564: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/04/10(日) 23:58:51.20 ID:Md0M/DQT0
禁書「――――」
真っ赤なカーペットが敷かれている路の上。シャンデリアの淡い光に照らされる中。
一人の少女が、フランドール・スカーレットが地に伏せていた。
ぐすぐすと鼻を啜り、カタカタと背中を小さく震わせ、嗚咽を漏らしている。
はじめて会ったとき時の快活なイメージとは反対の、怯える小兎のようにも思えるその姿は、
インデックスに少なからずの衝撃を与え、思考を吹き飛ばすには十分であった。
禁書「ふらん……?」
一瞬の空白の後。ふと思い出したかのように、ただ呆然と声をかける。
思考を停止したその言葉には、喜怒哀楽のどの感情も乗ることはない。
自分の口から出たはずなのに、誰かに喋らされているような。
まるで他人事のように感じながら、言葉を発していた。
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