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【能力】ここだけ異能者の集まる学園都市【魔術】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :内宮御々間【脳無し/ノースキル】 [saga]:2014/04/13(日) 14:54:00.28 ID:i7GMVGSL0
※注意※
このスレッドは学園都市と称していますが、とある魔術の〜シリーズとは世界観の異なるものです。
とあるシリーズを舞台としたスレッドをお探しでしたら、申し訳ありませんがブラウザバックをお願いします。
また、とあるシリーズを読んでも読んでいなくても楽しめるスレとなっております。


ここは異能者…能力者が集まる大都市。通称:学園都市である。
この都市は学園都市の名の通り、人口の8割程度を学生が占めている。さらにその学生の殆どが能力者であり、学生は皆、異能の力と共存している。
詳しい世界観は>>2を参照。

・ここは自分自身のオリジナルキャラを創作し、他プレイヤーのキャラとある時は何気ない日常風景、あるときは戦闘などを文章で交流するロールスレッドです。

・ここだけ異能者の集まる学園都市wiki
http://wikiwiki.jp/kokogaku/

・したらば
http://jbbs.shitaraba.net/internet/20492/

○●○ロール○●○
・まずはキャラを創りましょう。
勿論、能力や魔術といった力をそのキャラに持たせても良いです。しかし、チートやバランスの崩壊を招く異能は禁止とします。

・Level・ランクについて。
能力は1〜5Level、魔術はD〜Sランクまで存在し、制作したキャラクターは全てLevel1〜2、ランクD〜C、もしくは無能力者からのスタートとなります。
経験値制度をとっていますので、段々と成長して最終的にはLevel5、ランクSになる…ということも可能です。
勿論、あえて成長させないというのもひとつの手です。
経験値の値については>>2参照。

・チートな能力がダメ、ということは勿論、チートな確定行動もダメです。

2【キャラ名】確定行動
「おらおらおらおら」
【確定行動は目の前の男(他人のキャラ)を殴った】

↑このような行動はロールの崩壊を招きます。この場合、受けた方は無視して回避しても構いません。しかし受けた側はしっかりと注意を促してください。この都市の安定に繋がります。
↓この場合、確定行動を避ける為に以下のような文章が良いでしょう。

2【キャラ名】確定行動
「おらおらおらおら」
【確定行動は目の前の男(他人のキャラ)に殴りかかった】

・↓スレッドに参加する前に、こちらのサイトによく目を通してください。
なりきりの基本となるマナーやルールが詳しく書かれています。
http://harmit.jp/manner/manner.php


あとは特にありません。お好きなキャラと能力を選んでくださいませ!
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このパー速VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :内宮御々間【脳無し/ノースキル】 [saga]:2014/04/13(日) 14:54:25.93 ID:i7GMVGSL0
【世界観】
能力者サイド

数年前に初めて存在が確認された"能力者"……能力は10代を中心に発現し、世界各国はその対応に追われることになる。
その最中、日本がいち早く対応策を発表する。それが能力者を集め教育する為の都市、このスレッドの舞台となる学園都市だ。
世界各国の能力者を分け隔てなく迎え入れ、その裏で凶悪犯罪を起こさないよう情操教育を、また犯罪が起きた時に早期対応出来るようにと情報を管理し、それらを各国と共有する方針をとった。
学園都市は去年漸く受け入れ体制が整い、今では学生を中心とした10万を軽く超える住民が生活している。
現在、学園都市の治安維持は風紀委員会が、その他の都市管理については管理委員会が執り行っている。


魔術師サイド
昔より陰でひっそりと受け継がれている不可思議な現象、それを操る者は魔術師と呼ばれている。
魔術の継承者はごく僅かで、現在では受け継がれているのかどうか……そもそも魔術とは存在するのかどうかすらも、確認する事が難しい。
……と、ここまでが表面上の現状、魔術師は今もなお数多存在しているのだ、世界中に。
数年前突如として現れた能力者、その存在が脅威となり得るか否かを探るために、数多くの魔術師が学園都市へと入り込み、探りを入れている。


【学園都市概要】
・舞台となる学校は現在以下のものが存在する

・第一
規律にうるさいが、それさえ守れば行動を制限したりしない
成績優秀、規律正しい優等生タイプが多いため周囲からの目は優しい
・第二
自由な校風だが、最低限の規則はある
奔放に振る舞う生徒が多いため周囲からは悪い目で見られる事も

・奨学金制度が存在し、一部学生に対して学費や最低限の生活費(光熱費、水道代等)は学園側が出資している


【経験値の値について】
・このスレは>>1にあるとおり、経験値制度を導入しています。
・経験値を一定以上貯めることにより、能力者ならばLevel、魔術師ならばランクを上げることができます。
・各Level、ランクへ上がる際に必要な経験値は以下の通りです。()内は魔術師です。
・経験値はレス数ではなくロール数で判断します。

無能力者→Lv1(ランクD) 20経験値
Lv1(ランクD)→Lv2 (ランクC) 50経験値
Lv2(ランクC)→Lv3(ランクB)80経験値
Lv3(ランクB)→Lv4(ランクA)200経験値
Lv4(ランクA)→Lv5(ランクS)400経験値


・ロールの種類によって得られる経験値が違います。以下参照。

・修練ロール→1経験値
・戦闘ロール→3経験値
・戦闘系イベントロール→10経験値
・その他のイベントロール→5経験値
3 :内宮御々間【脳無し/ノースキル】 [saga]:2014/04/13(日) 14:54:40.34 ID:i7GMVGSL0
【キャラクター制作に関して】
・プレイヤーが使用するキャラクターは、無能力者、能力者、魔術師の中から選択し製作できます
・初期の能力はLevel(ランク)1〜2(D〜C)の範囲で設定して下さい
・学園都市で生活するどのような人物でもルールの範囲内であれば制作が可能です、但し能力者のみは学生に限ります
・また、世界観に関わる組織の長やそれに準ずるような立場の人間はPCにすることは出来ません
・人外、また能力以上に特殊な生態を持つ存在はPCにすることは出来ません
・版権キャラクターをそのまま使用する事は推奨しません


【キャラクターの武装に関して】
・能力者側の特殊な武器(ex.炎で出来た剣、妖刀)の所持することは出来ません
・上記の特殊な武器の使用は魔術師側のみ認められていいます
・勿論能力者側は能力の応用で武器を強化する(又は能力を纏わせる)などは可能です
・学園都市内での過度な武装所持は風紀委員によって取り締まりを受ける可能性があります
・魔術師の魔術の行使には何かしらの装備が必要となりますが、必ずしも武器である必要はありません



【キャラクターの所属する組織に関して】
・世界観を決定づける組織を個人の判断で制作してはいけません(議論スレへどうぞ)
・既存の組織の長にPCを設定することは推奨しません     (こちらも、議論スレへどうぞ)
・既存の組織に所属する事に制限はありません
・小規模、もしくは個人の範囲の組織を設定する事は可能です
4 :桐谷 和泉『lv.2(1)-念動力-』E:なし :2014/04/13(日) 15:44:58.47 ID:+fahPEZm0
>>1乙です
なんか前スレ過去ログになってますね
5 :シスター・デュー ◆CUe8gHwvDY :2014/04/13(日) 17:16:19.76 ID:nAbQimkTo
>>762
「案内だけでいい。病院の場所と、買い物できる場所が知りたい」
 薄く笑みを浮かべたまま、男は言う。
 彼も敵意を解いたのか、緊張の糸は弛緩したようだ。
6 :内宮御々間【脳無し/ノースキル】 [saga]:2014/04/13(日) 17:18:27.17 ID:i7GMVGSL0
>>5

「ん、そうかい、それじゃあ買い物できる場所は…………」

シスター・デューに安い店や特売で超大穴場な所など、自分の知っている店を教えた。
全て覚えてくれるかは分からないが、一応左ポケットに入ってある紙とペンを取り出して場所を記し、渡した。


「あ、一応病院だけどさ、俺の行きつけな医院はどうよ?一応合法だし、個人情報は守ってくれる。腕も確かな医者だぜ?」

そういい、一応普通の総合病院の場所を書いた紙と、内宮の行きつけの病院の場所を描いた紙を渡した
7 :シスター・デュー ◆CUe8gHwvDY [saga]:2014/04/13(日) 17:39:29.28 ID:nAbQimkTo
>>6
「あぁ、助かる。ありがとう」
 そして男は笑みを浮かべる。
 壊れてしまいそうな、はかない笑みを。

「じゃあ、俺は行くよ。元気で、内宮」
 男は裏通りから病院へと向けて歩みを進める。
 干渉がなければ彼は表通りへと出で、病院へとたどり着くだろう。

//こんな感じで締めでどうでしょうか?
8 :カイン 『バーテンダー Lv―(―)』 :2014/04/13(日) 17:51:59.31 ID:JAM07CY4o
【商業区の裏通り】
【商売をする気がないのかと疑うようなこじんまりとした看板以外にはその店を知る方法がない】
【そう言われてもおかしくはないような小さな喫茶店<楽園の東>】
【こんな店でも客は入る】
【何かに引き寄せられるように迷い込む学生、此処はそういう場所だと知ってくる魔術師】

……いらっしゃいませ

【カラン、と扉についた小さなベルが鳴る】
【物静かなピアノジャズ、煎りたての珈琲の香り】
【そして、此処の主人である白髪の老人が貴方を出迎えた】
9 :内宮御々間【脳無し/ノースキル】 [saga]:2014/04/13(日) 18:08:26.67 ID:i7GMVGSL0
>>7
「あぁ、じゃあな」

男が少しながら笑ったので自分も笑みで返す。
男が暗闇に消えるのを待つと、少しだけ早足で動く。

内宮は自らの帰宅路へと急ぐ。
そういえばメリーはどうしてるかなと思いつつ、


またあの男には会うだろうなと思いながらも
速く家に急いで行った。

//お疲れ様でした!また絡んでいただければうれしいです!!
10 :シスター・デュー【Remember Us (0)】 ◆CUe8gHwvDY [saga]:2014/04/13(日) 19:45:54.79 ID:nAbQimkTo
【開発予定区】

「福音を、福音を、福音の鐘を鳴らせ」
「来たれ、来たれ、福音よ来たれ」
「そうでろう、そうであろうとも、福音は来たる」
 ブツブツと詩をつぶやきながら青年は修練を続ける。
 月光を浴びるその姿は、亡霊のようにも見える。

 きっと誰かがその姿を見たのならば、なぜか恐怖を覚えるだろう。 
11 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/13(日) 20:32:59.94 ID:MYIEKUB50
>>10
迷った・・・なんでこの辺こんないりくんでるのよー!
【赤い髪、赤い瞳の少女が独り言を言いながら歩いている】

ん・・・・・?
【シスターの声がうっすら聞こえた為聞こえた方を見る】
イ・・・・・イヤァアアア!
【シスターを見て叫ぶ】
12 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/13(日) 22:03:21.27 ID:wRtuT5HHo
一応前スレのアド
ttp://ex14.vip2ch.com/part4vip/kako/1396/13967/1396795759.html

>>700

「そうなんだ…でも夜も遅いしそのマンションまで送っていくよ。
 治安はいいけど、心配だしね」

年齢的には彼女の方が危ういかもしれないが、
当人はそんなことを気にするわけでもないようで、そんな申し出をする。
彼女のマンションが何処にあるかは知らないが、寮の途中もしくはその逆でもいいだろう。
全く逆であったのなら、その時は仕方が無い。諦めようと思う。

「立ち上がれる?」

詩織よりも背も年齢も幼い彼女であるが、まるでエスコートでもするように
ベンチに座ってる詩織に手を伸ばす。
その光景はつい先ほどの光景とかぶるようだ。
13 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/13(日) 22:27:19.27 ID:JAM07CY4o
【とある住宅区にある公園】
【深夜というには少しばかり夜は浅い、そんな時間帯】
【街灯の明かりが淡く公園を照らしている中、ベンチに腰を掛ける少年の姿】

はぁ、これじゃちっと足りねぇな

【少年の手には学園都市印のショートブレッド】
【スナックバーとでも言うべきだろうか、そのパッケージには一日の栄養素を1箱に!などと煽り文句】
【先程三本一箱の商品を一本だけ口に放り込み、公園の水道水で喉を癒やしたばかりだった】

……やれやれ、だな

【酷くひもじい食事風景だった】
14 :【重槍機兵】>>442【渡辺竜也】 :2014/04/13(日) 22:37:58.96 ID:MYIEKUB50
>>13
あんなとこでなにやってんのかしら・・・
【紅い髪、紅い瞳のとても目立つ少女が見ている】
15 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01 :2014/04/13(日) 22:38:29.24 ID:MYIEKUB50
>>14
/名前ミス
16 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/13(日) 22:49:39.25 ID:JAM07CY4o
>>14
見てわかんないかい?
ディナーだよ、ディナー

【穂乃果の声が聞こえたのか、茶化すように宗次郎はそんな言葉を口にした】
【とてもではないが食事にすら見えないそんな光景】

流石学園都市の最新鋭栄養食品、味気ないが栄養はヤバイほど入ってるらしいぜ
裏の成分表を見るのが怖いね

【カラカラ、と軽薄な笑いが夜の公園に響く】

んで、そちらさんは何やってんのさ?
17 :【重槍機兵】>>442【渡辺竜也】 :2014/04/13(日) 22:52:08.11 ID:MYIEKUB50
>>16
貧相なディナーね・・・・・
【手に持っているのを見ながら言う】
あたしは不味いから嫌いね・・・それ

まよっ・・・・・じゃなくて!散歩してたの!
【「迷った」と言いかけて慌てて言い直す】
18 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/13(日) 22:52:36.11 ID:MYIEKUB50
>>17
/まただ!またミスだ!
19 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/13(日) 23:03:15.40 ID:JAM07CY4o
>>17
貧相なのは自覚あるっつうの
こちとら男子高校生だぜ、人生で一番胃がデカイ時期だっての

【自分の腹を悲しげに撫で、がっくりと肩を落とした】
【どうにもこの程度では空腹は満たせないらしい】

まよ……?
まさか、何か困ってんじゃねぇのか?
だったら、俺が請け負ってやるよ、報酬は……飯一食!

【自慢気に親指を立て自分の旨を指し示す】
【知ってる人なら知っている、高城宗次郎は何でも屋として生計を立てている】

お困り事は学生コミュニティ<ファミリー>に、ってな
20 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/13(日) 23:08:16.76 ID:MYIEKUB50
>>19
哀れね・・・

・・・・・困ってる事には困ってるわ
【ちなみに高城の事は全く知らないようだ】
コミュニティー<ファミリー>・・・?どっかで聞いたことあるわね
21 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/13(日) 23:12:57.82 ID:JAM07CY4o
>>20
困ってんだったら、ギブ・アンド・テイクと行こうぜ
アンタは困り事が解決する、俺は腹が満たされる
最高の取引だと思うぜ?

【<ファミリー>を知るという穂乃果に対し、宗次郎は満足そうに何度か頷いてみせた】
【何処か誇らしげに、腕組みをしながら】

俺達も有名になったもんだな
このまま行けばまともに生活できる日も近いんじゃないか
22 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage saga exp1]:2014/04/13(日) 23:15:14.45 ID:fm6MtOAko
前スレ>>745

「そういうもの……なの、か?」

彼女の表情は依然として明るいままで、しかし彼女の言葉に暗澹とした含みがあるのを、青年は見逃さなかった。
彼女のように明るく、親切な人間にも、易々と触れられたくはないことは、あるのかもしれない。
そのことは青年にとって、少し意外なことだった。──。

「お、おい、それってどういう──」

どこかへと向けられていた青年の視線が、弾かれたように少女の方へと向き直る。
それだけ彼女の返答は、予想から外れたものだったのだ。──貧乏、というのは、ただ単に金銭的な問題に限ることなのだろうか?
あるいは、額面上の意味に限った答えなのかも知れない。しかし──。

もし。もし違ったとすれば、そこにはきっと彼女の核心があるはずだ。青年は、人と深く関わることが恐ろしかった。
だから彼の言葉は途中で区切られて、青年はばつの悪そうな表情を浮かべわずかに俯くのだった。

「おう。また、な」

また。彼女の何気なく使ったその言葉は彼に取っては少し意外で、そして嬉しかった。
自分の不躾な問いはもしかしたら、彼女を不愉快な気分にしたかも知れない、と危惧したからだ。
青年は軽快な足取りでこの場をあとにする彼女を見送ると背もたれに身体を預け、大きく溜息を吐いた。

「……。名前、聞いてなかったな……」

右腕で目元を覆いぼんやりとしたまま、彼は考える。
あの言葉通り、彼女にまた会うことがあるのだろうか。
もしあれば、彼女に名前を訊くことが、自分に出来るだろうか。
そして、彼女の核心に触れることが、──。

/こんな時間になってしまいましたがこれでしめということで……!
/絡みありがとうございましたー。
23 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/13(日) 23:17:54.65 ID:MYIEKUB50
>>21
そうね・・・じゃあ道案内してもらおうかしら?

俺たちってあんた以外にいるの?
24 :lain. [sage]:2014/04/13(日) 23:26:57.14 ID:???
過去ログ化依頼のあったスレッドと間違えて、こちらの前スレを処理してしまいました。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1384354951/154
ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。
25 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/13(日) 23:30:22.91 ID:JAM07CY4o
>>23
エスコートさせていただきますよ、お嬢様
目的地は何処にいたしましょう?

【彼の金髪や何処かの不良のような格好には似合わない恭しい一礼】
【似合わないのだが、その仕草はさまになっている】
【見た目をもう少し整えれば、あるいは……】

俺以外のメンバーか?
居るぜ、全員自慢の家族さ

【ファミリーの名の通り、彼からは他のメンバーへの家族に向けるよな強い信頼を感じる】
【無償の愛、と言い換えても良い】
【宗次郎の表情は子供が宝物を誇るような無邪気な笑みだった】
26 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/13(日) 23:33:11.91 ID:MYIEKUB50
>>25
ちゃんとエスコートしなさいよ?
目的地はあたしの家よ
【微笑みながら言う】

・・・・・ふーん・・・
あたしは自慢の家族なんていないから分かんないわね
27 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/13(日) 23:51:02.20 ID:JAM07CY4o
>>26
……アンタの家?
えっと、学校か寮の名前教えてくれよ
まさかとは思うが実家ぐらしじゃねぇだろ?

【学園都市内に自宅を持つ生徒もたまに存在する】
【自宅、ではないが宗次郎も寮に住んでいる訳ではない】
【とは言え自分の家に案内しろとは、宗次郎も苦笑するしかない】

俺も似たようなもんだった
だけど、ひょんな事で手に入ることもある
それを幸運だったから、なんて言葉で俺は終わらせる気は更々ないけどな

【運命でも、幸運でもない】
【謎掛けのようなそんな口調でただただ宗次郎は笑うだけだ】
28 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/13(日) 23:57:20.58 ID:MYIEKUB50
>>27
あ、それもそうね
あたしは第二よ寮も第二の近くにあるわ
【苦笑いしながら言う】

ひょんな事で手に入る・・・・・ねぇ
あたしも手に入れられればいいな・・・
29 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/13(日) 23:58:00.96 ID:MYIEKUB50
>>27
あ、それもそうね
あたしは第二よ寮も第二の近くにあるわ
【苦笑いしながら言う】

ひょんな事で手に入る・・・・・ねぇ
あたしも手に入れられればいいな・・・
30 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/13(日) 23:58:28.49 ID:MYIEKUB50
>>27
あ、それもそうね
あたしは第二よ寮も第二の近くにあるわ
【苦笑いしながら言う】

ひょんな事で手に入る・・・・・ねぇ
あたしも手に入れられればいいな・・・
31 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/13(日) 23:59:42.97 ID:MYIEKUB50
/連投すいません
32 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/14(月) 00:22:07.80 ID:SMzcq+NQo
>>30
と、なると俺と同じ学校か
やべぇな、学校行かなすぎて同じ学校の連中でも面識がねぇ……

【頭を抱え嘆息】
【実際、高校生としての数年間で宗次郎が1日学園に居たことは何だったか】

俺が手に入れたものをアンタが手に入れれるかはわからねぇけど
アンタが前に進むなら、アンタはアンタの大切なモノを見つけられるさ

【歩き出した宗次郎に穂乃果が続けば、公園からすぐに寮へと辿り着けるだろう】
【ほんの5分もかからない、雑談をするには短すぎる時間】

……と、着いたぜ
女の子が歩きまわる時間じゃねぇし、飯はまた今度頼むわ!

【寮の前まで彼女を送ると宗次郎は身を翻し今来た道を駆け足で戻っていく】
【徐々に、徐々に加速していきすぐに宗次郎は見えなくなってしまった】


//いい時間ですし〆でいいですか
33 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/14(月) 07:18:15.65 ID:AXYQ+8870
>>32
あんたも第二だったのね・・・
学校くらいちゃんと行きなさいよ・・・
【不良の様な見た目だが実はちゃんと学校に行っている】

前に進む・・・か
【宗次郎についていく】

ん、ありがとね!
【宗次郎の背中にお礼を言って寮に入る】

・・・・・あ、名前くらい聞いておけば良かった

/すいません寝落ちしてました
34 :織崎 詩織 【魔弾射手】Level.0(0) [saga sage]:2014/04/14(月) 08:02:53.12 ID:vMRtHFmX0
>>12
「え…っ…い、いいの…?」
「やったぁっ…!ありがとうっ…!」

ウーデアの提案は彼女にとっても悪いものではなかった。
それどころか初めて出来た友達との別れを名残惜しく感じていた詩織にとっては好都合、といった感じで、
詩織は表情を明るいものにしてウーデアの提案を承諾する

「…ぁ……」

優しく手を差し出すウーデアのシルエット。雲の切れ目から月が覗き、彼女の顔を照らす。
月明かりに照らされ煌めくウーデア、そして白銀の滑らかな髪。その姿に詩織は息を呑んだ。
彼女の姿は神秘的だった。彼女を氷や雪とすれば自分は綿のようなもの。真っ白でも艶のある髪の毛ではなかった
またそのコンプレックスを埋めるためなのか、詩織はウーデアにしばし見惚れていた。彼女の髪を羨ましそうに眺めながら。

「えへへ…っ…それじゃ…行こっか?」

自分のマンションはここから見て第二高校の方角にある。途中まで一緒に帰る事は出来るだろう。
詩織は嬉し恥ずかしといった様子で手を取って立ち上がり、その手を繋いだまま「行こっか」と微笑む。
『ウーデア・シェーイ』『ウダーチ』
大切な友人の名をその胸に刻みながら──

/すみません、過去ログが取得出来なかったので返信が遅れました。ありがとうございます!
/今日から1、2日程開けるのでここで〆させて頂きます。お疲れ様でした!
/是非また宜しくお願いします〜
35 :シスター・デュー【Remember Us (0)】 ◆CUe8gHwvDY [saga]:2014/04/14(月) 19:41:04.41 ID:nXTA1oUvo
【公園】

街灯だけがわずかに夜闇を照らす公園に、その男はいた。
灰色の髪と真っ白の肌を備えた、幽鬼のような雰囲気の男。
彼はベンチに腰掛け、虚空を見つめていた。

ブツブツと小さく何かをつぶやく彼は、不気味だろう。

36 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU [sage]:2014/04/14(月) 19:44:59.45 ID:ZAfePsAj0
>>35
高校の授業も終わり、ボンヤリと歩く放課後。
もうそろそろ日が落ちて2、3時間程だろうか。そんな時間帯に、私服で街をブラブラするのは偶にはいいものだ。

そして、道の先に公園があるのを確認し、そこへ足を進める。
軽く休憩でもしようかと、中に入ったは良いが...。

「...どうしました?」

すぐ横のベンチに不気味な男を視認。
何かあったのかと声を掛ける。
37 :シスター・デュー【Remember Us (0)】 ◆CUe8gHwvDY [saga]:2014/04/14(月) 19:47:58.42 ID:nXTA1oUvo
>>36
 男は小さな呟きを止め、青年を見遣る。
「……どうもしない、何も変わりはしないさ」

 そして男は大きく息を吐いた。
「楽にするといい」

 男の座るベンチにはまだスペースがある。座るも座らないも青年の自由だろう
38 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU :2014/04/14(月) 19:50:19.56 ID:ZAfePsAj0
>>37
「...?」

良く分からないが、実害はなさそうだ。
多少危ない雰囲気を感じなくもないが。

「...じゃあ、お言葉に甘えて」

そう言って、ベンチの反対側に、人一人分のスペースを開けて座る。
足を組み、男を見る。

この男は何のためにここに居るのだろうか?
そんな疑問を持ちつつ。
39 :シスター・デュー【Remember Us (0)】 ◆CUe8gHwvDY [saga]:2014/04/14(月) 19:53:19.93 ID:nXTA1oUvo
>>38
「不用心だな。感心しない」
 虚空を見つめ、男は言う。

「俺がもしも君を殺すつもりだったら、今君の手足がちぎれ飛んでいたはずだ」
 物騒なことを、慢心にも似た言葉を男は言う。
 だが裏を返せば、男には敵意がないということだ。
 少年は気づくだろうか。
40 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU :2014/04/14(月) 19:57:03.99 ID:ZAfePsAj0
>>39
「...まぁ、多少不用心な方が世の中楽しめるみたいだが?」

そう苦笑いして返す。
「もしも」ということはあくまで仮定、とすれば男は少なくとも、自分を殺傷する事はないだろう。

「...それに..」

最後に付け加える様にしながら、街灯に反射して光る指輪の宝石を見つめる。

「...お前の不意打ち程度で俺の四肢が吹っ飛ぶとは思えないがな?」
41 :シスター・デュー【Remember Us (0)】 ◆CUe8gHwvDY [saga]:2014/04/14(月) 19:59:53.84 ID:nXTA1oUvo
>>40
「あぁ、そうかもしれない。そうなのかもしれない」
 何かを振り払うように、男は頭を横に振った。

「……試してみるか、とは、言えないな。どちらかが死ぬことになる」
 自らの首に細長い――まるで骨しかないような指を絡めて男は言った。
42 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU [sage saga]:2014/04/14(月) 20:04:49.91 ID:ZAfePsAj0
>>41
「...そうか...なるほど、死ぬか殺すか、二択って所か?」

相手の指を見て、ふと思う。
ヤケに体が細い、と。
これは普通の肉弾戦なら負ける筈はない。
しかし、ちょっと待て。
確か能力者は大抵が10代後半、せめて20代前半だろう。見るからに相手は20代の半ば程度、ということは...。

若干賭け要素が混じってくるが、それも構わない。

「...見るからにあんたは一般人じゃ無さそうだな。能力者か?それとも...」

最後の言葉は言わずに、相手の反応を待つ。
43 :シスター・デュー【Remember Us (0)】 ◆CUe8gHwvDY [saga]:2014/04/14(月) 20:07:36.73 ID:nXTA1oUvo
>>42
「『魔法使い』だよ。杖から火花を散らしたり、物を吹っ飛ばしたりするのさ」
 おどけるように、おちょくるように男は言う。
 彼の言ったことはすべて嘘だ。

 彼は魔法使いなんて生易しい存在ではないし、杖も用いない。
 火花を散らしたり、物を吹き飛ばすような生易しい魔術も使わない。
 彼の魔法は、狂気なのだ。
44 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU [sage]:2014/04/14(月) 20:11:05.43 ID:ZAfePsAj0
>>43
「...そうか...まぁ、その力が本当かどうかは良いとして...お前が魔術師なのはほぼ確定だろうな」

そして、だが、1つの疑問を相手にぶつける。

「...物を吹っ飛ばす、か...だが、1人で2つ以上の魔術を扱う俺の同類は見たことは無いが?」

その言葉は、捉え方次第だが「自分は魔術師だ」という告白と同様。
自分の正体はこの際どうでもいい。
45 :シスター・デュー【Remember Us (0)】 ◆CUe8gHwvDY [saga]:2014/04/14(月) 20:14:06.02 ID:nXTA1oUvo
>>44
「君も魔術師かい。それは重畳」
 薄く笑みを浮かべ、青年は言う。

「用心深くてね。同類でも自分の魔術は隠したいんだ」

「……申し遅れた。シスター・デューという名だ。ファーストネームでは呼ばないでくれ」
46 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU :2014/04/14(月) 20:18:18.62 ID:ZAfePsAj0
>>45
「...立場上、用心深いのはいいことだろう」

能力者と相対している以上余り目立たないのが得策、それは殆どの魔術師が思っているだろう。

「...そうか、俺は黒波 絡斗だ。まぁ適当に呼んでくれ」
47 :シスター・デュー【Remember Us (0)】 ◆CUe8gHwvDY [saga]:2014/04/14(月) 20:21:09.66 ID:nXTA1oUvo
>>46
「……よろしく、黒波」

「能力者だからと言って目の敵にすることはあるまい」
「いざとなれば此方も彼方も殺し合いをすればいいだけだ」
 狂気をにじませて男は言う。

48 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU :2014/04/14(月) 20:26:00.33 ID:ZAfePsAj0
>>47
「...ふふ...こちらこそ、デュー」

「...能力者を敵、か...別にそうじゃないさ、ただ立場を知られる危険性があるだけだ、それに...」

相手の顔を見て、軽く笑って言う。

「...中々狂気じみた顔してるじゃないか、怖い怖い」
49 :シスター・デュー【Remember Us (0)】 ◆CUe8gHwvDY [saga]:2014/04/14(月) 20:29:23.63 ID:nXTA1oUvo
>>48
「……おちゃらけられないようしてあげよう」
 そういって、ほんの少しだけ男は魔術を展開した。
 
 魔術が正常に作動すれば、まるで大型の肉食獣に顔をなめられた様な恐怖が、黒波を襲うだろう。
50 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU :2014/04/14(月) 20:31:12.14 ID:ZAfePsAj0
>>49
「...?...ッ!?」

突如感じた恐怖、いや...狂気。
それに反応するように反射的に飛び退き、左手の指輪を...。と言った所で気づいた。

「...何も...ない...?」

//これからちょっと返信遅れるかもです
51 :棗路 奈都美【絶対零度】Lv.0(1) [sage saga]:2014/04/14(月) 20:32:03.98 ID:btXoDdU+0

【葉桜に映りつつある春先の公園】
【下校中の生徒らを眺めるのは未だにマフラーとセーターが手放せず】
【手入れしても癖の強いカールした前髪を物憂げにいじる少女が独り】
【唯一の水場である噴水の縁に腰を下ろし、水面に自分の顔を映す】

はぁ……。 基礎実習って結構しんどいかも…

【憂鬱そうに溜息をつく傍らには、飲料用のペットボトル】
【一つや二つではない、ざっと見る限り5つもの2L容器が足元に鎮座している】
【出された課題は明快に、ずばりこれらを全て凍らせる事であったが――】

――――できる気がしない…

【強大な敵を前に戦う意欲も削がれ、がっくりと項垂れるのであった】


//人待ちです
52 :シスター・デュー【Remember Us (0)】 ◆CUe8gHwvDY [saga]:2014/04/14(月) 20:33:42.80 ID:nXTA1oUvo
>>50
「何もしないさ。何もできないさ。俺はただの狂気で、俺はただの凶器だから」
 くすくすと笑いながら男は言う。
 霧散するように恐怖は消えた。

//了解です
53 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU :2014/04/14(月) 20:45:51.65 ID:ZAfePsAj0
>>52
「...精神干渉か...ははは...」

冷や汗を流しつつも、男に近づいて行く。

「...本当、色々と居るもんだな、世の中には...」
54 :シスター・デュー【Remember Us (0)】 ◆CUe8gHwvDY [saga]:2014/04/14(月) 20:52:08.77 ID:nXTA1oUvo
>>53
「天と地の狭間には、我々の哲学では思いもよらないことが山ほどある。有名な詩の一説だよ」
 大きく、男は息を吐いた。

 そして男は立ち上がる。
「できればこの魔術を人に向けないことを祈りたいものだ」

 男は夜闇に歩き出した。


//ごめんなさい。急用が入ったのでこれで失礼します。お相手ありがとうございました。
55 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU :2014/04/14(月) 20:58:14.37 ID:ZAfePsAj0
>>54
「天と地の狭間、か...」

どこかで聞いたようなフレーズだ。


「...そりゃ、あんたの魔術は誰も受けたくないだろうな」

あれはそこらの攻撃よりも、絶対に喰らいたくない。実質的防御不可、更に精神干渉...先程のを思い出すだけでゾッとする。

「...さて、俺はもうちょい休んどくか」

先ほどまで男が座っていた場所に腰を降ろす。

//了解です!ありがとうございました!
56 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通した琥珀の指輪 [sagesaga]:2014/04/14(月) 21:03:31.83 ID:90vH6MrC0
>>51
【桜の花弁が風に舞い、元いた幹に残るは生き残った桃色と、まだ若い緑】

【そんな公園に立ち寄る少女がひとり居た】
【田舎の中学生のようなもさっとした紺のセーラーを着ながらも、その実高校生という奇妙な少女が】
【首に暗めの赤チェック柄マフラーを巻き、足元から忍び寄る防ぎようのない寒さにぶるりと身震いする】

うぅー……寒っ

【手を擦り合わせ、足早に通り抜けようとしたところで視界の端に捉えたのは】
【この寒さのなか噴水の縁に腰掛け、幾つもの大型ペットボトルと睨み合う棗路だった】


【……その口から漏れ出る弱音に、ついつい興味が湧いて】

……何が、できないの?

【内容によっては、<ファミリー>の一員として協力出来るかもしれないと思いつつ】
【歩み寄り、こんな風に声をかける、はたして棗路はどんな反応をするのか】

//お待たせしました、よろしくお願いします!
57 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C :2014/04/14(月) 21:06:21.70 ID:1mmTevg5o
「………はぁーあ」

【河原に男が一人。アルフレード・アルファーノは疲れていた】
【それはつい先日の事。街を歩いていたら絡んで来たゴロツキ共を見事打ち倒したは良いが……】
【その後、暴行だか何だか知らないが、散々風紀委員に追い回され結局筋肉痛で捕まり、こっぴどくお叱りを受けたためだ】
【幸い相手がゴロツキで良かったが、それでもダメらしい。何とも難儀な世界だ】
【鉄塊剣をたまたま所持していない状態だから検閲にも引っかからなかったが、散々追い回されたうえ長い話を聞かされ、そのうえ筋肉痛も治っていなかった】
【そのため今の彼は非常にテンションが低かった】

「あーっ、チクショー」

【そう言って小石を蹴り、小川に落とす】
【黒いローブの下に鉄塊剣の柄は見えず、どうやら完全に隠れている炎の剣のみのようで】
【赤い髪とヒゲ、紅の眼はなおも輝きを失う事はなく】
【できる限りポジティブに事を考えようと、河川敷に腰掛けて】

「……ヒマだ」

【と、一人河原で呟いた】


/人待ちです
58 :棗路 奈都美【絶対零度】Lv.0(1) [sage saga]:2014/04/14(月) 21:15:17.68 ID:btXoDdU+0
>>56

【春先でも日が傾いた時間になればまだ肌寒く感じる者もいる季節】
【誰かが近付く気配に、反応の代わりずず、と洟をすする】
【俯いた姿勢のまま、首だけ振って虚ろな視線を向けた】

あー…。 これ、学校の課題で、能力の訓練なんだよね

【横向きになった視界には中学生と思しき少女の姿】
【ボトルを一つ爪先で突っつくとべこんと横が少し凹む】
【須くラベルが剥がされたそれらは、その全てが対象である事を暗に示しているようで】

「能力で全部凍らせろ」って。 無理難題でごんすよ

【無理むり、と顔の前で手を振り振り】
【おどけた口調が似合わない程度には落ち込んでいる様子であった】


//お願いします!
59 :佐々見沙希 【影法師】Level2(15)E:日傘 [sage]:2014/04/14(月) 21:15:22.76 ID:Xr02yJWIo
>>57
河川敷を見おろす土手の上、そこに彼女の影はあった
手に握った日傘は開かれ、その姿を光から隠すように覆っていた

「……見つけました」

その視線は河川敷に座り込む赤毛の男へと、ずれることなく真っ直ぐに
彼女は大きく息を吸い込む、小さな体の胸が膨らむ

そして首から下げていたホイッスルに手をかけると、いっぱいに吸い込んだ空気を思い切り吹き込んだ

ピピー!!!

つんざく様な笛の音が河川敷に響き渡る
間髪入れずに続いて聞こえてくるのは少女の叫び声

「そこのあなた!今日こそしょっ引かせてもらいます!!」

日傘を畳みその先端でアルフレードを指さす少女
前回辛酸を舐めさせられた報復の為、佐々見沙希は現れた
60 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/14(月) 21:18:23.52 ID:d0Ey1ycno
「少し肌寒いかな…」

冬も終わり春になって暖かくなってきた今日この頃
雪も溶き終え桜も咲き、寒い季節も終わろうとするのだが
日が落ち夜になると、さすがにまだ寒い。

とはいえ、冬の寒さなんてそう苦でもない私でるが、
寒いとうのは気分的な物だろう。
まだ厚着を着込み、帰路につく人々に対し
薄着の私服(ゴスロリ服)を着ていれば、気分的には寒くなる。
…背中を出す物はいささかはやすぎたか。

「どうして暇を潰そうか…」

公園のベンチに座り、外の人々を眺める。
次に通る人物を当てる遊びは飽きてしまった。
ネコ耳のカチューシャを付け、ネコっぽくごろごろとした声を出してみる。
こうして恥ずかしいことを平気でできるのは、子供の特権だ。

「…ホットコーラが飲みたい」

この地では珍しいのか、今だ見たことがない。
自動販売機があんなにもあるのに、そういった物がないとはとても残念だ。

何と無く自動販売機であたたかいおしるこボタンを押してみる。
すると出で来たのは暖かいコーラ缶である。

「やったね」

対して冷たいコーラは酷い惨事になってるだろうな、と他人事のように思いつつ封を開ける。
うん、たまにはこういう味もいいよね。
61 :メリー・サンタクロース【憤怒/ラス】E;赤い指輪 [saga]:2014/04/14(月) 21:18:47.04 ID:NvNU4Maj0
学園都市、俺にとっちゃあ魔術師らしき人間たちの大規模な組織だと思っていたよ。
実際、日本からして見れば大きな街だが、世界目線で見りゃあ小さな島国みたいなもんさ。
元は魔術師たちの集まりだったマヤ文明はメキシコ中東部、学園都市より面積がでかいし殆どの者が魔術を使えたしな。

「だから、そんな調査はいらないんだよ、此処が邪魔なら潰せばいいだけだしよぉ」

もちろん、俺にそんな魔術はない。あったとしても、あくまで俺の目的は魔術師の消滅。
そう思ってたんだけどなぁ…………。

「ハァ、オメーら感謝しろよ?中途半端な怒りだったからそんな怪我で済んだものを………」

絡んできたのはこの学園都市の不良グループらしい。
らしいというのは、俺が歩いていたら2、3人のグループが急に絡んできて路地裏に連れてこられた。
日本の言葉はよく分からなかったから、魔術を使って一応翻訳した。
聞けば…要するに。カツアゲらしい。
出会って金を出せ、あまりの理不尽さに、怒りが芽生えてしまってさ………相手ら全員骨折程度で済んだと思う。

「さぁーて、面倒な事は御免だし………あー、いっその事死体にして隠すか………」

不良の一人が震えながら小さく悲鳴を上げた。
まあ、ここはあまり人が来ない路地裏、生かすも殺すも俺の自由なのだが…………。
62 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C :2014/04/14(月) 21:22:18.87 ID:1mmTevg5o
>>59
「うるせッ」

【突然背後から聞こえて来た、耳をつんざく様な音に思わず耳を塞ぐ】
【そしてその後に続くのは、どうやら聞いた事のある声】
【奇妙に思って振り向けば、そこには以前に戦った少女がいるではないか】
【その少女の姿を見て、ニカッと笑みを浮かべ】

「どうした嬢ちゃん。また戦いたくなったか?もっとも、俺をしょっぴけるようになるにゃあちと期間が早過ぎやしねえかい」

【ヒヒッと笑い声を上げた後、ゆっくりと立ち上がりながら言葉を返す】

「しょっぴく?そんなら人のカッコをよく見てから良いなよ……今の俺はあのドデカい剣は持ってねーぜ、いわゆる「丸腰」ってヤツさ」

【それでも逮捕するかい?と挑発するかのように言う】
【それは目の前の少女……沙希をおちょくっているようでもあり】
【彼の言葉は果たして、かえって少女に闘志を植え付けるであろうか?】
63 :佐々見沙希 【影法師】Level2(15)E:日傘 [sage]:2014/04/14(月) 21:33:34.23 ID:Xr02yJWIo
>>62
「……先日、あなたとは別の『魔術師』による事件が発生しました」

挑発するアルフレードに対し、沙希はいたって冷静だった
土手から痛みが残る足のバランスを崩さないように滑り降り、アルフレードの前へと対峙する

「その魔術師とあなたが関係しているかどうかは判断が付きません」
「しかしあなたが魔術師である以上、話は聞かなければなりません」

ゆっくりと、しかし確実にアルフレードの元へと歩を進めてゆく
一歩、また一歩……

「身の潔白を証明したいというのであればそのまま私について来ればいい」

彼女の眼は語る、勿論そんなつもりはないんだろう?と
巨大な剣を持って居らずとも、男が燃える剣を持っている可能性があるのを沙希は知っているのだから

「何よりも―――――」

傘を握ったまま沙希は胸の前で腕を組む
睨み付ける瞳には燃える何かが宿っていた

「燃やされた日傘の借りを返していません!!」

沙希の足元から切り離され、河原を滑る黒――――『闇』

それは男の目の前まで駆け抜け、大地より黒い棘を天高く突き上げた―――!
64 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通した琥珀の指輪 [sagesaga]:2014/04/14(月) 21:33:49.85 ID:90vH6MrC0
>>58
【鈍い音と共に凹むひとつのペットボトルと、それの仲間だと言い張るようにラベルの剥がされた同類の群れ】
【腰掛ける少女を逃がさぬため包囲した……とでも言えそうな光景に、思わず烈の口から苦笑が零れる】

そりゃまた……酷い教師もいるんだねぇ

【少女の能力のLevelは分からないが、もし自分が同じ能力だったとして、そんな課題を出されては熟せる気がしない】
【透明な無生物の群れの側、棗路と相対する形でしゃがみ込み、むむと唸る】

……凍らせろってことは、そういう能力なのかな?

【そう棗路に問いかける】
【もし協力するとして、具体的なことが分からなければ力になれるとは到底思えない】
【せめてどのような能力かが分からないと、助言するにも出来ないだろう】
65 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C :2014/04/14(月) 21:47:21.07 ID:1mmTevg5o
>>63
「………エルヴィラか……」

【トラブルがあったと聞き、突然態度が少し真面目なものへと変わる】
【その魔術師を知っているような風に、名を口にした】

「話は聞いてる。なかなかの気狂いだな……」
「ヤツはフリーだが、俺達「隠れ家(プランズ)」の情報網はどんな魔術師の経歴だろうと紐解く」

【そして、何を思ったか、突然頭を下げた】

「同業者が迷惑をかけた事については謝ろう。」

【しかしその直後、頭を上げて】

「だがよ、ついて行くのは懲り懲りだぜ。まーた長ったらしい話を聞かされるんだろう?西の方は魔境だな」

【一歩一歩近寄ってくる彼女から避けるように引き下がりつつ】

「日傘の恨みと言われてもそりゃお前日傘でガードしたからだろう……俺は知らんぞ!」

【彼女の足元から立ち上り、迫り来る闇】
【目の前で立ち上る闇に対して、男も剣を引き抜いた】
【それは炎の剣。斬り裂けば燃え盛る魔法の剣を引き抜きながら、天高く立ち上る闇を斬った】
【剣から出る炎の光が闇を切り祓ったためだ】

「まだやるか?魔術について知りたいか?」
「知ってもいいが……知ったら二度と抜け出せないぞ」

【そう言って、炎の剣を構えた】
66 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/14(月) 21:54:21.22 ID:8/FF5aXE0
「ハイホー ハイホー しごーっとがすっきー…」

モデルルームの案内の看板持つバイト中の能面の男
ただ看板を持って座るだけの仕事で楽なやうにも見えるが
長時間続くと精神的に辛くなってくる
童話の歌を歌ってみるがその続きがわからず
同じフレームを繰り返し歌う
67 :棗路 奈都美【絶対零度】Lv.0(1) [sage saga]:2014/04/14(月) 21:54:37.58 ID:btXoDdU+0
>>64

【無言の圧力をかける包囲網に見立てれば家に帰る気にもなれず】
【酷いよね、と首肯で力無く同意】

うん。 冷気を生み出すとか、熱伝導率を変換とかなんとか。
…ごめん、最近教わったばかりで私もよく知らないんだ

【発現して間もない己の力をたどたどしく語る】
【新たな才能と書けば聞こえはいいが、実際はまだ実用性皆無の微々たる力】
【自らのまだ理解の及ばぬそれを、どうにも持て余しているのであった】
68 :佐々見沙希 【影法師】Level2(15)E:日傘 [sage]:2014/04/14(月) 22:05:36.63 ID:Xr02yJWIo
>>65
「プランズ――――それがあなたの組する組織ですね」

俺たちと言う表現、そして明らかな名詞としての単語の扱いからそれが組織の名前であろうと判断する
情報網と言う表現からして、目の前の男が単身で学園都市にやってきたとは考えにくい
やはり複数の人間が学園都市に潜入している――――

―――魔術と言う、兵器を持って


「いいえ、私は話したりしません」
「長ったらしい話をあなたから洗いざらい吐いて貰うつもりですから」

組織について、男自身の目的について、魔術と言う存在について
学園都市のほとんどの人間が持たない知識、それを知る人物から聞く……至極当然の話
もちろんそれに対して男が抵抗するであろうことは『織り込み積み』だ

「あなたが良い人か悪い人か、魔術師が良い物か悪い物か―――私にはそれを判断することも出来ない」
「なので教えてもらいます、その危険物ごとしょっ引いてから!!」

彼女は人差し指を立て、自らの能力を叫ぶ

 ダーカン
「【影法師】!」

再び生み出された黒い塊、それはアルフレードの元へと放たれ目標へと直進――――

――――否、その横をすり抜けて後方へと

「クリング・ネイル!」

彼女が唱えるや大地に衝突した闇は消えることなくその場に張り付き、中央から一閃に影を伸ばす
そして、不意打ちの様にアルフレードを後ろから横薙ぎに振るわれる!!

引っ付き+爪―――クリング・ネイル
その名の通り、棒状の影を鋭い爪の様に叩きつけ薙ぎ払う!
69 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通した琥珀の指輪 [sagesaga]:2014/04/14(月) 22:06:39.70 ID:90vH6MrC0
>>67
ね、ねつでんどうりつ……?

【ひくり、烈の表情が引きつる】
【残念ながら少女は頭の出来が悪く、特に科学に関しては超がつくほどの苦手さだった】
【必然、棗路の口から出る言葉の意味など知る由もなく】

ええ、と……とりあえずさ
凍らせたいなら、冷凍庫に入れれば……ダメか

【目を忙しなく泳がせ、思いつくのはそんな馬鹿らしい言葉】
【凍らせたいなら冷やせばいい、というなんとも短絡的な発想である】
70 :棗路 奈都美【絶対零度】Lv.0(1) [sage saga]:2014/04/14(月) 22:18:25.86 ID:btXoDdU+0
>>69

あはは。 私もそれ、考えたよ
電気に関係する能力なら、その言い訳も使えたんだろうけどね……

【人間追い詰められると誰しも似た発想に行きつくらしい】
【だがまさか初対面の相手にそれを言われるとは、と新鮮な驚きに自な笑いを誘われる】
【課題の名の通り、クリアしなければいけない条件があるのは必須。論より証拠、とボトルを一つ拾い上げ】
【むん、と文字通り力を込めれば、その手の形にボトルが凹みその身を変える】

そもそもさ、私の力じゃまだ、0度以下にまでならないんだ

【水の量が多いのが原因か、それとも単に出力の問題か】
【せいぜいが夏場に飲み易い温度にまで下げるのが精一杯】
【そこに至るにも長い時間を要し、同時に精神力も大概使い果たしてしまう】
【色んな意味で課題は山積みと言えた】
71 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C :2014/04/14(月) 22:25:49.32 ID:1mmTevg5o
>>68
「その通り……もっとも「隠れ家(プランズ)」を解き明かそうなんて思わない方がいい」
「今までそれをやった奴等は……何百年も前からの話だが……皆、死んでるからな」

【そして、戦闘体制に入る少女を見て、一枚の紙切れを取り出す】

「いいぜ。お嬢ちゃんがその気なら、意地でも逃げてやらあ」
「魔術師がなんもかんも悪いってのは撤回してもらうがね」

【そう言って、紙切れを地面に放り投げる】
【するとたちまちその紙が柔らかい光に包まれ、一本の大剣と化した】
【それはまるで鉄の塊。異常なほどの大きさを揃えた大剣は、見るだけで禍々しさすら覚える】

「召喚術式のルーンを持っといて正解だったぜ……さて、やりますか」

【そして、魔術を発動する】

「『身体強化(ビルディア)』」

【腕の筋肉が膨張し、血管が浮き出る】
【胸筋はより逞しく、より硬く】
【そして全身の筋肉はやがて、膨張と硬化を終える】
【そのたくましさたるや、超人ハルクと並べても見劣りしないだろう】

【地に転がった大剣を拾い上げ、少女へと構える】

「五分の時間をやろう!それまでに俺をしょっぴけなかったらお前はまだまだ、三流だ!」

【実際にこの「五分」というのは、彼の魔術の制限時間なのだが……わざとこう宣言する事により、自分の弱点を悟られにくくしているのだ】

【そして向かい来る闇の塊に身構えるも、それは横をすり抜けて行き】

「!なんだ……?」

【やがて地面に張り付いたそれは、まるで不発の手榴弾のような危険さと恐ろしさを兼ね備えていて】

「(!何か……ヤバい!来る!)」

【戦闘のカンがそうさせたのか、咄嗟に大剣を地面に突き刺し柄に飛び乗る】
【間一髪、横薙ぎのレーザーからは緊急の回避をする事が出来た】

「……危ねえ」

【そう呟いて冷や汗を垂らし、大剣を地から抜き取る】

「単純さは「愚直」と言われるがよ……果たしてそうかな?」

【今度は、自分の方から少女へと駆ける。】
【その勢いは単純かつ強力。重い大剣を持つにもかかわらず、大人の全速力のようなスピードで駆ける迫力は、まさに蒸気機関車のごとき】
【そして大きく天空へと足を踏み出し】

「オラァアアアアァァアアア!!!」

【ジャンプしながら大剣を振り上げる。そして、その刃の着地地点であろう場所には少女がいた】



72 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通した琥珀の指輪 [sagesaga]:2014/04/14(月) 22:31:42.28 ID:90vH6MrC0
>>70

……んー………

【口に指を当て、馬鹿なりに一通り考えてみる】
【どうやら少女の能力は水分の温度を下げて凍らせるものらしい】
【そして、普通の水を凍らせるのは難しい、それなら】
【辿りついたのは、単純な答え】

………ならさ、凍るギリギリ……えっと、0度で凍るんだよね?
だったら1度くらいまでは冷蔵庫とかで冷やしておいたり……なんて、ムリかなぁ

【おずおずと、頬を掻きながら烈は言う】
【最初から普通に凍らせるのが無理ならば、少しばかり機械に頼ってみてはどうか、と】
73 :佐々見沙希 【影法師】Level2(15)E:日傘 [sage]:2014/04/14(月) 22:32:07.12 ID:Xr02yJWIo
>>71
「5分……いいでしょう、5分でしょっ引けなかったら今回も諦めます」

売り言葉に買い言葉、男の言葉に沙希は頷く
お互いに言質は取った、互いにもう二言はない――――!

「スムース・コート!」

沙希の言葉に連動し、己の握る日傘が闇によって包み込まれる
前回とは違う――――、敵の剣が燃えるという前提をもったそれは一撃で抜けられるなんて甘いコーティングはしていない
とは言え相手の隆起した筋肉を見れば、その先頭に『ギリギリ』を付けるべきだろう

跳んだ――――!
重力による自由落下によって単純に威力を上げる、極めてシンプルだが効果的な戦術

「ディマー・フォッグ!」

こちらへと飛びかかるアルフレードに対し、沙希はまたしても技を叫ぶ
dimmer(ディマー)――――薄暗い、薄暗くするという意味を持つ言葉
その言葉の通り彼女の足元から発生した闇は形を作ることなく、周囲を暗闇へと包み込む霧となったではないか!

けたたましい音が河川敷に響き渡る――――

―――――だが、大地を砕く炎の剣が闇を裂いても、小さき少女の姿はない
煙幕に紛れ、少女は抜け出していたのだ!

 ダーカン
「【影法師】!!」

声がするのは後ろ――――そう、アルフレードの後ろ側へと!!
74 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/14(月) 22:45:50.25 ID:8/FF5aXE0
「もう…あんなバイトはやんない…」

看板を持つバイトを終えフラフラと街を徘徊している
特にすることもなくただ街を見て回る

「新しい発見はなしか…なんかこう…気の利いた店とかないものか」

ぶつぶつ言いながら街を歩き回る
75 :棗路 奈都美【絶対零度】Lv.0(1) [sage saga]:2014/04/14(月) 22:46:33.36 ID:btXoDdU+0
>>72


ははぁ、その手があったか…

【確かに、と感じ入って唸る】
【ちょっとだけの手助け、後の一押しを任せるくらいなら、気分も楽だ】
【柔軟で面白い発想をする子だな、と内心の評価を高くする】

んー…、今のところそれが最善、なのかなぁ
ただそのためにお肉とかを外に放っぽり出すのもね…、――

【最初に悩んでいた問題はこれで大部分が解消した】
【最後の障壁は、部屋の冷凍室は一度にすべてを氷結させられる広さではないという点】
【話にならない程度の狭さなのではなく、食材を全部抜けば3、4本までは入りそうなのが中途半端で悩ましい】

取り敢えず帰ったら試してみるよ、多分だけど
あ、私棗路 奈都美(なつめじ なつみ)。 今更だけどよろしく

【考えるのは止め、と思考とまとめて手にしたボトルを脇に放棄】
【しゃがみ込む相手に視線を合わせて、遅まきながら自己紹介のつもりで】
【常人よりも温度の低い掌を差し出す】
76 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C :2014/04/14(月) 22:47:57.92 ID:1mmTevg5o
>>73
【ドグォン!という鈍い衝撃音が河原へと響き渡る】
【しかし彼はそこに手応えを感じなかった。仕留め損なったのかと辺りを見回すも、いつの間にやら霧が噴出しているではないか!】

「ヌゥ!これはっ……!」

【咄嗟に大剣を構え、刃を横にせずに、刀身を団扇のようにして大きく回転する】
【霧は晴れた。そしてちょうど180°回転した事により、少女はアルフレードの目の前に】

「こんなので後ろを取られちゃ男の名がすたるぜ」

【闇の能力を唱える少女に向けて、負傷覚悟で特攻する】
【しかし少女を殺さないように。最後まで女への情けというものか、男としてのプライドか】
【刃ではない、刃の平たい部分を打ち付けようと振り抜こうとしていた】

「しょっぴかれるのは御免だぜ……この俺は誇り高き「隠れ家(プランズ)」所属のα(アルファ)様だ!」

【狙うは少女。雄叫びを上げて駆け抜ける】

77 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/14(月) 22:50:25.37 ID:AXYQ+8870
>>74
あ、シローだ

おーい!シロー!
【声を掛けて走り寄る】
78 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/14(月) 22:57:12.78 ID:8/FF5aXE0
>>77
呼ばれた方向に顔を向ける
そこには以前会った少女の姿

「ん?おぉ、燃野か」

走り寄る少女を待つために立ち止まる

「どうした?こんなところで?」

と言っても街の中なのだから出会っても当然であろう
79 :佐々見沙希 【影法師】Level2(15)E:日傘 [sage]:2014/04/14(月) 23:00:08.07 ID:Xr02yJWIo
>>76
「ッ―――――!!」

闇を薙ぎ払う炎の剣を、少女は影を纏わせた己の傘で受け止める
ミシリミシリと傘の骨が悲鳴を上げているのが分かるし、闇が溶けているのも分かる
何よりもその力に体格差がある沙希の足が大地から浮きかける、吹き飛ばされそうになる――――

     だが

気づくはずだ、違和感に

彼女が今剣を受け止めている傘に、影を纏わせたのは飛びかかる前
そして己の能力を新たに叫んだのは、アルフレードの後ろに回ってから

沙希は己の能力を口にすることで想像をより強固な物へと変換し、能力の精度を上げている
それはつまり剣士が剣を振り上げる様な、銃士が銃口を向ける様なもの
明確な攻撃の予備動作に他ならないのだ

では、どこからか攻撃が来るはず

…………―――――アルフレードの後ろ?

………――――アルフレードの右?

……―――アルフレードの左?

…――それとも沙希がいる、アルフレードの前方?


「――――いいえ、上です!!」

砕かれた大地の模様、周囲を包んだ暗い闇―――
それらが沙希の技をカモフラージュしていた、隠蔽していたのだ!

アルフレードの上方に位置する黒い塊によって生み出される影、その前兆を巧妙に隠していたのだ!!

「―――スカッシュ・ボム!!」

沙希の一声によって天空に位置する黒は、闇は落ちてくる
勿論威力が同等とは言わない――――
だがその光景は先ほどアルフレードがやったような、まるで鏡写し……否、影写しではないか!

『すり潰す爆弾』は落下地点に居る男に照準を合わせ、放たれた!!
80 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/14(月) 23:00:37.81 ID:AXYQ+8870
>>78
ハロー!元気してた?
【シローの近くで止まる】

散歩よ散歩
そういうあんたは?
81 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/14(月) 23:05:24.62 ID:8/FF5aXE0
>>80
「俺はバイト帰りだよ」

そう言って腰を叩く
長時間座っていたのだから当然だろう

「散歩かぁ…よくこの辺散歩するのか?なんかいい店とか会ったら教えてほしいんだが」

見て回るだけでは見つからない
なら、他人に聞いてみよう
少なくとも俺よりは知っているであろうと思い
史郎はそう言った
82 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/14(月) 23:07:38.37 ID:SMzcq+NQo
>>61
その辺で良いだろう、そいつらも懲りたさ

【不良達とメリーを遮るように、一人の少年がメリーに歩み寄った】
【目に痛い金髪、服装は制服ではあるが所々着崩されている】

死体だの、隠すだの
余程そっちのほうが面倒だっての

【高城宗次郎、と不良の一人が口から漏らした】
【その男の名前なのだろう、知り合いなのかただ単純に目の前の少年が有名なのか】

まだ、やりたりないって言うなら―――

【不敵な笑みで、親指を自身の胸へと突き立てた】

俺が相手になってやるよ
83 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通した琥珀の指輪 [sagesaga]:2014/04/14(月) 23:08:02.10 ID:90vH6MrC0
>>75

イキナリ全部凍らせろって言われたら、あたしもムリだろうしさー

【役にたてたようで何より、にへっと頬を緩めて笑む少女】
【多分と後付けされはしたが、試してみるという棗路に、嬉しそうに頷く】

……それじゃあさ、お試しって感じで一個だけやってみたら?

【出された課題は熟せないが、全て凍らせる必要は無いのではないか】
【「凍らせることが出来た」という事実だけでも、教師からの反応はまた違ってくるだろう】
【要するに、数ではなく質を求めるという選択をしろと】
【そもそもが、凍らせることも出来ない棗路に全て凍らせろなどと無理難題を押し付ける教師がおかしいのだから】

あたしは斉藤 烈(さいとう いさみ)、よろしくね、なっちゃん

【少女なりの助言を受け入れられたことで嬉しくなり】
【名前を教えられ、早速あだ名をつけてみたり……と、なんとも自由なものである】
84 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/14(月) 23:10:29.72 ID:AXYQ+8870
>>81
バイト帰りだったの・・・お疲れサマ!
【そう言って笑顔を向ける】

散歩はよくするわよ
良い店・・・?あそこはどうかしら?
【そう言って喫茶店を指さす】
あたしのお気に入りよ
85 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C :2014/04/14(月) 23:17:37.43 ID:1mmTevg5o
「なかなかスゴい強度だな……その傘、何処で売ってた?」

【剣を傘に押し付け競り合いつつもなお、不敵なセリフをはく】
【しかし、競り合いの最中、ある違和感がアルフレードを襲った】
【先程彼女は詠唱を行った。しかし闇の弾らしき攻撃は飛んでこなかった】
【それは何故か?それは他の攻撃に当てられたからに他ならない!】

【……それは………】

「上かッ!!」

【今、傘には鉄塊剣を押し付けている。それを離せば反撃を食らうだろう。しかし、少しでもダメージを和らげなければ……こちらがやられる】
【ならばその場合にアルフレードが取るべき選択はひとつ】
【背中に背負った炎の剣の刀身が「光る」】

「うぐぁあああああああああっ!!!」

【刀身の強力な炎は強烈な光を放ち、上方の闇の威力を和らげて行く】
【しかしそれは同時に、彼の背中が焼けるという事も意味していた】

「うぐぁあ……ぁつ……ぐっ!!」

【大量の汗を流し、痛みを我慢する。やがて上方の闇は光によりほとんど威力が和らげられた状態でアルフレードに降りかかるが、背中の状態は火傷ではすまされないだろう】
【それほどまでに、この勝負を重く見ているのだ】
【それは魔術師としての「誇り」。正体を明かす事は、死にも値する屈辱だとアルフレードは今日まで信じて疑わなかった】
【だからこそ全力で逃げる必要があった。たとえその身を焼いてでも】

「ふ……フフ……これが……「覚悟」の差だ……嬢ちゃん」

【しかしそうは言うものの、彼の持つ鉄塊剣の力は弱まっている】
【火傷による痛みで力が入れられなくなっているのだ】

【今なら鉄塊剣を弾き、一撃を喰らわせる事も可能かもしれない】





86 :メリー・サンタクロース【憤怒/ラス】E;赤い指輪 [saga]:2014/04/14(月) 23:20:12.81 ID:NvNU4Maj0
>>82

………何だ?……あぁ、学園都市の生徒か。
へぇ、おもしろいこと言うな。相手になる……ねぇ

「いいぜ、見してやるよ、日本の超能力者なんて、本物の魔術師には勝てないって事をな」

そういい、俺は『赤い指輪』に魔力を捧げる。相手との距離は約7メートル。余裕と『赤い指輪』を刃に変え、一直線に振りかざした。
87 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C :2014/04/14(月) 23:21:39.96 ID:1mmTevg5o
>>85
/すみません、>>79宛てです……
88 :棗路 奈都美【絶対零度】Lv.0(1) [sage saga]:2014/04/14(月) 23:21:57.28 ID:btXoDdU+0
>>83

【確かに5つ凍らせろと言われただけで5つ全部1度に提出とまでは限定されていない】
【無理にやって一つも凍りませんでしたでしたよりは遥かに良いし、最悪5回に分けても結果は一緒だろう】
【一個だけという折衷案に、そうだね、とようやく納得した笑みを浮かべる】

斉藤さんね、んー…、じゃあさいちゃん。

【顎に手を当てニックネームをお返し】
【考えてから、いーちゃんでもよかったかなと少しだけ逡巡する】
【思えば自分は苗字でも名前でもなっちゃんなので、バリエーションに欠ける故あまり深く考えたことはなかった】

さいちゃんは何かの能力者だったりする?

【こういう話に慣れている様子の相手】
【十中八九そうであろうとの期待を込めて問いを投げ掛ける】
89 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/14(月) 23:22:23.13 ID:8/FF5aXE0
>>84
「あぁ、ありがとう…いや本当に疲れた…座ってるだけなのに…」

相当嫌だったらしい
しかし、学生の一人暮らし
仕送りもないために自分で稼ぐしかないため仕方のないこと

「喫茶店…?完全な個室とかある?」

喫茶店に個室を求めだす
行きたいのだが能面を取らざるをえないので少し渋っている
90 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/14(月) 23:25:43.47 ID:AXYQ+8870
>>89
座ってるだけでなにも出来ないのはわりと苦痛よ?
【基本的にじっとしているのが嫌いな性格なのだ】

個室ぅ?奥の従業員用の部屋とかなら個室になるんじゃない?
【不思議そうな顔をする】
91 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/14(月) 23:28:11.39 ID:SMzcq+NQo
>>86
本物の魔術師……?

【メリーの発言に首を傾げたその時】
【メリーの指にはめられた指輪が刃へと変化した】
【一直線に迫り来る、一閃】

おいおい、いきなりかよ!
もうちょいあんだろ、色々と!

【その一線に合わせるように放たれた拳】
【その刃を軌道をずらすように滑りこませる様に内側を抉る突き】
【攻撃ではない、刃を弾く事だけを目的とした打撃だ】
【甲から二の腕までは能力の効果によって一瞬鉄程度の硬度を手に入れていた】
92 :佐々見沙希 【影法師】Level2(15)E:日傘 [sage]:2014/04/14(月) 23:32:38.84 ID:Xr02yJWIo
>>85
アルフレードの一撃を受け止めて吹き飛ばされた沙希は、河川敷に転がる
すぐさま立ち上がり、己の闇を落とした地点へ顔を上げた

「……やった、の?」

だが闇を振り払う光景を沙希は見た
アルフレードの背中が燃え上がり、それはまるで翼の様に、男の闘志を示すかのように燃え広がる
闇は強烈な炎の前に溶け、その威力を奪われていく

「なんて……」

なんて、無茶苦茶を

まずい……と、沙希は心の中で呟いた
先ほどの一撃は相手の虚を突き見事に決まったはず……だが男は倒れなかった、そして同じ手は恐らく二度通用しない
傘の方も限界だ、再びコーティングし直しても次の一撃を受け止めきれるか分からない

スカッシュボムに使った1つ、ディマー・フォッグに使った1つ、壊れかけのスムース・コートに使っている1つ……
ギリギリ『フォッグ』分の再生成こそ終わったが、影のストックだって無い
制限時間の5分の事もあるし、次の一撃をしのぎ切れるかは沙希にとっても賭けだ

幸か不幸か、痛みに怯むアルフレードは弱っている……これは幸

沙希が先ほどフォッグを使ったのは隠すためだけではなかった
上から降ってくるなどと言うテレフォンパンチにフォッグを使わなければならなかった理由――――

彼女の足は、エルヴィラとの戦いによって穴だらけにされているのだ
故に相手がどれだけ遅かろうが、単純に体捌きだけで回避することは困難を極める……これが不幸

沙希に選択肢などない、ここは――――

 ダーカン
「【影法師】、ヘリカル――――」

己の右手に集う影塊――――回転し、収縮する闇の塊
足の痛みで回転が制御しきれない――――それでも、やるしかない

振るわれる鉄塊の剣に対して、沙希は己の右手を叩きつける!

「―――バンカー!」

黒い球体は瞬時に膨れ上がる
膨張よって生まれる力、それを直進へと変える螺旋運動――――沙希が今使える最もパワーがあるであろう一撃
――――それの、不完全な姿

果たしてどちらが勝つか、それともどちらも―――
93 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通した琥珀の指輪 [sagesaga]:2014/04/14(月) 23:32:49.82 ID:90vH6MrC0
>>88
さいちゃん、さいちゃんね……ん、よろしく!

【お返しにとこちらもあだ名をつけられ、嬉しそうにそれを反芻する】
【新しい名前を貰ったようで、どこかくすぐったくて】
【こういう時はつい、言葉を繰り返してしまう】

あたし?あたしはねー……えいっ

【問いかけられ、すっと棗路の背後へ向けて手を伸ばすと】
【気の抜けた掛け声とともに、ちゃぽんと棗路の背後で音がする】
【そちらへ目を向けたならば、水でできているらしき球体が宙に浮いているのが見られるだろう】
【そしてそれが、烈の能力によってそうなっているという事も、分かるのではないだろうか】
94 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/14(月) 23:33:52.25 ID:8/FF5aXE0
>>90
「従業員用の部屋か…斬新な発想だけど客が入れるような場所じゃないよね…」

むしろ客がヅカヅカとスタッフルームへと入れば警察沙汰になりかねない
そういうのごめんだ、と言う意味も込めた発言
95 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/14(月) 23:36:01.34 ID:AXYQ+8870
>>94
なに?あそこでバイトすんの?

あそこの店長結構いい人よ
96 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/14(月) 23:42:01.55 ID:8/FF5aXE0
>>95
「いや、バイト探してるわけじゃなくてだな…」

ただ単に料理が美味しい店
CDショップ、雑貨屋など
そういうのを聞いたつもりだった史郎
しかし、燃野の予想外の返しに少し戸惑う

「バイトするにしても接客は嫌いなんだよな…料理が特別に上手いってわけでもないし…」

しかし、ちょっとだけバイトの話に興味を持った
97 :メリー・サンタクロース【憤怒/ラス】E;赤い指輪 [saga]:2014/04/14(月) 23:42:08.69 ID:NvNU4Maj0
>>91

「ヒュゥー、やるじゃあん。なら、こいつはどうかな!!」

一旦刃を戻した俺は、再び『赤い指輪』を突き刺すように伸ばす。
目標は目の前の少年。――――――――ではなく、その後ろにある壁。
壁に突き刺したと同時に、刃を戻す。と、同時に刃を戻す速度を利用し一気に少年の前に立ち憚る。


「本物の魔術師って言葉で疑問を覚えたよな?教えてやるよ、俺が其処ら辺の魔術師と違う所をな!!」

そういい、少しばかりか過去を話す。魔術師たちによる強制的な術式を憶えさせられた事。
魔術師を殺すことで新たなる『魔術師』が出来る事。
初めて存在した魔術師が使用している魔法、『憤怒/ロス』についての事。


「所詮魔術師の魔術は自分の欲の為に作られた魔術、それなのに現在の魔術師は自分が持つ小さな欲にしか使わない」

「駄目なんだよなぁ、それじゃあ、欲は、此処とぞばかり思いっきり使わないと……な!!」

自分でも訳が分からない説明をしたもんだと思い、『赤い指輪』が付いていない拳で少年に振りかざす
98 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C :2014/04/14(月) 23:44:17.62 ID:1mmTevg5o
>>92
「………!」

【朦朧とする意識の中、少女が右手を構えたのが見えた】
【恐らく相手にとってもこれが「最後の一撃」と踏んだ彼は、決意を新たにする】

「……やってやろうじゃねえか……」

【彼女の右手に向けて鉄塊剣を、最後の力で振り抜く】
【しかしその剣が彼女の右手に届く事は敵わず】
【右手から起こる螺旋の衝撃に剣の衝撃が、クッションとなって降りかかったのだ】

「うっ……ぐ!」

【そのまま、鉄塊剣と共に吹き飛ばされるアルフレード】
【膝に地を付いて、鉄塊剣は地面に突き刺さる】
【……そして】

「五分!!」

【時間が「過ぎた」。】
【ヨロヨロと、なおも不敵な笑みを浮かべつつ立ち上がって】

「………フフ……凄いな、嬢ちゃん……短期間でここまでの成長を……」
「まだこのα様には程遠い……だが、その実力はお前の将来に……ガハッ!……役に立つだろうぜ」

【鉄塊剣にもたれかかるようにズルズルと倒れ込み、そのままニヤリと笑い】

「五分以内に倒せなかったから……また俺の勝ちだな」

【懐からエンブレムを取り出し】

「……あばよ」

【また再び、霧のように消え去ってしまった】


/この辺で〆させていただきます!お疲れ様でした!
99 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/14(月) 23:46:27.75 ID:AXYQ+8870
>>96
あ、そうなの?てっきり新しいバイトでも探してるのかと思ってたわ

とりあえず喫茶店に入らない?
【喫茶店を指差す】
100 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/14(月) 23:51:36.15 ID:8/FF5aXE0
>>99
「せっかくの誘いで悪いが…用事思い出した…すまん!」

手を合わせ頭を下げる
そして、史郎は走り去って行く

//すいません、眠気が限界なので落ちます
お疲れさまでした
101 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/14(月) 23:52:35.76 ID:AXYQ+8870
>>100
そうか・・・ならしょうがねぇな
またなー
【去っていく史郎の背中を見送る】

/お休みなさい!
102 :棗路 奈都美【絶対零度】Lv.0(1) [sage saga]:2014/04/14(月) 23:53:26.87 ID:btXoDdU+0
>>93

あは。 そんなに気にいってくれたんだ

【何度も繰り返す様子につられて笑顔】
【そしてやはり彼女も期待を裏切らずに能力者のようで】

んー――?

【差し出された手に注視。しかし肝心の変化は後ろで起こり】
【噴水に何か落ちたのかと思い振り向くと、浮遊する透明な球体物質。これには勿論驚いた】

おぉー! なんだろ、水? スライム?

【思わず興味津々で指でつつこうとする】
103 :佐々見沙希 【影法師】Level2(15)E:日傘 [sage]:2014/04/14(月) 23:56:39.86 ID:Xr02yJWIo
>>98
膨張する――――
それはすなわち、ボールに瞬時に空気が入るのと似ている、爆発と似ている
球体上に広がる衝撃にいくら指向性を持たせたとしても、それは完全ではない―――

―――沙希は、そういう能力者ではないし、能力のキャパシティもそこまで到達していない

仮に膨れ上がるボールを壁に押し付けたらどうなるだろうか?
単純明快、反動が文字通りの反対方向に発生する―――

「ぐぅっ……!」

アルフレードが吹き飛んだように、その全く反対方向に吹き飛ばされ河川敷へと叩きつけられる沙希
かろうじて握りしめていた傘もその衝撃によって折れてしまっている

「5、分……」

男が時間を口にするのと全く同時、少女も時を言葉にする

だがその反応はあまりに対照的であった

膝をつくも己の剣を支えとして立ち上がり、不敵に笑うアルフレード
対し傷が開いてソックスの中の包帯が赤く染みだし、立ち上がることが出来ず食いしばる沙希

頭の海抜が単純に勝敗を分けるのであれば――――

「負け―――――た」

この男の力に対抗するために編み出した技
古傷の痛みで回転が不完全と言う理由と、背中に今できた大火傷によって弱った力―――それでようやく拮抗
つまり万全の状態ではパワー負けしていたという事

「……今度は絶対、しょっ引いて見せます!!」

消えゆくその姿に、小さな少女は吼えた
相手の力を称賛し――――己の敗北を認めながら

/おつでしたー!こうして因縁は出来るのですね……
104 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/15(火) 00:02:01.39 ID:IpF8MS6Po
>>97
訳、わっかんねぇんだよ!
いきなり語りやがって、不幸自慢がお好きかい!

【メリーの語る過去は魔術師を知らない宗次郎には難解なものだった】
【ただ、一つ理解できたことはある】

アンタがどんな地獄を見たかは知らねぇ、わからねぇ、理解も出来ねぇ
だがな、自分が地獄見たならソレを他の誰かに味合わせちゃいけねぇんだよ
不幸を知ったなら、自分が苦しんだんだったら―――そんなもの広げてんじゃねぇ!

【刃の伸縮を使った移動に、宗次郎は腰からワイヤーフックを引き抜いた】
【黒銀の無骨なフックは、宗次郎の頭上へと走る】
【頭上には排水管、細く軟なそれでは人一人分の体重もさせられないだろう】
【だが、後腰の巻取機が火花を上げワイヤーを巻き取ればその身体は真っ直ぐ宙へ浮く】
【能力を知る人間がソレを見れば能力による物だと判断が地区だろう】

殴ってボコって、ふん縛って止めてやる!

【メリーの拳は空を切る】
【その時には既に、宗次郎の身体は空を舞う】
【くるり、とメリーの頭上で一回転、体制を整えその踵を斧でも振り落すようにその後頭部へと疾走らせた】
105 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通した琥珀の指輪 [sagesaga]:2014/04/15(火) 00:05:45.02 ID:RwuiuDQS0
>>102
【指でつついたならば、幼児向けのゼリーのようなぷよんとした感触が】
【つつかれた分だけ器用に凹むそれは、ゴムが透明になっている水風船のような】

これがあたしの能力だよ
浮かせたり、形を変えたり、ええと……簡単に言っちゃうと、水をアヤツる能力!

【細かに説明しようとしたところで挫折したようで】
【点に向けて指をさし、得意げな顔でふふんと笑う】
106 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/15(火) 00:06:59.11 ID:nLkz5s0r0
する事無いわね・・・・・
なんかこう・・・事件とか起きないかしら
【赤い髪、赤い瞳の少女が歩いている】
107 :メリー・サンタクロース【憤怒/ラス】E;赤い指輪 [saga]:2014/04/15(火) 00:14:46.49 ID:db9BwVfh0
>>104

不幸自慢?別にそんなんじゃねェよ。
地獄?そんな生易しいもんじゃねぇよ。
例えどう言おうと、お前の言葉は俺に響かねェよ………ウチミヤって言う男の言葉もな。

「逆に言わせてもらうぜ、俺はこの地獄を広げる事が俺の生きがいなんだよ」

「それをとれば俺は何にもねェ、『憤怒/ロス』によって食い散らかせるだけだ」

「どの道、後戻りはできねぇ…………やるんなら拳で語れよオラァアアあああああああ!!!」

もう面倒だ、使わせてもらうぜ…『憤怒/ロ――――――――――――――

ッ!!пH一体誰だよ………

「……ウチミヤ、何だ一体?…………あぁ?アイスクリームが詰め放題?知るか、テメーで何とかしろ……あ、じゃあ手伝わないって……分かったよ、行けばいいんだろ」

「悪いな少年、用事が出来た。アンタを叩くのはまた今度にしといてやるよ」

「ッウォオオオオオオオオオオオオオオオオオおおおお!!!『憤怒/ロス』!!」

ドーベルマンサイズの狼の後ろに乗って、路地裏の壁を伝いながらビルへと向かう。

じゃあな少年、次は本当に叩いてやる。そう思いながら、少年に向かい中指を突き立てた。

/申し訳ありません、途中用事が出来てしまい打ち切ってしまいました。
/また絡んでいただければ今度こそ決着をつけましょう!!

108 :棗路 奈都美【絶対零度】Lv.0(1) [sage saga]:2014/04/15(火) 00:20:54.19 ID:BoIxyy2P0
>>105

【水を操る――念動力の一種だろうか】
【しかし実体の無い流動体を保持したり変化させたりする点にはほかにない柔軟性が感じられて】

へぇー…、凄いなぁ、色々あるんだ……
あはっ、面白い感触!

【特にその触った感じが何とも言えず、指先で何度もつんつん突いていく】
【その後は能力の話題や学校での日常など、他愛のない話をして時間は過ぎゆくだろう】
【少女にとって水と氷、同族性でありながら全く異なる能力系統を持った能力との、初めての邂逅であった】


//すみません、急ですが落ちねばなりませんので、これで〆とさせていただきたく…
//絡みありがとうございました! 尻切れトンボで申し訳ないです
109 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通した琥珀の指輪 [sagesaga]:2014/04/15(火) 00:23:14.66 ID:RwuiuDQS0
>>108
//了解です、おやすみなさいませ
//こちらこそ、お疲れ様&絡みありがとうございました!
110 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/15(火) 00:27:45.86 ID:IpF8MS6Po
>>107
【魔術師を名乗る男は消えた】
【裏路地に残ったのは、壊れた排水管と宗次郎のみ】
【不良はメリーが刃を振るった辺りで慌てふためき逃げ出したようだ】

後戻りできない道なんて、ある訳ねぇだろ
過去を見たくねぇから、そう思ってるだけだ……

【大きく息を吐く、それが戦闘の終わりを告げ激情が抜け出るように】

魔術師、か
調べてみてもいいんだが、まあまずは……

【周りの風景を見渡す】
【壊れた排水管、壁には刃が刺さった時の大穴】

逃げるか、これ以上風紀委員に睨まれたらどうすりゃいいんだか

【路地裏から逃げ出すように駆け出した】
【頭の中ではメリーの言葉は幾重にも幾重にも重なって響いていた】

//お疲れ様です
111 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/15(火) 00:29:54.30 ID:nLkz5s0r0
あ、そういや昨日の奴にご飯奢って無かったわね・・・

まぁ次会った時で良いや
それにしても暇ねー・・・・・
112 :葉桜 潤 【エアロハンド】Level2 E.エアガン :2014/04/15(火) 18:31:35.40 ID:TZ+CKnac0
>>111
よう

【後ろから急に声を掛ける】
113 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/15(火) 19:13:32.22 ID:HXMnY4BYo
>>60
再利用して待機
114 :九頭龍 渚『固有加速Level2(1)』 :2014/04/15(火) 19:27:52.47 ID:p5KEPdXu0
【帰宅途中のことである。】
【学ランに赤い鉢巻の少女───九頭龍 渚はお菓子などがとても多く扱われる店、所謂、駄菓子屋の店内を歩いていた。】
【最近ではあまり見かけない、昔風の、歴史がありそうな古い民家に、その店を一人のお婆ちゃんが構えている。】
【キョロキョロと。
子供の様に眼を煌めかせてお菓子を眺める様は、まさに「童心にかえっていた」という言葉が相応しく感じられる。】
【時折───、】

「懐かしいなぁ……うおっ!?こんなんまだ残ってんのな!」

【とお菓子を手にとってはしゃぐ彼女は、その漢っぽい風貌に全く似合わず──。】
【然し、彼女だって一人の女の子、それもまだ中学生、ひよっこである。その彼女の姿は案外、普通なのかも知れない。】
【店内で一人はしゃぐ彼女に話しかける人などいるのだろうか…。】

//てきとーに投下…
115 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU :2014/04/15(火) 19:34:35.38 ID:TkFQEDha0
>>113
//ダメなら問答無用にスルーでおkです
//あと、途中で落ちる可能性もあります...主に飯とか睡眠とか...その為、掛け持ちとかは全然OKです

既に春が訪れていると言うのに、何故か肌寒く感じられる。
夜に出歩いている上に薄着言うのもあるだろうが、それにしてもちょっと寒すぎる気がする。

まぁ、それでも周囲はまだ厚着をしている人が見かけられる。ということは自分が異端なのだろうか?
とは言え、パーカーの一枚でも着ている割には今日は寒過ぎる。

そんな事を考えながら、街を歩く青年。
そして、ふと気がついた様に横にある公園を見る。

「....そういえば...」

そういえば、昨日もここに来た記憶がある。
そこであの狂気の男に遭遇した訳だが...まぁあれは思い出さないでおこう。
それにしても、無意識にしろ...いや、無意識で二日連続でこの場所に来るのは、珍しいというか、違和感に近いものがある。

「...まぁ、いいか」

そして、公園の自販機で、何か買おうかと立ち寄る。
多少寒いが、好みのコーラでも買おう。

「...えーっと...よし」

財布の中から小銭を取り出し、自販機に投入。
そしてコーラのボタンを押すと....

「...ん?...えっ!?」

出てきたのは冷たいおしるこ。
いやいやちょっと待て、何でコーラを押したのにおしるこが出てくるんだ。
ついでになんで冷えてるんだ。

その場でおしるこの缶を見つめ、呆然と立ち尽くす。
116 :九頭龍 渚『固有加速Level2(1)』 :2014/04/15(火) 19:40:21.77 ID:p5KEPdXu0
>>114
//最初の方は少し遅れての返信となります!
117 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/15(火) 19:57:26.17 ID:HXMnY4BYo
>>115

春がやって来たとはいえ、日によってはまだ寒い。
つい先日は4月がと言うのに雪がふった地方があるとか。
今日はたまたまそういう日だったのだろう。

気がつけば冷たいお汁粉が出てきて呆然とする青年がいる。
暖かいコーラはともかく、冷たいおしるこというのは飲めたものではないだろう。
麦ジュースだって温いほうがいいが、冷たいのが好きな人が多いだろう。
だが、冷たいおしるこはそんなレベルではない。

「あぁ、それ?暖かいコーラと詰めたいお汁粉になっているのよ。
 …ランダム缶なら炭酸飲料が出てきそうな気配だけど、保障はしないわ」

うな垂れる青年へと話しかける。
ゴシック服…とうより背が小さいのでゴスロリになってしまってはるが、
私はお世辞にも一般的な服装をしているとは言えない。
激辛サイダーなる物が出てきても、保障はしない。嘘は言っていない。
個人的にはхорошоな出来ではあるのだが、アレは一発で体が温まっていい。
118 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU :2014/04/15(火) 20:01:58.39 ID:TkFQEDha0
>>117//開始早々で申し訳ないですが飯落ちです

ガックリとうな垂れていると、後ろから話しかけてくる女性の声。
振り向くと、そこにはゴスロリというべきか、そういう服を着た少女が立っていた。

「...冷たいおしるこなんざ飲めやしねえだろ...まぁ、ランダム缶やってみっか...」

そんなやり取りをしながら、ため息をつく。
そういえば見知らぬ少女相手に平然と会話しているが、今更どうだって良い。

もう一度小銭を入れ、ランダム缶のボタンを押すと...

「...ん?」

ガタン、という音と共に出てきたのは

「...何、これ」

ドクターなんとか...。あれ、何だったかな...どっかで見たような物だ。
119 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/15(火) 20:19:12.05 ID:HXMnY4BYo
>>118

「あぁ、ソレね。飲めるだけマシなんじゃないかしら」

飲む人が飲めば癖になるだとか。
だが特殊な味で一発目で敬遠してしまう人も多い。
個人的にはそうは思えないのだが、味覚の違いだろう。

「でもこういうのって連絡すれば取り替えて貰えるのよ」

自販機をチャックして、連絡先を探してみる。
すると裏側にあったので、それを伝えておく。

「封を開けてないのが条件だけどね」
120 :九頭龍 渚『固有加速Level2(1)』 :2014/04/15(火) 20:20:54.55 ID:p5KEPdXu0
//>>114
//落ちますのでいったんこれは無しで
121 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU :2014/04/15(火) 20:26:15.48 ID:TkFQEDha0
>>119
「...なんか見た事あるな...まぁ良いか...飲めるらしいし、一応取っておこう」

ポケットに缶を突っ込む。
確か以前飲んだ筈だが...何時の事だろうか、全く思い出さない。

「...あ、そうなのか?...じゃあこっちの冷たいおしるこを取り替えて貰おう...こんなもん飲めやしないし...」

少女に伝えられた連絡先を携帯に保存してき、一応後で、という風にする。

「...開ける訳無いだろ...キンキンに冷えたおしることか1万出されても飲まねえよ」

そう言って、ふと気づいた事を口にする

「...そういや、お前...あったかいコーラ飲んだんだよな?」

会話の流れからの推測で話を進めるが、間違ってはいないはずだ。

「...美味いの?...それ」
122 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/15(火) 20:37:00.12 ID:HXMnY4BYo
>>121

「そうね…好みが分かれる味ね」

実際ホットコーラはそう対して美味しくはないのだが、
たまに飲みたくなる味と言った所か。

「飲めない味では無いわね。少なくとも冷たいおしるこよりは」

実際は好みの問題ではある。すぐ炭酸が抜けてしまうので、炭酸好きには残念な結果になるだろう。
自宅でやるのなら湯銭がレンジ、じかに茹でると炭酸が抜けて酷い味になる。
これでレモンがあれば文句はないのだが。
123 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU :2014/04/15(火) 20:41:28.67 ID:TkFQEDha0
>>122
「...じゃあ、まぁ後で味見すっかな。正直冷やしおしるこの所為でどうでも良くなっけど」

はぁ、とため息をつく。
このおしるこの味を試す勇気は流石に無いので、素直にしまっておこう。

「...なるほど、そこも好みって訳か。まぁそういう場合俺は嫌いな場合が殆どだけど」

経験則上、そういう場合は悪い方向に属する場合が多い。
残念というか、運が悪いというか。

「....所で、なんでこんな時間帯に1人で公園なんざに居るんだ?」
124 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/15(火) 20:55:36.62 ID:HXMnY4BYo
>>123

「どうしてか…」

そう言われると困る物がある。
別にそう対した理由も無い、襲われる可能性もなきにしてあらずであるが
私の場合それは限りなく低いだろう。

「人を眺めていたんだ、暇つぶしにね」

急にに風が吹いてきたので、銀色の長髪をかき上げる。
こういう時長い髪は邪魔になるが、自慢の髪なのだからなるべく切りたくは無い。
オカルトだけど、長い髪には魔翌力がこもるって言うしね。

「飲んでみる?半分くらい残ってるけど」
125 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU :2014/04/15(火) 21:00:49.52 ID:TkFQEDha0
>>124
「...なるほど...暇潰しか。まぁ俺も暇潰しに歩いてる様なもんだけどな。」

そう言えば相手に理由を聞いたはいいものの、自分は何故屋外に居るのか。
別に予定も無いし、何かに追われてる訳でも無い。

少女が銀髪を掻き上げたのを見て、ふと目を引かれる。
銀髪の人間は余り見たことがない。自分が無知な可能性もあるが。

「...いや、遠慮しておこう。女の子にすがる訳にも行かないし、第一もう炭酸抜けてるだろ」

そう言って少女の提案を断る。
おそらく炭酸が抜けていなくても口に合わないだろう。
126 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(10) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/15(火) 21:06:29.38 ID:BoIxyy2P0

【とある病院にて、独りの少女が待合室に座っていた】
【清潔な病院服に身を包み、両腕を包帯でぐるぐる巻きに】
【特に左腕は酷い様子で、三角巾で肩から力無く吊られている】

やはり病院とは、長く居て気分のいい場所ではありませんね

【呟くその顔にも細かな生傷が付いていて、どうも派手な喧嘩でもやり合ったような気配】
【しかし顔色は既に血色良く、この場所に退屈している節すらあり】
【受付で呼ばれる間、雑誌をぎこちなく手に取りしばしの暇潰しを試みる】

//あまり遅くまでは居られませんが…
127 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/15(火) 21:07:51.06 ID:IpF8MS6Po
【学園都市内に存在するとある図書館】
【その静かで知的な雰囲気をぶち壊す人物が其処に存在していた】

一ヶ月分、学園都市内で起きた事件を調べたが……怪しいのはこの辺か

【過去の新聞を保存した資料室の中で慌ただしく何かを探しているようだ】
【幾つかの新聞を別の机へと放り投げ、分別しているようにも見える】

裏路地での小火、住宅区での能力の暴走
あー…クソ、やっぱ魔術なんて書いちゃいないな……

【魔術、と真面目な顔で宗次郎は語る】
【それの恐怖を知るものならば、この行動も理解できるかもしれない】
【この男は知ってしまったのだろう、魔術を】
【だから理解するために、前へと進むためにこんな行動を起こしたのだろう】

風紀委員とかならもっと詳しい事件の情報とか持ってんだろうが……
足で稼ぐしかねぇか、俺みたいな奴は
128 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/15(火) 21:10:54.45 ID:HXMnY4BYo
>>125

「そうね。もう抜けてしまってるわ」

そうして残っているものを飲み干す。
個人的な趣向で言えば炭酸は弱いほうがいいので、これくらいがいい

「平和よねぇ…」

ふいに呟いてしまう。
こういった日々が続けばいい、そう心からそう思う。
この都市は治安がある程度安定しているので、私のようなのがいてもそう問題にはならない。
129 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU :2014/04/15(火) 21:20:14.09 ID:TkFQEDha0
>>128
「...だろうな」

苦笑し、少女が飲み干すのを見る。
やはり飲ませて貰えば良かったか。いや、どうせ結果は見えている。

「...平和、な」

一瞬目を伏せてしまう。
その平和を脅かす可能性があるのは、もしかしたら自分かもしれない。
望まなくとも、そうなってしまう事があるだろう。
一応正体がバレるまでは、魔術師では無く、一人の学生として動くとしよう。
130 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/15(火) 21:20:42.77 ID:CtE+F1kYo
>>127
本が動いていた―――――この光景を見た誰もがそういうであろう
のたのたと、言葉通りに本が高く積み上げられた状態で動いているのだ
その異様な光景だけでも視線を集めるには十分なのに、持っている本がこれまた節操がない

背表紙で確認できるものだけでも、気象、流動力学、熱工学と多種多様に及んだ
だがそれよりも目を引き寄せるのがあった

少なくとも宗次郎には、間違いなく

『西洋魔術有識典』
『カバラ秘術目録』
『錬金術の発達と軌跡』

―――――明らかな『オカルト』

だが動いている本はそんな『オカルト』もっとも多く見受けられるではないか

「おも……い、ちょっと持ちすぎたかも……」

偶然か?
否――――佐々見沙希は、魔術と言う存在に文献からアプローチを仕掛けていたのだ
131 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/15(火) 21:29:03.73 ID:HXMnY4BYo
>>129
その僅かな動作にピクリと反応する。
僅かな癖に反応してしまうのは職業柄の悪い癖だ。
いや、学生だったか。

「貴方はこの平穏を壊すつもりなの?」

藪をつついた所で何が出ようとも気にしない。
好奇心がネコを[ピーーー]のはよくある話だ。
あぁ、ちょうど。ネコミミを付けてることだしね。
132 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/15(火) 21:31:03.11 ID:IpF8MS6Po
>>130
ふと、沙希にかかる重圧が半分ほどに軽減された
本が軽くなった……訳がなく、沙希が抱えていた本を横から奪い取るに誰かが抜き取ったのだ

「ちびっ子風紀委員から、魔女っ子風紀委員にクラスチェンジでも狙ってんの?
 結構似合いそうだもんな、良いと思うぜ」

そんな声のする方へ顔を向ければ数部の新聞を小脇に抱えた金髪の男が彼女が持っていたはずの本を掴んでいる
風紀委員と呼んだ所を見ると目の前の少年は沙希の事を少なからず知っているのだろう
もしかすると沙希も知っているかもしれない
第二学園のトラブルメーカー、歩く器物破損、金髪の馬鹿、高城宗次郎を

「……それとも、魔術関係の事件でもあったかい?
 この学園都市で、さ」

悪戯を行う子供のような笑みを浮かべ、沙希へ視線を下ろす
133 :葉桜 潤 【エアロハンド】Level2 E.エアガン [sage]:2014/04/15(火) 21:34:18.05 ID:TZ+CKnac0
>>111
/反応なさげなんで別れます
134 :葉桜 潤 【エアロハンド】Level2 E.エアガン :2014/04/15(火) 21:37:42.32 ID:TZ+CKnac0
ふわぁ〜あ…

はぁ、うちの高校の校則もうちょっと緩くなんないかねぇ
学ランのボタン位いいじゃねぇかよ…
ちぇ…

【腰のガンホルスターに入れたエアガンに弾を込めながらつぶやく】

はぁ、自販機でなんか買うかなぁ…
135 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU :2014/04/15(火) 21:43:15.99 ID:TkFQEDha0
>>131//遅れた、申し訳ない
相手の言葉に体が軽く反応する。

別にそれは望んでいる訳では無い。
しかし、起こってしまう事かもしれない事だ。

「...平穏を壊したいとは思わないさ」
「...でも...望んで無くても、僕はこの都市に居るだけで壊してしまうかもしれない...まぁ、そうなる前に何処かに逃げるつもりだけどね」

魔術師と能力者が相対する今、自分は言わばこの都市の「危険分子」であり、真っ先に排除される可能性が高い。
そして、それを素直に受け入れられる程心は強くない。
だとすれば事が起こる前に逃げてしまうのが一番だろう。
136 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/15(火) 21:43:26.04 ID:CtE+F1kYo
>>132
(重いぃ……)

歩くのが辛いという理由だけで一度に持っていこうと考えたのが失敗だった
風紀委員として自分にはある程度の筋力があると思っていたが、無理な物は無理だ
かといって図書館で能力を使って運搬する訳にもいかない、沙希は現状を少し後悔しているのだった

突然己の体に影がかかると同時に、フッと体が軽くなる
違う、体が軽くなったのではない――――持っていた本が数冊無くなったのだ
この状況を見て、誰かが自分の本を持ってくれたのだ

「あっ、ありが……」

かかる影の先、自分の本を持ってくれた人物に向けて笑顔を差し向ける
風紀委員としての鋭い視線ではなく、年齢よりも幼い柔らかい笑みが
だが、その表情はすぐに切り替わった

「あなた……!高城宗次郎……!」

目を丸く見開き、その存在を沙希は知っていたから
第二高の問題児と言われ、何やら独自で非合法なグループを制作したとかの噂も流れるこの男
何故この男が図書館などと言う場所に居るのか

何故――――――

「魔術を、知ってる」

宗二郎の言葉に沙希の表情はさらに驚きを増す、恐らくここが図書館でなければ声を上げていただろう
沙希は語らない、だがその視線をもって机の方へ向かうことを示した
137 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/15(火) 21:53:21.31 ID:HXMnY4BYo
>>135

彼は悩んでるように見えた、でもそれは私が解決できない部類の問題だろう。
少なくとも深い壁を感じたし、助けを求めていないように見えた。

「…そう。あまり気を持ちすぎないことね」

飲んだ空き缶を何も見ず、真後ろに放り投げる。
投げられた空き缶はそのまま放物線を描き、空き缶入れに吸い込まれるように落ちていく。

「それでは、さよなら」

そのまま踵を返し、公園の出口へと歩いていく。
そして出口までいくと、こちらにくるりと振り返りきこえるように大声で叫んだ

「助けてって言ったら、私ができる範囲で助けてあげるからー!」

それだけ叫ぶと、少女は走っていってしまうのであった。
138 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/15(火) 21:53:36.24 ID:IpF8MS6Po
>>136
「俺の事なんかを知っててくれるなんて恐悦至極
 良かったらお近づきになりたいね、図書館デートなんてのも悪くない」

沙希の視線に気づいたのか
意外にも宗次郎は近くの机に沙希が持っていた本を置くと近くの椅子に乱暴に座り込む
小脇に抱えた新聞は本の横へ並べて置かれた

「レディ・ファーストだ
 質問があれば、そちらからでいいぜ」

そう言いつつ、沙希が選んだ本の一つを手に取りパラパラとページを捲る
内容を読んでいるのかすら不安になる速度で頁はめくれていく

「……アンタ、座らねぇの?」
139 :黒波 絡斗【闇炎】Rank-D(5) E:ネックレス、指輪 ◆D.aHS1GefU :2014/04/15(火) 21:58:44.42 ID:TkFQEDha0
>>137
「...ま、程々にするわ...じゃあな、また会うことは無いかもしれないが」

苦笑して少女に返し、別れを言う。
次に合うことがあれば、相当な確率を引き当てる事になるのだろう。

投げ捨てられた空き缶を見て、運なのか狙ったのか、と考えつつ少女の声を聞く。
そして、去って行く少女に対し、今日一番の大声を張り上げる。

「...もしもそん時があったら頼んどくわ!」

そう言って、少女が出て行った方向とは反対に足を進める。
あの少女に、今度正体を明かしてみようか。いやそれは出来ないか。

まぁ、雰囲気は中々面白い奴だったし、次会えたらもうちょっと話しても良いかもしれない。

//これで〆でしょうか?ありがとうございました!
//途中飯落ちすいませんでした、お疲れ様です!
140 :葉桜 潤 【エアロハンド】Level2 E.エアガン :2014/04/15(火) 22:03:05.68 ID:TZ+CKnac0
ふむ、それにしてもどのジュースを買うか迷うなぁ…
ふむふむ
ヤシの実サイダーが美味いのは知ってるぞ

この黒豆コーラは微妙だったな…うん

イチゴオデン
うん、思い出したくもないぜ

他にも美味しいのやら微妙なのやらマズイのやら…

ふむ

お!?なにこれ!?ランダム缶だって!?
はじめてみたぜ!

しかし200円って…割高だな…

ま、迷うぜ…
141 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/15(火) 22:03:58.21 ID:CtE+F1kYo
>>138
皮肉と共に繋げられたデートと言う単語――――

「……」

冷ややかな視線と、山なりに噤まれた口元
そして椅子に腰かけているにも拘らず、卓上に手を投げ出すことなく胸の前で組むという仕草―――――

老若男女誰が見ても、沙希の機嫌が悪くなっているのは明白だった

「レディ・ファーストですか、良いでしょう」

横に高く積まれた本の内、一つを手元へと引き抜く
その表紙に描かれた言葉の内、1つを沙希の細い指が示すようになぞった

『魔術』

「その様子だと、確信をもって存在を認知しているみたいですね」

目の前の男は何処でその存在を知ったのか
見たのか、聞いたのか――――少なくともこの男自身は魔術師でないのだからこのどちらかの可能性が高い

「単純明快に言って、どうやって知ったのかを教えてもらいます」

今の佐々見沙希は背の小さな少女ではない、見まごう事なき風紀委員モード――――
142 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/15(火) 22:06:22.24 ID:9K8uTS7Vo

「ふーーーーーーー………っっむ」

長い長い、とても長い、わざとらしい息遣いをして、彼は一人頷いた。
目の前に広がる景色を見て、ただ自分一人しかそれを目撃していないのを省みて、どうした物かと頭を捻っていた。

「これさあ…どう考えてもアレだよね」


「風紀委員の手に追える範囲じゃないよね?」

第二高校二年生、これでもちゃんとした風紀委員、見崎寿太郎太は珍しく悩んでいた。
何しろ、路地裏に広がる目の前の惨状は正しく惨事の後と言った風景であって、これがもしドッキリか何かでない現実だとしたら、確実にヤバい出来事であるからだ。

風紀委員としては、早めに手を打ちたい。しかしこれは風紀委員で解決するには難し過ぎるかもしれない。
超能力者と言えど、高校生が主な風紀委員にこれがどうにかできようか?もしかしたら、これを見るだけでも辛い者が多いかもしれない。



血。血。肉。血。

まるでスプラッターなB級映画の一場面、赤黒く染まった塀と地面と何か柔らかいモノが散らばる路地裏の一角。目の当たりにした見崎は立ち尽くしていた。

「ミートスパゲティ食べられなくなりそ」

そんな冗談を一人呟きながら、見崎は携帯を取り出し、番号をプッシュする。
こういうのはまず公的機関…有り体に言えば警察に任せるのが常識だ、個人で無闇な行動は危険にしかならない。
『この場面誰かに見られたら自分が疑われるなー』なんて冗談混じりに思いつつ、見崎は異様に落ち着いた行動を、落ち着いて取っていた。
143 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通した琥珀の指輪、空の500mlペットボトル [sagesaga]:2014/04/15(火) 22:11:14.78 ID:RwuiuDQS0
住宅区のとある公園にて
木製ベンチに腰掛けて、器用に頬杖をつき
目前に浮かぶやや濁った水球と睨み合いながら、四苦八苦している少女がひとり

先日沙希に教えられた事を繰り返し練習しているものの、中々次のステップ――汚れを搾り取るという動作まで辿り着けず
最初はやる気に溢れていた烈も、元来の面倒臭がりな性格のせいでか、半ば諦めかけている様子で

「……やっぱ、できないかなぁ」

ため息を零しながら、空いている手でつんつんと水球を突つく
実際に触れた状態で形を操ることで、イメージが湧きやすくなり成功しやすいというのは分かった
しかし、どう頑張っても「汚れを搾り取る」という動作と共に成功させる事は出来ない
元々、集中して時間をかけ、漸く成功する直前までいく、という有様だったのもあるが

もしかしたら、まだ何か成功させるための要素が足りないのかもしれないと
そんな事を、考えだしていた


//絡み待ちです
//既知の仲かどうかは、自分はどちらでも構いませんのでそちらにお任せしますね
144 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/15(火) 22:15:25.16 ID:IpF8MS6Po
>>141
「魔術師だって名乗るイカレ野郎と喧嘩した
 この際隠しても面倒だから言うが、この前裏路地の壁と排水口がぶっ壊れた事件有っただろ?」

アレはその喧嘩だと宗次郎は口にする
沙希の雰囲気にあてられたのか、初めからそのつもりだったのか
その口調は軽いものだが、質問などには真摯に答えようとするその意志が感じ取れた

「……さて、次は俺が質問していいんだよな?
 魔術師に対しての知識は、風紀員としての知識なのかアンタ個人の知識なのか
 それが聞きたい」

風紀委員の共通認識なのか、個人の知識なのか
それに何の意味があるのか、と思うような質問が飛び出した
145 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/15(火) 22:31:00.90 ID:CtE+F1kYo
>>144
「……なるほど」

何処からか、沙希の前には小さなノートが置かれていた
でかでかと、そして無駄に達筆で表紙に刻まれた『必殺ノート』の文字

パラパラと白紙のページを開くと、胸元のポケットから取り出したペンをもって宗次郎の言葉を記録していく
その文字も非常に上手い――――おそらくタイトルの『必殺ノート』を書き記したのも沙希なのだろう

……何故この名前にしたのかは疑問だが

「その事件の日、丁度別の案件があったから後から聞いた話でしか知らなかったのだけれど……そう」

ペンを口元に当て、沙希は考える
かなり無差別な攻撃痕だったと沙希は聞いていた、戦闘と言うよりは攻撃そのものを目的としたような――――と
そして宗次郎の「イカレ野郎」と言う言葉、沙希もイカレた魔術師には出会ったがイカレ方のベクトルが違う
ここから推測するに、今まで沙希が接してきた魔術師とは全く異なるタイプ――――

そんな思考を重ねていた沙希の耳に、宗次郎の言葉が入ってくる
どうやら情報を提供してほしいのだろう……

どうするべきか、まっすぐ情報を教えてくれと言ってきたのだったら「無理だ」と一蹴することも出来た
だがこの質問の仕方では、沙希が対峙した魔術師とその物についての情報は得られない――――

「私が知る中では、私と一部委員のみが知っています」

なのでここは素直に答えておくことにする、間違ったことは言っていない
沙希が知る中で、今知っている風紀委員は――――彼と、彼女だけだ

「コホン……私がもう一度質問してもいいわね、あなたが対峙した魔術師の獲物はなんだったの?」
「確か、切り傷の様な物が残されていたと聞いてるの」

小さな咳払いをして、質問の空気をかえる
自分の知っている魔術師であれば、獲物は剣類のはず
そうでなければ――――――
146 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/15(火) 22:32:32.70 ID:+RVCHaYZ0
>>143
んー……怠い。イトちゃんに捕まるとか……ネッケツ過ぎんだろあいつ……

【疲れた表情で夜道をキックスケーターを能力で加速させ、それに乗り進むひょろりとした青年】
【個性的(笑)な色合の髪に、わざわざ暗い中真っ黒なサングラスを掛けているのを見ると、彼がファッション(大笑)に拘り(爆笑)を持っているだろうという事が推測出来るだろう】

……?なんだあれ、あー……斎藤……だっけ?って事はあれだ、能力か…

【視界の隅でチラつく光に反応し、キックスケーターを一度停める】
【浮遊している水球に少し動揺したが、すぐそばにいる疲労した少女を見て能力によるものだと理解する】
【十数秒、眺めていたが

もう眠いしな……いいか。

【好奇心より疲労が強かった様で、すぐに自分の寮へ戻ろうとするが…】

あっ、とぉ……痛てて……

【足元の凹みにつまづき、転んでしまう】
【その時に、少し大きな音を立ててしまう】

(やべえやべえヤバイヤバイ超恥ずい超恥ずかしいくぁwせdrftgyふじこlp)

【気付かれてしまっていないかと、恐る恐る少女の方を見る】

//遅れてしまい申し訳ありません
147 :出雲 千聡【鉄装惨竜】Lv1(0) [sage]:2014/04/15(火) 22:34:33.87 ID:EVNcgjslo
>>142
「あ――――?」

ぶちまけたような鮮かな赤に染まる現場に現れたのはひとりの少年
普段は糸のように引いた目を今はうっすらと開け、その奥には驚愕と恐怖が半々
左手に提げられたスーパーのレジ袋が、この状況と妙にミスマッチに揺れていた

(いやいやいやなんでこんないきなり――――!?)
普通の一般学生には、この現場は刺激が強すぎる
能力者の端くれ、普通ではないこの少年にしてみても、突然視界に飛び込んできた風景に即座に対応することは難しいようだった
ギシギシと軋む音が聞こえるようなほどのぎこちない動きで、その現場に居合わせていた少年の方を向く
『お前がやったのか』、などという誤解の言葉が口から出そうになったところで、

「あ、あれ、お前……たしか二高の風紀委員……?」
第二高校内で何度か目にしたことがある顔に気づき、声が漏れる
そういうこの少年、出雲千聡もまた第二高校の二年生。もしかしたら何度かすれ違い、顔くらいなら覚えられているかもしれない
148 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/15(火) 22:49:32.75 ID:IpF8MS6Po
>>145
「それを聞いて安心した
 アンタは、嘘ついてまで俺から情報を集めるようには見えねぇし」

つまり、一般生徒が知らないような危険な情報を風紀委員だけが握っている
そんな状況は気分が悪いのだ、と目の前の男の呟き

「敵の獲物か?刃に変わる指輪だ、親指以外全部につけてやがったな
 伸びたり縮んだり器用に使ってたが、それだけだな
 ぶん殴ってみたが普通の刃物と変わらねぇよ」

腕を組み、目を瞑る
その時の状況を思い浮かべているのだろう
少し間が空き、パンと手を合わせると次の言葉を紡ぎ始めた

「嗚呼、『憤怒/ラス』とかいう狼がいきなり現れて、それに乗って逃げていったな
 奴が言うにはどっかの誰かに植え付けられた魔術だとか言ってたが……」

突拍子もない魔術師の語った過去、それを語るかどうか悩み――

「俺の質問は一回パスする
 その代わりに風紀委員が管理してる学園都市の事件のデータ一ヶ月分くれないか?」

それを口にしなかった
沙希が信じられなかったのではない
ただ、あの少年の怒りを止めてやりたいと、そう思った
ただそれだけだった
149 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通した琥珀の指輪、空の500mlペットボトル [sagesaga]:2014/04/15(火) 22:51:37.36 ID:RwuiuDQS0
>>146
果たして少女は、転倒の音により睦に気づいたようで
驚きの顔とともに、そちらを凝視しているのが見て取れるだろう

「……あれ、ええと、たしか……ちょっと待って知ってる、知ってるから」
「このあたりまで出てるからちょっと待っておねがい」

こめかみに指を押し当て顔を顰める、そうして示した「このあたり」というのは鳩尾付近
こういった場合は喉元を示すのではないか……それはさておき

「〜〜っああもう出てこないけどいいやっ」
「誰かわかんないけど大丈夫?絆創膏ならあるよ?」

散々考えて悶々とするも結局答えは出てこず、
とりあえずは怪我の有無を確認しつつ、セーラー服の胸ポケットから絆創膏を取り出した
150 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/15(火) 23:04:36.14 ID:9K8uTS7Vo
>>147

「んー、そうそう、これ結構半端ない感じっすわ。うぃっす、じゃあ急いでねー」

…本当に公的機関に連絡を入れているのだろうか?大人の人間を相手にしているとは思えないくらいに軽い口ぶりで、電話の向こうの相手に応対する。
話を終えて電話を切ると、ジャージのポケットに携帯を突っ込んでから、ようやく出雲の方を振り向いた。

「あー…んっと、確かお前…出雲…だっけ?」
「えーっと…なんつーかその…」

振り向いた先、そこにいた出雲の姿を、名前すらも見崎は覚えていた、いつしか見た顔と名簿の名前をしっかりと繋げて、脳細胞が記憶していた。
それはいいとして、罰が悪そうに頭を掻くのは、出雲のその表情が口程に物を言っているからだ。
先程冗談混じりに考えた事が現実になってしまった、見崎は上手くごまかす方法を考えざるを得なくなる。

「これやったの、俺っちじゃないよん☆」

まあめんどくさいから普通にはっきり言う事にしたが
151 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/15(火) 23:10:08.02 ID:CtE+F1kYo
>>148
「それについては私だって同じよ、風紀委員が知らないことを一般生徒が知っている方が問題だわ」

男のつぶやきに少女は返した、男が言うことは確かに気分が良い物ではない
だが少女の立場を考えれば、一般生徒に言えない事の一つや二つくらいあってもおかしくない
……とは言え、これについては嘘をついていない訳だが

「指輪が刃物、それに狼の『憤怒』……」

ノートへとキーワードを書き記していく
沙希は確信する、自分の知る魔術師とはどれも違うまったく新種の魔術師だと
何よりも武器が、目にした魔術が違う

狼で憤怒、七つの大罪とみて間違いないだろう、そして植え付けられたと言う言葉―――――

赤毛の男は『隠れ家』と称して他の魔術師の情報を知っていた
つまり、情報のやり取りを主とする―――監視するのが彼の仕事だと考えられる

呪いの少年は魔術を喋るなと言っていた、つまり彼の目的は魔術の隠蔽にあると考え付く

剣の女はその場にいた学生の数を数えていた
そこから考えると恐らく何かしらの数が関係する、例えば撃退スコアとか、捕まえるだとか
赤毛の男が言うには彼女は『フリーの魔術師』だという

七つの大罪である以上、七人いるのが常
であれば宗次郎が出会った魔術師は全く別の組織に与する物であることが推測できる――――


「なっ!?」

考え込んでいた沙希は、宗次郎から飛び出してきた言葉に机を思い切り叩いて立ち上がる
浮かぶ驚愕の表情

この男、今なんといった?
風紀委員のデータが見たい―――――そんな馬鹿な事が、出来る訳がない
152 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/15(火) 23:12:45.33 ID:+RVCHaYZ0
>>149
【数秒無言になり、立ち上がらないままたちまちに顔が赤くなっていく】

う"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"…
待て、おk、落ち着け、絆創膏は要らない、忘れろ、知ってなくていい、俺は転んでねえ、わかったな?わかったな!?わかったよなぁ!?

