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【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】

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224 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>507 [saga]:2018/07/29(日) 23:09:00.48 ID:eFOsEKcHo
【全員対象】

 半人のヤクザキックが汚染兵士の首を圧し折り、ウォルターの十指、否、十の刃で細切れに寸断し、
 別の兵士は鈴虫の返し刃にて顔の上半分を切り飛ばされる。

「デス!」

 ロイがブチカマシで吹き飛ばした兵士をα-12が胴を切り裂き、
 そして、各人が目聡く警戒していた残り一体はそれぞれ虚刃と十束剣、そしてハルバートの投擲により速やかに屠られた。

【戦闘終了】

「デス」

 α-12はひとまずの勝利に大きく息を吐く。戦闘自体は完勝と言える内容である。
 そして、実際、先程から何度も敵の分隊と接触し、その度に切り払ってきた。

【実際、敵の兵士は連携精度こそ油断ならぬモノであるが、個々の戦力はさほど高くはない。が、】

 しかして、明らかに敵は接触の度にテレパスによるアップデートを行い着実にこちらに対応を始めている。
 大きな感応共有化こそ阻止し続けているが、断片的な情報を敵側に徐々にではあるが与えてしまうのは避けようがない。
 もちろん、個々の戦力比は圧倒的であり、早々にしてやられる事などないと言えるのだが。

(雑魚…なら問題ないデス。多少手を焼くようになってきているって程度デス。けど…)

【情報:敵の尖兵にならば、こちらは戦力を解析されても、対処は十分に可能。個体能力に差がありすぎるためだ】

「グギャアアアアッ!!」
「アバーッ!!」

 目的ポイント(技術者達の避難区画)は間もなく。
 しかして、その入り口付近からの断末魔の叫びが通路に響き渡る。

「だーっ!せわしないデス!!」

 α-12は急ぎ、しかして、半身を屈め警戒しながら前進する。

【一息つく間もないとはこの事だ。そして敵の進行の最先端部となるならば、特異な個体が配置されている可能性も高い】
【ゆえに、警戒は必要だろう。能力の質によってはひとつの軽挙が致命となりかねないためだ】
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