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安価でイナイレの18禁男女カプ小説作って腐女子怒らせようぜwwwwwwww - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/05/29(日) 00:36:33.66 ID:GOU/L6Qm0
懲りずにまた立ててしまった
後悔はしていない


前々スレ
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1306502154

前スレ
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1306547892
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【安価】タイトルからあらすじを想像して架空の1クールアニメを作る 2024春 @ 2024/04/28(日) 16:37:54.07 ID:PHuiugtM0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714289873/

【進撃の巨人】俺「安価で巨人を駆逐する」 @ 2024/04/27(土) 14:14:26.69 ID:Wh98iXQp0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714194866/

諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

2 :1 ◆FiroZFL2go :2011/05/29(日) 01:24:56.88 ID:GOU/L6Qm0
とりあえず前スレで投稿した小説の続きを書いていく
今日は出来ません

前スレのまとめ
http://sea-mew.jp/nox/modules/webarc/2ch/anchor/1306547892-1.html

一応趣旨を書いておきますが、腐女子とは言っても801板住民を敵に回すつもりはありません
ニワカや厨房腐がターゲットです
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/05/29(日) 02:19:55.96 ID:p3Wu5Nc30
わかった、俺の仕事はこのスレの存在を801板に伝えてくることだな?
4 :1 ◆FiroZFL2go :2011/05/29(日) 12:13:27.86 ID:GOU/L6Qm0
>>3
伝えても構いませんが801板の方を敵に回すつもりはありません

では投下していきます


「よ、よう、ヒロト。ちょっと二人で色々話していただけだ。気にするな。」
南雲が質問に答えた。
「…そうか。」
彼はそう言うと何処かへ走り去って行った。」


「やっぱり…アイツ…、変わっちまったな…。」
涼野が南雲に話しかけた。
「そう…だな…。」

5 :1 ◆FiroZFL2go :2011/05/29(日) 12:32:13.04 ID:GOU/L6Qm0
彼はどうやら“誰か”を探しているようだ。

彼は“誰か”を探している途中にサッカー部員の染岡竜吾に会った。

「よう、ヒロト。傷は大丈夫…なんだよな?」
「やあ、染岡君。傷の事なら大丈夫だ。心配は要らないよ。」
彼は染岡の質問に答えた。

「ところで…、音無さんは何処に居るんだい?」
彼は染岡に聞いた。
どうやら彼が探している人物は音無のようだ。

「音無…か?彼女がどうかしたのか?」
「いや、ちょっと用事が有ってね。」
「俺には解らねえな。何処に居るのかは知らない。」
染岡は彼の質問に答えた。

「そう、か…。ありがとう、染岡君。」
そう言うと彼はまた何処かへ走り去って行った。

染岡は彼が何処かへ走り去ると、一人でつぶやいた。
「やっぱり元エイリアの奴らが言うとおり、アイツ、何処か変わっちまってるな…。」

染岡も彼の異変に気づいたようだ。
6 :1 ◆FiroZFL2go :2011/05/29(日) 13:11:49.99 ID:GOU/L6Qm0
ここまで書き終わりましたが、ここで安価を使っても構いませんでしょうか?
「ヒロトが春奈に告白した場所」を再安価した方が良いかもしれません。
7 :1 ◆FiroZFL2go :2011/05/29(日) 13:28:56.81 ID:GOU/L6Qm0
安価します

ヒロトが春奈に告白した場所

>>8
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/05/29(日) 15:24:27.91 ID:iIaQaHZy0
ゴミ処理場前
9 :1 ◆FiroZFL2go :2011/05/29(日) 16:12:16.23 ID:GOU/L6Qm0
>>8
ありがとうございます


「彼女は…何処だ…?」
彼は彼女を必死に探している。
まるで狂ったように。


「よう、ヒロト!」
円堂が彼に話しかけた。

「やあ、円堂君。…音無さんは…、見かけなかったかい?」
「音無か?アイツなら…あっちのゴミ処理場の方に行ったけど…。」
「ありがとう。」
彼は礼を言うと、ゴミ処理場の方へ走り去って行った。

「何なんだ、アイツ…。」
10 :1 ◆FiroZFL2go :2011/05/29(日) 16:31:39.89 ID:GOU/L6Qm0
ゴミ処理場。
そこには不要になった沢山の自動車や家電製品、そして多くの廃棄物が積まれている。
いかにも不気味な場所だ。