【女性の目の前で転び、更には気を遣われるなど睦にしてみれば黒歴史モノである】
【真っ赤な顔で今の事を忘れる様に言う】

あーダメだ、今夜はヤバい、ツイてない

【一先ず立ち上がって服についた汚れを叩き、キックスケーターを立ち上がらせる】
【ポケットからスマートフォンを取り出し起動させ普通に動いてくれるか確認】
【とりあえず大体チェックし終わると、大きく深呼吸。落ち着く事は大事だ】

えぇー……っとあれだ、俺は今転んだ様に見えたかもしれない、だが俺は転んでねえ。わかったな?

【意地でも無かった事にしたいらしい】
153 :出雲 千聡【鉄装惨竜】Lv1(0) [sage]:2014/04/15(火) 23:24:44.23 ID:EVNcgjslo
>>150

この現場に相応しくない、飄々とした態度で電話先の相手と話す見崎を見て、怪訝そうな表情を浮かべる

様々な境遇の能力者が集まるこの学園都市
ここでは、過去の経歴の都合、血の惨劇を見たことのある、経験したことのある者も数多くいると聞く

(それにしたって妙に落ち着きがあるというか……風紀委員だから、ってことなのか?)

普段から頭の回転は速い方ではないけれど、いつも以上に思考が定まらない自分に気付く
それはこの異常な状況のせいだとして、せめて気分を入れ替えようと目を閉じ鼻梁を摘む仕草をした


「まさか名前まで覚えていてくれていたとはね……」
調子を取り戻そうと吐いた軽口にも力はない
やはりこの状況は出雲に少なくないショックを与えているようだ
そして相手の浮かべた表情の意味をはかりかねて、「あー……」などと間を取る声を上げた
もし見崎がこの状況を作り上げていたなら目撃者である自分にそんな顔を見せるはずはないのだが、そこまで思考が行き届いていない様子だ

「軽いなオイ」
しかしツッコミは健在だった
154 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/15(火) 23:25:44.87 ID:IpF8MS6Po
>>151
「質問一回じゃ安すぎるか?
 だがよ、新聞読んだ所で喧嘩や能力暴走だ言葉濁して選んで作ってある
 そっちの資料ならまだ情報として純粋だろ」

先程小脇に抱え、今は机の上に投げ出された新聞は魔術師の動きを調べるものだったらしい
不審な喧嘩、能力者の暴走そんな事件だけを抜き出しているのだろう

「立場が違う、思想も違う、つうか俺とアンタじゃ真逆の存在だろけど
 向かってる場所が同じなら仲間になれる」

そんなことは無理だと、目の前の男は理解しているのだろう
風紀委員なんて役職に好き好んでなるような人間が進んで規則を破るなど、ありえない

「俺はこの街が嫌いだ
 俺達を実験用のモルモットか飼い犬かだと思ってやがる
 くだらねぇ箱庭で、教育や思想だって共感できるものじゃない」

―――だがそれでも、と
宗次郎の瞳は真っ直ぐに沙希の瞳を射抜いて離さない

「でも守りたい奴らがここに居る
 そいつらが笑えるように、この街だって守ってやる
 その想いは一緒だろ?」

頼む、と机につくほど頭を下げる
いつもの軽薄な態度からのギャップか、ひどくその姿は真面目に見えた
155 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通した琥珀の指輪、空の500mlペットボトル [sage]:2014/04/15(火) 23:33:29.72 ID:RwuiuDQS0
>>152
「でも、さっき転んで………ないの?え?あれ?」

見間違いかな、と不思議そうに頭を捻る少女
いや、見間違いなどではなく確実に転んでいるのだが……少年にとっては運の良いことに、馬鹿な烈は睦の言葉を軽々と信じてしまう


「……じゃあ、ええと……転んだように見えただれかさん、多分同級生だと思うけど」
「……顔赤いけど、大丈夫?」

そして、心配そうな表情で水球と共に歩み寄る
何というか、世話好きかつ物好きな少女である


「熱なら、水あるからこれで冷やせるよ?」

睦の言葉による混乱が抜け切っていないのか、おかしな言葉を口走ってはいるが
156 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/15(火) 23:37:39.34 ID:CtE+F1kYo
>>154
怒りか驚きか、興奮した様子だった沙希も男の態度に冷静さを取り戻す
溜息を漏らしながら椅子に座ると、彼女はノートに置かれたペンをもう一度握りしめた

「……顔を上げて頂戴」

宗次郎に投げかけられる言葉
だが、少女の表情が晴れることは無い

「馬鹿な事は言わないで、風紀委員の管理する事件データには生徒の情報も書いてあるのよ」
「私たち風紀委員だって事前申請しなくちゃ閲覧すらできないのに、どう考えたって無理よ」

矢継ぎ早に沙希は続ける、宗次郎が言葉を挟む暇なく

「それに、そう思うのならあなたは風紀委員になるべきだった」
「少なくとも私は風紀委員として、一般の生徒を危険な目に合わせる訳にはいかない」

至極真っ当な至極当然な理屈をもって、宗次郎の願いを、思いを、沙希は一刀両断する
恐らく沙希が語ることは正しい、風紀委員は学園都市における能力者の暴走を鎮圧するための組織
対して宗次郎は学園都市の一学生―――――いくら彼が望もうとも、その立場の違いは明確なのだ

ここまで語って、宗次郎は怒るかもしれないと沙希は思った
だが……それが風紀委員として、学校の風紀を守るという仕事であるのなら仕方がない事でもある

どうか、どうか諦めて欲しい

素直にそう感じていた
157 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/15(火) 23:46:23.76 ID:9K8uTS7Vo
>>153

「あっはっは!慌てたってしょうがないっしょ!」
「寧ろ慌てた方が怪しくなるっつーか?そんな感じよ!」

こんな状況でありながら「わっはっは」と大笑いをぶちかます見崎、言う事は尤もに聞こえるかもしれないが、ズレているようなのは確かだ。

「…さって出雲…いずっち、ちょいと真面目な話になるけどさ」
「風紀委員の立場的に言わせて貰えば、お前はさっさとここを離れた方がいい。ここで起きた事はこれから調査するけど、パッと見結構やばいよ、これ」

ひとしきり笑った見崎は、不意に静かになると、飴の棒を捻りながら、今度は真面目なトーンで話を切り出した。
振り向き直し、路地裏の惨状を見直すと、見崎の言う事の示す物に気付くだろうか?
塀や地面に赤い血がこびり付いているのは勿論、何か肉片らしきものも転がっている、普通の人間なら例え調べるにしても長くは見たくない物だ。
だが、それを耐えてよく見ると、ある違和感がある…何故ならば、その風景から想像し得る、そこにあって然るべき物がないから。

「…確実に人死にくらいは出てる筈なのに、死体は疎か死体を運んだ跡すらないんだよねえ」

答えは、すぐに見崎の口から飛び出した。そう、この場には凄惨な状況の割に、一番あってもおかしくない物だけがないのだ。
158 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/15(火) 23:52:12.31 ID:+RVCHaYZ0
>>155
よし……そうだ俺は転んでない。そして俺は瀬戸ムツミだ、ちゃんと覚えろよ?
(危なかったあああああああああ天然っぽくて良かったあああああああああ)

【少し時間が経ち転んだ事実を抑え込める事に成功したおかげか大分余裕が出来た様で】
【すると、少女は浮遊している水球を従え冷やそうかと近づいてくる】

いらねえ、ちょっと落ち着いたからな。オトコはCOOLにだぜ
【どの口が言うkうわ何をするやめr】
あとそれ結構濁ってんじゃん、汚ねえ

【水の汚れを指摘する】
【段々と素の性格が戻ってきたのか、物理的にも上からの目線で話す様に】

つかあれじゃん、その水のカタマリでなんか練習?っつの?やってたじゃねえかよ
やんなくて良いのかよ、レベル上がんねえぞチビ

【悪口混ぜて話せる様にまでなった】
159 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/15(火) 23:52:38.47 ID:IpF8MS6Po
>>156
「……だよな
 まあ、九割九分九厘そうなるんだろうと思っちゃいたよ」

頭を上げた宗次郎はバツの悪そうに沙希から視線を外す
彼女の立場、自分の立場を考えれば当然のことだ
いやそうでなければならない、と表現するべきだろう

「アンタみたいな美人の下でこき使われるなら風紀委員も悪くない……とは思うんだけど
 俺には俺で仲間がいるから、風紀委員になるってのは無理だな」

その前に宗次郎の素行ではなりたくてもなれないだろうが
その言葉でふと、周囲の空気が緩む
真面目は雰囲気はもう持たないと宗次郎はダレた笑みを浮かべた

「諦めたよ、アンタには負けた
 俺は魔術師ってのには一切関わらねぇ、貧乏暇なしって奴だ
 一銭にもならない事で怪我したら可愛い妹に怒られちまう」

先程の真剣さが嘘であったように、男の調子は軽くなる

「風紀委員の事件のデータがありゃ、仕事が楽になると思ったんだが……って
 あ、今のは嘘、嘘だからな?」
160 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/16(水) 00:06:11.61 ID:/+sesHZ9o

>>159
「はぁ……」

沙希は大きくため息を零すと、ペンを傍らに置いてペラペラとノートを捲っていく
本来は白紙であっただろうページにびっしりと書き込まれている文字

その1つには複数の計算式と図解、そして理論、角度、闇と言う単語
彼女自身が己の能力について書き記したもの
己の能力を研究する為に、いや……今尚研究を続けているという証拠に他ならない

そういえば沙希の持っていた本には魔術とは関係のない、物理やら科学やらの無節操な本が混ざっていたはず
それによって蓄えられた知識の塊……いや、彼女の努力の結晶がこのノートのページなのだろう

「あなた、卑怯だって言われるでしょ」

だが沙希はそのページも飛ばす、飛ばす
ぺらりと捲られたその1枚で指は動きを止めた

そこに記されているのは日付と場所、そして現場の状況――――ほんの数日前の物から、1年前程度までの最近の事件
ただ一つだけ共通点がある、それは――――――

「事件を起こした人物が不明、もしくはまだ捕まっていないと言う点」

彼女がほんの数日前に閲覧した、彼が言う事件データの中から、ここ最近の物で不自然な案件をピックアップしたもの

そこには沙希が数日前に出くわした「大量の武器を呼び出す女」についての事も書かれていた
当事者である沙希がするのだから、それはもう詳細に

「……あなたが見たい内容のものは無いかもしれないわよ」
「私が調べた中じゃあなたの言うような人物の物はなかったから」
机の上を滑らせ、宗次郎の元へと送り付ける
161 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通した琥珀の指輪、空の500mlペットボトル [sagesaga]:2014/04/16(水) 00:09:11.49 ID:VRwyM+C50
>>158
「え?………あ」

指摘をうけて呆けた顔、隣に浮く水球をチラ見して、今更のように先程まで水の浄化訓練をしていた事を思い出し

「ごめんごめん、まぁ練習はやろうと思えばいつでもできるし……って」
「チビじゃない!こう見えて、160くらいはあるんだからねっ!」

申し訳なさそうに謝ったのもつかの間

ずびしいっ!とむくれた表情で睦を指差す
身長に関しては厳密には158だが、目測ではおおよそ160で間違いはないだろう
服装のせいで更に幼く見られがちではあるが、一応は気にしているようで
というよりも、そもそも158をチビとは言いにくいのだが、少年の身長と比べられるとチビに見えても仕方ないのかもしれない


そして、意識が完全に水球から離れた結果
悲しいかな、汚れ入りの水球は支えを失ったように落下し、地面で薄汚い水溜りとなる
162 :出雲 千聡【鉄装惨竜】Lv1(0) [sage]:2014/04/16(水) 00:10:32.48 ID:XOh+igZZo
>>157

「ま、そりゃそうだけどね……」
泣いても騒いでも状況は変わらない、ならば笑えば気持ちはすこしばかり楽になる
言っていることは理解はできるがそれを実践できる辺り、肝が座っているというかなんというか
しかし笑い声を聞いて少し気が落ち着いたのもまた事実。そこは内心で感謝して、普段通りに眼を細めるのだった


続いて真剣さを帯びた声に切り替える見崎に同調して路地裏の一面、赤く染まったそこへ目線を移す
込み上げてきそうになる酸っぱいモノを抑えつけながら、異臭に耐えながらそこを見渡すと、確かにそこには惨劇の「中心」と呼べる物が欠落していることに気付く

「……文字通り、骨まで残さずってことかい」

死体がない。さらには運び去った痕跡すら残っていない。
それはつまり、

「能力者のしわざ、ってことになるよな。それもかなり高レベルの」
魔術に関する知識・情報のない彼はそう結論づける
そしてそれは多くの者にとって、当然と呼べるものであるのだが、

「こういう事件の犯人は、世間だと大抵第二学園の生徒ってことになるんだよねえ」
小さくつぶやくのは、時に正しく、時に誤解を孕んだ世間の評価だ。
今回の場合もそうなるのだろうか。隣にいる同期生は、そのことになにを感じるのだろうか。
163 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/16(水) 00:21:51.66 ID:/jhiHcOCo
>>160
「……まあ、手段は選ばない方だな」

心底驚いた、そんな表情で宗次郎の顔は強張った
コロコロと表情を変えるこの男だったが、作られていない素の表情
両手で挟みこむように頬を叩くと、気持ちのいい軽い音
それで宗次郎の表情も切り替わり行動を開始した

「スゲェ恥ずかしい事を言うが、口説くつもりでもお世辞を言う訳でもないからよく聞けよ」

データを書き写したそのノートを懐から取り出したスマートフォンで撮影
書き写すよりも手軽で何より速い
そのデータを収めたスマートフォンを胸ポケットに収めると沙希へ身体を向け背筋を伸ばす

「アンタ、最高に良い女だ
 ちびっ子なんて言って悪かったよ」

ペンを手に取るとそのページの端に何かを書き記した
迷いのない素早い行動に沙希が止めようとしてもそれを止められないだろう

「俺は馬鹿で数式なんかはすぐ忘れるが恩は忘れない
 なんかあったら呼んでくれ
 俺は勉強は出来ないしアンタを喜ばす芸も出来ないが、命ぐらい懸けてやれる」

沙希に向け、返されたノート
先程の頁をめくれば連絡先が他の記載を邪魔しないように書き足されていた

「知っての通り、俺は高城宗次郎
 アンタは風紀委員の……うさぎだっけ?」
164 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/16(水) 00:27:14.64 ID:8uUHPFWq0
>>161
それをいつやるんだよ、今でしょ

【逐一うるさいこの男】

うっせ、やーいチービちゃんと牛乳飲めよー

【クール()な男とは一体なんだったのだろうか】
【調子に乗った男は更に煽り出す】
【体型に関してヒョロヒョロであるこの男だって何も言えないのだが】

あと指差すんじゃねえよ……うおっ

【少女の手を払い除けようとした時に、水球が地面に落ち、撥ねる】
【落ちた時の音と跳ねてきた水滴に反応するが、回避出来ずいくらか服が濡れる…まあこの位、大丈夫だろう】

……何やってんだよ服汚れんだろうが

【そしてまた煽るのだった】
165 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/16(水) 00:38:30.24 ID:/+sesHZ9o
>>163
「なっ!?」

椅子を跳ねのけ、机に両手を叩きつけながら勢いよく立ち上がる

明らかにデジャヴと呼べる光景だが、ただ一つだけ違うのは沙希の表情と顔色だろう
耳まで顔を真っ赤にし、目をぐるぐると回しているのが分かる

「な、なななななんてこと言うのよ!セクハラよ!しょっ引くわよ!!」

怒鳴りつけるも、ここがどこであったかを思い出した沙希は瞬時に我を取り戻した
周囲をキョロキョロと見渡し―――――なんとも、バツが悪そうにいそいそと椅子へ収まった

「佐々見です、佐々見沙希(ささみさき)、うさぎじゃないです」

顔を赤く染めて、フーと息を粗く宗次郎への威嚇を続けながらも名前を訂正する
体を伸ばしながら胸を膨らませて大きく息を吸い、そして吐き出す深呼吸の動作をした後、何とか顔を作り直した

「見たらわかると思うけれど、こういった事件が表だって起こり始めたのは本当にここ最近の事」
「そして……あくまで事件性があるものしか記されないからそこまで参考にはならない事も分かったわ」

苦々しく言う彼女、自ら調べた上で見出した結論がこれだった
何せ魔術師と言う存在は夢物語の様な物だ、現実を書き記す風紀委員の資料とはそりが合わないのである

「下手をするとゴシップの方が参考になるかもしれない、そう言うのはあなた達の方が得意でしょ」

風紀委員は公共の組織……そういったアナグラな情報はどうしても手に入れづらく、仮に入ったとしても組織内で振るいにかけられて零れてしまう
だからそういった情報は個人の足で手に入れるしかない、と言うのが沙希の現状だった

返されたノートのページを捲り、己の能力についてのページを見開く

「私は調べ物があるのでまだいるつもりです、あなたは?」
166 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/16(水) 00:41:03.45 ID:2hxTh6Eyo
>>162

「ま、何故かはともかくとして、恐らくはそうだろうね」
「超能力者か……」

「魔術師」、そう見崎は続けた。
魔術師の存在について多くの者は知らない、もしくは信じてはいない者が大半のこの学園都市で、こうも簡単に魔術師の発想が出てくる事はまずない。
このセリフから、見崎が魔術師についての存在を他の人間よりは認知しているだろうというのがわかるかもしれない。

「第二学園の奴でもここまではしないでしょ…多分」
「いやでもそう思われても仕方ないのかなあ…俺っち達も何も悪い事してる訳じゃないのに」

「こないだだってさー、アレだよ?歩道橋を登ってる時にこう、すこーし身を屈めただけで前を歩いてた娘に覗き呼ばわりされてさー」
「いやまあ見ようとは思ってたんだけど、まだ見てもないのに決め付けるなんて酷いと思わない?レッテル貼りはダメだとおもうんだよなあ」

認めたくはないようだが、第二高校の人々からした風潮がよくないのは確かである。
頷きながら愚痴を零す見崎であったが、突っ込み所を見つけたなら君は突っ込んでも突っ込まなくてもいい。

「なんにせよ、放ってはおけないね、こーゆー血生臭い事件なら尚更さ」
「とはいえいくら超能力者でも高校生じゃ出来る事にたかがしれてるし、ここは大人に任せておきましょーってね、風紀委員的には」
167 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通した琥珀の指輪、空の500mlペットボトル [sagesaga]:2014/04/16(水) 00:41:27.76 ID:VRwyM+C50
>>164
「今じゃなくてもいいの!」

むきーっ!と地団駄を踏む子供のようにように顔を怒らせ
再びチビと呼ばれさすがに頭にきたのか、精一杯ドスを効かせた目でジロリと睦を睨む、が


「良いもん……もし瀬戸から相談とかされても、絶対助けてやらないからっ」

煽りに言い返そうにも上手い言葉が出てこない、国語の成績が10段階評価で表すと4な少女では、それも当然か
兎も角、間の抜けたお返しの言葉と共に、烈は背を向けてその場から逃げるように走り出す

「……場合によっては、考えなくもないけど」

そんな言葉を、去り際に残して

//申し訳ない、眠気がにじり寄って来たので勝手ながら〆させてもらいます
//絡みありがとうございました!
168 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(06)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/16(水) 00:55:56.97 ID:/jhiHcOCo
>>165
「しょっ引くのは良いが取り調べはアンタを指名させて貰う
 個室で二人っきりだ、嬉しいだろ?」

慌てふためく沙希に調子が戻ったのか
いつもの調子……いや、いつも以上に口の周りが良い
軽口さえなければ、勘違いされることも少ないだろうがこればかりは性分なのか狙って行っているのか

「だったら俺は裏の方だな
 人目の付かない場所は庭みたいなもんさ」

机の上の新聞を手に椅子から腰を上げる
此処で向かい合っていても効率が上がるどころか、宗次郎が邪魔しかねない

「なんかわかったらどうにかしてアンタに連絡するよ
 なんなら本当にしょっ引かれてアンタを指名しても良い」

沙希に背を向け、ひらひらと手を振るう
気だるそうなその態度がなんとも宗次郎らしい

「じゃあまたな、沙希
 魔術関係じゃなくても何かあったら学生コミュニティ<ファミリー>を宜しく」

彼女が言う所の非合法なグループはファミリーというらしい
そんな言葉を残し、宗次郎の姿はすぐに図書館から消えてしまった


//お疲れ様です、この辺りで〆でいいですか?
169 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/16(水) 00:59:39.02 ID:8uUHPFWq0
>>167
【少女がムキになっている様子を笑って見ている】
【睨まれても特に迫力を感じなかった為笑って受け流し】

おう、特にこれから相談する事も無いからな
別に答えなくてもいいぞ?

【またニヤニヤと笑みを浮かべながら煽りの返事を聞きながす】

おーう、考えておかなくていいぞー

【少女が走ってゆく様子を見ながら「すっ転ばねーかなー」なんて思いながら見送り】
【自分も、キックスケーターに乗って地面を蹴った。】

//お疲れ様でした
//拙いロールに付き合っていただきありがとうございました
170 :出雲 千聡【鉄装惨竜】Lv1(0) [sage]:2014/04/16(水) 01:01:33.81 ID:XOh+igZZo
>>166

「魔術師?」
聞き慣れないフレーズを耳にして、思わず問い直す
何かの冗談かと思ったが、見崎の先程からの真剣な口ぶりには何ら変化はなく

「―――って、箒で空飛んだりする奴?」
故にこちらから、冗談でもなんでもなく、無知故の阿呆らしさで問うていく


「ま、一高と比べりゃ問題児多いしね。仕方ないとは思うんだけど。
一部を見て全体を評価されるのは、それでも納得はいかないよね」
自由な校風を理由に第二学園を選ぶ学生は多い。実際、出雲もそのひとりだ
しかしその自由を免罪符に好き勝手する輩がいることは、常々問題に思っていると彼は言う。

「いやお前のそれはレッテルも何も普通に覗きだからね?そんなで風紀委員で怒られたりしないわけ?」
言っておかずにはいられなかった。そういう性分なのである

「そうは言っても能力持ちの成人なんて滅茶苦茶少ないらしいし……正直、大丈夫なのかね」
この事件の犯人を捕まえるとして、大人たち―――無能力者では分が悪いのではないか。
そう思わずにはいられないほど、この惨状は衝撃的だった
171 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/16(水) 01:08:46.75 ID:/+sesHZ9o
>>168
「がるるるる……!」

唸るような威嚇を去りゆく宗次郎の背中へと向ける
せっかく良い終わり方をしそうだったの言うのにこれである

「はぁ……」

その背中が図書館から消えると、沙希はため息をつく
心の中に浮かぶのは「厄介なことをした」と言う自己嫌悪の念であった

バレたら確実に問題になるだろうが、情報収集はどうしても風紀委員には向かないのも事実
それに風紀委員は学園都市に暮らす人々の風紀の為に存在する―――『風紀』、それ即ち秩序であり節度

秩序とはその単語の前後に常に『正しい』が付く
風紀委員として、正しいと思える想いを―――――――

「ファミリー……か」

ペラリと必殺ノートを捲り宗次郎の連絡先が書かれたページを見つけ出す
右手に握るペンの先が、そこに新たな文字『ファミリー』を書き足していた

/宗次郎さん、絡み乙&ありでしたー!
172 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/16(水) 01:33:13.84 ID:2hxTh6Eyo
>>170

「今時箒で空飛んでたら逆に面白いんだけどねえ」
「ま、知らないなら知らない方がいいものさ、忘れた方がいいよ」
「絶対調べたりするなよ!絶対だからな!?」

魔術師の事を知らないなら、知らないままが一番いい、下手に物事を知って巻き込まれるより。
…と、なるのはあくまで風紀委員として一般人を巻き込ませてはならないから、見崎自身としては知りたいならば調べてみればいいとの考えだ。
わざわざ分かりやすく釘を刺すくらいには勧めるらしい。

「…さて、JKのパンツの色がどうとかは置いといてさ」

「この惨状を見るに、武器持ってたって難しいかもしれないね」
「…だからこそ、こーやって大人達がくる前にこっそり調べてるっしょ」

出雲の言う事は尤もだ、いくら武装したとは言え犯人も異能の力を持っている可能性が高い以上、無能力者が主な大人達に任せてもいいものか。
それは見崎も考えていた、半分面白さ重視で。
ニヤリと笑って返答した見崎は、『風紀委員として』意外の行動も考えていた。

「少年探偵団…じゃないけど、こーゆーのって面白いと思わない?」

不敵な笑みを浮かべ続ける見崎は、きっとこの事件を丸投げするつもりは毛頭ない。
寧ろ逆、大人に頼らずに真相を見つけてやろうかと企んですらいた。
173 :出雲 千聡【鉄装惨竜】Lv1(0) [sage]:2014/04/16(水) 01:58:18.55 ID:XOh+igZZo
>>172

「それはフリか?フリだな?フリなんだな?」

調べた所で大した何かが出てくるとは思えない。故に適当に話を合わせておくに留める
しかし事ありげな話しぶりが気になるのもまた事実
きっと後に調べていくことになるのだろう

「なるほどね。そうやって風紀委員として―――」

いや、違う。
風紀委員としての活動、というのが100%であるならば、この怪しい笑みは出てこない
これが見崎自身の性質か。先の『風紀委員的には』という発言の意図はこれか

ならば自身の性質はどうか。
不敵な笑みに対し、糸のような細目をゆっくり開く
現れた瞳には、挑戦心が100%

「自由な二高でよかったよ。一高に通ってたら、こうはいかなかっただろうからね」
そう言う出雲は、完全に乗り気
能力を持たない大人たちに代わって、この事件の真相に迫る。ルールに束縛されている第一学園にいては出来なかっただろう
「乱歩か。確かに雰囲気あるね、小林少年は任せてもいいかな?」
174 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/16(水) 02:21:05.51 ID:2hxTh6Eyo
>>173

「はっはっは、なんの事かないずっちよ?俺っちは別に何も企んでないよ?」
「別に、『超能力者で協力して大人達を出し抜いて犯人捕まえたら面白くね?』なんて企んでなんかさ?」

やろうとしていることのわりに、悪どい笑み。動機も不純ならやる事も危険極まりないが、『やってはいけない事』というものはいつでも人を惹きつける物だ。
見崎は笑いながら出雲に近付くと、グイと肩を無理矢理気味に組もうとする。

「…風紀委員ってさ、結構名前出せば警察の協力も出来んのよ。情報とかも割と…ね」
「でもこれはめちゃくちゃ危険な事、そして何が起きても自己責任、OK?」

近くに誰かがいるわけでもないが、いつの間にか内緒話のようにコソコソと話を続け、また事件に首を突っ込む事の危険性を再び出雲に確認した。
出雲が危険性を確認し、それでも乗り気でいたなら、情報交換用の連絡先に携帯の番号交換を求めるだろう。
175 :出雲 千聡【鉄装惨竜】Lv1(0) [sage]:2014/04/16(水) 02:40:41.22 ID:XOh+igZZo
>>174

「はは、そうだね。俺も『それが二高の生徒だったりしたら大人たちはどう思うか』なんて思っちゃいないよ」

当然、それで全てが変わるなどとは思っていない
寧ろ『危険なことに首を突っ込んで云々』『子供は大人に任せておけば云々』と言われることも容易に予想が付いている
それでも、気持ちは止まらない。組まれた肩を力に委ね、

「OK、OK。危険上等だよ。こんな現場見せられて、安全なことだなんて思っちゃいないさ」
おおっぴらには出来ないことだ、すべての行動が自分の責任として跳ね返ってくる。
しかし、それがいい。
無責任な自由など、自分が嫌う好き勝手な連中と同じだ。そんなものはいらない。

これから起こる、確かに今までと違う現実に打ち震えながら、携帯を取り出し示すのだった。
176 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/16(水) 02:59:04.66 ID:2hxTh6Eyo
>>175

「OK、いっちょ大人達の度肝抜かせてやらうぜ?」

連絡先を交換し、今一度確認するように言って笑うと、背後から車とサイレンの音が近づいて来た。
どうやら呼んでおいた警察達が駆け付けたようだ、見崎は出雲から離れ、警察達に対応する。
風紀委員であると証明すれば、割と素直に話を聞いてくれた、先程言ったようにある程度の信用はあるらしい。

出雲は調査に入ろうとする警官の一人に目を付けられ、『子供は早く帰りなさい』と半ば追い出すように促されるだろう。
そな際、警察に話をしている途中の見崎が、こっそりと出雲に向かって親指を立てていた

/乙でしたー!
177 :出雲 千聡【鉄装惨竜】Lv1(0) [sage]:2014/04/16(水) 03:20:29.26 ID:XOh+igZZo
>>176

笑いながらの声掛けに、確かに一度頷く
それと同時に耳に届くサイレンの音

「っと、そういえばさっき呼んでたっけ……」
呟き、見崎が警官と話しているのを少し離れて見ている
此方と話しているときには不まじめな態度が目立ったが、風紀委員としての信用に影響が出ない程度に留めているのか

(器用なやつ……)
そんな評価を下すと、警官に背を押されるままその場を後にするのだった
小さな動きで振り向くと、サムズアップを繰り出す見崎の姿が目に映り
まるで子供のいたずらだな、と思っては、自分のそれも似たようなものかと苦笑を浮かべる
そして彼もまた、大人たちにバレないようにこっそりと親指を立てて返すのだった

/絡みありがとうございましたー!
178 :葉桜 潤 【エアロハンド】Level2 E.エアガン :2014/04/16(水) 19:48:09.61 ID:TJdNox9h0
何を買おうかね…

【自販機の前で何を買おうか迷っている高校生がいる…】
179 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通した琥珀の指輪、空の500mlペットボトル [sage]:2014/04/16(水) 20:20:35.26 ID:VRwyM+C50
>>178
//こんばんは、スレに参加していただきありがとうございます
//当スレではしたらばの審査スレにてキャラの審査を行う方針をとっておりますので、一度>>1にあるしたらばにお越しいただけないでしょうか?

//わからないことがありましたら、同じくしたらばにある雑談スレなどで質問して頂ければお答えしますので、ぜひお願いします
180 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/16(水) 21:38:02.74 ID:/+sesHZ9o
沙希は廃墟跡の空き地に久しぶりに立っていた
理由は単純、昨日図書館で調べてきた内容が実際に使用に耐えうるかの検証のためだ

「むむむむむ……」

沙希は唸る
彼女の手元には一冊のノート、そして足元には1つの闇の塊があった
沙希が闇の真上に手を差し出すと、闇はそれに向かって真っすぐに飛び上がる―――――

当然、闇は彼女の手へと衝突する
柔らかな物体がぶつかる独特の感触を覚えながら、沙希は小さくため息を吐いた

「はぁ……駄目ね」

一見、彼女の行動は成功しているように見えるだろう
だが彼女が求めているのは『全体』を飛ばす事ではない

糸の様に本体と一部繋がった状態で射出する事、そしてその糸の射出速度を限りなく早くする事が目的
求めるのはあくまで速さであって、ぶつかる事による衝撃―――つまりダメージが発生してはまだ速度に振り分けられる余剰があることになる

「こういう特殊な扱い方はどうしてもダメね、私」

もっと直接的な、例えば棘であるとかであれば沢山出す事も容易い
だがこう言ったある種キワモノな使い方はどうにも苦手だった

「もう一回」

沙希は再び同じことを行う、そして同じ結果を繰り返す―――――何度でも、納得がいくまで
181 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/16(水) 21:48:20.59 ID:oevLutwbo
>>180

はて、アレは何をしているんだろうか?
ふとその光景を遠めに見て気になった。
そう疑問を持ったのなら仕方が無い、好奇心ネコをも何とか。
そうう訳でネコ耳カチューシャに切り替えて、彼女に話しかけよう。

「何をしているにゃ?」

そう君に話しかけてきたのは、第二学園の改造制服(着こなす範囲)でネコ耳カカチューシャを付けた
奇天烈な銀髪の中学生と見間違うばかりの幼い少女である。
182 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/16(水) 21:54:38.93 ID:/+sesHZ9o
>>181
声を耳にして沙希は一瞬目を大きく開いたが、すぐに表情が元に戻る
流石に鍛錬中に声をかけられることにも慣れてきたのだ

「何って、能力の訓練よ」

くるりと沙希は振り返る
そして少女の姿を見て――――――

「……私と同じくらいちっちゃい」

これには単純に驚いた

沙希の身長は151cm、対して目の前の少女の身長もそれくらいだろう
自分より小さい、もしくは同じくらいの身長の人物と出会う機会なんてそう無かったからだ

制服からして第二の学生、知らないのも当然か
とりあえず――――――

「あなた、何年生?」

これだけは聞いておかなければ、と思った
183 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/16(水) 22:08:34.11 ID:oevLutwbo
>>182

「これでも高校一年にゃ」

博打専用の偽装パスポートの上では成人してるけどね。
と心の中で呟いておく。

成るほど、目の前の彼女は噂に聞いた通りに小さい。
それでも私よりも身長はあるのだが、ちなみに私は現時点で146cm。
悲しきかな、しばらく前から伸びる兆候は無いのでおそらくはこのままだろう。
ともかく。

「私は無能力者だから気になるのだけど、どんな能力なのにゃ」

それに劣らぬ技能は身に付けたつもりであるけど。
噂、というより風紀の活躍ぶりは小耳に挟む程度に知っているのだが
本人の口から聞くのも悪くは無い。
184 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/16(水) 22:20:37.54 ID:/+sesHZ9o
>>183
「年下か……」

何とも複雑そうな表情をする沙希
この時、ウーデアとは全く逆に「この子はまだ伸びしろがある……」と心の中で呟いていた

高校二年生とは言っても沙希は4月の第一週生まれ、実質1学年上みたいなものだ
つまり中身は大体18歳――――――ウーデア以上に絶望的なのである

「無能力……そうなの」

その言葉を聞いて沙希は一瞬口が止まるが、特に態度を変えることなく続けていった
無能力者は珍しい……だが居ない訳ではないし、それで何かが変わる訳ではないと言うのが沙希の考えだ
故に差別するようなことも特別驚くようなこともない、大体自分の両親だって無能力者ではないか

「私の能力は『これ』よ」

沙希が指をパチンと鳴らすと、彼女の足元に広がった影からぬるりと何かが立ち上がってきた
それは真っ黒な、70cm程度の大きさを持った人形

ずんぐりむっくりな体と短い手足、それらと同じほどの大きさを持った真ん丸な頭部にピョンと立った長い2本の耳
闇で出来たうさぎのぬいぐるみ―――――

                    ダーカン
「『影闇操作』、それが私の能力【影法師】」

どこかつやつやとした、それでいてしっとりとプニプニ柔らかそうな――――何とも言い難い物体、それが彼女の『闇』
185 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/16(水) 22:29:55.01 ID:gr2JJEFzo
【深夜にさしかかり、人気もない学園都市の公園】
【自販機の前で佇む小柄な少女の姿があった。】

…学園都市といっても、町並みは外とそこまで変わらないんだね。
ただ住んでいる人たちが変わり者なだけで…、滅茶苦茶な程にね。

【彼女は独り言を呟きながら、小銭を投入。】
【極々普通なカフェオレを購入して、プルタブを開ける。】

(本当、滅茶苦茶だよ…。)
(能力者ばかりに目が行くけど、一つの都市にこんなに魔術師が集まるなんてさ。)

……甘……。

【一口飲んだものの、どうやら彼女の口には合わなかった様子で、少し顔をしかめている。】
186 :天雪依姫『干渉能力Lv2』武装:名刀奔兎(隠蔽) :2014/04/16(水) 22:43:50.09 ID:L1NaRdLao

【黒い第一高校の制服に右手には黒い薄手の絹手袋、まだ幼さが残り、しかし大人びてきた顔は面倒臭そうな顰めっ面】
【自分と同じ位の位置に存在する、深紅に融けて淀んだ月が纏う気配は禍々しい物で】
【黒い雲に阻まれる筈の月光はその障害物でさえ穿ち過ぎ、血の様な悍ましい斑点を空にぶちまけている】
【気色悪い、と一言吐き捨てる。純粋な満月程玲瓏な光は無い。これはそれに相反するような存在だった】
【妖艶なその光は辺り一帯を包み込み、何時もの雰囲気を不穏な空気に変えていることが目に見える】
【依姫は路地裏建物高所、壁に奔兎の刃を押し当てて登ったそこで、少しの冷たさが残る風を、その白くもほんのりと赤くなった頬に当てている】
【不良共を更生させようと殴り倒したのはいいが、何故か暴走族に追いかけ回されてしまった】
【バイクでも流石に高所には登れまいと騒がしい地上を見下ろすと、いかにもな風貌の男達がこちらを睨めつけていた】
【仕方ないな、と黒い雲に淀んだ紅い月を瞳に落として、後一歩踏み出した】
【そこにあるのは勿論、何もない空気だ。空に放り投げられた依姫は慣れた表情で身をくねらせ、腹を下に向ける】

【制服が激しく風に揺られて乱れるのも気にせず、煩わしそうに長い黒髪を宙空の中、高めの位置で結った】
【これでひと暴れするに当たって邪魔にならないだろう、依姫は軽い溜息を付いて、これもまた宙空に手をかざす】
【あたかもそこに刀が有るかの様に抜刀の動作を行う、のと同時に依姫の目の前にはコンクリートの地面が現れる】
【──ぐしゃぐしゃ、だ】

っとぉーい!毎回これ怖いんですよねええ!!っとぉ、さぁて?死にたい奴から動かないでくださいねー動いても殺しますけどねー……ってあれ

【無傷。平然と言葉を発する依姫の手元には一振りの刀、奔兎が現れていた】
【依姫がぐしゃぐしゃになっていない理由──干渉する能力の簡単な応用、降雲留水だ】
【攻撃射程内に含まれる全ての物に対して干渉し、後一歩だけを届かなくする基本的な応用】

【それよりも──ぐしゃぐしゃになっていたのは依姫ではなく……輩共であった。依姫は辺りの景色を確認するためにその場で一回転した】
【幼い頃から極道寄りだった父に鍛えられて身についた戦闘術である慧眼:天地開闢に映る世界は全てが武器に見える】
【何に使われていたか分からない看板、鉄のパイプ、猫の死体、切り刻まれて腕が見えるビニール袋……全てその場で利用できる物ばかりだ】
【路地裏は非常に狭く、左右をコンクリートの壁に覆われた人通りと言う言葉をつい先ほど無くした世界】
【何時かの活気も失せてしまった。自分以外の、強力な力を持った誰かによって】

【血の色は赤から黒に変わっている。酸化して固まったのだろう、推測されるのは自分が壁を登っている時か】
【記憶に新しいのは男達が自分のことを仰ぎ見、睨め付ける姿。先程の事なのでしっかりと瞼の裏に焼き付いている】
【どう考えても辻褄が合うことは無かった。つまり能力者、ないし魔術師の手によって行われた犯行であることは確かだ、だが何の為に】
【少し湿った額に手のひらを当てる。外界の冷たい空気によって冷やされた左手が嫌に冷たく感じられた】
【自分も死んでいるのではないだろうか、ここまで死体が一気に視界に入ると──否】

──死体が、無い?いや、消えたのでしょうか、違う、元から無かった?そうでもない、ちがう……どう言うことでしょう……?

【ここに長居すれば危険だろう、依姫の慧眼は付近の何かの気配を感じ取っていた】
【犯人であったとしても、そうで無かったとしてもこの場を見られてしまったからには仕方ない】
【口封じの為に脅しをかけようと、依姫はその気配が動くや否や駆け寄って峰打ちを仕掛けようとするだろう】
【刀の持ち手より一回転させ、刀の峰の部分で殴打できる体制を作り上げ、腰を静かに降ろして敢えて地面の血を触る】
【相手に一瞬でも隙を与える。まだ戦闘は始まっていない、故に隙を見せて誘い込む】
【戦闘が始まっていないと言うことはつまり、隙が一切無い状態。動かし逃がすことによって隙を生み出す事にしたのだ】
【この光景を見ていた犯人、ないし無関係の人間は、一体どういった行動を見せるのだろうか】
【依姫は女性にしては強かな筋肉を持ち、確かな腕力と脚力が保証できる】

《端的に言えば不良をボコそうと空から落ちてみたら皆さっきまでいたのにいなくなってた
あるのは血とそこらのゴミ屑で、周りを見渡してみたら誰か(貴方)がそこにいた、と言った所》
187 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(09)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/16(水) 22:43:56.41 ID:/jhiHcOCo
>>185
「滅茶苦茶の中でしか、手には入らない物がある」

いつの間にか横に居た少年がそんなことを呟いた
自販機に同じように硬化を投下し、選択したのは缶の炭酸飲料
プルタブを開ければ、炭酸の抜ける爽やかな音がその場に響いた

「美人がこんな夜中に一人じゃ色々と物騒だぜ
 何か困り事でもあるのか?」

明らかに染めているとわかる目に痛い金髪、派手なな赤いシャツの上にレザージャケット
横に立っていたのはどこかのチンピラしか見えないそんな男

「困り事なら力になるぜ、少しばかり謝礼は貰うけどな」
188 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/16(水) 22:47:05.00 ID:oevLutwbo
>>184

「へぇ…さわって見てもいい?」

そう尋ねるないなや、出てきた人形のような物体をマジマジと見る
触るために近づくついでにカチューシャを取って、カバンの中にしまう。
ダメとは言わないと思うので、そのまま有無を言わさず触ってしまう。

ふにふに
ほぅ、奇妙な感覚。こうしてある以上物体として存在しているのか。

「…そうだね。君だけ見せてくれるのは公平じゃないから私の一発芸をお見せしよう」

彼女の持つ空気が変わった、気のせいかそんな感じがする。
彼女はカバンから一つの精巧なモデルガンを取り出すと、回転式弾倉に何も入ってないことを見せる。
元は玩具なのか、銃弾代わりに置いてあるボタンを押すと、ランプが点灯する。

「ごらんの通り玩具だから気にしないで。クシュン、風邪かな?」

思わず下をむき、手で押さえてクシャミをすると、その脇でカチンと弾倉がはまる音がする。
そしてそのまま弾倉を回転させ、先をコメカミにあてる。

「ほら、よく聞くだろ。ロシアンルーレット」

カチカチカチカチ、クルクル。カチ、クルクルクル。クル。カチカチカチカチカチ、クルクル。
カチカチ、クルクル。カチカチカチ、クルクル。カチ、クルクル、カチカチカチ、クルクル。
都合六度のルーレット、原理としては単純。
そもそも仕掛けが壊れているか、音を聞いて何処に入っているか把握すればいいだけの話だ。
189 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C :2014/04/16(水) 22:59:12.71 ID:NxAlvNcTo
>>186
「………これで二人目か」

【彼女の飛び降りた直後。路地の影に一人の男性が隠れていた】
【赤い髪を持ち、紅の瞳が闇に輝く。赤い髭は、彼が壮年の男性である事を彷彿とさせる】
【身に纏った黒いローブはその姿を闇に紛らせ、背中から除く柄からはそれがかなり大きな獲物だと推測できる】
【男はその光景を影から見ながら、何らかの紙……メモ翌用紙だろうか?それに羽ペンで何かを書いて行き】
【やがて記入が終わると、そのメモ帳を懐へと仕舞う】

「(あれが能力者……天雪依姫)」
「(まさか前にブツかったねーちゃんだったとは……いやはや、恨み買われてねえだろうな?)」

【彼女の様子を見ながら、そんな事を考える】
【こう見えても彼は「潜入調査」中なのだ】
【故に強力な能力者の調査に来たわけなのだが……その対象が彼女、天雪依姫であった】

「(さて……今日の偵察はここまでだ)」
「(今のうちにトンズラこいて……っ!)」

【瞬間。彼女の気配が背後に迫るのを感じ、咄嗟に前方へと転がる】
【今までいた場所に、刀の峰打ちが飛ぶのが見えた】

「……バレちまったか」

【ペッと唾を吐き、背中の大剣を抜く】
【その大剣はまさに「鉄の塊」と言うに相応しかった。】
【巨大な刃は圧倒的な存在感を放ち、凶悪なオーラを放っている】

「恨まないでくれよ、ねえちゃん」

【いつの間にやら彼の筋肉は普通ではないほどに膨張し、緊張していた】
【彼の能力「身体強化」によるもの……腕力にかけては、少なくとも目の前の少女よりは圧倒的に上だと言い切る事ができた】
190 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/16(水) 23:01:08.90 ID:gr2JJEFzo
>>187

ん…そうだね。
だからこそ皆、こんな所にいるのかもしれない。

【こんな場所。学園都市。】
【ここでしか手に入らないものがあるから、きっと彼女もここにきた。】

困り事かぁ。うーん、そうだなぁ。
こんな夜中に、見るからにチンピラな男の人に声かけられたこと…とか?

【少年の瞳を見据える、ニヤリとした笑みを浮かべる。】
【美人というには、少々幼い顔立ちだ。】

…まあ困り事ならいくらでもあるけど、お金はないよ?

【好きな味でもないのにチビチビとカフェオレを飲み進める。貧乏性である。】
191 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/16(水) 23:01:37.78 ID:/+sesHZ9o
>>188
「大丈夫、触っても特に何もないから」

大きな垂れ目をにっこりと山なりにし、ウーデアの申し出に大きく頷く
ウーデアの指が触れると、ぬいぐるみはどこかくすぐったそうな仕草を見せた
沙希が意識して操っているのか、それとも沙希が無意識のうちにそうさせているのか
はたまた実際にそんな感情を持っているのか……恐らくは真ん中、沙希の無意識なのだろう

「銃……!じゃ、無いみたい」

目の前の少女が取り出したもの
中央部に独特な形状の弾倉、いわゆる回転式弾倉を持った拳銃―――――のレプリカ
驚いた、一瞬だが「本物が飛び出してくるのでは」と思ったではないか

だが、それよりも驚くようなことが起きた
彼女は自らのこめかみに銃口を向けると、そのまま躊躇なく連続して引き金を引いた
玩具だから――――確かにそれで解決する、だがそれでは1回も弾が出なかったことは解決しない

何かのトリックだろうか?

「その拳銃、見せて貰ってもいい?」

最初から発砲の判定が無い可能性
そもそもこの拳銃は何発装填する物なのだ、今彼女は6回引き金を引いたが……7発装填の物なのか?
192 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/16(水) 23:04:38.42 ID:/+sesHZ9o
>>191
/あ、ごめん勘違いしてました、最後の一文なしでお願いします
193 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(09)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/16(水) 23:12:59.61 ID:/jhiHcOCo
>>190
「そりゃ大変だ、そのチンピラってのは……俺か」

晴の笑みと視線を受け、男は笑う
自覚はあるようでこの格好にも意味があるのかもしれない
只の趣味である可能性を否定は出来ないが

「金が無い、ってのを困り事に含めるなら俺もそうなんだが
 悩みを聞くだけなら無料キャンペーン中だ、解決するかどうかは別問題なんだけど」

お人好しなのか、何か考えがあってなのか
もう本人は話を聞くつもりで居るらしく近くのベンチに座り込み、晴に視線を向ける

「んで、お困り事ってのは何なんだよ?」
194 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/16(水) 23:21:35.52 ID:oevLutwbo
>>191
/ちょっと分かりにくかったでしたが、カチがトリガーで、クルか回転です

「うん、問題ないよ」

疲れたのか、何処かくぐもった声で言葉を返す。
そういって手渡した銃は、外見上本物と何も変わらないが玩具の銃である。
ずっしりとした重みがあるもので、おそらく本物から改造したのだろう。
少なくとも襲ってくる暴漢程度に向けると軽く逃げられそうだ。

オーソドックスな回転式リヴォルバーのようで六発装填可能で
驚くべきことに次放てば当る、といったところで止まっている。

「まぁ、君たちから見れば児戯みたいな物だろうね。
 世の中探せば、銃弾を好き勝手できる能力もあるだろうしね」

そう髪を書き上げながら喋る。
ふと、思い出したように呟く。

「あ、本物と同じような派手な音出すから撃たないでね」
195 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/16(水) 23:27:34.01 ID:gr2JJEFzo
>>193

その通り。自覚はあるんだね?

【微笑みを浮かべたまま、この一言。】
【初対面の相手だというのに、歯に衣着せぬ物言いである。】

【なお、彼女の服装は紫のパーカーに薄藍のホットパンツと極普通なもの。】
【特筆すべき点があるとすれば、首にかけた星形のペンダントだろうか。】

なるほど。気前がいいね。
なら折角だし、話しちゃおうかな。

【彼女は後を追って隣に座り、男と視線を合わせて語り始める。】

さっき言った通り、困り事は色々あるんだけど。
一番の悩みは…、住む家がないこと、かなぁ。

【この学生に対する補助が充実している学園都市において家がないというのは、少々異常かもしれず。】
196 :天雪依姫『干渉能力Lv2』武装:名刀奔兎(隠蔽) :2014/04/16(水) 23:29:53.99 ID:L1NaRdLao
>>189
あ!あれはこの前のセクハラ系瞬間移動……?あれ違う瞬間移動系糞ムッツリ助平やろうじゃないですか!![ピーーー]ッ!

【新聞紙被りながら全力疾走した青くも黒い春は遠い話ではある】
【依姫の表情から汲み取れるのは明確な殺意。そして躊躇いない刀の振り下ろしは、手慣れている者でないとすることができない物だ】
【右手の絹手袋と皮のグリップは相性が悪く抜けやすいが、それを補える程の腕力がある】
【戦闘に入るのは目に見えている、と依姫が更新するのは慧眼による景色の記憶】
【周りの利用出来る物全てを使い尽くす勢いでの応用を持ってすれば性別の力量差は越えられるだろう】
【依姫が行ったのは単純な振り下ろし、だがその振り下ろしだけでも、依姫にとっては布石を置く手立てになっている】

……ッ、と避けられましたか、まぁそりゃそうでしょうね……!ここからは死んでもらう気でいきます!

【刀の切っ先が血塗れのコンクリートを抉る。小石程度に削れた破片が依姫の背後へと飛んでいく】
【依姫は刀が触れたその破片に、行き先を妨害する干渉を与えた。つまり、本来真後ろへと飛ぶ筈の破片が、同速で赤髪の男の方向へと飛んで行ったのだ】
【その空隙、依姫は安定感を保つことの出来る中腰の体制になり、右へと跳躍した】
【中腰と言うのは重点を足に持つことにより脚力を上げる体制であり、依姫にとっての適性的な戦闘体制】
【動く、と言うよりは跳躍。女性特有の機敏な動きと男性にも負けない脚力が功を奏し、恐らく相手でも少しは驚く程の速度が出ているであろう】
【相手は恐らく戦闘に慣れている、ならその慣れを逆手に取ることによって戦闘の流れを組み立てよう】

……

【狭い路地裏では立体的な動作を行う事が可能だ。つまり全方位から凡ゆる手段を持って戦えると言うこと】
【それは相手も変わらない、だが相手の姿を見れば筋肉隆々、そしてやたらとでかい大剣】
【地の利を得るのは依姫の慧眼にかかればお手の物、身体的フリはあったとしてもこれでプラマイゼロだ】
【依姫の跳躍は注目するに値するのは確かだ、更に言えばその跳躍の結果、右足で壁を蹴りほぼ垂直に男の後ろに回ったことも刮目に値する】
【だが本当に依姫が狙っているのは小石……に気を取られ牽制となっていることに気づかせない、と言うこと】
【つまり戦闘の専門家、と言うことは相手の一挙を見逃すわけがない。ならば腕力で負けている女性が何をするか──】
【答えは簡単、小細工だ。だが依姫は違う。小細工はただの牽制でしかない】
【本命は干渉を用いた一撃。地味な攻撃でチマチマやる程命のかかった戦闘を行いたくない】

【削ったコンクリートの破片は赤髪の男の目を目掛けて一直線に飛んでいく】
【加え、壁を蹴りつつも赤髪の男の背後へと回ろうとする依姫は峰打ちの状態から普段の持ち方、右手だけで持つ持ち方へと変えている】
【もし男が石に気を取られ依姫が背後へと回った場合、依姫が取る行動は回った時の遠心力を用いて地面を滑り、足払いをすること】
【左足で着地を行うと同時に、その足を上へと突き出すことによってあえて着地を失敗する】
【結果的に足払い、と言うよりはスライディングを行い、男を絶対的な無防備になる空中へと浮かす事に成功するだろう】

【石に気を取られることなく、依姫を迎撃することに成功した場合、依姫はとりあえずもう一度縦一閃の斬撃を行う】
【だが勿論、後頭部を狙い石が直撃するのは間違いないだろう。それを踏まえた点で回避する事も可能だが】
197 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/16(水) 23:37:37.06 ID:/+sesHZ9o
>>194
きちんと装填されている……

一説によれば装填した銃弾位置をずれる重心で判断できる人間がいるという
目の前の少女が?と言う疑問も浮かぶが、ここは学園都市――――珍しい話でもない

「それにしてもこんなもの、どこで手に入れたのかしら」

玩具にしてはよくできているし、重さからして中身だけでなく外見も金属だろう
そもそもフルメタルな模造銃って法律的にセーフだったか?と言う疑問符が頭に浮かぶ
……このあたりの知識は流石の沙希でも持ち合わせていない、後で確認しておこう

そういえばこの弾って―――――

………
……



ウーデアが沙希に向かって声をかけた、丁度その瞬間



――――――鋭い発砲音が、空き地に鳴り響いた



「……」

時すでに遅し
ウーデアが言う前に沙希は銃口を下に向け、引き金に指をかけて引く寸前だったのだ、当然間に合う訳もない
肝心の沙希はと言えば、意図せぬ強烈な発砲音に驚いたのか、瞳を大きく見開いたままウーデアを見ていた

「これ、本物じゃないわよね……?」

思わず確認せずにはいられなかった
198 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(09)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/16(水) 23:39:12.09 ID:/jhiHcOCo
>>195
「……そりゃまた、結構難しい問題抱えてんな」

衣食住が不足する、というのはこの学園都市においてほぼありえない状況だろう
自分でそれを拒絶しなければありえない、この宗次郎自身のように

もしくは普通の学生でない、という可能性があるがこの男にそんな考えは浮かばないようだ

「2つ3つ質問したいんだけど、良いか?
 場合によっちゃ、アンタの力になれるかもしれない」

飲み終えたらしい空の缶を放り投げると晴の頭の上を越え、自動販売機近くのゴミ箱へと真っ直ぐ収まった

「まあ、簡単な質問だ
 スリーサイズとか気になったりもするが、そういうのも聞かねぇし」
199 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C :2014/04/16(水) 23:44:59.20 ID:NxAlvNcTo
>>196
「あれは誤解だぜ。元はと言えば新聞紙を被って追って来たねーちゃんが悪い」

【やれやれと言った風に誤解を解こうとするが、それが無駄だと言うのはわかっている】
【そもそも話し合いが通じるような相手か?それは違うだろう。ならば彼が取るべき選択はひとつ】
【無理にでも説得するしかない。世の為人の為、そして自分の名誉の為。セクハラオヤジという汚名だけは払拭せねば】

【そうこうしている間にも、彼女の攻撃は間髪入れず襲い来る。彼女の剣の切っ先が小石を弾くも、どう言うわけかそれは前へと飛んでくる】
【そして彼女自身は後ろへ。これが何を意味するか?答えはひとつ】

「迎撃による挟み撃ちか……」
「しかしこのαを舐めないでもらおう!」

【男はどちらへ反応するか?石か?依姫か?……否。どちらでもない】
【咄嗟に男は大剣を地面に突き刺し、それを踏み台として跳躍……いや、「飛翔」した】
【彼の能力は「身体強化」。故に、足のバネも一時的に常軌を逸した発達をしている】
【彼の跳躍が「飛翔」と見えるのはまさしくそれだった。彼は5mほどの跳躍の後、背中からもう一本の剣を取り出す】
【その剣は割かし小型で、普通に人間にも扱えるような大きさだ。しかし、彼女ならその剣が何やら「異常」な雰囲気を放っている事に気付くだろうか】
【その剣を振り下ろしながら、大剣が突き刺さった場所にいる彼女に向けて一直線に降下する。勢いを増す事によって威力を上げる、単純だが効果的な手法だ】
200 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/16(水) 23:50:14.54 ID:oevLutwbo
>>197

パァーンと乾いた銃声が響いた時、その音とほぼ同時に仰向けに
血の様な赤い物体を吐き出しながら、倒れていく少女を見た。
近寄ってみると目を閉じられてて、制服は口からこぼれた赤い物によって汚れている。
しかし、触ろうと近づいたとき、放心して動けなくても倒れて数秒後に
倒れていて体が動き、舌をベロっと出す。
その舌のは血ノリがはいっていたと思われるちいさな袋が置いてある。

「驚かしてごめんね。ごらんの通り自衛用の玩具さ。
 少なくとも小心者は逃げるだろう?」

パンパンと埃をはたきながら立ち上がる。

「まぁ生きるスベなんだ。悪く思ってくれても構わないが、こういうスベもあるコトと思って欲しい。
 あ、これいつ仕込んだって?ほら、さっきクシャミした時口を抑えただろう?あの時さ」
201 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/16(水) 23:54:31.65 ID:gr2JJEFzo
>>198

ん、いいよ。勿論内容にもよるけどね。

【まだ半分ほど残っているカフェオレはベンチの上で放置されたまま。】
【どうやらもう飲みたくないらしい。】

スリーサイズは…いくつだったかな?
まあ、見ての通り、面白みのない体型だけどね。

【小さくもなければ、大きくもない。故に彼女は、面白みのないと表現した】
202 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/17(木) 00:00:03.24 ID:QK4IY9qmo
>>200
「――――――!!」

発砲音と共に振り返れば、少女が口から血を流して倒れこんでいくではないか
まさか地面に銃弾が反射したのか
通常の鉛弾だったら可能性は限りなく低いが、そもそも何で出来た銃弾なのかを沙希は知らない
何らかの特殊な素材で出来ていて、角度が良くて反射した可能性も――――――

そもそもそんな危険な弾丸明らかに違反しているのだが、今はそれどころではない

「大丈夫っ!?」

銃を片手に急いで駆け寄る
口から血が出ているということは着弾したのは肺の辺り、下手をすると――――
冷や汗を流しながらそう思って手を伸ばした時、重傷を負ったはずの少女の頭が動く

口を開いて出てきたのは血ではなく、赤い液体を垂れ流す小さな袋

血糊袋

「なっ……」

その表情はまさに絶句
悪戯?弾が当たったとかではなく、発砲音に合わせて血糊を吐いただけ……?

沙希の肩からふっと力が抜けるのが分かる
良かったという半面、なんてことをするんだと言う気持ちが半分

「びっくりさせないで……」

無意識のうちに口から出てきた言葉が、彼女の安堵具合を表現していた
203 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(09)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/17(木) 00:05:44.45 ID:TaHZjRHOo
>>201
「いや、待て待て
 スリーサイズは聞いてねぇから、大丈夫だから、な!」

晴の発言を抑えるように、目前まで掌を押し出し諌める
先ほどまで叩いていた軽口が嘘のような慌てっぷりだった

「あー……質問だけどな
 1つ目、学園都市に半分背くような事になるが大丈夫か?
 下手すると風紀委員とかに追われちまう」

こほん、と小さく咳払いをすると落ち着いたらしくそんな言葉を続けた

「2つ目、貧乏暮らしは耐えれるか?
 バイトとかやんねぇと食っていけねぇ」

2つ、と指折り数えながら質問は続く

「最後の3つ目、自分の問題解決に手を借りる代わりに他の奴の問題解決に手を貸す
 それが出来るか?」
204 :天雪依姫『干渉能力Lv2』武装:名刀奔兎(隠蔽) :2014/04/17(木) 00:10:41.58 ID:9tApmF0Do
>>199
【セクハラ死すべし慈悲はない、依姫は口の端を吊り上げて呟いた。男を[ピーーー]に痴漢の冤罪が一撃必殺になるのは今日問題になるレベルだ】
【男の身体能力は見上げた物だった。実際、見上げる方法でしか相手を確認することができなかった】
【身体能力を用いた大跳躍、否、飛翔は結果的に依姫の思う戦闘の流れをよくしてしまった】
【元より足払いをして空中へと浮かすつもりだったのだ、その間隙に攻撃を行うには最低限の行動に収める必要がある】
【だが男は態々自分から飛んでいった。それが依姫にとってのいい結果となり得たが、それはどうだろうか】
【男の体格的に落ちてくる躯体を切り裂く事は到底不可能だろう。できたとしてもこちらも致命傷、幾ら業物と雖も奔兎が折れる】
【加えて、見れば先にあるのは男よりも先に落ちてくる剣。回避を行う為に刀を縦に構え、背後へと最小の二、三歩に及ぶステップ】
【小刻みに、リズミカルに剣を回避するが、予想外に早く投擲された剣が依姫の心に小さな焦りを齎した】

……!

【背後にあるのは猫の死体。蛆虫に食われている点から見れば死後一週間から二週間と読み取れる】
【半分壊死したそれを男の方へと投擲する。尻尾を掴みハエの集る死体が男を襲うだろう】
【普段ならこの上に先ほどの大剣を干渉の力で突き刺さっている切っ先に干渉による空間を起こし、剣を抜き取るなどしていたのだが】
【今の依姫にはそれができなかった、それどころか男が空中にいる間にできる行動を狭めてしまった】
【狙っていた事が出来るだろうか、依姫は男が飛翔から落下へと至る直後に次への行動へ移す為に中腰になっていた】
【間に合えば、間に合えばいいのだが、あの紅い月が生み出す建物の影へと身を落とすだろう】
【駆け寄り黒髪、そして黒い瞳、制服は闇に溶ける様な色合い。自分の姿を隠すのに適した空間だ】
【そしてその間に男がまだ宙空に留まっているなら──】

【この時点で依姫はまだ気づいていない、相手の剣が尋常ではないと言うことに】
【焦りが生み出した状況把握の甘さ。能力者、魔術師の戦いに於いて重要なことは自分の能力ないし魔術を見せないこと】
【自分の魔術能力を見られ対策を練られてしまえば泥沼になる。今こそ両方の能力魔術は明かされていないが】
【少なくとも男の認識としては、依姫の能力、つまり干渉の能力は回避に特化した能力とも見えるかもしれない】
【方向性を変える能力のようにも見えるだろう。高所から落ちる、石の行き先が変わる、などがあったからだ】
【それも依姫の計算の内だが、戦闘に影響するのは調整がやりやすくなるかそうでないか程度の差だ】
205 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/17(木) 00:11:23.09 ID:2+89PiuOo
>>202

「うん。すぐさま駆けつけてくれて嬉しいよ」

騙された身ではたまったものではないと思うのだが、
どこかご愁傷様と乾いた笑みを零す。

「騙して悪かったね。とまぁ、こんな感じで私の技術は推理に近い。
 こうやって襲われたときは騙し騙しやっていくんだけどね」

すっかり立ち上がったので、カバンから普通のカチューシャを取り付ける。

「ただ尋常じゃなく集中力を使うからね、こうして背も伸びない訳だ。
 音を聞き分けるにしても、先の展開を考えるにしてもね」
206 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C EXP:06 :2014/04/17(木) 00:14:45.10 ID:ySrTBEmno
>>204
/すみません、眠気が限界なので続きはまた明日と言う事で宜しいでしょうか……?
/都合が合わなければ切っても結構です
207 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/17(木) 00:21:31.64 ID:sDvwXqvjo
>>203

ふふ、冗談じゃないか冗談。
意外と狼狽えるんだね、キミ?

【外見とのギャップが面白かったのか、笑み隠しに口元を手で押さえて】
【質問に移ると、彼女も真面目な表情になる。】

1つ目2つ目は大丈夫。どうせ今でも貧乏だし…

【『元から学園都市の敵だしね。』とは口に出さず、心の中に留めておく。】
【これだけは質問されたとしても話せない。絶対の秘密だ。】

3つ目もいいよ。偶には人助けも、悪くない。

しかしこれは…誘われてるのかな? キミのお仕事に。

【微笑みを浮かべ、大きく首を傾げて尋ねる。】
208 :天雪依姫『干渉能力Lv2』武装:名刀奔兎(隠蔽) :2014/04/17(木) 00:23:18.33 ID:9tApmF0Do
>>206
/明日でOKでーす長いから眠気誘ってしまいますねごめんなさい
/自分もちょうど寝ようと思ってましたし、今回はじゃあこれで
209 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/17(木) 00:23:55.22 ID:QK4IY9qmo
>>205
「『擬態』と言うわけね」

『擬態』、そういわれると葉っぱの振りをしたりとか草の色を保護色にするだとかのイメージが強い
だが一般的に言われる死んだふりだって擬態だ、恐らくは状況に合わせた形をもっての『擬態』――――

その理屈で通すならば、彼女の銃で見せたパフォーマンスはトリックだったということだろうか

「はぁ……」

どっと疲れた、ため息からそういう気持ちが伝わってくる
沙希は再び闇を足元から出現させると、ウーデアが現れた時と同じようにかざした掌へとそれを放つ行為を繰り返す

細く細く、イメージするのはワイヤー、そしてその速度は風の様に――――

――――勿論、現実はそこまで細くはならないし、早くもならない
毛糸よりも細いかと言った程度で、それが放たれるのだって目で見て追える程度のものだ

重要なのはさらにそこから自らの手へと張り付ける―――――気分はそう、蜘蛛の様に

べちゃりと、沙希の手には闇の塊が衝突する
またしても失敗……発想自体はいいはずなのだが、やはり技量が足りていないのか

「むむむ……」

口を尖らせ沙希はもう一度行う、勿論成功はしない
伸ばす、付けるという動作が難しい……気づけば沙希はその行為に熱中していた
210 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(09)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/17(木) 00:29:01.12 ID:TaHZjRHOo
>>207
「狼狽えてねぇよ、淑女のスリーサイズを聞くと死ぬ病なんだ
 これが結構難病で困ってんだ」

口を抑え笑う晴に、バツの悪そうに深い嘆息
だがすぐに晴の質問の答に満足そうに頷いた

「そんな所だよ
 昔、居場所のない人間が集まって作ったんだ
 今だって、それは一緒だ」

ベンチから立ち上がり、晴の前に立つと胸の前に手を差し出した
優しい笑みがその見た目に似合わないが、それなりに絵になっていた

「お前も俺達の家<ファミリー>に来るかい?」
211 :ウーデア・シェーイ 『幸運な無能力者』 [sage]:2014/04/17(木) 00:38:06.44 ID:2+89PiuOo
>>209

>>209

「………」

口をはさまず、黙ってその鍛錬の様子を見ている。
熱中しているのが見て取れ、その鍛錬は苦難しているようだ。
口を出すまでも無いが、あえて、口を出せることなら…

「例え私は実弾が込められようとも、玩具と同じく躊躇いもなく押せるさ。
 当らないって信じれるし、確証付ける耳もあるしね。
 要するに自身を持つことさ。最後に待つ運なんて不確かな物より、結果が目に見えるとうのはいいものだよ」

それだけ言うと、小さく手を振り歩き出す。
訓練を再開した以上、これ以上は邪魔になるだろう。
なるべく邪魔にならないよう、ささくさと立ち去ろう。
あれ?ささくさだっけ?
212 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/17(木) 00:50:24.44 ID:sDvwXqvjo
>>210

<ファミリー>、か…。
ふふ、それはなんとも、楽しそうなところだね。

是非、よろしく頼むよ……、んー。

【彼女も立ち上がり、手を差し出すが、途中でその手が止まって】

そういえば、お互いに名乗ってなかったね。
僕の名前は星宮晴っていうんだ。よろしくね?

【名前を告げると、改めて高城の手を握る。】
【そして晴は彼の瞳を見つめ、今日一番の笑顔を浮かべた。】
213 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/17(木) 00:54:57.77 ID:QK4IY9qmo
>>211
「先駆放電と主雷撃……」

自らの行いに苦心している沙希の口から零れる2つの単語
ウーデアがこの言葉を知っているかどうかは分からない、ただ少なくとも電気に関係することくらいは分かるだろう

『先駆放電』と『主雷撃』とは稲妻の構成材料の内2つの事を指す、稲妻とはただ光って落ちる訳ではない
まず第一に非常に細く、発光量も電量も少ない『先駆放電』と呼ばれるものが上空から発生する
地面はそれに対し引き寄せられるように『ストリーマ』と呼ばれるアンテナを立て、『先駆放電』と『ストリーマ』が連結する

そして、この道筋の上に『主雷撃』――――人々が想像する稲妻が発生するのだ

つまりは威力を持たないマーキングと、それに沿って行われる攻撃――――― 沙希が今やろうとしていることはこれだ
影や闇を操る彼女が光である雷から発想を得る、何とも皮肉と言うべきか発想の逆転と言うべきか

「自分を信じる……」

そうだ、沙希はそれぞれの行為をバラバラになら行える
銃弾の様に影を放つことも出来るし、針の様に細く伸ばした影も出せる、影を貼り付けることだって可能だ
それぞれを組み合わせて行えばいいだけの話

「千里の道も一歩から、塵も積もれば山となる……」
「そうよね、自分を信じれば……!」

あれ、と沙希はつぶやいた
振り返ると既に少女が居ないからだ、キョロキョロと周囲を見渡すもその影は見えない
自分が鍛錬に夢中になっている内に居なくなってしまったと言うのか

「……名前、聞いてない」

しまった、と沙希は思った
あの銃が大丈夫かどうか返って調べたとしても、彼女に出会う手段がないではないか
今から探す……のは無理だろう

仕方がないと沙希は振り切った
だが彼女が最後にくれた『アドバイス』にそって、自信をもって鍛錬を行うことに決めた

/すみません、眠気が限界なのです……
/絡み乙でしたー!
214 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(09)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/17(木) 00:57:03.61 ID:TaHZjRHOo
>>212
「ま、仮入部みたいなもんさ
 気に入ったら居着いてくれて良い」

握られた手に少しだけ力を込める
手は太い皮に包まれ、ゴツゴツと男性らしい硬さを持っていた

「俺は高瀬宗次郎
 宜しくな、晴」

その後、晴は開発予定区のボロビルへと案内される
三階建の見た目は廃墟だが、中は手入れが整っているそんな建物だ
とりあえす2階の一室と寝袋がは彼女に与えられる事になった

//この辺りで〆でいいですか?
215 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/17(木) 01:23:36.55 ID:sDvwXqvjo
>>214

ふふ、じゃあしばらくお世話になるよ。
宗次郎か…、ふふっ、よろしくね、宗次郎。

【その後、ビルに案内された晴は、与えられた部屋を見回す。】
【いい部屋だとは言えないが、あのままでは野宿一直線だったのだ。】
【それを考えれば、何倍も上等である。】

しかし、まさかこんな形で居場所が手に入るなんてね。
お星様が幸運を分けてくれたのかな。

【寝袋に包まり、彼女は誰もいない暗闇に語りかける。】

こんな怪しい僕を迎え入れてくれるなんて…ふふ…、<ファミリー>、か。

宗次郎、もし僕の正体を知ったら、キミはまた狼狽えてくれるかな…?

【何もないこの部屋で、彼女は一人微笑む。】
【『魔術師』星宮晴。この日より<ファミリー>に仮入部。】

//おkです。乙でした!
216 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.エアガン [sage]:2014/04/17(木) 16:47:01.88 ID:SclhaOGb0
ふぁ、今日は暑いんだなぁ…
汗が出てくるぜ…

こういう時はキンキンに冷えたヤシの実サイダーなんかを飲みたいもんだぜ
217 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/17(木) 17:05:10.50 ID:CIIEYDId0
>>216
【暑さを訴える青年】
【その横にある植え込みのブロックにひょろ長い男がドカッと座ると、服をぱたつかせ気持ち程度の風を作っている】

わかってねえなぁ……こういう時はコーラだろ?コケ・コーラのよぉ、カロリーオフじゃないヤツ

【何と無く青年に返事をして、何かを弄って気を紛らせようと思ったのかおもむろにショルダーバッグから鈍い輝きを放つヨーヨーを取り出す】

……つーか、誰だよお前

【手袋の上から、何周か糸を手に巻くとそれを回し始めながら言う】

【恐らくそれは……こっちが言うセリフではない。】

//よろしくお願いします
218 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.エアガン :2014/04/17(木) 18:16:47.26 ID:SclhaOGb0
>>217
いや、お前が誰だよ…

【急に声をかけられその返事をする】

まぁ、俺は暑くは無いけどねぇ
汗が出るから暑いんだなぁってさ
まぁ、喉は乾くから飲み物買いたかったのよ
ヤシの実サイダー美味いだろが
コーラもいいけどよぉ

/よろしく
219 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage saga exp1]:2014/04/17(木) 18:38:46.01 ID:Fz9pHtsfo
ざあ、ざあ。絶え間なく落ちてくる音と雫は、帰路を急ぐ俺に向かって、容赦なく降り注ぐ。
夕立だった。半熟卵みたいだった太陽はもう、雨雲に隠れてしまって確認することは出来ない。
俺はフードを被り直し、マスクの奥で、小さくくしゃみをする。……このままでは帰宅する前に、風邪を引いてしまいそうだ。

「……ったく、つくづくついてねえの」

辺りに視線を走らせてみるが、近くに手頃な建物もない。
人気の無いところを選んで散歩していたので、当然といえば当然かも知れないが。
俺は歩く。雨に濡れたパーカーを時折揺らしながら、──ぼんやりと、“なにか”を探しつつ、歩く。
220 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/17(木) 18:43:49.34 ID:CIIEYDId0
>>218
あン?俺の事知らねえのか?おォん?俺は第二高校のセトだよ、二年だ。ライツってグループのリーダーだぜ
【睨みながらまあまあ丁寧に自己紹介】

暑くねえの?あー、あれか、能力で感じる温度を調節してる的なヤツか、幻覚とかそーゆーヤツだろ
【シャー……と、能力を使いヨーヨーを回している】

いや、ぜってえコーラだろ
コーラなめんなよコーラ、飲んでたら風邪も治るらしいんだかんなコーラ

【まあつまらない事で言い争おうとするものだ】
//すみません遅れました
221 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.エアガン :2014/04/17(木) 18:50:15.20 ID:SclhaOGb0
>>220
知らねぇよ…
まぁ、名乗られたからには俺も名乗らねぇとな
俺は一高の葉桜だ
まぁなぁ、能力の副作用みたいなもんさ

コーラねぇまぁ美味いし嫌いじゃねぇよ
なんでそんなつっかかってくんだよ…

/いえいえ、こちらこそ遅くなって
222 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/17(木) 19:03:05.23 ID:CIIEYDId0
>>221
一高のハザクラ?んー………覚えたぞ、今度会った時サイダー奢れ
美味かったらコーラ買ってやらんでもねえ

【どうやら覚えた様で、無理矢理約束を取り付ける】
【そして少し間を置くと、ずっと回し続けていたヨーヨーを手に戻す。何かを思い付いた様だ】

……あ、お前ウチのグループ入れよ
今よォ、人少なくてつまんねえんだよ入れよ

【また強引に約束を取り付けようとする】

入りたく無かったら意地でも入れたっていいぜ

【若干の脅迫も混ぜながら】
223 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.エアガン :2014/04/17(木) 19:11:38.89 ID:SclhaOGb0
>>222
あぁ、わりぃ、めんどくさいし入るなら風紀委員だと思ってるからなぁ
すまん、断らせてもらう

【即座に拒否する】
224 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/17(木) 19:21:41.13 ID:CIIEYDId0
>>223
あァ?なんだよいいから入れっての
風紀委員とかメンドイだろ?何言ってだお前

【思い通りに行かず少しイライラとし始めた様だ】
【自爆である】

力強くだっていいんだぞ?

【この男、少し短気なのが悪いところか】
225 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.エアガン :2014/04/17(木) 19:45:33.16 ID:SclhaOGb0
>>224
じゃあ冷静になって考えてみろ

力づくでいやいや入った仲間がいて楽しいか?
ということだ

それに力づくでなんてスキルアウトとやってること変わんねぇぞ
かっこわりぃかっこわりぃ
やんならかっけぇことしろよ
226 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(10) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/17(木) 20:15:41.65 ID:jovlVTLB0
>>219

……そこの貴方


【歩く男の後ろから声を掛ける者が独り】
【一見して男物の制服に学帽、そして頭の風紀委員所属を示すバッジ】
【しかし身体のシルエットは体格的にどこか頼りなく、それを倍加するよう肉体に付いた生傷】
【小さなものでは顔の絆創膏から、大きな部分では包帯を巻いた両腕を三角巾で吊っているのものまで】

雨具が無いのですか? それとも……

【その歪に膨れた腕でぎこちなく傘を差す少女は、足を止め、淀んだ瞳で男の方をじっと窺っていた】

//ではお願いします!
227 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/17(木) 20:16:22.46 ID:CIIEYDId0
>>225
…………チッ

【正論を言われて言葉に詰まる男】

クッソ、やっぱあれだ、お前ウチ入んなくていいからいっぺん殴らせやがれ
あとスキルアウトってなんだよ

//ウス、この世界と原作は似て非なる世界なのです
//この世界には今んとこ初期設定にも後から作られた組織にもスキルアウトという組織は存在しないので悪しからず
//あと返すのをまた遅れてしまいましたすみません
228 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage saga exp1]:2014/04/17(木) 20:27:30.07 ID:Fz9pHtsfo
>>226

「うわっ」

後ろから唐突にかかる声に、おれはびくりと肩を竦ませる。ぼんやり歩いていたからつい、という奴だ。
そこにいたのは学生服を着た少年──いや、少女だろうか? しかし制服は、男子のそれであるような気がする──だった。
おれは多少ばつが悪い思いをしながら、返事をしつつ、相手の様子を確かめる。……

「ああ、傘をわすれちまってな。」

両腕は包帯でぐるぐる巻き。顔にも絆創膏をしていて、──傘を忘れるより、よっぽど深刻な状態じゃあないか。
突っ込んでいいものなのか、多少迷う。初対面だし。
というかこいつは、そんなことを訊いてどうするつもりだろう。まさか傘を二本持っているわけでもないだろうし。

じっとこちらを見据える澱んだ瞳にどこか落ち着かない気持ちになって、おれの声はいくらか懐疑的になっていたかもしれない。

「……それが、どうかしたのかよ?」

/こちらこそよろしくです
229 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(10) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/17(木) 20:39:29.60 ID:jovlVTLB0
>>228

【ふん、と鼻を鳴らすような音。疑いを込めたような声に対して、恐らく返事のつもりなのだろう】
【小さな体躯に高慢さを秘めて、怪我人らしからぬ足取りで相手の方へ歩き始めた】

此処に傘がありますので。 よければ、送りますが

【厚意であるような物言いとは裏腹に、すたすたと相手の傍まで近寄り手の傘を差しだす】
【身長差から少し上に持ち上げるように、腕を伸ばす時に痛みからかやや顔を顰めて】
【少なくとも相手の返事など聞く耳持たぬようなそぶりであった】
230 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage saga exp1]:2014/04/17(木) 21:00:49.38 ID:Fz9pHtsfo
>>229

……あれ、もしかして今、俺に向かって鼻を鳴らした? ──え?
俺は、少し混乱していた。目の前の、初対面であるはずの少年は、俺が思っている以上に怖かった。
足取りからも、そこはかとない威圧感を感じる。俺の気のせいでなければ。

「え、あ、いや、──えーっと」

俺は、間違い無く混乱していた。「生意気そうだからちょっと路地裏まで」とか言われるのかと思ったら、傘を差し出されたからだ。
いったいどうしてこんなぴりぴりした雰囲気を纏ったまま、傘を貸してくれようとしているのだろう。
いったいどうして、車にでもひかれたのかと思うくらいの大怪我をしているんだろう。──まだ、痛そうだし。
俺は混乱し、答えに窮した。だらんと垂れていた右腕は少年の傘を受け取るかわり、頬の辺りを掻く。

「……じゃあ、傘は俺が持つよ」

俺は結局、好意に甘えることにした。怪我人に家まで送らせるなんて。俺だって、そう思った。だから最初は断ろうと思ったんだ。
でも、この表情。“お前が何と言おうとしったことか”とでも言いたげな相手の表情を見たら、断ることは出来なかった。
だからせめて、腕の負担だけでも減るように、──俺は少年のもつ傘に、手を伸ばす。
231 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/17(木) 21:01:27.47 ID:QK4IY9qmo
この日、佐々見沙希は周囲に人気のないとある空き地に立っていた

数時間前、彼女は高城宗次郎と連絡を取り合っていたはずだ
内容は『魔術師』について、お互いに調べた情報を交換する目的で
そこから少しずつ魔術師の戦闘力についての話になり、ついで己の能力の会話となる

最終的に、お互いの戦闘力の話に変化していったわけだ

そして、今沙希がこんな場所に立っている理由
偏にお互いの戦闘力を確認する、そしてお互いの能力を向上させる―――――所謂

「……模擬戦」

日傘をぶら下げたまま沙希は腕を組む
待ち人が現れるのを構えているのだ

/人待ちですー
232 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.エアガン :2014/04/17(木) 21:05:26.80 ID:SclhaOGb0
>>227
はぁ?やなこった
絡まれて変なのに誘われて断ったら殴るって
ただのヤンキーじゃねぇか
断らせてもらうね

じゃあな

/ごめんなさい…ミスりましたね

あと、そろそろ落ちます
ごめんなさい
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2014/04/17(木) 21:09:15.61 ID:zZv1v2uP0
/初めてだけど参加しても良かですか?
234 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(09)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/17(木) 21:12:20.02 ID:TaHZjRHOo
>>231
待ち人は約束の時間を少し過ぎた辺りで軽口とともに現れた

「開けた場所か、これはちょっとばかり俺が不利だな
 負けた時用の言い訳ね、これ」

空き地の周囲を囲むフェンスが軋む
宗次郎ががよじ登り、飛び越えたのだろう
大げさに土煙を上げ、沙希と向かい合うように宗次郎は地面へと着地した

「そんな仏頂面で待ち合わせはねぇだろ?
 色気も何もありゃしねぇ、って遅刻したから怒ってんのか?」

悪い悪い、と戯けたように頭を下げ軽薄な笑い声を上げる
模擬戦の前でも彼の言動は変わらないらしい
235 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(10) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/17(木) 21:12:29.41 ID:jovlVTLB0
>>230

【予想通り、どこか意志薄弱な印象を受ける男はこちらの提案――という名の命令――をあっさり受諾】
【しかし少女の独尊性はどこまでも相手の意志を切り捨てる】

結構です。 “こう”しますから

【歯に衣着せぬ拒絶の言葉と同時、傘を取ろうとした男の手からするりと柄が逃げる】
【それも少女が手を逸らした訳ではなく、そこからも離れ――つまり、ふわりと宙に浮いたのだ】
【安物のビニール傘は、誰の手に触れることもなく、二人の間の頭上を僅かに揺れながら音もなく漂っている】
【下を見れば、「それ」を行っている少女の手、包帯の掛かっていない指先が繰り人形師の如くきいきいと動かされているのが分かるだろう】

それで、何処に行くおつもりですか? なにか探していたようですが

【先程の動きを鑑みて、家に直帰するような足取りだったとは素直に思えなくて】
【考えてみれば、こんな天気の時にどういうつもりかと、胡乱な目つきで問いを発する】
236 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(09)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/17(木) 21:13:03.43 ID:TaHZjRHOo
>>233
//勿論です
>>1に記載されているURLから雑談スレまで来ていただけると助かります
237 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/17(木) 21:15:07.29 ID:CIIEYDId0
>>232
てめー今度会った時覚えてろよな…

【三下っぽい台詞を吐いた直後、スマートフォンから着信音】

ッチ……あ?おう、ん?……ああ、それでいいから

おい、俺は忙しいんでな、また今度だ
【自分から吹っかけておいてこれはどうなのだろうか】
【ともかく、男は何処かへ行く様だ】

//はい、では勝手に〆てしまいますんw、すみません
//お疲れ様です、ありがとうございました
238 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/17(木) 21:22:08.48 ID:CIIEYDId0
//wは誤植です。失礼しました
239 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/17(木) 21:23:23.95 ID:QK4IY9qmo
>>234
「それはないですよ」

現れた男に対し、沙希は笑顔を見せて対応する

「私の能力の方が閉所での戦闘の方が得意ですから」

これは言い訳でもなんでもない、ただの事実
沙希の使い方、そして能力は立体的な戦闘が可能な四方を壁で囲まれたような場所こそが真骨頂である
だがそれではこちらが有利な場を提供したことになるし、極地的な場面を想定しての戦闘は意味を持たない

「別に怒ってはいません、ただ―――――」

沙希は組んでいた腕をおろし、すっと掌を上に向けた状態で右手の人差し指を立てる
彼女の足元から湧き上がる影が渦を巻き、影が蠢く

「―――神経を集中していただけです」

宗次郎と異なり、沙希は己のコンディションを示すかのように言葉を口にする

「……勝負です!!」

沙希は叫ぶ、それは正しく戦いのゴングに他ならない!

彼女の足元から切り離され、大地を滑走する黒い影――――宗次郎へと、一直線に!
240 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage saga exp1]:2014/04/17(木) 21:29:54.52 ID:Fz9pHtsfo
>>235

「いや、無理はする──」

こいつ、有無を言わせない。俺は最後まで言い切ることなく、ぽかんと口を空ける。
傘が勝手に浮遊したからだ。特別性、なんだろうか。それとも──。
そんなことを考えながら傘を見上げる俺の顔は、やっぱりどこか間抜けだったかも知れない。

浮遊した傘に夢中で、俺は少年の指の動きに気づくことはできなかった。

「あー……えーっと」

じゃあ、だの、いや、だの、あー、だの、なにか挟まなければまともに喋れないのか、と。そろそろ突っ込まれそうなので、先に答えておく。
答えは「yes」だ。人と喋るのは苦手だ。だから咄嗟に気を遣った答えを返すなんて、俺には無理だ。──。

少年の問い掛けにどう答えたものか、俺は少しの間逡巡する。普通に答えるならば、「雨宿り出来る場所を探して」というところだ。
しかしそれでは、会話が終わってしまう。俺はこの、終始尋問されているみたいな緊張感をなんとかしたかった。

正直に告白するのなら──もう察されているかもしれないが──ジョークなんて、苦手中の苦手だった。そういうのは、人気者のやることだ。
なにはともあれ、この空気は何とか和ませる必要がある。苦手がなんだ。がんばれ、俺。
……おもむろに、口を開く。

「いや、雨が凄いから、アメリカにでも渡ろうかと思ってな。……アメだけに」
241 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(09)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/17(木) 21:36:57.40 ID:TaHZjRHOo
>>239
「……思った通り、真面目な奴」

何か眩しいものでもあるように、沙希へ視線を真っ直ぐ向けられない
まるで対峙していれば自分の矮小さを晒されているような感覚
だが、それを表に出したのは一瞬だけ

「遅れてきたが、宮本武蔵みたいにはならねぇらしいな!」

蠢く影に宗次郎が取った行動はただ後ろに小さく飛び上がっただけだ
だがその瞬間彼の腰から回転音と火花が散る
もう一度、フェンスの軋む音
初めからフックを仕掛け、それを巻き上げる事でフェンスへと真っ直ぐに後退していく

「卑怯とか言うなよ、戦闘はもう始まってたんだからな!」

地面を滑走する影から逃げ切り、迫りくるフェンスを蹴り飛ばすと簡単にそのフックは外れ腰のホルスターへと戻る
空中でフェンスを蹴った勢いのまま、1mほど前進しそのまま地面へ

「逃げてばっかりもいられねぇか!」

何か策でもあるのか、その勢いに任せ宗次郎は大地を蹴る
真っ直ぐ、沙希の方へと疾走した
242 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/17(木) 21:43:59.40 ID:QK4IY9qmo
>>241
避けた、と言うよりは仕込まれていたというべきか
これは仕方がない、地の利を使うのはどうこう言うつもりはない――――多分、お互いに

「【影法師】!」

高城宗次郎の能力はある程度把握している――――簡単に言えば『硬くなる』ことだ
勿論知っているのはその程度、どこまで硬くなるのかどの範囲まで硬くなるのかは分からない
だがこれはアドバンテージにはならないことを沙希は知っていた
何故なら、相手も同様に沙希の能力の事を把握しているはずだからだ

「生半端な威力の技は通用しない可能性がある……!」

ならば

沙希は新たに生み出した影を、向かってくる宗次郎へとぶつからせる様に走らせる
大地をかける黒い塊は宗次郎の元へと再び迫ると、蠢く闇を解放した

「スパイク・パンチャー!!」

闇が形作る、それは太く、鋭い―――――明らかに無数の棘ではない
それらを一つに統合して生み出された大釘、即ち影によって作られた槍に他ならない!!

大地からその尖頭を表し、宗次郎に叩きつけんと天を突いた!!
243 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(10) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/17(木) 21:46:29.51 ID:jovlVTLB0
>>240


――――――――。
…そうですか。 頑張ってください

【丸5秒は沈黙を貫いただろうか】
【返されたのは小粋なジョークでもなくツッコミでもなく只の相槌。素っ気ないを通り越して寒々しい】
【それ以上特に反応せず互いの間を沈黙が流れるが、その瞳は春先の雨風よりも冷たい雰囲気に細められたようであった】

では、家まで送りますので

【いかにも面倒臭そうな声】
【独断専行で行き先を決定し、男が最初に向かっていた道筋へ足を向け始める】
【とはいえ、相手の住居を少女が知る筈もなく、歩き出せばやや後ろ気味へついていく形になるだろう】
【歩き出さねば無論不審げな視線のおまけ付きで立ち止まるだけである】
【いずれにせよ、少女の磁力に支配された傘はその間を付随する事になるのだが】
244 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(09)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/17(木) 21:55:41.58 ID:TaHZjRHOo
>>242
地面から迫る黒の大釘
沙希がそうであるように、宗次郎も彼女の能力を多少なりとも把握はしていた
影を操る、つまり開けた場所である空き地ではとりあえず地面だけ気をつければ良い

「生半可、って!
 ―――完全に殺す気だろう!」

能力を顕現、最大出力

弾丸のように真っ直ぐ駆け抜けたそのスピードを、重量を拳に込め振り落とした
手刀から指を折る、掌と呼ばれるような形を縦に
手刀が鋭く突き、割く拳なら、この形は鉈の様に力任せに叩き切る

「―――砕くッ!」

一瞬、それでいて部分を限定するならば宗次郎の身体は鋼鉄程の強度を得る事が可能だ
だからそこ、タイミングが重要となる
もし沙希が大釘を自在に操ることが可能であり、そのタイミングをずらす事が可能なら能力発動のタイミングを外す事も出来るだろう

だが、もしそれが出来ないのであれば
彼の目にはその真っ直ぐと迫る杭と自身の拳が接触するタイミングを見切ることも可能だろう
245 :大根 十三『蜃気楼Level2(00)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/17(木) 22:01:41.51 ID:0BOptxP00
【夜中の住宅区にて】

「ったく、餓鬼がどうやって手に入れたんだか……」

右手をズボンのポケットにねじ込み、左手では何かを上に投げてはキャッチしている少年……いや、青年がひとり
黒の学ランをその身に纏い、頭には大きな赤のバンダナが結わえられていて
時折街灯に照らされて見える髪は、黒地の赤メッシュ……瞬間の判断では、不良と間違われてしまいそうな、そんな格好の青年
よくよく目を凝らすと、その手で弄ばれているのは封のされていない煙草の箱で
動体視力があるのならば更に、その煙草の中身が幾本か減っていることも分かるだろう

……兎に角、外見と持ち物だけで判断するならば、明らかに不良なその男は

「煙草なんて、百害あって一利なしだってのによぉ」

見た目にそぐわず意外にもマトモそうな事を呟きながら、
ゆったりと、堂々とした足取りで道の中心を我が物顔で歩いている

//それでは瀬戸さん、よろしくお願いします!
246 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage saga exp1]:2014/04/17(木) 22:08:53.67 ID:Fz9pHtsfo
>>243

「せ、せめてなにか突っ込んでくれよ……っ」

俺は俯き、赤面する。沈黙が皮膚を焦がすようだった。──ちくしょう。慣れないことはするものじゃない。
呻くように少年に向かって恨み言を吐き出しつつ、俺はまた次第に自身を失くしてゆくのだった。

「──。」

気のせいでなければ少年の声は、やっぱり面倒くさそうに聴こえた。俺はますます、疑念を深める。
さっきからこの少年からは人に配慮するという様子が全く無い(ギャグに関しては不問にするとしても)。
しかし、傘を貸してはくれている。この落差がどうにも、腑に落ちない。
帰路の道筋を先行しつつ、俺はふたたび口を開く。

「なあ、……あんたはどうして、俺に傘を貸してくれたんだよ」

驟雨の勢いは、以前衰えない。
雨音の中で彼の声を聞き漏らすまいと、俺は彼の方を振り返った。

/すみません、そろそろ落ちねば……。
/持ち越しかここで打ち切りか選んでいただければと思います。後者の場合はこちらが次のレスで終わらせるということも可能ですので……。

247 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/17(木) 22:10:55.09 ID:QK4IY9qmo
>>244
迫る鉄拳
否、鉄を超える強度を持つのであれば剛拳と言うべきか
拳は大地から迫る大釘に真正面から立ち向かい――――

「―――抜かれた!?」

無論衝突による衝撃は確かにあったろう
だがそれ以上に、先端から叩き潰され風穴を空けられたのは宗次郎の拳の強度に他ならない
馬鹿力と言うよりは石頭の親戚が正しいか、何とも賞賛に値する硬度

正直言って、沙希の予想以上だ


「っ!【影法師】!」

沙希は素早くステップを踏み、宗次郎と距離を開くべく後方へと飛び退く
己が先ほど立っていた地点に残るのは、闇で出来た突起物

その先端が宗次郎を捉える……先端と言うのはいささか語弊があるだろう

これは『銃口』

即ち影によって作られ、闇を弾として放つカタパルト―――――砲台なのだ!

「シャドウィ・バレット!」

引き絞られた砲身からいざ放たれるは黒い弾、闇の弾丸―――――Shadowy Bullet
それは空気の流れを打ち抜き、宗次郎へと迫る!!
248 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/17(木) 22:18:06.97 ID:8lHsIIve0
>>245
大根から見て、左前方からひょろりとした身長の高い男が歩いてくる
髪は長くカラフルで、黄緑色の縁のサングラスをわざわざ夜中に掛けた男だ

その男は、左手で細く短い筒を吸って、挑発的に煙を燻らせている
それはただ見ただけでは殆どの人が「煙草だ」と答えるだろう
※駄菓子屋に売ってる咥えて吹くと煙が出る玩具です

「はァ……そうだな、なんでオトナのフリして煙草吸うのかねえ」
「煙草なんて煙いだけじゃないのかね?」

大根と瀬戸の距離が限りなく近くなる時、そんな事をにやけながら呟く
右手は上着のポケットに入れっぱなしで、中では金属製のヨーヨーを握っている

//よろしくお願いしやす!!
249 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(10) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/17(木) 22:22:08.35 ID:jovlVTLB0
>>246

【一瞬、歩調が止まる】
【不意を突かれた、まるで予想していなかったとでも言うように】
【ジョークや恨み言を受けても全く動じなかった少女の鉄面皮が、この時初めて崩れた】

――――私は、風紀委員ですから

【本来は、その後に続くべき言葉があったのだろう】
【説明不足、言葉足らず、というより、もっと大きな欠落があるようで。しかし】
【言葉を続ける前にそれは別の感情によって阻害されたようで、声にはならず】
【改めて口元を引き締め、無言の圧力で、振り返った男に帰路を促すだろう】

【それから先、言葉を交わす時以外少女は相手の方を殆ど見ることはなく】
【豪雨の生み出す集中線を見つめる表情は、どこか苦み走った色を浮かべていた――――】


//うぬぬ、自分的には持越しがベストですが予定が微妙ですので……すみませんが今回はこの辺で〆として頂きたいです
//絡みありがとうございました! 話を全然展開できず申し訳ないです…
250 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(09)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/17(木) 22:26:03.28 ID:TaHZjRHOo
>>247
「っしゃ!次はこっちから……って!」

宗次郎の沙希の能力への認識は早くも砕かれる
影が発生する地面だけに意識を向けていた宗次郎はそれが『銃口』あると気付くまでに少しの間を必要とした
ほんの一瞬であるが、戦闘の場ににおいてその一瞬がどのような意味を持つのか

「――――ぃギッ!」

砲台から放たれた黒の弾丸は、宗次郎の腹部に吸い込まれるように疾走り、撃ち付けた

「……ら、楽勝だな
 これなら烈の蹴りの方が効くぜ」

激しい衝撃が宗次郎の身体を駆け抜ける
逃し切れなかった衝撃が、足を数歩後ろへと下げたが倒れることなく彼は沙希を鋭く睨んだ
能力発動はほぼ間に合わなかった
硬度を上げたとはいえ、それは雑誌一冊服の下に忍ばせた程度
だが、能力の副作用重量の上昇が勢いに打ち勝ちその場に立ち止まるだけの重さを彼に与えていた

「そろそろ、俺の距離だぜ!」

腰のフックを強く握り締めると、引き抜くとともに横投げ
黒銀の鈍い無骨な輝きが沙希へと迫り行く
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2014/04/17(木) 22:26:18.78 ID:wDsuqeqBO
>>249
/了解です、絡みありがとうございました。
/いえいえ、ここで切らせて頂いたのはこちらの都合ですし、楽しかったですよ
/お返事は時間のあるときさせていただきますね。また機会があればよろしくです
252 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/17(木) 22:34:06.84 ID:QK4IY9qmo
>>250
「自身の体にかかるだけあって、発動速度は早いですね」

沙希が今見た限り、宗次郎の能力は自身の体に限定したものだろうと推測できる
とは言え硬度は厄介、威力のどうこうが物理に偏る沙希にとって、この上なく厄介

問題になるのは硬化できる範囲か―――――

宗次郎の投擲に反応し、沙希は素早く防御の体勢に入る
それは単純に手に持った傘で弾くというもの

「この!」

恐らくナイフであったり、球であったならこれで伏せげたであろう
だが投げられたのは『フック』――――――そして、受けたのは『傘』


これに気付くのに、沙希は一テンポ遅れてしまった
253 :大根 十三『蜃気楼Level2(00)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/17(木) 22:42:12.27 ID:0BOptxP00
>>248

「そう言うお前も―――っと。なんだ玩具か、紛らわしい」

こちらに向かってくる少年、その口に咥えられた煙を吐き出す円柱形
風紀委員として注意をしなければ、胸ポケットから腕章を取り出さんとしたところでそれが偽物だと気づいた
やれやれと大仰に嘆息ひとつ、面倒そうに横目で話しかけてきた瀬戸を見やる

「……紛らわしい真似はやめてくれ、煙草に憧れてるのは分かったから」
「お前、二校だろ?夜中にサングラスは危ないから外しておけよ」

ぱしん、何度も宙に舞っていた小型の紙箱はその音を最後に青年の手の中に収まる
脳内の第一学園所属学生の顔と照らし合わせると、相手はどうやら自分と同じ学校ではないようで
となると髪型、服装からして第二の生徒だろう
夜中にサングラスとは中々奇抜な発想だが、それで視界が暗くなり誰かとぶつかってはいけない

せめて頭に引っ掛けるだけにしろよ、と苦笑する
254 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(09)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/17(木) 22:53:18.50 ID:TaHZjRHOo
>>252
迫る碇型のフックに対し、傘で弾くというのは悪手であった
弾こうと振るわれた傘に巻き付くようにフックはくるりと一回転
それに繋がれたワイヤーが絡め取るように傘のシャフトに絡みついた

「……応用技、見せてやるぜ」

宗次郎が軽くワイヤーを引く、力比べになるのかと思われたその瞬間
先程空き地を囲むフェンスでやったようなワイヤーを使用した跳躍

だが、沙希に宗次郎の体重を支えるほどの力はない……筈なのだが
ワイヤーを巻き上げる回転音が響き、傘を持つ手に負荷がかかる
だが、沙希に支えられない程の負荷は来ない

「―――硬度変動、発動」

迫り来る宗次郎、光を浴びているせかい全体的に彼の色素、いや存在がが薄く感じる
沙希は直感的に能力であると察する事が出来るだろう

「……解除」

充分に近づいた、つまりクロスレンジまで接近したその瞬間ぐっと傘を引く力が強まった
沙希の目前まで近付いた宗次郎はニヤリ、と嫌味な笑みを浮かべ拳を握る

狙うのは『傘』、拳が描く円弧
大ぶりの横薙ぎはまるで竜巻のように、迫り来る
255 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/17(木) 23:03:39.44 ID:8lHsIIve0
>>253
「チッ……はぁあ、もうバレたか、目ェ良過ぎんよアンタ」

立ち止まり、首だけを大根に向ける
そのあまりの目の良さで予定が狂った事に少しむしゃくしゃとしながら

「誤認逮捕とかしたら面白え事んなりそうだったってのに」
「俺は煙草嫌いだぜ?煙いしガンにでもなったら面白くねえからな」
「あ、グラサンは外さねえぞ?俺のポリシーだからな」

……しょうもないポリシーのあったものだ
第二学園生徒という事を肯定しながら、「イチコーの風紀委員サマは随分偉いな」なんて挑発を続ける
瀬戸はそのまま、煙草のおもちゃの先端を潰しながらポケットに入れると、手袋を嵌めた手を両方ともポケットから出した

「……あ?頭に掛ける?何言ってんだお前」
「サングラスは目を覆って初めてサングラスだろうが」

そしてまたどうでもいいこだわりが顔を見せる
256 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/17(木) 23:13:27.52 ID:QK4IY9qmo
>>254
「しまった―――――!」

沙希の口から止めようなく溢れてくる言葉、反応が遅れたのが原因だ
能力は分かっていても手持ちの道具は当然知る訳がない
それでも一度は見た『フック』、それを瞬時に考慮に入れられなかったのはこちらの落ち度―――!

