星輝子「ぼっち・ばーすでー・とぅー・みー」
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7: ◆nIlbTpWdJI[saga]
2017/06/06(火) 00:05:53.24 ID:M0dxYweBo



――かどうかというタイミングで、ドアを激しく叩く音が聞こえた。

以下略 AAS



8: ◆nIlbTpWdJI[saga]
2017/06/06(火) 00:06:54.25 ID:M0dxYweBo

間抜けな声を出す幸子ちゃんをほっといて美玲ちゃんがむりやりフードを被せてきた。
完全に視界を奪われたまま、手を引かれてどこかへ連れてかれていく。

女子寮の廊下をぺたぺた歩く自分の足を眺めながら、幸子ちゃんと美玲ちゃんにぐいぐい引っ張られていく。
以下略 AAS



9: ◆nIlbTpWdJI[saga]
2017/06/06(火) 00:07:21.77 ID:M0dxYweBo

あちこちから何かが破裂するような音がして紙テープが空中を跳ねまわる。

「輝子ちゃん!! お誕生日おめでとう!!」

以下略 AAS



10: ◆nIlbTpWdJI[saga]
2017/06/06(火) 00:08:09.41 ID:M0dxYweBo

全く止まらずにあちこちから言葉の雨が降ってくる。結構な人数が、こんな時間にいるけど……
もうちょっとしたパニックだ。何だコレ。何だコレ!!

「えへへ……びっくりした? 輝子ちゃん」
以下略 AAS



11: ◆nIlbTpWdJI[saga]
2017/06/06(火) 00:09:39.64 ID:M0dxYweBo

「いやあ、結構大変だったんだぞ? スケジュール合わせて、ここの食堂の使用許可申請して、結局断られたけど無理やりに勝手に使って……」

「え゛っ!?」

以下略 AAS



12: ◆nIlbTpWdJI[saga]
2017/06/06(火) 00:10:29.89 ID:M0dxYweBo

「単純な話だよ。声かける前にみーんな『私もお祝いしたい!』って自分から参加してきたんだ。輝子の誕生日って聞いてな」

私は、それを聞いてまた呆然としてしまった。
確かに、友達が増えたとは思うけど、お祝いを一言もらえたら十分だと思ってたのに。
以下略 AAS



13: ◆nIlbTpWdJI[saga]
2017/06/06(火) 00:10:56.80 ID:M0dxYweBo

「で、でも、私は、ボッチで変なヤツだから……誕生日も、キノコと、親友と、あと……」

「あと?」

以下略 AAS



14: ◆nIlbTpWdJI[saga]
2017/06/06(火) 00:12:55.71 ID:M0dxYweBo



「……私、ボッチじゃ、ない……?」

以下略 AAS



15: ◆nIlbTpWdJI[saga]
2017/06/06(火) 00:13:32.72 ID:M0dxYweBo

「しょ、輝子!? ど、どうした? やりすぎちゃったか!?」

「ち、違う、違うんだ親友……! もう、胸がいっぱいで……!」

以下略 AAS



16: ◆nIlbTpWdJI[saga]
2017/06/06(火) 00:14:02.78 ID:M0dxYweBo

にぎやかだった食堂が、一瞬だけ暗く静かになる。

真っ暗の中、一本ずつロウソクに火が灯されていく。

以下略 AAS



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