6:名無しGEPPER[saga]
2010/10/07(木) 18:30:38.54 ID:Ks4S6.2o
そう、これは物語が終わる話。
故に、ここには救いも願いも祈りも赦しもなく。
7:名無しGEPPER[saga !orz_res]
2010/10/07(木) 18:32:09.25 ID:Ks4S6.2o
この物語に幻想殺しの少年は登場しない――。
8:名無しGEPPER[saga !orz_res]
2010/10/07(木) 18:37:53.54 ID:Ks4S6.2o
◆
その日、初春飾利はいつものように風紀委員の詰所で愛機を前にクッキーを頬張っていた。
9:早速ミス[saga]
2010/10/07(木) 18:38:42.48 ID:Ks4S6.2o
◆
その日、初春飾利はいつものように風紀委員の詰所で愛機を前にクッキーを頬張っていた。
10:名無しGEPPER[saga]
2010/10/07(木) 18:40:22.69 ID:Ks4S6.2o
一息つこう。
そう思い椅子から立ち上がり、インスタントコーヒーに湯を注ぐ。
安っぽい香りが鼻腔をくすぐる。
マグカップに口をつけ、あち、と舌を出しながら来客用のソファに体を埋めた。
11:名無しGEPPER[saga]
2010/10/07(木) 18:42:22.30 ID:Ks4S6.2o
既に事が起こってから一週間が経過しようとしていた。
初春の求める情報は日々膨れ上がってゆく膨大な数の映像記録の海に埋没しようとしていた。
「あなたの気持ちは分からなくはないわ。でもこの件は、警備員の担当になったわよね」
12:名無しGEPPER
2010/10/07(木) 18:43:30.39 ID:D5TIRb.o
続けたまえ
13:名無しGEPPER[saga]
2010/10/07(木) 18:49:28.19 ID:Ks4S6.2o
固法の言葉に初春は下唇を噛んだ。
彼女は事の重大性が分かっていないのだろうか。
局所的に見れば、風紀委員きっての問題児が行方不明になった。ただそれだけだ。
14:名無しGEPPER[saga]
2010/10/07(木) 18:51:11.78 ID:Ks4S6.2o
だが白井黒子が失踪したその日、何があったのか。
初春はその断片を知っている。
制服に隠された肩にはまだ包帯が巻かれ、動かすと小さな痛みを伴う。
医療技術が進歩したとはいえ一日二日でどうこうなるものではないらしい。
15:名無しGEPPER[saga]
2010/10/07(木) 18:53:23.79 ID:Ks4S6.2o
「………………」
初春は無言で立ち上がり、パソコンの電源を落とし自分の鞄を掴む。
「出るの?」
16:名無しGEPPER[sage]
2010/10/07(木) 18:54:05.69 ID:T0lE4.AO
きめぇww
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