その瞬間だった、ワイヤーによって日傘ごと引き戻されるかと思ったとき現象は起こる

「えっ……」

グンと力が軽くなる、逆に己の力で引っ張れるほどに
沙希の体重は40kgちょっと、対して宗次郎はそれよりも明らかに重く、膂力も明らかに優れるはず
十中八九宗次郎の能力によって発生したもの

宗次郎が沙希へと接近した瞬間にその夢幻の様な出来事が現実へとスイッチする
最初と同じように、現実の通りに、今度は沙希が引かれる側へ

「ッ!ホロウ・ドレープ!」

沙希が生み出すのは虚ろなる闇の壁、足元の影から競り上がり宗次郎の侵攻を受け止める為の壁

―――――衝撃

闇が剛拳を受け、骨が軋むのと同じく壁が軋み歪む
そして、瞬時に生み出したツケか―――――壁は砕ける
その先に待ち受けていたのは沙希が手に持つ日傘、壁によって速度が落ちた拳をそれをもって受け止めんとするのだ

しかしそれも先ほどと同じ光景の焼き回し、傘の骨が曲がりそのままバキリと音を立てて半分に割れる
宗次郎の拳は止まることは無く、沙希の腹部を穿った

「―――――カ、ハッ…」

沙希の喉から空気が不自然に抜ける音が洩れる、その力に沙希の足が浮きその一撃に吹き飛ばされた

大地を転がり、腹部を抑えたまま膝をついて立ち上がる
クッションを2つも用いたのもあって、ワンパンで落とされるという事こそなかった
女だろうが関係ない、それを非難するつもりなんてまるでない
何故なら沙希も同じ、むしろ沙希からしてみれば『能力者は化け物を飼っている』のだから、手加減など無用の産物

「か、さ……高いって言うのに……!」

その動きの先頭には『かろうじて』がまとわりつく

「ふぅ、ふぅ―――――来なさい」

だが沙希は終わらない、模擬戦とはいえ全力であるべき……それが沙希の考えだからだ
257 :大根 十三『蜃気楼Level2(00)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/17(木) 23:26:10.94 ID:0BOptxP00
>>255
「伊達に風紀委員をしてはいないさ、お前と同じ玩具を使ってる奴は多い」
「……それに俺は、サングラスをしていないからな」

挑発に皮肉で返し、ふんと鼻をならした
どうやら青年は「助言」を素直に聞き入れられなかった事が不満なようで
不機嫌そうに煙草を腕章の収まった胸ポケットへ押し込む

「あのなぁ……それで転んだり、誰かとぶつかったりしたらどうするんだ」

もし相手が怪我をしたら、責任をとれるのか?とやや責めるように
つけるのは構わないが、せめて周囲に迷惑のかからないようにして欲しい、というのが青年の思いだった


……イチコーの風紀委員サマ、この言葉を瀬戸が口にした瞬間、顔を顰めたのは気のせいではないだろう

「一校と二校で対応を変えているつもりは無いが……ふむ、二校の学生にはそういう風に捉えられているのか」

人によって態度を変えるのはよくない、それは常々青年が気にかけている事で
特に、周囲から悪く見られがちな二校の生徒にそれを言われるというのは、痛い所を突かれたのと同義だった

「……もし一校の風紀委員に嫌な思いさせられたなら代わりに俺が謝ろう、済まないな」
258 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(09)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/17(木) 23:29:39.09 ID:TaHZjRHOo
>>256
「……当然」

来い、という沙希の声に宗次郎はそう答えた
強い意志を感じる瞳が沙希を見つめる

「女を殴る趣味はない、なんて事は言わない
 俺はアンタをこれでも認めてんだぜ」

目の前に存在する彼女は弱者等ではない
見下す理由も、手を向く理由も存在するものか

拳は掌を作り、左足を軽く引く
それは弓を引くような、撃鉄を上げるような予備動作
重心は低く、捻じりあげるように引かれた腕がライフリングを通る弾丸のように加速

「傘は弁償してやる、って訳で今度買い物デートだな」

能力を使用した訳ではない、宗次郎の筋力と技能による一撃
抉るように回転を加えられた掌は遠慮も躊躇もなく沙希へと向かっていた
259 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/17(木) 23:41:44.03 ID:QK4IY9qmo
>>258
それでいい―――――心の中で呟いた
そうでなければ戦いにならない、模擬戦とは実戦と同じ形式でもって初めて意味を持つ

そうでなければ面白くない

迫る宗次郎に対し沙希はと言えば焦ることもなく、狼狽えることもない
男の一撃の破壊力は想像できる、だが恐らくはその想像を絶するだろう

ヘリカルで真正面から打ち合うのは無茶
そもそも硬度がどの範囲まで上げられるのかに分からない以上、真正面は愚策中の愚策
であれば―――――動けなくなるが、『これ』に頼るしかない

恐怖はある、怖いと思わない訳がない―――――だが、それも噛み砕く!


「謝りはしません、私の『とっておき』―――――受けてみなさい!!」

彼女は立ち尽くしたまま、スッとその手を天へと掲げる

 ダーカン
「【影法師】、フォーメーション・アステリズム」

揺蕩う闇から伸びる伸びる三つの【影法師】
暗い影は大地を這い、浮かんだ黒点は天空へと昇る
闇が宗次郎を中心として描くは天と地を掛けての三角形、天に輝く恒星を反転した『黒で作られた大三角』に他ならない!

沙希は想像する、自らが望む光景を
大三角の内側を埋め尽くす無数の棘、闇の帳が無辺を遮る風景を

唱えるならば、今

「『踊れ』!!」

            『串刺し律法』
――――――― Impalement Law !!

そして彼女は創造した、目の前の男を倒すために

これぞ佐々見沙希の『とっておき』、空間を貫く無窮の黒閃
己の闇が囲んだ空間にのみ適応される、360度――――全天から覆い尽くす絶対なる『串刺しの法』!!

無論その先端は潰されている、それでもその威力――――――――
260 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/17(木) 23:47:51.25 ID:8lHsIIve0
>>257
「ああ?別に見えてっからいいんだよ」
「実際にさっきぶつかんなかったべ?」
「……そういう事だ」

どういう事だ?
よくわからない事をドヤ顔で語る瀬戸
詰まる所「もう慣れてて普通に見えるから良いんだよ」
という事のようだが

「対応?そんな事言われたって一校生徒の普段なんざ知らねえからな、ショーコが無えのよショーコが」
「少なくとも俺みてえなのからしたら風紀委員、しかも一校なんてのは目の上の瘤だわな」

付け入る様に嫌味を言う
これで怒り出してくれれば思惑通りだったのだが……

「はァ、つまんね」

相手は思ったより大人だったらしい
瀬戸は、この様子に劣等感を感じている

「なんだよ、ヤル気無くなっちまったぜ」
261 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(09)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/17(木) 23:57:23.19 ID:TaHZjRHOo
>>259
手を抜かないなど考えながらも、息絶え絶えの沙希を前に慢心している宗次郎が居た
最後の一撃に能力を使用しなかったのも、間髪入れず連撃をいれず余裕を持って攻撃したのもそうだ

だから、こういう結果を生む
最後の最後で、敵に逆転の手を与えてしまう

「―――はッ!」

これ程まで、『凄い奴』だとは思っていなかった
ここまでの覚悟がこの少女に備わっているなんて、と
その認識の甘さが、一歩届かない
たった数センチだが、それは絶対的な差だった

「―――……か、は」

黒の、影の奔流が宗次郎を襲う
能力を使用する間などなく雨を受けるようにその身を穿つ影
360度全面から迫る攻撃に防御等意味をなさず……

「……マジ、かよ」

沙希の目前まで迫った掌は、力なく項垂れた
それと同じく、膝から崩れ落ちるように宗次郎は仰向けに地面へ転がった
262 :大根 十三『蜃気楼Level2(00)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/18(金) 00:07:52.65 ID:Nk5CW6yA0
>>260
「そういう問題ではないだろう……まあ、今回はいい」

だが次はないぞと念を押し、自身よりも身長の高い瀬戸の顔を見上げるようにして鋭い眼
同じ一校の風紀委員が少年にどんな事をしたのかは分からないが、幾らかの引け目もあり、強くは言い出せず
しかし、いくら慣れていようと危険性があることに変わりはないのだ、それに
しょっ引くまではいかずとも、見た目も合わさって風紀委員からの注意はされやすいだろう
そう思いながら瀬戸から離れようとしたところで


「……やる気?何のことだ?」

やけに引っかかる言葉、一体何をする気だったというのか
……先ほどからこちらへ挑発を繰り返す事もあって、青年の頭に浮かぶのはひとつの可能性

「まさか」

暴力沙汰ではあるまいな、口の中で呟いて表情を険しくし、瀬戸へと向ける
263 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/18(金) 00:08:27.26 ID:DXYkJklRo
>>261
「……一歩、足りなかったようですね」

沙希はその体勢から動かない、否――――『動けない』

串刺し律法……インペイルメント・ロウ、沙希が今扱える上での大技中の大技

そもそも彼女が扱える闇は3つ、その内数個を個別に動かして戦闘を行う
だがそれらを同期して操作することも当然可能、むしろ誰もがそれを最初に考えるだろう

沙希だってそう『だった』

しかしそれを行うのに必要な力を沙希はそのままでは補えなかった
故に制約を持たせた――――発動から、一歩も動けないこと

影を操る故、己の体を影に縫い付けること
迫る攻撃に対して避けることも叶わず、真正面から受けて立つこと

だから沙希の言葉は本当だ
あと一歩近づけることが出来れば――――何の防御もない彼女を、殴り飛ばすことが出来た

彼女の細い指がパチンと音を鳴らす、彼女が見ていた覆い尽くす黒い棘は霧の如く消え去った

「私の勝ち……ですね」

倒れる男に対し、少女は殴りつけられた腹を押さえながら問いかける
正直お腹が痛い、でも相手だって全身が痛いはずだ

これも言いっこなし

「……立てますか?」

倒れる宗次郎に対して、沙希はそっと手を差し伸べた

/すみません、そろそろ眠気が限界なので〆ていただいてよろしいです?
264 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(09)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/18(金) 00:21:04.13 ID:wvEQu9N7o
>>263
「立てる……が、もう少しでパンツが見えそうだから立たねぇ」

精一杯の強がりだった
先程の攻撃で体中に鈍痛が響く
出来ることなら、このまま倒れていたい

「なんてな、さんきゅ
 ……手、借りるぜ」

一瞬その手を取ることを躊躇いながらもしっかりと差し出さえた手を握り上半身を起こす
男の意地だった、痛む身体に顔を顰めるもゆっくりとだが立ち上がる

「また、やろうぜ
 その時は俺が勝つからさ」

立ち上がるためにとった手を再度握り直す
それは親愛の証である握手のように

//了解です
265 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/18(金) 00:22:56.57 ID:IVytf95S0
>>262
「あーあーわかりましたよ、怖えなあ」

まあ特に何かをされた覚えは無いのだが、言ってみたら引っ掛かったのでこのまま使う事にしたらしい


「あ?やる気?」
「いんや別に……」
「ただ、適当な奴に喧嘩吹っ掛けてみようと思ってな?」
「べつにアンタでもいいが」

瀬戸はポケットに手を突っ込むと、ヨーヨーの糸を指に嵌めておく
さて、問題は相手が乗るかが問題だが
266 :佐々見沙希 【影法師】Level2(18)E:日傘 [sage]:2014/04/18(金) 00:33:33.56 ID:DXYkJklRo
>>264
「なっ――――!」

その言葉が耳に入ると同時に、腹を押さえていた沙希の手がスカートの裾をぴったりと押さえていた
腹が痛いのはどうしたと思わない事もないが、それ以上の緊急事態なのだ

「……冗談が言えるなら問題ないですね、よいっ…しょ!」

少しばかり冷たい視線を向けながらも沙希は宗次郎を引き上げる

「いくらあなたでもまだ動き回れないでしょう、でもその頑丈さならすぐに動けるようになるわ」

これも本当
沙希はあくまで風紀委員――――粛清はもちろんだが、対象の捕獲を優先すべき場面も多い
故に彼女の使う技は大体が刃引きと先端が潰された、あくまで峰内用に調整されている

とは言えこの『串刺し律法』は相当過激なもの
所謂使う相手を選ぶ必要がある類の技だ、串刺しを全身殴打に切り替えただけなのだから……ちょっとだけ安心していた

「そう?次だって私が勝つんだから」

宗次郎の言葉に沙希は口元に笑みを浮かべて返す
ここに来る前に二人分の飲み物と手当て用の薬は用意しておいた

互いの健闘を称え、目の前の相手を休ませるため――――今は、ゆっくりとしよう

/おつでしたー、明日のイベント宜しくお願いしますね!
267 :大根 十三『蜃気楼Level2(00)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/18(金) 00:41:06.61 ID:Nk5CW6yA0
>>265

「頼むぞ、怪我人が出てからでは遅い」

騙されているとは露知らず、存在しない風紀委員の愚行を自分の事のように悔やむ青年
まるで詐欺に簡単に引っかかりそうな単純さである
だがそんな間抜けさは雰囲気からは伺えず、瀬戸が言う言葉にみるみるうちに顔が怒り出す


「……いいだろう、勝手に何処ぞの誰かと喧嘩なり何なりするといい」
「ただし俺の目の届く所でやってみろ、直ぐにお前を叩きのめしてやるからな」

勿論喧嘩を買った相手もだ、そう付け足してギロリと瀬戸を睨みつける
自分の武装は風紀を守るためのもの、喧嘩に用いるなどもっての他
言外に自身は喧嘩を買わないと告げ、襲いかかってこないとも限らない相手に、
念のためにと指サックを装着した右手―――未だにズボンのポケットに捻じ込まれたままのそれで、強く拳をつくる
268 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/18(金) 01:04:53.51 ID:IVytf95S0
>>267
「そうだな、まあ善処するぜ」

上手くリード出来ている確かな手応えを感じ、思わず笑みがこぼれニヤニヤした気持ち悪い顔になる

「おお、目が届かなきゃいいの?」
「……あー叩きのめされちゃうのは怖えなぁ」

おどけてみせて、自慢のサングラスを胸ポケットに掛ける

「それならあれだな……」

やられる前に叩いておく事に越した事はないと、ヨーヨーを持った両手を振りかぶる
振りかぶられた手からはすぐにヨーヨーは放たれ、すぐに右手と左脚脛に襲い掛かるだろう
269 :燃野 穗乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/18(金) 01:13:43.61 ID:ezeCbTnU0
ふぁあ・・・・・眠くなってきたわね
【大きな欠伸をする】
270 :大根 十三『蜃気楼Level2(00)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/18(金) 01:24:58.70 ID:Nk5CW6yA0
>>268

「……っ!!」

咄嗟に反応、右手をポケットから出しはしたものの、鉄でできたヨーヨーによる痛みは相当なもので
鈍い音をたてる身体の部位が2箇所、青年は鈍痛で顔を歪めて2、3歩後ずさる

「……やはり暴力沙汰か」

苦々しく呟いて、即座に左手で警棒の柄を持ち伸ばす
伸縮自在の特殊警棒―――名付けて『つっぱり』
ナイフなどの刃物や飛び道具……近距離戦に持ち込みにくい相手への対応策
ヨーヨーは飛び道具という訳ではないが、遠距離攻撃を仕掛ける相手は分が悪い
しかも痛みからして、どうやら普通のものではないようだ

そして、ポケットから漸く顔を見せた右手につけられているは、これといって特徴のない普通の指サック
鈍く銀に光るそれは鉄製のもので、殴られれば痛みは普通の拳の何倍にもなると容易に想像がつく


「分かっているだろうな……お前が今相手取ろうとしているのは、風紀委員だぞ?」

鋭い眼光、先ほどから同じようなものは幾度か見せていたが、今のものはそれらとは比べものにならない程強く瀬戸を射抜き
本当に良いのか、と最後の問いかけをする
271 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/18(金) 02:05:05.17 ID:IVytf95S0
>>270
「おお、こういう攻撃でも上手くいくもんなんだな」
「クリーンヒットだぜ」

ストリングを引き、ヨーヨーを戻らせる
思いの外上手く行ったらしく、テンションが上がってきている事が分かるかもしれない

「ハッハッハ、イイねェ……ああ、暴力沙汰だぜ?叩きのめしてやってくれ」
「この俺をな」

今瀬戸、少しカッコつけてみたかもしれない……
(相手は風紀委員、おそらく戦闘は慣れている筈だ)
(自分は体力が甘く、短期決戦で終わらせるしかないだろう)
そんな事を少し考えている内に、大根が警棒とサックを取り出す
瀬戸は対した防具なんて持っていない
さて、どうこれを防ぐべきか

「ああうん、知ってる。つまり……だ、これに勝ったら」
「すげえカッコいいんじゃね?」

とりあえず、先手は貰っておいて損は無い

「世界は俺を真ン中に回ってんだよ……ってね。」
「いくぜ!ドレェェェエンッッッ!!!」

先ず右手を下から振り上げる
それは、左手にある特殊警棒『つっぱり』の柄を狙ったもので、威力、回転ともに能力で強化がされてある
272 :大根 十三『蜃気楼Level2(00)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/18(金) 02:26:10.68 ID:Nk5CW6yA0
>>271

「こんの、イカレ野郎があああぁぁっ!!!」

雄叫び、リーチのある得物を出した時点でそれを狙ってくることは想定済み
むしろそれを狙っていたと言わんばかりに、警棒に向かってくるヨーヨーを絡め取らんと手首を捻り、巻きつけようとする

……遠距離の得物を持っている相手との戦闘における、大根の考える最優先事項は、得物の奪取である
接近戦を主としている青年は、いかに相手の得物を使用不可能な状況に追い込むかで全てが決まるといっても過言ではない
故に、この行動
警棒がこの戦闘中使用不可能になる事を覚悟で、相手の得物を封じ込めにかかったのだ


左脛に受けた鈍痛はまだ尾を引いているが、駆け出すことができないほどのものではない
僅かに挙動がぎこちないが問題なく前進、そのまま勢いをつけ、肉弾戦へ持ち込もうと画策する

少年に向けて振りかぶられる大根の右手、果たして瀬戸はどう動くのか―――――
273 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/18(金) 02:57:31.78 ID:IVytf95S0
>>272
「人間イカレてなんぼだろうが、だろ?」

警棒に糸が巻き付き、絡め取られそうになったその時
ストリングを着けた中指を……少しだけ引く
すると、勢い良くヨーヨーがルーピングし、また手に戻る……

「……あれ」

と思っていたのだが
却って良く絡んでしまい、ヨーヨーを引っ張り合う形になる

「チッ……」

今ならもう一つを使えば攻撃出来るかもしれない
が、まだ何か策があるかもしれないと、引っ張ったまま動かない
274 :大根 十三『蜃気楼Level2(00)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/18(金) 03:17:10.98 ID:Nk5CW6yA0
>>273

「っざっけんじゃねーぞオラァ!何がイカレてなんぼだ!!」

ヨーヨーの片方の封じ込めには成功した、問題はもう片方なのだが……
ここで無事な方のヨーヨーへと視線を移せば、ある事に気づくだろう
ヨーヨーが無い、いや、厳密にはあるのだが、"非常に見え辛くなっている"のだ
質量や感触は確かにその手の中に存在するのに、姿形だけが上手く認識できなくなってしまっている
―――これが、青年の能力

そう気付いた時にはもう、大根の右手は瀬戸の左頬へと振り下ろされているだろう
もしも当たったならば、勢いで軽く横に飛ばされる程度には全力で

視線を移さなければ、青年の能力には気付かないまま
殴りかかる青年に対して能力を使うか、はたまた他の手で迎え撃つか……



……いやはや、傍目に見ればどちらが暴漢なんだか分からなくなりそうな光景である
275 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/18(金) 03:42:40.07 ID:IVytf95S0
>>274
「ぶっちゃけ、こんな能力持ってる時点でどっかしらイカレてんだろうけどな」
「……ん?」

視線を落とすと、案の定ヨーヨーが見え辛くなっている
だが、少し強く握り、『そこにある』とだけわかればそれだけで十二分

そしてそこに、大根の一撃が……
「ウワアアアアアアア!!」

瀬戸にクリーンヒット……
「……なんつってー」
(危なかったよおおおおおおおおおおおおおおお)


しなかった
結論から言うと、瀬戸はヨーヨーで防御したのだ

「こっち(左手)のは最初っから防御用だったんだよ」
「鉄の塊ぶん殴ったんだ、随分痛えんじゃあねえか?」

心臓をバクバク鳴らしながら、さも余裕そうに話す

「らァ!!」

空いている脚で先ほどヨーヨーをぶち当てた左脚に蹴りかかる
276 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 [sage]:2014/04/18(金) 06:51:27.85 ID:iE2BR3+30
とあるコーポの一室
能面の男はそこに住んでいる
最低限の物しか置いていない殺風景な部屋

寄島の朝は早い
洗面台で顔を洗い鏡に映る自分を見る
左半分に残る火傷の跡

「………はぁ」

軽くため息をつき火傷の跡を手でなぞる
もう痛みはないが自分でも引くほどに痛々しい跡だ
能面をつける理由の一つ

「さて、そろそろ準備するか…とりあえず朝飯っと…」

学校まで遠いわけではない
ギリギリになって焦るのが嫌なだけなのだ
寄島は朝食のトーストを食し
学校へ向かった
277 :大根 十三『蜃気楼Level2(00)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/18(金) 09:41:52.54 ID:Nk5CW6yA0
>>275

「〜〜っっ!!」

勢いづけた拳は止まらない
鉄のヨーヨーを殴りつけ、右手に鈍い痛みが上乗せされる
指サックをつけているから多少はマシになる….といった事もなく、むしろそれにより局所的に鉄の圧力を受ける羽目になり
指の付け根が取れてしまうのではないかという酷い鈍痛、何とか声を出すことは堪えるものの相当な痛さ

少なくともこの戦闘中は、右手は攻撃には使えないだろう

そして、そんな青年に襲いかかるは
先程負傷した左脚を狙った蹴り、これは


「舐めてんじゃ……ねぇぞ!!」

青年にとっては敵の弱点を見たのと同じだった
今の瀬戸は片足が宙に浮いた状態、そこを狙う
大根が狙うは軸足、左脚を犠牲として、右脚で足払いをかけようとする

//寝落ちしてしまい、申し訳ありませんでした
//返しておきますので、もしそちらさえ宜しければ、続きをお願いします
278 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.エアガン :2014/04/18(金) 18:10:59.76 ID:N8tSr2Qy0
>>237
/すいません
急用で…
279 :イヴァナ・プルシェク【赤色の刻印】rank.c [sage saga exp0]:2014/04/18(金) 18:50:30.28 ID:YjuX9osdo

「あー、あー……」

都市の中心部から少し離れた歓楽街を更に奥へ進んだところに、建設途中のまま放置された廃ビルがある。
普段はしんと静まり返ったその場所に、いまは独りの女が佇んでいた。

「あたらしくこの学園の講師になりました。親しみを込めてラーミナと呼んでください。どうぞよろしく。」

ひび割れた鏡を観衆として、淡々と言葉を紡ぐ。彼女は、なにかの予行練習をしているようだった。

「……こんなもの、でしょうか」

彼女の肩から上はスカーフのような柔らかい布に包まれており、その素性を伺い知ることはできない。
よく観察すれば、彼女の右手の甲から真一文字に切り裂かれているのが分かるかもしれない。
スカーフの隙間からは碧眼が覗き、彼女にいくらかの神秘的な印象をもたらしている。

「あなたがたは、どう思いますか」

彼女は、後方に向かってゆっくりと振り返った。
そこには複数人の少年の姿がある。ひとりの例外も無く露出した肌の至る所に、見るも痛々しい切傷が刻まれていた。

──。
彼女の問い掛けに、返事は無い。
280 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.エアガン :2014/04/18(金) 19:08:06.44 ID:N8tSr2Qy0
はぁ、なんだったんださっきのやつ…
めんどくさいな…

能力の無駄遣いなんかやめて有意義に使えば良いのに…

さぁて、さっきの公園には戻れねぇしなぁ
どうすっかなぁ
281 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C EXP:09 :2014/04/18(金) 19:36:10.14 ID:pNuu0bZbo
>>279
【賑やかな繁華街とは打って変わり、閑静でどこか不気味な路地裏の廃ビル】
【その近くに、一人の男が立っていた】

「ここが本拠地か……」

【赤い髪に紅の瞳。赤色のヒゲは彼が中年の男性であると物語る】
【黒いローブは夜ならいざ知らず、昼にはどうも雰囲気が錯誤していて】
【その背中の首あたりからは、かなり大きな剣と思しきものの柄が見え隠れする】
【その男はしばらく窓から中の様子を伺っていたが、やがてビル内に入って行き】
【ひとつひとつ部屋を確認しながら、一段一段階段を登って行く】

「二、三……ここか」

【そして、彼女の居るドアをノックする】

「「隠れ家(プランズ)」極秘任務新メンバー イヴァナ・プルシェクだな?」

【確認するようにドアの向こうの彼女に向けて問う。その後、ドアを開いて】

「コードネーム「α」だ。ひとまず……学園都市にようこそ」
282 :イヴァナ・プルシェク【赤色の刻印】rank.c [sage saga exp0]:2014/04/18(金) 19:57:03.71 ID:YjuX9osdo
>>281

廃ビルに足音が木霊する。
彼女はしばらくのあいだ足音の主の動向を探っていたが、ノックの音が聴こえると直ぐに、緊張した空気は弛緩した。
その名前を知っているのは、同胞のみであるためだ。──彼女はこれから開くであろうドアの方に、視線を走らせた。

「……どうぞ」

現れたのは、中年の男。赤い瞳に赤い髪、それに黒のローブは廃ビルの風情によく栄えた。
彼女はスカーフを緩慢な手付きで取り払い、素顔を露にする。
ブロンドの髪、碧眼。この国の人間で無いことは明らかだったが、その割には印象の薄い顔立ちといえる。

「ご歓迎痛み入ります。いかにも。「ラーミナ」で御座います」

彼女は両手を胸の前で組んで、控えめな微笑を浮かべる。
口にした呼称が、彼女のコードネームだった。

「本部からは、詳しい指示は既に現地に潜伏している同胞から受けるようにと指示されております。
 つきましてはこのわたくしに、当面の方針をご教授いただきたく存じます」

そう言って彼女はにこりと笑うと、ビルの脇に固まって気絶している数名の学園生徒にちらと眼を向ける。
言わずもがな、彼らもまた能力者である。──彼らのこれからの未来は、目の前の男の指示にかかっていると言って良かった。
283 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(10/80) E:ルーンの呪札 [sage]:2014/04/18(金) 22:09:25.97 ID:DG+bco7mO
「ーーーやっぱ、無茶しすぎちまったのかねえ」
「身体中ヒリヒリしてて、何処が痛いのか全く分からねえ…」

第二高校から少し離れた、とある公園に気怠そうにベンチに座り込む少年が1人。
学ランのボタンを開襟し、中から身体中に包帯が巻かれている。

「まだまだ、自分の実力じゃ奴には及ばない…もっと、もっと強くならないと…」

何故平和な学園都市内で魔術師が現れ、人々を襲うのか。マクスウェルには分からない。だが、そういう魔術師は倒さなければならないのが事実である。

「でもどうすりゃいいんだ?」
「能力者には見せられねえし、同僚の魔術師は忙しそうだし…」

ベンチにどかっと座り、だらしないような態度で惰性を貪る。
もし誰かが公園を通れば、その姿は目立って見えるだろう。
284 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/18(金) 23:08:16.87 ID:ezeCbTnU0
はぁー・・・・・暇ねぇ
【紅い髪、紅い瞳のとても目立つ少女が歩いている】

最近は特になにも無いわねー・・・
面白い事件でも起きないかしら
【そう独り言を言いながら歩いている】
285 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/18(金) 23:16:18.84 ID:IVytf95S0
>>277
「ハーッハハハハァ!!とどめだzえァッ…?」

蹴りは一応当たった……のだが
その直後に謎の浮遊感
そして、気が付いた時には右半身に強い衝撃が走る。受け身なんて取れていなかった

「……がッ…」

瀬戸は倒れた
右腕の肘辺りだろうか、そこから強い鈍痛
思わずうずくまりたくなる程の目眩と衝撃に耐えながら立ち上がり、距離を取ろうとする

「いいってえええええええええなああああぁぁぁ……クッッッソ……」
「ふざけんな……右腕動かねえじゃねえかオイ……」

完全に調子に乗っていた先程とはうってかわって死にそうな表情となり
引き合っていたヨーヨーのストリングがヨーヨー本体の根元からプッツリと切れてしまった

「ストリングも切れてるしよォ…」
「この糸クッソ高えんだぞ…」

まだ無事であろうヨーヨーを回し、軽く牽制をしながら、同時に状態を確かめる

//こんな感じでよろしくお願いします
//なるべく早く返せる様に努力します
286 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】 E.熱伝導の良い棒 :2014/04/18(金) 23:26:28.98 ID:N8tSr2Qy0
>>284
暇か
ならちょいとお茶でもしようじゃないか
どうだ?
287 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/18(金) 23:28:55.51 ID:ezeCbTnU0
>>286
あら、また会ったわね
良いわよ!あそこで良いわよね
【近くの喫茶店を指差す】
288 :大根 十三『蜃気楼Level2(00)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/18(金) 23:36:30.79 ID:Nk5CW6yA0
>>285
「弁償ならしてやる、非があるのは俺の方だからな」
「……だが今はお前を近場の詰所まで連行するのが先だ、諦めろ」

硬いもの同士がぶつかり合う音、ストリングの切れたヨーヨーは地面へと落ちた
足元に転がるそれへ、青年は警棒で瀬戸を牽制しつつ手を伸ばす

相手に拾われては堪ったものじゃあない、鉄の塊というだけで、防御に使われただけで、それは充分凶器だったのだから

……だがその行動により、青年の背中と頭頂部は相手に無防備な状態で晒される事となる


相手の表情から自信が消えた、あともう一押しで行けるだろうか
しかしこちらも満身創痍、左脚と右手は攻撃には使えない程に痛んでしまっている
289 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】 E.熱伝導の良い棒 :2014/04/18(金) 23:49:22.78 ID:N8tSr2Qy0
>>287
よく会うな
ま、今日は奢らねえけどな
290 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/18(金) 23:54:36.20 ID:ezeCbTnU0
>>289
運命の赤い糸、ってやつかしらね?
【笑いながら言う】
別に今回も奢られる気は無いわよ!
291 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/19(土) 00:02:04.94 ID:6mScXU9W0
落ち込んだ様子で歩く能面の男
肩を落としトボトボとあるく

「くそ…特売逃した…冷蔵庫にはもう食べ物は…この間おやつ様に奮発して買ったコン○ャクゼリーしかねぇよ…」

手から提げているスーパーの袋には2リットルの水が2本と塩だけが入っている
これからコンニャ○ゼリーだけの生活が始まるらしい

「あれも一袋しかないし…塩と水だけの生活も………」

そして更に落み足取りが重くなる
292 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】 E.熱伝導の良い棒 :2014/04/19(土) 00:12:08.53 ID:FDwe0QnG0
>>290
まぁいいや
今度は俺の能力見せてやるよいこうぜ
293 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/19(土) 00:14:48.73 ID:eMP1KQLg0
>>288
「ア?何言ってんだよ、俺は連行なんざされねえよ」
「行くっつったら━━」

今だに、輪郭程度しか見えないヨーヨーを握り締め
身体中が軋むが、それを堪えながら腕を思いっ切り振って

「━━てめえをぶっ倒した後に保健室へ連れてくくれえだな。」
「その鼻っ柱へし折ってやるぜ……《回天》」

大根の頭を狙うには、やや下方向へ放った
狙うのは大根の顔面……の、下の地面
能力による高速回転で、上手くいけば地面を跳ねて顔面に直撃……という寸法なのだが
……上手くいくだろうか
294 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/19(土) 00:15:51.47 ID:FubRYuli0
>>292
なによ、乗り悪いわねー・・・
そうね、行きましょ
【歩き出す】
295 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】 E.熱伝導の良い棒 :2014/04/19(土) 00:25:34.10 ID:FDwe0QnG0
>>294
なに?
運命の意図?
運命が俺らを会うように仕向けたっててことか?
まぁ、冗談・・・糸ね糸
そういう考えも面白いな
【そういって笑う】


あ、二名でお願いしま〜す
296 :大根 十三『蜃気楼Level2(00)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/19(土) 00:43:13.02 ID:8qWHS/0T0
>>293
どうやら目論見は成功したようで
鈍い音と共に、はたはたと青年の足元に赤の斑がつくられる

「が、あ………っ」

ふらり、青年はよろめいて数本後退する
右手で鼻をおさえ、苦痛に顔を歪め
それでも辛うじて意識を保っていられるのは、風紀委員としての使命感故か


「誰が、お前なんかに、連れていかれるかよ……っ」

自身の血で赤く染まった右手、それを頭のバンダナへと伸ばすと
軽く結わえただけのバンダナは、引っ張ると簡単に外れてただの布になる
青年は、それを

「………連れて行くのは、俺の方に決まってるだろうが!」

―――瀬戸の目の前に向けて、放り投げた
大きなそれは空気の抵抗で広がり、視界を遮る薄い壁になる
そしてその脆弱な壁の向こうでは
大根が痛んだ足を庇いながらも、瀬戸へと全力で駆ける


……最終手段、当て身
身長こそ相手の方が高いが、体格からするとこちらの方が重みはあるだろう
倒すことさえ出来れば、警棒で首をおさえることも可能になるのだ
長引けば長引くほど、恐らくこちらは不利になる
それならばもう、捨て身で仕掛ければいいではないか
297 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/19(土) 01:28:44.39 ID:eMP1KQLg0
>>296
「ッし、成功だァ」

ヨーヨーが跳ね、大根が垂らした血を確認するとヨーヨーを引き、手に戻す
そしてまた追撃を加えようと手の甲を向けたその時に

「いやいやいや、俺に決まってんだろうg…!?」

謎の赤い布、生臭い血の臭い
それを掴んで、捨てたら、

目の前には男

「ぐッ」

反応がかなり遅れた
カウンターなんか出来やしない
耐えるにも…一瞬遅かったか

「がァッ!」

臍の下辺りに鈍痛
何も出来ずに、後方へ数歩よろめき仰け反る

「チッ…チッ…チィィ……ッ」
(あーヤバい超痛い痛い痛い痛い痛い痛いこれアカンヤツだわ死ぬ死ぬ負ける負けるあばばばばばbbbbbb)

そして、そのまま後ろへ倒れる

(でもよ…)
「そこで倒れちゃあかっこ悪りいよなぁぁぁ……」

かと思いきや
一歩、大きく後ろへ出し、踏ん張った

「まだまだだぜ、俺はまだ闘れる……来いよ、イチコー風紀委員」

プルプルと震える左手を前に突き出し、クイクイと挑発する
298 :大根 十三『蜃気楼Level2(00)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/19(土) 01:51:29.27 ID:8qWHS/0T0
>>297
仰け反りから体勢を整えた瀬戸の目に映るのは

「……っっ」

情けのない格好で瀬戸の目の前に膝をついている青年、大根で間違いない
ぜいぜいと荒い呼吸音は、疲れや痛みによるものだろう
どうやら鼻からの出血は青年からしても予想以上の量だったらしく、先程の捨て身の攻撃で精一杯だったようだ
時折ギリリと聞こえるのは、悔しさからの歯軋りか、それとも痛みを堪えているのか


「て、めえ……次に会ったら、覚悟しろ、よ………」

途切れ途切れに漸く吐いた言葉、それと同時に青年は地面へ身体を預ける
どうやら、急激な血の減りによって意識を手放したようで
死んでいる訳でも、致命傷を負った訳でもない、放っておいても何とかなりそうではある
青年をどうするのかは、瀬戸へと委ねられた

//昨日のこともあるので、少々強引ではありますがこの辺りで〆へ向かわせていただきます
//丸々1日もお付き合いいただきありがとうございました、次からは寝落ちしないよう心掛けます
299 :瀬戸 睦『回天 Level2(00)』E:ヨーヨー,手袋,ツールナイフ [sage saga]:2014/04/19(土) 02:24:57.87 ID:eMP1KQLg0
>>298
顔を上げると、おそらく勝利と呼べるものがそこにあった
だらりと左腕を下ろし呟く

「はァァ………」
「勝った。」

擦り傷だらけの顔の口角がゆっくりと上がる
瀬戸も限界だった
少しでも気を抜いたら引き分けになってしまう程に

「ああ……覚えとくぜ……オオネ、だったな……」

ただでさえ重いヨーヨーが尋常じゃなく重く感じる
それと胸ポケットの辺りに尖った感触

「……あ」
(グラサン割れた…俺のお気に入り……)

そして
(そうだこいつ運ばなきゃな……誰か起きて……ねえだろうな)

自分が勝利したこの男
問題は、このただでさえ貧弱なひょろひょろが、満身創痍で大根を保健室まで運べるかどうか

(1人じゃ無理くせえけどなぁ……)
「とりあえず……やれるだけやるしかねえべ……」

とりあえずやるしかない、としゃがみ大根の腕を掴む
300 :大根 十三『蜃気楼Level2(00)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/19(土) 05:47:22.96 ID:8qWHS/0T0
>>299
青年の腕を掴めば、瀬戸と同程度かそれ以上の体重がその腕にかかる
意識を失っているせいで余計に重く感じられるそれは、通常ならまだしも満身創痍の瀬戸ではとうてい運ぶことができないだろう

……住宅区だったことが幸いしてか
近隣に住む人間の手によって、救急車が呼ばれたようだ
サイレンの音が遠くから響いてくる
今はまだ小さいが、すぐに大きくなり、やがては車体も確認出来るだろう

そうして二人は、保健室ではなく病院へ、二人以外の者の手で運ばれることとなる―――


//申し訳ありません、急用で離れてしまいました
//これにて〆です、長々と付き合っていただきありがとうございました
301 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/19(土) 06:21:09.00 ID:FubRYuli0
>>295
ま、ジョーダンよジョーダン
【そう言って笑う】

何にしようかしら

/すいません寝落ちしてました
302 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C EXP:09 :2014/04/19(土) 07:04:54.46 ID:HYlZBOuOo
>>282
/うおお……見落としたまま寝落ちてしまい申し訳ない……
/続きは今夜でも宜しいでしょうか……?
303 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】 E.熱伝導の良い棒 :2014/04/19(土) 08:47:20.04 ID:FDwe0QnG0
>>301
ジョーダンねえ・・・
いい選手だよな・・・
はい、冗談です・・・

さて、俺は今日はコーヒーとパフェにしようかな

【葉桜はどうやら冗談というか洒落を言うのが好きなようだ】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) :2014/04/19(土) 09:39:44.27 ID:FMGHzxYi0
>>302
/22時前後に落ちてしまうかもしれませんが、それでもよろしければ大丈夫です!
305 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C EXP:09 :2014/04/19(土) 12:33:29.61 ID:pzFiCmFwO
>>304
/了解しました。では6時頃に投下致します。
306 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C EXP:09 :2014/04/19(土) 19:00:59.04 ID:HYlZBOuOo
>>304
/今から先日の続きをしたいと思いますが、いらっしゃいますか?
307 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/19(土) 20:47:36.18 ID:FubRYuli0
>>303
あははは!あんた面白い事言うわね!

じゃああたしもコーヒーとパフェで良いわ
【近くにいた店員に注文する】

/すいません出かけてました
308 :【地獄の審判】>>419【渚 玖露】 [sage]:2014/04/19(土) 20:53:26.09 ID:FDwe0QnG0
>>307
コーヒーが先に来たな

まぁ、パフェが来るまでゆっくり色々と喋ろうぜ
309 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.エアガン :2014/04/19(土) 20:54:00.28 ID:FDwe0QnG0
>>308
/別スレのコテで来ちまった
ごめんなさい
310 :イヴァナ・プルシェク【赤色の刻印】rank.c [sage saga exp0]:2014/04/19(土) 20:57:33.72 ID:FMGHzxYio
>>306
/す、すみません……所用が入ってしまいただいま帰宅しました……orz
311 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/19(土) 21:04:47.79 ID:FubRYuli0
>>308
そうね
【コーヒーを飲む】

色々ねぇ・・・じゃあなにから話す?

>>309
/俺もそっちでやった事あるんで大丈夫ですよ
312 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C EXP:09 :2014/04/19(土) 21:05:41.22 ID:HYlZBOuOo
>>310
/oh
/では今から出来ますかね?無理なら明日でも良いですが
313 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/19(土) 21:07:19.61 ID:FDwe0QnG0
>>311
ん〜…

あ、そうだ!お前彼氏とかいんの!?

【いきなり突っ込んだことを聞く】

/すまんすまん
314 :イヴァナ・プルシェク【赤色の刻印】rank.c [sage saga exp0]:2014/04/19(土) 21:08:20.58 ID:FMGHzxYio
>>312
/どれだけ返せるか分かりませんが、それでもよろしければぜひお願いします。
315 :火属性女生徒【妖狐科】 紅組 :2014/04/19(土) 21:08:54.07 ID:FubRYuli0
>>313
い・・・いきなりね・・・

いないわよ
316 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/19(土) 21:09:40.38 ID:FubRYuli0
>>315
/言ったそばからやっちまった・・・
317 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C EXP:09 :2014/04/19(土) 21:10:16.07 ID:HYlZBOuOo
>>314
/了解です

>>282
「わかっている。そして指示だが……」

【チラリと部屋の隅にある少年達を一瞥してから、再び目線を戻し】

「この地区は二つの高校がある。ひとつはお硬い風情の第一校。もうひとつはお前の所属する第二校だ」
「お前は第二に付属する以上、動向を探られる事はあってはならない……したがって」
「力を計るのは第一校の生徒のみとしよう。これは同胞より授かった第一校の生徒の名簿と顔写真だ」

【そう言ってから、紙の束と分厚い封筒に入った写真を手渡し】

「そしてこれが報酬だ……っと、抜き取っちゃいねえから心配するなよ」

【と、今度はユーロ札の札束を手渡した】

「この状態では使えないが、銀行に行けば円に換金してもらえる」
「くれぐれも隠密に。 Åmmßśsa(栄光あれ)」

【そう言って、胸の前で何らかのサインを出す。魔法使いに広く伝わる、宗教上の挨拶だ】
【一通りの説明を終えてから、部屋の隅の少年達にふと眼を向けて】

「能力者か?こいつらは……」

【近寄って、制服に記された紋章を確認する。それはどれも第一校のものだった】

「第一校か……第二校なら口封じのために首チョンパ、だったな」

【そう呟いてから、好きにしろとでも言わんばかりに少年の一人を転がした】

318 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/19(土) 21:13:36.42 ID:FDwe0QnG0
>>315
へぇ、意外だなぁ…

けっこう見てくれは良いのにな

【失礼なやつでもある】

>>316
/魔法学校スレは忙しいからねぇ
319 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/19(土) 21:15:43.12 ID:FubRYuli0
>>318
どこが意外なのよ

見てくれ「は」ってなによ!「は」って!

/以後気をつけまっする
320 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/19(土) 21:27:39.30 ID:FDwe0QnG0
>>319
いや、ごめんごめん
でも可愛いだろ
意外だなぁって
よく他の男が手を出さなかったなぁって

あ、コーヒー冷めて来ちまってるな
321 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/19(土) 21:30:34.13 ID:FubRYuli0
>>320
なっ・・・よく恥ずかしげもなく言えるわね!
告白された事はあったわよ?
でも断ったけわ
322 :イヴァナ・プルシェク【赤色の刻印】rank.c [sage saga exp0]:2014/04/19(土) 21:44:48.77 ID:FMGHzxYio
>>317

「──、なるほど。かしこまりました」

男の指示を訊きながら、控えめな動作で相槌をうつ。
第二高の生徒に対しては講師として。第一高の生徒に対しては魔術師として。ここでは二つの顔を持たなければならない。
彼女は紙の束、それに分厚い封筒を受け取り、胸に抱いた。

「たしかに」

次いで、報酬を受け取る。これで新しい生活の準備はおおかた出来たことになる。
これからどうころぶかは、彼女次第である。彼女の表情に、不安の色は無かった。

「AmmBssa」

彼に倣って挨拶を返し、一礼する。
彼女はくるりと踵を返し、窓の外を眺める。──月の光がビルのなかまで、差し込んでいた。

「彼らは、わたしが処理しておきます」

振り向かないままに、言う。
新しい任務の始まりに、彼女は胸を膨らませていた。
323 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C EXP:09 :2014/04/19(土) 21:56:03.80 ID:HYlZBOuOo
>>322
「良し。くれぐれも死ぬなよ?」

【彼女の対応を見て、冗談混じりの激励の声を掛ける。】
【それは彼女に対する、同胞としての信頼の証とでも言うべきか】

「さて……任務遂行にあたってだ。ここからは俺の個人的な理由だが……」

【チラリと部屋の隅の能力者を見てから】

「お前が任務を遂行するにふさわしい強さを持ち合わせているか、ひとつ「手合わせ」というのをしてみないか?」
「ああ、勿論命を掛けた決闘ってわけじゃない。ほんの力だめし、というヤツだ」

【と、彼女に対して修練をもちかける。それは、この学園都市での戦闘に向けての訓練も兼ねてあるのだろう】
【そしてドアを開け、踊り場まで出ながら】

「ここでは狭い。外の路地裏で闘ろう」

【背中の剣……と言ってもドでかい剣の方ではなく、もっと小さい。人にも扱える剣を取り出しつつ、そう言った】
324 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/19(土) 21:58:47.11 ID:dqMM6q8+o
商業区の大通りを一本奥へ
人気のない裏通りを少し進むと小さな看板が見えてきた
<楽園の東>と名付けられた喫茶店がそこにあった

「……烈の奴、仕事忙しいのか?」

その看板の前で立ち竦む少年
待ち合わせなのだろう、右へ左へ視線を動かし誰かを探しているようだ

「ま、可愛い妹を待つのも兄の役割か」

店の外装に背を当て体重を任せる
小さな欠伸を噛み潰し、街の雑踏を聞きながら目を瞑った
325 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/19(土) 22:00:04.72 ID:FubRYuli0
/すいません落ちます
326 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:特筆点無し [sagesaga]:2014/04/19(土) 22:10:12.60 ID:8qWHS/0T0
>>324
大通りからうって変わってひと気のない通りを、小走りに近寄ってくる人物がひとり
最早見慣れたセーラー服に身を包んだ少女は、少年の目の前で膝に手をつき息を整える

「……ふいぃ、お待たせー」

二、三度の深呼吸、それが終わると同時に顔を上げる
少年が瞼を上げたならば、そこにはいつも通りの笑顔が

「新しく工事が始まってたみたいでさ、回り道してたら遅れちゃったよ」

深く詫びをいれる事はなく、待ち合わせに使用された喫茶店の外装を眺める
327 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/19(土) 22:24:06.22 ID:FDwe0QnG0
>>321
ほぉ、そりゃまた何でよ?

/風呂ってました
328 :イヴァナ・プルシェク【赤色の刻印】rank.c [sage saga exp0]:2014/04/19(土) 22:28:19.86 ID:FMGHzxYio
>>323

「──。おまかせ、ください」

冗談めかした彼の言葉に、彼女もまた微笑をもって応える。
月光に照らされた彼女の横顔には、理由(わけ)も知れない自信が張り付いていた。

彼の提案に対して、彼女は少しばかり意外だとでもいうように、碧色の眼を細めた。
けれども彼女がふたたび口を開くまで、そう長い時間はかからなかった。

「よろこんで」

危険を孕んだ仕事をこれから共にこなしていく同業者と刃を交えることは、けして無駄なことではない。

そう考えて、彼女は頷いた。左手の甲から流れ出す血を、右手を使って軽く払い。
彼の後ろを、一定のリズムを保ったまま、ついてゆく。

/すみません、早速で申し訳ないですが明日に持ち越していただけると有難いです……!
329 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C EXP:09 :2014/04/19(土) 22:28:56.22 ID:HYlZBOuOo
>>328
/了解しました!ではまた明日
330 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/19(土) 22:29:17.37 ID:dqMM6q8+o
>>326
喫茶店は今で珍しいレンガ調の壁、小さな窓を小さなランプが照らしている

「気にすんな、今来た所だからな」

お決まりの台詞、いつもの如くのカッコつけ
凭れ掛かっていた壁から離れ自分の体重を両足に移すと
視線を烈の笑顔へと移した

「別に走って来なくたって良かったんだぜ
 まあ、入るか?」

親指を立て、喫茶店の扉を指さす
扉を開ける前から珈琲を焙煎する良い香りが漂ってきていた
331 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:特筆点無し [sagesaga]:2014/04/19(土) 22:48:15.27 ID:8qWHS/0T0
>>330
ほほう、と誰かの真似をしているような、少女らしくない感嘆の声
学園都市では……というよりも今では珍しいレンガ調、宗次郎がこんな店を知っているとは意外だった

「またまたー、どうせあたしが遅れた分だけ待ってたんでしょ?」
「でもまぁ、宗次がそう言うならそうってことで」

少年の事だ、恐らくは待ち合わせの前にはもう着いていたのではないだろうか
カッコつけには深く食いつかず、くいと指さされた方へ視線を向けると


「……ん、じゃあ入ろっか」

走ったから疲れちゃったよ、なんて軽口をしながら
馨しい香りに頬を緩ませ、こくりと頷く
332 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/19(土) 22:57:47.91 ID:Iws1ktj30
夜の公園のベンチに座り黄昏る能面の男
金に余裕がなく空腹を紛らわす為に散歩をしていたのだが…

「だめだ…余計に腹が減った…」

流石にゼリーと水、たまに塩だけの生活では限界のようだ
倒れこむようにベンチに寝転がる

「その辺の草とか食えないかな?」

雑草を食べよかと眺めている
333 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/19(土) 22:58:29.29 ID:dqMM6q8+o
>>331
扉を開けてまず意識に入ってくるのは落ち着いたスウィング・ジャズ
喫茶店の内装は木目を意識された落ち着いた物
学園都市の生徒からすれば古臭いデザインにみえるかもしれないが、良く言えば歴史を感じる物だ

「爺さん、適当に甘い物
 烈、お前もオススメでいいよな?」

宗次郎は慣れた様子でカウンターの奥の老人へと注文
そのまま、奥の小さなテーブルに腰掛けた

「此処、メニューねぇから飲み物は適当に頼めば良い」

俺はアメリカン、ミルクだけくれと宗次郎は珈琲を注文するようだが
334 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:特筆点無し [sagesaga]:2014/04/19(土) 23:12:50.70 ID:8qWHS/0T0
>>333
落ち着いた店に入るは、落ち着きのない少女
こういった店には慣れていないようで、キョロキョロと店内を見回すと
勝手知ったりという風に奥の席へ座る宗次郎を、追いかけるようにして同じく座る

落ち着きのないところにかけられるオススメでいいかという言葉に、慌ててコクコクと頷いた

「メニューないの?……んー、じゃあ」
「ピーチティーってあるかな?無かったら……まぁ、紅茶で」

メニューがないという言葉に驚き、何か頼めそうなものはと考える
そうして漸く、以前贅沢をして買ったペットボトル飲料があったなと思い出し
確かこんな名前だった筈、とドリンクを注文する
335 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/19(土) 23:22:29.70 ID:dqMM6q8+o
>>334
「桃の季節には少し早いですが、御座いますよ
 桃は品種によっては5月から9月まで旬の物があるんです」

老人の孫にでも話しかけるような温和な声
それとともにテーブルに置かれたのは珈琲とアイスティーだ
烈の前に差し出されたグラスは、紅茶としては珍しいワイングラスのように膨らんだ形で底には桃の果実が沈んでいる

「ダージリンにシロップ漬けの桃を沈めてあります
 市販の物とは少し風味が変わるかもしれませんが……」

それを口に含めば、紅茶と桃の香りが爽やかに広がった
市販のものとは違い始めは紅茶の苦味が、後味に桃の甘みが追いかけてくる

「爺さん、そっちの手掛け過ぎて俺の方は普通じゃねぇの?」

宗次郎はからかうような声を上げるが、満足そうに珈琲を啜った
336 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/19(土) 23:25:08.05 ID:Suj/QszWo
>>332

【後ろから能面の男に近づき、話しかける小柄な少女。】

流石に雑草は止めた方がいいんじゃないかなー?
お腹壊したりしたらよくないし。

僕もそんなにお金はないけど、コンビニのパンでよかったら奢るよ?

【彼女は男の正面に回りこむと、首を傾げ男に問いかける】
【薄紫のパーカーを羽織り、星形のペンダントを首にかけている少女だ。】
337 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) :2014/04/19(土) 23:32:00.71 ID:FubRYuli0
>>327
普通に好みじゃ無かったわ
それも今までのぜーいんね
【コーヒーを飲み干す】

/魔法学校が終わったから帰ってきました
338 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/19(土) 23:32:49.99 ID:Iws1ktj30
>>336
ぼーっとしながら声を掛けてきた少女を見る

「だよなー…さすがに食えないよなー」

しばらく間が空き、寄島は我に返り飛び起きる

「うぉ!だ、誰だアンタ!?…というか今パンを…」

同様しているが奢るという言葉はしっかりと聞いていた
339 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 [sage]:2014/04/19(土) 23:34:31.15 ID:FDwe0QnG0
>>337
/お疲れ様です

なるほどなぁ
納得だぜ
で?どんなのが好みなのよ

【地味な事ではあるが葉桜のコーヒーはまだ湯気が立ち上っている、燃野がコーヒーを飲み干せるほどに普通のコーヒーなら冷めてるはずだ…気づくかどうかはわからない】
340 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/19(土) 23:39:50.95 ID:FubRYuli0
>>339
なーんかいまいちピンと来ないのよねぇ
好み?うーん・・・あんた!
・・・・・なんちゃって
【コーヒーには全く気づいていない】

/寝落ちするかもです・・・・・
しないように頑張りますが寝落ちたらすいません
341 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:特筆点無し [sagesaga]:2014/04/19(土) 23:41:28.13 ID:8qWHS/0T0
>>335

「……よかった、あったんだ」

注文の品が存在したことにほっと胸を撫で下ろし
目の前に置かれたグラスと、ダージリンのオレンジがかった色の中に沈む甘い果実
割れ物を扱うようにそっとグラスを手に取り、一口飲んでほうと息をはく

老人の言葉にふんふんと頷き、どうやら作り方を覚えているようで
生活に余裕が持てるようになった暁には、あわよくば自分で作ろうと考えたのか、興味深そうにその言葉に耳を傾ける
もしこの場にメモを持ってきていたら、恐らくはペンを走らせていただろうと簡単に想像できる
342 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/19(土) 23:44:51.46 ID:FDwe0QnG0
>>340
嬉しいこと言ってくれんじゃん

ふぅ、コーヒーはあったかいのに限るなぁ…

【コーヒーはまだ湯気が出てる】

パフェおせぇな…

/俺も寝落ちするかもです
なので寝落ち全然オッケーです
343 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/19(土) 23:46:47.97 ID:Suj/QszWo
>>338

僕は星宮晴。ただの能力者さ。

【男に微笑みかけ、簡単に自己紹介する。】
【本当は能力者ではなく魔術師だというのは、他言できない絶対の秘密。】

うん、言ったよ。パンを奢るって。
このままだと本当に雑草を食べそうだしね。流石に放っておけないさ。
…人助けしろって、言われてるしね。

【男が起きあがると、彼女はベンチの空いたスペースに座った。】
344 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/19(土) 23:52:05.75 ID:dqMM6q8+o
>>341
「気に入ったみたいで何よりだ
 こんな事なら、早く連れてくりゃ良かったな」

そんな烈の様子を満足そうに宗次郎は眺める
半分ほど、ブラックのまま珈琲を飲み残りにはミルクをたっぷりと注ぐ
手馴れている様子からどうにもいつも此処ではそうしているのだろう

「オススメ、ということで今の旬といえば苺でしょう
 最近は少し和菓子にも凝っていまして……」

白い生地に巻かれた餡と苺のスライス、そして皿の彩る赤と黒のソース
和菓子だと老人は言うがそれはフランス料理のような飾り付けでもあった

「苺のあん巻き、でございます
 ソースは苺と黒蜜、です」

ソースをつけることを考えてだろう、餡自体の量は少なくあん巻きの中は苺が溢れんばかりに詰まっている
どうにも不思議な和菓子が彼女の前に差し出された
345 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/19(土) 23:54:52.74 ID:Iws1ktj30
>>343
「星宮晴か…ハルでいいかな?」

というかそう呼ぶ気まんまんである
続いて寄島も自己紹介を始める

「俺は寄島 史郎、俺も能力者で貧乏学生さ…というか本当にいいのか?人助けをしろと言われてても能面を付けた知らない男なんかに?」

本当は星宮の言う通りに甘えたいが
どこかで奢られては情けないという気持ちもあり素直にご馳走になれない
しかし、頻繁に腹の音は鳴っている
寄島は自分では抑えているつもりだが
かなり大きな音で腹が鳴っていた
346 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/20(日) 00:07:00.02 ID:9ls57GkLo
>>345

いいよ。よろしくね、シロウ。

【彼女の方は勝手に呼び捨てにし、右手を差し出し握手を求める。】
【そして寄島のお腹の音を聞くと、意地の悪い笑みを浮かべて】

…ふふ…、どうやらお腹は正直みたいだね?
何、気にする必要はないさ…ぷぷぷ

【口元を抑えているが、笑い声を隠しきれていない。】
【人助けすると言っているが、あまり性格のいい人間ではないようだ。】
347 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:特筆点無し [sagesaga]:2014/04/20(日) 00:12:05.55 ID:mfKeuLOR0
>>344
目の前に出される不思議な、フランス料理のような和菓子
先に出された紅茶も含め、なんだか場違いなところに来てしまったのではないかという不安が頭を擡げる
……が、それは目の前の宗次郎を見ればすぐに解消されてしまい

「……いただきます」

美味しそうなものを長時間我慢出来る程忍耐強くはない烈は、老人の言葉が終わるとすぐさまあん巻きを口にする

「……ん、おいし……って、あ」

そして漸く思い出す、何のために待ち合わせたのか
以前の約束、甘味処を探して二人で行こうということ
探すのを任されて、色々な店を吟味して、やっと決まったこと

今の今まで店の雰囲気に呑まれてしまっていたらしい少女は、徐々に自分のペースを取り戻してきたようだ
348 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/20(日) 00:12:06.42 ID:pa+zvZY40
>>346
「よろしくな、ハル」

握手に答える
腹の音を聞かれ笑を堪える星宮を見て観念する

「………どうかこの乞食めに食べ物を恵んでください…ここ最近はゼリーと水しか飲んでないんです」

深々と頭を下げる
鳴り止まない空腹の音
なんとも滑稽な絵面であるだろう
349 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/20(日) 00:16:30.95 ID:Su8IQNX3o
ゴロ、ゴロ、ゴロ、ゴロ……

【子どもがキャスター付きの旅行カバンを引きずりながら歩いている。片手には地図を持っており、時折立ち止まってはそれを眺めたり回したりしている。しばらく眺めると子どもは顔を顰めて地図を雑に折りたたんだ】

なんで地図ってこんなに分かりづらいんだろう!というか普通案内人がいても良いと思うんだけど?
【文句を言ってもそばには誰もいない。これから自分の新しい住居となる場所に向かわなくてはならないのだが……】
【目的地は学園都市郊外にある廃ビル。しかし実際は目指していた場所から程遠く、何故か商業区に来てしまったのであった】

//新規です。宜しくお願いします
350 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/20(日) 00:22:02.38 ID:gOD3qcRIo
>>347
「何、柄にもなく緊張してんだ?
 んな、畏まる場所でもねぇよ」

烈が視線を向けると、宗次郎はテーブルに頬杖をつきだらけ切っていた
時折、珈琲を口に運び、可笑しそうに烈を眺める

「たしかに旨いけど和菓子じゃねぇよな、これ
 何をもって和菓子とするか、ってのは俺にはよくわかんねぇけど和の材料使った洋菓子だっての」

その台詞に、老人も笑う
全くその通り、と

「ん、そういやピーチティーのレシピ覚えてたみたいだな
 夏場には合いそうだ、キンキンに冷やしてさ」

その時は頼む、と彼はもう飲む気でいるらしい
俺達は缶詰の桃で代用だ、と
351 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/20(日) 00:29:35.47 ID:9ls57GkLo
>>348

【星宮は頭を下げる寄島を見ると、真顔になって】

やだなぁ。そんな頭なんて下げなくても、ちゃんと奢るよ?
…ふふ…。

【しかし目の前の光景が面白かったのかすぐに真顔も崩れ、少し笑い声が漏れる。】

ほら、行こ?

【そして寄島に背を向けると、近くのコンビニ目指して歩き出す。】
【何事もなければ、そう時間もかからずそのコンビニに到着するだろう。】
352 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/20(日) 00:36:28.71 ID:pa+zvZY40
>>351
「ありがてぇ…っ!ありがてぇ…っ!」

合掌をし会釈をするように頭を下げる
星宮の漏れる笑い声も限界の空腹により聞こえていない

「本当にすまないな…」

コンビニに向かう星宮の後を追うように歩く
飯にあり付ける、そう考えると足取りが軽くなる
353 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:特筆点無し [sagesaga]:2014/04/20(日) 00:39:22.26 ID:mfKeuLOR0
>>350
「しょうがないじゃん、こういうお店初めてだし」

からかうような宗次郎の声に口を尖らせ
慣れている方がおかしいのだと、むすっとしたまま、桃の紅茶を一口二口飲み下す

「……まぁ、覚えたけど」
「こんなおいしくできるかは……どうだろ、一回試しにやってみないと」

宗次郎に頼まれては、無下にも出来ず
変わらず拗ねてはいるものの、出来の悪いものを寄越すような事は考えない
夏までに試しておかないとな、と頭の中で軽く予定に組み込んだ
354 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/20(日) 00:43:43.62 ID:9ls57GkLo
>>352

いいのいいの。今の面白かったし…ふふ。

【少し歩くと、目当てのコンビニに到着する。】
【学園都市外でも全国にあるような、極普通の緑のコンビニだ。】

じゃあ、パンなら好きなの勝っていいから。
僕は飲み物買おうかなー。

【中に入ると、星宮は飲み物コーナーに向かって一直線に歩き出す。】
【パンコーナーと飲み物コーナーは隣接しているため、声をかけるのは容易だろう。】
355 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/20(日) 00:45:31.56 ID:gOD3qcRIo
>>353
「まあ、俺も始めてきた時は場違いだと思ったけどさ
 安いし、旨いし、雰囲気も悪くない」

あの爺さんだけは厄介だけどな、耳打ちするような宗次郎の小声
烈にだけしか聞こえないよな小声だが、カウンターの奥の老人はこちらに視線を向けてきた

「偏屈爺の淹れる茶より、お前の淹れる茶の方が旨いに決まってんだろ
 そんな気の使い方は他の奴にしとけ、俺にはいらねぇ」

妹だろ、と言いたげな視線

「昔、お前が作った飯よりはマシだ」

烈の料理の腕前は今では上達したが、以前は……
まあ、語るまい
356 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/20(日) 00:57:06.44 ID:pa+zvZY40
>>354
「まじでか!好きなのをか…!」

若干テンションがおかしくなってきてる
真っ先に手が伸びたのは食パン
5枚切りで値段も安い

「ハル、これで頼む!」

星宮に近づきそう言って食パンを手渡す
遠慮でもなんでもない
質より量、今の寄島はそうしか考えていない

「この食パンのもちもち感がたまらないんだ。」

その後もなにかを言おうとしてたが
その場で膝から崩れ落ち、コンビニの店内で寝始めた
空腹と共に今までしてきたバイトでの疲労も限界まできていたらしい
357 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/20(日) 00:57:32.92 ID:Su8IQNX3o
【ーー約30分後】
【あれから地図をみながら歩いてはみたものの、目的にたどり着くことはできなかった。地図の示す通りに歩いていると思っていたが実際のところ同じ場所をグルグルと回って時間を無駄に浪費しただけだった】

【長旅の疲れや慣れない土地を彷徨うことによる心労と空腹が苛立ちになって募っていく】

そういやここに着いてからまだまともなご飯を食べていないんだった…。どこか適当な店で何か食べよう。金はあるし…

【何処か食事が取れて休める所は無いか、辺りを見回す。すると一つの看板が目に留まった。窓の向こうは明るい。まだ開いているようだ】
【そこは喫茶店だった。躊躇いなく店の扉に手をかけて、店内へ入る……】
358 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/20(日) 01:02:02.92 ID:gOD3qcRIo
>>357
店内に入ると、奥のテーブルに見覚えのある人物が居た
目に痛い金髪がやけに目立っている

「……ん?お前なんでこんな場所にいるんだよ?」

相手はメルクレイアに気付いたようだ
手を振りこちらに来るように呼んでいる

「おい、折角だからこっち来いよ」
359 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:特筆点無し [sage]:2014/04/20(日) 01:04:44.02 ID:mfKeuLOR0
>>355
宗次郎の言葉に老人の方を見れば、いつの間にやらこちらを見ているようで
ついつい姿勢を正してしまう、なんというか

「……爺ちゃんみたいだ」

口の中で小さく呟く言葉、どこがと言われれば、地獄耳なところだろうか


やや責めるような視線に
妹だからこそ、家族だからこそ譲れない部分もあるのだと、頑として烈の意思は揺らがない

「……それは、言わないでほしいなぁ」

うへえ、と苦虫を噛み潰した顔
両耳を塞ぎ、聞きたくないと意思表示する
最早黒歴史とも呼べるそれは、烈を弄るには絶好のネタであり、弱点だ

>>357
店内の奥の方、席についている少年少女
そのうちの少女が、耳を塞ぎながらチラリと視線をそちらへ投げる

>>358での少年の言動からして、知り合いなのだろう
自分とは初対面だが、宗次郎の様子からすると新しい仲間といったところだろうか
360 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/20(日) 01:14:07.69 ID:9ls57GkLo
>>356

食パン、って…。

【食パンを受け取って、流石の星宮も哀れみで声が出なかった。】
【寄島が店内で寝始めたのを見ると、少し困り顔になって】

うん…、疲れてたんだね、うん。
正直放置して帰りたい気持ちで一杯だけど、流石になあ…むむむ。

【取り敢えず先に会計を済ませようと思い、食パンをもう5袋ほど取ってレジに向かう。】

【そしてコンビニ袋片手に寄島の元に戻ってくると、缶コーヒーを彼の頬に当てて起こそうとする。】
361 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/20(日) 01:20:32.47 ID:Su8IQNX3o
>>358
【店に入るとやけに目立つ金髪が目に入った。見覚えがあるにはあるが…誰だったのか思い出せない。確かここに来たばかりの時会ったはずだ】

あぁ。えー…と…
【元から忘れっぽいが疲労でさらに酷いことになっているようだ。名前が思い出せない】

…道に迷ってね。あれからずっと街の中をグルグルと彷徨っていたのさ
分かりやすい看板も見当たらないしね

【まぁ名前など覚えていなくても大丈夫だろう。向こうから話しかけてきているのだからそれに合わせれば。メルクレイアは言われるまま席につき、荷物を置いた】

>>359
【店に入って来たのは15歳くらいの子どもだった。かなり疲れているのか動きが緩慢だ】
【銀色の短髪を軽く掻きながら旅行カバンを引きずり席に着くと、ため息をつく】
362 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/20(日) 01:22:29.15 ID:pa+zvZY40
>>360
「………っ……あぁ…」

頬に缶コーヒーを当てられ
その感触で目を覚ます

「コンビニで寝てたのか俺…」

そう言って頭を掻く

「すまねぇなハル…俺もここで寝落ちするとは思わなかった」

そう言い謝る
この男、今日は頭を下げてばかりである
363 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/20(日) 01:28:07.44 ID:gOD3qcRIo
>>359
「ま、お前の頑固は今の始まった話でもないか
 気が済むまで練習したら良い、お前ならすぐ上手くなるさ」

あん巻きを素手で摘むと口に放り込む
ソースが指についたのか親指をぺろりと舐めるその姿は子供じみた仕草だがどうにもこの男には似合っている
褒められた行為でないだろうが

「俺はもっと餡が多いほうがいいな
 苺のソースはなんか酸っぱいし、もうちょい甘くして欲しい」

なんというか、味覚まで子供だった

>>361
「ああ、家まで送ってやれば良かったな
 悪い、そこまで気が利かなかった」

悪い悪い、と男は軽薄な笑みを浮かべながら頭を下げる
その後メルクレイアと烈を交互に見つめ、頷く

「紹介しとく、コイツは斎藤烈
 お前に姉になる、仲良くしろよ?」

<ファミリー>のメンバーは名の通りに家族のような絆を持っている
そう、説明を受けているはずだ
だから、なのだろうか目の前の少女への紹介はこんな形だった
364 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/20(日) 01:35:40.98 ID:9ls57GkLo
>>362

別に僕は構わないさ、疲れてたみたいだしね。
ただここで寝るのは迷惑かかるし、もっとちゃんとした所で寝よ?

…一応確認しておくけど、ホームレスじゃないよね?

【出会った時ベンチで横になっていたからか、疑いのこもった眼差しを向ける。】
【この学園都市でホームレスになるのは有り得ないとは思うのだが。】

はい、キミのパン。

【そう言って、左手のコンビニ袋を寄島に差し出す。】
【中身は食パン5袋と、おまけに苺ジャムが入っている。】
365 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:特筆点無し [sagesaga]:2014/04/20(日) 01:40:20.67 ID:mfKeuLOR0
>>361
「宗次がもう言っちゃったけど、あたしは斎藤烈、呼び方は自由にねー」

少年の紹介に預かり、挨拶のつもりだろうか、ケラケラと笑って片手を宙に泳がす少女
紺のセーラーに身を包み、胸元に見えるはシルバーのチェーン
一見すると同年齢にも思えるが、少年の言葉から年上なのだとわかる

「それで、あなたの名前は?」


>>363
「分かってるなら言わないでもイイじゃんか……もう」

佐伯へと向けた笑顔から一変、むすっとする烈だが
褒められた事は素直に嬉しいらしく、口角がやや歪んだのは気のせいではないだろう


宗次郎と佐伯の会話に耳を傾けて、
いつの間にやら仲間が、家族が増えていくなぁとしみじみ思う
自分以上のお節介焼きである宗次郎がどんどん招き入れているのもあるのだが、
人数が増えすぎてビルから溢れたらどうしようと不安を覚えた事は最早過去の話
今となっては達観し、家族が増える事を素直に喜んでいる
366 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/20(日) 01:54:35.29 ID:Su8IQNX3o
>>363
ま、いいけど…
【珍しげに店内を見回しつつ、そう返事する。今まで移動はいつも誰かと一緒で、勝手にそばを離れることは許されなかったしそれが当たり前だった】
【だけど今は違う。かつては寄り道を許されない代わりに目的地に確実に着くことが出来たが、今はその逆だ。自分の足で目的地に着かなくてはならないのだ】

(どっちが良いかといったら…ねぇ)
【色々ととりとめのないことを考えていると、金髪が誰かを紹介し始めた。もう一人の少女が……これから姉となる人物】

(サイトウ・レツと…。あぁ、思い出した!タカギ・ソウジだったっけ。良かった向こうが名前を言ってくれて)
【家族ということなのだから、名前を覚えていなければおかしいだろう。頭の中で復唱し、なんとか記憶に刻み付けた】

佐伯・メルクレイアだよ。メルクとかレイアとか色々呼ばれてたけど、好きに呼んで欲しいな
【季節外れの紺色のセーターを着た小柄な子ども。白い肌と銀髪が紺色のセーターで際立って見える】
【テーブルの上で木目を辿る指は細くまるで少女のようだが、声は声変わりのしていない少年のようにも聞こえる】

これから宜しくね、姉さん?
【そう言って烈に微笑みかけると、目を覆い隠すように伸びた前髪の隙間から瑠璃色の瞳が現れた】

367 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/20(日) 01:55:42.23 ID:ilb+7Tt5O
//↑レスに>>365追加でお願いします
368 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/20(日) 02:02:20.62 ID:gOD3qcRIo
>>365
「つう訳で、拾ってきた
 なんか行く場所がないらしくてさ」

いつだってこの男は捨て猫でも拾ってきた、ぐらいの軽さで人を拾ってくる
最近はその頻度もかなり高くなってきたように感じた

「部屋は何処にするかな
 空き部屋って後いくつだ?」

家族が増える、仲間が増える
行き場のなかった人間がただ寄り添うだけだったこの<ファミリー>も随分立派になったものだ

>>366
「俺の事も宗次でも宗次郎でも、好きに呼べばいいさ
 入ってすぐに信頼しろって言うほど、俺はせっかちでもないしな」

つまりは信用できたら兄と呼べ、と言いたいのだろう
カラカラと軽薄な笑い声が店内に響く

「ようこそ、俺達の家<ファミリー>へ
 俺達は弱い、一人じゃ行きていけないぐらいに
 だからモットーは助け合い、って事で」


//すみませんが落ちますので空気化で
//お疲れ様です
369 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/20(日) 02:16:52.53 ID:Su8IQNX3o
>>368
互いが互いを助け支え合うことはとても素晴らしいことだと思うよ。だって人はか弱い生き物だもの。ボクが誰かとそういう関係になれるなんて嬉しいなぁ…
【半分は社交辞令、もう半分は人の営みの中に自分も参加できるという淡い希望。この男の笑い声は軽いが妙に安心感がある】

まだここのことはよく理解出来てないけど、宜しくねソウジ兄さん

//お疲れ様でした。おやすみなさい
370 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:特筆点無し [sagesaga]:2014/04/20(日) 02:17:52.10 ID:mfKeuLOR0
>>368
「まったく……ただでさえ厳しい生活だっていうのにさ」

ぶつくさと文句を言いつつもその表情は家族が増えた嬉しさを隠しきれず
もうちょっと考えて動いてよねと言いはするが、本気ではないことがすぐ分かる

いつだって少年は自由で、優しくて、強くて
宗次郎のおかげで今の少女はあるのだ、彼の望みを拒む理由が何処に有ろうか


>>366
「じゃあ、レイアって呼ぼうかな?」

佐伯とは逆に烈の髪色は焦げ茶で、全体的に暗い雰囲気になりそうなものだが
少女の活発さがそれを連想させない程度には緩和させているようで、そのような印象は受け辛いだろう

宜しくと告げる佐伯に、こちらも微笑んで返す
銀の間から覗く瑠璃はとても綺麗で
一瞬吸い込まれるかのような感覚を覚える

「….ん、ようこそ<ファミリー>へ、レイア」
「部屋は……そうだね、空いてるところ回って、好きなところに決めちゃっていいよ」

後でビルに案内するね、と少女は残っていた紅茶を飲み干す

席を立ち、喫茶店を出れば、彼女はすぐさまビルへと佐伯を連れて行く
そして、空き部屋を巡る小さな旅が始まるのだった


//ごめんなさい、寝落ち間近なので急ですがこれで……
//それから、レツではなくイサミですね、ややこしい読みで申し訳ないです
371 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/20(日) 02:37:48.54 ID:ilb+7Tt5O
>>370
ボクはイサミ姉さんって呼ぶね。他にも「姉さん」はいるだろうから…
ここで会えて良かった。このまま見つからなかったら公園で寝ようと思ってたんだ。本当に助かったよ!
【ついでにメニューを手に取り、写真付きで載っていたパフェを注文する。今日はもう遅いしちゃんとしたご飯は明日食べればいい。烈の話を聞きながら、黙々とパフェを平らげた】

【喫茶店を出て、烈の案内でビルまで連れていってもらうとあっという間に着いてしまった。聳え立つビルはどうみても廃墟のようだ】

ボクは3階辺りがいいな。部屋ってどのくらいの大きさなの?窓はある?日当たりは?雨漏りしない?

【旅行カバンを引きずってこれから自分の住まいとなるビルへと歩を進める。メルクレイアの新しい生活がこうして始まった】

//お疲れ様でした。読みミスと亀レス、失礼しましたスミマセン…
それではおやすみなさい。良い夢を
372 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 06:23:34.44 ID:Iu3xbqtC0
>>342
冗談よ

あれ?なんであんたのコーヒーまだ湯気出てんの?

/すいません寝落ちしました
373 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/20(日) 07:48:31.37 ID:pa+zvZY40
>>364
「あぁ、ホームレスではないよ。ちゃんと小さなコーポに住んでる…冷蔵庫の中身はゼリーと水しかないけど…」

疑いの目を向けてくる星宮に誤解させないようにちゃんと訂正する
そして、星宮からコンビニの袋を受け取り
明らかに量が多く、別の物の重さも感じた為に中身を確認

「お、おい…こんなにいいのか?ハルもそんなに金がないんだろ?」

食パン5袋にジャム
流石に申し訳ない気持ちになっている

//すいません、寝落ちしてしまいました…
374 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】 E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 10:42:34.74 ID:BttcGqOa0
>>372
まぁ、冗談でもうれしいよ

あ、これか?これはな俺の能力、温度操作
-5度〜100度までの間で熱を操れるんだ
コーヒーはホットに限るからな

【ニヤリと不適に笑いコーヒーを口に運ぶ】

あっち!!!

80度は高すぎたか・・・
375 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 10:51:05.51 ID:Iu3xbqtC0
>>374
温度操作・・・結構便利な能力ね

じゃああたしも教えるわ
あたしは火を出したり操ったり出来る能力よ
【小っちゃい火を出してすぐに消す】

80度って・・・あんたバカじゃないのぉ?
376 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】 E.熱伝導の良い :2014/04/20(日) 11:19:52.82 ID:BttcGqOa0
>>375
なるほど
似た能力だな

うん、60前後がいいな、うん

あ、そうだ、パフェ食い終わったらよ、ちょっと戦ってみないか?
お前、レベルは?
377 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 11:23:01.90 ID:Iu3xbqtC0
>>376
そうみたいね
【パフェが届く】

あ・・・あたしのレベル?
・・・・・・・1よ
378 :医師・國木田[クニキダ]『"一人手術"Level2(0)』 :2014/04/20(日) 13:33:38.30 ID:+UdgJyTW0
【某日。学園都市中央に位置する、都市蒼十字病院のとある病室にて。】
【其の病院に勤務する医師・國木田はその病室の窓辺から外の景色を眺めていた。小学生のように小さい身体で、乗り出すようにして。】
【─────すると。
漸く目覚めた、その病室の主…患者。
名前は大根十三。】
【数時間前、國木田がこの苗字の読み方を何十分も考察していたのだがそれは置いておく。】

「目覚めたかい?───全く、随分派手にやってくれたようじゃないか。」

【目覚めたその患者をよく見てみれば。】
【患者の顔面には包帯が患部である鼻を重点的にぐるぐる巻かれ、その他右手拳などにも同じ様な治療が施されていることに気づくだろう。】
【何れも争いによって、能力によって生まれた痛痛しい傷。】
【医者は横目で、目覚めた患者…大根のそのとなりの患者…瀬戸を一度見やり、その後視線を大根に戻す。】
【小学生のように小さな身体、そして其れに合わない大きさの白衣。
…さらに、頭に掛けたゴーグルと“國木田”の名が刷られたネームプレートが目を引く。】

「お隣さんは、君の知り合いかい?君と一緒に居たみたいだから運んだらしいけど。
…………喧嘩するのはいいけど、程々にしなよ?痛いのは自分なんだから。」

【と患者を心配する言葉をかけるが、日々溜まる疲労に、少しばかし疲れたような表情を浮かべる國木田。】
379 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 13:42:14.92 ID:BttcGqOa0
>>377
よかった、俺は2なんだ
あんまりレベル差もないし訓練がてら模擬演習しようぜ
380 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 14:01:15.50 ID:Iu3xbqtC0
>>379
ん・・・良いわよ
【パフェを食べる】

/落ちてたんですか?
出来れば一言いってくれると助かります
381 :大根 十三『蜃気楼Level2(03)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/20(日) 14:07:48.11 ID:mfKeuLOR0
>>378
「……先に仕掛けたのはそいつだ」

風紀委員である以上、治安を守る義務がある
他の人間に仕掛けてしまう前に、自分が止める必要があったのだ
顔や右手に巻かれた包帯、そういえば自分の装備はどうなったのだろうか
指サックとバンダナはすぐに調達できるが、特殊警棒は時間がかかってしまう
忌々しげに隣のベッドに横になる瀬戸を見やり、舌打ち

「いつになれば帰れる?さっさと仕事に戻らないといけないからな」

仕事とは、言うまでもなく風紀委員の仕事の事だろう
やや疲れた様子の國木田に、無遠慮に質問をぶつける


//遅れてしまいました、宜しくお願いします
382 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 14:09:22.42 ID:BttcGqOa0
>>380
/飯でしたすいません

パフェうめえな
383 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 14:12:38.30 ID:Iu3xbqtC0
>>382
/だいじょうぶでっす

相変わらずここのパフェおいしいわね
384 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 14:21:05.41 ID:BttcGqOa0
>>383
そんで、どこでやる?
どっかいいとこねえか?
385 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 14:23:16.34 ID:Iu3xbqtC0
>>384
この辺に空き地的なとこがあった気がするけど?
386 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 14:30:31.68 ID:BttcGqOa0
>>385
そうか
ならそこでやるか
387 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 14:33:22.58 ID:Iu3xbqtC0
>>386
OK、分かったわ
【パフェを半分程食べ終える】
388 :医師・國木田[クニキダ]『"一人手術"Level2(0)』 [sage]:2014/04/20(日) 14:35:02.75 ID:+UdgJyTW0
>>381
仕掛けられたのを買ったのは君だろ?
……ま、終わったことだしあれこれいうつもりも無いけどさ、もうちょっと平和的にね?

【──医者は。患者が何故そのような傷を負ったのか、負った時どのような状況にあったのかなど、知る由もない。】
【“知る由も無い”。だからこそ彼はこういう言葉を掛けるしかない。】
【実際問題、風紀委員が治安を維持するのは当たり前のことであり、能力を用いた強行にだってはしることもある。今回のようにそれで怪我を負うことだって、当たり前なのかもしれない。】
【國木田の意見は的を射ていないが、風紀委員の活動なんかにはあまり口出しはできない。彼が行うのはあくまで医者としての忠告のみ。】

…あ、因みにだけど、君の荷物は横にある紙袋の中に入ってるよ。
やっぱ風紀委員ってああいうの(装備)持ち歩くもんなんだねぇ。

【大根のベットの横を見やると。大きい紙袋が置かれていた。】
【医者の言った通り、其の中には大根の装備品が揃っている。】
【その後、無遠慮に此方に問い掛けてきた大根に対し、一度溜息をつき、話し始める。】

幸い、あまり重傷では無かったし、早めに治療できた…けど、それでも2.3日くらいは退院できないよ。
風紀委員の仕事なんて無理無理。退院しても休養取らないと。次は鼻折れちゃうぞ?

【と人差し指で自分の鼻を指差して示してみる。】

//勝手に2.3日くらいと言ってしまいましたがよろしいでしょうか?
悪いならば、無視してくださってかまいません!
389 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 14:43:30.73 ID:BttcGqOa0
>>387
おせ〜な〜

【もうパフェを食べ終えている】
390 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 14:44:40.79 ID:Iu3xbqtC0
>>389
はやっ!
パフェくらいゆっくり食べさせなさいよまったく・・・
391 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 14:52:16.40 ID:BttcGqOa0
>>390
能力の副作用で実は熱でのダメージは自分で操れる温度内でのダメージはないんだよ

だからパフェも鼻の頭痛くなんないから早く食べれるし
さっきのコーヒー、火傷したってのもありゃ嘘だ
392 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 14:54:54.63 ID:Iu3xbqtC0
>>391
え、それってかなり強くない?
【パフェをほぼ食べ終わる】

なんでそんなどうでもいい嘘を・・・
【呆れた様な表情になる】
393 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 15:00:42.69 ID:BttcGqOa0
>>392
ん〜、まあ-5〜100度の間だし意識外からのでは反応できないから食らうけどな

そりゃお前なんとなくだ
394 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 15:03:48.53 ID:Iu3xbqtC0
>>393
それでも十分強いわよ
【食べ終わる】

まったく・・・心配して損したわ・・・
395 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 15:05:19.01 ID:BttcGqOa0
>>394
ごめんごめん

さて、いきますかね
396 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 15:06:50.11 ID:Iu3xbqtC0
>>395
まったくもう・・・

そうね、行きましょ
【金を払い、店を出る】
397 :大根 十三『蜃気楼Level2(03)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/20(日) 15:07:02.29 ID:mfKeuLOR0
>>388

「買わないと、他の人間に被害が及ぶだろ」
「……俺だって平和的解決が一番だとは思うんだがな」

それを許さない人間がいる、問答無用で他人に仕掛ける人間が
それを止めるためには、武装するのも仕方が無い
自身の能力の戦闘力の無さも、それに拍車をかける

「そうか、2、3日……長いな」

紙袋に視線を送る、血に濡れたバンダナは洗ってあるかもしれないが、念のため自分でも洗っておこう
それにしても長い、暇を持て余す事は確実か
不機嫌そうに顔を顰める、國木田から見たら、何ともワガママな青年だろう
398 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/20(日) 15:20:19.04 ID:9ls57GkLo
>>373

ふふ、ならよかった。

【寄島の言葉を聞いて、安堵の笑みを浮かべ】

いいのいいの、キミほど貧乏じゃあないし。
この位じゃ困らないさ。

【これは星宮の本心である。流石に身を削ってまで人助けはしない。】

じゃあもう夜も遅いし、僕はもう帰るよ。
また会おうね、シロウ。

【そして寄島に手を振ると、早足で店外へと去っていった。】

//こちらこそ遅くなって申し訳ない…!
//次も遅くなりそうなのでここで〆という事で お疲れ様でした
399 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 15:22:33.59 ID:BttcGqOa0
>>396
で?
その空き地とやらはどこだ?

/すいません遅くなりました
400 :医師・國木田[クニキダ]『"一人手術"Level2(0)』 :2014/04/20(日) 15:25:09.36 ID:+UdgJyTW0
>>397
それは…そうなんだけどさぁ……。
………同じ病室にしたのは間違えだったかい?

【──確かに。】
【平和的解決が出来れば、争いは起きないし、目の前の青年が怪我を負う事など無かった筈。】
【然し、ここに運ばれてきたということはこの二人の何方かがその解決を許さなかったということ。勿論、それが何方かは大根の風紀委員という肩書きを見ればわかる。】
【──でも、それでも。
医者としては傷ついた人間など見たくない。それが最善。
大根が「風紀委員」で無ければ、逃げれば良かったのだが、其れはその「風紀委員」という肩書きが邪魔をするのだ。】

……ま、しょうがないね。

【其れほどの傷を負っているのだから、正にそのまま「しょうがない。」】
【暇をどうにか解消できそうなものは、個人用の小さなテレビが一台と患者の目の前に立つ小さな医者一人。】
【彼がそういうのに興味が無ければ最後、暇を無くすモノは無し。しょうがない。】
【因みにバンダナは洗ってある。】
401 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 15:25:20.76 ID:Iu3xbqtC0
>>399
・・・・・
【そっぽを向く】

/大丈夫です!
402 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 15:28:00.98 ID:BttcGqOa0
>>401
なんだよ、無視かよ〜
403 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 15:31:43.89 ID:Iu3xbqtC0
>>402
・・・・・知らないわ
404 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 15:36:05.37 ID:BttcGqOa0
>>403
え、俺なんかした!?
405 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 15:37:15.81 ID:Iu3xbqtC0
>>404
・・・・・
【そっぽを向く】
406 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 15:38:33.24 ID:BttcGqOa0
>>405
なぁ!燃野!
407 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 15:40:27.45 ID:Iu3xbqtC0
>>406
・・・・・ぷっ
あははははははは!必死になってやんのー!
408 :医師・國木田[クニキダ]『"一人手術"Level2(0)』 :2014/04/20(日) 15:41:23.93 ID:+UdgJyTW0
>>397
//すみません、次遅れます!
409 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 15:41:45.41 ID:BttcGqOa0
>>407
うぜえええええええええええ!!!

410 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 15:42:19.26 ID:Iu3xbqtC0
>>409
ばーかばーか!お返しよ!
411 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 15:45:50.08 ID:BttcGqOa0
>>410
クソ

やられたぜ・・・
412 :大根 十三『蜃気楼Level2(03)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/20(日) 15:47:46.56 ID:mfKeuLOR0
>>400
「そうだな、間違いだ……出来るだけ早く別室に変えてくれると、有難い」

こう、考えてみて欲しい
肩書きは邪魔ではなく、自身を律するための心の縛りなのだと
風紀委員でなければ逃げてしまう、ならば
……風紀委員になれば、逃げずに立ち向かえるのではないか
なんとも単純な思想だが、それ故にそう自分に信じ込ませることも簡単で


「……なぁ、おい、國木田さん……だったか」
「暇な時があったら、俺のところに来れば何時でも話し相手にでもなってやるよ」

つまり、暇つぶしの為に自分の話相手をしろと
言い方が違うような気がしないでもないが、気にしたら負けだろう
テレビだけでは直ぐに飽きがきてしまう
スマートフォンはあるが、病院内では使用数は最小限に抑えた方が良いだろう


//遅れ了解です、こちらのレスが遅いばかりに申し訳ない……!
413 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 15:47:56.91 ID:Iu3xbqtC0
>>411
じゃ、行っくわよー!
【歩き出す】
414 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 15:49:38.09 ID:BttcGqOa0
>>413
りょーかい…

【ブスッとした表情でついていく】
415 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 16:05:59.91 ID:Iu3xbqtC0
>>414
〜♪
【満足げな表情で歩く】
416 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 16:07:42.14 ID:BttcGqOa0
>>415
まだかぁ?
417 :寄島 史郎【全即全刀】LV2(03) 能面の男 :2014/04/20(日) 16:09:05.43 ID:pa+zvZY40
>>398
「本当にすまないな…今度なにか礼はするよ」

店を去る星宮に対し手を振る

「さて、俺も帰るか…」

そして寄島もその場から去り帰宅すふ

//わかりました。絡みありがとうございました
418 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 16:13:55.31 ID:Iu3xbqtC0
>>416
そろそろよ!ちょっとくらい待てないの!?
419 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 16:15:03.41 ID:BttcGqOa0
>>418
めんどくせえ…
420 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 16:20:28.48 ID:Iu3xbqtC0
>>419
あんたから言い出したくせに何言ってんだか・・・
【呆れた様に呟く】

ほら、ついたわよ
421 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 16:24:08.65 ID:BttcGqOa0
>>420
さてと

【腰につけた棒を伸ばす】

いつでもこいや
422 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 16:25:43.03 ID:Iu3xbqtC0
>>421
なら遠慮なく行かせてもらうわ
【日本刀を抜く】

423 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 16:29:23.62 ID:BttcGqOa0
>>422
この棒、それなりに硬いんだけど刃こぼれとか大丈夫か?
424 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 16:31:18.27 ID:Iu3xbqtC0
>>423
え・・・・・それはいやね・・・
じゃあこっちで・・・!
【日本刀を仕舞って木刀を出す】
425 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 16:34:18.88 ID:BttcGqOa0
>>424
時間稼ぎは充分…

さて、行こうか!

【棒を振り下ろす】
【模擬演習のため全力では無いが当たったら只ではすまなそうだ】
426 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 16:36:19.04 ID:Iu3xbqtC0
>>425
来なさい!
【木刀で受け止める】

427 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 [sage]:2014/04/20(日) 16:42:04.26 ID:BttcGqOa0
>>426
ハッ!ハッ!ハッ!

【棒での3連撃を繰り出す】
【棒は能力により100度まで熱されている当たれば火傷は免れないだろう】
428 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 16:44:17.19 ID:Iu3xbqtC0
>>427
くっ!ふっ!
【木刀で何とか受け流す】

今度はこっちの番よ!
【牽制に炎を潤に向けて放つ】
429 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 16:50:30.03 ID:BttcGqOa0
>>428
やべっ!

【避ける】

炎は100度を超えるからな…
チッ

畳み掛ける!

【突き、切り払い、下から上への切り上げからの上からの叩きつけというコンボ技を繰り出す】
430 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 16:54:50.30 ID:Iu3xbqtC0
>>429
外したっ

くっ!
【攻撃を受け止めようとするがコンボを喰らい倒れる】

いっつ〜!
431 :大根 十三『蜃気楼Level2(03)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/20(日) 16:58:01.95 ID:mfKeuLOR0
//ごめんなさいちょっともう見てられないので
//まず葉桜さん、自分は武器に関して、「他の方の意見も待ってください」と言った筈です
//それから燃野さん、木刀はどこから取り出したのでしょうか
//装備品の欄には書かれていませんし、そもそも審査の際にも木刀を持ち歩いているなどという文は見当たりませんよ?

//差し出がましいようですが、もう少し考えて行動して頂きたいなと自分は思います
432 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 16:58:07.13 ID:BttcGqOa0
>>430
やべっ!
大丈夫か!?

ごめん…つい加減が…

【謝りつつさりげなくヒットさせてしまったところに手を当て冷やし始める】
433 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 16:59:47.28 ID:BttcGqOa0
>>431
/特に指摘も無かったので大丈夫かと思い使いましたが
まずかったですかね…
すみません
434 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 17:00:06.24 ID:Iu3xbqtC0
>>432
いてて・・・・・
【立ち上がる】

もう!あたしは女の子なのよ!?ちょっとくらい加減しなさいよ!
【大声でまくしたてる】
435 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 [sage]:2014/04/20(日) 17:02:37.86 ID:BttcGqOa0
>>434
ごめんごめん
火傷は大丈夫か?
436 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 17:04:32.89 ID:Iu3xbqtC0
>>431
/申し訳ない・・・
以後気を付けるようにします
437 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 17:05:22.78 ID:Iu3xbqtC0
>>435
まったく・・・
火傷?したわよ!
【腕の火傷を見せる】
438 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 17:13:41.32 ID:BttcGqOa0
ごめん・・
すぐ冷やすよ

【そういって手をあてる】

病院行こうか
439 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/20(日) 17:19:04.59 ID:aZKcH8nYO
【ーー開発予定区】
【あれから一夜明けて、メルクレイアはとりあえず3階の一番奥の部屋に住むことになった。最初はあんな廃墟みたいな場所で本当に人が暮らせるのか些か不安だったが中を見ると案外しっかりとしていて人が住むには充分な環境であった】
【しかし冷蔵庫やテレビ…洗濯機などの家具は無く、生活するにはそれらを揃える必要があるのだが…】

ま…なんとかなるよね。すぐに揃えなくても
【引きずって来た旅行カバンに腰掛けて独り言をぽつりと。とりあえず服は揃えてあるし食料も買える。家具の代わりとなる施設は点在しているようなので今すぐ揃える必要もあるまい】

【そしてそのまま目を閉じる。天気は晴れ、春の暖かい日差しと柔らかい風が気持ち良い…】

……スゥ……スゥ……
440 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 17:27:08.51 ID:Iu3xbqtC0
>>438
いたたたたたた!痛いから触んな!馬鹿!
【涙目で怒鳴る】
441 :医師・國木田[クニキダ]『"一人手術"Level2(0)』 :2014/04/20(日) 17:30:52.94 ID:+UdgJyTW0
>>412
そういうと思ったよ……。
───けどね、変えてあげない。退院するまでに仲直りしておくことさ。

【其れは。人間誰もが持つちょっとした遊び心、悪戯心というものである。】
【大根は不運だった。何が不運なのか……それは立った一つ。「國木田」というお節介焼きの医者に捕まってしまったことである。】
【元々、お節介焼くのが大好きな彼は、過剰な迄に空間に割り入る。狙いは、二人の和解。】
【風紀委員…。その肩書きは医師の彼にとっては邪魔で仕方が無いモノだが、目の前の大根にとっては違う。】
【自信や使命感を与えてくれる、優れもの。共感し難い内容だが、それを受け入れた上で彼はお節介を焼く。】

……毎日でも来てあげようか?……それは大袈裟だけどさ。

ま。話がしたくなったらそこのコールボタンを押して。

【と、人差し指でベットの横に備え付けられたコールボタンを指差してみる。それをおすと診察室にいる彼に連絡がいく。】
【國木田は慣れていた。あまり感情を口に表せない患者や、ただ単に其れを恥ずかしがる患者を、これ迄に何度も見てきた。】
【完璧に。隅々まで治療を終える。勿論、それにはコミュニケーションも勿論含まれる。
そして医師・國木田はどんな怪我よりも、それを最も重要視しているのだ。】

//遅れました、すみません!
442 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 17:37:59.40 ID:BttcGqOa0
>>440
馬鹿、冷さねえとだめだろが!!
443 :医師・國木田[クニキダ]『"一人手術"Level2(0)』 :2014/04/20(日) 17:39:52.88 ID:+UdgJyTW0
>>412
//すみません!次も少し遅れます!
444 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(01) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 17:40:09.25 ID:Iu3xbqtC0
>>442
うっ・・・・・分かったわよ!
【涙目で堪える】
445 :医師・國木田[クニキダ]『"一人手術"Level2(0)』 :2014/04/20(日) 17:48:47.08 ID:+UdgJyTW0
>>412
//あ、あと全然気になさらなくていいですよ!全然遅くないですし、文章も繊細ですし!
446 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/20(日) 17:57:22.64 ID:BttcGqOa0
>>444
能力で冷やすぞ

【能力により患部が冷やされだいぶ楽になるだろう】

/しばらく落ちるかもです
447 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(04) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/20(日) 18:03:57.03 ID:Iu3xbqtC0
>>446
あ・・・ありがと
/待ってます
448 :大根 十三『蜃気楼Level2(03)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/20(日) 18:13:54.39 ID:mfKeuLOR0
>>441
「そいつが『誠心誠意』謝ったのなら、考えんでもないさ」

はん、と鼻を鳴らして瀬戸を横目で睨む
元々はこいつが喧嘩を仕掛けて来たからこんな事に……退屈な場所に数日間閉じ込められ、更には嫌にお節介な医者に捕まるという事になったのだから
もし起きたらどんな目にあわせてやろうかと、國木田の言葉を軽く聞き流す


「成る程コールボタンな、分かった」

気が向いたら押すさと強がってはいるが、きっとこの青年は暇さえあればすぐに押してしまうだろう
國木田の治療により、どんな方向へ青年が変わるのかは分からない、だが
少なくとも、この少年のような医者の世話にならないために、平和的解決をより求めるようになる事は確かだ


//用事が入るかもしれないので、やや無理矢理かとは思いますがこれで〆させて頂きたく……
449 :医師・國木田[クニキダ]『"一人手術"Level2(0)』 :2014/04/20(日) 20:00:32.60 ID:+UdgJyTW0
>>448

……ま、仲良くやりなよ。
……ってか反応割と薄いね。もっと露骨に嫌がるかと思ったんだけど。

【果たして「誠心誠意」謝ったら、この青年は許すのだろうか。】
【其の前に「誠心誠意」なんて欠片も出てこなさそうな感じもしたりする。】
【その二人の関係を國木田は苦笑いしながら眺める。人と人の関係ばかりは医者は治せない。それが当人次第だからである。】
【”其れ“は國木田にとって、もっとも厄介な患部であったりするのである。】

……夜は、大体空いてるから呼び出してくれて構わないよ。

【無駄にお節介過ぎるこの医者は。自身の「腕」で治せないモノを治すことが大好きである。】
【その腕とは「命護る腕(ゴールキーパー)」と称されるほど有名な医者としての腕。然し、先程挙げたとおり「人の心」までは干渉できない。】
【人の「心」と接するには、自らの心を露わにし、言葉で接する必要がある。即ち、この腕では治せないモノ。】

……おっと、まだ業務が残ってるんだ。
病室内での喧嘩はNGだから、その辺よろしくね?

【と言い残し。じゃ、と短く手を振り、病室を去って行く。】
【病によって、大人とは思えない幼い外見を持つ医者。然し、そのまだ幼い手を振る後姿には、何処か医者としての風格が宿っていた。】

//遅れました、大変申し訳ございません!
そして絡みお疲れ様でした!
450 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/20(日) 22:14:23.41 ID:zdpANInGo
【ここに来て二度目の夜…】

【やはり季節は春とはいえ夜は少し寒い。昼は暑かった紺色のセーターが今は丁度良いくらいだ】

【ゴロゴロ旅行カバンを引きずって新しい住まいへ戻ろうとする。街灯があるとはいえ夜道は暗く、何かが潜んでいそうだ】
451 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(10/80) E:ルーンの呪札 :2014/04/20(日) 22:23:54.88 ID:PjxLEp1S0
>>450
「……ん?」

ふと視界に止まったのは1人の少女らしき者。
らしき?と感じてしまうのは目の前にいる者は「男」にも「女」にも見えない事は無いからだ…。
旅行カバンを引きずって、こんな夜中に何をしているのだろうか。
そう思って、ヴリアーダ=マクスウェルは思わず声を掛けてしまう。

「お、おーい…そこの人!」
「こんな夜中に旅行カバンなんて引きずって、何処へ行く気なんだ?」
「…ってそれとも観光目的でこの街にいるのかい?」

マクスウェル自身、人に対してあまり壁を作ろうとはしない。
その開放的な性格もあってか…今の彼には「警戒心」が全くないようだ。

「もし、旅行しているのなら…この時間に宿ってあるのか?」

そして、早とちりしやすい性格でもある。
452 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/20(日) 22:36:44.58 ID:zdpANInGo
>>451
【歩いていると前方から男がやってきた。この街の住人だろうか。そのまますれ違うかと思いきや男は声をかけてきた】

……?
【そこの人?辺りを見回しても誰もいない。どうやらこの男は自分に話しかけてきたらしい】

どこって…家、だけど。観光と言えば観光かもしれないね。それか"長期滞在"が合ってるかも
君はどこの国から来たの?それとも結構前からここに住んでる人なのかな?

【男の問いかけに高くもなければ低くもない中性的な声で答える。なんとなくではあるが危険人物ではなさそうだ…今のところは】
453 :瀬戸 睦『回天 Level2(03)』E:ローラーシューズ [sage saga]:2014/04/20(日) 22:41:02.52 ID:On3o/SzN0
>>450-451
夜の空気は美味いなァ……やっぱよォ

【病院抜け出して、俺は外を散歩していた】
【まあ病院に搬送されたっつったって、右腕が折れて頭がちょっと痛い程度だ、なんて事は】

…あるかもしれねえな……脚重いし

【俺のヨーヨーその他の装備は見つからなかったんで殆ど身一つで外へ出ちまったが大丈夫だろう】
【というよりそう思いたいだけだが】
【でまあ、昨日?の喧嘩なんかを思い出しながら】

(そういえば俺ってどん位寝てたかなァ……)

【とか考えてたりしてアテもなくただ歩ってたんだ】
【そしたら】

(ちっちぇえ女の子と……なんだろうあいつ)
(事案発生だな)

【幼げな女の子に駆け寄る男、明らかに事案だね】
【まあ、面白そうだと思った俺は腕と頭に包帯巻いて二人に話しかけたわけよ】

えーと……何かあったのかァ?

【まあ、そういえば男の方は見たことあったかもな】
【今思えば、格好的に俺も不審者だわなwwwww】
454 :佐々見沙希 【影法師】Level2(31)E:日傘 [sage]:2014/04/20(日) 22:45:27.82 ID:qR250rcDo
佐々見沙希は歩く
ちらほらと見えていた住宅地も消え人通りもなくなると、辺りは静寂と残された廃墟だけが立ち並ぶ景色へ

ここは開発区、用が無ければ沙希がそうそう訪れることもない場所
何故こんなところに来たのか、それにはちょっとした理由がある

(高城宗次郎はこのあたりを出入りしているって話だけれど……)

<ファミリー>、高城宗次郎が作ったという集団
宗次郎にその存在を言われた時は話半分に聞いていたが、いざその中身を調べてみようと思い立ったのだ
ただ彼に直接聞いては故意に隠蔽される可能性があり、全容を把握できるとは言えない
そこで情報を収集しアポ無しで沙希が直接様子を確認しに来た訳である

(……流石に情報が不透明過ぎたかも)

とは言え拠点の詳しい場所は分からないので、かなり虱潰しな探索になってしまっている

キョロキョロと周囲を見渡しても、中々人影を見つけることが出来ない

「誰も居ないのかな……」

であれば、この辺りははずれと言うことになるが――――

/人待ちですー
455 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(10/80) E:ルーンの呪札 :2014/04/20(日) 22:46:46.98 ID:PjxLEp1S0
>>452
「へー…成る程、長期滞在ってわけか」
「それにしても、家か…長期滞在の為に家まで購入するとは、中々金持っているじゃねえか」

といっても、学園都市内で一軒家なんて早々無いだろうし、マンションの一部屋でも借りているのだろうと心の内でちょっと言い過ぎたかなと感じる。

「…いや、別に嫌味で言ってるわけじゃねえよ?」
「勘違いしていたならば…すまなかった、謝るよ」

「で、俺の事か」
「俺も元々はここ出身じゃねえさ、生まれはヨーロッパって所だな」
「そしてここに移り住んで2、3年は経つかな」
「…で、お前は「長期滞在」なんて言ってる辺り、ここに来たばかりの人か?」

ここで会ったのも何かの縁だ、少しばかり詳しく聞いても問題ないだろう、と深めに質問を佐伯に話しかける。
456 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(10/80) E:ルーンの呪札 :2014/04/20(日) 22:53:24.24 ID:PjxLEp1S0
>>453
「…って、うおわぁ!?」

思わず変な声を上げてしまった。そりゃそうだろう。身体中包帯で巻いているような、いかにも病院から退院したばかりですとか言っているような服装の男が話しかけてきたからだ。

「って、誰だよお前は!」
「ま、まさかこの子を追いかけているストーカーって奴か!?」

驚愕の為に、冷静な判断が取れなかった。
まさか、初対面の人相手を「ストーカー」呼ばわりするとは思いもしなかった。

「………って、そんなわけねえよな、流石に…」

言ったそばから、風船がしぼむ様に緊張が解けていき、少しは冷静な判断ができるようになった。

「…なあ、もう一度聞きたいけど、お前は誰だ?」
「ま、多分俺のような興味本位で話しかけたようなもんだろうとは思うけど…」
457 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/20(日) 22:56:50.02 ID:zdpANInGo
>>453
【男と会話をしているとさらに話しかけられる。次にやって来たのは腕と頭に包帯を巻いた男で、こっちからすればお前こそ何かあったのかと聞きたいところだ。】

何か?無いと思うけど…?
【包帯男が少女だと思ったこの子供、よく見ると男のような気もしてくる。服装も紺色のセーターに白いズボンだし、声も中性的だ】

ただ、ここで出会って会話をしていただけ。キミこそ包帯なんて巻いて大丈夫?もしかして病院とかから逃げたしたんじゃないだろうね

>>455
【無期限のね、と心の中で付け足す】

買ったというより提供して貰ったんだ。あっちにあるビル…あそこにね
まだロクに家具も揃ってないけど、けっこういい部屋だったよ。よく眠れたし
【指差す先に夜闇の中亡霊のように建つ廃ビル】

へぇ、ヨーロッパか。ボクもね、そこにいたことがあったんだ。まぁあんまり外には出なかったけど
昨日かな、ここに着いたのは。大きな街だねぇここは…
458 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/20(日) 22:59:42.83 ID:9ls57GkLo
【深夜にさしかかり、人気がない学園都市の公園】
【ベンチに腰を掛ける小柄な少女の姿があった。】

……。

【目を閉じ、無言で、首にかけた星形のペンダントを握りしめている彼女。】
【傍から見れば祈っているようにも見えるかもしれない。】
【しかしこの『祈り』こそが、彼女の魔術特有の修行法なのである。】
459 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通された指輪 [sagesaga]:2014/04/20(日) 23:01:12.37 ID:mfKeuLOR0
>>454
開発区をうろつく沙希の、その向かいから暗がりを慣れた様子で歩く少女が一人
どうやら夜目が効くようで、やや離れた場所から沙希へと声をかけてくる

「…あれ、この前の……」

その声は、沙希には聞き覚えのあるものだろう
少女がパタパタと駆け寄って来れば、月明かりで徐々に判別のきくようになるその顔はまさしく先日の少女のもので

「こんなところで会うなんて、ええっと……そうそう、キグウだね!」

人懐っこい笑みを浮かべて、沙希の前で立ち止まる
460 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(10/80) E:ルーンの呪札 :2014/04/20(日) 23:11:26.45 ID:PjxLEp1S0
>>457
ーーーー「提供」。その言葉をマクスウェルは少し疑うように聞いた。

「ふーん…提供かぁ」
「提供って事は、「何かのバックの組織」とかから援助してもらうって奴なのか?」

現在、とある魔術結社に所属しているマクスウェルにとって、外部からの「援助」という言葉はいささか緊張を張り詰める言葉であった。
もし、この人物が、何かしらの魔術結社の援助で拠点を持っていたならば……この街でどう動くのか知る必要があるのだ。

「大きな街か…確かに大きな街だけど、そいつは色んな建物が上に上に向かって建てられているからな」
「面積的な問題だと、そうでもないらしいぜ?」

取り敢えず、相槌は打っておこう…彼?には今のところ「油断」は許せない。

461 :佐々見沙希 【影法師】Level2(31)E:日傘 [sage]:2014/04/20(日) 23:13:48.69 ID:qR250rcDo
>>459
「あなたは……」

声をかけてきた人影がはっきりと沙希の瞳に映る
その姿には見覚えがあった、確か彼女は前に出会った『水を操る少女』だ

「久しぶり、本当に奇遇ね!」

その笑顔に沙希もまた笑顔を見せる、あの時意気投合して以来の邂逅だ
お互いに第一と第二の生徒だと制服で分かっただけで、名前も教えあっていないことに気付いた
ちなみに沙希はその手に風紀委員の腕章は付けていない、つまりぱっと見だけでは風紀委員だと分からない状態である

「でもこんな場所にいるなんてどうしたの、前に会った時は居住区の方だったよね?」

ここら辺はあまり治安が良くないのに、と沙希は続けた
開発区は基本的に人通りもなく、学園都市開発関係の企業や組織以外公に立ち寄ることは少ないはず
残りはと言えばたむろできる場所を求めて集まった、所謂素行の良くない学生になってくる

女の子が一人でいるにはかなりハードルが高い、疑問に思うことは当然だ
……沙希も見てくれだけは普通の女の子、目の前の少女と違和感は変わらないのだが
462 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/20(日) 23:15:14.80 ID:gOD3qcRIo
>>458
両手に一本づつ、缶コーヒーを持った少年がその姿を眺めていた
話しかけようかと思ったのだろうが、祈るような少女の姿にそれを躊躇っているのだろう

「……美女のそういう姿は、絵になるな」

少し間が空き躊躇いは消えたのか
いつもの軽い調子で彼はそんな言葉を口にする
口調は軽薄だが嘘ではない、実際声をかけるのを躊躇う程度にはその光景は良い物だったのだ

「調子はどうだ、もう慣れたか?」
463 :瀬戸 睦『回天 Level2(03)』E:ローラーシューズ [sage saga]:2014/04/20(日) 23:16:47.37 ID:iDnxg/Kb0
>>456
あァン?誰がストーカーだアホ
俺はロリコンじゃねえぞテメエ……つか、そう見えたのか?俺が?バカにしてんのか?

