気を込めていく】
奥義――――――
【相手が止まろうとも、気にすることはない】
【これから放つ一撃は、“花”、“鳥”、“風”、“月”】
【四種の技の種別の要訣を混合し、無限の派生を化とする、柔たる剣技】
【並の居合で届かぬなら、届く居合を、届く剣閃を放つのみ】
【吹き上がる櫻は、周囲に桜吹雪を創りだしていき】
【目が見えれば、それはそれは美しい光景と成るのは間違いなくて】
【ざぁ、ざざざぁっ、ざざ、ざざざざ、ざ、ざざざ、ざ、ざざ、ざ、ざざざざざぁっ、ざぁぁっ……】
【花びらのこすれあう音が、周囲を満たしていく】
【櫻の気は、徐々に老人に還元されていき、今か今かと解き放たれる瞬間を待っている】
【そして、柔らかく柄に添えられた左腕が――――――】
――――――花 鳥 風 月 ―――――― ッ !!
【――――――――趨るッ!】
【鞘の内部の気を爆発させて、加速し放たれる剣閃は必殺そのもの】
【撃ちぬかれた刀身からは、“花”の如く、気が斬撃として、放たれて】
【ぴゅーぃぃいぃいぃっ、と風を裂く音は、正に“鳥”の囀りで】
【気の斬撃が纏う“風”は、正に暴風】
【描く弧“月”は、美しく、雅な三日月である】
【之が“花鳥風月”、老人の真骨頂。遠距離まで届く、大威力の気の抜き打ちとして、その奥義は放たれた】
【受ければ、そのまま押し切る程に、重く鋭く。避けるならば、その居合の速を見切らねばならない】
【正しく必殺。貴方を敵と認識した上での、本気の本気の必殺の一撃であった】
144 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/19(土) 23:24:24.58 ID:ejXnaI/Qo
>>134
【島津が、エルフェスや双葉らとの戦いに没頭していくのを見て――】
【クルスは、そちらへの警戒を放棄した】
(エルフェスさん……双葉さん……。主よ、どうか、彼らを守り参らせたまえ……!)
【情けないことだが、今、島津から攻撃を受ければ、おそらくマトモに防ぐことは叶うまい】
【――それでも、自分にしか対応できない脅威の方が、優先して対処するべき事だった】
……違う、とは、言えないのでしょう、ね。
【鉄兜の方へと向き直り、クルスはその問いに、目を伏せてそう答えた】
……そうです。
私の望むと望まざるに関わらず、貴方の命を摘んでしまうこともあるでしょう。
……その逆もまた、然り。
【こうして、誰かに罵られることは、石を投げつけられることは覚悟の上で、自分はこの場所に立っているはずだった】
【だが、現実として、非難の言葉をぶつけられて、平然としていられるほど、強硬な精神をしているはずもない】
【月並みに、彼女は生きて罪を償うべきだ、と言うこともできるが】
【――生真面目なクルスには、それが自らに対する言い訳に過ぎぬように思えてならなかった】
……私の犯した罪、私の犯そうとしている罪。
言い訳をするつもりはありません。
何と言われようと、この刑を、執行させるつもりはありません!
【地面を舐めるような、低姿勢を維持する特殊な歩法で、処刑人の懐に潜るべく、走り出す】
【それが成功するならば、右手を開いて、手のひらをその鳩尾に目掛けて押し当てる――】
【第三世界の言葉に倣えば。寸頸≠フ技法。気力のみならず、魔翌力を練り上げて放たれるその一撃】
【たかが少女の平手の一撃と侮れば、内部破壊の功≠ェ、その体内へと甚大なダメージを与えるだろう】
145 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/19(土) 23:25:08.80 ID:SpKxECIAO
>>131
【レポートの中身はダミーではない】
【しっかりと書き込まれ、度々グレアム自身の推測、考察がある辺り、自身も出来る限り調べたようだ】
【内容は、@人工宝玉についての皮肉混じりの考察A製造法B不死身の化け物との戦闘による推測C能力の補助・強化に対する考察、等】
【推測などは、確立が高いものだけが細かく記載されている、大胆かつ繊細な書き方がなされている】
……個人では良くやれたほうだと思うが…このまま学会にでも提出してみるか?
【確認するアナナスに向け、低く、だが軽く声をかける】
ふん…"紛い物"なんぞ誰が使うか…
紛い物の情報を知る以前に…お前ら"仲良し連中"の機関に入る前から
俺も……
【左手に"納めた"居合刀を再び引き出し】
"コイツ"も
【鞘に納めたままの居合刀の切っ先部分をアナナスに突き付け】
独り歩きする……意志を持った
【滲み出す魔力を更に、グレアム自身が見えなくなる程の濃さに増していく】
《 宝 玉 だ よ 》
【徐々に、魔力のカーテンの内側にいるグレアムが形を変えていく】
146 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 23:26:29.91 ID:ubMqT93SO
>>134
(……っ、おいおい、おい)
(もうちょっとでも、タイムラグをくれよ――なんて考えは、甘すぎたってか!)
【音が動作に追い付けなかった様を見るのは、お世辞にも戦闘経験が豊富であるとは言えない彼にとってはある種のカルチャーショック】
【同時に、あの大きさの獲物をあの速度で振り回す力、それにも戦慄して、しまう】
(……一撃。や、擦るのでもアウトだ、きっと……!)
【思考が足を引っ張るのをやめてくれるまで、綾菊が待ってくれることなど、那由多に一つも有り得ない】
【現状。彼が攻撃に必要な間合いに入ることは、できなかった】
【だけどここで一旦退けば振り出しに戻って、それの繰り返しになるだろう】
――――二、本目ぇえええッ!!
【ならば、と。「防御」に使うはずだった騎士の剣を、「攻撃」に使うことにする】
【とは言っても、彼は剣術の心得などないから。切っ先を綾菊に向けて、全力で駆けるだけ】
【剣の長さの分だけ間合いが伸びる、これならぎりぎり届くだろう、と】
【彼は、愚直に「突っ込む」ことを選択した――】
//携帯に移動しましたー
147 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 23:27:28.71 ID:adsSugTIo
>>139
空とは、なんなんだろうな……。
決まった形はない、確かだろう。
何処から見ても同じに見えるが、それは恐らく流動しているだけ
だから形が無く、何処に居ても同じ姿を私に見せてくれる。
【カツン――少女は左手のナイフの柄で展望台の柵を突いた】
【退屈しのぎか、或いは、何の意図があってかはわからない】
他の惑星か――…
言っておくが、私が今下≠ニ言っている方向≠ヘ――
この星の丁度反対側に居る人物から見て上≠ノなる――
下≠フ定義を重力の働く方向だと、そう決めておこうか――…
【少女は、彼に「私を失望させないでもらいたい」とでも言わんばかりにそう言った】
【少女が望むのは、それ以上の答えだ――】
148 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sagesaga]:2011/03/19(土) 23:28:25.89 ID:vjbkp4Guo
>>136
【ゴリ――と、もし煙の魔人が実体を持つならば、聞こえたであろう音】
【振り翳した拳を、得体も知れぬ黒炎に削り取られ、攻撃を失敗し】
【特殊な効果を持たないが、煙の身体を突き抜けて】
【火の粉が、男へ向かう】
《アラララ。コレジャタキビニナッチャイマスヨ!ボン<bテネ!》
まあ…焚き火(bonfire)≠セな。
【足元へ、それが達した途端】
【過剰なまでの火力で、男の身体が炎に包まれる】
【炎を飛ばした少女の方が、驚いてしまうかもしれない】
《アワワワワ!ホラヤッパリ!》
…そろそろ陽射しも暖かくなって来たからな、確かに少々熱いが。
. ... ..
《ヒガキナインダ!スゴイネ!》
【火が、効かない】
【クラップトラップは、そう言った】
【騙される≠ネ、と男は言った】
【けれど、男は確かに猛火に身を包まれながらも、それをものともしていない】
【見方を変えれば、男が炎に長けている魔術師の場合がある】
【しかし】
一つ言っておこう。
俺は炎に長けている訳ではない。
そして――
【燃え盛る業火に身を任せ】
【表情すら、覆われる中】
【男は確かに、少女に視線を合わせて】
――嘘吐き≠セ。
【瞬間、傍の浮遊体が、ヒステリックなまでに、叫び】
【男の身体が、完全に炎で包まれてしまうだろう――】
149 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 23:29:23.67 ID:1yCwFDOYo
>>134
どうにかするんだよッ!!
【黒い細腕がその衝撃波を防ぐように踊り出る】
【傀儡の腕は細い、衝撃波の威力を全ては殺せず】
…………っ!!
【エルフェスは吹き飛ぶ、同時に右肩から脇腹に掛けて其れを受け血が漏れる】
【衝撃はまだ残って、吹き飛んだあと処刑台の階段に背中をぶつける】
っグ……ん……。
【肺から全ての空気が抜けてしまったような錯覚、息が苦しい】
【いやそれどころではない、彼女は立っているのだいつ次が来るかも分からないし】
【彼女を行かせてはいけない、だから立ち上がる】
まだだ、オレは倒れてやらないぞ……綾菊。
絶対に先には行かせない、お前に殺させてやるか……。
【黒の腕は未だ生きているようで、だがその表皮部分がパラパラと落ちていた】
【もう2,3撃貰うか放つかすれば砕けそうだった】
例えオレが倒れたって、通してやらねー。
【その黒い腕を振りかぶる、最高到達点で腕の先の手を大きく開く】
【そのままの状態で待機、例えるなら弓に矢をつがえた状態】
【次いでエルフェスは両手のナイフを確りと持ち直し綾菊に向けて走る】
【1歩目で右手のナイフを彼女の右太ももに向けて投擲】
【2歩目で左手のナイフを今度は左太ももに向けて投擲】
【目的は彼女の行動力を奪う事、淡い存在の彼女に物質的な物が効くかどうかは分からないが】
【やらないよりは、まし……というヤツである】
【そしてその両方を投擲後に、掛けた刀を抜くだろう】
【まだ数歩の間がある、綾菊程の使い手ならば対応は可能か?……】
150 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/19(土) 23:30:15.85 ID:MMT+jV5io
>>137
【青年の背後からの攻撃、それは──槍だ】
【どこから出したのか、青年は真紅の槍を持ち、ノビタを貫かんと突き出していた】
【その槍は長さ2mほどある。更に突き出すために踏み込んでいるため、かなりのリーチがある。回避行動が前進でならば、そう容易に攻撃範囲から逃れられるものではない】
【しかし、ノビタの状況判断の早さのおかげか、その長大なリーチを持ってしても、捉えきることは出来なかった】
【更に、ノビタの反撃である電撃弾を腹に掠めた】
ちっ……捉えたと思ったんだがな。銃を使うただの小僧と思いきや、中々やるじゃねぇか
【痺れるわき腹のせいか、やや表情を苦悶に歪めながら、くるくると器用に槍を片手で回し、その切っ先をもう一度ノビタへと向ける】
【腰をあまり深く落とさず、両手で槍を構え、踏み込みも回避も瞬時に出来るという態勢だ】
【空中での制動、そして得物──徐々に、手の内と特徴が見えてきただろうか】
【様子を伺っているのか、攻める気配は無い】
【だが仮に隙を見せれば、それを瞬時に狩りに行くような気迫を放っている】
151 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/19(土) 23:31:31.80 ID:X9qqYoOHo
>>134
……今のお前に、正義をうだうだ言ったって届かねぇだろう。
そんな事は、言わない。けど────
──ソイツが死んだら、泣く奴がいるんだッ!!
だから、お前を倒すッ!!!
【正義のためだとか、そんな生っちょろい事は言わない】
【恐らくは、どちらも正しくて、それでいて正しいのだ】
【双葉は自分の為に、家族のために戦う】
【再び、左手に蒼穹の魔力を集め始める】
【魔術師らしく距離をとりながら、高火力の魔術で攻めていくつもりだ】
152 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sagesaga]:2011/03/19(土) 23:34:41.55 ID:DXJlprNj0
>>138
【骨の間隙をブチ抜かれてようやく――組み続けていた腕を解く】
【ファイティングポーズで突き出された10本の爪は程良い長さだが、かなり分厚い】
【それらはまるで抜き身の刃であるとも、思わせるかもしれない】
(……傷を受けてそう盛るな、シオン・エルミオールよ。)
(吸血鬼は、性差というものを気に留めないのだ)
【――口走りそうになった何かを、思考の中から放り投げて】
私のようなものを相手にするとは流石に思わんだろうが、それでもまだ肌寒いだろう
次が有るなら、君はもっと厚手の衣装を選ぶべきではないかね?
(銃が出たら今度は消えた、服が元通り、氷が溶解してしまう……はて
説明が付かん、すぐ思い付く能力や魔術の体系に当て嵌めることが…)
【――シオンが見せた手の内は、多い】
【だがそれは、多岐亡羊にして理解が難しいと言うタイプの多さ】
……まるで、時計の針を戻しているかのようだが。
【そこまで考えを届かせたところで――櫻芽は、いちどこの懸案を打ち切る】
【戦いの勝敗は、相手の能力をピタリと言い当てることにあるのではない】
【本質を見誤っていたとしても、ふと口をついて出たこの考えには、一定の信頼が置けそうだから】
…ルーミア・ゴールドウィンの時計の針は、もう終局を刻もうとしている
君の異能でも、それを覆すことは――出来まい…。
【悲観、諦観―――どこまでも、極寒】
【冷淡な言葉を投げかけると同時、櫻芽の前で控えていたもうひとつの氷像が駆けだした】
【こちらは「反省した」のか、腰を低くした状態で、すり足気味にシオンへと接近して】
【その胴に、鍛え抜かれた肉体での正拳突きを、鋭くも放たんとする】
【対処しようと思えば、ひとりめと同じ手筈で出来るだろう】
【――この間に、煙の中からどろんと、もう一匹の「コウモリ」が出現】
【その後は、何も生産することは無く。煙は地を覆うかの如く、少しずつ広がろうとしていく】
【……――零下の白煙が、「地を覆う」?】
153 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 23:37:17.02 ID:AikOgsflo
【街中】
【ガス灯の仄かな明かりが照らす人通りが少なくなった幅広い街道】
何処も彼処も景気悪ぃなぁ……
まさか、鞘まであんなに高くつくとは思わなかったぜ畜生め
そもそも食いつなぐので精一杯なんですけど(笑)
……ハァ……。
【そこへため息混じりに独り言を呟く、焦げ色のローブを着て深くフードを被った青年が通りかかった】
【その右手に携えた抜き身の刀は照明の光を反射し、橙色に輝く光をその身に湛えているが】
【しかしその立ち居振る舞いは右手のそれに似つかわしくなく、俗に言う剣士のものとは程遠くて】
【まるでちぐはぐを体現するような彼は、独り言を絶やす事無く街道を歩いていく】
154 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 23:39:42.47 ID:ynXmPSbDO
>>145
おやおや・・・てっきり俺は使ったのかと思ったんだが。
(かまを掛けたかいはあったか・・・?)
【確認を終え、グレアムに視線を戻し目を細める】
そういう訳か、君は―――
(じたばたした所で仕方がない・・・それに・・・ヤツが証明してくれるさ――この『紛い物』の力は)
(問題は・・・他の議員の奴らだが・・・さて言うか言わざるか?)
【ただグレアムの変化を今度は退く事なく見る】
(捨てたカードは対したものじゃない・・・代わりに手に入れたカード・・・リスキーな奴だが・・・役が揃えば俺の勝ち・・・人間いつかはコール(勝負)しなければならない・・・今がそれだ)
155 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 23:40:48.94 ID:ienGnAVNo
>>132
>>141
【きっと、もう、聞こえているだろう】
【処刑台の上の彼女にも、その叫びは聞こえているだろう】
【今まで、見ようともせず、聞こうともせずに居て】
【それでも、欺き切れるものではない】
【彼女は、見た】
「俺は………っ!!」
「俺は知りたい<b!なんであのヤロー共は、あれの為に命を賭けたか!!」
「誰かの為に命を駆けるなんて生き方してた馬鹿野郎が、何で最後はあんな死に方をしたか!!」
「何であの王女サマは、こんな事をしでかしやがったのか!!」
「だけどなあ、だけどなあ……!」
「……今更、どうしろってんだよぉ………」
【自分の、最後にたった一人残った部下が】
【自分の、たった一人の友人と戦っている、その姿を】
【小さな、本当に小さな呟きを掻き消し、眼前に迫る砲撃】
【自らの放った刃を打ち払い、そして自分すらも焼くに足る、巨大な光】
【「生まれ変わったら魔術師だな」、そんな戯れも口から零れて】
【破損の激しかった兜は、もう全てが崩れ落ち】
【鎧は、腹部装甲周辺から、少しずつ剥がれて行く】
【それでも、ウォルフは騎士だ】
「良いぜ良いぜ来やがれ何処かの誰かさん≠諠Iオオォォッ!!出来る≠ネらやって魅せやがれ!!」
「それがどうなろうが……片方残った目ん玉でしっかり見届けてやるからよォ!!!」
【倒れず、踏みとどまり、昴の突撃を待ち受ける。待ちかまえる】
【攻撃の手段は残っていない。だが、逃げようとはせず】
【主君と同じ様に、訪れる瞬間を、ただ待っていた】
【だが、その瞬間が訪れる事は無いのかも知れない】
【もしも、余裕が有るのなら、だ】
【そしてリリセールが、所謂「人間」だの「亜人」だのと言った、この世界の】
【言うなれば真っ当≠ナ常識的≠ネ範疇に収まらない生物ならば、だ】
【世界が異なれば、魔力はやはり異なる筈で】
【その魔力の質を追う事さえ出来れば、理屈の上では世界を辿る事も出来るのではないかと】
【そう考えはすれども、その魔力を知る事が出来なければ、実現には程遠い】
【それでも彼女にはもしかしたら、そのチャンスの一端として】
【遠くから這い寄る、暗くて不愉快だが笑いとばしたくもなるような】
【人間の感覚ならば「嫌だ」と言いたくなるような魔力が、近づいているのを察知出来るかも知れない】
【いや、それは精確には、近づいているのではなく『大きくなっている』のだ】
【これまで必死に隠していたものが、タガが外れて漏れだし始めて】
【誰かが、気付く事が出来る程度に、なろうとし始めているのだ】
/ものっそい続きます
156 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 23:41:28.00 ID:ienGnAVNo
>>144
[………この計画、失敗かも知れませんね、一割くらい]
[いいえ、考えようによっては、成功なのかも知れません]
[こうして、平和的では無く、そして彼女の正義も証明される事によって]
[きっと、もっともっと素晴らしく、白く美しくなってくれる筈ですから]
[……抵抗しますよ?]
【処刑人は、振りあげた長剣を、ただ一度だけ手首を返して振るった】
【それだけの動きと間合い、到底普通の攻撃は届く筈が無いのだが】
【がしゃん、がしゃん、と音を立て。長剣が伸びる=z
【中心に通されたワイヤーが刀身を分割させ、鞭のようにそれを振るう事を可能にしたのだ】
【クルスの右肘を、上から貫く様に振るわれる、蛇腹剣の切っ先】
【処刑人は同時に、後方に小さくステップを行う】
〈……………!〉
【ルーミアの、平穏に浸るような表情に】
【始めて、驚愕の色が浮かんだ】
>>146
>>149
>>151
『むぅ………、予想より、随分と……』
『……だが、な』
『その女が生きてきた℃魔ナ、もう泣かされた者が居る!!』
『あのままに在り続ければ、泣く事になった者はまだ増えた筈だ!!』
『所詮はお前には他人ごとだろう………それでも別に構わん!!』
【双葉の声に、言葉に。綾菊は、怒りのままに返す】
【理性など、投げ捨てている。感情に全て任せている】
【だが。だからこそ、その感情は、より伝わり易くもなり】
【1、2、3。攻撃を行うのは二人】
【まずは迎撃を、と。綾菊は、再び太刀を振りかざした】
【右手の太刀を振り降ろし、天金のもつ剣の切っ先を、地面に向けて打ち降ろし】
【すかさず太刀を振り上げて、次の一撃の用意を整える】
【左手の太刀を振り降ろし、左太ももを狙ったナイフを、真下へと払い落す】
【右太ももへの一本は、手数の不足か、防ぐ事は叶わなかったが】
【近接戦闘に於いて、刀の間合いに於いて。正面からの戦闘なら、綾菊は、本業の騎士にも勝る】
【容易く抜けられるような相手では無い、のだが】
【この状況は、なんとも以外な方法で、打破される事となる】
/かなり続きます
157 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 23:42:38.07 ID:ienGnAVNo
>>ALL
【周囲より高く作られた、処刑台。十三段の階段を上り、ようやく立てるその場所】
【其処から十数m離れた場所に立ったのは、黒いローブに身を包んだ人物】
【名を誰も知らず、声は余り聞かせず。顔を見せず心を見せない、国民軍の一人】
【誰が呼んだか、通称を軍師=z
【中性的なその声が、戦場と化した王城周辺に響き渡る】
聞け!金の国の国民達!自らの手で自らの運命を切り開いた、素晴らしい人民よ!
過去、虐げられてきた!そして今も尚、決して君達を取り巻く環境は良いとは言えない!
世界は何処までも暴力的で、君達のような善良な民衆を喰い物にしようとしている!
振り返れば「あの」クーデターより、君達は不当に不公平に、有ってはならない扱いを受けていた!
だが遂に君達は、君達が受け取るべき当然の待遇を「勝ち取る」事に成功した!
そうだ、国民を守ろうとしない王など、君達の上には必要無い!
君達が剣を手に取り、彼の僭王≠排斥した事は、全く正しい世界の認める『正義』だ!
自らの上に置く人物を選ぶ権利は、君達に当然の如く与えられるべきだ!
《新しき王》を捨て《古き王》を取り戻す事は、何もおかしい事など無い!
君達が打ちたてたこの実績は、世界の希望となる!
即ち、弱者が強者に立ち向かい、正当な権利を正義を実現した一例として!
君達は歴史の一ページとなるッ!!
【誰が、悪かったのだろう】
【ウォルフ・コル=レオニスは騎士であり、同時に一個の激情の人である】
【主君の為に。また、己の意地と想いの為に命を賭ける事を、間違っていると誰が言えるのか】
【正しく在るべき形で生きようとする。それは悪い事だったのだろうか】
【島津 綾菊は、子を為す事は出来ない。生涯、血を分けた家族を得る事は出来ない】
【だからこそ、偽りでも家族≠傷付けた者への怒りは、自らへ向けられる刃へのそれの比ではない】
【だがそれは、間違っていると明言できる程、悪い事だったのだろうか】
【ルーミア・ゴールドウィンは、全身全霊を以て国を蘇らせようとした】
【例えその道がどれ程険しかろうと、賛同者を得られなかろうと、己の身を失おうと、戦った】
【結果がどうあれ、救いたいと願う事は、悪い事だったのだろうか】
【誰もが望む結果を生むには、三人とも力も思慮も足りなくて】
【「無能は何も望むな」と、罵るだけなら楽ではあろうが】
/まだまだ続きます
158 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/19(土) 23:43:16.16 ID:0ldmkvRXo
にしても──…処刑に対する反抗、か。果たしてどちらが“正義”──なのかね。
…自分の主義主張を通す為に、刃を振るうって行為が、果たして正しいのやら。
───まあ、そうでもしねえと“通せねえ”んだろうけどよ。
【公園。ベンチで佇む人影は、何かに語り掛けるかのようにそんな言葉を紡ぐ。】
【──この世界の何処かで燃え盛る情念の炎に影響された男の、単なる“暇潰し”。】
【答えの無い疑問と分かりながら、敢えて言葉にする。】
159 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !nasu_res]:2011/03/19(土) 23:43:33.65 ID:ienGnAVNo
>>ALL
しかあしツ!!僕は改めて君達に問いたいッッ!!
「守られるだけ」だった過去を捨てたッ!「戦う事」を知ったッ!
一方的に与えられるだけの平和に甘んずる子供の様な有様から抜けだし、
此処に『自らの思想』の元立つ、一個の人間≠ノ問いたいのだッッ!!!
【国民は?王を慕い、国を愛し、簒奪者を打倒しただけだ】
【此処に集まる能力者達は?己の思想に基づき、信じる正義を貫くだけだ】
【悪意を持ち、此処に立つ者など、まず居はしないし】
【それが悪意で有ったとて、結果が善ならばそれは善意と同等に見ても良い筈だ】
【では、善と悪とを定義しろと言われたら、どうするべきなのかは】
【気安く導き出せる答えでは、誰も満足出来はしないだろう】
歴史を振り返ってみたまえ、最初から支配者だった者が居るか!?
当然、そんなものは居ない!小さな集落が集まり、競争と統合を繰り返し!
そうして勝ち残った最後の一つの頂点が、《王》と呼ばれたのだ!
そして競争とは、時に酷く不公平で不条理で不愉快な物となり得る!
即ち、君達が酷く嫌う『侵略戦争』という一面を、統合された側には見せる!!
この国の王だとて、初代はきっとそうして君臨したのだろう!
屍の山を踏み越え血の川を渡り、剣を正当性の象徴として君臨したのだろう!
君達が愛するこの国は!!誰かが愛した国の死の上に成り立っているのだと、気付いているか!?
そうだ、気付かなければならない、見なければならない!!
君達の頭上に被さる蓋は、どかしてしまっても良いものなのだと!!
あの玉座は決して神聖なものではない、只の侵略者の椅子なのだと!!
ならば君達が其処に座る事すら許される!!君達は王の座につく権利が有る!!
玉座が一つだ!?奪い合うという事も力という基準を用いる公平な競争だ!!
参加するが良い、戦うが良い!!どうせ君達はこの王国の未来に止めを刺したようなものだ!!!
枯れ果てた王家は滅び、この国は新しく始まるべきなのだ!!
【明日かも知れないし、遠い未来かも知れない】
【何処かの学者が、こんな事を呟いた。「誰が悪かったのだろう?」】
【彼の友人は、こう返した。『悪者など、何処にも居やしないさ』】
【がしゃ、がしゃ】
【後方、王城の城壁の上。鎧を身に付けた、侍女たちが姿を見せる】
【王家に仕えていた、きっと王女にも仕えていた。国民からは遠い彼女達】
【へえ、武装するのか。その程度の感想を抱いた者もきっと居た筈で】
【彼女達は、数人で一固まりに立つと、固まりごとに一定の感覚を開ける】
/続きまs(ry
160 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !red_res]:2011/03/19(土) 23:47:14.27 ID:ienGnAVNo
>>ALL
だが!!!その競争には当然の権利として、名乗りを上げるべき者が居る筈だ!!!
それは君達ではない、現王でもない、この『ボク』ですら無いッ!!!
君達は実績を作った!!だがそれは、決して君達が初めてではない!!
世界の誰にも見える形で証明した者が居た筈だ!!
「力が有れば立場は覆る」と、知らしめた者が居た筈ではないのか!!!
【学者の友人は、こう続けた。『ああ、すまない、訂正しよう』】
【王城から、民衆へと、緩やかに吹き下ろされる一陣の風が】
【其処に居た者達の鼻に、僅かな腐臭を運んで教えた】
【城壁から「せり出す」複数の砲門。紫の金属が砲身を為す、大口径のそれ等は】
【過去、この国に於いて採用された事は無いし、地上の国家の何れにも存在しない】
【いや、ただ一国ばかり、もしかすれば配備している国もあるかも知れないが】
【人の用いる武器に有ってはならない暗い魔力が、ぎゃり、と唸って集束を開始した】
【軍師≠フフードの奥に、目の光は一つだけ。もう一つは、眼帯の下だ】
【本来日に曝される事は無い筈のそれを、月光の下で披露せんと】
【右手が、飾り程度の役割しか果たしていない、眼帯を引きちぎった】
砲撃よおぉぉーーーーーぃいいッッ!!
目標、眼下に存在する全生物非生物建築物鉱物液体気体空間概念ッッ!!
但しこの砲撃は、破壊と殺戮を目的としたもので無い事を熟知せよ!!
そう、これは号令である!!!この国を、世界を、新たに誕生させる為の!!!
『古き悪し』象徴のこの国に終焉を告げるッッ!!!擁くべき主に玉座を献上する為のッッ!!!
屍騎侍女部隊=A放てッ!!
金の国を ≪ 序 曲 に 還 せ / Return Tn Prelude ≫ !!!!!
【『悪者など、一人しか居ないさ』、と】
【王城正面広場の上空へと、無数の魔力砲弾が射出される】
【それ等は空中で衝突し炸裂し、小さく細かく分裂して、雨の粒の様に小さくなり】
【そして十秒程度の猶予の後、重力に従って落下を開始する】
【小威力だが無数の炸裂魔弾、無防備で弱点に受け続ければ無事ではいられない】
【能力を持たず防具も無い民衆達にすら、加虐の雨は降り注ぎ】
【二色で一対の瞳は、その光景を心底心地良さそうに眺めていた】
【そして、魔力の砲弾は】
【昴、リリセールとの戦闘で負傷したウォルフの頭上にも】
【処刑台の周辺に集まる、天金、エルフェス、双葉にも、綾菊にも】
【それぞれ、平等に散らされる事となる】
【無事なのは、処刑台の上だけ。それだけを安全地帯として】
【まさに、無差別攻撃。賛成派も反対派も、何も考えずに叩き潰す様な】
【処刑という見世物≠ヘ、この瞬間に戦争≠ヨと、正しく姿を変える】
161 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 23:47:30.35 ID:yayrhqxSO
>>142
そうだね。確かに君が撤退すれば、この戦いは終わるね。
【そちらの正義を理解していない訳では無いのだ……ただ、食い違うだけ】
【彼はゆっくりと……ギターを“演奏”する構えを取りながら】
被害無く? 夢想家だね。この戦いが始まった時点で……被害は出ている。それに、あの女さえ殺せば「残党」は混乱する……そこを突き、奴らを根絶やすのが……“最も善い”んだよ。
国を「捨てた」時点で……あの女は、テロリストと同じさ。
【諭すような……しかしそれでいて、“挑発”するような、「ナメた」口調】
【ギターをまるで「BGM」のように鳴らしながら……】
へえ。justiceや、対機関を踏み台にして……同じ正義ですら否定するのに悪を許すとかほざく組織が。そんなに立派なんだ。すごいね。
俺は自分勝手なんでね……「身内に甘い」justiceは正直に言うと気に入らない。でも実績はある……青義は実績も無い。
【彼の……ミストドラゴンの中で、青義同盟は単に《害》だ】
【リーダーとの個人的確執、思想の大きすぎる違い……様々な要因が、そうさせた】
悪いが俺の正義の信念は、君と戦ったぐらいで無くなるような物じゃあない。
罪人を許す正義は俺にとっての悪だ。俺にとっての悪は……俺と、俺の大切な者に仇なす全て。
俺の正義を……君が語るな、“青”二才。
正義は人それぞれ……そして。正義は勝つ……勝った方が、真の正義だ。
分かったかい?
【明確な交戦の意思……それは正義の信念を捨てる物では無く、正義を貫く為の当然の判断】
162 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/19(土) 23:48:37.45 ID:aZeWikbdo
>>148
【火の粉が触れた瞬間炎上したおっさんの身体―――流石にコレには苦笑い(※見えません)】
――ああ、めんどくさい思考を要求してくれるな!
さっきから口喧しい―――……?
【言葉を止めたのは―――その分を思考に費やしたから】
【目の前にいるのは、火だるまになりながら平然としている……】
最初の時から妙な喋りばかりするとは思ってたけど―――
【普通は火の粉があんなに燃え上がりはしないし、炎の中で平然としている人間もいない―――
―――それは「異常」が起きている、いや、「起こされている」ことの紛れもない証左だ】
――――なんとなく、あんたの「言葉の力」が見えてきたわね
【言葉で自分の術を補強することは珍しいことではない―――口にすることで、頭が、身体が、空間が、「発した言葉に適応する」ものだ】
【パニーの能力にしてもそうだ、「色」と「性質」を宣言することで、スムーズに炎の色を、性質を変えている―――】
【逆に考えよう―――「火の粉が燃え上がった」のは、「火に包まれて平然としている」のは、「誰が」そうした―――?】
嘘つき、ね―――
【くすくすと、仮面の下から不気味な笑い声が溢れ行く―――】
【或いは無邪気に、或いは酷薄に―――子供っぽいとすら思える響きがあった】
つまりあんたは、「騙されるな」と言ってあたしを「騙してた」わけね
その風船の「言葉」の力―――その「内容」を意識させ、その「情報」を撹乱するのが狙いかしら?
【風船の叫び声をBGMとして、パニーは楽しそうに言葉を連ねる―――
―――くすくす、くすくす】
163 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/19(土) 23:51:43.22 ID:j/n5080po
>>143
【ギ――――】
【男が動き出したのは立ち止まった“直後”】
――――ァァァラァァァァァァァッッッ!!!!
【“奥義”等と言う大それたモノではない】
【放たれる一閃はただの―――“逆胴”】
【男から放たれる反時計回りの一撃】
【間合いの外からなら届かぬか】
【否―――届かせるのがこの男の“業”】
【刀を振るう一瞬の間、柄を持つ手を鍔元から柄頭まで“滑らせて”間合いを伸ばす】
【――――本来ならば、老人の首を刈り取っていた一撃】
【男の誇る、最強の一閃】
【刀の操作以外はただの逆胴でありながら己自身の放つ居合以上の速度を誇り、“太刀割り・鎧斬り”と呼ばれるに至るまでの威力を誇る練磨された一撃】
【避けるでもなく。受けるでもなく――――たまたま】
【ギィン――――】
【老人の重く鋭い一撃と、男の同じく重く鋭い一撃が“重なる”】
【まるで鍔迫り合いの如き音を鳴らして、それらは“ぶつかる”】
【剣聖たる老人の“必殺”に対して、剣鬼たる男もまた“必殺”】
【時間にするのも難しい、ほんの僅かな間で―――それらの勝負は決する】
【――――パリン】
【まるで、ガラスの様な音を立てて男の刀が割れる】
【その代り――――老人の“必殺”の軌道を“逸らした”】
【ビリビリと痺れながらも男の右腕は…己が得物の瓦解を知り
【躊躇いなく、それを手放し捨てる】
【―――キンッ】
【直後に、得物を振り切って己の身体の“左側”へと移った手が、左腰に有る大刀へと手をかけようとするだろう】
【――――先程は、互いの間合いの僅か“外”だった彼等】
【大刀へ手をかければ、少なくとも男は老人を間合いの内側に入れれて―――――】
【――――それでも、男は大刀を抜こうとしないだろう】
164 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/19(土) 23:52:54.13 ID:tq0b04Zxo
>>152
【――――……貴女にしてみれば、ようやく本番と、いったところか
しかしながら、彼女に取っては、この状況はかなりの正念場であろう
一つ一つの呼吸を、確かめるように為して、心を落ち着けていく】
……ええ、全くです――――……ですが、次へ次へ、と先送りにしていては、物事は何も成し遂げられません
故に、自身の信念を果たそうと、願うのであれば、出来る事は出来るうちに、するのは当然でしょう――――
Thnks fr th Mmrs
【彼女の左手から、再び零れ落ちるワイヤー、彼女に纏わりつく白銀は
今度はシックなデザインのダッフルコートへと変化し、彼女はそれを着用しようとする
貴女に呑まれそうな状況のせめてもの、反抗、といったところか――――……】
【それと同時に、貴女の思考の理解の妨げ、となるかもしれない
Dead Memoreis≠ニThnks fr th Mmrs¢o方の能力は、似ていて、微かに違う点がある
律儀に、能力名を紡いでいるため、差別化はできるであろうが、いずれにせよ、情報が氾濫してしまっている】
【なおThnks fr th Mmrs≠ヘ記憶≠物体≠ノ憑依する能力である
彼女は、ダッフルコートを見た、という記憶をワイヤーに憑依させ、ダッフルコートを作り出した
また、最初に処刑人の姿で登場したのもコレであろう、どこかで見た、処刑人の記憶を、ワイヤーへと憑依させ、自身にまきつけたのだ】
ええ、そうでしょうね――――私の能力は、所詮は過去≠ノしか作用しない能力
ですから、私が為すことは、ルーミアの未来を創ること、私の能力が、必要とされる場ではないんですよ――――……!!
【前方へと近づく、氷像へと視線をやると、微かに思考に乱れが走るのを感じる
少々の限界が訪れたのであろうか、かくん、と膝が微かに落ちて、呼吸も乱れてきた
高速思考=\―――それにかかる負荷は、予想以上に、重いのであろうか】
【踏み出そうとした右足は、予想以上に重く、次の行動を、遅らせた】
――――……ッ……ひっぐ……ぃ……!!
【腹部へとのめりこむ、正拳の、一撃
体重の乗った上で、見事に直撃したのだ、漏れる言葉も、既に、意思を持った言の葉でなく
ただの散り行く、枯葉の一つに過ぎないように、思えた】
【それもまた、風に舞う枯葉が如く、数m、彼女の身体が後方へと飛んで
左手で、腹部を押さえながら、膝からがくん、と崩れ落ちた】
……っう……んぅ……ひぎぃ……
【舌先に、胃液の味でも感じたのか、右手を口元へと当て、倒れこんだまま、かたかたと震える
ぐっと、閉じた瞼は、まるで断続的に来る痛みを、堪えるが如く、必死に閉じられていて
街灯に照らされる彼女は、散り落ちた一片が葉っぱのように、その惨めさを、強調させて】
【――――……止めをさすならば、十分すぎる状態であろう
困難があるなら、彼女の瞳が、瞼に遮られ見えないこと、であろうか
戦う意志があるか、それを知るには、瞳を見るのが一番良い、というのに】
165 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/19(土) 23:53:53.96 ID:zjFdupZ8o
>>150
…槍使い?意外と見かけたことのないタイプの敵じゃねーの
(能力自体は攻撃翌力は望めない、それをその武器を補っているって感じかな?いいや今の感じで『踏み込み』を使われたら
かなり威力が増すかもな…こんな所に来るからにはその衝撃に耐えるほどの鍛錬は積んでるだろーし…)
【電撃弾を命中させ少々ボルテージが上がり気味なのだと言わんばかりに彼も右の人差し指でくるくると銃を回すと】
【そんな時響く声
>>157
>>159
にノビタは残った右目をそちらに向けて…その声を張り上げる人物を見据えた】
【そして降り注ぐ…無差別爆撃ッ!ノビタはまるでそれが遠距離でも鮮明に見えるとでも言いたげに呟く】
…おいマズイぜ!あの場所でなんかだいぶマズイ事になってやがるッ!無差別爆撃だッ!
処刑台を避けている辺り…おまえさんの推す国の成り立ちとやらで起こったもんではなさそうだッ!あれはお前さんも止めた方がいいんじゃあねえのか!
―――それでも邪魔するってんならオレはあんたを押しのけていくがねえッ!
【今度は右の拳銃で左肩と左腕を狙い、槍を持つ腕から先に削ろうと試みる…まずこれを潰せば攻撃翌力も下がると踏んだ】
【そしてそれを引き抜いた後青年の横を通り過ぎようとしながら、懐に隠したスタングレネードを放って目くらましを試みるッ!】
166 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/19(土) 23:58:17.75 ID:17pNwI9SO
>>147
……この星を覆う大気の層です。って答えじゃ、聊かロマンに欠けるよねえ……。
果たして、何処に=\―いや、この場合は何処から何処まで≠チて方が適切かなぁ。
それが解れば必然的に、この問いのカイも導き出せるけど……むう、難しい。
――――この宇宙(ソラ)≠ノまで飛び出して下を向いたとしても、
果たして空≠見下ろしたコトになるのか、否か……あー、わかんない。
【「解らないから哲学なのかな」――等と語散つつ、小さな物音に其方を見遣り】
【再び視線を星空に戻せば、床に身を投げ出し、上体を横たえる】
【どうにも冴えない科白。途方もない尺度の話に、頭の回転は半ば止まりかけていて】
――――あ、やっぱり詭弁だとか戯言だとかの類じゃ、駄目かなー?
こうして空を見上げているってコトは、即ちその星の空を見下ろすコトに……って。
結構好い案だと思ったのになぁ、また一から考え直し、かー……。
【要は視点を変える事、と。得意げに述べかけた口は、話の腰を折られて歯切れも悪く閉ざされるも】
【彼はややあって、ばつの悪そうな――何故だかほんの少しばかりの、喜色を孕んだ――苦笑を零す】
(……結構な難題だよね、たしかこんな御伽噺が有ったっけ)
(婚約がどうの、って訳じゃないんだけど、俺……まあ、好いや)
やっぱり……シンプルな方が、良いか?…………どうだろうね。燕の子安貝よりかは、簡単である事を祈るばかり……。
【くすくす、と喉を震わせ、僅かに吐息の漏れる音。紫煙と水蒸気との混ざった煙が、また一つ夜気に溶けた】
167 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 00:00:01.08 ID:5DqF/5x8o
>>163
【ぶつかる、“必殺”】
【相手の獲物を、砕き折るも、必殺は外して】
【無け無しの気を、体に込め、踏み込み】
……っおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!
【空気を震わせる気勢を持って、放つは――――】
桜楼ッ!!
【――――刀ではなく、正拳】
【鳩尾狙いの其れは、技を放った直後の相手の隙を突くように放たれる】
【だが、鳩尾の前で、拳を止めて】
……通りな。
【そう、言い放った】
此処で殺すには、惜しいからの。
【拳を引いて、刀を収めて】
抜かないのには、理由があるんじゃろ?
【相手を見て、そう言って】
168 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 00:00:22.06 ID:tsBVe3QDO
【金の国──王城近くの建物。その屋上】
──な……っ
なんて──ことを……!
【プラチナブロンドの髪と蒼い蒼い瞳の少女は、思わず顔色を変えた】
【今まで起きてきたことは、全て脳内のメモリチップに記録されていたが──】
【その、ただの「事実の再生」にしかならない追憶を、疑いたくなった】
【数秒前から今にかけて。眼前で起きた──「変わらぬ事実」を。疑いたくなった】
【「エルネスティーネ」】
【「歴史を見るということは、何もしないということだ」】
【「君には──その、覚悟はあるかい?」】
【──父の台詞が、脳裏で「再生」された】
……お父様。
貴方という方は──この、苦しみを……っ
【ぎり、と。歯を食い縛り。拳を握る】
【左腕には──能力の発動を示す盾が、確かに在った】
【しかし。彼女の周囲には──煌めく炎は、ない】
169 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga]:2011/03/20(日) 00:02:18.06 ID:pFt9BI0a0
>>141
>>155
……私だって、知りたい<b――……
ルーミアが、何を思って剣を抜き――何を思って、戦い、
……あの場で、何を思い、何を望むのか
私は――ルーミアが望むことを、成し遂げたい。
……ただ、それだけだったんだ――
ルーミアが気高き死を望むなら、この私自らででも、それを遂げさせる
ルーミアが……そうだね、私はこんな選択肢すら思いつかなかった
もし、もしも。もう一度、やりなおしたいと考えているなら……それを、支えたいんだ
……――正義も悪も関係無い
あの子の、『友達』として……
――だから、君は暫く、ここで待ってて
私が、君の分まで『答え』を聞いてくる――
【――ぽう、と。閃いたちいさな光が、ウォルフの傷を、少しばかりでも癒そうとするだろう】
【……『回復術?』この場において?いや、そうではない。――決着は、必要なのだ】
【昴は、懐より。その左手に、凄まじいまでの≪風≫を巻き起こして――】
――――≪風ッ【――声が、響いて】――――……え、?【風は、停止した】
>>157
>>159-160
……――な、
【――どくん】
【心が、高鳴って。思わず、眼前のウォルフから目を離す】
【それは戦場において、致命的な隙となる。だが、そうせざるを得なかった】
【どうしても……理屈で説明できるものではない。どうしても、其方を見ざるを得なかった】
【――胸に刻まれた『昴』の刺青が、軋むように痛んだ】
【昴は、その叫びを。名乗りを、砲撃音を、全てを聞いて】
(――――≪R.I.――【散弾の雨が――】P.――【降り、注いで――】―≫――)
――――ぁ、ぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!
【≪ 風 ≫】
っ、――く、あッ…………!!
【≪ 墜 ≫】
【 ――≪ 風墜 −カザオトシ− ≫。それを、上方へ無理矢理、はじき出すように放つ】
【射出角度は、自分から、ウォルフの頭上を急角度で昇るような流れ。極めて鋭角に、ほぼ真上へ】
【自分と、ウォルフに――(そう、何故か守ろうとしてしまった――結局私は、こういう奴なんだ)――降りかかる弾雨を、少しでも弾こうと】
が、はっ……!?
【だが、到底弾ききれるものではないだろう。幾つかの魔弾が、昴の体を食い散らして往く】
170 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sagesaga]:2011/03/20(日) 00:02:35.12 ID:fma/vDbEo
>>160
【少女の考えは、正解と言っていい】
【男は言霊≠ノ重きを置く魔術師】
【相手の意識≠キらも利用して、魔術を行使する】
【しかし、見抜かれたとて、男のすることは変わらないのだ】
さて――な。
俺が解を唱えたところで、それがどれ程の意味を持つ?
【火達磨の中から、響く声】
【其処へ飛来する、
>>160
からの砲撃】
【それが真横へ落ちようとも、炎は、揺らめきを乱さない】
《ワワワワワ!ホウダンダヨ!ムコウカラトンデキタ!》
ああ…そろそろ潮時だな。
どうにも…他組織が絡んでいるようだが、精々死なずにな。
俺はカノッサ機関¥椛ョ、≪No.61≫の…魔術師=B
マグレガー・メイザースだ、覚えておけよ。
【ヒュ――ドガァァァンッ!!】
【と、魔力の砲弾が連続して火達磨に直撃する】
【だが】
灰はハイ≠ノ――ってな。
《ソレデハミナサママタライシュウ〜〜》
【炎が、弾けて】
【大量の灰が、舞い上がる】
【男の姿も目玉風船の姿も、最早何処にも無く】
【後には、砲弾の雨しか残らない――】
/ではこれにて…ありがとうございました!
171 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 00:04:32.04 ID:KVcTmVQ+o
>>165
時代錯誤だからな。今となっちゃ、お前さんの使ってる銃の方がよっぽど強い
【ノビタの言葉に対し、銃の方が強いと率直に認める言葉を口にした】
【実際、能力を併用して五分なのだ。純粋な強さでは銃には勝てないのだろう】
【そして無差別砲撃は彼にも見えていた】
国民軍による無差別砲撃……軍部によるクーデターか!?
【流石の彼も、この出来事には驚きを隠せないでいた】
【国民と国に味方すべき軍部による反乱、クーデター。それが起きたこの場においては、もはや真の意味で、”正義”だの”善”だのという陳腐な物差しは使えなくなっている】
【この場において、唯一正しいものがあるとすればそれは──】
ちっ、小細工を──ッ!!
【銃撃を素早いサイドステップで回避し、通り過ぎようとするノビタの方に素早く反転】
【スタングレネードによる閃光が目くらましになるが──】
なめるなぁ!!
【構わず彼は、踏み込みによる一突きを放つ──!】
【それは正確にノビタを捉えており、且つシンプル故のかなりのスピードがある】
【判断の躊躇無さも相俟って、タイミングとしてもかなり早いものだ】
172 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 00:06:31.09 ID:BArGEkj3o
>>155-157
>>159-160
何を……!?
【計画=Bただの刑罰執行の場において、そぐわないその言葉を聞きとがめ、クルスは疑問の声をあげつつも】
【疾駆するその速度が落ちることは無い。鉄兜へと、間合いを詰めようとして――】
【最初は、錯覚かとも思えた、剣の一撃】
【金属音を立てて、鎌首をもたげる蛇のように、のたうつように切っ先が、突き出そうとした右手の先へと襲い掛かる!】
うあっ!!
【完全に間合いの外と勘定していた位置での、急襲に対応すること叶わず、右肘を、容易く食い破られてしまう】
テンプルソード
く……ッ! 法剣=c…とは!
【ぼたり、と赤い血を肘から滴らせて、クルスはその刃の殺戮圏から、バックステップで退避する】
【中距離戦での戦いは不利、魔術戦へと切り替えるか、と刹那の間に思案を巡らせかけて――】
【――ルーミアの顔に浮かぶ、驚愕の色を目に留めた】
……ルーミアさん?
【――だが、その問いかけに答える声よりも、大きく響いてくる別の声があった】
……何?
【唐突に、大音声での演説が、周囲に響き渡る】
【混乱と戦闘の喧騒の中にあって、それを貫いて聞こえてくるその長広舌に耳を傾けているうちに――】
な、に、が……?
【悪意が、絶望が、砲塔という具現を伴って、現われる】
【どこかで聞いた言葉】
【―― ≪ 序 曲 に 還 せ / Return Tn Prelude ≫ !】
みんな、伏せてええッ!!
【その攻撃が、無差別に周囲を荒らしていくのを感じ】
【クルスは、目の前に敵が居るにもかかわらず、それを忘れ――あらん限りの声で叫んでいた】
【悲鳴のような叫びを呪文として、周囲に、クルスの魔翌力の塊が、銀色の巨大な盾となって顕現する!】
【それでも、砲撃範囲を鑑みれば、焼け石に水ではある者の】
【処刑場の付近に存在する人間に対する攻撃を、いくらか軽減することは可能だろう】
ううううぅぅっ!
【だが、周囲の人間を守るために、咄嗟に、残りの魔翌力の大部分を放出してしまった】
【――処刑人との戦闘も、まだ始まったばかりだと言うのに】
173 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 00:07:59.02 ID:fpPs+NhSO
>>156
>>157
>>159
>>160
(くっそ、やっぱ駄目、かよ――!)
【綾菊に向けた剣の切っ先が、地面に突き刺さる、音】
【しかしまあ――接近はできたじゃないか。一発でも入れられるのではないか、】
【そうだ行ける。行ける。こいつを倒せば壇上に――――】
【――――】
【意識を、そちらに向けるのが、遅すぎた】
【スローモーションで過ぎてゆく時間の、世界の感覚】
【中性的な声が腐臭が金属音がイヤなカンジが無慈悲な二色がああ、なんてゆっくりと】
【暴虐の嵐が自分に迫る】(前にもこんなの見たことあるなあ)
【前回と違うのは、「あちらから迫っている」ことか】(あの時は自分から突っ込んだもんな)
【だけど、よく似ている。「死」のかたちをしているところが、よく】(こんな体験、二回も出来るって超貴重じゃね)
――――――ァ
【彼は何を、叫ぼうとしたんだろう】
【それは、嵐に遮られてよく聞こえなかったけれど、恐らく。誰かの名前を呼ぼうとしたんじゃないか】
【無謀に突っ込んだことによって距離を詰めることのできた、綾菊を】
【処刑台のほうに向かって、突き飛ばそうと、した】
【たぶん無意識。きっと無意識。その行動に意味なんかなくて】
【彼はただ単純に、――――】
【――――ひかりが満ちる。】
174 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 00:11:11.78 ID:PwLXFodAo
>>156
>>157
>>159
>>160
【数回しか彼女の剣技を見ていないが、それでも十分に達人であると分かる】
【もしかしたらここで自分は倒れるのかも知れないが、後悔は無い】
……………!!
【引き抜いた刀を構え、そして振り上げた腕を】
【正に放とうとした時だった】
【号令が響いたのだ、魔の音が】
【全てを無に還すように】
【黒い空に浮かぶ、無数の欠片】
【それを放ったのは、誰だ、このような事をするのは誰だ】
【エルフェスの2つの瞳は、浮かぶその2色の瞳を一瞬だけ捉えて】
【そしてどこかから響いた「伏せろ」という声を聞く】
(あんな数、対応出来ねえ……手段は選んでられねえ……!!)
【落ちる極小の槍に対抗する事は難しい、数も範囲も違うのだ】
【それでもどうにかしなければならない、この場には仲間がいるのだから】
【綾菊へ放たれるはずだった攻撃全てを取りやめる】
【刀を投げ捨て、黒い腕を右手に絡ませ天に掲げる】
…………
【手が6本に、それぞれ六方に枝分かれをしそしてそのまま伸びゆく】
【6本の骨からそれぞれ隣の骨に向けて黒いヴェールが掛けられ】
【やがて出来上がるのは、例えるなら巨大な六角形の傘】
仮、六番、骸返しの傘――――
【頭上から迫る魔弾の群れを防ぐだろう】
【傘の範囲は大きい、綾菊や双葉、天金を守るには十分】
【エルフェスの居る中央部が微かに脆いという点を除けば、だが……】
175 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 00:12:07.91 ID:bUIVhUJyo
>>168
久しぶりにこの国に来てみたらなんだか祭りみてぇだなぁ
【少女の後ろのほうから声が聞こえるソレは、音も気配もなくいつの間にかいた=z
(やっぱこの国にはお宝なんてねぇみてぇだな……)
【その青年は、濃紺のバサッとしたザンギリ頭で、白銀の瞳と端正な顔持ちで】
【赤地に金のラインが入った忍服の上から黒地に金の豪華な羽織を羽織って金の下駄を履いている。】
【背中に2つの大きめの金色と銀色の煙管(キセル)を担いでいる】
さてと、見物でもしてるかねぇ
【青年はそこから見物しているようだが?】
【少女が気づいているかどうかは別である】
176 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/20(日) 00:12:22.92 ID:pm2Lo647o
>>167
……いや、通れんよ
【はぁ、と気の抜けた様な息を漏らして、答えた】
【幾ら必殺より遅いといえど剣客の抜刀である、その気になれば老人の腕を抜き付けによる一閃で切り上げ、返す刃で両断出来たかも知れない】
【だが、男は刀を抜かなかった―――その理由は】
拙者、今日は人助けに来たんでござる
今抜こうとした剣は、僅かとはいえ殺気が籠った故
【それではいかんのだと…男は困った様に言って】
【両の手を大刀から外した】
177 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 00:12:34.49 ID:/wmuRG/l0
>>161
……
【すべては正論だ。其れを悟り、彼は初にして"膝を曲げた"】
……残念だ。もう少し、解り合えると思っていた
人間。感情と云うのはそこ迄大切なのか……
【とは云っても。機械に感情等はない】
【残念だとする対象は、寧ろ自分であったのだ】
【訪ねているようでいない独り言】
【計算は確実に狂っていた。止められる筈の戦いを阻止出来なかったから。そして、】
【完全なる、学習不足の自分に苛立ちさえ覚えていたのだった】
【其れは戦闘にどう影響するだろうか】
……今回の目的は、処刑賛成側を止める事としていた。覚悟は良いな?
【其れを少し隅に置ける辺り、流石機械であるが】
【ぴしり】
【頭に其の電流は走り、左手にて頭を抱える】
【先手に攻撃を取れる、そんな隙であっても、勝負の世界では有益だろう】
【其の電撃は、どちらがあっているのか。伝えるようであった】
178 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/20(日) 00:15:52.28 ID:BpAPM3hAO
>>154
《誰が使うものか》
《おれはオれだ》
【漆黒のカーテンの奥】
【あまりに暗く、シルエットしか見えないだろう】
【そこに居るのは、一瞬見えた魔人の顔ではなく】
【首の喉仏の辺りに、青白く光る球体】
【それを中心として、全身にエネルギーラインのような青白い光を放つライン】
【頭部は甲冑のような、光でボンヤリと照らされた顔、口元に唇などはなく】
【歯茎剥き出しの異形の化け物】
【背中からは有機的な、生物的な面と機械的な面が融合したような翼】
【そしてなによりその巨大な体】
【ドラム缶のような太さの太もも、大木のような腕】
【ゆうに4mはあるであろう、甲冑のような形をした外皮に固められた】
【キメラ、とでも言うべきだろうか】
【竜人と言うには機械的で、魔人というには、先ほどの顔のほうがピッタリだ】
《サっきモいったとおり》
《飛んデ帰ることになる》
《あまり使いたくはないが》
【徐々に、声が戻ってきているが、エコーのようなものが…】
《どうせ…また乗車拒否だろうな》
【グレアムであろう"それ"は、アナナスに青白く光る、瞳の無い目を向けると】
《アナナス=ナナス……起爆剤は渡した》
《俺が…"胎動の宝玉"が感じている…この…動き…だが些細な動きだ…"始動の宝玉"は否定している》
《まだ足りない》
《だが、地盤は緩んでいる》
《いつ爆薬を使うか…小狡く生き…考え…やってみろ》
【"何か"を感じているのだろう】
【効果的なタイミングでやれ】
【そう言っているようだ】
《そろそろ…俺は退くか》
《元の姿に戻ると……調子が狂う》
【背中の翼が筒状に丸まり、その先から黒い瘴気が溢れ出す】
【どうやら、翼は羽ばたく為ではなく、ブースターのようなものらしい】
/遅れて申し訳ないorz
/後でグレアム・レポートの内容をSSスレに投下しておきますかい?
179 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 00:17:10.09 ID:5DqF/5x8o
>>176
そうか。
【言葉少なにそう返して】
【巾着から煙管を取り出し、マッチの火を落とす】
ま、儂ぁ、面白ければ何でもするのさ。
今ここで、お前さんを倒すのは、“面白くない”、其れだけの話し。
【にぃっ、と笑って】
殺してもいい、そういう日に死合をしようじゃぁないか。
命を賭けてこそ、戦いは戦い足りえるからのう、かっかっか!!
【殺される覚悟だけでは足らぬ】
【殺し殺される覚悟を持った者でなければ、老人は本気を出すことはない】
【お互いに、奥の手を出さずして、戦いが終わったのだろう】
180 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 00:17:29.72 ID:78vLhjSko
>>155-160
>>169
【──地に伏すリリセールの、僅かに浮いた顔面】
【果て無い虚空を湛えたその瞳が、僅かに揺らぐ】
【「──これは、な、に」】
【──異界よりの“出来損ないの悪魔”でさえも、】
【漂い始めるその淀んだ魔ノ力に、数度呼吸を忘れそうになった】
【そして起き上がる、瀕死のアーレカンテ】
【その周囲に、妄執の魔力を渦巻かせながら──】
【「……──、退、け」】
【──ぽつり。その時、何処かで呟きが零れた】
【この戦場の一区画、民衆を弾き飛ばすように躍り出てきた、人影】
「──…… 退 け ぇ ヱ え え゛ エえェえ゛えエヱ゛ええ゛え゛エ゛え゛えヱ゛えー──っッッ!」
【爆裂する、咆哮。或いは慟哭】
【その主は、襤褸切れのように朽ちた、鴉の如き黒い貫頭衣型の外套を纏う、青年だった】
【所々毛先が黒く染まった暁色の、緩く波打った髪は、千々として荒れ乱れ】
【その双眸は、白目の部分まで黒く犯された、焦点すら伺えない異形の姿】
【怨鬼の如き呪ノ形相を湛えたその顔面には、皮膚と同化しつつある、漆黒の蔦が這い回っていた】
【既に瀕死なのかと伺えるほどに、妙に赤黒い血を全身から流しながら、その者は疾駆する】
【緩慢に何かを紡いでいたアーレカンテを、ただ荒れ狂うままの拳で殴りつけて唾棄し、】
【地に這い蹲るリリセールの痩身を容赦なく蹴り飛ばし、その打ち震える双眸が、処刑台を睥睨する】
「迂ァ あ゛ あ 亞 ぁ 唖 あア ぁアア 唖ア あ あ 唖あぁ あ嗚呼 ァー──っッ」
【瞳から、青黒い涙が散らかった。全てが見えていない彼へと降り注ぐ虐殺の雨に、狂叫】
【刹那、彼の肉体から噴き上がるのは、只管に捻じ曲げられた絶望色の歪な魔力】
【『哲学者の卵』のそれと非常に良く似た、否、或いはそれそのものの瘴気】
【同時、彼の頭上へと展開される、黒色の六角形で構成された、ドーム状の何か】
【キッコウリュウと呼ばれる多年草の、塊根だった。それにより、降り注ぐ砲弾を防いでいく】
【が、その膨大な量の砲弾全てを防ぐことなど到底叶うわけもなく、ある程度防ぎ終えると瞬時に瓦解、霧散】
「──……、……──、……」
【──しかし、それでも尚、青年はそこに立ち続けることを選んでいた】
【風に吹かれれば今にも崩れ去りそうでありながら、尚、形としては、立っている】
【「──Endi?ng N...ew?...」】 【終焉する新来】 【呟く】
181 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 00:18:04.61 ID:+guiCJmpo
>>166
それではロマンに欠けるな――それ以上に、それでは答えにならないだろう…
私が求めているものは、大気の層ではなく私の目に映るこの空なのだから――
【カツ、カツ――】
【なんども】【なんども】
【少女はナイフの柄で柵を突いた――】
【一定のリズムを刻んで】
【 なんども 】
―――空の始まりと終わりの話か?
はじまりも、おわりもないんじゃないかと思うがな…
あの地平線の向こうまで行ったとして、空はまだ続いている。
その向こうの、さらに向こう側に行っても、まだ空は続いている。
【初めて、少女は彼の居る方向へと振り向いた――】
【揺らす蒼銀の髪が漂わせる甘い香り――】
【白く、繊細な肌――そして、吸い込まれるような魅力を秘めた赤紫の瞳】
戯言如きで私を満足させようなんて100年早い――。
だが、退屈しのぎにはなったな――ひとまず………、そうだな、ありがと……。
【不器用に、少女は感謝の言葉を述べた――】
【そして、彼女は続けて】
私の名前は「月読 聖」――まだ誰でもない、何にもなっていない一人の少女
ゆえに、私の名前は「Nameless」――
そろそろ、時間のようだから私は往かせて貰うとする。
では、またいずれこの場所≠ナ会おう――
名前も知らない、何処かの誰かさん―――
【一瞬、月が雲に隠れたのか周囲が陰る――】
【ほんの刹那の出来事だった――彼女は、、、聖は……】
【聖の姿は霧のように消え去った――】
【月の光が閉ざされた、その刹那の間に―――】
182 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 00:18:46.41 ID:h/2TvrRWo
>>156
>>157
>>159
>>160
……────ッ
【綾菊の怒りが、痛いほどに伝わってくる】
【同じように"大切な人"達がルーミアに傷つけられていたら】
【自分もあちら側にいたかもしれない、と考えると】
【しかし、これで諦めるようだったら、この場に立ってはいない】
けど、それでも────
【彼も負けじと、思いを叫ぼうとしたのだが】
【──思わぬ第三者の乱入により、その声は中断せざるを得なくなった】
…………まず、い。
(何がだ? 演説……いや、違う。これは……)
【なんだか、嫌な気配を感じる。それも濃厚に】
【今までにも何度か感じたことがある、これは───"死の気配"】
なっ─────ッッ
────《 タナトイド スピンドル 》ッ!!!
【幸い、長い演説や落ちてくるまでにラグがあったため、魔力は充分】
【処刑剣に大量の魔力を通し、必殺技を発動する】
【青年の周囲に紡錘状の氷の矢を多数形成し、其れを一斉に魔弾の群れに向けて撃ち出した】
【"自分を除いた"処刑場の周囲にいる人間を襲う魔弾を相殺しようと】
【───同じような考えの人間が他にもいたため、自分への被害も少なく済みそうだが】
183 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/20(日) 00:19:15.43 ID:C2Lp8vbCo
>>157-160
>>170
そうね、嘘つきに正解を訊いても野暮だったわね―――
【そこまで言ったところで、
>>157-160
の宣言、そして爆撃が起こった―――】
【くすくす――――けらけら】
【間近にいたメイザースは気付いただろう―――少女の放つ気配が、「その言葉」を聞いた途端に一変したことを―――!】
奇遇、実に奇遇!「コレ」は偶然、しかし故に必然!
【そう言いながら、神速で仮面を付け替える―――
「お祭り」ムードだったひょっとこから、「戦争」に臨むための無機質な夜色の仮面に―――】
そう、コレは私たちの『合言葉』!
≪ 序 曲 に 還 せ / Return Tn Prelude ≫!!!!
【歓喜とともに、空を仰ぐ―――降り注ぐ魔翌力の雨すら、心地良く感じられる―――!】
覚えておきなさい、あたしは≪R.I.P.≫のパニキュレータ!!
世界に仇成し、「世界の生まれ変わり」を望む魔女の一人よ!
【もはや、その視線は名ザースを向いてはいない―――パニーは雨を浴びながら、狂気/狂喜の高笑いをその場に響かせている―――】
【………】
【……】
【…】
/お疲れ様でしたー!
184 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sagesaga]:2011/03/20(日) 00:19:36.26 ID:Ij2SrtVP0
>>164
【雷鳴が駆け抜けるような、鋭い一撃】
【凍てきった屍体にも、それは――“重過ぎた”】
【ぐしゃッと嫌な音を立てて、フレーク状になった拳が、腕が、崩れ去る】
【眼に見える優位を得て、轟きを上げた城門の方に、櫻芽は注意を向けた】
【だが恐るべきは、その激しく荒れ狂う音では無く、言葉として、鮮やかなまでに重ね紡がれた音】
【――吸血鬼の卓抜した聴覚は、友たるコウモリより分譲されたものだと、かつて聞いたが】
【その耳を、思わず塞いで。否…力任せに、もぎ取ってしまいたくなる】
【櫻芽の顔に、これ以上なく――苦々しい色が、じんわりと浮かび上がった】
【それには、操作しているものたちを次々と破壊されることによる疲労も関わるのだろうけども】
……だが、ああは言っても。君の能力について、私はさっぱり納得がいっていない
「二種類ある」ことだけは受け容れたが、その先の底が――壁を立てて区分け出来るほど、見えん
【ここで言葉を止めると――蝙蝠をぴったりと追従させて】
【櫻芽は、口をきつく結び、眸を半ば鎖して、シオンに最接近しようとするだろう】
【どんな意図を隠しているのか、片腕を実質失った氷像はそこに残し】
さっきの声が聞こえたか? シオン・エルミオール
この戦いに、私が求めていた様な意味は無かった
出来る事ならば、二人揃って――この処刑場の門を潜ってしまえば良かった
………でも、もう手遅れだ。
こうなるのは、私が思い描いていた、ルーミア・ゴールドウィンの運命と等しく――
――――“受 け 入 れ ざ る を
得 な い、サ ダ メ”――――
【―――だって、そう思わないと】
【吸血鬼の長い人生は、心を蝕むほどに】
【痛ましい後悔の連続でしかない―――じゃないか】
【人生は、長く見れば喜劇で、クローズアップすれば悲劇なのだと、異世界の喜劇王は言ったと】
【喜劇を知り尽くした人間がそう考えたのなら――瞬間を繰り返す自分に、幸せな終わりは無いんじゃないか】
【―――と】
【もしこの接近が叶ったのなら、彼女は、蝙蝠の片方をシオンの腹の上にまで遣り】
【翼を畳ませ、頭を垂れさせ―――重力のなすがまま、叩き落そうとするだろう】
【殺すのではなく、この場で気絶させてしまう事を意図した、弱弱しい攻撃】
【まるで、「急降下爆撃」――されど、爆発なんてことは、なにひとつ起こらないで】
【この技を放つと、シオンから3メートルほどのところで】
【櫻芽も、立て膝の状態になり――立ち続けることに、耐えられなくなるだろう】
【勝者と言うものを決めるなら、彼女は先んじてその権利を失った】
185 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 00:19:39.33 ID:EEeLXE+8o
>>171
【これで相手の動きをわずかながら封じる事が出来た、そう思った】
【だからこそより前に進む事が出来る、そう思ったのだが…】
…おいおい目ェ眩ませながら突っ込んでくるんじゃねえ…!
【不意を突かれた、まずい、目が見えるようになるまではやみくもにくると思っていたからこそ】
【ノビタが青年を追い越して行くことを想定されていたと言う事までには気がつかなかった】
【やむをえず迎撃しようと彼は右の拳銃を抜いて残りの二発の『貫通弾』を彼の右脚めがけて発射する】
【だがその結果がどうなろうと…彼の右肩の肉を深々と貫く感触が槍から伝わるだろう】
…あ、ぎゃあああああああああああああああああああああああああ―――――――――――ッ!!!!
【戦場に響く絶叫、どんどんこの金の国に血が流れていく】
186 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/20(日) 00:22:57.89 ID:QcuWOlzj0
【金の国…処刑場が見える屋根の上】
【そこに二人の影】
……なっ!?
【一人はあまりの光景に双眼鏡を落とす】
【長い翡翠色の髪で、赤い瞳に、白いYシャツに、黒のロングスカートをはき、左腕に腕輪をした、人形のような容姿の女】
やっぱり…コレは既に誰かのシナリオだったんですか?
金の国の国民の反乱はなんか臭うと思いましたが……
【唖然としたようすでそれを見てる】
『…………………………』
『こんなの可笑しいよ』
【もう一人は悲しそうにそう呟く】
【背中に大剣を背負い、灰色のショートヘアーにに、眼鏡をかけて】
【緑のジャージをきて首に黄色いペンダントをかけ】
【腰に黄色い石が装飾された斬れないように刃のつぶれた西洋剣をおさめた小さなナイフの装飾のついた鞘と深緑色の簡素なフォルムをした拳銃を装備した】
【19歳くらいの女性だ】
187 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 00:23:18.03 ID:tsBVe3QDO
>>175
【──ばさり】
【少女が抱えていたであろうノートが、彼女の足元に落ちる】
【ページの先頭には「Ernestine Ainsworth」──誰かの。恐らく、少女の名前が書かれていて】
どうして──……
いえ……これすらも──歴史の一端
お父様──私は……、
【ぽつり、ぽつり】
【感情を抑えるかのように紡がれた、その言葉は】
【彼女が、この場の「観察者」であったことを察せるものであり──】
……っ!?
【ば!と】
【少女は慌てたように青年を振り返る】
【ぱぁあ──と。彼女の感情を示すかのように】
【少女の周囲に、淡い火の粉が出現し──】
188 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 00:25:00.40 ID:1NiPiKzSO
>>177
……ここに“反対派”として来た時点で、俺とは解り合える筈も無いさ。
ぐだくだ言わずに……始めよう、闘争を。
【降り注ぐ砲弾の嵐の中で(
>>160
)、ミストドラゴンはその“能力”を行使する】
【魔翌力が彼の背後に集まり……次の瞬間】
【ば り ん】
【彼の背後の“空間”を“ぶち破り”現れる「腕」】
【あまりにも白過ぎる……憎たらしい程までに、白過ぎる、「切り傷」に覆い尽くされた「右腕」だ】
『レクイエム・from・ラインヴァイス』
……俺は正義の味方にはなれないけど。自分の正義を貫く、「セイギノミカタ」にはなれる。
覚悟は最初からしていたさ……来いよ。「Another One justice」
【次の瞬間……その腕が、ミストドラゴンを“破れた空間”の中に引きずり込む】
【……能力の『暴走』? いや、それにしては、いくらなんでも「都合が良すぎる」……なぜならば】
【彼がその中に引きずり込まれ、空間に開いた穴が閉じたとほぼ同時。彼がいた場所に……砲弾が降る】
189 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/20(日) 00:25:12.18 ID:pm2Lo647o
>>179
拙者はもう遠慮したいでござるなぁ
もう殺したくない分まで殺したでござるから
【と、言ってから―――だが、と言葉を続け】
………今後死合う運命ならば、勝手に相応しい時が来るでござるよ
その時はきっと―――最高に楽しめよう
【くく、と小さく笑みを漏らすこの男もまた―――武人であって】
【―――因みに、こいつの奥の手は最初の刀の投擲とさっきの逆胴位しかないなんて事実、きっと分からないだろう】
【しかも中位の刀が一番速いし威力も出せるときた。悲惨】
190 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 00:29:38.21 ID:bUIVhUJyo
>>187
おっと、オイラぁ敵じゃねぇぜェ
【両手を前に出し、待ったのポーズで】
ってオイラ、あんまりこの国の事知らねぇんだ。
なんせ、しがない旅人だからな
【青年の見た目はどうであれ、争う気がないように見える】
まぁ、落ち着け、な?
ほら―――祭りも盛り上がってるようだぜ?
【自分は敵意がないことを伝える】
191 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 00:30:17.53 ID:KVcTmVQ+o
>>185
ぐぅ……っ!!
【相討ちにも近い形で右脚を二発の銃弾に貫かれる】
【脚はこういった近接武器を使う人間にとっては命にも等しい。それを貫かれては弱体化は必至】
【だからこそ】
うぉぉぉおおおおおおおお!!
【だからこそ、ここで全てを決めなくてはならない】
【深々と刺さった槍。複数の”かえし”がついたそれは、そう簡単に取れはしない】
【それを利用し、彼は残った左足に全ての重心をかけ、槍を振り回すことによりノビタを地面に叩きつけようとする】
192 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 00:30:22.40 ID:5DqF/5x8o
>>189
【ふぅっ、と紫煙を吐き出して】
……どれぐらい殺してきたかのう。
――――忘れちまったな。
【などと、ひとり呟いた】
【忘れるほどに、覚えられないほどに】
【がむしゃらな70年】
【思い出せないということは、そうも考えられて】
ああ、巡り会う時。其れが死合の時かもしれんな。
【そう言うと、背を向けてゆっくりと歩き出して】
又いつか、山本正勝。
【歩き去っていった】
//乙でしたー!熱い戦いができて、此方凄く楽しかったのですよ!
193 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/20(日) 00:32:53.87 ID:pm2Lo647o
>>192
……また会おう、ご老公。いや――――
【瞳の無い顔が―――其方を向いて】
―――花城 六輝殿。
【敬う様に――一度頭を下げて、彼を見送った】
/お疲れ様でしたー
/此方こそ、拙い絡みにお付き合い頂き感謝
194 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 00:34:19.89 ID:LmI6Ljpho
>>186
”酷い光景ですね”
【それは内に直接届く声だった】
【二つの影が立つ屋根の隣、いつの間にかもう一つ影が増えている】
【蒼い毛皮の獣人だった。中肉中背、猫耳と尻尾、ボサボサの黒髪に糸目の少女】
【裸眼のまま二人と同じ方向を見つめ、続々上がる火柱や煙を見ているが、慌てた様子は無い】
”もうすぐここら辺も、人でごった返すでしょう”
”騒ぎの中心地から離れようとする民衆で”
【冷たい言葉遣い、見ために反して少年のような、ちょっと低めのトーン】
【表情から感情は読み取れず、ひょっとしたら心底どうでもよさそうにも見える】
”あなた方は、ここで何を?”
【その言葉もまた、先ほどと同じように、何処か他人事】
【けれど、なぜか詰問するような鋭さを持っていた事には、気づくものがいるのか】
195 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !red_res]:2011/03/20(日) 00:35:23.59 ID:ANqSG/j+o
>>169
>>180
「………やり直せるなら、やり直したいさ」
「あの頃に……皆生きてた頃に戻ってさぁ」
「ワイワイ騒ぎながら騎士団の宿舎に遊びに行って、剣の振り方ならって」
「親の作った暖かい飯かっ喰らって、戻れるなら最高だ」
「……戻れないから、こんな事やってんだよぁ……」
【止めを刺す手は、昴のものでは無く】
【そして止めを「刺してくれる」筈だった昴の手は、ウォルフの身を守る】
【防ぎきれない砲弾が、鎧を砕き、その身を打ち据えて】
【然し、彼女の体を死に至らせるには、まだ足りはしない】
【死に逃げ込む事を、許してくれないと言うべきなのかも知れないが】
【悪魔が、その力を察したのは】
【きっと、その力も悪魔のものだったからなのだろう】
【だが、その悪魔の出自は、この世界と限り無く近くて遠い場所で】
【感知し得た彼女を蹴散らして、異形を殴り飛ばして】
【この場に躍り出た一人に、悪魔はなんとも素晴らしい笑顔を向ける】
【それはまるで、大量のお菓子を目の前にした女の子の様な表情】
うふふふふふ……面白いねえお姫サマ?まーた誰かの到着だぁ
全く、キミみたいに好き放題生きて来られた人間に、なーんで人間が集まるのかなぁ?
ボクだったら突き離してしまうのにねえ………
【じゃらり。鎖の音が一つばかり】
>>172
>>173
>>174
>>182
【処刑場付近に響くクルスの叫びと、展開される巨大な盾、そしてエルフェスの傘、双葉の魔術】
【この場の民衆全てをを守るにはとても足りないが、それでも「手の届く範囲」よりは随分広く】
【何人か何十人かの人間は、少なくともこの力で、無事に庇う事が出来ただろう】
【綾菊の装備は、重すぎる】
【双葉とエルフェスによる負傷が無ければ、突き飛ばされても動きもしなかっただろう】
【傷ついていたという不運。そして、助けようとした者が居た幸運】
【突き飛ばされた体は、よろけて、処刑台にもたれかかった】
【結果、だが】
【全ての守りの恩恵を受けた双葉と天金の二人は、大きく被害を軽減し】
【また、自分自身の防御の効果は少なかったエルフェスも、大分被害から逃れる事となる】
【処刑台、王女の近くに居たが為、クルスは砲撃の被害は受けず】
【綾菊もまた、天金によって救われた為、負傷らしき負傷は増えて居なかった】
/続きます
196 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 00:36:49.03 ID:jEd5DXyDO
>>178
まぁ・・・・・・期待に応じれるかはわからないが・・・気に入った役が揃えばコール(勝負)するのも悪くないね。
(・・・格が違うな・・・・・・あのカードで制御方法を写し盗ろうとしていたら・・・今頃俺は塵も残らなかった・・・)
【冷や汗が出ている】
(・・・主導権をこいつに握られたのは不味かったが・・・これを知らず行動を起こせば・・・危ない危ない・・・計画が頓挫するところだった)
【鳥肌が立っている】
(あぁ・・・お望み通り・・・小狡く立ち回ってやるさ)
【だが・・・その眼は恐れより――もっと別の光を浮かべてる】
・・・君には悪いが俺はタクシーを使うよ・・・・・・
さて・・・それじゃ要件もすんだなら俺も帰らしてもらおう・・・・・・
空母は出来しだい連絡する。
/いえいえ、そんなことありません
/是非お願いします
197 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !red_res]:2011/03/20(日) 00:37:35.05 ID:ANqSG/j+o
>>ALL
【序曲に還せ、そのワンフレーズを】
【彼なのか彼女なのか呼び名に困るそれ≠ヘ、高らかに歌い上げた】
【身を包む黒のローブは、もう邪魔者と引きはがし】
ハロー、ハロー、いやグッドナイト?古い時代には≪Rest.In.Peace.≫
初めましてなら初めまして、そうじゃなければお久しぶりかな?
きっと初めての観客諸君が多いだろうと予想して、自己紹介だ!
僕はザンシア、ピンク・スクァーレル<Uンシア
魔界の砲撃大公=Aイェーガーに領地を構える貴族サマ
だけどそんな肩書き、ここじゃあ役に立たないよねぇ………
【見せた姿は、これまで表舞台には立とうとしてこなかった】
【然し記憶力に優れる者ならば見覚えもあるかも知れない。とある犯罪者の姿】
【桜色の髪は襟に届かない程。左右で瑠璃色と金色のオッドアイ】
【何処か少年的な容貌と、それに釣り合わぬ豊満な胸囲を持つ人物】
【爪先から膝までを覆う脚甲の底は滑り止めが施され、左腕全体から左肩を覆う籠手には鷲を模った装飾】
【右腕の装甲は肘から手首まで。ミニスカート大の草摺と背甲は一体化されている】
【胸から脇、喉、弱点となり得る部分にも装甲。腰から足首を覆う布は青紫、装甲の黒に比べて華やかで】
【左腕には鎖がぐるぐると巻かれ、その一端にはサッカーボール大の鉄球が繋がっている】
アドルフ・レルゼクム総帥閣下、並びに≪ノクトクルセイド≫同胞諸君、
長きに渡る職務放棄と捗らぬ報告をお許し願いたい!!
総帥閣下に置かれましては誠に誠に就任おめでとう、妬ましいくらいだよ全くねえ……
だからボクからキミに、用意できる世界で最高のプレゼントだ!!!
そして訂正させて貰いたい、キミに以前話した事を!
≪ノクトクルセイド≫への志望理由、ボクが戦う理由を!
あの時ボクは、「ボクは世界が欲しいのだ」と、自らの欲望の為に戦うと宣言した
だが冗談じゃあない、そんな事よりもっともっともっと面白い事が転がってちゃあさあ……?
そっちにノらないと、大損するって子供でも分かる事だと思わないかい?
ボクが≪ノクトクルセイド≫に所属する理由は一つ!!
アドルフ・レルゼクムに世界の全てを与え、そしてその手から世界を奪い取る事だ!!
その為にならボクは、国の一つや二つ、こうして崩して差し出して魅せよう!!!
……悪魔に惚れられると、要らないものまで押しつけられるから注意だよぉ……うふふふふ
【誰が、元凶で。この戦は、誰が起こしたもので】
【その前提が有るから、人は迷い無く戦えるのだろう】
ねえ、どうだいお姫サマ?自分が馬鹿だったせいで、国民がほら!ゴミみたいじゃないか!
本当に苦労させられたよぉ、だってキミの国貧乏なんだもん。ろくな武器もありゃしない
まがりなりに戦争出来るようにする為に、どれだけ頑張ったか分かってる?
その癖国民も国民さ。騎士さまが守って下さるーって、自分から動くのが大嫌いと来てる
キミがああやって王様牢屋に放り込まなかったら、まだ駄目だったろうねぇ
……分かる?最初っから、ぜーんぶボクの掌の上
だってキミ、頭悪いんだもん。おだてりゃ木に登る、只の馬鹿。ねぇ?
【前提は、崩れて、組みかえられた】
【では、誰と戦うのだろう?】
【それは、各人の正義に任される】
198 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 00:37:45.39 ID:tsBVe3QDO
>>190
────……っ、
申し、訳……ございませんわ
……少々、動揺して──おり、まして
【──きん、と】
【少女の胸元に下がるコインが、幽かに揺れた】
【紡がれた声は、容姿相応の儚いものであったが】
【このような戦場を「観戦」するような人間のものではなく──】
……私、も──
この国のことを……存じているわけでは、ございません
私は──ただ。
歴史の通り道を……身に来た、だけですから
【──ふわり】
【少女の周囲に浮かぶ火の粉が】
【妖精のような軌跡を残し──動乱の空気に溶ける】
【どうやら、敵意がないことは信じてくれたらしい】
199 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/20(日) 00:40:50.20 ID:5i0etzVqo
>>184
【接近され、静かに言葉を辿る
――――無論、彼女の耳にも、先刻の言葉が聞こえた
それは明確な始まり≠フ音、彼女も、誰も、望まぬ音】
【――――……仄かに、胸が苦しくなる、この二人の戦いの意味は、一体何なのであったのか、と】
……確かに……これは、受け入れなければ……ならない、運命かも……しれません
けれども、私は……この戦いに、意味を見つけました、戦うに、値する意味を……っ
【紡ぐ言葉は、痛々しく、紡ぐたびに、思わず口を押さえる、彼女
それでも、開かれた紫苑色の瞳は――――強く、思いを反映しているようで
まだ、諦めていない、ということを示している】
――――これは運命に抗う$いでした
……私にとっての運命は、此処で、貴女に負けて、全てを受け入れる、といった辺りでしょうか
けれども私は、最初に言いました――――運命≠、踏破する、と……っ
私は、この戦いに勝利し、処刑場へ赴き、運命を変えてみせます……っ
運命の扉は、ノックしないと開かないんですから――――……!!
Dead Memories=\―――……!!
【彼女の能力は、端的に纏めるなら記憶≠フ読み取りと再生である
この時点で彼女は、二つの記憶≠読み取っていた
その両方とも、空間の記憶、この空間に於いて起きた、二つの事情】
【一つが氷≠ナある、先刻、彼女へ降り注いだ、無数の氷の鏃
それらが、彼女の頭上に、制止して出現した――――……さながら鏡のように、眼前にあるであろう、貴女を映しながら
そして――――恐らくは、戦闘開始時から、考えていた、であろう、彼女の足掻き】
【――――――――くっきりと、夜空に浮かぶ太陽
位置にしてみれば、貴女の後方の空に、くっきりと、太陽が出現した
単純だ、そこに太陽のあった過去の状態を再生したのだ】
お教えしましょう……Dead Memories≠ヘ記憶≠読み取り、再生する能力
私が再生したのは、この空間の記憶、勿論、それぞれが、それぞれの性質を持っています……っ!!
……太陽は、お嫌いでしょうか……?
【吸血鬼ならば、太陽が苦手、というのは常識、であろう
単純ながらも、彼女の狙いはそれであった――――しかし、能力とはいえ、太陽のように強大なものの再生は、長くは持たない
故に、彼女は、氷を再生した――――貴女の眼前に鏡≠作るために】
【上手くいけば、貴女から、くっきりと見えるだろう、鏡に映る、貴女の後方にあるであろう太陽≠ェ
両方向から、日光が、貴女を焼こうと為す――――これならば、長時間の再生は、必要ないだろう】
【とは言ったものの、彼女に取っては、かなり、ギリギリの策である、言ってみれば、意地のようなもの
太陽の維持は恐らく数十秒程度、か、ソレが過ぎれば、太陽も、氷も無くなる
もし、彼女がこの間に貴女を倒せなければ、彼女の腹部に、蝙蝠が落ちて、彼女は意識を手放すだろう
それほどまでに、彼女は弱っていて……】
200 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 00:41:04.38 ID:bUIVhUJyo
>>198
歴史の通り道?
ってえとこの祭りはあるべきモンだったってぇのか?
【青年は少女の言う歴史≠ニいう言葉に興味を持ち】
(まぁこんなご時世争いなんざいくらでもあるんだがな……)
嬢ちゃん、預言者か何かかい?
【軽く冗談交じりな声で少女に聞いた】
201 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/20(日) 00:46:53.13 ID:rUXLkqaF0
>>194
!?
『!?』
【二人同時にそちらを見て】
……まさか気付かれずに接近されるとは…
『驚いたな…(ネコミミがカワイイ)』
【ネコミミ少女に対しかくかく反応し】
私は取材ですよ
マイナー雑誌《世界の眼》の記者をやってます
紅閻寺レンです
紅い閻魔の寺と書いて紅閻寺(こうえんじ)
【翡翠色の髪の女性は名刺を彼女に渡そうとし】
『私はただの傍観者だ』
『愛野海里(あいの かいり)って言う』
『アンタは?』
【眼鏡の女性はネコミミに対しそう聞く】
202 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 00:51:47.47 ID:fpPs+NhSO
>>195
>>197
……、……、……、
【――生きてる、】
【全員が全員、誰かを守ろうとした結果、か】
【掌をぐー、ぱー。動く。生きてる】
……、……、……
【対した運動はしていないはずなのに、息がこんなにも荒いのは、何故】
【生きていられてよかった、という安堵から来ているのか】
【守護の手の届かなかった人々が倒れ伏しているのを見て、戦慄しているのか】
――――――全部、全部全部全部っ!! テメェのせいかよ!!?
【――それもある、けど、多分】
【一番の要因は、きっと、「元凶」への怒り】
【同時刻。少しでも関わった国の行く末を見届けようと、何処か高いところで「見ていた」人影、ひとつ】
【金の髪と、金の瞳と、黒い靴の少年。名をアサヒと言うのだが、今はどうでもいいことか】
……………………軍、師…………?
【戦慄く唇は、それだけ、溢して】
【見たことのある人物が、破壊のかぎりを尽くすのを。呆然と「見ていた」】
203 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/20(日) 00:52:04.62 ID:/wmuRG/l0
>>188
(奴の能、力?)
(…、レイ……、ゼビレイ。暴れ回るのは結構。しかし、お前100%の力は出すなよ?
其のままやったら、オーバーしてしまう。まぁ、どうでも)
ダマレ!!
( 《機能回復》
《危険物飛来》
《"早急"に退避せよ》)
【考察した頃にはそれはいない。苦い記憶。それを吹き飛ばして】
【彼が不利な状況には変わりない。しかし、やり遂げる目的がある】
……、出力、100%!
(《出力100%》)
【其の目的は命を護らねば始まらない】
(《計算開始……》)
(《跳躍体制》)
【ばしゅん。】
【
>>160
の砲弾をかいくぐり一瞬で宙へ向かった。彼が居た筈の所には、小規模ながらクレーターが出来て】
【宙に浮いた彼は、左手をローブの中へしまいをま探るのであった】
204 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga]:2011/03/20(日) 00:53:02.76 ID:pFt9BI0a0
>>180
>>195
っく、ぁ……あ、……ッ、……こンな、とこ、で……!
【ふらり、と。血の滴る左肩を上下させながら、昴はぎり、と歯を食いしばって】
【とにもかくにも、状況把握に努めなければ――】
ッ――、新手、……?――(いや、それよりも――)……「ルーミア」……
……――――ッ、『ルーミア』ッッ!!
【突如現れた、異質たる青年。降り注ぐ砲弾の雨。襲撃せし、かつての居場所】
【しかし、少女がこの状況で最も気にかけたのは。処刑台上、その一点だった】
【今、あらん限りの力を振り絞り。その名を、叫ぶ】
――、生きてれば……何度でも、戦える
そう言ったのは、どっちさ……!
戻らない日があっても、新しい日が掴める
……それは、私自身が証明してるッ――――!
【そして、荒い息を零しながらも、ウォルフへ向かってそう紡ぎ】
……私は行く。あの場所へ。……――――ッ!!
【それだけ、早口に言い切れば、昴は傷ついた体を無理矢理引きずるようにして、疾駆を開始しているだろう】
(――ピンク、スクァーレル……ザンシアっ……!
ノクトクルセイド……洗脳されてた時でさえ、全く記憶に無いッ――
……くそっ、くそっ、……くそッ……!)
――――ルーミアぁッ!!
【――「敵」の姿が見えない。それは、己の視界が霞んでいるからだと気付くのに数秒かかった】
【砲撃によるダメージだけではない。度重なる緊張、魔力の行使。加えて最大火力の銃撃】
【あらゆるファクターが、彼女の体を大いに蝕んでいた――『敵』。ザンシア……!】
(――距離は、目測10メーターと少し、……?くそ、なんで見え難いッ……
ヴァイパーじゃ最大火力でしか届かないッ、……けど、今は、ッ――く、ッ……!)
【ぼたぼたと。左肩からの出血が酷い――左手。昴にとっては全ての要となる部位だ】
【彼女は、魔力を左手にしか集束できない。此処が潰れれば、ヴァイパーすら飾りとなる】
【だが、構っているヒマはなかった。彼女はただひたすらに、砲撃の雨の中を。この混乱を利用して】
【処刑台の方へと、我武者羅に駆け抜けていくだろう】
205 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 00:54:56.79 ID:BArGEkj3o
>>195
>>197
はっ……ぅ、く。
【一度に魔翌力を放出する、その喪失感に、身体を悪寒が走る】
【だが、まだ倒れるわけにはいかない。何も終わっていないし――あるいは、まだ何も始まっていない】
……こんな、こんなこと……!
【――出来うる限り、最大の防御壁を展開した】
【だが、周囲を見渡せば、まるで玩具のように打ち捨てられた、人々の倒れ付した姿が広がる】
【城壁の上の悪魔を名乗る、少女の事も気になるが――】
【――目の前の鉄兜の処刑人、そして未だ処刑台に在る、ルーミアの方へと注意を向ける】
……ルーミアさん、ご無事ですか?
【――ザンシアの、嘲るような言葉は、おそらくルーミアに向けられての物だろう】
【処刑台に対する加撃がなかったことから、肉体的なダメージはないだろうが――】
……あなたは、これ≠、知っていたのですか。
【法剣を手にした処刑人は、この砲撃が始まる前に、確かに『計画』と口にした】
【――別の要因についての言だったのかもしれないが、気になった以上は追求せざるを得ない】
【――ザンシアについても。聞きたいことはいくらでもあるが――】
【――今、現実的に、ザンシアに注意を向ければ、この処刑人に喉元を掻き切られてもおかしくは無い】
【それゆえに、あの城壁の上の悪意の塊に向けて、ぶつけたい怒りを、処刑人へと静かにぶつける】
206 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/20(日) 00:55:15.59 ID:BpAPM3hAO
>>196
《俺の中ではまだまだ…決められる手は揃ってない》
《"国"を相手にするにも及ばぬ役…"世界"と闘り合うには…時間がかかる》
【翼のブースターから勢いよく瘴気が吹き出し始め、徐々に"キメラ"の巨体を宙に浮かせていく】
《一つだけ…最後に言っておこう》
《お前に"制御"する方法を教えれば…差はイーブンどころじゃないほど広がる》
《優位に立つ順番は俺が先だっただけだ…次は物資で勝るお前が上になる》
《だが、俺には"首輪"は無い》
《勝負をしなければいけない…そんなルールは俺には無いんだ》
【肘の関節から瘴気を放出し、空中で方向転換、アナナスに背を向け】
《管制室には良い椅子を設置しておけ》
《自力の旅行はもう飽きた》
【最後の注文をし、黒い一筋のラインを描きながら、"それ"は飛び立って行った】
/長い時間お疲れ様です(・ω・`)
//レス遅くて申し訳なしorz
///んじゃ、ちょっとレポートの詳細書いてきます(・ω・´)
207 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 00:55:49.74 ID:tsBVe3QDO
>>200
──仮にも一国の王族の処刑
其れが賢君であろうと暴虐の限りを尽くしたものであろうとも……
その斬首が賑わいを見せるのは容易に予想出来ますわ
いえ──公開処刑そのものが。いつの時代であれ盛況を見せます
過去の歴史を紐解けば……そうならなかった史実を探す方が困難でありましょう──
【少女はしばし、青年の方を見ていたが──】
【やがて、起こっている出来事を見逃さないように】
【王城の方へと──視線を戻す】
それに──私は、預言者などではございませんわ
ただの……。……考古学者を父に持つ、一介の娘にしか過ぎません
【──一介の?】
【それは、本当のことであろうか】
【先ほど見せた、「敵かもしれない者」への反応。明らかに持つ、能力】
【少女の対応は、確実に──闘いを知っている者の、其れ】
208 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 00:56:20.99 ID:LmI6Ljpho
>>201
”雑誌記者、ですか。お仕事ご苦労様です”
【おとなしい動作で名刺を受け取り、軽く頭を下げる少女】
【軽く眼を通し、世界の眼、という単語に眼を留めた】
”…マイナー雑誌。ふむ今度書店で購読させていただきます”
【ちょっと紳士的な口調で社交辞令を述べると、再び視線をあの地獄に戻す】
【少女は傍観者、と名乗る眼鏡の女性に対して、自分も似たようなものです、と答えた】
”伝聞に誘われて、やってきたのです。『ここで何かある』。それだけ”
”常識に疎くてね、機関だか唇だかなんだか知らないけれど”
”…そして出遅れて、途方にくれているのですよ”
【自嘲気味な笑みを浮かべ、頭を掻く】
【イラついているのか、尻尾が下を向いたまま高速で揺れていて】
”そうですか、アレが…『敵』”
【城を見たのか、或いは何か聞こえたのか、耳を揺らして、呟く】
”…失礼、僕は、ブルーライン”
”蚊帳の外の、同じく傍観者です、ミスレン、ミスカイリ”
【お見知りおきを、と少女は頭を垂れた】
【野性味溢れる外見に反し、仕草は淑女…いや紳士の形式に近い】
209 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/20(日) 00:57:19.21 ID:BKRX+dGj0
【金の国 山岳部】
【正に今その時、金の国は眩しい光を放っていた】
【賛同者と反対者がそれぞれの思想を描いた旗を掲げて戦う、本物の騎士の戦場】
【峠の下に広がる、一人の命を巡っての戦火の最中なのだ】
【そして、その眺めを越望出来るスポットの一つで、黒いブーツが砂を踏み躙る】
―――――あぁーぁ……。
……派手で楽しそうだなぁ、オイ
処刑人*シ乗る奴が処刑に参加しなくて、どうすんだってんだよ
【処刑に賛同の意を示す言葉を口ずさむのは、旧ナチスを彷彿とさせる憲兵帽を被った“嫌な”威圧感のある男】
【革製の黒いジャケットからは、赤いインナーが見え隠れする】
【黒いベルトにきつく締められたスラックスとブーツが、その男の雰囲気をより醸し出す】
【その手には長く太い軟金属製の、小さな無数の鈎針が細かく備え付けられた金色の鞭が握られているようだ】
女王様をブッ叩いて拷問するなんて、俺のストライクゾーンだっただけに――本ッッ当、残念だぜ…
まぁ、舞い込んで来るハグレを潰しゃあこの溜まった鬱憤も晴らせるだろうな…
【流石にあの乱戦に加わるのは危険だが、自身の“敵”となる存在は周囲に少なからず存在するはずだろう】
【混乱の最中、どんな思想を持った人間が現れるかは定かではない】
ゾクゾクしてくる…堪らねぇ…
【脚を何度も捻らせて地面を摩り下ろし、呼吸が少しずつ乱れ――その少し黒味がかった頬からは汗さえ垂れ始めた】
【彼は罪人を、悪を、反対派を、静かに待ち受ける――】
210 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sagesaga]:2011/03/20(日) 01:04:24.27 ID:Ij2SrtVP0
>>400
【本来は、別の用途に使う予定だった氷像を、パラソルが如く】
【両腕を広げさせた状態で――自分の上に、覆い被さらせてしまう】
【さて、ひとくちに吸血鬼と言っても、実は様々な品種が有る】
【それを精確に纏めた書物は恐らく存在しないが――その一例は今、シオンの前にある】
……その、身体で?
今から、運命を変えに行くだと?
――回りくどい手は使わず、素直に“爆ぜさせる”方が、療治になったか…
バカめ
【そこにある限り無限に降り注ぐ日の光を、完全には防げるはずはないのに】
【この吸血鬼は――溶けも、掻き消えもしない、ただ痛がるのみ】
【相当な苦痛は感じていると見えるが、この調子では1時間日の光を当て続けた程度では、殺せない】
【――櫻芽は真祖にあらず、そして超常の怪物にもあらず】
【「日光」や「流水」と言った、メジャーな弱点として列挙されるものの多くを、克服した代わりに】
【大衆的にイメージされるほど圧倒的な力を、持ち合わせていないのだ】
【他より優れたる所は、血や煙を吸わせただけで物体を支配する、その能力ただ一点】
ふん‥…‥。
………太陽を好む吸血鬼など、この世に居るものなら力を尽くして私が屠ってやる!
【余力を失っていけば口数も。後をつけるように少なくなって】
【鼠の鳴くみたいな惰弱な声が、口惜しさにまみれた声が溢れる】
【―――ごほ、と、原因自明の吐血】
【「日焼け」で真っ赤っかになった手に降りかかったが、前後の違いはよくわからない】
【太陽光照射が終了したのちも、櫻芽はその場を動こうとしないだろう】
【――思うように膝が立たないのも、拳を振り上げられないのも、こうもりが言うことを聞いてくれないのも】
【みんなみんな、ここまで来てしまえば、抗えないサダメ】
【本来のタイミングから遅れて、「制御を失った」コウモリが落ちて来るだろう】
【最期の抵抗――では無い。ホントにもう、搾り出す力も尽きたのだ】
【機会どころか、高度もスピードも姿勢も着地地点すらも、威力を下げる方向に変化しているのだけど――】
211 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 01:04:54.05 ID:78vLhjSko
>>195
>>197
>>204
【──ただ沈黙することしか出来ず、無様を晒す悪魔二柱は、】
【まだかろうじて息の残っている間に、最後の魔力を紡ぎ、思念】
【リリセールとアーレカンテの肉体が、黒い薔薇の花弁に包まれていき、】
【ブランデーの香を孕んだ一陣の風と共に、その姿を霧消させた】
【──最後に、緋光で構成された文字を、その場に残す──『Goetia』】
【──ざり】
【ただし、それも、幽鬼の如く前へと踏み出していく青年の靴裏が、すぐに踏み消した】
「……──紅、茶を、淹れ、ま、しょう。毛、布は、いり、ます、か」
「傘、を、差し。ま、しょう。濡れ、る、と、いけま、せ……ん」
「そう、です……これ、が、魔、術、で、す」
「そう、だ。火、の国、か、ら、帰た、ら」
「……も、と、す、ごい、魔術を、……、っ……」
【思考も言動も支離滅裂で、もはやそこに何の意味も含まない】
【泣いているのか、笑っているのか、或いはそのどちらも混在したような表情で】
【無明に塗りつぶされた双眸、その右の瞳は、ザンシアを見据え、左の瞳が王女を見ていた】
「──……そ、れで、良いの、で、すか、ルー、ミ、ア、王、女」
【──同時、その身体が揺らいで、昴と同じように前へと足を踏み出していた】
【疾る、というよりは最早、只管前へと転び続けるような、前進だったが、それが止まることはなく】
【青黒かったり、赤黒かったりする、狂った色彩の血を滴らせながら、】
【その瞳が求めるのは、最早勝利だとか正義だとかではなく、王女の言葉ただ一つのみだった】
212 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 01:05:12.60 ID:O9XulfqSO
>>181
……それはもう、クオリアとかそういう……言わば、個人の認識の話、だよね。
仮にこの空を見下ろしたとしても、その景色が君の見た空と――――いや、これは余計な話かな?
【屁理屈を叩きながら、音に目を引かれるように顔だけを上げ、其方に視線を固定して】
【青年はぼんやりと、その様子を観察する。ぱさり、頭上から滑り落ちかけた帽子を押さえ】
【くぁ、と小さな欠伸を零し。涙腺を刺激されて滲んだ視界を、もう片方の手で拭うと】
【ただただ無機質に、瞬きの一つすら、しようとはせず――――】
高さ≠フ話だよ、足でこの円環(ループ)≠抜け出せなくたって、只管に高く高く飛べば、或いは。
――――いや、単純に過ぎるかな?忘れてくれて構わない。全く……って、あれ?
【と。彼は打ち付ける柄から、不意に振り向いた彼女へと視線を移し】
【思わず、息を呑んだ。――魅了された、と言う訳でなく、何故だか酷い既視感に襲われて】
【すう、と鼻腔を満たす甘い香り。この蒼銀にも、確か――――】
【――洞々とした、暗い昏い黒の瞳と、吸い込まれるような赤紫の瞳が、交錯する】
辛辣。……百年生きるのは一寸無理だけど、その分努力すれば……まあ、何とかなるかなぁ?
この程度で少しでも――独りで居るよりは、有意義な時を過ごして貰えたなら。光栄、だね。
【靡く黒髪、ブラックスーツ。上から下まで黒尽くめの、葬儀屋めいた長身の青年】
【風采の上がらない、それでも人懐っこい笑みを浮かべて。彼は、】
まだ、戻ってないんだ。名前――――真も偽も当に失せた身からすれば、ほんの少しだけ羨ましいや。
正体、不明。……俺は、χ以上でも以下でもないから、ねー。それじゃ、縁があったらまた♂スれ。
【名残すら遺さず、まるで最初から居なかったかのように消失した少女に向けて】
【ひらり。そんな言葉を掛け、小さく手を振って見送った】
//あわわ、目茶苦茶遅れました申し訳ありません!
//お疲れ様でした、有り難うございましたー!
213 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sagesaga]:2011/03/20(日) 01:05:21.43 ID:Ij2SrtVP0
//なにをまちがえたのでしょう
//
>>210
は、
>>199
(シオンさん)に向けてのレスです!
214 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/20(日) 01:06:20.81 ID:Ttnk5B2W0
>>208
ありがとうございます
【ニコリと微笑み】
【ついでに《世界の眼》は世界情勢からオカルトな噂に隠れた名店を紹介する雑誌である】
【ついでに青義同盟の広告も乗ってる】
『…なるほどな』
『ああ…間違いなくあの演説してる奴が今回の黒幕だろ…』
『周りが煩いし遠くからじゃなんて言ってるかわからんが…』
【海里は右手を力強く握りそういい】
にしても…あの人はなかなか頭の回りますね
恐らくルーミア王女と国民軍…二つを操ってたんでしょ
(悪魔……いま確かにアイツからそう聞こえた!!)
【睨むように遠くの黒幕を見ながら】
『ブルーラインか…』
よろしくお願いしますね
215 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 01:06:53.65 ID:bUIVhUJyo
>>207
まぁ、野次馬は多いもんだ。
人の死なのに盛り上がるというのは皮肉なモンだがよ
【青年も王城のほうへと視線を戻し】
考古学者ねぇ……、夢があっていいじゃねぇか
(一介のねぇ……)
(あの火……、明らかに異質な能力……それにこの子…)
【青年の反応…何か少女が普通の少女とは違う異質のようなモノを見たような】
【何か違和感を覚えながらも】
まぁいい、オイラは戦いにきたわけじゃねぇ
ま、しがない旅人だから争いに巻き込まれてもそこにいる民衆みたいに逃げるしかねぇんだけどな
【青年は冗談交じりな表情で笑いながら話している】
216 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 01:07:36.58 ID:PwLXFodAo
>>195
>>197
【傘、それは姿だけ似せた偽物】
【法具の形を取り、しかし本来の効果は無い、物理的な防御のみ】
【構造も単純で見返せば欠陥だらけ、特にその中心】
ンの野郎……め、アイツか、アイツが元凶か……。
【傘は役目を果たし、消失する、腕も同じく】
【突き上げた右腕は僅かばかりだが削られて血が流れる】
【仮染の右手も砕けて散った、こればかりは生身でなくて良かったのだろう不幸中の……である】
お前が狂わせたのか、お前がこの状況を作ったのか。
いや、それよりもそうだ…………皆は、無事か?
【もはや言葉にならない程の感情が渦巻くが、先ず仲間の心配だ】
【無理矢理頭を落ち着かせて周りを見回す、どうやら仲間達は生きているようだ】
【よかった、と胸を撫で下ろし……そして悪魔のような敵を睨む】
じゃあ次はお前だ、テメエだ……ザンシアァァァァ!!
【傍らに転がされた刀を左手のみで持ち直し】
【軍師へと、魔弾を号令を放った人物へと掛けてゆく】
217 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 01:09:13.44 ID:EEeLXE+8o
>>191
…あ、あああああああああああああッ!!!
【当然、片足をボロボロにすればもう片方の動く足を重点的に使用するのが人間の心理…だから二発も持っていながら片足を潰したのだ】
【そうすればもう片方の足に動きが見えれば次の動きは大体予測できる…そう踏んで行動を起こしたのが幸いした】
【このままでは地面にたたきつけられる…そう思った彼はとっさに左の拳銃をホルスターに戻し槍に手をかけて行こうとするだろう】
【―――簡単に取れない槍を、それでも無理矢理に引き抜いてやるために】
【それが自身にどれだけの『痛み』を与えるか分かっていながらも…身体の局部的なダメージに留めようと判断したのだ】
あ、ああ、ああああああああああああああああああああああああああああ―――――――ッ!!!!
【当然ながら、かえしのついた槍を引き抜こうとする以上は…そのまま貫いた右肩内部をズタズタに引き裂く事に繋がる】
【まるで内側の痛覚神経を無理矢理ナイフで乱切りされるかのような、そして骨をガリガリと削られるような、耐え難い激痛がノビタを襲う】
【そして引き抜く頃には…叩きつけられはしないにせよ結局地面に転がる】
…あ、があああッ、うあ…あああッ!!い、痛…があッ!!
【これまで大出血するような負傷を受けた事もあったが、今回のダメージはこれまでの人生でベスト3にランクするほどの出血量かもしれない、とノビタは思っていた】
【内部でかき乱されるような痛みが響き続け、視界が赤くなり、意識がぼやけそうになる】
【しかし、それでも転がる方向は青年から離れる方向へと向かう方向を決定つける事は出来た…】
【ここまで来て、まだ本能的に生き延びる最善の方法を取ろうとする『執念』、それだけの傷を負ってなお立ち上がり続ける『意思』の強さ】
【完全に意識が飛ぶ前にこの男の意識を刈り取って現場へと向かわなくてはいけない、それだけの執念を見せながら】
…あれが、見えたか…あのザンシアとか言う貴族、言ってることの意味は理解できるよなあ兄ちゃんよォ…!
ルーミアは…クソッ、あの理屈屋が踊らされたなんて考えたくもねーけど…あの石頭はあのクソ野郎に踊らされてたんだとよ…
なんか、痛みでルーミアの処刑を止めるとかを、あいつや周りの騎士とか、助けに来たお人よし共の配慮まで頭が回りそうに…ねーけど…
【傷を抑えつけながら立ち上がり、ザンシアに意識を向けながら青年を見据えて言葉を投げかける】
【壁に自分の身体を預けながら、傷を抑える左手を離し、再びホルスターから拳銃を抜くと…ガタガタ震えながら前に向ける】
…あいつの言ってる事が本当なら、オレは…あのうすら笑いを…人の意思を惑わして街を泣かせ、国を泣かせて悦に浸ってるゴミ野郎があそこにいるって言うなら…
オレは…オレはあのツラァぶちのめさなきゃ気が済まねえ…
どうした…アンタの信じてた物も今…あそこのゲス野郎に…崩されつつあるぞ…オレと戯れてていいのか…こんなゲスな終り方をあんたは許すのか
このままだと…なんもかんも悪い方向に向いて一生後悔したくなっちまうぞ…それが嫌なら…早くオレを通してもらおうかッ!
