梨子「──"私の音"と誕生日。」
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15: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/09/19(火) 00:08:57.66 ID:lKcuUgd9o




梨子「その後のことは千歌ちゃんも知っての通り」


私は長い話を終えて、ふーっと一息吐いてから続ける。


梨子「その子ともだけど……もう、私の方が気まずくなっちゃって……。転校するまではクラスメイトの誰とも事務的な会話以外はしなかった。……というか出来なかった。」

千歌「そうなんだ……」

梨子「……優しくされると、その分どんどん自分が嫌いになっちゃう気がして……ね」

千歌「……」

梨子「……だからこそ、あのときは居場所がなかった分、今は本当に幸せだよ……。千歌ちゃんが作ってくれた、このAqoursが今の私の居場所だから。」

千歌「梨子ちゃん……」

梨子「……まあ、今あの子に会ったらあのときのこと謝りたいって気持ちはあるけど。……向こうも変わった子だったなくらいにしか思ってないだろうし。もういいんだ」


やってしまった失敗をいつまでも悔やんで止まってたら、前と何も変わらないから。





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