【元々興味と本の少しの親切心で声掛けたが……流石に開口一番で「誰だお前ストーカーか」って】
【まあ泣くよな、うん、別に全然泣いてねえけど、むしろ啖呵切ったけど】
【そしたら次には「そんなワケねえか、そんな度胸無さそうだもんな」とか】
【※脳内フィルターを通しています】

あぁぁ?テメエマジで喧嘩売ってんのか?あン?

俺は二校の瀬戸だよ、セ、ト。わかるか?
確かテメエも二校だべ?なんか名前がカタカナの奴
後よォ、名前名乗るトキには自分からーってのがマナーだろがよ、ちげえか?
(※今思い出しただけです)
俺は別に全然女の子にロリコンと思しき男が話しかけてっから事案かなとおもってよ

【こいつは確か学年も同じだった、じゃなきゃ覚えてねえってただでさえ生徒多いってのに】

>>457
【んで、まくし立ててるのに夢中ですっかり……あれ?女の子?男だっけ?……まあ遠目から見て女の子に見えたから女でいいや】
【そいつが今度は話してきたからそっちを答え始める訳よ】

あ?なんでも無かったのかよつまんねえ
いやァな?俺はさっきも言った通り何と無く話してたんで何と無く話しかけてみただけだよ

ん?ビョーイン?いーのいーの別に、朝なるまでには帰っから。
あれだ、リハビリだよリハビリ
そんなら別に咎められる理由は……無い……よな?

【最後の方ちょっと不安になったが、まあとりあえずそん時は大丈夫だと思ってたんだよ、うん】

//お二人ともすみませんとても遅れてしまいました
464 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/20(日) 23:26:06.67 ID:zdpANInGo
>>460
着の身着のままでこっちに来たんでね、途方に暮れてたら親切な人が提供してくれたんだよ。ははは!バックの組織だなんてまるでマフィアみたいな言い方。そんなんじゃないと思うよ?
もしここじゃなくて他の街に居たら公園に住んでたろうね。本当に運が良かったよ…普段の行いが良いからかな?
【調子を崩さず話続ける。相手の表情がやや固く見えるのが気になるが…やましいことなどこっちには無いのだから気にすることもないだろう】

ボクからしたら大きいけど。これより大きかったら遭難しちゃうかもね。ここも地図を見ながら歩いても迷っちゃったし

>>463
何かあったほうが良かった?
…リハビリと言われたらボクからはそれ以上何も言えないね。まぁ、お大事に…
【たとえ要安静の身だったとしてもリハビリと言われちゃ仕方が無い。それにもしかしたら本当にリハビリなのかもしれない】

(ゼッタイ嘘だと思うけど…元気そうなら別に良いか)

…んー、もしかして二人は知り合い…なのかな?誤解の無いように言っておくけどボクは二人に会うの、今日が初めてだからね?
465 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/20(日) 23:31:00.11 ID:9ls57GkLo
>>462

【聞き覚えのある声が耳に入って、ペンダントから手を離し祈りを止める】
【顔を上げるとやはり、高城の姿があって】

…ふふ、美女って言われるとなんだかくすぐったいね。
『かわいい』、なら何度言ってくれてもいいんだけど。

【幼めの顔立ちとやや低めの身長が災いし、あまり美女と呼ばれた経験はなく】
【こうして言われてみると、やはり少し照れくさい】

うん、慣れてきたかな。
やっぱり、人といっしょに住むっていうのはいいものだね。

【<ファミリー>に所属してまだ数日だが、少しずつあの場所を気に入ってきているようだ。】
466 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通された指輪 [sagesaga]:2014/04/20(日) 23:31:27.51 ID:mfKeuLOR0
>>461
「あー……えっとね?」
「あたしこの辺りに住んでるからさ」

慣れてるんだよね、とは不良な輩の屯場を避けることがだろう
自信もあるらしく、スタンガンのような護身用の装備は見受けられない
しかしこの辺りには、普通の人が住居にするような場所はなかった筈で


「それはともかくさ、名前!」
「ホラ、前は結局言ってなかったしさ……あたしは斎藤 烈、あなたは?」

露骨な話題逸らし、しかしそれは本当のことで
イサミと名乗るその名前は、以前宗次郎の口から聞いたことがあるだろう
沙希の記憶に残っているかどうかは分からないが
467 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(10/80) E:ルーンの呪札 :2014/04/20(日) 23:36:30.09 ID:PjxLEp1S0
>>463
「なっ、確かにいきなりストーカー呼ばわりしちまったのは謝るけどよォー…」
「それでもって因縁つけられても俺は困るっつーの!?」

謝ったのは良かったが、どうやら彼には自分が言いたい事とは違って、変な捉え方をしてしまったようだ。
だが、それにしてもいきなり喧嘩腰にされても困る。自分は学校の中では優等生を取り繕っているつもりだし、問題なんて起こしたら、先輩魔術師に何をボヤかれるか分からない…


「…って、お前二校だったのかよ」
「包帯ばっかで分からなかったぜ?」

彼は自分と同じ二校の生徒だったようだ。確かに彼は学校の何処かで見かけたような気がする…が、生徒が多い学校で、特定の1人を見つけるなんて、余程仲が良くない限り無理に決まっている。

「あー…そうだな、二校でカタカナの生徒なんて早々いねえしな」
「お前は瀬戸か、俺の名前はヴリアーダ=マクスウェル」
「ヨーロッパからの留学生で、レベルは0判定喰らった無能だけど…まあ、覚えていなくても仕方ないね」

勿論、レベル0なのは真っ赤な嘘である。
魔術と能力は同時に行使はできない。もし、検査なんてしたら、自分の魔術は一生使えないような物だからだ。

「で、俺の方がロリコン扱いね…そいつは自分の服装と俺の服装を良く見て判断しろよな」
「明らかに怪しいのはテメエの方だと思うがな」

>>464
「少しばかり親切すぎるんじゃあねえの!?」
「会ったばかりの人間にビル一つ渡すなんて、何処のブルジョワなんだ!?」

自分の常識の中で、一斉に「それは違う」と連呼している。

「もっとさ…こう、疑うとかそんな事しないわけ!?」

途方にくれてたら、親切な人が住居を与えてくれた…何処の足長おじさんなんだ、と明らかに怪しいと思う。

「確かに運が良ければ良い出会いがあるかもしれねえけどよ、ちと向きすぎているんじゃあねえのか?」

若干、ギャグでもしているようなツッコミを与えつつも、警戒を解こうとはしない。
こういう人間程、危険な「ボケ」をかましてくるかもしれないからだ。
468 :佐々見沙希 【影法師】Level2(31)E:日傘 [sage]:2014/04/20(日) 23:43:28.21 ID:qR250rcDo
>>466
「この辺りに?そうなの……」

別段珍しい訳でもないと沙希は判断した、開発区と指定される前はここだって人が住んでいたのだ
この近くに元々住んでいて、住居移転の際開発区付近の家に引っ越したと言う可能性もある

「そう!名前!」

烈の言葉に対し沙希は大きく頷いた
前回出会ったとき名前を教えあっていなかったことを沙希も後悔していたのだ
あの時は楽しくなってつい忘れてしまった、今度会うときは絶対に聞こうと刻み付けていた

「いさみ……珍しい名前ね」

女性にしてはいさみと言う名前は珍しい
いさみと言うと有名な某浪士のせいで力強い男性のイメージがあるのだ、沙希ももちろんその一人
ちなみにこの時、その名前を宗次郎から聞いたことがあるとは覚えていたが、女性だとはまるで考えていなかった
何分宗次郎は『蹴り』の破壊力について語っていた、ムキムキな体育会系ゴリラだと思っても仕方あるまい

「私は佐々見 沙希、『ささみ』が苗字で『さき』が名前」

ささ みさきじゃないと釘を刺して伝えておく
間違えられたことは無いが最近うさぎがどうと煽られた覚えがあるからだ
もしかしたら宗次郎から沙希の名前を聞いたことがあるかもしれないが……果たして

「私はこの周囲をちょっとお散歩してたの、この辺りに詳しいなら少し教えてくれない?」

小さな頭をかしげ、笑顔を見せながら「話ながら」と悪戯っぽく続けて見せた

/時間が迫っていますので、きりもいいですし〆ていただいても大丈夫ですよー
469 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/20(日) 23:43:57.92 ID:gOD3qcRIo
>>465
「今の仕草だと、可愛いってより綺麗って感じだったんだよ
 絵画のモチーフだって言われても信じたね」

ほらよ、と片手に持った一本の缶コーヒーを差し出した
学園都市が販売している、一般企業のものの半額程度の安い缶コーヒーだと言うことがパッケージから見て取れる
その中でもブラックの缶だ

「そりゃ良かった
 学園都市にも馴染めない、俺達にも馴染めない
 そんなのは寂しすぎるからな」

晴にコーヒーを渡せば、残った一本のプルタブが軽い音を立てて開けられる
乾杯などと小さく呟くと缶を掲げてみせた
470 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/20(日) 23:50:38.57 ID:zdpANInGo
>>467
一室だよ一室。大きなもののなかのほんの一欠片。世の中広いから、そういう羽振りの良い人が3人くらいはいるんじゃないの?
【まくし立てる男に対して呑気に答える。確かに半ば浮浪者みたいな身の人間が住む場所を提供してもらうなんてまるでTVで見かける美談のようで嘘っぽいが、確かに本当のことである】

そういう時だってあるよ。…行いが良かったのさ
【再びその言葉を口にする。自分がこの幸運を掴んだ理由はそれしかないという確固たる自信があったからだ】

【ーーその時。三人の間に小さな黒い影が舞い落ちる。微かに動くそれは…羽虫だった。きっと電灯にぶつかったかしたのだろう。力なく翅を動かしている】

【それを見ると躊躇い無くそれを両手で掬う。羽虫の動きはどんどん緩慢になっていく】
471 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/20(日) 23:57:58.90 ID:9ls57GkLo
>>469

ふふ、それはちょっと過剰に褒めすぎじゃないかな?
もっと自然に褒めた方が、女の子は喜ぶと思うよ。
……なんて、僕は普通の女心は知らないけどね?

【缶コーヒーを受け取って、「ありがと」と微笑んでお礼を伝える。】
【そしてプルタブを開けるが、高城の次の言葉を聞くとそこで手が止まり】

…ん、そうだね。

【ふと思い出すのは、自分が住んでいた…否、今でも住んでいるあの世界の事。】
【『あんな世界に馴染めるわけない』なんて思って、すぐに思い出す事を止める。】
【思考にふけっていたのはほんの少しの時間であったが、乾杯の声を聞き逃したようで、それに対する反応はなかった。】
472 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(10/80) E:ルーンの呪札 :2014/04/20(日) 23:59:49.11 ID:PjxLEp1S0
>>470
「さ、3人ね…」

人間は嘘をつく時、目を見ると直ぐに嘘をついているか分かるようだが、彼女?の目を見る辺り、嘘をついているようには見えなかった。

「……「行い」?」
「お前は何をしたんだーーー?」

むしろ自信すらある様に見えて、却って疑問に抱く。

ちょうどその時、今にも尽き果てそうな羽虫を彼?は捕まえていた。

「って、お前いきなり虫なんか弄って何しやがるんだ?」
「もしかして、その羽虫をもっと痛めつけるとかするのか?」
473 :瀬戸 睦『回天 Level2(03)』E:ローラーシューズ [sage saga]:2014/04/21(月) 00:04:05.86 ID:tqYE3HNN0
>>464
そうそう、リハビリリハビリ
(こいつめっちゃ怪しそうな目線なんだが……まあ別に病院に通報でもしねえならいいか)

【こんな探り探りな感じで適当に話してたんだよ】
【まあ相手の親切(?)で大分楽だったけどな?】

あ?俺ら?知り合い……ってより、顔見知り程度っつのか?
まあそんなもんだ
ふーん、んなら全員初めまして同士か、なんか気持ち悪い

【たった今初めてちゃんと話した程度だからな、別にそれ以上でもそれ以下でもない】

………

【ゔりあーだって奴と話してた事も聞こえてるから、後は別に聞く事も無くなってな、今更自分のちゃんとした自己紹介をしたんだ】

そういえば俺、二年の瀬戸睦な?二校生徒だ
……で、お前の名前は?

【まあ我ながらぎこちない感じだったけどいいだろ、しゃあない】


>>467
おう、二校だ。ヴリアーダって言うのな?ヨロシク
ホータイ?ああ、こんなの別にもう取ったって良いと思うんだけどよ
外したら顔も一致するんじゃねー……っと……あれ、外れね……チッ、まァいいや

【意識したら急に邪魔臭くなってきてよ、つけてた包帯外そうとしたけど……あれって結構頑丈に付けられてんのな、全然ビクともしなかったぜ】
【んで、ひとしきり話したらあいつ言い出したんだよ。聞いたか?こいつレベル0だってさ】
【プギャーしたかったけどよ、まあカワイソウだからやめてやったぜ】

あー?テメエそりゃ深夜にそこそこ小さい少女っぽい奴に話しかけてたら事案発生すんべ
格好なんて関係無えんじゃね?

ハァ?俺が?ならなんでわざわざもう二人居るところに突っ込んでいくんだよ、お前バカじゃねえ?
それかあれだろ、今度こそ喧嘩売ってんだろ、しばくぞ

【右腕が動かねえけど、そん時はなんとかなりそうだったな、レベル0っつってたしよ】
474 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/21(月) 00:09:03.46 ID:zQ4sihleo
>>471
「過剰なんかじゃねぇよ、俺がそう思ったからそう言ったんだ
 ……なんてな」

思いふけるような晴の表情
それが視界に入ってしまった宗次郎は、深く嘆息

「そんな顔すんな
 何悩んでんのか、何考えてんのかは知らねぇけどさ」

珈琲を一口含み、空を見上げる
深夜とはいえ、学園都市は明るく星はあまり綺麗には見えない

「俺達は、助け合いで何とか生きている
 お前が俺を……俺達を信頼できた時にでも話してくれりゃ良い」

その時は、絶対に力になってやると先ほどと変わらない軽薄な笑みを浮かべるだけだ
475 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:チェーンに通された指輪 [sagesaga]:2014/04/21(月) 00:12:24.16 ID:DOJWkVnk0
>>468
「そうなんだよねー、女の子っぽくない名前でしょ?」

苦笑しながら小首を傾げてみせると、チャリ、と微かにチェーンの跳ねる音

「サキね、よろしく!」

どうやら宗次郎から名前を聞いていないようで
まさか目の前の彼女が、魔術師に関してで自身の兄と慕う人物とで協力関係になっているとは考えつきもしない
……それにそもそも、烈は魔術が実在することすら、知っていないのだ

沙希の言葉に満面の笑みで頷き、案内をしながら烈は様々な事を教えてくれるだろう
どこに自販機があるかというあまり役立たない情報から、不良の屯する場所という沙希の重宝しそうな情報まで、様々な事を

//そうですね……やや早いですが、延ばしたら遅くまで続いてしまいそうですし
//お言葉に甘えて、これで〆ということでお願いします
476 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(10/80) E:ルーンの呪札 :2014/04/21(月) 00:17:27.30 ID:CNiVLeVa0
>>473
「お前、自分が傍観者じゃねえって事…知ってるのか?」
「お前もあの子に話しかけた時点で、お前も変質者に見えているかもしれねーのにさ…」

確かに最初に話しかけたのは自分だが、何せ、彼は自分にかなりの喧嘩腰だ。
何なんだ、俺は瀬戸って奴に何かしら因縁つけた事があったのか?

「………って、今テメエ、俺のレベル聞いてニヤけただろ?」
「これだから能力者は困る…いや、こういう人間は何処にいても同じだな」

かつてヨーロッパにいた頃の自分の周りの状況を思い出す。
あの世界でも、自分の魔術こそ強いとほざく輩を良く見かけた時があった。

「つーか、前々から気になるけどよ…しばくってどういう事だ?」
「テメエ…人を「[ピーーー]」寸前まで痛めつける度胸もねえ癖して、他人をしばけるかっつーの!」

自分はそんな偏見な人間はわりかし嫌いの部類に入る。
実力がどうであれ、無差別に傷つけようとする奴は嫌いなのだ。

「それとも…ただの威勢か?」
「俺がレベル0だから潰せるとかでも思っているのか、あァ?」

ついつい冷静な判断を忘れて、感情的になってしまう。
散々「しばく」なんか言われたら誰でも嫌だと思うはずだ、と思い、ガンを飛ばすかのように睨みつける。
477 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/21(月) 00:19:02.36 ID:h6sgaxf5o
>>472
自分と同じ顔の人間が3人はいるって言うでしょ?それならそんな人もそれくらいはいるに決まってるよ
【男はまるで探りを入れるかのように質問してくる。確かに自分は新参者だし怪しまれても仕方ないだろう。それなら全部納得行くまで答えれば良いまでだ】

もちろん、良いことをだよ。悪いことばかりしていると自分に返ってくるんだよ?お父さんやお母さんから習わなかった?
【そう言うとクスクス笑う。若干小馬鹿にしたように聞こえるかもしれない】

……たとえその相手が小さくて無力な虫でも、だ
【羽虫を手で優しく包み込み、ゆっくりと開く。するとさっきまで死にそうになっていたはずの羽虫が力強く手から飛び立っていった】

…こんな感じでさ
【知っている者なら気づくだろう。一見手品…あるいは小さな奇跡のように見えるこの行為が、能力によって実現されたものであるということに】

>>473
へぇ…顔見知り。そうなんだ
ボクもある程度は関われるようになれると良いな
ごめんね、自己紹介忘れてたよ…。ボクの名前はえーと…佐伯メルクレイア。長いから呼び方はメルクでもレイアでも好きなようにどうぞ
【少し言葉に詰まった後、自分の名前を口にする】

二校っていうと第二学園のことかな?ボク明日からそこに通うことになってるんだ。宜しくね、セト
【微笑みかけると長く伸びた銀髪の間から瑠璃色の瞳が現れる】
478 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(10/80) E:ルーンの呪札 :2014/04/21(月) 00:29:02.52 ID:CNiVLeVa0
>>477
彼女?は自分が探りを入れながら会話していると感づいてしまったのだろう。
彼?の表情を見る限り、何かを含んでいるような言い回しで自分に問いかけている事は容易に分かった。

「…良い事と悪い事か」
「フン、別に小馬鹿にする必要なんてないだろ」

そう言った後、自分の目の前で不思議な事が起きた。
さっきまで、死にかけていたような羽虫が彼女?が手に取り、優しく包み込んだ後、まるで「生命力が溢れる」ように飛びだっていった。

「ーーーー何だと」

ある人が見れば奇跡。またある人が見れば能力だと言うだろう。
マクスウェルにとっては…

「まさか……魔術、か?」
479 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/21(月) 00:31:15.89 ID:Pt5HFRsFo
>>474

…ふふ…。

【軽薄なようで芯がある、高城の励ましの言葉。】
【それを聞いているとなんだか、自然と笑い声が漏れて】

なに、その内キミに話すさ。
…大した秘密じゃあ、ないしね。

【そう、ただ自分が魔術師であるというだけ。】
【面倒くさいあの世界のしがらみさえなければ、能力者とそんなに変わらないというのに。】

【でも今は、話すことはできない。】
【あの世界で生きることが、自分の「家」の発展に繋がるのだから。】

それにね、宗次郎?
信じられないかもしれないけど、僕は意外とキミの事は信頼しているんだよ?

【微笑みを浮かべて語りかけるが、内心でほんの少し怖くなる。】
【もしこのまま時間を重ねて<ファミリー>の存在が大きくなったら、自分はどちらの家族を優先するのだろう。】
480 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/21(月) 00:40:08.24 ID:h6sgaxf5o
>>478
当たり前のことだけど一番大事なことだよ
そんなことあるわけないって思うかもしれないけど、そういうことはちゃんと帳尻が合うようにできているんだ
【元気に飛んでいった羽虫を見上げると男に向き直って】

魔術といえばそうなのかもね。魔法みたいなことだもん。だけどご覧の通り種も仕掛けも無い
驚くことは無いでしょ?だってこういうの…ここでは普通のことじゃないか。違う?
481 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/21(月) 00:40:58.40 ID:zQ4sihleo
>>479
「………そりゃ、信頼もされるな
 俺は頼れる兄貴分、だからさ」

一瞬の間、どうにも晴には宗次郎もペースを乱されるようで
自分は軽口を重ねるくせに、相手からのこういう言葉には耐性が薄いとみえる

「俺も、お前の事は信じてる……いや、信じようと思う
 その為にお前の事を知らなきゃな」

断りも遠慮もなしに、晴の座るベンチの横に腰を下ろし、珈琲を啜る

「夜はまだ長いんだ、少しぐらい付き合えよ」

それから話す内容は、別に畏まったことではない
あの店のケーキが美味かった、だの
あのオンボロビルにどんな家具が必要か、なんて世間話ばかり

だが、家族が話すのはきっとそんな内容ばかりだろう

//すみません、そろそろ〆で
//お疲れ様です
482 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(0) E:ペンダント [sage]:2014/04/21(月) 01:12:49.97 ID:Pt5HFRsFo
>>481

そうだね、お兄ちゃんんだもんね。
僕も今度から兄さんって呼んでみようかな。ね、兄さん?

【対照的に晴はペースを取り戻してきたようで、嫌らしい笑みを浮かべて軽口をたたく。】
【恐らく同い年か彼女が一つ上であるし、本当に呼ぶつもりはさらさらないのだが。】

ふふ、少しといわず付き合うさ。
時間はいくらだってあるんだしね。

【楽しげな様子で、眠くなるまで晴は世間話に付き合うだろう。】

//乙でしたー
483 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(10/80) E:ルーンの呪札 :2014/04/21(月) 05:39:27.73 ID:CNiVLeVa0
//Oh…寝落ちしてしまいました
//誠に申し訳ないのですが、今日の夜から続きという形で続けてもらえませんか?
484 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2(1/80)】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/21(月) 17:03:21.59 ID:g6Rz/5Rs0
>>447
病院いかないとダメだよな

【しかし生憎葉桜は殆ど病院など行ったことがない…】

なぁ、燃野、この辺の病院わかるか?
俺病院とかあんまいかねぇからよ
わかんねぇんだよなぁ

【いくら能力で冷やしてもはやく治療しなければあとに残ってしまうだろうから焦っているのだ】

はやく治療しねぇとよ、ほら、そのなんだ、お前も女だからよ、傷跡とか残ったら困るもんな

【一応そういう配慮はできるようだ】
485 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(04) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/21(月) 17:17:59.47 ID:IjQOpCvf0
>>484
いてて・・・病院は分かるわ
あっちよ
【病院がある方を指差す】

一応そういう配慮は出来るのね・・・
486 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2(1/80)】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/21(月) 17:24:58.42 ID:g6Rz/5Rs0
>>485
なるほどね

【指差す方を向く】

ならばこの紳士がお姫様をエスコートいたしましょう

【褒められたことに調子乗りふざけている】

ではお手を拝借…は、もうしてるか…

それでは行くぜ!

【紳士なのかどうかわからない…】
487 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(04) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/21(月) 17:27:40.39 ID:IjQOpCvf0
>>486
なにふざけてんのよ・・・
【呆れている】

紳士の口調じゃないわね・・・
488 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2(1/80)】E.熱伝導の良い棒 [sage]:2014/04/21(月) 18:22:30.04 ID:g6Rz/5Rs0
>>487
冗談だって

【何が冗談で何が本当なのやら…】

さて、じゃあ行こうぜ
あとに残ったらやだろ
火傷の後は綺麗じゃないからな
玉に瑕になっちまうぜ

【燃野を玉と表現する…】
489 :【重槍機兵】>>442【渡辺竜也】 [saga ]:2014/04/21(月) 18:25:50.36 ID:IjQOpCvf0
>>488
さっさと行きましょ・・・

跡が残るような攻撃しないでよまったくもう・・・
【歩き出す】
490 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(04) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/21(月) 18:26:25.90 ID:IjQOpCvf0
>>489
/名前ミス・・・
491 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2(1/80)】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/21(月) 18:43:12.95 ID:g6Rz/5Rs0
>>489
いやぁ、やっぱりあれじゃん
全力でやんないと失礼みたいな?

【反省してるやらしてないやら…】

【まったくこの男は良くも悪くも良い加減なのだろう】
492 :燃野 穂乃果『炎操作』Level1(04) [saga E.布で包み隠した日本刀]:2014/04/21(月) 18:46:04.27 ID:IjQOpCvf0
>>491
あんた・・・反省してないの?
【睨みつける】
493 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2(1/80)】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/21(月) 18:54:39.82 ID:g6Rz/5Rs0
>>492
いや!してるしてる

大いに反省してます!

さ!はやく病院いきましょう

傷跡とかいやでしょ?

【ごまかそうとする】
494 :鬼龍 竜馬>>116【ボルトアクス】 [saga ]:2014/04/21(月) 18:56:54.37 ID:IjQOpCvf0
>>493
まったく・・・そうやって誤魔化そうとして・・・
まぁいいわ、速く行きましょ
【溜息をつく】

/すいません落ちます!
戻るのが21時頃になるので、絡み切って頂いても大丈夫です
495 :九頭龍 渚『固有加速Level2(1)』 [sage]:2014/04/21(月) 19:04:11.62 ID:th1Fo+PF0
//すみません。燃野さんと葉桜さん、少しアドバイスというか…指摘になっちゃうかもですが聞いていただけるとありがたいです。
//先日から貴方方のロールを見ていたのですが、あまりに「状況」などを表す地の文が少な過ぎるように感じるのです。
//さらに、一レスにつき一言しか喋らない描写も見受けられます。
地の文が沢山あり、その分の長さがあるなら勿論OKなのですが、貴方方のはロールというより何方かというとチャットに近いモノになっているような気がします。
是地の文をもう少し詳しく書くことを強く推奨します。
地の文が苦手ならば、その分、一言一言を少しだけ一つのレスに纏めてみてはどうでしょうか。

//また、燃野さんにいえるのですが、あまり他のスレでロールしている時にまた別のスレでロールする…のはおやめになった方がいいですよ。

//長文、失礼しました。
496 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2(1/80)】E.熱伝導の良い棒 [sage]:2014/04/21(月) 19:26:11.15 ID:g6Rz/5Rs0
>>495
/すいません
昨日指摘されたので気をつけようと思ってるんですが苦手です
長い目でみてください…

ゆっくりですが確実に地の文書けるようにしていくので
497 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(20) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/21(月) 20:11:43.73 ID:ngF4vTdx0

【夕方とは名ばかりの、すっかり日の伸びた明るい時間帯】
【公園の休憩所は少しだけ何時もと様子が違っていた】

【普段は一人か二人が並んで座っているだけの場所】
【そこがやけに長細いのは、ベンチが二つ、不自然にくっつけられているからだろう】
【右側の端には山積みの飲料缶、そして誰も腰掛けぬ空間を挟んで左端には独りの少女】

【男物の制服に袖を通し、頭には風紀委員のバッジをつけた制帽】
【浅く腰掛けつつも背筋をぴんと伸ばして、誰を待つわけでもなく何かに没頭しているよう】

……腕の方はもう殆ど支障をきたしません、ね

【薄く包帯の巻かれた前腕にちらりと目を落とす。缶を重ねて置く以上手を遣うのは言うまでもないが】
【この場合少女は其れそのものに触れている訳ではない。言うなれば念動力にも似た力で】

これで最後……っ

【ベンチの端から端へ、先程から何度も缶が宙を舞い移動していく光景】
【中身の入った缶が3段、上から数えて1つ、2つ、3つ】
【上から順に裾野を広げピラミッドを形成し、ちょうど最後の一つが重ねられようとしていた】
498 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/21(月) 20:20:44.02 ID:zQ4sihleo
スマートフォンを片手に路地裏を歩き回る少年
画面を覗き込みながら、視線を右へ左へ

「……アイツの情報が確かなら、この辺はこの手の事件が多いんだけどな」

とある風紀委員から得た情報、自分の足で稼いだ情報
それをつなぎ合わせるように街中を彷徨っていれば、辿り着いたのはこんな場所だった

「やれやれだぜ、一銭の得にもなりゃしないってのによ」

それでも、少年の足は止まらない
彼が探す『魔術/魔術師』の痕跡を探し、路地裏を奥へ奥へと突き進む
499 :九頭龍 渚『固有加速Level2(1)』 [sage]:2014/04/21(月) 20:29:18.61 ID:th1Fo+PF0
>>497
──……うおー!!すげーー!!
マジックか?ブラボーブラボー!!!

【──その様子を先程から眺め、此れで最後の缶…っというところで感嘆の声を漏らす者が緒里谷の前に一人。】
【その公園には、幾らか人が居るものの、緒里谷の前に寄ってきて眼を輝かせて拍手し、騒ぎ立てる人間は彼女以外には居なかった。】
【それは、此処が能力という存在が認められた学園都市という場所だから。それなのに寄ってくるその少女は正に天然……馬鹿であるといえる。】
【学ランを羽織り、赤のハチマキを頭に巻いたその少女の名は九頭龍 渚という。】
【緒里谷と同じく男物の服を着ている"少女"である。】

いやー!時代も進歩したもんだぜ!一般人でもカンタンにマジック出来る…素晴らしい!

【緒里谷の前で騒ぎ立てる彼女。】
【集中している緒里谷にとっては途轍もなく邪魔な存在だろう。】

//よろしければ、よろしくお願いします!
500 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C EXP:09 :2014/04/21(月) 20:32:32.23 ID:nb9QAY1Eo
>>498
「待ちな」

【そんな彼の背後から、いつの間に後ろに回られたのか……太く低い男の声が掛かる】
【振り返ればそこには、赤い髪の毛に紅の眼をした男が佇んでいた。身長は180cmはあるだろうか?】
【柔らかな目つきだが今はそれを鋭く光らせ、生やした赤いヒゲは彼が割かし年を食った中年の男性であると見受けられる】
【彼が纏う黒いローブは路地裏の闇に良く溶け込み、その背中の首あたりからは何やら、途轍もなく大きな「柄」が見え隠れしていた】
【男はしばらく彼を見つめ、やがて口を開く】

「……お前か?俺たちについて「探り」を入れてるって奴は……」

【じっと、品定めするかのように彼を見ながら、ゆっくりと歩く】

「いかにも遊んでそうな外見だ……でもその割には……眼に妙な決意があるな?」

【その後、ピタリと歩みを止めて】

「「魔術師」について知っちまった以上は……」
「とりあえず……俺達の存在をバラされちゃならねえ」

【そう言って、背中に背負った途轍もなく大きな「剣」を抜く】
【それはまさに「鉄塊」と言うに相応しかった。それほどまでに無骨で荒々しい意匠は、逆に恐怖を駆り立てるかのようで】
【そして彼が何故これを持てるのか……それは、彼自身の「魔術」によるものであり】
【同時に、彼が魔術師であるという証明でもあった】

「「口封じ」しなきゃな……ま、恨むなよ」

【そう言って、鉄塊の剣を構えた】
501 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(20) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/21(月) 20:41:45.73 ID:ngF4vTdx0
>>499

、ッ!?

【びくぅっ! と、唐突な賛辞に5pばかりベンチから飛び上がる少女】
【精神の乱れは能力の乱れ。手元の狂いに連動して磁場が歪み、頂上に鎮座するはずだった缶は目標の座標を通り越して】
【ごろん、とベンチの向こう側へ落っこちていった】
【これには折角の訓練を邪魔されて当然怒る――かと思いきや】

――――う…

【外野の囃し立て程度に動揺した自分が許せないらしい。高慢なだけに偶にプライドが傷つくと弱いらしく】
【少しだけ落ち込んでうなだれる少女を尻目に、慣性で相手の足元に転がり往く缶のパッケージは「おでん」】
【昨今の珍商品に真っ向から対抗するある意味での正統派といえた――――――――冷めている点を除けば、だが】


//こちらこそお願いします!
502 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/21(月) 20:44:37.95 ID:zQ4sihleo
>>500
「外見の事を言うなら、アンタの方がヘンテコだ
 学生にも教師にも……つうか一般人に見えねぇって」

アルフレードが剣を構え、場の雰囲気は緊張が走る……筈だった
だが、目の前の少年はそんな様子を一切見せず、軽口を叩いてみせる
場馴れしているのか、ただの馬鹿なのか

「存在を知られたから口止めって、言ってて恥ずかしくなる位に古臭ぇよ
 魔術師って名前通りに御伽話か神話の時代からやってきたのかい?」

不敵な笑みをアルフレードへと向けると
羽織っていたレザーのジャケットを投げ捨て、中に着ていた赤いシャツのボタンを幾つか開ける
口では、こう言いながらに瞳は好戦的に輝いた

「こっちもこっちで知りたいことがあるんでね、ボコってふん縛って聞くことにするか!」

一歩、大きく踏み込む
その無骨な鉄塊の剣に臆することなく、アルフレードの胸元に潜り込むように
狙いはクロスレンジ、剣の間合いの内側へ
503 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化魔術』Rank:C EXP:09 :2014/04/21(月) 21:02:36.00 ID:nb9QAY1Eo
>>502
「……へえ?今までそう返して来る奴はお前が初めてだぜ」

【宗次郎の軽々しい返答に一瞬「意外」という反応を見せた後、彼と同じく軽々しい口調になる】
【だが、鋭い眼光はなおも失われておらず】

「残念だが今は今だぜ。泣いて謝ったって聞かねえぞ?俺達は口が固いんでねえ」

【ニヤリと不敵な笑いを浮かべ、応戦体制に入る】
【まずは先手必勝とでも言う事か、宗次郎は自らの剣の内側に潜り込まんとする】

「!これは……」

【咄嗟に後ろへと飛び退き、その大剣で追走を阻止する】
【重たそうな剣を持っているのに普通通りの動きが出来るのは何故か……それは彼の魔術「身体強化」によるもの】
【全身の筋肉を一時的に爆発的に成長させる事によって、常人離れした動きを可能としているのだ。肉弾戦においては、目の前の少年にはひとまず負ける要素はないと言い切れるであろう】
【しかしこの魔術には重大な欠点がある。それは……五分以上の使用をすれば、多大な身体的負荷によって全身の筋肉痛を併発する事だ】
【すなわち、彼は五分以内に目の前の敵を叩き潰さなければならない】

「(こいつ……「ケンカ慣れ」してるな……)」
「(なるほど……不良らしい、自信にあふれる行動力だ)」

「だがね!」

【大剣を咄嗟に振りかぶる。狙いは宗次郎の脇腹に向けて。】
【しかし口封じ程度に留めるためか……殺さぬよう、打撃となるように刃の向きを調節している】

「俺は百戦錬磨の「α」様だ!そんじょそこらの不良に負けるわけには……いかねえ!」

【と雄叫びを上げて、宗次郎へと走り寄った】
【しかしこのように大きな剣……振る方向はわかっているし、何より外せば大きなスキとなる】
【かわすのは難しくないだろうが、果たしてどうするだろう?】
504 :九頭龍 渚『固有加速Level2(1)』 :2014/04/21(月) 21:05:22.18 ID:th1Fo+PF0
───あ。

【唖然。今現在起こったことを有りのままに表すと[目の前の少女が跳ねた]と[缶が落下]という二つの事象。】
【怒られる、と思い。暫く言葉を失っていた彼女だったがその予想は大きく逸れた。】
【自分の所為で途切れた集中。そして落下した缶。更に落ち込む少女。】
【暫くそこでしどろもどろしていた彼女だったが、其処へ転がってきたジュース缶。】

おでん……だと……ッッ!!!ゲテモノじゃねぇーか!!

【強い衝撃だった。その缶の側面にプリントされた[おでん]の三文字を見たときに、其れは身体全身をはしりぬけた。】
【学園都市はジュース缶におでんを突っ込むなんてことを平気でする。そして其れは、彼女の中でゲテモノ料理として定評の有るモノであった。】
【思わず叫んでしまったほどである。】

…………取り敢えず…すまなかった!

【冷めている、その缶を拾い上げ、織里谷へ渡しに行く九頭龍渚。】

//すみません、遅れました!
505 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/21(月) 21:15:57.94 ID:zQ4sihleo
>>503
「……チッ!魔法使いってより剣士じゃねぇか!」

奇襲にも近い肉薄で距離を詰めれなかったのは宗次郎にとってかなりの痛手だった
それに加えてその身体能力、自身の能力を考えるに相性は……非常に悪い
接近戦でしか有効打が存在しない彼にとって、肉弾戦で敵わない相手と言うのは勝つ見込みは薄い

「―――だがなッ!」

喧嘩において、最も重視するべき点があるとするならば
敵を殴ることでも、敵の攻撃を避けることでもない
そう、宗次郎は考える

「俺は、そんじょそこらの不良じゃねぇんだよッ!」

重要なのは、ハッタリを効かせる事だ

無理をすれば避けることも可能だっただろう、だが宗次郎の行動はその刃をその腕で防ぐ、というモノだった
能力を使用、その腕の硬度は人の皮膚を遥かに超える
だが、その重い一撃は完全に防ぎきれるものではない、能力による強化を越えその腕に浅い切り傷をつけるだろう
刃を伝い、血がゆったりと流れていく

「……意外と軽いぜ、おっさん」

アルフレードからすれば、その大剣での一撃を傷一つで防がれたことになる
このハッタリが、この男には聞くのか?
506 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(20) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/21(月) 21:22:59.40 ID:ngF4vTdx0
>>504

【耳に飛び込んできた叫びに、きっと厳しい眼差しを飛ばす】
【最近肉体的に酷く痛めつけられたお蔭か、持ち直すのは意外と早かったようだ】

色々言いたいことはありますがッ、まず一つ……
おでんはゲテモノではありません

【こちらへやってくる相手に対し先制でぴしゃりと痛烈な宣言】
【同時にひったくるようにして缶を取り戻そうとする。個々の好み以前にもっと指摘するべきがあったような気もするが】

あと、今のもマジックではありませんので

【ぱんぱん、とおでんの埃を叩いて再び独りでに宙に浮かせる】
【証明のつもりか、自分と相手の間の中途半端な高さで停止させ、くるりとパッケージを一周させる】
【しかし前の言葉の序でなうえに身も蓋もない言い草であった】

//いえいえ、お気になさらず
507 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化』 Rank:C Exp:09 :2014/04/21(月) 21:31:38.91 ID:nb9QAY1Eo
>>505
「!」

【剣が、辛うじてだが、宗次郎の腕によって止められる】
【その瞬間、彼は「信じられない」と言ったような顔をした。無理もない、今まで能力で防いで来た奴ならごまんと居るが、素手で止めた奴など初めてだ】
【しかしそこで彼……アルフレード・アルファーノは考える。こんな少年が、確かに筋肉質ではあるがマッチョマンでもない少年が、止める事ができるはずがない。】
【すなわちこれは何らかの能力……と考えるべきだろうか?いや、しかしそれでは傷がついている説明がつかない】
【そのような葛藤が、アルフレードの脳裏に急速に巻き起こっていた。ハッタリは成功したと見るべきか】
【しかし。目の前の少年、宗次郎のハッタリは、そこまで長く続くものでもなかったらしい】

「それなら……」

【何を思ったか、大剣を地面に突き刺す。矢継ぎ早に背中に手を伸ばし……もう一本の剣を取り出した。】
【その剣は一見普通の剣だった。何の変哲もない、ただの剣……】
【しかし彼が、近くの木を斬りつけた瞬間、瞬く間にそれが普通の剣ではないと思い知るだろう】
【木の斬り口から、突然に、メラメラと炎が噴き出したのだ。】

「「炎の剣」……焼けなけりゃ人間じゃねえ!だが……燃えたらすまん」

【本当にハッタリがそれであるかを、別の方法で調べようというのか】
【それを構えて、今度は宗次郎の方へ。しかし致命傷とはならぬよう。あくまで口止めとしか考えていないらしく】
【狙うは右腕。剣を振りながら、宗次郎へと駆ける】
508 :九頭龍 渚『固有加速Level2(1)』 [sage]:2014/04/21(月) 21:38:20.80 ID:th1Fo+PF0
>>506

………お、おう……。ゲテモノじゃないゲテモノじゃない……。

【突き刺さるように浴びせられる鋭い眼光。思わず立ち止まり、ピシッと背筋を伸ばしてしまう。】
【そして其のインパクト故に、相手の言葉を受け入れることに。取り敢えず、此れ以上怒らせないようにと復唱する。】
【そして、冷めた「おでん」を引っ手繰る様にする少女。唐突な其の行動に反応出来るわけも無く、その「おでん」は持ち主のもとへ。】
【──次に目に映る浮かぶ缶。緒里谷はそれはマジックでは無いと説明する為に、其れを見せた様だが、口頭での説明が無ければ天然馬鹿な九頭龍にはわからない。】
【故に────、】

おおー!…そりゃあ、マジシャンが手の内明かす筈ねーわな!流石だぜ!

【こんな様子。まあ、一言でいうと「しょうがない」といったところである。】

509 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/21(月) 21:38:32.34 ID:MWoHEI7Bo

「…これで、三件目、か…」

すっかりと夜も更けた街中を歩きながら、見崎寿太郎太はぼんやりとして呟いた。
彼が言っているのは、近頃学園都市で起きている猟奇事件の事───人が惨殺された形跡だけを残し、死体の無い現場だけが発見される事件だ。
警察が事件を調べているが手掛かりは無し、個人的に調査している見崎ならば尚更の事、犯人は愚か目的や意味すら掴めない。

「犯人の目的は何だ…?ただの快楽殺人にしては違和感がある…」
「せめて死体くらい残っていればそこから何かわかるのになあ…」

食べ終わった飴の棒の先をみると、『凶』と書かれていたのを見なかった事にして、新しい飴の包装を解く。
表面の乾いた真新しい飴を口に含み転がしていると、ふと見崎は立ち止まった。
視線を向けた先は、路地裏の入り口。

「……」

何か、聞こえた気がした。何かの気配がした。
いつもなら絶対に気にならないような物なのに、何故だか今は気になってしまう。

いつしか、普段の誰にも見せないくらいに真剣な表情になった見崎は、躊躇いの中で立ち尽くすようになっていた。
はたから見れば、真剣な表情で路地を見つめる男が、一人。
510 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/21(月) 21:45:44.49 ID:zQ4sihleo
>>507
「――嘘だろ?」

ハッタリは成功、一瞬ではあるが目の前の男は顔をしかめ固まった
だが、それは更なる状況の悪化を生んだ

「んな所で、魔法使い成分出してこなくていいっつの!」

目の前で燃え盛る炎の剣、それが自分へと迫り来る
明確な死が迫る、そんな感覚
浅いとはいえ大きく裂けた腕からは血が止めどなく流れ続け、不快な気怠さを与えてくる

高城宗次郎の能力、硬度変動は自身の硬度を変動させる能力
硬さを変えるだけで、炎をに触れれば燃えるだろうしこの規模なら重度のやけどは避けられない

「一か八か、だ!」

……高城宗次郎の能力、硬度変動は自身の硬度を変動させる能力
では、自身の範疇はどこまでだ
例えるなら、この流れる血液は自身に含まれるのか

「――――ッ!」

腕から肘へと滴る血液が、ツララの様に徐々に徐々に固まっていく
間一髪の所でこの血によって生成された角のような突起物で刃を受ける
近くの皮膚は焦げるように熱いが、炎をその身で受けるよりは、マシだろう
だが、ぶっつけ本番で作り上げた血刃は形成が甘い、刃を防げば一瞬で砕け散る
その分、宗次郎は血液を失った
511 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(20) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/21(月) 21:55:15.48 ID:ngF4vTdx0
>>508

【憑りつかれたように復唱する様子にふん、と鼻を鳴らしひとまず引き下がる】
【分かれば宜しいと言い出しかねない驕慢な態度であったが、次に飛び出して来た発言には思わず頭を抱える羽目に】

いいえ、単に能力です、種別は磁力操作
――猿にも分かる解説を加えるなら“金属を操る”です

【若干、もとい多分な嫌味を込めて解説。浮いていた缶を右手と左手をゆっくり行き来させてつつ】
【風紀委員としてもそれ以外でも敵が多い少女として、普段から己が能力の正体は秘匿する傾向があるのだが】
【今回は相手を嘗めて掛かった結果かあっさりと暴露。先の落ち込みようといい】
【今日は特別が何度も起きそうな気がする。一言でいえば「ペースを崩されっぱなし」であった】
512 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化』 Rank:C Exp:09 :2014/04/21(月) 21:57:10.76 ID:nb9QAY1Eo
>>510
「うらぁっ!!」

【ガギィン!と鈍い音が響く。しかしアルフレードは、そこに手応えを感じていなかった】
【その奇妙な手応えに思わず、剣を離したのが不幸中の幸いと言うべきか。宗次郎の身体には少しの焦げ跡しか残されていなかった】
【それを見てアルフレードは、怪訝な顔をする。血液が固まっていくのを見ていなかったのが幸いしたか、思わぬ「ハッタリ」が効いたらしい】

「……お前……」

【尋常でない耐性。炎もロクに効かない。これだけ見れば、彼が宗次郎を「人外」と評価思うのも仕方のないことだ】
【この得体の知れないものを相手にするアルフレードに対し、宗次郎は「有利」な状況を手に入れたことになる】
【しかし彼は疑心暗鬼。何らかのアクションを取らなければすぐにハッタリと見切られるかもしれない】
【逃げるも一矢報いるも、全ては宗次郎の最善の決断に委ねられるものだ】
513 :九頭龍 渚『固有加速Level2(1)』 :2014/04/21(月) 22:08:23.60 ID:th1Fo+PF0
>>511
【取り敢えず引き下がった、緒里谷の様子を見て彼女は溜息を一つ。】
【驕慢な態度の少女だが、別にそんなことは気にする様な人間では無い様で。産まれてからずっと持ち合わせてきたその天然さ故に「マージック!すっげ!!」と無邪気にはしゃぐ訳だが…それは全く…一切、緒里谷の人格とは噛み合わないモノである。実際に緒里谷に頭を抱えさせる九頭龍(の天然さ)であった。】

………ほえー。そりゃあいい能力をお持ちで?
宴会なんかで使ったら即人気者じゃねぇか!

【天然馬鹿とはいえ。流石にそろそろそのタネ(能力)に気づく頃合。此れでも一応第二中学での成績は上位なのである。】
【然し、その嫌味な説明になんとも思わないところはただ単に馬鹿なのだろうか。】

【話は変わるのだが。】
【───此処にきて。九頭龍渚は緒里谷の立場を示す其れに気づく。】
【そして其れについて確認をとる。】

……今気づいたけどよォ。あんた、風紀委員さんなのな。
………缶倒したから粛清!とかはねぇよな…?


514 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/21(月) 22:08:43.53 ID:zQ4sihleo
>>512
ジリ貧、地獄への片道切符、そんな言葉が脳内を駆け巡る
アルフレードが自分に対し、どんな感情を持っているかそれを考えられない程度には余裕はない
お互いがお互いに、敵の手札を疑ってかかっている

「……やれやれ、魔術師ってのは多彩でいいね
 俺は一芸特化っての?このままじゃ防戦一方みてぇだわ
 ま、防ぐだけなら余裕だけどさ」

これもハッタリか、嘘と事実を混ぜ全てを本物に見せる
そんな軽口を叩きながらタンタン、と軽いステップで数歩下がる
距離が空いた所で、宗次郎はポケットに手を突っ込み何かを取り出した

「……これ、知ってるか?
 文明の利器、携帯電話っていうんだけどさ
 ボタンひとつで仲間を呼べる、っていう優れ物なんだぜ」

画面も見ずに、スマートフォンと呼ばれるその機械を弄るとポケットへと戻した

「俺は弱い、一人じゃアンタに勝てないのは今わかった
 なら、俺はどうするでしょう?」

軽薄な笑み、だが強い意志を感じる瞳がアルフレードを射抜いていた
515 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化』 Rank:C Exp:09 :2014/04/21(月) 22:16:47.80 ID:nb9QAY1Eo
>>514
「……やはり」

【防御力はままある。しかし攻撃して来ない所を見ると、そういう能力か?あるいは耐性が上がるのか……】
【しかし得体の知れない相手である以上、無闇に手出しをするわけにはいかない】
【そんな考えが脳内を巡った、その時だった】

「!………うぐっ!!」

【能力が、切れた。たちまち足の腱が吊り、筋が捻れ、全身が悲鳴を上げる】
【たとえ大の大人であっても、全身から来る痛みに耐えうる筈もなく】
【そのまま地面に突っ伏した】

「!………ぐっ……」

【宗次郎が携帯電話を取り出すのを見て、負けじと彼も、懐から何らかの「エンブレム」を取り出した】

「うぐっ!………フフ……こいつがなんだかわかるか?」
「わからないだろうな」

【瞬間、エンブレムが鋭い光を放つ】

「覚えてな……不良!」

【だんだんと彼の身体が光に包まれる。そして、彼の身体が完全に光に覆われた時……】
【彼の姿は、忽然と消えていた。おそらく周辺を、何処を探してもいないだろう】
【残されたのは一人の、軽傷を負った少年のみだった】

/この辺で切り上げたいと思います!ロールありがとうございました
/お互いの経験値に+3ですね

516 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(20) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/21(月) 22:23:57.87 ID:ngF4vTdx0
>>513

いえ、――いえ、確かに私は風紀委員ですが
なにもその程度の事で取り締まりはしません

【相手の微妙な態度の変化に笑み――愛想の無い、片側の口角を釣り上げただけの其れを指すならだが――を浮かべる】
【この少女、自分の役職と立場に厳然たる誇りを持って動いている。そしてそれを間違った方向へ揮う事に純然たる喜びを抱く人種なのだ】
【右手で帽子のバッジを一撫でし、その手を相手の方へ向ける。反対の手ではいつの間にか動きを止めた缶が収まっていて】

ただ、貴女に違反点が幾つかあるとすれば
言葉遣いに態度、服装……ああ、所持品はどうでしょうね?

【くん、と立てた人差し指を手前に動かせば、磁場による引力が発生】
【対象は目の前の相手の全身であり、相手が不審な物品を持ち歩いているかどうかの検査といったところ】
【当然だが、特別大きな金属品を所持していない限り反応は起こる筈はない。せいぜい学生服や鞄のボタンが引っ張られるだけ】
【しかしそうでなかった場合は――――お察しである】
517 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/21(月) 22:28:16.13 ID:zQ4sihleo
>>515
「―――……クッ!」

突然の発光に目を塞ぐことも出来ず、真正面からその光に目を焼かれる
数秒間、視界は白くボヤけ、それから開放された時にはローブの男の姿は消えていた

「……助かった、な
 クソ、超痛ぇな……やっぱり」

腕の切り傷を掌で抑えるが、その程度で血が止まる訳もなく
裏路地に滴る血が小さな赤い水溜りを作り出した

「さて、俺が出血多量で死ぬか助かるかは俺の人徳が試される所か」

ポケットからもう一度取り出されたスマホの画面にはメール送信完了の文字
送信者は知り合いを無差別に内容は「○○の裏路地にてSOS」

「……そういやアイツ、最後は苦しんでやがったな
 時間制限か、それとも」

アルフレードの様子を思い出し弱々しい呟き
だが、そこで思考も体の力も途切れたのか
宗次郎は裏路地の壁を滑るように崩れ落ち、地面を転がった
518 :九頭龍 渚『固有加速Level2(1)』 :2014/04/21(月) 22:35:57.12 ID:th1Fo+PF0
>>516
【相手の「取り締まり」は無いという言葉にほっと胸を撫で下ろすような思いの九頭龍。】
【───然し。其れは次の瞬間、割れたガラスのように無惨に崩れ去ることとなる。】
【彼女の脳裏に過る不安。其れは彼女の学ランのポケットの中に、特殊警棒が含まれていることにある。】
【持ち歩いていればそれは普通に凶器となりうるものであるからして……軽犯罪法に引っかかる。】

───…服装はあんたが言えたことかよ!?……って…くそ…!これやばいんじゃねぇのか!?

【焦り故に、声量が大きくなる少女。現実世界ならば職務質問といったこの状況下、彼女にとっては初めての経験だったようで。】
【引力により引っ張られる特殊警棒。そして其れにより盛り上がる学ラン。更に其れを露骨に抑えようとする天然馬鹿。】
【そんな無惨な三角関係を風紀委員は見過ごす筈が無いだろう。幸い、まだ特殊警棒は露出していないが、それは時間の問題。】
【触れたモノや自身の固有時間軸を司る彼女の能力を持ってしてもそれには抗えない。】
【──九頭龍渚万事休す、絶体絶命。】

//すみません!所用により落ちることになりました…凍結…というようにはできますでしょうか?もし無理なら今回のロールは無しにしていただいて構いません

519 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(20) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/21(月) 22:46:01.88 ID:ngF4vTdx0
>>518

おや、どうやら当たりのようですね。 短棒、のように窺えますが……

【思いがけずも、或いは想定内の成果にしてやったりという表情。これをしょっぴけば少しは日頃の鬱憤も晴れるだろうと】
【ベンチから立ち上がり、相手の方へ無防備に近づく少女。しかし有利になると途端に油断してしまうのが悪い癖であり】
【引力は継続して発生させているが、その所為で片手は塞がっているし、そもそも足運びや態度自体が隙だらけではあった】

//凍結了解しました! 一旦お疲れ様です
//明日以降の解凍なら自分は20時以降からお返しできると思いますので!
520 :如月 香蓮【踊るナイフ】 Lv.2(0) E:ナイフ [sage]:2014/04/21(月) 22:55:39.13 ID:Pt5HFRsFo
【もう直ぐ日付が変わる深夜。公園に駆け込む一人の少女の姿があった。】

わ、もうこんな時間…先生に見つかったら怒られちゃうかなぁ。
…でも、仕方ないよね…。

【学生鞄を大事そうに両手で抱えている、茶髪碧眼の少女。】
【ベンチを見つけると一直線に向かい、深々と腰掛ける。】

だ、誰もいないよね…?

【挙動不審な様子で辺りを見回して、他の人影がないか確認する。】
【黒のキャップを深々と被ってることもあり、傍から見たら怪しく見えるかもしれない。】
521 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:救急箱 [sagesaga]:2014/04/21(月) 23:03:45.87 ID:DOJWkVnk0
>>517
路地の入り口、月明かりを背にして立つ少女
肩を大きく上下させ、恐らく相当急いで来たのだろう、息はかなりあがっている

「……ちょっと」

やりすぎなんじゃないの、逆光で暗くなり判別をつけ辛いが、声色からして怒っていることは明白
少女の両手に抱えられた大きな救急箱、硬化能力をもつ少年は、SOSなど滅多に送ってはこない
そんな少年が助けを呼ぶということは、つまりそれなりの怪我をしているという事で


「大丈夫……じゃないよね、ホラ、立てる?」

すっと腕を伸ばす先は、宗次郎の無事な方の腕
何の抵抗も無ければ、そのまま掴んで引き起こそうとするだろう
522 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(10/80) E:ルーンの呪札 [sage]:2014/04/21(月) 23:07:06.96 ID:CNiVLeVa0
>>480
「当たり前、か」

この世界は能力と魔術によって色々な事が起きている。
それが科学による能力であっても、古くから伝わる魔術であっても、それが起こす事象は何ら変わらないのだ。

これは一本取られた、と自分の心の内で思う。

「確かに、この世界じゃ普通の事だったな」
「だが…」

それ以上に思うのは彼?の能力。
今まで自己再生能力など、自身を回復する手段を持つ人とは会ったことがあるが、彼女?の能力は他の生物を「回復」させる能力のように見えた。
もし、それが本当なら、彼女の能力はどの勢力にとっても驚異に値するだろう。

「その能力…もし魔術なら、少し問答をしなきゃならない」
「異能で回復させるなんて、見たこと無いからな…」

//遅れてしまい、誠に申し訳ありませんでした
//とりあえずは復帰出来たので、これ以上の遅れは取ることは無いです…待たせてしまい、すみませんでした。
523 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/21(月) 23:10:19.83 ID:zQ4sihleo
>>521
「……此処は天国か、天使が居る
 なんて、な」

烈の怒ったような声色に答えるのは、宗次郎のいつもの巫山戯たような声だった
だが、声は弱々しく烈の差し出す手を握る手にも力が篭もらない

「はははは、久々に死にかけだ
 心配かけたな、悪い」

ニッコリ笑ってみせるが、その状況はあまり良くはないとすぐにわかるだろう
524 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:救急箱 [sagesaga]:2014/04/21(月) 23:19:31.72 ID:DOJWkVnk0
>>523
「……悪い、じゃないでしょ」

力の出せない宗次郎に、身体を起こさせることは諦めたようで
辛そうに顔を歪めて少年の側にしゃがみ込み、救急箱からあれやこれやと取り出すのは包帯と消毒液

止血用の紐は無かったが、少女は躊躇いなく自身のスニーカーの靴紐を解き取る
それで腕の付け根を縛ろうと考えたのだろう、不衛生だが周囲に使えそうな物が無い以上致し方ない

「兄さんはあたしたちのリーダーなんだから……こんなところで簡単に死なれちゃ、困るよ」
525 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/21(月) 23:22:40.11 ID:Rq8VsE+Eo
>>522
当たり前のことをこれ以上問答する必要無いとボクは思うよ。キミはそう思わない?
お互い似たようなものなんだから、そんなに怖い顔をしなくたって良いでしょ?
【そう優しく語りかけるが男の表情は変わらない。思わず小さくため息を吐いてしまう】

魔術だったらどうするの?まさか捕まえて磔にするとか言うんじゃないだろうね?水攻めも火あぶりも勘弁だよ
やれやれ…キミに比べればボクのは何倍も平和的だと思うんだけどナ
【冗談目かして言うも、それで納得いくわけが無いのは分かっている】

魔術か能力か…どっちかと言ったら能力かな?だって魔術って呪文とか杖とか使うんでしょ?ボクそんなの使ったことないもん
526 :柳瑞希 『万有規約Level_1(0)』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/21(月) 23:24:00.46 ID:efNTDmSRo
>>520

「ハロー、や、グッモーなのかな?」「グッモー、お姉さんっ」

その挙動不審さを見ての事だったのだろうか──不意をつくように少女へ声を投げる、少女の姿があった。
何やら意味ありげな、それでいて人当たりの良い笑みを浮かべながら、彼女の方へ近づいていく。


「あたしが言うのもなんだけどさ、こんな時間に外出なんて危なくなぁい?」

湿気を帯びた髪を夜風に靡かせ、濡れタオルと菓子類を収めた風呂桶を小脇に抱えて。
少し身体に張り付いたカラフルなジャージの生地を、鬱陶しそうに摘んで引っ張りながら。一歩、また一歩。

この風呂あがりと思しき少女──外見からはとてもそれと区別できないであろう──風紀委員である瑞希には
確固たる目的があるらしく、にこやかに声をかけながらも、着実にその距離を詰めていくのであった。


/まだいらっしゃれば……
527 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/21(月) 23:26:21.37 ID:zQ4sihleo
>>524
「……お前が来てくれるから俺は死なねぇよ
 無茶したって、馬鹿したって、さ」

傷に触れればすぐにわかるだだろうが出血の割に傷は浅い
ただ傷の内側から何かが突き出すように傷を抉ったような、不思議な傷

「詳しい話は……また今度でいいか?
 今はダルいわ、膝枕で寝たい気分だ」

この軽口は強がりなのだと烈にはわかるだろう
きっと、怖い顔をしている彼女を笑わせるための

「それに、家族にリーダーもクソもねぇだろ
 そんなつもりは俺にはねぇよ」
528 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/21(月) 23:33:10.09 ID:g6Rz/5Rs0
>>523.524
【病院に燃野を送り路地裏を通り帰ろうとしたところで二人を見つける】
【一人は血を流している・・・】

(今日はけが人に良く会う日だぜ・・・)

おい大丈夫か!
すぐ救急車呼ぶから

【1校の制服の中にパーカーといういでたちの生徒が駆け寄ってくる】

大丈夫か?
しっかりしろよ!!!
【そういって119番通報しはじめる】

ええ、そこの路地裏です
はやく?
出血多量です?
理由?知るか!とにかく早く!

【人命の機器とあり必死だ】

/横入り大丈夫ですかね
529 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(10/80) E:ルーンの呪札 :2014/04/21(月) 23:37:14.22 ID:CNiVLeVa0
>>525
「別に、魔術だから殲滅だなんて過激な事は考えちゃいない」
「もしお前が魔術勢力で、何かの繋がりがあるなら知っておかないといけないからな」

そして、彼?は道具を用いずに異能を使う…ならば魔術ではないんじゃないかと問いかけられ、少しだけ面食らったような表情が顔に出てしまう。

「…言われてみれば」
「確かにそうだな…あー、確かにそうだったな」

完全たる初歩的なミス。今まで何人も何十人も魔術師を見てきたのに気づかないなんて、どれだけ自分は単純なのだと心の内で皮肉を言う。

「あー…疑って悪かった」
「道具を使わずに魔術なんて出来やしないんだっけな」


そして、そのまま長い沈黙が過ぎていく。

「マズいなー…もう話す事もねえや」
「お前もこの街での過ごし方もある程度覚えているだようしな」
530 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:救急箱 [sagesaga]:2014/04/21(月) 23:41:02.79 ID:DOJWkVnk0
>>527
「またそうやって……あたしだって、何でもできるワケじゃないんだから」

寧ろ、出来ないことの方が
解いた靴紐で負傷した腕の付け根をきつく縛り上げる、こんな場面になってまで軽口をたたく少年への意趣返しのように

「兄さんはそう思ってないかもしれないけどね……でも、みんなを引っ張れるのは兄さんだけだよ?」

自分では到底、纏められるとは思えない
膝枕はまた今度ねと軽く笑みを浮かべる
詳しい話などすぐに聞けるとは思っていない、今は少年の傷の手当と体力の回復を優先するべきなのだから
531 :如月 香蓮【踊るナイフ】 Lv.2(0) E:ナイフ [sage]:2014/04/21(月) 23:41:16.02 ID:Pt5HFRsFo
>>526

ひゃっ…!? ぐ、グッナイじゃないかな?

【急に話しかけられ、悲鳴のような高い声をあげる如月。】
【学生鞄を抱きしめたまま、直立不動になって彼女の方を向く。】

危な…、確かに、危ないかもしれないけど…。
き、君だって私とそんなに年変わらないでしょ?一緒だよ!

【怪しまれないようにと、ぎこちない、固まった笑みを浮かべる。】

【ちなみにこの如月、柳と同じ第一高校二年生である。】
【特徴的な碧眼を、一度くらいは学内で見かけたこともあるかもしれない。】
532 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/21(月) 23:52:41.78 ID:Rq8VsE+Eo
>>529
繋がりねぇ……

無いんじゃないかな。ここに来たばかりでそんな繋がりとか、無いよ
【うーん…、と腕を組み考える仕草をした後にメルクレイアはそう答えた】
【魔術には道具を用いる、と言うのは退屈しのぎで読んでいた本に出てくる魔女や魔法使いのイメージそのもので。まさかそれが誤解?を解く鍵になるとは思わなかった】

あははっ!分かってくれて良かった。それならもうこの話はおしまいだね
せっかくだからもう少し話そうよ!
【気まずそうにしている男に右手を差し出す。街灯の灯りで余計に白く見えるその右手は、友好を結ぶためのものだ】
【果たして男はこの手を取ってくれるだろうか…?】
533 :柳瑞希 『万有規約Level_1(0)』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/21(月) 23:56:11.23 ID:efNTDmSRo
>>531

「あれっ?そっかそっか……あたしとした事が、じゃあ」「ぐーっでぃぶにーん!」

「あたしはいいのあたしは」
「近所の銭湯から帰るだけだし、なにせ」「──"風紀委員"だし、ねっ!」

うなじに手を当て、頭部を捻り。合点がいったと言わんばかりに、苦笑を湛えて。
計算ずくか、天然か、間の抜けた喋り方を見るに、きっと後者なのだろう。


「それはおいとき……って、どこかで見た事があるような」「無いよーな」
「その目の色さ」「ひょっとしてもしなくてもキミ──第一の生徒だよね?ね?」

ともかく、責務は責務。挙動不審に見えた相手の意図を察そうと──
見覚えのある、相手の特徴だった眼に気付いたのは、言葉を切った、その瞬間。

如月が後ろに退いてさえいなければ、距離を詰め終えたそんな折。
風紀委員を自称する瑞希は、糾弾するように──冗談交じりだが、相手の鼻先へ指を突きつけるのだった。
534 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(22)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/21(月) 23:58:16.15 ID:zQ4sihleo
>>530
「…・・なら、俺が大黒柱か
 今度からはパパでも良いぜ」

照れくさいのだろう、烈から視線を外しそんな言葉で茶を濁す

「信じてくれて、頼ってくれて
 だから俺はそういう風に生きていける
 お前が居なきゃ、彼奴等が居なきゃ俺はただの馬鹿だけどさ」

頼れる仲間が居て、頼ってくれる仲間がいる
それが弱虫で泣き虫だった子供の頃の宗次郎から、一歩踏み出させた

「……皆が居りゃ、リーダーだってやっていけるな」

リーダー命令、あとは頼む
そんな弱々しい声が裏路地に響くと、宗次郎は目を瞑り寝息を立て始めた

//短いですが〆で
//お疲れ様です

>>528
//すみません、これで〆ますので申し訳ないです
535 :如月 香蓮【踊るナイフ】 Lv.2(0) E:ナイフ [sage]:2014/04/22(火) 00:12:39.68 ID:ztf3WxD0o
>>533

グッナイだよ…?

【そっと、小声でツッコミをいれる。】

…え、ふ、風紀…っ!?

【まさか目の前の、ちょっと抜けたような女の子が風紀委員だとは思わなくて、驚きの声をあげ】
【反射的に抱えている学生鞄を、より強く抱きしめる。】
【何せこの鞄の中にはナイフが数本入っている。風紀委員に見つかったら、非常にまずい。】

だ、第一の!? い、いやそれはその…えーっと…。
そうそう!私もコンビニからきゃ、帰るところなの!

【更には自分の通っている高校まで当てられて、焦りで目が泳ぐ。】
【指を突きつけられ、慌てて深夜に出歩いている嘘の言い訳をするものの、それさえも噛んでしまう始末である。】
536 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:救急箱 [sagesaga]:2014/04/22(火) 00:15:43.45 ID:PedyA9hL0
>>534
「りょーかい………………って言いたいけど」

リーダー命令に返し、宗次郎が眠りに落ちてから
取り敢えずは安定した寝息をたてている事に安心し、ほうと張り詰めていた意識を緩める
あれだけ会話出来ていれば問題は無いだろう、あるとすれば


「……さて……どうしようかなぁ、コレ」

むむむと唸って考え込む、自分の力では少年の身体を抱え込む事など出来る筈もなく
数十秒程考えて仕方ないなと立ち上がり、再び駆けて向かうは住処である廃ビル
持ってくるのは布団と傘、取り敢えずは一晩雨風を凌ぐ為のモノを揃えなければ

こうして少女は、同じ道を何度も、休む暇なく全力で走る事になったのだった

//無遠慮な突撃にも関わらずありがとうございました
//お疲れ様です
537 :柳瑞希 『万有規約Level_1(0)』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/22(火) 00:31:15.35 ID:TW2iNsqHo
>>535

「怪しいッ!」「あ・か・ら・さ・ま・に、怪しいッ!」
「そこまでタジタジ、日本語が不自由な理由はきっと……焦り!」

「つまり、きっと何か裏がはずっ!」

おはようとこんばんはを盛大に間違える人間に、言えた台詞なのだろうか。
それはともかくとして、ずかずかと更に歩み寄り、相手と顔を突き合わせる瑞希。


「……なぁーんちゃってっ」
「あたしの記憶違いじゃなければ、第一の二年だよねっ?」「あたしも二年、なんだケド……」

瑞希としては相手の夜間徘徊を諌めるよりも、偶然出くわした同期との談笑に比重を置きたいらしく。
眉間に寄せていた皺を解き、表情を再度快活なものに変えて、笑みかける。


「……でも、もしそうだとしたら、どうして第一の生徒がこんな時間に公園にいるのかなっ?」

奇しくも鞄に危険物を納めていた相手からすれば、幸運だったと言えるだろうか。
ただし、最低限の"規則"は全うしようと──…一応、徘徊の理由を尋ねる。咄嗟の嘘は通じなかったようだ。
538 :如月 香蓮【踊るナイフ】 Lv.2(0) E:ナイフ [sage]:2014/04/22(火) 00:51:08.92 ID:ztf3WxD0o
>>537

…あっ、同じ二年生だったんだぁ。
そっかー…奇遇だね。

【『よりにもよってこんな所で会わなくても』なんて思ったりもしたが】
【柳が同級生だと知って、少し落ち着いた。】
【しかし問い詰められると、再び焦りが顔に出て】

そ、それはその…うー。
…恥ずかしいから、他の子には秘密だよ…?

【これ以上隠し切れないと観念したのか、自分からも一歩柳に近づくと】

の、能力の鍛錬…。

【耳元でそっと、小さな声で囁きかけた。】

【しかしただの能力の鍛錬であれば隠す必要はない。まだ疑問は残るだろう。】
539 :柳瑞希 『万有規約Level_1(0)』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/22(火) 01:05:42.42 ID:TW2iNsqHo
>>538

「ん、やっぱりっ?」「そっかー、同じ学年かぁ……」

いかに大人数を擁するマンモス学園といえど、偶然同学年の人間と邂逅する事に運命的な何かを感じたらしく。

うんうん、と感慨に耽っていた所で──「……あっ!」
思い出したように手を打ち、「あたし柳、柳瑞希ねっ!」

遅ればせながら自己紹介にと胸に片手を、表情に親近感を添えて、簡潔に自分の名を告げた。


「で、徘徊の理由は──能力の練習、かぁ」「いいんじゃなぁい?」
「家の近所みたいだし、それくらいなら」「先生方や他のみんなに報告する必要もなし!」

相手にとって幸か不幸か、瑞希は悪名高き第一高校の風紀委員の中では比較的"ゆるい"部類らしく。
未だ焦りの色を残す少女に緩衝材的な笑みを向けて、不問に帰すとの旨を伝えた。


「あ、でもでも、気になるカモ……キミの能力」
「減るもんじゃなし、見物してっても良いかなっ?」

……幸か不幸か。いや、ひょっとすると、不幸なだけだったのかもしれない。
540 :如月 香蓮【踊るナイフ】 Lv.2(0) E:ナイフ [sage]:2014/04/22(火) 01:22:02.86 ID:ztf3WxD0o
>>539

えへへ、瑞希ちゃんかぁ…、よろしくね。
私は如月 香蓮って言うの。カレンって呼んでっ

【同学年の女の子とこうして巡り会えた事は、如月も嬉しいようで】
【先程までの固いものでない、彼女本来のほんわかとした笑顔で自己紹介を返す】

そ、そうなんだ、よかったぁ…。
ありがとう、瑞希ちゃん。

【お咎め無しと聞いて、ほっと一息をつく如月。】
【しかしほっとしたのもつかの間。次の柳の一言を聞いて、彼女の笑顔は凍りつく。】

だ、ダメダメダメダメダメ!絶対ダメぇ!!
そんな、ひ、人に見せるようなものじゃないから…!

【大きく首を横に振り、声を震わせ、強くその要求を拒絶する。】
541 :柳瑞希 『万有規約Level_1(0)』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/22(火) 01:40:04.07 ID:TW2iNsqHo
>>540

「カレン、かぁ」「可愛らしい名前だねぇ……よろしく!」

「なになに、礼には及ばないともっ」
「学生として能力者として、自らの力を知ろうとするのはごく健全な発想だしねっ!」

自らの言葉を裏打ちするかのように、うんと首肯をひとつ。
風紀委員らしく、もっともらしい事を言いながら、礼を述べるカレンを軽く手を振って制止した。



「んー……"人様には見せられない能力"」「"深夜の公園に一人きりで練習"」

「あー……」
「カレンって、女の子なのに運が悪かった感じかぁ……その、ゴメン」

「──勿論無理強いはしないからね?」「いくら風紀委員とはいえど、そこまで踏み込む権限は無いしさっ!」

暫くの沈黙の後、脳裏で導き出した結論はきっと──真相からは程遠いもの。
果たして瑞希はどういった過程を経てそこに至ったのか、それは定かではないけれど。

どうやら彼女にとっての危機は脱することが出来たようで、
同時に、如月香蓮という人物とその能力について若干の誤解を得たのは間違いなかった。
542 :如月 香蓮【踊るナイフ】 Lv.2(0) E:ナイフ [sage]:2014/04/22(火) 02:00:14.59 ID:ztf3WxD0o
>>541

……んん?何か誤解してないかな?
厳密に言えば、能力は原因じゃないし…。

【首を傾げ、人差し指で頬を掻く。】
【誤解を解くべきか、そのために自分のちょっとした秘密を告げるべきか悩みながら】
【ほんの少しの間、碧眼で柳の瞳を見つめると、決心がついたようで】

うーん…、これもね、秘密にして欲しいんだけど。
私の能力は、『ナイフを操る能力』なんだ。
それで、能力にはナイフが必要なんだけど…

【風紀委員である柳に、暗にナイフ所持を明かしたのはうっかりか、それとも柳のゆるさ故か。】
【どちらにせよ、如月が柳瑞希という人物に対して安心感を抱いているのは間違いなく】

実は私…、ナイフを持つと、性格が変わっちゃうんだぁ。

【照れくささとか、辛さとか、色々な複雑な感情を覆い隠す笑顔を、柳に向けた。】
543 :九頭龍 渚『固有加速Level2(1)』 :2014/04/22(火) 19:21:03.77 ID:Hpc+/kpw0
>>519
ちょっ……ダメな感じか……。
───でも、防犯用…なんだ。大人しくしょっぴかれるわけにはいかない!

【磁力が操られているお陰で、身体の幾つかの金属がその引力に引きつけられている。が、身体が動かせない訳では無い。】
【────ならば。彼女の取るべき行動はただ一つ。】

───3倍速!!

【少女の小さい口から勢い良く飛び出したのは、能力使用の合図だった。】
【金属が引力で引きつけられていても、"力づくで距離をとってしまえばいい"たった一つの強引な答えだ。】
【そして。その掛け声と同時に。】
【彼女は恐るべき速さで動く。固有時間軸の加速。3倍速。】
【此れにより、現実世界の3秒間は、彼女にとっての9秒間に相当するものとなる。】
【そのスピードを以ってして、彼女は後ろへとさがる。】

……くっそ!引きつけられるんなら、逃げられねぇ!……流石に戦闘…なんてことはしたくねぇし…!!

【今後の行動を考える。今は能力による荒業によって強引に距離をとったが、彼女の能力は、ずっと倍速に出来るなどという便利なものではなく、所謂チャージ時間が必要となる。】
【故に今すぐ発動し、切り抜けることは不可能。一番小さな倍速である1.5倍速はそのチャージ時間が短いが、其れでは切り抜けられないだろう。】
【そして。チャージ時間である今は彼女の隙が生まれている時でもある。】


//よろしくお願いします!
8時以降、了解です!
544 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(20) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/22(火) 20:10:15.46 ID:ASpDxuOw0
>>543

――――速い!

【目をみはるような後退と、強引に引力を振り切られた事でがくんと驚きと衝撃を受ける少女】
【能力者相手の荒事に慣れた筈の目をもって、一瞬像がぶれて見えるほどの動きである】

“3倍速”……動作を速める能力と云ったところですか

【射程範囲から脱した事で相手への引力は消えている】
【動き回られては厄介だ。もし最大磁力を使ってもあの速度では何度でも躱されてしまうだろう】
【反抗的な態度を受けて途端にへそを曲げる少女。戦闘の用意こそないが一筋縄ではいかないとあって少し警戒が強まる】
【しかしそこには一縷の悦びもあるようで、淀んだ瞳は少しだけ輝いた】

大人しく連行されれば、今なら反省文で赦してあげない事もなくはないとは言い切れませんが

【基本的に武器凶器と言えば金属が圧倒的多数な昨今、自身の能力に絶対の有利性を見出してのこの態度】
【どっちつかずな説得を使い、猫なで声で籠絡に掛かるが】
【言葉とは裏腹に逃がしたり赦したりするつもりは一切ないようで、その足は大股で2、3歩距離を詰めながらであった】


//お待たせしました、よろしくお願いします!
545 :九頭龍 渚『固有加速Level2(1)』 :2014/04/22(火) 20:33:06.36 ID:Hpc+/kpw0
>>544
へっ……反省文なんかで許してもらえるんなら幾らでも書いてやらぁ…。
──…でも其れだけじゃ済まない…よなぁ?

【ジリジリ、と歩み寄ってくる風紀委員。先程からの嫌味を織り交ぜた口調といい、彼女は反省文などで自分を返す筈が無い…其れくらいの洞察力は彼女も持っていた。】
【さて、どうする。彼女自身が三倍速も口に出した事により、自分の手の内は明かしてしまっている。かといって、決して不利な訳では無い。相手が「磁気を操る」能力であるということは掴めている。武器が使えないならば拳を用いるのみ。】
【冷や汗が喉を伝う。其処にあるのは明らかな焦り。あまり暴力沙汰では解決したくはないが……やむを得まい──ッ。】
【能力発動、2倍速チャージ完了まで残り6秒──。】

………悪ィ…。こんなところで捕まるわけにゃあいかない!

【……となんか勢い良く言う少女だが。】
【少し振り返ってみよう。彼女は「特殊警棒」を持っているだけ…なのでは?彼女は風紀委員の集中をとぎらせ、「おでん」を否定しただけなのでは?】
【それが何故、こんな逃走劇を繰り広げる裏切り者的展開によくある台詞を彼女に口走らせているのか……?】
【なんて言っている内に…2倍速チャージ完了まで残り2……1……───】

…よし。
こいよ!受けてたつぜ風紀委員さん!

【ここにきても「さん」付けなのは少なからずまだ相手の立場を尊重しているからなのか。】
【プライドの高い風紀委員に対して、右手を突き出し、人差し指をクイッと。挑発。】

【1.5倍速・2倍速チャージ完了…。3倍速チャージ完了まで残り20……。】

546 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(20) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/22(火) 20:50:33.72 ID:ASpDxuOw0
>>545

ただ他人に絡むだけの単細胞ではないようですね…

【騙しの策をあっさり看過された事に眉根を寄せる少女】
【流石に侮り過ぎたと気付いたのか、その顔からようやく笑みが消える】
【しかし認めるにしてもこの言い草、なにか嫌な経験でもあったのか】

緒里谷 依織(おりがや いおり)。 貴女を連行する者の名前です、憶えておきなさい

【挑発に応えて両の掌を突き出す。序でに台詞も刑事モノの如くアレンジされているのは、珍しく場の空気を呼んだのだろう】
【腕を伸ばした予備動作、そこからの身体ごと引っ張るような動きより齎されるのは、掛け値なしに最大磁力の波濤】
【幼児一人分の重量もあっさり引き寄せる引力が相手の全身に押し寄せる】

【しかしこの能力全開には様々な弊害があり。その一つに、見ての通りモーションが大きい事が挙げられる】
【相手程の素早さなら見切ってあっさり裏を掻く事も可能だろう】
【だが仮に作用したとして、今回は引力である点にも大きな欠点があるのだが――――】
547 :九頭龍 渚『固有加速Level2(1)』 :2014/04/22(火) 21:13:36.74 ID:Hpc+/kpw0
>>546
……単細胞なのは案外そっちの方じゃねぇのか?
【笑いが消失した少女とは逆に、ふっ、と小さな笑いを含み。その後、すうっと息を吸い、そして吐く。】
【状況は芳しくない。相手には此方の武装である特殊警棒の操作をままならなくする能力と、そしてその立場、を有しているのだから。】
【──相手は名乗る。名乗られたのならば……それを返すのが人間としての礼儀と言うもの。】

あたいは九頭龍 渚(くずりゅう なぎさ)。
…あんたに連行される前に逃走する人間の名だ!……

【挑発に対して、風紀委員が行った動作は「掌を突き出す」という動作。勿論、其れらの動作には確りと意味が存在するわけで。】
【まず始めに反応したのは“直感”だった。押し寄せてくるように、身体に奔る其れ。然し、その直感は確かに自らの身の危機を暗示したものであり。】
【そして次に反応したのは反射。直感によって微量に察知した身の危機を、その身体に知らせる。】
【そして其れらほぼ一瞬の人間の身体の感覚が此処にきて、能力として働く。】

………引力の波濤……ってところか…っ!?────2倍速ッッ!!

【然し、其れが本当に引力かどうかは彼女にはまだわからないので。取り敢えずは能力を用いた回避行動に移る。】
【約六秒間、彼女は倍速で動く。現実世界の6秒は彼女の12秒に値する。】
【その反射能力が幸いしてか、能力の展開も早く行えた。然し───。】

………っ……やっぱ…きちぃな……くそ!

【この能力による副作用。演算によって無理矢理、時間軸を捻じ曲げている以上、それを元に戻す力が現実から働く。】
【現に。彼女の身体に電撃のように走っている痛みは、それによるモノである。】
【かろうじて引力の波濤を避けた少女は、痛みに耐えながら、まだ相手の様子を伺っている。】
548 :佐々見沙希 【影法師】Level2(31)E:日傘 [sage]:2014/04/22(火) 21:16:39.88 ID:wrBHC1ifo
空き地の一角に存在する廃墟の残骸、そこに沙希は腰を下ろしていた

「うーん……」

その手には1冊のノート、ページを見ればそこにびっしりと文字が書き込まれている
非常に丁寧なそれらの文字は全て沙希が自分で書いたもの

風紀委員としての案件の情報、ご飯のメニュー、己の能力の活用法に至るまで書き込まれた『必殺ノート』
彼女が見ているのはふと思いついた能力の活用法、これが実践できれば戦力アップ間違いなしだ

「でもこれ、強度の問題が……」

本人も気づかぬうちに独り言を零している彼女の足元で影が遊んでいる
これは例えでもなんでもない、文字通り闇が、影が形をもって子供の様に遊んでいるのだ
それらの姿はまるで丸々としたぬいぐるみの様、お互いにただただ追い掛け回していた

「……でもやれない事はないと思うのよね」

ご察しの通り、彼女は日課である能力の特訓に来ていたのだ
今は小休憩中、慣れない事を繰り返すと必要以上に体力を消耗する―――――
傍らには、半分以上が飲み終わったミネラルウォーターのペットボトルがタオルの上に置かれていた
549 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/22(火) 21:27:27.33 ID:Tn77Icnqo
>>548
「いやはや、毎度のことながら勉強熱心だな」

背後から声がする
ノートと能力の制御に注意を向けていたせいか
その声の主にいつのまにやら背後を取られいえいたようだ

「つうか、そのノート何書き込んでんだよ
 やったらびっしり書いてあんな、それ」

後ろに視線を向けるなら、そこにいるのは金髪の男
何時の通りの原色と革のジャケットを好む服装と目に痛い金髪
よう、と挨拶がてら上げられた腕には痛々しく包帯が巻き付いているのを除けば、だ

「アンタもこういう所のほうが落ち着くのかい?」
550 :柳瑞希 『万有規約Level_1(0)』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/22(火) 21:33:23.79 ID:XTcx5Jj4o
>>542

「え?」

躊躇がちに、それから意を決して、何かを告げようとするカレンの仕草。
それを目の当たりにして両目をぱちくり、豆鉄砲に打たれたように首を傾げる瑞希。

事情を聞き、段々と自分の思い違いに対する恥じらいを募らせていって──つい、
明かりの下を漂う羽虫へ視線を逸らす。思えば馬鹿らしい、安直な発想だった。


「えっ、あー……そうなんだっ」
「あたし、てっきり服が破けるとか、そういう類の能力かと思っちゃったよ」「アッハハ……っ」

……実に、安直な発想だった。

カレンの笑顔に見え隠れする苦い色を察してか、どちらがましか、とはあえて言わず──。
受け取り方によっては彼女が"凶器を所持した危険人物"であるととれる事についても、"この場では"追求しない事にした。


「けどけど、それじゃあ練習もおちおち出来ないよねぇー……」
「果物の皮むきとか、おもちゃのナイフならひょっとして、変わったり」

興味こそあったが風紀委員であり、彼女の反応を見た手前"実際にやってみて"とは言えず。
適当に思いついた対処法を、ものは試しにと列挙してみる。

カレンの性質が他の風紀委員に知れれば、大事になるのは明白であるように瑞希には思えた。
551 :佐々見沙希 【影法師】Level2(31)E:日傘 [sage]:2014/04/22(火) 21:35:43.05 ID:wrBHC1ifo
>>549
沙希の視線が後ろから声をかけてきた人物に向く
その姿は―――どうやら警戒するほどの者ではなかった、『顔見知り』だ

「常に鍛錬を怠らない、それが私のやり方ですから」

投げかけられた言葉に沙希は澄ました顔を見せて答える
特に気にした様子もなく、ぺらりとノートのページを捲っては視線で文字を追いかけていく

「ってこら!勝手に見ないで!」

気づけば宗次郎がノートの中身を見ているではないか
書かれていたのは、宗次郎がやって見せたワイヤーギミックより発想を得たもの
複雑な計算式と文字列から導き出される答えは『何とか影で自分を引っ張れないか』と言う内容だった

「落ち着く……と言うか、能力の特訓を人に見られるのが得意じゃないの」

これ以上見られないようにと既に閉じられたノートを持って少女は立ち上がる
勝手に見たことに対する非難の様な視線を向けながら、ふと宗次郎の様子に気づいた

「あなた、怪我をしたの?」
552 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(20) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/22(火) 21:43:11.12 ID:ASpDxuOw0
>>547

【能力の弊害に苦しむのは九頭龍ばかりではない】

ぐ……、

【自らの生み出した磁気嵐の真っただ中に位置する少女も突発性の頭痛に顔を顰めている】
【堪え切れず左手で頭を押さえれば、引力はぴたりと消失。しかしその口元はにぃっと、また吊り上げられていて】

避ける事くらい、予測済みです――ッ!

【幾分余裕のある言葉と共に、少女の影から飛び出したのは円筒形の物体】
【立ち上がる際ポケットに隠し持っていたのだろう、騒動の発端となった件のおでん缶である】
【やはり常人よりも格段に速いが、先に一段上の速度を見せられたお蔭で視界内に収めるのは不可能でない】

反応も二倍なのか、試してあげましょう!

【足元すれすれの高度を、相手の軌道に合わせて滑るように投射】
【恐らく足にぶつけて転ばせるのが狙いだ】
553 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/22(火) 21:46:05.35 ID:Tn77Icnqo
>>551
「ほー……コイツの真似事かい?
 俺は土木作業で覚えたんだけど……」

腰のフックを引っ張りだして指先でくるくると回してみせた
それは沙希にはどうにも似合わない、と宗次郎は考える

「単純な移動法って考えるなら、ワイヤーに拘る必要ねぇんじゃねぇの?
 アンタの能力ならもっと楽な方法あるだろ」

と、持論を展開しようと思った矢先
沙希の視線は自分の腕へと向けられていることに気付いた
丁寧に巻かれているとはいえ、どうにもぎこちないその治療はちゃんとした病院に行った物ではないとわかるだろう

「ああ、魔術師とやり合った
 鉄塊みたいな剣と燃える剣を使うおっさんだったな」
554 :佐々見沙希 【影法師】Level2(31)E:日傘 [sage]:2014/04/22(火) 21:58:45.90 ID:wrBHC1ifo
>>553
ばっちり見られていたらしい、宗次郎の言葉に対し沙希は己の能力で作られた人形たちを見る
黒い影で出来た人形たちは、どこか楽しそうな喧騒が聞こえてきそうな程にはしゃいでいた

「特殊な移動手段は無理よ、私の『これ』はあくまで物を形作れるだけだから……」

ひょい、と人形の内1体の両脇に手を通して掬うように持ち上げる
まん丸な頭につけられたこれまた丸い瞳が、向けられた宗次郎を真っ直ぐに捉えていた

「仮に何か出来るとしても今の私じゃ無理だし、そもそもその『何か』だって自分で分かっていないもの」

くるりと自分の方向に人形を向けると、沙希が首を傾けるのと同じように人形も首を傾けた
手を放せば、地面に着地した人形は飛び跳ねる様に仲間たちの元へ駆けてゆく
伸ばし、貼り付け、自分を引っ張る、これだけで沙希自身の機動力も戦闘力も上がるはずだ
とは言えこの『伸ばして張り付ける』が今の沙希にはとても難しい、これさえ出来れば色々と応用が利くのだが――――

怪我をした理由を聞いて、沙希は表情を深める

「……その男、おそらく私も何度か戦闘して居る相手です、『赤毛』でしたね?」

沙希は男の姿を思い浮かべる、1度ならず2度も戦い、そのどちらも取り逃している相手――――
今のところ、沙希が最も執着している相手とも言えるだろう

「その様子だと……捕まえられなかったみたいね」
555 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/22(火) 21:58:51.16 ID:B3nBNWrJO
【夜はすっかり更けているというのにメルクレイアはまだ外を出歩いていた。何せここに来てから日が浅く、ろくに退屈しのぎになるようなものが部屋に無いのだ。だったら眠くなるまで街を歩き回るのも悪くない…】

(星があんまり見えないな。周りが明るいからかなぁ…?)

自分が前にいたところは、星がやけにたくさん見えたっけ、なんて思い出しているとどこからか聞き慣れた声が聞こえてきた】



>>551>>553
【そっと近づいてみるとそこにはやはり見慣れた男がいて、そのそばにいるのは…】

(誰だろ?)

【どうやら二人は話し込んでいるようだ。そろりそろりと物音を立てないように、ゆっくりと二人の背後に近づいていく】

556 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/22(火) 22:06:26.64 ID:Tn77Icnqo
>>554
「なら動く歩道方式はどうだ?
 刺や大砲作れるんだ、上手くやればそんぐらい出来そうなもんだけどな」

刺を伸ばすように、弾を打ち出すように
足者に薄い膜でも貼ればいいと宗次郎は語る
能力の制御や生成の技術に関しては彼は門外漢で思いつきを口にしただけだが

「なるほど、ヤケに好戦的だと思ったがアンタとも戦ってたのか
 相性悪すぎてな、防戦一方だった」

包帯を巻く腕を掲げてみせ、軽薄な笑いを上げる
だが、その瞳は笑ってはいないように見えた
悔しさか、歯がゆさか、自分の無力を嘆いているように

「ま、次会ったら勝つけどな
 弱点っぽいのも見えてきたしな」
557 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/22(火) 22:08:36.21 ID:Tn77Icnqo
>>555
近づいてくるメルクレイアが宗次郎の視界に映る
一瞬、驚いたように表情を固め、話し相手の少女を見つめる

「……あー、っと」

はぁ、と小さな嘆息
何かを決意したように頷くと、軽く手を上げた

「メル、そんな所に居ないでこっち来いよ」
558 :如月 香蓮【踊るナイフ】 Lv.2(0) E:ナイフ [sage]:2014/04/22(火) 22:13:35.05 ID:ztf3WxD0o
>>550

服が破ける、って…!
や、やだなぁ!そんな能力だったとしても公園では使わないよー!

【少し頬を赤らめて、微妙にズレた返答をする。】

おもちゃのナイフは一度試してみたけど、能力使えなかったなー…。
だから人気のない時間帯に練習してみようと思ったんだけど…、瑞希ちゃんに会ったのが始める前でよかった。

もう少し会うのが遅かったら、私瑞希ちゃんに捕まえられちゃったかもねー。

【苦笑いを浮かべて語っているものの】
【もし能力の練習が無事行われていたら、性格の件を抜きにしても深夜の公園でナイフを振り回す不審者となっていた。】
【風紀委員に見つかったら厳重注意は免れなかっただろう。如月はそこまで考えが回らなかったようだが。】
559 :葉桜 潤【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/22(火) 22:18:59.28 ID:dxU1JNXY0
昨日はいろいろあったなあ・・・
燃野と喫茶店入って怪我させて病院連れて行って・・・

「はぁ、疲れた、水でも買おう・・・」

公園の自販機で水を買い、すぐ横のベンチに腰掛ける

「うわ・・・ガムへばり付いてるよ・・・」

座ったすぐ横にガムがへばりついていた
よく確認せずに座ったがすこしずれてたら踏んでいただろう・・・

「ったく、迷惑な奴だ・・・ちょっとは人のこと考えろよなぁ」

そんなことをぼやきながら水を飲み一服する

「はぁ・・・あぁ暇だな、課題も終わらせちまったしな・・・」

意外とまじめではある

「なんかおきねえかな」

水をもう一口のみ空を見上げる
560 :佐々見沙希 【影法師】Level2(31)E:日傘 [sage]:2014/04/22(火) 22:21:18.41 ID:wrBHC1ifo
>>555
「――――誰!!」

沙希は後ろから近づいてくるその気配に気づいて声を荒げた
日常の沙希であれば気づかなかったかもしれない
だが彼女は今、自身能力の鍛錬の為影人形を展開している―――感知出来る範囲は相対的に広がっている

「……女の子?」

見たことが無い少女、服装も学校の制服ではない―――
だが年齢的に学生であるはず、それに自分より10cm近く背が高い

>>556
勿論沙希も同じことを考えた、考えたが―――――

「自分を弾の代わりにして射出する、勿論私も考えたけれどボツにしたの」

一瞬だけならば確かに加速が出来る、ところがどっこいこれには致命的な欠点がある
彼女の能力的に、影なければ打ち出せない―――つまり、レールになる地面と、弾になる靴の両方を闇でコーティングする必要がある
3つ中2個も使うのはかなり燃費が悪い、攻撃を兼用できるわけでもないのだ

「私もあまり相性がいい方じゃないわ、見るからにパワータイプだったし」
「それに、あの男に勝つのは私よ」

ふん、と鼻を鳴らす
宗次郎以上に沙希には因縁がある――――決着はこちらが先につけたいという事だろう、負けず嫌いらしい


「あなた、この子の知り合いなの?」

近づいて来ていた少女の名を呼んだ宗次郎に対し、沙希は率直な疑問を投げつけた
学生でもないというのにどこで知り合ったのか……疑惑の視線が突き刺さる
561 :九頭龍 渚『固有加速Level2(1)』 :2014/04/22(火) 22:24:34.75 ID:Hpc+/kpw0
>>552

………!!!!、?

【磁気嵐の中で苦痛に歪んでいる風紀委員の顔。】
【だが、次の瞬間、それは吊り上げられたような不気味な笑みに変わっていて。】
【背筋が凍りつくような、何とも言えない嫌悪感が彼女にはしる。】
【然し、ここで彼女は深呼吸をすることで集中……その笑みから意識を変える。】
【だが…彼女の眼前にあったのは自らの脚に直撃せんとする缶であった。】

…なっ!?避けらんねぇ!!
───────くっそがぁ!!!

【バキ、と。生々しい音が響く。】
【其れは、緒里谷が投射したジュース缶が九頭龍の細い足にめり込む音。】

─が…がぁぁぁぁぁぁぁ!!

【其れは苦痛以外の何物でも無い。痛みに歪む顔。目には涙さえ浮かんでくる。】
【然し、其れが直撃すること。そして其れによって自らの体制が崩れることを予知していた彼女は、前のめりになった身体を、両手の掌を地面に着け、前転し、辛うじてそれを回避する。】

……次はこっちから行かせて貰うぞォッ!!!3・倍・速ッッ!!!

【既にチャージは完了していた。世界の時間よりも彼女の時間が、圧倒的に早いスピードで流れていく。】
【─そのスピードを以ってして、彼女は緒里谷の前に踏み込む。相手にとっては三秒間…然し、彼女にとっては九秒間という……長い時間。】
【そしてその時間の中で、素早く踏み込み、右拳を振り上げる。現実世界から見れば超速とも言える動き。】
【──そして、その九秒間のうちの残り二秒。其の時間を存分に使い、振り上げた拳を、緒里谷の腹にめり込ませんと振るう。超速からの、そして超速で拳を振る】

//大変すみません!おくれました!
562 :九頭龍 渚『固有加速Level2(1)』 :2014/04/22(火) 22:25:51.06 ID:Hpc+/kpw0
//大変すみませんってなんだ…大変申し訳ありません、です!
563 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/22(火) 22:30:40.13 ID:B3nBNWrJO
>>557
やぁ、バレちゃったねぇ。音には十分注意を払ったつもりなんだけどナ
【そう言うと普通に歩み寄る】

こんばんはタカシロさん。どうしたの?包帯なんか巻いて。ケガしちゃったの?
【不思議そうに包帯を見て、触れようとする】

>>560
……おっと、驚かせてごめんね。悪者じゃないから安心して?
【そう言ってペロ、と舌を出してみせる。その態度は悪戯が露見した子供のそれである】

えっと、ボクは一応タカシロさんの知り合いだよ。名前はメルクレイアって言うんだ
…キミの名前は?
【警戒する相手などお構いなしに、メルクレイアは親しげに話しかけた】
564 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/22(火) 22:36:11.18 ID:Tn77Icnqo
>>560
「難しいもんだな、応用がきく能力ってのは
 俺の場合はそこまで難しいもんじゃねぇけど」

模擬戦を行った印象として、変幻自在な能力という印象を持っていた
やはり彼女の能力も自分と同じく制限を持つ
そこをうまく研究し、使用しているのか

「……俺も研究してみっかな」

出来るかどうかは別としてだが

「へぇ、アンタが目付けてんだったら譲ってやりたいが
 俺も俺でやられっぱなしで黙ってられるほど、優しくはないんでね」

アルフレードに対して、たいして因縁がある訳ではない
だが、負けっぱなしでは気分が悪いのだ

「アイツは、まあ家族だよ
 この前拾ってな」

なんだか勘違いされそうな言葉だった


>>563
「ああ、怖いおじさんに襲われたんだ
 なんとか腕一本で逃げ切った、いやマジで」

カッカッカッ、と軽薄な笑い声が周囲に響く
冗談めかしてはいるが、本当のことなのだろうか?

「つうか、苗字はやめろ
 好きじゃねぇんだ、それは」

タカシロとの呼び方を、拒絶するように
声色が少し強張りメルクレイアが宗次郎から聞いたこともないような声が投げかけられた
565 :柳瑞希 『万有規約Level_1(0)』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/22(火) 22:36:43.29 ID:+8iwGi8Mo
>>558

「デ、デスヨネーっ!」 気分を害されなかった事に胸を撫で下ろしつつ、相槌を。


「……ほんとだね、未遂なら……何とでもできるだろうけど」
「現行犯ならあたしも流石に、それなりの権利を使わないとだしねー……っ」

瑞希は風紀委員として、どちらかと言えば事前の対応や予防に比重を置いた考えをしていた。
予防さえ十全なら大事が起こる事は無く、風紀委員以外に危害が及ぶ事も無いのだ──と。

それはこの場には居ない姉の、自分とは正反対の理念に基づいたもので──
今回ばかりは、彼女が堂々していなかった事に、内心安堵するのあった。


「それで、どうするの?……その、練習っ」「何ならあたし、手伝うけどさっ!」

「あたしが居れば、一応風紀委員のお墨付きは出来る訳だし」
「使えるなら刃の無いのを使えば、怪我する危険も……そんなに無いだろうし」

「……ただお風呂あがりで、"準備"してきてないから今日は出来なさそうだケドねー……」

いつの間にやら、すっかり乾いた髪を指で軽く梳かしながら、カレンの碧眼を見つめてみた。
制止役──つまるところ風紀委員である瑞希が確かに働けば、そうそう面倒事にはならないだろうと。
566 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(20) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/22(火) 22:42:35.63 ID:ASpDxuOw0
>>561

良しッ、!

【気持ちいいくらいに罠に掛かる相手に、ぐっと拳を握りしめる】
【子供のような純粋さを失った嗜虐心、これが少女、緒里谷依織の本性であり】
【だがこの愉悦に浸る一瞬が次なる明暗を分けたと言っても過言ではなく】

な――――! 嘘…ッ!?

【鮮やかな前転、転倒どころかその勢いを生かした突貫を目の当たりにし】
【再び視界から相手の姿がぼやける――――そして】

ぅぐ、っ――――、…

【ずん、と鳩尾に付きを喰らい、微動だにしない――――否、できない】
【身構える暇もない。武道の心得もない。無駄のない軌道で飛来する拳に対処する策も取れず】
【威力を殺すような小手先の知識も覚えずに、内臓の奥まで衝撃をまともに受け止めてしまう少女】

【瞳の中が灯りを消したように暗くなる。その先にあるのは、速やかなる失神であり】
【制御を失ったおでん缶が、からからと寂しく地面を転がっていた】


//いえいえ、自分も遅いですのでお気になさらず
567 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/22(火) 22:51:08.40 ID:B3nBNWrJO
>>564
【そういえばこの前の夜も怪我をした人間を見た。怪我人という割には随分と元気そうだったが】

本当に怖いおじさんだったんだね、こんなに包帯を巻いて
見るからに痛そうだねぇ…。骨を折ったとかじゃなさそうだけど

【包帯が巻かれた腕を面白そうにさすったりしている。撫でている間、包帯に覆われた傷が妙に疼くかもしれない】

…そうだったの?それは悪いことをしちゃったね
それじゃあ……ソウジロウさん、が良いかな?上手く呼べてる?
【日本語はだいたい分かるが、漢字や長い名前は苦手だ。ちゃんと呼べているか…不安そうに尋ねる】

568 :如月 香蓮【踊るナイフ】 Lv.2(0) E:ナイフ [sage]:2014/04/22(火) 22:52:27.52 ID:ztf3WxD0o
>>565

えっ…、い、いいの?

【提案を聞いて、きょとんとした顔になる如月。】

でも、刃の無いのは使えないの…。
練習用にちっちゃなナイフを持ち歩いてるから、それならそこまでの危険はないだろうけど…。

そ、それでも…、危ないかも、だよ?

【瑞希の目を見つめ返せず、思わず俯いてしまう。】
【もしナイフを持った自分が瑞希を傷つけてしまったら…、そんな不安が表情に出ている。】
569 :佐々見沙希 【影法師】Level2(31)E:日傘 [sage]:2014/04/22(火) 22:54:58.30 ID:wrBHC1ifo
>>563
「私の名前は佐々見 沙希、風紀委員です」

佐伯の自己紹介に答える様に自らの名前を教える
沙希の言った『風紀委員』と言うプロフィール、彼女自身はその意味が伝わると思ったのだろう
だが果たして、その意味と立場を目の前の少女が知っているのかどうか……

「メルクレイアと言うことは、外人さんでしょうか?」

キラキラネームと言う可能性もあるだろうが、純粋な日本人にはそう無い名前だ
沙希が疑問に思うのも無理はないだろう

>>564
「応用が利く事と表現できることは違うわ」
「例えば電気の能力であれば機械を動かせるけど、私にはできない……そんなものよ」

影闇操作――――それはまるで粘土の様に物を形作る
だがそんな粘土はエネルギーに成りえない、故にどうしても物理的な仕様手段に偏ってしまう

「あなたの能力なら……」

沙希はしばし考え、宗次郎の能力を用いて何をするかを考えた
体の一部と言うのならもっとも細く長さがある髪の毛を使えば――――

「そうね、髪の毛とか硬くしたら良いかも知れない」
「どこかの妖怪の様に毛針なんてできるかも」

後半は冗談だが髪の毛は割といい線行くのではないだろうか、なんて考えていた

「拾った……?」

宗次郎の言葉に沙希は視線を鋭くして睨み付ける
家出少女を保護したのか?人身売買か何かか?拉致か何かか?

「……ヘンタイ」

物騒なことを考えながら、ジト目のまま呟いた
570 :柳瑞希 『万有規約Level_1(0)』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/22(火) 23:03:29.00 ID:+8iwGi8Mo
>>568

「いいともいいともっ!」
「何も取り締まるだけが風紀委員の仕事じゃあないしねーっ!」

けろけろと笑いながらも、自らの胸を指す親指は、どこか誇らしげで。


「ただ、日を改めてって事になるけどねー……うん」
「そこはあたしの都合で申し訳ないんだケド、能力に必要なもの、持ってないからさっ」

再度注釈しつつ、就寝5秒前といった趣の自分の服装を、手で誇張してみせる。

実際の所、カレンの豹変ぶりについては想像のつかない部分もあるのだろうけど。
外見通り、性根の楽観具合に定評のある瑞希には、さしたる問題とは思えないよう。
要は、「なーに、何とかなるって」という事だった。


「何とか……へくしっ!」

笑顔で言葉を締めくくろうとした折、──湯冷めしたのだろうか。
時節柄、まだまだ冷気を孕む夜風にあてられて、不意に大きなくしゃみをひとつ、吐き出した。
571 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/22(火) 23:03:34.11 ID:B3nBNWrJO
>>569
ササ…ササミサ、キ? サキさん、で良いのかな。ゴメンね。名前はちょっと苦手なんだ
なんだか不思議な感じのする名前だ…
【一つ一つ確かめるようにゆっくりと、たどたどしく名前を呼ぶ。やや困った様子からして本当に苦手なようだ】

まぁ…外国人だね。名前が長いから好きなように縮めて呼んでよ
【何処の国の、とは言えない。自分ですら分からないことを答えることはできない。まぁ容姿や髪色からしてアジア人で無いのは確かだが…】

ところでフーキインって何だい?フキンとは違うような気がするけど……
572 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/22(火) 23:03:55.53 ID:Tn77Icnqo
>>567
「お前も気をつけろよ
 夜道をぶらついてると、デカイ剣で切りつけられる」

疼く傷に顔を顰めるも、メルクレイアの行動を止める訳でもなく
いつもの軽い笑みのままメルクレイアを見つめた

「呼びづらいならソウジでもソウでも良いぜ
 昔からそんな呼ばれ方してたし、烈はソウジって呼ぶしな」

ちゃんと呼べてるぞ、と笑ってはいるが少しばかりイントネーションが外人ぽいな、なんて宗次郎は含み笑い

>>569
「それなら似たようなことをこの前やったぜ
 これから出てきた血を固めて盾にしてやった」

メルクレイアの撫でる包帯の巻かれた腕へと視線を移す
溢れた血を固めた、という事は抜いた髪にも適応されそうだ

「優等生の沙希さんが何をご想像なのかは知りませんが、僕は潔白です」

ジト目で見つめられたその視線に合わせるように、宗次郎も呆れたような視線を返した

「俺は無理やり組織に人間をいれたりしねぇよ
 昔っからはぐれ者が集まってくる体質でね、拾っただけだ」
573 :九頭龍 渚『固有加速Level2(1)』 :2014/04/22(火) 23:04:51.10 ID:Hpc+/kpw0
>>566
──────あ。

【その間抜けな一言が彼女の口より発せられたのは、見事に自らの右拳が相手の腹を直撃し、からんからんとジュース缶が落下し、空虚な音が響いた其の時であった。】
【相手は目上の存在であるに関わらず。自分が取り締まられる側であるにも関わらず。】
【──闘争の末、相手を失神させてしまった自らの拳。腹にささったその拳を抜き、まじまじとそれを見つめてみる。】
【然し状況は変わる事無く。嫌な汗が身体から吹き出す……。】

………病院……何処に在るんだっけな〜〜?

【倒れそうになった相手の身体を自らの身体で支え、身の回りを見渡してみる。】
【幸い、今現在この公園に二人以外の人影は見当たらない。】
【取り敢えず、気を失った緒里谷をおんぶして抱え、もう一度周りをキョロキョロしてみる。】
【別に、病院の場所がわからないわけではない。ただ、犯罪者扱いされてしまうのが怖いだけ……。軽い口調で「だっけな〜〜?」とか言っているが、焦りにより全身汗だくである。】
【──然し、其のままでは色々と危ないので転がっていた「おでん」を拾い上げ自らのポケットに押し込んだ後…。】

……………行こう。

【自らが犯してしまった罪(?)に若干涙を目に浮かべ、一言発する。】
【目的地は病院である。因みに自らの罪を認め、其れ相応の罰も受ける気でいる彼女は、更に反省の意も込めて「都市で一番有名な医者の居る病院」へと緒里谷を背中に抱えたまま歩き出す。勿論、治療費は九頭龍負担!】
【歩き出した病院のその医者が緒里谷と少しばかし関係のある医者であるとも知らずに、彼女は向かう──。】

//強引ですが、今日はここで締めさせていただきます!絡みありがとうございました!

