過去ログ - 黒子「また、名前で呼んでもらえるまで」
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12:名無しGEPPER
2010/10/07(木) 19:48:46.91 ID:xMiyk2Io
「お帰りなさいませお姉様」

同日同時刻、常盤台学生寮。

「寮監の目を誤魔化すのも大変なのですから、夜遊びも程々にして欲しいですのー」
以下略



13:名無しGEPPER
2010/10/07(木) 19:53:34.68 ID:xMiyk2Io

「っと、マナーモードにしておきませんと」

充電器に繋いである携帯を拾い上げ、慣れた手つきで『本体』をシルシルと引き出す。
そこに表示される画面は、いたっていつも通りだ。
以下略



14:名無しGEPPER
2010/10/07(木) 19:57:02.14 ID:xMiyk2Io
「ちっくしょおおお! 不幸だああああ!」

下校時刻、バス停の前で怪しげな独り言を叫び悶える少年がいた。勿論上条当麻だ。

「なんだよあの運転手!? 俺に何か恨みでもあんのかよ!」
以下略



15:名無しGEPPER
2010/10/07(木) 19:59:43.41 ID:xMiyk2Io
風紀委員第一七七支部。
白井黒子はパソコンに向かい苦心していた。
連日起こる連続虚空爆破事件の資料を調べなおしていたのだが、やはり犯人の特定に繋がる物は出てこない。
もう少し手掛かりがあれば…と、思わず机に突っ伏す。
以下略



16:名無しGEPPER
2010/10/07(木) 20:03:24.75 ID:xMiyk2Io
―――――――
――――
――

「あの……容疑者の少年を確保した模様です」
以下略



17:名無しGEPPER
2010/10/07(木) 20:06:14.40 ID:xMiyk2Io
お姉様が?
一体どう能力を使えばこういう風になるのだろうか。まるでここ一帯のみ、爆破を丸ごと打ち消したかの様だ。

丸ごと打ち消す……?
つい最近似たような物を見たような……
以下略



18:名無しGEPPER
2010/10/07(木) 20:07:24.35 ID:xMiyk2Io
帰路についていた上条の前に、何の前触れもなくいきなり人影が現れた。
ストっという足音が響く。

「お待ちになって下さいな」
以下略



19:名無しGEPPER
2010/10/07(木) 20:11:56.72 ID:xMiyk2Io
上条は更に首を傾げる。
大方、あのビリビリ中学生から話を聞いてきていたのだろうと当たりを付けていたが、それはどうやらハズレのようだ。

「初春……私の同僚から、あなたがあの場に居合わせたと聞いて鎌を掛けてみましたの」
以下略



20:名無しGEPPER
2010/10/07(木) 20:14:31.71 ID:xMiyk2Io
「借りが出来てしまいましたわね」

推理ショーを終えた白井は、歩道縁のガードレールに腰掛け一息つく。
上条はそんな白井を横目で見ながら、自販機に小銭を入れる。
以下略



21:名無しGEPPER
2010/10/07(木) 20:20:50.57 ID:xMiyk2Io
「うおおおぉぉおい!? 俺まだ一口しか飲んでねえのに!」

「たかがジュース一本でうるさいですわよ。ほんの数百円じゃありませんの」

「苦学生である上条さんはその数百円でも結構な出費なのですがー!?」
以下略



22:名無しGEPPER
2010/10/07(木) 20:27:24.15 ID:xMiyk2Io
―――――――
――――
――

二人は、全国チェーンのイタリア風レストランに来ていた。夕飯時ということもあって、店内は学生達で賑わっている。
以下略



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