【それが最後の力を振り絞っての『交渉』、あるいは『説得』か…そうでなくても彼はこのまま聞き入れてくれる可能性は少ないと判断する】
【仮に邪魔をするなら受けて立つ、そういう意思と共に銃口を青年に突きつけるが】
ぐ、うぐ…
【だが、そこで力尽きたと言わんばかりにそこでどさり、と両膝を突き、再び銃を持ったまま傷を抑え始める】
【ゼェ、ゼェと息も絶え絶えになり、顔からは脂汗が滲み…仮に切り抜けたとしてもこの状態で向かうつもりなのかと問いたくなる】
【どう見ても、戦闘が続行できる状態に見えない】
218 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 01:09:33.76 ID:5DqF/5x8o
>>209
【ざりっ、ざりっ】
【地面をゆっくりと踏み鳴らしながら、その人影は歩く】
ちぃっと、遅れたみたいだな。
……俺の出る幕は、無さそうか。
【男を観もせず、眼下で広がる戦いを見てそう呟き】
【――――そこに居たのは、一人の少年】
【ハリネズミのように逆立てた短い白髪が、夜闇を裂くようで】
【着崩した学ランは、少し不良ぶっているようにも見えるが、それ以前にボロボロに破けている】
【腰にはベルトポーチが巻かれ、仕込杖が差してある】
【そして何よりも、目を引くのは、其の目であった】
【右目には、一閃の傷が趨り、開くことはなく】
【左目だけが、爛々と銀色の光を放っている】
――お前。
【隣に居る男に、静かな瞳を向けて】
・ ・ ・ ・ ・
どっちだ?
【そう、問いかける】
【処刑賛成派か、反対派か。そう問いかけているのだろう】
219 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 01:10:19.20 ID:h/2TvrRWo
>>195
>>197
……がっ………ぁ…………
【威力が軽減されているとはいえ】
【下腹部に一発、右肩に一発の魔弾を受ける】
……………。
【様々な負の感情が、双葉の心に襲いかかる】
【守れなかった人々がいるという無力感】
【沢山の命が奪われたことによる悲しみ。そして────】
────ふざけんなよ。
【───諸悪の根源への激しい怒り】
【感情に呼応して色を変える双葉の瞳】
【最近は空色をキープし続けていた其れが──"激情の赤色"に染まる】
ぶっ倒す───てめぇは、絶対にッ!!!
【そして、左手へと魔力をチャージし始める】
【現状攻撃を受けていない上、移動などもしていない以上、集中して行える】
【そのため、魔力が溜まっていく速度が通常よりもかなり早い】
220 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 01:11:31.87 ID:oXcttdzDO
>>212
/お疲れ様でしたー!
/楽しかった&絡み自体久々だったぜ!
221 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 01:11:38.56 ID:1NiPiKzSO
>>203
【ばりん、ばりん】
【その『音』は「移動する」……ミストドラゴンが消えた地点から、少しずつゼビレイが現在居る「空中」、その「真下」へ】
【確実に……“動いて”いる】
【一見「回避」だけの能力。しかし……それだけでは無いのは「明確」だ】
【そして……ゼビレイのちょうど「真下」で、ばりん。音が止まった】
【それと共に、空間が破れて。ミストドラゴンが「吐き出され」、空間は閉じる】
真下が、がら空きだよ。
【そして、彼は。上に向けて「ギター斧」を勢い良く振るう……放たれるのは、音魔翌力の刃だ】
【演奏を伴わずに放たれたそれは……威力こそ低いが、命中すると“振動”がゼビレイを襲う】
【更に】
【ばりん、ばりんばりんばりんばりんばりんばりんばりんばりんばりんばりんばりんばりんばりん】
【亜空の怪物は、まだ“いる”】
【空間を鳴らしながら……ゼビレイの背後へと、少しずつ「移動」している】
222 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/20(日) 01:12:48.46 ID:5i0etzVqo
>>210
【太陽が掻き消えて、夜闇が満ちて――――……静かに落ちていく景色
瞼が落ちて、薄くなっていく視界は、既に限界、ということを示す、指針となって
自身の常識が通用しない相手に、微かな――――羨望を、覚えた】
【溶け行く雪のように、果て行く氷のように、とろり、と彼女自身の意識も夜に溶けていく
――――そして、それを後押しする、蝙蝠】
(……――――やはり、まだまだ、私では足りませんね――――……っ)
【静かに瞼を閉じると、ピクリとも動かず、ただ老け行く夜に、照らされるだけで
けれども、どこか、その表情には、満足感が感じられた
恐らくは、真っ向から砕かれて、ある種の満足感を得たのだろう】
【そして同時に感じさせるのは――――……瞼から零れる、一滴の涙
策があった≠フかもしれないまだ戦いたかった≠フかもしれない
いずれにせよ、理由は定かでなく、勝者が決まった――――……】
223 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 01:18:11.88 ID:jEd5DXyDO
>>206
(俺を頼る辺り・・・奴もまだ役はそろってないのは本当だろう)
(さて・・・人工宝玉・・・他の奴らにばれても不味いが・・・隠し通すのも困難・・・)
(―――取り敢えず先ずは・・・)
【グレアムの残した黒いラインを見ながら携帯を取出し】
・・・俺だ・・・・・・計画だが大幅に変更が必要になった・・・帰ったら詳しい話をする。
後、ナンバーズに部下を何人か推薦する。
それ関係の書類も頼む。
あぁ・・・そうだ雇っていた奴ら・・・何人かは解雇か・・・死んでもらうことになるな。
あぁ、それと重要な事を忘れてた・・・・・・
超一流の椅子職人・・・そうだ椅子職人・・・戦艦関係の椅子作れる奴・・・居たら適当にさらっといてくれ。
俺が戻るまでに準備頼むぞ。
【そして携帯がきれ・・・いつの間にかアナナスの姿も闇の中に消えた】
/そちらこそ乙かれさまです
//いえ、自分の方が結構内容薄いくせに時間かかってた気がします。すいません。
///グレアムさん格好よかったっす・・・たいしてアナナスはショボい(´・ω・`)・・・まぁ最初からそうだったけどね。
////すいません最後まで手を掛けさせてしまって・・・人工宝玉、大切に使わせていただきます。
224 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 01:19:48.19 ID:LmI6Ljpho
>>214
”そのための耳と眼です。性能に自信はありますよ”
【頭についた三角形に手をやり、二回ほど動かす】
【それから海里の呟きを捉え、溜息】
”…ああ、よくあるパターンですね。そして混迷へ、と”
”反吐が出るほど見た…あの手の、術中謀略を駆使して誰かを踏み潰す、『敵』”
【ブルーラインは口を噛んだ。糸目が薄く開き、隙間から蒼い瞳が露出する】
【その深く暗い色の奥で、何かが猛り狂っていた】
”…けれどまぁ、止むを得ませんね。泣いても笑っても死者は帰ってこない”
”それで、今あそこに行くと、どれくらいの人が地獄で救いを求めているのでしょうか?”
【つい、と視線だけが二人へと向く。炎の明かりの中でなお、その蒼は輝いていた】
【如何な力が働いているのかはわからないにせよ、そこに浮かんだ感情は迅速な回答を求めているようにも見えた】
【勤めて冷静に、かつ、奥に炎を圧縮しながら】
225 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 01:22:05.25 ID:tsBVe3QDO
>>215
──人の死、だからこそでは、ないでしょうか
処刑という罰を下される方は……その大抵が、かつて大きな罪を犯した方
殺人や──反逆
それらは決して、簡単に行えるものではございません
そして──それを行ってしまった……民衆にとっては、「大きな力」を持った方々が「死」に屈する姿を見れる
きっとそれは、「彼ら」にとっては何よりの甘露
強きを貶し、弱きを叩く──
それは、民衆の在り方ですから
【眼下に広がる光景を、ワンシーンたりとも見逃さぬよう】
【少女はただ。事実を見続ける】
【紡ぐ台詞は。ただ淡々と発っせられており】
【知識を言葉に変えて垂れ流している印象を、受けるやもしれず──】
……最も。私も父と同じ道を歩むかどうかは──分かりません
私の未来は……私ですら、まだ決めかねています故に
それにしても──旅のお方、でしたか
随分と……音を隠すのに長けた旅人さんですのね
【──紡がれる言葉は、矢張り】
【静かな、静かな其れだった】
226 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/20(日) 01:24:53.55 ID:BKRX+dGj0
>>218
――ん?
(…片目を失った男、ってか?)
…
【足音にそっと振り向き、質問を受けたことを理解するのに少々の間が開く】
【今ある状況を少しして把握し、帽子をつまみながら頷き】
何だ、そりゃ賛成に決まってるだろ?
あんだけ非道を働いたんだ、女王様を庇う連中なんか気が狂った奴等だけだ、そうだろ?
【気になって仕方ないのか、彼方の戦いに目をやりつつ返答する】
【この言葉を言い換えれば、王女を護らんと命を懸ける者達を全否定する一言だ】
…もしかしてお前も賛成派か?そうだよな?
そうだったら楽しもうじゃないか、この光景を――
【戦が佳境に差し掛かった事を察知しつつ、尚その表情には笑みが浮かび続ける】
【――が、そっとその表情から緩さが抜け】
――…まさかお前、処刑反対とか言わないだろうな?
…え?
【鞭を握る手に、筋肉の引き締まる音が小さく響く】
227 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sagesaga]:2011/03/20(日) 01:25:08.00 ID:Ij2SrtVP0
>>222
(……≪R.I.P.≫………あ々、ウェル子だけでは無いのだな)
(手段を選ばない、目的の為に全力で疾走する――組織の思惑すら超えて、そんな者達が)
(―――これに対しては、身の振り方を考えるべき、だな…。)
【櫻芽も、受けた被害は甚大である】
【こちらはこちらで、意識が途切れるまで、外の事を考えているのだが】
【すぐに、それすらも出来なくなる瞬間が来る】
――シオン、エルミ、オール………
【制御から離れたら、ただの障害物に成り果てた氷像を抜け出したことで】
【限界点に達した意識は、「何か」を紡ぐことを許さない】
【――東西、完全な痛み分け】
【しかし、精神の面では――誰の目にも、シオンの勝利は明らかであるはずだった】
//ここで終わり……でしょうか? お疲れさまでした
//伏線とか、活かせなくてゴメンナサイ…。
228 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/20(日) 01:25:57.78 ID:5i0etzVqo
>>227
/乙でしたー!いやいや、愉しかったぜー!
229 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 01:27:20.27 ID:KVcTmVQ+o
>>217
ぐぅ……くっ……!
【ガン! と硬い音を立てながら、槍を地面に突き立て、それを両手で持って支えとする】
【重点的に脚を狙われたダメージのせいで、ここまでしなければ最早立っていられないのだ】
【銃弾で貫かれた痛みで表情を苦悶に歪めている】
く、くく……鬱陶しい話だ……何を信じていたわけじゃねぇが、こんな世の中で国を一つの物差しにしてたのが裏目に出るとはな……!
【顔に痛みによる脂汗を滲ませながら、苦い笑い声をあげて悔しそうに呟いた】
【彼もまた、自分の思う通りに行動した人間の一人なのだ】
【それがこんな結果を迎えて、腹が立たないわけはない】
全く腹が立つぜ……最も明確な”ゲス野郎”が目の前に居るってのに、それを殴りに行くことも、まして殴りに行けるやつを、自分の手で潰しちまうんだからな……
間抜けな話だ……!
【何よりも彼は、自分自身に腹が立つように、そう言い放った】
【槍を引き抜き、それを杖代わりにして片足で何とかノビタの元へと歩いていく】
【隣まで行くと、仰向けになって倒れこむ】
……おい、まだ動けるか?
いや、動く意思はあるか?
【ぜぇぜぇと息を切らせながら、彼はノビタにそう尋ねた】
230 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/20(日) 01:28:21.55 ID:55IID98T0
>>224
『さあな…』
『だが、今私がする仕事ができた』
『さきに私は行くよ』
【そう言うと海里は建物から飛び降り】
【逃げる人々の避難誘導にいった】
同じく私にもわかりませんよ
ただ今できる事をするだけですよ
海里は避難誘導
私は真実の執筆
アナタはどうしますか?
ただ傍観してるだけですか?まあ…あそこに行くのは恐らく邪魔になるだけだと思いますよ
【相手の眼を気にしないで普通にそう言い】
ココア飲みます?
【何処からかココアを取り出し彼女に渡そうとする】
231 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 01:29:46.06 ID:uTDVfXI6o
──。魔翌力調整、変換率はまずまず、と。
【──町外れの草原。手に漆黒の刃を片手に、“実験”を繰り返す男。】
【具体的には手に持つ刃に魔術の機能を決める“術式”を書き込み、刃を横一閃に振るうと共に“黒”の閃光を発射する、といった一連の動作を繰り返す。】
……っとブレた、中々上手くいかねえな──
【何らかの“攻撃方法”を習得しようとしているものの、放たれる“何か”は形が定まらず、時折失敗して“刃”の時点で爆発する。】
【独学での魔術の実験は、あまりにも危険なのだが───】
232 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 01:30:51.29 ID:bUIVhUJyo
>>225
オイラは偉いお人でもねぇからなんともいえねぇが・・・
オイラが分かってるのは力があるなら弱い者のために使うってことぐれえだな。
【真剣な表情で話した後】
そうだな、自分の人生は自分できめねぇと……―――
――――後悔しちまうからな……
おっと、嬢ちゃんが祭りに夢中になって気がつかなかっただけだぜぇ!
【青年がはいているのは下駄である、ただでさえ音がなる履物……】
【音も気配も感じさせないというのはこの青年もまた、能力者のようなモノなのだろうか】
233 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 01:31:10.42 ID:5DqF/5x8o
>>226
……ああ、そうかもな。
気が狂ってる、割と正しい事だ。
正気の沙汰じゃない。
【同意するように、そう言って】
【しかし、続く相手の問いに、相手の目を見据えて】
俺は、反対派さ。
アイツは、間違ってはいたが、アイツはアイツで“正義”を持っていた。
ルーミア・フリデリーク・ルイザ・オルブラフト・ゴールドウィンは、処刑されるべきではない。
もう一度、やり直し……いや、やり直せないかも知れないがな。
……其れでも、チャンスを与える必要はある。それだけだ。
【だらり、と腕からは力が抜けており、戦えるようにも見えない、よく見れば少年は傷だらけだ】
【しかし、次の瞬間には、その目に静かさが消え、苛烈な炎を宿す】
舐めるなよ。
この光景を見て楽しめるほど落ちちゃいないんだよ。
お前みたいな屑と一緒にするんじゃねぇ。
【そう、確固とした意思を持って、言い放った】
234 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 01:37:10.10 ID:EEeLXE+8o
>>229
…………
【今の言葉を聞いて、ようやく言葉が通じたのか、と悟る】
【動く意思はあるか、それに対して答えるのにも時間がかかるほどの消耗、目の焦点が合わなくなり始めている】
【しかし、彼は一度膝を突いた状態からまた立ち上がり、こう告げた】
…あっちに吹っ飛んだ『ケルベロスU』のトランクに救急キットがある…あれで手当てすればまだ十分に動ける
あんなんじゃあ右肩は完治しねーだろうが…まだ動ける、まだ立ち上がれる
【それが質問に対する答えだとでも言わんばかりに、彼は満身創痍の身体を芋虫みたいに引きずりながらまだ前に進み続けている】
【今にも、力尽きて倒れそうな状態で】
235 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !red_res]:2011/03/20(日) 01:37:59.31 ID:ANqSG/j+o
>>202
えー?ボクのせいじゃないよぉ、この馬鹿なお姫サマのせいだってば
分かりやすかったよ?何をしたいのか、どういう方法を取りたいのか
そして……根っこに隠れてる部分。本当はこういうのがだーい好きだって言うのもねぇ……
ボクは、手伝ってあげただけ。武器を集めて、ちょっと方法を教えてあげた
そしたらまー簡単に信じこんじゃってさあ?いやー、簡単だった簡単だった
文句は、彼女に良いなよ。ボクを怨むのは筋違いだよお?
【そう、軍師≠セ。彼に、処刑を任せても良いと言った、軍師≠セ】
【もしも、その言葉に従っていたのなら】
【彼は並居る能力者の前に、ルーミアの血に濡れた剣を持ち、立ちつくす事となったのだろう】
【唯一の安全地帯である、処刑台の上に立ったままで】
>>204
【昴の声は、届いたのだろうか?距離を考えれば、音は十分に届く距離な筈だ】
【だが、この距離でも答えの無い理由が、見えるだろうか?】
〈あ…………え?え……ぅあ、あ……〉
【拘束されている訳でもないのに。ルーミアは、処刑台の上を動けずに居た】
【蒼白な顔、傍目に見て分かる程に震える体。言葉を紡げない口】
【それは、ザンシアの嘲る言葉一つが重なる度に症状を重くしていく】
【今、接近を阻む者は、居ない。処刑台までの道は開けている】
【そして処刑台の上にはもう一人、味方が居る】
【状況だけを見れば、有利なのは昴達なのだろうが】
【救出対象であるルーミア、一人が。有利の恩恵を、受けられない】
>>205
【無事か?その問いには、答えが無い。答えを発する事が出来ない】
【かたかたと震えながら、王女は、処刑人に呼びかけた】
【鎧を身に付けていて顔も見えず、それでも処刑人が誰なのかを悟っていた】
〈ライブラ……命令です、ライブラ、今すぐに……〉
[私の主君は貴女では御座いません、何処かの国の誰かさん]
[いいえ、最初から貴女は私の主君などではなかったのです]
[貴女は、私のお人形。着飾らせて、小さなおうちの中に置く、人形]
[分かりませんか?王女と呼ばれてちやほやされて、自分が無能だと気付かなかったのですか?]
【アルマゲスト≠フ一人、ライブラ・ユースティティア。彼女もまた、ルーミアに冷酷に接する】
【首だけが、すう、と。クルスの方に向けられて】
[はい、勿論。最初から知っていましたよ?あたりまえでしょう]
【簡単な言葉で、問いを肯定した】
/続きます
236 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !red_res]:2011/03/20(日) 01:38:30.20 ID:ANqSG/j+o
>>211
〈…………そんな、はず、は……〉
【もう、彼女の心は、折れかけている】
【国の為?結果はこの通り。自分で考えて?誘導されて走りまわっていただけだ】
【何も、出来てはいなかった。ライブラの言葉の通りに、人形だった】
【聞こえの良い言葉を偉そうに紡いでいただけの、人形だった】
【自分は、全くの無価値だった】
【「それでいい」筈が無い。応、と答える筈が無い】
【だが、今の彼女は、「駄目だ」と答える力すら残されていない】
【身を打つ言葉は、縄よりも足枷よりも強く、彼女の動きを阻害して】
〈………………ぁ、ぁう、うっ、ぐっ……〉
【一粒涙が零れ落ちれば、後はもう、止めるものは無く】
【見開かれた目からは止め処無く、無念の感情が零れるばかり】
>>216
だーぁかーぁらーぁ。元凶は彼女だってば、其処で泣いてる無様なお姫サマ
ボクは手伝って上げただけで、こういう世界を作りたがったのは彼女!
強者が弱者を統治する、不当に扱われる強者が正しく評価される
今この瞬間は、それが完全に成功してると思わない?
……正直に言おう。君達の人数は、ボクとライブラだけじゃあ手に余る
だけどねぇ……ふふふ、此処でキミ達を倒せなくても、良い
既にキミ達の脳には、確りとボクの名前が刻まれた筈だからねえ
……さあ、いらっしゃい。でもボク、剣は苦手なんだよねえ……
【パチン、と指を打ち鳴らすと、城壁の上から】
【屍の一体が、長剣と一丁の銃を、ザンシアへと放り投げた】
【その何れも。あの日、城壁の上で戦った者には見覚えがあるだろう】
【ルーミアが身に付けていた二つの武器を、ザンシアはさも当然である様に構える】
>>219
ふざけてるのは誰かなぁ……?力も無いくせに大きい事をしようとした彼女かな?
だってさあ、そういう事を出来るカリスマも無ければ、一人で戦う力も無くて
偶然王家に生まれたってだけの理由で最初から持ってた部下も、どんどん減らしちゃって
人間辞めてまで大暴れしたのに、結局負けちゃったんだよお?
自分の為に死んじゃった人達に失礼だよねーこのお姫サマ
……倒してごらん、ボクは痛めつける方が好きなんだけど
この銃も、久々に使うしねえ……
【じゃき、と。右手に持った魔銃を、双葉に向けた】
【その形状、大きさ。記憶に在るだろうか?あの城壁での戦いに於いて使われたもの】
【吸血鬼と化したルーミアが使った時には、双葉の切り札を一撃で掻き消した】
【この悪魔が用いる場合は、どれ程の力を魅せるのだろう?】
/続きます
237 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !red_res]:2011/03/20(日) 01:39:01.79 ID:ANqSG/j+o
>>ALL
ライブラ!置いて逃げよう!
どうせもうこの王女サマ、死んじゃったようなものだからさ!
後で、キミが自分で取りにくれば良い。簡単だろう?
まさかそれを邪魔しようとする程、ここの能力者達も親切じゃないだろうしねえ……
[畏まりました、ザンシア様‐
【まるで、古くからの主従で在ったかの様に。二人の悪党は言葉を交わす】
【ライブラ――処刑人は、処刑台の上より身を翻し、其処から逃げ出す算段を整え始めた】
【クルスに、無防備に向けられる背。狙おうと思えば、狙えない事も無いのだろうが】
【ライブラは、意識してルーミアの近くを通り、離れていこうとする】
【瞬間の事、狙いを外せば、守る対象を自らの手で傷付けてしまう】
【それこそ、此処にいる悪魔好みの脚本だ】
【だが、彼女達は、自らルーミアを傷つけようとはしない】
【ザンシアにしてからが、立ち位置は処刑台より幾らか離れていて】
【巻き添えを心配する必要は、あまり存在しない状況だ】
さーあ、景気良く花火を上げよう!どうかご覧あれ同胞諸君!
正義組織の一本釣りは見事に成功、あとはこれを絞めて手柄とせん!
【ザンシアの手に収まった魔銃が、二度、引き金を引かれる】
【それによって生み出されたのは、魔力の炸裂散弾】
【狙いは、近くに居る者ではない】
【ルーミアに言葉を投げかける、ルーミアに呼びかける、二人】
【昴と、幽鬼の様な青年の二人だ】
【威力、弾速共に、決して恐ろしいものではない】
【それでも、激しい戦闘の後に、ハイエナ行為をする為に放たれた魔弾は】
【残された体力を、更に削る分の力は有る筈だ】
238 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/20(日) 01:40:42.38 ID:/wmuRG/l0
>>221
瞬移動能力、か……
そう、イウ、アンタ……、モ。ウエガルスダ……マテ
間に、アワナイ。ケレバ、シヌ……!シワ『ニンム』ニハンスル……!
【瞬時。それが起きた時にノイズを重ねて】
【オーバーヒート。その文字を見ながら彼は攻撃を許した】
【馬鹿。人はそう言うかもしれないしかし、この後に及んで、尚も任務にとらわれた機械は、其れに『忠実に』従った】
ゴワァ、!?
【一つ。その振動を胴体で受け多大なノイズと共に空中で前のめりに怯めば】
【大きな隙が生まれ、背後に回ることさえ許すだろう】
【左手に握りしめた、スモークグレネード。其れが落ちるのも確認できるだろうか】
(《直ちに再起動……サイキドウ……》)
【しかし。その脚はまだ地を向いている】
【勿論、戦闘には関係はない。しかし、其れは僅かな命綱であった】
239 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 01:41:06.21 ID:KVcTmVQ+o
>>234
じゃあ放っておいてやるからとっとと行け
んでもって、俺の代わりにあいつを殴り飛ばしてこい
【仰向けのまま、身体を引き摺るノビタに向けて言葉をかける】
【恐らくこれが、彼の最大限の譲歩なのだろう】
【少し息を整えた後、彼も槍を支えにして強引に身体を起こす】
【そしてノビタの乗ってきたバイクに向けて歩き始めた】
【自分の方が早いと考えたのだろうか】
240 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 01:42:46.98 ID:LmI6Ljpho
>>230
”…せっかくですが、ご遠慮しますよ”
”彼女だけを行かせるわけには行きませんし”
【海里を眼でおい、小さく笑った】
【どちらかといえば安堵。そんな溜息】
”故障だらけの体ですが、何、人の一人や二人や十人二十人、どうとでもなるでしょう”
”一人でも多く、貴女の雑誌を読んでくれる人がいれば、おそらく力になる”
【肩をすくめて、また糸目に戻って笑った】
”行くか、ラーズ。聖典を起動”
了解、システムに異常なし…あの火に飛び込めば概念回収し放題ですよ。
【不意に、鼓膜を震わせる別の声がした】
【落ち着き払った少年の声とは別の、軽やかで涼やかな、少女らしい声】
”発火能力でも取得できれば儲けものだね…まあ、サブ目標には悪くない”
”それに、邪魔ならそのほうがいいのさ。誰かが無駄に死ぬよりはね”
【足を踏み外すかのように、少女は下へと飛び降りた】
【落下の途中、体を蒼い線が包み、一瞬発光する】
【目が眩むような閃光が消えると、そこには身長二メートルの、猫耳を装備した丸っこい騎士が一騎】
【その肩に大剣を担ぐと、鎧の擦れる音を立てて海里を追い始めた】
”ミスレン。貴女が世界に価値ある人であることを祈る”
”尊厳と共に在れ”
【そして声だけが、レンに言葉を継げる】
【あなたはそれでいい。そう肯定するように】
241 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 01:44:46.94 ID:tsBVe3QDO
>>232
──力があるなら、ですか……
【今宵の少女は、ただの観察者】
【国への。事態への介入は──父から、固く禁じられていた】
【だが。もしその指示がなければ】
【もし──能力を、即座に使えていたら……?】
……護るために、手に入れたもの──でしたのに
【──少女の、そんな独白は】
【どこか寂しげで……それでいて。何かを、後悔するかのような】
【そんな、響きをしていた】
【「えぇ──その通り、ですわね」】
【未来に対する、青年の言葉】
【それに対しては──少女は小さく頷いて】
【ただ、肯定の意を見せる】
【だが──】
……履き物。
櫻の国のもの、ですわね──?
からりころりとした、良い響きのする履き物だと、以前本で読みましたわ
いくら気を抜いていようとも。いくら何かに気を取られていようとも
流石に──そのような音には気付きますわ?
──最も
あまり深きを尋ねることは……しないつもり、ですけれど
【浮かべた微笑みの、真意とは】
【少女は一度だけ、青年の足元を見て。幼さの残る声で、そう語る】
242 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 01:48:56.20 ID:1NiPiKzSO
>>238
いいや、ちゃちな能力さ。空間の境目を溶かし……「異世界」に行く。
たったそれだけの、ちんけな能力だよ。
【彼が言う「異世界」というのは、あくまでも「また一つの別の世界」の事で、「あらゆる異世界」とは違うが】
【しかし、それでも“強力”】
……くッ、
【上から降って来るスモークグレネードには、咄嗟に反応する事が出来ず】
【ギターを小さく振るう事で“弾こう”とするが……失敗。「それ」は地面にぶつかり、炸裂するのだろう】
【凄まじい煙……あるいは別の何かが仕込まれているのか? とにかく、スモークグレネードはミストドラゴンの自由を奪う】
【それにより……か、彼の“能力”と思われる「あれ」も、動きを見せない】
243 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 01:52:21.25 ID:EEeLXE+8o
>>239
【バイクの中には手作りクッキーと、黒髪の女の子の肖像画、そして救急キットがある】
【それを取り出せば、消毒液、包帯、治療符などがごたごたと積め込んである】
【後ろからノビタがそれを取り出してとりあえず自分の右肩に消毒液と包帯で止血し、治療符を包帯の上に張り付ける】
…今殴りとばすってのはちょっと難しそうに見えて来たがな…奴らなんか逃げそうな雰囲気だ
でも、最後に捨てゼリフくらいは吐き付けてやれそうだし行ってくる
あんたにも分けてやる、それで傷を癒しておけよ
【そう言い残すと青年の分の包帯と治療符を残して置いてバイクにまたがって向かおうとする】
【とりあえず捨てゼリフくらいは言ってのけるために…最後のあがきだ】
(って、突入完了しそうな空気になりそうだがダメじゃねーのかこれ)
【などと別件の心配をしながら】
244 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga]:2011/03/20(日) 01:52:41.83 ID:pFt9BI0a0
>>236
>>211
【最早、青年を気にかけている余裕は、昴には無かった】
【ただ、処刑台の階段まで辿りつき。き、と。アクアマリンの瞳で、その上を見上げ――】
――――ルーミアッッ!!お願い……私が居るから、大丈夫だからッ!!
【力の限り。ただ、力の限り振り絞る。何が起きたのかは、分からない。そこまでは見えない】
【ただ、処刑人とルーミアが会話を交わして――それから彼女が絶望に呑まれた。それは見えた】
【――が、それを見すぎていたゆえに。魔弾への対処が、遅れた】
……ッ、しま――――っ、…………!?
【どぐん、と。防ぐ間も避ける間もなく、それは昴の腹部を捉える】
【生命危機に瀕した本能の咄嗟の反応。なんとか銃弾を脇腹で受けることで、重大な内臓の損傷は避けるが】
【それでもダメージは甚大で……しかし昴は、決して歩みを止めない。……もう、銃砲は霧散していた】
っ、く、ぁ、がッ……ま、だッ………… まっ、てて……今、行く、か……――
【階段から落ちそうになって、なんとか持ちこたえて。一段、二段と昇り往く】
【――あと、4段。其処に、差し掛かった時だった】
ルー、ミ……ア――【ふわり、と】――、?【昴の顔に、水滴が付着した】
ぇ、……【何か】――「霧」?【のようなものが――】、……どこ、から――【刹那】
【ぱぁ、と】
――え、
【昴の身体から、紅い霞が咲いた】
な、
【――幾重にも】
…………に、がっ……
【その身の尽くを、引き裂いて――】
≪ 紅 樂 斬 奏 ― ブレイドノイズ ― ≫
……ルー、ミ、ア?
【――彼女の身体が、重力にしたがって。ぐらりと、墜ちる】】】――【月夜を翻す、刃が閃いた】】
≪…………ク、≫
【何時の間に、其処に居たのか】
≪クク、ふっ、くくくっ、クククククク……≫
【靡く真っ赤なマントが、静かに揺れて】【各部を覆う、月輪の如き玲瓏な輝きを放つ紅い鋼の鎧が、覇者たる風格を放ち】
≪ふはッ、はは、ははははは。ははは、ははははははははははははは!≫
【腰に挿した、双振りの大きな鞘。白い手袋を嵌めた両手】【金糸の装飾が施された純白の軍服は、高貴絢爛たる様相を呈し】
≪ クハァーーーーーーーーーーーーーーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハっっ!!! ≫
【秘めたる野望の具現の様な、燃え盛る灼焔を映した髪】 【研ぎ澄まされた刃の様な、果てを見据える真紅の瞳】
【 両手に握られた、双振りの真っ赤な光剣が。血を喰らい、更にアカく 】
≪まさか……そう、“まさか”だよッ!!貴様に対する数々の言葉を詫びねばならんなァ、腐れ****がッッ!!
まさか――まさか、このオレが……
――このカーネルが、貴様に鳥肌を立てさせられるとはッ……!! ≫
【……――≪R.I.P.≫新総帥。カーネル=アドルフ・レルゼクム】
【いずこより現れたのか――突如階段の前に出現し、昴に斬撃を浴びせかけた――!】
【微かに残った希望すら、全て刈り取るように――】
【――昴の身体が力なく、階段上より地面まで落下するだろう】
245 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/20(日) 01:52:46.73 ID:55IID98T0
>>240
そう言われると嬉しいですね
頑張れますよ
【ニコリと微笑み】
…やはりなんか違和感がありましたが…一つの身体に二つの意志ですか
【ブルーラインの言葉を聞き納得し】
ありがとうございます
御気をつけて…御武運を祈ってます
【そう言い彼女を見送り】
……アレはライブラ…やっぱり気にいらないですね…アイツは
【処刑場の方をみいった】
/絡み短かったですが
/乙でしたー
/明日仕事なければもっと絡みたかったですが
/また絡む機会があればお願いします
246 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga]:2011/03/20(日) 01:54:50.33 ID:pFt9BI0a0
>>244
/訂正・突如階段の前に出現し→階段上に出現し
247 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 01:55:12.99 ID:LmI6Ljpho
>>245
/こちらこそありがとうございました
/いろいろ勝手に喋りだすうちの猫ですが、
/短いながらも実のある絡みだったと思います
/また機会があれば、こちらこそよろしくお願いします
248 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 01:55:17.13 ID:bUIVhUJyo
>>241
力をどう使うかは自分自身が決めればいい
まぁそんなこといわなくても分かってるとは思うけどよ!
【自信ありげな表情で】
そうだぜぇ、櫻の国の特注品ってやつよ
【その下駄は金色で、豪華の装飾がしてあり履いて使うのが勿体無いようなモノで】
【青年が軽く歩くと、カランコロンと心地良い音が聞こえてくる】
嬢ちゃんはどこの国からきたんでぇ?
【少女に対して青年は問うた】
249 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/20(日) 01:56:12.94 ID:BKRX+dGj0
>>233
ほぅー…やっぱ仲良くなれそうに無い、か
言ってくれるなぁー、ガキィ…
【目の前の少年が“敵”である事をハッキリと確認する】
【そして首を少し傾げ僅かに息を漏らし、帽子の影になった瞳は目の前の片目を見据える】
【――やがて、口が開かれた】
――なんかさ、最近増えてて困ってるんだよなぁ〜。
正義≠チて言葉、間違えた意味で捉えちゃう奴等がさぁ…
【少年へ左手の指を向け】
まず一言
一般人を虐殺した、その時点で既に死刑確定だぜ?
警察が動かねぇからみーんなが誤解しちまってる、命をどうこうって勝手な言い訳して罪人庇う奴等が現れ始めた…
そして見ろよ、あの様を
【首を振った先には、騎士が、能力者が、それぞれの信念に基づいて戦いを続ける】
【遠くからの為に一人一人を確認するのは困難だが、処刑台付近に広がる砲火の跡だけは定かである】
このチャンスに慈悲の心か狂気か知らんが、乗り込んできた皆様のせいで見物人の犠牲が出た訳だ
王女擁護派に一般の能力者の加勢まで加わんなきゃ、結果は違ったかもしれないのになぁ?
【ため息を漏らしつつ、鞭を地面へ打ちつける】
【ささくれる心の苛立ちを表すかのように、地面は乱雑に抉れ――】
そしてもう一言
俺はお前の鏡になったつもりはないが?
【これはおそらく自身が屑≠ニ言われたことに対しての返答であろう】
――とにかく、だ
…体に叩き込んで、色々調教してやる必要があるって事だ、そうだろ?なぁ?
【鞭を改めて強く握ると、男は“ヤル気”を見せた】
250 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 01:57:57.50 ID:KVcTmVQ+o
>>243
おう、行ってこい
【ノビタが居なくなった後、治療具の隣にまたばたんと倒れこんだ】
【今度こそ、体力が無くなったようだ】
……あーあ、ちくしょうめ
結局俺も──僕も、”あの大間抜け”と変わらないってことか
何よりも、それに腹が立つ、ね……
【こうして、一つの戦いは終わった】
【倒れ伏したのは、最終的にはこちらだった】
//お疲れ様でしたー
251 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 01:58:22.61 ID:EEeLXE+8o
>>250
/おいすー乙でしたー
252 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 02:05:51.06 ID:fpPs+NhSO
>>235
>>237
「…………何で、ぇ……?」
【何故こんなことをするの、と。この距離から聞こえるはずもないのに、訊ねて】
【黒い靴の少年は、今、剣を握って壇上に立つ自分を、幻視した】
【きっと、みんながみんな。恐ろしく真っ直ぐすぎて、恐ろしく脆かったからだろう】
【悪魔はその脆さに付け込んで、甘い夢を見せた。例外なく、少年も夢を見た人々の中に居る】
【何かを大事に思ったが故の、純粋な殺意を育てたのは――】
……煩ぇよ、煩ぇッ!!
その汚ぇ口を閉じろ、その耳障りな声をここの国民に、そこの剣士に、ルーミアにッ!!
聞かせんじゃねえよ!!
【怒号。脱力しきった身体が上手く動かないのがもどかしい】
【――、ぃ――、ぃ――、】
【引き金、ひとさしゆび、銃口の先のふたり】
【ぃ――、ぃ――、ぃ――、――、】
【ああ本当に煩い、この、「警告音」】
【――――ぃいいイいいィいい――――】
【――光。黄金に輝く粒子、が、彼の腕を覆い】
【それらが、掌に、凝縮される。発砲音。それと同時に、「射出」された】
【弾丸の軌道上、二人に当たる少し前の地点に向けて、相殺目的の拳大の光弾が、飛ぶ】
【警告音の発信源は、「首輪」】
253 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 02:07:20.70 ID:BArGEkj3o
>>235-237
ライブラ……さん。
……貴方にお聞きしたいことが、まだございます。
【さも当然であるかのように――おそらく、ルーミアの口ぶりから配下であったであろう処刑人は――Yes,と答えた】
【それに呼応するように、まるで潮が引くかのように――クルスの声から感情の色が消える】
【多感なこの少女にして、珍しい状態――度を越えた怒りの感情が、他の全ての色を塗りつぶす】
……ザンシア、あの悪魔に付き従う理由。
それをお聞かせ頂くまでは……。
【残りの魔翌力量は心許ない】
【――だが、魔翌力≠ヘ力の源泉にあらず】
【あくまで、式を充足させるための、価値ある資源≠フ一つでしかない】
【あるいは宝。あるいは血。あるいは贄】
【ただでさえ、白い顔から、血の気が失せていく】
【まだ僅かに残った魔翌力とあわせ、身体からいくつかの血を代償として召し上げて――】
退いて頂く訳には参りません!
【――剣と、成す】
【緩い弧を描き、銀色の短剣は、ルーミアの脇を精確に迂回して】
【飛燕が如く、ライブラの鎧の、右脇腹、装甲部の下から、抉るように襲いかかる!】
【ルーミアが泣いている】
【それは、クルスに取ってみれば、想像だにしない事態だった】
【気高く、強く、どこか高慢で、しかしどこか不器用な彼女】
【その怒りに突き動かされるように、クルスは右肘から血を零しながら、己の放った短剣を追う様に、ライブラの背に向かって駆け出す】
【――とにかく、このまま逃がすわけにはいかない】
【決めたのだ。理不尽に見える″sいの前にも、ただ力を持って解決することは、もう二度としないと】
【ルーミアを救うと決めたように】
【――それだけが、かろうじて、ライブラとザンシアに対する、最終手段≠フ行使を留まらせている】
【――だが、ザンシアの口にした『目的』。ライブラの目的もまた、それに沿うのであれば――】
【クルスには、己の背負う咎≠解放する覚悟が会った】
254 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 02:07:32.33 ID:tsBVe3QDO
>>248
それも──そうですわね
ふふ。ありがとうございますわ旅のお方
確かに──未来も。力も……自分で決めるもの、ですわね
【自信有りげな青年の表情を、ふと見て】
【少女は──どこか、安らいだような笑みを浮かべた】
【まだまだ大人とは言えぬ年頃なのだ】
【年相応の迷いや悩みは──きっと、持っていて】
……綺麗な、音──
って……えっと
わ、私は──聖都から……
【からり、ころり】
【不思議と、聞く者の心を落ち着かせるその音色に、少女は思わず肩の力を抜く】
【そして──一緒に気まで抜けたのだろうか】
【青年の問いに答える声は、少しだけ、慌てていて──】
……──!?
あれは……何──?
今宵の金の国……一体、どうなって──?
【──しかし。少女が一瞬浮かべた「平穏」な表情は】
【王城に現れたテロリストによって、崩される】
【王女の処刑は、内部から無差別攻撃を受けて崩され】
【更には世界を騒がせるテロリストまで】
【「悪夢」──】
【少女の脳裏に、その言葉が浮かんだ】
255 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 02:08:54.62 ID:PwLXFodAo
>>236
>>237
そいつを誘ったのはお前だろうが、下らない戯言をほざいてるんじゃねえ。
お前さえいなければここまで壊れなかった、狂わなかった……。
お前が、お前が……利用して、惑わして、狂わせて……。
何様のつもりなんだテメェはッ!!
【ふつふつと煮えたぎる、感情の奔流が乱れる】
【自分も綾菊もあの女王も、ザンシアに踊らされていたに過ぎなかった】
【それは、気に入らない……】
逃がさない、絶対にここで仕留める、バラしてやる。
【刀を逆手に構え振り上げる、同時に掌から「黒色」を出し、柄へと接続】
【想像する物は鎖である】
伸びろ、ヤツの身体に、刃を……。
【最高到達点に腕が達した所で刀をザンシアに向け放つ】
【渾身の力を込めたその銀刃は、矢というほどに速い】
【その代償に左腕の筋肉が悲鳴をあげる、だがそれはもうどうでも良い奴を倒すのだ】
【底部に黒い不安定な形の鎖が繋がれており、際限なく伸びてゆく】
【ある程度の融通は効く、狙いはザンシアの心臓、その一点のみ】
【だがその攻撃が敵に当たるとは思えないし思っていない】
【同時に走り、その右腕に「黒色」を纏わせ巨大な剣を思わせる形状へと化けさせる】
【次の時、ザンシアに近づいた時にそちらの剣で殺せるように……と】
256 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/03/20(日) 02:10:32.37 ID:1MgBsKl9o
【金の国――郊外】
……この世界は、ほんとうに賑やかね
【喧騒もほとんど届かないほど、中心からごく遠い場所で】
【黒い髪は目の上辺りで真っ直ぐに切り揃えられ、腰を過ぎるくらいまで伸びていて】
【やや吊った金眼には丸く大きな眼鏡をかけており、頭には黒いミニハットをちょこんと乗せ】
【黒い裾だけが広がったタイトドレスと、やはり黒のオペラグローブを着用している】
【ちらりと覗く足に履いたピンヒールも黒、腕には白狐のストールをかけており】
【それらに包まれた体はどこか煽情的でありながら、しかし――『かかわってはいけないもの』を思わせる】
257 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/20(日) 02:11:38.04 ID:/wmuRG/l0
>>242
【煙に殺傷及び、睡眠効果はないいわゆる普通の煙だ】
【どうあれ、この者には、その時間をかけてでしか判断が間にあわなくなっていた】
【ぴぴぴぴぴ。彼の口からはそんな音が漏れて】
モクヒョウ、シッパイ
(《……セイゾン、カクニン》)
ヨカッ……タ………!
ニンム、タッ、セ……
【ぷつん。そんな音と共に点った目は消えて】
【その者は重力に従い、頭から落ちるだろう】
【其れは、計算外か。はたまた、そうではないか】
【しかし、脚から落ちた方が安全であったことは明記しておく】
258 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/03/20(日) 02:13:32.40 ID:1MgBsKl9o
/
>>256
は途中投稿
>>256
は途中投稿/(^o^)\
/前はエンターキー押しても書き込みボタンは働かなかったじゃないか……
【金の国――郊外】
……この世界は、ほんとうに賑やかね
【喧騒もほとんど届かないほど、中心からごく遠い場所で】
【一人の女性が、視認出来ないその出来事をまるで見つめるように佇んでいた】
元々静寂を好まない街だもの、次から次へと何かが起こるのは必然だわ
むしろこういう騒ぎは、今はまだ隠れていたい私たちにはとても都合の良い事
【黒い髪は目の上辺りで真っ直ぐに切り揃えられ、腰を過ぎるくらいまで伸びていて】
【やや吊った金眼には丸く大きな眼鏡をかけており、頭には黒いミニハットをちょこんと乗せ】
【黒い裾だけが広がったタイトドレスと、やはり黒のオペラグローブを着用している】
【ちらりと覗く足に履いたピンヒールも黒、腕には白狐のストールをかけており】
【それらに包まれた体はどこか煽情的でありながら、しかし――『かかわってはいけないもの』を思わせる】
259 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 02:13:59.69 ID:78vLhjSko
>>236
【──青年は、確かに、その言葉を聞いた】
【「──……ならば」】
【ならば、と。そこから次がれる言葉】
【迫り来る無慈悲な弾の嵐を前に尚、青年は進むことを止めない】
【自分が何者かも分からないまま、その朧な心をただ紡ぎ続け──】
……罪は、断ち切る、も、のでは、な、【──どんンッ!】
【ぐらり──そうして、また一歩踏み出したその刹那だった。青年の身体が、よろける】
【魔力炸裂弾の直撃を受け、もう間も無く処刑台真前まで辿りつこうかという時、その身は崩れ、地に伏した】
……が、……う──……っ、く
【その身体は、うつ伏せに伏したまま血反吐をぶちまけ、呼吸が薄れていく】
【もう動くことさえままならないのだろう。視界は果てしなく揺らぎ、意識が遠退く】
【──その、刹那だった】
【紅い叫笑が、耳に障る──貌をあげるその先、「誰だ──貴様、は」】
【かひゅう、と息が漏れる。それが何なのか、青年には分からなかった】
【しかし、それを見た途端、胸から噴き上がる灼熱の闇が、脳髄を赤熱させたのを感じた】
【──この無念は。この地の底で骨を噛むような無念は】
【そうだ。僕はずっとずっと、あの日から、忘れたことはない】
【真っ黒な闇から僕を救ってくれた、更に純粋なあの黒を忘れない】
【二度とあんな無念を齎したくない。二度とあんな涙を流したくない】
【 ──お前まで。 お前まで、全てを奪っていくと言うのかッッ──! 】
【──きぃん】
【その時、鉄琴の最高音を打ち鳴らしたような清音が響いた】
【同時──紅き鋼、カーネル=アドルフ・レルゼクムの放った斬撃を、不可視の硬質が受け止めるだろう】
【刹那──青年の懐から、小さな気配が一陣の鋭い風と共に宙空高く飛び出す】
【──それは、首の途中がくびれた、少し歪な人形だった。誰に見覚えもないであろう、それ】
【──魔導人形≪ Ten Little Dolls ≫】
【その一体『つー』が有する、無属性異能。透明な防壁による、干渉結界の生成だった】
【だが、遅すぎただろうか──既に、昴は炸裂弾を受けた後】
【これが一体何を齎そうと──青年はただ奥歯を噛み、這い蹲るのみ】
【届かない赫怒──震える漆黒の双眸は、もう何を見据えていいのか分からなかった】
260 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 02:14:23.86 ID:LmI6Ljpho
【火の海と化した町、逃げ惑う人々】
【事態を冷静に受け止めようとするモノはいない】
【突然はじまった地獄絵図に対し、ただただ怯え、逃げ惑い、怒鳴りたてる】
【何も知らない者たちなのだからやむをえないが、その狂乱振りは度を過ぎていた】
【防災の意識があったところで、何が出来ようか。突如砲弾が雨あられと街を襲ったのだ、冷静なほうが不自然】
【火の手が上がる街の一角、柱が炭化し、今にも崩れ落ちようとしている小さな家があった】
【喜びに狂い、悶えるかのごとき火勢に耐え切れず、天上が落下しようとしたそのとき】
【その奥から、二メートルほどの騎士甲冑が、胸に幼い少女を抱いて出てきた】
【頭には猫耳、丸みを帯びたフォルムに、体に走る蒼い線】
【少女を守るように構える盾や鎧には、少しばかり表面に煤がついていたが、少女は奇跡的に無傷のようだ】
【ゆっくりとおろす】
丘の上へ! あちらに向かって走れば火はありません!
【少女のような声を上げる猫騎士が指差すほうには、街を見下ろせるちょっとした丘がある】
【それを確認した幼い少女は、涙と鼻水にまみれた顔を更にくしゃくしゃにして笑った】
「ありがとう、きしさま!」
【安全なほうへ駆けてゆく少女を見届けて、騎士は再び業火へと向き合う】
概念、『炎』、『盾』を取得。
盾の概念は、属性付与による防御強化の性能を持ちます。
惜しむらくは、シールドバッシュ等の攻撃転用には、現状ではいささか不向きである特化状態であることですか…
【猫騎士は、『声』に対して首を振る。それだけできれば充分だ…そう宣言するように】
【さあ、次はどこだ】
【地獄を駆ける猫騎士は、その巨躯を生かした歩幅で急ぐ】
【決して処刑台付近に近寄らず、近郊を逃げ惑う人の波を探すように】
261 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 02:15:52.57 ID:5DqF/5x8o
>>249
【指をごきり、ごきりと鳴らしながら無言で話を聞く】
そうか。それで全部か。
【その目は、揺らがない】
【相手の言葉を受けて尚、揺るがない】
俺はよ、“正義”では有るが、“善”じゃぁない。
割と自分勝手だし、俺の正義も、恐らく独りよがりのものだと自覚してる。
【だが。と、そう、続けて】
アイツも、アイツで何かを変えようとした。救うために、戦った。
其れは、間違え様もなく“正義”だよ。
まあ――――“やり方”が間違っていたのは、確かだけど。
【地面に打ち付けられる鞭の音を聞き、目を相手に向けて】
死なんかで、償いが終わると思うのかよ、って話だ。
確かに、罪は罪だ。裁かなければならねぇ。だが、だ。
何人も殺した人間が、一人死ぬだけで、それで満足か。
【何人もの命を奪ったのに、命一つで終わるのは不平等だ】
【そう言って】
死刑で一件落着なんて、そんなに世の中シンプルじゃねーよ。
アイツが死ねば、恐らくまたどこかで争いの火種が燃え上がるんじゃないか?
だからこそ、他の手段で、裁かれるべきだ。
【右腕を、握りしめて】
行くぞ、《Hello world》
【少年の体から、数式が吹き上がった】
【其れは、谷山の体に収束していき、飲み込まれていく】
《Hello world Ver 1.5!!》
【そう、どこからか無機質な音声が響き、少年の姿を変えていく】
【蛍光グリーンに輝く髪に、無機質な白い光を纏う左目。そして、目を引くのは、その左腕である】
【めき、めき、べき、べき】
【人工皮膚が剥がれていき、その内側の金属装甲が変化していって】
【人間の腕とは思えない、肥大化した銀色の腕と化した】
【装甲表面には、無数の線が趨り、その線の上を光が走っている】
【指の先端は、鋭く尖り、猛獣の爪の様に成る】
【之が、少年の異能。進化を重ねた、アートマンだ】
【左拳を、握りしめて、左目で相手を睨んで】
……来な。
262 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 02:16:41.24 ID:h/2TvrRWo
>>235
>>237
>>244
(昴)
……ふざけてなんか、無いだろ。
確かにやり方も間違ってたし、結末も駄目だった……。
けど、其の思いは、否定できるようなものじゃなかった──ッ!!
【そう言うと、ザンシアへと左手を向け、攻撃態勢へと入ろうとしたが──】
【何故だろう。猛烈に"嫌な予感"がして、処刑台の方を向いた】
─────え?
【またも、第三者の乱入】
【しかも、その人物が刃を向ける先は───青年の妹で。】
………………昴ッ!!!
【処刑剣を投げ捨て、落下していく昴を受け止めようと、慌てて駆け出す──】
【しかし、何の妨害も無かったとしてもギリギリ間に合うか間に合わないか。そんなスピード】
263 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 02:18:04.32 ID:bUIVhUJyo
>>254
まぁ、この下駄はもらいモンだけどな
【とても盗んだモノとは言えず】
まぁ人生いろいろあるもんさ!
後悔しねぇ人生送りなよっ!
【少女を元気つけるかのように話をし】
あれは…一体どうなってるんでぇ…
オイラぁ、状況がつかめねぇぜ・・・
【青年もどこか驚いているようで】
264 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/20(日) 02:19:09.75 ID:C2Lp8vbCo
>>197
>>237
>>244
【あれからパニキュレータは、魔翌力弾の雨で傷つく身体を構わず、さらに処刑台近くまで来ていた―――】
仮にも上司であり、リーダーであるカーネル隊長にこうも宣戦布告とは……
聞くと見るとは大違い、かしら?≪ノクトクルセイド≫は随分なじゃじゃ馬集団みたいね!
【ザンシアの不敵な宣言に、悪態とも取れる言葉を紡ぐ―――尤も、その声は明らかに「楽しさで」上ずっていたのだが】
【―――というか、自分が「じゃじゃ馬」だという自覚はあったらしい】
【そして尚も、ザンシアのターンは続いている―――戦場の支配者は、明らかに彼女だと見て取れた】
―――まったく、王女様の行く末を見ようと花見気分で出かけたら、とんだものに出会したわ
いきなり戦争騒ぎかましたと思えば、今度はアイドルばりのオンステージか!
まったくどんだけ強よ――――
【戦況を見守っていたパニーの言葉が止まる―――】
【―――視界の先―――真っ赤な「花びら」が散っていた―――しかしそれは、始め予想していたルーミアのものでは無く――】
あいつは……エルデピアス!?
【直接共闘したことはないが、インフォメーションでその姿は把握していた―――その少女に訪れた「結果」に仮面の下の目を剥き―――】
【そしてすぐに、その「原因」を視認することになる―――!】
……カーネル
―――――カーネル=アドルフ・レルゼクム隊長―――!!!
【此処に至って、パニーは完全に興奮の臨界点に達していた――――!】
【一欠片残った理性(といっていいものか)で戦場に飛び込むことはしなかったが、
もはや他のことなど眼中に無いとばかりに戦場の人並みを掻き分けて、「彼ら/彼女らの」戦場ギリギリの位置にまでやってくる―――!】
//この場にいるのにまったく反応起こさないのもアレなのでひとつ
//もちろん空気扱いでも構いませんよ
265 :
259
[saga]:2011/03/20(日) 02:21:09.22 ID:78vLhjSko
//ああっ、安価が抜けている
//
>>244
宛でもありました
266 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 02:24:19.73 ID:KVcTmVQ+o
>>260
やれやれ、今日は酷い日だよ……
【その近くを、真紅の槍を杖代わりに歩いている青年が居た】
【青年はやや高めの身長で、街中に居るような人々と変わらない、普通の服装をしている】
【目立つのは首元のネックレス。銀色の竜と槍を象った独特のものだ】
【髪の色は灰色。長髪を後ろで細く結んでいる】
【脚を怪我しているらしく、二箇所に包帯を巻いていた】
【だがその応急処置も適当な方。間違いなくこの戦乱に関係しているのだろう】
267 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 02:25:47.14 ID:1NiPiKzSO
>>257
…………ぐっ、ちょこざいな……
【その煙の中で……ミストドラゴンが下した判断は、あくまでも堅実な物】
【ギターを弾く。激しい演奏が響く。目を閉じての演奏だが……しかし、彼はギタリストだ。視界が閉ざされていても……ある程度の演奏は出来る】
(「殺人演奏(キリング・ノイズ)」……『第一楽章』)
(ディス……コォォードッ!!!!)
【ギターから「放たれる」】
【それは“凄まじい不協和音”と……“音魔翌力の振動”だ。振動は“振動波”となり……大気を揺らし、「ある程度」だが煙を吹き飛ばす】
…………魔翌力、切れか。
【ミストドラゴンはそう呟いて……煙が完全に晴れるまでに、“呼吸”を止めて、前に二歩踏み出す】
【上から降って来るであろうゼビレイには気付いていないが……少なくとも……ミストドラゴンとの衝突は無いだろう】
268 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 02:28:36.23 ID:tsBVe3QDO
>>263
【「それは、素敵な貰い物ですわね」とか】
【元気のいい、返事だとか】
【そういったものを──紡いでいる余裕は、なかった】
【目の前で繰り広げられているのは──何だ?】
【情勢は今。どうなって】
【現状を/把握/しろ】
【落ち着いて。冷静な判断を。今は。感情移入、など──】
──≪R.I.P.≫
どうし、て……?
【呆然と。プラチナブロンドの少女は、その蒼い瞳に現実を映し出す】
【何故。一体、なにがどうなっているのか】
【その全てを、理解するには】
【少女はまだ。長くは生きていなく、て──】
【──同国/同刻】
「……どうし、て──?」
【金髪の少女とはまた違う場所で】
【紅茶色の髪と瞳をした彼女もまた】
【王城の事態に、呆然としていた】
269 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 02:31:34.94 ID:LmI6Ljpho
>>266
もしもし、そこの人!
【猫騎士は、走る途中でその姿に気づいた】
【ちょっと歩き方がぎこちない点と、その手持ちの槍から、この事件に何かしら関連があるのではないか】
【そう思って接近したところ…】
ひゅ、ヒュウガさん!?
【声に驚いたように、騎士が停止した】
【上から下まで観察してから、その見覚えのある姿に納得したように頷く】
ま、マスター、聖典の起動限界、近付いてますが…
ま、またですね、御意に…
【『声』が了解の声を出すと、猫騎士の鎧がテレビを消すように喪失した】
【変わりに、中肉中背、蒼い毛皮、猫耳尻尾の少女が現れ、駆け寄る】
”その傷はどうしたんだ、ヒュウガ?”
”ずいぶん手ひどくやられたようだけど”
【直接相手に響く声は、獣人少女のものである】
【ちょっとだけ再開を喜ぶようにも、傷に対して気を使うようにも聞こえた】
270 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 02:35:22.21 ID:uTDVfXI6o
>>258
(…賑やか────)
(…賑やか?この場所の、感想がソレか?)
【───そんな人物に対して、“好奇心”で近付く人影があった。】
…
【身体を“漆黒”で包む其れは、自らが発生する音の全てを掻き消しつつ───背後より歩み寄る。】
【気配は消えていない為、周りを警戒していた場合、気付く事自体は簡単である。】
271 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 02:36:28.78 ID:KVcTmVQ+o
>>269
うん? ……あぁ、ブルーラインか
これはまた、無様なところを見られたね
【駆け寄ってきた獣人少女に視線を向けて返事をする】
【動作がやや遅く、声もどこか弱々しい。戦闘直後だというのは想像に難くないだろう】
【当人はやや気まずそうにしている】
別にかすり傷さ、どうってことない
君こそ、こんなところで何を? 例の”慈善事業”かい?
【強がってはいるものの、かすり傷には到底見えない】
【慈善事業というのは、恐らく人助けのことを言っているのだろうが、言い方はともかく、声が弱々しいせいか、あまり嫌味に聞こえないかもしれない】
272 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/20(日) 02:41:01.01 ID:BKRX+dGj0
>>261
【眼前の彼同様、こちらも鞭を持ったまま腕を組み話に聞き入る】
【次の言葉、この男は如何なる罵声を放つものか――】
なぁんだ、割と分かってるじゃあねぇか――。
【――意外にも少年の言葉に敬意を記す、中々予想するには難しい第一声】
正義と善、両立させなきゃそりゃ“ホンモノ”とは言えないって分かってる訳、か…
まぁ、お互い“正義”の価値観は譲り合えませんってか?そうだよなぁ…
【所詮溝の埋まらない違いか、と言わんばかりに鼻で笑い】
だがそうだ、一人ポックリ死んじゃあ、罪は償えない。そうだろ!そうだよな!?
だーから、俺達処刑人≠ェ、そういう奴等を苦しめて[
ピーーー
]
拷問掛けて、脳味噌弄って、体バラシて――…
――ぁあ、女なら、男共の回しモノにするってのもアリだな…
【吐き気を催しそうな言葉を並べ、いよいよ笑みは強く高まっていく】
【次々と飛ぶ卑屈な言葉にこの男の素性がよく現われているものだ】
だから、だから――――……だから、こそ…
――だからこそ、俺様が裁いてヤりたかった!殺りたかった!!犯りたかった!!!
一国を支配する女王を、この鞭で完膚無きまでに屈伏させる!完全に服従させる!!
――光景を思い浮かべ想像するだけで、もう体の疼きが止まらねェェェェッッ!!!
【そして――栓は外れたのだった】
ガキィッ!お前も従えよおぉぉォオォ!!!
【右手を逆手に振い、持った鞭を正面から対峙する谷山だったモノの右腕側へと流し込む】
【鞭は非常に大きな弧を描き、遠心力でグッと内側へ入り込もうとするだろう】
【丁度谷山の2m程度後ろまで鞭は伸びている、このままでは鞭の攻撃範囲に定まる事となるはずだ】
/さっきっからなんかレス遅くて申し訳ないです…
273 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 02:42:14.87 ID:bUIVhUJyo
>>268
<<R.I.P>>……
あいつがここにいるってぇのか?
【青年の目つきが変わり、先ほどのお気楽な雰囲気からどこかしら勇ましい雰囲気となり】
面白ぇじゃねぇか……
【青年はこの国で行われている状況―――というより】
【何か違った目的を見つけたような感情で―――】
ところで嬢ちゃんはこれからどうするんだい?
ここで事の成り行きを最後まで見届けるだけでいいのかい?
【青年は落ち着いた後、少女に聞いてみた】
274 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 02:44:06.77 ID:LmI6Ljpho
>>271
”無様だけど、無意味じゃないだろうさ”
”なにせ生きてることは、それだけで意味がある”
【弱弱しくも返事をするヒュウガを励ますように、ブルーラインは笑った】
【とはいえ、軽口も切れが無い。放って置いて良いわけが無い】
”僕の事はいい、まず君の傷を処置する"
”ラーズ、転移先を近くの病院へ。おそらくロビーが開いているはずだ”
【ブルーラインがヒュウガを抱き寄せると、すぐさま消失現象が始まる】
【足元から消えて行き、消失の線が目線を超えると、そこは無人の病院の中】
【床は乱雑に散らかり、財布やらカバンやら、或いは包帯やらが無秩序に散らかっている】
【ブルーラインは無傷のソファーにヒュウガの体をゆっくりと寝かせ、受付の裏手から救急箱を持ってくる】
”治癒魔法、なんて便利なものは無いけれど”
”コレよりはましにできるはずだ、痛くされたくなきゃじっとしてるんだ”
【コレ、とは乱雑に巻かれた包帯だ。それを傷口を刺激しないように剥がしてゆく】
275 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 02:49:48.25 ID:5DqF/5x8o
>>272
【無言で話を聞き、ぴく、ぴく。とこめかみが引きつる】
……下衆が。
【其れだけ。目の前の男が、正義で有るはずがない】
【コイツは、正義を語り、正義のように振る舞い、正義を振りかざす“悪人”だ】
【そう、断ずる】
……ッオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
【迫る鞭を見て、左目が光を強める】
【そして、それと同時に、変貌した左腕の表面に、数式が纏わり付く】
【ひゅっ、と地面に拳が走り、ぶつかった瞬間】
―――― ッ ド ゴ ォ ン ッ !!
【拳から蛍光グリーンの爆発が生じ、少年は空高く飛翔した】
【爆風で、周囲には大量の砂埃が撒き散らされているだろう】
《Pain Claw!!》
【空中から相手に向けて、左腕を振るう】
【五指の爪の先から、数式が刃のように圧縮されて放たれる】
【五本の数式の刃は、当たれば神経系に痛覚データを流しこむ物】
【更に、真空刃も追加されており、ダメージを与えた上で、さらなる苦痛を与えるものだ】
【一発でも、かなりの痛みを感じることと成るだろう、五発全部受ければ、その痛みは恐ろしいものと成るはずだ】
//こちらこそ、進化した能力の初運用ですので、上手くいかないかもです、すいません。
276 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/03/20(日) 02:49:59.58 ID:1MgBsKl9o
>>270
/おおっとすみません気づいたのものっそ遅れました
/よろしくおねがいしますー
そして、ここまで来ても囃子は居るものなのね
……ふふ。女を背後から襲うのが、好みなのかしら?
【忍び寄る影に対して揶揄するように、くすくすと唇を歪ませて笑う】
【しかし背後を確認する様子は無く、正面を向く目は遠い戦場を眺めるばかりだ】
【油断か慢心かそれとも余裕か、甘い声で囁く声音から、それは明白かもしれないが】
277 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 02:52:42.18 ID:KVcTmVQ+o
>>274
慰めは要らないよ……笑ってくれた方がマシさ
【励ましの言葉を拒絶するように彼は呟く】
【それほどまでに、恥じを感じているのだろうか】
何を……?
【多少抵抗を試みたが、思っていたより身体が動かなかったせいで、ソファーに寝かされてしまう】
【心なしか、不機嫌な顔になった】
……どういうつもりだい
【かなり不機嫌な声色で尋ねながらも、大人しくはしている】
//出来れば、人の身体を動かすときは、【〜しようとする】とかにしておくと、問題が少なくて済みますよ
//今回の場合、ヒュウガが抱き寄せられたり、寝かせられるのに抵抗が出来なくなってしまうので
278 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/20(日) 02:52:56.25 ID:/wmuRG/l0
>>267
【がしゃ。】
【顔から墜落した彼は一つ打撃を受ける】
【無論、首の骨がいかれそうにはなり。ともかく、うつ伏せのまま動く様子はなさそうだ】
【そこには、男と。"あの"ポスターが入ったヘルメットが残った】
【勝者、ミストドラゴン】
/すみません。短いですけど親がお冠なので、此処等で失礼いたします
/全体的に遅く、申し訳なかったです。乙でした
279 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 02:52:58.80 ID:tsBVe3QDO
>>273
私は……直接、彼らと会ったわけではございません──
ですが……あの声は
いつか──ラジオで聞いた声と、同じもの、です
【ラジオで──】
【それは、ほんの数週間程前に行われた放送局ジャックのこと、だろうか】
【あの放送は電波を介し。世界中に流されていたのだ】
【少女が現≪R.I.P.≫総帥の声を知っていても、不思議ではないだろうが──】
……分からない、です
本当にこれは──私が関わっても良いことなのか
どんな行動が最善なのかが……分からない、です
【ぽつりと──彼女はそう呟いた】
【その言葉は、或いは】
【「行きたければ、行け」と】
【そう、取れるかもしれず──】
280 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !red_res]:2011/03/20(日) 02:54:23.78 ID:ANqSG/j+o
>>244
>>262
【「私が居る」「大丈夫」。聞こえているのなら、力にもなったのだろうに】
【砕かれた心は、まだ破片が集まらず。外の何かを、取り込みたがらず】
〈……あ、ああああああぁっ、うあっ、あ……………………?〉
【それでも、後一歩の所で、完全な崩壊を免れたのは】
【きっと、その目に映った顔が、記憶の中の誰よりも大切だったから】
【そうだ、大丈夫なんだ。まだ、大丈夫なんだ】
【何もかも失って、いやまだ失ってない、私には】
【そうだ私には彼女がいる彼女は信じてくれるきっときっときっと】
〈……すば……る……………?〉
はい、ゲームオーバー!
【紅の雨を遠くに見て。ザンシアは、なんとも嬉しそうだった】
ナーイスタイミング総帥閣下ぁ!信じてたよお、来てくれるって
やっぱりキミが居なきゃあ、このお芝居は締まらないからねぇ
そう、主役は漸く登場!前座のお姫サマは哀れにも此処で退場!
だけどさぁ、ボクってとーっても優しいから、殺したりはしないんだぁ
その方がいいよねえ?助ける為に此処に来てくれたんだもの。ちゃあんとお土産を持たせて返さないとねえ……
……持っていけば良い、その壊れたお姫サマを。大事に大事に扱ってよ?ボクの部下が欲しがってるんだからさあ
頑張れー、そこの勤労せいねーん!はやくしないとその子死んじゃうよー?
だけど仕方が無いよねー、こんな所に来たんだしさー
誰かを殺しに来たんだったら、殺されちゃうのは仕方が無いよねー
あ、そうそう。思ってるだけで許されるなら、この世界の犯罪者ってどれくらい減ると思う?
良い人だったら何をしても許される。うわー、悪人にやさしい世の中だねえ
【落下して行く昴、助けに向かう双葉】
【麗しき兄妹愛を間の辺りにして、悪魔は酷くご満悦】
【弾むような口調、声。嘲るような言葉は変わらない】
>>252
だーいじょうぶ!もう彼女にはボクの声なんか聞こえてないよ!
副作用で色々聞こえなくなってるかもだけど、静かに眠れるから良いよね!
国民だって自分の事に精いっぱいで耳を貸す暇は無いし、そこの剣士は……
『……久しいな、本当に。何年振りだ?』
多分、三年くらい?
……見ての通り、ボクの知人だしねぇ……いや、もっと深い仲だけどぉ
【悪魔は、何処までも何処までも、人の感情を逆なでする】
【彼の叫びを、悪魔は、最低な形で実現して見せた】
【もう、聞こえることなど無い。きっと、聞こえない】
さーて、隙を見ていっぱーつ!
味方を守る暇が有ったら、こっちに手を出せば良かったのにねえ
【粒子に覆われて行くその腕を、警戒すべき対象と判断したのか】
【ザンシアは其方に向けて、魔銃の引き金を一度だけ引く】
【今回射出されるのは、単発の炸裂魔弾】
【味方を庇うという行動は、悪魔の大好物だ。悲劇を生み易いという点で、だが】
/続きます
281 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !red_res]:2011/03/20(日) 02:54:49.16 ID:ANqSG/j+o
>>253
[……?]
[欲しい物をくれるから、付いて行く。それが当然でしょう?]
[それ以外の理由で、誰かに付き従う事は有り得ません]
[……それと、一応伝えておきますと]
[全て、見えていますけれどね]
【ライブラは、どうでも良いと思った事には正直で】
【そして誰かに付き従う理由は、どうでも良いと思えるもの】
【短い、たったこれだけの言葉。それが、答えの全てだ】
【ルーミアでは、満たせなかった。それだけの事なのだ】
【見えているという言葉の意味。それは、城壁に並ぶ、攻撃を終えた屍侍女】
【彼女達は、砲撃以降は動かず、ただ、周囲を見ていた】
【ライブラの能力には、自分が操る屍との視界共有が有る】
【見えぬ位置よりの攻撃の筈でも、ライブラからすれば俯瞰図で映る】
【蛇腹剣を縮め、通常の剣と為し。右の脇腹に触れさせて】
【背後よりの短剣の到達地点に刀身を合わせ、ぎぃん、と弾き返す】
【元より、逃亡に全てを費やす覚悟のライブラ。それを止める事は容易い事でも無いだろう】
【そして、クルスが己の咎≠解放したからとて、それが全てを終わらせられるような段階ではない】
【一能力者の力だけで終わらせるには、この戦場は混沌に飲まれ過ぎている】
>>255
分かってないなぁ……これは対等な関係だったのに
ボクが居なかったら彼女はそもそも、世界に覇を競う事は出来なかった
一人じゃ絶対に見られない夢を見せて上げて、歴史にも名を残させて
これからつまらない人生を歩むより、此処で華々しく散らせてあげる
そんな素晴らしいプランを、ボクは用意してたんだよぉ?
こんな状態で生き延びちゃってさあ、どうするんだろうねぇ?
だーれが面倒みるのかなー、この国じゃ無理だよねー
あ、当然ボクはお断りだよお?うふふふふふ……
【鎖が巻き付いた左腕、長剣を手にした左手】
【近接戦闘を得手とする訳ではないザンシアは、それを盾として扱う】
【ライブラ程に同時処理能力は高くない。天金へ攻撃している今は、幾らかながらチャンスと呼べる機会で】
おっと!……危ないなあ、いきなり胸を狙ってくるなんてさあ!
もう少し遠まわしにじっくりとしてくれないと盛り上がらないじゃないか!
【左腕で胸を庇うも、切っ先がずれて】
【左肩、左腕。装甲の上から斬りつけられる事となった】
【元々、主武器として使う腕では無いが、更に行動は鈍くなり】
【次の挙動に、慎重性をプラスしなければならないとは考えさせられる】
【意識してか、そうでもないのか】
【すす、と一歩。後方に下がり、間を開けようとした】
/続きます
282 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !red_res]:2011/03/20(日) 02:55:18.73 ID:ANqSG/j+o
>>259
罪がどうしたって?「罪は償わなければならない」って言いたいの?
そうだよねえ?人殺しの戦争起こした大悪人がさあ!
まーさか許されて生き延びて日光の下を歩けないよねえ?
……あ、もう吸血鬼だから太陽駄目なんだっけ?うっかりしてたざんねーん
……罪は断ち切るものではない、か
そうだねえ、断ち切れる筈が無い。生き延びたら彼女について回る
それも、今までの崇高≠ナ立派≠ネ罪じゃあない
悪魔にたぶらかされて失敗を重ねた、愚か≠ナ無様≠ネ罪がさあ
でもさ、死んだら許してもらえると思わない?
確か櫻の東部では、自分の腹をかっ捌く風習が………
【彼が、何を言いたいのか、分かる筈もない】
【だが悪魔は、その言葉を悪い方へ悪い方へと曲解して、言葉を重ねていく】
【彼が血を吐けば、ぐわと口を開いて笑い】
【彼が膝を付けば、腹を抱えんばかりに喉をひきつらせて】
【悪魔は、楽しむばかりだ】
>>ALL
総帥閣下……呼びにくいねえ。アドルフ、丁度良い機会だと思わないかい?
この国の国民達は、見事に天秤をひっくり返した≠だ!これは素晴らしい実績だ!
王家による支配の体勢を破壊して、次の体勢を受け入れる用意をしたんだ!
褒めてあげなきゃ無いんじゃない?それが、キミのするべき事だろう?
何処かの、国民無視して走っちゃった王様とは違うんだからさあ……
【戦闘を継続しながらも。ザンシアは、カーネルに言葉を要求する】
【舞台を用意して、台本を用意して。ようやく、此処まで進めたのだ】
あのポポルとか言うのがトップだったら、こうやって誘い出して殺しちゃうつもりだったんだぁ
だけどキミが上にいたらさあ?そんな選択肢、つまらないじゃないか
折角の役者に、折角の部隊。聴衆だって居るんだ
小道具は……其処に転がるぼろきれ?
【双葉の手の中に収まるのだろう、昴を指しての言葉は、やはり他者を怒らせる為のもの】
【何処までも、聞く者を煽りたて、敵意を煽りたてるような言動】
さあ、同胞も聞いている。キミの言葉を求めている者が居る
あの放送局での一件では、立ち会えた者が少なすぎるからねぇ……
今なら、直接見に来た者が居る筈だろう?肉声を聞かせてあげれば良い
そして、勝利の内に……ボクに撤退命令を出してくれれば尚有り難い
【同胞――
>>264
の方に。或いは、この世界に存在し、これを見ているだろう者の方に】
【ザンシアは、パチンとウインクをしてみせる】
【悪意の塊が行えば、この行動さえも此処まで憎らしげになるのかと思わせる様なそれを終えて】
【ザンシアは、攻撃の手を止めた】
283 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 03:02:10.86 ID:LmI6Ljpho
>>277
”脚は資本だ、手放すにはちょっと惜しい”
【消毒用の薬品をガーゼにつけて、傷口の周りに塗る】
【それから、裁断もしていない大きなガーゼを傷口に当てて、丁寧に包帯を巻いていく】
【その間、胸のペンダントと床に置いた槍、それから足の傷をもう一度眺めて、最後にネットを被せながら】
”君、竜騎士だろ? 片足じゃ格好が付かない”
【それから周囲に散乱したものを脇に避けて、なるべく広いペースを確保する】
【ある程度座れるスペースを作ってから、ブルーラインは床の上に腰を落ち着けた】
/すみません、配慮が足りませんでした
/ご指摘ありがとうございます、もっと文を推敲する癖をつけなきゃ
284 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 03:02:35.83 ID:bUIVhUJyo
>>279
ラジオ……あのテレビ局のときか……
【青年はそのときに現にテレビ局で交戦していた】
【無論、<<R.I.P>>総帥の声も聞いていただろう】
まぁ、無理に関われとは言わねぇ、自分でできる範囲でやりゃいいんだよ
あと、物事は最善とかどうこうで考えるより、後悔しねぇかどうかで決めたほうがいいぜ?
オイラは強くならねぇといけねぇ、今のままだとただの旅人だからな
オイラのやることも決まったし、悪ぃがここに長居は無用だな。
【そういうと青年は印を組み】
あ、そうだ嬢ちゃん名前はなんていうんでぇ?
オイラは獅子堂 輝天てぇんだ、また会ったら声でもかけてくれぃ
【そういうと青年の周りから無数の美しい桜吹雪が舞い現れ】
【桜吹雪が散るとともに青年の姿は消えていた、残ったかすかな桜花びらも時期に消えるだろう】
/お疲れ様でした!それではおやすみなさい!
285 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 03:05:07.37 ID:LmI6Ljpho
>>283
//塗ってどうするorz
【消毒用の薬品をガーゼにつけて、傷口の周りに塗る】
↓
【消毒用の薬品でガーゼを濡らし、傷口の周りをふき取り、最後にピンセットで挟んだ綿で傷そのものを消毒する】
286 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 03:05:35.99 ID:uTDVfXI6o
>>276
───…ッ
【気付いた上でそんな対応をした事に対してほんの少しだけ動揺の表情を見せたが、すぐさま表情を戻す】
…興味ねえよ。
補足しておくと、女に興味が無い訳じゃなくて女としてのてめえに興味が無い。
【──一つ言える事は、口が悪い。】
【二人称が「てめえ」の時点で“お察し下さい”なのだが、わざと相手を怒らせるような話し方をする。】
ただ、気になるのが───「何者か」って事だ。
…“普通じゃねえ”物を感じるからよ。
287 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 03:08:10.15 ID:KVcTmVQ+o
>>283
これは君の脚じゃないだろ
君にとって、僕は別に助ける価値も無いはずだ
同情と憐憫なら、他をあたってほしいんだけど?
【どうにも治療を受ける理由が分からないらしく、相変わらず弱々しい声ながらも、軽く睨み付けている】
竜騎士? 君に話したっけ?
【怪訝な表情をしながら首を傾げた】
【確か話していないはずだが──?】
//いえいえ、大丈夫ですよー
288 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(四国)
:2011/03/20(日) 03:08:45.71 ID:6t3aop+AO
【水の国 公園】
…………予想以上に、大きく動いたね、収穫もあった、やっぱり情報って大事だねぇ
(得た情報は少なくはないが……決して多くもないかな)
(必要なのは、人殺しと聞けば問答無用に[
ピーーー
]人間、強すぎる正義心を持つ、どこかの誰か)
【グレーのパーカーにジーンズ、とどこにでもいそうな格好】
【目深に被ったパーカーの隙間からは黒い髪と黒い眼が僅かに伺える】
……流石に寒いなぁ
【そんな人物が、ベンチに座り何かを考えていた】
289 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga]:2011/03/20(日) 03:09:56.11 ID:pFt9BI0a0
>>259
(青年)
>>262
(双葉)
【閃く連鎖斬撃、彼の新たなる剣技、≪紅樂斬奏(ブレイドノイズ)≫】
【それは、確かに昴の身体を幾重かに引き裂いた。その事実は、もう覆らない――が】
≪――――、む?≫
【階段の上で、カーネル=アドルフ・レルゼクムは、自らの赤い光剣を見て眉を顰める】
≪……違う。“斬った。が、届いていない”…………「干渉」……『防壁』……
……――――『キサマ』、か?……取るに足らぬ……カスがァ……≫
【――その灼焔が如き紅が、這い蹲る青年を見下ろし、射抜く】
【……カーネルの剣。それは、光の粒子を刃と成す特殊兵装だ】
【光は常に「噴出」している……青年の『干渉結界』は、確かにカーネルの斬撃を防いだのだ】
【だが、カーネルの方が瞬き分疾く……結界が発動する前に、“スデに噴出されていた光の粒子”が、昴を捉えていた】
【……つまり、『切っ先だけ』が昴に届いたような形になる。恐らく、傷は完璧に斬られた時の数倍は浅いだろう】
≪…………まァいい。トドメを刺すのは容易いコト。キサマ如き、いつでも始末できるわ。
此処でスバルが生き延びるのが『運命』なら……従ってやろうじゃあないか……≫
【――青年を、落下した昴を見下ろしながらも、カーネルは笑んでいた。それは……果て無き『余裕』と『自信』なのか】
……――――、ぅ、ぁ……
【一方昴は――ギリギリ、双葉に拾われることになるだろう。幾ら斬撃が浅かったとはいえ、直接地面に叩きつけられていれば危なかった】
【しかし、その傷は深い――砲弾の雨を受け、魔弾を脇腹に受け、そして≪ブレイドノイズ≫――】
【……双葉は、その奇妙な傷口を目の当たりにするだろう。昴の体の前方に、何度も何度も同じ場所を斬られたように、連なった傷があるのだ】
【カーネルは確かに一度だけしか斬撃を放っていないというのに、――これは……】
……おに、…………ちゃ、……
……ごめ、…………ぉね、が…………ル、……ミ、……、……
【……昴は、朦朧とした意識で兄によって助けられたことを確認する――まだ、なんとか意識は在る】
【生命が助かるかは、まだ断言し難いが……――しかし昴は、自らが生死の境にあろうと、ただ一心に友を案じていた】
/レス順番の関係から、青年・双葉にかかる分だけ先に返信しておきます。ザンシア宛は少々お待ち下さい
290 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 03:10:23.93 ID:tsBVe3QDO
>>284
──最善かどうかより……
後悔、しないか、どうか──
【青年が紡いだ言葉を、少女は静かに繰り返した】
【彼の言葉に、思うところでもあったのか】
【少女の表情は──どこか、真剣なものであった】
……、って、ふぇ、えっ?
あっ……えっと、エルネスティーネと!
エルと──申します……!
【ひゅるり──】
【少しばかり早い桜が、少女──エルの頬を撫でる】
【そして──獅子堂に届くかどうかは分からぬが】
【彼女は精一杯、己の名を、紡いで】
【桜吹雪が消えた後】
【彼女はまた──王城を、見つめ続けた】
/お疲れさまでした!
/ありがとうございますたー!
291 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/20(日) 03:10:36.08 ID:BKRX+dGj0
>>275
下衆!?おおっ!?
俺に言ってどうするってんだよぉォ!!
【上へ飛び上がるアートマンを目で追いつつ、その場からは動けない】
【この鞭、威力は絶大だが重量がある故に、鞭を振った隙は大きくなるのだ】
【しかし砂埃に、男は腕で目を覆った】
【それでも構わず文句を叫び続ける】
俺は御主人様だろぉ!?
言う相手を間違えるんじゃねぇぇェェ!!!
【咄嗟に腰の裏側から、折りたたんで纏めていたのであろう銀色の鞭を取り出し、それを自身の前方広範囲で振り回す】
【この鞭は傷つく事は必至であろうが、刃の軌道を逸らす、或いは破壊する事が可能かもしれない】
【だが、数からして刃を全て防ぎきるのは、男にとって厳しそうだ】
卑屈な言葉を言われる権利を持っているのはよぉ!
罪人のような下僕共とお前のような偽善主義者だけなんだよォ!
【右手に持った金色の鞭を、今度は上へ振り上げる】
【さらに左手の鞭を持ったまま、アートマンの下方向へと走り出そうとする――】
(そうだ、派手に動いて体力や魔翌力を消耗しな――!)
【余談だが、男は戦闘中に関わらず勝利の構造が頭に浮かんでいた】
【目の前のこの男は出会い頭から傷ついていた、つまりどこか別の場所で既に戦闘を経験しているのだ】
【今この状況の場合、おそらく処刑台付近の戦闘に参加したと見るのが妥当だろう】
【相手が傷ついていればいる程、この男の勝率は高まっていくことを自身で分かっているのだ】
292 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/03/20(日) 03:14:59.83 ID:1MgBsKl9o
>>286
そう、ならば貴方もあの舞踏会を見に来たのかしら
ほんとうに美しいものね、大きなものが動く瞬間というのは
【語る口調はごくゆっくりと、幼子に寝物語を聞かせるような柔らかさ】
【ようやく相手の方へと振り向いた口元は、相手の話し方など気にしていないように微笑んでいる】
私の事など、そう大したものでも無いのよ?
だけれどもそうね、ここで答えないのは失礼かもしれないわ
……強いていうならば、まほうつかい、とでも名乗っておこうかしら
【国の中心部を背にして、相手の方を見遣る】
【利き手らしき右手の指は口元に、遊ぶような言葉の選び方でそう答える】
293 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 03:16:14.79 ID:LmI6Ljpho
>>287
”怪我人は大人しくしてなさい”
【次の瞬間、傷口を平手で叩いた】
【どんな反応を返そうが問答無用でしばらくじっと見つめ、少し間を空けてから力を抜いて笑った】
”脚の筋肉の付き方に得物が槍、おまけにその竜のネックレス…”
”それだけ情報があれば察しはつくよ。知り合いにそんなのがいたし”
【唐突に立ち上がり、壁面を軽く叩いて調べながら、ブルーラインはこともなげに言った】
【強度を調べているのか、何箇所か叩いてから、次は窓を閉める。ついでに玄関の鍵もかける】
”しばらく寝たら? 不機嫌な顔するよりは治りもよくなるかもしれない”
【それから受付の中を物色し、適当な書類を灰皿に入れて、左手に蒼い線を集めて燃やした】
【照明代わりにするつもりなのか、ヒュウガのソファーと先ほど座っていた位置のちょうど真ん中あたりに置く】
294 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 03:16:53.22 ID:fpPs+NhSO
>>280
>>282
【実のところ、今自分が操作しているものが何なのか、彼は解っていない】
【把握しきらないまま怒りに任せて、「射出」を行ったのだ、が】
………………ぅ、あ?
【がくん、】
【世界が一段、上に登った感覚――否、彼が膝を突いただけ、だ】
【どうやら、この謎の燐光、使用するには相当燃費が悪いようで】
【ただでさえ疲労の蓄積した身体で「射出」を行えば――】
――――――ッ!!
【――ご覧の通り。動くことすら怠くなって、銃弾を避けるなどという選択肢は、容易に潰えてしまう】
【脇腹。腸の詰まったそこを、銃弾は抉って通り抜けた】
…………くふ、……ふっ……
【小さく細く荒い呼吸を繰り返し、なんとか意識を繋いで、蹲ったまま視線だけ上げる】
【地べたに這いつくばって呻きながらも、金の瞳だけは敵意に満ちていて】
【だけど、その様は、悪魔にとって娯楽にしか成り得ないのだろうか】
295 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 03:18:49.86 ID:5DqF/5x8o
>>291
【空中に居ながらも、上手く態勢を整え、ゆっくりと落下していき】
《Hello world》、速さが欲しい。
力を、この手に。
【刃の内、3つは砕かれたが、2つは鞭を潜りぬけ、襲いかかっていく】
【そして、同時に、腕が変貌していく】
【ぼこり、と背面装甲が膨らみ、そこに数式が集中していく】
偽善、大いに結構だ。救わない善よりも、救う偽善が百倍マシだね。
御主人様なんざ言ってやらねぇよ、たとえこの腕が千切れようとも、この目が抉られようとも、な。
《Code-Fire!!》
【声を発すると同時、背の数式が炎へと変化し、噴射する】
【腕を振りかぶり、落下の重力加速度と、炎の加速でその速度は早い】
【振りあげる鞭を、ぎりぎりで回避してその際に、右袖が千切れ、血が吹き出すが、気になどしない】
【そして、義手の五指を揃えて相手に向けてその左腕を叩きつけようとするだろう】
【爪は鋭く、固い。当たれば抉られ、穴が開く程度の威力は持っているのは間違いないだろう】
【少年も、理解している。この、傷を受けている状態では、長くは戦えないと】
【そして、この力は、ただでさえ短いタイムリミットをさらに短くする力だと】
【故に、加減などしない。全部を全力で、燃え盛るように駆け抜ける】
296 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 03:20:46.33 ID:BArGEkj3o
>>262
……!?
【背後に現われた、唐突な――あまりにも濃密な、真紅の殺気】
【ちらり、とそちらに眼を向ければ】
(カーネル!? なぜ、ここに……!)
【忘れようもない】
【カーネル・フェンダンス――否、カーネル=アドルフ・レルゼクム。あの中央放送局で対峙した、絶対的なまでのカリスマ】
【事態が加速度的に悪化していくことに、神経が擦れていく】
【――今は、目の前のライブラを追うことに、まず一念を注がなければならないが――】
(攻撃、されたら?)
【――咎を。己の全てと引き換えにでも、解放して――この地を、全てを守るしか、ない】
>>280-282
……くっ!
【どういうカラクリかは分からない、が。どライブラには『第三の眼』とでも呼ぶべき器官でもあるというのか】
【死角から潜り込んだ短剣を、容易く弾き返したライブラの動きに、呻き声を上げて】
貴方は……!
【その淡々とした言葉に、かえってクルスは激昂する】
【感情の昂ぶるままに――】
『三十枚の……』ッ!?
【――魔術を行使しようとして、視界が唐突に崩れた】
【右肘からの、多量の出血】
【既に魔翌力と言うタンクはガス欠で、あまつさえ自分から血を抜いて見せたのだ】
【急激な貧血の症状を起こるのは、必定】
【視界が崩れた理由が、自らの膝が崩れたため、だと言う事に気付いたのは、地面に手を突いた後だった】
ま……てッ……!
【それでも、血の気の失せた全身に鞭を入れて、よろよろと立ち上がるが――】
【――逃げる相手を追うのには、あまりにも手痛いタイムロスになるだろう】
(……セエレを、呼ぶしか)
【カーネル】 【ライブラ】 【ザンシア】 【パニキュレータ】
【そのいずれもが、おそらく万全の身でも、御しきれぬ難敵達】
【――今、ここに居る味方たちの足手まといになるくらいならば】
【この身に救う、魔翌力の源泉。かのザンシアと同じく、悪魔の名を冠する、彼を――】
【――震える手で、クルスは己の髪留めに、手を伸ばし始める】
297 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 03:21:57.23 ID:1NiPiKzSO
>>278
【彼は、その場を去る】
/超遅れました……乙でしたー
298 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 03:22:40.12 ID:KVcTmVQ+o
>>293
ぐっ……!
【流石に傷口を叩かれると痛むのか、苦しそうな顔をして黙り込んだ】
竜騎士なんて存在を知っているなら、辿り着くのは容易、か
【なるほどね、と付け加え、彼女の言葉に納得した】
【だがそれにこうも付け加えた】
生憎と、僕は竜騎士じゃないよ。間違えないでほしい
【弱々しい声ながらも、それだけははっきりと言った】
【些細なことにも聞こえるが、彼にとっては重要なのだろう】
……悪いけど、信用の置けない人間の傍で寝るつもりはないよ
一体ここはどこの病院だい?
【警戒をしているらしく、やや強引に身体を起こしてソファに座りこむ】
299 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 03:24:53.15 ID:PwLXFodAo
>>281
素晴らしくなんか無い、それはお前が感じた素晴らしさであって……
あの女王が本来欲しかった物なんかじゃない、お前が彼女を惑わせたんだ。
幾ら不安を煽ろうとも無駄だよ、少なくともオレには言葉のジャミングは通用しない。
それにこの国が無理でもオレのリーダーが保護してくれる、万に一つ保護してくれなかったとしても――――
その時はオレがなんとかする、だからお前の言葉は意味は無い、何一つだ。
戦闘を継続するもう会話も要らない、避けるな、当たれ……。
ここで倒れろ、ここでお前は乾いてしまえ。
【手元の鎖の手綱を引く、くん――と張られた鎖は引き戻され】
【やがてエルフェスの左手に収まる】
【そして即逆手に構え直す、鎖は消す】
【もう距離も近い、この程度なら十分】
【意識して左足を地面に強く当てる、腰から足へと力を伝わらせる、血が吹き出るが知らない】
【方向は前方、重心を更に前に出し、次いで足でその方向へと押し出す】
【限界加速、脚部筋肉が悲鳴をあげるが関係無い】
(攻撃止まる、チャンス――――)
【ザンシアの攻撃が止んだ、撤退?逃しはしない】
【最大戦力を以て、ザンシアを……】
バラしてやる……。
【その感情は憎しみかと聞かれればそうかもしれない】
【第三者に近い自分がそんな感情を持つのはどこか可笑しかった】
【しかし、それでも許せない、誰かを利用し嘲笑う者がどうしようもなく許せない】
【既にザンシアを切り裂ける圏内には居る】
【極限まで近づいた所で膝を曲げ姿勢を下げる、ザンシアから見れば一瞬消えたように錯覚するかもしれない】
【ザンシアの右脇腹に向けて左手の刀を振る】
【だがそれは囮】
【刃が脇に触れた所で切り裂きはしない、したとしてもその傷は浅い】
【何故ならその時点でエルフェスは刀を離しているから】
(本命はこっち、オレ自身の手でやらないと気が済まない……)
【黒く染まった右腕を前方にかち上げる】
【ザンシアの心臓に乱れた黒い刃の切っ先を向け、半ば倒れるように突き刺そうとするだろう】
300 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 03:27:46.10 ID:zg2yFLHN0
>>288
【その公園に駆けてくる1人の侍】
【藍色のシンプルな着物に身を包むその男は焦った様子で】
クソッ…よりによって事件の場所から一番遠いところにいたとは…
なんとかここまで来たものを…
(もう終わったのか…?)
正義を語るとして絶対参加するべきなのに…不覚…
【そう言ってうなだれるように自販機に向かい】
【おしるこを買って彼の座るベンチから1つ飛ばしのベンチにどさりと座りこむ】
301 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 03:28:39.92 ID:78vLhjSko
>>282
>>289
【ひゅう、ひゅう、と隙間風のような息が漏れ出すだけで、それはもう呼吸とは呼べなかった】
【溶けかけの擦り硝子越しで見るように熱く歪んでぼやけた視界の向こうで、悪魔が笑っている】
【出所の分からない憤怒に、空虚に、ただ身をうち震わせるだけで、もう何も出来ることはなかった】
(……──ふ、少し、だけ、高性能、な、襤褸、雑巾、だ)
【だが、カーネルが不可解さを抱いてる様子が僅かながら目に捉えられて】
【自身の名も忘れてしまった青年は、本当に少しだけ、口の端を吊り上げた】
【そして──落下していく昴、その先に朧げながら捉えた双葉の姿】
【──嗚呼、何となく、羨ましいな、と思った。彼らが一体どんな関係であるのか、】
【それをこの青年が知る由などあろう筈もないが──何処となく、幸福感が身を包んだ】
【名も知らぬ彼女だが──生きて欲しい。双葉の姿を見て、そう思った】
(──王女、は……)
【それから、蒼かったり紅かったりする血に濡れた異形の貌が、】
【ずず、と、緩慢に動いて、ルーミアの方を見遣る】
【その白目までが漆黒の瞳、焦点が合っているのかさえ分からないが、確かに見ていた】
『…………?』
【青年の側に落ちてきた人形、『つー』は、ゆっくりと首をかしげていた】
【灼熱を湛えて混迷するこの状況を前に、その人形はあまりに小さすぎた】
302 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 03:29:36.37 ID:uTDVfXI6o
>>292
──“舞踏会”、ねえ。飾り付けた言葉で言えば、そうなるか。
【暫く、考える様子を見せてから言葉を続ける】
…美しいか?アレ。
少なくとも、俺はアレを美しいとは認識出来ねえよ。
何でそうなのかってのは……上手く言葉で表せねえんだけど。
…人の命が散るのに対して、憎悪を抱く訳でもねえし。
(…。にしてに何か、嫌に余裕があるよな……ちょっとこういうの“苦手”かもしれねえ)
(オトナ──とかそんな言葉で言っちゃいけねえ気がする…)
【此方に向いた顔を眺めながら、そんな事をふと考えた後──思い出したかのように、返答を返す。】
──その名詞だけなら、珍しくねえな。
もっと形容詞が付きそうなもんだけど──まあ、いいか。
【──追求は、しない。】
303 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 03:32:20.92 ID:LmI6Ljpho
>>298
”まだ歩かないほうがいい、下手をすると歩けなくなるかもしれない”
【とは言うものの、止めようとはしない。それほどの無茶をしないと、たかをくくっているのかもしれない】
【それから、はっきりとした否定を黙って聞く】
”そうかい、ならそういうことにしておこう”
【詮索する気は無いらしい。肩をすくめ、天井を見る】
”主戦場から少し離れた病院だろうね、具体的な位置は知らない。僕だってはじめてきたところだし”
”少なくとも、名医の病院じゃあ無いね。この緊急時に病院空けてトンズラするようなら”
【肩をすくめ、やれやれと首を振る】
”で、何があったの? しこたま砲弾ぶち巻いてくれちゃってまあ”
”大人はともかくガキまで巻き込むなっつーの…”
【ボヤくブルーラインは、それから急に俯いて】
”…痛かった人は、ご愁傷様”
【胸に手を当て、黙祷した】
304 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/20(日) 03:33:20.29 ID:BKRX+dGj0
>>295
ぐっ…ぁあっ!!
てめぇ、よくもぉッ!!
【それぞれの衝撃派は、左右の二の腕を僅かに切り裂いた】
【しかし、そこから生じる痛みは尋常なものではない】
【そしてやっと気付かされた、痛みを増幅させるタイプの技だと】
【右手の鞭を離してでも、避けに徹するべきだった】
アアッ!!使えねぇ下僕は始末だッ!とっとと始末してやるよッ!!
(――だが、あの技はヤベェぞ!?喰らったら確実に致命傷か――!?)
【攻めに挑んだのは失敗、かと言って全てがそうではない】
【右腕を離さなかった事で、宙に浮かぶ鞭の利を得る事が出来た】
【一気に距離を取らんと、鞭を持ったまま後ろへ逃げ出す】
【この戦法、逃げに徹している訳ではない】
【もし背後と鞭への警戒を疎かにしていれば、鞭は空中から撓るようにアートマンの背後へ襲いかかるだろう】
【強い痛みに襲われていても、重力に任せれば鞭を振うのはた易いことだ】
305 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga]:2011/03/20(日) 03:34:14.37 ID:pFt9BI0a0
>>264
(パニキュレータ)
≪……ん?……クク、何をしている、パニキュレータ。
その様子。ここで戦闘を展開していたのか?フン、マヌケめが……無駄に戦いを重ねるんじゃあない……≫
≪……と、言いたいところだが……今日のオレはとても気分が良いッ!ああ、構わんさッ!
だが、これ以上戦いを重ねるんじゃないぞ?オレたちにはオレたちの戦場があるのだからなァ……
……ククッ、思わず飛び込んでしまったこのカーネルが言えた義理ではないなッ!!≫
【戦場の最中にあって、この余裕。そして、圧倒的なまでの魔力の波動】
【彼が覚醒してから直接目の当たりにするのは、パニキュレータも初めての経験だっただろうか?】
【……全てが、桁違いであった。今までと……何も、かもが――!】
≪……とはいえ、だ……今日の主役はこのカーネルではない。
もっと、この新たなるカーネル=アドルフ・レルゼクムの力を披露してやりたいところだがな……
いいか……今日、この場の『主役――“指揮者”』は……――≫
>>280-282
(ザンシア)
≪――キサマだ、ザンシア……今、紛れもなく……この場はキサマが支配している……
――クク、“やってくれたな”……ああ、“よくもやってくれたッ”……
この感情の猛りを!オレはどう表現してやればいいんだ、なァ!?≫
【一方のカーネルも、また。いびつな笑みを張り付けて、酷く愉しそうに哂っていた】
【それは、たった今。自らの部下から、どんな形であれ“自分を倒す”と宣言された上司には見えなかった】
【両手の紅い双光剣……イルフォーシスのようで、イルフォーシスではない。『出力変化』や充電切れ』が起きていない】
【常に赤い光を噴出するだけでなく、よく見れば、彼の鎧と同じような紅い鋼で補強が成されている――】
【――を、かち、と。両鞘に収めて】
≪キサマが響かせる、この≪戦奏≫の音色ッ!久しく聴く、この心地よき旋律ッ!!
その残響がどのようなメロディ・ラインを刻むのか……見届けてやる。
そして――このオレが、……このオレだけが完全なる完成へと持っていく……≫
【一歩、一歩と。処刑台への階段を上がってゆく】
【突如出現した時点で、スデに上から数えた方が早い位置だった。それは、すぐに成される】
【――処刑台の、上。ルーミアや、
>>296
クルス……ライブラが、居るのか】
【だが、彼は、それには一切、目をくれず――】
≪キサマがこのオレに全てを譲渡した上で、このオレから全てを奪うことを指標とするのなら……
……“いいだろう”。……存分に……そうするがいい。
オレはキサマを始末することは当然無い。いつか裏切ると分かっていても、傍に置き続ける。
……このアドルフ・レルゼクムを……真なる王と導く踏み台と成れ。
或いは……キサマが、このオレを踏み台とするのか……それは……時と結果だけが知りえることよ……≫
≪……楽しみにしているぞ。キサマが、オレの描く理想郷への道の中で、どのように動いてくれるのか。
そして……――――撤退だ。ああ、聞かせてやるとも……このオレの言葉を、なァ≫
【――やがて彼は、すぐ傍に敵が居るというこの状態で、大胆にも】
【ば、と。全く構えもせず、両手を広げ。混乱に陥る民衆に、国民軍に、騎士たちの生き残りに、同胞に】
【或いは此処に集った戦士たちに、或いはこれを眺める傍観者たちに、或いは世界のあらゆる道理に】
【――宣言、する】
/一参加者の身で申し訳ございません、続きます
306 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(四国)
:2011/03/20(日) 03:35:08.44 ID:6t3aop+AO
>>300
(着物か、見るのは久しぶりだなぁ……お汁粉……はいいとして一応、関わって見るか……)
どうかしたんですか?
【ベンチから動く事もなく、首だけをそちらに向け、比較的自然に声を掛けた】
307 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga !red_res]:2011/03/20(日) 03:36:34.50 ID:pFt9BI0a0
>>ALL
――聴けッ!この場に集まりし全ての人間よッ!
己が正義を証明するがため、勇気を剣と、決意を鎧と成して集った能力者諸君!
己が主君を解放するがため、誓いを刃と、信念を靴と成して集った騎士団諸君!
そして王女の処刑という歴史のターニング・ポイントを、一目見んと集った民衆たちよ!
喜べ……キサマらは、今ッ!!そんな、たかが一国を統べる程度のマヌケの処刑など取るに足らぬッ!
真なる、新たなる歴史を紡ぐその瞬間を!!その眼で目の当たりにするという幸運に直面しているのだッ!!
――金の国は!見事に≪天秤の逆転≫を打ち果たしてみせたッ!
諸君らは『証明』したのだ!!この世界のシステムを!!
そう、まさしく『力無きもの』が!『力ある座』に付いている、という、この事実をッ!!
そして……それは!真に『力を持つもの』によって『奪われ得るモノである』ということを!!
諸君らは、まさに己が決意と信念、結束で以て『証明』してみせたのだッ!!
……≪生命淘汰≫はッ!!それが野生世界では『起こり得るべき当然の事象ッ!!』
諸君等は勘違いしていなかったか?それはあくまで本能が蔓延る世界でのみの話だと!
文明が発達し、理性と知識によって社会の歯車をまわす人間世界では縁の無い話だと……
……あの放送局での、このオレの言葉を。所詮はテロリストの戯言と、嘲っていたのではないか?
――だが、世界は変わり得るのだッ!!たとえ、いかに強固な体形がスデに完成していようとッ!!
『気高き意思』は!!あらゆるものを打ち砕くッ!たとえそれがゴミ虫のようにちっぽけな存在に見えてもッ!!
ただ、己の地位に甘んじるだけの、或いは操られ自分自身の意思というものを知らぬなら、猛獣でさえ打ち破ることが出来るッ!!
何故なら、それが『あるべき姿』であるからだ!外ツラではない。人間の力とは、本質なる中身を以て証明されるものだからだッ!!
金の国の諸君は、それを見事に証明した!!彼等はただ見るだけならば何のとりえもない一般市民かもしれない。
だが、その『意思』が!!ただブタのように王座でふんぞり返るだけの『王』を!
或いは、それが自分の意思であると勘違いしてマリオネットと化していただけの『王女』を!
完膚なきまでに打ち破り、そして何年にも渡って続いた王政を、見事崩壊させたのだ!!
これは歴史に刻まれる、大いなる前例となるッ!!この『結果』は、諸君等に大きな『希望』を齎すだろう。
――そこで、だ。……なァ、これを見届けたキサマらは何を思うんだ!?
キサマらだよッ!!日陰で不幸を啜ることしかできないキサマらだッ!!
或いは、ドス暗い諦めなどという感情に総て身を投げ出し、たゆたって世界を眺めている傍観者よッ!!
キサマらの『世界』は、変えられるということの絶対の証明を!この金の国の民はやってみせたんだッ!!
この事実は!貴様等に何を齎す?そして、貴様等は何を思う?……その目は!今!!何処を見据える?
見えるんじゃないか?大いなる光というものが……
感じるんじゃないか?今までにない、体の奥底に燃ゆる焔の感触をッ!!
――ならば!今こそ立ち上がらんで何時立ち上がるのだッ!!
今こそキサマらの世界を変える時なんじゃないか?『あるべき姿』へ!!
いいか……オレは何度でも言うぞ!『キサマらの周りを取り巻く世界は!!変えられるッ!!』
――そしてその先陣はッ!!このカーネル=アドルフ・レルゼクムが斬り拓くッ!!
強者のふりをしてのさばる弱者どもを叩き落せッ!!
不屈の闘志を持った真なる戦士に勝利たる栄光をッ!!
さげすまれし日陰者たちに、世の幸福たる光の一切を浴びることができる理想郷をッ!!
我々が導き往く――――今こそ世界を、あるべき姿へ
この世界を――序曲へ、還すッッ!! ≪ Return In Prelude ≫
そう望むものは――我々に、ついてこい……――≪ 集えッッ!!!我が元へッッ!! ≫
――……≪R.I.P.≫ッ!!全員、本部へ帰還せよッ!!!
ク、ククククククククク………
クハッ、ハァーーーーーーーーーーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!!
【――即興の、大演説。金の国の中央で、高々と叫び】
【カーネルは、端末の転送装置を用いて、戦場より離脱するのだろう――……】
308 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 03:38:35.26 ID:KVcTmVQ+o
>>303
ふ〜ん。聞きたいことは山ほどあるけれど、まずは僕から教えてあげよう
【周囲をぐるりと見回して、面倒そうに頭を掻いた】
【そして一つため息をつき、ソファに体重をかけて深々と座る】
【ソファが小さくぎしり、と軋む音がした】
今回の一件は、僕が思っていたより──そして君が思っているであろうことより、ずっと厄介で面倒なものだよ
発端としては、あの国の第一王位継承者のルーミアとかいうのが、私兵を連れて暴れ回ったのが原因
そのお咎めを受けて、国民の意思を受けて今日、処刑されようとしていた
それに対して処刑を守る側と、処刑に反対して王女を奪還する側に別れて小競り合い
【事は、非常に単純に聞こえるだろう】
【王女が暴れ回り、結果、処刑されることになった】
【ただそれだけだ】
──ここまでは単純だった
【しかし彼は、重々しい口調でこう付け足した】
309 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 03:40:18.36 ID:h/2TvrRWo
>>280
>>282
>>289
……よかった……………。
【昴が生きているのを確認して、まずは安堵】
【決して安心出来るような状態ではないが】
【彼、天ヶ谷 双葉は、昴の魔術の師匠であることを──忘れてはいけない】
───《 ヒーリング 》
【専門でこそないが、回復魔術は行使できるのだ】
【穏やかな光が少女の全身を覆い、傷を癒そうとする】
【長時間魔力を溜めていたため、効力はそれなりのはずだ】
…………昴が、言葉を伝えてやれ。
俺が連れていくから、ルーミアの元まで。
【そして昴を抱えたまま、処刑台まで続く階段を登って行こうとする】
/遅くなって申し訳ありません。
310 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 03:40:38.06 ID:zg2yFLHN0
>>306
あ…いやぁ、まぁある事件に関わるべきなのに関われなかったというか…運が悪かっただけですけどね
【かじかんだ両手をお汁粉で温めながらこちらも首だけ向けて一言】
【左腰に差してある2mはある日本刀が座るのに邪魔そうである】
311 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 03:42:31.96 ID:5DqF/5x8o
>>304
【にぃっ、としてやったりという笑みを浮かべて】
【そして、見せつけるように、その腕に数式が纏わり付く】
【……その実、この数式は痛覚データでは無いのだが】
【これは、ただのバグデータ。但し、そのデータ量は莫大なもので】
【普通の身体構造をした人間であれば、神経に流し込まれる莫大な情報で脳が処理落ちし、一瞬であるが、気絶をすることと成る】
よ……け……さ、せねえええええええええええええっ!!
【噴射する炎は、その噴射する方向を微調整し、水平方向へと移動を可能とした】
【爆発的な風を発し、砂埃と共に、相手に襲いかかっていく】
【ちらり、と背後から襲いかかる鞭を視認し】
(……タイムロスは、したくない。なら、“追い抜く”だけだッ)
【炎がその勢いを増し、加速する】
【相手の真正面から突っ込んでいくが、その速度は、正面からであろうとも、十分脅威】
【大きな鞭でなければ、致命にはならぬ。そして、鞭に追いつかれる前に、ダメージを与えることを狙っているが】
【相手の鞭を扱うすべを、此方が甘く見ていたとすれば――――鞭の一撃を受けるだろう】
312 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 03:46:37.05 ID:LmI6Ljpho
>>308
【ブルーラインは胡坐にひじをつき、頬杖を突いた姿勢】
【話を聞く体制なのか、耳もヒュウガを向いたまま動かない】
【途中、一度だけ】
”ふぅん、暴れまわった王位継承者に処刑されてほしくない人がいたんだ”
【とだけ呟いて(?)、それからは特に何も言わなかった】
【重々しい付け足しにもたいした反応を見せず、無言で続きを促す】
313 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(四国)
:2011/03/20(日) 03:47:53.41 ID:6t3aop+AO
>>310
関わっても、損な事しかないと思うんですが、何か目的でも?
