22: ◆Fe3NifTDyM[saga]
2017/08/07(月) 21:35:14.83 ID:lJm4SMApo
こうして俺達は、龍門渕の研究所にて世界の修復を待つ事となった
研究所には豊富な食料があり、娯楽室などもあった為に退屈する事は無い
でも、家族や学校のみんなの事を思うとやはり気が気でなかった
このまま世界が修復されず、みんなは消えたままになるかもしれない
そう思うと……耐えようの無い胸の痛みに襲われた
それはきっと、東横も同じだったんだと思う
いや、俺達だけじゃなく……この研究所にいる人間全員が
ハギヨシ「須賀君、東横様、朗報がありますよ!」
京太郎「え?」
そうして、そんな日々が続いて一週間後
ハギヨシさんが珍しく、明るい顔でそう切り出した
ハギヨシ「実はズレてしまった過去……特異点の修復方法が見つかったんです」
京太郎「本当ですか!」
ハギヨシ「ええ。調査の結果、現在の世界を崩壊させた要因は過去に起きた致命的なズレだと判明しました」
桃子「致命的なズレ?」
ハギヨシ「はい。そのズレさえ修正すれば、世界は元に戻ります」
京太郎「じゃ、じゃあ早速! そのズレを治しましょう!」
ハギヨシ「そこなんですが、実はそのズレを治すのに準備が必要でして」
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