二宮飛鳥「美波さんにボクの歌が歌えるわけがない」
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18:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 09:10:09.48 ID:jKZID4Vr0
どうすればいい。

お互いに一歩、踏み寄ればいいのに、きっとそれは簡単でとても難しいこと。

考えあぐねていたそのとき、親友の顔が頭に浮かんだ。
以下略 AAS



19:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 09:11:14.17 ID:jKZID4Vr0
「でもそれは……ボクも同じだよ」

先程、飛鳥が蘭子と接したときと同じだ。

格好良く見られたい、良く思われたい。
以下略 AAS



20:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 09:20:07.98 ID:jKZID4Vr0
もしガラスの檻から引き擦り出そうとするのであれば、傷つくときは一緒だ。

「だから、嘘が得意な美波さんに、敢えて言おう。キミはアイドルに何を求める?」

ならば、自分の持ちうる全てでぶつかろう。
以下略 AAS



21:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 09:20:56.99 ID:jKZID4Vr0
「心の奥底に、隠しているんだろう? 熱くなれるものを! 青くて痛い、等身大の衝動を! だったら、声を上げるんだ! このボクに、キミの声を聞かせろ!」

美波は気圧されるように視線を逸らす。

そして、意を決したように深く細い息を吐いて、顔を上げ、力強く手を握り返した。
以下略 AAS



22:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 09:23:56.90 ID:jKZID4Vr0
※   ※   ※   ※   ※   ※   ※

ステージの袖で、黒の衣装と、白の衣装を纏った二人は会話を交わす。

「美波さん、ボク達は表現方法は違えど、結構似た者同士なのかもしれないね」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 09:25:35.58 ID:jKZID4Vr0
「ボクはアイドル、偶像なんだ。見る人の心の中に存在する。ボクはボクのセカイを伝えることで、誰かがボクを意識することで、存在を証明できる」

飛鳥は美波に手を差し出した。

新たなセカイに居場所を求めた少女は、欺し、偽り、偶像として立つことで、ステージの上に自分自身を見い出す。
以下略 AAS



24:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 09:26:25.21 ID:jKZID4Vr0
未だ不安は消えないけれど。

自分の新たな扉を開いた先に、無限の可能性があると信じて。

この道の先に、探しているものがあると信じて、進む。
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage]
2017/07/14(金) 09:36:49.25 ID:CfFw8QrDO
これを思い出した

blog-imgs-74.fc2.com


26:名無しNIPPER[sage]
2017/07/14(金) 12:31:17.49 ID:gj9hYvIAO

珍しい組み合わせですね


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