(公開処刑……の件と考えても良さそうかな、決め付けるには早いけど)
【軽い考えを巡らせ、会話を進める】
【この距離だと話しづらいと思ったのか、立ち上がり
【一人分程の間を開け、彼の隣に座ろうとするだろう】
314 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/03/20(日) 03:48:14.35 ID:1MgBsKl9o
>>302
……そうね。あの中には確かに憤りの激しさと、失われるものの冷たさがある
けれど、素晴らしい物語にはそういう波はつきものではなくって?
【何処となく、質問に対して答えがかみ合わないような】
【しかしながら、まるで理解しているかのように温かな表情で頷く】
【相手の感じる不快感は、もしかするとその違和感に由来するものかもしれない】
【この場に居る事も、状況や相手への対応についても、ずれ込むように場違いだ】
そう、それでいいの。おとぎ話の中の『まほうつかい』ほど、便利でありきたりなトリックスターは居ないわ
だけれど、ねえ。変遷を繰り返すこの世界では、ずいぶんと影響を与えるものよ
私だけではなく、彼らこそ。貴方はそう思わない?
【彼ら、とは。恐らく唐突に飛び出た三人称が指し示すのは、やはり『舞踏会』とやらで踊るものの事だろう】
【疑問形でありながら、同意を求めるように小首を傾げて】
……立っているの、少し疲れるわね。こんな場所でソファを求めるのは贅沢でしょうけれど
【ふと、思い出したように呟いて辺りを見回す】
315 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 03:52:52.72 ID:KVcTmVQ+o
>>312
どういう理由かは知らないけれど、居たんだよ
さっき戦ったやつも、処刑はやり過ぎ、みたいなことを言っていたよ
【「全く、笑えるだろう?」と失笑を浮かべる】
さて、厄介だったのはここから
君も知っての通り、街には無差別砲撃が、それこそ雨のように降り注いだ
唯一無事だったのは処刑場のみ。その砲撃は処刑場から行われた
遠くてよく見えなかったけど、どうやら国軍の軍師が砲撃を行ったらしくてね
そいつの正体が、かの有名なR.I.Pの構成員だった……
王女に国の行く先を示して誑かしたのもそいつらしくてね。全部裏で糸を引いてた黒幕ってわけさ
結局、反対側も賛成側も、いいようにこき使われたってわけ
全く、馬鹿馬鹿しいよ
【全てを語り終え、彼は心底落胆したように首を振った】
【結局、今回の事件も、今までの王女の行ったことも、全て計画されていた、ということだ】
316 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/20(日) 03:53:22.93 ID:C2Lp8vbCo
>>280-282
【「力なき意思では、何も救えはしない―――」】
【「悪魔と契約すれば、願いと引換に魂を奪われる―――」】
【ザンシアが爛々と、滔々と語る言葉を聞きながら、パニーはそんな事を考えていた】
【良く言われる話で、別にテロリストだからどうという話でもない――
――そもそも、それに関しては『自分にも覚えがあった』のだ―――
―――ああ、それなのにコレほどまでに悪意を持って伝わるのは、きっと―――】
―――性格の悪い女、いや、悪魔だこと……悪魔だから性格悪いのかしら?
【今度こそ、流石に不快感を覚えたのか、そんな事をボソリと呟く】
【……この距離と仮面故に、その不快感を気取られることが無さそうなのは、多分幸運なのだろう】
【しかしさっき自らがぼやいた通り、この場を最も支配しているのは他ならぬザンシアだ】
【「人間を捨てきれぬがゆえに拭い去れない」嫌悪感を微かに感じながら、彼女の姿に、言葉に再び意識を寄せ―――】
―――私も、アドルフと呼んでみるべきかしら
……そういえば、なんで「アドルフ・レルゼクム」なのかしらね
【不意にカーネル隊長に話を振ったザンシアの言葉を聞いて、そんな益体もないことに思索を巡らせる】
【―――とにかく、カーネルである―――ザンシアの「フリ」に釣られるようにして、再び彼の方に意識と視線を移す―――】
>>305
―――失礼したわね、隊長
確かに≪R.I.P.≫としては無駄な消耗だったわね
【無駄な戦いを指摘されたことに、そういう認識はあったのだろう、謝罪の言葉を述べた―――】
【……パニーは自覚しているのだろうか?この時、自分が「頭を下げた」ことに―――
―――両者の間に明確にして圧倒的な差があることを、『無意識のうちに』理解し、認めてしまったことに―――!】
それに関してはお互い様、でいいのかしら?
上司と部下でありながらこんないい方は可笑しいでしょうけど―――「アレ」よりはマシ、よね
【カーネルの新たな力について、当然興味はあったが―――自らの平静を保つためにも言葉を飲み込む】
……一応言い訳だけしておくと、こんな展開にならなければ私は≪R.I.P.≫であることを掲げはしなかったのだけど
それもこれも、、「彼女」がやってくれたお陰でしょうね、まったく……!
【そういうと、どこからとも無くひょっとこの面を取り出して弄る―――コレ付けて戦ってたんですってよ?】
【それから、例えれば難易度の高いゲームに挑むような、苛立ちと興奮を綯交ぜにした声を上げて、――
―――カーネルに合わせるように、意識を、視線を『指揮者』たるザンシアの方に移す―――】
―――まったくね。ここまでド派手なことをしてくれるとは……!
【彼女の表情は見えはしないが―――喜びや怒り、興奮や疑念、興味―――
―――とにかくあらゆる感情が渦巻いていることが、その声音からわかるかもしれない】
//あ、収まらなかった。遅くなるので待たずに続けてくださいな
317 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/20(日) 03:57:15.53 ID:BKRX+dGj0
>>311
――――――!?
【何の前触れも無く、周囲に移る光景に変化が生じ始めた】
【目は開いている、しかしそれが何か“伝わらない”】
【頭に入り込んでくる歪な何か――脳が内側から揺さ振られている!?】
【男の頭は、走りながら左右へ大きく揺らいだ】
――ッくっそ、来るんじゃねぇよぉォオォッ!!
【転びそうになりつつも、意識を確かにさせ、迎撃の為に左手の銀色の鞭を振う】
【宙に浮いている鞭は、谷山へと攻撃を仕掛けた黄金の鞭である】
【だが、今のぐら付きで対応が遅れ、左手の鞭の振り方は比べるまでもなく雑だ】
【加速にも、黄金の鞭はギリギリで追いつけはていない】
(――俺様がジャニルの二の舞なんて御免だッ!)
(だが、俺は掃除屋共には頼らねぇからな!!)
【天秤に掛けるものはプライドか、命か】
【今この状況で何を思おうと、それは男の勝手である】
【しかし、今は無意味当然なのだ】
【何せ、今この金の国の周囲に彼の仲間は存在しないのだから――】
/ごめんなさい、ちょっと鞭が映写不足でした
318 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 04:00:09.94 ID:zg2yFLHN0
>>313
(損な事…公開処刑の事か…やはりもうニュースに…)
まぁ無駄な殺生を止める…というか…まぁそんな感じですね…
【そう言いながらお汁粉をすする】
【彼が隣に座ってきたので、邪魔にならない様に軽く隣の席にはみ出していた刀を内側に寄せる】
わざわざポスター貼るために遠くまで行って仕事するんじゃなかった…
【そう小声でひとり言のように言ってうつむきため息をつく】
【隣にいれば十分聞こえるだろうが】
319 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 04:03:21.82 ID:5DqF/5x8o
>>317
【鞭は、高速で迫る少年の皮膚を叩き、抉り】
【鮮血を撒き散らす、速度との相乗効果で、ダメージは深いものと成る】
【だが、そのまま。そのまま、突っ込んでくる】
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!
認めねぇぞおぉぉおぉぉぉおぉぉぉぉぉおおおぉッッ!
【お前を、正義などとは、認めない】
【だからこそ、偽善と知って尚、正義を掲げる己に、打倒されよ。と】
【そう、宣言したのだ】
【後方から迫る圧力。臆せば食らう、喰らえば負ける】
【だから、選択は前進のみ、加速のみ】
つ……ら……ぬ……けえええェえええぇぇぇえええぇぇえェエエエエエッッ!!
【変貌した鋭き五指を突き出し、相手の胸目がけて、突進して言った】
320 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 04:07:52.26 ID:LmI6Ljpho
>>315
【話し終え、首を振るヒュウガに対し、ブルーラインもまた重々しい溜息を吐いた】
”皆良い様に誘い込まれたってわけか。砲撃の的になりに”
”救いようの無い愚か者だね、相変わらず人間って奴は…”
【そうしてちょっと沈黙していると、『声』が戻ってきた】
マスター、今のは聞こえましたか?
【ブルーラインは頷き、眉間に皺を寄せて頭を掻いた】
”また、か。また『世界をあるべき姿へ』か”
”人間の分際で、そんなこと勝手に定義できるわけないだろうに、何度目だよ?”
【次第に頭を掻くだけでは物足りなくなったのか、拳を地面に打ち付ける】
”そんなに定規にはめてしまいたいのかね、世界を”
”傲慢だな、傲慢で、愚かしくも浅ましいっ…”
”そんなじゃないから、世界はいいんだろうに…”
【徐々に力がこもるも、床は一向にひび割れず、ただブルーラインの右手だけが悲鳴を上げ続けた】
【一撃、強烈に打ち付けた拳をあげ、右手を見た】
【毛皮に染み出した赤はノイズのようだったけれど】
”…たどり着いて、しまうしかないのか”
”結末は、やはり自殺か…”
【力なく拳を開き、手のひらを見つめてから、再び強く拳を握る】
”…それでも、生きたいから、痛いんだろ、ヒトよ”
【力強く、そう念を込める】
321 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(四国)
:2011/03/20(日) 04:07:56.18 ID:6t3aop+AO
>>318
【実際の所、彼は数時間前からベンチに座りっぱなしでニュースなどは見ていないのだが、解るわけもない】
へぇ、大変ですね
(間違ってはいなかったらしいね……ポスター、となると青義同盟か)
(無駄な殺生を止める、と言うのも同盟の指針だったはずだしね)
【相槌を打つだけ、雑把ながら会話を続かせるあれだが】
【相手に話させてばかりでも仕方がない】
あぁ、そうだ、探している奴がいるんですが、聞いても構いませんかね?
【思い出したかの様に、その事を彼に話す】
322 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !red_res]:2011/03/20(日) 04:11:11.44 ID:ANqSG/j+o
>>294
……おやあ?ボクはまだ、そんな酷い事はしてないのにねえ……
やっぱりキミと戦うのは辛いようだよ、綾菊?
有難う、やっぱりキミは最高の恋人だよぉ……うふふふふふ
『……分かれた女に執着していると、愚かに見えるぞ』
『………それとだな……黙れ』
【彼に疲労を蓄積させる事になった元凶の一人、綾菊に】
【悪魔は、親しげに言葉を投げかけ、笑みを投げかけた】
【受け取る方はと言えば、親しさの欠片も無い、敵意しか見せていないのだが】
【魔力による攻撃は、綾菊には天敵。まだ、激しく動けるレベルには回復していない】
さあ、其処で潰れているキミ?特別に、選ばせて上げよう
そう、素晴らしい道。ボクの部下となって、この世界を変えちゃおうって道を
きっとそれを選べば、すっごく楽しいよお?
【こんな事を言いだすのも、本心では無いだろう】
【ただ、きっとこう言えば、面白い反応が返るだろうと】
【ザンシアは、そう思っているだけなのだ】
>>296
おやおや?キミはどうやら、随分と正しい在り方を知っているようだねえ
そうだ、王者の前に出るならばキミは跪く必要がある
膝を突き、手を突き、顔を上げる事だけは許そうか?
そうしてボク達の王を、崇めていればそれで良いのさあ
……甘く見たね?ボク達を
一人でライブラを仕留めるには、単発じゃあ足りない
それをボクに向けて居れば、他の誰かの攻撃が、ボクを仕留めたかも知れない
一人でかっかしてるから、キミはそうやって土に触れているのさ
さあ、静聴の用意は出来たかい?
此処から先は……ボクは、主役を務める立場じゃないからねえ……
【攻撃を捨て、逃走だけに力を注ぐライブラを】
【追い掛け、仕留めるというのは、余りにも難しいだろう】
【数百mも離れた頃には、城壁の上の屍は、ことごとく動きを止めるだろうが】
【其処まで離れてしまえば、追いつくのは到底無理となる】
【そして、そうなる前に追うのならば】
【この場に居る他の能力者は、全て置いて行く事になるのだ】
323 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !red_res]:2011/03/20(日) 04:11:45.71 ID:ANqSG/j+o
>>299
うふふふふふふ……無駄だと思ってる者の言葉じゃないよねえ?
無駄だと分かってるなら、もっと堂々と宣言出来るのさあ
いいや、宣言する必要もない。強い言葉一つで否定すればそれで良い
キミはまるで、自分に「そう在って欲しい理想」を言い聞かせてるようだよ?
リーダーが保護してくれるといいなあ。自分が助けられるといいなあ
ボクが口を閉じてくれるといいなあ。攻撃に当たって倒れてくれるといいなあ
ああ、凄い凄い。キミの言葉は、見事に他力本願だねえ
【どんな言葉でも、悪魔は、悪意を以て受け止める】
【それは、ルーミア・ゴールドウィンとは対照的な】
【他者の思想の肯定という領域に辿り着いた者とは、完全に逆を行くもので】
【それが、他者の感情を逆なですると、この悪魔は知っている】
【そして、この悪魔は】
【不愉快な事にこの悪魔は、ただ下衆な行為に走る事を喜びとしながらも】
【他者の熱に当てられて燃えるだけの、自らの熱情を持っているのだ】
さあ、来い!限界まで逃げないで居てやるよ!
ボクだってあの言葉は、最後の最後まで聞いておきたいんだからさあ!
【魔銃を持ったままの右手を外側へと振るい、肘から先の装甲で】
【脇腹目掛けて向かって来る刀を、受け止めきれないまでも、威力を削ごうとした】
【妙に音が軽かったのは、刀が手放されたからだろう】
……成程、そう来たかっ!!
【左腕、先程の一撃で破損した装甲。長剣を腕に平行に構え、咄嗟に跳ね上げる】
【その目的は、心臓だけでも庇い、即死を防ぐ事。そして、エルフェスに触れられない℃磨z
【退く為には、触れられていない状況が必要となる。その為に、敢えて】
【正面から踏みとどまるのでは無く、身体を傾け。体重に押される様に、斜めに倒れ込みつつ】
【体を捩るようにして転がり、エルフェスから幾らかの距離を取る】
【黒い刃は、胸部装甲を大きく抉り、更に胸に突き刺さっていた】
【胸の脂肪が平均より多くなかったのなら、心臓に刃は到達していたのかも知れない】
>>301
>>309
【其処に、誰かが知っていたルーミア・ゴールドウィンは、もういない】
【居るのは、何もかも失って、何も出来ずに居る、一人の少女】
【涙が枯れる程、水分は不足していないのか。その目に映る景色はきっと滲んでいるのだろう】
【ほんのひと時、視線が交錯したかも知れない】
【それでも尚、彼女の瞳は、それが誰なのかを知らしめる証拠にならない】
【尊大に、芝居じみた振舞いをする彼女は、もういない】
【そこに居るのは、防壁を失った一人の少女である】
【段を上り、処刑台に登っても。きっと、彼女はそれに、反応を示す事は無いのだろう】
【音が、近くにある。だからなんだというのだ?彼女の世界では、その程度の扱いだ】
【だが、もしも彼等が奇跡を信じるのならば】
【その挑戦を、妨害する者はいない】
324 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage saga !red_res]:2011/03/20(日) 04:12:20.58 ID:ANqSG/j+o
>>305
>>307
>>ALL
いいや、ボクは演出家だ。脚本家だ。ボクは主役になっちゃあいけない
ボクが自分に与えるなら、最後までは残らない敵役にするからねえ……
だけど、この世界。芝居として面白ければ、面白いかと言うとそうでもない
だからボクは、ボクが最後まで残る事を肯定出来るのさあ……
……ああ、ああ、良いよお。最高だよお
キミのその姿……やっぱり、見てるだけでほれぼれするよお……
いいや、そんな些細な事じゃあない―――
そうだ、その言葉が聞きたかっただけなのさぁ!
なんだかんだと理由をつけようが、そんなのぜーんぶ言い訳だ!
くっだらない言い訳を重ねるよりも、こう言ってしまうのが良いだろう!
どんな悪魔より人間より、キミは最高に素敵だよ、アドルフ
【エルフェスの攻撃を、避ける事は出来ずとも、死なずに堪え切り】
【どうにか身を引き剥がしたザンシアもまた、携帯端末を取りだす】
【転送装置を備えたそれは、戦場に於いては最高の防具とも言えよう】
……どうだい?凄いだろう、ボク達のトップはさあ
キミ達も早くこっちへおいでよ、この素晴らしい世界に
誰かが誰かに勝つのは、美徳であって悪徳じゃあ無いんだからねえ………うふふふふふふ
……誰かが、気付けばねえ。どうにかなったかも知れないのに
以外と気付かれないから、悪だくみは止められないよお………
【転送装置が作動する。ザンシアの姿は、暗闇の中へと消えた】
【金の国・王城前広場の戦闘】
【死者は、民間人の内の若干名と、騎士数名。負傷者は多数】
【襲撃の主犯であるウォルフ・コル=レオニスもまた、重傷ながら生き延びた一人である】
【そして、王女、ルーミア・ゴールドウィン】
【死刑執行はならず。また、事件の真相が明らかにされた事もあり】
【どうしても死刑にすべきだ、などという声は、これより聞こえなくなる】
【死人は、最低限度に抑えられたのだ】
【それは、とてもとても目出度い事で在る筈だ】
【金の国は、序曲へ還る。国王は健在だ、国の制度は直ぐには変わらない】
【だが、国民の心は。無力に漂う時代のそれでも、クーデター前の平和に浸かっていたそれでも無い】
【戦乱の中、生き延びる為に誰もが戦った。国家の原初へと、還るのだ】
【朝までは、まだまだ時間はある】
【月も星も暫くは、空に偉そうにのさばり続けていて】
【それも直ぐ、引っ繰り返されるのだろうと思うと】
【何となく寂しいなと、誰かが思った】
/それでは、此処で一端、本日のイベントを終了致します
/レスを頂ければ、主催者はまだ対応は出来る状況です
/参加者の皆様、お疲れさまでした
325 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 04:13:08.59 ID:zg2yFLHN0
>>321
? いいですよ。だが私が解るのは賞金首くらいですがね…
【彼の仕事とは賞金稼ぎであった】
【賞金首を捕らえたついでにポスターを貼ってきたのだが、そこで今回の事件を知ったのである】
【場所的に今から参加するのは不可能であり、時間的にここまで来るのが限界であった】
326 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 04:13:45.48 ID:uTDVfXI6o
>>314
──さあ、な。もう既に、十分な気もしない。
【…“ズレ”に対して微かに苦笑いを浮かべながらも、返事は真剣に返す。】
「自分が信じた物を正義とした者」は“矛盾”に気付く。
「正義は存在しないモノとした者」は“秩序”に流される。
【淡々と、本の一節を読み上げるかのように──言葉を紡ぐ】
──其れが、神の創り出したこの世界。
全ての人間が、自分は正しいと、そう主張する。
…だから、“死の舞踏会”は終わらない。
何も無けりゃ“退屈”なのかもしれねえが、俺はそろそろ飽きた。
【ここで、肺に残る息を吐き出して話を区切る】
その“まほうつかい”は、その世界で他には無い強い力を───物語をある一定の値に収束させる力を持ってるから、そう言える。
だがこの世界は────
【右の掌に、“闇”の魔翌力で形作った刃を顕現する。】
“まほうつかい”一人じゃどうにも出来ない程に、物語をめちゃめちゃにする力を皆が持っている。
────特別だとは、思わねえよ。…ただちょっと、てめえは変だとは思うが。
…椅子?“まほうつかい”サマなら、割と何でも出来そうな気がするけどな。
327 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 04:14:28.76 ID:KVcTmVQ+o
>>320
……?
【ブルーラインの独り言が理解出来ず、怪訝な表情のまま首を傾げている】
【だが質問をしたりはせず、ひとまず床に転がっている槍を、何とか手繰り寄せた】
とりあえず、僕が知っていることは今ので全てだ
首を突っ込みたいのなら、好きにするといい
【槍を片手で持ちあげ、頭上で器用にくるくると回してみせる】
【次第に声にも力が戻ってきた。傷はともかく、体力が回復してきたようだ】
今度はこちらから質問がある
君は何者だい? 二重人格かと思ったが、そうでもなさそうだ
【トン、と床に槍を立て、切っ先を天井に向ける】
【最初に抱いた疑問。ブルーラインが何者なのか】
【声が複数聞こえるなど、通常では有り得ないことだ】
328 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/20(日) 04:17:27.30 ID:BKRX+dGj0
>>319
【鞭は喰らわせた――しかし、決定力不足】
【もう、逃げ切れそうにはない】
【それでも己の信念に従っての、最後の足掻き】
【少しだけ、体を傾け――】
…本当に、てめぇも――!
――どいつもこいつも従えって――!
命令に従えってのによぉぉォォォァァァア!!!
【…僅かに体をずらし、男は迫り来る指に貫かれる】
【心臓の少し左側か、少し浅い!?】
【それでも、肺は確実に潰した】
【――これは、紛れもない致命傷だ――!】
【だが、まだ終わってはいなかった】
(処刑は、こうじゃねぇと――!)
――――なぁあぁ!!そうだろぉぉ!?
【貫かれ、正にすれ違おうとするその時の咄嗟の行動】
【左手に持った銀色の鞭を、アートマンの人間にして首に位置するであろう箇所へ振り下ろす】
【相手の爆発的な加速を利用し、このまま絞め上げるつもりだ――】
329 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(四国)
:2011/03/20(日) 04:18:46.34 ID:6t3aop+AO
>>325
賞金は確か掛かってなかったはずですが……
シルヴァーグって言う、吸血鬼を探している
何か、知ってる事はあるか?
【語調は急に変わって、何か厳しさを感じさせる物になった】
330 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 04:24:44.53 ID:5DqF/5x8o
>>328
【ぐちゅっ】
【生々しい音を立てて、腕が相手を貫き、そのまま駆け抜けようとして】
【だが、その瞬間】
ご……お、ッ!?
【喉が締め上げられ、口から血が吹出す】
【気道を締め上げられて、息が吸えない、苦しい、痛い】
ああああああああああああああああああああっ!!
【選んだのは、加速ッ】
【締め上げられながらも、そのまま突き進むことを選択した】
【もし、手を離さなければ、そのまま引きずり回されることと成るだろう】
【だが、数秒、でもいい。数秒耐えれば、少年は、首を締め上げられ、その意識を失うことだろう】
331 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga]:2011/03/20(日) 04:25:49.33 ID:pFt9BI0a0
>>301
>>309
>>323
【どうやら、少女は一命を取り留めたらしい――彼女を受け止めた青年が、回復術らしきを施すのが見えたろうか】
【その事実が青年の心に、更なるあたたかな風をもたらすかは、分からないが】
【その少女――天ヶ谷 昴は。兄、双葉に抱きかかえられたまま、回復魔術を身に受けて】
…………っく、ぅ……、……
【少しばかり、傷が塞がり往く。まだ完全に、とは言えないが】
【蒼白であった顔面に、血の気が微かに戻ってくる】
【直接抱きかかえている双葉には、実感があるかもしれない。『生死のライン』は、完全に『生』へ振り切れたと】
【……専門的な治療が必要になるのは間違いなさそうだが、なんとか一命は取り留めるか】
……ル、……ぁ、…………、……おに、ちゃ……、……う、ん……
【……昴は、震える唇で、それだけ紡いで頷いて】
【もう、ザンシアやライブラ。カーネルたちには目もくれず、抱きかかえられたまま処刑台の上にまで辿りつくと――】
…………、……も、……い、い。……あ、……り、がと
【……双葉にそう告げて。自分の足で、其処に立とうとする】
【酷く、ふらついている。血を多く失った。だが、それでも、なんとか立てたのは】
【双葉が施してくれた、治癒術が効いているからか――】
【――昴は。ルーミアの前に、なんとか立つと】
【そのまま、何も言わずに、ルーミアを抱きしめようとするだろう】
【……ボロボロの身体だ。ルーミアを抱きしめる、というよりは。ルーミアに体重を預けるように倒れこむ、の方が正しいとさえ思える】
……だ、……じょぶ、……だよ
わた、しが……居る、から。ね?……
……だいじょうぶ、だか、ら……ね……
【途切れ途切れに、そう繰り返して】
【ただルーミアを、包み込まんとする――それが届くか否かは、彼女次第で】
【――それでも昴は、一度だけ双葉を振り向いて、海のように澄んだ、その視線を投げかけるだろう】
【まるで、問いかけるように。色々と悩んだ、己の立場――「これで、いいんだよね」と、問いかけるように】
/暫く続きそうですが、イベント全体としてはお疲れ様でした!ありがとうございましたー!
332 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 04:26:45.18 ID:zg2yFLHN0
>>329
…
(口調が変わった…相当な因縁がありそうだな…)
残念ながら聞いたことが無いな…その前に吸血鬼というものが実際に存在するのか…?
【こっちも口調を合わせてみる というか普段の口調に戻す】
【と言ったところでお汁粉を飲み干し右隣に缶を置く】
333 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 04:29:53.89 ID:fpPs+NhSO
>>307
>>322-324
【ああ、悪魔の囁きとは。こういうことを言うんだろう、と】
【疲労と激痛と、未だ尾を引く混乱がぐちゃぐちゃに掻き混ざった思考に、ぼんやり浮かぶ】
【「こっち側に、来れば」――】
…………ばー、か。
【それに返した言葉は、何とも幼稚な、敵意に満ちた。余裕があれば、中指でも立てたろうに】
【睨み付ける対象が消えてしまうのとほぼ同時、彼も意識を手放した】
【月があかるい。ひかりが、満ちる】
【だけど、今夜の光は幾分冷たいような、気がする】
//お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
334 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 04:32:19.12 ID:LmI6Ljpho
>>327
”……呼び方は、いろいろある”
【槍が立てた音にの波を見るように、部屋をぐるりと見渡すブルーライン】
【大げさに体をそらしながら、特に感情を込めないまま述べる】
”絶対の客人、風渡るもの、プレインズウォーカー、夢見る旅人”
”数多ある呼称の中で、僕が会えて名乗るなら、魔法使い(ウィザード)”
”御伽噺に出てくる、歯車のひとつさ”
【体を戻し、ヒュウガに向き直る】
【そのときにはもう、眼が開いていた。海より深く、空より遠い、暗い暗い蒼】
”…想像するといい、森を行く旅人がいて、旅人は木が好きで旅をしている”
”その中で気に入った木を剪定したり、枝を摘んだりして好きなように育てる…植木職人のようなものさ”
”でも、木を外から見ることができると気が付いてしまう”
”この木には蟲が住んでいる、このままじゃ正常に育たない”
”この木にはカビが生えている。すぐに腐り落ちるだろう”
”…『この木は、もうダメだ』”
”…木は、世界さ”
”人々の歴史の中で無数に分岐したことを枝として形作られた、趣の異なる世界”
”桜にも種類があって、健康状態も違う。それを見分けて、道具を使って、思い通りに木を育てる…”
【ふと話を切り、猫らしく顔を洗ってからヒュウガを見た】
【特に感情は浮かばないが、自嘲を含む表情】
”…だから、やむを得ず世界(木)を切り倒さなきゃいけない事だってある”
”他にうつったら、大変だからね”
335 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/20(日) 04:33:10.91 ID:BKRX+dGj0
>>330
(こ、こいつッ――…)
(おォ、まだやる気かッッ――!!)
【肺を潰され、体に穴を開けられた今では、自身も人の事を言えた状態ではない】
【吐血しつつ、地面を引きずられながら体重を掛け続ける――】
てめぇッ!おいッ!!止まれ!止まれぇッ!!
[
ピーーー
]よッ!とっとと[
ピーーー
]ってんだ!従えェ!!
【この銀色の鞭、異常に硬い】
【相手もこれを分かった上で狙った攻撃だったのだろう】
【どうもこのまま加速しても、引き離す事は出来そうにないだろう】
【しかし、それに体重を掛ける男を引き離すにはまだ猶予がある――!】
336 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/20(日) 04:33:14.39 ID:C2Lp8vbCo
>>307
【そしてパニーは間近で聴き入る―――自分たちの先導者の言葉を、
或いは強者の意思を、或いは支配者の願望を―――】
―――そう、あたし達は世界を変えるために此処に立っている
【カーネルの言葉を聞きながら、反芻を繰り返す―――】
―――そう、金の国の反乱は前例であり、前座であり、前兆に過ぎない―――
あなた達が望まない筈の≪天秤の逆転≫―――でも、この場でその可能性を示したのは紛れもなくあなた達
逆転とは背中合わせ―――変革は、あなた達はが思っているよりも遥かに近いところに居座っている物なのよ
【カーネルに背中を向け、そこに残っていた一般人に向けて諭すように言葉を紡ぐ―――
―――興奮が一周してしまったのか、その語り口には妙な威圧感――例えれば毒ヘビ辺りが妥当か――が宿っている】
隊長の語る「日陰者」―――彼らの本質も、あなた達が思うよりずっと近くにあるんじゃないかしら?
箱の中、水の底、闇の中―――何処に葬ったところで、それをあなた達と分かっているのは「たった一枚の薄皮」に過ぎないわ――
【フタの中、淀んだ水面、街灯の隙間………と、指折り小さな声でそれを語る】
【それから、数瞬の沈黙―――
―――そして、パニーはすぅ、と大きく息を吸い込む】
あなた達が「平穏を信じている」世界は、「こうも容易く変わり得る」のよ!
カーネル隊長が、私たちが、その引き金に――先駆者に――新たな「担い手」になってやるわ!
それが嫌なら―――「意思」を示して見せろ!自分たちこそが世界に相応しいと、自らの手で誓いを立てなさい!!
……けほっ
【叫びすぎでむせた?―――とにかく、パニーはそれだけ叫んで再び視線をカーネルの方に】
【カーネルの帰還命令をその耳に聞き入れ―――】
「世界を生き返らせる」為には―――「一度世界を殺さなければならない」わ
付いて行くわよ、カーネル―――さあ、安寧のための変革を、再生のための破壊を!
【そういうとひょっとこを明後日の方向に投げ捨て、右手で転送装置を起動させる―――】
【黒い水溜まりが、彼女の身を沈めていく―――】
>>324
悲劇の演出家とは、なかなか物語の悪魔みたいな事やってるわね
【そう言いながら、カーネルの演説に意識を向け(略)】
【カーネルの演説に対するザンシアの感想―――パニーはそれに深く賛同する】
小手先の理由付けはノイズにしかならない―――そういった意味でも、やはり隊長の言葉は清々しいものね
【そう言って、水溜まりの中にその体を、意識を沈めていく―――】
【………】
【……】
【…】
/うおー、今度こそ皆さんお疲れ様でしたー!
337 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/20(日) 04:34:50.21 ID:BKRX+dGj0
/
>>335
追記
/下から二行目「引き離す」は「切り離す」でお願いします!
338 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 04:35:15.25 ID:BArGEkj3o
>>305
>>307
>>322-324
……くぅ……ッ!
【向けられる嘲りの言葉】
【だが、彼の指摘は全くもって正鵠を射ている。一人だけで突っ走ることがなければ――】
【あるいは、違う結末を、迎えていたの、かも】
【カチューシャに伸ばした手が止まる】
【――カーネルの撤退命令を受け、次々に離脱していく敵を見て、最初に考えたのは】
【悔しさか、あるいは怒りか】
……どうして、私は……!
【差し伸べた手の指先を、水の様にすり抜けていく、『守りたいモノ』】
【大切な時に、感情に流されて、判断を間違える】
【――それでも、自分は生きていて】
【――絶望のうちに、足掻き続けるしかないのだ】
>>331
【己の不甲斐なさに、目に涙を湛え――】
【それでも、泣いている場合ではないと、目元を血に染まった右手で拭う】
……ルーミアさん!
【壇上に上がりってくる双葉と昴、彼らと同様に、クルスもまた、涙を流して座したままのルーミアに駆け寄る】
……。
【――この女性は、自分と似ている】
【己の弱さゆえ、その手を数多の血に染めて――】
【そうして、白日の下に晒された真実の下に、心を手折られてしまった】
【――かつて、壊れかけていた自分を救ったのは、多くの優しき人々】
【ルーミアの身体に寄り添う少女の姿を捉えて、その傍らに立って、ルーミアへと語りかける】
ルーミアさん。
……貴方の犯した罪から、逃げないで。
……私も、彼女も……。
【彼女、と口にして、昴の方を視線で示し】
貴方の犯した罪を知って。
それでも……貴方を助けたいと願った。私や、彼女だけじゃない。
ここに集まった多くの人が、そう。
……だから。
ねぇ、その腕の中にある温もりを……抱きしめてあげてください。
【どれだけの言葉を費やしても、彼女に届けるだけの、綺麗な文章など、思い浮かばない】
【だから、せめて、心に浮かんだ言葉、それぞれをそのままに】
【手折れた薔薇のような、ルーミアへと、静かに告げる】
/イベントは一区切りですね。
/参加者の皆様、おつかれさまでした!
339 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/03/20(日) 04:35:55.18 ID:1MgBsKl9o
>>326
それで良いのでは無いかしら? 下手に自分の間違いを理解してしまえば、むしろ踏み外した道からさえも落ちかねない
だからこそ私も、薄々と誤りに気付いていながらもそれを認めるつもりはないもの
この世界には、そういう目を背けているだけの人間も多いはずよ
……飽きた、だなんて。ならば貴方はどうするのか、少し興味があるわ
【滔々と、まさしく水が流れるようになだらかな口調で説く】
【そして、傍観者のように語る相手の言葉を復唱して、更に語る事を促すように、】
【口元に当てていた手の平をそのまま相手に向ける】
いいえ、だからこそそれ以上のもう一歩を持つものは重宝されるの
カリスマ、知力、狡猾さ。少なからずこの世界を揺り動かすものは、その素質と資質を持っていると思うわ
私? いいえ、先ほども言ったように、『強いて言うならば』、よ。
私は彼らの称号を借りているだけ。大した力など、私は持ち合わせていないわ
【機関、その議員辺りは、その例として不足無いだろうか】
【皆が強力であるからこそ、頭一つでも抜き出ているだけで大きく違う、との見解だろう】
【やはりややゆっくりとした速さで首を横に振る様子は、ある種安心しきっているかのように自然体でもある】
そうね……それくらい万能だったら良いのだけれど
貴方が椅子になってくれるならば別だとして、私の能力は制限が多くて色々と不便で、ねえ?
【唐突だ。色々と。】
【困ったように眉を下げ、じぃと相手を見つめる】
【比較的優雅な立ち振る舞いの中で、その目だけが蛇か、ハイエナか】
【捕食動物のように、じっくりねっとりとした冷たさを孕んでねめつける】
340 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(四国)
:2011/03/20(日) 04:36:10.17 ID:6t3aop+AO
>>332
まぁ、知らない人がいても仕方がないだろうね
人との違いなんて外見だけじゃあ殆ど無いし
おかげで場所を特定するのにも時間が掛かったけど
ようやく、大まかな場所を掴む事が出来たんだ
【何かしらの目的があって探しているんだろうが、あまり良い理由では無さそうだ】
あぁ、もし見つけたんなら気を付けた方がいい
人間の姿を利用して人を騙し、人殺しを楽しむ様な奴だ
341 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 04:37:34.26 ID:KVcTmVQ+o
>>334
異世界を渡る者?
【今度こそ彼は本気で疑いの眼差しを向けた】
【異世界からやってきた人間は数おれども、異世界に渡れる人間は今までに一人も居なかったからだ】
勘弁してほしいね。そんなわけの分からない正体な上、場合によっては世界を潰す?
冗談も休み休みに頼むよ
【あまりにも話が突拍子もなかったせいか、完全に冗談だと捉えてしまっている】
【いや、正確には冗談だと思いたい、といったところか】
//このスレだと異世界に移動する、というのは原則禁止ですが、大丈夫ですか?
342 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 04:38:35.59 ID:5DqF/5x8o
>>335
【少年の口から、ごぼり、と血が溢れる】
【能力の負担で、肉体が崩壊してきている】
【更に、締まる鞭】
【この状況で少年は――――】
《ピィィイィィィイィギイイイエイエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!》
【谷山の背から、谷山と同じ顔をした頭が生える】
【そして、少年の体を、“突き破って”一本の腕が生えた】
【腕が、ぎちぎちと気色悪い動きで、相手の首を締めようとするだろう】
【融合型アートマン、その力が暴走しているのだ】
【宿主の命の危機に自動的に反応し、発動したアートマン】
【腕は、強い力を持っている、相手の首を締めることができれば……】
343 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 04:42:38.29 ID:h/2TvrRWo
>>323
>>331
【一命を取り留めたのを感じると、ほっと一息つく】
【青年の口元には──小さな、笑みが】
【不謹慎だと分かっていても、無事でいてくれたことが、たまらなく嬉しい】
…………ん、分かった。
【少女の意志を聞くと、抱いていた両手を離す】
【「ここから先は俺は必要ない」、そんなことも思いつつ】
【昴の視線には、しっかりと頷いて答える】
【迷った末の少女の決断を、青年は肯定した】
【そして青年自身はルーミアに背を向けて歩き出す】
(カーネル、ザンシア───≪R.I.P.≫)
(───俺は絶対に、諦めないからな。てめぇらを、倒すまで)
【惨劇が繰り広げられた金の国を見下ろしながら、決意を新たにすると】
【大怪我を負った民衆たちを少しでも助けようと、階段を駆け下りていく───】
/イベントお疲れ様でしたー。
344 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 04:42:41.45 ID:zg2yFLHN0
>>340
…その大まかな場所とやらを、教えてほしいのだが
【真剣な、低い声でそう告げる】
そのような輩は私が、いや私達が成敗し、救済しなければならん。
ぜひともその場所を知りたい。
【彼の目からは強い「青義」の信念が垣間見えるだろう】
345 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 04:43:21.45 ID:PwLXFodAo
>>323
>>324
………………。
【言葉は返さない】
【今は攻撃に集中する、この悪魔を祓う為に】
【切っ先から抉る感触が伝わる、致命――――いや】
【体勢を変えられた?不発か……】
【ならば次の手を用意するまでだ】
【足元に転がる刀を急いで拾い上げ、先程のように投擲……が】
ち……、逃しちまった。
【刀は地面に突き刺さるのみ、ザンシアは何かを言ってどこかに消えていた】
【不覚、心の中で自分を叱りつける】
負け、か……。
【右手の黒色を解除、傷口を強く強く抑える】
【この失敗を忘れぬように、この痛みを戒めとして】
……そうだ他の奴は、双葉は綾菊は……。
【戦闘は終わった、気持ちを切り替える】
【戦闘の最中でも仲間が心配だった、双葉の生存は確認できた】
【だがもう1人、彼女はどうだろうか自分が一度立ち向かおうとした綾菊は?】
【迫る頭痛にうなされながら処刑台の根本まで歩く】
【血が流れても関係はない、綾菊の元まで生存を確認する為向かおうとする】
346 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(四国)
:2011/03/20(日) 04:47:29.54 ID:6t3aop+AO
>>344
水の国、って事しか分かってはいないんですが
分かっていないよりは、何倍もマシですよ
【本当に大まかな所しか分かっていなかった】
【まぁ世界を巡るよりは、数倍もマシだろう】
協力、ありがとうございます
一応、名乗っておきましょうか、スーフォンです
347 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/20(日) 04:49:55.58 ID:BKRX+dGj0
>>324
(終わりだ、ぜぇ――)
【互いの体力の限界は、もはや悟るまでもない】
【――そこへ、突然現れるのは顔、そして続くは腕】
【それに首を絞められ】
(こ、こいつあァ――!?)
なん、だよ…おい――…
…――何なんだよぉぉ!?お前はぁァ――…――
【驚異と畏怖の念とが交錯する中、絶叫しつつも鞭を絞め上げ続ける男】
【その表情と気迫には、戦いや命という概念を超越した支配≠フ念が見えさえもする――】
【――しかし、一歩及ばず――】
――ァア……ッ
【手を離してしまった】
【地面に叩きつけられ、胸元の大きな穴から血飛沫が四散する】
【谷山のアートマンの暴走は予想外だった】
【しかし、結果は見えていたのだ】
【どちらにせよ、この男にこれ以上体重を乗せられるだけの体力は残っていなかった――】
348 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 04:49:56.69 ID:LmI6Ljpho
>>341
”まあ、そういうのが当然だ”
”自分と同列に見えてしまうから、そう思うよね”
【ブルーラインは、笑った】
”でもいろいろと制限があってね、例えば、所有権の無い森の木なら好きにして良いけど、人の木を弄るには許可が要る”
”職人だって人間だから、やれることには限界がある”
”ただ、手が多いだけ。人より少し多くのことができて、それでもやっぱり限界がある”
”そのための、この体だ”
【そうして、ブルーラインは自らを指す】
”木の細胞になって、世界を内からゆっくり変えてゆく”
”この世界にかかわるための大原則として、それが条件付けられた”
”だから、この身体は本来の僕よりできることがずっと少ない”
”君たちと同じ場所に立って、同じように生きて、死ぬときは普通に死ぬ”
”…それにね、こいつが壊されたら次が無い”
”ブルーラインの崩壊はそのまま権限の剥奪になる”
”予備は無い事も無い。ここじゃ使えないけれどね”
【ブルーラインは立ち上がって、受付の水飲み機からコップを二つ持ってきた】
【一つはヒュウガの足元に、もう一つは自分に。腰に手を当てて飲む】
”…目線が変わるとさ、世界って凄いんだ”
”顕微鏡、見たことある? 細胞の一つ一つが動いてるんだ”
”それが喋る、笑う、踊る、戦う…生きる”
”仕舞いにはくっついたり離れたり反応したりして、って、見てるとさ”
”…自分も、入ってみたくなるんだよ”
”一緒に笑ってみたくなるんだよ”
//ブルーラインの介入は、この躯体以外では起こりえません
//中の人が別のものに乗り換えてくることはできず、自由に行き来して、ということはできません
//つまり、一方通行か、任務の完遂以外ありませんので、ブルーラインの中の人は、ブルーライン破壊と同時に退場となります
//過去にいろんなところを飛んできた事にはしてますが、これじゃまずいですかね…?
349 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/20(日) 04:52:06.57 ID:BKRX+dGj0
/うっわ、こりゃ酷いミス!
/
>>347
の安価は
>>342
宛てです!
350 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/20(日) 04:52:16.42 ID:ANqSG/j+o
>>331
>>338
【何も見えない、聞こえない】
【違う。何も見たがらず、聞きたがらない】
【泣く事に、精神の奥に逃げ込んでいたルーミアを】
【少しでも、表層に引き戻す事が出来たのは。その声が、彼女のものだったからだろうか】
【ルーミアの体は、冷たかった】
【心臓の音は聞こえる。血は流れている。なのに、身体は何処までも冷え切っている】
【人の身では無い。彼女は既に、夜を歩く種族へと堕ちていて】
【体に回された昴の腕が、左肩を抑える形になったその時。かちり、と音がして、ルーミアの左腕が外れる】
【処刑台の上に転がったそれは、外見だけは精巧に作られていて】
【少なくとも、国民の前では、馬脚を現す事は無かった】
【声は、もしかしたら届いているのかも知れない】
【クルスの声が聞こえた時、ルーミアの体は、小さくピクリと反応した】
【そう、届いてしまっている】
【決して回転の遅くは無い頭に、声は届いてしまっている】
…………わたしは……なんのために……
……なんの、ために…………
……なんで、いきて…………
【例え手を汚す事になろうと、国民が先へと進めるのならば】
【自らが死する事になろうと、それを国民が選びとったのならば】
【それは国家にとっては大きな進歩で在り、自らが死するに足る理由だった】
【そして、処刑が決定した時点で。彼女は、自分が生きると言うビジョンを失っていた】
【父であり王である者への反逆、他国への侵略。これらは、消す事の出来ない事実で】
【自分はそれを抱き、暴君として処刑される事で、完成するのだと思っていたのだから】
【抱きしめられ、体重を預けられれば。冷たい体は、抵抗も無く仰向けに倒れてしまう】
…………………なんのため、に……?
【国の為に、何かは出来たと思った。満ち足りて[
ピーーー
]るはずだった】
【死の機会は取り上げられ、満足は幻影だと知らされて。残ったのは結果だけ】
【人が死んだと言う、単純な数値で表せる結果だけだ】
【「何の為に」戦った?「何の為に」生きる?】
【何もかも失って、これからどうすれば良い?】
【闇に適応してしまった目は、僅かな灯りの中で、夜空の星を数えられる程に】
【何もかも、残酷なほど明確に見せつけていた】
351 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/20(日) 04:55:56.37 ID:ANqSG/j+o
>>345
【綾菊は、処刑台に寄りかかったまま】
【背後、頭上から聞こえる会話に介入する事は無く】
【傷ついた体を抱える様に座ったまま、酒の小瓶を開けていた】
【普段から好む、櫻の東部の酒では無い】
【度数の強く、然し喉の通りは良い。水の様に飲み、泥の様に酔う酒】
『………生きていたか』
【口数は、普段より更に少ない】
【グラスを用いずラッパ飲みを続けながら】
【その体は、パキパキと異音を上げて】
【雪が溶けるより、霧が晴れるより更にゆっくりと、ではあるが】
【焼け落ちた皮膚が、少しずつ少しずつ、再生を始めていた】
352 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 04:56:43.27 ID:KVcTmVQ+o
>>348
……ふん。いずれにせよ、僕らは君にとっちゃ虫や細胞と同じ
”決定的に自分の方が上位の存在”であり、僕らは所詮、下位の存在というわけか
【ブルーラインの言葉、行動の理由】
【それらを聞いて、ヒュウガはこう評した】
【怒りだとか、憎しみだとか、そういったものより、どちらかといえば、拗ねたような口調だ】
【そう言いながら、ブルーラインが持ってきた水は、きっちり一気に飲み干した】
……上位の存在、か
【自分で言った言葉を、不思議に思うような口調で、もう一度呟いた】
//遠隔操作、みたいなもんですかね。それなら恐らくはよろしいかと
//過去に色々、は割とみんなやっているので、とにかく行き来さえしなければ、大丈夫だと思いますよー
353 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 04:57:07.94 ID:zg2yFLHN0
>>346
ありがとう。そうか…ここか。ならば吸血鬼と対峙する日も近いかもしれんな…
私の拠点もこの国だからな…
私は「blue justice/青義同盟」所属、タツミだ。
ほら、あそこにポスターがあるだろう?
【そういって公園の壁のほうを指差す】
【確かにポスターが貼ってある】
【ポスターは長すぎて見難いため割愛、ポスター内容は「マーシャル・T・ロウ」のページにあります】
354 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 04:57:24.65 ID:78vLhjSko
>>324
//締めぐらい書きたかったけどどうしても無理でした、このままフェードアウトさせます
//改めて、主催者様、参加者の皆様、お疲れ様でした、ありがとうございました!
355 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 04:58:19.69 ID:5DqF/5x8o
>>347
【ぎり、ぎり、ぎり】
【暴走したアートマンの腕が、首を締め付け、相手に、手を離させて】
【そして、谷山は……】
ぐぅ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ!!
【地面にうつ伏せに倒れこみ、口から血が混じった吐瀉物を吐き出していた】
【背から生えるアートマンが、谷山の首も締めようとするが】
……ッ、黙れ、《Hello world》ッ。
お前の出番は、終わりだ。
……たすけてくれたのは、感謝しよう。
【そう言って、アートマンを霧散させる】
……お前を殺したのは。俺だ。
俺が、お前を裁いた。“処刑人”と言ったか。
残念だけど……お前が、処刑されることになったな。
せめて、その今際の際だけでも……お前が踏みにじってきた物に、懺悔しやがれ……ッ。
【ふらり、と立ち上がって、男を見下ろして、そう云う】
【谷山の目からは、生気が見えず、半死半生の状態と言っていいだろう】
【そして谷山は背を向けると、ふらり、ふらりと歩き去っていった】
//乙でしたー!どうにも、新能力の運用が巧く行かなくて……、出来れば舞台裏で感想などを聞かせて頂ければ幸いです。
356 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 04:58:53.93 ID:uTDVfXI6o
>>339
──俺が何を願おうと、大した結果にはならねえよ。
俺は“悪者”だからな───自分が正しいのか、それとも悪いのかをあんま考えないで、ただ心の赴くままに行動する、“悪者”
【──思い浮かんだ言葉を、そのまま口に出す。】
【それ故、言葉を選んで話すといった行為が苦手だったりする。】
…ああ、質問の答えにはなってねえか。
でもどうすっかな────…どうすればいいと思う?
【苦笑いを浮かべて質問返し───答えは無いらしい。】
【──後の言葉に対しては、時折ふーん等と言った声を漏らしながら、言葉を無言で肯定する。】
【特に疑問を感じないようだ。】
…成る程。まあ流石に──…はあ?
【ぽかん、と口を空けて────唖然とした表所を見せる】
…。い、嫌だぞ、ってか、本当に俺が椅子になったとしても座んのかお前。座れんのかソレッ!?
【──冗談と思いつつも、かなり焦っている。】
357 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(四国)
:2011/03/20(日) 05:02:04.59 ID:6t3aop+AO
>>353
さて……それじゃあ、僕はこの辺りで失礼するよ
【そう言って彼は立ち上がり、彼は軽く伸びをした】
あぁ、それから、奴は人を騙す事を楽しんでいるみたいだ
奴が何かを言っていたとしても、信じない方がいいだろうね
【それを伝え終えれば、彼は公園から去ろうと歩き始めるだろう】
358 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(滋賀県)
[saga]:2011/03/20(日) 05:02:23.97 ID:pFt9BI0a0
>>338
【昴は――混濁する意識の中でも、他にもルーミアにとっての「仲間」が居るということが分かったのか】
【ゆっくり、其方に振り向いて、小さく唇を動かす】
……、…………
【――もう、声は小さくて聞き取れそうになかった】
【だが、その優しい瞳と、表情が。緩んだ頬と、嬉しそうな唇が。何を言おうとしたか、容易に分からせてくれるだろう】
>>343
(……ありがとう、お兄ちゃん)
(我がままで、ごめんね)
【――それは視線だけ。視線だけの、会話だ】
【でも、きっと双葉に伝わっただろうと。そう信じて、少女は】
【階段を駆け下りていく兄を、引き止めることもなく、見送る】
/お疲れ様でした!ありがとうございましたー!
>>350
【外れた、左肩。冷たい、その体躯。ボロボロの昴でも、感じ取れる】
【だが、揺らがない。ルーミアを抱きしめる手は、何も変わらず。あたたかいままだ】
……わた、しも……ね……何も、見えなく……なったんだ……
…………しんじてた、もの……ぜんぶ……うらぎら、れて……
……しぬ、こと……が、……しあわせ、かな、とか……考えたよ……
でも……私、ひとりじゃ……なかった、んだ……
受け入れて、くれる人に……出会えて……いままでの、罪も、ぜんぶ……
背負って、あるこうって……そう、思え……たんだ……
……ルーミア、……
…………うまく、……いえない……けどさ……
私、……きみが、いきてて、くれて……とっても、うれしいよ……
……ひとりじゃ、ない……から……
……また、……あるいて、いけば……いいんだよ……
ルー、……ミア……
ゆめの、つづき……いっしょに、みよ?……
……ね……
【……――途切れ途切れになりながらも。昴は、語りかける】
【彼女も、もう確りと思考することが難しいほどにダメージは受けているし、意識も濁っている】
【でも、だからこそ。心からの言葉を、伝えることが出来るのか……】
359 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 05:05:29.54 ID:zg2yFLHN0
>>357
…大丈夫だ。問題無い。
言っていることが本当かなんて私ぐらいになると目を見ればわかるものさ。
【そう言うと侍は缶をゴミ箱に捨て、彼とは反対方向の出口から帰って行った】
/乙でしたー
360 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 05:05:43.00 ID:PwLXFodAo
>>351
いや、そこは何かもっと重症っぽく……ってか酒臭っ!
っていうかこの場がもはや酒じゃねーか!
【とは言う物のそこまで香るわけでもない】
【そこはアレである、無事だった事の喜びの裏返しってヤツである】
絡み酒とかすんなよ……すっごい困るから……。
しかし、なんだお前?酒飲むと怪我治るのか?ちょっと羨ましいなあ。
【体質だろうか?よくよく思い返してみれば確かに特殊な身体構造をしていたような気がしてきた】
【ともそのお手軽な怪我の修復法がちょっと羨ましかったり】
ん?ああ、生きてるよ。戦いには負けたけどな……情けないね。
ま、お互い生きてるようでなによりだ、死んでいなければ次に繋がる。
【くつくつと笑みを浮かべ、ふと階段の上】
【女王がいる祭壇、いや処刑台へと視線を上げる】
あっちは、大丈夫かね……。
【今この場で一番心を乱しているだろう女王と、彼女に駆け寄る者達】
【彼らは、いや自分達はこの先どうなるのだろうか】
【そうした、漠然とした惑いが口に言葉となって漏れ出た】
361 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
:2011/03/20(日) 05:05:57.02 ID:uTDVfXI6o
>>356
//文章が思いっ切り寝とる…ッッ
表所→表情
質問返し辺りの文章については流し読みで!
362 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 05:15:28.52 ID:BArGEkj3o
>>350
>>358
……。
【クルスには、彼女の思いが、問いが、痛いほどに――それこそ、我が身の痛みの様にさえ、分かる】
【――自分の生きている意味】
【――自分の犯した罪の重さ】
【だが、今の彼女に、それらを認めさせて、背負わせて――生きていけなど】
【文字通り、死人に鞭を打つ様な事を言う必要はない】
……ルーミアさん。
……貴女は、一人じゃない。
貴女を抱きしめて、一緒に歩いてくれる人が、貴女の腕の中に居るでしょう。
【そう、大事なことは一つだけ】
【全てに裏切られ、自分の全てを否定されたと思っている彼女に】
今は、そのぬくもりを信じてあげてください。
難しいコトは、後で、いくらでも考えられるはずです。
……本当に大事なものを、見失わないでください。
【貴女を、肯定してくれている人間が居ることを教えること】
【かつて、彼女はクルスの言葉が、高い空から降ってくるようだ、と形容した】
【――気恥ずかしくはあったし、自分にその資格はがあるとは、まだ思えないけれど】
【倒れたルーミアの近くに膝を付いて、その瞳を覗き込む】
【金色の髪が、滝の様に、ルーミアの顔の横に、降りる】
……私なんかで良いいのなら、一緒に、居られますから。
【そっと、血に濡れた右手で、ルーミアの頬へと手を伸ばす】
363 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/03/20(日) 05:15:42.60 ID:1MgBsKl9o
>>356
それも良いでしょうね。自問自答を繰り返したところで、堂々巡りにしかならないもの
だからこそ何かしらのきっかけは必要なのでしょうけれど……
そうね、貴方の思うこの世界に不満があるのなら、変えてしまえばいいのではなくて?
【否定は、一つとしてしない。唯々頷きながら、仮定を述べる】
【どうすればいいのか――相手からしてみれば、真剣に答えを求めたわけではないのだろうが】
【いとも簡単そうに、さらりと言いのけて】
……なぜこの世界には、貴方の言う『物語をめちゃめちゃにする力』を持つものが多いのか
この世界は変えようとすれば変えられる世界だからこそ、変えられる力を持つものが集まるの
いいえ、逆ね。力を持つ者が、この変えられる世界に引き寄せられるのね
【つまるところ、この世界に飛ばされて来たものも、この世界で生まれたものも】
【全て、そうしようとすればこの世界を変えられるのだと】
【まるで相手にそれを欲させるように、軽々と宣う】
あら。もしもそこに四つん這いになってくれるというのなら、ね?
気真面目な人間ほど、弾いたぶんだけ……すんなり、堕ちてきて、くれるものだもの
――……今のは、冗談よ? ふふ、焦っちゃって、可愛らしいわね
【右手の人差し指が紅を引いた唇をなぞり、その肘を支える左の腕で、豊満な胸元を支える】
【相手から視線を外すことの無い目が弧を描いて、満面の笑みを浮かべた】
【……じゃあ、今のじゃないのは冗談じゃないんでしょうか】
364 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 05:16:10.40 ID:LmI6Ljpho
>>352
”目線が違うだけだよ”
”野菜や家畜にだって命はある。彼らの尺度が僕らには分からない、それだけ”
”だからね、気が付いたんだ”
”彼らも自分と同じように、無価値に死ぬのが怖い”
【遠い眼をする、獣人の少女】
【それは本当に遠い眼で、今まで見た景色のいくつかを反芻するような、年輪を感じさせる姿】
”…それに気づいたところで、食べなきゃ生きてはいけない”
”死にたくないと抗う意思を、あらゆるものが持っているんだ”
”ただ、抵抗できるかできないか。それだけ”
”…知ってる? ペットと結婚した人が、いるんだって”
”種族の差別を超えて結ばれて、生まれた命があるんだって”
”散々喧嘩して、殴りあった後でわかり合うこともあるんだって”
”…身分違いの結婚だって、ありさ”
”物語は物語でしかない”
”でも登場人物にとっては、現実だ”
”だから皆、憧れるんだよ。それを見た”
【ふと、ヒュウガの眼に妙な景色が飛び込んできた】
【室内にいたはずなのに、視界にはいろんな場所が飛び込んでくる】
【荒野、砂漠、都市、海、森…】
【その中で、輝いているビジョンがある】
【互いを放すまいと、高空から落下しながら抱きしめあう男女がいた】
【落ちかけた友を救おうと、命綱を通りすがりに託して崖に飛び込む老人がいた】
【子供たちを養おうと戦いに出て、女出一つで王になってしまった女性がいた】
【大人が万全の準備を重ねて一週間かかるジャングルを、僅か二日で踏破する幼女がいた】
【そんな景色が、現れては消え、現れては消え…】
【これは、一体?】
365 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/20(日) 05:16:30.40 ID:BKRX+dGj0
>>355
………―――――………
【仰向けになったまま、首を傾け立ち去る谷山を見つめる】
【苦笑しつつも、彼の言葉を黙って聞き】
甘いぜ…トドメは、しっかり刺さなきゃよぉ――
【鞭が散らかる中で、一人ポツリと呟く】
(しっかし、何者だよ…アイツはぁ――…ッ)
【吐血混じりの溜息をつき、男はそのまま朝の近い夜空を見上げた】
【どうしてだろう、どこか安堵の表情に見えるのは気のせいか――】
/いんやー、お疲れ様でした&夜遅くから朝まで有難うございます!
/丁度親起きてきた…ナイスタイミングでした!
366 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 05:23:16.59 ID:KVcTmVQ+o
>>364
これは……?
【数々のビジョン。それらは映像のように目に飛び込んできた】
【それがブルーラインの能力だと気付くのに、大した時間はかからなかった】
こんなものを見せられたところで、何にもなりはしないよ
君と違って、僕らにとって物語は物語、それ以上にすることは出来ない
経験することも見ることも出来ない以上、感銘を受けるのにも限度がある
【まるで見飽きたと言わんばかりに、ヒュウガは鼻で笑ってみせた】
367 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/20(日) 05:25:59.55 ID:ANqSG/j+o
>>358
>>362
みえない、なにも……もう、なにも……
わたしは、なんで?どうして?なんであのときに……?
なにもしなければよかったのに、こんなことにならずにいられたのに……
……なんで
【何故、こんな事をした?守りたかったからだ】
【じゃあ、守るためにどうする事が出来た?自分ではこれしか思いつかなかった】
【その結果は、これだ。思考はループに潜り込む】
………なんで……何で?
何で、私は、まだ生きているの?どうして?
私は、戦って、負けて、そして処刑される筈だったのに?
もう、これで、なにもしなくてもよくなるはずだったのに
くにとか、人とか、もうどうでも――
【理性と力の戻りかけていた声は、また何処かへと遠ざかり始める】
【何故ルーミアは、あれ程に満ち足りた表情で、最期の時を待っていたのだろう?】
【自らの役割を終えた満足感?違う。これからの国の発展への希望?違う】
――なんで、わたしを、らくにしてくれなかったの………?
【彼女は、解放される事を、何処かで望んでいたのだ】
【もう、国民の生活の事を、あれこれ考える必要など無い】
【もう、国家の安全の事を、くよくよ悩む必要など無い】
【明日、人口が減る事を。明後日、食糧の供給が鈍る事を】
【何時か、その国家を、背負わされる事を考える必要など無い】
【死は、安息であり、平穏だった】
……………まだ、歩かなきゃならない、の?
【一緒に歩こう?】【まだ歩くの?】
【夢を見よう?】【まだ続けるの?】
【先へ進む事を拒む壁は、其処にある】
>>360
『………そんな好都合な体質なら苦労せんわ阿呆が』
『……寝て起きるまでは不便だろうが……しかたあるまい、な』
【重傷っぽくと望まれても、過去に腹に大穴をあけられた事もある身としては】
【意識が有り、自力で座っていられるのなら、然程の重傷であるとは考えていないらしい】
【座って、休んでいる。きっとその程度の考えなのだろう】
【そして、当たり前といえば当たり前だが】
【流石に、酒を飲むだけで回復出来る程、便利な体質はしていない】
【どちらかと言えばこの再生は、特異体質の一つ。自らの肉体の分解と再構築】
【魔翌力で構成されている体の一部を分解し、別な形で組み上げるというものだ】
【そもそもが、魔翌力の扱いには長けず、この使用法に関しては初めての挑戦】
【今回使用したのは、左腕を構成する魔翌力】
【それを分解し、皮膚に充てる事で、出血を塞いだのだ】
【変換効率の低さは、仕方が無いものと諦めるべきか】
『………私達に、何が出来る?私には……何一つ、有るまいよ』
『私は、殺そうとした立場だ……邪魔が入らねば、迷わず首を落していた』
『……大丈夫かどうか、気遣うのは、私であってはならんのだろうな』
【ぐい、とまた一口、酒を喉へ落とし込み】
【ふう、と一息。目を閉じ、耳を澄ませた】
368 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 05:33:12.80 ID:LmI6Ljpho
>>366
【その果てに、輪郭しかない都市があった】
【色が抜け落ち、ただ線が形状を形成するだけの世界】
【そこには、薄ぼんやりとした蒼い姿があった】
だから、来た。
夢を守りに来た。
いずれ出会う為に、いずれ出会う物語のために。
【曖昧模糊として、まるで陽炎。ただ蒼いことしか分からないようなうすぼんやりとした『なにか』】
…まあ、今回は見事に出遅れて、この様さ。
無駄に人が死んだ、あの誰かに…カーネル、だったか。…とにかく、アイツにまんまとしてやられた。
【影の上半分がW形を取る。おそらく肩をすくめて首を振っているのだろう】
次はない。次は今回よりもっと多くの物語を守りたい。
でも、正義なんて掲げない。どうせ僕の手はそんなに長くないしね。
【Tの時。大げさに腕を伸ばすような】
でも、せっかく来たんだ。一人でも多く出合って、見届けたい。
その願いの果てで、笑っていられるように戦いたい。
【景色が、一気に元の病院へと戻る】
【ブルーラインは相変わらず糸目で笑っていて、でもなんだか、今までで一番『笑っている』ような】
”…そんなわけさ”
【短く、唐突に、ブルーラインは締めた】
ですです。
【『声』もまた、なんだかしたり顔でもするかのように続けた】
あ、ちなみに私、マスターの使い魔です。もうずーっと一緒にいます。えっへん
【今、それはどうでもいいかもしれない】
369 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 05:42:03.08 ID:KVcTmVQ+o
>>368
夢の守人、か。どこぞのメルヘン頭の女に聞かせてやりたい話だ
【くく、と喉を鳴らして笑いながら、以前会ったある少女を思い浮かべる】
【蝶を出すような能力を持つほどならば、この話は喜んで聞くだろう、と】
とりあえず、君の正体は分かった
彼に喧嘩を売るなら、どうぞ好きにするといい
この世界に存在しないのならば、君にとって死はあってないようなものだからね
【個体の遠隔操作ならば、例え死ぬことによってこの世界への干渉が不可能になれど、”他”がある】
【だから彼は肩をすくめながら、皮肉のようにそう言った】
【前回と比べれば、随分と態度は軟化した方だろうか】
370 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 05:44:24.73 ID:qS2dHn4SO
>>367
なんだ違うのか残念だな、もしそうなら面白いのに。
今度飲んで見ようかと思ったけど、それならヤメだなー。
【そうしてワザとらしく肩を竦めてみせる】
他人を気遣うのに権利やらなんやらは要らないと思うけどな。
自分が許せない、っていうならオレは何も言えないけど。
【壇上では如何なる会話が成されているのか、それは自分の預かり知らぬ所で】
【そして失意の中にいる女王にはやはり親しい者の言葉こそが必要なのだろう、自分が出る場でもあるまい】
なんかしてやられちまったよなあアイツらにさ……。
ああいった連中にオレは……いや、何でも無い。
【階段にゆっくりと腰を掛ける、身体が落ち着いた事で痛みが主張を強め顔をしかめる】
【痛みを外部に出すかのように重い溜め息、体重を全て階段に預ける】
今日は色々疲れた、な……。
【考えるべき事が多かった】
【その半分は綾菊から与えられたもので、自分はその問題とどう付き合えばいいのか】
【前にそびえる壁は尽きない】
371 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 05:46:56.69 ID:uTDVfXI6o
>>363
…てめえの言葉、若干意味深だよ。
でもな──世界を変える、ねぇ。
【──数瞬目を閉じて、何かの事を思い浮かべ】
…まあ、適当に。思い付きでやってみる──か。
──世界の小数点以下のパーセンテージを塗り替える程度で。
【何処か現実的なモノを出して、そう言った。】
───っとに……もう…ッッ!
………アホかてめえ。
【肺から空気を捻り出すかのような深過ぎる溜め息を吐いて、視線をジト目で返す。】
(──何なんだ。何なんだよコイツ……ッ)
(色々常識的なモノが飛んでるにしても──度ってモンがあんだろうがよ…ッ!)
(…何するか分かんねえってのが一番怖いトコか──)
【──相手の行動が予想出来ない為に、警戒している様子が見て取れる。】
//うがー、レス遅くてごめんなさい
372 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/20(日) 05:50:27.21 ID:LmI6Ljpho
>>368
”君はそういうと思ったよ、ヒュウガ”
【何がおかしいのか一瞬笑って、ブルーラインは立つ】
”怪我、無理しないようにね。炎症も引いたから医者を探してみてもらうべきだ”
【入り口の鍵を開けると、鳥たちが鳴いていた】
【ちょっとばかり慌しい世界には、当たり前のように朝が来る】
”さてさて、『魔王』狩りに出かけますかね。まずは経験地集めだ”
あ、ヒュウガさんの槍、さっきの風景展開中にちょっと調べさせてもらいましたから!
概念、『槍』を習得しました!
”いいねぇ、レベルアップか”
【軽口を叩きつつ、普通に入り口から出て行く獣人少女】
【が、なぜか早足でヒュウガの元に戻ってきて、その手を握った】
”君にとって、コレは夢か?”
【そういって手を放し、今度こそ出て行った】
【外に出ても、もうその姿は見えないだろう】
【まだ世界は、終わってない】
//コレにて離脱します、朝早くまでお付き合いありがとうございました。
//いろいろな不手際、ご迷惑をおかけしましたが、楽しかったです。重ね重ねありがとうございます!
373 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 05:50:30.74 ID:Q8rzVzMDO
>>362
>>367
……、……ルー、ミア…………
【昴は――多少、顔を離して。彼女の心の真底にあるものを、聞いて】
【……ぼんやりと視界が霞む。思考が滲む。……限界が、近い】
【もう少し。もう少しでいいから、耐えて】
【……連れ戻し、たいんだ】
……ルーミア、……
【それは、我が儘なのかもしれない】
【さっきまで、ルーミアの願いを成し遂げることが本懐だった】
【死が彼女の願いなら、自ら裁する覚悟さえ、あった】
【……でも、違うんだ。もう、こうなっては違う】
【いや、最初から、そうだったのかもしれない。私の、本当の願いは】
……ごめ、ん……も、気のきいた言葉、……おもい、つかないんだ…………
あたま、まわらなくて、……だから、……すなおに、きみに…………伝える、よ
……いや、だよ……
いや、なんだよ……
……ルーミアが、しんじゃうのが……
……どうしようもなく、……いやなんだよ、……!
【……もう、理屈じゃなかった。涙が、自然と溢れて。止まってくれなかった】
はじめての、ともだちなんだよ……わたしの、はじめての……
わがまま、かもしれない……でも、わたし、わたしは…………
もっときみとお話したいし、……遊びにだって、いってみたい……
いろんなことをして、いろんな馬鹿やって、
…………わらい、あいたいんだよ……!
ルーミア……
【もう、いいから】
るー、みあ、……
【……だから】
…………ルーミア……!
【……ただ、名前を呼ぶことしか。もう、できなかった】
【名前を呼んで、いっぱいに抱き締めて……涙をぼろぼろ溢して】
【それでも不意に、昴の唇から滑り落ちる言葉があった】
……ありがとう
生きていて、くれて
【……本当に不意に零れた、紛れもない、飾らない本心だった】
374 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 05:53:36.75 ID:KVcTmVQ+o
>>372
……ふん。お前と違って、”これ”は夢なんかじゃねぇよ
【少女が去った後の部屋で、彼は一人で呟いた】
【そして槍を持ち、彼もまた、外へと歩き始めた】
//いや、実に楽しかったです。こんな時間までありがとうございました。お疲れ様です
375 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 05:57:57.14 ID:BArGEkj3o
>>367
>>373
……。
【クルスは目を伏せる】
【――彼女の背負った重みは、おそらく自分のそれとは、大きく異なる】
【その背に背負ったのは、人の営み。自分だけでなく、その周囲全てを――】
【――国。それは、きっと彼女に取っては、願い≠ナすらなかった】
【生まれ、そして当然に#w負っていくべき、いわば義務のようなもので――同時に、それを守ることが幸せでもあったのだろう】
【――これは彼女の宿業か】
【国を捨てろと言ってしまうのは、彼女の夢を――ひいては、その身体を破ってしまうことになるだろう】
【いま心折れ、項垂れる彼女に、まだ進めと言うのは、酷な話だろう】
……ルーミアさん。
【――雨が降れば、傘を差す】
【雨に濡れた人を見つけたなら、共に傘に入ることもできよう】
【ごくごく当たり前の事。疲れたならば、休めば良い】
【――ぬくもりと、やさしさと。そして、時間が彼女を癒してくれる】
【かつて、自分もまた、そうだったように――】
私も、彼女も、貴女がこうして生きてくれている。
それだけで嬉しいんです。
【頬にそっと触れた右手が伝える感触は、まるで蝋人形の様に冷たくて】
【――それが、悲しい】
……貴女を救った私を、身勝手だと思います、よね。
【それでも、こうして、二度と叶わぬはずだった、彼女との会話を交わせることが嬉しい】
【なんとも身勝手な話だ、と思う】
【この右手で討ったルーミアを、今、同じ右手で、血に濡れた右手で、救おうとしている】
……恨んでくれてもいいです。
……どうしても、救い上げて欲しくないと仰るなら、この手を振り払ってくださってもいい。
【――真に、生きていたくないならば、それを看取るのもこの身の役目】
【――それでも。真に、死を願う生き物など、この世に居ないはずなのだ】
【――今、どうしても自分がやるせなくて、許せないかもしれないけれど】
【――生きていることそれ自体は、罪でもなんでもないのだから】
376 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/03/20(日) 06:03:57.60 ID:1MgBsKl9o
>>371
意味深……確かに、そうかもしれないわね
こうやって変化を囁く事も、冗談を紡ぐ事も、私にとっては同じ事よ
有り体に言えば、引っ掻き回して遊んでいる、とも言えるわね
……大なり小なり、私は変化を望むものに手を貸してあげたいだけなの
誰かがそれを望むならば、私なりの手段でそれを手助けするわ
【一つとして、己に嘘をつくような事はしていない】
【最初からこの女は、己の望むままに行動しているだけ――何一つ、己を抑してはいない】
【己が行動すら全てひっくるめて、再び僅かに微笑むだけの表情へと戻る】
……ああ、そう。名前を聞いていなかったわね
私はサンドラ・アデル・マクレラン。サンドラ、で良いわ
貴方の名前。私に教えてくれるかしら?
【不意に、大事な事を思い出したかのように両の手を打ち鳴らす】
【妙に回りくどいような言い方をして、ただそれだけの事を尋ねた】
377 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 06:21:18.29 ID:uTDVfXI6o
>>376
──それ、“まほうつかい”っつーよりか…“魔女”って呼び方の方が適切だと思うが。
…少しは、変わったか。つってもほんの少し、気が“変わった”程度だが。
【──色々と、腑に落ちないようだ。】
──一応。一応だ、さんきゅ。
……“ありがたい”って気持ちはねえけどな。
──…名前?
…“まほうつかい”に真名を教えると不味かったんだっけ──
【──必要以上の警戒。本当にそれだけなのか、とでも言いたげな表情をしている】
…颯護。──…魔術師家系『緋天』の、“元”長男。
【すんなりとフルネームを言わない。警戒をしているからなのか、それとも別の理由があるからなのか】
378 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2011/03/20(日) 06:45:17.66 ID:1MgBsKl9o
>>377
実のところ、呼ばれ名は『魔女』の方が多いのだけれどね
シンデレラに出てくるのは、魔法使い。白雪姫に出てくるのは、魔女。どうしても、悪いイメージを孕んでしまうでしょう?
物語の中で魔法使いがすべきなのは、あくまでも結果へ導く事ではなく過程を出助けする事よ
良いイメージでも、悪いイメージでも傾く事はあってはならないの
【再び、例えの中に出てきたのは童話の名前だ】
【さんきゅ、という相手の言葉には、吐息だけの、少女がはにかむような笑いで返して】
あら、良く知っているわね。
そのとおりよ、だからこそ大事な名前を預かる時には慎重に問うの
……そう、颯護というの
また会いましょう、貴方がもしもこれ以上の変化を望むのならば、私は喜んで貴方の前に再び現れるわ
……ごきげんよう。
【時を同じくして、金の国での『舞踏会』もまた明けてきた頃だろうか】
【昇り切った太陽とは反対の方角に、ゆっくりと歩いて行く】
【ふと目を離したならば、一瞬のうちにその姿は幻のように消えているだろう】
【昨夜は特別な、月の最も近付く時だった】
/朝早くまでお疲れさまでしたー!
379 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/20(日) 10:44:01.79 ID:ANqSG/j+o
>>370
>>373
>>375
『……私はな、エルフェス。自分の事は良く分かる』
『もしあそこに居るのが私なら、どの様な境遇だろうと』
『たった一つ、失くさずに居られるなら。生を泣いて喜べる』
『その一つを失って居れば、全てが終わり。酷く単純な生き物だ』
『………だが』
『どうする?あれを、どう扱う?』
『誰なのか、何をしたのか、知らぬ者など少ない』
『大きく見れば太陽や国から、小さな範囲では武器まで。持って居るものは全て失くして』
『……かろうじて残ったのは、人間が2人だけ。それだけだ』
『………私は、な』
『真実を知らせる事無く、殺してやれたらと思ったよ』
【憎むべき敵でしかなかった筈なのに、こうもなってしまえば】
【綾菊の抱く感情は、憐みにも似たそれだった】
【曲がっているのかもしれない、間違っているのかもしれないが】
【彼女は憐憫の情から、殺してやりたかった、と】
………………もう、私は
あの時に……死んでいたようなもの、なのに
……死んでしまう前に、その言葉を聞けたら……
それはきっと、とてもとても素敵な、嬉しい事なのでしょうね………
【生きているのならやり直せる】【もう機会が来る事は無い】
【どちらなのだろう、彼女の道は】
【星と月だけが灯りとなる道を、彼女はどう歩いていくのだろうか】
……ねむい、眠いわ……なんだか、とても……
【歩けるのか?自分の足で、歩く事が出来るのか?】
【少なくとも、今。二人に、自分から触れようとする事は出来なかった】
【私は、私は、私は。一つの主語からなる思想が、ぐるぐる渦巻いて】
(………うれしいんだ、こんなことで)
(………………変なの)
【意識が、闇へと逃げ込む直前。声にはならずに、それでも呟こうとした言葉は】
【それだけは、主語に、自分を置かないものだった】
【人間ならば兎も角、吸血鬼一人。棺桶に押し込めば、目立つ事も無い】
【血だけを与えて居れば生き続けると言うのなら、食料の確保にも難儀はしない】
【匿う事に労力は要らない、そしてそれをしようとする者も居る】
【ルーミア・ゴールドウィン――もはやゴールドウィン≠フ姓すらも必要ないかもしれない少女は】
【この場に居合わせた者だけに知らされて、密かにとある館に運ばれた】
【その館は、少女を殺害しようと、始めは考えていた者の館で】
【然し、人外を匿うのなら、十分に整った環境とも言える】
【森の奥。人の知らない館の一室】
【窓を潰した部屋の中。家具に混ざって棺桶が】
【何処かの誰かの終わりを悼んで、静かに静かに座っていた】
/ぐおおおおお、よもやこの局面で寝落ちとは本当に申し訳ありませんorz
/此方からのレスで、この様に纏めさせて頂きます
/御三方共、お疲れさまでした、有難う御座いました
380 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 11:27:25.89 ID:uTDVfXI6o
>>378
──さあねえ?果たして、そんな事はあるのやら。
気になってるトコは幾つか存在するが、風の赴くままにってトコだ。
【やれやれ、と言ったジェスチャー。其れ以外に目立った行動は見せない】
【去っていったのを見ると、緊張を解いて溜め息を一つ。】
……本当、調子狂うぜ───何でアレに名前を教える気になったかね…
【ポツリと漏らすと、岩影の中に入り姿を消す。】
381 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 11:39:33.39 ID:tsBVe3QDO
【街中】
……そういえば
昨日は金の国──超どうなったんでしょう
人の首が超飛ぶとこなんて、超見たくないから超行きませんでしたけど──
【ぽんぽん付きのニット帽を被っている、黒髪の少女が移動していた】
【年は中学生くらいだろうか】
【胸元くらいまでの彼女の黒髪は、ぴょろんと外ハネしていて──】
それにしても、超あったかくなってきましたねー
【──或いは。彼女は街の人々から奇異の目で見られているかもしれない】
【何故ならこの少女】
【浮翌遊する掃除機なんてものに乗って、移動しているのだから】
382 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
:2011/03/20(日) 11:48:04.95 ID:uTDVfXI6o
>>381
【──再び、公園。】
──さて、と。
此処まで来たはいいが、どうすっかねえ。
…そういや、“正義”の連中があっちに居たのか調べるべきだったか──
【ベンチに腰掛けて、そのままごろりと身体を預ける。】
【──街中には様々な服を着た人物が居るが、そんな中、男は黒一色に身を包んでいる。】
【“普通”ならばかなり目立ちそうな気もするが、この世界で特に驚かれる事は無いのだろう。】
…え、何アレ。マジで何だアレ。
【──…ガタン、音を立てて立ち上がる。男の正面にカメラがあれば、「こっちみんな」とでもなりそうな風景。】
追跡───…いや、あんまり関わっちゃいけねえ気もする…
383 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 11:56:07.96 ID:tsBVe3QDO
>>382
しかし、超なんだか超疲れてきました
もう超お昼時ですし──
こんなに超天気がいいんです。
たまには超公園でご飯食べるのも、超悪くないですね
【一方、掃除機の上に乗る少女は──普通の。ごくごく普通の見た目であった】
【もし彼女が掃除機なんてものに乗っていなければ】
【街ですれ違っても、なんとも思わないような──】
【そんな、普通の少女であり────公園?】
【嗚呼、なんたる神の気まぐれなのか】
【掃除機少女。思いっきり公園に、そしてベンチの方へ近づいていっている──!】
384 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 12:05:26.54 ID:uTDVfXI6o
>>383
…いやいやいやいや。
いやいやい…いやいやいやいやッ!!
【来てしまった。来ないと思ったにも関わらず、上手いこと来てしまった。】
【公園。其れは、市民の憩いの場でありながら、戦場でもある──!】
【安っぽいエンカウント音の後に、画面が切り替わる。】
【あ!くろいひとかげが とびだしてきた!】
……ッ
【黒い人影の攻撃。掃除機の下に滑り込み、全体のバランスを崩そうとする。】
【倒す意味は得に無い。経験値が貰える訳でも無く、体力が減るだけであるのだが──それでも敢えて攻撃する──!】
385 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 12:19:37.55 ID:tsBVe3QDO
>>384
……ん?
【突然飛び出してきた人影に、見覚えがあるわけでもなく】
【かといって、身に覚えがあるわけでもない】
【野生の少女としては降って沸いた災難!】
【しかしそれを災難として扱える程、新世界は甘くない──!】
【ぬるま湯に浸かるが如き、少女の表情──それは、もう数瞬も前のこと】
【るんるん気分で訪れた公園に。密かなる襲撃者がいようとも思わず】
【ポポル──あの、かつての黒の暴帝が如き強襲に】
えっ……、ちょ、ちょ──!?
【──がっ!】
【決まった──……!】
【彼の攻撃は見事にクリーン・ヒット】
【予測不可能な衝撃を受けた掃除機はぐらりとバランスを崩し──】
超────!?
【──上から、少女が降ってくる】
【これぞ、新たなる「空から落ちてくる系ヒロイン」の形なのかっ!】
386 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 12:35:20.28 ID:uTDVfXI6o
>>385
──その幻想を…ッ!ブ[
禁則事項です
]ッッ!!
【大抵の場合、“落下系”は誰かとの衝突等で若干えっちい事になる気もするが、この男がとった行動は──】
【───回避…!圧倒的回避…ッ!!】
【流水が如き動きによって、少女の落ちる場所を予測────最小限の動きによって、回避行動を済ませ──…掃除機忘れてた。】
【ごすり、という音と共に、掃除機に踏み潰される男。】
【27 Hits! Total Damage 99999 Overkill】
【何故複数ヒットしたのかは全く持って不明だが、黒い人影を倒した。】
387 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 12:47:51.07 ID:tsBVe3QDO
>>386
ぅえ──あっ!
【べしゃり】
【そんな擬音と共に、地面と熱き抱擁を交わす少女】
【しかし──無様な様子を見せる己の主人は捨て置き】
【掃除機は悠然とした様子で、男の上に佇んでいた】
【無駄に偉そうなオーラが溢れているのは、きっと気のせいではない】
【そして聞こえた、チープなファンファーレは】
【まるで──「勝利は時として無様なもの」だということを、暗示しているかのようであり】
【その勝利の音楽を脳裏に浸透させながら】
【少女は、ふらりと起き上がろうとし──】
──ち、超、なんなんです、か……
【ぱたっ】
【満身創痍の勇者が如く、再びその場に倒れ付すのであった】
388 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 12:58:52.55 ID:uTDVfXI6o
>>387
──出来心でやった、後悔はしていない…ッ
【キリッが付きそうな台詞を吐きながら、掃除機から逃れようとじたばた。】
つ…ッ…た……ッ 誰得だあああああああああああああああああああッ!!
【掃除機を勢いで吹っ飛ばしながら飛び起きると、地に倒れ伏す少女を見て──】
──「ざまあ」
【そんな言葉を吐く。最早意味が分からない状況である。】
【偉そうに立つその姿は、魔王の下に存在する四天王の三人目辺りを彷彿とさせる】
【言ってしまえば、強い設定なのに雑魚っぽい。】
389 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 13:12:21.36 ID:tsBVe3QDO
>>388
【がこ──ん】
【四天王が1人の上に君臨する暴虐非道なる掃除機は斯くして消え去った】
【しかし気を抜くことなかれ】
【この掃除機が消えても、第二第三の掃除機がいずれ、必ず──!】
……って、い、いきなり超何するんですか!
そんな、風属性の超攻撃してきそうな顔で超偉そうです!
最も、そんな態度じゃ体力全回復なんて超してくれなさそうですけれどね!
【──多分】
【「四天王三人目っぽい顔で超偉そう」】
【「でもそんなんじゃ四天王最後の1人には超なれない」】
【みたいなことを言いたいのだろう。余計なお世話である】
【因みに、吹っ飛ばされた掃除機は公園の植え込みの中に不時着なうである】
【何故そんなに吹っ飛んだのかは──きっと、彼(掃除機)にも、いろいろあったのだろう】
390 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 13:30:38.85 ID:uTDVfXI6o
>>389
──ルビ○ンテはアレわざわざ回復の為に自分のMP減らしてんじゃねえかッ!
自分を弱くして相手を強くして、んで負けてるんだから格好良いとか言えねえぞッ!!
【──何故か少女の言葉が通じたか、意味不明のやり取りである事には変わりない。】
…ただの、条件反射だ。
【む、と言った表情を見せる。】
【──人を乗り物から突き落としておいて、その台詞は無い。】
391 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 13:36:23.44 ID:AfOSP4WAO
【草原】
【昨日の戦禍の名残さえ、此処で吹く風には関係ないとでもいうような静かな中】
【パレットを染め上げる純粋な空の青へと雲を想起させるような真っ白な紙飛行機が、つぅ――と投擲された】
……――――。
【犯人は、赤い布を緩めに頭に巻いて癖の強い黒髪を軽く纏めた藍色の瞳の青年】
【黒のポンチョで体型を隠し、その下に黒のワイシャツと薄い白のベストを着用】
【ポンチョには1から12までの数字が暗い灰色で刻まれているが確認しにくく】
【ベルト変わりに砂時計を繋ぐ細い鎖を使用していて、サラサラと時を刻む音が静かな中で微かに響いた】
【時計が埋め込まれた八端十字架を提げており、どうやら教会¥椛ョの神父であるようで】
【緑の中に座り込み、破れた本を片手に紙飛行機作製に勤しむ姿は――どことなく、不審だ】
392 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 13:44:28.53 ID:tsBVe3QDO
>>390
あれぞ超漢の生きざまです!
超かっこいいじゃないですかー!
自分を不利にしてまでも超正々堂々と戦う!
いやー、超悪役ながらも超かっこいいと思いましたね
【ぎゃーぎゃーと騒ぐ少女と、男。】
【はた目から見れば──日曜日の午後の、公園】
【仲良く(?)騒ぐ二人の男女】
【「まぁ──仲のよいご兄妹ですこと」】
【そんな、奥様方の会話が聞こえてきそうだ】
な、何が超条件反射ですかー!
あなたの周囲には、夏に沸く蚊の如く空飛ぶ掃除機に超溢れているんですかー!?
それとも浮翌遊物体を見ると超撃墜するよう超教育された軍人さんなんですかっ!?
【ぎゃーすかぴーすか】
【文句もうるさいことながら、彼女の「超」という口癖もやかましい】
【しかしこれだって】
【やっぱり、平和な午後の、ワンシーンで──】
393 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 13:46:05.82 ID:KVcTmVQ+o
>>391
こんなところに人が居るなんてね
【変わったことをしている青年に誰かが声をかけてきた】
【声の方向を振り向けば、そこに居るのは別の青年】
【彼はやや高めの身長で、街中に居るような人々と変わらない、普通の服装をしている。怪我をしているのか、左脚の二箇所には包帯が巻かれている】
【目立つのは首元のネックレス。銀色の竜と槍を象った独特のものだ】
【髪の色は灰色。長髪を後ろで細く結んでいる】
……紙飛行機か
【飛んでいく紙飛行機の方を見て、懐かしそうに呟いた】
394 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 13:51:24.55 ID:AfOSP4WAO
>>393
……おぉ?
【こんなところに人が――それは、話しかけてきた青年にも掛かる言葉だ】
【振り返り、相手を確認すると、少しばかり異彩を放つネックレスに視線が止まり】
【しかし特に何かを言うつもりもなく、座り込んでいた身体ごとそちらを向くと】
こんにちは、いい天気だよな
アンタもやるか?
【なんて、紙を片手に誘ってくる】
395 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 14:01:00.24 ID:uTDVfXI6o
>>392
──予想不可能過ぎてコテージ無駄打ちしたっつーのッ!
しかも大抵の奴は、ボス戦前にご親切にも触れるだけで全回復するような記録術式置いてんじゃねえかッ!!
【何かを熱弁しているが、その何かは言ってはいけないモノである。】
…飛ぶ掃除機が「変なモノ」である事は自覚してんじゃねえかよッ
何だアレか!人の視線を受けてニヤニヤするタイプかッ!
──ついでに「超条件反射」とは言ってねえだろッ!
何なんだてめえッ何かにつけて超超超超、るっせーんだよッ!!
…こっちも“超”つけてやろうか!自分の“超”が超鬱陶しく感じるまで“超”超つけてやろうかッッ!!!
【思った言葉を、直ぐに口に出す。ついでにうるさい。】
【ぜーはーぜーはー。少し疲れて来ている。】
396 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 14:02:34.76 ID:KVcTmVQ+o
>>394
冗談よしてくれよ。そんな子供染みたことをするわけないだろう?
全く、暢気なものだよ……
【片手を、虫を払うように振る。何かに疲れたような声だ】
【その後、男から少し離れた位置に腰かけた】
……はぁ
【座り込むなり、すぐに大きなため息をついた】
破れた本なんか持って、神父様が暇つぶしかい?
今頃、教会じゃ山ほどの人間がやってきているだろうに、こんなところで遊んでいていいのかい?
【神父の持っている本を見て、そう尋ねてきた】
397 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 14:09:51.09 ID:3helJeESO
【公園】
・・・昨日は凄い物見たなぁ・・・
【白のカッターシャツに青のネクタイを着け、腰には二本の刀を携えた少年がベンチに座っていた。】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】
【少年の手には、今日の新聞】
【見出しは言うまでもなく、昨晩の金の国の闘いについてだ】
398 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 14:10:37.98 ID:AfOSP4WAO
>>396
あぁそう、ならいいや
【そう言うと彼に差し出していた紙を自分の手元に戻し、新しい紙飛行機を作る】
【本は半分以上のページがなくなっており――しかし周囲には残骸がどこにも転がっていなかった】
【先程飛んだ紙飛行機も、飛距離が出せるようなものではなかっただろうに……姿が形もない】
いやいや、暇潰しとは違うかな
おにーさんが担当するのはちょいとばかしおかしなとこでさ、これでも仕事はしてるんだぜ?
【「まぁ、シスター達は大変だろうなぁ、後でご機嫌取りしなくちゃ」などと繋げながら、彼は笑う】
【もし相手が魔術に詳しければ、紙飛行機作製に使われている本が魔術書である事に気付けるかもしれない】
【……何をしてるのだろう、この神父は】
399 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 14:16:53.36 ID:tsBVe3QDO
>>395
超ざまぁ
【──ここにきて、先ほど男にかけられた言葉を返す少女】
【浮かべる笑みは、にまっとした悪戯っぽい其れで】
【何故だか知らないが──とっても、嬉しそうである】
ったりまえじゃないですか!
変なもの、超前衛的なものこそ超時代の超最先端をいくんです!
すなわちこの私は超天才ってことですよ!
だいたい空飛ぶ掃除機なんてもの、この超天才魔術士利織ちゃん以外には超考えつきもしないでしょうし!
ついでに言うと、人の視線を受けて悦びを感じるような超ドMちゃんじゃ超ありません。
視姦プレイは超お断りです!
加えて加えて、そっちの言い分は超分かりました
試しに超トライしてみてください。
私的にはあなたの心が超折れる方が超先だと思いますが。超
【 滲 み 出 る ウ ザ さ 】
【こいつこのまま放っておけば、周囲の人間のストレス指数が超上がるんじゃないだろうか】
【その上自分のことを「天才魔術士」呼ばわりとは、自意識過剰もいいところ】
【更にはにまっとした笑顔絶賛継続中】
【それどころか、会話がヒートアップする毎にどんどん嬉しそうになっていく始末】
【──もしかしたら、構ってくれてるのが嬉しいのかもしれない】
400 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 14:17:22.96 ID:KVcTmVQ+o
>>398
…………
【彼は残念ながら、魔術に聡くは無い】
【だがその小さな違和感を自覚出来る程度には察しは良かった】
【周囲をぐるりと見回した後、男の方に視線を戻し、こう尋ねた】
”どこ”に飛ばしてる?
【紙飛行機の行き先はどこか、と】
401 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 14:21:44.96 ID:AfOSP4WAO
>>400
んー?
【彼の問い掛けに、悪戯がばれたような、若干罰の悪そうな顔を浮かべると】
【自分の周囲をぐるりと指差すだろう――彼を中心に、円を描いてるようだった】
教会が、狭いって言われてね
突貫工事だからどーなることやら
【ふふ、と笑って返すその言葉の真意は】
402 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 14:25:29.56 ID:KVcTmVQ+o
>>401
……なるほど
確かに、ただの暇つぶしではなさそうだね
【返事を聞き、周囲を旋回する紙飛行機を見ると、彼はすぐに立ち上がった】
【そして徐に男へと歩み寄り、】
念のため、目的を聞いておきたい
教会の人間だからといって、必ずしも信用に値するとは限らないのでね
【そう尋ねた】
【殺気はまだ無い。だが言葉通り、警戒しているのは感じ取れるだろう】
403 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 14:29:29.80 ID:uTDVfXI6o
>>399
コ…イ…ツ…は……ッ!
【身体の毛が逆立つ、猫科の動物を彷彿とさせる怒り方。】
【全身真っ黒で、猫──というとまんま黒猫になるが。】
──…“バッドサイエンティスト”め。具体的に言うと頭がバッド。
…何が可笑しいんだよ。脳にお花畑出来たのか、満開の時期なのか。
【笑顔に、ジト目を返す。“超の件”に関しては何も返さない。】
404 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[sage saga]:2011/03/20(日) 14:29:41.67 ID:AfOSP4WAO
>>402
【新たに折られた紙飛行機が飛び、その姿を幻のように蕩けさせて消える】
【段々と――淡い魔力が陽炎のように周囲を囲み、揺らめくのが分かるだろう】
【歩み寄られても青年は依然として紙飛行機を折っていたが、理由を聞かれると】
【なんだ、まだ分かってないのか――そう言いたそうな苦笑を浮かべて】
言っただろ、教会が狭いって
……家を建てるんだよ
【はっきりと、そう言った】
405 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 14:33:53.85 ID:KVcTmVQ+o
>>404
……もう驚くのにも飽きたよ
【はぁ、と大きくため息をついて思いっきり肩を落としてみせた】
【どうやらここ最近で、驚くようなことが多かったらしい】
時代の変化、と言えるほど長生きはしてないけれど、魔術ってのは恐ろしいねぇ
こんなところで紙飛行機飛ばしてるだけで、家が建てられるのかい?
【かなり投げやりな口調でそう尋ねた】
【尋ねたものの、恐らくは既に信じている】
406 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 14:36:45.11 ID:zg2yFLHN0
>>397
…もう終わってたのか…くっそ久しぶりに仕事なんて入れるから…!!
しかもよりによって金の国から一番遠い所かよ…リーダーなのに参加できないとか無いわ…
【新聞を読みながら公園内の自販機に向かうその男】
【ワンカップの梅酒を買い】
【少年から一つ飛ばしのベンチに座る】
【彼の格好は茶色のテンガロンハットが特徴的なウェスタン風で】
【両腰には銃の入っていない空のホルスター】
【例の事件に参加できなかったことを悔やんでいるようだ】
407 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[sage saga]:2011/03/20(日) 14:39:18.26 ID:AfOSP4WAO
>>405
ははは、最近は忙しいからなぁ
【青年の様子に、馬鹿にしたようなものでない笑いを投げかけると】
【ぺりりりり……紙を破る音と共に、また紙飛行機を折りはじめながら】
いやいや、コレだけじゃあ家は建たないさ
コレはただの下準備。陣を描いてるだけだしなぁ……目印っていうんかね?
作る家の構造と、数人掛かりだから魔力が喧嘩しないように混ざるかどうか、あとはその補助具に魔導書の欠片。
【「まぁ、なんとかなるだろ」】
【そう続ける言葉はやや適当だったが、青年の眼は失敗を見てはいなかった】
【おそらくは何度か経験しているのだろう。こういった家作りを】
408 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 14:41:23.54 ID:tsBVe3QDO
>>403
んふゎ、頭が超バッド?
Best
Animal
DVD
の超略称でしょうか
超個人的には黒猫さんがいると超いいですね
だって、超かわいいじゃないですか。にゃー
【またしてもにまっとした笑み】
【仕舞には猫の鳴き声をなんかウザく発音する始末】
【なんだかもう、超調子に乗っているとしかいいようがない】
だってだって、誰かと超会話ができるの、超楽しいですよ?
あなたは、そんなことないですか?
【「超」】
【最後に継ぎ足された一言は、ちょっぴり余計だったかもしれないけれど】
【黒い目をぱっちり開いてかくんと首を傾げる彼女の姿は】
【まるで悪戯盛りの、子供だった】
409 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 14:45:59.21 ID:KVcTmVQ+o
>>407
ふ〜ん。ご苦労なことだよ
【あまり興味の無さそうな声で相槌を打つと、男から離れるように歩きだした】
【そして先ほど座っていた位置に戻ると、そこにまた座り込んだ】
こんな草原に家を建てて、どうするんだい?
生活するには些か不便だと思うけど?
【神父の方は見ずに、気だるそうな声で尋ねた】
【ここは何といっても草原だ。そこまで街に近いわけでもないだろう】
410 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 14:52:40.31 ID:AfOSP4WAO
>>409
あいあい、苦労するのが仕事でね
【紙飛行機を折りながら簡単に答える】
【軽い言葉遊びをしてる程度にしか思ってないのだろうか、先程から指先は同じ作業を淡々と繰り返していて】
生活が不便なのは、まぁ、少しの間だけは我慢してもらうしかねぇなぁ
緊急時に備えて中に転移陣を作って、教会≠ニ接続はしとくけどさ
住みやすいとこには人が住み着いてるし、いきなり建てる訳にもいかねーのよ
【確かに便利ではないが、今は家にも住めずに困る人が多い時代だ】
【そう言った人々にとっては、これだけでも大きな救済になるのだろう】
【魔術製なので家賃を要求することもないし、少し歩けば街だって一応はあるのだから】
411 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 14:53:38.46 ID:3helJeESO
>>406
・・・・ぅ?
【その言葉が耳に入ったのだろう。】
【ふと、新聞から男に視線を移して首を傾げてから、】
・・・・あの、参加したかって、この闘い・・・ですか?
【そう声をかけて】
【金の国の記事を見せるだろう】
412 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 14:57:34.38 ID:KVcTmVQ+o
>>410
ま、大方そんな理由だとは思ったけどね
【その答えはある程度予想していたらしく、あまり興味なさげに返事をした】
……魔術か。槍術が廃れるわけだよ
【寂しそうにも気だるそうにも聞こえる複雑な声色で、ぽつりと呟いた】
【太陽に向けて手を翳しながら、じっとその手を見つめている】
413 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 14:58:09.41 ID:uTDVfXI6o
>>408
──DVDも略称じゃねえかッ!
と言うかお前はBest Animal DVD Scientistでいいのか、意味が果てしなくブッ飛んでるけどいいのかコレ。
んでもって何の話だ?黒猫ッ!?
【──律儀にツッコミ。別にツッコミ役がやりたい訳では無い。】
──さあ、知らね。
【今まで散々否定して来たが、これが一番──冷めた否定。】
…別に、“お友達”を作る気はねえからな。
人の顔や名前も、付き合いが無けりゃ覚えらんねえし。
まあ、てめえみたいな“顔”を見せてりゃ、“楽しいお仲間”がぽぽぽぽーんは理解出来る。
【後半意味不明。】
414 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 15:00:51.72 ID:zg2yFLHN0
>>411
お?おお、それそれ。結局それどうなったんだっけ?結果。
【男は記事を見せる彼に対しフレンドリーにそう尋ねながらワンカップを軽く口に含む】
【ちなみにこれでも一応20歳である】
415 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 15:03:34.78 ID:AfOSP4WAO
>>412
悪いな、代わり映えしない解答で
【申し訳そうに返しながら、またひとつ紙飛行機が空を飛ぶ。雲のように】
……いやぁ、それはどうだろうな
土壇場で役立つのは、魔術よりも身体で覚えていったことだと思うぜ?
【慰め、という訳ではないのだろう。彼の方に視線を寄越すことはしない】
【ならば――それは真意なのか。背を向けたまま、また一枚のページを破り】
416 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 15:08:14.90 ID:KVcTmVQ+o
>>415
同じ技術に変わりは無いよ
やれることに差があり過ぎる。いくら槍術を学んだところで、人の役には立てないよ
──無残な屍を築くだけ
【ぐっ、と太陽に向けた手を握り締める】
【まるで太陽を握りつぶすように】
そういった意味でいえば、僕は君たちが羨ましいね
単純に便利だ、という意味でもね
【むくりと上半身だけを起こして、神父の方に視線を向ける】
【その声色に馬鹿にしたようなものは無く、少なからず本心なのだろう】
417 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 15:08:59.75 ID:3helJeESO
>>414
・・・・えっと王女の処刑は阻止されたみたいです。、
それに・・・《R.I.P.》まで姿を現した様ですね。
【少年は記事を読み】
【歴史の変動の結末を男にそう知らせて】
ここは最近は物騒ですよね。本当に
【最後に、そう言葉を付けた】
418 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 15:09:55.78 ID:tsBVe3QDO
>>413
つまり私は超動物を超愛する科学者さんだったんです!ただし犬以外っ!
──ところでDVDって超何の略称ですっけ?
【※黒猫スルー】
【どうやらこの少女。犬派猫派でいけば確実に猫派らしい】
【そしてその直後。アホの子を露呈させるかのような、そんな発言をして】
……、ぽぽぽーん
【なんか、テンションが】
【 著 し く 低 下 し た 】
【今までの否定拒絶暴言には、あまり効き目がなさそうに見えた彼女ではあったが──】
【それは、あくまでも。「楽しいお話」の中での「楽しい反応」】
【きっと、彼女は。こうやって、冷静に否定されることに弱いのだろう】
419 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 15:14:17.98 ID:zg2yFLHN0
>>417
…よかった。俺がいなくても阻止できたか。RIPの奴らには会いたかったがな…
【どうやら男は処刑反対派だったようだ】
確かに物騒だな…こういう時こそ正義組織の実力が問われる…ってわけだ
【そういうと男はニヤリとする】
420 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[sage saga]:2011/03/20(日) 15:15:26.99 ID:AfOSP4WAO
>>416
……どうだろうな
魔術は確かに、やれることは広い。だから自分はなんでも出来ると驕る馬鹿も多い
槍術――別にそれだけじゃないが、武術は精神面でも鍛えられるものだ
そうやってお前は、自分が出来る範囲は理解出来てる。それだけでも儲けだ
あとは、そこから何が出来るかを考えればいいんだ。――何≠屍にするのか、とかな
【太陽は無慈悲に彼の掌を燦々と、焼き付くそうとするかのように照らす】
【けれどそれは、同じなのだ。太陽は実際には青年に何かすることは出来ない】
【技術の種類だとか才能の量だとか、沢山の要因があっても――結局は自分が何を志すかで、全てがひっくり返る】
おー。教会@たら適当に教えてやるよ
簡単な治癒魔法覚えるだけでも、だいぶ安心出来るしな。旅とかするなら
【なんて、あっけらかんと言ってみたり】
421 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 15:23:53.73 ID:KVcTmVQ+o
>>420
”何”を屍に、か
【その言葉に何を感じたのか、彼は俯いて黙り込んだ】
【数秒か、数十秒。それほど長くはない間、彼はずっと俯いていた】
僕が打ち倒すのは、僕が決めた相手だけだ
【そして彼はこう呟いた。とても強く】
【それはまるで、神父の言葉に──いや、”何か”に反論し、反発するような口調だった】
いや、いいよ。やはり魔術は僕には合わない
羨ましいと感じれど覚えないのは、合わないとそれ以上に思うからだよ
【そう言いながら、ゆっくりと立ち上がった】
【そして数歩進んでから、ふと思い出したように神父の方を向く】
名前を聞いてもいいかい?
僕の名前はヒュウガ・アルフォンス
【それは、名前を聞くためだった】
422 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 15:28:27.46 ID:3helJeESO
>>419
ええ、
どんな理由であっても、死んでも良い命なんか何処にも、一つだってありませんから。
【少年も、そう返した。】
でも、今のままじゃ駄目です。
その正義組織が二つに別れていては。
今だからこそ、皆で力を合わせるべきなんですよ。僕らと彼らは。
423 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 15:30:27.66 ID:AfOSP4WAO
>>421
【彼が黙った間、神父は何も言わなかった。こんなのはらしくないな、と思っただけで】
【こうやって悩んでいる人を相手に説教染みたことをするのは、本当は洗脳のようで好きじゃないのだと】
【少しだけ表情に苦みを増しながら、内心で自分自身を罵倒していた】
あぁ、それもいいだろうさ
俺は否定しないよ――ご大層なものを掲げるより、そっちの方がよっぽど共感出来る
【なにより、わかりやすいしな。なんて付け加えて、彼は漸く振り返った】
【否定には頷き、立ち上がる姿を眼で追っていたが、名前を聞かれると】
【僅かに頸を傾げ――カチリ、時計の針が廻る音がした】
ミールっていうんだ
教会≠ノ立ち寄る時には、尋ねてみてくれよ
【なんて――立ち振る舞いや言葉など、どことなく品の良さを見せる彼に自分の名を名乗った】
424 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 15:31:51.83 ID:37ib9ysDo
【氷の国】
【6つのピールと5つの張り出しを有する、見上げるほどの大聖堂だ】
【氷の国特産の砂岩が用いられた外壁は氷雪と見紛う程純白であり】
【聖堂建築様式による5つの鐘楼は、天を突くように聳え立っている】
【その入口、ガスマスクの機関員が門番を勤める扉上部の碑銘には】
―――”Lasciate ogne speranza, voi ch'intrate'”―――
―――”この門をくぐる者は一切の望みを棄てよ”―――
【もしも、”あなた”がこの大聖堂を訪れると言うのならば―――】
【この扉の碑銘の通りである―――「一切の望みを棄てよ」】
/予約です
425 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 15:33:45.22 ID:KVcTmVQ+o
>>423
ミール、ね
ではまたどこかで
【簡潔に別れの言葉を告げると、彼は街の方へ歩き去っていった】
//お疲れ様でした
426 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 15:33:58.70 ID:zg2yFLHN0
>>422
…僕ら?彼ら?どういうことだ?
【彼によく解っていないふりをして尋ねる】
【実はこの男は彼の「力を合わせるべき」という考えには賛成だった】
427 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 15:34:11.15 ID:uTDVfXI6o
>>418
…あー、もうそういうコトにしておくわ。
んでもって、質問には答えねえ。
【──流石に、ツッコミ疲れたらしい。】
──現実には、“楽しくねえ”話が沢山ある。
それらを全部無視して、“楽しい”話だけを聞くってのは無理だよ。
まあ、極力出さないのがいいのかもしれねえけど。
…俺だって、“全部”話せりゃ楽しいっての。
別に話すコト全てを否定した訳じゃねえよ。
【“楽しくない”話は、幾らでもある。それを無理に隠せば、“仮面”を被った表面的な付き合いしか出来ない。】
【話せば友人という関係に関わる“何か”を、彼は隠し続けている。】
428 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 15:35:51.14 ID:AfOSP4WAO
>>425
/お疲れ様でした、ありがとうございましたー
429 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 15:38:51.55 ID:RScCvGKa0
>>424
――――――――っはぁ…………なんとも、気取ったモンが掲げてあるじゃねぇか…………オイ
【カラフルなペイントに紛れて『Factory』と描かれた巨大な荷台のついたトレーラーから降りてきたのは】
【赤いウェーブがかったロングヘアーに、黒のライダースーツで全身を固めた、毒々しい赤い口紅が印象的な女性】
【その細い首筋には、『Canossa 616』と刻み込まれたプレートのついた、金属製の首輪がはめ込まれている】
色々あって、ちぃっと遅くなっちまったが…………まぁ、向こうさんも事情ぐらいは汲んでくれんだろ?