女子マネージャーの一人、音無春奈はそのゴミ処理場の前に立っていた。

彼女がそのゴミ処理場を通り過ぎようとした時、誰かが遠くで自分の名前を呼んでいるのが聞こえた。
彼女は声がする方を振り向いた。

赤髪の男が近づいてきた。
基山ヒロトだ。

「一体…何のようなの…?」
彼女は彼に聞いた。

「君に…言いたい事があるんだ…。」
彼は興奮を抑えながら答えた。

「僕に毎晩ビーフストロガノフをつくってくれないか?」
彼は覚悟を決めて彼女に向かって言った。

しばらくの沈黙が続く。
11 :1 ◆FiroZFL2go :2011/05/29(日) 16:42:51.12 ID:GOU/L6Qm0
駄目…か…?
彼はうつむいた。

「私を…。」
彼女が口を開いた。

「私をストロガノフにして!」
彼にとってはあまりにも衝撃的な発言だった。


天使様が…僕に…。
彼は理性を失いそうになった。

「本当に…良いのかい…?」
彼は聞いた。

「良いの…。私の体を…滅茶苦茶にして…!」
彼女は強く言った。

「…解った。君の体を…、天使様の体を…、望むように滅茶苦茶にしてやる…。」
彼はこの時点でほとんど理性を失っていた。

しかし二人は知らなかった。
誰かがその様子を見ていたという事を。
12 :1 ◆FiroZFL2go :2011/05/29(日) 17:08:02.86 ID:GOU/L6Qm0
真・帝国学園。
この学園は愛媛県に位置し、潜水艦型の学園である。
かつてこの学園の指導者であった影山零治は現在はもうこの世には居ない。
しかし未だにこの学園は浮上しているままの状態だ。

その学園の中で、激しい喘ぎ声が聞こえる。
「ああっ…!もっと…!もっと…!滅茶苦茶にしてぇ…っ!」
彼女は激しく喘いでいる。

「ああっ…!もっと滅茶苦茶にしてやる…!」
彼は彼女を押さえ、激しく体を上下左右に動かしている。

彼は狂気の笑みを浮かべていた。
もはや彼に理性など存在しない。
13 :1 ◆FiroZFL2go :2011/05/29(日) 17:53:09.14 ID:GOU/L6Qm0
天使様は僕だけの物だっ…!

パンツとズボンを履き、彼は立ち上がった。

「えっ…?もう終わりなの…?」
「もっと滅茶苦茶にしてあげないとね…。」

彼はサッカーボールを手にした。
そして彼は流星ブレードV2を彼女の左腕に向けて放った。
そのボールは彼女の左腕に直撃し、彼女の左腕を引き裂いた。

彼女は悲鳴を上げた。

更に彼は流星ブレードV2を彼女の右腕に向けて放った。
彼女の右腕を引き裂いた。

彼女は更に悲鳴を上げた。

「ああああぁぁ!てんくう落ちちゃうぅぅぅ!」
14 :1 ◆FiroZFL2go :2011/05/29(日) 18:01:05.54 ID:GOU/L6Qm0
返り血を浴びた彼は笑っていた。
狂気の笑みを浮かべていた。
彼はもう完全に気が狂っていた。


しかしその様子を“彼女”は見ていた。
同じ女子マネージャーの一人、木野秋だ。

彼女はこう呟いた。
「響木監督…。」


彼は再びボールを手にした。
音無に向けて流星ブレードV2を放つ。
彼女の右足が引き裂かれた。
再び悲鳴が上がる。


秋はこの惨状を直視する事が出来なかった。
あまりにも残酷なものだった。


そして彼は最後の流星ブレードV2を彼女に向けて打った。
音無の四肢は完全に引き裂かれたのだ。
15 :1 ◆FiroZFL2go :2011/05/29(日) 18:10:05.54 ID:GOU/L6Qm0
最後の悲鳴が上がった。

彼は音無の方に向かった。そして彼女の上に倒れこんだ。
彼は彼女の衣服を脱がしていった。

「天使様は僕だけのものだ、天使様は僕だけのものだ、天使様は僕だけのもの、テンシサマハボクダケノモノ…」

彼は性行為を再開した。
彼女の喘ぎ声がまた聞こえ始めた。

「ああっ…、最高よっ…!もっとぉっ!もっとぉっ!んあっ!」


プレイの様子を見ていた秋は耳を塞いだ。
これ以上ここに居るのは危ない、早く逃げよう。


彼女は逃げ出そうとした。
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/05/29(日) 20:46:55.07 ID:GOU/L6Qm0
しかし彼は彼女の存在に気づいた。