574 :佐々見沙希 【影法師】Level2(31)E:日傘 [sage]:2014/04/22(火) 23:13:58.01 ID:wrBHC1ifo
>>571
「『ささみ さき』であってます、あなた風紀委員を知らないの?」

これには沙希も驚いた、この学園都市で暮らしていれば誰でも知っているはずの組織だ
それを知らないとなるとどこからか迷い込んできたという可能性もある、何者なのだ……?

「風紀委員はこの学園都市……いえ、この街の治安維持を目的として作られた公式組織です」
「能力者に対抗するには能力者である必要がある、まぁ簡単な警察みたいなものですよ」

細やかな説明をしても伝わらないと思ったのか、適度なところでまとめて見せる

「あなたは何処から来たの……?」

風紀委員を知らない、そして外人――――沙希は疑問を投げかけた

>>572
「だったら針にして投げるなんて事もできそうね、あなたのフックは投擲武器にするには使い捨てに出来ないから……」

血を固める、なるほどそういうものもあるのかと沙希は頷く

「拾ったってどこでですか?彼女のご両親についてとかは聞いたんですか?」

宗次郎の様子と言葉に対して沙希は表情を変えず、問い詰めるように言葉で畳みかけた
575 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/22(火) 23:16:40.65 ID:B3nBNWrJO
>>572
ワオ、それは怖いね…日本は結構安全なとこだと思ってたけど案外そうでもないんだね
まぁ場所が場所だから…かな?ツジギリに会わないように気をつけなくちゃね
【前髪の隙間から見える目は悪戯っぽく微笑んでいる】

それじゃあソウジさんって呼ぼうかな。こっちのほうがなんとなく呼びやすいや
【宗次郎は大丈夫だと笑っているが、イントネーションの違和感は自分でもなんとなく分かる。たくさん本を読んでマスターしたつもりではいたが、どうやらマスターどころかまだ未熟なようだ】

なんだか少し不安になって来たよ…学校に通わなきゃいけないんでしょ?
576 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(20) E:鉄球 [sage saga]:2014/04/22(火) 23:18:51.21 ID:ASpDxuOw0
>>573

【どさり、と、意識の抜けた体は、拳という支えを失えば膝から崩れ落ちる】
【地に伏し帽子の脱げた顔はやや蒼ざめていて、少女の耐久力が総じて高くない事を示しており】
【まさかの腕の怪我も治りきらぬまま、またしても医者のお世話になるようである】

う、…

【抱えられた弾みに少し開いた口から漏れる呼気】
【しかし余程いいモノを喰らったとみえてちょっとやそっとで目を覚ます様子もなし】
【そして見覚えのある病室で覚醒する頃には、とうに日はとっぷりと暮れた後だった――――】


//絡みありがとうございました! お疲れ様です!
577 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/22(火) 23:23:07.81 ID:Tn77Icnqo
>>574
「両親の話は聞いてねぇ
 ただ行く場所がねぇ、って言うからな」

ただそれだけだ、宗次郎は語る
まるで今日は晴れですね、と挨拶するような簡単さで

「この街でそれは重要なのか?
 大した問題じゃねぇよ、両親なんて」

軽口で言っているわけではない
本心から、そうこの男は言っている

「街のシステムに馴染めないなら、俺の所に来ればいい
 そんだけの話だ」

>>575
「ああ、俺もこんなに怖い街だとは知らなくてね
 夜遊びが過ぎた、って所だ」

腕の疼きにも慣れてきたのか
その行為を気に留めもしない様子で会話を続ける

「呼びやすいならそれでいい
 俺も勝手にメルって呼んでるしな」
578 :如月 香蓮【踊るナイフ】 Lv.2(0) E:ナイフ [sage]:2014/04/22(火) 23:24:19.61 ID:ztf3WxD0o
>>570

み、瑞希ちゃん…!

【こんな練習に付き合って貰える嬉しさからか、如月の碧眼が潤む。】
【自らの胸を指す瑞樹の姿が、その潤んだ瞳にはなんとも頼もしく見えた。】

い、いいの…、付き合って貰うのは私の方なんだから。
瑞樹ちゃんの都合のいい日で、大丈夫だよ。

【服の袖で瞳に溜まった涙を拭っている最中、瑞希のくしゃみが目に入り】

…ふふ…。
って、ごめんね瑞希ちゃん、お風呂上がりだもんね…。

【その様子が面白かったのか思わず笑い声が漏れたものの、慌てて平謝りする。】
579 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/22(火) 23:33:18.98 ID:B3nBNWrJO
>>574
フキンなら分かるよ。テーブルとかを拭く布のことで……違う?
【どうやら布巾ではないようだ。よくよく聞いてみるとそのフウキイインというのはいわゆる警察とか自警団に近いようなものらしい】

じゃあやっぱりあるんだね、その…能力者が戦ったりするというのは
【見れば自分と同じくらいの年代の少女だ。なのにそんな重大な仕事をしているとは…。メルクレイアは少し驚いた】

(…兵隊がやってくるよりは、良いのかな)

【そして沙希から質問を投げかけられると、少し沈黙して…】

うーん…タダで答えるのはなんか面白くないなぁ。サキは何処だと思う?当ててごらんよ

⒈アメリカ
⒉フランス
⒊フィンランド

さて、どーれだ!?
【いきなりのクイズである】
580 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/22(火) 23:38:12.62 ID:B3nBNWrJO
>>577
昼はとっても賑やかで楽しいんだけどね。気をつけなくちゃ
【そう言うと包帯から手を離す。それと同時にフッと傷の疼きが止まる。包帯に覆われている今は分からないだろうがメルクレイアの手が触れていた間、傷は癒えていたのだ。完璧、とは程遠いが通常よりも断然早い速度で…】

ふふふ、メルってなんだか女の子みたいだね。その呼び方もなんだか良い感じだ
【気に入ったのかニコニコ笑っている】
581 :柳瑞希 『万有規約Level_1(0)』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/22(火) 23:42:08.69 ID:+8iwGi8Mo
>>578

「えっへへ。何だか、あたしまで照れちゃうなぁ……っ」

足掛け1年風紀委員を努めていて、
騒動の当事者から恨まれこそすれ、感謝された事があっただろうか。
うなじをくしくし、曲げた指で掻いて、視線を潤んだカレンの瞳から僅かに逸らす。


「だねー……うぅ、やっぱり恥ずかしいようっ」
「それじゃあっ……携帯の番号、教えてくれると嬉しいかなーって、へへ」

間髪入れずの失態に、顔を赤らめ、後頭部にあった手をそのまま頬へ。
爪の先で軽く撫でながら、桶を抱えた方の手で、器用にスマートフォンをポケットから取り出す。

カレンが申し出を受け入れてくれるのなら、瑞希はそのまま連絡先を交換しあい、
「それじゃあ、風邪ひかないうちに帰るね?」と、桶を軽く振ってみせるだろう。
582 :佐々見沙希 【影法師】Level2(31)E:日傘 [sage]:2014/04/22(火) 23:48:37.59 ID:wrBHC1ifo
>>577
「それは……」

宗次郎の言葉に沙希が言い淀んだ、それは何故か―――――
沙希の両親は学園都市内で暮らしている、そんな沙希がわざわざ寮で生活している理由こそ『家族と不仲だから』に他ならない
だから宗次郎の言葉の意味をそれとなく理解できてしまう

「あなたの言いたいことも分かるけれど、保護者が心配している可能性だってあるのよ?」

とは言え自分の立場は風紀委員、社会のルールは守らなければならない
腕を組みながら沙希は続ける、あまりにも真っ当な言葉を

「少なくとも今はあなたに監督責任がある……この辺はきちんとやりなさいよ」

だが言動に違いは見られた、先ほどの様に強制的な言い分ではない
宗次郎の意向を吟味した上で、宗次郎がメルクレイアの事を曲がりなりにも心配していると判断したからだ

「こう見えても私は風紀委員だってことを忘れないでちょうだい」

きちんとやれと言うことを伝えるには、この言葉は最高の脅し文句だろう
だが逆に考えれば沙希は今のところ目を瞑ってくれたとも取れる、今後次第だが

>>579
「もちろんです、力を持った以上誰もが試したくなる……よりシンプルな方法で、より派手な方法で」

銃を持ったら一度は引き金を引きたくなるだろう、弾が出ると分かったら何かに当てたくなるだろう
当たったら次は別の物を――――それを繰り返した結果として、能力を用いた暴力事件や犯罪が発生する
それを治めるの為に公式に作られたのが風紀委員会なのだ

「どれも微妙な選択肢だけど……英語的な発音だし、アメリカかしら?」

三択問題に対しても沙希はまじめに考える
メルクレイアなんて珍しい名前だ、可能性としてはアメリカかフィンランド
だがフィンランド人の名前なんて分からない、なのでアメリカと答えておこうと判断したのだろう

/すみません、私0時には離脱しちゃいます
/なので〆るか後はお二人でやるかのどちらかでお願いしますー
583 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/22(火) 23:57:24.80 ID:Tn77Icnqo
>>580
「……今のは、いや良いや
 助かった、楽になったような気がする」

手が離れた途端に消える妙な疼き
この街に住む者なら誰もが知る能力と言う存在が宗次郎の脳内を過る
だが、あえてそれを口にすることはなかった

「女の子みたいって、お前
 ……ん?」

不思議なものを見るように首を傾げてみせた

>>582
「監督責任、か
 最近責任を背負わされることが多い気が済んだけど……」

そういう柄じゃ無ぇ、と肩をすくめるが
その責任をないがしろにする気はない

「まあ、俺は頼れる兄貴分だから……
 出来る事はやるさ、そう決めたからな」

沙希の言葉に見逃すという意思を感じ取ったのか
小さく頭を下げ、微笑む

「今日の風紀委員様はお優しいことで、有り難い」


その後、沙希の機嫌が変わる前に今日は撤収することとしたらしく
メルクレイアの手をとってオンボロビルへと急ぐことにした

//お疲れ様です
//自分も寝落ちしそうなのでこのへんで〆で
584 :如月 香蓮【踊るナイフ】 Lv.2(0) E:ナイフ [sage]:2014/04/23(水) 00:04:28.71 ID:HnMWQbPao
>>581

は、恥ずかしくないよ…!
かわいいくしゃみだったし、ね?

【瑞希が照れているのを見て、慌ててフォローになっていないフォローを入れる。】
【薄々感づいているかもしれないが、このカレンという少女、かなり抜けている性格で。】

番号?勿論いいよっ…はい!

【カレンもスマートフォンをポケットから取り出すと、連絡先交換に応じる。】

そうだね、もうこんな時間だもんね…、私も帰らないと。

【こんな時間に、同じ学校の同学年の子と巡り会えた偶然。】
【出会った時は、運が悪いなあと思ったけれど】

私、瑞希ちゃんと会えて本当に良かったなって。

…ま、またねっ、瑞希ちゃん!

【柔らかな、満面の笑顔を浮かべて自分の本心を伝える。】

【しかし恥ずかしかったのか直ぐに背を向けると、手を振って公園の出口に走り去っていった。】

//二日間ありがとうございました!乙です!
585 :柳瑞希 『万有規約Level_1(0)』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/23(水) 00:14:54.32 ID:beOI8tCWo
>>584

「か……、かわいくなんてないってばぁっ」
「そ、それを言うならカレンだって……だって、ねぇっ!」

カレンの人となりについては、この短時間で瑞希もある程度把握していたよう、だが。
それと同時に彼女もまた、風紀委員の中では抜けた性格をしているのだった。

嬉し恥ずかし、身体をくねらせながら、落ち着かないのか視線を右往左往。


それから、申し出に応じてくれたカレントディレクトリ連絡先を交換しあって──


「だねっ!……いやぁ、あたしとした事が、完全に話し込んじゃったよ」
「最初は風紀委員として話してたし、まぁノーカウントかな?なんてっ」

「ん、じゃあねーっ!」 屈託の無い笑みで締めてくれた彼女に、自らもまた笑顔で応じる。
そして、カレンの後ろ姿をある程度まで見届けてから、自分もまた帰路につくのだった。
586 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(00) [sage]:2014/04/23(水) 00:15:56.00 ID:aGO3QMoFO
>>582
まぁ一番単純で確実だよね。だからこうして一箇所に集めてるんだろうし…
サキはすごいね!学生なのにもうそんなすごいことをやってるなんてさ
【無邪気に笑ってみせる。そしてクイズの答えは……】

アメリカだね?


……
………
…………  正解!うーんやっぱり訛りが抜け切ってないのかな、アメリカって言ってもボクのところは田舎だから
それじゃあ正解したサキにはこれをあげる!クイズに正解した賞品だよ…
【そう言うとポケットから何かを取り出し沙希に握らせる。手を開けばそれがキャンディだと分かるだろう】

>>583
どういたしまして。…早く良くなると良いね!

…いや、前はメルクかレイアか呼ばれるとしたらどっちかだったんだよね。メルってなんだかとっても女の子っぽいなって、そう思っただけだよ

っと、もうこんな時間だ早く家に帰らないとやって来るよ、ツジギリが
冷えてきたしボクは帰るとするよ。じゃあね二人とも!
【そう言うとメルクレイアは夜闇の中へ消えていった。鼻歌を歌っているのか、遠くからメロディが聴こえる…】


//お疲れ様でした。返信遅くてすみません…
では今日はこれで〆ということで
お疲れ様でした!
587 :柳瑞希 『万有規約Level_1(0)』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/23(水) 00:16:51.03 ID:beOI8tCWo
>>585>>584

/う、真ん中当たりのは完全に誤変換ですね……
/それと、お疲れ様です! こちらこそありがとうございましたーっ
588 :佐々見沙希 【影法師】Level2(31)E:日傘 [sage]:2014/04/23(水) 00:21:21.17 ID:g2dQP4AHo
>>586
「凄い……か」

悪意のないその言葉に沙希は困ったような笑顔を見せた
風紀委員になった切っ掛けも、なれるまでの力を持った理由もこういう子には話せそうにない……と素直に感じる

「これ、キャンディ……?」

包装紙に包まれた硬くて丸い物体、自分のデータベースが間違っていなければこれは飴玉
当たった報酬と言うことだろうか、有り難くもらっておくとしよう

>>583
「自分で組織を立ち上げた以上あなたは組織の長、それに厄介ごとを引き込んだのは自業自得でしょ」

腕を組んだまま沙希はツンと顔を逸らす
優しいという言葉に照れたのか、それとも甘い判断をしたと感じたのを隠すためか
とは言え沙希が視線を外してくれたのだ、撤収するには丁度良いタイミングだったろう

「……よし」

残された沙希は置いてあったペットボトルを手に取った
景気付けとばかりに少しばかり温くなった水を喉へと流し込んで、貰った飴玉を口に放り込む

沙希がここに居たのはあくまで能力の特訓の為、少しばかりインターバルが長くなったが続きをしよう
高城宗次郎に先を越されないためにも―――――

 ダーカン
「【影法師】、伸びろ――――!」

人一つと影一つ、口の中に広がる甘い味を感じながら彼女はまた地道な鍛錬に精を出し始めたのだった

/乙でしたー、こちらこそ遅くてもうすみませんはい……
589 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:救急箱 [sagesaga]:2014/04/23(水) 19:37:43.59 ID:bNnBdjTQ0
開発区、<ファミリー>の溜まり場の廃ビルの屋上で、外に向かって縁に腰を下ろし、足を宙に投げ出した少女が一人
日の沈み掛けた夕闇の中で、風にセミロングの髪を泳がせてぼうっとしているようで

「……ケガ、大丈夫なのかなぁ」

ぽつり、遠くを見るように呟く
先日のSOSで向かった先、宗次郎の腕にあったのは切り傷だった
ナイフ等の小型の刃物なら、不意打ちでもない限り彼の硬化能力で傷は殆ど付かない筈
なのに切り傷があったということは、何か別の、防ぎきれないようなもので襲われたのだろうか
内側から抉られたような痕も気になったが、そちらについては予想もたてる事が出来ず
予想をたてたかどうかに関わらず、自分では手当以上の事は現状出来そうに無くて

結局傷の心配をする事しか出来ない少女は、深くため息を吐いて
時折胸元の琥珀の指輪を弄びながら、投げ出した足をブラつかせている


//人待ちです
590 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:琥珀の指輪 [sagesaga]:2014/04/23(水) 19:38:28.07 ID:bNnBdjTQ0
//おおう、装備品変えるの忘れてた
591 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/23(水) 19:57:31.76 ID:LjY71t/do
>>589
「探したぞ、なに黄昏れてんだ」

屋上の入り口から、金髪の少年が顔を出す
その腕には烈が治療した包帯が巻かれている、だがその様子ならもう既に生活には支障がなさそうだ

「ちょっと話があるんだが、暇あるか……って
 聞くまでもないよな?」

ゆっくりと烈に近づき、同じように外へと足を放り出す
廃墟のような開発予定区が目の前に広がり、優しい風が頬を撫でる

「変な話するけど、まあ信じてくれ」
592 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:琥珀の指輪 [sagesaga]:2014/04/23(水) 20:09:13.75 ID:bNnBdjTQ0
>>591
「イイでしょ別にー、あたしだって黄昏たりくらいするもん」

屋上の扉の開く重々しい音に振り返り、宗次郎の言葉にベーっと舌を出す
生活に差し障りがないのなら傷の心配は要らない、要るのは、何故そんな怪我を負ったのかという心配


「……モチロン聞くよ、そのために暇つくったみたいなもんだし」

事の真相は、これから隣に座る少年の語りによって分かるのだ
出来る限り平和な、平凡な理由であって欲しいと願いつつ、宗次郎の言葉を待つ
593 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/23(水) 20:11:07.20 ID:cd1WOukf0

【授業を休み、慣れ始めた通院を片付け、ぽっかりと空いた昼下がり】
【風紀委員緒里谷依織は、いつもの警邏の格好で、病院付近の雑木林に足を運んでいた】

【しかしここが巡回のルートかと聞かれればそうではない】
【林と言っても、少し歩いただけで四方どこも道路に面する小さな緑地】
【とはいえ人気はあまりなく、ここなら能力の練習をするにはうってつけであると考えたからだ】

ふむ。 ネットオークションで競り落としてみましたが、中々どうして重たいものですね

【見つめる手中には、一対の環を縄で括り併せた無骨な器具】
【一般的に警察官の間ではワッパと呼ばれるそれの中古品を、拙いながらも自分で弄り、捕り手に用立つように作り変えた物】
【この前の戦闘の反省から新たに備えた、少女の即戦的捕具である】

――――ふっ!

【目を閉じ、刹那、鋭い呼気と共に放たれる手錠】
【宙空を裂く音を巻き込んで、ブーメランのように回転しつつ、いつの間にか向こうに立てられた竹製の案山子の元へ――――】

【そして、その青細い両腕――――――――の2m左の樹木の枝に、かしゃりと掛かる】

……練習が必要、ですね

【残念げに呟くが、元々その為に来たのだ】
【気を取り直して、遠くまで飛んだと感心しつつ手錠を自ら回収に向かう】
594 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/23(水) 20:17:51.38 ID:LjY71t/do
>>592
「魔術師、そう名乗る連中に襲われた」

魔術師、ゲームや漫画の世界でしか現れない単語が宗次郎の口から飛び出した
冗談や軽口ではないとその雰囲気から烈は察するだろう
それは能力者とは違う力を持っている、と前以て語り……

「どうもこの学園都市には結構な量潜んでるみたいだな
 風紀委員の一部もそれを追ってるらしいし、間違いねぇだろ
 んで、一部とだけど敵対してる」

重々しい嘆息、苦虫を噛み潰すようなその表情のまま宗次郎は言葉を紡ぐ

「ムカつくから殺す、魔術を知ったら口止めに殺す
 俺が会った奴らはそんな古臭ぇ行動理念で喧嘩売ってきやがった
 完全にイカれてやがる、魔術師なんて名乗るだけのことはあるな」
595 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:琥珀の指輪 [sagesaga]:2014/04/23(水) 20:37:15.72 ID:bNnBdjTQ0
>>594
「魔術師ってこう……箒に乗って飛んだり、マホウつかったりするヤツ?」

えいっと手を振る、全くもって様にはなっていないが、一応は杖を振るう真似のつもりか
そんな巫山戯た事をしているものの、話は真面目に聞いているようで

「風紀委員の一部……って、例えば?」

どうやら人名を求めているらしい、あわよくばそちらからも話を聞くつもりなのだろう
知らない人物だとしても、探し出してコンタクトを取ればいいだけの話なのだから
烈にしては珍しい真面目な表情、こんな顔を見せるのはやはり仲間が……兄と慕う宗次郎が襲われた為か

「………兄さんは」

どうするの?
問いかけるのは、まだ宗次郎の魔術師に対する考えを聞いていないから
それに対する答えによっては、少女の魔術師への対応が決まる
596 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/23(水) 20:57:26.20 ID:LjY71t/do
>>595
「そういう可愛いのだったら、幾分かマシだな
 俺の場合刃突き刺してくるガキと燃える剣振り回すおっさんだ」

何処が魔術師だっての、と尤もな宗次郎の呟き
宗次郎の負った傷からして、刃物での攻撃であるのはわかりきっていた事だが

「……知ってるかどうかわかんねぇけど佐々見沙希、って奴だ
 そいつが言うにはあと何人か『魔術』って奴を知ってるらしい」

宗次郎の口から出たのは烈とも面識のある少女の名
同姓同名、と言う線もあるが可能性は低いだろう

「俺は……柄じゃねぇけどさ」

自分でもおかしくなったのか、ククッと笑いがこみ上げる
はぐれ者、学園都市に馴染めなかった男である宗次郎が――

「街を守ってやろうと思う
 お前と、お前らと一緒に暮らす街だからな
 俺が笑って暮らすために、皆で笑って暮らすために」

正義の味方も悪くはない、と呟いた
風にかき消されそうなほど細い声だったが、確かに決意を以ってそう語った

「だから、手を貸してくれるか?
 俺がお前ら全員守るから、お前が俺を守ってくれ」

風が髪を撫でるように、優しく
風に揺れる烈の髪に指を通す、子供をあやすような仕草で烈の頭をゆったりと撫でた
597 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:琥珀の指輪 [sagesaga]:2014/04/23(水) 21:30:00.56 ID:bNnBdjTQ0
>>596
「魔術師ならフツウ、ひょろひょろだよねぇ」

杖を振るい、意のままに物を操る姿が一般的なイメージ
ただしそれは御伽噺の中でのもので、実際は違うのかもしれないが

少年の告げる名前、それは先日知り合った少女から聞いたばかりのもので

「……サキちゃん……?」

まさか、とやや驚いた表情で呟く
幾ら十万人以上の人が住まう学園都市だからといって、同姓同名が居るとは到底思えない
確かに風紀委員でないと明言されてはいない、だが、まさか風紀委員だったなんて


「……ん、分かった」

頭を撫でられ、むず痒そうに首を竦めながら頷く
自分も宗次郎の―――兄の、正義の味方としての活動に協力しよう、と
598 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/23(水) 21:51:33.69 ID:LjY71t/do
>>597
「お前、知り合いだったのか?」

烈と同じように驚いたような表情で呟く
烈の友好関係を把握しているつもりはないが、まさか風紀委員と知り合いだったとは

「柄じゃねぇな、やっぱ
 笑ってもいいんだぜ、烈」

烈は首を竦めるがお構いなしに手はその頭から離れない
手櫛のように髪を撫で、微笑む

「でも、まあ今回ばかりは腹くくった
 お前にも頑張ってもらうと思うぜ」
599 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:琥珀の指輪 [sagesaga]:2014/04/23(水) 22:09:41.76 ID:bNnBdjTQ0
>>598
「うん、多分だけど……そのサキって人もしかして、影を操る能力?」

確認のためだろう、己の知るサキという少女のすぐに思いつく特徴―――能力を、訊いてみる
それは確かに宗次郎の知る沙希の能力そのもので

「……笑わないよ、兄さんがやるって決めたなら」

あたしも頑張るからさ、と強がって笑顔を見せる

しかし内心では、不安もあった
自身の戦闘力は、自慢ではないがとても高いとは言えないものだ
身を守る術と言えば、自己流の蹴りを幾つかと、まだLevel1の能力だけ
練習しなきゃね、と頭の中で呟いた
600 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/23(水) 22:18:30.38 ID:LjY71t/do
>>599
「そのサキちゃんで間違いねぇな」

この街は広いようで狭いんだな、宗次郎は笑う
全くもって世間は狭い、沙希と宗次郎が同じ魔術師を狙うぐらいに

「そうか、だったら俺も茶化してられねぇな」

笑わない、その言葉は宗次郎に重くのしかかる
茶化して責任逃れをすることも出来ない、軽口で流すこともでいない
それでも良い、とそう思った

「そんな不安そうな顔すんなよ
 言っただろ、俺がお前を守ってやるから
 俺が無茶したら、この前みたいに頼む」

それだけで、高城宗次郎は無敵になれる
正義のヒーローのように都合良く、タイミング良く、格好良く
そんな存在でいられる、いようと努力が出来る

「俺を誰だと思ってんだよ、お前の兄貴だぜ」

自信満々に胸を張り、ニッカリと満面の笑みを作ってみせた
601 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:琥珀の指輪 [sagesaga]:2014/04/23(水) 22:28:41.85 ID:bNnBdjTQ0
>>600

「じゃあ、やっぱりあのサキちゃんが」

風紀委員なんだなぁ、そう思うとなんだか複雑な気分になる
知らず知らずのうちに風紀委員と知り合いになるなんて、思ってもみなかった
先日開発区に来ていたのは、もしかしたら自分たちの根城を……この廃ビルを探していたのかも知れないなと考えてみる
そうすれば、宗次郎の話とあわせて、色々と合点がいくのだ


「……そうだね、あたしの、あたし達の兄さんだもんね」

確か、おっさんの方は炎の剣を使うと言っていた筈、ならば自分のちっぽけな能力でも、少しは役立てるかもしれない
そう考えると、少しずつだが自信も湧いてくるもので
宗次郎の笑みに応えるように、こちらも笑顔をつくる
602 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/23(水) 22:38:08.63 ID:LjY71t/do
>>601
「さて、と
 辛気臭いのはこれぐらいでいいだろ?」

ビルの縁から軽いステップで屋上に戻ると、グッと背伸び
首を軽く鳴らすと、烈へと手を差し伸べた

「腹減った、飯にしようぜ
 今日は何にする?」

腹が減っては戦も出来ぬ、ってな
そんな台詞とともに宗次郎の軽薄な笑みが戻る

「ほら、早くしねぇと俺が作ったスタミナ丼にするぞ!」

適当な材料を適当に刻み、炒めた後塩と醤油のみで味付けする
究極の男の料理、宗次郎のスタミナ丼
不味いわけではないが、油や味、見た目が大雑把過ぎる

「俺としてはオムライスが食いたい」

だから早く中に戻ろうぜ、と


//この辺りで〆でどうでしょう
603 :斎藤 烈 『水操作Level1(04)』E:琥珀の指輪 [sagesaga]:2014/04/23(水) 23:01:12.15 ID:bNnBdjTQ0
>>602
差し出される手を、躊躇いなくとって

「オムライスね、わかった」

今ある食材を思い浮かべる、確か、仕事で使った鶏肉が幾らか残っていた筈だ
今日は特別にチキンライスにしようと考えると、自然と口元が緩んでいって
スタミナ丼はまた今度ねと笑うと、宗次郎を追い抜く勢いでビルの中へ戻っていく

普段は貧相なファミリーの食卓も、多少豪華になるだろう
少なくとも、今日は


//そうですね、キリもいいですしここで〆ましょうか
//自分の我儘なんかにお付き合い頂き、ありがとうございました!
604 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2(1/80)】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/23(水) 23:49:23.64 ID:m0cMTJGs0
>>593
/絡んでもおっけ?
605 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage]:2014/04/24(木) 19:51:47.59 ID:kz8HFgfLo
俺は不定期な周期で、あるひとつのことについて考える。時に自宅で、時に授業中の教室で、時に公園で。
今日、唐突にそのことを考え始めたのは、夜中、人通りの少ない道端でのことだった。

「……」

フードを被りマスクで口許を覆った俺は、その場に佇み、外灯の光に照らされた自分の右腕に、ぼんやりと視線を落としている。
第三者からすれば、邪魔だろうし、不気味かもしれない。けれどもいまの俺は思考の波に沈んでいて、傍目を慮る余裕はない。
──もし。
もし俺の忌まわしい右手に能力なんて物が無かったら。俺の人生は、変わっていただろうか?
俺はもっと、別のなにかになれただろうか?

「……はあ」

溜息が漏れる。
いつもこうだ。幸せな答えなんて出るはずもなく、俺はいつも無駄に切ない気持ちになって、そうして我に帰るのだ。
我ながら空しい習慣だ、と思う。俺は自重混じりの苦笑を伴い、顔をあげる。──衝撃。
どんくさい俺の行動は、ついに誰かの邪魔になってしまったようだった。よろめき、尻餅を付きつつ、俺は改めて顔を上げようとするだろう。
ぶつかった相手を確認するため。謝罪の言葉を口にするため。
606 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2(1/80)】E.熱伝導の良い棒 [sage]:2014/04/24(木) 20:44:25.07 ID:CFDn7wXB0
>>593

/>>604のコメントは失礼しました
改めて聞かせて貰います

からみに行っても大丈夫でしょうか?
607 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/24(木) 20:51:05.20 ID:/JxefcX/0
>>606
//すみません、今戻りました! 昨日は早く落ちておりまして…
//自分でよろしければ、何時でもどうぞ!
608 :遠藤さん(本名:遠藤碌佐)『炎塵暴発Level1(00)』 [sage]:2014/04/24(木) 20:55:11.45 ID:kIdjMRWC0
>>605

「うむ…大分遅くなったなぁ…」

スーパーのタイムセールにて手に入れた品々が入った袋を提げ、遠藤は暗い道端を歩いていた。
ひょろりとしたその体型に肌を殆ど隠した服装、そして顔を丸々覆うのは――…着ぐるみの頭。
水色のウサギを模したらしきそのキャラクターは、可愛らしくデザインされており恐らく子供に人気なものだろう

…もっとも、それが夜中に歩いているとなればさぞかし気味の悪い光景だろうが。

「今何時かな――――っと…うおっ!?」

生活費稼ぎの為のバイトとで今晩は随分と遅い帰りになってしまっていた。
時間を確認しようとポケットから携帯を取り出そうと、目を離した瞬間。肩が何かとぶつかった。
驚きの声をあげると共に、バサリと地面に落ちたビニール袋。
と、そこで地面に尻餅をついている人物に気付いて。

「…あ、ああっと…!ごめん!大丈夫!?」

あわてて顔を上げた相手に対して手を差し出す。
視界がくらいため上手く相手の顔を見ることは出来ないが、相手からすれば遠藤の姿は奇妙に映るだろう。


/こんばんは、まだいらっしゃるならお相手よろしくお願いします。
609 :遠藤さん(本名:遠藤碌佐)『炎塵暴発Level1(00)』 [sage]:2014/04/24(木) 21:00:53.39 ID:kIdjMRWC0
/雑談にて見落としてました。
>>608の文は無視してくださって結構です。申し訳ないです…
610 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2(1/80)】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/24(木) 21:13:51.24 ID:CFDn7wXB0
>>607
/ではよろしくお願いします

【この日学校で授業を終え暇を弄びながらブラブラと歩いてると普段あまり来ない所まで来ていた】
【病院らしき建物が見えるがそれより目を引いたのはその近くにあった学園都市には珍しい小さな雑木林だ】

へぇ〜、学園都市にも緑があるもんなんだなぁ
ちょっと覗いてみるかぁ

【そうして中に踏み込んで行く】

はぁ〜イイね〜!なに?マイナスイオンって奴かぁ

【深呼吸をする】

カシャン!

【少し離れた所で音がした…こんな雑木林に人なんているのだろうか?】

誰だぁ?

【音のした方に行くと風紀委員が警邏の時の格好をして手錠を投げている少女を見つけた】

なにやってんだ?
…修行?

【声をかけてみることにした】

おーい、何やってんだ?
手錠なんか投げて、某怪盗が活躍するアニメの刑事の真似でもしてんのか?

【不意に声を掛ける…ビックリさせてしまうかもしれない】
611 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/24(木) 21:23:15.27 ID:/JxefcX/0
>>610

【案山子まであと数歩まで近付いた時、不意に何者かの声】
【続く聞き慣れぬ足音に、ぴくりと身を固める】
【リズミカルな音調を刻む事から、野生の獣の類ではなさそう。尤もそんなものがこの都会を徘徊していては堪らないが――――】
【警戒する内心とは裏腹に、向こうから現れたのはごく普通の男性であった】

さぁ……? 私の記憶では警部だったと思いますが
いずれにせよ、貴方には関係のない事です

【白を切りつつも、辛辣に突っ込みを織り交ぜて、最後はやんわりと拒絶】
【これだけでも大よそ人付き合いの出来る人間の反応ではなかったが。どうやら訓練の出鼻を挫かれただけでへそを曲げたらしい】
【ポケットから手錠の鍵を取り出しつつ、背中越しに相手へ冷ややかな声を投げ掛ける】

//改めて、よろしくお願いします!
612 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage]:2014/04/24(木) 21:31:58.25 ID:kz8HFgfLo
>>608
ぼうっとしていたせいで、未然に衝突を防ぐことは敵わなかった。衝撃。次いで、頭上から声が降り掛かる。

「──」

顔を上げれば、デフォルメされたウサギのようなかわいらしい着ぐるみの頭部が除いていた。一瞬、硬直する。

「あ、ああ、……平気だ」

少しの間を置いてようやく冷静になることの出来た俺は、それでも以前消えない“なんで着ぐるみ?”という疑問を胸に残したまま
躊躇いがちに、右腕で伸ばされた手を掴もうとする。


もし彼が俺の手を拒まないのなら、“素手と素手が接触”するならば。
俺の能力は否応なく発動し、──。相手の視界から、色彩というものを一切奪ってしまうことだろう。
613 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(10/80) E:ルーンの呪札 [sage]:2014/04/24(木) 21:33:35.11 ID:/yl2FohU0
「これで三人目…っと」

倒した魔術師を同僚に預け、ホッと溜息をつく。
今夜は敵対している魔術師によく遭遇するなあと心の内で感じる。
最近、マクスウェルの周りは非常に緊張が走っている。
彼は「観測者」でありながらも「報復者」でもある為である。
だが彼の実力はハッキリ言って並か並以下であり、幾ら街の構造を知っていても徐々に追い詰められていることに変わりは無かった。

「しっかし…かなり敵さん方に俺の事が知られているようだけど」
「俺は俺と同類程度の魔術師を倒しているだけなのだが……」
「クソッ…何処まで嗅ぎ分けていやがる!」

街をぶらつきながら、買った缶コーヒーを飲み干し、若干荒々しくゴミ箱へ捨てる。
彼の焦りの表情は隠し切れてなく、周りから見れば一目瞭然だろう。
614 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2(1/80)】E.熱伝導の良い棒 [sage]:2014/04/24(木) 21:38:07.71 ID:CFDn7wXB0
>>611
【辛辣なツッコミを受ける…】

いや、まぁ、通じたんならそれでいいじゃん

【急に声をかけたせいで修行の邪魔をしてしまったのか声が鋭い】

修行、邪魔しちまったかな?
それだったらごめんごめん
いやぁ、歩いてたらさ、ここ見つけて学園都市には珍しいなぁって思って…
入って来たら人がいるから声かけてみたんだよ

【相手を刺激しないよう手を広げながら気に障らないような口調を心掛けて話す】

その格好風紀委員だよな
いろいろあるし修行はやっぱり必要なんだな

【酷い態度を取られたのにもかかわらず人が良いのか少年は話し続ける】

あ〜そうだ、修行の相手しようか?
気に向かって投げるより人に向かって投げる方が実戦的でいいただろ?

【と、ビックリさせてしまったお詫びという意味も込めて提案する】

/よろしくです
615 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/24(木) 21:41:42.99 ID:+HcaeW5YO
【学園都市に来て数日が経った。メルクレイアにとって学校はとても楽しい場所となった。勉強や遊びはもちろんのこと、他の人と関われるのが楽しくて仕方が無い。"アメリカ某州からやって来た留学生"という設定は難なく受け入れられたみたいだ】

【今日一日の出来事を反芻しながら夜道を歩いていると】

>>613
good evening!! また会ったね。名前は…えーと
【いつか会った男にまた出会った。何やら焦っているようだが気にせず話しかける】

【今日の服装は深緑色のブレザーにチェック柄の入ったグレーのスカート。前に遭遇したときよりもいくらか女の子らしい格好だ。両手に嵌めている革の指だしグローブが少しミスマッチだが】
616 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/24(木) 21:45:51.16 ID:XUE3/lKIo
>>613

「クックック……その様子では随分と焦っているようだな…?」
「仕方がなかろう…何せ貴様は狙われた身…」

焦りを隠しきれないマクスウェルの心を見透かしたような、低く響くような声がどこからか流れてくる。
マクスウェルの心情を弄ぶように、声の主の姿は見えず、そこにあるのは街中の風景と雑木林ばかり───と、言う事はまったく無くて。

「いつ、どこで狙われるかわからない恐怖に怯えるがいいー」

…マクスウェルのすぐ後ろにいつの間にか着いて歩きながら、鼻を摘まんで声を出していた男(バカ)が一人いた。
同じ第二高校の二年生となれば、知っているかもしれないその男。『風紀委員の悪い所の集合体』と呼ばれていたとかいないとか、そんな男、見崎寿太郎太だ。

617 :遠藤さん(本名:遠藤碌佐)『炎塵暴発Level1(00)』 [sage]:2014/04/24(木) 21:49:10.36 ID:kIdjMRWC0
>>612

「本当?ごめんね、こっちも余所見しててさ…」

ああ、結構驚いてたな…と、その人物が顔を上げた時の反応からなんとなく察して。
暗闇の中、蛍光灯に照らされた相手の姿をよくよく見れば自分より少し年下であるらしかった。
そうと悟れば、なるべく怖がらせないように優しい声色で謝罪を述べるウサギ青年。

それから相手を地面に座った状態から立たせようと、手助けをしようとその手に触れた……その時。

「……?あれ、…んん?なんか…あれぇ?」

笑顔のウサギの内側から、そんな声が聞こえた。
左目しか機能していないその目。なぜだか突然、それに妙な違和感を覚えた。
小首を傾げながら不思議そうに声をあげると。

偶々夜中、暗闇に近かったせいかだったせいか、どうやら色彩が抜け落ちた事にはまだ気付いていないようだ
618 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(10/80) E:ルーンの呪札 :2014/04/24(木) 21:53:11.42 ID:/yl2FohU0
>>615
「………あぁ?」

深い思考を一度閉ざし、声をかけられた方を向くと、数日前に出会ったよく分からない人物がいた。
その服装を見れば、一見女子のように見えるが…それでも男のような雰囲気も感じ取れるような不思議なオーラを放っているようにも見える。

「…えーっと、そういや以前会ったような気がするけど」
「君から名前を聞かなかったから分からないんだが、確か会っているよな…?」

取り敢えず、目の前の人物と以前面識があったのか確認しようと問いかける。
もし、人違いなら、すぐにその場を離れようと思っているからである。
619 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(1) E:ペンダント [sage]:2014/04/24(木) 21:57:07.12 ID:MCRoGrt3o
【夜遅くの人気の無い裏通り。小柄な少女が辺りを見回しながら歩いている。】
【彼女の指先に灯された魔術の灯が、薄暗い夜道をぼんやりと照らしている。】

ふー…、大きな目的なく歩くのは疲れるなぁ。
そろそろ休憩と行きたいけど…、こんな場所ではねぇ。

【大きく息を吐いて、一旦足を止める。】
【適当に歩いていれば他の魔術師の痕跡を見つけられるのではないかと思っていたが、そう簡単にはいかないようだ。】
620 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage]:2014/04/24(木) 21:58:47.28 ID:kz8HFgfLo
>>617

(着ぐるみ……)

なんだか相手の口振りも、そのままアニメかなにかのウサギのようだった。
増々不思議に思いつつじろじろとその顔を眺める。こんな時間に客引き、という訳でもないだろうに。


「っ、やべ……ッ」

俺は、はっと我に返る。
いくらちょっとしたトラブルの後だからといって、どうかしていた。──ひとの手を、掴んでしまっていた。
俺は慌てて、相手の手を放す。
失敗した。そんな言葉が頭の中を埋め尽くし、しばらくのあいだ言うべき言葉を見失っていた。

「すまん、……大丈夫だっか?」

奇しくも口に出した言葉は、先刻の彼の台詞と殆ど同じものだ。
けれども相手の様子を見るに、そこまで動揺した様子は無い。もしかしたら俺の能力は、暗闇に紛れてくれていたのだろうか。
621 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/24(木) 21:59:56.90 ID:/JxefcX/0
>>614

そうですね。 人の出入りが少ないので、訓練には適しているのです

【態度の棘が一瞬だけ和らぐ。目尻を僅かに下げた表情は此処がお気に入りの場所なのだと暗に示しているようで】
【そしてその憩いの場を汚されたように感じるという身勝手な言い分】
【それを思い出したように、ふんと鼻を鳴らし。枝から手錠を外して相手へ向き直る】

…言っている意味が分かりかねます
それ以前に、貴方と私は初対面の筈ですが

【面識がない人間との対話をどう認識しているのか】
【それ以前に、少女としては相手のいう理由が余計気に障ったようで、どうにも納得がいかないらしい】
【そもそも人と話す事自体多くないので当然ではあるのだが――――】
622 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/24(木) 22:02:46.92 ID:XUE3/lKIo
>>616
/被ってたんに気付かなかった…スルーしておいてください
623 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/24(木) 22:03:15.11 ID:+HcaeW5YO
>>618
確かに、会ってるよ。そういや自己紹介してなかったっけ?ボクはメルクレイア。佐伯・メルクレイアだよ
学校って楽しいね。たくさん人がいるところっていうのはちょっぴり疲れるけど楽しいや
【相手は面識があったのかどうかやや不安な様子だが、こっちはちゃんと覚えている。楽しげに話すが相手はやや疲れているらしく】

どうしたの?なんだか疲れてピリピリしてるみたいだけど…
【男から若干の焦りと疲れを感じ取り、何があったのか聞いてみる】
624 :遠藤さん(本名:遠藤碌佐)『炎塵暴発Level1(00)』 [sage]:2014/04/24(木) 22:10:00.15 ID:kIdjMRWC0
>620

「うお…っ…どうかし――」

謎の違和感に首を傾げていると、不意に掴んでいた筈の腕の感触が消える。
突然の出来事に、相手からは見えない目を白黒とさせる。
…ひょっとしたら腕を掴む手の力が強かったのだろうか?
そんな事を考えながら、地面に落ちたままだったビニール袋が目に止まると、

「……え?」

袋から溢れた、弁当のひとつ。
それがまるで木炭画のように白と黒のみで構成されていた。
そこでようやく、遠藤は自身の目の違和感の正体に気づく――…色彩が、ない。

「うん、大丈夫、だけど……“これ”って、もしかして君がやったの?」

驚いた様子で顔を上げると、心配の声を掛けてくれた少年の方を向いてこの現象について訪ねる
これは、相手の能力かと。
625 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(10/80) E:ルーンの呪札 :2014/04/24(木) 22:16:23.37 ID:/yl2FohU0
>>623
「会っているのか…確か数日前の夜に会ったか?」

目の前の人物はどうやら自分と会ったようだ…ならば、最近会った人なら数日前の人物じゃないかとふと思う。

「佐伯・メルクレイア……確かに覚えたぞ」
「じゃあ、こちらも名乗っておいた方がいいな」
「俺の名前は、ヴリアーダ=マクスウェル」
「言いにくいならマクスウェルで構わないぜ!」

分かりやすいように自己紹介を済ます。
だが、目の前の人物は自分の苛立ちを感じたのか、大丈夫かと尋ねられた。

「…この件は君には関係ない」
「君は知らなくていい。知らなくても良い事なんだ」
626 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/24(木) 22:19:42.18 ID:CFDn7wXB0
>>621
そうだなぁ、落ち着いてて良い場所だよ
気に入っちまったぜ

【たまにはこういうところでリラックスするのも良いなと思いそう言う】

袖擦り合うも多少の縁って言うだろ
まぁこれも何かの導き
とか思ってまぁ仲良くなりたいなと思ったまでで
1人でやるより2人でやった方が効率よかったりするだろ
俺も一応能力者だしな

【やけに怒ってるなと思いながらも話し続ける】

だから繰り返すようだけどここであったのも何かの縁
修行に付き合わせてってことよ
まぁ、無理にとは言わないけど…

【ここで拒絶されたら仕方が無いなと思いつつ言う、まぁ、拒絶されても仕方が無いのだろう…何故なら修行に乱入してしまったのだから】
627 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/24(木) 22:28:54.64 ID:+HcaeW5YO
>>625
ボクのことをあんなに魔術師なんじゃないかって散々疑っていたじゃないか。もう忘れちゃったのかい?
【からかうようにそう言ってクスクス笑う】

マクスウェルだね。こちらこそどうぞ宜しく…。ボクの名前は好きなように縮めて構わないから

【関係ない、知らなくていいと語る男…マクスウェルの面持ちはどこか沈んで見えて。只事ではないことを感じ取るもこれ以上聞く気にはなれなかった。ここに来てまだ日の浅い新参者が根掘り葉掘り聞くことではないと思い、こう返す】

それなら仕方が無いね。キミがそう言うなら知らない方が幸せなことなんだろう
今は聞かないでおくよ…

ところで、今日は暇かい?もし良かったらお近づきの印に一緒にお茶でもしたいなって思うんだけど…どう?
暖かいお茶を一杯でも飲めば、少しは気が楽になるんじゃないかな?
628 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/24(木) 22:30:07.00 ID:/JxefcX/0
>>626

多生の縁……? そもそも貴方の方から寄ってきたのでしょう
それに、なんでも無闇と人間相手で行えばよいというものではありません

【その理屈で行くと銃の練習も最終的には人間相手が最適という事になるだろう、と腹の中で嗤う】
【流石にそれは言い過ぎだが、自分のように他者との折り合いが付けられないような人種はどうにも団体行動を不得手とし】
【だが、男も中々強情である。嫌々ではあるが、相手の意を汲めば多少は満足するのだろうと判断】

――――はぁ、一回だけですよ

【溜息をつき、緩慢な動作で手錠を投擲】
【運動音痴なのか、そのフォームはどうにもぎこちない。それなのにやけにまっすぐ、相手の方へ飛んでいく】
【能力を使っているのだ。磁力を使えば今の精度でも、手錠をかけるまでは難しくとも目標まで飛ばすくらいは可能】
【しかしやる気がないのが見え見えで、その軌道は捻りのない一直線】
【おまけに不自然なくらいに無回転で、遅い。当てる気が無いのが明白であった】
629 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage]:2014/04/24(木) 22:32:11.08 ID:kz8HFgfLo
>>624

これ。その言葉が示しているものは、敢えて示し合わせずとも明白であった。
器からこぼれだした水のように溢れ出す後悔に浸りながら、俺はばつの悪そうな表情を浮かべて頭を掻いた。

「ああ、……その、不快にさせてしまったなら、謝るよ」

普段は手袋をして、出来る限りこういう事故がないように配慮している。
だからこの能力が暴発したのは、本当に久しぶりだった。
以前に誤って触れた女性はパニックを起こして、いま以上に混乱していたことを覚えている。

「……とりあえず、場所を変えないか?」

近所に座れる場所を知っている、と言い添え、親指でその方向を指し示してみる。
こういったことが起きてしまった以上、このまま擦れ違うと言うわけにも行かないと俺は感じていたし、
──秘かに目の前の着ぐるみがなんなのかにも、興味があった。
630 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/24(木) 22:38:55.78 ID:CFDn7wXB0
>>628
まさか
いくら俺でも銃とかの相手を人間でやれとはいわねぇよ
でも手錠なら人間でも問題ないだろ?

【腹の中を読んだかのようなことを言う…別にただの偶然なのたが】

よし、来い

【なんかヤル気ないなぁ…さっきまでの真剣なのはどこにいったんだよ…と思いながらも身構える】
【そして少女が振りかぶり手錠を投げつけてくる】
【手から手錠が離れる直前に腰から棒を掴み下に振り下ろす】
【遠心力で縮小していた棒が最大限まで伸びる】
【しかしまだ手錠は届かない…】

(異常に遅すぎる!しかも回転もない…やはり…)

能力っ?

【棒で手錠を受け止める】
631 :遠藤さん(本名:遠藤碌佐)『炎塵暴発Level1(00)』 [sage]:2014/04/24(木) 22:45:05.60 ID:kIdjMRWC0
>>629

視界の色が消えるという能力を自分に使った張本人の、…何故だか申し訳なさそうな顔。
最初は相手の悪戯という線も考えたが、どうやらそういう訳ではないらしい。
そんな様子を不思議に思ったものの敢えて口には出さないことにした。代わりにさらりとした様子で答えて

「別に不快になんかならないよ?…なんというか、モノクロな視界ってのもなかなか新鮮だし、ね?」

着ぐるみの中で笑いつつなんだか天然ボケにも近い言葉を発しているが、
一応遠藤なりの相手へのフォローのつもりである。


「ん、オーケー。いいよ。」

地面に落ちた美味しくなさげな状態となった食品を拾い上げながら、そう答えると
相手の提案にに素直に従うことにして。
632 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/24(木) 22:49:14.14 ID:/JxefcX/0
>>630

――――!

【飛び出した棒、それが一瞬で伸びた事に目を見開く】
【そして、金属と金属がぶつかる音が響いた時、その瞳は薄く細められていた】

……本当に、貴方がたという人種は

【先程までのどれよりも低い声音】
【少しは見る色が変わるかと思いきや、相手を同じ人とは思わぬ、とことん蔑んだ眼差しできっと睨み付ける】
【そこには、騙されたという憎しみのようなものも混在しているようで】

手錠(それ)は返してもらいますよ
――ついでに、反省文も書いてもらいましょうか、“見知らぬ不良さん”

【軽犯罪法に抵触すると判断。ただの物干し竿なら許容範囲だったのだが、金属製の棍棒となると話は別】
【風紀委員として見逃せないと、右手を挙上。相手の方まで磁場を広げ、棒と手錠に引力をかけようとする】
【しかし感情を表に出した事で能力の制御が甘い。背を向けて逃走すればあっさり避けられるほどに――】
633 :千里光『千里陰流』RankC(1) ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/24(木) 22:59:41.18 ID:uBLSxj6io

───ひとつ。

辺りに人の影は、既に無かった。
尤も、例え誰がしか居たとしても、彼女には見えていなかったろうが。
前後に股を開き、脱力したまま突き出した右腕を揺らがせ、研ぎ澄まされた知覚で風向きを確認する。
羽虫の集う街灯の支柱、その出っ張りに引っ掛けた標的の中心だけを、ただただ見つめて──


───ふたつ。

その視線を体現するかのように、一直線を走る、ダーツの矢。
ブルに突き刺さった二本のそれを見て、少女──…千里光は、安堵するようにせき止めていた息を吐き出す。
特徴的な口元を覆うマフラーが特徴的な、濃紺の制服姿の彼女がダーツに興じていたのは、夜半の公園の広場だった。

何を目的として"それ"をしているのかは定かではなかったが、何分屋外での事。その姿は少々印象的であり、
集中状態にある今、ひょっとすると些細な事でも過剰な反応を見せてしまう──かもしれなかった。

634 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage]:2014/04/24(木) 23:00:39.16 ID:kz8HFgfLo
>>631

「へ、──」

ぽかん、と口を半開きにして、──おれはさぞ間抜けそうな顔をしていただろう。彼の返答はそれだけ予想外だった。
呆気にとられたような俺の表情は、しかし次第に苦笑のようなものに変わってゆく。

「……そんなこと、初めて言われた」

さすが着ぐるみ、とでも言うべきなのだろうか。
最低に落ち込んだ俺の気分も、幾らかマシになってきたように思う。──俺は、足を進める。
手頃な公園が、近くにある。

ーー

「あんた、その着ぐるみは、とらないのか」

俺は公園まで来ると自販機の前にたって、適当な飲料を二つ。購入する。振り返りざまに、訊いてみた。
不思議なもので、着ぐるみが着ぐるみなのだと分かっていても、人間と話しているという感覚が微妙に薄れているように感じる。
それは話しやすいという一方で、何となく落ち着かない気分にさせた。まあマスクにフードの自分が言えたことでもないのだが。

635 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/24(木) 23:01:03.77 ID:CFDn7wXB0
>>632
【急に少女の目が鋭くなる】
【そして急に棒に違和感が出はじめ、弾いたはずの手錠も動いている】
(な、磁力か?ベリリウム銅は磁性が高いから…やべぇ!)
つっ!
【制御が甘いとはいえ動きにくくなりすぐに逃げ出せなくなる】

ちょ、ちょっと待って!
この武装!学校の許可受けてるから!
このカバン、カバンの中に許可証あるし
落ち着いてって

【急に少女がキレたことに動揺する】
【しかし許可証があるのは本当だ、仲の良い教師をちょいと言いくるめて許可を得たがそんなことは今はどうでもいい】

ホントに!不良どころか優良児童…ではないけど…許可証だって風紀委員に入ろうと思ってるっつって貰った訳だし

【これは半分くらい本当だ】

確認してもらってもいいから
636 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage]:2014/04/24(木) 23:07:05.53 ID:kz8HFgfLo
/すいません、そろそろ寝落ちしそうなレベルで眠たくなってきたので凍結をお願いしたいです……!
/もし翌日に繋げるのがアレでしたらこの場で中断ということでも大丈夫です
637 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/24(木) 23:13:00.73 ID:hhUlEnXxo
>>633
光が落ち、黒に染まった公園で光のマフラーの赤が浮くように
その少年の金髪もまた暗闇の中で浮いていた

「……探したぜ、朝になったら居なくなってんだからな」

そこに居たのはいつか出会った少年
風紀委員に追われていたのを光が助けた

「礼ぐらいさせてくれて良いだろ
 えーっ、と名前はなんだっけ?恩人さん」

少女の名を予防としたのだろうが、名前すら知らない事に気付いた少年は困ったように笑うしかなかった
638 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/24(木) 23:18:28.49 ID:/JxefcX/0
>>635

許可証? そんなもの見た事もありません

【男の台詞を聞く耳持たず、ばっさりと切り捨てる】
【許可証の存在、実際は他の風紀委員は知っていたりするのだが、普段から他人とコミュニケーションをとらない少女は知る由もない】

それとも私が風紀委員だから声を掛けた、と?
ならばそこの支部まで大人しくついてくる事も可能でしょう?

【何の権限も持たない生徒に対し武装を軽々しく許可するなど信じられない】
【仮に真実だったとして、その教師はどういう思考回路をしているのか。単に風紀委員(コチラ)の仕事を増やすだけではないか】
【等々、冷静で挑発的な口調の影で積り積もって相当頭に来ていたらしく】

下らない言い訳は、駐屯所で纏めて聞きてあげま、すッ!

【ぐぅんと大手を振ると、今までとは比較にならない磁場の波濤】
【持てるだけの最大磁力で絡め取られた手錠ごと相手の武装を引き寄せようとする】
【しかしこれも、時と場所によっては諸刃の刃以上に危険な行為なのだが、冷静さを欠いた依織にはそれすらも判別の対象外であった】
639 :遠藤さん(本名:遠藤碌佐)『炎塵暴発Level1(00)』 [sage]:2014/04/24(木) 23:18:39.33 ID:kIdjMRWC0
>>634

「あはは…よく周りの人達から、お前の感覚はちょっとずれてるって言われるよ」

そんなことは初めて言われた、と相手は言ったが確かにあの色彩を奪う力が彼の能力ならば普通は驚くかもしれないと思った。
特段武器になるような、危険を催す力ではないが、掛けられた本人にしてはなかなか厄介なものになるだろうし。
軽く笑いながら、相手の後をついて行く。

「まあ、自分の能力だからね。どんなもんでも好きにならなきゃ。」

それは、少年だけではなく自分に言い聞かせているようにも思えた。

−−

「これ?いつもはこれ以外の被り物もしてるよ〜熊とかガスマスクとか色々ね」

たどり着いた公園にて尋ねられた問いに、何の気なしに答えた。

「…まあ、どれにしても取りはしないかな。なかなか被り物の下はショッキングだからね」

補足として…火傷痕がね、と付け足した

640 :遠藤さん(本名:遠藤碌佐)『炎塵暴発Level1(00)』 [sage]:2014/04/24(木) 23:20:52.58 ID:kIdjMRWC0
/凍結了解しました!ここまでご付き合いありがとうございます。
では、続きは後日よろしくお願いします_ _

おやすみなさいませ

>>636
641 :千里光『千里陰流』RankC(1) ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/24(木) 23:27:58.26 ID:uBLSxj6io
>>637

「──!」

先ほどと同じように腕を前に突き出し、体幹から力を抜く。
聞き覚えのある男の声を知覚したのは三投目、三度中心を狙って腕を引き戻した、そんな折だった。
不意の一声に、自分と的の間にだけ存在していた世界──それが、かき消されていく感覚を覚えた。


「えうっ!?」
「あっ、あー……あなたは、いつぞやの」「あの時は、お世話になりました」

街灯が照らす、世界の外。あらぬ方向へ消えていった矢を尻目に、相手の方へと脊髄反射的に向き直る。
素っ頓狂な声を誤魔化すように、しばらく言葉を詰まらせてから、男へ向かって一礼をした。

集中を乱された事に対して、腹を立てる様子は無かった。
むしろ自分の未熟さと間抜けな反応を恥じているようで、布地に半分隠れた頬は、心なしか紅い。


「そういえば、名も名乗らぬまま気絶してしまいましたから……」
「その上ろくな礼もせずにいやいや、何ともお恥ずかしい限り」

「千里 光と言います」「どうか、光と」

普段ならば、初対面の相手であろうと軽口のひとつでも含む所なのだが、
いかんせん、完全な不意打ちにうまく言葉が出ない。
無難な自己紹介を終えた後、軽く首を傾げて無言で"あなたは?"と問いかけてみる。
642 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/24(木) 23:28:26.64 ID:CFDn7wXB0
>>638
【許可証の存在を知らないという】

なんだって?そんなはずねぇだろ!
先生だってなんか言われたらこれ見せろって!

【風紀委員だから声を掛けたのか、その質問への問い】

いや、そんなことは…いやなくはねぇけど…
支部?え?やだ!え〜

【この女、話が通じねえ…そう思いつつもここで反論しても逆に状況は悪くなるだけだ…そう考える冷静さは残っていた】

えっ?ちょ!うわっ!
いって!

【急に棒と手錠が引っ張られる】
【手錠が手に食い込み痛いがそれでも反撃にはでない…しかしこの女、少年が本当の不良だったらどうするつもりだったのだろうか…】
【引っ張られた勢いを利用されタックルを喰らいでもしたらひとたまりもないだろうに…】

え…これマジで捕まっちゃうやつ…


(やべぇよ…停学?いや、下手したら…退学…マジかよ…)
643 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/24(木) 23:35:18.36 ID:hhUlEnXxo
>>641
「あー……悪い
 邪魔したみたいだな」

酷く狼狽える少女に居心地の悪さを感じたのか
バツの悪そうに視線をずらし髪を掻き毟る
どうにも何かに集中していた様子だったのだ、タイミングを図るべきだったかと今更ながら少年は考えていた

「礼を言うのは俺の方だろ?
 俺が無茶させて倒れちまったんだ、アンタに非はねぇよ」

光の様子から察したのか
それとも当然の礼儀としてか、こちらも名乗りを上げることにした

「高城宗次郎
 宗次郎でも宗次でも好きに呼んでくれ、ただ苗字は嫌いなんだ」

宜しくな、光
そう望まれた通りに、名前で彼女を読んだ
いやいつも彼は他者を名前で呼ぶのだが
644 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/24(木) 23:44:29.12 ID:/JxefcX/0
>>642


【仮の話、ここが街中だったとしよう】
【磁場に干渉される物体は基本多くあるが、それらの大部分は依織自身より大きい】
【それらを個別に操作しよう遅するとかなりの精度が求められるのだ】

【だが、自然の中で歯話は別。鉱物を多く含み、尚且つ引力に従う程度の大きさのものとなると結構な数が該当する】
【それでも通常の磁場操作ではそれらを安定して浮遊させておく事で無害化しているのだが、今回は場所が、そしてタイミングが悪かった】

(磁場が……制御できない!?)

【強い感情を剥き出しにして能力を行使した事による半暴走、磁場の指向性の欠如】
【おまけに整備、舗装されていない自然の中、其処でなまじ制御不能限界の最大磁力まで使ってしまったのである】
【ましてこの混乱の中、操作意識外から飛来する物体を認識することなど不可能――――故に】

きゃっ!

【横合いの砂利から飛んできた――――正確には己の能力で引き寄せた意志をこめかみに受け】
【結果、己の能力により自滅】
【感情を制御できなかった少女の自業自得であった】


//すみません、そろそろ落ちねばですので、〆てもらえると有り難いです…
645 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/24(木) 23:46:02.35 ID:CFDn7wXB0
>>644
/明日に持ち込みで構いませんよ
待てますし
646 :千里光『千里陰流』RankC(1) ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/24(木) 23:50:13.45 ID:uBLSxj6io
>>643

「どうか、お気になさらず」
「単に、光が己を律せていなかっただけですから」

「……どちらかと言うと、詫びるべきなのは先日の騒動に関して──かと存じますが」

調子が戻ってきたらしく、口元は隠れてこそいたが──はにかんで、冗談めいた軽口を。
集中状態から脱した、緩んだ眼で"冗談ですよ"、と語りながらも、
表情を隠すようにマフラーの布地を摘んで、弛んだ結びを締めなおす。


「では、宗次郎さん……、と」「お呼びさせて頂きますね」
「そういえば、あなたの"家"──ずいぶんとその、独特というか」

「どうしてあんな、言ってはなんですが辺鄙な所に?」

半身を宗次郎の方へと向けたまま、夜闇の中へと消えたダーツの矢を拾いに、歩みを進めて。
騒動の後に抱いた疑問を、思い出したように投げかけてみる。
それは、あの家が大半が優待やを受けられる学園都市のシステムとは、いささか不釣り合いに思え、
それに、彼一人が住まうにはいささか大きすぎるようにも感じられたからだった。
647 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/24(木) 23:51:14.71 ID:/JxefcX/0
>>645
//持ち越せれば幸いですが、明日は自分が来れるかが微妙ですので……
//何度もお待たせするのも辛いですし、キャラも意識がないので、ここいらで終わらせて頂くのが此方としては有り難いので…申し訳ないです
648 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/24(木) 23:53:04.13 ID:/JxefcX/0
//今気付きましたが、>>644の12行目「自滅」は「気絶」の間違いです
//表記ミスも重ねて申し訳ありません…
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チリ) :2014/04/24(木) 23:54:50.92 ID:I/VbBHz00
//向こうがしめろといっているので切ったほうがいいと思いますよ
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チリ) :2014/04/24(木) 23:55:33.07 ID:I/VbBHz00
>>649
安価は>>645です
651 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/25(金) 00:01:05.32 ID:otLdKqY4o
>>646
「なら、お姫様抱っこしてすみません、だったか?」

光の冗談めかした口ぶりに、少年も合わせたのか
そんな軽口が含み笑いとともに口から漏れだした

「あのボロビルの事か、まあ色々理由はあるんだが……」

腕を組み、悩んだ様子で低く唸る
どう説明したものか、と
だが、風紀委員に追われる様子を見られているのだ、隠す必要もない

「俺は、というか俺達は学園都市のシステムに馴染めなくてな
 はぐれ者で集まって生活してんだ、あのビルでさ」

オママゴトだの自己満足だのと周りは煩いけどな、と
宗次郎は嬉しそうに語っている、あのビルについて語る

「だから、他の学生と比べりゃ貧乏暮らしだ
 礼はしたいが、あんまり期待すんなよ?」
652 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 :2014/04/25(金) 00:09:54.42 ID:V4WLOSuL0
>>649
はい

>>647
【少女のこめかみに石がヒットする…したたかにうちつけ彼女は気絶してしまった】

おい!大丈夫かよ!

【しかし返事はない…】

すぐには起きそうに無いな…
鍵で手錠外して…病院に運ぶか…
幸い近くにあるしな

【鍵はすぐに見つかった】
【そして手錠を外すと彼女を背負い病院に向かった】
【病院で彼女を託すと妙な達成感に襲われる】

人助けか…良いかもしれねぇな…なかやか良いもんだ…俺にあってるのかもな…
風紀委員…ホントになってみるかな

【そして葉桜は手紙だけ書いて帰ることにした】

「大丈夫か?
急に倒れたからビックリしたよ
そのままにしておくのもアレだから病院まで運ばせてもらった
手錠は医者に渡しておいたから受け取ってくれ
あと、誤解されたままなのも困るから許可証をおいていくよ
(1校 武器取扱許可証 2-A 葉桜 潤 この生徒の所持する棒は1校の許可を得ているものとする 2-A担任)
あと、風紀委員、本当になってみるとするよ
だから何かあったらよろしくな
その時の為に連絡先も置いていくよ
気軽に連絡くれよな
葉桜 潤 ×××-××××-××××

じゃあお大事に 葉桜 潤」

あ、お医者さん、手錠とこの手紙渡して置いてください
よろしくお願いします

【病院からの帰り道、葉桜の足取りは軽かった】
俺はやってやるぞぉ!

【そしてその足で自宅に一番近い風紀委員の支部に向かっていった】
653 :千里光『千里陰流』RankC(1) ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/25(金) 00:17:23.27 ID:n44q99FVo
>>651

「ぐぬ……、あれは……うぅ」

あの時はつい、乗り気になって要らぬ事をあれこれとしてしまった、のだが。
今となっては、やはり恥ずべき思い出──頬を一層赤らめ、軽く宗次郎を睨む。
こういう悪びれず、毒の効かない性質の人間に、光は弱かった。


「孤独な人間同士で、ですか──」

宗次郎の説明をひと通り聞き終えてから、濁った街灯の光を見上げ、ぽつりと漏らす。
自らの"立ち位置"と現在の"境遇"、いずれを鑑みても、光は孤独と言える存在だった。
だがそれがいい。
"忍者"としてそういう一面もある──だが、"少女"としては、どうだろうか。


「ああ、お礼でしたらどうかお構いなく──と言いたいのですが」
「実は諸般の事情で寮が借りられず、雨風を凌ぐ場所に困っていまして」

我ながら、また妙な事を口走っているな──と、光は胸中、自嘲する。
これもまた、己の未熟さが成す事なのだろうか。
孤独には、慣れているというのに。──羨ましいとでも、思ったのだろうか。

「よろしければ、空き部屋をお借りしても?」 言い切った後、深い溜息を吐いて。


「……決して、仲間になるという訳ではありませんが」「無論、家賃や食費はお支払いしますし」

最後に付け加えた一言は、そんな自分に対する、せめてもの見栄だったのかもしれない。
654 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/25(金) 00:19:28.27 ID:5jxqoQvL0
>>652

……

【気絶した無様な体で、先程までお世話になっていた病院に逆戻りする少女】
【どうにも打ち所が悪かったらしく、すぐには目を覚まさなかったが、男が帰って暫くするとその目は微かに開き】

う……ここは、――――っ

【ずきりと痛むこめかみを押さえると、脇に置かれた手紙が視界に入る】
【内容を読むにつれ、羞恥とも怒りとも取れぬ色で顔が赤く染まっていく】
【覚醒を聞き、やって来た医者をよそに、手紙を握る手を独り震わせるのであった――――】


//絡みありがとうございました! 色々と無理を言ってすみません…
//また機会があればお願いします!
655 :葉桜 潤 【温度操作Lv.2】E.熱伝導の良い棒 [sage]:2014/04/25(金) 00:26:33.24 ID:V4WLOSuL0
>>654
/いえいえ、こちらこそ
こんな感じで締めて大丈夫でしたかね?
/是非またお願いします
656 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/25(金) 00:27:52.40 ID:otLdKqY4o
>>653
「―――勿論」

光の言葉を聞いた宗次郎は、悩む素振りもなく頷いた
きっと光でなくとも、他の誰であってもそうなのだろうと、そう思える仕草
宗次郎という人間はそういう人間なのだろう

「家賃はいらねぇよ、代わりに色々面倒事には関わってもらうぜ
 家事炊事は当然だが、色々仕事があってね」

集まった人間で何でも屋を営んでいる、と宗次郎は語る
それが主な収入源であると
ただ、それでは生きて行けずバイトも多く掛け持っているが

「仲間じゃないってのは寂しい話だが、気に入ったら仲間を名乗ってくれよ
 俺達は学生コミュニティ<ファミリー>
 自分の問題を背負ってもらう代わりに、相手の問題を背負う」

まるで家族だろ?
宝物を自慢する子供のような屈託のない表情で声高らかに語るだった
657 :千里光『千里陰流』RankC(1) ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/25(金) 00:46:27.11 ID:n44q99FVo
>>656

「いえ、どうかお支払いさせてください」
「その上で、宗次郎さんの仰る稼業も光の可能な範囲で、お手伝いさせて頂きます」

少しばかり神妙な口調と表情を見るに、それだけは譲れないようだった。
"それ"を認めてしまうと、例えば自負であるとか、挟持──
そういう類のものが自分の中から消えてしまうと、光にはそう思えた。


「互いが互いの背負っているものを、背負い合う……」

「<ファミリー>、まさに……」 家族ですね、と付け足して。

光にも家族は──居る。
顔をはっきりと思い出せる程度には、新しい記憶だった。
人並みの思い出も──ある。
その上で、光は眉根をひそめ、表情を一層神妙なものにして──


「ですが……」「今は、……仲間というのは、なしにしておいてください」
「本当に、好意をふいにするようで申し訳ないのですが……光には、理由があるのです」

光にも、背負っているものはある。
けれど、その始末を他人に恃む事を光は嫌った。
何故ならば、自分は"忍者"、天涯孤独の身であるから──それが、光の考えだった。
故に、宗次郎の好意を─罪悪感を覚えながらも─断り、改めて一礼をする。
658 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/25(金) 00:58:27.83 ID:otLdKqY4o
>>657
「……わかった、そうするか
 アンタがそうしたいなら俺が断る理由もない
 三食家具付きで、この値段だな」

そう言って宗次郎が提示した家賃は相場より随分と低いものだった
学園都市がそういう面に対し補助が出るとはいえ、だ
勿論、宗次郎に学園からの補助が在るわけではない

「風呂、トイレ、台所は共用
 洗濯機もテレビも人数分ねぇし、エアコンなんて上等なものは期待すんなよ」

本当に雨風がしのげる程度、と考えたほうがいいかもしれえない

「ま、いつか口説き落とすさ、そんなに気にすんな」

冗談なのか本気なのか、宗次郎はただただ軽薄な笑う声を上げるだけだった


//そろそろ〆ますか?
659 :千里光『千里陰流』RankC(1) ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/25(金) 01:12:32.76 ID:n44q99FVo
>>658

「はい、光としてはそれで、何ら問題ありません……」
「……お気遣い、痛み入ります」


了解に続く礼は、光の勝手と彼が示す条件、両方に対してのものだった。
現時点で収入の殆ど無い光にとっても、十二分に魅力的であると言える待遇。
尤も、それを払うにしても多少の労働が必要だったが──その点は、おいおい考える事にした。


「……期待、していますよ」

微笑を見せて、軽口に応じたそれは、単なる軽口か。
はたまた本心か──その真偽は、光の胸中だけにあった。


「それでは」「準備もありますし、ひとまずはお別れということで構いませんか?」
「身支度を済ませた後、適当な部屋に居着かせて頂く事にします」

暫くの沈黙、それを破るように口を開き、踵に重心を置いて踵を返そうとする。
もし彼が承諾したのならそのまま歩き出して、文字通り音も無く夜闇の中へ消えていくのだろう。

ちなみに、光が選ぶ部屋は空き部屋の中で最も狭いもの──だったりする。

#ですかねー!
660 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/25(金) 01:18:03.19 ID:otLdKqY4o
>>659
「じゃ、またあとで
 場所はわかるよな?」

身支度を整えるという彼女の言葉に頷き同意するとひらひらと手を振る

「ああ、忘れてた
 そういや言ってなかったな」

宗次郎に背を向け、夜闇に消えようとする光に背後から声が掛かる
軽い調子と優しい声色は夜の公園に広がっていく

「ようそこ、<ファミリー>へ
 今は客人扱いだけどな」

//では、お疲れ様です
661 :夏目 良助 【触って視覚を奪う】Lv1 [sage saga ]:2014/04/25(金) 13:42:31.36 ID:ScfiUrlaO
>>639

「俺もその人たちと同意見、だな」

冗談めかして、俺は軽く頷いてみせる。
もちろん莫迦にしたつもりはないし、その意図は正しく伝わると思った。
この着ぐるみはきっと、底抜けにポジティブなんだ。そう思った。
正直にいえば、羨ましかった。

「……違いねえ」

これから墓場までずっと一緒の、たったひとつの能力。
憎んだところでどうなるだろう。俺は彼の言葉に賛同する。
一方で自分の声が、ひどく無機質であることも自覚していた。
結局のところ俺は、気持ちの面で能力を嫌ってしまうことを止められていないのだ。
それで、きっと着ぐるみの彼は自分より年上なんだろうと、漠然と思った。


「へえ、そりゃまた、……個性的だな」

被り物は日々の習慣であるらしい。そういう趣味なのだろうか。……
そんなあてずっぽうな予想は、すぐに外れていると判明した。
つとめて何気ない声で、「ああ、」と相槌をうつ。

彼は見せたく無いものを隠すため、被り物をしている。

「これ、口止め料」

俺はおもむろに歩を進め、ベンチに腰を降ろす。
もし着いてきてくれたのなら、戯けたような一言と共に、緑茶を彼に放り投げるだろう。

「──」

自分の分の緑茶を一気に半分ほど飲んで、ほっと息を着く。
それきり少しの間なにか喋る気にはなれなくて、俺は相手もそっちのけにぼんやり考え事をしていた。
沈黙を重苦しいとは、思わなかった。

「……俺も、普段は、手袋をしてるんだ。さっきみたいなことが起きないように」

俺は右手をひらひらと振りながら、右手に目をやる。そうして、苦笑交じりに呟いた
火傷の跡を見せまいと被り物をする彼と、忌まわしい素手が何かに触れないようにと手袋をする俺
似ていると思うことは、おこがましいだろうか。

//返せる時に返しておきますね…!
662 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/25(金) 16:02:55.18 ID:otLdKqY4o
「……ふぅ、ありえねぇっての」

裏路地に駆け込む影1つ
息を切らし、肩を揺らすその影は今大通りを走る風紀委員に追われているらしい
彼が着る灰色のツナギにには学園都市の開発を担当する企業の名称が印刷されており
その従業員、もしくはその関係者なのだろう

「今日は一日バイトしてただけだっつうの
 巫山戯んなよ、マジで」

肩を落とすのに合わせ、派手派手しい金髪がガクンと揺れる
この少年、高城宗次郎は所謂問題児である
風紀委員に目をつけられているらしく、何かをした訳ではないのに追われる事も少なくはない

「……流石にここまでは追ってこねぇだろ」

今日もまたそんな日だった様で
遠ざかっていく雑踏に、大きくため息を付いた
663 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/25(金) 16:22:45.04 ID:74iy4aMuo
>>662

「いやー、本当にマジでビビったぜ…なんで風紀委員の連中がウロついてやがるんだよ…」
「まさか俺っちが委員の仕事サボってゲーセン行ってんのがばれたか?それとも事務所宛にドクペ大量注文したからか?それともエロ本が…」

遠ざかる雑踏の音に、そこにいた彼もまた、一息ついた。コンクリート壁に背中をつけて、風紀委員達が去って行ったのを確かめる。
…どうやら、宗次郎が逃げ込んだ路地には先客がいたようである。独り言を聞くに境遇は大分違うようだが。

「やっべー…どうすっかなー…今度こそガチで怒られ…って、ん?」

近くに風紀委員達がいないのを悟ると、大きく息を吐きながら向こうの路地から目を離す、すると彼の目に逃げ込んでいた宗次郎の姿が映った。

「おー、そこにいるのは宗次郎パイセンじゃないっすか?どうしました?なんか疲れてるようで」
「…あっ、余り大きな声出さないでくださいね、俺っち今追われてる身なんで」

同じ高校の人間なら、大体の人間は把握しているらしい彼は、相手の気持ちも知らずに軽く声を掛けた。
宗次郎からも、彼の事は知っているかもしれない、第二高校の二年生で風紀委員である、彼───見崎 寿太郎太の事を。

そして、どうやら見崎は風紀委員に追われているのが宗次郎ではなく、自分だと勘違いしているらしい。
「しーッ」と人差し指を立てた見崎には、同僚に追われる心当たりがこれでもかとあるからだ。
664 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/25(金) 16:31:53.84 ID:otLdKqY4o
>>663
「風紀委員が全員コイツみてぇだったら平和……にはならねぇな」

寿太郎太の顔が視界に入った途端
もう一度、灰の中の空気をすべて吐き出すような大きな嘆息
異端という意味なら、宗次郎を超える存在が目の前に存在していた

「何でお前も逃げてんだよ、お前風紀委員だろ
 言いたくはねぇけど、俺とかを追いかけんのがお前の役割じゃねぇ?
 つうか、支部にドクペとかエロ本持ち込むなよ!」

捲し立てるように、そんな声が裏路地に木霊した
だが、声量は抑えられておりすぐさま街の雑音にかき消される

「ああ、ツッコミ役とか柄じゃねぇのに……」

息を整えた今の方が、先程よりも疲れた様子で肩を落とした
665 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/25(金) 16:51:02.50 ID:74iy4aMuo
>>664

「あー、成る程」

ポン、と右手を軽く握り、左の掌を叩く。わかりやすく合点のいったジェスチャーをして見崎は頷く。

「もしかして追われてんのパイセンっすか?俺っちじゃなく?」
「なーんだ、なら安心。俺っちの秘蔵コレクションが発見された訳じゃないんだな」

宗次郎の口ぶりから、追われているのが自分ではなかったと気付くと、安心した溜息を吐いた。
勿論、反省する気は他人からも見えないくらいに全く無い。

「…ところでパイセン、追い掛けられる身に覚えは?」
「ああ、安心してくださいよ、俺っちは疑ってるんじゃなく、ただ確認したいだけっすから、本人の口からね」

口の飴の棒を右手で捻り、口の中で転がしながら、見崎は突然声のトーンを下げる、表情は未だニヤついているが、格段に雰囲気が真面目な物になった。

「『ファミリー』、ないしはそういう組織にいるってだけで学園都市側からは良く見られはしない、それはわかってるでしょう?」
「俺っち個人としちゃ、そういった括りで人を見たかないんすけど、まあ一応風紀委員なんで、事情くらいはね」

そう言いながら、見崎は左手でジャージのファスナーを降ろし、ジャージの左側を捲る。
中に着ていた萌えキャラのドギツイTシャツが露わに…それはどうでもいいとして、ジャージの裏地に安全ピンで止められた風紀委員の腕章が宗次郎に存在を主張した。
これは、彼の風紀委員としての活動であり、風紀委員としての頭に切り替えた証明なのだろう。
666 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/25(金) 17:02:02.28 ID:otLdKqY4o
>>655
「……見に覚え、ねぇ
 腐る程、それこそ両手じゃ数えれねぇほどあんだけど
 一昨日だって街灯ぶっ壊したし、喧嘩も思い出せねぇほどしてる
 それにこれでも反学園都市思想者だぜ」

寿太郎太が主張する風紀委員の腕章、それを鼻で笑い飛ばす
あえて挑発するような、そんな言葉を選ぶように

「まあ、今日は一日バイトに性を出していただけだから
 いきなり追われるってのは癪なんだが……」

路地裏に置かれた大きなポリバケツの蓋の上に腰を掛ける
中身は空らしく、宗次郎の体重でふらりと揺れ、お互いが支え合うようにバランスを取っていた

「んで、もし俺が友情や愛を忘れた極悪超人だった場合さ
 アンタは俺をどうする気なんだい?寿太郎太後輩」
667 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/25(金) 17:19:25.69 ID:74iy4aMuo
>>666

「はっはっは、そりゃ追われるわ」

キッパリと器物損壊や暴行の覚えを出されてしまっては擁護のしようもない、乾いた笑いを出しながら冷たく見崎は言い放つ。
とはいえ、それが本当か嘘かどうあれ、見崎はわかってるつもりでいた。実際の付き合いが長い訳ではないが、知り得た情報から宗次郎がどんな人間なのかは何と無く、勝手にわかっているつもりだった。

「ま、現行犯じゃないにしても…って所か」
「今何かしてるって訳じゃないなら、俺っちも何もいいませんよ、宗次郎『先輩』」

開いたファスナーを上げながら、首を振って静かに告げる、自分はこの場で宗次郎をどうにかする気はないと。

「…もしそうなら、問答無用っすよ、勝てる気はほっとんどしませんけど」
「でもね、腕が折れようと足が砕けようと、風紀委員としてアンタを裁く、んでもって後は大人にお任せさ、餓鬼じゃ出来る事に限りがある」
「だから、任せた後は願うさ、『どうか罪を自覚して償ってくれ』ってね、それしか出来ねぇからさ」

バケツに座った宗次郎に対して、壁に背中を預けて飴の棒を弄りながら、問われた言葉に答えを返す。
それを語る見崎に冗談などない、『もし』ではなかったのなら、本当に今すぐにでも行動しそうな程に。

「でもね」と、見崎の口は続ける。

「そんな極悪超人が、《ファミリー》なんて優しい組織作ったりするもんかっての」
「それに、バイトなんてチマチマしないでしょ、極悪人はさ」

ファミリー…身寄りのない子供達が集まり、学園都市に頼らずに協力し合い生きる為の組織、そしてそれを結成した宗次郎という男。
それを知っていたからこそ、見崎には勝手な確証があった、『悪い人間ではない』という考えがあったのだ。
668 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/25(金) 17:32:23.60 ID:otLdKqY4o
>>667
「そうかい、ならもうちっと此処で隠れさせてもらおうかね
 俺も今すぐ悪さしてやろうって気じゃないさ」

寿太郎太の言葉に、宗次郎は照れたように視線を外した
空を見上げれば、雲ひとつない晴天
春にしては少しばかり太陽が頑張りすぎているのか、薄暗い路地裏でも日差しが眩しく感じ目を細めた

「……<ファミリー>は俺が作ったわけじゃないさ
 はぐれ者が集まって、いつの間にか出来てただけだ」

自分も拾われたようなもんだ、と記憶を掘り起こす様に目を瞑る

「此処最近で風紀委員って奴の印象が変わったな
 内申点稼ぎのセコい奴らだと思っていたが、そうでもないらしい」

思い出すのは一人の少女
風紀委員として、目の前の少年と同じく強い意志を持って活動するそんな――

「あいつの言うとおり、俺もアンタらのお仲間になってたら……なんてな」
669 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/25(金) 18:00:11.56 ID:74iy4aMuo
>>668

「今時そんな、頭でっかちな奴がいるもんかって…あ、似たようなのがいたようないなかったような」
「…ま、人は団体の括りで測れないって事」

「それに、そいつは隣の芝は青いってモンすよ、風紀委員もあまりいいもんじゃないっすからねー」
「こないだオフィスのPCにエロゲ入れてたらディスプレイで後頭部ぶん殴られましたし」

はっはっは、と笑いながら見崎は風紀委員の内部事情について…内部事情?

「…さーて、あまりこんな狭っ苦しい所で野郎二人もなんですし、そろそろ出ますか」
「なーに、あいつらはもう行きやしたよオヤビン」

ゲヘヘ、とゲスい笑いを浮かべる冗談一つ、風紀委員達が行ったのを確認すると、親指で表街道を指差した。
670 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/25(金) 18:14:12.43 ID:otLdKqY4o
>>669
「隣の芝、か……それもそうだ
 アンタらに出来ないことを俺はやってるつもりだ
 そういうのも悪くはないだろう?」

風紀委員は多くの生徒を救う存在だろう
だが、全てを救えるわけでもない
だから、社会不適合者達は俺達でなんとかする、と宗次郎は皮肉げに笑う

「オフィスでエロゲって……
 女子も居るだろ、度胸ありすぎだぜ後輩」

感心する場所が少しズレている気もするが、彼の勇気を称えることにしておいた

「だな、俺も裏路地で逢引するなら可憐な乙女が良い
 間違っても坊主の野郎はゴメンだね」

表に出よう、と指差す寿太郎太に頷き軽口で彼に続き
大通りへと足を進める
ここからは宗次郎と寿太郎太が同じ行動をする理由もなくなってしまう

//そろそろ〆ますか?
671 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/25(金) 18:40:09.15 ID:74iy4aMuo
>>670

「そーそー、人はそれぞれやれる事とやれない事があるんだ、できない事はそれが出来る奴に任せるべきさ」
「何でもかんでも一人で背負い込もうとするのは馬鹿のやる事さ」

どれもこれも、自分一人で救えるなら誰もがそうする、でもそれは決して出来る事ではない夢物語だ。
だからせめて、救える範囲の物だけは救う、救えないなら救える他人を頼る、そうする人間がもっと増えれば不幸は減るのかもしれない。
現実主義と理想主義の狭間のような考えを持つ男は、過去のフラッシュバックを流しながら笑った。

「はっはっは、いやこう…見えるか見えないかが興奮するっていうか」
「まあ見付かったら照れる所かぶん殴られるんだけどね!最近の女の子はこえーや!」

もう駄目だこいつ。

「そっすねー、パイセンが可愛い女の子だったら俺っちもどんなによかったか…あ、折角だから連絡先交換しときます?」
「そんでもってよかったら女の子でも紹介してくださいよ、お礼にほら、今度また風紀委員とかに追っかけられた時に話しつけてあげますから」

大通りに出ると、開けた場所の空気を大きく吸いつつ背伸びして、先輩相手に失礼な言葉からの自然な連絡先交換を申し出た。
スマホを片手にニヤリと笑う見崎の顔は中々に胡散臭いが、交換条件を呑むも呑まないも宗次郎自身の判断だ。

連絡先を交換しようがしまいが、話が終わると見崎は歩いて行くだろう、彼の背中に鎮座する『死角』の達筆プリントが宗次郎をずっと眺めていた。

/こんな所でしょうかね、乙でした
672 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/25(金) 18:44:47.16 ID:otLdKqY4o
>>671
//お疲れ様です
673 :高城 宗次郎 『硬度変動 Lv2(25)』 E.ワイヤーフック [saga]:2014/04/25(金) 18:48:52.28 ID:otLdKqY4o
>>671
「……女は紹介できねぇが、連絡先ぐらいならくれてやるよ
 俺がモテるように見えるか?
 紹介できるほど友好関係も広くねぇょ」

懐から取り出したメモ帳に連絡先を書き殴ると紙飛行機を折り寿太郎太へと放り投げる
コントロールは抜群でこのままなら彼の額あたりにぶつかって行くだろう

「んじゃ、まあ
 今度会う時は追われる立場じゃねぇのを祈っとく」

寿太郎太と同じように、宗次郎も彼に背を向け歩き出す
振り返ることはなく、ただ軽く手を振るだけで
674 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/25(金) 20:16:00.60 ID:5jxqoQvL0

【平日午後、天気は雲一つない快晴で】
【とある病院から出てきたのは、この場の通いに慣れつつある男装の少女】
【なぜ今日に限り性別が判然としているかといえば、どうも珍しく、いつもは頭にある風紀委員のバッジは制服の胸元に付けられていて】
【普段帽子を被っているその頭、こめかみには赤子の掌程もある絆創膏がべったりと貼られているのが一つの理由である】

無理に急かしたとはいえ…
もう少しまともな処置はなかったのでしょうか……

【今回の怪我は頭部という事で、一時は意識の回復も危ぶまれたが】
【その後の精密検査で危険な点が見つからなかったのを幸いに、入院をぐずる依織に対し病院側も渋ったが】
【最終的に自宅療養という妥協案でようやく退院が許されたところである】

流石に間を置かず何度も入院するのは勘弁願いたいですし
…そういえば、帰る前に書類だけでも整頓しておかねばなりませんね

【傷を避けて怖々とショートボブの髪を整えるうちに、ここのところの仕事が山積みであったのをふと思い出す】
【正直気は進まないのだが、普段からの習性で、足は自然と風紀委員の駐屯所へ向かっていた】
675 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化』 Rank:C Exp:09 :2014/04/25(金) 20:57:50.44 ID:yRfWXbFMo
>>674
/まだいらっしゃいますか?
676 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/25(金) 20:59:12.38 ID:5jxqoQvL0
>>675
//ここに!
677 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化』 Rank:C Exp:09 :2014/04/25(金) 21:13:54.51 ID:yRfWXbFMo
>>676
/おk
>>674
「へへへ……」

【意識を何処かに置いて来たかのように、ボーッとしながら歩く男が1人】
【彼は赤い髪と紅の眼を持ち、赤いヒゲは彼が中年男性であることを物語る】
【身に纏ったローブは闇によく紛れ、その背中からは……なにやらゴツゴツとした、鉄のような黒光りするものが見え隠れする】
【さて。彼ことアルフレード・アルファーノは浮かれていた。能力者の動向を探った功績として、昇給の知らせが来たためだ。】
【ルンルンとした今まさに絶頂といった気分のアルフレードだった。が……】

「うおっ!?」

【上の空で動いていたせいか、目の前を今まさにすれ違わんとする女性にドン!とぶつかってしまったわけである】
【彼は倒れ伏すであろう女性に向けて謝罪の言葉を掛け、気まずそうにそそくさと立ち去ろうとするだろう】
【しかし彼の背中から覗き出でるのは黒光りする鉄塊のようなもの。みすみすと風紀委員である彼女がそれを黙って見過ごすに値するであろうか?】
【その決断こそは、彼女にこそ委ねられるのである】
678 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/25(金) 21:19:01.21 ID:74iy4aMuo

すっかりと夜も更けた街中を、見崎寿太郎太は歩いていた。
人気の全く無い道を、まるで王様気分で歩いていた、周りに誰もいないから変な気を起こしても大丈夫かと思ったりもしながら歩いていた。
大声で歌ったり、必殺技の練習や変身ポーズを取ったりしても大丈夫そうというか既にしていた。

「変身!」
「…いや、違うな…もっとこうオリジナリティをだな…」

「変……sあいたぁッッ!」

もう歩いていたのは過去の事、歩みを止めて一人変身ポーズを考え、無茶な体制を取った為に腰を痛めたりしているこの男は、信じられない事に風紀委員の一員なのである。
…信じられない?でしょうね。

「あー!!不思議な力を持つ幼女が組織に追われて俺っちの家に転がり込んできたりしないかなーーーー!!!」

挙げ句の果てに煩悩丸出しの雄叫びを上げたりして、満足した見崎は溜息をついた。
周りに人がいないと思ってやりたい放題である、誰かがいるかもしれないとは考えてはいないのだろうか、この男は…
679 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/25(金) 21:31:12.24 ID:5jxqoQvL0
>>677

きゃっ!?

【進路を変えた途端、背中の右辺りにまるで轢かれたような鈍い衝撃】
【考え事をしていただけに、そしてあまりに大きな体重差にあっけなく依織の身体は地面へ投げ出される】
【じんじんとした右掌を押さえていると、頭の上方から掛けられる素っ気ない謝罪の声】
【新たに拵えた傷と理不尽からくる怒りに体温が少し上昇する。が、この程度の事では流石に叱れない】
【注意だけしておこうと顔を上げた時――――脳内に、ある言葉の群れがフラッシュバックした】

そこの人、待ってください

【倒れ伏した状態から片膝ついて、大柄な男の背へ低く声を掛ける】
【眉根をきつく顰めているのは、転んだ痛みだけではないようだった】


/では、よろしくお願いします!
680 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化』 Rank:C Exp:09 :2014/04/25(金) 21:39:29.45 ID:yRfWXbFMo
>>679
【その言葉にピクリと反応し、立ち止まる】
【振り返った顔は怪訝そうにしているが、半ば悟ったようでもあり】
【自分が今から何を注意されるかなんてのはわかっている。この背中の「鉄塊剣」は注意されない方がおかしい】
【いつもなら逃げるところだが、彼女は思いがけぬ美少女であったため。浮かれた心と相待って、ついつい立ち止まってしまったわけである】

「……何だ……?」

【冷や汗を垂らしながら問う。心中密かにただのブツかったことへの文句だけであってくれ、と願うが現実は甘くないであろう】
【後ろを振り向きながらも一応の退路を確保しつつ、彼女の応答を待つ】
【それは一種の「あきらめ」の境地に近いものであった】
681 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/25(金) 21:58:39.56 ID:5jxqoQvL0
>>680

風紀委員のものです。伺いたい事がありますので、此方へ

【顎をしゃくって、本来自分が向かう筈だったのとは逆の道】
【病院をを向こうに窺える、路地の奥、雑木林の裏手へ呼びつけようとする】
【誘い文句にしてはあまりに事務的で高圧的。愛想の欠片もない顔で、身長差を物ともせず男の顔を見上げる】

――顔は覚えましたので。 できれば穏便に済ませたいのですが

【口調とは真逆の脅しまでも用いて、髪の奥の瞳が相手を睨む】
【気負いすぎている――――彼女を知る者がいればそう感じるほどに、冷たい表情の裏では、既に冷静さを欠いていて】
【もっとも、それを知る人間など依織の周りには一人もいなかったのだが】
682 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化』 Rank:C Exp:09 :2014/04/25(金) 22:13:17.30 ID:yRfWXbFMo
>>681
「やっぱり風紀委員かよォ……?」

【冷静で、高圧的な態度の少女に、一瞬だけ脅威を感じたが、直ぐに普通に戻り】

「顔を覚えたって?そいつはいいね、アンタみたいな美少女に顔を覚えられるたあ本望さ」

【と、軽い口調で言ってのける。しょっ引かれそうになるのは何時もの事なので、流石に慣れてしまったのだろうか】
【しかしこの少女、何かが違う……そう、今まで相手してきた風紀委員達とは何かが違った。】
【何か「熱意」とは同じようで違う……「執着」のようなものが感じられた】

「いやしかし、みすみすしょっ引かれるわけにもいかないんでね……」

【どうするか、と思案している風を見せつつ、頭をぽりぽりと掻く】
【そして。タイミングを見計らって退路に向けて突然に踵を返し、彼女に背を向けて全力の疾走を行った】
【彼の魔術は「身体強化」。故に、このような大きな獲物を持っていても、少なくとも常人よりは速いスピードでの走行を可能にしているのだ】

「今日で何度目だと思ってるんだ!てめーらなんぞに捕まってたまるか!アホ!」

【子供のような文句を言いながら、路地裏を駆ける男であった】
683 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/25(金) 22:35:31.67 ID:5jxqoQvL0
>>682

【威圧に対しても相手は飄々として、文字通り身を躱して走り出す】
【しかし依織は、その背に、ほくそ笑むような笑みを初めて浮かべた】

阿呆はどっちでしょうね……、ッ!

【擦りむいた右手を相手へ伸ばす。当然、両者の間には距離という絶望的な隔たりがあった】
【しかしその空間を、目に見えぬ力が一瞬にして満たす。磁力という、依織にとっての唯一無二の力だ】

知りたいのは顔だけではありません、っよ!

【背中に見え隠れする金属の塊に向け、すかさず引力を差し向ける。狙いは大雑把だが、巨大であればあるほど座標は曖昧でも構わない】
【男の武装は全て知っている。気負いはあるとて焦りが無かったのはその自信から来る余裕だったのだ】
684 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化』 Rank:C Exp:09 :2014/04/25(金) 22:46:18.48 ID:yRfWXbFMo
>>683
「うっ!?これは!」

【突然に背後から、不自然に引っ張られる感触。この感覚は曖昧だが、ひとつしか心当たりはない】

「磁力か!ヌゥウ……」

【しかし彼も負けてはいない。引っ張られながらもなお、発達した筋肉によって地をしっかりと捉え】
【そんな中、一枚の紙を懐から取り出した】

「鉄塊剣は「邪魔」とみた……こいつは奥の手!」

【紙が発光する。瞬間、背中に背負った塊は紙へと吸い込まれ霧と化し、紙は発火する】
【当然、彼女の放っていた磁力もともに行き場を失い、引力から解放された】

「武器召喚のルーンを逆に使った……いわば武器転送!問題はこれからアレが使えない事だが……」

【チラリと背後を見る。彼女との距離は再び離れた状態にあった】
【チッと舌打ちし、そのまま駆け出す。大剣を失った分、速度は上がっている】
【勿論相手はこのまま逃がしてくれるようなタマではないだろう。何をして来るだろうか?】

「……変幻のタリスマンの支給が遅いからこうなるんだ……何が隠密だ、クソッタレ」

【愚痴を呟きながら走る。とりあえず能力が切れ、身体を苦しみが襲う前に、この女からは逃げ切らなければ】
685 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/25(金) 23:03:15.50 ID:5jxqoQvL0
>>684

“転送”――、それが空間転移の正体ですか

【正体を見てひとりごちる】
【武器は一つ封じたが、相変わらず相手は自由の身なのである】

【遅れて漸く走り出すが脚力の差は歴然。このままでは不味いと取り出したのは手錠と二つの鉄球】
【長い方ではなく、鎖の付いた頑丈なそれを掲げ、左手の鉄球を一つ、輪っか部分にはめ込む】
【半分が土星のようになったそれをカウボーイよろしくぐるぐると頭上で回転を始め――】

しかし、それを捨てたのは悪手ですね!

【ぶん、と横投げで投擲。磁力と遠心力で見る見るうちに速度を増して、男の足元へ迫る】
【錘(おもり)兼、目印兼、拘束具。同時に三つの目的を果たすべくそれは発射されて】
【もし躱すにしても壊されるにしても一瞬隙が生まれるはず。その隙に全力でもう一つの鉄球をぶち当てようと、早くも切れ始めた息の下、鉄球を強く握りしめる】
686 :下車ヶ谷 野薔薇【切裂の王】Lv.2 E:超小型ナイフ×4 [sage saga]:2014/04/25(金) 23:12:26.44 ID:0qvFVmDXO
「…………ふぅ」

夕方――、それは人々にとって、特に学生と呼ばれる者たちにとって、大きな意味を持つ。
終業のチャイムが鳴り本分とされる学業から解放された学生たちが、部活、遊び、その他各々が好きなように過ごし始めるこの時間を、下車ヶ谷は好きだった。
今日は高校には行っていない。
第二高校に所属する彼は、その校風に漏れることなく不真面目――いや、自由な学校生活を送っていた。もちろん単位を落とさないよう、出席日数の管理は怠っていないが。
がやがやと騒がしい、商業区一番の繁華街を抜け、下車ヶ谷は息を漏らしたのだった。
人は嫌いではない。しかし、人付き合いは苦手だ。
だから、人混みは好かない……。
話しかけられたら、と下車ヶ谷は心配するが、それは杞憂だろう。
誰も、こんな時間に真っ黒なスーツを着込み、真っ赤なネクタイを締め、威圧するような(本人にそんなつもりはない)鋭い目つきに無愛想な表情をプラスした、まるでホストの様な人間に声をかけようとは思わないだろう。
180cmちょっとの高めの身長に、しなやかでありながらしかし力強さも兼ね備えた体躯、大人びた雰囲気がそれをさらに加速させている。
そんな、まさにホストな男が向かう先。それは学校区。
目的は、警備。

彼は風紀委員には所属していない。顔は悪人相で誤解されやすい上、それを解けるほどのコミュニケーション能力は有していないためである。
さらに下車ヶ谷本人が、必要以上に縛られることを嫌い、彼らとの遭遇を避けているのも理由の一つと言えよう。
今日は商業区で風紀委員の腕章を多く見かけた。週末も近くなり、学生の気が抜け始めているためだろう。
故に、下車ヶ谷は警備するのを学校区に変更したのだ。

と、言っても、特別何かをするわけではない。
暴力や恐喝はないか、ひったくりなどの軽犯罪を犯す輩はいないか。
周りを警戒するように元々切れ気味のその目を、さらに細くして辺りを見渡す。
この行動が、彼が避けられる要因となっているのだが、気づいているのか、それとも態とやっているのか……。

「…………結局ここか」

着いた先は『第二高等学校』の正門。
サボっておきながら随分と堂々とした投稿だ。
言うまでもないが下車ヶ谷が通うような学校である。
それこそ汚物を消毒しそうなモヒカンだっている。
全員がそういうわけではないが、優等生が多いと評判の『第一学園』の方を警備するよりは当たり前の選択と言えよう。

(…………何も起らないといいが)

下車ヶ谷は正門近くの壁にもたれかかる。下校する生徒を、まるで監視するように見ながら。
687 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化』 Rank:C Exp:09 :2014/04/25(金) 23:15:45.33 ID:yRfWXbFMo
>>685
【後ろを振り向けば、何やら怪しげな作業を行う少女の姿が見えた】

「……手錠か!」

【それを砲丸投げのようにブンブンと振り回す少女を見、ムチャやるぜと舌打ちする。】
【すでに能力の時間制限は限界に迫っている。すなわち、次が勝負ということ】

「こうなったら逃げるとこまで逃げてやるぜ!」

【雄叫びを上げ、足を屈伸するかのように曲げる。】
【そして迫り来る手錠が激突しようとする寸前に、その上を飛び越えたのである】
【常人とは思えぬ大跳躍はしかし、手錠がぶつかるのは防げたものの、やはり無茶といえる範疇だったらしく】

「野郎!もう少しで表通りだ……逃げ切る!」

【障害物を倒しながら追っ手を阻害しつつ走る】
【もう少しで表通り。そして両者とも戦えるのはわずか。次の一手にかかっている】
688 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/25(金) 23:25:49.69 ID:BM8W30bco
>>686
【目の前を生徒たちが通り過ぎていく。不審がりジロジロと見る者、不快感を露わにし舌打ちして行く者。見た目も態度も所謂不良のそれであるものの、特に目立ったことはせず皆通り過ぎていった】

【そして殆どの生徒が帰っていった頃である。異質なそれは悠々と目の前に現れた】
【それは他の生徒とは違う姿、違う格好をしていた。深緑のブレザーにチェック柄の入ったグレーのスカートをキチンと着こなした、銀髪の少女】

…こんにちは!
【その生徒は壁に持たれかかっていた男に話しかけてきた】

誰か待ってるの?もう誰も残っていないと思うけど……?
689 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/25(金) 23:37:22.73 ID:5jxqoQvL0
>>687

なんて高さ――! っ、やはり身体能力系は伊達ではありませんね…

【想像を超える大跳躍、話に聞いた肉体強化に目をみはる】
【一筋縄ではいかない相手に、歯噛みして追いかける。しかし刻一刻と差は開き】
【生まれた焦りから、切り札を遣えと耳元で悪魔が囁いて】

最大じりょ、――――

【手中の鉄球を勢いのままに振りかぶろうとした時、からんからんと甲高い音】
【思わず振り向けば、そこには先程投げた手錠。一瞬遅れで其れを飛び越えた瞬間、依織の脳内に閃光が走る】
【手錠――――旋廻――――。そのヴィジョンに、脳内で一つのイメージが重なって】

【ぐるり】
【ぐるりぐるりと、掌の中で鉄球が回転を始める】
【始めは緩やかだったそれは、次第に速度を増して遂には周りの景色を映さない程の速度に。そして――】

――――《magnetic gyro》!!

【轟ッ、と先程までとは明らかに異なる風圧】
【ぎりぎりまで溜めた一撃が、唸りを上げて男の背へ迫る】
【逃げ切るのが先か、当てるのが先か。両者の一瞬の選択の差が、この逃走劇の明暗を分けるだろう――――】
690 :下車ヶ谷 野薔薇【切裂の王】Lv.2 E:超小型ナイフ×4 [sage]:2014/04/25(金) 23:44:51.93 ID:0qvFVmDXO
>>688
下車ヶ谷は何もしない。
不良然とした人間が数多く通り過ぎたが、彼らはまだ何もしていないのだ。
勿論、明らかに校則を逸脱した生徒もいた。
タバコ、酒――――高校生の彼らにはまだ早いものだ。
しかし、下車ヶ谷は何もしない。
彼の中でそれらは『悪事』ではないのだ。あくまで『不正』……結局被害を被るのは自分であるのだから、自己責任で勝手にすれば良い。そう考えている。

時間が過ぎる。日も落ちかけ、今日は何事もなく終わったな、と下車ヶ谷が肩を撫で下ろした時。
こんにちは、と。挨拶をされた。
少し目が大きく開く。表情があまり動かない下車ヶ谷にしては珍しいことだ。
それはそうだろう。まさか自分に、しかも身なりから察するにキチンとした女性が、話しかけてくるなんてことはあまりなかったからだ。

第一学園の制服ではない。この正門から出てきたことからも察するに、第二学園の生徒なのだろうが……。それにしては些か『キチンとし過ぎていた』。
失礼だとは思うが、逆に怪しく見えてくる。

(ファッションとかに拘りがあって第二学園にいるのだろうか……?)

もちろん声に出したりはしない。

誰かを待っているのか、と聞かれる。
反応に困った。確かにこちらも、身なりを見れば第二学園の生徒だと予想されたりもするだろう。
しかし、なんとういうか、そんな普通な質問をされたことが、下車ヶ谷の混乱をさらに加速させた。

「…………誰かを待っているわけじゃない。そんなことより君も人を待っているのか?」
「時間も時間だ。一人で帰ることはあまりオススメしないが……」

ここは天下の学園都市とは言え、先ほどのような輩もわんさかといる。
至極当然の心配をである。今日はどうせ暇なのだし、この女性を送って帰るのも良いだろう。
こんな無愛想な人間と帰りたいと女性が思うかは、また別の話だが。
691 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(1) E:ペンダント [sage]:2014/04/25(金) 23:46:07.97 ID:9lybI3Vao
>>678

…あー、うん…。

【後ろから、呆れ混じりの少女の声が聞こえてくるだろう。】

そんな事を言ってる人の所には、一生来ないんじゃないかな…?
来たら世も末だと思う、うん。というか幼女って…ねえ?

【もし振り返ったならばそこには、呆れ顔を浮かべた小柄な少女が立っている。】
【首にかけている星形のペンダントが、唯一の特徴だろうか。】

【偶然、見崎が叫んでいる現場に通りかかったようで、】
【目の前に立っている男がまさか風紀委員だとは夢にも思っていない。】
692 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化』 Rank:C Exp:09 :2014/04/25(金) 23:48:21.28 ID:yRfWXbFMo
>>689
「ぐっ!」

【背後から異常な感覚を感じる。まともに当たればたとえ肉体が硬化されているとしても、軽傷ではすまないだろう】
【しかし彼は迷わなかった。かえってそのまま走り抜けんと決意を決める】
【そのまま走るも、やはり投擲された手錠は無残にも男の背中へと迫り】

【ギィン!と甲高い音が響く。それは彼の背中に当たった鈍い激突音ではなく、何かに阻まれたような……そんな感覚を彷彿とさせた】
【それは彼が背中に背負った「もう一つの剣」。炎を噴き出す剣の刀身は当然、鉄ではない。磁力には反応しないのも道理であった】
【しかしたとえ剣で阻まれたとて、衝撃と威力はそのまま。全身に電流が走るかのような感覚に、男はなんとか耐え凌ぐことしかできなかった】

「………うぐっ……」

「完敗だよ。いや、まったく……」
「……だがね」

【地に倒れた彼は、自らの負けを認めると共に、懐から先程とは違う「エンブレム」を取り出した】

「負けたからって捕まる道理はないぜ」

【そう言うと共に、エンブレムは激しい発光を開始した。】
【強烈な光は眼を瞑らせるだろうか、その光が消えたころには……すでにどこにも男の姿はなく】
【残されたのは、ただ一人の少女のみだった】

/この辺で〆させていただきます、乙でした
/双方の経験値に+3ですね
693 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(23) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 00:01:26.18 ID:6W4HCrqX0
>>692

【――――――――やった、と確信していた】
【その異音を耳にするまでは】

あれは――――!