(――――もし、誘い込んで搦め手……なんて考えてんだったら是非もねぇ…………味方とは言え、蹴散らさせてもらうまでさぁ……
あたしゃ、そんなヤワな改造されてる訳じゃないんでねぇ…………)
【ガスマスクの門番に、首元のプレート、そして身分証明書をぞんざいに提示すると、何を気にする様でも無く、女性は門をくぐる】
【端からこの施設に対する『望み』など、この女性にあるはずもない。彼女の望むものは、ただ『殺戮』】
【今日は、そんな事をしにここまで来た訳ではないのである】
430 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 15:47:24.69 ID:37ib9ysDo
>>429
【支部前に着いたトレーラー、その中から”招待客”の降り立つ様子を】
【扉の横に立つガスマスクの機関員は、耳に手をあて、二言三言を呟き】
―――ガ、チャン―――
【さながら淑女を前にエスコートするドアボーイか】
【彼女を招き入れるように、大聖堂の重い扉を開き】
【そして、扉の向こう、入口に立つものは―――】
ようこそいらっしゃいました、ブラックハート様―――
【燃える赤色のショートヘアに、温和な印象を持った金色の両目が輝く】
【フラワーハットを被った、紺色のブラウスとロングスカートの細身の女性】
【首元には十字架が輝き、ブラウスの裾には≪No.111≫の刺繍がある】
ワタクシ―――カノッサ機関氷の国支部の支部長、
パッション・プレイ≪No.111≫と申します
本日は遠路はるばる、ようこそ氷の支部までお越しくださいました
入口で立ち話、と言うわけにも参りません、どうぞ、お上がりください
【入口にて「招待客」へ小さく頭を下げて挨拶もそこそこに】
【パッションは顔を上げて向き直り、「どうぞこちらへ」と】
【機関支部・大聖堂の内部へと”招待客”を招き入れ―――】
431 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 15:47:30.14 ID:tsBVe3QDO
>>427
──「楽しくない」がある、から
「楽しい」ことは、超楽しいと超思います
それに……別に、「楽しくない」こと。全部、無理に超話すことはないんじゃない、ですか?
誰にだって、秘密は超ありますよ
知られたくないこととか、教えたくないこととか
そういうの──全部教えなきゃ「友達」じゃないってんなら……
──私は、お友達なんて超いりません
【そろそろ、地面に転がりっぱなしも飽きたのだろう】
【少女はひょいと立ち上がると、ぱふぱふと土埃を払い】
【植え込みに墜ちた掃除機の方をじっと眺める】
【しかし──会話の意識だけは、彼の方に向いていて】
432 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 15:48:08.26 ID:KVcTmVQ+o
【公園】
(”何”を屍にするか、か……)
【公園のベンチに青年が座っていた】
【青年はやや高めの身長で、街中に居るような人々と変わらない、普通の服装をしている。怪我をしているのか、左脚の二箇所に包帯が巻かれている】
【目立つのは首元のネックレス。銀色の竜と槍を象った独特のものだ】
【髪の色は灰色。長髪を後ろで細く結んでいる】
結局、金の国でも同じだった、な
【項垂れながら、ぽつりと呟く】
【金の国というのは、先日のことだろうか】
433 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 15:48:09.73 ID:3helJeESO
>>426
・・・・・あぅ、すいません。
そう言えは、名乗るのが遅れましたね。
【彼の反応に少年はそう新聞を閉じて】
【ベンチの上に置いてから立ち上がると】
僕は、護と言います。
所属は《Justice》
以後、どうかお見知り置きを。
【そう、名乗り上げた。】
僕は自分達《Justice》と、
最近名が出始めた彼等、《青義同盟》は手を取り合える筈と思うんです。
僕達の正義はバラバラですが、結果的には『誰かを救いたい。誰かと一緒にいたい。』というその気持ちは同じ筈ですから。
434 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 15:56:02.57 ID:zg2yFLHN0
>>433
…気に入ったぜ護君。やはりjusticeにもいるんだな…
俺も君と同じことを想っている。まぁポスターは手違いで喧嘩腰だが…
【と言ってから軽く「ゴホン」とせき込むと】
…俺は「blue justice/青義同盟」リーダー、マーシャル・T・ロウだ。
是非君達justiceと協力関係を結びたい、そう思っている。
できたら君達のトップと話がしたいんだが…
435 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 15:58:13.42 ID:RScCvGKa0
>>430
……おぅ、失礼するよ?
【気が効く――――わざわざ招き入れるに際してドアを開けると言う門番の仕草に、軽く言葉を返しながら、女性――――ブラックハートは中に入る】
――――カノッサ機関≪No.616≫、ブラックハートだ
今日は、わざわざ確認のために時間を取らせてしまって申し訳ない
【自ら接客に来た支部長――――パッション・プレイに対して、やや固い言葉で応じるブラックハート】
【今日やってきたのは、重要な確認作業のため。それを考えれば、あまり砕けた口調は使えないのだろう】
では…………本日はよろしく頼もう
【パッション・プレイの導くままに、足を踏み入れるブラックハート】
【――――『郷に入れば郷に従え』と言う言葉がある】
【ここを『支配』しているのは、紛れもなくパッション・プレイ。即ち、ここでは彼女が『ルール』なのだ】
【その言動に『意味もなく』反骨精神を発揮する事は、まずあり得ない】
(そうじゃなきゃ…………あたしゃ、今頃生きちゃいないだろうしなぁ…………もっとも、今も『生きてる』って言えるのかどうか、だけどよ?)
【これは、何もこの場で作り上げたスタンスなどではない。彼女なりに実践している処世術の一つ】
【機関員となってから、彼女はこのスタンスを堅持してきたと言っても良い】
436 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 16:02:40.20 ID:h/2TvrRWo
【路地裏】
…………。
【漆黒のローブを着用し、人目を避けるかのように深くフードを被る少女】
【フードの隙間から覗くのは、くすんだ銀色の髪と】
【りんごのように透き通った真紅の左眼に、固く閉じられた右眼】
【小型拳銃をローブに括りつけ、翡翠色の指輪を左手中指に嵌めている】
【少女の足元には、一人の男の死体が横たわっている】
【元から路地裏に転がっていたものであり、この少女が殺したわけではないのだが】
【第三者がこの場面に遭遇したら、この少女が殺したのだと勘違いするかもしれない】
437 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 16:02:44.36 ID:37ib9ysDo
>>435
【互いに挨拶を済ませ、パッションが招待客を招き入れたのは】
【大聖堂・応接の間】
【部屋奥に鎮座する大理石の暖炉は赤く燃え上がり】
【壁一面はダイヤモンドシュガーほどに白く輝いて】
【中央に備えられたテーブルと椅子には金の縁取り】
さぁ、では、そちらへお掛けください・・・
【パッションは椅子に腰掛けると、対面側の椅子に彼女を案内し】
【応接間奥から呼び寄せた、門番と同種のマスクを掛けた給仕係】
ところでブラックハート様は、甘いのはお好きですか?
暖かい部屋で、アイスを食べると言うのも、贅沢かもしれませんね?
【ガスマスクの給仕係より、パッションと招待客の前に並べられたのは】
【ガラスカップに盛った「バニラネント・バニラ」と、薫り立つ「カフェ・オレ」】
このバニラアイスは機関で商品開発した「パルマネント・バニラ」です
こちらのカフェ・オレは昼の国のガルニエ様より頂いたコーヒー豆から抽出し・・・
【そう、得意げに語りだしたパッションであったが、はっと思い出すように】
ふふっ・・・こんなつまらない講釈など無用ですね
味は頭よりも舌で知るものです、どうぞお召し上がりください
【少し照れたように自分を笑うと】
さて、本日のご用件は・・・
あぁ、その前に・・・データベースの「敵性能力者」は、私の部下、夢幻で間違いありません
それを踏まえて、問題は夢幻の「機関員同士の私闘、及び反逆の嫌疑」についてですね
では、結論から申し上げましょう―――
―――彼女には、なんの落ち度もありません
【一呼吸置いて、そう、正面の彼女に告げて、カフェ・オレを手に取り喉を潤し】
【かちゃり、カップをソーサーに戻して、真っ直ぐにブラックハートを見返した】
438 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 16:05:04.43 ID:uTDVfXI6o
>>431
──…ふーん。…“楽しいこと”しか見ないお気楽かと思えば、そうでも無いと。
…理解は出来る。ただ、納得までの時間はかかりそうだわ。こちとら“天才”じゃねえしな。
【こちらを見ていない──ほんの僅かな時間だけ、笑みを浮かべていた。】
【やがて、視線の向きに掃除機がある事を視認すると、取りに行こうと近付いていく。】
439 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 16:06:46.60 ID:3helJeESO
>>434
・・・・・!
貴方が・・・そうでしたか。
【少年――護は、ロウの名にそう返した。】
織守さん、とですか?
わかりました。連絡してみます。・・・・あ、そうだ
【護は、そこでふと思い出した様に口を止めて】
・・・・・連絡はしますが。
けど、変わりに一つお願いがあります。
【そう交換条件を出した。】
440 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 16:11:54.36 ID:KVcTmVQ+o
>>436
(流石に怪我した状態でここを歩くのは間抜けか……?)
【そこに一人の青年がやってきた】
【青年はやや高めの身長で、街中に居るような人々と変わらない、普通の服装をしている。怪我をしているのか、左脚の二箇所には包帯が巻いてある】
【目立つのは首元のネックレス。銀色の竜と槍を象った独特のものだ】
【髪の色は灰色。長髪を後ろで細く結んでいる】
……あーあ
【少女と死体を見るなり、足を止めてがっかりしたような声をあげてしまった】
441 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 16:13:24.34 ID:zg2yFLHN0
>>439
…?なんだ?その「お願い」ってのは。
【男はワンカップを飲み干し、後ろにヒョイと投げる】
【ワンカップはきれいな弧を描きゴミ箱に見事におさまった】
【カランカランという音が公園に響く】
(織守…そいつがjusticeのトップかい…)
442 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 16:15:09.57 ID:tsBVe3QDO
>>438
理解と納得は──確かに超違いますから、ね
でも……時間なんて、超いくらでもかかっていいと思います
いつか納得できれば、超それでいいんです!
【にま、と】
【また浮かんだ、悪戯笑い】
【きっとこの笑みを浮かべるのが、「超」に次ぐ彼女の癖なのだろう】
【だが──相手が、墜落した掃除機の方へ歩みだすと】
【少女は一瞬、ぽかんとした表情を浮かべ】
【驚いたのだろう。ぱちくりと、目を瞬かせる】
443 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 16:16:42.10 ID:78vLhjSko
【とある廃墟街】
【そこは不思議な街だった】
【過去に何があったのか、あらゆる建物が色を忘れて朽ち果てている一方で、】
【蔦を絡ませた大樹たちが巨大な根をうねらせ、廃れた人工物たちと融和していた】
【樹海と廃墟を交ぜ合わせれば、こんな風景が生まれるだろうか】
【くすんだコンクリートの灰色に、苔の緑が緩やかな生気を添えて、】
【剥き出しの錆付いた鉄筋には、薄褐色の木の根たちが絡み付いている】
【そんな幻想じみた街の一角、かつては広い交差点だったと伺える場所】
【その中心に、周りの樹木とは異質の、漆黒の大樹が一株、聳えていた】
【それは見上げる程に大きく、樹齢千年をも超えそうな、荘厳な異容だった】
【そして、そこにもう一つ、異質が加えられる】
──────────────
【もはや根と幹の区別が曖昧な、太く捩れたその黒樹の根元に、】
【その身を半分中へと埋めた、人間──のような何かの姿があった】
【眠ったように瞑目した白皙の顔に、所々毛先が白く染まっている烏羽色の髪】
【かろうじて覗く首元には、古風な鍵が付いた黒のチョーカーが巻かれている】
【そして、根に絡み付かれたその身体の、丁度心臓部分に位置する箇所に、】
【まるで何かを戒めるようにして、一振りの長剣が、剣腹まで突き立てられていた】
【その長剣は、黒と銀色を基調とし、鍔元に自動式拳銃を組み込んだような、少し特殊な形貌だった】
【──これが一体何なのか、語る者などは無く】
【次第に陽が傾いて来て、この退廃の街が鮮やかな斜陽色を帯びていく】
【何かが訪れるその時まで、この絵画じみた風景は、ひたすらただ、そこに在り続ける】
444 :
444
[444]:2011/03/20(日) 16:18:02.87 ID:jXURoSDAO
444
445 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 16:18:11.33 ID:RScCvGKa0
>>437
――――では、失礼する…………
【座席を指定され、一度浅く礼をすると、そのまますっと腰掛けるブラックハート】
【豪華絢爛な部屋の様子には、特に感じるところも無かったらしい】
(ガスマスク…………一見無用にも見えるが……多分『そういうこと』なのかも、分からんねぇ…………)
【室内の給仕と言うのにガスマスクを嵌めているその異様な風体に、やや眉を潜めるブラックハートだが、適当な理由はすぐに思いついた】
【全員に徹底させていると言う事は、必要な事態が予想されていると言う事。つまり、何らかの気体を放出する装置の様なものを、施設に秘めているのかもしれない】
甘いもの、ねぇ?
あたしゃ、機関の『人工強化プロジェクト』の試験体サイボーグ…………あまり計算外の食物摂取は推奨されないんだけど……
今日ばかりは特別だ。心づくし、ありがたく頂戴しますよ…………
【さらりと、自身の重要情報を口にしながら、コーヒーカップに手を伸ばすブラックハート】
【血液ですら定期的に『交換』するような肉体であり、贅沢品などはご法度なのだが、せっかく用意してもらった物を無下に断るのも角が立つ】
【普段の凶暴性とは別に、『内部』に対しての融和には、それなりに気を使っているのだ】
なるほど、確かに良い香りだねぇ…………、――――間違いない、と…………
と言う事は、件の人物……2日には誰かと戦ってたり、今左腕がもげてたりする……と言う事でいいのかい?
【一口コーヒーを飲み下してから、微かにその表情に安らぎを見せるも】
【話が本題に入ると表情は一変。鋭い視線を容赦なくパッション・プレイへと飛ばす】
【それは『真剣』な表情であり、『敵意』を覗かせたものではないのだが――――】
――――――――『落ち度はない』ねぇ…………
そこのところ、詳しく説明願いましょうか、『支部長様』?
【何か、言わんとするところでもあるのだろう】
【仮にも一つの支部を任されている人間が、いい加減な事を口にするはずがない】
【やや慇懃無礼な態度をさりげなく仄めかせながら、ブラックハートはコーヒーカップを置いて、パッション・プレイの言葉を待つ】
446 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 16:18:21.81 ID:h/2TvrRWo
>>440
…………何か、用?
【青年の方を向き、首を傾げて問いかける】
【死体を前にしても無表情な事からすると】
【勘違いの有無は置いといて、少なくとも一般人ではないことは確実である】
【──そもそも路地裏を歩いてる人間は、大抵一般人では無いが】
447 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 16:20:56.55 ID:KVcTmVQ+o
>>446
一応聞くけど、彼は君がやったのかい?
【少女に視線を固定して、右手を地面と平行になるよう開いてから尋ねる】
【戦闘態勢にしてもそれはおかしなものだ】
【だが青年からはあまり戦意は見られない】
448 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 16:29:46.96 ID:uTDVfXI6o
>>442
──はーあ。なんかホントに、附に落ちねえな…
【不時着した掃除機に向かいつつ、一言。】
【もし掃除機に自我があったならば、どんな言葉を発しただろうか──】
機器整合は良し、術式の解れは──三…二カ所か。
パーミッションと、インデックスも別個で…
【掃除機に右手で触れて、何やらブツブツと呟いている。】
【──どうも、人の持ち物を勝手に解析されているような気がする。】
449 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 16:29:50.24 ID:h/2TvrRWo
>>447
……「この男は」、殺していない。
転がってたから、どうするか迷ってただけで…………。
【義務的な口調で答える】
【少女は僅かながら警戒しているのか、拳銃に左手をかけているが】
【攻撃をしてきたり明らかな敵意を見せてこない限り、それを抜くことはないだろう】
450 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 16:32:46.07 ID:KVcTmVQ+o
>>449
……”どうするか迷った”?
【その答えを聞き、彼は怪訝な表情で復唱した】
【死体を見ての淡白な反応。そして”この男は”という台詞から死体どころか殺すこと自体に相当慣れているのは想像に難く無い】
【ならば死体など見つけたところで、することなど無いはず──青年はそう考えていた】
一体、何と何で迷ったんだい?
それとも、何かを感じれど、何をすべきか、全く分からない、とでも?
【相手の思考を確かめ、どういった人間なのか掴むべく、青年は質問を続けた】
451 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 16:35:14.04 ID:37ib9ysDo
>>445
えぇ、ブラックハート様のご指摘の通りです
機関員による機関への反逆となれば、勿論「処罰」の対象ともなりましょう
去年の夏ごろでしたっけ、水の国支部の「森島」なんて男がスパイ容疑で「粛清」されました
よって機関員同士の私闘ともなれば、それ相応の処罰が下るのも当然です
内部でツマラナイ騒ぎを起こされて規律を乱されては、
他の「正義屋の連中」に付け入る隙を見せるだけですから、ね
【もう一度、カフェオレのカップを手に取り、喉を潤して】
【かちゃり、とソーサーにカップを戻して顔を上げれば】
さて、本題です
夢幻は以前機関に属しておりましたが、一時期退職して、最近復職したばかりです
当初機関員であった彼女が機関を退職したのは、もう去年の話
そしてブラックハート様が「敵性能力者」である夢幻と交戦したのが3月2日の事
彼女が機関員に復職したのが、3月9日付・・・この、「氷の国支部所属」に、ですね
よって3月2日の時点では夢幻はただの「フリーランス(無所属)能力者」であり、
この時期に彼女が何処で何をしようと、「機関員でない」ので機関が処罰することは出来ません
「カノッサ機関のルール」が通じるのは、「カノッサ機関の内部」だけです
「現在の価値観」から「過去の行為」を処罰するような、「規定の拡大解釈」などは、
例え世界の敵と恐れられる我々、「カノッサ機関」であろうと、絶対に許されません
【要約すればこうである、「機関員でない時期の交戦であれば、機関は処罰を出来ない」】
【フリーランス能力者であるのならば、機関員との交戦などはこの世界で日常茶飯事であり】
【たとえ現在「機関員」であろうと、「フリーランス」時代の行動について処罰は出来ない】
【それがいかに「悪の軍団」と恐れられる「カノッサ機関」であっても、である】
【内部の規律を保つためにルールが存在するが、それはあくまでも「機関内部」にあるもの】
【よって「過去に・機関の外で」起きた事態にたいしては、現在の機関のルールは通用しない】
以上が、私が「夢幻檸檬はお咎めなし」と考える理由です
なにかご意見・反論があれば、どうぞ仰ってください
【そこまで言い終えれば、ふぅと、息をつき】
【真っ直ぐに、ブラックハートを両目で捕らえ】
452 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 16:38:48.95 ID:AfOSP4WAO
>>443
【――りぃん、と。耳鳴りのように響く音はこの場所では少しだけ五月蝿かった。】
【廃墟というよりは、歴史に忘れ去られた文明を彷彿させる絵画のような世界で】
【香る、甘ったるい腐敗臭と、枯草の匂いが――とてもよく、この場所に馴染んだ】
……――昔、さぁ
感情と理性がどうこうって、話したけど
【少女の声は、のっぺらとしていて平淡】
【そう見せ掛けてるだけなのだろうか、しかし。少なくとも隆起は存在しなかった】
僕、以外と理性が勝るのかも
【流れる髪の毛は朽ちた灰色】
【細められた瞳は甘えた群青】
【半分に覆われた貌は――冷淡な色を燈した、人形のようなそれで】
【白のワイシャツ、黒のスカート、黒のジャケット、革靴。喪服のような出で立ちの少女が、ぼんやりと立っていた】
/すいません、絡んでおきながら次ちょっと遅れます。マジ申し訳ないです
453 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 16:40:44.63 ID:tsBVe3QDO
>>448
え、あの──ち、超、何してるんです、か……?
【少女は、別に掃除機に触れられるのは構わないというスタンスの持ち主ではあったが】
【流石に、何をされているのか分からないことに疑問の声をあげるくらいはする】
【彼女は、きょとんとした表情から一変。どこか、不安そうに青年と掃除機に近づいていく】
【因みに──】
【彼が、掃除機の内部にかけられている術式の詳細がわかるのであれば】
【内部の術式は、例えばネジとネジ穴の中や。例えばパーツとパーツの接合部】
【そんなところにまで。いや、そんなところに重点的に、術式が書き込まれているのが分かるだろうか】
【まるで、外から術式をかけたのではなく】
【一度、完封なきまでに掃除機をばらばらに分解して】
【部品と部品のつなぎ目に、式をねじ込ませて再構築したかのような──】
【──そんな、モノだった】
454 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 16:41:42.96 ID:3helJeESO
>>441
・・・・ミストドラゴンさんとちゃんと仲直りして下さい。
会合で聞きましたよ。
彼と正義について口論して、この組織が出来たそうじゃないですか。
【護の口調は、至って真剣だ】
確かに彼の正義は人を[
ピーーー
]かもしれないかもしれません
【それは確かに人を殺さず救う彼らの正義とは、まるで食い違う】
・・・でも、彼も大切な人と一緒にいたくて、
それでいてあの人は、ちょっと不器用なだけなんですよ。
だから、どうか許してあげて下さい。
彼が信じた『彼の正義』を許しあげて下さい。
彼の信じた物を否定しないで下さい。
【本当に、ロウが自分達と和解したければ】
【『他の正義』を、理解する必要がある。】
【だから、まずその第一歩として、護はこれを願う】
455 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 16:46:28.25 ID:h/2TvrRWo
>>450
…………うん。
別に……このまま放置しても、いいのだけれど。
【無表情を維持しているところからすると】
【想像通り、殺すこと自体にはかなり慣れている模様】
【だが、少女の見た目は小学生ほど】
【本来であれば感情旺盛な時期だから、無情になりきれていないといったところか】
456 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 16:47:35.96 ID:78vLhjSko
>>452
【現れた、と言うよりは、浮かび上がった、と形容するが正しいか】
【その場に響いた鐘の音と、その主に対して、しかし何かが変わる訳ではなかった】
【ひゅう、と隙間風のような風が一陣吹き抜けて、静寂の間を埋める】
【ふと、その時】
──帰れ。来ては、いけない
【どこからとも無く、その場に声が響き渡るだろう】
【声の質から察するに、青年のもののようだが、】
【しかし少女ならば分かるであろう、眼前で沈黙している彼の声ではない】
【──そして、近づいたならば或いは気付けるだろうか】
【その黒樹の周囲には、かなり強固な干渉結界が展開されていることに】
【近づくことそれ自体は可能だが、その奥の彼に、何かが届くことはないようになっている】
【不可視のもの故、即座に見切るのは難しいかもしれないが、】
【何となく、見えざる圧力が少女を拒もうとしているのは、感じ取れるかもしれない】
//把握しました、大丈夫です
457 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 16:50:18.21 ID:RScCvGKa0
>>451
森島…………『森島 京』とか言う奴でしたか?
そういや、そんな事もあったって、情報があったなぁ…………
【裏切りなど、許されるはずもない行い。粛清された事には、何の感慨もわかなかった】
【むしろ、機関に対して『酷く歪んだ形での忠誠心』を持っている彼女にとっては、裏切り者が粛清されたのは喜ばしい事でもある】
ふぅ、ん……………………――――――――
【パッション・プレイの言葉を、合間に余計な言葉を挟まず、じっと聞き続けたブラックハート】
【要点、疑問、解釈――――じっくりと頭の中で整理していく】
――――ま、『事後法』なんてズルは無し、ってぇのは分かる……
それがまかり通るんなら、とっくに規律で動く組織として『機関』は死んでるだろうしねぇ
【パッション・プレイの主張に、おかしいところはない】
【あの時、遭遇者『夢幻』は、機関員ではなかった。ならば『裏切り』には当たらない――――筋の通った説明だ】
なるほど、あい分かった。夢幻とやらへの処罰は、あたしゃ、求めやしませんよ…………
――――――――だが、多少気になる点はある
【しばし考え込む仕草を見せると、ブラックハートは顔を上げてそう口にする】
【反論はないが、疑問はある――――訝しげなその瞳は、如実にそう語っていた】
あの夜に殺り合った夢幻の様子は…………明らかに『悪を憎む』者のそれだった
そんな人間がどんな心変りがあって『機関』に出戻りしたんですかね?
それに――――その休職期間、どういう訳で取られてたんですかねぇ?
両足が萎えた事によるリハビリ…………そういうには、結構慣れてる様子だったという印象を持ちましたが?
【ブラックハートの疑問はここに尽きる】
【あの時見せた夢幻檸檬の敵意は、一般民衆の殺戮を行っているブラックハートに対しての、明確な『許せない』と言う殺意】
【それは要するに、夢幻檸檬がいわゆる『正義の徒』としてのアイデンティティを持ち、殺戮者たる自分に対して『殺さなければならない』という意志を持っていると言う事になる】
【そんな人間が、何故機関に戻ってきたのか。また、何故機関に所属した過去がありながら、悪を憎む姿勢を見せたのか】
【ブラックハートは、唯一にして最大の疑問を、パッション・プレイに対して提示した】
458 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 16:53:21.16 ID:KVcTmVQ+o
>>455
なるほど、ね
【はぁ、とため息をついてめんどくさそうに頭を掻く】
【警戒した様子もすっかり無くなってしまった】
死者に対して人がすることは、凡そ三つ
一つ、放置
二つ、金目のものを盗む
三つ、埋葬する
【指を順に立てながら、彼はそう言い、死体へと歩み寄る】
【この場において彼が咄嗟に思い浮かんだのはその三つだけ】
【死体の傍に片膝をつき、死体自体を観察し始めた】
生憎と、僕は君を知らないから、君が今、何を思っているかなんて分からないし興味も無い
だから、選択肢だけはあげよう。今の三つから一つ、或いは複数でもいいし、四つ目でもいい
自分で選ぶんだ
【死体から少女へ視線を移して、彼はそう提案する】
【近くで片膝をついているその姿は、些か無防備か】
459 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 16:54:54.07 ID:uTDVfXI6o
>>453
【──違和感。】
【ただの“解析”であるとは、思えない。】
【清らかな水に墨汁を流し込まれたような感じ。】
【正気さえ奪われるような感じ。】
【すべてを塗り替えられるような、そんな感じが──彼の付近にだけ、満ちていく。】
【彼が使途する“闇”の魔術は、闇の中に暫く居れば闇に瞳が慣れるように、人の心、能力といった“見えないモノ”を見る事が出来る。】
【──ふと、掌が離れた時、先程までの“違和感”は消え去り、改めて“違和感”が彼から発せられていた事が分かるだろう。】
……長期使用で解れてた術式の部分を、他の場所に影響しないようにした。
【それだけを告げると、掃除機を持ち上げ、植え込みから取り出して目の前に置く。】
460 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 16:58:56.93 ID:zg2yFLHN0
>>454
…
【ロウは、あくまで「協力体制」を組みたいだけであり、和解する気は一つも無い】
【故にあいつの正義など認める気はさらさら無い】
大切な人と…ね。
正義に私情をはさむのはタブーだ。
「正義というのは自己犠牲から生まれる」って言葉があるんだけどな、自分が幸せになりたいから正義語ってんならそいつは正義じゃあ無ぇ。
自分はどうでもいい、周りを幸せにしたいってのが正義じゃないかな?
それより問題なのはよぉ、あいつ自身が殺しを「楽しんでいる」ってことだ。
あいつにとって正義は楽しい殺しをスムーズに行うための道具にすぎないのではないか?って護君も思わねぇか?
…君の正義はそいつと同じか?[
ピーーー
]のを楽しんでいるのか?
【さっきまでの雰囲気とはガラッと変わったようだ】
【そして彼に「正義」を問いかける】
461 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 17:01:57.09 ID:h/2TvrRWo
>>458
二つ目……金品は要らない。
三つ目……やり方が分からない。
……よって、一つ目になるのだけれど。
【消去法でさっくりと選ぶ】
【自分の感情が良く分らないから、合理的に選んだが】
…………でも、貴方がやり方を教えてくれるのであれば。
三つ目でも構わないけど…………どう?
【首を傾げて、青年へと尋ねかけた】
462 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 17:06:22.85 ID:tsBVe3QDO
>>459
────な、に……?
【違和感が、あった】
【まるで、オーケストラの中のたったひとつの不協和音のような、その感触は】
【砂を噛むかのような──嫌な感情を、呼び覚ます】
【不快──】
【いや、この場合は……畏怖に、近いだろうか】
【其の感情は。人が昔から恐れてきた、「闇」に向けられる普遍的なもので──】
……へっ?
あ、えっと……超、超ありがとうございます
もしかしなくても──あなたも、魔術士さん、なんですか?
【──今しがた抱いた感情は、消えぬまま】
【少女は─身長差のせいもあるが─見上げるように、彼をじぃと見る】
463 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 17:10:12.23 ID:KVcTmVQ+o
>>461
埋葬か
なら彼を運ばなくてはならないね
【教えるかどうか、直接的には答えなかった】
【だが彼の言葉は、教えると言っているようなものだ】
【立ち上がって、何度か左足で地面を踏みつける。運ぶのであれば、足の調子を見る必要がある、といったところか】
【しばらくそうした後、「よし」と呟いて、男性の死体を肩に担ぐ】
出来るだけ、素早く移動したい
君は高い跳躍か、飛ぶことは出来るかい?
【首を傾げながら彼は尋ねた】
【質問から察するに、上へ移動するつもりなのだろう】
464 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 17:11:03.32 ID:37ib9ysDo
>>457
彼女の過去の行為については、いかに私が「支部長」であろうと、口出しすることは出来ません
しかし現在夢幻は機関員のナンバーズ≪No.90≫となっております
現在の彼女は、ブラックハート様や私と同じ「ナンバーズ」同士
もしもブラックハート様が「過去の恨み!」などと言って彼女に襲い掛かるようであれば、
「機関員同士の私闘」として機関が「ルールに則って」然るべき処罰を下すでしょう
【念のために、とパッションは一言彼女に付け加えた】
【元々は、これが一番の懸念であったのだ―――】
【もしもブラックハートが「復讐に!」、などと夢幻を襲っては元も子もない】
【今回の会談も、彼女にその「忠告」をするために開いたようなものであった】
さぁ、詳しいことは私も分かりませんが・・・
しかし、「逆」ですよ、ブラックハート様・・・
「善良だった人間」が「悪の組織」に寝返ったのでありません
「悪人だった者」が、一時期「フリーランス」となっていただけです
聞けば、彼女はブラックハート様との「出会い」で頂いた「哲学者の卵」が、
後日ふとしたきっかけで孵化してしまったようですね
まぁ、水の国支部のレギン様が煽った、なんて話でしたが・・・
私はブラックハート様の「卵」についてもレギン様の「孵化のきっかけ」についても
それらについてなんら異論を唱えるつもりもありません、
そもそもブラックハート様は「フリーランス能力者」との交戦は「当たり前」の仕事ですし、ね
「彼女の中に眠っていた悪意が、孵化のきっかけで目覚めた」というお話です
「人間の本質は悪である」なんて性悪説もありますが、ただ、「その通りだった」だけですね
【「なぜ夢幻は機関を離れていたのか?」その質問については明確な回答は示さなかった】
【そもそも夢幻が氷の国支部所属になる以前については、どこでなにをしようと興味はない】
【パッションにとって重要なのは、自らの部下である「現在の夢幻檸檬」そのものであった】
【そして「哲学者の卵」―――言わずもがな、当人の悪意を助長させる、「悪魔の兵器」】
【しかし逆に考えれば、「誰しも持つ悪意を、哲学者の卵は”増大”させるだけ」である】
465 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 17:15:03.48 ID:h/2TvrRWo
>>463
…………教えてくれるの?
【空気を読むのが苦手なのか、わざわざ確認する】
……出来ない。
正確には、出来なくもないけど……自由に飛ぶのは、無理。
【能力を使えば、短距離であれば一直線に高速で飛ぶことが出来るが】
【移動するのには不向きだろうと判断し、NOと答えた】
466 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/20(日) 17:17:14.87 ID:ZPcr7El+o
【路地裏のややひらけた場所】
瑠璃さんにもらった貴重な魔翌力…
次はいつ尽きるか分かりません
しかも自分の魔翌力も回復しているかどうか…
なるべく省エネ状態で戦えるようにしないと
【真っ白なワンピースの上に、対照的に真っ黒なカーディガンを羽織り】
【翡翠色のロングヘアは吹き溜まりであるこの場所の風に揺れて】
【髪の色と同じく翡翠色の瞳は真剣そのものに輝いている───】
【そんな少女が何かを確かめるように両手を眺めている】
【そんな彼女の周囲には濃いめの魔翌力が漏れ出ていて
彼女の存在をこれでもかと言うほどくっきり表している】
【サメが大量に生息する海域に血液を垂らすようなわけで】
【おまけに吹き溜まりであるということは行き止まり】
【戦闘狂、殺人快楽者、様々な人種の格好の餌食であるといえる】
467 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 17:19:14.08 ID:KVcTmVQ+o
>>465
でなきゃ死体なんか抱えたりしないよ
【素直にそうだと答えるのが嫌なのか、不機嫌そうな口調で遠回しな答え方をした】
【それから少女の返答を聞いてうーんと唸る】
二人、か。何とかならないわけじゃないけど……
なら、僕が君を抱えよう。それが埋葬を教える条件ってところだね
【考えるように視線を逸らしてから、一つの条件を提示する】
【どちらかといえばそれはきっと、条件というよりは必要事項、という方が正しいのだろうが】
468 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 17:21:27.54 ID:AfOSP4WAO
>>456
やぁだね
【少女の答えは簡素ゆえの意志の強情さが見えていた】
【絶対に引かないという現れ。此処で帰る者がどこにいるというのだろうか】
【“探しもの”が目の前にあるのだから当たり前だ。他人の言葉に揺らぐ訳がない】
全くさぁ、おかしいよね
何してたか知らないけどさぁ、僕視点ではそこの馬鹿は浚われたヒロインみたいだよ
なにこの男女交代劇、おかしいよねぇ。ほんと、毎回毎回そうな気がするんだけど
ねぇ、なんとか言ったらどうなの。そこの馬鹿
【少女は、結界の存在など気付いていた】
【気付いていて――華奢な身体を無理矢理動かし、前に近付いていく】
【喪服のような漆黒が、彼の墓標みたいな樹に釣り合っているような気がするのは、どことなく皮肉な気もした】
/ただいま戻りました、すいませんよろしくお願いします
469 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 17:22:32.66 ID:uTDVfXI6o
>>462
──一応、程度。魔導士としての実力としては。
能力者の力を持ってるが、魔術も知っておくべきかと感じて独学で始めたから、結構滅茶苦茶なんだが。
【魔術は運用を間違えればたちまち危険な物となる為に、魔術協会は「学習出来る場所」を管理している。】
【魔術に関する実験も、「安全装置」が設けられている実験室で行うのが普通である。】
【それなのに、独学で魔術を知る──と言うのはかなり無理がある。】
…。まあ、気付いてるとは思うが、“おもしろくない”話だ。
【暫く黙った後に──ぽつり。そんな言葉を、付け足す。】
470 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 17:26:13.30 ID:h/2TvrRWo
>>467
…………分かった。
【コクリと頷くと、青年の近くへと近づいていく】
……どうして、教えてくれるの?
貴方に……メリットはないはず。
【しかし疑い深いのか、このタイミングでこの質問】
【本当に空気が読めないらしい】
471 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 17:28:46.81 ID:RScCvGKa0
>>464
な――――≪No.90≫!?
って事は何か!? あいつは『ノーマルナンバー』だってのか!?
【一番の驚愕。ブラックハートはささやかながらも正式な会談と言う事も忘れて、素の口調で驚く】
【自分の様な、そしてパッション・プレイの様な『アンダーナンバー』よりも高い権限を持つ、≪No.100≫より若いナンバーを持つナンバーズ】
【もっとも、『ノーマルナンバー』と言うのは統一された用語ではなく、彼女の我流表現なのだが】
…………は――――ハッ。あたしゃ、そんな事には拘泥しねぇよ…………
あたしゃ、ただ『人間』を殺したいだけなんだ…………『味方』である以上、むざむざ飛びかかったりはしないさ…………
そんなことすりゃ、それこそ『人命尊重』を謳う正義の馬鹿どもが大笑いするだけだからねぇ……
――――――――ただし、≪No.90≫の方から来やがった時には、『過剰防衛』も認めさせてもらいますよ?
【ブラックハートの行動方針は、非常に単純明快であった】
【彼女の対人関係に対する指標はたったの二つ『人間か否か』『味方か否か』――――これだけである】
【二つ共に『Yes』であるならば、彼女は殺す。どちらか一方が『No』ならば、彼女は手を出さない】
【まぁ、人ならぬ存在であっても、敵として立ちふさがるならば、殺す事に変わりはないのだが、少なくともどちらかが『否』ならば、彼女はまず好意を示す】
【故に、彼女から夢幻檸檬を襲う事は、今後ないだろう――――ただし、次に敵意を明示されれば、もう次はないと、ブラックハートは宣言する】
――――あぁ、なんだ…………『哲学者の卵』、きちんと被弾してたのか…………
それなら、何も文句はねぇよ…………あのヤロー……いや、『あのお方』も、きっちり人殺しをこなしてくれるでしょうよ…………
【パッション・プレイからの答えは『卵』を抱えていると言う一言だけで、何事もなく解消されてしまったようだ】
【直に見た訳ではないが、報告や伝聞から、それの恐ろしさは良く知っている】
【ならば、以前の思想などなにも関係無い所に夢幻檸檬は心を定位させるだろう。それならば、行動に矛盾など『あって当たり前』なのだ】
しかし…………なんだなぁ………………あんたはアンダーナンバーながらも支部長で、しかもノーマルナンバーが『部下』、か…………
あたしゃ、ノーマルとアンダーの間には、もっと明確な『壁』があるもんだと思ってたが…………認識が間違ってたんですかねぇ?
【ふと、再びカップに口をつけながら、しみじみとした口調で語るブラックハート】
【基本的に、≪No.100≫を境にして、権限や発言力は差が出ると言うのが通説だった】
【しかし、ここ『氷の国支部』では、その法則に逆らった体勢が出来上がっている】
【自分の認識よりも、その境は曖昧になっているのかと、独り言のようにパッション・プレイへと問いかけた】
472 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 17:30:26.90 ID:KVcTmVQ+o
>>470
よし、じゃあ暴れないでよ
【軽々と少女を小脇に抱え、軽く身体を縮めてから跳躍】
【一気に建物の屋上へとあがり、そこから更に次々と他の建物へ飛び移っていく】
【行き先は街の外か】
メリットなんてただ一つに決まってるだろう?
路地裏の掃除だよ。死体が放置されてちゃ、いざ通るときに不愉快だ
あそこはよく通るんだよ
【空中を跳躍しながら、先ほどの質問に答える】
【メリットは至って単純で、ただの掃除らしい】
【それでもわざわざ、少女に埋葬を教える理由にはならないが】
473 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 17:30:44.16 ID:RScCvGKa0
/
>>471
ミス
/『味方か否か』→『敵か否か』
474 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 17:32:39.59 ID:tsBVe3QDO
>>469
ふぅん──独学、ですか
だったら、私と超同じですね!
私も、魔術は超独学なんですよ!
今は、協会の授業にこっそり超入り込んだりしてるから、昔よりは超だいぶマシになりましたけど!
【──ぱっと。少女は笑った】
【彼女もまた、正規の教育を最初から受けたものではないらしい】
【最も──】
【確かに、正規の教育を受けていれば】
【空を飛ぶ掃除機、なんて発想は浮かばなかっただろうが】
……今のが、ですか……。
た、確かに──ちょっと、怖い感じ。しました、けど
──でっ、でもでも!超凄いです!
私はこの子を修理する時、いつもばらばらにしなきゃ超無理でした
でも──あなたは、外から触るだけで、この子に干渉できた
それって──超、すごいことだと、思いますよ?
【己の。彼に対する正直な印象と、感想】
【最初の方こそ、少し遠慮気味な声ではあったが──】
【やがて。ぎゅっと拳を握り、少女なりの熱弁を、彼に投げ掛ける】
475 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 17:33:36.73 ID:78vLhjSko
>>468
【跳ね返ってきた拒絶の意思に、声は一度沈黙した】
【それから語られる少女の言葉を、やはり黙したまま聞く】
【黒樹に埋もれて滑稽に悲壮じみたオブジェは、未だ動かないままで】
──声は、届かない。届かせない
──そも、君は何だ
彼から引き離れていくものは数多く見たが、
近付いていく者など、僕は知らない
【声は問うた。この粗悪な悪党に歩みを進める者など、誰がいようか、と】
【配役の誤った眠り姫は、ただ瞑目して、少女の問いに言葉を返さない。返せない】
【──だが、この強固な干渉結界。一体何を媒体にしているのかと意識が向いたならば、】
【そう、候補は多くないかもしれない。白銀の刀身が、斜陽色を帯びて、鈍く輝いていた】
【壮大な黒と、矮小な黒が向き合って織り成される問答に、】
【舞い降りる夜の黒が加わるのも、そう遠くはない時間のこと】
//おかえりなさーい、こちらこそよろしくお願いしみゃ…します
476 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 17:36:33.30 ID:h/2TvrRWo
>>472
【不健康な生活を送ってるらしく、見た目以上に少女の身体は軽いだろう】
…………わっ……。
【大きく跳躍した際、初めて無表情以外の顔を見せる】
【驚いて、ほんの少しではあるが口を開いた】
それなら……私を連れてく必要は無い筈。
【疑問を持ったら質問せずにいられない少女。更に追求をする】
477 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 17:40:08.11 ID:KVcTmVQ+o
>>476
(これだからガキの相手は……)
【痛いところを突かれてむっとした表情をしている】
【もっとも、本人も何故不快なのか理解していないのだが】
都合のいいことに僕は暇でね
それならついで程度に、君を運んでやろうと思っただけさ
【あくまで暇つぶし──彼はそう答えた】
【市街地をある程度過ぎると、今度は森へと入った】
【木の枝や先端に器用に着地し、次々と飛び移っている】
【だが流石に二人も抱えていると辛いのか、時折バランスが崩れかけている】
478 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 17:42:23.99 ID:AfOSP4WAO
>>475
……届かせない?
あぁ、キミが邪魔してるの?
【声の主がどこにいるのか、そういったことに興味はないようだったが】
【言葉の僅かなニュアンスの違いに、ふと眉を寄せると囁くように問い掛けた】
僕が何か、ねぇ
さぁ――なんだろうね。“被害者”かなぁ
【彼女はその指に、片時も外さなかったリングを何故か付けていなかった。だから、声の主は憶測するしかないだろう】
【結界の圧力が掛かり、かつギリギリ立てる位置に少女は脚を置くと皮肉そうに唇を吊り上げて答える】
【あぁ、被害者だ。加害者でもあるかもしれないが、少なくとも――僕らの最初の関係は、それだったのだから】
【彼に突き立てられた刀身を瞳に納め、一瞬だけ感情が揺らぎ、腐敗臭が濃くなる】
【黒の血は薔薇のように咲いただろうかと、加害者の側の自分はそう思考した】
479 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 17:45:03.99 ID:37ib9ysDo
>>471
ノーマルナンバー?あぁ、「100以下」か・「101以上」か、ってところでしょうか?
私に言わせれば、「アンダーナンバー」などという区分自体が悪しき機関の慣習です
別に≪No.100≫以下だから偉い、≪No.101≫以上だから偉くない、などとは思いません
数字の大小などは単なる「識別記号」です、そりゃ、トランプゲームではないんですから
【数字の大小は機関員としてのたいした区分とは成らない、とパッションは考える】
【むしろ重視されるのはその人物の戦歴・性格・思想・・・数字以外の部分である】
それに、「お前はアンダーナンバーだから俺の方が偉い!」などと言っているような輩、
自らの見識の狭さを露呈しているようなものですから
それに私も≪No.111≫のアンダーナンバー、ブラックハート様が不思議がるのも無理はありませんね
ちなみに私の部下のナンバーズはNo.90とNo.61,それからNo.93・・・
ふふっ、支部長の私が一番ナンバーが大きいというのも、不思議な話ですね
【自らを笑うように、口元に手を当ててくすりと笑えば】
えぇ、夢幻にも、ブラックハート様とは今後イザコザを起こさないようにと、
私の方からも、彼女にはちゃんと注意しておきましょう
今度は同じ機関員同士・・・「手を取り合って仲良く」とは言いませんが、
内部で足の引っ張り合いなど、滑稽でしかありませんから
【パッションはカップ傍らのアイスに手を伸ばし、スプーンで掬って口元へ運ぶ】
【氷の国銘菓の「パルマネント・バニラ」、そのアイスが「議論の熱」を冷まし】
では、本日のお話はこのあたりで、お開き・・・というところでしょうか?
【そう、ブラックハートに尋ねるだろう】
480 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 17:47:42.79 ID:h/2TvrRWo
>>477
…………そう。
【青年の答えに、一時は納得する】
【だが、時折バランスを崩しかけてるのに気づくと】
……大丈夫?
少し辛そうに見えるけど……それでも、暇つぶしなの?
【また質問する少女。】
【本人からすれば、疑問を持ったから質問してるだけなのだが】
481 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 17:48:48.29 ID:zg2yFLHN0
/護の中の人いますかー?
482 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 17:49:19.48 ID:3helJeESO
>>460
・・・・そんなの違う。違いますよ。
大切な人の為に闘う事の為の何処が駄目なんですか。
人が自分の幸せを願って何処がいけないんですか?
僕の正義は、『周りの皆を護る事』です。
僕は、皆で平和に、幸せでありたい。
誰一人欠ける事なく。
勿論、僕自身もだ。
僕が死んだら、悲しんでくれる人がいるんだ。
その人達の為に僕は生きていたい。
誰かが死んだら誰かが悲しむんです。
だから僕は、誰も殺さない。
貴方にも、貴方が死んだら悲しむ人がいるでしょ?その人達の為に戦ってるんじゃないですか?
友達とか、青義同盟の皆さんとか
ね、僕もミストドラゴンさんも、貴方も、誰かの為に戦ってる。
僕達は似ている。変わりはたった一つしかないんですよ
【[
ピーーー
]か―――殺さないか】
【ただ、一つの違い】
それにあの人も、今はもう前とは違います。
・・・・良い目になりましたよ。
/遅くなりました
483 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 17:50:15.26 ID:uTDVfXI6o
>>474
…本当に──ね。
何なんだよ、お前“等”。
【──そんな様子に、溜め息を返す。】
──言っとくけどな、それ、“普通”の反応じゃねえぞ?
“認める”なんてことは、在ってはならねえんだぞ?
…っとにさ、バカだろ…
【此処で、少し考える表情を見せ】
──…いや、今更か。“超バッドサイエンティスト”、だもんな。
【──そんな言葉を紡いで、笑みを見せる。】
484 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 17:51:04.79 ID:KVcTmVQ+o
>>480
いちいちうるさいガキだね……!
下らないことばかり言うと、このまま森に叩き落とすよ……!
【とうとう答えることを放棄して脅しをかけてしまった】
【だがそう言った直後に落とすようなことはなく、何度かバランスを崩しかけながらも移動を続け、最終的には高い丘に到着した】
さぁ着いたよ
ここには土がある。最低限、それさえあれば埋葬は出来るはずだ
【そう説明しながらしばらく歩を進め、街が見渡せる位置に移動する】
【そこでようやっと彼女を離し、死体を横たわらせた】
485 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 17:54:22.51 ID:78vLhjSko
>>478
──これを、君にとっての“邪魔”と呼ぶのなら、そうだろう
【声の主は、ただ平坦な声色を紡ぎ続けた】
【もし気配に敏感ならば、特に周囲に人の気配は感じられないだろう】
【その代わりに、その長剣が、いやに生気じみた純粋な力を帯びていた】
【そして、“被害者”と答えた少女に対し、】
【声は、数呼吸の間を置いてから再び言葉を次ぐ】
──被害者。ならば尚のこと、君は帰るべきだ
目が覚めたなら、またきっと君は、再び被害者になるだけだ
【声は、彼らの関係までを知る訳ではないのだろう】
【依然として、不可解な拒絶は続くが──】
【どろり。結界の霊力が、腐敗臭と混ざり合い、少しだけ淀んでいく】
【進入そのものを拒む力が、何処と無く、甘やかに融解し始めていた】
【その気になりさえすれば、幹の下まで辿り着くのはそう難しくはないかもしれない】
486 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 17:59:41.89 ID:RScCvGKa0
>>479
――――『単なる識別記号』、か…………なるほど、言われてみれば、確かにそのまんまその通り…………
我々を裏切りやがった元≪No.2≫の事もしかり…………と言う事ですかね?
【識別に過ぎず、それ自体は席次ではない。パッション・プレイの言葉に、頷くブラックハート】
【数字が小さいから有能と言う訳でも、重要と言う訳でも、忠誠が厚いと言う訳でもない】
【≪No.2≫と言う、非常に若いナンバーを割り振られながらも機関を離反した『カリナトゥス』と言う前例のために、素直に頷ける言論だった】
あ――――あー…………なんとまぁ……………………
確かに、これは認識を改める必要がありそうですなぁ…………
【部下も悉くが『ノーマルナンバー』――――その事実に、めまいに似た感覚を覚えながら、ブラックハートは驚嘆する】
【正に『番号がそのまま地位を表しているとは限らない』と言う事を、体現しているのがパッション・プレイらしい】
(ま――――あたしゃ、結局権限なんて望むべくもない『お飾りナンバー』に過ぎないけど、ねぇ…………)
【しかし――――少なくともブラックハートだけに限って言えば、数字の高さはそのまま身分の低さを表すものだった】
【端的に言ってしまえば、彼女にとってのナンバーズとしての肩書自体、都合で与えられた『飾り物』でしかない】
あぁ……そこは是非ともお願いしたいところですねぇ支部長様
確かに、理屈だけでどうこうなる様な用件じゃあない。何しろ腕一本だ…………
いくら『昨日の敵は今日の友』とはいえ、向こうも心穏やかではないはず…………、ひょっとしたら、夢幻何某とは、ビジネスライクに徹した方がいいかも分かりませんねぇ…………
――――だから支部長、それ以上は望まない。ビジネスライクに背中を預けられるくらいには、≪No.90≫の説得、頼みましたよ…………
【ここまでの話を経たからだろうか。先ほど見せた慇懃無礼な態度はなりを潜め、素直な言葉で要請するブラックハート】
【感情的に、夢幻檸檬は自分をどうしても許せないものが残るだろう】
【だから、許せないなりに支障がないくらいには宥めてほしい――――ブラックハートは、そう頼み込んだ】
――――あぁ、こちらとしては、もう支部長に確かめるような懸案も、残ってはいない…………
【コーヒーカップを空けて、ブラックハートは頷く】
【結局、「パルマネント・バニラ」にはほとんど手をつけていない。一口味を試した程度だ】
487 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 18:00:38.89 ID:h/2TvrRWo
>>484
……なら、黙る。
【叩き落とされるのは流石に嫌なので、黙りこみ】
【高い丘に到着するまでは、全く口を開かなかった】
…………それで、どうすればいいの?
【青年には教えてもらうだけ】
【少女は自分で埋葬をやり遂げるつもりで、死体に近づいた】
488 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 18:03:25.54 ID:tsBVe3QDO
>>483
(「等」──?)
【単位が複数系であることに、疑問を覚えたのか】
【少女は再び、かくりと首を傾げるも】
普通じゃない、ですか──
んふー、面と向かって超言われると……
ちょっと、超傷ついちゃうかもしれませんけど
【考えこむ彼に対して。彼女は困ったような表情を浮かべた】
【「普通じゃない」──すなわち、異常】
【真正面から、お前は異常だと言われれば。困惑のひとつやふたつ浮かべるのも当然かもしれず──】
【──そして】
…………!
んふー、そうです!
利織ちゃんは超悪い子だから、普通じゃないくらいが超調度いいんです!
【やっと、自分に対して向けてくれた笑みを見て】
【少女もまた、にまっと微笑むのであった】
489 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 18:03:51.12 ID:KVcTmVQ+o
>>487
埋葬ってのは、要するに死体を地面に埋めることだよ
そうすることによって、色々意味があるらしい
よくは知らないけどね
その後、そこが墓であるという標、墓標を作って、墓標に誰が埋まっているのかを書く
それでお終い
この状況で出来るのは、生めて墓標を作るところまで。誰なのかは知らないからね
【ひとまずすらすらと、埋葬が何なのか、何をすればいいのかを説明する】
【彼自身も手助けするつもりは無いらしく、最初に降り立った場所から動いてはいなかった】
490 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 18:06:19.56 ID:AfOSP4WAO
>>485
【会話する相手を探し、頭を擡げていた少女は最終的に視線を剣へと添えた】
【正直、『被害者側の自分』には心が痛む姿だから視界に納めたくなかったし、】
【『加害者側の自分』もまた、自分以外の者が彼に、という点では眼もやりたくなかった】
【だから、簡単に言えば“見たくなかった”のだが――仕方ない、対話するべき意志は其処にいるようだから】
……僕はね、被害者になりに来たんだよ
コイツに蹂躙されに来たの。満足行くまでボロボロにされて、その後に――“僕”をもっと、刻み込む為に。ねぇ?
【もう二度と、離れていかないように】
【自分を嬲れる気持ち良さを彼に教え込んで――その上で、彼を痛め付ける為に】
【声には理解出来ないだろう繋がり方を示唆しながら、少女はまた一本踏み出した】
【幹まで辿り付けば、少女は彼を見下ろすだろう】
【その表情に、なんらかの残滓がないか読み取ろうとしてから、次に剣を見る】
491 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 18:10:11.34 ID:zg2yFLHN0
>>482
…俺は正義のためだけに戦ってる。いや、俺は正義のためにしか戦えない…と言った所かな
そして君の正義はjusticeより俺らに近いと思わないか?君は何故殺さないのに[
ピーーー
]正義側にいる?
今ウチには副リーダーがいなくてね…
────裏切れと言ってるんじゃあない。せっかくの同じ正義だ。護君、ウチに入って、副リーダーやってみないか────
【男はjusticeに所属している彼をスカウトする】
【しかも仮にも旧ポスターで批判していた組織の人物を副リーダーに置きたいという】
【スパイ行為をされるという危険もあるがそれでもロウは彼をスカウトした】
【それだけ彼を、いや「彼の正義」を好評価しているようだ】
俺なら、いや、俺らなら、一緒に君の正義を実行できる。俺らも、誰も殺したくない「nonkilling」の信念の持ち主だ。
一緒に来てくれないか。俺らは君のような人物を求めていた!!
【スカウトにも熱が入っているようで、相当気に入っているらしい】
【ロウの目を見ればその熱意は十分に伝わるだろう】
492 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 18:13:03.34 ID:h/2TvrRWo
>>489
…………分かった。
【青年の話を聞くと】
【まずは両手を使い、直に地面を掘り始める】
【しかし少女の細腕でこの方法を使えば何日、下手すれば何ヶ月もかかる】
【その事に少女も気づいたらしく、手で掘るのを止める】
……うーん…………。
【少しの間、考えこむような動作を見せた】
───《 Luminous Vista 》
【そして考えが纏まったようで、能力を発動】
【青年からみると、少女の周囲の空気が変わったかのように感じるかもしれない】
493 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 18:14:48.97 ID:37ib9ysDo
>>486
あぁ、夜の国支部のカリナ様・・・でしたっけ・・・
噂では「裏役に徹するために機関を離れた」なんて噂もありますが
今の機関で夜の国支部はあまり活動のお話は聞きません
といって、あの支部の者たちがこのまま黙っているとも考え難く・・・
【たしかにカリナトゥス≪No.2≫が機関を離反したという情報はデータベースに載っていた】
【しかし「機関の誇る天災」である彼女が、そのままフェードアウトしたとは考えられない】
【ならば「今後の行動」のために、一時的にナンバーを「外した」と考えるのが妥当だろうか?】
そうですね、夢幻にも、私の方から話しておきます
あぁ、ですが、私から一点だけお願いが・・・
データベースの「夢幻=敵性能力者」の投稿を、依頼削除して戴けますか?
今回でブラックハート様の懸念が解けたとしても、投稿はそのまま残ってしまいます
これでは他の機関員が夢幻の事を「反逆者」として勘違いしてしまう恐れもありますから
【今回の目的は「ブラックハートの誤解を解くこと」と「夢幻の情報を削除してもらうこと」の2点】
【いずれも「自らの部下」を守るための、支部長としてのパッション・プレイの行動であった】
おや、そちらのバニラにはあまり手をつけていないようですが・・・
お口には合いませんでしたか?
【「大事な客人」をもてなすために用意したパルマネント・バニラである】
【それが食べられていないのならば、どういうことだろうか、不思議に思う】
【ブラックハートがサイボーグ故だからか、あるいは別の理由が・・・】
494 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 18:18:01.98 ID:78vLhjSko
>>490
【──少女の紡ぐその粘性の言葉に、】
【声はやはり、全く不可解と言った風の沈黙を返す】
──理解、できない
本当に狂っているとしか、僕には思えない
【それから、共に一歩が踏み出されたその瞬間、】
【ぞクと、長剣の周囲の空気が僅かに揺らめいた】
【或いは、生物が未知のものに対して抱く怯懦に、良く似ていた】
──────
【そして、その白皙の顔は、作り物じみてやはり全く動かない】
【息をもしていないようだが、何故か、その割にはさほど顔色は悪くない】
【例えるなら、生きたまま魂を凍らせたら、こんな貌が出来上がるだろうか】
【そんな彼を戒める長剣は、深く突き刺さり少々のことではな揺らぎもしない】
【だが、それは本当にただ刺さっているだけ。人為的な力に対抗できる余地はなさそうだった】
【そのための結界だったのだろうが──瘴気とも言うべき腐敗臭と、相容れなかったのかもしれない】
495 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 18:18:07.00 ID:uTDVfXI6o
>>488
──Best Animal DVDは何処に行ったんだよ…ッ
まあいいか……“利織”──…ね。今度会ったら「掃除機娘」って呼ぼうかと思ったが、そっちで覚える事を“努力”するわ。
【──わざわざ覚える、と言ったのは、“友達”として親密になれるように努力する、という事だろうか。】
【どちらにしても、“友達”とはわざわざ宣言してなる物では無い。】
……。颯護(そうご)。“こっち”は、別に覚えなくても構わない。
とは言っても、てめえの事だから“嫌に”覚えてそうだけどさ。
【す、と背中を見せる。そろそろ帰るのだろうか。】
496 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 18:19:46.23 ID:KVcTmVQ+o
>>492
(能力か……)
【両腕を組みながらじっと少女を見守っている】
【余程困らない限りは何もしないのだろう】
497 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 18:21:55.35 ID:zg2yFLHN0
/ロウの人ですが次の返し遅くなりそうですすみません
498 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 18:29:18.67 ID:tsBVe3QDO
>>495
……、あっ!
【ベストうんたらかんたらDVDのことはすっかり忘れていた、と言わんばかりの反応であった】
【まぁ、彼女だからしょうがない。多分】
って……あ、あれ?
私名前、超言いましたっけ──?
ですが、そう呼んでくれるのは超嬉しい限りです!
超忘れないでくださいよ?
【案の定、といったところか】
【彼女は自分で自分の名前を連呼していたことに、気付いていなかったらしい】
【それもまた、彼女っぽいと言ってしまえばそれまでだが──】
【そして、背を向けた彼に対しては、にまっとまた微笑んで】
んふー、超絶対、忘れてなんかあげませんよ
颯護──超、覚えましたから!
【しっかりと、相手の名前を呼んだ】
【そんな彼女の声色は──やっぱり、嬉しそうなもので】
499 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 18:29:56.18 ID:AfOSP4WAO
>>494
……きゃははっ
キミさぁ、“朴念仁”とか“昼行灯”とか、“鈍感”とか言われたりしなぁい?
【馬鹿にするというよりはからかう】
【濃厚な悪意というよりも子供のようなソレで、軽く言葉を向けたりしながら】
【ふらふらと近付いた其処で、少女は群青の瞳を瞬かせると薄い唇から息を吐いた】
【――どんな感情を、抱けば良かったのだろう】
【彼の整った造型も重なって、あまりにも出来のいい彫像みたいなこの姿】
【触れるには少し躊躇いを覚えるくらい、完璧すぎて――壊すのも、勿体ない】
【でも、】
――僕はさ、狂ってるよ
【彼に触れることなく少女は剣の白刃へと、細い指先を滑らせるだろう】
【切れ味が落ちてなければ赤い血が刃を伝い零れ落ちていくはずだ】
狂って、狂って、おかしくなるくらい
僕は――この馬鹿のこと、愛してるんだよ
【「だから、返して」】
【呟きに呼応して、落ちる雫は。命の源のソレと、あとひとつ。何処かに】
500 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 18:30:11.19 ID:h/2TvrRWo
>>496
────《 射出 》
【少女の背後の空間から赤色の水晶が撃ち出され、地面へと刺さる。】
【そして────】
────《 爆破 》
【その水晶が小規模の爆発を起こす】
【どうやら爆発による力押しで、地面を掘るようだ】
【この方法では埋めるときに大変だとか、少女は全く気づいておらず】
【何も言わなければ、同様に何度も繰り返して人一人が入るほどの大きさの穴を掘るだろう】
501 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 18:31:19.04 ID:RScCvGKa0
>>493
――――『敵を騙すにはまず味方から』…………って事ですかい?
だとしたら、わざわざ武器庫を破壊していったのも、自作自演の一環…………そこのところは、被害の額なり個数なり……調べてみればはっきりするでしょうねぇ……
気になるのは、わざわざこんな派手な舞台劇までやってなお、動きが見られない事ですが……『伏せる』にしても、面が割れ過ぎてやしませんかねぇ……?
こうした策には、不適当な人選だと考えますが…………
【『策のため、機関を離れて外から作用させる』と言うのであれば、公共の電波に堂々と己の顔を見せ、その名をとどろかせているカリナトゥスでは不利だろう】
【恐らくは、保身を行うので手いっぱいで、まともに手が打てない状態になるのが容易に想像できる】
【しかし、それは本心からの裏切りでも同断。悪行が知れ渡っている今、カリナトゥスの帰る場所は機関以外にあり得ないはずだ】
(そう…………あたしの様にね)
【思えば、自分ももはや『機関』以外に帰る場所なんてもうない】
【『機関』は憎い。しかし『機関』だけが自分の居場所――――この矛盾にも、最近疑問を刺し挟まなくなってきた】
あぁ――――――――ちょっと事情がありましてね、それは勘弁願いたいところなんですねぇ…………
代案として『先に遭遇した能力者は無害であると、交戦者たる≪No.616≫が確認した』旨の添え書きで勘弁してもらえませんかねぇ?
仕事の『実績』を、ある程度目に見える形で残しておかないと、サボってるなんて取られかねないし『試験体には、その評価は致命的』なんでね…………
【パッション・プレイの要請に、歯切れの悪い言葉を返すブラックハート】
【とりあえず、同程度の効果のある代案は提示したものの――――そこには彼女特有の何らかの事情があるのだろう】
あ、これですか――――
申し訳ない。先程もちょろっと話しましたが、あたしゃ、サイボーグ兵士の『試験体』…………
この身に流れる血も、人の手が加わった特殊な物でね。しかも、定期的に透析や洗浄が必要な不便な物なんでさ…………
あまり食べ過ぎると、臨時透析が必要になって、数時間カプセルの中でお休みしなきゃならないんで、控えてるんですよ…………
――――決してダイエットなんて、アホな理由じゃないって事だけは分かってください
【そう言うと、ブラックハートは自分の爪で軽く頬の皮膚を傷つける】
【そこから流れてくる血液は、赤くない――――透明度のある、肌色の液体だった】
【多少茶化した表現は混じったものの、彼女にとり、地味に深刻な問題であると言える】
【ブラックハートは、その血液の事だけを見せると、さっさと止血を行う】
【単なるひっかき傷に過ぎないにも拘らず、手の込んだ止血処置をしている事から、それなりに重要な点である事だけは伝わるだろうか】
502 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 18:36:05.62 ID:KVcTmVQ+o
>>500
(他に手も無い、か)
【埋めるときに面倒だろうな、とは思ったが、それも口には出さなかった】
【いずれにせよ、他に手も無いのだ】
後は死体を放り込んで土で埋めるだけだよ
【念のため、続きをもう一度教える】
503 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 18:40:08.22 ID:3helJeESO
>>491
御 免 な さ い 。 嫌 で す っ !
【即座に完全拒否。】
【迷う様子もなくである。】
僕がJusticeにいるのは、
織守さん、彼女がリーダーだからですよ。
あの人には、いつも色々お世話になってて。
僕は、その恩に彼女の役に立ちたいんですよ。
優しくて、強い。
力もだけど、何より心が魂が。
そんな彼女に付いていきたいんです。
【彼女の心意気に強く打たれて付いていこうと決めたその意思は決して折れない】
それに僕に副リーダーなんて勤まらないですから
/すいません。飯落ちです。
504 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 18:40:32.49 ID:RScCvGKa0
>>501
追記
/もうすぐ〆と言うこのタイミングで飯です。申し訳ない……
505 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/20(日) 18:43:17.82 ID:uTDVfXI6o
>>498
──ったく、アホが。
“超天才魔術士利織ちゃん”だの何だの言ってた事も、忘れてんだろうな。
…まあ、お前はそれで良いと思うわ──
【緩やかなペースで、出口まで向かっていく。】
【一度街中に入った直後、その姿は闇に融けるかのように消えた】
//レス速度遅くてごめんなさいー、ひとまず乙です。
506 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 18:45:28.77 ID:tsBVe3QDO
>>505
/わー、お疲れさまでした!ありがとうございますたー!
507 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 18:47:02.86 ID:78vLhjSko
>>499
──……
【声は、また再び沈黙を返した】
【図星と言うよりは、どう返したら良いのか分からないと言った風の、】
【本当に温度の無い、心の欠損した空白から零れたものだった】
【声の主にその姿があったならば、少女の行動をただ呆然と見詰めていただろう】
【繊細な指に紅の線が引かれて、そして滴り落ちていく、純粋な二色の雫と、言ノ葉】
【──僕は、どうすれば良い。もう、何もかもが分からない】
【名も心も失って、すべきことはこれしか残っていないと思っていたのに】
【ならば一体、この身を苛む透明色の刃は、何だ。これは、一体──】
【零れされた少女の言霊に、結界が完全に融解して霧消した】
【「──帰れよ、昼行灯」】
【ふと、その一瞬。剣の柄の輪郭が、ぼやける】
【声が一瞬、呼吸を忘れて、切迫した沈黙が満ちる】
【──芒、と、剣がその先端から黒い粒子と化して、散っていく】
【幾星霜を重ねたような黒き大樹が、うねり、その身を灰に変えていく】
【崩壊を、悟ったのだろう。声は最後に紡いだ】
──後悔、するかもしれないぞ
【その、溶け入るような言霊を最後に──それらは灰燼に帰した】
【──どさり】
────……
【そして、そこに残ったのは、うつ伏せに倒れた色白の馬鹿が一つだけ】
【深黒のローブコートを羽織り、右腕は少しだけくすんだ漆黒の装甲義手】
【継ぎ接ぎだらけで温度の無い屍肉の左腕、その薬指には銀色の指輪が在った】
【この期に及んでまだ目覚めるつもりも無いらしく、未だ滑稽な配役を演じている】
【が、先まで異なる点と言えば、呑気な呼吸を微かにし始めていた、ということだ】
//す、すみませ、ごっ、ごふぁ、ご飯で、次、遅れます!
508 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 18:48:07.13 ID:h/2TvrRWo
>>502
…………あ。
【気づいたときには、時既に遅く】
【掘った土は、爆発によって大半が吹き飛んでいた】
【取り敢えず、死体を穴の中に放り込む】
【少女は貧弱なので、半ば引き摺るようにしながら】
……。
【周囲に散らばった土を掻き集め、穴を埋めるが】
【集まった土は全体の三分の一程、それ以外はどこかに細かく散った】
【困ったようで青年に、「へるぷみー」的な視線を送る】
509 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 18:53:52.36 ID:KVcTmVQ+o
>>508
……はぁ、仕方無いね
周辺の土を寄せ集めて埋めるしかない。かなり広い範囲が凹むけど、それしかないね
【ため息をつきながら肩を竦めて助言をする】
【土が足り無いのならば、周りから補えばいい、というわけだ】
【提案はしたものの、動くつもりは無いらしい。もっとも、手伝ってと言えば、その限りではないだろうが】
//飯の時間になってしまいました
//可能な限り急ぎますが、割と時間がかかりそうなので、死体を埋めて解散した、ということにして切っていただいても構いません
//ごめんなさい
510 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 18:54:02.91 ID:aJj6fPDLo
>>501
「敵を騙すにはまず味方から・・・」
ふぅん、なるほど、確かに仰るとおりですね
カリナ様の「有名人」ならば、「ファン」も「ストーカー」も多いと考えます
しかしカリナ様でなければできない仕事があった、なんて見方もありますね
秘密裏に怪しい兵器を作っているのか、危ない薬を作っているのか
まぁ、いくらここで頭を捻ったところで、カリナ様の行方などは分かりませんが
【捻くれた言い方であるが、ここでいうファンとは機関員の悪人】
【ストーカーとはJustice等の敵対組織の構成員のことである】
【実質カリナが表立って宣伝したため、彼女ほど面の割れた機関員もいるまい】
そうですね、データベース含めて、一つの仕事
ならばその「添え書き案」で、お願いします
【夢幻が敵性能力者でないことの証明となれば、それで十分だ】
【ならば今回の会談も目的が達成できたということと同義である】
【彼女の引っかいた頬より流れる、なるほど、常人の「体液」のそれではない】
【彼女が「サイボーグ」としてどれほどのメンテナンスが必要かは分からないが】
【それを無理強いすることはできない―――なによりガスマスク機関員も機械兵】
【それなりに「人間以外」についてはパッションも知識はある、つもりである】
まぁ、サイボーグ、でしたか?
それは失礼しました・・・ならば食事に気を使われるのも当然ですね
これは完全に私の失態でした、申し訳ありません
【そう、立ち上がって、ブラックハートに小さく頭を下げ】
では、そろそろ夜も遅くなってしまいます
お帰りには大聖堂入口まで案内いたしましょう
【顔を上げた彼女はブラックハートにそう声を掛けて、】
【「さぁ、こちらです」と応接の間の入口扉に手を掛けて―――】
511 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 18:59:29.29 ID:h/2TvrRWo
>>509
…………。
【周囲の土を寄せ集めるにしても】
【手で集めるには、時間がかかる】
【能力を使えば、また同じような事の繰り返しだ】
【この時点で少女には、殆ど打つ手がなく】
……手伝って、くれる?
【ストレートに、青年へと助けを求めた】
/把握しました。待っております。
/今の内にちょっと離席しますので、次の返信が少し遅れるかもしれません。
512 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/20(日) 19:01:57.57 ID:5i0etzVqo
【――――夕刻から降り始めた雨は、その気配を緩めずに
ただしんしん、と絶え間なく続き、人々のため息に、一層の拍車をかけた
その為か、この水の国でも、歩き回る人々は少なかった】
【中でもこの噴水広場には、人物は、新雪が解けるかの如く消えてしまっているようで
――――故にか、一人、雨の中に在る人物は、嫌がおうでも、注目を惹くかもしれない】
ふむ、たまには一人、夜の散歩に出かけるというのも、風流やねぇ
昼間の陽気の名残が、妙に肌にこそばいがな
【ベンチに腰掛けるのは、純白のふわりとした前髪が凛とした顔たちを強調し、後ろ髪を一本にまとめて尻尾のように垂らし
羽飾りのように、髪の一部を鈴のついたリボンで絞っており、瞳は兎が如く紅い
藍色のレース生地のキャミソールに、同素材のニーソックスと、ロンググローブ
白い振袖を肩を出すように衣のように両腕に羽織っている並乳の小柄な少女】
【キャミソールからはだけた背中には、一対の白い翼が生えていて――――前方からでも、その存在を確認できるほど、大きい
そして同時に、初見でも、彼女が能力者である、と理解できる根拠≠ェ在る】
……まあ、なに、春になる、というのは良いことだ
凍死しはる心配が無い、そらほして、一部の人間には在り難いことなんにゃろう
【まるで、彼女の周囲にだけ、お日様が照ってるか、のように、雨が避けている
頭上を見上げれば、夜空を覆う雲が、その周囲だけ晴れて、綺麗な綺麗な、お月さんの灯火を許していて
くっきりと、彼女の白い翼にまでも、その灯りを絶やさずに、注いでいる】
【ゆったりと、独特のイントネーションで語る彼女
地方の方言で京都弁≠ニいわれるそれに、よう似ている】
513 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 19:05:47.69 ID:AfOSP4WAO
>>507
【――離れてから、知ったこと。僕は、意外とコイツに依存しているらしい】
【あの屋敷は一人だと広すぎて、つまらない。少し寒いし、なにより寂しい】
【まさか、死んでしまったのかと怯えた夜は数え切れず。本当にただの女の子みたいだった】
【漸く――夜が明けて、廻りだす】
【末端から崩壊していく大樹に、そして剣に。少女は瞳を持ち上げた】
【夜色に散らばる灰は、木々に飲み込まれたこの場所では更に幻想的で】
……ごめんね、ありがとう
【返る言葉はなくとも、少女は呟いた】
【――さて、それから。つぃ、と、醒めた瞳を少女は馬鹿に向けた】
【蹴ってやろう、殴ってやろう、腕をもいだり殺したりしてやろう】
【沢山あった筈の恨み言が、何故だか彼の呼吸に消えていってしまい】
――――……ばか。
【ぽつり、小さく罵倒すると……彼を起こさないように注意しながら仰向けにさせ】
【その頭を折り畳んだ自分の脚、膝の上に置いて……そのまま自然に起きるのを待つはずだ】
【だから、罵倒よりも更に小さな、「……よかった」の言葉は。誰にも聞き取れなかったのだろう】
/はい、了解ですー
514 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/20(日) 19:11:52.19 ID:ZPcr7El+o
【路地裏のややひらけた場所】
瑠璃さんにもらった貴重な魔翌翌翌力…
次はいつ尽きるか分かりません
しかも自分の魔翌翌翌力も回復しているかどうか…
なるべく省エネ状態で戦えるようにしないと
【真っ白なワンピースの上に、対照的に真っ黒なカーディガンを羽織り】
【翡翠色のロングヘアは吹き溜まりであるこの場所の風に揺れて】
【髪の色と同じく翡翠色の瞳は真剣そのものに輝いている───】
【そんな少女が何かを確かめるように両手を眺めていた】
…よし!
そうと決まればしゅぎょー開始です!えいえい、おー!
【そんな彼女の周囲には濃いめの魔翌翌翌力が漏れ出ていて
彼女の存在をこれでもかと言うほどくっきり表している】
【それは、血に飢えた血気盛んな連中の多いこの場所では
サメが大量に生息する海域に血液を垂らすようなもので】
【戦闘狂、殺人快楽者、様々な人種の格好の餌食であるといえる】
【ここは吹き溜まり。留まるのは何も、風が運んだ落ち葉だけではない】
515 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 19:14:26.57 ID:RScCvGKa0
>>510
うーん…………『機関』内じゃいけない事情があった…………か?
そうじゃなきゃ、こんな『離反』も『離反劇』も、するはずがない…………
――――ま、仮にこれが自作自演で、何かの準備をしてるって言うんなら、それはきっと『機関』にとっての『反撃の狼煙』になるとは思いますねぇ…………
なにせ、この『卵』の作製に噛んだ人間の一人だ…………あの『狂気』と『天性』が、我々に対して牙を剥かない事を、祈るだけですよ…………
【腰から、投擲武器としてニードル状に加工された『卵』を取り出し、手の中で弄びながら、ブラックハートは遠い眼をする】
【もしも彼女が本心から『機関』を『離反』したのなら――――自分たちも完全に手玉に取られてしまうだろう】
【信じるかどうか――――状況が状況だけに、その判断は非常に難しい】
了解した。拠点に戻り次第、こっちから“データベース”にアクセスして、その旨を記載しておく…………
【今から文面を軽く頭の中で練りながら、ブラックハートは頷く】
【『内輪揉め』の後始末となる、重要な報告だ。ある程度しっかりした文章を上げなければならないだろう】
まぁ…………こんな事、“データベース”に触れまわる事でもないしねぇ?
そちらには、これを知る事の出来る手段なんて無かったんだから、失態なんて程でもありませんよ…………
むしろ、心づくしを無駄にしてしまって、申し訳ないくらいでさぁ…………
【わざわざ『自分はサイボーグだから、歓待の茶菓子は無用』なんて連絡を取る事もないだろう】
【そんなパーティの打ち合わせの様な文面、公的な通信で行えば、それこそ『機関』の笑い物だ】
あぁ――――申し訳ないな、支部長直々に見送りとは…………
【どうも、この会談を通して、ブラックハートの中でパッション・プレイと言う人物に対する『株』が、非常に上がったらしい】
【乱暴な言葉も、慇懃無礼な様子も消え去り、素直な『目上に対する尊敬』が窺える言動が目立ってきた】
――――あ、そうだ……最後にもう一つ…………
その≪No.90≫…………夢幻何某に、『『あの時は』敵同士だったとは言え、申し訳なかった』と伝えてくれますかね?
こっちは、これ以上の害意はない。その証明として“データベース”に釈明を記載するとでも言って…………
【どうやら、事情はあれど今は仲間の夢幻檸檬に対しても一定の気遣いを見せているようだ】
【『機関』の中の融和に対しては、一定の努力をする――――他に行き場がない故の、彼女の努力だった】
(ま――――味方以上の意味なんて、あるはずもないけどねぇ…………)
【それでも、仲間とは言え『慣れ合い』は彼女の望むところではないらしい】
【それは『同じ敵を頂いている以上、戦いに支障がないように』という心理が、真っ先にあっての事だった】
/ただ今戻りましたー
516 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 19:31:48.67 ID:78vLhjSko
>>513
────……
【柔らかな起伏の上に供えられたその寝顔は、】
【そのまま空気に溶けていきそうな程に、穏やかだった】
【微かな吐息を伴って、緩やかに上下する胸が、その生を物語る】
【それから、そう数分と経たない時間のこと】
【──ぴく、と、彼の瞼が小さく動いて、それから】
【──ぼやける、視界。鼻を通る空気】
【身体の甘い痺れ。段々晴れていく、その先──】
【ゆっくりと、その紅玉が外気に触れた、その刹那】
────っッ!
【鮮血色の双眸が大きく見開かれ鋭い犬歯が覗き】
【凶獣の殺気を湛えた顔面が起き上がるが同時、】
【鋭く爪を立てた屍の左腕が夜気を抉るように彼女の喉下を穿孔せんと突き出され──】
【──ぴたり】
【それは、首の皮に触れるか触れないかの虚空で、急停止する】
【血に滾っていた猛禽の貌が、緩慢に溶け出して、驚愕に移り変わる】
──……お、まえ……
【まさしく絶句した彼が、ただ、群青を見据えるだろう】
【──あまりに近過ぎるその距離にいたのは、外敵ではなかったと知って】
【本来その距離の中にいるべき、自身の片割れ、またの名を最愛だと知って】
【刹那に命を狙ったその屍の手は、ゆっくりと軌道を変えて、首筋へとそっと添えられていく】
//すみません、お待たせしました。ただいま戻りました
517 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 19:36:49.63 ID:aJj6fPDLo
>>515
カリナ様ほどの「天災」が何を考えているかなんて、私たちには想像も及びません
ふふっ、もしかしたら、ブラックハート様も、私も、機関全体すらも、
彼女の掌の上ででいいように転がされているだけかもしれませんね
【離反劇を繰り広げたカリナの真意など、パッション如きには到底想像も付かない】
【何しろ機関の要的人物、ならば末端の機関員には知られていない情報もあるだろう】
いえいえ、改まった文章などとは不要です
むしろブラックハート様は「フリーランス能力者と交戦」したという立派な行為
それこそ「事後法」ですよ、今の価値観で過去を裁くことなど出来ません
「この者は敵性能力者ではないと判明した」と一言添えてくれれば、それで結構です
【現在から過去を裁くことは出来ない、これはブラックハートにも夢幻にもいえる事】
【パッションは扉に手を掛けたまま、振り返ってそうニコリとブラックハートに答えて】
そして、ブラックハート様のそのお言葉、確かに夢幻に伝えておきましょう
では、改めまして、ブラックハート様
本日は遠いところまでありがとうございました
【別れ際にも、小さく頭を下げて、彼女を気遣う様子を見せて】
【氷の国支部・大聖堂前の入口にてブラックハートを見送れば】
ふぅ、なんとか仕事も一段落で、支部長って言うのも、大変ですねぇ・・・
今度、夢幻には「アイスピット・ファイア」でも奢らせましょうか・・・
【そう、まるでいたずらっ子のように一人、笑みをこぼした―――】
/では、このあたりでしょうか
/ありがとうございました!乙でした!
518 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 19:38:40.07 ID:aTKqUleFo
>>514
なんでぇこりゃまた激しそうだなぁ
【彼女の近くを通りかかった青年は、濃紺のバサッとしたザンギリ頭で、白銀の瞳と端正な顔持ちで】
【赤地に金のラインが入った忍服の上から黒地に金の豪華な羽織を羽織って金の下駄を履いている。】
【背中に2つの大きめの金色と銀色の煙管(キセル)を担いでいる】
まぁ暇つぶしの見せモンにはなるかねぇ
【青年は背中の煙管を取り出し、煙草をふかし始めた】
519 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 19:41:12.98 ID:AfOSP4WAO
>>516
【そういえば、こんな穏やかな時間は殆どなかったように感じられる】
【彼と一緒に血を浴びるのが楽しかったし、だから、不要だと思っていたのだが】
(なんだ。……いる、じゃん)
【彼の呼吸を見て、髪を梳いて。そんな事が、何故かわからないけど楽しい】
【其処に彼がいるという事実を確認する作業が、なのだろうか。さっぱり理解出来ないけど、心は安らいだ】
【やがて、彼の眼が開く】
【何度も夢想した紅玉――冷たく鋭利で、しかし此方を見る一瞬だけ甘いそれに】
【伸びる刹那の攻撃に対して、少女は甘い笑みを零すと――そのまま】
……死んじゃえ、この馬鹿。
【絶句する彼の心境も置き去りにして、細い腕を絡ませるように抱き着くだろう】
【首筋は無警戒なまま、よく見ればワイシャツに隠れて細いチェーンが揺れている】
【腐敗と枯草の香が甘やかに、ただ、彼女の心を表すだけに――彼を包んでいく】
/お帰りなさいませ、ご主人様
520 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
:2011/03/20(日) 19:49:02.19 ID:zg2yFLHN0
>>503
…そうか。それほどの人物なんだな。その織守ってのは。ならしゃーねぇな。
【別に悔しがる様子はなくサバサバとしている】
…言っとくが俺は強いぜ?一応賞金稼ぎ界ではトップって言われてたりもするしな…
…じゃ、行くわ。できたらその織守ってのに言っといてくれや。
「ポスターは喧嘩腰だが俺らは君たちと友好な関係を築きたい」ってね
【そういうと男はベンチから立ち上がり出口へと歩いて行った】
/ありがとうございました!
521 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
:2011/03/20(日) 19:49:56.68 ID:ORLA/SbDo
【水の国――街中】
【人通りの少ない、どちらかと言えば裏通り≠ニ言い表せる通り】
【緩慢な足取りで其処を進む―― 一人の人物が居た】
――、つッ ……ハァッ、ハァッ……クソ――――。
【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】
(……また=cか、ッ……――、 …… 『卵』――。)
(させて堪るか……。……まだ…まだ*lは…………。)
――――ッ、あ ……ッ。
【『頭』を抑えつつ、荒い息を吐いて歩む彼……遂に、耐え切れなくなったのか】
【どすん、と倒れこむ様に道脇の壁に体を預けて――――】
522 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/20(日) 19:51:01.85 ID:g7aCrwzK0
【櫻の国/東部/街中】
【殆ど、紅に身を包んだ、人物が。茶屋の椅子に、三色団子と共に、腰掛けていた】
……、身長が。……低く、……なった……?
【開口一番、平穏な雰囲気の。日常≠ノ、浸っている、其の言葉】
【人物の容姿は、黒の大きなキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア、蝋燭の様に白い肌、右頬に深い傷跡】
【今にも眠りそうな、ぼんやりした表情。生気の失った、濁りの混じる、オールドローズの瞳】
【体の線が分かる、膝丈の、黒ずんだ赤の色合いのロングコート。エナメル質の、黒のサイハイブーツ】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、悪魔の様な、鋭い爪を持つ巨大な異形の腕。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、六芒星が掘り込んである】
【異形の左を隠そうと、血で穢れた包帯を巻いているが、其れは意味を成さず。脈動するグロテスクな肉が、大きく覗いている】
【十字架型ドッグタグ、右手首に、「No.90」の刻印が入った、銀のハンドカフスを着けた、背の低い、十八歳程の少女だった】
……、きっと。気のせい
【自分で、抱いた、疑問を。勝手に、自己完結して。瞳を細め、ふと、想起する事】
【其れは、昨晩行われた。一人の王女の、処刑に関する、記憶。そして、少女が、生きた記憶】
【と言っても、彼女は、テレビ中継で見ていて。其れでも、伝わって来た空気は、現場で、其の光景を、拝見していた様だった】
【感情を、浮かべぬまま。然し、何処か、憂う様な雰囲気を纏いながら、其の人物は】
……やっぱり。……生きることは、……難しい、
【無表情で、淡々と。ぽつり、蚊の鳴く様な声で、吐露する。】
【生きる事は、死ぬ事の、億倍、難しい。】
【向かい合って、生きる事は、酷く、辛くて。だが、死ぬ事よりも、豊かな幸福が、待っている。そう感じた】
―――、……じゃあ、死ねば良いのか、……て、言うのは……。……違う気が、するけど
【取り直す様に、言葉を、続けて。揺れ動いた、紅く黒い髪を、掻き分け】
【其れは、自身に対する、皮肉にも、聞こえて。自嘲する様に、一度、瞳を伏せた】
【上手く、考えが、纏まらず。もやもやしたものを、抱えながら、団子に手を伸ばした】
523 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 19:51:07.23 ID:RScCvGKa0
>>517
全く、我々の想像の範疇を超えたところに居る…………逆に言うと、そうでもないとアレほどの行いは出来ないって事かも、分かりませんねぇ?
――――ま、間違ってもあたしゃ、人を転がす立場にはないですがね。首を転がすならともかく…………
【パッション・プレイの見解を聞いて『裏切り者』一辺倒の評価だったカリナトゥスの離反についても、新たな可能性が見えた】
【ただの『機関員』として見るのは、あらゆる意味で危険。『頼もしさ』と『恐ろしさ』が、共に上昇するのをブラックハートは感じていた】
……支部長がそういうのなら、そうしておこう……
正確な報告も大事だが、分かりやすい報告も大事…………今回は『引き算』で行くべき事ですかねぇ
【パッション・プレイの言葉に、素直に頷くブラックハート】
【要点だけを簡潔にまとめる――――『引き算』の方法論を用いて報告を上げようと、頭を切り替えた】
――――今日は、この確認のために時間を取らせてしまって、申し訳ありませんでした
パッション・プレイ支部長の計らいは、このブラックハート、無駄にはしませんよ……
【結局、入口まで見送ってもらった事もあり、ブラックハートは丁寧な礼を述べて、氷の国支部を辞去する】
【究極的な人嫌いであるブラックハートとしては、信じられない程に素直な態度で臨んだ会談だった】
――――――――『Factory』を出せ! 帰還する!!
「りょ、了解! これより帰還します!!」
【トレーラーの荷台から乗り込んだブラックハートは、運転席に向かって声を張り上げる】
【それを受け、直属の部下らしい機関の一般兵は、静かにトレーラーを発進させた】
(糖分濃度…………ギリギリ許容範囲内か…………何とか臨時透析は免れそうだな……
さって…………明日はどこを殺しに行こうかねぇ…………?)
【トレーラーの荷台――――小さな部屋になっている中で、小さな採血針で自分の人工血液を採取し、問題がない事を確かめるブラックハート】
【結果が出ると、ほっと一息をつきながら、次はどこを襲い、殺戮を行ってやろうかと、残酷な空想に浸り始めた――――】
/乙でしたー!
/予約遂行、ありがとうございました!
524 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/20(日) 19:53:05.45 ID:ZPcr7El+o
>>518
すぅ、はぁ……
うん、行きましょう!
【おまじないがわりに深呼吸を繰り返し、ポケットへ手を探り入れる】
【取り出したのは狂贄の筆剣と呼ばれる、万年筆型の魔法具】
【特殊なインクが充填されており、描いた魔方陣など異能の力を強化する】
【───それが本来の使い方である】
【彼女は、キャップを外すと魔方陣を走らせていく】
【走らせる先は地面でも壁でもなく───自分の腕】
【自分に供給される魔翌力を前借りして無理矢理引き上げる】
【誰がどう考えても非常に無茶苦茶で強引なやり方である】
ん…くっ…もうすこし供給量を下げて…
集中して…研ぎ澄まして…!
【パチン、パチンと稲妻の小気味良い音を立てながら
雷を帯びた魔翌力を、全身に這わせるように展開していく】
【残念ながら彼女に瞬時に我が物にできるセンスはなく、
途切れたり、強くなったり、非常に不安定である】
【やはり強引な術式の所為か、その白い肌につーっと汗が伝って】
【心なしか、表情に苦悶が混じった気がする】
525 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 19:55:04.39 ID:5DqF/5x8o
>>521
【道を歩む、一つの人影】
【人通りの多いところであれば、目立つ事この上ない容姿をしていた】
【特別美男子で有るわけではない、しかし、見た目が目立つのだ】
【先ず、白骨より尚白い白髪。それはつんつんに逆立てられ、まるでハリネズミの様で】
【そして、その顔。右目には眼帯が着けられ、左目は水銀をガラス玉に流し込んだかのような銀色】
【だというのに、格好自体は着崩した学ランという普通な物】
【腰にはベルトポーチを巻き、仕込杖を指していて】
【その、普通の格好が、かえってアンバランスさを感じさせて、更に少年を目立たせる】
【そんな少年が――――】
おい、大丈夫か。
【青年に、心配そうな顔で話しかける】
【特に他意はない様で、本当に心配しているだけのようだ】
526 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 19:56:45.25 ID:78vLhjSko
>>519
【眼前の事態を何も飲み込めないままに、】
【しかし時間は動いていた。動き出していた】
【──ふっ、と】
【自身に触れてくるその柔らかな華奢が、自らの体温と混じってくるその鼓動が】
【遥か昔に置き去りにした、甘い夢から覚めた後のような熱い切ない疼痛が】
【果て無い濃度で自らの中心を絆していくのを感じて、数瞬、呼吸を忘れた】
……コーロ、コル……
【──そう。呼ぶだけで心臓が微熱を帯びるその名を、ようやく、口にする】
【やがて、行き場を持て余していた歪の双腕が、】
【既に触れている彼女の身を包み、さらに自らの側に引き寄せるだろう】
【──夢? だとしたら、それを見せる俺の脳は、俺自身に対して酷薄に過ぎる】
【現実? そうだとしたら、神は、こんな腐れ魔族に反吐が出る程慈悲深すぎる】
【最早胸のうちが捩れ過ぎて、どんな言葉を紡いでいいのかすら分からなくなっていた】
【何度も何度も心の中で何を紡いでいいのか、白く染まりつつある頭脳は、中々答えをくれない】
【そっと、口唇が開かれて】
……悪かったな
【──謝罪、だった。巡り廻って出てきた言葉は、酷く儚げだった】
【怒るだろう、と思っていたからだ。一番最初が、まさかこんな、】
【本当に弱弱しい少女の面影で触れてくるとは、彼は思っていなかった】
【その、触れれば崩れそうな硝子細工みたいな彼女の様子に、】
【彼は──この、三百年余りの生の中で、初めて、罪悪感、と言うものを自然と感じた】
527 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/20(日) 19:58:03.98 ID:3helJeESO
>>520
わかりました。
伝えておきます。
【護はそう、去るロウを見送った】
/お帰りなさい!
/乙でした!
528 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 20:00:26.84 ID:aTKqUleFo
>>524
(なんでぇ?あの子自分の体になんか書き始めたぞ?)
【煙管で煙草を吹かしながら彼女の様子を伺って】
(オイラ以外にも雷遁使いがいるのか……)
(いや、あれは忍術というより魔術ってやつに近いのか?)
【青年は彼女の雷を帯びた魔翌力を目の前にして思った】
(それにしてもあの雷の流れ…無茶苦茶すぎる……)
【青年は他人事ながらも若干不安そうな目で彼女を見ている】
【そろそろ彼女も青年の存在に気づき初めているかもしれない】
529 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
[sage saga]:2011/03/20(日) 20:02:03.46 ID:zg2yFLHN0
【酒場】(水の国)
【何かを待ち構えるように入口に一番近いカウンター席に座る藍色の着物の男】
【この酒場の名は――――「BAR FATE」 そう、ポスターで話題の青義同盟の本拠地】
【この男がここにいる理由はポスターの一部を見ればすぐわかるだろう】
【下部にポスターの一部を掲載する】
【RIPでもカノッサでも救ってやるからかかってこいや!! by マーシャル・T・ロウ】
【<現在justiceなどの正義組織に所属する人へ>】
【前回のポスターで、中傷するようなことを掲載してしまったのは済まない。】
【少し表現を大きくしすぎた。確かに俺達の正義は君達の正義とは違うかもしれない。】
【が、人々に希望を送るという部分では同じはずだ。違うか?そうだろ?】
【つまり、何が言いたいかというと、俺達と対等な立場で協力体制を組まないか。ということだ。】
【あくまで対等な立場だ。下に就く気はさらさら無ぇ。舐めてんならこっちからお断りだ。】
【俺はこうした方がもっと多くの人を救える、と思うから提案した。其れだけだ。】
【だから、何か聞きたい事や、協力体制を組みたいと思った人は、先ほどの電話番号にTELしてくれ!!】
【あ。そうそう…もしくは水の国の「BAR FATE」によくいるからそこに顔を出してくれてもいいぞ!!】
【真の正義はここにあり 「blue justice/青義同盟」リーダー マーシャル・T・ロウ】
【P.S 何なら文句でも構わねぇぜ?腹立ててる連中もいんだろ?お互いの正義を語り合おうや。実力も見ておきたいしな。】
【長いが見てくれただろうか――――つまり、この男は正義組織の輩か入団希望者、もしくはポスターを見て喧嘩を売りに来た奴】
【このいずれかを待っているということだ】
…マスター、今日は私も梅酒で頼む。さて…来るか…?予感はするが…
【彼の左腰の2mもの日本刀が座るのに邪魔そうである】
530 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
:2011/03/20(日) 20:03:37.48 ID:ORLA/SbDo
>>525
【歯を食い縛り、頭に手を当てる青年】
【話し掛けられている≠ニ認識するのに――要した時間、数瞬】
……、 ――……え、えぇ……少し……、……飲みすぎた@lです……。
僕の事はお構いなく…、……座ってれば、治りますから――――。
【微かな微笑を浮かべて返したのは、大丈夫≠ニ云う言葉】
【片方の手を軽く挙げて、「心配ない」とのジェスチャーを織り交ぜて――】
「――……、……。 =@」
【――――風に乗って、小さな笑い声≠ェ聞こえた様な気がした】
531 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 20:05:54.82 ID:5DqF/5x8o
>>530
……そうか、ならいいんだが。
何なら近くの公園まで連れてくか?
【心配そうなのは、変わらずそう言って】
【次の瞬間、聞こえた笑い声を耳聡く聞き取り、体に一瞬警戒の力がこもる】
(……なんなんだ。一体。まあ、裏路地で変なことが起こるのはいつものことだけど)
【警戒を怠る事無く、青年の様子を観ている
】
532 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 20:09:30.87 ID:AfOSP4WAO
>>526
【からんと、仮面が落ちる】
【顔の半分――その分だけの面積に、彼の熱を感じられないのが嫌だったのだ】
ばか、ばか。……ほんと、ばか
【服も、皮膚さえ邪魔だというように密着しながら、小さな罵倒を続ける】
【彼女も頭の中は真っ白だった。彼に何を伝えればいいか、わからなかった】
【或いは――言葉として伝える以上に、大切なものが此処にあったのかもしれない】
【最初、欲しかったのは謝罪だった。こんなに自分を心配させて、というどこか傲慢な怒りが存在していた】
【次に欲しかったのは、誓約。もう何処にも行かないと、不安も掻き消すような凄惨で甘い約束を求めていた】
【さっきまで欲しかったのは、彼の血だ。熱い血液を浴びて、蹂躙して、蹂躙されて。そういうことがしたかった】
【でも、今。欲しいのは――】
……アルス
【そっと名前を呼び、彼の胸元に押し当てていた顔をゆっくりと持ち上げる】
【片側は爛れていて不気味だったが――少しだけ不器用に笑みを作ると】
――――おかえりなさい
【そう囁いた声は、ほんの少しだけ。濡れていた】
533 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/20(日) 20:18:07.57 ID:y1cKtEc6o
>>522
黒のキャスケット帽、赤いボブヘア、白い肌、右頬の深い傷
合ってる…はぁー…
【少女の目の前に人影が二つ現れる】
【一人は20後半ぐらいで黒髪に黒い和服と白い羽織をきている男性】
【その見た眼は触れたら切れるナイフのよう 】
【もう一人は髪は金髪で長さは普通だがボサボサ】
【青が基調の袖の白いジャージに下はコーンのジャージを履いていて目つきが悪い青年】
護というjusticeという少年の頼みで君みたいな少女を探していたんだけど
君は夢幻檸檬であってるか?
【和服の男はそう問いかける】
【見た眼と裏腹にその声は気だるそう】
534 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/20(日) 20:18:37.65 ID:ZPcr7El+o
>>528
なかなか…調節が難しいですね…!
じゃじゃ馬って奴でしょうか?
【彼女が行っているのは、本当に基本的な、体術】
【だがその動きの速さは、通常の物ではなく───】
【雷の魔翌力によって、雷と同等…では無いが四肢の速度を格段に早めている】
【少なくとも、速度面だけで言えば、熟練者とほぼ同等だと言ってもよい】
【例えるなら、小型のジェットエンジンを装備したようなものか】
───っあ!
あうっ…!
【しかしそれはつまり、大半を魔翌力に頼っているということである】
【つまりちょうど踏み込もうとした瞬間に、不安定になれば】
【今、この状況の様にコントロールとバランスを失い】
【青年の前に勢い余って転がり込んでくるだろう】
535 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
:2011/03/20(日) 20:18:49.15 ID:ORLA/SbDo
>>531
【どうやら青年は、笑い声≠ノ気付かなかった様だ】
【苦しそうな表情で数秒思考すると――こくり、軽く頷いて】
……、…そう、ですね。
出来れば、お言―― 「 怪 物 と 闘 う 者 は ―― 、 =v
【――今度は確実に鼓膜≠飛び越え、蝸牛≠揺らす『男』の声】
【即座に青年は『眼を剥く』と、頭を抑えたまま壁を使って無理矢理に立ち上がり】
【自らに声を掛けて来た――『少年』と今気付いた――人物に、双眸を向けると】
「――その過程で自らも怪物にならないよう、気をつけなければならない。=v
……不味い=cッ。 ……出来るだけ速く――
「長い間深淵をのぞきこむとき――――、
その深淵もじっとこちらを見つめているのだ。=v
逃げて下さい<b!!!
【――警戒≠オていたのなら、少年には感知する事が出来ただろうか】
【『左後方の屋根』……躍り出た「黒い影」から真っ直ぐに飛来する、ナイフ=z
【狙いは“青年”の腹部。 ……少年に妨害される事が無ければ、直撃≠ヘ免れない――!!】
536 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sagesaga]:2011/03/20(日) 20:23:39.67 ID:fma/vDbEo
>>529
【ばあん!と】
【荒々しく開け放たれる、酒場の扉】
【蹴り開けたのか、勢いそのままに右足を突き出して入店する、その人物】
おォイ!ロウってヤツは何処だァア!
【金髪のオールバックに、吊り上った瞳】
【その口元は、男の凶暴さを強調するかのように獰猛】
【前を肌蹴た黒いジャケットの奥には、地肌が見える】
【鍛えられた胸筋と腹筋の傍ら、ジャケットの裏に仕舞われた拳銃のグリップが見え】
【ジーパンを支える為に巻かれたベルトには、皮製の鞘に収められた一本のシースナイフが差し込まれている】
【見るからに、危険≠ネ雰囲気を醸し出す、その男は】
【ポスターの人物――つまりはマーシャル・T・ロウを探しているらしい】
537 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 20:24:03.81 ID:5DqF/5x8o
>>535
……この声は。
(どこだ……)
ちょっと、静かに。
【少年の声も聞く事無く、音の出所を特定していく】
【不自然な声の方向、そして、迫る風切音】
【来た、ナイフだ】
チィッ!?
【ぎぃんっ、と甲高い音を立てて、ナイフが弾かれた】
【左腕が、ナイフと青年の間に割り込んだのだ】
【ナイフのあたった部分の皮膚は裂け、その奥に鈍く光る鋼の装甲を見せていて】
【すっ、と屋根の方を見て】
……んで、ならそこのお前は化物ってか?
【冗談めかしてそう言った、油断はしない。警戒を張る、左手の五指をきりきりと動かして、内部の糸巻き機構を起動】
【右手は、さり気無く腰の仕込杖の柄に伸ばされている】
538 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 20:26:00.26 ID:78vLhjSko
>>532
【その甘い罵倒を、彼はすべて甘んじて受け入れた】
【ひとたび灼熱の闘争に巡り合えば全てを忘れて殺しあう血の本性と、】
【それが故に生んだ自業自得の愚かさが、痛いほどに身に染みている】
【そっと、彼女の小さな背中を緩くさすってみながら】
【交わされない言葉の数々を、それで少しでも埋め合わせようとした】
【それから、自身の腕の中から見上げてくる群青の眼差しと、】
【僅かに憂いた紅玉の瞳が、正面から触れ合って──「ああ、」】
────ただいま、コーロコル
【言ってから、彼は、彼女と同じ程度、少し不器用な笑みを作ってみる】
【──まず何より、如何にも凡庸な夫婦らしすぎて気恥かしかったのと、】
【自分にこんな甘い御伽を享受する資格があるのかと言う、淀んだ疼痛】
【それらを纏めて押し込めて隠してしまうために、似合わない笑みで誤魔化す】
【「……寒い、な」】
【ふと、彼が呟いた。嘘だった。こんなに近くに最愛が居て寒い訳がない】
【だが、彼にはそれぐらいしか浮かばなかった。落ち着いて仕切り直す理由が】
【それから──二人を中心として、淡い緋の魔方陣が、地に浮かび上がるだろう】
【仕切りなおせるとしたら、あの放ったらかしにした館ぐらいしか、彼には思い浮かばない】
【無論、まだ留まる用があったり、他所に行くところがあれば、彼はそれに応じる筈だ】
539 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 20:26:30.90 ID:aTKqUleFo
>>534
(おいおい…大丈夫かなありゃあ……)
【青年は煙草を吸い終わると、灰を落とし、煙管を背中に直し】
【彼女の様子を観察していた】
(オイラもこの術を考えたばかりの頃はあんなだったのかな)
【青年は自分の手のひらを見ながら昔を思い出し】
(それにしても無茶苦茶すぎるぜ…ありゃ)
【青年は不安になりながらも半ば呆れかけた表情で】
【もし、少女がコントロールを失い、青年の前に転がりこんできた場合は青年は助けようとするだろう】
540 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
[sage saga]:2011/03/20(日) 20:32:52.69 ID:zg2yFLHN0
>>536
【いかにも荒々しい男が入ってきた瞬間着物の男は笑ったように見えた】
【そしてゆらりと席を立つと】
私はロウの相棒だ…用があるなら私に言え。
…青義同盟に何か文句でもあるような振る舞いだが?
【そう言って着物の男はロウを探す男の正面に立ち睨む】
【左腰の2mもあろう日本刀にはすでに右手がかかっている】
541 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/20(日) 20:33:37.11 ID:g7aCrwzK0
>>533
【彼に、声を、掛けられ。甘味に伸びていた、其の手が、ぴたりと、止まった】
【表情は、変えないが。何処か、怯えている様な、警戒している様な、雰囲気を、孕んでいて】
【そうして。不気味な容姿の、少女は。視線だけ、彼に向け】
……、貴方達は。……誰?
【最初に、そう、質問した】
【彼が、少女に告げた名前は。確かに、少女の、友人であり、敵の関係にある、少年のもので】
【然し、青年達とは、初対面で。その、問い掛けは、淡々とした声だが、冷たい印象は無く】
……僕は、確かに、……夢幻という、名前、……だけど……
……まもるの、知り合い?……本当に?
【ゆっくりと。緩慢な動作で、少女は、立ち上がろうとするだろう】
【死人の様に。機械の様に。どこか、人間らしくない、動作で】
542 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
:2011/03/20(日) 20:34:32.49 ID:ORLA/SbDo
>>537
(な……、…いや、機械義手=\―――?)
(……違う、そんな事に気を取られてる場合じゃ……!!)
だから逃げろ≠チて言ってるでしょうッ!!
“状況”が悪すぎる!! 今、此処で『奴』と戦うのは―――「――少し、違い≠ワすな。」
【――朗々とした男性の声で以って、為される返答=z
【少年の問いに対する其れを夜風に乗せつつ、混じるのは『金属音』だ】
「……其処の『森島 京』に向けて放った言葉には間違い御座いませぬ。
ですが、私は人間で御座います次第…… 怪物≠ニは――」
【身に着けているのは胸元に『眼帯をした虎』の刺繍の入った“パオ”】
【黒サングラスによって覆い隠された双眸――「傷跡」が、其の上を一直線に走っているのが判るか】
【長い黒髪を三つ編みとし、首からは紅い“風鈴”を模したペンダントを掛けた男だ】
「――――悪¢エの物で御座いますよ、少年。」
【――屋根の上、『見下ろす』彼の周囲に舞っているのは二本の中華刀=z
【左右対称の図式で以って、緩い上下運動を繰り返す其れ……『種』が在るのか、或いは『能力』か】
【幸い、それほど“高い”建造物ではない――配管を足場にすれば、接近するのは容易だろう】
543 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 20:38:14.51 ID:AfOSP4WAO
>>538
【甘んじて受け入れてくれる人がいる、と。その事実が――酷く嬉しかった】
【唯一の血縁である弟は例外だが、それ以外は彼しかいないし、彼だけでいい】
【撫でられる背中に、少しずつだけれども嗚咽が零れはじめる】
【寂しかった。辛かった。戦闘でボロボロになるのは構わないのだが、】
【帰ってきてくれないこと――愛想を尽かされたのかと、思う時さえあった】
……心配、したんだからね。これでも
【いつものペースで会話出来ない。こんな風な甘さ、似合わないはずだったのに】
【何処に居たの、何してたの、何があったの、誰といたの、怪我しなかったの】
【沢山の問い掛けが渦巻いて――しかしそれは、今だけは押し隠して】
【彼の嘘に、小さく頷く。羞恥心と安堵で燃え上がるくらい熱かったのは、触れ合う彼にも分かっていただろう】
【囲む陣すら懐かしくて、また泣きそうになるのを必死に我慢しながら、彼女はギュッと彼にくっつくと】
【一人ぼっちで寂しかったから、自分も少しの間だけ放置していた屋敷に、そのまま戻るのだろう】
/すいません、次遅れます
544 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/20(日) 20:40:59.01 ID:y1cKtEc6o
>>541
護って言う奴には直接会ったことはないけど
家の組織のリーダーがそいつに会っててだな
【和服の男はそうやって話を進めていく】
【と話が急に止まる】
おいちょっと、おまえ話して
めんどくさくなっちゃった
【そう言い後ろの青年に話しかける】
【青年の額には少なからず血管が五つ浮かんでいるだろう】
「アンタの身体の中にある卵の機能を停止させにきた
それだけだよ…」
「ってこんぐらい自分で言えよ!!」
【そう男に怒鳴り少女に問いかける】
545 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 20:41:12.01 ID:5DqF/5x8o
>>542
……オレのほうが多分アンタより逃げ足に自信がある。
逃げるなら、先に行ってくれ。
【もし、森島が少年を見れば、思い出すかも知れない】
【この少年が正義組織の会合、織守の方ではあるが、そちらに参加していたことを】
……悪、ね。
【悪と戦う者が、悪にならないようにせよ】
【つい最近言われたばかりの言葉だ。そして、悪には成らないと、そうその少女には宣言していて】
【故に、男の言葉に心揺らされることはない】
逃げてくれ、俺も適当なところで引く。
【ひゅっ、と左手を走らせると、五指から銀色の線が伸びる】
【線は、配管に巻きついて、腕が凄まじい膂力を発揮した】
ぬぅっ!
【糸で体を勢い良く引き上げ、跳躍】
【障害物の多い路地裏や、森などは、少年の得意な地形である】
【とっかかりが多ければ多いほど、自由な機動ができるのだから】
ふぅっ!
【飛び上がり、其のままの勢いで左腕を引き絞り、あいての腹部に花等とするだろう】
【いつの間にか、右手には抜刀した仕込杖が握られている】
546 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sagesaga]:2011/03/20(日) 20:42:04.71 ID:fma/vDbEo
>>540
【彼我の差、凡そ数m】
【相手が刀に手を掛けるのを見て、男は獰猛に笑う】
【両手を広げて、オーバーなリアクションを取りながら】
おいおいおォォイ!いいのかよ、此処でドンパチ始めちまってもよォオ!
