4: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2016/02/24(水) 23:26:22.84 ID:CXQiijtko
  
 ミュウツー『だが、だからどうしたというのだ』 
  
  
 いやな空気だ。 
5: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2016/02/24(水) 23:31:58.55 ID:CXQiijtko
  
 焦れていく感覚すら伴いながら、ミュウツーはそう強調した。 
  
 なんとか言葉になったのはこれだけだ。 
  
6: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2016/02/24(水) 23:36:01.71 ID:CXQiijtko
  
 ミュウツー『……好きにしろ。私は寝たい』 
  
 ジュプトル「ねればいいのに」 
  
7: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2016/02/24(水) 23:38:16.51 ID:CXQiijtko
  
 呼び止めれば、彼らはきっと、もうしばらく留まってくれるに違いない。 
  
 ほんの少しだけなら、きっとわがままに付き合ってくれる。 
  
8: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2016/02/24(水) 23:42:03.62 ID:CXQiijtko
  
 あっけない挨拶をすませ、ふたりは青黒い闇の中へ踏み込んでいった。 
  
 ミュウツーはその後ろ姿を、ひやひやしながら目で追う。 
  
9: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2016/02/24(水) 23:43:11.92 ID:CXQiijtko
  
 ヨノワールがゆっくりとこちらを向く。 
  
 敵意はもとより、怯えも卑屈さも今は見られない。 
  
10: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2016/02/24(水) 23:47:14.77 ID:CXQiijtko
  
 くるくると目を動かし、ヨノワールは瞬きを繰り返す。 
  
 しばらくして首を力強く横に振り、ミュウツーをやや不安げに見た。 
  
11: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2016/02/24(水) 23:52:12.54 ID:CXQiijtko
  
 ヨノワール「いままで、ふたりは……だれとも」 
  
 ヨノワール「なかよく なかったのです」 
  
12: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2016/02/24(水) 23:57:10.38 ID:CXQiijtko
  
 冷静を装い、そっけなく返答する。 
  
 だが腹かその背中側か、身体の柔らかい部分がこそばゆかった。 
  
13: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2016/02/25(木) 00:01:45.65 ID:RJx23RzYo
  
 ヨノワールの言葉はただの感想だ。 
  
 こちらの反応は、あまり気にしていないように見える。 
  
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