【垣間見たのは鉄塊だった最初の得物とは異なる細身の武器――――あれぞまさしく例の炎剣に相違ない】
【初めに放った磁力で落とせなかった点から察するに、やはりあれも特殊な物質でできているのだろう】
【だが依織が驚いたのは次に懐から現れた其れである】

“転移装置”――、一つだけではなかったのですか……っ

【男の最終手段、それを口にするとほぼ同時、相手の姿が忽然と掻き消える。まるで最初から居なかったかのように】
【同僚も取り逃がしたというそれを改めて目の当たりにし、忌々しげに歯噛み】
【地団太踏んで悔しがるも、それを見るのは既に誰も居らず。路地裏に、割れた鉄球の転がる音だけが虚しく響いていた】


//絡みありがとうございました! お疲れ様です!
//経験値の方、了解しました!

694 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/26(土) 00:01:53.07 ID:2N3CsdZQo
>>691

「かなーーーー!」「かなーーー」「かなーー……」と、開けた空間に何度も声が反響する。
欲望の丈を吐き出すのはなんと気持ちの良い事なのだろうか、日頃のストレスが嘘のように消えて行く気がした。
なんた、うっとりとしていた見崎の背後から迫る声、腰から上を捻り振り向きながら、見崎は後ろにいた相手を見た。

「ようッッ……じょ…?」

何を思ったか、咄嗟に自分の願った存在が現れたと思ったらしいが、反射的に発した短い台詞の間にもそれは違うと見てわかる。
結果、眉間にはシワを寄せながら疑問符を浮かべるという、失礼極まりないファーストコンタクトになった訳だが。

「………」

ふぅ、と見崎は星宮に背中を向けてから一息つくと、今度はちゃんと向き直り、メガネをくいと押し上げた。

「こんな時間に女の子一人で出歩いてちゃ危ないぜ、この辺りは人気が少ないからな」

今までの事はまるで無かった事にして、星宮に対して風紀委員らしく注意を促し始めた。どの口が言うか。
695 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/26(土) 00:03:32.37 ID:j/tSRhbto
>>690
いいや?特に誰も待ってないと思うけどね?
【メルクレイアは困ったようにクスクスと笑っている】
【よく見れば背は160cmくらいで、手足が細く色が白いせいで余計細く見える】

確かに…普通に一人で帰ってもね。それならキミの"お誘い"に乗ろうかな?
【もちろん、これが"お誘い"ではないことは承知している。ただ目の前にいる男をからかってやりたいと思ったのだ】

さぁ、そんなとこにいないで早く行こうよ。早く早く!
【返事も待たずにメルクレイアは先に校門から離れて、男に向かって楽しげに手招きをする】
696 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(1) E:ペンダント [sage]:2014/04/26(土) 00:14:00.28 ID:oX9xs1W9o
>>694

…えー。

【幼女呼ばわりされて、体が固まる。】
【何も言葉が出てこず、口にしたのは短い呆れの言葉のみ。】

…今更、そんな取り繕っても遅いと思うよ。
そんな風紀委員みたいに言われても、説得力が…ね?

【見崎をジト目で見つめ、こう言い放つ。】
【繰り返すようだが、星宮は目の前の男が風紀委員だとは夢にも思っていない。】
【むしろ変質者だと思っているような、そんな目つきである。】
697 :下車ヶ谷 野薔薇【切裂の王】Lv.2 E:超小型ナイフ×4 [sage]:2014/04/26(土) 00:18:39.75 ID:9LWPlc00O
>>695
変わった女性だ。
下車ヶ谷はクスクスと笑う彼女にそんなことを思っていた。
こんななりだからか知らないが、人にからかわれるということがあまりなかった。
特に、こんな自分よりも一回りも二回りも体が小さい女性にからかわれるなんてことは、人生において初であったりする。
そんな新鮮味からだろうか、不思議と不快感はない。
少しうれしい。もちろん顔面の筋肉は動かなかったが。

「誘ったつもりはないが……、いいだろう。このまま帰すのもどうかと思うしな」

そうやって彼女の側に近寄る。
しかし、困った。これから彼女の家に着くまで二人だ。
言うまでもないだろうが、下車ヶ谷は口下手だ。
それでいて沈黙が苦手という難儀な性格をしている。わたわたと頭を巡らし、話題を探す。
そうだ、さっきのが――――。

「なぁ、君は何で第二学園に通っているんだ?見たところ真面目そうだが……」

制服が嫌いなのか、それとも校風が嫌いなのか。
理由は様々であろう。この話題の是非はともかくとして、彼は話題を切り出すことに成功した。
しかし、心の中はまだ慌てたままである。

重い理由だったらどうしようか。相談とかされたら何て返そうか……。

そもそも、さっき会ったばかりのよく分からないが男性に相談なんてことはしないと思うが。
コミュニケーション能力が不足している彼のことだ、そこまで頭が回っていないのだろう。

慌てをつとめて顔に出さないようにしている。顔の筋肉は動かない。
しかし、一筋の汗が彼の頬を伝った。まだそんなに暑くない季節なのに、である。
698 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/26(土) 00:36:49.78 ID:FbhMpgiao
>>697
ふふふ、しっかりエスコートしてね
【顔色一つ変えない男。どうやら一筋縄ではいかないようだ。ちょっと不満に思いながらも横に並んで家路につく】

【次はどうやって揺さぶろうかと思案していると、男が質問をしてきた。なんで第二学園に来たのかと…】

うーん……なんとなく、かな?強いて言えば雰囲気
ボク、外国から来たから
【汗を垂らす男を他所に、少し異国の訛りのある日本語で語り出す。その声は高くもなければ低くもなく、まるで少年のようにも聞こえる】

ボクが真面目?ハハハハ、そんなことは無いよ
なんとなく第一ってお堅い感じがしたんだよね。そこにボクがNice to meet you!…なんて来ても馴染めるかどうか…
こっち(第二)はなんていうか…自由?な感じがしたから。色んなタイプの人がいるみたいだしそこにボクみたいなのが飛び込んでも大丈夫なんじゃないかなって
結果は……珍しげに見られるけど、なんとかうまくやっていけそうだよ
【一通り語り終わると今度はメルクレイアが男に質問する】

で、キミこそどうして第二に通っているんだい?ボクよりずっと真面目に見えるけど?
699 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/26(土) 00:37:35.39 ID:2N3CsdZQo
>>696

「そんな事言われてもーうち風紀委員やしー」

ぷー、と口を3にして尖らせながら、呆れ顔の星宮には信じられないであろう一言を返した。
そう、どう考えても信じられないだろうが、彼は風紀委員の一員なのである。こんなに殴りたい表情をしているのに風紀委員なのである。

「ん?つーか君見ない顔だね、一高の生徒かな?」

ここで、見崎は星宮の姿や顔付きを再確認して首を傾げた、星宮の顔は見崎には見覚えがないからである。
同じ学園都市第二高校の生徒なら大体の顔と名前は覚えているが、星宮の姿は見覚えが無い。となれば第一高校の生徒かとも思ったが、あの厳格な第一高校の生徒が夜出歩くとも思いにくい。
右手を顎にやりながら、怪訝な表情の顔を近付けた。
700 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(1) E:ペンダント [sage]:2014/04/26(土) 00:49:44.23 ID:oX9xs1W9o
>>699

ん?聞き間違えかな?
…本当に?

【まだ疑っているのか、怪訝そうに見崎をじろじろ見る。】
【もし本当に風紀委員であるのなら、魔術師である星宮にとって少々まずい。】
【とはいえ普通に振る舞っていれば、正体がバレることなど無いとは思うのだが。】

んー、一高の生徒なんじゃないかな?
天下の一高生でも悪ぶりたい時もあるんじゃない?ふふ。

【微笑んで、適当な、他人ごとのような返答をする。】
701 :下車ヶ谷 野薔薇【切裂の王】Lv.2 E:超小型ナイフ×4 [sage]:2014/04/26(土) 00:51:09.71 ID:9LWPlc00O
>>698
とりあえず一安心。ほっと胸をなで下ろす。
重い話じゃなくて本当に良かった。
空気が重くなったら窒息死してしまう。下車ヶ谷は、割と本気でそんなことを思っていたりする。
やはり、安心した感じは外に出ないのだが。

こうして見ると彼と女性の状態は『お嬢様に執事』に見えるかもしれない。
もちろん、自分にそんな気品がないことは重々承知しているが、女性のふわふわした感じとその外国訛りの話し方は、彼の無愛想さと合間ってある種の一体感があるのかもしれない。
そんなどうでも良いことを考えながら、彼女の話を聞く。

何故第二学園にいるのか?という問いに、下車ヶ谷は答える。

「…………俺が真面目?そう見えるか?今日も授業は受けていないんだけどな」
「大体君と同じようなものさ。真面目過ぎるんだよ、あそこは」
「基本的にサボることは許されないからな、毎日クラスメイトと会うなんてご免だね」

淡々と、何も感じていないように、彼は言う。

「人と関わるのは苦手なんだ。できる限り人との繋がりもつくりたくない」
「俺は薄情者だからな」

そう答える。口許は動かない。
しかしその瞳の奥は濁りのような、少々の苦しみと困惑が渦巻いているようにも見えた。
微々たるものであったため、彼女が感じ取れるかは分からないが。
702 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/26(土) 01:10:36.25 ID:2N3CsdZQo
>>700

「うん、マジマジ、こんな嘘つく必要ないっしょ?」
「ほら証拠」

『証拠』と言いながら、見崎はジャージのファスナーを降ろし、ジャージの左側を捲って見せる。
ドギツイ萌えキャラのTシャツを中に着ているのが見えるが、そうではなく、捲ったジャージの裏地には安全ピンで風紀委員の腕章が留められていた。

「…ふーん、一高の生徒がねぇ…」
「ま、いいや、それならそれで。ところでさー、一高ならあの人知ってるよね?あの人、有名人だしさ」
「あの人、鬼転坂先輩、元気にしてた?いやーこないだは大変そうだったからなー」

明らかに怪しい───星宮の態度を見て見崎はそう判断した。
だから鎌をかけてみる事にした、とりあえずでっち上げで適当な事を言って、引っかかるか試してみる。
ちなみに鬼転坂先輩なんて人は存在しない、見崎が適当に作り出した名前である…多分。
703 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/26(土) 01:14:28.50 ID:MZa7/FSlo
>>701
真面目もまた良いさ。しっかりとしたルールがあったほうが動きやすい人もいるしその逆もいる
真面目にやりたい人は真面目にやればいい。不真面目な人は…最低限のことはしっかりとね
【自由というのも逆に何をしたら良いのか、何をするべきなのか迷ってしまいがちだ。そうして迷ううちに誤った道を選択したり何もできないまま腐っていったりする。そんなことを考えると、最初からある程度の指針を与えられていたほうが動きやすい…そんな時もある】

【…などと考えていると男は静かに語り出して。表情はやはり変わらないのだが、どこか苦悩しているようにも見えた。だからと言って自分がどうこうできるわけが無いのだが、やはり少し気にかかってしまう】

そんなに苦手なの?こうして普通に話しているじゃない。もうちょっとにこやかにすれば、完璧だとボクは思うんだけど…
まぁ君が人と関わるのが好きじゃないって言うなら仕方が無いけどさ
704 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(1) E:ペンダント [sage]:2014/04/26(土) 01:25:29.94 ID:oX9xs1W9o
>>702

…わ、本当だー。
…本当なのか…。

【実際に証拠を目にして、驚きで口がポカンと開く。】
【変態でも実力と正義感があれば大丈夫なのか、なんて自分を納得させる。】

あ、鬼転坂先輩?
また『能力者100人斬り』とか言い出して、授業中に制服脱ぎだして教室飛び出したらしいね。
今度は何やらかすんだろう、ね?

【微笑みは崩さずに、あくまで冗談めかして、適当な設定を付け加えて返答する。】
705 :下車ヶ谷 野薔薇【切裂の王】Lv.2 E:超小型ナイフ×4 [sage saga]:2014/04/26(土) 01:32:34.87 ID:9LWPlc00O
>>703
「…………人のことは別に嫌いじゃない」

ぽつぽつと語り出す。そう、下車ヶ谷は先述の通り人間嫌いではない。
人付き合いが『苦手』なのだ。先ほど彼は自分のことを『薄情者』と揶揄したが、そんなことはない。
彼は、誰よりも人のことを考えている。

「怖いんだよ。友人になった人間を傷つけてしまったらどうしよう、ってね」
「…………特に失うなんてなったら自分を保ってられるか分からない。臆病者でもあるんだよ」

声に感情は乗っていない。しかしどこか苦しそうな、絞り出しているような。
そんな違和感がその声には感じられる。

「そんなことなら、最初から関わらなきゃ良かった。ってね」
「…………ッ!!?」

気付く。空気が重い。
――――しまったっ、俺の方が重い話をしている!!
背筋を冷たいものが通り抜ける。全身の汗腺という汗腺から汗が噴き出す感覚がする。

(と、取り繕わなければ……)

何か、何をするべきか……。
そ、そうか!笑えば良いんだ!!

内心ではこれだけ慌てていても、動かなかった顔面を動かそうと言うのだ。
気づかれないよう口の中だけで深呼吸をする。
頭の中で三回『笑うぞ』と唱え、気合を込める。

「そうだな、笑えば気楽に話せるかもな」

二カッ

……殺人鬼の笑顔である。既に二桁レベルで人を殺していそうな、そんな笑顔。
引き攣っているとかそんなレベルではない。引き攣り過ぎて逆に自然だ。『そういう笑顔』が。
全身全霊の笑顔。不自然なのは彼も重々承知だ。
こんな笑顔を見て、横の彼女はどんな反応をするのだろうか?
706 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/26(土) 01:35:51.80 ID:2N3CsdZQo
>>704

「はっはっはー、そうかそうかー、先輩も相変わらずだなー」
「…で?鬼転坂先輩って誰?」

笑いながらゆっくりとファスナーを上げ、上げ切った所で、その一言がスイッチになったように声の雰囲気が切り替わる。
実際にはそんな人間は第一高校にはいない、ならば星宮は一体誰について話しているというのだ?答えは簡単、いない筈の人間についての話に合わせたからだ。

「…そんな人間は第一高校にはいないんだよ、今俺っちが適当に考えたんだからな」
「正直に言いなさいよ、君、第一高校の生徒じゃないっしょ?」
707 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(1) E:ペンダント [sage]:2014/04/26(土) 01:48:54.52 ID:oX9xs1W9o
>>706

…そうか、そっちが正解だったか。
そうだね、そもそも僕高校に通ってないし。

【あのような適当な事を言ってる時点で、仮に実在していてもバレていたとは思うが。】
【自分も学校に転入すれば楽だったな、と今更後悔する。】

それで…、嘘つきは捕まるのかな?

【笑みを浮かべたまま、首を傾げる。冗談めかした口調は変わらぬままで。】
708 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/26(土) 01:49:51.23 ID:MZa7/FSlo
>>705

【何を言っているんだ、というような目で男を見る。何故なら男が恐れているというそれはどれも生きているうえで当たり前のことであると教わったものだったからだ】
【なんだ大したことないじゃないか。と言いたいところだったが男の苦悩する表情は苦悩そのもので、そんな単純な言葉で苦悩を取り除くことができないことは明白…いや、もしかしたら逆に怒らせてしまうかもしれない】
【せっかく会えたのだし同じ学校に通う人間なのだから、できればそのようなことは避けたいものだ。あれこれ思案する表情は、男から見ると重い会話に戸惑っているように見えてしまうかもしれない。さてどうしようか…。話題でも変えようかと思ったその時】

…あっはっはっはっはっはっはっ!!
【メルクレイアは男の顔を見て爆笑した。何故ならあまりにも凶悪すぎる笑顔がまるで…】

一体誰の真似?まるでホラー映画の狂った殺人鬼みたいにクレイジーな顔じゃないか!
あっはっはっはっはっはっはっ…!!
【かなりツボにはまったのか腹を抱えて爆笑する。終いには歩くことさえ止めてしまう】
709 :下車ヶ谷 野薔薇【切裂の王】Lv.2 E:超小型ナイフ×4 [sage saga]:2014/04/26(土) 02:01:50.21 ID:9LWPlc00O
>>708
(…………とりあえず、空気は変わったな)

大爆笑する彼女を尻目に、下車ヶ谷は小さくため息を漏らす。
一安心、と言ったところか。
そう、冷静になってみると、恥ずかしさがこみ上げてくる。
『殺人鬼』……そんなに凶悪なのだろうか。家に帰ったら確認してみよう。
慣れないことはするもんじゃないな、と彼は彼女をから目を逸らす。
本当に、本当に少しであるが、下車ヶ谷の頬が紅潮しているのを、彼女は感知することができるだろうか。

と、目の前に灯りが見えた。何と無く、下車ヶ谷は理解する。
『あれがこの女性の家だ』と。
まだ女性は笑っている。恥ずかしさを抑える聞く。

「なぁ、アレが君の家か?」

下車ヶ谷が指差す先は…………。

/すみません!どんな家かは補完お願いします!
710 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/26(土) 02:05:42.33 ID:2N3CsdZQo
>>707

「その歳になるまで学歴無し?んな訳ゃないっしょ?冗談キツイぜ?」

「そうだねー、嘘をつくような悪い子は本当の事言うまでオシオキ…とかしたいんだけど」
「…わざわざ嘘をつくって事は、それ程に他人にはバラせない事、そうだろ?」

口の中で小さくなった飴を噛み砕き、右手で棒を口から引き抜く。
飴がなくなった棒の先端の占いは『末吉』だ、微妙な運気で至極どうでもいい。

「かと言って見逃す訳でもないよ、こっちも風紀委員だからね」
「正直に、君がどういう人間が話してくれたら、見逃してやってもいいんだけどにゃー」

ふざけているような口調だが、その眼は星宮をしっかりと見定めんとする眼、眼鏡の下から光る眼光は気持ち悪いがキレは確か。
711 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/26(土) 02:17:56.34 ID:MZa7/FSlo
>>709
【涙が枯れるまで笑い終えて、目尻に残った涙を手で拭い去る。まだ余韻が残っているのか男を直視することはなかった】

…あぁサイコーだった!どうやったらそんな笑顔になるのか知りたいよ。ホント、まったく…!
【思い出すだけでも笑いがこみ上げてきそうになる。しばらく笑いのタネに困ることは無さそうだ。ふと男を見ると頬を微かに赤らめている。怒っているのか恥ずかしがっているのか。どっちにしろこれ以上笑えば機嫌を損ねてしまいそうだ。男がまた話しかけてきたので、笑うのは一旦止めにして男の言葉に耳を傾ける】
【ここが君の家かと男が指差したのは小さいアパートだった。古びた下宿人募集の看板が風に揺られてカタカタ鳴っている】

あぁ…ここだよ。ありがとう送ってくれて。おかげで楽しく下校できたよ
712 :星宮晴【星属性魔術】 Rank:D(1) E:ペンダント [sage]:2014/04/26(土) 02:30:05.35 ID:oX9xs1W9o
>>710

そうだね、別に大した秘密じゃないんだけど。
風紀委員とはいえ初対面の相手に話せるほど、軽いものじゃないかな。

【そう、ただ自分が魔術師であるというだけ。】
【しかしそれだけの事をずっと隠し続けてきたのが、魔術師という生き物であって】

全く、風紀委員だって知ってたら話しかけなかったんだけどな。
変態を装って僕を釣るなんて、酷いと思わないかい?

まあ見逃してくれないなら…、実力行使しかないよね?

【笑顔がなくなり、見崎を強く睨みつけると】
【左手で首にかけたペンダントを握りしめ、右手を見崎に向け】

…ふふ、なーんて、ね。

【放たれるのは攻撃ではなく、目眩ましのための閃光。】
【眩い星の光が、薄暗い夜道を強く照らしだす。】
【しかし星宮の魔術はまだ未熟。目を瞑れば逃れられる程度の眩しさだ。】

【目眩ましの成否に関わらず、星宮は背を向けると一気に走りだし】

僕は<ファミリー>所属、星宮晴。
また機会があったら会おうね?風紀委員サン?

【こんな台詞を残して、その場から逃げ出すことだろう。】

//すみません眠気が…、無理やりですが〆ます。ありがとうございましたー
713 :下車ヶ谷 野薔薇【切裂の王】Lv.2 E:超小型ナイフ×4 [sage saga]:2014/04/26(土) 02:42:53.02 ID:9LWPlc00O
>>711
何の特徴もない、少々古びたアパート。
学園都市がいくら広大だとはいえ、研究施設や学校などの敷地も大きく学生の居住に大きな土地を割けないため、学園都市の学生としては別段珍しい住処ではない。
しかし、この女性がこういうところに住んでいるというのがひどくミスマッチで、何だか違和感しかない。
少し考えればありえないと理解できるはずだが、下車ヶ谷はもう少しメルヘンチックなものを想像していた。
そんな雰囲気が、彼女にはあった。

「…………、そうか。それは良かった」

『楽しく』という言葉が引っかかるが気にしないことにした。
話題に出してまた笑われるのも恥ずかしい。暫く笑わないでおこう、と彼は誓う。

「それじゃあな。これからは早めに帰るんだぞ」

そう言って女性に背を向ける。これで仕事は終わった、と言わんばかりに。
下車ヶ谷は『友人』と言うものを恐れている。
故に、深入りはしない。今回の彼女は少々『気が合う』のかもしれないが、やはり『傷つける』のは怖いし、『失う』のはもっと怖い。
だから確信的な部分は『何も聞かない』。
名前も、年齢も、彼女の個人情報と呼ばれるものは一切。
彼女は『メルヘンな雰囲気を纏った第二学園の女生徒』。それだけなのだ。
彼はこの住所も忘れようとするだろう。そしてそれは、暫く経てば現実のものとなるだろう。
ポケットに手を突っ込み、さっさと歩き出す彼に、彼女はどんな反応を示すのだろうか?

/僕の次のレスで〆させていただけるとありがたいです……
714 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/26(土) 02:54:41.30 ID:2N3CsdZQo
>>712

「はっはっは、こう見えて俺っちはやり手なんだぜ?」

言いながら、ニヤついて見崎はファイティングポーズを取った、星宮と戦うつもりではなく冗談のジェスチャーだ。
が、いよいよ星宮から笑顔が消えると、見崎も頭の中だけは切り替えて置く、複数の思考回路が星宮の一挙手一投足から、次に何をして来るか予測をいくつも立てる。

(攻撃…いや、逃走か……!)

読めたと言えども、対処する方法は通常の人間と変わらない、例え閃光が読めたとしてもそれを止めるまでの運動能力は見崎にはなく。
闇に走った輝きを、目を閉じる事で回避する───結果として、星宮は逃がしてしまうが。

「…ファミリーか……宗次郎パイセンなーにが『紹介出来る程友好関係は広く無い』だ」
「いるじゃないの、女の子」

星宮を逃がした事を悔やみはしない、元々捕まえたりどうにかする気なんて全くなかったからだ。
頭を掻きながら以前に出会ったファミリー…星宮と同じ所属の人間に不満を呟くと、踵を返して歩いて行く。

「あーーー、怪物に襲われてる女の子が助けを求めて来たりしないかなーーーー!」

…全く反省はしていなかったようだが。

/乙でしたー!
715 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/26(土) 03:07:06.45 ID:MZa7/FSlo
>>713
心がけるようにはするよ…
【守る気がほぼゼロともとれる返事をして、笑顔で後ろ姿を見送る】

あっ……と、そうだ言い忘れてた。キミもう少し肩の力を抜いたほうが良いよ?
あんまり深く考えるとドツボに嵌って何もできなくなるし眉間にシワが増える。一度力を抜いてごらん、美味しいご飯でも食べながら。そしたらもっと別の考え方もできるようになるはずだよ
…それじゃ、また会おう!

【そう言い残して男に背を向ける】

(そして笑顔ももっと自然になるはずさ。…まぁ受け売りだけどね)

【また男のあの無理な笑顔が脳裏に浮かぶ。また笑ってしまうのをこらえて、メルクレイアはこっそりとバレないようにアパートの裏から出て「本当の家」に向かう】

(本当はあのビルまで行きたかったけど、あんなに笑ってしまった手前これ以上恥をかかせるわけにはいかなかったからね…)
【そう言えば名前を聞くのを忘れてしまった。しかし同じ学校に通っているのだからそのうち会うこともあるだろう。メルクレイアは月を見ながら一人で家路についた】

//了解です。それではお疲れ様でした
716 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage]:2014/04/26(土) 11:21:48.74 ID:pSPnIpLvo
>>661
/ちょっと流れてしまったので一応念のため、あげておきます。
/お暇なときにでも返信よろしくです
717 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/26(土) 18:36:36.98 ID:3FIrNdjjo
………
【屋上で一人佇んでいる】

……うん、やっぱここ最高だわ。ぼっちには欠かせない、まさにマイプレイス。
弁当とか食う時なんかこの綺麗な空を見ながら食えるんだぜ、便所飯より惨めじゃないな。屋上飯ってか。
あれ、でも存在感ないからどこで食っても変わらないんじゃね?急に悲しくなってきたぞ…独り言言ってる時点で大分惨めだけどさ
//新規です、ロール初心者ですがよろしくお願いします
718 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 19:22:02.37 ID:6W4HCrqX0

【本日とてよく晴れた春の日】
【学ランに身を包んだ少女と思しき人物が、第一高校へ通ずる大通りを独り歩いていた】

――――30分、ですか。 意外にかかりましたね

【誰にともなく呟いて、陽光を反射する腕時計にちらりと落とされる視線】
【絆創膏を這った額に流れる汗をハンカチで押さえ、同じく絆創膏を巻いた手でお腹をさする】
【時刻はとうにお昼時を過ぎていたが、朝から何も食していない。故に依織はとても空腹であった】

はぁ、もう少し近くにあってもいいものですが……

【ではなぜこんな所を独り歩いているのか。その理由は依織の料理下手と学食の人気に起因する】
【基本的に弁当を持たない派の少女だが、今日に限り学生食堂のパンが売り切れだったので、外にまで足を延ばさざるを得なかったのだ】
【そして現在、片手に提げたコンビニ袋の中からは、ペットボトルとパンらしきものが幾つか顔を覗かせる】

…少し買い過ぎましたかね
早く戻らないと、食事の時間が無くなってしまいます

【予想外に店までの時間をくったおかげで、休憩時間の終わりまでにはあまりゆっくりしていられない様子】
【ずれかけた袋の中身を一揺すりし、歩調を速めて己が学び舎へと歩みを進めていた】
719 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 19:25:31.78 ID:3FIrNdjjo
>>717
…………ふーん、学食か、ご苦労さんと
まあ俺は料理出来るし問題ないな、自給自足って素敵、ぼっちでも生きていける!
……………はい、いただきます
【屋上のベンチで昼食を食べ始める】
720 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 19:26:54.05 ID:3FIrNdjjo
//>>718宛ですすいません
721 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 19:35:40.45 ID:6W4HCrqX0
>>719
//絡んで下さりありがとうございます! ……しかしすみません、初っ端から躓いてしまいました
//自分で絡み待ち文を置いた身で恐縮ですが、ここからどうやってそちら様の文に繋げていいか思いつきません……
//同じ学校かどうかも分かりませんし、急いでいる最中で屋上に行くとも思えませんので
//ど、どうすれば良いでしょうか……
722 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 19:39:48.80 ID:3FIrNdjjo
>>721
//とりあえず同じ学校という設定にしておきましょうか

…………ごちそうさまでした、ぼっちは食うのが早い、俺が少食なのもあるけど
いつものように暇だな…たまにはぶらついてみるのも良いか、面倒事に巻き込まれなきゃ良いだけだしな
【そう言って屋上を後にして廊下に出る】

//ここから何とか繋げられませんかね…?
723 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 19:52:55.86 ID:6W4HCrqX0
>>722

【そのまま依織は特に何事もなく、無事に学校へ到着した】
【まあ当然である、毎度のように荒事に巻き込まれていては身体が幾つあっても足りない】
【正門をくぐり、用務員のおじさんに挨拶して、高校の校舎へ入っていった】

さて、早く教室へ戻らないと。 次の科目はなんでしたっけ……

【袋を抱えて廊下を歩く。休憩時間とあって広い筈の廊下も生徒たちで賑わっていて】

すみません、通ります。 すみません…――――

【隙間を縫うようにして教室へ急ぐ少女】
【ぶつからないよう脇をすり抜けたり、頭を下げて声を掛けたりしているが、如何せん人が多くて中々進めず】
【また見えていても気配を感じないのであれば、誰かとぶつかってしまってもおかしくはない】
【気を付けているつもりでも、何分急いでいるもので、注意力が散漫になっているのも少し危険であった】


//ありがとうございます!
//ええと、自分の方は当然問題ナッシングなのですが、こちらの都合だけで其方様のキャラの設定までも侵害して良いものなのでしょうか……
//一応お返ししておきます、が、問題あるようでしたら遠慮なく絡みを切って頂いて大丈夫ですので!
724 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 19:59:23.32 ID:3FIrNdjjo
>>723
【ふと目をやる】
(なんか苦労してんな……俺は人にぶつからないようにしてるから良いけど)
(つーか焦ってるだろあれどう見ても、何かしらやらかすんだよなこういう時って。ソースは俺)
(つか俺も通れないんですけど…しかしあの中に入っていく勇気などないし、持ち前の謙虚さを発揮する時だなここは、元々居ないようなもんだけど)
【列から少し離れたところでじっと待つ】
//いえいえ、大丈夫ですよー
725 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 20:17:54.76 ID:6W4HCrqX0
>>724

【ようやく目的地まで半分という所まで来たとき、依織に一つの不幸が起こる】
【奇しくもそれは、その場に居た「彼」が予想した通り“やらかした”意味の其れであり】
【事件が起きたのは、ある学年の教室前を通ろうとした時】

すみません、ちょっと通して――――あっ!?

【最初に気付いたのはがらりと扉が開けられる音】
【それを耳にした時にはもう、既に己の重心は崩れ始めていて】

うっ…痛……、

【両腕を磨き上げられた床に着いて、初めて自分が転倒した事に気付く】
【俯せた顔を後ろへ向けると、運動部と思しき大柄な男子生徒が複数人。自分たちの教室から何処かへ向かうところであった】
【その内の誰か足であろうか、それまで廊下だけに注意していただけに気付けず引っ掛けてしまったのだろう】
【依織がの身体が差して大きくなかった事もあり、彼らはこちらを見ることなく、何やら賑やかに笑い合いながらそのまま雑踏へ消えていく】

あ、――――

【ふと両腕に先程まであった筈の重みが無くなっている事に、頭の片隅で警鐘が鳴らされる】
【前方を振り返れば、きな粉トースト、あずきクロワッサンといった菓子パン類がぽろぽろと廊下に零れていて】
【注目を集めないうちに拾おうにも、それぞれが離れた位置点在していては、すべて回収し終えるのはまだ数秒の時間を要しそうであった】


//では改めてよろしくお願いします!
726 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 20:22:31.32 ID:3FIrNdjjo
>>725
(はいやらかしたー、このまま素通りでも良いけど……まあ、構わんだろ。変な勘違いをしてくれなきゃな)
………ほら、これお前のだろ
【散らばった菓子パン類を拾って差し出す】
727 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 20:35:18.04 ID:6W4HCrqX0
>>726

【人が独り転んだが、廊下のざわめきに変化はない】
【依織が風紀委員という事もあり、或いはその悪い方の噂が広がっているのもあって、助けはおろか声を掛ける者など皆無】
【そんな中で手を差し伸べる奇特な者が独り居て】

……。

【ぽかんと口を開ける少女。その顔は普段なかなか表に出す事の無い色であり】

ありが――――、っ

【反射的に受け取ろうとした手が、びくりと跳ねる。だがそれは驚きではなく、どうも床に着いた時の当りが悪かったようで】
【右手を見ると、手首の周辺がやや赤みを増していた】
【序でに気付いたが、両膝も強かに打っていたようで、遅ればせながらずきずきと疼きを訴え始めていて】

あ、ありがとうございます

【公衆の面前で醜態を晒したのが恥ずかしく、これ以上それを披露し続けるのも耐えられない】
【右手を引いて背に隠し、左手で相手の手の中のパンを改めて受け取る】
【顔を背けてそのほかの品々も拾おうと腰を屈めるが、脚の痛みからその行動はいつもより大分緩慢なものであった】
728 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 20:44:37.36 ID:3FIrNdjjo
>>727
(あれ…あぁ、なるほど、コイツが例の風紀委員ね…ある意味ぼっちか、コイツも)
(つーか目が何というか…腐ってんな。あ、ごめんなさいやっぱ何でもないです。取り締まらないでくださいお願いします)
(えっ、というか何その顔、やめろよ勘違いしないでくれよ?)
(そして俺は見逃さなかった。今の当たりどころ悪かったな。隠しても分かるぜ)
あぁ……もう、動くなよ。おとなしくしといた方が痛くないぞ
【そう言って他の品々を拾っていく】
729 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 20:56:05.92 ID:6W4HCrqX0
>>728

【どうやら相手はからかいではなく単に善心で声を掛けてきた様子】
【普段慣れない親切をその身に受けて、少女としては戸惑いを隠せないが、しかし】

痛くなど――っ! …、ありません……――

【やはり強がり、否、見栄坊は生来の物か】
【反論しようとしてばっと振り向いた弾みに、右手へ腰のホルダーが接触し、声が上ずる】
【それでも振り向いて、声は尻すぼみながらも精一杯意地を張る。若干涙目になっているので威厳などは皆無であったが】

か、返してください。 それは私の物です

【相手が回収した食品らを指差し、赤らめた頬と取り繕った声音で宣告する】
【礼よりも先に攻撃的な口調になってしまうのは、やはり持ち前の捻くれた性格の為か】
【とにかく、さっさと取り戻してこの場から離れたいというのが本音のようであった】
730 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 21:03:12.75 ID:3FIrNdjjo
>>729
(強がりじゃん…まあ本人がそう言ってるならそういう事にしておくか、押し付けはいけないからな)
……あっそ

……は?返すも何もお前のだろこれは。
ちょっと善意働かせたらこうかよ…泣きたい。頑張って勇気出したのに。
ほら、さっさと行けば良いだろ…痛くないならもちろん普通に歩けるだろ
【パンを渡す】
731 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 21:16:14.18 ID:6W4HCrqX0
>>730

っ、ごめんなさ……

【善意にどう返していいものか知らず、先程から戸惑いがちな少女】
【敵意に対しては嬉々としてやり返すも、こういう場合には滅法弱い】
【しょげ返る相手の姿に罪悪感が疼きかけ、つい謝罪の言葉が出かかるが】

あ、当たり前です! これくらいで怪我などしません!
拾っていただきありがとうございました! 失礼しますっ!!

【挑発――相手にはそんなつもりは微塵も無かろうと――にはやはり大袈裟に噛み付く始末】
【集めた昼飯入りの袋を胸元に抱きしめ、やけっぱちのような怒声で捨て台詞を散らかしていく】
【大手を振って――は無理らしく、生まれたての仔馬よりも弱々しい足取りで廊下を歩き出す】
732 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 21:18:24.53 ID:3FIrNdjjo
>>731
よし、嫌われた、目を付けられた、さよなら俺の青春……あ、でも忘れるかすぐに
どっちかはっきりしろよ…足取りフラフラじゃねーか、転ぶなよ…?
【様子をじっと見守る】
733 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 21:35:30.75 ID:6W4HCrqX0
>>732

〜〜〜〜〜ッ! 余計なお世話ですッ

【最後の最後まで親切に対し敵意で返す反骨ぶり】
【羞恥から来る冷静さを欠いた其れとはいえ、これでは周囲の評判も改善されるはずもなく】
【振り向かないが、その目には僅かに涙が光ろうと、周りからは道場の視線など一欠片も集められず】

【時間の事もあるが、どの道この手でパンは食べられないだろう。食事の前に保健室に寄ろうと内心決意しながら】
【少女の小さな背は、やがて廊下の角を曲がり消えていった――――】


//これで〆でしょうか? ひとまず絡みお疲れ様でした!
//自分の遅駄文でご迷惑を掛けてしまいすみません……機会があればまたよろしくお願いします!
734 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 21:36:57.51 ID:3FIrNdjjo
>>733
………………あ、やべ、聞こえてたのか
どうしよう、俺明日からどうなるんだ……………
//いえいえ、乙です
735 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 21:52:41.53 ID:3FIrNdjjo
【屋上に一人佇んでいる】
さて、風紀委員に嫌われたわけだが……俺の平和な学校生活どうなるんだろう……
736 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 21:56:02.12 ID:6W4HCrqX0

【下校時刻、学園区から離れたある道路】
【夕日を背に独り歩くのは、男物の制服を纏った少女である】
【同じく男性用の学帽を握る右手には、以前に巻かれたと思しき倚れた包帯の上から真新しい其れが幾つか追加されていて】

はぁ、まさかこういう時に限って会えないなんて…

【御飯時に怒ったあるハプニング、そのお蔭で昼休みを潰してまで保健室へ向かったのだが】
【肝心の保険医は折悪しく不在。仕方なく放課後に再度訊ねてみるも今度は急用で帰宅した後とあって】
【諦めて在り合わせの物を使い自ら応急処置を施してみたものの、やはり具合は悪いまま】

気乗りしませんが、やはりあの病院へ行くしかありませんか

【常連になるつつある現状にうんざりしつつ、何時ものように病院へ向かう】
【当然といえば当然だが、怪我の影響のみならず、その足取りは酷く重いものだった】


//時間があったので、場所を変えてもう一度絡み待ちであります
737 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 21:58:47.44 ID:3FIrNdjjo
>>736
…………うわぁ、いるよ
どうしよう……謝っとくべきだな、うん
【そそくさと降りる】
738 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 22:04:17.83 ID:6W4HCrqX0
>>737
//おおう、素早いレスありがとうございます
//が、何度もすみません、流石に今度は学校から大分離れているので向かうのはちとキツいです……
//雑談スレを拝見しましたが他の方と予約されているようですし、無理にこちらのお相手をして頂かなくとも大丈夫ですよ!
739 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 22:06:26.33 ID:3FIrNdjjo
>>738
//了解ですー、すいませんね
740 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/26(土) 22:09:00.85 ID:XO0GJ6/+O
>>736
【道の向こう側から人影が近づいてくる。それは歩きながら何かの冊子を読んでおり、道の反対側を歩いている怪我人に気づかない】

【その距離はだんだんと縮まるもメルクレイアは一ミリも気づかず。とうとう怪我人…緒里谷にぶつかってしまう】

うわっ…!!
【強かにぶつかり尻餅をつき、冊子が道に落ちる。すぐに冊子を拾い上げるとそこでようやく自分が人にぶつかったことに気づいて、緒里谷に近寄り声をかける】

大丈夫!?ごめんよ、読むのに夢中で……、怪我は無い?
【何処か怪我をしていないか素早く視線を走らせる。不味い、ぶつかった人間はどうやら元から怪我をしているらしい…】
741 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 22:13:30.76 ID:6W4HCrqX0
>>739
//いえいえ、また今度よろしくお願いしますね!

>>740
//おっとと、安価をお間違えではありませんか?
//早瀬さんは>>735でいらっしゃいますよ
742 :佐々見沙希 【影法師】Level2(32)E:日傘 [sage]:2014/04/26(土) 22:14:08.36 ID:hySJ5a9Do
>>736
女生徒が着るには明らかに異質な男子の制服
おそらく着用者である人物が女性であると後ろ姿で判断できる人間はそう居ないだろう
だが、ここで彼女に声をかけたのは『そう居ない数人』の内の1人であった

「……緒里谷さん?」

ゆらゆら揺れる後ろ姿に声をかけた沙希にとって、それは見慣れた後姿
誰であるかなど一目瞭然、見間違えることなどありえない

「今日は委員活動を休むって聞いていたけど……」

尋ねる沙希の左腕には風紀委員の腕章、いつも通り巡廻をしていたのだろう

「なんか怪我の具合も良くないらしいし大丈夫?」

緒里谷の情報を風紀委員仲間に聞いても中々入ってこない
彼女の事を詳しく知っている人物がいないというかなんというか……なのだ
なので沙希としては、心配していてもそう状況を把握できなかった

「何か入院しなくちゃいけなかったとかなんとか……」

目は口程に物を言う、男装の彼女を見上げる背の小さな少女の垂れた瞳は
心配であると言う意味合いを隠すことなく、物悲しげな色を見せていた
743 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/26(土) 22:15:14.11 ID:XO0GJ6/+O
>>741
//すみません間違えました!失礼をしました…
744 :大根 十三『蜃気楼Level2(03)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/26(土) 22:19:52.53 ID:/sy8piov0
商業区にほど近い住宅区のとある一画、薄暗い月明かりの下で路地に身を潜め、獲物を待つ肉食獣のように鋭く目を光らせる1人の青年が居た
この辺りは、夜になると何処からとも無く不良が現れては騒ぎを起こす場所のようで
そんな処にそれを知っている普通の人間が近寄る筈がなく、そこに留まり続けている彼もまた、"普通"では無い人間の1人
―――"風紀委員"、その腕章を纏った学ランの右袖にピンで留め、息を潜めてじっと待つ獲物は非行少年共
とは言っても、肉食獣の外見も非行少年共と何ら変わりはないのだ
黒髪に幾房かの赤メッシュ、頭部に緩く結んだバンダナはぬるい風を受けてゆらりと動く

「……遅いな、通報通りならこの時間帯に出没する筈だが」

苦々しい顔で荒っぽく舌打ち、もしかすると今日は現れない日なのだろうか
既に2時間近くこの場で張り込んでいる、青年の苛立ちは頂点に上り詰めつつあった

……不良が普段出没する時間帯は残り10分程、その間に、もしかすると青年の張っている目の前を誰かが通るかも知れない
745 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 22:20:48.30 ID:3FIrNdjjo
【放課後、屋上で夕暮れの景色を早瀬は眺めていた】
……俺何やってんの、尊敬したくなるわ色々な意味で。なんで学校に居るんだって話だよ。要は寝てただけなんですけどね
暇にも程があるだろ、つーか帰るか……夢じゃないんだよな、風紀委員の事は……土下座すれば許してくれるか…?
【そんな独り言を呟きながら帰り支度をする】
746 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 22:25:15.81 ID:3FIrNdjjo
【そして帰り道の道路、彼は歩くのがとても早かった。何故ならぼっちだから】
ここで運良く風紀委員にばったり出くわしたり…あれ、それ不運じゃね?
でも俺が目を付けられたのは間違いないし……土下座でも何でもして許してもらわなければ後々の学校生活に支障が…ブツブツ
【ブツブツと言いながら歩いている】
747 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 22:30:14.76 ID:6W4HCrqX0
>>742

……佐々見さん

【珍しく呼ばれる自分の名前】
【自分の名前を知っているという事は学校関係の誰かであろう】
【序でに言うなら話し掛けてくるのは――――この時点でもう片手の数にまで絞り込める】
【大よその予測を持って顔を向ければ、そこにはやはり見識のある彼女】

こんにちは、巡回お疲れ様です
すみませんね、最近屯所からは足が遠のいていて

【只でさえ人付き合いの苦手な依織である。それがここ最近の入院がきっかけで】
【委員会議に出られない→情報が入ってこない→取り残されるの悪循環に陥りかけているという芳しくない状況】
【一応その自覚はあるとみえて、皮肉めいた冗談を交えて振り返る】

――――ああ、そういえば。
例の“魔術師”。 私もお目に掛かりましたよ

【すっかり頭から抜け落ちていたが、彼女には話さねばならない事があったのだと】
【相手の心配を丸っきりよそに、気が付けば会って早々爆弾発言をぶちかました】


>>743
//というよりタイミング的に被せてしまった自分が悪いですね……
//折角文を書いてくださったのに申し訳ありません、宜しければまた別の機会にお願いします!
748 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/26(土) 22:32:57.96 ID:9MYKpsvfo
>>746
【歩いていると道端に何か黄色い物が落ちているのが見えるだろう。その傍には猫がいて、高い鳴き声を上げながらその黄色い物を叩いている】
【それが何か思案する前に、一人の子どもが猫を抱き上げた。猫は気が立っており、子どもの手を引っ掻いた】

痛っ……!
【子どもがその手を離すと猫はその場から素早く去って行く。子どもは痛そうに手を摩っている…】
749 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 22:34:57.48 ID:3FIrNdjjo
>>748
………猫、だと………?
【目を輝かせる、彼は動物、特に猫が大好きなのだ】
ほれほれ、こっちにおいで……
【しゃがみ込んでこっちに来るよう促す】
750 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/26(土) 22:41:22.27 ID:2N3CsdZQo
>>744

大根が張っている場所から少し離れた場所から、エンジンの駆動音が聞こえて来た。
大きい物ではないし、音からして単体のようだが、こんな時間に乗り物を乗り回すような人間はと考えると、それは大根が待ち望む存在がやってきたのだと伝えるのかもしれない。
音と振動は段々と大根のいる方向へと近付いて行き、遂には大根の目の前に姿を表すだろう。おまけになんと、大根の目の前で停車までしてありありとその姿を晒す。

まず、その音と振動の正体は小型バイク、黒い車体に萌えキャラのデカールが貼られた所謂痛車なカブがアイドリングして停車する。
そして、そのカブに跨った人間は、半ヘルだけを被ったいつもと変わらぬジャージ姿をしていて、大根の方を眺めていた。

「おー、誰かと思ったら大根さんじゃないっすか!こんな所で彼女と待ち合わせでもしてんすか?」

その正体は、第二高校二年生、そして風紀委員である男、見崎寿太郎太であった。
大根の気持ちも知らずに呑気に声をかけるこの男は、一応不良ではない…のだが。

…不良より指導するべき対象だと言われれば、そうかもしれない。風紀委員なのに。
751 :鉄刃 悠貴 【鉄器湧出・刃】Level.2(0) E:刃無しの柄 :2014/04/26(土) 22:42:32.48 ID:OiWRgcEX0
>>744
その商業区に近い住宅区を下校途中に通りかかる者が一人。
名前は鉄刃悠貴、第二高校に通う二年生…そしてLevel.2に相当する能力者であるーーー
そして、現在…通っている途中で不良たちに絡まれていた。

「おい、兄ちゃん…ここを通ったって事は意味を知っているんだなぁ?」
「ヒヒヒッ、怖かったら逃げるのかぁ?」
「早く金出してとっとと失せな!」

「…………」

もし、ここに風紀委員がいたならば、この光景を見つける事ができるだろう。
何故ならば、この通りは風紀委員が不良がよく現れると常にチェックしているからだ。

752 :大根 十三『蜃気楼Level2(03)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/26(土) 22:43:22.48 ID:/sy8piov0
>>750
//おおうごめんなさい、予約ロールです
//表記していなかったこちらが悪いですね、申し訳ないですがまたの機会に……
753 :佐々見沙希 【影法師】Level2(32)E:日傘 [sage]:2014/04/26(土) 22:43:30.03 ID:hySJ5a9Do
>>747
「ううん、体調がよくないならしょうがないわよ」

日傘を握りながら胸の前で手の甲にもう片手を乗せる形で重ねて見せる
その表情は笑顔、その明るい微笑みに嫌味は一切含まれなかった
緒里谷の皮肉めいた自傷には気づいていないのだろう

「例の――――?」

緒里谷の切り替えた話題の内容、その雰囲気が変わったことを沙希も察したのだろう
最初はぱちくりと瞬きを繰り返していたが、彼女の様子からその魔術師が何者なのか繋がった

「赤毛……」

いつの間にか重なっていた掌は離れ、その胸の前で絡まる様に腕が組まれていた
沙希がはじめてであった魔術師――――赤毛の男、緒里谷と共通の場で出会わなかった魔術師と言うと彼しかいない

「……やられたの?」

彼女の怪我はそれによって付けられたと見るべきだろう
となると……と、沙希はどこか恐る恐る思ったことを尋ねた
754 :如月 香蓮【踊るナイフ】 Lv.2(1) E:ナイフ [sage]:2014/04/26(土) 22:45:34.91 ID:oX9xs1W9o
【夜遅く、街灯で照らされた大通りを急ぎ足で帰る少女がいた。】
【第一高校の制服を身につけており、碧眼が特徴的だ。】

…うー、こんな時間に彷徨いてるの見つかったら怒られちゃうかなぁ。
か、買い物帰りだって言えば大丈夫だよね…!…多分…。

【左手にはレジ袋を提げており、独り言の内容からも分かるように買い物帰りのようである。】
【人通りが少ない時間帯。名高い一高の生徒が歩いているのは少々目立つかもしれない。】
755 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/26(土) 22:45:59.27 ID:2N3CsdZQo
>>752
/こちらこそ申し訳ありません、確認しておくべきでした…
756 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/26(土) 22:47:24.29 ID:ZMkdb/yAo
>>747
//いえいえ私の確認不足で起きたことなので…。以後気をつけます。すみませんでした
機会があればまた…

>>749
【猫はそちらを一瞥するとそのまま遠くへ行ってしまった】

やめたほうがいいよ。ソイツ気性が激しいみたいだから
【ネイビーのパーカーに白いズボンという出で立ちの子どもは吐き捨てるようにそう言った。見ればその髪色は銀色で、肌色も白い。前髪の隙間からは痛みに歪む瑠璃色の目が垣間見える。日本…アジア人の容姿でないことは一目で分かるだろう】
【猫に引っ掻かれた手の甲には、赤い4本の線が鮮やかに走っていた】

けっこう深くやっちゃったなぁ…
757 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 22:51:33.39 ID:3FIrNdjjo
>>754
【同時刻、早瀬も買い物をしていた。一人暮らしなのでこういう事を全て一人で行わなくてはいけない】
(げっ、同じ一高の奴が居る……まあ話した事もないし大丈夫だろう、気付かれない気づかれない)
【影が薄いので、安心しきっている】

>>756
…………なんてことだ、次こそ懐いてもらわないと
…………ん、ハンカチいるか?
【ハンカチを差し出す】
758 :大根 十三『蜃気楼Level2(03)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/26(土) 22:55:33.63 ID:/sy8piov0
>>751
悠貴にとって不幸なこと、それはその場には風紀委員がいなかったこと
そして幸運なこと、それは―――

遠くから聞こえる、明らかに人を馬鹿にした声が複数
ぴくりと反応し近くの時計を見やる、不良が去ってしまう時間まで残りは5分ほどだった

―――それは、非行少年共の声が、離れた場所の風紀委員の耳へ届いたこと


「……ようやく来たか」

こんなに待たせてくれやがって、と苛立ちに任せてバンダナを解く
肉食獣は、重い腰をのそりと持ち上げて今、不良と、それに絡まれてしまった哀れな少年の元へ駆け足で向かう
……その姿は途中から、青年の能力のせいで見ることが叶わないが

「さて……制限時間は10分、ちゃっちゃと終わらせて帰りたいね」


風紀委員が……大根がその場辿り着くまで、少年はどのような対応をするのだろうか
759 :如月 香蓮【踊るナイフ】 Lv.2(1) E:ナイフ [sage]:2014/04/26(土) 22:57:58.50 ID:oX9xs1W9o
>>757
//同じキャラでの並行ロールはちょっと、どうなのかなと
760 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/26(土) 22:58:26.39 ID:XO0GJ6/+O
>>757
ならマタタビを全身に被れば確実だね
ん…ありがとう。ちょっと借りるよ
【そう言って目線を下に落とす。その先には黄色い物体が落ちていた。よく見ればそれがインコだということが分かるだろう。さっき去っていった猫が叩いていたのはインコだったのだ。手酷くやられて羽が数本無残にもそばに散っている】

【メルクレイアはハンカチを受け取るとそれを自分の傷にはあてず、そのインコを包むことに使った。インコは手の中で小さく呼吸をしている】

かわいそうに…きっと誰かが飼っていたんだ
761 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 22:58:27.32 ID:6W4HCrqX0
>>753

えぇ…――

【もっと攻められる事を期待、いや予想していたのだが、帰ってきたのは思いがけず慈愛のある言葉】
【邪気のない笑みに対し、居心地悪げに少し身を揺する】
【しかし、怪我の具合について言及されればじろりと胡乱な眼差しでもって言葉を挟む】

まさか。 無防備にのこのこ道を歩いていたので、軽く追い払ってやりましたよ

【正確には追い払ったではなく住んでのところで逃げられたのだが】
【以前に大言壮語を履いた手前、負けず嫌いの少女の口からは、まずその言葉は告げられないだろう】

……ここでする話ではありませんね。 場所を変えませんか

【迂闊だったが、このような場所はデリケートな話をするに相応しくない】
【病院まで行けば、その近くには雑木林がある。そこならまず他人には話を聞かれまい】
【たとえそこまで行かずとも、通りを挟んだ所に喫茶店があったはずだが――――どうする? と視線でも相手へ問い掛ける】
762 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 23:03:04.19 ID:3FIrNdjjo
>>759
//そうですね、すいません…

>>760
そうしよう、アイラブキャット!
………あー、こりゃひでえな、近くに病院とか無いのか?
763 :如月 香蓮【踊るナイフ】 Lv.2(1) E:ナイフ [sage]:2014/04/26(土) 23:04:37.81 ID:oX9xs1W9o
>>762
//いえいえ、またの機会にー
764 :佐々見沙希 【影法師】Level2(32)E:日傘 [sage]:2014/04/26(土) 23:09:23.09 ID:hySJ5a9Do
>>761
「…!そう……」

『追い払った』という言葉に沙希は目を大きく見開いた後、どこか感情の伏せた言葉を続けた
沙希とあの男の戦績は――――――2戦、2敗
高城宗次郎と言い目の前の少女と言い、捕まえる事こそ出来ずとも沙希では得られなかった勝利を見事手にしている

……正直言って、悔しい

だが沙希はそれを口にすることは無い
勝ちこそ先を越されてしまったが、結果である捕獲を先にこなして見せればいいのだ
緒里谷の考えなどつゆ知らず、沙希はその心の奥を燃やしていた

「場所を変えるって、え、病院は?」

「あれ?」

押しに弱いのが仇となったかのだろうか……
沙希は緒里谷に連れられるがまま、彼女の後ろへ着いていくのだった
765 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/26(土) 23:15:55.95 ID:xzojoog4o
>>762
猫好きなんだね、君。あの猫は野良猫みたいだよ。君みたいな人に飼われれば、少しはあの激しい気性も穏やかになるかもね
【辺りを見回してもそれらしき建物も無ければ看板も無く。インコの容態は一刻を争うものであったが、メルクレイアの方はというと手の中のインコを呑気に向きを変えて眺めている】

んー…この程度なら何とかなるかなぁ
【そう言うと徐にハンカチに包まれたインコを両手で包み隠した。傍から見れば何をしているのか見当がつかないだろう。しかし両手を見つめるその目に焦りは無く、いつも通りであった】
766 :鉄刃 悠貴 【鉄器湧出・刃】Level.2(0) E:刃無しの柄 :2014/04/26(土) 23:19:18.01 ID:OiWRgcEX0
>>758
ーー鉄刃悠貴は能力者である。
そして、風紀委員に推薦された程の判断力、戦闘力を持ち合わせているのだがーーー


「……………クッ」


如何せん、コミュニケーション能力が欠けていて、不良たちにキッパリとカツアゲに対して非難する事さえ出来なかった。

「なんだぁ?だんまりかよぉ?」
「ハッ、んじゃあ別に何してもいいんだよな?な?」
「ヒャハハハ!金も良いけどストレス発散代わりに何発かヤキでも入れてやっか!」

そうして、不良たちの一人が殴りかかろうとしてーーー

「……ハァ!」

その前に悠貴が先に殴りかかった。

「グァッ!?」
「テメエ、やりやがったな!」
「金だけじゃ済まされねーぜ、オイッ!」

それを見た不良たちが一斉に襲いかかる。
3人程なら悠貴でも相手できそうだが、不良たちは5、6人で構成されていて、悠貴が何とか頑張ってもあと数分くらいまでしか保てないだろう。


「…………クソ、面倒な事になっちまった」
767 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 23:20:13.10 ID:3FIrNdjjo
>>765
………飼おう、あいつを
………ん、何とかなるのか?
768 :山階宮 怜子 ◆h9EwbxF1wQ [sage]:2014/04/26(土) 23:25:24.65 ID:POjSGbhxo
「ヤバい、風紀委員だ!逃げよ!」

【少し裏路地の奥まった場所まで行けば、三人ほどの女子高校生が逃げ出したのが見えた。】
【腰まである長い黒髪を靡かせて、その上にボーラーハットを被った、背の高い少女の左腕には風紀委員の腕章。】
【その前を二機の鳥の脚を無理矢理くっつけた戦車の砲塔の様な奇妙な機械が歩いている。】
【そんな立場でこんな所を歩けば、そんな出来事も日常茶飯事だった。】
【取り残された一人の少女、逃げ出した彼女達と同じ制服を身に纏った、気の弱そうな雰囲気の彼女。】
【バッグを抱えて震える彼女を尻目に歩み出そうとすれば、革靴の先に何かが当たる。】

「……試験管って、古風にエグいな……。」

【しゃがみ込んで拾い上げたのは、ガラスの筒。拾い上げて、それが何に使われようとしていた物か。】
【想像してゾッとして、それを自らの学生鞄の中へと突っ込んだ。】
【そうして歩き出そうとして、二機の機械が彼女の進行方向予定へとその身体を器用に動かした。】
【背を向けて歩き出そうとする彼女。その背中へと、声をかける人物が。】

「あ、あの!ありがとうございました!!」

「……は?」

「……いや、あの、その……助けに、来てくれたんですよね?風紀委員さん……。」

【面倒臭そうに、彼女は顔を歪めた。】
【結果的に助けた、と言う事にはなった。然し彼女はただ其処をほっつき歩いていただけなのだ。】
【はぁ、と大きく。わざとらしく溜め息をついた。そして。】

「……今のが助けに来た様に見えたか?」

「え?だって……。」

「イジメに耐え切れずに脳味噌が洒落たプリンもびっくりなくらいのトロットロさを手に入れた様だな!
 どう考えたって私は今通りがかっただけだろ!感謝される言われは無いんだよおめでたい頭だ!
 何だったらこの私が今からさっきの続きをしてやってもいいんだぞ根暗!
 この試験管をお前の [ 自 主 規 制 ] っていいんだぞ!
 分かったらとっととお家に帰れ!そ〜んなだからいじめられるんだ〜や〜いや〜い!!」

「そ、そんな……。」

「酷いって続けるつもりだろ!風紀委員がみーんな頭お花畑の正義厨ばっかりだと思うな!」

【とことんまで"嫌な奴"を発揮して。その彼女は鞄を抱えて目尻に涙を溜めて、走り去っていった。】
【――――嫌われ者。"嫌な奴"。風紀委員の印象を著しく害していると噂になっているとかなっていないとか。】

「全く、馬鹿に懐いてもらうと困るんだ。」

【最後の最後まで"嫌な奴"を発揮して、胸元のセーラー服のリボンをきゅっと引っ張った。】
769 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 23:26:49.08 ID:6W4HCrqX0
>>764

えぇ、

【再び言葉を途切れさせたのは佐々見の眼差し】
【一瞬その瞳の奥に燃えるような熱意を垣間見た、ような気がしたのだ】
【それ自体は頼もしいが、あまり無茶をしないでほしい――――そこまで考えてから、自身の違和感にふと首を傾げた】

病院は嫌いです、精密機器が多いので

【自身の磁場のみならず、計器などが発する電磁波などが頭に入ってきて苛々する、と、理由はさて置いてその悪感情だけをぼそりと漏らす】
【果たしてそれが佐々見への答えとなったのかどうか】

【そのままついてくるのをいい事に、一先ず手近な喫茶店へ足を踏み入れようとする】
【中に入れば、『何名様ですか』『二人です』と店員へ短く遣り取りし、誘導を制して勝手に奥の席へ】
【一通りの注文を終え、それが運ばれてくるまでは席でむっつりと押し黙っているだろう】
【無論佐々見が先に口火を切るならさにあらずだが】
770 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/26(土) 23:29:37.21 ID:xzojoog4o
>>767
……………
【しばらくの沈黙の後、ゆっくりと両手を広げる。するとそこからインコの頭が元気良く現れた。両手の上で可愛らしく囀っている】

なんとかなったね。ちょっと翼が折れていたみたいだ。だけどこれでもう大丈夫…。完璧に治したから
【両手を完全に広げるとインコはハンカチを翼で力強く払って飛んでいった。小さくなっていくインコの影を消えるまで見守る】

あれくらい元気ならもう猫に襲われるようなヘマはしないだろう。あぁ良かった良かった!
【当たり前のことのように言っているが治したとは一体どういうことだろうか。手で包んでいただけで傷が治るはずが無いと普通の人なら考えるはずだ。手品か魔法、奇跡でも無い限りそんなことなどあり得ないのだから】

//雑談の方を見てくれますでしょうか?
771 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 23:35:56.80 ID:3FIrNdjjo
>>770
(うわ、すげぇな…回復の能力か。俺のなんか元々薄かった影がさらに薄くなるってだけだぞ)
……さっすが能力者だな、恐れいったよ。
【しかし、羨ましいという気持ちはあまりない。何故なら何だかんだで自分の能力が気に入ってるから。存在感がないということは気づかれない。だから馴れ合いだとかそんな関係に巻き込まれる事もない。自らの選びたいように人間関係を作れる。彼はそれを持ってないが】
//はい、見てますよ
772 :大根 十三『蜃気楼Level2(03)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/26(土) 23:36:04.34 ID:/sy8piov0
>>766
そんな時に、不良少年共の背後から声がかかる

「はいはい、残念だったなお前らそこまでだ」
「……あー……因みに、大人しくする必要はねえよ、お前らに平和的解決を望むつもりはないからな」

不良が振り返る、けれどそこには誰の姿もなく
悠貴がそちらを見ても勿論誰も存在せず、視界に入るのはアスファルトとコンクリートのみ
……しかし、そこには確かに大根が居て

不良のうちの一人が何の前触れもなく吹き飛ぶように倒れ込む、その頬には硬いもので殴られた跡が
何が起こったのか分からない非行少年共は、姿の見えない相手に恐怖したのか蜘蛛の子を散らすように逃げて行く
ただ一人、見えない"誰か"に殴られて気絶した者を残して

「意外と早く片付いたな……逃げた奴は後でこいつの口を割らせりゃいい、追うのは面倒だ」

先ほどと同じ声、しかし今度はちゃんと実像を伴ったもの
やれやれといった顔で現れた大根は、地面で寝ている不良の手をバンダナで縛ろうと、かがみこんでいる
どうやら絡まれた被害者の少年は後回しのようだ、先ずは不良の確保が先決ということらしい
773 :佐々見沙希 【影法師】Level2(32)E:日傘 [sage]:2014/04/26(土) 23:37:49.22 ID:hySJ5a9Do
>>769
「病院が嫌いって、子供みたい」

手で口元を隠しながら、くすりと小さな微笑みを浮かべる
勿論緒里谷を嘲笑した訳ではない、ただ単純に変―――――
普段感じるクールな印象に比べて、どことなくキャラと違うなと思ったのだ
とは言え沙希も病院の類は嫌いな人間だ、人の事を笑って居られる程でもなかったりする

………
……


「えぇっと……」

手元に置かれたオレンジジュースのストローが氷を揺らし、カランと音を立てる
それ以外の音が二人の間には流れない、どことなくお互いに黙ってしまったのだ

「そう!前にチケットを貰ったじゃない?」

だからだろうか、どこか焦ったような様子を見せながら思いついたことをそのまま口から出していた
喫茶店と言う状況で、咄嗟に思い付いたのがこれだったのである

「その、緒里谷さんは誰と一緒にいくか決まった?」

苦し紛れな話題だが、何とかつなぐことも出来なくはない……はずだ!
そう沙希は思っていた(希望的観測)
774 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/26(土) 23:44:53.96 ID:2N3CsdZQo
>>768

「ひゅー、かーっくいー!」

一難去ってまた一難…と、言うべきか、走り去って行った女生徒が行った方向から、一人と男が歩いて来た。

「ダークヒーローって奴かい?怜子ちゃん?素直じゃないんだから」

茶化す様な声で、ふざけた様な調子で、見透かした様な態度で、その男は話し掛けながら歩み寄る。
ニヤニヤとした笑顔を口元に称えながら、胡散臭い表情が怜子を見ていた。

第二高校二年生、風紀委員の男、見崎寿太郎太。
彼もまた、怜子とは違うベクトルで風紀委員の印象をめちゃくちゃに害しているとかいう。理由は…語るまい。

「そんなんじゃ友達無くすよ〜?もっとフレンドリーにいかなきゃ、さ」

775 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/26(土) 23:45:13.20 ID:xzojoog4o
>>771
それしか能が無いとも言うけどね
【やや自虐的にも聞こえる声色でそう返す。手の甲にはまだネコの引っ掻き傷が残っていた。あれから時間が経ってその赤は少しだけその鮮やかさを失っている】


あんまり驚かないってことは君も能力者なのかな?それとも魔術師?ボクの予想では………そうだな、能力者かな
【この学園都市に多くの能力者が住んでいることは知っている。そしてそれとは違う存在…魔術師というのも存在しているということも。だから能力を見ても然程驚かない、深く聞いてこないとなるとこの男もそのどれかに属するものなのかもしれない…。そう予想した】

見たところ君も学生みたいだけど、どこの学生なの?ほらここって学校が二つあるじゃない
ボクは数日前に第二学園に転校してきたんだ。キミは?
776 :鉄刃 悠貴 【鉄器湧出・刃】Level.2(0) E:刃無しの柄 :2014/04/26(土) 23:46:25.89 ID:OiWRgcEX0
>>772
瞬間。
悠貴の目の前にある問題は一瞬にして解決された。
突然現れた人影。まるで最初からいたような登場。
その能力として光の角度を調節する能力なのだろうかーーーそんな事を考えて、不良共を捕まえる大根を見つめる。
そして肩に付けられている「風紀委員」のワッペン。それを見て、「やっと終わったか」とホッと溜息をつく。

「………悪りいな、風紀委員の方」
「……俺が不甲斐ないばかりに」

悠貴の能力は使えば必ず「傷つけて」しまう。
殺し合いには向いているのかもしれない。だが、自分は殺し屋でも何でもない…ただの学生なのである。

もし、自分の能力が「刃」じゃなかったらーーーと不機嫌そうに虚空を睨んだ。
777 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/26(土) 23:51:03.18 ID:3FIrNdjjo
>>775
いやいや、十分だろ
俺の能力を聞きたい?そうかそうか、耳をよーくかっぽじって聞けよ、何と俺の能力はだな、自分の影が薄くなるって事なんだ!
……………はい、ショボイですね。元から薄いのにさらに薄くなってどーすんだって感じだよね、何なの存在消えるの?
そもそもぼっちで友達いないから大して変わんないけどさ
【と、自虐をしてみる。自虐は彼の得意技である】

俺は一高の生徒だ、善良かつ平和主義、人畜無害のぼっちだぜ
778 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/26(土) 23:56:44.06 ID:6W4HCrqX0
>>773

【入店してきっかり7分。ミルクティーに砂糖を3杯注いだところで、唐突に佐々見が声をあげる】
【それをきっかけに、湯気を立てる濁ったカップから相手の方へ視線を上げ】
【一瞬なんのことやら、ぱちくりと瞠目。数秒経って、漸くこの前の依頼の話だと判明する】

……いえ。
まあ、事情を話せば特殊券でも単独で入館できるでしょうし、恐らく問題ないとは思いますが

【話を振られて財布から取り出したのは、例の水族館のペアチケット。そういえばチケットを受け取ったのもこのような喫茶店の一角だったか】
【ちなみにここでいう事情とはぼっちの生態……もとい家族と離れて暮らす、単身赴任じみた己の環境の事だろうが】
【ともかく、誰かを誘う――――そんな選択肢は元より頭から抜け落ちているようだった】

ちなみにそちらは?

【殆ど儀礼的に、同じ話題を振り返す】
【少なくともこの時点で依織は、相手の意図を全くと言っていい程理解していなかった】
779 :山階宮 怜子 ◆h9EwbxF1wQ [sage]:2014/04/27(日) 00:02:13.96 ID:zNwXY5emo
>>774
「……あーん?」

【余り彼女の好みでは無いふざけた調子の声が鼓膜を震わせた。】
【ボーラーハットを片手で深く被り直し、彼の方へと渋々と顔を向けたその表情は、今にも青筋を立てそうな。】
【見るからに好意的では無い。彼女とはまた違う問題児へと、手に取る様に分かるそれを剥き出しにしていた。】

「なーんだー?私に何か用か見崎くん……。
 私を名前で気安く呼ぶな混血のハゲ猿!!」

【ふう、と溜息を吐いた。】
【疲れる相手なのだ、こういうタイプは。彼女には向いていない人間だ。】
【相手にするのが面倒臭い人間。ここから解放されるまでにどれだけ時間がかかるか。】
【少し億劫になりながら、一呼吸だけおいて、彼のその言葉に答えてやることにした。】

「逆に聞いてやる、私が友達を欲しがっている様に見えるか?
 そう思えるなら一度鼻の穴から針金を突っ込んで前頭葉をくちゅくちゅして貰ってこい!
 少しは思慮深さってもんが身に着くんじゃないのかー?
 いや、この都市の技術力ならもっといい方法があるかもしれないな、猿の脳を移植するのはどうだ。
 そうだ、烏の脳味噌は大体五歳児くらいの知能を持っているそうじゃない。丁度いいんじゃないかな?」
780 :大根 十三『蜃気楼Level2(03)』E:メリケン1号、つっぱり [sagesaga]:2014/04/27(日) 00:06:52.51 ID:LHXKPGpy0
>>776

「気にすることはないさ、どのみち俺は、こいつらを捕まえる予定だったからな」

ここまで手応えがない事は予想外だったが、そうボヤきつつも慣れた手つきで不良の両手をバンダナによって拘束してしまう辺り、この青年の風紀委員歴が短くない事がわかる
一見簡単に抜けてしまいそうな拘束は、しかし拘束された手では中々外すことが出来ないようきつく結ばれている

「普通の人間は誰も不甲斐ないもんだろ?俺もただ風紀委員ってだけで、充分不甲斐ない人間だよ」

その顔に浮かぶのがやや疲れた表情なのは、もしかすると能力を使用したためだろうか

もし、青年が少年の能力を知れば、羨ましいと感じてしまうかもしれない
青年の能力は"見せる"もので、どう頑張っても戦闘向きの能力とは言えないもので
風紀委員である以上やはり不良との衝突は避けられず、その度にあまり役立たない自身の能力に歯噛みしているのだ

「……さてと、怪我は無いか?」
「家まで距離があるなら送っていこう、逃げた奴らが襲って来ないとも限らんからな」


そう言って取り出すのはスマートフォン、近くにいる風紀委員に頼んで足下の不良を引き取って貰うつもりなのだろう
781 :佐々見沙希 【影法師】Level2(32)E:日傘 [sage]:2014/04/27(日) 00:07:04.11 ID:pOn37zEpo
>>778
「え゙?」

甘酸っぱい果汁が広がるオレンジジュース、それをストローで悠々飲んでいた沙希
だが緒里谷の質問にその小さな口から得も言われる音の呟きが飛び出してきた

「わ、わたし?私はほら、その……」

視線がしどろもどろに周囲を飛び回る
指で抓んでいたストローがグルグルとグラスの中をかき回し、渦が出来ているではないか
しまった……地雷踏んだ、沙希はそう感じていた

何を隠そうこの沙希自身もまだ一緒にいく相手なんて決めていなかったのだ
むしろ緒里谷と同じく一人でもいけるしいいよね!とか考えちゃっていたのだ

別にぼっちな訳じゃない
ただなんと言うかクラスの友達とか誘うに誘えないのだ、もう一度言うが別にぼっちな訳じゃない

ただ、親は―――――……誘えない


「……私もまだ、決まって……なぃ……」

ごにょごにょと言葉尻を誤魔化しながら、友達がいないみたいで恥ずかしい!と真っ赤になった顔を伏せて小さく縮こまる
そして先ほどの言葉を消し去ろうとでも言うかのようにストローから一気にオレンジジュースを吸い上げた
782 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/27(日) 00:07:32.37 ID:HhiCmEATo
>>777
(まだ聞いてないけど別に良いか)
【おかげで聞く手間が省けたと思いながら男の説明を聞く。どうやら自分の影…存在感を無くすというのがこの男の持つ能力らしい】

何を言ってるんだ?キミの能力は大したものじゃないか!アメリカンフットボール…バスケットボール…スポーツをやれば大成功するのに!
スポーツをやっていないのなら今すぐにでも始めるべきだよ。間違いない
【確かに能力者の中ではそれほど派手なものではないかもしれないがそれだけでも十分脅威になりうる力だ。特にアメフトやバスケといった球技ではその力は遺憾無く発揮されるに違いないとメルクレイアは思った】

第一学園の人なんだね。ボクは第二なんだ
ジンチクムガイ……ボッチ?モンスター(妖怪)の名前かなにか?
【聞きなれない言葉を耳にして、意味が分からず首を傾げる】
783 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/27(日) 00:16:09.33 ID:21zH3Jrco
>>782
いつでもどこでも黒子のバスケ状態、ただし味方にも認識されない、戦闘力もないからほんとしょーもないわ
俺はインドア派なんだ!外に出るなんてクソ食らえ!
【あんまり外で運動するのは好きではない、疲れるし暑いから。冬はどうしてるかというと炬燵に篭りっぱなしである】

へぇ、そっか。あまり俺とは縁がないな。また会う時まで顔を覚えているかどうか……忘れても良いけど
世の中便利になったね、今時はケータイで意味が検索出来るんだぜ

………じゃ、俺はもう行くわ。じゃあな
【そう言って早足で家に足を向ける。夕日に照らしだされた彼の姿は何とも言えない孤独感があったのだった…】
//眠気MAXなのでここまでです。すいません、ありがとうございました
784 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/27(日) 00:18:26.69 ID:eG0tBTLzo
>>779

出会い頭に次々に浴びせられる罵声の数々、言葉のナイフに針の筵にされていながらも、見崎は眉一つ動かさない。
寧ろ暴言を吐く怜子を見て愉しんでいるようで、わざとらしく眉を吊り上げ肩を竦めてみたりして。

「はっはっは、怜子ちゃん───」

「もっと罵倒してぇぇぇぇぇん!!興奮しちゃぅぅぅぅぅん!!」

…メンタルが強いというのは、こういう事をいうのだろうか。
両手を体に絡ませ、くねくねと気持ち悪く体を捩らせながら顔を紅潮させて叫ぶ、最早それは通報物だ。

「…ふぅ……いやー、毒舌は今日も絶好調だねー、元気そうで何よりさ」
「それにしてもさー、女の子のイジメって怖いよねー、君が止めなきゃどうなってたか…」

一息ついて、眼鏡を押し上げながら一言、女生徒が走って行った方向を振り向いて呟いた。
どうやら先程の一部始終を見崎は見ていたらしい、見ていたのに怜子が事を収めるこの瞬間まで姿を表していない、という事は…
785 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/27(日) 00:24:30.34 ID:AHQguQ+Y0
>>781

――、

【人間関係に疎い依織でも、今の発言が地雷だったとは分かった】
【もっとも、本当に他者の事を考えられる人間なら、発現する前にそれを理解して回避できたのだろうが――――】
【今更悔いても後の祭り。お互い口を噤み、喫茶店の一角は、先程までの比ではない気まずい沈黙に満ちていて】

……

【依織、思考その一】
【腕を組んで、上の天井を眺める】

…………

【思考その二】
【無言で、下テーブルを見つめる】

……………………。

【思考その三】
【眉を顰めて、一口もつけていないカップを睨む】
【そして――――】


……――――では、一緒に行きませんか

【導き出した結論は同情、そして多少の罪悪感から】
【一滴の清涼的な感情すら浮かばない顔、ともすれば怒りとも取れる顔つきで相手に呼び掛ける】
【だが表情とは裏腹に、言い知れぬ不安から、左手は机に下の包帯を巻いた右手を引っ切り無しに擦っていた】
786 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/27(日) 00:28:04.74 ID:YMgzDN52O
>>783
あらら…、すっごく使えると思うのにな
家の中じゃあ使い物にならないね
【残念だ、と言う風に首をすくめる。他との交流を避けて閉じこもりがちな人間が存在感を消す能力を持ってもあまり意味が無いのかもしれない。本当に残念なことである】

でも縁があれば会えるかもしれないね。ここに住んでる以上は…
【この男はあまり人と関わることを好まないようだ。ちょっと話すと男は足早に立ち去っていった。その後ろ姿はなんとも言えない哀愁を漂わせており、夕日にやけにマッチしていた】

ま、ボクも忘れっぽいから次に会う時はNice to meet you!!なんて言ってるかもね。できれば覚えててもらいたいし、覚えていたいけどさ
【そう言って小さくなっていく男の影に背を向けて、メルクレイアは自分の帰る場所へと歩を進める。あの男に次会う時をほんのちょっとだけ期待しながら】

//いえいえこちらこそありがとうございました。お疲れ様でした、おやすみなさい…
787 :鉄刃 悠貴 【鉄器湧出・刃】Level.2(0) E:刃無しの柄 :2014/04/27(日) 00:36:01.89 ID:GglMCKIP0
>>780
「………そうか」
「……じゃあ、遠慮せずに送ってもらうか」

もちろん風紀委員に一緒に家がある住宅区へ送ってくれるならありがたいことこの上ないだろう。
しかしーーーー明らかに大根に疲れの色が現れていて、悠貴でもその事に気づくことができた。

そこで、悠貴は欠けているコミュニケーション能力を必死に振り絞り、ある提案をする。


「………待て」
「……ここは、お礼をしたいから何処か飯でも食いに、………」
「…行かないか?」

彼の精一杯の配慮。これが大根に伝わってくれたのなら、嬉しいのだが……と悠貴は心の内で思うのだった。

788 :佐々見沙希 【影法師】Level2(32)E:日傘 [sage]:2014/04/27(日) 00:40:53.44 ID:pOn37zEpo
>>785
「へ?」

この光景、この言動――――まるで数秒前の映像を巻き戻したかのような
しかし明確な違いがいくつも存在していた

1つ目は沙希が思わず漏らした言葉、そしてそのトーン
先ほどの様な胸苦しそうなものとは違った、本当に思いもよらなかったことが降りかかってきた時に出てくる言葉
それは驚くほど透明で驚くほどあっけなく空気に消えていく

2つ目は緒里谷自身の様子
どこか飄々と、どこか淡々としていた状態から打って変わって何かに焦るかのような、不安を掻き消そうとするような姿

3つ目はそれに対する沙希の表情、真っ赤になっているのは変わらない
だがその顔は伏せることなく上げられ、大きく見開いた瞳は真っ直ぐ緒里谷の事を見つめていた

沙希が瞳を閉じる
カランと氷が音を立てる

その小さな口が開く
コツンとグラスがテーブルに置かれる

「……うん、一緒にいこう」

にっこりと、その表情は柔らかく形を変えて緒里谷の言葉を受け入れる
沙希の頬はほんのりと赤くなっていた

この光景、まるで子供同士の不器用な誘いのようだったろう

「私も、水族館行きたかったから」

そんな照れがあったからか沙希はどこかばつが悪そうな――――いや、恥ずかしさを笑いで濁しながら、そう続けた
789 :山階宮 怜子 ◆h9EwbxF1wQ [sage]:2014/04/27(日) 00:43:00.87 ID:zNwXY5emo
>>784
「ひぃっ!?」

【奇行、奇抜。或いは変態。その反応は彼女の予想しうるものを超えていた。】
【それまでは何時も通り大の苦手な気取った人間の態度だったのだ。ピッタリとテンプレートに当てはまる対応をした。】
【其処からはもう未知の反応だった、蚯蚓の如く身体を捩らせてよく分からない……否、分かりたくない。そんな言葉を叫びだし。】
【彼のメンタルが異常なまでに強いのならば、彼女のメンタルは強い言葉に反して非常に弱い。】
【大きな身体を両手で抱えて、目尻に少しの涙を浮かべてじりっ、じりっと距離を取る。出来たのはそれくらいだった。】
【漸く彼は満足したのか、眼鏡を押し上げ乍ら何か口走って。それを理解するより先に、安堵の言葉を吐き出した。】

「な、なんだったんだ……?
 ま、全くこれだから混血の猿は!」

【負け惜しみにも似たそんな後に、其処から漸く、彼の言葉の意味を頭の中で反芻して読解していく。】
【彼の言葉。そしてその態度は、まるで。】

「……見崎……お前……――――何処から見ていた?」

【返答によっては、それはまるで風紀委員にとって許されない事だ。】
【彼女は表立っては悪評を自らばら撒いている、風紀委員の権限を使って好き放題に振る舞っている、が。】
【先程彼女は、「風紀委員が正義の味方ばかりだと思うな」と思うなと声高に宣言した。ならば。】
【此処に立つどちらが、"正義の味方では無い"のか?】

「返答次第では、お前も処罰対象だ。」

【沈黙を保っていた足下の奇怪な二足歩行のそれが、駆動音と共に彼女の前に立った。】
790 :大根 十三『蜃気楼Level2(03)』E:メリケン1号、つっぱり [sagesaga]:2014/04/27(日) 00:53:52.35 ID:LHXKPGpy0
>>787
「それじゃエスコートしてやるよ、家はどの辺りだ?」

ヒラヒラと左手を宙に泳がせる、その口元が笑っているということは、この言葉は冗談交じりのものなのだろう
勿論、送って行くというのは本当だが
疲れた表情ではあるものの、それを理由に仕事を放棄する程不真面目ではないこの青年は
悠貴の提案……配慮に、バツの悪そうな顔をしてこう答えた

「あー……済まんな、今は仕事中だ」

それに、と時計を見やれば、とうの昔に9時近くを示していて
健全な青少年ならそろそろ帰る時間だろ?と軽めの口調で諭すように言うと、悠貴の住居へ向かわんと足を進め始める


//雑談でも言いましたが、2時までに〆か凍結で終わらせて頂けると有難いです……!
791 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/27(日) 00:55:30.09 ID:eG0tBTLzo
>>789

「んー?何処からって…そっちの陰から?」

くい、と右手の親指で、見崎は大雑把に背後の辺りを指差した、隠れられる塀が無くもない。

「おいおい、何怒ってんのさ怜子ちゃん?俺っちはただ『見てた』だけだぜ?」
「参加してた訳じゃないし、けしかけた訳じゃあない」
「『何もしていない』んだぜ?俺っちはさ」

わざとらしいまでに挑発的に、ニヤニヤとした笑顔から言葉は紡がれる。
深緑色の瞳が機械を見て、それから怜子の顔を見た。

「ま、別にいーじゃん、結果的に怜子ちゃんが来たんだからさ」

792 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/27(日) 01:08:35.41 ID:AHQguQ+Y0
>>788

【予感はしていた】
【相手の予想もつかないという反応からして期待薄なのだと】
【彼女が目を瞑り、自分も静かに覚悟を決める。もとより只の同情から来るものだったのだからと】
【しかし、その予想は今度は破られる事となる】

――――、はい。

【今度は自分が呆けた返事を返す番だった】
【依織は生来の負けず嫌いの捻くれ者である】
【不意を突かれたという点では人生最大級であり、それは今までなら不快に思えたはずの出来事だったが】
【今はただ、肩の荷が外れたように、強張っていた両腕は膝元で柔らかく解けていた】

牧場も、楽しみですね……、

【どうにも的外れな、しみじみとした口ぶりで呟く】
【思い遣りという卑怯な盾の影から恐る恐る差し伸べた筈の手は、気付けば暖かい日向へ体ごと引っ張り出されていて】
【居心地の悪さに、その淀んだ目を思わず閉じてしまう】
【しかしこれは自分で選んだ結果。目を開けてもそこには、赤い顔で笑う佐々見の顔が見えるだけで】
【ばつが悪くて、照れくさくて、何より己にそんな感情があるのに驚いて。しまいっぱなしだった帽子を、乱暴にぐいと被り直した】

【店内に流れるほのぼのとした空気】

――…あぁ。 そうでした

【しかし、それをぶち壊すのは何時だって――――】


それで、例の魔術師の話ですが

【空気の読めない方の人間である。誰とは言うまいが】


//すみません、急に眠気が襲ってまいりました…
//次の自レスで〆ようと思うのですが大丈夫でしょうか?
793 :鉄刃 悠貴 【鉄器湧出・刃】Level.2(0) E:刃無しの柄 :2014/04/27(日) 01:13:26.95 ID:GglMCKIP0
>>790
「………むっ、そうだったか」

自分の腕時計で確認しても分かった。時計の針はとっくに9時を過ぎていて、ごはんを食べに行く時間では無かったようだ。
そして、ちょっと落胆したがまた何か思いついたのか、また話しかける。

「………じゃあ、め、メルアド……メルアドを交換してくれないか?」
「………アンタの名前を教えて欲しいんだ」
「………お礼がしたいんだ、頼む」

未だに口調はしどろもどろ、上手く言えたようなわけではないが、恩返しをしたいと頼み込む。
あまり話しかけるなんてしない悠貴だが、助けられた事は初めてであったので特にお礼がしたいと思っていた。
そして自分も大根のように誰とでも話せるような人物になってみたいと思っていた。

//了解しました、2時までに終わらなかったら凍結という形でお願いします
794 :山階宮 怜子 ◆h9EwbxF1wQ [sage]:2014/04/27(日) 01:16:39.63 ID:zNwXY5emo
>>791
【搭載されたカメラが彼の顔を映し出した。その言葉は、わざとらしい程に挑発的を崩さない。】
【思わず彼に対してもっと踏み込んで問い詰めてやろうと思った。】
【けれど、それは何とか抑えた。どの道この手の人間に何を言おうと、暖簾に腕押し、糠に釘、そうとしかならないと。】
【二脚の機械がピピッ、と言う音と共に、彼の顔を捉えるのを止めて、彼女の足下に帰っていく。】

「……私が来なかったらどうする気だった、そんな事にも頭が回らないのか混血の猿は!
 あんな根暗一人どうなろうと私は構わないが、それで問題を問われるのは御前の方だ。」

【顔に視線を滑らせた彼に対して、不快そうに逸らして、帽子を深く被り直した。】
【元来、人と目を合わせて話すとか、そういうのは得意じゃない。】
【相手が鼻持ちならない相手と言うのなら、尚更だ。】

「今回は"この私のお陰で"如何にかなったんだ、不問にしておく。
 だが次私の手を煩わせた時には私の出来得る限りの権限を使ってお前を最底辺に叩き込んでやる!
 せいぜいビニールシートの上に空き缶を置いて一日中過ごす練習でもしておくんだな!

 ……次は許さない。」
795 :大根 十三『蜃気楼Level2(03)』E:メリケン1号、つっぱり [sagesaga]:2014/04/27(日) 01:29:01.76 ID:LHXKPGpy0
>>793
「メルアドな、書いてやるからちょっと待ってろ」

立ち止まり、ごそごそと探るのは学ランの胸ポケット
どうやら青年のスマートフォンは赤外線通信の出来ないタイプのようで、取り出した紙切れとボールペンで連絡先を記す
青年が紙切れを渡せば、そこに書かれているのはメルアドと電話番号
後で空メールとワン切り宜しくな、と笑う

今時、風紀委員に助けられたからといって、礼を言うだけならまだしも行動で返そうとする人間は珍しいもので
中々見込みがありそうな奴だと心のうちで感心、悠貴が教師に風紀委員の推薦を受けた事があるなど青年は知らなかった
研修に一度でも顔を出していたら、もしかしたら知っていたかも知れないが


兎に角再び歩き出し、何事もなく平和なままで暫くの時間が過ぎて

「……と、この辺りか?」

そう悠貴へ声をかければ、確かに周囲の景色は少年にとって見慣れたものだろう


//ありがとうございます、凍結で長く続けたいのは山々ですが……
//長時間キャラを拘束してしまうのはやはり申し訳ないので、これで〆ということでお願いします
796 :佐々見沙希 【影法師】Level2(32)E:日傘 [sage]:2014/04/27(日) 01:29:56.13 ID:pOn37zEpo
>>792
「私もっ!」

緒里谷の牧場が楽しみという言葉に対し、沙希は思わず座っていたソファから飛び出してくる

「私もねっ!ペンギンとか見たかったの!」

にっこりと、彼女の能力とは裏腹に一点の陰りもなく沙希は笑った
ただお互いの気持ちを共感できたから、そんな小さなことに沙希は笑っていたのだ
感極まって緒里谷の手を小さな両手で握りしめたのだ

「……あ」

そんな沙希も緒里谷の言葉に現実に引き戻される
……すっかり忘れていた、そんな表情が見て取れた

//私も地味に危なかった……(既に一度撃沈しかけ)
//ごめんなさい、よろしくお願いします!
797 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/27(日) 01:40:44.81 ID:eG0tBTLzo
>>794

「………」

ふんす、と鼻から息を吐いて、話を聞いているのかいないのか、そんな態度をしていた。
だが、怜子の言う言葉を最後まで聞くと、右手で頭を掻きながら口を開く。

「ほんっと、素直じゃないよねー、怜子ちゃんさ」
「『イジメを見て見ぬフリするのは許せない』、それってれっきとした正義感って奴じゃないの?」
「そんな立派なもん持ってんだから、隠す必要はないと思うんだけどなー」

『現場をただ見ていた、止めようとしなかった』と証言する自分に対しての怜子の態度、怒りを露わにしている態度の中に、見崎は怜子の正義感を見た。
いや、最初からそれが見たかったのだ、その正義感の片鱗を自分にぶつけるという形でこの場で表して欲しかった。

実際に現場を見ていた訳じゃない、通りすがりに最初に逃げて来た三人の女生徒達が来た時点では何も知らず、逃げ道を逆に辿ると怜子と苛められっ子の会話に出くわした。
そこから何があったかを察したのだ、元よりその場にいなかったので止める事は不可能であった。
だというのに何故最初から見ていたかのような口ぶりをしたかと言えば、前述の様に怜子の気持ちを確かめたかったから。例え自分がどう思われる事になろうとも。

「そういう、悪い奴を許せないって気持ちがちゃんとあるのに、自分でそれを押し潰してちゃ窮屈になっちまうぜ?」
「もっと素直になれよ、自分にさ」

事情を知らない者からすれば、『こいつは何を偉そうに言ってるんだ』となる事は免れないだろう。
胡散臭いニヤつき顔の男は、上から目線に、言いたいだけ勝手を言って。
798 :鉄刃 悠貴 【鉄器湧出・刃】Level.2(0) E:刃無しの柄 :2014/04/27(日) 01:41:27.65 ID:GglMCKIP0
>>795
「………何から何まですまないな」
「………では、俺のメルアドも教えておこう」

大根のメルアドを登録し、自分のメルアドをメールで大根へ送る。
そして、言い忘れてたとばかりに、忘れない内に話しかける。

「………俺の名前は鉄刃悠貴」
「………Level2の能力者だ、困ったことがあればいつでも連絡してくれ」
「………身体を動かす方が俺は得意だし、あまり話すのは苦手だ」

そして、家があるマンションに着き、大根に振り向き、

「………今日は世話になった、あ、ありがとう」
「………そして、おやすみなさい」

そう言って、少し照れるのを隠して小走りで家のドアを開けに駆けていった

//斎藤さん、お疲れ様でした。これで〆ということにします。
//長い間、拘束しながらもロールしてくれて、本当にありがとうございました、乙です!
799 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/27(日) 01:54:15.05 ID:AHQguQ+Y0
>>796

【目の前で、生身の人間が、自分の言葉で笑っている。それだけでも珍しいのに】
【いつのまにか、こうして一緒にお茶まで飲んでいて】
【ふと、自分の身が浮き上がるような不思議な感覚に襲われる】
【磁力を操る昂揚感とは異なる、どこかつかみどころのない感覚】

【佐々見沙希――――彼女の笑顔は、何だか苦手だ】
【自分でも理解し難い感情を、凡そ納得し得る範疇(カテゴリー)に封じ込めて、その眩し過ぎる笑顔から顔を背ける】
【そして、その油断が命取り】

いっ!?

【余所見した隙に一息で縮まった距離、続けざまに己が手に熱い感触が走るのを覚え、びくっ! と椅子から跳ねかける】
【辛うじてカップを倒すのだけは回避して、こほん、と取り繕うように咳払い】

たしかに追い払いはしました。 ……けれど
悔しいですがあの男、逃げ足の速さだけは一級品です。 しかし、それにはどうもある手順を踏む必要があるようで
私見ですが、あの両腕……を拘束さえ出来ればそれを防ぐか、悪くとも一瞬遅らせる程度は出来るのではないかと……――――

【先日の追跡劇から割り出した魔術師の特徴を、拙いながらも独自の解釈も交え精一杯伝えていく】
【途中、腕という部分でちらりと、捕まれたままの其れに視線を落とすが】
【しかしどうにも、何故か自分からは相手の腕を振り払えないでいて。喋り過ぎで段々と乾いて来た喉を潤すことも出来ず】
【冷静さを取り戻した口調とは裏腹に、少女はもう暫くの間、独り悶々と過ごす事となる――――】

//ではこれにて〆させてもらいます!
//絡みお疲れ様でした! 遅くまでお付き合いくださりありがとうございます!
800 :山階宮 怜子 ◆h9EwbxF1wQ [sage]:2014/04/27(日) 01:58:44.20 ID:zNwXY5emo
>>797
【彼の態度は自分の言葉を聞いているのかどうかも不明瞭な、そんな格好だった。】
【散々捲くし立ててこれなのだから、こういう人間は好かないと、帽子の中に手を突っ込んで頭を掻いた所だった、彼が口を開いたのは。】
【それは彼女の心にズブリと突き刺さる。正に図星と言うべき言葉だった。】

「お、おい!それ以上……!!」

【そう言っても、彼の言葉は止まらなかっただろう。結局、彼女の心の内は否応無しに掻っ捌かれる事になる。】
【此処で彼女がイジメの現場に通りがかったのは偶然だった。だが、彼女がそれを見捨てて何処かに行くと言う事は万に一つも無かった。】
【転がっていた試験管を拾ったのだって、其処に残された様々な情報から後でこっそりとその犯人を突き止める為だった。】
【強い言葉と人を喰ったような態度の下にあるのは、彼の言う通り正義感。】
【全く、的のど真ん中を射抜かれているのだ、山階宮 怜子は。】

「な、な、何言ってるんだこの混血猿!!妄想癖も大概にしろ!
 この厨二病と言う言葉が蔓延して久しい現代においてよくそんな薄ら寒い事をつらつらと述べられるな!
 いいか!私が従うのは権力とお金だ!正義感何て下らない物持ってるわけがあるかー!」

【深く被った帽子の向こうは、図星を突かれて真っ赤になって涙目を晒す彼女の姿。】
【苦し紛れにそう捲くし立てると、学生鞄を肩に掛けて、足下の二機の機械を抱える。】
【ぐるる、とでも言い出しそうなほどに、彼を睨み付けて。】

「分かったような口を聞くんじゃない!!私は皇族だぞ!!!
 本当ならお前に話しかけてやるのだって奇跡なんだからな!分かったら二度とその面を見せるなー!!」

【そう言って、早歩きで彼の横を通り過ぎて。去ってしまおうとする。】
【山階宮 怜子、本日大敗北、である。】
801 :見崎 寿太郎太 『Level1(1)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/27(日) 02:18:54.38 ID:eG0tBTLzo
>>800

「はっはっはー、いーねーその顔、チョー可愛いーよ!」

いくら口汚く罵倒しようと、顔を真っ赤にした少女が言っているとなればこの男からすれば効かない所かご褒美レベルの代物だ。
焚き付けるように笑いながらスマホを取り出すとパシャパシャと勝手に写真を撮るという追い打ちをかける。

「…ま、一人で抱え込むのも程々にね」
「何か困ったらすぐに相談しなよ、同じ風紀委員のよしみっしょ?」

怜子が横をすり抜けて行く瞬間、丁度位置が重なった所で告げた言葉は、今までのふざけた調子とは打って変わって真面目な声色を孕んでいて。
そのまま歩いて行く怜子の姿を、スマホの画面を眺める見崎の背中に書かれた『死角』の文字が見送っていた。

/乙でしたー!
802 :山階宮 怜子 ◆h9EwbxF1wQ [sage]:2014/04/27(日) 02:25:02.96 ID:zNwXY5emo
>>801
/乙です!絡みありがとうございましたー!
803 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/27(日) 13:45:32.16 ID:21zH3Jrco
【一高の屋上、早瀬のお気に入りであるこの場所で今日もまた彼は一人佇んでいた】
………まずい、非常にまずい
【何がまずいのか、それは先日風紀委員に目を付けられたと思い込んでいるから】
ちょっと善意働かせるだけであんな態度されるんだぜ、何が悪いの?顔か?顔なのか?イケメンだったらああじゃなかったのか?
嫌われるのには慣れてるけど人助けてあれじゃ人間不信になってもおかしくないだろ
【とある風紀委員を助けたつもりでいたらどうやらそれが癪に障ってしまったらしく、逆に怒って行ってしまったと早瀬は思っている】
【どちらにせよ失敗した、このままでは平穏に学校生活を送れるはずもない】
それでえっと、あいつの名前は確か……何とか谷何とかだったな、うん全然覚えてねーや
【そもそも覚えるべき友人など居ないので名前を覚えるのは苦手なのである】
……………えっ、どうしよう、謝るのは確定としてだ。やっぱり土下座かな、それも焼き土下座なら許してくれるか?
いや、もしかしたら金を要求されるかも…カツアゲかぁ、うわぁ…
【様々な場面を想定していく、プライドなどとうに捨て切っているのでこんな事は朝飯前だ】
あれ、そもそも俺の事覚えてるのか?忘れられてたらそれはそれで悲しいけど無かった事にされてるなら俺がこんな事を考える必要もないし…
【悶々と考え続ける、考える時間はいくらでもあるので逆に良い暇つぶしかもしれない】
//こんにちは、早いですが待ちです
804 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷.rank.c(00)』 :2014/04/27(日) 19:54:14.14 ID:2rNQdsHf0
【昼の学園都市の裏路地での事。ビルの谷間に這うようにしてある其処は、隣接するビルによって陽光が遮断され、昼間でも薄暗く、不良達の溜まり場にもなる場所。】
【その薄暗闇の中、一際浮いた銀髪碧眼の上は黒基調に黄色のラインのジャージ下は黒のジーパンといった服装の青年はその円の中央に居た。その円とは、無能力者の男達が彼を中心に囲んだサークル。ならず者の内の1人が口を開く。】

『僕ぅ〜〜〜〜??こんなところうろちょろしてていいのぉ〜?…ほら、お金くれたら許してやるからさ?』

「………金だァ…?んなモンどこから出てくんだよボケが。」

【不良定番の台詞を中央へと浴びせかける。──数にして約5人。円を作り出し、中心に歪んだ笑みを見せる不良達はジリジリと彼に歩み寄る。手には鉄パイプや警棒といった鈍器。】
【それに対して彼は面倒臭そうに顔を歪めて声を放つ。勿論、それは不良達を激昂させる原因となるのだが。】
【基本的に。彼らが不良定番の台詞を吐いた時点でその結末は決まっていたのかもしれない。明らかに周りと浮いた風貌の青年、そしてその台詞が確立させるは死亡フラグという不吉なモノ。】
【両拳に青白い光を灯す青年。──刹那、青白く鋭い閃光が轟音と共に路地裏に炸裂した。といってもRANKが低いので、それほど大きな衝撃では無いのだが…路地裏周囲の人間に「あ、光った」と思わせるほどの光の量はあった。】

「………あぁ…治安悪りィなここ。」

【中央に立つ青年を中心として作られたサークル。然し、その円の弧となる不良らは倒れていた。まだ薄っすらと残るビリビリとした電気に、ピクピクと痙攣する不良ら。体内に迸った電気で麻痺している。】
【──然し、其れをこの戦闘に関与していていない学園都市に住む第三者から観てみると。青年マグニは能力を存分に振るって無能力者をボコボコにした犯人で、不良らはその無能力者…つまり被害者。】
【更に彼は先程、閃光を発したことにより、自身の位置を少なからず数人には知らせていることになり─────。】
【その誰か…第三者が彼のいる路地裏に現れたのはその直後のことだった──。】

//取り敢えず出来たので投下…ですが、作業と並行して行うので遅レス、そして所用により23:00には落ちますので、明日へと持ち越す可能性が大きいです。
//もし同じような境遇の方やそれでもいい、って方がもしいらっしゃればどうぞよろしくお願いいたします。
805 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 [sage]:2014/04/27(日) 20:05:50.79 ID:21zH3Jrco
…………やべ、眠くなってきた
【思考を続けていたら急な眠気に襲われ、ウトウトしている】
授業って何時からだっけ……まだ時間あるよな……
……つか、どうせサボっても気づかれないんだし、いっその事ガッツリ寝ちまうか……
【ベンチに寝転がる。お世辞にも良い寝心地はとは言えないがそんな事は関係ない、寝れれば良いのだ】
//とりあえず新しく待ち
806 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage]:2014/04/27(日) 20:14:44.80 ID:RI1Alxa5o
>>804
先日ガラの悪い方々に絡まれてから出来るだけ使わないようにしていた路地裏に迷い込み、彼は焦っていた。
出口を探し歩くこと数十分、──そう遠く無い場所から凄まじい轟音がきこえてきて、思わず足を止める。

「なんだよ、いまのは──。」

触らぬ神に祟り無し。物騒な音の出所に赴けば、物騒な事態に巻き込まれることは明らかだ。
助けを求める美少女なんて居るはずもないし、芽生える好奇心はきっと猫をも[ピーーー]良からぬ感情に決まっている。
彼はそう考え、決心する。そうして、ゆっくりと歩みを再開した。


「……これ、全部お前がやったのか」

結局、理性で好奇心に抗うというのはどうにも難しいらしい。思春期だから、ということなのかな。
早速この場に居合わせてしまったことを後悔しながら、彼はぼんやり考える。

もし青年が声のする方へと眼を向けたなら、紺のパーカーを羽織りフードを目深に被った少年の姿を認めることが出来るだろう。
風邪のときにするようなマスクをしており、その顔は確認しづらい。瞳の色は黒く、やや険のある目付きだった。

「──」

素直に解釈したならば、目の前の青年は加害者で、周囲に倒れているのが被害者で、
だからといって加害者を糾したところで、自分にも被害者の独りに仲間入りするだけになるのは眼に見えていて。
要するに、彼は困っていた。きっとした視線を青年に向けつつ、その場に立ち尽くしていた。

/自分も遅レスになるかと思われますが、よろしくお願いしますー
807 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/27(日) 20:30:19.41 ID:AHQguQ+Y0

【夕暮れ時の商業区。ここは100円ショップと帽子屋の間にある、誰かが建てた犬の銅像前】
【どこぞのハチ公に似ているが、鼻ぺちゃな顔立ちは控えめに見てもブルドッグの其れであり】
【カップルの待ち合わせにはおよそ相応しからぬその場所で、雑踏に紛れ少女が独り像にもたれていた】

【風紀委員、緒里谷依織の横には紙袋とビニル袋が一つずつ。中身は服やノートなどの雑貨と、本日の晩御飯の惣菜弁当で】
【少し前に学校と通院を終えて、今日は久々の委員会活動。手始めに一度支部に寄り、荷物を置いてから活動に参加する予定であり】
【つまり、本来ならとっくにそちらへ向かっているべき時間帯である】

――――。

【だが、その足は地に根付いたように動かない】
【おまけに少女には珍しく、やけに覇気の薄い顔をしていて】
【視線は手の中の財布――多分レシートの整理をしていたのだろう――正確にはその中の一枚の紙に吸い寄せられていた】

……、……

【声には出さないが、ぶつぶつと唇の動いている形は、どうやらそこに書かれた住所のようであり】
【流行に詳しい者が見れば、其処が娯楽区にあるとある水族館と一致する事に気付くだろう】

、あっ

【ふと風が吹き、手中から件の水族館のチケットを奪っていく】
【平和な中の突然のハプニングに、反射的に手を差し出すのも遅れて。瞳だけが、風の中の軌跡を暫し追いかけていた】
808 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷.rank.c(00)』 :2014/04/27(日) 20:37:04.68 ID:2rNQdsHf0
>>806
【殺戮としたその路地裏の暗闇から声が発せられてきたのは、彼が魔術を発動し不良達を蹴散らした…凡そ数分後。】
【マグニはその出処を確認しようと、眉を顰めて目を凝らす。】

「───あ”?」

【そして眼に映ったのは紺のパーカーを着用し、フードを被った少年であった。残念ながら、その薄暗い裏路地に於いて、彼の詳細を確認することは出来なかったが。】
【駆け付けた夏目を見て彼が浮かべるのは「敵の仲間」であるという印象。 】
【然し、攻撃することは無い。そういう印象を受けてはいるものの、彼を目の前にして立ち尽くした夏目からは青年を襲うという意思が汲み取れなかったからである。】
【即ち─、まだ殴り合いなんてする事態では無い。】
【一度、倒れた不良の方へ視線を落とし。そして夏目を見据える。その鮮やかな碧眼で。】

「──テメェも、こいつらの仲間か?」

【───然し。此れでは誤解を招くばかりである。】
【第三者から彼を見ると、彼は加害者。
まさにそう思い込んでいる夏目に掛けたこの言葉はさらに誤解を招き、威圧を掛けるものであるといえる。】

//こちらこそよろしくお願いします!