俺は一向に構わねェエがよォオ。
【男が示唆しているのは、店内の一般客】
【店内で一戦を始めれば、無関係の人間を巻き込むことになる】
【――と、すれば、この男】
【見た目通りの野蛮人では無く、ある程度の良識はあると言うことか】
まァア文句タラタラだぜ。
正義≠チてなァア勝ったヤツだけが語れるもんだからなァア…。
【右手の人差し指で、相手を指差すと】
【男は、問いかける】
聞くぜ。
テメェらは何に勝った=H
547 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/20(日) 20:44:48.68 ID:ZPcr7El+o
>>539
【非常に疾く動ける代わりに、失敗したときの反動も大きく】
【本人にとってはかなり痛い、他人から見れば非常に無様な転がり方をする】
【路地裏の地は華奢な肌を容赦なく削るアスファルト】
【擦ったおでこと、腕から鮮血が垂れて赤く染める】
いてて…
…ふぅ、ありがとうございますです
【青年に手を貸してもらい、立ち上がる】
【立ち上がってから、はっと我に帰って慌てた表情を見せて】
ってわわっ!?
あ、あのどちら様ですか!?
とと、というかお怪我ありませんか?
【完全にこの場所には自分一人だと思っていたようで】
【だからこそ、はじめて試す戦い方の実験場に選んだのではあるが】
【自分の失敗に巻き込んでないか不安そうな表情で尋ねる】
548 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 20:47:45.20 ID:5DqF/5x8o
>>542
//すいません、ちょっと御飯食べてきます!
549 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 20:48:51.04 ID:aTKqUleFo
>>547
大丈夫かい?
【青年は彼女に気遣い】
オイラはただの旅人でぇ
怪我はねぇから安心しな
【派手な格好で旅人というのはあまりにもアレだが】
【青年も怪我はしていないようで】
ところで嬢ちゃんは何してたんだい?
見たところ魔術使いか魔法使いのお人かい?
【青年は彼女に何をしていて何者なのかを問う】
550 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
:2011/03/20(日) 20:54:28.24 ID:ORLA/SbDo
>>545
……ッ ――――少し……、待ってて♂コさい――。
【軽く唇を食い縛り……森島は、緩慢に、其れでも精一杯の足取りで逃走を開始する】
【途上、ポケットから取り出すのは携帯電話=\―“誰かを呼ぶ”積もりだろうか】
「――無知は無罪ではない、有罪である。=v
「……少年よ、貴殿は実に『罪深い』様で御座いますな。
何も“知っていない”様だ――私が何≠ナ、如何云う者≠ナあるのかを。」
【森島の方向を見る訳でも無く、かと言って、少年の方向を向く訳でも無い】
【男は只――、―夜空に輝く月≠見上げて】
「……『惜しい』…、もう一捻り%れれば有効となります次第。」
【来襲した少年の左手=\―軌道直線状に、彼は『右腕』を折り曲げる様に向かわせる】
【結果、“ガード”…其れも、まるで「軌道を視認して予測した」かの様な正確さ=\―】
「“仕込み杖”で御座いますか…… 邪 魔 で す な =B 」
【次いで、彼の左に浮かんでいた中華刀=\―切っ先を向け、狙うは杖を握った少年の右手】
【『予備動作』には数秒掛かり、『直線軌道』……――彼には対処出来るだろうか】
551 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
[sage saga]:2011/03/20(日) 20:54:45.39 ID:zg2yFLHN0
>>546
もちろんここでやる気はない。結局お前は文句を言いに来たというわけか?ポスターのどこに不満だ?
もしそうならjusticeか?まずはこちらの質問に答えてからだ…お前の話は後でゆっくり聞いてやる。
【もちろん先ほどの行動は威嚇であり、そして相手にアウェー側と知らせるようにそう言う】
【実際この酒場の連中はこの男やロウを尊敬する賞金稼ぎ達が集う酒場であり、連中はその金髪の男に嫌悪感を示していた】
552 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/20(日) 20:55:12.29 ID:g7aCrwzK0
>>544
(……リーダー、……?)
【彼の、組織に所属しているという、其の言葉。未だ、表情は固いままだが、訝しげな様子で】
【其れでも、まず、自分が信じなければ、話が、進まない。そして、次に、聞かされた単語に】
―――……、……卵=c…
【小さく、呟いて。そして、次に。少しだけ、申し訳無さそうな、声音で】
……ごめん、……その……。……実は
……卵は、体に、もう無い。最近、ちょっと、事情があって……除去された
【答えた。既に、自身の体から、あの、小さな悪魔は、消えてしまったと】
【もしかすれば、少女から、哲学者の卵の、悪しき魔力は、感じないかもしれない】
【もう一度、謝って。そして。次に、少女から、出て来た言葉は】
……、でも。―――卵の機能を停止……それが、……出来るなんて……
……貴方達は。何の、組織なの?
【問い掛ける。それは。尋問にも、似た空気だった。向けられる、疑問の視線、オールドローズ】
【卵は、機関の、武器。最近は、配布される事は、少なくなったが。其れでも、其の存在は、機関の要であると、少女は、考える】
【自分に、声を掛けてくれた彼等には、感謝している。だが、どうしても、気になった】
553 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
:2011/03/20(日) 21:00:43.32 ID:ORLA/SbDo
>>548
/了解しました、此方もお風呂入って来ます
554 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 21:02:56.12 ID:78vLhjSko
>>543
【彼は、益々胸の疼痛が熱くなっていくのを感じた】
【壊れそうなほどに甘い彼女の様相に、彼も正直戸惑いを覚える】
【か弱い少女を愛でるような、そんな高尚で綺麗な愛し方を彼は知らない】
【ただ、心が感じたままに、最善だと思うことを見つけて、それを捧げていく】
【自らの腕の中の彼女に、ただ柔らかく相槌を打って、もう一度だけ、その身を抱く】
【そうして、法陣の淡い光が二人を包み込んだ】
【──場が切り替わるまでの少しの時間、誰の知ることでもない与太語りで間を埋めよう】
【彼が異界だと思っている其処は、実は世界というよりは単に『空間』と呼んだ方が正しい】
【世界の端に、結界の一種を張ってその空間を切り取り、構成要素を反転させただけのもの】
【つまり、この新世界の何処かには、色違いなだけで此処と全く同じ風景が、存在している】
【遥かなる過去、彼の祖先にあたる名も無き喚術士が気紛れに作ったものであることを、彼は知らない】
【そして、場は切り替わり──】
【──ざあん、と遠く波音が砕ける。二人がいるであろう場所は、あの岬の先端に立つ館】
【その中の、紅海の側にせり出している、それなりに広さを持ったバルコニーだった】
【黒檀で作られた丸いテーブルの傍に、同じく二人分の椅子が添えられている】
【彼は、その一つに腰かけて紅い海を臨んでいた】
【気障ったらしく傾けていた葡萄酒のグラスを、テーブルに置く】
──……そういう、ことだったンだよ
【もし彼女がその場にいたのなら、彼は大まかながら語っていただろう】
【よくわかんないけど身体が縮んだんですだから人間の家を利用して今までそこにいたんですと】
【そしてまた良くわかんないうちに殺されかけて気付いたらああなったんですよく分かんないです、と】
【最後に、自分も彼女を探し回っていたことを付け足して、沈黙】
【本当に僅かだけ、恐る恐ると言った色をにじませながら、彼女を見やる】
【ちなみに、テーブルの上には赤葡萄酒のボトルとグラス、それからチーズや何かが置いてある】
【お飲みになりたければご自由にお飲みになって構いませんし、もし何かご注文があれば、】
【彼女が念じれば、『六つの目の持つ黒山羊頭の執事』が現れ、適当に運んできます。彼は何度か既にそうしている】
//はい、了解です。っていうかこちらが遅れました、ごめんなさい
555 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/20(日) 21:09:25.51 ID:ZPcr7El+o
>>549
あぁ、はい
この程度ちょっとした擦り傷ですから!
【もう酸化し始め黒くなっていく血液を拭って】
【とりあえずは大丈夫だと言わんばかりににこっと笑う】
……ふぅー…
ご無事でよかったです
巻き込んでしまったいたらどうしようかと…
【きちんと青年の全身をくまなく見渡して
掠り傷はおろか全くの無傷であることを確認するとほっと胸をなで下ろす】
【相当心配していたことが安堵の息の長さから伺える】
あー……えっと、ちょっとした修行、といいますか…
魔術使いでも魔法使いでも無いので、
いざという時の為に少しでも戦えるようになっておかないと、と思いましてですね…
【案外、「いざという時」が日常茶飯事であるこの世界】
【このような少女が戦闘訓練をしていても何ら不思議ではないが…】
556 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sag]:2011/03/20(日) 21:09:45.99 ID:Ij2SrtVP0
【水の国 / 平原】
………金の国、≪R.I.P.≫、地上の覇権――
【毛皮のひっついたフード付き、ピンク色のコートを羽織る、小学生上級生ぐらいの容姿】
【病気一歩手前の真っ赤な眼に蒼白な肌と、手触りの良い黒髪が特徴的で、値打ちのしそうな「紅い指輪」を付けた】
【そんな風采の少女が丈の短い草の上に、ぐでーっ!と寝転がり】
【――――なぜか、新聞を広げていた】
女の子なら、お姫様にも世界征服にも恋しちゃうけどさぁ…。
ここまであくどい“振り回し”方はあんまりかな…。
【快活そうな声音の彼女は、どうやら「元女王」に感情移入しているらしい】
【顔が紙に沈みこんで、インクに溶けこんでしまうのではないか、と言うほど記事に没頭している】
【――ぎゅっと握った右手を、不意に心臓の真上においてしまった】
【べしゃりと、重なった束が折れて曲がる】
【さて、ここまでの展開に、何か違和感を感じなかっただろうか?】
【―――今は「夜」と言う時間帯で、ここは「屋外」と言う場所である】
魔物と遭った人魚姫は、泡になって消えちゃった、何も為せずに
……そんなこと、アタシは許したくなんて…。
【実は、爪が肉に刺さりそうなほど固められた拳は、赤く強い光を放っている】
【本当に光っているのは人差し指だけ、しかも精確には、それに嵌めた『指輪』がなのだが】
【小さな文字を見通すに足る光芒は、少女の手をすっぽりと包んで見えた】
【――それが出来るような明い輝きだから、きっと遠くからもわかるだろう】
【まかり間違えば、草原に迷い込んだ人魂みたいに思われるかも知れないけど】
557 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/20(日) 21:11:12.18 ID:ZPcr7El+o
>>555
:追記
レスが遅れ気味でごめんなさい!
あとお風呂に入ってきますので次レスがさらに遅れるかも、です
558 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 21:14:51.03 ID:KVcTmVQ+o
>>511
仕方ないねぇ。しょうがないから手伝ってあげるよ
【かなり渋々といった言い方だが、表情はどことなく嬉しそうだ】
【しかし彼も土を効率的に動かす能力や道具は無い】
【なので】
こういう使い方は流石にあれだけど、まぁいいか
【右手を宙に翳す。すると、赤い光と共に、2mほどの真紅の槍が突如現れた】
【彼はそれを掴み、地面に突き立てると──】
ふんっ!
【──それをスコップのように使い始めた】
//大変遅くなりました、ただいま戻りました
//待っていただき、ありがとうございます
559 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 21:16:56.51 ID:aTKqUleFo
>>555
そんな気にしなさんな!
まぁこんな世の中だからな
魔法使いでも魔術使いでもねぇのか!
【青年は魔法や魔術の知識もあまり無く、それ以外の者としって驚いている】
修行ねぇ、嬢ちゃんは雷遁使いかい?
いや、さっきのを見てたらそう思ってしまったんでな。
【青年は少女に聞きつつ】
まぁ、何にしろ修行ってぇんなら手伝うぜ?
オイラも体がなまったらいけねぇからな。
手合わせでもいいし、力に磨きをかけるってのもいいだろうし。
ま、するしないとかは決めてくれて構わねぇぜ?
【青年は模擬戦、もしくは別の修行に付き合うかどうかと聞いているようだが】
【それを受け入れるか拒否するかどうか、また修行の内容は彼女が決めることであろう】
560 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 21:17:42.28 ID:aTKqUleFo
>>557
/わかりました!ごゆっくり!
561 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 21:17:52.54 ID:5DqF/5x8o
>>550
……ッ。
【去っていく森島に小さく、任せたと言い残して】
ああ、知らないね。知らないのは罪ってんなら――。
【余裕綽々な相手の様子を見て、其れでも戸惑うことはなく】
ちょっとぐらい教えてくれてもいいんじゃねぇの?
【拳が受け止められて、そのまま腕を引いて、だんっ、と屋根の縁を蹴り落ちていく】
【その動作で、中華刀の攻撃を避けて、そのまま落ちていく――】
【――訳ではない】
……こりゃ、能力使う必要あるかね。
【素早く糸で体を引き上げ、道を挟んで向こう側の屋根に立ち、相対する】
【糸とカラダのバランスを上手く操って宙を舞うそのさまは、まるでサーカスか何かの様だ】
――――来な。
【仕込杖を逆手に持ち替えて、次の瞬間谷山の体から“数式”が吹き出した】
【本来は、触れることの出来ないデータという物を視覚化できる形で発露させた物】
【そして、其れは一直線に谷山の体へ収束していく】
《――――Hello world Ver1.5!!》
【虚空から、無機質な音声が響き、谷山を覆う数式が、消えていった】
【そこに居たのは、一つの“異形”だ】
【髪は、蛍光グリーンに発光し、左目は白い光を纏う】
【そして、左腕。義手が変貌していった。人工皮膚が千切れていき、内部の金属装甲がその形状を変えていく】
【どこか、有機的な物を感じさせる、流線型なデザイン。しかし、爪は凄まじく鋭く、大きいものとなっている】
【全体には無数の線が走り、そこの上を数式が走りまわる】
【そして、右腕。刀を逆手に持つ腕は、刀と腕が同化している】
【小指側から、肘にかけて。一本の刃と成って、肘から鋭い刃が飛び出した】
【進化した谷山のアートマン、《融合型》、《Hello world》の発動系である】
【肉体だけでなく、付随する武器すらも、取り込み融合する】
【其れは、醜悪であり、凶悪な様であった】
ふぅ、まだ慣れねぇな。この感覚は。
【左手を、ぎしり、と蠢かしてそう云う】
【光を纏う左目を相手に向けて、腰を落とし、前傾姿勢となった】
【まるで、獣のような其の構えで、少年は相手の出方を待っている】
//只今です!
562 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/20(日) 21:18:06.28 ID:y1cKtEc6o
>>552
【二人はその言葉を聞いて驚く】
(まさかリーダーと似たような能力者がほかに…?)
(いや…除去したとなればそれ以上)
【そして次の言葉を聞いて驚く】
俺たちは君たちと同じ人種
【そう言うと和服の男は青年の前髪を上げる】
【すると額の中心当たりに黒い点のようなものが見えるだろう】
これは哲学者の卵だ
ちょっと前まで君も持っていたからわかるだろう
俺は手首にある
【和服の男は袖を捲る】
【見ると手首には哲学者の卵が埋め込まれてあるだろう】
【すると男は青年を肘で突く】
「こういう人間が集まって卵の魔翌力だけを引き出すって組織だよ
魔翌力だけってことは負の力は受けない」
「アンタは自分で説明しろよ…ゴゴゴ」
(除去できるのに停止で驚くっておかしいぞ?)
それより君はどうやって停止させたんだ?
563 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 21:20:55.23 ID:AfOSP4WAO
>>554
【久しぶりの家、その敷地を彼と共に踏むのがこんなにも幸福だとは知らなかった】
【泣き顔を見せたくなくて、その後すぐに洗面所に駆け込んだりしたけれど、】
【段々と一番最初の感情が戻ってきたりして、でも別にさっきの安堵が無くなった訳でもなくて】
【思いっきり甘えたい気持ちと、罵倒したい気持ちと、もういっそこっちが逃亡してやろうかという考えがごっちゃになり】
【よく分からないもやもやとした鬱憤を抱えながら、それでも傍にいたいという気持ちは共通していたので彼の元に急いだ】
【――潮風に混ざる腐敗臭は、どかとなく錆びていく何かを彷彿させる】
【彼女は、彼の説明にはだんまりを決め込んでグラスを煽っていたのだが】
【どうにもワインは口に合わなかったらしく、執事さんにお願いして甘めのカクテルを用意してもらっていた】
【甘めなので飲みやすいのだが、アルコール度が低い訳ではない】
【そこら辺を彼女はよく理解してなかったのだろう。ペースはかなり早めだった】
【自分の感情に対する自棄酒だったのかもしれない】
【何はともあれ、彼の説明は終了した】
……ふぅん
【オレンジ色のカクテルを飲み干すと、小さく頷いてから何も言うことはなく】
【何故か椅子から降りると、そのまま彼に寄っていき、もし膝の上に手でもあれば遠慮なく落とす】
【まず彼女が先にしたのは、彼を自分の椅子にすることだった。】
【それからチーズに手を伸ばしてもひもひ食べつつ、まだまだ沈黙が続く】
【……不機嫌という訳ではないが、なんだろう。おかしな空気が漂っている】
/ただいま戻りましたー
564 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 21:21:39.98 ID:h/2TvrRWo
>>558
…………ありがとう。
【ボソッと小声で、お礼の言葉を言う】
【小声なのは、こういう言葉はいい慣れていないから】
……。
【しかし、こうなってしまえば少女に手伝えることは何もなく】
【青年の活躍をただ見ているだけだ】
/お帰りなさいませ
565 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 21:25:49.80 ID:rbsPxQOvo
あー……これは参った。迷ったかなぁ
……いやいや、迎えも目的地もないのに迷子というのは間違いかもしれないな
俺は意図的に迷った、場所を知らないのは当然だ
【焦げ色のローブを着て深くフードを着た青年が人通りの少なくなった道を歩いている】
【その右手には護身用にだろうか、抜き身の刀が握られていて】
566 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 21:27:35.46 ID:KVcTmVQ+o
>>564
【どさっ、どさっ、と重い音を立てながら、少しずつ死体に土が被せられていく】
【道具のおかげで多少は早くなったもののそれでも大変そうで、額には汗が滲んでいた】
【本来はそういう使い方をするものではないため、それなりに時間はかかった】
ま、こんなところか……
【死体が完全に隠れたあたりで手を止め、息をきらせながらそう声をかけた】
【何かが埋めてある、程度にはなっている】
後は墓標だね
木でも石でもいいけど、十字架にして突き刺しておくんだ
それで、ここが墓だって分かる】
【と、少女に向けて話す】
【槍が道具ならば、必要な形に切り揃えるのが青年の限度か】
567 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/20(日) 21:30:52.44 ID:pm2Lo647o
>>556
/まだ居られますか?
568 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/20(日) 21:34:07.98 ID:5i0etzVqo
【路地裏】
……どなたはんにも会わない、というのも……また違った発見もあるが
流石にちぃと、淋しく思えはるなぁ……
【ため息混じりに零れた言葉は、そっと路地裏の外へと香り出て
その芳香に惹かれてみれば、月下に佇む、人影が一つ】
【純白のふわりとした前髪が凛とした顔たちを強調し、後ろ髪を一本にまとめて尻尾のように垂らし
羽飾りのように、髪の一部を鈴のついたリボンで絞っており、瞳は兎が如く紅い
藍色のレース生地のキャミソールに、同素材のニーソックスと、ロンググローブ
白い振袖を肩を出すように衣のように両腕に羽織っている並乳の小柄な少女】
――――……まあ、主らを会った≠ニ思いたくはあらへんけど
……どうやら少々、ナーバスになっているようやねぇ
【足元を見てみれば、気絶している男が数人、彼女の足元に在って
えいえい、と踏みながら、ふむ、と腕を組んで、静かに見下ろした】
569 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 21:34:21.54 ID:78vLhjSko
>>563
【彼は話の時折、やけに飲んだくれるペースの早い彼女を横目で見遣ったりしていたが、】
【取り上げたら取り上げたでまたそれはそれで厄介そうだし、まあまだ大丈夫かと思い何も言わなかった】
【それから、立ち上がり寄ってくる彼女を、ただ呆けたように眺め】
【気付けば、ちゃっかりと、自身の上に彼女が座ってきて、沈黙】
【持て余す両手を、彼女の後ろから回し、腹を抱くような形にしてみる】
【──ざあん、と、波音が静寂に響く】
【彼女は何も言わないし、彼も何も言わない】
(……ンだよ。何なンだよ、この空気)
【彼はどこか救いを求めるように、徐に異形の執事を一瞥したが、】
【執事はその六つの目全てに粘性の笑みを浮かべると、姿を消してしまった】
【また、如何ともしがたい沈黙が満ちる】
【殺し合いの時に満ちる緊縛したそれでもなく、何だか理解不能】
【内心で?マークをぽつぽつと浮かべながら、やがて耐え切れなくなって口を開く】
……酔ってンのか
戻すときは言えよ。黙って吐くなよ
【と、平々凡々な軽口を叩いて探りを入れてみる】
【彼女の華奢を抱きながらも、時折顔色を伺ったりしつつ……】
【ちなみに今の彼は、白のスラックスに、墨色のワイシャツ一枚と言う装い】
570 :
569
[saga]:2011/03/20(日) 21:34:43.66 ID:78vLhjSko
//あ、おかえりなさいませお嬢様
571 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 21:35:46.86 ID:h/2TvrRWo
>>566
……十字架じゃないと、いけないの?
水晶じゃ……ダメ?
【首を傾げて、問いかける】
【水晶を創りだすくらいしか少女には出来ないのだ】
572 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 21:37:44.67 ID:KVcTmVQ+o
>>571
水晶でもいいんじゃないかな
目印になればいいわけだから
【実際どうかは分からないが、少なくとも彼は首肯した】
【そして少女に場所を渡すべく、墓から二歩ほど遠ざかる】
573 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/20(日) 21:41:32.19 ID:g7aCrwzK0
>>562
【彼等が見せた、其の黒点に。初めて、眉を顰めて。それは、漸く見せた、表情の変化】
【そして、魔力だけを、引き出すという、其の考えに。再び、無表情に戻ると、小さく頷いた】
……。……成程、……
【負の力に、囚われず。あの、憎悪の兵器の活動を、停止させる。良い方法だと、感じた】
【そうなれば。彼等は、彼等に、其の意思が無くても。機関にとっての、危険分子≠ノなる】
【少女の感情は、申し訳無く、思っても。其れでも、聞かねばならない、ことが出来た】
……あの、卵を。停止させる方法を、見付けたのは、……凄い
……、……そして。……ひとつ、……聞きたい事が。ある
……貴方達は、機関と。闘う°C持ちが、ある?
もし、そうだったら。……貴方達の、事を……機関の、人達に。伝えても、大丈夫?
【機関員の、事務的な、表情で。言葉で。そんな、冷たいことを、問い掛けるだろう】
【其れでも、彼等には、恩義がある。黙って、彼等のことを、機関のデータベースに書き込むのは、少女が、自分で許せなかったらしく】
【だから、問い掛けた。それは、断れても、当たり前の、質問で。どこか、シュールな光景だった】
【そして、青年の、問い掛けに】
―――……一度。死んだ≠だ
……其れから……。たぶん、……蘇生されて。……歩く、屍になった……
死んだ時。体を、弄られたらしくて。左腕が、……こうなって……、卵も、無くなっていた
僕を、蘇生した、ひ御主人様≠ニ、は。……ぼんやりとしか。覚えていない
【「もしかしたら。いつか、思い出すかも、しれないけど」。そう、言葉を、続けるだろう】
【つまり。少女の死後、少女を蘇生させた人物が。少女を改造し、屍と化した体から、卵を抜いたという事だろう】
【意思が、介入する様に、その存在を、主人と呼び。それを、一瞬、疑問に思う様に、小さく、首を傾げた】
【恐らく。そこは、あまり、彼等には、意味のないところかも、しれない】
574 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 21:44:15.97 ID:h/2TvrRWo
>>572
……分かった。
───《 射出 》
【死体が埋まってる地点目がけて、紫色の水晶を撃ち出し】
【深々と、その水晶が地面に刺さった】
【これで一応は、名も知らぬ男性の墓が完成した───】
575 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
[sage saga]:2011/03/20(日) 21:45:38.25 ID:zg2yFLHN0
/金髪オールバックでシースナイフ持ってる方まだいますかー?
576 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 21:46:23.44 ID:KVcTmVQ+o
>>574
さ、これで埋葬が終わったね
じゃあ僕は街に戻るよ
【そう言って墓と少女に背を向け、切り立った丘へ歩いていく】
【飛び降りて帰るのだろうか】
577 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 21:46:47.44 ID:AfOSP4WAO
>>569
……怪我は、ないの。傷とか
【まず、少女が尋ねたのは其処だった】
【殺されかけた――その説明に対しての、問い掛け。傷痕などは残ってるのかと】
【彼の言葉はスルー対象だったが、呂律ははっきりしてるので大丈夫なはずだ】
【それから抱きしめられて息を吐くと、こてんと彼の肩に頭を預けながら】
あーぁ、僕も見たかったなぁ。ちっちゃいゲーちゃん
【なんて、まぁ予想出来てたかもしれないような言葉を投げかけた】
【白い指先でチーズを摘み、食べながらそれらのことを言うと、少女は】
【猫のように気紛れに彼に身体を擦り寄せつつ、更にお酒を一口飲んで】
……僕さぁ、これでもさぁ、キミを探すのに色々と頑張ったんだぁ
――――ごほーび、ちょーだい
【とんでもない無茶ぶりをしはじめた】
【因みに彼女の頑張った事と言えば、殺し屋に彼の殺害を依頼したり、罪もない(?)女性を真っ二つにしたり】
【以前殺しあった正義の女の子に慰められて、携帯のアドレス交換してちょっとファッショントークに花咲かしたりである】
578 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/20(日) 21:46:49.16 ID:ANqSG/j+o
>>568
……淋しさを紛らわすのなら
誰かを叩き伏せるのも、悪くは無い選択肢
体を動かしている間は、余計な事を考えずに済む
……だけど、それじゃあどうにも……物足りない、みたいかな?
………じゃあ、どうやって心を慰めようか?
選択肢はこんな所でだって、探せば見つかるものさ
【くす、くす、くすり、と笑い声】
【声の主は、音に引かれたのか、それとも人の気配に引かれたのか】
【月影の下を、するするとすり抜けるように、彼女の方へと】
こんばんは……結構此処は、楽しそうに見えるけれど
それでも、やっぱり君は淋しいの?
【厚手のホットパンツの下に黒いボトム、赤い革のサイハイブーツ】
【左前のブラウスに白い毛皮のコートを重ねて、ターンクロスの首飾り】
【足跡刻まれぬ新雪の如き、長い白髪の少年が】
【少女の前方から。まるで知り合いにでも出会ったかの様な気安さで、近づいて来る】
579 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
:2011/03/20(日) 21:49:16.69 ID:ORLA/SbDo
>>561
「……ふむ、捉え損ね≠ワしたかな。
成る程成る程、粗削り乍も『将来』が楽しみで御座います様で――。」
【顎に手を当てて頷きつつ、中華刀を元の位置に戻す男】
【「成る程、少しは楽しめそうだ」――テンプレ的な思考回路の自分に可笑しさを感じ、微かな笑み】
「お待たせしましたね…さぁて、第2回戦と行きましょうか…=v
「――詰まり、変身≠ニ言う事で御座いますか。
持続時間は……如何なので御座いましょうな。私は詳しく御座いません次第で。」
【サングラスの下の双眸≠彼へと向けると、『格言』か如何かは微妙な一言】
【“中華刀”を二振り共両手に握ると、右を突き出し、左を後方斜め上――独特の構え】
「……さて、教えて欲しい物が有れば、『奪い取る』のが“虎”の掟で御座いまして。」
【――笑みが大きさを増すと同時、りぃん――、と風鈴が鳴った】
/お待たせしました、只今戻りました
580 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 21:50:28.82 ID:h/2TvrRWo
>>576
…………待って。
私はニナ……貴方の名前は?
【簡潔に自己紹介を済ませ、相手の名前を問うた】
581 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/20(日) 21:50:47.29 ID:ZPcr7El+o
>>559
そうですね…
あ、でもそれ以上の特殊な者って意味では無いですよ?
確かに一般人ではありませんけど…毛が生えた程度です!
【補足的に、誤解が内容に付け加える】
【この世界は一般人でも多くが強弱あるにしろ魔術の類を扱える】
【毛が生えたというのは、つまりそれらよりかはやや長けている、ということか】
ら…らいとん…?
ごめんなさい…無知なもので
何でしょうか、それは?
【逆に彼女にはそっち側の知識はなく、首を傾げるのみである】
ほんとですかっ!?
是非是非、お願いします!
その提案をしていただけるってことは、それなりの実力者だとお見受けして…
未熟者ですがお手合わせ…願いますか?
/超お待たせして申し訳ないですー
582 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 21:52:42.50 ID:KVcTmVQ+o
>>580
ヒュウガ・アルフォンス
【振り向かずに名前を答え、ぎりぎりのところに足をかける】
【そのまま飛び降りるかと思いきや、】
ところでいいのかい? ここまで君を連れてきたのは僕だけど、僕が先に帰ったら君はどうするんだい?
【そう尋ねてきた】
583 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 21:57:11.58 ID:h/2TvrRWo
>>582
……これ以上貴方に、迷惑を掛けるつもりはない。
歩いていれば、そのうち帰れる……筈。
【微妙に頼りないような、楽観的な答えを返した】
【少なくとも、現在地が何処だかは把握していない】
584 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/20(日) 21:58:06.39 ID:y1cKtEc6o
>>573
機関ならぶっ潰したいと思ってる
この力で無関係の人を何人も殺してしまったから
でもそのおかげでリーダーに会えた
それには感謝してる
出来れば戦いには関わりたくないから自分たちから向かうことはないと思う
街中でばったり出会ったら攻撃するかな
【フッと小さく笑いそう言う】
死んだのか…
その卵はどうしたんだ?
【悲しそうな声でそう問う】
585 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 21:58:18.72 ID:aTKqUleFo
>>581
そうかい!ああ、雷遁って言葉自体は気にしなくていいぜっ!
【青年は笑いながら答え】
おう!いいぜっ!
手合わせだろうが何だろうがいつでも来いだぜっ!
【青年の修行の準備はもうできているようで】
さぁ、かかってきていいぜっ!
【まるでいつでもかかって来いといわんばかりな表情である】
/おかえりです!
586 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 22:00:24.87 ID:5DqF/5x8o
>>579
逃げるのと避けるのは俺の得意分野でね。
【そう、すげない様子で言って】
【相手が笑みを浮かべるのに対して、此方はなんとも無愛想な仏頂面】
どんなものかは、その身で知りな。
【そう言って、左手を握りしめて足元に拳を当てる】
【数式が左拳に纏わりついていて、徐々に数式が組み変わっていく】
【右手も、指を開いて、地面にぴたり、と付けて】
【正に、獣の構え。異形である故に、人間の動きでは、その真価は発揮できないと理解している】
【それ故の――異形の構えだ】
……だったら。
其のにやけ面をぶちのめして、奪いとってやろうか。
【ぎしり、と谷山の周囲の空気が軋む】
【其れは、殺気や、闘士等による圧力で。荒削り故に、荒々しく強い物だ】
【そして、次の瞬間】
―――― ッ ド ゴ ォ ン ッ ッ ッ !!
【数式が突如、爆発へと変化。其の勢いで急加速し、相手に飛び掛っていく】
【獣のごとく、前傾姿勢で跳びかかる其の動きは、中々捉えにくい物であって】
【超速度で接近し、すれ違いざまに首筋に右の同化した刃で斬撃を入れようとするだろう】
587 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 22:02:03.14 ID:78vLhjSko
>>577
【「……見ての通りだ」】
【おお、ようやくこの重い煉獄から開放されたと内心で安堵】
【彼女を抱く冷たい腕に少しだけ力を込めながら、返答する】
【──高らかに嗤いながらこの腹ブチ抜いてくれた顔が、何を今更怪我などと】
【こいつは本当にコーロコルなのか? 実は双子のコーロコラナイだったりしないのか?】
【心中でもやもやと浮かび上がる?マークを打ち消しながら、相槌を打ちつつ】
【「もう、あんな無様な身体は二度とごめんだ」と軽く吐き捨てながら、】
【擦り寄ってくる彼女に、困惑しつつも内心満更でも無い様子で】
【こちらも一口、葡萄酒を口にしようとした、その時】
──……はイ?
【おっと変な声を召喚】
【ごほーび。彼女の言葉を反芻する。おそらく、ご褒美と言いたいのだろう、と】
【等価交換は、分かる。多くの魔術や異能にも適応される概念】
【剣を打つには鋼が必要なように。強大な異能にはそれだけの魔力が必要なように。がんばりにはごほーび】
【何だろう、ごほーび。何をやればいいのだろう、さっぱり分からない】
【殺し合いならいくらでも応じてやるが、何だか今は違うような気がする】
【彼は、眉を潜めたまま、数度瞬きして硬直し。それから】
……褒賞、か。いくら欲しいンだよ
【──ごとり】
【何処からとも無く喚び出した純金のインゴットを、テーブルの上に置いた。あちゃあ】
【これでいいんだろと言わんばかりに、彼女を見据える彼】
【彼にとって、女心なんて、どんな魔術よりも複雑怪奇】
588 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 22:02:04.18 ID:KVcTmVQ+o
>>583
そうかい
【はぁ、とため息をつきながら簡単に返事をする】
【だがやっぱり飛び降りず、徐にニナに歩み寄り、行きと同じく小脇に抱えようとする】
【もし抱えられた場合、行きと同じ道で帰ろうとするだろう】
589 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/20(日) 22:06:39.72 ID:5i0etzVqo
>>578
【声に惹かれて、視線を向けると、漂ってくる新雪が一つ
舌先で蕩けるような、そんな甘さを含んだような、笑い声を零しながら、歩いてきていた
紡ぐ言葉へと耳を傾けると、なるほど、興味が湧いた】
【そして、心を後押しするのは、言葉にも出した淋しさ≠ゥら、か
組んでいた腕を下ろし、静かに貴方を眺めると、一片の言葉を紡ぐ】
……初対面の者に、淋しい、と甘える趣味は無いんにゃけど
どうにも……お主はどこぞ、不思議やね
【その気安さに、ふっと、表情を緩め、視線を転がしながら
月下に照らされる貴方の顔の陰影を、しっかりと、眺めた】
確かに、淋しいな、こんなことを為しても、気が晴れるわけでもなく
ただただ、この裸身に、疲れがもたれかかってくるだけだ
【紡がれるのは答え、淋しいか、との問いに対する、明確な、答えであろう
ゆったりとしたイントネーションは、微かにねっとり、と甘い残響を、響かせて】
では、主は――――……淋しくないのかのぅ?
【たん、と一歩踏み出して、貴方との距離を近づける、と風に揺れて、振袖の袂が揺れる
キャミソールの裾は短く、太股を僅かにしか隠しさず、ただ風に弄ばれる
――――どうにも、薄着過ぎるとでも、感じるだろうか】
590 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 22:09:43.62 ID:h/2TvrRWo
>>588
…………え?
いや、必要は───
【少女の言葉は受け入れられず、青年に攫われていく】
……だから、貴方に利益が無い…………。
【そんな事をブツブツ呟きながらも、抵抗はしないだろう】
591 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 22:11:48.27 ID:AfOSP4WAO
>>587
……怨恨?
【次は、理由だろう。何か思い当たる節はないのかと尋ねてくる】
【彼を恨んでる人など多いだろうし、その全てを覚えてはいないだろうが、】
【とりあえず、なんか分からないのかというように、答えを求めていて】
【このお嬢様、どうやら彼が自分以外の奴に追い込まれたのが気に入らないらしい】
【今まで負けた奴の名前を言えば、懇切丁寧に滅ぼそうとするだろう。――それはともかく】
【「写真とかないかなぁ」、なんて脚を揺り動かしながら呟いて、また一口】
【幼げな仕種がよく似合う少女だが、そういえば実年齢は明かされていない】
【それどころか人間かどうかというのも、まだ怪しいところが多かったりして】
……ばっかじゃないのぉ?
【インゴットを置く彼に一言の罵倒】
【それから、「頑張らないとそれはくれないの?」と尋ねかけてみるだろう】
【別に物欲がある訳ではないのだが、何か買いたいものがあった時、彼におねだりして――それは聞き入れてくれないの?と】
592 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/20(日) 22:15:54.05 ID:ZPcr7El+o
>>585
そうなのですか…?
ううむ…、わかりました…
【知らない言葉気になって引っ掛かりはするものの】
【当の本人から気にするなと言われれば従うしかなかった】
はい!
………えーっと……
【いつでも来い!と言われると逆にタイミングを失い困惑してしまうが
再度深呼吸して、息の調子を整えて、ファイティングポーズを取る】
…よしっ!
それでは、いきますね!
【拳を後ろに引きながら、一歩踏み込む】
【刹那───青年の懐にもぐりこむと同時に拳を振りかぶる】
【非常に単純な攻撃、加えて見かけどおりの重さの少女の一撃】
【しかし、黙視したように速さがかなりある】
【見切れなければ、重い一撃にもなりえるだろう】
593 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
:2011/03/20(日) 22:17:24.65 ID:ORLA/SbDo
>>586
「(……)」
「(…………)」
「(……………………ふむ。)」
「――、― ……残念乍、 ≪ 盲虎 ≫の王 鼬瓏、『百獣総べし名』を戴く者で。」
【――“モウコ”……ともすれば、『別の意味』と取れそうな言葉】
【然し、語句の上では確実に『盲虎』と名乗って……――中華刀を、握り直し】
「 ……生半可な獣≠ナは、御する事値ませぬ。 」
【――其れからの行動は、明らかに人間の認識能力≠越えた物】
【迫り来る刃に対しては、正確に『左の中華刀』を“受け流す”様に当て】
【其れで以って、「相手の力を利用」して地を滑る様に――若干右へと移動=z
【同時に、『右の中華刀』で狙うは彼の胴=c…“切り裂く”事のみを主眼とした攻撃】
【相当の「達人」で有る事を感じさせる太刀筋は、正確に彼を狙う――】
「…………無駄なことからは積極的に逃げろ。=v
「何度やっても無駄=c…『見えている』ので御座いますよ。」
【交錯の後、“余裕綽々”の声を発する男】
【――だが、彼は感じた筈だ。 確かに捉えた♀エ触を。】
594 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/20(日) 22:17:35.76 ID:ANqSG/j+o
>>589
誰でも最初は初対面。だけどこの世界は、ちょっとだけ流れが早い
ましてや路地裏、昨日の友は明日の変死体
それなら、こうやっていきなり深く沈みこむように言葉を交わすのも……
……いけないいけない、最初からこの調子じゃあ駄目だね
【照らされた顔に見えるのは、うっすらとした化粧の証】
【性別の境界線を女性側に傾いて歩くような、この少年の顔は】
【きっと作る事になれているのだろう。大袈裟で無い笑みを浮かべている】
………それは、ぶつかっているだけ
触れていないから、交わっていないから、淋しさは晴れる事が無い
踏みつけられて、彼等は……そう、何も君に、返してくれないのだから
【とん、と。少女が近づくのに合わせて、少年は一歩、前へと踏み出す】
【少年のコートは、風も通さない上質のものなのだろう】
【だが、寒がる気配を見せないのは、きっと理由はそれだけでは無い】
……そうだね、どうだろう?
誰かの肌に触れていられる時は……そんな事、考えもしないや
寒くないの?春とは言っても、まだ偶に雪は降る
淋しくて凍えるのは心だけで済むけど、薄着だと体が凍りつくよ
……氷像になってしまえば、もう寒さは感じないと思うけれど
【165cm、同年代の少年に比べれば高いとは言えない身長】
【軽くだが膝を曲げて、小柄な少女と視線の高さを揃えようとする】
【名前も互いに名乗らぬ内に、他人同士の距離を踏み越えて来る】
【少年は、どうにも無遠慮な性格であった】
595 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 22:18:47.20 ID:KVcTmVQ+o
>>590
【タンッ、タンッ、と軽快な音を立てながら連続跳躍で森の中、或いは森の上を進んでいく】
【空を飛ぶ事の出来ないニナにとっては、珍しい光景になるだろうか?】
【行きと違ってかなり重量が減っているおかげか、遥かに速く、且つ安定していて、バランスを全く崩していない】
【ある程度進んだあたりで、ヒュウガがぽつりと呟いた】
確かに利益は無いように思える。僕自身も不思議だよ
けれどね、人は利益無しでは行動しない。君だってそう思ってるんだろう?
だったら逆に言えば、人が行動するってことは、そこには必ず、何かしらの利益があるってことだ
僕や君に利益が何なのか、当てられなくても、ね
【きっとこの少女も自分と同じことを思っている。利益無くして人は行動しないという価値観を持っている】
【ならばこそ、今の状況を説明するのは容易い。自分が感じていることをそのまま伝えればいいのだ】
【そう、ヒュウガ自身も、自分が何故こんなことをしているのかが分かっていなかった】
【帰り道のついでだから──確かにそれもそうだ。だがそれは”手間ではない”という理由にはなれど、何かしらの利益を生むことはない】
【”マイナスでない”ということと、”プラスである”ということは同じではないからだ】
【理由が分からないのは不気味だった。それが自分の行動であれば尚更だ】
【しかし殆ど勝手に身体が動いてしまっているのだから仕方が無い】
少なくとも、君にとって、今日の出来事は決してマイナスじゃないはずだ
こうやって街へ送ってもらうのも、プラスになれどマイナスになることはないはずだ
それで納得しなよ
【まるで諭すようにそう言って、彼は更に街へ向かって行く】
596 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/20(日) 22:19:13.09 ID:g7aCrwzK0
>>584
……、……憎悪は……、消えない、もの、だからね……
【卵の性で、命を奪った。ならば、自分達への、機関への、憎しみは、恐らく、相当のもので】
【矢張り、兵器など、憎悪しか生まない。機関は、其れを意図して、生み出しているけれど】
……ん。……分かった、……
じゃあ……僕からは。何も、皆には、伝えない
でも……、機関員と、戦闘するなら。貴方達のことは、知られてしまうかも、しれない
それは、気をつけて
(……やっぱり。……僕は。……甘い、……のかな……)
【全機関員に情報が行く、ソーシャル的存在があると、仄めかす発言を交えながら】
【冷たい、心無い言葉。だが、本当に。感謝している。こんな自分に、声を掛けてくれた、彼等に】
【そして、彼等が、生み出した方法で。善悪関係無く、卵に悩まされている人間を、救う事が、出来るかもしれないから】
【だから。あまり、彼等の邪魔をする、誰かが、造られない事を、祈った】
……、分からない。……廃棄された、……可能性が、……あるし……
あと……僕が、卵、無いことは。……まもるに、伝わってると、思う
たにやまに、伝えてって、……頼んだ、……から
【ぽつり、ぽつり。断片的に、途切れる様に、語って。自分の情報を、全て、伝えた】
【『たにやま』―――谷山という、少年のことを、伝えて。そうして、黙って。彼等に、濁り切った、その不気味な視線を、向けるだろう】
597 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 22:24:25.19 ID:aTKqUleFo
>>592
おうっ!かかってきな!
オイラもこの眼を使いこなしてぇからな!
【青年も構えを取り少女の攻撃を待つ体制に入ると】
【すうっっと青年の白銀の眼に卍のような刻印が浮かび上がり】
(見切った!)
おっと、なかなかいい攻撃だがあたらねぇぜ!
【青年はその特殊な眼で少女の攻撃を見切り、軽やかな動きで少女の右側へかわす】
【そしてすぐさま少女のわき腹に鋭い掌底を打ち込もうとする】
【直接的な破壊力は乏しいが当たれば体の内部に衝撃が伝わるだろう】
598 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 22:24:30.52 ID:h/2TvrRWo
>>595
……分からないけど、分かった。
【しっかりとした理屈があるとは言い難いし】
【理論的に考えれば、納得できない】
【しかし、なにか感じるものはあった。少女の答えはそういう事だろう】
(……感情、か。)
【「いつか、自分にも理解できる時が来るのだろうか」】
【そんな感じのことを考えるも】
【表面上には出さず、相変わらずの無表情を貫く】
…………町の入口までで、大丈夫。
道は……大体、分かってるから。
【最初にいた路地裏まで行く必要はないと、そう伝える】
599 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 22:26:31.37 ID:78vLhjSko
>>591
……似たような、ものだった
別に、俺達にはそんなに珍しくないことだろ
【そう言って、片腕で彼女を抱いたまま、】
【もう片方の腕を伸ばしてグラスを取り、一口】
【──怨恨。その最も単純なそれに、彼は全てを誤魔化した】
【まさか、自分の従える悪魔の一匹にしてやられたとは、言えなかった】
【彼は、それ以上あまりその話を掘り下げたがらないだろう】
【──そして、今、喚起魔術『名も亡き王の小さな鍵』が使えなくなっているということも、彼は言わない】
【それとなく、彼は次の話題へと移っていくいこうとするだろう】
【だが、彼女にはそれがかえって不自然に感じられたなら──問い質すことも、十分にありうるのだろうが】
【「残念ながら、ない」相槌を打ち、それから、怪しまれる前にこちらから口を開いてしまえ、と】
……──ンだよ、違うのかよ
でも欲しいは欲しいンだろ?
じゃあ、そうだな……──そういえば、まだお前の歳、聞いてなかっただろ
それを俺に教え遣したら、こんなものいくらでもくれてやる
【そう言って、少しだけ悪代官の笑み。金が絡むと何故こうも人は悪くなるのか】
【紅き海の水平線を眺めながら、ただ彼女の体温を感じていて】
600 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 22:26:37.68 ID:5DqF/5x8o
>>593
獣じゃねぇ、ッぅー!!
【ぎゃりぃっ、と数式を炎に変換し体を捻ることで、鋼の左腕で刃を受けて】
【そして、中華刀を蹴り、宙高く跳ぶ】
っち、何だってんだ。
【此方の攻撃悉くが、“読まれている”】
【そう思う。速度に問題は無い、威力にも慢心は無かった】
【その上で防がれた、其れが問題】
【まだ本気を出しているわけではないが、コレは問題だ。得体が知れない】
【此方は、常人より少し優れた身体能力を能力で超人まで強化しただけの、普通の人間】
【戦闘経験は豊富であるものの、武術を収めているわけではなく。戦いの経験の豊富な素人である】
……《Pain ――――――
【空中で姿勢を整えながら、左腕を振りかぶり】
――――――Claw!!》
【五指から、数式を纏う真空刃を放つ】
【五発の斬撃は、拡散するように放たれて、回避は難しい】
【そして、威力自体は、骨まで断つ程は高くは無いが、その分速度が早い】
【プラス、込められる数式は、痛覚データで。少しでも掠ることがあれば、そこから全身に激痛が趨る物】
【そして、それと同時に、体の重心を後ろに引っ張り、十メートル程距離を取り着地した】
601 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/20(日) 22:29:41.01 ID:y1cKtEc6o
>>596
ありがたいねそう言うとこ
谷山君の友達の護ちゃんの友達だから良い子って言うリーダーの理論が当たったな
【和服の男は頭の裏をボリボリかく】
【そして隣の青年が口を開く】
「そうかもし見つかったら俺たちのところに渡してくれ
卵が存在するってだけで世界にあまり良い影響をもたらさないからな」
「ちなみに俺の名前は修陸
隣の人は地紋 大吾、覚えといてくれ」
【そう言うと二人は背を向けて去ろうとする】
【目的を達したからだ】
【このまま止めないのならどこかへいくのだろう】
602 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/20(日) 22:30:19.11 ID:5i0etzVqo
>>594
【――――……耽美的な、貴方の言葉の心地よさに耳を澄ませて
女性的なその表情を眺め、釣られて、表情が、微かに微笑みに揺らぐ】
ふむ、確かにその言葉には一理あるな
……いや、気にするな、お主の言葉は正しく、そして、妙に心地えぇね
耳を傾けてるあいだは、如何なる言葉でも、ごっくんしてみせるぞ?
【そんな言葉を紡ぐと、貴方の続く言葉を、黙って辿る
互いの距離はもう近く、手を伸ばせば、触れることのできる距離で
彼女から零れるソプラノボイスは、そっと貴方の頬を撫でて、耳へと流れ込もうとする】
【――――彼女の身長は150cmギリギリ、といったところか、一回り小さい彼女へと
交錯する視線から、如何なる思いが汲み取れようか――――……
貴方へと向ける、紅い瞳からは、湧き上がる好奇心が、押さえられそうになくて】
寒くない、そう応えると嘘になるね
……とは言ったものの、この時期になるとまだマシだな
時折の接触で、温もりは保たれるから、ね
【貴方へと伸ばす右手から、たらんと零れる振袖の袂
袂の中身は覗けない――――しかしながら、月光が、微かに反射の色を魅せた
何か、刃物でも入っているのだろうか、尤も、今は向けようとはしていないだろうが】
【貴方が無遠慮な性格だから、であろうか、彼女もまた、容易に他人の境目を越境しようと為す
貴方に触れようとなす、その手はその権化でもあって、そっと、頬に触れようとするだろう】
どうか、凍えたこの身を、淋しきこの身を
――――……あんさんの温もりで、暖めておくれやす
【そっと、零れ落ちた言葉が、頬を伝うと、そっと、表情に笑みを浮かべて
言葉の真偽は分からないものの、冗談半分、本気半分、と言った感じ、か
彼女に集中してみれば、気温が下がったのもあり、時折、寒そうに、凍える様子が見てとれるだろう】
603 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 22:32:54.18 ID:KVcTmVQ+o
>>598
分かった
【短く返事をし、もう一度、大きく跳躍をした】
(僕は、何故こんなことをしているのだろうね)
【街に着くまでの間、彼は黙り込んでいた】
【その内心では、何故自分がこんなことをしているのか、それに疑問を抱いていた】
【先ほどニナに説明した言葉。それらに嘘は無い。客観的且つ理論的に見ても、そこまで破綻していない】
【だが他の誰でも無い、自分自身は違和感を覚えていた。”本当にそうなのか?”という疑惑が拭えなかった】
【誰よりも、自分自身が納得と理解をしていなかった】
【ダンッ! と強く枝を踏みしめる】
【まるでその疑惑に対し、そして正体不明のこの状況に対する怒りをぶつけるかのように】
【少しした後、ヒュウガは街の出入り口に到着し、ニナを降ろすだろう】
604 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 22:39:05.40 ID:AfOSP4WAO
>>599
……ふぅん。
まぁ、もし『次』があったなら洗いざらい吐かせるからねぇ
【何か、思うところはあった】
【しかしそれが彼のプライドを踏みにじっていいのかと聞かれたら、そこまでする必要はないように思われて】
【一応の釘は差し込んでおき、警戒心を高めるようにしながら、彼女もまたこの話題は打ち切って“あげた”】
【「つまんないの」。駄々を捏ねるように呟きながら、チーズを咀嚼していたが】
【乙女心の分からない馬鹿(別名;旦那)の言葉に眉を寄せたりして】
【女の子に年齢聞くなんて、この馬鹿は。とか思いながらも】
【――そろそろ話したいかな、とか思って。溜息と共に解答を寄越した】
……年齢が、二つあるんだぁ
18歳と、36歳。――僕ね、生まれてすぐに死んでるんだぁ
【そう、あっさりと答える少女】
【腰に絡まる彼の腕に頬を擦り寄せたりしながら、他人にこの話をするのは初めてだった】
【――もしかしたら、もう。他人なんかじゃないのかもしれない、けれども】
605 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 22:39:36.86 ID:h/2TvrRWo
>>603
…………。
【無言で地面へと降り立った】
……今日は助かった、ヒュウガ。
だから、何かあったら…………呼んで。
【呼んでといっても連絡手段がないのだが】
【その事には、少女は気づいていない】
【重要なのは、「損得抜きの自分の気持ち」を少女が伝えられた事だろうか】
【ともかく、少女は街中へと歩き去っていこうとする】
606 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/20(日) 22:40:05.15 ID:ZPcr7El+o
>>597
疾っ───がっ?!
【掌底は見事に入り、彼女は小さな呻き声を上げる】
【そして雷魔法による加速の動きは、非常に直線的】
【一度進めば方向転換が効きにくい故、
一点でも横方向の衝撃が加われば軌道が大きくズレる】
くっ…流石ですね…!
これなら…どうですかっ!?
【軌道がズレると壁にぶつかる直前でわざと転んで、動きを止めて】
【壁を大きく蹴り、雷で加速しながら再び青年に近づく】
【そしてまたも構えるはグーパンチ】
【一度通用しなかった手を再度使うのは愚直の極みではあるが】
【いつでも瞬時に加速できることを利用して、故意にタイミングをズラす】
【回避した直後に放とうとするだろう】
607 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/20(日) 22:45:54.62 ID:ANqSG/j+o
>>602
無理に飲み込むと喉に引っ掛かる……とこれは脱線?
いいや、そうでもないか。どんな言葉でも飲もうとすれば、何処かでは
どうしても口に合わない言葉が、引っ掛かる時もあるものさ
……なら、飲み込む言葉は選んだ方が良いのかも知れないね
同じ言葉でも、誰のものなのかで、喉の通りは随分変わるけれど……
味覚が変わる訳でもないのに、さ
【頬に触れた手に、少年は、自らの手を重ねようとする】
【生活の雰囲気すら感じさせない様にと、不自然に清潔に保たれている指先】
【熱病に罹っているのかと錯覚する程に高い体温】
【口元が笑みを解こうと動けば、皮膚から少女の手に振動が伝わる】
【少年は、また半歩ばかり、二人の間の距離を詰める】
【声だけでは物足りない。言葉を成り立たせる、呼吸から感じ取れれば】
【その意図を、少しは覗けるのかも知れないと】
【意図?何故その様なものを、気に掛けるというのか】
……いけない子だ。そうやって、そこの人達も誘ったの?
そんな風に誘われたら、ふらふらと引き寄せられても仕方が無いじゃないか
だけど……残念な事に。僕も、誘う方の生き物なのさ
自分から手を伸ばして抱くよりは、抱かれる方が好きな……ね?
……初対面の人間を、あんまりからかっちゃあいけないよ?
【冗談半分の言葉と言えど、それは、余りに無防備に感じられたから】
【防壁の無い城へ踏み込んで、そのまま引きさがる事が出来なくなる事を恐れて】
【少年は、一度、窘める様な言葉を選ぶ】
………こんな所で、お散歩?
危ないよ、最近は……いや、何時もの事だけれどさ
少しずつ、また、此処の危険は種類を変えはじめてるんだから
【これで飛び込んできたら、それはそれで面白いかも】
【そんな事を思いつつも少年は、会話の糸口となる様な、当たり障りの無い話題を】
【然し、少女との距離を離す事の無いままに始めた】
608 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 22:46:25.07 ID:KVcTmVQ+o
>>605
……!
【ニナのことをヒュウガは、この世界ではあまり珍しく無い、殺すための”何か”だと認識していた】
【感情は薄く、埋葬のような常識的知識も持ち合わせていない。それらの情報からそう予測するのは至極当然だった】
【そのため、ニナのこの言葉には、少なからず驚いた】
……ああ、そのときはよろしく頼むよ
【だから今回だけは、素直にその提案を受け取る事にした】
【その場から動かず、彼はニナが歩き去るのを見送るだろう】
609 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/20(日) 22:48:17.37 ID:g7aCrwzK0
>>601
【良い子と、言われて。少し、瞳を見開き。驚いた様な、表情を、見せながら】
【「それは違う」、と、即座に、否定するかもしれない】
……、しゅりく。じもん。……、分かった……、覚えた
【「もし、見付けたら。ちゃんと、伝える」。言葉を続けて、彼らを、見送るだろう】
【心なしか。少しだけ、口の端を、吊り上げたかも、しれない。笑ったのか】
【そうして、去って行く、彼等の背を見詰めながら。―――ぽつり、と】
……、あの、卵が。……彼等の、力で、……
少なくなれば。……幸い。なんだけど、……
【偽善めいた、言葉。彼等を、応援する、言葉。何で、悪の側の自分が、其れを言ったのか】
【そも。自分が、本当に自分なのか、確証も持てないのに。だったら、今の言葉は、誰が発したものだ】
【分からない。まだ、全て。そこまで、思考してから】
―――……、ッ……
【腹部が、疼いた。恐らく、そこは。殺された時の、傷の、在る場所】
……、
【思わず、長椅子に、腰掛けて、其処を撫でる。痛みは、既に、無い筈なのに。痛みは、感じないなのに】
【どうして、今、疼いたのか。―――あの人は。自身の頭が、拒否し、良く想起出来ない、主人は。今、どうしているだろうか】
【いつか。全て、思い出すのだろうか】
【そうして。ひとつ、息を、吐いた後。冒頭から、再会する様に、団子に手を伸ばした】
【櫻の国の月は、黙する様に。煌々と、青白い光を、見せていた】
/お疲れ様でした、ありがとうございました!
/遅レスと読みづらい文章で、すみませんでした…
610 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[saga]:2011/03/20(日) 22:48:54.12 ID:ORLA/SbDo
>>600
「……見えて居りますれば。」
【――≪ 盲虎 ≫には、総てが見えている≠フだ】
【中華刀≠浮遊させると、即座に自らの前方へ】
【真空刃の方向を向くと同時……『高速回転』させ、“急造の盾”を形成する】
【真空刃は其の殆どが切り裂かれ=\―何とか『擦り抜けた』其れも、男は軽々と回避】
「言ったで御座いましょう……無駄≠ナ御座います、と。
幾ら攻撃を仕掛けましょうと、『見えて』居れば暖簾に腕押しで御座います。
……さぁ、この言葉を贐として、貴殿の終幕≠お飾り致しましょうか――。」
【大きく両手を開くと、男は月を見上げて】
「ムダな努力をしたことが分かっただけでも十分に――
――― ィ ィ ッ !!!?」
【――其の左脇腹≠ゥら、血が『吹き出した』】
【少年が感じていたであろう『捉えた感触』……其れは、間違いではなかった=z
【先程の『刃』は確かに“男の脇腹”を捉え、「傷」を与えていたのだ――】
「―――此れ≠ヘ……っ。 『先程の』……ォ――。」
【―――ならば何故、中華刀を片手に持ち、片方の手で『腹を押さえる』男は余裕綽々≠セったのか】
【然し男は、其の疑問すら許さぬ、とでも言うかのように“戦闘態勢”を整え直し……】
「……ふ、ふふっ――成る程成る程……奇しくも=c…ふふっ――。
……少年、私は『怒髪天を衝く』状況……貴殿を殺す*お付き合いを――」
『…… ≪ Turbulenz lanze ≫ 』
【……そして、中華刀を振り被った☆挙゚――“其の体が屋根から吹き飛んだ”―――】
611 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/20(日) 22:50:37.88 ID:h/2TvrRWo
>>608
…………。
【ヒュウガの予想通り、少女は殺すための何かであるし】
【常に無表情な冷たい世間知らずであるが】
【表に出さないだけで、感情が薄いとは──一概に言い切れないのかもしれない】
【少女はそのまま、歩き去っていった】
/乙でしたー
612 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 22:51:06.60 ID:78vLhjSko
>>604
【「……ああ」 そう、軽い相槌を打って、数瞬、間を置いてから葡萄酒を一口】
【それから、彼女を抱く腕が、一度、強まるだろう。それが、言葉の代わり「ありがとう、な」】
【そしてグラスはもう完全にテーブルに置いて、彼女に触れることだけに腕を専念させる】
【酒精が入ったせいか、胸の鼓動が少しだけ早まるにつれて、何となく身体が微熱を帯びる】
【彼女の吐き出した溜息の意味が分からないまま、その言葉に耳を傾ける】
……へえ
一度死んで、生き返った──?
……せっかくだから、もう少し聞かせろよ
【少し、間を置いて「二度は、死なせないからな」】
【本当に小さく、それこそ遠くの波音に紛れてしまいそうな程、】
【微かに零れた言の葉と共に、自らもその頬を柔らかく撫でに行く】
【──もう、その手は、彼女を離したくなくなってしまっていた】
613 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/20(日) 22:52:14.89 ID:KVcTmVQ+o
>>611
//お疲れ様でした
614 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/20(日) 22:52:54.48 ID:y1cKtEc6o
>>609
/こちらこそ遅くなったりとしましたし全然気になりませんでしたし
/乙でした―
615 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 22:54:13.73 ID:aTKqUleFo
>>606
へぇ、雷で加速たぁやるじゃねぇかぁ!
って感心してる場合じゃねぇ!
【青年は彼女のパンチを両手で受け止め、そのパンチの衝撃を利用して後ろへ跳ぶ】
じゃあ、さっきいってた雷遁っての見せてやるぜっ
【青年は気を雷に変換させる『雷光拳』とよばれる術を使うだろう】
【青年の左の掌からバチッバチィと甲高い音を立てながら白銀の蒼雷が発生する】
【高密度に圧縮された雷は美しくも力強く見えるだろう】
じゃあいくぜ!
【青年は気を足に集中させ彼女へ猛スピードで走り彼女に雷の貫手で突こうとする】
【その走る勢いを利用した蒼雷の突きはさらに輝きを増す】
【手合わせということもあり彼女が回避をしない場合は直前で寸止めになり青年に大きなスキが生まれるだろう】
616 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 22:57:28.16 ID:5DqF/5x8o
>>610
……、どうにも、胡散臭いんだよなぁ。
【そう呟いて】
【予想通り、回避された。来るのが分かっている。見えているならそれも当然か】
【しかし、次の瞬間の光景を見て、この少年は初めて、“笑った”】
あるぇー?無駄、っつって無かったっけ。
嘘なのかな、唯の大言壮語の口だけ男か?ああ?
【冗談めかしたその言葉で、相手の激昂を誘う】
【少年の持論は、いくら情報を得ようと、運用によって全てが決まるという物】
【冷静さを欠けば、いくら見えていようとも。見えているだけならば、なんとかなるとそう判断している】
《Slow blade》&《Slow claw》ッ!
【先ずは、縦に一閃、右腕を走らせ、斬撃を飛ばす。コレは、一直線に高速で放たれる一撃の技。威力は高いが直線的で、避け易い】
【そして、その数瞬後に、鋼の腕が走り、五指からの真空刃を飛ばした。コレは、拡散するように又放たれた物】
【此方は、威力自体は低いが、牽制の為のものである】
【纏う数式は、神経系に長く残留し、行動の遅延を齎すものだ】
【当たれば、脳の指令と、肉体の動きの同調が数秒間上手く取れなくなる】
【そして、屋根を踏み砕きながら跳躍、距離を取っていく】
【必殺を当てるには、まだタイミングが悪いと、そう判断した】
617 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 23:02:09.31 ID:AfOSP4WAO
>>612
【言葉に出して礼を言うことが出来ない、不器用な相手に身体を預けながら】
【「どういたしまして」を表せる仕種が見付からない為に、小さく頷いてやった】
【触れてくる手が少しだけ擽ったくて笑い出しそうになりながらも】
【流れ込む心臓の鼓動がどことなく気持ち良くて、たまらなく安堵する】
【此方の胸もまた、ちゃんと生を刻んでいる――それでも彼女は、元死者で】
……んふふ、期待しとくよ
【なんて、風に流れそうな愛の言葉に、思わず頬を綻ばせながら酒で唇を潤した】
【顔を見せないのは、卑怯だろうか】
【この体勢では両者の表情は伺えない――それもいいのかな、とか思いながら】
【少女は、昔話を紡ぎはじめた】
死因は知らないよ。病気だったのかもしれないし、何か事故があったのかもしれない
ともかく、僕はこの世に生を受けてから、自我が芽生える前に死んだ
……だけどね、弟が生まれた時だよ。ほんと、気付いたら“僕”は弟と一緒にいた
で、まぁ……弟がね。色々あって、壊れちゃって、お家には僕と弟と死体だけになった時、助けてくれた人がいたんだ
――本当は、全然。人なんかじゃなかったんだけどね、そのひとは
【「幽霊とか、笑えないよね。信じる?」と、付け加えて笑う少女】
【本当に、ただの昔話――覚えてないところは幾つかあるから掻い摘まんだ説明だ】
618 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/20(日) 23:06:17.08 ID:5i0etzVqo
>>607
【思わず、手を重ねられて、彼女の身体が、まるで手繰り絲に引かれる様に、びくっと一瞬反応した
責めるようなことは得意でも、責められるのは苦手なのだろうか?】
飲み込むべきでない言葉やらなんやら、お主から聴けそうもないがな
――――そんな言葉は、あやつ達の専売特許やもの
【チラリと、視線の向く先は、直ぐ後方の、気絶した男たちに】
【二人の近さは互いの全てを曝け出すように
とくん、と跳ねる心音も、零れ落ちる吐息の声も、全てが溶けて、混ざって、染み込んで
一つの蜜月のBGMと、成り果てるが如く――――近い】
【レースのロンググローブに包まれた手は、するする、とシルクの肌触りをくっきりと感じさせて
貴方の温もり≠ニ対極にあるような、冷たい冷たい右の手で、貴方から見て左の頬に当たっているだろう
流れ込んでくる暖かさと振動が彼女へと流れ込んで、心の奥の寂しさを埋めていく】
……笑わせるでない、こう見えても、わっちとてそれなりに面食いだ
お主みたいに興味を持った者にしか、この手は差し出さないんにゃ
……それにこの手は誘う℃閧ナはない求める℃閧セ、例えば、助けとか、な
【――――貴方の目論見は、成功するだろう
行動の意図≠ェ、微かにその表情を見せた――――……
きっと、言葉だけでは足りない、呼吸だけでもまだ満たない、紅い瞳が在って初めて、その正体を明かす
淋しげな瞳は、年相応と言ってもいいほどに、幼げで】
【恐らくは、少々耽美で陶酔的な言葉も、寂しさから、溢れ出る言葉なのかもしれない
それはわっちの言の葉だ、と貴方の言葉に返しながら、続く言葉に、耳を傾ける】
【――――……そして、表情に、微かな戸惑いを見せた
明らかに、話の語順が――――というより、交流の手段が、可笑しいようにも思えて
二人の近さにも、何だか、違和感らしきものを、感じ始めた
……背伸びをしてみても、疲れて、元に戻ってみれば、直ぐに普通の彼女が、待っているのだから】
……そうだな――――……気をつけることにするよ
だが、お主に出会えたんにゃ、それなりに、危ない橋は渡ってみるものだ
そして、その言葉をお主へと返そう、お主も、散歩か?
……それとも、わっちの音が、お主を惹いたのかや?
【――――……クスリ、と左の手を口元に当てて、忍ぶように、哂った】
619 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
:2011/03/20(日) 23:09:46.67 ID:ORLA/SbDo
>>616
【『吹き飛んだ』男の体――空に、紅の描線を描きつつ、落下して行く其れ】
【途上で斬撃を掠め、紅を描くペンシルが一本、頬に追加され……どすん、と鈍い音】
『クククっ……、…成る程、矢張りそう云う事≠ゥ――。
……其処の少年……ん、“能力”か? 森島君の報告とは姿が――否、まぁ構わん。』
【――そして、愉しげ≠ネ声と共に、屋根へと上がって来る人物が一人】
【黒を基調とした士官服に重ねるは、“射抜く”が如き『金獅子』の刺繍が施された紅の短外套】
【怜悧な印象を与える碧の双眸より視線を上げれば、煌くが如く髪質の良い銀髪が存在している】
【左腰には銀の拳銃、右腰には黄金の指揮棒――……青年と男性との境目、と言った年代の人物だ】
【口振りからして、『男を吹き飛ばした人物』である事は間違い無いだろう】
【ニヤリ、着地したであろう少年を向くと、酷薄な“笑み”を浮かべて―――】
『……止めておけ。 此処は、泳がせた&が「この国の為」となる。』
【――――意味深な言葉を吐くと、男が飛んでいった$謔見下ろす】
/ああっ、申し訳無い! 吹き飛ばされて落ちてった≠チて感じなんです!
/実質、戦闘終了的な感じで扱って頂ければ幸いです。
620 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/20(日) 23:14:02.60 ID:y1cKtEc6o
【街中】
うわっ!!また燃やしちった…
これで10枚目だよ…
【この寒空の下ジーンズと黒のタンクトップだけを着ており髪は白】
【そして白い鉱石を加工した首飾りをしていてため息を漏らしている】
【手元にはなにやら燃えカスが残っているが何かは分からない】
やべー…
これ関係者が見たらただの嫌な奴だよマジ
おっ!あっちにもポスターが!!
【そう言うと少年はblue justice/青義同盟と書かれたポスターにおもむろに手を伸ばす】
【すると手が触れた瞬間にポスターは燃えだす】
しまったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
待ってくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!11枚目ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!
【大声でそう叫ぶ】
【それは周りの注意を嫌でも引きつけるであろう】
【もしこの状態を関係者が見かけたのなら少年のことを「ポスターを燃やしてく嫌な奴」だと思うだろう】
621 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 23:14:56.98 ID:78vLhjSko
>>617
【「チッ……聞いてたのか」】
【──彼女が振り向かなければ知りえないその表情は、果たして何だったのだろう】
【少し気恥ずかしくて、何となく悔しくて、それでいて幸せが過ぎる、何とも言いがたい貌なのだろう】
【遠くを見つめながら、少しだけ彼女の身体を揺り篭のように揺らしてみる】
弟……へェ、弟が居たのか
ということはつまり、俺の義弟でもある訳だ
こんな腐れ魔族が義兄で、中々最低だな。同情する
【そうやって、他人事のように軽口を叩きながら、相槌を打つ彼】
【「兎角この世界は何でもアリだ……いるンだろ、幽霊も」】
【そう言って、彼女の笑みに同調して、彼も淡く笑った】
【──そう。彼にとって、新世界は本当に何でも有りだった】
【単なる狩場ぐらいにしか思っていなかった人間世界で、】
【気付いたら、こんな血塗れた馬鹿との幸福を信じた最愛が、一番傍にいる】
【これ以上、天文学的摩訶不思議が起こる世界など、他にあるだろうか】
【彼は、少しだけ瞑目して彼女に体温を預けながら、そんなことを思っていた】
【そしてふと、思い出したように呟く】
……そういえば、お前はいつか言ってたな
──“飼い主様”ッて。それが、そうなのか
【彼にとっては前々から気になっていたことだ】
【最早過去のことだろうとは思ってはいるものの、】
【やはり彼女のことについて知りたいという気持ちは、極々自然に溢れてくるものだった】
622 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 23:17:29.32 ID:5DqF/5x8o
>>619
【まあ、確かに大きく姿を変えているのは間違いない】
【髪は蛍光グリーンの光を放ち、左目に光を纏っていて】
【其の二つの腕は、異形と化しているのだから】
……なんだ、さっきの人が呼んだのか?
【飛んでいった先に冷めた目をやりつつ、男の話を聞いて】
ま、態々追う理由もない。
【そう言いながら、能力を解除していって】
【体から数式が吹き出し、次の瞬間には、元の姿に戻っている、が】
ッ……!
【がくり、と膝を突き、荒い息を吐いていた】
【右手の刀を左手で毟り取ると、べりぃっ、と何かを剥がすような音がして】
【見ると、柄に掌の皮膚がくっついていた】
痛ッ。
【と無意識に言うも、相手を見て】
……まあ、礼を言わせてもらう。有難う。
【そっぽを向きながら言うが、初対面の人物相手なら、基本このぐらいが少年のデフォルトスタンダードである】
【所謂ツンデレとか何とか……、男のツンデレなど誰も特はしないが】
ごほっ。
【咳と共に、吐血しつつも、ふらり、と立ち上がって】
……さっきの人。無事か?
【そう、確認した】
//ああ、なるほど了解です……読み違いェ……。
//すいませんなのですよ……。
623 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 23:20:54.67 ID:rbsPxQOvo
>>620
おお。懐の寂しいこの世の中に、フィーバーしてる奴が一人
なぁ……中々面白そうなことをしているようだが?
【叫ぶ青年の背後から焦げ色のローブを着た青年が興味深そうに近づいてくる】
【その右手には抜き身の刀が握られていて、見れば恐怖を煽ること請け合いだ】
624 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/20(日) 23:23:15.80 ID:ZPcr7El+o
>>615
うぅー…隙を突こうとしてもダメですか…
やはり実力者相手に正面突破は難しいですか…!
【一人での戦闘訓練では会得出来ない情報が彼女に蓄積されていく】
【噛み締めるたび彼女は嬉しそうにふふんと笑い、】
【一撃を受け止められると、何時までもこだわらず瞬時に次の攻撃を考え】
【足で強引にブレーキをかけ、反動を利用して距離を取る】
受けて立ちます!
いつでも来るがいいです!
【言葉だけでも強気に出ようとする】
【片足を一歩引き、強めの攻撃でも衝撃を後ろに分散できるように構えて】
【ぐっと拳に力を込めると───】
わっとと!
【バチバチと、先程のまでの彼女が纏っていた雷とは違う音が鳴る】
【しかしそれを意図的にセーブしたように、すぐに元の音へと戻り
次の瞬間には青年の雷と彼女の雷が触れ合い、混ざり、スパークして
一瞬だけあたりが真っ白に光り輝く】
/大幅に遅れてごめんなさい!
625 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/20(日) 23:25:00.74 ID:ANqSG/j+o
>>618
助けが、温度が、欲しいの?こんな体温の無い時間、救いの無い場所で
そうだね、それを君が求めるなら………僕は、それに応えよう
それが、僕の生き方……暖の取り方だからね
【ぱち、と。少年は、左目で悪戯気なウィンクを一度】
【見えた色に、漸く自らのペースを感じ取り、笑みの質が柔らかくなる】
【平凡な会話をするのならば、余りに近いと言える距離でも】
【少年は、それを引きはがし、日常的な会話をする事を望まない】
【戸惑ってくれるのなら、惑うままに言葉を紡いで居てくれれば】
【それは、耳も目も、同時に楽しませてくれるものになるだろうと】
……僕の場合は、散歩とは言いにくいかな?今は丁度、お仕事の真っ最中
そこで転がってる様な人達は、場合によっては僕のお得意様になってくれるかも知れない
そう思うと、あんまり酷い事にならない様にって、首を突っ込む事は有るけれど……
そうだね。今夜の場合は、君の音に導かれた
もしかしたら、何かを求めてる―――そう、気配。気配に惹かれたのかも知れないし
【重ねた左手を、少女の右腕を伝う様に。その肩まで、近づけていく】
【振袖の布地の手触りを、楽しみたかった。たったそれだけでの行動】
【惹かれる≠ニいうのはつまる所はその程度。「そうしたい」という、単純な欲から来るもので】
【欲に任せて行動するのは、酷く気分の良い事だ】
求めてみる?一晩だけ、お金のあるうちだけの繋がりを
きっとそれは刹那的だからこそ、不安な未来の姿を見る必要も無くて、とても暖かい筈だよ
……僕は白蘭。白狼の白蘭。お金で買えるものは何でも扱う、路地裏の何でも屋
銃器、隠れ家、医者、傭兵。ドラッグ、奴隷、娼婦……僕自身でさえも
お望みならば、望みのままに。いかが?
今ならば特別ご奉仕価格。D≠フ陶酔もおまけに差し上げるよ
【普段使いの口上は、芝居じみた歌う様なリズムに乗せられて】
【だが、最後に付け足された言葉だけは、何故か雑談の様な口調だった】
【D=A天狼会が水の国にバラ撒いている、廃人生産薬として悪名高き麻薬】
【水の国、何故か権力者も力を入れて取り締まる事の無い、この悪意の塊の名を】
【少年は、それが有る事が当然と言った風に、口に出した】
626 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
:2011/03/20(日) 23:27:02.89 ID:ORLA/SbDo
>>622
『知らん。』
【うわぁ、この人ツンツンしてる】
『……が、あっさりと死ぬ様な人間でも無い。
アレでも対機関連合≠フ初期メンバーの一人だ――私の方が強いがな。』
【下を向きつつ、「何この人」って感じの語り口を続ける軍服の男】
【愉しげにもう一度、小さく笑い声を発すると――少年に向き直り】
『君こそ大丈夫か。 ……もう少し早めに手出しできれば良かったのだが、な。
奴の弱み≠探るのに思いの外時間が掛かった――クククッ、其の分吹き飛ばした感触は最高だったが。』
『――其れより少し、訊きたい事が有る。』
【「まぁ、座るといい」――怪我人に対して無茶振りをすると、自らはさっさと胡坐をかき】
【知りたいのならば此方の情報も開示する、と言った旨の言葉を続けて】
627 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/20(日) 23:28:02.70 ID:y1cKtEc6o
>>623
おぉ、おもしろいことなんかしてないんだけどな
【抜き身の刀をちらり】
【どうやら刀に対しの恐怖はないらしくそのまま顔に視線を戻す】
それよりアンタblue justice/青義同盟のポスターがどこにあるか知らないか?
知ってるなら持ってきて欲しいんだけど
628 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 23:29:31.25 ID:AfOSP4WAO
>>621
【腐敗の匂いに包まれながら、自分を甘やかすたった一つの揺り篭】
【そう言えば、こんな経験無かったな――昔に思いを馳せながら、小さく笑って】
うぅん……なかなかいい勝負かなぁ
僕の弟もけっこー“アレ”だしねぇ。うん
【敢えて暈かした言い方をするのは、言い出しにくいことだからだろう】
【頭部限定のロリコン――うん、字面だけなら魔族よりも気持ち悪い】
【……遠いどこかで、執事風の青年がくしゃみしたとかいうのは、別の話】
……あぁ、うん。そうだよ
“飼主様”――あの人がねぇ、僕に命をくれたんだぁ。比喩でなく、ね
【そう言いながらも少し説明しにくそうにするのは、やはり難しいのだろう】
【彼と、飼主様。どちらを選ぶと言われたら――彼女は、どうやったところで飼主様を選んでしまうのだから】
629 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 23:30:43.34 ID:5DqF/5x8o
>>626
……そうか。
まあ、なら気にしないでおこう、無事ならそれでいいんだ。
【割と、此方もドライというかなんというか】
ダメージ自体は負ってない。其れよりも負担の方がキテたな。
【そして、座るといいと言われ】
【腰を下ろすも、がくり、と力が抜けて大の字に倒れて】
……悪い、此の侭でいいか。
答えられることなら応える、応えられないことなら答えない。
630 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/20(日) 23:34:05.91 ID:aTKqUleFo
>>624
【雷同士がぶつかり合ってまぶしい発光がおき、また元の風景に戻り】
【青年は彼女との雷と触れた直後に動きを止め、彼女の体自身には攻撃が当たってはいない状態でいた】
この眼がなかったら当ててたかもな…
【青年は内心冷やっとしながらも表情には出さずに】
ま、こんな感じで一箇所に集中すれば決め技にもなるってこった。
今のはほんの一例にしかすぎねぇけどな。
【青年の掌から雷が消え、姿勢を元に戻すと】
さぁて、と……――――手合わせを続けるかい?
【青年は彼女の答えを待つ】
/気になさらず!
631 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
[sage saga]:2011/03/20(日) 23:37:44.80 ID:zg2yFLHN0
>>620
【街中を歩く侍が青義同盟のポスターを燃やす輩を発見】
(あいつ…私が作ったポスターを…)
貴様ぁぁぁぁ!! カノッサかRIPかあるいはjusticeかぁぁぁぁ!!
私の正義に文句があるなら正々堂々と来るべきだろぉぉ!!
【と言いながら凄い形相で走ってくる】
【腰の2mの刀がガッシャガシャいって大変そう】
632 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(石川県)
[sage saga]:2011/03/20(日) 23:38:32.72 ID:zg2yFLHN0
/ああかぶってたぁ ひきます
633 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
:2011/03/20(日) 23:38:45.31 ID:ORLA/SbDo
>>629
『何、込み入った事は尋ねん――二つ≠セけだ。』
『其の一、君の身分と名前。』
『其の二、水の国の社会情勢に通じているか。
通じているなら、“社会問題”として挙げられる物は何が有るか。』
【――前者は判る。 だが、後者を問う意図≠ェ判らない】
【顎に手を当て、打って変わって物静かな軍服の男……何か気付いたかの様に、顔を上げると】
『……あぁ。私の名はロロケルム・ランガスター=B
“華蔵院商会・特別対策室”の室長をしている。 ……後、君の方でも質問が有れば遠慮無く問い賜え。』
【……意外と律儀な人物では、有るのだろう】
634 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 23:39:04.80 ID:rbsPxQOvo
>>627
なに、俺が面白いといえば、面白いのさ。
【断言】
ふぅむ……よし、いいだろうとも
此処に来るまでにちらほらとそんなようなポスターを見た覚えがある
青義同盟……というのはなんだか知らないが
【つまり道端にポスターが張ってあっても、ろくに見向きもしなかった。ということ】
【やや、怪しい点はあるものの青年が嘘をついている様子は無い】
【そういうふうに見せているだけだとするならば、それだけの話なのだが】
嗚呼、それと……
あわよくば、道を教えてくれれば俺としても大助かりだからな
【さりげなく交換条件を提示してくる青年】
【強気にでるのも、右手にその携えた武器が裏付けとなる筈だ】
635 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 23:41:09.43 ID:4lU36nCDO
【路地裏】
…………――――
【夜闇に覆われた世界の中―――僅かに月明かりが届くその場所で】
【蒼色のTシャツの上に紺色の長袖パーカーを羽織り、首に橙色の宝石が付いたペンダントを掛けた、黒いショートヘアで薄い蒼色の瞳を持つ、その顔立ちからは一見すると少女にしか見えない人物が、壁際に体育座りで俯いていた】
【外見から察するに、年齢は15〜16歳程だと思われる】
(本当に、何の手掛かりも見つからない。もう時間がないのに…)
(あはは……かくれんぼも追いかけっこも苦手なの、知ってるよね?参っちゃうよ―――リナお姉ちゃん)
【右手に握るのは、古ぼけた一枚の写真――過去の優しい記憶の断片を、くしゃり。軽く握り締め】
【はぁ……と。重く哀しげな溜め息は暗闇に溶けていく】
【見上げても、静寂を纏う夜空は何も答えてくれずに―――】
636 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/20(日) 23:43:07.81 ID:y1cKtEc6o
>>634
よし!!
あのポスター気になってたけど見る前に全部燃えちまったんだよ
【少年は軽くガッツポーズを決める】
あぁ、道ぐらいいいぜ
で、どこに行きたいんだ?
637 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 23:43:38.52 ID:5DqF/5x8o
>>633
Justiceメンバー、谷山 基樹だ。
あと、統一征斗会の新聞部部長、及びメディア関連部会の幹部やってる。
【一応、と言ってベルトポーチから学生証を出す】
【数カ月前の写真のため、眼帯も無く、眼の色は黒、髪は茶髪で傷も無いが、顔の作り自体は同じである】
【そして、第二の質問を受けて、腕を組んで】
……そこまで詳しいわけでもないが。
しいて言えば“D”だな。前、配っている奴を見て、戦ったことがある。
【完結にそう言って、相手が質問を是としたのを確認して】
そうだな、俺が問うのは、一つだけだ。
さっきの奴について知っているか?知っているなら情報を此方に。
638 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/20(日) 23:44:32.36 ID:78vLhjSko
>>628
……何だよ、“アレ”って?
【笑み混じりに、彼は問うた】
【──別に、そこまで切迫して聞きたいことな訳でもなくて、】
【今まで出来なかった分を埋め合わせるように、彼女と少しでも多くの言葉を交わしたかった】
【それから、次がれる彼女の言葉にも彼は相槌を打って】
【「……そう、か」何故か、少しだけ沈黙の間が満ちるだろう】
【──彼の心に、不思議なことが起こっていた】
【彼女に、命を授けた存在。飼い主様。それを聞いて、】
【以前ならば嫉妬に猛り狂い、今すぐにでも殺しに行く所だったであろうに、】
【何故か、彼は今、名も知らぬその飼い主様に、僅かながら感謝の意すら抱いていた】
【──彼自身も、そんな自分の心の動きに、密かに酷く驚愕していた】
【何なのだ、この気持ちの揺れ動きは。らしくない、本当に、らしくない】
【彼はゆっくり口唇を開いて、そして言った】
……今度会わせろよ、その“飼い主様”とか言うのに
菓子折りぐらいは、持っていってやってもいいな。く、ははっ
【──意地の悪い質問は、彼は敢えてしなかった】
【ただ、平々凡々な馬鹿っぽい笑みを浮かべてみせて、】
【それからその腕が、下から這い上がって彼女の首筋を撫でていく】
【そしてそのまま、彼女の頬まで上がれば、その顔をゆっくり後ろに向かせようとするだろう】
【「……褒美を、やるよ」】
【──そう、付け加えて】
639 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 23:46:53.60 ID:2wII6Nb6o
【聖都:丘】
…歴史がまた動いたか
【顔の右片方が火傷した赤目の女が椅子に腰掛けている】
【白髪混じりの茶の短髪で黒のソフトハットを被り】
【黒のコートを着、黒のダメージジーンズを履いている。】
まぁ歴史が動くのはいいことだ
ハハッ、全くもっていいことだな
【そう呟くとテーブルの上に置いてあった煙草に手を伸ばす】
…時代が変わってもこの味は変わらないからそれだけで結構
【箱の中から煙草を取り出し】
【優雅に煙草を吸い始めた】
【丘の上の木々はもう五分咲きである】
640 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/20(日) 23:47:49.03 ID:5i0etzVqo
>>625
【――――……貴方と比べると、随分と彼女は、振りをしていただけのように思えるだろう
それはつまり、一度、ペースを握られると、ただ弄ばれるだけ、で
……存外、一つ剥いだその下の裸体は、綺麗な白色を為しているのかもしれない】
【貴方のウィンクに、思わず寸刻、心を奪われる
整った顔たちが、チャーミングに崩れる様は、どこか背徳的な美しさを、内包していて
小さく、振った、パタパタ、と頭を――――そうして、自身の心を、両手で覆い隠そうとして】
【そんな風に、ひた隠そうとした両手を伝って、彼女へと流れ込んでくる、貴方
さわ、と肌を伝う柔らかな感触に、ふぁぅ――――……そんな、甘い吐息が零れそうになって
口元に当てた左手が、口を覆うと、ぎゅっと、瞼を閉じて、その感触に、声を殺して、耐えた】
……ほぅか、商売人というわけやね――――……それも、裏の
けったいな商売だが、確かに時代のニーズには合ってるかもしれんな
……だが、客を間違えたな―――白蘭
【瞼を開いて、向ける紅い瞳には、寂しさを感じさせつつも、どこか強い意志を感じさせた
仄かにぬくもりを帯びた、白いほっぺたを、元の冷たさに戻そうとしながら、言葉を紡ぐだろう
左の手が、彼女の肩へと伸びた、貴方の手へと、触れようとして】
こないな、路地裏に屯する小娘に、金があるはずがなかろう
あいにくと一文無しだ、見事なまでにな
だが、こんな小娘でも、お客はんとして見てくれた御礼だ、わっちの名を名乗るとしようかな
瑠璃@レ璃=カンパネルラ
【ふっと、浮かべた含み笑いは、自嘲するかの如く、冷たくて
そして、その矛先は、貴方が紡いだ物へと、向いていく】
……奴隷≠ノ娼婦≠ノD≠ゥ、随分と良い品揃えだ
だが、豚に豚肉を売ってどうする、奴隷に、奴隷を売ろうとして、どうする――――……
所詮はそんなモノでしかない、わっちに物を売ることは諦めるのだな
【優しく、触れた手を、離させようとしながら、明らかに拒絶するように、言葉を紡いだ
それはきっと、知っているのだろう、自身の価値を、つまりは――――客でない、彼女の価値の低さに
ならば、向こうから厄介払いされる前に、せめて自身でカッコつけたい、とでも言うべきか、そう行動を為そうとする】
641 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/20(日) 23:51:38.90 ID:ZPcr7El+o
>>630
【目が眩んでしまったのか、なるべく早く戻そうと瞬きを繰り返す】
【少々時間はかかったものの、視界を取り戻すと青年を見据えて】
なるほど…!
ですが、それは私向きでは無さそうですね…
【感嘆したような声を上げるが、私向きではないの理由を言わぬまま、言葉を続けて】
…いえ、長時間この状態を続けていると…いろいろ支障が出るので…
今日はこのあたりにしておきます
どうも、ありがとうございました!
【申し出をきっぱりと断り、頭を深く下げて感謝の言葉を述べる】
【傍から見てもあまり息は上がっている様子はないが…
先程、雷をセーブしたことも関係しているのかもしれない】
………ぐっ…ぁぁっ…!
…はぁー……はぁー…
【腕に描いた魔方陣を消すべく、万年筆で解呪の紋様を描いて
最後にインクをぐいっともう片方の腕で拭う】
【"代償"はその時払われたようで、途端に彼女の顔色が変わる】
【この時間だけでこの疲労感。更に続けていた場合の想像は難くない】
642 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
:2011/03/20(日) 23:55:06.06 ID:ORLA/SbDo
>>637
『……<Justice>。』
『――……成る程、<Justice>と“統一征斗会”の谷山君、か。』
【続いて帰って来たD≠ニ云う解答にも、成る程、と声を重ねて】
【軍帽を右手で軽く左右にずらすと――怜悧な炎を湛える双眸が月に煌く】
『――、―先程の男は、カノッサ機関≠フ人間だ。
名乗っていたのを聞いたかも知れんが……名は、“王鼬瓏(わん・ゆーろん)”。
≪No.63≫の麾下部隊、ピエロ・リュネール≠ノ所属している ……此れは確かな情報だ。』
『……谷山君、一つ頼み事をしても構わないか。
<Justice>や対機関連合≠フ構成員達に、ピエロ・リュネールに注意しろ≠ニ伝えて欲しい。
奴等は……――』
【其処で一つ、息継ぎをして】
『――――水の国を滅ぼす腹積もり≠ゥも知れん。』
【――言い切ると、ロロケルムは立ち上がった】
643 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/20(日) 23:55:28.26 ID:rbsPxQOvo
>>636
おや、燃やしてたんだろう?
で、今から焼き残しを全部焼き払いに行く、と
【半ば言い切るように言い放つ】
【やはり傍から見ていた彼の目には「ポスターを燃やしていく嫌な奴」と映ったらしい】
図書館だ。それも飛びっきりのデカイ奴にな
確かこの辺だと思ったんだが、見当たらなくてね
生憎地図も持ち合わせていないし、こんなナリだから人にも話しかけづらいだろう?
【こんなナリ、とは恐らく右手の刀を言っているのだろう】
【そうでなくとも焦げ色のローブに深くフードを被っていれば不審者と見られても仕方ない】
【因みに青年の言う図書館。少年に心当たりがあるとすれば、それは青年の歩いてきた方向とは逆方向】
【方向音痴なのだろうか?】
644 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/20(日) 23:57:33.09 ID:5DqF/5x8o
>>642
……カノッサ機関。
【この国にも、カノッサ機関の支部は存在すると効く】
【それに、己は水の国支部長との因縁もある、カノッサ機関とは、無関係の身ではない】
【そして、話を聞いて、コクリと頷いて】
情報を誰よりも早く、正確に、完璧に伝えるのが、ジャーナリストの仕事だ。
任せろ、周知して、注意を呼びかける。
【真剣な瞳でそう言った】
645 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/20(日) 23:59:19.97 ID:AfOSP4WAO
>>638
……ちょっと、性癖がおかしくてねぇ
ちっちゃい女の子の、頭。それしか愛せない子なんだぁ、僕の弟は
【そんな風に、空白を埋めるように言葉を紡ぎながら少女は小さく笑った】
【弟――以前の戦いの際、彼女にどことなく似た魔力が傍にひとつ存在していた】
【あれが弟なのだろう。「会った時は虐めないであげてね」、と姉は付け加えた】
【彼女は、その沈黙に少しだけ不安になる】
【飼主様に対して抱くものは言葉に表せない。最後、自分の全てはそこに帰る】
【彼に対して抱くものなど、全てだ。愛も独占欲も、全部が彼の傍にある】
【だからこそ深く尋ねられれば、彼と飼主様、両者に対して何かを裏切っているような感覚があったのだ】
【故に、彼が言った次の言葉に――或いは、しなかった問い掛けに。酷く救われていた】
……伝えて、おくよぉ
きっと――会ってくれる、はずだからさぁ
【会いたい、と。言われていたのだ】
【キミにそんな感情を生み出させたのは、誰?――問い掛けられた言葉が浮かぶ】
【あの人は、彼に会ってなにをするのか。口論には、ならないだろうけども】
【少しだけ不安になりながら、仲介するのをあっさりと頷いて了承した】
【肌をなぞる指先。呼吸。鼓動。今は見えない、瞬きから視線の動きまで】
【その全てが僕を引き付けてやまない、僕だけの骸。僕だけの――アルス】
……ん。
【顔だけでは嫌だというように、身体を反転させて向かい合うようになりながら】
【その瞳は――ほんの少しだけ恥ずかしそうに、はにかんでから彼を見詰めた】
646 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/21(月) 00:00:03.43 ID:QAcEjhbYo
>>641
そうか、オイラもやりすぎると体がまともに動くのすらだるくなっちまうからな
ここらへんにしておくか!
【青年の白銀の瞳の卍の刻印も消え】
【服についた土ぼこりをはたいて】
雷は扱いが難しいからな……
オイラも昔は苦労したもんだぜ……
【思い出話をするかのごとく青年は語る】
嬢ちゃん苦しそうだが大丈夫かい?
病院にでも連れて行くが…
【彼女の身を気にかけているようで】
647 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/21(月) 00:01:37.58 ID:4mwdXD8Do
>>634
【少年の頭の上に?マークが浮かぶ】
【それは場所が分からなくて浮かんだのではなく青年が真逆に向かっていることについてだ】
図書館って言うとたぶん向こうだぜ?
【少年は青年の歩いてきた真逆に指を指す】
そして俺は燃やしたくて燃やしてる訳じゃない
燃えてしまうんだ勝手に
【ちょびっと怒ってるなこの少年】
648 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/21(月) 00:02:17.50 ID:4mwdXD8Do
/風呂入ってきます
649 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[saga]:2011/03/21(月) 00:05:11.57 ID:wBvSn+dUo
>>644
『……如何か、加減≠間違え無いで呉れ給え。』
『民衆に伝わった日には――其れこそ、D¥鰍フ騒ぎでは無くなる。
全く上手い遣り方だ……其方の道程を辿っても、水の国は被害を被るのだから、な。』
『――――では、また会おう谷山君。 死ぬなよ。』
【――ロロケルムは屋根から飛び降りると、闇に融ける様に去って行った】
/お疲れ様でしたー!
650 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/21(月) 00:06:34.17 ID:pp539UzRo
>>640
(………ああ、良いね。もしも、望むように進められるのなら)
(きっと……素晴らしい結果が待っているに違いない)
【少女の、瑠璃の一挙動一挙動。それを、異性のものとして観察すれば】
【一つ一つにまで分解したとしても、どれも誘う≠ノは十分すぎる色合い】
【客として見るよりは、寧ろ】
【彼女は、客に引き渡す為の、商品にすら思えてくる程で】
……商売にはね、投資の必要が有るんだ
全く損をせずに儲けようとすれば、結局は利鞘が小さくなってしまう
料理人は、お金を出してでも、調理器具を食材を揃え、己の技量を磨く
刀鍛冶は、工房の設備を整え、希少金属の加工方法の確立に走りまわる
指の一本に至るまで磨いて、化粧を施して、美しい衣服を探し求めて
それも……こういう商売には、利益の為の投資なんだよ
……瑠璃、と呼ぶのが良いね、音が美しい。櫻の人?
君は……一文無しで居る必要は、何処にもないと僕は思うんだ
そう、望むのなら君は……例えば、さっき踏みつけていた彼等の懐からでも
叩き伏せるという過程すら踏まず、合法的にお金を抜き取る事だって出来るようになる
一人で、首輪も足かせも無しに歩いていたら、奴隷には見えないよ?
だけど、豚だったら……寧ろ喜んで飛び付くお客さんだって居る
………君なら、本当に幾らでもさ?
そうすれば、なんだって手に入るし……何よりきっと、淋しくも寒くも無いだろうね
【路地裏の法を、合法とみなす事が出来るのか。それは、各人の法解釈だろうが】
【少年は、その路地裏の法でさえギリギリのラインを歩むような生き物だった】
【その道を歩む必要の無い者≠すら、引き込もうと触手を伸ばすのは】
【それは決して、誰からも好まれる様な行動では無い】
【そうと知っているからだろうか。寧ろ少年は、言葉を紡ぐ自分自身に高翌揚しているようでもあった】
……君に、これを渡そう。僕の投資≠フ一環として
世界の何人を不幸に引き込んだのか分からない、これを……上手く扱えば富を生む、これを
いや、そんな小さなものじゃない。人もお金も、何でもかき集められる
……人の肌の温かさだって、簡単に
【彼女の方に触れた手を引き戻し、少年は、コートのポケットから小さな袋を取り出す】
【半透明のビニールの中には、小さなパックに分けられた白い粉末が幾つか】
【商品の口上と、この説明を合わせれば察せられる通り。廃人生産薬、D=z
【少年は、それを、瑠璃に手渡そうとする】
【視線の高さは、今も変わらなかった】
651 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/21(月) 00:06:56.37 ID:aX6Yuu31o
>>649
なぁに、情報の扱いには、自信がある。
任せときな。
【そう言って相手の去り際に一言】
アンタもな。
気を付けろよ。
【其れだけ言うと、ばたり、と屋根に倒れこんで、暫く休み始めた】
//乙でしたのよー!
652 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 00:09:57.16 ID:EDqJ9OcKo
>>647
何だと!?俺としたことが、俺としたことが……
……いや、どうでも良いな。どうせ俺には時間が余り有る
【自分に言い訳をする。どうやら方向音痴だったようで】
【しかしそれを知って尚彼は開き直る】
おやおや、難儀だね
手を差し伸べてあげたいが、その手も焼き払ってしまうのかい?
だとすれば飯を食うにも面倒だろうが……どうなんだ?
【そう聞きつつ青年は背を向ける】
【言うまでも無く、来た道を戻るために】
653 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 00:14:11.58 ID:EDqJ9OcKo
>>648
/把握しましたー
654 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/21(月) 00:17:43.85 ID:dZXMG2qZo
>>646
ご心配…げほっ…どうもです
大丈…夫です
"代償"………ですから!
【彼女の意味する"代償"とは赤の他人には全く理解の出来るものではないが】
【手のひらを前に差し出し、半ば強引に制止する】
【荒い呼吸を整えるように深呼吸を何度も繰り返し、】
【雫のような汗が何筋か垂れたところで、なんとか抑えこむ】
…あ!
そういえば…貴方のお名前をまだ聞いていませんでしたね?
私、ミーナっていいます
失礼ですが……お名前聞いてもよろしいでしょうか?
【そしてその話をそれっきりで打ち切るように話題を変えた】
655 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/21(月) 00:21:29.79 ID:J5yxe8J8o
>>645
……壊れた魔族しか愛せない姉より、ずっと高尚な趣味だな
【「せいぜい可愛がってやる」 付け加えて、彼はまた少し微笑んだ】
【何かをあやすように、少しだけ強く抱きながら、また微睡むように揺れて】
……ああ
安心しろよ、お前に免じて殺しはしない
【唇の片端が、少しだけ歪に吊り上がる】
【何処か言葉を相反したそれは、少しの不安を煽るのかもしれないが】
【彼はそんなことにあまり気が向いていない様子で、笑っていた】
…………──
【それから、向き合った二つ】
【振り向いた彼女が見るのは、微睡むような、揺蕩うような貌だろう】
【本当に心の底から安らいでいるような、血に過去さえ嘘のような、安堵の色】
【「……あんまり、可愛い顔するな」】
【す、と。温度の無い双腕が、彼女の後頭部と背に、柔らかく添えられて】
【少しだけ憂いの色を帯びたような紅玉が、一度、その罪色の群青を見据える】
【そして、彼が軽く首を傾げながら、ゆっくりとその口唇を、彼女へと捧げていき──】
【──ざあん、と。岬の下で、紅い波と波が抱擁して、砕ける】
【この異空にも等しく訪れている夜空には、ただし純金色の月が浮かんでいた】
【この数刻後のじきに、遥か水平線から顔を出すのは、冷たい白銀の太陽だ】
【全てが歪んでしまっているこの風景の中で、同じく歪んでしまった“ふたつ”があった】
【ただしその間を渡っていく不可視の純粋物だけは、きっと、恐らく、そうではないのかもしれない】
【それがどうなのか知っているのは、その“ふたつ”だけなのだから。其処はふたりぼっちの、小さな世界だった】
【──それは、少しだけ長い触れ合いだろう】
【彼は、暫く、彼女を自らの腕から離そうとしない】
656 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/21(月) 00:23:40.04 ID:QAcEjhbYo
>>654
そ、そうか?まぁ無理はするなよな?
【青年はそう言うと】
代償……恐ろしい術だな…それは
リスクのない術なんてありゃしねぇが……
【代償という言葉の重みを感じながら言うと】
あ、オイラは獅子堂 輝天てぇ名だ
ミーナって名か、覚えとくぜぃ
【青年は礼儀として名を語る】
657 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/21(月) 00:39:20.00 ID:zS5P4uFAO
>>655
……違うよ
【僕が愛せるのは、キミだけなんだ――】
【他にも、壊れた魔族がいないなんて保証はどこにもない。だから、そう付け加え】
【可愛がられることが確定した弟に、まぁ彼ならばなんとかなるだろうと思った】
いやぁ、うん
……あのひと、死んだりするのかなぁ
【彼のように、死にそうにない奴というのは何処にも存在するものであり】
【彼女から見た飼主様もまた、その一人のようで。なるべくなら戦闘はやめてほしいな、と考えながら】
――――……
【久々に見た紅は、なによりも赤くて、甘くて、腐り落ちそうなほどだった】
【彼が、自分に惹かれた最初の要因が、この身に纏う腐敗した死の香であったなら】
【自分が、彼に惹かれた最初の要因は――何よりも赤い、この双眸だったのだろう】
【取り出してロリポップにしたくなるようなソレの中に自分を見て、】
【あぁ、なんて甘ったるい顔をしてるのか、とか。思ったりしながら】
【自分の背に、頭に廻る腕に引き寄せられるように、そのまま此方も身体を寄せて】
【――今回は、ほんの少しだけ。名残のような葡萄酒の味がした】
【純金の月は丸くなり、空白を失っていた】
【全ては海から来て、海に帰る。――この歪んだ空間の生物も、海に帰るのか】
【否、その前に彼等に母はいるのか。兄弟は、友は。……恋人は?】
【この場所は――やはり寂しい場所で。でも、だからこそ、二人は繋がれる】
【ひとつになりたい、と思った】
【情欲的な意味ではなく、ただ、同化してしまえれば今回のような事はなくなるのにと、そう思っただけなのだ】
【この肌の下にある赤と黒を混ぜ合わせて、塗り潰されて。それでも、赤は消えることなく其処に存在していて】
【それは、嗚呼。――なんて甘美な考え、なのだろう。蕩けた思考で、彼女は彼に縋り付いた】
658 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/21(月) 00:39:34.00 ID:4mwdXD8Do
>>652
あぁ、それはこの首飾りの効果でだな
この一族に伝わる首飾りをすると火炎の効果が高くなるんだ
紙は燃えやすいから尚更だな
【そう説明する】
あんたもそこまで方向音痴だと大変だな
さらにその見た眼、凶悪なタッグだな…
【その顔は哀れみに満ちていた】
【そして帰っていくのを見送る】
じゃあな
659 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 00:48:24.18 ID:EDqJ9OcKo
>>658
ふぅん、先に言っておくが俺に触らなければ近づいて良し
さすがに、スプーンを溶かすほど……いや、有り得るのか?
【牽制的に言葉を発する。その首飾りをしているのだから触れることは宣戦を意味するとでもとったのか】
【しかし何を言っているんだろうこの青年は】
煩い、お前に言われたくない
あと俺が迷うのはワザとだ。断じてワザとだ。もう一度言う、断じてワザとだ!
【三度も繰り返す】
【繰り返せば繰り返すほど嘘っぽく聞こえるのは当然のことだが】
……ハァ?
何を言っているんだ?馬鹿なのか?
いや、間違えた。馬鹿なんだな?そうなんだな?
【いやはや、いちいち癪に障る物言いをすることこの上ない】
660 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/21(月) 00:49:37.51 ID:dZXMG2qZo
>>656
あははっ!
もう、大丈夫ですよ
それに、これしかありませんし…
【重たくしてしまった空気を振り払おうと彼女は気丈に振舞おうとする】
【大丈夫だなんて真っ赤な嘘。だが彼女は笑顔を絶やさない】
獅子堂さんですね…
改めて、よろしくお願いします!
【鞄からハンカチとウェットティッシュを取り出し】
【血とインク拭ったせいで汚れた手をしっかりと洗浄してから】
【握手の手を青年へ向けて差し伸べる】
661 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/21(月) 00:57:18.34 ID:4mwdXD8Do
>>659
スプーンは触れただけじゃ無理だな
力を込めれば解かせるが
【青年の必死な物言い】
【それに対しの少年の反応はやはり哀れみの視線を送るしかなかった】
(きっとコイツ見た眼や物言いは不審者だけど中身は良い奴なんだ
そうだ、そうに決まっているに違いない、神様は皆に平等だもんな…)
【その考えは表情からもダダ洩れしていた】
662 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/21(月) 01:03:21.90 ID:QAcEjhbYo
>>660
まだ若いんだからもっと技を磨きな!
おう、こちらこそよろしくな!
【そういい、彼女と握手をし】
雷を使いこなせるようになるといいな!
がんばれよ!
【彼女を応援する】
663 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 01:06:06.24 ID:EDqJ9OcKo
>>661
へぇ、じゃあ尚更触るな。
【某なんとか倶楽部の一員のように繰り返す】
【触るなよ?絶対触るなよ?と言わんばかりだが、こちらの場合はフリではない】
【背を向けたままだが、微かな殺気が漏れ】
……何だその目は……まぁいい、
【かと思えば苛立ちを口にするもぱっぱと水に流す】
俺は此処に来るまでにポスターを見た
図書館は俺の歩いてきた方向と逆だとお前は言う
此処まで言えば分かるだろう……さ、行くぞ馬鹿。
【どうやら彼の中で少年=馬鹿となったらしい】
【性格は察するに最悪だが、少年をポスターの元へ導かんとする辺りは多少義理深いといったところか】
664 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/21(月) 01:10:14.29 ID:4mwdXD8Do
>>663
おぉ、そうだった
本来の目的を忘れるとこだったな
【そういい少年は青年についていく】
そして俺は馬鹿じゃない
馬でもなければ鹿でもない
よし行こう
665 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/21(月) 01:10:43.22 ID:J5yxe8J8o
>>657
【「……そうだった」 自分の少しだけの不覚に、淡く笑む】
【同時に、そんな小さな所まで抉ってくる彼女が、堪らなく愛しかった】
【そして、彼女の声が僅かな杞憂を孕んでいたことに、彼は漸く気付いたのか、】
【今更ながら取り繕って、「大丈夫だ」と、微妙に噛み合わない返事を返す】
【──触れ合いには少しだけ長いが、愛というものを捧げるには短すぎた】
【この胸のうちの全てを与え尽くすには、こんなものは聊かまどろっこしくすらあって】
【もう、世界の全てがどうなっても良い気にさえなった】
【例え今、この世界が端の方から音を立てて崩れ去り始めたとしても、】
【最期の瞬間まで全く此処から、最愛の体温から、離れたくはなかった】
【──漸く、二人の間に、温かい隙間が出来るだろう】
【林檎飴のような双眸が、彼女の顔を映していた】
【それは酒精のせいか、それとも。吐息が、微熱を孕んでいた】
……部屋、戻るか。コーロコル
【零すように、紡ぐ。その名を呼ぶ。形の上では、問いかけ】
【だが、彼はもう有無をも言わせず、今すぐ彼女を奪うように抱えて行きたい程だった】
【何故だか、胸のうちが熱い。今まで帯びてきたどの灼熱よりも、優しく、そして荒々しかった】
【そして彼は、半ば返答を待たずに、彼女を抱えながら立ち上がるだろう】
【それから踵を返して、やはり、無理やりにでも部屋まで連れ去っていこうとする】
【──そう、全てを捧げるには、言葉は余りに少なすぎた】
【有限の単位の組み合わせでこの無限を表すことなど到底出来る道理も無くて】
【ならいっそ、一番単純な方法で、この胸のうち全てを彼女に伝えたい、捧げたい】
【──歪んだ夜空色の下、静寂が充ち満ちる】
【今宵ばかりは何故か、歪魔の生物達も存在を忘れたように霧消していて、】
【哀しくなるほど真円を描く純金の儚光が、その長い夜を包み込み始めていた】
//やばい、遅くなってごめんなさい!
//一応、この辺りでしょうか?
//ひとまずお疲れ様でした、ありがとうございました!
