21: ◆Fe3NifTDyM[saga]
2017/08/07(月) 21:27:52.94 ID:lJm4SMApo
ハギヨシ「……その通りです。まだ、なんとかする方法が残っています」
京太郎「本当ですか!」
ハギヨシ「はい。実は世界は滅びましたが、タイムマシンはまだ残ったままなんです」
桃子「じゃあ!」
京太郎「そのタイムマシンで、ズレた世界を元に戻せばいいんですね!」
ハギヨシ「そうなります。ただ、この世界が滅んだように……ズレた時間軸も何らかの変質を遂げている可能性があります」
京太郎「……変質?」
ハギヨシ「ええ。タイムマシンで移動した先の時代で何が起きるか分からないのです」
京太郎「……でも、やるしかないんですよね?」
桃子「そうっすよ! なんとかするっす!」
ハギヨシ「その通りです。その為に今は研究員達と協力し、元の時代を修正する方法を探しております」
京太郎「良かった。じゃあそのうちになんとかなるんですね!」
ハギヨシ「はい。っと、そう言えばこちらからも質問をしてもいいですか?」
京太郎「質問、ですか?」
ハギヨシ「ええ。先程も説明しましたが、この世界は既に滅びてしまいました。それなのに、お二人はどうしてここに?」
桃子「そう言われてみると、家に居た筈なのにどうしてこんな場所にいるんすかね?」
京太郎「俺達、何も覚えていないんですよ」
ハギヨシ「……そうですか。なんにしても、お二人が無事で良かった。後で部屋を用意しますので、世界が元に戻るまではここでお過ごしください」
京太郎「ありがとうございます。俺達に出来る事があれば、なんでも言ってください」
桃子「加治木先輩を……みんなを助ける為ならなんでも協力するっす」
ハギヨシ「心強いお言葉です。その時は是非とも、お力添えください」
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