五年と少しの歳月に
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5: ◆K5gei8GTyk[saga]
2017/06/14(水) 00:01:33.36 ID:bk9mFZZ70
 「あ、あの!」

 振り絞るような声が聞こえる。
 寒そうな手は、かたく握りしめられている。

 「わ、わたしのこと、覚えてますか」

 いかにも緊張した面持ちで彼女が話しかけてきていた。

 俺はというと、自分の耳を疑っていた。彼女から発せられたのは甘やかな声で、その声にはたしかに聞き覚えがあった。


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