とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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487: ◆A0cfz0tVgA[saga]
2016/02/22(月) 00:08:43.93 ID:ioodkC9U0
――――目覚めは最悪だった。
途切れていた意識が僅かに覚醒した時、私が真っ先に感じたのは体の前面に触れている石のように固い物体。
少しばかりひんやりとしたそれは、頬の骨やら膝の骨やらを強く刺激して私に鈍い痛みを与えていた。
次いで気づいたのは、口の中に広がる埃っぽい味と鼻を突く青臭い匂い。
金属のような独特の苦みと、青葉をすりつぶした時特有の臭気だった。
やがて思考にかかった霧が少し晴れて、段々と体の感覚が戻ってきた時、
私はそれらの刺激の原因が『自分が俯せで地面に倒れているからだ』と気づいた。
何故、倒れているのか。私の身に何が起きたのか。
そんな疑問が浮かんだが、それは瞬く間に濃い霧の中へと紛れてしまった。
思い出そうにも意識が合間合間に途切れ、果てには『思い出そう』という気持ちすらおぼつかない。
口と鼻に感じる不快だけははっきりと感じながら、思考の堂々巡りを繰り返す。
両手で十分に数えられるくらいの思考のループを繰り返しつつ、
やがて顔面から感じる不快に我慢できなくなった私は、それから逃げるために起き上がろうとした。
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