彼は行為を済ますと彼女を追いかけた。
遅かった。


彼女は彼に取り押さえられただ。
そして彼女も…、音無と同じ運命を辿るのだった…。

END
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/01(水) 22:33:02.67 ID:aorLMlEB0
やっぱり小説は不満な点が多いから書き直したほうが良いか

明日にでも投下する予定です
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) :2011/06/02(木) 22:08:00.40 ID:MkQUMZxSo
探したけどここにあったのかよ
大分展開早いな
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/02(木) 22:31:51.43 ID:FDofCeJq0
>>18
ありがとうございます
本当にすみません

実を言うと小説はあんまり書いたことが無いんです
小説が完成したらまたVIPに投下する予定です
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) :2011/06/02(木) 22:42:51.78 ID:MkQUMZxSo
>>19
期待してるよ
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/02(木) 23:40:54.32 ID:FDofCeJq0
では投下していきます


「あれ?ここは・・・?」
気がつくと僕は保健室のベットで寝込んでいた。
顔面が無性に痛い。

「・・・どうやら気がついたようだね、基山君。」
僕はベットの横に目線を向けた。
雷門サッカー部の元監督、冬海先生と雷門サッカー部の部員の一人、豪炎寺修也だ。

「・・・気がついて良かった。本当にすまない。」
豪炎寺は僕に謝った。理由はよく解らない。

一体何があったのか。何故彼は謝罪しているのだろうか。
さっぱり解らない。

「え?一体何があったんですか・・・?」
僕は冬海先生に話し掛けた。

「どうやらその時の事をよく覚えていないようだね、何が起こったか話そう。」
「豪炎寺君が放ったボールが、基山君の顔面に当たってしまったんだよ。」
なるほど、そういう訳だったのか。
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/03(金) 00:14:37.20 ID:45Z1NqqG0
すみません、寝ます
夕方くらいでまた来ます


どうりで顔面が痛い訳だ。

「実を言うと・・・、なんとなくファイアトルネードを当ててみようと思っただけだったんだ。本当に済まない事をしてしまった。許してくれ。」
ファイアトルネード・・・?余程彼はファイアトルネードを出したかったのか?
僕は疑問に思ったが、彼の事は許すつもりだ。
彼は謝っているのだ。だから彼を憎むつもりは無かった。

「いや、良いよ。僕は大丈夫だから。」
僕はそう答えた。

「幸い大事に至らなくて本当に良かった。しばらく安静にしなさい。」
冬海先生は僕に話し掛けた。

豪炎寺はそのまま保健室を後にした。

まだ顔が痛い。


しばらくして痛みは治まったが、自分の“何か”が変わってしまったような気がした。
頭がボーッとしてくる。
無理もないだろう、何せまともにファイアトルネードを喰らってしまったのだから。
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/03(金) 21:53:43.74 ID:45Z1NqqG0
しばらくベッドで横になっていると、保健室の扉が開く音が聞こえた。
僕は起き上がって保健室の扉の方へ目を向けた。

そこに居たのは、雷門サッカー部の女子マネージャー一人、音無春奈だった。
多分僕の様子を見に来たのだろう。

「基山君は・・・大丈夫ですか?」
彼女は冬海先生に尋ねた。

「彼は大丈夫だ、大した事は無いよ。」
冬海先生は彼女の質問に答えた。

彼女がベットの側に近づいてきた。
僕は彼女の顔に目を向けた。

その時、彼女の体の香りがしたのだ。
今まで匂った事も無いような素晴らしい香り。

僕は彼女に惹かれたのだ。

僕はずっと彼女の方を見つめ続けた。
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/03(金) 22:05:52.20 ID:45Z1NqqG0
「基山君・・・?」
彼女は僕に声を掛けた。

僕はずっと彼女の顔を見つけ続けている。

「基山君?どうしたの?」
彼女は僕に問い掛けた。

僕は彼女の声にやっと気づいた。

「あっ、ああ・・・、なんでもないよ・・・。」
僕はそう答えた。

彼女はしばらくして保健室を後にした。


「ところで基山君、もう顔は痛くないのかい?」
冬海先生は僕に尋ねた。

「もう大丈夫です。痛みも大分治まりました。ありがとうございます。」
僕はそう答えた。


保健室を後にしても、僕はまだ彼女の顔とその時の香りを忘れていなかった。
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/05(日) 00:42:05.72 ID:oN9UUKet0
その日の夜、僕は奇妙な夢を見た。

