とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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546: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/03/27(日) 23:53:04.12 ID:Ruy/61mI0

フラン「どう、して……ひ、ぃ……ぐっ、どうしてぇっ……!」



フランドールは止めどなくあふれ出る涙を、顔が血で濡れることも構わずに腕で拭い、
体を震わせながら、嗚咽を漏らしながら泣きじゃくる。
親に叱られ、自室でぐずつく幼子のように。


こうならないように今まで気をつけてきたのに。
あんなことになるのは。あんな思いをするのはもう嫌だったから。
自分が持ってしまった危険な力に近づけさせないために、
差し伸べられようとした救いの手すら、振り払ったはずなのに。


現実は、いとも簡単に彼女の願いを粉々に打ち砕いた。
いや、『現実』のせいではない。そんなもの、責任転嫁も甚だしい。
彼女は彼等の大切なものを。他ならぬ自分自身の手で壊してしまったのだ。
自分が最も恐れた結末を、自分が引き金となって引き起こす。
あまりにも滑稽。こんなできの悪い悲劇など、そう簡単にはお目にかかれない。




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