白望「古参、新顔、ニューフェイス」
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12: ◆Xk..svTef9j1[saga]
2017/09/23(土) 20:04:58.83 ID:u1+Fwgaf0

 ついさっき叱られたばかりなのに、お喋りなんか始めたら、また胡桃に睨まれる。

 そう何度も叱られていては、それこそ勉強なんてテンションではなくなってしまう。

 なので、少し黙って考えることにする。

 いったい豊音は、あの下級生らしき彼女の何に興味をひかれていたのか、という問題について。

白望「……」

 勉強もしないで、いったい何を考えているのだろう、と思わなくもないけれど……。

 まあ、いい。

 どうせ、このまま勉強に取り掛かっても手につかない。

 こういうときは、思考の舵を全力でどうでもいい方向に切ってしまったほうが、いっそすっきりする。

 さて、何から考えようか。

 ええっと、まずは……。

 うんと……。

 まず……(ダル……)

白望「……」

 ……まず、あの下級生そのものに興味があった可能性は、考え出すときりがないのでやめておく。



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