夢の中で、天使が出てきたのだ。
しかもその天使は彼女そっくりだった。

そして、彼女に似た天使が“何か”に飲み込まれていったのだ―。


僕はその夢にうなされて慌てて起き上がった。

「はぁ・・・、はぁ・・・。」
僕は息を荒らげていた。


僕はその夢の事を忘れられなかった。
一体何故あんな夢を見てしまったのだろう。

僕は夢の事でずっと悩んでいた。

とにかくこの夢の事を皆に相談してみよう。
僕はそう決めた。
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/05(日) 22:17:34.50 ID:oN9UUKet0
僕は元エイリア学園のメンバーの南雲晴矢と涼野風介を呼んで、自分の夢の事を話した。

「―で、どんな夢を見たんだ?」
南雲が僕に尋ねた。

「いや、それがね、夢の中に音無さんが出てきたんだよ。」
「音無?ひょっとして鬼道の妹の?」
「うん、厳密に言うと音無さんに似た天使、かな?」
南雲の質問に僕は答えた。

「天使・・・?とりあえずその夢の続きを話してくれないか?」
涼野は疑問に思いつつ僕に言った。

「うん、その音無さんに似た天使が僕の目の前に現れて、その天使が“何か”に飲み込まれていく、そんな夢だったんだ。」
「“何か”・・・?」
「それが何だったのかはよく解らなかった。なんて言えば良いんだろう・・・。」
僕は夢に出てきた“何か”について考え続けた。

「でもさ、何でお前がそんな夢を見たんだ?」
南雲が僕に聞いた。

「いや、多分僕が彼女に惹かれたからじゃないかな・・・?」
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/05(日) 22:40:56.90 ID:oN9UUKet0
「“彼女に惹かれた”って・・・、お前、玲名が居るんじゃないか?」
「うっ、うん・・・。」
僕は南雲の言葉に焦った。
実は僕には好きな女が居る。元エイリア学園の八神玲名だ。

「好きな女が居るのに別の女に惹かれるって・・・、お前随分最低な奴だな・・・。」
涼野まで口を開いた。

確かにその通りだ。
僕は何も言い返せなかった。


「まあ、お前の恋愛なんて別にどうでも良い。でもそのうち修羅場を見る事になっても知らんぞ?」
涼野が僕に忠告した。
正直言って修羅場は見たくない。
本当に不安だ。

「でもさ、自分が惹かれた女が夢に出てくるって結構珍しくないか?」
南雲が僕に聞いた。

「そうだな・・・、確かに僕も珍しい事だと思うよ。」
僕は南雲の質問に答えた。

「ま、自分でどうにかするんだな。」
南雲はそう言うと涼野と共にその場を去った。
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/08(水) 21:57:02.69 ID:j0m+mvCZ0
再開します


僕が相談したのは南雲と涼野の二人だけではなかった。
他にも元エイリア学園の緑川リュウジと砂木沼治にも夢の事を相談していた。

「夢だって?」
緑川がこちらを見ている。
「・・・そうだ。」

ここはお日さま園の近くの公園だ。
僕は夢の事を相談する為にここに二人を集めたのだ。
もう夕方になろうとしている。

「一体どんな夢なんだ?」
砂木沼が質問をしてきた。

「いや・・・天使だよ。」
「天使だって?」
「うん・・・、彼女に似た天使が・・・。」
「彼女?彼女って誰の事なんだ?」
「うん・・・。」

どうも前の質問の時みたいに上手く答えられない。
何故なのかは解らなかった。
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/08(水) 22:17:24.93 ID:j0m+mvCZ0
「何なんだ?彼女って一体誰の事なんだ?もうちょっとちゃんと答えてくれないか?」
「いや、・・・音無さんの事だよ。」
「音無・・・?」
「音無ってあの鬼道の妹の・・・?」
緑川が口を挟んだ。
僕はその言葉に頭を縦に振った。

