347: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/01/03(金) 06:26:40.56 ID:vcsVU35Io
 そうして前にも行ったスタジオに足を運ぶ事になった、会長は今でもあの受付に歌を教わっているのだろうか。 
  
 アルバイト「いらっしゃいませー」 
  
 男「ん?」 
348: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/01/03(金) 07:31:51.59 ID:vcsVU35Io
 副部長の演奏が終わるとすぐに俺も弾くことを促されて、弾かせられてしまった。 
  
 男「久しぶりに弾くと緊張しますね」 
  
 今は弾いている場合では無いのだが、久しぶりに弾きたくないと言うのは嘘になる。 
349: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/01/04(土) 17:04:03.55 ID:A7wz0NHDO
 結局五千円に落ち着いてしまった。 
 ギターさんは最後の最後まで自分自身と戦っていたが俺自身は金で釣る気は一切無かった。 
 短期間でみっちりと教えて貰えるのだ、正当な報酬と言っても過言では無いだろう。 
  
 ギター「あっ、そうだ。俺がどれだけ弾けるかだよな」ギュイ-ン 
350: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/01/04(土) 17:04:33.45 ID:A7wz0NHDO
 遅ればせながらあけましておめでとうございます。 
 今年もよろしくお願いします。 
351: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/01/17(金) 22:15:46.21 ID:bHG4HFzAO
 仕草の一つ一つ、体の挙動はステージの上で観客を魅了するには必要だと思う。 
  
 この人のギターは格好良い。 
  
 男「副部長、ただ立って演奏するだけでは足りませんよ。この人を見習ってください」 
352: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/01/17(金) 22:47:39.57 ID:M5c8Yc7Io
 翌日の早朝、早めに起きたはずだけれども寝起きには疲れる光景がリビングにはあった。 
  
 ギター「男君のおばあちゃんとおじいちゃんっすか!?若いな〜、20代にしか見えないのってどうかしてないっすか?」 
  
 祖母「あらやだ〜」ウフフ 
353: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/01/27(月) 19:32:04.27 ID:jjG757R6O
 男「で、どうしたんですか?」 
  
 副会長「俯きながら話さない」 
  
 副会長「そもそも、あの人誰ですか?」 
354: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/01/27(月) 22:05:47.63 ID:5zZcXIcRO
 大体、副部長と副会長はどのような会話をしたのか。 
 どうして会話をする事になったのかが分からない。 
  
 副会長「昨晩、副部長から通話がかかりました」 
  
355: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/01/28(火) 19:35:41.35 ID:IB3BLm44O
 副会長「全員が主役とは言いません、一人を過剰に持ち上げるかのようなやり方がいけません。全員が切磋琢磨して行く内に主役が産まれたって……」 
  
 男「なるほど、健全な競争の中で自然と主役が産まれると。それも悪くない」 
  
 男「でも時間が無いじゃないですか」 
356: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/01/28(火) 20:13:15.26 ID:IB3BLm44O
 男「ピンと来ない人も居ると思うから言っておきますよ、このバンドのメインは副部長になるので」 
  
 副部長「さっき言っといたよー!」 
  
 部長「聞かされ過ぎて耳痛てぇ……」 
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