過去ログ - 垣根「いい加減返事をきかせろ、原子崩し」麦野「黙れ」
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285:後日談・青髪くんと心理掌握ちゃん ◆C8R0f0bYVU[saga sage]
2010/07/26(月) 04:46:02.12 ID:0L6X9ew0
―――


夏休み初日に行われた身体検査の補講後、少女の元にチャンスが訪れた。

木原に散々説教されながらの身体検査を終えたサボり常習犯の第六位こと青髪ピアスと、
偶然にも二人きりになった心理掌握が、胸をドギマギさせてどう会話を切りだそうと迷っていたその時。
青髪ピアスがポツリと「こないだの合コンは散々やったなぁ」と溢したのだった。


「えっ……、合コンに行ってきた、の……?」

「そーやねん」


「聞いてぇな心理掌握ちゃん」とおいおいとワザとらしい亡き真似をしながら青髪ピアスが話を続ける。
気になっている人から合コンに行ったんだと聞かされてハートブレイク一歩手間の少女は、
その時の詳しい報告など聞きたくないはなかったのだが、数か月ぶりに会話できるこの状況を手放さすのが惜しくてついつい耳を傾ける。
中学生と高校生。学校も違うのは当然として、身体検査もたまにしか来ない男だ。
こうして二人だけで会話できる好機を、心理掌握としても簡単には失いたくない。


「僕ぁね、巨乳系のお姉さまと仲良うなれるチャンスなんて中々無いさかい、めっちゃ気合いいれて頑張ってん!
 けど、結局はカミやんのイイとこどりや! お姉さま方全員の心をカミやんが掻っ攫ってしまいよった!
 合コンをセッティングした僕の苦労がパーになってしもたんやぁぁぁぁああああああ!!!!」

「……えぇと、そのカミやんさんという殿方は艶福家でいらっしゃるのね」

「女の子にモテ過ぎるせいで全世界の男を敵に回すような野郎やで。まぁ、それだけえぇヤツって事なんやけどなー」




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