809 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/27(日) 20:38:10.68 ID:21zH3Jrco
zzzzz……
…………ん………
【屋上のベンチでどうやらすっかりと眠ってしまっていたらしい、気怠さを感じながらムクリと起き上がる】
…………げっ、嘘だろ?
【外の景色は既に夕暮れになっており、残っていた眠気を全て吹き飛ばしてくれた】
マジでサボっちまった…ノートを取らせてくれる相手なんていないのに……
………はぁ、帰るか
【今更考えたって仕方がないので、鞄を持って帰路につく】
810 :柳姉妹『電子妖精&万有規約』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/27(日) 20:42:48.24 ID:8CqExer5o

商業区──オープンカフェ。

姉妹が夕食を摂っていたのは、商業区でも屈指の人気を誇る名店での事だった。
休日の夕飯時ともなれば、その混雑ぶりは目を見張るものがあり、席に空きは殆どない。


「ねえねえ瑞穂姉ぇー、なんかわかったぁ?」『うるさい、黙れ、気が散る』

喧騒の中、フォークに刺したペンネを小刻みに囓りながら妹──瑞希は、姉である瑞穂に問いかける。
それを一蹴するのが姉である瑞穂の苛立った声であり、素っ気ない応答に「ちぇ」と舌打ちする瑞希。

俗に青軸と呼ばれるキーボードの、小気味良い打鍵音を辺りに響かせながら、
瑞穂は画面を睨み付け──腹いせとばかりに色気の無い、薄切りのフランスパンを口へ詰め込む。


「多発する謎の怪奇現象、かぁー……」

欧風のマロニエ並木を眺めながら、呟く瑞希。
それは、風紀委員でもあるこの双子姉妹──主に姉が今調べている事柄の題目でもあった。
尤も、乗り気でないのか成果が芳しくないのか、瑞穂の表情は時を刻む毎に険しくなっていくのだが。

前述の通りカフェは満席であり、姉妹が座っているテーブル席には、まだふたつ椅子の空きがあった。
もしかすると誰かが店員に相席を案内される事が、あるかもしれない。

811 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/27(日) 20:53:15.79 ID:21zH3Jrco
>>810
………………空いてるのここ?初めて来たんだけど、つーか一人で来てるの俺だけじゃね?
【帰り際、早瀬は寄り道として商業区のオープンカフェに立ち寄った】
【夕食を作る気分じゃなかったので何となくここに立ち寄ったのだが、人気店らしくかなり混雑している】
……………俺、こういうのに疎いからなぁ。あ、すいません………

【どうやら相席ではあるが空席はあるらしく、案内してもらう】
………
(げっ、女か…しかも二人…まあ関わらないんだし良いか)
隣、失礼しまーす…………
【恐る恐る、申し訳無さそうに隣に座る。とにかく自分は空気だ、場を濁す事なく事を終えよう、と振る舞う事にした】
//絡みよろしいでしょうか?
812 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/27(日) 21:04:56.72 ID:AHQguQ+Y0
>>810

【がやがやと活気よく賑わう店内】
【その片隅で学ランと制帽を身に付けた人物が独り、混雑を掻き分けて店先へ案内されてくる】
【風紀委員、緒里谷依織の手には紙袋とビニル袋が一つずつ。中身は服やノートなどの雑貨たちであり】
【久々の委員会の報告を終え、お腹を空かせての帰宅中、その評判につられての事であった】

すみません、相席宜しいです、か……

【通されたテラスには先客が二人】
【その片方、主に食jを楽しんでいる人物へ、遠慮がちに呼び掛ける――その声が、途中から声が尻すぼみに小さくなって】
【双子と思しき二人の姿に、一瞬見覚えがあるような気がしたが】
【とはいえ己の記憶などあまりあてにならない。肩を竦めて、手持無沙汰に袋の紐をよじる】
813 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage]:2014/04/27(日) 21:05:57.85 ID:RI1Alxa5o
>>808

目が合う。鮮やかな碧色だった。──自分とは出身が違うのだろうか。漠然と思う。けれども、用いる言葉は同じだ。
そんなことを考えている余裕はすぐに塵と消えた。彼の口から発された一言は、周囲の状況と併せ、少年を威圧するには十全であった。
びくり、と一瞬ばかり肩を揺らつかせる。情けないとはいわないで欲しい。高校生なんてきっと、大体、こんなものであるはずだ。

「ち、ちげえよ! どっからどう見たらどうなるんだよ」

少年は、慌てて首を横に振る。──周囲のやつらの二の舞になるのは、ご免だった。
第一、もし彼らの仲間だったとしても、決してそのことを認めたりはしない。彼は周囲をあらためてぐるりと見渡す。
この惨状。こんなことが出来る相手に敵うとは、到底思えない。……。

「──」

いや。
そこまで考え、少年は思い直す。──自分にも、確かにあった。彼は思い出す。
能力の暴発。惨状と化した、彼の通っていた学校。──不意に過去の光景が、目の前の青年の造り上げた光景と、重なってみえた。


「……おまえがやったって言うなら、後学の為に教えといてやる」

さっきまで恐怖にひくついていた喉から自然と声が漏れる。鋭い目つきが、青年の姿をはっきりと捉える。
その視線は責めるようにも、気遣うようにも見えた。

「能力は、人を孤立させる。……あまり濫用しないほうが、良いと思うぞ」

結果として彼の口から紡がれたのは、迂遠ながら警告するような内容の言葉だった。
その口調はとても親身になっているとは言い難いような、素っ気ないもの。
けれども一方で少年は、あたかも自分の言葉を受け自分の過去を悔いるかのように、僅かに眉を顰めていた。
814 :白野 孝臣 『護法剣術 Rank D(00)』 [saga]:2014/04/27(日) 21:13:16.32 ID:Ex+euDs5o
もう生徒の姿も少なくなってしまった夕暮れの校舎
季節が季節ならばもう日が落ちてしまっているようなこの時間に学園に残っているのは
余程熱心に部活動に精を出す生徒か、はたまた何か理由のある生徒だけだろう

「……何方か居らっしゃいますか?」

コンコン、と軽いノックの音
叩かれたのは映像研究会と銘打たれた同好会の部室
ドアを開き中に入ってみれば同好会にしては立派な部室であった
学園都市の豊富な施設故か、他の理由があるのか

「よし、誰も居ないようだな」

不精に伸びた黒髪をかき上げ、男は小さく息を吐く
窓を半分ほど開け、懐から煙草の箱を取り出すと少しばかり嬉しそうに頬を緩めた

//人待ちです
815 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/27(日) 21:20:24.35 ID:21zH3Jrco
【帰り道、うっかり昼休みに屋上で放課後まで寝てしまった早瀬は足早に進んでいた】
誰か起こせっての…無理なのは分かってるけど、友達いないから仕方ないけど。ぼっちという現実を痛感させられてるじゃねーか…
……そういや、この辺に野良猫いたっけ、あいつ飼いたいなぁ
【そう言ってキョロキョロと、野良猫を探してみる】
816 :柳姉妹『電子妖精&万有規約』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/27(日) 21:21:57.84 ID:8CqExer5o
>>812

『ん』「あ、どうぞどうぞーっ」

「……って」

やはり苛立ちを隠し切れない姉と快諾し、腰を浮かせてそそくさと卓上に広げた皿を纏める妹。
いずれにせよ控えめな申し出は受け入れられたようであり、
瑞穂は人当たりの良い笑顔で声の主の顔を見上げ──

「……緒里谷さんっ?」
               『誰の事だ?』
「あの、風紀委員の」

──気づいたのは、人付き合いの比較的得意な瑞希の方だった。
学ランを着用した女子生徒など、いかに学園都市と言えど彼女くらいのものだろう。
同学年、かつ同じ風紀委員となればその印象深い出で立ちを、記憶する機会は十分にあり。


「柳って覚えてないっ?」「同じ第一の、風紀委員姉妹なんだケド……」

瑞希は自分の顔を指差し、身体を一層浮かせ──席に付いたであろう緒里谷に向かって、身を乗り出すのだった。
互いに言葉をかわした事は無かったが、同じく特徴的な双子の風紀委員という事で、
相手の記憶に残っている事も、あるかもしれなかった。

一方で持参しているノートPCと改めて向き合い、件の調べ物を続行する瑞穂。
『ああ、そういえば聞いた事のある名前だな』と、視線は向けないまま、言葉だけで同意を示す。
817 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/27(日) 21:33:47.75 ID:2DkhAZOyo
>>815
やぁこんばんは。意外と早く会えたね
【不意に後ろから誰かが話しかけてきた。聞き覚えのある声…、記憶喪失か健忘症で無いのならばその声の主に昨日会ったことは容易に思い出せるはずだ】

本当にネコ好きなんだね。だけど探すなら昼間の方が良かったんじゃない?あいつらは日向で微睡むのが好きだから
【聞こえていたらしい。よく言えばフレンドリー、悪く言えば馴れ馴れしく話すメルクレイアの口許は微かに微笑んでいた。昨日ネコに引っかかれた手にはまだ赤い線が残っている…】

一緒に探そうか?一人で探すよりはまだマシだと思うよ。それに寂しく独り言を喋るより楽しくお話ができるし
818 :三条茉莉 【一刀流火術】RankC(0)E:妖刀 [sage]:2014/04/27(日) 21:35:29.21 ID:pOn37zEpo
>>814
部屋の中心に合わせる様に設置されている長机の1番奥
恐らくは同好会の会長が座るべきであろう上座は、机側ではなく窓側へと向けられて背もたれだけが見えていた

『誰もいない』――――部屋に入ってきた男のその言葉に、椅子が独りでに動き始める
キィと軋むような音を立てて、黒い人工革が光に照るそれはゆっくりと表を向く

そもそも前提が間違っていたのだ、最初からこの部屋には誰かが居たのだ

「人が居ないと見るや否や早速喫煙か孝臣」

後頭部にて左右二つに分けられた長髪は、椅子から零れ落ちてそのまま垂れ下がる
椅子に使われた人工革よりも鮮やかに、光を弾くその質はまるで髪そのものが輝いているかのようで

深海の様に暗く美しい紺色を持ったその瞳は、左目よりも仄暗い右の瞳と合わせて真っ直ぐに男と男の持つ煙草を突き刺していた

「ここは確かに私達以外には人なんてそう居ないだろうがな、少し不用心じゃあないか?」

何よりも驚くべきはその態度
肘掛けに置かれた右腕はそのまま頬を支える杖となって、本来は上座に座るべきではない1年生と言う学年と合わせてふてぶてしさを強調していた

「まぁいい、エアコンのリモコンを寄こせ」

三条茉莉――――それがこの少女の名前
819 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/27(日) 21:36:39.21 ID:21zH3Jrco
>>817
うおっ………あ、あぁ、この前はどーも…
【ハッキリと、鮮明に覚えてる。不意に声をかけられたので驚いてしまったが】
よく知ってんね…どーも、名も知らぬ馴れ馴れしい人
【あまり馴れ馴れしくされるのは好きじゃない、だから拒絶するような口調で喋る】
820 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/27(日) 21:36:54.71 ID:AHQguQ+Y0
>>816

あぁ、柳さんでしたか。 失礼しました

【言われてすぐに思い出す、同期で双子の風紀委員がいた事に】
【第二ならともかく、同じ学校の同僚を忘れるようでは情けないにも程がある】
【鉄面皮の伊織にも恥じ入る気があったとみえて、帽子を取り深々と頭を垂れた】

お疲れ様です。 ではお言葉に甘えて

【妹――――と記憶している、最初に名前を呼んだ方に近い席へようやく腰を下ろす】
【テーブルを見ると、二人の方は既に食事を進めているようで】
【それを参考にして注文を考えようかと頭の片隅でちらりと思う】

お仕事ですか? ならば私は席を外しますが……

【柳瑞穂――であったか。自分という異物が侵入した今でもパソコンから目を離さない、その横顔に声を掛ける】
【一応の気遣いはするものの、人当たりのよさそうな妹に尋ねない辺り、やはり空気を読むスキルは身に付いていないようであった】
821 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷.rank.c(00)』 :2014/04/27(日) 21:39:30.29 ID:2rNQdsHf0
>>813
「…………ハッ、何が始まるかと思えば説教かよ。」

【少年にどんな過去があったのか、そしてその未来である現在彼はどんな境遇に在るのか。そして今現在、目の前の少年が何故に自分に忠告を促してくるのか。】
【そんな事を知る由も無く、そして知ろうともしない彼は。──その忠告を容易く嘲笑で一蹴する。】
【相手の意見に耳を傾けることすら許さない。──目の前の少年に暗い過去が在るように、彼にだってある。】
【そしてその過去が、彼を此処まで捻くれさせているのかも知れない。】

「……悪ィかよ…?お前だって金とられそうになったら本気だすしかねェだろ?」

【何故、此処で。此処にきてカミングアウトなのか。】
【──正直、この場合はどうなって仕舞うのだろうか。震える体を動かし警告を促した夏目であったが、実のところ、青年マグニが行ったのは”正当防衛“に当たってしまうのである…基本的に。】
【彼の指に填められた輪を媒体とするその魔術は、振るわない。警告を促す彼に対しては振る必要は全く感じられない。】
【少年の言葉に含まれていた“能力”という語を聞き。彼は一度、その指の輪へと視線を落とす。そして薄く、何かを鼻で笑い、言葉を紡ぐ。】

「──お前。これが“能力”とでも思ってんのか…?」

【最近、学園都市でもその存在が確認されている、能力とはもう一方の…別の形の異能。通称────魔術。】
【その存在を夏目が知っているか否かは別として、彼は問いかけてみる。】
822 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷.rank.c(00)』 :2014/04/27(日) 21:42:22.74 ID:2rNQdsHf0
>>813
//申し訳ございません!所用が早まってしまい、落ちることになってしまいました
//非常に勝手ではありますが、凍結をお願いできますでしょうか?
823 :白野 孝臣 『護法剣術 Rank D(00)』 [saga]:2014/04/27(日) 21:47:15.73 ID:Ex+euDs5o
>>818
そこに居た人物の姿に、伊達眼鏡の奥の瞳が細まった
咥えようとした煙草を握り潰すとスラックスポケットへとねじ込み、歪んだネクタイを直す

「三条さん、いえ――……茉莉お嬢様
 申し訳ありません、少しばかり油断が過ぎました」

仮にも教師である孝臣は、膝をつき頭を垂れる
その仕草が彼女の威厳というモノを更に際立たせているように思えた
まるでその2人だけを切り取れば、茉莉は女帝か何かのである

「それと、出来れば学園では白野先生でお願いします
 新任とはいえ、自分にも立場があるのです」

そう言いながらも、そそくさとテーブルの上に乱暴に放り出されていたエアコンのリモコンを彼女に向かい差し出す
ここで下手に自分が操作する、などと口に出さない
寄越せ、と彼女が言ったという事は好きに操作したい、と言う意味なのだろうから
824 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage]:2014/04/27(日) 21:48:56.73 ID:RI1Alxa5o
>>822
/先に返事だけ……。
/凍結、了解しました。あとで返信しておきますので、時間のある時に返していただければと思います。
/ここまでお疲れさまでした!
825 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷.rank.c(00)』 :2014/04/27(日) 21:50:59.12 ID:2rNQdsHf0
>>824
//大変申し訳ございません!
//明日の夜には返せると思いますので、その時はよろしくお願いします
//お疲れ様でした!
826 :木乃井 ◆uvJvPJK40DvY [sage]:2014/04/27(日) 21:51:29.29 ID:PaDfhOwSo
「―――……ふぅ」

【夜、学園都市のとある路地裏。どの区を問わず存在する薄暗く湿っぽいこの場所は、無能力者や不良の格好のたまり場となっていた】
【そんな場所にため息を吐きながら佇むのは、女性である。それも、1人で】

【金髪は後ろでお団子状に纏めてかんざしで留め、その髪色に反してサングラスを掛けた顔は日本人寄りだ。サングラスから見える目は、冷淡と言える具合に引き締まっている】
【服装は白いシャツにジャケットのボタンを全て開けた漆黒のパンツスーツ。これまた黒いハイヒールを履いている】
【何かで締めつけて彼女は隠したつもりでいるらしいのだが、その豊満な胸はイマイチ隠しきれていない】

【そんな女の周りには、複数人の不良が倒れていた。息は有る、死んではいないが……相当コテンパンにやられたらしい】

「……準備運動にもなりゃしないわ……。無能力者の不良っていうのは、全員こんな感じなのかしら」

【手に持った白い物体をポケットに収めながら、呆れた口調でもう一度ため息を吐いた女】

【ここまでの経緯は至ってシンプルである。路地裏を通り抜けようとした女を不良グループが金品を狙って呼び止め】
【その女によって全員が叩きのめされてしまったのである。状況から、誰でもそう読み取れることだろう】
【……不良グループの不運な点は、この女を呼び止めてしまったことに尽きる】
【只の人間ではない、仲間から「マミー」のコードネームで呼ばれる"魔術師"、木乃井を】

【さて、女は不良グループに一瞥もくれずさっさと歩き出そうとする。そんな女に声をかける相手は、果たして現れるのだろうか―――?】

/新規です。不慣れな点もありますが、どうぞ宜しくです。
/……早速ですが、お風呂行ってくるので返信が少し遅れるかもです、それでも良ければどうぞ!
827 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/27(日) 21:54:33.35 ID:2DkhAZOyo
>>819
メルクレイア。ボクの名前はメルクレイアだよ、ネコ好きの少年。キミの名前は?
【ぶっきらぼうに答える男にメルクレイアは自分の名前を伝えた。昨日はなんだかんだで自己紹介するのを忘れていた】
【軽く辺りを見回すもネコらしき影は見当たらない。どうやらここにはいないようだ】

ここって広いから一人で探してたら日が暮れるどころか一週間は街を彷徨う羽目になるね
どう?ボクもそのネコに用事があるから、一緒に探そうよ
ネコが行きそうな場所なら心当たりがあるんだ…
【と、メルクレイアはネコ探しを一緒にやろうと誘った。果たしてこの男は誘いに乗ってくれるだろうか…】
828 :柳姉妹『電子妖精&万有規約』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/27(日) 21:57:24.95 ID:8CqExer5o
>>820

「もー、あたしだって自信、無かったんだからねっ?」
「それはともかく、おつかれさまーっ!」

「いぇーい」なんて、本人にも何を祝っているのか解っていないだろう
楽観的な掛け声をあげながら、瑞希は意味もなく、ぱちぱちと手を叩く。
その直後、緒里谷が姉へ意識を向けたのを見て、瑞希もまた視線でそれを追った。


『……おい、お前の目は節穴か?』
『なんだってわざわざ忙し「お姉は黙って」『はい』

──対人スキルの有無、という点だけを鑑みるならば、緒里谷に近いのは瑞穂の方だと言えるだろう。
隈のある病的な目を釣り上げ、険悪な表情で睨みつけた所を──今度は瑞穂の方が、一蹴されて。


「んーとね」「仕事……じゃない──から、そうだったとしても断る訳はないんだけど」
                    コ コ
「最近ね?何かと物騒じゃん?学園都市……、怪奇現象とか、不審人物の噂もよく聞くし」
「だったらだったら、生徒用のSNSを調べて具体的に起こってるのか突き止めよー!と思い立った訳でしてっ」

口下手な瑞穂に代わり、簡潔な事のいきさつを早口で、芝居がかった手振りをまじえて解説する。


「まあ、お姉がご機嫌斜めなのは、それが上手くいってないからこそなんだけどねー」
『……』その傍らで、叱られた犬のように項垂れる瑞穂。そこに姉としての威厳は無かった。
829 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/27(日) 22:03:47.86 ID:21zH3Jrco
>>827
俺は……早瀬琢磨だ。どうせすぐ忘れるだろうけど
【自己紹介などする必要もないと思っていたので正直驚いた、聞かれてしまったので礼儀上答える事にした】

いやいや…そこまで執着ねーし、でも心当たりがあるなら、まぁ…一緒に行ってやっても良いけど…騙してないよな…?
【男なのか女なのか分からない相手にそう言う、もしかしたら騙されて不良のたまり場に連れて行かれるのではないか、と考えて警戒する】
【捻くれているので何事にも裏があるのではないか、そう考えてしまうのだ】
830 :三条茉莉 【一刀流火術】RankC(0)E:妖刀 [sage]:2014/04/27(日) 22:08:24.61 ID:pOn37zEpo
>>823
「私相手なら吸っても構わないと何時も言ってるだろう」

頬杖にしていた右手を以って差し出されたエアコンのリモコンを迎えた
そのまま白いエアコンの本体をその目に移すことなく、赤外線部分だけを向けてスイッチをオンにする
同じくして、下半身は黒いレギンスに包まれた左足があらぬ方向に伸びていた
それは何かを探る様に蠢いて、そのつま先が目当ての物に振れたのか力が籠る

「勿論私だってこういう場所でもなければこんな呼び方はしないよ、お前と同じさ」

ピッっと機械音が二重にして部屋に響く
一つはもちろんエアコン、もう一つは長机の近くに配置された空気清浄機

これらはもちろんただ部屋内で快適に過ごすためにつけられた物ではない
目の前の男が吸う『煙草の臭い』を誤魔化すためにわざわざ準備したものだ

「お前の方こそ、いい加減その呼び方と口調を止めてくれ」

堅苦しくて敵わない、茉莉は愚痴る様に零すとリモコンをぞんざいに机の上に放り投げた

「まぁいい白野先生、茶を入れよう」

茉莉はくるりと椅子を動かし、後ろに置いてあったカバンの中に手を突っ込む
教科書やノート以外はほとんど見当たらないその中に、明らかに異質な物体があった
手に握られていたのは太い筒、淡い色使いがされたそれに描かれているのは『朝宮』の二文字

「知り合いが寄こした朝宮の茶だ、気前よく数筒まとめて送ってきたから一つを持ってきたんだ」

そう言って茉莉はどこか気怠そうに立ち上がると、一角にある電気ポットの元へと歩みを進めていった
831 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/27(日) 22:13:31.91 ID:AHQguQ+Y0
>>828

……失礼しました

【殊勝な言葉とは裏腹に、今度は毛ほども頭を動かさない】
【隈を引く目を真っ向から睨み返す少女。自分で尋ねておきながら、突っぱねられると反発するという身勝手さだが】
【妹の間断ないフォローのお蔭でどうにか衝突を避けているという危うさであった】
【しかし、瑞希の説明を聞くにつれ、その表情は見る見るうちに曇っていく】

私は――――
あまり仮想のネットワークに頼り過ぎるのも、どうかと思います

【そして出てきたのは二人の行いを根本から否定する言葉】
【最初こそ躊躇ったものの、二人を交互に見据え、淀みなく紡ぐ】
【依織の場合その孤独体質は筋金入りで、対人だけでなく機械に対しても疎過ぎるのは確か】
【だがその目には個人的感情ではなく、何か確信の一端を持つような硬質な色が詰まっていた】
832 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/27(日) 22:18:59.60 ID:2DkhAZOyo
>>829
ハヤセ タクマか…。タクマ呼んでもいい?
【名前をゆっくり復唱する。そのイントネーションの端々に外国特有の訛りがあった】

ハハハ、ボクがキミを騙してどうするのさ。ボクはそんなことをしないし、第一キミを騙したとしてどんなメリットがボクにあるって言うのさ?
おかしなことを言うねキミは…
【疑る早瀬にやや呆れた様子でそう答えるとさっさと前に歩き出してしまう。静かな夜道に小さいはずの足音がやけに大きく響いた】

ボクとしては二人で探したいな。二人で探したほうが一人より見つかる確率が上がるもの
さ、早く行こうよ。ネコは待っちゃくれないよ?
【早く探しに行こうと無邪気に手を振って早瀬を呼ぶ。その姿はなんだか楽しげだ】
833 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/27(日) 22:26:28.61 ID:21zH3Jrco
>>832
………ほんっと馴れ馴れしいな、やめろよ友達かと思っちゃうだろ
【名前で呼ぼうとしてるのにさらに驚愕する、どうしてこんなに馴れ馴れしいのかと思う】

うっせー……俺は疑い深いんだよ、お前みたいな八方美人タイプには特に
【昔のトラウマが脳を過ぎる】
【こちらも後に続いた、決して並ばないように、後ろに、少し距離を取りながら】
834 :白野 孝臣 『護法剣術 Rank D(00)』 [saga]:2014/04/27(日) 22:30:03.10 ID:Ex+euDs5o
>>830
「自分のケジメですので、お嬢様はお気になさらず
 元より、三条の姫君の前でこのような手遊びを行える訳もなく」

未成年の前では、いや何より『目上の者』の前では吸わない、と
煙草の箱を懐へと戻すと、代わりに小さな小瓶を取り出した
中には輝く砂糖菓子、金平糖がこれでもかと詰まっている
口寂しさを紛らわす為か、どうにも最近これを口にするのをよく見かける

「いえ、茉莉お嬢様へは本家の若や姫君同様の扱いをさせて頂きます
 三条の家から自分が与えられたモノを考えれば当然」

それは彼が肌身離さず持ち続ける霊刀の事か、それとも恩義なのか
と、そんな事を言っている内に茉莉が茶を淹れると立ち上がる
一瞬自分が、と口を出しそうになり、茶の銘を見てそれを止めた

「……有りがたく頂きます
 日本五大銘茶に数えられる折角の茶葉を自分の腕では、活かせないでしょう」

学園の部室、電子ポットで沸かしたお湯などで飲みような代物ではないが

「茶飲み話にはふさわしくはありませんが、お耳に入れたい話が1つ」
835 :柳姉妹『電子妖精&万有規約』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/27(日) 22:35:40.63 ID:8CqExer5o
>>831

「うーん……」

社会の情報化が進む昨今、姉妹にはそれらを利用した"風紀維持"について、一種の自信があった。
草の根捜査を拒む訳ではなかったが、得意分野を否定されて良い気をする人間など、そうそう居ないだろう。
一言物申さんとばかりに眉根を寄せる姉を視線で抑えつけつつ、瑞希は顎に手を当て、しばし黙考する。

瑞希もまた、似たような感情を抱いていたのだろうが──


「もちろん、頼りきっている訳じゃあないんだけどねー……っ」

「これがあたしらのやり方っていうか、強みだからねっ!」
『……風紀委員には、"いかにも苦手そうな人間"がわんさか居る訳だしな』

──ある程度は緒里谷に同調して、うんと頷く。
実際、ネットワークを通してのみ委員活動を行っている訳では無く、真意からの首肯だった。
途中、PCに向き合いながら、目立たないように放たれた瑞穂のささやかな反撃を挟み込んで。


「──そういう緒里谷ちゃんの方こそ、何か心当たりがあるみたいだけどっ?」

腕組み、今度は自分の言葉に対して頷いた所で──その瞳に気付いたのだろう、訪ねかける瑞希。
それが同学年の人間に対する瑞希の標準的な呼称法なのだろう、語尾に"ちゃん"を付けて。
836 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/27(日) 22:43:18.01 ID:2DkhAZOyo
>>833
酷い言いようだなぁ…。そんなつもりはこれっぽっちも無いのに
【見えるのは後ろ姿だけだが、声のトーンが少しだけ下がってなんだか寂しげに見える】
【彼がそう思うのはごもっともだろう。なんせこの男か女かよく分からないこの人物は、同じ能力者と言えどその性質も容姿も何もかも異質なのだ。その上彼の過去も鑑みれば…当然のことである】
【しばらく沈黙が続く。傷ついたのかどう話しかければいいのか分からなくなったのか。住宅街を離れて街灯の明るい商業区…そして人通りの少ない路地裏に移動する】

【周りがどんどん薄暗くなっていくというのに、歩調は全く変わらない。街明かりも少ししか届かない路地裏で、銀色の髪がぼんやりと浮かび上がって見えていた】
837 :三条茉莉 【一刀流火術】RankC(0)E:妖刀 [sage]:2014/04/27(日) 22:46:45.60 ID:pOn37zEpo
>>834
「また古臭い事を……」
「お前が『貰った』んじゃなくて、家が相応しいと思って『差し出した』んだ、逐一気にしなくていい」

孝臣の堅苦しい対応に対して、茉莉は「またそれか」と半ば呆れたかのような
どこか聞き流すかのような対応を取る、こんな会話をするのもまた何時もの事だ

「その金平糖も茶菓子には役に立つな」

丁度スプーン2杯目の茶葉を急須に入れていた茉莉は、男が手にしていた小瓶に視線を向ける
男が何故金平糖を持っているのかを茉莉は勿論知っている、それを知った上だからこそ皮肉気味に言ったのだ

軽く湯冷まししたお湯を急須に入れて蒸らすと、数回ゆっくりと蒸らしながら湯呑へと中の茶を注いでゆく

「学校でそこまで本格的な茶は淹れられんし、そう違いなんざ出ないさ」

片方の湯呑に淹れたらもう片方へ、そちらに淹れたら今度は最初に淹れた方へ
そうやって繰り返して中身を注ぎ切ると、2杯の茶を片手ずつに持ち孝臣の元へと近づいてゆく
「ほれ」と男の前に片方を差し出すとその男が何やら言ってきたではないか

「……なんだ?」

言葉の雰囲気が異なることに気付いたのか、茉莉も目を細めて続きを訪ねた
838 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/27(日) 22:51:21.22 ID:21zH3Jrco
>>836
…………
【黙って後ろを付いていく、なぜまだ会って間もないのにここまで出来るのか理解できなかった】
(傷ついたか…?でも、この程度で傷つくんならますます俺とは友達にはなれねーよ)
(つーかこういう場所ってますます疑いたくなる…出てこないよな?不良)
(しかし髪綺麗だな……って何見惚れようとしてんだ、男だったらどうするんだよ)
【ついつい、メルクレイアの髪に目が行ってしまう。捻くれてるとは言え年頃の男子ではあるようだ】
839 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/27(日) 22:52:25.17 ID:AHQguQ+Y0
>>835

【感情を害した二人と同等以上にそれを言った本人も恐い目をしている一触即発の状況】
【しかし依織にとって捜査を侮辱したつもりは毛頭なく、その捜査網を嘗めて掛かる気持ちも――確かに自分は足を遣う派だが――殆どない】
【寧ろこの姉妹の評判と、その情報網の強さを知るがために、後先考えず口走った結果であった】
【これでもっと交流があれば、或いは口先三寸で二人の注意を他に向けられたのかもしれないが――】

……いえ、何も

【ふと瑞希の視線が、此方をじっと見据えていた】
【見抜かれたと勘付き、ふいと目を逸らす。その先にあったメニューを手に取り、そそくさを顔の半分をその陰へ】
【嘘をつく機会の絶対数が少ない依織には、それが精一杯の抵抗だったらしく】
【メニューを窺うふりをして、きょろきょろと落ち着かない瞳はその脆さを言葉より如実に示していた】
840 :白野 孝臣 『護法剣術 Rank D(00)』 [saga]:2014/04/27(日) 23:06:03.64 ID:Ex+euDs5o
>>837
皮肉めいた茉莉の発言にも動じず、金平糖の小瓶を再び取り出すと
今度は懐紙も同じく取り出された
何故かこの部室に備え付けられている、小皿にそれを敷くと小瓶から金平糖をいくつか転がらせた

「最近、学生の中で『魔術』の話題が出ております
 噂話し程度ですが……話を聞く分には、西洋の連中でしょう」

お嬢様のお耳にも入っているのでは、と孝臣は視線を送る
生徒と教師とはいえ同じ学園で生活するもの同士、耳に入る噂は凡そ同じだろう

「学園都市開設より長く続いていた均衡、最近はどうにもバランスが崩れてきている
 何かが起きる前兆でなければ良いのですが……」

何かを危惧するようなそんな口振り、警戒を促すその瞳が茉莉に向けられる

「……どうにもきな臭い
 あの連中もそこまで考え無しとは思えませんが」

西洋魔術師とは違う、何か別の思惑が学園都市に渦巻いているのでは?
孝臣はそう口にした
841 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/27(日) 23:08:47.32 ID:2DkhAZOyo
>>838
【早瀬の思いを知ってか知らずか、メルクレイアは入り組んだ路地裏をどんどん進んでいく。辺りになんとも言えぬ臭いが微かに立ち込める】

……………
【メルクレイアが不意に立ち止まる。辺りを用心深く見回すと、早瀬に小声で囁き手招きした】

こっちだ。ここから覗いてごらん…
【メルクレイアが指差す先を見れば、数メートル先にお目当ての猫がいるだろう。倒れたゴミ箱からこぼれ出た残飯を漁っているようだが、警戒心が強いのか時折辺りを見回している】

あの猫に間違いないよ。模様もピッタリだし
…でもかなり用心深い性格みたいだね。簡単には近づけないや
842 :柳姉妹『電子妖精&万有規約』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/27(日) 23:13:20.72 ID:8CqExer5o
>>839

「うっわぁ、お姉も緒里谷ちゃんも怖い顔してるう」

淀んだ卓上の空気を打ち破ったのは、やはり瑞希の一声だった。
けろけろと二人の表情を笑いながら、その視線に挟まれた食べかけのペンネをフォークで刺して。
気難しい瑞穂が風紀委員に居られるのは、ひとえに瑞希の楽観主義によるものなのかもしれなかった。


「えー、教えてくれないんだ」「緒里谷ちゃんのいけずー」

口先を尖らせながら、すぼんだ唇でペンネの先を咥え、つるりと吸い込んで──


「話の流れ的にさ、風紀に関わる事なのに教えてくれない……ってコトは」
「結構大事な話なんじゃないカナー……と、瑞希さんは思うワケですよ」

「言えない話だったら、あたしら全然気にしないからおかまいなく!」
「地道に調べてたら、いつか同じ問題にぶち当たるかもしれないしねー!」

明らかに挙動不審な緒里谷の一挙一動を、にやけを隠し切れない様子で、目で追いながら言った。


#ごめんなさい、遅くなりました……!次も少し遅れるかもです
843 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/27(日) 23:17:17.12 ID:21zH3Jrco
>>841
……ん、どーも
【そう言って一歩前に出る】
【鞄から皿と鮪の缶詰を取り出し、缶詰の中身を皿に乗っける】
【そして、わざとらしい音を出して猫の注意をこちらに向けさせた】
844 :三条茉莉 【一刀流火術】RankC(0)E:妖刀 [sage]:2014/04/27(日) 23:23:24.42 ID:pOn37zEpo
>>840
「その事か……確かに私もそんな話は聞いている」

煎茶に舌鼓を打っていた茉莉は耳に入っているという孝臣の言葉に頷くと、懐へと手を差し込む
中からスマートフォンを引き出すと、インスタントメッセンジャーのアプリを立ち上げる

画面に並んでいる文字列には、最近の噂についての内容
例えば剣を振り回す女だとか、血だらけの路地だとか、謎のパンクロッカーだとか―――――その中に書かれた『魔法』の文字

「私の友人も似たような噂を拾ってきている」
「詳しい事は分かっていないようだが噂自体はそれなりに広まっているみたいだな」

そう言って金平糖を一つ抓み上げると、口の中へと放り込んだ
ちなみにスクロールすると猫被っていかにも女の子な会話をしている茉莉のログが読めたりもする
見たらどうなるかは茉莉の視線が教えてくれているだろう


「バランスか……本当に『西』の連中がやったことかね?」
「あいつらと言えば私達以上に魔術は秘匿するべきが心情だろう」

茉莉が知る……と言うより教えられた西洋の魔術師と言えば、隠者と言われるような物ばかり
自分達も人の事を言えた物ではないが、あちらは魔女狩りと言う虐殺劇が起きた過去まであるのだ

その過去を何世代にもわたって語り継いでいるのなら、そう不用意に漏らしたりはしないだろう
仮に漏らしたとしてもそこで手を打つはずだ、中にはまるで話題になることを目的としているような物すら存在する

「私もお前と同じ考えだ、これは向こうと異なる何かが手を出してるとしか思えん」

孝臣の言葉に同意した茉莉は、口の中の金平糖に歯を立てて噛み砕いた
845 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/27(日) 23:27:51.31 ID:2DkhAZOyo
>>843
【猫は音に気づいてこちらを見る。目の前に差し出されたマグロ缶の臭いに一時は惹かれるも、警戒心を解くには不十分のようで、一向にこちらに近づいてくる気配が無い】


I can't take it…
【長い膠着時間に痺れを切らしたのかポツリと呟き、猫をおびき出そうとしている早瀬にこう耳打ちする】

こういう時こそキミの力の出番だとボクは思うんだけどな…
【決断は早瀬に委ねられている。彼女?の言うとおりに能力を使って強硬手段に出ても良いだろうし、根気強く待ってみても良い】
846 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/27(日) 23:31:56.41 ID:21zH3Jrco
>>845
……うおっ、びっくりした……
まぁ、そうか……うっし……
【元々薄かった存在感が完全に消える、その状態で皿を持って猫に近づく】
【猫からすれば、皿が浮いてこっちに来てるように見えるのだろう】
847 :大根 十三『蜃気楼Level2(04)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/27(日) 23:32:36.48 ID:LHXKPGpy0
>>826
「……どうされたんですか、木乃井先生?」

背後から、重々しく響く声が女性へとかけられる
月明かり差し込む路地裏、地面に倒れ伏した不良共を挟む形で佇むのは、恐らく木乃井も知っているだろう、
大根十三……女性の勤める第一学園の高等部3年、風紀委員所属の、見た目以外は真面目な青年

丁度仕事終わりで帰る途中だったのだろう、左手で提げたビニール袋にはコンビニのロゴ、中身は弁当だろうか
仕事中は袖に留めている腕章も今は外され、彼を知らない人が見たならばただの不良と間違われてしまいそうだ

青年は、女性が何をしたのかを見ていない
……しかし離れた場所からとはいえ声を聞いてしまった、それによって彼女が自身の知る人物だと―――新任の養護教諭だと、気づいてしまった
"準備運動"という単語が、目の前の光景にあわさりやけに引っかかる、なぜなら
校内で耳にする木乃井の噂から、暴力的な要素は一切出てこないのだから

もう一度、青年は低い声でこう口にする

「……これは、どういうことですか?」
848 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/27(日) 23:34:34.61 ID:AHQguQ+Y0
>>842

……

【最初はなんと言われようと素知らぬ顔を保つ気でいた】
【それで流れのまま注文表に集中しようとしたが、そこに瑞希の声がドリルのようにぎりぎりと喰い込んできて】
【どうにも我慢できず、ぱたんとメニューを机に閉じる】

――――私は、風紀委員ですので。
治安を乱す要因を、極力排除するのが私の仕事です

【これは誰彼かまわず告げられる依織の口癖】
【だがその内容は単に手段を選ばないというだけではない。排除という表現にはそれ以上の意味が込められていて】
【様々な人々の多様な思惑が重なる学園都市に於いてそれは、灰色に濁った水を何度も搾って、元の透明に戻そうとするに等しい無意味な作業】
【それに嬉々として手を染めるようなのは最早正義とは言えない】

貴女がたでは、無理です
その問題にぶつかるべきではありません

【時々、自分とその他では風紀自体の捉え方が違うのではないかと思う】
【挑発としか取られないような同情の視線。それは自分を含め、誰も信用できない生き方をしていると宣言したも同然の冷たい色であった】


/了解です! ごゆっくりどうぞ
849 :白野 孝臣 『護法剣術 Rank D(00)』 [saga]:2014/04/27(日) 23:39:59.19 ID:Ex+euDs5o
>>844
「『西』でなく『こちら』でない
 そうなれば……少々厄介となりますが……」

スマートフォンに表示される幾つかの記載
自身の知識と1つづつ比べていき、何度か頷いた
自身の知る情報と似通った内容だったのだろう

「何より情報を探ってみることとします
 部活動の方を疎かにするつもりはありませんが、これまでのようには行かないでしょうね」

何を行っている部活ではないが、一応部活動の顧問
ただ動くならば放課後となるのは仕方のない事だ
教師という立場が重くのしかかる
この学園都市に潜入し自身の目的を達成するのならばこれしかなかった、といえばそれまでだ

「部活動といえば、顧問として伝えておかねばなりませんね
 どうにも同好会とは言え、一学期中に一度以上は活動報告が必要だそうです
 映像研究に関わる……そうですね、冊子や映像作品を提出しろと」

申し訳なさそうにそう語り、口の渇きを茶でごまかした
850 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/27(日) 23:41:50.96 ID:2DkhAZOyo
>>846
(まるで透明人間…いや、幽霊?)
【いつの間にか掻き消えた早瀬の存在感。まるでこの場から掻き消えてしまったかのようだ。皿を持って猫に近づく早瀬を見守る】

【猫は不思議そうに皿を見つめている。皿しか目に入っていないようだ。そのまま皿を置けば猫は夢中になってマグロ缶を食べ始めるだろう】

よしよし、そのままそのまま…
【猫を捕らえるなら今がチャンスだ。マグロ缶に夢中な今の状態なら、簡単に捕らえられるはずだ】
851 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/27(日) 23:48:43.30 ID:21zH3Jrco
………よっと
【皿を猫の目の前に置く。すると猫は飛びつくようにマグロを食べ始めた】
【食べ終わるまでじっと待つ。終わったら猫を抱き上げる】
【しかし、この能力は自分から相手に接触すると認識されてしまう。猫は突然人間に抱き上げられたと思って驚くだろう】
852 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/27(日) 23:48:57.33 ID:21zH3Jrco
//>>850宛です!
853 :木乃井・カミラ・繭乃【布蛇―Anguis panni―】:Rank C(0/80) E:沢山の包帯 [sage]:2014/04/27(日) 23:51:16.85 ID:PaDfhOwSo
>>847
【声に気付いて振り返れば、其処には女も良く知る第一学園の生徒。彼は確か、風紀委員だったはず】
【赴任してきたばかりのこの状況において、まさか第一学園の生徒と出くわしてしまうとは。心の中で己の迂闊さを呪う】
【舌打ちして―――しかし、この女は冷静だった】

「……何の事かしら。私は木乃井という名前でもないし、貴方も知らないのだけど?」

【しらを切る。それが、この場面で一番有用な手段だと思い至った女は、動揺すら見せずにそう言い放つ】
【声は第一学園の養護教諭、木乃井と全く同じである。だが、その口調は昼間、保健室に居る頃の彼女とはまるで別人のようだ】
【穏やかな"木乃井先生"とは打って変わって、こちらの女は冷淡。サングラスから見える目も、彼女の性格を如実に表していた】

【しかし……この大根という彼の洞察力には少し目をみはる物があった。声は一緒とはいえ、その服装はまるで昼間とは違うのだから】
【今後の研究材料となるか―――こんな状況でも、この女には心の中で笑う余裕があった】

「―――退いてくれるかしら? 邪魔するようなら、それ相応の手段は取らせてもらうわよ」

【そんな台詞、"木乃井先生"からは想像もつかないだろう。威圧感を出したのも、大根がこの女を木乃井だと確信しないようにするため】
【でも、大根が迫ってくるようならば―――生徒は傷つけたくはないが、学園に居られなくなればお終いだ。静かに、ポケットへと手を伸ばした】
854 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/27(日) 23:56:03.50 ID:2DkhAZOyo
>>851
「フギャーーーッ!!」
【猫は抱き上げられると激しく暴れ出し、早瀬を引っ掻こうと鋭い爪の付いた前足を振り回した。この抵抗に耐えられれば猫は大人しくなるだろう】

アハハハハ…ごめんね、捕まえた後のことを考えてなかったや。怪我は無かった?
【苦笑いすると大人しくなった猫の顔を覗き込む。その眼差しはとても優しく柔らかい】

それにしても君の能力はすごいね。本当に消えてしまったかのようだったよ…
855 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/28(月) 00:00:13.67 ID:kLl/uLUdo
>>854
……大丈夫だ、うまいもんいっぱい食わせてやるからな。安心しろ
【暖かく、優しい声で猫に言う。この男、動物にはかなり甘い】
元々影薄いんだけどな……ぼっちが進行した原因だぜ、多分
【おとなしくなった猫の頭を優しく撫でる、どうやら無事に終わったようだ】
856 :三条茉莉 【一刀流火術】RankC(0)E:妖刀 [sage]:2014/04/28(月) 00:00:51.13 ID:Zl0QGVRAo
>>849
「……どこにでも爪弾き者ってのは居る」
「そういう奴らが厄介なのは、中核になる個人の思想に引っ張られて何を考えてるのか分からんからだ」
「何を仕出かすかも、な」

学園都市は狭いように思えて広い
大体の主要な組織から複数の魔術師が送り込まれていることは間違いない、だがそこから先とそれ以外が分からない
この『それ以外』こそ茉莉が言い捨てた爪弾き者に他ならない

「別にこの同好会は『弱小』なんだからそこまで気負わんでいいだろ、参加人数だって私以外に数人程度だぞ?」
「まぁ弱小だからこうやって2人で話す機会も出来る訳だが」

この映像研究会が部活ではなく同好会である理由は規模―――つまり会員の数だ
そもそも茉莉からしてみればこの同好会は隠れ蓑でしかない
最初から本気でやってないのだだか疎かにするも何もあったもんじゃないのだ

「あー出った出た!それ会長にも言われた!」

切り替わった話題に露骨に嫌そうな表情を浮かべると、舌打ちを隠そうともせずに背もたれに体を投げ出した

「まぁ林間学校の映像でも取りゃあ良いだろうさ、それか新入生の学校生活がどうこうみたいなので」
「絶っっっ対に映画だけは撮らん」

前の2つだけ見れば現実的な意見だったが、最後にあげた1つがやりたくなくて出てきた事がまるわかりだ
気分を変えようと湯呑を手に中身を飲み干そうと口をつけ一気に持ち上げたが、ほとんど飲み干していたのか数滴が流し込まれるだけである

「あぁ、そういえばお前の所のチビ2人……こっちに来てるんじゃなかったか?」

露骨な話題の逸らし方、しかしその内容は……
857 :柳姉妹『電子妖精&万有規約』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/28(月) 00:01:52.07 ID:y9INmyuXo
>>848

『……いい加減にしろよ?』

「おね『瑞希は黙っていろ』 「……うん」

先程までとは打ってかわって、口火を切ったのは瑞穂の方だった。
立場逆転。弱々しい声色の妹を一方的に制しながら重い腰を浮かし、卓に手をついて緒里谷を睨む。

緒里谷が察したとおり、瑞希には風紀委員の職務を前向きなものとして捉えている節があった。
瑞希は言うならば太陽であり、瑞穂は──どちらかと言えば、北風に当たる人物だと言えた。


『──さっきから聞いてりゃあ、随分高尚な態度じゃあないか』『んん?』

『それはもう、さぞかしデカい事を成し遂げようとしているんだろうよ』
『なぁ瑞希?』『"貴女がたでは無理です"だってよぉ?』

妹と共に居る場でこれだけ早口で喋ったのは、どれくらいぶりの事だろうか。
普段、静的な立場を取らされている鬱憤を晴らすが如く、緒里谷の口調を真似ながら、
不健康な目を自らが成し得る最大限にまで釣り上げ、互いの息を知覚できる程に、身を乗り出す。


『で、お前には出来ると、そう言いたいのか?』
『たったひとりで?』 『信頼できる仲間も居ないのに?』

『その性格だもんなぁ、居る訳無い……よなぁ!?ハッ……!いや、スマンスマン』

緒里谷という人物が気に食わない事以上に、妹の"取り組み方"を嘲られた事が、許せなかった。
負の面が多い自分に対して正の一面を担う、己の半身である瑞希を罵られた事が、許せなかった。

ひとしきり捲し立てた後、荒く鼻を鳴らして──体勢を維持したまま緒里谷の反応を待った。
858 :大根 十三『蜃気楼Level2(04)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/28(月) 00:14:49.98 ID:PcJ24/gl0
>>853
相手の反応は、多少大根の想定通りで
……目の前の女性が木乃井だろうとそうでなかろうと、この状況はきっと彼女にとっては宜しくないものだ
そんな中で、自身が誰だと名乗りあげるような馬鹿をする程相手の頭が弱いとは思えない

ぐっと押し黙ると、何かを考えるような素振りを
逡巡しつつ、言葉を選びながらゆっくりと声を出す

「……そうですか、貴方がそう言うのならば、その通りなのでしょう、"今日は"邪魔をせずにおきます」

相手も相手ですし、と被害者の群れを一瞥
正当防衛を認めてやる、と暗に告げているのだ……彼等を見る限り、明らかに過剰防衛な気がするが

つまり、青年が言いたいのは

「ですが……相手を間違えないよう、くれぐれも気を付けてくださいね」

"善良な一般市民"には手を出すなと、荒事を起こすのならば、其れ相応の相手を選べと、そういう事なのだ
859 :白野 孝臣 『護法剣術 Rank D(00)』 [saga]:2014/04/28(月) 00:16:50.31 ID:g91YVcOTo
>>856
「茉莉お嬢様の腕前を侮っている訳ではありませんが一人歩きは控えるべきでしょう
 何か有りましたら、自分なり他の者にお声を」

魔術の技術で言うならば、若くして茉莉は孝臣を超える腕前を持つ
そうであっても、この状況では単身というのに孝臣は酷く不安を感じた

「映画撮影、良いではないですか
 自分が学生の時はよく映画を見ました
 これでも自分は多趣味な方でして」

たそがれ云々だの、明日に向かって云々だの
彼の年齢からは合わないと思われる映画のタイトルが幾つか飛び出した

「茉莉お嬢様とは言え、若と樹様をチビ扱いはやめて頂きたい」

咳払いを一つ、茉莉にその意志がなくとも孝臣にとってはそれは許せる言葉ではなかったようだ
過保護、茉莉に対してもその節が時折出るがこの2人にはもっと強くそれが出るようだ

「……学園都市には既に居らっしゃっているのですが
 その、宗家の旦那様より自立を促すため過度な接触は控えよと……」

余程悔しいのだろう血が滲むのではないかと言うほどに強く強く拳を握りしめる
860 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/28(月) 00:17:20.92 ID:/CFlv8qXo
>>855
ふふふっ
【猫に優しく語りかける早瀬を見て、メルクレイアも思わず口許が緩んだ】
【早瀬の表情を見て思うところがあったのだが、今言うことじゃないだろう…そう思いメルクレイアはただその様子を見つめた】

それじゃあ戻ろうか。そろそろ明るい場所に出たいよ…それに変な臭いがする
【そう言って速やかに路地裏から出る。薄暗かった視界がどんどん明るくなって、通りに出ると月明かりが優しく降り注ぐ】

ねぇ…ボクもちょっとだけ触ってみても良いかな?ちょっとだけ。いいでしょ?
【早瀬にそう懇願するメルクレイアの目は輝いていて、無邪気な子どものようだった】
861 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/28(月) 00:24:05.93 ID:3kvoqIzw0
>>857

……仲間なんて

【必要ありません、と】
【真っ向から否定するだけの気概が、依織には無かった。否、足りなかった】
【当たり前だ。いつも独りでいたのだから、仲間の良さも悪さも分かる筈がない】
【まるで算数を知らない子供に、数学の高尚さと、されど其れの日常における不要さを説くことが無理なように】
【その事実が、見えない刃となって空虚な心を苛む。蝕む】

そんな機械であちこち引っ掻き回すから、私たちが――――

【依織の根底には、彼女らに対し下手に探って欲しくないという懸念がある】
【――――ならば本当に必要な情報というのは、最低限の人間が知っていさえすればいい】
【一瞬だがそんな統制主義ともとれる考えに行きついた事に、依織の中の善性が僅かに怯えるが】
【猛る感情は、その脆弱な部分をもろとも押し流して。唸るよう声は、瑞穂に負けず劣らずふつふつとわき上がる怒りを体現しているかのよう】

【鼻先が触れそうなほどの距離で睨み合う二人】
【そして、感情が沸騰寸前にまで達した時――――】
【唐突に、依織から怒りの色が消えうせる】

――――……もう、結構です

【そこには言い過ぎたという罪悪感と、別の喪失感】
【謝る態度ではないにしろ、張り合いを捨てたような態度の伊織だけが居た】
862 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/28(月) 00:28:26.71 ID:kLl/uLUdo
>>860
……あー、恥ずかしい……人前でやっちまった、どんな羞恥プレイだよ……笑ってるし
【バツが悪そうな顔だ、余程人前で見せたくない姿だったのだろう】

どうぞどうぞ、好きにお触りください…
【メルクレイアの目を直視できずに逸らす。恥ずかしいのか、その姿が眩しすぎて見る事が出来ないのか】
【だがちょっとだけ、ほんの少しだけ、早瀬にはその姿が特別に見えた】
//すみません、そろそろ限界なので切り上げてもらってもよろしいでしょうか?
863 :三条茉莉 【一刀流火術】RankC(0)E:妖刀 [sage]:2014/04/28(月) 00:38:53.54 ID:Zl0QGVRAo
>>859
「まぁぼちぼちな」

孝臣の心配など露知らず、むしろ気にかけていないというべきだろうか
新しく金平糖を摘み上げてひょいと口に放り込むと、明らかな生返事と対応を見せた

「今の映研の人数だとどんな役回されるか分かったもんじゃ無いんだぞ?」
「孝臣だって変な怪人の役とかやりたくは無いだろ、ちなみに私はヒロイン役でも嫌だ、のーさんきゅーのーさんきゅー」

通常とは逆の方向に堂々とした態度のまま、適当な横文字で煙に巻いた
元よりこの三条茉莉、任侠気質な家で育ったのもあって人付き合いは得意ではない
さらにひん曲がった性格に育ってしまった為もっと苦手になっている

「あー……そうだな」

地雷踏んだと悟ったのか、孝臣の強い言葉に形だけでも頷いた
茉莉はこの男、白野孝臣――――いや赤見内孝臣を一目置いている
まだ自分が十に満たなかった頃からの付き合いであり、互いに切磋琢磨した仲だ

(……だがどうも堅さが抜けないんだよなぁ)

これもその出生の影響なのだろう、幼少の頃からもっと砕けていいと言っているのだが……

「お前のとこの坊と嬢にそんなんが通用すると思ってんのか?」

口惜しさを噛みしめる孝臣に対し、茉莉の方は淡々とした態度だった
茉莉が知る限りでは……あの2人にそんな口約束は通用する訳がないと思ったから
864 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/28(月) 00:41:21.48 ID:WTkq4GVro
>>862
物凄くいい表情してたじゃないか。なぁ?
【そう猫に話しかけ、右手で優しく頭を撫でる。そしてしばらくその触り心地を堪能すると服のポケットから小さな紙袋を取り出して、それを早瀬の手に持たせた】

家に帰ったら君が着けてやってよ
インコの代わりになるかどうかは分からないけど…

それじゃ、用は済んだしボクはこれで帰るよ。その猫大事にしてね。きっと懐けば良い子だから
おやすみタクマ!縁があったらまた会おう…
【そう言うとメルクレイアは小走りで駆けていった。銀の髪を揺らしながら…】
【家に帰って紙袋を開ければ、猫用の鈴の付いた首輪が入っているだろう。この猫が飼い猫であるという証になるものだ】

//では私からはこれで〆ということで…遅くまでお付き合いいただきありがとうございました!
865 :木乃井・カミラ・繭乃【布蛇―Anguis panni―】:Rank C(0/80) E:沢山の包帯 [sage]:2014/04/28(月) 00:41:24.44 ID:q0pNDzbxo
>>858
【てっきり過剰防衛だと言って捕まえに来ると思っていただけに、彼の反応は想定外だった】
【だが、彼が何もせずに見逃してくれるというのならそれは何よりも大きい。増援を呼ばれて捕まってしまえば、その時点でゲームセットとなる】
【視線を下げて小さく息を吐く。再度視線を上げれば、彼からは女の、その僅かに柔和になった瞳が垣間見えるだろうか】

「理解が早くて助かるわ……この人達とは大違い。ねぇ、学園都市の不良達はどいつもこいつもこんななの?」

【倒れた不良達をやっと一目見て、すぐに視線を外して問うた女】
【何人掛かってこようと相手ではないが、いちいち呼び止められれば厄介だ。風紀委員が、粛清でもしてくれれば良いのだが】

「さぁ? もしかすれば貴方の敵になってしまうかもしれないわよ?
 それにしても、"善良な一般市民"、ね。……この都市に"本当に善良な一般市民"って、一体何人居るのかしらね?」

【学園都市に潜入した理由。それは、突如発生した「能力者」の情報を集めるため】
【いきなり現れた能力者達。自然的に、それもこんな大量に現れるはずはない。それには必ず都市の闇の部分が絡んでいると、女はそう確信している】
【だから、また問を投げかけた。絶対に分からないであろう、当の能力者本人に】
866 :柳姉妹『電子妖精&万有規約』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/28(月) 00:45:32.78 ID:y9INmyuXo
>>861

『仲間なんて?』『私達が?』『なんだって、えぇ?』
『仲間も居ないのに私達がだなんて、笑わせてくれるもんだなぁ、おい』

『そうやってお前は一人だけのネットワークで、誰とも疎通できないまま過ごしていくんだろうよ』

どこまでも高圧的な緒里谷の口調に対し、瑞穂のそれもまた高圧的。
それでも、相手の口論を投げたような態度を見ると、姿勢を戻し、すっくと立ち上がって──


『……ふん』

『帰ろう、瑞希』 「えっ?あっ、ちょっと待って……待ってってば、お姉っ!」

『前時代的……時代遅れなんだよ、石頭』
『そうやって凝り固まったまま、どこかで勝手に沈んどけ』

財布を取り出し、捨て台詞と共に踵を返して会計の方へ足早に進んでいくのだった。
呆然と二人のやりとりを眺めていた瑞希も我を取り戻し、姉を制しながら慌てて準備を整える。
途中、何か書き込む仕草を見せた後、彼女もまた小走りで、その場を去っていくのだった。

最後に一瞬、伏し目がちに緒里谷の方を見遣る──その視線には、謝意と哀れみが混在していた。


     ─────────────────────────────────


……二人が去った後の卓上には、瑞希のものと思しき緊急の連絡先が走り書かれたコースターが残されていた。
黙りこくっていた瑞希の、一種の意思表示だったが、その扱いについては──瑞希の推せる範囲ではなかった。

867 :白野 孝臣 『護法剣術 Rank D(00)』 [saga]:2014/04/28(月) 00:49:33.60 ID:g91YVcOTo
>>863
「若と樹様が自分を慕ってくださっているのは承知です
 だが、旦那様の言葉は御尤も
 御二人を思うならば、自分が心を鬼に……」

その言葉を遮るように、部室に機械音が鳴り響く
音楽やメロディではない、形態から流れ出ているののは正真正銘の機械音
アラームやサイレンと言っても問題ない、単調なものだ

「失礼、連絡が入りました」

胸ポケットから取り出された携帯
その連絡の内容を目にした孝臣は、慌ただしく表情を変え百面相

「……すみません、樹様から呼び出しです
 お茶、自分には勿体無いほどの味でした」

御馳走様です、と備え付けの流しへと湯のみを運ぶと
戦闘時にしか見せない黒の髪紐を取り出し髪を括ると伊達眼鏡を外した

心を鬼にするとは何だったのか、そのまま窓から飛び降りると一瞬の内にその姿は夕闇に消えていった

//この辺りで〆でもいいですか?
868 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/28(月) 00:50:16.01 ID:kLl/uLUdo
>>864
……うっせーよ、忘れろ……
【恥ずかしい、こんな姿を見られてしまった。今すぐこっちの名前ごと忘れて欲しいものである】

サンキュ…大切にしないわけないだろ、俺は猫好きなんだ
そんじゃな、そんな縁があればの話だけど
【メルクレイアを見送った後、こちらも今度こそ帰路につく】
【いつの間にか眠ってしまった猫を大事そうに抱きかかえながら、隠し切れないくらいの嬉しさで頬を緩めながら…】
//乙です!
869 :三条茉莉 【一刀流火術】RankC(0)E:妖刀 [sage]:2014/04/28(月) 01:02:31.51 ID:Zl0QGVRAo
>>867
「いいじゃないか、ここはいわば敵地―――2人の事を想うならお前がついてやるのが1番だろうさ」

自らを律しようと語る孝臣に対して茉莉が投げかけたのは、むしろ接触を肯定する言葉
言葉通りの意味もあれば、こんな感じの内容の言葉を嫌になるほど目の前の男から聞いたというのもある
そして彼らの関係を知るからこそ、逆に触れ合う機会を作るべきではないか、と言う―――――

「はいはい、いってらっしゃい」

窓から飛び出していく男の背中を、茉莉は椅子から立ち上がって窓から乗り出して見送る
その体勢のまま周囲を見渡したのは、このある種異常な光景を見た人間がいないかどうかを確認する為だ

普通の教師は窓から飛び出したりしない
冷静な状況なら誰にだって分かることだが、それを今の孝臣に言うのは無理と言うものだろう

誰も見ていないことを確認すると、ため息を吐いてから窓を閉めた
椅子に深々ともたれ掛かった茉莉の口からは、どこかめんどくさそうな調で言葉が漏れ出す

「………ほら、思った通り」

エアコンと空気清浄機が動く鈍いモーター音だけが聞こえる部屋に、もう一度大きなため息響いた

//おkです!ではこれで〆で!
//お疲れ様でしたー!!
870 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/28(月) 01:03:14.48 ID:3kvoqIzw0
>>866


【最後の言葉に、少女はほとんど反応しない】
【ただ、あるワードにびくりと、俯いた瞳に慄きの色がじんわりと滲む】

(私は……、――――)

【瑞穂の指摘はある一面に於いては限りなく正しい】
【先程私たちと言った時、少女の範疇(カテゴリー)には確かに、自分以外の誰かが居た――――そして、それと関わるのを恐れた】
【周囲から、情報から取り残され、ますます意固地になった依織の頭に自分とは正反対の誰かの顔がふと浮かぶ】
【ただ今は誰とも、なにも話したくなかった】

【数分後、店先の満員だった筈の4人席には誰も居らず】
【二人分の食事皿ともう一つ、水が半分ほど減ったコップが、卓上に置かれたコースターの文字をゆらゆらと反射していた――――】


//これにて〆、でしょうか? 一先ず絡みお疲れ様でした! 遅くまでありがとうございます!
871 :柳姉妹『電子妖精&万有規約』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/28(月) 01:06:39.47 ID:y9INmyuXo
>>870
#大丈夫です!お疲れ様でしたっ こちらこそ、ありがとうございますー!
872 :大根 十三『蜃気楼Level2(04)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/28(月) 01:09:07.50 ID:PcJ24/gl0
>>865
「理解が遅くちゃ、風紀委員なんてやっていられませんからね」

溜息ひとつと共に、不良はどれも似たようなものだと告げる青年の顔は不機嫌そうなもので
彼自身も、何処から湧いてくるとも知れない不良に、普段から辟易しているようだ
潰しても潰しても湧き出る、モグラ叩きの土竜のようなしぶとさは場合によっては評価されるものだろうに、何故か彼等は悉く悪い方向にばかり向かっていく

「……ですから、そうならないようにお願いしますよ」
「既に一般市民でない俺が何を言っても意味がないでしょう、そういった質問は相応の相手にした方がいいのでは?」

自分は能力者で、尚且つ風紀委員なのだから
善良かどうかはさて置いても、一般人とはお世辞にも言えない

「……まだ詰所に残っている仲間には適当に誤魔化しておきますから、早目に立ち去る事をお勧めします」
「滞在時間が長ければその分、口実を考える必要性が増しますよ?」

そんな言葉を吐いたのは、早く女性に立ち去って欲しいからか
ちらりと垣間見える柔和な瞳は、噂通りの木乃井のものだった、このままここに留まったならば、後々駆けつける仲間に事情聴取をされるだろう
それに対して女性がどのような対応を取るかなど青年には分からないが、あまりいい方向に向かわないことは容易に想像がつく
胸ポケットから取り出されるスマートフォン、画面の光が青年の顔を白く照らしだした

//時間も時間ですし、〆に向かっても大丈夫でしょうか?
873 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage]:2014/04/28(月) 01:22:20.63 ID:GQzQ9QJTo
>>821

説教と言われれば、たしかにその通りなのかも知れない。
とはいえ、理由も無く説教なんてしようとは思わない。たとえ相手が倫理的に思わしくないことをしていたしてもだ。
もしかしたらうぬぼれかも知れない。目の前の青年はどこか、自分に似た部分を持っているような気がした。
今回の“理由”にあたるのは、そんなところだろうかと思う。──しかしそんな事を言っても、仕方が無いとも思う。
結局何をどう彼に言えば良いのか。それとも何かを言う事が正解なのかどうか。考えあぐね、彼は口を噤む。


「──。あー……まじか、そうか……」

とても嘘には見えない青年の告白。彼は思わず脱力し、壁に背中を合わせたままずるずるとその場に座り込んだ。
結局すべては、自分の思い違い。勘違い。そういうことだったらしい。──。
羞恥に顔が熱くなるのを感じ、フードを目深に被りなおす。まったく。慣れないことはするもんじゃない。心からそう思った。

「……その、変な言いがかりつけて悪かったな。おれ、前に能力でちょっとやらかして、その所為でいままでの何もかもダメになって、──
 だからちょっと、つい節介を焼きたくちまったんだ」

一応の言い訳として、ぽつりぽつりと少年は語る。
誰かに過去を話したことなど皆無ではあったが、その割にさして抵抗が無かったのはきっと、先ほどの失態の弁解だったためであろう。
はあ、と小さく溜息をつく。独りでしゃばり、独り火傷する。それが嫌で、人との関わりから遠ざかっていたはずなのに……。

そんな彼が顔をあげたのは、青年からの問い掛けが耳に届いたころだった。
これだけの人数差。覆すことが出来たのはきっと、能力があったからだと早合点していた。──違う、のか?

「えっと、じゃあ……武道の達人、とか?」

自信無さげに、訊いてみる。これで無能力者だったら恥の上塗りだ。けれど自分の予想はなんとなく外れているような気がした。
魔術。呼称だけは少し聞き覚えがあるものの、彼にとってそれは余りにも日常から遠い存在であり、こんなときに咄嗟に名前の出て来るような代物ではなかった。

/お返ししておきますね。
874 :木乃井・カミラ・繭乃【布蛇―Anguis panni―】:Rank C(0/80) E:沢山の包帯 [sage]:2014/04/28(月) 01:32:04.23 ID:q0pNDzbxo
>>872
「フフッ、それもそうね。
 学生だからもっとやんちゃかと思えば―――しっかりしてるのね、貴方」

【ま、風紀委員だから当たり前といえば当たり前だけど―――とも呟いた女】
【彼の言う通り、先ほどの問いかけは無能力者の……それこそ地面にキスしている不良たちにでも聞いた方が適当だろう】
【しかし、実を言えば彼の意見も聞きたくあった。正直誰でも構わないのだ、意見のサンプルは多いほうが良いのだから】
【―――少しだけ残念な気持ちは胸の奥に仕舞っておくことにした】

「ありがと。優しいじゃない、さっきの口調とは大違い。
 じゃ、お言葉に甘えてこの場は私が引くことにしましょうか」

【「これはどういうことですか」と尋ねた際の彼の声と比べれば、彼の優しさが感じられて。口元を緩めるが、それ以上の事はせず】
【女の言う通り、女が引く形になるのだろう。くるりと身体を反転させれば、カツカツとハイヒールの音を響かせながら姿を消していくだろう】

「さよなら、風紀委員クン。また機会が有れば、また会いましょう?」

【と女が言うが早いか、彼の目の前に何かがヒラヒラと落ちてくるだろう。白い布のようなものに、紅く何かが描かれていて】
【彼の目の位置に達した瞬間、それは勢い良く発火する。距離が其処まで近くないために火傷はしないだろうが】
【彼の視界は一瞬塞がれることだろう。炭さえ残さずにそれが燃え尽きれば、その先にもう、女は居ない】

【そして次の平日に彼が保健室を覗けば、其処には何時もと同じ、穏やかな表情の養護教諭が居ることだろう―――】

/お疲れ様でした!
/えー、話を広げられなくてこんな短ロールになってしまい誠に申し訳ない……
/精進します。ありがとうございました!
875 :大根 十三『蜃気楼Level2(04)』E:通常装備一式 [sagesaga]:2014/04/28(月) 01:36:10.81 ID:PcJ24/gl0
>>874
//いえいえこちらこそ、もっといい展開を作ることが出来なくて申し訳ない限りです
//お疲れ様です、絡みありがとうございましたー!
876 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷.rank.c(00)』 :2014/04/28(月) 18:55:56.81 ID:4W/fNA/P0
>>873
「────別になんとも思ってねェからいい。テメェの過去がどうなのかとか知ったこっちゃねェが…取り敢えずテメェは勇敢だ。」

【少年が語り終え、静かに口を開き発する。いい終えた後、彼は近くの壁に寄りかかるようにして。】
【過去。少年は能力によって生まれた暗い過去を有している。
其れを聞き、脳裏に過るのは自身の血に染まった過去の記憶。其れは能力や、魔術によって生まれた過去では無い。ただただ生まれた時の立場が悪かった。其れは、彼自身の力では変える事の出来無い、どうしようも無いものだった。】
【少年が「やらかした」ことについて、彼は詳細を知らない。恐らく、知る事も無い。───然し、其処にあったのは「孤独」という共通点。】
【だから、なのかもしれない。彼には「魔術」を教えても良い…孤独という一つの立場の一致が、彼の口を動かす。】

「俺がそんなことできる体に見えるか?
──此れは、“魔術“。テメェらの”能力”とは似ているようで全く違う概念。現に俺は、能力、というものを一欠片もこの体に宿しちゃいねェ。」

【刹那、彼の指に填められている指輪が赤く一度だけ点滅したのに夏目は気づくだろうか。】
【正しくそれが、彼の雷撃を生む元凶であり、彼専用の武器である。】
【路地裏に広がった事件現場を見てみると、青年は痩せ型の体型であるのに対し、倒れている不良達はとてもガタイが良い。】
【痩せ型の青年が素手で勝てるような敵では無かった筈だ。】
【然しそれは、能力では無い。魔術という、また別の異能を用いて蹴散らした。魔術という事実を認識したばかりの少年が其れを理解できるかは別として、其れは紛れもない事実なのである。】

//昨日はすみませんでした!そして改めてよろしくお願いします!



877 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷.rank.c(00)』 :2014/04/28(月) 19:40:12.27 ID:4W/fNA/P0
>>873
//すみません、ご飯落ちするので返し遅くなるかもです
878 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage]:2014/04/28(月) 19:58:20.39 ID:GQzQ9QJTo
>>876

「俺は、別に──」

予期せぬ青年の賛辞に、彼はなにかを言いかけて、そして口を噤んだ。彼はばつが悪そうに外方を向いて、頭を掻く。

俺は別に勇敢でもなんでもない。彼はそう固く信じていた。だから青年の賞賛が自分と酷く不釣り合いに映り、申し訳なく思っていた。
かといって折角の優しい言葉を真っ向から否定するのも気が引け。──考え過ぎて結局何も動けない。彼はいつもの彼に、すっかり戻っていた。

「魔術……。」

青年の口から紡がれた、聞き慣れない言葉を反芻する。名前くらいは、もしかしたらどこかで訊いたことがあったかも知れない。
だがその存在についての知識は、一切持ち合せてはいない。──能力とは一線を画した、概念。青年は語る。

「えっと、それじゃあ……。──“それ”が魔術、なのか?」

彼はそう言いながらカーゴパンツのポケットから手袋を嵌めた手を抜いて、青年の指輪を指差した。
この場所は暗い。しかしだからこそ、一瞬ではあっても確かに輝いた赤色に気がつくことが出来た。
少年はごくりと唾を飲み込む。まだ知らない概念。力。興味が無いと言えば、嘘になる。

/お待たせしました、お返しします。こちらこそよろしくです
879 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷rank.c(00)』 :2014/04/28(月) 20:32:19.70 ID:4W/fNA/P0
>>878
「───チッ。素直に認めときゃいいのによ」

【舌打ちを一つ、次に口を開き語る。】
【壁に寄り掛かったまま、少年の方を向き。】
【先程の言葉は、彼としては割と素直な賞賛の言葉であった。】
【普通の人間ならば、彼の“魔術”や路地裏に広がる惨状の中心に立つ“彼自身”の姿に慄き、恐怖するだろう。少年は勇敢を否定するが、青年にとっては、その少年の行為は勘違いとはいえ、真っ直ぐな正義。】
【青年が持ち合わせていない、善良さ。それは彼にとって憧れであり、賞賛に充分に値するものであった。】
【一度眼を瞑り、数秒後に開く。そして彼は語り始める…魔術という概念を。】

「…信じられないこともねェだろ?“能力”なんてモンが存在する世の中だ、“魔術“だって在ってもおかしくねェ。」

【少年を覗く鮮やかな碧眼はその薄暗い路地裏にて明るく、闇夜の中の猫の眼のように少年を見据えていた。】
【”魔術“。其れは能力者──……つまり学園都市の住民からしては信じられないものであるが、相対的に、“魔術“からしては”能力”なんてものは信じられない。】
【────魔術は紛れも無くそこに存在している。】
【其れを有する者の一人である銀髪の青年───魔術師、マグニ・T・トルデオンは更に続ける。】

「……正確に言うと、指輪自体は魔術では無い。魔術なんてのは要は人間そのものの気力みたいなものを道具を媒体として使って発現しているということに過ぎない。
──…なんなら試して見るか?」

【自然に視線を集める、青年の両手の人差し指に填められた赤の指輪。】
【中央に宝石のような物を構えたそれは、再び、一度だけ点滅する。】
【青年はというと、未知なる概念に唾を飲む少年を見て、正直愉しんでいた。小さな笑みを浮かべながら、少年の興味を引きつけるように指輪を填めた右手を彼の前に翳して見せる。】

//遅れました!よろしくお願いします!
880 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage]:2014/04/28(月) 20:59:32.04 ID:GQzQ9QJTo
>>879

「いや、でも、──。そう、なのか?」

能力。それは身の回りに有り触れているもので、今さら不思議と思うようなことは無い。しかし改めて考えてみると、どうか。
無から有を生み出す、個体それぞれが別々に持つ独自の能力。
普通と、不思議。その差は自分が思っているよりも、明確で絶対的なものではないのかも知れない。──少年は、考える。

「原理が、違うんだな……」

小説を読むとき、それがフィクションだといちいち考えたりしないのと同様に、彼はすっかり青年の話に聞き入っていた。
頭の中に、焚火を思い浮かべる。火種と火。どちらが欠けても火はつかない。そういうものなのだろうか?
考える少年の目の前で、あたかも肯定の意を示すかのようにきらりと指輪が点滅する。視線が釘付けになる。

「──」

『試してみるか』と青年が問うと、彼はしきりに頷いてみせることで答えとした。
目の前に提示された指輪をじっと見つめ、──その上方にある青年の、面白がるような微笑にも気づかず。

平穏な日々を求めていたはずだった。人に嫌われることのない、代わりに好かれることも無い、平穏で静かな日々を。
けれどもそんな決意も、こんな形であっさりと崩されることもあるということを、少年は頭のどこかで感じていた。
これは歓迎すべきことなのか、それとも恥ずべきことなのか? ──答えは出ない。今はもう、目の前に迫った“魔術”で頭が一杯だ。……。

「……あ、痛いのは、勘弁してくれよ」

彼は遠慮がちにそう付け足して、じっと成り行きに視線を向けた。
881 :愛沢小鳥『暴飲暴食』 何でも美味しく食べるよ! [sage]:2014/04/28(月) 21:17:39.79 ID:gRB7CstMo
「お腹がすいた」

唐突にお腹がすいた、唐突な飢餓感、珍しいことではない。
けれど食べるものは何にしよう。
お仕事の予定は入ってないし、そこらへんの物を食べると風紀がうるさい。

「カーニバル、カーニバル、ミサイルカーニバル!派手に行きたいな!」

特に学校に通っている訳でもないのだが、人の世に溶け込むアイテムとしてセーラー服を着ている。
そのセーラー服の姿でクルクルと回る。空腹な妙なテンション。
チラッ
不意に視線が上に向いて、手を伸ばす。

「バリバリむしゃむしゃモグモグ、うおーん人力発電所」

手にした何かを食べながら、とりあえず気ままに歩く。
882 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷rank.c(00)』 :2014/04/28(月) 21:27:16.28 ID:4W/fNA/P0
>>880
「──さァな。
俺だってこの魔術(チカラ)がどういう原理なのか、曖昧にしか説明出来無い。能力に至っては皆目見当もつかねェよ。」

【魔術師は言葉を紡ぎ、語る。】
【抑も、異能というモノがどういう原理なのかも説明がつかない。】
【日常的に使用する其れらは既に馴染んでしまい、其れらがどういうモノであるのか、考えることすらもしなかった。】
【それは今現在、少年の前で魔術の象徴の指輪を翳す青年にも当てはまる事である。
過去に師から、魔術は精神力を道具を用いる事で発現するという事を教わった記憶があるが、矢張りその表現も曖昧であり、考えれば考えるほどに難解なものだった。】

【青年は、少年が問い掛けに対して頷き認める様を、尚も微笑を浮かべながら───暫く間を置いて、翳していた右手を握り締める。】

「……企業秘密だ。一度しか見せねェから確り記憶に焼きつけろ。」

【シュゥゥゥゥ……と。彼が右拳に力を込めた事で明らかに路地裏に流れる空気が変わる。収縮し、彼の右拳──厳密にはその指輪を中心に何とも形容し難い空気の渦が発現する。】
【───余談だが。彼の魔術「鳴神戦雷」の基本となった「雷神トール」は「メギンギョルズ」という、力の帯を身に纏う事でその力を存分に発揮できる。そして、彼が填めている指輪に集まる空気を見ると、何処かその「メギンギョルズ」との構図に似ている気がしないでもない。】
【そして──、其れは一瞬。爆発するように青白い光が彼の右拳を中心に球体を創る。バチ、バチ──と。時々小さなスパークを起こしながら其れは其処に発現している。】

「此れが俺の魔術だ。……ま、取り敢えず能力では無いってことだ。」

【確かにその青白い電気は、何処か能力という印象を受けずに発現している。能力と似通っている物の、雰囲気が違う、魔術という存在。】
【その存在を存分に見せつけた後で、彼は右手の指をパチンと鳴らす。すると、其処に発現していた青白い光は消失し、それを取り巻いていた空気の流れも霧散した。】

「……どうだ?」

【見せつけた後で、問い掛ける。】
883 :愛沢小鳥  飲暴食』 何でも美味しく食べるよ! [sage]:2014/04/28(月) 21:37:52.20 ID:gRB7CstMo
>>881
急ですが落ちるので取り消し
884 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage]:2014/04/28(月) 21:57:42.00 ID:GQzQ9QJTo
>>882

手品師がそうしてみせるように、提示された青年のては握りこぶしを作る。それから直ぐに現れる、名状し難い音。
その出所が先ほどまで穴が空くほど見つめていた指輪であることは明らかで、聞き慣れないそれは確かに路地裏を支配していた。
少年も、思わず拳を握りしめる。──変化は一瞬で、劇的だった。

「──ッ」

先刻に路地裏のどこかで聞いたのと同質の音が、目前で弾けた。ショートした回路から溢れる様な青白い光が、球体を成して浮かんでいる。
これが能力だったら、これだけ驚くだろうか。これが能力だったら、──これだけ心奪われるだろうか。
“これは能力じゃない”そうはっきりと認識出来たということすらも、新鮮な驚きだった。見たことの無い世界がそこにはあった。

「これが、──」

青年の言葉にも、帰ってくるのは断片的な呟きばかり。
呆気に取られぽかんと口を開けたまま青白い光を見上げていた少年は、それが消失するのと同時に我に返ったようにはっと視線を彷徨わせた。
『どうだ』と問われ、慌てて視線をもとにもどし、青年を見据え。……身長に、言葉を選ぶ。

「なんつーか……月並みだけど、凄かった。それに綺麗だった。あんなもん見せられたら、魔術の存在だって疑えねえよ」

頬の辺りを掻きながら、訥々と少年は語る。気を遣ってお世辞を言ったり、曖昧な言葉で誤摩化したりといったことは何度となくしてきた。
けれども今回ばかりは掛け値無しの感想が自然と口を突いて出てきて、少年は控えめに口角を緩める。
魔術の存在には、純粋に昂揚した。しかしそればかりではない。青年自身もきっと、悪い人間では無いのだろうと、このとき初めて思った。
明確な根拠があるわけではない。初めにあった時は、怖い奴だと思っていたし、今でもその印象が完全に払拭された訳ではない。
それでもきっと、“悪い”訳ではないのだろう。不思議と清々しい気分でそんな風に考えられたのは、青年がその手の内を曝け出してくれた所為なのだろうか。
885 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷rank.c(00)』 :2014/04/28(月) 22:25:35.65 ID:4W/fNA/P0
>>884
「──ああ。“此れ”が“魔術“だ。」

【たたただ短い言葉でその力を、実際に見せることと共に主張する。】
【既に消失してしまった青白い閃光は、彼の魔術其の物。精神力の具現。】
【魔術をつい先程知った少年には、実に刺激的なモノになったであろう青年の異能。填められた指輪から発せられていたその光はファンタジーな要素を含みながらも、バチバチと刺激を伴いながら発現していた。】
【少年が述べる率直シンプルな感想に、またもや口元を緩め微笑を浮かべる。】
【──が、然し。本来ならばこの「魔術」というモノの存在は、彼が先程少しだけ語ったように「企業秘密」。彼には見せてしまったとはいえ、此れ以上この存在が暴露る訳にはいかない。】
【なので───────。】

「さっきも言ったが、これは誰にも話すんじゃねェ。
汎用性あり過ぎてあんま言いたかねェが……口外にしたら[ピーーー]。」

【碧眼をカッ──と見開く。其れは先程迄の無愛想な表情とはまた違い──。凄みのある、気の弱い者なら恐怖に慄く程の威圧。】
【そして其の威圧と共に吐かれたのは一つの牽制。少年の青年に対する印象が変わりつつあった其の時に唐突に行われたその行為。】
【美しさと隣合わせの「危険さ」も持つ魔術だと言うことに、夏目は気づいただろうか。現に、不良らを一人で吹き飛ばしている処を見るに、その異能は戦闘向けである。】
【目の前の少年は自分と少し似たような境遇を過去に持っていた…詳細は掴めないが、先程の少年の言葉から「孤独」というものの一致は感じ取れた。】
【だから。其れが彼の口を割らせたのかも知れないが、それとこれとは別。】
【一応、其れがどれほど機能するかはわからないが、其れを広げないようにする歯止めも必要なのであった。】
886 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage saga]:2014/04/28(月) 22:46:45.12 ID:GQzQ9QJTo
>>885

一時穏やかな表情を浮かべていた青年は、しかしその顔つきを一変させた。即ちそれは、魔術の存在が知れ渡っていない理由でもあるのだろう。
凄みの効いた表情と声に、少年はぎくりと全身を強張らせる。勘違いするな。彼の碧色の瞳が、そう語っているような気がした。
緊張。そして弛緩。徐々に身体から力を抜いて、再びその顔に笑みを浮かべる。今度は自虐的な色を、多分に伴って

「分かってるよ。──お前だって知ってるだろ。俺には公言する理由もなけりゃ、相手も居ないってこと」

ささやかな秘密の共有は、渇ききった彼の生活に一時の刺激を与えた。しかしそれ以上のものではないとも、確りと釘を刺されてしまった。
魔術。なぜその存在をおおっぴらにしないのかは、正直なところ少年にはよく分からなかった。
けれども、取り合えず約束は守った方が良さそうだ、とも思う。何せ、まだ殺されたくはない。

「それで。俺と大して歳も変わらねえのに魔術を使いこなすあんたが何者かってのは、教えてもらえないわけ?」

それを言うのに、少しだけ躊躇った。魔術の秘匿について釘を刺されたばかりにも関わらず、そんなことを聴いて大丈夫なものかと。
しかし合理的な理由も無しに能力を行使するような人間では無いとは思っている。
そうでもなければ勘違いをしていた時点で、魔術を身を以て味わうことになっていたはずだ。

だから、気まぐれに、少年はその問いを投げかける。まだ見ぬ力。そしてその使い手。興味が無いはずは無かった。
887 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷rank.c(00)』 :2014/04/28(月) 23:13:19.26 ID:4W/fNA/P0
>>886
「……一応、釘を刺して置いたまでだ。」

【聞くところ、少年は未だに孤独であるらしい。──然し、青年にはそれを嘲笑する余裕なんか有していない。】
【其れは彼も未だに孤独であるから。別に、孤独である理由なんか無いし、隠れ家という魔術組織にコードネーム「トール」として属している今現在、仲間を創ることを妨げるモノなんていうものは無い。】
【──然し、何故か彼自身が其れを止める。その仲間という存在を誰よりも欲している筈なのに、その存在を誰よりも拒絶してしまう。】
【──其れは青年の内面に、ガムのようにへばりついた…過去の影響……。】

「………其れをテメェに教えた処でなんかあんのかよ。──こっちの世界に勝手に入ってきてんじゃねェぞ。」

【ギロリ、と。鋭い眼光が少年へ飛ぶ。】
【──然しその碧眼は、心なしか暗く淀んでいるようにも見え。】
【其の淀みは前述の「過去」により齎された物か定かでは無いが、濁りがあると言うことは其処に何らかの暗闇が広がっているところを示している。】
【──過去。青年は殺人を犯した。醜い言い訳になるかも知れないが、其れは彼の「魔術」を見込んだ、所謂「闇の魔術組織」が指示した物。彼には選択肢などは存在しなかった。】
【そんな過去が、言い終えた後の彼の脳裏に過る。思い出したくも無い、血の塗られたドス黒い過去───。】
【──然し、其処まで触れられながらも彼が魔術を振るわないのは彼の心にある少しの「善良さ」からか。
其れとも彼が元々そういう「善良」な人間だったのだろうか──。】
【暴言を吐きながらも拒絶する彼は、何処か苦しそうでもあった。】

888 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage saga]:2014/04/28(月) 23:30:00.86 ID:GQzQ9QJTo
>>887
/すいません、次のお返事が大分遅れてしまいそうです……。
/凍結か、それとも締めた方がよろしければその方向に持っていきますので、どちらか選んでいただけたら幸いです
889 :瀬戸 睦『回天』Level2(13)E:ヨーヨー、グローブ他 [sage saga]:2014/04/28(月) 23:40:01.74 ID:+GHPG0B/0
【───学園都市、住宅区近くの公園】

ふぅー………

【月明かりと街灯が照らす公園に、1つの人影……どうやら、ベンチに座り何かをしている様だ】
【その影は、髪を肩まで伸ばし様々な色に染め赤いサングラスを掛けている】
【俯いている顔は汗だくで、頬に付いた髪も気にせず何かを続けている】
【男が何をしているかと言うと】
【左手にヨーヨーのストリングを何回か巻き、その状態で延々とヨーヨーを回した状態をキープしている。右手にはストップウォッチが握られているところを見ると、ヨーヨーを回している時間を測定しているらしい】

まだいける……もうちょい……

【更に少しすると、限界が近付いてきたのかヨーヨーの回転が止まり始める】
【男はそこでストップウォッチを止めて、ヨーヨーを自分の掌に戻した】
【そして数秒、動きがまた止まったかと思うと】

……っはあああぁぁぁぁぁぁぁ…………疲れたぁぁ……

【足を投げ出し、髪を掻き上げて空を見上げる】
【肩で汗を拭い、掌の汗をズボンに擦り付けると、ストップウォッチに映された記録を読む】

二分……ちょいか、やっぱしんどいね、うん

【男にはこの記録が気に入らない様だ】

//よろしくお願いします
890 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷rank.c(00)』 :2014/04/28(月) 23:41:37.22 ID:4W/fNA/P0
>>888
//すみません、私もそろそろ落ちなければなりませんので…
そろそろ締めの展開でしょうし、もし締めの形に持っていけたらお願いします、こちらの返事は明日になってしまうのですが、それでもよろしいでしょうか?
891 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/28(月) 23:45:20.04 ID:kLl/uLUdo
>>899
【早瀬はどうにも寝付けなかったので散歩をしていた】
【街頭と月明かりが道を照らすばかりで、誰も居ない】
【公園を通りかかったところで不審な男を見つけた】
(うわ、何あれ…新手のファッションなの?あんなに髪伸ばしてサングラスして)
(まあどうせチンピラの類だろうし…ここは関わらずに通り過ぎるが正解だな)
【そのまま公園を通りすぎようとした、面倒事は起こらないに限る】
892 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/28(月) 23:46:02.07 ID:kLl/uLUdo
//>>889だった…よろしくお願いします
893 :瀬戸 睦『回天』Level2(13)E:ヨーヨー、グローブ他 [sage saga]:2014/04/28(月) 23:57:33.18 ID:+GHPG0B/0
>>891
あァお前、ちょっと待て
今俺のファッション馬鹿にしたべ……じゃねえや

【男は既に気配に気付いていたらしい】
【ガクンと上を向いていた顔を早瀬の方向に向けると、ポケットから小銭を取り出し早瀬に向けて投げる】

そのお前の横の自販機でいろ○すかポ○リ買ってくんね、釣りでお前の分も買っていいからよォ

【コインは異常にスピンが掛かっている。男はちょっとした意地悪のつもりらしい】
894 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/29(火) 00:04:10.26 ID:wsfO+e5xo
>>893
(ちょ、影が薄い俺に気付くとか何者だよ、気づいてもそっとしといてくれよ、散歩してるんだよこちとら)
(しかも結局チンピラじゃねえか!パシリかよ、まあ慣れてるし良いけど)
(つーか何でこんなスピンかかってるの?痛いんだけど、手が)
(一般人だよ俺、モブだよ?能力なんてゴミクズ同然だよ?なのに何故この仕打ち?)
【コインを受け取るが、回転の摩擦熱で掌が痛い】
【とりあえずもう片方の手で回転を止めて、要求に頷く事にする】
【自動販売機の前に立つ。ポ○リを買う事にした。自分の好みに合わせて】
895 :夏目 良助 【触って視覚を奪う】Lv1 :2014/04/29(火) 00:12:16.10 ID:gs2Co2mc0
>>890
/遅れてしまい申し訳ない。
/では締めの方向に持っていくレスをしておきます。
/返信はいつでも大丈夫です。それではお疲れさまでした…!
896 :瀬戸 睦『回天』Level2(13)E:ヨーヨー、グローブ他 [sage saga]:2014/04/29(火) 00:20:13.51 ID:qe4yTkwM0
>>894
何お前www喋んねえの?wwwネクラかよwww

【煽る様に話しながら、またヨーヨーを弄り始める】
【まあ第三者から見ればいじめ等の現場に見えるだろうか】

おーい、さっさと飲みモン寄越せよ

【そして飲み物を要求する】
897 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/29(火) 00:25:06.89 ID:wsfO+e5xo
>>896
【はぁ、とため息を一つつく。呆れるような顔で、そしてめんどくさそうな顔で】
……喋りたくないからに決まってるだろ、そんな事も分からないのか?
【と、極めて冷静に答える】
【この男に煽りなど通用しない、そんな事をしたって返ってくる言葉は冷静、平常心を失わない】
【兎にも角にも、変なのに絡まれたがこの飲み物を渡せば良いだけだ。あとは自分の事などきっと忘れるだろう】
【そんな事を考えながら、ペットボトルを投げ渡した】
898 :瀬戸 睦『回天』Level2(13)E:ヨーヨー、グローブ他 [sage saga]:2014/04/29(火) 00:45:33.04 ID:qe4yTkwM0
>>897
あァん?てめーみてえなぼっちクンに絡んでやってんだぜ?もう少しカンシャしてくれたっていいんだけどなァ……

【ニヤニヤとDQN感丸出しで絡みに来る瀬戸】
【いつ名前も知らない相手がキレ出すか楽しみだ】

おーゥサンキュー、えーっと……誰だっけお前?影薄いんで忘れちゃった、お前そういう呪いでも掛けられちゃってるカンジ?

【パシッとペットボトルをキャッチすると、すぐにキャンプを捩じ開け中身を口に入れる】
899 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/29(火) 00:52:26.45 ID:wsfO+e5xo
>>898
勝手に絡んできた癖に、しかも初対面。そんな奴になんで感謝しなくちゃいけないんだよ、自意識過剰すぎ、キモイ
あとそのニヤニヤ笑いキモイぞ。俺の顔よりキモイ。俺の顔は普通だからキモイんだなかなり
それと初対面で、しかも印象で勝手に俺の人物像を作り上げるなよ。確かにぼっちだけど
言っとくけどカツアゲしようったって無駄だからな、残念ながらお前のようなDQNに渡すような金なんて持ちあわせていないし
あ、でも土下座ならいくらでもしてやるぜ?それで許してくれるなら
【自分の思った事を正確に、一字一句間違わずに言葉に出していく】
900 :瀬戸 睦『回天』Level2(13)E:ヨーヨー、グローブ他 [sage saga]:2014/04/29(火) 01:21:11.57 ID:qe4yTkwM0
>>899
ああ?どうした急にブツブツと、何?切れちゃった?怖い怖い

【急に啖呵を切ってきた早瀬に若干の悪寒を感じ眉をひそめる】

俺はDQNなんかじゃねえし、カツアゲなんてセコい事もしねえよ?被害妄想も甚だしいなァ
あと、ブーメランだぜ、初対面のインショーで勝手に人物像作り上げんなって、必死になるなよ、な?
(コイツ乗ってきたよwwwwwwオイwwww)

【こんな見え見えの挑発に乗ってくるなんて…と】
【瀬戸は思わず大声で笑ってしまいそうだ】

まあその釣りで許してやっから泣くなよ、な?

【もう堪えるのも限界そうに、立ち上がりポンと早瀬の肩に手を置こうとする】
901 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/29(火) 01:29:41.24 ID:wsfO+e5xo
>>900
【思った事を率直に述べただけだがどうやら相手にはこちらが怒ってるように伝わってるらしい、面倒だ】
【本当に、これ以上相手をするのは面倒だ、厄介事に巻き込まれるかもしれないので逃げる事にした】
………どう見てもDQNじゃん、そのだっさい格好、パシらせる、そしてその口調、3点セットだ
被害妄想が激しいのは癖だな、お前みたいな奴にひどい目に会わせられたし、しょうがないしょうがない
まあ良いや、俺と会った事なんてすぐ忘れるだろ。正直、お前みたいな奴と関わるのが面倒で仕方がないんだよ
だから俺はもう行く、じゃあな
【ふっと、突然存在感が消える。まるで幽霊のように】
【そのまま早足で公園を出る、まるで何事も無かったかのように散歩に戻るのであった…】
//眠いのでこれで〆で、ありがとうございました
902 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/29(火) 01:31:35.42 ID:wsfO+e5xo
//ごめんなさい、>>901を修正で

【思った事を率直に述べただけだがどうやら相手にはこちらが怒ってるように伝わってるらしい、面倒だ】
【本当に、これ以上相手をするのは面倒だ、厄介事に巻き込まれるかもしれないので逃げる事にした】
………どう見てもDQNじゃん、そのだっさい格好、パシらせる、そしてその口調、3点セットだ
被害妄想が激しいのは癖だな、お前みたいな奴にひどい目に会わせられたし、しょうがないしょうがない
まあ良いや、俺と会った事なんてすぐ忘れるだろ。正直、お前みたいな奴と関わるのが面倒で仕方がないんだよ
だから俺はもう行く、じゃあな
【ふっと、突然存在感が消える。まるで幽霊のように】
【こちらの肩に置こうとした瀬戸の手は空を切り、その頃には既に踵を返していた】
【そのまま早足で公園を出る、まるで何事も無かったかのように散歩に戻るのであった…】
903 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage saga]:2014/04/29(火) 01:36:54.68 ID:gs2Co2mco
>>887

「そうか。それならまあ、心配するなってところだな」

軽い口調でそう応えるころには、彼の表情に見られた自嘲的な陰はすっかり鳴りを潜めていた。
切り替えの速さ。それは彼の中にある諦観の顕われと言ってもよかった。最もそんな事は青年の方とて、知る由も無いだろう。


「……別に勝手に入ったつもりは無い。ただちょっとノックでもしてみようかと、思っただけだ」

ある程度は覚悟していたためなのか、先ほどのように少年が怯むことは無かった。だから少し、冷静になることも出来た。
少し過剰にも見えるような、青年の拒絶。それは彼の過去の何らかに由来しているのではないか。──所詮、憶測の域は出ない。
彼は、遠回しな表現でもって静かに青年に語りかける。自分は扉をノックしているだけだ。応えるかどうかはお前次第だ、と。
「だから、そんなに怒らないでくれよ」苦笑混じりに一言付け加え、立上がった。

「それじゃ、俺はもう行く。──魔術のこと、教えてくれてありがとな。嬉しかったよ、俺は」

彼はフードを脱いで、改めて青年の方へと向き直った。癖の強い、少し長めの黒髪。いかにも日本人然としていながら、どこか冴えない容貌が露になる。
マスクは依然、したままではあるが。彼は淡々と別れを告げると、最後に感謝の言葉と共に再び控えめに顔を綻ばせた。


「俺の名前は、夏目。夏目、良助。……これで魔術と釣り合いが取れるとは、思わねえけど」

自分は、青年の魔術を見た。しかし青年は自分について、具体的なことを何も知らない。
それが彼なりのバランスの取り方とでも言うのか、小さな声ではあるがはっきりと名前を名乗り、そしてマグニから踵を返す。

彼の見せた、こちらに対する怒りと同居した苦しみ。その一片は、少年にも理解出来るような気がして。
いまさら誰かと分かり合えるなんて、思ってはいない。それでも、ひょっとしたら、──。そんなことを考えてしまって。
あるいは青年が鋭い眼光で、凄みのある声で主張する通り、そんなのは幻想、自分の勘違いなのかもしれない。考えてみても、答えは出てこない。
だから少年は最後に右手を軽く挙げ、「またな」と小さく呟いて。真昼の路地裏をあとにするのだった。

/お待たせしました、お返しします。
/そして絡みお疲れさまでした。長い期間遅レスに付き合っていただきありがとうございました……!
904 :瀬戸 睦『回天』Level2(14)E:ヨーヨー、グローブ他 [sage saga]:2014/04/29(火) 02:16:02.68 ID:qe4yTkwM0
>>901
チッ……なんだアイツ気持ち悪い
しかもいつの間にか消えてるしよ

【……それは自分が変な絡み方した所為なのだが】

あー気に入らねえ……まだ足も痛えし良い記録も出なかったしポ○リぬるかったし……

【そして不機嫌そうな顔でのそのそと公園から出る】
【途中で人と当たった様な感触がしたが、まあいい】

【恐らく明日またここへ来れば、またこの男と出会うだろう】

//はい、ありがとうございましたお疲れ様でした、グダグダですみません
905 :赤見内 樹 『赤之式折術RankD(00)』E:基本装備一式 [sage]:2014/04/29(火) 11:31:24.28 ID:9lhCnx6x0
住宅区のとある場所の東屋に、一人の少女がいる
大人しい色合いの女袴、肩に斜めがけした鞄は古臭く、とても少女の持つものとは思えない
長めの黒髪は太陽の光を浴びて艶かしく輝き、より一層周囲から少女を際立たせる……
とは言え今は休日の昼間の住宅区、人気は少なく、彼女に注目が集まる事はない

そんな少女が、東屋で何をしているのかと言えば

「……んー……?」

机の上に折り紙セットを広げ、目の前には「楽しい!折り紙の本」というタイトルの本が一冊
子供でもできると銘打たれたそれの目の前で、折りかけの赤い折り紙を手に、は困った顔で首を頻繁に傾げている
開かれているページには「蓮の花の折り方」と書かれており、恐らくは手順通りに折っていく途中で躓いてしまったのだろう


よくよく見ればそこには小さく「中級者向け」と書かれており、とても少女一人では作れそうにないものだ
誰か、困っている少女に声をかける人物は―――

//人待ち
//お相手さんさえ良ければ、複数ロールも大丈夫です
906 :夏目 良助 【触って視覚を奪う】Lv1 [sage saga]:2014/04/29(火) 11:48:33.81 ID:ArdTyB4TO
>>905

「……どした? 途中で詰まったのか?」

同刻、同場所。少し離れた座席にて机に上半身を凭れて居眠りしていた少年は、鼓膜を掠める小さな唸り声にゆっくりと頭を上げる。
紺色のパーカーに、カーキのカーゴパンツ。屋根付きの東屋に居るのにも関わらず、フードは被ったまま。そんな少年だった。
多少冴えない容貌に申し訳程度の微妙を浮かべ、遠慮がちに声をかける。

「俺が手伝ってやろうか。……もし良ければ、だが」

子供は嫌いではない。むしろ好きだった。もちろん変な意味ではない。
子供は素直だ。言動の内に秘められた本音、悪意……いちいちそんなことを考えなくて済む。
彼は寝起きのぼんやりとして穏やかな声音でもって、問いかける。
断られることがなければおもむろに少女とのいくらかの距離を、折り紙の本を読むのに不足ない距離を、移動しようとするだろう。

/自分も複数ロールでも大丈夫です。
/その場合さらにレスは遅くなってしまいますがそれでもよろしい方がいらっしゃれば!
907 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷rank.c(00)』 :2014/04/29(火) 11:51:28.18 ID:DygoAhb60
>>903
「────応答なんかしねェぞ。」

【彼は誰よりも仲間を欲しているのに、其れを得られない苦しみを、現在進行形で味わっている。】
【扉をノックしただけ、と遠回しな表現に対し、彼は吐き捨てるようにそれを拒絶した。】
【吐いた台詞。表面上こそ強がっているものの、その声色は低く、相手の言葉を遮るように発された。】
【其れは未だに過去の重荷を背負い、其れに対しての責任を感じているからなのか。其れとも、“また失うのが怖いのか“。】
【自分の立場と似た人間が居るのに、何故自分を曝け出さないのか。それは無意識によるもので
彼自身にも、明確には理解できなかった。】


「───マグニ。マグニ・T・トルデオン。」

【少年が名を名乗った事に対し、一度考えるが、結局自身の名を口に出す。】
【マグニ・T・トルデオン。現在自身の名として使用しているその名は本当の自分の名では無い。昔所属していた闇の魔術組織に、その魔術に肖って付けられた呼称だ。】
【本来の名は血塗られた過去に幽閉されている。】

「─────ケッ。」

【此方は鋭い眼光を向け、威圧を掛けて牽制するなりしているのに。尚も話し掛け、そして手を振り去って行く夏目に対し、微笑を浮かべ。】
【あんな風に話しかけてくれる人物は彼の記憶には無かった───つまり、初めて。隠れ家に属する今でも、先程のように眼光を飛ばす事で自ら無意識の内に相手を遠ざけていた。】
【言葉では形容することが難しかった……。威圧して尚話しかけてくれる、何気無いほんの少しのコミュニケーションが此れほどに気分を高潮させるとは。】
【そしてその気分の高潮が、少しだけ表面に表れた───不器用かつ控えめな含み笑い。】

【───そして去って行く夏目に対して自らも背を向け、一言だけ、呟くように。】
【其れは。再会を予期するような…否、再会を"期待するような"一言だった。】

「─────またな。」

//絡みありがとうございました!また機会があればよろしくお願いします!
908 :赤見内 樹 『赤之式折術RankD(00)』E:基本装備一式 [sagesaga]:2014/04/29(火) 12:48:11.33 ID:9lhCnx6x0
>>906
「……うん、ここがね?上手にできないの」

そう言って指差すのは、花弁を持ち上げて立体的にする手順の書かれた箇所
おどおどと喋るのはあまり慣れていないからだろうか、伏し目がちに折りかけのものを夏目へと見せる
時間をかけて丁寧に折ったのだろう、折り目はズレもあまりなく、綺麗なものだ
詰まってしまったのは恐らく、少女の理解力の問題
「ひっくり返して持ち上げる」という動作、本にある静止画だけでは、少女には理解しきれないのだろう

こちらに近づく夏目にややどきりとするが、逃げることはなく折り紙を差し出したままじっとしている

//ごめんなさいお待たせしました!
909 :夏目 良助 【触って視覚を奪う】Lv1 [saga sage]:2014/04/29(火) 13:12:48.81 ID:ArdTyB4TO
>>908

「んー、と。なるほどな……」

本の内容と少女の説明を交互に見聞きし考える。どうやら動作としての難しさは、対したものではなさそうだ。
要は経験。すぐに出来るようになるだろう。そう考えて、差し出された折り紙に触れる。

「良いか。ここはこれを、こう動かせば……ほら」

あいにく一人遊びは、それなりに得意だ。
伏し目がちにおどおどとした様子を見せる少女にも見やすいよう、
安心させるようにゆっくりと折り紙を持ち上げ実践してみせる。
すると折り紙は、本に書いてある通りに形を変えるのだった。

「あとは、自分でやってみな」

ほっとしたらように小さく息をつき、控えめな笑みと共に折り紙を返す。花弁はまだ、いくつも残っている。
とはいえ少女の折り方はとても丁寧だった。長い時間をかけて慎重に折ったのだろう。
失敗するんじゃないかという不安は、あまりなかった。

/もーまんたいです
910 :赤見内 樹 『赤之式折術RankD(00)』E:基本装備一式 [sagesaga]:2014/04/29(火) 13:44:53.35 ID:w2Q1zM5z0
>>909

「……あ、ありがとう」

夏目の手の動きをじっくりと眺めて、折るときの動作を頭に入れる
動きを見れば、なんとか理解はできた、あとは

「……こう、やって……こう?」

ゆっくりと、夏目の動きを真似るように花弁を持ち上げると
慎重に行ったおかげで紙が破れてしまうこともなく、なんとか花弁の形になる
今はまだ辿々しい動きだが、何回も繰り返せばそのうち慣れることも出来るだろう

夏目からは悪意などといったものは全く感じられなくて
この人は、だいじょうぶな人なのかなと頭の内で考えながら、次の花弁を作ろうと手を動かす
911 :夏目 良助 【触って視覚を奪う】Lv1 [saga sage]:2014/04/29(火) 14:14:52.24 ID:ArdTyB4TO
>>910

自分の手の動きを注視されるという経験もあまりなく、何と無く緊張はしたものの、滞りなく折ることが出来た。
少年はまだまだおぼつかない少女の挙措へと視線を向ける。初めから完璧というわけには当然いかなかったが、すぐに上達することだろう。
そう思った。

「そうそう、それで問題ない。あとはひたすら練習あるのみだ。……」

少女が次の花弁、またその次の花弁へと手を動かすのを、彼はどこか微笑ましい気分で眺めていた。
久しく享受することのなかった平穏な時間。……彼の元に、ふたたびゆるやかに襲来するものがあった。


「…………」

少女が全ての花弁を折り終わるころ。
ふと隣を省みることがあれば、少年はその場で腕を組み頭を傾げ、
小さく寝息をたてながら、ふたたび眠りについていることだろう。
どこか穏やかな表情。揺り起こすも、そのままにしておくも、悪戯するも全ては少女の勝手である。
いずれにしても平穏な時間は、なんの変わりもなく過ぎてゆくのだから。

/すみません、そろそろ時間です。
/夜に再開でもここで終わりでも大丈夫ですので、どちらか好きなようにしていただけたらと思います。
912 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/29(火) 15:41:35.71 ID:X8j5aDob0

【昼下がりの自然公園。祝日とあって家族連れなども多くみられるが、生憎と天気は下り坂であり】
【その人数は込み合うという程ではなく、歩けば時折すれ違うという程度のもの】
【古木が多い並木道を過ぎれば、そこには小さな東屋が蔦に覆われ窮屈そうに身を落ち着けている】

【そこに居るのは現在、学生服と学帽を身に付けた人物が独り。しかし学校帰りではないと見え、脇には鞄ではなく革のショルダーバッグ】
【飲みかけの缶と空の弁当容器があることから、散歩にあらずそれなりに長居している事が窺い知れる】

――あ。

【少女の手元には一冊の大学ノート。机の上に広げられ、中には貼り込み(スクラップ)らしき紙類と細かな書き込み】
【その横にはクリップで停められたレシートや領収証、それとスティック糊とボールペンが転がり】
【作業を一旦止めて視線を上げた先には、曇り空から落ちてくる透明な雫】

傘、忘れてしまいました

【家計簿をつけるのに熱中して、気が付けば辺りは一面の雨】
【今なら急いで帰れば大して濡れずに帰れそうだが、手ぶらならいざ知らず、荷物の多さからその決心はつかずに】
【東屋の中、取り付けられた机の前で屋根から滴る雨滴をぼうっと数えていた】
913 :赤見内 樹 『赤之式折術RankD(00)』E:基本装備一式 [sagesaga]:2014/04/29(火) 17:43:53.84 ID:9lhCnx6x0
>>911
「……できたっ!………あ」

最後の花弁を丁寧に持ち上げ、完成した蓮を掲げて顔を輝かせる
そうして夏目の方を見れば、眠りに落ちてしまっていて

「えーっと……、あった」

ごそごそと鞄を探り、取り出すのは鉛筆ひとつ
折り紙セットから新しく折り紙を取り出すと、真剣な顔で白い面に文字を書き始める

『ちゃんと最後まで作れました、ありがとうございました。

いつき』

書き上げると満足げに息を吐いて、完成したばかりの蓮の花を添えて夏目の近くにそっと置く
机の上に広がる自身の持ち物を静かに集めて鞄に仕舞い、椅子から立ち上がると
トコトコと東屋の外まで歩いて振り返り、深々とお辞儀をひとつ
和服の少女は、嬉しそうな顔で小走りに何処かへと去っていった


//ありがとうございました、これにて〆ということで……
//樹の初動に付き合って頂き感謝です、お疲れ様でした!
914 :夏目 良助【触って視界を奪う】Lv.1 [sage saga]:2014/04/29(火) 18:36:11.31 ID:gs2Co2mco
>>913

「……っ、やべ」

彼が慌てて状態を起こしたのは、既に夕陽が傾きかけてくる頃であった。
寝ぼけ眼で辺りを見渡してみても、既に人影は見当たらず。じんわりとした後悔と共に、小さな溜息が漏れる。

「……ん」

直ぐ近くに置かれた真新しい折り紙に気がついたのは、ちょうどそんな頃だった。
少年の少ししょんぼりとした表情は、少女の書き置きを一字一句追っていくにつれ次第に柔らかなものへと変わっていった。
まだ若いのに、なんと律儀なのだろうか──!。

「いつき……ちゃん、か」

側に置かれた蓮の華を大切そうに触れながら、ぽつりと呟き。
短い間ではあったけれども、心休まる時間であったことに間違いは無い。──彼は再び座席の背もたれに、身体を預ける。
得難い時間を土産にもう一眠り。そんな心算で、彼はゆっくりと目蓋を閉じるのだった。

/了解です、ありがとうございました。
/こちらこそ楽しかったです。お疲れさまでした
915 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/29(火) 20:28:16.86 ID:wsfO+e5xo
【商業区のショッピングモールを早瀬は後にする】
【買い物袋をぶらさげ、いつも通り冴えない顔で歩を進める】
【最近になって買い物の量が増えたので少々重い、だが本人曰くラブリーマイエンジェルのためならばどうってことはない、だそうだ】
【ラブリーマイエンジェルとはこの間拾って飼う事にした猫の事である。真っ黒な雌猫だ】
…………げっ、雨じゃん。こんな事もあろうかと持ってきておいて良かった折り畳み傘!
こんな事もあろうかとって一度は言ってみたい、今言ったよ、独り言でな!
【いつも通りぼっち特有の独り言を口にしながら傘をさす】
916 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/29(火) 20:42:55.18 ID:X8j5aDob0

【雨上がりの休日夕方】
【歓楽街にある店の一角に、学ランと学帽を身に付け、革のショルダーバッグを提げた人影が独り】
【唐突だが、風紀委員緒里谷依織は現在、とあるレンタルビデオ屋に来ていた】

今日はどの新作を観ましょうか……

【熱心に見つめる先は両手の中の二つのパッケージ、中身はざっくばらんに説明するなら海外ドラマと恋愛映画】
【普段から他者を見放した、もとい見下したような性格の依織からすれば、どちらも丸きり性に合わない内容と思われるが】
【こういう人間ほど案外、人間臭いジャンルに対して貪欲だったりするのだ】

【とはいえ委員などで忙しい以上、多く借りても観切れないのである程度厳選せねばならない】
【右手と左手、どちらがより食指が動くか、パッケージをひっくり返してじっくり吟味していく】
917 :見崎 寿太郎太 『Level1(11)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/29(火) 20:52:23.13 ID:sqvNOVFqo
>>916

「へー、織里谷ちゃんそーゆーの観るんだー意っ外ーー」

不意に織里谷の背後から声がした、調子に乗った、ふざけた様子の飄々とした声である。
声の主は織里谷が眺めるパッケージを織里谷の背後から覗き見て、普段の彼女からは予想出来ないその意外なチョイスに驚いたようである。
覗きなんて趣味がわるい事をして、オマケに織里谷を知っている人間なんてそう数はいないだろう、織里谷も彼の事を知っているかもしれない。

織里谷の背後にいたのは見崎寿太郎太、第二高校二年生の風紀委員である。
何故だか頭や腕やらに包帯を巻いている出で立ちであるが、彼は変わらず元気そうで、片手に幾つかDVDを持っていた。
…その幾つかがいかがわしい内容の物だったり、しなくもないが。
918 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷rank.c(01)』 [sage]:2014/04/29(火) 20:53:37.88 ID:DygoAhb60
>>915
【魔術師マグニ・T・トルデオンは早瀬と同じく、デパートなんかが建ち並ぶ商業区へと歩みを進めていた。】
【魔術師である彼は「能力者」の観察を主に任務としているのだが、それに付録のようについてきた任務、「学園都市」の状況把握。そのオマケのようなモノの所為で、彼は日中は学生服で過ごさなければならない。──そして今現在、彼が商業区にまで歩みを進めてきたのは、食料の調達が目的である。】
【───ポツンと、一滴。空から水の雫が青年の銀髪頭に落ちる。!のマークを頭上に浮かべ、空を見上げると、其処に広がっていたのは夜の暗闇に混じりこみながらもそこに見える雨雲。夜を照らす筈の月は、その雲にスッポリと隠れていた。】

「………傘、持ってきてねェぞ……。あの天気予報どうなってんだ。」

【──時間はまだ陽光が照らす、明るい朝に巻き戻って。彼が朝、毎日欠かすことなく観ているTVの画面には降水確率「30%」の文字。
そしてその表示と同時に画面から聞こえてきた「──今日は傘は必要ないでしょう!」というお天気お姉さんの陽気な声。】
【──ついてない、と言うように溜息を一つつく。その頃にはもう雨はこの学園都市に降り注いでいた。】

「……折り畳み傘……か。常備するべきだな。」

【早瀬と反対方向から、早瀬とは逆にショッピングモールに向かう形で歩みを進める銀髪碧眼の青年マグニ。】
【歩いて行く内に、独り言を口にしながら折り畳み傘を展開する少年が近づいてくる。】
【既に青年の学生服は雨によってビショビショに濡らされていた。服だけでない、身体を雨の雫が伝う。】
【青年マグニはびしょ濡れのまま、折り畳み傘を持った少年のいる方角へ歩む。──やがてその青年は、少年とすれ違うだろう。】
【青年の目的地、ショッピングモールはまだ先の方──。】
【こんな哀れな魔術師に何らかの声を掛けてくれる者はいるのだろうか──。最も、其れに近い…其れを期待できるのはすれ違うであろう少年…早瀬だが…。】

919 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/29(火) 21:08:00.47 ID:wsfO+e5xo
>>918
【歩いていると、傘を持たずに濡れている銀髪頭の青年――マグニを見つけた】
【なぜだか物凄い悲壮感を醸し出しているような気がした、びしょ濡れだからだろうか】
(うっわぁ…びしょ濡れじゃん。可哀想に、でも俺だって濡れたくないんだよ、傘は貸してやらん。それに反対方向じゃねえか向かう先)
(現実は非情である……ということでスルーしよう、見なかった事にしよう、うん……)
【こうして早瀬は非情に徹する事を選び、そのままスルーしようとした】
920 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/29(火) 21:10:47.53 ID:X8j5aDob0
>>917

……見崎さん

【背後から呼ばれてびくりと揺れる依織。肩越しに振り向けば、息が掛かる程の近さで知り合いの顔があり】
【その男はたしか、自分とは別の方向で有名な風紀委員】
【数秒於いて相手の名前を呼ぶ、その前の沈黙には、心なしか普段より更に冷たい色があった】

何を観ようと私の勝手です
――そういう貴方は、予想通りの物を観られるようですね

【誰に対しても似通った素っ気ない態度。それは例え同僚であっても変わらずにいたが】
【話の流れで相手の手の中にある物品に気付いて、その眼差しが冷淡から侮蔑にさっと移り変わり】

【しかしここで二人の年齢を良く考えて欲しい、そういう類の物を借りられるのはたしか……】

……。

【かちゃり、と無言で手錠を取り出す依織】
【顔つきには一片の手心もないが、今ならまだ言い訳を聞くくらいの余情は残っていそうだった】
921 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷rank.c(01)』 :2014/04/29(火) 21:21:20.28 ID:DygoAhb60
>>919
【びしょ濡れのマグニに対して、早瀬の選択は「スルー」というものだった。】
【──然し、運命というものは実に悪戯好きであるということを、マグニ、そして早瀬も痛感する事であろう。】
【青年が進路に、予め置いてあったかのようにわざとらしい配置をされている「バナナの皮」。】
【青年マグニはショッピングモールに辿り着く事を第一に、そして雨を気にしながら斜め上を見ながら歩いているため"気づかない"。】
【丁度、少年とすれ違わんとする頃、────その時は訪れる。】

「………………ッ!!!???」

【銀髪碧眼、オマケにびしょ濡れの青年は盛大にずっこける。彼特有の無愛想なキャラも何も関係ない……其れは運命なのだろう。】
【右足でそのバナナを踏んづけてしまったため、体制が右に崩れてしまう。】
【そして、その崩れた先にあるのはスルーし、すれ違わんとしていた早瀬の体。】
【早瀬が咄嗟に回避に出れば、その青年は地面に体を激突させるだろうが、早瀬は受け止めるだろうか……其れとも早瀬が気づかず、両方が体制を崩してしまうのか。】
【運命の分岐ルートは三つである。】
922 :赤見内 樹 『赤之式折術RankD(00)』E:基本装備一式 [sagesaga]:2014/04/29(火) 21:27:17.21 ID:9lhCnx6x0
商業区、繁華街の中にあるゲームセンターにて
クレーンゲームのひとつに噛り付くように、背伸びをして中を覗き込む少女が一人

「……これ、欲しいな」

中にあるのは様々な動物の掌サイズの縫いぐるみで、良く良く見るとイボイノシシやアナコンダといった、誰が欲しがるんだこんなものと思いたくなるものまで混在している
どうやらストラップとしても使えるようで、中々に優秀な景品だ
その中のひとつ、可愛らしい狐の縫いぐるみをじいっと見つめ、鞄を漁る
財布を開いてみれば、中にあるのは百円玉が3つだけ
クレーンゲームは1回200円、どう頑張っても1度きりの勝負となってしまう

「……どうしよう」

背伸びをしないと中が見れない程の自分では、どう考えても1度で取れるとは思えなくて
縫いぐるみは欲しい、しかし自分では取れない
誰か、少女を手伝ってくれる人は―――

//お二人とも、宜しくお願いします!
923 :見崎 寿太郎太 『Level1(11)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/29(火) 21:34:51.53 ID:sqvNOVFqo
>>920

「いやーん、そんな冷たい視線注がれたら興奮しちゃうよ俺っち〜」

向けられた冷たい視線もなんのその、逆に喜んでしまう対象とするその男は、笑顔を浮かべながら一歩下がった。
ただちょっとDVDを借りにきたついでに、目についた同僚がいたのでからかってみようと思った、ただそれだけなのだが。

「ちょ、ちょちょちょちょっと待ってよ織里谷ちゃん!いつの間にそんなもの持ってんの!?」
「いやあのこれはほら、その何つーかほら!えーと…」

だが、相手が、状況が悪かったようだ、織里谷が手錠を取り出すと見崎は慌てた様子で誤魔化す言葉を探し出す。
目を泳がせて頬を引きつらせ…そこで見崎は天啓を得た。

「あ、そう!これはあのお兄さんが落としてた奴でさ!拾ってあげただけなんだよ!ね!?ほいお兄さん!いい趣味してるね!はい行った行った!」

近くを通りかかった一般人にいかがわしいDVDを押し付けて、事なきを得る事にした。
いきなりDVDを押し付けられて怪訝な表情をしていたが、見崎はそれに構わず、何か言われる前に織里谷を無理矢理引っ張ってコーナーを離れようとする。
924 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/29(火) 21:35:20.12 ID:wsfO+e5xo
>>921
………っ!?
(おいすっ転んだぞ!やめろこっち来んじゃねえ!)
(このまま受け止めたら袋と俺が濡れる!)
(悪く思うんじゃねえぞ!)
【やはり非情、現実は非情】
【早瀬がそこで助けるような主人公気質な人物であるはずもなく、倒れこんでくる青年を走って回避する】
925 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷rank.c(01)』 :2014/04/29(火) 21:47:09.66 ID:DygoAhb60
>>924
「────ッてェ………。」

【バシャッという水飛沫と共に、自身の身体を地面に打ち付けるマグニ。更に、不幸と呼ぶべきかその地面には水溜りができていて────。其れが先程の水飛沫の原因であり、其れが更に彼の身体を濡らし、冷やす。】
【走りこむ事によって、危機を回避にした早瀬。──────然し。】
【水溜りに不格好に座り込んだまま青年マグニは、走って避けた早瀬を───正確には、その早瀬の一歩先の地面をその瞳に映していた。】

「……あぶねェぞ………。」

【其処に映し出されていたのは……またしても黄色い悪魔……バナナの皮である。】
【先程のマグニが右足で勢い良くバナナの皮を踏んづけ、転けた衝撃で、バナナの皮はマグニの進行方向の後ろ……つまり早瀬の進行方向に飛ばされていた。】
【──第二次災害である。早瀬が其れに気づかず走ってしまえばバナナの皮を踏んづけ…今のマグニのような哀れな状態になってしまうだろう。】
【だが反対に、此れを乗り越えればクリアというところでもある。】
926 :柳 瑞希 『万有規約 Level1』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/29(火) 21:47:11.57 ID:tkSBcQv2o
>>922

少女──瑞希にとってそこは、日常的に慣れ親しんできた場所だった。
生来、ゲームというものを得意とする彼女。卵が先か鶏が先か、こういう場所に入り浸るのも道理というもの。

羽織った薄手のパーカーの肩口には今晩の戦利品──サルのぬいぐるみが脇へ両腕を回し、抱きついていて。
風紀委員の腕章は外した完全な私服の状態で、次の"獲物"を探し求め、店内を闊歩する。

「ふっふっふ〜……っ」「お困りのようだね?お嬢ちゃんっ」

彼女を発見したのは、そんな折の事だった。
クレーンゲームの筐体に背伸びして張り付き、景品を物欲しげに見つめる幼子の方へ、
1、2と小気味良く歩み寄り、その表情を覗きこむように腰を曲げて、目を合わせようとする。

相当な自信があるのか、はたまた単に友好的なだけなのか。その笑みは人当たり良く、かつ不敵。

「ねぇねぇ、どれが欲しいのっ?」

幼子の顔を伺い終えたなら、筐体の中を一瞥した後──そう、問いかけるのだろう。
927 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/29(火) 21:49:11.88 ID:LiAo8FNhO
【その日、メルクレイアはゲームセンターに来ていた。今日は少しムシャクシャしていて……その気晴らしのためにやって来たのだ】
【やるのはガンシューティング。迫り来る怪物をライフル銃で撃ち倒して、スコアを稼ぐ。しかしスコアはこの時のメルクレイアにはとってさほど重要じゃなかった】

>>922
【一通り遊んだし今日はもう帰ろうか…。と、店を出ようとした時。クレーンゲームの前に張り付く小さな少女が目に入った。何か欲しいものでもあそこにはあるのだろうか?近づいて後ろから覗いてみる】

なんだ、縫いぐるみじゃないかこんなの500円くらいで売ってるだろうに
【少女の後ろでポツリと呟く。しかし少女の眼差しは真剣そのものだ】
【しばらくその様子を見た後、少女の肩を軽く叩く】
928 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/29(火) 21:53:43.94 ID:X8j5aDob0
>>923

【通りすがりの男性へ押し付けられる猥雑な其れ。一連の光景を見届けた依織の目に浮かぶのは呆れの色であり】
【そこから読み取れるのは見崎の言葉など一片たりとも信用していない態度。だが】

今回だけは不問とします。 次はありませんので

【その強引さに渋々だが肩を竦めて手錠を引っ込める】
【流石に依織としても同僚をお縄に懸けるのは少しばかり気乗りしないらしく】
【だが二度目以降は容赦なく仕留めに掛かる宣言をするあたり、心好く思っていない事を如実に表していた】

【そして男に従い――半ば無理矢理ではあるが――そのコーナーから退避する少女たち】
【だが、カウンター辺りまで近づいたところで、依織の方が唐突に足を止める】

――見崎さん、その怪我は何処で?

