荒木比奈「だらしない私」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/21(木) 21:22:08.88 ID:5qJPlXga0
「私も昔とは違うんでス。片付けだってできまス。服を選ぶことだってできまス。今の私は昔の私とは違う……昔の私と違って、今の私はプロデューサーのアイドル……プロデューサーの、私なんスから」

「だからできまス。片付けも服選びも。プロデューサーが恥ずかしくならないよう……そういう、女子っぽいことだってちゃんと」


 ベッドの上。普段自分が身体を寝かせているそこ。二人で横になるには少し狭いくらいのそこへ、今私はプロデューサーを押し倒している。

 押し倒す……というよりも、寄り掛かったのを受け止めてもらっているような格好で。上へ乗りながら、自分でこんな状況を作っておきながら、なのにふるふる震えて。

 きっと顔も赤い。どくんどくん跳ねる胸の鼓動と全身を走る痺れや震えに振り回されて、なんだか意識もはっきりしていない。

 興奮と緊張と。期待と不安と。ぐるぐる渦を巻いて混ざりあうそんないろんな想いに溢れながら、だんだん荒くなるのを止められない吐息と一緒に言葉を続けて送る。


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