「マジかよ・・・。話を続けてくれ。」
緑川は驚いた顔でこちらを見ている。
砂木沼も同じだった。

「うん・・・。昨日見た夢だったんだけど―」
「―それが音無さんに似た天使が出てきたんだ。僕はそれが信じられなかった。で、その天使が“何か”に飲み込まれていくところでその夢が終わったんだ・・・。」
僕は必死で夢の事を話した。

「でも、なんで音無さんが夢の中に?」
緑川が僕に質問した。

「彼女に・・・惚れたんだ。」
「えっ?」
緑川は更に驚いていた。
砂木沼も彼と同じく驚いた表情をしていた。
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/08(水) 22:30:33.40 ID:j0m+mvCZ0
「それ、本当の話か?」
砂木沼が僕に聞いた。

「・・・うん。」
僕はそう答えた。
二人はその返答を聞くなり深くため息をついた。

「お前、玲名はどうするつもりなんだ?」
最も言われたくない事を緑川に言われてしまった。
ただでさえ前に言われたというのに。

「あのな、ただでさえお前には好きな女が居るっていうのに別の女に惚れてどうするつもり―」
緑川が僕に忠告しているその時だった。

彼女―音無春奈がこの公園の側を通ったのだ。

僕は呆然とした。
二人もその様子を黙って見ていた。

彼女は僕たちに気づかずそのまま通り過ぎていった。
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/10(金) 00:59:56.58 ID:3EMZCN3y0
しばらくの沈黙が続いた。
その沈黙を破ったのが砂木沼だった。

「驚いたな、彼女の話をしている時に彼女がこの公園の側を通り過ぎるだなんて・・・。」
彼は余程驚いていたようだ。

「そろそろ・・・帰らないか?」
緑川も口を開いた。

「う、うん・・・。」
僕たちはそのままお日さま園の方へ歩いて行った。

しかし夢の事がいまいちスッキリしない。
僕は夕日を眺めながら夢の事について考えていた。
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/10(金) 01:24:49.93 ID:93sVfzOfo
完結する頃には皆飽きてるだろうな
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/11(土) 00:22:04.90 ID:6D9Cc3CI0
>>32
そうですね・・・
早く完成させなければいけないですね・・・


その夜、またあの忌々しい夢を見てしまったのだ。
僕はその夢に酷くうなされた。

僕は夢から覚めるなり慌てて起き上がった。
またあの夢か・・・。


僕はまた夢の事を皆に相談する事にした。

「で、またあの夢を見ちまったのか?」
南雲が僕の方を見ている。
「う、うん・・・。」
僕はうなずいた。

「二日間も同じ夢を見るなんて不思議だよな・・・。」
涼野も口を開いた。
その通りだ。

僕は夢の事についてまだ考えている。
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/11(土) 00:31:23.60 ID:6D9Cc3CI0
「もしかして余程彼女の事が気になってるんじゃないか?」
砂木沼が僕に聞いた。
確かにその通りかもしれない。

「昨日と全く同じ夢だったのか?」
「うん、本当に全く同じ夢だったんだ・・・。」
砂木沼の質問に僕は答えた。
昨日と全く同じ夢を見たのが不思議で仕方なかった。

「もういっその事彼女に告白してしまえば良いんじゃないか?」
緑川が僕に話しかけた。

告白・・・。

その二文字が僕の耳から離れなかった。
確かに彼女に惹かれてはいるのだが・・・。
僕は悩んでいた。

「ま、それは自分の好きなようにするんだな。」
緑川はそう言うと別の場所へ去って行った。
南雲と涼野も同じように去って行った。
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/11(土) 00:44:00.02 ID:6D9Cc3CI0
「そういえば、昨日の夜お前の部屋から変な音が聞こえていたのだが・・・。」
その場に留まっていた砂木沼が僕に話しかけた。
変な音・・・?
いびきか何かだろうか・・・?

「その音、いびきじゃないのか?」
僕は砂木沼に聞いた。

「いや、違う。壁に何かを書く音だった。お前壁に何か書いてたのか?」
壁に何かを書く音・・・?