666 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 01:23:46.97 ID:EDqJ9OcKo
>>664
【街道】
【夜も深まり、ありとあらゆる店や家が錠を落としてその戸を閉め切る中を往く】
じゃあ、さしずめ鶏だな
鳥頭的な意味合いなり、色々を込めて
【罵倒だが、喧嘩を売っている訳ではないような言い方】
【トゲが無いといえば嘘になるが、至って普遍的な空気を作り出す】
【道中、青年は武具店や衣服店もショーウインドウに飾られた商品を見ては】
俺にも金が有ればなぁ……
【と呟いたりしながら自らの来た道を戻っていく】
【主にそれは今の身形を否定していて、特に刀の鞘を見つけたときのため息は一層深いものだった】
【そうこうしているうちに、青義同盟のポスターが二枚並べて張られた壁の前にたどり着くだろう】
【以下、前スレから引用】
【新正義組織 「blue justice/青義同盟」】
【俺達の組織と、justice・対機関連合等の正義組織との違いは2点ある!】
【悪といえども基本的には殺しはタブー という点と、 目的が悪の排除ではなく、悪の更生 である点だ!】
【俺達の組織の悪人に対する行動は、基本的に3種類。】
【1、更生が完全に成功→その場で解放 まぁこれが1番だわな。】
【2、更生成功の判断がしにくいor更生不可だが警察に引き渡せる状況→警察へ これが一番多くなるかと思う。】
【3、更生不可能&警察に送れない状況&超危険人物と判断→特例として殺害許可 これは仕方がない。】
【…というわけだ。こんな感じで善悪関係なく救おうという活動をしていく。】
【現在メンバー大募集中だ!!少しでも気になったら連絡してくれ!!】
【お電話はこちら、リーダー「マーシャル・T・ロウ」のtel ○○○−△△△−□□□まで!!】
【全員救えないなんて解ってるけど、それでもできるだけ1人でも多く救おうと頑張ってみないか?】
【俺のクソ甘い考えに賛同できる奴!!悪人善人関係なく救ってやろうという器のでかい奴!! 】
【そういう奴を俺らは求めている!!ポスターじーっと見てりゃあスカウトしにいっからヨロシク!!】
【RIPでもカノッサでも救ってやるからかかってこいや!! by マーシャル・T・ロウ】
【<現在justiceなどの正義組織に所属する人へ>】
【前回のポスターで、中傷するようなことを掲載してしまったのは済まない。】
【少し表現を大きくしすぎた。確かに俺達の正義は君達の正義とは違うかもしれない。】
【が、人々に希望を送るという部分では同じはずだ。違うか?そうだろ?】
【つまり、何が言いたいかというと、俺達と対等な立場で協力体制を組まないか。ということだ。】
【あくまで対等な立場だ。下に就く気はさらさら無ぇ。舐めてんならこっちからお断りだ。】
【俺はこうした方がもっと多くの人を救える、と思うから提案した。其れだけだ。】
【だから、何か聞きたい事や、協力体制を組みたいと思った人は、先ほどの電話番号にTELしてくれ!!】
【あ。そうそう…もしくは水の国の「BAR FATE」によくいるからそこに顔を出してくれてもいいぞ!!】
【真の正義はここにあり 「blue justice/青義同盟」リーダー マーシャル・T・ロウ】
【P.S 何なら文句でも構わねぇぜ?腹立ててる連中もいんだろ?お互いの正義を語り合おうや。実力も見ておきたいしな。】
これか……
【ポスターを見た青年は一言】
……ポスターにしては酷いな、お前はどう思う?
【内容には特に触れず、パっと見の感想を述べる】
667 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/21(月) 01:25:07.17 ID:dZXMG2qZo
>>662
はい、私に出来る範囲でがんばってみようかと思います
【そういった彼女の瞳は情熱色に煌く】
【握手を交わし、手を離すと、拭きとったものの
青年の手に汚れが付いていないことを一応確認して】
【それから、もういちどにこっと笑った】
さて…私はもう少し確認したいことがあるのでこの場に留まるつもりですが…
獅子堂さんは、この後、どうされるんですか?
668 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[saga sage]:2011/03/21(月) 01:26:19.72 ID:zS5P4uFAO
>>665
【甘い、甘い、甘い――】
【彼は、こんなにも甘いもので出来ていたのだろうか。そんなことを考える】
【それくらい、胸の方には甘ったるい蜜が落ちていく錯覚がして、たまらなかった】
【最初はただの好奇心からだったのに、今では中毒者となるまで染まっていて】
【それすらもいいかと甘受して、笑う程度には彼女は――彼を愛していた】
【離れたのは、どちらからだっただろう】
【生まれた隙間を更に潰そうとしながら、彼女は濡れた唇をそのままに彼を見る】
【なんとなく、だが。彼が直視出来なくて、視線を逸らす様子はただの少女のよう】
【全て『らしくない』――だが、その全てを“寂しかった”で片付けるには、些か疑問が沸くところであって】
……僕、さ。もうひとつ、欲しいごほーびが、あったんだ
【抱え上げられれば甘えるように身体を預け、吐息を零しながらも】
【彼女は顔を隠しながら、小さな小さな声で、自分の心中に火をつける】
【これを言えば、引き返せないと思っていた。だが、そんなのは知るものか】
【結婚も何もかもがそうだったし、本当に、仕方ないんだけど】
【欲しくて欲しくて堪らななくて、この馬鹿は気付かないから、口に出してあげる】
――――アルスの、子供。頂戴?
【―――そして、今まで離れていただけの埋め合わせをするように、何度も何度も、キスをする】
/胸やけがヤバいのです
/とりあえず、お疲れ様でした。ありがとうございましたー!
669 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/21(月) 01:27:32.65 ID:QAcEjhbYo
>>667
おう、がんばりなよ!
【彼女を激励したあと】
確認してぇこと?それはなんでぇ?
【彼女のいう確認したいこと≠ニやらが気になっているようだが】
まぁオイラは適当に時間つぶして酒でも飲みにいくさ!
670 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/21(月) 01:32:28.15 ID:AJLzjXrko
【丘】
【街が一望出来る丘に、一人の青年が立っていた】
【青年はやや高めの身長で、街中に居るような人々と変わらない、普通の服装をしている。怪我をしているのか、左脚の二箇所に包帯が巻いてある】
【目立つのは首元のネックレス。銀色の竜と槍を象った独特のものだ】
【髪の色は灰色。長髪を後ろで細く結んでいる】
(……あの街は、一夜でほぼ壊滅したのか)
【両腕を組みながら、じっと彼は街を眺めている】
671 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/21(月) 01:32:30.91 ID:4mwdXD8Do
>>666
鳥じゃねぇ俺は龍だ
【その後数秒沈黙が流れるがまた少年が口を開く】
龍のように強くなりたいだ
【そしてため息を漏らす青年に目を向ける】
【様々なものを見てため息を漏らす青年を見てて辛くなってきた】
(ああ、神よ人は地に足がついてる間は平等で在るべきではないか?)
【そんなくだらないことを考えながら胸を抑えているとポスターの前につく】
【それを遠目ながら見て一言】
とりあえずこのP.Sって何?
【やっぱりコイツは馬か鹿の類かもしれない】
672 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/21(月) 01:41:48.69 ID:dZXMG2qZo
>>669
ふふ、気になりますか?
女の子には男性が知らない秘密が一つや二つあるものですっ
【思わせぶりなことを言って、悪戯っぽくわらってから】
な〜んて、冗談です
ほんとにちょっとした大したことのないことですよ
【くだらないことを言ったのを詫びるように軽く会釈して】
そうですかっ!
飲み過ぎには気をつけてくださいねっ身体に毒ですから!
673 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 01:45:05.04 ID:EDqJ9OcKo
>>671
あぁ、そう
【「龍のように強くなりたい」と少年が言い直したにも関わらず、青年は一言で切って捨ててしまう】
【やっぱり性格の悪さが際立つ。最低】
P.S?ああ……
伝説の珍獣、プー・サンのことだ察しろ
【此方は完全にワザといい加減なことを吹く】
【さすがに此処まで嘘っぽい言葉を並べているのだから少年だって気付くはず】
【たぶん】
しかしまぁ。よくここまで書いたものだ
コレばっかりは俺も少し尊敬するな……嘘だが。
それでも金の有る話なら俺も一枚噛んでおくのも悪くないが、この様子では……なぁ?
【そしてまた青年に話題を振る】
674 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/21(月) 01:51:04.56 ID:QAcEjhbYo
>>672
はははっ!そりゃわりかったな!
【笑いながら軽くあやまって】
まぁ体に気をつけてな!
次に会うときは雷を手懐けておくんだぜぃ!
【そう言うと青年は印を組み、青年の周りから蒼雷を纏った無数の桜吹雪が美しくも鋭く舞う】
【桜吹雪が青年を覆い、青年を一瞬隠すと同時に散る】
【桜吹雪が散ったときはもう青年の姿はなかった】
/お疲れ様でしたー!おやすみなさいです!
675 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岡山県)
[sage]:2011/03/21(月) 02:02:48.94 ID:dZXMG2qZo
>>674
はい、それでは!
今日はありがとうございましたっ!
【徒歩で帰るわけではないのだが手を振って見送る】
【桜吹雪と共に姿が消えたのを確認すると、急に屈みこんで】
げほ、げほっ…!
やっぱり…この戦い方はいくら供給量を抑えても負担が…
かと言って他に方法は無し……
……なんとか根性でがんばるしかありませんね…
【顔に疲労の色が色濃く見え、ふと力が緩むとアスファルトの上に崩れて】
【火照った身体を冷たい無機質が冷やしていくのが妙に心地良く
気づけば、彼女はそのまま意識を手放して───】
/遅くまでお疲れさまでしたー! 今日は文章がなかなか浮かんでこず始終遅レスで申し訳なかったです
676 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/21(月) 02:21:36.58 ID:lZvV2z8a0
【路地裏】
耳かっぽじって、歯ぁ喰いしばれェ!
アッー、ははははァ!!
『ちょ、マジかよッ!』「どうなってやがるんだ……」
パシュー ……、ドゴォォオンン……!
「『ぐおぉああああ!?』」
【そこには日常茶飯事な悲鳴はさておいても】
【殺戮は起きようと静寂している筈の場所では、珍しい爆発音があった】
【その道の、煙が晴れれば。哀れ。耳から血を流し気絶した、チンピラ達の姿】
おお……!すンばらしいっ
肝の小さいチンピラ程度、イチコロではないか……
此れで………此れでこのフールはッ……!
【そして、其れに感動している右肩に“ロケットランチャー”らしき物を持ち、翠を基調とする迷彩服姿の、“宝箱頭の者”】
【ぱっと開いた其の手を確かめるように。業とらしい歓喜の声を吐きながら。淡い翠色。というより、所々苔が生えている年代物だろう宝箱からは】
【何故かチンピラ達の状況が見えているようではある】
“Super Hero”だぁっ!
強きを裁き、弱きを救うのでーーすっ!!
【心意気は兎も角、う る さ い】
【しかし、其れを無視するかの用に左手で夜空の星を指さしていた】
677 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/21(月) 02:26:00.64 ID:4mwdXD8Do
>>673
ああ?あぁ、なるほどね?おぉなるほど?
【この少年嘘だと気付いていません、はい】
金ばっかだねアンタ
やっぱり金がないとなにも始まらないって性質かい?
でもとりあえずこの件のことには感謝するよ
【そしてポッケから携帯を取り出す】
うわっ!!もう門限過ぎてんじゃんヤベー!
大急ぎで帰らないといかんな!
じゃあな知らない人
【そう言うと少年は大急ぎで駆けていく】
【そして目の前の角をまがり姿が見えなくなった】
/すいません親の目を盗みようやく書き込めましたがうるさくて続行不可です
/こんな投げやりですいませんが夜遅くまでお疲れ様でした、乙でしたー
678 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/21(月) 02:35:40.03 ID:AJLzjXrko
>>676
【男の声が響き渡った直後、一瞬の静寂の後】
【コッ、コッ、コッ、と、足音が響く。男の元へ向かうように、足音が近付いてくる】
【男の歓喜を邪魔するように。この場の空気を突き崩すように】
何が”Super Hero”だ、ふざけやがって
【その”音”はある程度近付いてから、別の”音”──声に変わった】
【それは若い男の声だった。そしてそれは到底友好的なものではなかった】
【声の方を振り向けば、青年の姿が目に映るだろう】
【青年はやや高めの身長で、街中に居るような人々と変わらない、普通の服装をしている。怪我をしているのか、左脚には二箇所に包帯が巻いてあった】
【目立つのは首元のネックレス。銀色の竜と槍を象った独特のものだ】
【髪の色は灰色。長髪を後ろで細く結んでいる】
そんなチンピラ殺して大はしゃぎか?
英雄(ヒーロー)が聞いて呆れる
【その青年は大層不機嫌に、男へと挑発をかけた】
【格好は普通。怪我までしている。そんな状態ならば普通は路地裏に来ることすら無い】
【それらの情報からは、彼が戦える人間には見えない】
【しかし、たった一つだけ、その判断を変える要素があった】
【それは──】
【──彼の右手には、血のように紅い2m前後の槍が、握られていた】
679 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 02:39:58.72 ID:tW0OraX+o
【路地裏】
……あーあ、寂しいですわ。寂しいですわぁ。
どうして私は、一人ぼっちなので御座いましょうか。
早くどなたかと巡り会いたいですの。お願いでございますから。
【大きな純白の日傘を右手で差している、流れるような金髪の少女が歩いている】
【身に纏っているのは赤と黒を基調とした色鮮やかなロングドレス】
【所謂オッドアイであり、左は煌く星の如き金色の瞳、右は若葉の如き黄緑色の瞳】
【少女自身よりも一回り大きい、例えるならば蝙蝠のような漆黒の羽が背中から生えている】
【構って欲し気なオーラを全開にして、時間帯も気にせず大声で独り言を話している】
680 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 02:45:46.01 ID:EDqJ9OcKo
>>677
……。
【青年は額に手を当ててしばらく呆れて】
ぁあ?それは違うな馬鹿、金が有れば「何かが始まる」んだよ
何も金だけじゃないが引き金を引くのは色々だ
【青年は想起する】
【身の回りで起きたこと、その引き金、なぜ自分は此処にいるのか】
【他愛も無く、途方もないその思考を脳内で繰り広げて】
ん、ああ。じゃあな馬鹿
【少年が帰るという出来事によって青年の思考は青年へ返る】
【よく分からない自分の考えを纏めながら青年は走り去る少年を見送った】
【結局、呼び名を馬鹿として】
/お疲れ様でしたー!PCの後ろに親……gkbr
681 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/21(月) 02:57:27.00 ID:lZvV2z8a0
>>678
うん?
【ふと振り返れば、青年が立っている】
ああ……
【青 年 が 立 っ て い る】
【…何故目を反らしたかは置いといて】
嗚呼、だってさ。ちょっと凄くない?うん。此れだったら十分なくらいだ
あー、びっくりしたかな?ごめんねぇ。笑って許してよ、ハハハハッ!
【青年の方向へ振り向いて、陽気に笑いかければ弾無しロケランは頭に収納】
【……さりげなく質量保存の法則は無視している】
うーん、怖い顔しないでよぉ。其れとも、そのカッコいい槍を試したいのかなッ?
【槍を見て興味津々である。餓鬼かあんたは】
【何処もかしこも変なアクセントがついた話文句。軽い事この上無し】
【しかし、得体も知れないこの者も、警戒しているのかだらんとした手は拳となっている】
/遅れました。まさか絡まれるとは……宜しくです
682 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 02:58:51.49 ID:/qRKc5by0
>>679
どうして、ですの?
そうですわね、わたくしが思いますに…………。
【歩く少女の前方、微かな鈴の音と、そんな声】
【声の主は見えないが、声の出所は、少女に比較的近い積み上げられた荷物の陰】
そうですわねぇ、こんなド真夜中にそんな大声で独り言話しちゃうような、ド変人だからかと思うのですけれど……。
【あっさりと失礼なことをのたまいつつ、どうやら隠れるつもりは毛ほども無いらしく】
【物陰から、軽く握った手をぴょこんと出し。招き猫みたいな動作で、招いてみたり】
【ただし、黒のドレスグローブか何か。手を隠すものを着用しているために】
【相手の夜目の利き具合によっては見えないかもしれず】
【それでも、居場所の特定は簡単なはずである】
/まだいらっしゃいますかしらー
683 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 03:12:27.81 ID:tW0OraX+o
>>682
べ、別にド変人じゃありませんわ!
ちょっと寂しがり屋なだけで御座いますから、勘違いしないでくださいまし!
【さ、最初の文字を2回繰り返して最後にだからを付ければツンデレになるんだからね!】
【みたいな量産型ツンデレっぷり。いや、こんなのがツンデレだとは認めないが】
【少女の正体は"夜に生きる種族"】
【そのため夜目が利き、】
【「私と友達になろうと誘ってくださっている少女(主観)」をあっさりと発見する】
まあ、今此処で巡り会えたのは運命ではなくって?
織姫と彦星が出会えたような、そんな素晴らしい日に違いありませんわ!
では……参りますことよ。 ごきげんよう!
【そしてニコニコと満面の笑みを浮かべると】
【全力で(但し羽が邪魔で遅め)招く手の方に駆けていく】
/いらっしゃいますの。
684 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 03:29:39.76 ID:/qRKc5by0
>>683
あら?
では、こんなド真夜中にそんな大声で騒ぎ立てる近所迷惑な方でしたかしら?
【量産型ツンデレに対し、返されるのはやっぱりどこか失礼な言葉で】
【そして、姿の見えない声の主は、この状況を楽しんでいるらしく】
【楽しげな声と、微かに混ざる笑い声】
運命なんてモノ、路地裏の死体よりも多いものじゃありませんの?
どこにだって腐り果てるほどの運命が落ちていますわ、安っぽい。
はい、御機嫌よう。こんばんは。
いいお月様の夜ですわね? 満月は終わってしまいましたけれど。
【どうやら、この声の主は運命を信じないタイプのよう】
【相手がある程度近づいて来た辺りで、声の主はようやく立ち上がり、相手の視界内に姿を現し】
【挨拶の言葉と共に、ぺこりと頭を下げる】
【鈴を通した赤のリボンで二つに結った、長い黒髪】
【猫のようにまん丸な、グリーンアップルの瞳】
【同じくグリーンアップルのキャッツアイがトップを飾る、ペンダント】
【リボン飾りを適度に散らばした黒のバルーンワンピースに、黒のドレスグローブ】
【黒のオーバーニーソックスに、黒の編み込みブーツ】
【なんともまあ、上から下まで黒尽くめな、少女】
685 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 03:43:39.39 ID:tW0OraX+o
>>684
これは、ただの独り言ですの!
迷惑をかけているのでしたら、ごめんあそばせ。
ですが、この独り言のお陰で貴方様と出会えましたわ。結果オーライですことよ!
【深夜なのにテンション高い。夜行性とかそんなレベルじゃない】
あらあら、確かに月が綺麗ですこと。
しかし、今貴方様と巡り会えた、この運命のほうが100万倍綺麗ですの!
【夜空を見上げて月を見た後、この騒がしい一言である。】
【だが会釈に答えこの少女も頭を下げる姿は、お嬢様らしく見えないこともないかもしれない】
さて、本題に入らせていただきますが───
──10万払わせて頂きますから、私と友達になって下さります?
【取り敢えず、世間知らずである事は確からしく】
【世の中の全ての貧乏人が嫉妬するような、そんな台詞を吐いた】
686 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 03:46:30.03 ID:tW0OraX+o
>>685
/最後の一行修正です。
/【世の中の貧乏人達が妬みの視線を送るかもしれない、馬鹿らしい台詞を吐いた】
687 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 03:58:18.63 ID:/qRKc5by0
>>685
わたくしは別に気にしませんけれど、近所の人に文句を言われても仕方ありませんわね?
……ああ、一番の近所はわたくしでしたわ。
では、文句を言おうかしら。
【独り言のお陰で出会えた、と】
【その言葉に真正面からケチを付けるようなセリフをひとつ】
【立てた人差し指で唇に触れ、迷うような仕草は、どこか演技臭く】
【本気で言っているわけでは、無いのだろう。わざわざ話し掛け、手招きまでして。自分から関わってきたのだから】
月の大きさが何倍(当社比)でしたかしら?
ま、興味もありませんわねぇ。あなたさまは知ってらっしゃいますの?
【かっこの中まできちんと口に出すのは、この少女の性格のせいなのか、それともこの発言に仕込まれた小ネタだからなのか】
【腕を組み、首をかしげ、そんな質問をひとつ】
【運命、という単語はやはり、興味が無いのだろう。スルーして】
……報酬があるなら、かまいませんことよ。
物品でも構いませんのよ?
【それから、唐突に告げられた本題】
【それと、その内容に】
【驚いたのだろう、元よりまん丸だった瞳は、いっそうに丸くなって】
【それでも、驚いた時間はほんの数瞬】
【報酬があるなら、と、既に満たされた条件を口にしながら、口にしたのは肯定の言葉で】
【あとから、なんだか無かった選択肢まで付け足しているのだが】
688 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 04:09:17.40 ID:tW0OraX+o
>>687
……優しくお願いできますこと?
私、文句を言われるのは苦手でしてよ。
【文句を言うと言われて、あからさまにテンションダウン】
【具体的には声のトーンが落ちたり、若干俯いたり】
【文句や悪口といった類を言われるのが、本当に苦手らしい】
当社比……ですの?
難しい言葉は存じ上げませんわ。
【ネタにマジレス。首まで傾げてる辺り、酷い】
物品はこの傘くらいしか持ちあわせていなくってよ。
それで──友だちになって、下さるのでこざいますね!?
【瞳をキラッキラ輝かせながら、確認する】
【余程友達という存在に、恋焦がれているらしい】
689 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 04:22:50.27 ID:/qRKc5by0
>>688
あら、されたいの?
そうねぇ、されたいならしないとかわいそうかしら?
【あからさまなテンションダウンに、冗談だったことをさり気なく漂わせながら】
【「今否定しないとやっちゃいますよ」感を、漂わせ始め】
【夜目の利く相手にならば、見えるのだろう。楽しそうに笑んでいるその表情が】
ま、くだらない戯言ですのよ。
【「気にしないでくださいまし。」なんて、付け足して】
【それっきり、先ほどの発言なんて無かった、とでも言い出しそうな、まるで自分の発言に責任を持たない態度】
報酬があれば、どちらでも構いませんのよ。
……それにしても、どっかに引き篭もってらっしゃいましたの?
それとも、その変人っぷりからお友達が出来なかったのかしら。
【選択肢を増やしておきながらも、最終的には、相手に投げるという適当っぷり】
【傘でも現金でも、良いらしく。首の前辺りで両手を合わせ、どことなく営業スマイルじみた笑顔をにこり】
【ただ、たかが友達程度にそこまでするのが不思議だったのだろう、不思議そうな表情で、首をかしげて】
690 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 04:36:04.68 ID:tW0OraX+o
>>689
い、いえ、勿論されたくはなくってよ!
……どうして、笑っていらっしゃいますのー!?
【笑顔に気づいたためか、ふくれっ面】
【驚いたような、不満げなような。心から怒ってないことだけは確か】
でしたら、現金で払いますわ。
先程も述べたとおり、別に変人ではありませんわ!
ちょっとだけ周りの人達と変わってるだけですの!
【友達ができない理由については、触れない】
【自分でもわかってないのか、分かってる上で喋るのが嫌なのか】
【どちらであるかは不明であるが、懐から札束(じゅーまん)を取り出す】
691 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 04:48:11.92 ID:/qRKc5by0
>>690
じゃあ、しないでおいて差し上げますの。
感謝してくださいまし、貸しひとつですことよ?
……あらあら、知りませんの? 笑うことは身体にとてもいいんですのよ?
【文句をつけようとしたのはこちらからであり、脅し染みた言葉で相手にそう言わせたのもこちらであり】
【それなのに、なぜか。「文句をつけないでおいてあげた」的言動】
【ひっそりと貸しまでつけようとしている辺り、どうも性格がトリプルアクセルでも決めているようで】
【今のうちなら、きっと。無かったことに出来るはずである】
【そして、笑顔の理由を健康に結びつけ。※全然違う】
じゃあ、それで。
知ってらっしゃいます? 変人とは、変わった人、と書きますわ。
【現金払いに同意を示し、左手で、軽くツインテールの左の房を払って】
【若干遠まわしな、そんな言葉】
【懐から取り出されたものを、差し出されれば、何の感慨も無く、それを受け取って】
【受け取れば、ざっと確認。何となく手馴れているよう、な】
692 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 05:02:11.85 ID:tW0OraX+o
>>691
……分かりましたわ。貸一つで、宜しいですこと?
本当でございますか!
そうでしたら私は、とても健康ということになりますの!
【あっさりと押し負け、あっさりと騙された。世間知らずですから】
【ニッコニコと笑っている辺り、かなり哀れ】
【この分だと、押し売りだったり詐欺師には弱いのだろう】
知ってますわ。常識ですもの。
それが……どうしましたの?
私は変人では御座いませんから、関係はなくってよ。
【少し、いやかなり頭が弱いらしい】
【世間知らずだから仕方ないとか、そんな言い訳が通じないほどに】
【お嬢様なのに、まともな教育を受けていないのだろうか】
【尚、現金は本物であるし、きっちりと10万あるだろう】
【そしてなんかテクテク歩き、更に相手に近づこうとする】
【友達としての距離だろうか。】
【それにしては近すぎるというか、二人の関係によってはキスの一つでも出来る距離まで近づこうとしてるのだが】
693 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 05:14:19.46 ID:/qRKc5by0
>>692
ええ、よろしいですわ。
ま、いつかお茶でも奢ってくださいましな。それで良いですわ。
そうですわね、まあ……、こんなド真夜中にうろついている時点である程度不健康なのかもしれませんけれど。
【にっこり笑顔で尋ねられ、返すのはこちらもにっこり笑顔】
【にっこりと笑みながらこくりと頷く詐欺師(仮)】
【ただ、望んだものは常識的な範囲内で】
【あまりにも騙せてしまったことに罪悪感でも抱いたのか、本当にお茶を望んでいるのか】
【よく分からないが、まあ。お茶でいいらしく】
【相手が健康であろうことには、同意を返して。ブーメランな発言もひとつ】
「周りの人たちと変わってる」、と。仰いましたわね?
つまり、そういうことですのよ。ええ、自分で仰ったことですもの、しょうがありませんわね。
【そんな、相手のちょっとした言い回しまで引っ張り出してきて】
【悪意具合で言えば、ほぼ存在せず。彼女としてはほぼ冗談の範囲内であることがさらにひどい感をかもし出し】
……毎度あり、…………。
どうしましたの?
【ざっとした確認を終え、視線はお金の方へと落としたまま、そう声を出した辺りで、その距離の近さに気がついたらしく】
【お金を特に大事に扱うでもなく、服のポケットへと突っ込んで】
【思わず、という風に足を引き。尋ねた】
694 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 05:27:06.20 ID:tW0OraX+o
>>693
お茶で宜しいのでございますか? かしこまりましたわ。
真夜中に歩きましたら、不健康ですこと?
そしたら私、超不健康になってしまいますわ!
【どうやら、いつも真夜中に出歩いているらしく】
【困ったかのように辺りをキョロキョロ。せわしない】
【それでも、健康になると信じて笑顔はキープ。詐欺師(仮)って怖い】
…………まあ!
ごめんあそばせ。前言撤回しますの。
私は周りと変わってもなくてよ。変人では御座いませんもの。
【どうやら、逆に捉えたらしい】
【自分は変人ではないから、さっきの言葉が間違っていたと】
【あくまで変人だとは認めないようだ】
──だって、私たち友達でしょう?
【そう言って、ぐいぐい近づこうとする】
【恐らく、いや確実に何か裏がある】
695 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 05:42:49.07 ID:/qRKc5by0
>>694
ええ、ありがたいですわ。
もう春だって言うのに、まだ寒いんですもの。
暖かいものでも飲まないと、やっていけませんものね……。
そうですわね、太陽の光というものは生き物にとても大事な役割を持っていますのよ?
それを浴びずに生活する、ということは、つまり、不健康への第一歩になるはずですから。
【そんなお茶会の約束に、両手を軽く合わせ、にこりと笑う笑顔が。怪しく見えてしまうのは完全なる自業自得】
【はあ、と、若干わざとらしく吐いた息はきっと白いはずで。春を望んでいる、らしく】
【それから、太陽の光の云々について不安を煽るような発言である】
【それでも、「はず」だったりするのだが。まあ、太陽の光はいいものである、うん】
……そう、ですか。
【あくまで変人と認めない、そのポジティブ具合(?)】
【どうやら、このターン。彼女は、相手に勝つことを諦めたらしい】
【緩く笑顔を浮かべたまま、そんな肯定を返し】
…………ええ、そうですけれど。
わたくし、あなたの名前も知りませんのよ?
【相手の言葉を、笑顔で肯定】
【……しつつも、ぐいぐいと近づかれ、じりじりと、後ろに下がっていく】
【名前も知らないから、なんて】
【そんな時間稼ぎのような言葉を口にしながらも、元々狭い路地裏。背中はもう、壁に触れるほどで】
696 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 05:54:07.02 ID:tW0OraX+o
>>695
一度も、太陽光を浴びたことなくってよ。嫌いですから。
……もしかしなくても、不健康ですの?
【嫌いだからといって、一度も日光を浴びたことないとか】
【普通の人間では有り得ない】
【いや、そもそも羽が生えてる時点で、普通の人間ではないけれど】
【日光が嫌いな人外といったら、有名所でいったら"アレ"である。"アレ"】
私はミィ=ル・ルージュですわ!
これで、問題はありませんこと?
【「名前を知らなければ教えればいいじゃない!」とかなんとか】
【時間稼ぎなど気にもとめず、迫っていく】
【何事もなければ、直ぐに超近距離まで近づいてしまうだろう】
697 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 06:08:40.93 ID:/qRKc5by0
>>696
あら、それなら一周回って浴びたら不健康になりそうですわね。
……いいんじゃないかしら、種族柄なら仕方ありませんもの。
【「日光が嫌い」で「羽があって」、「なんか接近されてる」】
【その辺から、どうやらようやっと、たどり着いたらしい】
【ただ、種族名を言わないのは何らかの意地なのか、何なのか】
ミィさん?
わたくし、人間をやめるという約束はしていない記憶があるのですけれど……。
【なんとか凌ぎますか、それとも人間やめますか】
【きっと、現在彼女の脳内に浮かぶのは、そんな選択肢】
【じりじりと下がった背中が壁に触れて、それから口にするのは、そんなことで】
【さんざ詐欺まがいの発言をしておいて、これである】
【やはり、我が身は大事なのだろう、……たぶん】
698 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 06:19:21.73 ID:tW0OraX+o
>>697
でも、ヒトと吸血鬼では友達になれませんことよ?
友達になるという約束はしてはなくって?
【じりじりと近づいて、ようやく射程に入る】
【相手の後ろは壁、もう逃げ場はないだろう】
【普通に口にした種族名は、恐らく相手の予想通りのはず】
私、貴方様と本当の友達になりたいですわぁ。
【先程までと違い、不気味な笑みを浮かべる少女】
【この友達に対する執着心、かなり危ない】
【「10万渡すからお友達になって下さい」なんて言ってる時点で】
【ミィはおかしい事を察した方が良かったのかもしれないが、どちらにしろもう後の祭り】
【幸い、力づくでやるのは嫌いなのだろうか】
【「お話の時間」が与えられてる】
【しかしそれでも、無理矢理人間止めさせられるのは、このままでは時間の問題か】
699 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 06:32:30.73 ID:/qRKc5by0
>>698
あら、そうかしら?
試してみないと分からないんじゃないかしら、ねぇ?
【壁に触れて、それでも。ぎりぎりまで下がってみて】
【営業スマイルは困ったような笑みへと変わり、ちらりと明るくなってきた空を見上げては見るものの】
【差されたままであろう日傘を見やり、希望を僅かコンマ数秒で破り捨て】
……追加料金をいただきたいくらいですわね。
倍々くらいでいかがかしら?
【……おや、開き直っていらっしゃる(?)】
【「追い詰められ」て、「太陽光が期待できそうになく」て、「お金を受け取っている」】
【微妙に胸の前に上げられた手は、きっと最終防衛ライン(謎)】
【なんだか今更染みた追加料金の要求。開き直ってしまえば早いものである(多分)】
【おかしい、と言ってしまえば、こちらも十分おかしい人なのである】
【ド真夜中に、路地裏で、女の子が、比較的薄着で、ある程度の大金に慣れていて、時折ブレの出るお嬢様口調】
【そして、自分から踏まなくても良さそうな地雷を踏みに行く好奇心のようなもの。猫でさえ死ぬのだから、人間やめても仕方ない(多分)】
700 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/21(月) 06:39:30.93 ID:2GGOgIv6o
>>650
【貴方の感じるそれと似通った事を、彼女は感じていた
眼前に居る貴方は、男にしておくには勿体無いほどの神秘的な色気を持っていて
思わず彼女も、惹かれそうになってしまう――――ほどに】
【投資の言葉を聴き、彼の意図している事は十分に感じ取れた
しかしながら、今の彼女の境遇は、彼の予想よりも悪いように、思えた
少なくとも彼女はここ数年、金に触れた事すらない】
……なるほど、わっちに投資したい、ということか
なんと言わはったかの、未来価値、か――――かようなもんに期待して、品物を売る
あんじょう(上手く)行かはったら、熟したときに、その一滴に至るまで搾り取れる、と思っているんにゃろうな
なるほど、大した商いにんにゃね
【どこか、余裕を含んだように語る彼女は、達観、しているようにも思えた
それは、閉鎖している先を知っているからか、彼女の道が、既に閉ざしていることを、暗示しているのか
彼女の、ややもすれば、頑固とも受け取れる、貴方の言葉への態度は
――――少々、それらしき事情がある、と感じ取れるだろうか
彼女の心は結構な比率、貴方に傾いているというのに】
あいにく、生まれ故郷は知らないな
……四方を暗い壁に囲まれた、光も届かぬ、地下の地下
そんな地下牢、どこにでもありそうだからね
【生まれを聞かれて、不意に、ぷくぅとした唇から零れた言葉は
寂しさを、貴方から引き出されたから、か――――いずれにせよ、彼女にとっても予期せぬ言葉だったに違いない
表情を崩し、微笑んだのは、気にしないでくれ、とでも言うのだろうか】
【そして、手渡そうと差し伸べられた手に、微かな、戸惑いを、感じて――――】
……ふむ、名は聞いたことあるぞD≠セったか、それらしき名前だ
大方、薬漬けにでもしてしまい、わっちを金を運ぶ傀儡にでもしようと思ってるんやろうか
ねぶる(舐める)でない、わっちには貫くべき意思≠ェある
それを疎かにして為すべきことなど、ありはしぃひんさかい
……こんな淋しさなど、一人で、超えて――――……
【言葉が詰まった、不意に――――後の一言が、言葉に出ない
これを口にすれば、彼女と彼の交流は無くなる、と思っているのだろうか
靡く事の無い風に苛立ちを覚えるが如く、貴方が、此処から去ってしまうのを
――――どうも、惜しいように、思えて】
【ぎゅっと、口を噤んで、視線をD≠ノ、そして、貴方へと揺らすと
パタパタと頭を振って、否定しながらも、言葉はついに、出なかった】
/っと、一応返しておいたり、それではおやすみー
701 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 06:46:22.41 ID:tW0OraX+o
>>699
いいえ、分かりきっておりますわ。
貴方様は、豚さんと友達になれますこと?
それと同じですの。吸血鬼にとって、ヒトは食料に過ぎなくってよ。
【理屈が通ってるような、通ってないような理論を展開】
【お金で友(ryとか言ってる事からも、友情論には期待しないほうがよさそう】
【日傘はしっかりと差されたままの上、路地裏なので日光があまり入ってこない】
【もっと日が高くなる昼になれば分からないが、少なくとも朝の間はミィの身体に問題なさそうである】
【いや、相手からすれば問題ありありなのかもしれないが】
……よろしくってよ!
友達になれるのであれば、其れくらい安いものですの。
【追加料金の要求をあっさりと受け入れる】
【それどころか、更なる値上げも期待できそう】
【笑っている事からしても、それだけ友達が欲しいらしい】
702 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 06:57:53.23 ID:/qRKc5by0
>>701
……まあ、ペットになら出来ますわね。
ごはんをあげて、よく肥えたらいただきます、と……。
【つまるところ家畜、と】
【豚さんもお友達です、などと真顔でのたまえる人柄ではなかったらしく】
【至極あっさりと無理であることを認めてしまい、つまり、自分の退路までも分断しているのだが】
【こちらとしては問題ありあり、しかし、どうやらもう本当に開き直ってしまったらしく】
【今時の若者は生きる力が弱いと誰かが言っていた気がするのだが、それなのだろうか】
……じゃあ、倍々を最低でいいですわ。
そう……、あと、デメリットは?
あと、人を食べる気になる気がしないのですけれど。
【10万の倍の倍、つまるところ40万を最低にして。最高希望は口にせずに、どうやら相手に任せることにしたらしく】
【それから尋ねるのは、そんなことで。最後の質問は、尋ねたところでどうなるというのやら】
703 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 07:14:35.46 ID:tW0OraX+o
>>702
では、その更に倍でお願い致しますわ。
【とどのつまり80万】
【人間捨てる代金としては、高いのか安いのか】
デメリット……ですの?
ヒトの身体がベースな以上、外見は変化しないと存じますし。
弱点も薄くなるでしょうし、日光に弱くなるくらいですわ。
それに、痛くもありませんことよ。
【あんまり、デメリットはないらしい】
【日光を浴びるのは辛くなるだろうが】
【十字架が弱点だとか、羽が生えるだとか、そういう事は一切無いようだ】
血を吸うだけで、大丈夫ですの。
私だって、人肉を頂いたことはございませんわ。
【流石に吸血する必要はある。トマトジュースで代用とかも、無理】
【その点では覚悟を決める必要があるかもしれない】
……もう話は終えてもよろしくって?
【そして最後に、ヒトを止めるかどうかもう一度確認する】
704 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 07:29:29.95 ID:/qRKc5by0
>>703
……はい、毎度あり。
【例えるならば、今日の昼が提出期限の課題に今日の朝に気がついた、ような】
【浮かべるのは、そんな表情と営業スマイルの混ざる、どうにでもなーれ的表情で】
【そんな相場があるのかはともかく、当人同士が納得していれば。きっと、大丈夫なのである】
注射とかって、実際の痛みはどうでも良くて、刺さるまでの過程に恐怖を抱きませんこと?
【デメリットなんかを聞いて、明後日の方向に小さく息を吐いてから】
【要するに、「噛まれるの怖い」とか。そんなことを軽く愚痴っていて】
【だからと言って、何をするでなし。ただの愚痴なのであろう、恐らくは】
そうね、なら少しはマシ、かしら。
……美味しいって言うけれど、どうなのかしら、ね?
さすがにそこまで貧窮したことはありませんの。
【いいところ探しの後の、僅かな現実逃避】
【それから、かけられた言葉に】
今からやだって言ったらどうにかなりますの?
【両手を後ろに回して、ペンダントを外しながら。そんなことを、冗談っぽく尋ねてみたり】
【外し終えれば、ペンダントを両手でぎゅっと握り締めて、おなかの前辺りへ】
【最終防衛ライン撤去、である】
705 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 07:44:45.16 ID:tW0OraX+o
>>704
されたことがありませんから、分からなくってよ。
【吸血鬼が注射されるとか、どんな状況なのだろうか。】
【多分これから先も、無いだろう】
【注射の話は、ミィに対する例えとしてはちょっと無縁だった】
美味しいですの。それはとても。
貴方様にもきっと直ぐに分かりますわ。
【血の味なんて、きっと出来ることなら一生分かりたくもないだろうが】
……無理ですわね。
だって、私──もう、我慢できませんこと。
【そう言うと、大きく口を開く】
【中に覗くのは、吸血鬼の象徴である大きな2本の牙で───】
───いただきまーす。
【食前の挨拶と共に、ガブリと首筋にかぶりつこうとする】
【成功したのであれば首筋からヒトの血液を吸い、吸血鬼の血液を注入する】
【その動作を繰り返し、少女の身体を吸血鬼に変えていこうとするだろう】
706 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 07:56:39.84 ID:/qRKc5by0
>>705
……人は大変ですのよ?
予防接種が何だとか、ワクチンがどうとか、……まあ、回避できますけれど。
【これから人間やめる人が何を言っているのやら】
【まあともかく、注射が怖いことをアピールしたい、らしい?】
今のわたくしにはちぃっとも理解できないうえに、出来れば理解したくないんですけれど……。
血なんて、胃がもたれるばっかりですわ、……いえ、他人の血ではなく。
【自分の血なら、飲んだことがあるよな発言をひとつ】
【そっと、視線を斜め下辺りに落として、若干下がるテンション】
……なら、無駄な期待は抱かせない方がいいですわ。
【何となく拗ねた風に言ってから、斜め下の視線をゆっくり持ち上げて】
【じぃっと見つめるのは、相手の口元】
そういえば、それってどんな仕組、……ひぐっ!
【覗く牙へと、そんなどうでも良さそうな疑問を漏らしかけ、しかし、最後まで言い終えず】
【注射が怖いだとか、牙が突き立つ感触がどうとか、なんだかいろいろ】
【ぎゅうっと目を閉じて、注射に怯える子どもみたいに、身体を硬くしたまま、終わるまで。硬直しているはず、である】
707 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 08:07:28.73 ID:tW0OraX+o
>>706
【数秒か、数十秒か、数分】
【長いような短いような、それ位の時間吸血を続け】
【充分に血液を循環させ終えると、口を離した】
【これで普通の人間であったならば、人間を止めることになる】
───ごちそうさまでした!
……………ふぅ。
うふふ……うふ、うふふふふ…………。
これで私と貴方様はお友達に……うふふ。
【やっぱり危ない子だったらしくて】
【口元を血で汚しながら、笑い声を上げている】
【興奮状態みたいなので、暫く放置しておくのも友達としての優しさ(?)かもしれない】
708 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 08:18:45.49 ID:/qRKc5by0
>>707
【その間、少女はずっと、身体を硬くしていて】
【ミィが離れた後に、彼女の表情を見たらば。なんだか目元に涙を滲ませている図が見られたりして】
【もしそれを見たならば、ある程度レアであるために記憶するのをオススメ……いや、しないのだが】
【そのうちに、フリーズ状態から回復すれば】
【まず、服のポケットからハンカチ(黒)を取り出し、恐らく血のついているであろう首元のほうにやり】
【さらに三十秒ほどの沈黙を過ごし、首からハンカチを離して、軽く絞ってみたりしてから】
…………お金はしっかりいただきますわよ?
【※第一声】
【相手のハイテンションは軽く流し、人間やめたことについて口にする前に、これである】
709 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 08:32:03.97 ID:tW0OraX+o
>>708
うふふ、うふ────あら?
さようで。よろしくってよ!
【話しかけられ、ハイテンションモード終了】
【懐からはちじゅーまん取り出し、差し出す】
【ポケットどれだけ大きいのとか、ツッコんではいけない。大人の事情だ】
【自分の口元に付いた血を拭ったり、舐めたりして】
これで、私達は友達でございますことよ!
……そういえば、貴方様の名前はなんですの?
【お金のやりとりをしたり、人間を止めたりした末に】
【ようやく相手の名前を問いかけた。ニッコリ笑顔で】
【人間関係って残酷なの……】
710 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 08:45:31.65 ID:/qRKc5by0
>>709
……ハイテンションですのね。
羨ましいことですわ……。
【血と一緒にテンションは流出。そんなことを言いながら、目元の涙をぐしぐし擦って】
【擦り終われば、血のついたハンカチを地面にそぉい。ぺそりと叩きつけて】
【ローテンションのせいか、それとも元々なのか】
【やっぱり今度も、お金の束には大した反応は無く】
【首に触ったりしたために若干血のついた指で、今度もざっと確認】
……どうも。毎度ありですわ。
【絶滅寸前、営業スマイル】
【それでも、曖昧に笑んでみせる辺りはきっともう、女の子としての意地とか、そういうもので】
【ポケット容量は未知数。こちらも、ぐしゃりとポケットに突っ込んで】
ずいぶん大変だったのですけれど……。
……数時間前のわたくしを殴りたい気分ですわね、出来ればグーで。
【「友達」、と。その言葉に、返したのは独り言成分をいくらか多く含む、そんな言葉で】
【次いで尋ねられた問いに、噛まれた側のツインテールの房を手に取って】
二谷 音々子ですの。
音々子とお呼びくださいませ、敬称は問いませんわ。呼び捨てでも、一向に構いませんの。
【猫が毛繕いするように、丁寧に。血がついていないかを確認しながら】
【ふたやねねこ。そう名乗って。敬称については、特に拘りが無いらしい】
【人間(に見える)関係怖い】
711 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 08:57:34.50 ID:tW0OraX+o
>>710
私は、数時間前の自分を褒め讃えたいことよ。
こんなにも素敵な出会いを下さって!
【血とお金に塗れた出会い】
【どこら辺が素敵なのだろうか】
【理解出来てしまったら、ちょっと危ない】
では、音々子様と呼ばせていただきますの。
これから、よろしくお願いいたしますわ。
【ゆーがにお辞儀をすると】
【またも必要以上に、音々子に近づこうとする】
【もう、吸血する意味はない筈なのだが】
【今度は単純に、友達としての距離なのかもしれない】
712 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 09:05:47.67 ID:/qRKc5by0
>>711
つまり、タイムマシンがあったら両者幸せですわね?
……まあ、無いのは分かっているんですけれど……。
【現存しないものに期待を託す、そんな現実逃避も、自分の言葉であっさりと断ち切られ】
そうですわね、これで昼間に外に出ない言い訳が出来た、と考えましょう。
ええ、これで問題ありませんわね、だって物理的に出来ないんですもの。
【新たなる現実逃避へ向かいかけ、ただ、目の前にお友達も居るので、ぐっと堪え】
もう、こうなったからには仲良くしましょう?
そうですわね、よろしくお願いしますの。
【……てなかった】
【ポジティブシンキングという名の現実逃避。いや、もうこれが一番いいと思う】
……えぇと、今度はなんですの?
個人的に、一日に二回首元に何かを突き立てられたりするのは嫌なのですけれど……。
【それから、再び近づいてくるミィをじぃっと見つめ】
【ただ、もう人間やめちゃったので、先ほどまでのどこか怯えたような態度は無く】
【純粋にまた噛まれるのは嫌だなー、注射やだなー、みたいなノリになっていらっしゃる】
713 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 09:16:10.74 ID:tW0OraX+o
>>712
タイムマシンなど無くても、今を楽しめばいいですの!
私と音々子様は、友達なのですから。
【ポジティブシンキングへと誘う元凶】
【「過去に悩んでウジウジしてても仕方ないさ!」】
【というミィなりの励ましなのだと、ポジティブに受け取るのがいいかも】
ええ。二人ならば寂しくもありませんわ。
いえ、そうではなくて……日光にあたったら、危ないでしょう?
此処は陽の光が入りにくいとはいえ、もう朝なのでしてよ。
【日光怖いから相合傘しようぜ!(意訳)】
【日傘は結構大きく、二人くらいならば余裕で入れる】
【弱点対策であるため、当然といえば当然だ】
714 :
以下、パ―速民にかわりましてぼくちんがお送りします(^ω^)/
:2011/03/21(月) 09:18:14.13 ID:J76Rem5AO
オイっす
715 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 09:26:23.81 ID:/qRKc5by0
>>713
……ええ、そうですわね。
過去に戻ったからといって、それが最良とは限りませんし……。
【ポジティブに誘い込まれ、現実逃避も兼ねて、あっさりと足を浸す】
【そんなポジティブの泉に足を沈める間に、吹っ切れたのだろう。いろいろと。だってもう遅いのだから】
……他にお友達はいらっしゃいませんの?
ミィさんのことなら、他にも居そうだと思うんですけれど。
【二人ならば、と。その言葉にそんな反応を示して】
【そっとひどい言葉が混ざっているようなのは、きっと気のせいで】
はい、……え? あ、はい。
【ものっそい忘れてました、そうですね朝ですね(心の声)】
【先ほどまでは時間稼ごうとしていた朝も、今では自分を焼く時間】
【どうも、すっきりと忘れ去っていたらしく、恐らく素のきょとんとした表情(レア)を浮かべ】
じゃあ、お邪魔しますの。
……あとで、わたくしの分を買いに行きませんと……。
【「お邪魔します。」なんて、口にしてから、ちょこんと傘の防御範囲内に入り込み】
【自分の分を用意しないと、なんて小さなぼやき。それから、ふと。何かに気がついたように、ミィのほうをみて】
そういえば、雨とかどうなんですの?
【なんて、尋ねてみたり】
【流水は駄目とか寧ろ水自体駄目とか、なんだとかかんだとか。そんな知識はあるようです?】
716 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 09:42:28.43 ID:tW0OraX+o
>>715
……おりませんわ。
長い間眠っていて、つい最近目覚めたものでして。
だから先程までは、一人ぼっちでしたの。
【吸血鬼にとっての長い間ということは】
【一日とか、1ヶ月とか、そんな短いものではない】
【世間知らずなのも、その眠っていた事が原因だ】
【──いや、友達がいなかったのには方法にも問題があるのだろうが】
【お金を出したりとか、無理矢理仲間にしようとしたりとか】
【こうして列挙してみると、問題しかない。】
基本的には大丈夫ですわ。
川を越えられないという一点を除けば、ですが。
ただ、貴方様であれば、越えられるかもしれませんの。
【完全な吸血鬼である自分は無理だが、未熟な音々子なら出来るかもしれないと】
【そして、相合傘という口実を利用してすっごい密着しようとする】
717 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/21(月) 10:08:22.25 ID:fr79XBwuo
【森】
【多少開けた場所に在る1つの影】
【無精髭を生やした30代の男性だ。】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に脇差を2本、中位の刀と長大な鞘を1本ずつの刀を携えている】
【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】
【だが彼のその両の瞳は、薄くとは言え包帯が巻かれていて視界を閉ざしており】
【腰に差した計4本の刀と、それだけが特徴的だ】
【長大な鞘の中身―――これまた長大な刀は、今は男の右手に有って】
―――――――ふ、ぅぅぅぅぅぅ
【右足を前に出し、刀身は地面と水平になるまで寝され、時計回りに体を捻じって“振り被っている”】
【男の目の前には1本の巨木――――――否】
【……カンッ】
【閃光と見間違う男の一撃。“逆胴”によって…巨木はあっさりと、“倒木”へと変わって】
…………まだ集中が足りぬでござるな
【チンッ―――大刀を鞘に納めながら、呟いて】
718 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
[!red_res]:2011/03/21(月) 12:21:29.88 ID:0abUK8QV0
【昼の国 海域内】
【占領から、おおよそ4〜5か月が過ぎようとしていた】
【機関に支配されつつも、圧政を強くやり方ではない故に普段通りに生活を続ける住人の姿がそこにある】
【しかし海底――そこでは、偽りを平穏を崩すかの如く大掛かりな作戦が決行されようとしていた】
【ガラスの外には無数の海洋生物が映し出され、日光が無限に射すこの国ならではの美しい生物ピラミットが広がっていた】
【ここは何らかの建造物であるのだろうが、その全容は把握することは出来ない】
【そして外を泳ぐ魚達を見つめるのは、どこか風貌のある二人の人物】
【一人が静かに、声を上げた】
今回の作戦はあくまでも“牽制”
相手方の戦力把握と機関に対する圧力を掛けることの二点にあります
――まあ表向きの目標としては、なのですが
【先に発言を行ったのは、まだ若いようだが美しい顔立ちが目を引く20代前後の男】
【黒髪の長髪は光が僅かに反射する程質が良く、艶が頭には菱形の小さな宝石が垂れ下った輪っかを被っているという独自のファッション】
【青と紫を基調とした、フリル付きのローブを身に纏ったその姿は端麗な容姿を引き立てる】
『大いに結構である、気分はどうかね?』
【返答するのは、ローブのような白い布を纏ったのみという、実にシンプルな服装の穏やかな顔つきをした老人】
【顔半分を覆いつくす白い髭と髪一本生えていない頭は、まるで古代ギリシアの哲学者である】
態々お呼び頂き、光栄に思っております
しかし軍陣の指揮を執るのは“世界大戦”以来ですから、正直能力不足かと心配しているのが実際です
【そう苦笑しつつ、依然として立ち位置から全く動かない男】
【相手の質問に柔らかく答える姿勢から、第一印象は良いものだ】
『君の功績と正義感を称えているからこそ私が自ら推したのだ、自信を持ちなさい』
恐縮です
【小さく見せる一礼】
【時計に目をやれば、針は12時を過ぎていた】
そろそろ――宜しいですかね
始めましょう
/参加気配が無かったので、少し遅めにレス投下致しました
/次レスへ続きます
719 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
[!red_res]:2011/03/21(月) 12:38:10.88 ID:0abUK8QV0
【昼の国 検問所前】
【簡単とはいえ、検問が敷かれた関所の一角】
【そこに丸みを帯びた四角いフォルムの金属体――俗に言うワゴン車と呼ばれる自動車両が停車している】
【運転席から窓を開けて姿を現したのは、作業着を模した水色の清掃服とキャップ帽を着用した長身金髪のイケメンだ】
{おう、またお前らか}
「いつも世話になってますねぇ」
どうっすかね、ここ最近の体制って
{俺も機関員やってて長くなるが、こう寛容な政体は珍しいと思うよ}
俺もそう思います、それじゃ!
【軽く慣れ合い、再び奥のデスクへ戻ろうとする検問員】
【その目を離した一瞬の隙に、そっと検問所の窓下へ車の中から小さな機械装置を取り付ける】
「いつもお疲れ様でしたー」
【そして、車のアクセルを踏んで同じく立ち去っていく清掃員達】
【何ら変わり映えのない“普通の光景”である】
【それから数分後――】
【検問所へと上空から、微かな煙を上げて何かが飛来する】
【それは見ればゆっくりと、しかし確実な速度を持って迫ってくる】
【そして】
【ただ僅かな時間をおいて、爆音と共に検問所は一瞬で吹き飛んだ】
【破片が周囲へと飛んでいき、中に居た検問員の安否は考察するまでもない】
720 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
[!red_res]:2011/03/21(月) 12:59:54.20 ID:0abUK8QV0
【いや、これだけではない】
【全土に散らばる検問所に対して、続け様にその何かが飛んでくる】
【煙を上げ、次から次へと吹き飛んでいく検問所】
【いずれも他の客や車両が見受けられない時間に合わせ、何者かが撃ち込んで来ているのだ】
【彼方此方で煙を上げる検問所、騒ぎ立てる民衆】
【特に昼の国沿岸部の検問所は、ほぼ全てが壊滅状態となっているようだ】
【各所で人々もパニック状態に陥り、リゾート地では恐怖と混乱のあまり悲鳴さえもが響き出す】
【同時刻 夜の国】
【昼の国とは対照的に、永遠の夜が支配する異国・夜の国】
【その冷たい大地に降り立つ、黒い影】
「支部を探せ、と。それだけだ」
【作業着を模した黒い清掃服とキャップ帽を着用した、複数の男女】
【それぞれに肌色などの細かい特徴が見受けられるものの、清掃服とキャップ帽は共通しているようだ】
【その中に一部紛れ込む、異質な存在】
【茶髪のポニーテールをし、顔には白い仮面を付け、全身の各所に小さなアーマーが備え付けた女性であろう人物】
【チャイナドレスを模した白い服を着用し、仮面の額部には黄色でC向きの三日月模様が描かれている】
/次から絡みレスとなります
721 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
[!red_res]:2011/03/21(月) 13:37:31.32 ID:0abUK8QV0
【昼の国 市街地】
【爆煙が各地で上がり次々と人々が避難を行う慌ただしい中、それを黙って見つめる男】
リゾート地だから大掛かりな虐殺とかが元から少ないんだろうが…
機関が支配しているからか、余計に罪背負った奴が見つかんねぇな…
毒を持って毒を制すって訳だ、ヘヘッ
(とりあえず、ナンバーズや指名手配犯狙いってのは確かだよなァ…)
(しかし指令で“普通のナンバーズなら殺さなくてもいい”っていうのはどういう事だ…?)
ジャニル、仇は俺が討ってやんよ
【市街地を見渡して歩くのは、青紫のジャンバーを羽織い所々破けたジーンズを着用した男】
【若さのある声や体の割に、その顔にはややシワが目立つ】
【昼の国 路地裏内】
【日が差す路地裏へ、銃声と悲鳴、絶叫とが木霊する】
うおぉおおぉぉ!!ノブウゥゥゥゥ!!
「(ゲンさん、こりゃ完全にイッてるわな。もう頭ん中ノブのことだけだわ)」
『俺らもポイント稼ぎといきますか!』
【作業着を模した水色の清掃服とキャップ帽を着用した3人の男達が、銃を乱射しながら路地裏へと突っ込んできたのだ】
【先頭に立つ目が小さくゴツイ顔つきの男は、次から次へと路地裏に佇むガラの悪そうな人物に散弾を放っていく】
【この攻撃は罪のない彼らの家族や関係を持った人物にも容赦ない、むしろ積極的に放たれている位だ】
【昼の国 ジャングル内】
【騒動に沸き立つ中、人里離れた森の奥で密かに別の作戦は進行していた】
【草を踏み、倒木を乗り越え、野と服が触れつつも進んでいく人間がそこにいた】
…お前らさ、夜の国に行ってる例の“月光仮面”のことってどう思うよ?
「MLGだか何だか知らないが、どうせ実戦経験の無い新参だろ」
『修羅場なんて一度も潜った事ないような甘チャンには、正直負ける気がしないね』
【茂みを搔き分けて歩いて行くのは、作業着を模した緑色の清掃服とキャップ帽を着用した3人の男】
【その手には何とアサルトライフルが握られており、相性によっては能力者ともいえど、正面からマトモに戦うのは危険かもしれない】
【しかしその3人も周囲を警戒しながら確実に歩を進めており、かなりの熟練度を持った戦士であることが伺える】
/次、夜の国の方投下します
722 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(埼玉県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 13:37:55.48 ID:/qRKc5by0
>>716
あら……、そうでしたの?
それは、申し訳ありませんわ。
ですけれど、こうなってしまったのはもうどうしようもありませんし。
そうですわね、わたくしでよければ、話し相手なんかになって差し上げますの。
【独りぼっち、と。その言葉に、ほんの少しだけ、どこか申し訳なさそうな表情を浮かべて】
【それから、相手のポジティブ思考に毒された結果か、それとも、お金まで受け取っているのだから、しっかり役目を果たすつもりなのか】
【ともかくも、友達っぽいことはするつもり、らしく。それでも浮かべている笑顔がどこか営業スマイルっぽいのは、きっと癖】
それは、地味に困りそうですわね……。
大胆に困る、というわけでは無さそうですけれど……。
……だといいですわ。あとで試してみましょうかしら。
【どうやら地味に困る、らしい】
【両手を口の前で合わせて、若干困ったような表情を浮かべるも、あとで確かめる、ということで決着をつけて】
【やたらの密着には、案外慣れた(?)らしく】
【今の現状、太陽光浴びた際の被害も分からず。こちらからも、若干寄り添う形になって】
【そんなこんなで少し話した後に、「建物の影を伝って帰りますわ。」なんて、言い残し】
【暗い暗いほうへと帰って行った、とか】
/途中で抜けちゃって申し訳ないのです、おつかれさまでしたー!
723 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
[!red_res]:2011/03/21(月) 13:56:33.99 ID:0abUK8QV0
【夜の国 機関集積基地前】
【月が昇る中を無言で歩いて行く二人の人物】
【そして辿り着いたのは、フェンスで隔てられた中型の基地らしき場所】
【3階建て程度のやや大きめの建物が5個程度、密集して建造されているのが分かる】
「ここだ。現在分かっている夜の国の機関勢力といっちゃあ、これが精一杯なんだヨ」
【耳元にある通信機から、声が響く】
【夜の国支部から絶妙な距離を保った位置にある、小さな機関の物資補給場の一つ】
【歩いて向かえば遠い、かといって車両で向かえば近い、とでも言うような微妙な距離である】
…こんな時に突然、ごめんなさい…マスター…
私…こ、怖いのです…初めての実戦が…
今まで完璧になれるように訓練してきましたけど…私、死ぬという恐怖があって…
「保障しよう、君は負けるはずがない。武装・身体能力共に最強であるボクの部隊MLG≠フ一人なのだからネ」
…ですが…
「もしもの時は、ボクがいる。君達は誰一人とし死なせはしないヨ」
…ハイ…
【自信なさげに、そっと頷く仮面の少女】
【背中にも腕にも、アサルトライフルを始めとし、ブーメランやシールド等無数の武装が施されているのがよく分かる】
「(ちょっと、経験を踏ませるのが早すぎたかもしれないカナ)」
【フェンスを乗り越え、敷地内へ侵入しようとする少女】
【彼女の持つ実力は、単なる飾りか、それとも神の子の力か――】
724 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
[!red_res]:2011/03/21(月) 14:09:59.55 ID:0abUK8QV0
【夜の国 街中】
【人口の少なさからしてあまり発展していないことが伺える、とある市街の一部地域】
【治安も悪く、この周囲には闇組織のアジトがあるという噂まである】
【そこで作業着を模した黒い清掃服とキャップ帽を着用した複数の男女が、一角にグループを作り周辺を見渡す】
やはり人が少ないな、この暗さもあるし散策は難しいかもしれん
〈一日中真っ暗な国なんか、住んでて不便じゃないのか?〉
「それを利点と捉える人も多いもの、人の感性によって趣味は分かれますよ」
『俺はこの国出身だし、結構慣れているんだがね』
[お前は自分の国で戦えて誇りか?俺は故郷の方の作戦が心配だ]
〔始めましょ、あまり足踏みが長いと感付かれるわ〕
【片手に拳銃、そして目に暗視ゴーグルを掛けるそれぞれの清掃服達】
【今静かに、新たな掃討作戦が決行されようとしていた――】
/以上で一旦レス投下は終わりです!
/乱入等は皆様各自の判断にお任せ致します
/あと、イベントスレに簡単な進行予定表を貼らせていただきますので参考にして下さい
725 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 14:47:01.58 ID:28+28V+00
>>721
【ジャングル】
月光仮面?
カッコイイ名前だな…監督が好きそうな名前だ
【そう言いながらやってくる】
【黒いマフラーにニット帽をかぶって目だけをだし黒いコートを着た男】
【肩には鳩が二匹乗ってる】
………変な格好だな
【お前が言うな】
726 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 14:52:31.68 ID:0abUK8QV0
>>725
――!
【何処からともなく響く声に反応し、それぞれが銃を構える】
…おい、誰だ!?
【声の響く方へと銃を向け、声を上げ姿を確認せんとし】
【肩に鳩を乗せた、その姿を確認することだろう】
/正面から堂々やって来たって事でいいんですよね…?
727 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 14:52:45.33 ID:xWc7hgKSO
>>721
/機関側(防衛側)ってこれにレスすれば良いんですかね?
728 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 14:54:14.65 ID:0abUK8QV0
>>727
/昼の国防衛の方は
>>721
の3パターンのどれかへ
/夜の国防衛の方は
>>723
・
>>724
のどちらかへお願い致します!
729 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 14:56:49.98 ID:O8PEuwvp0
>>726
……いきなり銃を向けるな…
鳩が逃げる
【二匹の鳩は清掃員の上に飛んでいこうとする】
まずは名乗るならそっちだ…
【静かにそう言いながら】
/イエスキリスト
730 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 15:03:29.72 ID:xWc7hgKSO
>>728
/了解です
>>724
【そこに近付いて行くのは、一つの、研ぎ澄まされた“氣”】
(あー……怪しい奴らネ)
【細身で、緻密かつ意味不明な模様の、翠の男性用チャイナ服を着た、明るい赤髪オールバックで糸目、出っ歯が特徴的な優男っぽい青年……その右肩に刺繍された、彼の識別番号(ナンバー)「十四」】
おい、馬鹿どモ。機関員カ? 何にせヨ……武器を捨てるのが「身のため」ダ。
【街中でそんな物々しい装備を身につけている者が、少なくとも一般人の筈は無い、そう考えたらしい】
【「拳銃」に気付いたか、数m離れた位置から……そう呼び掛ける】
731 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 15:05:42.14 ID:0abUK8QV0
>>729
「実戦じゃ、一瞬の判断が命を分けるんだ。鳩を気遣って死ぬのは御免だぜ?」
【そう言いながら、直ぐに発砲出来るよう引き金に手を掛ける】
俺達ぁ“掃除屋”
人間粗大ゴミを中心に、腐敗物の処理に当たってる訳だ
「俺らはどっちかっていうと精鋭の方だ?喧嘩なら付き合ってやってもいいけどさぁ」
『とりあえずさ、機関支部を探してんだ。邪魔はしないでくれよ』
んで…お前は誰だ…?
【銃を向ける態度は変えず、有利な状況を保ちつつ返答する3人】
【それぞれが顔に迷彩模様を付けていることからも、彼らの素性が知れる】
732 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 15:13:36.45 ID:/Y3mCida0
>>731
今……引き金に手をかけたな?
【そう言った瞬間、清掃員達の上にいた二匹の鳩が光り】
【大爆発を起こし辺りを爆発させようとする】
【早く気がつきいた場所から逃げなければアウトだ】
銃は脅しの道具じゃない…
【その隙に近くの木に隠れ】
「…俺の名は加護駿雀(かご しゅんさく)」
「スタジオ不死鳥座所属だ」
【別の木の上から同じ男の声がする】
733 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 15:14:56.52 ID:0abUK8QV0
>>730
〈――おい!〉
ああ、俺も分かる
「…?」
【グループの中の数人は、何やら何処かから発せられる“氣”に勘付いたようだ】
【特にその中の一人、痩せつつも筋肉質の男は過敏な反応を見せる】
「…どちら様でしょうか…?」
【声とほぼ同時に、そちらの方を向く清掃服達】
【その男の姿を確認すると、瞬時全員が右腕の数字に釘付けになった】
〈――十四、か〉
『大物だな』
【声に耳を貸すこともせず、彼らは一斉に銃を構える】
【その素早い判断から察するに、かなりの手練なのかもしれない】
734 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 15:24:07.22 ID:0abUK8QV0
>>732
――!!!
「うおぉっ!!」
『(やられた――ッ!!)』
【彼らが鳩の“システム”に気づいたのは、光り始めた時であった】
【爆発する瞬間にそれぞれ地面を転がりダメージを最小限に抑え、全員がそれぞれ別々の木へと隠れる】
【服には爆発による傷もあるが、決定的なダメージには至っていない】
【どうもただの衣ではないらしい】
【頭部にもダメージはあるはずだが、どうも立て直しが早い】
おいッ!やりやがったな!?覚悟しとけよ!!
「もう一人居るのか、どこだオイ――?」
『不死鳥座――あれはテロ起こしてたトコだよなぁ――?』
「『(殺してよし、だ)』」
【彼らは今、少なくとも平常心ではない】
【しかし態勢を確実に整えようとする所、実戦経験は半端ではなさそうだ】
735 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 15:28:11.28 ID:xWc7hgKSO
>>733
成る程、敵対勢力……ネ?
【彼が笑顔でそう呟いた瞬間……】
【彼の、「No.14」の両手から「溢れ出す」のは「電気」……】
【それは両手を覆う「グローブ」のような形状で“固体化”して】
ワタシはNo.14、紅麒麟ヨ。(ナンバーなんてのはただの識別番号だけど……ネ。威嚇にはなるヨ)
【更に……眼前にソフトボール大の“電気の球”を生成】
【それを「固体化」はせずに、そのまま……痩せつつも筋肉質な男の“拳銃を持つ手”へと放つ】
アナタ達はjustice? それとも連合? ラインヴァイス? 青義? ……何にせよ、叩き潰すヨ。
【回避はそれ程難しくは無く、威力も低いが……命中すると、ひどく“痺れる”】
736 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 15:30:47.71 ID:wHilwtb10
>>734
(なかなか……)
(楽しませてもらうか…)
【男は木の後ろには隠れながらその場から動かず】
『なかなか血の気が盛んだな…』
【清掃員A(仮に)の上からの背後から声がする】
【振り向けば草むらがガサガサ動いてる】
「随分、訓練されてるんだな…」
【さっきと同じ木の上から声がする】
【……それとは別に烏が一匹、清掃員Cの後ろに飛んでくる】
【この烏…怪しいか?】
737 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 15:46:22.48 ID:0abUK8QV0
>>735
――来るぞ!
【瞬時に分かれ、それぞれ3・3で左右に分かれて建物の影へ向かう清掃服達】
【密集状態ではあったが、それぞれが仲間を上手く避け移動し、電撃を免れる】
【右側に向かった1人、黒髪のストレートの、凛とした表情の女性が銃を向け弾丸を放つ】
【狙いはなかなか正確であり、走りながら撃ってくるには大したものだ】
『電気使いだな、俺が引き付ける』
【次に左側の建物へ向かった男の一人、黒い肌でスキンヘッドの男が銃を構え、時間差で発砲を狙おうと引き金を引く】
【このまま対応をしなければ、他の仲間は建物の影へ隠れることになるだろう】
>>736
――うおぉおっ!!
【右頬に迷彩模様が施された男は銃の引き金を背後の草むらへと向け、それを放つ】
【アサルトライフルは無論フルオート式、生身の人間だったらあっという間に蜂の巣にされてしまうことだろう】
「マレット!後ろだ!」
『同じ手は食わねぇぜ!』
【そして、マレットと呼ばれた左目付近に迷彩模様のある男は、仲間の声に素早く反応し鳥に向けて銃弾を連射】
【同時に仲間へ声を掛けた、右側頭部に迷彩模様のある男の銃は、声が響いた木の上へと向けられ、発砲されようとする】
738 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 15:56:09.68 ID:O8PEuwvp0
>>737
【Aが放った弾丸により草むらは真っ赤に染まる】
【……だが、そこには加護はいない】
【いたのはオウムだ】
【烏に銃弾が当たる瞬間】
【烏の口から弾丸がCの頭に向かい放たれるだろう】
【成功失敗とわず烏は死ぬ】
【そして上からオウムが一匹落ちて来た】
「冷静になれ…」
『ここはジャングルだ』
…お前らも…地形を
《把握する事だな》
【「」がAの左方向らへん】
【『』がBの後ろらへん】
【本物がCの前らへん】
【《》がCの左らへん】
【から声が聞こえる】
(さて……次の仕込みよ…目覚めろ)
【何処からか鳥の羽ばたきが聞こえる】
739 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 16:00:14.79 ID:xWc7hgKSO
>>737
【彼は自分に向けて時間差で鳴った二つの銃声を聞いて、即座に判断を下す】
【一発目。右にサイドステップ。それにより弾丸が左頬を掠めるだけに被害を留め】
……………シィッッッ!!!!
【二発目。飛来する弾丸に“合わせる”ように……電気を纏った左拳を突き出し】
【弾丸を……「相殺」する!!】
【さらに……突きと同時に、弾丸が飛来した「元」……つまり、色黒ハゲに向けて、電気の弾が放たれ】
……「焼麒麟劫(やきりんごう)」ッ!!
【更に、全身から、前方に。放射するように放たれる電撃】
【それは無数の「針」のような形状に「固体化」して……建物に隠れようとする六人へと襲い掛かる】
【しかし……あくまでも牽制程度の威力。命中しても「痺れる」だけでダメージは無い……目的は、動きを止める「だけ」】
/相手が複数なのでキャラ性能をかなり上げていますが、何か問題があれば言って下さい。
740 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 16:10:54.49 ID:0abUK8QV0
>>738
『――ぐあッ!!』
【緑色の帽子が吹き飛び、マレットと呼ばれた男は後ろへ倒れこむ】
【木にもたれ掛かるように腰を下ろすと、そのまま動かなくなった】
「マ、マレット!」
こ、こいつら何なんだよッ!!
「落ち着け!所詮は能力者だ!」
「(鳥使い、要は遠隔操作系の能力者かもしれねぇ――厄介だぜ!)」
よし、一気にブッ潰すぞ!!
【それぞれ残った右頬迷彩の男と右側頭部迷彩の男は、同時に手榴弾を取り出しピンを外す】
喰らっとけッ!!
【「」と『』の方向へそれぞれ投げ込み、爆破と同時に左目迷彩の男の元へ走り出そうとする】
【攻撃と同時に、爆発で態勢を整えるつもりなのだろう】
741 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 16:24:22.83 ID:7bNpqVcE0
>>740
『まずは一人…』
【「」と『』がいた場所は爆発により吹き飛ばされる】
【それぞれに焼けたオウムの死体があるだろう】
能力を知りたいか?…
【本物が木から出て来る】
【服はモゾモゾと複数の何かがいる】
【Cの左らへんいた場所からオウムが飛び出す】
【油断か?それとも策か?】
742 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 16:29:49.95 ID:0abUK8QV0
>>739
『(相殺しやがった――)』
【相手の対応に動揺を見せ、目を丸くする黒肌スキンヘッドの男】
【しかし、電気の球は確実性を持ってしゃがむように避け、再び銃を構え放たんとするようだ】
〔………〕
【黒髪ストレートの女は、銃弾を避けられたと判断すると素早く右側の建物へ】
【無数の針を避けるという行為は、流石に難しいもの】
【逃げていくうちの、歌舞伎役者のような男らしい顔つきをした男の肩を掠めるように命中する】
【それでも前転し、痺れが本格化する前に影へ退避した男】
【そしてそれぞれ何とか影へ退避したものの、攻撃を受けた男の顔には苦の表情が浮かび上がる】
〈掠った…くそ、腕が痺れる――!〉
『タカミネ、引き付け頼む!』
おう!
ミヤノ!お前はサンのカバー行け!
「人使いが荒いですね、全く」
【そして、瞬時に左右から1人ずつの男女が飛び出してくる】
【右から現れた角刈りに近い短髪の男は、相手に向かって真っすぐ突進】
【左側から現れた前髪揃えで後ろ髪だけを伸ばし縛った古風な女は銃を構え、発砲しようとする】
【それぞれが各自の戦法と質量の数とを織り交ぜて攻めてくる、厄介な戦術だ】
/全然大丈夫、どんどん来ちゃって下さい!
/あと、ちょっと混乱しそうなレスで申し訳ない
743 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 16:36:52.71 ID:0abUK8QV0
>>741
【落ちたオウムを見て、改めて互いの意思を認識する2人】
(距離を取りゃ、ビビる事は無ぇぜ――!)
【右頬迷彩(A)の男が、側頭部迷彩(B)の男へと目で合図を送る】
【Bが頷くと同時に、それぞれが固まって後ろの方へと退避していく】
【どうやら距離を取って勝負に出るつもりらしい】
「(あのオウム――引っかかるな)」
【あえてオウムを無視し、本物と思わしきそれに向けて発砲するB】
【Aの男も銃を構え、次の対応に瞬時に備えられるようにして守りを固める】
744 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/21(月) 16:45:23.34 ID:pp539UzRo
>>700
ふふ……僕の鼻は、結構優秀に出来てるんだ
君は、やり方によっては……そうだね、誘蛾灯になれるタイプだ
僕みたいに、走りまわって奪い取る性質とはまた別方向
存在を知らせれば有象無象の虫が寄り集まって、勝手にお金を落として行く
だけど、君はその価値に気付いていない。そして商売人の思考を少しだけ誤解している様だ
絞り尽くせば粕しか残らない、人は粕には引き寄せられない。それを知っているからね
君が花を咲かせたのなら。僕は、君の近くに飛ぶ虫から絞り取るだろう
それが、最も楽で効率良く集められる方法だ。それに――
【この段階に来て、少年は、敢えて笑みを消して無表情に変わる】
【遭遇の瞬間から絶えず開いていた花が、突然に寒風に枯れてしまうような】
【たかが顔のパーツ数個の動き。それでも、暗く冷たく、動きの無い路地裏に有っては、色濃く映る】
【ショーウィンドウに並べる言葉は、甘さを控えめにしてその分苦さも失くして】
【非現実的な味付けから遠ざかった分、現実的な響きの伴う味】
【声の起伏は平坦に、熱気を遠ざけていく】
――………僕のスタート地点で、僕は、首輪で繋がれていた
飼い主の意向に従えば食は確保出来る。逆らえば捨てられる
でもね、そんな境遇に在っても。意外と何処かに道は転がってるものさ
大概の場合、自分という要素だけでは、それは見つける事が難しいのだけど……
誰か他者という要素が加わった瞬間、それは手の届く範囲に近づいてくる
【ワンクッションとして挟んだのは、有りがちなだけに耳を疲れさせる事も無い様な過去】
【路地裏でくらす者を何百人か集めれば、似た様な境遇の者はそれなりに見つかるだろうが】
【兎も角も少年は、「自分も同類だ」という主張を行いつつ、言外に「君も大丈夫」と唆し】
意思≠貫くのには、力が必要だ。それも、一種類じゃあない
腕力、知恵、社交性、資金。揃っていれば揃っている程、実現は近くなる
そして悲しい事に、資金はこの中でとても大きな比率を占める……自力で合法的に野垂れ死にを避けられるしね
受け取りなよ、これを。上手く転がせば大きな利益を生む、これを
勿論、単純に売りさばいたんじゃあそれまでだ。だけどこれの知名度は、餌になる
小出しにして、情報を引きだして。その情報を売りさばき、お金に変えて
望むなら、その為の技術だって教えよう。まず何をすれば良いのかから、一つずつ
【逃げ遂せていた微笑みが、ようやっと帰還した】
【現実的な、合理的な、感情を度外視するような話題は其処で打ち切られて】
これを受け取りなよ。君の意思≠貫く為の道具として
淋しさは一人で越えられない。だって、一人で居るから淋しいんだもの
僕なら、君は一人じゃないって耳元で囁いてあげられるし……冷たい風から庇ってあげる
受け取りなよ、これを。そうしたら……抱きしめて暖めてあげる
【「おいで」と。一歩だけ後退し、二人の間の距離を引き離しながら】
【否定の行動を見て居なかったかの様に、言葉だけで踏み入って行く】
【撒ける餌は、全て散らし尽した】
745 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 16:45:32.97 ID:xWc7hgKSO
>>742
おいおい…………キリが無いネ……
(麒麟流……“全知雷神”)
【ぱん、と弾けるような音がして……紅麒麟の身体から放たれ始める……“見えず”“気付けず”超微弱電流】
【それはまるで「ソナー」のように……周囲の状況を、“漠然とだが”紅麒麟に知らせる。原理? んなもん知るか!】
【色黒ハゲの様子に気付き、彼はその銃口の直線上から逸れつつ】
【突進して来る男と、発砲しようとする女への対処を忘れる事も無い】
斬麒麟舞(キリキリマイ)……
【両手に“電気を固体化させた刀”を「生成」して】
【後ろに一歩下がりながら、女へと右手の刀を投擲……狙いは胸】
【硬度はそれなりで……銃で撃てば破壊出来る程度。しかし……直撃すれば危険なのは間違いない】
………………ッゥ……!!
【更に、突進して来る男に対しては】
【先の動作で一歩下がった事で出来た一瞬のラグを利用して……左手の刀を振るい、首を落とそうとする】
【あくまでも“容赦”等しない……カノッサに逆らうならば、死あるのみ】
746 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 16:46:16.65 ID:28+28V+00
>>743
いい判断だ……だが
【Bが銃を向けた瞬間】
【服から3匹の鳩が飛び出し】
【Bに向かい跳び、直前で爆発するだろう】
【銃弾は男の腹部にあたるが】
落第点だ…
【男の右胸あたりから《木氣/風の魔翌力》があふれ】
【風を纏ったスピードでAに向かってくる】
【そしてオウムは別の木の上に止まる。よく見るとそこには木の箱が……】
747 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/21(月) 16:54:16.16 ID:4mwdXD8Do
【街中】
【この寒空の下ジーンズと黒のタンクトップだけを着ており髪は白】
【そして白い鉱石を加工した首飾りをしている少年はコーヒーを飲んでいた】
昨日は酷い目にあったぜ…
【コーヒーは数分経ってもその湯気が消えることがなく熱々の状態を保っている】
【しかしその熱さを苦とも思わず冷えた飲み物のようにゴクゴク飲みほしていく】
苦ぇ〜…
あーあ、それにしても暇だなぁ
【少年はコーヒーの入っていた紙コップをクシャリと握り潰し後ろに放り投げる】
【すると紙コップは突然発火し地面に着く前には燃えカスとなって風にさらわれてった】
誰か居ねぇかなぁ…強ぇ奴
748 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 17:03:57.59 ID:0abUK8QV0
>>745
【そのソナー能力によっては気づけるかもしれない】
【先程建物の影へ隠れた女の姿が、建物の影からは確認出来なくなっているのを】
【電撃により負傷した男と、残りの隠れた男は確認出来るはずなのだが】
『畳み掛けるぜ』
【色黒ハゲは、銃を構えつつ突撃し相手の右サイドへと潜り込もうとする】
【同時に銃を持たない左手に対して、魔翌力を溜め始めた】
「タカミネさん、カバーさせて頂きますわ」
【暗視ゴーグルで確実に狙いを定め、銃を発砲】
【――だが、狙いは剣ではなく男の方を狙っていた】
【破壊を優先すべき状況であったのに、何故――?】
【おそらく剣は、次に古風な女に突き刺さることであろう】
てめぇら機関員とはワケが違うんだ、モブなめんじゃねぇ!
【機関を罵倒する言葉と同時に、銃に合わせるように清掃服からナイフを左手で取り出す短髪角刈りの男】
【電撃付きの剣を受け止めるつもりだ】
【そうは言いつつも、ナイフと電撃剣では差が大きい】
【このまま押し切る事も可能である――が、男の片手には銃が…】
【さらに、古風な女も弾丸を放っている】
【黒ハゲの立ち位置からしても、非常に危険な状態であることは間違いない】
【何より彼らの最も恐ろしい所は、それぞれの持つ個性】
【単なる無能力者の部隊ではないことに、気づければ良いのだが――】
749 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/21(月) 17:07:00.62 ID:2GGOgIv6o
>>744
【分かりやすい例えである、確かにその兆候は在るのかもしれない
良くも悪くも、とある人種は、彼女の元へと良く集まってくる――――……】
【表情が枯れて、無表情に為ると――――不意に、忘れかけていた淋しさを思い出した
夜明けの近い、宵闇が、月の色を薄くして、二人へと落ちる灯りをやや弱めて
思わず、手を伸ばしそうになるほどに、彼の存在が希薄、となって】
……確かに、このような者達は、良く集まってくるな
だが、気に入らんな――――わっちは、そいつら、と関わりを為したいとは思わん
飽き飽きした、というやつだ、随分と、この手の者には、苦い汁をイマラチオさせられたからね
――――……けれども、それが、わっちが心を許せる者のためになら
この花を香らせても、悪くは無い、かもしれんな――――……
【普段の、どこかクールな態度が、崩れて、最後に心を覗かせた、否、心というか、弱み、というか
それはその寒さに驚いて、保守的になった――――いわば、臆病風に吹かれた、とでも言おうか
じっと、向けられる紅い瞳を覗けば、思いの真意が窺えるかもしれない】
【彼と彼女が似ている――――……その割りに、互いの思想がこうも違うのは
恐らく、それからの境遇が違っていたからだろう、故に、彼の主張を、退けられた
それが、通常、降る雨が、単なる通り雨だったならば、の話】
【――――心をうつ時雨は、彼女を溶かしていく、想いも、心も
とろけるような吐息の中に、零れていく自分、ソレはまさに、言葉に酔う状態に似て】
ならば、わっちにも……道が見つかるかも知れんな
そしてその道、とは、存外――――お主、かもしれん
わっちの意思≠ヘ一人で貫くには、重たいさかい……
【微笑まれて――――距離を開けられて、瞼に浮かぶのは、微笑みの憧憬
まるで、惹かれる様に、踏み出した足取りは、一つ、軽い音をたてて
でも、その場で立ち止まった、両手を、淋しげに、胸の前で、くしゃ、っと絡めて
紡ぐ言葉は、どこか濡れた、淡い淡い言葉】
ほんまに、暖めてくれるん――――……?
【顔たちと同じく、言葉は、子供のように、純粋で
紅い瞳が、涙で揺れる、水面に映るのは、あふれ出しそうな感情で
ぱたん、と背中を押されるが如く、貴方へと、もたれかかるように、身体を前倒しにして
そっと、彼女の手を、貴方がD≠持つ手に、合わせようとする、成功したら、ぎゅっと、その手を握ろうとして】
750 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/21(月) 17:13:49.75 ID:fr79XBwuo
【森】
【多少開けた場所に在る1つの影】
【無精髭を生やした30代の男性だ。】
【真っ白なワイシャツとGパン。嫌でも目立つ、赤い手甲を着用し、左腰に脇差を2本、中位の刀と長大な鞘を1本ずつの刀を携えている】
【身長は170cm後半とそこそこ大きくガタイも良いが乱雑に切られた黒い髪と黒い瞳は左程特徴的でも無く】
【だが彼のその両の瞳は、薄くとは言え包帯が巻かれていて視界を閉ざしており】
【腰に差した計4本の刀と、それだけが特徴的だ】
【長大な鞘の中身―――これまた長大な刀は、今は男の右手に有って】
―――――――ふ、ぅぅぅぅぅぅ
【右足を前に出し、刀身は地面と水平になるまで寝され、時計回りに体を捻じって“振り被っている”】
【男の目の前には1本の巨木――――――否】
【……カンッ】
【閃光と見間違う男の一撃。“逆胴”によって…巨木はあっさりと、“倒木”へと変わって】
…………まだ集中が足りぬでござるな
【チンッ―――大刀を鞘に納めながら、呟いて】
【今し方出来た切り株に腰かける】
751 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 17:14:08.15 ID:0abUK8QV0
>>746
2人じゃ防ぎきれねぇぞ!オイッ!!
「狙えば問題ねぇさね!」
【服から飛び出した3匹の鳩は、Bの男が乱射でまとめて撃ち落とそうとする】
【そして前もって攻撃準備を行っていたAの男は、木の頭部を狙って連射しつつ木に隠れて攻撃をやり過ごそうとする】
【確実に、無駄撃ちを防ぎつつ戦っている技術をも兼ねているようだ】
(アイツも攻撃能力使えんのかよ!)
くっそ、なめんなよ!!
【それぞれの男が本体と思わしき木から見て左右に分かれつつ、攻撃を行っていく】
【どうやら挟み撃ちを狙っているらしい】
【しかし、今だとしてオウムの動きには気づいていない】
752 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
[!red_res]:2011/03/21(月) 17:18:19.66 ID:0abUK8QV0
【昼の国 リゾート地】
【検問所が次々と破壊され、混乱が広がる昼の国内部】
【自主避難をする者も居れば、バカンスを未だに続ける者も存在する等、事態の大きさの評価は人其々である】
【そしてここには、“過小評価”の方向で余暇を持て余す人間がいた】
≪(昼の国を占領するとは、機関も大したものだ)≫
≪(――世界大戦も、今や過去の話か…)≫
【白髪をオールバックで纏め、茶色いコートを着た初老の男】
【部屋にある木製の椅子にもたれ掛かり、海とその風景を眺めている】
≪こうなれば機関は崩せまい。我々も安心だな、旧No.17≫
【返事は、ない】
≪…――No.17?≫
御隠居生活、楽しんでますか〜?
「機関崩せずとも別荘は余裕で崩せますってこった」
【後ろから声を掛けたのは、水色の清掃服とキャップ帽を備えた男達】
【金髪のイケメンや茶髪のイケメン等、それぞれある程度特徴はあるが服装は共通している】
≪貴様、一体何だ!?おい!≫
【驚いた男に対し、銃を向ける清掃服達】
「あんたと一緒に逃げてったナンバーズ、もうアッチの世界なんだよ!」
『どんなに能力が高くても、奇襲ってのは相手を簡単に殺せるから楽なもんだよ』
旧機関議員、ハーネイ・ロネストさん
≪わ、私に何の用だ…≫
あんたにゃ、これから聞きたい事が沢山あるんだよ
ちょっと付き合ってくれや
【怯える男に対し銃を向けたまま、彼らは静かに笑い答えた】
/絡み不要のレスのつもりですが、どうしても絡みたい方は大丈夫です
753 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 17:21:40.39 ID:cTsjOH7X0
【水の国/ディストン植物園】
【地面に、緑が多いスペースで。泥で汚れる事も、厭わず、寝転がっている、人物が居た】
【人物が、静かに、眺めているものは。携帯型の、情報端末機。ぼんやり、書き込まれている文章を、見詰めながら】
―――……、
(……。疑いは、……晴れた……か……)
(……、)
【安堵の息を漏らし。ゆるり。木々の合間から差し込む、柔らかな光へと、視線を映す】
【後で、彼女に、謝ろう。そう、思考を、続けた後。右に、転がって。手にしていた端末を、地面に置くと】
……。……僕は……、狂って、……いるのか
【突然、そんな事を、口にした。酷く、シュールだが】
【人物の容姿は、黒の大きなキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア、蝋燭の様に白い肌、右頬に深い傷跡】
【今にも眠りそうな、ぼんやりした表情。生気の失った、濁りの混じる、オールドローズの瞳】
【体の線が分かる、膝丈の、黒ずんだ赤の色合いのロングコート。エナメル質の、黒のサイハイブーツ】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、悪魔の様な、鋭い爪を持つ巨大な異形の腕。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、六芒星が掘り込んである】
【異形の左を隠そうと、血で穢れた包帯を巻いているが、其れは意味を成さず。脈動するグロテスクな肉が、大きく覗いている】
【十字架型ドッグタグ、右手首に、「No.90」の刻印が入った、銀のハンドカフスを着けた、背の低い、十八歳程の少女】
……。……未だ……狂って、いたら……怖い
……前は、……もう。手遅れだって、分かったけど……
【独り言は、未だ、続く。余り、人の居ない、静寂した園内で。其の声は、良く、響く】
【異形の左では無く、人間の、右腕で。其の、白過ぎる片手で。自分の瞳を、濁った紫を、隠した】
……、じゃあ。……僕が……此れから、狂うことは……
―――、……。……狂わされる=Aこと……は
【数秒の、停止。ぽとり、キャスケット帽がずれ。紅い頭を、覗かせて。そして】
【薄く、唇を開き。少女が、出した、結論は】
……寝よう。……
【否。其れは、結論では無く。逃避の言葉で。緩やかに、現実から、目を背けた】
【動かぬまま、少しずつ、泥に、塗れながら。何時までも、寝転がっている】
【そうして。既に、壊れてしまっている筈の、人間は。自分が、狂っている事を、否定する】
754 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 17:22:53.45 ID:xWc7hgKSO
>>748
…………アナタ達は、落第生ネ
【No.14、紅麒麟。彼はただの「電撃使い」でも、格闘家でも無い。別の“何か”があるからこそ……その座に就いたのだ】
【まず、最初の異変だ】
【古風な女が放った銃弾が……紅麒麟に辿り着く前に、ある一点を通過した所で“いきなり”「減速」】
【その時、銃弾が減速した「空間」から、鮮血が飛び散って……恐らくは、そこに何かがあるのだ。角刈り男が手を伸ばせば、届くような位置である】
【それにより、弾丸は紅麒麟に命中こそしたが……大した被害は受けていない】
【弾丸が命中したのは横腹。しかし、弾丸は浅く減り込んだだけで】
【紅麒麟は苦悶の表情こそ浮かべるが……致命傷にはなりえない】
「解除」ヨ
【更に】
【彼が後退りながらそう呟くと、彼の持つ“電気剣”は「普通の電気」となり、ナイフを伝って男に襲い掛かるだろう】
【更に、鍔ぜり合いの最中にいきなり剣を消した事で……重心が前に向いていたであろう男は、バランスを崩してしまうかもしれない】
アハハ! カノッサに喧嘩を売るなんテ、アホなモブ野郎ネ。
【紅麒麟は、笑いながらそう言った……】
【男はそのまま勢いに任せてこちらに切り掛かる事も出来る……しかし。今から銃を構えて撃つのは、やや時間が掛かるか】
【両手の「電気のグローブ」から、大量の電気刃が生え……“凶悪”な形となる】
【迂闊な接近を、許す事は無い……】
【色黒ハゲにも、気付いていない訳では無い……が。特に対処はしない】
755 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 17:25:37.80 ID:96YTYgv00
>>751
【鳩は銃弾をくらうと爆発し、消えていく】
【鳩=爆弾と考えていいだろう】
おっと…
【銃口の向きから狙いを予測し、首を傾け回避するが】
【右頬をかする】
お前らは特撮は好きか?…
【近くの木に隠れそう聞く】
【そしてオウムは木の箱をBに向かい蹴り落とそうとする】
【箱の中身は爆弾】
【たたき付けられる衝撃や銃弾などを受けると爆発する仕組みだ】
/木ではなく男(加護)ですよね?
756 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/21(月) 17:32:20.31 ID:pp539UzRo
>>749
………集まる虫を誑かし、ほんの少しだけ蜜を分けてあげれば良い
そうすれば彼等は、君に驚く程沢山のお礼をしてくれるのだから
それは……もしかすれば、君の道を切り開く手助けになるのかも知れないし
もしかすれば、考えもしなかった道を見せてくれるかも知れない……
さあ、おいで。教えてあげる、これからの道を
そうすればもう、君は、一人で震える必要は無い……
(…………やった、かな?)
【D≠掴んだ左手に彼女の右手が重ねあわされて】
【無機質な白を挟んで、異なる体温を重ねあわされて】
【彼女の体を地に付けまいと、白蘭は体を支える】
【コートの内側に彼女の体を巻き込み、外側から右腕で支えるような】
【重力からも寒風からも、全て隔離してしまうような扱いを】
【そのまま、彼女が離脱する事も無ければ】
【か細く見える白蘭も、やはり少年なのだという事が、伝わるだろう】
【肩幅も、腰回りも、筋肉の付き方も。幾ら細くとも、それは雄に分類されるそれ】
【高い体温に、きっと貧窮に喘ぐ事など無いのだろう、質の良い衣服の暖】
【言葉で返さずとも、彼女の問いに、身体は雄弁に応えていて】
【そして白蘭は、静かにまた微笑んでいた】
【自らの目論見が、道が、また一つ進んだという予感に、だ】
……君の道は――僕達の道は、きっとこの暗い世界を中心に回る
だけどそれは、ずっと日陰に居なきゃないって事じゃないんだ
此処は、生まれ故郷。慣れ親しんだ家。家を出て異なる地に向かうのは、おかしい事じゃないだろう?
でも、今は。家の周りを整えて、遠出する為の下地を作らなきゃならない
愛撫も無しに事に及ぶ様な人は、誰からも嫌われちゃうからね
【彼女の、少女の口から飛び出す様なものと思えない単語に、驚かされた意趣返しか】
【それには及ばないまでも、一言ばかり軽く冗談のように取り交ぜて】
………このD≠フお陰で、この路地裏は大混乱。秩序なんかぐちゃぐちゃだ
だけどね。秩序が乱れているって事は、新しい秩序を作れるかも知れないって事
そして僕はその秩序の中で、今よりも良い位置に立ちたいと思ってるんだ
君が、僕を高みに引きあげてくれるなら。僕は、君の周りに防壁を作る
太陽の恩恵だけに預からせて、高所故の強風から守ってあげる
君が僕を助け、僕が君を守る。とてもとても簡単で、分かりやすいだろう?
だからね、手伝って欲しい。君の隣に立つ、僕の為に
【少しずつ白蘭は、その本性を表に出し始めた】
【そうだ、誰でも良い訳ではない。近くに立つのなら、心地良い声の持ち主でなければならない】
【だが、共に立つのなら、一方的に奉仕する事に、喜びを感じる獣では無い】
【飽く迄、瑠璃の自由意思に任せる形。そうしてくれれば「嬉しい」という形で】
【白蘭は、また、彼女を誘った】
757 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/21(月) 17:39:50.87 ID:MKsaiWJGo
>>753
おやぁ? こんなところにグロテスクなゴミが転がっているね?
【現実から目を背けた少女を叩き起こすように、彼女の耳に声が届く】
【それは救いなどではなく、確実に悪質な意思を孕んだ声だった】
【それに続くように、緑を踏みしめる足音が近付いていく】
そういったものを持つ人間は、どこかに隠れているものだけど
これはどういうことなのかな?
【彼が──そう、これは男の声だ──声をかけてきたのは興味からか】
【視線を声の方に向ければ、そこには青年が立っている】
【青年はやや高めの身長で、街中に居るような人々と変わらない、普通の服装をしている】
【目立つのは首元のネックレス。銀色の竜と槍を象った独特のものだ】
【髪の色は灰色。長髪を後ろで細く結んでいる】
758 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 17:44:01.55 ID:0abUK8QV0
>>754
「(あら。別の何かがいるのかしら――?)」
【放たれた電撃剣は、古風な女の胸を確実に貫いた】
【しかし剣は背中までは貫通していない、服は実戦を想定して丈夫に作られているのだろう】
【それでもこの一撃は確かなもの――一瞬の揺らぎを見せ、女は仰向けに倒れこんだ】
なんだ…こいつああぁァァアァア!!
【バランスを崩し、同時にモロに電撃を喰らってしまった短髪角刈りの男】
【そのまま銃の引き金を引きながら、前へと倒れこんでいくだろう】
『こんなヤロー…だがもう、機関もデケぇ面は出来ねぇぜ』
【あれに接近するのはマズイと見てか、戦法を変えて距離を取る黒ハゲ】
【左手に溜められた魔翌力を一気に放出し放つ、熱気を帯びた拳を魔翌力の塊として放出し飛ばす】
【破壊性が高く、命中した場合はそこを中心に爆発を引き起こすだろう】
【狙うのは足元、丁度倒れこむ男に被害が最も少ない点対象の位置を狙う】
【そして、いつの間にか消えていた黒髪の凛とした女――彼女が移動していたのは、右側の建造物の2階】
【窓から構えたのは、狙撃翌用のスコープが備え付けられたライフル】
【頭部ではなく首よりやや下を狙い、一撃必殺よりも確実に大きなダメージを与えることを優先させている】
【幾ら強大な能力を持っていたとしても、それを無意味にさせる攻撃が最も恐ろしい】
【彼らはそれを良く分かっている】
759 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 17:51:02.15 ID:cTsjOH7X0
>>757
―――……、
【聞こえて来た、其の言葉に。矮躯が、ぴくり、震えて】
【表情は変わらないが、何処か、悲哀の様な。或いは、少し、怒った様な。負に満ちた、雰囲気で】
……、いつもは……人目に着かない様に、して、いるけど
【子供の様な、拙い、言い訳を。惨めたらしい、其れを】
【そして。「……たまに。こういう所に、来たいの」。そう、言葉を、続けるだろう】
【そして、声の方向へと、顔を、向けて。見付けた、一人の青年。美しい、竜の、ネックレス。灰の長髪】
【寝転がった姿勢のまま、女は、体ごと、其方を向くだろう】
……。……こんにちは、……
【声音も、変えず。表向きには、一切、感情を込めずに。淡々と、挨拶した】
760 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/21(月) 17:52:46.09 ID:2GGOgIv6o
>>756
【ぎゅっと、重ねあわされた右手から流れ込むのは、彼女の感情であろうか
言葉で表すのは難しい、けれども――――……その感情の根底には淋しさ≠ェ色濃く在って
貴方の腕の中の彼女は、とっても、小さい】
【爪先立ちもせず、もたれかかる彼女は、その顔を、貴方の胸元に当てて
左手はそっと、その側の、乳首に近い、位置に置いている
涙がそっと、左腕をつたって、彼女の背中を濡らした】
(――――かんにんね、お父さん、お母さん
わっちはちびっとだけ、遠回りします――――……)
【指し示される道は、暗い暗い、闇に満ちた道
けれども、今まで彼女の通ってきた道程も、依然として影に満ちていて
きっと、その差は殆ど無い、意思があったか、無かったかの、違い】
【堕ちて、委ねて――――……全てをただ、貴方に、傾かせたい
そんな思いは、淋しさの裏返し、直ぐそばに、真実が在った】
……そうだな、わっち達は決して、日の元に住めない存在やね
だが、たまの日だまり位、皆堪忍してくれるだろう
……にしても、主がそんな言葉をしゃべるのか……意外、やね
その――――わっちのは、周囲がそうであったから、覚えたんにゃが
主も、そうだったのか?
【貴方の紡ぐ、冗談交じりの言葉に、きょとん、と表情を呆けさせて
言うのは慣れているのだろうが、彼のような人物から零れる、とは思っていなかったのか
想像でもしたのか、仄かに、頬っぺたに、赤色を滲ませた】
――――ああ、分かった、この拙い両手でよければ、このか細い身体でよければ
いつでもお主に委ねよう、だが、一つ約束をしてくれ
わっちを――――……一人に、しいひんって
【再び、表情に映った涙は、その言葉の真意を秘めているのだろう
その言葉は、微かに重く、意味は、それだけ、かもしれない
ただ、瞳を覗いていれば、その奥の感情に、気づけるだろうか】
【――――……陽だまり≠ノ、いたい、という、貴方に、反抗する、言葉】
761 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/21(月) 17:55:05.65 ID:MKsaiWJGo
>>759
こんにちは
【両腕を組みながら、嫌味な笑みを携えて挨拶を返してきた】
【最初の言葉といい、あまり良い印象は与えないだろう】
なるほどね。確かに隠れてばかりも飽きるだろうね?
それにしても勇気があるねぇ。運が悪ければ、討伐されてしまうんではないかな?
【なんてことを言いながら「くっくっくっ」と嫌な笑い方をする】
762 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 17:57:29.81 ID:0abUK8QV0
>>755
【だいぶ息切れが発生しているが、それでも尚悠然とした態度は崩さない】
レンジャー部隊だ、大好きに決まってんじゃねーかよ!
(まあMLGや特殊戦術隊には負けたくねぇけどさ)
【Aの男は木の陰で銃弾を補給しつつ答える】
「(不規則な動きしやがるぜ、一体何者だ…――っうおっ!!)」
【木の上の僅かな音から、上から落ちてきた爆弾に気づき、身を隠せる茂みへと突っ込んで回避を試みる】
【今回は撃ち落とすのではなく、あえて別の木へ飛び込んでの回避】
【弾丸が少なくなってきているのだろうか――?】
密林は俺らの庭でもあるんだ、なめんじゃねぇ!
(このオウム、何体いやがるってんだ!?)
【そして銃を構え、Bを狙ったオウムを撃ち落とそうとAは銃を放つ】
『(――ッ――喰らっちまった…ってェー…)』
【その一方、木陰にて】
【先程頭部に弾丸が命中したはずの、左目迷彩(C)の男だ、どうして生きているのか】
【落ちた帽子を拾い、木からそっと横へ寝ころぶように体勢を変え、ほふく前進で倒木に身を隠しつつ加護の隠れた木の後ろへと接近していく】
/その通りです、ごめんなさいちょっと混乱しておりました
763 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 18:00:24.13 ID:xWc7hgKSO
>>758
【別の何か……という例えは、あるいは間違いかもしれないが】
【然し、かなり「近い」物である事は、99%間違い無い】
……っ
【半ば“暴発”するような形で角刈りの男が引いた引き金】
【放たれた弾丸は、紅麒麟の右足の甲に……「鉄板」が仕込まれた靴のお陰で被害は軽減されたが、確実にダメージを】
…………カノッサは……“絶対”ネ。
【爆発する“魔翌力拳”は、回避しない】
【狙撃……確かに強力で、どうしようもない攻撃。然し……】
グッ!!
【足元の爆発】
【それと「同時」……いや、少し前に跳躍した彼は、両足にダメージを受けながらも右へ「吹っ飛ばされ」】
【それにより……狙撃手へと、一気に接近しつつ、狙撃を回避。】
【更に……吹き飛ばされながらも、空中で「不可視」の何かが、彼の体勢を整えて……彼は、狙撃手が居る“建物”の付近に綺麗に着地する】
764 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 18:04:25.20 ID:cTsjOH7X0
>>761
……、討伐、されそうになったら。……、其の時は、其の時。……
……闘って……、殺されても……。文句は、言わない
【自ら、こんな、目立つ場所に、来ている。ならば、狙われて、文句を言う要素は、ひとつも、無い】
【先程の、彼の発言に、対しては。少し、怒っている様だが。否定は、出来ない】
【自分は。何の役にも立たない、塵だと、信じている。事実、そうである】
……、貴方は……僕を、……殺すひと?
【機関の情報端末に、手を伸ばそうと、しながら。ぽつり、問い掛けるだろう】
【先程からの、力無い其れのまま。其の場合、受け入れようと。少しだけ、抗おうという、気持ちで】
765 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 18:09:49.94 ID:ogfRa3pZ0
>>762
そうか…
俺も大好きさ…
【フッと笑いながら】
【オウムは撃たれ、地面に落ち】
(………落第点その2だな)
【帽子を拾う僅かな音でCが生きてるのに気付いた】
【…だがあえて気付かないフリをし】
俺は昔特撮ヒーローが好きだった
悪を殺し、正義は必ず勝つ…
あの輝き、悪にくじけぬ心、逆境で必ず勝利を掴む
……大好きだった
【そう語る男は一見無防備だ】
【だが気付くか?】
【男の右胸に《木氣/風の魔翌力》が溢れ出し鼓動してるのを】
766 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/21(月) 18:10:48.03 ID:pp539UzRo
>>760
ふふ……僕の売り口上、忘れた?「ドラッグ、奴隷、娼婦……僕自身でさえ」、さ
元手がゼロでも、容姿と少しの技術さえ有れば、何処でもお金が稼げる職業
昔々は宗教単位で認められてて、神殿でさえ行われてた職業……
体験してみたいなら、何時か適当な機会を設けるけれど?
………いや、そんな事は些細な事だ。大丈夫、約束するよ。一人にする事はないって
僕は、目的の達成まで死にはしない。なら、君が離れなければ良いんだから
勿論君は………僕から離れて行く事は、しないだろう?
…………一人にされるのは、淋しいんだよ
【胸に触れた顔に、手に。平常よりは感覚の短い鼓動が伝わる】
【その高翌揚の理由は、異性に触れられているからなどと言う、純粋なものではないのだろう】
【だが、彼女に触れられているから≠ナある事は、確実だ】
【彼女は、大切な存在だ。自分が裏切らなければ、きっと自分を裏切らない】
【これから先の道を歩むのには、きっと欠かせない存在になってくれるだろう】
ねえ、瑠璃。まずは、このD≠拡散させてる人達に接触しなきゃない
だけどそれは……僕の耳がおかしくないのなら、カノッサ機関≠ノ係わる必要が出て来る
水の国、ルビーシャを占領して………その裏で、街に麻薬をばら撒いてる
そんな彼等と、接触する必要が有るんだ
だけど、道を切り開くには、もう一つの方法が有る
それは……D≠餌にして、それを憎む者を探しだす事
彼等は、どうすれば良いか分からない。だから、君が、道を示してあげるんだ
僕に接触するか、カノッサ≠ノ接触するか。そうする事で進路が生まれる、ってね
(……なんだろう。まだ、届かない。全部は、手に入らない)
(何処か、何か、近くに有るのに遠く感じるような………)
(彼女と僕の見解に、価値観に、食い違いがあるような………)
(……いや、いい。分からないなら、今は知ろうとしない方が良い)
(下手に分かった様な口を聞けば、却って全て失くしてしまう)
(何時か、彼女が口を開いた時。その時に、また、考えよう)
【路地裏の中で過ごす事を、もはや当然と思い。表は、家の外と見ている白蘭に】
【路地裏に居ながら、外の明るさを望む瑠璃の心は、その奥までは見通せなかった】
【目に映る揺れに違和感を覚えても、その真意には辿りつけず。だから、そのズレを埋める事も出来ず】
【白蘭が提示したのは、自分自身の望み。D≠中心とした陰謀に、係わる者を増やす事】
【現状、情報はまだ少ない。だが、動く者が増えれば、情報は必然的に人の輪に流れ込む】
【「頼む」と。抱きしめる腕に、ほんの少し、痛みを与えない程度に力を込めて】
【そして白蘭は、彼女をまた、自分の足だけで立たせようとする】
767 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/21(月) 18:11:24.63 ID:MKsaiWJGo
>>764
おや? おかしな話だね、死を受け入れるというのかい?
【少女の答えに青年は笑みを崩さないままで、若干意外そうな声をあげた】
【”死にたがり”ぐらいはどこかに居るだろうと思っていたが、現実に見るのは初めてだからだ】
【つまり】
それとも、生きていることに耐えられないタイプかな?