【訝しげに呟く視線は、男の腕に向けられていて】
【不良との喧嘩に巻き込まれたにしては手酷く見えるそれは】
【先だって似たような怪我を負い入院していた依織にとって、どこか既視感(デジャヴ)を感じる物である】

929 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/29(火) 21:57:54.47 ID:wsfO+e5xo
>>925
(おいこっちにバナナやるなよ!障害物発生してんじゃねーか!)
(ここで止まろうとしてもきっと踏んじまう……ジャンプ?飛び越えられず踏んづけるんですね分かります)
(でも、上じゃなくたって下じゃなくたって横にだって道はあんだよ!)
【そのままバナナの脇を走り抜ける】
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(SSL) [sage]:2014/04/29(火) 21:59:58.89 ID:tyimEs+w0
>>929
お前はフラグクラッシャーか
931 :赤見内 樹 『赤之式折術RankD(00)』E:基本装備一式 [sagesaga]:2014/04/29(火) 22:05:32.58 ID:9lhCnx6x0
>>926>>927
声をかけられ、肩を叩かれ……他人からのアクションを受け、驚いた顔で振り返る樹
かたやどれが欲しいのかと問いかける少女、かたや嫌味に聞こえる言葉を呟く少女
二人を交互に見て、躊躇いながらも口を開く

「……これがね、欲しいの」
「お店には売っていなかったから、欲しいの」

そういって指差したのは、狐の―――厳密に言えば、白い狐の縫いぐるみ
成る程確かに、狐ならままあれど白い狐となると中々店には売っていないもので
でもね、と続けて口にしたのは、1回分しかお金を所持していないという悲しい現実

「わたし、こういう遊びはしたことがなくって」

そもそもが上手く出来るか分からないのに、更に回数制限と視界縛りが追加され、少女一人では状況は絶望的だった
そこに現れた二人は、樹にとっては救世主とも見ることが出来て

「……お姉さんたちは、こういう遊びは得意なの?」

救世主に求めるものといえば当然、救いである
少女は希望を込めた眼差しで二人を見る、果たして二人は、どのような反応をするのだろうか―――
932 :見崎 寿太郎太 『Level1(11)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/29(火) 22:15:59.97 ID:sqvNOVFqo
>>928

「はっはっはー、ナンノコトカナー?」

ああさらば思春期の夢、あのDVDは三回くらい見たけど。
手元に残ったはやりの恋愛映画(カモフラージュ用)の重さが虚しく手元に残るのであった。

「…ああ、これ?」


「いやちょっと、駅の階段でずっこけちゃってさー」
「あ、別に前の女の子のスカートを覗こうとしてたとか、そんなんじゃないよ?ホントだよ?」

体中に包帯を巻いていれば、突っ込まれるのは当然だ、実際見崎は大怪我をして蒼十字病院に担ぎ込まれたばかりであった。
体が元々頑丈であったから今は出歩けている物の、傷が深い事に違いは無い。

だが、見崎は怪我の事実を言わず嘘をついた、ふざけたようすで誤魔化したのだ。
だが、怪我の様子を見ればとても階段で転んだだけでつくような傷ではないとわかるだろう。
933 :マグニ・T・トルデオン『鳴神戦雷rank.c(01)』 :2014/04/29(火) 22:17:10.26 ID:DygoAhb60
>>929
「…………………。」

【運命の悪戯が配置したバナナの罠。その黄色の悪魔による二次災害を早瀬はより危険の少ない「飛び越えずに避ける」という動作を用いて乗り越える。】
【そして走り去る様子を、水溜りの水に下半身が浸かってしまった青年は、ただただボーッと見ていた。】
【暫くして、青年は自身が起こした(正確にはバナナの皮だが)一連の動向を思い出し、恥じる。思いっきりずっこけた。思いっきり他人にその様子を見られた。】
【赤面する、という形で恥ずかしがるのでは無く、不器用で無愛想でオマケに不格好な彼は、急いで立ち上がり周りを見渡すという形で恥ずかしさを紛らわせる。幸いにも先程の少年以外にその恥ずかしい動向を見られてはいない。】

「…………………やっぱ傘は常備しておこう。」

【青年は今日、一つ大事な事を学んだ。それは「確率なんて絶対では無いということ」。】
【此れまた恥ずかしさを紛らわすように早口で、そしてボソッと呟くように吐き捨てる。】
【何時迄も其処に佇んでいては、恥ずかしさが倍増するだけなので。】
【───彼は一先ず、ショッピングモールで傘を購入する事にした。】


//強引ですが、これで〆る形を取らせていただいても宜しいでしょうか?
絡みありがとうございました!遅レスになってしまい申し訳ございません!

//あと一つアドバイスなのですが、投下文を作る際にはなるべく相手が入りやすい文を少しでも混ぜて置いた方が良いですよー!

例えば上の場合だったら、【雨なのに傘を忘れてしまった。】とか、他の場合だったら【思いもしなかった。向こう側の角から誰かが此方に向かっていようとは。相手が直進したならば激突は免れないだろう。】とか

逆に、性格上の問題も有るかと思いますが、相手が展開を誘導してくれたなら、それに乗っかることも大切ですよー!
私も其処らは苦手なのであまり言えませんが……。

//では、ありがとうございました!また機会があればよろしくお願いしますね!
934 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/29(火) 22:21:08.80 ID:iRRcsHNko
>>926
キツネ?
【見ればそこには一際目立つ、真っ白いキツネの縫いぐるみがあった。普通キツネは黄色か茶色だ】

たしかに白というのはレアだね…
【話を聞けばこの少女はクレーンゲームをやったことが無いらしく、しかも軍資金がほぼ底尽いている。射撃だったらいくらか力になれたかもしれないが、クレーンゲームとなると……】
【そこへ現れたのは両手に戦利品を携えた少女>>296だった】

>>296
お姉さんはかなり自信があるようだね。良かったらこの子の欲しがってる縫いぐるみを取ってくれないかな?
軍資金なら一応持っているから
【そう言って財布をチラつかせて見せる。クレーンゲームは得意ではないが、ゲームをやるために必要な軍資金はたくさんある】

935 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/29(火) 22:28:53.76 ID:wsfO+e5xo
>>933
【マグニの姿をじっと見ていた。油断大敵、という言葉が身に染みたような気がする】
………なんかこう、色んな意味で印象に残った。俺の中では
でも安心しろよ、俺はこの事を言い触らさないから。言い触らす相手いないけど
……とりあえずこれは危ないから、処分しとくか。
【同じ轍を踏む人がこれ以上増えないように、バナナの皮を拾ってちゃんとゴミ箱にすてる事にした】
【ゴミ処理の大切さも何だか教わったような気がした早瀬であった……】
//乙です!ほんと迷惑ばかりかけて申し訳ない…
936 :柳 瑞希 『万有規約 Level1』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/29(火) 22:33:10.29 ID:tkSBcQv2o
>>931

「……これ?」「これかぁ……うーん」

相手の、小さな指の先にある白い狐のぬいぐるみ──
瑞希はそれを、首を傾げ、角度を付けて舐めるように見渡す。

クレーンゲームにおいて吟味に不可欠な要素と言って良い、景品同士の位置関係。
それを大まかに把握して、瑞希は唸る。如何せん、目だけで全て解るものではない。
一度限りの軍資金という制約。いかに瑞希といえど、分の良い勝負とは言えなかった。


「うん、大の得意だとも!」「まあ、勿論百発百中って訳じゃないケド……ね?」

一種の保険をかけながらも、瑞希は胸を張って、幼子の顔を見つめ──


>>934

「ん?」「え?」「……う、うい!あたしに任せなさいっ!」

──突然の横槍に面食らいつつも、快諾。おまけに、軍資金の問題も解決されたらしい。
ならば、瑞希に"あれ"が取れない道理があるだろうか──恐らく、無い。


「でも、いいの?」「見ず知らずの人、それも小さな子にこんな事しちゃって」
「何だったら、あたしも出すけどサ…お金」

一肌脱いでやると言わんばかりに無い胸を一層張って──ふと、思い立った問いを投げる。

親の仕送りに依存している身とはいえ、熟練の瑞希には軍資に幾らかの余裕がある──
彼女もまた、多少の出資ならば厭わなかったが、相手の足長おじさんぶりには脱帽といった具合だった。
937 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/29(火) 22:33:28.96 ID:X8j5aDob0
>>932

【男の言葉に、先程のような強い反応はなく】
【その顔は何かに納得したような、或いは別の何かに気をとられたような】

そうですか、仕方ありません――――

【呟いて、前触れなく男から身を離しカウンターの方へ一歩】
【そして肩越しに見崎へとんでもない事を言い放つ】

では私はあちらの店員の方と、貴方の此処での貸出履歴を拝見してきますので

【これ見よがしに手錠と風紀委員緒バッジを取り出し、淡々と宣言】
【まさか男への嫌がらせか、いや嘘をつかれた事への意趣返し、もとい脅迫のつもりであろう】
【この結果以降で少女の言う“次”がどれだけ早まるかどうかは、男の日頃の行い次第だろう。最も近くて数分後だろうか】
【それが嫌なら正直に話せと、背を向け一歩踏み出した姿勢のまま、無言で男をじろりと睨む】

【だが殆ど初対面の人間に対し、この人付き合いの悪い少女が此処まで絡む理由など、普通に考えれば存在しない】
【それを可能にしたのは彼の怪我の尋常ではない具合と、尚且つ荒事に巻き込まれ易い風紀委員という立場から】
【そして何より、ここ最近自分が幾度となく遭遇した危険な存在に依るものであった】
938 :赤見内 樹 『赤之式折術RankD(00)』E:基本装備一式 [sagesaga]:2014/04/29(火) 22:46:24.22 ID:9lhCnx6x0
>>934>>935

二人のうち片方は得意ではないようで、もう片方へ得意かどうか尋ねる始末
もう片方はと言えば景品のある場所を唸りながら舐めるように見ており
おろおろとしながら二人を見、不安そうな様子で暫く待ったあと

「……、ほんとう?」

「得意」「任せなさい」……柳のその言葉に、少女の表情が明るくなった
どうやら救世主は困った村娘の頼みを聞き入れてくれたようだ、これで一安心、問題は万事解決……それが、ゲームの中ならば

しかしそんな不穏な言葉もどうやら必要ないようで
"得意ではない方のお姉さん"は、もしもの時は軍資金を分け与えてくれるらしかった


「じゃあ、じゃあ……お願いします、とってください」

二人へ向けて差し出す少女の両の手にあるのは百円硬貨2枚
ぎゅっと目を閉じ、これであの狐を取って欲しいと強く訴えかける
939 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(01) [sage]:2014/04/29(火) 22:46:24.36 ID:iRRcsHNko
>>936
いいのいいの。このまま帰るのはちょっと胸が痛むからさ
【そう言う彼女?の財布はパンパンに膨れていた。学生の財布にしてはやけに膨れ過ぎているような気がする。一体軍資金とは一体どれほどのものだろうか】

クレーンゲームってあんまりやらないんだよね。シューティングなら得意なんだけどさ
その手に持ってるやつを見る限り、キミは名うてのハンターさんみたいだし……見てみたいな、景品を取るところ
【突如として気まぐれに現れた"足長おじさん"。銀色の髪に白い肌、そして語り口調…どこからどう見ても日本人じゃない。しかしそれは当たり前のようにそこにいて、早く景品を取るところを見せてくれと言っている】
940 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(11) [sage]:2014/04/29(火) 22:56:30.56 ID:LiAo8FNhO
>>938
キミはとてもラッキーだねぇ、あのお姉さんが縫いぐるみをとってくれるってさ
【そう言うと名うてのハンター…>>936に場所を空けて、自分は後ろからその様子を見学する】

ところで……キミは一人で来たの?誰かと一緒じゃないのかい?
【ふと小さな少女に疑問を投げかけてみる。自分が言えたことではないが、これくらいの年頃の子どもなら誰かがついていそうなものだ】
【一人だったらどうというわけでもないのだが。メルクレイアはそれが気になったのであった】
941 :見崎 寿太郎太 『Level1(11)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/29(火) 23:02:07.83 ID:sqvNOVFqo
>>937

「うんうん、別に何かあった訳じゃ───ごめん嘘嘘!ちゃんと話すから!話すから俺っちの趣味嗜好を晒すのは止めて!」

食い下がる事無く納得した事に満足げに頷いた見崎であったが、それは大きな勘違い。
どうやら織里谷には見抜かれたようで、その脅迫というにはエグすぎる所業を何とか止めるべく、縋り付くように織里谷の腕を掴みながら叫ぶ。

「…はぁ…はぁ……んもう織里谷ちゃんったらドSなんだから…」

「でも、そこがいい」なんて続けたら今度こそ問答無用でやられかねない、言おうとした事を飲み込んで、見崎は話し始める。
先程とは打って変わって真剣に、周りの客には聞こえないように声を抑えながら。

「最近、猟奇殺人事件あったっしょ?何人も死んだ事件」
「あれの犯人らしき奴にやられてさ、ありゃ多分魔術師だな、魔術師」

「いやー死ぬかと思った」と、軽い調子で続けて証言は終わったが、普通に考えて笑い事ではない、見崎としては心配をかけない為の配慮だ。
こう見えて見崎寿太郎太という男は他人思いであった、最初に嘘をついたのも織里谷を事件に巻き込むまいとする為だ。
と言うのも、一旦犯人らしき魔術師を打ち倒して事件が止んだとはいえ、まだ手放しに安心とはいかない状況だからだ。
942 :柳 瑞希 『万有規約 Level1』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/29(火) 23:05:44.45 ID:tkSBcQv2o
>>939

「まぁまぁ、心配は御無用!」「見事、一発で取って見せるしさーっ!」

「それにしても」
「……キミってなんか」「……不思議な人、だねーっ」

中性的、かつ明らかに日本人のものではない異質な容姿に、膨張した財布。
中でも、瑞希の注意は空想世界さながらの銀髪と、その隙間で輝く瑠璃色の瞳に注がれていて。

「眼とか、キレイだしさー……」

宝飾品を思わせるその取り合わせに、瑞希はちょっとした、憧れのようなものを抱くのであった。


>>939

「よーし、この瑞希お姉さんにぃ……まっかせなさい!」

幼子の手を取って、なけなしの200円をしかと受け取り、にかりと笑む。
万一、失敗しても泣かれる心配が無くなっただけでプレッシャーも、いくらかは霧散して。

幼子の方へ笑顔を向けたまま、筐体へ硬貨を投入──
クレジット残数を示す表示部に"1"が点灯したのを確認してから、改めて景品を見遣る。


「ふふふ、こーゆーのは迷いなく、サクッと行くのが肝なんだよねーっ!」

言いつつ、その表情は真剣そのもの。
するりとレバーへ手を被せ、己の分身たるアームを前後左右へ動かしていく。


「……せぇいっ!」

ある程度狙いを定めたところで、瑞希は"確定"のボタンを押下し、後はクレーンが動くのを見守るのみ。
さて、その結果やいかに───?

奇数:成功
偶数:失敗
0orゾロ:同じものが2つ取れる
943 :柳 瑞希 『万有規約 Level1』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/29(火) 23:08:18.25 ID:tkSBcQv2o
>>942
#oh、下半分は>>938さん宛てですね……
944 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/29(火) 23:12:38.12 ID:wsfO+e5xo
【早瀬は今日も商業区に向かって歩いていた】
【別に散歩などという非生産的な事をしているわけではない、目的は買い物である】
……ふぅ、なんか最近毎日買い物してねーか俺……?
//お願いします!
【などと呟いてみるも、答える相手が居るはずもなく…】
945 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/29(火) 23:14:04.71 ID:wsfO+e5xo
【早瀬は今日も商業区に向かって歩いていた】
【別に散歩などという非生産的な事をしているわけではない、目的は買い物である】
……ふぅ、なんか最近毎日買い物してねーか俺……?
【などと呟いてみるも、答える相手が居るはずもなく…】
//なんか順番がとんでもない事になってた…
946 :赤見内 樹 『赤之式折術RankD(00)』E:基本装備一式 [sagesaga]:2014/04/29(火) 23:20:30.46 ID:9lhCnx6x0
>>940>>942
手に汗を握りながら、柳の操るアームの行く末に注目
やがて下ろされるクレーン、開いて閉じて、持ち上がったそれには確かに白い狐が捕まっていて
……無事に取り出し口まで辿りつい白ぎつねをしゃがみこんで取り出し、少女は二人へ向き直る

「ありがとう、ございますっ」

胸の辺りに両手で抱え込む形に縫いぐるみを持ち、そのままぺこりと頭をさげる
元通りに持ち上げたその顔には、嬉しそうな笑みが浮かんでいて


「今日はひとりで、外で遊んでいたから……」

どうやら今はその帰りらしい、つまりは付き人……保護者は居ないと
だからこそ、ここに入れたのかもしれない
大人がついて居るならば、その大人が常識人ならばまず、幼い少女をゲームセンターに連れて行くなんて危ない事は避けるだろう
947 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/29(火) 23:27:20.18 ID:X8j5aDob0
>>941

【流石に全体に晒す気はなかったが、ここまで必死の勢いで止められるとある意味同情とそれ以外の気持ちが湧くようで】
【やはり初犯ではなかったかと、手元に縋りつく男を肥溜の蝿を見るような目で見下す】
【そして耳元に寄せられた事情はある意味予想通りの内容で】

やはり――――!

【ピクリと肩を揺らす依織が強く反応したのは、殺人事件よりも別のワード】
【男が関わっているのにも驚いたが、それ以上に件の魔術師たちの殺人まで引き起こす凶悪性に身の毛がよだつ思いであり】
【やはりなんとしても捨て置けないと、改めてその排除意識を強くする】

その話詳しく聞かせてください。
――――…しかし、此処では不味いでしょうか

【噛み付くような勢いで男の二の腕を掴み返しかけて、そこで初めて少女は周りの様子に気を留める】
【どうでもいいが男女二人がコントのようなノリで会話しているとあってこの二人、店内でもかなり人目を引いているよう】
【流石にそこでシリアスな会話を続ける勇気はないとみえて、一先ず店の外へ出る提案を持ち掛ける少女】

【そして返答を待たず、「先に出てください」と言い捨て改めて店のカウンターへ向かう】
【その手にあるのは先程吟味していた内の恋愛映画の方。仕事モードに切り替えたはいいが、此方もちゃっかり借りていくようだ】
948 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(11) [sage]:2014/04/29(火) 23:32:38.14 ID:iRRcsHNko
>>942
そうかな?ボクからしたらキミたちも不思議な人だよ
【不思議な人だと言われてそう返す。彼女?からしたら目の前にいる二人は異国の人なのだ。動くたび左右に揺れるあの長い黒髪なんて見事なものだ…。綺麗だと褒められた瞳は一つに括られた黒髪を注視していた】

…っと見るのはこっちだよ。お手並み拝見といきますか
【少女は硬貨を投入し、獲物…縫いぐるみに狙いを定める。果たして少女は見事この獲物を勝ち取ることができるだろうか?】

>>946
【クレーンは見事に縫いぐるみを捕らえた。見事な集中力と腕前に思わず感嘆する。取り出し口から縫いぐるみを取り出して、小さな少女は笑顔を見せた】

良かったねぇ!これで縫いぐるみはキミのものだ
せっかくお姉さんが取ってくれたんだ。その子を大事にしてあげるんだよ?
【少女の笑顔につられてこちらも笑顔になってしまう。前髪の隙間から小さな少女に向けて優しい眼差しが注がれる】

そう…一人で来たんだね
ダメだよこんなところに一人で来ちゃ。ここはゲームがあって楽しいところだけど、危ない人も集まりやすいからね
【ここで一人でシューティングゲームに興じていた自分が言うのも何だが、少女に次は誰かと来るようにと促した小さな】
949 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(20) E:ルーンの呪札 [sage]:2014/04/29(火) 23:33:46.26 ID:kab5v3qo0
「ーーー何だって?」

突然鳴った携帯に出て、知った事実は「獣」が学園都市内に解放されてしまった事であった。
先日、マクスウェルは「異端」の魔術師の回収を依頼され、戦闘に何とか勝利して捕まえた。
だが、現在聞いたところによると、いつの間にか魔術師の独房から「消えて」いたのだ。

「……クソッ、何やってんだ本部はよぉ…!」
「本当努力が無駄にされたって事じゃねえかよ…」

まるで苦虫を噛んだような表情を浮かべ、電話の主に話し、乱雑に携帯を閉じた。

「ったく…本当どうすんだよ…」
「また何かやらかしたらどうなるってんだ!」

現在、マクスウェルは第一高校の側の路地裏で電話をしている。
と言っても、路地裏はかなり遠くからでも見やすい場所にあり、容易にマクスウェルが誰かと話していた事を見つける事ができるだろう。
950 :天雪依姫『干渉能力Lv2』武装:名刀奔兎(隠蔽) :2014/04/29(火) 23:34:20.87 ID:4htNBP+zo
>>944
【雨──何時も通り路地裏の不良を締めていた依姫は、静寂を掻き毟る煩わしい音に苛立ちを覚えていた】
【濡れた黒い髪を高い位置で束ねた黒い第一高校の制服姿に刀の鞘という、風紀委員に見られては即刻取り上げを食らう姿だ】
【路地裏特有の悍ましさ故に人を惹きつけず、依姫ただ一人の世界を創り上げている】
【寂寥感に伴う冷たさは雨によるものなのだろうか、額に掛かる前髪を掬い上げて総髪を模する】
【取り敢えず今日は一人仕留めた。刀を能力によって全人類の視界から消す】
【深淵を持ったその双眸からでも刀の姿を視認する事は出来ない。だがちゃんとそこに存在する】
【干渉を使役する依姫にとっては容易い事だ。その場から離れて路地裏を後にする】
【街路に出ると人口の光が目に入り傷み、険しい顔となった。休日だからと言って少々暴れ過ぎたか。依姫の腹から可愛らしい音がなった】

くぇー……腹減っちゃいましたねー、やっぱ昼飯抜くのはきついんですよねー……

【びしょ濡れの依姫は肌にくっつく制服を、うぇーなどと気持ち悪がりながらも覚束ない足取りで商業区へと向かっている】
【周りから傘越しの視線を感じるも何時も変態のような目で見られているのだからと意に介さない】
【猫背で肩に重い荷物でも背負っているかの如く歩く依姫の表情は路地裏のものとは全くの別物】
【両の目蓋が今にも引っ付きそうになっている。上まぶたの重りが疲労度が重なるごとに段々と重さを増している様だ】
【食料品が出揃っている商業区まであと少しだ、と自分に言い聞かせて意識を保つ】
【はたから見ればぶっ倒れそうな全身黒の女の子がはあはあ言いながらフラフラ歩いているのだ】
【これを変態と形容せずに何と表現する、痴女か】

はぁ……はぁ……あー逝きそ……ってアレェ!?

【大声が商業区付近で響いた。この時間帯でも路地裏よりかは遥かに人口の多いこの場所での大声は衆目の視線を集める】
【ないない、と言って制服の胸の中に手を突っ込んで自らの身体を隈なく触り始めた少女】
【財布がない──致命的なミスだ、金がなければ何も買えない、つまり依姫に残された道程は】

あっ……自分もう限か……

【目蓋が落ちる。元よりフラフラしていた足取りが雪崩が如く落ちていく】
【助走もないというのに結構なはやさで突っ込んで行くその先──そこにあるのは>>944の姿だ】
【傘もなしに意識もなく崩れ落ちてくる少女にどういった対応を見せてくれるのだろうか】

/取り敢えず依姫が商業区で大声を出した辺りから文章を書き始めれば最低でも15行は行くと思いますー
951 :見崎 寿太郎太 『Level1(11)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/29(火) 23:41:51.14 ID:sqvNOVFqo
>>947

「ちょちょちょ!織里谷ちゃんそこ痛い痛い!」

「…んもー、織里谷ちゃんったら強引なんだからー」

話した内容への反応の強さに、見崎は少し驚いた。織里谷の正義感が強いとは知っていたのだが、ここまで食い付くとは。
…いや、あの反応は何か思う所がある人間の反応だ、見崎はある程度見当を付けて、考える。

店のカウンターに向かう織里谷の背中を眺めながら、彼女もまた同じ風紀委員である事を再確認して、何を話して何を隠すべきか、何処まで巻き込んでいいのかを。
そして、周りの視線がこちらに突き刺さっている事に気付くと、ニヤリと意味深な笑みを客返してから、持っていたDVDを棚に返してから店を出た。

さて、『此処では不味い』とは言ったが、何処で話すべきか───

「織里谷ちゃん……」

「ウチ、今日…両親帰ってこないの……」

とかなんとか気持ち悪い冗談言ってるこの男に乗りたくないのなら、代案を出すべきである。
ちなみに見崎の家に最初から両親等いない、彼は一人暮らしだ。
952 :木乃井・カミラ・繭乃【布蛇―Anguis panni―】:Rank C(0/80) E:沢山の包帯 [sage]:2014/04/29(火) 23:47:17.64 ID:JrAG2ahSo
>>949
「―――……?」

【今日も勤務時間が終わり、丁度これから家に帰る時間の第一学園の教師達】
【勿論、養護教諭のこの女もその一人であり、真っ先に校門を出たのは彼にとっても、この女にとっても幸運だったといえるだろうか】

「……あノ、こんな所で何をされているんですカ?」

【声を掛けたのは、きょとんとした表情で少し片言が混じった女だった】
【腰まで有る長い金髪は後ろでヘアゴムによって纏められ、西洋人のような蒼い瞳と日本人の嫋やかな表情を併せ持った顔には黒縁の眼鏡を掛けている】
【服装はまるで保健室の先生と言った、白いブラウスに黒のタイトスカート、そして白衣。白めのストッキングを穿いて、靴は動きやすそうなスニーカーだ】
【ブラウスの上からでも分かる豊満な胸は、彼女の特徴の一つといえるだろうか】

「夜は危ないので、早く帰ったほうが良いと思いますヨ?」

【しかし、彼が電話越しに喋っていた事ぐらいは分かるのだが、何を話していたかは分からず】
【だから彼が魔術師だということに気づいていない。―――顔が分かれば、資料などで見た顔と一致させて判別することも可能かもしれないが】

/よろしくお願いします!
/魔術師同士ということですが、面識はどうしましょう? そちらで決めてくださってOKですので!
953 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/29(火) 23:51:41.13 ID:wsfO+e5xo
…うおっ、なんだ今の声?
【大声がした、雨の音をかき消すくらいの】
【早瀬はビクリと体を震わせた、突然大声をあげられて驚いてしまったのだ】
なっ!?
【ふと振り返ると少女が倒れこんで来た】
【この前はバナナの皮に滑って転んだだけだったのを傍観していたが】
【さすがにこの状態で傍観はまずい、傘もさしてないではないか】
……っと
【受け止める、仄かに良い香りがしてきたが気にしない】
(え、なにこれどーゆーこと?エロゲなの?)
【よく見ると第一高校の制服だ、同じ学校の生徒らしい】
【そして何より気になるのが胸のあたりが濡れて透けていること】
【見なかった事にした、変態扱いされてはたまらない】
【とりあえず傘を受け止めた少女にさし、呼びかける】
も、もしもーし、大丈夫ですかー?
954 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/29(火) 23:51:57.74 ID:wsfO+e5xo
//>>952宛です
955 :柳 瑞希 『万有規約 Level1』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/30(水) 00:00:02.92 ID:2qq56e9Go
>>946

「よっしゃぁっ!」

瑞希の放ったアームは見事なまでにがっちりと、狐の胴を捕え──
彼女が歓喜の声を上げるのと同時、取り出し口に軽い物の落ちる音が響く。

景品を取ろうと腰を下ろす幼子に、瑞希も合わせて屈めば、
「やったね」なんて言葉と共に、あわよくば頭を撫でようとしたりして。

「なになに、気にする程の事じゃないよ〜っ!」

「でもでも、もう時間も時間だし、気を付けた方が良いかもしれないねーっ」

幼子の言を受けてふと、左右へ首をやって周囲を見回す──
当然ながら、保護者らしき影はない。ついでに言えば、不審者の影も。


「お嬢ちゃんも、学園の子なのかな?」

相手を刺激しないよう、最低限の職務を果たそうと遠回しに名前を訪ねて。
甘い対応だとは瑞希自身も思ったが、幼子に怪訝な顔をされるよりはまし──そう考えての行動だった。


>>948

「え?そ、そうカナー?」
「髪とか眼とか、あたしよりよっぽどキレイだと思うケド……」

首を傾ぎ、うなじに手をやって「生まれの違いなのかな?」と。
視線を斜め上に、暫し考え込んだ所で筐体と向き合い、そして──


「へっへっへー」
「ごめんね?せっかく気を使ってくれたのに……」

狐のぬいぐるみを取り出す幼子を横目に相手へ向き直った瑞希は、
ばつの悪そうな笑顔を湛えながら、「えーっと……名前、なんだっけ?」
と、思い出したように問いかけるのだった。
956 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(20) E:ルーンの呪札 :2014/04/30(水) 00:00:28.47 ID:N9q1vH7M0
>>952
遠くで声が聞こえた。
どうやらこの薄暗い路地裏で一人でいる事に危ないと感じた教師と思われる人に話しかけられたらしい。
ここは第一高校に近い。もし、あそこの風紀にうるさい高校の教師となると長くダラダラと説教されるのではないかと少し憂鬱そうに教師の方へ振り返る。

「あー…何でもないッスよ」
「ちょっとした友達との口喧嘩って奴ッス」

自分が魔術師だとバレないようありきたりな理由で電話をしていた事を話すが……

(な、なんだあの胸は!?)

目の前にいた人物は話し方から多分外国から来た人なのだろう…が、如何せん胸がデカイ。
いつもはバレないようにある程度の感情を抑制しているつもりだが、この迫力には思わずマクスウェルも目を見張ってしまった。

「…で、そんな自分に何の用があるんすか?」
「ま、夜も近いですし早めに帰った方がいいですよね?」

そう言いながらも、ふと思い出す。
学園都市内に潜入している魔術師の中で一際スタイルが良い女性魔術師がいると知り合いの魔術師から聞いていたのだ。
だが、目の前の女性はそういう部類の人間では無いだろうと思考を変え、相手の返事を待つ。

//じゃあ面識は無いが、お互いにある程度の情報は知っているということにしておいてください
957 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/30(水) 00:02:06.24 ID:S04Ndn1e0
>>951

【それから暫くして自動ドア前に現れたのは、金を支払って袋を受け取りカウンターを後にした少女】
【店員からの奇異の視線を無視し、無事借受を終えて外へ踏み出した依織を待ち受けていたのは予想斜め上の招待であり】

そうですか、なら好都合です。(※人に聞かれる心配のない意味で)

【冗談に間髪入れず言い返す少女も、もしかしたらとんでもなく鈍い頭の持ち主なのかもしれず】
【あまつさえ「此処から近いのですか?」などと真顔で問い始める始末】
【だがこの少女がただの無防備な鉄面皮であるはずがない。中身は寧ろ混沌とした色に塗り重ねられている節すらあり】

【答えてから暫し考え、男の言葉を反芻。何を想像したのか、ぶるりと身震いし。一歩さがって、身を守るように胸の前で腕を構える】
【そして身を守るように差し出したのは己の携帯電話】

――分かっているとは思いますが、もし良からぬ事を企んでいるようなら
貴方の此処での貸し出し履歴を支部……いや本部のデスクに漏れなく流出させますのでお忘れなく

【言いざまに突きつけるのは、先程レンタル時に携帯に転送してもらった見崎のこれまでの赤裸々な貸出履歴】
【これらの嗜好を白日の下に晒されたくなければ――――と、ここまでくればもう立派な脅迫であるが】
【本人にその自覚はなく、携帯越しに見つめる依織の顔は寧ろ得意げでさえであった】
958 :赤見内 樹 『赤之式折術RankD(00)』E:基本装備一式 [sagesaga]:2014/04/30(水) 00:10:22.16 ID:rnNCV9SV0
>>948>>955

「ここって、そんなに怖いところなの?」

縫いぐるみを大切そうに抱え込み、柳に撫でられながらそんな疑問を口にする
確かに周囲の人々は少々ガサツそうな印象を受けるものが多い、しかし少女に悪意を持って近づく者は居なかった
……それはただ運が良かっただけなのだが、一番最初に訪れた際の印象というのは、良くも悪くも何より強く根付いてしまうもので
運の悪いことに、少女のゲームセンターへの今の印象は「困っていたら助けてくれる人がいる場所」だった

「わたしは、たつきと言います」
「第二学園しょとうぶの、4年生です」

難しい方の「き」と書いてたつきと読むのだと、辿々しいながら説明する
少女の言葉を信じるのなら、樹は第二初等部の生徒となる
柳からすると全くの無関係、佐伯からすると後輩という形だ

礼儀正しい少女が第二に所属しているというのは、いささかおかしいきもするが―――?
959 :木乃井・カミラ・繭乃【布蛇―Anguis panni―】:Rank C(0/80) E:沢山の包帯 [sage]:2014/04/30(水) 00:17:58.10 ID:D+O6AShco
>>956

「そうですカ……てっきり、誰かが喧嘩してるものかト……」

【校門から出る際、聞こえてきたのは怒声だった。ならば、一触即発の事態かと心配していたのだが杞憂に終わったようだ】
【彼の嘘に気付くはずもない。心理系の魔術など持ち合わせていないのだから】

「……えっト……め、珍しいですかネ?」

【彼が見つめる先は、勿論自分である。……自分と言っても、その目線は明らかに胸の方に注がれているわけで】
【其処までガン見されてしまうと少し気恥ずかしくなるのは女の方だ。「あまり見ないでくださイ……」と言う女の頬は少し赤くなっていた】

「そうですヨ! 最近は物騒ですし、何やら魔術師とかいう噂も流れています、……し……」

【最近、魔術師の活動は盛んになってきている。その魔術師の類である彼女だが、学生を傷つけることは良しとしておらず】
【たしなめるようにそう行って、彼へと近づいて、その顔が見えた。……ダークブラウンの髪、そしてその顔。……どこかで見た覚えが有るような】

「……あの、もしかしてアナタ、ヴルアーダ=マクスウェルサンでいらっしゃいますカ?」

【頭の中の記憶と合致したのはその名前。しかしどうも顔がよく思い出せない。とりあえず、名前を聞いてみることにした】
【質問が少し突飛なのは、しょうがないとして】
960 :天雪依姫『干渉能力Lv2』武装:名刀奔兎(隠蔽) :2014/04/30(水) 00:18:08.82 ID:jH9QG1u2o
>>953
【天雪は一見して細身に見えるが、その実かなり鍛えているので女性らしい強かで柔軟性のある筋肉を持つ】
【その躯体は特別に大きい訳でもなく、細身に見える様に普通の少女程度】
【だが、重さは残念ながら結構ある。本人は田舎に居た頃こそ気にしていなかった様だが、女子としての恥だ】
【確かな重量を感じているであろう早瀬にとって、この少女はどう映えているのだろうか】
【端的に言えば端正な顔立ち。普段なら大きな純粋な漆黒を孕んだその瞳が描く笑顔は人を惹きつける物だったが】
【今は衰弱し切った顔。数日も食べていないかの様に痩せ細ったその姿からは悲哀さえ滲み出ている】

……んぅ

【運良くも地面に全身を打ち付けなかった。朦朧とした視界の中に早瀬の姿が見える】
【少し恥じらった赤い頬の少年。真っ黒な空。空ではないか、あれは傘だ。そんなことはどうでもいい】
【その暖かそうな頬に手を添えようと、薄手の黒色の絹手袋をした右手を差し伸べる】
【冷え切った身体に温もりが欲しかった。ちょうど目の前に真っ赤な暖かそうなものがあった。ただそれだけ、やましい気持ちは一片も無い】
【やっとの事で保っている意識も、もうすぐに糸切れてしまいそうだった】
【頬に当てて居た手をそのままスッと抱き寄せようとした。拒めばそのまま頬を摩り続けるだろう】
【もし拒まないのなら──少年の口元に掛かるのは甘い、甘い色香。体温は下がっていると言うのに仄かな赤みを持った小さな唇】
【そこから控え気味に漏れる少女の吐息が少年の唇を優しく愛撫するだろう】
【依姫は少年の後頭部に添えた手に徐々に力を込め、自らの唇に少年を近づけようとする】
【少年が感じるであろう、こそばゆい感触、勿体ぶられている感覚、もしかしたら初めての体験──全てが心地の良い物】

……甘いッ!!!

【添えた手の力が強くなる。少年の額が走り行くのは……同じく額、依姫の額と額が甘い甘いディープキスの流れだ】
【依姫の考えはこうだ。倒れるふりをして助けられたところを気絶させて財布からこっそり幾らか拝借する……財布ごと】
【勿論、唇を近づけてもギリギリまで行かなければ回避は余裕だ。逆に依姫の死にかけのフリが見破られてしまう】
【だがここまで行かずとも依姫のフリは見抜くことができる。ヒントは依姫の容姿だ】
【頭突きが直撃すれば二人とも地面に叩きつけられるだろう。そして依姫は少年の懐から財布をとって全力疾走する、だろう】
961 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(20) E:ルーンの呪札 [sage saga]:2014/04/30(水) 00:27:50.79 ID:N9q1vH7M0
>>959
「ーーーッ!?」
「申し訳ねえ、これでも思春期なんでね…反応しちまうのは不可抗力ッスよ!」

彼女がとある部分を見られてどうやら恥ずかしがってしまったようだ。
流石にこれは失礼にあたると思い、言う必要もない言い訳を言って目を逸らす。

だが、次の一言でまた木乃井を見る事になる。

「ヴルアーダ=マクスウェル…だって?」

今までの焦りの冷や汗ではなく、何かを知られているような悪寒。
そんな感覚がマクスウェルに襲いかかる。

「何故…何故アンタが知っている?」

確か彼女はその前に「魔術師」というワードを言っていた…つまりそれは、彼女が「同業者」であるという風にマクスウェルは捉える他無かった。

「まさか…テメエ、魔術師かぁ!?」

そう叫び、咄嗟に学ランからルーンの札を取り出す。警戒は怠る事は無いだろう。

「確かに俺は始末屋だが、まさか相手から仕掛けられるなんてね…」
「言っておくけど、俺はこんな場所で死ぬつもりはねえ……何故テメエは魔術師を知っている?」

962 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(11) [sage]:2014/04/30(水) 00:27:52.80 ID:rR4q2QKxo
>>955
おみごと!
【見事縫いぐるみを勝ち取った少女にメルクレイアはパチパチと祝福の拍手を贈る。自分だったらああはいかないだろう】

そういうものだよ。ボクからしたらその黒い髪も目の色も綺麗だと思うよ?
ほら、こういう言葉があるじゃない。隣の芝生は青いってさ
【他人のものは何でも良く見えるものだ。自分の顔や姿は鏡で見慣れているけれど、他人に褒められるとちょっと嬉しい】
【綺麗だと言われて、饒舌に語るメルクレイアの頬は微かに赤みを帯びた】

いやいや、ボクだったらきっと時間もお金も何倍もかかっただろうから。キミが通りかかってくれて良かったよ
…財布も開けずに済んだしね

ボク?ボクの名前はメルクレイア。佐伯メルクレイアって言うんだ。はじめまして
…キミの名前は?
【ここでメルクレイアは思い出した。今まで普通に話していたが、そういえばこの二人とは初対面だった…と】

>>958
怖いというかなんというかね…。たまに熱くなっちゃう人もいるんだよ
だから次来る時は誰かと一緒に行くんだ
【格闘ゲームで対戦してたはずがリアルファイトに突入する、わけの分からない理由でいちゃもんを付けられる、なんてことも少なからずあり得る。もしそんなトラブルにこの小さな少女が巻き込まれでもしたら対抗できるだろうか?】
【たとえ何かしらの力を持っていたとしても、そもそもこの都市の住人自体が特殊なのだから気をつけなくてはならない】

へぇ…キミ第二学園に通ってるんだ。偶然だね、ボクも第二学園につい最近入ったばかりなんだ!
タツキね……覚えておくよ。ボクも自己紹介をしなくちゃね
ボクは佐伯メルクレイア。覚えにくいなら好きなように呼んでよ
【小さな少女…樹に一つの共通点を見つけたメルクレイアは笑顔で自己紹介をした】
963 :見崎 寿太郎太 『Level1(11)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/30(水) 00:28:23.10 ID:/mOh5Gzqo
>>957

「あー、冗談冗談!何言ってんのーもー俺っちだって…って、え?」

流石に見崎も、まさか了承されるとは思っていなかったようで、まさかまさかの返答に面食らった表情で織里谷を見る。
これはもしかすると好感度が知らぬ所で上がっていたのかもしれない、なんて少し脳裏を過ったりしたが、そんな幻想はすぐにぶち殺されたのは言うまでもない。

「…いや、しないよ?俺っちだってそこまで欲望の化身じゃないからね?」

織里谷の警戒を解く為に言ったが、警戒するなと言う方が無理な話である、それはこの男の態度にしろ、履歴の内訳にしろ。
兎にも角にも、何故風紀委員になれたのか不思議なくらいの煩悩塗れなのが見て取れるような男なのだ。

「それじゃ、行きますか」

まあなんだかんだ言って、どこかファミレスに寄って金を使うよりはいいので、見崎は自宅に織里谷を招待する事にした。
自宅に女子を招待するなんて見崎にとっては一大イベントだが、変な素振りを見せたら辱めを受けるとあれば粗相をする訳にはいかない、間違っても変な気は起こすまいと心に誓った。

見崎の家は学園都市内にあるアパートだ、少し古いが十分綺麗である。
その中の一室が見崎の部屋だが…織里谷は入った途端眩暈を起こすかもしれない。
ドアを開けた瞬間からポスターやフィギュアやその他オタグッズの山…大体『オタクという人間の部屋』と聞いて思い浮かぶ物まんまな風景が広がっているからだ。
その実部屋自体は片付いているが、グッズが多過ぎて片付いているようには到底見えない、そして何よりこんな部屋に平然と女子を揚げる見崎の精神も相当な物である。
964 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/30(水) 00:36:15.62 ID:2HOU9VPGo
>>960
……行き倒れか?いや、それにしちゃがっちりした体つきのような……あ、エロい意味はないからな
【腕のあたりを掴むとかなりがっちりとしていた。一体どうしたのだろうか】
っ!?
【ビクンと体が震える、天雪の冷たい肌が頬に当てられていた】
【さらに、そこから抱き寄せられる】
(え?一体全体どうしたの?何この状況?近い近い近い息がかかってるかかってる!)
【突然の事態に困惑し、狼狽える】
【甘い香りがする、そして唇同士が近くなっている気もする】
(待て、ここは落ち着け。冷静になれよ俺)
【普通の年頃の少年ならば、このままキスの流れに持ち込めたのかもしれない】
【早瀬は冷静に、頭を落ち着ける】
【すると彼の中に眠っている猜疑心が姿を現す】
【こんな甘い話があるはずないだろう、顔も知らない女と突然キスなど何か裏があっての事に決まっている】
【と、いった結論付けがされる。ならば――】

……させるかっ!!って、あ、あれ?

【と、勇んで叫びグイッと離れようとした、が離れない、情けない声を出す事になってしまった】
【思うように体が動かず、ガッチリとホールドされている】
(クソッ、やっぱ俺を騙すんじゃねーかよ!逃げ場無しじゃん!)
お、おい、俺を陥れてどうするつもりだ!既成事実を作って後で責任を取れと言って金をせびるのか!?
お前が起きてる事は分かってるんだぞ!おい!
【こうなったらと最後の抵抗、大声を出して周囲の注目を浴びさせつつ天雪に呼びかける】
【なお、半分以上は彼の被害妄想である】
965 :柳 瑞希 『万有規約 Level1』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/30(水) 00:41:22.98 ID:2qq56e9Go
>>958

「……そりゃあ、もう」

奇声を上げる輩が居たり、灰皿が飛び交ったり。
ゲームセンターは怖い所なのだ──と、樹へ身振り手振りを織り交ぜた解説を成す。

それから、第二学園初等部を名乗る彼女に、「へぇーっ」と軽い相槌を打った後。


「第二の子ってのは、ちょっと意外かもしれないねー」
「だってあたし、第一の生徒だけど樹ちゃんくらいの頃はさ、もっとはっちゃけてたよ?」

ここまで、年齢不相応に落ち着いた樹の受け答えを見た上での、関心の意を示す。
……いささか、慇懃すぎる気がしないでもないのだが。
そこはそれ、その程度の違和感で樹の正体を見抜ける筈も無く、ただうんうんと首肯を繰り返すのみ。


「あ、あたし瑞希、柳瑞希ね!」「第一学園のふ……じゃなくて、二年生になるねっ」

いつもの口上を述べようとした所、樹をいたずらに刺激しないよう言葉を交わしていた事を思い出し、
首を横に振って自らの口を遮り、彼女を取り締まる立場にある事を隠すのだった。


>>962

「ん、ありがとー!」
「まぁ、ここいらのゲーセンにはかなり通い詰めてるからねー……あたしの手にかかればこの程度」

「あたしはねー、柳 瑞希!」「瑞希でいいよーっ!あたしもその方が呼ばれ慣れてるしね!」

腕組み、不敵に笑んで、樹が抱えている景品へ誇らしげに視線をやって。
樹と同様に自らの名を告げると、指を額へ宛てがい、芝居がかった敬礼をしてみせた。


「メ、メルク…レ、イア……」

メルクレイア。
相手が名乗ったその名を反芻──所々噛みそうになり、言葉を詰まらせながら。
恥ずかしげに口元へ手を当てた後、じっと彼女の眼を見つめ、逡巡した後──

「……───メルちゃん?」 滑り出たのは、何とも短絡的な渾名だった。
966 :木乃井・カミラ・繭乃【布蛇―Anguis panni―】:Rank C(0/80) E:沢山の包帯 [sage]:2014/04/30(水) 00:44:44.42 ID:D+O6AShco
>>961

【彼の――いや、マクスウェルの反応を見る限り、質問はビンゴだったようで】
【黒縁の眼鏡を一度クイと直すと、その口に浮かんだのは微笑だった。フフ、なんて僅かに吐息も漏れる】
【ルーンの札にも退くことはない。……それはすなわち、見飽きるほど見てきたことの裏返しにはならないだろうか?】


「なぜ私が魔術師を知っているか、それハ――――――ビンゴ。私も魔術師だからよ、「始末屋」さん?」


【先ほどの片言の日本語は何処へやら。流暢な日本語と違った口調が女の口から発せられ、次の瞬間、姿はそのままに女の雰囲気が一変した】
【第一学園から出てきた保健室の先生は、今この瞬間に魔術師の本性を表したのだ】

「私は木乃井。木乃井・カミラ・繭乃。其処の第一学園の養護教諭で……魔術師よ。『隠れ家(プランズ)』って、聞いたこと有るかしら?

 ……まぁ、まずはそのルーンを仕舞いなさい。私はアナタを始末する気もないし、殺される筋合いもないでしょ?」

【簡単な自己紹介を話す女――木乃井。彼女が発した『プランズ』という単語は、魔術師であるならば聞いたことの有るだろう魔術組織だ】
【相手が魔術師だと分かれば、聞きたいことも有る。だからまずはそのルーンを収めろと木乃井は言った。詳細は知らないが危険な魔術師だと記憶している】
【勿論、収めないならば彼女にも手は有る。静かに、白衣へと手を伸ばした】
967 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/30(水) 00:52:56.40 ID:S04Ndn1e0
>>963

どうだか。 この内容を見るに心底怪しいものです

【見ると言いながら逆に目を背けつつ、携帯を仕舞いながらにいっと口角を上げる】
【まだぎこちないものの冗談を返せる辺り、少しは警戒を緩めたのかもしれない】
【その笑顔が純粋な人のモノであればあるいは、相手の目にも多少ましに映っただろう。無論そんな気配は微塵もなかったが】


――――。

【そして、である。】
【案内された家は、外観こそ普遍的なそれだったが。それだけに、一歩中に入った時の衝撃は、それはもう酷いものだった】

【目のやり場に困るというレベルではない。脳が理解、いや許容できるレベルの場所が何処を見渡しても存在しないのだ】
【余りに困ったので、限りなく薄目で物を見る事にした。口をへの字に曲げ眉間に皴を寄せて、まるで怒気を発するような表情である】
【暫くすれば慣れてくるだろうが……】

……貴方は一体、どういう神経をしているんですか

【雑然としていないが、逆に整然とし過ぎて余計に人間の生活味を感じない】
【これだけ周りを囲まれて、たとえ閉所恐怖症でなくとも自分だったらおちおち眠る事も出来ないだろう】
【吐き気を堪えるように口元を押さえるが、思わず本音が漏れてしまう】

【ちなみに、様子を見れば説明は不要かもしれないが、依織にとって親戚以外の家にお邪魔するなど初めての経験である】
【ましてや今日初めて言葉を交わしただけの関係、嫌味こそ言いはしたもののそれ以上何を言えばいいのか分からず】
【そもそも魔術師の話を聞きに来ただけのはずなのに、どうしてこんなに緊張しているのか分からない】
【そんな風に焦りながら、部屋の一角で手持無沙汰に立ち尽くしてしまうのであった】
968 :天雪依姫『干渉能力Lv2』武装:名刀奔兎(隠蔽) :2014/04/30(水) 00:54:01.05 ID:jH9QG1u2o
>>964
【結果的に言えば依姫の思惑通りに事は進まなかった。依姫の右手の桎梏から解き放たれ様と抵抗があったのだ】
【若く見えるのに目の前の欲望に打ち勝てる自制心がある、という事だろう】
【戦闘でも最終的には自分との戦いになる。相手は恐らく自分を制御できる辺り依姫より強いだろう】
【現に目の前の欲望に忠実に力づくでも金を奪い取ろうとした野蛮人とでは差が大きい】
【依姫の頭部が宙空をないだ。押さえつけた力が早瀬の抵抗の所為で反発し、距離を取られてしまったのだ】
【二度目は通用しないだろうと、潔く依姫は諦めて全体重を早瀬に預ける】

あー、失敗しちゃったかあ……まあいいや

【早瀬が大声を上げた。視線を寄せて行動に掣肘を与えているつもりなのだろうか】
【残念ながら依姫はそれだけでは動じない。奇声を上げて夜の街を全力で駆ける様な図太い性根を持った人間だ】
【既成事実、たしかにそういう手も考えてはあったが、そんな回りくどい方法を取るほど腹に余裕はない】
【取り敢えずどうしようか、周囲の状況は全てを把握し全ての利用方法を一瞬で理解できる慧眼:天地開闢によって把握済みだ】
【近くのクレープ屋さん。腹は膨れないが多少の足しにはなるだろう】
【次は依姫が早瀬の耳元に近づいて行った。小声で囁くが、否、違う。耳たぶを唇で挟もうとした】

皆に見られますよー?いいんですかー?私は大丈夫ですけどー……くすくす
もし嫌なのなら──あそこのクレープ屋さんでクレープが食べたいなあ

【周りからの視線を逆に利用する。羞恥心や躊躇いなど一切ない。少年がクレープ屋さんを受託したならば、迷いなくチョコクレープを強請るだろう】
969 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(20) E:ルーンの呪札 :2014/04/30(水) 00:59:45.57 ID:N9q1vH7M0
>>966
彼女の雰囲気が、オーラが、一変した。
今までのたどたどしい日本語で話していたのが、冷たい視線を放つ魔術師へと変わったのだ。

「ーーーやはり、そうだったか」
「…そして何がしたい?俺に何をするつもりだ?」

しかし、ここで彼女から武装を解くようにと要求された。
だが、いきなり解くわけにもいかず、構えていたが…

「隠れ家(プランズ)……?」
「あの西洋系魔術結社のことか?」

そう言って一応の武装を解く。
マクスウェルにとっても西洋出身であるためか、かなり身近にある組織であるために、解かざるを得なかった。

「ーーーで、要件はなんだ?」
「自分から名乗ってきて、まさかくだらない話題を話そうとは思っていねえよな?」

魔術師界隈でも、「隠れ家」という組織はある程度名の知れた魔術結社であることはマクスウェルでも知っている。
その「隠れ家」の一員が自分に話しかけてきた…つまり、何らかの提案があって話しかけてきたのだろうと皮肉に口答えをする。

「…ま、俺のいる末端の名の知れない魔術結社とは関係ないと思うけどね」
970 :赤見内 樹 『赤之式折術RankD(00)』E:基本装備一式 [sagesaga]:2014/04/30(水) 01:00:06.56 ID:rnNCV9SV0
>>962>>965

「そんなに、怖い……っ」

2人の言葉にさあっと顔を青くし、今更ながら慌てた様子で周囲を見回す
大切な縫いぐるみに何かあってはいけないと、守るようにして

……幸いにもそれ程危険そうな人は居ない、しかし二人の言葉を信じるならば
今この瞬間にも、豹変して襲いかかってくる人間が居てもおかしくはないのだ

「……ごめんなさい、次からは、気をつけます」

反省した面持ちでやや下を見、小さな縫いぐるみをぎゅうと抱きしめる
まさかこんな楽しげな場所が、それ程まで危険な場所だとは―――ひとりで来るべきでは無い場所だとは、思わなかったのだろう

「和服を、着たかったの……だから」

指定の制服が無い第二を選んだ
そういう事らしい、現に今も少女は女袴を纏っており、この場からはやや浮いて感じられる
二人の苗字を反芻する……名前でないのは、馴れ馴れしく呼ぶのを憚ったからだろうか
そうして少女は、ふにゃっとした柔らかい笑みを浮かべて、よろしくねと告げた
971 :見崎 寿太郎太 『Level1(11)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/30(水) 01:14:28.44 ID:/mOh5Gzqo
>>967

「いやー、掃除してなくて悪いねー、まあ適当に座ってよ」

なんて言ってから、見崎は奥の方へと先に引っ込んでしまったが、確かに居間の真ん中にはちゃぶ台があるが。
こんなにフィギュアやらポスターやらの極彩色ばかりの部屋で落ち着ける筈も無い、家主のこいつならまだしも、他人を…ましてや異性をこんな部屋には揚げる物ではないだろう。

「はいジュース、まあまあゆっくりしてってよ」

奥から出てきたかと思うと、ドクペの缶を二つ持ってきて、織里谷を座るように促して自分も座る。
敷いてある座布団もさることながら、向こうに見えるベッドは…多分、見ない方が精神衛生的にいい。
なんというか、この男が女性と余り関わりがない理由がこの部屋に集積されている気がする。

「…さって、何の話だっけ?俺っちの怪我の話だっけ?」
「…それとも、魔術師、についてかい?織里谷ちゃん?」

何はともあれ、話は本題に入る。織里谷が話で気になったポイントは何処か、見崎は見当を付けていた。
魔術師、学園都市にてごく少数の人間しかその存在を知らず、しかし学園都市に確かに存在する者たち。
見崎は魔術師の事を知っていたが、織里谷も魔術師という存在について知っている、そして追っているのだろうと、見崎は見当を付けていた。
972 :木乃井・カミラ・繭乃【布蛇―Anguis panni―】:Rank C(0/80) E:沢山の包帯 [sage]:2014/04/30(水) 01:17:20.93 ID:D+O6AShco
>>969
「『俺に何をするつもりか』、『要件はなんだ』ねぇ……。私が話しかけた時はお互い初対面だったじゃない。
 気になっただけで話題は無いわよ―――といえば、嘘になるけど」

【先ほど携帯で話していた彼を見つけた時、彼はまだ一学生で、女はまだ養護教諭という立場だった】
【成り行きで自己紹介したのはいいが、話しかけたのは偶然だ。しかし、偶然とは言え相手が魔術師な以上、聞きたいことはあった】
【例えば、今魔術師達を騒がせていることとか】

「下らない話題かは知らないけど、さっき私が言った「夜は危ないから」っていうのは、あながち間違っては居ないわ。
 なんだったかしら……『獣』? とか言うのが何処かから抜けだして上は大慌てらしいのよね。

 こっちは自己判断で動けって言われてるんだけど如何せん情報が無くて。……ねぇ、マクスウェル。アナタ何か知らないかしら?」

【それは正に、さきほど彼が話していた内容だった。どうやら「獣」が抜けだした情報は『隠れ家』にも伝わっているらしく】
【実働員である女らにもそれが伝わってきたのは良いものの、詳しくは知らないらしい。対処しようにも、しようがない】

【知り合いの魔術師にも当たっては見たもののハズレ。だから、今宵の出会いはとても貴重だ。困った顔は、決して嘘ではないだろう】

/勝手にそちらの内容を使わせていただきましたが、大丈夫でしたかね……。
973 :佐伯・メルクレイア【神癒の手】Lv.1(11) [sage]:2014/04/30(水) 01:20:44.10 ID:rR4q2QKxo
>>965
ふふっ…それで良いよ、ミズキ
【声も容姿も何もかもが中性的なのでどう呼べば良いのかは迷うところだが、今のところこの呼び名で合っているようだ】
【たどたどしく自分の名前を呼ぶ瑞希に対してメルクレイアはサラリと名前を呼んでみせた。イントネーションが微妙に外国訛りなのがご愛嬌だ】

キミは第一学園の人なんだね。へぇ……
【この都市に学校が二つあること、そしてその二つはそれぞれ生徒の質が違うことを知っていたメルクレイアは興味深げに瑞希を見た】
【確か第一学園というのは規則が厳しいと聞くが、見た感じそんな感じはしない】

(こんな人もいるんだねぇ……)
【所属する学校は違うが何度か会うことがあれば仲良くなれるだろうか?もしそんな機会があるとしたら仲良くなりたいものだとメルクレイアは密かに思った】

>>970
【樹が忠告を受け入れるとメルクレイアは優しく樹の頭を撫でた】

よろしくねタツキ。学年は違うけどもしかしたら学校で会うこともあるかもね
もし会うことがあったら色々お話ししようよ。その素敵な和服についてとかさ
【日本特有の和装は彼女?の好奇心をくすぐった。学年は違えど同じ学校に通っているのだから会う機会は多いだろう。今もできれば二人ともう少し話をしていたかったのだが…】

もうこんな時間だ。そろそろ帰らないといけない……

//そろそろ寝落ちしてしまいそうなのでそろそろ〆ますか?
974 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/30(水) 01:21:52.87 ID:2HOU9VPGo
>>968
……くそっ、マジで人間不信になるぞ俺……!
【まずいなんてもんじゃないこの状況、もう二度とこのような事など起こらないとすっかり油断しきっていた】
【二度と同じ過ちを侵すまいと決めていたのにこのザマである】
【過去のトラウマ、なぜ再現されてしまうのか?】
(ここで下手に突き飛ばそうとしても周囲の目がある…そもそも力は断然あっちが上じゃねえかよ、詰みなの?)
(だけど何とかして切り抜けないと…クレープ、クレープ?)
(何でクレープなんだ?適当か?もしかしたら…カマを掛けてみる価値はあるな)
クレープ?そうか、お前腹が減っているんだな?
【クレープだろうとなんだろうとこの場で金を使えるほど生活に余裕はない】
お前、もしかして腹減ってるのか?
【カマを掛ける、ここで外れたら詰みだ】
もしそうならこんな事せずに家に来いよ、ちょうど買い物帰りなんだし作ってやるから
【まさに苦肉の策、所持金を失うよりはマシである】
【周囲の目線が痛い、ヒソヒソと話をしていたり携帯で写真と撮っていたりする人々の様子が見て取れる】
【なぜかこちらを責めるような目線ばかり。ふざけるな、悪いのはこの女じゃないか】
【女尊男卑だこの国は、とつくづく思う。男女平等なんて無かった】
(ま、俺の社会的地位なんて無いに等しいし別にいくら落ちようと構わないけどな…でもやっぱ傷つくわ…)
……頼むよ、離れてくれ
【懇願する、相手の少女に】
//では今夜はこれにて凍結という事でー、また時間が空いたら続きやりましょう!
975 :柳 瑞希 『万有規約 Level1』 ◆q5DJdtF.NI [sage]:2014/04/30(水) 01:34:52.53 ID:2qq56e9Go
>>970

「まあまあ、時間と場所にもよるから」
「一概に危ないだけの場所とは言えないけどねーっ」

謝るなんてもってのほか、と、隙あらば樹の頭を撫でようと手を伸ばす。
自分の幼少期と重ねれば遥かに聡明なのだから、風紀委員の名を出して叱るまでもなかった。


「──和服、かぁ」
「うん、すごく似合ってるし、いいんじゃないかなっ?」

気にはなっていた、学園都市と言えど奇異に過ぎるその格好を見て、納得の意を示す。
きっと、どこかの名家のお嬢様──あるいは、そういうものに憧れる年頃なのだろう。
天井の照明を見上げ、想像に浸る瑞希の頭には──純和風の邸宅の、豪奢な造りが浮かんでいた。


>>973

「ん、それじゃーメルちゃんで!」
「……第一だよ?とてもそうは見えないよねぇー」

らしくない。その自覚はあるらしく、幾ばくかの苦味を含んだ笑みを見せて、唇を歪める。
実際の所、快活に過ぎる所を除けば瑞希は"第一"の求める要項を最低限満たしており、
ここには居ないが、"姉"の存在が──瑞希を、第一の生徒たらしめているのだった。

メルクレイアの言葉に、姉の存在を思い出し。
そして──


「あ、ごめん、……あたしもそろそろ行かなきゃ」「ちょっと、家族と約束しててサ」

携帯のバイブレーション。慌ててポケットから端末を取り出し、画面を検める。
丁度、姉からのメッセージだったのは、単なる偶然だろうか。双子故の一致だろうか。

いずれにせよ、瑞希は二人に了解を取ってから踵を返し、店を後にするのだろう──
976 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/30(水) 01:37:37.12 ID:S04Ndn1e0
>>971

お、お邪魔します

【入室した際に絶句していた事に気付いたのかぎこちなく今更な挨拶】
【言われてもこの状況では寛げるはずもなく、妥協案として背筋の伸びた正座でちゃぶ台の脇に渋々着席する】

【暫くして男から差し出されたのは炭酸飲料。それを見て初めて喉の渇きを自覚し、そこまで緊張していたのだと気付く】
【慌てて腰を浮かして手を伸ばし。受け取る際際にふと奥の寝具を視界に入れてしまい、うっと仰け反る】
【まさかこんな物が学園都市に存在するなんて。たかが部屋に入っただけで正気を失いかけている自分がも含めて色々と信じられなかった】
【缶を前に置き、落ち着いたところで、男から真面目な声を掛けられる】

両方です。 ……が、まずは貴方が襲われたと言ったモノの話を

【男がその存在について知る理由については後で訊くとしてまずは本命から】
【問われてはっとした顔つきで、顎を引くように頷く】

やられたと言っていましたが、その魔術師は今もこの都市に潜伏しているのですか?

【もしそうなら一大事である。ここで話している暇が惜しいくらい。得体の知れない殺人鬼という範疇ではない】
【それこそ学園都市を崩壊させるほどの危険性をはらんでいると言っても過言ではないのだから】
【そうでない事を願いつつ、手始めに男へ問い掛ける】


//すみません、眠気の方が近付いてきました……
//次レスをお返しできるか微妙ですので、申し訳ないですが凍結か〆をお願いしたいです
977 :赤見内 樹 『赤之式折術RankD(00)』E:基本装備一式 [sagesaga]:2014/04/30(水) 01:57:41.64 ID:rnNCV9SV0
>>973>>975
それぞれがそれぞれに、これから向かう必要のある場所がある
一人は双子の姉のもとへ、一人は自宅兼組織の溜まり場へ、そして最後の一人は―――


「……その、ええと」
「キツネさんを取ってくれて、ありがとうございました……大切にします、さようなら」

帰らないとと別々に口にする二人に、樹は改めて礼をする
狐を取ってくれたこと、ここが場合によっては危険な場所だと教えてくれたこと
礼を言わなければいけない事は幾つもあり、気持ちは一言礼を言った程度ではおさまらない
故に少女は、何度でも有難うと言ってしまうのだろう

大切にすると言いながら手中の縫いぐるみに視線を落とす、自分のものになったばかりのそれは、しかし早くも樹にとって唯一無二の存在になった
親切な二人の少女との出会いを鮮明に思い出す事のできる、大事な大事な宝物に


―――そして最後の一人は、縫いぐるみを鞄にそうっと仕舞い込み、ゲームセンターを後にする
向かう先は果たして何処なのか、嬉しそうに笑いながら繁華街の人混みに消えていった

//宣言通り、これにて〆という事で
//お二人ともお疲れ様でした!
978 :見崎 寿太郎太 『Level1(11)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/30(水) 02:02:39.16 ID:/mOh5Gzqo
>>976

「いや、多分…もう学園都市にはいないんじゃないかな、そいつは」
「とは言っても、俺っちが詳しく知っている訳じゃないし、何処にいるかまではわからないけど」

缶を開けると、中の炭酸ガスが抜ける音がした。
テレビもラジオも付けていない、夜の静かな部屋の空気が震えて、それとは関係無く、見崎の語り口は続く。

「…そいつ、魔術師の中でもかなり特殊な立ち位置みたいでさ、その場に他の魔術師もいたんだけど、そいつらとも戦ってた」
「マジで半端なかったよ、魔術師と超能力者が共同戦線、五人がかりでようやく撃退さ」
「あんまり、他人を巻き込みたくなかったんだけどね」

あの日の事を思い出しながら、見崎は語る。あの時に出会った異端の魔術師の事を、あの時手を貸してくれた者たちの事を。
見崎は、自分のやるべき仕事に失敗し、挙げ句の果てに他人を巻き込んでしまったあの時の状況をよくは思ってはいなかった。結果オーライとは思う事にしているが、自分の力量を過信した結果だ。

「んで、倒した後、そいつを他の魔術師が連れてったのさ」

あの時に相手にした魔術師が、その場にいた他の魔術師に対しても敵対していたのは魔術師ではない見崎にも理解できた、それがどういう理由かまではわからないが。
あの後、倒された犯人は魔術師によって連れていかれたのを見崎は見たのだ、恐らくは魔術師での警察かそれにあたる機関に連行されたのだろうと考える。
だからと言って、安心は出来ないが。───これは自分が考え過ぎてるだけだろうと、見崎は心配を口にしない事にした。

/了解です、明日は昼からいるので雑談で呼び掛けてくださいー
979 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/30(水) 20:07:55.34 ID:S04Ndn1e0
>>978

そうですか……

【事が一件落着したとの報告に、胸を撫で下ろしつつも、どこか惜しむ様な顔】
【他の者ならいざ知らず、依織とて純粋な正義感のみで行動している訳ではない】
【本音を言うなら彼らを手ずから捕えたいというのが正直な感情だろう】

【実際に戦った者から語られる話は、やはり魔術師という存在の危険さと曖昧さを改めて思い知らせてくれる】
【5人を敵に回すまでの実力と、躊躇い無く人を殺したであろう残虐さ】
【そんな者たちが後何人もこの街に居る事自体が、依織にとって堪らなく不快であって】
【苦み走った顔でいるうちに、やがて男の話がひと段落つくと口を開く】

向こうも組織立って動いているという事ですか……

【彼らの体系が一枚岩ではない事は知っていた。以前にもある魔術師が別の魔術師を止めようとしている現場を目撃したからだ】
【だが出会う者たち全てに共通項が無さ過ぎて、てっきり各々が個人的な動機で動いているものとばかり思っていた】
【目を瞠って黙り込む依織の顔には驚きと少しの不安を隠せない色があった】

殺人犯と言いましたよね。

【交錯する心配はさておき、改めて今回の対象について思考を馳せてみる】
【単に血を欲するだけの狂人が、偶然でこの街に入り込んだとは考えにくい】

その目的は、一体何なのでしょうか。
我々のような特殊な人間に対し遺恨でもあるのでしょうか。 それについては――――

【理由がある筈なのだ。此処でなければいけない、何かが】
【戦いの最中にでも何か漏らしていなかったか、と見崎の目を見据える】


//お待たせしました、本日もよろしくお願いします!
980 :見崎 寿太郎太 『Level1(11)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/30(水) 20:45:06.11 ID:/mOh5Gzqo
>>979

見崎は、織里谷の表情の微妙な変化を見逃さなかった。
あえてそれを口に出して茶化したりはしなかったが、それはその表情にそれ程冗談を差し込む隙が無いように思えたからだ。
事件が解決したと聞いてただ安堵したとは思えない、逆に解決したのを残念に思っていそうなそれを、見崎はあえて何も言わなかった。

「んー…ま、魔術師にも色んな奴がいるって事だね」
「そうそう、その目的についてだけどさ」

魔術師も決して一枚岩ではない、むしろ魔術師側の方がこちらよりも複雑に組織や内部事情が絡み合っているのではないか、見崎はそう考える。
それは、件の犯人の言動から考えた物でもあり、その考えは続く見崎の考察へと続いていく。

「そいつ、しきりに叫んでたよ、『魔術師を殺す』ってさ」
「多分あいつは何らかの理由で魔術師を殺したい魔術師だったんだと思う、んで、魔術師じゃない俺たちはその邪魔をしたからついでに殺されたと」
「この学園都市にも魔術師は潜入してる訳じゃん?きっと殺された被害者はみんな魔術師だったのかもね」

「それで、引っかかるのがそいつの言動だけど…」
「そいつ自身自分の意志薄弱って感じでさ、どうやら『お父様』とか言う上の立場の魔術師がいるみたいよ?ずっとお父様がーお父様がーって言ってたしさ」
「…まるでゲームかアニメみたいだよね」

語る見崎の表情は終始ニヤついていて、ふざけているような口調も混ざるが、その芯にある物は真面目でしかない。
こうやって語り口を軽くして聞きやすく、話しやすくカモフラージュはしているが、話の内容自体は軽く見れる物ではないと本人も理解しているようだった。
981 :九頭龍+マグニ+國木田 ◆4kQvynFTJk :2014/04/30(水) 20:58:44.30 ID:qlPT4imz0
//今のうちに次スレのお知らせ
【能力】ここだけ異能者の集まる学園都市★2【魔術】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1398858978/
982 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化』 Rank:C Exp:13 :2014/04/30(水) 21:06:07.33 ID:urfz6CeFo
【川の土手に一人、男が座っていた】
【彼は黒いローブを纏っていた。赤い髪の毛と紅の眼は夕陽に良く映えて、顎にたくわえたヒゲは彼が中年の男性であることを彷彿とさせる】
【さて。彼ことアルフレード・アルファーノは疲れていた】

「……ふぅ」

【川の畔の土手に腰掛け、沈みゆく夕陽を眺めつつ、ひとときの安らぎに浸っていた】
【それは少し前。今は背中の特大剣……「鉄塊剣」を背負ってはいないのだが、既に風紀委員に顔は知れているらしく】
【根拠もなしに追い回されること数時間。やっとの事で巻き、ヘトヘトになって川へと辿り着き、今に至るわけである】

「はぁ……ルーンの開発が遅いんだよ……全くよォ」

【頬杖と悪態をつき、ぼーっと夕陽の沈むのを眺める彼】
【この時後ろから何か、もしくは何者かが迫ってきても、すぐに対応は出来ないだろう】
【何か危険な事柄が起こらなければ良いのだが……】

/人待ちです
983 :ヴリアーダ=マクスウェル 【傷呪使い】Rank-C(20) E:ルーンの呪札 [sage]:2014/04/30(水) 21:21:17.40 ID:N9q1vH7M0
>>972
「ーーーへぇ、情報集めに急いでいるのか」

目の前の彼女はどうやら自分の関与した「異端の魔術師事件」の事についての情報を調べていたようだ。
…まあ彼女の目を見るあたり、言っていることは本当で、嘘をついている…ようには見えなかった。

「ああ……その事件には俺は直接巻き込まれていたからな」
「初めからいなかったけど…奴は一度俺が捕まえた」

そう言ってまた携帯を弄る。
現在の情報を確認しているが、相手に分からないように画面はキッチリ隠している。
そして、何を思いついたのか、口元をニヤッと歪ませ、木乃井の方に向いた。

「取り敢えず大雑把な情報はこれ」
「…で、もし、これ以上聞きたいならーーー俺はお前と取引をしたい」

お互い使う魔術の事についてはおそらく知っているだろう。
そして携帯をポケットの中に隠し、彼女が何と取引してくれるのか考える。
この際、「隠れ家」に接近するのもアリだろう。

「さあ、どうする?」
「その顔じゃ、テメエの周りの魔術師は知らねえようだがな…今回の事件についてはよォー」
「勿論嫌なら別にいい、だがこの街で危険な魔術師が暴れられてもお互いに迷惑だと思わないかい?」

//今夜もよろしくお願いします
984 :斎藤 烈 『水操作Level1(14)』E:500mlペットボトル×1 [sagesaga]:2014/04/30(水) 21:31:06.80 ID:rnNCV9SV0
>>982

「おじさーん、どうしたのー?」

疲れた表情で土手に座り込む男に、後方やや上から酔狂にも声を掛ける人物がひとり
振り返ったならばにこやかな顔の少女が、ペットボトル片手に男の方へ身体を向けている
紺のセーラーが夕日を受けて朱く染まり、胸元では金属だろう光沢で横日を反射する何かがチラついており

「もしかして仕事帰り?上司にイヤガラセされたりとかして―――」

男の服装は明らかに仕事帰りには見えない
だと言うのにそう口にするのはこの少女が馬鹿だからなのか―――


「―――ねぇ………ルーンって、開発するものなんだ?」

―――どうやら、そうでは無いらしい
あたしてっきり自分で作ったりしてるのかと思ってたよ、不敵そうに笑いながらそう続けて
さらりと流れるセミロングの髪を跳ねさせながら、烈は軽快な足取りで土手を下っていく
男の方へ……川の、近くへ


//お待たせしました、よろしくお願いします!
985 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/30(水) 21:33:23.31 ID:S04Ndn1e0
>>980

内輪もめの延長、粛清か何かの対象だったと? はた迷惑な話です……

【対立する複数の組織或いは個々人も、依織にかかれば魔術師という一つの忌々しい範疇(カテゴリー)に収まってしまう】
【唾棄するような調子の憎々しげな言葉。最後の方は特に強い感情が込められているようで】

その『お父様』がこの街に潜入している可能性もあるのでしょうか、実際に居なかった私には解りませんが
いずれにせよ現実的に、彼らを一掃する手段が欲しいものです

【黒幕が何処で暗躍するにせよ、その目的が自分ではないにせよ、この街で好き勝手されるのは我慢ならない】
【仮に魔術師側に粛清の役割を持つ組織があったとして、それが正義と名の付く者だったとしても関係ない】
【学園都市を守るのは、風紀委員たる自分らだけの役割なのだ】

やはり、連行して尋問するのが一番ですかね……――――

【蛇の道は蛇というし、魔術師を一匹捉えてみれば向こうの陣営の内幕も少しは掴めるかもしれないと】
【真顔で過激な台詞をぼそりと呟く。男がニヤつきながらも理性的な言動なのに対し、少女の方はある種真逆の立ち位置であった】
【只それでは手間がかかるうえに人手も足りない】

よければそちらの意見も伺ってみたいですね。
そういえば、そもそも見崎さんが発見した時はどのような状態だったのですか?

【此処まで聞いてみれば見崎と云う男、実に物事を筋道立てて話すのが上手い】
【その頭の回転の速さを見込んで、一つ画期的な解決案を所望する。できれば鼠を一網打尽にするような良案であればいいのだが】
【その序でに相手がどうやって魔術師を発見できたのかについても、好奇心から詮索し始める】
986 :黒波 絡斗【闇炎】E:指輪・ネックレス ◆D.aHS1GefU [sage]:2014/04/30(水) 21:37:29.76 ID:uiZsjd0c0
商業区と呼ばれる区画を歩く、1人の少年。
第一高校の制服を身に纏い、左手の人差し指には黒い宝石が埋め込まれた指輪。
更に首にネックレスを下げている。
今は放課後なのでお咎めが来る事はない...筈だ。

「...それにしても...どうするかなぁ」

ふと求人広告を探してしまう。
フラッと寄って見ただけのこの区画だが、一応目的はある。

「...飲食店?うーん...」

辺りをキョロキョロと見回しながら歩くその様は、人によって映り方は変わるだろう。
そしてそのうちに財布を取り出した。
同類と見るか、変人と見るか...まぁ、第一高校の制服を着ている以上後者に見られる可能性は薄いと考えておく。

「...あ!」

ーーーまぁ、それ以前に。
辺りに小銭を撒き散らしてしまう辺りドジっ子にでも見られる可能性が高いのだが。

辺りに散らばった硬貨を探すために身を屈めている。
987 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化』 Rank:C Exp:13 :2014/04/30(水) 21:42:06.76 ID:urfz6CeFo
>>984
「………ん」

【後ろから掛かるのは、妙に高い声。振り向けばそこには、一人の少女がいた】

「どうした嬢ちゃん。迷子か」

【馴れ馴れしくこちらへ話し掛けてくる少女を、最初はそう思った。しかし……】
【彼女の口から、まるでルーンを知っているかのような言葉が飛び出す。それを聞き、少々顔をしかめた】

「オイオイ、そんなもん何処で聞いた?嬢ちゃんが知る事じゃないぜ」

【不敵な態度を繕うが、彼は若干に内心、焦りを感じていた】
【このような魔術師がいるとも、任務上の接触も聞いていない。すなわちこの少女は学園都市側の者ということになる】
【彼にとって何が問題かと言えば十中八九、彼女が何故魔術師側の道具を知っているかについてだった】

【しかしその程度で動じるような男ではない。噂程度で知っていてもおかしくはないし、あれだけ暴れれば仕方もない】
【土手に座ったまま、夕陽の方へと再び振り向き】

「何か用か?九日十日……ってな」

【お茶らけた調子を崩さずに話かける。彼の性格はどこか宗次郎と似ている気もするが】
【彼にとっては、少女が危害を加えてきさえしなければそれでいいと考えていた】
【そう、危害さえ加えて来なければ】
988 :木乃井・カミラ・繭乃【布蛇―Anguis panni―】:Rank C(0/80) E:沢山の包帯 [sage]:2014/04/30(水) 21:53:04.49 ID:D+O6AShco
>>983

「……ホント? それなら他の魔術師よりも良い情報持ってるんじゃ―――」

【木乃井の蒼い瞳が、僅かに興味を示した。本人自らが関わっているとなれば僥倖だ】
【詳しいことが聞けるはず―――と思っていたのだが、魔術師の世界はそんなに甘くない。情報は大事だと、先ほど自分で確認したばかりではないか】

「……ハァ。『始末屋』って位だから単純な脳筋だと思ってたけど、案外そんな訳でも無さそうね。
 勿論、大事な大事な能力者達を死なせるわけには行かないし。良いわ、―――はい、コレあげる」

【取引の提案をしたマクスウェルに、木乃井はジトリとした視線を向ける。さらりと相手を貶しているのはその性格ゆえか】
【しかし、マクスウェルの提案はこの状況において正解だった。「獣」の情報がどうしても欲しい木乃井には、それを断る事が出来ない】
【バッグから取り出したのは3枚の紙。――此方も大事な所は隠しているが――第一学園の生徒データのようである】        モ フ ゙
【つまり、3人分のデータと引き換えに「獣」の事件に関しての情報を渡せと、そう言っているわけだ。勿論、このデータの生徒は一般能力者であるが】

「……渡してくれるかしら? 「獣」のデータを」

/すみません、遅くなりました……。
989 :斎藤 烈 『水操作Level1(14)』E:500mlペットボトル×1 [sagesaga]:2014/04/30(水) 22:00:54.38 ID:rnNCV9SV0
>>987
「どこで聞いたってあたしの自由でしょー」
「それともまさか、じょうほうきせいってヤツ?今どき古いよ?」

ちゃり、と少女の胸元で金属の擦れる小さな音がする
男の想像通り、少女は魔術師ではない……ただの、能力を持っただけの少女だ
ルーンの存在の情報源は単なるオカルト本の内容からだったりするのだが、そこは割愛しておこう


「……あたし今、魔術師を探してるんだよねー」
「それも、剣を振り回すっていうオトナの魔術師をさ」

おじさん魔術師なんでしょ、何か知らない?
にこやかな表情を崩さず、少女は尋ねる
男は剣を持っていない、更に烈は宗次郎から魔術師の容姿まで聞いておらず
目の前の人物がとうの本人だと気づかぬまま、少女は

不用心なのか怖いもの知らずなのか、男のすぐ側まで近寄って手を後ろに回す
……今のところは、少女は攻撃を仕掛ける様子は無い
990 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/30(水) 22:07:05.48 ID:2HOU9VPGo
>>986
今日も今日とて買い物、商業区をいつものように訪れていた早瀬。
既に帰宅した後なので私服姿。彼はそこで同じ第一高校の制服を着た少年を見かけた
(うわっ、チャラい…)
見た感じは明らかにチャラ男、校則がそれなりに厳しいはずのこの高校でこれははまずいのではないか。
風紀委員に通報すれば良いのかなこういう時って、困った時の110番?残念登録されておりません。
そもそも下手に関わって目を付けられたらどうする、見て見ぬふりが一番だ
しかしよく見てみると小銭をまき散らしているではないか、しかも運悪く自分が通る道
(……仕方ねえな)
そう思って早瀬は、いつの間にか隣で小銭拾いに協力していたのであった。
991 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化』 Rank:C Exp:13 :2014/04/30(水) 22:13:10.26 ID:urfz6CeFo
>>989
「古かろーがソイツぁ「しきたり」ってヤツだ……何故かと言われてもわからねー、それがしきたりだ」

【彼自身、この黒ローブの着用に関しては嫌がっているような仕草を見せる】
【しかし彼には魔術師としての誇りがあった。「外部」に知られる事とはあってはならない。なぜなら……】
【それが「しきたり」だからだ】

【そして少女の言葉に耳を傾ける。何やら、剣を振り回す魔術師を探しているらしい】
【ここで彼が疑問に思わないのは、ある意味では仕方がなかったのかもしれない。剣を振り回す魔術師なんてごまんといるし、学園都市に潜り込んでいる魔術師の中にもそんなのは何人といるはず】
【しかし自らのことかもしれない、という内なる疑問をよそに、彼は少女へと話しかける】

「探す……か。そいつはケッコーなこって。自分から正体は明かさねーだろうがよ……」

【せいぜい頑張れ、と言った風に葉巻を取り出し、火を付ける。トスカーノと呼ばれるイタリアの葉巻だ】
【芳しい匂いが辺りへ漂う。煙を吹いて、彼はひとつの質問をした】

「んで?探し出してどうする?とっ捕まえて首チョンパは流石にできねーだろうけどな」

【ずっと心の奥底にあったもの……それは、少女が何故魔術師について知っているのか、という事の、遠回しな質問であった】
992 :黒波 絡斗【闇炎】E:指輪、ネックレス ◆D.aHS1GefU [sage]:2014/04/30(水) 22:15:48.49 ID:uiZsjd0c0
>>990
ふと横を見てみれば、何時の間にかーーー
ーーーそう、本当に気付かぬ間に青年が居たのだ。

「...うぇ!?」

如何にも馬鹿らしい声を上げ、横に尻餅を突く。これ以上被害を出すことは無かったが。
ーーーいやいやいや、ちょっと待て。
確かに、確かに自分は余り警戒をしていなかった。
だが自分よりも一回り大きい人間の存在に気付かない物なのか?

「...は?...え...あ、ありがとう...ございます」

如何にも間抜けな声を出した挙句、その場で口をパクパクさせている。
どうやら腰が抜けてしまったようだ。

(...ちょ、はぁ!?え?...どういうこと!?何時の間にこの距離まで近づいた!?)

そんな事を脳内で巡らせつつも、着々と小銭を拾い続ける。

ーーー普通に見れば、ただの馬鹿だ。
993 :見崎 寿太郎太 『Level1(11)-多重思考-』E-特殊合金製三節棍 [saga]:2014/04/30(水) 22:16:51.45 ID:/mOh5Gzqo
>>985

「ホント、迷惑千万極まりないって感じ、やるなら別の場所でやって欲しいよ」
「…あるいは、学園都市じゃないといけない理由でもあるのか」

思えば、魔術師が標的であるならやる場所が学園都市である必要はない筈だ。
だというのにわざわざ学園都市で戦うと言うのなら、織里谷の言う通りはた迷惑な話である。

「どうだろうね、その時はそういった奴は見なかったけど」
「黒幕ってさ、中々姿表さないもんじゃん?早々出てこないよ、そういうの」

「…ところでさ、織里谷ちゃん。織里谷ちゃんは魔術師の事が嫌いなの?」
「さっきから言ってる事も顔も物騒だけど、さ」

部屋を包む空気を変えるように、見崎は織里谷に聞き返し、それから缶を一度煽る。
薬臭い味わいが喉から込み上げ、強い炭酸が脳を刺激する、缶をちゃぶ台に置くと、その向こうから織里谷の顔を見た。
深緑の瞳が織里谷の目の、その奥を見透かそうと見詰める、織里谷の正義感を計る為、その真意を見る為。

「魔術師を一掃なんて言うけど、俺っちの意見を言わせてもらうと、まあ無理だね」
「俺っちが最初にあった時から犯人は誰かと交戦中だった、それが魔術師にしろ超能力者にしろ、相手は戦った後だったんだよ?」
「それに俺っちだって応援が来るまでやられっぱなしじゃないんだ、いくらか手傷は負わせた筈さ」
「それでも、その状態でも五人がかりでやっと倒せたんだよ?」

「そいつがたまたま異常だったとは思えるけど、たった一人にそれだけダメージを負わせられてるんだ」
「ま、普通に考えて一掃なんて無理も無理さ」

見崎の返す言葉は、織里谷の考えを真っ向から否定する現実的な物であった。
見崎自身、魔術師自体を駆逐する対象とは思っていないからこそこう言い切れるのだろう、自分が目の前にした魔術師の力を冷静に考えて、無理だと断言出来る。
あくまでも、戦って一掃するのは、だが。
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(静岡県) :2014/04/30(水) 22:26:37.78 ID:N9q1vH7M0
>>988
「ーーーオイオイ、まさかとは思わねえが「これだけ」ってわけなのか?」

もらった生徒データを何枚か眺めながら、見返りを求める。
それは仕方ないだろう。「始末屋」であるマクスウェルにとっていつ死ぬか分からない魔術師との戦いをほぼ毎日やっているのだ。そして今回は「異端」の魔術師……その情報でこの見返りは少しばかり足りないのではないかと心の内で思う。

「こちとらいつ死ぬか分からない戦闘を繰り返しているんだ、ちょっとは良い待遇が欲しいね」
「俺としちゃ…もしこの情報を渡してくれるのならば、代わりにーーー「隠れ家」、お前らの組織についての情報が欲しい」
「今後も俺等の組織と仲良くしてもらいたいし、「二足の草鞋を履く」のも悪かねえしな」

その笑みは何処から来たのだろうか。
これからの戦闘に対する笑みか、それとも求め続ける強欲の精神か。
どちらにせよ、現在のマクスウェルの表情は同じ年齢の人物がするような笑顔はなく、利益のみを求めるような薄汚い大人のような笑顔を象っていた。

「…まあ、俺はこの街に愛着はあるし、守りたいという気持ちは誰にも負けない自信はあるんだけどな」
「それを豪語するには実力と「仲間」が足りない気がするんだよねェ…」
995 :早瀬 琢磨【影-シャドウ-】Lv1 :2014/04/30(水) 22:30:26.32 ID:2HOU9VPGo
>>992
(おい何だその素っ頓狂な声、俺は幽霊か何か?悲しくなってくる)
不意に上げられた声にビクリとするが、気にしないフリをして小銭を拾い集めていく
礼を言われてしまった、通行の邪魔だから拾ってるだけだよこっちは。

「……別に」

とりあえずこの素っ気ない一言だけ発し、あとは無言で拾い集める。
全て拾ったらさっさと立ち去ってしまおう、気付かれずに近づけたんだから気付かれずに遠ざかる事だって出来るはず、
モーマンタイ。
996 :斎藤 烈 『水操作Level1(14)』E:500mlペットボトル×1 [sagesaga]:2014/04/30(水) 22:32:30.74 ID:rnNCV9SV0
>>991
「しきたりね……あたしにはよく分かんないなぁ」

ルールみたいなものなのかな?と首を傾げる
嫌なら嫌と言えばいい、無理なら無理と断ればいい
そう烈が考えるのは、自身が好きなように生きられる立場にあるからだろう、金銭面で縛られてはいるが

「首チョンパはあたしもパス……どうしようかな」
「とりあえず、一発殴らせて欲しいかも」

賢いのか馬鹿なのか、何をされたかについては伏せたまま
エゲツのない言葉についつい顔を顰めてしまう、今迄ドロドロとした薄暗い世界とは無縁の生活を送ってきたため、グロにはあまり耐性がないのだ
煙草の煙を吸い込まないようにと、手を顔の前で泳がせてみるものの結果は変わらず
盛大にむせる……とまではいかないが、何度か咳をする

……勿論、殴った程度で兄と慕う相手を襲われた怒りが晴れる事は無いのだが
何もしないよりはマシだろうとは言える、その後の対応はおいおい考えれば済む話
997 :黒波 絡斗【闇炎】E:指輪、ネックレス ◆D.aHS1GefU :2014/04/30(水) 22:40:30.10 ID:uiZsjd0c0
>>995
(...よく見ろ!よく見るんだ!あの影の薄さを暴け!!)

そんなしょうもない事を内心で叫ぶ。あと影の薄さではなく「影が薄い理由」が正しい答えだ。

内心での葛藤を他所に、小銭を受け取って財布の中へと滑り込ませる。
金額が合っているかなどどうだっていい。
取り敢えず青年を目で追う。

「...?」

だが、先程の様にその青年を見失う事はなく、そのまま目で追う。

(...いやいやいや、ちょい待て...さっきまで幽霊レベルだったのに...そうだ、ちょっとだけ悪戯してみるか)

良からぬ事を思い浮かべ、そのまま瞬時に実行に移す。
左手の指輪をネックレスに擦り付け、去って行こうとする相手の足元に微量の黒い炎を付着させる。
一応見えなくもない、程度であり、その温度も生暖かい程度だろう。

周囲の視線をチェックし、目立っていないことを確認しつつ、無言で早瀬の後を追う。
まぁ、尾行というわけでもなくただ付いて行ってるだけなので、すぐ見つかるだろう。
998 :アルフレード・アルファーノ 『身体強化』 Rank:C Exp:13 :2014/04/30(水) 22:44:48.65 ID:urfz6CeFo
>>996
「ま、しきたりはしきたりさ……深く考える必要もねー」

【気にするな、と言った風に手を左右に振り】
【何やら顰め面をする少女を一瞬疑問に思うが、直ぐに先の発言の所為だと気付く】

「何……たとえだよ、たとえ。つまり嬢ちゃんはそいつを懲らしめたいわけだ」

【一発殴らせる、という発言からおそらく自分の事を言っているではないと推測する。】
【おそらく「かたきうち」的なものであろうかと察するが、自分には関係がないので聞くのはそこまでにしておいた】
【その後、煙にむせる少女の姿を見、慌てて火を消し】

「おっと……済まんかったな、嬢ちゃん。流石にタバコは吸わねーか……」

【アメ公の国じゃ学生も吸ってるらしいがな、と文句だか何だか良くわからないことをぼやき、吸殻を懐にしまった】
【そして、ふと思いついたかのように】

「そうだ、嬢ちゃんよ……イイモンやろうか?」

【そう言って、懐から何やら怪しげに光る数枚の銀貨を取り出した】
【どれもこれも錆びてはいるが、何やら神秘的なオーラを放っているようにも見える】
【特に害があるようなものにも見えない。証拠に今、彼はそれを掌の上で跳ねさせているゆえである】

999 :木乃井・カミラ・繭乃【布蛇―Anguis panni―】:Rank C(0/80) E:沢山の包帯 [sage]:2014/04/30(水) 22:48:24.46 ID:D+O6AShco
>>994

「チッ……。足元見過ぎよ、アナタ……」

【おおよそ学校の職員がすることのない舌打ちをした木乃井は、ぶっきらぼうにそう言い放つ。イライラしているのは明らか】
【とはいえ、断れないのも事実だったりする。理由は先程述べた通りだが、彼が「始末屋」という点にもあった】
【なぜ彼が「始末屋」と自称しているか、また呼ばれているかは、言うまでもなく彼の強さに有る。正直に言えば、上からの命令でもない限り戦いたくない】
【―――しかし、木乃井にもプライドと、頭脳は有る】

「『二足の草鞋』……? アナタ……――――――まぁ良いわ。コレでもくれてやるわよ」

【彼の本意に気付いたのかそれともなのか、鼻を鳴らすと取り出したのは書類。この都市に潜入している『隠れ家』構成員の名簿だ】
【顔写真に名前と年齢、性別、そして魔術も。―――しかし、盗難対策なのか何なのか、この魔術の説明は何れも過小評価である。嘘こそ書いていないが】
【マクスウェルがそれを受け取れば、渡した第一学園の生徒データを分捕るだろう。マクスウェル自身が「代わりに」といったのだから】

「仲間、ねぇ。『始末屋』さんには不必要なものじゃなくて?」

【先ほどのお返しか、皮肉めいた呟きだ】
1000 :緒里谷 依織【生体磁気】Level.2(26) E:鉄球、手錠 [sage saga]:2014/04/30(水) 22:51:01.58 ID:S04Ndn1e0
>>993

はい?

【てっきり何か打開策を提案するのかと思いきや、帰ってきたのは的外れな質問】
【思わず答えるのも忘れ首を傾げるが、その雲行きを怪しむ暇もなく。立て板に水とばかりまくし立てられるのは、その圧倒的な戦力差という現実】

【此処まで、恐らくだが男は嘘偽りない言葉を発して来ただけに、その言葉は丸まま依織の頭に沁み込み】
【停まった思考回路が内容の意味を理解し始めて、ようやく血色の薄い顔が徐々に赤らんでいく】
【しかし、たとえ冷静であったとしても、試されている等と誰が考えられようか】

なっ…、…!

【わなわなと手が、身が震える。】
【男に掴み掛からんばかりの勢いで身を乗り出し】
【だんっ、とちゃぶ台を叩けば、依織の未開封だった缶が、弾みでごろりと転げ落ちる】

貴方ッ、それでも風紀委員ですか! 
私たちが行動せずにッ! 誰がこの街の! 治安を維持するというんです!!

【頓珍漢、不合理、支離滅裂。だがこれこそ依織の動揺を、そして真相を何より表している】
【己とて目の前の魔術師、それも毎回異なる相手に対し三度逃走を許しているのだ】
【実力不足は少女自身が誰よりも痛感している部分。だからこそ依織は怒った】
【男の言葉が一変の余地なく正論であり、剰え自分の出来る唯一の正義を否定されれば他に手立ては存在しない】
【だからこその、この答えにならない言葉。怒鳴り声がわんわんと反響すると、そこには肩を震わせ息を荒げる依織の真っ赤な顔が】

【緒里谷依織という人物は、凝り固まった石ころのよう】
【どこを叩いても平坦でぎざぎざの、面白みのない角ばった面を晒け出すばかり】
【時代遅れ、と前に言われた言葉が脳裏へ唐突に蘇った】
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
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【戦国乙女スレ】イズナ「好感度測定器とやらを買ってきました」【コンマ】 @ 2014/04/30(水) 22:09:48.16 ID:BxTSszXX0
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