とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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676: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/07/04(月) 01:07:44.90 ID:mJXyVP0+0

上条(吸血鬼とか言ってるけど、やっぱり人と同じじゃないか)



当麻その事実を再確認する。
例え人ならざる存在に墜ちかけようとも、レミリアもフランドールも心は人なのだ。
他者の心を解し、他者のために動くことができる『普通の人間』。
それならば、彼が歩みを止めることは決してない。


嘗て一人の『魔神(しょうじょ)』を助けようとした時と同じように。
例え彼等が人ならざるものであったとしても。救いの手を差し伸べない理由にはなりはしない。



パチュリー「ケホッ! っ、すごい土埃……落ち落ち寝てもいられないわ」

上条「!」



背後を見やると、パチュリーが体をふらつかせながら起き上がるのが見て取れた。


月の意匠が施された帽子は、レミリアから発せられた突風のためか何処かへと飛ばされており、
露わになった紫の頭髪も同じく突風でかき乱されてしまっている。
均整の取れた顔は少々青ざめており、未だ体が不調であるということが明白だった。
しかしその眼は未だ衰えてはおらず、おそらく今立ち上がることができているのは気力のみによるものなのだろう。


当麻はその姿を見て、思わず心配の言葉を彼女にかける。




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