【そう、今の返答で彼は、少女のことをこう推測した】
【”恐らく、何かしらの理由で変異でもしたのだろう”──と】
【それならば、今の発言に納得はいく】
【次の問いは彼にとって大したものではなかった】
生憎と、運動をしたい気分でも血の臭いを嗅ぎたい気分でもないのでね
僕はただ落ち着ける場所を探していただけさ
【少女の質問に、否定の言葉で返す】
【そしてその後、彼女から少しだけ離れた場所に腰を下ろした】
768 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 18:20:29.97 ID:0abUK8QV0
>>763
『カノッサは絶対、か。皆そうだ、機関の権力に縋りつくことしか考えていない』
【追撃を狙う黒ハゲ】
【相手の出方を見ると否や、驚きもせずに走りだす】
『――その機関が総崩れになれば、今度の世界は誰が支配するのだろうかね』
【そして黒ハゲは、暗視ゴーグルを投げ捨てて目に魔翌力を溜め始める】
[――タチバナ、ちょっと待ってろ。行ってくる。動けるのなら車≠]
〈――…分かった〉
【左側の建造物の影に隠れていた、短髪で無表情の男が何やら大型の銃を構える】
【気づかれないように狙撃を狙うつもりだろうか、炸裂弾を込め始めた】
〔(――アートマン――いや、使役獣に近いのかしら――?)〕
〔(――来た、しかし接近戦は危険――!)〕
【黒髪の女は、男の着地を分析しつつ、背中に背負った日本刀へと手を掛ける】
【しかし今ので確実に皆が捉えた。“何かいる”と】
【このまま接近戦でその“何か”による攻撃を受けるのは、こちらとしても避けたいのだ】
『レイ!目を潰す!!』
〔――!〕
【黒ハゲの叫び声を聞き、暗視ゴーグルを外す黒髪の女】
【物影の男もゴーグルを外し、何かに備えた】
【もし紅麒麟が黒ハゲの方を肉眼で見つめてしまえば、凄まじい強さの強力な光が襲ってくることだろう】
769 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 18:21:21.26 ID:cTsjOH7X0
>>767
……、生きる、心算。……、だけど。……死ぬ時は……死ぬ、時。……
耐えながら。受け入れて、……また、死ぬ
……貴方は。……、どう……?
【出来る限りの事は、するが。諦める時は、諦める。何だが、普通の回答にも、聞こえる】
【消極的な、言葉を、紡ぎながら。芝生の感触を、楽しんで。そうして、彼にも、問い掛ける】
【携帯を、コートに仕舞い。ずり落ちた、キャスケット帽は、其のまま放置して】
……、ん。……そう、なんだ
なら……、……退こうか……?
【彼が、少し、離れた位置に、腰掛けた様子を見て。オールドローズが、揺れる】
【其れから。自分が、邪魔になっている、気がして。思わず、そう、問い掛けた】
770 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 18:33:21.24 ID:0abUK8QV0
>>765
【加護が何かを語り出したのに気づき、Bが弾丸を補給しつつ首と目でAへ合図を送る】
【それに頷き、リロードをするAの男】
あぁ、最高さ。俺もガキん時は見いっちまったもんだよ
――だが昔って事は、今は好きじゃないってか…?
【返事をしながら、一歩、また一歩と木と木の陰へ隠れつつ距離をどんどん離していく】
【距離を取り、密林故の有利さとアサルトライフルによる攻撃性能を十二分に発揮するつもりだ】
…ハハーン、言いたい事は大体分かってきたぜ…
お前、機関が正しいだの悪人の道を勘違いだけはするなよ――
【十分な距離を取ると、身構え、銃を向ける】
【狙いは―――定まった】
「(チェック・メイト)」
俺らが本物の…正義…だってんだぁよぉ!!!
【おおよそ20m程度、木と木の間から銃弾の乱射を始まった】
【それぞれが横へと平行移動しながら撃つことによって、無数の木が盾となる】
【さらに、奥行きの違う木と木の間から放たれる銃弾を見極める事は、難しいかもしれない】
【そして同時にCの男は、倒木の後ろへ寝転がって手榴弾を握りだす】
【ABの男によって生まれた隙に、付け込もうとしているようだ】
771 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/21(月) 18:33:32.05 ID:MKsaiWJGo
>>769
消極的なことだ。自分の命より大切なものなど無いというのに
【彼女の言葉に、青年は酷く真面目な口調で答えた】
【笑みもなければ馬鹿にしたような雰囲気も無い。それが純粋な本心だと分かるものだ】
【しかしその直後、「ふっ」と自嘲するような笑みを浮かべた】
邪魔なら邪魔と言っているよ
じっとしていてくれた方が、まだありがたいね
【少女に視線を向けながら、遠回しながらも動かなくていい、と答える】
【邪魔になっているのかいないのかはさておいて】
……それは?
【その後、少女の右手首にあるハンドカフスを指差した】
772 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/21(月) 18:35:39.97 ID:2GGOgIv6o
>>766
【――――その言葉で、大まかな理解はできた
彼にとっては些細なこと≠ネのだろう、わざわざ、触れるまでも無い
でも、彼女にとっては、大事なこと、貴方がそこまで堕ちた理由を、知りたくなった】
ああ、そうだな――――わっちのみな(全て)は、今の状況のようなものやもん
他人の支えが無ければ、直ぐに倒れてしまう……そんな、けったい、おなごだ
だからこそ、支えを求めよう、淋しさを、埋めようと思う
では、主はどうなんにゃ?
主がそこまでして、商いを為す理由は、単に金の為かや?
【零れた言葉が、再び、貴方の元へと、流れ込んでいく
耳元から入って、脳内で溶けて、貴方の中へ溶け込もうとするその言葉は
少しでも貴方の、心を揺さぶるだろうか】
【もし、彼女へと視線を落としたならば
じぃと、上に向く、彼女と視線が交錯するだろう
まだ、淋しげに手は当てながらも、不安そうに、微かに首をかしげた彼女は
チリン、と髪飾りについた鈴の音を響かせながらも――――表情は、うかないままで】
【そして、次の言葉を聴き、言葉を濁した】
……そうか、それはとても好都合やね
カノッサ機関≠フ人間、それこそまさしく、わっちだ
尤も、下っ端の下っ端、殆ど権限など、無いに等しいがな
……それでも、一応は、機関員、というものだ
どうだ、少しは見直したか?
【――――……抱きしめられて、言葉が微かに裏返った、言葉の割りに、肉体は綺麗なのであろうか
胸を張るように、紡いだ言葉は、抱きしめられて、その残香までもを、かき消されて
顔を紅くしながら、どこか、嬉しそうに、表情に、微笑を浮かべて】
【離されて、地面に立つと、直視できないのか――――……両手を、腰の後ろで組んで
貴方の胸元へと、視線を落としていた】
773 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 18:35:43.65 ID:wtX/x9USO
【水の国】
【その端にある貧民街】
【ここは親に捨てられた子供、職を失った大人が彷徨行き着く『人生の果ての場所』】
【そこに違和感だらけの人物が一人。彼は、なんともここに似合わない風違いな格好で】
久しいよ・・・・ここも。
来るのは・・・8年ぶりかな。
【それは白のカッターシャツに青のネクタイをして首には紅のマフラー、手には黒の手袋を着け、腰には二本の刀を携えた少年だった。】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】
・・・・・全部ここから始まったんだっけ。『僕』という人間は、
【迷い込んだ・・・――にしては少年の足取りは慣れた物で】
【彼は、何処か懐かしそうに街の風景を眺めている】
774 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 18:40:55.77 ID:XJXzUsGDO
【街中】
──機関所属の方だからといって、路地裏にいらっしゃるという思考は安易だったのでしょう、か……
【かつり、こつり】
【街の雑踏や喧騒から離れるかのように】
【1人の少女が。メイン・ストリートの隅を控えめに歩いていた】
【透き通るようなプラチナブロンドの髪と、蒼い蒼い瞳を持つ彼女は】
【喪服を思わせる、黒の強い灰色のワンピースコートでその身を包んでいた】
【──きん】
【彼女がゆるりと歩を進める度】
【胸元に下がるチェーン付きのコインが、小さく揺れる】
775 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 18:41:59.34 ID:xWc7hgKSO
>>768
……知るカ。少なくともワタシは、カノッサに恩があル……?
【彼は、心底どうでもいいと言ったように……「ありえない事を気にするのは無駄」とでも言うかのように、そう呟いて】
【黒ハゲの動きから……何か不穏な物を感じ取ったらしい】
(……ッ)
【「ソナー」により、周囲の敵達が暗視ゴーグルを外した事に気付き、確信】
【また、同時に無表情男の行動にも気付いた。が……対処は後回しだ】
……大声で叫ぶアホが居るかヨ。
【黒ハゲの声と共に、素早く目を閉じる】
【……ソナーにより「周囲の動き」は分かるのだ。瞑目など、それ程大きな隙とはならない】
776 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/21(月) 18:47:32.99 ID:4mwdXD8Do
>>773
【と次の瞬間空から人が落ちてきた】
【茶髪のさらさらロングを後ろで一つに結んでいて、コーンの長袖シャツに灰色長ズボンの青年】
【この前会った四月朔日という人物だ】
【しっかり足の裏で着地を成功させ口を開く】
やぁ♪久しぶりだね
【とその数秒後もう一人落ちてくる】
【髪は金髪で長さは普通だがボサボサ】
【青が基調の袖の白いジャージに下はコーンのジャージを履いていて目つきが悪い】
【こちらもしっかり着地を成功させる】
この前のことで話があるんだけどいいかな?
777 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 18:51:20.87 ID:cTsjOH7X0
>>771
……、
【其の、真摯な口調に。彼も、悪い人では、無いのかなと、思って】
【小さく、口の端を、吊り上げるだろう。微笑んで、いるのか】
【そして。動かなくても良いと、言われて。一度、不思議そうに、小さく、首を傾げた後】
……、ありがとう。……、……ツンデレ……?
【これは。スルー推奨、かもしれない。それは、本当に、小さな声で、呟いた】
【礼を、告げながらも。酷く、失礼な、発言をした。もう、だめだ、こいつ】
……僕の、ナンバーを。……見せる為の、……もの
【次に、指差された、自分の装飾品。右手を、少し、動かし。ちゃり、と音を立てて】
【小さな、90の刻印。天井の光に、反射する銀は。彼女の】
―――……。僕は、機関員、だから
【彼女の、所属する、組織で。識別する為の、番号で】
……、そういえば。……貴方の、名前は?
【そして。漸く、上半身を起こし。髪に着いた泥を、払いながら】
【先程からの、雰囲気とは、違う。警戒を含んだ様な、無感情の視線を、向けるだろう】
778 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 18:54:09.25 ID:ogfRa3pZ0
>>770
残念だが違う……
【次の瞬間、右胸が大きく青い光を放つと加護を中心に出鱈目な程の強い竜巻が現れ】
【木々や銃弾…はたは爆弾も弾き飛ばそうとする】
正義は……いなかった
ヒーローになろうとあがけばあがく程…大切な人を失い
《そして死んだ》
【さあ……準備運動は終わりだ】
だが…俺の前に現れた人は俺に救いをくれた
【竜巻が止むと…】
なら俺はヒーローを辞めよう!!
【そこには人はいなかった】
そして…
【身も毛もよだつ邪気と殺気が放たれ】
《怪 人》になろう
【背中に灰色の鳥の翼となり、顔が四つの眼の鳥みたいな面をつけたようなモノにになり、身体が灰色の羽毛にまとわれ、両手・両足が鋭い爪を持つ怪鳥のような怪人となる】
【右胸には青色に輝く、宝玉がある】
さあ……来い
ヒ ー ロ ー
《偽善者》ども
779 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 18:55:40.67 ID:0abUK8QV0
>>775
【確かにこれでは、技の出し様がバレバレである】
【あえて声を張り上げることによって生まれるチャンスも存在した】
〔(今だ――!!)〕
【何と黒髪の女は刀を持ち、目を閉じたまま2階から飛び降り刀による直接攻撃を狙っている】
【上から振り下ろす力に体重が加わり、その威力はかなり高いものになるだろう】
【ソナーの存在にはまだ気づいていないようだが、それにしても大胆な攻撃をするものだ】
【しかし何か≠フ存在が確信に変わる可能性も考えられ、仲間が有利になるかを想定しての判断でもある】
『どんな事情があろうと、カノッサ教の信仰者は葬られねばならねぇ存在さ』
【一方の黒ハゲは、光を放ったにも関わらず一気に接近を試みる】
【光は彼が放ったもの、彼自身には影響が無いのだろう】
[(あの馬鹿――ッ!)]
【一方、せっかくの攻撃チャンスを蔑ろにされた無表情の男は顔を顰める】
【それでも仲間の動きに対応し、距離を詰めてより確実な攻撃を狙おうと身を隠して歩を進めた】
【そして残りの一人、歌舞伎役者のような日本男児らしい顔つきの男が動き出した】
【掠り傷だった為に痺れの効果が薄かったのだろうか、戦場とは反対側のどこかへ向かい始める】
780 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/21(月) 18:55:46.67 ID:pp539UzRo
>>772
……お金は、欲しいさ。でもね、そういう事は、或る程度余裕が有るから考えられる
例えば君は………銃口を頭に突き付けられて、小銭に興味は持てないだろう?
最初は単純、生きる為。食べて、ベッドで寝て、服を買う為
今は……そう、それの延長。逆戻りは嫌なんだ、今の暮らしを知ってしまえば
はは、欲張りだって思う?僕はそう思うよ。昔はカラスから食べ物を横取りしてたのにね
今じゃ、気に入らない食べ物を残すくらいの余裕が有る生活だ
(……そんなもの、だよ。結局)
(ああだこうだと理由を付けても、結局はそう。快適に生きたいから)
(我が事ながら……相変わらずの自己中心、だ)
【堕ちた、というのは、正しいのだろう。生まれた時点では、もっと高い位置にいた】
【どの様な理由であれ、堕ちたまま生きたいとは、誰も思うまい。堕ちる前を知れば、尚更に】
【だから、どんな手段を使ってでも。どれだけの人を欺いてでも、這い上がる】
【そういう性格を自分がしているという事は、客観的に見ずとも良く分かる事で】
【自嘲めいた思考が、笑みを歪な形に崩した、口元に浮かぶ】
【浮かない彼女の表情に、何処か崩れた笑みの白蘭に】
【負の方向での均衡は、彼女の言葉に打開される】
………!
へえ、それは驚いた………まさか、こんな偶然が有るなんてね
見なおした、というのは違うけれど……とてもうれしい、と答えておくよ
君が動いても、君がそれで危険にさらされる可能性は随分低くなる……
カノッサ≠フ肩書きだけで、天狼会の手なら友好的に来るだろうし
正義組織の人間は………そう、肩書きだけ≠ナは、手を出せない
君が、「D≠フ問題の為に」と言えば、無理に君に危害を加える事も無いだろう
ああ、幸運だったよ。どうやら君は、僕に素晴らしいものを幾つも運んできてくれるらしい
きっとこれなら……何もかも、上手く行く。そうだろう?
だってもう、一人で動く必要は、何処にも無いんだからさ
【視線を落した彼女の、その目を逃がすまいとするのか】
【白蘭はまた膝を縮め、無理にその視界に自分の顔を収めようとした】
【また距離を近づけて惑わす事はしないが、言葉で揺らされた笑みも修復は済んで】
………頼むよ、瑠璃。僕は僕で、色々と動きまわらなきゃあない
もう、お城は決めてるんだ。其処に辿り着ければ、もう何も怖くない……寒さも餓えも、淋しさも
【もう一度。頼む、との言葉を重ねて。誘う′セ葉の終いとした】
【彼女の返答を。場合によっては、問いを、存在するのなら受け止めて】
【それが終われば白蘭は、路地裏の奥へと視線を向け、数歩踏み出す】
【呼び止められれば、止まるのだろう。そして、彼女の為に、暖かく優しい言葉を用意するのだろう】
【自分自身がこれ以上揺らされない為に、降り注ぐ雨の様に、止む事もなく】
/夕飯でちょいと落ちます
/然程時間はかからない予定ですが、こんな感じで収束させられる方向へ、としときます
781 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/21(月) 18:56:28.31 ID:MKsaiWJGo
>>777
……どうやら本当に命が惜しくないみたいだね
【あ、怒った】
【ツンデレだとかいう発言はばっちりしっかり聞こえており、それはもう鬼の形相をしている】
【どのぐらい怖いかといえば、子供が泣き、犬が吠え、鬼が仲間だと思うレベルである】
機関員……機関員、か
【ナンバーの意味、それを知ると同時に、彼は何かを考えるようにその言葉を呟いた】
【しかしその後、名前を聞かれてはっ、とする】
名前を聞くときは自分から名乗るものだよ
僕はヒュウガ・アルフォンス
【注意のような言葉を返しながらも、しっかりと名前も名乗る】
782 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 19:00:02.55 ID:GR37C2WRo
>>774
安易も安易な発想だねー
【と、家の上の方から声が聞こえるだろう】
【明るい笑い声である】
783 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 19:01:26.58 ID:wtX/x9USO
>>776
・・・うわああッ!!
【突然落ちてきた二人に仰天して思わず叫び】
【後ろに倒れて尻餅を着く】
【なんて王道な驚き方なのだろうか・・】
・・・・って四月朔日さん達でしたか・・・。
何処から出てくるんですか
【だが、次の瞬間には二人が誰なのか】
【そして、何をしに現れたか理解して】
・・・・檸檬さんの事なら谷山さんに言伝で聞きましたよ。
あぅ、・・・そうだ、何か、空回りさせてしまったみたいすいませんでした。
【そう謝罪を告げていた】
784 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/21(月) 19:06:11.97 ID:4mwdXD8Do
>>783
護ちゃんはホントにおもしろいね♪
大丈夫だよ空回りなんてとんでもないよ
【と護の驚き方に笑っていたが徐々に真面目な表情に変わる】
谷山君から聞いたのならよかったけど
残念だったね…
【その声色は少し悲しそうだった】
785 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 19:07:35.84 ID:XJXzUsGDO
>>782
ふ、ふぇ──?
【唐突にかけられたその声に。少女は思わずびくりと震えた】
【何せ、背後や正面からではなく、上からの声だ】
【自分が知らず知らずのうちに誰かに見られている──】
【それは、言い様もない感情を少女に覚えさせ】
ど、どなたですか──!?
【す、と】
【背中の編み上げ飾りへと右手を回しつつ】
【少女は声の聞こえた方へ、視線を移す】
786 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 19:11:20.57 ID:cTsjOH7X0
>>781
……、ご、……ごめん。……、あの。……
【彼が、怒った事に、気付いて。無表情で、ビクッと、体を、小さく震わせる】
【震えた動作以外、全く、動じていない様な、人形顔だが。今にも、顔を青ざめたり、ダラダラと、冷や汗を、流しそうな】
【其れから、】
……ヒュウガ。……僕は、……夢幻、檸檬。
【初対面なのに、行き成り、呼び捨てだった。そして、自分も、名乗る。変な、名前】
【癖、なのだろうか。さん付けで、彼を、呼ばないまま、ぽつりと】
……、ヒュウガは。機関が、嫌い?
【機関の名に、反応を、しめしていた彼に。敵対する意思があるかと、問い掛けるだろう】
【先程、彼は、闘う気は無いと、言っていた。だが、今、この瞬間、考え直すことも、予想して】
787 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
[sage]:2011/03/21(月) 19:12:30.74 ID:2GGOgIv6o
>>780
【彼女の質問も悪かったのだろう、知りたかったことについては、はぐらかされた気がした
言葉から、大体の経緯は理解できたように思えた
けれども、それは、あくまで抽象的な、理由――――……それだけで動かされる人間のようには、思えなかった】
【それでも、貴方の表情に浮かんだ、自嘲気味の微笑が、気になってしまって
その言葉の裏に隠された、彼の思いを、推測しようと、思ってしまう】
……いや、それで当然だ――――むしろ、それが通常なんにゃろう
だがわっちは、昔から今と、似たような生活だ
故に、か――――今の状況が、悪いとも、良いとも思えない
ただ単に、空虚な淋しさが、一杯になってるだけで……
だから、お主とのこれからは、想像しかできないが、きっと、素晴らしいんだろうな
【それはさながら、邪気の無い、幼子のような、無垢な微笑み
蕾を見て、咲くであろう花の、色を、形を、香りを想起して、床に就く幼き日の少女のように
くっきりと、そんな表情を、彼女は浮かべた】
【そして、その表情は――――彼の喜びに、視界に入ってくる表情に
少々の、驚きを隠せない表情となり、照れ隠しか、えっと、と困ったように、言葉を為した】
ずっと、今までは――――いらぬ名だったのだが
なるほど、このように、役立つこともおます(ある)んやね
ちょいと、誇りに思えるぞ
【そして、言葉を最後まで聴いて、去り行く彼へと、その視線を向けて
――――静かに、心で、行動を、反芻した】
(……どうするべき、なのだろうな――――……
このまま行けば、わっちの目的の一つは、優に成し遂げられるだろう
だが、もう一方は、遠き夢の果てへと、消えてなくなるろうに……)
(――――応えはでない、か、当然だ
だが、しなければならないこと、は見つかった――――今、まさにすべき事は、一つだけ)
ああ、しかと受け取ったぞ
またな白蘭、次に会えるときを、楽しみにしておこう
【――――……奥へと歩く、彼へと言葉を見送るだけ
路地裏の闇に消えていく背中を眺めながら、しばし、その場で、交わりの残光を、感じていた】
/っと、キリがいいのでこのへんかねー
/乙でしたー!愉しかったぜー
788 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 19:12:45.18 ID:xWc7hgKSO
>>779
【先に言っておくと、女の攻撃は紅麒麟には「当たらなかった」】
【理由は、簡単だ。目を閉じたからといって、身体能力が落ちる訳では無い】
…………ッ
【ソナーにより、降って来る女に気付いていた彼は……その場から前に「駆ける」】
【忘れてはならない。彼は格闘能力に秀でているのだ……】
【これにより、無表情男はともかく、一気に距離を詰めに来た黒ハゲは「接近」した事となる】
(今だナ…………)
こっちこソ……正義かぶれのにわかは、邪魔なんでナ。
【そのまま、疾駆の勢いに任せて】
【彼は左手を、黒ハゲの腹目掛けて高速で突き出した。刃だらけの電気グローブによるその一撃は、言うまでもなく「強力」】
【歌舞伎男が消えた事には気付いているが……この場にいない者をどうこうする事は出来ない】
789 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 19:14:28.43 ID:0abUK8QV0
>>778
『――!(くっそ!)』
【持っていた手榴弾は、風によって吹き飛ばされてしまう】
【残りの二人も銃を構えつつ、帽子を抑え風に耐える】
【そして一段落した後に姿を現したのは、紛れもない怪物=z
ほ――…
…宝玉持ち、だとぉぉぉ――!?
「嘘だろ…こいつッ――!!」
『(…正直、この状況はやべぇな…)』
【現れる竜巻・映える殺気・怪物の如し禍々しい姿――全ての存在が異様だ】
【しかし何よりもである彼らの驚愕の元は、その右胸に光る青色の宝玉――】
【顔色からも言葉からも、確かな動揺が伺える】
【宝玉の存在は驚異である、しかしそれで勝敗が決まった訳ではない】
【幾つかの木は倒されたが、距離の利・地形の利・数の利は依然こちらにある】
【一度呼吸をし、落ち着くと威勢を取り戻し】
怪人め!不死鳥座のやったツケはまずお前に払って貰うぜぇぇ!!
あんだけテロやっていりゃあ、テメェが悪だという事は分りきった事だろうよ!
そしてそいつを[
ピーーー
]が正義!そこに間違いは無いはずだろ!
「…つまり、お前みたいな悪が存在する限り、ソイツを[
ピーーー
]為の正義≠ヘ存在し続けるんだよッ!!」
【再び距離を離しつつ銃弾を連射する】
【姿を変えようとも、連射されるライフル弾を喰らえばタダでは済まないかもしれない】
【この優位性を確実なものとする為に平行移動に加えて斜め後ろへも下がるという手の込んだ作業まで見せる】
790 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 19:19:23.14 ID:wtX/x9USO
>>784
・・・残念・・?
【彼は未だそこまでは聞いていなかった】
【谷山が告げてくれなかった】
【聞いていない。――・・・『檸檬の身体が既に死んでいる。』というのまでは・・】
いえいえ、彼女が卵から解放されたなら僕は良かったです。
僕としては、彼女を救いやすくなりましたから。
【彼等の話は、すれ違っていく・・・】
791 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 19:21:31.54 ID:28+28V+00
>>789
……ソレが傲慢だ…
【上空へ跳び】
【銃弾を回避しようとする】
【だが左足に当たり出血する】
【そして両腕を振るい】
【BとCに向かい膨大な風の刃が放たれる】
【避けられる……だがそれはフェイク】
【真の狙いはそれを避けた事により倒れてる木々を吹き飛ばしAを押し潰そうとする事だ】
792 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/21(月) 19:23:21.06 ID:pp539UzRo
>>787
(何の為、何の為……か)
【とーん、と一度、地面を蹴り飛ばす音】
【彼の体は、路地裏の闇の中へと、浮かぶ様にして消えて行く】
(ああ、そんな事は決まってるけれど、言葉には出来ない)
(饒舌が売りの生き物が、自分の意思すら言葉に出来ないなんて)
(そんな馬鹿馬鹿しい事、あったものじゃあないだろう?)
(巻き戻せないのが世の中、後ろを向いていても歩くのに不便なだけ)
(……理屈じゃ、分かっているんだけどね)
【脳髄と精神に伝わった揺れは、時間が経てば経つ程に、振幅を増して】
【ぐらぐら、ぐらぐら、先へ進んだ思考を引きずり戻され、行ったり来たりを繰り返す】
【まだまだ、足りない。もっともっと、巻き込まなければならない】
【じゃあ、これから先、何度この居心地の悪さを味わえば良いのだろう?】
【当然、目的が全て達成されるまでの間だ】
【それじゃあ、死ぬまで続くじゃないか】
……そうだ。今日は少し、乱暴なお客さんを選んでみようか
【壁を蹴り飛ばし、身を跳ね上げ。建物の屋根の上から、暗い路地裏を見渡す】
【夜の闇を、走りまわる鼠一匹すら見逃すまいと、目を光らせて】
【やがて彼は、再び低地へと身を躍らせる】
【壁と壁が作りだす、狭い暗い空間から】
【くす、くす、くすり、と笑い声】
/只今戻ったぜそしてお疲れさまでしたー
/楽しい愉しいどちらを使うかで迷うのは何時もの事だ!
793 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 19:23:33.39 ID:GR37C2WRo
>>785
【上を見るとそこには】
【優雅に煙草を吸っている女の影】
誰かって?
【黒の野球帽を被り】
久方ぶりの御登場だしなぁ
【黒のダークスーツを身に纏い】
私だよ、ハハッ
【下を見てシニカルに笑っている】
【間違いない、間違いなく暇人だこれ】
794 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/21(月) 19:26:53.58 ID:4mwdXD8Do
>>790
谷山君も惨いことをするよ…
その様子だと聞いてないみたいだから教えてあげるよ…
【四月朔日は一呼吸入れてまだ護が知らないであろう真実を言う】
彼女は既に死んでいるよ
【あえて遠回りに衝撃的な言い方をする】
【それは彼を精神的に強くするために】
正しく言うと卵を取り除くために彼女は一度死んでしまったんだ
795 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/21(月) 19:26:54.44 ID:MKsaiWJGo
>>786
あの? 何だい?
囀る言葉には気を付けないと、どうなるか分かっているだろうね?
【ゴゴゴゴ……と効果音がつきそうな程気迫が出ている。何かもうヤバイ】
【ちょっと遠くでは無関係な人が「ひぃ!」とか言いながら逃げている】
【檸檬よりもこいつの方が迷惑なのではなかろうか】
檸檬? 君は人じゃなく果物なのかい?
【「ふっ」、と名前を聞くなり鼻で笑う】
偽善者どもよりは遥かにマシさ
もしどちらかの味方につけ、と言われれば、僕は間違いなくカノッサ機関を選ぶね
【肩を竦めながらこう答えた】
【少なくとも敵対の意思は無いのだろう】
796 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 19:30:58.06 ID:0abUK8QV0
>>788
―――ッぐあぁッ!!
【黒い清掃服の脇が大きく抉り取られ、焼けた皮膚が露出する】
【痛みは半端なものではないはずだが】
…その言い方は、御免だぜ――ッ!
【自分達に対するプライドからか、魔翌力による熱気を帯びた拳を紅麒麟の顔面へ向け放とうとする】
【息遣いと苦しげな表情から、その体力は限界に近いのだろう】
【そして、女は静かに考察した】
【今のコンボを避けるのは、非常に難しい】
【それに、幾ら何でも後ろから迫る敵に対する反応が早すぎる】
〔――――……!!〕
【――第六感で周囲の情報を読み取る探知系能力であれば】
〔――気を付けて!コイツ多分探知系統の能力を所持してる!!〕
【声を上げたと同タイミングで、音を立てないよう一気に近づいて刀を振り下ろそうとする】
【全ては、確信を得る為に】
【背後から迫りくる刃に、確かな対応を見せてくれるはずだ】
[―――!!]
【そして物陰に隠れていた男は仲間の声に反応し、気づかされる】
【――自分の居場所もばれている可能性が高いのだろう、と】
【一旦大型銃を下ろし、拳銃を構えて物陰ギリギリまで接近する】
797 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 19:34:03.93 ID:XJXzUsGDO
>>793
ロ────
【一瞬、目を疑った】
【其処にいたのは──自分に、強さを教えてくれた人】
【時には力強い言葉を投げ掛けてくれ】
【時には敵となり、刃を交わした】
【「彼女」との約束は──未だ、心に強く静かに、残っていて】
────ロンメル様!
【少女──エルネスティーネは、背後に回した手を即座に元に戻す】
【もし声の主が自分に危害を加えるつもりであったなら】
【飾りの中に隠し持った銃でも使おうと思っていたのだが──】
【──あの彼女に、そのような真似をする意味は皆無であった】
【驚きの表情の中にも喜びの色を交え】
【エルは嬉しそうに、ロンメルを見る】
【なんだかもう、ロンメルとの再会>>機関員捜しであった】
798 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 19:41:17.77 ID:cTsjOH7X0
>>795
……、、……ごめ、……本当に、ごめん。
ツンデレって……、もう、言わない……から。……ツンが、可愛い、だなんて……
【もう、絶対、言って無い事まで、言い始めている。こんなの絶対おかしいよ状態】
【使わなかった、表情筋も。漸く、焦りの表情を、浮かべる様に、引き攣り始めて】
【思わず、転がっていた、キャスケット帽を、手繰り寄せて。抱き締めながら、彼を、見詰めるだろう】
……変な……。……名前、……だもの、
【鼻で、笑われて。何と無く、拗ねた様な、雰囲気だった】
【だが、変な名前なのは、事実。彼の、言葉も、否定出来ず。宙ぶらりんのまま、ぽつり、と】
……、そう、なんだ。……でも、
……貴方は。……此方側の、人の感じは。しないけど
【敵対の意思が、無いと聞き。張り詰めていた、それを、少しだけ、緩めた】
【其れから、彼女は。彼は、悪い印象が、無い人間に、感じていた故に。そんな事を、呟くだろう】
799 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 19:43:25.89 ID:xWc7hgKSO
>>796
ぐハぁァッ!!?
【男の拳に対し、顔を後ろに“引く”事で回避しようとしたが】
【後ろに存在する女……その「刀」には既に気付いていた。それ故に……「後ろに行く」という事が出来ず】
【男の拳は、紅麒麟の顔面を打ち抜き……彼は大きくのけ反る……】
【が】
【突如、のけ反っていた紅麒麟の姿勢が……“不自然に”「戻り」】
【更に、後ろから来る女をソナーで察知したらしい。火傷を負い、骨が砕けた、鬼のような形相で振り向きながら】
【空いている右腕を、女の顔面目掛けて勢い良く突き出す……その威力は、先程男に放ったそれと同等】
【さて……ここまでならば紅麒麟は刀への対処が出来ず、ここで果てていた】
【然し】
【女の刀は……“見えない何か”を切り裂く事になるだろう】
【そしてやはり、その空間から吹き出す鮮血……“何だ”?】
800 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 19:44:27.97 ID:wtX/x9USO
>>794
・・・・・・・え・・・・?
死んだ・・・・って・・・!
・・・・そんな
・・・・でも・・・・おかしい・・
そうだ・・・でも・・谷山さんは『彼女から直接』言伝を預かったんだ・・・!!
・・その時には、もう死んで・・・た・・・?
【護は驚愕して】
【やがて思考した後―――・・・一つ、思い出す。】
【『卵の抑え方』――――・・・一度死ぬ事で、卵が勘違いして活動を辞めると、】
【頭の中でカケラが繋がって】
・・・・・そうか、
それで・・・檸檬さんの卵は・・活動停止・・・したんですね。
【理解する。彼女の卵の理由を】
801 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 19:45:01.86 ID:0abUK8QV0
>>791
「うわぁあっ!!バケモンがぁぁ!!」
『くっそ、気づいてたのかよ――ッ!』
【飛んでくる風の刃をしゃがんで避けるBの男】
【迫り来る衝撃波に慌てて隠れた場所を飛び出すCの男】
【Cの男はABの逆方向に向かい、彼らと怪物≠挟み撃ちにするつもりだ】
【また、Cの声に他の皆は大した驚きを見せない】
【生きていたことは周知の事実だったのだ】
「ガレット!」
分かってるっての!
『一気にいくぜ!』
【密林での戦闘を想定しているのだろう、Aのみならず全員がこれを見破っていた】
【倒れる木々に逃げ場を潰されないよう、上手く倒れた木と木の間に生じる隙間へと隠れ込んだ】
【その倒木を、逆に自身の防御力を上げる盾へと利用したのだ】
【そしてBはそのまま地面へと伏せ、アサルトライフルによる狙撃を狙い、銃を撃ち込む】
【命中性が上昇するだけでなく、攻撃範囲を狭めるという作戦まで立てられているのだ】
【同時にCも、木に隠れつつライフルの連射を始めた】
【背中と正面からの連射――乗り切るのは難しいかもしれない】
802 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/21(月) 19:48:28.81 ID:MKsaiWJGo
>>798
…………
【とうとう黙った】
【しかし少しすれば仕方ないと言わんばかりにため息をつき、凄まじい形相を引っ込めた】
【”次は無いよ”──と釘だけは刺しておいた】
ま、僕の名前も似たようなものだけどね
【肩を竦めながら”ヒュウガなんてさ”と自嘲するように呟いた】
【些か珍しい名前ではあるか。どちらかといえば、東方のものに近い】
君がどう感じようと、僕は”其方側”だよ
何せ、今君と会話しながらも、頭の中じゃカノッサに入るかを検討してるんだからね
【彼は不敵な、それでいて凶悪さを孕んだ笑みをみせた】
【思うところと実際は別、そう言いながら】
803 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 19:48:51.58 ID:O8PEuwvp0
>>801
コレは……避けるのは難しいな…
なら……
【身体を回転させ、竜巻を身に纏い】
【Bに向かい、まるでドリルの如く落下してくるだろう】
【なお銃弾が何発か当たり、鮮血が少し舞う】
804 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/21(月) 19:53:23.13 ID:4mwdXD8Do
>>800
彼女は僕らのやり方とは少し違った
僕らは卵の魔翌力で生き返った
そして魔翌力が限界の時に僕の能力で抑える
【淡々と説明していく】
しかし彼女は死んだまま
何者かは知らないけどきっと殺されたんだと思うよ
【悔やみきれない】
【最後の言葉はそんな感情が見え隠れしていた】
でもまだ存在はしている
救いようはあるはず
805 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 19:54:01.53 ID:m/p06iU/o
【路地の裏の裏の、さらに裏】
……おなか、すいたなあ。
【ぼんやりと輪郭のとろけた声は、コンクリートに吸い込まれて、なくなる】
……おなか、すいてるから、
【鮮やかな赤の外ハネセミロングと同色のツリ目は、なんだか猫を想像させる、ような】
【白いカッターシャツに赤チェックのネクタイを締めて、同色のプリーツスカートとガーターベルトで固定した黒ニーソとを身に纏い】
【そして、普通に歩くにも不便そうな、厚底の「赤いロッキンホース・バレリーナ」――その靴で、こつん。軽い音を鳴らす少女】
【――――それがきっと、声の主】
なんとなく、――美味しそうに見えちゃうんだよネ。
【路地裏名物・その辺に転がっている屍――スマイル同等、お値段ゼロ】
【それを、じいっと見つめて――血だまりに、指を伸ばしてみる。ぴちゃ、】
806 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 19:54:44.92 ID:GR37C2WRo
>>797
その名前はやめろと前に言ったはずだったんだが…なぁ
【少し考えるように頭を捻りながら】
ま、元気でなによりだったな
【スッ】
【コートの中から取り出されるは一丁の拳銃】
取れよ、後ろのモノを
【その洞察力は鷹の目よりもあざといらしく】
【その銃口をエルに向けてそんな事を言う】
(ちょっと誂ってみるか、撃つのもよし撃たないのもよし…)
(全てはお前の手の中だ)
【ニヤニヤ笑いながら、そんなことを考える】
807 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 20:01:23.14 ID:0abUK8QV0
>>799
〔――対応、しない――!?〕
【偶然であった――だが“当たるはずのない刀”が当たってしまった】
【攻撃に動じない、何故!?】
〔相手はもしかして心まで見破る強力な感知能力を持っていたの――!?〕
【自分の施策が間違っていたのか――様々な思いが交錯する】
【そして――その思考の過程が命取りとなった――】
〔どうして…これは――!?〕
【頭に過ぎった考えは、行動の出方を遅らせた】
【迫る拳をギリギリで避けようとも、避けられず】
〔―――ァアっ!!〕
【同じ要領で顔を後ろへと引き反動を軽減はしたものの、そこからのダメージは非常に大きい】
【後ろへと一気に吹き飛んでいき、彼女は地面へ叩きつけられる】
[レイっ!!]
【その光景に最も過敏な反応を示したのは、先程まで攻撃の機会を伺っていたあの男】
【一瞬のうちに陰から飛び出し、二丁目の銃を取り出して連射しつつ突撃しようとする】
【今まで攻撃を一切しなかったこの男、突然の突撃は紅麒麟の意図からは外れているかもしれないだろう】
『…――まだ終わっちゃいねぇぞ、コラッ!』
【そして腹に深い傷を負った男は、未だも痛みに耐え腹へと熱気を帯びた拳を繰り出す】
【殴れるかどうかは分らないが、ダメ元での一手だ――】
808 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 20:03:01.57 ID:cTsjOH7X0
>>802
……、ごめん……。なさい……
【もう、どう言えば、良いのか、分からない。申し訳無い、感情ばかりが、少女を、埋め尽くす】
【キャスケットを、深く、被り。気恥ずかしそうに、目元を、隠して】
……でも。ヒュウガは。綺麗な、名前だと、思う
【彼の、言葉に。反論する様に、答えて】
【珍しい音の、名。だが、雄々しさが、含まれていて。歌う様な、音色の、名前だと、感じた】
【そして、少女は。彼と、平穏に、会話していた、彼女は】
……、ヒュウガは。―――機関員に、なりたいの?
【彼の、「検討している」の、一言に。大きく、瞳を見開いて、反応した。だが、口元には、何の感情も、浮かべず】
【まるで、苦しみの果ての、死に顔の様な。壊れた人形の様な。病んでいるという、印象も、受ける顔で】
【そうして、少女は。立ち上がって、彼に、歩み寄ろうとする。もし、阻止されなければ。目の前まで、接近するかもしれない】
【淡い色合いの、瞳を。死んだものの、濁り切った、瞳から。魔力が、溢れた様な、気がした】
809 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 20:06:10.74 ID:3a4NBdIvo
>>805
――美味そうに見えても、それは単なる見せかけだよお嬢さん?
【と、少女の背後から男の声。共に聞こえてくるのは、ブーツの足音】
【振り向けば、そこに立っているのは金髪金眼、長身の男で】
【黒いロングコートと腰元の刀が、何処か「表」の人間でない事を思わせ】
……まあ、あくまで個人的な経験からすればだけどね
お腹が空いてるのなら、一緒にご飯でも如何かな?
無職で身分も知れない俺とでよければ、だが
【どこか余裕を漂わせるような、そんな微笑を浮かべながら、問いかけて】
【大体少女から4m程の場所で足を止め、僅かに首を傾げてみせる】
810 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 20:06:59.96 ID:wtX/x9USO
>>804
【谷山が言っていた卵の抑え方―――・・・】
【彼女から護への言伝は・・・――『卵はもうなくなった』―――そして、】
【『僕達は友達ではなく、敵だ』と、】
【その全てのカケラが今、ここで繋がった】
・・・・・そう言う事ですか・・・。
友人でないって、そう言う事ですか・・・檸檬さん・・
・・でも。ええ、死んでも、未だ存在はしている。
・・・貴方達があったのは、確かに檸檬さんだった・・そうですね?
【そう、もう一度確認を取る】
811 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
:2011/03/21(月) 20:07:30.33 ID:UKaPR+m10
>>805
【――本気になれば刺さるんじゃないか、と言う感じに、集中した視線を感じるかも知れない】
【それは、勢いで吸血鬼の真似事とかしちゃう人間が陥りがちな、妄想ではない】
……うっわ、マジキチっち…。
【毛皮のひっついたフード付き、ピンク色のコートを羽織る、小学生上級生ぐらいの容姿】
【病気一歩手前の真っ赤な眼に蒼白な肌と、手触りの良い黒髪が特徴的で、値打ちのしそうな「紅い指輪」を付けた】
【そんな風采の少女が――ごく近い曲がり角から、首と手だけを出して】
【目を凝らし、そちらをじっと見つめているのだから】
【眼が細められているのは、ただ遠くを見ているからではないだろう】
【侮蔑とか不快とか、そういう感情が、彼女を見る目を顔色ごと険しくしている】
【――「畏怖」の感情が見られないのは、多分アホだから】
(……ニナみたいな子だって、居るはずなんだけどなぁ…。)
(白い淫獣の言うことのほうが、大勢としては正しかったの――?)
【でも―――だったら離れればいいものを、彼女はそうせず】
【赤の少女に何かを求めて、無防備にも視線を釘つけにしていた】
812 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
:2011/03/21(月) 20:09:18.87 ID:UKaPR+m10
/あーうー、決定的なスピード不足……
/
>>811
は、身を引きます
813 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 20:09:55.31 ID:XJXzUsGDO
>>806
ふ、ふぇ──?
えと……そう、でしたっけ……?
【覚えていないのか、或いは記憶にないのか】
【エルはかくりと首を傾げて申し訳なさそうな表情】
【どうやら、この気の弱さは昔から変わらないらしい】
【しかし。彼女が銃を此方へ向けた瞬間──再び、緊張感がエルを支配した】
(気付いて──!?)
流石……ですわ、ね
【攻撃の意志は。ロンメルを視認した瞬間からなくなっていた】
【故に──苦し気な笑みを浮かべながら、エルは迷う】
【抜くべきか、否か】
【路地裏ならまだしも、此処は街中だ】
【相手が弾を外すとは思えぬが、流れ弾が──という可能性も思考に入れる】
【迷い。葛藤】
【そんな中であっても──】
【一度、戦いの渦中に身を投げた者の性なのか】
【エルの右手は、じりじりと後ろに回されていき──】
814 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 20:11:07.55 ID:0abUK8QV0
>>803
「(こ、コイツ――い、一体何発ブチ込めは死ぬんだ――ッッ!?)」
『化け物を超えた化け物――って奴か…!?』
【銃弾は相当数入った、常人なら死ぬ】
【だが、尚も一歩として引かない相手の姿勢とあの姿に、男達にはいよいよ恐怖の念が犇めき始めていた】
【かといって、そうまで芯の弱い奴等ではない】
「(そう来るか――ッ!!)」
【突っ込んでくるのを見極めると、銃を撃つのを止め、腰から手榴弾を取り出しピンを抜く】
【相手が迫り来るギリギリのタイミングまで引き付け、そして接近してきた直前でそれを倒木の陰になる地面へ落とし】
【同時に自身はすくっと立ち上がって、隣の倒木へと転がり込んだ】
【同時にAは右へ、Cは左へと展開していきながら銃弾を補給】
【三人がそれぞれ怪物≠三角刑状に包囲せんと動き出す――】
815 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/21(月) 20:13:22.00 ID:4mwdXD8Do
>>810
そうだよ
本人そのものだった
でもまだ優しい心は持ち合わせていた
【それは昨日この後ろに居る青年が対話し解ったことだった】
そして今僕らは彼女から取り出された卵を探している
もし見つけたら僕らに渡してほしい
816 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 20:14:32.97 ID:xWc7hgKSO
>>807
【黒ハゲが彼の腹に放った拳。「良いだろう、受けようじゃないか」】
【それは彼の腹を打ち抜いた……しかし、命中の寸前、確かに彼は「後ろに跳ねていた」】
【それによりダメージを軽減するも……吹き飛ばされる事は防げない。今度は着地にも失敗し……彼は地面に仰向けに倒れる】
【だが……紅麒麟が大きく移動した事で、歌舞伎男の攻撃は失敗する事になる】
【連射した内の何発かは、“不可視”の何かを撃ち抜いて……】
【その瞬間、何か軽い物が地面に落ちるような…………そんな音がして】
【何も無い地面に、血の水溜まりが出来始めるのが、分かるだろう……】
817 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/21(月) 20:14:47.04 ID:MKsaiWJGo
>>808
もういいよ
【簡潔に、本当に簡潔に許しの言葉を口にした】
【彼女が思う人物像ならば、果たしてこの言葉は妥当となるのだろうか】
【”やれやれ”と付けたして、本当にしょうがないからというアピールをしてみせた】
名前を褒められたのは初めてだよ
【そう言う彼はほんの少しだけ気恥ずかしそうで、それを隠すようにそっぽを向いた】
そこに行けば、生きるのに必要な”全て”が手に入る
【咄嗟に右手を檸檬とは別の方向に向ける】
【彼の答えは肯定と同義だ】
818 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 20:16:52.15 ID:m/p06iU/o
>>809
……言うじゃない、空腹は最高のスパイス・ってさ、
コレってホントなのかなー、って思っただけだったの。
別に性癖がカーニバルなわけじゃあないのよ?
【くるーっと。緩慢な動作で、そちらに顔を向けて】
【経験、その言葉に反応して、赤い瞳に僅かな疑念を浮かべて見せた】
だーけど、……確かに、鮮度のせの字も無いお肉食べるより、
誰かにもらうタダメシのほうが、素敵かもネ。
【けれども、それも一瞬。疑念の色はするっと抜け落ちて】
【奢ってもらう気満々です! 的な笑顔を、浮かべた】
>>811
//申し訳ないです、また今度お願いします!
819 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/21(月) 20:19:44.68 ID:O3qoiH/c0
【街中】
アーディンの旦那が、病院から消えた、か…………
どこに行っちまったんだよ、旦那…………絶対安静だって、分かってるはずなのによ…………
【黒い質素なドレスの下に何故かズボンを履き、表が青で裏地が赤と言う不気味なマントを羽織り】
【手には先端に玉が施された細い金属製の杖を持ち、悪魔のような意匠をした禍々しいデザインの金の冠を被った】
【腰まで届くような銀の長髪が印象的な「少女」が】
【物憂げな表情を浮かべながら、とぼとぼと街を歩いていた】
何かに巻き込まれた、か…………?
だとしたら、もう絶望的かも、しれねぇな…………
【少女のそばには数羽のカラスが取り巻いており】
【少女に歩調を合わせるように、整然と歩いている】
820 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 20:21:04.12 ID:gIUwfVyr0
>>814
ぐっ…
【爆発により全身を焼かれ】
……やれやれ…ここまでダメージを与えるとは
【身体をゴキゴキと鳴らし】
どうやらお前らは逃げるのが上手いようだな…
貴様らにダメージを与えられないとは…
【そう言う】
821 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 20:24:07.56 ID:XJXzUsGDO
/うあー、ロンメルの方、申し訳ございません、ご飯食べてきます
822 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 20:29:22.11 ID:0abUK8QV0
>>816
『(くっそ…これ以上は――限界だッッ――!!)』
【やはり痛みに耐えるには限界がある】
【苦痛に歪む表情をし、思わず膝をついてしまう黒ハゲ】
[やはり何かいたのか――だが、ここまで攻めても殺しきれないのかよ――ッ!!]
【流石にこれ以上の戦闘は限界か】
【窮地であると思われたが――】
【それを打破する強力な光が、永遠の夜を強く照らし出した――】
【その光の発生源は、ガラスが取り付けられた金属物体】
【黒い色をし、丸みを帯びた四角いフォルムの車体――俗に言うワゴン車≠ナある】
【運転席の窓が開くと、中から男が腕を伸ばし、拳銃を乱射しつつ突っ込んでくる】
〈これ以上は危険だろ!皆乗れッ!!〉
【先程まで何処かへ消えていた、あの歌舞伎役者風の男らしい顔つきをした人物である】
【声に反応し、二丁拳銃の男は倒れている男へ銃を放ちつつ倒れた黒髪の女性の方へと走り出す】
【倒れて動けないこの状況、必ず見えない“何か”紅麒麟を庇うはず】
【足止めを狙った、強力な一手だ】
/ちょっと映写不足だったみたいで申し訳ないです…
823 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 20:30:52.05 ID:wtX/x9USO
>>815
・・・・そうですか。
・・・良かった。彼女はまだ存在(い)るんですね。
・・・・有り難うございます。
【護はそう安心した風に】
【目には――希望を輝かせて呟いた】
卵は彼女の中には、もうない・・・ですか。
解りました。探してみます。
824 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 20:31:22.75 ID:GR37C2WRo
>>813
まーまーその話は置いておこうか
【表情はニヤニヤと笑んでいる】
少しの間、一線からは身を離していたんだが
まだ目は耄碌してないな、十全だ
【詳しく見れば分かるのだが】
【この銃、実は引き金が存在しない】
撃つのかね?撃たないのかね?私としてはどちらでもいいんだぞ
【吸っていた煙草の灰がポロリと零れ落ちる】
【生殺与奪権は既に握ってあると言わんばかりの言い草である】
【ただし、その言語に威圧感などは存在しない】
【ただ、物腰柔らかな声が響く】
825 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 20:31:46.31 ID:cTsjOH7X0
>>817
……、
【許しの言葉。其れを聞き、少しだけ、安堵した様に、見えた。一瞬、唇を、噛む】
【やれやれ、という言葉に、益々、反省を、心に、刻み込んだ】
(……。やっぱり……?)
【其れでも、其の、そっぽを向いた反応が、面白く、感じて。また、よからぬことを、考える】
【然し。今、口に出したら、怒られそうな、気がして。出し掛けた発言を、我慢した】
【そして】
……、必要な。……全て……。……
【其の、言葉に。引っ掛かる。生きるために、必要な全てを、手に入れる】
【其れが、彼の、目的ならば。彼が、入りたい、理由ならば。自分は、止める事は、出来ないのだ】
【思考している、様子で。くしゃ。音を立てて。足元の、土を、軽く踏み潰してから】
―――ヒュウガ。本当に、良いんだね?
【そう、彼に、問い掛けながら。少女の、其の行動は、既に、始まっていた】
【コートから。携帯型の、情報端末を、取り出す。冒頭で、少女が、画面を見詰めていたもの】
【彼に。恐る恐る、其れを、手渡そうと、するだろう。機関のデータベース≠、閲覧出来る、貴重な代物だ】
【恐らく、其の行為は。彼を、此方に、招き入れる、ものなのだろう】
【それでも、まだ】
【少女は。何処か、不安そうな、様子だった】
826 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 20:32:00.25 ID:3a4NBdIvo
>>818
そりゃまあ、腹が減っていれば何だって美味しそうに見えるさ
死にそうな程にそうなのなら、きっと実際に美味しいだろうしね
しかし、てっきりそういう趣味かと……違うのなら良かった
【ふ、と微笑を少しばかり大きくして、なにやら安堵したような様子】
【そもそもが余裕のありそうなものだから、少々矛盾しているようにも思えるが】
良い判断だ、まさかそこまであっさりOKとも思わなかったな
……っと、言い出したのはこっちだ。何処かご希望はお有りかな?
少し歩くだろうが、まだどの店も開店してる時間だろうし
肉ならステーキやハンバーグ、他にも和洋中となんでもあるハズだ
【希望を取りつつ、少女の笑顔に脳裏では小さく財布の心配】
【なら誘うなという話だが―――兎も角、先ずは繁華街へ、と思い立ち】
【自然に少女の手を取ろうとしながら、ゆっくりと歩き出す】
827 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 20:40:49.38 ID:xWc7hgKSO
>>822
【紅麒麟は動かない】
【敵の支援を“ソナー”で感知して……放たれた弾丸は、全て受けた】
【運良く、致命傷こそ免れたが……然し、“何か”も、紅麒麟も、一切動けない状態である】
【然し】
「………………………」
【カノッサ機関のNo.14。それ程の男に、部下がいない筈が無い】
【突如、“空中”から現れた一人の男……黒いローブを着た[
ピザ
]男が、紅麒麟の真上に“浮いて”、その様子を静観する】
/飯落ち
828 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/21(月) 20:42:52.22 ID:MKsaiWJGo
>>825
おや、意外とあっさりだね?
もっと面倒なものかと思っていたけど、それなら話が早い
【にやりと、彼の口は弧を描いた。凶悪で、劣悪で、”其方側”に踏み込むに足る笑みだった】
【渇望していたものが、向こうから舞い込んだのだ。笑わないはずがない】
【少女の質問には答えなかった。正確には、答える必要が無かった】
【差し出された瞬間に、彼の右手はそれを掴んだのだから】
829 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(静岡県)
[sage]:2011/03/21(月) 20:42:58.71 ID:4mwdXD8Do
>>823
そう、まだ存在るってことはその手で救える
彼女は昔の僕らのように闇にいる
だから君が差し伸べてくれ
【四月朔日は昔のことを思い出す】
【卵による殺人衝動で絶望していた時ある人に手を差し伸べられたことを】
(……仙道さん…)
君に伝えることはこれで終わりだよ
僕らはもう行くとするよ
シュー君頼む
「あいよ」
【声をかけられた青年の周囲から魔翌力が感じられる】
【数秒後二人は高くジャンプし空中で着地をする】
【まるでそこに地面があるように】
じゃあね護ちゃん
【そう言うと二人はものすごいスピードで空を走って去っていった】
/短くてすいません、乙でしたー
830 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 20:47:06.50 ID:wtX/x9USO
>>823
解りました。
彼女は救います、
【それはJusticeの護としてだけじゃなくて――】
【―――『檸檬の友人』の護として、だ】
・・・・・・では、また。
【護はそう二人を見送っていった】
/いえいえ、大丈夫ですよ。
/乙したー!
831 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 20:47:32.58 ID:m/p06iU/o
>>826
死にそう……死にそう、なのかな?
やー、それほどじゃあないかも。こーやってお話もまともに出来てるしネ。
実際にそーいう趣味で、「タベチャウゾー」とか言いながら。
オニーサンに突撃したら……ソレで真っ二つになってたかも。よかったぁーノーマルでっ
【ソレ、と発音するのと一緒に、人差し指の先端は、男性の刀へ】
【路地裏に居て、武器を持ってて、ゆったりしてる。彼にそれだけ要素が揃っているから、そんな冗談を飛ばしてみたり】
だって、美味しいかどうか解んないモノより、確実に美味しいと解るようなモノ食べたいじゃない?
例えば……んーっと、回らない感じのお寿司とか……、……あ、冗談だからネ?
何でも良いやぁ、そこそこ美味しくて、お腹が満たせれば。
【彼が「無職」と発言したのを把握してのこの発言ッ……冗談だったらしい、あんまり笑えない】
【本当に自然に、いつ取られたんだか解らない自分の手を見て、路地裏から誰かに連れて行かれるのは二回目だなあ、とか】
【ぼんやりと、考えていた。ただし、連れて行かれる先はまったくの真逆だったけど】
【金栗ですかっ?】
832 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 20:52:12.84 ID:0abUK8QV0
>>827
[(――動かない、のか――!?)]
【しかしそれでも結果としては良かった】
【倒れている黒髪の女性を担ぎこむと、車の陰へと運んでいこうとする】
【黒ハゲも車の到着に微かな笑みを浮かべ、そちらへと向かって進んでいく】
【もう、目の前の紅麒麟は死んだ、と皆が思いこんでしまっていた――】
【それ故にトドメを刺そうとすることは――無かった】
【――そしてもう一人、静かに声を上げて起き上がる女がいた】
「―――………―――ん」
【倒れていたはずの古風な女の目が見開き、瞬きを数回繰り返した後に立ちあがる】
【先程の攻撃によって、ほぼ致命傷と言える傷を受けていたはずなのに――】
「…皆さん、酷くやられてしまわれたのですね…」
【攻撃を受けた影響か、そっと傷を抑えて立ち上がると】
【倒れている短髪角刈りの男の元へ向かい、彼を抱きかかえ、しっかり運ぼうとする】
【今この状態では、空を飛んでいる大きな人には皆が気づいていないようである】
【必至の戦いであった為に、今や部下の存在など頭に入っていなかったのだろう――】
833 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(愛知県)
[sage]:2011/03/21(月) 20:53:02.75 ID:UnRbWn+Xo
【街中】
ふんふんふーん。
ふふふんふんふふーん――――
【腰ほどまでの長い銀色の髪を真っ直ぐ伸ばし】
【やや薄汚れた黒いセーターに同色のニーソックス】
【セーターは伸びに伸びて上着だけではなくスカートの役割をも果たし】
【ニーソックスは健康にはやや遠い、細く白い足を包んでいる】
【黒と白、くっきりとモノクロカラーな少女が、鼻歌雑じりに人通りの多い街中を歩いている】
【がらがら、ごろごろと、少女の手で引き摺られる銀のスーツケースが地味に五月蝿い】
834 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 20:55:09.61 ID:7bNpqVcE0
>>832
/加護中ですが
>>820
に返信かきましたが……
835 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(岩手県)
[sage saga]:2011/03/21(月) 20:57:00.45 ID:cTsjOH7X0
>>828
……、機関は。……来る人は。……拒まないから、……
【そう、説明して。手に取った、彼に。】
【来る者は、拒まない。もしかすれば。抜ける者も、拒まないのかも、しれない】
【だが。此の組織に、在るものは。深い、深い。どうしようも無い、闇ばかりだと、少女は、考えている】
……。ナンバーは。空いているのから、……好きなものを、決めて
……支部には、……入らなくても、良いし……
支部に、入りたかったら。……好きな場所を、選べると、思うから……
【「支部長に、挨拶は、入れて置くべきかも、しれないけど」と、言葉を続けるだろう】
【少女には。何も、止められない。其れは、精神の、理由でも。事務的な、理由でも】
……、
【ようこそ、だなんて。気持ちの良い、歓迎の、挨拶は。少女には、言えなかった】
【未だ、少しだけ、残っている、感情は。罪悪感にばかり、満ちていた】
【ふと。少女の、右腕が。彼に、触れようと、伸びたかもしれない】
【其れを。彼が、拒んでも、拒まなくとも。少女は、ふらり、彼から、離れて】
【味気無い、別れの挨拶と、共に。植物園の、出口へと、向かうだろう】
/すみません、急ぎの用事が出来たので、この辺で…
/急ぎ足な終わり方で、ごめんなさい。ありがとうございました、お疲れ様でした…
836 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
[!red_res]:2011/03/21(月) 20:58:37.67 ID:0abUK8QV0
【昼の国支部 空港内】
【襲撃による傷痕が一般人にまで及んでいない事からも、大混乱には至らなかった昼の国】
【一旦ではあるが作戦は終了し、昼の国は平静を取り戻しつつあった――】
<おい、何の用だ?>
清掃業者ですよ、依頼あったんで来ましたわ
<よし、入れ>
【姿は作業着を模した水色の清掃服とキャップ帽の男達が、機関員へと話しかけた】
【黒縁眼鏡や顎鬚など個性が見られるものの、服装は全員共通のようだ】
【星の国に存在する大企業の一つS&P社≠ニいう免許を掲げ、関係者以外立ち入り禁止の看板をやり過ごす】
『一般人が誰でも入れるってのは本当らしいな、J班の報告はいつも正確で助かる』
「外観の写真は撮れたぜ、まあ、これ以上奥に潜入するのは危険だから遠慮するが」
[空港を解放するったぁー…何が狙いなのか、判断が難しいな]
【周囲の監視カメラ等を警戒しながら、清掃をするフリをして話をする男達】
【壁をざっくばらんと雑巾で拭いた後】
把握は終えた、後は置土産を残して帰ろうかね
…上手くやれよ…
【小さく呟き、監視カメラが設置される場所へ業と移動し手に持った紙袋を目立つように置く黒縁眼鏡の男】
【そしてそのカメラに対して意気揚揚とVサインをすると、彼らはそこから立ち去っていった――】
/絡み不要レスではありますが、絡みたい方がいても大丈夫です
837 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[saga]:2011/03/21(月) 20:59:17.56 ID:MKsaiWJGo
>>835
//お疲れ様でしたー
838 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 21:03:50.11 ID:3a4NBdIvo
>>831
俺も一応は常識人のつもりでね、流石にいきなり斬りはしないさ
そもそも、年に関係なく女性に刃を向けるのは宜しくないだろう?
「本当にもしもの時」と、「相手によって」は例外もあるけど、ね
……さ、君が死にそうにならない内に食べに行こうか
食欲だって新鮮な時のほうが、きっとご飯も美味しいだろうし―――。
【意味ありげに一つ笑い、彼女を連れて歩いて行く】
【言動からすれば確かに彼は常識人らしく、信用ならない、という事もない】
【だが刀然り、一部の言葉然り、どうやら完全な一般人でもないようで】
【―――――と、ここでKING・CRIMSONッ!】
【時間を越えて、辿り着いたのは―――ごく普通のファミレスである】
【ただ、少し変わった趣向が成されているようで、なんでも『ピザが食べ放題』だとか】
【他は至って普通の店なので、頼めば大体何でも出てくるだろう】
【そんな場所の席を適当に占拠し、現在テーブルの上には二つ、水の入ったグラスが有る】
【男性は刀を自身の隣に置き、さてどうしようかという状態】
【座り方に関しては、特別要望などが無ければ対面で―――と、そうなるだろうか】
839 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 21:09:17.54 ID:xWc7hgKSO
>>832
【その瞬間……つまり、古風な女が、角刈り男に触れた、その瞬間だ】
「……《フリーダム》」
【紅麒麟、そして見えない何かが“消失”して……更には、[
ピザ
]男も消失】
【その場に残るのは、血だまりと】
【先程まで[
ピザ
]男が居た場所から、車に向けて放たれた……“小さなミサイル”だけである】
【ミサイルの威力は、それ程高くは無い。人間に直撃しても、即死は無いだろう……が、車の機能を潰すのには、負傷した人間に追い撃ちを掛けるには、十分な物】
/とりあえず、乙でしたー
/こんな感じで良かったんですかね?
840 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 21:09:18.61 ID:0abUK8QV0
>>820
>>834
よっしゃ!
【攻撃の命中にガッツポーズを見せる3人】
【ライフル銃を構えなおし、】
「そりゃそうだ!ここは“俺達の庭”だぜ!?」
森林地帯での戦いは、世界大戦で経験済みなんだよ!
『ここでの戦闘が得意なのは、アンタだけじゃないさ!』
【自分達の戦歴を自信気に語ってみせる3人】
【しかし、こちらの弾薬も体力も相当削られている】
【これ以上の戦いは、死を招く危険がグッと高まっていく――】
(だが、これ以上戦闘を続けるのは危険か――)
(次で仕留められなきゃ、俺達は撤退する!!)
『「(よしきた)」』
【Aが片手で示した合図に頷くBとC】
【そして三方向からライフルを構え】
大切な人を失ったとか何とかってのは、結局!
それで怪物になろうと一般人を殺しちまったら、ソイツは悪≠ナしか無ぇんだよぉぉ!!
【銃を向け、三方向からの発砲が始まる】
【木に隠れても逃げるのは難しい、彼らの必殺陣形――】
/完全に見逃していました、本ッッ当に申し訳ないです!!
841 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 21:14:13.71 ID:96YTYgv00
>>840
(…やれやれ)
なら……辺り一辺吹き飛ばす!!!
【次の瞬間、膨大な風の波動が正確に男達を狙う】
調子乗りすぎだな…
【まるで風のような速さで避けていく】
【流石に誰一人殺せないしダメージすら与えられないのはプライドを許さない】
842 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(山陽)
[saga]:2011/03/21(月) 21:18:35.51 ID:lgDk+DXAO
【児童公園】
【ほの暗い街灯の下に、小柄な人影が一つ】
【暗闇に映える純白のローブを揺らしながら、人影は右腕を振りかぶって――】
……とぉ、りゃあぁ――っ!!
【――掛け声と共に、握っていた短剣を勢いよく投げ放つ!】
【十字架にも似た形状の武器は、風を裂きつつ一直線に木の幹へと飛翔する】
【声質からして女性であろう、短剣の行く末を見据えるその人物】
【呼吸の乱れ具合や、栗色の髪の毛が汗で顔にペッタリと張り付いているところから】
【彼女が何かしらの鍛錬を長時間継続していた、ということが判るはずだ】
843 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 21:19:13.39 ID:m/p06iU/o
>>838
フェミニスト、ってヤツ? よく解んないけど。
まーそりゃそうだけどさ、こんなトコロに居るヒトって大抵が「そんな」相手じゃない?
……偏見、かな。まあ、どうでもいいけど。
【こんなところ、つまりは路地裏。表通りにポイ捨てされた煙草の吸殻と同じくらいの数だけ、死体が転がってるような】
【「そんな」方々にとっては安住の地であるこの場所に態々訪れる彼も、自分も、どっかがずれてるんじゃあないかと】
【思っていた内に――――キンクリ】
【場所は変わって、ファミレスさん】
【男性と向かい合わせに座って、メニューをぱらっと捲ってみて。唸る】
ああん、こういう店って無駄に品揃えが良いから――迷うっ!
【パスタ食べたい気もするけど、ハンバーグも捨てがたい……そんな感じの独り言を、重々しいトーンで】
844 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[sage]:2011/03/21(月) 21:20:20.56 ID:B2alk1FAO
【街中】
んふー…夜風がいい感じ…
【ぎゅむーっと伸びをしながら街を歩くのは、明るい桃色の髪を持つ少年】
【(´-ω-)←こんな感じの、のんびりとした猫顔である】
【紫色のタートルネックから出た首が辺りを見回して、何か変わったものが無いか、探してみる】
845 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/21(月) 21:20:25.62 ID:TAjvjfOAO
【金の国・近郊】
ん〜〜〜…
【様々な能力者達、様々な感情がぶつかり合い、戦場と化した王城】
【その王城を遠くから眺める、ある人物】
【一見すると、黒の下縁メガネを掛け、黒のミニスカート、婦人用スーツを着こなし、濃紺色の長めの髪は邪魔にならないよう、後ろで縛った】
【一般的に言えばキャリアウーマンのような、スレンダーな…というより出るとこが出てない、少し変わった体型の女性】
【腰には、護身用だろうか…小型拳銃が納まっているホルスターがある】
王女と会うのは無理でしょうかねぇ〜
というか生きてるかも分からないんですよねぇ〜
【左手にある小型端末を操作し、なにやら気怠げにぼやいている】
王女とのコンタクト、能力者の勧誘
この2つだけど…参ったなぁ〜
現場にいなかったから王女様、死んじゃったのかどうかもわかんないし〜
能力者の勧誘だって、そう簡単に判子貰えるとも思えないしなぁ〜
【小型端末を操作する手を止め、ふぅ〜、と溜め息をつきながら空を見上げる】
846 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 21:25:08.46 ID:0abUK8QV0
>>839
【全員がある意味で消耗し、またある意味で油断していた】
【それに対して迫り来る“追い打ち”の一撃】
〈―――!!〉
【ボンネットは音を立てて爆発し、フロントガラスの窓は吹き飛び、周囲の数人が吹き飛ばされる】
【運転席に座っていた男は、顔を伏せ何とか大ダメージを避けた】
〈お前ら、生きてるか――!?〉
【吹き飛んでうつ伏せになったまま、黙って手を上げる黒ハゲ】
『…派手にやられちまった…中々骨のある奴だったぜ、No.14――』
「私も生きてますのー。タカミネさんは気絶していらっしゃるだけのようですよー」
[れ、レイ!しっかりしろ!!]
〔―――生きてる…大丈夫だよ…〕
[―――良かった――ッ……]
『奇襲か…やってくれるな』
【ボンネットが飛んでしまったことにより、ため息をつく歌舞伎役者風の男らしい清掃服】
【車はプスプスと煙を上げ、酷い有様となっている】
『正直、この結果を報告するってのは辛いな』
〈死者が出なかっただけマシだろうよ〉
【周囲の者達はただ、喪失感に打ちひしがれていた】
【勝敗を付ける基準は、人によって異なる】
【彼らにとってのこの戦いの結果は、敗北≠ナあった…】
/はい、長い間付き合って頂き大変有難うございました!!
/紅麒麟さん…ここまで強いとは――!!
847 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 21:27:10.53 ID:XJXzUsGDO
>>824
(引き金、が──?)
(ですが……そんなもの──「銃」として機能、しません)
(脅しにすら使えないもの、を……)
(能力を使用するための──?)
(ロンメル様のお力は「砂」……ですが)
(先入観もまた、敵……)
【エルの耳には、ロンメルの優しい言葉が逆に怖く感じた】
【銃を向けられた状態での、状況とは真反対の声色】
【それは──こんなにまで、恐ろしいのかと。初めて、知った】
【ぎり……と。無意識に奥歯を食い縛る】
【人工の其れではあるものの──汗が、じわりと滲む】
【吹き付ける風の冷たさなど──感じなかった】
……私、は──
【手を、伸ばす】
【人を[
ピーーー
]武器に、手を伸ばす】
【撃つのか。撃たないのか】
【人の命よりも軽い引き金を持つ、其れを】
【彼女は──】
──っ!
【──撃った】
【飾りに隠された、飾りでないもの/銃を抜き】
【そこからは──流れるような動作で、「ぱん」】
【ただし──狙いは壁】
【ロンメルが居る屋根の真下の、壁だった】
/ただいま戻りました!
848 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(福井県)
[sage]:2011/03/21(月) 21:28:22.19 ID:C2Rqdg1Ho
>>842
【公園へと入ってくる20歳前後の青年】
【黒のスーツにカーキのモッズコート、湾岸署にこんな刑事がいたような気がしないこともない】
【その青年は女性の様子を見て】
あー…お譲ちゃんお疲れ?
お兄さんがジュースでもおごろうか?
【財布をポケットから出し、自販機の方向を親指で指しながら】
【ナンパしているワケではなく、女性へ気を使っての言葉らしい】
運動した後は…、ほら、ちゃんと水分とらないと。
今はそんな暑くないけど、汗かいたままでいると風邪ひいちゃうから。
【その青年の様子は、おせっかいを焼くおばさんの様である】
849 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/21(月) 21:28:51.96 ID:lZvV2z8a0
【街中】
【 ドドドッ ドドドッ 】
【銃声。銃声】
【百歩譲って、街中で銃声等も目を瞑れるだろうか】
【この混沌とした世界では、其れはありふれる程日常。そんな皮肉を忘れるばかりに違った混沌があって】
「「「Yo、ho♪Yo、ho♪」」」
『『『『ひぃぃ……!ひぃぃっ!?』』』』
【そこには陽気な翠宝箱頭の迷彩服の者達が踊ってたり、跳ねて居たり機関銃をリズム良く上にぶっぱなしていて】
【否。それだけで無い。その中には量産型チンピラ御一行様もいた】
【踊っているというよりは恐怖している様子。何があったとすれば。両端で機関銃をぶっぱなされているのだ】
【簡易的に云えば 銃ぶっぱ宝箱 チンピラ達 踊る宝箱 チンピラ達 銃ぶっぱ宝箱といった具合である】
「「「Yo、ho♪ Yo、ho!」」」
【終焉部分なのだろうか。センターの宝箱は回って。屈伸して。しなやかに宙返りした後】
「「「A Pirate's for ME!!」」」
【歌う宝箱は両腕を万歳のような感じに広げ。上を向いてドヤな感じである】
【無論両端の宝箱もその姿勢で。しかも銃声おまけ付きであった】
850 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 21:30:57.65 ID:tW0OraX+o
>>844
…………。
【漆黒のローブを着用し、人目を避けるかのように深くフードを被る少女】
【フードの隙間から覗くのは、くすんだ銀色の髪と】
【りんごのように透き通った真紅の左眼に、固く閉じられた右眼】
【首全体が黒色の水晶で構成されており】
【小型拳銃をローブに括りつけ、翡翠色の指輪を左手中指に嵌めている】
……………?
【何かを探しているようで、キョロキョロと辺りを見わしてたところ】
【偶然、少年と目があった】
【しかし話しかけるわけでもなく、ただただジーッと少年の瞳を見つめている】
【また、少女の服の一部が返り血らしきもので濡れていたりもする。危険人物、かもしれない】
851 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 21:33:58.81 ID:0abUK8QV0
>>841
や、やべぇぞこれは、おいっ!!う、うおおっ!?
「な――何なんだよぉぉ!コイツはぁぁぁッッ!!」
『流石にもう限界だ――ぅおぉわぁぁッ!!』
【凄まじい風と波動に、押し流される男達】
【この陣形に勝利感を感じていた故に、その油断は大きな隙となってしまった】
【それぞれの男が風に押し流され、木にぶつかり、風の刃による傷を受ける】
【包囲網は崩れ去り、彼らも限界を悟った――】
くっそぉ、もう機関支部散策どころじゃねぇッ!!
「に、逃げろ!相手にしてたら勝てねぇよ!」
『変身した時からそうするべきだった!くそっ!!』
【ライフルを構えつつ、海岸線へ向って退却していく男達】
【追撃を行うかどうかは、カイブツ≠フ判断に委ねられるだろう――】
852 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 21:34:39.12 ID:3a4NBdIvo
>>843
和定食、洋食、中華の数々、それにアイスやケーキ、ドリンクバー……
後者のほうはまあいいとして、確かにこういう場所だと悩むね
しかし、考えすぎるとまた腹も減る。ここはサクっと―――
【彼が選んだのは、パスタ。「ほうれん草とベーコンの〜」という感じのヤツである】
【また、それに加えて海鮮だのマルゲリータだのというピザを何切れか】
【格別の好みというものがない、平凡な選び方である】
――なんて具合に俺は決めたが、別に君が好きなモノを全部頼んでも構わないよ?
無職っていっても一応蓄えはあるんでね、無茶をしなければ平気なのさ
……あぁ、ところで、君の名前を聞いても?
先に名乗っておくと俺はシェン、「シェン・ロンド」ってのが名前なんだが――――。
【そう言いながら、唸る少女を元よりの微笑を以て眺め】
【もし、その注文が決まったのなら―――再度キンクリ、テーブルの上には既に料理が!】
【――なんて展開でも良いし、そうでなくても良い。どちらにしろ、彼は軽く問いかける】
853 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/21(月) 21:36:28.55 ID:KAWLRpryo
>>849
【街のど真ん中でそんな銃声がするものだからか、その周囲から人影が消えつつあった】
【だが、そんな中、何を考えているのか接近する姿が一つ】
【猫耳尻尾、蒼い毛皮の獣人。ボサボサの黒髪と、ほとんど申し訳程度に薄い布を胸と腰に巻いただけの】
愉快そうな御仁ですねぇ、ダンスパフォーマンスとしては一級品ですね。
【少女は口を動かさずに『声』を出し、その声に頷いてぱちぱちと拍手】
【糸目とあわせて、その表情は誰が見ても穏やかな笑顔】
ですが、普通一般の方は銃がお嫌いですので、そろそろ仕舞っては?
そもそも夜も更けてきてますし…近所迷惑ですよ?
【月灯りが照らすステージを無粋に妨害する、この得体の知れない獣人の考えは、トリックスターめいた宝箱同様、読みきれるものではないだろう】
854 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/21(月) 21:37:40.64 ID:s2gn6lTNo
>>845
今夜も夜空がきれぇだぜ
【その女性の近くの屋根の上に座っている青年は、濃紺のバサッとしたザンギリ頭で、白銀の瞳と端正な顔持ちで】
【赤地に金のラインが入った忍服の上から黒地に金の豪華な羽織を羽織って金の下駄を履いている。】
【背中に2つの大きめの金色と銀色の煙管(キセル)を担いでいる】
祭りのあとのさびしさもまたおつなものだぜぇ
で、結局どうなったんだろうな……
【この青年は処刑の近くにいたのであろうか、いたにしてもあまり詳しくは知らない様子だが】
855 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 21:38:51.44 ID:wHilwtb10
>>851
……なかなかだな…
ヒ ー ロ ー
《偽善者》達よ…
【そう言うと血まみれの元の姿に戻り】
……ダメージを受けすぎたな…帰るか
【そう言うと無数の鳥になり去っていった】
/乙でしたー
/少し強すぎましたかな?
856 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[sage]:2011/03/21(月) 21:39:44.79 ID:B2alk1FAO
>>850
む、やあやあそこの変わった姿の…
【人目を憚る。そんな容姿の少女と目が合い、声をかける少年】
【しかし、よくよく見れば、少女の服には返り血らしきものが付着していて】
…お嬢…さ…ん…?
【(´-ω-)→(;´-ω-)と、分かり易く表情が変わる】
【逃げようかどうしようか迷っているようだが、少女と視線が合ってしまって、中々動き出せないようだ】
857 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(山陽)
[saga]:2011/03/21(月) 21:42:14.59 ID:lgDk+DXAO
>>848
【――「ストン!」小気味いい音を立てて短剣が突き刺さると同時、青年の声に気付いた女性はそちらに視線を遣る】
【すぐに返事をすることはなく、荒れた呼吸を鎮めるように数秒ほど沈黙して】
【それから彼女は緩慢な動作で向き直りつつ、ローブの袖で顔の汗を拭いながら】
……ふふ、お気遣いどうも
ナンパだったら受け付けないけれど
【微笑んで、まずは冗談交じりにそう返す。青年の気遣いに関して、どうやら悪いようには感じていないらしい】
【示された親指の方向へと視線を滑らせると、女性は短剣を放置して彼の方へと歩み寄ってきた】
それじゃあ、お言葉に甘えて、遠慮なく
一応尋ねておくけれど、他意は無いわよね?
【青年の前にて立ち止まり、やはり冗談交じりの質問を一つ】
【警戒心の表れと言うよりは、寧ろ、会話自体を楽しんでいるような態度だ】
858 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 21:42:36.70 ID:B2alk1FAO
/すいません、お風呂入って来ます!
859 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/21(月) 21:45:07.66 ID:2GGOgIv6o
【水の国、にて】
(――――……正義の意味、ですか、最近良く問題にあがりますね
それに最近の勝率の悪さ、むぅ……問題は山積みですね)
【噴水広場にて困ったような表情で、ため息をつく、少女が一つ
ベンチの上に腰掛けているものの、すっと、背中が伸びており、育ちの良さを感じさせて】
【紫苑色の長い髪の後方を三つ編みにし、一つにまとめ腰の辺りまで垂らした
白いオフショルの長袖のトップスに純白の手袋、両手首にかけた黄色いリングそして黒いレースのミニスカ
やや濃いめの紫苑色のニーソックスからみえる脚線美が素晴らしい巨乳の彼女は、軽く、言葉を零す】
……こうも気苦労が続くと、なにやらぱーっと、弾けたい気分ですが
仕方ありませんね、こんな時は、読書するに限ります……
Thnks fr th Mmrs
【彼女が虚空に、右手を出すと、右手のリングからワイヤーが出現
そのまま右の掌へと、ワイヤーが収縮、数刻後、ワイヤーはしっかりとした装飾の本へと変化した
彼女はそれを開き、静かに読書を始めるだろう】
【雲一つ無い夜空から落ちる月の灯りに照らされて、スポットライトを浴びているような彼女
彼女が為した、能力、であろうか――――異能≠フ現象は、けっこー目立つ、と思う】
860 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 21:45:28.10 ID:m/p06iU/o
>>852
待て待て待て、んー、と……
【一旦メニュー表とのにらめっこを止めて、備え付けの物品に手を伸ばす】
【紙ナプキンに、アンケート記入用の鉛筆で。あみだくじを描いて】
【てれてれと、適当な線を選んでそれを辿って――】
……たらこパスタ。うぅむ平凡。
まーいっか、じゃーそれでっ!
【因みに、他の選択肢にあったメニューが、比較的高価だったのはひみつ】
蓄え、ってーと……戦うオシゴト、的な?
そんなの持ってるし、さあ。
あたし、は……夕月っての。夕方の月って書いて、ゆづき。
自分でてきとーに付けたんだけど、結構気に入ってんの。
【そんなの、と発音するのと同時に指差したのは、やっぱり、男性の刀だった】
861 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 21:47:04.31 ID:tW0OraX+o
>>856
>>858
……どうしたの?
【キョトンと、首を傾げる少女】
【少年の表情が変わったことを不思議に思っている様子】
【自分が原因であることには、全く気づいていない】
【テクテクと歩いて、少年に近づこうとする】
/把握しました。
862 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
:2011/03/21(月) 21:48:38.41 ID:0abUK8QV0
>>855
【そこから走ること数100m】
【ジャングルの海辺に、男達の荒い息使いが聞こえる】
「――ハァ、ハァ…」
…俺達逃げ切った、んだよな…?
『――なんて奴だ…あの宝玉、そして能力…』
【唇を噛み締め、敗北を悟りきった男達】
【その表情には、屈辱と憤り、そして恐怖の念とが混じり合っていた】
「(不死鳥座と言ってたが――あの組織に、そこまでの精鋭がいたのか…ッ!!)」
【見渡す海辺に、何を思うのか】
【ただ今はこの風景だけが、何よりの癒しになるのであろう――】
/長い間付き合って頂き有難うございましたー!
/いんやぁ、正直無茶苦茶強いですねぇ、ここまで戦い抜くとはこちらもビックリです
/もしかしたらチートに入るのかもしれないけど、私個人はこれでも大丈夫ですよ!
863 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/21(月) 21:51:16.04 ID:lZvV2z8a0
>>853
おおっ!解るの?君ぃーセンス良いねぇっ?
【そんな声は、先程まで左側で銃をぶっぱなしていた宝箱で】
【愉快、と評され上機嫌そうである】
【両手を天秤の如く広げて。そのチンピラ者達に「君達もう良いよ」と云えば一目散に逃げて】
ああー此れ?確かにそうだねぇ。でもさ、銃って楽器になるッ!
そうは思わない?
【さりげなく右手の銃も頭に収納。質量保存は無視である】
【先程まで歌って踊っていた二人は動かない様子で】
【“コレ”が本体なのだろう。そんな予測も出来るだろうか】
【右手を差し伸べる形で尋ねた】
/すみません。遅れました
864 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/21(月) 21:54:53.31 ID:TAjvjfOAO
>>854
ん〜〜〜〜?
【端末を畳み、灰色の瞳をそちらに向けた後、首をゆっくりそちらに向ける】
【どこか、不自然な動きだ】
なんですか?随分派手な人ですねぇ
カブキ的なアレですか?凄いなぁ〜僕も来てみたいなぁ〜
【その青年の容姿をガン見し、無邪気な笑顔でそう言う】
【顔は22〜25歳辺りだが、その容姿とは違った子供のような笑顔】
あ〜〜〜…"結果"だけが知りたいんですよ僕も
生きてたら生きてたで"予定通り"、死んでたら死んでたで"予定通り"
【笑顔は直ぐにガッカリしたような顔になり】
【その青年から、その瞳を王城に移す】
王女様……生きててもらえないとめんどくさいんだよなぁ
865 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(福井県)
[sage]:2011/03/21(月) 21:56:18.89 ID:C2Rqdg1Ho
>>857
ナンパねぇ…それも悪くないかもしれないけどね…
【少し、頬を緩ませながら、そう言葉を返す青年。彼なりの冗談のつもりらしい】
他意かぁ、とりあえず…下心はないから安心してよ。
まぁ…そっちらへんが充実しているってワケではないけどね…
殺人鬼とかそういう類の人間でもないし……
1つ聞きたい事があるなら……何の修行をしてたのかなぁって位。
【女性の言葉を待たずに、それじゃあ買ってくるねと言葉を続けた後に、自販機へと向かう】
【そして、女性の前へと帰ってきて、女性の言葉を待つだろう】
866 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 21:56:42.22 ID:GR37C2WRo
>>847
【ビシッ】
【銃弾は真下の壁に狙い通り当たる】
及第点と言ったところかねぇ
しかし十全では無いな
良く言って五全か六全と言ったところかね
【そう言うと、ポイッと拳銃を下に放り投げる】
【勿論、引き金の付いてない拳銃である】
今そっち行くわーな
【ヒュッ】
【風を斬るような音を立てながら落ちてくる】
/おかえりなんだぜ
867 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 21:59:42.10 ID:3a4NBdIvo
>>860
【決定された注文、ほんの少しだけ時間を飛ばして――】
【コトリ、二種のパスタが盛られた二つの器が、それぞれの前に置かれ】
【続いてカチャリと、フォークなどが入った小さな籠が添えられて】
んー……まあ、「戦うお仕事」というか、『世界を支配するお仕事』だね
勿論、昔の話。その時はコレを散々使って回ったが、今じゃ護身用さ
【「割と偉かったんだよ?」、と話すその姿は、冗談のようにしか思えない】
【だが、これまた嘘とも―――。確かに刀の柄は、使い込まれてすり減っているが】
……おや。自分で付けた、ってことは記憶喪失とかかい?
それとも聞いちゃいけない類の話とか……そうなら謝っておくよ、流してくれ
っと、今更になったけどよろしくね、夕月―――
―――「ちゃん」は、有るのと無いの、どっちがお好みかな
素敵な名前だ、付けないほうが良いかとも思うがいきなり呼び捨ても、ね?
【一先ず、彼は手にフォークを取り、それをパスタの山に突き刺して】
【特にどうするつもりもなく、グルグルとそれを巻き巻きしていく】
868 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
:2011/03/21(月) 22:04:54.14 ID:pj7kKfE6o
なるほどこれは入れんな
869 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/21(月) 22:04:57.62 ID:s2gn6lTNo
>>864
ん?オイラのことかい?
カブキとはまた違うねぇ〜、まぁ派手好きなしがない旅人でぇ
【派手好きなのは認めているようだが】
【その女性のほうを見ながら】
どうなったのかは悪ぃがオイラもしらねぇなぁ
って予定通りってあんたも預言者か何かかい?
【その女性に対して問うた後】
【煙管を背中から取り出し、煙草をふかしている】
870 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(栃木県)
[!red_res]:2011/03/21(月) 22:05:35.75 ID:0abUK8QV0
【昼の国 海域内】
【深海に潜伏する巨大な建造物らしき“何か”】
【そこに言葉を交わす2人の人物は、考察をし振り返る】
『――今回の作戦、どう見る?』
目的は達成出来ました
ですが戦闘による死者はどちらとも出ず、大した被害を与えられておりません
結局費用を費やした我々の負けという結果になりますね…
『まだ、足りないか――』
まだ時間はあります、AOEはゆっくり攻め堕としましょう
結局は、他勢力の動きと彼らの働き次第です
今回の攻撃、決して無駄にはならなかったはずです
『………うむ、賽子の目はどう出るものか――』
【自分方へ事実上の損害は0、相手方への事実上の損害もほぼ0】
【差し引いたとしても、その差は依然として変わらない】
【しかし、彼らにとって損害を与えられなかったことは敗北=z
【今回の作戦は――言い詰めれば失敗だったのだ――】
/ヒッソリコッソリ進行しておりました襲撃防衛イベント、これにて閉幕致します
/参加者の皆様、有難うございました!!
871 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/21(月) 22:07:23.29 ID:KAWLRpryo
>>863
【宝箱に飲まれる銃を眼にしても、少女は変わらず笑顔】
【散ってゆくチンピラを見ながら、相変わらず口は動かさずに喋る】
この世全てのものがすべからく楽器ですよ、良くも悪くも。
そりゃ、『我々』もゲリラライブは大好きですが、会場設営と時間設定に不備はあると思いますよ。
【少女は右手には眼もくれず、ふと空をさす】
【煌々と輝く満月を指し、開いた左手で目を覆うように影を作る】
ですが、それもそうですね。
コレだけ月の綺麗なダンスホール、踊らなきゃ損ですね。
ええ、確かに。
【『声』は、少女の仕草に対して返答するような独り言】
【それからふと手を下ろした少女の腕に、蒼い光が収束する】
【ヒューズが弾けるように一瞬スパークが走ると、手には凍えるほどに青褪めた槍が一本】
【くるくる回転させてから、両手で下げるように構える】
Shall We Dance
では一曲踊っていただきましょう!
こちらも暇を持て余していてね、せっかく出遭ったのです、お楽しみあれ!!
【少女は、ただの一歩を持って一気に距離を詰めた】
【正確に、左側の宝箱の真正面、歩幅は宝箱の肩幅】
【風きり音を鳴らしながら下方より迫る槍は、回避が間に合わなければ宝箱の顔面を削るように上へと昇るだろう】
/お気になさらないで、こちらは大丈夫です
872 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
[sage]:2011/03/21(月) 22:12:19.57 ID:B2alk1FAO
>>861
?!
【近づかれはじめてやっと、体が動き出す】
【少し後ろへ下がって、若干ながら震えている指で少女を指差し】
そ、その…赤いのはな、何?
【馬鹿な質問である】
【もし少女が殺人鬼だったりしたら、少年は非常にマズいことになる】
/戻りました!
873 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 22:14:20.43 ID:m/p06iU/o
>>867
わー、そりゃ素敵。ってことは一般的に言う「悪者」だったのかネ。
昔ってーと、辞めちゃったんだ……なんで? 偉かったんなら、お金とかにも困らないじゃない。
【なんとなく嘘じゃないんじゃないかなあ、という曖昧な判断に則って、】
【地位を過去のものにしてしまった理由を、訊ねてみた】
【余談、少女にとっては、「正義」も「悪」も、「よくわかんない」から、前者の呟きは結構適当だったり】
ん、前者。名前が無いのはさすがに困ったから、てきとーに付けちゃった。
……そこはどっちでもいいけどネ、「ちゃん」付けされるとなんとなくむず痒い気がする。
【本当になんとなく、だけども。要約すると「どっちかって言うと、呼び捨ての方が気が楽」】
【フォークを、手の中で一回、くるっと回してから。同じように、パスタに突き刺した】
874 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 22:14:34.74 ID:XJXzUsGDO
>>866
はっ……、は──は……ぁ
【じん……と】
【銃の反動が腕に伝わる】
【自分に心臓なんてないのに。酷く、息苦しさを覚えた】
【呼吸なんて──ヒトの模倣でしかないのに】
【酷く、息が荒くなった】
【引き金しか、引いていないのに】
【とても、つらかった】
【エルは、百メートルを全力疾走したかのような表情でそっと銃を下ろし】
【荒くなった息を整えるかのように深呼吸をする】
あぅ……は、──合格、です、か……
【緊張により硬直してしまった指を無理に引き剥がし】
【銃を、背中の編み上げ飾りの中へとしまい込む】
【そして──】
……って、ふぇ──?!
【落ちてくるロンメルを見てびっくり】
【あわあわとした表情で周囲に視線を右往左往である】
【やっぱり、気の弱さは変わっていないらしい】
875 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 22:18:29.58 ID:tW0OraX+o
>>872
…………血液。
【トマトジュースや赤色のペンキではないらしい】
【しかしまだ、正当防衛によっての返り血だとか】
【そもそも怪我してるだけだとか、幾らでも可能性はある】
【───いや、この子殺人鬼だけどね!】
それで……なんで、震えてるの? 病気?
【少女からも質問をしながら、更に接近しようとする】
【常に無表情なのが、少年の恐怖感を煽るかもしれない】
876 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 22:20:51.72 ID:h1y+Ln9Ho
>>859
/まだいらっしゃいますか?
877 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(山陽)
[saga]:2011/03/21(月) 22:20:57.92 ID:lgDk+DXAO
>>865
あら、そう?それなら安心だな
まあ私としては、そうであっても構わなかったのだけれどね
それを受け入れるかどうかっていうのは、また別の話として
ともかく、あなたの“そっち”が充実してないのなら……
私は、今は応援することしかできないかな。頑張って
【女性はそう言って口許から歯を覗かせ、はにかんでみせる】
【青年が自販機へ向かう頃、彼女は踵を返して背を向けながら、ぽつりと一言】
……何の修行、か?
【そう呟くと、短剣を回収しに元いた場所へと歩いていく】
【女性が戻ってくるのは、青年が帰ってくるのと凡そ同じタイミング】
【針のごとき刃を持つ短剣をローブの下へと納めつつ】
うぅん、見ての通りかしら……ね
模擬戦してくれる相手も居ないしさ
やることもないし、体が鈍らないようにね。鍛錬やってるんだ
【疑問への答えは、至極平凡なものだった】
【どうもこの女性、戦わねばならない立場にあるらしい】
/遅れて本当にすみません、風呂のため更に遅れると思います……
878 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/21(月) 22:21:35.23 ID:2GGOgIv6o
>>876
/ん、いるぜー
879 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/21(月) 22:22:02.35 ID:TAjvjfOAO
>>869
派手好きですかぁ……ん〜〜…根無し草って奴ですよねぇ〜…
(誘おうかなぁ)
(でも、な〜んか違う感じがするんですよねぇ…)
(でも誘って判子貰えたら…良い感じですねぇ)
【王城を見ながら端末を開き、ディスプレイを見ずに操作していく】
僕は違いますよ〜…
【左手で端末を持ち、右手で何かを入力しながら】
僕は秘書みたいなものです
それに"あの人"は預言者とかじゃないですよ〜
ただ人"間"より頭が良いだけで、"確定した道"を描くより"様々な可能性"を…い〜〜〜っぱい描いているだけです
【最後にエンターキーのようなものを押し、再び視線を青年に向ける】
(指示を待たなくて良いってのも…独断で動かせてくれてるのは嬉しいんですけどねぇ)
【その視線は、まるで値踏みするような…判断材料を探すような視線】
880 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 22:22:57.99 ID:3a4NBdIvo
>>873
ああ、そりゃもう。街を襲ったり人を斬ったり、物を盗ったりは日常茶飯事さ
で、辞めた理由は……入ったときの“理由”が物の見事に消えたから、かな
ある目的のために頑張ってたんだが、色々とアホらしくなってね
【「どうにも根っからの悪者じゃなかったらしい」、と彼は言う】
【だから、今はどっち付かず。マトモな知り合いも少ないとか】
【聞けば聞くほど、ただのダメ人間っぽさが増して行く―――かもしれない】
成程、それじゃあ呼び捨てってことで「夕月」って呼ばせてもらうよ、夕月
………んん、こりゃまた、中々。
【少々まどろっこしい呼び方をして、巻きつけていたパスタを口元へ】
【暫く黙ってもぐもぐ、として。出た言葉は星四つ程度の感想】
【「そっちはどうだい」と尋ねるように、ふと彼は視線を少女へと向けて―――。】
881 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/21(月) 22:24:12.41 ID:aX6Yuu31o
【火の国、ブレイザーシティ】
【未だ復興中の、生きる希望ある其の街の大通りに、一人の少年が立っている】
【濡羽色の長い髪は、後ろで括り、流して】
【ぼろぼろのほつれた服は、この少年が着る上であれば、まるで殉教者の装いにも見えた】
【首からは、“中心に金色の石を収めた黒い十字架”を掛けているのが視えるだろう】
君たち!此の侭でいいと思っているのか?
確かに、この地は大分復興した、能力者に助けられた者も多いだろう。
だが、そう……だがだ。君たちは、全て巻き込まれたに過ぎない、そうだろう?
力の強い者が、弱い物を虐げる。
意識せずとも、世界はそういうふうに動いている。
あの戦いを経験した君たちは、どこか心の中でそう理解しているんじゃないか?
此の侭、強者に“守ってもらって”、そして、他の強者に奪われる。
しかし、力のない君たちには、どう仕様も無い、誰かに守ってもらわなければ、どう仕様も無い。
いいのか?それで。
君たちは、其れで良いのか?
【オーバーアクションで話す少年の声は、良く通り。徐々に周囲に人が集まっていく】
【集まった者たちを、少年は睨め付けるように、見回す】
【苛烈な劫火を秘めるその黄金の瞳は、威圧感をこれでもかというほどに、周囲に放つ物だ】
【しかしながら、もう一つ。違う感想も抱かせる】
【包みこむような、安心感も、その目には宿っているのだ】
【この者の言うことならば間違いない、この者について行けば大丈夫だ】
【そう思わせる、どこか超感覚的な物をこの少年は放っている】
【強いて言えば……カリスマと言うべきだろうか】
【歴史に名を残す者は、こういう者だと思わせる、そんな少年だった】
【10人程が、集まったが。残ったのは一人の少女のみ。まあ、宗教の説話を長く聞くものなど、そうは居ないだろう】
――――君たちには、運命を変える術がある。
強者に蹂躙される人生を、このボクが変えてあげよう。
だから、付いてくるものは、ボクの手を取れ。その瞬間から、君たちは運命を打破する力を手に入れる。
【すっ、と右手を前へ延べる】
【手には、十字の傷が有り、その傷から徐々に紅い血が滲んでいく】
さあ……躊躇うことはない。行こうじゃないか、ボクと共に。
強者には、断罪を。弱者には、救済を。
怒りの日[Dies irae]は、我らの手で成し遂げられる。
【その言葉。その光景は、どこか宗教めいた物……いや、正しくそれは宗教であった】
【一人の少女が、歩みを進めて。左手を少年に差し出した。それは、そうするのが当然という様な動作であって】
【厳かに右手を掲げ、少年は少女の左手に触れる】
【触れた点から、光が放たれ。手を離すと、そこには十字の痣が有った】
【その直後、少女は気絶し、地面に倒れ込んだ】
【その少女を、打き抱えて歩みを進めていく】
【もしかしたら、その光景は誘拐か何かに見えるかも知れない】
882 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 22:25:54.76 ID:B2alk1FAO
>>875
けっ、血にゃk噛んだァー!
血液って!血液って君ィィィ!普通に怖いよ!淡々としてるのが余計に!
【心の声のつもりが、勢い余って外へ出てしまった】
【言ってから、ハッとして口に手を当てるものの、時は既に遅く…】
(しかもずっと無表情だし!うう…)
【今度はちゃんと心の中で発言し、ホッと胸を撫で下ろ…せない】
な、なんで返り血なんか浴びてるのさ
【ただの事故とか、ペンキとか、最悪の場合正当防衛で付いた血だっらいいなーなんて希望的観測をしながら、聞いてみる】
883 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 22:27:24.91 ID:h1y+Ln9Ho
>>878
/絡みに行こうかと思いましたが、そちら体力面大丈夫かな、と思いまして
884 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
[sage]:2011/03/21(月) 22:29:09.20 ID:2GGOgIv6o
>>883
/1:00ぐらいまでなら頑張れるかなー
/あと、明日もけっこー時間あるから、ノープロブレム
885 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/21(月) 22:30:20.43 ID:TAjvjfOAO
>>879
/ミステイクっ…!
//「人"間"」ではなく「"人間"」ですorz
886 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 22:30:30.91 ID:tW0OraX+o
>>882
……怖くなんて、無いわ。
貴方が何もしなければ……だけど。
【冷たく、淡々と言い放つ】
【攻撃する気は、"今のところ"無いようだ】
…………聞きたい?
【疑問形に疑問形で返す】
【どうやら、"そういう答え"らしい】
887 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(福井県)
[sage]:2011/03/21(月) 22:31:29.53 ID:C2Rqdg1Ho
>>877
…なかなか嬉しいこと…言ってくれるじゃない。
でも結構、複雑なんだね。女の子ってのは…こう…よく分からなくなるときがあるよ。
俺もいい年だけどまだそういう経験浅いんだよねぇ…
【女性の言葉が冗談かどうかは置いておいて、頬を少し赤くする青年】
【女性との経験は無に等しいのに、浅いと言うのは、羞恥心からか】
【ほいよ、と女性に缶を投げ渡してから】
へぇ…女の子なのに、結構偉いね。
やる人がいないか……俺でよかったら相手してもいいけど…する?
【鍛錬を怠らない女性に素直に感心してから、懐へと手を入れる青年】
【懐へと手を入れたのは、武器か、何かを取り出す用意だろう】
/了解しました。
888 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/21(月) 22:33:08.81 ID:s2gn6lTNo
>>879
はっはっは!根無し草なんざ言われたのは初めてだぜぇ!
(なんだあのカラクリみてぇなもんは…?)
【青年は大笑いをして話した後、女性の端末を見る】
【そして視線を女性のほうに向けなおし】
あの人?オイラが会った人物を知ってるのかい?
(いってぇなんなんだコイツは……)
【青年の言動に違和感を感じつつも】
まぁ。ただの旅人のオイラにとっちゃ関係のねぇことだけどな
【そう言った後、青年は煙管をしまい屋根から飛び降りる】
【下駄の音をさせずに着地した事に気づいているだろうか】
889 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 22:33:44.45 ID:h1y+Ln9Ho
>>884
/そですか、では遠慮なく
>>859
―――――それではひさびさのしんししゅくじょしゅうかいをはじめる!
【静かに読書をしたい人間の会話を阻害することこの上ない大声で、赤い髪のツインテールに毛糸の帽子
ノースリーブの水色のシャツに紫のマフラーとと黒いミニスカート、黒と紫の縞ニーソックスの少女が叫ぶ】
【目の前にいるのはほとんどが最近近所に見える事が多かったノラ猫連中のようだ…一匹デカくて丸まってるのがいるが前に見た事があるかも】
【まず少女は、その猫に向けて指をさして名前を呼び、それから次々と名前を呼んでいく】
ドルジ!『うなぁー』オサム!『にゃー』ヒロヒコ!『ウリィー!』アキラ!『ナアーオー』エイイチロウ!『シャー!』
ショウタロウ!『にゃー!』ゴウ!『ニャー』フジオ!『ニャー』エフジコ!『ドウシタンダイノビ…ニャー』
モンキー!『ニャァァ〜ン』マコト!『…zzz』
【…誰の命名かは知らないが最初のドルジ以外は明らかにどこかの作品で出て来た名前ばかりつけられた猫の点呼を取る】
【猫全員の名前を上げたなら、最後に後ろの方にいる人間たちのほうに後ろに指をさす】
…ドラ!
『…いるよ』
【最初に名前を上げられたのは黒髪に黒い獰猛な『オオワシ』を象った…ショッカーマークのような絵が刻印された、罅の入った仮面で顔を隠した
赤いシャツに腰まで伸びた黒の革製コートと首の銀のネックレスを複数身につけ、銀の腕時計を手首に巻いたカジュアルなベルトに
青いダメージパンツの腰からシルバーアクセを2本垂らしたウエスタンブーツの人物…レジャーシートの上で胡坐をかいて割れそうな仮面を手で押さえながらそっぽを向いている】
たんてい!
[…モニターからですまねーな]
【その隣にモニターが置いてあり、茶髪のツンツン髪に左目の眼帯の青年の顔が映る、どうやら病院から映像を送っているらしく
身体に包帯を巻いており、白い部屋から話に参加している】
ごたろー!
「…剛太郎な、てか俺はジャイアンって呼ばないのな」
【さらっとした柑橘系の整髪料の匂いが漂うさらっとした茶の前髪にきりっとした目に真っ赤な瞳に整った鼻筋…整った顔だが今まさに殴り合ってきたようにボロボロの顔】
【水色の質素なシャツを白い柄シャツの上から羽織り、ひざ下まで伸びた黒よりの灰と黒のストライプのハーフパンツに赤のス二ーカーの青年だった】
【肩にはリュックサック風のバックを持ち、暗がりでよく分からないが四角く大きい荷物を鎖でつないで引きずり、その首だけには赤いマフラーを大切そうに巻いている】
【今この場にいる二人の青年は、なぜか殴り合ったかのような生傷を身体中に作っており、互いに顔を見ないようにそっぽを向いている】
…ジャンクちゃんとへんたいはかせはちこくか?まあいいや、いつまでもまってたらひがくれちまう
それはそうとドラとごたろーはけんかでもしたのか?ボロボロなんだが
『おや驚いたなあ、いつこんな怪我したんだろう?』
「そうそう、こんな傷、負傷の内に入らないから気にしないでいいよお嬢ちゃん」
そうか、ではきょうはほんとうにまじめなしゅうかいをするぞ、かくじあたらしいじょうほうをおしえてくれ
ドラとごたろーにもあたらしいじょうほうをていきょうしてもらうとして、まずたんていはきんのくにのおひめさまをたすけにいったんだろう?
そのあたりからきかせてもらおうか
『…まず、なんできみが仕切ってるのか知りたいね、それとあの二人は多分欠席だよ』
【…猫ばっかりで和むお遊びの集会と思いきや、結構真面目な話をしそうだ】
【読書を始めた人間からすれば騒がしいかもしれないが…】
890 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 22:34:01.14 ID:m/p06iU/o
>>880
わお……正義の味方が過労死しちゃう。
理由、ネー……理由さえあれば、人間って簡単に悪者になれちゃうのかしら。
【くるるる、と回転するフォークがうっかり皿を擦ってしまって、嫌な音。顔を顰める】
【「再就職、大変そうだネ」――そんな辛辣な言葉は胸に留めておける程度の優しさは、持ち合わせていたらしい】
んー、じゃあ……シェン! ……さん。
……駄目だ。年上のオニーサンを呼び捨てにする勇気はないネ。
【呼び捨てで呼び返そうとして、失敗。諦めてむぐ、とパスタを頬張って、むぐむぐ咀嚼】
……、……おいしーっ
【空腹のスパイスの効果は、そこそこにあったらしく】
【きゅーっと、目を細くしていたり】
891 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/21(月) 22:34:09.43 ID:lZvV2z8a0
>>871
うおッ!?
【きききん。金属が掠ったような音。後ろへ仰け反るも結果はやはり間には合わない】
【しかし】
フフン、元気な嬢ちゃんだって云いたい所!
……でもさ。いきなり攻撃は、スーパーヒーローとして見逃せないねぇ…どうしましょ
【二つ。後進し。宝箱に手を添えてつつ。口数は減ってないのが解る。掠った程度では効いてはいない様子】
【スーパーヒーローであるのかは置いといても、なかなか本体もしなやかだ】
チョット稽古を付けてやるよッ! 後で泣いても知らないゼッ!? ハッーハハハハー!!
【狂気的に笑えば、冗句を交えるも乱暴な口調で】
【それで良いのか。スーパーヒーロー。そんな声さえしてきそうで】
プランC!緊急事態だよッ!
お客さんを“おもてなし”しなきゃっ!
【其の言葉を聴いた“二人”は、ある者は宝箱の中からグレネードを取り出し】
【ある者は銃をグレネードにして少女へ投げつけるだろう】
【無論、避けられるのは確かであるが、避けたとしても爆発で聴覚と視覚に影響し】
【三人衆が見えなって仕舞うだろうか】
892 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/21(月) 22:35:16.83 ID:pp539UzRo
>>881
…………なーんだかなぁ
ああ、うん。街のチンピラくらいなら、どーにかなるんだろうけど
それだけじゃ、どーにもこーにも……あー……まあ、良いや
おーい、そこのガキー
【少々離れた位置から。おそらくは、偶然通りかかって話でも聞いていたのだろうが】
【どうにもテンションの低い独り言から、声を掛ける者が居る】
なんだか知らないが、新手の詐欺か?
随分とまあ堂々とやってるもんだが……ああ、うん
とりあえず、それ置いてったらどうだ?
【ロングコートに、フードを深く被って顔は見えず】
【背丈は160cmに届かない程度、声は女性のものだろう】
【口元から煙草の煙が漂っている人物が、近づいてきた】
893 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 22:37:05.90 ID:B2alk1FAO
>>886
怖いよ?僕は基本的に一般人だもの…
【とりあえず、相手からは何もして来る気がないと分かり、一安心】
【けれど、常に警戒はしておいた方が良いと思っているのか、表情は(;´-ω-)←このままである】
……やっぱり遠慮しておこうかな
【明らかにヤバい雰囲気がするので、聞くのを辞退する】
894 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
:2011/03/21(月) 22:37:56.47 ID:UKaPR+m10
【水の国 / 平原】
………金の国、≪R.I.P.≫、地上の覇権――
【毛皮のひっついたフード付き、ピンク色のコートを羽織る、小学生上級生ぐらいの容姿】
【病気一歩手前の真っ赤な眼に蒼白な肌と、手触りの良い黒髪が特徴的で、値打ちのしそうな「紅い指輪」を付けた】
【そんな風采の少女が丈の短い草の上に、ぐでーっ!と寝転がり】
【――――なぜか、新聞を広げていた】
女の子なら、世界征服にも恋しちゃうし、お姫様生活は嫌いだよね…。
だったら、ここまであくどい“振り回され”方はかわいそう…。
【快活そうな声音の彼女は、どうやら「元女王」に感情移入しているらしい】
【顔が紙に沈みこんで、インクに溶けこんでしまうのではないか、と言うほど記事に没頭している】
【――ぎゅっと握った右手を、不意に心臓の真上においてしまった】
【べしゃりと、重なった束が折れて曲がる】
【さて、ここまでの展開に、何か違和感を感じなかっただろうか?】
【―――今は「夜」と言う時間帯で、ここは「屋外」と言う場所である】
魔物と遭った人魚姫は、泡になって消えちゃった、何も為せずに
……そんなこと、アタシは許したくなんて…。
【実は、爪が肉に刺さりそうなほど固められた拳は、赤く強い光を放っている】
【本当に光っているのは人差し指だけ、しかも精確には、それに嵌めた『指輪』がなのだが】
【小さな文字を見通すに足る光芒は、少女の手をすっぽりと包んで見えた】
【――それが出来るような明い輝きだから、きっと遠くからもわかるだろう】
【まかり間違えば、草原に迷い込んだ人魂みたいに思われるかも知れないけど】
895 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/21(月) 22:40:44.90 ID:aX6Yuu31o
>>892
……なんだい?
