30: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/01/03(火) 00:41:13.07 ID:5kzXp0UHO
アナスタシア「ミナミ、気持ち……落ちつきました?」
まるで美波の様子が見えているかのようにアナスタシアは言った。
美波「そんなに疲れた声してた?」
アナスタシア「アー……というより、オビスポクォニー……悩んでる、と感じました」
美波「ほんとに?」
アナスタシア「ダー。悩みごと、ありますか、ミナミ?」
美波「えっーと……」
美波は黙ってしまった。黒黒とした不吉なイメージは映像として確固としているものの、それをどう言葉に置き換えればいいのか、さらに不安を感じてるといっても、その原因はほとんど杞憂に等しい予感でしかないのだ。美波が言葉に詰まっていると、アナスタシアがさきに口を開いた
アナスタシア「いまじゃなくてもいいですよ?」
美波「アーニャちゃん?」
アナスタシア「話したいときに、話したいひとに、話してください」
美波「……」
アナスタシア「わたしならいつでも大丈夫です。いまでも、いいです」
美波「ふふっ。さっき、いまじゃなくてもいいって言ったのに」
アナスタシア「いつでも、とも言いました。わたしは、いつだってミナミの助けに、なりたいですから」
美波「……ありがとう、アーニャちゃん」
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