とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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545: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/03/27(日) 23:51:52.55 ID:Ruy/61mI0

フラン「あ、ハァ、っ……!」



館の中を走り続けたフランドールは、やがて力が尽き果てその場にへたり込む。
もう、体が動かない。壁を支えにして立とうとするが、足で体を支えることすらできなかった。
しかしそれでも、少しでも目に見えぬ恐れから逃れようとして、彼女は腕の力のみで地を進み続ける。


その姿の、何と無様なことか。
ずりずりとのたくるその様は、地面を這い回る芋虫と相違ない。
全てから逃げ出した惨めな私には似合ってるか――――などと、彼女は心の片隅で想う。


やがて腕の力も尽き、身動き一つすら取れなくなった頃。
フランドールは息も絶え絶えに仰向けになって天井を見上げた。


ここは何処だろう?
無駄に広い館だ。闇雲に走ったために、自分がどこにいるのかもわからない。
玄関から近いのか、離れているのか。一階にいるのか、二階にいるのか。
全くわからない――――しかし、そんなことはどうでも良かった。




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