【金色をきらめかせて、女性の方を向く】
【そして、話を聞いて】
詐欺なんかじゃないよ。ボクは、本当に運命を変えていく。
そして、一人だけ幸せになるつもりも、無い。
この子は、ボクを信用して、手を差し出した。
ここで置いていくのは、逆にこの子が可哀想だよ。
【その表情は、先程演説をしていた時よりも、大分柔らかい物で】
【しかしながら、今お姫様抱っこをして運んでいる少女を置いていくつもりは無いようだ】
【この少年、年の頃は10歳程だが、ずいぶんとしっかりとした語調で話をする】
【抱えている少女は、15〜6位であることを考えれば、年不相応の腕力が有るのは分かるだろう】
896 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 22:40:55.81 ID:GR37C2WRo
>>874
【スッ…トン】
【何も無かったかのように落ちてくる】
ま、合格点だな
【野球帽を深く被り直しながら】
少し甘い評価だと思うがね、辛口評価なら三全と言ったところかね
【膝の砂をポンポンと払い】
よう、久方ぶりだな
【エルに向かって手を挙げる】
897 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/21(月) 22:46:13.91 ID:2GGOgIv6o
>>889
【――――確かに、本来ならば、うるさい、と一蹴すべきなのだろう
しかしながら、彼女も存外に集中力はある、それぐらいを耐えるぐらいの忍耐力もある
では、彼女が本をパタンと閉じて、右側に置くまでに値する事は在ったのだろうか?】
【結論から述べると、在った――――……それも、二つ
ベンチに置いた本を消すと、三つ編みの先を、風になびかせながら、少女の下へと、歩みを寄せた】
初めまして、何やら面白そうな事を成しているみたいですね?
――――よろしければ、とは言いません、部外者ですし、本来なら無視するべきなのでしょうが
あいにく、と、こんなモノを魅せられて、無視できるほど、大人じゃないんですよー
【少女へと、透き通るような、紫苑の香りのソプラノボイスをつむぎながら
キラキラ、と輝くような視線を、少女の目の前にいる、猫軍団へと向けた
見た目相応に、彼女も猫さんは大好きな御様子】
【ぱんぱん、と手を叩いて、猫さん達を彼女へと引き寄せようとしつつ、膝を曲げ、体勢を低くし
猫達へと視線を近づけ、近寄ってきたならば、抱きかかえようとするだろう
……それが、何匹であろうと】
――――……ところで金の国∞お姫様≠ニ随分とタイムリーな話題も聞こえました
よろしければ其方の方の、情報も教えていただけないでしょうか?
無論、お礼はします……あと、もう一つ、お願いがあるんですが――――……
【そこで一旦、言葉を区切り、貴女方の返事を待つだろう
いくらなんでも初対面の面子が多い中で、あまりわーわーと申し立てるわけにもいかないのだろう
そこまで紡ぐと、司会を為している少女へと、微笑を向けた】
【綻ぶ、端正な顔達は、童顔なのもきわまって、邪気の無い少女の微笑みで
純粋に、今の状況に、癒されつつも、あるのだろうか――――……
そして寸刻、他の誰かにも、その微笑みは向けられた、気もした】
898 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/21(月) 22:46:18.29 ID:pp539UzRo
>>895
………あー、テレビ見たのか
あれ凄ぇよな、放送局のジャック。あれは燃えたわ
それともあっちか?ほら、結局首落ちなかった方の
あんなの中々居ねえよ、そりゃ真似したくもなるわ
で、まあ良いからそれ置いてけ、ガキ。な?
【何やらこの人物、相手の言葉を端っから信用していないらしい】
【どうにも、テレビに影響された子供≠ニでも思っているらしく】
【その口調は世間一般の、常識的≠ネ大人のそれに近い】
その年で、まあアレだけくっちゃべるのは大したもんだけどなー
やっぱり何処にでも早熟な奴は居るもんだ……ふー……
【煙草の煙を吐き出しながら、やはり相手の扱いは、外見の年齢相応で】
【どうやら、先の演説は聞いていたらしい。聞いていて、この反応という事だ】
【特に実力行使には出ないが、誘拐に見える行動をそのまま見逃すつもりでも無いらしく】
【少年の進路を妨害するような位置に、大股で移動する】
899 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 22:48:01.67 ID:3a4NBdIvo
>>890
悪者になるっていうよりは、やろうとしたらそっち側だったって感じだね
まあ、思考するヤツなら人でもなんでも簡単に悪者になれる
逆に正義の味方は大変さ、悪者が居ないとそうそうなれるもんじゃない
立場一つ変わっただけでそんな事が分かるんだ、世の中ってのは割と面白いよ
【耳になにか詰めているかのように、皿を引っ掻く音には殆ど無反応】
【それも色々と経験しているからなのだろうか。微笑は崩れず】
こっちとしては、呼び捨て歓迎だよ?
どうせ年なんて何をしなくても増えるものだしね、気にすること無いさ
【もっとも、そう呼べというような強制は勿論、無いが】
……パスタ一つでそこまでの反応する子、初めて見たかも知れないな
もし良ければ俺のも食べてみるかい?
ピザも何切れかある。足りるようならそれでいいけど、折角だ
【と、僅かに首を傾げながら手で自身の側にある器を指す】
【パスタは前述通りのモノ、ピザも幾つか種類があるようで―――】
900 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 22:48:42.42 ID:tW0OraX+o
>>893
…………なら尚更。
一般人を殺しても、私に得が無いもの……。
【逆に言えば、一般人でなかったら襲う可能性もあるという事だが】
……でも、能力者だったりしたら…………。
【ボソッと、なんか小声で付け足したが】
901 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/21(月) 22:49:17.10 ID:J5yxe8J8o
>>894
【そのやや遠方から、歩んでくる一つの影があった】
──あァ、涼し……
【深黒のローブコートを羽織った、白皙の長躯】
【乱雑に白いメッシュが入った烏羽色の髪に、真紅の瞳を持ち】
【首元には、古風な鍵が付いた黒のチョーカーが巻かれている】
【中は、黒のノースリーブに暗黒色のズボンと、闇色のブーツ】
【そこに墨色の腰布を纏い、赤銅色のベルトを一本、斜めに巻いていた】
(──ん。ンだ、デカい蛍だな)
【ふと、前方の紅い光、そして人影に気付く】
【だが、両の手を外套のポケットに差したままの彼は、そのまま歩みを進め、】
【さも寝転ぶ少女の姿が見えていないかのように、彼女の上を踏んで歩んで行こうとするだろう】
902 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/21(月) 22:49:40.02 ID:KAWLRpryo
>>891
すぅぱぁひぃろぉ?
コ メ テ ゙ ィ ア ン
どっちかというとギャグの国の住人では…おっと。
【残り二人の宝箱が取り出した榴弾の類に、流石に野放しにはしかねる、と眉を動かす少女】
【榴弾が装着された銃に向かって槍を振りかぶり、一気に投げる】
【途中槍の尻が爆発して、一段階ほど速度を上げる】
【コレにより回避のテンポが崩れれば、分身(?)一体くらいは片付けられるだろう】
概念『騎士』、『盾』を展開、防御姿勢を!
【先ほど槍を表出させた蒼い線が全身へと走り、爆炎に紛れて発光】
【ひとしきり煙が晴れた後、少女は二メートル近い騎士の姿となり、しゃがんで盾を構えていた】
【その表層には煤がついているが、紅色の装甲と、装飾のような蒼い線は未だに露出している】
【しかし】
申し訳ありません、衝撃の減衰に失敗!!
【体が、動かないようだった】
【爆風による熱風は防いだ。爆発の光はフルフェイスの兜がある程度遮光してくれたが、衝撃波を至近距離で連続して受けたためか、立ち上がれない】
【防御力は向上しているが、そのまま防御姿勢をとり続ける以外に選択肢は無い】
903 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 22:50:57.06 ID:XJXzUsGDO
>>896
あ、あぅ……三全ですか──
【「それは、100点満点だとしたら30点で、不合格ということだろうか」】
【そんなことを、エルは思うも】
【一先ずは──ロンメルが無事に着地できたことに安心する】
えと……お久しぶり、です……
んっと……えぇ、と──
【そして、此方もロンメルの名を呼んで挨拶をしようとするも】
【先ほど、「其の名で呼ぶな」と言われたためか】
【困った表情で、相手を見遣る】
904 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/21(月) 22:52:12.19 ID:aX6Yuu31o
>>898
……悪いね。
ボクの住環境には、テレビどころか、家電も有りはしないんだ。
だから、其れがなんなのかボクは良く知らない。
風の噂で聞きはしたけどね。
【どうも、テレビを見ることは無いようで】
【少年の服装を見れば分かるだろう。ボロボロの服に、汚れた肌】
【少年は所謂浮浪児という物であって、常識からは、少し外れている。といってもいいだろう】
そして、悪いが置いていくつもりは無い。
彼女は、納得した上で、此方に来たんだからね。
邪魔立てするなら、無理にでも通らせてもらうよ。
【ぽたり、ぽたり。両手からは、いつの間にか血が滴っており】
【服の右胸にも、じわりと血が滲んでいるのが見えるだろう】
【ゆっくりと歩みを進めていく少年。その動きは、隙だらけだが、どこか空恐ろしさを感じさせる何かがあるだろう】
【少なくとも目の前に居るのは、唯の少年ではない】
905 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/21(月) 22:52:34.59 ID:TAjvjfOAO
>>888
言うじゃないですか…"あっしはただの根無し草でござんす"、みたいな!
【少しだけ声を渋くして(実際は女が無理やり男の声を出そうとした感じ)笑顔で言う】
【しかし、その瞳はそのまま】
【値踏みするような目で、"音をたてず"に着地した男を見る】
(ん〜〜〜…まぁ、良いんじゃないですかねぇ)
あ〜〜…違います違います
アナタの言う人と"あの人"は違うはずですよぉ
だって"僕"はアナタと会うの、"初めてですもん"
だから"あの人"もアナタと会ったことは無いんじゃないですか?
【口元を軽く緩ませ、変な言い回しをし、クスクスと笑いながら】
旅人さんかぁ……チョォットだけ、アナタを"口説いて"みていいですか?
【端末をスーツの内ポケットにしまい、そう尋ねる】
【値踏みは終了】
【少し早かったかな?】
【そう思いながら、女は青年をこちら側に"転ばせようとする"】
【根無し草を引き抜く為に】
906 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東・甲信越)
:2011/03/21(月) 22:54:26.87 ID:B2alk1FAO
>>900
【基本的に一般人。つまり、一般人で無い瞬間もあると言うことなのだが】
【少女の発言に物騒な単語が混じっているのを聞いて、猫のように全身が総毛立つ】
(の、能力者だったら…何なんだろう)
【少年は『能力者』である】
【今は能力の片鱗も見せてはいないものの、発動させれば、一発で能力者と分かるようなものだ】
【少女が付け足した『能力者』という単語に反応した辺り、察しはつくかもしれない】
907 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 22:56:18.45 ID:m/p06iU/o
>>899
ふー、ん?
悪あっての正義、ってこと? ……んー、よく解んないネ。
けど、なんだろ……いろいろ経験があると楽しそう、ってことは、なんとなく解った気がする。
【少女にとってはその「経験」が、何処かへ抜け落ちてしまっているモンだから】
【いいなあ、とか。あんまり良くないと思うのだけど、そう呟いた】
んー、じゃあ、シェン。……櫻っぽいような、そうじゃないような音。
むぐ……いいの? じゃあ一口、ひとくち頂戴っ
【咽を鳴らして音を転がしてみて、首を傾げ】
【次に貰った言葉に、わずかに瞳を輝かせ。ひとまず、彼が「中々」と評したパスタを、フォークで示した】
908 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/21(月) 22:58:57.37 ID:pp539UzRo
>>904
……無理に、ね……まあ、それでも良いさ
だけどな、ガキ。ちょっと大人の言う事聞いてけや
ガキがガキ騙くらかして何やろうと構わないんだけどよ
やっぱり目の前で女攫われるのは、同じ女として気に入らねえ
だから、ちょっと首……いや、口貸せ。な?
【只の少年では無い。が、だとすればどうなのだろう】
【目の前の少年が能力者なのだという事は、その腕力一つから察せられるが】
【然し、力だけが取り得ならば、戦う分には、リーチの差も有り恐怖は無い】
【恐れるべきは不確定要素、それ以外の能力だが】
【見えもしない物を過剰に恐れる程に、この人物の場数は少なくも無いようで】
………納得させてみろよ。ガキじゃなくて、大人ってもんを
そうすりゃ、私は素直に避けてやる。簡単な話だろ?
いやまあ、別に力づくでも良いんだけど
その場合、結局そのガキはどこかに置く事になるぞ?巻き添えで死んで良いなら別として
【恐怖は、理解出来ないものか、「敵わない」と理解出来るものに生まれるのだろう】
【敵わないと理解させる事が出来れば、或いは】
【このノリの悪い聴衆も、少年の言葉を信じるのかも知れない】
909 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/21(月) 22:59:09.13 ID:s2gn6lTNo
>>905
おうおう声マネうめぇなぁ!
【その女性の渋い声が気に入ったのか】
【青年も真似をするかのごとく】
せっしゃ勘違いしてたでござるぅ〜
【渋くなったかどうかはわからないが雰囲気は出ているようで】
【口調を元に戻しながら】
口説いてどうするんでぃ?
【青年もどうやら警戒はしているようだが】
【何が起こるかは分かってないようだ】
910 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 22:59:22.98 ID:wtX/x9USO
【水の国】
【その端にある貧民街】
【ここは親に捨てられた子供、職を失った大人が彷徨行き着く『人生の果ての場所』】
【だが】
【白のカッターシャツに青のネクタイを着け、腰には二本の刀を携えた】
【ここにいるにはまるで場違いな感じの少年がそこにいた。】
【その顔立ちは幼く「童顔」、それは良く言えば可愛らしく、意地悪言ってしまえば女々しい】
【また少年のカッターシャツの袖には校章が付いていて、彼が学生なのが解るだろうか】
【ここに迷い込だのか?・・・――にしては少年の足取りは慣れた物で】
「よぉー誰かと思えばいつぞやのお嬢ちゃんにくっついてた坊ちゃんじゃねぇか、元気してたかぁ?」
あ、どうも。ええ元気にしてますよ。
僕も、お姉ちゃんも
【何より、何故かここの人達と随分親しげだった】
【もし、この光景を見た者がいるなら感じるのは違和感だろう。】
911 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(山陽)
[saga]:2011/03/21(月) 23:00:03.92 ID:lgDk+DXAO
>>887
それはこっちだって同じだわ。相手の考えてることって、本当によく分からなくなる時がある
本能だけの生き物じゃないから複雑なのね、きっと
そういう経験は……うん、自分で実際に経験してみなきゃ分からないことがあるし
もしも興味があるんだったら、恥ずかしさに打ち克たなきゃ。ね?
自分で言ったみたいに、いい年なんでしょ?少しは経験してみるのも、悪くないとは思うのだけれど
【苦笑しながらも、女性は青年の紅潮する様を見て助言をこぼす】
【「ありがとね」と、簡潔に謝意を伝えて缶を受け取り、何の飲料だろうかとパッケージを確認しつつ】
私は鍛錬するのに男女は関係ないと思うんだけどねー
模擬戦――してくれるんだったら、是非ともお願いしたいな。
【もう片方の空いている手は、先ほど納めた短剣の元へと伸びる】
【口角を吊り上げて、女性は首肯を一つ。青年の申し出を受け入れたのであった】
/ただいま戻りました!
912 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(東京都)
[saga]:2011/03/21(月) 23:03:03.49 ID:tW0OraX+o
>>906
……能力者なの?
【どうやら察したようで、言及し】
【感情が希薄な瞳で、少年を見据える】
…………安心して。
能力者だからって、襲ったりはしないから……。
【この言葉を信用するのであれば】
【少女が自分から手を出すことは、一応ないらしい】
913 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/21(月) 23:03:50.32 ID:aX6Yuu31o
>>908
……出来れば此方も荒事にはしたくない。
話し合いで終わらせられるならば、其れが一番だ。
そして、不快に思ったなら謝らせてもらうよ。
【割と、素直にそう言って】
【興奮が止まると同時に、流れる血も止まっていく】
いいだろう。
ボクは、言葉で君を退かしてみよう。
この程度の試練を越えられなければ、そもそもボクは前に進むこともできないだろうしね。
【少女をだきかかえたまま、女を見据えて】
【ぽつり、と口を開いた】
君は。運命という物を信じたことがあるかね?
【演説の口調。落ち着いていながらも、苛烈な口調】
【まずは、女性に問いかけて】
914 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 23:03:50.72 ID:h1y+Ln9Ho
>>897
な…なんだおまえ…
【仕切っていた少女が、突然現れたその少女に弱弱しく少女の影をじっと見る】
【しかし一方で猫のほうはとても人懐っこく、この少女は警戒しないでも問題はないと】
【邪気なく、猫たちはまず4匹近づいてきた】
『うなぁ〜』
【その後ろに、とても見覚えのある巨大な虎猫が前足を体制を低くした少女にもたれかかるように近づいてくる】
[…ゲ、シオン…なんでおまえが]
「あれ、この人ってノビタ、確かお前が前に…」
『―――ラビット、心配しないで。この子は悪い奴じゃないから』
【モニターから、ノビタの嫌そうな声が聞こえたのを遮って、割れた仮面の人物が顔を抑えてラビットという少女をなだめてくれた】
【この時、ノビタにも、剛太郎にも、現れた少女にも視線を合わさず、ラビットの方を真っすぐ向いて】
【淡々と、揉めることなく次の話題に移りたそうだ…だが一度だけちらり、と少女の方を少しだけ見て、もう一度前を向き直す】
[…お前…確かあの場にいなかったっけか…見てねーのか?]
…いいじゃないか、で…おねがい?おねがいってなんだ?
【ラビットがキョトンとしたこの世の穢れを何も知らなそうな無垢な顔で首を傾げて質問する】
915 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 23:09:00.77 ID:3a4NBdIvo
>>907
そんな感じかな、全部が全部そうってわけじゃないんだが
ま、君は俺なんかよりいくつも若いし、その分チャンスが有る
足りない分はこれからでカバーできるさ、何事も挑戦だよ?
【彼女の呟きを拾いあげ、否定もせずにそう言って】
【「善悪に捕らわれることはない」と、まるで教師か何かのように経験を語り】
……おや正解、勘が良いね。実は俺は櫻の国の出身でね
「シェン・ロンド」はまたの名を「長谷部 紫炎」と云うのさ
何なら「紫炎」でも構わないが……まあ、「シェン」のが楽だろう
あぁいいとも。俺に遠慮せずどうぞ、お嬢さん?
【スッ、とパスタの器を夕月の方へと寄せて渡す】
【ちなみに味は――ほうれん草の僅かな青み、時たまベーコンの確かな歯ごたえ】
【それに加えて卵の風味が三重奏を奏でる、という物―――成程、“中々”というのも頷ける味】
916 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(福井県)
[sage]:2011/03/21(月) 23:09:00.91 ID:C2Rqdg1Ho
>>911
ほかの人も…皆こんな感じなのかもしれないなぁ…。
【暗くなった空を見ながら、独り言のようにそう呟いて】
恥ずかしさにって…さらっと言ったけどかなり難しいよね?
君にこんなアドバイスをされるとは…もしかして俺より年上なんじゃあ…?
【女性に年を聞くのはNGということを知らぬこの青年】
女性といったら…やりたいことがまだあるんじゃないのかなと思ってね。
ん、じゃあやろうか。俺も体動かしたかったし、
【怪我しないようにね、と最後に付け足し、準備運動のようなものを始める青年】
【準備体操を止めて、大きい深呼吸をした後】
どうぞ、れでぃーふぁーすとってやつ?
【構えた後、微笑しながら、女性の行動を待つ青年】
【冗談を言うその姿からは、余裕のようなものが感じ取れる】
/おかえりなさい、新キャラなんで戦闘ロールは遅れそうです
917 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
:2011/03/21(月) 23:09:06.16 ID:UKaPR+m10
>>901
…いや、人魚姫は、泡になんかなって無いのかしら?
処刑は遂行されなかったし、それを無理強いする声も無いってことは――
でも、結局彼女は「…マスター、誰かが近付いて来ておりますぞ?」
……ベンヌ、うっさーい!
今から30分は黙ってて欲しい気分だって、言ったじゃない!
あれから、まだ4分よ? あー、信じらんないっ
【だれもいない独演会のように、ただ、自分の心だけに波浪を起こし】
【飽かずに呟き続けていた彼女に――この場にいない誰かの声が、突然注意を促した】
【それは円やかな男声で、少女の言葉から量るに「ベンヌ」と呼ばれる存在が発したらしい】
【だが、新聞に物理的にも没頭していた彼女は、刺々しくそれを退けてしまう】
【―――暫時、経過して】
金の国の王家は、サイズは違っても『あの家』みたいなもんよ!
親が無能で、適当に落ちぶれて、周りに足元掬われちゃって、その総領娘は夢を――
「―――マスター、右に転がって起き上がりなされ!」
【さしもの彼女も、ここまで具体的で、強く弦の張った言葉を放たれれば】
【反射的に――新聞をぐちゃぐちゃにして、服を葉まみれにしながらも云われたとおりを行う】
【森の中で数日ぶりに発見された遭難者のようになった彼女の動きは、冗談みたいに軽快だった】
……ァ、アンタ、そのまま進んでたらアタシの事踏んでたでしょ!
見えるように光らしてるのにわざわざ踏んでくなんて、それはとってもいい度胸だねぇこのばっきゃロッ!!
【――起き上がって青年と向かい合った彼女は、UMA扱いされているとは夢にも思わず】
【避けていくのが当然、と言わんばかりに新聞紙を振り回し、口を極めて罵り始めた】
【ソレを受け、どこか申し訳なさげに――右手の宝石は、その光を緩やかに明滅させ始める】
918 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/21(月) 23:10:33.39 ID:lZvV2z8a0
>>902
コメディアンッ!いいね。捨てがたいっ……でもさやっぱり弱きを助けて強きを裁きたいんだよねぇッ!
というわけで。
……あ。まぁいいや
「「いくぜィッ!!」」
【こめでぃあん。其の言葉に揺らいだ様子。それでいいのかスーパーヒーロー。】
【しかし、其れを蹴ってでも其の心意気は変わらないようだ】
【フッと一人減った。やはり幻影のようだ】
【しかし二人して両手を天秤のように広げ、脚を少し曲げながらポーズ】
【……こんな大人にはなってはいけない。絶対に】
【描写不足であったが、グレネードには威力はない】
【いわゆる、音と煙だけ。見かけ倒しである】
【此処で謝罪できるのも良い所だと中の人は思った】
「「さぁっどっちだか判るかなぁッ!? ハーッハハハハー!!」」
【隙だらけに見えるが。瓜二つの宝箱。果たして、見切れるか】
919 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/21(月) 23:14:07.97 ID:pp539UzRo
>>913
……芯が通ってる連中ってのは面倒だからなあ
正攻法でしか崩せねえから……ああ、こっちの事
【ロングコートの人物は、突然その場に座り込む】
【ドカリと胡坐をかいて、手袋をした両手はコートの内側】
……意地悪く答えるなら「無い」
親切にに答えるんだったら「有る」
本音は、そんなもの考えた事はあんまりねえな
偶に考えてみたりもするが、無駄だと思って直ぐ止める
何でかって、体の良い言い訳に使われやすい言葉だろ?
ま、運命ってのは有るんだろうが、適当なとこでぶつ切りで
適当な奴が『結果』を『運命』って呼んでるだけなんだろ
【この人物の思想は、あまり極端に走る事は無い】
【割と中間的、平凡で、少々過激な方向に寄っている】
【そして、運命という言葉には、少なくとも良い印象は持って居ないのだろうが】
【かと言って嫌う様な事も無い、当たり障りない返答だった】
920 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(福井県)
[sage]:2011/03/21(月) 23:14:03.57 ID:C2Rqdg1Ho
>>916
/文章抜けてました。【怪我しないように〜】
の前に、【悩んだ様子で、しばらく上を見続けた後、懐に忍ばせていた手を出す】
をいれてください
921 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/21(月) 23:14:19.73 ID:TAjvjfOAO
>>909
ん〜〜…渋いんですけど…なんていうんですかねぇ〜……もっとこう哀愁というか…"あっしは根無し草故、、"みたいな…割り切った感じでですねぇ…
【少しだけ目を閉じ、自分なりの流浪人像を言う】
【真面目なのか適当なのか、どこか掴みどころのない、そんな印象を抱かせるような態度】
"口説かれちゃったらどうされたいですか?"
【質問に質問で返され、更にそれに質問で返す】
【閉じた目を片方だけ開き、口元を軽く緩ませ悪戯っぽい笑みを浮かばせる、この女】
【青年の警戒に気付いているはずなのに…まだ"掴ませる気"は、まだ無いようだ】
922 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/21(月) 23:16:14.23 ID:2GGOgIv6o
>>914
【その弱々しそうな視線に、寸刻――――後悔の念を覚えた
いきなり、話しかけ、猫へと手を出そうとしたのだ、不審者のように思われても仕方ない、か
しかしながら、その心配を晴らすのは、また別の風】
【ノビタや剛太郎の言葉もあるが、何よりは仮面の人物の言葉
ラビット、と称された少女が警戒を解いてくれるのを、微かに願いつつも
少し、彼女は欲望へと身を委ねた】
よしよし、んぅー……もう、持って帰りたいぐらいですよ……ホントに
あら、キミはどこかで見覚えが――――って、えっと……その、流石に……っ!!
【虎猫にもたれかかられ、体勢を崩しそうになるも、何とか踏ん張り、よしよしと、撫で始めるだろう
そして近づいてきた猫たちにも、もう一方の手を出し、彼女へと乗ってくるように、腕で示した
貴方達から見えるであろう彼女の表情は、透き通るように、透明で】
【もふもふ、っとした猫さんの群れに埋もれながら、彼女はラビットへと言葉を紡ぐだろう
そして、紡ごうと、貴女の表情を見た時に、思わず、表情が緩んだ
それはさながら、猫へと触れる態度にも似て、愛玩するが、如く】
……その、こんな状況になってから、では――――あまり意味が無いのですが
この子達を抱っこする許可を……いただきたくて
【苦笑気味に、くしゃっと、表情を綻ばせながら
彼女へともたれかかる虎猫君に、弄ばれるが如く、戯れているだろう
そして、少し真剣な表情を、モニターの方向に向けた】
……お恥ずかしい限りですが、広場へと向かう途中に、敵と交戦し、敗北しました
――――……そのことで、今も悩んでいっ――――ひゃっ!そ、そんなとこ……さわらっ……んぅ……
【どうやら虎猫君の手がひょんなトコに触れた御様子、多分、不可抗力
まあ、躾けられていたなら、起きないだろうが……その場合は、彼女がみょーにビンカンだった、ということで】
923 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 23:17:25.18 ID:m/p06iU/o
>>915
……なんか、おかーさんみたいだネ。
や、おかーさん、ってのが本当はどんなものなのか、解んないけど。なんとなく。
【ぷふふ、と笑う。なんだか世話を焼いてくれる、親みたいな】
【……何故そこで「おとーさん」の方をチョイスしなかったのかは、謎。】
しえん、シェン……あ、ほんと。シェン、の方が発音しやすいネ。
あれ、でも櫻の人って、黒髪の人が多いんじゃあなかったっけ。ハーフとか、そういうの?
わーいっ、いただきますっ!
【寄せられた皿から、するっとパスタを絡め取って、頬張る】
【咀嚼して、ん、と。考えるような顔】
……こーいう、緑の野菜ってあんまり好きじゃないんだけど。
これは、おいしいかも。
【……それもすぐに、綻んでどこかへ消え失せてしまったけど】
924 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/21(月) 23:20:07.84 ID:J5yxe8J8o
>>917
……あァ? 蛍って鳴くンだったか?
【踏み損ねた青年は、小さく舌打ち】
【そのまま歩み去らんとしていたところを鷹揚に振り向き、】
【僅かに嘲笑を孕んだ泰然とした様相で少女を見据える】
人間どもの天下の中で、足元に寝転ぶお前の方が素晴らしく良い度胸だ
どうやら人間どもは、『足元の虫を踏んではならない』という法は作ってないようだからなァ
【いつの間に起き上がったのだろう、中々疾いな、と内心では思いつつ、】
【口唇の片端を僅かに歪めながら、青年はそのような軽口を放り投げる】
【が、その一方で、彼の真紅の眼差しは、指輪の方へと向いている】
【彼がそこに到達する前、微かに会話の様子が聞こえていたのだろう】
【もし少女が彼の顔を見たならば、その視線の動きにも気付けるかもしれない】
925 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/21(月) 23:20:15.20 ID:KAWLRpryo
>>918
…え、ない? 衝撃が…えっと、マスター?
【呆然とする『声』の呼びかけにも少女はしばし動かず、やがて幽鬼のごとくゆらりと立ち上がり、鎧を解除する】
【埃と煤にまみれた毛皮をひとしきり払った後、糸目が僅かに開いた】
【だが、その奥にある蒼い瞳は、ただただ純粋に怒りだけを宿していて】
”…やってくれたなコメディアン”
【『声』とはまた別の、頭の中に直接響く、少年の声が呟いた】
【それから、おもむろに二体へと接近しながら、これまたおもむろに胸の布を外して、雑巾のようにきつく絞る】
ちょっ、マスター!? 何してるんですか!?
【声が焦る。だが少女はまったく止まらず、絞った布を布団を干すようにばふっとしてから締めなおし】
【胸元に手を突っ込み、先ほど宝箱が自分の中へと納めた機関銃を取り出して、突きつける】
【両手に一挺ずつ、二名の間に壁のように仁王立ち、据わった眼のまま不適に笑う】
”両方に吹き飛んでもらっても一向にかまわないんだけど”
【仕掛けたのは自分の癖に、この少女、傍若無人にもほどがある】
【銃を持つ手がぶれる事はまったく無く、引き金に掛けた指にも一切の躊躇いが無い】
【ちなみに機関銃、微妙にサイズダウンしている】
【弾丸の口径も同じように落ちているので、もしただの銃であるなら、ダメージは本来のそれよりもずっと少ないだろう】
926 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 23:20:53.47 ID:GR37C2WRo
>>903
あぁ、あれかアレも演技だ
少し油断させるためのな
【全ては演技でした】
元気にやってて、それは十全
いやぁ、懐かしいねぇ
【以前と変わらぬ優しい声で】
【困った表情のエルの頭をポンポンと撫でる】
そう気にすることもないさ
三全たって評定が五全だったら合格点さ
【もう一方の腕は肩をすくめている】
927 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関東)
[sage]:2011/03/21(月) 23:24:19.47 ID:KQNve92AO
【氷の国・街中】
ぅあ……想像以上に寒いですねー。
一応コートは着てきたけれど、これじゃ、足りない気がしますっ……。
【周囲をきょろきょろと物珍しげに眺めるのは小柄な少女】
【陽光を思わせる金色の髪と、翠玉を思わせる碧色の瞳、そして、身に纏ったカノッサ機関の制服が印象的な少女だ】
【尤も、今現在は、その上にコートを着ている為制服は見えないのだが】
【その代わり、コートの背に刺繍された機関の印章が、少女の身分を証明してくれるだろう】
……兎に角、暖を取れる場所を捜したいですね……支部に向かってみるのはそれからです。
……うぅ、寒い。
928 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/21(月) 23:25:51.54 ID:aX6Yuu31o
>>919
ボクは、そうそう崩れないと言っておく。
【真面目な顔で、そう言って】
【視線を座り込んだ女性を追うように動かして】
……まあ、ボクは有ると思っていてね。
そして、運命は変えられないと思っていた。
そう、君の言うとおり、運命を言い訳にして、弱い自分を守っていたんだ。
【眼を伏せて、弱い自分を思い出して、少し表情に陰りが見えた】
【だが、顔を上げたときには、既にその表情は無い】
でも、ボクは変えられないと思っていた人生を、変えることが出来た。
強者に、蹂躙される人生をね。
【にぃっ、と笑う。その笑顔は、歳相応の物だった】
運命を信じない者って言うのは、強い人なんだよ。
だから、君はボクを理解出来ないかも知れない。
でも、弱い人はどうだろう?
日々運命を言い訳に生きるしか出来ないような人は?
変わりたいと思っているのに、運命を打破したいと思っているのに。
それをする力さえも無かったとしたら?
【少年の言葉は、どこか悲痛なものを感じさせる】
【なぜなら、其れは少し前までの自分がそうであったからだ】
ボクは、誰も騙そうとはしていない。
只、運命を変えたいのに、運命を変えることが出来ない人に。
その運命を変える力を貸すだけだ。
……この子は、其れが分かっていて、ボクに手を伸ばした。
伸ばされた手は、掴まなければならない。
救いを求められれば、救わねばならない。
――この子が、もし目覚めた後にボクに付いて行きたくないと言えば。
ボクはこの子を引き止めはしないよ、無理矢理は嫌いなんだ、経験上、ね。
ボクの目的は只一つ。
苦しむ弱者に救済を、驕る強者に断罪を。
運命に翻弄される弱者を、救いたいだけだ。
【相手の目から視線を外さずに。一息にそういった】
929 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/21(月) 23:30:13.38 ID:s2gn6lTNo
>>921
はははっ!割り切らねぇといけねぇってか!
【笑いながらも納得している様子で】
そうだな〜、オイラを落とすにゃ一筋縄ではいかねぇぜ?
そもそもただの根無し草の旅人を口説くのも物好きなきがするがなぁ〜!
【青年も冗談を交えつつ、この女性が只者ではないと思い】
【背中で手が見えないように印を結んでいる―――何かの保険だろうか】
930 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 23:30:24.15 ID:3a4NBdIvo
>>923
………君ってもしかしてそういう感じの能力持ちかい?
いや、だからどうってわけじゃないんだけどね
俺の考えって、少なからず母方の影響が大きかったりしてさ
【これには、割と驚いた表情。今までの微笑が珍しく崩れる】
【偶然かもしれない、が―――それでも、中々無い偶然であった】
ん……あぁ、さっき言った母方のほうが雷の国のヒトでね
そっちの方をモロに受け継いだのか、目も髪も見事に金色なのさ
しかし、そう考えると赤い髪や目っていうのは何処の国出身とは分かりづらそうだ
記憶とか出自、早めに分かると良いんだけどね―――。
【余計なお世話かな、と呟きながらまた眺める。人を観察するような所があるのだろうか】
苦手なモノが減るのは、好みのものが増えるのと同じくらい良いことさ
もし気に入ったのなら全部食べちゃってくれて構わないよ
俺はそろそろ戻ろうかと―――あぁ、勿論お勘定は済ませて行くけどね
【ふっ、と微笑を取り戻すように笑むと、ピザを一切れパクリと食べて】
【置いた刀を手に取って、席からその腰を上げて―――】
931 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(山陽)
[saga]:2011/03/21(月) 23:31:46.52 ID:lgDk+DXAO
>>916
さあね、どうかしら……
……恋愛に関しては、年上かもね?
【目を伏せて微笑む様は、何処と無く年齢にそぐわないような大人びた雰囲気がある】
【年齢については曖昧に答えたものの、彼女の言う通りならば恋愛経験をお持ちのようで】
と……、とりあえずそんなことはいいのよ
私はね、やりたいこととやるべきことが同じだから大丈夫なのよ
【しかし、その話題を早々に断ち切りたいのか、缶をポケットに納めつつ短剣を引き抜いて右手に握る】
【これは、一般にスティレットと呼ばれるもの。刃は太い針にも似ており、刺突能力に特化している】
【そうしてれでぃーふぁーすと≠フ言葉を聞けば、女性は体勢を低くしながら後方へと体重を乗せて】
それじゃあ、遠慮なく!
【――刹那。彼女の瞳は、暗い濃緑から明るいエメラルドグリーンへと変色】
【バネの如く跳躍するように前方へと疾駆、低姿勢を保ちながら】
【女性は青年の右脇腹を狙って、短剣を握る拳での殴打を放つ】
【殴打自体の威力は、女性らしくあまり重いものであるとは言えない】
【命中の如何に関わらず、そのまま後方へと駆け抜けようとするだろう】
932 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 23:35:47.04 ID:h1y+Ln9Ho
>>922
『…ほら、あいつらが警戒していないんだ、信用してもいいと思うでしょ』
…そうだな、おまえがいうならしんじていいかも…わかった、コイツをしんじてみるよ…ラビット、あたしのことをよぶならそうよべ
【この仮面の人物と猫はどうもラビットが人を信用するにあたって判断しやすい材料なのか】
【両者の歓迎的な様子を見て、この身体中にすりむいたような生傷を作ったワイルドな少女はシオンを信用することにしたらしい】
【許可に関しては、腹を見せて寝転がり始めたドルジや、前足を膝にたしたし、と叩きつけてくる猫たちの反応を見て】
…おまえのことをきにいったみたいじゃないか、いいぞ、だっこしてあげろよ
で、たんてい、おひめさまはどうなった?
[…結論から言って、オレもシオンの事を責められる立場にない。止めに来た槍使いの奴と殺し合い一歩手前までやり合って
両者痛み分け…いや、みる奴が見ればオレの負けと厳しく判定するだろう…あの『貴族』の元にたどり着いた所で倒れちまってね
…悔しいが、≪R.I.P.≫のザンシア、諸悪の根源に指一本触れる事も出来なかったよ]
【だからあの場で倒れながらも意地でも意識を保ち続け、だいたい理解する事が出来た情報…あの戦いを仕組んだ人物の名前を上げる】
[―――とりあえず、ルーミアの処刑は止める事が出来たらしい、あの場にいた誰かが匿ってんじゃあねーかな…]
【唯一の救いは、自分たちが力及ばなかったものの、それでも彼らの望み通り…一つの『命』は護られたという事か】
【全てを語り終ったと悟ったラビットは、次はギスギスしている剛太郎と『しんゆう』に顔を向ける】
933 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 23:36:06.05 ID:AAupGkE1o
【とある城の一室で延々と鳴り続ける時計の音】
【発信源はベッドの近くの小さい机の上】
【寝ている部屋の住人は布団の中から手を伸ばしてそれを止めようとするが……】
ん……うぅん……。うるさい……。
はあ、なんで消えない……耳障りだ……。
【数回やってみても音はやまない、空ぶる感覚だけが残る、うるさい】
【これはいよいよ時計が壊れたか、と少年は布団から這い出る】
【まるで音の奴隷のようだな、少年は寝ぼけた頭で訳の分からない事を考える】
あー……そっか、そりゃそうだなあ。よし覚醒した。
【寝ぼけたまま、正常なのは視界だけその視界の中で時計は当たり前のようにあった】
【これといって壊れているような箇所はない、全て問題は無かった】
【問題があったのは自分の手、右手だった。無い手でいくら時計を止めようとしても意味は無い空ぶるだけ】
【まどろみ半分の思考というのはどうにも駄目だと溜め息を吐き、時計の時刻表示を見れば】
うぇ、こりゃ人が起きる時間じゃねー……設定間違えたかなこんな時間に鳴るようにして覚えはないんだけど。
ま、いいか折角だし起きちまおう多分もう眠れないし。
【軽く背筋を伸ばし、顔を洗い、歯を磨き、服を着替え】
【少は部屋から出て階下の森へと入っていく】
空気が良いや、寝ぼけた頭には丁度いい時計の音なんかよりはよっぽどね。
ふぁ〜あ……あふ……、でもまだ眠い……。
【新雪のような或いは白紙のような白い髪、緑色に染まった瞳】
【白のタートルネックの長袖シャツ、その上にファーのついた深い緑のモッズコートを羽織り――――】
【手には黒いドライバーグローブ、膝下までの長さの収納がやたらと多いズボンに黒いゴム製の安全靴を履き】
【ズボンのベルトの右側に無骨なナイフを2つ平行に掛け、左側に妖しい魔翌力を隠すように包帯で刀身を隠した刀を掛けた】
【小さな身長(160cmくらい)の少年は己の中の眠気を体外に出すかのように大きなあくびをする】
少し、歩くかな……。
【それでもまだ眠気は付きまとう】
【それを祓う為、少年は森の中を歩き出す】
934 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/21(月) 23:37:46.01 ID:XJXzUsGDO
>>926
あ、あぅ……演技、だったのです、か──
【そう聞いて、ちょっとしょんぼり顔のエルネスティーネ】
【演技であることを見抜くどころか、「演技かもしれない」という疑問すら抱けなかったのだ】
【最も──基本的に疑うことをしない性格の彼女にとっては、仕方のないことだったかもしれないが】
【しかし、頭を撫でられると心地よさそうに目を細め、僅かに顔を上向ける】
【その様子は──まるで人慣れした動物がする仕草のようであった】
【もし彼女を動物に例えるならば、犬。種類はゴールデンレトリバーといったところだろうか】
ですが……本当にお久しぶりですわ
ロンメル様も、お元気そうで何よりです
それと──あぅう。。
銃を向けてしまい……申し訳ございませんでした。
【やっぱ犬っぽい】
935 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/21(月) 23:38:27.98 ID:pp539UzRo
>>928
……あー……成程、お前はそういうタイプか
国が乱れてる時、あっちゃこっちゃで出て来る反乱軍の頭
お前の思想は、そういうタイプのものに聞こえるな……
【また、ふう、と煙を吐き出し。彼女は、あまり一般的でないような例えを用いた】
【「国が乱れてる時」、世界全体乱れている事が常のこの世界では、おかしく聞こえるのかも知れないが】
【世界を見ようとせず一国だけ見る人間の目など、この程度のものだ】
……農民の反乱って、なんで起きるか知ってるか?
「餓えて」「上に誇りを持てない」から起こるんだ
腹が満ちてれば、無理に生活を変える必要は無いから、平和なもんだし
自分の所の殿さまが好きなら、飯が少なくても耐えて翌年の豊作を願う
だけどな。今の世の中、殿さまなんてものが無いなら
自分の主君は自分。だったら自分を誇れるかどうか、なんだよな
そして誇りなんてものは、それなりに根拠がなきゃ出来ない訳だ
ま、そんなもの無くても、満腹で平和に生きてければ大体は満足するんだけど
ところで、私は疑問に思うんだが
何処かの正義組織がこの街を取り返すのと、お前が誰かを引っ張り上げるのと
それって、結局どっちも上から下への一直線だよな
いーや、むしろお前の方が一方通行だ。あいつら温泉だのパーティーだの愉しそうでムカついた。交ぜろ。食わせろ
………凄え脱線したけどそういう事じゃなくて。結局お前、同じ事してないか?
大体なぁ、力が無いからって、誰かがくれるの待ってる奴じゃ駄目だろそれ
本当に腹が減ってる人間は何でも喰うぞ?革の鎧も似て喰う勢いだ
お前がはいどうぞって救いを配って回るのは、良いのか?
そんなので助けられても、自分を誇れないだろうに
【それでも、狭い範囲だけを見ているからこそ】
【奇妙な例えを用いる彼女は、狭い範囲でだけ敏かった】
936 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
:2011/03/21(月) 23:40:58.18 ID:UKaPR+m10
>>924
人間ってのは、足下に気を付けることの可能な動物だってアンタ知ってる?
アタシの事を踏んだら『傷害罪』とか『何だかムカつく罪』とか下手すりゃ『殺人罪』になるでしょーが!!
【口ぶりや彼の佇まいが醸しだすものから、人間離れした何かを感じるのは容易だった】
【それでも彼女は別段怖気づくことは無く。八重歯を剥きながらもう一発戯言を吐く】
【――殴りかかりたいのを地団駄踏んで堪えるのは、もはや寒いギャグ】
【軽口に対して、届きもしないストレート暴言で正面から挑むあたり、アホっぽい】
……何よ、この指輪が気になるの?
でも残念ね、別におもしろーいもんじゃないわ、耳障りな事言うだけ!
「…良薬は口に苦しとも、毒は薬に転ずるとも言いますが……。
さておき、私は“ベンヌ”と申しまして、このお嬢様に仕える身でございます」
【耳障りを供するだけの指輪を、なぜ捨てないのかは疑問】
【だが、視線に気づいた少女は指を顔の前で横揺れさせて、答えることは答えた】
【むしろこちらの方が耳障りな、キンキンと鼓膜で跳ねる声音に苦言を呈しつつも】
【指輪――この世界では「魔道具」と呼ばれるらしきものは、終始穏やかに自己紹介を行う】
「(……どこか、引っかかりますな。)」
「貴方は貴方で、夜の散歩でありましょうか? この世界の空は澄んでいますからな…
それともなにか、もっと誇るべき目的をお持ちなのでしょうか、あー……」
…そーそーっ、アンタは何者よ?
そんな変態ルックで夜中散歩してるヤツ、名前と仕事ぐらいは教えてもらえないと怖くて仕方ないカンジ!!
【ベンヌは、緩慢にして平和な流れで名などを尋ねようとしたようだが】
【その遅々とした会話の進みに痺れを切らした少女は、横槍を出さずにいられず】
【青年の方へ、ひょいと駆け寄って――指輪の付いた指で、腰布をつっつこうとする】
【口ぶりとは裏腹に。彼女が貫く威圧的なスタンスに、「恐怖心」は見えなかった】
937 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 23:44:29.40 ID:ckdiXPLSO
>>930
――んや、全然。
なんだろね、勘がいいのかネ?
そっか、おかーさん、か……
【少し黙って、考えてみる。自分にもし、親がいたら】
【自分のことを、探してくれているだろうか】
【――だったらいいなあ、と考えて、無意識に目を細くする】
……ぇ、あ。そだネ、この髪。すごく目立つから、これを手掛かりにできたら。
解るといい――な、……ん。
【もぐ、】
【咀嚼の速度が、少し遅くなった、ような】
【――なんにも持っていないということは、結構寂しいことだった】
…………ありがとう。……またね?
【だから、その空白を埋めてくれる新しい「経験」が、とても嬉しくて】
【少しでも話をしてくれた、与えてくれたシェンに。礼と、また会えたらうれしいな、という願望を込めた挨拶】
【それを掛けて、ちょっとだけ笑って、彼を見送るだろう】
//最後の最後で携帯に移動です……
938 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/21(月) 23:46:19.12 ID:lZvV2z8a0
>>925
「「おおッ強そうな声だ!ボス登場っ!?
いやー、参ったなぁ。まんまスーパーヒーローじゃないの。映画化決定ッ!みたいな?」」
【ユーモア溢れるその口調で、はしゃいでいる。餓鬼か貴方は】
【しかし憧れていたシチュエーションらしい事は判るだろうか】
(あ、あれは、ぼくの銃ッ!うん。間違いないね。チョット小さいけどぉー)
「「あー、怖い顔しないでよ。嬢ちゃん
びっくりさせてゴメンって。ゴメンっこの通りだよ!」」
【ふと思考してはいる】
【しかし。う る さ い。二人して少女に向かい頭下げる様はシュールである】
【どうやら、怖い顔が嫌いらしい。やはり餓鬼だ】
「「でも良いこと考え、たッ!!」」
【礼を即座に戻し。少年に向かい一人は跳び、一人は体制を低くして地を滑る】
【どちらにせよ、確実に“ユーモアだけの人間ではない”事が判るだろうか】
【しかし、スライディングは普通だが】
【上空の宝箱はくるくる回りながら踵落とししようとしている】
【実を云えば本体は、下段の方だ。気づけるか……?】
/描写不足、本当にすみません
939 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(福井県)
[sage]:2011/03/21(月) 23:47:23.69 ID:C2Rqdg1Ho
>>931
…結構もったいぶるんだね。もやもやするよ。
もやもやするってのは好きじゃないだけど…悪くないよ。
【青年の心に生まれたもやもやとした感情。その原因は青年はよく分からない】
【分かるのは1つ、嫌なものではないということだけ】
ふぅん……
でも、やりたいこととやるべきことが同じってのは便利だね。
【女性の様子を感じてか、あまり深くは問わないが、最後にポツリと呟いて】
んじゃあ、がんばるか……
【女性の右手での攻撃を左へと体を動かしてかわす】
【無駄のない洗練された動き、何処で習得したものかは、分からないが】
【長年の積み重ねで得たものであることが分かる】
【後ろへと駆け抜けた女性の間合いギリギリまで跳躍して、右足の蹴りで女性の脛を狙う】
【その攻撃は重いが、単調な物で、避けるのは難しくない】
940 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/21(月) 23:47:37.77 ID:2GGOgIv6o
>>932
【流石に猫を相手するのに疲れたのか、よいしょ、と抱っこしたまま座り込みつつ
ラビットが信用してくれたのを、感じ取ったのか、有難う、の気持ちを込めて、微笑みで返した
貴女に勝るとも劣らない、無垢な微笑みは、貴女の無邪気さに、当てられて、か】
【そして、名乗られた為か、その名前を舌先で転がしながら
静かに味わい、また、彼女も自身の名を紡ぐ】
シオンです、シオン・エルミオール・オルテンシア
宜しくでしょうか、ラビット――――……一応、知っている人物もいますが
できればそちらの方々も紹介していただければ、幸いです
【彼女は、そちらの方々、と言いつつ、剛太郎達へと、視線を向けた
一応警戒はしていないだろう、紫苑色の瞳は、彼女の心を透かしているようで
チューブから出したての、純粋なその色を、輝かせていた】
……そうでしたか、一応は――――あの後、その場の記憶≠読み取り、情報収集を為したのですが
どうやら賛成派≠ノも反対派≠ノも、私達と同じ人物がいるようで
……でも、少し安心しました、貴方が反対派≠ナ
――――まだ、貴方と仲良くできる、とは……思っていませんが
何だか、貴方をほんのちょっぴり、好きになりましたよ
【いつもは、会うたびに、ぎくしゃく、としていたのだが
今回ばかりは、ねぎらいの意味を込めてか、微笑を向けた
拒絶されるであろうことは知っている、けれども――――……思わず、それが零れて】
有難う御座いました、良い情報収集ができました
偶然とは言え、大きな邂逅、ややもすれば、必然だったのかもしれませんね
……なーんて、そんな台詞の一つも言えるぐらい、晴れやかな気分です
【何はともあれ、一つの命が助かった、というのは、讃えるべきことなのだろう
感謝の矛先は、ノビタにでもあるし、ラビットにでもある
ニコニコと微笑む彼女は、本日は、じょー機嫌】
941 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/21(月) 23:49:45.65 ID:aX6Yuu31o
>>935
……否定は出来ないね。
【苦笑を漏らして、そう答えて】
【確かに、少年の思想はその類の物なのだろう】
【そして、女性の話を聞いて】
正義組織は、“みんな”を助けてくれるわけじゃない。
だから、こそ。“みんな”から零れた人を、助けて、導く人はどうしても必要だと、そう思わないかい。
ボクがするのは、力をあげるところまで。
力があれば、自分が何かを成すことができることが分かっている。
行きたいところが有るのに、そこまでの道筋がどうしても見つけられない。道に迷っている。
そういう人に、道を示してあげるようなものだよ、ボクがしているのは。
【女性の眼を見て、眦の金色が光って】
道に迷っている人を導くのは、そんなに悪いことなのか?
ボクは、下から上まで、登っていった人間だ。だからこそ、道を知っている。
だったら、道に迷っている人を導くのは、当然のことだと、ボクは思うんだ。
そして、この子は、道を教えて欲しかった。
だから、ボクに手を伸ばした。
……実際、話を聞いていた人は、もう少しいてね。
最後に残ったのは、この子だけだった。其れだけ、自分の“運命”をどうにかしたかったんだろう。
ボクみたいな、得体のしれない年下の子供に頼るのは、覚悟が必要だったと思う。
だから、この子を見捨てることは、ボクには出来ない。
……この子を置いていくことは、したくない、できない。
論理的な説明じゃないけど、其れでも。ボクはこの子を助けたい。
942 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/21(月) 23:50:17.64 ID:TAjvjfOAO
>>929
割り切れないと、そこに根を生やしちゃうのが"人間"ですからねぇ
【悪戯な笑みを浮かべたまま、人の性を言う女】
【固執する者、守ろうとする者】
【理由は数あれど、割り切れない者は必ず、"そこ"に根を生やす】
【冗談めかして言いつつも、ある種、人の本質を突く言葉】
ん〜〜…口説く立場も辛いですねぇ〜
振られちゃったらどうしましょ?
まぁ、平たく言っちゃえば…ん〜〜
【笑みを止め、顔を下げ、顎に左手を当て再び目を瞑り、少し考える素振りを見せ】
根無し草に居場所を提供するだけですよ
【パッと顔を上げながらそう言う】
まぁ………根無し草さんに居場所を提供…なんて変な言い方ですよねぇ
【顎に当てた左手の人差し指を自分の唇の端に当て】
【ゆっくりと青年に歩み寄ろうとする】
【その表情は、少しだけ……本当に少しだけ見せる妖艶な笑み】
943 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 23:56:57.24 ID:3a4NBdIvo
>>937
あー……だよね。いや、でもその勘の良さは十分な“持ち物”になりそうだ
「勘が良くて眼と髪が赤くて可愛い子」って条件なら、手掛かりも絞れる
……まあとにかく、希望ってのは捨てたらそこまでだ
俺が出来ることなんて言葉をかける位だが、何か思い出したら教えてくれよ
正義組織の連中に「シェン・ロンドを知らないか」って聞けば、大体何処に居るかは分かるだろうからさ
【ぽん、ポン、と少女の頭に軽く手を乗せて、そう語る】
【痛くも痒くもない、僅かに温かなそれは彼なりの励ましと取れるだろうか】
【―――さて、伝票を手に取り、レジへと向かい、お勘定】
あぁ、またね夕月。下手に路地裏なんか彷徨いちゃダメだよ?
俺みたいな悪いオジサンに捕まっちゃうから、さ
【出口で一度立ち止まって、小さく彼女に手を振って見せ】
【殆ど一貫していた微笑という表情を向けるを最後に、その姿を店外へと消していった】
/了解です&お疲れさまでした〜!
944 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/21(月) 23:56:57.38 ID:s2gn6lTNo
>>942
面白ぇ事いうなぁ嬢ちゃんよ
【割と彼女の言うことが理解できていて納得もしている様子で】
振られるなんて口説く前から言うもんじゃねぇぜ?
そもそも口説く相手に前から口説きますよたぁいわねぇだろうがな!
【青年は笑ってはいるがすぐに表情が戻りながら】
居場所ねぇ?
オイラぁ旅人だから同じ場所にこもるのは性にあわねぇんだが……
まぁ、口説き話くらいは聞いてやんぜぇ?
【まるで自分には居場所など必要のないかのごとく話すが】
【彼女の考えに興味はある様子が伺える】
945 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/21(月) 23:58:14.74 ID:3a4NBdIvo
>>937
あー……だよね。いや、でもその勘の良さは十分な“持ち物”になりそうだ
「勘が良くて眼と髪が赤くて可愛い子」って条件なら、手掛かりも絞れる
……まあとにかく、希望ってのは捨てたらそこまでだ
俺が出来ることなんて言葉をかける位だが、何か思い出したら教えてくれよ
正義組織の連中に「シェン・ロンドを知らないか」って聞けば、大体何処に居るかは分かるだろうからさ
【ぽん、ポン、と少女の頭に軽く手を乗せて、そう語る】
【痛くも痒くもない、僅かに温かなそれは彼なりの励ましと取れるだろうか】
【―――さて、伝票を手に取り、レジへと向かい、お勘定】
あぁ、またね夕月。下手に路地裏なんか彷徨いちゃダメだよ?
俺みたいな悪いオジサンに捕まっちゃうから、さ
【出口で一度立ち止まって、小さく彼女に手を振って見せ】
【殆ど一貫していた微笑という表情を向けるを最後に、その姿を店外へと消していった】
/了解です&お疲れさまでした〜!
946 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/21(月) 23:59:54.68 ID:KAWLRpryo
>>938
”ヒーローヒーローと、相変わらず、『軽い』…”
【溜息交じりの思念は、けれど不意を付かれて二体を逃がした】
【入れ替わった二人に虚を疲れたらしく、眼を丸くしたが、座っていた眼に宿る熱の質が変わる】
”…でもまぁ、そうだね”
【少女が銃を撃つ事は、ない】
【両手に持った銃を頭上で交差し、踵落しに備える少女は、あっさりと脚を取られてすっころんだ】
【頭や尻を打ち付けて悶絶するも、しばらく地面の上で転がってから、大の字で寝転がる】
コ メ デ ィ ア ン
”今回は全面的に負けだよ、笑顔の守護者”
”すまなかったね、いきなり喧嘩吹っかけたりして”
【月明かりが綺麗だ。石造りの地面に、ぼんやりと少女、そして怪人の影を写す】
【それから手にした銃を怪人へと向けて】
”こういっちゃなんだが、一つ君に秘密を預けよう”
”僕はね、簡単に言うと眼で見たものを真似する事ができる”
”けれどそれは、例えば剣なら『切れる』、炎なら『熱い』、と言った具合に、眼で見たものが発生させた現象にしか作用しない”
”つまり僕は、この機関銃が弾丸を打ち出すところは見たけれど”
【引き金を引くと、確かに弾丸が打ち出されたような発光が繰り返されるが、何故か一向に怪人に命中しない】
【そして銃を地面に落すように捨てると、それはまるで霞のように消えた】
”弾丸が着弾するところを見ていないから、真似できなかったんだよ”
【少女は何が面白いのか、ちょっと清々しそうに笑った】
947 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/22(火) 00:00:32.76 ID:EOIvYueAo
>>938
”ヒーローヒーローと、相変わらず、『軽い』…”
【溜息交じりの思念は、けれど不意を付かれて二体を逃がした】
【入れ替わった二人に虚を疲れたらしく、眼を丸くしたが、座っていた眼に宿る熱の質が変わる】
”…でもまぁ、そうだね”
【少女が銃を撃つ事は、ない】
【両手に持った銃を頭上で交差し、踵落しに備える少女は、あっさりと脚を取られてすっころんだ】
【頭や尻を打ち付けて悶絶するも、しばらく地面の上で転がってから、大の字で寝転がる】
コ メ デ ィ ア ン
”今回は全面的に負けだよ、笑顔の守護者”
”すまなかったね、いきなり喧嘩吹っかけたりして”
【月明かりが綺麗だ。石造りの地面に、ぼんやりと少女、そして怪人の影を写す】
【それから手にした銃を怪人へと向けて】
”こういっちゃなんだが、一つ君に秘密を預けよう”
”僕はね、簡単に言うと眼で見たものを真似する事ができる”
”けれどそれは、例えば剣なら『切れる』、炎なら『熱い』、と言った具合に、眼で見たものが発生させた現象にしか作用しない”
”つまり僕は、この機関銃が弾丸を打ち出すところは見たけれど”
【引き金を引くと、確かに弾丸が打ち出されたような発光が繰り返されるが、何故か一向に怪人に命中しない】
【そして銃を地面に落すように捨てると、それはまるで霞のように消えた】
”弾丸が着弾するところを見ていないから、真似できなかったんだよ”
【少女は何が面白いのか、ちょっと清々しそうに笑った】
948 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/22(火) 00:01:35.29 ID:EOIvYueAo
>>938
”ヒーローヒーローと、相変わらず、『軽い』…”
【溜息交じりの思念は、けれど不意を付かれて二体を逃がした】
【入れ替わった二人に虚を疲れたらしく、眼を丸くしたが、座っていた眼に宿る熱の質が変わる】
”…でもまぁ、そうだね”
【少女が銃を撃つ事は、ない】
【両手に持った銃を頭上で交差し、踵落しに備える少女は、あっさりと脚を取られてすっころんだ】
【頭や尻を打ち付けて悶絶するも、しばらく地面の上で転がってから、大の字で寝転がる】
コ メ デ ィ ア ン
”今回は全面的に負けだよ、笑顔の守護者”
”すまなかったね、いきなり喧嘩吹っかけたりして”
【月明かりが綺麗だ。石造りの地面に、ぼんやりと少女、そして怪人の影を写す】
【それから手にした銃を怪人へと向けて】
”こういっちゃなんだが、一つ君に秘密を預けよう”
”僕はね、簡単に言うと眼で見たものを真似する事ができる”
”けれどそれは、例えば剣なら『切れる』、炎なら『熱い』、と言った具合に、眼で見たものが発生させた現象にしか作用しない”
”つまり僕は、この機関銃が弾丸を打ち出すところは見たけれど”
【引き金を引くと、確かに弾丸が打ち出されたような発光が繰り返されるが、何故か一向に怪人に命中しない】
【そして銃を地面に落すように捨てると、それはまるで霞のように消えた】
”弾丸が着弾するところを見ていないから、真似できなかったんだよ”
【少女は何が面白いのか、ちょっと清々しそうに笑った】
949 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/22(火) 00:02:42.08 ID:uF8jx818o
>>936
(うるッせー……嗚呼うるせェー……)
(気付かれないように空から急降下して踏んどけば良かったな)
【彼女の掻き鳴らす声は、彼の鼓膜を引っ掻くような感覚を齎した】
【殆ど閉じている薄目になりながら、ただ騒音が過ぎ去るのを待つかのようで】
【と、視線の行き先に気付かれたのを知って、】
【指輪に向けていた視線を、少女に戻し、それから指輪の声を聞いて】
……お前と指輪を縛り上げて、どっちの方が耳障りか全国を回って尋ねてやろうか
おい指輪──ベンヌ? そんな雑音装置より、俺のところに来ないか? 優遇してやるぞ
【そういって、くははっ、と乾いた笑みを付け足す青年】
【まさか本気で言ってるわけでもなかろうが、しかし、そんな軽口の問いであっても、】
【両者の関係がどれほどのものか、いくらか窺い知ることは出来そうだ、と彼は思っていた】
【それから、返された問いに】
おい、俺は今指輪の方と話してンだ。“オマケ”は黙ってろ
……俺は、……、──ゲーティアだ
誇るべき目的なんて高尚なものはないが、
仕事は……そうだな、どっかの姫様の護衛又は飼育
【名乗る前に、一瞬だけ、奇妙な間を挟み、彼はそう答えた】
【駆け寄ってくる少女をノールックのまま、彼は、ぺしっ、とその左手で払おうとする】
【ポケットから出されたその手は、まるで屍のように生気がなく、そして薬指には銀色の指輪が嵌っていた】
950 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/22(火) 00:03:48.36 ID:uF8jx818o
>>936
(うるッせー……嗚呼うるせェー……)
(気付かれないように空から急降下して踏んどけば良かったな)
【彼女の掻き鳴らす声は、彼の鼓膜を引っ掻くような感覚を齎した】
【殆ど閉じている薄目になりながら、ただ騒音が過ぎ去るのを待つかのようで】
【と、視線の行き先に気付かれたのを知って、】
【指輪に向けていた視線を、少女に戻し、それから指輪の声を聞いて】
……お前と指輪を縛り上げて、どっちの方が耳障りか全国を回って尋ねてやろうか
おい指輪──ベンヌ? そんな雑音装置より、俺のところに来ないか? 優遇してやるぞ
【そういって、くははっ、と乾いた笑みを付け足す青年】
【まさか本気で言ってるわけでもなかろうが、しかし、そんな軽口の問いであっても、】
【両者の関係がどれほどのものか、いくらか窺い知ることは出来そうだ、と彼は思っていた】
【それから、返された問いに】
おい、俺は今指輪の方と話してンだ。“オマケ”は黙ってろ
……俺は、……、──ゲーティアだ
誇るべき目的なんて高尚なものはないが、
仕事は……そうだな、どっかの姫様の護衛又は飼育
【名乗る前に、一瞬だけ、奇妙な間を挟み、彼はそう答えた】
【駆け寄ってくる少女をノールックのまま、彼は、ぺしっ、とその左手で払おうとする】
【ポケットから出されたその手は、まるで屍のように生気がなく、そして薬指には銀色の指輪が嵌っていた】
951 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/22(火) 00:03:49.81 ID:EOIvYueAo
//うわあすみません多重に投稿してしまいました
//見なかったことにしてやってくだせぇorz
952 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/22(火) 00:05:44.81 ID:L0Ec1c2Uo
>>934
少しは疑わないと駄目だぜ
【頭を撫でるのをやめ、両肩をヤレヤレと竦める】
それと、様とかつけなくていいよ、小っ恥ずかしいからさ
あぁアレは少し試したまでの話、引き金を引くのも良し、引き金を引かないのも良し
まぁ結果はどうであれ、結末は変わらなかったって話しだからね
【フフンと軽やかに笑う】
953 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/22(火) 00:06:06.68 ID:EOIvYueAo
>>951
//安価まで忘れた! 俺はもうダメだぁ…
>>946-948
//までの多重投稿、ご迷惑をお掛けします
954 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/22(火) 00:06:15.62 ID:L0Ec1c2Uo
>>934
少しは疑わないと駄目だぜ
【頭を撫でるのをやめ、両肩をヤレヤレと竦める】
それと、様とかつけなくていいよ、小っ恥ずかしいからさ
あぁアレは少し試したまでの話、引き金を引くのも良し、引き金を引かないのも良し
まぁ結果はどうであれ、結末は変わらなかったって話しだからね
【フフンと軽やかに笑う】
955 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/22(火) 00:06:16.08 ID:UO6ekJISO
>>943
……やっぱり、おかーさんみたいだ。子供をあやすおかーさん。
あなたに奥さんが出来て子供が生まれたら、きっといいおかーさん……じゃなくて。
おとーさんになれると思う、ネ。
【親という概念がよく解っていない少女のお墨付きは、果たして機能するのだろうか】
【……とにかく、彼女なりに本当のことを言ったつもりだ】
【だって、手のあたたかさがこんなにも心地いい】
……うん。ありがと!
また、ね!
【嬉しそうに手を振り返して。姿が見えなくなるまでそれを続けて、】
【彼女も、夜闇の中に、姿を消した】
//ありがとうございましたー!
956 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/22(火) 00:06:31.53 ID:ZGUxgCEgo
>>941
………あー、煙草切れた
【ぷっ、と短くなった煙草を近くに吐き出し、靴で踏みにじり】
【また直ぐに胡座を組み直し、一息ついて】
【その間に、ゆっくりとまた思考を組み直す】
【回転速度は遅くは無いが、然し飛びぬけて早くもない】
【平凡な思考と脳を、経験で補って、時間を掛けて。また、答えていく】
なおさら無理だろ、それ
正義組織連中合わせて何人居るか知らないけど、人数×2本の手だぞ?いやちょっと減るかも知れないけど
お前、手、二本しかないだろ。助けられる範囲明らかに狭いだろ
大体なー、力が有ればって言ってる奴に限って、力手に入れてもろくな事しないよ
ちょっと試しに出来の良い拳銃と銃弾、幾つか渡してみれば良い
押さえ方を知らない力拾った奴は、あんまり良い結果にならないぞ?
例外は……そうだな、探した結果見つけられた奴。偶然じゃあなく
それと、お前、勘違い一つ。お前、上に登ってるって言ったろ?
私にして見りゃ、お前は只のガキだよ。なんだか知らないけど力を拾って、それで浮かれてる只のガキ
溺れてる奴が居たから浮き輪を投げたら掴まった。それだけでライフセーバー名乗るようなもんだ
【まだ、響いてはこない。此処までの言葉は、この人物を動かすには及ばなかった】
【その理由を端的に示すなら、「力さえ有れば」という言い訳が気に入らないからだろう】
【極論、マシンガンを使って奇襲を掛ければ、能力者一人殺せる可能性は有る】
【ならば、少年が何かを与えずとも、銃器を持ってくればそれで済むのではないか、と】
………「其処に居る」には、理由が有る。そう思わないか?
無能は立ち止まるし、有能な奴はあっという間に出世する。良くも悪くも能力主義
だから、お前がもし「そう」なら、お前はその位置に立てる筈なんだよ
……ところで。ちょっとぐるっと、周りの建物でも見てみろや
【つまりは。少年で無ければならない、その理由を、まだ感じ取っていないのだ】
【少年に、復興の進んだ市街地、爪痕の薄れた建築物を見るよう進めながら】
【彼女は、首を軽く降って、フードを後方に落した】
【長い藍色がかった白髪、吊り気味の大きく黒い瞳。櫻の東部の人間の顔立ちで】
【何やら、思う所でもあるのだろう。もう煙草は無いのに、細く息を吐き出した】
957 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(山陽)
[saga]:2011/03/22(火) 00:10:01.99 ID:uAxd8DNAO
>>939
ふふっ、「もやもやする」――か!
じゃあ、ずっと、もやもやすることになるかもっ……!
【“教えたくない”のか、“教えることが出来ない”のか】
【理由は解らないが、青年が彼女の年齢を知ることが出来ないのは、確かなこと】
【もやもやの原因は女性にも解らない。少なくとも、彼女は“年齢に関すること”だと思っている】
へぇ、最小限の動きでっ……
【駆け抜けた先に待ち受ける、脛への足蹴】
【青年の洗練された最小限の挙動を真似てか、踏み込んだ左足で膝立ちの姿勢に】
【ややスライディングしながら“脛”への攻撃を“太股”に受けつつ、伸ばした右足で前から足払いを掛けんとする】
【尚、青年の蹴りは確かに直撃していたが、しかし、女性の顔には苦痛の色が全く浮かんでいない】
【痩せ我慢などではなく、まるで痛みを感じていない≠ゥのような余裕を保ったままなのである】
【痛覚が無いのか、或いは彼女自身の能力なのだろうか――?】
958 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/22(火) 00:10:35.27 ID:b/n7c0Yuo
>>940
[…改めて、オレはノビタこと野比信太]
「えっと、俺は剛田 剛太郎。ゴウさんでもジャイアンでも好きに呼んでくれよな」
『…………改めて、源 猫太こと今は『しんゆう』。残念ながら今君に見せられる顔をしてないから仮面をつけている無礼を許してくれるかな
後はぼくの姉さんとスネちゃまがそろって少年時代の5人グループ再結成…ライダーと言うよりスーパー戦隊っぽい
そして今はこの場にいないけど…ジンジャー博士とかテレサちゃんとかいろんな友達が忙しくて今この場にいない』
【それが彼女への礼儀だと言わんばかりに、彼らも名乗り始める】
【多少ぎくしゃくしていた物の、この場に誰一人としてシオンを暖かく迎え入れない者はいないようだ】
【あのノビタでさえも、むすっとはしていたが、あえて再び名乗り始めた…そして、微笑みを向けて投げかけられた言葉に関しては】
[…ありがと、よ」
『妬けるね相棒、踏みつけられに来たらどうだい…筋肉痛の身から言わせてもらえばぼくがされたいけど』
【ぶっきらぼうだが、しかし好意を向けられて悪い気はしないらしくノビタは素直に感謝を向ける】
【とりあえずこの話題は完了したと判断した】
…ではつぎの『わだい』にうつろうか、じつはきのうたんていにいわれて『ぶるーじゃすてぃす』のポスターってのをみにいってきた
ひとつもらってきたのはいいんだが、きょうになってからそのポスターといっしょに『あるポスター』があたらしくはられていたんだ
おまえら、『みずのくにのたいかい』をおぼえてるか?あと…ミカローってやつ
『腹に風穴を開けてくれた奴の事はそうそう忘れないな…相棒のギルファギアを盗んだのもアイツだよ
何?次の大会で久しぶりにアナウンスでもしてくれるのかい?』
【大会と聞けば…あの能力者たちの頂点を決めるあの大会の事だろうか…その時期が近づいてきている?】
959 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
:2011/03/22(火) 00:17:31.27 ID:6iJzAGQgo
>>958
【――――……一人一人の言葉を聴きながら、頷いたりして、返事を返していく
そして、何よりも嬉しかったのは、今まで不仲、と言っていいほどの仲であった、ノビタの態度であろうか
決して、良いとは言えない、けれども――――十分、と思えるほど、で】
……どういたしまして
【感謝の言葉を向ける彼へと、そんな風に言葉を返した
本来なら、一人一人返事をしたかったのだが、いかんせん
彼女はラビットが紡ぐ、もう一つの話題へと、寸刻、心を奪われた】
【大会=\―――その名は、何度聞いたことであろうか
今まで二度、予選に参加し、いづれも敗退を帰している
からこそ、か――――それに思う気持ちは、微かに、大きくて】
ええ……大会は不定期に開催される催し物、ですね
能力者たちが互いの武を競い合う、一大イベント――――……
あと、ミカローについては、詳しく存知あげませんね……
大会の実況を為していた、ということぐらいにしか……
【つまりは教えて欲しい、ということであろうか】
/っと、すまない……そろそろ眠気がきたみたい
/今日は落ちるねーえっと、明日あいてる?
960 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/22(火) 00:20:11.93 ID:b/n7c0Yuo
>>959
/明日は空いてませんが明後日は空いてますです…明後日でよければ
961 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/22(火) 00:20:40.97 ID:mzZ+ZGGxo
>>956
【相手の話を、只黙して聞いている】
【女性の話に、価値がある。そう思ったから】
……其れでも、この手で助けられるだけは助けたい。
そう思うこと自体は悪いことじゃないはずだ。
だったら、誰かが教えれば良い、何ならボクが教えよう。
知らないなら、誰かが教えてあげれば良いだけの話だろう。
【そして、只の浮かれたガキ、との言葉を受けて】
力を得たのは、偶然だった……んだ。
浮かれたのも、事実、だよ……。
でも、ね、でも。……だからこそ、考えたんだ、ボクなりに、頑張って……。
この力を、どう使えばいいのか。どうすればいいのか。
力を得たのには、何かそれなりの理由が有るんじゃないか、って。
【ぽつり、ぽつり。とこぼすように喋るそれは、本来の少年の喋り方なんだろう】
だから、ボクは。この力を人の為に使いたかった。
誰も助けてくれなかった、ボクみたいな人を、助けたかった。
それだけ、なんだよ、ボクは。……そう……、上になんか、居ないのかも知れないけど。
だったら、周りの人と一緒に、上に登っていけばいい。下になんか居られない、そんなことには耐えられない。
でも、其れでも。
ボクと一緒に進む事を望む人がいるならば、ボクはその人達と進んでいきたい。
【教祖の様な、早熟な少年としてではない】
【力を偶然得て、そして悩み、自分なりに間違えているかも知れないけれど、結論を出した少年自身の、意見だ】
【そして、女性に周りを見ることを勧められて】
……、大分、もどってきてるね。
【そう、復興の気配を見て。呟いた】
962 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
[sage]:2011/03/22(火) 00:21:19.51 ID:6iJzAGQgo
>>960
/あいあいさー明後日のいつごろがよいかしら?
963 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/22(火) 00:21:26.98 ID:yVg04heAO
>>944
んっふっふ〜…割り切れない人って、割り切ったつもり…自分の中では捨てたつもりでも、いつかは戻ろうとするから…面白いですよね〜?
【口ではふざけて言っても】
【表情はまだ"あの笑み"】
【そして、徐々に、徐々に】
【女は青年との距離を縮めていく】
あれですよ
"口説く"って言わないと
"構えてくれないじゃないですか"
【青年の目を見つめながら】
【"構える"という単語を口に出す】
【最早、お互いの手が届く程の距離まで歩み寄り】
言ったじゃないですかぁ…根無し草は割り切らないと、って
【足を止め】
"割り切った関係"でいいんですよ?
必要な時だけ呼んで、必要な時だけ来てくれて
【唇の端に当てた人差し指を、自分の唇の先に滑らせるように移動させ】
アナタが嫌な時には来ないでも構いませんし…勝手に抜けてもらってもいい…そんな
【自分の下唇に指を這わせ】
"都合のいい関係"になりませんか?
【下縁メガネの下にある、灰色の瞳を】
【青年の瞳に向ける】
964 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(福井県)
[sage]:2011/03/22(火) 00:22:56.31 ID:qY0ilQm2o
>>957
…これを真似するなんて……
センスあるじゃないか君…
【自分の動きを完全にではないが、真似した女性にショックを受けるが、表には出さない】
【褒めたのは、戸惑いを隠すためだろう】
ええっ?
【右足の攻撃が当たれば怯む、そう踏んでいた青年は、思わず、情けない声をあげる】
【我慢だろう…と推測というか、自分に言い聞かせる青年だが、それはおそらく間違っているらしい】
【驚いたせいか、反応もできずに、足払いを受ける青年】
【疑問は残るが、瞬時に頭を切り替えて、受身を取る】
【倒れた姿勢のまま、女性の足へと足払いを放つ】
【この攻撃に特に意図はなく、この体勢でできる攻撃をしただけである】
【故に、予測さえしていれば、避けるのは簡単だろう】
965 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/22(火) 00:23:43.93 ID:b/n7c0Yuo
>>962
/明後日の6時以降が望ましいかな、と思いますです
966 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/22(火) 00:24:04.74 ID:UZmzYQ0DO
>>952
は、はい……
【またもしょんぼりと頷くエル】
【しかし、「疑い」を知るにはまだまだ人生経験が足りない気もしなくはない】
え、えぇと……で、では、ロンメル、さ、ん。。
んと──ぇ、う……?
ですが……結末が、変わらない、です、か──?
【様付けが、「さん」付けに変化したのだが──】
【呼び捨てにしなかったことをみると、これが彼女の精一杯の譲歩なのだろう】
【そして、銃に関しては再び、かくりと首を傾げて問い掛けた】
967 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(京都府)
[sage]:2011/03/22(火) 00:25:32.61 ID:6iJzAGQgo
>>965
/把握!呼び出すねー!乙でしたっ
968 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sagesaga]:2011/03/22(火) 00:25:57.76 ID:NkZPgsQF0
>>949
……ぅ、あーっと!!
【ノールック。余りにも華麗で、芸術性すら感じる手際で――】
【 彼女は、数メートル先まで吹っ飛んで行った 】
【幾ら何でも軽すぎる――が、残っただろう手応えは、恐らく猫を叩いたぐらいの軽さ】
【よく見ると、彼女は迎撃されるなり自発的に飛び退いているのだが、それでもおかしい】
【それこそ、傍目には「少女が瞬時に軽量化した」ので無ければ、説明のしようが無い】
【そしてその説明の仕方は、部分点なら八割ぐらいは貰えるものだ】
え、ベンヌの方が耳に優しくないに決まってるじゃんっ
口を開けば小言、小言――アンタみたいなデンジャラス野郎が近寄った時しか役に立たないわ!
……――よぉするに、コイツは口煩いオジサマなのよ、分かる!
【――黙れと云われて黙るほど素直な人物であったなら】
【「一心同体」の指輪の彼の苦労も、相当に削減されたことだろう】
【超常的な吹っ飛び方から、月面ジャンプのようにふわりと着地し、埃もほとんど立てず】
【急激に開いた距離を、がなり立てながらの猛ダッシュで詰めようとする】
「ゲーティア殿……でございますか。」
「……護衛と、飼育? はてさて、どんなものでありましょうか?
小知の私には想像が付きませんで、是非とも聴いてみたいところですな
もっとも好奇心は猫をも殺しますゆえ、差し障りの無いほどほどの所で…宜しければ。」
…そいつ、名前言う時なんだか口ごもってた! あっやしー!!
「………そうそう、私が仕えるマスターは、海部 史音(アマベ アヤネ)様であらせられます。
ですが、引き続きものを知らない小娘として扱って頂いて結構でございますぞ。
……ほーら!いちいちうっざいでしょ!
どんくらいうっざいかって言うと、強がりで結婚指輪嵌めてるアンタぐらいうっざいよ!
【ベンヌも、「護衛と飼育役」と言えなく無いかも知れない】
【その点において、本質は理解できなくとも、不思議とシンパシーを覚えたらしく】
【さきほど覚えた“異質”のため限度を提示しながらも、彼は興味ありげに尋ねる】
【――表情が無いのにそうと分かるのだから、関心が深く刻まれた声だったのだろう】
【史音は―――なんと言いますか、いつもの史音】
【手の冷たさは覚えていないようだが、指輪だけは見付けて、それをズケズケ追及し始める】
【ぴっ!とそれを指さしたことで、紅の光が、流れ星のように】
969 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/22(火) 00:26:37.56 ID:QEHi0H6E0
【路地裏】
【闇の中で、何かが揺れた】
【それは真っ直ぐに下された腰に届く程長い淡い紫色の髪、前髪は短く切りそろえられていて、
澄んだ紫色の双眸を持ち、濃い紫のワンピースに紫のスニーカーを履いた――少女だ】
【歳は10〜12くらいだろう、路地裏の闇にそぐわない真っ白な肌と面持ち、その風貌は
幼げな少女の容姿に反してどこか凛としていると感じるかもしれない】
【ビュウ、と冷たい風が吹き抜け、少女の髪を揺らす】
【サラサラのそれは元の位置にもどろうとばらけ、紫一色のオーロラを作った】
………
【少女は路地裏の一点をその無垢な双眸で見つめる】
【気配か…はたまた魔翌力か――を感じとったかのように】
/初投下のキャラです。お手柔らかに
970 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/22(火) 00:27:35.62 ID:b/n7c0Yuo
>>967
/あいでーす、乙でしたー
971 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/22(火) 00:28:15.93 ID:C4ItyyVDO
【路地裏】
……………
【蒼色のTシャツの上に紺色の長袖パーカーを羽織り、首に橙色の宝石が付いたペンダントを掛けた、黒いショートヘアで薄い蒼色の瞳を持つ――その顔立ちからは一見すると少女にしか見えない人物が】
【ベンチを占拠して仰向けに寝転がり、暗く彩られた夜空を眺めていた――】
【外見から察するに、年齢は15〜16歳程だと思われる】
972 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/22(火) 00:29:22.53 ID:sTjOlITjo
>>963
必要なときだけ?
まぁ割り切ってるってことにはなるかな!
【距離を縮められていくが青年は動じず】
都合のいい関係ねぇ
用はオイラにどうしろって言うんだい?
何も隠すこたぁねぇぜ?
(いってぇ何を考えてやがる?敵でもなさそうだが―――)
【青年も口元をニヤリとさせながら、彼女の瞳をまっすぐ捉え話す】
いつでも抜けていいってぇんなら話は全部聞いたほうがいいと思ったからよ
【青年は真剣な面構え構えで彼女に問う】
973 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/22(火) 00:31:27.36 ID:qHvblzSA0
>>947
おおっ!?
【くるくる回った幻影は其のまま消えて。起こった現象に少し驚いている様子】
うえあ……ゴホッ!ゴホッゴホッ!
あらら……当たってナーイ♪
ん…、本当?よっしゃ!ぼくの勝ちだぁーいえあっ!
やっぱり正義は勝ぁーつッ!
このフール様を覚えておけ、悪党めぇっ! ハー、ハハハハァ!
【スライディングで煙かったにしろ、倒れたり立ったり。指さして“茶番劇”をうつ】
【何ともノリが良く、餓鬼っぽいヒーローである。そry】
【さりげに、名を名乗る。フール。判るだろうか。英訳で愚か者の意である】
【そういう名であっても……ぴったりな気もする】
フフン、どの道其の銃がボクのであれば…弾なんてのは透き通って当たらないよーんっ
【口調は軽い。しかし、考える能はありそうだ】
【勿論、うざいが。うざいの極みだが。間だはしゃいでるが。】
しかしッこの寛大なフール様は……君達を許すのだぁっ!
ずいぶん経験になったしねっ
君達も又お友達だねぇ。嗚呼、そう云えばお名前は?
【友達かは置いといて。寛大なのは確かな様子】
【ふと、傾げて問うた】
974 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/22(火) 00:33:41.89 ID:C4ItyyVDO
>>971
訂正
【路地裏】→【公園】
975 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/22(火) 00:36:37.80 ID:ZGUxgCEgo
>>961
そう、それだ、そこだ
【少年の話の、後半。女性は、いや少女は、これまでにしなかった事を】
【少年の言葉の最中、その言葉を寸断する様に、声を発した】
【「一緒に進む事を望む」の下りに、バネで弾かれたかの様に】
お前、さっきから散々言ってたろ?「導く」だの「与える」だの「救う」だの
はっ、年寄りってのはアレでまあ狡くて賢くてやってられねえ連中だよ
お前の何倍も生きてて、何倍何十倍のものを見て。どんな思いをしてきたかも知れねえ
そんな連中の大半は、うだうだ文句も言わず生きてやがるんだ
この街が「能力者に助けられた」ってのは確かだろうさ
でもなあ?能力者は、家一軒でも直したか?ライフラインの修復は?
家族失くして稼ぎの無くなった家に、仕事を見つけてやったか?
そーいう事を、日常生活と並行して『当たり前』にやってのけるんだよこいつ等
こいつ等が弱い?冗談じゃあない!腹が立つくらい強いんだよ、一般市民ってのは
あーもー本当に餌に食いつくくらいの根性無し連中だったら話は簡単なのによー……
【この少女は、どの立場に居るのだろうか】
【民衆の視線に立ち、語っているかと思えば。その民衆を仮想敵と想定しているようにも聞こえる】
【だが、一つ確かな事】
【この少女の市民への評価は。或る面では、能力者へのそれより高いという事だ】
……どーいう育ちしたか知らねえが。「テレビどころか、家電も有りはしない」だったな?
テレビ見てラジオ聞いて新聞読んで、ついでに井戸端会議と公園のごっこ遊びに混ざってこい
今のお前じゃ、私は動かせねーよ。どれだけ言葉を並べたとしても、な
正義組織の連中は、もっとぐらぐら揺れるような言葉をぶつけてくるぞ?
あいつら、誰かに引っ張ってもらうの大嫌いだからな
それともお前、誰かに引っ張られるの好きか?
【「されて嫌な事すんなよ」、と。何処までも、子供扱いするような言葉だが】
【その意図、真意。言葉が足りないにも程が有るそれは、伝わるのだろうか】
【「与え」られて、喜べるのは、その瞬間だけ。腹が満ちれば、誇りの不足が不満となる】
【何処までも、普通の思考で。少女は少年に、座ったまま幾らか体を近づけた】
976 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/22(火) 00:40:09.31 ID:uF8jx818o
>>968
……あァ?
【そのあまりの予想外の現象に、】
【彼は眉を潜めながら口を閉じるのを忘れた】
【吹っ飛んだりまた戻ってきたりがなったりで忙しい彼女を、】
【青年は、がりがりと右手で後頭部を掻きながら、呆けて眺めていた】
【その右腕は、艶めく漆黒に装甲された魔導義手だった】
──……よし、お前少し黙れ
寝転ぶことを許可してやるから、またそこで黙って光ってろ
……別に、そう偉そうに語れるものじゃない
そっちで勝手に盛り上がってるガキの言う通りなだけだ
そういう間柄──な、だけだ。よし、これ以上知ると猫が死ぬぞ
【彼はそう零しながら、しかしその場を動かず】
【徐に、また左手を外套のポケットに押し込んでしまった】
【それから彼は、先まで彼女が持っていた新聞紙に視線を遣るだろう】
【その辺に転げていれば、それを拾い上げて読み始めるだろうし、】
【まだ少女が持っていれば、「それ、ちょっと見せろ」とか言いながら取り上げようとする】
977 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/22(火) 00:43:56.72 ID:yVg04heAO
>>972
そういうことです
理解してもらえて、ありがたいです
【そう言うと、下唇に手を当てたまま、一旦視線を下に伏せ】
ん〜〜…まぁ、アレですね、うん
(難しいな〜…"あの人"みたいに上手く口説けるかな〜………いや〜…でもな〜…)
(……………まぁいいや…)
【何か考えてるようで、そして自己完結したようだ】
【パッと顔を上げ、先ほどの笑みではなく、会ったときに見せた見た目には合わない無邪気な笑顔で】
仲間になってください♪
【ハッキリと青年に言う】
【文字通り、隠すどころか、言葉を飾ることもない】
【ストレートなその言い方】
【掴めないのではなく、掴みどころの無いこの女に青年は何を思うだろうか】
978 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/22(火) 00:44:04.06 ID:L0Ec1c2Uo
>>966
そうだねぇ、これは戯言だから話半分に聞いてな
万物全てに置いて、結末ってのは全て決まってるものさ
まぁ、世界にはその結末に抗っている奇特なヒトが多いけどな
【よく解らない話しを一つし】
…つまりだもし本当に撃とうが、撃たまいが
私がエルに対して危害を加えることは無いし、怒ることも無いってことさ
【さん付けに対しては何も語らず】
【銃に関してはのらりくらりと答えを侍る】
979 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(山陽)
[saga]:2011/03/22(火) 00:46:04.17 ID:uAxd8DNAO
>>964
褒めてくれてありがとねっ!
あなたの蹴りも中々いい攻撃っ……!
【驚嘆する青年に対して、女性は口角を吊り上げたまま愉しげに笑っている】
【模擬戦を行う前の、談笑している時のものと何ら変わりない笑顔である】
もしかして、――戸惑ってたりする?
【受身を取る様子を見て、女性は右足を曲げて即座に立ち上がりつつ】
【さながら青年の心境を見透かしているよな言葉を投げ掛ける】
【――が、実際にそうである訳ではなく、青年の零した声から推測しただけに過ぎない】
【あわよくば更なる動揺を誘わんとしながら、次なる行動へ移ろうとして――】
ッわ、ぁ――!?
【――倒れた姿勢からの足払いを予測していなかった】
【いとも簡単に足払いを掛けられて、女性は前のめりに体勢を崩してしまう】
【“青年は体勢を立て直すだろう”とばかり思っていた故に、生まれた油断だ】
――=c…!
【そのまま前方へ倒れ行く女性は、小さな声で呟くように何かを唱えると】
【瞳のエメラルドグリーンが反転、オリーブグリーンへと変色】
【瞬間、女性の顔が苦痛に歪む――どうやら“痛みを感じるようになった”らしい】
【そうして右腕を伸ばし、今度は青年の右太股を狙って再び右拳での殴打を放つ】
【威力は先程と同様、さほど重くはない。――但し、今回は命中した場合】
【女性が喰らった“蹴りの痛み”と同等の痛みを、その箇所に感じることになろう】
980 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(熊本県)
[sage]:2011/03/22(火) 00:47:31.39 ID:EOIvYueAo
>>973
”フール…なるほど、第零位、ワイルドか。勝てるかっつーの”
【少女は、声こそあげないが、仕草だけで、本当に笑い出した】
【可笑しい時に出る類の笑いだ、微笑という表情からは遠く、そう、『爆笑』のような】
”クククッ、『ここ』でこんな風に笑うのも、初めてか。完敗だよ”
【ひとしきり笑ってから、少女は上体を起こす】
【背中や髪に付いた砂を払い、穏やかな感情をその瞳に宿してまっすぐに見つめる】
”ブルーライン。僕『たち』の名前だよ”
名前ですよ。
【『声』が続いて、音で伝える】
【相手にあわせて、自分も首をかしげるブルーラインの足元は、徐々に透け始めていた】
”フール、楽しかったよ、ありがとう”
”お礼にもう一つ、いい事を教えよう。ヒーローの条件は、正しい事だけじゃない”
”心に持った槍一本…それを折らない事こそ、もっとも必要な事なんだよ”
【消える。その境目は既にブルーラインの胸を呑み込んでいた】
【最後に猫耳が消える瞬間、ぽつり】
”君が真のヒーローである事を、僕は望む”
”尊厳と共に在れ”
【託すような、言い切るような言葉だけが残る】
【後に残るは怪人と夜風、それから、陽光を反射して輝く、丸い丸いクレセントミラー】
//お疲れ様でした、楽しかったです!
//振り回してしまったかもしれませんが、機会があれば、そのときはまたよろしくお願いします。
981 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/22(火) 00:50:02.25 ID:sTjOlITjo
>>977
オイラぁあまり頭いい方じゃねぇから理解するの遅くてすまねぇな!
【申し訳なさそうに話すと】
仲間!?
【仲間になってくれ≠ニの言葉に驚いたのだろう】
仲間になれって、嬢ちゃんの目的はなんだい?
オイラを仲間にしたところでその目的に役立つか分からねぇが詳しく聞かせてくれ
(まぁちょっとした暇つぶしと修行にはなりそうか)
【彼女の返答次第では仲間になることも十分に有り得るだろう】
【青年は割と嫌がってはいないようだ】
982 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/22(火) 00:51:49.73 ID:mzZ+ZGGxo
>>975
……一緒に、進むのを。望む。
そうだ……多分、ボクは。
【一人で、何かを呟いて】
……そう、かもしれない。
確かに、少しづつでも、こうして、生きていくのは、強いことだと。思う。
助けも無しに、こうして生きている。
【都市の様子を見て、そう言って】
【しかし、続く女の言葉に困ったような表情を浮かべて】
……家、無いから。
テレビ、見れないし、ラジオも聞けないし。
……新聞なんて買うお金無い……。
……それに、汚い小僧だ、とか、そう言われて。
誰も話、させてくれない。話しかけても、皆聞かないフリをする。
……演説なら、聞いてくれたけど。
【そういう事が出来る環境に居なかった。力が有っても、少年は只の浮浪児に過ぎなかった。之が現実で】
【ある意味では、力の万能感に酔っていた、只の子供だったのだろう、少年は】
【保護者も親しい友人も、何も居ない中一人で生きてきたこの少年もまた、強いと言えるだろうか】
でも、いつか。ボクの言葉で、あなたを、動かしたいです。
……いつに成るかは、分からないけど。
……ボクは、自分の足で進みたいです。
引っ張られるのは、嫌だから。
【眼が、一瞬揺れた。無理やり、ひどいことをされたことは沢山ある】
【自分の意思も、関係なしに】
【だから、やめようと。そう決めた】
……一緒に、歩いてくれる人。探します。
【そう、決めて。其れでも、少年は上へ行くとそう言って】
【引っ張り上げるのではなく。同じ志を持つものと、共に歩くと】
983 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/22(火) 00:54:56.33 ID:UZmzYQ0DO
>>978
え、えぇと……、あ、あぅ、う。
つまり──全ては。
何が起こるかは、分からない、けど……どうなるかは、決まって、いると──
そういう、こと……でしょう、か。。
【表情は、矢張りというか。困惑したような其れ】
【しかし彼女は、難しいながらも自分なりに、ロンメルの話を噛み砕こうとしていた】
【最も──彼女なりには噛み砕いたつもりでも】
【なんだか、ロンメルの言葉を繰り返しているようにも聞こえるのだが】
/も、申し訳ない、そろそろ寝ないと明日に影響出そうです
/平日はスレに出れるか分からないので、次かその次あたりで締めていただけないでしょうか?
/久しぶりの絡みなのに、申し訳ないです…
984 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[sagesaga]:2011/03/22(火) 00:57:52.48 ID:NkZPgsQF0
>>976
……寝転がったら踏むんでしょ!
アンタなんか、最初ッからそんなヒトだってわかってるもん
【その言葉を耳にして、脳に先んじて脊髄が膝を崩した】
【が、先程自分がどうなろうとしていたかを思い出すと、跳ねて立ち上がり】
【じっとりとゲーティアを睨んで、唇をきっ、と尖らせる】
【同じ真紅の眸でも――笑っちゃいそうなくらいに、彼女の眼力は拙い】
「……生涯を付き添うと言うのは、難儀なものでありますなぁ
苦労話に花を咲かせるのも悪くは無い――が、弔い花になってしまうのでは別問題でしょうか」
【勘違いしている訳では無く、ゲーティアの境遇を承知した上で】
【この指輪――本当は違うのだが――は、おなごの扱い方と言うものを憂うらしい】
【冗談めかせて語るも、その声の中では、真に迫り過ぎて笑いに昇華できないものが否めず】
【――それは、真っ暗な吹き溜まりであり不完全燃焼の権化だった】
はァ?そこらへんで拾って来ればいーじゃん!
ってゆーかぁ、アタシのものに触んなこのへんた……――ぅ。
【新聞紙を一瞥された時点で、腕をバタバタ振って拒絶】
【いつのまに丸められていたそれで、ゲーティアの頭をぶったたこうと、いよいよ振りかぶる!!】
【――のは、この空気では失敗フラグ、溜めが大きすぎて、取られちゃいました】
【水の国の大手新聞社が出版しているそれは、極めて普通の新聞である】
【社会の裏の裏までは手が伸びないけども情報の信頼性は十分で、いつもは外国の情報もちらほら】
【――ただし今日は、外国の情報に、多くのページが割かれている】
【この度の紙面で最も目を引くのは、やはり、あの国を駆け巡った動乱の報せだろうか】
【別に、その他「てっきとー」な紙面に注意が向いても、可笑しくはないけども】
985 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/22(火) 00:59:54.54 ID:yVg04heAO
>>981
【謝るようなことじゃない】
【そう言いたげに一度目を閉じ、両方の眉をクイッと上げる】
ん〜〜〜〜…"僕"の目的は《能力者とかの勧誘》と《王女様が死んでるか死んでないかの確認・可能ならアポイントをとる》ですねぇ
【眉を上げたまま、口元に笑みを浮かべてそう女は言う】
【質問には答えたが、ワザと青年の聞きたい答えではない、という意味で"僕"という言葉を強調している】
986 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/22(火) 01:00:22.06 ID:QEHi0H6E0
【路地裏】
【闇の中で、何かが揺れた】
【それは真っ直ぐに下された腰に届く程長い淡い紫色の髪、前髪は短く切りそろえられていて、
澄んだ紫色の双眸を持ち、濃い紫のワンピースに紫のスニーカーを履いた――少女だ】
【歳は10〜12くらいだろう、路地裏の闇にそぐわない真っ白な肌と面持ち、その風貌は
幼げな少女の容姿に反してどこか凛としていると感じるかもしれない】
【ビュウ、と冷たい風が吹き抜け、少女の髪を揺らす】
【サラサラのそれは元の位置にもどろうとばらけ、紫一色のオーロラを作った】
………
【少女は路地裏の一点をその無垢な双眸で見つめる】
【気配か…はたまた魔翌翌翌力か――を感じとったかのように】
/初投下のキャラです。お手柔らかに
987 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/22(火) 01:02:28.00 ID:ZGUxgCEgo
>>982
街に出て住み込みの仕事探せ。頭下げて回ればどうにかなるだろ
テレビは電気屋で見れば良い、新聞は捨ててあるの拾え
ガキは、楽しけりゃ遊び相手の服装なんか気にしねーんだよ
赤の他人誘拐する労力に比べりゃ、その程度どーって事ねえだろうが
金が有ればそれが出来るのか?それは、「力が有れば何か出来る」ってのと同じだろ
金なんざテメーの力で、稼ごうと思えば稼げる。この世界はそう出来てるだろうが
お前、力拾ったんだろ?じゃあ、金を稼ぐ方法なんて幾らでもあるじゃないか
【強いのなら、その強さを使えば良いのだと。この少女は、そう考える】
【自分の境遇を嘆くよりも、境遇を抜けだす為にもがく事に時間を費やせる者こそ】
【敵に回したくない、回すと怖い。そう考えているのだろう】
【幸運にも少年は、能力者と呼ばれる人種になった】
【ならばきっと職業の選択肢は、同世代の子供達よりは多い筈だ、と】
そーそー、それで良ーんだよガキのうちは
歩く場所変えりゃ見えるものも変わる。それから複雑な事考えとけ
神様の真似してた時より、今の方がよっぽど良い声に聞こえるぞ?
【少年の声が変わったというよりは、受け取る少女の心が変わったというべきなのだろう】
【胡座を解く勢いで、少女は跳ねるように立ち上がった】
988 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/22(火) 01:03:34.72 ID:fEWjh1hao
>>969
【少女の向く場所の側に、潜んでいた影。】
(──…こっちでは無いみたいだが、一体何処を見てるんだ?)
【黒衣。全身を黒で包む男は、悟られぬよう静かに影を抜け出し、少女の様子を観察し始める。】
989 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage saga]:2011/03/22(火) 01:05:06.81 ID:qHvblzSA0
>>980
ブルーラインブルーラインブルーラインッ よし覚えたぁっ!
又逢おうっ!ブルーラインッ!
【大 声 で 連 呼 す る な 】
【しかし。消えて行く様子さえも彼は芝居じみたユーモアで送って。両腕で手を大きく振っていた】
お後がぁ?よろしいようdっ
ううん、まぁ良いや!
バイバイ!
【あ。噛んだ】
【しかし。其の手は更に激しく振って】
槍一本かぁ、ウウン、間に合ってるよ……!
何故ならッ強気を裁き、弱気を救うからだぁ〜ッ!
【ふと大きい独り言を一つ】
【指さした時には、其れはいなくて。「さみしっ」とか云ったとか】
/有り難うございました!
/こちらも楽しかったです
990 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(福井県)
[sage]:2011/03/22(火) 01:06:36.35 ID:qY0ilQm2o
>>979
そうかい?まぁ自信はあるんだけど。
【何でこんなに余裕があるんだと思うがが、口に出すのは情けないと思い、強がりを言う】
【だが、自信があるという言葉に偽りはなく、青年も自分の体術というか、喧嘩術を誇りにしている】
……
【女性の言葉が、的確に自分の心を捉えており、口を閉じる青年】
【これ以上相手のペースに持ち込まれるのはマズイと考えた上の行動である】
【黙るのも、図星を突かれたようで、マズイと考えるが、それ以上に、ボロを出すのが怖いといった様子】
【自分の足払いが成功したのを見て、笑みを浮かべる】
【笑みを浮かべたと同時に、姿勢を立て直す。追撃を入れるかどうか迷ったが、本能が姿勢を立て直させた】
【女性の攻撃を左の掌で受け止めようとする青年】
【威力は強くない、そう判断した上での防御である】
――――っ!?
【左手に感じた痛みに思わず左手をひっこめる】
【重さは余り感じなかった、それ故にこの威力が怖かった】
【一瞬、思考が停止するが、考える暇がない事を思い出し】
【左足での蹴りを女性の右の太腿へと入れようとする】
991 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
[sage]:2011/03/22(火) 01:07:17.81 ID:L0Ec1c2Uo
>>983
そういうことで合ってるよ、もうちっと詳しく言うと…
【と言っている時に携帯が鳴り響く】
…すまん、時間らしい
この話はいずれまた会ったときに詳しく話そう
【と言うが早いが】
【スッ】
【空気の様にまた喧騒に身を投じて行った】
/あいさー、ここいらで〆させて頂こうと思いまさぁ
/久々の絡み楽しかったでございますぞ
992 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/22(火) 01:10:06.28 ID:QEHi0H6E0
>>988
………
【静かに、ただ静かに、その影を、気配を、少女は感じ取り、男の方に振り返る】
【そして眼を僅かに細め、そこにいる「誰か」に、獲物に狙いを付けたように獰猛で、かつ妖艶なその眼で睨み――】
ちょうだい?
【と、たったそれだけの言葉を放った】
993 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
:2011/03/22(火) 01:10:42.66 ID:UZmzYQ0DO
>>991
/お疲れさまでした、ありがとうございました!
/ロンメル様が相変わらず素敵で泣いた
994 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)
[saga]:2011/03/22(火) 01:10:55.94 ID:uF8jx818o
>>984
(……本当に馬鹿だ、こいつ)
【一度は本当に寝ようとした彼女を見て、】
【彼は、ふっ、と軽い嘲笑を浮かべて彼女を一瞥】
【完全になんかもう、良く動く玩具程度の認識だった】
……その煩い付属品がいなけりゃ、いくらでも語れるンだがな
【と、指輪の声色から何を察したのか、彼はそう呟いた】
【やや低調でありながらも、僅かに唇の端に笑みを滲ませていて】
【それから、奪い取った新聞紙を、右手で持って眺めつつ】
【更にもし、少女がまだ突っかかってきそうならば、の場合だが、】
【その左手で彼女の額を押さえつけたりとか、そういうことをするだろう】
(金の国……王女……処刑……──)
【やはり彼の意識が向いたのは、先日の動乱の件だった】
【彼は暫く、沈黙したまま紙面に目を通すと、新聞紙を少女に差し出しながら】
……処刑、されなかったのか、結局
──……されるべきだったと、お前らは思うのか
【それとなく尋ねる彼の声色は、何処か翳りの色を帯びていた】
995 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(大阪府)
[sage]:2011/03/22(火) 01:11:12.19 ID:sTjOlITjo
>>985
能力者の勧誘≠チてこたぁ、嬢チャンは何かの組織のお人かい?
【青年でも組織という言葉はしっているらしい】
まぁ、オイラが能力者とか大層なモンじゃねぇけどよぉ
んで、組織だったら何てぇ組織なんだい?
【青年は彼女に質問をした後】
まぁ、暇だし、いつでも抜けていいってんなら仲間になるぜ?
ただし、オイラの好きにやらせてもらうがな
【仲間になることはいいらしいが、条件つきのようだ】
996 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]:2011/03/22(火) 01:14:11.39 ID:mzZ+ZGGxo
>>987
……そう、ですね。
ボクも、なんとか。頑張ってみます。
【そう言って、自分の右手に眼をやって】
……弱いボクでも。何かできることは有るはずだから。
力を、上手く使っていこうと、思う。
弱いことは、強くなれる可能性、が有ることだし……。
【右手を、握って開くと。その手からはふわりと光の玉が数個浮かびだして】
【しばらくすると、それは消えていく。まだ目覚めたばかりで方向性すらも決まっていない、可能性の固まりの様な力】
【これから少年の歩む道筋に寄って、その力はどうにでも変わっていくのだろう】
【子供であるということ、能力が発展途上であるということ】
【それらは、ハンデではない。強みだ】
……そう、ですか?
だとしたら、それは、嬉しい。
【確かに、顔は変わっている】
【上に立ち、救うという。少年としては、不相応な凄まじい背伸びをしていたときに比べれば】
【自然体で、前をしっかりと見据えている。足元が定まっている】
……とりあえず、この子が起きるまで。公園ででも見守ってます。
放置するのも、危ないだろうし……、それに。少しだけ、ボクの力を貸しちゃったから。
……一応、説明して、謝らなくちゃ。
【少女の左手には、少年の傷と同じような薄い痣が有るのが見えるだろう】
【之が、少年の言う、力の一部だろうか】
【少女に、目線を落として。暫くして女性を見て】
ボク、ボクは。
ヴィカリアス=フィリーディ。
あなたの、名前は。
997 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/22(火) 01:15:26.79 ID:fEWjh1hao
>>992
──…ッ!?
(何だ…?何なんだコイツ…ッ!?)
…生憎、詳細も告げられずに、“契約”されるような真似はされたくねえからな。
聞くが、“何”を、だ。
【──異様な気配に対し、反射的に身構える。】
【黒髪。褐色の肌。填める手袋は、黒。】
【──“仕事人”を、彷彿とさせる。】
998 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(関西地方)
[sage]:2011/03/22(火) 01:20:54.27 ID:QEHi0H6E0
>>997
【すぐには答えない】
【細めた眼はすぐに無表情に戻り、真っ直ぐに男へ歩み寄っていくだろう】
【静かに、一歩一歩、その途中に少女は、答える】
あなたの―――魔翌力
【もしもこのまま近づいたのなら】
【少女は男の漆黒に限りなく対照的な白い手で彼の肌に、いや頬に触れようとする】
999 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(長屋)
[sage]:2011/03/22(火) 01:23:37.30 ID:ZGUxgCEgo
>>996
端っから伸ばそうとしないよりゃ、それが良い
何処まで伸びるかは割と運もあるんだけどなー、出会いとかの意味で
ま、良い出会い引く確率は歩数に比例するだろ
……ああ、そういえばそれ忘れてたな、そのガキの事
この時間に放置しても、この街なら大丈夫―――いや風邪ひくか
……………で
【少年の名前を聞き、自分の名前を尋ねられると】
【両腕をコートの袖から引き抜き、左手はポケットに】
【右手でコートを引っ掴んで、少年に背中を向ける】
【膝までの白髪が、背を向ける勢いで靡き。本来隠れる筈の、その背を】
【ジャケットに刻まれた、≪死獸弌≫の刻印を露わにする】
カノッサ機関、No.41、魔斬 香月
ちょっと前まで、あの市庁舎でこの街を見下ろしてた人間だよ
【背を向けたまま告げられた所属は、その名前よりもはっきりと】
【この少女が誰なのか、どういう人間なのかを示している】
……………ニコチン切れたー、煙草ー……
【少年に背を向けたまま、少女は歩き始める】
【所属を示す刻印を、再びコートの下に隠し】
【白髪をフードに忍ばせて、街の中心部へと向かって行くだろう】
1000 :
以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(新潟・東北)
[saga]:2011/03/22(火) 01:27:11.95 ID:yVg04heAO
>>995
【目を開き、右手の指を擦らせパチンッと音を鳴らす】
いや〜〜〜良かった良かった!
"それ"が聞けて安心しましたよ〜♪
【心から嬉しそうな笑顔を向け】
僕らの組織……っていうか勢力?
ん〜〜……"あの人"が言うには《属する者は、個人が軍隊であり、個人が部隊であり、個人が兵士であり》みたいな…
言うなれば、1個人にある程度の自由を与える武装勢力?
名前は
【再び、右手をパチンと鳴らすと】
《E・Noir》
【彼女はそう言った】
目的は…そうだねぇ…………"あの人"は《国ではなく、世界を相手にした戦争をする》って言ってるんだけど…………本当のところは誰も分からない
秘書である僕ですら、"あの人"の最終的な目的が…検討もつかないんですよ
【首を横に振り、やれやれと言った感じだ】
1001 :
1001
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