「いや、全く聞覚えが無いんだ・・・。」
「聞覚えが無い?・・・じゃあ調べてみるか?」
「そうしよう・・・。」
僕は疑問に思いつつ砂木沼と共に自分の部屋へ向かった。


自分の部屋の前に着いた僕は部屋のドアをゆっくりと開けた。
何か嫌な予感がする。

僕と砂木沼はドアの向こうを覗き込んだ。
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/11(土) 00:55:56.83 ID:6D9Cc3CI0
しかし僕と砂木沼はドアの向こう側を見るなり驚愕してしまった。

部屋の壁に大量の文字が書かれていたのだ。
「音無春奈」「天使」の二つの単語が壁を覆いつくしている。
なんてことだ・・・。

僕と砂木沼は衝撃を受けた。
「ひょっとして、これ・・・、お前が書いたのか・・・?」
砂木沼が驚愕しつつ僕に聞いた。

「解らない・・・。全く記憶に無いんだ・・・。」
僕はそう答えるしかなかった。
全く見に覚えが無かった。
ひょっとして無意識のうちに書いたのか?
ますます疑問が深まるばかりだった。

僕は仕方なく自分の部屋に入った。
壁を覆い尽くしている文字はどうやらサインペンか何かで書かれているようだ。

僕は自分の部屋を調べる事にした。
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/11(土) 01:11:31.78 ID:6D9Cc3CI0
しかし仮に僕が無意識で書いたとしても何故この二つの単語なのか。
僕にはそれが不思議で仕方なかった。

ひょっとして・・・、あの夢?
僕は首を横に振った。
仮にそれが事実だとしても認めたくなかったのだ。


視線を床に落とすと、床にサインペンが落ちているのが解った。
やっぱりサインペンで書かれたものだったようだ。

「でも・・・、この文字は一体どうするつもりなんだ?」
砂木沼が僕に聞いた。

「さあ・・・。油性だし上手く落ちそうに無いな・・・。」
僕はそう答えた。

再び床の方に視線を落とした。
床の奥の方に写真が落ちてあるのが見えた。

僕は奥の方へと向かった。
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/11(土) 20:04:55.11 ID:6D9Cc3CI0
僕は落ちていた写真の一枚を取って埃を払った。
この写真は・・・?

その写真に写っていたのは彼女だった。
他にも彼女が写った写真が沢山落ちていた。

僕は驚愕した。
自分は一体どうなっているんだ。

「このコが・・・天使・・・なのか?」
僕の横に立っていた砂木沼は、写真と壁の文字に指を指して僕に聞いた。

「そうです。あのコが僕の畏敬する天使様なのです。」
僕は一体何を言っているんだ・・・?
何故こんな言葉を口に出したのか解らなかった。

砂木沼は何かを言おうとしたがそのまま何処かへ去って行った。

39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/11(土) 21:53:32.13 ID:6D9Cc3CI0
その日の夜。
僕はまたあの夢を見てしまった。
今回で三度目だ。

これ以上この夢を見たくない。

僕は決意した。
もう彼女に告白するしかない。


朝、僕は皆にその事を話した。
「ついに決めちまったのか。まあ、解決するかどうかは解らないけどな。」
緑川がこちらの方を見ている。

「そういえばお前の顔、妙に顔色が悪くないか?」
南雲が口を開いた。
南雲に渡された手鏡で自分の顔を見てみると、確かに顔色が悪くなっていた。
余程夢に悩まされていたのだろう。

「どうなるかが楽しみだな。でももし振られたらどうするんだ?お前が一方的に惹かれてるだけなんじゃないのか?」
涼野が僕に聞いた。
振られたら・・・?
僕はその言葉に不安を抱いた。
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/11(土) 23:35:00.87 ID:6D9Cc3CI0
しかしどうも最近自分がおかしくなっているような気がする。
まるで自分自身が別人になっているかのようだ。

昨日の自分のあの発言も不思議で仕方が無かった。

「でも、本当に大丈夫なのか?」
砂木沼はどうやら僕のことを心配しているようだ。
本当にありがたい。

「じゃ、そろそろ行くね。」
そう言うと僕はお日さま園を後にした。
自分の携帯を手に持ち、彼女に「今日の午後4時、ゴミ処理場で会おう。」と書いたメールを送信した。

果たしてどうなるのか・・・。
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/12(日) 02:08:17.15 ID:hiADyLSvo
小説投下するだけのスレなら板違いだぞ
SS速報でやれ
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/12(日) 17:10:46.13 ID:fAiXdsfm0
>>41
すみません

本来は安価先で完成した小説を投下するつもりですが、続きはSS速報で投下します
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(兵庫県) :2011/06/12(日) 19:33:33.11 ID:fAiXdsfm0
移行しました
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1307874755/

続きはこのスレで投下していきます
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